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[東方]未来の世界 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 02:06:07.38 ID:936XmXSX0
霊夢「ん?」

霊夢は目を覚ました。
そしていま自分が何処に居るのかを確認した。

霊夢「あれ?確か神社で宴会をしてて·····」

霊夢「此処は·····何処?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441299967
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/04(金) 02:13:30.43 ID:QF9cwnypo
期待
3 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 02:20:18.18 ID:936XmXSX0
???「あら、やっと来たの?」

霊夢「誰!?」

???「私よ、私。紫。」

霊夢「紫?」

紫「ええ、紫よ。」

紫がそう言うと虚空を裂くように空間に隙間が開き、そこから彼女が出てきた。

霊夢「紫、此処は何処なの。」

紫「此処?無論、幻想郷よ。」

霊夢「嘘。」

紫「嘘じゃないわ。正真正銘、幻想郷よ。」

霊夢「嘘じゃないなら、あれはなに?」

そう言いながら霊夢は自分の後方を指差した。
そこはまるで、人、動物、家、そして土でさえも
全てが消滅したように底の見えない大穴があいていた。
4 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 02:31:11.45 ID:936XmXSX0
紫「あれ?あれは·····正直、分からないわ···」

霊夢「はあ?なんで分かんないのよ?」

紫「さあねえ···あの大穴は誰が張ったか分からない結界が
張られているみたいで入る事が出来ないのよ。」

霊夢「あんたでも···?」

紫「ええ。」

霊夢「なら私が試してみるわ。」

霊夢は大穴に入ろうと近づいた。
だが···

霊夢「·····これは···」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/04(金) 02:38:33.60 ID:w6VCVaNh0
それは……何だ!?
6 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 02:42:27.83 ID:936XmXSX0
紫「分かった?」

霊夢「ええ。あの強さは異常よ。あんな結界···みたことない。」

紫「まあ、いいわ。取り敢えず私の家に来なさい。そこで
全て説明するわ。」

霊夢「···分かったわ。」

紫「じゃあ、いきましょうか。」

霊夢は紫が空間に開いた隙間に入った。
そして、隙間の中を抜けると質素な部屋に出た。
7 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 02:52:55.81 ID:936XmXSX0
霊夢「随分とシンプルねぇ」

紫「まあ、今はね·····」

霊夢「まあ、いいわ。紫、説明して。」

紫「·····端的に言うわ。霊夢、貴女が今居るこの幻想郷は、貴女が元
居た幻想郷の十年後よ。」

霊夢「········どういうこと···?」

紫「十年前、貴女は突如として幻想郷から消えた。そして、その二日後にあの
大穴、いえ、あれだけでなく幻想郷の一部にあの大穴が開いた。」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/04(金) 03:06:00.80 ID:1ztaYxlI0
もしやメルトタイムズの企画モノって……
9 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 03:07:35.43 ID:936XmXSX0
霊夢「あんな大穴がいくつも···?」

紫「ええ。そして、その三日後には全ての人間が消えた。」

霊夢「人間が!?」

紫「そうよ。人間、つまり咲夜や魔理沙もね。」

霊夢「·····そう。」
10 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 03:18:06.16 ID:936XmXSX0
紫「でも、重要なのはこれからよ。」

紫「人間が消えた後残ったのは当然、妖怪や妖精だけだった。
でも妖怪だって食料は要る。けど、その食料は消えた。つまり次に妖怪が死んでいった。私と一部の者を除いてね。」

霊夢「·····」

紫「そして私は貴女を待ち続けた。今日まで。」
11 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 03:34:36.37 ID:936XmXSX0
霊夢「私に何をさせるつもり·····って聞くのは愚問ね。」

紫「···ありがとう。」

霊夢「!!」

霊夢は驚嘆した。
驚くのも無理は無いだろう。あの紫が礼を言ったのだ。

霊夢「ねえ、紫。」

紫「なにかしら?」

霊夢「辛かった···?」

紫は沈黙した。
それを見た霊夢は紫を静かに抱き締めた。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/04(金) 03:37:36.56 ID:936XmXSX0
>>8.メルトタイムズってなんでしょうか?
13 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 04:05:23.42 ID:936XmXSX0
霊夢「·····ごめんね。」

そのまま二人は深い眠りに落ちた。




霊夢「ん、紫?」

紫「おはよう、霊夢。」

霊夢「···おはよう。」

紫「それでこれからどうする?」

霊夢「···まずは、計画を建てないと。生き残ってるのって誰が居るの?」
14 :まりにゃん [saga]:2015/09/04(金) 04:33:22.65 ID:936XmXSX0
紫「そうねぇ、私以外には、紅妹、輝夜、永琳、アリス、パチュリー、青娥、華仙、神子、妖夢、幽々子ぐらいかしらねぇ。」

霊夢「そう···なら全員此処に呼べる?」

紫「多分平気よ。少し待ってて。」

霊夢「分かったわ。」

紫は隙間の中へと消えた。
そして霊夢はこの状況を頭の中で整理していた

霊夢「(私は十年前に突如として消えた···どういうこと···?)」

霊夢「考えていても仕方ないわね。」


今日は終わりにします。
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/04(金) 05:53:41.82 ID:1ztaYxlI0
ニコ動でメルトタイムズと検索すると出ます
ハイクオリティーな東方手描き系です
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/04(金) 11:42:09.39 ID:UaBFlLKlO
藍しゃまぐらい何とかしてやれよ
17 :まりにゃん [saga]:2015/09/05(土) 01:10:41.87 ID:aSS2YRx/0
???「何が考えていても仕方ないんだ。」

霊夢「···あんたは···紫の式ね。」

藍「ああ。」

霊夢「で、なに?」

藍「なに、とは?」

霊夢「···どうせ、紫になんか頼まれたんでしょ。」

藍「ふむ···まあ、頼まれてはいるな。」

霊夢「···やっぱりそうじゃないの。」

藍「ふふっ、すまんね。」

霊夢「···はぁ、まあ、いいわ。何を頼まれたの···?」



>>16.すいません。
素で忘れてました(-_-;)
18 :まりにゃん [saga]:2015/09/05(土) 01:24:43.50 ID:aSS2YRx/0
藍「ここ十年の幻想郷の有り様を事細かに霊夢に説明しなさい、と言われたな。」

霊夢「事細かに、ってさっき紫が言ってた事以外にもまだなにかあるの····?」

藍「紫様が言っていたのは極一部だよ。」

霊夢「あれで一部って···」

藍「まあ、あれ以上大きな出来事はなかったよ。」
19 :まりにゃん [saga]:2015/09/05(土) 01:45:49.97 ID:aSS2YRx/0
霊夢「···そう。」

藍「ああ、だがそれでも被害は大きかった。
人間が消えた次の日からは一年間、嵐が続いた。」

霊夢「嵐ですって···?しかも一年間?」

藍「···正直、あの時はどうなるかと思ったよ。」

霊夢「あの、大穴と関係無いわけないわよね。」

藍「十中八九そうだろうな。···話を続けようか。」

藍「そして、その長い長い嵐が終わると草木花なんかの自然が全て消滅した。つまり、妖精の消滅だ。」
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