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凛子「猛男君に冷めてしまった…」 -
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 12:25:01.09 ID:kImOM1LE0
凛子「電車で痴漢から助けられたときかっこいいなってずっと思ってたけど…一時の思い上がった感情であって好きでも何でもなかったかも…」
SSWiki :
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1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい 安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/
エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 12:29:18.95 ID:kImOM1LE0
猛男「大和…大好きだ」
凛子「あ、ありがとう猛男君…」
正直顔を近づけられると気持ち悪い、何で私はこんな男の人を好きになってしまったんだろう…
どうにかして別れを切り出せたらな…
やっぱり私、砂川君や一之瀬さんのほうが////
凛子「ねえ猛男君…しばらくね、バイト忙しくなりそうで会えなくなるかも」
猛男「なに!?そ、そうなのか…それは残念だ…でもバイトなら仕方がない!頑張れよ!」
凛子「ありがとう!猛男君!私頑張るから!」
顔が近いし唾が飛ぶ、気持ち悪いな…家に帰ったらシャワー浴びないと…
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:30:19.20 ID:rED9XXlpo
なかなかキツいスレを開いてしまった
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 12:33:00.63 ID:kImOM1LE0
凛子「げほげほ!」
家の洗面所で戻してしまった
帰り際に猛君とキスをした、我慢をして息を止めてたけどあの気持ちの悪い唇の感触が脳裏をよぎり吐かずには居られなかった
凛子「あれほど好きだったのが嘘みたい…冷めるとあんな風に見えるものなんだね…」
人間て残酷だなあと思った。でも一度冷めてしまえばそれからはどんどん相手を良くない汚いものにたとえてしまう
綺麗な思いでもどうでもよくなり歓心がなくなる
これでしばらく猛男君に会わなくて良い、それだけで少しテンションがあがってしまった
明日からまたバイト頑張ろう…!
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:34:13.09 ID:mSvUcPgVo
猛男だし砂川とか周りに恵まれてるから別れて落ち込んでもちゃんと帰ってこれそう
帰ってくるまでどれくらい時間がかかるかは別れがどんなものになるかによるだろうが
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:34:46.48 ID:mSvUcPgVo
あばたもえくぼなのは恋している間だけ……
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:34:55.95 ID:6O1cPYkAO
所詮は顔よ
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:36:32.15 ID:C8zUWJrfO
砂川(彼女も駄目だったのか…やっと猛男の事理解してくれる女の子が出来て安心してたのに…)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 12:36:57.75 ID:kImOM1LE0
一之瀬「凛子、今日はやけに気合が入ってるじゃないか」
凛子「へへ、一之瀬さんと一緒に仕事をしてると楽しくて♪」
一之瀬「え…(だめだだめだだめだ!凛子には剛田 猛男と言う素晴らしい男が居るじゃないか…俺は振られたはずなんだ!ときめいてはいかん!)」
凛子「どうしたんですかぁ?変な一之瀬さんっ」
一之瀬「さ、さあ客が来る時間だぞ、早く店にいけっ!」
凛子「はぁい!」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:40:02.90 ID:mSvUcPgVo
男達からの敬意は失われないのがなんというか女心と秋の空
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 12:43:51.95 ID:kImOM1LE0
凛子「いらっしゃいませ〜」
客A「ケーキ屋なんてめったに来ないからな…なんか緊張するわ」
客B「あら、別に貴方一人ではなく私と一緒なのだから問題は無いと思うのだけれど?」
客A「そういう問題じゃねーんだよ…」
客B「まあいいじゃない、私が奢ってあげるわ、今月厳しそうだしあなた」
凛子「(わぁ、仲いいなぁ、それに彼女さんかな?すごく美人…彼氏さんも目つきが鋭いけど格好いいよね…)」
凛子「ふふ、恋人さんですか?」
客B「え、ええまあ、ごめんなさいね、腐った目をしている男だけれど、これでも一応私の恋人です」
客A「あのな…付き合ってからも俺をディスるのやめてもらえます?!
客B「あら、私は貴方をフォローしたつもりなのだけれど」
客A「フォローになってねーし!しかも笑いこらえてるし!」
客B「さあ、早く選びましょう、ほかの待ってるお客様に失礼よ」
客A「お、おう」
いいなぁ…こう言う彼氏も悪くはないよね…なんか支えてあげたくなっちゃう
直後に猛男君の顔が脳裏に浮かんだ…気持ち悪くて気分が台無しになっちゃった…
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:45:03.79 ID:mSvUcPgVo
声は同じで、中身も二人とも悪い奴じゃないのにどうして……
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 12:47:06.99 ID:kImOM1LE0
凛子の一人称は「うち」でしたすみません
凛子「ありがとうございましたー!」
一之瀬「あの客、目が高いな、俺の最高作を上手に選んで買っていった」
凛子「美男美女カップルでしたね!うち、あー言うのあこがれるな…」
一之瀬「あこがれるなって…お前にだって立派な彼氏が居るだろうが」
凛子「えへへ、そうなんですけどね、あー言う綺麗な恋愛にあこがれちゃうなって…」
一之瀬「…」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:48:24.04 ID:mSvUcPgVo
綺麗なとかの言葉遣いに何か察したか?
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 12:51:30.61 ID:kImOM1LE0
一之瀬「すりゃいいだろ?あいつと」
凛子「…(グス」
一之瀬「お、おい凛子…どうしたんだよ…」
凛子「うち…つらいです…」
一之瀬「わ、わかった、バイト終わったら相談に乗ってやる…だから泣くな…な?」
凛子「はい…すみません」
うちは卑怯だ、自分の容姿が良いのも知っている、そしてこう言う状況を利用して相手に泣き寝入ることが得意だ。
けどこれを機に猛男君と別れられたら…もう彼が気持ちの悪い動物にしか見えないから…
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 12:57:29.27 ID:kImOM1LE0
喫茶店にて
一之瀬「彼と何かあったのか…」
凛子「はい…つらいんです…最近猛男君がうちに触ってくるんです…」
一之瀬「なんとうらやm…なんとけしからん!それは一体…」
凛子「うちがキスしたくないときも無理やりキスしてきたりいきなり体のあちこち触ってきたりして…」
一之瀬「なんだと…凛子がこんなに嫌がってるのに…」
凛子「最近になって彼のそばに居るのがとてもつらくて…彼のお友達の砂川君に相談しようにもあの二人仲がよくて…いろいろ後ろである事無い事根回しとかされたらやだなって…」
一之瀬「そんなやつらなのか二人は…」
凛子「はい…どんな理不尽な理由でも砂川君は猛男君の味方をしちゃうからうち…どうしていいかわからなくて…ぐす…ひぐ」
うちは最低だ、ものすごく心配そうな顔で相談に乗ってくれる一之瀬さんの前で嘘泣きを演じてしまっている。
泣くなとなだめてくれる一之瀬さんの優しさに心があまり痛まないうちは本当に最低だ。
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:57:31.63 ID:mSvUcPgVo
動物っぽくはあるオス臭そう
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:59:21.58 ID:C8zUWJrfO
そういや思ったんだが…これ西城さん再びチャンス到来じゃね?
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 12:59:59.53 ID:mSvUcPgVo
えげつねぇ
嘘泣きが一之瀬には悪くとも、猛男に対しては悪く思わないのだろうか
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:00:15.85 ID:kImOM1LE0
一之瀬「今日は家まで送ってやるから、とりあえずまた後日相談に乗ろう」
凛子「なんかすみません…こっちから相談に乗ってもらった上におごってもらったりして」
一之瀬「気にするな、困ってる凛子をほっとけないからな」
凛子「えへへ、ありがとうございます、やっぱり一之瀬さんって優しいな…うち、一之瀬さんのそういう所好きです…///」
一之瀬「!?」
凛子「お言葉に甘えて…送ってもらっちゃいます…」
………
……
…
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:04:05.57 ID:mSvUcPgVo
冷めたのならば別れるのはしょうがないけれど
凛子、あまり猛男の心はともかく社会的に傷つかないよう上手にやってくれるといいが
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:04:15.88 ID:vZfan6P2o
この凛子は一之瀬にも冷めるだろ
「お菓子ばっかりでうちのこと見てくれない・・・」とか
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:04:19.78 ID:kImOM1LE0
数日後
砂川「猛男、最近大和さんに会えないからって柔道部で練習手伝うからっって…今は居ませんが」
一之瀬「ああ、そっちの方が都合が良い、ちょっと今日はうちの店休みだからそこで話さないか…?」
砂川「はあ…別にかまいませんが…」
砂川「ひょっとしてまだ大和さんのことあきらめ切れてないとか?」
一之瀬「いや、そんなんじゃないんだ…剛田君のことがちょっと気がかりでな…」
砂川「え…猛男が…?」
一之瀬「すまないが…あとは俺の店で話させてくれ…」
………
……
…
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:08:45.56 ID:kImOM1LE0
「Les Cerises」にて
砂川「へ…本当なんですかそれ…」
一之瀬「ああ、逆にこっちが聞きたいくらいだ…」
砂川「大和さんが、猛男をそんな風に言うなんて考えられませんが…」
一之瀬「録音して聞かせたいくらいだったよ…君は…砂川君はどう思う?」
砂川「現時点では信じられませんね」
一之瀬「だろうな、それに大事な友達が傷つくような内容だ…俺だって信じたくないさ」
砂川「仮にそれが本当だったとしたら貴方は嬉しいのでは?」
一之瀬「以前の俺だったらな…だが、俺がコンクールで入賞できたのは剛田君の助けあってのおかげだ…俺は彼なら凛子を幸せにできる男だと思った…」
砂川「!」
一之瀬「恋敵である俺に対しても分け隔てなく接してくれた、そんな素晴らしい男に凛子が冷める要素がどこにあるのだろうか、俺が逆に知りたいよ」
砂川「一之瀬さん…」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:12:39.54 ID:kImOM1LE0
砂川「半分信じます」
一之瀬「え…?」
砂川「実際に大和さんの口から聞いたわけではないので…ただ、猛男をそんな風に想ってくれてる人がそんな嘘をつくはずがないと、貴方も信じます。だから半分です」
一之瀬「そうか…」
砂川「仮に本当だったとして…大和さんが一之瀬さんに告白してきたらどうするんですか?」
一之瀬「こんな状況を利用して凛子の告白を受け入れるほど俺も腐っちゃいないさ。答えはNOだよ」
砂川「そうですか…(立派だなこの人…)」
一之瀬「とりあえず様子を見よう、何かあったら俺も剛田君の助けになろうと思ってる。あいつは俺の恩人だからな」
砂川「恩にきります」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:17:19.75 ID:kImOM1LE0
後日
一之瀬「俺らしくもない事をしたか…まさか凛子より彼を庇う事になろうとはな…」
今日も職場は休みだ、嫌なことがあった時は車でドライブする事にしている…
一之瀬「ん…メール…凛子から…」
車を停車させ、携帯を見る
件名:凛子ですっ
一之瀬さん、今日暇ですか?
もし暇なら…二人でどこかいきませんか?
一之瀬「…」
かなり良くない状況だ…メールは返さないでおこう…
後日確認したことにしておけば問題あるまい…
一之瀬「彼に冷めるのは仕方の無いことだ…だがこれでは剛田君があまりにも…」
そして俺は目を疑ってしまった
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:21:20.35 ID:kImOM1LE0
車の向こう側から見えたのは…凛子だった
公園のベンチに座っている。
そして隣に居たのは剛田君…ではなく
別の男だった
男は凛子が作ってきたであろうお菓子を美味しそうに食べている…
今さっきの俺に対しての誘いのメールは一体なんだったのだろう…
正直胸が痛んだ。
凛子に対しての嫉妬とかそう言うことではなく、現在放置されている剛田君のことだ。
どんな状況であれこれは解決させないと取り返しのつかないことになる。
プルルル
砂川「はい、って一之瀬さん。どうも」
一之瀬「砂川君か…時間あるか?」
砂川「ええ、まあ」
一之瀬「状況がよくない…これから会って話がしたいんだ」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:22:19.73 ID:mSvUcPgVo
男の友情
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:27:51.38 ID:kImOM1LE0
一之瀬「ほら、証拠だ」
写真を見て砂川の目が一瞬だが大きく開いた
砂川「間違い…ないですね…」
一之瀬「このやり取りの前後、彼女からデートの誘いがあったんだ…俺に…」
一之瀬は続けて携帯でのメールの内容をを砂川に見せた
砂川「信じられない…あの大和さんが…」
一之瀬「俺もだ…」
砂川「俺が会って問い詰めても警戒されるだけどうしようもないですねこれ」
一之瀬「明日バイトだから俺が聞いてみるよ」
砂川「お願いします…これじゃあ、あいつがあまりにも報われません…」
一之瀬「怒ってる…よな?」
砂川「当然でしょう…?」
砂川が鋭い目つきになり一之瀬は一瞬だが怯んだ。
だが直後に親友なら当然の反応だと納得した
なぜなら彼自身も荷ついていたからだ。
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:29:02.80 ID:vZfan6P2o
猛男よりもあの天パの方が先に冷められて彼女に捨てられそうww
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:30:20.89 ID:mSvUcPgVo
凛子はoff the job searchよりon the job search派
ホモソーシャルな関係だな
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:34:45.95 ID:kImOM1LE0
菜々子「ええ、彼氏と別れる?!」
凛子「うん、もう『剛田』君にはついていけないんだ…うち…」
菜々子「あれほど大好きって言ってたじゃん…なんでさ…」
凛子「前さ、菜々子だってきもいって言ってたでしょ?うちも序々にそう思うようになっていって…」
菜々子「ほかに好きな人でもできたわけ…?」
凛子「うん…それもあるかな…」
菜々子「誰よ…まさか砂川君なんて言わないよね?」
凛子「実は気になる人が二人居て…一之瀬さんと隣のクラスの男子…」
菜々子「嘘でしょ…」
凛子「そんな顔しないでよ、うちだってつらいんだよ?じゃあ菜々子は剛田君と付き合えっていったら付き合える?」
菜々子「それは…」
凛子「でしょ?普通の人からみて気持ち悪いものはうちから見ても気持ち悪いの、それが最近になってわかったんだし、学生の恋は変わりやすいって言うし…仕方ないよね…」
菜々子「・・・・」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:38:55.84 ID:mSvUcPgVo
呼び方が変わった……
心の距離がいよいよ空いてきたな……
仕方の無いことなのだろうけれど
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:41:24.05 ID:kImOM1LE0
そして更に後日
凛子「へへ」
菜々子「今日はやけに嬉しそうじゃない凛子」
凛子「えっとね…初めて…しちゃいました」
菜々子「−−−−は?−−−−」
凛子「隣のクラスの男子とね、付き合うことにしたんだ」
菜々子「じゃあ…剛田君はどうすんのよ…」
凛子「あとから言えばいいよ、あの人温厚だからきっと素直にあきらめてくれるとおもうし」
菜々子「あんた、物事には順序ってもんが…」
凛子「大丈夫だよ、それよりも菜々子も早めに彼氏と済ませておいたほうがいいかも…すっごく痛いんだよー!」
菜々子「…」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:41:26.97 ID:7MONmbmbo
同時に周囲の人間の心も離れていってるな
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:43:45.37 ID:mSvUcPgVo
普通に気持ち悪いものは気持ち悪いと話してるし
気持ち悪いからって容姿で振ると自分の評判が悪くなるから
猛男を貶めてから別れるというわけではないから良かったかと思ったら
猛男貶められてはいないがないがしろにはされてるな
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:46:42.03 ID:kImOM1LE0
「Les Cerises」にて
凛子「ありがとうございました〜」
一之瀬「最近やけにおしゃれになったな凛子」
凛子「へへ〜わかります〜?」
一之瀬「帰りまた少し俺と付き合ってもらってもいいか?」
凛子「え?ひょっとして前の埋め合わせですかぁ?ぜんぜんOKです!彼氏に今日デート行けないって言っておきますね」
一之瀬「いや、先約があるなら…剛田君を優先してやってくれ」
凛子「え?彼じゃないですっ、うち、新しい彼氏ができたんです!」
一之瀬「そうか…」
凛子「あれ?ひょっとして一之瀬さん、やきもちですか?」
一之瀬「大人をからかうなっ、さあ終わりまで頑張ってくれ」
凛子「はーい」
一之瀬「ぐっ…(ギリギリ」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 13:48:21.68 ID:mSvUcPgVo
ギリギリは公園で凛子を見た時のように嫉妬じゃないんだろうな
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:54:02.53 ID:kImOM1LE0
凛子「ごちそうさまでした〜!とっても美味しかったです!」
一之瀬「そうか、それは良かった…」
凛子「彼氏ったらうちにセクハラしてくるんですよ…?もう毎日のようにボディたっちしてきて///」
一之瀬「剛田君に触られるのは嫌だったのにほかの男に触られるのは平気なのか?」
凛子「え?だってうちの彼氏、とってもかっこいいんですよ?まだ高校生なのにお酒も飲めるしたばこだって…」
そういえば最近気になってはいたが凛子がタバコくさかった…そう言うことか…
一之瀬「かっこうよければ誰でもいいのか?剛田君だって格好良いだろう、あんな良い男、そうそう居ないぞ?」
凛子「あははは〜〜一之瀬さん冗談きついですよ〜冗談は剛田君の顔だけにしてください〜」
一之瀬「凛子!」
ドン
思わずテーブルを叩き付けてしまった
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 13:57:52.22 ID:kImOM1LE0
一之瀬「あの時言ったよな…?俺の前で…うちの心は猛男君以外動かないって…俺は、そんな凛子だからこそ彼とお前の関係を応援することにしたんだ…なのにどうしてなんだ…」
凛子「そういうの…好きじゃないです…」
一之瀬「何…?」
凛子「今までのうちが間違ってたんです!だって、一之瀬さんだって猛男君を最初みたときうちと恋人なんて信じられなかったでしょ?」
一之瀬「それは…」
凛子「私はそれが後になってわかっただけなんです。別におかしいことでもなんでもない…好きだったうちがどうかしてたんです…あんな気持ちの悪いゴリラ」
一之瀬「言葉を選べ…お前…」
凛子「あはは、そうですよねゴリラに失礼ですよね、うちってばだめだめだ〜」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 14:01:12.59 ID:mSvUcPgVo
辛い
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:06:04.85 ID:kImOM1LE0
一之瀬「人間見た目だけじゃない、それを教えてくれたのは剛田君だ…ケーキと一緒だよ…見た目が良くても味が言いなんて限らないだろ?でもその逆だってある」
凛子「でもその逆だと売り物になりませんよね?そういうことなんです」
一之瀬「わかった…君の気持ちが良くわかった…もう俺は何も言わない」
凛子「えへへ、ありがとございま〜す、そっちのほうがうちも助かります♪」
一之瀬「ただ筋は通せ、自分の意思で素直に彼に言葉で伝えて別れるんだ。いいな?」
凛子「もちろんですよ、毎日メールきてうざいっておもってたもん」
凛子「それより一之瀬さん…今日よかったら一之瀬さんの家、泊めてもらっていいですか…?」
一之瀬「は?」
凛子「彼氏と今日遊ぶのキャンセルしちゃったから…一之瀬さんの家にいきたいなって…」
一之瀬「俺の家に来てどうするんだ?」
凛子「へへ、実はうちですね、もう処女じゃないんです…」
一之瀬「…」
一之瀬は無言で凛子に一万円出した。
一之瀬「悪い、今日は気分が悪い、これで会計しておいてくれ、俺は帰る」
凛子「もー冗談なのに。あ、処女じゃなくなったのは本当ですよ〜?」
一之瀬「悪い…もう職場でも…外でも…君の顔は見たくない…」
ぽかーんとしてる凛子を差し置き、その場を無言で去る一之瀬だった
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:12:00.14 ID:kImOM1LE0
公園にて
俺の名前は剛田猛男!これから最愛の彼女である大和と久々に会う約束をしている!
バイトで忙しかったらしいが、これからは少しずつだが会う機会を増やして行こう
大和…好きだ!
凛子「あ、剛田君…ひさしぶり」
猛男「ご、ごうだ…くん?」
凛子「きょうはね、ちゃんと話しておきたいことがあって…」
猛男「な、なんだ!?何かあったのか!?」
凛子「声が大きい、耳障りだからやめてくれるかな?」
猛男「わ、悪りぃ…で、どうしたんだ…?」
大和のやつ…久々に会ったのにあまり嬉しくなさそうだ…
機嫌でも悪いのか?それになんで名前で呼んでくれねーんだ…
そうか…まさか俺がいつまでも苗字で呼ぶもんだから…すねてるんだな
猛男「り、凛子…早く説明してくれ」
凛子「ごめん、きもちわるいから名前で呼ばないで?」
猛男「な…」
凛子「あのね…うち、ほかに好きな人ができたんだ…」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 14:18:26.07 ID:4ou4p24AO
胃が痛い
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:20:39.79 ID:kImOM1LE0
猛男「ど、どういうことなんだ…」
凛子「うち、最初剛田君を好きなんて言っちゃったけどね、結局本当に好きだったわけじゃなかったの」
猛男「…」
凛子「剛田君に冷めました」
猛男「…」
凛子「正直に言わなきゃだから正直に言うね、つらかったです。後半から貴方が気持ち悪くて気持ち悪くて、触られるのも嫌でした」
猛男「…」
凛子「声を思い出すだけでも吐き気がして、会う日会う日が苦痛でした」
猛男「…」
凛子「もちろん今もです」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 14:23:08.68 ID:mSvUcPgVo
豪速球を投げれるならばもっと早めに投げて欲しかった
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:26:16.32 ID:kImOM1LE0
凛子「今まで私が猛男君に抱いてきた想いや発言はすべて嘘だと思って忘れてください、うちも苦痛です!」
猛男「そうか…」
凛子「そんなときに私を支えてくれたのが新しい彼氏です…落ち込んでるときは抱いてくれて、かっこよくて…ちょっとチャラチャラしてるけどそこも素敵で…」
猛男「そうか…」
凛子「貴方と比べるのが失礼なくらいかっこいいんです!」
猛男「後悔とかは…ないか?」
凛子「あるわけないよ!ふざけたこときかないで!」
猛男「そうか…わかった…り…大和が幸せなら、俺はそれでいい。今まで悪かったな」
凛子「うち、貴方との思い出も、顔もすべて思い出したくないけどすべて今回は水に流してあげます…だからもう…二度と会わないでください」
猛男「わかった…」
凛子「それじゃ!うちこれからデートあるからさよなら!」
ダッダッダッ
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 14:31:20.27 ID:6FDpERPB0
所詮現実の女もこんなもんだよな
アニメとか漫画とかがおかしいだけなんだ...
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:33:02.25 ID:kImOM1LE0
砂川「悪いな猛男、聞かせてもらったわ…」
猛男「すな…悪いな…なんか変な話聞かせちまって」
砂川「いいよ、古い仲だからね…それに…後一歩でさ…俺大和さんのこと殴っちまう所だった…」
猛男「すな…良いんだよ…結局この恋はいつか終わる宿命だったのかもしれねーな」
砂川「いつかさ、お前に本当に合った女の子が出てくるさ…」
猛男「でもいいや、しばらくはそういうの…」
砂川「だよね、さあ、いこうか、飯でも奢るよ」
猛男「すな…」
一之瀬「よっ奇遇だな二人とも」
猛男「一之瀬さん…どうしたんすか…」
砂川「どうも…」
一之瀬「飯ではないが、今日俺の店は休みだ。これから二人にケーキでもごちそうするぞ?どうだ?」
砂川「いいですね、なんか俺甘いもの食べたかったわ」
猛男「う、うす…」
一之瀬「ほら、いくぞ」
一之瀬は猛男と砂川の肩に手を回し歩き始めた
猛男「ぐす…ひぐ…ずびばぜん…おれ…大和のこと…ぐす」
一之瀬「何も言うな…」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:39:32.86 ID:kImOM1LE0
菜々子「ねえ、あんた以前、剛田君に付き合えって言われたら付き合えるの?って言ったよね…?」
凛子「え?ああうん、言った言った!無理でしょ〜?」
菜々子「もし、今私に彼氏が居なかったらきっと付き合ってたと思うよ」
凛子「ええええ!ありえないよー!あんなのの何処がいいの!?」
菜々子「以前命がけで私たちの事火事から助けてくれたことがあったでしょ…あんな心が強くて優しい人、きっと告白されたら私はOKしてたと思う」
凛子「それとこれとは話が別だよ菜々子も趣味が悪いんだから、それよりね、昨日彼氏がねー」
菜々子「凛子…悪いけど私、あんたと友達やめるわ…今のあんたと一緒に居たくない…」
凛子「ど、どういうこと?うちなんか悪いことした?」
菜々子「自分の胸に手を置いてよく考えてみな…それでわからないなら…あんたとは一生分かり合えない」
………
……
…
凛子「何いってるのか意味わかんないや…勝手にすればいいし…」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 14:44:24.87 ID:mSvUcPgVo
しばらくの間に猛男が癒されるといいが
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:46:55.94 ID:kImOM1LE0
「Les Cerises」にて
カチャ
一之瀬は砂川と猛男にケーキをひとつずつ差し出した
砂川「綺麗ですね…」
猛男「これは…なんてケーキすか?」
一之瀬「これは俺が君のために作った傑作品『アミティエ』だ」
猛男「アミティ…?」
砂川「アミティエ…だって」
一之瀬「失恋した剛田君がいつか立ち直ってくれるよう願って…な?」
猛男「一之瀬さん…」
一之瀬「意味は「友達」という意味だ」
砂川「え…友達?」
一之瀬「ああ、君達と出会ってなかったら今の俺は無かった…俺は今までほとんど友達なんて居なかった…だから二人がうらやましかったのかもしれんな」
猛男「そんな…」
一之瀬「またいつでも食べに来い…それと…これを機に良かったら二人とも、俺と友達になってくれ…」
砂川「…俺は、いいですよ…な?猛男?」
猛男「一之瀬・・・さん…ひぐ…ぐす…うおおおおおおお!!!」
ガツガツとものすごい勢いでケーキを頬張る猛夫を一之瀬と砂川は微笑ましく見つめた。
一之瀬「何度でも立ち上がれ、猛男…!」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:47:51.83 ID:kImOM1LE0
ここで終わり!になるはずなのですが
凛子のその後の話まで作ってあるのですが投下しましょうか?
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 14:51:00.29 ID:mSvUcPgVo
悩ましい
自分は無投票で投下されたら見る、投下されなかったらそれも良しで
しかし綺麗なケーキか
猛男を凛子がケーキに例えた場合を考えると少しもやもや
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 14:52:37.14 ID:/CgeGexDO
あればあれで嬉しいです
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:54:27.92 ID:kImOM1LE0
>>54
>>55
了解しました
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 14:57:47.39 ID:kImOM1LE0
あれから1年と半年後…
うちの彼氏が浮気した。
そしてあっけなく彼と別れてしまった。
自分にとって何が本当の愛なのかわからなくなってしまった。
結局気づけば回りから人は離れ、友達も居なくなっていた
残ったのは耳のピアスの穴と
彼氏に散々もてあそばれた汚い体
そして自業自得とは言え孤独な学園生活。
凛子「あの時…猛男君と別れてなかったらどうなってたんだろうな…」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:01:20.29 ID:mSvUcPgVo
1年と半年は人間関係が変わってしまうのに十分な時間だ
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 15:01:33.67 ID:kImOM1LE0
思い出してみれば…楽しい思い出ばかりだった
山にピクニックに行ったときも私を守るために自分から前に進んでくれたり
私のためにずっと寒い中公園で待っててくれたり
泣いたり困ったりした時いつもすぐ駆けつけてくれて…
凛子「あれ…今思えば…猛男君…ぜんぜん気持ち悪くなんてなかった…」
自分の行いを悔いた
容姿に勝手に冷めたつもりでほかの男の人と付き合い思い上がっていた。
本当自分は最低だった…
凛子「謝ろう…猛男君に…」
きっと許してくれる…猛男君なら…
そう心に言い聞かせ私は彼の学校へ向かった
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:04:35.99 ID:mSvUcPgVo
別れ話の時は後悔してなかったけど、今は後悔してるのか
人間一貫性なんて持てないしな
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 15:08:46.73 ID:kImOM1LE0
学校へ向かう途中聞きなれた声がした
そう、公園からだ
うちと猛男君がいつも会っていた公園。
懐かしかった…
涙が出そうだ
償いたい。償って謝りたい…
そして願えるならばもう一度やり直したい…
猛男君と…
聞きなれたその声は猛男君の声だ…公園を覗こうとしたそのときだった
凛子「あれってたしか…西城さん…と…隣に座ってるのは猛男君…それに」
それに更に、猛男の隣には砂川君が座っていた…そしてその横で腕を組みながら熱弁している一之瀬さんが居た
猛男「うおおおなんだこの複雑な味は!滅茶苦茶美味いっすよ!」
砂川「相変わらずですね、とても美味い…」
西城「なにこれ…すっごい美味しいこのケーキ!」
一之瀬「当然だろう?今度コンクールに出す新作だからな、よーく味わって食べてくれ、猛男の彼女!」
凛子「え…」
心が一瞬で凍りつく
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:11:09.37 ID:mSvUcPgVo
猛男が元気になってて良かった
女の子とまた付き合う気になれたようでもあるし
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:12:42.84 ID:3xWvx7TNO
>>60
人は失ってからその価値に気付く事が多いしな
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 15:13:47.30 ID:kImOM1LE0
よく見てみると、座りながら腕を組んでる猛男君と西城さん…二人の腕にはおそろいのブレスレッドがしてあった
美味しそうにケーキを頬張る三人に笑顔でうなづきながらケーキについて熱弁している一之瀬さん。
砂川「ケーキの名前…何にするんですか?」
一之瀬「良くぞきいてくれたすな。猛男の再出発を無事祝っての新作「猛男スペシャル20X X」だ!」
名前を聞いた直後ケーキを噴出して大笑いしだす砂川君
西城さんも頬を赤らめて一之瀬さんにお礼を言っている…
凛子「はは…手遅れだった…よ…あは、あははははは…」
私の心は…壊れた
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:17:22.05 ID:cZVuZzY2O
最高です
いち早くアニメで大和さん成分補給したいです
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:17:40.46 ID:mSvUcPgVo
凛子、結構強いかと思ったらそうでもなかったか
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 15:21:23.29 ID:kImOM1LE0
そして数年後
「Les Cerises」にて
一之瀬「いらっしゃいませ」
客A「ども…」
客B「いつも変わらないわね、ここの味は」
一之瀬「お腹の赤ちゃん、大きくなりましたね」
客B「ええ、ケーキを食べて栄養をしっかりつけなきゃって思っていて」
客A「俺が買ってきてやるって言ってもついてくるって聞かないんですよこいつ…」
客B「貴方の腐った目じゃ良いケーキを選べないもの…」
客A「相変わらず言葉の鋭さも健在ですよ…ったく」
一之瀬「仲がよろしくてなによりです…今日はどのケーキにいたしましょう?」
客B「ふふ、そうね、じゃあまたこの「猛男スペシャル」をいただきましょうか」
一之瀬「かしこまりました」
一之瀬「そう言えば、来週あいつの結婚式か…ウェディングケーキの製作頼まれてるし徹夜でデザイン考えなきゃな…」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:23:04.44 ID:mSvUcPgVo
客ABが幸せそうでなにより
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/20(日) 15:25:52.67 ID:kImOM1LE0
コンビニにて
スーツ姿のお客様が多い、結婚式でもあったのだろう
客1「まりやちゃんドレス似合ってたね」
客2「旦那さんはガタイが良いから合う服探すの大変だったろうな」
客1「でもまあおめでたい式で良かったじゃないの」
客2「旦那さんの親友さん泣いてたもんね」
ピ
凛子「ありがとうございました。またおこしくださいませ…」
完
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:26:34.20 ID:mSvUcPgVo
乙
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:34:41.43 ID:/CgeGexDO
乙です
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 15:50:08.60 ID:8AyyAxGH0
乙
リアルすぎてつらい…
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 17:24:58.31 ID:4KQzRYBDO
せっかく良い旦那を見つけて結婚したのに
出会い系にハマって不倫してその勢いで離婚して
ようやく間違いに気づいて復縁しようとするも
旦那は既に再婚していた…みたいな話だな
本当に優しい男と、ヤラせてくれそうだから優しくしてるだけの男
そのぐらいの違いは見抜けないとな
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 18:26:34.04 ID:pEK9oKGP0
これが現実とかいってるアスペいるけど
凛子をクズにしただけの話で他のキャラはあまり変わってないんだよなぁ・・・
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 18:46:35.11 ID:DSsLm+MA0
乙でした
結婚式でスナ泣いたんかw
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 19:47:55.28 ID:lc8BStbLO
ホモじゃなかった
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/20(日) 21:01:21.67 ID:gK44Q3ofo
この手の馬鹿女(馬鹿男)は現実でも何人か知ってるけど、ことごとく不幸になってるんだよな
真面目に生きれば何事もうまくいくわけじゃ無いが不真面目不誠実に生きて最後までうまく行った奴なんて見た事無い。
そんなに人生は甘くないってこと
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/21(月) 11:40:32.95 ID:o5RSrJDJo
1巻で切ったんだが、あれ砂川のねーちゃん?が惚れてなかったっけ?
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/21(月) 11:45:21.48 ID:NzrNrZ3AO
>>74
涙拭けよ
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/21(月) 12:44:44.23 ID:HclMIrK1O
乙
是非この
>>1
にはヤンデレ大和の話も書いて欲しいものだ
アニメの何話かで、西城が猛男にプレゼントした様子を見てから大和がどんどんヤンデレ化してく感じで
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/22(火) 02:27:13.90 ID:OfsINMjc0
ID:mSvUcPgVoが気持ち悪すぎた
ただただそれだけのスレ
33.89 KB
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
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