【僕のヒーローアカデミア】緑谷「みんなと」爆豪「仲良くだとよ」【安価とコンマ】

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633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/10(土) 21:43:34.81 ID:BSMoo6+J0
奈良敬子
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:45:13.52 ID:lfcBRfnq0
5ノ鳥
@3a_zb1
趣味垢 ※WJ本誌派 ▼hrak?鷹溺愛中/ホから炎への片想い/左右不明/CP未満(荼毘+ホー+炎) ▼読むのは雑食▼最近きめつにどハマり中??善逸可愛い ▼web拍手(ご感想/ご質問等お気軽にどうぞ) (link: http://clap.webclap.com/clap.php?id=5tori) clap.webclap.com/clap.php?id=5t… ▼荼毘垢
@Bg0Dd
??無断転載厳禁 Reprint is prohibitedpixiv.net/member.php?id=…
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:46:00.50 ID:lfcBRfnq0
アンコ
@anco_jamz
創作/二次創作??転載禁止(plz do not repost.)
@mutarosso
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:47:04.44 ID:lfcBRfnq0
こめすけ
@May_kome5
イラストアカ/ジャンル雑多/今は腐よりもコンビ推し傾向ですが再び目覚めるかも/MHA?中心(+?)他/PRMRガロ+リオ、MDB/討?伝/せんむそ/etc…/
pixiv.net/member.php?id=…
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:48:29.68 ID:lfcBRfnq0
出久君の叔父さん(同学年)が、出久君の運命を変えるようです。
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:48:56.29 ID:lfcBRfnq0
https://syosetu.org/novel/179299/
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:51:21.25 ID:lfcBRfnq0
https://syosetu.org/novel/199097/
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:52:00.43 ID:lfcBRfnq0
個性「クローン」の敵によって生まれたオールマイトのクローン、八木俊明。
ワン・フォー・オールの性質上、個性までは再現されないだろうと思われていた彼にも、個性が発現する。
それは───ワン・フォー・ワン。ただ1人。1人でも多く。たった1人であろうとも、大切な人を救わんとする義勇の心が紡ぐ力。
これは、彼が理想のヒーローになるまでの話だ。




!attention!
・主人公は強い部類に入りますが、決して最強ではありません。まだまだ成長の余地がある学生です。
・彼の行動により、主にオールマイトについて、原作とは異なる部分が発生します。ネタバレになりますが、予め言っておくとオールマイトはヒーローを引退しません。
・上記以外の部分はほとんど原作通りであり、それ以外については何の変化もないと言ってもいいです。
・オールマイトをかなり贔屓する可能性がありますが、あくまで家族愛であり、恋愛に発展する予定はありません。
・他キャラクターに関しても、友情の域を超えることはありません。(if系は好きなのでifでなら書くかもしれませんが、本編ではまずあり得ません)
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:52:48.81 ID:lfcBRfnq0
入学前
0.クローン

 それは、15年前。ある1人の敵の起こした騒動が問題となった。
 男の個性は「クローン」。元になる物さえあれば、道具だって、植物だって、──人間だって作れる。唯一の欠点は一から物を作ってしまうこと。成人の人間からDNAを採取し複製しても、そこから生み出されるのは赤子だ。そして、成長過程によっては最終的に全く同じような人間になるとは限らない。
 しかし、この能力は悪用さえしなければ大いに社会に役立つものだっただろう。──悪用さえしなければ。
 
 男は妻を愛していた。だから、妻を生き返らせることにした。
 
 オールマイトがヒーローデビューを果たしてからかなりの月日が経ち、既にno.1ヒーローとしての地位を築いていたころ。彼が一仕事終え帰宅している途中、突然携帯が鳴った。
 もしもし、どうしたんだい。と、そう言うより先に「大変なんです!!」という声が飛び込んでくる。
「その、人間のクローンを作れる個性の敵が! 人体実験じみたことをしていて捕まえようとしたのですが抵抗して! クローンとは言え生きた人たちを人質に取られてしまってどうにもならないんです!!」
 これまた突拍子もない個性だが、それだけに事は重大だ。オールマイトはその場所を聞いてすぐ駆け出した。
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:53:25.04 ID:lfcBRfnq0
「それにしても……これは…………」
 男が警察に引き取られた後、オールマイト はその広い研究室を見渡した。胎児のような小さい子供から20歳ほどの大人まで、年齢や性別の異なる人々が特殊な溶液に浸されている。中央の手術台らしき場所には内臓を切り取られた人間が放置されていたが、それも警察たちによって早々に片付けられた。
 死んだ妻を蘇らせるのだと男は言っていた。痛ましい話だ。悲しむのもわかる。けれど、それを理由にこんな非人道的なことを行うのは別だ。
 クローンとは言っても、一度作られてしまえばそれはもうれっきとしたひとりの人間だ。生きている命を見殺しにはできない。人数が多いため多少手間取ってはいるが、それでも複製された人たちは回収されていっている。
「…………ん?」
 全員が無事かを確認するために見て回っていたオールマイトは、ふと足を止めた。
 金色の髪。閉ざされた目の色を伺う事はできないが、その幼い子供の入れられた槽にも他のものと同じようにラベルが貼られている。DNAを採取したと思われる日付と、その元となった人物の名前だ。
「……そんな、まさか」
 そこには、「オールマイト」という字が書かれていた。
 オールマイトは日頃から街を歩けばファンに囲まれる。握手やサインを求められることは日常茶飯事だ。もし男がその中の1人だったとしたら? クローンを作成するために、オールマイトに接触したとすれば?
「オールマイトさん、そろそろこの辺の人たちも回収を……」「ねぇ」
 オールマイトは子供の入れられたガラスに手を触れた。遠い記憶の中、数少ない幼少期の写真の己は、そういえばこのような姿だったか。
「──この子は、私が預かってもいいかな」
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:53:59.40 ID:lfcBRfnq0
undefined
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:54:30.47 ID:lfcBRfnq0
主人公の設定

八木俊明(偽名:伊ケ谷俊明)

年齢:16
身長:205cm
体重:110kg

金髪青目。髪型はトゥルーフォーム時のオールマイトの髪を少し短くした感じ。
一人称は「私」、よく「オニイサン」とも言う。
人のことは「××少年/少女」「××くん」「××先生」と呼ぶ。
正義感が強く常に笑顔を絶やさないが、裏ではわりとテンパっている。気さくで冗談もそこそこ好き。
表向きはオールマイトの息子だが、実際は過去の敵の事件によって生まれたオールマイトのクローン。ただでさえ表向きの息子ということも隠しているため、クローンであるということはものすごく限られた人物しか知らない。
ただ、生活環境などが異なるため、性格や容姿にもある程度相違は見られる。
また、この「クローン」は個性も近しいものか同じものを発現するが、オールマイトが元々無個性であるという点や、ワン・フォー・オールの性質などの影響で本人は無個性。ただ日頃から鍛えているようで、個性なしであれば一般人よりかなり力はある。
と、思われていたが、実際は継承能力のないOFAのようなものを個性として発現していたことが発覚。鍛錬を積み重ね身体と個性のバランスが取れたことで、無意識に抑えていたのが発動したものだと考えられる。
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 03:55:10.28 ID:lfcBRfnq0
オールマイトのことは「俊典」「お父さん」「私」などと呼ぶ。オールマイトも「俊明」「私」と呼ぶ。人目に付く場所では「オールマイト(先生)」「伊ケ谷少年」と呼び合う場合も。「伊ケ谷」は「八木」をローマ字表記して逆から読んだもの。もしオールマイトの息子であるという表の情報が知れ渡っても、オールマイト個人の姓名をわからないようにするために偽名を使用している。

互いのことは元を同じとする人間として、非常に親近感を持って接している。親子と言うより双子といった感覚。けれど、既に2人は独立した個人であるため「完全な」同一人物という認識はあまりない。また、正義感の強い2人にとっても、互いが互いを助けるべき、守るべき対象としている。しかし年齢的に見てもオールマイトと比べると俊明の方がまだまだ未熟なせいか、オールマイトは過去の自分と俊明を重ね合わせてかなりヒヤヒヤしている。過去のオールマイトを知る者は、俊明を見て「ソックリだ」と言うらしい。
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 06:52:28.24 ID:lfcBRfnq0
悪魔のヒーローアカデミア

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お気に入り 作:ゆーりーずん
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原作:僕のヒーローアカデミア
タグ:残酷な描写 アンチ・ヘイト クロスオーバー デビルメイクライ バージル オリジナル設定 オリジナル展開 オリジナル個性 捏造 Ineedmorepower 弟未定

DMCのバージルっぽい人がヴィランに肉親を殺されて、
それがきっかけで個性の大暴走を発生させて周囲を滅茶苦茶にして、
とあるナチュラルボーンヒーローによって助けられたのを契機にヒーローを目指していく物語です。
以下注意点


----------------------------------------

シリアス一辺倒ではありません、壊れる時は壊れます。
I need more power
弟も出るかも?
オリジナル設定、展開、捏造あり。
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 12:59:12.26 ID:lfcBRfnq0
日常生活であればそれは然程困難な話ではないのだが、今はプログラム中。
一度別れれば再び会える保証はないし、命もいつまで続くかわからない。
『思い出したら言う』ということがどれ程困難なことなのだろう。
けれども、藍子はそのことには触れずに当たり障りない受け答えをした。
それ以外の言葉を見つけられなかったので。


「じゃあ、またな!」、凌はそう言って去って行った。

その小さな背中を見送ると、藍子たちも再び移動を開始した。
様々な心配事はあるのだが、まずは、英也との合流を目指すために。
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 12:59:48.68 ID:lfcBRfnq0
なんだ、関係ないの!? 紛らわしいな!、そう言おうとしたけれど、藍子は言葉を飲み込んだ。
栞の事故が故意に引き起こされたのであれば、それは一見栞のこととは無関係に見えていたとしても全くおかしくない。
関係ないと思えることが、真相に繋がる――推理小説ではありがちな展開だ。

「んー、まあ思い出したらまた言うよ」

「…うん、よろしく」

日常生活であればそれは然程困難な話ではないのだが、今はプログラム中。
一度別れれば再び会える保証はないし、命もいつまで続くかわからない。
『思い出したら言う』ということがどれ程困難なことなのだろう。
けれども、藍子はそのことには触れずに当たり障りない受け答えをした。
それ以外の言葉を見つけられなかったので。


「じゃあ、またな!」、凌はそう言って去って行った。

その小さな背中を見送ると、藍子たちも再び移動を開始した。
様々な心配事はあるのだが、まずは、英也との合流を目指すために。
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 13:00:33.40 ID:lfcBRfnq0
凌が述べた感想は、恐らくクラスメイトの大半が異口同音に述べる程度のものだ(原口教諭の名前で声を詰まらせたのは、教室で見た凄惨な光景を思い出したからかもしれない、前方に座っていた凌は恐らく見てしまっただろうから)。
藍子も凌と同じく栞の転落事故のことは教室にいた時に聞いた。
その話を聞いた瞬間、大樹が椅子を倒す勢いで立ち上がり、教室を飛び出して行った場面は見ているし、その後大樹が車にはねられて救急車で搬送されたという一報が入り、教室内は騒然とした。
授業どころではなくなり、6時間目の授業時間が終了する前に解散となった。
藍子も、他の人に聞かれれば同じように答えるだろう。

しかし、凌は、少し眉間に皺を寄せ、「んー…」と小さく唸った。

「塩屋くん…?」

栞が名前を呼ぶと、何やら釈然としない表情で頭を掻いた。

「何だっけ…
 そういや、何か…何か引っかかったことがあったような気がする…」

藍子は栞と顔を見合わせた。

「何それ、それって栞のことに何か関係あること!?」

「いや…関係はなかったような…」

なんだ、関係ないの!? 紛らわしいな!、そう言おうとしたけれど、藍子は言葉を飲み込んだ。
栞の事故が故意に引き起こされたのであれば、それは一見栞のこととは無関係に見えていたとしても全くおかしくない。
関係ないと思えることが、真相に繋がる――推理小説ではありがちな展開だ。

「んー、まあ思い出したらまた言うよ」

「…うん、よろしく」

日常生活であればそれは然程困難な話ではないのだが、今はプログラム中。
一度別れれば再び会える保証はないし、命もいつまで続くかわからない。
『思い出したら言う』ということがどれ程困難なことなのだろう。
けれども、藍子はそのことには触れずに当たり障りない受け答えをした。
それ以外の言葉を見つけられなかったので。


「じゃあ、またな!」、凌はそう言って去って行った。

その小さな背中を見送ると、藍子たちも再び移動を開始した。
様々な心配事はあるのだが、まずは、英也との合流を目指すために。
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 16:29:07.49 ID:lfcBRfnq0
西ノ島の北側にある住宅地から少し離れた茂みの中、木の陰に隠れながら移動する影が2つあった。

「駄目ね、これ以上は近付けない…」

桂川藍子(女子五番)は地図を広げながら辺りを見回し、溜息を吐いた。
北の住宅地は、藍子たちが出発した小中学校からかなり近い位置にあり、最も端にある家から100m程度で小中学校と同じエリアに入る。
つまり、現在は禁止エリアに指定されており、入ることが許されない。
入ろうものなら、藍子の首に巻きついている趣味の悪い首輪が爆発するらしい。

「新庄くん…大丈夫かな…」

傍にいた桜井栞(女子七番)が不安げに呟いた。

「大丈夫、『追いつく』って言ってたし…」

そう返しながらも、藍子自身も不安に押し潰されそうだった。
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 16:29:38.11 ID:lfcBRfnq0
西ノ島の北側にある住宅地から少し離れた茂みの中、木の陰に隠れながら移動する影が2つあった。

「駄目ね、これ以上は近付けない…」

桂川藍子(女子五番)は地図を広げながら辺りを見回し、溜息を吐いた。
北の住宅地は、藍子たちが出発した小中学校からかなり近い位置にあり、最も端にある家から100m程度で小中学校と同じエリアに入る。
つまり、現在は禁止エリアに指定されており、入ることが許されない。
入ろうものなら、藍子の首に巻きついている趣味の悪い首輪が爆発するらしい。

「新庄くん…大丈夫かな…」

傍にいた桜井栞(女子七番)が不安げに呟いた。

「大丈夫、『追いつく』って言ってたし…」

そう返しながらも、藍子自身も不安に押し潰されそうだった。

小中学校を出発して間もなく、鷹取宏直(男子八番)に襲われた。
藍子の恋人であり、その時一緒にいた新庄英也(男子六番)は負傷していたのだが、自らが盾になり、藍子たちを逃がしてくれた。
それが、3時間前のことである。

北の方にいると伝えたものの、土地勘が全くない状況で方角だけを指し示してもスムーズに合流できるわけがない。
民家はあるのだが、中に隠れていては見つけられないだろうと思い辺りをうろうろと彷徨ったり、木の陰に隠れたりを繰り返していたが、一向に英也は現れなかった。
もしかしたらそう遠くにいけない状況になっているのではないかと思い、別れた場所に戻ろうとした。
しかし、そこは既に禁止エリアに指定されているため、足止めを食らってしまった。

もしかして、あの後、英也は宏直に――
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 16:31:04.09 ID:lfcBRfnq0
最悪の想像が脳裏を過り、藍子はそれを打ち消すように頭を振った。
確かに英也は怪我をしていた。
けれども、頭も良く冷静に物事を考える力があり、バスケットボール部で鍛え続けた体力もまだそう衰えてはいないだろう。
そもそも、最悪の想定なんて、しては駄目だ。
信じなくては。

『桜井を護ることが、藍子が最優先したいことなんだろ!!
 だったら、それを貫くのが、桂川藍子なんじゃないのか!!』

英也の言葉を思い出す。
そうだ、こんなところで立ち尽くしているだけだなんて、英也が知ったら怒る。
決めたことを貫け、そう言われたではないか。

「…もう一度、北に行こう。
 行き違ったのかもしれないし」

「藍ちゃん…ごめんね…
 藍ちゃんと新庄くんだけだったら、こんなことにならなかったかもしれないのに…」

藍子は振り返り、栞の手を握った。
栞がビクッと震えた。
目力があると言われることも多いのだが、きっとそれだけではなく、藍子の表情が強張っていたから、栞を怯えさせてしまったのかもしれない。
藍子は顔を伏せ、ぐっと顔のパーツを中心に寄せんばかりに力を込め、脱力した。
力が抜けた気がする。
顔を上げて笑顔を浮かべて見せた。

「謝らないで、栞はなーんも悪くない。
 むしろ…栞と会えて良かった、栞を一人ぼっちにしないで済んで良かった。
 栞を護りたいと思ったあたしの考えは、間違ってなかった」

栞の瞳が潤んだので、藍子は栞のボブヘアをくしゃくしゃに撫で、抱き締めた。


栞は、藍子たちとは別ルートでこの島に連れて来られた。
英也と別れた後に隠れている時に、何があったのかを聞いた。
栞の口から発せられた出来事に、藍子は言葉を失った。

政府の連中が家に押しかけてきて、目の前で母親を殺害された。
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 16:31:47.44 ID:lfcBRfnq0
教室に連れて来られた時、顔面蒼白で、瞳だけ真っ赤に泣き腫らしていた理由が、こんなにも残酷なことだったなんて。
訥々と自分の見たものを口にして泣き崩れた栞を、藍子は抱き締めることしかできなかった。
大切な友人がこんなにも酷い目に遭っていたというのに何もすることができなかった自分が歯痒く、涙が溢れた。

せめてもの救いは、その場に三雲大樹(男子十六番)がいたことだろう。
栞曰く、栞自身の記憶はそこで途切れていたらしいのだが、小中学校に連れて来られ別室で待たされていた時に、手錠を嵌められた状態ではあったが、大樹がずっと栞の手を握ってくれていたらしい。
大樹といえば、誰ともつるまない一匹狼で、喧嘩をして怪我をしていることも多く、「他所の学校のヤツらを病院送りにした」だの「暴力団から声が掛かっているらしい」だの、良くない噂も飛び交い、近所の人も顔を合わせようとしないというクラスどころか近所からも浮いているような強面の男子だ。
けれども、栞とは幼馴染で、栞に言わせれば、「顔は怖いけど優しいし、うちのお母さんには弱いっていう可愛いところもあるんだよ」と意外なエピソードの持ち主だ。

教室を出発する時に、大樹と目が合った。
大樹は何を思っていたか知らないが、藍子は一方的に大樹に誓った。
栞を護る、と。
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 04:41:49.77 ID:gVxkxQf20
男子七番 瀬田陽一郎(せた・よういちろう)

身長 166cm
体重 53kg
誕生日 12月16日(射手座)
血液型 A
部活動 バスケットボール部
友人 今宮朋哉
岸辺寛明
新庄英也
立花新太
長滝玲汰
能登川丈也
土師忠昭
山田誓一
(男子主流派グループ)
愛称 陽ちゃん、瀬田っち
出身小 椿小学校
家族 父・母・妹
能力値
知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★☆☆

★★★☆☆

★☆☆☆☆

★★★★☆

★☆☆☆☆

★★☆☆☆
いつも周りの様子を窺っている小心者。
昔から内気で、俯いてばかりだったことがきっかけでいじめられたことがあり、その名残の性格。
吉富将治はその時の首謀者だったため、関心を持たれなくなった今でも恐怖の対象。
新庄英也はいじめから助けてくれた恩人で、最も信頼している。

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。


支給武器: 短刀
kill: なし
killed: 新庄英也(男子六番)
死亡話数: 第26話
凶器: なし(崖から転落)
 
出発直後、虎姫智鳥(女子十二番)が同じグループの土山小百合(女子十一番)を殺害する様を目撃したことで、友人も信じられない精神状態に追い込まれる。その後、A=04エリアにて新庄英也(男子六番)を発見、襲い掛かる。英也にとっての一番の友達が自分であると言われたことで落ち着きを取り戻しかけたが、英也に押し返されたことで体のバランスを崩し、足を踏み外して崖から転落した。<26話>


教室では最前列、映美子の隣、更に出発してクラスメイトの殺人現場に居合わせてしまったなど、とにかく運のなかった陽一郎でした。
最初に英也と合流できていれば、きっと何か変わっていたのでしょう。
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 05:29:02.70 ID:gVxkxQf20
男子一番/総合一番 秋庭俊人(あきば・としひと)



身長 162cm
体重 53kg
誕生日 11月11日
血液型 O
部活動 テニス部
友人 来栖生馬・酒井真澄
佐藤史季・関本春海
(男子主流派グループ)
愛称 アキちゃん・トシ
能力値
知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★☆☆☆☆

★★★★★

★★★☆☆

★★★★☆

★★★☆☆

★★★☆☆
男子体育委員。
明るくて人懐こい、クラスのムードメイカー的存在。
じっとしていることが苦手で、しばしば授業を妨害することもある。
宗和歩とは恋仲。
 

以下ネタバレです。白黒反転すると読めます。

支給武器:

グロック26
kill:

なし
killed:

酒井真澄(男子六番)
死亡話数:

第59話
凶器:

コルト・ガバメント
 
宗和歩(女子八番)とI=09エリアにて潜伏。酒井真澄(男子六番)に発見されるが、友人なので気を許す。ところが、真澄に銃を向けられ、俊人をかばって歩が撃たれる。泣き叫んでいたところを真澄に撃たれ、頭部被弾、死亡。<59話>



クラス1やかましい子、なんですがあまりそういうのを出せませんでした。
学習障害みたいな感じなんでしょうね。今でいうところの。
でも、好きな人に好きと言える素直さをもった、良い子なんだと思います。
お誕生日が命日になってしまいました・・・
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 06:47:25.17 ID:gVxkxQf20
英也は、知らない。
陽一郎が、あれほど怯えていた理由を。
『あんな風には、なりたくない』と主張した理由を。
そして、最も信頼していたはずの英也に突然襲い掛かった理由を。

陽一郎が教室を出発してから間もなく見た光景。
普段一緒にいる人も信用できないと陽一郎に知らしめた光景。
それは、虎姫智鳥(女子十二番)が、自分の彼氏の妹である高月柳(女子十番)を優先して、友人であるはずの土山小百合(女子十一番)を殺害した場面だった。


英也がそれを知ることはない。
知ったところで、何が変わるわけでもない。



『人殺しになっていたら、殺さなかった自分には戻れない』

宏直に言った、自分の言葉が頭に鳴り響く。
もう、人殺しではない自分に戻ることはできない。

覆水盆に返らず。
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 05:39:19.52 ID:WCIt+BFm0
『人殺しになっていたら、殺さなかった自分には戻れない』

宏直に言った、自分の言葉が頭に鳴り響く。
もう、人殺しではない自分に戻ることはできない。

覆水盆に返らず。
 

  

  男子八番・瀬田陽一郎  死亡

  【残り三十五人】
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 05:49:21.26 ID:WCIt+BFm0
みずかね@オリバト垢
@OrbtStardust
オリジナルバトルロワイアル(オリバト)サイト「Star☆Dust」の管理人によるオリバト垢です。更新情報などなどを発信します。発信用のため原則フォローはいたしませんのでご了承ください。現在9作目更新中。
stardust0302.fc2web.com
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 16:53:35.65 ID:WCIt+BFm0
まいぴ?
@yuta_mai1113
?GENERATIONS? 8.4UJ?? 4.20TYF? 7.5BOT?参戦? ?大好きな相棒?
@gs_ryt_luvvv
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 16:55:05.33 ID:WCIt+BFm0
高須撫子
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 19:45:26.58 ID:8djmj2TSO
>>1が来たと思ったら違った
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/03(火) 19:14:18.85 ID:5nRYEOWM0
無理……しんど……
@tapituri
キモヲタなのでしっかりキモイよ 他人の地雷は私の性癖なのでどんどんブロックして私を殴れ ぎゆさね、炭玄、善宇、善獪、炭治郎攻め固定
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/03(火) 19:15:25.39 ID:5nRYEOWM0
あき
@threeaki
16260アラフォー。ヒーローのマスクオフやもっこり画像をメインに載せていきます。宮城でフォロワーさん増やしたいです。
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