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八幡「俺は雪ノ下を選んだ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 10:20:14.69 ID:UAc6Cp7C0

八幡(人生は苦いよな…)

八幡(俺がガムシロップ入れるのもそれが関係してたりするよ?いや、ほんと)

八幡(現実は苦いから、せめて空想の世界は甘くっていう言葉もあるけど)


いろは「先輩、ここの問題ってこうですよね?」

八幡「ん〜そうだな、それであってる」

いろは「やった!これで完了〜〜!」

八幡「というか、なんで奉仕部の部室で、お前に勉強教えてんの?」

いろは「わたしに聞かないでくださいよ」

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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part6 @ 2024/03/16(土) 18:36:44.10 ID:H9jwDXet0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710581803/

昔、スリに間違えられた @ 2024/03/16(土) 17:01:20.79 ID:TU1bmFpu0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1710576080/

さくらみこ「インターネッツのディストピアで」星街すいせい「ウィキペディアね」 @ 2024/03/16(土) 15:57:39.74 ID:7uCG76pMo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710572259/

今日は月が……❤ @ 2024/03/14(木) 18:25:34.96 ID:FFqOb4Jf0
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どうも、僕は「げじまゆ」をヤリ捨てた好色一代男うーきちと言います!114514!! @ 2024/03/14(木) 01:23:38.34 ID:ElVKCO5V0
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アサギ・とがめ・新生活! @ 2024/03/13(水) 21:44:42.36 ID:wQLQUVs10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710333881/

そろそろ春だねー! @ 2024/03/12(火) 21:53:17.79 ID:BH6nSGCdo
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part5 @ 2024/03/12(火) 16:37:46.33 ID:kMZQc8+v0
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2 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 10:23:38.39 ID:UAc6Cp7C0
いろは「疲れましたね先輩、わたしにお茶淹れてくれてもいいですよ?」

八幡「なにこの女王様…」スタスタ

いろは「とかなんとか言って、やってくれるんですね」

八幡「お前、うるさいし」

いろは「人を犬みたいに言わないでください」

八幡(確かに、犬みたいなところもあるかな…)


いろは「ところで、雪ノ下先輩たち来ないんですか?」

八幡「雪ノ下は今日は家の用事で休みだ」

いろは「へ〜詳しいですね〜」

八幡「いや、さっき連絡しただけだけどね」
3 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 10:27:26.63 ID:UAc6Cp7C0
いろは「連絡取り合ってるなんて、恋人同士なだけありますねっ」

八幡「ここで言うか?それを…」

いろは「それで…結衣先輩は?」

八幡「いや、聞いてないけど、来るんじゃないのか?」


いろは「来てくれるんですか?」

八幡「さあ…」


いろは「そんな無責任な」

八幡「しょうがないだろ」

いろは「先輩が選んだんでしょ」

八幡「そうだけどな…」


八幡(俺は…雪ノ下と付き合い始めた)

八幡(彼女を選んだことになるのかね)
4 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 10:31:04.48 ID:UAc6Cp7C0
いろは「一か月もかけるとか、先輩へたれですよ〜」

八幡「慣れて無さ過ぎたんだよこういうのに…」


いろは「まあ、それはあるでしょうけど」

八幡「それに…」

いろは「でも意外だったかも」

八幡「意外?」

いろは「先輩、答え出さないんじゃないかって思ってましたし」

八幡「…それも考えてたけど」

いろは「3人なんとなく平行線で卒業までって感じですか」

八幡「そういうことだな」

いろは「でも、答え出したじゃないですか」


いろは「ちょっと男らしいなって思いましたよ」

八幡「それはどうも」
5 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 10:34:52.90 ID:UAc6Cp7C0
いろは「む、あまり嬉しそうじゃないですね」

八幡「まあ、そりゃな…」

いろは「ダメですよ…そういう後ろ向きなこと考えちゃ」

八幡「……」


ガラガラ

結衣「や、やっはろ〜〜っ!」

いろは「あ、結衣先輩、やっはろ〜〜ですっ!」

八幡「お、おう…」

ゲシ

八幡(いてっ…!蹴られた…)

いろは「…」

八幡(睨まれてるし…)

八幡「よう、由比ヶ浜」(これでいいのか?)


結衣「う、うん…ヒッキーも…こんにちは…」

八幡(気まずいままじゃん…)
6 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 10:52:37.99 ID:UAc6Cp7C0
結衣「えっと、ゆきのんは…?」

八幡「用事で今日は来れないって言ってたぞ」

結衣「あ、そ、そうなんだ…」


八幡(安心したような表情だな…)

八幡(やっぱり気まずいか)

結衣「いろはちゃんと勉強してたんだ」

八幡「おう、まあな」

いろは「わたしも来年は受験生なんで」


八幡「俺たち、今が受験生だからね?」
7 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 10:57:29.19 ID:UAc6Cp7C0
結衣「でも、教えてあげた方が、自分も修得するって言うしさ」

八幡(由比ヶ浜が賢いこと言ってる)

いろは「そうですよ、先輩。わたしに教えるのは先輩のためなんです」


八幡「屁理屈だよねそれ……」


結衣「ここ、最近は勉強部屋になってるよね」

八幡「依頼も来ないっていうか、そもそも受験だしな」


いろは「引退…ですか」

八幡「まだ5月だし、早いかもしれんけど」

いろは「先輩たちいなくなったら、奉仕部って消えちゃうんですよね…」

八幡「小町に入ってもらうか?幽霊部員でもいいから…なんつて」

いろは「いいじゃないですか〜」

八幡「おいおい、冗談だっての」
8 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 11:00:58.49 ID:UAc6Cp7C0
結衣「……」


いろは「結衣先輩…?」

結衣「え?うん、聞いてるよ?」

八幡(やっぱり、微妙な空気か…)

八幡「今日は雪ノ下もいないし、早めに閉めてどっか行くか?」

結衣「え?」

いろは「お〜、先輩太っ腹です〜!」

八幡「別に奢るとは言ってないけどな」

いろは「先輩、かっこ悪いですよ」


結衣「えっと…これから?」

八幡「ああ、大分早いけど、別に大丈夫だろ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 11:03:40.92 ID:p4HTmB490
保守
http://xhamster.com/movies/3514978/nice_japanese_girl_with_big_tits.html
10 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 11:14:57.46 ID:UAc6Cp7C0
結衣「あ、でも今日は優美子と約束があるから」

八幡「三浦とか」

結衣「うん、ごめんね?」


八幡「いや、いいけど」


ガラ

三浦「結衣〜いる〜?」

結衣「あ、優美子」

三浦「どうなん?いつごろから行けんの?」

結衣「え〜っと…」

八幡「すぐ行ってきたらどうだ?」
11 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 11:20:49.30 ID:UAc6Cp7C0
結衣「え、いいかな?」

八幡「戸締りくらいしかすることないしな」

結衣「ごめんね、じゃあ行ってくるね」

スタスタ


いろは「なんか、先輩優しくないですか〜」

八幡「はあ?」

いろは「心の余裕が感じられますよ」


八幡「そんなことねぇよ」

いろは「雪ノ下さんゲットしたのは大きいですね」

八幡「違うっての」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 11:36:11.44 ID:/NG7eeXI0
>>9
どうせなら仁科かJulia貼れや
13 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 12:04:01.01 ID:UAc6Cp7C0
喫茶店

三浦「結衣」

結衣「え、なに?」


三浦「あのさ、元気出しなよ」

結衣「え、なに言ってんの?優美子…あたし元気じゃん」

三浦「…」

結衣「元気…だよ…」

三浦「全然見えないっての、下手な演技もそこまで行くと大したもんだし」

結衣「元気だよ…ホントに」
14 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 12:11:54.02 ID:UAc6Cp7C0
三浦「無理すんなっての、特にあーしの前で」

結衣「……優美子」


三浦「核心つくようで悪いけどさ」

結衣「うん…」

三浦「ヒキオと雪ノ下さんが付き合い始めたからだよね?元気ないの」

結衣「…それは…」

三浦「答えて」

結衣「…うん、そうなるかな」


三浦「やっぱりそっか」

結衣「あははは、きっぱりと振られちゃったよ〜」

三浦「そんな、元気に言えることじゃないんでしょ」

結衣「あ、あはははは…」
15 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 12:15:11.57 ID:UAc6Cp7C0
三浦「あーしとしてはどうなるのかなって思ってたけど」

結衣「優美子も、思ってたんだ…」

三浦「ヒキオのことだから、なにもせずに終わるとも思ってたけど」

三浦「大胆に動いたね、あいつも…ホント」


結衣「…」

結衣「…どうして、あたしじゃなくて、ゆきのんだったのかな…」

結衣「あたし、結構がんばってアプローチしてたんだけどな…」

結衣「……うっ…」

三浦「結衣…あんたそんなに、ヒキオのこと…」


結衣「ごめん…変なところ見せて…」

三浦「謝んなくていいっての」
16 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 12:20:05.72 ID:UAc6Cp7C0
結衣「……」

三浦「結衣さ、気持ちは察するけど…」

結衣「うん…」


三浦「気分変えるのも重要だと思うんだよね」

結衣「そうだけど……」

三浦「あんたと付き合いたいって奴いんだけどさ」

結衣「え〜〜?なにそれ…」

三浦「まあ、あんたも顔見知りとは思うけどさ」


三浦「試しにって言ったら変だけど、付き合ってみたら?」

結衣「優美子…そんなの…」
17 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 12:23:46.02 ID:UAc6Cp7C0
三浦「悔やんでも、ヒキオ戻って来ないし」

結衣「それは…そうだけど…さ…」

三浦「それに…あんたのそういう表情、あーしも見たくないんだ」

三浦「辛そうだもん」


結衣「優美子……」

三浦「結衣は付き合ってないからわからないかもだけど」

三浦「結構付き合うのって軽いもんだよ」

結衣「そうかな…」

三浦「まあ、雪ノ下さんがどうかはわかんないけど」


三浦「とにかく会ってみるだけでも、変わってくると思うよ?どう?」

結衣「……うん、そうだね…わかった」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 13:41:21.21 ID:v2tRL06jO
玉縄「YAHww!HELLOww!!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 13:45:11.92 ID:HgPZcxze0
何故かこのまま読んだら雪乃好きのおれはダメージを受けると予感…
20 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 17:09:33.31 ID:UAc6Cp7C0

いろは「先輩、今日はごちそうさまでしたっ!」

八幡「一色…食べ過ぎ…奢りだからって…」

いろは「先輩の器の大きさには脱帽ですっ!」


八幡「絶対褒めてないだろ」

いろは「まあ、いいじゃないですか。これから雪ノ下先輩に似たようなことするんですよ?」

八幡「それは…そうかな」

いろは「こういうのも練習ですって」


八幡「なんか都合のいい解釈だな」

21 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 17:12:17.70 ID:UAc6Cp7C0
いろは「それはいいんです。問題はちゃんと雪ノ下先輩と楽しんで付き合ってくださいよ?」

八幡「どういう意味だよ…?」

いろは「ホントにわかってないんですか?」


八幡「…」


いろは「中途半端に付き合っちゃうとか…一番駄目ですからね?」

八幡「…」

いろは「先輩はもう答え出したんですから」

八幡「わかってるっての…」

いろは「恋愛初心者の先輩には周りに気を遣う余裕なんかないはずです」


22 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 17:16:19.67 ID:UAc6Cp7C0
八幡「恋愛初心者って…合ってるが…」

いろは「わたしが言いたいのはそのくらいです、今のところ」

八幡「なんでお前がそんなこと言うんだよ…これ3人の問題だぞ?」


いろは「そんなことないです」

八幡「ん?」

いろは「なんでもありません、先輩はこういう時はバカですから…」


八幡「…?」

いろは「もう帰りましょうか、先輩っ」

八幡「…そうだな」

いろは「こんなところ、雪ノ下先輩に見られたら大変ですし」

八幡「そういうこと言うなよ…怖いからね」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 17:39:38.68 ID:lCE1UBsX0
物陰からずっと見ていた雪なんとかさん、その手に持っている出刃包丁は何に使うおつもりでしょうか
24 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 17:51:56.66 ID:UAc6Cp7C0
いろは「どこかで見てるかもしれないですよ?」

八幡「いや、家の用事って言ってたし」

いろは「ああ、雪ノ下先輩の家系凄いですもんね」

いろは「侯爵?王族?」

八幡「そんな天皇家じゃねぇよ…上流階級かもしれんけど」


いろは「ノリ悪いです先輩〜」

八幡「俺は陽乃さんの方が怖いんだけどね…」

いろは「あ〜なるほど〜」


いろは「それじゃあ、先輩。こっちなんでもう行きますね」

八幡「おう」

いろは「それじゃ、また明日!」
25 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 17:57:00.75 ID:UAc6Cp7C0
翌日

スタスタスタスタ


八幡「眠い…このまま帰って寝てしまいたい」

雪乃「なにを言ってるのかしら、あなたは…朝から」

八幡「雪ノ下…」

雪乃「おはよう、朝から陰鬱な顔をしてるわね」

八幡「相変わらず、毒舌が冴えわたっているようで…」


雪乃「私は、あなたのそんな陰鬱な表情も嫌いじゃないけれど」

八幡「……」


雪乃「な、なんとか言って…黙るのはズルいわよ…」

八幡「先に行く」スタスタ

雪乃「ちょ、比企谷くん…!私の努力を笑いものにする気かしら?」スタスタ


八幡「う、うるせ…」

雪乃「……!」


八幡(雪ノ下の顔、まともに見れん…)
26 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:01:23.12 ID:UAc6Cp7C0
教室


戸塚「八幡」

八幡「戸塚…おはよう」


戸塚「うん、おはよう」

八幡(よし、今日も一日がんばれるな)


戸塚「でもさ、朝、雪ノ下さんとはあんなだったのに…僕には普通に挨拶とか」

戸塚「順序が違うよ」


八幡「…見てたのか?」

戸塚「うん、まあね。たまたまなんだけど」

八幡(なんか……布団ないですかね…もだえ苦しみたい…)


戸塚「二人の貴重なやり取り見れたし、おもしろかったけどさ」

八幡「いや、おもしろくねぇから…」
27 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:06:36.34 ID:UAc6Cp7C0
戸部「隼人君〜今日はカラオケ行くっしょ?」

葉山「ああ、構わないけど、最近よく行くな」

戸部「ほら、なんての?嵌り時期ってあるじゃん?あれあれ」


葉山「嵌り時期?そんな言葉あるのか?」


三浦「結衣〜〜」

結衣「なに…」

三浦「ほれほれ」ツンツン

結衣「きゃあっ、なに急に〜〜!」

三浦「元気だしなよ、元気」

結衣「う、うん」
28 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:12:12.91 ID:UAc6Cp7C0
ワイワイ

八幡「…」ジー

戸塚「どうしたの?八幡…」

八幡「いや…」

八幡(由比ヶ浜の奴……どうなんだろうな)


八幡(一色にも注意されたな…俺には余裕ないしな)


-------------------------------------

奉仕部

雪乃「比企谷くん、お茶はいるかしら?」

八幡「ん、ああ」

雪乃「じゃあ、淹れるわね」


雪乃「ところで、由比ヶ浜さんは?」

八幡「……さあ…」

雪乃「一緒には来ていないの?」

八幡「来てない」

雪乃「以前は一緒に来ていたことも多かったのに」
29 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:14:55.15 ID:UAc6Cp7C0
八幡「あのな…」


雪乃「…」

八幡「俺たちの関係も変わっただろ…」

雪乃「ええ…」

八幡「全く、以前と同じってわけには…いかないだろ」

雪乃「そうね…そうかもしれないわ」

八幡「…」

雪乃「でも…やはり寂しいわね…」

八幡「雪ノ下にとって、由比ヶ浜は特別か?」

雪乃「それはもちろんよ」
30 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:18:46.79 ID:UAc6Cp7C0
雪乃「あなたも同じでしょう?」

八幡「そうだな…」

雪乃「3人で、この1年頑張ってきたんだから…」

雪乃「それは、この先を考えても、かけがえのない財産になると思うわ」


八幡「なら……やめるか?」

雪乃「…え?」

八幡「元の関係に戻るか?由比ヶ浜にもそう伝えるか?」


雪乃「…」

八幡「お前が、辛いんなら…」


雪乃「嫌よ」

八幡「…」
31 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:22:23.70 ID:UAc6Cp7C0
雪乃「あなたを誰にも渡す気はないわ」

八幡「雪ノ下…」


雪乃「…比企谷くん」


八幡「なんだ…て、んっ」

雪乃「んっ…チュ…」

八幡「む…むぐ……」


八幡(…雪ノ下って…こんな積極的だったの…?)

雪乃「ん…」

八幡「むむ…」

八幡(人間って優先順位があるよな…絶対…)

八幡(雪ノ下って、その優先に忠実そうだ…)
32 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:26:46.84 ID:UAc6Cp7C0
八幡「な、なあ…雪ノ下…」

雪乃「…なに?」

八幡「キス…長くないっすか…?」

雪乃「いいじゃない少しくらい…誰も見ていないわ」

八幡「そういう言葉が、いちいち…」

雪乃「理性はどうしたの?あなた…」

八幡「いやいや、雪ノ下に言われたくないぞ…」


ガラガラ


結衣「やっはろ〜〜!」

雪乃「…!」

八幡「由比ヶ浜…よ、よう…」
33 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:31:09.75 ID:UAc6Cp7C0
結衣「あれ…?どうしたの…?」

雪乃「いえ…なんでもないわ」

結衣「…そう?」


八幡(あぶねぇ…もう少し近づいてたら、バレテたか…離れてて良かった…)

雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」

結衣「うんっ」


雪乃「紅茶はいるかしら?」

結衣「あ、もらえる?ありがとう」

八幡(元気に見えるな?それとも、まだ無理してるか?)
34 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:35:33.31 ID:UAc6Cp7C0

雪乃「…それじゃあ、勉強をしましょうか」

八幡「依頼来ないしな」

雪乃「もう、3年になったもの。引退のようなものだから、来ないのも無理はないわ」

八幡「もう奉仕部の活動は終了か…」

雪乃「私としては残念ね」


八幡「そうか?」

雪乃「あなたの活躍が見れなくなるから」

八幡「な…」

雪乃「あなたは、依頼の時は人が変わったように頼りがいがあったわよ」

八幡「それ…やっぱり毒舌ですよね?」

雪乃「どうかしら?」


結衣「……」
35 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:38:25.35 ID:UAc6Cp7C0
結衣「えっと…あのさ」

雪乃「由比ヶ浜さん?どうしたの?」


結衣「今から、勉強するってなってるけど…」

雪乃「ええ」

結衣「今日もちょっと、予定があってさ。とりあえず顔出しただけなんだ」

八幡「三浦と約束か?」


結衣「ううん、男子と約束…男子と」

八幡「……」

結衣「……」チラ

雪乃「男子?葉山君かしら?」

結衣「ううん、違うよ」
36 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:42:36.39 ID:UAc6Cp7C0
八幡「なら、戸部とその周辺じゃなさそうだしな」

結衣「ヒッキー、ひどいよ…確かに違うけどさ…」

結衣「隣のクラスの子なんだけどさ」

八幡「知らない奴か」

結衣「ヒッキー達も顔くらいは見てるかもだけど」

雪乃「その人と、出かける用があるのね」


結衣「うん…だから、ごめんね?」

八幡「それなら仕方ないか」

雪乃「行ってらっしゃい、気を付けてね」


結衣「…ヒッキー…」

八幡「なんだ…?」

結衣「…なんでもない、行ってくるねっ!」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 18:42:53.42 ID:/MEmninJO
これはガハマさんが離れても仕方ない
残酷すぎる仕打ちだわ
38 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 18:42:57.87 ID:UAc6Cp7C0
今日はここまでですかね
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 18:50:34.76 ID:He+iPfXT0
三浦が男を紹介するとかいう破滅フラグ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 19:15:57.36 ID:eBwYiIsDO
残酷ではあるが、選ぶってそういうことだし・・・。
ここで八幡がぶれたら、ガチ本物wワロスになるわ。雪乃にも結衣にも不誠実だわ
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 19:27:57.73 ID:1c6e7bVaO
>>40
いや選んだことが残酷じゃなくて、三人だけの部活の教室で二人がいちゃつくのは、もう一人ことを蔑ろにしてるやろ
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 20:04:23.00 ID:v2tRL06jO
乙です
コレばっかりは仕方無いね…
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 20:05:12.75 ID:o52FHO3co
おつおつ
44 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 21:13:27.69 ID:shS55I4iO
ガラガラ

雪乃「…」

八幡「俺たちだけで、勉強するか」

雪乃「ええ、そうしましょう」

ーーーーーーーー

八幡「もうこんな時間か…」

雪乃「それなりに問題はこなしたわね」

雪乃「あなたはやはり数学が問題ね」

八幡「わかってるっての…」

雪乃「わかってるなら、少しは克服しないと駄目でしょう」

八幡「一応やってるけどね」

雪乃「おそらく量の問題ね、国語は大丈夫だから数学に回せばいいのよ」

八幡「苦痛だな、それ…」
45 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 21:17:15.23 ID:shS55I4iO
雪乃「今度、私のマンションで勉強しましょうか」

八幡「えっ?雪ノ下のか?」

雪乃「数学を教えるわ」

八幡「お、おう…それはありがたいけど…」

雪乃「どうかしたの?」

八幡「いや、なんでも…」

雪乃「??」

八幡(俺は理性の怪物…理性の怪物…)
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 21:22:51.13 ID:d1VPIhWao
ガハマがどうなろうと気にならない
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 21:25:02.89 ID:pTK0mYV30
>>46
お前がどうなろうと気にならない
48 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 22:02:42.28 ID:shS55I4iO
ガラガラ

いろは「いや〜〜遅れちゃいました🎵」

雪乃「あら一色さん、こんにちは」

いろは「雪ノ下先輩、こんにちはです、先輩も」

八幡「オッス」


いろは「なにしてたんですか?こんな密室で二人で〜?」

八幡「なにその台詞…」

雪乃「勉強していただけよ」

八幡「お前も真面目に返すなよ」
49 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 22:13:44.31 ID:shS55I4iO
いろは「何となく帰るところみたいですし、御飯食べに行きません?」

いろは「先輩のおごりで」

八幡「おい、さらっと言うな」


雪乃「それはともかくとして、食べに行きましょうか」

いろは「やったやった❗」

八幡「雪ノ下も柔軟だな」

雪乃「人とお付き合いする以上、そういうのも重要でしょう」

八幡「…かもな」

雪乃「あなたも柔軟になった方がいいわね」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 23:06:32.03 ID:Mic51uDv0
胸が痛い…

一色ーー!たすけてくれーー!!
51 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 23:32:38.34 ID:shS55I4iO
その頃 繁華街

男「御飯も食べたし、カラオケでも行く?」

結衣「う〜ん、どうしよっか…カラオケでもいいけど…」

男「あまり気分乗らない?」

結衣「あ、ご、ごめん…そんなことないんだけど…」

男「いいよ、由比ヶ浜さん、気にしなくて」

男「俺も無理に誘ったのが悪いし」

結衣「そ、そんなことないよ、楽しかったし❗」

男「本当に?」

結衣「うん」

男「なら良かったよ」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 23:35:05.17 ID:3M2gc4P1o
八幡が由比ヶ浜に何かしようとすると彼女という立場になった雪ノ下を裏切るようなもんだからなー
雪ノ下もある程度は許容してくれそうだけど複雑だろうし
これは今後の展開に期待
53 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 23:36:29.37 ID:shS55I4iO
男「三浦さんからの紹介だし、歪だけどさ…」

結衣「うん…」

男「俺と付き合ってくれないかな?」

結衣「…」

男「俺、君のこと前から気になっててさ…だから……」

結衣「あの…」

結衣「考えさせてくれないかな…」

男「それは、もちろんいいよ」
54 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 23:41:51.57 ID:shS55I4iO
男「何度か話したけど、友達って仲でもなかったし」

男「いきなり、彼女になってくれじゃ、戸惑うよね」

結衣「ごめんね?出来るだけ早く答えるから…」

男「ああ、じゃあ今日はもう帰ろうか」

結衣「うん、そうしよ」

男「送って行くよ」

結衣「ありがとう」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 23:47:26.51 ID:Yi7Uf5dVo
いい男
56 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 23:50:04.01 ID:shS55I4iO
結衣(やっぱり付き合ってって言われたか)

結衣(ヒッキー…あたしどうしたらいいかな…)

ーーーーーーーーーーーー

数日経過

三浦「あいつと結構うまくいってるって?」

結衣「ど、どうなのかな…」

三浦「あれから毎日遊んでるんでしょ?」

結衣「うん、まあ…」

三浦「もう付き合ってるも同然じゃん」

結衣「でもまだだよ…」

三浦「保留中なんだ…うわ、生殺しだし…」

結衣「生殺しって…そんなの…」
57 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/26(月) 23:56:25.95 ID:shS55I4iO
三浦「結衣みたいなナイスバディ、なかなかいないし」

三浦「早く食べたいって思ってるかもよ」

結衣「優美子…怒るよ…」

三浦「ちょっとは元気になってるじゃん」

結衣「え?あ…そうかな」

三浦「やっぱさ、落ち込んでてもつまらないでしょ」

結衣「それは、ちょっと思ってた」

三浦「なんかもう、答えきまってるじゃん」

三浦「早くOK出したら?」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 00:01:42.61 ID:F7Hb7IIAo
これ系の話って大体八幡が由比ヶ浜をキープしてたことについてノータッチなのがもやもやするんだよなぁ
59 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 00:06:12.74 ID:ZS19r8wJO
結衣「考えてみる」

ーーーーーーーーーー

スタスタ

結衣「ちょっと元気出てきてるかな、あたし…」

結衣「…」

八幡【ごめん、由比ヶ浜…俺は雪ノ下と付き合うことにしたんだ…】

結衣「あ…」

結衣「ゆきのんと…ヒッキーだ…」

結衣「ごはん食べてる…」


雪乃「どうしてこんなところで食べているの?」

八幡「ぼっちだからな」

雪乃「絶対違うでしょう」
60 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 00:11:31.73 ID:ZS19r8wJO
八幡「昔の癖みたいなもんだよ」

雪乃「誰か呼ぼうとは考えないの?」

八幡「一色呼んでもいいのか?」

雪乃「私が怒るわね」

八幡「怖いですよ、雪ノ下さん…」

八幡「じゃあ戸塚とか…」

雪乃「微妙に怒りたいけれど、まあいいわ」


八幡「じゃあ今度から、戸塚呼ぶ」

雪乃「その必要はないわ」
61 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 00:14:53.57 ID:ZS19r8wJO
八幡「え?」

雪乃「わ、私がいてあげるから…」

八幡「それ、言いたかっただけですよね…回りくどい」

雪乃「しょうがないでしょう…慣れてないのよ」


結衣「…………」

結衣「仲良いよねって…当たり前か」

結衣「……っ❗」

タタタタ
62 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 00:21:52.36 ID:ZS19r8wJO
また時間おいて書きます
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 00:22:16.24 ID:tywQYdGSo
おつ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 00:42:27.90 ID:bJPdO90Eo
乙です
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 01:10:44.65 ID:ztG69xJn0
世のハーレムものが濁してる部分だよな
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 02:30:25.81 ID:A9Z7sRn2O
三浦さん振られたばっかの人に早速男あてがうとか浅慮過ぎじゃないですか?
さらに生殺し発言とか鬼畜なんですか?
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 03:32:33.33 ID:ThzCPCr0O
>>66まぁ…そうなんでしょうけど…
善意が裏目っちゃう事ってありますよね…
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 05:27:35.81 ID:W99a6blZ0
戸部使ってオタクからゲーム機強奪する様な女ですし浅慮でもしゃーないわ
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 05:44:52.69 ID:sEFTTzDE0
何だよ顔見知りの男って材木座じゃないのか
70 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 12:16:04.62 ID:ja260Kcr0
学校の隅


男「えっ?いいの!?」

結衣「う、うん…その…よろしくね?」


男「…こ、こちらこそよろしく…お願いします」

結衣「は、はい…」

男「ありがとう……えっと、結衣?」

結衣「ええっ?」

男「だ、ダメかな?か、彼氏になるわけだし」

結衣「そ、そうだよね…普通かな?」

男「ああ、じゃあよろしくねっ」

結衣「うん、よろしく…」


結衣「………」
71 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 12:25:56.50 ID:ja260Kcr0
奉仕部


雪乃「ここの問題はこうね」

八幡「えっと、正解みたいだ」

雪乃「そう、じゃあ少し休憩しましょうか」

八幡「ん、そうだな」

カタン


雪乃「それなりに順調に行ってるわね」

八幡「まだ5月だし、こんなにやる必要あるかって時期だしな」

雪乃「早めにやるに越したことはないわ、特にあなたの理数系は」

八幡「はい…」

雪乃「今度の休みに、マンションで数学を徹底的にやるわよ」

八幡「徹底的に…」

雪乃「なぜそこで挙動不審になるの?少し不気味なのだけれど…」


八幡「なんでも…ていうか、俺のメンタル考えてね?」

雪乃「最近、こういう毒舌もなかったでしょう?だからよ」

八幡「まあ、それは…」


雪乃「こ、恋人になったものね……」

八幡「…」

雪乃「…」
72 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 12:36:24.80 ID:ja260Kcr0
八幡(…て、照れくさいですよ、雪ノ下さん…こういう時どうすればいいんだ?)

八幡(素数だ!素数を数えればいいんだっ!)

八幡(2,4,6,8、…いやこれはただの偶数だ!て、なにやってんの俺…どこの神父だよ)


雪乃「ねえ、比企谷くん」

八幡「な、なんだ…」

雪乃「恋人らしいことというのはどういうことを言うのかしら?」


八幡「どういうことって言われてもな…学校ではできないことだろ…」

雪乃「そうね、キスでも学校で見られたら問題になるわ」

八幡「ここ進学校だしね…」
73 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 13:03:17.61 ID:ja260Kcr0
雪乃「それなら…私の部屋なら大丈夫かしら?」

八幡「え…なに言ってんの?雪ノ下さん?」


雪乃「あくまでも、例えばの話よ…例えばの」

八幡「例えばね…ですよね…」


雪乃「そんなに例えばの話でもないのだけど…」


八幡「…」

八幡(雪ノ下が近い…)

雪乃「これくらいならいいでしょう」ギュ

八幡(手握ってきたし…)

八幡「積極的だな…おい」

雪乃「あなたが消極的過ぎるのよ」
74 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 13:08:10.47 ID:ja260Kcr0
八幡「雪ノ下…」

雪乃「私はまだ信じられないわ…」

八幡「なにを?」

雪乃「あなたが私を選んだこと」


八幡「いやいや、事実だし…」

雪乃「由比ヶ浜さんを選ぶんじゃないかって不安だったわ」

八幡「…悪い、大分またせたな…」

雪乃「そうよ、だから…」

八幡「いや、でも大丈夫だろ?こうやって付き合ってるんだし」

雪乃「そうだけれど…やはり不安はあるわ」


ガラ

結衣「や、やっはろ…」

八幡「お、おう…由比ヶ浜…」

雪乃「ごきげんよう、由比ヶ浜さん」

75 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 13:11:41.49 ID:ja260Kcr0
結衣「……手」


八幡「え、あ…」

雪乃「あ…」パッ


結衣「…」

結衣「しょうがないよね…」

ガタ

結衣「は〜〜疲れたよ〜」

八幡「どっか行ってたのか?遅かったな」

結衣「ごめん、ちょっと話こんじゃってさ〜」


雪乃「例の男の人かしら?」
76 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 13:15:05.15 ID:ja260Kcr0
八幡「なんか、最近よく会ってるって聞くな」

結衣「うん、それでさ…」

八幡「?」

雪乃「?」


結衣「つ、付き合うことになりました〜〜っ」

雪乃「あら、おめでとう…と言えばいいのかしら?」

結衣「うん、そだよ〜〜ありがとう〜!」


結衣「…」チラ

八幡「……」

八幡「よかったな、由比ヶ浜」

結衣「……」

結衣「うん…ありがと…ヒッキー…」
77 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 13:19:59.83 ID:ja260Kcr0
雪乃「どういった人なの?」

結衣「まだわからないけどさ、背も高いし優しいし、気を遣ってくれるし、二枚目かな?」

雪乃「あら、すごいわね」


八幡「なんか俺と正反対のような奴だな…」

結衣「…そんなことないよ…」

八幡「ん?」

結衣「ううん、なんでも」

雪乃「……」


雪乃「でも、私も嬉しく思うわ…その…」

結衣「ゆきのん?」

雪乃「あまり、私が言えることではないけど…」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 13:22:31.49 ID:psfleh0w0
八幡も同年代の平均身長よりはだいぶ高いからな

容姿のマイナスは目つきのみだし
79 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 13:23:43.09 ID:ja260Kcr0
結衣「やだな〜、あたしに気遣わないでよっ」

結衣「ゆきのんはさっきみたいに、ヒッキーとイチャイチャしててよねっ」

雪乃「由比ヶ浜さん」


八幡「おいおい…恥ずかしいこと言うな…イチャイチャとか」

結衣「事実じゃん、思いっきりしてたじゃんっ!」

八幡「うう…」

雪乃「あ…」


結衣「えっと、それでさ…今日、早く帰ってもいいかな?待たせてて…」

雪乃「え?それはいいけど」


結衣「うん、ごめんね!それじゃあっ」
80 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:00:00.67 ID:ja260Kcr0
結衣「ヒッキー……」

結衣「よ、よし…!…あ、あたしもがんばらないと…!」

結衣「よし、行け、結衣!」


----------------------------------------


男「あ、もういいのか?」

結衣「うん、奉仕部は大丈夫だよっ!帰ろうかっ」

男「奉仕部か…」

結衣「ん?なに〜?」

男「なんでもないよ、じゃあ行こう」

結衣「うんっ!」
81 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:10:02.98 ID:ja260Kcr0
男「コンビニで買い物してくるからさ、少し外で待っててくれる」

結衣「ん、わかった」

男「じゃあ」ウィーン


結衣(ゆきのんとヒッキー…今頃どうしてるんだろ…)

結衣「やっぱり色々してるよね…恋人だもんね」

結衣「…でも、ヒッキー…」

結衣(ああ、ダメだあたし…こんなの彼にも申し訳ないよ…)


男2「ねえねえ、君さ〜」

男3「おお、すげぇ可愛い…」

結衣「え…?あたし?」
82 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:14:53.77 ID:ja260Kcr0
男2「今ひとり?」

男3「だったら、飯でも食べに行かないかい?そこのドンキーでも…」

結衣「え〜?ドンキー?」

結衣(ナンパだよね…?ていうかドンキーって…)

結衣(ナンパして誘うようなお店じゃないと思うんだけど…)

結衣「ご、ごめんなさい…ひとりじゃなくて」

男2「え、マジかよ、残念…じゃあせめてメアド交換だけでも…!」

結衣「…」

男3「断られたら諦めろって言ってるだろ…ごめんね、不快な思いさせて」

結衣「あ、いえ…」


男「なにやってんだ!」

結衣「えっ?」
83 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:18:10.00 ID:ja260Kcr0
男2「ん、連れ?」

結衣「はい…彼氏…」

男3「そういうことか…」

ドカッ

男3「ぐわっ…!」

結衣「あっ!」

男「平気かっ?結衣っ!」


男2「おまえ…いきなり殴るとか…なに考えて…がっ!」

男「暴漢がなに言ってやがるっ!」

ドカッ ドカッ
84 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:22:11.07 ID:ja260Kcr0
男「このっ!しね、しねっ!」


男2「ああ…」

男3「ごほ……!」


結衣「あ…ああ…」


「え、なに?喧嘩〜?」

「うそ、まじかよ…!」

男「はあはあ……」

結衣「こ、こっち来て…!」タタタタ


戸部「うわ…」

葉山「結衣と…もう一人は」

戸部「ちょ、隼人くん…あれやばくない〜?」

葉山「ああ…」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 14:23:26.70 ID:Hixh8aSno
やばい奴じゃん…
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 14:26:02.98 ID:psfleh0w0
この男終わったな

先に手を出したのも駄目だが、しねしねは余計に拙い

そして結衣も拙い
87 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:28:16.87 ID:ja260Kcr0
結衣「はあはあ……」

男「はあはあ…」

結衣「どうしてあんなこと…」


男「君を助けたんじゃないか、結衣」

結衣「ただ、ナンパされただけだよ?あそこまでしなくても…」

男「傍から見たら、絡まれえるように見えた」

結衣「でも、すぐ引き下がったし、そんな悪い人でもなかったし…」

男「君を助けたんじゃないか…」


結衣「で、でもさ…話くらいは聞いた方が…」

男「そんな余裕なかった!大好きな彼女が危険にさらされてたのに…!」

結衣「…!」ビクッ

結衣「えっ……そ、そうなんだ…」


男「それじゃダメかな?俺君のことちゃんと守るよ?」

結衣「あ、う、うん…ありがとう…」

男「結衣…」


結衣(なんだろう……少し、こわい…手が震えてる…)
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 14:29:13.10 ID:hWZSyLty0
葉山たちと一緒に三浦もいたのかが気になる
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 14:30:42.05 ID:I3JxVWYAO
私の為に…嬉しい!抱いて!

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 14:30:59.29 ID:MrTyWvPAO
ちゃんとサガミオリジナル買った?
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 14:35:23.62 ID:642V9FgwO
捕まるのも、時間の問題だろこれ…

当然だけど犯人と一緒に逃げた(逃がした)結衣も警察のお世話になるの確定

三浦は凄いの紹介したな
92 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:35:56.45 ID:ja260Kcr0
それから数日経過 学校


三浦「結衣〜」

結衣「え、なに優美子?」


三浦「えい」ツン

結衣「ちょ、最近優美子キャラ違う…」


戸部「…ねね、隼人くん〜」

葉山「ん、なんだ?」

戸部「前のあれさ…大丈夫なんかな?」

葉山「そうだな…」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 14:41:44.36 ID:JWl3H+Xj0
結衣のためにも、八幡は何故雪乃を選んだか、結衣のことをどう思っているか、どうしていきたいか話し合うべきよ。
一色の忠告通り、中途半端は最低だし。

三浦は気を遣っただけかもしれんが…そっとしておいてやるべきだったね
94 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:42:11.32 ID:ja260Kcr0
葉山「表沙汰になってないのは運がいいな…」

戸部「すぐ逃げたから、特定されてないんかな?」

葉山「あの後も、警察は来なかったし、呼んでないんだろうな誰も」


戸部「ちょ、ヒヤヒヤもんだよ…本当に…」

葉山「あの二人もそのまま起き上がって去っていったし…」


葉山「そもそも、この学校はああいう騒ぎを嫌うだろうしね」


葉山「バレたらまずかったな、彼はもちろん結衣も」
95 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:49:02.75 ID:ja260Kcr0
三浦「で、どうなん?あいつとはうまくいってんの?」

結衣「えっと…まあ、そうだね」


三浦「どしたん?結衣…?」

結衣「ん?大丈夫だよ、うまくいってるよっ!」

結衣「ちょっと…嫉妬深いけど…」

三浦「ああ〜まあ、嫉妬って結衣のこと愛してるってことだし〜」

結衣「うん……」


葉山「結衣…大丈夫かい?」

結衣「えっ?なにが?だ、大丈夫だよ…あははっ!」

結衣「あ〜〜!やっとヒッキーのこと忘れられそうだよ…!」
96 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 14:57:05.55 ID:ja260Kcr0
三浦「そうそう、いつまでも、悩んでても仕方ないから、他の男に行くのがいいって」

結衣「あはは〜〜だよね〜」

三浦「広い世界出れてるじゃん、結衣」


葉山「…だといいんだが…あれは…」

戸部「隼人くん…」

三浦「ん〜〜?」

---------------------------------------

それからしばらく経過

奉仕部

結衣「この前もさ〜彼、あたしの為に身を張って守ってくれたんだよっ」

雪乃「あら、すごいわね、その彼は」

八幡「肩ぶつかって…因縁がどうたらって…昭和かよ」

結衣「彼、強いからさ〜複数人でも勝てるんだっ」
97 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:02:08.67 ID:ja260Kcr0
八幡「…」

雪乃「でも、不思議ね。肩が当たるだけで、普通そこまで揉めるもの?」


結衣「それは…あたしに色目使ったのも理由らしいけど…」

八幡「…」

結衣「ヒッキー?」

八幡「危険だな、少し…いくら私服でも、喧嘩とか」

結衣「喧嘩じゃないよ、守ってくれたんだもんっ」

八幡「守ってるか…」

結衣「ヒッキー、自分じゃできないからって、嫉妬してない?」

八幡「してねぇよ…」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 15:03:12.01 ID:psfleh0w0
傷害罪で逮捕間近だな、これじゃ…

結衣も一緒に停学とか、退学かな、これは
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 15:04:13.74 ID:oY6vseNDO
これ、結衣が酷い目に遭って八幡たちを逆恨みする未来しか想像できないぞ…
100 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:10:37.42 ID:ja260Kcr0
八幡「……」クイ

雪乃「……?」


八幡「…」チラ

雪乃「……」


雪乃「今日はこの辺りで終わりましょうか」

結衣「え…でも、まだ時間じゃなくない?」

八幡「あんまり依頼も来ないしな…それがいいだろ」

結衣「え…うん、わかった…」

雪乃「由比ヶ浜さん、髪伸ばしてるの?」

結衣「え…うん、彼がその方が好きみたいで」

雪乃「そう…似合いそうね」

結衣「ありがと、ゆきのん」
101 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:14:17.99 ID:ja260Kcr0
八幡「今日って三浦と飯なんだろ?」

結衣「うん、そうだよ」

八幡「なら、安心か」


結衣「なんか言った?」

八幡「いや、なんでも…」


結衣「じゃあ、また明日ねっ」

雪乃「ええ、明日」

八幡「おう」


雪乃「帰りましょうか」

八幡「おう…」

雪乃「なんだか、冴えない表情ね」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 15:18:19.59 ID:psfleh0w0
結衣も逮捕される可能性があるのを察したか…
103 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:18:55.99 ID:ja260Kcr0
雪乃「由比ヶ浜さんに彼氏ができて落ち込んでるのかしら?」

八幡「まあ、少し落ち込んだな…あいつ俺のこと好きだったわけだし」

八幡「まさか、こんなに早く見切りつけられるとは思ってなかった…」


雪乃「え…」

雪乃「ほ、本当なの…それは…」

八幡「いや、冗談だっての…包丁持ち出しそうな顔やめてね?」

雪乃「どうして持ってるのを知ってるの?金属探知機かしら?」

八幡「へ?」

雪乃「冗談よ」

八幡「怖すぎますよ…」
104 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:23:21.20 ID:ja260Kcr0
雪乃「あなたの方がひどいわ…私の心をもてあそんで…」

八幡「雪ノ下、嫉妬深いのかよ…」

雪乃「あ、あたりまえでしょう…」

八幡「そうか…」


雪乃「あなたはどうなの?例えば…」

雪乃「私が葉山くんと部室で会っていたとしたら…」


八幡「…」

八幡「すごい嫉妬しますね」

雪乃「…なら、いいのよ」

八幡「その後、雪ノ下のマンションに行くかな」

雪乃「バカね…私と葉山くんなんてありえないわよ」

八幡「わかってるっての」

105 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:28:58.90 ID:ja260Kcr0
八幡「ところで…由比ヶ浜だけど」

雪乃「ええ」


八幡「様子がおかしいな」

雪乃「そうね、まず外見が濃くなってるわ」

八幡「化粧変えたのか…」

雪乃「髪も伸ばしているし、彼氏の趣味に合わせてるんでしょうね」


八幡「表情も…なんか変だったな」

雪乃「そうかしら?」

八幡「取り繕ってる感じは変わってない…うまくいってるとはとても思えないぞ」

雪乃「よく見ているわね比企谷君、美人には弱いものね、男は」

八幡「そ、そういうんじゃなくてだな…」

雪乃「知らないわ、全く」
106 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:38:02.23 ID:ja260Kcr0
スタバ

結衣「優美子とここ来るのも久しぶりだね〜」

三浦「そうだっけ?そうかも」


結衣「それでさ、話ってなにかな?」

三浦「まあ、あいつのことだけど…」


結衣「あ、うん…」

三浦「落ち込んでるし」

結衣「そ、そんなこと……」

三浦「あいつってさ…優しい?」

結衣「え?うん、優しいよ」
107 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:41:28.99 ID:ja260Kcr0
三浦「一緒にいて楽しい?」

結衣「うん、ボウリングも歌もうまいしさ…飽きないかな」

三浦「格好いいと思う?」

結衣「うん…守ってくれるしさ…格好いいと思うよ」


三浦「あんたって、そうやってステータスで決める奴だっけ?」

結衣「へ?」

三浦「ま、いいや」

結衣「優美子…?」

三浦「ちょっと噂聞いたんだけどさ」

結衣「うん…」
108 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:51:29.01 ID:ja260Kcr0
三浦「あいつ、結構嫉妬深くて有名みたいだね」

結衣「それは…いいことって優美子も言ってたじゃん」


三浦「でもさ、手が出やすいって聞いた」

結衣「…」

三浦「主に相手に…」

結衣「…」

三浦「暴力受けてるとは言わないけどさ…」


結衣「う、受けてなんかないよ…」

三浦「手がアザになってるじゃん」

結衣「……!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 15:54:31.86 ID:pVgbJA1vO
これはヤバイけどワクワクが止まらない
110 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 15:55:17.62 ID:ja260Kcr0
結衣「これは…」

三浦「手、強く握られてることあるんじゃない?」

三浦「そうやって「好き」って言われたり、相手殴ったときの理由話したり…」


結衣「そんなこと……」

三浦「結衣…」

結衣「優美子はさ…隼人くんがいるでしょ…」

三浦「いや、付き合ってないし」

結衣「それでも…あ、あたしさ…今、彼しかいないから…」

三浦「結衣…あんた…」


結衣「彼がいない状態だと…奉仕部に行けないもん…」
111 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:00:48.11 ID:ja260Kcr0
三浦「結衣…」

結衣「奉仕部…大好きだったのにさ…その…ほら…」

結衣「あたしが好きだった人とられちゃうしさ…」


三浦「……」

結衣「それで…あたしの前で仲良く……するし…」

三浦「…もう、言わなくてもいいよ」

結衣「だからさ…彼に必要とされるっていうか…仲良くするのは…たのしいんだ」

結衣「ちょっと、気が晴れるし……ヒッキーそれ見て、嫉妬して…」

結衣「ゆきのんとの仲…悪くならないかな…とか考えたり…楽しいよ…」

三浦「あんた…ごめん…その、あんな奴紹介して…」
112 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:04:21.73 ID:ja260Kcr0
結衣「別に優美子は悪くないよ…」

三浦「ふう、あ〜やっぱり、軽く洗脳みたいになってる」


雪乃「そう…」ガタ

八幡「後は俺がやる…」ガタ


結衣「へっ?…ゆきのん…ヒッキー…!」

八幡「悪い…その…なんていうか…」

雪乃「配慮に欠ける行動は本当に申し訳なく思うわ…由比ヶ浜さん…」


結衣「え…え…?」
113 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:11:39.53 ID:ja260Kcr0
〜回想〜

奉仕部


三浦「依頼したいことあんだけど…」

八幡「なんだよ急に…久しぶりだな」

三浦「だから依頼」

八幡「わかったっての…」

雪乃「どういう内容かしら?」


三浦「結衣のこと」

八幡「由比ヶ浜か」

三浦「結衣が彼氏できて付き合ってるのは知ってると思うけど」


雪乃「そうね、ここで話すことは彼氏のことが多いわ」

三浦「こいつがけっこう問題ある奴で…」

三浦「あーしが、ヒキオ忘れさせる為に紹介したんだけど…」

八幡「睨まないでくれませんか…?」

三浦「とにかく、協力してほしいんよ。多分あーしじゃ無理だから…」


回想終わり
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 16:12:21.25 ID:I3JxVWYAO
失恋した直後の奴に地雷紹介するとか
あーしマジで[ピーーー]よ
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 16:15:15.14 ID:W99a6blZ0
DV男紹介しといて逆恨みとかさすがだな
116 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:19:07.40 ID:ja260Kcr0
結衣「…」

八幡「…」

雪乃「……」


八幡「えっとな…由比ヶ浜…」

結衣「うん、なに?」

八幡「…その、悪い…振ってしまって」

結衣「それは…仕方ないよ…」

八幡「由比ヶ浜のことは好きだったけど……」

結衣「うん…」

雪乃「…」

八幡「雪ノ下の方がもっと好きだった…」

結衣「…うん、わかってた…」

八幡「だから…俺は雪ノ下を選んだ」

八幡「ただ、それだけ…ほかに何もない…単純なもんだ」
117 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:23:11.52 ID:ja260Kcr0
雪乃「比企谷くん…」

結衣「そうだよね、単純だよね…ヒッキーにとっては…」

八幡「聞いてくれ…」


結衣「なに?」

八幡「戻ってきてくれないか?奉仕部に」

結衣「えっ…?」

八幡「頼む…!」


結衣「それ、変だよ……だって…今日も行ってるし…最近はよく行ってる…」

八幡「お前じゃないだろ」

八幡「以前のお前に、戻ってきてほしい…」
118 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:26:15.30 ID:ja260Kcr0
八幡「俺が…振る前の由比ヶ浜に…」

結衣「意味わかんないし…」

八幡「表情が違いすぎる…」


結衣「…」

八幡「能面みたいだろ…それに」

八幡「化粧も変わってるし…髪型も違う…お前じゃない」

結衣「なにそれ…自分の好みの格好で来いってこと?…彼氏でもないのに…!」


八幡「……」

119 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:32:43.32 ID:ja260Kcr0
結衣「勝手過ぎるよ、そんなの…!」

八幡「そうだな…勝手だ…」

結衣「元々、ヒッキーがあたし振ったのが原因じゃん…」

結衣「その後、いっぱいゆきのんとイチャついてさ…」

結衣「部室でも…!キスしてたのも知ってるんだよ…!?」

八幡「知ってたのか…」

雪乃「……!」


結衣「あんなところに…もう居られないよ…」

雪乃「由比ヶ浜さん…あの…でもあの彼氏は…」

結衣「ゆきのんは、黙って…!あたしから、ヒッキー奪って楽しくしてるんだから…!」

雪乃「……!」

結衣「どうせ、今のあたしが惨めに見えるんでしょ…」

雪乃「そんなことは…」
120 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:36:53.48 ID:ja260Kcr0
結衣「彼は、あたしの今の居場所なの…」

八幡「居場所…か」

結衣「好きって言ってくれたし…デートは得意だし…」

結衣「ちょっと問題もあるけど…」

結衣「嫉妬深いのは悪いことじゃないし…」

八幡「……」


結衣「あとは……エッチすれば、きっと…もっと深い絆ができる…」

八幡「…」

三浦「結衣…あんた、あんな奴に…!」

結衣「みんなにも迷惑かからなくなるし」

雪乃「え?」

結衣「…」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 16:38:54.76 ID:psfleh0w0
警察沙汰ってみんなの迷惑じゃ…
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 16:40:12.25 ID:fZokHZXQO
今まで3人1組だったのに2人と1人に分かれてそれもその相手が親友と好きだった人なんかだったら正気でいれる気しないわ
そこに自分を好きな人なんか現れたらそっちにら流れるわ
123 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:40:33.99 ID:ja260Kcr0
八幡「…そうかもな」

結衣「…納得したんだ?」


八幡「まあ、そうだな」

結衣「じゃあ、あたしもう行くね…」ガタ


雪乃「あ…!」


ウィ〜〜〜ン


三浦「…ヒキオ…どういうつもりだし」

八幡「とりあえず話はしただろ、あれ以上彼氏を悪く言っても無駄だよ」

雪乃「では…どうするの…?」


三浦「まさか…ほっとくとか言わないよね?」
124 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:50:13.10 ID:ja260Kcr0
八幡「三浦、次の休み彼氏と出かけるんだろ?」

三浦「そうらしいけど」

八幡「場所もわかる?」

三浦「まあ、大体は。いつものところを回るみたいだし」

雪乃「どうするの?」


八幡「強行手段しかないかな」

三浦「強行手段って…まさか…」

雪乃「本気なの?」

八幡「由比ヶ浜の様子もそうだけど…このままじゃ由比ヶ浜自身捕まりかねない」

八幡「もう、時間がないだろ」


三浦「…隼人たち呼んでおく」

八幡「頼む、後は…まあ、目撃者も多いだろうしな…」
125 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:56:05.01 ID:ja260Kcr0
そして…次の休み


ショッピングモール


八幡「ここのどこかにいんのかね…」

三浦「おそらくだけど…」

雪乃「どうやって見つけるの?」


三浦「それは簡単」ピッ

プルルルルルル

結衣『はい、優美子?』

三浦「あ〜あんさ、遊び行かない?」

結衣『ごめん、前に行ったけど、彼氏とデートだし…』

三浦「どこにいんの?」

結衣『よく行くあのカフェだけど…』

三浦「そっか残念、じゃあまたね〜」

ピッ

三浦「2階の端っこ」

八幡「さすがあーしさん」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 16:56:49.20 ID:JWl3H+Xj0
まあだから、原作もあんな雰囲気で誤魔化すんだよね。
結衣が選ばれても、また雪乃が離れるだろうし?
127 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 16:59:38.24 ID:ja260Kcr0
結衣「ふう」ピッ

男「友達かな?」

結衣「あ、うん…そうだよ」


男「本当に?」

結衣「うん、優美子だし」

男「なら、いいけど…もう出ようか」

結衣「そうだね」


ガ〜〜〜〜〜〜


男「そういえばさ、結衣」

結衣「なに?」

男「奉仕部だけど……」

結衣「奉仕部がどうしたの?」
128 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:03:25.31 ID:ja260Kcr0
男「もう行くのやめたらどうかな?」

結衣「ええ?そんな…どうしたの?」


男「辛いだろう?」

結衣「あ…」

男「そんなところ行かなくていいじゃないか」

結衣「それは…あたしが決めることだし…部員だし」

男「…」

結衣「あっ…」

ガシ

結衣「い、痛い…!」

男「まさかとは思うけど…あの男に未練でもあるのか?なあ?」
129 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:07:07.12 ID:ja260Kcr0
男「引きこもりみたいな名前してるあの男だよっ」

結衣「いたっ…!…ヒッキーは引きこもりなんかじゃないし…」

男「はあ?引きこもりだろ…あんなモヤシ」

結衣「いくらなんでもひどいよっ!謝って!」


男「結衣…!」グイ

結衣「いた…いたい…!」


八幡「てか、なんだよこのドラマみたいな状況…」

結衣「へ…?ヒッキー!?」

八幡「おう、由比ヶ浜。偶然だな、そいつが彼氏か」
130 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:12:28.93 ID:ja260Kcr0
男「お前か、モヤシっ!」

八幡「こんな奴、正反対でもなんでもねぇよ…別人じゃねぇか…一緒にすんなよ…」

男「おいっ」


八幡「とりあえず、由比ヶ浜離せよ、痛がってるじゃん」

男「……」パッ

結衣「いたた…!…ヒッキー…」

八幡「なんか色々悪いな、由比ヶ浜…こんな暴力受けてるとか気づかなかった」

結衣「そんな…」

男「は?暴力?なに言ってんだこいつ?気持ち悪いなっ」

八幡「ただ、俺が言えるのは一つだから…」

八幡「戻ってきてほしいなって」

結衣「ヒッキー…」

八幡「あと、こんなバカな彼氏はお父さん、認めんからなっ」

結衣「お、お父さんって…」
131 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:18:41.84 ID:ja260Kcr0
男「おまえさ、立場わかってんの?」

八幡「なにがだよ…?」

男「お前、今から結衣の前でぼこぼこにするからな?」

男「惨めに死ねよ、このモヤシがっ。結衣の目を覚まさせる糧にでもなっとけよ」

八幡「あ〜、どうしようか…ここまでとは思わなかった」

男「しねっ!」

バコッ ドカッ

八幡「あが…っ!!」

ドサっ

男「んだよ、軽すぎだろ!なに食ってんだよ!」ドカドカ

八幡(やば……!死ぬ…マジで…予定まで行くまでに…!)

結衣「ヒッキー!」

男「座ってろ!」

結衣「…!」ビクビク

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 17:20:42.79 ID:psfleh0w0
確かに一番確実な強硬手段だな

この男、確実に終わった
133 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:23:44.46 ID:ja260Kcr0
男「いい子だな、結衣」

八幡「そうやって、罵倒でも支配してんのか…」

男「なんだよ?当たり前だろ、俺は、結衣愛してるからな?」


八幡(そんなもん愛じゃねえ!って叫びたいけど…痛すぎる…折れてるかも…)

八幡「由比ヶ浜…」

結衣「ヒッキー…」

八幡「言え…言って…」

結衣「え…?え…?」

男「あ?なに言ってんの?こいつ」

八幡「言ってくれ…」


結衣「ヒッキー……戻りたいよ…あたし…!」

八幡「…」ニヤ
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 17:25:18.09 ID:oTdb0G9eO
さすが自己犠牲の男
135 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:28:03.36 ID:ja260Kcr0
男「あ?結衣が戻るところは、俺だろ?」

男「あんな部活に戻って何になるんだよ」


八幡(さて…やるか…いけるかな…痛すぎる…)


八幡「………」ボソボソボソ

男「ボソボソ何言ってんだ?気持ち悪いな…?」

八幡「…」グス ボソボソ」

男「うわ…こいつ泣いてるじゃねぇか…気持ちわり…」

結衣「ヒッキー…?」
136 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:34:37.23 ID:ja260Kcr0
男「結衣もこんな、泣く男の何がいいんだよ…」


八幡「ボソボソ」


男「聞こえねえっての…なんて言ってんだ?あ?」グイ

男「おら、もう一回言ってみろよ…お?」


ドンッ


男「あ……か……!」

八幡「首が開いてるぜって言ったんだよ…」

男「あ……かは……!!」ドサッ

八幡(喉笛に思いっきり打撃と…息できなくなりますね、はい)

八幡「えっと、あとは…怒りをかかとに集中させてと…」


結衣「ヒッキー…あ…」


八幡「あと、お前クビだわ…学校も…」

男「あ…か…!?」

ボギャ

137 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:40:37.84 ID:ja260Kcr0
戸部「うわ〜〜〜!痛そう…」

葉山「喉笛はきついな…あそこは体格差を逆転できる場所だ」

葉山「さらにかかとでの踏みつけ…これをされたらひとたまりもない」


戸部「でも、回数多くね?」

葉山「切れてるな比企谷、多分顔に出さないタイプだ。相手が死にかねない、止めに行こうか」


ダダダダダ


ドカドカドカドカドカッ

八幡「…」

男「ぎゃ…ぎゃあ…!待って…!」

葉山「そこまでだ、比企谷…!」ガシ

八幡「葉山…ゲホ」

葉山「君もボロボロだな…これ以上はマズイ…やめるんだ」

八幡「……」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 17:41:34.64 ID:WPj7AtLfo
警察呼ぶって展開じゃないのね
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 17:46:08.79 ID:psfleh0w0
返り討ちにしても相手が逮捕された上で正当防衛になりそうだけどな

そのための目撃者だろうし
140 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:53:14.03 ID:ja260Kcr0
葉山「君の計算通りになった、目撃者も多い、もう十分だろ?」

八幡「あと任せていいか……思った以上に…殴られた…」


葉山「そこ計算違いだったんだな。任せてくれ」

結衣「……」


戸部「隼人くん、優美子から…」

葉山「なんて?」

戸部「もう、警察呼ばれてるみたいだわ」

葉山「まあ、大丈夫だとは思うけど…」


八幡「…由比ヶ浜…」

結衣「ひ、ヒッキー……!」
141 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 17:54:10.64 ID:ja260Kcr0
すいません、ちょっと時間置きます
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 17:57:48.03 ID:WPj7AtLfo
一旦乙
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 17:58:07.90 ID:uTjr/I2ZO
一旦乙です
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 17:59:44.85 ID:9mZdTvB6O
一旦乙です。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 18:04:25.30 ID:psfleh0w0
一旦乙ですー。
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 18:27:24.80 ID:92/LLDqAO
一旦乙です
投稿スピードが早くてうらやましい
147 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 18:35:43.71 ID:Y1zPnngMO
八幡「すまん、格好悪かったな…勝てなかったし」

結衣「か、格好よかったし❗最高だったし」

八幡「そんな必死になんなよ…」

結衣「だ、だってさ…だって…だって…」

八幡「由比ヶ浜」

結衣「え…」

八幡「戻ってきてくれるか?」

結衣「ひ、ヒッキー…❗」ポロポロ

結衣「う、うぐ…」ポロポロ

八幡「…そんな大泣きすんなよ…格好悪いぞ」

148 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 18:39:30.05 ID:Y1zPnngMO
結衣「…ご、ごめんね…ごめんなさい…❗」ポロポロ

八幡「いや…悪いのこっちだしね…」

結衣「そんなことないよー…うぐ…あ、あたしが…」

八幡「ま、誰が悪いかなんていいんじゃね…」

八幡(終わりよければ全て良し…偉い人の言葉だしな)
149 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 18:54:04.78 ID:Y1zPnngMO
三浦「あんな表情のヒキオ、初めて見た…」

雪乃「私もよ」

三浦「へー、結衣のこと大切に思ってるんじゃない?」

雪乃「そ、そうね…いいことじゃない…」

三浦「雪ノ下さんのそんな表情も初めて見た」

雪乃「うう…」

ーーーーーーーーーーーー

八幡(それからしばらくして…)

八幡(警察介入で俺もあいつも病院送りになった)

八幡(俺は肋骨骨折、相手は鼻の骨が骨折、打撲多数)

八幡(まあ、正当防衛で、こっちは完全に被害者で終わった)


八幡(あの男は傷害等で罪に問われ…当然退学)

八幡(俺たちは…オトガメが凄かった…平塚姐さんの、おっと先生の)
150 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:00:01.92 ID:Y1zPnngMO
八幡(色々聞かれた…あの事件の経緯や由比ヶ浜のこと)

八幡(さらに部室で、雪ノ下と淫行してないかとか…)

八幡(気持ちはわかるけど、先生。最後の関係ないよね?)

八幡(由比ヶ浜のこと…特にあの男が他の人間に暴力を振るった現場にいたことは黙秘した)


八幡(警察来ない事件だし、平気だよな、多分)
151 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:05:04.61 ID:Y1zPnngMO
八幡(色々聞かれた…あの事件の経緯や由比ヶ浜のこと)

八幡(さらに部室で、雪ノ下と淫行してないかとか…)

八幡(気持ちはわかるけど、先生。最後の関係ないよね?)

八幡(由比ヶ浜のこと…特にあの男が他の人間に暴力を振るった現場にいたことは黙秘した)


八幡(警察来ない事件だし、平気だよな、多分)
152 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:10:12.64 ID:Y1zPnngMO
八幡(協力者の葉山と戸部にはお礼を言って)

八幡(あーしさんからはお礼を言われた)

八幡(ちょっと怖かったけど、依頼達成したし、よしとしよう)

八幡(それから…)


雪乃「さて、勉強をしましょうか」

八幡「そうだな…ゴタゴタがあったし…」

結衣「なんだか…久しぶりな気がする…」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 19:12:15.78 ID:psfleh0w0
やたらと[ピーーー][ピーーー]言って殺意有りだから傷害に殺人未遂も付けば暫く出てこられないだろうな、あの男…
154 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:15:56.42 ID:Y1zPnngMO
八幡「毎日来てたのにな」

結衣「でもさ、こんなに落ちついて来れたのは…久しぶり」

八幡「そうか…」

結衣「うん…」

雪乃「それで考えたのだけど、由比ヶ浜さん」

結衣「え?なにを?」


雪乃「奉仕部では極力自重することにしたわ」

八幡「できる限り、お前に心労かけないように配慮して…」

結衣「あ〜違うよヒッキー、ゆきのん」

雪乃「え?」

八幡「なにが?」

155 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:23:37.34 ID:Y1zPnngMO
結衣「直接的なイチャイチャだけじゃないの」

結衣「二人の何気ない会話、そこにデートのことが入ってる」

結衣「紅茶を渡す時の優しいしぐさ…二人だけの目配せ、全部だよ」

結衣「それ全部自重できる?」


八幡「む、難しいな…」

雪乃「た、確かに難しいわ…」

結衣「だよね?だから、気にしないで?」

結衣「いつも通りの3人じゃないと意味ないよね?」

結衣「あたしはその為に戻ってきたんだよ?」

八幡「由比ヶ浜…」

雪乃「由比ヶ浜さん…」
156 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:28:39.09 ID:Y1zPnngMO
八幡「でも由比ヶ浜…大丈夫か?」

結衣「ん〜ヒッキーは心配性だから、彼氏作ろうかな?」

八幡「マジか」

結衣「絶対優美子から紹介してもらわないけど…」

雪乃「その方がいいわね」

結衣「うんっ」

雪乃「それじゃあ数学から始めましょうか」

八幡「いきなりか……」

雪乃「ええ」
157 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:33:11.61 ID:Y1zPnngMO
八幡「肋骨が痛むな…痛む痛む」

結衣「あ、そうだ❗大丈夫なの?」

八幡「痛む痛む」

雪乃「なにを言ってるの、良好って聞いたわよ」

八幡「ちっ」

結衣「な〜んだ」

雪乃「馬鹿なこと言ってないで始めるわよ」

八幡「はいはい」

結衣「は〜い、あ、そうだヒッキー」

八幡「なに?」
158 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:41:54.60 ID:Y1zPnngMO
結衣「あたしまだ処女だからね」

八幡「な、なに言い出すんだよ急に…」

結衣「ヒッキー、顔真っ赤だよ❗」

雪乃「比企谷くん…なにを動揺しているの?」

八幡「絶対違うだろ…わかるだろ」

雪乃「全く…私のマンションでゆっくり聞く必要があるわね」

結衣「むむ…ゆきのん」

雪乃「どうかしたの?」

結衣「べっつに」

八幡(戻ってきた奉仕部の日常…か)

八幡(完全に戻ったかはおいといて…)

八幡(もう壊したくないな…今ならそう思える)

八幡(俺ってこんな臭いやつだっけ?)

雪乃「比企谷くん」

結衣「ヒッキー」

八幡「おう」


おしまい
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 19:42:48.59 ID:ahk96LI3O
乙です!
160 : ◆MVGqLUbObA [saga]:2015/10/27(火) 19:43:02.71 ID:Y1zPnngMO
終わりました、ありがとうございましたー
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 19:43:39.43 ID:92/LLDqAO
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 19:45:05.78 ID:hWZSyLty0
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 20:01:21.39 ID:WPj7AtLfo
ssだからちゃんと考えるのことじゃないけど暴力を振るう相手に正当防衛とはいえ目には目をで自分も暴力ってのがもやもやした
まあ乙
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 20:05:16.50 ID:psfleh0w0


相手がしねしね言ってるから無力化しないと危ないだろ。相手には殺意があるんだし

でも返り討ちされた男格好悪ぃ…
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 20:07:18.28 ID:JayuMe96O


良スレでした!
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 20:08:36.17 ID:x+q+8H8qo


あの喉仏への素早いパンチ
葉山と戸部じゃなかったら見逃しちゃうね
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 20:10:48.75 ID:oY6vseNDO
もっとドロドロした終わり方になると思ったが、爽やか青春ものっぽく終わってて少し残念
DV男に処女奪われて自棄になった結衣の逆恨み復讐劇もちょっと見てみたかった
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 20:36:19.84 ID:5Jtgz8gvo
結衣にとって状況は変わってないのにクズ男を生け贄にしてそれよりましだと思わせることで
八幡が自分に未練があるのをわかってる女子を手元に置くなんてクズ行為を正当化したわけか
くだらねえ話だったな
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 20:53:20.68 ID:a5utFGtOO
安易に悪役だして、ヒッキーの無双
中学生が考えたみたい
奉仕部三人ともキャラの魅力がなかった
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 20:55:16.72 ID:bJPdO90Eo
お疲れ様でした
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 21:20:29.59 ID:I3JxVWYAO
結衣がキツいのに奉仕部に居続ける理由が分からんかった
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/27(火) 22:40:38.62 ID:Y/eGMmzDo
これ三浦のDV話書いた人?
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/28(水) 00:08:32.87 ID:VlEejSVr0
>>169
それな
◆MVGqLUbObAの過去作(笑)見たら分かるけどどれも自己投影した♂キャラ入れて噛ませ犬にしてるよ。メアリー・スーって病気はほんま厄介やな〜
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/28(水) 00:32:01.22 ID:+0G6D2m3o
文句あるなら最後まで見んなよ
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/28(水) 00:34:41.39 ID:SmoSU4uto
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/28(水) 01:36:48.95 ID:FC0wp5yTo
>>173
過去作ってなにがあるのさ
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/28(水) 06:33:05.85 ID:DvexWK9Po
最後まで読んだから文句言ってるんじゃないの
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/28(水) 18:24:26.73 ID:YsFBax4YO
すげーよかった!お疲れ様!
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/31(土) 00:08:58.59 ID:ddh60srX0
くっさwwwwwwwwww
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