このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

小梅「終末論の、少し先」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/01(日) 00:10:23.27 ID:6EzCHK840
給料三か月分のガチャ回したら小梅ちゃん引いたのでね!!!書きました!!!実質婚約指輪あげたのと同じじゃないですかこれ!!!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446304223
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/01(日) 00:12:37.22 ID:6EzCHK840
最後の日……は……プ、プロデューサーや皆と……一緒がいい、かな……」

 今日の仕事を終えた小梅を車で送る道すがら。彼女は少しはにかみながら、急にそんなことを言った。

「最後の日って……明日で地球が滅亡する、みたいな?」

「そういうのでもいい……し、私が死んじゃう時……とかでも、いい……よ」

 例えば、ゾンビに襲われるとか……と小梅は冗談めいてほほを掻く。

「もう会えなくなるなら、ってことか……出来れば来ないでほしいもんだが」

「あの……ね」

 後部座席で揺られながら、小梅がゆっくりと口を開く。

「私も、プロデューサーも……ぜ、絶対に終わりがあるから……い、いつかは、わからないけど……」

「だから……最後が来たときに、後悔とか……しない方がいいな、って思うんだ……」

「……なるほど」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/01(日) 00:13:55.67 ID:6EzCHK840
 たどたどしく話す小梅をバックミラー越しに眺めながら、ほとんど日の落ちた道路を走る。薄暗い街灯を通り過ぎるたびに彼女の横顔が薄く光に染まり、その整った顔立ちも合わせてか、どこか現実味を失っている。

「プロデューサー……は、最後の日は……どう過ごしたい……かな」

「俺か? うーん……」

 どう答えたものか迷いながら口を開く。

「まあ人並みだけど……やり残したことをしたりするかなぁ……」

「やり残した、こと……?」

「おう。……あ、でも今やり残してることだとそう簡単にはいかないか……」

「……どうして?」

 空いた座席を眺めながら、小梅が首をかしげる。

「そりゃまあ……今やり残してることって言ったらお前たちをトップアイドルにすることだしな。最後の一日だけじゃどうにも……」

 そう呟くと、小梅はおかしそうに笑った。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/01(日) 00:18:29.42 ID:6EzCHK840
「そう……じゃあプ、プロデューサーが死んじゃう前に、ならなくちゃ……ね」

「おうよ、出来たら俺が元気なうちになってくれ……というかさせるからな」

「えへへ……たの、しみ……」

 嬉しそうにほほ笑む小梅の笑顔は、親心抜きでもやはり魅力的で。この笑顔を伝えるのが仕事なんだな、と再確認させられる。

「まあ、お前ならなれるよ絶対」

「あ、ありがとう……頑張る……ね」

 そんな会話をなんとなく続けながら小梅の住む寮にたどり着く。暗いから足元に気をつけろよと言うと、あの子が見てくれるから平気だよ、と言って手を振った。背を向けて歩く小梅の背中は意外にもピンと力強く、それでいてつかみきれない雰囲気を持つ。

「……早くトップアイドルにしてやらなくちゃな」

 そう改めて思い、もう一度、暗い街に車を向けた。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/01(日) 00:25:24.26 ID:6EzCHK840
 プロデューサーと分かれて、しばらく後。灯りの少ない自室で一人、小梅は空に向かって呟く。

「そう……だね、やっぱり、早くトップアイドルにならなくちゃ……ね」

 語り掛ける彼女の瞳はまっすぐに何かをとらえていて、同時にその先にあるものをも見透かすようだった。

「うん……ありがとう……」

 彼女の小さな声が部屋の静けさをより際建て、反響する。

「も、もう……残った時間もあんまりない、し」

 声に呼応するように、誰もいない室内の風が彼女ののほほをわずかに撫でた。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/01(日) 00:28:07.01 ID:6EzCHK840
終わりって書き損ねた終わり


短いけどこんな感じで終わりですよ
いやあ実質小梅と結婚できたしついでにレジェフェスさんの方も爆死したのでほんとね!いやあほんとね!!!!!!あああ!!!!!!!
というわけで、読んでいただいてありがとうございましたー
3.89 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)