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三船美優「あなたの前で」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 15:23:20.66 ID:WLz3/A2I0

美優「また来てしまいました……Pさんとふたり……」

美優「温泉に続いて、こんな大胆に……」

美優「お仕事とはいえ、今までの私じゃ考えられなかったです」

美優「……でも、水着だなんて、大丈夫でしょうか?」

美優「もっと若い娘だっているのに、私なんかが……」

美優「き、綺麗だなんて……やめてください、Pさんっ」

美優「……もう」



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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 15:32:31.59 ID:WLz3/A2I0

美優「でも、他の誰でもなく私を連れて来てもらったんですから……」

美優「その期待には応えたいと思います。Pさんの期待ですものね」

美優「ですから、心配はいりませんよ」

美優「それは、確かにちょっと不安はありますけど……」

美優「でもPさんとの経験が……私の思い出の一つ一つが、私の中にちゃんと詰まってます」

美優「それに、こう見えても泳ぎは得意なんですよ。ふふっ」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/10(木) 15:38:19.85 ID:SWzgxU6nO
はえーよ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 15:43:03.69 ID:WLz3/A2I0

美優「……そう、ひとつ、Pさんにお聞きしたいと思っていたことがあるんです」

美優「私……変わったねって言われるんです」

美優「ううん、同じことは前にも言われましたけど……」

美優「でも、その時は戻ったと言ったほうが正しかったのかな」

美優「あの頃は……一人でしたから」

美優「大切な温もりを忘れて……笑顔も失くして……」

美優「曇り空の下で生きていたような気さえします」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 15:49:49.59 ID:WLz3/A2I0

美優「そんな私を拾い上げてくれた……Pさんには感謝してもしきれません」

美優「私がまた自分を取り戻せたのは……Pさんのおかげですから」

美優「……た、たまに変な衣装を着せられたりしますけど……」

美優「だけど、それだけは本当なんですよ」

美優「最近……また少し変われたと思うんです」

美優「もう一歩踏み出せる、私に」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 15:50:16.78 ID:WLz3/A2I0
区切り
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/10(木) 17:14:30.31 ID:mpQnspWCo
劇場の美優さん見て思ったけど誘ったら100%お持ち帰り出来るよね……
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 18:42:12.11 ID:WLz3/A2I0

美優「いつもPさんが隣にいてくれるから……」

美優「普段の私ではなくなるような……そんな未知の自分に向き合えるんです」

美優「あなたの望むままに生きたいと願うのは……迷惑でしょうか」

美優「Pさんにとっては、私はアイドルのうちの一人かもしれませんけど……」

美優「少なくとも、三船美優という一人の女……」

美優「わたしにとってのPさんは、Pさん自身が思っているより……」

美優「ずっと……ずっと大事な人なんです」

美優「…………」

美優「って、な、何だか変なこと言っちゃってませんか!?」

美優「あの、大事っていうのは、それくらい傍で支えてくれてるといいますか……!」

美優「と……とにかく変な意味ではないんです!」

美優「ご、ごめんなさい……今の話は聞かなかったことに……」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 18:49:54.20 ID:WLz3/A2I0

美優「と、ところで! Pさんいつもスーツですけど泳がないんですかっ?」

美優「お仕事とはいえプライベートの時間もあることですし、ひと泳ぎでも!」

美優「そ、そうですか……泳ぎませんか」

美優「…………」

美優「……ふ、ふふっ。おかしいですね、私」

美優「この日差しにあてられたのかもしれませんね」

美優「変に緊張する必要なんかないのに……」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 18:58:54.76 ID:WLz3/A2I0

美優「せっかく南国の海に来てるんですもの……」

美優「私……泳いできますねっ」

美優「……えっ? 私がパレオを脱ぐとは思いませんでしたか……?」

美優「そうですね……以前の私なら……」

美優「ふふっ……これも誰かさんが露出の多い衣装ばかり着せるからでしょうか……?」

美優「確かに……お仕事の衣装で慣れたというのはあります」

美優「でもあくまでそれはお仕事……」

美優「プライベートで……自分の気持ちでこういう格好を見せるのは違いますから……」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 19:11:24.63 ID:WLz3/A2I0

美優「そ……その……今は」



美優「……だけですから」

美優「自分で……こういう格好を見せてもいいと思うのは……」

美優「ええと……その! 暑いですよね!」

美優「南国ですものねっ! 泳いできます……っ!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 19:16:10.79 ID:WLz3/A2I0

美優「……はぁ」

美優「私……なにしてるのかしら」

美優「あんな事を言っても……Pさんを困らせるだけなのに」

美優「でも……あれは……」

美優「望んでいるの……?」

美優「あの人に……全てを曝け出したいって……そう思っているの……?」

美優「隠れている私も、恥ずかしい私も……見てもらいたがってる……」

美優「Pさんに……」

美優「Pさんだから……」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 19:26:28.62 ID:WLz3/A2I0

美優「……せっかくだし、Pさんとも泳ぎたいな……」

美優「こんな素敵な海にふたりきりで、私の水着だけ見て帰るだなんて、そんなのもったいないです……」

美優「でもスーツだったし……」

美優「誘えば来てもらえるかな……?」

美優「誘う……あ、演技の経験を活かせばどうにかなるかしら」

美優「Pさんが追いかけたくなるような女性を演じてみるとか……?」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 19:35:19.96 ID:WLz3/A2I0

美優「……おほんっ」

美優「ふふっ……プロデューサーさん?」

美優「そんなところにいないで、私の胸の中で……溺れてみませんか……?」

美優「な、なん……て……」

美優「……きゃぁあ!? いつからそこにいたんですか!?」

美優「違うんですPさん……今のはどうすればPさんが言うこと聞いてくれるかなと……っ」

美優「あれは演技です……演技ですから……っ!」

美優「そもそもいつの間に……どうして声かけてくれなかったんですかっ」

美優「面白そうだったから……?」

美優「もう……どうしてそう意地悪なんですか……」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 19:48:02.94 ID:WLz3/A2I0

美優「それで……どうかしたんですか?」

美優「あ、もう撮影の時間なんですね……」

美優「ちょっと考え事に夢中になっちゃって……ごめんなさい」

美優「……Pさんを誘惑することだけ考えてたんじゃないですっ!?」

美優「そ、それ以外もです! たくさん!」

美優「私だって、Pさんに話しちゃ駄目なことがたくさんあるんですっ」

美優「例えば、ですか?」

美優「この前楓さんと菜々さんに飲みに誘われて……って、言いませんったら!」

美優「この話はおしまいです! 部屋に戻らなくちゃ……」

美優「聞きたい、ですか? もう……本当は駄目ですけど……」

美優「続きは部屋で……ね?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 19:54:43.53 ID:WLz3/A2I0

美優「……あの」

美優「さっきは、忘れてだなんて言いましたけど……」

美優「でも、これだけは伝えておきたいなって思うんです」

美優「Pさんにとっての私がどんな存在になれるのか、わかりませんけど……」

美優「私にとってのPさんは、失いたくない大切な……そんな人です」

美優「私が私でいられるのは……誰も知らない姿を見せられるのは、この場所だけですから」


美優「……見ていてください、ね?」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/12/10(木) 20:00:44.45 ID:WLz3/A2I0
おしまい
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/10(木) 20:05:37.59 ID:VYU0/Eibo
おつおつ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/10(木) 22:17:52.73 ID:o604DJPQO
乙です
17歳が飲酒しては不味いのでは……?
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/11(金) 01:09:42.50 ID:ISkUgpAbO
ウサミン星では17歳で成人だから
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