本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2

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1 : ◆Tw7kfjMAJk [saga]:2015/12/12(土) 21:58:21.13 ID:sqyhweI30
前スレ
本田未央「プロデューサーとのごはん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434980705/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449925100
2 : ◆Tw7kfjMAJk [saga]:2015/12/12(土) 21:59:19.28 ID:sqyhweI30
P「お疲れ、未央」

未央「やみのまー! いやー、今日も疲れましたよー!」

P「全然疲れてなさそうなんだが」

未央「いやいや、未央ちゃんはとっても頑張りましたよ? だから、ご褒美が欲しいなー?」

P「まあ、頑張ったのは事実だからな……何がいい?」

未央「んー……お腹が空いてるから、何か食べに行きたいかも。何でもいいから、ね」

P「……なんだか、こういった感じのやりとり、前にもやったような気がするな」

未央「そうだったっけ?」

P「そんな気がする」

未央「んー……そう言われてみればそんな感じもするような、しないような……」

P「まあ、だからなんだって話でもあるんだがな」

未央「プロデューサーから振っといてそれ言っちゃう? いや、そうなんだけどさー」

P「だろ? ……まあ、とにかく、行くか」

未央「そだね。行っちゃお行っちゃおー!」
3 : ◆Tw7kfjMAJk [saga]:2015/12/12(土) 22:07:50.18 ID:sqyhweI30

――店の前

未央「お、ここは……ラーメン屋さん? そう言えば、初めてプロデューサーに連れて行ってもらったところもラーメン屋さんだったね」

P「今日のところはラーメン屋というか、つけ麺屋みたいなところあるけどな。……そう言えば、そうだったな」

未央「うん? ラーメンもつけ麺も一緒じゃないの? というか、つけ麺がラーメンの一種みたいなものじゃないの?」

P「んー……どうなんだろうな。俺もよくわからんが、ここはつけ麺専門店……だったはずだ」

未央「へぇ……でも、つけ麺ってあんまり食べたことないかも。そもそもプロデューサーと一緒じゃないとラーメン屋さんになかなか来ないし?」

P「お、そうなのか。つまりここも来たことがない、と。チェーン店だし、結構色んなところにあるから知っていてもおかしくないとは思うが」

未央「見たことはあるかもしれないけど……覚えてないかなー。意識してなかったら覚えられなくない?」

P「確かにな。何度も通っている道にある店でもまったく知らなかったりするからな」

未央「そういうことそういうこと。……まあ、とりあえず入ろっか」

P「そうだな」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/12(土) 22:14:02.42 ID:GizIIXREo
待ってた
5 : ◆Tw7kfjMAJk [saga]:2015/12/12(土) 22:23:44.11 ID:sqyhweI30

――店内

未央「ほうほう……ここ、割りと社会人御用達のお店だったりするのかな?」

P「あー……そうかもな。ここはそういうところかもしれない」

未央「それって理由とかあるの?」

P「ある……が、まあ、先に何を頼むか決めるか。と言っても、つけ麺か辛つけ麺か、ってくらいだが。あと、量も決められるが……」

未央「量? そんなの決められるんだ」

P「ああ。まあ、つけ麺だからな。麺とスープ……というか、つけ汁と言った方がいいのか? とにかく、それが別々に出されるからな。麺の量も調節しやすいんじゃないのか?」

未央「あー、そういうことかー。それで、量ってどれくらいの区別があるの?」

P「並、中、大……これが全部同じ値段で、特大だけ100円プラスだな」

未央「えっ、同じ値段なの?」

P「ん? そうだが……いや、確かに初めてなら驚くか。理由は……まあ、サービスじゃないか?」

未央「へぇ……太っ腹だね?」

P「なんで疑問形なんだよ」

未央「いやあ、ただより高いものはないと言いますし?」
6 : ◆Tw7kfjMAJk [saga]:2015/12/12(土) 22:34:29.68 ID:sqyhweI30
P「使い方間違ってる……って、まあ、そんなことはどうでもいいか。量はどうするんだ?」

未央「ん? えーっと、そうだね……なになに? 並が200gで中が300gで大が400g……ん? これがぜんぶ同じ値段なの?」

P「そうなるな」

未央「おおー……それはなんだか、すごいね。でも、400g……ぜんぶ同じ値段ってなるといちばん多いのにしたくなるけど、さすがに無理だよね?」

P「なんで俺に聞くんだよ……」

未央「いや、400gが多いってことは感覚的にわかるんだけど、実際どれくらいの量なのかはわかりませんし?」

P「……まあ、そうか。とりあえず大は俺が腹いっぱいになるくらいだからやめといた方がいい。未央なら……並か中じゃないか? 並でちょうど。中で腹いっぱい、って感じだろ」

未央「さすがプロデューサー。私のことを私以上に知ってるね!」
7 : ◆Tw7kfjMAJk [saga]:2015/12/12(土) 22:41:28.79 ID:sqyhweI30
P「それ、今言う台詞か? ……で、どっちにするんだ?」

未央「んー……そうだね。せっかくだから中にしよっかなー。多過ぎたらプロデューサーが食べてくれるでしょ?」

P「まあ、そうだが……お前から言うことか?」

未央「えへへ……確かに今のは流石に図々しかったかも。ごめんね、プロデューサー」

P「べつに謝らなくてもいい。俺と未央の仲だし、遠慮する必要もないしな」

未央「え? プロデューサーと私の、仲、って……その」

P「あっ……い、いや、今のはそういう意味じゃなくてだな……」

未央「そっ、そうだよねー! ごめんごめん、ちょっと、勘違いしちゃったよー!」
8 : ◆Tw7kfjMAJk [saga]:2015/12/12(土) 22:47:31.04 ID:sqyhweI30
P「……その、べつに勘違いってわけでもないが……」

未央「えっ……」

P「……」

未央「……」

P「……あー! もう! なんでこんなところでこんな雰囲気になってるんだ。未央が中、俺が大で決まりでいいな? 注文するぞ?」

未央「う、うん」

P「よし。すみませーん!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/12(土) 22:49:20.77 ID:b2zyEB0Ho
やったぜ待ってた
10 : ◆Tw7kfjMAJk [saga]:2015/12/12(土) 22:53:24.37 ID:sqyhweI30

――

未央「おおー……これがつけ麺。割りと多い?」

P「どうだろうな。まあ、これまで俺と付き合ってきた未央なら食べ切れるだろ」

未央「それ、よろこぶべきかどうなのか迷っちゃうんだけど。でも、こういうのなんだ。このスープ、と言うか、つけ汁? この色は……何味?」

P「魚介系だな。濃厚魚介系のつけ麺、って言うと割りとスタンダードな感じがするな」

未央「そうなんだ。あと……麺、すっごく太いね。これを言ってもいいのかわかんないけど……うどんみたいな感じがするかも」

P「極太麺もここの店の特徴だな。いや、つけ麺は割りとこういう麺が多い印象もあるが……」

未央「そうなの?」

P「俺の知る限りは、な。やっぱりスープと絡ませることが重要だからなのかもな」
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