P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2

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14 : ◆bjtPFp8neU [saga]:2015/12/27(日) 21:34:51.62 ID:i5cmhxw/O

貴音「………」

貴音(わたくしたちは、少しずつ確実に、月へと近づいています)

貴音(もうすぐあの方との約束を果たせるというのに、何故こうも胸がざわつくのでしょうか)

貴音(……やはりわたくしは、後悔しているのですね)

貴音(浅はかだった、自分の行動を……)


「……かね。たーかーねっ!」


貴音「ひぅ!?」ビクッ


響「あ、ご、ごめん。驚かすつもりじゃなかったんだけど」

貴音「……響ですか。心臓が止まるかと思いました」ドキドキ

響「だから悪かったってばー」

響「それよりさ。月に着いたら、みんなが貴音にガイドして欲しいって!」

貴音「……がいど? わたくしが、ですか?」

響「うん! だって、月は貴音の故郷なんでしょ?」

貴音「………」

響「……あれ? もしかして、イヤだった?」

貴音「いえ、そのような事はありません。……そうですね、わたくしで良ければ、案内役を務めさせていただきます」

響「ホントか! ……おーいみんな! 貴音が月を案内してくれるってさー!」

春香「わぁ、やったぁ!」

雪歩「四条さんの案内……うふふふ」

伊織「ま、ガイドがいないと観光も楽しめないわよね」

真「ねえ貴音、月ってどんなところなの?」

美希「おにぎりとかある?」

やよい「あの、もやしはありますか?」

律子「こらこら、そんなにいっぺんに話しかけても貴音だって困るでしょう?」

律子「それに、遊びに行くわけじゃないんだから」

P「いいじゃないか、少しくらい。月に行くなんて、一生にあるかないかなんだからさ」

律子「って言っても、ゲームの世界の月ですけどね」

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