キリカ「アーユー ハッピーナウ?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:03:22.28 ID:kL+MSYtPO
なぎさ「このSSはワルプル撃墜後のお話なので、続き物の第3話なのです」

なぎさ「R18で、今回は今までと比べても「アレ」な描写がある他、読者に「マギカシリーズ」の知識を要求する場面があるのです」

さやかff「いや、マギカシリーズの知識の百倍位SFの知識と物理の知識を求められてるけどね……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454666602
2 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:11:26.25 ID:19Z0eXcP0
このSSは基本的に女尊男卑であるほか、差別的表現、暴力表現、性的描写、同性愛etcの教育上よろしくない表現を多分に含みます

むしろメインのテーマに『日本での同性愛(多角関係)』があるくらいの勢いです

※今回はまどかの出番がほぼ有りません

※魔女と戦う場面はないこともありませんが、ティロっと片付きます


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:12:41.09 ID:kL+MSYtPO
なぎさ「ティロっと行くのです!」
4 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:14:46.69 ID:19Z0eXcP0


〜病院〜


ほむら「……ん」


見知らぬ天井……ではない


ほむら「……はぁ」


魔女を駆逐した後、魔法少女の内でさやかとほむらは要救助者として病院へ運び込まれた

キリカと織莉子は「めんどくさいから」と言う理由で現場から離脱し

杏子達は「怪我してないから」と医者と教師を言いくるめ、さらに「一人暮らしのほむらが一番危ないから」と早乙女先生をほむらにけしかけ、帰ってしまった

結果、早々に逃げ道を塞がれたほむらがまどかとさやかがいつ目を覚ましても良いように、と病院待機を押し付けられた事になる


ほむら(……入院中はいつも個室だったな)


ほむらのベットに顔を伏せて寝ている早乙女先生に気を使って動き、カーテンをそっと開ける

ほむらのベットは入り口から見て一番右奥、その手前側にさやかが居て、正面に寝ている二人は名前も知らない後輩の女子

足音と気配に気をつけ、そーっとさやかのベッドのカーテンを捲り、小物入れに入ってるソウルジェムを取り出す


ほむら(……濁りが早い)


舞台装置の魔女のグリーフシードで浄化だけして元に戻し、寄り添って眠っているさやかの母親に予備の毛布をかけ、病室を後にした
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:15:04.13 ID:kL+MSYtPO
支援
6 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:18:40.13 ID:19Z0eXcP0

〜病院の屋上〜


杏子「遅えぞ

ほむら「置いて帰ったくせに」

杏子「う……」


スマホで連絡を入れて5分も経っていない

笑顔で先に待っていた杏子に軽く嫌味をぶつけて、それから状況の相談をする


ほむら「さやかの怪我は裂傷を縫ったくらいね、私と同じ程度に見えたから、明日の昼で退院でしょうね」

子「はあ?ほむらも裂傷なの?」

ほむら「右腕の骨が折れたときに飛び出ちゃったの、切り傷だって言い張ったけど、医者はどう思ったのやら」

杏子「まあ、マミがリボンで骨を無理矢理繋いだだけだしな」

ほむら「まどかとあゆむは……会うことも叶わなかったわ」

杏子「だろうな……怪我の具合はどうだって?」

ほむら「会えなかったんだから分かんないわよ」

杏子「は?ナースにでも聞けば良いじゃん」

ほむら「……」

杏子「この人見知り……」


語るまでも無く察してくれるのは助かるが、どうにも負けた気分になる


ほむら「ICCの中だもの……どうせ暫く出てこれないし……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「まあ良いや……こっちも色々調べたんだけど、どうにもきな臭いが事が多くてな」

ほむら「やっぱり今回の魔女は……」

杏子「あぁ、魔法少女が何かの魔法でけしかけてきた、としか思えねぇ」

ほむら「そう……」


やっぱり……とまずは思って、それから犯人を見つけ次第血祭りにすることを決意した


杏子「取り敢えずマミと織莉子とあたしで街に結界を張った、魔女か魔法少女が近付けばすぐに察知出来る」

ほむら「教会の森と似たようなシステムって事?」

杏子「まあ今回はサイズがサイズだからなぁ、あっち程のステルス性はねぇよ」

ほむら「逆に良いじゃない、余計な喧嘩が減るでしょう?」

杏子「……無害な魔法少女を駆逐する頻度も増えるだろうけどな」

ほむら「汚れ仕事は構わないわ」

杏子「そういう問題か?」

ほむら「そうね、何か効率の良い戦法を考えるわ」

杏子「……」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:19:44.26 ID:kL+MSYtPO
支援
8 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:22:13.38 ID:19Z0eXcP0

〜病室〜


和子「あ、ほむらちゃん」

ほむら「……ごめんなさい、まどかの事が……気になって」


早乙女先生は聞くことも、叱ることも無く、ただほむらを抱き締めた


ほむら「…………ごめんなさい」

和子「ううん、良いの……怖くない?」

ほむら「……はい」

和子「そう……強いわ」

ほむら「……」


背中を抑える掌が熱い

ほむらの胸の所がじわじわとこそばゆい

大人とこうまで密着したのはいつ以来だろう

大人の人の匂いはまどかや友達とはまた違う、それでもほむらを安心させるものだ


和子「あ、ご両親には連絡した?」

ほむら「……いいえ」

和子「……電話して、声を聞かせてあげないと……ね?」

ほむら「……」

正直に言えば、両親とは何も話したくない

先生が連絡してくれればそれで良いではないか、とそう言いたい


ほむら「……はい」


早乙女先生の純真を踏みにじれないほど、ほむらの冷酷さは薄れている……平和ボケとでも言うべきものだと、ほむらは思っているが
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:22:30.56 ID:kL+MSYtPO
支援
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:23:15.96 ID:kL+MSYtPO
支援
11 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:25:01.26 ID:19Z0eXcP0

さやか「うぅむ……ん?」


知らない部屋、知らないベッド

訳も分からない状況に、やたらと痛い頭……とカーテンの向こうから聞こえてくる声


さやか「ぅあっ……いってー……えー……なんだっけ?」


随分派手にやられたようだ

……と言うか母親が傍らで眠っているこの状況に理解が及ばない


さやか「どういう事なの……」


まずは自分の最後の記憶を辿る

――落ちてくる光と影、爆発の音と突風、煌めく刃と……


さやか「――あ」


何かを掴んだ……その事を確信する瞬間を狙った一撃が下る


ほむら「だからそれまでには帰るって言ってるでしょ!!」

さやか「!!?」


ほむらの怒鳴り声でさやかの思考は中断され、得た筈の確信を噛み締めることもなく事態を動かすことにする


和子「ほ、ほ、ほむらちゃ……」

ほむら「嘘ッ!話を聞く気なんかない!!」

さやか「何ッ!?どうしたのほむら!」

ほむら「っ!?…………切る」


カーテンを開けて颯爽登場するも、ほむらが不機嫌そうにスマホを操作した後、目を合わせてくれない


和子「あ、さやかちゃん……」

さやか「……」

ほむら「……」

和子「……はぁ」

沙織「zzz」

さやか「今ので起きろよマイマザー……」


痛くなってきた空気を誤魔化す精一杯の言葉だ

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:25:23.21 ID:kL+MSYtPO
支援
13 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:27:53.05 ID:19Z0eXcP0

〜工場地帯〜


せつな(全く……ちょっとビニコンでトイレに行った隙に囲まれるなんて)


見滝原と言う町が、新たに特別経済区として制定、発展する前も間も、この街を支える産業は「硝子」だ

大量の硝子を生産、加工するには特大の火力と、それに見合うサイズの入れ物とエネルギーが必要になる


せつな「あろはッ!工場で火器はダメだよー!」


それらを取り揃えるこのプラントは、騒音や安全性、交通の便やら何やらの関係で夕方以降は人気が無い……はずだ


せつな「もー、スポットをそんなに充てたって何にも無いよー……」


空にはライトを焚いたヘリコプター、工場の外には何台ものトラックに装甲車と銃を持った軍人

彼等が追うのは、忍者の如く飛び回るたった一人の魔法少女


隊員「クソッ!なんと言うフリーランニングだ!」

隊員「身軽にも程がある!」

せつな(いや、数多すぎ……)


せつなは変身こそしていないが、銃に弾丸に通信機、装備の多い軍人が追うには魔法少女は身軽すぎる


せつな(全く!しつこいんですけどあの人ら!)


タラップを飛び移り、見えた階段の手すりを蹴って雨樋を掴んで身を翻し、天井に乗る

すぐさま反対側に見えた四角い建物の上を駆け抜けようとした時、目前で銃声がして、足元に火花が走る


せつな「ちょ!?発砲してきたぁッ!?」


すぐに伏せて、這いずりながら屋根の縁へより、下の様子を伺う


せつな(うげぇ……)


隊員達がズラッと銃を構えて、こちらを狙っているのだ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:28:02.56 ID:kL+MSYtPO
支援
15 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:30:09.00 ID:19Z0eXcP0

隊員「動くな!両手を広げて前につけ!」

せつな「お兄さん凄い!」


後ろから二人来ていたのは知っている

ただ、ここまで早く来るとは思っていなかったので、これは純粋な称賛だ


隊員「ふざけているな!此方は発砲の許可が出ているんだぞ!」

せつな「……撃てば?」


ゆっくりと立ち上がり、無表情で淡々と答える


隊員「……この!」


二度目の銃声、しかし弾丸は足元を叩いて火花を散らすのみだ

ヘリコプターが追い付いて、せつなをライトで照らし出した


せつな「……」

隊員「おい!聞こえないのか!両手を広げて床につくんだ!」


隊員の心は揺らいでいる

目の前にいる彼女が、本当にテロリストの関係者なのか……と


隊員(こんな、年端も行かない少女が……)

隊員(だが、彼女はなんらかの異常者だ!)

せつな「さて」


少女の両手が一瞬光って、白銀に輝く銃のようの物が現れた


隊員「貴様!」

せつな「ちょっと待ちなよ〜、君童貞じゃないでしょ?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:30:23.66 ID:kL+MSYtPO
支援
17 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:32:22.66 ID:19Z0eXcP0

隊員「ふざけるなっ!」


三度目の銃声、今度はせつなの左足に当てるつもりであった

だが、集中力を切らしているわけでもない魔法少女に弾丸を当てるのは至難の技だ

狙われた足を軽くあげるだけでせつなはその弾丸を避け、両手のパーツを繋ぎ合わせて変型させた


せつな「さあ!リッスン!マーイソング!」


フィストカバーとアームガードが付いた籠手の様な銃っぽいものを繋ぎ合わせると、それらは物理法則をしれっと無視して変型し、白銀のギターへと成り変わる


隊員「やめろ!やめないと撃つぞ!」

せつな「……撃てば?」

隊員「……!?」


せつながギターをかき鳴らすと、どこからともなく三味線と琴、笛の音色が聞こえてきた


隊員「何?なんだ!?何をした!なんだこれは!!」

隊員(ギターは飾りなのか……しかしこの音楽、どこかで?)

せつな「〜♪」

隊員「止めろ!止めろと言ったのが聞こえないのか!」

『神代、構うな……撃て』

隊員「神帰隊長!」

『構うなと言った』

隊長「……っ!」

せつな「せつ!せつ!」

隊員「思い出したぞ!ワルモの黒魔法か!」

せつな「せつなでポンッ!」


クルリと回ってからポーズを決めて呪文を唱える

光の粒子が辺りに撒かれて、音楽を聴いた者全てが昏睡してしまった


せつな「あろは!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:35:38.25 ID:kL+MSYtPO
支援
19 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:35:43.84 ID:19Z0eXcP0

それはヘリコプターに乗って居た人間も例外ではなく、コントロールを失った機体は風に煽られて流され、プロペラから派手に道路へ叩き付けられた


せつな「ありゃまー」


プロペラからぶつかったことで機体の反転こそ免れたが、慣性で滑りに滑って反対側の工場の壁に激突し、テールがへし折れ、コクピットはひしゃげた


せつな「死んじゃったかにー」


まあいっか、とだけ思ったせつなは外側で待機している車の中でも一番装備がゴツそうなのに目をつけて中に入り込んだ


せつな「人の荷物を勝手に見るなんて……」


押収された自分の荷物を回収し、ついでに一番偉そうな初老で眼鏡をかけた軍人を片手でヒョイっと担ぎ、何処かへ去っていった


〜〜


せつな「あろはー」

「ぐ……貴様……」


指揮官と思わしき人物を連れたせつなは一先ず最寄りの工場の一室に彼を連れ込んで椅子に縛り付け、目を覚ますのをじーっと待っていた


せつな「ざーんねんでしたぁ、みんなはおねむで貴方は私の独断で拉致されたのでぇす」

「……」


おどけて見せるせつなだが、肝心の彼は一切笑わない


せつな「さあさあ、まずはお名前だよ、ワッチャネイム?」

神帰「……神帰 武司だ 」

せつな「おっけー!ゆーこーるたけちゃんね」

神帰「……ふざけているのか」

せつな「ううん、真剣に楽しんでるよ?」


せつなとしては確かに真剣だ、一応自分の命がかかっているのだから


神帰「……で、何が目的だ」

せつな「ん〜、じゃあ、なんで私を捕まえるのにあんな軍隊が必要なのか知りたいな」

神帰「貴様にはテロリストの関係者である疑いがかかっている、相応の装備、準備を行うのは当然だ」


淡々と回答する神帰と、くるくる回って考えるせつな


せつな「足りなかったみたいだけどね」

神帰「そのようだな」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:36:33.84 ID:kL+MSYtPO
支援
21 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:39:32.68 ID:19Z0eXcP0

せつな「そんな表面上の話はどうでも良いんだよね」


せつなの指輪が僅かに光る


せつな「本音の下の心の音を聞かせてよてよ……ねえねえ?」


両手を合わせて頬の横へ

ぶりっ子ポーズだが、目が一切の笑みを含んでいない


神帰「貴様が魔法少女だからだ――なに……?」

せつな「驚いてるの?」

神帰「……貴様……!」


思わず回答した……と言った様子ではない


せつな「魔法少女相手に人間が本音を隠すのは簡単じゃないよ……でしょでしょ?」

神帰「っ……!」


一瞬頭の中をグルッとかき混ぜれた様な感覚が走る


せつな「この街には魔法少女が他に居るって事だよね?何人居るの、かなかな?」

神帰(バインドスペルの類いか……!文節を繰り返す事で、その質問に強制で回答させる……!)

神帰「確認、出来るのは……目の前に……一人!」


自身の口から出る言葉に最大限の注意を払い、一文節ずつ確実に『回答』する


せつな「お、もう気付いて対策してきた」


せつなの指輪が更に怪しく輝く


神帰「……!!」


のぼせたのかと錯覚させる程頭の中が熱を持つ

ぐわんぐわんと視界が揺れ、首が座らなくなった様にグラグラ揺れる


せつな「まあ私の魔法って、脳味噌のホルモンを物理的に調節する方も得意だから」

神帰「く……そ!!」


何をされたのか、何となく察した

頭の中を本当に引っ掻き回されたのだ


せつな「うってがえしは聞かないよ〜だ!」

神帰「ぐ……っ……!最、低でも……四人……!」


薄れる意識の中でせつなの質問だけがガンガンと木霊し、無意識に浮かべた言葉が口をついてしまう


せつな「ふむ、あんたの目的はなーに?」

神帰「人、間の……進化……と……!」

せつな「と?」

神帰「っ……平和で効率的な社会……!」

せつな「わお素敵!……で、魔法少女はどう関係するのかな?」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:41:45.92 ID:kL+MSYtPO
支援
23 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:42:15.76 ID:19Z0eXcP0
神帰「魔法……少女は……オーバーテクノロジーの塊……情報をエネルギーに変換し、うっ……『剥き出しの特異点』を……持つ、知識と、技術を……!」

せつな「あー、キュウべぇが欲しいのね……で、宇宙人の科学の塊である魔法少女が欲しいと」


あまりにすっとんきょうな目的だったので、嫌がらせのつもりで脳内のホルモン、特にエンドルフィンを増量する


せつな「ん?……どこで魔法少女と魔女を知ったの?」

神帰「過去、の……魔法少女……たる……と……マギカ」

せつな「たるとって誰よ、たるとって」

神帰「たる……と……!」

せつな「ち!対策の早いことで」


彼の中ではそれで『解答』なのだ、せつながどう思うかは問題ではない


神帰「……ふっ……!」

せつな「ではでは!そのような情報を誰と共有しているのですか?」

神帰「っ!!……う!……あ……!!」

せつな「んー、じゃあ!」


回答を拒んでいる……もはや彼の意地の範疇で、質問の重要性はせつなにとっては極めて低いものだ


せつな「お肌の触れ合いで聞いちゃお!ちゃお!」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:42:24.05 ID:kL+MSYtPO
支援
25 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:44:08.29 ID:19Z0eXcP0
神帰の衣服に手をかけ、ズボンと下着を下ろし指でペチペチと叩く


神帰「き、貴様……!!」


背中から右手を回して竿を扱き、もう片方の手は襟元かれ脇の方へ回って撫で回す


せつな「私の気が済むまでに干からびなければ良いね〜」


意識の朦朧とする中、本来は快楽を感じる脳波が出てから分泌されるはずの物が先に頭の中を満たしている

そんな状態でちゃんとした快楽を与えられ、せつなの卓越した動きと相まって1分ともたずに陥落した

せつなは首筋に舌を這わせて、左手で視界を閉じる

力の抜けたモノを潰すように握りしめて刺激し、放尿までさせる

数分で充分な出力を得たモノが再び果てるまでに時間は要さない


せつな「ふふ、たけちゃん意外とお盛んだね〜」


脳内に無理矢理快楽物質を発生させ、性器を弄るこれは、薬物を使って無理矢理昂らせる立派な性拷問として成立していた


神帰「はっ……は……づ…………き」


息も絶え絶えに言葉を紡ぎ、虚ろな意識に浮かぶ文字を並べる


せつな「母好き?……まさかマ・THE・CON!?」

神帰「ま……ま……っ!!」

せつな「ごめん、エイジプレイはちょっと」


……並べているのだ、彼は、真剣に


神帰「――うおおおっ!!」

せつな「うお、椅子ごと倒れこんで床にヘッドバーッド!」


身体を前後に大きく揺すってせつなを振り切り、前方に椅子ごと飛んだ


神帰「ぐっ……おおおおっ!!」


背筋で無理矢理起き上がり、全力で額を床に打ち付けようとするので、せつなも思わず髪の毛をひっつかんで止めてしまった


せつな「分かった分かった!そこまで言いたくないなら聞かないって!そんなダイナミック自殺しなくて良いって!」


気迫に圧された、とかではなく『死なせると流石に面倒』と言うのがせつなの理由だった

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:44:50.40 ID:kL+MSYtPO
支援
27 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:46:08.95 ID:19Z0eXcP0

〜見滝原市街、高層ビル屋上〜


せつな「お、キュウべぇあろは!」

QB「何をしているんだい、こんなところで」

せつな「何日くらいこの町で遊ぼうか考えてたの」

QB「君は自分と同年代の人間がどういう生活基準で生活しているのか、考えたことがあるかい?」

せつな「私は人間じゃないから関係ないし、明日のパンツと少しのお金があれば生きていけるよ?」

QB「ならば目立つ行為は出来るだけ避けてほしいのだが……」

せつな「あ、ねえ『たると』って魔法少女、知ってる?」

QB「イギリスやフランスの方では比較的よくあるあだ名だからねぇ、特定は難しいかな」

せつな「うーん、渡辺さんが『なべちゃん』って言われるようなノリか〜」

QB「バーナード・ワイズマンがバーニィって呼ばれるようなものだ」

せつな「そっち系か、そりゃ特定は難しいね」

QB「ところで、どうしてそんなことが気になったんだい?」

せつな「噂をきいたのよん」

QB「ふーん、この町に来る魔法少女は君と明日来る『チル』しかいないはずだけど」

せつな「え、私以外にもゲストがいるの」

QB「これほど人口の多い町だからね、安定して魔女が供給されるんだ。それを狙う子は多い……まあ、チルの場合は個人的な事情のほうが大きいけどね」

せつな「よし決めた!明日はこの町の魔法少女にたかろう!」

QB「この町の魔法少女は警戒心が高いから無理だと思うけどね」

せつな「聞いてくれないならお仕置きしちゃうもん!私女の子大好き!!」

QB「今日はどうするんだい?」

せつな「頭の悪そうな野郎とヤッて、ご飯と寝床とお金を用意させる!」

QB「僕に感情はないけど、君はいろいろと最低だよ」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 19:46:44.57 ID:kL+MSYtPO
なぎさ「今日はここまで、なのです」
29 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/05(金) 19:47:44.51 ID:19Z0eXcP0
さやかff「忘れてたけど、これが前回」

ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/.../1406666856/
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/06(土) 15:37:00.58 ID:1DA04dEVo

超常の相手に一般人が意地を見せるのはすき
ほむらちゃん親御さんとは仲良うせんとあかんよ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/06(土) 22:23:15.07 ID:oBijaAlD0

嘆かわしい限りだが、魔法少女って本来これくらいぶっ飛んでないと長生きできないのかもね
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/08(月) 02:31:41.20 ID:EI7W9KumO
僕も女の子大好き!
33 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:17:42.71 ID:17k7FRFE0
おおはようございまし

始めまする
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 10:20:03.66 ID:fTfaG1PyO
支援
35 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:21:25.98 ID:17k7FRFE0
〜マミの部屋〜


キリカ「それではさやかと、ほむらの退院を祝しまして」

ほむら「……」

さやか「あはは……」

キリカ「かんぱーい」

織莉子「いえー」

ゆま「わー」

QB「キュップイ」

杏子「……」

マミ「……」

キリカ「なんてお通夜ムードだ」


まあ、他の人はもっとお通夜だろうけど……と笑えない冗談を言ってからキリカも大人しく席についた


織莉子「さて、まずは現状の確認ね 」


織莉子が手を叩くと天井から白いスクリーンが降りてきて、写真と文字、正しく言うなら新聞、ネットの記事の選り抜きを表示した


織莉子「賢い大人の皆様は、今回の騒動を反国家勢力……それも海外のスパイによる仕業と見ているわ」


舌を出して悪戯っぽく笑い、織莉子が見出しのいくつかを指して説明する


ほむら「……どうして外国の反日勢力の仕業って事になるんですか?」

織莉子「なんでだと思う?」

ほむら「……ほむ?」


ほむらの惚けた返答にキリカが吹き出しそうになった

マミは意にも介さないのか、二つ目のティーポットに茶葉を入れてお湯を注いでいる


QB「右下の記事を読むと良いよ」

さやか「えーと……『使用された火気類は、去年群馬の米軍駐屯基地から消えたものと使用弾丸が一致』……」

ほむら「ごめんなさい」

キリカ「素直に謝るとは」


テーブルのクッキーをかじりながらキリカが感心した
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 10:27:30.81 ID:fTfaG1PyO
支援
37 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:27:36.09 ID:17k7FRFE0
杏子「でもさ、それだけでどうして犯人が外人になるわけ?」

QB「君は馬鹿かい?」

杏子「うるせえ」


キリカの頬が思わず緩み、ほむらが顔を伏せて笑っている


織莉子「こっちの記事では日本でのオリンピック開催の妨害って節、こちらの誌面では某国による日米間の緊張を狙う説を解説しているわ……更にこの新聞では『米軍駐屯基地の闇』と謳って、ここぞとばかりに袋叩きよ」

キリカ「うーん、左翼ってのは本当に暇な人ばっかなんだなって」


アイコンタクトで二杯目の紅茶を要求し、マミがティーカップの半分程まで紅茶を注ぐ


杏子「いや、あたしはさっぱり分かんないけどな」

ゆま「沖縄のやつもそうだけど、日本は軍隊を持たないって言うんだから仕方無いと思うし、植民地にならなかっただけマシ、とか格抑止の恩恵があるって考え方は出来ないのかな」

杏子「!?」

QB「君はなんの為に学校に行って勉強してるんだい?」


キュウべぇの頭が杏子によって握りつぶされた


さやか(ゆまちゃん頭良いなぁ……)


ビンの中の蜂蜜をスプーンでかき出して紅茶を甘くする作業を終え、生クリームをドポドポと贅沢に注ぐ

半分程しか無かったキリカのティーカップの中身は、今やギリギリいっぱいまでになっている


織莉子「それはその場の人の気持ちを軽んじた意見よ、でもそう言う風に考える方が効率が良いから、政治って難しいの」

キリカ「政治を司る新しい聖戦士でも出てきてくれないとね」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 10:28:28.25 ID:fTfaG1PyO
支援
39 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:29:54.88 ID:17k7FRFE0

かき混ぜる際に割りと紅茶が零れたが、キリカは特に気にするでも無くそれをクイッと飲み、杏子はその紅茶の味を想像してげんなりしている


織莉子「ま、私達は特に小細工の必要も無く静観するって所ね……それで」


零れた紅茶をハンカチで拭き取りながら織莉子が要点を纏めつつ話を続ける


織莉子「まどかさんはどうだった?」


それは彼女達の同盟『七色の翼』の今後の方針を決定する一番大事な話

この町での魔法少女の同盟は前提条件として鹿目まどかの存在ありきだ

まどかの存在がほむらと織莉子の敵対関係を生み、その構造がマミの不信感を余分に作り、マミと一緒に戦うさやかの存在に杏子が苛立ち……

気が付けば見滝原は6人の魔法少女による四つ巴の抗争状態となっており、ほむらがどの時間軸でも経験しなかった脅威の修羅場となった

表沙汰にこそならないものの、本気になったマミの隙をついてのまどか抹殺は流石の織莉子にも難しく、悪戯に攻撃してくる杏子や、熾烈を極めたグリーフシード調達戦も含め、魔法少女同士の戦闘が毎晩のように起きていた

織莉子が初接触の段階でまどか、さやか、マミに魔法少女の真実をぶちまけたのもあって『色々と躊躇の無いマミ』『まどかを守るために戦う決意をしたさやか』と

末恐ろしい二人のイレギュラーを含めた死闘は、『お菓子の魔女』との戦いで杏子が重傷を負い、ゆまが魔法少女となった事で収束する
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 10:30:12.20 ID:fTfaG1PyO
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41 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:33:25.44 ID:17k7FRFE0
……と言うのも、杏子とマミが仲直りした為にパワーバランスが完全に崩壊したのだ

観念した織莉子とキリカは、キュウべぇとまどかを通してマミ、ほむらと交渉

ワルプルギスの夜との共闘を持ちかけ、紆余曲折を経て『まどかを魔法少女にしないための同盟』として『七色の翼』を結成し、なんやかんやでもうすぐ一年経つ


織莉子「まあつまり、まどかさんに再起の望みが無いのなら私たちの同盟は事実上の解散って形になるわけだけども」

QB「それは非常に困(ほむら「まどかは必ず目覚めます……」


織莉子は無音で紅茶をすすり、ニコッと笑ってから言葉をつづけた


織莉子「ふふ、意地悪な言い方をしてごめんなさい」


音もなくティーカップを元に戻し、これまた音もなく立ち上がる……織莉子の動作は一つ一つが洗練されていて綺麗な動きだ

隣に座るキリカとの教養のギャップがすさまじい


織莉子「二人が元気なのだとわかったので、今日はお暇するわ」


キリカも立ち上がり、ドアノブに手をかけたところで織莉子のテレパシーがほむらにだけ届く


織莉子『これからの話はほむらさんの『これから』が決まってからにしましょう』

ほむら「……」


半分は嫌味だと分かりつつも何も言い返せず、ただ黙って二人の背中を見送った


キリカ「あ、言っても無駄だとは思うけど一人で出歩いたり、怪しい人に声をかけられてもついてっちゃだめだよ!」

織莉子「ええ、テロリストかもしれない」


これを冗談として受け止められる人間はこの町では魔法少女だけだ

そんなことを凄い真顔で二人が言うので杏子が吹き出し、ゆまが口を押えて笑い、さやかも声をかみ殺す

さやか「いやいやいや、握手をしたら友達になれるかもしれませんよ!」


さやかの悪乗りでついにマミが堪えきれずに笑いだす


『お互いの職業柄、握手はよしましょう』


とは織莉子達との交渉時の、織莉子の最初のセリフだからだ

今の状況を思えばこのセリフは滑稽極まる

ちなみにこの時はまどかとさやかの『握手くらいしましょう、握手くらい』のごり押しで握手は成った
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 10:33:39.55 ID:fTfaG1PyO
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43 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:36:33.79 ID:17k7FRFE0
さやか「なんか織莉子さん、含みのある言い方だったね」

ほむら「割りといつもじゃない」


あれから程なくして二人もマミの家を出た

まだ午後の4時、日曜日のそれなりに明るい時間帯だと言うのに、外には不気味な程人が居ない


ほむら「……晩御飯どうしよ」

さやか「あんたの場合は切実な悩みだからねぇ」


個人経営の飲食店はともかく、チェーン店のスーパー等も軒並み臨時休業

……テロとはそれほどまでに恐ろしい印章なのか、とさやかは呑気に構えている


さやか「駅のモールならやってるんじゃない?あそこ警備員とかいるはずだし」

ほむら「……そこまで行かなきゃ駄目か」

さやか「うち、来る?」

ほむら「……一人になりたいかも」

さやか「だよね」


丁度別れ道、と言うことで二人はなんの気もなしに別れる


さやか「じゃあ、また明日」

ほむら「学校……お休みだけど」

さやか「学校がお休みでも、あたし達は会って良いでしょ?」

ほむら「そうね」


背中越しに手を振るほむらを見送り、さやかも自分の家へ歩こうとする……が


「あの……ちょっとお聞きしても宜しいですか?」

さやか「ん?」


見ればそれはさやかよりも小さな……下手をすればまどかよりもさらに小さな、黒髪の女の子


チル「取り敢えず道を聞きたいです……えっと、私『春原 智留』です」

さやか「え……あの、美樹さやかです?」

チル「それでですね……えっと」

〜〜

キリカ「……なんでマミや杏子でなく私なんだろうね」

QB「不意討ちするのかい?」

キリカ「マミと織莉子の厳正な話し合いの結果、ギリギリまで手出しはしないことになってる」

QB「へえ、そうかい」

キリカ「あれは『付いていく』訳ではないからね」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 10:36:48.96 ID:fTfaG1PyO
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45 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:39:20.74 ID:17k7FRFE0
〜見滝原駅付近〜


ほむら「ほむ、今日はお肉にしましょう……味は……家に味噌あったし、あれでいいいか」

ほむら「えっと……お米はあったけど、そう言えば洗剤が残り少なかったかな」

QB「誰に説明しているんだい?」

ほむら「忘れたら後で聞くから覚えておいて」

QB「君は僕をなんだと……」

ほむら「宇宙人に決まってるでしょ、このボケうさぎ」

QB「散々だ……」

ほむら(ん?)


地下に広がるショッピングモールへの入口の反対側に数十人の人だかりが出来ている

入口の警備員も道の反対の騒ぎに聞き耳を立てている様子だ


ほむら(何やってんだか)


別に興味は無い……しかし


『リッスン!マーイソング!』

ほむら「な!?」


テレパシーだ

少女は叫ぶと同時にテレパシーを飛ばした

聞き慣れないテレパシーが意味する事は一つ


ほむら(魔法少女……!)


道を渡り、映画館の脇で開かれている野良リサイタル

ほむらは急ぎその野次馬をかき分けて……


中沢「ん?暁美じゃん」

ほむら「……」

中沢「そんな顔されるとな……」


クラスメイトが紛れていたことに些かのショックを覚えながらほむらは構わず中心の少女を見据えた
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 10:39:40.03 ID:fTfaG1PyO
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47 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:42:35.77 ID:17k7FRFE0
中沢「お、お前もせつな知ってんのか?」

ほむら「誰そいつ」

中沢「まあ、旅する歌い手……っつかネトアだな」

ほむら「ネトア……」

せつな「愛を込めて花束を♪」

ほむら「……」

中沢「色んな所でゲリラライブしてんだ!歌も上手いし可愛いだろ?だからそれを録画してツベとかに挙げる奴が居て、それで一部で人気なんだよ」

ほむら(……まあ確かに可愛いけど)

クリッと大きな黄色の瞳に、ちょこんとした鼻、ぷっくりと膨らむ柔らかそうな唇、しまった顎と何となくまるっこい輪郭
同姓のほむらから見ても『可愛い』と言う評価で惜しくない


ほむら(何あの髪)


綺麗な金髪を短く切り揃え、前髪の一部が小さな角のようなあほ毛になっていて、正面から見ると稲妻マークのような感じになっている……チャームポイントと言われれば返す言葉は無いが、ほむらとしては気になるのだ

服装はジャケットにジーンズと、まさに『旅する女』のそれだ

白銀のギターを操作し、ギターだけでは絶対に有り得ない音色をどこからともなく流して彼女は歌っている


せつな「じゃーん!いえい!」


パチパチと盛大な拍手が起き、彼女の前にお金を置く者や、スマホで懸命に撮影したり録画する者もいる


せつな「はい!今日はここまでです!ありがとー!」

せつな「テロリストなんてやっつけちゃお!ついでにお国の犬もね!」


一頻りの笑いが巻き起こった後、応援の言葉をかけたり、握手や記念撮影をしたりして人々はバラバラと別れていく


せつな「あ、ちょっとこれ持ってて」

中沢「え!俺?」

せつな「よろしく!さ、行こうか」


まとめた荷物を乱雑に突っ込んだショルダーバッグを中沢に押し付け、ほむらの手を取り


中沢「え?ちょ、知り合い!?」

せつな「ううん、ただね」


驚く中沢へ向けて、唇に人差し指を当てて悪戯っぽく笑い


せつな「私と契約して魔法少女になってほしいんだ!」

ほむら「……」


極めて挑発的な発言をし、連れて行った


中沢「……あ……」

中沢「暁美すげぇぇ!!」


彼は何かを勘違いしたが、フォローする人間がいなかった
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 10:43:41.01 ID:fTfaG1PyO
なぎさ「今回はここまでなのです!」

さやかff「魔女とは戦わない(魔法少女と戦わないとは言っていない)」
49 : ◆l0O.gyaewI [saga]:2016/02/11(木) 10:52:51.60 ID:17k7FRFE0
>>30

なぎさ「ストレスはたまるし親に魔法少女のことはいえないしでほむほむも大変なのです」

>>31

せつな「ブットビングだ!わたし!」

>>32

貴様不死スレ民だな!

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/11(木) 19:30:50.55 ID:hDVcqLxSO
不死スレってなんだか知らないけど
かわいい女の子に悪いやつはいない!
おつ
今回は歩とかでないかんじかしら
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