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菜々「なつななでコント!」夏樹「アパート……」 -
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:22:16.05 ID:rPFP7x3K0
※二人は初対面という設定です。あんまりアイドル関係ないです。
※キャラ崩壊注意です。特にウサミンがマズい事になってます。ご容赦を。
※コントの元ネタはあります。
テレビ『本日の天気は、関東一体は晴れになる見込みです。しかし、昨日と比べて気温は急激に下がるので、防寒対策はしておいたほうが良いでしょう。東海地方では――』
ピッ!
夏樹「……今日は晴れるみたいだし、ツーリングにでも行こうかな」
ピンポーン!
夏樹「……?」ゴソゴソ
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1456046535
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/
少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:26:17.82 ID:rPFP7x3K0
ガチャリ!!
菜々「突然すみません! 私、安部菜々と申します!」
夏樹「……ええ。」
菜々「実はナナ、三年ぐらい前までこの部屋に住んでたんですよ!」
夏樹「……へぇ、そうなんですか。」
菜々「今日ちょっとコッチに用事があって、アパートの方も見に行こうと思ったんです! ナナ、10年ぐらい住んでたんですよ! 『懐かしいなぁ!』って思いましたよ!」
夏樹「……」
菜々「そしてパッて見たら、部屋の明かりがついてるじゃないですか! 『うわ〜! もう誰か住んでるんだぁ! 今どんな人が住んでるんだろうなぁ!』って思って!」
夏樹「」
菜々「それで来ちゃいました♪」
夏樹「……イヤ、あの、相当気持ち悪いぞ!?」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:30:07.75 ID:rPFP7x3K0
菜々「え?」
夏樹「これ相当だよ! 昔住んでた所に来てさ、『ああ、懐かしいな』って気持ちは分かるよ」
菜々「はい……」
夏樹「部屋の明かりついてたのを見たら、『おっ、誰か住んでるんだな。一体どんなヤツが住んでるんだろうな』と思うのもまだ分かるよ」
夏樹「……なんで来ちゃうの!?」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:33:07.44 ID:rPFP7x3K0
夏樹「いや、来てどうするのさ?」
菜々「懐かしいなぁって思って!」
夏樹「いや、それは分かるんだけどさ……」
菜々「あっ! やっぱりテレビの位置はソコなんですね!」
夏樹「それどんな種類の感動だよ!」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:36:03.74 ID:rPFP7x3K0
菜々「とりあえず上がっていいですか? お邪魔します♪」
夏樹「ダメに決まってるだろ!? ダメダメ! 多分だけど、中にいれたらもうオシマイだろ!」
菜々「そんな! シーチキン買ってきたんで一緒に食べましょうよ!」
夏樹「食わねぇよ!」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:39:13.01 ID:rPFP7x3K0
夏樹「なんかビニール袋持ってるなぁと思ったら、中身シーチキンかよ」
菜々「お嫌いでしたか?」
夏樹「嫌いとかそうじゃなくてさ、初対面の人間がカオ突き合わせて食う食べ物じゃないだろ! シーチキンって」
菜々「あの〜。ところで、隣のおばあちゃんはまだ住んでますか?」
夏樹「え? ああ、あのばぁさんか。住んでるよ。ただ、ここんところ風邪ひいて寝込んでるみたいだけど」
菜々「あー……それはタイヘンですねぇ〜……」
菜々「ミミミンミミミンウーサミン!!!!! ミミミンミミミンウーサミン!!!!! ミミミンミミミンウーサミン!!!!! ミミミンミミミンウーサミン!!!!!」
夏樹「待て待て待て待て!!」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:42:06.07 ID:rPFP7x3K0
夏樹「何イキナリ人んちの玄関で大声出してるんだよ!?」
菜々「大丈夫です、ナナはおばあちゃんと仲が良かったんで!」
夏樹「アタシがやったって思われるんだよ!! あとなんだよそのコールは!」
菜々「この元気増幅、ウサミンパワーで、おばあちゃんにビビッときてもらおうかと!」
夏樹「キテルよ、ばぁさんビビッてるよ! 今頃震えてるよ!」
菜々「下のおじいちゃんは元気ですか?」
夏樹「アンタなんで老人ばっか気になるんだよ!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:45:32.96 ID:rPFP7x3K0
夏樹「下は今誰も住んでないよ」
菜々「え、そうなんですか?」
夏樹「そうだよ」
菜々「そうなんですか!? 下では、おじいちゃんが二人で住んでたんですよ?」
夏樹「……」
菜々「……珍しくないですか?」
夏樹「珍しいな!?」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:48:51.30 ID:rPFP7x3K0
夏樹「じいさんの二人暮らしって。……なんか変な勘ぐりしちゃうなオイ」
菜々「180センチと190センチぐらいのおじいちゃん達だったんですけど……」
夏樹「でけーな! ちっさい方もデカいじゃねーか! 何食ったらそんなに大きくなれるんだよ!」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/21(日) 18:53:09.47 ID:F9+5611fo
この二人好き
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:53:11.97 ID:rPFP7x3K0
菜々「……♪」ジロジロ
夏樹「アンタ、ホント帰れよ!」
菜々「ええ!?」
夏樹「部屋の中を覗こうとするなよ! 気色悪いぞ?! 帰れ!」
菜々「ちょっと押さないでください……! あ! あのエアコン!」
夏樹「エアコンがどうかしたのかよ?」
菜々「あれ、ナナが置いていったヤツです!」
夏樹「あのエアコンはアンタのだったのか」
菜々「あの、今住んでる空調の調子が悪いんで、アレ持って帰ってもいいですか?」
夏樹「ダメに決まってんだろ!」
菜々「そんなぁ〜。……あ! あのカーテンもナナが置いていったヤツです!」
夏樹「……」
菜々「あのガスコンロもそうだ!」
夏樹「……」イラッ
菜々「まだ、半分ナナの家みたいですね♪」
夏樹「お前バイクで引きずり回すぞ」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:55:16.22 ID:rPFP7x3K0
夏樹「分かったよ! 今度の休日、この部屋に最初からあったモノ全部棄ててくる! 気持ち悪いったらありゃしないよ!」
菜々「そ、そうですかぁ〜……」
夏樹「そうだよ、やれやれ……」
菜々「……」
菜々「あっ、そうだ♪ 大家さんの昔の写メ見ますか?」
夏樹「見ねぇよ!」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 18:58:55.62 ID:rPFP7x3K0
夏樹「誰が興味あるんだよ!」
菜々「いや、貴重なオフショットですよ!?」
夏樹「大家はほとんどオフだろあんなの!」
菜々「じゃ、じゃあ! LINEだけ! LINEだけでも教えてください!」
夏樹「やってない! LINEやってないから! もう帰れッ!」
菜々「あ〜れ〜!」
バタン!! カチャカチャ……ガチャン!!
夏樹「はぁ……よし、追い出してカギ掛けた。しかし、何だったんだ今のは。気持ち悪いな……」
夏樹「ツーリングって気分じゃなくなったな……ギターのチューニングでもしようか」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:02:16.80 ID:rPFP7x3K0
菜々「……」
菜々「……」コソコソ
カチャカチャカチャ……ガチャリ!!
バン!
菜々「なつきち〜!!」
夏樹「!!!???」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:04:56.95 ID:rPFP7x3K0
夏樹「えっ!? えっ!? えっ!?」
菜々「はがき届いてましたよ! なつきち♪」
夏樹「なんだよなつきちって! アンタにそう呼ばれる筋合いはないからな!?」
菜々「えっ、そうですか?」
夏樹「そうだよ! よく初対面の相手をあだ名で呼べるよな!? それもスゴくフランクに!」
菜々「またまた〜♪ ナナ達、同じ部屋に住んでた仲じゃないですか!」
夏樹「アンタ底抜けに明るいな!」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:09:36.31 ID:rPFP7x3K0
夏樹「というかそれ以前に、どうやってカギ開けたんだよ!?」
菜々「このカギで開けました!」スッ
夏樹「なんで開くんだよ!」
菜々「これ、ナナが昔使ってたカギなんです!」
夏樹「なんだよ、カギ変えてないのかよ……」
菜々「これで隣のおばあちゃんの部屋も開きますよ!」
夏樹「なんだそのカラクリは!?」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:12:42.00 ID:rPFP7x3K0
菜々「ナナは昔、このカギを使っておばあちゃんの部屋に侵入して、せんべい食べてやりましたよ!」
夏樹「しょーもな! その行動しょーもないぜ!」
菜々「ところで、このアパートのお向かいに池があるじゃないですか?」
夏樹「ああ……あるな」
菜々「あそこには昔、鯉がいたんですけど、今はいないんです。なんでいないか知ってますか?」
夏樹「知らないよそんなの……」
菜々「ナナが全部食べちゃったからです♪」
夏樹「お前化けモンかよ!?」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/21(日) 19:14:04.51 ID:vsX9WAc2O
元ネタのコントいつ見ても面白いな
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:17:23.88 ID:rPFP7x3K0
夏樹「食うなぁ!? せんべいも鯉も、食うなぁお前は!」
菜々「あ〜! この柱の傷、懐かしいなぁ!」
夏樹「……? あの高いところにある傷がなんだよ」
菜々「あのコレ、下のおじいちゃんが、時々身長を測りに来てたんですよ!」
夏樹「いやその文化なんなんだよ!?」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:22:03.40 ID:rPFP7x3K0
夏樹「あの柱の傷、確かにちょっと気にはなってたけどさ、まさか、じいさんの成長記録だなんて……それにしても、やっぱデケーな!」
菜々「今家賃っていくらですか?」
夏樹「あのさ、お前本当にいい加減にしろよ。いいか!? もう警察に突き出してもおかしくないレベルだぞコレは!」
菜々「それだけ教えてください! それを聞いたら帰りますから!」
夏樹「本当だな?」
菜々「はい!」
夏樹「本当に帰るんだな!?」
菜々「はいッ!!」
夏樹「……はぁ。3万5千円だよ」
菜々「ああああ〜〜……。やっぱり随分と安くなったんですね!」
夏樹「なんだよ安くなったって……」
菜々「いえ、ココ、人が死んでるんですよ」
夏樹「……え?」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:27:16.14 ID:rPFP7x3K0
菜々「部屋で首吊って」
夏樹「……マジかよ」
菜々「どんな人が首吊ったか、知りたいですか?」
夏樹「いや、いいよ……」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:31:27.47 ID:rPFP7x3K0
菜々「――わたしです」
夏樹「」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:33:39.49 ID:rPFP7x3K0
菜々「小さい頃からここに住んでたんですけど、17歳の時に、イジメに耐え切れなくて、それで……」
夏樹「」
菜々「だからわたしはもう、永遠の17歳なんです。それに『帰れ』と言われても、帰る場所はここしかないって言いますか……」
――――――――――――――
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――――――――――
――――――――
――――――
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:42:27.10 ID:rPFP7x3K0
菜々「――まぁ、全部ウソなんですけどね♪」
夏樹「いやそうだよな!? うわー! ビビッた! ビックリしたー!! うわー!」バタバタ
菜々「あははははははは! アナタとっても面白いですね〜!」
夏樹「アンタ一体何しに来たんだよ!?」
菜々「いや〜! 懐かしいなぁって!!」
夏樹「帰れよ!!」
おわり
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/02/21(日) 19:48:16.24 ID:rPFP7x3K0
元ネタはバイきんぐの「アパート」です。
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/21(日) 21:19:42.53 ID:clE+LHFDo
乙!
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/21(日) 21:23:54.87 ID:qtWvPd92o
これは元ネタが面白いだけじゃないのか?
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/21(日) 22:12:21.64 ID:LlbrQahmO
おつ!
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