【安価】赤城「間宮さん…天城姉さん)ギュッ 間宮「生きてますよ…」【艦これ×ティガ】

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423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/06(金) 13:29:10.31 ID:KiEVIQTr0
乙ランダムでいいけど>>422がいうように20時から24時のが参加し易いかな
424 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/05/07(土) 00:55:15.09 ID:0iItS5CDO
基本今まで通りでいきますが、安価が多めの時はなるべく投下予告をした上で20〜24時にしたいと思います(努力目標)

それと戦闘システムの変更はやめました、複雑になるだけでそこまで利点がなさそうなので…

それと今回、話の区切りを入れ忘れて強さ判定もわすれてましたので今さらながら

強さ判定、↓1、2、3コンマの最大値×1.3
ゾロ目なら(向こうが)開幕先制ボーナス
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 00:57:32.55 ID:tk5OLuSRo
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 00:57:51.13 ID:P531H3edO
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 00:58:04.04 ID:hSl9C/+yO
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 01:04:55.48 ID:pmwHtWAA0
>>425、初っ端からぞろ目を当ててくるとは…
429 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/05/10(火) 23:24:15.80 ID:hODlhlaDO
防衛鎮守府

倉庫

PAL<zzz

倉庫の扉がノックされると、中の人の返事も待たずに扉が開かれる

雪風「おじゃまします!」

春雨「し、失礼します」

入ってきたのは春雨と雪風であった

雪風「はじめまして、雪風です」

わるさめ「ワルサメデス」
あきつ丸は倉庫に入ってくる二人が何か箱を持っているのに気が付き尋ねる

あきつ丸「それは、なんでありますか?」

雪風「これです!」

箱から(失敗時によく出てくる)ペンギン型のかき氷機を取り出す

あきつ丸「夏氷でありますか」

わるさめ「?」

あきつ丸「氷に甘いシロップをかけてつくる冷菓であります」

箱はクーラーボックスのようになっているらしく氷とシロップも入っていた
430 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/05/10(火) 23:29:46.66 ID:hODlhlaDO
春雨「夏も終わりですけど、まだ暑いですし」

特に倉庫は気密性が高いため熱が篭り蒸し暑くなっており、見ればわるさめも少し汗をかいていた

あきつ丸「暑かったでありますか?」

わるさめ「…少シ」

雪風「だから、かき氷です!」

そういいながら勢いよくかき氷機のレバーを回しガリガリと氷を削っていく

春雨「あきつ丸さんは何味がいいですか?」

あきつ丸「自分は結構であります」

雪風「えー、もう4人分作っちゃいました」

机の上には、夜店で使われているようなカップに盛られていた
雪風「あきつ丸さんも食べましょうよ!」

断ろうとしたが、雪風が引く気がないのがわかると断るのはあきらめ食べることにした
431 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/05/10(火) 23:32:08.68 ID:hODlhlaDO
あきつ丸「それではみぞれでお願いするのであります」

春雨「わかりました、わるさめちゃんは?」

わるさめがシロップを選んでいる間に、雪風が二つの赤いシロップがかかったカップと白いままのカップを持ってくる

雪風「どうぞ」

みぞれがかかっているであろう色のついてないカップを受け取り礼を言う

あきつ丸「今、カギを開けるであります、PAL」

雪風「開けてくれるんですか!?」

すごく驚いた顔をする、それもそのはずでこんなに簡単に開けてしまっては牢の意味がない

あきつ丸「この対処はあくまで提督殿の鎮守府に戻るまでの臨時でありますから」

この防衛鎮守府は都市防衛の要なので、いくら疑いが低くなっているといっても内部を好き勝手に行動させるわけにはいかないのである

あきつ丸「鎮守府に戻れば、鎮守府内ならある程度自由に行動できるようにするつもりであります」
432 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/05/10(火) 23:39:49.62 ID:hODlhlaDO
今日はここまで、イベント参加中のためしばらくろーペースです

パルはまんまあの見た目で、寝るときは原作でシステムダウンしたときのパジャマ姿です
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/10(火) 23:42:33.28 ID:8Nsd5wbVO

そういえば最近ハネジロー見ないな
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/10(火) 23:55:37.98 ID:JTx11mw3o
乙です
435 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/05/17(火) 21:32:34.87 ID:pagE30vDO
イベントがキツすぎて書いてる余裕がありませんでした…瑞雲はイイゾ、瑞雲は(遠い目)

今日は投下できないと思いますが明日か明後日には投下します
436 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/05/20(金) 00:43:03.89 ID:bAn3/uMDO
艦内

部屋に戻った男提督を追いかけて阿武隈が部屋に入ってくる

阿武隈「提督どうしたんですか? おかしいですよ!」

男提督「おかしい? おかしいのは怪獣が現れたりしてるこの状況のほうだろ」

男提督の様子は怒っているようにも焦っているようにも見えた

男提督「南提督は仲間を残していくような人じゃあない…むしろ最後まで残るような奴だ」

阿武隈「だったらなおさらさっきの艦艇に確認を」

男提督「もし、もしも何かあったとしたら何故ラバウルからなんの連絡もないんだ、もう一隻の方の船はどうなった」

U-511が言っていた艦艇の異状については男提督も理解している
しかし、異状がもし本当なら、それがどういうことなのか…

阿武隈「…」

男提督「…まぁたしかに知るのが怖いってのはあるけどさ、あの無線の声は間違えなく南提督のものだったろ」

阿武隈「はい、そうですよね…大丈夫ですよね」

そういって阿武隈は出ていったが二人の嫌な予感は消えてはいなかった
437 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/05/20(金) 00:44:18.33 ID:bAn3/uMDO
防衛鎮守府、倉庫

シャリシャリ

あきつ丸達四人は倉庫にあった長椅子(のようなもの)に座りながらかき氷を食べていた

あきつ丸「しかし、雪風殿は何故この深海棲艦に会いに?」

雪風「いえ、雪風はあきつ丸さんとお話がしたくて来たんです!」

あきつ丸「自分とでありますか?」

雪風「だってあきつ丸さん、食事の時もお風呂の時も全く会わないですから」

あきつ丸「見張りもかねて食事はここで食べているでありますし、お風呂も深海棲艦と一緒に時間をずらして入っているでありますから」

食事は伊良湖に倉庫まで運んできてもらってる

あきつ丸「しかし、自分とはなしても面白いことはないでありますよ」

雪風「そんなことないです! 折角少しの間でも同じ鎮守府にいるんですからもっと色々話したいです」
438 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/05/20(金) 00:46:30.88 ID:bAn3/uMDO
その後暫く雪風に質問攻めにあい、落ち着いた頃にはちょうど皆かき氷を食べきっていた

春雨「まだ氷もだいぶあまってますけど食べますか?」

雪風「食べます」

あきつ丸「それでは自分もお願いするのであります」

結局四人とも食べることにして二杯目を作った

雪風「あきつ丸さん、またみぞれですね」

あきつ丸は先程と同じみぞれを、春雨はブドウ、わるさめは桃の味を選んでいる

わるさめ「…」

雪風「どうかしました?」

わるさめ「ソレ、ナニ味?」
雪風のかき氷には真っ青なシロップがかけられていた

雪風「ブルーハワイです!」

わるさめ「………ツマリ、ナニ味?」

雪風「…なんでしょう」

あきつ丸「ブルーハワイは元々お酒の名前でありますよ」

雪風「え!? お酒なんですか、これ」

あきつ丸「名前の元は、でありますよ、夏氷のははっきりとした決まりがないでありますから社によって違うのであります」

雪風・春雨「へ〜、そうなんですか」

わるさめ(詳シイ…カキ氷好キナノカナ)
439 :e-6は突破したけどe-5が突破できない提督 ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/05/20(金) 00:52:33.80 ID:bAn3/uMDO
とりあえず少ないですが有言実行と言うことで

正確には間に合ってないけど
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/20(金) 00:56:08.76 ID:/Nt2jCjkO
おつん
441 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/05/27(金) 21:33:24.04 ID:ZeJLXVjDO
E-7ラスダン終わり次第続き始めます
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/28(土) 06:24:41.55 ID:NQo9clcf0
はよ
443 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/05/31(火) 21:47:01.11 ID:g4TgwiEDO
オール甲クリアならず、ラスト丙に切りかえ今終わりました…燃料が三桁しか残ってない

ぼくもう疲れたよパトラッシュ、と言うわけで明日から再開するつもりです
444 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/02(木) 00:26:03.43 ID:SeSC3xlDO
青葉「青葉、出ます」

U511「ユー、出撃します」

提督「ラバウルに近づいたらクリッターを刺激しないために長距離無線は使用しないように」

アートデッセイ「了解ッス」

提督「それと青葉、もし異常がなかったらそのまま南提督のほうについてもいいぞ」

青葉「んーそうですね、でもまだ向こうに残っている方たちがいるのでこっちに戻ってくるつもりです」

提督「わかった、三人ともこの海域は奪還済みだが深海棲艦には気をつけろ」

アートデッセイ「もちろんッス、アートデッセイ、launch!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
防衛鎮守、倉庫

あきつ丸「そもそも、夏氷の味というのはすべて同じでありますよ」

雪風「…味音痴なんですか?」

あきつ丸「いや、そういうことではないのであります」
445 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/02(木) 00:29:06.83 ID:SeSC3xlDO
あきつ丸「シロップは実は味ではなくにおいをつけているのであります」

春雨「におい、ですか」

わるさめ「?」クンクン

あきつ丸「シロップ自体は甘い味がつけているだけで後は各種類のにおいをつけることでまるでその味がしているように感じさせているのであります」

雪風「錯覚ってやつですね!」

あきつ丸「そもそも夏氷のように冷たいものは細かい味がわかりにくいでありますから」

雪風「…つまり、雪風達はいままで騙されていたと!」

わるさめ「ソレハ、違ウト思イマスヨ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
海上

青葉「ユーさんはドイツ艦でしたね、改めまして青葉です今回はよろしくお願いしますね」

U511「Auf gute Zusammenarbeit」

青葉「えっとなんて意味ですか?」

アートデッセイ「こちらもよろしくって事ッスよ」

U511「すいません、ついドイツ語で…」

青葉「大丈夫ですよ、ビスマルクさんもそうですけど海外から来た艦娘も増えましたね〜」
446 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/02(木) 00:32:55.79 ID:SeSC3xlDO
青葉「レーベさんにマックスさん、プリンツさん、ビスマルクさん、ユーさん、リベッチオさん、リットリオさん、ローマさん…あとザラさんとポーラさんとグラーフさんも先日、日本に来たそうですからもう11人も」

アートデッセイ「そんなにいたんッスね、でもビスマルクさんとユーちゃんとこの前来たって三人の他は石室司令のところにいますよね」

青葉「あぁ、海外艦のみなさんも石室司令も優秀ですから」

U511「…」

青葉「最初は海外艦は全員石室司令に任せることも考えられてたらしいんですが、これから先もっと多くの艦娘が来る可能性とかを考慮して今の配属になったらしいです」

アートデッセイ「それにしても青葉さんっていろんな話を聞いたり、知ってたりしてるッスね」

青葉「実は艦隊新聞を書いてるんですよ、それでネタになればといろんな話を聞いてるんです」

青葉「ちょこっと余計なことにまで頭突っ込んで呉からラバウルに飛ばされたりもしたんですけど…まぁ、そのおかげ南提督や今の仲間とも出会えましたし」

アートデッセイ「今度読ませてもらって良いッスか」

青葉「もちろんですよ、その時は海外艦+アートデッセイ、エリアルベースさんで特集を書きたいですね〜」
447 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/02(木) 00:44:22.36 ID:SeSC3xlDO
WRYYYYYY、青葉の梅雨限定ボイスが可愛すぎで最高にハイってやつです

撮られられなれてない青葉の撮影会したい

↓2、視点(選択はメインの視点ってだけで他のところの様子もでます)
1、提督
2、アートデッセイ
3、エリアルベース
448 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/06/02(木) 00:45:30.32 ID:SeSC3xlDO
一番大切な、今日はここまで、を書き忘れてた

安価はここから↓2
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/02(木) 00:45:31.12 ID:5P4ItQ54O
3
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/02(木) 00:45:45.79 ID:WvK7uYzQO
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/02(木) 01:56:45.54 ID:oAzYd+7Do
乙です
452 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/04(土) 11:28:55.36 ID:5Utn3tMDO
海上、提督達の乗っている艦内

提督「もうすぐラバウルへの通信可能範囲に入る」

提督「しかし、先程とアートデッセイ達にも言ったがクリッターを刺激しないようここから先はレーダー等の電波を発する機器の使用は控えるように」

加賀「そうすると艦載機や電探は使えませんね」

提督「あぁ、だから到着までの間は全員で海上の警戒を行ってくれ」

提督「といっても、敵勢海域からは遠いから大丈夫だろうが」
ーーーーーーーーーーーーーーー
甲板

加賀「…」

ビスマルク「どうしたのよ、いつも以上に恐い顔して」

加賀「…いや、提督は大丈夫と言っていたけど怪獣が相手だから気を引き締めていただけよ」

加賀(胸騒ぎがするわ、なにもなければいいけど)


↓1コンマ、索敵
00〜89、異常なし
90〜99、海上に何か…
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 11:34:09.19 ID:mblSNfLr0
Yeah
454 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/04(土) 12:15:01.26 ID:5Utn3tMDO
アートデッセイ「もうすぐ南提督達に追い付くッスよ」

青葉「…」

アートデッセイ「…大丈夫ッスよ、通信はちゃんととれてたんッスから」

青葉「そう…ですよね」

アートデッセイ「ユーちゃんも大丈夫ッスか?」

U511「ひゃ、はい、大丈夫です」

ーーーーーーーーーーーーーーー
提督達の艦内

船員「ソナーに反応があります」

船員2「反応が弱い、魚だろう」
ーーーーーーーーーーーーーーー
海中

「キィシィ」

提督の乗っている艦に深海棲艦でも魚でもない生物の群れが近づいていた

↓1コンマ、索敵
00〜74、異常なし
75〜99、海上になにか
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 12:15:42.36 ID:ziWu2iuvO
456 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/04(土) 13:25:08.85 ID:5Utn3tMDO
阿武隈「あの、提督」

提督「なんだ?」

阿武隈「もし、青葉さん達の方で何かあったりした場合はどうするんです?」

提督「その時は艦載機を飛ばすようにいってある、最速なら30分程度でこっちまでこれるはずだ」

↓1コンマ、索敵
00〜49、異常なし
50〜99、海上に何か
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 13:26:49.16 ID:iof8ZHKFO
458 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/04(土) 13:43:35.74 ID:5Utn3tMDO
U511「前方、艦が見えました」

青葉「じゃあ通信を」

アートデッセイ「待ってほしいッス、先に艦載機を飛ばして様子を確認をします」

アートデッセイ「ガッツウイング1号発艦!」

バシュ
ーーーーーーーーーーーーーーー
秋月「島が見えてきました」

↓1コンマ、索敵
00〜24、異常なし
25〜99、海上に何か
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 14:11:56.59 ID:PuRq+tapO
ほい
460 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/05(日) 01:06:02.32 ID:YxFzQjpDO
秋月「あれ?」

ビスマルク「どうかしたの秋月」

秋月「なにか島の様子、おかしくないですか?」

ビスマルクは島の様子を確認しよと双眼鏡を取りに行く


加賀「提督、10時の方向、200m先に人が浮かんでます!」

提督「なんだと!」

海上を見ると女性が救命用の浮きにつかまって漂っていた

阿武隈「あれは…仁淀さん!?」

提督「知り合いか?」

阿武隈「はい、南提督のところの艦娘です」
ーーーーーーーーーーーーーーー
南提督の艦

アートデッセイ「見張りがいないッスね…」

青葉「…やっぱり、何かあったんでしょうか?」

アートデッセイ「これから通信をいれるッスけど、ユーちゃん一応潜って待機しといてください」

U511「了解です」

アートデッセイ「さて…南提督さん聞こえてるッスか? こちら提督のところのアートデッセイッス」
461 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/05(日) 01:15:13.39 ID:YxFzQjpDO
阿武隈はすぐに海に入り仁淀の救助に向かい、艦へと引き上げた


阿武隈「男提督を呼んできます」

仁淀「…」

提督「暫くは目を覚ましそうにないな…とにかくラバウルにいって」

ビスマルク「どうやらそれは無理みたいよ」

双眼鏡で島を見ながらビスマルクが言う

提督「どういうことだ」

ビスマルク「ラバウル基地が壊滅してるわ」

提督が島を見るとあちこちから煙が立ち上っているのがわかった

男提督「それで、どうするつもりなんだ?」

提督「まず状況をかくにんする、上陸できそうなら上陸して生存者の救護を行う」

加賀「上陸は難しそうです」

渡された双眼鏡を覗くと多数の深海棲艦が確認できた

提督「見つからないうちに一度離れよう」

進路変更を船員に伝えようと有線の通信機を手に取る

通信機「…」

提督「…誰も出ない?」

462 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/05(日) 01:20:16.48 ID:YxFzQjpDO
船員の誰も出ないなど、通常ありえない
皆、既にこの艦にも何かが起きていることを確信する

秋月「どうするんですか」

艦内へと続く扉を見ながら尋ねる

ビスマルク「確認しに行くしかないでしょ」

加賀「だけど深海棲艦がいつくるかもわからないし、仁淀さんを放ってはおけないわ」

ビスマルク「でも、このままラバウルに近づいたら勝ち目はないわ」

艦内で何が起きているか確認するにはリスクがあるが、なにもしなければラバウルに近づいていく

提督(どうする…)

"艦内"捜索メンバー
↓2、3、4、(なし、ダブりは人数が減ります、最低一人)

なし、加賀、ビスマルク、秋月、阿武隈
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 01:25:41.75 ID:W3VIiyVeO
なし
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 01:25:55.25 ID:tPZ8Nea3O
ビスマルク
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 01:26:05.08 ID:rXinSsdOO
秋月
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 01:26:15.98 ID:3OI5VUk1O
加賀
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 01:31:25.54 ID:eKpdr5J50
館内にいるのディゴンかな、そんなに強くはないだろうけど、艦内で艦載機の発艦や戦艦の主砲って使えるのだろうか?
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 01:34:04.29 ID:UlTNvXR/O
早い段階で高コンマが出てれば事前に回避出来たイベントかな?
469 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/06/05(日) 02:18:38.70 ID:YxFzQjpDO
今日はここまで、というか既に寝落ちしてました…

索敵は

一回目、二回目までがラバウルからそこそこ遠いところで意識のある仁淀さんを拾う(艦内の異変も回避)

三回目、艦内異変発生(ラバウルまでは余裕あり)

四回目、ラバウルまで近い+艦内異変あり

五回目(00〜09でミス)、ラバウルから敵接近+艦内異変あり

六回目(00のみミス)、五回目+男提督とそれを呼びにいった阿武隈がもどってこないぞ…※生きてます

七回目(00のみミス)、強制索敵成功、そりゃ深海棲艦の攻撃が来てれば気づくさ、男提督と阿武隈が…

みたいな感じで考えてました六回目以降はいかないだろって高をくくってましたが
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 02:48:16.34 ID:FfHvuaUDO
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 08:25:37.53 ID:SghVhsJXo
乙です
472 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/05(日) 20:45:05.43 ID:YxFzQjpDO
提督「この艦を捨てるわけにもいかない、艦内を捜索する」

提督「阿武隈達は仁淀の側について周囲の警戒にあたってくれ」

阿武隈「わかりました」

提督「私とビスマルクは下層部を、秋月と加賀は上層を捜索してくれ」

一同「了解」
ーーーーーーーーーーーーーーーー

海上

無線(南提督)<聞こえて、ます、何かありましたか?>

アートデッセイ「すれ違った時も今も見張りをたてていないッスけどどうかしたんですか」

無線(南提督)<艦娘の皆さんも、疲労が、たまっていたので、レーダーによる、見張り、のみにしていたんです>

アートデッセイ「たしかに危険な海域じゃないッスけど…見張りに回す艦娘ぐらいならラバウルから回してもらうとか出来たんじゃないッスか?」

無線(南提督)<それは、お願いしたんですが、断られて、しまいまして>

アートデッセイ(何か違和感があるんッスよね…)

無線(南提督)<それより、貴女方が、こちらに来て、救助は、大丈夫なんですか?>

アートデッセイ「これから全力で戻って合流するッスから心配しないでください」
473 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/05(日) 20:45:39.04 ID:YxFzQjpDO
アートデッセイ(何か違和感はあるッスけど、艦に上がる時間はないし異常と言える程のことはないッスし)

アートデッセイ「戻りますか」

青葉「…あの、音がちょっとおかしい気がするんですけど」

無線(南提督)<そうですか? こちらからは、なんとも、ないんですが>

アートデッセイ「多少攻撃を受けたみたいッスから機材の調子が悪いんじゃないッスか?」

青葉「ノイズとかじゃなくって、もっと…なんか違うところの違和感というか…」

アートデッセイ「違和感…!」

PDIを取りだし通信時の音声データを確認する

アートデッセイ「青葉さん、大当たりッスよ」

青葉「?」

画面には音声を周波数と時間で表した所謂、声紋が表示されている
そして、その波形は言葉の途中途中に不自然に途切れていた

アートデッセイ(合成音、これは怪しいを通り越してもう何かあるって判断していいッスよね)

アートデッセイ「さてどうするッスかね」

↓2、どうする
1、南提督に直接問い詰める
2、一同引き下がってこっそり乗り込む
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 20:47:01.52 ID:s/hjKOqao
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 21:18:01.93 ID:ku+VcepsO
476 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/05(日) 23:11:04.86 ID:YxFzQjpDO
アートデッセイ「それでは気を付けて」

そういって通信を切り、艦から少し距離を取る

青葉「あの、アートデッセイさんさっきのは」

アートデッセイ「あの通信で喋っていたのは偽者ッス」

青葉「え?」

アートデッセイ「あの声は合成音だったんッス」

そう言いながら、スノーホワイトを発艦し提督達に向けて飛ばす

青葉「待ってくださいよ、じゃあ本物の南提督はどうしたんですか!」

アートデッセイ「…わからないッス、ただあの艦を本土には向かわせちゃいけない、だから乗り込んで艦を停め、偽者の正体を暴くッスよ」

青葉「…」

アートデッセイ「青葉さんはユーちゃんと待っててください」

アートデッセイはそのままマキシマ・オーバードライブを起動させると飛び上がり甲板に降りる

「キィシィ!」

甲板に降りた音を聞き付けどこからともなく黄色い目に緑色の皮膚をした半魚人が何匹も現れる

アートデッセイ「正体表したッスね」
477 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/05(日) 23:17:57.18 ID:YxFzQjpDO
提督達の艦内、下層部

提督「酷いな…」

ビスマルク「えぇ…」

艦内には船員の死体が至るところに転がっていた

ビスマルク「この傷跡、深海棲艦ではないわね」

船員の死因ははっきりしないが圧死や窒息死だと思われる

提督「気を付け
「キィシィ!」

ビスマルク「gesicht nach unten!」

ドォン

飛び出して来た半魚人を撃ち抜く

ビスマルク「提督こそ、私から離れないでね」

提督「あぁ、ありがとう、ただ…敵の数もわからないいじょう戦闘は控えた方がいいかもな」

撃ち飛ばされた半魚人はその先にあった部屋の扉まで突き抜けていた

提督(しかし、ディゴンってことはさっきの南提督の通信は…)

音を聞き付けディゴンが集まってくる

提督「ここじゃ囲まれる一度隠れよう」
478 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/05(日) 23:21:48.79 ID:YxFzQjpDO
甲板

男提督「ラバウルに仁淀…どうやら最悪のパターン、いやそれ以上になっちまったみたいだな」

阿武隈「そうなると南提督も…」

ドォン

阿武隈「きゃっ!?」

艦内から砲撃音が聞こえてくる

男提督「やっぱり中に何かいるみたいだな」

阿武隈「そうみたい

「キィシィ!」

外からも先程の半魚人が多数上がってくる

阿武隈「な、なにコイツら!?」

男提督「さぁな」

バンッ、バンッバンッ

拳銃で半魚人の一匹の目、喉、胸と急所部分を撃つが効果はない

男提督「チッ…」


"開戦"
↓3、視点
1、アートデッセイ
2、提督
3、男提督
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 23:23:49.72 ID:xflB0AD0O
ksk
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 23:24:03.68 ID:6sERfxdzO
2
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/05(日) 23:24:08.68 ID:urPeQPwUO
482 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/06(月) 00:02:22.17 ID:MDkt+63DO
アートデッセイはガッツハイパーガンでディゴンを撃ち抜いていく

アートデッセイ(合成音で話していたのはコイツらじゃない)

アートデッセイ「南提督、貴方が偽者なのはわかってるッスよ、こんな雑魚いくらだしても無駄ッス、諦めて姿を表したらどうッスか!」

無線(南提督)<そうですか、それでは満足できる相手をだしてあげますよ>

青葉「なにこれ!?」

アートデッセイ「青葉さん!?」

青葉がいる海上を見ると海が凍りついていた

無線(南提督)<さぁ、レイキュバス相手をしてあげてください>

ザバン

海中から蟹のような甲殻類の見た目をした怪獣、レイキュバスが現れる

青葉「ひっ!?」

レイキュバスが迫るが足の艤装ごと凍りついているため青葉は逃げられない

↓3、アートデッセイはどうする(視点変更する場合は+変更先)
1、艦載機発艦(選ばれた場合更に直下で種類指定)
2、通常兵器によるレイキュバスへ砲撃
3、デラック砲によるレイキュバスへ攻撃

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆◆◆
男提督達のHP◆◆◆◆

搭載数
ガッツウイング1号×5
ガッツウイング2号×4
ドルファー202×3
スノーホワイト(発艦済み)
XIGファイターSS×1
クリムゾンドラゴン×2
ブルートルネード×1
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 00:13:13.00 ID:aWdneQgx0
ksk
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 01:56:13.19 ID:J3Zyf6QDO
3
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 05:17:07.49 ID:0+Fll7l9O
2+提督達
486 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/06(月) 08:57:12.28 ID:MDkt+63DO
今日も夜に投稿します

それと、戦闘に関して二点変更を

一点目は艦種ごとの変更はごちゃっとなるし大変なのでやめたのですが
通常艦娘が◆×6に対し、人が◆×4で〜達となってる場合は平均値をとってます
それでアートデッセイがいる場合は+1します。はい、主人公補正です

二点目は、視点先になってない戦場のHPなんですが、放置しておくと7回の選択で死ぬ仕様は不味いかなと
そこで安価ですが

1、安価先のコンマが一定値以上(だいたい50以上、相手の強さにより多少変化)
2、艦娘のトータルHPから一ずつ減少

のどちらがいいですか?
他に何か案があればいってください
ただ、減少なしはヤバイところは放置すれば良いってなってしまうのでなしです
↓5まで多数決で(代案がでてそっちのが良いと思った場合は同じIDなら変更を認めます)
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 08:59:25.40 ID:MDkt+63DO
書き途中になってました
1は
1、安価先のコンマが一定値以上(だいたい50以上、相手の強さにより多少変化)でダメージなし
です

安価はここから↓5
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 11:40:50.45 ID:RdVU1kmGO
多少長くなるけど一つの時間で全部の視点を見せるとかは?
今までは
朝 A視点orB視点orC視点
昼 A視点orB視点orC視点
夜 A視点orB視点orC視点
みたいにやってたけど(朝昼夜はわかりやすい例を出しただけだから気にしないでくれ)
これからは朝にA視点、B視点、C視点の全てをやってから昼に進んで、昼も3つの視点が全て終わってから夜みたいな感じでさ
文章の量や安価の量が単純に三倍になるのがデメリットだけど

それか今まで通り一つの時間に一つの視点にするとしてもその視点選びを安価じゃなくて順番に回したりコンマで決めたらどうだろうか?
そうすればダメージ減少無しでも危ない視点放置って事は起こり得ないだろうから大丈夫だと思うが
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 13:11:59.53 ID:nFX1SQNcO
>>488の前者は流石に>>1への負担がデカイだろうし>>488の後者がベストかな
>>1が大丈夫ってのなら前者でも構わんが
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 20:33:55.18 ID:aWdneQgx0
>>489かな、無理なら選択しの1
491 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/06/06(月) 21:47:57.08 ID:MDkt+63DO
488が書いてくださった、今までスルーしていた別視点もすべて書いていこうと思います

順番は選択によって他の所にも影響があったりするのでランダムになると思います
492 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/06(月) 21:51:12.83 ID:MDkt+63DO
アートデッセイ「てりゃあ!」

攻撃が当たり、レイキュバスは怯み数歩後退するが体に目だった傷はつかない

アートデッセイ(ダメージは少そうッスね)

アートデッセイ「青葉さん大丈夫ッスか!?」

青葉「はい、足までは凍ってないですが艤装がくっついちゃいまして」

アートデッセイはガッツハイパーガンを取りだし溶断用のレーザーのカートリッジに取り変えくっついている氷を溶かす

青葉「ありがとうございます」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
阿武隈「これならどぉよ!」

ドン

阿武隈の砲撃によって二匹の半魚人を吹き飛ばす

阿武隈「よし」

ドンドン

続いて数発の砲弾を撃ち、近づいていた半魚人達を吹き飛ばす

阿武隈「このまま一気に」

男提督「まて、これ以上砲撃するな」

阿武隈「でも放っておいたらどんどん登ってきますよ」

そう言っている間にも何匹もの半魚人が上がってくる

男提督「砲弾の数を考えろ、どのみち全部は倒せないだろ」

阿武隈「そうですね」


↓2、男提督はどうする
1、阿武隈に仁淀を連れて艦からはなれてもらう
2、仁淀を連れて三人一緒に艦内を逃げる
3、艦内を二手に別れて逃げる

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆◆◆男提督達のHP◆◆◆◆
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 21:53:08.06 ID:P+7Tqoquo
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 23:23:28.85 ID:aWdneQgx0
1
495 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/07(火) 01:35:40.56 ID:QakGzWADO
男提督「阿武隈、お前は仁淀を連れて艦から離れろ」

阿武隈「提督はどうするんですか」

男提督「俺は艦内残るって提督達と合流する」

阿武隈「危険です、一緒に」

男提督「この状況を伝えなきゃ行けないし、二人も抱き抱えてじゃ逃げられないだろ」

半魚人達が迫るなか早口で命令を伝えると男提督は艦内に続く扉へと走って行く

阿武隈「提督!」

男提督の背後から半魚人が飛びかかる

男提督「なめんな!」

飛びかかってくる勢いを利用しながら半魚人を投げ飛ばす

男提督(重!!)

拳銃も効かないのでは関節等を同じであろうが、投げ飛ばすことならできる…と言ってもダメージは皆無だが数秒の足止めにはなる

男提督「心配するな、行け!」

阿武隈「はい」
496 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/07(火) 01:38:35.04 ID:QakGzWADO
阿武隈は仁淀を抱き上げると半魚人のいない場所から海に降り全速力で艦から離れる

男提督「行ったな」

「キィシィ…」
「キィシィ…」

ぞろぞろと半魚人が男提督を取り囲んでいく

体重190kg、身長230pの巨体をそう易々とは投げ飛ばせないし、複数同時にこられては一溜まりもない

男提督「広い場所じゃ不利だな」

そう考え艦内に入り、鍵を掛ける

男提督「これですこしは時間が」

「キィシャア」

男提督「マジかよ…」

通路の先には二匹の半魚人がおり男提督へと向かって来ていた

向かってくる半魚人に対して男提督も走り、衝突する直前、壁のパイプ蹴りジャンプ、さらに半魚人の背中を蹴り飛ばしながら(天井に少し頭をぶつけながら)一気に二匹を飛び越える
497 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/07(火) 01:42:39.28 ID:QakGzWADO
男提督「いった!?」

男提督(奴等力は強いがそこまで俊敏じゃない、このまま逃げて提督達と合流して艦から離れればどうにかなる)

前方の部屋の中に半魚人が居るのが見えた

男提督(後ろ向いてるし気づく前に…

船員「た、助けてくれ!」

部屋の中にいた半魚人の他に船員もおり、首を絞められ今まさに殺されそうになっていた

男提督「くそっ!」

船員を助けるべく体当たりをするが半魚人はびくともしない

船員「ぁ…ぐ…」

男提督(何かないか…消火剤!)

近くにあった消火剤のホースを手に取り半魚人に向けて放出、それに驚き船員から手をはなす

男提督「おい大丈夫か!?」

返事はなく、脈を確認するも、既に船員は死んでいた

男提督(あと少し早ければ…)

ガタ…

「キィシィ」

船員を殺した半魚人が今度は男提督を標的にせんと手を伸ばすが男提督はそれをかわしながら体勢を崩し倒す
498 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/07(火) 01:45:14.46 ID:QakGzWADO
男提督(切り替えろ、逃げることに専念しないと)

ガッ

男提督「!!?」

通路にいたもう一匹の半魚人に気付けず不意打ちを喰らってしまう

男提督「この…くっ」

投げ飛ばそうとするも、先程の半魚人も男提督を押さえつけにかかる

男提督「く…そ…」

なんとか振りほどこうとするも、全く振りほどけない

男提督(し…ぬ)

さっきの船員の姿が頭にフラッシュバックする

男提督「!」

通路を曲がった先から秋月が出てくるのが見えた、驚いている秋月の表情を最後に男提督の視界は闇に包まれた
ーーーーーーーーーーーーーーーー
加賀「数が多いわね…」

加賀と秋月は隠れてなるべく戦闘を避けながら艦内を進んでいた

秋月「どうしますか、艦自体は損傷はないみたいですが」

加賀「判断をするのは提督だけど、この人数では航行は難しいわ」

機械化が進み航行に必要な人員の数は大きく減ったが、提督達だけでは動かせない
499 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/07(火) 01:52:26.53 ID:QakGzWADO
加賀「とにかく提督達と合流しましょう」

下層部へと向かおうとしたところで外から砲撃音が聞こえる

秋月「今の…外からですよね」

加賀(深海棲艦が来た? それともさっきの奴等が甲板まで)

加賀「貴女は甲板に向かって、私も提督達と合流したらすぐに向かうわ」

秋月「わかりました」

加賀はそのまま階段を下ら下層部へ行き、秋月は甲板に出るべく通路を戻る
ーーーーーーーーーーーーーーーー
プシャアアア

甲板に向かうべく通路を進んでいた秋月だが、途中で何かが噴き出す音が聞こえる

秋月(ちょっと遠回りになるけど、誰か無事な人がいるのかも)

半魚人が出てきても良いように臨戦態勢を保ったまま音のする方へ走っていく

秋月「!?」

角を曲がると男提督が二匹の半魚人に襲われていた


↓2、秋月はどうする
1、男提督が巻き添えの危険があるがその場から砲撃
2、近付いて砲撃
3、近付いて引き離す

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆◆◆
男提督のHP◆◆
(阿武隈、仁淀退避)

今日はここまでです
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 02:43:52.20 ID:T+cdS5qTO
ksk
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 02:44:03.97 ID:lxb2tNYJO
2
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 04:37:10.30 ID:1fK+Vaxxo
乙です
503 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/08(水) 01:32:28.47 ID:Erd3gVKDO
秋月「やらせません!」

走って一気に距離をつめると首を絞めている半魚人をうち飛ばす

秋月「大丈夫ですか」

男提督「ゴホッ…ゴホッゴホッ…」

無事を確認するともう一匹の半魚人も撃ち[ピーーー]

男提督「ハァ…ハァ…どれぐらい落ちてた?」

秋月「一瞬です、ここから離れましょう」

阿武隈達が艦から離れたことを知ると甲板に出るのを止め、下層部の提督達と合流するべく進みだした
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海上

ドォン…ドォン…

青葉「全く効いてないですよ」

アートデッセイ「かなり固い甲羅ッスね…これならどうッスか」

アートデッセイはガッツウイング2号を発艦させるとデキサスビームを発射する

アートデッセイ「どうだ!」

レイキュバス「キィイィィィ」

多少のダメージは受けているだろうが、その甲羅を貫く程ではない

アートデッセイ「デキサスビームも効かないッスか」
504 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/08(水) 01:33:39.68 ID:Erd3gVKDO
無線(U511)<アートデッセイさん、艦が!>

レイキュバスを相手にしている間に艦が進んで行く

アートデッセイ「あんなやつらを連れていってどうするつもりッスか」

無線(南提督)<人間が野蛮で下等なくせに思った以上にしぶとかったので自分達で動くことにしたんですよ>

青葉「偽者がその声で勝手なことを言わないでください!」

無線(南提督)<偽者とは失礼ですね、私はスヒューム、宇宙で最も優れた生命体ですよ>

わざなのか元の南提督の話し方を忠実に再現しているだけなのか丁寧な口調で名乗った

アートデッセイ「あの程度で倒せるとでも思ってるんッスか」

半魚人達はたしかに普通の人間にとっては驚異だが艦娘だったら十分対処できるレベルである

無線(南提督)<あれだけでは無理でしょうが、多少混乱を引き起こせば後は深海棲艦や怪獣達が勝手に暴れてくれますよ、ラバウルのようにね>

青葉「ラバウルのように!?」
505 :今日はここまで ◆X/f/70tIuYgp :2016/06/08(水) 01:38:23.22 ID:Erd3gVKDO
無線(南提督)<えぇ、レイキュバスに基地機能を麻痺させましたので今頃は深海棲艦の拠点になっているのではないでしょうか>

青葉「ま、不味いですよ、ホントならラバウルに行った提督達は敵陣のど真ん中にいることに」

アートデッセイ「落ち着て、ここは提督達を信じましょう…にしても宇宙で最も優れた生命体サマの割りにはセコい戦い方ッスね」

無線(南提督)<野蛮で下等な生き物に同じく野蛮で下等な生き物の相手をさせる、自然なことではないですか?>

スヒュームと名乗った声の主は別段、深海棲艦の味方と言うわけではなく利用している程度の認識なのであろう

アートデッセイ「味方でもないんで使えるものは使うって考え方にとやかく言うつもりはないッスけど」

アートデッセイ「させる気もないッスよ!」


↓2、アートデッセイの行動
1、デラック砲で艦を攻撃
2、艦載機を発艦し艦を攻撃(艦載機指定)
3、デラック砲でレイキュバスを攻撃


アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆◆◆
男提督達のHP◆◆◆◆
(男提督に秋月合流)

搭載数
ガッツウイング1号×5
ガッツウイング2号×4(一機発艦済み)
ドルファー202×3
スノーホワイト(発艦済み)
XIGファイターSS×1
クリムゾンドラゴン×2
ブルートルネード×1
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 03:56:46.25 ID:atGQAa4jO
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 03:56:56.40 ID:nc1FoXXsO
1
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 23:18:22.06 ID:oBunnCKD0
もうすぐ一か月か
509 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/07/06(水) 22:17:04.58 ID:1294C+Cn0
生存報告

最近時が過ぎるのがはやい、携帯が完全に壊れてしまったのでパソコンからです(酉が違ってても本人です)
いろいろあってプロットも含め全データが消えてしまい試験も重なって書けませんでした、まだしばらくかけないかもです、すみません。
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 15:09:55.48 ID:vfixUbFZ0
まってる
511 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/07(日) 19:24:18.90 ID:7o/XUkAe0
大変お待たせしました明日のテストが終わったら書き始めます
明日には投稿できないと思いますが、水曜日までには投稿しようと思います
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/08(月) 15:48:03.16 ID:pxdj0/vo0
りょ
513 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 00:35:40.64 ID:gZObJGhZ0
アートデッセイはデラック砲を離れて行っている艦に向けるが青葉がその邪魔をする

青葉「待ってください、中にまだ生存者がいるかも!」

アートデッセイ「艦内にいる敵の数からみて中に隠れてる人がいるとは…」

先ほど甲板に上がった時に一瞬であるが透視装置で艦内を確認したが大量のディゴンで埋め尽くされていた

青葉「で、でも…」

無線(南提督)<安心してください、艦内にディゴン達以外に生きている者はいませんよ>

馬鹿にするようにアートデッセイたちに言い放つスヒューム

アートデッセイ「そこまで言うならお望み通り沈めてやるッスよ!!」

アートデッセイは水平線ギリギリにいる艦を撃つため地面から10メートルほど浮きデラック砲を向ける

キュイイイイイイイ

アートデッセイ「デラック砲発射!!」
514 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 01:06:34.18 ID:gZObJGhZ0
イイィィィィ…ィィ……ィ……

アートデッセイの発言とは裏腹にデラック砲は発射されない

アートデッセイ「どうしたんッスか!?」

自らの偽装を確認するが燃料弾薬もまだあるし故障もしていない

青葉「後ろ!!」

振り向くとレイキュバスがその大きな挟みを振り上げており、アートデッセイは回避するためにマキシマの出力を上げようとするが、デラック砲同様に反応せずアートデッセイはそのまま挟みで凍った海に叩きつけられる

青葉「大丈夫ですか!?」

すぐにアートデッセイに駆け寄る、アートデッセイはかなりのダメージは喰らっていたがまだ戦闘できないほどのものではなかった

アートデッセイ「ぅぐ…な…にが…」
515 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 01:12:40.75 ID:gZObJGhZ0
ラバウル沖、艦内

提督達は上に上がるための階段近くで隠れていた

ビスマルク「ねぇ提督、ユーたちは大丈夫かしら…」

提督(ラバウルには深海棲艦、艦内にはディゴン…となれば南提督が乗っているはずのあの艦にはスヒュームとレイキュバスがいると考えるべきか)

ラバウルとこの艦の状況を考えれば南提督の艦が何もないはずがない

提督(人工太陽はない、アートデッセイならレイキュバスに十分対抗できるだろう…問題はスヒュームだが…)

提督「今は信じて自分たちのこの状況を切り抜けることに専念しよう…大丈夫、アートデッセイもいるんだ」

ビスマルク「そうよね」

カツンカツン

階段を何者かが下りてくる音に二人は警戒を強める

提督・ビスマルク「加賀!」
516 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 01:19:04.88 ID:gZObJGhZ0
上から降りてきたのは提督達を探すために秋月と別れた加賀であった

加賀「よかった二人とも無事みたいね」

提督「秋月は?」

加賀「男提督のほうに向かわせたわ、上層は人型の謎の生物に占拠されています」

提督「下も同じ状態だ船員も全員殺されていた」

加賀「どうしますか? このままだと後数分でラバウルからの敵艦載機の攻撃を受けますが」

提督「そうだな…」

艦はまだ動いており、操舵室か機関室に行けば止めるなり方向を変えるなりはできる

提督(しかし、この人数ではその後の航行は不可能…だが海中にはディゴンが潜んでいるかわからない…)

↓2、提督はどうする
1、とりあえず男提督たちと合流
2、艦の進行方向を変えるために操舵室に
3、艦を止めるために機関室に

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆◆◆
男提督達のHP◆◆◆◆
517 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/12(金) 01:23:11.85 ID:gZObJGhZ0
今日はここまでです
柔道も体操もさすがでしたねー…はい、オリンピックみてて遅れましたスイマセン
これからはパソコンで書いていくので書き方が少し変わったりミスがあるかもしれません、見づらくなってたりするところはどんどん指摘してください

次回は明日を予定してます(今度は嘘じゃないです)
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 01:37:05.60 ID:0RKveEmKo
3
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 15:05:20.51 ID:oVVIMoEd0
520 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 18:11:57.05 ID:gZObJGhZ0
提督「この艦を止めるために機関室に向かう」

機関室は下層部後方にあるため先に進まなくてはならない

ビスマルク「二人とも下がってて」

建物内では艦載機は飛ばせない(正確には飛ばせるがすぐに墜落してしまう)のでディゴンの相手はビスマルクがするしかない
ーーーーーーーーーーーーーーーー
同艦内

提督達が機関室に向かってから数分後に秋月達も階段へとたどりついていた

秋月(司令達にも加賀さんにも会わなかったけど…まだ下にいるのかしら)

秋月「司令達がまだ下層部にいるとしたら機関室に向かっているはずです、向かいましょう」

男提督「……」

秋月の言葉に反応することなく男提督は首をさすりながら階段の下を見つめている

秋月「男提督?」
521 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 18:22:09.17 ID:gZObJGhZ0
男提督「…いや、下層部には向かわない」

秋月「何言っているんですか、早く合流しないと」

男提督「この艦を止めるなら提督たちだけで十分だ、それより船体上層に破損が見られない以上、敵が侵入したのは下層と考えられるそんなところに全員が下りるのは危険だ」

秋月は一瞬驚いた表情をすると、すぐに険しい表情に変わる


秋月「危険だから行きたくないと言っているんですか?」

なるべく落ち着いていったつもりであったが秋月の口調は明らかに強くなっていた
男提督の先ほどの発言は秋月には「危険なことは提督たちに任せてこのまま逃げてしまおう」と言っているようにしか聞こえなかった

男提督「そうじゃ…」

秋月「その命令は聞けません元々、後で合流することになっていますので行かせていただきます」
522 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 18:27:41.26 ID:PZwgeAfL0
男提督「おい!」

秋月「怖いのならここら辺に隠れていてください、あいつらは配管上などには上ってこれないようですし」

男提督は秋月を止めようとするが、聞く耳を持たずにそのまま階段を下りて行ってしまう

ーーーーーーーーーーーーーーーー
海上

レイキュバス「キィイィィィ」

倒れている、アートデッセイを叩き潰そうとレイキュバスが近づいて来る

青葉「立ってください」

肩を借りて立ち上がるが、走っているだけではすぐに追いつかれるためレイキュバスの注意をそらすようにガッツウイング2号に命令する

アートデッセイ(でも何が…)

距離をとっている間にもアートデッセイは自身の艤装を確認する燃料・マキシマの出力その他諸々のハード面には一切以上はなかった
523 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 18:31:32.56 ID:PZwgeAfL0
アートデッセイ(ならシステムエラーッスか?)

システムのほうを確認するとすぐに原因が判明する

アートデッセイ「なっ!? どういうことッスか!!」

青葉「どうしたんですか!?」

アートデッセイの艤装には外部からの強制命令が下されておりすべての機能を停止状態にされていた

アートデッセイ(そんなことがあるはずは…外部からの命令はダイブハンガー以外からはできないはずッスよ)

当然だが、ダイブハンガーは存在しないし、そもそもこの世界のコンピュータではアートデッセイの艤装に搭載されているコンピュータと性能に大きな差が存在するためアートデッセイ側からはともかく外からアートデッセイ内部につなぐことは難しい

無線(南提督)<途中で面白ものを拾いましてね>

アートデッセイのPDIに映像が送られてくる、そこにはウネウネとうごめくクラゲやイカのような触手が映し出されていた
524 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 18:34:18.73 ID:PZwgeAfL0
アートデッセイ「カニの次はイカッスか、海上じゃなくて食卓で会いたいッスね」

皮肉にしか聞こえないが半分本心である

青葉「アートデッセイさんこの触手に何か絡まってます」

巻き付かれていてほとんど見えないが腕と艤装の一部が触手から覗いていた

アートデッセイ「!?」

その艤装にはデザインの変更があったため見慣れてはいないがよく知っている文字が刻まれたマークが刻まれていた

アートデッセイ「TPC…クラーコフッスか」

スヒュームにとらえられていたのはネオフロンティア時代に移り強化再編されたTPC・GUTSの移動要塞として作られた正式名称クラーコフNF-3000であった

青葉「どういうことですか?」

アートデッセイ「これはッスね…」
525 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 18:40:36.66 ID:PZwgeAfL0
説明しようとしたところで背後から爆発音がして振り返ると、ガッツウイング2号が黒煙を上げて墜落していくところでだった

アートデッセイ「とにかく、海中にいるコイツをどうにかしないと私の艤装は使えないってことッスよ!」

レイキュバスを警戒しつつ早口で青葉に状況を伝える

青葉「でもどうやって」

アートデッセイ「…任せるしか無いッスね」

無線を極短距離のものに切り替え海中、氷の下にいるはずのU511だけに無線をつなげる

アートデッセイ「ユーちゃん、お願いします」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海中

通信を受けたU511はスヒュームが潜んでいるであろう海底を覗く、そこは分厚い氷に太陽が阻まれているのも相まって潜ったら浮上できないと錯覚するほど真っ暗であった
526 :続きはバイト後に ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/12(金) 18:44:32.55 ID:PZwgeAfL0
心臓の鼓動が早まる、別にU-511は出撃や深海棲艦相手に怯えるほど弱くはない
しかし、自分に重要な役割が与えられることは少なく、ましてや今の様に仲間の命がかかったものは初めてだった

U511(ユーが…やるの?)

無線の向こうから青葉が無茶だと言っている声が聞こえた、ユー自身そう思う

U511(でも…やらなきゃ)

U511「ユー行きます」

無線(アートデッセイ)<お願いします>

海底に向けゆっくりと潜水を開始した
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海上

青葉「潜水艦一隻で怪獣の相手なんて自殺行為ですよ!」

アートデッセイ「でもそれ以外手が無いんッス」

しかし、向こうも何もしないわけではない、レイキュバスが二人を片付けるために近づいてくる

アートデッセイ「こっちはこっちで集中するッスよ」

使用可能なガッツハイパーガンを構えつつレイキュバスに向かい合う

↓2、アートデッセイたちはどうする
1、レイキュバスへと向かいながら左右に分かれつつ攻撃
2、艦載機発艦(1種類、数指定)
3、凍ってない海上に向かって撤退

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆◆◆
男提督のHP◆◆◆

搭載数
ガッツウイング1号×5
ガッツウイング2号×3
ドルファー202×3
スノーホワイト(発艦済み)
XIGファイターSS×1
クリムゾンドラゴン×2
ブルートルネード×1
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 19:15:54.05 ID:Qmeuna7B0
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 19:43:07.61 ID:IrpMAZaw0
1
529 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/13(土) 01:02:51.72 ID:k9+ch64H0
アートデッセイ「左右に別れましょう」

青葉「了解しました!」

その言葉を合図に二人は全力でレイキュバスの左右に走り出す

レイキュバス「キィイ!?」

基本的に大した知能のないレイキュバスは二手に分かれたアートデッセイたちのどちらに狙いを定めればよいか判断がつかずに戸惑い動きが止まる
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ラバウル沖、艦内下層部

ピチャ…ピチャ…

ディゴンたちが入ってきた穴が近いのか床には海水がたまっていた

「キィシャア」

ビスマルク「チッ数が多いわね」
530 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/13(土) 01:03:46.99 ID:k9+ch64H0
表れるディゴンを文字通り吹き飛ばしていく

提督「大丈夫か?」

ビスマルク「大したことはないけど、この調子で出てこられると弾が持たないわね」

加賀「ここが機関室ね」

何とか機関室までたどりついた提督達だがすでにビスマルクは弾薬の大半を使い果たしていた

提督「明けるぞ」

ビスマルクが砲身を向け無言でうなずくと扉を勢いよく開ける

ビスマルク「…中にはいないようね」

機関室の中も若干浸水していることを除けば普段通りであった

提督「ならさっさとこの艦を止めてみんなと合流しよう」

そういって提督は制御装置を操作し始める
531 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/13(土) 01:08:15.91 ID:k9+ch64H0
「あれ、どうするんだっけな?」

「提督早くしてください」

「いや、昔一度習っただけだから…」

キシィ…

「ちょっと早くしないと、またあいつらが来るわよ」

ピチャ…ピチャ…

「そうだそうだこれをこうして…」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
提督「よし、止まった」

ビスマルク「それじゃあさっさと…」

扉の付近で警戒していたビスマルクが振り返ると加賀に襲い掛かろうとしているディゴンを発見し艤装を構えるが下手に撃てば加賀も危ないし機械にもあたるかもしれない
532 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/13(土) 01:09:26.33 ID:k9+ch64H0
加賀「大丈夫よ」

つかみかかるディゴンの腕をかわすと相手の勢いを利用して投げ飛ばす

ビスマルク「流石ね」

キィシィ…キィイ…

物陰からゾロゾロとディゴンたちが出てくる

加賀「どうやらここの何処かから侵入しているみたいね」

↓1、提督達はどうする
1、侵入場所を探す
2、深追いはせずに機関室から離れる

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆◆◆
男提督のHP◆◆◆
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/13(土) 05:47:30.99 ID:JFMYn43cO
534 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/14(日) 18:54:05.03 ID:dxlBl+Nl0
提督「放置していても敵が増える一方だ、侵入場所を探して塞ごう」

ビスマルク「わかったわ、加賀これを使って」

そういうと副砲を加賀に渡しディゴンたちが現れたほうへと足を進めていく
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「キィシィ」

数体のディゴンが現れるがそれに対しては相手をせず、先に進んで行くと浸水が一番進行しているところに行きつく

提督「ここか」

元から段差になっているのか、それとも真下に穴が開いているのかはわからないが足がつかないほど深い

提督「水中を確認するから周りを見張っててくれ」

加賀「わかったわ」

上着だけを脱いで先ほど拾った懐中電灯を持って潜る
535 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/14(日) 18:55:57.02 ID:dxlBl+Nl0
防衛鎮守府、司令室

少し騒がしくなっている部屋の中に石室司令が入ってくる

石室「どうした」

五十鈴「ラバウルからの艦が一隻こちらに向かっています」

石室「何か連絡は?」

飛鷹「南提督とその艦隊が乗っているそうで、負傷者も多いので鎮守府内の母港に入れてほしいと」

石室「……」

↓1、コンマ
00〜29、わかった、鎮守府内に誘導しろ
30〜49、鎮守府外の港に停泊
50〜99、…いや、その場で停止させろ
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/14(日) 20:06:33.73 ID:+qfGXJs5O
537 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/15(月) 23:15:28.07 ID:4HpLFPX+0
石室「…いや、その場で待機させて防衛線に待機している艦娘に艦に行くように連絡してくれ」

五十鈴はその命令に従いすぐに連絡をとる

陸奥「どうかしたんですか?」

石室「何か嫌な予感がしてな」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海中、深度100m

既に自分の周り数メートルしか確認できないほど暗くなっている

U511(ソナーに反応なし…)

視覚が頼りにできない海中ではソナーに頼るしかない

U511(もっと深いところなのかな…)
538 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/15(月) 23:48:28.02 ID:4HpLFPX+0
U-511の潜水可能深度は約350メートル

U511(深度…130…50…70…90…200)

人の体になってから艦だったころと違い限界が文字通り肌で感じられるので限界ぎりぎりまで潜ることが可能なので大戦中の頃より深く潜れるようになったがそれでも400メートルは潜れない

U511(もしそれ以下の深度にいるとしたら…)

U511「!」

そんな考えが頭をよぎった時にソナーに反応がある

U511(反応が小さい? 魚…じゃないよね、こっちに向かってくる)

反応から探している怪獣のものではないことが分かり、安心が半分、落胆が半分といった気持ちになるが、すぐにその反応がこちらを目指し移動していることに気が付き警戒する
539 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/15(月) 23:57:06.44 ID:4HpLFPX+0
ピカッ

海中ではないはずの人工的な光が差し込む、その光源はミニチュアのような小さな青い潜水艦であった

U511「これは…艦載機?」

現れた小さな潜水艦に対しU-511はアートデッセイが使っている艦載機と似たようなものを感じた

潜水艦は目の前まで来たと思ったらUターンして離れていく

U511(ついてこいってこと、なのかな)

このまま闇雲に探していてもいたずらに時間が過ぎていくだけと判断し、とりあえずついていくことにした
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ラバウル沖、艦内

提督「だめだ、水中だし穴が大きすぎる…」

浸水箇所を確認から戻ってきた提督が待っていた二人にづける
二人のそばにはディゴンの死体が十数体転がっており侵入箇所はここだけではないのかもしれないとも提督は考えていた

提督「とりあえず、この区画を閉鎖しておこう、少しは時間が稼げるはずだ」
540 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/15(月) 23:58:43.36 ID:4HpLFPX+0
今日はここまで、E-3でダブルダイソンと戯れる日々です。
イベント海域攻略中は今ぐらいな感じでちょくちょく投下していきます
とりあえず明日も投稿予定
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/16(火) 00:14:31.78 ID:m+xFAxIvo
乙です
542 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/17(水) 01:35:23.47 ID:gr8uFddI0
ビスマルク「そうしたいんだけどね…」

加賀「もう弾薬が残ってないわ」

どうするか考える間もなくディゴン達が近づいてくる音が聞こえる

提督「一度隠れよう」

入り組んだ機材や配管の陰に身を隠そうとした時、提督の足がつかまれそちらのほうを見る

「キィシィ」

水中から顔を出したディゴンと目があった瞬間、そのまま水中に引き込まれそうになり近くにいた加賀は提督の腕をつかむ

提督「痛い痛い!!、加賀痛い、でも離さないで」

提督の発言をうるさいと一蹴すると一気に引き剥がす
543 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/17(水) 01:41:13.24 ID:gr8uFddI0
提督「っ〜〜!!」

腕を無理な形で引っ張られ亜脱臼をおこしたが、それを気にする暇もなく浸水部分から離れる

タンタンタン

逃げる提督達の前から足音が近づいてくる

ビスマルク「加賀、艦載機は使えないの?」

加賀「無茶いわないで」

加賀達弓道式の発艦方法ではある程度広い空間が必要であるし旋回できる幅が無ければ着艦ができない
提督はディゴンを倒すことが目的ではないので出てきた瞬間に体勢を崩して突破しようと考え二人に目配せをすると、二人も同じことを考えているようで頷いた
544 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/17(水) 01:43:40.76 ID:gr8uFddI0
タンタンタン

ビスマルクは飛び出した人影の足を思いっきり蹴り飛ばす

「ひゃ!?」

ビスマルク「あら?」

ディゴンを蹴るつもりで思いっきり蹴ったビスマルクであったが相手がそれよりもずっと軽かったため、ビスマルクはそのまま勢い余ってしりもちをつき、蹴られた相手は一回転して背中を床に打ち付ける

秋月「いてて」

提督「秋月!」

秋月「司令! それに皆さんも!」

飛び出してきたのは秋月であり、蹴ってしまったビスマルクの謝罪もそこそこに秋月とともに機関室を離れた
545 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/17(水) 01:48:26.62 ID:gr8uFddI0
今日はここまで、妖怪T残る怖い…明日(正確には今日)も投稿します
明日は安価をする予定なのでそんな遅くならないうちに投稿したいとおもってます
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/17(水) 01:54:08.02 ID:84fJPx9eO
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/17(水) 17:20:35.97 ID:aat8zZtr0
548 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/17(水) 22:35:46.10 ID:gr8uFddI0
南提督が乗っているとされる艦に二人の本部所属の艦娘が近づいており、石室司令官はその二人に警戒するようにと伝えていた

だが、そんな警戒も空しく艦にはすでに誰もおらず、"乗っていた者"達は海中から次々と陸へ上がっていた

それから数分後、異常を知らせる警報が鎮守府に鳴り響いた

防衛鎮守府、司令室

石室「どうした」

飛鷹「訓練場からの連絡で鎮守府に無数の生物が侵入しているそうです」

五十鈴「艦を確認に行っていた者からの報告で、艦内には誰もいないそうです」

石室「そいつらが乗ってきたということか…、総員戦闘態勢、空母は偵察機をだして敵の勢力の確認をさせてくれ」

すぐに命令が鎮守府中に伝わり、すぐに本部にも情報が届いた
549 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/17(水) 23:11:05.62 ID:gr8uFddI0
防衛鎮守府、倉庫

あきつ丸「何かあったようでありますな」

倉庫は鎮守府の隅にあるため(また内部にスピーカーがないため)騒がしさは伝わってくるが詳しい情報が伝わってこない

あきつ丸「そこで、待っていて…といっても元より出られないでありますな」

わるさめをそのままにあきつ丸は事態を確認するため、倉庫から出て行った
ーーーーーーーーーーーーーーーー
深度350m

U-511の限界深度ギリギリにスヒュームは居た

U511(嘘でしょ…)

そこにいたのはU-511の想像よりはるかに大きい怪獣であった
550 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/17(水) 23:39:48.63 ID:gr8uFddI0
U511(これを相手にするの…)

実際にはあくまでクラーコフの救出が目的なのだが
今はまだ敵に気づかれていないが救う時には当然気づかれる、もしその触手ので締め上げられたら人が虫を潰すように簡単につぶれてしまうだろう

U511(先につかまってる艦娘を探そう)

一先ずどう助けるかは考えずにクラーコフの場所を探すことにした、当然触手に触れれば気づかれてしまうため間を縫うように泳いでき此処まで案内してくれた小さな潜水艦もそのあとに続いていた
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ラバウル沖、艦内

機関室からでてディゴンに遭遇しないよう慎重に上に上るための階段

加賀「男提督は?」

秋月「階段のところで隠れてもらっています」
551 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/17(水) 23:58:05.03 ID:gr8uFddI0
今日はここまで、ほんとは安価を入れたかったんですが、今日は久々に動いたせいで筋肉痛なのか風の引きはじめなのか全身が痛いのでここまでにします
明日は体調が回復していれば投稿します
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 00:01:32.35 ID:O0SYX7hOO
お大事に
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 01:00:50.32 ID:rtDHWe/Ao
乙です
554 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/21(日) 21:02:48.75 ID:6VVIewrK0
少し寝込んで昨日はバイトだったので書けませんでした(まだ少しのどの調子が悪いです)
イベントも突破したので明日は今回なくて困った速吸を掘りながら投稿しようとおもいます。
555 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/22(月) 22:37:09.93 ID:omb04JB90
訂正>>550

機関室からでてディゴンに遭遇しないよう慎重に上に上るための階段

機関室からでてディゴンに遭遇しないよう慎重に周囲を警戒しながら進んでいた
556 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/22(月) 22:38:15.23 ID:omb04JB90
半ば置いてきた形になるが、ついてこなかったとこを見ると男提督は隠れていることにしたのであろうと秋月は判断した

提督「弾薬はどれぐらい残ってる?」

秋月「7発です」

敵と遭遇するときの距離的に考えても秋月が外すことはほぼないが、艦内の敵が残り七匹以内と考えるのはあまりにも楽観的過ぎる

ビスマルク「これからどうするの?」

提督「この艦で待つか離れるか…」

加賀「待つとしたら補給が必要ね」

秋月「でも海中にさっきの奴らがどれだけいるかわかりませんよ」

提督「幸い航行速度が遅い艦がいないから一気に離れれば少なくともさっきの奴らには追い付かれないだろう」
557 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/22(月) 22:39:42.65 ID:omb04JB90
提督「でも深海棲艦に追われたらまずいな」

加賀「そうね、私たちだけならともかく提督達を連れてとなると難しいわね」

ビスマルク「とりあえず、離れるにしても待つにしても早く決めないと」

提督「そうだな」

↓2、提督たちはどうする
アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆◆
男提督のHP◆◆◆
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 22:51:11.00 ID:a9VMChv60
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/23(火) 00:21:40.24 ID:VrEZ40QGO
選択肢がないけどこっちで考えろって事かな?
なら全員で艦から離れてアートデッセイ達や阿武隈達と合流しよう
艦内を出る際に男提督とも合流出来たら男提督も連れて行って
560 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/23(火) 00:32:30.99 ID:v/5JpHRX0
スイマセンミスです、選択しありでやるつもりでした…けど、とりあえず>>559の阿武隈達と合流まで採用します(アートデッセイとは離れてるのでそこはまた別に)

561 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/23(火) 00:34:51.84 ID:v/5JpHRX0
とりあえずここまでで、さらにプラスで直下で

弾薬を補給しに行く
補給せずにできるだけ早く離れる
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/23(火) 00:36:55.31 ID:XN5OAJ+qO
補給してから離れようか
ついでに阿武隈達の弾薬って持っていけるかな?
563 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/23(火) 23:15:35.50 ID:v/5JpHRX0
提督「そうだな…弾薬の補給後、この艦を離れよう」

提督の判断に従い移動を開始する、船の構造上、弾薬庫を経由し男提督と合流し外に出ることとなる

提督「秋月、頼むぞ」

秋月「任せてください」

現在、砲撃翌用の弾薬が残っている(加賀の艦載機用の弾薬は残っているが)のは秋月のみなので秋月を先頭に進んで行く

「キシィ」「キィシァ」

秋月「はぁ!」

ドン…ドン…

現れたディゴンを打ち倒すが、その奥からさらに何体もの近づいてくる足音が聞こえる
564 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/24(水) 01:09:09.18 ID:P9WVM5GI0
加賀「通路を変えましょう」

ビスマルク「チッ、こんなやつら相手に逃げる羽目になるとはね」

提督「武器がないんじゃ仕方がないさ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
防衛鎮守府

あちこちで艦娘がディゴンと交戦している砲撃音が響いていた

石室「避難状況は?」

五十鈴「まだ1割ほどしか」

石室「絶対に町に通すな」
565 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/24(水) 01:12:38.50 ID:P9WVM5GI0
防衛鎮守府、外

天津風「コイツら大したことはないけど…多すぎ!」

Z3「弾薬が切れが起きないようにしないと」

そういっている間にも海からは次々と海からディゴンが上がってくる



倉庫

ダダダダッ

PALによる攻撃をくらったディゴンは倒れる、よく見るとすでに多くのディゴンが牢屋の中に入って倒されていた

わるさめ「ナニガ起コッテルノ?」

PAL<ワカリマセン、タダワタシハモウタマギレデス>

牢屋はすでにディゴンの攻撃によってその機能をはたしていない

↓2、わるさめはどうする?
1、倉庫からでて隠れる
2、倉庫からでて戦う
3、倉庫に残る
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/24(水) 02:23:51.98 ID:7S9aJcn4O
2
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/24(水) 02:23:58.54 ID:HoJJTCJsO
568 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/24(水) 22:29:43.93 ID:P9WVM5GI0
わるさめ(ココモ危険ダヨネ…)

わるさめ「隠レルカラ、ツイテキテ」

頷いたPALを抱えると倉庫の扉を開け周りにディゴンたちがいないことを確認すると素早く外に出ていく
ーーーーーーーーーーーーーーーー
本部

「侵入した生物についての情報は!」

「ラバウルはどうなっている!?」

「情報によると侵入した生物はラバウルの艦に乗って来たとのことです」

「となると…」

本部の会議室は侵入した生物と連絡が取れなくなったラバウルのことで騒然となっていた
569 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/24(水) 22:52:46.45 ID:P9WVM5GI0
さらに海上に巨大生物が現れたことについての情報も入ってくる

上官「元帥、よろしいですか?」

元帥「なんだ」

上官「差し出がましいようですが、海上の巨大生物については私に任せていただきたい」

上官の発言に対してほかの上官達が苦言を呈する

上官「次の大規模作戦、まだその計画を疑問視している者も多いそうですので」

「こんな状態で作戦が実行できると思っているのか!」

上官「むしろこんな状況だからこそやる意味がある、それを証明するために任せていただきたい」

元帥「…わかった、よかろう」

上官「ありがとうございます、失礼します」
570 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/25(木) 00:25:33.81 ID:2OiLtPdf0
会議室を出るとすぐに連絡をとる

上官「準備ができ次第出撃してくれ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海上

アートデッセイ「ハァ…ハァ…大丈夫ッスか?」

青葉「まだ何とか…」

二人はU-511がクラーコフを助け出すのを信じてレイキュバスの攻撃をかわしながら時間を稼いでいた

アートデッセイ(流石にそろそろ限界ッスね…)

二人とも上手く回避しているが砕けた氷などが当たり体中ボロボロであり、それでなくとも氷の冷気と走り回ったことで体力が奪われている
GUTSスーツ同様、耐熱、耐寒、耐衝撃に優れた制服を着ているアートデッセイでこれなのだ、青葉はより消耗しているだろう

↓2、アートデッセイはどうする
1、二人で一度海上に引く
2、青葉だけ、海上に引かせる
3、艦載機を出し一度距離をとる

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆
男提督のHP◆◆◆
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/25(木) 01:14:45.45 ID:SQIUT5gTO
3
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/25(木) 01:14:52.23 ID:Er9WrJ7TO
1
573 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/25(木) 01:52:14.77 ID:2OiLtPdf0
アートデッセイ「一旦氷から離れて距離をとりましょう」

青葉「はい」

二人は今砲とハイパーガンに装填している弾を一気にレイキュバスに撃ち込むと怯んだすきに凍っていない海に降りる

レイキュバス「キィイィィィ」

レイキュバスは二人が海に冷凍ガスをはき凍らせた海を走って追いかける

青葉「流石にこっちのほうが早いみたいですね」

アートデッセイ「冷えた体がもどるまでこのまま海上を逃げましょう、できればユーちゃんが何とかしてくれるといいッスけど」

青葉「あれ? アートデッセイさん、あの蟹の動きが止まりましたよ、あきらめたのかな」

アートデッセイもレイキュバスのほうを見ると、凍らせた海の二人に一番近いところで立ち止まっていた
574 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/25(木) 01:52:51.22 ID:2OiLtPdf0
アートデッセイ「追い回しても無駄だと思ったんッスかね」

おってこないレイキュバスに対して二人も海上で速度を緩め、様子をみる

レイキュバス「キィィ」

二人は気が付いていないが、レイキュバスの目が青から赤色に変わっていた

青葉「なにか、様子が…」

青葉がレイキュバスの様子が変わったと言おうとしたその時、レイキュバスの口から巨大な火炎弾が発射される

アートデッセイ「避けて!!」

二人は即座に回避行動をとるが、火炎弾はすぐそばの海上に着弾し熱風が二人を襲う
575 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/25(木) 01:54:58.48 ID:2OiLtPdf0
今日はここまで、夏風邪って治りがおそいですね咳だけが残ってます

とりあえず明日(今日)もなかなか来てくれない速吸堀をしながら投下するつもりです
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/25(木) 06:56:38.41 ID:zBmVInxao
乙です
577 :すいませんなんでもしまかぜ ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/26(金) 00:39:55.82 ID:yRVrKuM30
忘れ物とかで一日中あちこちはしりまわるはめになってしまって書ける気力がないので明日にします。
578 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/26(金) 23:31:16.53 ID:yRVrKuM30
提督「あそこの階段を上がってすぐのところが弾薬庫のはずだ」

ディゴンが出てこないうちに(男提督と秋月が分かれた階段とは別の)階段を上ってしまおうと駆け寄るが、その階段からディゴンを下りてくる

加賀「チッ」

間の悪さに加賀が思わず舌打ちをするが、ディゴンたちが向かってくるのは変わらない

秋月「邪魔です!」

回り道をしている時間もないため降りてきたディゴン達を撃ち一気に階段を駆け上がるが、そこにもディゴンたちが待ち構えていた

提督「くそっ、秋月残りは」

秋月「残り2発です」

階段を上がったところにはさっと見ただけで6匹のディゴンがいる
579 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/26(金) 23:57:34.80 ID:yRVrKuM30
提督「一度隠れてやり過ごすしか」

ビスマルク「そういうわけにもいかないわよ」

ビスマルクの声に振り向くと階段の下からもディゴンたちが迫ってきていた

提督「秋月、行け!」

ドンッ

弾薬庫へと向かう通路にいるディゴン達に砲撃し残るディゴンに体当たりして抜けようとする

ビスマルク「はなしなさいよ!」

加賀「っ…」

提督「ビスマルク、加賀!」
580 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/27(土) 00:08:14.20 ID:18alnVJH0
加賀とビスマルクは下から上って来たディゴンに足を通路にいたやつに体をつかまれてしまう

秋月「加賀さん、ビスマルクさん」

秋月が砲をつかんでいるディゴン達に向けて構えるがそれを提督が止める

提督「後一発しかないんだ」

秋月「でも…」

加賀「いいから、早く弾薬庫にっ…」

弾薬庫に近いといっても自分の艤装にあった弾薬を探して戻ってくるまでに多少時間がかかる

秋月「うぅ…」

↓2、秋月はどうする
1、加賀を捕まえているディゴンを撃つ
2、ビスマルクを捕まえているディゴンを撃つ
3、撃たずに弾薬庫に向かう

アートデッセイ達のHP◆◆◆
提督達のHP◆◆◆◆
男提督のHP◆◆◆
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/27(土) 00:09:04.09 ID:4gtcV0UhO
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/27(土) 00:09:10.98 ID:RnXJFj9NO
583 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/27(土) 00:36:10.73 ID:18alnVJH0
秋月「………すいません」

そういって砲身を下げる

ビスマルク「なるべく早くお願いね」

秋月「はい」

早くとは言ったものの、ビスマルクも秋月も戻ってくるまで持たないのはわかっており、秋月の返事も声が震えていた
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海中

U511(みつけた)

U-511達普通の艦娘とは雰囲気の違う艦娘が触手に雁字搦めにされ、そこにいた

U511「どうしよう…」

先ほど上から爆発による衝撃があったとおもったらアートデッセイたちとの通信に雑音が多くなった、やられてはいないがダメージを負ったのだろう、なるべく早くこの艦娘を助け出さなければならない
584 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/27(土) 00:59:25.32 ID:18alnVJH0
U511(でも、どうやって)

巻き付いてる触手を掃うだけなら魚雷を叩き込めば行けるだろうが、それをして助け出してもすぐにU-511ごとまた捕まえられてしまう

ズゥウウウン

また、上から衝撃はが伝わってくる

U511(早くしないと!)

焦れば焦るほど考えはまとまらない

U511(やっぱりユーにはむり…、でも、一瞬なら…)

あの艦娘経由でアートデッセイの艤装を止めてるわけだから、あの艦娘を助けられなくても一度触手から離せればアートデッセイは艤装を使えるようになるはずである
585 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/27(土) 01:06:21.76 ID:18alnVJH0
今日はここまでです
割とクライマックスになってきました、スヒュームってでかいですよね
スヒューム、193m
ガタノゾーア 200m
ゾグ(第一形態) 127m
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/27(土) 01:12:50.00 ID:79kDvlSi0
a
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/27(土) 01:16:29.80 ID:JVTbpuKxO
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/27(土) 08:56:05.76 ID:E0Ft/1T2o
乙です
589 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 00:04:10.42 ID:zz7iDwdd0
防衛鎮守府

わるさめ「ネェ、誰カニ連絡ハトレナイ?」

PAL<…ムリデス>

わるさめはほかの建物の陰に隠れながら移動していた

わるさめ(ドウシヨウ…)

できれば事態が解決し次第、倉庫に戻りたいと思ってるが、状況が確認できないためどうしようもない

わるさめ(砲撃音ガ聞コエルカラ、マダ解決シテナイハズダケド…)

移動しようとして建物の陰から周りを確認すると多数のディゴンを見つけすぐに身を隠す
590 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 00:20:52.07 ID:zz7iDwdd0
そして慎重にもう一度覗くと最初はわからなかったが、ディゴンは二人の艦娘を囲んでいた

「くそ、弾切れだ」

「ひっ、来ないで……何なのよこいつら」

体格からすると(一応体格と艦種は関係ないはずなのだが)駆逐艦であろう二人のうち一人は完全に戦意を喪失していた

「しっかりしろ」

「こんな奴らと戦うなんて聞いてないわよ!」

そんなことを言っている間にもじりじりとディゴン達が近寄ってくる

わるさめ(アノママダト…)

周りを見るが辺りにほかの艦娘は見当たらない

↓2、わるさめはどうする
1、隠れている
2、助けに入る
3、助けを呼ぶ
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 00:37:07.09 ID:e3fRTnMwO
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 00:37:12.06 ID:te02mKzLO
593 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 01:07:11.75 ID:zz7iDwdd0
わるさめ「…PAL、艤装ヲ使ウヨ、ニューマキシマオーバードライブ始動」

その声と共に艤装を展開し、建物の陰から飛び出すのと同時にディゴンを撃ち抜いていく

「きゃあ!」

襲われていた二人はわけもわからず、とりあえず身を屈め、わるさめはその間に残りのディゴンを仕留める

「なにが…」

銃声が止まったのに気づき顔を上げると取り囲んでいたディゴンはすべて倒されていた

「た、たすかっ…きゃあ!」

戦意喪失していた方の艦娘がわるさめに気が付きしりもちをつく

「く、駆逐棲姫!?」
594 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 01:25:04.65 ID:zz7iDwdd0
もう一人がとっさにしりもちをついた艦娘の前に出て砲を向けるが、そもそも弾は入ってないので攻撃はできない

(くそ、深海棲艦まで侵入してるのか)

助けられているのだが、本人にとってはむしろ危機感が上がっていた

わるさめ「…」

「ひっ」

向けられた敵意に若干悲しそうな顔をするが、二人、特に元々怯えていた方の艦娘にとっては恐怖を増加させるだけであった

あきつ丸「何をしているのでありますか」

倉庫にわるさめがいないことに気が付きPALの位置情報頼りに来たあきつ丸とエリアルベースが現れ、二人の艦娘はやっと安堵の表情を浮かべる
595 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/28(日) 01:28:44.05 ID:zz7iDwdd0
今日はここまでです。
わるさめの選択肢はまぁ結果見えていたけど入れました(ぞろ目やあえて違うのを選ぶ人もいるかもしれないし)

明日(今日)も投稿します、29、30は台風がやばくなければ投稿できないんで明日は多めに投稿するつもりです
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 01:40:56.32 ID:H1of9Md7O
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 02:02:51.57 ID:usctPcH+O
乙です
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 07:03:22.77 ID:8U7n+WXzo
乙です
599 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 12:47:07.53 ID:P2IGG75Q0
エリアルベース「あの、あきつ丸さん」

あきつ丸「エリアルベース殿は二人を安全なところまで連れて行ってほしいのであります」

PALを一度戻し装弾の補給と今までの状況を確認したエリアルベースがそれをあきつ丸に伝えようとするがさえぎられてしまう

あきつ丸「それとPALはそのまま置いて行ってほしいであります」

完全な部外者である二人がいると話せないと判断したのかエリアルベースもそれに従い二人を誘導していく

あきつ丸「…はぁ」

わるさめ「アノ…ソノ…コレハ…」

あきつ丸「あー、周りを見れば状況は大体わかるであります」
600 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 12:56:51.82 ID:P2IGG75Q0
あきつ丸「しかし、その艤装は何でありますか」

わるさめは答えられずに黙ってしまう

あきつ丸「隠しもっていたわけでありますね…となれば貴方の危険性の有無をもう一度しっかり判断する必要があるでありますが…」

わるさめ「…」

あきつ丸はしゃべりながらわるさめに近づいてくる

あきつ丸「今はそんなことをしている暇はないでありますし、なにより戦力は少しでも多いほうがいいのであります」

わるさめ「!」

あきつ丸「そこで貴方にはPALの見張りの下、侵入者の撃退を手伝ってもらうであります」
601 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 13:12:51.03 ID:P2IGG75Q0
そういってあきつ丸は自分の帽子と上着を脱ぐとわるさめに渡す

わるさめ「コレハ?」

あきつ丸「そのままの恰好でいては先ほど同様に勘違いを生むでありますからこれを着ていくといいであります」

わるさめは礼を言うとそれを着る

あきつ丸「艤装についての処分はあとで判断するつもりでありますが…もし、この騒動に紛れて艤装を外されてしまったら隠し持っていたことは証明できないでありますなー」

後半がだいぶ棒読みになっていたことに少し可笑しさを覚ええしまうが、あきつ丸は今回の件については目をつぶるつもりらしい

あきつ丸「まぁ何か事情を知っている様子だったエリアルベース殿には後でしっかりとお話をするつもりではありますが…」

迷惑をかけてしまうことになったエリアルベースに対し心の中で謝罪をしつつわるさめはPALと共にディゴン撃退に向かった
602 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 13:30:43.19 ID:P2IGG75Q0
ラバウル沖、艦内

男提督「二人ともどけ!」

弾薬庫まで向かうため走りだそうとした秋月達の後ろからいきなり男提督の声が聞こえる

秋月「男提督!」

振り返ると、大量の荷物が乗った台車を全力で押している男提督がこっちに向かっているのが見え、二人は通路の端によって避ける

男提督「オラよっと」

ガシャーン ジャラジャラジャラ

男提督はそのままの勢いで台車をディゴンに衝突させ、衝突させられたディゴンは後ろにいたほかのディゴンたちまで巻き込んで倒れこむ
603 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 13:47:35.68 ID:P2IGG75Q0
「キィシャァ!」

数匹ビスマルクたちから引きはがすことこそできたがディゴン達を倒したわけではなくすぐに向かってくる

ビスマルク「なにやってるのよ早く逃げなさいよ」

男提督「いやもう逃げる必要はないぜ」

倒れた台車に乗っていた荷物の一つを秋月に投げる

男提督「俺ができるのはここまでだ後は頼んだ」

投げられたものを受け取ると礼をいうのも後回しにして艤装にそれを装填してディゴンたちを次々と撃っていく

男提督「さっすが」

十数秒のうちに秋月はビスマルクたちや男提督を巻き込むことなく的確にディゴンのみを一掃した
604 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 13:59:27.54 ID:P2IGG75Q0
提督「加賀、ビスマルク大丈夫か」

ビスマルク「えぇ、加賀も台車の車輪に足の指を轢かれたこと以外は大丈夫そうよ」

足をおさえて涙目でうずくまっている加賀はなかなかのレアシーンであったが、すぐに痛みは引いたようで今は男提督をにらんでいる

男提督「いや、しょうがないだろ」

男提督が持ってきた弾薬の量は満杯までは言っていなかったため全員で弾薬庫まで行きあたらめて弾薬を補充している

秋月「…弾薬を取りに行っていたんですね」

男提督「弾薬が足りなくなるのは目に見えてたからな」

秋月「さっきは…」
605 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 14:11:40.76 ID:P2IGG75Q0
先ほど男提督と別れた時のことを謝ろうとしたとき艦が大きく揺れる

男提督「大丈夫か?」

秋月「は、はい」

大丈夫ですという前にさらに艦が何度も大きく揺れる

提督「どうやら外から攻撃を受けているみたいだな」

ディゴンたちが直接、艦を破壊するとは思えないためおそらくラバウルにいる深海棲艦が近づき攻撃してきたのだろう

提督「皆、この艦を出るぞ」

一同「了解」
606 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 14:21:56.39 ID:P2IGG75Q0
弾薬は十分にあるため現れるディゴンをすべて撃ち倒しながら一気にに甲板まで向かっていく

男提督「くそ、すでに敵艦載機に取り囲まれてる」

出口からそとの様子をうかがうと獲物を狙う鳥の様に上空に深海棲艦の艦載機が数十機旋回しており、このまま甲板出ればハチの巣にされるだろう

ビスマルク「あら、これぐらいなら問題ないわよ」

加賀「秋月、行くわよ」

秋月「ハイ!」

そういうとまず秋月が甲板に飛び出すと的確に敵戦闘機を撃ち抜く、それと同時に加賀も甲板に出て艦載機を発艦させる
当然、敵の攻撃機が加賀を狙うがそれも次々と秋月が撃ち落とす
607 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 14:42:53.42 ID:zz7iDwdd0
艦載機を発艦しきった後は加賀の戦闘機が残りの敵艦載機を撃ち落とし制空権を確保した

男提督「…いや、嘘だろ」

提督「急げ、今のうちに降りるぞ」

加賀「いえ、それは待ったほうがいいわ」

甲板に出てきた提督たちも加賀が見ている方を見て見ると、そこにはこちらに向かっている深海棲艦の艦隊がいた

男提督「南方棲戦姫…」

秋月「敵は南方棲戦姫一隻、空母ヲ級flagship一隻、戦艦ル級flagship一隻、重巡リ級flagship二隻、軽母ヌ級elit一隻です」

↓2、どうする
1、提督たちを艦に残し戦う
2、提督たちをつれ撤退

アートデッセイ達のHP◆◆◆
提督達のHP◆◆◆
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 14:45:06.10 ID:zQz7UPmTO
1
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 14:45:16.13 ID:OqwEkAfOO
610 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 15:57:20.79 ID:zz7iDwdd0
提督「艦内の敵も全部片付けられたわけじゃないし敵も強力だ、ここは撤退しよう」

ビスマルク「どうやって、ボートを曳航してたら追いつかれるわよ」





男提督「こうなるわけか」

男提督を秋月が、提督をビスマルクが抱きかかえた状態で海上を進んでいる

ビスマルク「加賀後ろは任せたわよ」

加賀「わかってるわ」

幸い全員航行速度が速いため敵の射程距離内には入ることはないが、敵艦載機に対してはそうはいかない、そのため追いついてきた敵艦載機を加賀の艦載機が撃ち落としていく
611 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 16:07:57.62 ID:zz7iDwdd0
加賀(数か多い…しかし)

ヲ級とヌ級の艦載機の数は加賀の戦闘機だけでは流石に手に余っていた

加賀「一航戦の力見せてあげるわ」

数で劣っていてもそこは練度で補って敵艦載機を落としていく

提督「このまま、あきらめてくれるといいんだが…」

一方、攻めあぐねているはずの南方棲戦姫は余裕の笑みを浮かべていた
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海上

アートデッセイ「青葉さん、しっかり」

青葉「うぅ…」
612 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 16:15:51.38 ID:zz7iDwdd0
レイキュバスの火炎弾によってやけどを負った青葉を氷上に引き上げる

青葉「青葉はまだ…戦え、ます」

アートデッセイ「これを着てください、寒さがマシになるはずッスから」

そういって着ていた上着を渡す


↓2、アートデッセイはどうする
1、二人でレイキュバスの頭部に集中して攻撃する
2、青葉をおいてレイキュバスを引き付ける
3、艦載機を発艦(種類と数を指定)

アートデッセイ達のHP◆◆◆
提督達のHP◆◆◆

搭載数
ガッツウイング1号×5
ガッツウイング2号×3
ドルファー202×3
スノーホワイト(発艦済み)
XIGファイターSS×1
クリムゾンドラゴン×2
ブルートルネード×1
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 16:19:14.70 ID:xqrHnsuRO
2
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 16:19:28.12 ID:MiwKReCgO
3ガッツウイング1号と2号を合わせて8個全部発艦させる
615 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 17:10:47.13 ID:zz7iDwdd0
青葉「ハァ…ハァ…」

アートデッセイ(青葉さんもキツそうッスね)

アートデッセイ「ガッツウイング1号、2号全機発艦! あの怪獣に集中攻撃」

ガッツウイング1号がニードルによってレイキュバスの動きを抑え、2号がデキサスビームを発射する

レイキュバス「キィイ…」

三機のガッツウイング2号のデキサスビームを喰らってもレイキュバスは大した反応を見せない

アートデッセイ(やっぱりあの堅い甲殻を貫くにはデラック砲以上の威力が必要ッスね)

アートデッセイ「青葉さん、ここは任せて隠れていてください」
616 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 17:18:08.03 ID:zz7iDwdd0
青葉「すいません…」

アートデッセイはU-511がクラーコフを救い出すまで持たないと判断し、艦載機によって撃破する方法を考えはじめる

アートデッセイ「1号は編隊を組んで2号機を援護、2号機は頭部や関節など装甲が弱そうなところを集中的に攻撃してほしいッス」

ガッツウイングによって、ダメージこそ負っていないもののレイキュバスを翻弄する

無線(南提督)<うるさい蠅にかまうなレイキュバス、本体を狙いなさい>

スヒュームの命令にレイキュバスは攻撃してくるガッツウイングを無視してアートデッセイのほうへと向かっていく

アートデッセイ「やっぱり頭があるとそう簡単にはいかないッスね」


↓2、アートデッセイはどうする
1、青葉を巻き込まないため回避専念で移動
2、青葉を巻き込まないために移動後ハイパーガンで攻撃
3、さらに艦載機を発艦(1種類のみ)

アートデッセイ達のHP◆◆◆
提督達のHP◆◆◆

搭載数
ガッツウイング1号(全機発艦済み)
ガッツウイング2号(全機発艦済み)
ドルファー202×3(氷上のため発艦不可)
スノーホワイト(発艦済み)
XIGファイターSS×1
クリムゾンドラゴン×2
ブルートルネード×1
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 17:34:52.69 ID:IRy5moF4O
1
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 17:35:03.14 ID:kqCoNCslO
619 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 18:43:56.43 ID:zz7iDwdd0
アートデッセイ「こっちッスよ」

このままレイキュバスが向かってくると青葉まで巻き込まれるため青葉から離れハイパーガンを撃つ

バシュ バシュ

レイキュバスは容赦なく火炎弾を何発もアートデッセイに対して撃つ

アートデッセイ「っ…っ、危ない危ない…」

「キィィ」

青葉「ユーさん、まだなんですか?」

クラーコフを助けに行っているはずのU-511に通信をいれる

無線(U511)<…ごめんなさい、捕まってる艦娘を助けるのはできそうにないです>
620 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 18:55:57.86 ID:zz7iDwdd0
青葉「そんな」

無線(U511)<…でも攻撃をすればアートデッセイさんへの妨害が止まるはず、これから攻撃するから後はお願いします>

アートデッセイ「!? ユーちゃん待って!」

「キィィ」

レイキュバスはU-511の通信に気を取られたアートデッセイに攻撃をする
アートデッセイは先ほど同様に火炎弾が飛んでくるものと思い避けるが、仕掛けてきたのは火炎弾より攻撃範囲の広い冷凍ガスであり避けきれず右足が凍り付く

アートデッセイ「うっ、くっ…」

海中

無線から青葉の叫び声が聞こえる、雑音が多すぎるため何と言っているかわからないがピンチなのだろう

U511(迷ってる暇はない)

U511「ユーいきます」

↓2、U-511の攻撃
1、クラーコフを離さすことに重点をおき捕まえている触手を攻撃
2、スヒュームにダメージを与えることに重点をおき胴体部を攻撃
3、ありったけの魚雷をスヒュームの体全体に打ち込む

アートデッセイ達のHP◆
提督達のHP◆◆◆
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 18:58:59.44 ID:fQNHcc7NO
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 18:59:07.75 ID:of1+0c1VO
623 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 20:46:00.99 ID:zz7iDwdd0
U511「全門発射!」

U-511は装備した魚雷22本すべてをスヒュームに発射する、対象が大きいためすべて命中する

スヒューム「無駄なことを」

だが、狙い通りクラーコフの拘束が緩みそれを確認したU-511は触手のなかからクラーコフを抜き出す

ヒュッ

U511「!?」

スヒュームの巨大な触手が振るわれる、それは水中とは思えないほどの速さでU-511を叩く

U511(あの艦娘さんは…)

自分がどうなったのかもよくわからないU-511はただ離してしまったクラーコフのことだけを考えていたが、すぐに体中に痛みが走る
624 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 21:05:58.55 ID:NPvwtv/90
U511「痛い…」

次の行動を考える間もなくスヒュームの触手の一つが巻き付き締め上げる

U511「うっ…あぁあぁあぁぁ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ラバウル沖、海上

提督(おかしい、本気で追いかけてきてる感じもなければあきらめる様子もない…)

加賀の活躍により順調に逃げられているのにも関わらず、南方棲戦姫達が追跡をやめないことに提督は疑問を覚える

提督(なにかあるのか)

周りと見渡すが何も見当たらない、しかし、海上を移動しながらであったため提督は気が付かなかったが海上に潜水艦が潜んでいるときに発生する気泡が出ていた
625 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/28(日) 21:19:51.00 ID:NPvwtv/90
ドォン

秋月・ビスマルク「「加賀」さん!」

結果として魚雷が当たるまで誰もその存在を気づけなかった

秋月「そこね」

魚雷が来た方向から潜水艦の居場所を割り出し反撃、撃沈させる

加賀「大丈夫です…ですが」

航行に問題が出るほどのダメージではなかったが飛行甲板が破損、弓も壊れてしまい、これ以上の航空戦は不可能であった

加賀「すみません」

提督「いやよくやってくれた」

加賀が戦闘不能になった以上、次の手を考えなくてはいけない

↓2、どうする
1、男提督を秋月から加賀に移し撤退を続ける
2、提督をビスマルクから加賀に移し撤退を続ける
3、提督たちを海上に下し、正面から戦闘開始

アートデッセイ達のHP
提督達のHP◆◆
626 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/28(日) 22:41:35.47 ID:zz7iDwdd0
流石に1時間以上たっているので直下で
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/28(日) 22:49:20.71 ID:oSSB6lCDO
628 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 02:00:09.27 ID:8IJE7z/M0
提督「秋月、加賀と変わってくれ」

秋月「わかりました」

提督「皆気を付けてくれ」

撤退しながらの対空砲撃では全機落とすのは不可能だろう、その点は全員わかっているのでより一層上空からの攻撃を警戒する

無線(阿武隈)<皆さんちょっと待ってください!>

男提督「阿武隈、どこにいる?」

無線(阿武隈)<提督たちよりも少し沖に出たところを平衡に走ってます、それより行くなら行くって連絡くださいよ! 気づくのが遅かったら置いてかれるところだったじゃない!!>

沖のほうをみると遠くにポツンと海上を航行している人影が見えた
629 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 02:06:20.65 ID:8IJE7z/M0
男提督「そんなことより、敵艦隊は捕捉できてるか?」

阿武隈はそんなことと一蹴され不機嫌な様子で捕捉できていることを伝える

男提督「よし、それじゃアイツらに魚雷をお見舞いしてやれ」

ビスマルク「ちょっとあんなに離れたところからあたるの?」

男提督「さっきの対空射撃や艦載機の運用能力にはこっちが驚かされたが、こっちだって前線を張ってた艦娘なんだぜ、というわけで外して恥かくなよ」

無線(阿武隈)<ちょっ、そんな勝手なこ<ピッ>

命令だけして文句は言い切らせずに無線を切ってしまい、遠くからバカ提督ーと叫び声が聞こえてくるが男提督はどこ吹く風といった表情をしていた
630 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/29(月) 02:10:03.25 ID:8IJE7z/M0
今日はここまでです(一旦寝落ちしてました)

台風の影響で予定がキャンセルになったので明日(今日)、明後日(明日)も投稿するつもりです
あと数安価でこの戦闘は終わるのでそこまで今月中に行っちゃいたいなとおもってます

イベントは速吸もほかの未所持艦も手に入り無事終わりましたーやったぜ
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/29(月) 02:55:28.83 ID:zEBPDSCSO
おつ
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/29(月) 11:00:38.34 ID:h9Rnwats0
2062 未来人 嘘 震災詐欺 指名手配 爆弾所持 連続殺人 不審者 遅漏 押し売り 著作権侵害
デジタルナレッジ 捏造 嘘 著作権侵害 ストーカー 放火魔 詐欺師 違法 公文書偽造罪
永山崇 恐喝 ナイフ所持 ヤクザ 人身売買 セクハラ 偽計業務妨害 中卒 置石
2062 未来人 詐欺 罪状 マラ クズ 万引き 創価学会 保健室登校 ろりこん
永山崇 禁錮 元公安 前科持ち ひかりの輪 整形 知的障害 我慢汁 執行猶予
デジタルナレッジ やり捨て パワハラ 覚醒剤 短小 ウジ虫 MDMA 汁男優 中国マフィア
2062 未来人 嘘 通貨偽造罪 詐欺 コーラン燃やし 未成年喫煙 マネーロンダリング 革マル 留置場
デジタルナレッジ 実行犯 暴行罪 有印私文書偽造罪 強盗罪 真珠様陰茎小丘疹 器物損壊罪 サリン ウィルス
永山崇 陰茎 強要罪 脱税 誘拐 精液 DDOS攻撃 カウパー 起訴
永山崇 助平 通り魔 脱糞 猿顔 異常性癖 ワキガ 尖圭コンジローマ 窃盗

633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/29(月) 12:51:10.89 ID:VXqpPV8sO
乙です
634 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 14:41:15.55 ID:8IJE7z/M0
男提督以外があきれ顔をしているなか後方で爆発音がなる

秋月「ヲ級とヌ級が中破しました!」

提督たちは戦艦の砲撃が届かない距離の相手(しかも狙ったかは知らないが空母のみ)に魚雷を当てたことに驚いていた

秋月「南方棲戦姫が単艦で向かってきます」

敵もこのままでは逃げられてしまうと考えたのであろう、全速力で距離を詰めてくる

ビスマルク「このままじゃ追いつかれるわね、どうする応戦する?」

提督「そうしたらすぐにほかの敵艦も追いついてくる、秋月とビスマルクは交代して狙いは甘くてもいいから射程に入ったら砲撃して少しでも進行を遅らせてくれ」

ビスマルク「了解」
635 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 14:58:32.25 ID:8IJE7z/M0
海上

無線(U511)<うっ…あぁあぁあぁぁ…>

アートデッセイ「ユーちゃん、ユーちゃん!」

U-511に呼びかけるアートデッセイに対してレイキュバスが大きな鋏を振り上げる

青葉「アートデッ」

ドスン

名前を呼びきる前に鋏は叩きつけられた

青葉「そんな…」
636 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 15:18:24.85 ID:8IJE7z/M0
ドゴォオオン

レイキュバス「キィイィイィ…」

レイキュバスは叩きつけていた鋏が木っ端みじんに吹き飛び倒れる、そのあとにはデラック砲を構えたアートデッセイが立っていた

アートデッセイ「ユーちゃん、応答してくださいッス」

無線からは何も応答がなく、アートデッセイは急いで海に向かっていく

青葉「待っていください、そんなボロボロな状態で…足も凍ったままじゃないですか」

アートデッセイ「そんなこと言ってらんないッスよ」
637 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 15:19:00.49 ID:8IJE7z/M0
レイキュバス「キィイイイ!」

倒れていたレイキュバスは死んではおらず起き上がりアートデッセイに対して火炎弾を撃ちだす

アートデッセイ「邪魔なんッスよ!!」

↓2、アートデッセイは
1、回避してデラック砲
2、火炎弾ごとマキシマ砲で撃ち返す

アートデッセイ達のHP
提督達のHP◆◆
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/29(月) 16:17:34.97 ID:6l6p7ZuSO
ksk
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/29(月) 16:17:45.59 ID:b91tKYF6O
640 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 17:26:30.87 ID:8IJE7z/M0
アートデッセイ「マキシマ砲発射!!」

レイキュバス「キィイ!」

ドドドゴォオオン

マキシマ砲を発射し飛んできた火炎弾ごとレイキュバスを撃ち抜きレイキュバスは爆散する
アートデッセイはそんなレイキュバスに目もくれず海中へと飛び出そうとすると乗っている氷塊が大きく揺れる

青葉「わわっ、何が!?」

アートデッセイ「海中で大きな爆発がおきたんッスよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
時は少し戻り、海中

U511(く、苦しい…)
641 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 17:44:41.91 ID:8IJE7z/M0
U-511をつかんだスヒュームはそのまま締め付けを強くしていく、振りほどこうと力を入れて触手はびくともしない

ググググ

U511「!!?」

強い締め付けに艤装は壊れ、潜水能力も落ちてしまい一気に酸素不足の苦しみもこみ上げる

スヒューム「レイキュバスが倒されたようですね…問題はありませんがあなたにはこのまま死んでもらいましょう」

デュン

U-511を一気に握りつぶそうと触手に力をこめる直前にビームによってその触手が切断される

U511(何が…)

攻撃が来た方向を見ると助け出した艦娘が目を覚ましていた
642 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 17:58:21.11 ID:8IJE7z/M0
クラーコフ「散々…好き勝手に…」

しかし様子はふらふらとしており言葉も途切れ途切れになってしまっていてとても戦えるようには見えない

スヒューム「目を覚ますとは…」

U-511を後回しにし先にクラーコフを拘束しようとするが、クラーコフはエンジンを全開にして触手の合間を通り一気にスヒュームに近づく

クラーコフ「追尾ミサイル全弾発射!」

次の瞬間、先ほどのU-511の攻撃と数十倍の大爆発が起こる

スヒューム「くっ…」

スヒュームはそれに耐えきれずに海上へと逃げる、一方、クラーコフ自身もその衝撃に耐えられず再度意識を失い深海へと落ちてゆく
643 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 18:28:55.29 ID:P3xeR2bl0
U511(助けて…浮上…しない……と)

助けようとするも酸素、体力共に限界のU-511も意識を失いそのままクラーコフの後を追うように落ちていった
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海上、提督たち

ビスマルク「砲弾が二発飛んでくるわ、二時の方向へ避けて」

方向を変えるとすぐ左の海上に砲弾が着弾する

提督(まずいな、少しずつ狙いが正確になってきてる)

負けじとビスマルクも砲撃するが、南方棲戦姫も回避する

ビスマルク「次、六発来るわ、11時の方向へ」
644 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 19:00:58.86 ID:P3xeR2bl0
ビスマルク(避けきれない)

このままでは秋月が被弾してしまうためビスマルクが秋月の前に出てかばう

秋月「ビスマルクさん」

ビスマルク「大丈夫、まだ小破レベル」

秋月「違います、上!」

そういわれ上を見ると敵艦載機が今まさにビスマルクを爆撃しようとしているところであった


ビスマルク「しまっ」

ドォオオン
645 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 19:27:11.62 ID:P3xeR2bl0
爆弾が投下される前に艦載機は提督たちの前方から発射されたビームにより撃ち落とされる

ビスマルク「今のは」

秋月「アートデッセイさんの艦載機です」

前方を見るとガッツウイングスノーホワイトがこちらに向かって飛んできており、そのまま提督たちの頭上を越え南方棲戦姫へと向かっていきハイパワーニードルを発射する

南方棲戦姫「チッ…」

撃ち落とそうと砲撃するもスノーホワイトは優々と回避し、逆に攻撃を当てていく

ビスマルク「南方棲戦姫が止まったわ」

提督「よし、阿武隈と合流してアートデッセイたちのところへ向かおう」
646 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 21:34:38.26 ID:8IJE7z/M0
氷上

水中の爆発から少しして海中に何かが上がってくる影が移る

アートデッセイ「青葉さん、何か来ます」

ザッパーン

青葉「あれは」

アートデッセイ「ユーちゃん! それにクラーコフも」

上がってきたのは左右のマニピュレーターでそれぞれU-511とクラーコフをつかんだ、先ほどU-511を案内した潜水艦の艦載機、ガッツマリンであった

無線(南提督)<勝ったと思うのはまだ早いですよ>
647 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 21:45:40.27 ID:8IJE7z/M0
海中からスヒュームが上がってくるとそのあとを追うように先ほどより二回りほど小さいレイキュバスが数体上がってくる

無線(南提督)<こいつらはあくまで繁殖用に連れてきた固体ですが、貴方がたを仕留めるぐらいはできるでしょう>

アートデッセイ「ちょうどいいッス、ここでまとめて片付けてやるッスよ」

アートデッセイ(不味いッスね…)

U-511やクラーコフはまだ気を失っているし、青葉もアートデッセイ同様に疲労やダメージを負っている

青葉「大丈夫ですか?」

アートデッセイ「ぶっちゃけそんなに大丈夫じゃ無いッスね」

↓2、アートデッセイはどうする
1、リスク承知で二回目のマキシマ砲
2、デラック砲とデキサスビームの一斉砲火

アートデッセイ達のHP
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/29(月) 22:54:03.65 ID:cZ4cIdIBO
1
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/29(月) 22:54:13.13 ID:dVJw5ellO
650 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/29(月) 22:54:22.36 ID:8IJE7z/M0
昨日同様、加速させていただきます
651 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 23:33:37.24 ID:8IJE7z/M0
アートデッセイ「でもユーちゃんもここまで頑張ってくれたんッスから」

デラック砲をかまえ、ガッツウイング2号機を並べる

アートデッセイ「やってやりますよ!」

ゴオオオオオン

たった三機と一隻の攻撃であるが、大爆発をおこし分厚い氷の大地を割る

青葉(凄い…)

「キィイイ」

レイキュバスのうち一体の甲殻にヒビが入り、もう一体の鋏がなくなっているが仕留められたものがいない

アートデッセイ「ちっさくても硬さはそのままッスか」
652 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 23:44:41.79 ID:8IJE7z/M0
バシュ バシュ バシュ

反撃というかのように三体のレイキュバスが火炎弾を撃ち、それによってウイングを二機が落とされ、アートデッセイも巻き込まれる

アートデッセイ「ハァ…ゴホゴホ…」

青葉「アートデッセイさん撤退しましょう、もう無理です」

アートデッセイ「二人を…運んで逃げる…ハァハァ…のは難しいッスよ」

アートデッセイ「だから、何が何でも倒して見せます!」

デラック砲をかまえ、マキシマオーバードライブを接続、マキシマ砲の準備をする

ジュウウウウウ

アートデッセイ「っ」
653 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/29(月) 23:58:39.94 ID:8IJE7z/M0
艤装がオーバーヒートを起こし、触れている部分の皮膚を焼いていく

青葉「なにしてるんですか!」

アートデッセイ「離れてください、何が起こるかわからないッスから」

アートデッセイ(この一発撃つまではもってくださいッスよ)

アートデッセイ「マキシマ砲はっ」

ドゴォオオオオオオオオン

青葉「なっ」

まさにアートデッセイがマキシマ砲を撃とうとした瞬間、後ろからマキシマ砲よりも強力なビームがレイキュバスに放たれた

「キィイィィィ……」
654 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/30(火) 00:00:26.41 ID:Rm7JveiS0
レイキュバスたちはスヒュームもろともその光に飲み込まれボロボロと跡形もなく崩れ去ってしまった

青葉「一体なにが…」

アートデッセイ「これは…ネオマキシマ砲?」

二人は後ろを振り返るとそこには一人の艦娘が立っていた

「初めまして、本部所属のTPC製三番艦、プロメテウスです」
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 00:01:52.47 ID:ttVZcRDnO
おお生き残ったかヒヤヒヤしたわ
656 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/30(火) 00:02:14.62 ID:Rm7JveiS0
戦闘終了

味方
アートデッセイ、大破
青葉、大破
U-511、大破

ビスマルク、小破
加賀、中破
秋月、小破未満
阿武隈、無傷

防衛鎮守府
施設の一部が破壊
人的被害、一般人ゼロ、艦娘負傷者多数・死亡者ゼロ

ラバウル、壊滅


スヒューム、レイキュバス、ディゴン、全滅

…勝利S、ドロップ:クラーコフNF-3000
657 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/30(火) 00:09:14.42 ID:Rm7JveiS0
今日はここまでです、ゲランダは犠牲になりましたTPCの巨大メカがそろいましたやったね
クラーコフやプロメテウスについての設定安価をどこに挟むか決めかねてますが、とりあえずエピローグの開始です

↓2どこの様子をみる?
今回登場した艦娘、人物の中から
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 00:12:10.59 ID:G0/Mxn06O
アートデッセイ
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 00:12:17.23 ID:qR9FD7fKO
わるさめ
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 00:16:50.57 ID:M8fU5ysuo

無事に終わってなによりだな
秋月、照月、男提督の問題はエピローグで解決するのかしら
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 00:18:26.82 ID:L7DtHmaIO
おつおつ
結構ギリギリだったけどどっかで選択肢ミスってたら死んでたとかあったのかな?
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 00:30:52.17 ID:qjmdYvOuo
乙です
663 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/08/30(火) 00:41:32.86 ID:Rm7JveiS0
>>660
そこらへんの話は最初は今回の途中に挟むつもりでしたが本筋とは関係ないプラス長いのでカット、別の回、ってかガゾートの時に持ち越しにしました
なので今回のエピローグの安価で照月を選んでも対した内容はありません

>>661
轟沈の仕様は今まで通りです、HPゼロ以降の安価で今回選んだのと別のを選んでいたらU-511&クラーコフかアートデッセイが沈んでいました
664 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/30(火) 22:44:31.81 ID:Rm7JveiS0
防衛鎮守府、港

ディゴンたちを殲滅してから数時間後、日が落ちても鎮守府はまだ被害状況の確認などであわただしい状況が続いていた

わるさめ「…」

現在、倉庫内も滅茶苦茶にされているためとりあえず近くに艤装だけおいて港に来ていた

「これは、どこに運んだらいいですか」

「向こうのトラックはいっぱいだから一旦、駐車場横の建物に運んでくれ」

事態の収拾のためわるさめのことを知らない艦娘、軍関係者も多く出入りしているため、なるべく目立たないようにしていた

あきつ丸「ここにいたのでありますね、探したでありますよ」
665 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/30(火) 22:48:38.69 ID:Rm7JveiS0
わるさめ「ゴメンナサイ、何処二居レバ良イノカワカラナカッタノデ」

あきつ丸「別に責めているわけではないでありますよ」

そういってわるさめの横に立つ

あきつ丸「…さっき助けた二人からありがとうございますって伝えてと頼まれたであります」

作業をしている人達に視線を向けたままそう伝えるとわるさめは驚く
なんでも、エリアルベースは結局避難させる途中に質問攻めにあい上手くごまかせず喋ってしまったらしい

あきつ丸「それも含めて罰としてエリアルベース殿だけこの件の後始末の作業に参加しているでありますよ」

よく見ると瓦礫やディゴンの死体をエリアルベースの艦載機が運んでいた
666 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/30(火) 23:03:23.84 ID:Rm7JveiS0
わるさめ「エリアルベースサン、迷惑カケテゴメンナサイ」

あきつ丸「…」

わるさめ「…ナニカ?」

あきつ丸「…なんでもないであります、流石にその服は大きかったでありますな」

わるさめ「エ? 確カニソウデスネ」

背丈もそうだが、体型…というかはっきり言ってしまえば胸のサイズが大きく違うため、まさにブカブカという表現がぴったりの姿であり、実は深海棲艦とはバレてはいないが結構目立っていたりもする

あきつ丸「そうそう、倉庫もボロボロになってしまったので鎮守府に移るまでわるさめ殿は自分と武蔵殿の部屋にお世話になることになったであります」

わるさめはあきつ丸が自分の名前を呼んだことに内心驚きつつ少しうれしそうに返事をした

↓2どこの様子をみる?
今回登場した艦娘、人物の中から
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 23:04:42.61 ID:v7nWqijJO
阿武隈
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/30(火) 23:04:48.58 ID:mHpl9gGWO
秋月
669 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/08/31(水) 00:24:12.58 ID:pfxBBaOZ0
今日はここまでで

選ばれて考えながらだと1日1人ぐらいのペースになりそうなのでもう先にもう一人分安価をとってしまいます
ちなみに明日は投稿できない可能性大です

直下、今回登場した艦娘、人物の中から
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/31(水) 00:38:23.65 ID:ohGj/F/cO
春雨
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/31(水) 00:51:39.62 ID:XF/9LFzSO
アートデッセイ
672 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:07:43.56 ID:wtPBSIkD0
入渠ドック

提督達が防衛鎮守府に帰還後、怪我の酷いアートデッセイ達と仁淀は医務室に、それ以外は怪我を負ってない阿武隈以外は入渠していた

秋月「アートデッセイさん達やこっちのほうも大変だったようですね」

ビスマルク「そうね…でも、アートデッセイの奴、ユー一人に海中の相手を任すなんて」

合流してからアートデッセイ達の戦闘の状況を聞いたビスマルクはスヒューム相手にU-511一人で向かわせたことに対してアートデッセイに食って掛かったいた

秋月「…」

秋月はビスマルクの愚痴に対して発言に同意するわけでもアートデッセイのフォローをするわけでもなく沈黙してしまう

加賀「…あの状況ではそうするしかなかったのだから仕方のないことでしょ」
673 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:10:09.14 ID:wtPBSIkD0
ビスマルク「それはわかってるけど、一歩間違えればユーは沈んでたのよ」

ビスマルク自身アートデッセイに対して本気で怒っているわけではなくどちらかといえば愚痴に近いがその言葉に対し秋月の表情が曇る

加賀「ビスマルクさん」

ビスマルク「へ?」

それに気づいていないビスマルクの名前を呼び睨むとビスマルクも秋月の様子に気が付いて慌てたようにフォローを入れる

ビスマルク「いや、秋月、別にあの時に私たちを置いてく選択をしたのは痛ッ!」

あまりにドストレート過ぎるビスマルクを加賀が肘で叩く

加賀「あの時はほとんどほかの選択肢がなかった、それに今回は普段とは大きく違う状況だったけど、戦場では非情な選択をしなければいけない場面はあるわ」
674 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:13:36.16 ID:wtPBSIkD0
ビスマルク「そうそう、結局皆無事だったんだしそれでいいじゃない」

秋月「…確かに結果はみんな助かりました…でも、あの時、男提督さんが来てなければお二人がどうなっていたか」

ビスマルク「そんなもしもの話をしてもしかたがないわ、それに秋月が機関室に来てくれたからあそこまでたどりつけたのよ」

秋月「…」

その言葉に余計に秋月の表情が曇り、加賀とビスマルクが怪訝な顔をする

秋月「皆さんと合流するために男提督さんと別れることにした時、皆さんのことを考えてそうした自信がないんです」

ビスマルク「どういうこと?」

秋月「あの時、というかその前に男提督さんと色々ありまして、皆さんを助けるためというより男提督さんの判断に逆らっただけなのかなって」
675 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:21:59.29 ID:wtPBSIkD0
加賀「何時如何なる時でも冷静でいなければならないそれは艦娘として当然のことよ」

秋月「はい」

加賀「結果としてそれで助かったのだから言えたことではないけど確かに感心はしないわね」

秋月「はい…、入渠が終わったので先に失礼します」

加賀にはっきりと言われさらに落ち込んだ様子で、ドックからでようとする

加賀「でも、五航戦の妹の方や金剛さんをはじめとして感情で動く艦娘も多くいるわ」

秋月「え?」

加賀「それぞれの艦娘の性格や状況に合わせ適切な指揮をとるのが司令官の仕事よ、だから貴女も提督を信頼しているなら、自分一人で考えこまずに提督に相談するといいわ」
676 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:24:45.60 ID:wtPBSIkD0
秋月「はい、助言ありがとうございます」

そういって振り返り加賀に一礼するとドックから出て行った

ビスマルク「…」

加賀「なんですか」

ビスマルク「いやぁ、加賀がそんなにアトミラールのことを信頼しているとはねー」

加賀「提督の指揮官としての能力の話です」

ビスマルク「そーね、そういうことにしとくわ」
677 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:29:02.28 ID:wtPBSIkD0
鍛錬場

エリアルベース「ハァ…ハァ…」

わるさめ「ナンデ、私マデ…」

鍛錬場の隅でエリアルベースとわるさめが疲労から横になっていた

武蔵「なんだ、まだそうしてたのか」

そこにシャワーで汗を流した武蔵と春雨が戻ってくる

あきつ丸とわるさめは武蔵の部屋に行ったところ、今日一日の件でへばってしまっているエリアルベースを鍛えるために鍛錬場に行くことにした武蔵達についていきそのまま一緒にトレーニングをすることになったらしく
そこにわるさめを探していた春雨が合流、先ほどまで五人でトレーニングをしていた

春雨「大丈夫二人とも、はい飲み物」

わるさめ「アリガト」
エリアルベース「ありがとうごさいます」
678 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:34:42.94 ID:wtPBSIkD0
あきつ丸「心配するほどきついことはしてないでありますよ、それよりこの二人の体力のなさのほうが心配になるであります」

エリアルベース「私は、元々基地として、設計されてますから…動き回るのは、ちょっと…それに、艤装ありなら問題なく動けますし…」

武蔵「いつも艤装があるとも限らないだろ」

補足しておくと、わるさめがここまで体力がないのは捕まっている間、運動どころか自由に動き回ることすらできなかったのと、義足であることが原因である

武蔵「汗を流して来るといい」

そういわれ、二人立ち上がるとヨロヨロとシャワー室へむかっていき、そのあとをあきつ丸がついていった

武蔵「さて、戻ってくるまで片付けとくか」

春雨「はい」
679 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:45:04.76 ID:wtPBSIkD0
春雨「あの、武蔵さん」

武蔵「なんだ?」

春雨「飛龍さんが言っていたんですが、自分からわるさめちゃんをあずかるって言ったそうですね」

武蔵「まぁそうだな、と言っても陸奥秘書艦が倉庫が壊れたからほかに移す必要があると言ってたから、なら引き受けようかといっただけだがな」

春雨「その…それはどうして?」

武蔵「どうして? 他に場所もなさそうだったからだが…そうか、私が自分で見張りたいから預かったと考えてるのかな」

春雨「あの、いえ、そんな…」

武蔵「別に隠さなくてもいいぞ、飛龍も色々言ってたしな」

武蔵「安心しろほんとに何か考えがあってのことじゃない、そもそもゴチャゴチャと考えるのは性に合わないからな」
680 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:48:22.35 ID:wtPBSIkD0
武蔵「考えることも大切だが、目の前のことをしっかりと見ることも大切だ」

武蔵「特に大切なことほど目に見えた事実よりも在りもしないだたの想像を優先しがちになるしな…」

春雨「そうかもしれませんね…」

武蔵「そんなに深刻に考えてても仕方がないさ」

エリアルベース達が戻ってくるのを見て春雨の頭を軽く叩いたあと立ち上がる

春雨「はい」

武蔵「それじゃおやすみ」

春雨「おやすみなさい」
681 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/05(月) 23:54:45.22 ID:wtPBSIkD0
今日はここまで、夏風邪が長引いてると言っていましたがぶり返しましてここ三日間ぐらい寝込んでて投稿できませんでしたすみません

後、三人ぐらいのつもりなので一気に安価をしてしまいます(セットで書くつもりの人もいますので三人ぐらい)
逆にすでにわるさめ、秋月、春雨で出てきた人も選べます

↓2、3、4、今回登場した艦娘、人物の中から
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/06(火) 00:47:46.47 ID:ebP8TdZ7O
ksk
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/06(火) 00:47:55.41 ID:f7xtP20eO
アートデッセイ
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/06(火) 00:48:18.89 ID:HPSFe1lLO
男提督
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/06(火) 00:49:23.11 ID:5QHpvfx1O
朝潮
686 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/06(火) 23:45:44.65 ID:12w0Xz6M0
事件から次の日、明け方

医務室

既に治療を終えたアートデッセイと青葉は一般の病室に移っていた

提督「そうか、プロメテウスか…」

アートデッセイ「はい」

スヒューム達を一掃した艦娘、プロメテウス

アートデッセイ「私がマキシマ・オーバードライブを使用した巨大戦艦の試作機として作られたのに対して、その発展系であるネオマキシマを使用したプロメテウスは言わば巨大戦艦の完成形ッスから、戦ったら…」

ネオマキシマ・オーバードライブ、アートデッセイが使用しているマキシマの発展系ではあるが、性能は大きく違う

マキシマは既存のエンジンをはるかに上回る高性能エンジンであるのに対して、ネオマキシマは移動で使用すれば火星まで数十分で到達するほどの速度をほこり、兵器として使用すれば小惑星すら破壊できるほどの圧倒的な威力となる
687 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/06(火) 23:54:43.21 ID:12w0Xz6M0
提督「まず勝てないか…」

アートデッセイ「はい…」

俯いたままアートデッセイは悔しそうに返事をする

提督「なに、心配するなお前にはプロメテウスと違って艦載機が扱える、そもそも、プロメテウスは味方なんだから能力の勝ち負けは気にする必要はないだろう」

アートデッセイ「そう…ッスよね」

口では大丈夫と言っているものの提督もアートデッセイも不安が消えている様子はなかった

アートデッセイ「ユーちゃんとクラーコフのほうは?」

提督「二人とも意識を取り戻していないが、ユーについてはすぐに目を覚ますだろうって、クラーコフについては衰弱が激しいらしく命に別状はないが暫く起きないだろうって」
688 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/07(水) 00:01:54.31 ID:6QS6MXfC0
アートデッセイ「一先ず無事でよかったッス」

提督「ただ、ユーのほうは体は大丈夫なんだが、艤装のほうがボロボロらしくてな…完全な修復ができないらしい」

アートデッセイ「それって、ユーちゃんはもう艦娘としては復帰できないってことッスか?」

提督「いや、修復はできなかったがそれを基に新しい艤装を作れそうだと工廠の人が言っていたよ」

アートデッセイ「よかった〜」

提督「それじゃ、ゆっくり休んでいてくれ」

そういって提督は部屋から出ていく

アートデッセイ(クラーコフにプロメテウス…フツーに考えれば戦力が増すことを喜ぶべきなんッスけどね…)
689 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/09/07(水) 00:09:14.53 ID:6QS6MXfC0
今日はここまで、明日で視点ごとの話は終えて全体エピローグを終わらせたいです
終わったら次の話は決定済みです
タイトルは「心なき光」
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/07(水) 00:18:39.55 ID:LkTWk/h2O
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/07(水) 00:35:56.26 ID:lT1pv+iCo
乙です
692 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:26:35.19 ID:odo3IXa90
防衛鎮守部、休憩室

此処に提督達が帰還したのが遅かったため、男提督と阿武隈はそのまま休憩室を借りて泊まることになったのであった

男提督「…」

阿武隈「なに見てるんですか?」

部屋に戻ってきた阿武隈が男提督が何かを見てるのを見つけ何かと覗き込むとそれは前線基地が作られる前にラバウルに召集された時に誰か(十中八九青葉)が撮った写真であった

男提督「さっき艦の調査に来てた人から渡された艦内に残ってた南提督の私物だ」

そのなかの一枚、阿武隈に追われている男提督とそれと見て苦笑している南提督とその周りにいる数人の艦娘が写った写真であった

阿武隈「…」
693 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:27:07.14 ID:odo3IXa90
この写真自体は昔のものであるが、それは数週間前までの日常の光景であった

男提督「一か月前はこんなことになってるとは微塵も思わなかったのにな」

阿武隈の表情が曇るのを見て、男提督が阿武隈の頭をなでる

男提督「お前の性じゃないんだからそんな顔をすんな」

阿武隈「はい…」

男提督(普段だったら前髪がーとかいうのにコイツも結構きてるな)

スヒュームたちが使っていた艦内からは"生存者"は発見できなかった、ラバウルに関しても奪還作戦が計画されていない以上、生存者は絶望的だ

阿武隈「艦隊のみんなにもですけど、照月ちゃんや青葉さんにラバウルや南提督のことを伝えるの、気が重いです」
694 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:27:54.15 ID:odo3IXa90
青葉は状況とスヒュームの発言からほとんど知っているはずだが改めて言わなければならないだろう

男提督「別にお前が言う必要はないぞ」

阿武隈「…いえ、私が言います」

男提督「そうか、じゃあこれを青葉に渡しておいてくれ」

そういうと一枚の紙と箱を阿武隈に渡す

阿武隈「これは…指輪? ケッコンカッコカリ?」

男提督「あぁ新しくできた強化システムを効果の確認もかねて前線基地の提督に早めに渡されてたんだけど…言ってなかったっけ?」

阿武隈「聞いてませんよ!」
695 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:28:36.49 ID:odo3IXa90
用紙の方には南提督の名前が書かれておりあとは相手の艦娘の名前を書けばよい状態であった

阿武隈「こんなの渡しても余計につらくするだけじゃ」

男提督「それが耐えられないぐらいならやめたほうがいい」

阿武隈「そんな…」

男提督「んじゃ頼んだ」

と言って阿武隈の肩をつかんで半回転させ扉のほうにむけ押すと阿武隈はまだ不満そうにしていたがそのまま部屋を出て行った

男提督「はぁ…」

阿武隈が出て行ったのを見ると先ほどの写真の中から一枚取り出す、本部に飾ってあった掛け軸から提督達が集まって食事した写真を男提督がとったものであり、真ん中に置かれたオムライスにはケチャップでラバウルで朝食をと書かれている(写真は実際には昼食)

それを手帳に挟むと、残りを南提督の遺族に送る準備を始めた
696 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:29:29.90 ID:odo3IXa90
昼、医務室

朝潮「…」ニコニコ

無言のまま笑顔でアートデッセイに向き合う

アートデッセイ「ひゃっ!! 朝潮ちゃん、やめっ〜〜〜っ!!」

朝潮「どうかしましたか?」ニコニコ

笑顔を崩さずにアートデッセイに尋ねるが手は止めない

アートデッセイ「あ、青葉しゃん」

青葉「どうぞお構いなく」パシャパシャ

同室にいる青葉に助けを求めるもそれを無視して写真を取る
697 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:31:09.60 ID:odo3IXa90
青葉「それにしてもそんなに痛いんですか?」

いま朝潮はアートデッセイが昨日凍らされた足を触っており、触られるたびにアートデッセイは大きく反応する

アートデッセイ「いや、痛くはないんッスけど…正座した時の痺れのすごいのがずっと続いてる感じなんッスよ」

朝潮「アートデッセイさん、全くいつも無茶しすぎです」

アートデッセイ「でも、昨日も言ったッスけど、敵が強かったからしょうがなかったですし、それにみんな無事だったんッスから」

朝潮「無事…ですか、さっきお医者さんに聞きましたが足が中まで凍ってたらいくら艦娘といえど切断するしかなかったそうじゃないですか!」

青葉「そうだったんですか!?」

アートデッセイ「あっそれは…あはは…ひっや!? スイマセン…」

朝潮が笑ってごまかすアートデッセイの足を軽くなでる
698 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:31:57.06 ID:odo3IXa90
青葉「まぁまぁ、アートデッセイさんがいなかったら勝てませんでしたし」

アートデッセイ「ほら、そういう事ッスよ」

朝潮「むぅ…、足は大丈夫なんですか?」

アートデッセイ「1日もすれば痺れも引くだろうって」

朝潮「それじゃごはんをもってきますので、ゆっくり休んでくださいね」

アートデッセイ「っ〜〜〜!!」

そういうと布団を足の上に勢いよく乗せると、アートデッセイは痺れで悶絶していた」

青葉「いや、結構Sですね」

そういって悶絶しているアートデッセイの写真を撮っていると部屋がノックされる

阿武隈「青葉さんいますか?」
699 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:36:11.49 ID:odo3IXa90
本部、会議室

スクリーンにはネオマキシマ砲によって蒸発するスヒュームたちが映りそれを見たほかの軍の高官や提督達がざわつく

上官「見てもらった通りプロメテウスを使えばこの前提出した作戦を決行し太平洋の制海権を取り戻すことも可能でしょう」

「ラバウルが壊滅した今やるべきことなのでしょうか?」

上官「だからこそだ! 脅威はもはや深海棲艦ではない、海外諸国のいくつかの国では巨大生物に対して核による攻撃を行うことを検討している」

怪獣被害はすでに世界中で起きており、通常の兵器では効果は薄く機動力も足りない結果、艦娘による陸海上での戦闘が主な対処法になっていた
それでも、足止め程度にしかならないことも多く、さらに艦娘を保有していない内陸の国の被害は甚大であった

上官「現在、巨大生物に対して有効なダメージを与えられるのは一部を除くと空母戦艦クラスの艦娘と空軍のエースパイロットのみだ」
700 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:37:05.51 ID:odo3IXa90
上官「しかし、それらは限られた戦力であり、これから更なる巨大生物の出現を考えれば国家間の連携は必ず必要となるでしょう」

そこまで話すと、少しまだぶつぶつと不満や疑問の声が聞こえるが、そのまま説明を続ける

作戦はいたってシンプルで高火力艦で編成した艦隊でハワイ島までの敵基地をすべて修復不能まで破壊
その後、ハワイにある米国の基地に向かい補給休憩後、数週間をかけて敵残党、増援も撃破し東京からハワイ島までの海路を完全に確保するというものであった

「敵基地をすべて破壊と簡単に言うが、燃料はともかく弾薬が足りないだろう」

上官「その点は問題はない、後半の特に敵航空戦力が集中しているMI島など大きな基地はプロメテウスによる長距離砲撃によって島ごと破壊する」

島ごと破壊すると平然と言ってのけたことに会議室が再度騒然となる

「あそこはアメリカの島ですよ!」

上官「アメリカにはすでに許可をとっている」
701 :今日はここまでです ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:44:11.42 ID:odo3IXa90
元帥「それで艦隊の編成は」

上官「はい…、プロメテウスをはじめとした本部の第一艦隊、そして

↓5隻、アートデッセイ以外の今まで出てきた重巡、戦艦、空母のみの中から
ただし選べない艦があります、それを選んでしまった場合は名無し艦になります
702 :今日はここまでです ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/08(木) 01:50:19.55 ID:odo3IXa90
訂正、↓1〜5で一隻ずつ選択です
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 03:01:54.77 ID:cgWJOu/FO
エリアルベース
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 03:02:41.19 ID:iEEYki9PO
瑞鶴
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 03:04:55.51 ID:/zJAMgI7O
そろそろ復帰してそうな大和で
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 03:06:51.43 ID:uR67X3JmO
大鳳
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 03:08:14.82 ID:+gnmkLQ6O
ビスマルク
708 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 17:57:34.29 ID:X9I2rhC30
本部、会議室

上官「石室司令のところからエリアルベース・武蔵・飛龍、提督のところからアートデッセイ・ビスマルク・大鳳、ほかの各鎮守府から、補給風早、護衛に重巡洋艦二隻の計15隻の艦隊を予定してます」

編成を告げたところで石室司令が手を上げる

元帥「どうかしたかね」

石室「防衛鎮守府はこの作戦への参加を辞退します」

予想外の石室の判断に会議室が騒然となる

上官「なぜ」

石室「各国の協力はこれから先かならず必要になるでしょう…、しかし、防御すべきことを尽くさずして攻撃するべきではない…私は、そう思いますが」
709 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 18:09:50.66 ID:X9I2rhC30
上官「そういって、護りを固めても今回の様に常識を超越した怪物どもが現れただけでこの様だ」

元帥「落ち着き給え上官」

立ち上がりそうな勢いの上官に対して元帥がたしなめる

元帥「考えはわかるが石室司令がいうことも最もだ、敵は一つではないのだからな、それに、防衛鎮守府は作戦への参加の是非はそこの司令官に決める権限がある」

上官「…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
道中、車内

赤城「それで石室司令が抜けた分の戦力もこちらでだすことに」

提督「あぁ、正規空母に関してはうちの鎮守府が一番戦力がそろっているしな」
710 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 18:19:11.33 ID:X9I2rhC30
赤城「誰にするんですか?」

提督「空母のほうはまだ決めていないが…戦艦は決めてる」

そこまで言ったところで車を止める
ーーーーーーーーーーーーーーー
鎮守府、執務室

女提督の一件でボロボロになったままの執務室がノックされる

提督「入ってくれ」

大和「失礼します」

大和のことが心配なのか扉から赤城と間宮が覗いている
711 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 18:29:35.76 ID:X9I2rhC30
大和「提督、このたびはまことに申し訳ありませんでした」

そういって深々と頭を下げる

大和「私のせいで皆さんに迷惑を、間宮さんに大けがまで…罰は受けるつもりです」

提督「…そうだな、大和」

大和「はい」

提督「すまない」

大和「提督?」

提督「大和、君の様子がおかしいことなど気付くチャンスはいくらでもあった、それなのに防げなかったことをゆるしてくれないか?」
712 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 18:43:41.22 ID:X9I2rhC30
提督「それと、できればこれからも艦隊の一員として鎮守府を支えてもらいたい」

大和「はい、もちろんですが、あの…ですが、よろしいのでしょうか提督?」

提督「女提督について一番最初に気が付いていたのは大和だったろ、そんな優秀な艦娘を処分するわけないだろう」

間宮「よかったですね、大和さん」

結論が出たところ外で見ていた赤城と間宮(それとハネジロー)が入ってきくる

提督「間宮さん、体は大丈夫ですか?」

間宮「はい、戦闘はしませんがこれでも艦娘ですから」

提督「それじゃあ改めてよろしく頼む大和」

大和「はい!」

ED -君だけを守りたい-
713 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 18:51:21.33 ID:X9I2rhC30
提督「よかったら、艦隊の一員としてこの鎮守府を支えてほしい」

大和「はい、もちろんですが、あの…よろしいのでしょうか?」

提督「女提督の不審な点にいち早く気が付いたのも大和だ、そんな優秀な艦娘を処分したりはしないさ」

間宮「よかったですね」

結論が出たところで執務室内に赤城と間宮(とハネジロー)が入ってくる

提督「間宮さん、体は大丈夫ですか?」

間宮「戦いはしませんけど艦娘ですから」

提督「改めてよろしくたのむ大和」

大和「はい!」

ED -君だけを守りたい-
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 18:51:56.35 ID:S07qPiYq0
青空があるかぎり〜 風は時を運ぶよ〜
715 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 18:52:37.06 ID:X9I2rhC30
次回予告アツクナレタイヨウ

アートデッセイが苦戦したスヒュームたちを一撃で倒した戦艦プロメテウス

それはアートデッセイ達最大の危機のはじまりであった

次回、ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち
第一章「心なき光」
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 19:22:50.57 ID:ITTEsFh30
敵は誰なんだ(すっとぼけ)
初戦が一番怖いな、轟沈ってか跡形もなく吹き飛ばされないといいが
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 21:18:45.18 ID:F9S+LRBMo
乙です
718 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 22:29:26.82 ID:X9I2rhC30
TSUBURAYA

KADOKAWAGAMES
719 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 22:29:56.14 ID:X9I2rhC30
トラック泊地

「全艦一斉砲撃!」

ドドドン

戦艦四隻による一隻砲撃によって大爆発が起きる

「どうだ!」

ドォオオン

爆炎の中から砲撃が飛んでくるのと同時に煙が晴れ深海棲艦の艦隊が姿を現す

「きゃあ!」
720 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 22:45:35.91 ID:X9I2rhC30
「艦載機の発艦不能、制空権取られます!」

傷ついた空母を守る形で陣形を組んで砲撃を続ける

戦艦水鬼「ガラクタドモガ、ムダナコトヲ」

護っている戦艦を敵空母の艦載機が攻撃する

「くそっ…」

ドドドドドドドドド

艦隊の上空を飛んでいた敵艦載機が無数の砲撃によって撃ち落とされていく

「何が…」
721 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 23:14:34.05 ID:X9I2rhC30
砲撃が飛んできた方向を見ると二隻の艦娘がいた

「それでは記録を開始します」

片方がそういうともう一隻の艦娘、プロメテウスが敵艦隊に突っ込んでいく

戦艦水鬼「イッセキデカテルトオモッテイルノカ」

戦艦水鬼をはじめとする戦艦が向かってくるプロメテウスに砲撃をしていくがプロメテウスは回避しさらに距離を縮める

艦載機を落とされた空母も新たに艦載機を発艦して攻撃していくが、雨の様に降り注ぐ砲弾、爆弾を上を見ることもぜずに簡単に回避する

そのまま敵艦隊の目の前まで来て戦艦水鬼と目が合うとプロメテウスはニヤリと笑った

戦艦水鬼「コイツ」

プロメテウスの顔が戦艦水鬼が見た最後となった

次の瞬間プロメテウスの艤装のバルカン砲が火を噴き深海棲艦を一掃したのであった
722 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 23:15:11.97 ID:X9I2rhC30
第一章 心なき光
723 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 23:35:56.79 ID:X9I2rhC30
スヒュームの一件から4日後、本部

上官「今見てもらったのが昨日のトラック泊地での戦闘の様子だ」

集められた作戦に参加する艦娘と提督達がその様子を見て驚愕する

上官「プロメテウスは火力の高さが最大の強みではあるが、そのほかにも艦娘と深海棲艦、怪獣との戦闘、演習の全データをインプットしておりどんな状況においても対応し回避、防御ができる」

その後、作戦の確認を一通り行い話を終える

上官「それでは明日の作戦に備えてやすんでくれ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
本部廊下

瑞鶴「アートデッセイ、プロメテウスってどんな奴なの?」
724 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/11(日) 23:38:54.07 ID:X9I2rhC30
アートデッセイ「さっき動画見たじゃないッスか」

瑞鶴「能力面じゃなくって性格のほうよ」

アートデッセイ「性格ッスか? 活動時期が違うのとプロメテウスに関しては色々あったから詳しくは…」

↓1、アートデッセイに対する呼び方

↓2〜5、その他、特徴

相反する安価の場合は基本先のものを優先
決定事項(目の色、赤)
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 23:40:33.60 ID:E8CFFx94O
アートデッセイ氏
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 23:43:29.60 ID:4vrxmjhQO
艤装の色が黒色と赤色が入り混じった色になってる
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 23:44:57.08 ID:N0th9aZ3O
黒髪
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 23:46:33.89 ID:zpXK16kQO
肌は真っ白
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 23:46:47.94 ID:UHfibWQ/O
長身
730 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/12(月) 00:28:33.50 ID:SWIVsPWe0
プロメテウス「私がどうかしましたか?」

二人が振り向くとそこには話のプロメテウスが立っていた

プロメテウス「こんにちは、そちらは?」

アートデッセイ「防衛鎮守府から出るはずだった飛龍さんの代理で瑞鶴さんッスよ」

プロメテウス「代理は加賀氏ではないのですね」

瑞鶴「なによ、私じゃ不満なの」

プロメテウス「いえ、加賀という空母が正規空母一の艦載機運用能力と聞いていたのでてっきりそちらが来るのかと」

瑞鶴「たしかに加賀さんより同時運用できる艦載機の数は少ないけど実力なら私だって負けてないわ」
731 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/12(月) 01:03:13.20 ID:SWIVsPWe0
プロメテウス「そうですか」

そういうとプロメテウスは瑞鶴に顔を近づけ見つめる

瑞鶴「なによ」

プロメテウス「期待してます」

笑ってそういったプロメテウスに対して瑞鶴は一瞬、寒心に襲われるが、そのままプロメテウスが立ち去ったことによってそのまま忘れ去られた
ーーーーーーーーーーーーーーー
本部、宿舎

瑞鶴「あーもう皆して加賀加賀加賀ってそんなに加賀がすきかー!!」

与えられた部屋に戻った瑞鶴は布団に寝そべると手足をバタつかせながら叫ぶ

アートデッセイ「一番加賀って言ってるのは瑞鶴さんッスけどね」
732 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/12(月) 01:27:23.57 ID:SWIVsPWe0
大和「瑞鶴さんはどうしたんですか?」

アートデッセイ「さっき飛龍さんの代理は加賀さんが来ると思ってたって言われて」

瑞鶴「…やっぱり私じゃ頼りない?」

ビスマルク「加賀と比べちゃうとね」

はっきりと言われ呻きながら布団を転がる

大鳳「でも、実力不足なら作戦にさせたりしないって」
ーーーーーーーーーーーーーーー
三日前、鎮守府から防衛鎮守府に戻ってきてから少しして

提督「それで、アートデッセイ・ビスマルク・大鳳のほかに武蔵の代わりに大和、飛龍の代わりに加賀に行ってもらいたいんだが」
733 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/12(月) 01:32:10.43 ID:SWIVsPWe0
アートデッセイ「エリアルベースちゃんの代わりはいいんッスか?」

提督「そこは本部の艦娘をだすそうだ、それより加賀は行けるか?」

加賀「まだ万全ではありませんが、作戦には支障ありません」

瑞鶴「まって提督!」

加賀が行けると判断し、編成を決定しようとしたときに瑞鶴が割って入ってくる

提督「どうした瑞鶴」

瑞鶴「この作戦、私に行かせてよ!」

加賀「なにを言っているのかしら」

瑞鶴「だって加賀さんは万全じゃないんでしょ、私は万全よ」
734 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/12(月) 01:38:53.76 ID:SWIVsPWe0
提督「確かにそうだな…」

加賀「仮にそうだとしても、飛龍さんの代わりが五航戦というのは納得いきません、赤城さんでいいのでは」

瑞鶴「赤城さんだって最近色々あって疲れているし」

赤城「そうですね…私も瑞鶴さんでいいと思いますよ」

加賀「赤城さん!?」

赤城「加賀さん、瑞鶴さんも新人というわけでも初の作戦というわけでもないのですから心配しすぎですよ」

提督「そうだなじゃあ瑞鶴に任せよう」

瑞鶴「やった!」

加賀「…」
735 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/09/12(月) 01:49:42.45 ID:SWIVsPWe0
今日はここまで
長身で真っ白な肌に赤い目と黒い髪、そして赤黒い色の艤装…これなんて深海棲艦かな
今回は強さ安価はなしです

割と展開早めかも、今週中にはバトルがはじまるかも
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/12(月) 02:09:11.20 ID:L2TFs6QrO
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/12(月) 09:29:46.02 ID:vgv/UkBVo
乙です
738 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/13(火) 01:07:27.49 ID:a605+apB0
瑞鶴「この作戦で活躍して加賀さんにも私の実力を認めさせてやるんだから!」

ビスマルク「全く、今回は空母はあくまでサポートだってことわすれてないでしょうね」
ーーーーーーーーーーーーーーー
防衛鎮守府

青葉「あのー、青葉ってどうなるんでしょうか?」

男提督「ん? そっか今はどこにも所属してないことになってるもんな」

男提督、阿武隈はこの前の一件の後処理からそのまま今回の作戦の支援の手伝いのために防衛鎮守府に残っていた

阿武隈「どうするんです?」
739 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/13(火) 01:09:06.18 ID:a605+apB0
男提督「どうするって言っても、ウチも艦娘足りてるし旧△鎮守府を使ってるけどあくまで仮だからな」

阿武隈「ラバウルの前線の鎮守府は連合艦隊ってことになってるんで青葉さんについては男提督も一応手順を踏めば判断を下せますよ」

男提督「そうなの?」

阿武隈「覚えておいてくださいよ!」

男提督「そうだな、青葉はどうしたい?」

青葉「そうですね」

↓2、青葉をどうする
1、男提督のところに
2、提督のところ
3、石室提督のところ
4、本部に決めてもらう(△提督のところ)
5、本部のところ
740 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/13(火) 01:20:03.27 ID:a605+apB0
今日はここまで、青葉のその後について完全にわすれてました、本来エピローグに入れるつもりでした

さらにここから↓2、作戦前日のどこの様子をみる?
場所(本部か防衛鎮守府のどこか)
or
人物(提督・石室とその艦娘+男提督、青葉、阿武隈、上官、元帥、△提督)
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 01:24:01.84 ID:QFHijBZgO
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 01:25:00.07 ID:KUz1Mq67O
元帥
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 01:26:01.01 ID:ih3rKqZEO
△提督
744 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/14(水) 00:15:27.57 ID:ss7O3ZAg0
青葉「通常通り本部に報告して配属先を決めてもらいます」

阿武隈「そうですか、頑張ってくださいね」

青葉「はい!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
本部、元帥執務室

上官「元帥、なぜエリアル・ベースおよびアートデッセイを本部所属にしないのですか」

元帥「規定通りに提督君や石室司令それぞれに対応を任せているだけだが」

上官「ですが、アレらは通常の艦娘とは違います、特に対怪獣において重要な兵器です、それを一鎮守府においておくなど…」

元帥「下手に本部所属にすると出撃させるのにも大変だろう、それよりあくまで鎮守府所属ならば緊急応援という形でいくらでも出撃できる」
745 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/14(水) 00:23:13.35 ID:ss7O3ZAg0
上官「…それと、女提督の研究については」

元帥「一部しか見つからなかった」

上官「ならどんな手を使っても女提督に吐かせるべきです」

元帥「口頭で喋らせることができるような簡単な技術ではない、それに元々深海棲艦に使っていたもので艦娘に使用できるとも限らんし、その深海棲艦においても十数回の出撃で負荷に耐えられずに死亡している」

元帥「そんなリスクのあるシステムの使用を許可はできん」

上官「研究を進めれば改善できる可能性は十分あります」

元帥「できるかもわからないことにどれだけの犠牲を払うつもりだ」

上官「しかし、艦種関係なく艤装を扱うことができれば!」
746 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/14(水) 00:32:50.10 ID:ss7O3ZAg0
元帥「とにかく今は作戦に集中するんだ、少なくともこの作戦が終わるまでそれについて話すつもりはない」

上官「…失礼しました」

ガチャ…バタン

コンコン

↓2「失礼します」

↓2、元帥秘書官
ブラウザ版艦これ初期実装艦の駆逐艦以外の今まで出ていない艦娘から

↓3、どこをみる(あと2回)
作戦前日のどこの様子をみる?
場所(本部か防衛鎮守府のどこか)
or
人物(提督・石室とその艦娘+男提督、青葉、阿武隈、上官、元帥、△提督)
747 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/09/14(水) 00:33:17.36 ID:ss7O3ZAg0
今日はここまで、ちなみに条件にあう艦娘は以下の通りのはずです
鳳翔、千歳、隼鷹、千代田
扶桑、山城、伊勢、日向
古鷹、加古、利根、筑摩、最上、鳥海、摩耶、愛宕、高翌雄、妙高
川内、由良、名取、長良、天龍、龍田、木曾、大井、北上、多摩、球磨

ちなみに元帥は前やった軍のブラックやクズの比率安価で多数を取った性格です
ブラックなら女提督に拷問してでも情報を聞き出していたり、クズなら上官が元帥暗殺を考えるなど割と大きな分岐でした
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 00:50:57.99 ID:kVg1mXBbO
扶桑
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 00:51:14.15 ID:RRN77f2YO
△提督
750 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/18(日) 23:12:26.82 ID:D5RhsJOU0
扶桑「資料お持ちしました」

元帥「ありがとう…聞いていたか?」

扶桑「はい」

元帥「悪い奴ではないんだが」

扶桑「わかっています、それに私は元帥の決定ならどんなものでも従いますよ」

元帥「信頼してくれているのはうれしいが、下手なことしたら山城や満潮に何を言われるか」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
本部

△提督「提督さん、こんにちは」

提督「久しぶりです」
751 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/18(日) 23:16:53.11 ID:D5RhsJOU0
提督「この前の怪獣被害はもう大丈夫ですか?」

△提督「はい、やっと民家の修繕が終わったところです」

提督「引っ越したばかりなのに大変でしたね」

△提督「でもそのおかげで地域の人や艦娘達と親しくなれましたよ」

提督「そういえば、結局車返しそびれちゃってすいません」

△提督「大丈夫ですよ、今の鎮守府は駆逐艦をメインとした警戒任務が中心の鎮守府で車を取りにくる時間ぐらいいくらでもありますから」

提督「でも怪獣はどこにでるかわかりませんから気を付けてくださいね」

△提督「流石に二回も同じ場所にでるなんてことは…」
752 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/18(日) 23:18:27.43 ID:D5RhsJOU0
△提督「それより最近近くの山、霧門岳の火山活動が活発になってるのが心配ですかね」

提督「火山活動が?」

△提督「はい、主に対応するのは陸軍や警察ですけど噴火してすぐの対応は鎮守府がすることになるかもしれないですからね」

提督(火山か…)

↓2、作戦前日のどこの様子をみる? (ラスト)
場所(本部か防衛鎮守府のどこか)
or
人物(提督・石室とその艦娘+男提督、青葉、阿武隈、上官、元帥、△提督)
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/19(月) 00:06:38.28 ID:OTpVk8RXO
上官
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/19(月) 00:06:47.05 ID:hu7qEeNSO
わるさめ
755 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/20(火) 00:02:23.98 ID:pDpRcrAO0
防衛鎮守府、外訓練場

エリアルベース「ハァ…ハァ…」

わるさめ「フゥ…」

武蔵「まだ数日だが二人とも多少は体力がついてきたな」

あきつ丸「それでも平均以下でありますよ」

わるさめ・あきつ丸はあの後、武蔵によるエリアルベースの特訓に参加していた

あきつ丸「直接参加しないとはいえ空気が少しピリピリしているでありますな」

エリアルベース「飛龍さんとかは作戦に参加できないのをすごく不満そうにしていました」

武蔵「そうだな、石室司令の決定に不満があるわけじゃないが私も作戦に参加したくはあったしな」
756 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/20(火) 00:07:57.20 ID:pDpRcrAO0
武蔵「飲み物がもうなかったか…取りに行ってくるから少し休んでてくれ」

二人とももうクタクタといった感じでその場に座り込む

エリアルベース「それにしてもあきつ丸さんがわるさめさんが特訓に参加することを許可したのは意外でした」

わるさめ「タシカニ」

あきつ丸「下手に部屋にいるより、数人で行動したほうがやりやすいと判断しただけでありますよ」

割と自由に行動させてはいるものの提督の所の艦娘の同行は許可しなかったりなど監視の役割はしっかりこなしている

エリアルベース「そういえば、どうしてわるさめさんも参加しているんですか?」

わるさめ「ソレハ、今回ノ事モダケド私迷惑カケテバカリダカラ何カデキル事ハナイカナッテ」
757 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/20(火) 00:34:37.88 ID:pDpRcrAO0
エリアルベース「それと体を鍛えることに何か関係が?


武蔵「いや、今のこの状態じゃほとんど何もできないだろうからとりあえずできることが見つかるまで体でも鍛えてみたらどうだって私がすすめたんだ」

もどってきた武蔵が飲み物を配る

武蔵「何するにしても体を鍛えておいて損はないだろう、物事の基本は体力だしな…よし、それじゃ飲んだら再開するか」

エリアルベース「武蔵さん、体だけじゃなくて頭も鍛えましょうよ」

武蔵「まだ余裕があるみたいだな、もう少しペースを上げるか」

エリアルベース「そんなぁ…」
758 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/20(火) 00:43:46.26 ID:pDpRcrAO0
作戦当日、防衛鎮守府港

アートデッセイ「結局ここから出撃するんなら本部に出向く必要はなかったんじゃ無いッスか?」

提督「作戦の最終確認とかあるんだからそういうわけにはいかないだろ」

アートデッセイ「にしてもすごい人の数ッスねー」

大鳳「確かに鎮守府にここまで人が多いのは不思議に感じちゃいますね」

広場には今回の作戦のための艦娘の整備施設と司令部が設置されており、そのための人員が出入りしていた

提督「それじゃ私は司令部のほうに行ってくるからお前たちも準備をしっかりな」

そういって提督は仮設司令部に入っていく

アートデッセイ「って言っても、もう準備は終わってるんッスけどねぇ」

↓1、だれで
1、アートデッセイ
2、ビスマルク
3、大鳳
4、瑞鶴
5、大和

↓2、どこに向かう
1、仮設司令部
2、仮設整備施設
3、防衛鎮守府、執務室
4、防衛鎮守府、工廠 
5、防衛鎮守府、食堂
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 00:48:01.54 ID:aCyX9MTdO
5
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 00:48:08.41 ID:a0LlhbHvO
761 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/20(火) 01:43:55.76 ID:pDpRcrAO0
大和は特にすることもなく防衛鎮守府を歩きまわっていると食堂の前で呼び止められる

大和「武蔵」

武蔵「これから出撃だったな」

大和「えぇ、貴女は何を?」

武蔵「ちょっと仲間のひ弱なのの特訓を、お前のところの深海棲艦も一緒にな」

大和「えっわるさめちゃんも!?」

武蔵「あぁ、アレは中々面白いな、少しすれば来ると思うが待つか?」
762 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/20(火) 01:52:57.49 ID:pDpRcrAO0
大和「…やめておきます」

武蔵「なんだ、まだ気にしてるのか?」

大和「まだ謝ってもいないですから」

大和は女提督の一件後からわるさめにまだあっていない

大和「多少はね、でも今会いたくないのはそういうわけじゃなですよ、作戦が終わってからしっかり謝ろうと思ってるんです」

大和の様子をみて武蔵がフッと笑う

武蔵「前にあった時より随分マシな顔になったな、これなら私の代理も安心して任せられる」
763 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/20(火) 01:55:39.28 ID:pDpRcrAO0
武蔵「私の姉として不甲斐ない様を見せたら承知しないからな」

大和「もちろですよ、大和型一番艦ですから」

武蔵「もうそろそろ時間だろう」

大和「そうですね、それじゃわるさめちゃんをよろしくお願いしますね」

↓2、だれで
1、アートデッセイ
2、ビスマルク
3、大鳳
4、瑞鶴

↓3、どこに向かう
1、仮設司令部
2、仮設整備施設
3、防衛鎮守府、執務室
4、防衛鎮守府、工廠 
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 01:58:58.11 ID:Ox+dCu0BO
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 01:59:07.76 ID:vDv+QN0RO
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 01:59:12.65 ID:G5aL6H2HO
1
767 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/20(火) 01:59:18.56 ID:pDpRcrAO0
今日はここまでです
たぶん明日も投稿できると思います、次回は出撃です

今回のお話ではほとんど出番はありませんが△提督の災難は続きます
768 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/21(水) 20:40:27.50 ID:1NleiEST0
瑞鶴「失礼しまーす」コソッ

提督「瑞鶴、どうした?」

瑞鶴「態々港の前に司令部を設置するなんて珍しいなって思って見に来ただけよ」

本部の艦娘が参加する作戦でも通常本部の司令部から指揮を行うのが一般的であり仮設司令部を立てることなどほとんどない

瑞鶴「提督さん、あのモニターなに?」

仮設司令部の中は見慣れた通信機材や海図などがおかれた机の他に大きなモニターが設置されていた

提督「あぁアレは艦隊の様子をリアルタイムで確認するためのモニターだ」

瑞鶴「そんなことできたの!?」

提督「成層圏ギリギリ上空50qにガッツウイング1号とファイターEXを待機させてそれを中継機に通信を行うんだ」
769 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/21(水) 21:03:11.54 ID:1NleiEST0
提督「そのための受信機の設置もかねてここに仮設司令部がおかれているが、一応本部からでも映像は見られるようになってて、訓練中の艦娘や今本部に来ている各地の提督達も見ることになってる」

瑞鶴「えっそうなの!? 戦闘している様子をリアルタイムで皆に見られると思うと緊張するなぁ」

上官「そんな調子で大丈夫なのか」

提督「上官」

瑞鶴「今のは別に、少し恥ずかしいってだけで、別にこれぐらいでミスしたりなんかは」

上官「今回の作戦の空母の役割はサポートだ、こんなことで一々動揺しているようでは…」

瑞鶴「確かに先輩方に比べれば未熟な部分はあるでしょうが単純な艦載機運用能力は二航戦の先輩方や赤城さんにだって」

提督「よせ瑞鶴、そろそろ時間だ港に行け」
770 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/21(水) 21:19:12.13 ID:1NleiEST0
瑞鶴は上官にまだ何か言いたそうにするが言われた通り仮設司令部から出て行った

提督「瑞鶴はすでに十分主力の一人として成長しています」

上官「そうでなくては困る、次世代の空母も既に製造されているんだ」

提督「雲龍型ですか、艦載機運用能力について難があり開発が遅れていたんじゃ」

上官「一番艦、二番艦がやっと実戦配備レベルまで達したところだ、三番艦も最終調整中だ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
防衛鎮守府、執務室

陸奥「失礼します」

報告のために執務室に入ると石室は執務室の窓から外の様子を見ていた
771 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/21(水) 21:28:58.99 ID:1NleiEST0
陸奥「エリアルベースが配置につきました」

石室「わかった、艦隊が出撃し次第艦載機を発艦させてくれ」

陸奥「了解しました」

陸奥も一瞬窓のほうを見てみる本部第一艦隊が出撃に備えているのが確認できた

陸奥「今回の作戦への不参加といい、何かあるのでしょうか?」

その言葉に再度、窓のほうを向き艦隊の中のプロメテウスを見つめる

石室「何かあるというわけではない、我々は何かあった時のために備えるだけだ」
772 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/21(水) 21:51:45.00 ID:1NleiEST0
瑞鶴が港に向かうと既にビスマルク、大和、大鳳が戻ってきていた

瑞鶴「あれ、アートデッセイは?」

大和「まだ戻ってこないんですよ」

アートデッセイ「遅くなったッス」

ビスマルク「おそいわよ!」

アートデッセイ「ごめんなさい、ちょっと頼まれごとがあったんッスよ」

大鳳「頼まれごと?」

アートデッセイ「石室司令にアメリカの司令官に技術協力ってことでこれを渡してくれって」
773 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/21(水) 23:12:10.40 ID:1NleiEST0
ビスマルク「いいの勝手に?」

アートデッセイ「ピーパー用の格納庫が開いてるんで大丈夫ッスよ」

アートデッセイはそういって艤装に石室から受け取ったで木の船のようなものをしまう
ーーーーーーーーーーーーーーーー
防衛鎮守府、食堂

スピーカー<第二艦隊出撃するわ

スピーカー<補給部隊出撃します

赤城「始まりましたね」

加賀「…はい」
774 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/21(水) 23:55:13.55 ID:1NleiEST0
出撃から数時間後

仮設司令部

「敵前衛艦隊撃破、間もなく沖ノ鳥海域周辺の敵基地に到着します」

上官「敵基地沖についたら敵艦隊の様子を確認、敵主力艦隊を確認後ネオマキシマ砲を発射」

無線「了解」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
プロメテウス「…ネオマキシマ砲」

キュィイイイン

プロメテウス「発射」

ドォオオオオン
775 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/22(木) 00:08:16.15 ID:Zascg2Ov0
ネオマキシマ砲が発射されると目を開けていられないほどの光に包まれ、離れている艦隊に届くほどの大きな波が発生する

瑞鶴「島が…」

光が収まると島が半分なくなっていた

ビスマルク「なんて威力よ」

プロメテウス「まだ直撃から逃れた深海棲艦が少し残っていますから殲滅をお願いします」

見ると島の警戒に当たっていて攻撃を逃れたのか数隻の深海棲艦が確認できた

プロメテウス「ほら、アートデッセイ氏もお願いします」

アートデッセイ「…」
776 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/22(木) 00:15:41.87 ID:Zascg2Ov0
翌日、本部

「見たかよ昨日の」

「見たよ、島ごと倒すなんてね」

本部は昨日の艦隊の様子の話題で持ち切りだった

「昨日の深夜、ウェーク島の敵基地も壊滅させて、今からミッドウェー島につくらしいよ」

「見に行こうぜ」

「サボってるのバレたらまた給料減らされるよ」

「大丈夫そうだぜ」

艦隊の様子が見れる部屋の前に行くと同じく艦隊の様子を見に行く人でごった返していた
777 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/22(木) 00:16:30.21 ID:Zascg2Ov0
ウェーク島沖、海上

プロメテウス「補給完了しました、これよりウェーク島に到着します向かいます」

補給艦に洋上補給を行ってもらい、燃料弾薬を補充する

無線<ではこれまで通り、ウェーク島の敵艦隊を確認ができたら砲撃を開始してくれ>

プロメテウス「了解」

「此処まで一方的だと砲撃って感じがしないけどな」

「口を慎め、そろそろいいんじゃないか?」

プロメテウス「そう…ですね…そろそろ、いい頃合いですね」

直下コンマ
被開幕攻撃(99に近いほど大ダメージ)
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/22(木) 00:35:58.94 ID:j1WIbxxfO
779 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/22(木) 23:00:47.90 ID:Zascg2Ov0
ガシャン

艦隊から一歩引いたところでプロメテウスはネオマキシマ砲ではなくバルカン砲を艦隊へと向ける

「おい、何やって」

アートデッセイ「離れて!」

ダダダダダダダダダダ

バルカン砲によって撃ちだされた砲弾が雨の様にアートデッセイ達に降りそそいだ
ーーーーーーーーーーーーーーー
仮設司令部

提督「どうした、アートデッセイ、応答しろ」

アートデッセイの艤装についているカメラからの映像が一旦切れたかと思うとすぐに再開される
780 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/22(木) 23:10:38.71 ID:Zascg2Ov0
アートデッセイ「大丈夫ッス」

見渡すとアートデッセイと大和は小破程度だが他は皆中破以上のダメージを喰らっていた

「大丈夫ですか、しっかりしてください!」

特に補給艦の護衛をしていた重巡のうち一隻は補給艦をかばったのか大破の上、気を失っているようであった

無線(上官)<どういうつもりだ!>

プロメテウス「あれ、まだわかりませんか? わかりやすく攻撃という形にしたつもりなんですが…そうですね、これでわかってくれますかね」

そういうとバルカン砲を気を失っている重巡とそれを支えている補給艦に向ける

アートデッセイ「っ!」

↓2、アートデッセイはどうする?
1、補給艦たちとプロメテウスの間に割って入る
2、艦載機を発艦し攻撃
3、通常火力にて攻撃

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/22(木) 23:21:11.05 ID:g+5m1btJO
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/22(木) 23:21:16.98 ID:Zkolfn/mO
783 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/22(木) 23:47:45.46 ID:Zascg2Ov0
アートデッセイ「やらせるッスか!」

プロメテウスの攻撃を止めるためアートデッセイはデラック砲以外の通常火力で砲撃する

プロメテウス「予想より単調な攻撃ね」

振り向きもせずにプロメテウスはその攻撃を回避し補給艦達に近づく

アートデッセイ「逃げッ」

ドォン

アートデッセイが叫ぶより早く補給艦たち砲撃されその場に沈んで行った

プロメテウス「これで理解してくれましたか?」
784 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/23(金) 01:02:44.28 ID:0wGPEVEj0
「テメェ…よくも」

「第一艦隊戦闘態勢、単縦陣形で一気に叩き潰す」

プロメテウスを除く第一艦隊が単縦陣形を組むとプロメテウスに対し一斉砲撃を開始する

プロメテウス「姿形が変わってもやることは変わらない鈍い攻撃…」

降ってくる砲弾を直撃のものだけ一歩分動き回避する

「あたらない」

「撃ち続けろ!」

↓1、アートデッセイ達はどうする
1、大鳳、艦載機発艦
2、ビスマルクも砲撃しつつ魚雷発射
3、大和、ビスマルクが後ろから砲撃

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 01:59:15.62 ID:W7TeAgLbO
786 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/23(金) 10:00:04.91 ID:0wGPEVEj0
ビスマルク「大和」

ビスマルクの呼びかけに無言でうなずくとプロメテウスの死角に回り込む

プロメテウス「そして、不意打ち…といっても予測されてしまう程度じゃ不意打ちとも呼べないけれども」ボソッ

ドドォオン

ビスマルク「なっ!」

大和「砲弾を撃ち落とした」
ーーーーーーーーーーーーーーー
提督「攻撃が一切当たらない」

上官「無駄だ、そんな攻撃では意味がない…奴は全艦娘の戦闘データを完全に記憶している」
787 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/23(金) 10:33:45.16 ID:0wGPEVEj0
提督「個人のデータはそうでも艦隊の動きすべてを知ってるわけじゃ」

上官「演習を含め奴の被弾率は0%だ、データがなくとも通常の砲撃なら砲口を見るだけで十分に回避できる!!」

そういいながら上官は机にこぶしを叩きつけた
ーーーーーーーーーーーーーーー
プロメテウス「今度はこっちがやらせてもらいますよ」

次の瞬間には砲弾の雨を抜け、並んでいる第一艦隊の間に割って入り左右にバルカン砲を発射した

「なんて速さだ」

その攻撃でプロメテウスの一番近くにいた艦が轟沈、他の艦は少なくないダメージを負う

プロメテウス「ほら、もっと頑張ってくださいよ」
788 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/23(金) 10:47:30.38 ID:0wGPEVEj0
「くそッ!」

残った艦も必死に反撃するも、プロメテウスは至近距離での砲撃に対し焦る様子もなく軽々と回避していく

ビスマルク「チッ、他の艦があんなに近くにいたんじゃ砲撃できない瑞鶴、艦載機で援護を」

瑞鶴「それが…」

見ると最初の攻撃で弓や飛行甲板がやられ発艦不能になっていた

瑞鶴「ごめん」

大鳳「私は行けます」

損傷としては瑞鶴と同程度だが、装甲空母であった大鳳はまだ発艦可能であり、すぐに艦載機を発艦、援護を開始する
789 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/23(金) 10:54:44.69 ID:0wGPEVEj0
爆撃、魚雷、砲撃の三方からの攻撃にも顔色一つ変える様子もなく避け続けていく

プロメテウス「この程度」

プロメテウスは挑発するようにアートデッセイに目を向けながらそういった

↓2、アートデッセイどうする?
1、艦載機発艦(種類指定)
2、デラック砲で遠距離から砲撃
3、通常火力とガッツハイパーガンを使いつつ接近戦

アートデッセイ達のHP◆◆◆◆◆

ガッツウイング1号×5
ガッツウイング2号×4
ドルファー202×3
スノーホワイト×1
XIGファイターSS×1
クリムゾンドラゴン×2
ブルートルネード×1
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 11:44:09.28 ID:5WCGmawVO
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 11:45:21.93 ID:rQARQiJTO
1XIGファイター
792 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/24(土) 16:28:41.58 ID:ZAJsORf90
バシュ

ハイパーガンから発艦された艦載機はそのまま変形せずに真っすぐプロメテウスのほうに飛んでくる

プロメテウス(速い…スノーホワイト?)

プロメテウスは光線状の艦載機を回避し通り過ぎた艦載機をバルカン砲で狙い撃つ

ギュン

プロメテウス「!」

艦載機は跳ねるように砲撃を回避するとそのまま宙返りをするように反転・攻撃、プロメテウスは回避不能と判断しとっさに防御する

プロメテウス「XIGファイターSS…」
793 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/24(土) 17:36:00.78 ID:ZAJsORf90
プロメテウスは防御して傷が付いた装甲をチラリと見た

アートデッセイ「余所見は厳禁ッスよ」

防御でできた死角を使いアートデッセイは追撃のために一気にプロメテウスとの距離を詰める

プロメテウス「…」

しかし、アートデッセイの移動した先には既にプロメテウスの砲口が向いており、アートデッセイの肩にその砲撃が突き刺さる

アートデッセイ「痛っ!!」

プロメテウス「ガッツウイング系以外の艦載機を持っていたのは少々予想外だったけどXIGファイターの性能も理解してますよ」

バランスを崩しそうになったアートデッセイの首をつかむ上げると、手を放すのと同時にバルカン砲を接射
する
794 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/24(土) 18:17:43.33 ID:Juexn27V0
大和「大丈夫ですか!?」

アートデッセイ「は、はい…まだ行けるッスよ」

プロメテウス「流石に頑丈ですね」

いつの間にか、アートデッセイ達と本部の艦娘でプロメテウスを取り囲むような形になっているが、焦りの色が見えるのはアートデッセイ達のほうであった

プロメテウス「ほら、どうしたんです、反撃しないんですか?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
仮設司令部

翔鶴「出撃させてください!」

提督「落ち着け、今から行っても到着まで1日以上かかる」
795 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/24(土) 18:28:52.37 ID:Juexn27V0
提督「ここは、アートデッセイ達を信じるしかない」

その様子を入口のほうで見ていたエリアルベースが部屋からでていった

画面(プロメテウス)<ほら、どうしたんです、反撃しないんですか?>

提督「…」

↓2、どうする
1、全艦撤退命令
2、損傷具合が軽度なもの以外に撤退命令
3、総火力をもって一斉攻撃

アートデッセイ達のHP◆◆◆
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 21:34:22.41 ID:09C6Ux1DO
2
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 21:37:28.29 ID:EoiosaeWO
1
798 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 01:19:28.90 ID:4pvR/Ie+0
無線(上官)<……だ>

「え?」

無線(上官)<撤退だ、全艦撤退しろ>

「ここまでやられて引き下がれるか!」

「そんなこと言ってる場合じゃない、ただアイツが素直に見逃すとは…」

大和「攻撃しつつ距離を取りましょう」

無線(上官)<ある程度距離が取れたら一斉砲撃、少しでも視界を遮ったところで三方に分かれ撤退>
799 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 01:32:25.10 ID:4pvR/Ie+0
ビスマルク「分かれてって…」

無線(上官)<固まってネオマキシマ砲を使われればお終いだ>

ビスマルク「わかったわ」

瑞鶴大鳳を除いた九隻の砲撃も時には避け、時には撃ち落としながら平然と立っていた

プロメテウス「…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
防衛鎮守府、司令室

エリアルベースはノックをすると返事を待たずに部屋に入る
800 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 02:21:33.73 ID:4pvR/Ie+0
五十鈴「ちょっと…」

それに対して注意をしようとした五十鈴を陸奥は止めエリアルベースの前に立つ

陸奥「出撃なら認められないわよ、それに貴女だってミッドウェーまで行くには数時間はかかるでしょ」

エリアルベース「ファイターだけなら1時間…SSだけなら30分ちょっとで着きます」

陸奥「数機の艦載機だけ行かせてどうするのよ」

エリアルベース「お願いします!」

石室「…わかった、許可する」
801 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 02:23:56.85 ID:4pvR/Ie+0
陸奥「司令!」

エリアルベース「ありがとうごさいます」
ーーーーーーーーーーーーーーー


エリアルベース「ファイターSS、ピースキャリー発艦」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ミッドウェー島沖

「くそ、なんで当たらないんだよ」

プロメテウスに当たった攻撃は先ほどのファイターSSの一発のみある
802 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 02:28:26.94 ID:4pvR/Ie+0
今日はここまでです、色々あってここ数日めっちゃ不規則になりましたが明日も起きてから掃除をしつつ投稿するつもりです
学校がはじまる前にここの戦い終わらせたいんです
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 08:11:05.35 ID:sKAqE32K0
804 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 10:11:11.37 ID:4pvR/Ie+0
本部の艦隊の旗艦が大和に視線を送ると、大和もそれに応え先ほどまでの途切れない攻撃をやめ一斉砲撃へのタイミングを合わせる

プロメテウス「…」

「全艦全砲門一斉砲火!」

ドドドドドドド…

デラック砲も含めた計9隻の一斉砲撃は全く隙間がないほどの密度、実際にいくつか砲弾同士がいくつもぶつかりながらプロメテウスに降り注ぐ

「全艦全速力で撤退」

水しぶきが上がりきる前に反転、一気に速度を上げプロメテウスから離れる
805 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 10:58:20.22 ID:n1zOYvMT0
ザァアアアアアア

「!?」

流石にあれだけの砲撃では無傷ではないはずと思って後ろを確認した艦娘の一隻は、水しぶきの中に砲撃を受ける前と一切変わらない位置に立っているプロメテウスを見た

プロメテウス「こそこそと何をするかと思ったら、目くらましからの逃走?」

キィイイイイイイイイ

プロメテウス「高々数十ノットの艦が逃げられるとでも」

アートデッセイ「えぇ思ってるッスよ!」

ネオマキシマで一気に距離を詰めようとしていたプロメテウスの目の前にガッツウイング1号三機とガッツウイング2号を二機発艦した状態のアートデッセイが立ちふさがる
806 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 11:36:20.70 ID:n1zOYvMT0
大鳳「アートデッセイさん!」

瑞鶴「あのバカ一人で…」

アートデッセイが残っていることに気づくと瑞鶴は反転し戻っていく

ビスマルク「ちょっと瑞鶴、待ちなさい!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
プロメテウス「なんです、自分が囮になって皆を助けようとでも?」

アートデッセイ「まさか、倒すつもりッスよ」

プロメテウス「一人で? さっきまでのでわからないんですか?」
807 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 11:38:54.58 ID:n1zOYvMT0
アートデッセイ「わかる? なんのことッスかね、私が分かったのはアンタが攻撃を喰らうのを怖がってるビビりだってことぐらいッスよ」

アートデッセイ「そっちこそわかってるんッスか、アンタのバルカン砲じゃ私の装甲を破れる威力は…

プロメテウス「だったらこうすればいいんでしょ」

アートデッセイ「なっ!」

プロメテウスは主砲であるネオマキシマ砲をアートデッセイに向けチャージを始める

アートデッセイ(プロメテウス自身だってチャージの時の隙はわかっているはずなのに…)

アートデッセイの作戦はプロメテウスがネオマキシマ砲を撃つときのチャージの隙を狙うことであったがまさかいきなり使うとは思わずに驚き不審に思うが深く考えている時間はない

↓2
1、デキサスビーム×2
2、通常火力一斉砲撃
3、デラック砲(マキシマ砲も可)

アートデッセイ達のHP◆◆
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 13:01:56.66 ID:sKAqE32K0
フミィ
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 16:22:04.89 ID:p/8ms2ZNO
810 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 21:38:07.90 ID:4pvR/Ie+0
アートデッセイ「デラック砲発射!」

十メートルも離れていない至近距離で多少の反動を覚悟でデラック砲を発射する

アートデッセイ(でもチャージ中でこの距離なら)

プロメテウスは向かってくるビームに対し手に突き出すとその前方にレンズのような透明な物体が出現、ビームはその中へ吸収すると一拍おいてアートデッセイに向けて放出される

アートデッセイ「!?」

ドォオオン

直撃直前で瑞鶴がアートデッセイの腕を引っ張り移動させる
811 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 22:01:26.95 ID:4pvR/Ie+0
瑞鶴「大丈夫!」

アートデッセイ「ちょっと…大丈夫じゃない…ッスね」

移動によって体へのダメージは大したことないが、艤装の右側が半壊していた

プロメテウス「これでわかりましたか? 何をしようと無駄なんですよ、戦闘データが完全なら相手が何者であっても決して負けること決してない」

アートデッセイ「くっ」

ドォン

ガッツハイパーガンを構えようとするがその前にガッツハイパーガンを撃ち飛ばされる
812 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 22:24:44.79 ID:4pvR/Ie+0
プロメテウス「でも、もう少し楽しめると思っていたんですがね、先輩といえば聞こえはいいですが所詮は旧式ということですかね」

アートデッセイを支えていた瑞鶴がプロメテウスをにらむ

プロメテウス「そういえば貴女、全く攻撃しないんですね」

その言葉に瑞鶴は弦の切れた弓を握りしめる

プロメテウス「出撃前の威勢はどうしたんですか?」

瑞鶴「こっのぉ!」

プロメテウスの挑発に素手で殴りかかるが簡単に腕をつかまれる
813 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 22:53:21.94 ID:4pvR/Ie+0
プロメテウス「空母も少しは期待してたんですが…少し傷つくだけで自分の身すら守れない脆弱な艦」

つかんでいるのとは逆の手で首をつかみ上げる

大和「瑞鶴さん!」

アートデッセイ達を助けるため大和、ビスマルク、大鳳が反転してこちらに向かっていた

プロメテウス「これ以上、期待できなさそうね」

瑞鶴「好き勝手いってんじゃ…ないわよ、絶対アンタの顔に一発ぶち込んでやるんだから」

ガシャン

顔にネオマキシマ砲の砲口を突き付けられ、瑞鶴は歯を噛みしめごくりと生唾を飲む
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 22:54:42.35 ID:1HmMC2uYO
エリアルベースはよ
815 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/25(日) 23:20:46.19 ID:4pvR/Ie+0
アートデッセイ「瑞鶴さん!!」

プロメテウスはその砲口の向きを変え近づいてくる大和たちに向けチャージを開始する

瑞鶴「皆逃げて!」

プロメテウス「第一艦隊も含め十分射程範囲内ですよ」

アートデッセイ(マキシマで連れて離れる? この損傷じゃ三人も抱えられないし射程外まで逃げられる…攻撃するにもここからじゃ瑞鶴さんに)

↓2、どうする?
1、マキシマオーバードライブをフル稼働で二人を抱えて逃げる(大和、大鳳、ビスマルクの中から二人指定)
2、マキシマオーバードライブをフル稼働で三人を抱えて逃げる
3、三人とプロメテウスの間に入りマキシマ砲発射

アートデッセイ達のHP
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 23:25:03.96 ID:2C5cvWovO
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 23:25:12.77 ID:wNq1UMIxO
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 23:26:48.75 ID:H0IOXByFo
ゾロ目ktkr
これで勝つる
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 23:41:08.99 ID:Da5CyY9BO
やったぜ
820 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/26(月) 01:03:54.81 ID:kZyoOSmy0
アートデッセイ「マキシマオーバードライブ起動」

バチバチ

艤装の損傷からかマキシマオーバードライブからいくつもショートする音が聞こえるがそれを気にする余裕もなく、加速し大和たちのほうへ向かう

アートデッセイ「伏せて!」

ネオマキシマ砲のチャージ音が時限爆弾のカウントダウンの様に鳴るなか大和たちの目の前まで来るとプロメテウスのほうを振り返りデラック砲を構える

プロメテウス「ネオマキシマ砲」
アートデッセイ「マキシマ砲」

「「発射」」
821 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/26(月) 01:46:35.66 ID:kZyoOSmy0
仮設司令部

ザーーーーーーーーー

アートデッセイのマキシマ砲発射の声の後、画面が一瞬白く埋め尽くされたあと映像は途切れてしまう

上官「艦隊はどうなった!」

「通信応答ありません」

翔鶴「そんな…」

上官「なんてことだ…なんてことだ!」
822 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/26(月) 01:58:52.40 ID:kZyoOSmy0
戦闘終了

アートデッセイ、生死不明
大和、生死不明
ビスマルク、生死不明
大鳳、生死不明
瑞鶴、生死不明

プロメテウス、小破未満?

敗北E?
823 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/26(月) 01:59:29.55 ID:kZyoOSmy0
海上、ミッドウェー島周辺海域

無線<変わった様子はあるか?>

「いえ何もないわ、さっきの地響きはなんだったのかしらね」

無線<わからん、とりあえず何もなければ戻ってこい>

「わかっ…ちょっと待って」

無線<どうした?>

「あれは…艦娘?」
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 02:01:10.46 ID:0oFN/vMlO
これはどうなったんだろう
825 :毎度轟沈判定安価をぶち壊すゾロ目 ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/09/26(月) 02:01:56.80 ID:kZyoOSmy0
今日はここまで
ちゃうねん、別にぞろ目無視ったわけじゃないねん
>>823がゾロ目によって追加されたところです

ここはティガ&ダイナで言えばクリオモス島だから…勝敗はすでに決まっているbyキサラギ博士
でも、ゾロ目でこの後のプロットを大分変更中です
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 02:10:27.15 ID:bIWVr8XNO

どうやらどう転んでも負け確イベントだったみたいだけどゾロ目が出なかった場合轟沈も確定だったのだろうか
それとも正解選択肢を選びまくってエリアルベースの援護がくるまで耐え続けるのが正規ルートでの轟沈回避方法だったのだろうか
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 02:34:19.66 ID:V2lJuUPh0
乙、最後のは深海生還で鹵獲されたっぽい?
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 02:57:19.12 ID:47V2FvSFO
他所の提督と艦娘じゃね多分
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 06:56:38.24 ID:s7ElG/LFo
乙です
830 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/09/26(月) 13:44:52.98 ID:kZyoOSmy0
次回予告アツクナレタイヨウ

再び姿を現したプロメテウス

それを軍は総力をもって迎え撃つ

そしてプロメテウスの真の姿を見せる

次回、ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち
第二章「エリアルベース敗北」
ーーーーーーーーーーーーーーー
今日の夜も投稿します
ちなみに予告とサブタイトルは列伝のオマージュですが四章構成ではなく三章構成のつもりです

>>826、基本轟沈確定はないです轟沈しやすい話はあってもあくまで安価のルート次第では助かるルートがあるようにしています
今回で言えばネオマキシマ砲発射までにHPが残っていれば…の予定でした
831 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/26(月) 23:32:38.31 ID:kZyoOSmy0
瑞鶴(眩しい…もう朝?)

目を覚ました瑞鶴は日差しから逃れるように毛布の中に潜る

瑞鶴(えぇっと今日の予定は…)

ーーーーーーーーーーーーーーー
プロメテウス「少し傷つくだけで自分の身すら守れない脆弱な艦」
ーーーーーーーーーーーーーーー

頭が働き始めた所で、ミッドウェーでのことを思い出し飛び起きる

瑞鶴「ぅ…」

起き上がったところで体に痛みが走り顔をしかめる

瑞鶴「ここは医務室よね」
832 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/26(月) 23:43:48.76 ID:kZyoOSmy0
周囲を見渡すが着替えがおいてあるだけで他に誰もおらず、瑞鶴は急いで着替えると外にでた

瑞鶴(防衛鎮守府みたいね)

廊下を歩いていくと食堂が見え、誰かに状況を確認しようと中に入る

瑞鶴「誰もいない…」

食堂に誰もいないなど言うことは何処の鎮守府でも滅多にない

瑞鶴(そういえば、廊下でも誰の声も聞こえなかった…)

瑞鶴「誰かいませんかー、誰かいませんかー!」

二回大きく叫ぶが誰の返事も聞こえない
833 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/26(月) 23:52:00.46 ID:kZyoOSmy0
男提督「司令室にいる数人以外出払ってるぞ」

瑞鶴「きゃ!」

誰からの返事も聞こえず若干不安になっていたところに後ろからいきなり声をかけられ思わず声を上げる

瑞鶴「男提督さんか、驚かせないでよ」

男提督はごめんごめんと悪びれる様子もなく謝る

瑞鶴「それより、皆は? プロメテウスはどうなったの!?」

男提督「落ち着け、それはこっちが聞きたいぐらいなんだが…まぁいい説明してやる」

男提督によると、プロメテウスとアートデッセイが主砲を撃ちあって映像と通信が途切れてから10分後エリアルベースの艦載機がミッドウェー島沖まで到着、瑞鶴を発見
その後、瑞鶴を救出するためエリアルベースが単艦で出撃、周辺を多少捜索したが誰も見つからず仕方がなく帰還、すでにプロメテウスと戦ってから丸1日たっているそうだ
834 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/27(火) 00:19:40.72 ID:WKuurfFB0
瑞鶴「捜索はどうなってるの!」

男提督「捜索はこれ以上しないそうだ」

瑞鶴「なんで!」

男提督「プロメテウスの行方がつかめないから陸海空全軍総警戒態勢で艦娘はほぼ全艦海上だ」

思い返すと外からヘリの音などがずっと聞こえていた

男提督「わかったら本部に向かうぞ、お偉いさん方があの撃ち合いの後にどうなったのか聞きたいそうだ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
車中

瑞鶴「…なんでアンタが運転しないの?」

男提督「前の基地から逃げる時に免許証忘れたんだよ」
835 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/27(火) 01:27:08.59 ID:WKuurfFB0
本部、会議室

男提督「瑞鶴を連れてきました」

入ってくれという声がしたあと、瑞鶴だけが会議室内に入る

元帥「翔鶴型二番艦の瑞鶴だね」

瑞鶴「ハイ」

会議室にいる人物を見ると、提督、石室を筆頭に見知った顔のほか、普段なら瑞鶴は会わないであろう上官達が見えた

元帥「それでは、映像が途絶えた後について話してくれ」

瑞鶴「はい…」
836 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/09/27(火) 01:37:35.22 ID:WKuurfFB0
今日はここまで、次回も安価なしの説明パートですかね

男提督が防衛鎮守府にいる理由が移動手段がバス、電車などの交通機関しかないためです
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 01:56:34.96 ID:NiybPVOCO

瑞鶴がエリアルベースに保護されたとなると>>823は瑞鶴を除く四人組かもしくはプロメテウスかって感じか
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 06:57:01.16 ID:4ionVwtro
乙です
839 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/29(木) 00:14:49.79 ID:n8ck2ePS0
ーーーーーーーーーーーーーーー
プロメテウス「ネオマキシマ砲、発射」

プロメテウスにつかまれていた瑞鶴はアートデッセイ達がそのまま光の中に飲み込まれていくように見えたあと、辺りは目が明けていられないほどの光に包まれる

瑞鶴「きゃっ」

光が収まると同時にプロメテウスに手を離され海に落ちる

瑞鶴(皆は!)

瑞鶴はアートデッセイ達がいた方を見て絶句する

ザザザザザザザ

そこはまるで神話や何かのワンシーンの様に海が抉れ、そこに水が流れ込んでいた
840 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/29(木) 00:49:35.23 ID:n8ck2ePS0
プロメテウス「通信が途切てしまったわね」

瑞鶴「…」

目の前に降りてくるプロメテウスに対して瑞鶴はにらみつけることしかできない

瑞鶴「…やるならやりなさいよ」

プロメテウス「戦いで楽しめない以上、無様に命乞いでもしてくれたほうがおもしろいんだけど」

瑞鶴「誰がっ!」

プロメテウス「私が手を下さなくても今の貴女なら深海棲艦にすら手も足も出せないでしょうけどね」

瑞鶴はミッドウェー島の方からこちらに向かってきている深海棲艦を確認するが、プロメテウスは真逆の方向を見ていた
841 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/29(木) 01:03:21.95 ID:n8ck2ePS0
プロメテウス(…XIGファイターSSが三機)

プロメテウス「五日後の正午、都市正面海域より攻撃を開始するわ、何処に逃げようとも抵抗をやめても無駄、運よく生き残れたらそう伝えて」

そういうとゆっくりと上昇しどこかへ飛び去った
ーーーーーーーーーーーーーーー
瑞鶴「そのあと深海棲艦に襲われて気絶を」

元帥「そのあとのことについては石室司令より聞いている」

元帥「五日後の正午か」

△提督「既に一日経過していますので四日後の正午ですね」

元帥「陸空の上層部に連絡してくれ」
842 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/29(木) 01:10:13.67 ID:n8ck2ePS0
元帥「報告ご苦労、戻ってくれ」

瑞鶴は頭を下げると会議室を出る

瑞鶴「はぁ…」

↓2、瑞鶴はどうする?
1、会議室のそばで待つ
2、本部内部を回る
3、本部の外に出る
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 01:31:08.55 ID:XGhMGhFao
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 01:31:29.45 ID:KoeyqnueO
845 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/30(金) 20:52:52.28 ID:weP/iSUw0
男提督「おっ」

会議室横の休憩所に出ると、男提督が飲み物を買おうとしていた

男提督「…奢らないぞ」

それを無視して休憩所の椅子に腰を下ろす

男提督「ボケにはツッコもうぜ」

瑞鶴はその言葉にも反応せずに暫し沈黙が流れる

男提督「四日後に来るんだってな」

瑞鶴「…聞いてたのね」

男提督「一応な、本部の連中はかなりビビってるみたいだぜ」
846 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/30(金) 21:11:30.13 ID:weP/iSUw0
男提督「まぁビビってるのは本部の連中だけじゃないみたいだがな」

瑞鶴「ビビってなんか!」

男提督「そうかい、じゃあ何もできなかった後悔か? それとも仲間を失った悲しみか?」

どっちでも良いがというように買った飲み物に口を付ける

男提督「恐怖をするなってのは無理な話かもしれない、そもそも恐怖は自分でどうこうできるものじゃないしな」

男提督「どれにしても今は四日後の戦いに頭を切り替えるべきじゃないか、戦わずに見てるつもりならそれでもいいが」

瑞鶴「勝手なこと言わないでよ…自分が戦うわけでもない癖に、勝手なこと言わないでよ!」

瑞鶴は胸倉をつかむ勢いで立ち上がり詰め寄る
847 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/30(金) 21:22:16.47 ID:weP/iSUw0
ガチャ

会議が終わったらしく会議室から提督達が出てきた

提督「瑞鶴、それに男提督も」

瑞鶴「提督さん」

部屋から出てきた提督は瑞鶴たちに気づいて休憩所に入る

男提督「それじゃ」

男提督は瑞鶴の肩を叩くと休憩所から出る

提督「どうした?」

瑞鶴「なんでもない」
848 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/09/30(金) 21:24:56.41 ID:weP/iSUw0
提督は自動販売機で飲み物を二つ買うと一つを瑞鶴に渡す

瑞鶴「ありがと」

提督「瑞鶴、どうする戻るか?」

↓1、瑞鶴たちはどうする?
1、防衛鎮守府に戻る
2、まだ戻らない
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 22:30:31.16 ID:h2ELcHL9O
850 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/10/02(日) 23:29:30.09 ID:Q1L1e2Tf0
スイマセン、全然筆が進まないのと学校が始まるので今週はかけないかも(書くとしたら水曜日か金曜日)
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 21:19:48.38 ID:jdykVpju0
待ってます
852 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/10/22(土) 21:54:54.04 ID:Fs3ZaWbK0
明日はリアル秋刀魚祭りに行ってきますので書けませんがやっと余裕ができてきたので再開する予定です(明日の疲労が酷くなければ月曜日、酷ければ水曜日)
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/23(日) 19:20:37.25 ID:Z0xCcDRgO
待ってる
854 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/10/26(水) 21:48:12.01 ID:ufvRl+iX0
瑞鶴「…」

提督「瑞鶴」

瑞鶴「ごめん聞いてなかった、何?」

提督「起きてから何も食べてないだろう、食べて戻らないか?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
食堂

提督「食事時じゃないからすいてるな」

瑞鶴「日替わり定食一つください」

「私も一つください」

瑞鶴が注文をした横で同じものを注文する人の声が聞こえる
855 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/10/26(水) 21:50:26.83 ID:ufvRl+iX0
「ごめんなさい、今ので丁度売り切れなんです」

「そうですか…それじゃあ別の…」

提督達が横を見ると注文の主は金剛とはまた違う和服風の服装の艦娘であった

提督「たしか扶桑型の…」

扶桑「姉の扶桑のほうです」

提督「以前写真で見ただけだったので」

扶桑「別にかまいませんよ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
提督「ここの食堂の料理すごくおいしくなりましたよね」

扶桑「そうですね、ある提督が食事が艦娘に与える影響をしらべてからかなり変わりましたね」
856 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/10/26(水) 22:23:48.08 ID:ufvRl+iX0
扶桑「瑞鶴さんは口に合わなかったかしら?」

瑞鶴「そんな、美味しいですよ」

扶桑「無理をしなくてもいいですよ、今回は色々大変でしたでしょうから一度ゆっくり休んでください」

瑞鶴「…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
扶桑「それじゃあ失礼しますね」

提督「元帥さんによろしく伝えておいてください」

扶桑「はい、それと瑞鶴さん、悩みがあったら相談に乗りますよ」

扶桑「仲間には逆に話しづらいこともあったりしますから、頼りないかもしれませんが艦娘の先輩として力になりますよ」

瑞鶴「頼りないなんてそんな、ありがとうございます」
857 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/10/26(水) 22:25:04.54 ID:ufvRl+iX0
防衛鎮守府、司令室

陸奥「四日後の正午、都市正面海域において私たちと提督の艦娘の連合艦隊を展開しプロメテウスを迎え撃つことになったわ」

蒼龍「あの本部の艦娘や、他鎮守府の増援はないんですか?」

陸奥「本部の艦娘は数隻でるらしいけど、他の鎮守府からの増援はないわ、そのかわりに陸軍と空軍からの増援が出るわ」

陸奥「ただこれも敵に上陸された場合を想定してのことだから敵が宣言通り正面から来た場合は私たちだけで相手にすることになるわね」

↓2、どこの様子を見る?(瑞鶴以外)
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/26(水) 22:57:31.91 ID:/rU1d8r9O
石室提督
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/27(木) 07:09:42.25 ID:sd0EUEGFO
ゾロ目で生きてるみたいだしアートデッセイ
無理ならわるさめで
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 00:27:19.03 ID:k1c2hbBa0
>>1はまだか!
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/19(土) 17:04:53.53 ID:zb51EQjN0
保守
862 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2016/11/26(土) 13:05:07.70 ID:9Y6J0vmh0
生存報告、一ヵ月近く開いてしまい申し訳ありません
少し前に書ける時間があったのですが、どうせなら艦これの映画を見てから続きを書こうと

というわけで見てきました。まぁ叩かれるんだろうなぁというのが一番の感想でしたね
個人的にはアニメの時点でここまで作る気でいたとしたらもう少しやりようがあったかなと思いました、後から決定したとしたらむしろよくあそこまで踏み込んだなと思ってます
色々書くとネタバレになりそうなんで続きを投稿しつつ少しずつ触れていきます
ここまででいえるのは天龍かっけぇ!
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/05(月) 22:15:42.82 ID:yzTLk6aL0
期待
864 : ◆X/f/70tIuYgp :2016/12/31(土) 19:45:14.65 ID:VB/vplcU0
防衛鎮守府 医務室

町に流れている避難勧告の放送が防衛鎮守府まで聞こえてくる

ガチャと音を立てて扉が開くと陸奥が入ってくる

陸奥「あら、どうしてこんなところに?」

クラーコフの様子を見に来た陸奥は中にいたわるさめを見て少し驚いたように尋ねる

わるさめ「外部ノ人ガ来テイルカラ、ココ二居テト」

鎮守府内とその周辺には増援の準備のために陸空軍の関係者が動いていた
陸奥はそれを聞いて、納得するとクラーコフの容態を確認する
865 :明けましておめでとうございます ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/01(日) 11:12:25.32 ID:n5zXe+xz0
わるさめ「アノ…」

陸奥「何?」

わるさめ「作戦中、私ハドウシテイタラ?」

陸奥「そうね…この娘とあきつ丸と一緒に避難所のほうへいってもらうことになるかしら」

そういいながら陸奥はクラーコフの移動の手筈を医師に伝える

わるさめ「提督サン達モ作戦二参加スルンデスカ?」

陸奥「どうして、そんなことを気にするのかしら」

わるさめ「ソレハ…」

陸奥「誰がとまでは言えないけど、参加するわね…心配?」
866 :明けましておめでとうございます ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/01(日) 13:22:48.39 ID:n5zXe+xz0
その問いに、わるさめは無言で頷く

陸奥「心配しなくていいわ、私たちは勝つわ」

わるさめ「…勝テルンデスカ、アートデッセイサン達ガ手モ足モ出ナカッタンデスヨ」

わるさめ「ソレニ向コウハコッチノ事ヲ知ッテルケド、コッチハアノ戦イノ映像程度シカ知ラナイ」

陸奥「厳しい戦いになるでしょうね、でも確かに情報は大事だけど、今までだって敵については知らないことのほうが多かったわ」

話しながら医師から書類を受け取ると医務室から出ていった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
瑞鶴と提督は防衛鎮守府に戻る車内にいた

鎮守府近くの地域はすでに避難が完了しているらしく、道路には戦車をはじめ多連装ロケットなど多くの兵器が置かれている
867 :明けましておめでとうございます ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/01(日) 15:08:45.13 ID:n5zXe+xz0
防衛鎮守府

到着したころには既に日が沈んでおり、戻った提督達は各自の部屋に戻っていた

室内に入るとベッドに横になる同室の翔鶴は居なかったが、瑞鶴にとってはありがたかった

瑞鶴「四日後…」

瑞鶴(絶対に倒してやるんだ)

そのまま瑞鶴は深い眠りの海に沈んでいった

直下、誰の様子を見る(夜)
(アートデッセイ・大鳳・大和・ビスマルク以外)
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 15:10:43.98 ID:vm3xwi1xO
朝潮
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 20:28:57.93 ID:VM+6Lxx70
あけおめ
870 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/02(月) 01:19:39.21 ID:jg70hNxI0
朝潮「お願いします」

臨時の執務室において朝潮は提督に対して頭を下げる

朝潮「司令官、アートデッセイさんたちが轟沈したとは思えないんです、皆の捜索に行かせてください」

提督「残念だがこれは私の一存では決められない、仮に決められたとしてもミッドウェーは遠すぎるし危険すぎる」

朝潮「ですが」

提督「朝潮!」

朝潮「っ…」

提督「気持ちはわかるが捜索は無理だ、分かってくれ」

朝潮「…失礼しました」
871 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/02(月) 01:21:50.81 ID:jg70hNxI0
臨時の執務室から出ると部屋の前に曙が立っていた

曙「全く、ミッドウェーまで捜索に行きたいなんて許可が下りるわけないでしょ」

朝潮「でも、なんか皆生きているような気がして…」

時雨「曙もあきらめろって言ってるわけじゃないよ」

朝潮「時雨」

時雨「じゃなきゃ、石室司令に頼み込みになんていかないよ」

曙「ちょっと時雨!」

曙「通常の艦隊じゃあの海域まで行くのも厳しいわ、行けたとしても数日がかりで捜索なんて出来る状態じゃないでしょ、だからエリアルベースの協力を得られないかと思ってね」
872 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/02(月) 01:27:44.37 ID:jg70hNxI0
朝潮「どうだったんですか」

曙はため息をついて首を横に振った

時雨「でも、エリアルベース本人が協力するっていうことなら止めはしないって」

朝潮「じゃあ、すぐに協力をお願いしに」

時雨「そのつもりなんだけど、部屋にもいないしどこにも見当たらないんだよ」

曙「それにもうすぐ消灯時間になるから、私たちは明日の朝すぐに部屋に向かうつもりだけどあんたはどうする」

朝潮「私も行きます」

↓2、朝(作戦まで残り三日)どこを見てみる
(アートデッセイ・大鳳・大和・ビスマルク以外)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日はここまで、映画のネタバレをそろそろ言っていいものかと悩む今日この頃、安価じゃなくて100レスぐらいで艦これ映画と特撮のクロスとかも色々妄想しちゃってましたレギオンとかね
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/02(月) 01:33:28.38 ID:FIRolLt0O
間宮
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/02(月) 01:33:34.82 ID:v4hJaO/jO
エリアルベース
875 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/03(火) 23:30:28.06 ID:X3S3XSuD0
瑞鶴(ここは…)

上も下もわからないような真っ暗な空間が広がっていた

少しすると辺りにクラゲがふわふわと浮かんでいるのが見えた、その途端に上に上がっていく感覚が押し寄せる

瑞鶴(何?)

気付くと海上に立っており、体も動かせるが前にも後ろにも進ことができない

瑞鶴(皆?)

振り向くと、翔鶴・加賀をはじめとする鎮守府の面々が海上を進んでいた、瑞鶴は皆が進む先を見ると一つの人影が見える

瑞鶴(プロメテウス!!)

プロメテウスは瑞鶴と目が合うと口元を歪めながら砲口を翔鶴たちに向ける
876 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/03(火) 23:35:22.02 ID:X3S3XSuD0
瑞鶴(皆、逃げて!)

叫ぼうとしても声は出ず、動くこともできない

瑞鶴(赤城さん!加賀さん!)

そのまま、プロメテウスはネオマキシマ砲を発射し光が皆を飲み込んでいく

瑞鶴(翔鶴姉!!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
光に飲み込まれ、皆の体が粒子状に崩壊したところで飛び起きる

瑞鶴「ハァ…ハァ…夢か」

隣のベッドには翔鶴がまだ寝ており、時間を確認すると4時半過ぎであった
877 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/03(火) 23:40:42.67 ID:X3S3XSuD0
瑞鶴「気持ち悪い…」

結構な寝汗をかいていてかなりの不快感があった

瑞鶴(そういえば昨日、そのまま寝ちゃったんだ)

とりあえず汗を流すため、なるべく音を立てないように着替えをもって浴場へと向かう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
工廠

「…ちゃん、エリアルベースちゃーん」

エリアルベース「はい!」

工廠の作業机に突っ伏す形で寝ていたエリアルベースは飛び起きる
878 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/03(火) 23:53:01.94 ID:X3S3XSuD0
明石「おはようございます」

エリアルベース「おはようございます、ごめんなさい、いつの間にか寝ちゃって」

明石「別に謝ることないですけど、どうです、調子は?」

エリアルベース「艤装のほうの改造はどうにかなりそうですが、艦載機の改修がどうも」

机の上には解体してあるファイターSS、SGがあった

明石「やっぱり3、4日じゃ…」

エリアルベース「わかってます…でも、そうでもしないと…」

明石「そうですね、とりあずやれるだけやってみますか、私たちも手伝いますよ」

エリアルベース「ありがとうごさいます」
879 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/04(水) 00:00:59.24 ID:cbiNsTAF0
エリアルベース「基本はこの設計図の…」

明石「その前に一度、お風呂に入ってきたら?」

エリアルベース「え?」

明石は自信のほっぺを指さして示し、それに従い手の甲で拭うとオイルで汚れていた

明石「夕張も呼んで、設計図を確認するにも時間がかかるからその間に入って来なよ」

エリアルベース「そうさせてもらいますね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
入渠ドック

脱衣所に入ると服の入った籠があったため誰かが入っていることがわかる

エリアルベース(こんな時間に珍しいですね)
880 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/04(水) 00:18:30.83 ID:cbiNsTAF0
エリアルベース「失礼します」

瑞鶴「貴女は」

エリアルベース「エリアルベースです、瑞鶴さんであってますよね?」

髪型で判断しているというわけではない(一部姉妹艦は本当に顔も声もそっくりな艦はいる)がさすがにほとんど話したこともない同士では確認せざるおえない

エリアルベース「こんな時間にどうしたんですか?」

瑞鶴「寝汗が酷くてね、貴女こそその顔どうしたの?」

エリアルベース「昨日、工廠で艦載機と艤装の改造を行ってたんですけどそのまま寝ちゃいまして」

↓2、瑞鶴は何を話す
1、改造について
2、プロメテウスについて
3、自分を救出した時のことについて
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 00:19:59.18 ID:8qMS+SmyO
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 00:20:05.53 ID:3zEmhqL0O
3
883 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/04(水) 01:52:38.91 ID:cbiNsTAF0
瑞鶴「貴女が私を助けてくれたのよね、ありがとう」

エリアルベース「お礼なんていいですよ」

瑞鶴「その時なんだけど…誰か他にいなかったの」

エリアルベース「すいません、ついた時に周囲100キロ四方は艦載機で調べましたが瑞鶴さん以外はだれも」

瑞鶴「もう少し、捜索してればもしかしたら」

エリアルベース「…」

瑞鶴「ごめん、こんなこと言っても仕方がないのに」

エリアルベース「そんなことは、もっと早く駆けつけてアートデッセイさんと連携してれば違った結果になっていたかも」

アートデッセイのマキシマ砲ほどわかりやすい火力はないがエリアルベースも規格外の性能を誇る
884 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/04(水) 02:00:03.62 ID:cbiNsTAF0
主砲の火力、速度、装甲はアートデッセイに劣っているが、通常の艦娘よりは高い性能であり、艦載機運用能力、燃費などではアートデッセイよりも上である

瑞鶴「確かにね」

エリアルベース「すいません」

瑞鶴「いや、責めてるわけじゃないのよ、そもそも裏切りなんて想定してなかったんだから」

瑞鶴「そうじゃなくて私みたいなただの空母じゃ相手にならないなぁって」

エリアルベース「そんなことは」

瑞鶴「別に気を使わなくていいわよ、あの戦いでも真っ先に戦闘不能になっちゃったし」

瑞鶴「いっそ戦艦とかに生まれてれば沈む瞬間まで戦えたのになー」

エリアルベース「瑞鶴さん!」

瑞鶴「ごめんごめん、愚痴っちゃって、お先に失礼するね」
885 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/04(水) 02:03:20.03 ID:cbiNsTAF0
エリアルベース「瑞鶴さん、確かに自分に足らないものを自覚するのは大切ですが、無いものねだりとは違いますよ」

瑞鶴「…」

エリアルベース「今自分ができることをよく考えてみてください」

瑞鶴「そんなこと言われないくてもわかってるわよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
脱衣所

瑞鶴(でも、いったい私に何ができるっていうのよ)

↓2、昼(作戦まで残り三日)瑞鶴どうする
1、戻って寝る
2、何処かに行く(a:街、b:訓練場、c:食堂、d:工廠、e:医務室、f:本部)
3、誰かに会いに行く(次の中から、提督、男提督、扶桑、翔鶴、エリアルベース)

2はabcdefのみで、3なら名前のみで可

今日はここまでです、
ちなみに3日、2日、1日前の朝、昼、夜と当日の朝の計10回(多少スキップはするかも)の行動で決戦の時のメインキャラとその行動を決める予定(勝敗はあくまで戦闘パート)
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 02:07:58.56 ID:NU5jiQc0O
2e
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 02:08:13.08 ID:vUTp6Vj6O
3翔鶴
888 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/05(木) 19:24:21.44 ID:r31KYtwK0
翔鶴・瑞鶴の部屋

部屋に戻ると翔鶴も起床していた

翔鶴「瑞鶴どこいっていたの?」

瑞鶴「ごめん、ちょっとシャワーを浴びに」

食事に行くかと尋ねられたが、瑞鶴は食欲がないと断ると翔鶴も艤装の整備をはじめた

瑞鶴「別に翔鶴姉だけでも食べてきていいのに」

翔鶴「私もそこまでおなかがすいているわけじゃないから」

そのまま瑞鶴は艦載機を眺めながら黙る
889 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/05(木) 19:33:55.43 ID:r31KYtwK0
瑞鶴「翔鶴姉、迎撃作戦はどうなったの?」

翔鶴「石室司令の艦隊と有志の艦娘が参加することになっているわ、ただ今のところ参加することを決めているのは私と赤城さん、加賀さん、長門さん、金剛さん、比叡さん、春名さん、霧島さんの八隻だけみたいね」

翔鶴「他の皆も参加したがっていたけど、提督が認めなかったの」

瑞鶴「他の鎮守府からは? それに本部からも」

翔鶴「参加しないことを決定したらしいわ」

瑞鶴(そうよね、あんな化け物相手なんてしたくないわよね)

瑞鶴「翔鶴姉…、私、翔鶴姉に作戦参加してほしくない、沈んで、死んでほしくない」
890 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/05(木) 19:37:52.75 ID:r31KYtwK0
瑞鶴「ごめん、すごく勝手で失礼なこと言ってるのはわかってる」

翔鶴「そんなことは無いわ、私も同じよ…だから、瑞鶴や提督を守るために戦うの」

瑞鶴「…私に何ができるのかな」

翔鶴「わからないわ」

翔鶴は整備を終えて立ち上がると瑞鶴へと向くと作戦会議に行ってくると伝えて部屋から出て行った

↓3、昼(作戦まで残り三日)どこを見る
1、作戦会議
2、本部
3、誰かの様子(名前指定)
(アートデッセイ・大鳳・大和・ビスマルク以外)
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 19:40:27.06 ID:L9CYS9S/O
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 19:41:11.18 ID:53r057mRO
3加賀
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 19:41:17.03 ID:Qyknj+6aO
3朝潮
894 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/13(金) 00:38:28.01 ID:J3hisaWw0
防衛鎮守府、廊下

朝潮は窓枠に腕を置きながら外を見ていた

大淀「どうしました?」

朝潮「大淀さん」

大淀「何かありましたか? 思いつめた感じでしたが」

朝潮「いえ…さっき」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エリアルベース「艦隊の捜索ですか…」

朝潮「お願いします」
895 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/13(金) 00:41:39.58 ID:J3hisaWw0
エリアルベース「…すみません、お断りします」

朝潮「どうしてですか!」

エリアルベース「三日後の正午に迎撃戦を控えてますから」

曙「アンタなら行って帰っても半日かからないでしょ!」

エリアルベース「艤装は今、改装中なんです」

朝潮「一度中断することはできないんですか」

エリアルベース「そうすると迎撃戦までに改造が完了できなくなってしまうので」

朝潮「大規模改装でもなければそこまでの変化は、空母としての艦載機運用能力なんか特に」
896 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/13(金) 00:50:28.16 ID:J3hisaWw0
エリアルベース「それはやってみなければわからないことですから、今は時間が惜しいんです、出て行ってもらえますか」

曙「ちょっと」

時雨「二人とも…、作戦のために動いていることはわかったよ、だったら作戦後だったら協力してもらえないかな」

エリアルベース「…わかりました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝潮「ということがありまして」

大淀「なるほど…でも、そもそもエリアルベースさんは此処の所属ですし…」

朝潮「それはわかっています、すぐにでも捜索に行ってほしい気持ちはもちろんありますけど」

朝潮「深海棲艦との闘いが激化して行くにつれ、どうしても戦闘より、護衛や輸送、救助などの支援任務が多くなってきました」
897 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/01/13(金) 00:56:46.88 ID:J3hisaWw0
朝潮「でも、深海棲艦以外の敵が出始めて、その支援すらできないことが悔しいんです」

大淀「現状たしかに、アートデッセイさんやエリアルベースさんに頼りになっているところはありますし、皆、歯痒い思いをしてます」

大淀「ですが、そのままでいるつもりなんで誰もいませんよ、だから、女提督さんのやったこともそうですし」

もちろん、やりかたは認められませんがと付け加えながら続ける

大淀「明石さんや夕張さんも工廠でアートデッセイさんたちの艤装の技術を応用できないか研究してるんです」

大淀「誰もがすぐにそういった具体的な行動がとれるわけではありませんが、今は日々の訓練をして備えとくことが大切なんじゃないでしょうか」

朝潮「そう…ですね、はい、そうします」

失礼しましたと頭を下げると朝潮は訓練場へと向かっていった

↓3、夜(作戦まで残り三日)どこを見る
1、本部
2、工廠
3、誰かの様子(名前指定)
(アートデッセイ・大鳳・大和・ビスマルク以外)
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 01:09:47.84 ID:Z1Hs0fp6O
3赤城
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 01:10:02.78 ID:+UtwdXr3O
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 01:10:10.43 ID:Pqq6HGb+O
3秋月
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 22:35:57.98 ID:JE+CVDPD0
待ってる
902 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2017/02/18(土) 00:02:43.86 ID:vKAf56px0
お待たせしました、長かった試験も終わったので再開していきたいと思います
とりあえず明日、遅くととも明後日には投稿します
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 14:19:18.84 ID:Z84rGFMTo
まだか…
904 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2017/03/06(月) 00:06:58.48 ID:8+4h2t/w0
私生活がだいぶごたごたして結局全然書けずにすいませんでした

短いですが少しだけ
905 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/03/06(月) 00:07:44.99 ID:8+4h2t/w0
防衛鎮守府、廊下

雷「あっ、翔鶴さん」

翔鶴「あら、秋月さんに第六駆逐隊の皆さん」

電「こんばんはなのです」

翔鶴「こんばんは、そろってどうしたの?」

暁「今まで鎮守府正面海域の警戒任務だったのよ」

翔鶴「そうだったの、お疲れ様」

秋月「あの翔鶴さん、瑞鶴さんの様子は」
906 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/03/06(月) 00:09:07.45 ID:8+4h2t/w0
翔鶴「かなり参ってはいますね」

響「あんなことがあった後だ、無理もないさ」

秋月「秋月にできることがあったら何でも言ってください」

雷「雷も協力するわ!」

翔鶴「ありがとう…もしもの時は瑞鶴を支えてあげてくださいね」

秋月「翔鶴さん!?」

暁「弱気になっちゃだめよ!」

翔鶴「…わかってますよ」

響「…」
907 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/03/06(月) 00:15:41.97 ID:8+4h2t/w0
書き始めでも書いた通り、私生活でごたごたして書ける精神状況になかったのですが落ち着いて余裕ができたので再開します
今週は考える時間はありますが投稿できる時間がなさそうなので一度にある程度安価を取ってしまおうと思います。(恐らく投稿はよっぽどいっぱいアイデアが出ない限り来週の月曜の予定です)

↓1、朝(作戦まで残り2日)どこを見る
↓3、昼(作戦まで残り2日)どこを見る
↓5、夜(作戦まで残り2日)どこを見る
1、本部
2、工廠
3、誰かの様子(名前指定)
(アートデッセイ・大鳳・大和・ビスマルク以外)
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 00:39:49.62 ID:nNF8LrUG0
1
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 09:56:06.74 ID:WfrMkls1O
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 09:56:18.10 ID:B+ZCuF0UO
2
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 10:06:12.34 ID:7RvJjqo6O
3瑞鶴
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 10:06:38.56 ID:FEHf/pOJo
3春雨
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/03(月) 22:23:52.96 ID:LX6gBlB/O
待ち
914 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 11:14:58.16 ID:5+LzuR5W0
朝、本部・資料室

男提督は先のプロメテウスとの闘いの映像を繰り返し再生し確認していた

男提督「…」

阿武隈「ホントすごいですね」

男提督「うわっ!? なんだ阿武隈か、ビックリさせるなよ」

いきなり後ろから声をかけられ驚きながら振り返る

男提督「なんでここにいるの?」

阿武隈「なんでここにいるのじゃないですよ! 行き場所も言わずにフラフラと!!」

男提督「あーごめんごめん」
915 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 11:44:55.24 ID:5+LzuR5W0
阿武隈「おかげで、あたしやイムヤで書類の整理やることになったんですから」

男提督「まぁほら、俺より二人のほうが得意だろ」

阿武隈「わかってるならしっかりしてください!!」

男提督「はいはい」

阿武隈「全く…」

阿武隈「作戦、参加するんですか?」

男提督「したいの?」

阿武隈「それは…」
916 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 12:25:12.65 ID:lEIW68ve0
男提督「しなさ、うちに空母や戦艦はいないし、飛べるんじゃ魚雷も当たらないだろうからな」

阿武隈「そう…ですね」

男提督「そうだ、これ戻しといて」

男提督が指さした方向には多くの資料が山積みになっていた

阿武隈「なんでそんなに出しているんですか」

男提督「プロメテウスと戦った艦娘のデータをね」

阿武隈「データだけであんなに正確に戦えるんでしょうか」

男提督「さぁね、どっかの馬鹿が訓練の効率化をはかるためにかなり能力の詳細を書くようになったらしいからな」
917 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 13:00:55.13 ID:lEIW68ve0
男提督「まぁ、スパイなんてまず考える必要もなかったし、しょうがないだろうけど」

阿武隈「そうするとやっぱり今度の戦いも厳しいってことですよね、私達も協力したほうがいいんじゃないんですか」

男提督「そこまで厳しいのかね」

阿武隈「え?」

男提督「確かに、確かにあの攻撃翌力は脅威だしあの回避力も厄介だけども逆に言えば避けなければならないってことだ」

阿武隈「あてれば倒せる、ってことですか」

男提督「いやぁ、プロメテウスのデータ見る限り一発二発じゃ無理だろうね、かといって」

阿武隈「そんな何発もあてられるのか…」
918 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 13:29:59.45 ID:lEIW68ve0
男提督(まぁ、そんなこと石室司令もわかってると思うけど…)

扶桑「ここにいましたか」

男提督「扶桑さん、何か用事ですか?」

扶桑「元帥が話があるそうです」
ーーーーーーーーーーーーーーー
防衛鎮守府・工廠

明石「雨が降り始めてきた」

夕張「作戦中に雨がふらないといいけど」

エリアル・ベース「一応予報では曇りですけど」
919 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 16:25:26.59 ID:wYZdwcj/0
明石「今度の戦いは空母と戦艦が主体だから天候が崩れると困りますね」

エリアル・ベース「それじゃあ、演習に行っている間、艦載機の改修の続きお願いします」

明石「任せてください!」

夕張「改修を手伝ってわかったけど、ここの艤装って一つ一つ色々な改造がされてるわよね」

エリアル・ベース「日々の訓練も大切ですが、威力そのものはどうしても艤装だよりになりますから」

エリアル・ベース「実験的なものも多いですけど…」

明石「これカタパルトですか」
920 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 17:16:09.72 ID:34eJWEED0
エリアル・ベース「空母用のカタパルトの試作品らしいです、飛龍さん達が試したらしいですけどイマイチだったらしいです」

夕張「へー」

明石「夕張さん」

何かを思いついたようにカタパルトを手に取っていた夕張に呼びかけ、目があうと夕張も明石の意図がわかったのか頷く

明石「…あの、幾つか私達が使ってもいいですか?」

エリアル・ベース「私に権限があるわけじゃないのでどうとも…」

夕張「誰に聞けばいいの?」

エリアル・ベース「一応、二航戦のお二人の所有になっているので飛龍さんと蒼龍さんとあと石室司令に許可をもらう必要があると思います」
921 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 17:59:30.74 ID:dOOgxREX0
明石「それじゃ、許可もらいにいってきますか、夕張はその間に改修の続きお願い」

夕張「任せてといて」
ーーーーーーーーーーーーーーー
防衛鎮守府、倉庫

春雨「んっと」

春雨は艦載機を港に近い倉庫に移す作業の手伝いをしていた

飛龍「それで最後?」

春雨「たぶん…」

五月雨「まだ、一つありまっ!!」

遅れて荷物を運んでいた五月雨は段差に躓き持っていた荷物を飛ばしながら倒れこむ
922 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 18:57:50.28 ID:dOOgxREX0
春雨「いたた、大丈夫?」

五月雨が倒れる前に春雨が受け止めたが、受け止めきれずに春雨がしりもちをつく形となった

五月雨「ありがとう、大丈夫…あっ、荷物は!?」

蒼龍「こっちもセーフだよ」

見ると蒼龍が荷物をキャッチしていた
ーーーーーーーーーーーーーーー
春雨「…はい、600機、全部ありますね」

飛龍「うん、ありがと」
923 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 20:01:53.18 ID:4lst5qwS0
五月雨「輸送は慣れてますから」

蒼龍「その割には危なっかしかったけどね」

五月雨「うっ…気を付けます」

春雨「それに何かをしている方が気がまぎれますから…」

飛龍「…、思いつめるなってのは無理な話かもしれないけど、それじゃ持たないわよ」

春雨「は、はい」

蒼龍「手伝ってくれたお礼は、明後日の作戦が終わったら何か奢ってあげるわ」

明石「すいませーん、蒼龍さんと飛龍さんいますかー」

蒼龍「明石さん、どうしたんですか?」

明石「二人にお願いしたいことが・・・」
924 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 20:46:10.95 ID:4lst5qwS0
作戦前日、朝

翔鶴・瑞鶴の部屋

演習へ出かける翔鶴は、部屋から出る際に瑞鶴に声をかけるが、瑞鶴は布団に入ったままで返事はない

ガチャ、バタン

瑞鶴「………はぁ」

↓2、瑞鶴はどうする
どこにもいかない
演習場
工廠
防衛鎮守府裏
防衛鎮守府外

※それぞれの場所でこの話でここまでに出てきたキャラが出てきます
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 20:50:29.66 ID:Ab6NI6buO
ksk
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 21:04:50.34 ID:wJLFz/uGO
どこにもいかない
927 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 23:36:57.47 ID:5+LzuR5W0
コンコン

瑞鶴「…」

秋月「入りますよ」

秋月が入ってきても起きずに寝たふりを続ける

秋月「瑞鶴さーん、起きてますか?」

瑞鶴「…」

秋月「起きてますよね」

瑞鶴「…」

秋月「起きるまで待ってますから」
928 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/21(金) 23:59:46.81 ID:5+LzuR5W0
瑞鶴「…」

秋月「…」

瑞鶴「…はぁ」

秋月「おはようございます」

瑞鶴「何の用?」

秋月「昨日からずっと部屋にこもりっきりで何も食べてないって翔鶴さんから聞いたので食事をもってきました」

瑞鶴「いらな<グー>…///」

秋月「どうぞ!」

瑞鶴「ありがと」
929 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2017/04/22(土) 00:06:41.52 ID:Ut1kmgkp0
今日はここまでで

このまま前日は瑞鶴の行動選択のみで進めていきます、この選択によって瑞鶴の参戦の状況が変わっていきます。(参戦しない場合もあります)
ちなみに朝、昼、晩で同じ場所でも違う人に会います。どこで誰に会うかはすでに全部決めてあるのでここから戦闘開始までは長く開くことはないはずです…たぶん
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:31:06.43 ID:OcKXPpI/o
乙です
931 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/27(木) 11:23:44.63 ID:a43Tfv3g0
瑞鶴「ねぇ秋月、今の私どう見える?」

秋月「どう見える…ですか?」

瑞鶴「アイツを、戦いを恐れているように見えるのか、仲間を失ったことで悲しんでいるように見えるのか」

瑞鶴「確かに恐くないわけじゃない、でも震えて戦えないかって言われるとそういうわけじゃないわ」

瑞鶴「でも、何か…気持ちが入らないのよ」

秋月「…」

瑞鶴「仮に私が作戦に参加しても結果は何も変わらない気がしちゃうの」

秋月「その感じ、分かるような気がします」
932 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/27(木) 12:23:13.25 ID:jjU4tvjO0
秋月「同じかわかりませんが私も以前似たような気持ちになっていたことがあります」

瑞鶴「そうなの?」

秋月「はい、着任してしばらくした後、瑞鶴さん翔鶴さんの護衛を任されていた時期があったじゃないですか、護衛を任されたのにお二人に中大破をさせてしまった」

瑞鶴「あぁ、でもあれは私達がまだ未熟だったからで、加賀さんにも散々言われたし」

瑞鶴「実際に交代した加賀さん達は作戦を成功させたわけだし」

秋月「あの時、二人のことを引きずって敵艦載機の撃墜がうまくいかなかったんですよ」

秋月「それでも赤城さん達はまるで関係ないかの様に敵の攻撃を避けて作戦を遂行しているのを見てその後、私の防空ってあってもなくても変わらないのかなって考えていたんですよ」

瑞鶴「そんなことないわよ、秋月の防空は頼りにしてるし」
933 : ◆X/f/70tIuYgp :2017/04/27(木) 13:57:41.30 ID:Q4XgLqgo0
秋月「ありがとうございます、私が瑞鶴さんにいえるのも同じことです」

秋月「瑞鶴さんはこの艦隊の主力の一人です、居ても居なくても変わらないなんてことは絶対にないです、これはたぶん私だけじゃなくて司令や皆もそう思ってるはずです」

瑞鶴「提督さんはともかく加賀さんはどうだろう」

秋月「そんなことないですよ!」

瑞鶴「そうかな…」

秋月「瑞鶴さん…」

瑞鶴「ありがと、少し元気が出たわ、片付けは自分でやるから」

秋月「はい、失礼します」

↓2、瑞鶴はどうする
自室にいる
演習場
工廠
防衛鎮守府裏
防衛鎮守府外
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 13:58:50.22 ID:Qqj5uvPto
演習場
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 14:14:44.90 ID:W6vJa1kGO
工廠
936 : ◆X/f/70tIuYgp [sage]:2017/05/24(水) 00:24:14.02 ID:/5zKzl2h0
春イベ終わりましたね。
オール甲クリア、新規の艦娘は無事手に入りました。
これから書き始めるので明日か明後日には投稿できると思います。
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 17:32:05.14 ID:3WaZGwyp0
はよ
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 22:58:12.38 ID:PxmN7dAWO
次イベントが始まってまうで…
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 23:45:44.13 ID:vqvGofWcO
保守
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 19:40:45.92 ID:Kb0UFuR2O
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/13(金) 17:23:44.44 ID:sEfMG63ao
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 22:52:24.38 ID:/MIrrXjw0
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 20:32:42.20 ID:VWBayugw0
保守
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 11:47:39.51 ID:ayXO3wGnO
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 13:06:46.40 ID:PAednAqSO
保守
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 22:13:29.48 ID:fk7srNZSo
私まーつーわー
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 00:21:49.10 ID:/9RUi88A0
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