このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

【安価】ゲラルトが艦これを始めました【ウィッチャー3x艦これ】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 01:22:04.90 ID:Xb2XACCY0
ゲラルト「……なんだと?」

妖精さん「初めまして!艦これの世界にようこそ、私は」

ゲラルト「おい。待て。何だお前は」

妖精さん「私は妖精さんです!会話ができる提督さんなんて初めてかも!それにしてもおじさん、いたそーな顔してるね〜」

ゲラルト「……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459527724
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

たてづらい部!! @ 2025/07/17(木) 23:24:46.15 ID:o3A0TqwG0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752762285/

ゼンレスゾーン淫夢要素ゼロ @ 2025/07/16(水) 18:57:50.86 ID:RQSyJ1Qxo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752659870/

【ギルデッドエネミー】ウルフ「まるでじゃんけんだ」 @ 2025/07/16(水) 01:49:20.03 ID:ryYxoR/vO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752598160/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/07/15(火) 00:40:24.35 ID:LBAUOkqwo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752507623/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/07/15(火) 00:39:16.20 ID:qbAcbrETo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752507555/

猫饅頭 @ 2025/07/14(月) 19:14:21.34 ID:1knELuPaO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752488061/

(安価&コンマ)コードギアス・・・ @ 2025/07/13(日) 22:27:49.60 ID:9f2ER2kw0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752413269/

KU-RU-KU-RU Cruller!Neo @ 2025/07/13(日) 21:55:45.76 ID:YIcI6tEGo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752411332/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 01:28:30.51 ID:Xb2XACCY0
ゲラルト「……」

妖精さん「……どうしたの……?」

ゲラルト「いや……、いい。話してみろ」

妖精さん「えぇ?変なの。まあいいや!私は提督さんの日々の業務をサポートします妖精さんです!これから提督さんは様々な艦娘さんと出会い、様々な敵さんと戦い、鎮守府を守り抜いてくださーい!」

妖精さん「簡単に言うとこんな感じです」

ゲラルト「……」

妖精さん「喋れるのに静かだと、なんか変な感じね」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 01:33:07.35 ID:Xb2XACCY0
ゲラルト「そうか……おまえ、種族は何なんだ。怪物図鑑にはおまえのような分類は無かった」

妖精さん「妖精さんは妖精さんだよ!」

ゲラルト「妖精さん。一ついいか」

ゲラルト「俺はフィリパという女魔術師を追って地下に潜った。門を幾つも潜ってロットフィーンドとも仲良く一杯やれそうな気分の中、いきなりおまえが目の前に現れ視界が青一色だ。ここはどこだ?おまえは何だ?罠か。それにしては喋るな」

妖精さん「おじさんこそよく喋るよ」

ウィッチャー「……口の利き方に気をつけろ」ジャキッ

妖精さん「わーーー!やめて!剣なんか仕舞ってーーーー!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 01:38:12.68 ID:Xb2XACCY0
ゲラルト「分かったらさっさと教えろ。急いでいるわけじゃないが、こんな妙な場所にいてはとてもじゃないが落ち着けない」チャキン

妖精さん「……うー。おじさんなんか情緒不安定さんだね。よくいるよー。そんな提督さんいっぱいいるもん」

ゲラルト「よし。とりあえずおまえを[ピーーー]。何か進展があるかもしれん」

妖精さん「ちょっとーーーーー!!」

……
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 01:42:35.09 ID:Xb2XACCY0
ゲラルト「つまり、俺が艦娘てのを雇い、敵を殺し、この鎮守府を守り抜けば門が開くんだな」

妖精さん「門ってさっきからよくわかんないよ〜。私はただの案内役の妖精さんでー……」

ゲラルト「以前ある魔術師に罠に嵌められたことがある。定められた道筋で進まないと出口に通ずる門が開かないようになっていた」

ゲラルト「出口を抜けると塔のてっぺんに繋がって、ネズミだらけの病室にただ一人……まぁ昔の話だ。つまりおまえが門の存在を知らずとも問題は無い」

ゲラルト「で?俺はその栄えある提督に任命されたんだろう。さっそく始めて早く終わらせよう」

妖精さん「おじさん、意外とペラペラ喋るんだね」

妖精さん「分かった分かった分かったよもぉ!しまって!ごめんなさい!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 01:45:53.97 ID:Xb2XACCY0
妖精さん「じゃあ……まずは着替えと、相方の艦娘を選んで。で場所移動させますね〜。はいこれ」

ゲラルト「なんだ。絵か?」

妖精さん「ええ。なんつって。……吹雪、叢雲、漣、電、五月雨。この5人の中から選んでね」

ゲラルト「どれ」
7 :今日はここまでで :2016/04/02(土) 01:50:08.34 ID:Xb2XACCY0
ゲラルト「はあん。見た感じ、少女に見える。盾か。いや鉄製の矢筒も付いている。似合わない重装備だな、鎧が正反対だが。しかし精巧な作りだ……どこかの能無しドワーフにも見せてやりたい」

ゲラルト「なぁこいつらが本当に噂の艦娘か。娼婦の面接に行くんじゃない。戦いの装備をしろ。こんなんじゃネッカーに蹂躙されるのが関の山だ」

妖精さん「そんなこと私に言われても」

ゲラルト「……この中でなら」

1.吹雪だ
2.叢雲だ
3.漣だ
4.電だ
5.五月雨だ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:50:53.30 ID:Q1fdr0Cno
2叢雲
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:51:00.23 ID:1cpOTUjTo
安価先は?
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:52:45.67 ID:Q1bkDxYFO
5
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:53:13.59 ID:8k9P/4rYO
叢雲
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:53:31.72 ID:PEVVfkPYO
1
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:54:00.37 ID:XU0vVeDNO
初めからこの部分は安価じゃねえんだろ
早漏多過ぎ
14 :うへ〜すみません。最安価します、次回以降はこんな感じで安価致します :2016/04/02(土) 01:55:23.09 ID:Xb2XACCY0
>ゲラルト「はあん。見た感じ、少女に見える。盾か。いや鉄製の矢筒も付いている。似合わない重装備だな、鎧が正反対だが。しかし精巧な作りだ……どこかの能無しドワーフにも見せてやりたい」

>ゲラルト「なぁこいつらが本当に噂の艦娘か。娼婦の面接に行くんじゃない。戦いの装備をしろ。こんなんじゃネッカーに蹂躙されるのが関の山だ」

>妖精さん「そんなこと私に言われても」

>ゲラルト「……この中でなら」

>1.吹雪だ
>2.叢雲だ
>3.漣だ
>4.電だ
>5.五月雨だ

安価下で番号指定お願いします
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:55:34.20 ID:Q1fdr0Cno
2
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:55:45.53 ID:OfF4WXFYO
C
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:55:55.53 ID:1cpOTUjTo
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:56:47.60 ID:8k9P/4rYO
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 01:57:19.96 ID:Q1fdr0Cno
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 03:04:58.17 ID:Xb2XACCY0
ゲラルト「叢雲だ」

妖精さん「きまった?んじゃ鎮守府に飛ばしちゃうぞ〜。準備オッケー?」

ゲラルト「!」

ゲラルト「おい門が開くのか?」

妖精さん「うんうんそうだよー!艦これの世界へー……」

妖精さん「はいようこそーーーーー!」

……
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 03:07:17.20 ID:Xb2XACCY0
とりあえず以上です。
明日また同じ時間に投稿予定です
お疲れ様でした
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 12:00:18.43 ID:5ev9/3YAO
乙 原作通り二股選ぶとベッドに拘束放置されるんだろうか
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 12:45:09.46 ID:gzCjf2cH0
メール欄にsagaだ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/02(土) 12:52:24.52 ID:PQnFOcI5O
艦これれはヒロインが多いからなあ
3股で済むと良いね
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/03(日) 01:05:23.74 ID:GzupEbV20
ゲラルト「……」

ゲラルト「!」ガバッ

叢雲「あ、……」ぺこり

ゲラルト「……叢雲だな」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 01:13:02.98 ID:GzupEbV20
叢雲「……ご存知、なんですね。動かない方がいいです……着任早々お疲れ様です」

ゲラルト「どれくらいだ?」

叢雲「え?」

ゲラルト「どのくらいの間俺はこうしていた」

叢雲「……2日……くらいでしょうか」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 01:19:33.57 ID:GzupEbV20
ゲラルト「そうか。看病してくれたんだな。感謝する」

叢雲「い、いえ。良かったです」

ゲラルト「……君一人か。どうして俺はここに?さっきの妖精さんはどうした」

叢雲「え、と、提督さんの乗せた船が難破してしまったという連絡が一週間前に……この鎮守府も残ってた艦娘が、別の鎮守府に異動になり、残りは私一人……のところに、ついさっき」

ゲラルト「ああ。そういう流れに……」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 01:26:00.55 ID:GzupEbV20
叢雲「妖精さん、は、えと、鎮守府の中に」

ゲラルト「そうか。俺は……提督だな?」

叢雲「え……な、は、はい」

ゲラルト「ハァー……そうか。俺はリヴィアのゲラルト。好きに呼んでくれ」

叢雲「はい……です」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 01:33:53.70 ID:GzupEbV20
ゲラルト「俺の服と剣は?それで、敵は一人か。そいつを倒せばいいんだろうか。いやまずは霊薬と爆薬の準備が先決だな」

叢雲「……」

ゲラルト「……おい」

叢雲「っ、あ、はい?」

ゲラルト「……おまえは本当に艦娘なのか。そのへんの少女と変わらない。それとも少女のふりをしているだけか」

叢雲「……えと」

ゲラルト「俺が金切り鳥を退治した時もそうだった。まあいい。君一人でも十分だ。敵は俺が全て片付ける」

ゲラルト「鎮守府の中を案内してくれ」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 01:40:13.32 ID:GzupEbV20
叢雲「……」

ゲラルト「おい!」

叢雲「あ、は、はい!!すみませ……」

ゲラルト「……」

ゲラルト(選択を誤ったな)

……
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 01:50:48.55 ID:GzupEbV20
ゲラルト「深海棲艦。聞いたよ」

叢雲「はい。ここノヴィグラド鎮守府でも深海棲艦の恐怖に怯えて、迎撃、防衛一方で」

ゲラルト「前任者がいるようだな」

叢雲「はい。前提督様は……その、勇敢な方でした。中には、ご命令やご期待に添うことができず、結果轟沈してしまった子もいて、それで、皆が沈みたくないからと異動願いを出して」

叢雲「艦娘が初期の4分の1程に減ったくらいの……つい……一月前に……今よりもっと環境が良い場所へ行くとおっしゃり、栄転されました。それで、後任として、あなたがいらっしゃると通知が……」

ゲラルト「……」


1.前の提督とは?
2.轟沈した奴について教えろ

安価下
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/03(日) 01:52:32.75 ID:VERsJFiIo
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 01:59:12.51 ID:GzupEbV20
ゲラルト「轟沈。つまり死んだのか。どれくらい死んだ」

叢雲「…………」

ゲラルト「黙ってちゃわからん」

叢雲「は、はい……でも、たくさんたくさん、沈んでしまって、優しい人から怖い人まで」

叢雲「……最初は、大井さんです……次に、暁。う、そ、それで……」

ゲラルト「……」


1.もういい
2.さっさと話せ
3.(アクスィーの印を使い、自白させる)
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/03(日) 02:00:39.85 ID:7dM4YBwbO
1
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 02:06:45.51 ID:GzupEbV20
ゲラルト「……もう充分だ。無理をさせたな」

ゲラルト「君だけは守り通そう。約束だ」

叢雲「……提督さん……」

ゲラルト(安堵した様子だ。口ではこうだが、目を見ると……やはり前任者の影響かかなり警戒しているな。目が乾ききっている)

ゲラルト「……」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 02:11:32.99 ID:GzupEbV20
ゲラルト「前の提督はどんな奴だったんだ」

叢雲「……男性でした」

ゲラルト「それだけか。それに役職は十中八九男が就くものだ。ボッチリングは醜いと言っている様なものだぞ」

叢雲「…………勇敢な、方で」

ゲラルト「……」


1.もういい
2.(アクスィーの印を使い、自白させる)
3.おまえは前の提督とどんな仲だったんだ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/03(日) 02:12:07.62 ID:2QsU/kZvO
2
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 02:29:53.65 ID:GzupEbV20
ゲラルト「黙ってちゃ埒が開かん。敵の敵はやはり敵だ」アクスィー

叢雲「〜〜〜〜」ぽわ

叢雲「………………………………」

ゲラルト「……」

叢雲「……。クソ[ピザ]の……女たらしよ……」

ゲラルト「……。随分と雰囲気が変わったな。自白作用がある印だが、なるほど」

叢雲「アンタ……アンタも……どうせ、ね」

ゲラルト「……」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 02:55:03.65 ID:GzupEbV20
ゲラルト「驚いたな。吸血鬼のような奴だ。衰弱しきった様子だったが、本当のおまえはどっちだ?」

叢雲「…………」

叢雲「どっちが本当か……もう分からない……何でこうなったの……最悪よ」

叢雲「私は……奴隷じゃない。奴隷じゃない……」

ゲラルト「分かった。もういい」

ゲラルト(クソ。闇が深い)

叢雲「〜〜〜〜〜〜」

叢雲「……ゥ、わ、私」

ゲラルト「大丈夫だ。問題ない」

叢雲「……」ぺこり
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/03(日) 02:59:19.25 ID:GzupEbV2o
今回もここまでで。
明日も同じくらいの時間に投稿予定です。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/03(日) 04:06:31.31 ID:TBFSfez9O
おつ
こりゃどー見ても貫通済みっすね(白目)
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/03(日) 09:54:05.08 ID:7U7B1NF+O
メ欄に「saga」は忘れないでほしい
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/03(日) 12:56:20.10 ID:VKOVV1aoO
ど叢言変
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/03(日) 15:36:48.90 ID:UCepaEFgO

叢雲が前提督の腹をブチ抜いて貫通済みだと聞いて
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:15:23.41 ID:t8fILqAU0
ゲラルト「……」クンクン

叢雲「……?」

ゲラルト(それに、やはりこのにおいは……汗と脂か。まともに風呂に入っていないな。服もほつれて……血痕?鼻にうっすらと血の跡がある)

ゲラルト(痣もある……袖に隠れてはいるが、隠しきれないものもあるな。呼吸も……等間隔ではない)
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:22:08.97 ID:t8fILqAU0
ゲラルト「どれくらい前からここに?」

叢雲「だいたい半年くらい。もっと長い子もいました」

ゲラルト「いた……君はよくいられたもんだな。そんな劣悪な環境に」

叢雲「い!?……あぇ……は、はい……」

ゲラルト「……」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:27:55.28 ID:t8fILqAU0
ゲラルト「おい。飯はあるか」

叢雲「は、はい。前提督様のものであれば……たくさん」

ゲラルト「持ってきてくれ。必要あれば手伝う」

叢雲「そんな!だ、大丈夫です!持ってきます!」ドタッバタバタ

……
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:33:55.00 ID:t8fILqAU0
叢雲「こ、これで、全部です」

提督「山のような缶詰、スパム、チーズ、ドライフルーツ、生ハムに氷の巨人でも飲んだら目を覚まさない程の蒸留酒の山。前任者様は大金持ちのようだな」

ゲラルト「さぞ恰幅も良かったんだろう?なぁ」

叢雲「……凛々しいお方でした」

ゲラルト「ハァー……なるほどな。やはりあっちが本来の君か」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:35:34.57 ID:t8fILqAU0
叢雲「……」じゅる

叢雲「エ、エフンエフン!!!ゴホッ!!……」

ゲラルト「……」

叢雲「す、申し訳ございません!!あの、え、虫が服の中に!もう大丈夫です!」バッ

ゲラルト(別の虫が現れたな。それも特段大きいものだ……心拍も……)


1.好きな食べ物は?
2.おい、耳を澄ませろ
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 01:36:08.75 ID:y7YnyisAO
2
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:45:19.71 ID:t8fILqAU0
ゲラルト「おい。何か聞こえたぞ」

叢雲「え゛」

ゲラルト「静かにしろ」

叢雲「い、いえ。鎮守府内には……」グキュ
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:48:11.64 ID:t8fILqAU0
叢雲「いまぜんけれどもっおかしいいいいい〜〜〜〜…………」キュゥゥ……

ゲラルト「……」

叢雲「……………………わね」

ゲラルト「……ああ」

叢雲「……」グゥゥ〜〜〜〜……

叢雲「っ………げ、ゲフンゲフン」

ゲラルト「……」

ゲラルト(ウィッチャーの聴覚は猟犬以上。おまえが必死に隠した腹の虫は洞窟の中の岩トロールが特大の屁をしたことと同じくらい虚しい努力だ)

叢雲「…………。」プルプル

ゲラルト(聞こえたからと言って何もないのだが……)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:54:46.87 ID:t8fILqAU0
ゲラルト「まぁ前の提督の食生活は分かった。おまえは何を食ってたんだ」

叢雲「基本は自給自足です。海藻や……貝、魚を主に食べていました」

叢雲「しかし……」

ゲラルト「さっき窓の外から海を見た。ノヴィグラドでは何でも食う醜い化け物がわんさかいたがここにはいないようだ」

ゲラルト「誰かさんの食い残しというより、ほぼ原型の生ゴミがぎっしり浮いていた。化け物でもあんなものを食ったら腹を壊す。良い意味でな」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 01:58:52.51 ID:t8fILqAU0
叢雲「……その影響か、満足に食料を確保することも出来なくなってしまいました」

ゲラルト(ゴミ掃除か。ウィッチャー向けではないが、フライパンを探すよりはマシだな)

ゲラルト「魚はともかく、藻を主として食うのは魚の仕事だ。おまえは艦娘だろう」

叢雲「……ですが、背に腹は代えられません」

ゲラルト「……」

1.食え
2.毒味しろ
3.(黙って食べる)
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 01:59:34.70 ID:ouK7TzX3o
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 02:08:01.07 ID:t8fILqAU0
ゲラルト「食いたいか」

叢雲「え……?」

ゲラルト「一緒に食おうじゃないか」

叢雲「……な……!」

ゲラルト「ただ飯を食おうと言っているだけだ。驚く自分がいることに本来であれば気付くだろう」

ゲラルト「あるいは……もう気付いているはずだ」

叢雲「……」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 02:13:56.37 ID:t8fILqAU0
ゲラルト「どれ。芋かこれは。これは鯖。何?柿の煮浸し?クソ」

ゲラルト「コンビーフ……牛だな。過度な脂のにおい、蒸留酒に合いそうだ」クンクン

ゲラルト「食えよ。ちょうど2つあった」コト

叢雲「………………い」

ゲラルト「魚がいいのか?お好みなら魚と藻もあるだろう」

叢雲「いいん、ですか……?」

ゲラルト「いいんだ。食わんなら爆薬に混ぜる」

叢雲「う」

ゲラルト「と言うより、さっきから煩くて気が散る。おまえの腹の寄生虫がな」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 02:15:04.20 ID:t8fILqAU0
叢雲「…………………………」ゴクッ

ゲラルト「どう言えばいいんだ。許可する、か?」

叢雲「……い頂き、ます!あは!」

ゲラルト「……」

……
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 02:15:49.07 ID:t8fILqAU0
本日はここまでで。安価の参加ありがとうございました。明日はお昼頃投下予定です。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 02:21:01.19 ID:hKoBmX3Yo
3しか知らんがちょっと楽しみ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 02:55:43.45 ID:LSNEDz6go

叢雲が選ばれて超嬉しいが境遇を見ると素直に喜べないというか…
新規着任の態だと艦娘はまだ初期艦1人なのか、前任のころは何人いたのか分からんが
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 03:05:30.05 ID:QQz0xa2yO
ボッチリングくんかわいそう
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 12:34:35.36 ID:N/1P006Mo

ゲラルト「叢雲。色々考えたのだが……いいか」

叢雲「ふぁい……」モグモグごくん


1.隠し事はなしだ
2.俺は前任者ではない
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 12:41:58.92 ID:AmHGV/vWO
2
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 12:49:01.30 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「良いか?俺は前提督様じゃあない。いきなり信頼しろというのも無理な話だ……おい。食ったままでいいから聞け」

ゲラルト「つまり……だ。おまえが化けの皮を被っていると必要な情報を逃す。多少のことは目を瞑ろう。おまえのその、浮いてる耳のようにオープンでいるといい」

叢雲「…………」モグモグ

ゲラルト「まだ許可が必要か?」

叢雲「……いえ、大丈夫。貴方は……提督様とは違う」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 12:54:19.29 ID:N/1P006Mo
叢雲「リヴィアのゲラルト提督。さっきまでは、正直前提督様と同じようなひどい方だと思ってました。申し訳ありません」

ゲラルト「それより口元を拭いたらどうだ」

叢雲「し、失礼……前提督様は」

ゲラルト「いい。聞いた」

叢雲「え?話していません」

ゲラルト「……」


1.じゃあ言ってみろ
2.言わなくても分かっているんだが
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 12:55:11.61 ID:2MzAnMlfO
1
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/04(月) 13:01:10.92 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「じゃあ言ってみろ。具体的には何を?」

叢雲「……そうですね。私は、主に提督の馬でした」

ゲラルト「ほう」

叢雲「執務室の隅でずっと小さくなっており、提督様の気が向いた時に椅子になるんです」

ゲラルト「!、……??」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/04(月) 13:06:37.79 ID:N/1P006Mo
叢雲「私のこの……提督様はよく謎耳と呼んでいたのですが。これを掴んで乗馬しているように上下に激しくお戯れに。気が向いたのか偶にくれる食べかけのチーズが私の唯一の嗜好品でした」

ゲラルト「まだ昼だぞ」

叢雲「バッ……。言うと思いました。でも決してそういう意味じゃありません!!だいいち、ポジションが逆!!」

ゲラルト「ほ〜う」

叢雲「っ……もういいです!」


1.悪かった。続けてくれ
2.別の話題に変える
3.試したいのだが
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 13:11:03.78 ID:mr2Q99BfO
2
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 13:15:58.39 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「全身の痣も関係があるのか」

叢雲「はい。私は……これでも少ない方です。駆逐艦なので」

ゲラルト「と言うと?」

叢雲「何かあると、乱暴されるんです。でも私たちは小さいので、殴りがいがないと言って戦艦タイプの先輩方を踏んだり蹴ったりで……今思い出しても、恐ろしい光景でした」

ゲラルト「戦艦タイプ。妖精さんから聞いたよ。確か……」


1.金剛だったか
2.比叡……
3.榛名という艦娘はいたか
4.霧島か?
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 13:16:46.36 ID:mr2Q99BfO
これは1全ツッパ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 13:22:34.25 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「金剛。情熱的な艦娘で大きな戦力になると聞いた」

叢雲「はい。ここノヴィグラド鎮守府にも居ました。何度も……私をかばってくれた、恩人です」

叢雲「でも、私は助けに行く事ができず……私達駆逐艦の小さい艦娘に矛先が向くと、先輩がかばってくれたり……うぅ」

叢雲「……ごめんなさい」

ゲラルト「……」


1.それは俺に言うことじゃない
2.そいつらも転属したのか
3.考えられないな
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 13:29:09.92 ID:lg5k7pv6O
1
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 13:39:31.77 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「それはもうここには居ない先輩とやらに言うべきだ。死んだか、逃げたかのな」

叢雲「わかっています。それこそ、声が枯れるほど……。でも、そんな言い方はしないでください」

ゲラルト「……すまない」

ゲラルト「しかし、おまえよりも嬲られていたのならとっくに死んでいてもおかしくはないだろ。先輩方とは岩だか鉄で出来ていたのか」

叢雲「……そんなことも知らないのですか?艦娘は入渠すれば傷は治るじゃないですか」

ゲラルト「あぁそんな説明もあったな。風呂だったか」

叢雲「そうです。あんな広いお風呂なのに、もう使うのは私一人……」

ゲラルト「……」


1.最後に入渠したのはいつだ
2.少し臭うぞ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 13:41:03.98 ID:HY4ZRrTmo
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 13:55:45.91 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「お前一人か……しっかりと使っているか?排水口の中にネッカーがびっしり詰まっているとか、ロットフィーンドの体液で身体を洗っているとかしてないか」

叢雲「?」

ゲラルト「……臭うぞ」

叢雲「………!!?」カァア

叢雲「アンタ……最っ悪!!わたっ、デリカシーがなさすぎるんじゃない!!?さっきから……」ハッ

叢雲「……別に、さっきは何もなかったけど!!気づいても言わないでよ!私だって入りたいのに、我慢してるのにっ!!」

叢雲「最低……」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 14:00:37.08 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「落ち着け。慰めにならんかもしれんが、俺たちウィッチャーは放浪の民だ。風呂に入れる方が稀の俺からすれば、おまえの体臭はひどいと言いたいわけじゃない」

ゲラルト「いやな血の匂いだ。おそらく鼻腔内で化膿している。蓄膿症かなにかだろう。朝起きた時鼻血とハナクソが詰まっているだろう」

叢雲「……」コク

ゲラルト(まあ、実際は体臭もひどいがな)
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 14:02:16.90 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「清潔にできていればそんなことは起こらない。どうして風呂に入らないんだ」

叢雲「前提督様が栄転なされたひと月前……許可なしでは、私達艦娘は入渠してはいけない決まりになっています」

叢雲「全部が全部許可許可許可……たとえ中破や大破していても入渠することを許されず、出撃を命じられ、帰らぬ人になった人を大勢知っています」

叢雲「中破して、服もぼろぼろ。じろじろ見てきて……ほんと、最悪だった……!」

ゲラルト「……」


1.入渠してこい
2.わからないな
80 :>>79の修正です [saga]:2016/04/04(月) 14:04:50.98 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「清潔にできていればそんなことは起こらない。どうして風呂に入らないんだ」

叢雲「前提督様はひと月前に栄転されましたが……許可なしでは、私達艦娘は入渠してはいけない決まりになっています」

ゲラルト「もう栄転したんだろう」

叢雲「……全提督様が何らかでこちらにお越しになった際、決まりを破ったとして罰せられたくなかったからです」

叢雲「全部が全部許可許可許可……たとえ中破や大破していても入渠することを許されず、出撃を命じられ、帰らぬ人になった人を大勢知っています」

叢雲「中破して、服もぼろぼろ。じろじろ見てきて……ほんと、最悪だった……!」

ゲラルト「……」


1.入渠してこい
2.わからないな
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 14:13:51.77 ID:PQsA9t88O
2
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 14:20:12.56 ID:N/1P006Mo
ゲラルト「ウィッチャーは人間の感覚や感情を捨てた節がある。ズレてはいないと信じたいが、前任者の所業は筆舌尽くしがたい程の救いがたいゴミカスだ」

ゲラルト「俺たちは巧い言葉を紡げない。おまえたちの世界の理は知らないが俺はおまえが不憫で仕方ない。そう思う」

ゲラルト「敵は深海棲艦と言ったな。それを定めたのが大本の海軍で……察するにこの鎮守府は、戦艦が何隻もあった数えるほどの大きい鎮守府だ」

ゲラルト「大拠点の主がクズなら国王もクズというのは世の常だ。敵は2つ、鎮守府に攻め入る先の者と軍だ。おまえたちを真に開放するにはどちらも叩く必要がある」

叢雲「そ、早急では……」

ゲラルト「あくまでもウィッチャー流だ。相手とまずは対話する。邪魔となれば殺す。必要があれば見逃す。あくまでも自分の価値観が正義となるのが問題だが」

ゲラルト「それでも他に世界を救う方法がないなら、救わないほうがまだましだ」

ゲラルト「どうする」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 14:25:53.79 ID:N/1P006Mo
叢雲「……提督さんは、どうしたいんですか」

ゲラルト「門を開く手段ではなく、俺はおまえたちを助けるために働こう」

叢雲「答えになってないです」

ゲラルト「おまえもな」

叢雲「……………考えさせてください」

ゲラルト「ああ」

ゲラルト「……よく、その小さな身体で耐え切った」

叢雲「……」ピク

ゲラルト「後は風呂で、ゆっくり考えろ」

叢雲「失礼、します」タタタ

……
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/04(月) 14:29:08.73 ID:N/1P006Mo

叢雲『………グス……ウッグ』ジャバジャバ

ゲラルト「……耳が良い事も考えものだな」


……
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 14:30:07.36 ID:N/1P006Mo
本日はここまでで。安価参加ありがとうございました。次回の更新前日にまたレスします。
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 14:33:05.89 ID:PQsA9t88O
おつ!
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/04(月) 18:25:21.12 ID:WsNvbgcwO
乙 前の提督が疑いもなく屑野郎だな
この世界の提督全員こんな感じなんだろか
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/05(火) 13:20:32.72 ID:bAlVwh0JO
おつ
イグニで前提督をこんがりしてほしい
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/05(木) 00:49:19.91 ID:6VyisZK20
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/23(月) 23:58:17.93 ID:R46Uy6XpO
エタ?
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/24(火) 09:59:25.28 ID:5AF+QWDrO
ぽいね
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/24(火) 20:42:05.30 ID:ORpYmeizO
申し訳ございません。
あまり需要がないと思いまして
更新しておりませんでした。
読んでくれている方がいるのに
失礼な話でしたね。すみません…
二ヶ月ルールに間に合うように
また更新したいと思います。
よろしくお願い致します。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 21:25:49.03 ID:IK5R9o6FO
まあゆっくり書いてけ
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2016/06/03(金) 00:09:39.93 ID:DSF9Pgm50
age
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/04(土) 12:57:29.30 ID:26LfuSuaO
ゲラルト「……」ショリショリ

叢雲「……おはようございます、提督」

ゲラルト「おはよう。早いじゃないか」

叢雲「………」

ゲラルト「どうした」

叢雲「……お、おはよう、提督」

ゲラルト「ああ」

叢雲「……」

叢雲「提督が起きるのが早すぎるのよ!」パタパタ

叢雲「……隣、座るわよ」ちょこん

ゲラルト「ああ」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/04(土) 13:07:23.67 ID:26LfuSuaO
ゲラルト「……眠ったらずいぶん雰囲気が変わったな。昨日のお前はどこに隠れてるんだ?」

叢雲「うるさいわね。これが本当の私よ。……幻滅した?」

ゲラルト「何をだ」

叢雲「……ほら、昨日みたいに。丁寧というかしゃんとしてないでしょ」

ゲラルト「ハ、ほう。いや。あれでしゃんとしてると言えるとはな。まだ頭に寵愛の傷跡が見える」

ゲラルト「風呂に入れば頭も治ると思ってたんだが……失敗だな」

叢雲「う、うっさい!」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/04(土) 13:09:55.37 ID:26LfuSuaO
ゲラルト「まぁ元気そうでなによりだ」

叢雲「……これからよろしく、提督」

ゲラルト「ああ。よろしく頼む」

叢雲「……」

ゲラルト「……」

叢雲「何か喋りなさいよ」

ゲラルト「情緒不安定だぞ。落ち着いたらどうだ」

叢雲「こっこれがいつもの私なの!!」

ゲラルト「……」

叢雲「……」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/04(土) 13:14:43.62 ID:26LfuSuaO
叢雲「なにやってるの?」

ゲラルト「霊薬を作っている。それは爆薬だ」

叢雲「ふぅん」

ゲラルト「触るな」

叢雲「わ、分かったわ。そんなに怒る?」

ゲラルト「エンドレガの巣に手を出す子供を諌めない親はいない」

叢雲「私はアンタの子供じゃないけどね。それにしても子供扱いなんてどういう了見?」

ゲラルト「……」

叢雲「……」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/04(土) 13:19:25.25 ID:26LfuSuaO
ゲラルト「何か気に障ったか」

叢雲「……ううん」

叢雲「人がいるのが久しぶりだから、つい嬉し」

叢雲「……やかましかったの!耳触りなのよシャリシャリと!」

ゲラルト「……」

叢雲「……」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/04(土) 13:20:17.46 ID:26LfuSuaO
ゲラルト「……とてもいいにおいだ。頭の洗い方は忘れてなかったようだな」

叢雲「ええ。もうくさいなんて言わせないわ」

ゲラルト「おい髪をかきあげるな。埃が火薬に混ざる」

叢雲「い……いいじゃない。綺麗になったんだから!見なさいよ!」グイッ

ゲラルト(ずっと一人でいた反動か、急に話し相手ができて上機嫌だな。昨日のこいつは本当にドップラーだったんじゃないかと疑わしい。しかし……)
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/04(土) 13:24:34.80 ID:26LfuSuaO
叢雲「私に構ってもらえるなんて光栄の極みよ?もっと喜びなさい!」

叢雲「……ちょっと!」グイグイ

叢雲「あれ?ねえ!」

ゲラルト「黙れ」

叢雲「……」

ゲラルト「……飯でも食ってこい」

叢雲「分かったわ……」トボトボ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/04(土) 13:26:58.08 ID:26LfuSuaO
叢雲「かちゃかちゃ」(缶詰を物色中)

ゲラルト「……」

ゲラルト「……」

ゲラルト「……?」

叢雲「いただきます」かぱっ

ゲラルト「おい。まさかここで食うのか」

叢雲「え。どこで食べようと私の勝手でしょ!仕方ないわね!」パァッ!

ゲラルト「クソ」

…………

……
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 15:12:39.91 ID:wPtUIg2No
かわいい
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 17:45:11.30 ID:q5eApMaRO
決闘の時間にしましょうか!
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 20:54:11.62 ID:UVtns0s/0
アプデでウィッチャー熱が再燃してる俺には嬉しいスレ
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 21:19:41.38 ID:hJz2KHa1O
美酒結局まだ買ってないや
家のカスタマイズできるってんで面白そうだけどストーリーまだ全クリしてないよやだもー
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/08(水) 22:28:32.92 ID:ebBgyisVO
〜鎮守府正面海域〜


叢雲「……提督。これ以上ないってくらい異常なし。敵影なんて全く見られないわ」ザ……

ゲラルト「よし。探索を続けろ」

叢雲「……」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/08(水) 22:35:56.29 ID:ebBgyisVO
叢雲「……ねぇ、大丈夫?」

ゲラルト「なにがだ」

叢雲「だって……」

ゲラルト「お前が心配するのはこの海域を仕切っている深海の生物だ。必ずいる」

叢雲「いないって言ってるじゃない!」

ゲラルト「いいから探せ」

叢雲「……もぉ〜〜〜…」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/08(水) 22:42:28.82 ID:ebBgyisVO
ゲラルト(メダルが震えている。いないなんてある訳がない)

ゲラルト(しかし変だ。メダルが震えるということは……)

叢雲「ていうか!なんで提督が!」

叢雲「なんで一緒に出撃してるのよーーーーーーーーーーーーーーー!?」

ザッパーン!!

ゲラルト「……ん?船があれば海は渡れる。それよりもっと先行して索敵しろ。俺に合わせずともいい」

叢雲「そういう問題じゃないわ!」

叢雲「ありえない……ありえないわ……」プルプル

ゲラルト「!」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/08(水) 22:48:43.31 ID:ebBgyisVO
叢雲「え……て、敵影発見!数3!真正面!う、うそ……!?」

ゲラルト(どんな奴だ。さて)

ゲラルト「ウワサの酸素魚雷はどうした。撃て!先制しろ」

叢雲「も、き、今日は持ってないの!」

ゲラルト「笑えないな」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/08(水) 22:53:26.70 ID:ebBgyisVO
叢雲「敵機確認!……いっ!?」

軽巡ホ級、駆逐イ級、戦艦ル級「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

ゲラルト(怪物。一体は人の形)

叢雲「せっ戦艦ル級!!?鎮守府のこんなに近くに!?ありえないわ!」

ゲラルト「落ち着きがないな……大丈夫か?」

叢雲「私のセリフよ!提督こそ!?」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/08(水) 22:59:35.58 ID:ebBgyisVO
ゲラルト「ああわかった。早く右手のそいつで撃ちまくれ」

叢雲「分かってる……わよ!」ドンッ!

軽巡ホ級「ーーーーーーーーーー?!?!?」轟沈

叢雲「よし。悪くないわ!」

ゲラルト「戻れ!」

叢雲「え?」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/08(水) 23:16:24.59 ID:Iu7+svJ60
戦艦ル級「ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」ドドドンッ!

叢雲「あ……ぐっ!?(調子に乗った……!)」目を瞑る

叢雲「…………ぐ」

叢雲「………………」

叢雲「…………」

叢雲「……当たらなかった……?」

ゲラルト「「「うおおおおおお!!」」┣¨┣¨┣¨┣¨ドド……

叢雲「て、提督!大丈夫!?くっ!」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/08(水) 23:39:16.52 ID:Iu7+svJ60
ゲラルト(あいつ。どう考えてもあの位置からなら叢雲を狙うべきだった。それを……)ゲホゲホ

ゲラルト「……ふっ」ポイッ

駆逐イ級「ーーーーー!!!」ドゴオオオオン!!!

ゲラルト(なんてあっけない。散弾1つで沈むのか?問題は人型だ)

叢雲「提督!!」
115 :今日はここまでで :2016/06/08(水) 23:45:06.94 ID:Iu7+svJ60
ゲラルト「大丈夫だ。すべて外れた」

叢雲「!」ほっ

叢雲「……あれ?もうあの戦艦一機……もう一機は撤退したの?」チラチラ

叢雲「これは僥倖ね、提督」

ゲラルト「ああ」

戦艦ル級「ーーーーー!!!」

ゲラルト(いくつか……あいつの挙動から感じる。怒り、悲しみ、喪失感、絶望、そして知性)

ゲラルト(クソ。風がうなっている)
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/09(木) 03:51:31.77 ID:FAHbN4KOo
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/09(木) 09:24:15.77 ID:stlVb91wO
おつ
叢雲はかわいいなぁ
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/17(金) 12:10:58.04 ID:3OQtyxEmO
ゲラルト「叢雲。俺と奴の間に入るようにして出来るだけ早く前進しろ」ギッ

叢雲「提督は?私が離れると提督は生身よ!?」

ゲラルト「ああ。ほらいけ」

叢雲「ちょっと!……もぉ〜!」ザァッ

ゲラルト(奴の狙いは俺か。なぜだ?艦娘を攻撃しない敵?あの妖精が言っていたことは間違いだったのか)

ゲラルト「!」

ゲラルト(なんだ?あの特徴的な髪留めは。無骨な外見には不釣り合いな金色が光っている)
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/17(金) 12:15:48.07 ID:3OQtyxEmO
ゲラルト(……こいつは訳ありか?艦娘を攻撃せず俺を。人を見分ける力があり、意図的に俺を。だとするとこいつは)

戦艦ル級「「ーーーーーーーーーーーー!!!」」┣¨┣¨┣¨┣¨ドドッッ!

叢雲「あ!」

ゲラルト「ああ」ヒュルルルルル……

ゲラルト「「「…………!!」」┣¨┣¨┣¨┣¨ドド……

叢雲「提督ーー!大丈夫ーーーー!?」

叢雲「……」

叢雲「て、提督……?!」

…………

……
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/17(金) 12:25:22.58 ID:3OQtyxEmO

ーーーーーーバチッ!!

叢雲「!?」

戦艦ル級「「「!?」」

…………シー……ン……。
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/17(金) 12:32:00.75 ID:3OQtyxEmO
戦艦ル級「………………??」

戦艦ル級「…………」

戦艦ル級「…………?!」グラッ

叢雲(紫の電撃?紫の電撃が、煙の中を突っ切って)

ーーーーーーバチィッ!!

戦艦ル級「「ギッ……」」

ーーーーーーバチチチチチィッッ!!!!!!!

戦艦ル級「「「イギギャャああああ!!」」」」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/17(金) 18:51:49.77 ID:3OQtyxEmO
叢雲「…………」

叢雲「なん……!?」

ゲラルト「飛ぶ砲弾。避ける練習はウォーターハグと死ぬほどしたよ」

ゲラルト「終わりだ怪物」ヌッ……

ゲラルト「!」ピタ

戦艦ル級「ーーーーーーーー」

ゲラルト「……お前は」

…………

……
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/17(金) 19:00:33.25 ID:i8A75Xns0
別モードイャーデンの便利さは異常
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/18(土) 01:57:39.88 ID:uGY1/ucU0
おつ
艦これとウィッチャーどっちも好きだから期待
39.98 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)