このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

男「VRMMOゾンビゲーをやってたらログアウトできなくなった件」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:52:15.21 ID:ON7seIbcO



男「おい!!!!!!ログアウト出来ないって話、マジなのかよ」

友「あぁ、しかも強制的にシャットダウンするとプレイヤーの脳が焼かれて云々」

男「………マジかぁ」


ゾンビs「ゔぁぁあああ………」ゾロゾロ
ゾロゾロ

男「はぁ、ああもうめんどくせえなあっ!」
ババババババーーンッ

HEAD SHOT
HEAD SHOT
HEAD SHOT

ゾンビs「うぼぁ……」ドサッ

男「ったくゾロゾロゾロゾロと、ロッキーの撮影じゃないんだよこれは」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464630735
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:53:01.45 ID:ON7seIbcO

友「さすが、照準精度のSMGであれだけヘッドショット決められるとは、やり込んでるね」

男「まぁな、しっかしログアウト出来ないとなると……ふむ」

友「しばらくはこのゲームを遊び尽くすしかないってことだ」


男「ふぅん、まぁそれはそれで退屈せずにすみそうだな」

友「だな」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:53:31.44 ID:ON7seIbcO


友「こうしてる間にも、俺たちの体は病院のベッドの上とは不思議なもんだなぁ……」


男「…はぁ」

友「ん?どうした男よ、何があった?」

男「いや、いいかげんゾンビの頭を銃で吹っ飛ばすのも飽きたなって」

友「おっ、そうか……まあログアウト出来なくなってもう一ヶ月だもんな」

男「存外、ゲームばっかになると逆に退屈になるもんだな」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:54:23.51 ID:ON7seIbcO

友「だったらこの"クラフト"ってスキルを習得してみるのはどうだ?」

男「うん?クラフト?」

友「ああ、このスキルを使えば銃以外武器を自分で作り出すことができるんだ」

男「へぇ、でもそんなのはっきり言って銃より弱いだろどう考えても」

友「ああ、まぁぶっちゃけ死にスキルだわな、でもヒマしてるんだったら丁度いいべ?」


男「……それもそうだな、よし!!!!」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:54:58.28 ID:ON7seIbcO


男「へぇ、このクラフトってスキルで自分好みの武器を作れるのか」

友「使い込めばデッド○イジング的なこともできるかもな」


男「試しにボウガンとか作ってみたぞ」バーンッ

友「ほう、そりゃすごい」


ゾンビ「ゔぁぁあああ……」

男「さっそく試し射ちだ」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:55:57.57 ID:ON7seIbcO

男「喰らえっ!」

ヒュンッ ドスッ
HEAD SHOT

ゾンビ「うげぁ」ドサッ


友「おおっ!なるほど、威力はそこそこ……ボウガンだから消音性もバッチリなのか」

男「オマケに矢は弾より調達が容易だ」

友「ほーん」


男「これは死にスキルっていってたが、やり込めば面白くなるかもしれねえな」

友「すげえな」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:56:33.08 ID:ON7seIbcO


カチャカチャッ
男「VRゲームだからクラフト中の作業も超リアル」

友「それなら、現実世界に戻れば日曜大工くらいなら出来るようになるかもな」

男「まあ戻れたらの話だがな……」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:57:30.45 ID:ON7seIbcO


ゾンビ「ゔぁぁあああ……」

スチャッ
女「……………っ!」

ザシュッ!

ゾンビ「ぶえっ」ドサッ


友「おっ、あそこで刀を振るってるのは有名プレイヤーの女さんだ」

男「?……なんだそれ、誰だよ」

友「はっ?お前、このゲームやってて女さんのことも知らないのかよ」

男「ああ、そうだが?」キョトン

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:58:06.74 ID:ON7seIbcO

友「女さんっていうのは、このゲームを刀一本でやり込んでる凄腕プレイヤーのことだ」

男「俺も今クラフトのスキルでやり込んでるんだが?」


友「しかもリアルの容姿はとびきりの美人らしいとの噂が」

男「ふーん、まぁ興味ないんだが?」

友「はぁまったく、お前はゾンビ以外はとんと無関心だよな、はぁ」

男「ほっとけなんだが?」




女「………」ジー

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:58:48.75 ID:ON7seIbcO

女「……あなた、珍しいスキル持ってるわね」

男「ん?」

友「お!?」

男「ああ、このクラフトのスキルのことか?」


女「そのスキルって、武器の手入れなんかも出来るみたいだけど」

男「まあ、そういう派生スキルもあるが」

女「……ふぅん」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:59:29.69 ID:ON7seIbcO


男「ほらよ」

刀「ピッカピカ」

女「!…すごい、私の刀……こんなに綺麗になるなんて、切れ味もずいぶん上がってるみたい」

男「お役に立てたなら何よりだ」


女「……ねぇ、これからもたびたび刀の手入れを頼んでもいいかしら」

男「別にいいが、その代わり必要な素材はそっちが用意しろよな」

女「ええもちろん」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 02:59:59.16 ID:ON7seIbcO

女「それじゃあ、今度ダンジョンの廃墟にでも一緒に潜りましょう」

男「ああ」ヒラヒラ



友「おぃぃいいいいいいっ!!お前何しれっと女さんと仲良くなってんだよこの唐変木め!」

男「知るかよ、別に仲良くなんかなってねーし」

友「ぐぬぬ、こんなことなら俺もクラフトのスキル身につけとくんだったぁ……」


男「めんどくせぇ」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:00:40.55 ID:ON7seIbcO


女「最近、なんだかプレイヤーたちの様子が変だと思わない?」

男「変?……プレイヤーが?」


他プレイヤー1「ゔぁぁあああ……」

他プレイヤー2「ゔぁぁあああ……」


女「なんだかみんなゾンビみたいになって……一歩も動かず呻いてばかり」

男「単に感染してゾンビ化してるだけじゃないか?」

女「いえ、ステータスを見てもそういった異常はないみたいだけど……」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:01:32.55 ID:ON7seIbcO

男「悪ふざけしてるって可能性は」

女「人数が5人10人ならば分かるけど……それが100人200人ともなると」

男「!そんなに多くの人間が」

女「………私の知ってる限りは、だけど」


男(ふむ、運営からの連絡もない……そういえば最近友の姿を見てないな)

男「!……まさか!」ダッ

女「あ、ちょっと!……どうしたのかしら急に」


ピコンッ

女「………?……あら?」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:02:05.05 ID:ON7seIbcO


友「ゔぁぁあああ……」

男「!……友、お前」

友「ゔぁぁあああ……」

男(ステータスに異常はない、なのにこれは…)

男「おいふざけてんのか?全然笑えないぞ、そんなの」


友「ゔぁぁあああ……」

友「ゔぁぁあああ……」


友「ゔぁぁあああ……」ヨロヨロ


男「っ………なんなんだよ、いったい」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:02:41.68 ID:ON7seIbcO


男(近頃はすっかり街中で人間の姿を見なくなった……いるのはNPCとゾンビのようになってしまったプレイヤーばかり)

男(女の奴は影も形もなくなってしまった……)


男「どうなってんだ……まったく」

ピコンッ
男「ん?……あれ?いつの間にかログアウト出来るようになってるぞ、全然気づかなかった」


ポチッ

男「!!?」
ヴォオオオオンッッ

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:03:19.22 ID:ON7seIbcO
……



男「ぷはっ、はぁ……はぁ…っ」

男(こ、ここは、病室か?……くっ、体が重い、寝たきりですっかり鈍ってる、ヘッドギアが邪魔だ)


男「お、おーい、誰か……いないのか!」

シーーン……

男「そうだ、ナースコールを押せば……?反応がない、壊れてるのか?」

男(くっ、仕方ない……とにかく病室の外に出よう)

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:04:03.27 ID:ON7seIbcO

男「!……これは、なんで病院の廊下がこんなに散らかってるんだ?それにこれは……血?」

ドア「」
ガンガンガンガンガンガンッ!!


男「!?」

男(な、なんだこの扉……鎖で施錠されて、向こうに誰か……いや、まさか)

ドア「」
ガリガリガリ……ガリガリガリ

?「ゔぁぁあああ……」

男「ひっ!」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:05:06.19 ID:ON7seIbcO

男「はぁ、はぁ……はぁはぁ」タッタッタッ

男(重たい足を引きずるようにして病院の外に出ると、そこには大量の死体袋が転がっていた)


死体袋「」モゾモゾ

男(なかには、中で何かが動いているものもあった)

男「まさか、こんなのまるで……まるでドラマかゲーム、みたいな……」


ガサッ

男「!」

男(物陰から、なにか…)


ゾンビ「ゔぁぁあああ……」

男「う、うわあああああああっ!!!!」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:05:40.35 ID:ON7seIbcO


男「くそっ、くそっ!……はぁ、ぜぇ」

男(これは現実なのか、俺はまだログアウトしていなかったのか……でも)

男「……ぜぇ、ぜぇ」


ゾンビ「ゔぁぁあああ……」

ゾンビ「ゔぁぁあああ……」

男(息が苦しい、間違いなくこれは現実だ……だったら俺を追いかけてくる<奴ら>も」

ゾンビ「ゔぁぁあああ……」


男「くっ、うぅ……」

男(どうやら、このリアルで本当にゾンビパニックが巻き起こってしまっているらしい、が)


男「くっそ、なんだよ……なんなんだよ一体!!」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:06:08.30 ID:ON7seIbcO


男「はぁはぁ、こ、ここは?」

ホームセンター「」


男「ホームセンターか……!そうだ」


ゾンビ「ゔぁぁあああ……」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:06:51.21 ID:ON7seIbcO

男(よし、ある程度の道具が揃ってる……これなら)
カチャカチャカチャッ

ゾンビ「ゔぁぁあああ……」


男「よしっ!」

手製ボウガン「」 ジャキンッ


ゾンビ「ゔぁぁあああ……」

男「これでも喰らええっ!!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:07:21.82 ID:ON7seIbcO


バシュッバシュッ
ドスッドスッ!

ゾンビ「がっ、ぁ……」

男「よ、よし……もう一匹」


ゾンビ「ゔぁぁあああ……」

男「くっ!」


手製ボウガン「」 バキッ

男「あっ!」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:08:13.58 ID:ON7seIbcO

男(ボウガンが、壊れた……くそっ!やっぱりゲームみたいにはいかないのか!)

ゾンビ「ゔぁぁあああ……」


男「う、うぁ……ああ」

男(もう、ダメだ…)

ゾンビ「ゔぁぁあああ……」
ガバッ

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:09:27.20 ID:ON7seIbcO


バイク「」 ブルンブルンブルルルルッ

ゾンビ「ゔぁぁあああ……」ピタッ


男「ぇ?」


?「……ふんっ!」ブンッ

ザシュッ!ゴシャッ!
ゾンビ「ぐ、ぇ…ご、ひゃ……」


男(唐突にバイクのエンジン音がしたと思ったら、そこから降りたった誰かがゾンビの頭を滅多打ちにしてしまった)


男(そいつは長い黒髪で、セーラー服の上にプロテクターを身につけ……その手で木刀を振るっていた)

ゾンビ「」 ピクッピクッ


女「ふぅ……危ないところだったわね、大丈夫?あなた」

男「えっ、ぁ……お前、お前は」

女「?………あっ、あなた!……そのボウガンもしかして」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:10:17.91 ID:ON7seIbcO


女「そう、それじゃあ今日までログアウトせず病院のベッドの上にいたってわけ」

男「あ、あぁ……そうだ」

女「運が良かったのね、大抵は寝たきりのまま彼奴らに……食われるのがオチなのだけど」


男「食われるって、それは」

女「もちろん、ゲームの話じゃないわよ」

男「……っ」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:10:59.01 ID:ON7seIbcO

男「待てよ、それじゃあ……ゲームの中でゾンビみたいになってたプレイヤーは、まさか」

女「そう、ログアウトも出来ずゾンビに食われて……現実でゾンビになってしまった人たちよ」


男(そんな、じゃあ……友は、もう……)

女「……せめて苦しまずにすんだことを祈る他ないわ、今となってはね」

男「……………」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:11:47.83 ID:ON7seIbcO

男「いったい何で……こんなことに」

女「何故、なんて今さら意味のないことよ……新聞じゃ化学汚染や新種のウイルスなんて書いてあるけど、真相がこんなところに書いてあるわけない」

男「……そうか」


男「それで、そっちはずっと一人で、こんな世界で生きてたのか」

女「?……いいえ、私一人じゃないわ、妹と一緒に、今日まで何とか生き延びてきたの」

男「妹?」

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:12:28.10 ID:ON7seIbcO


女「ええ、紹介するわね」

男(そう言って彼女は、バイクの後ろに乗せていたクマのぬいぐるみを俺の方に連れてきた)


ぬいぐるみ「」

女「見ての通り、ちょっと人見知りで、ほら、ご挨拶して」

ぬいぐるみ「」ユサユサ

男「あっ(察し)」

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:13:24.27 ID:ON7seIbcO

女「目が覚めた後、お父さんもお母さんもいなくなってたけど……この子だけは見つけることができた。私も本当に運が良かった」

ぬいぐるみ「」

女「………ふふ、うん……私も大好きよ」

ぬいぐるみ「」


男「」

男(『キャスト・アウェイ』かよ……)
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:13:58.64 ID:ON7seIbcO

女「この先に私達が根城にしてる場所があるの………とりあえずそこまで行きましょう」

男「あっハイ」


女「どうやらゾンビどもはハシゴは登れないみたいだから、高所に逃げればとりあえず安全………ん?」

ぬいぐるみ「」

女「うん……大丈夫、彼は信用できるわ、多分ね……大丈夫、いざとなればお姉ちゃんが守ってあげるから、大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫」ナデナデ

ぬいぐるみ「」


男「お、おう……じゃあとりあえずそこに行こうか」

女「ええ、行きましょう」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:14:36.78 ID:ON7seIbcO


男(彼女の案内した場所に着いたころには陽がすっかり暮れてしまった)

男(見知らぬアパートの屋上で横になり、これからどうすればいいのか……そればかりが頭の中を巡っていた)


女「ねんねーん、ころりーよ……ふふ」

ぬいぐるみ「」




男(……どうすっかなぁ)

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/31(火) 03:15:02.23 ID:ON7seIbcO
こんな、男の追い込まれた状況に対してあの人がひとツッコミ

ダミ声「2ストライクからの代打か!」

おわり
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/31(火) 03:15:29.57 ID:ON7seIbcO
依頼出す
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 03:34:26.94 ID:tA+iajBnO
そうか
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 03:35:19.38 ID:36rQ4XBzO
続かねーのか
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 05:04:41.82 ID:alJS7JJ0O
そこで終わるのか
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 08:41:15.91 ID:p1KE1IaEo
キャストアウェイ初めて知ったわ
がっこうぐらしのりーさんのぬいぐるみによる病みってキャストアウェイ元にしてんのかな
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 12:32:38.01 ID:jyji4GP/O
SAOリスペクトかと思ったけど
違った
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 19:25:17.75 ID:rCuLXYhy0
終わってしまうのか…乙です
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 19:45:44.52 ID:yLmSNRIbo
本編始まったかと思ったら終わってた
何を言ってるのかわからねぇと思うが乙ぁぁあああ……
16.78 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)