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アンツィオ無頼 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/03(金) 23:55:26.33 ID:1Hszm5BT0
・書き溜めてないのでゆっくり

・若干のキャラ崩壊あるかもしれませんので、注意して下さい

・タイトルからわかる方も居るかも知れませんが、某ファントム風なガルパンです



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464965726
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 : ◆4RaTprJWGY [saga]:2016/06/03(金) 23:57:52.75 ID:S/jDowzwo
アンツィオという時点で期待
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:06:20.79 ID:UzfOQ4Ih0
アンツィオ高校

CV33クルー(青チーム隊長)「いい、学校内での模擬戦だから相手も同じ戦車、誤射に注意しなさい。赤い旗を立ててるのが敵よ。旗をよく見て行動して。間違っても青旗を撃たないように」

チーム一同「了解」

ゴゴゴゴゴ

青チームA「しっかし、全部で4両、2対2の模擬戦なんてやる意味あるの?これじゃあ遊びじゃない」

青チームB「ちょっと前まではもっと派手に出来たのに…全部あいつが悪いのよ、あいつが」

ブロロロ

ペパロニ「気合入れて行くぜー」

ペパロニ車長「ちょっと、こんなボコボコしたところ、ヴェローチェじゃ無理よ…きゃっ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:11:22.83 ID:UzfOQ4Ih0
ペパロニ「ん?何か言ったっすか?」

ペパロニ車長「……」

ペパロニ「この程度で伸びちゃうなんて、やわっすねー」

ゴゴゴゴ

青チーム隊長「そろそろ、遭遇してもおかしくない…」

g…ブロロロロー

ペパロニ「ひゃっほうー!」

青チームA「で、出た。あいつよ、撃てぇー!」

ダダダダダッ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:15:08.12 ID:UzfOQ4Ih0
ペパロニ「そんな離れてちゃ、撃ち抜けないぜ」

ブロロロ

青チームA「突っ込んでくるわ。早くやつけなさい!」

ダダダダ…

青チームB「とまりなさいよ…きゃー、ぶつかるー」

ペパロニ「今っす!」

ペパロニ車長「……」(シーン)

ペパロニ「…ありゃ、まだ伸びてるっすか?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:23:02.80 ID:UzfOQ4Ih0
青チームA「よ、よけてー」

ブロロロ

ペパロニ「あぁー、今ぶっ放せてたら、やっつけれたのになぁー」

青チームB「あ、アブねぇー」

青チームA「ふ、ふっ…危なかったーあぁ、前ー!」

ガッシャーン シュポッ!

ペパロニ「ありゃ、まぁいいか。敵撃破だぜ!」

青チーム隊長「もう、練習中止よ中止!…あの様子じゃペパロニの車長は保健室送りね」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 00:28:19.22 ID:QcRzXZ8cO
ファントム無頼と聞いて
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:29:31.95 ID:UzfOQ4Ih0
ハンガー

ペパロニ車長「……うぅ…」

青チーム隊長「あなた、無茶しすぎよ!」

ペパロニ「そんな無茶なことしてしてないっすよ。このとおりピンピンしてるじゃないっすか」

青チーム隊長「あなたがタフすぎるのよ!」

ペパロニ車長「…はっ」

青チーム隊長「あっ、気がついた?」

ペパロニ車長「無理、もう戦車なんか乗りたくないー!」(パタッ)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:35:29.97 ID:UzfOQ4Ih0
保険の先生「うーん。これじゃあ、戦車道続けるのは無理ね」

青チーム隊長「そんな…また減ったじゃない。これじゃあ戦車道続けるのも時間の問題ね…」

ペパロニ「えぇー、せっかく楽しくなってきたのになぁー、終わっちゃうんすか?」

青チーム隊長「誰のせいだと思ってるのよ!」

ペパロニ「先輩が怒りすぎるのがいけないんじゃないっすか?」

青チーム隊長「あんたのせいでしょ!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:47:05.26 ID:UzfOQ4Ih0
数日後

ペパロニ「あぁー、今日も練習無しかぁー。もうやんえねぇのかな?」

カルパッチョ「私たちと後2人しか居ないんじゃ練習にならないもの。それより新しい選択科目考えたほうがいいんじゃないかしら?」

ペパロニ「ちぇっ、楽しいのになぁ、戦車道」

カルパッチョ「人が居ないんじゃ仕方無いもの…」

ガッシャーン

カルパッチョ「な、何!?どうしたの?」

アンツィオ生徒「た、大変だー!屋台に戦車が突っ込んできたぞ!」

カルパッチョ「えっ、戦車!?そんな、うちの戦車はここにしまってあるので全部な筈なのに…一体、どこの誰?」


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:50:38.51 ID:UzfOQ4Ih0
ペパロニ「さては、どっかの学校がカチコミに来たんだな!」

カルパッチョ「まさか。黒森峰みたいな強豪校ならまだしも、うちみたいな弱小校に…」

ペパロニ「面白れー、相手になってやるぜ」

ヒョイッ

カルパッチョ「あっ、ちょっと。一人でどうする気よ?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 00:58:53.80 ID:UzfOQ4Ih0
ブロロロロ

ペパロニ「行くぜー、どこのどいつか知らねぇが、このペパロニ様が相手になってやるぜー!」

カルパッチョ「勢いよく飛び出したのはいいけど、CV33一両で相手に出来る戦車なんてたかが知れてるわよ」

ペパロニ「そんなもん、やってみなきゃ分からないじゃんよ。戦う前から弱気でどうずんのよ?」

カルパッチョ「本当、その元気はどっから出てくるのかしら?」

ペパロニ「おっ、あそこだな。出てきやがれ!どこのどいつだかしらねぇが、このペパロニ様が相手になってや…る…ぜ」

カルパッチョ「えっ?あれって…」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 01:04:19.45 ID:UzfOQ4Ih0
ペパロニ「な、なんだありゃー」

90式戦車「……」

カルパッチョ「どっから見ても自衛隊の90式よね、あれ」

ペパロニ「はぁ!?何で自衛隊がこんな所に居るんだ?まさか、アンツィオの強さにビビッて自衛隊を送り込んで…」

カルパッチョ「いくらなんでもそれは無いと思うけど…それに自衛隊の戦車にこられたらどこの学校も勝てないわよ」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 01:09:06.92 ID:UzfOQ4Ih0
ペパロニ「うーん。だけど、そうでもないとうちに自衛隊が来る理由が無いぜ?」

カルパッチョ「それは、直接聞いたほうが早いと思うけど?」

ペパロニ「おーい、うちに、一体何の用ですかー?」

ガチャッ

ペパロニ「おっ、出てきた」

亜美「…今日は」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/04(土) 01:10:17.49 ID:UzfOQ4Ih0
今日はここまで
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 08:16:26.10 ID:5+0UUU+AO
乙 まさか2016年になってもファントムが現役だとは思ってなかったわ
ガルパンだとエリ8の方が向いてそうだがどうなるのか 期待
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 14:00:59.90 ID:rVRn2btHO
>>16
ヘイ!会長!干し芋があるぜ!
18 : ◆HU2KnQjPec :2016/06/10(金) 22:07:16.83 ID:SQvJcvtBO
再開します
携帯からなので、今回から酉付けます
19 : ◆YatJjU4iQo [sage]:2016/06/10(金) 22:30:26.76 ID:SQvJcvtBO
ペパロニ「あっ、うぃっす」

カルパッチョ「今日は……あ,あのー自衛隊の方が何の用ですか?」

亜美「今日から、戦車道の授業の特別教官として着任予定の戦車教導隊、一等陸尉、蝶野亜美です」

ペパロニ「マジっすか?うちに90式が来るなんて、黒森峰も目じゃないぜ」

カルパッチョ「あの人が乗ってきただけで、うちにくれる訳じゃないわよ。第一レギュレーション違反で使えませんよ」

ペパロニ「ちぇっ」
20 : ◆HU2KnQjPec [sage]:2016/06/10(金) 22:37:51.01 ID:SQvJcvtBO
カルパッチョ「でも、変ですね。うちみたいな
潰れかけの戦車道な学校に教官だなんて」

ペパロニ「きっと、サプライズで呼んだんだよ」

亜美「???……ちょっといいかしら?」

ペパロニ「なんすか?」

亜美「ここは、何処の学園艦かしら?」

ペパロニ「うちはアンツィオっすよ」

亜美「あちゃー」
21 : ◆HU2KnQjPec [sage]:2016/06/10(金) 22:46:48.93 ID:SQvJcvtBO
亜美「確か、渡された命令だと…やっぱり。違う学園艦に降りたみたいね。昨日の嵐で、予定の合流地点からずれたのね」

カルパッチョ「やっぱり。おかしいと思いました」
ペパロニ「なんだ。間違えたんすか」

亜美「困ったわね。車載無線機は、今回付けて来てないし…そうだ、貴女達の学校に案内してくれないかしら?学校なら、それなりの通信手段あるでしょ?」
22 : ◆HU2KnQjPec [sage]:2016/06/10(金) 22:59:43.35 ID:SQvJcvtBO
ゴゴゴ…

アンツィオ生徒「止まって、止まって」

ペパロニ「わっ、何だ何だ?って、昼飯の行列か」

カルパッチョ「あっ、もう昼休みね。此だと当分通れそうに無いわね」

ペパロニ「まぁ、戦車この辺に置いといて、パスタでも食って来れば通れるしょ。アンツィオ名物の鉄板ナポリタンなんて、いかがっすか?」

亜美「うーん。美味しそうな話だけど、のんびり食事してる訳にもいかないの。早急に連絡をとらなきゃ、だから行くわよ」

23 : ◆HU2KnQjPec [sage]:2016/06/10(金) 23:12:31.56 ID:SQvJcvtBO
ゴゴゴゴ

ペパロニ「なっ」

アンツィオ生徒「えっ?きゃあ」

亜美「大丈夫、ぶつけたりしないから安心して」

キュラ キュラ

カルパッチョ「あんなにデカイ車体で、人混みの中を縫うように行くなんて」

亜美「ここで、ブレーキ」

ギヤッ

校舎目の前で、ピタッタリ停止

亜美「ふうっ。今日は、通信機お借り出来るかしら?」

ペパロニ(スッゲー、なんて操縦テク。へっ、あの人中々やるぜ)

アンツィオ校長「……はぁ、ペパロニだけでも苦労してるのに、また面倒な客が…」
24 :1FA [sage]:2016/06/10(金) 23:13:31.64 ID:SQvJcvtBO
今日はここまでです
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/22(水) 19:17:42.28 ID:Lo45Eyk+O
はよ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 23:19:14.91 ID:OO70469sO
>>1です。
すいません、体調崩して仕事が溜まってたりで、中々更新出来ませんでしたが、週末辺りには再開出来そうです
27 : ◆HU2KnQjPec :2016/07/24(日) 10:03:17.75 ID:Un4G9Lrf0
アンツィオ高校 戦車格納庫

亜美「…回収は明後日になる予定…。それまでは動かせそうに無いわね」

ペパロニ「…いやー、中々の操縦技術っすね〜」

亜美「…あら?あなた、さっきの、あなた戦車道を?」

ペパロニ「そうっす、戦車道ではペパロニで通ってますぜ」

亜美「ペパロニね〜、アンツィオらしいソウルネームね。戦車教導隊の、蝶野亜美1尉よ」
28 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 10:21:26.26 ID:Un4G9Lrf0
ペパロニ「よろしくっす。さっきの、あれ。あんなに人が並んでる中、こんなでかい図体で軽々良くなんて中々っすね」

亜美「今時は行進しながらの射撃なんてザラよ。それにね、相手だってFCSで簡単に動いてる戦車を簡単に狙えるのよ。下手な操縦じゃいい的だもの」

ペパロニ「へぇー。うちらもそれくらい派手に乗り回してぇなぁ〜」

亜美「うーん、難しいじゃないかしらね。今の戦車と戦車道の授業で使うような戦車とは性能がケタ違いよ」

ペパロニ「…そんなのヴェローチェでやって見なきゃわかんねぇじゃないっすか!」
29 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 10:43:43.11 ID:Un4G9Lrf0
練習場

ゴゴゴゴ ガッシャーン

ペパロニ「あたたた…ちくしょー、また駄目かぁ。どうしてもうまくいかねぇ…」

亜美「懲りないわね。もう朝から7回目よ。最後のコーナリングで曲がりきれずに横転4回、突込みが遅すぎてコーナに激突3回…いい加減あきらめたら?」

ペパロニ「いやっ、まだっす。次は必ず!」

亜美「いくら何でもヴェローチェの足回りじゃ無理よ。普通に練習したら?」
30 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 10:49:02.87 ID:Un4G9Lrf0
ペパロニ「大分うまく出来るようになったっす。次は必ず!」

亜美「非効率だって言ってるのよ。こんな練習したって、他の人の特にならないでしょ」

ペパロニ「あんだと!?」

亜美「何よ!?」

ギャー ギャー

カルパッチョ「あっ、あぁ…私知りませんよ?」
31 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 10:54:02.93 ID:Un4G9Lrf0
亜美「はぁ…はぁ…」

ペパロニ「はぁ…はぁ…」

亜美「…この辺でやめましょう。これ以上争っても何の得も無いわ…」

ペパロニ「そ、そうっすね…」

亜美「…確かにあなたの操縦技術はいい者を持ってるわ。だけど、あなたの操縦技術がよくっても、あなたの無茶振りについてこれる人がいないんじゃ、最後の目標に当てることなんて出来ないわよ。それじゃあ、あなたの技術を証明できないんじゃないの?」

ペパロニ「…それが出来そうな人が居るじゃなっすか、ここに」

亜美「…えっ?」
32 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 10:58:24.62 ID:Un4G9Lrf0
翌日

アンツィオ校長「…ん?またペパロニのやつは戦車乗り回してるのか。懲りないやつだな…」

アンツィオ教師「校長、あの自衛隊の件ですが。まもなく回収の人たちが到着するそうです」

校長「そうですか。じゃあ、早速蝶野さんに連絡を…そういえば、蝶野さんはどちらへ?」

ゴゴゴゴ

ペパロニ「よっしゃ、行くぜー」

亜美「…本当にやる気?」

ペパロニ「絶対に今日は決めて見せるっす…なんすか?ビビッってんなら降りてもらって結構っすよ?」

亜美「こんな事しておいてよく言うわね」(シートベルトぐるぐる)
33 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:00:44.94 ID:Un4G9Lrf0
ペパロニ「よっと、おらっ」

キュラキュラ

亜美「…危ない!」

ペパロニ「大丈夫っすよ、そらっ」

亜美「…わぉっ、やるわね…だけど、こんな荒っぽい運転してたら、普通の女子高生なら逃げ出すわね…」

34 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:06:46.92 ID:Un4G9Lrf0
キィィィィィィーン

校長「…まだ、見つからないのか?飛行機の音が近くなって来たというのに…」

教師「校長ー!た、大変です!ペパロニのやつが、蝶野さんを乗せて…練習を!」

校長「なんでっすって!?早くとめなさい。何かあったら、大問題だ…」

教師「えぇ。だけど現役の自衛隊員ですから、ちょっとぐらいならまだ何とか…」

カルパッチョ「校長先生ー!ペパロニが…」

校長「知ってますよ、彼女が連れ出して…」

カルパッチョ「自分の腕を証明してもらうって、あの自衛隊の人をシートベルトでぐるぐる巻きにして、練習場のほうに…」

校長「な、なんですってー!?」
35 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:12:41.79 ID:Un4G9Lrf0
ゴゴゴゴ

亜美「そろそろ、問題の地点ね…どうするの?」

ペパロニ「逃げも隠れもしねぇっす…あん?何だありゃ…」

キィィィーン

亜美「迎えが来たようね」

ペパロニ「こっちへ突っ込んでくるっす!」

亜美「輸送機が降りれるほど広いスペースはこの訓練場付近しかないもの…だけど、まずいわね。失敗してひっくり返ったりしたら、着陸に巻き込まれかねないわよ……一発勝負よ」

ペパロニ「…よっしゃ、やってやるぜ!」
36 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:16:53.42 ID:Un4G9Lrf0
タッタッタッ

校長「ペパロニさーん、やめなさいー!もし怪我でもさせたら大問題よ!」

カルパッチョ「…輸送機が下りてきます。…も、もし失敗したら衝突してしまいます」

校長「そうなったら…文科省が黙って無いわ…我が校はおしまいよぉ…」

キュラキュラキュラ

ペパロニ「…行くっすよー。そりゃっ」
37 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:19:44.98 ID:Un4G9Lrf0
ゴゴゴゴ ギャァァァァァ

ペパロニ「そりゃー、いけぇぇぇ」

カルパッチョ「あぁ、速度が出すぎてる。あのままじゃひっくり返ってしまいます」

校長「NOooooooooo!」

ペパロニ「こんにゃろー」

ギャッ、ドォォン!
38 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:22:16.05 ID:Un4G9Lrf0
ペパロニ「今っす!」

亜美「……」

ダダダダダッ ドカァン!

亜美「ど真ん中よ!」

ゴゴゴゴ

カルパッチョ「…よかったぁ、間一髪持ち直したわ」

校長「…た、助かった…学園も、私の首も…」(気絶)
39 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:30:26.56 ID:Un4G9Lrf0
ギャッ

ペパロニ「よっしゃーっ!やったぜ!」

キィィィィィン ドピュッ

ペパロニ「お迎えも無事に降りれた見たいっすよ」

亜美「…どうでもいいから早く解きなさいよ!」

ペパロニ「いけねぇ…」

亜美「荒っぽいわね、全く。鞭打ちになるところだったわ」

ペパロニ「…だけど成功しったすよ!失敗したら心中する所だったんだからほめてくださいよ」

亜美「…心中だなんて、冗談じゃないわ。いざとなったら、こんなベルトぐらい引きちぎってレバーを奪い取ってたわ」

ビリッ

ペパロニ「…なっ」
40 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:35:23.48 ID:Un4G9Lrf0
亜美「…だけど、あの土壇場で持ち直して成功させるだんて。荒っぽいけど筋はいいわ、グッジョブ、ベリーナイスよ」

ペパロニ「ヘヘヘッ…」

亜美「もっと自身を持ってやりなさい。そうすればもっとうまくなれるはずよ」

ペパロニ「いやーっ、照れるっすー」

亜美「……さあて、練習に付き合ってあげたんだから、それなりの報酬があっても良いんじゃないかしら?」

ペパロニ「…いっ、そんなぁ、金なんて無いっすよ〜、うち貧乏なのに…」

亜美「…高校生から、お金巻き上げるなんて真似しないわよ。スリリングな経験したらお腹がすいたの。丁度お昼の時間でしょ?」
41 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:40:51.08 ID:Un4G9Lrf0
ペパロニ「なんだぁ、そういう事っすかぁ。飯なら任せてくださいよ。お礼に、腕によりかけて最高の鉄板ナポリタン作って来るっす!」

亜美「そう。じゃあ、期待して待たせてもらうわ」

ダッ

ペパロニ「よっしゃぁ!待っててくださいよー」

亜美「えぇ。(乱暴だけど、腕は良いわ。あの技術なら磨けばもっと光るはず。あの娘に足りない者は頭脳となる優秀な車長ね…だけど、あんな娘に合って指揮官がこなせる人材なんて……)」
42 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:47:01.78 ID:Un4G9Lrf0
アンツィオ生徒A「今日のお昼どうしよっかなぁ〜?日替わりのランチって、今日何だっけ?」

アンツィオ生徒B「今日はアンチョビのパスタだったと思ったけど」

亜美「…日替わりランチがアンチョビのパスタだんて、本当イタリア式ね。ん?アンチョビ……アン…チョビ…安…そうだわ!」

アンツィオ生徒A&B「ビクッ!」

亜美「あっ、ごめんなさいね、大声だして。(あの娘なら、もしかしたら…)」
43 : ◆HU2KnQjPec [sage saga]:2016/07/24(日) 11:50:27.33 ID:Un4G9Lrf0
今日はここまでです
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