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【艦これ】赤城「提督が加賀さんに振り向いてもらいたいそうですよ」【安価】  - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:18:53.34 ID:e6RU3pLRo

艦隊これくしょんの二次創作安価スレです


・独自設定・独自解釈
・若干のキャラ崩壊
・提督が少年


以上の内容にご注意ください


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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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2 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:20:30.10 ID:e6RU3pLRo

加賀さんに振り向いてもらうという目的の元、純愛だったり三角関係だったり略奪愛を繰り広げたりするスレです
いつもはエッチな内容ばかり書いていますが今回は健全です


簡単な人物紹介


提督
13歳くらいの幼い容姿の少年
奔放な性格でやや不真面目で嘘つきだが、やるべきことを投げ出すことは無い
加賀さんに毎日のように愛を振り撒いているが軽く流されている
押しが強いが押されると弱い


加賀さん
一航戦のむっつりな方
提督の事が苦手で、日々の提督からのアピールも冗談やからかいだと思っている


赤城
一航戦のぼんやりした方
提督の初期艦でとても仲がいい


この3名+安価で決めたキャラ3名をメインでお話を回します
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:23:17.81 ID:aZ9FlYsWo
じゃあ間宮さん
4 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:23:30.49 ID:e6RU3pLRo

加賀さんが提督の告白を受け入れたり、提督の心が折れたりすればそこで終了です
終われば登場人物設定をまるっと全て設定し直す予定です



人が居ればメインとなるキャラを決めたいと思います
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:25:56.98 ID:27tgYg6DO
ずいずい
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:26:33.47 ID:XIiVT8BHo
おるで
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:26:33.85 ID:wiJ/o0Y9O
安価まだだろ乞食ども
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:27:34.62 ID:A5jdjqkh0
いるっぽい
9 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:29:17.08 ID:e6RU3pLRo

来てくださったようなので始めます


持っていない艦を指定されて最安価も申し訳ないので、メインとなる艦の決め方は
私の鎮守府の持っている艦、古い順でNO.1〜117の数字で決めます


なので、数字をかきこんでくださいね



では一人目
↓3までで最もコンマが高い艦を採用
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:29:26.79 ID:27tgYg6DO
あ、そうだったね。ごめんよ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:29:40.61 ID:XIiVT8BHo
野分
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:30:42.88 ID:A5jdjqkh0
川内
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:30:47.15 ID:B9KwB7Rx0
110
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:31:08.87 ID:27tgYg6DO
ずい

連投になったら↓
15 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:34:33.51 ID:e6RU3pLRo

>>13採用:NO.110瑞穂



数字!数字でお願いします!!
次回からは雑談が範囲に入ったら範囲を一つ下にずらします


では二人目

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:34:34.58 ID:aI0bRDNHO
数字だろ
1だったら初期艦かね
1で
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:35:12.77 ID:lmBw30QsO
117
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:35:25.43 ID:27tgYg6DO
2
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:35:30.72 ID:XIiVT8BHo
215
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:35:44.59 ID:dm+K4jyjo
間とって58
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:35:48.25 ID:MFWMhWXiO
11
22 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:37:26.93 ID:e6RU3pLRo

>>17採用:NO.117磯風



では最後です


安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:37:53.63 ID:27tgYg6DO
2
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:38:35.81 ID:rcsuS3zZO
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:38:55.95 ID:XIiVT8BHo
85
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:39:08.94 ID:RV/FZIYdO
77
27 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:44:19.60 ID:e6RU3pLRo

>>25採用:NO.85 天津風


提督
加賀さん
赤城

瑞穂
磯風
天津風

以上の6名をメインでお話を回します



次はざっくり提督の事をどう思っているかを決めます
好感度みたいなもんですね
加賀さんは固定なので赤城さんの感情


1、普通(誰が好きであろうとどうでもでもいいと思っている)
2、好き
3、嫌い
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:46:00.03 ID:xeR32kVZO
3
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:46:36.73 ID:HpdwK9tdO
4ヤンデレ
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:46:56.19 ID:nvt6xnEHo
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:46:57.94 ID:27tgYg6DO
2
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:47:18.96 ID:5x0f+hd+0
3
33 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:48:07.60 ID:e6RU3pLRo

>>29採用:4、ヤンデレ



では瑞穂の感情
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:48:41.77 ID:QZN7gGawO
大嫌い
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:49:16.66 ID:nvt6xnEHo
赤城の事が大好き
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:49:31.56 ID:gNDBDkCKO
3
37 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:51:25.44 ID:e6RU3pLRo

>>34採用:大嫌い



では磯風の感情
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:52:40.28 ID:nvt6xnEHo
料理の実験台
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:52:42.78 ID:27tgYg6DO
加賀さんが好き(ヤンデレ)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:52:55.38 ID:3Ji+FvUCO
1
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:52:56.18 ID:B9KwB7Rxo
(料理をおいしく食べてくれるから)好き
42 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:56:01.67 ID:e6RU3pLRo

>>39は提督への感情ではないのでちょっと不採用とさせてもらいます
>>40採用:普通



天津風の感情
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:56:36.37 ID:wol1UVVpO
デレデレ
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:56:40.69 ID:XIiVT8BHo
お父さん
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:56:50.14 ID:zrf/N7Wvo
好き(ラブで)
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 22:57:45.09 ID:27tgYg6DO
幼なじみ的な感覚(恋愛感情無し)
47 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 22:58:40.84 ID:e6RU3pLRo

>>44採用:父性を感じている



全員決まりましたね
それでは本編開始となります
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 23:01:54.15 ID:zrf/N7Wvo
加賀さんの好感度云々の前に話かけるだけで渋い顔されそうな他の面々どうにかしませんか?(震え)
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 23:04:21.80 ID:jZKkfm+3O
てかヤンデレてデレてるしな
50 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 23:06:10.04 ID:e6RU3pLRo

提督「………赤城、重大な問題がある」

赤城「はあ…どうしましたか?おねしょでもしてしまいましたか?」

提督「確かにこの年でおねしょしてしまったら問題だけど、そうじゃないんだ」

いつものように適当に執務を済まし、二人はお茶を飲みながらくつろいでいた
ふと提督は思いついたように深刻な顔で、赤城に悩みを打ち明ける


提督「まさか、加賀さんはボクの想いに気付いていないのかな?」

赤城「はぁ…またその話ですか」

赤城は呆れて大きく息を吐く
赤城にとってこの状況はもう日常の風景であった

この提督は二言目には加賀さん加賀さんと口癖のように言う

そう、提督は絶賛初恋の真っただ中だった

51 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 23:13:49.50 ID:e6RU3pLRo

提督「だってさーあんなに毎朝好き好き〜って伝えてるんだよ!それなのにあの素っ気ない態度は何かあるよ!」

赤城「提督は誰にでも好き好きって、直ぐに言うじゃないですか」

提督「そりゃあ勿論赤城の事だって好きだし、皆をからかう目的で好きっていうのも嘘じゃないよ?」

提督「でもでも!今度のボクの加賀さんへのloveは本物なの!!」

赤城「で、その想いが伝わっていないのは納得いかない。と」

提督「うんうん!そゆこと〜!赤城は理解が早くて助かるよ」

自らを一番理解してくれていると強く信頼を置く赤城の理解に、提督は嬉しそうに大きく頷く
その信頼が赤城の心を苦しめていることを、この提督は気付いていない

提督が加賀を想うように、赤城もまた提督を想っているのだ
その二人を憎むほどやや病的に、提督を愛していた
52 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 23:23:05.70 ID:e6RU3pLRo

提督「う〜ん…何が問題なのかなぁ〜」

赤城「やはり提督自身の身の振り方ではありませんか?嘘つきですし、不誠実です。そんな人の好意を素直に受け取れなくても不思議じゃないと思います」

提督「うう〜ん…そんなにボクって信頼薄いのかな」

赤城「『冗談だよ』という言葉を日本で一番多く言ってきた人間ではないでしょうか?」

提督「………それは確かに思い当たる節が多いね」


提督は悩むようにうんうんと唸った後、ガバリと顔を持ち上げる



提督「悩んでいても仕方がない!今駄目でも、これから好きになってもらえればいいよね!」

提督「どうすれば加賀さんに振り向いてもらえるかなぁ……」


自由安価
安価↓1
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 23:24:26.59 ID:+nBa1Ct8O
夜這いを仕掛ける
54 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 23:27:37.63 ID:e6RU3pLRo

>>53採用


提督「……いっそ夜這いを仕掛ける…?」

提督「いやいやいや!まだ早いよね、もうちょっと段階を踏んで押し切れそうなときにやるべきだ」

提督「ねえ、赤城は何かいい案ない?」

赤城「そうですね……」


自由安価
↓1
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 23:28:24.85 ID:27tgYg6DO
食事に誘う
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 23:29:37.98 ID:/Mk+KB/vO
私で夜這いの練習をしましょう(ニッコリ)
57 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 23:34:40.12 ID:e6RU3pLRo

>>55採用


赤城「食事に誘ってみたりしては如何でしょうか?」

赤城「提督の魅力を伝えるよりもまず、相手に心を開いてもらう事が提督に必要な事だと思います」

提督「おお!いい感じのアイデアだね!」

提督「早速行って来るよ!!」


そうして提督は執務室を飛び出していった


赤城「………」

赤城はその背中を無言で見送り、深く椅子に背を預ける

赤城「はぁ……どうして私はこんな事を…」

深い深いため息を吐き、赤城はグシャグシャと髪の毛をかき乱した

58 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 23:38:16.67 ID:e6RU3pLRo

勢いのままに執務室を飛び出し提督ははたと問題に気づく


提督(そもそも誘いに乗ってくれるかな?)

提督(ボクあんまりお外でご飯食べないから美味しいお店とか知らないしなぁ…)

提督(加賀さんの好みとかもよく分かんないし)

提督(やばい、早速不安になって来た)

提督(どうしよっか……)



1、加賀さんに直接好みを聞きに行く
2、誰かに相談する
3、イベント判定

安価↓1
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 23:39:03.49 ID:3A/D6Gil0
1
60 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 23:42:01.15 ID:e6RU3pLRo

>>59採用:1



提督(直接聞けばいいか)

そう考えた提督は早速加賀を探して鎮守府内を歩き回った


遭遇判定
1,2 瑞穂
3,4 磯風
5,6 天津風
7−9 加賀
0   ???

直下コンマ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 23:42:11.27 ID:XIiVT8BHo
62 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/04(月) 23:52:33.88 ID:e6RU3pLRo

コンマ判定:7


特に苦労することなく加賀さんを見つけることができた

提督「か〜がさんっ!」

提督は感情のままに加賀の背中に抱き付いた
加賀はいつものしかめっ面で、提督を引き剥がす

提督はそんな態度も愛おしいと言わんばかりに満面の笑顔で話しかける


提督「えへへ、加賀さんこんにちは!ちょっとお話したいんだけど平気?」

加賀「……ええ、何かしら?」

提督「加賀さんの好きな食べ物聞きたいなって。教えてもらってもいい?」

加賀「…どうしてそんな事を聞くのかしら?」

提督「加賀さんにご馳走したくって!あっ…それとも迷惑かな?それならそう言って欲しいな」

加賀「………」


加賀の反応
安価↓1

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/04(月) 23:53:22.88 ID:pF4aMnn0O
嫌そうな顔してる
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 00:03:03.33 ID:N1m+1gWYo
うーんこの
65 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:04:19.62 ID:ioxGfS7yo

>>63採用


加賀は嫌そうに一層眉間に皺を寄せた

提督「あー!ボクの事疑ってる!」

加賀「…どうせ何か企んでいるのでしょう?」

提督「100%善意なのに…。ボクってそんなに信頼無いのかな…」

さしもの提督もこうも簡単に躓いてしまっては軽く凹んでしまう
しゅんと下を向いて項垂れる



加賀の感情判定

1−4 変化なし。その場を立ち去る
5−9 怪しみながらも応えてくれる

直下コンマ
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 00:04:31.79 ID:5oC8nr0Do
67 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:11:16.25 ID:ioxGfS7yo

コンマ判定:9


加賀「……ご飯が好きです。炊きたての白いお米」

加賀「これで満足かしら?」

提督「――!うんうん!答えてくれてありがとう!!」

先ほどまでの沈んだ顔が嘘のように提督の顔は明るく華やいでいた
加賀はその顔を見て、再び眉間の皺を深くした

それで満足しただろうと、加賀は立ち止まっていた歩みを進めた


提督はその背中をぶんぶんと大きく手を振って見送った
68 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:17:09.43 ID:ioxGfS7yo

提督「お米、お米かぁ…いいね!シンプルで加賀さんらしいよ!」

提督「でも…お米の美味しいお店に連れて行けばいいのかな?」

提督「それともいっそ料理を振る舞うなんてどうだろう?」

提督「そっちの方がよさそうだ。ボクの事のアピールにもなるしね!」

提督「お米を楽しむための副菜と…汁物をつくればいいかな?」

提督「う〜ん……」


新たな目標を立てていた時、声をかけられた
69 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:21:50.43 ID:ioxGfS7yo

磯風「やあ司令、考え事か?」

提督「ん?ああ磯風か。ボクに用事」

磯風「偶々見かけたから声をかけただけだ」

磯風「しかし、相変わらず猫かぶりが上手いな」

提督「見てたの?っていうか猫かぶりって酷いなぁ、加賀さんに気に入られようと媚び売ってるんだよ」

磯風「そういうのを猫かぶりというんだ」

提督「違うって、演技じゃないもん。ボクは好きな相手にはあんな態度なの」

磯風「やれやれ、意見が平行線だな。まあどうだろうと磯風にはあまり関係ないが」


加賀と話していた時とは別人のように、提督は面倒くさそうに返答する
提督の言うようにどちらも素なのだが、それを理解しているのは赤城ぐらいのモノだった

70 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:27:43.95 ID:ioxGfS7yo

磯風「それで、何に悩んでいたんだ?どうせ加賀の事だろうが」

提督「まあね」

提督は磯風の事を吟味するようにまじまじと見つめる


提督(…磯風って料理できるのかな?)


提督「磯風って料理上手?」

磯風「何だ藪から棒に」

提督「まあまあいいから答えてよ」

磯風「ま、まあ人並みには…な」

提督「そっかそっか」


提督(どうやらそれなりに自信があるらしい)

提督(正直ボクは全く料理の心得が無いから、誰かに教えてもらう事になりそうだったんだよね)

提督(磯風に先生をお願いしてみようかな?)


1、お願いする
2、嫌な予感がする…頼むなら別の人にしてみよう

安価↓1
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 00:28:29.91 ID:rJo++j+0o
1
72 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:36:57.78 ID:ioxGfS7yo

>>71採用:1


磯風「それで、この質問にはどんな意味が?」

提督「じゃじゃーん!おめでとうございます!!磯風はボクの先生に就任しました!ぱちぱちぱち〜イェイ!」

磯風「……は?」

提督「料理のお勉強しようかなって考えてたんだよ、だからボクの先生になって」

磯風「はぁ…やれやれ、どうせいつもの冗談だろう?」

提督「本気本気。ボクってば嘘つかないから」

磯風「どの口が…いやそれよりも待て、本気か?」

提督「だからそうだって言ってるじゃん。磯風お料理できるんでしょ?」

提督「お願いっ!何でも言うこと聞いたげるからさ。…ダメ?」

提督は両手を合わせて頭を下げ、自分より少し身長の高い磯風を甘えるように上目づかいで見上げた


磯風(ぐっ…今更になって得ではないとは言い難い雰囲気だ)

磯風(しかし、出来ないというわけではない。…うんそのはずだ)

磯風(それに、この男に何でも言う事を聞かせる権利というのは中々魅力的だ)

磯風(ここは……)


磯風の反応
安価↓1
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 00:37:52.67 ID:TZhCgSlvO
嫌どす
74 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:46:50.98 ID:ioxGfS7yo

>>73採用


磯風「……嫌だ」

提督「ええ〜!?なんで!?」

磯風は断腸の思いで要求を断った
先生が出来るほど自信が無いのもあるが、自分が先生になることがきっとこの男の為にならないと思ったからだ

磯風はたとえ司令が誰を好きであろうと構わないが、それを邪魔するほど野暮な性格でもなかった


磯風「そんな面倒な事、どうして引き受けてやらねばならん」

提督「けっちぃなぁ。ボクに何でも言うこと聞かせられるってすごい権利だよ?変態のオジサンなら万札叩いて欲しがる権利だよ?」

磯風「生憎男には飢えていないのでな」

提督「やだ、磯風って実は経験豊富?」

磯風「バカを言え。とにかく、そういう事を頼むのなら他をあたるんだな」

提督「む〜…まあ無理にとは言わないよ」

磯風「断っておいていうのもあれだが、まあ頑張れよ。脈は無さそうだがな」

建前のようにエールを送り、磯風はその場を去って行った

75 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:53:40.72 ID:ioxGfS7yo

磯風にお願いを断られた後、提督は腕組みをしながらグルグルと鎮守府内を歩き回っていた


提督(美味しいご飯をご馳走するっていうのは実際いい案だったよね)

提督(自分で作るのは諦めて、美味しいお店をリサーチしようかな)

提督(自分の手料理を振る舞えるのがベストだったけど、上手くできるか分からない事を考えても仕方ないか)

提督(料理上手と言えば誰かな…間宮さんとか?)

提督(お米の美味しいお店ってどうやって調べようか…)

提督(いっそ、何か別のアプローチを考えてみても…)


そんな事を考えながら歩いていた


提督「考えてるだけじゃ始まらない…何かしよう」



行動安価
安価↓1
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 00:54:36.40 ID:rJo++j+0o
オススメのお店とかを他の艦娘に聞く
77 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 00:59:16.84 ID:ioxGfS7yo

>>76採用:


提督(おススメのお店を誰かから聞いてみよう)

提督(そろそろ夕食だ、誰かを誘ってその時に聞こう)

提督(誰を誘おうか?)



加賀以外のメインキャラの中から選択
安価↓1
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 01:00:47.38 ID:2VBpk80XO
赤城
79 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 01:03:10.63 ID:ioxGfS7yo

>>78採用:赤城



今日の更新はここまでです

これからもお付き合いいただければ幸いです
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 08:15:15.32 ID:CqwetVI3o
おつ
81 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 21:14:37.36 ID:ioxGfS7yo

いつも暴力的な派手なヤンデレばかり書いてきたので、今回のヤンデレは一味違う予定っす


そろそろ再開です
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 21:16:03.75 ID:99CTasQmO
大和さんの逆レイプ好きだったわ
83 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 21:26:25.80 ID:ioxGfS7yo

提督は食堂に向かっていた赤城と一緒に食事をとることにした

提督「これあげる」

そう言いながら赤城の了承を待たずに自らの生姜焼きの殆どを赤城の皿に移した

赤城「もう、しっかりと食べないと駄目ですよ?成長期なんですから」

提督「そう言いながら嬉しいくせに」

赤城は山のように盛られたご飯と共に口いっぱいに生姜焼きを頬張っていた
幸せそうに食べる赤城を見ながら、提督も沢庵を抓んで口に放り込む

提督は小食で肉が苦手なので、こうして赤城や加賀に自分のおかずを差し出すことが多い
さしもの加賀も、この時ばかりは喜んで提督と相席してくれる

赤城「今日は加賀さんと一緒じゃないですけど、よかったんですか?」

提督「今は赤城と二人で食べたい気分だったの」

赤城「…そうですか」

その言葉に、赤城はふっと顔を綻ばせた

84 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 21:36:55.15 ID:ioxGfS7yo

赤城「そういえば、食事に誘ってみましたか?」

提督「ああ、うん。断られちゃった」

赤城「そうですか…それは残念でしたね」

そういう彼女の内心は安心していた
決してそれを悟らせることは無い

提督「だけど、また誘ってみるつもりなんだ。でね、赤城は美味しいお米のお店知らない?」

赤城「ふぅむ…美味しいお米ですか」

提督「加賀さん、炊き立ての美味しいお米が好きだって聞いたからさ」

赤城「そういう事ですか…」

赤城は視線を提げ、軽く目を瞑る

そして………


1、良いお店を知っていますよと笑顔で答えた
2、申し訳ありませんと顔を暗くした
3、自由安価

安価↓1
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 21:40:37.75 ID:940cai96O
86 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 21:50:46.23 ID:ioxGfS7yo

>>85採用:2


赤城「申し訳ありません…」

赤城はその言葉を体現するかのように伏し目がちに提督と目を合わせる

提督「う〜ん…そっかぁ、赤城ってば食べるの好きだし、加賀さんと仲がいいから知ってそうだと思ったんだけどなぁ」

赤城「…………」

赤城のその謝罪は誰に向けて放たれた言葉だっただろう

提督に力を貸すふりをしている事か
一方的に敵意を向ける形となっている加賀にか
それとも、曖昧な立場をとってしまっていることにより苦しんでいる自分自身に対してだろうか

提督「…赤城?どったの?箸止まってるよ?」

赤城「え?」

提督がぐぐぐっと顔をしたから近づけて来て漸く我に返る

提督「もしかして責任感じてる?別にそんな気にしなくっていいのに、ボクが勝手に聞き回ってるだけなんだしさ」

赤城「そうですよね…ふふふ…」

何とかして笑顔を繕うが、箸の進みはいつもの数段遅かった
87 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 21:57:55.50 ID:ioxGfS7yo

赤城との食事を終えた提督は、早速自力で食事に誘うお店のリサーチに取り掛かっていた

雑誌を適当に買い漁り、インターネットなどを駆使していくつかの場所をリストアップした


提督「……ま、一先ずはこんなところかな」

提督「あとは自分で足を運んで味の良し悪しを見極めないと……」

提督「ご飯食べるの面倒だなぁ…いやいや、加賀さんの為だし!」

提督「次に障害になってきそうなのは、誘いに乗ってくれるかどうかだよね」

提督「ボクへの不信感は結構根が深い感じだったし、そこを解消する何かを考えないとなぁ…」


提督は次にやるべき事を考えるため、浴場へと向かった



イベント安価
人物を指定してください
安価↓1
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 21:59:19.64 ID:mQwtBQabO
瑞穂
89 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 22:05:44.01 ID:ioxGfS7yo

>>88採用:瑞穂


提督「ん〜さっぱりした……ん?」

瑞穂「……っ!」

お風呂上り
同じくお風呂から上がったばかりだと思われる瑞穂とバッタリと遭遇した

瑞穂は何も言わずに嫌なものでも見たかのように視線を落とし、早足でその場を去ろうとした


提督「むっ……」


そんな態度の瑞穂に提督は……


1、腕を掴んで引き留めた
2、徐に走って抱き付いた
3、無言で後をつけた
4、自由安価

安価↓1
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:06:16.87 ID:N1m+1gWYo
3
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:06:58.49 ID:aw4ACv7io
この面子で瑞穂に嫌われるってどうしたんだ
92 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 22:11:15.59 ID:ioxGfS7yo

>>90採用:3


無言で後をつける

そそくさと早足で駆ける瑞穂が此方を振り返る

提督「…………」

瑞穂「ぴっ!」

真後ろの提督の顔に驚き、瑞穂は小動物のような鳴き声を上げた
再び早足で駆けて行くが、子供の提督でも簡単に追いつけるほどその歩みは遅かった

提督(…本気で逃げる気あるんだろうか)

そう思いながら、無言を貫き瑞穂を追いかけ回した
93 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 22:17:03.64 ID:ioxGfS7yo

グルグルと廊下を歩き回り、先に音をあげたのは瑞穂だった

瑞穂「はぁ…はぁ……」

大きく肩で息をし、額には薄く汗をかいていた

提督「…………」

瑞穂「な、なんでついて来るんですか?」

提督「…………」

漸く此方を向いて話す気になった瑞穂に対しても、提督は無言を貫いた

瑞穂「ど、どうして黙ってるんですか?」

提督「…………」

瑞穂「な、何か言ってください!」

提督(…もう逃げる気は無いみたいだ。なんと言おうか?)


1、直球に自分を避ける理由を聞く
2、落し物を渡す
3、あえて何も言わずに去る
4、自由安価

安価↓1
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:17:23.15 ID:SHEyxwaFo
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:17:25.62 ID:38riD+kkO
3
96 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 22:28:28.45 ID:ioxGfS7yo

>>94採用:1


提督「瑞穂はボクのこと嫌いなの?」

瑞穂「えっ!その…」

提督「まあ、どうしても苦手な人っているよね。ボクも仲良くなりたくないなって人居るし」

瑞穂「……」

提督「まあ、だからさ、嫌っていたらそう言って欲しいんだ」

提督「嫌っているのに理由があるなら、それを指摘してほしいし」

提督「ボクって割とこう…コミュニケーションが過剰だったりするから、瑞穂に嫌な思いさせてたなら謝っておきたいし。反省したい」

提督「とにかく、何も言わず視線を逸らされるのはモヤモヤするから、何でそんな態度を取るのか言ってよ」

やや問い詰めるような形になってしまったが、なるべく真面目で理性的に質問を投げかけた

瑞穂「……それは…」


瑞穂が提督を嫌う理由
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:29:19.29 ID:ycnI9mNYO
生理的に無理
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:29:40.85 ID:5exJ+ES8O
チャラチャラした態度が嫌い
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:29:46.13 ID:3IWhnravO
好きすぎて逆に
100 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 22:45:49.80 ID:ioxGfS7yo

>>98採用:


瑞穂「……軽薄な提督の態度です」

瑞穂「不真面目で不謹慎で、冗談ばかり」

瑞穂「そんな提督には好感なんて持てません」

提督「ええ?それってボクの事勘違いしてない?」

提督「ボクってば真面目を絵に描いたような、質実剛健、閑古素朴を地でいく優等生なのに」

瑞穂「……」

提督「……な〜んて冗談。こんな風にお道化るのが嫌いなんだね。わかったよ」

強く睨む瑞穂に流石の提督も冗談で押し切れず、沈痛な面持ちで目を伏せる


提督「じゃあどうすればいい?キミとは敬語で話した方がいい?それとも、無邪気な子供を演じればいい?」

提督「なんて、今更取り繕ったってしょうがないかな?」

提督「ああ…またお道化てる。ゴメン、次君と話すときはもっと上手くするから。今と今までのボクは忘れてくれると助かるな」

瑞穂「…はい」

ぎくしゃくとした空気のまま、二人は分かれた
101 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 22:48:08.31 ID:ioxGfS7yo

視点選択

1、提督
2、赤城
3、加賀
4、瑞穂
5、磯風
6、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:49:17.81 ID:MdtNP0W8O
3
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:54:37.83 ID:HBt8hfixo
6
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:54:52.56 ID:SHEyxwaFo
105 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 23:07:13.80 ID:ioxGfS7yo

>>103採用:6、天津風


今日はついぞ見かけなかったわね
遠征から帰ってきてからずっと探してたのに、一体どこにいるのかしら

天津風は鎮守府の廊下を不満げな顔で歩く

ふと視線を外に見やれば、うすぼんやりと人影が見える

その正体を天津風はすぐに見分けられた
大慌てでその背中を追って駆けだす

程なくして追いついたその人は、港の沿いに足を投げ出して座り込んでいた

天津風「こんなところで何してるの?風邪ひくわよ?」

私の声に振り向いたその人…提督の顔は見たことが無いほど情けない顔をしていた

提督「分かってるけど、今はこうしていたい気分なんだ」

そう言って、再び視線を海に向ける

仕方ないわね
そう思いながら、私は提督の隣に腰かけた
106 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 23:18:51.36 ID:ioxGfS7yo

しばらく無言で月に照らされた海を見ていたが、そろそろいいかと天津風から話を切りだした

天津風「何かあったって顔ね。頼りなさげで、かっこ悪いわ」

提督「普段は頼りがいのある顔してるの?」

天津風「ええ」

提督「ぷっ…無い無い。お世辞はよしなよ」

自分の本心をまるで冗談だと言わんばかりに否定され、ムッとする

天津風「お世辞じゃないわ。あなたはお父さんみたいに頼りになるもの」

提督「いい加減ボクから父性を感じてるのは勘違いだって、分かった方がいいよ?」

提督「それにボク、さっき軽薄だって怒られてきたところだもん」

天津風「まあ、確かに軽薄な所も目立つけど…」

提督「でしょ?」


軽薄だと言う提督の評価には同意するが、それはそれとして頼りになる父性を感じているのも事実だと天津風は思っていた
107 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 23:19:41.00 ID:ioxGfS7yo

天津風が提督父性を感じるようになった要因

安価↓1
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 23:20:47.81 ID:SHEyxwaFo
初めて大破したときにおんぶされて入渠まで連れて行かれたとき
109 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 23:29:40.73 ID:ioxGfS7yo

>>108採用


天津風「でも、あなたの背中。見た目よりずっと大きくて暖かかったわ」

提督「そういうもの?」

天津風「あなた、言葉にするとなんでも軽くしちゃうじゃない。そんな物よりよっぽど説得力があるわ」

提督「アイタタタ…これは一本取られちゃった」

天津風「だからそんな言葉、気にし過ぎない方がいいわよ。表面上のあなたは軽薄そのものなんだから」

提督「………うん、ありがと。元気出た」

『おいでおいで』と広げられた提督の両手の中に、天津風はすっぽりとその体を納めた
提督より自分の体の方が少し大きく、提督にとっては窮屈な姿勢であったがそのまま話し続けた


110 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 23:40:42.69 ID:ioxGfS7yo

提督「でもさ、やっぱり薄くて弱いのもホントなんだ」

提督「どうすれば嫌われないかな、どうすれば好きになってもらえる自分になれるんだろうか、人に嫌な思いをさせてきた自分が情けない」

提督「そんな事ばっかり考えちゃってる」

提督「親しみやすい、人懐っこい性格のつもりだったけど、全然そんな事なかった」

提督「落ち込むなぁって」

提督の珍しい弱気な発言
その言葉の無いように私はちょっぴり違和感を覚えた

天津風「あなたのいつもの態度って、演技だったの?」

提督「演技ってほどじゃないよ。ただ…なりたい自分になろうとしてこうなっちゃったって感じ?」

天津風「なりたい自分って?」

提督「好きな人、大切な人に笑顔にしたかったんだ」

提督「知ってる?加賀さん、最近はあんまり笑ってくれないけど笑うとメッチャ可愛いんだよ?」

提督「あ〜あ、昔はボクの適当な冗談に笑ってくれてたんだけどな〜」

そう言いながら、月を見て提督は柔らかく笑っていた
きっと大好きなあの人の笑顔を思い出しているのだろう

その顔を見て私は……


天津風の感情
1、応援してあげたくなった
2、妬ましく思った
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 23:41:35.08 ID:Rs6nU5wdo
胸が痛んだ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 23:41:54.89 ID:hQycdYaSO
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 23:42:20.40 ID:3IWhnravO
1
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 23:42:52.31 ID:HF6it2kYO
修羅場ってまいりました
115 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/05(火) 23:58:17.51 ID:ioxGfS7yo

>>112採用:2

じくじくと胸が痛んだ

ズルいな

と、飛び出してきた感情をグッと飲み込んだ
それを悟られたくなくて、グッと自分の体を抱きしめた


提督「…そろそろ帰ろっか。あんまりいると風邪ひいちゃうしね」

恐らく提督は何かを察したのだろう
話を打ち切り、立ち上がった

提督「寒い?」

そう言いながら上着を脱ごうとする
どうやら私が寒がっていると思ったようだ

天津風「別に平気よ」

提督「じゃあ、おんぶでもしてあげよっか?」

天津風「あなたの背中はそんなに安くないわ」

提督「ふふっ、何それ」

私達は軽く手を繋ぎ、月に背を向けた
116 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 00:05:02.04 ID:wE8F+oJOo



提督
13歳くらいの幼い容姿の少年
奔放な性格でやや不真面目で嘘つきだが、やるべきことを投げ出すことは無い
加賀さんに毎日のように愛を振り撒いているが軽く流されている
押しが強いが押されると弱い
(裏)
性根の部分では気弱で心配症で、人の顔色を窺っている
人に嫌われることを何より恐れている


加賀さん
一航戦のむっつりな方
提督の事が苦手で、日々の提督からのアピールも冗談やからかいだと思っている


赤城
一航戦のぼんやりした方
提督の初期艦でとても仲がいい
(裏)
提督の信頼を一身に受け、提督の事を一番理解しているのは自分だと思っている
提督が加賀の事を気にかけることが妬ましい一方で、友人の加賀に嫉妬心を感じていることに引け目を感じている
身を引きたくは無いが、提督が信頼して相談を持ち掛けてくれているという期待を裏切りたくないという思いに悩まされている



瑞穂
提督と話をするのも億劫なほど嫌い
提督の軽薄な態度に嫌悪を感じている


磯風
普通。提督が誰が好きであろうとどうでもいいと思っている


天津風
提督に父性を感じている。
(裏)
提督の弱い部分に触れ、小さな独占欲が生まれた

117 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 00:09:35.82 ID:wE8F+oJOo

こんなところで1日が終了です


大まかな流れとして、4つほどの行動安価と最後の視点選択
視点に選ばれたキャラと重要なイベントが進行します

イベントを重ねるほどにキャラクターの裏の部分が見えてくる
そんな内容となっとります



>>82
結構前の作品なのに覚えてもらって居て感激です!
あの回の大和さんは凄かった(コンマ神的な意味で)




それでは2日目開始です
118 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 00:18:20.50 ID:wE8F+oJOo


操作キャラ選択

1、提督
2、赤城
3、加賀
4、瑞穂
5、磯風
6、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 00:19:01.51 ID:99hfpvJto
3
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 00:19:10.93 ID:3ahh+6vlO
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 00:19:21.46 ID:i1gbAe3wO
2
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 00:19:23.07 ID:gjRT+sWBO
2
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 00:19:28.19 ID:ekGP/IDAO
2
124 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 00:23:24.23 ID:wE8F+oJOo

>>120採用:6、天津風


鏡の前で自分の体調を確認する

天津風(うん、大丈夫そうね)

長い間夜風に体を晒していたため、少し心配していたが杞憂に終わったようだ

天津風(提督の方は大丈夫かしら?)

天津風(今日の秘書艦は……)


今日の秘書艦
安価↓1
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 00:24:18.30 ID:99hfpvJto
磯風
126 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 00:28:37.46 ID:wE8F+oJOo

>>125採用:


天津風(確か磯風だったわね)

天津風(もう仕事始めている頃かしら?)


天津風(……少しだけ様子を見に行きましょう)

昨日のあの情けない顔を思い出し、心配になって提督に会いに行くことにした


イベント判定

1−3 執務室に居ない
4−9 執務室で仕事をしていた

直下コンマ

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 00:30:09.42 ID:i1gbAe3wO
128 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 00:37:54.83 ID:wE8F+oJOo

コンマ判定:2


執務室をノックする

………が、暫く待ってみても何の反応も帰ってこなかった

もう一度ノックしてみても、やはり何も反応が返ってこない

天津風「…おかしいわね」

時間を確認してみても、いつもなら確実に執務室に居る時間
仕事を投げ出すような人間でもないことは、天津風は知っていた

執務室の扉を開けると、中には誰も居なかった

万が一提督が仕事を投げ出してしまっていたとしても、磯風まで居ないのはおかしく思えた
そして何より、今日はまだこの部屋で何かが行われていた形跡がない


天津風「まったく、二人して何処に行ったのかしら?」

天津風「まさか二人でどこかに遊びに行ってるの!?」

天津風「そんなわけ……無い…わよね」

居てもたってもいられず、天津風は提督を探すことにした
129 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 00:45:17.65 ID:wE8F+oJOo

思いのほか簡単に提督を見つけられた

提督は、自らの自室にいた

敷かれた布団の上で寝ている提督
その横には甲斐甲斐しく世話をしている磯風の姿があった

天津風「何をしてるの?」

何が起こっているのか一目でわかったはずなのに、天津風は語気を強めて磯風に詰め寄った

磯風「看病だ。見て分からないか?それと、病人の前では静かにしろ」

天津風「風邪でも引いたの?」

磯風「そうらしい。まったく、自己管理が出来ていない証拠だな」

天津風「…昨日の夜の所為だわ」

どうやら提督は昨日の夜風に当たり過ぎたことが祟り、体調を崩してしまっていたようだ
130 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 00:54:01.43 ID:wE8F+oJOo

磯風「原因を知っているのか?」

天津風「ええ、ちょっと昨日の夜、長い間外に居たのよ」

磯風「そうか。まあ、理由までは聞かん。あとは磯風に任せておけ」

天津風「え?」

磯風「え、とはなんだ。看病に何人もいらないだろう?」

天津風「それも…そうね」

磯風「これも秘書艦の仕事だろう。だから、気にせず任せておけ」

天津風「………」


天津風は心の奥にもんやりとしたものを感じていた
磯風の言っていることが正しい、それに従うのが普通だと自分でも思う

磯風と同じ立場だったら、自分も同じことを言うだろうと思う

しかし、理屈じゃない何かが心に靄を作っていた


天津風「……」


天津風の行動または発言
安価↓1
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 00:56:39.88 ID:u1YHhcA8O
私も手伝うわ
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 01:05:44.02 ID:Wisa2iH3o
きっしょ
133 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 01:07:34.00 ID:wE8F+oJOo

>>131採用:


天津風「私も手伝うわ」

磯風「いや、一人でいい」

天津風の提案に、予め決めていたかのようにずっぱりと両断する

天津風「何よ、私が居れば困るのかしら?」

磯風「大したことじゃないと言っているだろう。一人で事足りることを二人でする意味はない」

天津風「じゃあ私が代わってあげるわ」

磯風「……おい、何をムキになっている」

天津風「ムキになんかなってないわ!」

磯風「天津風」

思わず大きな声が出た天津風の肩を、磯風が強く抑える
刺すような、見透かすような鋭い視線が天津風を見据える

磯風「今のお前は様子が変だ。少し落ち着け」

磯風「磯風の言っていることは間違っているか?」

天津風「……ッ…」

言い返そうとして、それを飲み込む
ここでまた大声を出せば迷惑になってしまう
本当に邪魔になってしまう

理性が勝り、言葉を押し殺した
134 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 01:13:52.25 ID:wE8F+oJOo

宥めるような優しい声に戻った磯風に言われ、今度は素直に部屋から出た

そうしてふと、冷静になる
冷静に、自分の頭に血が上っていたことを実感した

必要ないと断言されたにもかかわらず食い下がり、剰え寝ている病人の前で声を荒げてしまった

磯風の言う通り、ムキになってしまっていた


天津風(…そんな様子じゃ、看病を任せられなくって当然だわ)

天津風(どうしちゃったのかしら私)

天津風(………頭を冷やさないと)


熱くなった体を冷やそうと自室に戻り、顔を洗った

幾らか気分は落ち着いたが、違和を生んでいた心の靄は前にもまして膨らんでいたように感じた

135 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 01:14:54.71 ID:wE8F+oJOo

今日の更新はここまでです

いい感じに修羅場が加速しそうで楽しみです


では、お付き合いいただきありがとうございました
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 01:42:33.42 ID:IccdAC9w0
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 15:43:38.32 ID:9Q167xMdO
あまつんは思った以上に素質があるな
138 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 19:48:35.64 ID:wE8F+oJOo

久々に文章を書いてみると、書く速度が明らかに遅くなっているのを実感しますね……

そろそろ再開です
139 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 19:58:34.28 ID:wE8F+oJOo

あれからというもの、未だにそわそわと部屋の前を行ったり来たりしていた

天津風(必要ないって分かっているけど、何をする予定も無いのよね)

天津風(他の娘達も様子を見に来ていたけど、結局看病は磯風だけで大丈夫そうだし)

天津風(………私ってこんなに心配性だったかしら)

天津風(はぁ…気を紛らわせるために何かしようかしら…)


そう思い、その場を離れることに決めた



1、イベント
2、行動安価
安価↓1
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 20:02:06.05 ID:VTjZZy1OO
141 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 20:05:08.16 ID:wE8F+oJOo

>>140採用:1


イベント判定
1−3 溜息を吐く磯風
4−6 頼まれ事
7−9 信頼

直下コンマ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 20:06:53.25 ID:oIJG/m4aO
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 20:06:58.30 ID:KDP2xSMAo
144 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 20:15:34.26 ID:wE8F+oJOo

コンマ判定:5


その場を離れようとしたとき、扉を開く音が聞こえた
振り返ると、提督の部屋から出てきた磯風と目があった


磯風「ん、天津風。気分は落ち着いたか?」

天津風「ええ。さっきはごめんなさい」

磯風「いや、冷静になったのならそれでいい。丁度良かった、頼みたいことがある」

天津風「何かしら?」

磯風「お粥を作って欲しいんだ。ほら、料理を作っていたら提督を一人にしてしまうだろう?」

天津風「素直に、自分の料理を病人には食べらせられないって言ったらどうかしら」

磯風「ぐぅ…まあそういう事だ。頼まれてくれるか?」

天津風「……」


1、引き受ける
2、断る

安価↓1
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 20:16:12.04 ID:5+Uyh1emO
1
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 20:16:39.21 ID:BsEkZsXIO
147 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 20:26:32.20 ID:wE8F+oJOo

>>145採用:1


天津風「分かったわ」

磯風「ほっ……助かる」

天津風「私も丁度、手持無沙汰で暇だったもの」

磯風「らしいな。廊下からずっと足音がしていたぞ」

天津風「えっ!?」

天津風の反応に磯風はニヤニヤと口を歪める

磯風「ふふっ、冗談のつもりだったがどうやら図星らしい」

磯風「提督はまだ苦しそうだが、少しくらいなら会話もできるだろう」

天津風「直ぐに作って来るわ!」

廊下を駆けていく背中を見送り、磯風は部屋に戻った
148 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 20:31:09.97 ID:wE8F+oJOo

天津風(…こんなものかしら)

天津風が作ったのははシンプルな卵粥
薬味として胡麻と梅干しと生姜を添えている

天津風(たしか沢庵が好物だったわよね)

薬味に刻み沢庵を追加して、お盆にのせた


天津風(早く顔を見に行きたいけれど、ひっくり返したら元も子もないから慎重に……)


ずっしりと腕にかかる重量を感じながら、天津風は提督の部屋を目指した



イベント判定
4以下で……

直下コンマ
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 20:31:43.16 ID:KDP2xSMAo
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 20:33:56.74 ID:Z6W6HXRgo
てやー
151 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 20:40:52.71 ID:wE8F+oJOo

コンマ判定:6 


落とさないように片手でお盆を持ち、扉をノックする
程なくして内から扉が開かれる


磯風「来たな。ってそのままお盆を持ってきたのか。カート何かは無かったのか?」

天津風「私もそうすればよかったって、今しがた後悔していたところ」

磯風「まあ、中に入れ」

磯風に招かれ中に入る


提督の部屋の中は湿っぽい熱気がこもり、少し暑かった


磯風「司令、飯だ。天津風が来てくれたぞ」

提督「ん〜……」

気だるげな声で提督は布団の中からもぞもぞと体を起こす
磯風に手伝ってもらって、漸くといった様に体を起こした
152 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 20:48:47.51 ID:wE8F+oJOo

提督の顔は上気したように赤く、ボンヤリと焦点の合わない視線で此方を見る
その目は今にも落ちそうなほど、とろんとしていた

提督の体調は天津風が予想していたより悪そうだった

天津風「お粥を作って来たわ。食べられる?」

提督「ん……ありがとう。あとで食べるよ」

天津風「残してもいいから、ちょっとだけでも食べなさい」

磯風「天津風の言う通りだぞ。ほら、口を開けろ」

お盆を置き、蓮華でお粥を一掬いして熱を冷ます
提督はひな鳥のように口を開けていた

その様子を、不謹慎だと思いながらも天津風は可愛いと思った

天津風「ふ〜ふ〜……あ〜ん」

提督「あ〜……んぐんぐ…」

天津風「美味しい?」

提督「味分かんないや」

提督の正直すぎる感想に肩を落とすも、それも当然と思えるほど提督の様子は酷いものだった


153 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 20:58:02.63 ID:wE8F+oJOo

提督「……もう十分」

磯風「一口しか食べてないだろ、もうちょっと詰め込んでおけ」

磯風がかなり強引に提督の口にお粥を流し込む
3分の1ほど食べさせて、一度休憩をさせることにした

食べている間に、少しは提督も目が覚めてきたようで会話も明瞭になっていた

提督「ふぅ…食べた食べた」

天津風「…あなた、昨日のアレでこんなに体調を崩したの?よっぽど体が弱いのね」

提督「まぁね……強い方じゃないかも」

天津風「普段もご飯全然食べないし、そんなんだからこうやって体調を崩すのよ」

提督「は〜い…」

こうやって提督を叱っていると、お母さんになったような気分になる天津風であった
154 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 21:09:35.18 ID:wE8F+oJOo

提督「あ〜あ…体調崩すのってヤだなぁ……不自由だし退屈だし迷惑かけるし」

天津風「仕方ないじゃない」

提督「そう言えばこの風邪って君たちにうつったりしないの?」

天津風「分からないわ。少なくとも、私達はあなたよりよっぽど丈夫よ」

提督「そっか。じゃあもうちょっと長居してってよ」

提督「いいでしょ磯風?」

磯風「なんだ、磯風だけでは不満か?」

提督「だって磯風ってばお話しようって言っても、大人しく寝てろって言うじゃん」

磯風「当然だろう」

提督「ボクは退屈だと余計に体調が悪くなるの!」

磯風「はぁ、やれやれ……少しだけだぞ」

そう言うと磯風は部屋を出て行った
どうやら自分は邪魔になると思ったらしい

天津風は提督の暇つぶしに付き合う事になった


行動または発言安価
安価↓1
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 21:12:42.36 ID:wNTF1tSfO
加賀について 昔の話
156 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 21:19:34.83 ID:wE8F+oJOo

>>155採用:


提督「お見舞いって誰か来てた?」

天津風「来てたわよ。島風とか時津風とか」

提督「えっ、全然気づかなかったなぁ…」

提督「加賀さんは来てた?」

天津風「来てないんじゃないかしら」

提督「だよね〜…残念だけど、どうせ何もおもてなし出来ないし却ってよかったかも」

天津風「こんな時にも加賀さんって…何考えてるのよ」

提督「やだなぁ、ボクはいつでも加賀さんの事ばっかりだよ」

当然と言うように、誇らしげといった様に提督は鼻を高々とそう言う
なんとなく昔の提督を思い出そうとしたとき、天津風の頭の中には既に加賀にデレデレな姿だけが思い出された
そうじゃない姿を思い出せなかったのだ
157 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 21:27:31.72 ID:wE8F+oJOo

天津風「あなたって、私と初めて会ったときからずっと加賀の事が好きだったわよね」

提督「ん〜……うん、そうだね」

天津風「どうして加賀の事がそんなに好きになったの?」

提督「ん〜…なんだろ。一目惚れなのかな?」

加賀の事に関しては鬱陶しいほどに熱心な提督が、珍しく曖昧な答えを返した

天津風「ハッキリしないわね。初期艦は赤城だったわよね?」

提督「そうそう。赤城とは今の今までずっと一緒」

提督「加賀さんと会ったばっかりの時は…好きだったけど、ここまでじゃなかったと思う」

天津風「じゃあ一目惚れじゃないじゃない」

提督「だよねぇ…正直な所、イマイチこれというエピソードがあるわけじゃないんだ」

提督「……何時頃からか、ボクに笑いかけてくれなくなったんだ」

ポツリポツリと、思い出すように昔の事を語り始める
158 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 21:38:08.29 ID:wE8F+oJOo

提督「昔はね、結構仲が良かったんだよ?」

提督「加賀さんっていっつもむっつりした顔してるだけでさ、意外と冗談も言うし、気分がいいと歌を歌ってくれたり、ボクに笑いかけてくれたりした」

提督「ふふっ…割と楽しい人なんだ」

提督「………うん、やっぱり昔から好きだ。今も昔も大好きだ」

提督「でも、なんでかボクの事を避けるようになったんだよね」

天津風「原因は分からないの?」

提督「さっぱり」

提督「ボクがこうやって熱烈に加賀さんを追っかけるようになったのもその時からかな」

提督「どうしようもなく放っておけない背中してる」

提督「一緒に居てあげたい、もっと笑っててほしい、その為ならなんだってしてあげたいなって思えるようになったんだ」

提督「だから…やっぱり一目惚れが一番しっくりくるかな。今も昔も会った時から、初めて話したときから大好きだもん」

天津風「…そうなのね」

それからも、ぽつぽつと昔の話をした
加賀の事だけじゃなくて、赤城の事や提督自身の事

たくさんの話をした
159 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 21:45:27.07 ID:wE8F+oJOo

『そろそろいいだろ』という磯風の言により、会話は打ち切られ提督は寝かされた

天津風は自室の布団に寝っ転がり、ボンヤリと天井を眺めていた


天津風(相変わらず加賀の事を喋ってると楽しそうにするのね…)

天津風(あの二人、昔は仲が良かったって言うけどイマイチイメージできないわ)

天津風(…突然笑ってくれなくなった、その時から加賀にいれこむようになったっていうけれど…)

天津風(絶対に何か原因があるわよね)

天津風(昔の二人の事を知っていそうな人と言えば……)

天津風(私と磯風は殆ど同期、やっぱり赤城が一番知っていそうね)

天津風(瑞穂は……)


瑞穂の加入時期
1、天津風達より昔から
2、一番最近

安価↓1
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 21:46:12.60 ID:mqdm+F4uo
2
161 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 21:53:24.97 ID:wE8F+oJOo

>>160採用:2


天津風(瑞穂は一番最近だから知らないでしょうね)

天津風(そうなると原因を一番知っていそうなのは赤城よね)

天津風(……別に知ったからどうってことは無いけれど、気になると言えば気になるわ)


天津風(今更だけど、いくら体が弱いって言っても夜風に当たっただけであんなに体調を崩すかしら?)

天津風(昨日、精神的に弱っているのも関係していたんじゃない?)

天津風(……って、さっきから提督の事ばっかりね)


天津風は立ち上がり部屋を出た

何となく惰眠を貪る気にも慣れなかったからだ


行動安価
安価↓1
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 21:55:36.08 ID:mflrnSAHO
赤城に話を聞きに行く
163 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 22:01:13.30 ID:wE8F+oJOo

>>162採用:


どうしても気になり、赤城を探すことにした

赤城が提督の部屋から出てくるところを見かけ、声をかける


天津風「ちょっといいかしら」

赤城「あら、天津風さん。どうしましたか?」

天津風「聞きたいことがあるの」


質問の内容
安価↓1
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 22:02:02.55 ID:Z6W6HXRgo
さっき提督と話してたのをそのまま伝える
165 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 22:09:06.11 ID:wE8F+oJOo

>>164採用:


天津風は先ほど提督と話していた昔の話の事をそのまま伝えた


天津風「それで、あの二人の関係の転換期となるような何かがあると思ったの」

天津風「赤城は知らない?」

赤城「…それは……」

普段からしっかりとして心の奥の深さを感じさせる赤城にしては珍しく、わずかな動揺を感じ取れた


天津風「知ってるのね」

赤城「………」


コンマ判定
5以上で話してくれる
??? −2

直下コンマ
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 22:09:46.06 ID:ZFpVuhaxO
167 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 22:17:51.81 ID:wE8F+oJOo

コンマ判定:6−2


赤城「…私もよく知らないんです」

天津風「……そう」

赤城「すみません。では」

これ以上の追求を避けるためか、赤城はその場を逃げるように去って行った

本当に知らない…なんてことは恐らくないという事は天津風にも容易に想像が出来た

天津風(言いにくい事なのかしら?)

天津風(…なんにしろ、ちょっと根が深そうね)

このまま後を追いかけても答えを聞けないだろうと判断し、天津風もその場を離れた

168 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 22:18:33.94 ID:wE8F+oJOo

視点選択

1、提督
2、赤城
3、加賀
4、瑞穂
5、磯風
×、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 22:18:52.28 ID:99hfpvJto
3
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 22:19:14.74 ID:0R86fq43O
3
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 22:19:42.37 ID:KDP2xSMAo
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 22:20:06.98 ID:Z6W6HXRgo
173 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 22:30:05.52 ID:wE8F+oJOo

>>170採用:3


鎮守府内で提督が風邪をひいたという話はあっという間に行きわたっていた
当然この私の耳にも届いていた

そしていつの間にか、提督の自室の前まで来てしまっていた

何をしているのかしら…

自らの行動に疑念を抱く
会いに行ったからと言って、何の手土産も用意していない
口下手な自分に励ましの言葉がかけられるとも思わない

そもそも、もう夜だ
安静の為に眠っているだろう

看病のために磯風もついている
自分は邪魔にしかならないだろう

この目の前の扉を開けなくていい
この目の前の扉を開けないための言い訳ばかり思い浮かぶ

何時からこんなにも提督と顔を合わせるのが苦手になっただろうか?

174 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 22:42:32.88 ID:wE8F+oJOo

私が会いに行けば、どんな反応をするだろうか?
考えれば考えるほど、笑顔しか思い出せなかった

険しい顔が一層険しくなる

はぁ

と、大きく溜息が出る

提督の笑顔が、加賀は苦手だった
私には笑顔しか向けてくれないことが、加賀はどうしても嫌だった

今でも思い出せる
提督のあの笑顔が嘘の作り物だと気付いた日

赤城と二人で話しているときの自然な顔つき
嫌そうに眉を顰めたり、怒って頬を膨らませたり、意外そうに目を大きく見開いたり

どれもこれも自分には向けられたことのない、信頼した人にしか見せない力の抜けた表情だと思った

きっと私が不愛想で何を考えているか分からないから、ご機嫌取りのために笑顔を作っているんだ
そう思ってしまった日から、提督はますます華やぐような笑顔ばかりを見せている

だって私は知っている、提督は困ったことがあれば笑う事を
笑っておどけて見せることを

きっと、私とどう接していいのか分からず困っているんだろう

175 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 22:48:30.90 ID:wE8F+oJOo

提督に無理に気を使わせることが嫌で、意図的に提督を避けてきた
だというのに、こうして会いに来るような真似をして自分は何がしたいのだろうか

ぐつぐつと嫌悪の渦が巻いている

やっぱり帰ろう
会えたとしても、きっと私は提督に無理をさせるだけだ

そう決めて、私はその場を去ろうとした


遭遇安価
1、提督
2、赤城
3、磯風

安価↓1
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 22:49:17.80 ID:DRosT8HTO
1
177 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 22:57:54.58 ID:wE8F+oJOo

>>176採用:1


ガチャリと目の前の扉が開かれ、私は思わず仰け反った
そして、その扉を開いた人物にさらに驚いた

会いたくなかったその人だったからだ

提督「あれ…加賀さん?」

加賀「……磯風は、どうしたの?」

提督「疲れたのか寝ちゃった。だからコッソリ抜け出して、加賀さんの顔を見に行こうとしていたんだ」

にへらと、だらしのない笑顔を私に向ける
まだ体調が万全じゃないのか、足元をふらつかせ顔も赤い

そんな状態にありながら提督は私にまた笑顔を見せた

無理をさせてしまっている自分にどうしようもなく嫌気がさした

加賀「笑っている場合ですか。寝ていなさい」

提督「だって会いたかったんだもんっ」

どさりと体を私に預けてくる
私も避けるわけにはいかず、その体を受け止めた
178 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 23:06:04.78 ID:wE8F+oJOo

提督の体は強い熱を持っていた

私はどうしていいか分からずおろおろしてしまう
提督は私の胸に埋めた顔を持ち上げ、また笑う

加賀「…どうして笑うんですか」

棘のある声で、そう言ってしまう
私はカッとなりやすい性格だった

病人に何を言っているんだと、また自己嫌悪をしてしまう

提督「だって加賀さんが好きなんだもん」

提督「顔を見れただけで元気が湧くし、どうしようもなく嬉しくなる」

提督「こうして抱き付いてると、幸せだなって気分になるもん」

提督「でも、迷惑だったらそう言ってね。ボク、加賀さんにだけは嫌われたくないから」

気遣われる立場であるはずの彼が、そう私を気遣った

私はそれを見て………


感情安価
1、苛立ちを感じた
2、困惑した
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:08:11.98 ID:99hfpvJto
2
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:08:47.11 ID:KDP2xSMAo
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:09:57.27 ID:5NZSS2yrO
182 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 23:18:44.64 ID:wE8F+oJOo

>>179採用:2

加賀「…意味が、分かりません」

提督の言葉を全く理解できなかった
どうしてこんな時まで私を気遣うのだろうか?

加賀は提督を引き剥がす

提督「あっ…ごめんね、風邪っぴきの人に抱き付かれると困るよね。えへへ…」

また提督は笑った

加賀「そんな事はいいから、早く寝て」

私は少しきつめに提督に言う

提督「うん。……顔が見られてよかった」

提督「おやすみなさい、加賀さん」

加賀「…………」

提督は最後までこんな態度の私に嫌そうな顔をせず、可愛らしく手を振って部屋に戻った
扉が閉じられたあと

加賀「おやすみなさい」

そう言って私は、今度こそその場を離れた
183 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 23:29:49.37 ID:wE8F+oJOo

2日目(裏)

視点:磯風


ガバリと体を起こす
直ぐに自分が何をしていたかに気付く

ついうとうととしてしまっていた

磯風は提督の布団に突っ伏して居眠りをしてしまっていた
いつの間にか布団が体にかけられている

慌てて布団の本来の主である提督を探そうと辺りを見回せば、直ぐに見つかった

磯風「おい、勝手に起きるな」

提督「勝手に寝ておいてよく言うよ」

提督は窓際に立ってボンヤリと外を眺めていた


提督「な〜んて冗談。いっぱい迷惑かけたね、今日は1日ありがとう」

磯風「なに、秘書艦として当然だ」

提督「もうちょっと寝ててもいいんだよ?」

磯風「それはこちらの台詞だ」

提督の腕を引っ張り、無理やり布団に座らせた
184 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 23:34:38.55 ID:wE8F+oJOo

磯風「今朝より大分、気分がよさそうだな」

提督「うん。さっき加賀さんの顔見れたし」

磯風「…そうか。それは良かったな」

提督に布団をかけ、上から胸のあたりをポンポンと優しく叩く

磯風は今日1日の事を思い返していた

この提督と1日中一緒に居て、この提督を取り巻く人間事情を嫌でも察せられた

提督、赤城、加賀、瑞穂、天津風
全員厄介な感情を抱いている

特に……



磯風以外の人物指定
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:36:50.96 ID:2QcRtu2GO
提督
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:53:08.50 ID:n1/bCi0Ho
みみずほ
187 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 23:54:03.64 ID:wE8F+oJOo

>>185採用:提督


特にこの、提督の愛の重さは本物だ
加賀が煩わしく思っいてても仕方がない

恋心というのは相当に厄介なモノを生んでいる

まあせめて、この磯風くらいは普通で居てやろう

誰か一人くらいは厄介なモノをため込んでいない人が居ないと、アイツらだけだとパンクしてしまうだろうからな

提督が眠ったのを確認し、磯風は漸く自室に戻ることにした
188 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 23:55:12.84 ID:wE8F+oJOo



提督
13歳くらいの幼い容姿の少年
奔放な性格でやや不真面目で嘘つきだが、やるべきことを投げ出すことは無い
加賀さんに毎日のように愛を振り撒いているが軽く流されている
押しが強いが押されると弱い
(裏)
性根の部分では気弱で心配症で、人の顔色を窺っている
人に嫌われることを何より恐れている
昔から加賀さんの事が好きで、その愛は非常に深く思い


加賀さん
一航戦のむっつりな方
提督の事が苦手で、日々の提督からのアピールも冗談やからかいだと思っている
(裏)
提督が自分に向ける言葉や行動の全てが嘘だと思っている


赤城
一航戦の優し気な方
提督の初期艦でとても仲がいい
(裏)
提督の信頼を一身に受け、提督の事を一番理解しているのは自分だと思っている
提督が加賀の事を気にかけることが妬ましい一方で、友人の加賀に嫉妬心を感じていることに引け目を感じている
身を引きたくは無いが、提督が信頼して相談を持ち掛けてくれているという期待を裏切りたくないという思いに悩まされている



瑞穂
提督と話をするのも億劫なほど嫌い
提督の軽薄な態度に嫌悪を感じている


磯風
普通。提督が誰が好きであろうとどうでもいいと思っている
提督を取り巻く艦娘の複雑な人間関係に感づき始めた


天津風
提督に父性を感じている。
(裏)
提督の弱い部分に触れ、小さな独占欲が生まれた
自分でも上手く制御できないほど提督の事が気になり始めた
189 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 23:56:36.99 ID:wE8F+oJOo

と、いう所で2日目終了です


範囲安価で10分以内に範囲が埋まらなかった場合、安価↓1と同様の処理を行う事とします



それでは3日目開始です
190 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/06(水) 23:58:02.72 ID:wE8F+oJOo

操作キャラ選択

1、提督
2、赤城
3、加賀
4、瑞穂
5、磯風
×、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:58:30.49 ID:0yvYSexDO
2
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:58:45.18 ID:fxJmY+fxO
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:58:50.37 ID:6atGmV6pO
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/06(水) 23:58:56.14 ID:KDP2xSMAo
195 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 00:06:07.26 ID:Ckgj24+Fo

>>191採用:2



朝食を貰いに食堂に向かったとき、丁度提督と鉢合わせた

赤城「あら、提督おはようございます」

提督「おはよ、赤城」

赤城「調子はどうですか?」

提督「まだ万全じゃないけど、看病は必要ないよ。熱も引いたしね」

赤城「それは良かったです。あとでちゃんと磯風さんにお礼を言いましょうね」

提督「うん、そのつもり」

そのままの流れで、提督と朝食をとることになった



今日の秘書艦は……

安価↓1
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 00:06:19.46 ID:hm+Vvp9SO
天津風
197 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 00:12:13.76 ID:Ckgj24+Fo

赤城「今日の秘書艦はどなたでしたっけ?」

提督「天津風」

赤城「天津風さんでしたか」

提督「そうそう、昨日天津風にはお粥作ってもらったんだよね」

赤城「そうだったんですか」

提督「体調最悪で味も何もわからなかったんだけどね。あとでちゃんとお礼言っとかないと」

そんな事を話しながら、一緒に朝食をとった


198 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 00:14:14.60 ID:Ckgj24+Fo

食事中

イベントもしくはキャラクターの会話安価(赤城と提督以外でもいい)
安価↓1
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 00:15:08.01 ID:XY+gxW4NO
加賀と天津風
200 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 00:34:05.58 ID:Ckgj24+Fo

>>199採用:
※できれば会話内容も入れてもらえると助かります


ふと、加賀と天津風が一緒の卓について食事をしているのを見つけた

恐らく、昨日聞いてきたことを聞いているのだろうと赤城は思った

あの質問の正しい答えを加賀は答えられない
そして、提督すらも答えられないだろうと赤城は確信していた

提督が加賀さんに恋してしまったから、加賀さんを見る目が変わった
そして加賀さんは提督の想いに気付いていないのに、変わってしまった提督の目を嫌っている

あの二人はどうしようもなくすれ違っているのだ

赤城(……そんな状況を知っているのは私だけ)

赤城(今のままでは絶対に提督と加賀さんは心を通じ合わせられない)

赤城(私だけがあの人にとって特別)

赤城(天津風さんには悪いけれど、私達の事に踏み込んでこないで欲しかった)

提督「……また、箸止まってる」

赤城「え?」

提督にまた指摘されてしまった
訝しげな眼で此方をじっと見ている

提督「……ふぅ、悩みがあるならいつでも聞くよ?ボクの事いっつも聞いてもらってるしさ」

赤城「…いえ、そんな」

赤城はやんわりと壁を張る
提督は何かを言いたげだったようだが、何も言わずに食事を再開した
201 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 00:43:49.17 ID:Ckgj24+Fo

朝食を終えた後、赤城はボンヤリと鎮守府内を散歩していた


赤城(……ずっとこのまま、なぁなぁではいられませんよね)

赤城(自分の後押し次第で、この状況はいくらでも変えられます)

赤城(加賀さんの誤解を解かないまま提督の背中を押せば、絶対に提督の心は砕けてくれます)

赤城(提督の心が折れた時、その傍に寄り添うのは絶対に私です。あの人を慰め、甘やかしてあげるのは私の役目です)

赤城「そうなってくれれば一番楽なんですけれど」

そんな発想が浮かんでしまう自分に赤城は苦笑する

赤城(ああ、私って卑怯な女ですね)

そう思う心の言葉が軽やかなのは、本心でそれを望んでいるからだろう


赤城は当ても無く、散歩をつづけた


イベントもしくは行動安価
安価↓1
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 00:48:49.72 ID:oGV25C3DO
提督の背中を押す
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 00:48:57.71 ID:Ahs45MMqo
瑞穂
提督の愚痴を聞かされる
204 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 00:53:47.31 ID:Ckgj24+Fo

>>202採用:提督の背中を押す


と、いう所で今日の更新はここまでです

これで大体の登場人物の思惑や、気持ちのすれ違いが起きていることが分かったかと思います
そこに来てのこの背中を押すという安価
どういう風に転んで、何処に落ちてしまうんでしょうかね?

ではでは、お付き合いいただきありがとうございました

205 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 20:34:51.56 ID:Ckgj24+Fo

ちょっと重たい雰囲気にしすぎたなと反省しつつ再開です

206 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 20:49:02.11 ID:Ckgj24+Fo

一人黙々と弓を構える加賀を視界にとらえる

真剣な瞳
その佇まいは一切の人を寄せ付けない雰囲気がある

赤城(加賀さん、私の大切な友人)

赤城(あなたのその鈍感さや頑なさ、ずっと和らげてあげたいと思っていましたけど、今回ばかりは変わらないあなたに感謝します)

赤城(加賀さんに提督は必要ありません)

赤城(でも、私は提督が居ないと駄目なんです)

赤城(……もう、こんな状況は終わらせましょう)


赤城(提督だって悪いんですよ。私が居るのに、他の方に目移りしてしまうんですから)

赤城(提督には、貴方の傍にいるべき人が誰か思い出してもらいましょう)


赤城はついに動き出す決意をした
提督の背中を押し、その恋心を圧し折るために

207 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 20:51:24.59 ID:Ckgj24+Fo

赤城(そうと決まれば早速動き出しましょう)

赤城(まずは……)


1、提督を探す
2、加賀さんと話しをする
3、自由安価

安価↓1
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 20:51:49.15 ID:6aexv8hvo
209 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 20:58:15.60 ID:Ckgj24+Fo

>>208採用:1


赤城は提督を探すことにした

執務室に居るだろうと辺りをつけ歩く



イベント判定
1−3 執務室で話し声
4−9 後ろから声をかけられる
0   ???

直下コンマ
 
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 20:59:06.54 ID:w/Ti3xc0o
ここ
211 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 21:05:51.18 ID:Ckgj24+Fo

コンマ判定:4


トントンと後ろから肩を叩かれる

振り向いた瞬間、何かが頬を押し上げる
振り向いた先には提督の悪戯っぽい笑顔
頬を押し上げていたのは提督の指だった

提督「ふふっ、古典的なのもたまにはいいよね」

赤城「もう、悪戯は程々にして下さいね」

提督「悪戯はついで、赤城を探してたんだよ」

赤城「あら?そうなんですか。実は私も提督を探してたんですよ」

提督「そうなんだ。何か用事?」

赤城「いえ、大したことではありませんから提督からどうぞ」

提督「じゃ、お言葉に甘えて…」

そうして提督は後ろ手に隠していた何かを赤城に見せつける

212 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 21:13:08.07 ID:Ckgj24+Fo

提督が見せてきたのは何かの雑誌だった

提督「デートしよ!」

赤城「ええっ!?」

あまりにも予想外な言葉に驚きの声をあげる
今から提督の事を陥れようとした自分に対し、何故そんな事をと赤城は頭が混乱する
しかし、それ以上に喜びの感情が溢れだし、顔が熱く火照る

赤城「ど、どうして急に?」

提督「いやいや、赤城が言ってたじゃん。加賀さんを食事に誘おうって」

赤城「え、ええ…そう言いましたけど」

提督「だから、その下調べに付き合って?」

赤城「……そういう事ですか…」

スッと心に灯った熱が引くのを感じた
デートの誘いというのは赤城の為ではなく、結局は加賀の為だった

提督「……」


提督の心情判定
4以下で……
最近の様子 −2

直下コンマ
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:14:50.55 ID:4GFaZgNPo
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:14:57.41 ID:a8IeBY34O
南無三
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:15:18.82 ID:6w43bCh4O
てややー
216 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 21:24:59.35 ID:Ckgj24+Fo

コンマ判定:5−2 何かを察する


提督「赤城、ボクは加賀さんの事が好きなんだ」

赤城「え、ええ。そんな事百も承知です」

提督「……赤城は、ボクの事を応援してくれてると思ってたんだけど。勘違いじゃないよね?」

赤城「勘違いじゃありません。私は提督の味方ですよ」

努めて自然な笑顔を作った
提督の視線は、依然鋭い光を放っていた

提督「……やっぱり止めておこうかな」

赤城「は?それはどういう意味ですか?」

提督「デートの話。お互いちょっと距離を置いた方が君の為になると思う」

赤城「え?え?」

提督「ボクもちょっと君に甘えすぎてたよ」

そう言って背中を向ける提督
唐突な態度の変化に赤城は……


1、必死に呼び止めた
2、何も言えなかった
3、自由安価

安価↓1
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:25:37.69 ID:1HfOkEc2O
218 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 21:34:09.07 ID:Ckgj24+Fo

>>217採用:1


赤城「ま、待ってください!!」

思わず叫び出していた
赤城の声が、喉が、体が震えていた

提督「……」

提督は振り返らない

心臓が早鐘を打つ
全身に寒気が走り、途方もない恐怖がごぽごぽと湧き上がる
感じたことのない恐れが背中を駆け上った

赤城(知らない、あんな提督見たことが無い…)

赤城(あんなに冷たい言葉を吐く提督を知らないわ)

赤城はそれでもその背中を追いかけた

赤城「待ってください!!」

肩を掴んで漸く此方を見てくれた提督の眼は、悲哀と後悔が綯交ぜになっていた
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:41:24.51 ID:tnK/YQiFO
あちゃーこれはヤンデレ悪化待ったなし
220 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 21:42:12.24 ID:Ckgj24+Fo

赤城「あ、あの…」

向けられた事の無いその瞳にすくみ上り、言おうとしていた言葉が何も出てこない

提督「ああごめん、そっちの用件を聞いてなかった。ボクにどんな用事だったの?」

赤城「そ、そんなこと今はいいんです!」

提督「じゃあ何で呼び止めたの?」

赤城「それ…は……」

やはり、言葉が続いてこなかった

提督は赤城の何かに気付いてしまったのだ
そうでなければ、この態度の急変の説明がつかない

赤城は思考を必死で巡らせる

何処で自分のしようとしていた事がバレタのだろうか?
嫌われてしまったのではないだろうか?
あの信頼をこんなに簡単に失ってしまうんだろうか?

どうすれば、繋止められるだろうか?

提督の事を何でも分かっていると信じていた赤城は、提督の事が何もわからなくなってしまっていた

しかし、このまま何も言えなければ提督は去ってしまう
そう直感した赤城は…


行動、または発言
安価↓1
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:42:31.78 ID:6aexv8hvo
抱きしめる
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:44:30.13 ID:4GFaZgNPo
後頭部に衝撃を与え気絶させる
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:45:25.19 ID:IwVX5zB1o
逆レイプする
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 21:46:46.98 ID:4NKGU0joO
一つ目の純粋な安価に対しての下二つに草
225 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 21:53:10.45 ID:Ckgj24+Fo

>>221採用:


赤城は無我夢中で目の前の少年に縋りついた

赤城「行かないで下さい!」

体は震えていた
頭の中は真っ白で、ただ口が勝手に動く

赤城「お願いします…行かないで…」

赤城「どこにも…行かないで下さい……」

赤城「お願いします…!」

提督「…ッ!」

提督は下を向き、唇を強く噛みしめた
そう様子から、強い後悔を感じさせた

自分を抱きしめる赤城に、提督は深い同情の念を抱いていた

赤城の背中に回そうとした手が、固く拳を作り

提督「迷惑…なんだけど」

突き放すように、提督の手が赤城の肩を押した
226 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 22:03:54.35 ID:Ckgj24+Fo

赤城「ごめんなさい!ごめんなさい!」

意味の無い言葉の羅列
ただ、腕の中にある温もりを絶対に手放したくなかった

提督「謝るんなら初めからしないでよ…」

引き剥がそうとする手に力がこもる
それを拒絶するように、赤城は必死で胸の中に閉じ込めようとする

提督「ホント…やめてよ…」

提督「こうなるのが嫌で冷たく言ったのに…」

提督「どうして分かってくれないのさ」

赤城「分かりません!」

提督「…ッ!!」

肩に強い衝撃が走る
呆気なく、赤城の腕の中から提督は解放された

提督「もうこんなのは、これっきりだから」

そう言い放つと、今度こそ立ち止まらずに提督はその場から逃げ出した

愛しい人のその背中を、ぼやける視界で見つめる赤城はその場にへたり込んだ
227 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 22:05:02.71 ID:Ckgj24+Fo

コンマ判定
4以下で………

直下コンマ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:05:18.72 ID:j2L72lHkO
229 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 22:07:23.37 ID:Ckgj24+Fo

コンマ判定:2 偶然の目撃


不幸にも見てしまっていた人は…

1、加賀
2、瑞穂
3、磯風
4、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:08:08.40 ID:apxIeTCeO
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:08:15.94 ID:faKogK9IO
4
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:08:23.74 ID:SkXg/mqsO
1
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:08:42.29 ID:KCWPZb+Eo
234 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 22:20:20.83 ID:Ckgj24+Fo

>>231採用:4、天津風


三日目(裏)
視点:天津風


目の前の光景に脳が理解を拒む

本当に偶然だった
休憩時間が終わっても執務室に帰ってこない提督を探しに歩いていた

人の声が聞こえその方向に向かってみれば、赤城さんが提督の体を抱きしめていた
いつも優しげで、奥の見えない余裕のあるあの赤城さんが必死に叫び声をあげていた

私は思わず身を隠した

ハッキリとした会話の内容までは聞こえなかったが、『行かないで』『お願いします』『ごめんなさい』と断片的に言葉を聞き取れた

その言葉全てが、天津風の胸をさす
何となく、なにが起きているのかを察せられた

いつも一緒に居るように思える、とても仲のいい気の置けない関係の二人
そんな光景が遠い昔であったかのように感じられるほど、その光景は衝撃的なモノだった

暫くして提督が赤城を突き放し、此方に向かって走って来るのを見て慌てて執務室に帰った

心臓がバクバクと唸っていた
先ほど目にした光景が、赤城ではなく自分だったらと一瞬考え

何も考えないように頭を振った
235 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 22:26:15.38 ID:Ckgj24+Fo

視点:赤城



赤城はいつの間にか天井を見上げていた

自分でも意識しない内に、自室に帰っていたようだ

先ほどの事で特に騒ぎは起きていない
あんなに大きな声を出して誰にも気づかれていないのは、不幸中の幸いだった

赤城(…だからどうしたっていうんでしょうか)

赤城(誰かに見られていたら、誰にも見られていなかったからと言って…なんだっていうんですか)

赤城の内から、あらゆる気力が死んでいた
このまま出撃なんかしてしまったら、きっと轟沈してしまうだろうと予感する

提督の言葉を思い返す

赤城(『こんなのはもう、これっきりだから』…ですか)

赤城(……どういう意味なんですか)

赤城(分かりません……分かりたくありません……)

赤城は無気力に寝返りを打った
236 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 22:32:01.44 ID:Ckgj24+Fo

だが、一つだけ提督の事を理解できた気がした

赤城(……大切な人に冷たい視線を向けられるって、こんなにも苦しい事だったんですね)

それは、昔のままでは決してわからなかった感情だ

赤城(今まで知りませんでした。こんなに虚しい気持ちも、痛い心も…)

赤城(提督はずっと…こんな気持ちと一緒に居たんですね)


赤城は……


1、より一層提督の事が愛おしく思えた
2、提督の理解者は自分だけなんだと、改めて確信した
3、加賀さんの事が憎らしく思えた
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用


237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:32:24.01 ID:w/Ti3xc0o
1
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:32:27.84 ID:6aexv8hvo
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:32:32.27 ID:KCWPZb+Eo
2
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:32:43.88 ID:4GFaZgNPo
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:37:26.53 ID:Ahs45MMqo
あぁんもう破滅へフルスロットルじゃーん!
242 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 22:44:28.29 ID:Ckgj24+Fo

>>238採用:3


提督の気持ちになれたことで、ある感情が沸き上がった

赤城(どうして加賀さんは…提督の事を…)

加賀の鈍感さが、愚鈍さが、無神経な行いが、『許せない』とそう思った

赤城(加賀さんがああでさえなければ)

赤城(加賀さんに提督の事を思いやる気持ちさえあれば、こんなことにはなりませんでした)

赤城(私も提督も、こんな想いを抱かずに済んだんじゃないですか?)

考えれば考えるほど、加賀の行動に怒りがわいた

赤城(加賀さんさえ居なければ……)

そう思い至ったところでハッとする

赤城(…大切な友人のことを私は……何てことを…)

赤城(…でも、やっぱり…許せないと思います)

赤城の気力が徐々に蘇る
それと同時に、その心の闇もまた、違う濁りを見せ始めた
243 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 22:50:42.74 ID:Ckgj24+Fo

赤城は寝ていた体を起こす
先ほどまで感じていた気だるさは軽くなっていた

しかし、やはりこの先の事となるとぼんやりしてしまう

赤城(提督は…どうしてるんでしょうか?)

赤城(私の事をどう思ってるんでしょう……)

提督の事が分からなくなったことにより、やろうとしていたことは全て初期化された

これから何をするべきか
何をすれば、提督を自分の下に納められるのか

考えることにした


イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:51:59.91 ID:MqAXZh3VO
赤城が提督を監禁
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:52:10.50 ID:KCWPZb+Eo
家事を一手に引き受ける
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:53:57.10 ID:Zyiu/x5jo
どうせ安価取れんやろうし同僚艦皆潰す
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 22:56:46.20 ID:fR5W43WxO
加賀を解体
248 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:02:14.85 ID:Ckgj24+Fo

>>244採用:


赤城(きっと提督は今も苦しんでいますよね)

赤城(私の事と、加賀さんの事で)

赤城(嘘が上手な提督は、きっとそんな姿を他の人に見せたりしない)

赤城(私だけが、提督の気持ちを理解しています)

赤城(ああ…可愛そうな提督…)

赤城は酔っていた
初めての愛する者からの拒絶
それを否定したいがために、自分の妄想におぼれていた

彼女の愛は自己完結している

自分だけが正しくて、自分だけが本当で
自分の考えだけを愛していた

自分の考える提督を愛していた

赤城(閉じ込めてしまいましょう)

赤城(これ以上加賀さんの敵意に触れてしまうのは、提督がかわいそう)

赤城(提督の事を助けてあげられるのは、私だけ)

そう考えた時にはもう、足は動き出していた
249 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:06:34.43 ID:Ckgj24+Fo

捜索判定
1−3 誰かと居る
4,5 見つからない
6−9 一人で居るとこを見つける
0   ???

直下コンマ
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:07:26.55 ID:Kzn/gBDTO
251 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:10:31.87 ID:Ckgj24+Fo

コンマ判定:5


赤城(居ない…居ない居ない…!)

提督は見つからなかった

赤城(こんな時にどうして?)

赤城(私だけが提督の事を守ってあげられるのに…!)

自室にも執務室にも、食堂にも浴場にも居なかった


赤城は日が昇るまで、提督の姿を見つけられなかった
252 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:11:09.86 ID:Ckgj24+Fo

提督が居た場所、見つけられなかった理由

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:13:32.81 ID:7TBZD6c0O
加賀さんの部屋
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:14:01.39 ID:6aexv8hvo
危険を感じた天津風が部屋に匿っていた
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:16:46.83 ID:CH3T+OMUo
磯風が赤城には気をつけて身を隠したほうがいいと助言した
256 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:28:21.78 ID:Ckgj24+Fo

>>255採用:

三日目(裏)
視点:磯風


慌ただしく何かを探しているように目を血走らせ、鎮守府内を歩き回る赤城
磯風はその姿に嫌なものを感じ取り、提督を匿うことにした

幸運にも赤城よりも先に提督を捕まえられた磯風は、自らの部屋に無理やり連れ込んだ

提督「ちょっとちょっといきなりなに!?欲求不満なの!?」

磯風「バカか貴様。今日はここで寝ろ」

提督「意味わかんないんだけど」

磯風「ただ事じゃない様子で赤城がお前を探していたのでな。何かあったんだろ?」

提督「……鋭いね磯風は」

磯風「お前の顔を見て確信した。顔を合わせづらい理由があるんだろう」

提督「……色々あった」

磯風「とにかく、今日はここで一晩明かせ」

磯風に諭され、提督は大人しくここに居るようだ

磯風(…しかし、まさかあの赤城にも溜め込んだものがあったとはな)

磯風(やれやれ…世話の焼ける奴らだ)

磯風(どうにか仲を取り持ってやりたいが…)

痛くなってきた頭を押さえ、磯風は今後の事に頭を悩ませていた
257 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:29:39.86 ID:Ckgj24+Fo

視点選択

1、提督
×、赤城
3、加賀
4、瑞穂
5、磯風
6、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:30:26.56 ID:6aexv8hvo
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:30:56.22 ID:3j97uw2DO
5
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:31:11.10 ID:4GFaZgNPo
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:31:23.23 ID:w/Ti3xc0o
3
262 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:41:46.81 ID:Ckgj24+Fo

>>258採用:6


天津風はあの時見てしまったものを思い出していた

赤城と提督の姿だ

廊下で抱き合っていたあの二人、今思い返してみれば泣いていた

赤城さんが泣いていた理由はなんとなく分かった
提督は、どうして泣いていたのだろう?

私の予想だと、赤城さんは提督に自分の気持ちを打ち明けたんだと思う
提督がそれを断ったから、泣いて縋りついてた

提督は加賀さんの事が好きだから断ったんでしょうけど、泣いていたのは何故かしら?

悲しかったから?
嬉しかったから?

それ以外だとすれば、どうして泣いていたのかしら?


恋愛初心者の天津風には、提督の心情をどうしても思い浮かべられなかった
263 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:45:11.13 ID:Ckgj24+Fo

気持ちをスッキリさせようと、天津風は大浴場に向かっていた

そんな時…


1、赤城を見かけた
2、磯風を見かけた

安価↓1
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/07(木) 23:45:49.58 ID:w/Ti3xc0o
1
265 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/07(木) 23:55:34.57 ID:Ckgj24+Fo

>>264採用:1


必死な形相の赤城を見かけた

赤城が私を見つけると、駆け寄ってくる

赤城「提督が何処に居るのか知りませんか!?」

天津風「どうかしたの?」

赤城「質問に答えてください!」

赤城は、怖いくらいに必死だった
あの時に見た弱弱しく涙を流す姿からは想像もできないほど、鬼気迫る表情

天津風「し、知らないわ。居なくなったの?」

赤城「天津風さんには関係ありません。私の問題ですから」

赤城「呼び止めてすみませんでした」

そう言うと赤城は慌ただしく、どこかに行ってしまった


266 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:08:46.44 ID:V47T62r5o

天津風(もう立ち直ったのかしら?)

赤城の変わりように驚くと共に、感心してしまった

天津風(…きっと、まだ提督の事を諦めていないのね)

天津風(私だったらきっとふさぎ込んでしまうわ)

天津風(それなのに赤城は…とっても強いのね)


天津風(私も頑張らないと)


無意識にそう思い、その想いに疑問が湧く


天津風(何を頑張るつもりなのかしら?)

天津風(……私も提督の事を?…そんな事あるのかしら)


天津風(…恋ってどんな気持ちなのかしら?)

そんな事を考えながら、少女は無意識に少年の姿を求めて歩いた
267 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:14:26.32 ID:V47T62r5o

三日目終了



提督
13歳くらいの幼い容姿の少年
奔放な性格でやや不真面目で嘘つきだが、やるべきことを投げ出すことは無い
(裏)
性根の部分では気弱で心配症で、人の顔色を窺っている
人に嫌われることを何より恐れている
昔から加賀さんの事が好き
赤城の心に触れ、どうしようもなく心が揺れている


加賀さん
一航戦のむっつりな方
提督の事が苦手で、日々の提督からのアピールも冗談やからかいだと思っている
(裏)
提督が自分に向ける言葉や行動の全てが嘘だと思っている


赤城
一航戦の優し気な方
提督の初期艦でとても仲がいい
(裏)
提督の信頼を一身に受け、提督の事を一番理解しているのは自分だと思っている
加賀に対しての引け目は消えた
大切なのは自分の事、自分の提督の事、自分のモノの事


瑞穂
提督と話をするのも億劫なほど嫌い
提督の軽薄な態度に嫌悪を感じている


磯風
普通。提督が誰が好きであろうとどうでもいいと思っている
提督を取り巻く艦娘の複雑な人間関係に薄々感づき始めた
赤城の狂喜を垣間見たが、どうにかしてやりたいと画策する


天津風
提督に父性を感じている。
(裏)
提督の弱い部分に触れ、小さな独占欲が生まれた
自分でも上手く制御できないほど提督の事が気になり始めた
赤城の姿を見て、恋や愛というモノが気になり始めた
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:15:38.42 ID:Rx9oB00cO
一航戦の優し気な方とはなんだったのか…
269 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:16:42.30 ID:V47T62r5o

それでは四日目開始です


操作キャラ選択


1、提督
×、赤城
3、加賀
4、瑞穂
5、磯風
6、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:17:08.63 ID:DOOf9lQpo
4
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:17:27.26 ID:j8ECejuwO
3
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:17:38.91 ID:OoHY/D00O
6
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:17:41.53 ID:MkCQ1sCno
4
274 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:24:06.95 ID:V47T62r5o

>>272採用:6、天津風


提督の心の揺れ具合
0ほど大きく、9ほど僅かに
加賀 +4
赤城 −3

直下コンマ
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:24:24.79 ID:DOOf9lQpo
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:24:26.09 ID:MkCQ1sCno
ほい
277 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:28:05.16 ID:V47T62r5o

コンマ判定:9+1 加賀さんへの愛は殆ど揺らいでいない


磯風の行動方針
1、ギクシャクした空気だけはどうにかしたい
2、提督の気持ちを優先
3、全てを丸く収めたい
4、提督の身の安全第一
5、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:28:56.54 ID:OEt4yamQO
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:28:58.51 ID:fJ8GtXpPO
2
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:29:02.28 ID:drAVUPvGO
1
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:29:12.87 ID:MWf0aHJQO
3
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:29:29.31 ID:6MEM3/pAO
283 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:36:47.83 ID:V47T62r5o

>>>278採用:2、提督の気持ちを優先


四日目


あれから鎮守府内をうろうろとしていたが、提督の姿は見かけなかった
そのかわり、赤城の姿を何度も見かけた

天津風(赤城があんなに必死で探していたのに、本当に何処に行っちゃったのよ)

天津風は取り敢えず、朝食を貰いに食堂に向かった

その食堂で、あっさりと提督の姿を見つけられた
磯風と同席で普通に食事をしている

天津風(居るじゃない。もう)

天津風は……


1、提督に話しかけた
2、赤城の姿を探した

安価↓1
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:37:10.77 ID:JIVe5EQpO
1
285 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:43:35.46 ID:V47T62r5o

>>284採用:1


朝食を受け取り、提督の座っている卓へと向かった

天津風「相席してもいいかしら?」

磯風「ん、天津風か。いいだろう」

天津風「ありがと」

提督に許可を取ったつもりだったが、何故か磯風に許可を出される
が、特に気にせずに座る

提督「おはよ、天津」

天津風「天津風よ。ちゃんと呼びなさい」

いつものように軽口を言う提督に、体調を崩していたわけではないことに安堵した
286 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:48:52.23 ID:V47T62r5o

天津風「あなた昨日何処に居たの?赤城が探してたわよ」

提督「磯風の部屋に居た」

天津風「そうなの?珍しいわね」

提督「…赤城と顔を合わせたくなくってさ」

磯風「その事については…」

天津風「いいわ、なんとなくだけど察したから」

磯風「…そうか」

磯風も特に追求することなく、納得する
昨日の赤城の様子を見て、天津風も同じ物を感じたのだろうと思ったからだった

天津風(あんな事があったばかりだし、顔が合わせづらくって当然よね)

と、天津風は磯風の予想とは違う形で納得していたが


3人で食事を続ける


イベント、会話安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:50:23.85 ID:zmgWLJyzO
加賀についての話をする
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:51:14.58 ID:hg697dlvO
磯風は提督には興味はないのかの話
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:51:50.85 ID:JRcBa8EZO
提督は赤城の事が好きでは無いのかという話題
290 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:54:47.59 ID:V47T62r5o

>>287>>289が同コンマなので、コンマでどっちの話題にするか決めます

偶数で加賀について、奇数で赤城について

直下コンマ
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:55:38.46 ID:xoiqldddO
ほい
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:56:01.80 ID:Tt7nGCHzo
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:56:01.86 ID:yS1vnw5JO
ミックスではないのな
294 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 00:58:18.43 ID:V47T62r5o

コンマ判定:偶数 加賀について


と、いう所で今日の更新はここまでです


お付き合いいただきありがとうございました
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 00:59:26.16 ID:tyCZa50Go
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 01:02:02.98 ID:Tt7nGCHzo
おつ
297 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/08(金) 21:13:56.21 ID:V47T62r5o

今日の更新はお休みです
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/08(金) 22:29:07.77 ID:6MEM3/pAO
乙 次回期待
299 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 20:16:11.69 ID:V5kiLTRao

書きやすいし面白いので>>293のミックス案を採用です


では、そろそろ再開です
300 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 20:31:51.03 ID:V5kiLTRao

提督「…あ〜あ、今日は本当なら加賀さんとのデートの予定を立ててたはずなのに」

磯風「こんな時にも加賀なのか」

提督「ボクにとっての一番はいつだって加賀さんだし」

提督「加賀さんの事はボクにとって最優先されるべき事項だよ」

磯風「…そうか、司令がそう言うのならその意思を尊重するが」

天津風「赤城の事はどうなの?好きじゃないの?」

提督「そりゃあ大好きだよ。当たり前じゃん」

即答で好きと返したが、提督の顔は苦々しいものだった

提督「今までずっと一緒だったし、赤城にはなんだって相談してきた。一番頼りにしてたんだよ」

提督「…だからさ、こんなにもやもやしてるんじゃん」

口を尖らせて提督はそう言った

加賀への愛に揺らぎはない
しかし、赤城に対してはどうしようもない心の揺らぎが生まれてしまっていた
301 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 20:51:15.03 ID:V5kiLTRao

磯風「加賀と赤城。その二人を比べると、やはり加賀が大事なのか?」

提督「どっちも大切。そうやって順位をつけたくない」

磯風「そうは言ってもだな。じゃあどうしようと思ってるんだ?」

提督「加賀さんに振り向いてほしいし、赤城と前までの関係に戻りたい」

提督「我儘なんだろうけど、やっぱりそれが一番だよ」

提督「なんて言っても…どっちとも全然うまくいってないけど…」

天津風「どっちも大切なら、どっちも大切にすればいいんじゃないの?」

天津風の素朴な疑問であった
どちらも得ようとしている風な提督であったが、実際は赤城の事を振り払ってしまっている
その事を知っている天津風にとって、提督の発言には納得しきれない所があった

提督「それはアレだよ。likeとloveの違いって奴だよ」

提督「それに、こんなに好きだ好きだって加賀さんに言っているのに。別の人の好きも受け入れちゃってたら、ボクのloveってそんなものなの?ってボクが思うんだよ」

提督「不誠実で嘘つきなボクだから、この恋と、愛の気持ちを本物にしたいんだ。一途であることが、ボクが加賀さんに向けている愛が嘘じゃない証明だと思うから」

真剣に自らの恋愛観と、愛を語る提督
恋知らぬ天津風からしてみれば、自分の知らないことに本気で頭を悩ませている提督の事が、いつもより少しだけ大人に見えた
302 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 20:55:59.04 ID:V5kiLTRao

磯風「嘘つきで不誠実という自覚はあったんだな」

提督「ま、まあ…あれだけ色んな人に言われちゃえば嫌でも自覚するよ」

提督「あ〜あ、でも…両手に花することで不和なく丸く収められるって言うのなら、それも悪くはないと思うんだけど」

提督「実際は無手だからね。第一、一番大切な加賀さんに振り向いてもらうのかっていうのが最大の課題だし」

磯風「あんなこと言った手前、やっぱり赤城も。なんて言ってしまう方がよほど不誠実だしな」

提督「あ〜あ…どうしよう……困ったなぁ…」

結局問題は解決しないまま、食事を終えた
303 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 21:05:24.77 ID:V5kiLTRao

天津風は思考を巡らせていた
提督の本心の想いを聞いてみて、様々な思案が脳内を巡る

天津風(一途であることが愛の証明…か)

天津風(やっぱりあなた、全然軽薄なんかじゃないわよ)

天津風(でも、そんな拘りが赤城を突き放す原因になってしまってたのね)

天津風(…本当に、この関係を丸く収めることなんてできるのかしら?)

天津風(愛とか恋って大変ね。誰も悪くないのに、こんなに心を痛めてしまうなんて)

天津風(どう決着をつけるのかしら…)


天津風(……私のこのモヤモヤの事も)


提督と居ると忘れてしまうが、一人になると改めて自覚する心のしこり
この気持ちの正体にも、決着をつけるべきだろう


天津風(私のこの気持ちは……)


1、提督への恋心
2、提督の愛を独占する加賀への嫉妬。提督の父性に対する甘え
3、恋や愛というモノへの憧れ
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:05:56.09 ID:EOgKbG0Go
3
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:06:15.38 ID:hMe1sPECO
2
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:06:40.72 ID:NdES/r6QO
1
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:06:44.77 ID:l26qzNjEO
1
308 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 21:19:36.41 ID:V5kiLTRao

>>306採用:1


天津風(あなたが加賀に向けている気持ちを、私にも向けて欲しい)

天津風(だからあの夜、ズルいなって思ったんだわ)

天津風(きっと私も、提督や赤城のように恋をしているんだわ)

そう、自覚した

天津風(だけど、今更過ぎるんじゃないかしら…)

現在の提督を取り巻く実情を知る天津風からすれば、この状況に入り込むこと自体が難しく感じられた

天津風(提督の意思は固いわ。それを目の前で見ていたし、この耳で聞いたもの)

天津風(私がこのタイミングで気持ちを打ち明けても、きっと赤城の二の舞)

天津風(もっと言えば、提督の心を悩ます新たな原因になる)

天津風(……ホント、どうしようもないわね)



天津風が結末に求めている物
1、愛の独占
2、独占が理想だが、そこまで我儘ではない
3、全員が幸せに収まるのが理想
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:20:03.20 ID:EOgKbG0Go
3
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:20:26.92 ID:uPOTnz8ao
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:20:45.10 ID:+4B6FewAO
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:20:51.48 ID:sGFrjMDeO
2
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:21:01.63 ID:R12+hBuQO
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:21:22.50 ID:NAiZR4cQo
1
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:23:38.71 ID:anJd4ceyo
316 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 21:35:56.95 ID:V5kiLTRao

>>310採用:3


天津風(…やっぱりあなたが言ってたように、全員が綺麗に収まるのが一番よ)

天津風(そう思うのは我儘なんかじゃないって、私は思う)

天津風(赤城の事を、提督の気持ちを思えば、誰かを切るって残酷すぎる)

天津風(あなたの言ってたように、大切な人は順位をつけたく無いくらい大切よね)

天津風(全員一番大事って事にすればいいんだわ。うんうん)

自分の考えに強く共感し、天津風は頷いた

天津風(そうと決まれば、全員の仲を取り持ってあげましょう)

天津風(今朝から姿を見ていないけれど、赤城はどうしているかしら?)

天津風(提督は磯風と一緒に執務室に居るはずね)

天津風(……そういえば、避けてるって事だけは見れば分かるけど、加賀から提督に対する気持ちを直接聞いたことは無かったわね)


天津風(…どう動こうかしら?)


イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:37:19.87 ID:yJMJJy9JO
加賀に接触を図る
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:37:48.34 ID:mUfG0gvWo
赤城にあってみる
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:37:51.45 ID:NAiZR4cQo
加賀に提督についての気持ちを聞いてみよう
320 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 21:43:18.95 ID:V5kiLTRao

>>317採用:


天津風(加賀に会ってみましょう)

天津風(もしかしたら、何か理由があって提督とうまく付き合えないのかもしれないし)

そう思い、まずは加賀を探すことにした

加賀は演習に出ており、それの帰りを待ち伏せる形で捕まえた

天津風「加賀、ちょっと話いいかしら?」

加賀「なにかしら?」

加賀は相変わらずムスッとした、表情の薄い顔だ


会話安価
1、提督を避ける理由を聞く
2、自由安価

安価↓1
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:43:34.63 ID:EOgKbG0Go
1
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 21:47:55.91 ID:NdES/r6QO
1
323 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 21:54:50.35 ID:V5kiLTRao

>>321採用:1


天津風(遠まわしに聞いても仕方ないわよね。ハッキリさせなくちゃ)

天津風「あなた、どうして提督の事避けてるの?」

加賀「…!…何故そんな事を?」

その質問をしたとき、ほんの少し加賀の仏頂面が崩れた気がした

天津風「大事な事だからよ。私たちにとって大事な事なの」

加賀「私たち?」

天津風「私とか赤城とか提督とか、それにあなたもよ!」

加賀「…意味が分からないわ」

天津風「いいから答えて!」

強引であろうとも、強く踏み込む
加賀と提督の蟠りの解決が、全員が丸く収まるための近道であると思ったから
324 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 22:07:14.23 ID:V5kiLTRao

加賀は困ったように眉を下げ、視線を下げる
だが、暫くして加賀は抑揚の薄い声で語り始めた

加賀「……提督が、ずっと笑ってるから」

加賀「赤城さんや、他の人には笑顔以外のいろんな顔を見せるけど、私にはずっと笑いかけている」

加賀「私が不愛想で何を考えてるか分からないから、あの人は困っているのよ」

天津風「ど、どうしてそんな結論になるのかしら?ずっと笑顔を向けてくれているんでしょ?」

加賀「あの人は困ると笑うから」

加賀「だから、私に向けられているあの言葉も笑顔も、ただのご機嫌取りの嘘」

加賀「私としても無理に気を使わせたくないし、鬱陶しいから。だから避けているのよ」

加賀「……こんなつまらない私の事なんて、放っておいてくれれば助かるのだけれど…」

天津風「…………」

天津風は加賀の告白に呆然としてしまっていた
加賀の告白の意味を考えれば考えるほど、この人は馬鹿なんじゃないかと思ってしまう

加賀「これで満足かしら?私も暇ではないのだけれど」

天津風「………」

この人に、なんと言ってやるべきなのだろう?


天津風の会話安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:09:58.88 ID:zGQjBLKAO
提督の笑顔の理由について説明する
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:11:55.81 ID:NAiZR4cQo
その事について提督と話し合う事を進言する
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:12:38.93 ID:xp8rCWj1O
328 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 22:22:27.51 ID:V5kiLTRao

>>327採用:


天津風「あなたのその言い分、冗談なんかじゃないわよね?」

加賀「当たり前です」

天津風「……はぁ…呆れたわ。加賀ってば私よりも子供じゃない」

加賀「…どういう意味かしら?」

加賀は眉間に皺をよせ、ドスの利いた声を出す
しかし、先ほどの告白を聞いた天津風にとっては、全く怖く無かった

天津風「もうちょっとちゃんと見てあげなさいって事よ」

天津風「一度、その笑顔の理由を、提督とちゃんと話し合ってみなさい」

加賀「…どうせはぐらかすに決まってるわ。私にはご機嫌取りの嘘しか言いませんから」

天津風「もう、その強情な考え方もよくないわ。ちゃんと提督の事を見てあげて、あなたの色眼鏡なんかじゃなくってね」

加賀「色眼鏡なんかじゃ…」

天津風「もう!とにかくちゃんと提督の事を見てきなさい!いいわね!!」

そう、加賀に強く言いつけた
加賀は納得がいかないという顔であったが、『考えておくわ』となんとか言葉を引き出せた
329 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 22:29:46.68 ID:V5kiLTRao

天津風「もう本当に、馬鹿馬鹿しいったら」

加賀の呆れた告白に、天津風の愚痴は止まらない

天津風「何をどう曲解したら、そんな辺鄙な結論に行きつくのよ」

天津風「……もしかして加賀は、自分に自信がないのかしら?」

天津風「そうだとしたら、提督の真っ直ぐな気持ちを上手く受け止められなくっても、不思議じゃないかも」

天津風「本当にもう、贅沢な悩みね!」

『ズルいズルーい!』と、思わず大声で叫びたくもなってしまう

廊下を歩き、いくらか気分も落ち着いて来たところである光景を目撃した


天津風「あれは……」



1、提督
2、赤城
3、加賀
4、磯風
5、瑞穂
6、自由安価(数字を組み合わせてもよい)

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:30:16.03 ID:EOgKbG0Go
4
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:30:20.11 ID:R+Yw3eByo
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:30:20.85 ID:z3+2hWZkO
2
333 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 22:39:27.20 ID:V5kiLTRao

>>332採用:2、赤城


フラフラと歩く赤城を見つけた

天津風「あら赤城じゃない、今朝から姿を見なかったけどどうしたの?」

赤城「天津風さんですか……」

赤城には昨日のような活力は無く、意気消沈と言った様子であった

天津風「提督なら執務室に居ると思うわよ」

赤城「ああ、そうですね…」

提督の事を話しても元気がない
もしかすると、もう提督とは会ったのかもしれない

天津風(どうしちゃったのかしら?)


会話、行動安価
1、昨日、提督は磯風の部屋に居たことを話す
2、悩みが無いか聞く。励ます
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:40:03.96 ID:A6ukUAhDO
3ライバル宣言
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:40:38.89 ID:R+Yw3eByo
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:40:40.99 ID:ud7TXhBcO
2
337 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 22:49:51.63 ID:V5kiLTRao

>>336採用:2


天津風「元気がないみたいだけど、悩みでもあるんじゃない?」

赤城「……いえ、そんな」

天津風「どう見ても平気そうじゃないから聞いてるのよ?」

天津風「…きっと、提督の事よね?」

提督という言葉に反応する
赤城の反応はとても分かりやすいものだった

天津風「提督も、あなたの事で悩んでたわ」

天津風「一人で抱え込んでちゃ大変よ?」

天津風「私が力になるわ」

精一杯励ますつもりで赤城に手を差し伸べる

赤城「………」


感情判定
4以下で……
ヤンデレ −2

直下コンマ
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:51:06.59 ID:A6ukUAhDO
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 22:51:34.59 ID:S09HPfPiO
てい
340 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 23:01:14.59 ID:V5kiLTRao

コンマ判定:9−2 打ち明ける


本来の赤城だったなら、決して自らの弱さを見せることなどなかっただろう

しかし、既に弱り切っていた心と体
予想外の事態の混乱によって、そんな余裕は無くなっていた

そんな事態が重なった結果、赤城は目の前の少女に心を開いた


赤城「……私、ずっと提督の傍にいました」

赤城「隣にいるのが当たり前で、お互いの事が大切で、お互いの事が特別だったんです」

赤城「でも、いつの間にか提督にとっての一番の特別は、加賀さんになっていたんです」

赤城「でも私…提督の事が諦められなかったんです。最後に隣りに居るのは私だってずっと思ってました」

赤城「そんな私の事、提督は見透かしていました。だから、距離を置こうって言われました。お互いのためにって」

赤城「私…嫌だって。見っともなく泣いちゃいました。ふふっ…提督を困らせちゃいました」

天津風は昨日の事を思い出す
赤城は縋りつくように涙を流し、提督もまた涙を浮かべていた
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 23:02:01.96 ID:xpbVYy9+o
流れ変わったな
丸く収まるぞこりゃ
342 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 23:12:40.35 ID:V5kiLTRao

赤城「それから分かったんです。提督の気持ちが」

赤城「拒絶されて初めて、好きな人に突き放されるっていう提督の気持ちが分かったんです」

赤城「あの痛みと苦しみと悲しみは、当人しか…私と提督にしか分からない」

赤城「そう思うと尚更、私だけが提督の事を理解してあげられるって思ったんです」

赤城「それと同時に、加賀さんの事が許せないと思うようになりました」

赤城「加賀さんは大切な友人ですけど、提督に対するあんな態度は許せないって思ったんです」

天津風「加賀がどうして提督を避けるのか知っているの?」

赤城「ええ、勿論です。加賀さん、分かりやすいじゃないですか」

天津風「そ、そうね…」

天津風は正直な所、加賀の事をさっぱり分かりやすいとは思わなかった
が、やはりそこは付き合いの長さの差だろうと納得する
343 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 23:21:17.39 ID:V5kiLTRao

赤城は溜め込んでいた心情を吐露し続ける

赤城「提督の事をなにも理解していないあの人なんかが、提督の隣に居る資格なんてありません」

赤城「やっぱり私が隣に居るべきなんです」

赤城「そう思って昨日は提督の事を探していました。…見つかりせんでしたけれど」

赤城「今朝がた私が姿を見せなかったのは、朝まで探し回っていて疲れて眠っていたからなんです」

赤城「それでさっき、もう一度提督に会いに行きました」

赤城「でも、今は顔を合わせたくない。ってハッキリ言われちゃいました」

そうして、今はその帰りという事らしい
赤城の行動は何処までもうまくいっていないようだ
344 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 23:27:12.51 ID:V5kiLTRao

赤城「……ふふふっ…情けないですね。立派な大人が、天津風さんのような子供に愚痴を吐いてしまうなんて」

天津風「いいのよ。恋の前では誰しもが赤子同然。周りが上手く見えなくなってしまうモノなんだもの」

赤城「ふふっ、天津風さんは私よりよっぽど大人ですね」

天津風「そんな事ないわ。赤城より、よっぽど子供」

こうして初めて赤城の心情を聞き、天津風は考える


天津風(赤城は、提督に負けず劣らずに一途な想いを抱いているようね)

天津風(拒絶されようと折れない強い思い)

天津風(どうにかして、赤城とも上手く収まりをつけて欲しいのだけれど)



1、全員で幸せになろうと提案する
2、これからどうするつもりか聞く
3、赤城の強い提督への想いについて、言及する
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 23:27:39.53 ID:uPOTnz8ao
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 23:27:55.88 ID:ZqfDwTm2O
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 23:28:06.66 ID:EOgKbG0Go
2
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 23:28:15.98 ID:+wuj2YZyO
1
349 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 23:39:38.38 ID:V5kiLTRao

>>346採用:3


天津風(……でもちょっと、赤城には怖いものを感じたわ)

天津風は慎重に、赤城から感じた違和感
強すぎるほどの提督への執着について言及することにした

天津風「赤城は本当に提督の事が大切なのね」

赤城「当然です。私はずっと提督の傍に居ましたから」

天津風「…どうしてそんなに提督の事が大切なの?」

赤城「どうしてって…おかしな質問ですね」

クスクスと手を口元に当てて笑う赤城
上品で可愛らしい姿であるはずの仕草が、この時ばかりは空々しく感じられた

赤城「どうしてもです。だってそうでしょう?私は提督のモノで、提督は私のモノです」

赤城「提督の気持ちを理解できるのは私だけで、私の事を理解していいのは提督だけです」

赤城「それだけの事ですよ」

天津風「……そう」

天津風は、漸く理解した
赤城のその愛は、異常な偏執であると

一見平静を保っているように見えるが、赤城の言葉の節々から提督への病的な妄執が見え隠れしている
350 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/09(土) 23:56:54.01 ID:V5kiLTRao

天津風(…これはかなり危ういわね)

天津風「……もしもよ、万が一提督が加賀の事も、赤城の事も大切にしたいって言ったらどう思う?」

赤城「おかしな質問ですね。そんな仮定、あり得ないと思います」

赤城「ですが、もし仮にそう言ったとしたら、選ばせます」

赤城「どんな手段をとってでも、私を選ばせます」

赤城「あの時私を突き放したように、加賀さんを突き放します」

赤城「最後に隣に居るのは、この私だけでいいんですから。他の邪魔ものなんて、要りません」

熱の無い、しかし確かな意思を持った瞳でそう言う

赤城「なんて、提督がそんなこと言うはずがありませんよ」

赤城「私が選ばさなくても、提督は選ぶはずですよ」

赤城「あの時私を突き放したように、大切な人以外の好意を拒絶します」

赤城「提督は、そう言う愛を貫く人です。あの人はどうしようもなく、自分の事を嫌っていますから」

そう、笑顔で言いのけた
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/09(土) 23:59:42.80 ID:dQ/Lm1SHO
どうしてこんなになるまで放っておいたんだ…
352 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 00:04:20.58 ID:7NHs3aL9o

『話を聞いていただいて、いくらか心が軽くなりました』
そう言ってお礼を述べた赤城と別れた

天津風は改めて赤城の言葉を思い返す


天津風(加賀との確執が、提督の人間関係をややこしくしていると思っていたけど、勘違いだったみたい)

天津風(この話をややこしくしているのは間違いなく提督ね)

天津風(あの赤城をここまで誑し込むなんて、あなたは何をしたのよ)

天津風(赤城も相当拗らせちゃってるけど、あなたの拗らせようも半端じゃ済まなさそうね)


天津風(あれから加賀はどうしたかしら?)

天津風(磯風は提督の意思を優先するって言ってたけど、提督は結局どんな結論を出すつもりなのかしら…)


知れば知るほど複雑な人間模様に、天津風はうんうんと頭を唸らせていた


イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:08:11.66 ID:pmA/TFU0O
提督に会いに行く(加賀と話させるため)
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:11:16.79 ID:7L0l7SSVO
>>353
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:11:48.69 ID:sxJCByBoo
提督に会いに行く
356 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 00:17:05.37 ID:7NHs3aL9o

>>353採用:


天津風(加賀の事だから、意地を張って提督に会ってないかもしれないわ)

天津風(…提督から話をするよう言っておこうかしら)

そう思い至り、天津風は提督の下に向かった


提督が居ると思われる、自室に向かう
そこでは……



1、ウロウロする加賀の姿
2、磯風と提督
3、加賀と話す提督

安価↓1
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:18:03.13 ID:zdfP9Grlo
1
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:19:42.19 ID:oyhGa0e8O
3
359 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 00:26:51.63 ID:7NHs3aL9o

>>357採用:1


加賀「……………」

提督の自室の前には、眉を八の字に下げた加賀が居た
先ほどからウロウロと扉の前を行ったり来たり、ノックする仕草を見せたかと思えば、ブンブンと首を振っている

天津風「…なにしてるのよ」

加賀「…っ!……天津風、驚かさないでちょうだい」

天津風「…はぁ、あなたって本当に笑えちゃうくらい不器用ね」

加賀「…放っておいて」

どうやら加賀は、天津風のいった様に提督と話をしようとしていた
しかし、今一歩のところで勇気が出ずに、ここでまごついているようだ


天津風(どうしようかしら?)

1、代わりにノックする
2、加賀の背中を押してあげる
3、提督を呼ぶ

安価↓1
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:27:11.71 ID:Z2igyyc9o
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:28:20.94 ID:pmA/TFU0O
2
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:30:57.99 ID:sZTQoVH0o
1
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:34:02.59 ID:aN6Xeqa7o
確かにゾロ目でワロタ
364 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 00:39:39.90 ID:7NHs3aL9o

>>361採用:2


天津風(…もう、仕方ないわね)

天津風「心配しなくても大丈夫よ、あなたが本当に分かりたいって思ってるなら、提督は必ず答えてくれるわ」

加賀「…本当かしら?本当は、私と会うのが億劫に思っていないかしら?」

天津風「バカね、そう思ってたら毎日毎日会いに行くわけないでしょ」

天津風「いつも言ってるでしょ。あなたの事が好きだって」

加賀「…それは本当の言葉かしら?」

天津風「それを今から確かめに行くんでしょ。自信を持ちなさいよ」

天津風「あなたが思ってるより、提督は軽薄なんかじゃないわ。お父さんみたいに、暖かい人よ」

加賀「ふふっ…あの人がお父さんなんて、私には到底思えません」

天津風「バカにしないでよ!本当の事なのよ!」

加賀「………分かったわ。そこまで言うのでしたら、確かめてきます」


加賀は、深く息を吐いてから、提督自室のドアをノックした
『は〜い』という声が中から聞こえる

加賀が怯えるように此方を見たが、無視してその場を去ることにした

天津風(あと私に出来るのは、上手く和解できるように祈るだけね)

天津風(…頑張りなさい)

心の中で、どうしようもないほど不器用な二人を応援した
365 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 00:41:17.95 ID:7NHs3aL9o
訂正
>>361採用 ×
>>360採用 ○



視点選択


1、提督
2、赤城
3、加賀
4、瑞穂
5、磯風
×、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:41:53.29 ID:zdfP9Grlo
1
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:42:09.80 ID:UFowxmBIO
2
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 00:42:17.68 ID:XUcwHeqzO
369 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 00:54:51.57 ID:7NHs3aL9o

>>367採用:2、赤城


私は聞いていた
天津風が加賀を焚き付けるその場面を

あの子、加賀さんと提督の関係を修復しようとしているの?
何を考えているの?まさか、加賀さんの為に…?
でも、今までそんなに深い仲だったように見受けられません

いえ、そんな事は後で考えましょう

私は提督が加賀さんを中に招き入れたことを確認し、そっと扉に近寄ります

扉に耳を当てる
心の奥底では、どうか上手くいかないでと唱えながら

370 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 01:05:12.46 ID:7NHs3aL9o

提督「加賀さんがボクを訪ねてくるなんて珍しいね!」

提督の嬉しそうな声が聞こえる

ああ嫌だ、そんな言葉聞きたくない
提督があの加賀さんに好意を向けている、その事実が不愉快に心を逆撫でる

もし加賀さんが提督を傷つけるようなことを言うのなら、提督を助けてあげよう
そう思っていたが、加賀から発せられた言葉は予想に反したものだった

加賀「あなたの事を、教えて下さい」

加賀「私は、あなたの事をちゃんと知りたいから」

それは、加賀さんからの歩み寄りの言葉だった
赤城はひたすらに困惑した

そんな、どうして突然?
今になってどうして、あんなに頑なに提督の事を拒絶していたじゃないですか

卑怯です
卑怯じゃないですか
アナタから提督に歩み寄ってしまえば、もう私に立ち入る隙なんてなくなるじゃないですか
提督が、アナタの物になってしまう

嫌だ、嫌だ、嫌だ…

赤城は………

1、二人の間に割って入ることにした
2、何もできず、静かに二人の会話を聞いていた
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:07:01.41 ID:6L7yR/X5O
1
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:07:03.95 ID:sxJCByBoo
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:07:29.11 ID:2TImmgDAO
2
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:14:45.47 ID:pmA/TFU0O
イイシュラバダナー
375 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 01:17:50.05 ID:7NHs3aL9o

>>372採用:1


赤城は扉を開けた

部屋に居た二人は、突然の来訪者に驚きの声をあげる

自分の方が卑怯だと自覚してしまう
だけど、どんなに醜くても浅ましくても愚かでも、そのまま見て見ぬふりなんてできなかった

加賀「赤城さん?どうしたの?ごめんなさい、ノックが聞えなかったわ」

加賀さんは此方を申し訳なさそうに見ている
それはそうだ、彼方としては私は唯一無二の友人だ

けれど、私にとってはそうじゃない
私はアナタを邪魔してでも取られたくないモノがある

赤城「て、提督の事…好きなんです」

赤城「加賀さんに提督の事を獲られたくない!!」

加賀「お、落ち着いて赤城さん。何を言っているの?」

赤城「提督!私を見てください!加賀さんを見るように、私の事を見てください!!」

提督「………」


提督の心の振れ幅
0ほど直情的に、9ほど冷静に

直下コンマ
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:19:26.20 ID:sxJCByBoo
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:20:06.59 ID:vffyCgLEO
378 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 01:30:00.33 ID:7NHs3aL9o

コンマ判定:0 我慢の限界


提督「…どうして」

赤城「…え?」

提督「どうしてボクの邪魔をするんだよ!!!」

まただ
また、知らない提督が私を見ている

提督「何でボクの邪魔ばっかりするんだよ!!」

赤城「私は提督の事が…」

提督「消えてよ。ボクの前から消えてよ!!」

提督「邪魔なんだよ!!ボクは加賀さんと話しをしてるんだ!!」

憤怒に満ちた罵声が飛ぶ

提督「漸く、漸く加賀さんがボクの事を見てくれたんだよ」

提督「ボクが…どれほどの想いでこの日を待ち望んでいたかキミには分かるでしょ?」

提督「ボクが見てるのは加賀さんだけだ、ボクの邪魔をする君なんてどうだっていい!!」

あの時私を突き放したように
あの時よりも、確かな拒絶が私を襲った

379 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 01:38:00.76 ID:7NHs3aL9o

提督「これ以上、ボクの心に触らないで」

提督「これ以上ボクを困らせないで…!」

提督「本当に…大好きだった君の事を忘れそうだから…」

提督はグシャグシャに髪をかき乱し、体を縮み込ませる

状況において行かれた加賀は、困ったようにおろおろしている


提督「本当にボクの事を想ってるなら、ここから消えてくれ…」

涙目でこちらを睨む
その瞳には、明確な敵意が宿っていた

赤城「私は…私はただアナタの事が…」

縋りつくように伸ばされた手が、強く払われる
『触るな』と瞳が告げていた

私は……


1、子供のように泣きわめいた
2、提督を押し倒した
3、恐ろしくなり、逃げ出した
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:38:46.95 ID:sxJCByBo0
1
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:38:54.80 ID:Sy7Pz2GjO
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:38:58.97 ID:vpUaWghjO
1
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 01:39:10.01 ID:F0b4jdsSO
2
384 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 01:50:17.58 ID:7NHs3aL9o

>>382採用:1


ボロボロと大粒の涙が零れ、止まらない

赤城「いやああああああああああああああ!!!!」

膝を折り、自分の体を抱きしめる
赤ん坊のように癇癪をあげて泣きじゃくる

赤城「ズルいズルいズルいズルいズルい!!!」

赤城「加賀さんばっかり!加賀さんの事ばっかり!!!」

赤城「私でいいじゃないですか!!」

赤城「私の方が!私の方が提督に相応しいもん!!」

赤城「ずっと一緒に居たのは私なんです!!」

赤城「提督が加賀さんの事を知るよりもっと昔から、私の方が提督の事好きだったんです!!」

赤城「提督の想いなんかより、ずっと私の方が提督の事が好きなんです!!!!」

赤城「いやぁ…私を見捨てないで…私は提督が居ないと駄目なんです…」

感情のままに泣き散らす
見たくないモノを見ないように、大好きな人に気にかけて欲しいと泣きわめく

提督は顔を伏せ、赤城の想いに静かに肩を震わせた

加賀はただ、どうしようもなく困り果て、泣いてしまいそうだった
385 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 01:56:57.46 ID:7NHs3aL9o
四日目終了


提督
13歳くらいの幼い容姿の少年
奔放な性格でやや不真面目で嘘つきだが、やるべきことを投げ出すことは無い
(裏)
性根の部分では気弱で心配症で、人の顔色を窺っている
人に嫌われることを何より恐れている
昔から加賀さんの事が好き
赤城の心に触れ、どうしようもなく心が揺れている


加賀さん
一航戦のむっつりな方
提督の事が苦手で、日々の提督からのアピールも冗談やからかいだと思っている
(裏)
提督が自分に向ける言葉や行動の全てが嘘だと思っている
天津風に諭され、もう一度提督と向き合う覚悟を決めた
赤城の本当の心に触れてしまい、自分は本当に邪魔者なのかもしれないと思い始める


赤城
一航戦の優し気な方
提督の初期艦でとても仲がいい
(裏)
きらいきらいきらい、提督の事なんて嫌い
きらいきらいきらい、加賀さんなんて大嫌い
私を見て、他の人なんてどうでもいいから…


瑞穂
提督と話をするのも億劫なほど嫌い
提督の軽薄な態度に嫌悪を感じている


磯風
普通。提督が誰が好きであろうとどうでもいいと思っている
提督を取り巻く艦娘の複雑な人間関係に感づいた
提督の意思を最優先に、状況を取りまとめることに決めた


天津風
提督に父性を感じている。
(裏)
提督への恋心を自覚した
それと同時に、全員が幸せに収まるように奔走する
386 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 01:59:34.78 ID:7NHs3aL9o

というわけで、今日の更新はここまでです

このスレタイおかしいですね
『赤城さんが提督に振り向いてもらいたいそうですよ』に訂正するべきっすよ

天津風と磯風の良心二人が頑張ってくれると信じて!


ではでは、夜遅くまでお付き合いいただきありがとうございました
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 02:14:20.83 ID:KtCV+AwVO
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 02:24:32.50 ID:Z2igyyc9o

童帝大和さんを思い出すような取り乱しっぷりだな
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 02:37:06.31 ID:sZTQoVH0o

頑張れ磯風(あと天津)
鎮守府の行方は君達の頑張りにかかっている
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 07:20:14.37 ID:zdfP9Grlo
逆怨みで天津風がひどい目に遭いそうな予感
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 07:21:06.84 ID:zdfP9Grlo
あ、乙です
392 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 21:16:51.35 ID:7NHs3aL9o

そろそろ再開のお時間です
393 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 21:19:04.04 ID:7NHs3aL9o

提督の心の揺れ幅
0ほどガタガタ、9ほど僅か

直下コンマ
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:20:15.64 ID:zdfP9Grlo
ここ
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:20:25.27 ID:fOEOmQmio
396 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 21:22:56.91 ID:7NHs3aL9o

コンマ判定:4 傾きかけている


提督から赤城への感情

1、同情
2、悲哀
3、憐憫
4、自由安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:23:53.06 ID:zdfP9Grlo
1
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:23:56.91 ID:fOEOmQmio
4 罪悪感
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:24:30.94 ID:2g5rvQ2QO
3
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:24:36.30 ID:M9+rIueUO
2
401 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 21:28:29.83 ID:7NHs3aL9o

>>399採用:3憐憫(愛憐)


五日目開始


操作キャラ選択


1、提督
2、赤城
3、加賀
4、瑞穂
5、磯風
×、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:29:51.38 ID:zdfP9Grlo
3
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:30:04.59 ID:QYPJ5CBdO
1
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:31:08.28 ID:pmdDPvqcO
3
405 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 21:47:26.78 ID:7NHs3aL9o

>>403採用:1、提督


朝、目を覚ました
乱暴に布団を蹴飛ばし、洗面台に向かう

設置されている鏡に向かい合い顔を見て見れば、不機嫌な顔で泣き腫らした跡が出来てる

昨日の夜のあれから、気を持ち直した加賀さんが赤城を介抱してれた
ボクにはどうしようもなかったし、あのままで居るわけにもいかなかったから、正直とても助かった

冷水で顔を洗っても、気分は全くスッキリしない

昨日からずっと、赤城の事を考えていた

あの時あの瞬間は、心は激しく怒っていた
沸き上がる感情のままに赤城を罵倒した

今思えば、とても…悲しい事だと思う

赤城の事を想えば、ボクは赤城が悪いとはどうしても思えなかった
ボクが赤城の立場であったのなら、きっと同じことをしていただろうから

赤城の事を想えば思うほど、胸が苦しく張り裂けそうな気分に陥った

可哀想だと、赤城に対するこの感情は、憐憫の感情なのだろう
あるいは、愛憐とも言うべきなのかもしれない

それほどに、ボクは赤城の事に心が傾きかけていた
406 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 21:51:16.34 ID:7NHs3aL9o

提督「……はぁ、やめやめ!」

自分の頬を強く叩き、気合を入れる

提督「沈んだ心のままじゃダメだ」

提督「折角ボクを見ようとしてくれた加賀さんともう一度話もしたい」

提督「赤城の事だって、ほっとけない」

提督「これからの事を考えないと…」

提督は自らを奮い立たせ、身支度をした


取り敢えず、泣いて吐き出した栄養を取り戻そうと食堂に向かった
407 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 21:52:39.49 ID:7NHs3aL9o

相席安価

1、加賀
2、赤城
3、瑞穂
4、磯風
5、天津風

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:53:13.09 ID:fOEOmQmio
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:53:27.75 ID:5BDs0VUZo
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 21:54:04.40 ID:zdfP9Grlo
5
411 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 22:00:00.06 ID:7NHs3aL9o

>>409採用:3


少し遅い時間に来てしまったせいか、席は殆ど埋まっていた
漸く見つけた適当な席に腰かけ、目の前の人物と目が合う

提督「あ」

瑞穂「え?」

提督(やっちゃった……正直すっかり忘れてた)

提督「ごめん、別のところ行くよ」

慌てて席を立とうとすると

瑞穂「いえ、そんな、お気遣いなく」

意外にも、許してもらえた
提督はその厚意に感謝し、そこで食事をとり始めた
412 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 22:07:41.48 ID:7NHs3aL9o

提督(何か話した方がいいのかな…)

考えながらも、特に話題が思い浮かばず黙々と食事を続ける

瑞穂「……」

提督「……」

提督(…うっ、やっぱ気まずいな。考え事どころじゃないかな)

提督「…あのさ」
瑞穂「…その」

二人は同時に顔をあげ、同時に声が重なった
気まずさが更に沸き上がる

提督「……えっと、何?」

瑞穂「あ、いえ…別に。提督は?」

提督「…いや、気まずいから取り敢えず話そうと思って」

瑞穂「そうですか」

それだけ言って、再び口を噤む
瑞穂も気まずさを感じて取り敢えず声をかけただけなんだろうと、提督は予想する

413 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 22:09:03.79 ID:7NHs3aL9o

提督(…取り敢えず、何か話そう)


会話安価
1、とりとめのない世間話
2、瑞穂に対しての事を話す
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:09:42.68 ID:rACwSCW8o
2
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:09:52.69 ID:fOEOmQmio
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:09:56.79 ID:zdfP9Grlo
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:10:11.67 ID:5kGDBlpTO
3赤城と加賀について
418 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 22:29:57.06 ID:7NHs3aL9o

>>416採用:2


提督「……あのさ、この前…次話すときはうまくするって言ったけど。全然うまくいってないね」

瑞穂「そ、そうでしょうか?」

提督「え?上手く話せてるかな」

瑞穂「えっと…その、少なくとも…そう言ってくれた。その行動から、軽薄さは感じられません」

提督「本当に?なら…安心した」

もっとギクシャクするんじゃないかと思っていたが、そんな事は無く、一安心だった

瑞穂「………あの、何かありました?」

提督「え、何が?」

瑞穂「いえ…何だか、いつもと顔つきが違いますし、雰囲気もいつもと違うように思います」

提督「そう…なのかな?これも割と素なんだけどね」

瑞穂「今の提督なら、少しは好きになれそうです」

提督「……ありがと」

そう、お互いがぎこちない笑みを返す
少なくとも、最初の時のような気まずさは薄まっていた


提督(…ボクがいつもと違うのって、きっと精神的にキテルからだよね)

提督(いつもみたいに、人をからかったりする余裕がないんだと思う。あんまり自覚は無いけど)

提督(シャキッとしないと、他の娘には心配かけちゃうかもな)

意識的に顔つきを引き締めながら、食事をつづけた
419 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 22:31:49.09 ID:7NHs3aL9o

今日の秘書艦

艦娘指定
安価↓1
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:32:42.81 ID:5BDs0VUZo
叢雲
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:33:00.73 ID:WFYjC2npO
天津風
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:34:58.22 ID:aN6Xeqa7o
叢雲居ねえだろが
前に暴れてた叢雲キチかよ
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:40:51.91 ID:Z2igyyc9o
流石にここまで来て新キャラ追加はNG
424 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 22:40:58.51 ID:7NHs3aL9o

>>420採用:叢雲
※メインキャラに選ばれてない艦娘は、金剛のようなスタンスの決まっている娘を除いて基本的に好感度普通から不動です。


叢雲「お茶淹れたわよ」

提督「ん〜…あつっ!」

叢雲「……あんた、今日はやけにボケっとしてるわね」

提督「そうかな?」

叢雲「そうよ。舌やけどしてない?」

提督「平気平気」

適当に仕事を終え、お茶を飲みながら一息つく


提督(叢雲の指摘はもっともだ)

提督(ご飯の時は瑞穂に気を遣うのでいっぱいいっぱいで、碌にあの二人の事を考えられなかった)

提督(とは言っても、どうすればいいのかな?)

提督(2人に会わない事には始まらないけど……)

どちらとも、会うには少し気力が必要そうだと提督は感じていた


イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用

425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:43:23.04 ID:Z2igyyc9o
あーもう無茶苦茶だよ
メインキャラいずれかの姉妹艦って訳でもあるまいし叢雲突っ込む意味あったのかよ
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:44:16.64 ID:zdfP9Grlo
天津風にあう
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:44:51.52 ID:HnR4p7RPo
天津風にあう
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:45:03.21 ID:sZTQoVH0o
加賀さんに赤城の様子をきく
429 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 22:49:00.30 ID:7NHs3aL9o

>>426採用:


一応メインキャラに選ばれてない艦娘についてのきちんとした説明をしておきます

安価としてキャラを出すこと自体は禁止しません
メインキャラ以外の艦娘が居るのは何もおかしい話ではありませんから

しかし、そのキャラとの人間関係の発展はありません
登場人物の心を動かしたり、重要な役回りをすることはできません

精々相談を聞いてくれたりするくらいです

そうでないとメインキャラを選んだ理由がありませんから

この説明で納得していただければ幸いです
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:51:25.76 ID:sZTQoVH0o
了解
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:54:00.84 ID:Z2igyyc9o
ふーん
ちょっとスレ違うけど大和周の時の武蔵みたいな立ち回りは期待出来ないって事か
意外と大和とかのメンタルケアしてたもんな武蔵
432 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 22:57:49.47 ID:7NHs3aL9o

先に見つけた方から話をしようと決意を固め、執務室をでた

廊下に出たその時、此方に駆けてくる姿が一つ
天津風であった

天津風「ちょっとあなた!」

提督「天津風、どったの?火事でもおきた?」

天津風「冗談言ってる場合!?」

天津風は走って乱れた息を整えてから、此方に走ってきていた理由を話し出す

天津風「昨日、加賀があなたの部屋に訊ねてきたでしょ?」

提督「…!知ってたんだ」

天津風「ええ、加賀にあなたと向き合うように言ったのは私だから」

提督「…そう、だったんだ。ありがとうって言うべきかな」

天津風「だから私、さっき加賀に会って昨日の事を聞こうとしたんだけど。なんかすっかり参っちゃってるみたいだったの」

天津風「昨日、何かあったんじゃない?」

提督「……」


1、適当に誤魔化す
2、正直に昨日あったことを話す
3、加賀が何処に居るか聞く
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:59:14.03 ID:zdfP9Grlo
3
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:59:20.52 ID:rACwSCW8o
2
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 22:59:26.95 ID:hO4gWFXRO
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 23:01:14.84 ID:aN6Xeqa7o
過去スレで既に数字割れしてる艦娘はどうするんだ?
誰か沈めてない限り古い順ならこの前と一緒だろ?
常に変動する新しい順でやったらどうよ
437 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 23:12:57.40 ID:7NHs3aL9o

>>435採用:2

提督「………ううん、話すのは気が引けるけど」

提督「天津風は昨日の件に噛んでるらしいし、正直に話すよ」

それから、昨日を事を語った

加賀が自分に向き合おうとしてくれた時、赤城が割って入ってきたこと
赤城がその時に言った言葉、自分自身が言った言葉

全てを正直に告白した

提督「大体は…こんな感じ」

天津風は静かに、真剣に聞いていた

天津風「……そう。…ちょっと大変な事になっちゃったわね」

天津風「あなたはこれからどうしようとしていたの?」

提督「話をしないとな、とは思ってた」

438 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 23:22:35.53 ID:7NHs3aL9o

天津風「…あなたは、二人の事をどう思っているの?」

提督「いつだって加賀さんが一番だよ。……ってこの前までなら言えてたけど」

提督「赤城のあんな姿を見て、ちょっと揺れてる」

脳裏に浮かぶのは、赤子のように泣きわめく赤城の事

提督「…あそこまで赤城が取り乱すなんて、全く予想できなかった」

提督「あんなにずっと一緒に居たのに、赤城の気持ちを一切わかってなかった」

思い出すのは、常に傍にいた赤城の事

提督「……もし、加賀さんに好きな人が居たらって考えると…どうしようもなく気持ち悪かった」

提督「だから、赤城の事を想えば想うほど、心がギュって痛くなった」

提督「この赤城への気持ちは可愛そうだとかの憐憫の気持ちなんだろうけど、どうしようもなくほっとけない」

提督「加賀さんだって勿論大好きだよ。大好きだ、何も嘘じゃない」

提督「………だから、どうするべきなんだろうって悩んでる」

そう、正直な今の心境を語った
439 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 23:37:46.05 ID:7NHs3aL9o

暫く黙り込んでいた天津風が口を開く

天津風「どっちも大切にするっていうのは、駄目なの?」

提督「え?」

天津風「だって、どっちも大切なんでしょう?」

提督「そりゃそうだけど……それって不誠実じゃない?」

天津風「そうかしら?どちらも幸せに出来て、あなたも幸せになるならそれ以上のことは無いと思うんだけど」

天津風「あなたもそう思うのなら、私はそうしたいって思うわ」

提督「……それってさ、二股しろって言うの?それとも、どちらかを二番手にって話?」

提督は明らかな不満感のある声で言う
提督自身の恋愛観である『一途さこそが、嘘つきな自分の言葉を本当に出来る唯一の方法』
この考え方に、真っ向から反した考えだったからだ

天津風「そんな聞こえの悪い関係にはしたくないわ。…それに近いものはあるんでしょうけど」

天津風「これも一つの道なんじゃないかしら?」


天津風の提案に提督は…


1、ここで曲げてしまったら、それこそ自分の愛が嘘になってしまいそうだと思う
2、そんな考え方、全く理解できないと思う
3、それで二人が納得してくれるなら、自分のこだわりを曲げてもいいと思う
4、そういう事は、二人の関係を修復してからじっくり話し合うべきだと思う
5、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 23:39:42.93 ID:myAuelIM0
1
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 23:39:53.98 ID:EoTPqrqgO
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 23:39:55.72 ID:vyeB2KfGO
そんな選択をするくらいなら、どっちも選べない。
今まで不誠実だったからこそ、信念は曲げたくないし、大事にしたいんだ
443 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/10(日) 23:56:48.16 ID:7NHs3aL9o

>>441採用:3


提督「……ボク個人の話をすれば、そういう両手に花的な奴に拒否感がある」

提督「だって加賀さんがボク以外に好きな人が居るなんて、耐えられないし。自分だけのモノにしたいって思う」

提督「今ボクはそう言う立場じゃないけど、赤城はそう言う立場になる」

提督「全員くっつけば幸せって言うのも、安易で乱暴で身勝手な考え方だと思う」

提督「…でも、ボクのその拒否感も、独占欲も、どちらかとは一緒に居られないって考えも、乱暴で身勝手と言われれば否定できない」

提督「だからもし、それで本当に二人が納得できて幸せなら……ボクもこだわりを捨ててもいいかな」

それはある意味逃げだったのかもしれない
自分は嫌だけど、皆がいいって言うならいいよというのは、心の逃げ道なのかもしれない

しかし、提督にとっては自分の意思や信念よりも、相手の心を大事にしたいとそう思ったのだ
それはきっと、嘘でも誤魔化しでも何でもない

提督「なんて偉そうに言っちゃったけど、加賀さんってボクの事好きでも何でもないんじゃないかな?」

天津風「それは確かめてみないと分からないわ。私から見れば、脈は十分ありそうだったわよ」

提督「え!ホントに!?元気出てきた」

我ながら単純すぎると、思いながらも行く先に光が見えたような気がした
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/10(日) 23:56:52.07 ID:a/QOGRAOo
1
445 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 00:05:29.81 ID:kQwe6wVlo

あれから、自分の背中を押してくれた天津風は何かを言いたげな様子だった
しかし、結局は特に何も言わずに、『二人とちゃんと話をしてきなさい』とそう言った


提督(…するべきことは、二人の意思を確かめることだ)

提督(キチンと向き合って、話をしよう)

提督(加賀さんとは、あの時話しそびれたことを)

提督(赤城とは、これからどう付き合っていくかをきちんと決めよう)

提督(どっちから行こうかな…)


そう考えながら、廊下を歩く


イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 00:06:04.98 ID:/zW9L7LKO
まずは赤城から攻める
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 00:07:43.87 ID:Mb6+mSW20
加賀と話す
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 00:08:22.79 ID:9ykvTt42O
どうせコンマで勝てないならふざけよう

赤城に側室要求
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 00:09:06.49 ID:yvcb3RxIO
なおマグレでたまにコンマ99を出してしまう模様
450 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 00:18:41.92 ID:kQwe6wVlo

>>446採用:赤城から


という所で、ちょいと短いですが今日の更新はここまでです

>>431
う〜ん…個人的にあの回の武蔵はかなりいい味出してたと思うので、そう言った可能性をばっさり断ち切るのはもったいない気もしますね
あんまり出過ぎると困りますけど、ケースバイケースと言ったところでしょうか
詳細な縛りは難しいですね


>>436
正直私の旧スレを漁ってまでこのスレに参加していただいているような熱心な方が居るんでしょうかね?
居たとしたらうれしさ半分、驚き半分と言ったところでしょうか
気にしてらっしゃるようなので、その対策として先に数字を決めておいてから後で『古順』『新順』『レベル高い順』の三つからコンマで決めましょうかね



ではでは、お付き合いいただきありがとうございました
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 00:24:48.97 ID:rLz+2g4IO

漁るというより結構前から追ってる人も多いんじゃないかな?
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 00:27:50.25 ID:qKmK11WSO
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 00:43:10.23 ID:zUz9+dv5o
おつ
454 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 20:55:27.69 ID:kQwe6wVlo

そろそろ再開のお時間です
455 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 21:05:36.07 ID:kQwe6wVlo

赤城に会いに行くことにした

部屋をノックしてみても返事がない
ドアノブを回すと、鍵は掛かっていないようだった

呼吸を整え、扉を開く

提督「赤城、入るよ」

声をかけるが返事はない

しかし、居た

布団に包まり怯えるような目で此方を見ている


提督(……警戒…なのかな)

提督(……さて…)



1、その場から、一方的に話を始める
2、隣に座り、反応を待つ
3、布団を剥ぎ取り顔を合わせる
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:05:58.94 ID:s/PxDviGo
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:07:37.03 ID:Mb6+mSW20
2
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:08:38.16 ID:7dYJAOvuo
459 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 21:18:24.66 ID:kQwe6wVlo

>>456採用:1



提督「話をしに来たんだ。そっちにその気はある?」

赤城は反応を示さない

提督「……一方的に話すけどいい?」

やはり反応はない

提督(…尻込みしても仕方ない)


提督「…昨日の事、君に言った罵倒文句。謝りたい」

提督「あの場はカッとなって感情をコントロール出来なくて…酷い事を言ったって、今ならそう思う。だからゴメン」

最初に話したことは謝罪だった
あの赤城を突き崩したトリガー、だったと思う

提督「これだけは言っておきたかったから」

赤城は、まだ反応を示さない
460 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 21:19:51.96 ID:kQwe6wVlo

話の内容

1、これからどうするつもりなのか
2、赤城に対して思っている事
3、ボクと加賀の事をどう思っているのか聞きだす
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:20:34.95 ID:7dYJAOvuo
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:29:48.25 ID:Mb6+mSW20
3
463 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 21:35:42.83 ID:kQwe6wVlo

>>461採用:2


提督「…昨日、あれからずっと赤城の事ばかり考えてた」

提督「君の言葉の意味を、反芻して考えてた」

赤城はほんの少し体を揺らし、此方を見てくれたような気がした

提督「君の事を想えば想うほど、心が苦しくなった」

提督「居た堪れなくなって、どうしようもなかった」

提督「だから来たんだ。今のボクはキミを見ていると伝えたかったから」

そこで漸く赤城は顔をあげ、此方と目を合わせてくれた

提督「君に対する気持ちは、哀れみとか、そういう物なのかもしれないけど」

提督「君の事を放っておけないと思う」

提督「煩わしい他の事なんて全て投げ捨てて、君の傍に寄り添ってあげたい。って考えてしまうくらい、君の事で心が揺れてる」

提督「それくらい今の赤城の事……その、い、愛おしく…お、思う」


人生で初めて口にする言葉に、激しく羞恥を感じ思わずどもってしまう

赤城の反応をチラリと窺うと……


赤城の感情判定
0ほど拗らせ、9ほど……

直下コンマ
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:37:36.36 ID:s/PxDviGo
とあっ
465 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 21:47:12.31 ID:kQwe6wVlo

コンマ判定:6 

赤城は複雑そうな顔をしていた
喜んでいるような、悲しんでいるような、自嘲的な複雑さをはらんだ顔だった

赤城「……自分の事、バカだなって思います」

赤城「今朝からずっと会いたくないって思ってたのに、会いに来てくれると、拒絶できなくて」

赤城「ただのお情けなのかもしれないって分かってても、喜んでしまってる自分が居るんです」

赤城「本当、バカですね…」

そう言った赤城は、情けないと視線を下げた


提督(……どうにか、少しは心を開いてくれた)

提督(さて、次だ…)

提督(どういう形で関係を修復させようか?)


1、赤城の意思を優先した関係修復を試みる
2、天津風が言ったような関係はどう思うのか聞いてみる
3、自分の意思に従って、赤城を説得する
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:48:47.91 ID:KgZmEHF8O
もう一度、加賀を交えて三人で話したい
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:50:20.18 ID:s/PxDviGo
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 21:50:34.93 ID:bbhLt8RcO
>>466
469 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 22:00:24.00 ID:kQwe6wVlo

>>468採用:


提督「……このままじゃお互い、凄く息苦しいと思う」

提督「だからさ、加賀さんも交えて3人で話し合わない?」

提督「3人で、お互いの関係の事に折り合いをつけよう」

赤城「………」

赤城は視線をうろつかせる
きっと、迷っているのだろう

昨日の赤城の言った言葉を考えれば、顔を合わせづらいのは当然だ
しかし、このままでは駄目だと赤城も感じたのだろう

赤城「……私も、そう思います」

提督「ふぅ……良かった、じゃあ加賀さん呼んでくる」


同意を得られたことに安堵の息を漏らす
提督は早速、加賀を探すことにした
470 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 22:10:27.37 ID:kQwe6wVlo

提督「……」

赤城「……」

加賀「……」

3人で話し合う場を設けたは良かったのだが、酷く重苦しい雰囲気で部屋の空気が固まっていた

提督(…そりゃあこうなっちゃうよね)

提督(…ボクから話を進めるしかないか)

一つ咳払いをして視線を集め、話しはじめる

提督「…じゃあさ、昨日話しそびれたことを話そう」

提督「ボクの事が知りたいって話だったよね?その事から進めてもいいかな?」

加賀「…ええ、構わないわ」

凝り固まった空気の中、ぎこちなく会話を繰り広げる
471 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 22:23:11.41 ID:kQwe6wVlo

提督「ボクの事って言っても、正直ボクは加賀さんに対しては心を全開にしてたから…何を話せばいいのかな?」

加賀「……私はアナタの言葉、全部が嘘だと思っていたわ」

提督「ど、どうして?」

加賀「……あなたは、いつも笑ってるから」

加賀「あなたは困ると笑うから、私と居るのは気を遣っているとそう思っていました」

加賀「赤城さんや、他の娘にするみたいに、怒ったり、拗ねたり。そう言う顔をしているのが自然なアナタだと思った」

加賀「不器用で、不愛想で、つまらない私を気遣って、笑いかけてくれてると思っています」

加賀「それが嫌で、ずっとアナタを避けてきました」

加賀「でもそれは、勝手な私の憶測かもしれません」

加賀「提督、アナタの本当を、私に教えてください」


提督「……」


提督の答え
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
472 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 22:29:39.97 ID:kQwe6wVlo

選択肢追加
1、自分の言葉も行動も全て真実。それ以上言いようがない
2、自分のふざけた普段の行いを反省する
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 22:30:38.80 ID:qagIkC84O
寧ろ大好きな加賀さんに対してだからこそずっと笑ってたんだ
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 22:31:02.28 ID:7dYJAOvuo
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 22:31:34.05 ID:9akVzLZvO
ずっと困っていたよ
君にどうしたら振り向いてもらえるのかわからなかったから
君に好きだと言う勇気が無かったから
476 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 22:41:38.97 ID:kQwe6wVlo

>>473採用:



提督「……そうだったんだね、ずっと真っ直ぐ伝えてきたつもりだったけど…それが逆効果だったんだ」

提督「ボクはね、その真逆なんだ」

提督「大好きだから、大好きな加賀さんに対してだからこそ、ずっと笑ってたんだ」

提督「加賀さんの姿を見つけると、自然と顔が笑顔になる」

提督「風邪をひいちゃったあの時だって、加賀さんの姿を見て元気になった」

提督「あの笑顔はボクの好きだって思い、嬉しいって気持ちを、ただひたすらに伝えようとしてたんだ」

提督「だから、ボクの事を信じて欲しい」

提督「もうちょっと欲を言うのなら、ボクの事を好きになって欲しい」

提督「えへへ…だって、本当に本当に、この気持ちだけは抑えきれないから」

ボクはいつものように、自然な笑顔で加賀さんにそう伝えた


加賀の感情判定
0ほど納得、9ほど安心

直下コンマ
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 22:42:38.28 ID:eh/cZv79O
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 22:44:59.51 ID:SNzxrly4o
安心!
479 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 22:50:54.87 ID:kQwe6wVlo

コンマ判定:8

加賀は大きくを開き、そして…薄く笑った
提督の前で見せる、久しぶりの笑顔だった

加賀「…あの娘の言うとおりね。私は子供でした」

加賀「アナタの事、本当に何も見えてなかった」

加賀「安心したわ」

そう微笑む加賀の姿に、提督の心が激しくときめく
ずっとずっと待ち望んでいたモノだった

ずっと、心から焦がれていた人の顔だった

提督(やっぱりボク…どうしようもなくこの人に恋をしてる)

このままもっと二人で話をしていたい
そう思うものの、ここに居るのは2人ではない

まだ、解決しなくてはいけないものがある
480 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 22:59:37.38 ID:kQwe6wVlo

此方から赤城に話を振ろうとした声が遮られる

赤城「加賀さんがアナタを避け始めた理由の事、私から補足させてください」

赤城「お二人の目線からでは分からない話だと思うので」

意外にも、赤城はそんな提案をしてきた

提督「切欠…なんて、思い出せないな」

加賀「…私も、いつの間にか私には笑顔を見せてくれないという事に気が付いただけでした」

赤城「提督が加賀さんに恋をした時からです」

赤城「その時から、提督は加賀さんに対する態度がちょっと変わっていきました。明らかに、見る目が変わりました」

赤城「提督からしたら意識していない部分だったかもしれませんが、加賀さんにとっては違和感として伝わっていたのだと思います」

赤城「これは、近くで見ていた私にしか分からなかった事だと思います」

赤城の言葉に、二人は大きく頷いた
ピンとくる実感はないが、正しいだろうと言う納得があった

その言葉は、いつも傍に居てくれた人の言葉だ
疑いようも無い

それほど大切な、自分たちを見ていた人との事をこれから話し合う
481 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 23:10:24.22 ID:kQwe6wVlo

提督「…次は赤城の番だね」

提督「赤城の事は…どこからどう消化していけばいかな…」

提督「今のボク達の関係って…つまるところ三角関係とか、一方通行とかって奴だよね」

赤城「…そうなりますね」

提督「赤城はボクの事が好き。ボクは加賀さんの事が好き」

提督「加賀さんはどう?ボクと赤城さんの事どう思う?」

加賀「赤城さんの事は、とても大切な友人です。大好きな人です」

加賀「アナタの事は……」


加賀の提督に対する感情
1、好き(恋愛的な意味で)
2、好き(友愛的な意味で)
3、自由安価(なるべく好意的な感情)

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:11:23.27 ID:eK2vKFTL0
3 上司として軍人として尊敬している
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:12:40.77 ID:vHG2x+toO
1
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:12:53.52 ID:5p2GZ6APO
485 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 23:22:27.44 ID:kQwe6wVlo

>>483採用:1

加賀「…ずっと不安でした」

加賀「今思えば、今までの私の行動は全部が不安の裏返しでした」

加賀「だから、アナタの本当の想いを知って安心したんです」

加賀「…アナタの事、大好きですよ。アナタと同じ気持ちで、好きです」

提督「………うん、ありがとう」

飛び上がって叫びたいほどに心が歓喜のうねりをあげる
しかし、赤城のいる手前ではと、提督は心を抑える

提督「…赤城はどう?」

提督「あれから、ボクと加賀さんの事はどう思う?」

赤城「私は…」


赤城の提督に対する感情
1、変わらずに一番好き
2、大好きだけど、二人の事を想ってしまう。自分の行動を思い返し、身を引くべきだと考えている
3、提督の事を渡したくないと思う
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:23:40.27 ID:o2eOx6VGO
1
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:24:10.21 ID:ZxhaE6lAO
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:24:23.87 ID:Y0rh3rKDo
1
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:24:29.66 ID:iMUoNNinO
1
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:24:41.50 ID:y/ite+yjO
491 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 23:28:44.70 ID:kQwe6wVlo

>>488採用:1


赤城から加賀への感情
1、提督が一番だけど、加賀の事も友人として大切に思う
2、どうしても、まだ許し切れていない
3、激しい嫉妬をしているが、それでも大切な友人だと思う
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:29:17.14 ID:MHbEtUtSO
2
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:29:34.55 ID:LmVBeSWoO
3
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:29:38.92 ID:7dYJAOvuo
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:29:50.94 ID:3RcAYhjdO
496 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 23:40:01.49 ID:kQwe6wVlo

>>494採用:3


赤城「提督の事は、今でも変わらず一番好きです」

赤城「ずっとずっと、私は提督の事を想っていました」

赤城「……だから、正直な事を言うと私…加賀さんに嫉妬してます」

赤城「だから私は2人の歪に気付いていたのに、見て見ぬしていました」

赤城「それどころか、すれ違っていることをいい事に、提督はこっぴどくフラれてしまって欲しいとさえ考えてしました」

赤城「最後に提督の傍にいるのは私で居るべきだ、なんて思ってました」

赤城「実際にそうなるように仕向けようともしました……行動に移す前に、提督に感づかれてしまいましたけど」

赤城「…提督の想いを独り占めするアナタの事が憎かった、提督の純粋な行為を素直に受け取ろうとしないアナタを恨みました」

赤城「昨日は、アナタに何と思われてもいいから、提督を渡したくない一心で無理やり割って入ったりしました」

赤城「……こんな私の事を、まだ大切な友人だと思いますか?」

加賀「…ええ、当然よ」

自らの汚い部分をさらけ出した赤城
そんな赤城を真っ直ぐと見据え、加賀は正面からそれを赦した
497 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 23:49:37.76 ID:kQwe6wVlo

赤城「…加賀さんがそう言ってくれるのなら、私も…そう思っていたいです」

赤城「とっても身勝手で我儘ですけど」

赤城「嫉妬してても憎らしく思っても、やっぱり加賀さんは私の大切な友人です」

提督「………そっか」

提督は赤城の出した答えに安堵した
今までの行動と、昨日の言葉を思い出すと自分を独占したがると考えていたからだ

赤城「提督はどうなんですか?私の事…」

提督「赤城とは先に話したけど、昨日からずっと赤城の事ばかり考えてたんだ」

提督「赤城の事を想うと、どうしても放っておけないと思う」

提督「でも、こうしてボクの告白を加賀さんが受け入れてくれたから、ボクはボクの報われた思いを大切にしたいと思う」

提督「赤城の事も、加賀さんの事も…どっちも負けないくらいに大切に思う」

提督「全員が、全員を大切に思ってるよね」

3人が互いの顔を見合わす
498 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/11(月) 23:58:47.83 ID:kQwe6wVlo


提督「ボクも2人とも好きだ。大好きだ」

提督「だからボクは、二人の納得を一番に優先したいって考えてる」

赤城「私達の納得…ですか?」

提督「うん」

そこで、と新たな話を切りだす

提督「天津風が言ってたんだ、『全員を大切にすればいい』って」

提督「誰かが辛い思いをするんじゃなくて、全員が幸せが一番って言ってたんだ」

提督「ボクは一途なことに拘りがあったし、その事で赤城を突き放そうともした」

提督「でも、やっぱり大好きな人が辛い思いをするのは辛いから」

提督「二人が、そう言う道でもいいって納得できるなら。そういう関係も駄目じゃないかなって」

提督「二人の為なら、ボクはボクの拘りを捨ててもいいかなって思うんだけど」

提督「こういうのってやっぱり不誠実かな?二人は、どう思う?」

今までの自分の行動を否定する、とても勇気のいる発言だった
嫌われる可能性すらあるその問いに二人は……



加賀と赤城の感情判定
4以下で否定的、5以上で肯定

直下コンマ:加賀

↓2コンマ:赤城
ヤンデレ −1
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:59:20.01 ID:Y0rh3rKDo
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:59:28.26 ID:tc+31LFlO
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/11(月) 23:59:34.52 ID:bas3yRl6O
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:02:22.91 ID:vNecT2Gqo
ぎゃああ スマン・・・
503 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 00:05:35.85 ID:N24JzZr3o

加賀コンマ判定:1 否定的

赤城コンマ判定:6−1 肯定



更に加賀の判定
4以下で………

直下コンマ

504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:07:11.52 ID:mOQKisXKO
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:08:32.96 ID:4dEUAKD9o
あうち
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:09:32.08 ID:pO3RmWPRO
507 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 00:13:19.68 ID:N24JzZr3o

コンマ判定:2 幻滅


赤城「…私はそもそも二人の間に割って入ったような女です」

赤城「そんな私が報われる余地があるのなら、それでも構いません」

提督「そっか、加賀さん…は…」

瞬間
心臓が凍り付いた

心の内に湧くのはどうしようもない激しい後悔だけ

加賀の瞳は嫌悪に満ちていた


加賀「…嘘をついたんですか?」

加賀「私にだけ、その愛を向けてきたというアナタの言葉は嘘だったんですか?」

提督「それ…は…」

否定したかった
しかし、あんなことを言った手前そうじゃないとは言えなかった

加賀「……どうやら、貴方は私の思っていたような人では無かったようです」

加賀はそれ以上目を合わせようとはせず、静かに立ち上がった
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:16:19.78 ID:s79oNFyvO
これは赤城さん大勝利ですわ
509 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 00:18:29.12 ID:N24JzZr3o

景色がスローで進んでいく

体が痺れ、動こうとはしない
しかし、心だけは澄み切った湖のように明瞭だった

思考を回転させる

提督(どうする?どうすればいい?)

提督(嫌だ、嫌だ嫌だよ…)

提督(折角ここまで来たのに、折角ボクを見てくれたのに…!)

提督(でも…どうしたら取り返せる?)

提督(こんな…こんな結末……!)


ボクは……


1、どうすることもできなかった
2、加賀に縋りついた
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:21:14.93 ID:chl42jmHO
2
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:24:56.00 ID:tOceHAz1O
3赤城に縋り付いた
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:25:39.32 ID:e0YoxYxlO
1
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:27:39.06 ID:ogpUjSSNo
まさかの赤城さん大勝利
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:30:22.50 ID:DHjZzroJO
00=100かな?
515 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 00:35:08.68 ID:N24JzZr3o

>>510採用:2


提督「待って!行かないで!!」

咄嗟に加賀の足に縋りつく

加賀「離しなさい」

提督「お願い!お願い…!!」

それはまるで、昨日再現だった
ただ違うのは、泣き喚くのはボクだけだという事だ

加賀「これ以上私を惑わせないでもらえないかしら」

提督「ボクは…ボクはただ…誰も傷つか無いようにって…!」

加賀「そうですか?なら、それは誤った選択でしたね」

加賀「私が好きなったのは、ひた向きに私に向き合ってくれた人でした」

加賀「こんな私に目をかけてくれる人でした」

加賀「ですがアナタは、私がただそう勘違いしていたようです。人違いだったんです」

加賀「アナタは結局、私がかつてそう思っていたように、嘘つきで不誠実で、自分の都合で他人を振り回すだけの人だったようです」

乱暴に振り落とされ、ボクの体が床に投げ出される
加賀さんは振り返ることなく、去って行った
516 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 00:45:44.28 ID:N24JzZr3o

提督「ゴメン…ごめんなさい……こんなつもりじゃ…」

自分の心を裏切ったことに涙を流した

こうなってしまい、どうしても実感してしまう
自分に全員を平等に大切にすることなんて出来やしなかったのだと

受け入れてくれた赤城の事など忘れ、加賀さんの事に懺悔してる

結局ボクは、口ではなんと言おうとも、加賀さんの事が一番だったのだ

何を言おうとももう遅い
何を後悔しても取り戻せない

そんなボクに、唯一の温かみがあった

赤城が、ボクを抱きしめていた


赤城「心のどこかで…こんな光景を予感していました」

赤城「やっぱり、提督の事を真に理解しているのは私だけだったんですね」

赤城「大切な一つ以外の全てを拒絶する愛。それこそが提督の、提督たらしめるものだったんです」

赤城「そんな自分らしさを捨ててまで選んだ道で、大切なものから見放されるなんてかわいそう…可哀想な提督」


赤城「私だけは…ず〜っと…傍に居ますよ」

提督「あか…ぎ…?」


ボクはただ、ボクを包み込む甘さに身を委ねた

こうなる運命だったのかもしれない
こうなるように仕組まれていたのかもしれない

だけど、ボクはその無償の愛に縋りついた
……せめて、せめてこの温もりだけは失いたくない

ボクを慈しむ赤城の顔は、興奮したように妖しく上気していた


ボクたちは引き寄せられるように、愛を貪りあった


HAPPYEND…?
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:48:58.52 ID:y9hcILA7O
R板でエロパートはよ
518 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 00:52:21.94 ID:N24JzZr3o

という所で今日の更新はここまでです


一応はBADにも見える(赤城さんにとっての)HAPPYENDでした

両手に花のハーレム形成は基本的に茨の道です
よっぽどの手回しか、豪運が無ければ難しいです

コンティニューは一度だけです
次回更新でそこを決めようと思います

再開場所としては
1、赤城と加賀の感情判定
2、天津風の提案に対して

この二つですね

当然赤城ももう一度判定します

一度見た場面に関してはスキップ機能を有効にするつもりです


ではでは、お付き合いいただきありがとうございました
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:52:37.59 ID:3wmEhDljo
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:54:59.35 ID:puzfWc3eO

完全に天津風が蚊帳の外で笑った
いっそ>>498で二人に拒絶されてれば天津風が拾ったのだろうか
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/07/12(火) 00:56:59.76 ID:3zofe6+H0

これが、愉悦……!
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 00:58:11.26 ID:6ktKnFnKo
おつ
ジェットコースター結末は赤城さんが持ってく流石に笑った
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 01:01:43.51 ID:ZOzXhiTQO
確率的には半々だしそこまで悪くはないのよな
赤城はともかくとして最悪加賀に振られなければバッド直行はないだろうしね
もう一回トライして良さそう
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 08:53:17.57 ID:sXNj+zVvo
だって赤城がいるんだもの!当然の結果よね!大勝利!
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 11:24:57.62 ID:6LVukhodo
大和の逆レイプってどのスレ?
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 12:07:46.54 ID:y9hcILA7O
内緒
527 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 21:33:55.39 ID:N24JzZr3o

>>520
天津風に関しては他人のフォローを先にしちゃったせいで自分のアピールが足りなさ過ぎましたね
二人にフラれた場合は…お楽しみに

>>523
どちらかにフラれた時点で残念ながら……
実際に確率的には分が悪すぎるほどではないです。決していいとは言えませんが


>>525
割と話題に上がることがあったので
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1423/14238/1423832637.html
コイツです
今と酉は違うんですが私が書いたものです




それでは、そろそろ再開のお時間です
528 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 21:34:58.92 ID:N24JzZr3o

コンティニューをするかどうか

1、する
2、しない

安価↓5までで多数決
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:35:13.84 ID:3wmEhDljo
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:36:11.64 ID:ogpUjSSNo
1
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:36:24.53 ID:I7nxYgQzo
1
532 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 21:38:16.27 ID:N24JzZr3o

過半数集まったのでコンティニューします


それでは再開場所を選択してください

1、赤城と加賀の感情判定
2、天津風の提案に対する回答
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:38:35.09 ID:ACX1xUlqO
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:38:43.31 ID:9VVE0fuZO
1
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:38:49.91 ID:Z1n6wNqRO
1
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:39:13.26 ID:d0UDEvEvo
1
537 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 21:39:43.58 ID:N24JzZr3o

>>535採用:1


加賀と赤城の感情判定
4以下で否定的、5以上で肯定

直下コンマ:加賀

↓2コンマ:赤城
ヤンデレ −1
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:39:54.61 ID:3wmEhDljo
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:40:01.63 ID:d0UDEvEvo
a
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:40:21.92 ID:WI9+reCQO
クソワロタ
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:43:49.04 ID:QHejCo61O
悪化したな
542 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 21:44:43.97 ID:N24JzZr3o

加賀コンマ:1 拒否

赤城コンマ:3



更なる判定


直下コンマ:加賀
5以上で……


↓2コンマ:赤城
5以上で……
ヤンデレ +2
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:44:50.58 ID:U7wwdv+VO
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:44:58.03 ID:CQPtUjDjO
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:45:35.56 ID:u8SKaOE1O
なんか持ち直したぞ
ヤンデレでプラスになってるぶん嫌な予感しかしないが
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:47:54.43 ID:ctw7VsHCO
失望じゃなくてハーレムじゃヤダ独占したいとかそういうのだろうな
547 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 21:48:39.94 ID:N24JzZr3o

加賀判定:8 

赤城判定:3+2 

両者5以上により、『???』に目覚めました
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 21:50:46.46 ID:ogpUjSSNo
コンマ神ウッキウキ
549 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 22:01:14.82 ID:N24JzZr3o

ボクの言葉に、空気が凍り付く
二人の視線が、ボクの眼を刺し貫く

赤城「天津風さんが、そう言っていたんですよね?」

赤城「その言葉は、提督の意思ではございませんよね?」

赤城の問いに、ボクは言葉を詰まらせた
実際は違う、しかし有無を言わせぬ迫力がそこにはあった

提督「ボクは……」

加賀「もしあなたの心からの意見だとたら、幻滅です」

提督「…ッ違う!ボクはただ、二人の意思を確認したかっただけなんだ」

加賀さんのゾッとするような声に、ボクは咄嗟にそう言った
そう…言ってしまった

赤城「安心しました。提督がそのような事を言うはずがありませんよね?」

赤城「少しだけ、心が不安定になっていただけなんですよね?」

表情は笑っていたが、その声には明らかな尖った意思を感じさせた
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 22:05:22.97 ID:QHejCo61O
あまつんが危ない…
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 22:06:52.40 ID:d0UDEvEvo
コンティニュー一回までとは言わずに全エンディング見てみたいわ
552 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 22:09:47.85 ID:N24JzZr3o

赤城「天津風さんには、反省してもらわないといけませんね。私の提督を惑わせたことを」

加賀「あら赤城さん、訂正してください。私の提督です」

赤城「は?」

加賀「何か?」

ほんの少し前までの、和解しかけていた空気はもはや過去の物に成り下がっていた
二人の間には、敵意のような物さえ感じられた

加賀「私は提督に告白されました。それを受け入れたのだから、私の提督というのが妥当かと」

赤城「まさかそんな、ありえません。最後に提督が選ぶのはこの私なんですよ?」

赤城「あ、いえ間違えました。提督が私達に選ばせたんですよね?」

そう、選ばせてしまったのだ
ボクのあの言葉は、キミたちの意思を優先するという、キミたちの意思を確認するという言葉で、彼女たちのブレーキを壊してしまったんだ

二人は同じ道を選んだ『独占する』という道を
553 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 22:25:32.93 ID:N24JzZr3o

赤城「告白なんて知ったことではありません。提督は私のモノです、今も昔も」

加賀「そう、品が無いんですね。アナタもそう思いませんか?」

提督「……待ってよ、ちょっと待ちなよ」

口を挟むことすら躊躇われる雰囲気だったが、自らを奮い立たせる

提督「…ボクはさ、二人の納得を優先したいって言った。それは本心だよ」

提督「二人は今のその関係で、納得できてる?大切な友達なんでしょ?」

二人の頭を少しでも冷静にさせようと、話を元に戻そうとしたのだが…


赤城「勿論加賀さんとは友人ですけれど、それとこれとは話が別です」

赤城「加賀さんの事を大切に思わないわけではありません、でも…それ以上に自分の事が大切なんです」

赤城「提督だって言いました。私たちの意思を確認したいと、それがその答えです」

赤城「私は納得していますよ、対等な私と加賀さんの立場に」

加賀「対等かどうかは別として、私も納得しています」

提督「………そっか…それなら」

ボク自身も納得するしかない
だって、それがボクの求めた事なんだから

ボクが二人の意思を確認したいだけと言ったから、二人は自分の意思を優先しただけなんだ
二人の納得の為ならば、自分のこだわりを捨ててもいいと言ったのもボクだ

それなら、受け入れるしかない

それがボクの選んだ答えなんだから
554 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 22:38:10.54 ID:N24JzZr3o

赤城「此処でいがみ合っててもいいですけど、提督を惑わせた悪い子には注意をしておかなければなりませんね」

提督「…!まって、天津風は関係ないよ!」

加賀「慌てないで提督、ちょっと小言を言うだけですから」

赤城「ええそうです、加賀さんもそうした方がいいと思いますよね」

加賀「そうね、あの発言は少し許しがたいものでしたから」

赤城「では、私達は納得していますし…提督も分かっていただけますよね?」

想像しうる最悪の形を持って、赤城と加賀のひび割れた関係は修復されてしまった
本当に…こんな形で仲直りした姿を見たいわけではなかったのに…


提督「本当に、酷い事はしないであげてね。あの子は何も悪くない、本当に善意からの言葉だったと思うから」

ボクは、そういうだけで精一杯だった

赤城「ええ、勿論です。では、加賀さんくれぐれも抜け駆けはいけませんよ」

加賀「どうかしら?」

二人は不敵に笑い合い、赤城立ち上がり部屋を出た
きっと天津風の下に向かったのだろう

加賀「では提督、改めて私の事を知ってほしい」

加賀「私の事を知れば、きっと他の娘を見ようとは思えなくなるでしょうから」

存在するはずもない紳士協定はアッサリと破られ、ボクの意思に関係なく体が押し倒された

自分の意思を捨ててもいいと思った結果がこれか…
ボクはもう、上手く笑えそうも無かった
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 22:39:27.10 ID:BOA4ULozO
あっさりと駆け抜けされてて草
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 22:44:44.18 ID:HjyQ55xEo
えっちぃシーンが見たいなあ(チラッチラッ)
Rと分離してなければ今作もR-18シーン有りだったんだろうか
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 22:46:24.80 ID:QyP44p1MO
>>556
よし天津風のR18Gお仕置きシーンだな(ゲス顔)
558 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 22:47:29.66 ID:N24JzZr3o

<エピローグ>


あれから、どんどん人間関係が希薄になっていった

あれだけボク達の事を心配してくれていた天津風と、あれから二度しか話す機会が無かった
一度だけ二人の監視から逃れ、外で天津風と会えたこともあったけど、それ以来二度と会えていない

『また明日もね』という約束も、最早遠い過去のように思い出せた

磯風とは一度だけ話す機会があった
磯風は苦悶に満ちた表情で『これが司令が望んだ形なら…もう言うことは無い』と、そう言っていた

瑞穂とは…あれから会えていない
もともとそれほど深い関係でもなかった
しかし、もう少し仲良くなれそうだったことは…少しだけ心残りだった

赤城「提督」

加賀「提督」

二人とは顔を合わせない日は無い

あれだけ体をフル回転させていた活力は消え、以前のような病弱なボクに戻ってしまった
きっとあの活力は、意思の力だったのだろう

今のボクは意思の無い、ただ彼女たちの愛を形作るために存在する奴隷

彼女たちはボクを見ている自分を見ていた

真の意味で、誰とも繋がってい無いボクは…
後悔する事すらも忘れ、ただ全てを受け入れ続けた

彼女たちの意思が、納得が、自分の事なんかよりも大切な事だと思ったから



HAPPYEND…?
559 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 22:53:59.49 ID:N24JzZr3o

というわけで二度目のエンディングでした
今回はバッチリエピローグ付きの(赤城と加賀にとっては)HAPPYENDでしたね!


>>542の判定は2人が拒絶した時のみの判定で、『独占欲』に目覚めてしまいました
どちらか片方が成功で、提督の意思の共生という名の調教劇が始まってました
これをどちらも失敗で二人から捨てられた提督が、天津風か磯風か瑞穂に拾われるという形でした

なので、何気にレアいエピローグでした

正直二度目は成功すると思っていたのですが、まあこういう所もコンマの面白いところですね


ぶっちゃけこの版でもR18書いていいなら、バリッバリのエロシーンを書いてました
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 22:56:00.11 ID:d0UDEvEvo
R-18はね…
まあ過去スレも半分エロシーン目当てで見てた事もあるから無かったのは残念だった
エロシーンだけRにスレ立てて書くって方法もあるけどどうだろうか
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 22:59:13.51 ID:U17zb7XOO
一度目加賀のみ成功で赤城二度失敗や赤城二度目成功
一度目赤城成功で二度目加賀成功はどうなってたんだろう
両方最初に成功してればハーレムってのは大体想像できるけどね
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:00:30.15 ID:nWeZojIlo
見たかった(血涙)
563 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:03:53.81 ID:N24JzZr3o

ちょっとこの周で反省点を見つけました
行動安価前に、問題の解決についてに走らせすぎました
もっと問題を放置してたほうが遊びが出来て、ここまで切羽詰まった雰囲気にならなかったんじゃと反省してます

天津風ちゃんには損な役回りを押し付けたなと思います
もっと自分の事をアピールさせてあげる場を用意すべきでした

瑞穂に関しては…正直途中で出番が無さ過ぎたのが原因ですかね
こういった安価スレにはよくあることなので、ある種致し方ない点でしょうか


まあ悪い点ばかりではなく、赤城さんとかイイ感じに普段書かないヤンデレが書けたりして楽しかったです
それと、天津風を初めて書いた割にはいい感じに書けたんじゃないかと思ってます

ただ欲張るのなら…お互いが通じ合っていない状態で加賀さんとデートしてギクシャクしたかった…


次はもう少し緩みのある展開を目指したいです


>>560
それも実は考えてたんですが、需要あるかなと自粛してました
需要があるようなら、気分が高揚した時に勢いで立てると思います
564 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:05:17.94 ID:N24JzZr3o

それでは、人が居らっしゃるのなら次のメインキャラたちを決めたいと思います

565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:05:27.98 ID:CScttYMco
逆レ見たかったぜ…
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:09:11.93 ID:ogpUjSSNo
よしこい
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:09:19.52 ID:hGTUKNOUO
赤城と加賀は固定?
赤城と加賀を外すとスレタイ詐欺っぽくなりそうだが
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:12:40.54 ID:s1EMJS//O
純粋なハッピーエンドならともかくこういうドロッっとしたエンディングにはエロシーンはつきものだよなあ…?
おうさっさと気分を高翌揚させるんだよあくしろよ
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:13:50.72 ID:YUy7rprro
何方か>>1に間宮券を!!
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:14:57.14 ID:d0UDEvEvo
ループもので赤城と加賀攻略し続ける物語も面白そうだけどね
全エンディングコンプゲーみたいな
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:16:03.94 ID:ZWob92iEo
伊良湖も付けなきゃ(使命感)
572 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:16:31.21 ID:N24JzZr3o

>>567
スレタイ詐欺ですが全リセットです
次スレのスレタイも進行中のメインキャラにするので、スレタイ詐欺予告が必中する事でしょう

前回(赤城、加賀、瑞穂、磯風、天津風)とキャラが被った場合は基本的に最安価です



では、提督の性格を決めたいと思います
この設定は私のモチベに深く関わるので少し自由度が低いですがご了承ください


1、奔放で裏表がある(前回と同じ)
2、ツンデレ思春期
3、素直で無知
4、無口無表情
5、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:17:03.88 ID:dWTnRrOKO
3
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:17:10.75 ID:sNi3GPKXO
4
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:17:16.26 ID:yH2W5HEgO
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:17:31.36 ID:dwucRX1PO
2
577 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:24:01.99 ID:N24JzZr3o

>>537採用:素直で無知


提督
素直で大人しく勤勉な、11歳くらいの幼い容姿の少年
知らないことを積極的に知ろうとする性格



では次に加賀さんポジションを決めます
提督に片思いされている艦娘は……


1〜117の数字をかきこんでください
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:24:23.41 ID:ogpUjSSNo
13
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:24:32.06 ID:LXiUUlqUO
100
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:24:40.70 ID:GbFb17fTo
110
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:24:42.67 ID:10jHtVwoO
78
582 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:26:11.20 ID:N24JzZr3o

>>580採用:110


次は赤城さんポジションを決めます

例によって数字をかきこんでください
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:26:24.05 ID:3wmEhDljo
67
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:26:42.07 ID:ogpUjSSNo
56
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:27:17.45 ID:lVOS0yDeO
89
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:27:33.69 ID:BcC7Fh3AO
74
587 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:29:44.46 ID:N24JzZr3o

>>585採用:89


片思いされてる:NO.110

初期艦:NO.89



では、残りのメインキャラを決めていきます

一人目を数字で
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:30:00.07 ID:7EbwWZK6O
33
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:30:03.95 ID:dwucRX1PO
1
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:30:08.43 ID:90vCcqZ6O
25
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:30:13.78 ID:ogpUjSSNo
5
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:30:16.64 ID:3wmEhDljo
16
593 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:31:44.40 ID:N24JzZr3o

>>589採用:一人目NO.1


二人目
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用


594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:32:31.12 ID:3wmEhDljo
12
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:32:34.82 ID:bEjKbVxJO
33
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:32:50.97 ID:mHygmGO9O
82
597 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:33:29.77 ID:N24JzZr3o

>>596採用:二人目NO.82


三人目
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:34:31.73 ID:3wmEhDljo
12
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:34:48.11 ID:kzwkBHeyO
44
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:35:14.25 ID:JO6L/EolO
111
601 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:38:03.28 ID:N24JzZr3o

>>598採用:三人目:12


ちょっと今回はこの4名で動かしてみたいと思います
5名とどっちが動かしやすいか確かめたいので


では選ばれた数字の内容は…
コンマ判定
偶数でレベルが高い順、奇数で新順。ゾロ目で古い順

直下コンマ
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:39:50.82 ID:JO6L/EolO
603 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:40:18.87 ID:N24JzZr3o

コンマ判定:偶数

失礼しました5名でしたね
算数もできないなんて私ヤバ過ぎ……


では、少々お待ちください
604 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:46:16.77 ID:N24JzZr3o


片思いされている艦:能代

初期艦:速吸


一人目:霧島

二人目:雪風

三人目:妙高



という結果になりました
605 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:47:46.49 ID:N24JzZr3o

提督から能代への好感度
前回の提督では決めませんでしたが、今回からは決めます

コンマ判定
0ほど淡い憧れ、9ほど恋愛的な愛

直下コンマ
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:48:37.86 ID:0l1Jyhp3O
初期艦速吸に草
何を思って大本営は初期艦を速吸にしたのだろうか
607 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/12(火) 23:51:26.23 ID:N24JzZr3o

コンマ判定:6 自覚の無い恋


きっと初期艦が速吸とかいう設定のスレは私のスレだけでしょうね
そんな速吸の提督への感情を決めてください

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:52:09.10 ID:3wmEhDljo
お兄ちゃん
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:56:34.72 ID:yWF9pko7O
おじいちゃん
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:57:25.50 ID:dm+VtnLLO
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:57:30.70 ID:lVOS0yDeO
ペット
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/12(火) 23:59:54.56 ID:M/pA3qkio
1弟
613 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 00:00:14.14 ID:ZiubVjxBo

>>609採用:おじいちゃん
※これまた提督に新たな属性が……



霧島から提督への感情

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:00:26.05 ID:H4K3KxmoO
おじいちゃん!?
11歳にして囲炉裏で茶を飲むのを至福とする提督か?
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:00:35.69 ID:HX99NmvtO
信頼
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:00:48.77 ID:B71kuNGCo
崇拝
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:01:29.96 ID:9TYYIIyNO
無表情でつまんねえ提督
618 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 00:04:46.59 ID:ZiubVjxBo

雑談またいで>>617採用:表情が硬く余裕の無い人


雪風から提督への感情

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:04:51.93 ID:pJjoesGAo
畏敬
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:05:24.78 ID:oy4xR9aSO
嫌悪
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:05:38.83 ID:B71kuNGCo
盲信
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:05:49.00 ID:rGl/eFGGO
不幸な上司
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:05:50.29 ID:YU8H0hQpo
遊び相手
624 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 00:08:25.44 ID:ZiubVjxBo

>>621採用:盲信



妙高姉さんの提督への感情

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:08:37.87 ID:B71kuNGCo
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:08:51.32 ID:O5JRYsBaO
ペット
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:08:57.78 ID:lstXjABIO
相容れない存在
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:09:55.33 ID:B71kuNGCo
雪風は>>619じゃない?
629 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 00:13:05.88 ID:ZiubVjxBo

>>625採用:神格化


>>628の指摘通り>>619の畏敬が正しいです
すみませんでした



では最後に、能代が提督の事をどう思っているのか
加賀さんのように勘違いによるすれ違いだったり、好きなのにすれ違ってたり
好きでも嫌いでもなく普通だったり
そんな感じの内容を書いてくださればこっちでいい感じに肉付けします

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用


630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:13:54.99 ID:3VFY+bBeO
生理的に受け付けない
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:13:58.04 ID:YU8H0hQpo
ただの上司
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:14:15.80 ID:O5JRYsBaO
無理
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:14:38.98 ID:5fvSupOUO
部下を道具のように扱ってるのが気に入らない
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:15:22.22 ID:pJjoesGAo
今周もヘヴィになりそうだぜ…
635 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 00:18:35.20 ID:ZiubVjxBo

>>630採用:生理的に苦手意識がある

甘酸っぱさもくそも無いな!!



というわけで今日の更新はここまでです

次回更新時にはいい感じに纏めときます

お付き合いいただきありがとうございました
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:19:02.67 ID:B71kuNGCo
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:21:16.18 ID:WfHyzK1EO
宗教の教祖みたいに担ぎ上げられた存在なのだろうかそれとも洗脳とかを容赦なくやるブラック提督なのか
いずれにせよおじいちゃんっぽいって狡猾って意味なのかねえ
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 01:12:57.28 ID:Z9iIIvk20
おぞましい鎮守府になったな
639 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 20:32:14.46 ID:ZiubVjxBo


何とかいい感じにまとめ上げたのでそろそろ再開でございます
640 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 20:47:16.81 ID:ZiubVjxBo

速吸「提督さん、お茶が入りましたよ」

私は、提督さんのお部屋にお茶を運んできました
提督さんのお部屋はとても大きくて、ちょっとした旅館の一部屋みたいな雰囲気です

そんな大きなお部屋に不釣り合いなほど小さなお背中が一つ
提督さんです

提督さんは縁側に座って、外に足を投げ出していました

私に気が付くと、その表情をわずかに緩ませて

提督「おや、これはこれは。ありがとうございます」

と、多分笑顔で受け取ってくれました
決して悪口ではないんですけど、提督さんは表情が硬くって何を考えているのか分からないって思われがちです

初期艦の私は何とか他の方よりは提督の事を理解してあげられていると、自信を持って言えます!

提督「速吸さんも、こちらへどうぞ」

速吸「あ!じゃ、じゃあお邪魔します」

提督「そう固くならずに」

やんわりとした口調で、提督さんは上品に微笑みます…多分微笑んでいます
641 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 20:59:43.81 ID:ZiubVjxBo

提督さんは私よりも体が少し小さくて、幼い顔立ちです
一言で言ってしまえばまだ子供

そんな見た目と顔つきからは想像できないほど、落ち着き払った柔らかい雰囲気を持つ提督さんです
他の皆さんは奥が見えなくて怖いって言いますけど、私はおじいちゃんみたいだなって思ってます
なんて、年下の人の印象の評価にはふさわしくないかもしれませんが…

でもでも!この提督さんはとっても凄い人なんです!

この前の一戦でのみごとな指揮
我らの艦隊に傷一つ負わせず勝利を手にしました

それを褒めると提督さんは

提督「いえ、そんな。皆が頑張ってくれたから」

提督「その誉は、皆が貰うべきものだ。ただ代表して、俺が頂いただけだよ」

そう謙虚に仰います

提督さんはそれ以外にも数々の華麗な戦果を挙げている、とっても凄い人なんです
私以外にも提督を尊敬して居る人だってたくさん居ます

あ、でもお陰様でてんてこ舞いってくらいに忙しかったりするんですけど。それは仕方の無い事です

そんな私達ですが、こうして平和な時間だってもちろんあるんです
私はちょっと緊張しながらも、提督さんの隣でお茶を啜ります
642 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 21:08:50.23 ID:ZiubVjxBo

提督さんと言えば、お暇さえあれば延々と本を読んでいるような方なのです
ですが、最近はこうしてボーっとしている時間が増えています

私は気になって訊ねてみました

速吸「提督さん、最近こうやって考え事していることが多いですね」

私の言葉に提督は不思議そうに瞬きをしています

提督「そうですか?…そうなのかな?速吸はよく人を見ているね」

提督さんはどうやら全く気付いていなかったようです
提督さんは案外こうして抜けていることの方が多かったりします
いつも完璧のように振る舞ってますけど、そんな緩みも提督さんの魅力だと思います!
……気づいている人は少ないみたいですけど

速吸「どんな事を考えていたんですか?もしかして、好きな人でも出来ましたか?」

提督「好き?…好き……すき…」

冗談のつもりで言ったんですが、提督さんは真剣に悩んでしましました
こうやって人の言葉をすぐに飲み込もうとするのも、提督さんの特徴の一つです

提督さんは直ぐにこうやって私達の言葉が正しいんじゃないのかって考え込みます
私達より自分の事を知らないんじゃないのかなって心配になるくらい、自分に対しての興味が希薄な人です
643 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 21:29:36.10 ID:ZiubVjxBo

提督「好き…かどうかはまだ分からないけど」

提督「能代さんの事を考えてた」

速吸「能代さんですか?」

はて、と私は思い悩んでしまいます
彼女は最近何か大きな戦果を挙げたでしょうか?
それとも何か不祥事を起こしたでしょうか?

真面目なあの人の事を思い返せど、何かあったことが何も思い出せませんでした

提督「う〜ん…不思議だ。最近の俺は能代の事ばかり考えているんだ」

提督「速吸はどう思う?」

提督さんがそうおっしゃる横顔は、何処となく喜びというか愁いというか
相手を心から思っている顔だったように見えました

っていうか!いつも思ってるって!
ぼーっとするほど相手の事を想うってそれって!

恋なのでは!?

私はまた、提督さんの新たな一面を思い知ろうとしていた
644 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 21:30:37.76 ID:ZiubVjxBo

【艦これ】速吸「提督さんが能代さんに恋をしているそうなんです!」【安価】

始まります

645 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 21:33:10.45 ID:ZiubVjxBo

提督
年齢の割に酷く落ち着き払った、物静かで大人しい素直な少年
年齢は13か14の中間くらいで、成長期間近
非常に勤勉であり、知らないことを知ろうとする意欲が強い


能代
阿賀野型の生真面目でしっかりした方
提督に対してどうにも強い苦手意識がある


速吸
頑張り屋さんなこの鎮守府の初期艦
色々と普通ではない提督に対し、どうにか理解してあげようと親しみを持って接している


霧島
金剛型の知的なようで結局物理で解決する方
表情が硬い提督の事を、大変そうな生き方をしていると思っている


雪風
陽炎型の幸運と言えばで連想される方
提督の事を深く敬っており、畏敬の念を抱いていると言っても過言ではない


妙高
妙高型の一番艦。世話焼きでお母さん的な役回りが多い苦労性
提督の事を神格化しているほど、深く敬愛している

646 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 21:35:59.45 ID:ZiubVjxBo

周りの提督の評価があまりにもあんまりだったので、性格が大きく変更されました



一日目の操作キャラは提督固定です

では、改めて始まります

647 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 21:45:09.58 ID:ZiubVjxBo

速吸がお茶を持ってきてくれて、早くも一時間が経とうとしている

ボンヤリと空を眺めている事にも飽いてきたころ、空模様が変わり始めた

提督「…一雨きそうです」

速吸「うわ、ホントですね」

提督「………」

速吸「………はっ!しまった!」

速吸がその場から跳ねるように立ち上がります

速吸「洗濯物を取り込まなくっちゃ!提督さん、失礼します!」

速吸は振りかぶるように頭を大きく下げると、これまた大慌てで走っていきました
速吸さんはこんな時にも雑務を引き受けていて、とても頭が上がらないなと提督は思った

提督「…さて…と…」

提督は重い腰をあげて、縁側の戸を閉じた


イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 21:45:57.16 ID:F0GUIcDzo
戦果報告に霧島が来る
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 21:50:23.54 ID:CHGXdZTeO
上+雪風もくる
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 21:52:58.67 ID:51YLjT9so
↑+妙高も来る
651 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 22:01:35.69 ID:ZiubVjxBo

>>650採用:


雨音を楽しみながら本でも読もうと風流な事を考えていた時
扉をノックする音が聞こえた

雨粒が雨戸を叩く音ではなく、出入り口の扉を人がノックした音だ

提督「どうぞ」

と声をかけると

霧島「失礼します」

とよく通る声で返事が返って来た
視線を投げかけるとそこには、返事をした霧島の他にもう二人が居た

妙高と雪風

妙高は往年のアイドルを可愛がるような視線で此方を見る
雪風は扉の影から顔だけ此方に出して、キラキラとした目で此方を見ている
652 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 22:09:42.04 ID:ZiubVjxBo
差し替え
往年× 当今○



霧島「すみません提督、大勢で押しかけて」

提督「いいんですよ。俺に、どんな用事ですか?」

霧島「ただの、戦果報告です」

提督「そうでしたか」

だから、大勢で来たことを謝ったのだと納得する
特に気にせず、霧島からの報告を受ける

霧島はキッチリとした性格で、とても頼りになる人物だ
仕事に真っ直ぐに取り組む姿勢はとても好感が持てる

妙高もとても頼りにしているのだが、どうにも俺に対しての評価が過剰だ
それこそアイドルのように持ち上げられてしまっており、居心地がよろしくない

雪風も妙高と似たような性質を持っている
やはり、此方も俺を過剰に持ち上げて評価してしまっている
653 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 22:18:10.15 ID:ZiubVjxBo

霧島「…以上です」

提督「はい、分かりました。ご苦労様です」

霧島「………」

提督「……?俺が何か?」

霧島「あ、いえ何でもありません」

霧島が此方の顔をジッと見つめてきたが、何でも無かったらしい
それ以上は特に気にせず追求しなかった


霧島「ほら二人とも、帰るわよ」

そういった霧島に、二人はもう少しだけと駄々をこねていた
そんな様子に、何か言いたいことがあるのならいくらでも付き合うのにな、と提督は思う

こうして改めて見て見ると、もしかすると自分には人と距離があるのではと思ってしまう

そんな事を考えた提督は…



1、取り敢えず手を振った
2、腰を折って雪風と目線を合わせた
3、霧島を労った
4、妙高さんに普段の感謝を伝えた
5、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:18:28.17 ID:rZn0C8z3o
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:18:36.41 ID:ppwUT6b6o
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:19:31.91 ID:jyczKllo0
2
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:20:21.65 ID:WNlSL837O
霧島を折ったに見えた
658 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 22:32:52.09 ID:ZiubVjxBo

>>656採用:2


何となく、ずっと影からこちらを見ていた雪風が気になった
雪風の目の前で腰を屈め、目線を同じ位置にしてみた

自分自身、成長期前であまり大きな体ではなかったが、雪風よりは背が高い
高身長の女性や、年上が多い環境で、こうしたやり取りはそう出来ることは無い

雪風「ふおお…!」

と驚いたように奇妙な鳴き声を発する

提督「そう、固くならずに」

雪風「あ、あの!雪風に何か御用でしょうか!?」

提督「ああ、いえ…ただ、何となく気になって。もっと近づいてくれていいんだよ、怖い事なんてしませんから」

雪風「そんなそんなそんな!雪風はここから見てるだけで…はっ!近い!!」

雪風は大きく顔を仰け反らせる

提督「雪風さんは、おかしいですね」

ボクは微笑ましくなって、笑みを浮かべる
659 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 22:39:04.65 ID:ZiubVjxBo
誤字訂正
ボク× 俺○


雪風はそれから、顔を真っ赤にして逃げるように去って行った

『お騒がせしました』と霧島が申し訳なさそうに頭を下げ
『御夕飯は後でお持ちしますね』と妙高がにこやかに手を振って、二人も去って行った


提督「……よしっと」

丁度暇をしていたところに、丁度いい暇つぶしがやって来た
霧島から貰った戦果報告の書類を纏めて整理することにした

外に目をやれば、本格的に雨が降り始めた
その勢いの強さから通り雨を連想させたが、実際はどうか分からない

提督「どちらにせよ、速吸さんは間に合ったでしょうか…」

ボンヤリとそんな事を呟き、資料整理を始めた
この暇つぶしもも、直ぐに終わってしまうだろう



イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:43:46.09 ID:KACO3T/hO
廊下で能代とすれ違う
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:44:32.65 ID:9gq3HqhQO
雪風とギャンブルやろう
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:45:01.48 ID:3EiIo5fUo
663 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 22:57:02.79 ID:ZiubVjxBo

>>661採用:1

知的好奇心と退屈解消の為、提督は雪風の部屋を訪ねていた
雪風はガチガチに固まっており、本来はもう少し奔放で明るい性格なのだが、背筋をピンと伸ばして正座をしていた

提督「では、運試しをして遊びましょう」

雪風「う、運試しですか?」

提督「はい。雪風さんはとても運がいいとお聞きしましたので」

提督「賽子を三つ用意しました。これを転がし、出た目をたした数で競います」

提督「より少ない数を出したモノの勝ち。如何ですか?」

雪風「わ、分かりました!頑張って大きな目を出します!」

提督「そんな接待は求めていませんよ。それでしたら、罰ゲームでも考えますか?」

雪風「いえいえいえいえいえいえ!そんな!司令にそんなこと出来ません!」

首が取れるんじゃないかってくらいに、ブンブンと雪風は首を振った

提督「それでは罰は無し。で、はじめましょうか……」



賽子判定
0ほど小さい目、9ほど大きい目


直下コンマ:提督判定
普通じゃない −2

↓2コンマ:雪風判定
幸運の女神のキス −4
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:57:43.14 ID:rZn0C8z3o
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 22:58:59.24 ID:5j14aXIRO
666 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 23:08:18.55 ID:ZiubVjxBo

提督判定:4−2

雪風判定:4−4


提督が出した目は1,2,4とまずまずの結果だった

その後にふらせた雪風の結果は…

提督「全て1…ですか」

雪風「あわわわわ…!」

雪風は勝ってしまったことに、顔を青くしてしまっている

提督「本当に凄い。雪風さん…この結果は普通ではない」

雪風「ご、ごめんなさい!いえ、ありがとうございます?ど、どっちを言えば…」

提督「褒めているのだから、ありがとうが正しいかな」

雪風「あ、ありがとうございます!!!」

それから何度か別の運試しをやらせてみたが、どれも一度も勝てることは無かった

667 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 23:13:09.41 ID:ZiubVjxBo

雪風の部屋の帰り、提督は考え込んでいた

運とはどういう事だろう

運…運命
人の意思や努力ではどうにもならない巡りあわせ

降って降りてくる偶然

先ほどの雪風は、偶々そんな偶然に巡り合ったのだろうか?


雪風は明らかに自らの幸運を自覚していた
勝負に勝つという事を予見していた

つまり、彼女には運の廻りが目視で来ていたりしているのかもしれない
もしくは、手繰り寄せるコツを知っているのかもしれない

そう考えられるほど、雪風の幸運は普通ではなかった

そんな事を考えながら廊下を歩いていた
そこで、誰かとすれ違う


艦娘指定
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 23:15:03.55 ID:isoa02NrO
霧島
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 23:17:19.74 ID:wqiVt7MUO
速吸
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 23:20:10.52 ID:ryQgZMxKO
雪風
671 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 23:29:53.64 ID:ZiubVjxBo

>>669採用:速吸


慌てた様子で駆ける速吸とすれ違う

提督「速吸さん」

速吸「あ、はいなんでしょうか!」

急いでいるのか、足はパタパタとその場で足踏みしている

提督「洗濯物は無事でしたか?」

速吸「それが、全部は間に合わなくって…」

速吸「なので、大急ぎで間似合わなかった分の選択をもう一度してるんです」

提督「そうでしたか。引き留めたね、頑張ってください」

速吸「はい!頑張ります!!」

そういった速吸の声は、大変そうというよりも何処となく楽しそうだった

提督「…誰かのために駆けまわるのは、楽しい事なのかも……」

提督の中に新たな好奇心が湧いた
672 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/13(水) 23:38:55.34 ID:ZiubVjxBo

妙高「はい提督、お口を開けてください」

提督「………あ…ん」

夕飯時、もう半分諦めてしまった待遇を甘んじて受け入れ、食事をする

艦娘の方々は食堂で食事をとるのだが、いつしかこうして自室に食事が運ばれるようになった
妙高が担当の時は、こうしてご飯を食べさせられるという気恥ずかしいサービスまでついて来る

必要ありませんと度々言ってきたのだが、『やらせてください!』と強気に押し切られ
今では諦めてこうしている

妙高「美味しいですか?」

提督「…はい」

妙高「ふふふふ!それは良かったです!」

妙高「はい提督、あ〜ん…」


妙高はキャッキャと楽しそうにしている
こうした妙高の過剰な可愛がりは、未だに慣れるものではない

大切にされているとは分かるのだけど、そうした妙高の行動はやはりよく分からなかった


イベント、会話安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 23:43:06.39 ID:jWyaNriGo
妙高の行動の理由を聞いてみる
674 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 00:02:02.74 ID:5ET/SHWto

>>673採用:


提督「…気になっていたのですが、食事を運んでくる方で此処までして下さるのは妙高さんだけです」

提督「どうして俺に、そこまでのことを?」

妙高「それは勿論、私は提督の事を敬愛しているからです」

妙高は事も無げにそう言った

提督「俺にはそこまで…」

妙高「そこまでしてもらう理由がない。ですよね?」

妙高「私はそうは思いません。我が子を愛するように、神に身を捧げるように、提督の身の上のお世話をすることが嬉しいんです」

妙高「提督にはそれだけの価値があります。少なくとも私は、そう思っています」

妙高「私は提督の手腕を尊敬し、その知的欲求の逞しさを敬服し、どこか抜けた至らなさを愛おしく思います」

提督「……そう、ですか」

妙高がそこまで言うのなら、そうなのだろうと納得する
妙高は俺の事を、我が子であり神の如く尊敬するべき人らしい

献身的な、家族に対するような愛
そういう事なのかもしれない

妙高「あら、口の端が汚れていますよ。もう、いけませんね」

だがやはり、可愛がりにもほどがあるように、口元を拭われながら思った
家族とは言っても、赤ん坊か何かと思われてしまって居そうだ
675 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 00:11:11.60 ID:5ET/SHWto

お風呂から上がり、穏やかな気分で自室に戻ろうとしていた

その道中で能代とすれ違った

能代はこちらに気付くや否や、視線を提げて距離を開けて通り抜ける
そんな能代の事を、俺はずっと目で追ってしまっていた

そう、見かけると目で追ってしまう
能代には目で追ってしまう何かがある
自分では理由が分からなかった

別段仲がいいというわけではなく、寧ろ避けられているとさえ感じる

そんな人物に目を惹かれる理由とは何だろうか?
顔や体と言った外見に何かあるのだろうか?
やはり、収まりの良い答えは出ない

何かの本にこの答えはないだろうか?
そう言えばこの事を速吸に相談した時に、何かおかしな顔をされていたな
そういえば、避けられている理由は何だろうか?

答えの無いっ問いを黙々と考えながら、自室に戻った


イベント、行動安価
安価↓1
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:13:26.11 ID:jRWGq9MOO
速吸(お着替え中)に遭遇
677 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 00:22:02.54 ID:5ET/SHWto

>>676採用:ラキスケ!


昼頃に速吸に考え事をしている内容を答えた
その時にしていた複雑そうな顔の事が気になり、速吸の部屋を訪ねた

しかし、その行動は失態だったと思い知る

ノックをしてみても特に返事が無かった
心配になって扉を開けると目の前に飛び込んできたのは肌色

速吸「あー待って待ってまだ開けないで!って、はえ?提督さん?」

速吸は寝間着に着替えている最中だった
その所為でノックの音に対する反応が遅れていたらしい



提督の初心度
0ほど初心、9ほど枯れ気味
直下コンマ


速吸の初心度
0ほど生娘、9ほど気にならない
↓2コンマ
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:22:17.16 ID:r8I4vZbiO
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:22:22.16 ID:bH4OvetlO
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:23:14.09 ID:BNVShJTgO
おうっ!
681 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 00:28:12.22 ID:5ET/SHWto

両者判定:6 恥ずかしいが、意識しない風を装う


提督「あー…えっと、後ろを向いておけばいいか?」

速吸「あ、はい!あ、えと…扉も閉めてくださるととても助かりまする…ます!」

提督「う、うん」

速吸「………」

提督「………その、ごめんなさい」

速吸「いえいえそんな!提督さんになら恥ずかしくないですよ!ええ!」

提督「う、うん…そうか」

速吸「はい!」

提督「………」

速吸「………」

提督「着替えないのです?」

速吸「はっ!す、直ぐに終わらせますね!!」


とても微妙な空気が生まれ、俺は意識しないように速吸の衣擦れの音を聞いてしまった
682 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 00:36:34.31 ID:5ET/SHWto

着替え終わった速吸と向き直る
二人とも気恥ずかしそうに、微妙に顔を逸らしてしまう

速吸「……その、提督さんは速吸にどんな御用だったんですか?」

提督「……なんでしたか。忘れちゃいました」

速吸「そうなんですか?それはそれは…その、お見苦しいものを」

提督「いえいえそんな、お構いなく。……ん?構うのは速吸さんでは?」

速吸「あ、はい!…え!?そうなんですか!?速吸はまったく気にしていませんよ!」

提督「それはそれでどうかと……」

速吸「そうですよね…なら、構い…ます?」

などという、とてもIQの値が心配になってしまう、堂々巡りのふわっとした会話が繰り広げられてしまっていた

とにかく、自分はこうして速吸の部屋に訊ねてきた
何か話しでもしよう


イベント、会話、行動安価
安価↓1
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:38:25.66 ID:Zi/pIws2o
この鎮守府をどう思うか聞く
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:40:32.37 ID:BNVShJTgO
能代を思わず視線で追いかけてしまうが理由が解らない。
この前、速吸は何かを心当たりがあるような様子だったから聞きたい。
685 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 00:50:28.81 ID:5ET/SHWto

>>683採用:


提督「この鎮守府の事、どう思いますか?」

速吸「鎮守府の雰囲気って事ですか?」

提督「それでも、構いませんよ」

速吸「そうですねぇ…昔から随分様変わりしました」

速吸「私一人を提督さんの初期艦として寄越されたときは、大本営は何を考えてるんだって思いました」

速吸「でも今では、提督さんに指揮される我々は多大なる戦果を挙げて、施設の設備もかなり豪華に整って来ましたよね」

速吸「提督さんを苦手に思っている子も居ますけど、提督さんの能力はきちんと評価してくれていると思います」

速吸「荒れた雰囲気も無いし、ご飯もいいもの頂いて、お給金だっていいですし、とってもいい場所だって思います!」

速吸「あ、それと近くに商店街があるのもいい点ですよね!お買い物に、遊びに行ったり、なんでもござれです!」

提督「ふふ、そう思ってくださっているのなら、一層頑張らないといけないですね」

速吸「提督さんはちょっと頑張り過ぎですけどね…」


そして、速吸から趣味の話なんかを聞かれた
無趣味だと思ったが、どうやら自分は読書が趣味らしいという結論に至った
やはり、速吸はとてもいい相談役だと改めて思った
686 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 00:51:21.77 ID:5ET/SHWto

視点選択

1、提督
2、能代
3、速吸
4、霧島
5、雪風
6、妙高

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:54:40.83 ID:5NskaN6Ho
2
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:54:56.69 ID:k1Y89d8go
4
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 00:56:53.84 ID:RlUugSYSO
5
690 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 00:59:47.32 ID:5ET/SHWto

>>589採用:5、雪風


と、いう半端な所ですが明日は早いので今日の更新はここまでです

尖った設定の割には丸く収めたので、前回より遥かに平和ですね
此処から山と谷が出来ると思うと中々に楽しみです


ではでは、お付き合いいただきありがとうございました
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 01:01:15.86 ID:RlUugSYSO
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 01:01:43.34 ID:5NskaN6Ho
おつおつ
今回は能代の方が不安になるわ
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/14(木) 01:16:33.49 ID:GcwO2pFq0
能代空気すぎだな
694 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/14(木) 21:52:20.31 ID:5ET/SHWto

今日の更新はお休みです
695 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/15(金) 22:22:02.92 ID:g7OT33kfo

ほんの少しですが更新します

696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/15(金) 22:30:06.41 ID:+WYnC6JpO
かもん
697 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/15(金) 22:42:37.01 ID:g7OT33kfo

視点:雪風


今日の事を想い出し、心が躍り出しそうな気分になります

雪風「今日はたくさん司令官と一緒に居れました!」

いつも遠くから見ているだけの司令官
それが何と今日は司令官の方から私に声をかけてくださいました

とってもビックリしましたけど、それ以上にたくさんドキドキしちゃいました

雪風「やっぱり雪風には幸運の女神がついてるんです!」

改めて、自分の幸運に感謝する

司令官が私の事を気にしてくれたという幸運と
私自身が持つ幸運に司令官が興味を持ったと言う幸運

どちらにも大感謝です!

698 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/15(金) 22:44:03.27 ID:g7OT33kfo

イベント判定

1−3 噂話
4−6 変な趣味?
7−9 寂しい背中

直下コンマ
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/15(金) 22:45:28.01 ID:dLTnGf8Io
7
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/15(金) 22:46:58.63 ID:HjUxOqe6O
@
701 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/15(金) 23:05:11.38 ID:g7OT33kfo

コンマ判定:1


大浴場で湯船につかっていた時、ある会話が耳に入ってきました
阿賀野さんと能代さんの声でした

阿賀野「どうしたの能代?むむむ〜って怖い顔」

能代「…阿賀野姉ぇに相談しても仕方ないけど、最近提督とよく目が合って」

阿賀野「それが怖い顔の理由?」

能代「他にも視線を感じるって思ったら、提督だったりしてるの。気味が悪くって」

阿賀野「能代ってば気にし過ぎじゃないの?」

能代「それならそれでいいんだけど…あの子、何考えてるか全然分からないから怖いのよ」


そんな会話を聞いてしまいました
私は湯船に顔までつかり、ブクブクと泡を吹きます

眉間の間をキュッて詰めて、怖い顔になっていると思います

司令官の悪口…というよりは愚痴、なのですがこういう言葉を聞くたびに嫌な気持ちになります
司令官は凄くて賢くてカッコイイ人なのに、どうしてそれを分かっていない人が居るんでしょう
分かっていないから、そんな事を言うんですよ!

と心の中で毒づきながら、はたと気づく

私はどれだけ司令官の事を知っているでしょう?
実は自分が知らないだけで、司令官さんの評判がよろしくないのは実は悪い人だからなのではないでしょうか、と考えてしまいます

一度疑問に思ってしまえば、気になって気になって仕方がありません
今後改めて、司令官の事を観察してみましょう

思考を煮詰めて、最終的にそう決めました
702 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/15(金) 23:07:35.94 ID:g7OT33kfo

一日目終了



提督
年齢の割に酷く落ち着き払った、物静かで大人しい素直な少年
非常に勤勉であり、知らないことを知ろうとする意欲が強い
自分の視線の先に気付き、能代の事が気になり始めた


能代
阿賀野型の生真面目でしっかりした方
提督に対してどうにも強い苦手意識がある


速吸
頑張り屋さんなこの鎮守府の初期艦
色々と普通ではない提督に対し、どうにか理解してあげようと親しみを持って接している
提督が能代に恋をしているのではと察してしまった


霧島
金剛型の知的なようで結局物理で解決する方
表情が硬い提督の事を、大変そうな生き方をしていると思っている


雪風
陽炎型の幸運と言えばで連想される方
提督の事を深く敬っており、畏敬の念を抱いていると言っても過言ではない


妙高
妙高型の一番艦。世話焼きでお母さん的な役回りが多い苦労性
提督の事を神格化しているほど、深く敬愛している

703 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/15(金) 23:08:42.82 ID:g7OT33kfo

と、いう所で今日の更新はマジで短いですがここまでです

疲れたのでこれから寝ます……

明日はゆっくりできそうなので、シッカリバッチリ更新する予定です!


ではでは、お付き合いいただきありがとうございました
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/15(金) 23:12:50.56 ID:dLTnGf8Io
705 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 20:04:07.15 ID:qQ32q58Uo

そろそろ再開です

706 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 20:05:37.45 ID:qQ32q58Uo

視点選択

1、提督
2、能代
3、速吸
4、霧島
5、雪風
6、妙高

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 20:06:10.12 ID:Zmx/4rOE0
2
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/07/16(土) 20:10:01.67 ID:oqRu4sdF0
6
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 20:18:12.49 ID:2HKgc5/co
710 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 20:19:56.72 ID:qQ32q58Uo

>>707採用:2、能代
※十分ルール採用


いつも通りに目を覚まし、いつも通りの支度をする

能代「…よし」

能代は真面目な性格であった
今日も今日とて、黙々と決められた仕事をする…

つもりだったのだが…

能代「確かここしばらくは出撃も遠征もお休みだったわね」

能代「…何をしていようかしら。困るわね」



1、イベント判定
2、イベント、行動安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 20:22:22.16 ID:2HKgc5/co
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 20:26:51.86 ID:DogNqR5yO
1
713 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 20:34:22.55 ID:qQ32q58Uo

>>712採用:1

>>710の選択肢は1でコンマでイベントを決めて進行。2で行動かイベント内容を書き込んで下さればそれで進行しました
ちょいと分かりにくかったかもしれません、すみません




では、イベント判定

1−3 視線
4−6 いつもと違う視線
7−9 雪風来る

直下コンマ

714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 20:35:13.54 ID:ZmcDzzq1o
なや
715 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 20:44:04.94 ID:qQ32q58Uo

コンマ判定:4  


能代(……っ!また視線)

昨日阿賀野姉に考えすぎだと言われたが、やはりこの感覚は気の所為なんかではないと言い切れる

しかし、何処となく奇妙な感じだった
いつもはもっとぼやけた、見られている気がするという程度だったが、今日はやけにハッキリと視線を感じる
本当に気の張り過ぎで可笑しくなり始めてしまったのだろうかと不安になってしまう

恐る恐る視線の方向に首を向けると

能代「…速吸?」

速吸「…っ!!」

速吸のように見えた人影が、さっと曲がり角に消える

その場から動かずじっとその曲がり角に視線を向けていると
再び速吸がそこからひょっこり顔を出した

目と目が合う

間違いない、速吸その人だ

能代(…いつも感じる視線とは違うし、あの子…何しているの?)


1、あまり気にしないでおく
2、何をしているのか問い詰める
3、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
716 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 20:48:49.26 ID:qQ32q58Uo
今日はあんまり人が居ない感じですね
暫く↓1進行で行きます

安価↓1を採用
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 20:54:26.20 ID:tJw2PsHNo
2
718 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 21:02:43.08 ID:qQ32q58Uo

>>717採用:2


能代「…速吸、何してるの?」

速吸「ええっ!?あ、えっと…」

能代「別に怒ってるとかじゃないから、出てらっしゃい」

速吸「あ、はい。すみません…」

怒ったわけでもないのに、速吸は申し訳なさそうに頭を下げる
やはり、何か後ろめたい気持ちでもあったのでしょう

能代「で、私の事をジッと盗み見して何をしていたの?」

速吸「それは…気になることがあって……」

能代「気になる事?」

速吸「ええ、提督の事なんです」

そして、速吸から昨日提督と話したという会話の事を聞いた
719 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 21:11:42.48 ID:qQ32q58Uo

能代「……提督が何故か私の事を眼で追ってしまう事に気付いた。と」

速吸「はい。もしかしたら〜っていう理由も思いつくんですけど、あの通り提督さんは自分の事が全然見えない人ですから」

速吸「私も能代さんを見ていたら、提督の気持ちが分かるかもと思ったんです!」

能代「そういうわけだったの…」

害や敵意は無さそうだという事に、一先ず安心する

能代「あの提督の為に、なんて速吸も大変ね」

速吸「提督さん、全然表情見えないし年齢を感じさせないほど落ち着いてますから。ちょっと心配なんです」

能代「心配?」

速吸「はい!困ったときに相談出来たり、弱音を吐いたりできる人が居ないと色々苦しいと思うんです」

速吸「ですので、初期艦の私がちょっとでも提督さんの事を理解してあげられたらなーと」

能代「そう……」

速吸の言葉で、今まで提督に冷たく接したことに少し罪悪感を覚えてしまう
720 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 21:20:54.70 ID:qQ32q58Uo

速吸「能代さんは…提督さんの事苦手なんでしたっけ?」

能代「ええ、そうね。ちょっと…」

速吸「そうですか…残念です」

速吸「あ、でも、今はそうでも見方が変わる事ってあると思います」

速吸「あれでも年相応な所とかあって、子供らしく可愛い一面もあったりするんですよ!」

能代「ふぅん……そうなの」

あの提督の子供らしい一面なんてさっぱり思い浮かばなかった
それどころか、可愛らしい一面だなんて想像を超えている

しかし、速吸の言っていることは一理ある
第一印象から苦手で、意識的に避けていたのは事実
一面だけを見て判断していると指摘されれば、ぐうの音も出ない


能代「…速吸がそこまで言うんだし、少しだけ見方を変える努力をしてみるわ」

速吸「あ、ありがとうございます!きっと提督さんも喜びますよ!えへへ…」

提督より先に嬉しそうに速吸は笑った
それほど、提督の周りには速吸程理解しようとしている人間が少ないのだろう

721 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 21:27:55.21 ID:qQ32q58Uo

後ろからジッと見つめられるのは気分が良くないから、それは止めて欲しいと伝え
速吸と別れた後、能代は考えていた


能代(あの提督の事…速吸すらよく知らないのね)

能代(速吸が知らないなら、他の人にわかるわけないわよね)

能代(……私を眼で追ってしまう理由)

鏡の前で自分の姿を見る

おかしな部分は無い
やや露出の多い服装だが、同じ服装の阿賀野姉とか、もっと露出が激しい島風の方がよっぽど目を惹くはずだ

今朝身嗜みをきちんと確認していたから、寝癖なんかも無い
普段からそうだ
身なりにはそれなりにしっかりと気を張っている

そうなると、やはりよく分からなかった

能代(…私の何が……)

能代はますます頭を悩ませる……



1、イベント判定
2、イベント、行動安価

安価↓1
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 21:29:40.44 ID:2HKgc5/co
723 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 21:33:35.78 ID:qQ32q58Uo

>>722採用:1


イベント判定

1−3 声をかけられた
4−6 遠くに見える
7−9 服を引っ張られる

直下コンマ
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 21:37:02.71 ID:Zmx/4rOE0
725 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 21:49:54.11 ID:qQ32q58Uo

コンマ判定:1 


悩んでいたその矢先…

提督「能代さん、少しいいですか?」

悩みの種の方から声をかけられた

能面でも張り付けているかのような仏頂面
遠慮はあるが、愛想の無い声
そして、人の奥底を探ってくるような深い色の瞳

これで子供だと言うのが、尚更忌避感を加速させている

しかし、速吸との会話を思い返し、努めて平静を装う


能代「はい、能代に何の御用件ですか?」

提督「聞きたいことがあるんです。俺の事、どう思いますか?」

能代「は?」

提督「誤魔化さずに伝えてもらえると、助かるんですが」

唐突過ぎる質問だったが、答えられないわけではない
しかし、素直に答えてもいいものだろうか?

能代は………


1、素直に感じたままの事を話す
2、それとなくオブラートに包む
3、素直に言って、速吸から言われたことで変えようとしていることを話す
4、自由安価

安価↓1
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 21:50:11.87 ID:xsxyPKN6O
727 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 22:05:28.65 ID:qQ32q58Uo

>>726採用:2


相手は上官、更には子供
思ったことをそのままぶつけて傷つけてしまう方が大人げないだろう

そう思った能代は、やんわりと思っていることを伝えた

能代「…そうですね、提督は近寄りがたいなと思います」

能代「何をするにも一人で決めて、人との繋がりも少ないようにお見受けします」

能代「言葉数も少ないですし、表情が乏しいのも、近寄りがたいなと思う要因かと思います」

努めて事務的に、かつ私情を消して伝えてみた
しかし、こう言葉にしてみると中々に厳しい事を言っているようにも思ってしまう

提督「表情…言葉数…近寄りがたい…か。能代がそういうなら、そうなんだろうね」

提督は能代の言った言葉を繰り返し、うんうんと頷いた

提督「ありがとう。努力、してみますね」

能代「え、ええ」

それだけ言うと提督は踵を返して去って行った
相変わらず、何を考えているのかさっぱりだった
728 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 22:09:41.53 ID:qQ32q58Uo

考えても提督の行動の答えはでず、一旦諦めてしまうことにした

能代(だって提督の事なんて何にも知らないし、答えなんて出るわけないじゃない)

能代(折角自由な時間なんだし、思いっきり羽を伸ばすべきよね)

能代(またいつ忙しくなるかなんて分からないわけだし)


能代(…さて、何をしよう?)



イベント、行動安価
安価↓1



729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 22:10:06.83 ID:zZOW9XB/O
お昼寝する
730 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 22:17:16.00 ID:qQ32q58Uo

>>729採用:

自室に帰って来たが、これと言って何もすることが無い事に気が付いた能代

能代(………いざ休もうと思っても、何をすれば…)

能代(羽を伸ばす…遊びに行く?)

そう思い至り、隣の姉の部屋を訪ねた

能代「阿賀野姉ぇ…って、寝てる」

涎を垂らしてだらしない顔をしている姉を見て、一気に脱力してしまった

能代「そもそも遊びに行きたい場所なんてなかったし」

能代「……私も昼寝しようかしら」

時間を持て余した能代は、姉に倣って昼寝することにした


コンマ判定
5以上で……

直下コンマ
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 22:17:25.10 ID:2HKgc5/co
732 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 22:24:59.23 ID:qQ32q58Uo

コンマ判定:0 イベント不発


能代「……ん…んぅ…」

気だるい体を揺り動かし、何とか時計を探し出す
時刻は既に夕方、予定よりも長く眠ってしまっていた

存外、自分は自堕落なのかもしれないと思ってしまう
あの姉の妹なんだなと、改めて実感した

しかし、昼寝のおかげか気分は頗るすっきりとしていた


能代「偶にはだらしないのもいいかもね…」


鏡の前で身嗜みを整えてから、夕食を貰いに食堂に行くことにした
733 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 22:29:52.33 ID:qQ32q58Uo

食堂で食事をとっていた時、ふとある事に気が付いた

大きく首を回して周囲を見渡しても、提督の姿が見当たらない


能代(…そういえば、夕飯時に提督に会ったことってあったかしら?)

能代(朝や昼はあったと思うけど……)


ほんの少し疑問に感じながらも、夕食を食べ進める


能代(…食べ終わったら、何をしよう?)

能代(また寝るのは流石に駄目だし……)

能代(ま、気楽に考えればいいわ)

昼寝のおかげでスッキリとした頭で、深く悩まず気分で行動することに決めた


行動、イベント
安価↓1
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 22:37:54.33 ID:oqRu4sdF0
霧島に会う
735 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 22:48:17.48 ID:qQ32q58Uo

>>734採用:


食事を終えて自室に帰ろうとしていた時、通りかかった提督の部屋から霧島が出てきた
それ自体はおかしなことではないのだが、霧島はおかしそうににこやかな顔つきだった


霧島「……ふふふ、もう。あら、能代」

能代「霧島さん。提督の部屋で何か?」

霧島「ああ、ちょっとね。食事を届けに来てたのよ」

能代「そう言えば提督は食堂に居ませんでした。…いつもこうして?」

霧島「…そう…ね。妙高が始めたんじゃなかったかしら、結構前からこうだったから」

能代「そうだったんですね…」

これで、一つ提督の謎が解けた
いつも夕飯は届けてもらっているらしい
736 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:01:00.01 ID:qQ32q58Uo

もう一つ気になっていたことがあった

霧島さんは確か、自分と同じ提督に苦手意識があったはず
それなのにあの楽し気な顔は何があっ他のか気になっていた

聞こうとするよりも先に、霧島から先ほどの事を話してくれた

霧島「提督、今ちょっと面白いことしてるのよ」

能代「面白い事…ですか?」

霧島「なんでも『口下手と表情が硬いのを直す』って言って、ず〜っと喋りながら鏡と向き合ってるの」

霧島「ふふっ、思い出すわ〜。手鏡を持って真剣な顔で『俺はいまから笑います。笑っていますね、これは笑顔です』なんて言いながらずっと鏡を見てるの。その間表情何も変わってないのよ?」

霧島「それなのに『どうですか霧島さん、今日はいつもより無邪気に笑えている気がします』ってさっき鏡見てた時と何にも変わらない顔で言うの」

霧島「もう馬鹿らしくって。ふふふっ、提督って意外と茶目っ気があるのね」

表情は硬いままだけど、と最後に霧島は付け足した

霧島の話を聞いて、能代には思う所があった
『口下手と表情が硬いのを直す』と提督は言ったらしい
それはつまり、自分が指摘したことであった

方法はどうであれ、提督は真剣に直そうと努力しているという事らしい

能代(…そんな律儀な面もあるんですね)

能代は新たに提督の事を知った
737 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:11:32.10 ID:qQ32q58Uo

霧島と別れてから、提督の事をぼんやり考えていた

能代(真面目な人では…ありますよね)

能代(仕事に関しては文句のつけようが無いくらい)

能代(…だからこそ、機械的だと思ってたけど案外そうでもない…のかも)

能代(……速吸の言ってたように、ちゃんと向き合ってみれば印象が変わるかもしれない)

霧島の話を聞いて、能代は意識が少し変わろうとしていた

能代(無表情無感情で気味の悪い子供)

能代(そんな第一印象だったけど……)

改めて提督の姿を思い返す
しかし、やはり思い出させるのはあの眼

能代(…あの穴の開いたような深い眼だけは、どうしても苦手…)

能代はそんな事を考えていた



イベント、行動安価
安価↓1

738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 23:13:00.97 ID:1vILYHa7o
雪風と会う
739 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:20:33.76 ID:qQ32q58Uo

>>738採用:


鎮守府内をうろうろと歩き続け、いつの間にか提督の部屋のある廊下まで戻ってきてしまっていた
その廊下の先、提督の扉の前にずいっと体を寄せる人影があった

近づいてみると、その人影の正体がハッキリした

能代「雪風、何してるの?」

雪風「ピッ!!!」

奇妙な鳴き声を上げて背筋を強張らせる

雪風「あ、能代さん。えっと、提督を見てたんです」

提督の部屋の扉は少し隙間が開かれ、中が覗けるようになっていた
つまるところ、盗み見をしていたらしい

740 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:25:18.32 ID:qQ32q58Uo

能代「…どうしてこんなことを?」

雪風「えっと…雪風は司令を尊敬しています」

雪風「でも…その、司令を苦手に思う人もたくさん居ますよね?」

能代「…そうね」

正に自分の事だった

雪風「それを腹立たしく思ってたんですけど、気づいたんです」

雪風「自分が見ているのは司令のいいところだけだから、そう思ってしまっているだけなんじゃって」

雪風「ですので、観察して…どんな人か見極めようとしてたんです」

能代「…なるほどね」

納得した
つまるところ、自分と先に立つ感情は違ってても考えていることは全く同じだった

こうしてごく短時間で、提督の事を知ろうとする人間が二人も見つかったという事は、よほど提督は人と信頼関係を築けていないのだろう

そんな提督の事を……


能代感情判定
4以上で……

直下コンマ
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 23:25:54.86 ID:cc8/uY97o
ここ
742 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:36:11.03 ID:qQ32q58Uo

コンマ判定:6 


まるで興味の無かった
関わりたくないとさえ思っていた提督の事に、興味が湧いた

あのいつも世話を焼いている速吸ですらよく分からないという提督

そんな提督の事を、知りたいと思った


能代「…ねえ雪風、私も一緒に見ていていい?」

雪風「え?えっと…雪風が、許可を出すようなことではありません」

能代「…それもそうね」

雪風の言葉に納得し、勝手に提督を観察することに決めた

その日の提督は書類を一通り整理し終えると、歯磨きをして眠ってしまった
743 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:37:05.40 ID:qQ32q58Uo

視点選択

1、提督
×、能代
3、速吸
4、霧島
5、雪風
6、妙高

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 23:37:29.22 ID:2HKgc5/co
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 23:39:04.42 ID:cc8/uY97o
1
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 23:39:35.48 ID:JNb+12cIo
2
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 23:39:54.95 ID:NuBarUIVO
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 23:39:58.34 ID:JNb+12cIo
ごめん安価下
749 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:53:09.54 ID:qQ32q58Uo

>>746採用:5


能代「私も一緒に見ていい?」

能代さんのその言葉は、私にとって衝撃的なモノでした

能代さんは司令の事を嫌っているはずです
昨日のお風呂で言っていた事を考えると、少なくとも関わることを嫌がっていたはずです

それが許せないと思ったのが雪風がこうしている理由でした
司令はとってもいい人だって証明がしたくって

それなのに、能代さんは私と同じように司令の事を知ろうとしています

その事に、ムッとしてしまいます

だけど、それはすぐに良くないことだって思い直します
能代さんだって司令のいいところを知ろうとしてくれているのかもしれません
それはとっても良い事の筈です

…だけど、何でか心はモヤモヤしてしまっています


私の方が、司令の事をよく見てきたんです!


どうしてか、そんな対抗心を抱かずにはいられませんでした
750 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:55:43.15 ID:qQ32q58Uo

二日目終了



提督
年齢の割に酷く落ち着き払った、物静かで大人しい素直な少年
非常に勤勉であり、知らないことを知ろうとする意欲が強い
能代に指摘された部分を直そうと努力を始めた


能代
阿賀野型の生真面目でしっかりした方
提督に対してどうにも強い苦手意識がある
(裏)
苦手だった提督の事に、他の艦娘の言葉を通してみて興味が湧いた


速吸
頑張り屋さんなこの鎮守府の初期艦
色々と普通ではない提督に対し、どうにか理解してあげようと親しみを持って接している


霧島
金剛型の知的なようで結局物理で解決する方
表情が硬い提督の事を、大変そうな生き方をしていると思っている
提督の心にも緩みがあることを知ることができた


雪風
陽炎型の幸運と言えばで連想される方
提督の事を深く敬っており、畏敬の念を抱いていると言っても過言ではない
(裏)
同じことをする能代に、ほんの少し対抗心を燃やしている


妙高
妙高型の一番艦。世話焼きでお母さん的な役回りが多い苦労性
提督の事を神格化しているほど、深く敬愛している
751 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/16(土) 23:58:12.97 ID:qQ32q58Uo

と、いう所で今日の更新はここまでです

能代をしっかりと描写するのは今回が初めてだったのですが、中々口調とかが安定しません
上手く特徴をとらえて描写できていない気がしてとっても不安です

金剛とか、分かりやすいキャラでも実際動かそうとするとイメージ通りにならなかったり、まだまだ勉強が必要そうですね


ではでは、お付き合いいただきありがとうございました
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/16(土) 23:58:40.69 ID:2HKgc5/co
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 00:08:55.40 ID:0LIiX9Lco
754 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 21:07:07.48 ID:nPEPWIxko

そろそろ再開です
755 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 21:07:54.93 ID:nPEPWIxko

三日目

操作キャラ選択

1、提督
×、能代
3、速吸
4、霧島
5、雪風
6、妙高

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 21:09:04.51 ID:0mzql5wOo
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 21:09:24.63 ID:0LIiX9Lco
1
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 21:10:54.88 ID:lULNiE1yO
6
759 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 21:23:55.77 ID:nPEPWIxko

>>758採用:6、妙高


妙高の朝は提督の顔を拝むことから始まる

妙高「提督、もう朝ですよ。起きてますか?」

提督のお部屋の扉をノックする

提督「…はい、起きています。今そちらに行きます」

室内でパタパタと足音がした後、提督さんが顔を出す

提督「おはようございます。妙高さん」

妙高「はい、おはようございます提督。うふふっ、今日も素敵な……あら?」

今日も素敵なお顔立ちですと、いつものように続けようとしたのだが、ある事に気が付く

妙高「あらあら、寝癖が直っていませんよ」

提督「あれ?本当に?ごめんなさい、どこかな…」

わたわたと拙い手つきで自分の頭を撫でつける提督
しかし、何度撫でてもぴょこんと跳ね返り、その姿は至上の愛らしさといても差支えなかった

妙高「中々しつこい寝癖ですね、洗面台に行きましょうか。直して差し上げます」

提督「あ、はい。ありがとうございます」

朝からとても微笑ましい気分になりながら、提督の寝癖を直してあげた
760 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 21:32:26.41 ID:nPEPWIxko

キッチリと寝癖を整えた提督と、食堂に向かう
その道中、提督を慕う艦娘から挨拶をされる

速吸「おはようございます提督さん!」

提督「はい、おはようございます」

速吸「今日も一日頑張りましょうね!」

提督「仕事は少ししか無いですから、ほどほどに頑張りましょうね」

速吸は相変わらず爽やかに元気な挨拶をしてくれる
提督も心なしか速吸と話をしているときは、自然体に喋られている気がします

雪風「しれぇ!おはようございます!!」

提督「はい、雪風さん。おはようです」

雪風は挨拶も早々に、待ちきれんとばかりに食堂に駆けていった

能代「…おはようございます、提督」

提督「あ、能代さん。おはようございます」

そして、今日は珍しい事に能代も提督に挨拶を交わしていきました
提督も不思議そうな、驚いたような顔をしているように見えます
761 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 21:44:16.73 ID:nPEPWIxko

食堂で、提督とご飯を頂く

もぐもぐと寡黙に食事をつづける提督さんに、表情の変化はありません
ふと、疑問が湧いた私は提督に質問をしてみました

妙高「提督は、好き嫌いとかあるんでしょうか?」

提督「好き…嫌い…ですか?」

提督は食事の手を止め、視線を上へと向けて考え込みます

提督「…勿論、皆さんの事が一番です。一番…好きだと思います」

提督「嫌い…嫌いは……色々あります。皆さんが怪我をしたり…」

妙高「待って!待って提督。ごめんなさい、ちょっと言葉が足りませんでした。食べ物の好き嫌いを聞いたつもりだったんです」

提督「あ、そうなんですか。早とちりしたな…えっと、食べ物ですね」

提督は再び頭を捻り、真剣に考え込みます

提督「…美味しくて、暖かい食べ物が好きです」

妙高「料理名とかは…?」

提督「えっ?……えっと、何でも好きです。ごめんなさい」

どうやらこれと言った食べ物が思い浮かばなかったようだ

妙高「ふふふっ、謝らなくてもいいんですよ」

提督のそう言った天然な部分も妙高は大好きであった
好き嫌いの話でも、真っ先に自分たちの事を考えていた提督
そんな部分も、心から敬愛する理由の一つだなと提督の好きな部分を再確認した
762 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 21:44:42.55 ID:nPEPWIxko

会話、イベント安価
安価↓1
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 21:52:26.75 ID:jlRTVpcW0
好意について
764 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 22:01:06.26 ID:nPEPWIxko

>>763採用


妙高「提督さんは好きな事ってありますか?」

提督「好きな事…」

妙高「先ほど言ってくださったような、私達が大切だって事じゃなく」

妙高「提督自身が、好きだなって思う事。提督自身の好意について聞きたいんです」

提督「俺自身の好意…」

提督はまた、私の言葉に頭を悩ませ始めました
それほど迷う内容でもない筈なのに、この提督は自らに対して非常に無知であった

妙高「趣味とかは、思いつきませんか?」

提督「あ、それなら、読書が趣味に決まりました」

妙高「き、決まりましたって…」

提督「暇なとき、することって読書かなと。…でも、読書は自分に必要な事で、好きな事かって言われると…自信がありません」

提督はそうして、また考え込んでしまいました


765 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 22:04:07.09 ID:nPEPWIxko

妙高の観察判定
4以上で成功

直下コンマ
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 22:04:35.44 ID:0LIiX9Lco
r
767 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 22:16:14.87 ID:nPEPWIxko

コンマ判定:4 成功

妙高はそこで、提督の事に確信が持てた
提督は未だにアイデンティティーを形成できていないのだ
だから、こんな簡単な疑問に答えを出せずに悩んでいる

どれだけの人がこの事を知っているんだろうかと考える
色んな人が提督の事を、底が知れない、何を考えているか分からない、そう言った評価を下してしまっている

だが実際は何もない薄っぺらなのだ
しかし、なまじ仕事が完璧に出来てしまう子供なばっかりに、誰もその精神が幼い赤子であることを理解し切れていないのではないだろうか?

妙高(…実際私もその事を知らなかったわけですが)

妙高(…それにしても、一体どうしてこうなってしまったんでしょう)

提督「あの、答えは後でも構いませんか?今はちょっと、思い浮かばないから」

妙高「ええ、ゆっくりで構いませんよ」

ニッコリと安心させるように笑顔で優しくそう答えてあげた

妙高(…仕事の面では心配なさそうですが、こうした精神的な面は私たちが支えてあげましょう)

妙高はそう、心に決めた
768 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 22:22:28.36 ID:nPEPWIxko

食事を終えて、提督と妙高の二人は廊下を歩く

妙高「提督、これからの予定は?」

提督「今から、今朝報告があった書類をまとめる予定です。昼前には終わると思います」

提督「そこから先は、特に何も」

妙高「そうですか」

妙高はそう答え、今日の事に頭を巡らせた


妙高(…提督はこれから簡単な事務仕事、手伝いはあまり必要なさそうです)

妙高(提督の児が形成のお手伝いをしてあげたいのですが、何をすればいいんでしょうね…?)

妙高(それと、今日の私の予定は何かあったでしょうか…)

妙高はこれから何をするか、考える


イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用

769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 22:25:56.00 ID:ELkGFBa4o
本でも読み聞かせよう
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 22:27:22.93 ID:XsiEOvG5o
一緒に折り紙でも
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 22:28:39.29 ID:1E0ctZKLo
00は100かな?
一応上
772 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 22:38:21.90 ID:nPEPWIxko

>>770採用:
※00=00です。最高値は99


提督が仕事を終えたころを見計らって、声をかけた

妙高「お仕事、終わりましたか?」

提督「あ、はい。今丁度終わったところです」

妙高「良かった。でしたら、一緒に折り紙なんてどうでしょう?」

提督「折り紙…ですか?」

妙高「はい、色んなことをやってみれば、提督の好きな事が見つかると思いまして」

提督「そんな、わざわざ…ありがとうございます」

妙高「いいんですよ」

二人で作るものを決め、折り紙を始めた


腕前判定
0ほど素人、9ほどプロ級

直下コンマ:提督判定

↓2コンマ:妙高判定

773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 22:40:14.63 ID:jlRTVpcW0
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 22:41:35.99 ID:FxWda07oO
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 22:53:12.31 ID:XsiEOvG5o
妙高さん上手いなぁ
776 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 22:53:31.45 ID:nPEPWIxko

コンマ判定:3 ちょっと器用な素人

コンマ判定:9 プロ級


提督「………」

妙高「どうですか提督?ふふふっ、久しぶりでしたので気合を入れ過ぎてしまいました」

提督「…凄いですね。これは菊の花ですか?」

妙高「はい!」

提督は感心したように妙高が作った菊を見つめている
妙高自身、最近していなくて腕が落ちていないか心配だったが、どうやら杞憂に終わった

妙高「提督は何を作ったんですか?」

提督「俺は精々、これくらいしか」

そう言って見せてくれたのは、やや形が不恰好な雌鶴だった

妙高「ふふふ、提督も可愛らしい雌鶴ですね」

提督「…折り紙の鶴にも、雄と雌があるんですか?」

妙高「勿論ありますよ。教えてあげますね」

そうして、雄と雌の二種類の鶴の作り方と、ついでに菊の花の作り方を教えてあげた
その間、提督は熱心に妙高の手つきを見つめていた
777 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 23:02:44.29 ID:nPEPWIxko

提督の知識吸収の速度はすさまじく、モノの数分で一人で教えてあげたモノが出来るようになっていた

妙高「凄いですね提督。とっても手先が器用なんですね」

提督「…そう、なんでしょうか?ありがとうございます」

妙高「折り紙、楽しかったですか?好きに、なれました?」

提督は顎に手をやり考え込み、小さく頷いてくれた

提督「楽しかったです…多分。知らないことを知るのは、楽しいと思ってると思います」

提督「…今まで、楽しいとか、好きだとか全く意識してこなかったから、あんまり実感はないですけど」

それが提督の答えだった
しかし、そう意識しているというのは成長ではないだろうかと妙高は思った

提督「あの、妙高さん。好きってどんな気持ちなんですか?」

提督「ずっと気になってることがあって、でもそれの答え合わせをするものが無いから、答えが何なのか分からなくって」

提督「俺に、好きってどんな気持ちか教えてくれませんか?」

妙高「…そうですね……」

なんと答えようか…?


発言、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 23:13:12.83 ID:raR5MU3Do
満たされたいということ。
本当に好きなことは、他人から満たされているように見えても、もっともっと、と欲しがるようになる。

今もほら、知らない事を知って知識が満たされて、でももっと色んな事を知りたいって思いましたよね?
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 23:13:44.92 ID:XsiEOvG5o
心があったかくなるなるようなぽかぽかする気持ち
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 23:19:41.00 ID:1E0ctZKLo
>>778
781 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 23:21:34.57 ID:nPEPWIxko

>>778採用:
※十分ルール採用


妙高「…満たされたという事だと思います」

妙高「でも、本当に好きな事は傍目からそこで満足したように見えても、もっともっとと欲しくなるんです」

妙高「今はどうですか?知らないことを知って、もっともっと知りたいって思いませんでしたか?」

提督「…えっと…それは、折り紙の事か、今妙高さんに教えられたこと。どっちの事ですか?」

妙高「どちらでもいいですよ。どうですか?」

提督「……」


提督の感情判定
0ほど折り紙に関心、9ほど妙高の言葉に

直下コンマ
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 23:22:36.10 ID:TbiXOMRXo
783 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 23:32:49.98 ID:nPEPWIxko

コンマ判定:0 折り紙に興味津々


提督「……折り紙の事、もっと教えてもらえませんか?」

妙高「好きになったんですか?」

提督「…はい、多分。もっともっと知りたいって思いました」

妙高「いいですよ、私折り紙に関してはちょっと自信がありますから」

提督は自分の気持ちの事を確かめようと、もっともっとと知らないことを知ろうとした
妙高もそれに応え、色々な折り方を提督に教えた

あまり人と一緒にやるような趣味では無い為、妙高にとってもとても楽しい時間だった
784 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/17(日) 23:40:26.25 ID:nPEPWIxko

妙高は提督との時間を思い返し、顔を綻ばせていた

妙高(折り紙にあんなに熱心になってくれるなんて、思いませんでした)

妙高(私の手つきを真剣に見つめるあの熱のこもった眼…堪らないわ…!)

妙高(ちょっと古臭い趣味だと思ってましたけれど、提督の趣味に合ってよかった)

妙高(…提督の手、私より大きかった)

妙高(これから成長して、私よりも大きくなるんでしょうね。ふふ、それはそれで素敵な事です)


妙高(ああ、とにかく…幸せな時間でした)


いつになく上機嫌で、妙高は廊下を歩く


妙高(次はどんなことをしようかしら?)


イベント、行動安価
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/17(日) 23:49:44.69 ID:1E0ctZKLo
>>769
786 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 00:01:09.07 ID:AYEgga6ao

>>785採用:
※十分ルール採用


妙高は再び、提督の下を訪ねた

提督「妙高さん、また折り紙ですか?」

妙高「いえ、今度は違う事をしようと思いまして」

提督「今度はどんなことを教えてくれるんですか?」

表情の変わらない提督の眼が、心なしか輝きを放っているように見える
先ほどの折り紙の件で、何かを教えられることに目覚めたのかもしれない

妙高「提督は普段はどんな本を読みますか?」

提督「そうですね…なんでも読みますけど、参考書のような、知識を得るための本ばかり読んでます」

妙高「そうですよね。そういうと思って今回は絵本を持って来ました」

妙高「自分で読むのと人に読んでもらうのとでは、感じたことが変わると思いますから。さあこちらにどうぞ」

妙高は提督を自分の膝の上に誘う
提督は困ったように周りを見回すが、諦めて妙高の腕の中にすっぽりと納まった


提督の感情判定
0ほど退屈、9ほど興味津々

直下コンマ
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:05:34.44 ID:nxE/1zEmo
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:06:05.84 ID:jMhoYXe9o
てい
789 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 00:18:44.02 ID:AYEgga6ao

コンマ判定:4 イマイチ集中できない


提督「…待ってください、ちょっといいですか。こんな時に警察や、他の大人の方は?」

妙高「え、えっと…多分忙しくって見ていないんじゃないかしら?」

提督「それに、これは何時の時代なんですか?」

妙高「う、う〜ん…」

提督は物語の矛盾点や、おかしな点を一々疑問に思い物語の内容に集中できていないようだった


妙高(提督は生真面目すぎて、こういうお話はあまり向いていないのかもしれませんね)


提督「…の時代と仮定しても………だとして、でもそれだったら…」

ぶつぶつと物語の背景について真剣に考えている

妙高「これは子供向けの絵本ですから、もう少し肩の力を抜いてみてはどうですか?」

提督「そう…ですか?でも…たとえ物語でも、一定のリアリティを感じてこそだと…」

妙高「はぁ…提督は根本的に楽しみ方を間違ってますね…」

イマイチ納得がいかない提督の様子に、読み聞かせはグダグダに終わってしまった
790 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 00:23:55.07 ID:AYEgga6ao

妙高は先ほどの事を反省していた

妙高「…ちょっと、絵本は失敗でした」

妙高「提督の好み…どういう物だったら興味を持ったんでしょうか?」

妙高「絵本はそのメッセージ性にこそ、大事な事が詰まっているのに…それを伝えられなくて残念ですね」

妙高「もし次があるとして、もっと提督の興味を惹くような内容を選んでおきましょうか」

そう思い至った


妙高「そろそろ夕飯の時間ですね」

妙高「今日、提督に食事を持って行くのは誰でしたか…」

妙高「もし私なら、作って差し上げましょうか」



1、イベント判定
2、イベント、行動安価
安価↓1
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:27:26.81 ID:WFLFIZgHo
1
792 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 00:28:44.11 ID:AYEgga6ao

イベント判定

1−3 心配な光景
4−6 意外な光景
7−9 新たな興味

直下コンマ
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:30:16.41 ID:lEAZE5QCO
コンマはうぬに任せい
794 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 00:38:54.79 ID:AYEgga6ao

コンマ判定:1


妙高ははらはらとした面持ちで、厨房の中を覗いていた

今日は自分が担当の日だったため、提督の夕飯作りに取り掛かった
そんな時、雪風に『今日は代わって欲しい』と懇願された

そして、今の状況に至る

妙高(…大丈夫かしら、料理とかあまり経験無さそうですけど)

事実、その手つきは非常に危なっかしさを感じさせた

妙高(とても張り切っていましたし、邪魔するのも悪いと思いましたけど…)

妙高(……どうしましょうか?)


1、このまま見守り、危ないと判断したら手を貸す
2、信頼し、任せる
3、心配で見ていられない。手伝うことにする
4、自由安価

安価↓1
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:39:08.44 ID:7QatbV+Do
最低じゃねーか
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:39:55.64 ID:7QatbV+Do
すまなんだ
安価下
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:40:47.28 ID:jMhoYXe9o
1
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:41:00.31 ID:YN5H/t0Ko
799 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 00:45:05.42 ID:AYEgga6ao

>>797採用:1


妙高(……信じてあげたいけど、心配ですね)

妙高(…危ないと判断した時、助けてあげましょう)

そう決め、妙高は雪風を見守った


雪風腕前判定
0ほどヤバい、9ほど上手い
駆逐艦 −2

直下コンマ
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:45:46.69 ID:YN5H/t0Ko
ゆきかぜはしずみません!
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:45:58.92 ID:jMhoYXe9o
えいや
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:49:00.18 ID:emp6YINGO
この雪風は中華料理上手そう
803 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 00:49:51.02 ID:AYEgga6ao

コンマ判定:9−2


最初はその危なっかしい手つきに驚いたが、徐々に雪風の腕に感心する

妙高(手つきは拙いですけど、それ以外に関しては文句がありませんね…)

妙高(それどころか上手なくらい)

妙高(どうやら杞憂で済みそうですね…)

妙高は見ていなくても大丈夫だと判断し、自分の夕飯を貰いに食堂に向かった
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:49:51.93 ID:EgY46SXIO
これは幸運艦
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 00:51:07.57 ID:WFLFIZgHo
丹陽かな?
806 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 00:56:03.32 ID:AYEgga6ao

妙高は食事を終え、雪風の事を思い返す


妙高(…どこで習ったのか、自己流なのかは定かではないですけど、とてもお上手でした)

妙高(私も自信がありますけど、提督はどう思ったんでしょう?)

妙高(う〜ん…意外な所で、意外なライバルが出現してしまいました)


料理ばかりは自分の領分だと信じていた妙高にとって、雪風は危機感を覚えさせるには十分な腕前であった


妙高(…提督の好きな食べ物さえわかればいいんですけど)

妙高(せめて好きな味付けなんかが分かれば…)

妙高(温かい料理なんて、候補が多すぎます…)


妙高は提督に何を作ってあげれば喜ぶか考えながら、廊下を歩いていた


イベント、行動安価
安価↓1
807 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 01:06:51.82 ID:AYEgga6ao

選択肢追加

1、イベント判定
2、提督と食べ物について話をする
3、速吸に提督の好みをリサーチする
4、自由安価

安価↓1
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 01:09:20.16 ID:YN5H/t0Ko
温かい飲み物(ホットミルク)を用意して2
809 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 01:11:02.18 ID:AYEgga6ao

>>808採用:2


と、いう所で今日の更新はここまでです

−補正をものともしない雪風のリアルラックが怖い
雪風が作った料理はなんか甘そうという勝手なイメージ

ではでは、お付き合いいただきありがとうございました
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 01:11:33.78 ID:WFLFIZgHo
おつー
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 01:12:45.90 ID:YN5H/t0Ko
乙です
812 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/18(月) 21:28:07.26 ID:AYEgga6ao

今日の更新はお休みです
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 21:29:32.24 ID:DpG8eHLdO
らじゃ
814 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 20:48:02.49 ID:p1PPyc1qo

そろそろ再開のお時間です
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 20:57:45.84 ID:WyB+IuiVo
ふむん
816 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 21:00:43.46 ID:p1PPyc1qo

妙高「失礼します」

提督の部屋にお邪魔すると、提督は熱心に折り紙を折っていた

妙高「あら、よっぽど気に入って下さったんですね」

提督「そう…ですね、はい。多分楽しんでいます」

提督「それで、どんな用件で?」

妙高「いえ、ちょっとお話しようと思って。ホットミルク、お嫌いではないですか?」

提督「そんなことありません。ありがとうございます」

畳の上に座り、提督と向かい合って話をする

妙高「今日のお夕飯、どうでした?」

提督「えっと、とても美味しかったです」

妙高「そうですか。あれ、雪風さんが作ったんですよ。とてもお上手でした」

提督「そうだったんですね。すごいな…」

妙高「提督はお料理をしたことありますか?」

提督「俺は…全然。やってみたことも無いです」

妙高が予想していた通り、提督はやはり料理に対する関心は薄そうだ
817 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 21:08:59.91 ID:p1PPyc1qo

妙高「提督さん、お食事に無関心なんですね」

提督「ええと…はい。必要だから、しているだけで」

妙高「折角私や雪風さんが心を込めて作っているのに、ちょっと悲しいです」

提督「ええっ?えっと…ああ、有り難いとはいつも思っています…よ?」

冗談の意味合いで、悲しげに目を伏せたのが提督は本気に受け止めてしまったようで
慰めの言葉を何とか取り繕っていた

表情の変わらない中での提督の動揺や焦りを、妙高は感じ取り、少し意地悪したい気分になった

妙高「でも、嬉しくはないんですよね?」

提督「そんな、そんな。嬉しいです」

妙高「美味しいですか?好きですか?」

提督「美味しい…と思います多分。好き…かはちょっと分からないです」

妙高「ふぅ…提督は本当に食に無関心ですね。いつも皆が夕飯を届けるようになったのは、提督は放っておくと何も食べないからなんですよ」

提督「ご、ごめんなさい…」

提督は顔を伏せ、多分とても困っている
少し意地悪し過ぎたかなと、妙高はそれくらいにしておくことにした
818 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 21:12:20.67 ID:p1PPyc1qo

妙高「提督ってアレルギーとかは無いですよね?」

提督「はい、ありません。いたって健康体です」

妙高「それなら、そういうのを抜きにして、食べられないな。食べたくないな。って思う食べ物はあります?」

提督「ええっと…」


提督の好き嫌い判定
4以下である
無関心 +2

直下コンマ
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 21:13:45.53 ID:WyB+IuiVo
820 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 21:20:23.94 ID:p1PPyc1qo

コンマ判定:3+2 無し

提督「………やっぱり、特に思い浮かばないです」

妙高「納豆とか、らっきょうとか癖のある食べ物も平気ですか?」

提督「はい」

妙高「ですよね…提督、食べ物を残したことは無いですから」

提督「あの…それは、駄目な事ですか?」

妙高「いえいえ!それ自体は良い事なんですよ!でも、提督の好みが知りたいと思っていたので…」

妙高「それなら、好きな食べ物はありますか?」

妙高「これが出てきたら嬉しいとか、迷ったらついこれを選んでしまうとか、思い出深い食べ物とか」

妙高「そんな食べ物、ありませんか?」

提督「…う〜ん……」


提督の好き嫌い判定
5以下である
無関心 +2

直下コンマ
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 21:30:21.96 ID:NAGfGJz3o
822 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 21:42:44.03 ID:p1PPyc1qo

コンマ判定:6+2 無い


提督「…やっぱり思い浮かばないです」

妙高「そうですか……」

今朝にも一度聞いた質問だったが、こうして時間を取って話してみてもやはり提督から好みの情報は得られなかった
この人の人間性の希薄さを再確認する形になってしまった

しかし、折り紙の時のように情熱を持ち合わせていないわけではない

どうにか工夫をすれば、興味を持ってもらえるのではないだろうか?
そう妙高は考えた


妙高「あの提督…」


発言安価
1、どうしてそこまで自分に興味がないのか聞いてみた
2、料理や食事の関心を高めてもらおうと言った
3、自由安価

安価↓1
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 21:45:23.89 ID:2iCuRY4CO
2
824 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 21:53:36.38 ID:p1PPyc1qo

>>823採用:2



妙高「提督に、もっと料理や食事の事に関心を持ってもらいたいです」

提督「はあ…」

妙高「普通、好きな食べ物の一つや二つ。また食べたいと思った料理の思い出があったりするはずなんです」

妙高「提督は思い浮かばないと言いましたが、これからはその事を知って貰いたいです」

提督「…それは、必要な事?」

妙高「はい!知らないままで居るなんてもったいないですよ!」

提督「…そっか、そう言うなら。そうなんだろうね」

言い方を工夫したおかげか、提督は少し興味を持ったようだった

しかし、妙高にとって本当の問題はここからだった
どういった方向性で興味を持ってもらいましょうか?

1、料理を作ってみる
2、色んなものを食べてみる
3、自由安価

安価↓1
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 21:56:05.96 ID:WyB+IuiVo
一緒に料理をする
826 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:01:53.18 ID:p1PPyc1qo

>>825採用:3、一緒に料理する


提督「それで俺は、どんなことをするんですか?」

妙高「やはり、実際に作ってもらうのが一番だと思います」

妙高「ですので、今度…明日の夕飯は一緒に作ってみましょう」

提督「分かりました。頑張ってみます」

提督の眼には僅かだが光が灯ったように見えた
あの時、折り紙の事を知りたいと言ったときのような光が


それからも、提督の好みの食べ物について話をした

どうにもこうにも記憶が無く、どんな食べ物をいつ食べたという事が一切出てこなかった
これは提督の記憶力の問題ではなく、興味の問題だろう

何処までも自己が希薄な提督の事に危うさを感じながらも
それだからこそ、大切にしたいという母性が湧いて来るのもまた事実であった


827 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:02:27.30 ID:p1PPyc1qo

視点選択


1、提督
2、能代
3、速吸
4、霧島
5、雪風
×、妙高

安価↓1
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 22:04:14.16 ID:MMzpfHHqO
829 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:12:03.96 ID:p1PPyc1qo

>>828採用:5


今日は一念発起して、妙高さんの代わりに司令官に料理を作ってあげました

料理をする経験はあんまりなかったですけど、勉強だけはいっぱいしてきました!
ですので、味は自分が満足できるくらい美味しくできました

正直に言って自信作です!

そう、自信作だったんです…が

提督「後で食べるから、そこに置いておいてください」

司令のクールさに、今回ばかりはしょんぼりとしてしまいます
でも、自分が作ったからと言って食べてもらうのは、何だか音を押し売りしているみたいでとても言い出せませんでした

それでもちょっと悲しくて

雪風「あの、食べないんですか?」

そんな事を言ってしまいました
司令官さんはそんな私を見て、進めていた作業を止めてしまいます
830 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:20:24.73 ID:p1PPyc1qo

提督「…では、いただきます」

私の事を気遣ってくれたんでしょうか?
司令官は私の料理を食べてくれました

私はドキドキしながらその表情の変化を待っていたんですが…

提督「………」

一向に表情は変化しません
いつもと全く同じ顔です

もしかして美味しいと思っていたのは自分のうぬぼれだったんでしょうか?
もしかして雪風の舌は馬鹿になっているんでしょうか?

そんな不安ばかりが沸き上がり、提督に聞いてみます

雪風「…美味しく、ないですか?」

提督「いえ、はい。あの、普通にいつも通り美味しいですよ」

司令官は気遣ったつもりでそう言ったのかもしれません
私にとってその言葉は、ちょっと…いえ結構ショックでした

いつも美味しいものを食べているのかもしれません、やっぱり雪風の腕に問題があったのかもしれません

なんにせよ、私は『いつもと違うな』そんな感想を待っていました

私は虚しい気持ちで、司令官の部屋を出ました


雪風「…しれぇ…どんな時に笑ったり喜んだりするんでしょう…」

ずっと観察してきた中で一度も見ていないその表情
それを引き出す方法を、悶々と考えていました
831 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:23:27.81 ID:p1PPyc1qo

三日目終了

提督
年齢の割に酷く落ち着き払った、物静かで大人しい素直な少年
非常に勤勉であり、知らないことを知ろうとする意欲が強い
能代に指摘された部分を直そうと努力を始めた
(裏)
何処までもからっぽで中身の無い少年
自分に対しての興味が全くない。しかし、妙高からの指摘により自分の事を意識し始めた


能代
阿賀野型の生真面目でしっかりした方
提督に対してどうにも強い苦手意識がある
(裏)
苦手だった提督の事に、他の艦娘の言葉を通してみて興味が湧いた


速吸
頑張り屋さんなこの鎮守府の初期艦
色々と普通ではない提督に対し、どうにか理解してあげようと親しみを持って接している


霧島
金剛型の知的なようで結局物理で解決する方
表情が硬い提督の事を、大変そうな生き方をしていると思っている
提督の心にも緩みがあることを知ることができた


雪風
陽炎型の幸運と言えばで連想される方
提督の事を深く敬っており、畏敬の念を抱いていると言っても過言ではない
(裏)
同じことをする能代に、ほんの少し対抗心を燃やしている
司令官の気持ちを動かせないことに悔しさを覚えた


妙高
妙高型の一番艦。世話焼きでお母さん的な役回りが多い苦労性
提督の事を神格化しているほど、深く敬愛している
(裏)
提督の人間性の無さを察し、少しでも人間らしい感情を教えてあげようとし始めた
832 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:25:59.03 ID:p1PPyc1qo

3回連続で夜の視点選択で雪風だったので、四日目の操作キャラは他の娘に譲っていただきます


四日目開始です

1、提督
2、能代
3、速吸
4、霧島
×、雪風
×、妙高

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 22:26:20.74 ID:NAGfGJz3o
3
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 22:27:32.67 ID:pc7A8nil0
2
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 22:27:39.40 ID:WyB+IuiVo
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 22:27:43.49 ID:W0p9f8nvo
837 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:34:25.10 ID:p1PPyc1qo

>>833採用:3、速吸

寝ぼけ眼を擦り、起き上がる

多分今は恥ずかしくって、人には見せられないようなだらしのない顔をしています
顔を洗って目を覚まさせ、歯磨きもすれば朝の準備は完了です!

だらしのない気持ちは抜けきり、シャキッとしたいつもの私に帰ってきました

そして、そのまま私は朝食の為に食堂に向かいました


ご飯を一緒に食べる人
人物指定
安価↓1
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 22:36:44.21 ID:alYd9+kyO
妙高
839 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:46:40.48 ID:p1PPyc1qo

速吸「提督さん!おはようございます!」

提督「はい、速吸さん。おはようございます」

提督さんへの挨拶も欠かさずに、私は早々に席に座りました

食事をしていると…

妙高「相席、いいですか?」

速吸「あ、はい!どうぞどうぞ」

妙高さんがやってきました
何処かその表情は、浮かないモノでした

聞くかどうか迷っていると、妙高さんから話を振ってきました

妙高「ちょっと、提督の事で相談事があるんです」

速吸「あ、はい。私に答えられることなら、何でもおっしゃってください!」

どうやら妙高さんは提督さんの事で考え事をしていたようです
840 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 22:52:25.88 ID:p1PPyc1qo

妙高「アナタ、提督の表情の変化が分かるって言ってましたよね?」

速吸「ああ〜…はい。それなりに分かると思います」

速吸「変化が微々たるものなだけで、提督さんはいっぱい感情が動いていますよ!」

……多分と後ろにはつくんですけど
でも、感情が動いているのは本当だと思います

妙高「提督が喜んでいるときの顔って分かるかしら?」

速吸「喜んでる時ですか?」

自分の中で思い出してみても、いくつか場面が思い当たる

速吸「…そうですね、分かりますよ」

妙高「本当に?それなら、どんな時に喜んでるか教えてもらえませんか?」

速吸「いいですよ。例えば……」


1、縁側で一緒にお茶を飲んで和んでいるとき
2、能代さんと話しているとき
3、自由安価

安価↓1
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 22:53:22.70 ID:pc7A8nil0
2
842 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 23:04:14.01 ID:p1PPyc1qo

>>841採用:2


速吸「最近だと、能代さんとお話しているときとか」

妙高「え?能代さんと?」

速吸「はい!ちょっと、気になっているらしいんですよ!あ…あんまり噂をしちゃ駄目ですね」

妙高「ちょ、ちょっと待って。それって…恋って事なの?」

速吸「定かではないですし、提督さんも気づいていませんが、私の眼が確かならそうだと思うんです」

妙高「そんな事って…」

妙高さんは言葉を失うほど驚いています
正直、私もそれくらいには驚きでした

ですが、あの時のあのボンヤリと火照った眼差しは本当だと信じるに十分すぎます

妙高「ああ、ごめんなさい。ちょっと驚いちゃって、本題を忘れかけてました」

妙高「提督がご飯を食べてるとき、喜んでるって顔するかしら?」

速吸「ご飯を食べてる時ですか……」


思い出判定
4以上で有る
無関心 −1

直下コンマ
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 23:05:41.59 ID:WyB+IuiVo
844 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 23:15:28.89 ID:p1PPyc1qo

コンマ判定:9−1 思い当たる


速吸「あ〜…あ〜!ありますよ」

グルグルと提督の事を想い返し、思い当たる思い出があった

妙高「本当に!?」

妙高さんは大きく体を乗り出して、興味津々と言ったご様子です

妙高「あ、ごめんなさい。ちょっと興奮してしまいました」

妙高「それで、どんな料理に喜んでいたんですか?」

妙高「その事が今どうしても知りたくって」

速吸「あれは……」


提督が喜んでいた食べ物

1、着任したてくらいの頃、一緒に食べた素麺
2、体調を崩していた時に作ってあげたおうどん
3、祝勝祝いのお鍋
4、自由安価

安価↓1
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 23:16:42.60 ID:PDcgyrBxO
1
846 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 23:30:45.04 ID:p1PPyc1qo

>>845採用:1

速吸「お素麺です」

妙高「そ、そうめん?…確か暖かい食べ物が好きだって聞いたんですけど……」

妙高「そのお素麺って、どんなものだったんですか?」

速吸「あれは、私と提督が着任したての頃でした」

速吸「今では考えられなくらい見窄らしいこの場所で、お給金だって全然今とは違ってました」

速吸「空調設備もまともに整っていなかったので、納涼のためにって私がお素麺を湯がいてあげたんです」

速吸「提督さんのあの自室で、二人で食べました」

速吸「薬味は確か…ネギと生姜とキュウリとノリ。それくらいでした」

速吸「あの頃は全然提督さんの事が分からなくって、なんとか距離を縮めたいって思いもあったんです」

速吸「そんな時に、あの素麺を一緒に食べて初めて提督さんの表情の変化に気付けたんです」

速吸「間違いなく、喜んでいましたよ。嬉しかったなぁ…提督さんが笑ってるって気づいたとき」

すっかり記憶の奥にしまい込んでいましたが、今でも鮮明に思い出せました
提督のあの小さな笑みと、『俺だって、笑います』と言った子供らしい拗ねた感情の言葉

今思えば、あの日から提督さんとの関係がうまくいき始めたと思えます
847 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 23:37:25.05 ID:p1PPyc1qo

妙高「……それを再現するのは、難しそうですね」

速吸「そうですか?簡単なものでしたよ」

妙高「それは多分、その時その瞬間だからこそのモノでしょうから」

速吸「…そう…なんでしょうか…」

私はそれほどピンときませんでしたが、そう言われるとそんな気もしてきます


速吸「提督さんに作ってあげる料理の事で悩んでいたんですか?」

妙高「ええ、それもありますけど。今日は提督と一緒に作る予定だったんです」

妙高「だから、好きなものがあればそれをと思ったんですけど。ちょっと難しそうです」

速吸「ああ、そうだったんですね…。あんまり力に慣れなくてすみません」

妙高「いいんですよ。それに、とってもいい話も聞けましたから」

速吸「あはは…懐かしいですね」

昔の事を話しながら、妙高さんと食事をしました
848 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 23:44:53.05 ID:p1PPyc1qo

妙高さんと昔の話をしてから、思い出が次から次へと思い浮かんできました

昔は提督さんと二人きりだったので、いろんなことを一緒にしました
あんな事やこんな事…もう遠い昔みたいです

今では、色んな人の眼がありますから、でき無さそうなことだってありました

それをもう一度と思う私と
さすがにもう恥ずかしいよと思う二人の私が居ました

速吸「そう言えば最近、昔みたいに提督さんの遊んでません」

速吸「もうしっかりとした信頼関係を築けているから不要、って言えばそれまでなんですけど…」

今の速吸は何だか昔に浸りたい気分でした



イベント、行動安価
安価↓1
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 23:48:44.95 ID:NAGfGJz3o
提督の所へ突撃
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 23:52:29.20 ID:B30SAX0pO
上+提督と妙高の親しげな会話
851 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/19(火) 23:57:18.48 ID:p1PPyc1qo

>>849採用:


速吸「提督さん!!」

居てもたってもいられず、提督さんの部屋に突撃しました

提督「速吸さん。どうかしましたか?お急ぎの用件ですか?」

提督さんはちょっと驚き、いつもの調子で真面目に返事をします

しかし、要件と言われても何かをしようと目的があってここに来たのではありません
此処に来ることが目的だったので、言葉が続きませんでした

提督「速吸さん?」

提督さんは不思議そうに首を傾げています

速吸「えっと……」

来てしまったものは仕方ありません
どうしましょうか?


1、お茶を淹れて昔話に浸る
2、昔のように遊びに誘う
3、自由安価

安価↓1
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 23:59:38.85 ID:WyB+IuiVo
853 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/20(水) 00:11:52.45 ID:qu4P9Bfvo

>>852採用:1


速吸「何だか昔話をしたい気分で…お邪魔でしたか?」

提督「いえ、暇を持て余していたところです。付き合うよ」

そういう提督の手元には、折り紙がありました
何時の間にこんな趣味が出来たのでしょう?

速吸「じゃあお茶淹れてきますね!」

少し気になりながらも、私はお話の準備をしに行きました


縁側に腰かけて、生ぬるい風を感じながら冷たいお茶を飲みます
今にも夏本番というような照り付ける日差しに、目を細めてしまいます

速吸「…着任したての頃も、丁度夏前でしたね」

提督「そう…ですね」

速吸「思い出すなぁ……」


思い出のピース(風呂、鏡、言いたかった事。など適当な言葉を打ち込んでください。纏めていい感じの昔ばなしにします)
安価↓3までを混ぜ混ぜ

854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 00:14:57.49 ID:ZKKzkFNNO
かつては小破撤退が信条
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 00:15:36.60 ID:km6bCVhqo
大破
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 00:16:02.87 ID:/lUAZRMvo
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 00:16:57.74 ID:7wdOBOqfo
五右衛門風呂
858 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/20(水) 00:30:25.08 ID:qu4P9Bfvo

>>854-856採用:


速吸「昔は私だけだったから、他陣営の補給任務が主でしたよね」

提督「それで、ごくたまに単騎で深海の敵に挑むこともありました」

速吸「あははは、今思えば無謀ですね」

速吸「それに昔は、小破撤退が信条でなかなか前へ進めず困ってましたよね」

速吸「……それなのに一度、大破して怖い思いをしたのを覚えてます」

提督「…俺も、忘れられないよ」

提督「補給任務達成後の帰り、でしたよね?」

速吸「はい。私が油断していたんですけど、その日は目の前すらおぼつかないくらい激しい雨でした」

速吸「今思えば、無事に撤退できたのは幸運だったかもしれませんね」

速吸「本当に…怖かった…」

その光景を思い出し、背筋がゾッと冷えた
本当に、その時ばかりは沈んでしまう事ばかり頭を巡っていました
859 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/20(水) 00:42:30.59 ID:qu4P9Bfvo

速吸「でも、提督さんの声が届いたとき本当にホッとしました」

速吸「今思えば、提督さんがあんなに大声を出したの、あれ以来ないんじゃないですか?」

提督「そうでしょうか?…そう……そうですね」

速吸「うふふっ、その時この提督さんも大声出るんだって、場違いなこと考えちゃってました」

速吸「でも…嬉しかったな、提督さんが凄く心配してくれて」

提督「そんな、俺はいつも心配でしたよ。速吸さんが無事であるようにとずっとずっと祈ってました」

提督「でも、傷ついた速吸さんの姿に…とても不甲斐ない気持ちになりました。もっともっと自分に能力があればと」

速吸「いえいえ、アレは仕方ないですって」

提督「そう思わずにはいられなかった。それほど、大切でしたから」

そう言ってくれた提督の言葉に、ほんの少しドキリとしました
心なしかそう言った横顔は、いつもよりも凛々しく見えていました

提督「あれ以来、どれだけ時間がかかっても安全を第一として、絶対に大破させない事を信条としてきました」

提督「今では…そうですね、あの頃の自分に誇れるほどにはなれていると思うんですが」

速吸「えへへ、バッチリですよ!もう完璧です!」

提督「速吸さんにそう言ってもらえる事が、何より嬉しいです」

提督さんは私に、小さく笑いかけてくれました
860 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/20(水) 00:49:00.65 ID:qu4P9Bfvo

速吸「そうそう、あの時の提督さんの顔、真っ青でした」

速吸「声も震えてて、今では考えられませんね」

提督「そうですか?俺は…それなりに情緒がある方だと…」

速吸「あるのかもしれませんけど、表情になって変化したのはあれくらいですよ」

提督「…そんなに表情硬いですかね…」

提督さんは不満げに顔をグニグニと揉んでいます

速吸「ふふふ、私には分かるからいいですけど」

提督「ううん…やっぱり、直すべきですよね」

速吸「そう言えば提督さんって、泣く事あるんですか?」

提督「ある…と、思う…けど…」

提督の返事は歯切れが悪い
きっと、自信がないからでしょう

私はそこで、ちょっと意地悪な事を聞いてみました

速吸「もし私が沈んでしまったとして、提督さんは泣いてくれますか?」

提督「……」


提督の感情判定
0ほど動揺、9ほど不動

直下コンマ
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 00:49:23.63 ID:km6bCVhqo
862 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/20(水) 00:59:50.39 ID:qu4P9Bfvo

コンマ判定:3 動揺


提督「…もし本当にそうなってしまったら、自分の不甲斐なさに泣いてしまうと思います」

そういった提督の表情は、きっと私でなくとも分かるくらい悲しい表情をしていました
私の何気ない意地悪が、提督の心を揺らしてしまいました

場違いな感想かもしれませんが、その事が嬉しかったんです

それほど信頼してくれている
それほどに、提督と自分の間に信頼関係が成り立っている
切りたくないと、切れて欲しくないと思えるほどの絆があると実感できたんですから

速吸「でもでも、提督さんが指揮している以上速吸は沈んだりなんてしませんよ!」

速吸「昔と違って、頼りになる仲間がたくさん居ますから!寧ろ私、置いてかれないか心配だったり」

提督「そんな心配しなくとも、速吸さんには唯一無二の個性があるから、今後も大いに活躍してもらうつもりです」

提督「俺も…昔とは、違いますから。絶対に大丈夫…」

速吸「ですよね!えへへ…」

提督にしては珍しい自信のこもった言葉に、とっても嬉しくなりました
それからも、昔話に大いに花を咲かせました
863 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/20(水) 01:00:54.96 ID:qu4P9Bfvo

と、いう所で今日の更新はここまでです

初期艦はズルいポジションですよね
書きやすいうえに、色々と美味しいです

ではでは、お付き合いいただきありがとうございました
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 01:09:51.14 ID:km6bCVhqo
おつおつ
今回はだれが抜け出すのかまだ分からんな
865 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/20(水) 20:41:36.17 ID:qu4P9Bfvo

今日の更新はお休みです
来週はとてつもなく大変なので更新が疎らになると思われます
866 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 21:16:27.78 ID:hJmwnUy6o

そろそろ再開のお時間です
867 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 21:28:54.62 ID:hJmwnUy6o

随分と長い間話し込み、いつの間にか夕方になってしまいました
提督さんは妙高さんに連れられて、調理場に行ってしまいました

提督と久しぶりに、こんなに楽しい時間を過ごして私はとても満足でした

速吸「提督さんも、いっぱい昔の事を覚えてくれてた…」

思い起こしたのは提督の凛々しい横顔

速吸「ふふふっ、ふんわりした人ですけど、ああやってカッコイイ顔つきにもなるんですね」

言った言葉の補正もあるかもしれません
あの言葉にはちょっとドキッとしちゃいましたし

ずっとこの提督の部屋には居られないと、速吸は立ち上がる

速吸「提督さんも取られちゃったし、これからどうしましょう?」


イベント、行動安価
安価↓1
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 21:31:43.63 ID:KBWDgJB6O
落ち込んでいる雪風を見かける
869 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 21:43:35.31 ID:hJmwnUy6o

>>868採用:


提督の部屋を後にし、少し調理場の様子でも見に行こうと思い、歩みを進めます

その道すがら、雪風さんを見かけました
私とは反対方向、つまりは調理場からです

元気に走り回っているイメージがある雪風さんですが、どうしてか落ち込んでいる様子です
どうしたんでしょうか?

私は心配になって声をかけました

速吸「雪風さん。大丈夫?具合が悪いですか?」

自分なりにお姉さんっぽく接してみます

雪風「あ、速吸さん。体は大丈夫です…」

そう言って、顔をしゅんとさせてしまいます
どうやら精神的に落ち込んでいるようです

速吸「悩みがあるなら、相談に乗りますよ?」

雪風「………あの」

雪風さんは少し躊躇いを見せましたが、どうやら打ち明けてくれるようです
870 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 21:50:20.42 ID:hJmwnUy6o

雪風「どうしたら、しれぇの笑顔が見れるんでしょう?」

速吸「笑顔…ですか?」

そんな相談を持ち掛けられても、速吸には容易くその姿が思い浮かべられた

速吸「提督さんも、嬉しいときは普通に笑いますよ」

雪風「じゃあじゃあ!どんな時が嬉しいんですか?」

雪風「雪風、司令の事をもっと知ろうと思ってずっと見てたんですけど、全然笑わなくって…」

雪風「私から声をかけたことだってあります。でも、やっぱり全然表情が変わらなくって…」

つまるところ、雪風さんは提督さんの気を惹きたいようです

提督さんとしてはいつも通り普通に接しているはずですけど、あの些細な表情の変化を分からないのも無理有りません
多分、普通に喜んだり笑ったりだってしているはずです

……なんて言ってあげましょうか?


1、心配しなくても、提督さんの表情が分かりにくいだけでたくさん笑いかけてくれていますよ。と慰める
2、提督さんが絶対に喜ぶようなことを教えてあげる
3、自由安価

安価↓1
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 21:51:20.45 ID:Ij3gQU5Wo
872 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 21:58:54.24 ID:hJmwnUy6o

>>871採用:2


速吸「よ〜し、じゃあ雪風さんに提督が絶対に喜ぶことを教えてあげます!」

雪風「本当ですか!?」

その一言に、雪風さんの顔がぱあっと明るくなります
うんうん、そっちの方が雪風さんらしいです

雪風「どんな事をすればいいんですか?雪風、何でも頑張ります!」

速吸「提督さんが絶対に喜ぶこと、それは……」


1、この前読みたがっていた本をプレゼント
2、映画を一緒に見る
3、水族館に一緒に行く
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用


873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 21:59:14.69 ID:J9i+0eRso
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 21:59:24.81 ID:PiqOBb+pO
3
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 21:59:33.05 ID:m75RuSQeO
876 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 22:10:07.78 ID:hJmwnUy6o

>>874採用:3


速吸「水族館に行くといいですよ!」

速吸「提督さん、あの場所大好きなんです」

雪風「そうなんですか?」

速吸「はい!間違いないですよ!私も何度も一緒に行きましたから」

速吸「最近は全然ですけど…」

これもまた、昔の思い出語りの時に思い出したことだ
提督さん、意外にも男の子みたいに鮫が大好きなんですよね
普段は枯れてるのに…

提督さんの息抜きにもなるだろうと、雪風さんにその事を教えてあげました

速吸「今は仕事も全然なくって、提督さんもお暇でしょうから。誘ってあげてください」

雪風「…」


雪風感情判定
4以下で……5以上で感謝
子供 +2

直下コンマ
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 22:10:25.92 ID:imRWhCVgo
ぽい
878 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 22:19:57.37 ID:hJmwnUy6o

コンマ判定:2+2 疑問


雪風「速吸さんは、司令と何度も行ったんですか?」

速吸「はい!昔の話ですけど」

雪風「…それって、でーと?ですか?」

速吸「で、でで…デート!?いやいやいやそんな!全然です!!」

思いもよらぬ指摘をされて大慌てで否定します
どうしてか顔も真っ赤です


雪風「でも、他の人にも分からない司令の事、速吸さんだけは知ってます」

速吸「そ、それは他の皆さんとは付き合いの長さが違うだけですよ!」

雪風「司令官が喜んでるところ、知ってるのって他に居るんですか?」

速吸「ええ?それは……いる…あれ?」

今朝、妙高さんとの会話を思い出す
あれだけ熱心に提督さんの世話を焼きたがる妙高さんも、提督さんが好きなモノが分からないと相談してきました
私は少し思い返すだけで、喜んで食べていたモノを簡単に思い浮かびました
879 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 22:30:06.36 ID:hJmwnUy6o

速吸「あ、あれ…?…居ないん…でしょうか?」

私も提督さんの事を完璧に分かっているとは言えません
ですが、他の方達よりは理解しているという自信はあります

私、速吸が一番長い付き合いですけど、それに負けないくらい長い付き合いの人も居ます

ですが、提督さんの表情の違いをちゃんと理解できて居る人
どれくらい居るんでしょうか?
どれだけの人が、提督さんの感情を知ってるんでしょう?

もしかして…速吸だけ?

速吸「いやいやいや!そんな事…無い…筈です」

自分で自分にツッコミを入れてしまいます
そもそも、自分がこうして提督さんの事を理解しようと努めているのは、誰も提督さんの事を理解してあげられていないからで
だったら自ずと答えは見えてくるわけで…

速吸「は、話を戻しましょう!水族館に一緒に遊びに行きましたけど、デートとかじゃないですよ!はい!」

速吸「ただ、一緒に遊びに行っているだけです!」

そう否定はしたものの、実際はどうなんでしょうか?
私はそんな事を意識していなかっただけで、提督さんや他の人たちはそう見えてたりしたんでしょうか?
880 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 22:35:21.97 ID:hJmwnUy6o

雪風「速吸さんは、提督の事どう思ってるんですか?」

速吸「えええっ!?」

あまりに直球過ぎる質問に、私は本当に混乱してしまっています

速吸「ど、どど…どうって…」

提督さんなら、特に迷うことなく私の事を大切だと言ってくれると思います
なら私も、それでいいんじゃないでしょうか?

好き…っていうと気恥ずかしいですけど、大切な人なのは事実ですし

……でも、実際のところ私は…私の想いは…


1、大切な人だと、提督の言葉を借りて言う
2、支えてあげないとなって思ってます
3、言葉に詰まり、誤魔化してしまう
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 22:37:13.84 ID:ckHKaI/7O
2+私がいないと駄目だな、って。
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 22:38:57.94 ID:3X3T4ZoxO
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 22:41:10.34 ID:XC1gEGH1O
1
884 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 22:48:29.84 ID:hJmwnUy6o

>>882採用:3


大切な人だって言っておこう
そう決めたはずなんですが…

速吸「……っ…」

どうしてか、言葉に詰まってしまいます
何も迷うことは無い事実の筈なんですが

雪風「あの…」

速吸「ま、まあいいじゃないですか速吸の事なんて!」

速吸「雪風さんの悩みは解決しましたし、今度提督さんを誘ってあげてください!」

速吸「絶対に喜んでくれますよ!」

強引に話を打ち切って、雪風さんの背中を押します
こんな時は、平気で言葉が出てきます

雪風さんも、ちょっと納得いっていないようでしたが、それ以上追及はしてきませんでした

私は『あ!忘れてた!洗濯物!』なんて適当な嘘をつき、その場を逃げるように駆けて行きました
885 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 22:55:52.28 ID:hJmwnUy6o

速吸「……う〜ん…」

私はあれからずっと、うんうんと唸っています
する予定の無い洗濯物をして、あんな晴れていた日の夜に洗濯物を部屋干ししています

普段の私からじゃ、絶対に考えられません
どうしてこんなことしているんでしょうか?

なんて、気を紛らわせるために決まっています

雪風さんのあの質問にどうして答えられなかったんでしょうか?

速吸「謎です…謎すぎます…」

言う事も決めていたのに、言葉が出ませんでした
嘘を言おうとしたわけでもないのに、どうしてこんな…もやっとした気持ちなんでしょうか?

そんな事を考えてるうちにも、洗濯物を干し終わりました

速吸「…あまり、考えすぎても仕方ないですよね」

私は別の事をすることにしました


1、イベント判定
2、イベント、行動安価

安価↓1
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 22:56:46.95 ID:lAIqxS8aO
887 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 23:00:15.89 ID:hJmwnUy6o

>>886採用:1


1−3 遅い夕ご飯
4−6 能代の話
7−9 ドアをノックする音

直下コンマ
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 23:00:32.38 ID:J9i+0eRso
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 23:00:58.75 ID:XRxXYEd3o
890 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 23:07:55.22 ID:hJmwnUy6o

コンマ判定:8 ドアをノックする音


コンコン

と扉をノックされます

そろそろお夕飯を、と思っていた時にこの来客です
どなたでしょうか?

速吸「は〜い、どうぞ!」

私の返事に反応して、扉が開かれました
ノックした人は、なんと提督さんでした

速吸「どうしたんですか…って」

提督の姿を見れば、何の用事なのか一目でわかりました

提督「あの、まだ食べてないなら…いる?」


提督さんは、お盆を持っていて、その上にはやや不格好な定食が乗せられていました
891 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 23:14:17.15 ID:hJmwnUy6o

速吸「と、とにかくお盆置きましょうか!」

提督からお盆を受け取り、机の上に置きます

提督「えっと、夕飯…まだ食べてないですか?」

速吸「あ、はい!丁度今から頂こうと思ってたんです!」

提督「そっか…一安心」

提督さんは妙高さんと料理を作っていたはずです
どうして私に料理を持ってきたのでしょうか?

提督「あ、これ…さっき妙高さんと一緒に作ったんです」

此方が質問する前に説明を始めてくれました

提督「俺は、もう食べた。からその…残り?妙高さんは、大本命って言ってたけど」

提督「意味、分かる?」

速吸「え?いや…ちょっと分かりません」

提督「そっか。えっと、料理を作る時は、作る相手の事を考えてって言われて」

提督「大切な誰かにって、妙高さんに言われたんです」

提督「だから、ちょっと迷ったけど。速吸にあげようと思った」

提督「俺、何でも食べるから、味とか全然保証できないんだけど。妙高さんも一緒に居たし、多分…大丈夫です」

提督は、そう説明しました
892 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 23:22:03.60 ID:hJmwnUy6o

その説明を受けて、妙高さんの言っていたことを理解してしまいました

恐らくです
恐らく妙高さんは、『提督の恋の為に』と思っていたんじゃないでしょうか?

今朝がた、提督が恋をしているみたいという話をしたばかりですし
だからつまり、妙高さんは料理自体というより、料理をするという過程を通じて提督自身の気持ちを自覚させてあげようと思ったんじゃないでしょうか?

つまり、これは本来能代さんに振る舞われるべきだったんじゃないでしょうか?

ですが提督は、大切な人…料理を作ってあげたいと思った人に私を選んでしまいました

と、いう事はこれは手違いなんです
私が受け取ってもいいんでしょうか?

それとも提督さんは、本当に私を…

そこまで考えて首を振る
そんなまさかと思い直します

ここでまた、あの雪風さんの疑問がぶり返してきます

提督「…速吸?要らなかった…ですか?それとも、嫌い…でした?」

速吸「え?あ!そんな、ありがとうございます!えっと…いただきますね!」

私はとりあえず、目の前の物にありつくことにしました
お腹も減っていましたし!
893 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 23:29:39.89 ID:hJmwnUy6o

提督「それ、何か…分かる?」

速吸「…生姜焼きじゃないんですか?」

どう見ても生姜焼きの姿のおかずに何か分かるかと言われ、私は身構えてしまいます

提督「そっか、分かるんですね。良かった」

どうやら生姜焼きであっていたようです
どうやらあの質問は、提督さんの自信の無さからだったようです

提督「えっと、そのお肉は大丈夫だと思うんですけど。千切りキャベツが…」

そう言われ千切りキャベツに箸を通します
不格好な持ち上げると、面白いようにつながっていたり、大きかったりしています

提督「全然うまくできなくて…ごめんなさい」

提督「あ、でも。俺が食べたのより、全然イイ感じです」

何て、ちょっと嬉しそうに言う提督さんに思わず吹き出してしまいました

提督「あれ?何がおかしいんですか?」

速吸「い、いえ…いえいえ…ふふふっ、十分おかしいですよ」

提督さんは分からないといった様に首を傾げます
そんな様子もまた、おかしくって笑ってしまいました
894 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 23:44:02.83 ID:hJmwnUy6o

提督さんの生姜焼きとお味噌汁は、味は普通にとっても美味しかったです
やはり妙高さんが見ていてくれたからでしょうね

このキャベツを見れば、提督一人だと大変な事になっていたことが容易に想像がつきます
おみそ汁の具の豆腐なんて、提督さんが切ったものと妙高さんが包丁を入れたものが、箸で触っただけでも分かるくらいでした

提督「…美味しいですか?」

速吸「はい!味は大丈夫ですよ!」

提督「そっか。………ちょっと、分かった気がします」

速吸「何がですか?」

提督「料理を持ってきてくださった人が、どうして毎回美味しいか聞くのか、です」

提督「聞かないと不安で、答えを聞くと安心しました」

提督「でも、自分の中で反省点も合って、次は直したいって思います」

提督「そしたら次も、同じ事を聞きたくなると思います」

そういった提督は、新たな事を知った喜びをかみしめていました
私は、提督さんとは違う喜びを感じていると思います

私は…


会話安価
1、次もあるんですかと聞いた
2、どうして大切な人で自分を選んだのか聞いた
3、能代さんじゃなくて良かったんですかと聞いてしまった
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 23:46:03.88 ID:a5sMR3/Io
1
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 23:46:49.62 ID:naxvu322O
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/21(木) 23:47:02.65 ID:GlktELcgO
3
898 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/21(木) 23:59:38.94 ID:hJmwnUy6o

>>895採用:1


速吸「次もあるんですか?」

提督「あ、そうか…」

提督さんは何気なく言った自分の言葉の意味に気付いていなかったようです

提督「…次も、欲しい…ですか?」

速吸「提督さんはどうですか?また作りたいって思いました?」

提督「……自分で食べた時は、あんまり思いませんでした」

提督「でも、こうして速吸さんの言葉を聞いてからは。ダメだった部分を直したいと思いました」

提督「だから、やりたいと思っていると思います」

速吸「じゃあ、お願いしちゃいます!」

提督「分かりました。次は、笑われないように頑張りますね」

どうやら提督さんは笑われたことを、どうしても気にしているようです
そんな姿も可愛くて、また笑ってしまいます

私はそれから、提督さんとちょっとお話をしました
能代さんの事と、自分の事から目を逸らして……
899 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/22(金) 00:00:21.33 ID:G5lxnAago

視点選択

1、提督
2、能代
×、速吸
4、霧島
5、雪風
6、妙高

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 00:01:35.91 ID:A9gifPwFo
4
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 00:01:50.12 ID:WqY33SO0o
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 00:02:00.99 ID:A+QeZXQjo
903 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/22(金) 00:13:37.83 ID:G5lxnAago

>>902採用:6


今日、提督と調理場に立ちました

提督がやる気になるような料理は、どうしても思い浮かびませんでした
ですので、ちょっと趣向を変えてみたんです

提督「…大切な人…ですか?」

妙高「はい。そうすれば、きっといいものが出来上がりますよ」

速吸さんとの会話の中で得た収穫
提督が恋をしているかもしれないという事です

お相手の能代さんにはちょっと妬けてしまいますが、提督の人並みの感情を呼び起せるのなら、それもいいと思ったんです
それに、若いんですから恋の一つや二つ、経験して当然だと思うんです

提督は困りながらも、心を決めたようで一緒に料理を作り始めます

今日の献立は、豆腐の味噌汁と豚の生姜焼き
特に難しい工程の無い、初心者向きな料理です
904 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/22(金) 00:21:25.88 ID:G5lxnAago

初めて見て、提督の新たな一面が色々と見えてきました

折り紙の時は器用に技術を吸収していったのに、包丁捌きはとても危なっかしいものでした
これが、本人の興味の差なのでしょうか?

妙高「これじゃあ千切りじゃなくて、ざく切りですね」

流石の出来栄えに私もちょっと苦笑いになってしまいます

提督「…意外とうまくいかないものですね」

妙高「大切な人が食べると思って、もう一度頑張ってみてください」

提督「…………」

私の発破に提督は、不器用ながらも真剣に包丁を振るいます
最初の内はまだうまくいっていませんでしたが、徐々に上手くでき始めたんです

妙高「まあ、提督。今、いい感じです」

提督「……妙高さんの言った通りですね。不思議です」

自らの上達に、提督自身が一番驚いているようでした
無自覚な恋の為に頑張っている提督を想うと、胸がきゅんとしてしまいます

それ以降も不格好ながらも、何とか何とか最後まで決定的な失敗はせずに済みました
905 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/22(金) 00:28:01.34 ID:G5lxnAago


出来上がったものを提督と二人で食べます

妙高「初めて作ったご自分の料理、如何ですか?」

提督「…普通…です。でも、いつもと違う感じです」

妙高「どんな気持ちですか?」

提督「……上手く説明できないけど、食べ辛い」

硬いキャベツの塊をバリバリと食べながら、提督は言いました
その様子がおかしくって、思わず笑ってしまいます

妙高「ふふふ、それもまた勉強ですよ」

提督「…改めて、皆さんの料理に感謝ですね。今まで、そんな事も知らないで居ました」

そう言った提督の眼は、あの時のように光が灯っていました
新たな事を知れたという事、多分それに喜んでいるんだと思います

何となくですが、そう感じ取れました

906 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/22(金) 00:36:37.12 ID:G5lxnAago

妙高「それじゃあ、大本命を提督の思った大切な人に渡してきてあげてください」

妙高「まだ夕飯には早いですから、今の内ですよ」

提督「分かりました」

用意をしている提督にある質問をしてみました
分かり切っていることだと思っていて、,聞かずにはいられなかったですから

妙高「提督の思っていた大切な人って、誰ですか?」

提督「速吸です」

即座に返された答えに、度肝を抜かれてしまいます

提督「それじゃあ、行って来ます。…あ、今日はありがとうございました」

妙高「え、ええ行ってらっしゃいませ」

私は動揺しながらも提督を送り出しました


妙高「まさか、提督が本当に恋している大切な相手は速吸さんなのでしょうか?」

妙高「それとも、ただ身近な人から選んだだけ…?」

妙高「…納得と言えば納得なんですけれど、あの提督の事ですから…」

妙高は分かり始めた提督の事に、新たな疑問が出来てしまった

ただ一つ分かることは
あの自分の心に鈍感な二人では、きっと大変な事になるだろうと言う事だけです
907 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/22(金) 00:42:52.32 ID:G5lxnAago

提督
年齢の割に酷く落ち着き払った、物静かで大人しい素直な少年
非常に勤勉であり、知らないことを知ろうとする意欲が強い
能代に指摘された部分を直そうと努力を始めた
(裏)
何処までもからっぽで中身の無い少年
自分に対しての興味が全くない。しかし、妙高からの指摘により自分の事を意識し始めた
速吸を大切な人と真っ先に思い浮かべたその真意は……


能代
阿賀野型の生真面目でしっかりした方
提督に対してどうにも強い苦手意識がある
(裏)
苦手だった提督の事に、他の艦娘の言葉を通してみて興味が湧いた


速吸
頑張り屋さんなこの鎮守府の初期艦
色々と普通ではない提督に対し、どうにか理解してあげようと親しみを持って接している
(裏)
提督さんの事を誰よりも理解しているという自信はある
自分の事を考えるたび、目をそらしてしまっている


霧島
金剛型の知的なようで結局物理で解決する方
表情が硬い提督の事を、大変そうな生き方をしていると思っている
提督の心にも緩みがあることを知ることができた


雪風
陽炎型の幸運と言えばで連想される方
提督の事を深く敬っており、畏敬の念を抱いていると言っても過言ではない
(裏)
同じことをする能代に、ほんの少し対抗心を燃やしている
司令官の気持ちを動かせないことに悔しさを覚えた
司令官の事を誰よりも知っている速吸。その速吸の態度に気になることがあった


妙高
妙高型の一番艦。世話焼きでお母さん的な役回りが多い苦労性
提督の事を神格化しているほど、深く敬愛している
(裏)
提督の人間性の無さを察し、少しでも人間らしい感情を教えてあげようとし始めた
908 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/22(金) 00:45:12.34 ID:G5lxnAago

と、いう所で今日の更新はここまでです

速吸と雪風がいい感じにトリガーになって、周りも一緒に動かしてくれてますね
此処から大きく動くんじゃないだろうかと思っております


ではでは、お付き合いいただきありがとうございました
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 00:51:45.34 ID:ZHUM1T6So
おつおつ
さてどうなる
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 13:18:03.97 ID:0aUvPQrgo
能代視点でみてみたい
911 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/22(金) 22:35:53.66 ID:G5lxnAago
うわっちゃあ…
今日更新するつもりだったのに、いつの間にかこんな時間ですね

今日の更新はお休みです
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/22(金) 22:38:28.44 ID:ZHUM1T6So
了解
913 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 20:44:55.82 ID:uZTAsoz5o

そろそろ再開のお時間です
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 20:47:29.64 ID:IASJRPlmo
のんびりー
915 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 20:49:50.95 ID:uZTAsoz5o

操作キャラ選択


1、提督
2、能代
×、速吸
4、霧島
5、雪風
6、妙高

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 20:52:16.96 ID:9O0lL4rAo
4
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 20:57:39.58 ID:XGswCz/UO
1
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 20:58:22.82 ID:GzQJgSm90
2
919 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 21:02:23.84 ID:uZTAsoz5o

>>916採用


霧島は普段の通り目を覚ます
普段と何も変わらない朝だ

霧島(ここ最近は本当に平和ね。ずっとこうだと楽なんだけど)

何て、フラグめいた事を考えながら食堂に向かっていた



一緒に朝食をとる相手
安価↓1

920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 21:02:44.54 ID:l2qCkFjHo
金剛
921 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 21:19:59.85 ID:uZTAsoz5o

金剛お姉さまと一緒に朝食を頂く

金剛「霧島、最近のテートク、ちょっと変わったことをしているッテ聞きマシタ」

霧島「変わったこと…ああ、そうですね」

つい一昨日の表情の変わらない変顔の件や、昨日の妙高さんと料理をしていたことを思い出す

霧島「ええ、なんだか色々頑張ってるみたいです」

金剛「霧島は、テートクが生き辛そうって。worry…心配してマシタ」

霧島「ええ、そうでした」

金剛「今でもその印象はchange、していませんか?」

霧島「う〜ん、依然として表情は硬いままですけど。意外と人間味があるように、今は思ってます」

金剛「そうデスカー!それは良かったデース!」

金剛お姉さまは、私の言葉に安心したような笑顔を見せます
金剛お姉さまは私と違って、提督の事を慕っているようでしたから、少しでも理解が進んだことが嬉しかったのかもしれません



会話、イベント
安価↓1
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 21:28:23.24 ID:JKbofHrxO
食後のティータイム
923 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 21:37:33.87 ID:uZTAsoz5o

早々に食事を終え、食後のティータイムを頂きます

金剛「ふぅ…紅茶はLadyの嗜みネー…」

最早週間とも言える子のティータイム
日頃から色々と皆を取りまとめている、金剛お姉さまの癒しの一時です

私も一杯頂いて、ホッとする気分に浸ります

金剛「Hey!一緒に如何デスカー?」

金剛お姉さまが声をかけたのは…


コンマ判定
1−3 能代
4−6 速吸
7−9 提督

直下コンマ
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 21:38:31.09 ID:yBImiGguo
925 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 21:52:42.10 ID:uZTAsoz5o

お姉さまが声をかけていたのは、提督でした

提督「いえ、俺は…」

金剛「もう!テートクもじじむさいGreenTeaだけじゃなくって、ワタシと紅茶を飲むネー!」

金剛「それとも、急ぎのworkでもあるんデスカー?」

提督「…そういうわけでは、無いんですが」

金剛「なら一緒に飲むネー♪」

お姉さまが椅子を引き、提督を強引に座らせます
嬉々として紅茶を淹れている金剛お姉さまの姿を、提督はぽやっと見つめています

こう、何度も同じような現場を見ていると、表情に変化はなくとも何となく察せられます

霧島「金剛お姉さま、ちょっと強引で…。そこも良いところなんですけど」

提督「大丈夫ですよ、俺もそれが金剛さんだって、なんとなく分かっているつもりですから」

私のフォローにも、相変わらずの大人の反応
ダメなわけでは決してないんですけど、やっぱり愛想が足りないなと思います

金剛「here you go」

提督「では、頂きます。…えっと、さんくす?」

金剛「You're welcome♪」

提督の拙い返しに、金剛お姉さまはさらに気分を良くしたようで、とても嬉しそうでです
926 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:00:03.92 ID:uZTAsoz5o

霧島「いつも緑茶を飲んでるイメージですけど、好きなんですか?拘りがあるとか」

提督「いえ、特には」

霧島「そ、そうですか」

霧島「ええっと、そうだ。あれから表情の件、改善しましたか?」

提督「…改善できてますか?」

霧島「……あー…全然ですね」

提督と、微妙に弾まない会話をしながら一緒にティータイムを過ごしました
金剛お姉さまとの会話もこんな感じなのですが、お姉さまが楽しそうなので良しとします

でも、私としては詰まらなく思えました
お茶目な面を見たモノの、やはり枯れたような感性の持ち主だったと再確認しました
927 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:05:05.31 ID:uZTAsoz5o

ティータイムを終えて、提督はどこかに行ってしまいました
金剛お姉さまとも分かれ、私は一人でフラフラと歩く

霧島(特に何もすることが無いわね…)

霧島(誰か忙しそうにしている子の手伝いでもしようかしら?)

霧島(提督…あの子は何してるのかしらね)

提督の趣味など全く思い当たらず、仕事をしている姿しか思い当たらない


霧島(取り敢えず私は……)



行動、イベント安価

1、提督の部屋に行った
2、忙しそうにしている子を探した
3、自由安価

安価↓1
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 22:06:48.79 ID:l2qCkFjHo
929 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:12:29.42 ID:uZTAsoz5o

>>928採用:1


特にすることも無く暇だったため、提督の部屋に行くことにした

仕事でもあれば、それに付き合おうと思っての事だった



イベント判定

1−3 雪風が先に訪ねて来ていた
4−6 読書をしていた
7−9 折り紙をしていた

直下コンマ
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 22:13:24.00 ID:yBImiGguo
931 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:17:23.39 ID:uZTAsoz5o

コンマ判定:0 特殊イベント


1、思い出のアルバム
2、好きだったはずのモノ
3、映画を見よう
4、自由安価

安価↓1
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 22:18:33.16 ID:Lrj2vcWM0
1
933 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:28:42.29 ID:uZTAsoz5o

提督の部屋に入ると、殺風景ないつもの様子ではなく、ごたごたと埃が舞っていた

霧島「提督、何をしているんですか?掃除ですか?」

提督「えっと…はい。ちょっとモノの整理を」

しゃがんで作業をしている提督の方をよく見て見ると、本棚の仕切りが崩れてしまっていた
もうそれだけで何が起こったのか、大体見当がついてしまった

霧島「提督、これで二度目じゃなかったでしたっけ?」

提督「…つい、捨てられなくて」

霧島「本を買ってくるのはいいですけど、本棚に無理に詰め込まずに、新しい本棚を買いましょうって決めませんでした?」

提督「…次からは、そうします」

霧島「前回も同じこと言っていませんでしたか?もう…仕方ありません、この霧島もお手伝いします」

提督「助かります」

重みに耐えきれずに吐き出された本の山を、適当に整理する
中学、高校生向けの勉強の本、自己啓発本、人間心理の本、等々多種多様な本を一応ジャンル別に積み重ねます
934 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:36:01.17 ID:uZTAsoz5o

整理しているとき、ある一冊のアルバムを見つけました
とても埃をかぶっており、長い間開かれてすらいないような物でした

霧島「あの、提督。これどこに置きますか?」

提督「あ、あ〜……それ、なんですか?」

霧島「え?アルバムみたいですけど、写真が挟まってるんじゃないでしょうか…」

確認のために中身を開く
その中には、いくつもの写真がファイリングされていた

その写真に写っている人物は…

霧島「…男の子…もしかして、提督ですか?」

霧島「うふふっ、可愛いですねぇ…」

面影のあるその幼い姿に、自然と笑みがこぼれる
しかし、その写真には何処か違和感があった

年齢の差などという簡単なものでは済まされない、自分と知る提督とは違う、大きな違和がそこにはあった
935 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:49:04.64 ID:uZTAsoz5o

霧島「…………あっ、そうだ。笑ってるんですね」

その写真の中では、それが自然であるかのように、表情を変化させていた
今の提督とは、大きく異なる点だ

霧島「もう提督、こんなに可愛く笑えるんですから、普段からもっと表情を柔らかくお願いします」

提督「…今は、そうではないですか?その写真に写っている俺のように、笑えてませんか?」

霧島「ええ、全然笑えていません。この時の感情、どこに置いてきたんですか?もう…」

冗談のつもりで言ったその言葉
提督は深く眉間にしわを寄せ、黙りこくってしまいます

霧島「…あの、司令?どうかしました?」

提督「…いえ、どこに置いてきたか考えてました」

霧島「ええ?そんなに真剣に悩まなくてもいいんですよ、冗談なんですから」

提督「…………いつの間にか、どこかに捨ててしまったんでしょうね」

霧島「えっ?じょ、冗談ですよね?」

提督「…冗談だと思いますよ」


本当に初めて提督の冗談を聞き、提督にそのアルバムを取り上げられました
提督はそのアルバムを手に取り数ページ開いた後、捨てる本の中に放り込みました
936 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:56:58.75 ID:uZTAsoz5o

霧島「ええっ!?ちょっと、捨てていいものなんですか!?」

提督「はい。俺にはもう、必要無いモノなので」

霧島「ひ、必要ないって…」

霧島には、その行動と言葉の意味が全く分からなかった
アルバムとは取って置くモノで、今のように思い出した頃に眺めては思い出に浸るためのモノ

しかし、提督はアルバムを見ても何も感動していないようでした
それどころか、眉をしかめて……一種の嫌悪にも似た感情を抱いているようにも見えた

提督「続けましょうか」

そういうと、提督は先ほどの事を本当に何もなかったかのように作業を続けました

霧島「分かり…ました。ええ」

しかし、霧島にはそれを咎める言葉も思い当たらず、作業を再開した


霧島(…提督の幼い頃、今とは全然違っている)

霧島(きっと何かあったんでしょうけど、触れてほしくないみたいですね)

霧島(……そっとしてあげた方が、提督の為なのかしら)


霧島は写真で見た幼い少年の笑顔を思い出し、どうしても作業に集中しきれなかった
937 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/23(土) 22:59:17.12 ID:uZTAsoz5o

かなり半端で短いですが、今日の更新はここまでです
ちょっと体調が悪かったのを無理してやったのが祟ってしまいました…

この次スレに行けそうでいけないもどかしさ…

すみません
次回また、お付き合いいただければ幸いです
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 23:00:07.38 ID:AqNSAbyuO
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/23(土) 23:00:40.08 ID:9O0lL4rAo
おつおつ
からだをだいじに
940 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 21:26:37.90 ID:lAjOQ3euo


そろそろ再開のお時間です
今日の更新も短めの予定です

941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 21:28:22.06 ID:XvzOujOKo
はい
942 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 21:33:23.67 ID:lAjOQ3euo

昼過ぎ頃
長らくかかってしまった本の整理を終え、霧島は一人悶々としていた

霧島(…あの写真、やっぱり提督の昔の写真よね)

霧島(昔って言うほど前じゃないんでしょうけど、少なくとも大きな壁があった)

霧島(何らかの転換期を経て、今のように変わってしまった。そう考えるべきかしら?)

霧島(それとも案外大袈裟なものじゃなくて、子供のように振る舞うのが恥ずかしいだけだったり)

霧島(だから、子供らしい子供のあの頃の写真を要らないと言った)

霧島(提督も思春期なんだし、そんな考えがあってもおかしくないわ)

霧島(……問題があるとすれば、あの提督にそんな普通な子供の感性があるかどうかだけれど)


霧島(あんまり気にしすぎてても、しょうがないのかも)


霧島は悶々としながらも、別の事を考えようと頭を巡らせた


行動、イベント安価
安価↓1
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 21:35:07.11 ID:nOXW5nTOo
お茶でも飲んで休憩しよう
944 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 21:43:20.20 ID:lAjOQ3euo

霧島(…さっきの整理で疲れたし、お茶にしましょうか)

今更昼食という気分にも成れず、お茶とお菓子で空腹を誤魔化そうと思い至る


霧島(提督ったら何百冊とぎゅうぎゅうに、あの本棚に詰めてるんですもの)

霧島(あの子、掃除とかできないタイプね)

霧島(……物を捨てようとしない割には、いざ捨てるとなると思いキリが良いのだけれど)

霧島(今度のゴミ出しは私も付き合ってあげようかしら……そうだ、古本屋に売るっていうのはどうかしら?)

霧島(あーでも駄目ね、運搬の手間があるじゃない…)


そんな事を考えながら、お茶を用意した
人がほとんどいない食堂の机を占領し、お茶を飲み始めた



イベント判定
1−3 相談事
4−6 浮かない顔
7−9 表情の話
0   特殊イベント

直下コンマ

945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 21:44:26.74 ID:ARUDK5glo
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 21:44:28.02 ID:XvzOujOKo
947 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 21:59:11.64 ID:lAjOQ3euo

コンマ判定:4


腕を組み、キュッと眉を顰めた硬い表情が眼に入る

霧島「どうしたの能代。浮かない顔して」

能代「ああ、霧島さん。ええ…ちょっと…」

霧島「一緒にどうかしら?話くらい聞いてあげるわよ」

能代「…では、お言葉に甘えさせていただきます」

二口ほどお茶を飲み、能代は語り始める


能代「最近、提督の視線を感じなくなったんです」

霧島「へ〜、そうなの。そういえば視線を感じるって困ってたわよね。良かったんじゃないのかしら?」

能代「…そうだったんですけど。最近は私が、提督の事をずっと見てたんです」

霧島「ええっ?それはどうして?」

能代「私は…正直に申し上げて、提督の事が嫌いでした」

能代「ですが、それはただ一面を見て評価しているだけだって言われて、それもその通りだと思ったからです」

霧島「なるほどね」
948 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 22:07:00.10 ID:lAjOQ3euo

霧島「それで、どうして視線を感じないって話になるのかしら?」

能代「…私が丁度、そうやって提督の事を意識し始めてから、視線を感じなくなったんです」

能代「それが何だか…腑に落ちなくて…」

そう言って唇を尖らせる

霧島「はは〜ん、成程。もしかして寂しいのかしら?」

能代「寂しいとかそういうんじゃなくって、ただ何でかなと」

能代「ええ、単純な疑問なだけです。今までの視線の理由もよく分かっていないし」

能代「それなのにこっちが意識してから、意識されなくなるって、こう…納得できないというか」

能代「今までの視線だって、勘違いって訳じゃなかったんですよ?」

霧島「う〜ん、そう…ねぇ……」

思い当たる理由としては、他に気になることができたとか
もう気になっていたことが解決したって、とこかしら

なんて言おうかしら?


1、直接聞いてみればいいんじゃないかしら?
2、提督の事をよく知る人に聞いてみればいいんじゃないかしら?
3、提督があなたの視線が気になって、ストレスになってるんじゃない?
4、自由安価

安価↓1
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 22:07:52.73 ID:XvzOujOKo
2
950 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 22:15:21.36 ID:lAjOQ3euo

>>949採用:2


霧島「直接聞くのは?」

能代「ちょっと…」

霧島「それじゃあ、提督の事をよく知る人に聞いてみればいいんじゃないかしら?」

霧島「例えば、速吸とか」

能代「う〜ん……」

真っ当な筈のその提案にも、能代は不満げだった
何処が気に入らないのだろうかと霧島は首をかしげる

霧島「今までの視線の理由って、思い当たるモノは無いの?」

能代「それは……」


能代の発言安価
1、無い
2、自由安価

安価↓1
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 22:20:15.94 ID:ks5f60Cn0
1
952 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 22:32:50.36 ID:lAjOQ3euo

>>951採用:1


能代「…ありません」

霧島「それなら尚更、聞いてみればいいんじゃない」

能代「……そうなんでしょうけど」

霧島「何か気が進まない理由でもあるの?」

能代「…いえ、その」

かなり口ごもったが、観念して本音を零した


能代「ここ数日、意識して観察してたんですけれど、よく分からなかったんです」

能代「…その、私が分からない、分かろうとしていることの答えを誰かに貰うって、何だか負けてしまったみたいで…」

霧島「誰と勝負してるのよ…」

能代の言葉に呆れてしまう
どうやら思っていたより頑固というか、負けず嫌いな性格のようだった

能代「…どうすれば、分かるようになるんでしょうか?」

霧島「どうすればって…私も提督と特別親しいわけじゃないから…そうねぇ……」


1、観察して分からないなら、もっと近くに居てみればいいんじゃないかしら?
2、そこまでこだわってるんだし、自分で答えを出してみたらいい
3、自由安価

安価↓1
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 22:34:28.15 ID:ARUDK5glo
954 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 22:45:52.46 ID:lAjOQ3euo

>>953採用:1


霧島「う〜ん…月並みな意見だけど、もっと近くに居てみるのが一番だと思うわ」

能代「もっと近く…ですか…」

霧島「意識してたって言ったけど、その様子じゃ話してみたりはしてないんじゃないかしら?」

能代「その通りです。良く分かりますね」

霧島「言うほど難しくも無いわ。能代みたいな真面目だと人だと特に」

霧島「とにかく、もっと近づいてみる。心も体も」

霧島「一緒に話したり、遊びに行ってみたり、趣味につき合わせたり。いっそ付き合ってみたり」

能代「へぇっ!?」

霧島「流石に最後のは言葉の綾だけど、それくらい近くに居ないと、見えてこないモノなんじゃないかしら?」

霧島「あの子も、感情が全くないわけじゃないし。ただ、本当に表に見えないだけで」

能代「………そうですね、これ以上はただ意識しているだけじゃわからないかもしれません」

能代「相談に乗っていただいて、ありがとうございました」

霧島「ああいいのよ、お礼なんて」

能代は深々と頭を下げて、ちゃんとお茶を飲み干してから席を立った
もうさっそく実行に移そうとしているのかもしれない

霧島もお茶をかたずけることにした
955 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 22:52:18.83 ID:lAjOQ3euo

霧島(能代、もう行動に移してるのかしら?)

霧島(ちょっと気になるけど、世話を焼き過ぎるのも野暮よね)

霧島(…金剛お姉さまには提督が最近変わったって話をしたけど、実は変わったのは周りの人間だったり…)

霧島(少なくとも、私や能代は…ちょっと見る目変わっちゃってるわ)


霧島(さて、と…これから……)


何をしようかと考え始めた



1、イベント判定
2、行動、イベント安価(内容明記)

安価↓1
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 23:02:22.99 ID:ks5f60Cn0
2 速吸に会ってみる
957 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 23:05:06.72 ID:lAjOQ3euo

>>956採用


速吸に会う事にした

霧島(あの子、何処に居るかしら……)



イベント判定
3以下で……4以上で何事も無く発見

直下コンマ
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 23:05:56.00 ID:ARUDK5glo
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 23:07:22.65 ID:oysmiop0O
0は?
960 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 23:17:50.30 ID:lAjOQ3euo

コンマ判定:0 イベント発生
※0=0です。10扱いではありません


霧島「ん……んぅ?」

速吸の姿を見つけ、声をかけようとして立ち止まる
速吸が能代と話していた

速吸「えっと…だから、提督さんの為なんです!」

能代「全然理屈が通ってないです。速吸がそんな事までする必要あるの?」

速吸「で、でも……」


少しもめている様だった

霧島(これは……)


1、間に入って仲裁した
2、様子を見ることにした
3、提督を呼んだ

安価↓1
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 23:26:47.18 ID:ks5f60Cn0
2
962 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 23:39:23.74 ID:lAjOQ3euo

>>961採用:2


霧島は少し様子を見て見ることにした


速吸「えっと、ですから。提督さんに会いに行くんですよね?」

能代「はい」

速吸「じゃあ私も行きます!」

能代「だから、どうしてそうなるの?」

速吸「うう…だ、だって私は提督さんのこと分かってますから。ちょっと、フォローをしてあげようと、はい」

能代「それってどうしても必要?」

速吸「だ、だって…その、気になるんです。心配というか…」

能代「能代と提督が会って話をするのが?」

速吸「だ、駄目ですか?」

能代「どうしても駄目って訳じゃないですが、納得できる理由もないのに、釈然としません」

速吸「わ、私にも上手く言えないんですが……」

能代「…はあ、とにかく。二人で話がしたいんです。ついてこないで下さい。提督か私にに用があるならその後で」

速吸「あ!うぅ…」


能代は強引に話を打ち切り、突き放すように強い足取りで去っていった
速吸はそれを止める言葉も無く、しょんぼりとしながらため息を吐く

速吸「…ハァ、速吸…昨日から変なこと言ってばっかりです…」

そう言って速吸は能代が向かった方向とは逆方向に歩いていった
963 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 23:43:11.90 ID:lAjOQ3euo

そんなふうに幕を閉じた二人のやり取りに霧島は首をかしげる

霧島(速吸、変に煮え切らない様子だったわね)

霧島(元気さと爽やかさが売りなのに、完全に死んじゃってる)

霧島(何かあったのかしら?昨日がうんたらって言ってたみたいだけど…)


霧島(丁度話そうと思ってたけど……)



1、速吸を呼び止める
2、そっとして置く

安価↓1
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/24(日) 23:48:38.52 ID:XvzOujOKo
1
965 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/24(日) 23:54:09.12 ID:lAjOQ3euo

>>964採用:1


霧島「速吸!」

速吸「あ、はい!なんでしょうか?」

私が声をかけると、速吸は普段と変わらないような声で返事をした
あまり落ち込みを引きずらないのかもしれない


霧島「ちょっと会いたくなって」

速吸「そうですか。お話ですか?」

霧島「そうね……」


1、先ほどの事を追及する
2、提督の昔の写真について話をする
3、自由安価

安価↓1
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 00:01:22.67 ID:6BmGzbhlO
1
967 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/25(月) 00:07:55.50 ID:q460Srg3o

>>966採用:1


霧島「え〜っと…それより、さっきの事なんだけど」

速吸「み、見ていたんですか!?」

霧島「悪気はないの!でも、見ちゃったらどうしても気になるじゃない」

速吸「…ですよね」

霧島「らしくなかったけど、どうしたの?」

速吸「…昨日からなんです。昨日、雪風さんに言われた言葉があって…」

速吸は昨日の事を語り始める
要約すると、提督の事を言おうとしたり、考えたりすると、言葉が詰まってしまうらしい

速吸「さっきなんて、まるで仲良くしようと歩み寄って下さってる能代さんの邪魔みたいな真似を…」

霧島「あ〜…これ、言っちゃうべきなのかしら」

速吸「何をですか?」

霧島は速吸の言葉でもうほとんど、速吸の中で何が起きているのか察してしまっていた
968 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/25(月) 00:18:32.12 ID:q460Srg3o

霧島「能代の件に関しては、嫉妬じゃないかしら?」

速吸「ええ!?そんな!無い無い無いですよ!そもそも提督さんは能代さんの事が…」

霧島「…は?ちょっと待って、提督…能代の事が好きなの?」

速吸「ああいえ、好きっていうか…こう…無自覚な恋って感じで…」

速吸「無意識に能代さんの事を考えてるって…言ってました」

霧島「…尚更嫉妬っていうのが本音じゃない?」

これで完全に霧島の中で合点がいった
これを嫉妬と呼ばずになんと呼ぶものか

速吸「ええ!そんなそんな!私、提督さんの初期艦ですから!もう色々サポートしてあげないといけないんです!」

速吸「どっちかと言えば、恋を応援してるような立場なんです!はい!」

霧島「…それでいいんならいいけど、後悔しない?」

霧島「こういうの、拗れる前にハッキリさせた方が絶対に良いわよ。どんな時も早い者勝ちだから」

速吸「わ、私は………」

速吸は自分の胸を押さえるように手を当てた……


速吸の感情
1、自分の嫉妬を認めた
2、また、目を逸らした
3、本当に、そういうのじゃない
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 00:19:58.01 ID:ldoofVXEO
2
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 00:20:29.41 ID:QaK84vcqo
2
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 00:20:37.75 ID:sXvd2AuLo
2
972 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/25(月) 00:28:45.64 ID:q460Srg3o

>>971採用:2


速吸「も、もう!本当に違うんです!!」

霧島「本当に?」

速吸「はい!本当です!」

霧島「じゃあさっきの能代の事の説明はできる?」

速吸「それは…えと…、本当にただ善意で。お二人とも全然喋ったことが無いから、間に私が居た方がいいんじゃないかなって思ったんです!」

霧島「本当に?」

速吸「本当ですってば!速吸、天地神明に誓います」

霧島「それって不正を犯した人の常套文句なんだけど…はぁ、分かったわ」

霧島「速吸はただのお節介焼きで、さっきは世話を焼き過ぎて嫌がられた。それだけね?」

速吸「はい!」

霧島「…じゃあ次からはほどほどにお願いします、ね。提督だって一人で何もできないわけじゃないんだし」

速吸「あはは…はい、善処します!」

霧島は微妙に納得がいっていなかったが、今は目の前の少女の笑顔を信じることにした
973 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/25(月) 00:30:03.52 ID:q460Srg3o

という所で、今日の更新はここまでです

明日と明後日とは恐らく更新できません
次回更新の時に、次スレを立てたいと思います


ではでは、お付き合いただきありがとうございました
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/25(月) 00:39:29.96 ID:QaK84vcqo
おつおつ
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 10:24:50.80 ID:efcXRL/4o
速吸やばそう
976 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/26(火) 20:57:03.97 ID:ijnCsd1No

今日の更新もお休みです
明日には再開できるかなと思ってます
977 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/27(水) 22:36:17.62 ID:OX/z187Go

今日も更新お休みですが、明日は再開できそうです
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/27(水) 22:39:02.71 ID:eKSqQyJvo
待ってます
979 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 21:30:11.35 ID:EGzNVt52o

長らくお待たせしました!
そろそろ再開のお時間です
980 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 21:35:14.39 ID:EGzNVt52o


視点選択

1、提督
2、能代
3、速吸
×、霧島
5、雪風
6、妙高

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 21:35:33.97 ID:tTtlTHuuo
わー
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 21:36:47.35 ID:Q6Gwd1ORo
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 21:36:50.92 ID:C490fx7ZO
5
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 21:36:59.39 ID:JHfZgTKPO
2
985 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 21:47:49.46 ID:EGzNVt52o

>>683採用:5


雪風は漸く決心をして、司令官を水族館に誘うことを決めました

速吸さんの事が気になって、自分のしたい事を後回しにしようかともちょっと思いました
でも、それを知ることと雪風が司令官と仲良くなるのは、両立できると気が付いたんです

ともあれ、私は司令官さんの部屋に向かいます


イベント判定
4以下で……

直下コンマ
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 21:48:05.92 ID:G21KT/JjO
987 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 21:57:02.10 ID:EGzNVt52o

コンマ判定:2 鉢合わせ


司令官の部屋の前
そこには、雪風より先に先客が居ました

能代さんです

最近はよく顔を合わせることの多い能代さん
今日もまた、司令の観察でもするんでしょうか?

雪風はお一つ先に失礼します!

と、ちょっとした優越感が生まれたのは束の間です
能代さんは司令の部屋に入っていったんです

そうです、お先を越されたのは雪風でした

先に入っていったのを見た手前、ノックをするのも気が咎めます


雪風は2人の事が気になって、そっと様子を窺ってみました……


能代の思い切り判定
0ほど初歩的、9ほど勢い余って

直下コンマ
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 21:57:32.25 ID:+AaoROoro
とうっ
989 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 22:12:52.36 ID:EGzNVt52o

コンマ判定:5 どっちつかずのまま踏み込んだ


能代「あ〜…えと、こうやって顔を突き合わせて話をするのは、初めてですよね?」

能代さんは司令官と話すことに緊張しているのか、もじもじとしています

提督「はい。そう…ですね。俺の記憶違いじゃなければ」

司令官はいつもと変わらないクールな態度です

能代「…突然ですけど、趣味ってありますか?」

提督「趣味……そうですね、最近は折り紙でしょうか」

能代「ええっ!?ど、読書じゃなくてですか?」

提督「はい。読書もよくしますけど、あれは実益を兼ねた行動なので、趣味では無いかな…と」

能代「……ほ、本当に話してみないと分からない事ってあるんですね…」

提督「…どうかしましたか?」

能代「ご、ごめんなさい!話そうとしていた事がこんがらがって…ちょっと待ってくれませんか?」

提督「いいですよ。どうか、焦らないで。俺は待つのは平気ですから」
990 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 22:24:57.63 ID:EGzNVt52o

暫くの沈黙の後、能代さんは顔をあげました


能代「正直に告白します。本当の事を知りたいのに、自分が誤魔化しをするのは駄目だと思いますから」

能代「私、能代は…提督の事が嫌いでした」

提督「…そうだったんですね」

能代「だったんです。ですが、今の気持ちはちょっと違います」

能代「提督の事を知りたいと思っています」

能代「色んな人から提督の事を聞いて、私の思っていたことはただの思い込みだったのでは?と思い始めたんです」

能代「私は、正しく提督を評価したいです」

能代「ですから、提督の事を教えてください。私はもっと提督を理解したいんです」

能代「私の事も、頑張って教えます!これなら、お相子…ですよね?」


能代さんのその言葉は雪風にとても衝撃を与えました
嫌な人だという印象が、真っ直ぐな人だという印象に塗り替わります
自分の事も忘れて、目の前の二人のやり取りに釘付けになってしまいます
991 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 22:28:53.52 ID:EGzNVt52o

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992 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 22:36:15.30 ID:EGzNVt52o

司令官は言葉を選ぶように、暫く口を噤みます


提督「……それは、とても嬉しい事です」

提督「速吸曰く、意外と素直な男の子だそうなので、直ぐに分かって貰えるかと」

提督「俺も、頑張って能代さんの事を知りたいと思います」

それが、司令官さんの答えでした
表情こそ変わらないモノの、声の調子がちょっといつもと違いました
恐らくですが、感情がこもっていたと思います


提督「それで、俺は何をすればいいですか?」

能代「そ、そうですね。ちょっと、考えて来てあるんです」

能代「それは……」


1、能代の趣味に付き合ってもらえませんか?
2、一緒に、散歩に行きませんか?
3、遠くに、遊びに行きませんか?
4、自由安価

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 22:45:24.10 ID:EGzNVt520
1
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 22:52:25.50 ID:uIHiT5OAO
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 22:52:37.70 ID:wKhQNuq5O
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 22:52:53.10 ID:tTtlTHuuo
2
997 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2016/07/28(木) 22:54:24.08 ID:EGzNVt52o

>>995採用:3


では、こっちが埋まったらあっちで再開します
適当に埋めちゃってください
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 22:59:12.28 ID:/FdgZRUTO
うめ
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 22:59:14.49 ID:ewn9VydJO
うめ
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/28(木) 23:01:37.76 ID:tTtlTHuuo
うめ
1001 :1001 :Over 1000 Thread
  | l| l || || l|           | l| l || || l|         
  | l| | || || l!           | l| | || || l!         たらい回しの最果ての地へようこそ!
   l   l| .|    ☆        l   l| .|    ☆     
  ____ /    .     ____ /    
  ゝ___ノ がーん! .   ゝ___ノ がーん! 
   (    )  .   .  .     (    )
   と    i             と    i          SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
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