吹雪「彼らこそはアベンジャーズ」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

288 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/12/11(日) 23:58:27.11 ID:KALb0/dG0
>>287 オズの魔法使い〜

アベンジャーズ1で登場した笑いどころ
ニックが出した空飛ぶ猿という例えに対してキャプテンが知ってる!オズの魔法使いだな?と得意げに言う
トニーは呆れてため息をつき、みんなに無視されるという何ともかわいそうなキャプテンを見ることができる
289 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/12/11(日) 23:59:04.10 ID:KALb0/dG0
ナターシャ「それで?操られた子たちは?」

ニック『何とか正気に戻した。今は入渠中だ』

ナターシャ「それじゃぁ・・・私の仕事は杖を使った人間を調べることね?」

ニック『ああ、その通りだ』

ナターシャ「杖がいつ奪われたとかは解ってるの?」

ニック『それは調査中だ。なにせ監視カメラ、赤外線センサー、温度センサー・・・ありとあらゆるセキュリティに一切の異常が確認されていないんだからな』

ニック『裏切り者の可能性が高いが、もしかすると我々の英知を超えた技術で奪い去った可能性もある』
290 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/12/11(日) 23:59:33.93 ID:KALb0/dG0
ニック『相手はあのジャーヴィスすら出し抜く元人間の人工知能だ』

ニック『だがもっとも不審な点は・・・今確認されている杖が紛れもなく本物ということだ』

ナターシャ「つまり・・・気が付かれないうちに抜き取って気が付かれないうちに元に戻したっていうの?」

明石「まるで魔法ですね・・・」

ナターシャ(これは・・・いや、考えたくないけど・・・)

ナターシャ「わかったわ、調べてみる」クルッ

ニック『頼んだぞ』ピッ

   スタスタ...
291 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/12/12(月) 00:00:07.45 ID:CaU5TnSc0
明石「あれだけの情報で・・・行っちゃった・・・」

明石「大丈夫なんでしょうか・・・」

トニー「僕らは僕等の仕事だ。で?彼女たちはいつごろに完治するんだ?」

明石「えっと・・・そうですね・・・提督が高速修復財を使ったと言っていましたので多分もうすぐ皆来るかと・・・」

     ガチャッ

長門「・・・」

明石「あ・・・」

長門「・・・」

トニー「・・・大丈夫か?」

長門「提督、スターク・・・怪我は大丈夫か・・・?」

提督「俺もスタークもこの通りだ、かすり傷程度だよ」
292 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/12/12(月) 00:00:39.93 ID:CaU5TnSc0
長門「そうか、それは幸いだった・・・聞きたかったのはそれだけだ」

提督「なぁ長門、気がすぐれないならまだ休んでてもいいんだぞ?自分をあまり責めるな・・・お前がやったんじゃない・・・」

長門「私は・・・すべて覚えている・・・何人殺めたかも・・・提督や仲間たちを傷つけたことも・・・」

長門「自分が何をしているかわかっていたのに・・・自分を止めることができなかった・・・」

長門「人を救う使命を背負っておき、なにがビッグ7・・・なにが連合艦隊の旗艦・・・」ギリッ...

長門「私は・・・艦娘失格だ・・・」ポロポロ....
293 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/12/12(月) 00:01:07.27 ID:CaU5TnSc0
明石「長門さん・・・」

提督「俺達は・・・魔法に対する訓練なんて受けちゃいない、君が恨むべきは君自身じゃ----」

長門「だとしても!これは全て私の未熟さが招いたことだ!」

      「・・・・」

長門「・・・怒鳴り散らして済まない・・・部屋に戻っている」スタスタ...

     バタンッ

トニー「・・・」

トニー(僕は・・・正しかったんだろうか?彼女たちをこちら側の世界へ連れてきて・・・)

トニー(僕らの戦いに勝手に巻き込んで・・・心に傷を負わせてしまった・・・)

トニー(彼女たちはあのまま元の世界で暮らしていた方がまだ楽だったんじゃないか?)
294 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/12/12(月) 00:02:04.50 ID:CaU5TnSc0
明石「長門さんは・・・人一倍責任感も正義感も強いです・・・」

明石「だからこそ、今は心が引き裂かれそうなほどつらいはずです・・・」

提督「・・・心の傷だけは入渠じゃ治せない」

トニー「それを何とかするのが提督の仕事・・・だろ?」

トニー「だが・・・彼女には提督よりもっといい相手がいるはずだ」

提督「いつの間にか仲良くなって・・・妬けるよ」
295 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2016/12/12(月) 00:12:22.54 ID:CaU5TnSc0
今回はここまでです
中途半端なところで終わらせて申し訳ないです
スパイダーマン ホームカミングのトレイラーが公開されましたね!
ヴァルチャーはかっこいいしトニースタークもわりとがっつり出てるっポイですね
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 00:43:35.70 ID:dvzLdriP0
乙!
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/24(土) 01:11:35.50 ID:TLASGXQr0
おつん
298 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:26:12.16 ID:d1yRXffH0
......
....
..
.

鎮守府 堤防


ブルース「やぁ長門・・・探したよ」

長門「・・・バナーか。何か私に用か・・・?」

ブルース「まぁ・・・君のことが心配でね・・・隣良いかな?」

長門「悪いが今は-----」

ブルース「君はいつの日か僕に言った」

ブルース「破壊者か、救世主か、選ぶのは自分自身だって」

ブルース「怒らずに聞いてほしいんだけど・・・」

ブルース「僕には・・・今の君は破壊者に見えるよ」
299 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:27:17.83 ID:d1yRXffH0
長門「・・・」

ブルース「君は今何が恐ろしい?何に対して怒っている?」

ブルース「ゾラか?自分か?」

長門「・・・どちらもだ」

ブルース「怒りというのは・・・ただ抑え込んでおくものじゃない。静かに燃やしていくものだ」

ブルース「君は賢いし、心も強い」

ブルース「きみにとって何が最も正しい“選択”か・・・わかっているはずだ」

長門「・・・」
300 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:28:50.85 ID:d1yRXffH0
ブルース「それじゃ・・・僕はもう戻るよ・・・あ、それと・・・」ゴソゴソ

ブルース「ほら、えっと・・・なんて名前だっけ・・・ああ、マミャー・・・いや、マミー羊羹・・・だったか。お店に行って買ってきたんだ」スッ...

ブルース「君、これが大好物なんだって?提督から聞いたよ」

長門「またあの人は余計なことを・・・」フフッ

長門「ああ、それには目がないくらいだ。喜んでいただくよ・・・ありがとう。バナー博士」

ブルース「・・・こちらこそ、長門。君の笑顔が見れて良かった」

長門「それと、これの名前はマミー羊羹じゃない、間宮羊羹だ。あの店には他にも美味い物がたくさんある。良かったら今度紹介するぞ?」

ブルース「それは楽しみだ。みんなも誘おうか」

長門「ああ、任せておいてくれ!」
301 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:30:19.93 ID:d1yRXffH0
......
....
..
.

ヘリキャリア 医務室

医師「怪我と出血は酷かったですが、幸い命に別状はありませんでした」

医師「ロジャースさんは直に意識を取り戻すでしょう。あとは安静にしてれば問題ないです」

吹雪「そう・・・ですか・・・」

医師「くれぐれも部屋の外には出ないようにしてください。私はソーさんに事情を聞きましたが、他の人たちは違います。あなたを目の敵にしているはずです」

医師「私は隣の部屋で待機しています。何かあったら呼んでください」スタスタ

医師「それでは」バタン
302 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:31:14.02 ID:d1yRXffH0
吹雪「・・・」

吹雪「ごめんなさい・・・キャプテンさん・・・」

吹雪「こんな目に合わせておいて私・・・何でこんなことになってしまったのかさえ・・・覚えていないんです・・・」

吹雪「キャプテンさんが目を覚ました時・・・私なんて言えばいいの・・・?」


         「左から失礼・・・くらいでいいさ」


吹雪「・・・!キャプテンさん!!」

スティーブ「やぁ、大丈夫だった?」

吹雪「こっちのセリフですよぉ!!キャプテンさんこそ大丈夫なんですか!?」

スティーブ「これでも僕は頑丈な方なんだ。心配しなくていい」
303 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:32:39.90 ID:d1yRXffH0
吹雪「・・・あの」

スティーブ「なんだ?」

吹雪「本当に・・・本当にごめんなさい!私の不注意でこんなことに・・・」

スティーブ「謝らなくていい。君は悪くないし、僕は僕のわがままを通そうとしただけだ」

スティーブ「そして、僕も謝りたいことがあるんだ」
304 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:33:27.95 ID:d1yRXffH0
------------------------------------------


医務室前 廊下 

ソー「おい、中の声が聞こえないぞ。もっと扉の前まで詰めろ」

クリント「お断りだ」


---------------------------------------------
305 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:34:20.59 ID:d1yRXffH0
吹雪「謝りたいこと・・・?」

スティーブ「君たちにずっと隠してた秘密がある」

スティーブ「僕は・・・気まずさから君たちと距離を取っていると言ったが・・・本当は・・・君たちと仲良くなりたかったんだ」

吹雪「・・・」

スティーブ「君たちの存在をスタークから聞いたときは心が躍ったよ。僕と似たような境遇の人間がいるんだってね」

スティーブ「だが・・・すぐに祖国が昔犯した罪が頭をよぎった」

スティーブ「僕に仲良くなろうとする権利なんてない。そう決心していたはずが・・・」

スティーブ「その決心は・・・距離を取ろうとしても縮めてきて、優しく接してくれる君たちを前に揺らいだ」

スティーブ「僕が謝りたいのは・・・今まで散々君たちから離れておいて、今になってやっぱり仲良くしてくれなんて言う自分の身勝手さについてだ」

スティーブ「すまない吹雪。こんな僕だが、これから仲よくしてくれないだろうか?」
306 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:35:21.60 ID:d1yRXffH0
吹雪「・・・」

スティーブ「・・・吹雪?」

吹雪「うぅ・・・」ポロポロ...

スティーブ「!?」

スティーブ「な、なにか気に障ることを言っただろうか・・・!?」

吹雪「ち、ちょっと複雑な気分で・・・すいませんっ!」ゴシゴシ

吹雪「改めて、こちらこそよろしくお願いします!キャプテンさん!」

スティーブ「ああ・・・よろしく頼む」

吹雪「早速ですが、この戦いが終わったらみんなで行きたいお店があるんですよ!」

スティーブ「へぇ、どんなお店なんだ?」

吹雪「甘味処 間宮って言うんですけど・・・」
307 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:36:20.81 ID:d1yRXffH0
--------------------------------



クリント・ソー「・・・フッ」ニヤニヤ
308 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:39:21.04 ID:d1yRXffH0
※シビルウォーネタバレ注意




>>304 >>307 ソーとクリントのやりとり


シャロン・カーターといい雰囲気なスティーブを見守るバッキーとサムがこんな感じなやり取りをする
なんだか微笑ましい
309 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:40:30.78 ID:d1yRXffH0
......
....
..
.

艦娘達の世界 大本営


      「お気に召していただけたでしょうか?」

中将「ああ・・・実にすばらしい考えだ・・・」

少将「なるほど・・・秩序に保たれた平和な世界・・・ね」

元帥「あなた方の目的、掲げる思想は理解した。我々としてもこの世界にはあなた方の考えが必要だと思っている」

元帥「して、その世界の実現のために我々は何をすればいいのかね?」


      「簡単なことですよ・・・」


ストラッカー「ほんの少しだけ・・・我々が動きやすいようにしてくれればいいんです」

元帥「お安い御用だ・・・」

ストラッカー「詳しい話はまた後ほど・・・それではまた・・・」

      「HAIL HYDLA」

「「「HAIL HYDLA」」」
310 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/01/19(木) 23:42:34.28 ID:d1yRXffH0
今回はここまでとなります
更新が大幅に遅れてしまって申し訳ないです
次回はまたも未定です
前のスレよりはるかに遅い不定期更新ですが最後まで付き合っていただければ幸いです
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 00:26:02.16 ID:0xx0WU4B0
乙!待ってるよ
312 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:09:01.10 ID:jwnOPyGx0
......
....
..
.

艦娘達の世界  ラボラトリー



トニー「さて、パーティーの時間だ」ワキワキ

木曾「すまねぇ・・・迷惑かけちまうな」

金剛「申し訳ないネー・・・」

明石「壊れたら治すだけです!より良くして!」

トニー「その通り。まぁ、こんなの6歳の時に組み立てたバイクのエンジンと大して変わらないさ」

木曾「むかしからとんでもない奴だったんだな・・・」

木曾「しっかし、また新しいマシンが増えているな?向こうから持ちこんできたのか?
313 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:10:28.00 ID:jwnOPyGx0
トニー「まぁな、持って来たり作ったりだ」

トニー「ジャーヴィス、艤装を隅々までスキャンしといてくれ」

ジャーヴィス『お任せください』

金剛「作業にFocusできるヨウニ紅茶淹れてくるネー!」

トニー「たまにはコーヒーを-------」

金剛「あんなの泥水DEATH」

トニー「あー・・・紅茶を頼んだ」

金剛「まっかせといてヨー!」

タタタ...

トニー「・・・彼女にコーヒーをせがむのは金輪際やめておこう」
314 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:14:07.17 ID:jwnOPyGx0
木曾「だな・・・」

明石「トニーさん、見てくださいよこれ・・・」

トニー「?」

明石「見事なまでにグチャグチャです・・・」

木曾「げっ・・・よくこんな状態で生きてたな・・・俺・・・」

トニー「わずかに残っていた長門の理性のおかげかもな」

木曾「・・・」

トニー「さて、次は僕が改良を施した部分も入渠で直せるようにしなくちゃな」ガチャガチャ

明石「さすがにそれは無理でしょう・・・」ガチャガチャ
315 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:14:43.19 ID:jwnOPyGx0
トニー「ジャーヴィス、深刻な損傷個所は?」ピピピッ

ジャーヴィス『アークリアクター周辺です』

ジャーヴィス『アークリアクターを覆うパネルが破損したことによるプラズマエネルギーの流出によって周囲の精密機械が全て溶解しています』

明石「うわっ・・・何もかも作り直しじゃないですか・・・」

トニー「・・・」

明石「・・・トニーさん?」

トニー「ジャーヴィス、プラズマエネルギー放出時のエネルギー量は?」

ジャーヴィス『アークリアクターフル稼働時の50倍以上です』

木曾「そ、そんなエネルギーが艤装の中で暴れまわっていたのか!?」

明石「パネルを強化すべき------」
316 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:15:45.65 ID:jwnOPyGx0
トニー「いや、使えるな」

明石「え!?」

トニー「僕らがこの間作った応急修理女神の改良品の仕組み覚えているか?」

明石「ええ・・・アークリアクターのエネルギーを少しずつ全身に回して、いざという時に致命傷を食らっていてもフルパワー以上で戦えるようにするシステムですよね?」

明石「私、かっこいい名前考えてつけてたんですよ!F(ファイナル)S(スタンド)システム!いいアイディアだと思いません!?」

木曾(カッケェ)

トニー「名前はともかく、これをもっと強化する」
317 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:16:22.85 ID:jwnOPyGx0
明石「どうやってですか?」

トニー「アークリアクターを強制的にオーバーロードさせて、一気にエネルギーを攻撃に利用する」

明石「そんなことしたら大爆発しますよ!?」

トニー「違う、違うよ明石。爆発させないために放出させるんだ」

木曾「何を言ってるのかさっぱりなんだが、わかりやすく説明してくれないか?」

トニー「リアクター周辺を溶かしたプラズマを、外に逃がすついでに攻撃に転用するってことだ」

木曾「・・・?」

トニー「あー・・・無理に理解しなくていい。要するに最後の特大の一撃を見舞う必殺技を撃てるようにするってことだ」

明石「理屈は分かりましたけどこれ・・・撃ったらそれでお終いですよね。アークリアクターは完全に機能を停止しますよ?」
318 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:16:56.13 ID:jwnOPyGx0
トニー「言ったろ?最後の特大の一撃必殺だって」

トニー「これは僕の持論だが・・・撃たずに勝負が決する武器よりも撃って勝負が決する武器の方がいいに決まっているだろう?」

木曾「カッコイイじゃないか・・・!気に入ったぜ。後はない究極の一撃を持って勝負を決する・・・俺好みだ」

トニー「決まりだな?」

明石「わかりました・・・やりましょう」

       ガチャッ

金剛「紅茶お待たせデース!」

トニー「よし、設計3Dモデルを今日のディナーまでに完成させるぞ。食前茶を飲みながらな」ピピッ
319 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:18:06.51 ID:jwnOPyGx0
......
....
..
.

艦娘達の世界 提督執務室


提督(フューリー長官をあてには出来ない・・・)

提督(彼女たちの濡れ衣をどうやって晴らす・・・?)

提督(艦娘の本当の素性は軍事機密だ・・・明かせない・・・)

提督(ゾラを倒すまでみんなを表に出さないようにするしかないか・・・)

    ピピピ...

提督「!」
320 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:24:24.94 ID:jwnOPyGx0
    ガチャッ

提督「はい、こちら呉鎮守府」

提督「元帥?ご無沙汰しております。何かご用でしょうか?」

提督「ええ・・・その件は・・・私の注意不足でした・・・おかげで彼女たちがあんな目に・・・」

提督「・・・!?」

提督「そんな!?彼女たちに責任はありません!すべては私のミスです!」

提督「元帥!どんな罰でも受けます!だからどうかお考えを・・・!」ブツッ

ツーツーツー...

提督「くそっ!」ダンッ

提督「ジャーヴィス、いるか?」

ジャーヴィス『はい、彼女たちを呼び出しますか?』

提督「ああ・・・吹雪にもメッセージを頼む」

ジャーヴィス『了解しました』

提督「元帥・・・いったいなぜ・・・」
321 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:25:32.64 ID:jwnOPyGx0
.......
....
..
.

ラボラトリー


明石「このままの回路だったらエネルギーの射出がスムーズに行かないんじゃないですか?」

トニー「リアクターと射出口を直結させる。普段はパネルで栓をして・・・そして任意のタイミングでバルブを開けるようにパネルを開けば・・・」

明石「100%の力で余すことなく射出されるわけですか・・・」

トニー「その通り。原発2基分のエネルギーが一気に放たれるぞ」

明石「敵がかわいそうになりますね・・・」

ジャーヴィス『トニー様。緊急でお知らせです』


トニー「なんだ?今いい所なんだから後に------」

ジャーヴィス『大変申し上げにくいのですが・・・』
















ジャーヴィス『S.H.I.E.L.D.に長門、加賀、吹雪を逮捕のために引き渡すことをこちらの日本海軍の上層部が決定しました』


         「!?」
322 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/06(月) 04:41:19.90 ID:jwnOPyGx0
今回はここまでです
ドクターストレンジをIMAX3Dで見てきました
NYでの戦いはすさまじい迫力でした。ぜひIMAXで見ることをお勧めします
エンシェント・ワンがめっちゃかっこいいです・・・
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 08:35:05.40 ID:Vhpkswr6O
乙!
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/07(火) 23:54:30.38 ID:HCD339Md0
乙ー
これ洗脳で外堀埋めまくられたら詰みそう
325 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 20:55:09.04 ID:IKeXM3FQ0
明石「そ・・・そんな!?」

木曾「どういうことだ!」

金剛「ノー!元帥は何考えてるネー!?」

トニー「期限は?いつまでだ?」

ジャーヴィス『明日までです。提督は今現在こちらの世界にいる吹雪以外の二名に出頭するように命令しています』

木曾「向こうにいる吹雪はどうなる!?」

ジャーヴィス『S.H.I.E.L.D.が直接逮捕するとのことです』
326 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 20:56:31.64 ID:IKeXM3FQ0
金剛「まるでテロリスト扱いデース!いくらなんでも早すぎマス!!」

トニー「明石、引き続き設計を頼んだぞ。僕はニックと話をつけてくる」ピッ...


Mk.11「」 キィィィイ.... ピピッ

 ジャキンッ ガシンッ ガコンッ ガキキッ 


明石「ちょちょちょ!!スーツ着ていくんですか!!?」

トニー「交渉する時はスーツを着ると相場が決まっているだろう?」ガコガコガコ...ガシンッ

木曾「ちゃんとした計画を立てろ!感情的になるな!」

トニー「計画ならある」カンッ!




トニー「戦う」 ドシュゥゥゥウッ!
327 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 21:18:18.90 ID:IKeXM3FQ0
木曾「行っちまった・・・」

金剛「とにかく事情を聞きにテートクの部屋に行くネー!」ダッ

明石「わ、私はとりあえず・・・任された仕事をします!」

木曾「俺はスタークを追うぜ。あいつ一人じゃまずそうだ!」ダッ
328 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 21:26:05.00 ID:IKeXM3FQ0
.......
....
..
.


アベンジャーズの世界 ヘリキャリア 

医務室

   ピピッ ピピッ


スティーブ「君の携帯じゃないのか?それ」

吹雪「ジャーヴィスさんからだ・・・なんだろう」ピッ

吹雪「・・・!」

吹雪「うそ・・・」

スティーブ「なにがあった?」

吹雪「S.H.I.E.L.D.が私たちを逮捕するようです・・・今すぐ」

スティーブ「何だって!?」
329 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 21:29:03.33 ID:IKeXM3FQ0
吹雪「当然と言えば当然です・・・大損害を与えてしまいました・・・」

スティーブ「君は操られていただけだ!逮捕される筋合いはないだろ!」

スティーブ「事情を話せばわかるはずだ!」

吹雪「いえ・・・操られていたことは言わないようにと・・・フューリー長官から念を押されているようです」

スティーブ「・・・!」

スティーブ「フューリー、組織の保身に走るつもりか!」

吹雪「これも当然の事でしょう・・・」

吹雪「私達の世界の上層部で何があったかはわかりませんが、S.H.I.E.L.D.に私たちを引き渡すつもりです」

スティーブ「吹雪、君は牢屋に入れられたいのか?」
330 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 21:34:24.42 ID:IKeXM3FQ0
吹雪「それはもちろん嫌ですけど・・・」

スティーブ「組織の保身のために君が逮捕されるなんて僕は納得できない」

吹雪「でももうどうすることも・・・」

      ガチャッ!

?「その場を動くな!」

吹雪「!」

機動部隊員A「軍艦の名前をコードネームにした別次元の特殊部隊、通称艦娘。吹雪だな?」

吹雪「は、はい・・・」
331 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 21:37:19.96 ID:IKeXM3FQ0
機動部隊員A「我々が来た理由は解るだろう?お前を一時的に拘束する!おとなしく従う方が身のためだぞ」

機動部隊員A「手を頭の後ろに回して、膝を突くんだ!」

吹雪「・・・」スッ...

機動部隊員A「よし、手錠を出せ。確保しろ」

機動部隊員B「少しでも妙な真似をしたら容赦無く----」チャリ...


     ガシッ


スティーブ「その子に・・・触るな」

機動部隊員B「なっ・・・?」グイッ
332 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 21:37:59.72 ID:IKeXM3FQ0

ブンッ!

機動部隊員B「うおあああ!?」

     ガシャーンッ!

機動部隊員C「キャプテン・ロジャース!なんのつもりだ!?」

機動部隊員A「なぜ邪魔をする!」

スティーブ「お前達のやり方が気に食わない。フューリーに直接話を聞く」

スティーブ「行くぞ吹雪。ついて来い。僕の後ろに隠れてろ!」グイッ

333 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 21:42:22.04 ID:IKeXM3FQ0
吹雪「は、はい!」

機動部隊員A「止まれ!最後の警告だぞ!」ジャキンッ ヴァチチッ

機動部隊員C「攻撃許可は出ている!」ジャキンッ ヴァチチッ

吹雪「ど、どうするんですか・・・?」

スティーブ「・・・」






スティーブ「戦う」ダッ!
334 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/02/12(日) 21:44:51.95 ID:IKeXM3FQ0
今回はここまでとなります
短くて申し訳ないです
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/12(日) 22:52:28.75 ID:wxDQX0FW0
おつ
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/21(火) 23:27:38.57 ID:E/zg5KOl0
つづきまだかなー?
337 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/04(土) 22:45:31.42 ID:FAh+Em+P0
…….
….
..
.

?

?

鎮守府?提督執務室

?

?
提督「全員揃ったか」

長門・加賀「・・・」

提督「話は聞いていると思う・・・すまない、こんなことになってしまって・・・」

長門「いいや、こうなることは覚悟していた。あなたの責任ではないさ」

加賀「我々は問題ありません。赤城さんのことを・・・よろしくお願いします」

提督「ああ、できるだけ君たちが早く戻ってこれるように手を打つ」
338 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/04(土) 22:47:49.07 ID:FAh+Em+P0


      ガチャッ!

?
金剛「HEYテートク!!アノ放送はナンデスカー!?」

?赤城「私も放送を聞いて駆けつけました!一体どういう事なんですか!?」

?金剛「ホントーに二人を送っちゃうノ!?」

?加賀「赤城さん、いいんですよ・・・これで」

?赤城「そんな・・・!」

?長門「海軍の上層部が決定したことだ。下手に抵抗したりすれば余計に事が悪くなる」

?長門「こちらの世界と向こうの世界の仲を悪くさせるわけにはいかない」

?赤城「そう・・・ですか・・・」

?金剛「うぅー・・・」
339 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/04(土) 22:51:46.05 ID:FAh+Em+P0
提督「・・・長官は君たちを本気で囚人のように扱ったりはしないはずだ。彼は事情を知っている。形だけの収監だろう」

提督「ゾラを倒せば君たちの汚名も晴らす事ができるはずだ」

赤城「お二人共早く解放されるように、私たちは全力を尽くします!」

金剛「Trust me!」

加賀「ありがとう。赤城さん、金剛さん」

長門「心強いな、頼りにしているぞ」

提督「二人は直接長官に引き渡すからいいとして、心配なのは吹雪だな・・・」

提督「長官は事情を知っているが、職員達は違う・・・手荒な連行をされていなければいいが・・・」

長門「長官がそうならないように取り計らってくれているだろう」

加賀「吹雪さんは優しく、大人しい子です。きっと穏便に済むように上手くやるでしょう」

提督「心配しすぎか・・・」
340 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/04(土) 22:54:04.39 ID:FAh+Em+P0
…….
….
..
.


アベンジャーズ世界 ヘリキャリア


スティーブ「くらえ!」ブンッ

ドゴッ

機動部隊員A「グハァッ!」ドシャッ

隊員C「くそ!あの傷でなんであそこまで動ける!?」

隊長「盾のないキャプテンアメリカなど脅威ではない!おまけに奴は手負いだ!そのまま攻撃し続けろ!」

隊員達「了解!」

隊長「諦めて降伏しろ!キャプテンアメリカ!」
341 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/04(土) 22:56:03.56 ID:FAh+Em+P0
スティーブ「絶対に・・・しない・・・!」

ポタッ… ポタッ…

吹雪「キャプテンさん!血が・・・!」バッ!

スティーブ「吹雪!僕の後ろからでちゃ──」

隊長「今だ!麻酔銃を撃ち込め!」


ジャキッ


スティーブ「危ない!」ガバッ!

ブォンッ!
キンッ!


隊員B「なっ・・・?麻酔銃が・・・弾かれた・・・!?」

隊員D「あれは・・・ハンマー・・・?」

隊長「誰がハンマーなんて投げ付けた!?」

スティーブ「・・・・?」
342 : ◆Ua1M3q7gGI [sage]:2017/03/04(土) 23:00:37.42 ID:FAh+Em+P0
「我が手に戻れ、ムジョルニア」

ブォンッ!
パシッ

ソー「ロジャース・・・一体こんなところで何をしている?」

ロジャース「長官に用があってね・・・すまない、助かった」

ソー「気にするな、ここは俺が引き受けよう。丁度軽く運動がしたかったんでな」

スティーブ「事情は後で必ず話す・・・」

スティーブ「今のうちに走れ!」ダッ

吹雪「はい!ソーさん、ありがとうございます!」ダッ

ダダダ…

隊長(ふざけるな・・・!ソーだと!?一体どうしろって言うんだ!?)

ソー「さて・・・誰からかかってくる?ハッハッハ!」
343 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/04(土) 23:03:20.86 ID:FAh+Em+P0
…….
….
..
.


アベンジャーズ世界 トリスケリオン

長官執務室


AI『ソーが機動部隊と戦闘中との情報が入りました。戦況は極めて劣勢です。もう既に機動部隊の半数が倒されました。いかがいたしますか?』

ニック「・・・なぜソーが暴れている?」

AI『事の発端はキャプテンロジャースが吹雪の逮捕を拒み、機動部隊に攻撃を始めたことです』

AI『その後ソーが追手との戦闘を引き受けた模様です。ソーの戦闘時間から見てキャプテンロジャースがこちらに着くまでもう間もなくでしょう』

ニック「これ以上事を荒立てるな・・・部隊は撤退させろ、ロジャースは私が説得する」

AI『了解です。サー』

ピッ

ニック「それで、ロマノフは今どうしてる?」

AI『エージェント・ロマノフは現在・・・』

ピピピピ…!


ニック「なんだ!?」

AI『高速接近物を検知。窓から退避して下──』


ガッシャァァァッ!



トニー「邪魔するよニック。話し合おうじゃないか」シュゴゴゴ… ガンッ
344 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/04(土) 23:09:03.32 ID:FAh+Em+P0
今回はここまでとなります
スマホからの投稿になってしまったので文字や効果音の配置がおかしいです。
セリフが文字化けしたりしている訳では無いので気にしないで読んでいただければ幸いです
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 15:44:14.54 ID:5GIIA6UBO
乙待ってた
346 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 20:38:16.93 ID:lyUJ9S6R0
ニック「いきなり窓を突き破り入ってきておいて話し合おうとはどういうつもりだ?スターク」

トニー「どういうつもりはこっちのセリフだ。なぜ彼女達を逮捕する話が出てきたときに僕や提督に声をかけない?」

ニック「こういうことになるからだ」

トニー「なるほど?それで、どう向こうの世界の海軍上層部と話をつけたんだ?どんな手を使った?」

ニック「どんな手だと?この話を最初に持ちかけてきたのは海軍の方だ。私ではない」

トニー「なに・・・?」

     ガチャッ

木曾「間に合わなかったか・・・!」ゼェッ... ゼェッ...

トニー「・・・木曾?何しに来た?」

木曾「お前が何かやらかさないように追ってきたんだ!・・・遅かったけどな・・・」

木曾「だが、もう二人ここにきてるぞ」スッ
347 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 20:38:58.78 ID:lyUJ9S6R0
吹雪「し、失礼します・・・って、窓が・・・!」

スティーブ「邪魔か?」

トニー「ああ、これから君が何をするかによってな」

スティーブ「・・・木曾から粗方話は聞いた。僕も同じ目的で来た」

トニー「この状況を見て何も言わないのか?」

スティーブ「言えるような立場じゃない」

トニー「なら話の続きだ。海軍が先に逮捕の話をしてきたというのはどういうことだ?」

木曾「は・・・?どういうことだそれは・・・?」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/28(火) 20:39:06.25 ID:VNJvMc6R0
久々だ
349 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 20:41:08.93 ID:lyUJ9S6R0
スティーブ「フューリー、詳しく話せ」

ニック「・・・提督がS.H.I.E.L.D.と向こうの世界の海軍とのパイプラインをつないだ。歩兵用対深海棲艦装備の提供の時にな」

ニック「私が武器提供に対する礼としてこちらの世界の技術の提供を申し出ようとした矢先にヘリキャリア等での騒動が起きた」

ニック「その後、この件について連絡すると・・・海軍上層部は我々の世界で裁いて構わないと言ってきた。杖による洗脳の説明したにもかかわらずだ」

ニック「別次元間で犯罪者引き渡しなんて前例が無いってこともあるが・・・こうもあっさり、しかも押し付けるような形で艦娘達の処遇の決定権をこちらに委ねてきた」

木曾「そんな・・・長門達は自分の世界に帰れないのか?」

吹雪「・・・」

トニー「それでイエスって答えたのか?」
350 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 20:43:10.67 ID:lyUJ9S6R0
ニック「ああ、彼女達はこちらが用意した専用の刑務所に収監する」

スティーブ「・・・どんな場所だ?」

ニック「カリフォルニア州にある巨大施設だ。念のために言っておくが、助けに行かない方が彼女たちの為になると思うぞ」

トニー「・・・そんな観光地に刑務所があるなんて聞いたことが無いんだが?」

ジャーヴィス『トニー様、今S.H.I.E.L.D.のデータベースにアクセスした結果ですが・・・何と言いますか・・・そこはトニー様も良く利用している高級リゾート地です』

トニー「・・・ニック?」

ニック「あいにくヘリキャリアにあった檻はソーに壊されたんでな、その代りだ。事態が収拾するまではあそこで生活してもらう」

351 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 20:43:47.30 ID:lyUJ9S6R0
スティーブ「フューリー、なんて野郎だ・・・」

ニック「おっと、お口の悪い子は誰だ?」

トニー「こういう魂胆だったんならもっと早く言ってくれ・・・」

ニック「だが窓は弁償してもらうぞ」

トニー「お安い御用だ、おしゃれな模様もつけてやろう」

ニック「結構だ」

吹雪「あの・・・私もそこに・・・?」

トニー「ああ、君はこれからシルクのシーツが掛かったふかふかのベッドで眠り、カリフォルニアの海の景色が広がる窓を見ながらロブスターを食べる刑務所生活を送ることになる」
352 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 20:46:47.26 ID:lyUJ9S6R0
吹雪「」

木曾「」

木曾「なんだか逮捕の話が出てきた時より納得がいかないぜ・・・」

スティーブ「だが問題が片付いたわけじゃない・・・ひとつはっきりしたのは・・・」

トニー「海軍上層部が怪しいってところだな」

ニック「艦娘が国の貴重な財産なのであれば、何とか自分の世界で罪を軽くして収めたいはずだ。こちらにすべての決定権を委ねてくるのは向こうからしたら得策ではないはずだ」

スティーブ「ゾラが何らかの策を講じたのかもしれない、十分に警戒する必要があるな」

トニー「奴は僕の装置に侵入していた。構造のデータを丸々コピーして同じものを作ったとしても不思議じゃない」

ニック「海軍上層部が乗っ取られている可能性があると?」
353 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 20:47:36.85 ID:lyUJ9S6R0
トニー「世界征服なんて目標掲げた奴の事だ、十分あり得るだろ?僕は一旦鎮守府に戻って提督に海軍上層部に行って話をするように言っておく」

スティーブ「危険じゃないのか?」

トニー「僕が何の策も考えてないとでも?また後でな」スッ
 
     ドシュウウウゥゥゥ...
 
ニック「ロジャースは鎮守府で治療を受けろ。今の状態じゃS.H.I.E.L.D.の施設は何処も使えないだろう」

スティーブ「ああ・・・そうするよ・・・」

ニック「吹雪、地下に“刑務所”へ向かう護送用クインジェットがある。あとで案内しよう」

吹雪「はい!ありがとうございま・・・す?」

木曾「吹雪・・・お土産よろしく頼んだぞ」

吹雪「あはは・・・わかりました・・・」
354 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 21:03:26.49 ID:lyUJ9S6R0
>>351 お口の悪い子は〜  ※アベンジャーズ2のネタバレを含みます


アベンジャーズ2の後半、ウルトロンの計画により町が空に向かってに飛び立ってしまう
そのままでは浮かんだ町が地面に猛スピードで叩きつけられ、かつて恐竜が隕石で絶滅したように人類も滅んでしまう
だが町を破壊すれば住民はみんな死んでしまう
究極の選択肢を迫られるなかニック・フューリーがヘリキャリアで町の人間をすべて救助するために駆けつける
それを見たキャプテンが「フューリー、なんて野郎だ」と笑顔でついた悪態に対してのセリフ
ちなみに原文をそのまま訳すと「お前その口でママにキスするのか?」である

355 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/03/28(火) 21:19:54.62 ID:lyUJ9S6R0
今回はここまでとなります
投稿大幅に遅れて申し訳ないです
次回からはもう少し早めに投稿できるように頑張ります
決してアイアンフィストを見ていたわけではないです・・・
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 12:50:44.47 ID:NeF+9WQmo
おつ
357 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:47:25.68 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.


 鎮守府 提督執務室


トニー「・・・って訳だ。ぶっちゃけ彼女達はここよりいい生活を送っているだろうな」

赤城「それは・・・良かったというべきなんでしょうか・・・」

明石「うらやま・・・なんでもないです」

木曾「納得いかねぇ・・・」

金剛「キッソーさっきからそればっかりネー」

木曾「それだったらいっそ逮捕したってことにして鎮守府に待機でもよかったと思うんだが・・・」

提督「海軍上層部にすぐにばれるだろ・・・」
358 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:48:44.25 ID:uWe73sXI0
トニー「組織の保身に走ってしまったことへの長官なりのお詫びのつもりだったりしてな・・・奴がそんな優しさをまだ持っているとは思えないが」

提督「だがゾラにとっては都合がいいな・・・うちの戦力の半分を持ってかれた」

トニー「その話なんだが・・・なぁ、海軍上層部・・・怪しいと思わないか?」

提督「それは・・・」

トニー「だろ?真意を確認しに行かなくちゃな?」

木曾「おい・・・今度は海軍上層部に殴り込みか?」

トニー「今度は彼が行く。僕は入れないからな」

明石「あの・・・冗談ですよね?」
359 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:50:20.70 ID:uWe73sXI0
赤城「提督、本当に行く気ですか?」

提督「・・・ああ」

木曾「マジかよ・・・」

金剛「用心しすぎもヨクナイデース・・・」

提督「大丈夫だ、なぜこういう措置を執ったのか詳しく聞いてくるだけだ」

明石「もし・・・もしゾラの手に落ちていたとしたら危険じゃないですか?」

赤城「百歩譲ってそれはないでしょう・・・次元転送装置持っていませんし・・・」

明石「ゾラは何度も装置にアクセスしています。製造方法を盗んでいても不思議じゃないです」

トニー「その通りだ」
360 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:52:44.85 ID:uWe73sXI0
金剛「人工知能だけでどうするつもりなんでショウ・・・」

トニー「逆に考えてみろ、人工知能だけだからこそ上層部のシステムに入ってめちゃくちゃにすることができるはずだ。それに、奴には杖を持って行動した協力者もいる」

提督「とりあえず話をして・・・それからだな、判断は」

トニー「そこでだ、君にちょっとしたプレゼントがある」

明石「お、とうとう出しますか!」

提督「ほぉ、楽しみにしておくよ」
361 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:53:56.13 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.

ラボラトリー 

   バスッ!

提督「ぐっ!」

明石「動かないでください。ズレたら取り出さなきゃいけませんよ?」

   バスッ!

提督「ッ!」

トニー「痛そうだ」

提督「そもそも一体何をしているんだ!?連れてこられるや否や体のあちこちに何か撃ちこまれているんだぞ!?」

トニー「超小型のマイクロチップだ。センサー付きのな」
362 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:54:39.85 ID:uWe73sXI0
明石「このセンサーに応じてかなり遠い所からでもスーツを呼び出せます。便利でしょう?」

提督「なるほどな・・・」

明石「はい、これでお終いです」バスッ!

提督「やっと終わったか・・・いてて・・・」

トニー「これでお話し中に“不測の事態”が起きてもこれで対処可能だ」

提督「起きてほしくないけどな」

ジャーヴィス『海軍本部までのヘリをチャーターしておきます』

提督「頼んだ」

明石「杞憂だったら良いんですが・・・本当に気を付けてくださいね?」

提督「ああ、それじゃ行ってくるよ」
363 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:55:17.24 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.

艦娘達の世界 ???



ストラッカー「俺の読みが正しければ海軍本部に提督あたりが行くはずだ。そこで奴さえ洗脳すればもうこっちの勝利は確定する」

ゾラ『君の任務はここまでだ、ご苦労だったラムロウ。後は元の世界で怪しまれないように行動し続けろ』

ラムロウ「ああ、だがその前に一つ良いか?」

ゾラ『なんだ?』

ラムロウ「歴史を改竄できるなら・・・なぜ真っ先にアベンジャーズを消し去らないんだ?」

ゾラ『スタークの開発した装置が思っていた以上に不完全だった。あくまで移動目的にしか作られていないからだ』
364 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:57:00.39 ID:uWe73sXI0
ゾラ『歴史に深く結びつきすぎたものは改竄できないし、改竄が過ぎると我々にとってかえって不利に働くこともある』

ゾラ『逆に言えばなかったものを突然呼び出すことは難しくない。例えば、ロジャース達の世界に新たに深海棲艦という存在を誕生させたりだ』

ゾラ『だが・・・運命というものは決して変えることができないのだ・・・私達とアベンジャーズが戦うという運命はな・・・』

ゾラ『彼らを消さない限りは、未来構築の計算にエラーが出続ける・・・アベンジャーズさえ消せば・・・私の計算通りに世界を変え、ヒドラによる完全支配の完了した世界を作ることができる』

ラムロウ「なるほど、運命か・・・」

ゾラ『何かわからない所でも?』
365 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:57:39.64 ID:uWe73sXI0
ラムロウ「いいや、なんでもないさ、俺はトリスケリオンに戻る。世界が手に入ったら教えてくれよ」スタスタ...

ストラッカー「俺は海軍本部に向かう。指揮する者をこちらに引き込めば後は何とでもなる」スタスタ...

ゾラ『もうすぐに・・・来たるべき時が来る』

ゾラ『君も感じるだろう?お姫さん・・・?』

中枢棲姫「・・・」
366 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:58:16.65 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.

数時間後

艦娘達の世界 海軍本部 第一会議室


提督「ご無沙汰しています、元帥」

元帥「まぁ、そう固くならずに・・・お茶でも出そうか?」

提督「いえ、ここにはすぐに終わるような話をしただけなので遠慮させていただきます」

元帥「そうか、ならば早速その話を聞こうじゃないか」

提督「重要な話なので憲兵隊にはなるべく部屋の外へ退出していただけるとありがたいのですが・・・」

元帥「彼らは信頼できる。話を聞いても外に漏れることは決してない、安心したまえ」
367 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 00:59:48.67 ID:uWe73sXI0
提督「そうですか・・・では・・・」

提督「なぜS.H.I.E.L.D.に艦娘を押し付けるような形で逮捕をさせたのですか?彼女たちはこの世界で極めて重要な戦力でしょう?」

元帥「そのことか?なに、簡単なことだよ」












元帥「もう必要なくなったからだ」

提督「・・・どういう・・・意味ですか?」

元帥「言葉の通りだ、必要な存在ではなくなった。もう戦争は終わるんだよ」
368 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:00:38.88 ID:uWe73sXI0
提督「・・・ご説明願えますか」


     「その必要はない」


提督「!」

ストラッカー「すぐに君も理解できるようになるからだ・・・」スッ...

提督(あの光る杖・・・!)

提督「スタークが人工知能だけの奴に洗脳は不可能だと、協力者がいると言っていた・・・お前の事だったのか・・・」

ストラッカー「ご名答。まぁ、これからの君にとってはどうでもいいことだ」

         ジャキッ

提督「元帥・・・憲兵隊に銃を下してもらえるようご命令していただけませんか?」
369 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:01:12.22 ID:uWe73sXI0
元帥「これからの君の動き次第だ」

提督「なぜヒドラにつくことにしたのですか・・・?」

元帥「君も軍人なら分かるだろう?規律正しき世界が、秩序が厳しく保たれた世界がどれだけ美しく完璧か」

提督「そんな自由のない世界を全人類に押し付けるつもりですか!?」

元帥「人類は自由を持つに値しない。自由を得た結果として人同士で殺し合っているだろう?」

元帥「ヒドラは人類を統一した暁には深海棲艦を消滅せてくれると約束した。そうすれば人類に敵は居なくなる!人類そのものにも秩序がもたらされ、平和な世界が訪れるんだ!」

提督「元帥・・・!」
370 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:02:01.27 ID:uWe73sXI0
元帥「これで理解できただろう?さぁ、君もこの素晴らしい世界を共に実現しようじゃないか・・・」

ストラッカー「そら、聞いただろう?ハチの巣になりたくなかったらそこを動かない方が賢明だ」スタスタ...

提督「くそ・・・」

提督(まだか・・・?)

ストラッカー「大丈夫だ・・・君もすぐに理解できる」スッ...









憲兵1「そこまでよ」ヒュンッ

    バチィッ!!

ストラッカー「ぐぉぁああ!?」ヴァチチチッ!
371 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:03:39.35 ID:uWe73sXI0
憲兵2「なっ・・・スタンガンか!?」

憲兵3「貴様何を!?」

憲兵1?「邪魔しちゃったかしら・・・?」グイッ

     ポイッ

ストラッカー「貴様ァ・・・!ナターシャ・ロマノフか!!」

提督「どうしてここに!?」

ナターシャ「長官の命令よ。詳しい話は後、ついてきて!」グイッ

提督「ああ!」

   ダダダ...

ストラッカー「全員追え!女の方は射殺しろ!」
372 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:07:11.60 ID:uWe73sXI0
>>371 スタンガン 

ブラック・ウィドウはウィドウズ・バイトという相手を電撃で攻撃する武器を手首に装備している
OO7に出てくるようなスパイグッズでかっこいい
373 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:08:29.55 ID:uWe73sXI0
元帥「聞こえただろう!行け!」

憲兵隊「了解!」ダッ!

ストラッカー「あのクソアマめが・・・!」

元帥「ストラッカー殿、そう心配しなくとも問題は無い」

ストラッカー「何か手が?」

元帥「ええ、我が海軍が誇る兵士が彼らを捕らえる」
374 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:09:37.05 ID:uWe73sXI0
......
....
..
.

海軍本部 屋外 裏庭


提督「追手は撒いたか?」

ナターシャ「途中から諦めたみたいだけど・・・そのようね」

ナターシャ「この庭を出た先に車を用意してあるから、あとはそこまで-----」


      ズドォンッ!!


ナターシャ「!?」バッ

提督「グッ・・・砲撃・・・!?」


?「一度しか言わないわよぉ〜・・・そこで止まってもらえるか・し・ら?」


提督「冗談だろ・・・」

ナターシャ「知り合い?」

提督「昔よく会ってたよ・・・演習でだ」
375 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:10:21.78 ID:uWe73sXI0











龍田「そのまま・・・って・・・あら?」

提督「久しぶりだな、龍田。なんでこんなところに?」

龍田「それはこっちのセリフよぉ?危険人物とお話しするから、脱走したときの為に待機って命令されてたのよ〜。まさかぁ・・・呉提督さんの事なのかしら?」

提督「話すと長いが・・・話している暇はないんだ・・・俺が危険人物じゃないってのはわかるだろう?だから通してもらえないか・・・?」

龍田「呉提督さんならまだ分かるけど〜・・・そっちの綺麗なお姉さんは?」

ナターシャ「私も彼と同じ・・・事情なら後で好きなだけ説明するから、通してもらえる?」
376 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:11:22.65 ID:uWe73sXI0
龍田「あはっ♪、中々面白い事言うわね〜」

龍田「そんな説明で通せると思うの〜?それにあなた・・・ただの人間じゃないわね〜?」

ナターシャ「・・・!」

龍田「うまくごまかしてるつもりかしら〜?なんだか血の匂いがするわよ?」スッ...

ナターシャ(剣を構えた・・・!)

ナターシャ「お願いしても・・・駄目なのかしら?」スッ...

龍田「あらあら〜そんなこと言ってぇ〜♪闘る気マンマンって感じね〜?」ジャリッ...
377 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:11:54.15 ID:uWe73sXI0
提督「なぁ・・・ちょっと・・・もう少し穏便に出来ないのか?」

龍田「この状況で能天気ね〜?」

ナターシャ「ここは隙を突いてうまく逃げるわよ。提督」

龍田「逃がさないから」

提督(また仲間同士で戦わなくちゃいけないのか・・・?ん?)

  ォォォ...

提督(!・・・やっと来たか!)
378 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:18:31.10 ID:uWe73sXI0
龍田「さ、始めるわよ〜♪」ダッ!

     ブォンッ!

     ガキィインッ!!

    ガシンッ ガシャシャシャッ... キュィィィイ...

提督「ギリギリセーフか・・・腕が無くなるところだった・・・」

龍田「あら提督・・・その腕は何かしら〜・・・?」ググッ...

提督「噂位は聞いてないか?」ブンッ!

龍田「ッ!」バッ

龍田「ああ〜・・・戦う提督・・・アイアンコマンダーでしたっけ?作り話だと思っていたわ〜・・・」

提督「まぁ・・・そう思うよな・・・名前もアレだし・・・」

提督「ロマノフ・・・あくまで隙を作るだけってことで・・・彼女に危害は加えないってことでいいだろうか?」

ナターシャ「もちろん、私もあの子を傷つけたくはないわ」

龍田「ひょっとして・・・私の事、舐めてます〜?」ジャキッ
379 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/04/17(月) 01:22:03.52 ID:uWe73sXI0
今回はここまでです。龍田がだいぶMADな雰囲気になってしまってファンの方々ごめんなさい
龍田は嫌いじゃないです。
380 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/05/07(日) 23:20:15.02 ID:bIq0myjr0
提督「来るぞ!」

ナターシャ「私に任せて!」 パシュッ

龍田「っ!」ヴァチチッ

提督「おい、傷つけるなと・・・」

 ブチッ! ポイッ

提督「おまけに君の電気ショックまるで効いてないぞ」

ナターシャ「あれを素手で引きはがした奴なんて見たことないわよ!それより、あなたのスーツ右腕以外来てないじゃない」

提督「酷使しすぎたからな、ストライキ起こしてるのかも」
381 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/05/07(日) 23:21:26.35 ID:bIq0myjr0
龍田「茶番してる場合かしら〜?」ダッ!

ナターシャ「提督!ちょっと手を貸して!」ブンッ

  ボワッ!

龍田「この程度の煙幕じゃ逃げる隙は作れないわよぉ?」ブォンッ

提督「でも君の不意を突く隙は作れた」ジャキキキンッ シュゴォォォオ....

ガシャンッ ガキキッ...

龍田「な・・・何故私の腕に提督のアーマーが・・・?」ウィーン... ガシンッ
382 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/05/07(日) 23:22:04.20 ID:bIq0myjr0
提督「ジャーヴィス、アーマーの推進リパルサーを全開にしろ。彼女を本部の中まで送ってやってくれ」

     キュィィィイイイイ....!

龍田「こ、これを外し-----」シュゴォォオォォオ!!

龍田「〜〜〜〜〜!!」ズザザザザザ....

   ザザザ...

ナターシャ「かわいそうに、あれじゃ引き回しの刑よ」

提督「君の提案だろ?」

ナターシャ「そうね、“手を貸して”って意味が伝わってよかったわ。行きましょう?」
383 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/05/07(日) 23:24:19.92 ID:bIq0myjr0
......
....
..
.


  海軍本部


ストラッカー「外からの爆発音が聞こえなくなった・・・終わったのか?」

元帥「もうじき奴らを連れてこっちに来るはずだ・・・」

   カツ... カツ...

元帥「ほら、彼女のハイヒールの音がしてきただろう?」

    バァンッ!

龍田「・・・ごめんなさい」ポイッ

    ガシャンッ

元帥「それはなんだ?腕か?」
384 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/05/07(日) 23:24:59.40 ID:bIq0myjr0
龍田「敵の装備品・・・です」

ストラッカー「それだけか?」

龍田「敵は取り逃がしました」

ストラッカー「ふん・・・あなたの誇る兵士とやらも大したことないな」

元帥「まぁそう仰らずに・・・龍田もきっと調子が悪かったのだろう・・・な?」

龍田「・・・」

ストラッカー「奴らの本拠地に攻撃部隊を派遣しろ。こちらは最後の戦争に向けての“軍隊”の用意にかかる」
385 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/05/07(日) 23:25:46.72 ID:bIq0myjr0
元帥「直ちに彼女たちを送ろう。龍田、今度はもちろんやり遂げられるだろう?我々人類の明日が懸かっているのだから」

龍田「もちろんよぉ・・・みんなにも伝えておきますね?」

元帥「どれだけかき集められる?」

龍田「この近くで出られるとしたら〜・・・三艦隊くらいですかね〜?」

元帥「よし、早速取り掛かってくれ」

龍田「はい・・・」

元帥「・・・大丈夫かね?」

龍田「・・・あの二人、あまり悪い感じがしなかったんです・・・」
386 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/05/07(日) 23:27:45.97 ID:bIq0myjr0
元帥「・・・いいかい龍田、これさえ終われば君たちはこの戦いから解放されるんだ。仲間が死ぬ心配をする必要もなくなるのだよ・・・」

元帥「あの女の方はスパイで、今まで何人も欺き殺してきた。君も雰囲気で騙されてはいかんぞ?」

龍田「はい、次は油断しません。必ず作戦は成功させます」

元帥「その意気だ!頼んだぞ」

   スタスタ...

龍田「・・・」

ヴーッ ヴーッ

龍田「!」ピッ
387 : ◆Ua1M3q7gGI [saga]:2017/05/07(日) 23:29:26.26 ID:bIq0myjr0
龍田「あらあらぁ、天龍ちゃんったらどうしたの?私が心配だった?」

龍田「ちょっとドジふんじゃっただけよ〜?それよりも、皆を集めてもらえるかしら?近くの鎮守府の子たちもよ」

龍田「ええ、攻撃するんですって・・・もちろん私も気が乗らないわよぉ?でも、元帥直々の命令なんだし逆らうことは出来ないから〜・・・」

龍田「それにここ最近、あそこの鎮守府のメンバーは過剰な戦力を持ち始めたとかなんとか・・・ね?」

龍田「それじゃぁ・・・はい、たのんだわよ〜」

     ピッ

龍田「本当に、気が乗らないわ〜・・・」
285.95 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)