響「まだ空っぽな明日は、限りなく黒に近いグレイ」【偶像喰種2章 後編2】

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132 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/07/29(日) 19:49:01.53 ID:334t9ZsA0

〜2時間後〜


草場「じゃあ俺、次はここ探します」

草場「……ひー。そろそろ手が動かなくなってきた……つめてー!」ジャブジャブ

草場「勢い余ってスーツのまま川に入っちゃったし……洗濯めんどいなあもう」ジャブジャブ

草場「やっぱ海まで流されちゃってるかなあ……無駄に終わるかもしれない……」

草場「…まあ、だからと言って……」カサ

草場「……ん?」


草場「……!!!」


草場「あった! ありました!! ケータイ! これじゃないですか!?」


冬馬「!! マジか! ちょっと見せてくれ!!」ガバッ

中島「おお! それっぽいぞよくやった草場!」

翔太「終わったー! やっと見つかった寒いー!!」

北斗「早く捜査局に持っていきましょう。中身を確認しないと!」


〜CCG支部〜


草場「…ふー。これでよし、っと。あとは検査結果待ちですね」

中島「天ヶ瀬一等たちはこれからどうするんですか?」

冬馬「俺達か? 流石にもう帰るよ」

翔太「頑張って耐えてたけど、これもう無理だよヒエッヒエだもん」

北斗「協力してくれてありがとうございました。また明日、よろしくお願いします」


中島「そう、ですか……」

中島「……あの」

「「「?」」」


中島「良かったら一緒にメシ行きませんか? 行きつけの店があって」

中島「俺、奢ります。奢らせてください」


――――――――――――――――――――
133 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/07/29(日) 19:49:52.48 ID:334t9ZsA0

〜定食屋〜


中島「エビ天セット、かしわ握りにしてくれ」

草場「またですか中島さん」

中島「うるせー」

冬馬「かき揚げ大盛」

店員「あいよ兄ちゃん!」


中島「……すみません、こんな地味な店で」

草場「御手洗二等と伊集院上等、気に入らなかったみたいですね……?」

冬馬「別に店が気に入らなかったとかじゃねえよ」

中島「そ、そうっすか……」


冬馬(くそっ……俺が『行く』って言ったら)

翔太『ボクうどんの気分じゃないからパス』シレッ

北斗『この際だから社会人の付き合い方を学んで来い冬馬』シレッ

冬馬(…ってさっさと帰りやがった!)

冬馬(余計なお世話だっての……面倒くせーな)


草場「で、でもまさか捜査のためにあんな冷たい川でゴミ漁りなんて」

草場「正直…そんな泥臭いことをやる人には見えませんでしたよ」

冬馬「……」


店員「お待ちどう!」


冬馬「手段選んでられる余裕がねえからな」パキッ

冬馬「いただきます」
134 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/07/29(日) 19:51:19.69 ID:334t9ZsA0

中島「…天ヶ瀬一等って確か『採用制度』でCCGに入局したんですよね」

草場「…『採用制度』?」

中島「お前知らねえの? 『捜査官未成年採用制度』だよ」

中島「普通は喰種捜査官養成学校(アカデミー)に二年間通うなり、最低でもジュニアを卒業するなりしてから喰種捜査官になるもんだけどよ」

中島「『隻眼の喰種』の襲撃で一気に人手不足になったから、本局の意向で採用の幅を広げたんだよ」


中島「未成年の子供だろうと適性試験さえクリアすれば、あとは現場研修を経るだけで捜査官になれる」

中島「年齢に関わらず『能力があって』『職務遂行の意思があれば』捜査官になれるようになった」

草場「へー……そんな制度があったんすね」


冬馬「違うな。俺と北斗、翔太は『採用制度』が確立する前から捜査官やってるぜ」

冬馬「黒井のオッサンにスカウトされて、オッサンが責任取る形で捜査やってたよ」

冬馬「言っちまえば『特例』だな」

冬馬「"喰種"に関する法と知識、体づくり……なんてのは、捜査の合間にやってた」

冬馬「悪いが規則で詳しく話すことはできねえぞ」

草場「えー……なんかそれ」



草場「少年兵みたいっすね」



冬馬「……」

中島「…! おい馬鹿!」

草場「! す、すみませんそういうつもりじゃ」


冬馬「別に、無理矢理やらされてるわけじゃねーよ。この採用制度はマスコミにも滅茶苦茶叩かれてるしな」

冬馬「『子供を死地へ放り込むのか』ってな。局内での反対も多いから、この制度の運用はかなり慎重にやってる」

冬馬「だから未成年採用制度はあくまで志願制で、本局から強制的にスカウトされるわけじゃねえし」

冬馬「本来の捜査官とは違って希望すればすぐ辞職できるようになってる」

冬馬「俺は好きで捜査官をやってる。辞めたきゃとっくに辞めてるから安心しろ」


草場「…そ、そうなんですか……」
135 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/07/29(日) 19:54:12.39 ID:334t9ZsA0

草場「……え、えっと!」

草場「喰種捜査官って女性もいるんですよね? どういう人が…」

中島「草場…やめろ、もう黙っとけ!」


冬馬「…俺と同い年くらいの奴なら4人…今は16〜19くらいだったか。こいつらは『採用制度』を通過してるやつだ」

冬馬「あと12だか13だかのガキが一人……翔太とは違ってある施術の被験者で、それで身体を強化して体力検査を無理矢理パスしたって聞いてる」

冬馬「ほかにもU課採用のやつが一人いるらしいな」


草場「…あの、採用制度の方じゃなくて、大人の女性はー……」

冬馬「……悪い。俺の知ってる奴なら、黒井のオッサンが忙しい時に俺らの面倒見てた上等がいた」

冬馬「自分も忙しい癖にいちいち構って子ども扱いしてきてよ。…まあ、優秀な女だったぜ」

草場「へえー、今はどうされてるんですか?」

冬馬「……殉職したよ」

草場「ああ、殉しょ……」

草場「……へ?」


中島「……草場!!」

草場「す、すすすすみません! 俺また……!」

冬馬「別にいいっての。ひたむきな奴ほど命を落とすだけだ」


冬馬「…ご馳走様。時間外で手伝わせた上に奢らせて悪かったな」

冬馬「助かったし美味かった。……ありがとよ」


――――――――――――――――――――


中島「…草場。お前なあ、もうちょっと考えて喋れよ」

草場「すみません。…なんか、思ってたより彼らの境遇がハードで」

草場「なんかもっと…強いのをいいことに、ラノベの主人公みたく好き勝手に遊んでるもんだと思ってて……」

中島「……」


草場「…中島さん。僕、ずーっと楽なデスクに行きたかったんですけど」

草場「なんか、そう思ってた自分が恥ずかしくなってきました」


草場「あんな子供が必死で頑張ってるのに、いい大人の自分が何やってんだろって……」

草場「もっと出来ることがあるんじゃないかって……」
136 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/07/29(日) 19:55:15.83 ID:334t9ZsA0

草場「中島さん、俺……」



草場「もっと現場で頑張ってみ



               ズパッ



      よかな



             って」




草場「……え゛れ?」



バタリ



中島「……草場?」
137 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/07/29(日) 19:58:40.56 ID:334t9ZsA0

今日はここまで。

無印6巻とか読み返しながら書いてるけど
ジュニア卒業の年齢とアカデミー卒業の年齢がよくわからんです。
アカデミーの教育期間は2年らしいですしそれぞれ18、20でいいんでしょうか?
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/30(月) 20:28:50.65 ID:FoKiWOsqO
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/05(日) 21:34:21.92 ID:jGCUnJAN0
おつん
140 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/12(日) 22:56:08.53 ID:6o5rdHIw0

草場「―――――」


??「……」ギロ


中島(――?)

中島(――お面と……メイド服?)

ゴスロリ「……!」ビュオ

中島(――やべ)

中島(――殺され……)


冬馬「―――――中島さんッ!!」ドッ

ゴスロリ「!」スカッ

中島「あまがっ……!」

冬馬「間に合った……下がってろ中島さん!」


ゴスロリ「……」バッ

冬馬(この身のこなし……一撃の重さ)ド

冬馬(―――間違いなく"喰種"ッ!)バキッ


冬馬「……痛……!」グラ

ゴスロリ「……」ビキキ

冬馬(――あの赫子……!)

冬馬(――『羽赫』…瞬発型の"喰種"か!)

冬馬(――最悪のミスだ…さっさと替えのクインケを貰っときゃ……!)

冬馬(――生身で受ければ必死ッ!!)


ゴスロリ「……」ズズズ


ヒュッ


ゴスロリ「!!!!!」ギリュ


冬馬「!」


「…冬馬」

「全くお前らしくない凡ミスだな」

「川漁りに夢中で"クインケ"の替えを申請していないとはなあ?」ジャコン


冬馬「オッサン……!」


黒井「全く…外見を損なうなよ冬馬」

黒井「市民の皆様へのアピールには、その面構えも欠かせないのだぞ」

黒井「熱意は買うが冷静さを欠くんじゃあない」


黒井「手本だ」


黒井「見 て ろ !」ヒュッ
141 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/12(日) 22:56:55.55 ID:6o5rdHIw0

ゴスロリ「……ッ!」ヒュッ


ゴシャ


黒井「…ほう! これをかわす奴は久々に見たな。お見事お見事……」

黒井「そのゴシックロリータ……」

黒井「報告書に似た特徴の奴を見たことがあるなあ?」


黒井「確か、2年前まで『ELLIE』とコンビを組んで人間を狩っていた"喰種"……」

冬馬「……!!」

ゴスロリ「……」


黒井「……ククク…丁度いいタイミングで現れてくれた」

黒井「つい先ほど新しい『クインケ』が完成したんだ」スッ

黒井「お披露目の相手は君にこそ相応しい」カチッ


ズルリ


ゴスロリ「……!!!」

黒井「…どうだ? 愛しさを覚えるフォルムだろう?」

ゴスロリ「……オマエ……っ!!!」


ゴスロリ「―――――ウアアアアアアアアアアアッ!!!」ダッ


黒井「……ふん」スッ

黒井「お前のような『羽赫』の"喰種"はスピードに頼りきった単調な攻撃が特徴だ」

黒井「基本的に自給不足。短期決戦を逃せば戦闘能力はグンと下がる……」

   オモチャ
黒井「赫子はどうした? さっきので仕舞か?」ニヤ


ゴスロリ「……っさい」

ゴスロリ「―――死ねッ!!!」ビュッ


黒井「クク…」

黒井「馬鹿が」


ゴスロリ「……ッあ!!」ズプ
142 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/12(日) 22:58:09.80 ID:6o5rdHIw0

黒井「…お前の存在など取るに足らんのだよ、私にとっては……」
              ゴミ
黒井「…私がどれだけ多くの"喰種"を葬ってきたと思っている?」

黒井「お前もその一匹に過ぎん」ヒュ


ゴスロリ「……ッ!」タンッ


トンッ

トッ


黒井「…フン。力量をはかる頭はあったか」

黒井「せめて愛する相棒の手で幕を引いてやりたかったと言うのに……」


黒井「……なあ?」


黒井「―――『サイネリア』」


――――――――――――――――――――


「……フー……フー……」


「痛い……チクショウ……あの野郎……!」


「……ブチ殺す……」



サイネリア「全員……ブチ殺してやる……!!」
143 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/12(日) 23:01:13.26 ID:6o5rdHIw0

今日はここまで。

次から876プロの出番が多くなります。
144 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/25(土) 14:44:49.46 ID:6NtGgsk10

〜翌日〜


『捜査官一人死亡』

『喰種捜査官二人が喰種に襲撃され』

『草場一平さんが重傷を負い死亡する事件が発生した』


響「……」


「響ってシンブンとか読むんだね。意外なの」

響「…美希」

美希「何の記事?」

響「…喰種捜査官の訃報だぞ。ゴスロリを着た喰種に殺されたって……」

美希「ふーん。いい気味なの」


響「いい気味って、お前なあ……!」

美希「むしろ何で響はカワイソウって思うの? ミキ達を殺そうとしてるヒト達でしょ?」ボソ

美希「このゴスロリさんが誰かは知らないけど、このままどんどん殺してって欲しいって思うな」ボソボソ

響「……はあ」


響(社長の取ってた新聞で、気になった記事があったから読んでみたけど)

響(それを見つけた美希のせいで、ちょっと嫌な気分になった)

響(美希の言ったことだったから、余計に)


美希「雪歩ー、膝貸してほしいの」

雪歩「ええっ!? い、今から寝ちゃダメだよ美希ちゃん……!」

美希「いま765の皆の寝心地をチェックしてる所なの。昨日は春香だったから今日は雪歩……」

美希「……すやあ」

雪歩「う、うごけないよお美希ちゃん〜……」


響(あのリハーサルを見てから、美希はレッスンに真面目に取り組むようになって)

響(そして前より、人間の皆にも声をかけるようになった)


響(まあ、大体が『膝枕させて』って言うだけなんだけど……)


響(それでも、美希なりに自分から歩み寄っているのかもしれない)

響(相変わらず春香のクッキーを食べようとはしないから、せめてスキンシップで)


亜美「真美隊長、これはチャーンスなのでわ?」

真美「今こそ身勝手の限りを尽くすミキミキに正義の鉄槌を……!」キュポッ

亜美「ペンは剣よりも強しっていうもんね〜♪」スッ
145 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/25(土) 14:45:17.49 ID:6NtGgsk10

ガシッ


美希「…まだ寝てないの」ジロー

亜美真美「「ヒエッ!?」」


響(…自分も似たようなことされたなー)

響(こうやって、美希もだんだん765プロの一員になっていくのかな)

響(さっきみたいに、捜査官の命を軽く見たまんまで)

響(…ほかの皆も、そんな感じなのかな)


響(……いいのかな、それで)
146 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/25(土) 14:46:01.31 ID:6NtGgsk10

響(ふと、そんなことを考えてる時)

響(気付いたらエリーゼのことを考えていた)

響(エリーゼは捜査官の命のことを、どう考えていたんだろうって)


響(後から考えたら)

響(これは『虫の知らせ』ってことだったんだろうか)



響(それは、レッスンを終えた後の晩のことだった)


プルルルルルルル


響(! 電話だ)

響(ぴよ子も律子も外出中……自分が出てもいいかな?)ガチャ


響「はいさい! 765プロだぞ!」

響「…え? 石川さん? えーと……」

響「あ、876プロの! どうしたんだ……どうしたんですか?」

響「……」



響「―――涼が行方不明?」
147 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/25(土) 14:46:38.11 ID:6NtGgsk10

響(今日一日、涼は876プロにも学校にも姿が無かった)

響(電話しても繋がらなくて、家にもいなかった)

響(真っ先にアイツの姿が浮かんだ)

響(あの日も、涼はアイツの家に行ってたんだ)

響(―――――あの野郎!!!)


バンッ


響「夢子おッ!!!」

響「どこだ夢子!!! お前またやったのか!!!」

響「信じてくれた涼まで手にかけてッ……」


響「お前はどこまで腐ってるんだッッッッッ!!!!!」


響「涼が信じてっていうから……後一度だけ信じてみたのにッ……!!」


夢子「……っさいわね……!!」ムク

夢子「何なのアンタ……いきなり人の家に乗り込んでっ……やかましいのよ……」

夢子「涼が……なん……て……?」


響「……夢子ぉ……」

響「とぼけるなよ。お前涼を喰ったんだろ?」

響「876プロから電話が来たんだぞ! 涼がどこにもいないって!」

響「お前が涼を裏切って食べたんだろ!? 死体はどこだ! 出せ!! 吐け!!!」ベシベシベシ


夢子「ちょ……やめ……なにそれ、しらない……」

夢子「涼なら今日は来てないわよ……」

夢子「やめ……やめ…………」


夢子「……」


響「……ハッ!」

響「死んでる……」


夢子「……かってにころすんじゃないわよ……」
148 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/25(土) 14:47:10.38 ID:6NtGgsk10

響「……え? 涼は来てない?」

夢子「そう、よ……あたしは一日中ひとりで寝てた……」

夢子「どういうことよ……涼がいないって……!」


響(…夢子じゃない?)

響(じゃあ、誰が……?)

響(涼はどこだ?)

響(どうやって探せばいい?)


響(……そうだ)


響「な、なあ夢子! 涼の私物とかない?」

響「出来るだけ匂いのついてるもの!」

夢子「……は? 何アンタ、この状況で……」

響「匂いで涼を追うんだぞ! 自分、鼻いいし!」

夢子「ああそういうこと……それなら……」


響(夢子が指さしたのは、椅子にかけられたままのタオルだった)

響(一度、涼がレッスン帰りに急いでお見舞いに来たことがあったらしい)

響(夢子は弱弱しく『あいつが勝手に忘れた』と言い張っていた)

響(…なんか、思いっきり夢子の匂いが混じってるんだけど……)


響「…うん。でも涼のにおいは分かるぞ!」

響「これで探してみる! 夢子は待ってて! 疑ってゴメン!」

夢子「……待ちなさいよ」

夢子「あたしも行く……!」


響「…は!? そんな状態で何言ってるんだ! 無茶だぞ!」

夢子「アンタの言える台詞じゃないわよ……それに」

夢子「涼が行方不明って聞いて……家で寝てられないわよ……」

夢子「いいから早く連れてって……!!」


響「……?」

響(どうして夢子は、こんなに涼に執着してるんだろう)

響(あの、平気で友達を罠にかけた夢子が)

響「……わかった。行こう」
149 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/25(土) 14:47:57.89 ID:6NtGgsk10

響(嗅覚の強くなった自分ならもしかして……と思った)

響(でも、こんな真似をしたことはなかったから、不安はあった)

響(それでも、自分の鼻は優秀で)

響(涼がどこに連れていかれたのか、その行先を辿ることができた)


響(場所は、876プロからそう離れていない教会)

響(そこからは、涼と、もう一人……知らない喰種の匂いがした)

響(……扉を空けて姿を見ると、縛られて壇上に放置された涼と)

響(やっぱり、知らない姿のゴスロリ女がいた)


響(……いや待て)


響(……ゴスロリ?)




サイネリア「……アンタ誰?」
150 : ◆AyvLkOoV8s [saga]:2018/08/25(土) 14:49:07.57 ID:6NtGgsk10
今日はここまで。

原作通り進めるか少しオリジナル展開を入れるか悩み中。

151 : ◆AyvLkOoV8s [sage saga]:2018/10/15(月) 13:11:12.90 ID:HYGlUqrQ0
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