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女「異世界転生、私SUGEEE!!」【コンマ】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/13(火) 18:42:29.76 ID:arprTb1Ho
女「え……? ここ、どこ?」キョロキョロ

女「……辺り一面真っ白じゃない」

女「私はどうしてこんなところに……」


女神「あなたは死んだのですよ、女……」


女「!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1473759749
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 18:46:55.14 ID:z7xYKsNW0
キタコレ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/13(火) 18:47:00.72 ID:arprTb1Ho
女「し、死んだって、そんな……!」


女神「覚えてないのですか、女……?」

女神「あなたは【コンマ↓】によって亡くなったんです……」


女「!?」


一桁
123:自殺
456:事故
789:他殺
0:呪い
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 18:47:55.08 ID:z7xYKsNW0
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 18:48:10.09 ID:z2FI7C4CO
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 18:48:11.35 ID:iBUjOGXXO
強いといいね
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/13(火) 18:52:16.88 ID:arprTb1Ho
女「殺されて!?」


女神「はい……」

女神「あまりにも可哀想だったので、私がここへと貴女の魂を連れてきました……」


女「あ、あの! 殺されたって、どうして!?」

女「それに、誰に!?」


女神「それは……」


コンマ↓、死因
123:殺人鬼に襲われて
456:イジメがエスカレートして
789:恋人に刺されて
0:ゾンビに
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 18:52:37.11 ID:x2c0/i7Vo
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/13(火) 18:56:21.53 ID:arprTb1Ho
女「殺人鬼……」


女神「ええ、そうです……」


女「思い出した……」

女「そうだ……。私、いきなりナタで切りつけられて……」


女神「はい……」

女神「その若さで、あれだけ惨たらしく殺されたのがあまりに不憫で……」

女神「なので、貴女には、生き返る機会を与えようと思ったのです……」


女「!?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/13(火) 19:00:15.38 ID:arprTb1Ho
女「ど、どういう事です、それ!?」


女神「私は全ての世界を統べる女神……」

女神「元いた世界は無理ですが、別の世界なら貴女を生き返らせる事が出来ます……」

女神「つまり、転生ですね……」


女「転生……!」


女神「ええ……」

女神「どうですか? 転生しますか?」


女「はい! します! もう一度生き返れるなら、どんな世界でも!」

女「私、まだやりたい事とか、したい事とか一杯一杯あるんで!」


女神「そうですか……。わかりました」ニコッ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/13(火) 19:05:07.79 ID:arprTb1Ho
女「それで、女神様!」

女神「はい」


女「私はどんな世界に転生するんですか?」

女神「【コンマ↓】です……」


一桁
123:剣と魔法の世界
456:別の現代世界
789:巨大な島でサバイバル生活
0:宇宙船の中
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:05:31.02 ID:FwWXWVjDO
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:08:20.94 ID:TKmmLlRyo
モンスターに襲われてエンドにならなきゃいいが…
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/13(火) 19:11:24.51 ID:arprTb1Ho
『王道の異世界転生のようです』


女「えと……ファンタジー世界って感じ?」


女神「そうですね……」

女神「貴女の世界においては、その様な感じで呼ばれていると思います……」


女「…………」

女「それ、どんな世界なんですか……?」


女神「【コンマ↓】」


一桁
123:魔王がいる世界
456:魔王はいないけど、魔物が普通にいる世界
789:魔物もいない、中世ヨーロッパ的な世界
0:イケメンだらけのハーレム世界
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:13:24.79 ID:Ybp8UK4zO
ほも
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:13:43.25 ID:z7xYKsNW0
復活魔法や協会で戻れるから平気平気
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/13(火) 19:18:08.85 ID:arprTb1Ho
ちょいと端末の調子がイマイチなんで、短いけどここまで
次回、能力を決定!
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:21:44.58 ID:AfVf3XJZo
中世ファンタジーは何かと不衛生で
街はク○まみれだったそうだがその辺もしっかりやってくれよ?
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:23:37.09 ID:iBUjOGXXO
リアル中世じゃなくファンタジーだから大丈夫
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:25:50.58 ID:Ys4hEEMyo
よくそういう事言う奴見るけど
フィクションに何求めてるの?
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:28:35.36 ID:WO2Efupco
そこらへん魔法でどうにでもなるからへーきへーき
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:34:39.11 ID:zuHaWkZKo
コンマで決まるんだからしっかりもなにも、今はなんもないぞ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:38:53.37 ID:dCsJQVZTO
覚えたての知識をひけらかしたいだけなんだろ、察して差し上げろ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 19:55:25.50 ID:AfVf3XJZo
すまんネタだわ、理由付けに魔法って万能だよな
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 20:39:11.22 ID:Kvjhte5Zo
ようやくリベンジ来たか
前スレの男は不憫過ぎたなぁ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 21:07:21.73 ID:1fCPsUQU0
最低ラインの引き上げしないとTUEEEE出来なくねえ?
前スレの男は不憫で不憫で
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/13(火) 21:26:44.93 ID:xPj0hWVp0
>>26
そんなことしたらこのスレの魅力半減するだろ
コンマ次第で全部決まって普通にBADもあるのが面白いのに
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/13(火) 21:45:25.23 ID:4V0qgqUDO
>>21
でも魔物居ないから魔法発達してなさそう
別に衛生面はファンタジーで良いが
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 17:20:07.69 ID:+LliM8kZo
女「魔法以外は、普通なんですね……」

女神「ええ。元いた世界よりも多少、文明は劣るとは思いますが……」

女「ふーん……」


『平和的な感じになりそうです』
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 17:20:47.27 ID:+LliM8kZo
女神「あなたはそこで、何をやるのも自由です」

女神「夢を叶えようと努力してもいいでしょう……。恋に生きてもいいでしょう……。より良い暮らしを求めてもいいでしょう……」

女神「そこで、第二の人生を謳歌して下さい……」

女神「生きる幸せを十分に味わいながら」ニコッ


女「は、はい! 頑張ります! ありがとうございます!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 17:21:24.48 ID:+LliM8kZo
女神「そこの世界の言葉は、私の力で、貴女にもわかるようにしておきますね」

女「あ、そっか。日本語じゃないもんね。どもです!」ペコリ


『翻訳が可能になりました』


女神「それと……。貴女がそこの世界で生きていくのに困らないよう、特別な力を授けましょう」

女「わ、ラッキー! 助かります!」

女「それ、どんな力なんですか?」

女神「【コンマ↓】です……」


一桁
123:知識
456:特殊能力
789:武芸
0:魅力
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:21:50.72 ID:iuXdPQgLo
ゼロ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:28:09.43 ID:h27Jt/jOO
魔物はいないから戦うとしたら悪の魔法使いとか悪党とかか
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 17:29:50.51 ID:+LliM8kZo
『無能力系TUEEEEのようです』


女神「貴女が前にいた世界の方が文明が進んでいますので……」

女神「そこでの知識を貴女に授けましょう……」

女神「農業、漁業、産業など、ありとあらゆる面で幅広く役立ってくれると思いますよ……」ニコッ


女「あ、はい……」


『期待していたのと違った模様』
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 17:35:28.97 ID:+LliM8kZo
女神「それでは、そろそろ貴女を転生させましょうか」

女「は、はい!」



女神「貴女は向こうの世界では【コンマ↓】として生きていく事になります……」

女神「女よ。しっかり、頑張るのですよ……」



キラキラキラキラ……



一桁
1:浮浪者
23:農民
45:商人
67:騎士
89:貴族
0:王族
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:35:45.60 ID:n0Au3T+Ro
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:36:37.53 ID:i8DqA6Oj0
これ知識あって活用させられるからいいんじゃね?
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:37:21.46 ID:NbpVqOlQ0
運が良ければ改革できるな
運が良ければだが........
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:39:26.06 ID:h27Jt/jOO
前スレの悪夢を繰り返すことなかれ…
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:44:40.95 ID:T73Ekx8co
一人娘かどうかで……
国の規模とか
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:51:15.32 ID:NbpVqOlQ0
あ、そうか王族っていってもピンきりか......
外敵に侵略とか革命とか身内に暗殺とか国規模での疫病とかの危険要因もどんどん浮かんでくる
身構え過ぎだろうか?
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 17:56:41.36 ID:+LliM8kZo
【とある王宮】


大臣「陛下、一大事でございます!」

国王「何だ、騒々しい……。一体何があった?」

大臣「そ、それが……! 実は……」



コンマ↓、女の境遇
123:王の弟の隠し子
456:幼い頃に死んだと思われていた王の娘
789:牢獄に囚われている前妻の子供
0:女王
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:57:27.44 ID:3NQybXAvO
ほた
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 17:59:09.50 ID:i8DqA6Oj0
正直そこまで不幸な選択肢ばっかでなくてもええがね
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:03:27.13 ID:h27Jt/jOO
王族とはいえ冒険や旅も出来なくないしね
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:16:16.25 ID:SkaTyhb9O
むしろ能力ないししないほうが安全なんじゃ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 18:18:53.75 ID:+LliM8kZo
大臣「もう十年以上も前にお亡くなりになったと思われていた姫様が!」

国王「姫がどうかしたのか?」

大臣「その姫様が生きておられたのです!」

国王「!?」


国王「だ、だが、姫はいつのまにか忽然と姿を消して……」

大臣「はい! 拐われてしまったのではとか、神隠しにあったのではとか、色々と噂をされていましたが!」

大臣「田舎の小さな町で、兵士が姫様を見つけたのです!」

大臣「姫様はすっかり成長されていて、記憶も失われているようですが」

大臣「しかし、王家の証したる、鷲の紋章が入った首飾りをお持ちだったそうで!」


国王「なんと! 王家の者しか決して身に付けられぬ、あの紋章入りの首飾りをか!」


大臣「はい! ですので、間違いなく姫様ではないかと!」


国王「わかった。とにかく、その者をここへ連れて来るがよい」

国王「余と妻の二人が見れば、その者が真に余の娘かわかるであろう」

国王「急げ!」


大臣「ははっ!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 18:27:31.76 ID:+LliM8kZo
【農村】


女「ええと……あの……」オロオロ


騎士隊長「姫様。理由は先程説明した通りでございます」

騎士隊長「王都で、陛下並びに王妃様がお待ちです」

騎士隊長「どうぞ、我らと共にこの馬車にお乗り下さい」


豪華馬車「」ババンッ


騎士隊長「道中の安全は、我ら騎士隊が身命を賭けてお守り致します」キリッ

騎士隊長「どうか、御安心を。姫様」ザッ

騎士隊全員「」ザッ


『地面に膝まずいて敬服されています』


女「あ、えと、あの」オロオロ
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 18:31:29.22 ID:+LliM8kZo
【そして、何日かの旅を経て、王宮に……】



国王「姫……!」

王妃「ええ、陛下……。間違いありません……。あの子の面影が……」

王妃「生きていたのですね、姫……。ああ、嬉しくて涙が止まりませぬ……」ポロポロ


女(どうすりゃいいの、こんなの……)



『感動の再会(?)です』
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 18:40:56.23 ID:+LliM8kZo
国王「聞けば、そなたは姫としての記憶を全て無くしてしまっているとか……」

女「はい……。まあ……」


王妃「ああ、なんて事……。言葉遣いだけでなく、私達の事まですっかり忘れてしまっているなんて……」シクシク

女(いや、忘れてるんじゃなくて、本当に知らないの。ごめんなさい……)


国王「しかし、そなたが余の娘である事には何の間違いもない」

国王「ここで暮らしていれば、その内、記憶を思い出す事もあろう」

国王「何にせよ、今日はめでたい日だ。死んだとばかり思っていた我が娘がこうして戻ってきたのだから」

国王「今宵は盛大な宴を開こうぞ! 我が愛しの娘の為に!」


ワーワー!!


「姫様、お帰りなさいませ!」

「姫様、ばんざーい!」



女(どないせいっちゅうねん……)


『最高クラスの異世界転生が始まりました』
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 18:52:38.33 ID:+LliM8kZo
国王「おお、そうだ。姫よ」

女「あ、はい!」

国王「そなたの部屋はすぐに用意させる。侍従もつけよう。ついでに教育係も」

女(教育係……? 先生みたいなもの?)


国王「それと、姫。記憶を失っているというなら、そなたに紹介せねばならぬな」

女(紹介?)


コンマ↓、誰を?
一桁
1:許嫁
2:兄
3:弟
4:姉
5:妹
6:貴族
7:大臣
8:騎士団長
9:大賢者
0:隣国の王子
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:53:24.65 ID:yD3AZIeI0
男の時と扱いが天地の差でワロタ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:53:50.47 ID:h27Jt/jOO
無難にお姉ちゃんあたりで
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:54:38.65 ID:T73Ekx8co
妹(王位継承権第一位→二位)
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:57:45.66 ID:NbpVqOlQ0
ああ
これは王位が危うくなった妹に暗殺されるパターンか
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:58:47.67 ID:cN1CIYReo
いや普通に獅子身中の虫に謀殺されるかもしれんぞ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 18:59:01.14 ID:+LliM8kZo
『妹がいるようです』


妹「お姉様……。お帰りなさいませ」

女(お姉様?)


国王「そなたの妹の末姫だ。やはり覚えてはいないか……」

女「あ、はい……。すみません……」


妹「お姉様、お気になさらないで。私はお姉様がこうして無事にお戻りになったそれだけで、嬉しいのですから」

女「そ、そう……?」

妹「はい、お姉様」ニコッ


女(礼儀正しいし可愛いなあ……。良い子っぽい)


コンマ↓、妹の好感度
一桁
高いほど良い。0は10扱い
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:59:19.87 ID:W9WYYrtdo
あー
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:59:21.23 ID:G2fM9Nwi0
0こい
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 18:59:56.03 ID:8K/8IY3q0
まあまあか
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:01:54.86 ID:T73Ekx8co
後は妹の従者配下も高ければ当面は無事で居られる……?
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 19:07:09.28 ID:+LliM8kZo
『どうやら本音のようです』


妹「ねえ、お姉様。宴が始まるまでの間、私の部屋にいらして」

妹「お姉様の話を聞かせて欲しいの」ニコッ

妹「良いでしょう、お父様? お母様?」


国王「うむ。そなた達は昔から仲が良かったからな」

国王「久々の再会だ。姉妹水入らずで話すが良かろう」

王妃「ええ。私達は宴の後で構わないから」

王妃「ゆっくり、気がねなく話してくるといいわ」


妹「ありがとうございます。お父様、お母様」ニコッ

妹「さ、それでは、姉様。こちらにいらして」

妹「お姉様、早く。私、お姉様が生きていたと聞いて、ずっとお姉様に会えるのを楽しみにしていたのだから」ニコッ


女「う、うん……」



国王「…………」

王妃「…………」



コンマ↓、国王の好感度
一桁
高いほど良い。0は10扱い

コンマ↓2、王妃の好感度
一桁
高いほど良い。0は10扱い
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:07:41.50 ID:n0Au3T+Ro
高くなれ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:07:44.49 ID:iuXdPQgLo
へい
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:07:52.98 ID:i8DqA6Oj0
あ 妹ちゃんと、後このうちのどちらかが高ければ..
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:09:06.53 ID:ucp5lefdO
ダダ甘じゃねえか!

男との差が酷い
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:09:51.68 ID:JSVEnFneo
これが女尊男卑ちゃんですか?
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:10:02.18 ID:i8DqA6Oj0
これは幸せ家族生活
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:10:56.02 ID:hnML+UkZO
前の男といい
毎回コンマで手に汗握るような緊張感がいい意味でたまらんなぁ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 19:15:09.97 ID:+LliM8kZo
『かなり愛されている様子』


国王「しかし、王妃よ……。本当に良かったな……」

王妃「ええ、陛下……。これも神様の導きなのでしょう……」グスッ

国王「そうだな……。姫がこの十年の間、どう過ごしていたかが気になるが……」

国王「あの様子だと、酷い目に遇っていたという事もあるまい……」

国王「本当に、本当に良かった……」グスッ

王妃「陛下……」グスッ


『良い両親のようです』
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:18:18.50 ID:h27Jt/jOO
とりあえず身内の謀りは無さそうか
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:20:33.52 ID:NbpVqOlQ0
この好感度をさげたくないな
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 19:23:06.12 ID:+LliM8kZo
【妹の部屋】


妹「お姉様、どうぞ、おかけになって」

女「あ、ありがと……」


女(何かスゴい豪華な部屋……)キョロキョロ

女(めちゃくちゃ広いし……)

女(うわ、このソファーとか金細工じゃない。一体いくらするんだろ? 私、本当にここに座っていいの……?)キョロキョロ


妹「お姉様?」

女「え?」

妹「どうされたの? もしかして、私と話すのはお嫌なのかしら……?」

女「あ、ううん。そうじゃなくて、何か部屋が豪華過ぎて、どうしたものかって」

妹「豪華……?? この部屋がですか……?」キョトン


女(流石、生まれつきのお姫様! 私らとは感覚が違う!)


『カルチャーショックを受けてます』
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 19:33:11.63 ID:+LliM8kZo
妹「お母様は、あまりけばけばしい物がお好きではないので、この部屋もかなり質素なものらしいのですが……」

妹「あの……お姉様にとっては、これでもまだ豪華だったのかしら?」

女「ま、まあ、そりゃね……」

妹「そうですか……。お姉様はこういう部屋はお嫌いですか?」

女「あ、ううん。嫌いって訳じゃないけど、何か落ち着かなくて」

妹「…………」


妹「あの……お姉様」

女「な、何?」

妹「これまで、その……。どのような暮らしをされていたか、私に教えてもらえないでしょうか……?」

女「え」

妹「あの……。あまり言いにくい事であれば、私は無理に聞こうとはしませんから……」

妹「もし、お姉様が良ければの話なんですけど……」


女(どうしよう……? 転生の事を言う?)


コンマ↓、一桁
123:言ったらまずいかも。やめておく
456:正直に話す
789:覚えてないと嘘をつく
0:天使降臨
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 19:34:08.27 ID:iuXdPQgLo
えんぜる
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/14(水) 19:38:56.03 ID:+LliM8kZo
女「悪いけど……覚えてないの」

妹「……そうなんですか」


女「うん。気が付いたら、村にいて」

女「それで、村の人に話しかけたら、お姫様だ、お姫様だってそんな感じでさ」

女「だから、ごめんね」

妹「あ、いえ、お姉様が謝る事ではありませんから!」

妹「私がお姉様に不躾な質問をしたのが良くなかったんです」

妹「ごめんなさい、お姉様」


女(う……。ちょっと心が痛む)


『転生の事は隠し通すようです』
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/14(水) 22:18:41.29 ID:HxnOMqZDO
内政系でこの立場は本当にSUGEEE!!
男……
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 22:50:00.91 ID:glt1DVyxo
お前等違うスレの話ばっかし過ぎ


子供を救って死んだのにホラ吹き扱いされ最後には下僕にされて逃げ出したら死んだ悲劇のヒーローが居るらしい
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/14(水) 23:10:37.73 ID:cN1CIYReo
ちょっと違うな
子供を救ったご褒美にホラ吹き扱いされ最後には下僕にされて逃げ出したら死んだ悲劇のヒーローだ
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 00:08:06.29 ID:vB0lhFr60
だってコンマ配分が明らかにTUEEEEさせる気なかったじゃん。スレタイ詐欺もいいところ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 00:31:44.14 ID:GuIPO1vQo
肝心な所で悪い三割を引き続けるクソみたいなコンマだったからしょうが無いよ
呪われるとかいうクソイベのせいで6割に増えちゃあそら死ぬ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 00:34:40.21 ID:wd3WozbwO
というか悪コンマ引くとそこからどんどん追撃もらうのに対して良コンマはその一回限りしか恩恵がないのがなんともいえねぇ
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 00:37:08.90 ID:GuIPO1vQo
あー、確かにそこだな
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 01:12:05.59 ID:yZS/vmEo0
前スレ見てきた、ヤバイなあれw
ここからあれなみのドン底に堕ちると思うと怖い
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 01:47:32.55 ID:K8XWFExiO
前回を教訓に面白い物を作ってくれればいい
ただ人助けをした人間の末路としては可哀想だからその内救ってくれると嬉しい
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 02:07:52.43 ID:ax2/4BY60
>>85
前回を教訓にってまるで前回が不出来だったみたいな言い草だな
お前が望んでいる展開を全ての人が喜ぶものとは思わないほうがいいぞ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 07:10:47.03 ID:d2rTcmXDO
>>86
お前もな
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 07:50:02.29 ID:E3VDX5XDo
        ____
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \   コンマSSで何言ってんだこいつら
   /    (●)  (●) \
    |   、" ゙)(__人__)"  )    ___________
   \      。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | |             |
__/          \  |__| | |             |
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 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:12:22.19 ID:5yulTHEAO
そもそもコンマSSで俺TUEEEをすることに無理があるだろ

どんな状況だろうが主人公が無双してくTUEEE系と、出目次第で奇跡が起きたり死にかけたりする破茶滅茶を楽しむコンマスレは絶望的に噛み合わないと思う。どのコンマ引いても主人公が大活躍しちゃったらそれはそれでコンマスレの旨味が半減だし
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:24:55.06 ID:Mcr9lWhvO
どちらにせよ3割で悪い結果を引くゲームバランスじゃTUEEEEは出来なかったと思う
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:29:00.59 ID:ax2/4BY60
>>87
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:31:53.43 ID:XzkbJag0O
>>91
一々反応するなよ。調子乗るだろ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:35:49.10 ID:vB0lhFr60
ここまでくると逆に>>1はどうやってTUEEEEをしたかったのか気になる
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:38:07.58 ID:HKu/26ttO
そして>>1叩きにシフトしていくと…
お前らもう少し謙虚になったらどうだ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/15(木) 08:40:26.69 ID:Z0EW5nhOO
ひっでぇ外野だな
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:46:41.07 ID:A7jEXdT8O
(スレタイを、コンマで異世界を生き抜くとかにしとけばここまで荒れなかったろうに)
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:49:56.11 ID:RBSld4/x0
>>92
お前だって反応しているだろ自分のことを棚にあげてなに言ってんだ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 08:54:49.32 ID:b2PdwoUSO
スレタイの俺TUEEEから放たれる俺YOEEEEなギャップを楽しむスレじゃねえの?
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 09:00:00.85 ID:H2aK2m0Q0
ギャップを楽しむのも良いけどスレタイ詐欺は変わらんぞ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 09:04:26.89 ID:HKu/26ttO
なおこのスレのスレタイは俺tueeeではない模様
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 09:12:30.08 ID:quJ3dDj/O
伸びてると思ったら外野がギャーギャー言ってるだけかよ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 10:07:00.83 ID:Slgn8Ukyo
モバマス警察と同じ匂いのするくっさい外野だなあ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 12:43:24.94 ID:dIfnN9YAO
最悪>>1のモチベが下がりかねないからこういうのは勘弁してほしい
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 14:26:11.46 ID:ZI1HJRdDO
お、荒らしたろ!
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:08:36.09 ID:oODVc7vLo
そういえば能力の強さへのコンマはまだやって無いね
知識が低いとどうなるんだろう?
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:13:45.65 ID:wuj0euIFo
女のステータス

好感度表
妹 :親愛、7
国王:溺愛(MAX)
王妃:親愛、9

持ち物
王家の紋章入り首飾り


宮殿

状態
能力(知識)
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:14:30.27 ID:wuj0euIFo
妹「でも、お父様も言ってらしたけど、こうしてここで過ごしていれば、その内きっとお姉様も記憶が戻ると思いますから」

妹「そうすれば、私の事も思い出してもらえますよね、きっと」ニコッ


女(あうう……。そんな笑顔を見せられると罪悪感が……)


『精神的に少しキツいようです』


妹「そうだ、お姉様」

女「?」

妹「お姉様が何も覚えていないというのなら、色々と知りたい事があるのではないでしょうか」

女「あ、うん。それは沢山ある」

妹「良かった。それなら、私に何でも質問して下さい」

妹「どんな事が聞きたいのですか?」


女「んー、それなら」

女「【コンマ↓】」


一桁
123:この国について
456:家族について
789:魔法について
0:好きな人について
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:15:15.92 ID:pi3Pj/kPo
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:18:26.75 ID:wuj0euIFo
妹「この国について……ですか?」


女(あ、変な目で見られた。ちょっとまずかったかな……?)


妹「」ウルッ

女「!?」

妹「お姉様……。その様な事までお忘れになってしまったのですね……。お痛わしい……」ウルウル

女(この子、信じやすい良い子だなあ……)


『箱入り娘のようです』
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:20:28.25 ID:wuj0euIFo
妹「わかりました……」グスッ

妹「私が御説明致しますね」

女「う、うん」


妹「まず、この国は……」

妹「【コンマ↓】」


一桁
123:大国
456:小国
789:普通
0:全土を支配する帝国
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:21:05.02 ID:bNt2R359O
あいやー
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:26:48.51 ID:BJa9pEer0
これもし0ならオヤジ国王から皇帝に名前変更されてたんだろうか?
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:27:27.51 ID:oODVc7vLo
大国=人材がいっぱい=裏切り者がいっぱい
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:30:25.72 ID:wuj0euIFo
女「大国なんだ……」

妹「はい。他の国よりも国土は広く、とても豊かな国ですわ」


『裕福な国のようです』


妹「産業も、農業も、他の国よりも発展していると聞いています」

妹「毎年、年始には他国より贈り物が幾つも届きますし……」

女(つまり、貢ぎ物? スゴいなあ……)


女「あ、じゃあ、この国は平和なの?」

妹「【コンマ↓】」


一桁
12345:はい
67:いいえ
89:少し不穏な空気
0:楽園
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:31:09.28 ID:1R5fsE11o
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:31:22.10 ID:95n/sZKoO
ほい
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:37:17.94 ID:wuj0euIFo
女「不穏なって?」

妹「その……お父様とお母様は平和だと仰るのですが……」

女「そうじゃないの?」

妹「はい……。私はその様に思います」


妹「【コンマ↓】」


一桁
123:疫病が流行りぎみ
456:治安が良くない
789:隣国と仲が良くない
0:踊り念仏が大流行
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:37:25.34 ID:d2rTcmXDO
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:42:48.68 ID:BJa9pEer0
革命とかクーデターかな?
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:44:45.25 ID:wuj0euIFo
女「治安が……」

妹「はい……。兵士が立ち話していたのを聞いてしまったのです」

妹「この国は豊かだけど、危険も多いと」

女「それ……。警察が少ないって事?」

妹「けいさつ……?」

女「あ、そっか。えっと、兵士さんがそんなに多くないって事?」

妹「【コンマ↓】」


一桁
123:はい
456:兵士が堕落している
789:刑法が甘い
0:腕利きの怪盗が何人もいる
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:45:04.50 ID:OuynkRqFo
はあっ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:45:34.33 ID:S5b1ldDgO
456で兵士改革いこう
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:46:38.05 ID:S5b1ldDgO
おっとこいつぁ面白くなってきたぞ
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:50:32.39 ID:wuj0euIFo
女「怪盗!?」

妹「はい、お姉様」


『妙な話になってきました』


妹「この国は豊かなものですから……」

妹「各国から、今、怪盗が何人も集まってきているらしく」

妹「盗みの天才と呼ばれる有名な怪盗が【コンマ↓】いるのです」


一桁
最低値が3。123の場合は最低値に足し算。0は10扱い
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:51:13.99 ID:SiMv/CDrO
ほい
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:51:20.74 ID:ZI1HJRdDO
ヴァー
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:53:31.64 ID:oODVc7vLo
野球チームを作ろう
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 17:55:28.95 ID:wuj0euIFo
女「9人もいるの!?」

妹「はい、お姉様」


『集まり過ぎです』


妹「その怪盗が今、国内のありとあらゆるところで盗みを働いていまして……」

妹「それで、いつも兵士はその怪盗を取り逃がしてしまうのです」

妹「そのせいで、この国は今、危険が多いと国民が不満を持っているようですの……」シュン

女(なんか、おとぎ話かラノベっぽい)


『はい』
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:56:54.28 ID:S5b1ldDgO
9人もいればキャラや物語展開も色々出来そうだな
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:58:04.54 ID:tZ/1X2oNO
あくまでコンマだから楽しみ
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 17:59:21.46 ID:oODVc7vLo
9人チームなのかそれとも9人とそれぞれの部下なのか
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:02:39.14 ID:wuj0euIFo
コンコン……


「姫様、宴の準備が整いました。陛下がお呼びでございます」


妹「あら……もうそんな時間なの?」

妹「仕方ないですわ、お姉様……。残念ですけど、お話はまた今度で」

女「うん」

妹「宴の主役はお姉様ですものね。さ、お姉様、お召し物を変えて参りましょう」

女(おめしもの? あ、服か)


妹「私はすぐに参ります。それと、お姉様に相応しい服をすぐに用意して」

「はい、姫様」


妹「それでは、お姉様。また宴の席で会いましょう」ニコッ

女「うん。バイバイ」

妹「ばいばい?」

女「あ、えーと、また後でね」

妹「はい、お姉様」ニコッ


『なかなか馴れない模様』
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:07:24.14 ID:S5b1ldDgO
知識と地位で怪盗をどうにかするのが主な指針になりそうかな
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:10:03.12 ID:wuj0euIFo
【王宮の着替え部屋】


侍従長「それでは、姫様。こちらへ」

女「あ、うん」テクテク


侍従1「姫様の体形に合う服をこちらに幾つか御用意しておきました」

侍従2「それにしても、申し訳ありません、姫様。急な事でしたので、ろくなドレスがありませんが、お許し下さい」

女「……ろくな……?」


ドレス「」キラキラ
ドレス「」キラキラ
ドレス「」キラキラ
ドレス「」キラキラ
ドレス「」キラキラ
ドレス「」キラキラ
ドレス「」キラキラ


『金銭感覚が違いすぎるようです』
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:14:19.22 ID:wuj0euIFo
侍従3「それでは姫様、失礼します」ソッ

女「ひゃう!」ビクッ!!

侍従3「!!」ビクッ!!


侍従3「も、申し訳ありません! 私、何か粗相を致しましたか!!」


侍従長「ええい、この無礼者! 下がりなさい! すぐにこの場から出ておいき!」

侍従3「!!」


女「ちょっ、違う違う! いきなり服を脱がされそうになったから驚いただけで!!」アセアセ


『ちょっとした事で大事件になります』
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:21:59.85 ID:wuj0euIFo
『着替え後』


女「はあぁぁ……。何かスゴい疲れた……」

女「着替えとか、自分でやるんじゃないんだ……。他の人にやらせなきゃダメなのね……」


『はい』


女「あと、着替えだけで、侍従が七人も集まってきてたんだけど……」

女「そんなにいらないでしょ、絶対……。王族ってどんな生活してんの、ホント……」ハァ


侍従たち「」ゾロゾロ



『先が思いやられます』
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:28:07.67 ID:wuj0euIFo
【大広間】


国王「おお、来たか! 姫よ」

女「あ、はい」


国王「待ちわびておったぞ。しかし、こうして服を変え、化粧をしただけで見違えたな。なんと、美しい!」

王妃「ええ。姫よ、まるで宝石の様な美しさですわ」

妹「お姉様、素敵ですわ。そのお召し物、大変良く似合ってらっしゃって」


女「え、そ、そう? えへへへ」


『満更でもない様子』
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:32:43.41 ID:wuj0euIFo
国王「今宵は、生憎、内輪だけの宴ではあるが、なに、心配するな。その内、貴族などを招いて盛大な宴を開かせよう」

王妃「ええ、姫が生きていた事を正式に発表して、式典を開かねばなりませんから」

女「!?」


『かなり大事の模様』


妹「お姉様、どうぞ、真ん中に」

妹「皆に、お姉様のそのお美しいお姿をお見せになって」ニコッ


女(な、なんか、大変な事になってない、これ?)オロオロ


『戸惑っています』
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:35:09.42 ID:wuj0euIFo
国王「それでは、今宵の記念すべき素晴らしい日を祝って」

国王「乾杯!」


「乾杯!」「乾杯!」「乾杯!」



女「あ、ええと、えと」オロオロ


『どうすればいいか、わからないようです』
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:39:28.16 ID:wuj0euIFo
女「あの、妹ちゃん、私これ、どうすればいいの?」オロオロ

妹「大丈夫ですよ、お姉様。安心なさって」ニコッ


妹「今宵の宴は、お姉様が記憶を失っている事を知っている者ばかりですから」

妹「お姉様は普通にして頂ければいいですわ」

妹「その内、礼儀や作法などを学ぶ事になるでしょうが、今は素のまま、宴を楽しんで下さい」ニコッ


女「あ、ありがと」


『とりあえずこの場は問題ないようです』
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:44:50.97 ID:8E8mXnaDo
前作の悲劇を忘れてはいけない(戒め)
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:47:07.25 ID:VkqQgR7To
順風満帆と思いきやじわじわと精神的に追い詰めてくる手腕は流石としか言いようが無い
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:49:41.79 ID:wuj0euIFo
妹「それよりも、お姉様。今ここには、この国の重要な職についている者ばかりですので」

妹「お姉様に紹介しますね。これから何度も会うでしょうから」

女「う、うん。お願い」


妹「まず、今、窓際で話しているのがこの国の大臣で……」


大臣「いやー、めでたい」


妹「あちらで、グラスを傾けているのが、騎士団を統率する騎士団長ですの」


騎士団長「」グビッ


妹「そして、向こうにいるのが、この国一番の魔法使い、大賢者ですわ」


大賢者「…………」


女「ふうん……」



コンマ↓、それぞれの好感度
一桁

コンマ↓1、大臣
コンマ↓2、騎士団長
コンマ↓3、大賢者
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:50:12.02 ID:d2rTcmXDO
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:50:48.31 ID:S5b1ldDgO
女子いる?
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:50:54.08 ID:dsz0YtwR0
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:51:23.15 ID:VkqQgR7To
いやー、めでたい(好感度2)
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/15(木) 18:51:36.05 ID:wuj0euIFo
ここまで
次回、王宮での暮らし?
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:52:07.44 ID:S5b1ldDgO
賢者が良かっただけいいが、あとの二人は味方に出来るかな…
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:52:26.84 ID:BJa9pEer0
大賢者もしかして何か察した?
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 18:56:03.63 ID:96PlEuldo
おつー

騎士団長が大臣と共謀して軍事クーデタールートまで見えた
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 19:03:04.07 ID:4vSit4lfo
ジェットコースター並の落下が来そう
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 19:06:45.32 ID:oODVc7vLo

大賢者男の娘
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/15(木) 19:06:57.92 ID:InNSpZvDO
男も好感度高いのもそれなりに居たからな
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 19:55:38.83 ID:VM+XKX/jO
前作の亡霊に捕らわれすぎィ!
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 20:21:45.87 ID:QjEnt+M00
男みたいなBADENDでなく幸せにやってほしいけど...
まだ身内や大賢者が好感度高いだけましか。騎士団長は流石にやばい...好感度あげれたら上げたいけど
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 20:30:57.68 ID:+x63XjVko
騎士団に集団レイプされそう
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 20:41:08.22 ID:gUjpcPiWO
みんなBADEND言ってるってことは
それを望んでんだな
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 22:43:25.42 ID:/Itmew/hO
本当に姫かどうか疑ってるだけであってほしい
賢者は魔翌力的なもので肉親だと分かってるから好感度高いとか
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/15(木) 23:02:48.46 ID:ax2/4BY60
これは女が10人目の怪盗になる展開が
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 13:25:20.96 ID:GAY1UJouo
女のステータス

好感度表
妹   :親愛、7
国王  :溺愛(MAX)
王妃  :親愛、9
大臣  :家来、2
騎士団長:家来、1
大賢者 :家来、8

持ち物
王家の紋章入り首飾り


宮殿

状態
能力(知識)
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 13:26:09.88 ID:GAY1UJouo
妹「あの者達は、この国の重臣ですし……」

妹「皆、とても良い人達ばかりですのよ」ニコッ

女「へえ……」


『ですが、大臣と騎士団長からは好かれてはないようです』


妹「お姉様もきっと、すぐにお気に召すと思いますわ」

女「そう? だといいけど……」


女(うーん……)チラッ

女(大臣は、いかにもって感じの人だけど……)

女(騎士団長と大賢者は……)


コンマ↓1、騎士団長(男)の容姿
123:いかつい武人タイプ
456:冷静沈着な参謀タイプ
789:経験豊富な老将タイプ
0:超絶イケメン

コンマ↓2、大賢者の性別
1234:男
5678:女
9:不明
0:男の娘

コンマ↓3、大賢者の年齢
123:老年
456:壮年
789:青年
0:不明
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 13:27:53.34 ID:M4zgjZwvo
ごり
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 13:29:16.34 ID:ZnLQSOPdO
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 13:34:09.20 ID:gB5H1EY8o
せいや
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 13:40:16.84 ID:GAY1UJouo
女(……騎士団長は、あれだね。何か騎士っていうより、官僚っぽいね)

女(颯爽としてて頭良さそう。頭脳派タイプっぽい)



騎士団長「」グビッ


女(それで、大賢者は……)



大賢者「…………」



女(赤いマント着て変な仮面被ってる……)

女(シャア? シャアなの?)

女(三倍早いのかな……??)



『謎の男のようです』
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 13:47:19.86 ID:GAY1UJouo
大臣「姫様、少し挨拶をさせてもらっても宜しいですか?」

女「え?」クルッ

大臣「お初にお目にかかります。私、この国の大臣をやらせてもらっているものです」ペコリ

女「あ、はい。御丁寧にどうも」ペコリ

大臣「!! い、いけません、姫様! どうか頭をお上げ下さい!」

女「え」


妹「あの、お姉様……」クイッ

女「?」

妹「家臣に対して軽々しく頭を下げては、向こうも困ってしまいますわ……」ヒソヒソ

女「え」

妹「あと、敬語も使わなくて良いですよ。軽くうなずくだけで良いですから……」ヒソヒソ

女「え」



『常識の違いが大変そうです』
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 13:55:15.63 ID:GAY1UJouo
大臣「私どもは臣下の身なので」

大臣「そして、姫様はこの国の次期国王でございます」

女「え」


『王位継承権からいくと、そうなります』


大臣「ですので、どうか、私どもの事は、手足と思いお使い下さい」

大臣「この様な老骨ですが、精一杯姫様のお役に立てるよう、努力して参りますので」


女「は、はあ……」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 13:57:57.55 ID:GAY1UJouo
大臣「それでは、私はこれで……」ペコリ

女「あ、はい。じゃなくて、ええと……そ、そうね。また」

大臣「ええ、また……」


大臣「」クルッ、スタスタ


女(ふう……。お姫様も何か大変っぽいなあ……)

女(私、これから大丈夫なのかな……?)



『少し心配なようです』
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 14:04:19.87 ID:GAY1UJouo
【バルコニー】


大臣「」スタスタ

大臣「少し良いかな。騎士団長殿」

騎士団長「ええ、構いませんが……」


大臣「今、ここには誰もいない……。なので、率直なところを聞きたいのだが……」

大臣「あの、姫様の事をどう思う?」

騎士団長「…………」



コンマ↓、大臣と騎士団長の好感度が低い理由
123:二人は妹姫の派閥
456:単に初めて会っただけだから
789:本物の姫か疑っている
0:姫を行方不明にさせた張本人
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 14:04:54.63 ID:bP1CqpTl0
おら
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 14:08:45.58 ID:GAY1UJouo
騎士団長「正直なところを申せば……」

騎士団長「あまり好ましくは思っていませんね」

騎士団長「次期国王は妹姫様だったはずが、いきなり変わってしまったのですから……」


大臣「ふむ……。やはりそうか」

大臣「実は、私もそうなのだ」


騎士団長「でしょうね……」


コンマ↓、どの程度、妹姫派?
一桁
123:かなり
456:普通
789:そこまででもない
0:妹姫LOVE
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 14:11:55.05 ID:EyZ3FMUDO
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 14:16:56.52 ID:GAY1UJouo
大臣「正直、今の状況では不安しかないからな……」

大臣「今の姫君には、常識というものが欠落しているように見受けた」

騎士団長「ええ」

大臣「あれでは、国王の座は務まらんだろう……」

大臣「このままの状態で、もし即位する事となれば、この国が混乱する」

大臣「いや、混乱だけで済めば良い方だ。下手すれば内乱や革命が起こるだろう」

大臣「それだけは避けねばならぬ……」

騎士団長「ええ、仰る通りです」



『二人とも、この国の先行きを心配しているようです』
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 14:19:44.09 ID:5BUnHOrZ0
来てたか
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 14:24:04.76 ID:GAY1UJouo
大臣「姫様がこれから記憶を取り戻されれば、それで良いが……」

大臣「いや、記憶を取り戻さなくても、次期国王に相応しいお人に変わられればそれで良い」

大臣「だが、もしもずっとこのままの状態であれば……」


騎士団長「妹姫様を次期国王に……という事ですね」


大臣「左様。そうしなければ、良くない事が起こるだろう」

大臣「いざとなれば、無理矢理にでも妹姫様を次期国王へとつけねばなるまい」

騎士団長「……ええ」


大臣「何にせよ、しばらくは様子を見るべきだがな……」

大臣「あの姫様が、次期国王に相応しい方になり得るか……」

大臣「それを当分の間、見極めようと思っておる」

騎士団長「はい……」


『陰謀の種がまかれていますが、猶予期間は多そうです』
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 14:32:01.74 ID:GAY1UJouo
【宴後。王宮の一角】



侍従1「どうぞ、姫様。こちらが姫様の新しいお住まいとなります。昔、姫様が使われていた宮殿ですよ」

女(広っ!! 部屋じゃなくて宮殿まるまる!?)


『十二部屋ある宮殿です』


侍従2「私共はいつでも姫様のお側にいますので、何か御用や不自由などあれば、すぐにお呼び下さいませ」ペコリ

侍従たち「お呼び下さいませ」ペコリ


女(お、おおう……)


『専属の侍従15人が常に待機してます』
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 14:38:24.18 ID:GAY1UJouo
【寝室】


女「あああああ……。何かどっと疲れたよう……」ポフッ

女「ふわい! ベッドぽふぽふ! 何これ、スゴい!」ポフポフ


『楽しそうです』


女「それにしても、お風呂といい、着替えといい、私、何もする必要がないのね……」

女「寝る時になって、ようやく一人になれたし……」

女「そして、ベッドのすぐ横には、映画で見るような呼び出しするベルが……」


ベル「Hello!」


女「何かこれ、しばらく過ごしてたらダメ人間になりそう」

女「…………」

女「でも、これだけ優遇されるなら、別にダメ人間でも悪くないかも……」


『最高水準のニート生活です』
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 14:41:57.64 ID:GAY1UJouo
女「にしても、こっちの常識がよくわかんないってのが大変だよねえ……」

女「礼儀作法とか言葉遣いとか、何か明日から勉強しなきゃいけないらしいし」


女「…………」


女「めんどくさいなあ……」ゴロゴロ


『ちょっとだけダメ人間になっていってます』
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 14:46:46.18 ID:GAY1UJouo
女「あ、そういや、私、女神様から知識に関するチート能力もらったんだっけ」

女「…………」


女「礼儀作法とか、言葉遣いとか、それも知識だよね? 多分?」


女「…………」


女「よし、試してみよう」

女「ええと、どうすりゃいいんだろ? 知識を知りたいんだけど、どう能力を使えばいいのかな……?」

女「な、何か念じる感じで……。むむむむむ!」


ボワンッ!!


女「!?」


妖精「お呼びですか! 御主人様!」

女「はいいい!?」


『妙なものが出てきました』
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 15:05:18.29 ID:GAY1UJouo
女「え、なに、なに!?」

妖精「私は知識を司る妖精です!」

女「ア、ハイ」


『だ、そうです』


妖精「何か知りたい事があれば、何でも私に聞いて下さい!」

妖精「色々、お答えしますよ!」エヘン


女「WAO!! Wonderful!!」


コンマ↓、妖精の知識力
一桁
1:2ちゃん程度の知識
23:wikipedia程度の知識
45:元いた世界の事なら何でも知っている程度の知識
67:加えて、こちらの世界の事まで把握している程度の知識
89:更に動きまでインストールする程度の知識
0:ありとあらゆる全てを把握する程度の知識
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 15:08:07.26 ID:JX2NsxyfO
まかせい
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 15:08:36.04 ID:JX2NsxyfO
すまん...普通だったわ
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 15:08:55.08 ID:VBgfMWOgO
89なら格闘もいけたけどなかなかいいね
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/16(金) 15:09:15.68 ID:GAY1UJouo
ここまで
次回、私SUGEEE?
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 15:10:06.34 ID:iKxPPj3Ko
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 15:10:17.10 ID:kiNUJ9l1O
1とかじゃなかっただけましだと思おう
何事も程々が一番、後はこの知識を活かすための理解者作りか
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 15:11:26.59 ID:HBFS/L0Lo

悪く無いコンマ
魔法の習得もありえる
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 15:13:34.56 ID:VBgfMWOgO

知識を上手く使えれば大臣達にも認めて貰えるかも
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 15:23:08.73 ID:BW86rapxO
大臣や騎士団長にも嫌われてるわけではないし上手くいけるかな
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 20:39:12.85 ID:rTha0Iv7o
国を憂いる故の不信感みたいだしまあ立派にさえなれれば
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/16(金) 20:49:49.32 ID:DwKZcC//o
しかしこうなると王族ってやっぱり面倒くさいな
低級貴族か裕福な商人が好き勝手出来て楽だったと思う
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 01:53:44.88 ID:0l4DWXOk0
これ最終的にどうなりゃハッピーエンドなんだ
全世界統一か?えらく猛々しい話になりそうだな
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 02:06:52.58 ID:eRDfCMrto
王位継承だと父親が死んじゃうし盗賊の捕縛がエンドかな?
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 14:16:02.40 ID:lDWdmwcJo
女「じゃ、じゃあ、礼儀作法とかもOK?」ワクワク

妖精「余裕です」エヘン


女「やったー! これで明日から苦労しなくて済む!」

女「妖精ちゃん、偉い偉い」ナデナデ

妖精「はにゃわわわわ!」アタフタ


『妖精は照れ屋の模様』
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 14:21:53.70 ID:lDWdmwcJo
妖精「そ、それじゃあ、早速、御主人様に知識をインストールしまふね」アタフタ

女(あ、かんだ。可愛い)


妖精「まずは、端末を取り付けます」ヒョイ

女「ちょっと待って、端末?」

妖精「はい! せやっ!」ドスッ!!

女「ごふっ!!」ビクンッ


『かなり荒々しい模様』


妖精「それで、向こうの世界の知識と、こちらの世界の知識を脳の中にインストールっと」カタカタ

女「え、ちょ!」

妖精「設定完了。スタート」ポチッ

女「あばばばばばばば!!」ビクビク


『…………』
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 14:24:42.29 ID:Ljo/9YHtO
メイドガイのあれか
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 14:27:16.89 ID:lDWdmwcJo
妖精「インストール終了まで、あと58分です」

妖精「終わるまで、大人しくしてて下さいね」


女「」グデッ


『気絶している様子』


妖精「それまで私も暇なので……」カチカチ

妖精「ソリティアやろ」エヘヘ



妖精「」カチカチ

女「」グデッ


コンマ↓、インストールが……
一桁
12345678:無事終了
9:あれ? 何かバグが……
0:別の機能も追加
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/09/17(土) 14:27:31.63 ID:hHlHopgG0
えい
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 14:34:39.79 ID:lDWdmwcJo
【翌朝】


チュンチュン

女「ん……」


侍従1「あ、姫様、お目覚めですか」

女「え……?」

侍従2「おはようございます、姫様。夕べは良く眠られましたか?」

女「あ、ええと……。うん」

侍従3「それは良うございました。姫様、こちらを。洗顔用の水でございます」スッ

女「あ、うん……」


女(そっか……。昨日、そのまま寝ちゃって……)

女(そして、転生してきたんだっけ……)

女(あれ? そういや、妖精ちゃんは?)キョロキョロ


『いつのまにか姿を消した模様』
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 14:35:43.45 ID:Y7q0EEKBO
来てたか
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 14:40:17.45 ID:lDWdmwcJo
侍従4「それでは、姫様。お着替えを致しますので、どうぞ、こちらに」

女「あ、うん」ムクッ、トコトコ


侍従5「それと、本日から姫様に作法などを教える者が何人かつきますので」

侍従5「当面の間は、姫様はそれにかかりきりになるかと思います」

侍従6「一日も早くここでの暮らしに慣れる事を陛下も王妃様も望んでおりますので、どうか頑張って下さいね」ニコッ


女「ん……了解」


『王宮生活のスタートです』
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 14:46:57.31 ID:lDWdmwcJo
【朝食の時間】


教育係「お初にお目にかかります、姫様」ペコリ

教育係「陛下より教育係の任を受けましたので、恐れながら本日より私が指導をさせて頂きます」

女(何かドラマに出てくるPTAのおばちゃんみたいな人が来た)


教育係「まずは姫様」

教育係「王族たるもの、食事なども品良く行わねばなりません」

教育係「昨晩の宴において、姫様の食事の作法などを拝見しておりましたが……」

教育係「全くもって論外でございます」キリッ

女(おおう)


『中世の高貴な人間の食事作法の厳しさは異常です』
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 14:54:57.31 ID:lDWdmwcJo
教育係「この様な事では、とてもではありませんが、姫様を御披露目など、不可能でございます」

教育係「故に、少し厳しく教育を行って参りますので、どうか御容赦下さい」


女「は、はあ……」


教育係「ではまず、姫様。そちらにパンやサラダなどがありますが……」

教育係「それを作法に則って食べて頂きます」

教育係「上手く出来るまでは、朝食が終わりませんので、そのつもりでお願い致します」

女(何か、食事作法検定が来た)


『試験が始まった模様』


コンマ↓、出来栄え
123456:余裕っち!
78:言うは易く行うは難し
9:皿をひっくり返す
0:完璧ザマス!
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 14:57:37.95 ID:zP7D3iCto
はあっ
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 14:57:43.36 ID:vvO+434I0
おら
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 14:57:54.70 ID:/CqyWREpo
おう
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 15:00:23.58 ID:lDWdmwcJo
『知識インストールが活きた模様』


女「」サクサク

女「」ソッ、ゴクッ

女「美味しゅうございましたわ」フキフキ


教育係「……!!」


『とても驚いてる様子です』
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 15:05:32.61 ID:lDWdmwcJo
教育係「さ、流石、姫様……」

教育係「やればお出来になるのですね……」


女「ええ、おほほほほ」ドヤァ


教育係「わかりました……。今回の朝食の事に関しては、私も文句のつけようがございません」

教育係「そして、姫様の様に物覚えの大変早い方は初めてでございます……」

教育係「この私、感服致しましたわ」ペコリ


女「おほほほほほ。それほどでもありませんわ」ドヤァ


『作法検定は合格したようです』
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 15:18:06.76 ID:lDWdmwcJo
【礼儀作法のお時間】


教育係「では、姫様。食事も終わりましたし、次は礼儀作法を学んで頂きます」

教育係「貴婦人に相応しい振るまいを姫様にはして頂かないと困りますので……」

教育係「つまりは、品格でございます。それを身に付けてもらわねばならないのです」

女(にゃるほど)


教育係「品格というのは、挨拶や話し方はもとより、笑い方や歩き方まで多岐に及びます」

教育係「姫様は今、そのどれもが論外でございます」

女(おおう……)


『二回目のダメ出しです』


教育係「なので、ここではまず基本を学んで頂きます」

教育係「姫様は大変物覚えが良い方のようですが……」

教育係「食事作法とは違い、品格を身に付けるというのは、一朝一夕で出来るものではございません」

教育係「私も、厳しくやらせて頂きますので、どうか御覚悟下さい」キリッ


女(ふふふふふ。とはいえ、知識チートを持つ私の手にかかれば余裕でしょ)フフン


コンマ↓、出来栄え
123456:余裕っち!
78:言うは易し、行うは難し
9:ダメ
0:完璧でございますわ!
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 15:18:45.56 ID:zP7D3iCto
そらっ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 15:29:01.14 ID:QgUGLjM4O
遠慮のねえ奴だ
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 15:31:28.54 ID:lDWdmwcJo
『知識無双が始まりました』


女「」シズシズ

教育係「くっ……。教えた通りの優雅な歩き方を……!」


女「まあ、面白い」ホホホッ

教育係「くうっ……! 私が先程教えた通りに! 何て物覚えの早い!」


女「御丁寧な挨拶、痛み入りますわ」ペコリ……

教育係「そんなっ! 一度聞いただけで、これほど多くの事を覚えられるなんて!」


女「この国の第一王女として礼を申し上げます」ニコッ

教育係「こ、この姫様……! 一度教えただけで、全部の事を理解したわ……!」


教育係「て、天才よ、この姫様は……」ガクガク

教育係「本物の天才よ……! なんて恐ろしい子っ!!」ガクガク



女「」ドヤァ



『礼儀作法も合格した模様』
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 15:49:57.35 ID:lDWdmwcJo
【貴婦人のたしなみのお時間】


教育係「くっ……! し、仕方ありません」

教育係「身のこなしや所作などでまだ至らない所もありますが、礼儀作法などについては、今の所、良しとしましょう……!」

女(何で悔しがってるの、この人……)


教育係「ですが、姫様!」

教育係「礼儀などを覚えるだけでは、まだ不十分でございます! 教養がなければなりません!」

教育係「貴婦人たるもの、刺繍などを身に付けるのは当然です。更にはトランプまで上手くなければならないのです!」


『この頃の貴族などは、趣味に刺繍が多く、大体、夜には博打をやって遊んでました』


教育係「姫様、さあ、こちらが刺繍道具一式です!」サッ

教育係「やれるものならやってみて下さい!」

女(だから、何で悔しがってるの、この人……)


コンマ↓、刺繍は……
一桁
123:昔から得意
456:やった事はないけど、まあなんとか
789:全然ダメ!
0:神の領域
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 15:51:04.17 ID:e4YU2yhWo
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 15:54:20.38 ID:lDWdmwcJo
女「えっと……」チクチク、ヌイヌイ

ブスッ

女「痛っ!」


教育係「か、勝った!!」


『刺繍は苦手なようです』
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 15:59:09.61 ID:lDWdmwcJo
教育係「おほほほほ! 何ですか、姫様! その体たらくは!」

女(えええええ……)


教育係「これでは、上達するまでどれだけかかる事か。論外でございます!」ドヤァ

女(あの……私、王女なんだけど)


教育係「さあ、では次にトランプといきましょう、姫様!」

教育係「氷の女王と呼ばれる私の実力を思い知って頂きますわ!」


女(どうなってんの、これ……)


『プライドを刺激されたようです』


コンマ↓、ギャンブラーの素質
一桁
123:強い
456:普通
789:弱い
0:天才
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 16:01:09.35 ID:NGyGGSWDO
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 16:06:00.86 ID:lDWdmwcJo
教育係「フルハウス」ドヤァ

女「くっ、スリーカード……」


教育係「フォーカード」ドヤァ

女「ううっ、フラッシュ……」


教育係「トドメですわね。ロイヤルストレートフラッシュ!」ドヤァ

女「うううっ、ワンペア……」



『教育係の強さが異常なようです』
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 16:13:36.53 ID:lDWdmwcJo
教育係「ほほほほほ。姫様、まだまだですわね」

女(……何か悔しい!)


侍従1「あ、あの……教育係様」

教育係「!?」


侍従1「そろそろ、お昼時ですし、今日はもうこの辺りで……」

教育係「そ、そうですね。し、失礼致しました、姫様」アセアセ


女「ああ、うん……」


教育係「この続きはまた明日にでもいたしましょう」

教育係「しかし、姫様」

女「?」

教育係「刺繍や賭け事はともかく、他の事は流石でございました」

教育係「陛下にもその様に御報告致しておきます。姫様は紛れもない天才だと……」

女「…………」

教育係「では、私はこれで……。また明日お会いしましょう」ペコリ


女「天才、かあ……」


コンマ↓、反応
一桁
123:嬉しい
456:普通
789:微妙
0:ドヤァ
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 16:13:58.29 ID:WDe97ryQ0
うは
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/17(土) 16:15:00.60 ID:lDWdmwcJo
ここまで
次回、王宮内の散歩?
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 16:18:28.01 ID:vvO+434I0
そら全部もらった知識だしなぁ 素直に喜べないだろうな
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 16:21:50.25 ID:5Mh+F2Q9o
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 16:25:06.63 ID:vvO+434I0
おつ
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 16:40:24.09 ID:UgZ3QZfdO

今のところTUEEEしてるな
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 17:00:25.35 ID:NdUKZyvko
TUEEEの中でもしっかりと高確率で負けを入れる辺り>>1はかなり高度な曇らせ師だな
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 17:51:55.99 ID:wyykGAqHo
良かった。あんまり調子乗り出すとウザくなるところだったから
適度に苦手なことがあって遠慮してる方がかわいい
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 18:08:49.19 ID:rMZDCaRKo
刺繍は技術だしトランプはインストール対象外だと考えればまぁ妥当なところかな
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/17(土) 18:09:24.11 ID:uM/phhpH0
一応成功普通駄目が均等な所に大成功が低確率で追加ってわけだからどっちかっていうと甘い方なんだけどね
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 15:21:40.34 ID:sIpA7wdJo
【昼食中】


女(天才って誉められても……)モキュモキュ

女(あまり嬉しくないんだよね……)キコキコ、パクッ

女(全部、女神様の力だからなあ……。私、自身が凄い訳じゃないし……)モキュモキュ




侍女1「ねえ、あれ……」ヒソヒソ

侍女2「うん……。食べるの難しいロブスターを……綺麗に食べてる……」ヒソヒソ

侍女3「ロブスターの食べ方とか、教育係様、教えてないわよね……。なのに……何で?」ヒソヒソ

侍女4「もしかして、あの姫様……。一を聞いて十を知る人なの……?」ヒソヒソ

侍女5「やはり天才ね……。恐ろしいわ……」ヒソヒソ



『姫様SUGEEE!が広がっていってます』
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 15:27:03.91 ID:sIpA7wdJo
女(それにしてもなあ……)

女(異世界に転生してきたのは嬉しいんだけど……)

女(まさか、お姫様になるなんて、びっくりだよね……)

女(【コンマ↓】)モキュモキュ



一桁、姫としての生活に……
123:満足
456:不満
789:まだ何とも
0:サイコー!
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:27:42.24 ID:Cl4L2I7po
でやっ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 15:39:39.76 ID:sIpA7wdJo
『今の境遇が気に入らないようです』


女(何か、窮屈なんだよね、好きな事やれないし……)

女(いちいち、侍女がゾロゾロ来るのも監視されてるみたいで嫌だしなあ……)

女(何か、思ってたのと違うんだよね)


女(うーん……)モキュモキュ


女(そもそも、私、ここで何がしたいんだろ……?)

女(むむう)


コンマ↓、やりたい事
1:贅沢三昧な自堕落生活
23:恋
45:私SUGEEE
67:夢を叶えたい
89:波瀾万丈な冒険
0:世界征服
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:40:39.40 ID:YIbubVyO0
おら
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:41:59.63 ID:+ayWxarXo
まさかの魔王ルート
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:43:50.90 ID:/qzBwzd/o
衝撃の展開
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:46:21.30 ID:ryV5PhM4o
えっなにそれは…
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 15:49:24.64 ID:sIpA7wdJo
『半端ない野心家のようです』


女(そうなんだよね……)

女(どうせなら、てっぺん極めたいんだよね……)

女(この世界全てを私の思うままに操りたいっていうか……)

女(完全完璧に支配してやりたいのよね……)


女(そう、私はこの国の第一王女だし……)

女(ありとあらゆる知識を持つ内政チート能力者……)

女(そう……)ゴゴゴゴゴ

女(私なら……出来る……)ゴゴゴゴゴ

女(ううん、むしろ、こんなスゴい事、私にしか出来ない……)ゴゴゴゴゴ

女(やるのよ……。このチート能力を使って……)ゴゴゴゴゴ

女(私がこの世界を変えて見せる……)ゴゴゴゴゴ

女(そして、私はその世界で女王として君臨し……)ゴゴゴゴゴ


女(新世界の女神となる!!)ゴゴゴゴゴ!!


『かなりの危険人物の模様』
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:52:49.85 ID:YIbubVyO0
周り割といい人揃いなのに敵に回していくのかぁ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 15:54:09.07 ID:sIpA7wdJo
女(ふふふふふ……。何か吹っ切れたわね……)

女(やる気がガンガン出てきたわ……)

女(ふふふふふ。この世界に住む可愛い愚民どもよ、待っていなさい……)

女(私がこの世界に最強の帝国を築き上げてあげるから……!)ゴゴゴゴゴ



侍女1「」ブルッ

侍女2「な、何かしら、急に寒気が……」ブルブル

侍女3「どういう事……? 私もよ」ブルブル



『目標が決まったようです』
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:55:37.82 ID:DvZqnZgYO
最後は妹に裏切られて背後からナイフで刺されそう(小並感)
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 15:58:16.91 ID:sIpA7wdJo
【食事後】


女(ふう……。美味しかった)フキフキ


侍女1「あ、あの……姫様」オズオズ

女「何?」

侍女1「この後の事なのですが、陛下から王宮を案内するように仰せつかっておりますので……」

女(見学かあ……)


コンマ↓、一桁
123456:行く
789:行かない
0:一人で行く
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:58:34.69 ID:JPI7ax9Wo
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 15:59:38.47 ID:J4BsOS5UO
ここ、取り敢えず半分くらいの確率で落としにかかるから無理よ
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 16:06:26.47 ID:sIpA7wdJo
女(王宮の地図は頭の中にもう入っているのよね……)


『知識インストールの成果です』


女(特に見る必要もないかな……)



侍女1「あの……姫様?」

女「案内はいいわ。それよりも……」

女「【コンマ↓】」



一桁
123:噂話を聞く
456:今日はもうお休み
789:誰かに会いに行く
0:怪盗参上!
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 16:07:13.05 ID:In70Joc+O
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 16:08:25.62 ID:xi7MvGbWo
休み=知識のインストール?
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 16:19:04.47 ID:sIpA7wdJo
侍女1「え……」

侍女1「もうお休みになられるのですか……?」

侍女1「まだお昼ですが……」


女「ええ、今日は少し疲れたから」

女「寝室で夕食の時間まで休むわ」

女「しばらく一人になりたいから、あなた達はもう下がっていいわよ」


侍女1「わ、わかりました……」

侍女1「それなら、その様に致します」

侍女1「何かありましたら、呼び鈴でお呼び下さい」

侍女1「それでは……」ペコリ

侍女一同「」ペコリ


女「…………」



コンマ↓、行動
一桁
12345:本当に休む
67:嘘
89:妖精ちゃん、カモン!
0:おや、この本は……?
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 16:20:32.14 ID:YIbubVyO0
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 16:25:46.21 ID:sIpA7wdJo
女「よーし、やっすむぞー! そーれっ!」ダダッ、ピョン!!

ベッド「おうふ!」


女「ふはあ、もふもふ、ぽふぽふ」ポフポフ

女「あー、つっかれたー! お姫様らしくとか、辛いもんねー」ポフポフ


女「さあ、寝よ寝よ。夕食まで一休みだーい! キャッホー!」ポフポフ


『相当、無理してたようです』
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 16:29:06.04 ID:xi7MvGbWo
世界征服宣言が嘘のようだ
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 16:30:00.08 ID:sIpA7wdJo
【夕食のお時間】


侍女1「姫様……。姫様……」

女「んー……?」ムニャムニャ


侍女1「夕食の準備が整いましたよ。起きて下さい、姫様……」

女「あー……んー……。もうそんな時間なの……」ムニャムニャ


侍女1「はい。それとも、夕食は後になさいますか……?」

女「ううん……食べりゅ……」ムニャムニャ


侍女1「食べりゅ……??」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 16:40:03.61 ID:sIpA7wdJo
【夕食後】


女(はふ……。余は満足じゃ)フキフキ


侍女1「姫様、この後はどうなさいますか?」

女「どうというのは?」キリッ

侍女1「あ、いえ、今日はこの後、特に予定が入ってないものですから……」

侍女1「どの様に取り計らいましょうか……?」

女(んー……どうしよ)


女「【コンマ↓】」



一桁
123:誰かに会いに行く
456:眠りゅのー!
789:博打行ってみよか
0:宮殿の外に行きたい
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 16:40:38.59 ID:YIbubVyO0
ほい
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 16:54:45.75 ID:sIpA7wdJo
女「少し貴族の方とお話がしたい気分ね」

侍女1「左様ですか……。しかし……」

女「しかし?」

侍女1「いえ、姫様はまだ他の方への御披露目が済んでおりませんので……」

侍女1「その様な社交場に顔を出すのは……」

女「それなら、教育係を呼びなさい。相手はあの人で構わないわ」

侍女1「は、はあ……。わかりました……」

侍女1「では、しばしお待ちください、姫様。呼んで参りますので」

女「ええ、宜しくね」

侍女1「はい」ペコリ



侍女1「」トタトタ



侍女2「……ねえ、姫様。少し変わられたと思わない……?」ヒソヒソ

侍女3「そうね……。言葉遣いはもちろんだけど、それだけじゃなくて、どこか威厳が出てきたって言うか……」ヒソヒソ

侍女4「昨日までとは、まるで別人よね……。本当に王女様らしくなられた感じで……」ヒソヒソ

侍女5「今日一日、御教育を受けただけでここまで変わられるなんて……」ヒソヒソ

侍女6「やはり天才ね……。恐ろしい方だわ」ヒソヒソ



『王女としての風格が身に付いていっているようです』

『侍女達の評価がかなり上がったようです』
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/18(日) 16:56:04.15 ID:sIpA7wdJo
ここまで
次回、野望への第一歩?
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 16:59:16.28 ID:YYnqhlr9O

このスレは調子乗ると嫌われて死ぬから怖い
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 17:00:22.07 ID:xi7MvGbWo

博打が野望への第一歩なのか侍女たちへの評価が第一歩なのか
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 17:41:13.68 ID:PrfLYb2Jo
一気に風向き変わってワロタ
まぁ十分の一だしなぁ
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 18:05:07.00 ID:Qg61Fcpg0

世界征服にも一応世界統一して戦争を消すとか種類はあるからなぁ…危険人物に変わりないけど
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 18:24:02.20 ID:/qzBwzd/o

なおこの世界全てを思うままに操って完全完璧に支配したい模様
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 19:14:37.14 ID:/KNBPyxM0
怪盗の扱い方が鍵かな
彼らを用心棒兼偵察のように巧くあつかえば戦や外交など知識だけではカバーしきれない物事もだいぶ有利なものにさせられるだろう
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 19:18:39.21 ID:/KNBPyxM0
てか193の言う通りになったわけか。193…いくさ…
やっぱ血塗られた話になるのは運命だったんだね(ニッコリ)
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 19:42:54.47 ID:ryV5PhM4o
世界征服(生活水準をかつての地球のようにする)
これならwinwinですね間違いない
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/19(月) 12:36:54.08 ID:nLU07qtQ0
魔法もあるしかつての世界より発展させられる可能性もあるな
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/19(月) 18:31:06.01 ID:1ryXg76ko
女本人に戦闘力はないんだよな
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/20(火) 14:34:51.91 ID:3O/CY8Fno
本人戦わんでも軍を動かせる地位があるからな
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 08:59:51.98 ID:K89KaoTV0
今日はやるかな
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 10:47:14.81 ID:RhEIOXxx0
御姫様は自分が経済戦争に特化した人材だって理解した上でやってってほしいね、平和的にも
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 10:49:19.93 ID:RhEIOXxx0
>>258
調子乗って死んだってのは無駄な冒険心出したからって意味だから…あっ(察し
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/24(土) 06:20:04.52 ID:DYWdQ7sGO
続きまだー
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:14:25.12 ID:+GXkURrCo
女のステータス

好感度表
妹   :親愛、7
国王  :溺愛(MAX)
王妃  :親愛、9
大臣  :家来、2
騎士団長:家来、1
大賢者 :家来、8

持ち物
王家の紋章入り首飾り


宮殿

状態
能力(知識):全世界の知識
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:14:58.84 ID:+GXkURrCo
【客室】


教育係「姫様、私をお呼びだとか」

女「ええ、少し退屈していてね。カードゲームの相手になってもらえないかしら」

教育係「……そうですか。わかりました」

女「では、そちらへとお座りなさい。すぐに、何か飲み物でも持ってこさせるわ」

教育係「あ、は、はい。ありごとうございます……」



教育係(姫様……? どこか雰囲気が変わったような……?)

教育係(しかし、これこそ王女に相応しき態度である事は確か……。一体、この短い時間の間に何があったの……?)


『皇帝になるという野望を手に入れたようです』
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:15:46.35 ID:+GXkURrCo
女「ところで……」

教育係「は、はい!」

教育係「何でしょうか、姫様?」


女「私は今、賭けをするチップがないのよね。つまり、お金がないのよ。手持ちがね」

教育係「はあ……」

女「代わりに宝石やドレスなどを賭けても良いのだけど、それだと貴女が大変でしょう?」

教育係「……そうですね。宝石ともなると、少し負けただけで私は破産してしまいますので……」


『王家の持つ宝石の値段は異常です』


女「だから、【コンマ↓】でいいかしら?」

教育係「…………」


一桁
123:何も賭けない
456:言う事を一つきく
789:忠誠
0:目か耳
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 14:17:05.70 ID:FaHjTKzDO
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:21:04.98 ID:+GXkURrCo
『狂気の沙汰ほど面白い・・・!!』


教育係「目、目か耳を・・・」ブルブル

女「ええ・・・」

女「貴方には・・・」

女「それを賭けてもらおうかしら・・・」フフフフフ


ざわざわ・・・
  ざわざわ・・・


教育係(狂ってる・・・!)

教育係(この姫様は・・・狂ってやがる・・・!!)


ざわざわ・・・
   ざわざわ・・・
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 14:22:52.07 ID:FOR7SDKno
勝っても負けても得がねぇよ……
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/24(土) 14:25:14.21 ID:HbGet8Se0
コンマ神が女に狂人になれと囁く
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:31:22.42 ID:+GXkURrCo
女「その代わりに、私はこの宝石を賭けるわよ」フフフフフ

宝石「マジすか」


教育係(ぐっ・・・! な、なんてデカいサファイアなの・・・!!)

教育係(あれを売れば、きっと一生遊んで暮らせる・・・!!)

教育係(私からしたら、生涯働いてもきっと手に入れられない程の値段・・・!!)

教育係(高額・・・! 圧倒的高額・・・!!!)


ざわざわ・・・
  ざわざわ・・・


教育係(だけど、あれを手に入れる為には・・・目か耳を賭けなければ・・・!!)

教育係(ぐっ・・・! 畜生、畜生っ!!!)ポロポロ


女「」フフフフフ

女「さあ、どうするの、教育係」

女「この賭けを受けるの? 受けないの? どっち!」


教育係(うう・・・)ポロポロ


ざわざわ・・・
  ざわざわ・・・


コンマ↓、一桁
123:やる・・・! 私はやる・・・!!
456:申し訳ありません、姫様・・・!
789:説教
0:怪盗乱入
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 14:31:45.58 ID:QxN1Fts4O
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 14:31:50.12 ID:FaHjTKzDO
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 14:33:01.30 ID:KGYHqNgGO
よかった
こんな危ない賭けしないようにしっかり絞ってもらわないと
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:35:48.50 ID:+GXkURrCo
『誘惑を完全に断ちきった模様』


教育係「恐れながら、姫様」キリッ

女「え」

教育係「一体、何をお考えなのですか」

女「え」

教育係「姫様は次期国王なのですよ。その様な狂気染みた事をされては、国が崩壊する元となります」

教育係「いい加減になさいませ。悪ふざけが過ぎますよ」

女「おおう」


『怒られました』
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 14:38:16.76 ID:FOR7SDKno
狙い通りの説教じゃなかったのか……
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:44:35.64 ID:+GXkURrCo
教育係「まったく……」

教育係「姫様らしくなられたと思って、私は内心喜んでおりましたのに……」

教育係「よりにもよって、この様な狂った賭けを行おうなどと」

教育係「これは、明日からたっぷりと教育を施す必要がありそうですね」

女「え」


教育係「姫様」

女「は、はい!」

教育係「二度とこの様な真似はしないようお願い致します」

教育係「今宵の事が陛下や臣下の耳にでも入れば、姫様への不信感が出てきますので……」

教育係「くれぐれも行動や言動には注意なされませ」

教育係「姫様は、この国の王女だという事をくれぐれもお忘れないように」キリッ

女「は、はい……。ごめんなさい……」シュン


『この後も色々叱られました』

『教育係の評価がやや下がりました』
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:49:58.42 ID:+GXkURrCo
【翌日。転生二日目】


女「ふああ……」

女「眠い……」ゴシゴシ

女「昨日、あまり寝られなかったからなあ……」


『昼寝のせいです』


侍女1「姫様。朝食はこちらにお持ちしますか?」

女「そうね……。お願い」

侍女1「かしこまりました」ペコリ

侍女1「では……」トテトテ


女「……今日は何するんだろ……?」ボーッ


『今日は魔法の練習です』
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 14:54:43.12 ID:lMRc5gGo0
(時期尚早だったようね…でも、貴女にもいずれわかる時が来るわ…!)とか思ってそうこの姫様
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 14:58:04.53 ID:+GXkURrCo
【朝食後】


教育係「むう……」

教育係「食事の作法はほぼ完璧に身に付けられたようですね、姫様」

教育係「本当に物覚えが早いです……。恐れ入りました」


女「どうも」

女(知識が全部頭に入ってるからなあ……)


教育係「ならば、姫様」

教育係「今日は中庭へと参りましょうか」

女「中庭に?」

教育係「はい。そこで、姫様には魔法の教育を受けて頂きます」

女「!?」


教育係「王族たるもの、魔法など使う機会はほぼありませんが……」

教育係「しかし、これもたしなみの一つでございます」

教育係「また、万が一の事態に備えるという意味もございます」

教育係「既に中庭には、教育係として大賢者を呼んでおりますので……」

女(ああ、あのシャアさんね……)


女(にしても、魔法かあ……)

女(私、使えるのかな……?)


『どうでしょう』
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 15:04:22.42 ID:+GXkURrCo
【中庭】


大賢者「恐れながら、本日、姫様の魔法の教育係を任ぜられました、大賢者でございます」ペコリ

大賢者「ここは、王家の方々が代々、魔法の練習場として使用していた場所ですので……」

大賢者「どうか、ご遠慮なくお使い下さい」


女「はあ……」


大賢者「ところで、姫様は、魔法については覚えておられますか?」

女「」フルフル

大賢者「左様ですか……。わかりました」

大賢者「それでは、基礎の基礎からお教え致しましょう」

女「うん」


大賢者「ちなみに姫様は、幼い頃は……」


コンマ↓、一桁
123:魔法が上手
456:下手
789:普通
0:天才
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:05:27.65 ID:FaHjTKzDO
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/09/24(土) 15:05:38.97 ID:ZLBo4n9J0
えい
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:09:57.46 ID:YnwECA680
コンマの悪戯
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:11:52.77 ID:HbGet8Se0
魔法って知識がモノいうし今のこいつなら余裕な気も
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:12:44.84 ID:FOR7SDKno
インストール後の気絶があるからすぐには無理
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 15:12:55.15 ID:+GXkURrCo
大賢者「魔法が苦手だったとお聞きしておりますので」

女(そうだったんだ)

大賢者「ですので、今日はとりあえず、魔法を使えるようになる事を目標と致しましょうか」


『ハードルがかなり低くなりました』


大賢者「基本的には、魔法は努力する面もございますが、才能でほとんど決まってしまいます」

大賢者「ですので、仮に使えなかったとしてもあまり気落ちせぬ事ですな」

大賢者「他の面の才能を磨けば良いのですし、姫様は王女ですので、使えなくても何も問題ありませぬから」

女(ふむう……)


大賢者「では、まず、頭の中に炎をイメージして頂いて」

女「炎ね」

大賢者「そして、それがしっかりとイメージ出来たなら、今度はそれを手の平から出すイメージを行います」

大賢者「どうぞ、姫様。試しにやってみて下さい」

女「ええ」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 15:17:31.42 ID:+GXkURrCo
女(炎、炎……)

女(むむむむむ……)


女(うん、しっかりとイメージ出来た)

女(なら、次は手の平から出るイメージを……)

女(むむむむむ……)

女(こんなものかな……。出ろ、炎っ!!)バッ


ボオッ


大賢者「これは……!!」



コンマ↓、女の魔法の才能
一桁
1:ライター程度
23:コンロ
45:キャンプファイヤー
67:大火炎
89:豪火
0:大災害
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:18:01.02 ID:KGYHqNgGO
どうなる
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:19:23.72 ID:Ki6SKi8PO
まだ他の属性があるから(震え声)
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:19:59.46 ID:TlcDeFkN0
前作主人公よりは才能あるな!
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 15:22:05.19 ID:+GXkURrCo
ボオッ、メラメラ


女「わっ、暖かい」

フッ

女「あ、風で消えた……」


大賢者「やはり、あまり得意ではないようですね」


女「あ、うん……」


『少し苦手といったところのようです』
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 15:26:24.53 ID:+GXkURrCo
大賢者「しかし、魔法がいきなり使えるだけでも上出来でございます」

女「そ、そうなの……?」

大賢者「ええ、昔の姫様は魔法を使えるようになるまで、一ヶ月近くかかったそうなので」

女「ふむう……」

大賢者「後は、練習あるのみでございます。まずは基本の風水火を使えるようになって頂いて……」

大賢者「慣れてきたら、回復や毒消しなども覚えていきましょうか」

女「むう……」


『姫様TUEEEEは遠そうです』
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 15:31:21.93 ID:+GXkURrCo
【魔法練習後】


女(ふう……)

女(風水火までは教えてもらって使えるようになったけど、他の魔法についてはダメだったなあ)

女(RPGとかだと、結構簡単に覚えるものなんだけど、現実だとそう簡単にはいかないかあ……)


『はい』


侍女1「お疲れ様でございます、姫様」

女「あ、うん」

侍女1「この後は、しばらく休憩時間となっておりますが、どう致しますか?」

女「そうね……」

女「【コンマ↓】」


一桁
123:休むー
456:誰かに会いに行く
789:噂話
0:外に出たい
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:33:46.63 ID:ui+2Cup/0
外コイ
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:33:56.02 ID:Ki6SKi8PO
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 15:37:16.24 ID:+GXkURrCo
女(んー……)

女(皇帝になるには、色々と見て回って人脈や情報を増やした方が良さそうなんだけど……)

女(…………)

女(ま、明日でいいよね。今日はもう何か疲れちゃったし)


女「それなら、休むわ」

侍女1「かしこまりました。それではお部屋へと戻りましょうか」

女「ええ」テクテク



『やや引きこもり気味になっていってます』
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 15:38:23.04 ID:+GXkURrCo
とりあえず、ここまで
ひょっとしたらまた来るかも
次回、何もない日々?
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:39:49.27 ID:FOR7SDKno

休む=インストールですらないのが不安だ……
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 15:53:59.34 ID:DFou2OmaO
おつ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 18:54:15.88 ID:+GXkURrCo
【休憩中】


女「はふう……」ゴロゴロ

女「なんもする事ないよー……」ゴロゴロ


女「何か暇潰しになりそうな事ないのー……」ゴロゴロ

女「スマホ欲しい。現代が懐かしいよー……」ゴロゴロ


『多少、ホームシック(?)気味の様子』


女「確かこの時代の暇の潰し方って、読書か博打か刺繍でしょ?」

女「やーだー、スマホ欲しいのー」ゴロゴロ


『ワガママな要求をしています』


コンマ↓、一桁
123:読書でもしようかな
456:もう寝る
789:刺繍の練習
0:誰か訪ねてくる
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 18:57:30.38 ID:I0/mp+Bgo
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:00:40.29 ID:+GXkURrCo
女「仕方ないなあ……」

女「刺繍の練習でもしよっと」ムクッ


女「えっと、確かここに……」ゴソゴソ

刺繍セット「Hello!」ジャジャン


女「えーと、刺繍のやり方はと」

女「こうして、ここを」ヌイヌイ

女「んー……イマイチ上手くいかないなあ」ヌイヌイ


『黙々と練習してます』
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:03:06.18 ID:+GXkURrCo
【夕食の時間】


女「美味しゅうございました」フキフキ


教育係「……本当に教える事がないですね、食事作法については」


『姫様SUGEEEと内心では思っています』
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:11:11.33 ID:+GXkURrCo
女「ところで、教育係」

教育係「はい。何でしょうか、姫様」

女「この後も礼儀作法などの教育を行うと伺っていますが……」

教育係「はい」

女「正直、私は退屈しているのよ。だから」

教育係「……?」

女「今回、テストという形で、私の礼儀作法について試してみる気はないかしら?」

教育係「テストですか……」

女「ええ、それに合格すれば、私の作法などの教育は全て終わり」

女「普通の生活へと変えてもらいたいのよ」

教育係「なるほど……。わかりました。他の方であればともかく、姫様は天才のようですから……」

教育係「もし、そのテストに合格するようなら、私から陛下に申し上げて、姫様の教育を終わりと致しましょう」

教育係「それで、宜しいですか?」

女「ええ、構わないわ。宜しくね」


コンマ↓、テストの結果
1234567:合格!
8:惜しくも不合格
9:残念
0:完璧!!
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:11:50.65 ID:zixB477yo
ででん
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:16:45.02 ID:+GXkURrCo
『合格したようです』


教育係「くっ……!」


女「おーほっほっほ、いかがざます!」


教育係「わかりました……。仕方ありません……」

教育係「今宵を持ちまして、姫様の御教育は終わりと致します……」

教育係「陛下にはその様に申し上げておきますので」


女「ええ、頼むわ」


女(ふう。良かった……。これで面倒な事が終わるし……)

女(私も色々と動きやすくなるしね)


『ほんの少し野望へと近付きました』
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:19:17.76 ID:FOR7SDKno
色々と動く人の言い分だよなあ
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:19:52.58 ID:+GXkURrCo
教育係「それでは、姫様。私はこれにて失礼致します」

女「ええ」

教育係「ですが、刺繍とカードゲームについては、まだ残っておりますので、それはお忘れないように」

女「あ」


教育係「忘れていましたね、姫様?」

女「ま、まさか、おほほほほほ」


『何にせよ、自由度が少しだけ増えました』

『近い内に貴族達への御披露目もあるようです』
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:22:34.33 ID:+GXkURrCo
【夜】


女「さーて、これで礼儀作法とかの勉強はなくなったし!」

女「早速、【コンマ↓】」



一桁
123:お出かけ
456:寝る
789:侍女達と噂話
0:事件が!
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:22:43.10 ID:zixB477yo
刺繍はともかくカードゲームは要るんか…
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:26:51.60 ID:BGUjjACCo
怪盗かな
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:31:30.36 ID:+GXkURrCo
侍女1「た、大変でございます、姫様!」ドタドタ、バタンッ

女「ふぎゃあ!!」ビクッ


『何か事件が発生した模様』


女「な、なに、どうしたの!?」

侍女1「そ、それが……!」


コンマ↓、何が起きた?
一桁
1:Gが大量発生!
2:王妃、懐妊
3:妹姫、誘拐
4:火事
5:怪盗参上
6:テロ
7:戦争
8:政略結婚の申し入れ
9:本物の姫を発見
0:国王死亡
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:32:10.37 ID:lzo6Mzm0O
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:32:49.80 ID:BGUjjACCo
1,6,7,9.0以外で頼む
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:38:14.85 ID:+GXkURrCo
侍女1「せ、せせせ、戦争が起きたと!」

女「!?」


『大事件の模様』


女(これは、ピンチなの!?)

女(それとも、私が皇帝になるチャンス!?)


女「おおおお落ち着きなさい!」

侍女1「は、はひ!!」


『どちらもかなりテンパり気味です』


女「それで、戦争って、どこで!?」

侍女1「【コンマ↓】」


一桁
123:この国
456:他国
789:同盟国
0:侵略戦争開始!
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:38:29.01 ID:FaHjTKzDO
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:38:31.96 ID:EhfbrrlGo
揃いも揃ってろくなコンマじゃねえな
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:42:28.02 ID:+GXkURrCo
侍女1「こ、この国でございます!」

女「!?」


『侵略されているようです』


女「ど、どこが襲って来たの!?」

侍女1「【コンマ↓】」


一桁
1:同盟を組んで全方位から
23:東の国
45:西の国
67:南の国
89:北の国
0:海上
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:43:24.18 ID:FOR7SDKno
よわいとこ
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:44:18.88 ID:BGUjjACCo
この国の地理とかどうなってんのかなそういや
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:44:20.00 ID:T2lIIa6y0
わらうわこんなん
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:45:25.00 ID:DGvlHP/Mo
作者が殺しに来てるw
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:52:04.68 ID:+GXkURrCo
女「北の国……」

侍女1「は、はい!」


女(北の国って言ったら……)


コンマ↓、どんな国?
1:最強の軍事国家
23:国土が小さく、とても貧しい国
45:国土は小さいが、それなりに裕福
67:何もかも普通
89:隣国の中では一番豊か
0:属国
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:52:33.91 ID:FaHjTKzDO
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:52:36.30 ID:YykjnWYZo
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:53:51.76 ID:T2lIIa6y0
うっそん
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:54:09.70 ID:FOR7SDKno
ここがそもそも大国なのに隣が最強の軍事国家
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:54:25.49 ID:uNPnOGHBO
わろたww
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:55:06.70 ID:BqSCl+MfO
騒ぎに乗じて国王を殺そう
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 19:55:13.73 ID:kJqChQks0
本当落ちるときはとことん落ちるな
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 19:57:07.54 ID:+GXkURrCo
女(国土はこちらの方が広いし、豊かだけど……)

女(兵の質では、最強と名高い超軍事国家じゃない……!)ブルッ


女(こ、これ、ヤバイんじゃないの……!)

女(世界征服のチャンスどころか、普通にピンチじゃないの……!)ガクガク


『かなり厳しい状況に陥りました』
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:00:09.89 ID:fyD3sQ/+O
大陸大戦かな?
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:00:39.27 ID:FOR7SDKno
敵国のほうが貧しいのに軍資金も敵国が上ということは不満が溜まるので長期戦は出来ない
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:00:58.58 ID:5wk+ePHC0
まぁこの子を死なせやすいコンマにこの後なるからなぁ
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 20:02:42.34 ID:+GXkURrCo
女「そ、それで、国王……! いえ、お父様は!」

女「お父様はどの様に!」


侍女1「いえ、それがまだ、わからなくて……!」ガクガク

女「くっ!」


コンマ↓、どうする?
一桁
123:直接、国王のところへ
456:少し様子をみましょう
789:大臣か騎士団長のところへ
0:怪盗参上!
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:02:47.26 ID:YykjnWYZo
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:03:09.02 ID:5wk+ePHC0
このコンマ
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:04:50.31 ID:T2lIIa6y0
これは異世界の知将 女
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 20:09:25.29 ID:+GXkURrCo
女「い、一旦、落ち着きましょう!」

侍女1「そ、そうですね、姫様!」

女「こういう時こそ、冷静になるべきよ。でないと、まともな判断なんか出来ないわ!」

侍女1「さ、流石、姫様! まったくその通りでございます!」

女「な、何か飲み物を持ってきて」

侍女1「は、はい!」トタトタ!!



女「そう……。そうよ、落ち着いて」ドキドキ

女「ピンチをチャンスに変えるのがカッコいいんじゃないの」ドキドキ

女「私は、新世界の女神となる女よ。落ち着け。落ち着いて、素数を……」ドキドキ



コンマ↓、落ち着けた?
一桁
123:トーゼン!
456:ムリムリ!
789:それなり
0:妹参上
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:10:33.11 ID:BGUjjACCo
ふん
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 20:17:46.74 ID:+GXkURrCo
『さす姫』


女「」ゴクッ

女「ふふ……。美味しいわね、クイーンメリーかしら?」

侍女1「は、はい、姫様」

女「クッキーか何かないかしら? お茶請けが欲しいわ」

侍女1「た、ただいま、お持ち致します!」トタトタ



侍女2「見た……? 姫様のあの態度……?」ヒソヒソ

侍女3「ええ、侵略されているというのに、あの優雅な落ち着き方……。ただ者じゃないわ……」ヒソヒソ

侍女4「きっと、度量がメチャクチャ大きいか、頭のネジが1本外れているかのどちらかね……」ヒソヒソ

侍女5「やはり天才ね……! 恐ろしい方……!」ヒソヒソ



『姫様SUGEEEがまだ続いている様子です』
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:21:53.44 ID:FOR7SDKno
大臣とかの前でこれなら評価されたかもしれないのに
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:29:17.89 ID:WPxhj16M0
事件からの流れが前スレ並
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 20:29:52.27 ID:+GXkURrCo
コンコン

侍女2「」ハッ

侍女3「どなたですか?」


「大臣の使いの者です。姫様に御伝言が……」


侍女4「わかりました。今、開けます」


ガチャッ


家来「姫様」

女「何用かしら?」


家来「もしかしたらお聞きおよびかもしれませんが、北の国が我が国へと侵略を開始しております」

女「ええ、聞いています」

家来「はっ。ですが、御安心下さいとの大臣からの伝言でございます」

家来「確かに北の国の兵は精強なれど、我が国は大国。兵の質も量も北の国にいささかも劣るものではございませぬ」

家来「ですので、何も御心配には及びません。姫様は普段通りの生活を続けて下さいとのよし」

女「わかりました。わざわざの報告ご苦労と大臣に伝えておきなさい」

家来「はっ!」ペコリ


女「…………」



『介入する機会を逸したようです』
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/24(土) 20:30:57.49 ID:+GXkURrCo
ここまで
次回はどうなるのか、完全に未定!
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 20:39:16.06 ID:FOR7SDKno

世界征服のために何もしないスタイル
北の国に雇われた怪盗を始末するとかかな?
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 21:23:54.48 ID:qNYOFJIw0
おつです
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 22:19:22.19 ID:alL9jSs9o

気づいたら終わってた次は参加したい
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 23:19:35.48 ID:HbGet8Se0
これだけ大国だと出る幕はなさそうだな。 やはりお父上にはご退位してもらわないと(ゲス顔)
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 10:43:08.42 ID:TCOPWfp+o
先に妹が消えないと大臣達が混乱するよ
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 11:54:36.85 ID:NOHrryBO0
いっそのこと自分以外の王族皆殺しにすればよくね?
女にとってもポッと出の他人達だしいけるいける
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 12:02:22.33 ID:Re3oGd0xo
ここではコンマで全部決まるってのはさておき、ぽっと出の姫が王族皆殺しは内乱不可避
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 14:54:31.76 ID:NOHrryBO0
>>362
そこはうまく隠せばいい
知識チートあるし隠蔽できるからな
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/25(日) 15:02:59.84 ID:4XSy8lMDO
隠せるか隠せないかもコンマ次第
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 15:05:38.56 ID:TCOPWfp+o
隠せない選択肢が来る回数は状況次第
戦時中は敵に目が行くはず
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 15:11:10.48 ID:vz/dUbS6O
物騒なこと言ってますね…
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:14:31.78 ID:G/BFv2Sto
【数日後】


女(あれから、いつもと変わらない日々を送ってるんだけど……)

女(いや、変わらないのはいいんだけどね。でも……)

女(私、完全に蚊帳の外じゃない?)


『はい』


女(戦況とか聞いても、侍女は全員知らないし、大臣とか家来は心配ありませんの一点張りだし)

女(私、次期国王なんだけど、それでいいの? 何かやる事とかないの?)

女(それに、私の野望がどんどん遠退いていってるような気がするんだけどさ……)

女(むう……。自分から何かするべきかなあ……?)


コンマ↓、一桁
123:国王のところへ
456:まだ様子見
789:情報収集
0:王位簒奪
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 18:16:25.01 ID:GJa+JqXkO
今は臥薪嘗胆の時期
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:19:56.50 ID:G/BFv2Sto
女「国王のところ行ってみよっかな……」

女「あれから全然会ってないし、話聞くならあの人が一番だよね」


『国王の扱いが雑な模様』


女「よし。決めた。国王のとこ行こ」

女「えっと、侍女呼ばなきゃ。ベルベル」チリンチリン


『ようやく動き出した様子』
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:23:55.94 ID:G/BFv2Sto
【謁見の広間】


国王「おお、姫、来たか!」

女「ええ、御父様。お忙しいところ、申し訳ありません」ペコリ……


国王「おおっ! なんと美しく優雅な礼を!」

国王「教育係から話は聞いていたが、どうやら誠のようだな」

国王「余は嬉しいぞ……。あの粗雑だった姫がたった数日でこの様な気品を持つようになるとは」ホロリ


女(めんどくさいなあ、このおっちゃん……)


『敬意は0みたいです』
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 18:24:32.77 ID:aR4+/bp8o
余裕はあるみたいだ
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:28:29.02 ID:G/BFv2Sto
女「それよりも、御父様」

国王「おお、何だ、姫。何か余に言いたい事でもあるのか?」

女「はい。実は、先日起きた戦争の事について」

国王「む……」


女「御父様、私はこの国の次期国王でございます」

女「にも拘わらず、大臣などは私に戦の戦況すら教えようともしません」

女「御父様。私は、この国の王女として、此度の戦の事を知っておきたいのです」

女「どうか、知っている事を私にもお教え下さい」


国王「おお! おお! なんと立派な!」


『国王からの評価がうなぎ登りです』
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:33:07.35 ID:G/BFv2Sto
国王「わかった、姫。そなたの決意と志は大層立派なものだ」

国王「此度の戦の状況を姫にも全て教えよう」

女「ありがとうございます、御父様」ニコッ

国王「うむうむ」


女「それで、御父様……」

女「此度の戦、今の状況は一体どうなっているのでしょうか?」

国王「うむ……」


国王「【コンマ↓】」



一桁
12:優勢
345:劣勢
678:互角
9:大敗北
0:大勝利
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 18:34:18.77 ID:aR4+/bp8o
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 18:35:16.42 ID:hlnX9k5m0
まぁ劣勢のほうが大きいしこれでよすよす
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:39:48.56 ID:G/BFv2Sto
女「互角……ですか」

国王「うむ。今、北の国は国境付近の三ヶ所の砦を攻めていて」

国王「そこでの攻防はこちらが不利となってはいるが……」

国王「しかし、騎士団長率いる援軍が今、向かっている最中だ」

国王「援軍が到着すれば、向こうも砦攻めは諦めざるを得ず、平地での決戦という事になろう」

国王「物見の報告によれば、全体の兵の数はこちらの方が上だ」

国王「が、向こうの軍は近隣諸国の中では最強……」

国王「今のところは、形勢は互角というところだな」

国王「ここからどう転ぶかはわからぬ」


女「なるほど……」


『五分五分のようです』
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:46:31.93 ID:G/BFv2Sto
女「外交の方はどうでしょうか、御父様」

国王「ほう……。そこまで考えが至るか。頼もしい」

女「いえ、全て教育の成果でございます」

国王「また、謙虚なところが良い。うむうむ」

女(何を言っても誉められそうな感じだなあ……)


『実際は知識インストールの成果です』


国王「それで、外交の方だが……」

女「はい」

国王「【コンマ↓】」


一桁
123:他国は干渉しない方針
456:現在、交渉中(有利)
789:現在、交渉中(不利)
0:既に交渉済み
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 18:47:00.25 ID:2sODSw6DO
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:51:27.64 ID:G/BFv2Sto
女「交渉中なのですね」

国王「うむ。だが、他の国は我が国と昔から浅からぬ付き合い」

国王「対して北の国は、昔から野心多く、隙あらば他国へ攻めいらんとしていた」

国王「結果はまだ出ておらぬが、我が国に不利な結果はそうそう出まい」

女(あれ……? 何か私、特に必要ない感じ?)


『今のところ、そのようです』
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 18:53:52.80 ID:aR4+/bp8o
逆に北の国の内情が気になる
国内の不満を逸らしたいのか新兵器を開発したのか
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:57:06.57 ID:G/BFv2Sto
国王「故に、心配いたすな、姫よ」

国王「軍を率いる騎士団長は、作戦を練るのが得意な男だ」

国王「互角の形勢ならば、そうそう敗北など有り得ぬし」

国王「大賢者は見た目はちとアレだが……」

女(あ、やっぱ国王もそう思ってたのね)

国王「しかし、魔法の腕にかけては他国にもその名が轟くほどの強者だ」

国王「この二人がいる限り、北の国などに我が国土を荒らされはすまい」

国王「余もだからこそ、こうして余裕を持てておる。案ずるな」


女「左様でございますか……」


『いらない子になりそうな感じです』
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 18:59:50.75 ID:G/BFv2Sto
女(とはいっても……)

女(このままだと、私、何の活躍も出来そうにないんだよね……)

女(うーん……)


コンマ↓、一桁
123:ま、いっか
456:何とか自分を売り込んでかないと!
789:もう少し様子見
0:そうだ、戦場へ行こう
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:00:46.07 ID:3LNfKlOkO
せいや
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 19:03:06.32 ID:G/BFv2Sto
女(今はまだ焦らない方がいいかな……)

女(もう少し様子を見てからにしよう)

女(石橋を叩いて渡る感じでいこ)


『慎重な選択が好きなようです』
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:05:37.69 ID:QaJ9H3+L0
何事も堅実にだ
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:07:42.67 ID:aR4+/bp8o
情報収集のパイプすら出来ない
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 19:08:36.26 ID:G/BFv2Sto
【一方、最前線では……】


男「おい……」

男「どこだよ、ここ……」キョロキョロ


男「なんか、また転生して来たと思ったら、こんな物騒なところにいるんだけど……」


男「一体、何が……」キョロキョロ


兵士「おい、そこのお前!」

男「ふわいっ!?」ビクッ


コンマ↓、男の所属
1234:中央国
567:北の国
890:中立
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:10:28.18 ID:aR4+/bp8o
お前は無理するな
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:10:36.10 ID:VltrQxR2O
前作のか?
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:11:43.66 ID:3LNfKlOkO
女神はもう彼を許してやれよ…
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:12:31.11 ID:Z77CYCpHo
まーた地獄に送り込まれてしまったのか
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:12:52.07 ID:D+an/M6so
死んでも不幸から逃れられず再び転生させられる…
地獄かな?
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:15:14.00 ID:WSHnxWKsO
お詫びとかいう呪い
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:17:32.15 ID:rh6nX5Z40
女の方はこのままだと幸せに生きていけるだろうけど男はねえ……
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 19:18:40.06 ID:G/BFv2Sto
兵士「一体、どこの者だ! 敵か、味方か!」チャキッ

男「No!!暴力!! 剣向けないで!!」ガタガタ

兵士「なら、答えろ! 貴様はどこから来た!」

男「あ、あっち! あっちっす!(適当)」


兵士「む……。山脈か……。となると、東の国だな」

兵士「そこから何の理由でここに来た! わざわざ山を越えてまで!」チャキッ

男「ちょ、やめっ! 危ない!」

兵士「なら、答えろ!」

男「【コンマ↓】」


男の職業
1:ホームレス
23:商人
45:兵士
67:傭兵
89:貴族
0:王族
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:18:58.08 ID:D+an/M6so
てい
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:19:26.60 ID:UUbDx0OaO
しあわせ補正
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 19:21:52.39 ID:G/BFv2Sto
兵士「貴族だぁぁ!?」

男「は、はひ!」

兵士「嘘をつけぇぇ!! 貴族様が何でこんなところに一人でい」


パカラ、パカラ、パカラ

騎士「男様! ここにおられましたか!」


兵士「!?」

男「!?」
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 19:26:23.04 ID:G/BFv2Sto
騎士「探しましたぞ! お一人で突然いなくなるものですから!」シュタッ

男「え、え、え??」


兵士「うえい!?」


騎士「そこの者!」

兵士「ふぁ、ふぁいっ!」ビクッ


騎士「こちらにおわすお方は、東の国の名門貴族たる、男様だ!」

騎士「頭が高い!!」


兵士「へ、へへええい!!」ベタッ



男(あれ、何かこの光景、見覚えが……)


『越後の御隠居ではありません』
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:31:47.92 ID:hlnX9k5m0
(水戸黄門に思ったのは内緒)
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:35:43.37 ID:aR4+/bp8o
良かったな
もう領地に篭っていても良いんだ
よく知りもしない女の子に気安く接しちゃ駄目だからな
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 19:36:19.26 ID:G/BFv2Sto
兵士「し、しかし、騎士様。何故、その様な御方がこちらに……」

騎士「何故だと!? 貴様はそれがわからぬほどの間抜けか!」

兵士「へ、へへええい!!」ベタッ


男(ど、どうなってんだよ、俺もわかんないんだけど!)オロオロ


騎士「男様はな! 此度の戦争において、義憤を感じられ、こちらへと手勢を引き連れ援軍へ参ったのだ!」

兵士「な、なんと!!」

男(な、なんだってー!!)


騎士「貴様の上役にその様に伝えよ! 東の国の貴族、男様が援軍に来たと!」

兵士「は、ははああっ! 今すぐに!」

兵士「」ダダダダダッ



騎士「……まったく、無礼なやつめ」

騎士「男様、大丈夫でございますか? お怪我は?」

男「い、いや、平気だけど……」

男「その、援軍って……?」


騎士「はっはっは。男様は私をからかっておいでなのですか」

騎士「【コンマ↓】へ加勢すると、意気揚々とここまで参ったというのに」

男「え」


コンマ↓
12345678:中央国(女がいる
国)に加勢
90:東の国に加勢
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:36:42.98 ID:2sODSw6DO
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:37:51.27 ID:UUbDx0OaO
良かった敵対は避けた
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:40:53.46 ID:CxC4xraZo
いきなり戦争してるから始まるのか…いやすぐ死んだならむしろ慈悲とも言えるけど
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 19:44:41.81 ID:G/BFv2Sto
男「ちょ、待って、俺そんな話聞いて」オロオロ

騎士「お、向こうから馬が来ますね。なかなか早い」

男「え」


パカラッ、パカラッ、パカラッ

中央国騎士「どうどう」スタッ


中央国騎士「お初にお目にかかります。こちらにおられるのが男様ですか?」

騎士「いかにも」

男「え」ビクッ


中央国騎士「此度は我が国に御助力頂けるとか。大変有り難い申し出でございます」

中央国騎士「中央国全ての民を代表してお礼を申し上げます」ペコリ


騎士「いやなに、男様は仁義に厚き御方。これは当然の事」

男「え」

騎士「早速、この軍の指揮官の方にお目通り願いたい。お願い出来ますか」

中央国騎士「はい。すぐに」

男「え」


『話がサクサク進んでいきます』
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:48:55.61 ID:QIdrSvaDo
男は余計なことしない方が上手くいきそう
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:52:10.71 ID:CxC4xraZo
女の方はコンマの感じで国も自分も安泰っぽくなったけど
その分これから男がどうなるかがまた不安だな…
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 19:53:16.77 ID:G/BFv2Sto
【中央国、国境付近の砦内】


砦指揮官「此度の援軍、誠に有り難うございます。これで兵の士気も格段に上がる事でしょう」

男「は、はあ……」オロオロ

砦指揮官「何でも、聞いた話では砦を囲む敵兵を蹴散らしてここまで辿り着いたとか」

砦指揮官「いや、流石でございます。頼もしいですな」ハッハッハ

男「」


『寝耳に水です』


騎士「それで、指揮官殿。今の状況は?」

砦指揮官「【コンマ↓】」


一桁
1234:安定
5678:不安
9:ギリギリ
0:楽勝
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 19:54:50.98 ID:EHZzXRBPo
どれ
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 20:01:51.44 ID:G/BFv2Sto
砦指揮官「正直、旗色が悪いですな……」

騎士「なるほど……」

砦指揮官「砦は囲まれ、敵の攻勢が続いております」

砦指揮官「今は男様率いる軍勢が敵を混乱させてくれたので、安定しておりますが……」

砦指揮官「しかし、それも一時の事でしょう」

砦指揮官「向こうも我が国の援軍が到着すれば、不利な状況に陥るとわかっていますからな」

砦指揮官「その前に砦を落としてしまおうと、烈火の如く攻め寄せてきています」

砦指揮官「援軍が到着するまで何とかもつとは思いますが、それまでにどれだけの被害が出るか……」

騎士「ふむ……」


『ピンチのようです』



男(な、何で俺、こんな事になってんだ……)
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 20:05:51.63 ID:G/BFv2Sto
男「そ、その……」

砦指揮官「はっ! 何でしょうか!」

男「な、何か策とかありますか?」


砦指揮官「策ですか……」

男「あれば、随分違うと思うんですが……」

砦指揮官「【コンマ↓】」


一桁
123:ありません!
456:あります!
789:ありますが、これはかなり危険なので……
0:男は孫子を超える逸材
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 20:06:23.26 ID:+B/bCA1Xo
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/26(月) 20:07:17.98 ID:G/BFv2Sto
ここまで
次回、謎の策に挑む男!?
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 20:08:39.57 ID:vIm3fkBz0
まーた見え張っちゃった 乙
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/26(月) 20:23:53.84 ID:k3txCokDO

この場合、策あるのは指揮官だから……
兵力提供するだけの領主だから
男の能力はまぁ要らない
いや、必要なカリスマ性も無さそうだが
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 20:38:48.16 ID:PESpBerKo
どうしよう、この男ってば包囲殲滅陣()とか言いそう
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 20:52:28.88 ID:aR4+/bp8o

男か狩りが上手いんだぜ
相手が人間でもいけるはず
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 20:54:09.18 ID:QPIRmOrgo
男はもう許してやれよというのが全員の総意
どうせならこっから成り上がって欲しいがな〜せっかくの貴族だし
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 21:18:07.71 ID:cC92512M0
目指せ軍師ー
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 22:06:29.63 ID:CxC4xraZo
乙、そういや男にボーナスはないの?
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 22:46:30.45 ID:001F0ra9O
男も女も幸せになってほしいがなー
女は野心家とはいえ慎重派でちょっとアホだし、世界征服がなんか国にとっていい方向に行く結果オーライパターンな気がする
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 23:15:00.03 ID:XplYOKIjO

魔法が普通に存在する世界だし完全に凡人だよな。どうしようもない
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 23:31:27.38 ID:QPIRmOrgo
男が近未来に転生してたら技術で無双できそうだったが、文明ないって言う割に普通に村とかあるよくわからん世界だったからな…
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 23:32:08.66 ID:Eull3jSgo
今回は貴族やしイケるイケる
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/26(月) 23:52:47.47 ID://NNFHwXo
周りがちゃんとしてるし今回は大丈夫だろ
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 00:18:36.74 ID:7L/KOGxso
慈悲はありますか?
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 01:04:50.56 ID:Z/fF9Mw00
>>417
おうお前後世まで研究されてる包囲殲滅陣馬鹿にしてんのか?
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 11:18:53.43 ID:GZgs79CBo
魔翌力無限ってことでハッタリかませるから大丈夫大丈夫
(その後が大丈夫とは言ってない)
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 16:08:53.97 ID:w/vcjudf0
よかった…貴族って言って初見で嘘吐き呼ばわりされる男はいなかったんや…
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 16:11:55.70 ID:a1aonnfEo
砦指揮官「策ならあります」

男「おおっ!」

騎士「一体、どのような策なのでしょうか?」

砦指揮官「ええ、実はここら一帯は、見かけはわかりにくいですが、低地でして」

砦指揮官「そして、向こうの山にはいざという時に備えてダムが作ってあるんです」

騎士「なるほど……。水攻めですか」

砦指揮官「はい」


『備えはしてあったようです』
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 16:22:31.80 ID:a1aonnfEo
砦指揮官「しかし、敵もその事に気付いていまして」

砦指揮官「敵はまず、密かに迂回してダム周辺の制圧をした後で、この砦を包囲しました」

砦指揮官「つまり、そのダムを壊すには、ここの包囲陣を突破し、なおかつダム周辺の敵兵を倒さねばならないのです」

砦指揮官「ここの兵数では少ない為、それが難しく、出来ないと思って諦めていましたが……」

砦指揮官「しかし、男様が援軍を連れてきてくれたお陰でそれが可能になるのではないかと!」

騎士「なるほど。わかりました」


騎士「男様」キリッ

男「お、おう」

騎士「我等が手柄を立てる絶好の機会です」

騎士「包囲陣を突破し、我等の手でこの砦の攻防に決着をつけましょうぞ!」

男「【コンマ↓】」



一桁
123:お、おう!
456:ま、待て!
789:しゃあ! やってやるぜぇぇ!!
0:俺一人で余裕余裕!
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 16:25:40.59 ID:VMxRZY0po
頼むッ…
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 16:28:34.52 ID:rveAtFTmO
やる気なのはいいことなのか…?
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 16:34:40.20 ID:a1aonnfEo
男「しゃあ! やあってやるぜぇぇ!!」

騎士「ははっ! 流石、男様! 見上げた心意気でございます!」

砦指揮官「おおっ! なんと頼もしい! 流石、男様!」


『やる気満々の模様』


騎士「それでは、男様! 私は早速、兵達に下知して参ります!」

騎士「男様は、砦指揮官殿と作戦を詰めておいて下さいませ!」


男「おう! 頼んだぞ、騎士!」

騎士「ははっ!」


砦指揮官「なんと勇ましき方! 素晴らしい!」


『男の評価が格段に上がっています』
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 16:46:52.79 ID:a1aonnfEo
【作戦会議後】


男「や、やっちまった……」ズーン

男「俺、ああいう雰囲気にYOEEEEEEEEEE!!」


『魂の叫びです』


男「ああああああ……。今更、引っ込みがつかないしな……」

男「いや、だけど、これ成功させたら、俺スゴい? マジでヒーローか?」

男「遂に俺が異世界転生俺TUEEEEをする時が来たのか……!?」


『どうでしょう?』


男「あ、でも、ちょっと待てよ……」

男「作戦だと馬で駆け抜けて突破する事になってるから……」

男「馬ニ乗レナキャ俺ヤバクネ……?」


『今更、気付いたようです』


男「どどどどどどうする!?」アセアセ

男「と、とりあえず、厩舎に! 厩舎に行くぞ!」ダダダッ
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 16:50:47.57 ID:7L/KOGxso
勢いはあるのにいつも押しきれないよな…
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 16:53:09.44 ID:a1aonnfEo
【厩舎】


馬「」ヒヒーン

男「とりあえず、この馬でいいかな……?」


男「よしよし、馬よ。お前、ちょっとこっち来てくれ」

馬「OK」カッポカッポ


男「ここらでいいか。ちょっと乗ってみよう」

男「頼むぞ、相棒。宜しくな。じっとしててくれよ」

馬「?」



コンマ↓、男の乗馬の才能
一桁
123:上手い
456:そこそこ
789:ド下手
0:武豊を超える存在
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 16:53:23.56 ID:4xJ/VDHHo
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 17:00:05.93 ID:a1aonnfEo
男「よっと」ヨジ

馬「」ヒヒーン

男「ちょ、待って! 落ち着いて! 揺れる、落ちる!」グラグラ

馬「」ブルルッ


男「お、おお、ど、どうにかいけそう……」グラグラ

馬「せやな」


男「馬さん馬さん、お願いがあるんだけど」

馬「なんや?」

男「何か、俺を上手く乗せてる感じに走ってくれない?」

馬「無理言うな、アホか」

男「おおう……」


『当分の間、練習が必要な模様』
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 17:09:08.06 ID:a1aonnfEo
男「ううむ……」

男「まずい……。今日中にどうにかなりそうにないぞ、これ……」


『一朝一夕でどうにかなるものではありません』


男「そういや、何か転生の御褒美とかないのか?」

男「俺、転生二回目だぞ。何か特典あっても良くね?」


『勝手な事を言い出しました』



男「女神さまーっ!!」

男「俺、今回何もなしっすかー!!」

男「聞いてますかー! 女神さまーっ!!」

男「つうか、マジで頼みます!! 女神さまーっ!!」



コンマ↓、男の今回の特典
123:特殊能力
456:身体強化
789:召喚魔法
0:ラッキースケベ
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:11:11.46 ID:IZpZiFWDO
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 17:15:59.62 ID:a1aonnfEo
キラキラ、キラキラ……


男「!?」


『男よ……。安心なさい……』


男「こ、この声! 女神様!?」


『貴方を三度も悲惨な目に遇わせたりはしません……』

『貴方には前の風水火を操る能力に加えて……』

『今回は身体強化の能力も与えてあります……』


男「おおおっ!! スゲー!!」


『男よ……。今度こそ、この世界で幸せを掴むのですよ……』


男「は、はいっ!!」



『どこでも万能な、身体強化能力を手に入れているようです』
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:18:36.28 ID:YhnDJWIbO
程度によるけどかなり強くなったな!
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:25:01.19 ID:8egrQzAXo
頑丈になった

→ちょっとくらい痛い目に遭っても[ピーーー]ない
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 17:33:26.23 ID:a1aonnfEo
男「おお、何でも言ってみるもんだな」

男「今度は身体強化能力か……。一体、どれぐらいの強化が……」


男「…………」

男「い、いや、まさかな……。今度こそ大丈夫……だよな……?」


『前回のトラウマが甦った模様』


男「と、とりあえず、試してみよう」

男「えっと、能力を使う感じでいいのか?」

男「とりあえず、試しにそこの石を投げてみるか……」ヒョイ

男「せーの、それっ!」ビュンッ



コンマ↓、男の能力の強さ
一桁
1:街のケンカ自慢レベル
23:格闘のプロ選手レベル
45:達人レベル
67:超人レベル
89:投げた石が大気圏まで届くレベル
0:惑星を破壊出来るレベル
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:36:42.80 ID:UI3sTW0do
いいコンマを引いて助けてやるよ
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 17:37:41.89 ID:a1aonnfEo
ここまで
ドラゴンボールの世界
次回、男様TUEEEE!!
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:40:11.52 ID:rveAtFTmO
良すぎてむしろヤベェんじゃねぇかコレ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:46:37.96 ID:NomDXrIlo
むしろ強すぎて使い道が無いレベル
日常生活をまともに送れるんだろうか…?
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:47:28.54 ID:fKUqkb6Yo
調子に乗って独裁者になって嫌われて暗殺されるまで見えた
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:48:05.08 ID:v4rNj56L0
これ投げた方向によってはヤバイだろ
頼む東の国の方向いててくれ!
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:50:38.46 ID:rveAtFTmO
まぁ、能力使うって意識して初めて使えるんだろうし、セーブや手加減を覚えればまぁ…
TUEEEEはいいんだけど強すぎてチートになりすぎるのも良くないし、上手いことバランス取れればいいんだが
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:54:35.99 ID:JlGpW5Zd0
弱くても文句を言って強くても文句を言う
本当に我儘だなお前ら
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 18:02:14.97 ID:18KNsOBgO
過ぎたるは及ばざるがごとしって言葉があってだね
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 18:07:07.58 ID:IZpZiFWDO
男が幸せになってくれればなんでもいい
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 18:26:52.74 ID:Z/fF9Mw00
前回能力強化された時は強いまま調整できなかったからヤバイぞこれ
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 18:44:50.27 ID:SGAsEG8zo
ええ…
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 18:48:45.16 ID:HEfzj3rgo
惑星は買いレベルのチートってだけで女とは敵対フラグに見える
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 18:51:44.67 ID:Z0MVVhsa0
これは前作主人公により今作主人公の影が薄くなり前作主人公ageの踏み台にされるパターンか!?
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 19:00:20.93 ID:7L/KOGxso
石で惑星破壊ってそれもう身体能力以外の力発生してるよね?

男TUEEEEEEEEEE!!
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 19:14:00.58 ID:VMxRZY0po
男の大逆転来るのか!?
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 19:23:46.44 ID:YhnDJWIbO
>>447
神コンマすぎて
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 19:35:50.35 ID:HIaJAwktO
その辺の石で惑星破壊しようと思ったら強化付与もできなきゃいけないし…自軍の兵士を化け物にすることもできるんじゃ
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 19:39:39.79 ID:rFTJNKNgo
前回の強化から考えて一瞬だけ能力使ったら惑星破壊レベルってだけで長期的に持続させたらそこそこ弱まるんじゃね?
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:02:36.28 ID:a1aonnfEo
石「ふおおおおおっ!!」ビューン


男「おおーっ!! 飛んでく飛んでく!」



キラーン!!



男「ん?」

男「あれ……? どっか消えた……?」



『摩擦熱で燃え尽きました』
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:05:43.11 ID:HIaJAwktO
dsyn
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:06:31.74 ID:a1aonnfEo
男「あれー……おっかしいな。見失ったか……」キョロキョロ


『もう存在しません』


男「ま、いっか。あれだけ飛ばせるって事は、これ、相当強化されてるだろ」

男「ちょっと走ってみるか。上手くすれば、馬に乗らずに走っていけるかもだし」

馬「せやな」


男「せーのっ、ほいっと!」ダダッ


ヒュンッ!!


馬「消えた!?」


『目で追い付けない速度の模様』
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:09:19.63 ID:Ozo/PhVAo
軽いビンタで敵を跡形もなく消せるな
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:12:46.17 ID:HEfzj3rgo
走る時の踏み込みで壊れなくてよかった
走った痕はどうなってるんだろう?
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:12:59.77 ID:a1aonnfEo
男「っと!」キキィッ!


ズサササササ……!!


男「おおーっ!! 何かよくわかんねーけど、HAEEEE!!」




『一方、男の通った後では……』



ビュオオオオッ!!


兵士「げほっ! ごほっ!! 何だこの凄まじい土煙は!!」

兵士「竜巻でも発生したのか!? げほっ! ごほっ!!」



『ちょっとした事でも、軽い災害レベルとなるようです』
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:22:09.13 ID:a1aonnfEo
男「いいんじゃないのか、これ!」

男「馬に乗る必要ないぞ! そのまま行ける!」キラキラ


『とても嬉しそうです』


男「うしっ! これなら今夜の作戦も絶対成功出来るな!」

男「いや、むしろ、今からでも良くね? 俺一人でいけるんじゃないか!」ワクワク


『というか、一人で国家を滅亡可能です』


男「どうしよう。ちょっと試しがてら一人で行ってみるか?」

男「今回こそ、最悪でも死ぬ事とかないだろ。やれそうだぞ!」ワクワク



コンマ↓、一桁
1234:突撃じゃあ!
5678:いや、やっぱりやめておこう
9:うっ! 能力の反動が……!
0:英雄の風格を身に付ける
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:22:32.97 ID:IZpZiFWDO
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/27(火) 20:27:50.29 ID:YxWBtNADO
男が自重覚えた……何この堅実に強い人
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:30:33.60 ID:a1aonnfEo
男「いやいやいや、待て、落ち着け俺!」

男「あんま調子に乗るとろくな事がなかっただろ、今まで! それを思い出せ!」


『自粛したようです』


男「やっぱり、作戦通りに今夜にしよう」

男「一人、行動、危険。おし」


『学習の成果(?)が出たようです』


男「あ、でも、この能力の事はどうしようかな……」

男「ひょっとして隠しておいた方がいいか……?」


コンマ↓、一桁
123:隠す必要なし!
456:隠しておいた方が良さそう
789:ある程度は隠しておく
0:俺が新世界の神になる!
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:31:05.52 ID:18KNsOBgO
絶対また調子乗る
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:31:13.31 ID:z6giWbgfo
でやっ
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/27(火) 20:32:12.47 ID:YxWBtNADO
そりゃ!
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:32:52.08 ID:EEgPuog30
あわわわ…
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:33:03.38 ID:u0hlt6Oeo
あっという間に噂になって周りにマークされますな
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:37:15.46 ID:a1aonnfEo
男「ま、いいか。隠さなくても」

男「つうか、この能力で俺はチヤホヤされたい!」キリッ


『欲望に忠実な性格のようです』


男「ふへへへへ。そうすれば、きっと……」


ポヤポヤポヤ……



美女1「きゃあ、男様ー! ステキー!」

美女2「強くてカッコいいわー! しかも貴族様よー!」

美女3「ああん、もうダメ! 惚れちゃったわー!」

美女4「抱いて下さい、男様ー!!」



ポヤポヤポヤ……


男「うえっへっへっへ」デレデレ


『とても幸せそうです』
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:41:58.33 ID:a1aonnfEo
男「よし! 今夜から俺はヒーローだ!」キリッ

男「頑張るぞ! えいえいおー!」


『意欲に燃えている様子です』



兵士1「……なあ、あれ、見たか?」ヒソヒソ

兵士2「一人でさっきからぶつぶつ言ってたかと思えば、今度は一人で勝鬨上げてるぞ……」ヒソヒソ

兵士3「大丈夫か……? あんなのが俺達の援軍の総大将で……」ヒソヒソ

兵士4「不安だな……おい」ヒソヒソ



『妙な噂が立ちそうな感じです』
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:48:10.01 ID:a1aonnfEo
【深夜】


騎士「男様! 夜襲の準備整いました!」

男「うむ。御苦労」


『自信がついて、態度も大きくなった模様』


男「兵達に作戦は既に伝えてあるな?」

騎士「はっ! 抜かりなく!」

男「では、これより我が隊は作戦を決行する!」

男「この作戦を必ず成功させ、砦を俺達の手で救うぞ!」


騎士達「おーっ!!!」



『貴族らしくなってきました』
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:53:18.06 ID:a1aonnfEo
騎士「全員、騎乗!」

「はっ!」


男「よし、行くぞ!」サッ

『クラウチングスタートの構えを取ってます』


騎士「あの……男様? 馬は……?」

男「俺は馬は必要ない」

騎士「は……?」

男「実は今まで隠していたが、俺はとても身体能力が高くてな」

男「その気になれば馬よりも早く走れるんだぜ、へっへっへ」ドヤッ

騎士「…………」


『困惑しています』
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 20:54:51.79 ID:8egrQzAXo
男は身体能力より頭を良くしてもらうべきだった
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 20:56:52.10 ID:a1aonnfEo
騎士「あの……男様。冗談はそこまでにして頂ければ……」

男「いや、わかるわかる。そりゃ冗談に聞こえるだろうけども」

男「でも、本当だから。まあ、見てなって」

騎士「…………」


男「全員、出撃するぞ! 俺に続け!」

騎士達「え、は、はあ……」


『困惑が広がっています』


男「はっ!」ダダッ

ヒュンッ


騎士達「消えた!?」


『そうなります』
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 21:00:18.74 ID:a1aonnfEo
騎士「お、男様はどこに!?」キョロキョロ

騎士達「た、隊長! あれを!」

騎士「何だ!?」

騎士達「い、いつのまにか門が開いております!」

騎士「!?」

騎士達「しかも、既に敵軍の真っ只中に男様の姿が!!」


騎士「Why!!!???」
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 21:03:11.34 ID:a1aonnfEo
騎士「と、とにかく、男様の危機だ! 全員急ぎ助け出せ!!」

騎士達「そ、それが!!」

騎士「何だ!?」

騎士達「いつのまにか、敵軍が全員倒れています! 立っているのは男様だけで!!」

騎士「ほええええ!????」


『チート過ぎる模様』
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 21:06:58.29 ID:Sll6Oom10
主人公女だよね..
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 21:07:19.61 ID:a1aonnfEo
【戦場】


騎士「お、男様!」パカラッ、パカラッ

馬「」ヒヒーン!!


男「お、やっと来たか。遅いぞ、騎士」

男「この辺りの敵は全員倒しておいたからもう安全だ。普通に行けるな」

騎士「ええええええ」


男「じゃ、俺は先にダムまで行ってるから、出来るだけ早く来いよ」

騎士「え」

男「じゃ」ヒュンッ


騎士「消えた!?」


『やりたい放題です』
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 21:08:39.21 ID:HEfzj3rgo
「消えた!?」のたびに竜巻が発生してるんだよね
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 21:11:14.71 ID:f7puf7gCo
前回も良いコンマさえ引けてりゃこうなってたんだろうなぁ
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 21:13:23.74 ID:a1aonnfEo
【ダム付近】


騎士「」ハァハァ、ゼェゼェ

馬「」ヒヒーン……


男「お、来たか」

騎士「も、申し訳ありません……。出来るだけ飛ばして来たのですが、この通り、馬も疲れ果ててしまい」ゼェゼェ

馬「」ブルルッ……


男「あ、悪い……」

騎士「いえ……。それより、男様……」ゼェゼェ

男「?」

騎士「て、敵はどこに……? ここにはいなかったのですか……?」

男「いや、全員のして、向こうの丘まで運んだ。ここだと邪魔になるからさ」

騎士「!?」

男「待ってる間、暇で暇で仕方なかったからな」ハハッ

騎士「えええええええ……」
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 21:15:45.96 ID:3GTjL4CV0
おめでとう男
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 21:17:10.23 ID:a1aonnfEo
男「で、ダムってあれ、壊していいんだよな?」

騎士「は、はい! お待ち下さい、今、工作兵を呼び」

男「それっ!」ビュンッ!!


石「ほげええええ!!!」ギュインッ



ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンアアアアアアアアアアアアッ!!!



騎士「」

騎士達「」


『石一つで町を破壊出来る模様』
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 21:17:23.36 ID:HEfzj3rgo
そういえばのしたらしい敵兵って生け捕りに出来るほど手加減できたのかな?
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/27(火) 21:20:02.73 ID:BUa+SflkO
男SUGEEEEEEEE
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 21:23:06.95 ID:HIaJAwktO
これは妹姫を貰える展開
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 21:23:16.45 ID:a1aonnfEo
【砦付近】


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


兵士1「ん? 何だこの音……」

兵士2「それに、この揺れ……。地震か……?」



洪水「行くで^^」



ドバババババババババババババッ!!!



兵士3「なっ!?」

兵士4「津波か!?」

兵士5「に、逃げっ! ごふっ!! ぐああああああっ!!」

兵士6「うぎゃあああああああっ!!」



『砦を囲む敵軍は大半が水にのまれた模様』

『無事に作戦は終了しました』
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/27(火) 21:23:47.64 ID:YxWBtNADO
手勢、要らなくね?
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 21:25:15.89 ID:a1aonnfEo
ここまで
次回、戦争終結?
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 21:27:02.84 ID:HEfzj3rgo

そろそろ元の視点かな
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 21:55:16.88 ID:uaCt9T9Ro
調子こき始めて一気にウザくなった
なんとかして落とそう
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 22:02:54.34 ID:aUKPzvKL0

いい加減、男も幸せになっていいはず…!!
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 22:07:29.19 ID:immttgYC0

水が勿体無いだけ
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 22:41:37.83 ID:jewQD60vo
ダム壊す必要性無かったぐらいとか…恐ろしい子っ!
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 22:57:30.69 ID:rFTJNKNgo
女のインストール型の知性にしろ男のアホなフィジカルにしろ妙に使いにくいから女神様ってポンコツだよなぁ
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 23:57:16.11 ID:zy7cG9A70
だから女神さまをヒロインにしたい
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 00:16:45.27 ID:makR27neo
一応使いこなせるだけの加減ができるようで安心したわ
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 10:20:02.17 ID:ftjyIIlMo
暗殺とか効かんと思ったが毒殺とかの方法もあるしなぁ…
優秀な側近がほしい
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 12:04:35.98 ID:mVKSh8qfO
これ男が魔王扱いされて討伐されるだけなんじゃ
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 13:53:02.80 ID:n72J4DaCo
【翌朝。砦内】


兵士1「やったぞ! 敵兵が全員いなくなってる!」

兵士2「作戦が成功したんだ! 砦を守りきったぞ!」

兵士3「俺達は助かったんだ! ヒャッホー!!」



砦指揮官「やってくれたか……。流石、武門の誉れ高い男様の一軍だな」

副指揮官「はっ! 最初はどうもおどおどして頼りなく見えましたが、流石でございます!」

砦指揮官「よし。水はまだ引いてはおらぬがボートを出せ。男様に戦勝の御祝いを述べねばならぬ」

副指揮官「ははっ!」


『男の評価が格段に上がっている模様』
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 13:59:10.32 ID:n72J4DaCo
【砦近くの丘】


砦指揮官「此度は誠にありがとうございます。お陰でこの砦は救われました」

砦指揮官「中央国を代表してお礼を申し上げます」ペコリ

男「【コンマ↓】」


一桁
123:いやなに、これしきの事(謙虚)
456:はっはっは。感謝したまえ(増長)
789:それは良かった(普通)
0:酒と女を持ってこい!(天狗)
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 13:59:17.57 ID:/eni3Xcv0
前とは大違いだな
515 :運営終了は犯罪 [sage saga]:2016/09/28(水) 14:03:48.62 ID:2SVmtgIF0
ダンジョンプリンセス全カード集めたかった

ラビリンスバインに似てるゲームチン巫女ゲーしたいです

ハーレムカンパニー艦これに似てるゲームも終わった

ひつじ×クロニクル男追加シネ白髪神父様のハーレム婦女子に穢されて消えた

ペロペロ催眠羊の呪いで夏に終わった

レーシング娘。打ち切りダークネス40万人に押されるように散った

次は打ち切りダークネスだ40万人のユザー様のデータを飛ばす

新イベントアイテムは戦術的敗北削除アイテムと遠征失敗削除アイテムと演習敗北D削除アイテムだ
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:05:26.93 ID:n72J4DaCo
男「それは良かった。俺達も来たかいがありました」

砦指揮官「誠、その仁義には感服致しております」ペコリ


砦指揮官「本来ならば、男様とその一軍を招いて、ささやかながら感謝の宴を催しているところですが……」

砦指揮官「生憎、砦前は今、湖と化しているものですから……。これではそれも出来ませぬ」

砦指揮官「本当に何のもてなしも出来ず、誠に申し訳ない次第です」ペコリ

男「気にしないで下さい。宴の為にここまで来た訳ではないので」

男「その気持ちだけで十分です」

砦指揮官「なんと、御立派な御言葉……!」ホロリ


『更に評価が上がっています』
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:10:36.57 ID:n72J4DaCo
砦指揮官「此度の一件は、陛下にも、しかと御報告申し上げておきます」

砦指揮官「この戦争が終わった後、必ずや陛下からも感謝の御言葉が届く事でしょう」

男「どうも、ありがとうございます」


砦指揮官「ところで……」

男「はい」

砦指揮官「男様はこの後、どうされるおつもりですか?」

男「【コンマ↓】」


一桁
123:この戦争を終わらせに行きます
456:一旦、自国へと戻ります
789:中央国の援軍本体と合流します
0:逆に東の国を滅ぼしに行きます
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:11:24.11 ID:Nitc7wqH0
はい
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:13:07.21 ID:ftjyIIlMo
女の国はどこだっけ… ほい
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:15:02.17 ID:n72J4DaCo
『リアル無双をしに行くようです』


砦指揮官「おお! となると、他の二つの砦にも援軍として駆けつけて下さると!」

男「ええ、そのつもりです」

砦指揮官「それは助かります! ありがとうございます!」

男「いえいえ」



騎士「…………」

騎士達「…………」
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:16:12.18 ID:ftjyIIlMo
あっ…(察し)
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:21:10.98 ID:n72J4DaCo
騎士1「その……騎士隊長」ヒソヒソ

騎士「……何だ?」

騎士2「昨夜の事なんですが……」ヒソヒソ

騎士「…………」

騎士3「男様のあの途方もない力……。騎士隊長はどう思われてますか……?」ヒソヒソ

騎士「【コンマ↓】」



一桁
123:男様SUGEEEEEEEE!
456:怖い。異常。おかしい
789:頼もしいが、どうにも……
0:実は騎士も転生者
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:22:45.56 ID:NgCgpLiko
こわい
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:23:18.42 ID:7rGBzuor0
こ、今度こそ男は幸せなんだからねっ!
525 :運営終了は犯罪 [sage saga]:2016/09/28(水) 14:23:42.84 ID:2SVmtgIF0
放火魔咲をユルスナ
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:25:52.43 ID:7rGBzuor0
orz

男ェ…
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:32:49.66 ID:n72J4DaCo
騎士「正直……恐ろしいな」ヒソヒソ

騎士1「ですよね……。私もです」ヒソヒソ

騎士2「石を投げただけで、ダムが跡形もなく壊れるんですよ……。はっきり言って異常です」ヒソヒソ

騎士3「仮にどんな大魔法使いでも、あれだけの事は出来ませんよ……。クレーターみたいになってたじゃないですか」ヒソヒソ

騎士4「男様がその気になりゃ、きっと俺達なんて紙屑の様に殺されちまいます……」ブルブル

騎士5「男様、ここに来るまでは普通でしたよね。なのに、ここに来てから、何か変ですよ……」ブルブル

騎士5「一体、何なんでしょうか、あれ……」ブルブル


騎士「う、む……」

騎士「【コンマ↓】」


一桁
123:きっと男様は悪魔に取り憑かれたのだ
456:俺達の知らない新しい魔法に目覚めたのかもしれない
789:原因は不明だが、気は許すな
0:女神降臨
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:33:58.16 ID:/eni3Xcv0
そら
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:39:17.25 ID:n72J4DaCo
騎士1「魔法、ですか……?」

騎士「ああ、伝説の様なものだが、この世界には肉体を強化する魔法があるとかないとか……」

騎士「遠い昔、まだ幼い頃に祖母からそんな話を聞いた覚えがある」

騎士2「な、なるほど……」


騎士3「魔法か……。確かにそれなら納得がいく……」

騎士4「つまり、男様はどこかでその魔法を覚えて……」

騎士5「それを魔法だと隠して使っておられると、そういう事ですか」

騎士「……恐らくはだがな」


騎士達「」ザワザワ、ヒソヒソ


『何とか動揺は抑えられた模様』
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:42:36.10 ID:n72J4DaCo
騎士「何にせよ、男様が恐ろしい存在である事に変わりはない」

騎士「各自! これからは男様の機嫌を損ねない様に細心の注意を払って動けよ!」

騎士「少しでも機嫌を損ねたら、瞬殺される可能性もあるからな!」


騎士達「は、はひ!」


『魔王の様な存在になってきました』
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:45:27.55 ID:a1KHFB0Ko
魔王になれそうだなと思ってたらほんとに思われてた
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:46:00.94 ID:n72J4DaCo
男「さてと……」テクテク



騎士達「き、来たぞ! 男様だ!」ブルブル

騎士「ぜ、全員、膝まずけ! 物音一つ身動き一つ立てるなっ!」サッ

騎士達「はっ!」サッ


男「……?」テクテク


騎士達「」ブルブル、ガクガク


『恐怖の象徴のようです』
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/28(水) 14:47:39.30 ID:/yV4HfBDO
これはもう人柄の良さを見せてかないと……
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 14:48:58.73 ID:XW74Awfk0
竜巻起こす程のスピードに耐えられる身体だもん、防御力もチートやろな
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:51:56.82 ID:n72J4DaCo
男「騎士、ちょっといいか?」

騎士「は、ははっ! 何なりとお命じを!」ビシッ

男「?」


『男は気付いてません』


男「ええと……これから他の砦も助けに行こうと思うけど、大丈夫か?」

騎士「はっ! 我ら全員この足が折れるまで! いえ、折れても男様に付き従う所存です!」

騎士「例え地獄の果てまでであろうと、お供致します!」ガクガク


男「お、おう……」


『この時点で東の国の敗北が決定しました』
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 14:57:26.82 ID:n72J4DaCo
【2週間後、中央国、王宮】


国王「なんと! それでは我が軍は援軍を待たずして、東の国を敗北させたと!」

報告兵「はっ! 各砦を囲んでいた東の国軍は全て散り散りになって逃げていきました!」

報告兵「我が国の損害は軽微! 対して東の国軍は全滅と言っても過言なし!」

報告兵「我らの完全勝利でございます!」


国王「信じられぬ……。わずかこれだけの間に、あの最強と名高い東の国軍を全滅とは……」


『男の活躍の成果です』
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/28(水) 15:02:32.96 ID:/yV4HfBDO
アレ?攻めて来てたのは北じゃ……
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 15:02:33.85 ID:n72J4DaCo
国王「しかし、一体何故、その様な事が……?」

報告兵「それが、東の国の貴族である男様が援軍に参られまして」

報告兵「そして、この男様率いる一軍・五千名が東の国全軍・総勢十万もの大軍を蹴散らしてしまったのです」

国王「!?」


『戦史にいつまでも残るような大勝利です』
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 15:03:24.44 ID:n72J4DaCo
あ……
失礼。攻めてきたのを東の国から北の国に訂正
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 15:03:58.73 ID:/eni3Xcv0
>>537
北と戦争してたはずなのにいつのまにか敵対していない東と戦争をしていた…
記憶操作か…!
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 15:10:58.38 ID:n72J4DaCo
国王「それは……。にわかには信じられぬ様な事だな」

報告兵「はっ。ですが、どの報告もその様になっております」

報告兵「また、これはあまりにも荒唐無稽な話ではありますが……」

報告兵「北の国軍を倒したのは、男様一人で行ったという報告も幾つか入っておりまして……」

国王「!?」

報告兵「これは、噂程度の事ではありますが、この男様は実は大魔法使いで、特別な魔法を開発したとか……」

報告兵「その様な噂が広く流布しております」

国王「む、むう……」


コンマ↓、一桁
123:流石にその噂は信じない
456:信じる
789:半信半疑
0:そやつは魔王だ
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 15:12:11.44 ID:iwVnXFyDO
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 15:13:12.65 ID:n72J4DaCo
ここまで
次回、男の運命は?
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 15:18:02.69 ID:L05P+SveO

可哀想なのは嫌だな…
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/28(水) 15:20:44.76 ID:/yV4HfBDO

この国王、何というか……チョロい
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 15:23:07.17 ID:22dGR6WI0
女と男が敵対するか否かで大きく変わるな
二大魔王決戦かヌルゲー征服者か
547 :運営終了は犯罪 [sage saga]:2016/09/28(水) 15:26:15.69 ID:2SVmtgIF0
勇者須鎖之御使いvs魔王須鎖之ヲ使い
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 15:30:04.44 ID:makR27neo
いつから北と戦争していると錯覚していた?
549 :運営終了は犯罪 [sage saga]:2016/09/28(水) 15:34:38.68 ID:2SVmtgIF0
違いは咲シリーズ悪の天照大神を倒した完全能力コピーとヲ級を無限に出す魔王
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 16:08:26.72 ID:o/hlxcMoo
前は俺TUEEEE()で、今は俺TUEEEE(恐怖)
過ぎたるは猶及ばざるが如しってやつだな
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 16:56:34.42 ID:ftjyIIlMo
前作主人公VS主人公は例外なくアツい
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 17:02:42.15 ID:qeEEo6QA0
強くても弱くてもいいから今回は幸せになって欲しい
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 17:42:15.45 ID:7RQ+aB1pO
キラに立場持っていかれたシンのようだ
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 06:14:30.42 ID:fA4fcZ650
前回は…うん、あれはまぁ引きもあるから
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 12:08:10.39 ID:p2DqIgzBo
攻めて来た北の国ってどんな事情があったんだろう?
軍が壊滅した今ならわかるのかな?

そして男が居る東の国ってどんな国なんだろう?
次の敵かも
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 16:44:28.01 ID:4hdEMvgoo
国王(ふうむ……)

国王(にわかには信じられぬが……)

国王(しかし、それぐらいの事がなければ、北の国軍が全滅する事などあるまい……)

国王(恐らくは、誠であろう……)


国王(しかし、それならば……)

国王(その者は、ただ一人で国を滅ぼせる力を持っておる事になる……)

国王(余りに強大な力だ……)

国王(……これは、このまま放置は出来ぬな)


国王(【コンマ↓】)


一桁
123:始末するしかあるまい……!
456:何としても味方につけねば!
789:敵となる事だけは避けねばならぬ……!
0:世界征服に利用しよう
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 16:44:43.75 ID:d89JG16Oo
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 16:46:04.73 ID:+F/ZWwR5o
男がようやく転生チートしてくれてうれC
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/29(木) 16:51:34.03 ID:OpP1chJi0
政略結婚フラグ来たか
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 16:53:23.55 ID:4hdEMvgoo
『敵対は避けられたようです』


国王「して、その者は今、どこに?」

報告兵「援軍と合流して砦にいるようです」

国王「ならば、その者を王宮まで手厚く招け」

国王「我が国を救ってくれた礼がしたいと、そう伝えるのだ」

国王「更に、手土産として金銀財宝を大量に持っていけ」

国王「決して粗相のないよう、丁重に願い出るのだぞ、良いな!」

報告兵「は、ははっ!」


『懐柔策に出たようです』
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:08:30.80 ID:GzBMH4Oqo
懐柔か…




余裕だろなぁ
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 17:09:08.04 ID:4hdEMvgoo
【会議の間】


大臣「なるほど……。その様な事が……」

国王「うむ。故に、男殿には我が王宮まで招いて、手厚く歓迎をする事とした」

国王「あれは何としても味方にせねばならぬ。歓迎の宴を盛大に取り計らうようにしておけ」

大臣「はっ」


大臣「しかし、陛下……」

大臣「どれほど手厚く歓迎をしたところで、男殿が他国の貴族であるという事実には変わりありませぬ」

大臣「東の国との外交次第では、すぐに敵に変わる可能性も……」

大臣「その事はどの様にお考えで?」


国王「【コンマ↓】」


一桁
123:男に独立を促す
456:こちらに貴族として招く
789:政略結婚
0:無策
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:09:19.37 ID:WN7b70GWo
どうだ
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:09:29.89 ID:ssae0YlDO
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:12:06.44 ID:nwcMStNlO
最強タッグ爆誕か?
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 17:16:39.97 ID:4hdEMvgoo
大臣「なるほど……。こちらの王家に加わってもらうおつもりですか」

大臣「男殿にはそこまでする価値があると……」

国王「うむ」


『縁談が持ち上がっています』


大臣「それで、陛下には二人の姫君がおりますが……」

大臣「女姫様と妹姫様、どちらとの御結婚を?」

国王「【コンマ↓】」


一桁
1234:女
56789:妹
0:実は、もう一人娘がいる
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:18:21.02 ID:eVyW5y7MO
わしじゃよ
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:18:24.14 ID:OpP1chJi0
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:18:49.79 ID:TsOAiP1X0
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:21:57.53 ID:VPhWHCPQ0
丁重にお断りしないとな
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:23:02.24 ID:n+Jo17saO
この国王身内には甘いが有能だな
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/29(木) 17:25:39.97 ID:NLxBnmkDO
やったね、女ちゃん!出番が増えるよ!!(AA略)
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:26:34.76 ID:OpP1chJi0
征服ヌルゲー
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 17:27:03.23 ID:4hdEMvgoo
大臣「なんと……! 女姫様に!」

国王「うむ。女は時期国王となるからな。これならば男殿も文句はあるまい」

大臣「しかし、陛下! それですと、男殿は女王の婿殿という事になりますが、宜しいのですか?」

国王「構わぬ」

大臣「……姫様は今、御記憶を失っておいでですが……」

国王「それも、男殿が来るまでの間にどうにかせよ。とにかく、決定だ」

大臣「……わかりました。陛下がそう仰られるのなら……」

大臣「私共はそれに従うだけでございます」

国王「うむ」


『妙な展開になってきました』
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:30:25.55 ID:p2DqIgzBo
チートインストールの溜めが無いから選択肢も無いな
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 17:34:04.14 ID:4hdEMvgoo
大臣「では、男殿の事はそれで良しとしまして……」

国王「うむ」

大臣「北の国の事はどういたしましょうか?」

国王「……そうだな」

大臣「こちらの軍は精鋭揃ってほぼ無傷でございます」

大臣「対して、北の国の軍は十万もの兵が壊滅状態とか……」

大臣「今、攻めいれば、容易く北の国は落とせるかと思いますが……」

国王「【コンマ↓】」


一桁
123:侵略
456:和睦
789:条件付き和睦
0:放置
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:35:04.22 ID:OpP1chJi0
はい
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:35:07.60 ID:pi+cH6hpo
いける
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:37:15.85 ID:VPhWHCPQ0
男は女の世界征服の役に立ちそうだな
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 17:41:03.70 ID:4hdEMvgoo
『好機は逃さない王です』


国王「騎士団長に伝えておけ。そのまま兵を進め、北の国に攻め入れと」

大臣「はっ。直ちに」

国王「一任する故、臨機応変に動き、必ずや王都を落とすように」

国王「まだ援軍が必要ならば、更に送るとな」

大臣「はっ」


国王「この機に北の国を攻め落とすぞ、大臣よ!」

大臣「ははっ!」


『戦乱の時代になりつつあります』
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 17:46:20.41 ID:4hdEMvgoo
【その翌日……】


女「あふう……」ゴロゴロ

女「今日も暇だよー、何かやる事ないのー?」

女「戦争もまだまだ長引きそうな感じだしさー」

女「私、暇だよー。がおー」

女「ふああ」ゴロゴロ


『無知は幸せとはよく言ったものです』
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 17:50:05.70 ID:4hdEMvgoo
コンコン

女「」ハッ

女「何用かしら?」キリッ


「姫様、陛下がお呼びでございます。急ぎ謁見の間まで来るようにと」


女「わかったわ。すぐに参りますと伝えなさい」


「かしこまりました。それでは失礼します」トタトタ


女「…………」

女「何かあったのかな? 戦況が変わったとか? それとも御披露目の話?」


『政略結婚の話です』
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 17:55:00.51 ID:4hdEMvgoo
【謁見の間】


女「お呼びでございますか、御父様」ペコリ……

国王「おお、姫。よくぞ参った」

妹「まあ、お姉様。なんと優雅な。もうその様な気品を身に付けられましたのね」


女(あ、妹ちゃんもいる。久しぶりー)


女「それで、御父様。今日は一体、どの様な御用で?」

国王「うむ。実はな……」



『説明中。スキップします』



女「けけけけけ結婚!? 私が!?」

国王「うむ」

妹「まあ!」


『寝耳に水です』
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 18:06:39.67 ID:4hdEMvgoo
女「ちょ、ちょっと待って! 結婚なんて、そんな、いきなり!」アセアセ

国王「確かにな。それにまだ向こうの承諾は貰ってない故、これはあくまで内々の話だが……」

国王「しかし、王家でしかも長女であるそなたとの縁談だ。向こうが断る事はまずない」

国王「故に姫よ。これはもう決定事項だ。男殿と結婚せよ」

女「ふえええええええ!?」


『王家の結婚に本人の意思は関係ありません』


妹「あ、あの、御父様……。その……ご相手は誰になるのでしょうか?」

国王「東の国の貴族、男殿だ。近々王宮に招くので、その時に会うがよい」

妹「男殿……。お会いした事はありませんわね……。どの様な方ですの?」

国王「武門の誉れ高く、仁義に厚き立派な男だ。此度の戦争にも義憤を覚え援軍として駆けつけ、我が国を大勝利へと導いてくれた」

国王「姫の結婚相手として、何の申し分もない。期待しておけ」ハッハッハ


女(おいいいいい!! オッサン!!! 私の事可愛がってたんじゃないのおおお!!)


『国の為には私情を捨てる立派な王です』
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:08:28.88 ID:BEb2UZiIo
男は女性不信になってそうで心配
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/09/29(木) 18:10:05.78 ID:NLxBnmkDO
好みは男の娘だからなぁ、アイツ
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 18:12:53.29 ID:4hdEMvgoo
【話の後。姫の自室】


女「ああううううう」ゴロゴロ


『頭を抱えながらベッドの上を転がり回ってます』


女「なにこれ、何でいきなり結婚とか出てきたの?」

女「しかも、私の事ガン無視なんだけど」

女「一度も見た事も話した事もない相手と結婚とか有り得ないでしょ」バンバン

女「私、王女なんだけど! なのに選ぶ権利ないとかやだやだやだ!」バンバン

ダダ「ちょっ! こねすぎ! ふああああ!!」


『ダダをこねてます』
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:13:43.85 ID:OpP1chJi0
できれば双方のためにもいちゃらぶさせてやりたいが
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 18:18:10.37 ID:4hdEMvgoo
女「ああう、どうしよどうしよ」オロオロ

女「気が付いたら、世界征服とか言ってる場合じゃなくなってるんだけど」オロオロ

女「何で私の人生を勝手に決められなきゃなんないの、そんなの嫌だよ」オロオロ


女「う……こ、こうなったら……」


コンマ↓、一桁
123:こんなとこ逃げ出してやる!
456:覚悟を決めて結婚してやる!
789:相手を見て、それからどうするか決める
0:怪盗参上!
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:19:04.73 ID:4nyYFh8hO
どうなる
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:19:07.93 ID:p2DqIgzBo
123
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/29(木) 18:22:09.62 ID:OpP1chJi0
あ・・・
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:25:05.69 ID:VPhWHCPQ0
男wwwwwwwwww
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:26:00.01 ID:Lxs9vUcqo
男、女難すぎ貧?
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 18:26:15.88 ID:4hdEMvgoo
『脱走を決意しました』


女「そうよ。世界征服なんて、王女じゃなくたって出来るし!」

女「大体、私、ここにいてもやる事何にもないじゃないの!」

女「こんなとこ、家出よ家出! 家出してやるんだから!」


『なお、国で最もヤバい家出の模様』
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:29:38.36 ID:ruqyRUYQO
これは男の部下がメンツを潰されたって感じになりそう。それにしても男Tueeeeな分またタイトル詐欺になるな
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:33:37.84 ID:OpP1chJi0
女はあくまでSUGEEEEであってTUEEEとはいってないから辛うじてスレタイ詐欺ではない
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:35:04.52 ID:VPhWHCPQ0
>>597
いや辛うじてってなんだよ 今の所女SGEEEはできてるし少し別の要素が入ったらタイトル詐欺になるのか?
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 18:39:44.65 ID:4hdEMvgoo
女「ふ、ふふふふふ。見てなさい、愚民ども」

女「ゼロからのし上がって皇帝になる人間の奇跡ってやつを!」


女「そう!」バンッ(1カメ)

女「私は!」バンッ(2カメ)

女「選ばれし者!」バンッ(3カメ)

女「新世界の女神よ!」ババンッ(正面ドアップ)


女「私がやる事は全て正しく、私が選ぶ事は全て完璧!」フフン

女「さ、こんなちっぽけな王宮、とっとと脱出しましょ」クルッ


女「えと、その前に、仕度仕度。服とか色々カバンに詰め込んで」ヒョイ、ヒョイ

女「あ、宝石とかどうしよ……? 売れば結構な値段になるはずだけど……」


一桁
123:犯罪。良くない
456:ぐえっへっへっ、金目の物は全部売り飛ばしてやる
789:お金ないと困るし、ちょっとだけ……
0:途中で侍女に見つかる
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:40:15.42 ID:m4bDA3wi0
多分この後結局、女が悲惨な目になるからSUGEEなんて言ってられんくなるから
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:43:28.42 ID:VPhWHCPQ0
いい子だなぁ…
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:44:01.50 ID:p2DqIgzBo
足がつくから盗らなくて正解
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:46:25.74 ID:m4bDA3wi0
脱出の時点で0とかじゃない限り見つかったりしそう、王家の地位捨てたらもうね.(絶対捜索部隊組まれるけど)
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 18:47:03.18 ID:4hdEMvgoo
女「……そうよね。これ、売ったら確実に犯罪だもんね」

宝石「持ってけへんの? 後で困るで?^^」

女「う……。だけど」

女「これを盗んで売ったらダメよ。そんなの良くない!」

宝石「せやろか?^^」

女「そうよ! 例えどんな時でも、心まで貧しくありたくないのよ、私は!」

宝石「絶対、後悔するでー^^」

女「しない。えいっ!」ポーイッ

宝石「おおう!」ヒューン、コロッコロッ


『心は清らか(?)なようです』
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:50:52.94 ID:91DhsA3ZO
女は根は良い子で好感が持てる
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:51:09.83 ID:p2DqIgzBo
男を暗殺した後で怪盗に誘拐されてたことにして城に帰る
解決だな
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:52:34.05 ID:JASdIdmg0
まあ最悪失敗しても次の世界があるし
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 18:53:31.74 ID:4hdEMvgoo
【深夜】


ホーホー、ホーホー……


女「よし……そろそろ逃げ出す頃合いかしらね」

女「カバンもしっかりまとめたし、準備は万端よ」

女「王宮の地図は完全に頭の中に入ってるし……」

女「後は、誰にも気付かれず、王宮から逃げ出すだけ……」

女「そーっと、そーっと……」ソロリ、ソロリ


ガチャッ……


女「」キョロキョロ

女「うん。誰もいない……。今の内に……」タタタッ


コンマ↓、王宮脱走作戦は……?
一桁
123:成功
456:失敗
789:まだ結果は出ていない
0:余裕!
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:54:05.13 ID:91DhsA3ZO
せいこう
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 18:54:56.73 ID:m4bDA3wi0
男と同じ運命辿りそう
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 18:59:16.89 ID:4hdEMvgoo
『中庭。銅像前』


女「」タタタッ

女「ふふ。ここまで来れば」


銅像「…………」


女「えっと……これに軽く魔力を送り込めばいいのよね、ほいっと」サッ

銅像「移動しまーす」ガガガガガ……


『隠し通路が出てきました』


女「ふっ。王宮の隅から隅まで知り尽くしている私に失敗の文字はないわ」フフフッ

女「さ、早く行こ。よいしょっと」ピョン


銅像「しまりまーす」ガガガガガ……


『無事に外に出られたようです』
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 19:00:23.06 ID:BEb2UZiIo
確実に騎士団の恨みを買うな
最終的にギロチンにかけられる最後を迎えてしまいそう
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 19:00:34.14 ID:4hdEMvgoo
ここまで
次は男視点
次回、妹姫との結婚!?
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 19:17:00.74 ID:D1sJZucM0
まだ、お互いにそうと知らずに外で出会うパターンも…
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 19:19:14.71 ID:fNOOkpglo
総じて悲惨な末路しか予想されてないのが笑う
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 20:34:06.80 ID:p2DqIgzBo

国民の暮らしをチートで知る前に出てっちゃったのか……
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 21:51:48.69 ID:5+lyZC4oO

みんな前回の救いなし展開がトラウマなんだよね…男も女も幸せになーれ…
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 20:46:00.18 ID:SnBDFAkKo
女は頭脳だけだから怖いけど
男に悲惨な末路は無いだろうよ、それだけはまだ安心かな、サイヤ人が地球にいて悲惨になる訳が無いし
まあメンタル的に辛い事はあるかもだけど
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 20:56:13.28 ID:k8RXNPcFo
勇次郎並みに開き直らなきゃキツくね?
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 21:20:22.82 ID:sIKLuA7Mo
今後敵が増えないとも限らないし
「身体能力」が毒耐性や魔法的な封印にも効くか分からないし
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 22:02:03.72 ID:K/LcGyFaO
そのあたりの加減も安価?
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 22:14:09.06 ID:H6ims71T0
>>621
というよりコンマだな
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 22:33:13.65 ID:uYvrP5Tn0
即死魔法なんてものも考えられる
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 09:23:34.14 ID:cpCyu8dqo
悟空も心臓の病気で死んだしな
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 12:45:53.77 ID:kfXI6RFao
後先考えない本人の性格が一番怖い
ついうっかり本気出して星もろとも全滅エンド
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 17:32:06.12 ID:S1knarJSO
これが終わったら次の主人公はオカマかな?
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 17:59:59.61 ID:eClBHHz8o
【翌朝、王宮】


国王「何だと!? 姫がまた行方不明に!?」

大臣「は、はい! 今朝、侍女が寝室を訪ねたところ、お姿がどこにも見えず……!」

大臣「故に、王宮をくまなく探したのですが、それでもどこにも……!」


『事件が発覚しました』


国王「どういう事だ! 姫は一体どこに消えたと言うのだ!」

大臣「そ、それが……!」

大臣「【コンマ↓】」


一桁
123:まるでわかりません!
456:部屋に書き置きが……
789:隠し通路を使った形跡が……
0:きっと怪盗に誘拐されたのでは
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:00:28.58 ID:XwrW+ctDo
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:01:16.82 ID:4+LdCBPz0
まぁ皇族からの好感度はあるから大捜索は組まれるでしょう
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 18:13:16.87 ID:eClBHHz8o
国王「なんと! あの通路をか!」

大臣「はっ。私でさえ、今日初めてそんな隠し通路がある事を知ったのですが……」

国王「王家にのみ代々伝わる秘密の通路だ……。しかし、一体どうしてあの通路の事を知っておったのか……」

大臣「…………」


『謎は深まるばかりです』


国王「となると、姫はその通路を使って王宮の外へ出たという事か」

大臣「あるいは、何者かがその通路を使って侵入し、姫君を誘拐したという可能性もございます」

国王「むむ……」


大臣「それで、陛下。どういたしましょう?」

国王「決まっておる! 草の根をわけてでも探し出せ!」

大臣「はっ。それはもちろん。ですが、この事を兵士に伝えましょうか? それとも、極秘に……?」

大臣「今のところ、誘拐なのか、姫様御自身の意思でいなくなったのか判明がつきません」

大臣「また、公にすれば、もし誘拐だった場合、姫様の身に何があるかわかりませぬし、王家の名に傷がつく事にもなりますが……」

国王「【コンマ↓】」


一桁
1234:公に捜索
5678:極秘に
9:全国民に布告。報奨金もつける
0:しばらく放置
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:13:52.51 ID:hozgGj5DO
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:14:00.51 ID:3SVphYt7o
うりゃ
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 18:16:55.07 ID:eClBHHz8o
国王「構わぬ。全兵士に伝えよ」

国王「姫を見つけ保護する事を最優先とする。王家の名など捨て置け」

大臣「はっ。ではその様に」



国王「姫よ……。またしてもいなくなるとは……」

国王「どうか無事でいてくれ……頼む」


『愛されていますが、今回はそれが仇になった模様』
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 18:19:28.33 ID:eClBHHz8o
【一方その頃、女は……】


コンマ↓、居場所
一桁
123:まだ王都に
456:関所付近まで来ている
789:既に関所を越えて、別の町に
0:山中に潜伏
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:20:20.24 ID:hozgGj5DO
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 18:30:16.89 ID:eClBHHz8o
【関所近く】


女「ふう……。王都からここまで歩くの疲れたなあ……」

女「あれ……? 何か厳重そうな建物がある。あれって、砦?」


ボンッ!!

妖精「お久し振りです! 御主人様!」


女「わお! 妖精ちゃん、久しぶりー!」


『久々の登場です』
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 18:37:07.86 ID:eClBHHz8o
妖精「御主人様にあの建物の事を説明しますね」パタパタ

女「うん! お願い!」


妖精「あれは関所です!」エヘン

女「関所?」

妖精「この時代は、ああいう建物を建てて、怪しい人間が出入りしないよう、見張ってるんですよ!」

女「へー」

妖精「そして、あそこを通り抜けないと別の町へは行けません」

女「!?」

妖精「関所を通り抜けるには、通行証が必要です、御主人様! 通行証は持ってますか?」パタパタ

女「な、ない……んだけど……」


妖精「そうですか! それなら!」

妖精「【コンマ↓】」


一桁
123:これを使って下さい!
456:頑張って下さい!
789:何かと交換しますよ!
0:送ってあげます!
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:40:35.89 ID:9+PtrCZFO
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 18:49:18.48 ID:eClBHHz8o
女「交換……?」

妖精「はい! タダで助けてもらおうと思うなよ、御主人様!」

女「!?」


『意外と腹黒そうな感じです』


女「え、えと、何と交換してくれるの?」

女「私、今、大した物を持ってないんだけど……」

妖精「【コンマ↓】です!」


一桁
1:記憶
23:お金
45:物
67:幸運
89:体力
0:体
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:49:51.10 ID:gg6wHUrqO
良コンマこい
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:50:06.93 ID:Z8qDZ2n+O
流石に交換するもの見て、落とす気満々でわロタ
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:51:41.85 ID:kfXI6RFao
目か耳を侍従から取れなかったのがい今になって利いてきたな……
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 18:53:56.73 ID:1v3Es/ZFo
体で払うと聞いて
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 18:54:47.30 ID:eClBHHz8o
女「か、体……!」

女「そ、それって……もしかして」


妖精「女の子の体、大好きです! まさぐりたいです!」パタパタ


女「ちょ!!」


『とんだゲス妖精でした』
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:00:02.75 ID:cpCyu8dqo
女の子の妖精なら俺の体をまさぐればいいよ、男だったら叩き潰す
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:01:25.64 ID:eClBHHz8o
妖精「さあ、御主人様! どうしますか!」

妖精「体で通行証と交換しますよ!」パタパタ


女「ど、どうするって、そんな……!」


コンマ↓、決断
一桁
1:ふざけんな、ボケェ!
23:やだ!
45:程度による
67:くっ、背に腹は変えられない
89:オッケー
0:仕方ないわねえ、ふふふ。来なさい
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:02:48.35 ID:cpCyu8dqo
いいよこいよ
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:02:53.55 ID:kfXI6RFao
45
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:07:58.56 ID:eClBHHz8o
女「て、程度によるわね……」

妖精「程度?」

女「だから! どれぐらいの事をするか!」

女「それによって決める! 何するつもりなの!」

妖精「【コンマ↓】」


一桁
1:頭ナデナデ
23:キス
45:パンチラ
67:胸見せ
89:それ以上
0:とても言えない事
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:08:12.19 ID:hozgGj5DO
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/01(土) 19:08:12.60 ID:ycqp3OOL0
ei
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:08:13.09 ID:XwrW+ctDo
どうなる
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:13:26.07 ID:gg6wHUrqO
おおぅ...(よくやった)
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:14:02.14 ID:eClBHHz8o
妖精「具体的には△△△をしてもらった後〇〇〇を……」

女「ちょっとおっ!!」


『R案件の模様。諸事情により却下します』


女「や! そんなのやだ!」プイッ

妖精「そうですか……」ガックリ


女「もういい! 通行証ぐらい自分でどうにかするもん!」

女「あんたは向こう行ってて! この変態!」

妖精「ふえええ……」パタパタ


『追い払われました』
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:17:56.35 ID:Vfz3TlhVO
女の時のコンマ神ときたら...
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:19:28.45 ID:eClBHHz8o
女「まったく。まさか、妖精があんな子だったなんて」プンプン


『御立腹の様子』

『ですが、貞操は守りきりました』


女「にしても、通行証かあ……。どうしよう?」

女「何とかして関所越えないとまずいだろうしなあ……」

女「うーん……」

女「【コンマ↓】」


一桁
123:手に入れよう
456:強行突破
789:迂回
0:強運
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:20:29.16 ID:lRqhLh1vo
へい
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:20:29.68 ID:Jg3ic2NI0
a
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:21:16.96 ID:kfXI6RFao
この子って男よりもバカなんじゃ……
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:26:48.17 ID:eClBHHz8o
女「強行突破しちゃおっかな……」


『危険な事を考えています』


女「なくても、どうにかなるでしょ、多分」

女「それに、ここであまり時間をかけてたらまずそうだし」


『既に追手は手配されています』


女「うん。決めた。ここは通行証なしで強引に抜けよう」

女「問題は、どうやって突破するかだけど……」


一桁
123:真正面から
456:スネーク!
789:他の人達に頼んでみる
0:トラップ使います
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:27:13.38 ID:vCnzKnAe0
a
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:29:37.70 ID:eClBHHz8o
商人の一団「」ガヤガヤ



女「あ、丁度いいところに」

女「あの人達に頼んで、一緒に連れていってもらえないかな」

女「ちょっと、お願いしてみよ」タタタッ
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:37:23.73 ID:eClBHHz8o
『説明後』


商人「へえ、お母さんが急病に」

女「はい。だから急いで村へと帰りたいんですけど、通行証がなくて……」

商人「そうだな。通行証は発行されるまで時間がかかるからなあ」

商人「それは大変だろうね。うん。気持ちはわかるよ」

女(ごめん、嘘だけど許してね)


『頭の切れは男よりも遥かに良いようです』


商人「しかし、うちの一団に紛れ込むってのはなあ……」

商人「バレたらこっちも大変な事になるからねえ」

女「そこを何とか! お願いします!」

商人「うーん……」


コンマ↓、ここの関所の厳しさ
一桁
123:ゆるゆる(承諾)
456:普通(商人の人柄次第)
789:厳重(拒否)
0:任せときな、お嬢ちゃん!
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:38:21.36 ID:6j3qnnX0o
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:43:09.21 ID:eClBHHz8o
商人「ここの関所はそんなに甘くないからねえ」

商人「それに俺達も結構なリスクを背負うんだ」

商人「うーん……」

女「どうかお願いします! 助けて下さい!」


商人「【コンマ↓】」


一桁
123:ダメ!
456:オッケー!
789:見返りがあればオッケー!
0:???「話は聞いた。俺に任せとけ!」
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:44:01.92 ID:0lIX4K0co
話は聞かせてもらった
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:46:03.99 ID:eClBHHz8o
商人「ダメ!」

女「え……」

商人「悪いけど、そんな危険な事は出来なくてな」

商人「悪く思わないでくれよ、嬢ちゃん。俺にも生活があるからさ」

女「そ、そうですか……」ショボン


『残念』
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:48:37.91 ID:eClBHHz8o
女「はぁ……。仕方ないかあ」

女「他の人に頼むのは無理っぽそうだし……」

女「やっぱり【コンマ↓】しかないかなあ……」


一桁
1234:強行突破
5678:ステルス突破
9:兵士「む、あれは……!」
0:トラップ使います
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:49:45.31 ID:hozgGj5DO
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:53:29.25 ID:kfXI6RFao
敵を知らず己を知らない短い散歩だった……
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:54:13.09 ID:eClBHHz8o
女「正面から、だね。やっぱ」


『決意しました』


女「よし。女は度胸よ。覚悟を決めて……!」


コンマ↓、一桁
123:突撃!
456:堂々と
789:こそこそと
0:???「ちょっと、そこのあんた」ポンッ
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 19:54:35.78 ID:0eWMVoqco
そらっ
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 19:57:56.14 ID:eClBHHz8o
【関所】


兵士「うむ。通行証は確かに本物」

兵士「お前は通っていいぞ」

旅芸人「どうもありがとうございます」ペコッ

女「ありがとうございます」ペコッ


旅芸人「それじゃ、私はこれで」テクテク

女「どうもー」テクテク


兵士「おいこら待て」ガシッ

女「ふぎゃあ!」ビクッ


『ソッコーで見つかりました』
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 20:02:22.65 ID:eClBHHz8o
兵士「何を便乗して勝手に行こうとしている!」

女「い、いや、あのその!」オロオロ


兵士「怪しい奴だな! 通行証は!」

女「そ、それが……!」オロオロ

兵士「それが!? 何だ!?」


コンマ↓、一桁
12:脅す
345:泣き落とし
678:逃走
9:捕まえられました
0:誘惑
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:03:00.15 ID:hozgGj5DO
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:04:42.28 ID:VPAnr8Lxo
世の中舐めてんなコイツ
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 20:09:04.96 ID:eClBHHz8o
女「い、田舎のおっかさんが明日も知れぬ重体で!」ウルウル

兵士「重体……?」

女「うわ言で何度も私に会いたい、会いたいって……」グスッ

女「だ、だから、通行証の発行を待ってられなくて。ううっ」

女「お願いします、どうか見逃して下さい!」ウルウル

兵士「…………」


コンマ↓、女の演技力
一桁
123:上手
456:普通
789:下手
0:天才女優

コンマ↓2、兵士の情の深さ
一桁
123:とても情け深い
456:普通
789:冷酷
0:稀代のお人好し
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:09:31.51 ID:vCnzKnAe0
a
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:09:54.49 ID:6j3qnnX0o
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 20:18:21.05 ID:eClBHHz8o
女「ううぅ、もうおっかさんの事が心配で心配で」ポロポロ

女「お願いです、見逃して下さい」グスッ、ヒック


兵士「駄目だ!」


女「!?」

女(こ、この私の素晴らしい演技をもってしてもダメなの!?)


兵士「確かにお前の言ってる事は嘘とは思えないが……」

兵士「だが、規則は規則だ。例えお前の母親が死のうとそれは関係ない」

兵士「そして、お前は関所破りをしようとしたな、このバカが!」

兵士「【コンマ↓】」


一桁
123:引っ捕らえろ!
456:出ていけ!
789:罰則を与える!
0:ちょっと待ったー!
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:18:43.24 ID:lRqhLh1vo
えい
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:19:21.92 ID:vPjmDYQrO
冷酷にしては優しい
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:22:33.84 ID:kfXI6RFao
法律がガバガバなのか兵への教育がガバガバなのか
捕まって無いならチートも使える
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 20:23:53.11 ID:eClBHHz8o
兵士「出ていけ! オラァ!」ゲシッ!!

女「あぐっ!」ゴロゴロ


『罰則はないようで助かりました』


兵士「ははっ! 今度は通行証持って来るんだな! このメスブタが!」ドガッ!!

女「痛っ!!」ゴロゴロ


兵士「おら、邪魔だ! 出ていけ!」ドゴッ!!

女「ふぎっ!!」ゴロゴロ


『文字通り叩き出されました』
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/01(土) 20:27:05.35 ID:eClBHHz8o
ここまで
次回は男視点と言ったな、あれは嘘だ
次回、無事に逃げられるのか、女!?
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:28:41.15 ID:kfXI6RFao
乙乙
女視点の方が好き
そして>>1の言葉選びがちょっと好き
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:30:32.70 ID:bPTbD6QWo
体って言われて乗っ取られるのかと思ったわ
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:33:24.56 ID:VWUjtoW+0
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 20:37:42.80 ID:aosMJ4Ueo
妖精が欲張りすぎて濃厚なレズセックスを逃したな
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/10/01(土) 20:51:16.94 ID:T0vldiJDO

0で一々男が出てきそうで草
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 00:21:13.67 ID:tksRgXGd0
妖精がチンクルみてえな見た目に脳内変換された
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 18:01:37.19 ID:UTRpiGXko
【関所近く】


女「ぐううっ……。体中痛い……。あのバカ兵士、滅茶苦茶蹴りやがって……」

女「私が皇帝になったら、絶対許さないんだから!」プンプン


『この程度で済んだのはむしろ幸運です』


女「はぁ、にしてもなあ……」

女「顔を覚えられただろうから、これでもう、真っ正面から関所を突破するのも無理になっただろうし……」

女「どうしよう……」


コンマ↓、一桁
123:迂回
456:しばらく身を隠す
789:何か良い知恵が……
0:兵士に見つかる
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 18:05:49.53 ID:iABUEJKc0
a
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 18:10:01.86 ID:UTRpiGXko
女「素直に迂回しよっか」

女「Hey! 変態妖精! come on!」


ボンッ!!

妖精「何ですか、御主人様! 胸を揉んでもいいんですか!」パタパタ

女「ていっ!」ベシッ

妖精「ふぎゃ」


『怒られました』
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 18:16:03.60 ID:UTRpiGXko
妖精「迂回路ですか」イタイ……

女「うん。ここらの地形を教えて。別のルートから行くから」

女「ていうか、どっか抜け道とかないの?」

妖精「【コンマ↓】」


一桁
123:ありますとも!
456:ないです!
789:ありますけど、教えるには交換条件が!
0:ワープさせてあげます!
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 18:16:20.45 ID:XU0zPrEyO
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 18:16:28.85 ID:QNfrT3zDO
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 18:20:53.99 ID:ziUrB4tuo
感知されずに身を隠す魔法を教わるかほとほりが冷めるまで変装でもしながら内側にいるか
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 18:22:26.18 ID:UTRpiGXko
女「ないんだ……」

妖精「はい! 世の中を甘く見すぎです、御主人様!」エヘン

女「何でちょっと偉そうなの」


妖精「ここの王都はとても警戒が厳重でして」

妖精「大きな壁で周りを完全に囲んでるんです!」

妖精「唯一の出入り口はあの関所だけですよ! 他にはありません!」

女「えええ……」


『城塞都市となっている模様』
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 18:25:46.46 ID:UTRpiGXko
女「じゃあ、壁をよじ登っていけって言うの?」

妖精「それが出来たとしても、途中で兵士に見つかりますね!」

女「じゃ、じゃあ、夜中にこっそり!」

妖精「夜も見張ってます!」

女「じゃあ、どうしろって言うの!」

妖精「それは御主人様が考えて下さい!」

女「ああもう!」


『八方塞がりの様子』
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 18:30:48.01 ID:UTRpiGXko
女「どうするの、これじゃどうしようもないじゃない!」

妖精「はい!」パタパタ

女「なら、他の人達はどうやって関所破りとかするの? その方法を教えてよ」

妖精「大体は、偽造の通行証を使うか、兵士に頼んでこっそり通してもらうかですね」

妖精「関所に忍び込んで抜けるという方法もありますけど、こっちは難しいみたいで、失敗する事の方が多いです」

女「むうう」
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 18:42:20.07 ID:UTRpiGXko
女「偽造の通行証って言っても、それも手に入れるの、時間かかるよね?」

妖精「普通はそうですね。ツテがないと手に入れるのも大変ですし」パタパタ

女「兵士に頼んで……はどうだろ。それも難しい?」

妖精「御主人様はさっき一回追い払われてるので、もう無理だと思いますよ。他の兵士も覚えてるでしょうし」

女「ぐぬぬぬ」

妖精「あとは、魔法を使って抜ける方法も幾つかありますけど、でも、向こうもそれは考えてますから」

妖精「対策されてるので、かなりの使い手じゃないと無理ですね」

妖精「御主人様の今の魔法レベルではどうしようもないですよ」

女「ううう……」


妖精「一旦、王都に戻るしかないんじゃないですか、御主人様?」

女「わ、わかったわよ! 別の方法考える!」


『結局、引き返す事になりました』
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 18:45:45.42 ID:ziUrB4tuo
関所のする対策は妖精が教えてくれるかと思いきや
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 18:50:30.34 ID:UTRpiGXko
【一方、その頃、王都では……】


騎士隊長「と、いう訳でだ」

騎士隊長「姫様のお顔を知っている我らが捜索隊として任命された」

「ははっ!」

騎士隊長「また、今回の一件は陛下の意向により、各地の関所、並びに屯所に通達される」

騎士隊長「これにより、当分の間は、関所の警備が強化する」

騎士隊長「少しでも怪しい者がいれば、詳しく取り調べをする故、各自気を引き締めてかかれ」

騎士隊長「我らの手で必ずや姫様を見つけ出し、無事に王宮までお連れするぞ!」

「ははっ!」


『捜索隊が組まれています』
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:00:22.34 ID:UTRpiGXko
【数時間後。関所】


騎士「という訳で、ここの関所に怪しげな人物が来ていないか、確認に参った」

兵士「お役目、御苦労様です!」

騎士「それで、どうだ? 不審な人物はここに来ていないか?」

騎士「特に若い娘だ。姫様が変装してる、あるいは賊にさせられている可能性もあるからな」

騎士「その様な者がここに来なかったか?」


兵士「【コンマ↓】」


一桁
1234:それなら心当たりが
5678:(ヤベエ、暴行振るったのがバレる……)ビクビク
9:怪しいと思って部下に尾行させてます!(敏腕)
0:いや、ないです(バカ)
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:01:00.66 ID:bbIT27kqo
てりゃ
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:01:48.55 ID:Pm0pM5ls0
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:12:51.73 ID:UTRpiGXko
兵士(こ、心当たりはあるんだが……)

兵士(俺、思いっきり蹴飛ばしたぞ……)

兵士(もしもあれが姫様だったとしたら、俺は……)ブルブル


騎士「どうした? いるのか、いないのか?」


兵士「い、いないです! 今日は朝から若い女とか一人も来ていないんで!」ビクビク

騎士「なるほど。そうか。では、一応記録を改めるぞ」

兵士「お、おおっとー! 手が滑って水が!」バチャッ

記録帳「ふええ……」

騎士「!?」


兵士「す、すみません! 急いで拭くので!」ゴシゴシ

記録帳「ふええ……インクが滲んで肝心な所が見えないよお……」

騎士「…………」


騎士「【コンマ↓】」


一桁
123:何か怪しいな……
456:気を付けてくれ
789:他の兵士にも聞いてみるか
0:事件発生!
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:13:50.11 ID:ziUrB4tuo
456
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:19:04.70 ID:UTRpiGXko
『疑惑を持たれている模様』


騎士「今、わざと溢した様に見えたが……」

兵士「ま、まさか! ははっ。オイラ、ドジっ子なんで」

騎士「…………」

兵士(う……まずいか……?)


コンマ↓、騎士の察知能力
123:有能
456:無能
789:普通
0:とても素直

コンマ↓2、兵士の演技力
123:上手
456:下手
789:普通
0:神レベル
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:19:17.76 ID:QNfrT3zDO
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:19:25.82 ID:iABUEJKc0
a
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:19:37.08 ID:sjONKWtiO
へたそう
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:27:38.00 ID:UTRpiGXko
騎士「そうか……すまない。妙な事を聞いた」

兵士「いえいえ、そんな。こちらこそ失礼を」


『どうにか誤魔化しきったようです』


騎士「うむ。記録には確かに若い娘はなし……」

騎士「怪しげな者もいないな」

兵士「ええ、私共は真面目に職務をこなしているので」キリッ

騎士「この消えた部分についてだが……」

兵士「そこはあれです。腰の曲がったお婆さんが来たんで、私が外までしばらく付き添って送っていきまして。その事について書かれてたんですよ」

騎士「いや、立派。市民に慕われる様な良い方だ」

兵士「いえ、そんな。当たり前の事をしただけです」キリッ

騎士「謙遜されるな。感心したぞ。引き続き、職務に精を出してくれ」

兵士「ありがとうございます! へへっ」


『憎まれっ子、世にはばかります』
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:39:03.48 ID:UTRpiGXko
【王都】


女「ふう……ちかれたー」

女「でも、ここに来たらそうも言ってられないよね。どうせもうそろそろ騒ぎになってるだろうし……」

女「何か変装した方がいいかもなあ。バレたら困るし……」

女「お金は……」チャリン

女「途中で拾った銅貨が一枚だけ……」


女「」グギュルルル……

女「お腹も空いたよお、でも何も買えないよお」


女「むうう……。何するにしても、まずはお金かあ」

女「どうやって手に入れたらいいかなあ……」


コンマ↓、一桁
123:服を売る
456:バイトを探す
789:こんな時こそ知識チートを!
0:誰かに声をかけられる
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:39:57.93 ID:bbIT27kqo
とう
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:46:37.34 ID:UTRpiGXko
女「確かカバンに」ゴソゴソ

ドレス「」ジャジャン!!
ドレス「」ジャジャン!!
ドレス「」ジャジャン!!

女「…………」


女「これ、売って大丈夫なの……?」

女「いや、でも、まともな服って王宮にはこれしかなかったし……」

女「うーん……」


コンマ↓、一桁
12345:今、着ている普通の服を売る
67:売っても大丈夫そうな店を探す
89:いいや、このドレス売っちゃお
0:怪しげなお店を発見!
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:47:22.54 ID:ziUrB4tuo
まともな服は本当にまともなの?
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:47:25.36 ID:QNfrT3zDO
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:51:15.57 ID:UTRpiGXko
女「そうだね。これは流石にやめとこ」バタン

カバン「閉まりまーす」


女「今、着ているのは最初に着てた普通の服だから大丈夫なはず」

女「あんなドレス売ったら、すぐに噂になりそうだし、こっちにしよ」

女「で、そのお金でやっすい服を買って」

女「余ったお金でご飯を食べよう、いえーい!」


女「どっか服屋はないかなあっと」テクテク


『慎重に行動しています』
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:56:56.50 ID:UTRpiGXko
【服屋】


商人「ふむふむ、この服を」シゲシゲ

女「はい。お願いします。それで、別の安い服を買いたいんですけど」

商人「ふうむ……。別の安い服ね」シゲシゲ

女「いくらぐらいになりそうですか?」

商人「【コンマ↓】」


1:二束三文
23:服とご飯代だけ
45:加えて、どこかに一泊出来るぐらい
78:二泊ぐらいいける
9:いや、三泊はいける
0:一週間余裕
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:57:19.16 ID:eVh8qeSho
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 19:58:37.41 ID:UTRpiGXko
ミスして6抜けてたけど、
1、23、45、67、89、0の順なんで、二泊ぐらいで
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 19:58:58.71 ID:7EA5l3who
6がない
これはなんかとてつもない判定ですね間違いない
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 20:02:47.40 ID:UTRpiGXko
商人「なかなか良い服ですね。これは高値で売れそうだ」

女「おおっ」

商人「こんなものでどうでしょう?」チャリン

女(ん? これって多いの? 少ないの?)

女(相場がわかんないんだよね……)


ボンッ!!

妖精「多い方ですよ、御主人様!」

女「きゃう!」ビクッ


商人「?」


『普通の人には妖精は見えません。声も聞こえません』
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 20:03:18.79 ID:0yUyjKkz0
この世界の住人は演技派が多いな
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/03(月) 20:04:33.84 ID:UTRpiGXko
ここまで
次回、二日の内に潜伏先を探せ!
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 20:07:35.54 ID:ziUrB4tuo
乙乙
女はチート使おうとしないな
男は使って一軍潰してるのに
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 20:53:55.37 ID:rYJx9fMJ0
王都に居るわけだしそろそろ見つかって戻された方が身のためやけどなぁ...
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 21:38:07.22 ID:2GTiKdw+O
知識チート使いにくいね
知識に頼るかのコンマ×知識の有用度コンマだと役に立つ確率は実質1/9
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 22:13:47.35 ID:ziUrB4tuo
女としてはチートを使うと気絶するから使いたくないのかな?
ただ安全だった今まででも実験とかはしてこなかったんだよね

忘れてるとか無いよねこの子?
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 22:27:04.89 ID:9lxJIZiIo
>>731

>>220での反応を見る限りチートに対してあんまり好意的ではない感じはある
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 00:18:44.34 ID:gOnfnAtno
肉体と比べて頭脳は難しいと思う
さっきの城壁みたいに取れる選択も駒も無ければ頭脳あってもどうしようもない、詰みそうな状況でなく詰んでる状況からはどんな天才だって不可能
それに思考までパワーアップする訳じゃないみたいだしな
何でもわかる百科事典を持ち歩いてても活用できるかは本人次第だし
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 02:41:46.62 ID:tzbTEXWY0
そもそも男が来なければ幸せな生活が送れたんじゃないかという気がする
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 10:24:12.70 ID:+vwG8Gno0
いや、このスレ定番の妙な冒険心を出した結果だろう
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 15:16:35.88 ID:vEwHLImQo
【路地】


女「あー、びっくりしたあ。いきなり来るんだもん」

妖精「私はいつでもどこにでも来ますよ!」エヘン

女「まさか風呂場とかも?」

妖精「…………」

女「こらちょっとその沈黙は何よ」


『前科持ち……?』
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 15:20:47.97 ID:vEwHLImQo
妖精「それはともかく御主人様」

女「ちょい待て」

妖精「これで、二日ぐらいは過ごせるお金が手に入りましたね」パタパタ

女「覗きは? してたな、コノヤロ」

妖精「とりあえず、ご飯を食べに行きましょう。安くて美味しい食堂がこちらにありますよ」パタパタ

女「こら、逃げんな!」タタタッ


『何はともあれ、食事です』
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 15:31:09.48 ID:vEwHLImQo
【食後】


女「はう……。ご馳走さま」

女「美味しかったあ」

妖精「それは良かったですね、御主人様!」

女「何かよくわかんないごった煮のシチューだったけど、後を引く美味しさだね、あれ」

女「高級な物をずっと食べてたせいか、ああいう味つけのって何故か懐かしく感じる」

女「時々、カップ焼きそばを無性に食べたくなるあの感覚に近いかも」

妖精「それはちょっとよくわかりませんけど!」


『たまにありますよね?』
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 15:37:56.76 ID:vEwHLImQo
妖精「それで、御主人様! これからどうしますか?」

女「とりあえず、変装しとこっか。バレるとまずいし」

女「何か変装に使える化粧道具とか買わないと駄目かな? それとも帽子とかだけで平気かな?」

妖精「どうでしょう! そこまでは流石に私でもわからないので!」

女「お金は……と」チャリチャリ

女「これで化粧道具とか買える?」

妖精「買えますけど、一泊分が減っちゃいますね!」

妖精「帽子だけなら安いので、二泊行けますよ! どうしますか、御主人様!」

女「うーん……」


コンマ↓、決断
一桁
12345:念には念を!
678:帽子だけでいっか
9:むしろ、何もいらない
0:泥でも塗っとこ
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 15:39:54.71 ID:5GwszO1DO
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 15:43:51.48 ID:vEwHLImQo
女「念には念を入れて、やっぱ買っとこ」

女「変態妖精、化粧道具とか売ってる場所教えて」

妖精「変態じゃありません! ちょっと欲望に素直なだけです!」プンプン



コンマ↓、変装の出来映え
一桁
123456:上手
78:そこそこ
9:アカン
0:ハリウッドの特殊メイク級
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 15:44:03.44 ID:eEJdv7yZo
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 15:44:08.16 ID:C2CyBnEzo
うりゃ
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 15:55:20.77 ID:vEwHLImQo
【化粧道具を購入後】


女「エロ妖精ちゃん、変装の知識インストールよろで」

妖精「十分ぐらいかかりますけど、いいですか?」

女「ん。今なら平気。誰もいないし」

妖精「それじゃあいきますよ、御主人様。えいっ!」ドスッ!!

女「ふぎゃあっ!!」ビクンッ


妖精「えっと、変装の項目はと」カチカチ

妖精「これでいいですね。開始です!」ポチッ

女「あばばばばばば!」ビクビク


妖精「ふぅ。これで完了ですね」

女「」グテッ


『毎回、気絶する模様』


妖精「ついでなんで、御主人様に変装ほどこしときます」パフパフ

妖精「【コンマ↓】みたいな感じにしちゃいましょうか」チョイチョイ


一桁
123:田舎の村娘
456:ちょっと色っぽいお姉さん
789:品の良い美人
0:オッサン
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 15:57:09.54 ID:affT6f7yo
どうだ
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 16:02:50.38 ID:vEwHLImQo
【十分後】


妖精「御主人様、どうですか! 私の腕は!」

妖精「もう完全に別人のようですよ!」サッ

鏡「なんや、色っぽい姉ちゃんやなあ」

女「ういいええ?」


『キャバ嬢の様に変わりました』


女「か、鏡よ鏡よ鏡さん。この世で最も色気のありそうな人は誰?」

鏡「嬢ちゃんやで」

女「そ、そんな」テレッ


『楽しそうです』
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 16:09:16.75 ID:vEwHLImQo
女「うん。変装も上手に出来たし、これなら誰も私と気付かないわよね!」

鏡「せやな」

女「となると、後は住む場所だよね。とりあえず衣食住は確保しとかないと」

鏡「せやな」

女「それで、ツテを見つけて関所を越えて」

女「私の野望を叶えるのよ、ふふふふふふ」

鏡「悪い顔してんなー、嬢ちゃん」


『後は潜伏先だけの模様』


女「となると、問題はやっぱりお金なんだよねえ」

女「住む場所もツテもお金がないとどうにもならないもんね」

女「ちょっと一攫千金しとかないとまずいかな?」


『簡単に言います』
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 16:13:43.03 ID:vEwHLImQo
女「エロ妖精ちゃん、エロ妖精ちゃん。お金どうにかならない?」

妖精「なりませんよ、御主人様! 自分でどうにかして下さい!」

女「だよねえ」


『はい』


女「服はさっき売っちゃったし……」

女「となると、後は……」



コンマ↓、一桁
1234:働こう
5678:知識チートでどうにか
9:ホームレス生活
0:女神様ー!
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 16:13:57.81 ID:C2CyBnEzo
うりゃ
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 16:20:35.56 ID:vEwHLImQo
女「働こっかな」

女「汗水流して地道に努力よ! おーっ!」


『真面目な子のようです』


女「エロ妖精ちゃん、って事で求人広告とかない?」

妖精「この時代は店の前に貼り紙がメインですね! 後は酒場とかで聞いてみるのもいいと思いますよ!」

女「にゃるほど」


コンマ↓、一桁
1234:お店を回る
5678:まずは酒場へ
9:おや、何だか色っぽいお姉ちゃんがいるじゃないか
0:スカウトされる
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/04(火) 16:21:01.45 ID:RAtVgrTV0
ei
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 16:35:55.62 ID:vEwHLImQo
【酒場】


カランコローン


女主人「ん? お客さん、酒場は夕方からの営業だよ。まだ準備中」

女主人「悪いけど、出直しとくれ」


女「あ、違うの。飲みにきたんじゃくて、私、働く場所を探してて」

女「それで、酒場を訪ねてみたらどうかって言われたものだから」


女主人「ああ、そうかい。ま、どっちにしろ夜に来て欲しかったんだけどね」

女主人「まあいいや。それで、職の斡旋だっけ?」

女「うん」

女主人「そうさね。それなりにあるけど……」

女主人「お嬢さんだと、どうだろねえ……」

女主人「【コンマ↓】とかどうだい?」


一桁
1:娼館
2:カジノ
3:服屋
4:八百屋
5:食堂
6:教会
7:酒場
8:魔術師助手
9:雑貨屋
0:怪しげなお店
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 16:36:21.71 ID:NVrbEwWro
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/04(火) 16:36:34.64 ID:RAtVgrTV0
えい
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 16:38:59.51 ID:B1hx9sVM0
あっ…
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 16:39:58.17 ID:Q1OJUDuZO
ま、まあ姫さまがそんなところで働いてるとは思わないだろうから身を隠すのにはもってこいだな!
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 16:40:22.36 ID:vEwHLImQo
女「しょうかん?」

女主人「そ。夜のお店」

女主人「お嬢さん、色っぽいし、そういうのが大丈夫って言うなら向いてると思うんだけど、どうだい?」

女(しょうかんって何?)

妖精「あんな事やこんな事をするお店ですね!」ワクワク

女「What!?」


『見た目で判断された様子』
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 16:46:30.31 ID:vEwHLImQo
女「え、えとその」オロオロ

女主人「ん? どうしたんだい?」

女「そこ……。ど、どんな事をするんですか……?」

女「程度によっては断りたいんですけど……」

女主人「なんだい、見た目によらず、ずいぶんとウブな子だね」

女主人「まあ、確かにそういうのは酷い所もあるからねえ。気持ちはわかるけども」

女「はい!」

女主人「そうだね。そこでしてもらう事を具体的に言うと……」


コンマ↓、一桁
123:お酒を出してお喋りするだけの健全な所
456:ソープ
789:SMクラブ
0:ただの客引き
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 16:47:15.37 ID:B1hx9sVM0
そら
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 16:51:57.96 ID:gOYnI+Xko
よかった
これなら大丈夫そうだ
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 16:52:10.29 ID:B1hx9sVM0
良かった良かった
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 16:56:44.84 ID:vEwHLImQo
女主人「木馬のオモチャに乗って、ムチを使ってお馬さんごっこをしたり」

女「はい、アウトー!! アウトー!!」


『オブラートに包んでもダメな模様』


女「他に! 他にないの! もうちょっとまともなとこ!」

女主人「なんだい、ワガママな娘だねえ、まったく……」

女主人「そうだね。それなら【コンマ↓】とかはどうだい?」


一桁
1:踊り子
2:カジノ
3:遠洋漁業
4:郵便屋
5:食堂
6:教会
7:サーカス
8:魔術師助手
9:雑貨屋
0:怪しげなお店
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 16:57:03.50 ID:5GwszO1DO
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 17:04:15.03 ID:vEwHLImQo
女「薬屋……?」

女主人「そう。そこの店主が実験だ……店員を探していてね」

女主人「お給金をはずむから、何とか一人都合をつけてくれって、前から言われてるんだよ」

女主人「なんとお給金は普通の仕事の三倍は出すって程の条件でさ」

女主人「それでもまるで誰もやりたがらな……引く手あまただったんだけど、お嬢さん、どう?」

女主人「そこの店の面接を受けてみる気はないかい?」


女「…………」


コンマ↓、一桁
123:いくらなんでも怪しすぎ。やだ
456:やります! やったー!
789:面接を受けてから考える
0:???「やめとけやめとけ、お嬢さん」
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:05:05.54 ID:gOYnI+Xko
目立つ仕事は嫌だな
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:05:05.91 ID:B1hx9sVM0
おら
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:05:32.92 ID:Q1OJUDuZO
>>765
よくやった
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/04(火) 17:05:58.35 ID:vEwHLImQo
ここまで
次回、大丈夫か女!?
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/04(火) 17:07:12.16 ID:BXYXxmlJ0
新たな能力フラグ
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:13:48.22 ID:gOYnI+Xko

婚約者毒殺フラグ
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:14:08.34 ID:gOnfnAtno
0からの承諾は怖いな…
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:29:19.57 ID:NVrbEwWro

うーむ破滅の予感
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:32:26.41 ID:7qi04aWZO
なんで吉良の同僚がここにいるんだよ!
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:43:56.68 ID:affT6f7yo
なぜこう怪しい方面にコンマが全力なんだ……!
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 19:16:18.56 ID:zgqXRlJ10
主人公になった時点でBADEND行きそうだからねぇ
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 19:36:08.57 ID:3XbPszZjO
バッドはマジでやめたげて…心が持たない…
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 19:43:03.27 ID:gOYnI+Xko
薬屋の店長の手により前後不覚となって奴隷として売られるENDなんて見えないよ
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 21:12:05.06 ID:pq2wq5qhO
どうにかせいぜいちんこ生えるか母乳が出るぐらいで済ませてください
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 21:41:52.28 ID:affT6f7yo
謎の薬でパワーアップして男と地上の覇者をかけた頂上決戦ルートだってあるじゃないか!
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 14:36:09.37 ID:ZM6vyjM+o
女「それ、やります! やったー!」

女主人「へえ、やってくれるのかい」

女「はい。だって、お給金三倍だし!」

女「面接受けます! やります!」

女主人「そうかい。そりゃチョロ……やる気満々で助かるねえ」

女主人「あんたがその気なら特別に私が口をきいておくよ。面接なしで大丈夫なよう、口利きしてあげるから」

女「ホントですか! 助かります!」

女主人「いやなに、いいって事さ。それじゃ、ちょっと待っておくれよ」カキカキ

女主人「はい、これ。私からの保証書だよ。まるで世間知ら……めちゃくちゃ良い子だって書いておいたからさ」

女主人「これを持っていけば、身元証明とかもなしですぐに雇ってくれるよ」

女「わあ! ありがとうございます! ラッキー!」

女主人「それじゃ、あんた、ここにサインして。ここね。あと、拇印も」

女「はい!」カキカキ、ペタッ

女主人「うん。これで契約は完……保証書の形式は整ったから」

女主人「それ持って、ここの薬屋まで行きな。地図もついでに渡すから。はい」つ 地図

女「何から何までありがとうございます!」



『薬屋の場所を記した地図と、怪しげな保証書を手に入れました』
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 14:45:37.63 ID:ZM6vyjM+o
【王都、隅の隅】


女「かなり町外れまで来ちゃった。地図によると、ここのはずなんだけど……」テクテク



魔法薬屋「Huhuhuhuhuhu、Welcome……」



女「あ、ここだ。って、何か童話に出てきそうな魔女の住みかみたい」

女「あれ? 看板が魔法薬屋……?」

女「普通の薬屋じゃないんだ。へー……」

女「私、魔法薬とか全然知らないんだけど、大丈夫かな?」

女「んー……」


女「【コンマ↓】」


一桁
123456:事前に魔法薬の知識インストール
78:ま、いっか。後で
9:平気、平気ー
0:おや、店の中から話し声が……
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 14:46:15.19 ID:xeX5PFAIO
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 14:53:52.44 ID:iLKnF0ieO
なんでピンポイントで楽観的なんや…!!
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 14:54:35.72 ID:ZM6vyjM+o
女「いいよね。そんなの」

女「習うより慣れろってやつ。そっちの方が面白そうだし」

女「それに、あんまりにも知ってると向こうの人から怪しまれるかもだし」

女「さ、行こ行こ」テクテク


『警戒心は0の様子』


女「こんにちはー」ガラッ



魔法薬屋「You must be a fool,HAHAHAHAHA……!」
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:08:31.64 ID:ZM6vyjM+o
【魔法薬屋、店内】


老婆「いらっしゃい、いっひっひっひ。何の御用で?」

女(おおう。ホントに魔女っぽい人が……!)


女「あの、私、ここに働きに来たんです。酒場のおかみさんから、紹介されて」

老婆「ほほう。働きに」

女「はい。これ、おかみさんからの紹介状なんですけど」サッ

老婆「どれどれ」ピラッ



紹介状「この子、アホの子やで^^」

紹介状「実験台に丁度いいんちゃう?^^」



老婆「いっひっひっひ。なるほど、なるほど。確かに」

女「どうですか? 雇ってもらえます?」ドキドキ

老婆「ああ、もちろんだとも。そういう事なら問題ないさね」

女「やった!」


『就職が決まりました』
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:10:28.21 ID:CcSUjhYdo
あかん
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:10:49.21 ID:ZM6vyjM+o
老婆「それで、雇うにつれてあんたの方から何か条件とかあるかい?」

老婆「見返りとかね。何でも言っとくれ。きひひひひ」

女(条件? 見返り……?)

女(あ、労働条件の事かな?)

女「あの、特にないですけど、出来れば住み込みみたいなのがいいかなって。泊まる場所がないんで」

老婆「ひひひひひ。住み込みかい。そりゃいい。他に何もなくて、しかも住み込みとはね。あんた、ここの事を何も聞いてないのかい」

女「え、まあ……」

老婆「なるほど、紹介状に書いてある通りの子だね。こりゃ都合がいい」

女「そうなんですか?」

老婆「ああ、ええとも、ええとも。ぴったりの人材じゃて。きひひひひひ」

女(何か気に入られたっぽい! やった!)


『…………』
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:12:00.74 ID:iLKnF0ieO
いややぁ…助けてぇ…
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/05(水) 15:19:22.02 ID:qYZbaVYR0
まだだ!まだ人生どうなるかはわからん!
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:19:56.57 ID:ZM6vyjM+o
女「それで、どんな仕事をするんですか、私?」

老婆「ん? ああ、そうさね……」

老婆「まずは店番をしてもらおうかね」

女「店番ですね。あ、でも、私、魔法薬の事をほとんど知らないんですけど……」

老婆「構やしないよ。お客が来たら私を呼んでもらえりゃいいからね」

老婆「ここは滅多に客が来ないから、気にする事はないよ」

女(あんまり繁盛してないのかな……?)

老婆「とりあえず、そこのカウンターにずっといておくれ」

女「あ、はい」トテトテ

老婆「それじゃ、私は奥に行ってるからね。何かあったら呼んどくれ」

女「はい」

老婆「呼ぶだけでいいからね。絶対に奥まで入るんじゃないよ」

女「あ、はい……」


『何か秘密がありそうです』
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:21:11.08 ID:oai+/0+9o
今の状況ってまさに>>733だよね
何の備えも無い
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:23:55.05 ID:iLKnF0ieO
せめて妖精さんが忠告とかアドバイスしてくれ…せっかくチートとしているんだから…
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:24:56.56 ID:ZM6vyjM+o
【しばらく後】


ゴリゴリ、ギコギコ、ガリガリ……


女「奥から何か妙な音が聞こえるなあ……」

女「薬の調合してるのかな? 年取ってるのに大変だなあ」


『…………』


ピタッ


女「あ、終わったっぽい」


ジャー、ゴシゴシ、フキフキ


女「今度は水をかけてるのかな……?」

女「掃除……? 調合で汚れちゃったのかな?」

女「こんなに念入りにするなんて、よっぽど綺麗好きなんだね、きっと」


『謎は深まるばかりです』
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:29:22.74 ID:ZM6vyjM+o
ガラッ


女「あ、出てきた」


老婆「ふう……疲れたねえ。歳を取ると駄目だね、ホント」トントン

女「お疲れさまでーす。休憩ですか?」

老婆「そんなとこだね。それで、あんたの方はどうだい?」

女「お客さん、まだ一人も来てないんで……」

老婆「ひひひひ。まあ、そうだろうね。さぞかし退屈だろう?」

女「ちょっとだけ」テヘ

老婆「丁度いい。あんたも少し休憩しな。今、紅茶を淹れてやるから」テクテク

女「あ、ありがとうございます!」
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:31:41.43 ID:iLKnF0ieO
怪盗ナインとか大臣達とか男との結婚とかイベントまだ残ってんだから、ここで急転直下バッドエンドは勘弁…
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:33:20.16 ID:ZM6vyjM+o
老婆「ほれ、生憎、お茶菓子はなくてね。紅茶だけだが構わないかい?」

女「はい!」

老婆「それじゃ、あんたの分はここに置いとくよ。私はまた奥で一仕事するから」ソッ

女「どうもです!」

老婆「いやなに、礼を言われる様な事じゃないさ。きひひひひ」


老婆「それじゃ、さよならじゃな」テクテク

女「はい。頑張って下さい」



紅茶「…………」ゴゴゴゴゴ……
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:34:17.79 ID:g3BWZRLY0
お ま た せ
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/05(水) 15:35:09.89 ID:qYZbaVYR0
さーっ
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:36:12.57 ID:oai+/0+9o
喉が渇いた男よ来い!
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:37:38.65 ID:iLKnF0ieO
男でも妖精さんでも女神様でも怪盗でも兵士達でもなんでもいいからヘルプ!
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:41:13.79 ID:ZM6vyjM+o
女「見かけによらず、いい人だね、あのお婆ちゃん」


紅茶「…………」ゴゴゴゴゴ……


女「さーてと、それじゃ置いていってくれた紅茶を飲もっと」ルンルン


紅茶「飲むのか……? この俺を……?」ゴゴゴゴゴ

紅茶「この俺を飲もうというのか、女ァァァァ……!!」ゴゴゴゴゴ……


女「ん? あれ、この紅茶……」


コンマ↓、一桁
1234:スゴい美味しそう!
5678:何か色が変……?
9:ミルクティーにしよっ!
0:妖精ちゃん、登場!
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/05(水) 15:41:26.35 ID:vcpyTTsK0
ei
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:41:50.70 ID:ZM6vyjM+o
女「見かけによらず、いい人だね、あのお婆ちゃん」


紅茶「…………」ゴゴゴゴゴ……


女「さーてと、それじゃ置いていってくれた紅茶を飲もっと」ルンルン


紅茶「飲むのか……? この俺を……?」ゴゴゴゴゴ……

紅茶「この俺を何の確かめもせずに飲もうというのか、女ァァァ!!」ゴゴゴゴゴ


女「ん? あれ、この紅茶……」


コンマ↓、一桁
1234:スゴい美味しそう!
5678:何か色が変……?
9:ミルクティーにしよっ!
0:妖精ちゃん、登場!
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:42:41.07 ID:g3BWZRLY0
せふせふ
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:42:50.24 ID:ZM6vyjM+o
すまん、二重書き込み
>>803はなしで
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:43:44.84 ID:iLKnF0ieO
ゼロ出さんと妖精さん出ないか…ワンチャン…
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:50:39.43 ID:ZM6vyjM+o
女「……何か色、違くない?」

紅茶「そうだ、女。よく気が付いたな」ゴゴゴゴゴ……


女「んー……でも、こういう紅茶なのかな?」

紅茶「どう受けとるかは貴様次第だ」ゴゴゴゴゴ……


女「でも、お婆ちゃんが折角入れてくれたものだし……」

女「飲まないと失礼だよね」

紅茶「…………」ゴゴゴゴゴ……


女「んー、でも、お婆ちゃん、もしかしたらボケが始まってるのかもしれないしなあ」

女「変なのと間違えて淹れちゃったのかもしれないし……」

女「【コンマ↓】」


一桁
123:妖精ちゃん、カモン!
456:ま、いっか。飲もっと
789:悪いけど、こっそり捨てちゃお
0:婆ちゃんに飲ませてみる
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:51:42.26 ID:oai+/0+9o
123
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:52:29.76 ID:iLKnF0ieO
456じゃなければまずよし…妖精さん頼む!
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:52:33.41 ID:zpSO56hwo
ええええ
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 15:53:07.80 ID:ZM6vyjM+o
ここまで
多分、また後で
次回、紅茶には何が……?
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:53:12.96 ID:zzu0bBZ00
ズコー
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:53:54.04 ID:iLKnF0ieO
うわぁ…もうダメだぁ…妖精さぁん…
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:54:10.26 ID:oai+/0+9o
乙乙
>>809
なにやってんだよ
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/05(水) 15:55:16.86 ID:qYZbaVYR0
なあに改造の結果仮面ライダーになれば万事解決さ
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 15:58:55.56 ID:CcSUjhYdo

うーんこの
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 16:06:03.53 ID:iLKnF0ieO
ていうか直下後の6率の高さよ
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 16:12:02.09 ID:m9GobVzv0
こういう流れ大好き
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 16:18:15.39 ID:MaXH5JH0O
ま、まだ普通の紅茶の可能性あるし…
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 16:45:21.95 ID:b7TpO4ds0
真面目に悪い結果にしかならないな
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/10/05(水) 17:24:02.80 ID:MoKM0NqDO
きっとここで颯爽と男が……
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 17:37:04.63 ID:NYofmRuBo
王宮で普通に暮らしときゃ安泰だったのにね
バカじゃねぇの(嘲笑)
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 17:45:03.95 ID:oai+/0+9o
普通に暮らしてたら周りも見ないですぐ調子に乗る敵にも味方にも置きたくない男と結婚だよ
戦争の時点で発言力を高めておけばなんとかなった
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 17:46:39.50 ID:VZsFulNMO
てか女が主人公なんだから女死んだらこの話終わりじゃん…
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 17:52:07.33 ID:49+TT9D4O
このままバッド直行にして欲しい
反応が面白いから
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:06:54.58 ID:ZM6vyjM+o
女「ま、大丈夫だよね、きっと」

女「いくら間違っても毒とか入ってる訳ないし」テヘ

女「それじゃ、いただきまーす」ゴクッ

紅茶「…………」



紅茶「飲んだな……」ゴゴゴゴゴ

紅茶「俺があれほど忠告してやったにもかかわらず……」ゴゴゴゴゴ

紅茶「貴様はこの俺を飲んだのだ……!!」ゴゴゴゴゴ


紅茶「もう遅い……」ゴゴゴゴゴ

紅茶「貴様はこれから俺の真の力を思い知るだろう……!」ゴゴゴゴゴ

紅茶「覚悟しろよ、女ァァァァ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



女「ん?」

女「これ……味が……」

女「んぐっ!!」ビクンッ!!



紅茶「時は止まった!!」ドドドドド



コンマ↓、何が入ってた?
一桁
1:媚薬
2:睡眠薬
3:体力増強剤
4:魔力増強剤
5:ただの塩
6:毒
7:怪物化
8:透明化
9:惚れ薬
0:惚れられ薬
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:09:06.98 ID:Lh5EVxneO
5
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:12:50.70 ID:U3hMqHsc0
またそこそこやばめのものを引いていく
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:14:10.14 ID:ZM6vyjM+o
女「」スーッ……

女「ん?」

女「あ、あれ? 何か体が消え……!」フッ……



紅茶「そして、時は動き出す」パチンッ



浮いてる服だけ「な、何これ!?」

浮いてる服だけ「ちょ、ちょっと、どういう事!?」アセアセ

浮いてる服だけ「体が見えないんだけど!? え、え、何で!?」オロオロ




老婆「ほほう。まさか成功するとはな。きしししし」ニマリ


『透明人間に変わりました』
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:14:46.31 ID:1ue/5Is40
1、2、6、7、9、0がハズレか、厳しいな
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:15:33.33 ID:vTlt2mdSo
透明は当たりとまではいかんが悪くない方じゃない?
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:19:46.83 ID:ZM6vyjM+o
浮いてる服だけ「お、お婆ちゃん、ちょ、大変なんだけど!!」

浮いてる服だけ「さっきの紅茶飲んだら、何か体が見えなくなって!」アセアセ


老婆「そうだろう、そうだろう。私が開発した透明になる薬だからね」


浮いてる服だけ「!?」


老婆「良かったじゃないか、いっひっひっひ。透明になったら、好きな事が好きなだけ出来るじゃろうて」

老婆「あんた、得したねえ。きひひひひひ」


浮いてる服だけ「ふ、ふざけないでよ! お婆ちゃん、これすぐに元に戻して!」


老婆「【コンマ↓】」


一桁
123:元に戻す薬なんかないよ
456:仕方ないねえ
789:元に戻してほしけりゃ言う事をききな
0:実はとっても良いお婆ちゃん
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:20:26.19 ID:/EFcQTaI0
a
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:21:13.82 ID:U3hMqHsc0
まぁ123よりはましか
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:23:05.24 ID:iLKnF0ieO
まだいいババアの可能性はある
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:23:56.34 ID:ZM6vyjM+o
浮いてる服だけ「はあ!?」

老婆「ほうら、元に戻して欲しいんだろ?」

老婆「なら、私の言う事をききな」

老婆「そうしたら、すぐにでも戻してやるとも」

浮いてる服だけ「【コンマ↓】」


一桁
123:いやだ!
456:ぐっ、わかったわよ!
789:内容による
0:透明でいいや
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:24:05.04 ID:VZsFulNMO
ほい
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:25:14.48 ID:9+bZre1Jo
恐ろしく素直
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:26:53.84 ID:iLKnF0ieO
こういう時に妖精さんアドバイス補正とかあったらチート活用出来るんだけどなぁ
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:28:01.69 ID:CcSUjhYdo
どんな内容だろうか…
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:29:58.74 ID:S7zY8xDoo
毎回考えるのも大変だしたまにはコンマじゃなくて安価も混ぜていいのよ(BADな方向に進むのを回避したい)
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:30:56.30 ID:ZM6vyjM+o
浮いてる服だけ「ああもう、わかったから!」

浮いてる服だけ「言う事をきくから早く元に戻して!」


老婆「きひひひひ。そうでなくちゃね」

老婆「なら、あんたにはこれから一仕事してもらおうか」

浮いてる服だけ「何をするの!」

老婆「なに、簡単な事だよ」

老婆「そのまま透明になった状態のままで王宮に忍び込んで、何か高価な宝石を盗んでおいで」

浮いてる服だけ「!?」

老婆「あたしゃ、実は今、巷を騒がせている怪盗の一人でねえ。きひひひひ」

浮いてる服だけ「はいい!?」

老婆「あんたには、その片棒を担いでもらうよ。折角、透明になったんだ。これを利用しない手はないからね」

浮いてる服だけ「そ、そんな!」


『ようやく伏線が回収されました』
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:31:43.69 ID:S7zY8xDoo
怪盗だらけの街だったなそういえば
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:32:41.56 ID:vTlt2mdSo
安価は安価でトンデモ挟まったりで大変じゃね?
運次第の作者も読者もコントロール不可のドキドキとは面白さのタイプが違うし
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:35:53.12 ID:ZM6vyjM+o
老婆「さあ、話はもうわかっただろう。とっととお行き」

老婆「なるべく高価な物を幾つも盗んでくるんだよ」

老婆「でないと、あんたは永遠にそのまま透明でいてもらうからね!」


浮いてる服だけ「うっ……!」


コンマ↓、決断
一桁
123:嫌だけど仕方ない
456:こんな時の知識チート
789:お婆ちゃんと対決、力ずくで解決する
0:これは逆にチャンス?
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:36:10.08 ID:CcSUjhYdo

847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:38:34.78 ID:VZsFulNMO
なぜ意地でも自慢の知識を活かそうとしないのか
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:45:16.90 ID:S7zY8xDoo
恵まれた頭脳から糞みたいな活用
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:47:35.39 ID:ZM6vyjM+o
浮いてる服だけ「こうなったら……!」

老婆「?」

浮いてる服だけ「覚悟しなさい、お婆ちゃん!」

浮いてる服だけ「その内、世界中の王となる私の犠牲第一号になってもらうわよ!」

浮いてる服だけ「私の拳があんたを赦さない! ボコボコにしてやるんだから!」

老婆「!?」


『いざ、尋常に勝負!』


コンマ↓、婆ちゃんの戦闘力
一桁
123:激弱
456:鬼強
789:魔術師クラス
0:逃走

コンマ↓2、女の戦闘力
12:激弱
345:見た目通り
67:実は強い
89:頭脳戦が得意
9:ボッコボコにされました
0:助太刀登場!
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:48:02.68 ID:CcSUjhYdo
ほい
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:48:20.84 ID:HwP6tETZO
いけい
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:48:20.92 ID:35uUWTkSo
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:52:19.96 ID:ZM6vyjM+o
浮いてる服だけ「行くわよ、てりゃ!」タタタッ

老婆「ふん。跳ねっかえるんじゃないよ、小娘が!」

老婆「重力魔法!」サッ


浮いてる服だけ「え?」

ズンッ!!!

浮いてる服だけ「ふぎゃあ! 重い!!」ベタッ


老婆「百年経ってから出直してくるんだね。ふぇっへっへっ」


『あっさり勝負がつきました』
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/10/05(水) 19:52:21.19 ID:MoKM0NqDO
何でこうも無謀なんだろう……
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 19:53:03.87 ID:U3hMqHsc0
チートを使おうとする要素がコンマにもないからなぁ
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 19:59:12.73 ID:ZM6vyjM+o
老婆「さてと。それじゃあ、次は生意気な事を言えないよう、この服を刻んでやるかね」チャキッ

浮いてる服だけ「!?」


老婆「いっひっひっひ。すっ裸なら、もう嫌とも言えないだろ。どのみち服は脱がなきゃいけないんだし」ジョキジョキ

ハサミ「暴れると別のところも刻んでまうでー^^」

浮いてる服だけ「や、ちょ、そんなっ!!」



妖精「はう」ドキドキ、ワクワク


老婆「いっひっひっひ。これでよしと。この服はもうゴミだね。それ」ポイッ

服「我が命、かくも短きものになろうとは……! 無念!!」

透明女「いやあああっ!」


『服は切られて捨てられました』

『完全に透明と化した模様』
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/05(水) 20:00:21.61 ID:ZM6vyjM+o
ここまで
次回、王宮まで盗みに?
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 20:04:35.20 ID:iLKnF0ieO

盗んじゃったらダメそうだし、どっかで知識チート使わなきゃな…オンオフで透明化出来たら強いんだが
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 20:05:18.53 ID:CcSUjhYdo

大変なことになってしまった
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 20:59:27.55 ID:FqNdYwfG0
マイナスコンマの方が多ければこうなってしまうんだよなあ
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 21:07:21.80 ID:vTlt2mdSo
怪しい店+楽観視のコンボだから悪い目が増えてても多少は仕方あるまい
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 21:07:43.99 ID:oai+/0+9o

チートで解除薬の作り方を調べて怪盗の店から材料と金を盗む
問題解決
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 21:12:27.62 ID:NYofmRuBo
知識はあっても知能は変わらないからね
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 21:17:04.75 ID:oai+/0+9o
正確には知識を得るための知能
気絶のための時間さえあれば大体のことには対策出来るのに
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 21:17:31.41 ID:vTlt2mdSo
「どこかに誰かが埋めたお宝」みたいなピンポイントな情報も抜けるなら、
飲むだけでオーケーな幻の薬草や装備者の呪いを弾くアクセとかを探せば良い
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/05(水) 23:09:24.34 ID:s6PVuEK7o
逆に透明になったんなら気絶しほうだいじゃない?
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 02:10:33.37 ID:Mw4bEOFno
相変わらず誘導されてるんじゃないかと錯覚してしまいそうなほどの急速落下っぷりだ
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:10:19.42 ID:ON2elkY6o
【路地裏】


透明女「うっ、うっ……」シクシク

透明女「お婆ちゃんだから勝てると思ったのに……ううっ」シクシク


『魔法のある世界ですから』


透明女「身ぐるみ剥がされて、持ち物全部盗られて追い出されちゃった……うああ」シクシク



妖精(見えないけど、全裸とか興奮しまふ!)ドキドキ


透明女「どうするの、これから……。うううっ」シクシク


コンマ↓、一桁
123:仕方ない、盗みに
456:こんな時の(ry
789:持ち物を取り返しに忍び込む
0:困った時の女神様
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 14:10:55.16 ID:dfkIGrZNO
こいよ
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:18:25.06 ID:ON2elkY6o
透明女「妖精ちゃん、妖精ちゃん!」


ボンッ!!

妖精「はい、何でふか、御主人様!」パタパタ


透明女「これ、何とかして! どうにか元に戻る方法ないの!?」


妖精「【コンマ↓】」


一桁
1:ありません!
2345:解除薬を作ればいいんです!
678:呪いを解くアイテムで治ります!
9:あのお婆ちゃんしか治せません!
0:お任せを!
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 14:18:43.67 ID:oZCx6bxAo
いよっ
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:23:30.98 ID:ON2elkY6o
透明女「呪い……?」

妖精「はい、御主人様!」


『どうやら呪われている模様』


妖精「御主人様の今の状態は呪いを薄くした様なものなので」

妖精「痛いが弱すぎてかゆいになるように、呪いが弱すぎて透明になっているんですね!」

妖精「なので、呪いを解くアイテムで一発です! すぐに治りますよ!」


透明女「やった! 治るんだ! 良かったー!」


『それほど強い呪いではないようです』
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:29:38.92 ID:ON2elkY6o
透明女「で、その呪いを解くアイテムってどこにあるの?」

妖精「それは【コンマ↓】ですね!」


一桁
12:教会
34:王家の秘宝
56:聖地
78:そこらの雑貨屋
90:自分で作れる
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 14:30:12.93 ID:cdn6JT6UO
うひょー
875 :運営終了は犯罪 [sage saga]:2016/10/06(木) 14:31:26.33 ID:LE4taSF90
亦野誠子さんの超能力鳴きの特価を奪ったメダリオンBLEACH咲編
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 14:32:05.65 ID:wwUp3Kzpo
強い呪いじゃないはずじゃなかったのかよ……

透明化解除してからまた隠し通路で脱出か
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:34:26.41 ID:ON2elkY6o
透明女「お、王家の秘宝……!?」

妖精「はい! この国にはその一つしかありません!」パタパタ


『結局、王宮にあるようです』


透明女「ちょ、ちょっと! さっき簡単に治るって言ったじゃない!」

妖精「はい! それさえあれば簡単に治りますよ!」

透明女「ずるい! 詐欺よ、こんなの!」

妖精「?」


『道のりは困難のようです』
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 14:36:20.67 ID:/it2HZdfO
ババァも欲しがってそう
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:39:08.85 ID:ON2elkY6o
透明女「ううっ……。結局、王宮に忍び込むしかないの……」

妖精「今の御主人様なら余裕ですよ! 透明ですから!」

透明女「でも、裸なの! 恥ずかしいでしょ!」

妖精「見えないから平気ですよ!」

透明女「こっちは見えてるの! 全裸で町を歩くなんて無理でしょ!」

妖精「露出プレイみたいで興奮しますね!」ワクワク

透明女「エロ妖精! このバカアッ!」


『潜入に関してはお手のものです』
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 14:40:07.19 ID:wwUp3Kzpo
それでしか解けない呪いを保険も無く使ったババァ
ネジが抜けてる
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:46:58.95 ID:ON2elkY6o
【一方、その頃、王宮では……】


騎士隊長「そうか……。怪しげな者は関所を通過していないか」

騎士「はい。また、これからは関所の通行を厳しくする様に伝えておきました」

騎士隊長「うむ。となると……」


騎士隊長「あまり楽観視は出来ないが、姫様はまだ、ここ王都にいる可能性が高いという事だな」

騎士「恐らくは」

騎士隊長「ならば、王都に人員を集中させろ。怪しげな者を見かけたら通報するよう、布告も出せ。褒美を取らせると言ってな」

騎士「ははっ!」


騎士隊長「これで見つかれば良いが……」


『怪盗が関与しているので、通報される恐れはありません。まず無理でしょう』
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:52:44.02 ID:ON2elkY6o
【その日の深夜。王宮、中庭あたり】


妖精「」パタパタ

妖精「今なら誰もいません。大丈夫ですよ、御主人様!」

「ん。そりゃ」


銅像「動きまーす」ガガガガガ……


透明女「」ヒョコッ

透明女「まったく。またここに戻ってくる事になるなんて……」

透明女「しかも裸で。もう!」プンプン


妖精「御主人様、静かに行かないと見つかりますよ!」

透明女「わかってる! ううっ」



『スネーク開始です』
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 14:54:43.81 ID:2JFxos+4o
怪しい店でどうなるかと思ったが、逆になかなか美味しい展開になってきたな
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 14:58:32.41 ID:ON2elkY6o
透明女「で、エロ妖精。その秘宝があるのは王宮の宝物庫で合ってるのよね?」

妖精「はい!」

透明女「それで、宝物庫の鍵は国王が保管してるのね」

妖精「はい。鍵はそれ一本きりですね。スペアはありません!」

透明女「となると、まずは国王から鍵を気付かれないよう取ってこないとダメって事かあ」


透明女「とりあえず、国王の部屋まで行くわよ」タタッ

妖精「はい!」パタパタ
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:11:15.16 ID:ON2elkY6o
【国王の部屋、扉前】


兵士1「」ビシッ

兵士2「」カツカツ、カツカツ……

兵士3「」カツカツ、カツカツ……



透明女「むう……。流石、国王の部屋の前」

妖精「警備の兵士が何人も通路を巡回してますね」

透明女「しばらく待ってたら、隙を見て中に入れるかな、妖精ちゃん?」

妖精「隙は出来るかもしれませんけど、ここも扉を開けるには鍵が必要ですよ、御主人様!」

透明女「あ、そっか……。むう……」


コンマ↓、一桁
12345:こんな時の知識チート!
67:メタルギアソリッド!
89:地道に一つ一つ進んでいく
0:妖精ちゃん、大活躍!
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:13:47.08 ID:N2WRkBnwO
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:19:28.69 ID:ON2elkY6o
『いつもの慎重癖が出ました』


透明女「一個一個、ゆっくり行こっか。慌てたらすぐに見つかりそうだし」

妖精「透明になってるから、そんな簡単には見つからないと思いますよ、御主人様?」

透明女「それでもよ! 第一、私、裸! 恥ずかしい!」

妖精「そうですか。まあ、御主人様がそう言うなら」パタパタ

透明女「まずは、国王の部屋の鍵からね。妖精ちゃん、場所は?」

妖精「それなら護衛兵の隊長が持ってますね!」

透明女「じゃあ、まずはその隊長から鍵を取りに行くわよ」タタッ

妖精「はい!」パタパタ
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:23:32.10 ID:ON2elkY6o
【護衛兵の詰所】


兵隊長「」カキカキ

兵隊長「ふう……。夜間の事務仕事はこたえるな。目が疲れる」



コンマ↓、詰所には何人いる?
123:兵隊長一人
456:+兵士一人
789:+兵士二人
0:ウジャウジャ
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:23:45.94 ID:aQIpFnN3o
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:29:17.10 ID:ON2elkY6o
兵士「お疲れ様です、隊長」

兵隊長「ああ」

兵士「少し休憩しませんか、紅茶淹れますよ」

兵隊長「そうだな、頼む」


パタンッ……


兵隊長「ん?」

兵士「どうしました、隊長?」

兵隊長「今、少しだけそこの扉、開かなかったか?」

兵士「え? いや、私は見てませんが……」

兵隊長「…………」


コンマ↓、一桁
12345:気になる
67:気のせいか……?
89:気のせいだな
0:物音が!
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:29:43.12 ID:aQIpFnN3o
ほい
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:30:03.55 ID:m0KX8Wgy0
秘宝とったら関所抜けてから使えばいい
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:35:15.95 ID:ON2elkY6o
兵隊長「気になるな」

兵士「え?」

兵隊長「おい、もう忘れたのか? 姫様がつい昨日、ここからいなくなったんだぞ」

兵士「は、はいっ!」ビクッ

兵隊長「その責任を取らされて、前の兵隊長は【コンマ↓】された……」

兵隊長「それを忘れるな!」

兵士「すみません!」


透明女「!?」


コンマ↓、前任の兵隊長の運命
一桁
123:左遷
456:解雇
789:罰金&謹慎
0:打ち首
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:37:02.14 ID:ogVIfG/R0
はい
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:37:12.32 ID:opHFclEDO
ほい
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:39:46.67 ID:ON2elkY6o
兵士「そうでしたね……」

兵士「辞めさせられて……」

兵士「とても【コンマ↓】な人だったので……」


一桁
123:良い人
456:悪い人
789:普通
0:極悪人
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:40:42.05 ID:ogVIfG/R0
へい
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/06(木) 15:42:05.87 ID:PKd2pfYf0
悪人だったんかい
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:42:55.44 ID:ON2elkY6o
兵士「辞めさせられてラッキーとか思ってたんですけどね!」

兵隊長「ああ、全くだな! HAHAHAHAHA!」


透明女「」ホッ

透明女(良かったー。良い人だったら責任感じちゃってた)


『結果的に、世の中の為になったようです』
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:48:39.57 ID:ON2elkY6o
兵隊長「とはいえだ! 気を引き締めてかからないと駄目な事には変わりはない!」

兵士「ははっ!」

兵隊長「些細な事でも、敏感に反応しろ!」

兵士「はいっ!」

兵隊長「少し様子を見てくるぞ、お前もついてこい!」

兵士「はいっ!」


ガチャッ、スタスタ


透明女(ラッキー! これでこの部屋を調べられる!)


『得したようです』


バタンッ


透明女「よし! 妖精ちゃん、鍵のありかは?」

妖精「【コンマ↓】」


一桁
123:ここです、御主人様!
456:さっきの兵隊長が持ってます!
789:自分で探して下さい、御主人様!
0:おっと、忘れ物をしてしまった
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:49:40.29 ID:m0KX8Wgy0
はい
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:49:51.48 ID:2JFxos+4o
こい!
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:51:08.91 ID:wwUp3Kzpo
結構仕事サボるなこの妖精
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:53:11.05 ID:ON2elkY6o
透明女「え」

妖精「そこまでお手伝いはしませんよ!」

透明女「そんな!」


『時々、シビアになります』


透明女「もう! わかった、自分で探すもん!」

透明女「鍵、鍵、鍵はどこ?」ガサガサ


コンマ↓、一桁
123:あったー!
456:ない!
789:あったけど、どれかわからない!
0:一発ツモ!
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:53:43.15 ID:jYNIeZfco
ほい
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:53:43.63 ID:N2WRkBnwO
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:54:00.84 ID:ogVIfG/R0
らー
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 15:59:51.27 ID:ON2elkY6o
透明女「」ガチャガチャ、バサバサ

透明女「ないんだけど!」


透明女「ちょっと、どこに隠してあるの!?」ガサガサ

透明女「鍵、鍵、鍵、鍵、早く!」ガサガサ



鍵「俺ならここやで^^」



『厳重に隠してあるようです』


透明女「は、早く見つけないと、あの人たち帰ってきちゃう!」アセアセ

透明女「どこ!? どこなの!?」ガサガサ


コンマ↓、一桁
123:あったー!
456:ない!
789:兵士「ただいまー!」
0:透明女「あ、お帰りー」
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 15:59:59.03 ID:aQIpFnN3o
ほい
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 16:03:53.53 ID:ON2elkY6o
透明女「あ、あったー!」パアッ

鍵「」キラン


『国王の部屋の鍵を手に入れました』


透明女「後は片付けを!」アセアセ

妖精「あ、御主人様。もうすぐあの二人帰ってきますよ」パタパタ

透明女「Oh my god!!」


『代わりに、証拠隠滅する時間はなくなったようです』
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/06(木) 16:04:52.99 ID:ON2elkY6o
ここまで
次回、引き続きステルス任務!
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 16:05:19.53 ID:wwUp3Kzpo
透明だし二人なら黙らせられる
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 16:09:06.49 ID:CMDJuERYo
でも透明だから鍵がひとりでに動いてるように見えるからバレる気がする
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 16:13:36.60 ID:ogVIfG/R0
口の中に鍵隠せば透明にならないかしら?
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 17:20:12.20 ID:pWXmUylmO
同人のエロRPGみたいな感じで良いぞ
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/10/06(木) 17:42:21.83 ID:ze4DqNdDO
>>914
それが出来るなら握りしめてりゃ良いんじゃ……
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 18:21:08.56 ID:4KflpEwCO
もう男より長生きしてるのか
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 18:53:57.58 ID:CztYgzEso
>>915
竿役が透明な人間のはありだけど女が透明人間ってソレ誰が得するねん…
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 18:54:26.80 ID:PKd2pfYf0
女は巨乳か貧乳か
それ次第で我々としてもやる気が変わる
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 18:54:55.87 ID:PhVMyE1B0
ここまで来たら生き残ってほしいが...いや普通に身の危険感じて王宮に戻る考えも増えると思う
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 18:55:32.24 ID:7CAYJWeco
この妖精見た目はかわいいらしいけど♂なのか♀なのか
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 18:57:23.90 ID:54iwsf/B0
運悪く怪しまれて攻撃されたり男に当たったら死ぬな
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 19:11:44.42 ID:Cf0wZ08Go
>>918
プレイヤー視点では透明化した女主人公の羞恥で真っ赤になった全裸姿を堪能出来るじゃろ?

そんなシチュがなんかであったような気がするんだよな
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 19:19:47.33 ID:UuCIIR+Ho
>>922
男ならハーレムに加えようとするだろ
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 19:43:12.44 ID:7KAnDM62o
男は馬鹿だから、モンスターと勘違いして話も聞かずに攻撃する
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 19:45:02.38 ID:JenkG1c20
相変わらず、一度悪いほうに転ぶと中々立ち直れないスレだなあ。
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 20:54:16.05 ID:BKJ+P2Z7o
そもそもここのコンマ表自体そこそこシビアだしね
打ち抜いたら後はもう転がり落ちるように
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 21:20:27.86 ID:1ZVNtSq1o
前スレってどこにある?
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/10/06(木) 21:44:51.81 ID:ze4DqNdDO
>>928ほいよ

男「異世界転生、俺TUEEEE」【コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471589616/
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 23:52:57.17 ID:1ZVNtSq1o
>>929
さんきゅよんでくる
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 02:49:14.38 ID:x3FQRreJo
読み終わったけど欠片も救いなくてワロタ
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 18:40:37.72 ID:Za+8QLSWo
【廊下】


兵隊長「む。結局、何もなしか……」スタスタ

兵士「杞憂でしたかね」スタスタ


兵隊長「その様だな。だが、杞憂で終わるのが一番良い」

兵士「確かに」

兵隊長「何事もなく平穏無事であれば、それに越した事はないからな」

兵士「ええ、まったく」ガチャッ



部屋の中「くっちゃくっちゃやで^^」



兵隊長「さて、詰所に戻ってきた事だし、休憩の続きをするか。兵士、紅茶を頼む」

兵士「ええ、了解です」コポコポ


兵隊長「って、何だこれは!? 泥棒でも入ったのか!?」

兵士「What happened!?」


『犯行が発覚しました』
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 18:41:36.91 ID:Za+8QLSWo
【離れた通路】


ワーワー、ギャーギャー


浮いてる鍵「」タッタッタ

浮いてる鍵「ヤバ! やっぱりバレちゃったみたい!」

妖精「それはそうですよ、御主人様! 部屋の中、ぐちゃぐちゃでしたから」パタパタ

浮いてる鍵「仕方ないでしょ! とにかく、今の内に国王の部屋まで急いで行くわよ!」タッタッタ

妖精「スクランブルですね! 頑張ります!」パタパタ



時間「ふふふ。果たして間に合うかな?」

浮いてる鍵「絶対、間に合わせてやるんだから!」タタタッ



『時間との勝負のようです』
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 18:41:47.18 ID:w4YoOPrIO
でしょうなあ
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 18:42:13.87 ID:Za+8QLSWo
【国王の部屋の前】


兵士1「おい、何か向こうが騒がしいぞ」

兵士2「何かあったのか?」

兵士3「もしかしたら賊を発見したのかもしれん、俺達も行くか?」

兵士1「よっしゃ、俺は行くぞ! 手柄を立てるチャンスかもしれないしな!」タタタッ

兵士2「あ、おい! 勝手に持ち場を離れるな!」


兵士3「いや、待てって。もし本当に賊だったとしたら、この場合、俺らが行かない事の方が問題になるんじゃないか?」

兵士3「俺らが行かなかったばっかりに取り逃がした……なんて事も有り得るだろ?」

兵士2「それはそうかもしれないが……」



兵士達の決断、コンマ↓
123:二人揃って騒ぎのある方に向かう
456:一人だけ向かって、もう一人は残る
789:二人とも残る
0:本当に怪盗が現れる
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 18:43:35.82 ID:EvTYNRjio
怪盗カモン
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 18:48:29.00 ID:Za+8QLSWo
兵士3「とにかく、非常時にマニュアル通り動くってのはバカのやる事だ」

兵士3「ほら、来い! お前も行くぞ!」

兵士2「わ、わかったよ! 行けばいいんだろ!」

兵士3「おう!」タタタッ

兵士2「大丈夫か……?」タタタッ



落ちてる鍵「…………」



妖精「ラッキーでしたね、御主人様!」

落ちてる鍵「イエイ! 気付かれずに、誰もいなくなったよ!」


『後は侵入するだけです』
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 18:49:57.10 ID:IOrIQ4awo
そんなだから怪盗が跋扈するのを許してるのでは……
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 18:52:55.17 ID:Za+8QLSWo
落ちてる鍵「それじゃあ、鍵を差し込んでと」フワリ

浮いてる鍵「」カチャッ


扉「開きまーす」ギギギッ


浮いてる鍵「」ササッ

浮いてる鍵「で、扉を閉めると」バタンッ

浮いてる鍵「とどめのロック」ガチャッ


扉「鍵かかりまーす」


浮いてる鍵「侵入成功! バンザーイ!」

妖精「やりましたね、御主人様!」


『後は、宝物庫の鍵だけです』
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 18:57:20.32 ID:Za+8QLSWo
浮いてる鍵「で、妖精ちゃん! 宝物庫の鍵はどこ?」

浮いてる鍵「また自分で見つけろとか言わないでよ、頼むから!」

妖精「【コンマ↓】」パタパタ


123:残念ですけど、自分で見つけて下さい!
456:大丈夫です! 向こうにありますよ!
789:国王が肌身離さず持ってます!
0:そこに置いてあります!
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/07(金) 18:57:52.61 ID:iuMF+62DO
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 18:58:47.88 ID:tdZwoRc40
本当に使えんなぁ...
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 18:59:59.62 ID:iYO57cRfo
なんだこの糞能力…
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:04:17.13 ID:Za+8QLSWo
妖精「世の中そんなに甘くないですよ、御主人様!」

妖精「自分で探しやがって下さい!」 パタパタ

浮いてる鍵「ああもおおおおう!!!」


『シビアな時はとことんシビアな妖精のようです』


浮いてる鍵「いい加減にしてよ! ここ、どれだけ広いと思ってるの!!」

浮いてる鍵「十部屋以上あるんだよ! その中から探し出すとか無理でしょ!」

浮いてる鍵「教えなさい! 妖精ちゃん! こら、この!」ペシペシ

妖精「はうっ!」


『どうやら我慢の限界がきたようです』
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:11:17.02 ID:Za+8QLSWo
妖精「わ、わかりました、御主人様! 言いまふ!」アセアセ

浮いてる鍵「さあ吐け! 吐きなさい!」ペシペシ

妖精「鍵は【コンマ↓】です! そこにあります!」


浮いてる鍵「【コンマ↓】?」


一桁
123:寝室
456:すぐそこ
789:金庫の中
0:妖精ちゃんの逆襲
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 19:11:42.05 ID:X/xlhiyi0
a
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 19:12:30.42 ID:IOrIQ4awo
よっしゃ!
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:15:25.55 ID:Za+8QLSWo
妖精「ほら、そこです! そこの鍵入れの中に」

宝物庫の鍵「」ジャジャン!!


浮いてる鍵「」


『隠す気0のようです』


妖精「だから教えなくてもすぐに見つけられると思ったんですよ!」プンプン

浮いてる鍵「ご、ごめん……」


『カッとなってやった。今は反省してます』
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:19:10.22 ID:Za+8QLSWo
浮いてる鍵「じゃあ、これを持っていってと」サッ

宝物庫の鍵「」ピカーッ


『宝物庫の鍵を手に入れました』


浮いてる鍵「後は、宝物庫まで行って、秘宝を手に入れればオッケーと!」

妖精「はい!」

浮いてる鍵「よーし。となったらここに長居は無用よ。さっさと行きましょ」タタッ

妖精「そうですね」パタパタ



『誰にも気付かれずに逃走出来たようです』
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 19:21:12.82 ID:1WUYEG3VO

順調だぞ…!!
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:26:36.49 ID:Za+8QLSWo
【宝物庫前】


浮いてる鍵「」キョロキョロ

浮いてる鍵「よし。ここまで気付かれずに来れたわね」

浮いてる鍵「後は、ここに兵士がいなければ……」


コンマ↓、兵士はいる?
一桁
1:かなり厳重に見張っている
23:騒ぎのせいで、今はいない
45:いないけど、近付いてきている
67:いるけど、遠ざかっていってる
8:いるし、集まってきている
9:見つかった!
0:怪盗と鉢合わせ
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 19:27:15.68 ID:W3MQ7nwN0
あい
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 19:28:10.64 ID:tdZwoRc40
まかせんしゃい
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:36:18.78 ID:Za+8QLSWo
【詰所】


兵隊長「侵入者だ! 全員、警戒を厳重にしろ!」

兵隊長「非番の奴等も叩き起こせ! 兵士の人数を増やせ!」

兵隊長「目を皿にして見つけろ! 猫の子一匹だって見逃すな! 必ず捕まえろ!」

兵士たち「はいっ!」


兵隊長「集まった人員は陛下・妹姫様・王妃様の部屋と宝物庫に集中させる!」

兵隊長「急げ! 絶対に賊を見つけ出せ!」

兵士たち「ははっ!」ダダダッ
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:43:27.11 ID:Za+8QLSWo
【宝物庫前】


浮いてる鍵「くっ……。兵士が三人もいる……」


兵士1「」ビシッ
兵士2「」キョロキョロ
兵士3「」キョロキョロ


浮いてる鍵「しかも、めっちゃ警戒してる……。あれ、隙がないじゃん」


ドタドタ、ドタドタ

「おい、そっちだ! 急げ! お前たちは宝物庫の警備に当たれ!」


浮いてる鍵「!?」

浮いてる鍵「ま、まだ増えるの!? マズイ、どうしよ!」オロオロ



コンマ↓、一桁
12:人数が増える前に強行突破
3456:今の内に注意を反らせて、ステルス突破
789:ここは隠れて様子見
0:妖精ちゃん、頼んだ!
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 19:43:40.20 ID:iuMF+62DO
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 19:44:04.74 ID:/QiSGNQSO
遂に妖精が仕事するんか
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:51:13.10 ID:Za+8QLSWo
浮いてる鍵「よ……」

妖精「?」パタパタ

浮いてる鍵「妖精ちゃん、頼んだ!」ポーイッ

妖精「はにゅ!?」ヒューン


『妖精の扱い方が雑になってきました』


妖精「ご、御主人様! 何するんですか!」プンプン

浮いてる鍵「!!!(以心伝心)」

浮いてる鍵「!! ……!!!(以心伝心)」

妖精「ああもう! わかりました! 特別ですからね!」パタパタ


『何とか伝わった模様』
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 19:59:04.79 ID:Za+8QLSWo
兵士1「いいか、二人とも気は抜くなよ」

兵士1「もし忍び込んだのが怪盗だったとしたら、狙いは確実に宝物庫だからな」

兵士2「ああ。わかってる。腕が鳴るぜ」

兵士3「とっ捕まえて、手柄を立ててやる!」


妖精「」パタパタ

妖精「ええと、えと、洗脳に関する項目はと……」ポチポチ

妖精「あ、これですね。じゃあ、まとめて三人に。えいっ!」ドスッ!!


兵士たち「ごふっ!!」×3


妖精「それで、倍速インストールにして……」ポチポチ

妖精「スイッチオンしちゃいます! それっ!」ポチッ


兵士たち「あばばばばばっ!!」ビクッ、ビクッ



『かなりの荒業のようです』
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 20:04:11.00 ID:Za+8QLSWo
【2分後】


兵士4「兵隊長の命により、こちらに増援に来た」

兵士5「こちら、何か異常はあったか?」


兵士1「イエ、何モナイデス」

兵士2「異常ナシ」

兵士3「平穏無事デス」


兵士6「そうか。ならいい」

兵士6「気を引き締めていくぞ」


兵士123「ハイ」



『いざという時は味方になってくれるようです』
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 20:07:27.19 ID:Za+8QLSWo
【宝物庫内】


浮いてる鍵「ふう……。危なかったあ」

妖精「感謝して下さいよ、御主人様!」プンプン

浮いてる鍵「うんうん。妖精ちゃん、ありがとー。良い子良い子」ナデナデ

妖精「あ……。えへへへへ」テレッ


『チョロい子のようです』
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 20:11:55.60 ID:Za+8QLSWo
浮いてる鍵「それじゃ、早速、王家の秘宝とやらを見つけないとね」

浮いてる鍵「妖精ちゃん、どれがその王家の秘宝?」

妖精「そこにあるやつですね! 呪い解除の秘宝、破邪の鏡です!」


破邪の鏡「ええ。私にお任せなさい。全ての穢れを取り払いましょう……」キラキラ


浮いてる鍵「おおっ。キレー」


『光り輝いています』
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 20:18:20.40 ID:Za+8QLSWo
妖精「その鏡に自分の姿をうつせば、御主人様の呪いは解けますよ!」

浮いてる鍵「へー、そうなんだ」


破邪の鏡「ええ。さあ、私をご覧なさい、あなたの真の姿を見せてあげます……」キラキラ


浮いてる鍵「じゃあ、早速」

妖精「」ドキドキ、ワクワク


コンマ↓、一桁
123456:あれ……? ちょっと待って
78:呪い解除
9:逆に呪いが
0:何故かパワーアップ
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 20:18:59.13 ID:7vDY1bcbo
123456
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 20:20:38.58 ID:uDz9A3vL0
さらに呪いがかかるよりかは良いのかな?
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/07(金) 20:21:06.12 ID:Za+8QLSWo
中途半端だけど、ここまで
次回、王宮からの逃走劇
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 20:24:33.45 ID:x3FQRreJo
呪い解除させる気なくて草
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 20:25:48.59 ID:7vDY1bcbo
乙乙
周りに兵が集まってる最中に全裸で呪い解除は悪手
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 20:32:08.30 ID:IOrIQ4awo
確かにこれはその場ではやらないのが正解じゃないかな
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 20:32:37.75 ID:iYO57cRfo
そりゃ解呪したらその場ですっぽんぽんだし
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 20:34:54.22 ID:pWKt6vtbo
男よりはうまいこといってるな
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/10/07(金) 20:39:04.31 ID:G0/42iwDO
男なら後先考えずに解呪するか鏡ぶっ壊すかしそうだな
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 20:52:54.69 ID:CJAtoM3ko
最悪悲鳴を上げて襲われて閉じ込められてたことにすればいいな
傷物になったことにすれば縁談も破談に出来るかもしれないし
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2016/10/07(金) 20:58:03.06 ID:G0/42iwDO
男「いや、別に全然気にしないっすよ」
国王「何と心の広い……!」

こんな未来しか見えない
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 21:04:15.31 ID:pfYOl6+so
前スレ見て泣いた
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 21:05:25.48 ID:7vDY1bcbo
次スレ必要だな
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 21:09:38.10 ID:M8R7wlLko
前スレ見たけどマイナス判定が多くて立て直すのが難しいな
完全ランダムだし転げ落ちるのを楽しむのが正しいのかもしれない
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 21:30:30.13 ID:hK6LNYjro
感情移入のしすぎが良くないのは前スレでよく学んだよ
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 21:49:09.24 ID:REb+5lFSO
時間「ふふふ。果たして間に合うかな?」とか 扉「開きまーす」ギギギッ
とか可愛い
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:06:11.01 ID:osDd4KWZo
浮いてる鍵「妖精ちゃん、妖精ちゃん」

妖精「はい! 何ですか、御主人様!」パタパタ

浮いてる鍵「これ、今、解除したら私、生まれたままの姿じゃないの?」

妖精「ギク」

浮いてる鍵「こら、エロ妖精。あんた、知ってて黙ってたわね」グニニニ

妖精「ほ、ほんな事なひでふ。ほっぺた引っ張らなひで下しゃい」ワタワタ


『すんでのところで気付いたようです』
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:12:49.14 ID:ugfsFJvy0
普通に王宮に残る選択肢もありかと思うけどね
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:15:49.55 ID:osDd4KWZo
浮いてる鍵「そもそも、ここで解除したらこの後王宮を抜けるのも大変そうね……」

妖精「はひ……」イタイ……


浮いてる鍵「んー……困ったな。どうしよう……」

妖精「どうするんですか、御主人様!」パタパタ

浮いてる鍵「【コンマ↓】」


一桁
12:仕方ないかあ……。破邪の鏡は借りていこう
3456:泥棒、良くない。服を探す
78:ほとぼりがさめるまで待機
9:もういっその事、ここらの宝物を貰っていこう!
0:女神様、お願い!
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:17:32.24 ID:7KNEpaiy0
それ
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:18:22.76 ID:ugfsFJvy0
この子何やかんやで思考はいい子よりではあるんだよなぁ
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:20:43.74 ID:osDd4KWZo
浮いてる鍵「服を探して、それから解除するわよ」

妖精「また遠回りしますね、御主人様!」

浮いてる鍵「犯罪、ダメ、絶対。当たり前でしょ」

妖精「世界征服は良いんですか?」パタパタ

浮いてる鍵「そっちはOK」

妖精「???」


『基準がよくわかりません』
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:23:39.01 ID:osDd4KWZo
浮いてる鍵「さあてと、どうしようかな」

浮いてる鍵「妖精ちゃん、普通の服どこかに落ちてたりしない?」

妖精「【コンマ↓】」


123456:そんな都合のいい事ありません!
7:ありますよ、御主人様!
89:条件次第では御用意しますよ!
0:葉っぱ
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:23:48.79 ID:78/L9DHNO
ほい
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:23:51.78 ID:kgUJCqufo
でやっ
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:28:48.31 ID:osDd4KWZo
浮いてる鍵「条件……?」


『嫌な予感がします』


妖精「世の中、甘くないです! タダだなんて虫が良すぎです!」

妖精「【コンマ↓】と交換しますよ!」

浮いてる鍵「!!」


一桁
1:記憶
2345:体
67:幸運
89:体力
0:宴会芸
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:29:03.06 ID:TECen8Bio
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:30:37.73 ID:ibK5EoFso
コンマの判定が酷くなるのか…
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:34:24.77 ID:so1HW3o8o
これやばいな
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:35:12.64 ID:osDd4KWZo
浮いてる鍵「幸運……?」


『エロい事ではなかった模様』


妖精「はい!」

妖精「御主人様が今回得をした分の幸運を……」

妖精「次に幸運な事が起きた時と引き換えにします」


浮いてる鍵「それってつまり、次にラッキーな事があったら、それが帳消しになるって事?」

妖精「そうですね。運のバランスを取る為にそうなります」

浮いてる鍵「むむむむ」

妖精「どうしますか、御主人様?」

浮いてる鍵「【コンマ↓】」


一桁
1234:オッケー
5678:やめとく
9:事件発生!
0:初回特典
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:36:31.47 ID:b9XbT5NaO
やっちゃえ
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:36:49.86 ID:kMHahy7Uo
はい
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:41:28.39 ID:osDd4KWZo
浮いてる鍵「やめとく」

妖精「またですか?」


『本当に慎重な時は慎重になる子です』


浮いてる鍵「それで何か大変な事が起こったら嫌じゃない」

浮いてる鍵「服ぐらいどうにかなるだろうし、それはしないもん」プイッ

妖精「」チッ

浮いてる鍵「ん?」

妖精「何ですか、御主人様?」キョトン

浮いてる鍵「え、ううん、何でもない……??」

妖精「」パタパタ



『もしかしたら妖精ちゃんは黒い子……?』
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:42:12.02 ID:osDd4KWZo
次スレ立てるんで、ストップ
ノン書き込み
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:49:24.25 ID:osDd4KWZo
次スレ

女「異世界転生、私SUGEEE!!」2スレ目【コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475912922/
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/08(土) 16:50:05.91 ID:osDd4KWZo
そして、ここまで
多分、また後で
次回、服探し
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/08(土) 16:50:57.01 ID:3xUARXcDO
埋め
1001 :1001 :Over 1000 Thread
  | l| l || || l|           | l| l || || l|         
  | l| | || || l!           | l| | || || l!         たらい回しの最果ての地へようこそ!
   l   l| .|    ☆        l   l| .|    ☆     
  ____ /    .     ____ /    
  ゝ___ノ がーん! .   ゝ___ノ がーん! 
   (    )  .   .  .     (    )
   と    i             と    i          SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
    しーJ              しーJ          http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
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女「異世界転生、私SUGEEE!!」2スレ目【コンマ】 @ 2016/10/08(土) 16:48:42.51 ID:osDd4KWZo
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魔王「勇者に弱みを握られてしまったわ…」 @ 2016/10/08(土) 16:32:32.43 ID:063rLO5X0
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萌竜会スパイ対策本部 @ 2016/10/08(土) 16:06:02.32 ID:ZI247yoco
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モバP「やったぞ光!特撮の仕事だ!!」 @ 2016/10/08(土) 15:26:29.37 ID:CrSJ3z2O0
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糞ジャップ共は地震と津波で身も心も洗ってもらうべき @ 2016/10/08(土) 14:49:23.62 ID:9q7kbOxP0
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男「そういうわけにもいかない!」 @ 2016/10/08(土) 14:29:49.22 ID:suWoREGQ0
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星輝子「しょーこ・おぶ・ざ・でっど」 @ 2016/10/08(土) 14:02:24.54 ID:MakS+VUTo
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正直加速中のスレで馴れ合ってる奴らがうざすぎて仕方ない @ 2016/10/08(土) 12:18:55.42 ID:BOi2kAUB0
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