貴方「安価で喰種の世界を生き延びる」【東京喰種】【喰種編】【TAKE3】

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395 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/13(火) 01:49:42.30 ID:Cv488f310
いいことを思いついてしまった。きっと、今の顔は結構あくどいだろう。

初めて会った時に貰った、仕事用の連絡先に公衆電話から掛ける。

『はい、お電話ありがとうございます。本日はどのようなご用件ですか?』

仕事モードに切り替わっていると、最初の『はい』のところを聞いただけでも分かった。

普段はあんなにガサツなのを知ってる身としては、驚嘆する。

『…どうしました?』

少しだけ面食らって無言のままでいたら、心配したのか、問いかけてきた。

ここで返事をしなければ、更に怪しまれてしまうだろう。

「いえ、少しばかり相談がありまして…」

『…分かりました。ご依頼ですね。では、内容をお聞かせいただけないでしょうか?』

これは予想外だ。

てっきり、自分の声を聞いたらすぐいつもの口調に戻るとばかり思っていた。

仕事は仕事、プライベートはプライベート、と完全に分けているようだ。

ここまで徹底していれば、身内であっても安心して任せられる。

意外な一面が見られたかもしれない。

軽い気持ちでやってみたことだが、ここまで真面目に答えられるとは、正直思ってもいなかった。

これで、『ただのいたずらです』なんて言ったら今度会った時に暗器が間違いなく飛んでくる。

対喰種用に改良されてるから地味に痛いから困る。

あんなものを生産している彼女の故郷は下手したら、CCGレベルの技術力を持っているのではないだろうか。

何を頼めばいいのだろう。

直下に、お願いの内容をお願いします。もし無ければ、こちらで進めていきます。
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/13(火) 01:51:18.43 ID:upfVkQRho
ちょうどいいんで>>394のセーフハウスにいい所ないか聞こう
397 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/13(火) 02:17:21.45 ID:Cv488f310
エリカちゃんらを迎え入れた時、彼女たちを同じ場所にいさせるわけにはいかない。

性格上の問題から、隔離…もとい、避難させておかなければならない。

疑っているわけではないのだが、それでも、懸念材料を減らすべきだと思っている。

できればこの区内の方が嬉しいのだが、そこまで高望みはできない。

「…ちょっと家が必要でして…。なるべく、人目に付かない安全な家が」

「どこか、いい場所を知ってはいませんか?」

なぜ必要なのかは伏せておく。

これは、今言っていいことではないと思ったからだ。

『…事情は分かりませんが、了解いたしました。後ほど連絡します』

そう言って、電話を切られてしまった。

直後、スマートフォンの方に電話が掛かってくる。

「もしもし」

『さっきの電話は何だよ!?いたずらなのか!?』

流石に突拍子もなかったか、と少しばかり反省する。

だが、これは大真面目な依頼である。

伝達方法がアレだったのには目を瞑ってもらおう。
398 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/13(火) 02:24:11.63 ID:Cv488f310
『…真面目な話みたいだな。分かった。引き受ける…しかないよなコレ』

『それで、いつまでとかどの場所とかの要望はあるかい?なるべく要望に沿えるように努力はするけど』

『絶対じゃないことは憶えていてくれよ』

「…期限は3週間後、場所は14区内が望ましいけど、入手してくれたらそれで大丈夫だよ」

『3週間ねぇ…。ちと厳しいかもしれないな』

『あ、重要なことを忘れてた。いくら出せる?』

「いくら、ねぇ」

友人関係なのに、金銭を要求するのはおかしく思えるが、これはビジネスだ。

無銭で働かせるなど、違反にも程がある。

相応の対価を支払って当然なのだ。

…正直、エトのアシスタントをしているが、そこまで財政が潤っているわけではない。

なので、法外な値段は払えないのだが。

『…まぁ、今回は初めてのタイプの依頼だからなぁ』

『いつもは臨時のウェイトレスとか失せ物探しとかだし』

結構可愛らしい仕事であったが、他にも何かしている可能性がある。

「他には?」

好奇心には勝てない。だから聞いても仕方ない。

『んー…。要人警護とか暗殺かな』

『忍者らしいだろ?』

へへっ、と可愛らしく笑うマドカちゃん。

普段はアレだが、彼女はれっきとした忍者なのだ。

こういう仕事をしていても当然だった。

『…とりあえず、10万くらいは貰うよ。こればっかりは親父とかとも連携しないと無理っぽいしな』

「了解」

『事態が進展したらまた連絡するよ』

そして通話が途絶えた。

彼女も手を汚していることは知っていた。

喰種が生きるためには、人を喰らう必要があるから。

だが、仕事としても汚しているのは予想外であった。

「…やはり、喰種が生きるには、少々厳しい世界みたいだね…」

他の喰種は、何を思っているのか。

それを知りたいと思ったひと時だった。


夜の行動を↓1、2にお願いします。
399 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/13(火) 02:44:23.59 ID:Cv488f310
今日はこれで終了です。次回は今日の24時くらいになると思います。皆さんには迷惑を掛けてしまい申し訳ありませんでした…。

今日はお疲れ様でした!安価を踏んでいたら下にずらします。
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/13(火) 13:02:24.81 ID:5BHyjQelO
おつおつ

安価ならマシロの様子を見に帰る
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 18:19:39.09 ID:5Rq2zlgTO
何やればいいか思いつかないんだよなぁ…

安価ならマシロの相手をしつつ今後やるべき事を考えてみるとかエトのアシとか塾の講師のスケジュールを確認してみる
402 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/15(木) 23:57:54.12 ID:FLd75M590
数日開けて申し訳ありませんでした…。これからの行動安価は一つだけにしようと思います。

一日に何度も行動してたらすぐやることが無くなりますし…。今回は三時くらいまで進めたいですね。

採用するのは>>400です。直下コンマが3以下で取り乱し中です。
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 23:59:14.88 ID:n43wMGp00
落ち着いててくれ
404 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/16(金) 00:28:56.78 ID:IzbsxfP+0
コンマ判定:8 めっちゃ元気に積みゲー消化してました。精神は現在完全に安定してます(次回より外出時の判定なし)。

そういえば、昼はあんなに通知があったのに、今は完全に途絶えている。

嫌な汗が首筋を流れる。

流石にそれはない、と言いたいが、前の不安定具合を知っていれば、そうは言えなくなる。

周りに誰もいないことを確認して、地面を蹴る。

ここからなら、10分も掛からないはずだ。

道中に捜査官がいたが、避けて通るのも面倒なので峰打ちで済ませておいた。

たぶん2分もすれば気が付くはずだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

玄関に到着して、まず気になったのは、異常に部屋が暗いことだ。

とはいえ、何やら電子音が聞こえることから、マシロがいるのは間違いない。

安心して、家へと入ったら、いきなり布団に包まれて拉致られた。

布団をこじ開けると、そこには笑みを浮かべたマシロの顔が。

妙に怖い。これは絶対何かを企んでいる顔だ。

「おかえりなさいです。では、一緒に遊びましょうか」

そう言って、マシロはコントローラーを手渡してきた。

テレビ画面には、某FPSゲームのデモムービーが映っている。

「…俺に何をしろと」

「気になって仕方がなかったんですよ?だからその償い的な」

その割には、ソフトのフィルムがゴミ箱に捨てられていたが。

おそらく、遊ぶための口実だろう。

「…分かった分かった。それで、俺は何を担当すればいいんだい?」

「前線で壁になっててください」

あ、これただの肉壁だ。
405 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/16(金) 00:44:46.70 ID:IzbsxfP+0
一週間後


あの日は結局、10連勝したあたりで部屋から蹴られたので、色々なゲームで遊んでいた。

殆どの時間がモン〇ンに取られていたが。

どれだけフレーム回避を連発するのだろうか。

頑張った結果、数発当てた程度で終わってしまったから正直悲しい。

マシロに付き合っていたら、朝まで対戦してたのだから笑いものだった。

流石に頭痛が酷かったので、その日の講義は地獄だった。

意地で小テストは満点を取らせてもらったが。

さて、今日は待ちに待った学園祭だ。

点検は全て済ませたので、今日の仕事は午前の見回りだけである。

喧騒が凄まじいが、怒号自体は聞こえてないので、結構気楽に見回りができている。

そういえば、今日の学園祭には誰か来ているのだろうか。

直下コンマで来てるメンバーの簡単な判定です。

1〜3:誰も来てない。かなしみ。
4〜6:『if』主要メンバーはいた。
7〜9:塾生も来ていた。ただしお嬢様、テメーはダメだ。
ぞろ目、0:『あんていく』組やエト、タタラさんまで勢揃い。
00:まさかの有馬さんが警備(は建前で楽しみに来た)してる。
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 00:48:26.26 ID:VE2Zj827o
407 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/16(金) 00:50:18.52 ID:IzbsxfP+0
コンマ判定:6 『if』幹部勢揃い。

次に、何かアクシデントやハプニングが起きたかの判定です。直下コンマ5以下でアクシデント発生です。

それと、この大学に通っているミユさんの仕事も↓2で募集します(お任せも可)。
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 01:27:30.47 ID:i15RUnUM0
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 01:31:23.62 ID:rm2MT31GO
お任せ
410 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/16(金) 02:05:26.61 ID:IzbsxfP+0
見回りを続けているが、特に目立ったことはなかった。

何か喧嘩でもあったら面白かったのだが。

見回りの途中に、いくらか飲み物や料理が差し入れされた。

残すのは不自然なので素早く食べて、ありきたりな感想を言う。

マシロが殺意を込めた目で、相手を睨んでいたので、それを隠すのも忘れないようにした。

どれも世界の悪意を凝縮したような味しかしないので困る。

だが、振舞われたコーヒーだけは美味だった。

これくらいの味を出してみたいものだ。

インスタント頼りな自分では無理な話だが。

「あれ」

校舎の中に入ると、そこには見知った顔が揃っていた。

「この子がツッキーのСестра(妹)ですカ。とってもМило(可愛い)ですネー!」

「お初にお目にかかります。私はイツキさんの友人のマドカと申します。以後お見知りおきを」

「どもども、俺はマンバローって名前だよ。こんな見た目だけど引かないでほしいな。ホントマジで」

「ふふ、成長してるわねぇ。ま、貴女は憶えていないでしょうけど。ワタシはキヨノリよ」

「………」

お願いだから、目立つようなことはやめてほしい。

ヨスケさんはまだマシだ。何も喋っていないから存在感ゼロだ。

だが他の四人はヤバい。

オカマにヤクザ(風のおじさん)、ロシアとのハーフと和服少女。

どう見ても異端です本当にありがとうございました。

「…お兄さん」

声の温度が完全に違う。

これには俺も苦笑いすらできない。

「詳しく…説明をお願いしますね?」

あの時から、マシロがちょっと変になった気がする。
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 02:24:06.02 ID:+sqo7Li70
深い訳(ガチ)なんだよなあ…
412 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/16(金) 02:27:00.99 ID:IzbsxfP+0
マシロへの説明は、『ちょっとした仕事をした時の協力者で、その時から個人的な付き合いをしている』とだけ伝えておいた。

事実を知ったら、間違いなく参加しようとする。

それだけは避けておきたい。

「…なるほど。そういうことでしたか」

理解していただいたようで何よりだ。

まだ見回りが残っているので、マシロを彼らに預けて校舎を進む。

「先輩」

三年生が担当しているところに差し掛かったあたりで、声を掛けられた。

「ん?…なんだミユちゃんか」

「急に呼び止めて申し訳ありません」

「あぁ、それなら気にしてないから」

この程度のことで気にするのはバカバカしい。

「それよりその恰好…」

気になったのは、彼女の恰好だ。

ステレオタイプのメイドにしか見えない。

「私の学科はメイド喫茶でしたので」

「私はなし崩し的に選ばれました。昼には終わりですが」

「先輩は、クイズ大会に参加するんですか?」

今回の学園祭では、一般のお客様も参加できるクイズ大会が開催される…と企画書に書かれてあった。

その時は予定が分からなかったので、いったん参加は保留にさせてもらっていた。

「…君は参加するのかい?」

「はい。これは裏で勝手に進められてました」

「嫌なら断ればよかったのに…」

「そうできない流れでしたので」

「あと一名、大学側から出場させたいらしいのですが、どうでしょうか?」

ぶっちゃけ言うと、これからの時間はフリーだ。

別に、大会に参加しても問題はない。

…優勝することが義務のようになるのは問題か。


参加するかを直下にお願いします。
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 02:31:42.65 ID:rm2MT31GO
する
414 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/16(金) 02:53:53.97 ID:IzbsxfP+0
時間潰しにはちょうどいいし、引き受けてもいいだろう。

「…じゃあ俺も参加するよ。いい暇つぶしになりそうだ」

そもそも、優秀な人ばかりなこの大学の学生を、クイズに参加させる時点で、クリアさせる気は無いな。

参加するのを決めていてアレだが。

「ではそう伝えておきますね。会場には遅れないように来てください」

「ん。分かったよ」

さて、どれくらいのレベルの問題が出るのだろうか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

開始時間ちょうどに会場に到着した。

見た限り、観客席に『if』幹部らはスタンバイしているようだ。

一言も伝えていないのだが。

「さあいよいよスタートとなりましたクイズ大会!」

「参加者は総勢32名!全員知識に自信のある方たちです!盛大な拍手をお願いしまーす!」

思いのほか、観客が多い。

外の観客席は満員で、凄まじい熱気が伝わってくる。

システムはこうだ。

まず一回戦で8名に絞られ、準決勝で二名に。

決勝戦は1対1のタイマンである。

一番手なので、俺はステージへと登るが、おかしい。

「ふふふ」

ドウシテアナタハソコニイルンデスカ?

「兄さんいるところにマシロあり、です」

もうやだこの妹。もはやヤンデレだ。

その片鱗は前から見せていたことに気が付いて、軽く絶望した。

マシロにはもっとまっとうに生きてほしかった…。

「では出題を始めまーす!」

地獄の戦いが今、始まった。
415 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/16(金) 02:55:38.81 ID:IzbsxfP+0
本日の更新はこれで終了です。次回は再来週の月曜あたりになりそうです…。申し訳ありません…。

夜遅くまでお疲れ様でした!皆さんも健康第一でお過ごしください!
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 08:57:13.20 ID:tpokK9sJo
おつおつ
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 16:31:36.28 ID:lS+zJU2UO
おつおつ
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/17(土) 00:47:32.87 ID:UXBmyGwLO


なんて平和なんだ……
FPSでイツキを壁役にする気満々のマシロさんマジゲーマー
419 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/27(火) 01:51:59.08 ID:ttBrI9Hn0
だいぶ遅れましたが、今からチマッと再開です。直下コンマが3以上で一回戦突破です。
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 01:52:37.08 ID:fNL18KMQo
421 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/27(火) 02:13:28.04 ID:ttBrI9Hn0
コンマ判定:8 余裕のよっちゃん


「第一問!現時点で最も古い人類とされている種族の名前は?」

手を顎にあてて少しの間黙考する。

最古の人類には候補が二つあり、アレが含まれるか、によって答えが変わるのだ。

マシロが一番に解答ボタンを押す。

「あ、アファレンシス!」

「残念!」

何だよそれ、という言葉がチラホラ聞こえる。

マシロは間違えたのが恥ずかしいようだ。

赤面した顔を隠している。

「アウストラロピテクス」

他の人がドヤ顔で答えるが、そもそも年代的にはアファレンシスの方が古い。

少々卑怯な手になるが、答えないよりはマシか。

「おっと!ここで優勝候補のイツキさんが解答です!」

「…答えは二つです。解答としては不適切ですが、仮説を入れるか、によって答えが大きく変わりますので」

「…では仮説の方からお願いします」

「…仮説を有効とするなら、サヘラントロプス・チャデンシスが最古の人類ですかね」

「これは、大後頭孔…脊髄の通る穴が下方にある。つまり、直立していた可能性が高い、ということになります」

「…しかし、生息年代があまりにも古すぎるので、脚の化石、および、足跡化石が未だに発見されていません」

「故に、仮説の域を出ないのです。人類として確定しているのはアルディピクス・ラミダスですね」

司会の顔が固まる。俺は失敗したのだろうか。

「あ、えーっと…。正解ではあるんですけどねぇ…。そのー…」

しどろもどろに話す司会。どうやら、予想外の解答だったようだ。

「…まぁ、不正解でもいいですよ。取り返しますので」

「…正解を言ってるし、もっと詳しいことを知れたから正解です!」

正解したのならいいが、そもそもこれは何点取れば勝ちなのだろう。
422 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/27(火) 02:28:02.64 ID:ttBrI9Hn0
7問ほど進んだところで、リーチが掛かる。

どうやら5問正解で勝利のようだ。

何問か落としてしまったが、ソロゲーの内容なんか知らないから仕方がない。

アルカキルティ大平原(FF13-2Ver)で戦えるシ骸を7匹答えろ、とかそういう問題を出されても困る。

「さぁ、イツキさんは勝利することができるのか!?8問目です!

「骨g」

「テクネチウム」

「せ、正解…!イツキさん、準決勝進出でーす!っていうか答えるの早すぎでは」

最後の問題は基本みたいなものだから、当たって当然だ。

「む〜…。負けました…」

「…マシロはまだ中学生だし仕方ないさ。知識自体の差は、埋まらないよ」

「元ですけどねぇ〜」

拗ねてらっしゃる。こうなったら長いから困る。

「はぁ…。帰りに何かゲーム買うからそれで手打ちにしてくれ」

「言質取りましたからね?やりました♪」

「…高いゲームを選ぶのだけは勘弁してよ…」

「〜♪」

ステージを降りてどこかに消えたマシロ。

お兄さんは君のことがよく分からないよ。

ちなみに、準決勝は完封した。

一般常識なら負ける気はしないからね、仕方ないね。
423 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/27(火) 03:12:51.18 ID:ttBrI9Hn0
「…レディースアーンドジェントルマン!いよいよ決勝戦です!」

「ぶっちゃけ予想通りのメンバーですが、まぁそのへんは許してください!」

「なんせ二人ともこの大学随一の頭脳を持った化け物なんで!」

「向かって左の席に座るのは、誰が呼んだか『人間ヴェーダ』!」

「思考が10年先を行ってると言われても納得できる正真正銘のチートヒューマン!」

「経理や設営、人間のする仕事なら何でもござれな白髪マン!天奈津 樹!」

「…帰りたい」

ここまで注目を浴びるとは思わなかった。

横をチラリと覗いたら、いつになくやる気な顔をしたミユちゃんが。

何だというのだ。

「右に座るは、我が大学が誇るクールビューティー…。人呼んで『アイスプリンセス』!」

「彼女に解けない問いはない!その眼差しに堕ちた男は星の数とも言われている…。天音 実結!」

「そんな呼び方初めて聞きましたが…」

「今考えましたから!」

司会のドヤ顔は何だろう、凄く殴りたい顔をしている。

それを差し引いても、ここまで口上がペラペラと出てくるのは称賛に値するが。

テレビ出演を考えてもいいレベルだと思う。美人さんだし。

「…ッ!?」

底知れぬ殺気がいきなり向けられる。

向けられた方向を見ると、マシロが笑ってる。

怖い。マジ怖い。

「先輩」

「な、なにかな?」

意識をずらせたのはありがたい。ホントありがとう。

「負けませんからねっ」

今日も一日頑張るぞい!と言ってるような感じで宣戦布告をされた。

彼女にしては珍しく無邪気な感じがする。

ともかく、宣戦布告をされたのなら全力をもって応えるしかないだろう。

「へぇ…。じゃあ、俺も叩き潰す気で行くけど、いいかな?」

「ええ。貴方にどれほど歯が立つか、試させてもらいます」

「いや〜すでに火花が散ってる気がしますねぇ」

「今回は三問先取で勝利となります!では、第一問!」

遥か未来のチートコンピューターと、姫君の戦いが、今始まった。
424 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/06/27(火) 03:14:33.18 ID:ttBrI9Hn0
本日はこれで終了です。次回は木曜日くらいになりそうです…。短くて申し訳ありません…。お疲れ様でした!
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 12:30:36.84 ID:pO8/6ZZyo
おつおつ
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 16:44:02.93 ID:LBk7y8g/O
おつー
427 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/02(日) 14:22:30.75 ID:R5j0k6C+O
更新できなくてすみません…。今日の夜は更新できます。すみません…。
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 20:42:38.21 ID:Quzr2Zjj0
待ってた
429 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/02(日) 23:42:20.10 ID:7Mp/bLJu0
お待たせして申し訳ございません…。今から再開です。仕事中にも問題を考えていたけど思いつかない…。
430 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/02(日) 23:44:28.57 ID:7Mp/bLJu0
今回はコンマ三回取得で勝利です。直下コンマで判定します。5以上で取得です。

人間ヴェーダ:+2
アイスプリンセス:-1

431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 23:45:12.81 ID:QXnQ+rqH0
ほい
432 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/02(日) 23:58:56.36 ID:7Mp/bLJu0
「トルネコの大冒険3に登場する石像の中で、『魔物の巣』にのみ出現するものは?」

「無理」

マシロがやっているゲームなのは憶えている。

だが、魔物の巣とやらがどんな所なのかすら分からない。

ましてや、その中に出現するオブジェクトなど知る由もない。

「インパスの石像とゴールドの石像です」

「正解!」

驚いた。どうやらミユちゃんはゲームにも精通しているようだ。

「いえ、ただお父さんがしていたのを見ただけですので…」

「このゲーム、だいぶ昔のゲームだったんですがねぇ」

「しかし、流石の人間ヴェーダも、サブカルには対応できないか…!?」

「…ゲームなんてそこまでしないからね」

対戦系のゲームを少し齧った程度なのに、過剰な期待をされても困るのだ。

「まぁ、これから挽回の機会はあるので大丈夫大丈夫!」

「二問目行きますよー!」


さっきと同じ条件で直下コンマ判定です。
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 00:04:19.26 ID:HF7wzPa/0
はい
434 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/03(月) 00:31:05.48 ID:o8ZzvJk/0
「英語で言えば『moment』、日本語で言え」

「1/75秒」

「正解です!」

問題に出すくらいなら、多少の変化球を投げてくると考えていて正解だった。

その裏をかかれる可能性もあるのだが。

「ちなみに、問題の全文は「英語で言えば『moment』、日本語で言えば『刹那』と言われている、仏教の時間の概念がありますが、
『阿毘達磨大毘婆沙論』で比定されているのはいくらか?」でした!」

「…早いですね。私はもう少し聞かないと判断できませんでした」

「…まぁ、こういうので名前を聞くのは安直すぎるかな、と考えただけだしね」

「…単位としても、ある程度の範囲がある方を聞くのは、問題として微妙な気がするし」

「流石先輩です」

「特に凄いことではないと思うんだけどね」

こんなことを知っていても、社会で役に立つとは到底思えない。

ならなぜ知っているんだ、っていう話になるわけだが。

「そーいうのはクイズ大会中に言うのはタブーですよ!タブー!」

「ん、そうかい。なら気を付けるよ」

「正直すぎて逆に心配になってきました」

俺は心配されるほど情けないのか…。

「えっと、落ち込まないでほしいんですが…」

「…落ち込んでいるわけじゃないさ」

少し、考え込んだだけである。

「気を取り直して、三問目に入りますよ!」


直下コンマが5以上で取得です。

人間ヴェーダ:+2
アイスプリンセス:-1
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 00:33:46.97 ID:2inTQ/2K0
ソイヤ!
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 00:40:26.88 ID:4su4FW3Xo
強いわやっぱ
437 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/03(月) 00:51:19.13 ID:o8ZzvJk/0
「これは簡単かもしれませんね…。磁束密度の単位にもなってい」

「ニコラ・テスラ」

「正解!しかし解答するのが早すぎですねぇ」

「私は磁束密度とか聞いたことないですよ」

「答えを絞るのに時間がどうしても掛かるからね」

「もう少し早く答えられたはずなんだ」

「もうやだこのチーター」

「…もう後がない…」

「…そこまで気負う必要はないんだよ?」

所詮余興の大会だ。優勝したところで何かメリットがあるわけじゃない。

「…貴方の心に残るくらいの存在になりたいんです…」

「えっ?」

外野の喧騒が凄まじいせいで、聞こえなかった。

喰種の聴力でも捉えられないほど騒がしいのは恐ろしい気がする。

「…ちょっとミユさんの気迫がヤバいですね…。このまま逃げ切るのか…?それとも喰らい付くのか…?第四問!」


直下コンマが5以上で取得です。 これを取れれば勝利となります。

人間ヴェーダ:+2
勝利直前:+1
アイスプリンセス:-1
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/03(月) 00:54:02.34 ID:FbKpXsH10
いけ
439 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/03(月) 01:55:26.76 ID:o8ZzvJk/0
「悪魔の証明として名高い『フェルマーの最終定理』ですが、とある哲学が」

「ラングランズ哲学」

「ッ…!」

「…せっ、正解です!欠点を補って余りある凄まじい知識量!」

「これには私も恐怖してしまいます。いやおかしいでしょうなんでそこまで速く答えられるんですか」

そんなことを言われても、知ってることをそのまま使ってるだけだから、説明のしようがない。

「何はともあれ、クイズ大会はイツキさんの優勝で終わりです!」

「参加者の健闘を称え、盛大な拍手を送りましょう!」

「…疲れた」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「最後の問題の意味が分からなかったんだけど…」

観客席にいたマドカちゃんたちと合流する。

他の人には、席を外してもらった。

「…俺の推測だけど、「ある哲学がきっかけとなって証明されました。その哲学とは?」っていう問題だったんだろうね」

「…?つまり?」

「…ラングランズ哲学っていうのは、「全部深い所で繋がってるんじゃないか?」ってことだよ」

凄い簡単にしたけどね、と付け加える。

「よく分からん」

「…だろうね」

「…例の件はどうなってる?」

「んっと…」


直下コンマが5以上で候補(チンピラ喰種が占領中)、7以上でマドカ一派が制圧しています。

忍者:+1
家族もお手伝い中:+1
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 01:58:55.25 ID:516ypKwvO
どうだ
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 02:03:37.81 ID:iriv9sxfO
相変わらずの強運ぶりで何より
442 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/03(月) 02:05:03.31 ID:o8ZzvJk/0
コンマ判定:7 できるニンジャは格が違った

セーフハウスの場所と特徴をお願いします。場所は直下、特徴は↓2です。おまかせで良ければおまかせ、とお願いします。
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 02:11:03.62 ID:2inTQ/2K0
場所はミスると怖いしおまかせで
444 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/03(月) 02:30:10.76 ID:o8ZzvJk/0
先に場所を決めた方が特徴も決めやすいですかね…。場所のおまかせは…。コンマ神様におまかせとなります。直下です。

1〜3:1区〜4区、11区 スーパーヤベェどすばい
3、5:その他の区 危険かもしれないし安全かもしれない
5〜9:14区or20区 あ ん し ん
0、ゾロ目:24区 死 ぬ が よ い
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 02:49:31.57 ID:a7svNGWnO
446 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/03(月) 02:52:38.25 ID:o8ZzvJk/0
あ…見たら範囲地味にミスってますね…。次にどちらの区か、の判定です。直下コンマが奇数で14区、偶数で20区です。
447 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/03(月) 03:25:16.33 ID:o8ZzvJk/0
待っていても来なさそうですし、眠気も限界に到達したので、このレスのコンマを採用します。

特徴は直下に書いてもらえたらOKです。おまかせにしても大丈夫です。自分で考えますので…。

次回は今週の水曜日予定です。更新が遅れて申し訳ありませんでした…。遅くまで、お疲れ様でした!
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 03:53:55.43 ID:rJJWnbvWO

夜中は賑やかなスレでもなかなか踏まれんからなぁ
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 05:11:44.34 ID:iriv9sxfO

セーフハウスってえと大きな橋のたもとに建ってる、雨露がしのげる程度のプレハブ小屋しかないっしょ(偏見)
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 12:36:30.14 ID:X25+VMLB0
プレハブ小屋に財閥のお嬢様とか犯罪の匂いしかしねぇ
451 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 00:08:22.77 ID:NBr4YeVW0
>>449、あぁ^〜いいっすねぇ^〜。もっと酷い目に遭ってもらいましょうか(ゲス顔)。

今から再開しますが、コンマ次第でキャラメイクが発生するかもです。
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 00:38:04.03 ID:+NgPp7ZfO
どきどきだー
453 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 00:38:46.89 ID:NBr4YeVW0
思案しているような声を出しながら、マドカちゃんは胸元に手を突っ込む。

こんなところを見られたら警察沙汰だ。

流石に、猥褻罪で捕まるのだけは嫌だ。

「っと…。やっと取れた」

「この紙に詳細は載ってる」

紙を受け取り開こうとすると、マドカちゃんが申し訳なさそうな顔をしている。

「あー…。時間が無かったからさ…。ショボい場所しか確保できなかった」

「ゴメン…」

「…いやいや、期限は再来週だよ?」

「むしろここまで早く仕事を終えてるだけで、称賛するレベルだよ」

「そうは言ってもなぁ…。パp…ゲフン、親父の助けがあってこそだったし…」

「…親父さんは強いのかい?」

「…化け物さ…!勝ち筋が一切見えないくらい強いよ…!」

「まぁ、指名手配とかはされてない無名の喰種だけどな」

そこまでの実力を持ちながら、指名手配されてないのは不思議だ。

「俺の家系は忍者だからな。情報抹消なんてお手の物なのさ」

「それより、早く確認した方がよくないか?」

「あ、そうだね」

マドカちゃんに促され、紙を開く。

そこには「14区 波羅勝橋 プレハブ小屋」とだけ書かれていた。

「何に使うかは知らないけどさ、もっといい所の方が良かっただろ?」

「…いや、あの子にはここが相応しいよ」

「あの子が誰かは知ったこっちゃないけど。まぁ、依頼主の期待に応えられたならそれでいいか」

「ありがと」

「気にすんなよ〜」

「…ツキさんに用がある人がいるし、俺は帰るよ。じゃな」

「用…?」

視線が気になって後ろを振り向くと、ミユちゃんが立っていた。
454 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 00:55:09.44 ID:NBr4YeVW0
「お時間はおありでしょうか?」

「いきなりそんなことを言われてもね…。何の用なんだい?」

俺がそう聞いた瞬間、何やらミユちゃんはモジモジし始めた。

何だというのだろう。

「あのっ…。その…。夜時間が空いているのなら、夕食を一緒にしませんか…?」

「ゴメン理解が追い付かない」

大学内で、授業のことや経済のこと、職場見学会の感想について話し合ったことは何度もある。

だが、彼女に食事に誘われたのは初めてだ。

他の人にはたまに誘われるが、うまく帳尻合わせをして丁重に断ったり、仕方なく参加したりはしているが。

「今日のクイズ大会の打ち上げです。と言っても、私たちだけですが…」

「無理だったり、嫌ならいいんです…。はい…。

「急に言われたからなぁ…」

まさか今日、誘われるとは思っていなかった。

参加してもいいのだろうが、その時はマシロに連絡しなければならない。

もし、マシロが連絡を聞いて暴走でもしたら…。

ああ恐ろしい。

地獄が始まってしまう。


直下コンマが奇数で二人きりの打ち上げ、偶数で人数が一人追加されます。

↓2に、参加するか否かをお願いします。(マシロが暴走する可能性は)ないです。
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 01:00:14.13 ID:+NgPp7ZfO
ほい
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 01:01:35.25 ID:pUpPBdYXO
する
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 01:02:02.53 ID:5WZf5Asd0
レッツゴー
458 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 01:24:03.28 ID:NBr4YeVW0
あんなことがあったとはいえ、今のマシロなら暴走はしないはずだ。

…だよね?

断る義理はないし、ここで断って疑われても困る。

「…俺は構わないよ」

「…!そうですか…!」

そんな笑顔になることだろうか。

「…場所はどこなんだい?俺はそこまで食べない方だから、少ない所ならありがたいんだけど」

「あ、もともと二人でやる予定でしたので、レストランの個室をお借りしてます」

「うん、正装必須の高級店だね」

お金はそこまであっただろうか…。

ダメだ、通帳を見ても20万ぽっちしかない。

「いえ、個室の大衆向けレストランとかあったらウケるんじゃね?という考えで建てられた店です」

「ですので、いつも通りの恰好で問題ないですよ」

「そんな軽いノリで建てちゃうかぁ…」

人間とは分からないものである。

「場所は駅横のビルの3階です。それではまた」

「ん。またね」
459 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 01:37:52.91 ID:NBr4YeVW0
約束の時間になったので例の場所に向かうと、すでにミユちゃんは待っていた。

「…ゴメン。待たせたみたいだね」

「いえ、問題ないですよ」

「では入りましょうか」

店員に導かれ、個室へと案内される。

内装は昔のカフェを彷彿させる木製の物がメインで、非常に落ち着くいい部屋だ。

料理も大衆向けなだけあって、和洋中全てをバランスよく揃えている。

人間にとっては美味しい物なのだろう。

喰種の味覚では、何を食べても不味く感じてしまう。

「…俺はコーヒーと鯖の塩焼きセットで」

「私はウーロンハイとエビドリアをお願いします」

「…そういえば、ミユちゃんは成人してたね」

「お酒には強い方なのかい?」

「弱い方です」

ノータイムでキッパリ言っちゃったかぁ。

「ですが、限界の量は自覚していますので」

「一、二杯ほどで済ませますよ」

「そっか」

会話が途切れ、静寂が訪れる。

お互い、そこまで会話は得意じゃないので、案外助かっている。

「お待たせしました。鯖の塩焼きセットとエビドリア」

「…美味しそうだね」

「ですね」

「「いただきます」」
460 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 01:54:46.74 ID:NBr4YeVW0
パリパリに焼けた皮に、箸を置く。

すると、フワフワの身に箸が沈んでいく。

一口分摘まんだ後、白飯の上に乗せ、口に運ぶ。

慣れてはいるが、どうしようもないほど不味い物質を素早く呑み込み、咀嚼しているフリをする。

限界が近づく度に、不自然に思われないように、コーヒーを飲む。

「あ…。このコーヒー、焙煎からしてるのか…」

家で飲むのに比べたら、明らかに香りとコクが違う。

ここまで本格的なコーヒーが200円で飲み放題。

これから、暇な時はここで勉強しよう。

「んっ…。ぷはぁ…」

目の前では、ミユちゃんがウーロンハイをショットグラス一杯分だが、一気に飲み干す。

大丈夫なのだろうか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

食事を開始して20分。

すでに料理は平らげており、進路について話し合っていた。

「先輩は未定なんですね」

「まぁ…ね。まだ時間は残ってるからさ」

「ゆっくり決めていくよ」

「先輩は引く手数多ですからね」

「そうでもないよ」

「…君は何を目指してるの?」

「私は小説家ですね」

「え」

彼女が専攻しているのとは真逆で驚いた。

「…小学生の頃に読んだ小説のおかげで、私の世界は広がりました」

「その時の感動を、私は忘れていません」

「…他の人にも、感動してほしいんです」

「…いい夢だと思うよ」

「俺なんかより、ずっといい」

「いえ、あなたも素晴らしいですよ」

「…むぅ」

どうやら、俺は口で勝つのは苦手のようだ。


特殊判定です。直下コンマが5以上で…?
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 01:57:52.42 ID:JECHbr7w0
462 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 02:11:22.03 ID:NBr4YeVW0
「あの…」

「ん?」

「…いえ、何でもありません」

何でもないにしては、妙に暗く感じる。

…深入りしない方がよさそうだ。

「…もうすぐ10時だね。お開きにしないかい?」

「そうですね…。本日は急なお誘いだったのに、本当にありがとうございます」

「こちらこそ。今日は楽しかったよ」

会計を済ませ、店を出る。

人通りはすっかり無くなっており、閑散としている。

「…家まで送るべきかな…」

女性一人で歩くのはあまりよくないだろう。

こんな情けなさそうな男でも、いるだけでだいぶ違うはずだ。

「…はい。いえ、そういう関係では…。まだ…。…分かりました。はい」

「お父さんが近くの駐車場で待っているそうです」

「あ、ならよかった」

明らかに会話がおかしかったが、きっと勘違いだろう。

「また今度、大学でお会いしましょう」

「うん、今日はお疲れ様」

ミユちゃんを見送り、通知欄を確認する。

「…今日も徹夜かぁ…」

どうやら、打ち上げはまだまだ終わらないようだ。

ゲームの中ですら打ち上げられるとは、今の俺は予想すらしていなかった。

ヒルドルブにライザーのBD格はやめて。
463 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 02:13:07.12 ID:NBr4YeVW0
次のイベントは、二週間後のお嬢様回収のための奇襲(モドキ)作戦ですが、直前まで時間は飛ばしますか?

少しアンケートを取りたく思います。
464 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/07/06(木) 02:13:39.72 ID:N6zCv5Nk0
やだホモ
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 02:20:04.08 ID:+NgPp7ZfO
飛ばすほうに一票
466 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 02:39:53.91 ID:NBr4YeVW0
もう夜も更けてますので、今日はこれで終了にします。スキップするかどうかは、次回更新まで意見を受け付けます。

次回の予定は来週火曜日です。次回の更新では、キャラメイクは確定で行います。お疲れ様でした!
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 09:33:18.32 ID:C3e0SUvSo
飛ばしていいかな
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 09:33:44.25 ID:C3e0SUvSo
おつおつ
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 10:10:40.54 ID:c0Vjw1v/0
飛ばしてもいいと思うんだけどマシロ復帰後に他の面々と話をロクにしてないから小話位挟んで欲しかったり

マシロとエトのエンカウント(地獄編)とか
アサヤと三人兄弟で久々に駄弁ったり
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 19:24:47.81 ID:92jIBJUHO
おつおつ
471 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/11(火) 23:59:17.52 ID:1+3Wpyg60
>>459、たしかに、あまり交流していないですね…。次回あたりにでも投下できたらしますね。

お待たせしました!今から再開します!
472 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 00:39:09.09 ID:VWhW1YAu0
とうとう、草野財閥の一斉摘発の日がやってきた。

あと一時間ほどで捜査官が屋敷に到着するだろう。

それまでに、エリカちゃんや物資を回収しなければならない。

今回の作戦は、俺一人で行う。

フットワークを軽くするためなのと、このことを知ってるのは組織の中で自分だけだからだ。

彼女のことが漏れたらマズいので、そのリスクを最小限に抑えるための措置だ。

「…時間だ。手短に済ますか」

赫子を出し、屋敷の壁に六つの穴を空ける。

続けて、鉄球状の赫子をぶつけ、壁を吹き飛ばす。

屋敷内部に入った後は、足元を幾つか破壊して退路の確保と妨害を行う。

「よし。これで逃げるのは簡単だ。…っと」

警備の喰種だろう。勢いよく飛ばされた赫子を回避し、破壊した穴に入り込む。

下に降りたら、喰種のいる場所を確認し、走る。

自分を追って穴を降りてきた喰種に、赫子を撃ち出す。

「ぐあっ…」

赫子は四肢と赫包は貫き、貫かれた衝撃により喰種は壁へと吹き飛ばされる。

「…あちら側も、このことを知っている人は殆どいないから襲われて当然か」

歩きだそうとした瞬間に気配を感じたので、その方向を向く。

「…あ、イツキさんでしたのね」

「…お嬢様がそんなことするのはどうかと思うよ」

すると、上に空いた穴から頭を出してこちらを覗いているお嬢様がいた。

「…準備はできてるの?」

「…お金以外は」

「…後で金庫を壊すから大丈夫だよ」

「化け物ですか…」

「というか、壊すまでもないと思うけどね」

そのための道具も、幾つか用意している。
473 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 00:40:39.41 ID:VWhW1YAu0
今からキャラメイクに入りますが、まずは人数を決めます。直下コンマで決定します。

1〜5:一人
6〜9:二人
0、ゾロ目:三人
00:化け物三人衆
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 00:44:26.37 ID:uelG6b2No
475 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 00:47:43.52 ID:VWhW1YAu0
今回味方になるのは二人です。まずは一人目から。直下に性別をお願いします。
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 00:48:26.11 ID:rsyfUpGmo
477 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 00:49:25.89 ID:VWhW1YAu0
次に外見です。これも直下でお願いします。
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 01:08:40.93 ID:qe6gd9q/0
ヒップホッパー風
(デカTシャツに腰パンに平行帽)
479 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 01:13:29.84 ID:VWhW1YAu0
>>478、チャラそう(小並感)

次に性格です。これも直下でお願いします。同時に、直下コンマでNT力の判定もします。
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 01:22:30.04 ID:uelG6b2No
意外と小心者
481 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 01:27:38.87 ID:VWhW1YAu0
この人って人間よりも感覚鈍いのではないだろうか…。

次は喋り方です。これも同じく直下でお願いします。同時に戦闘力と赫包の判定も直下コンマで行います。

赫包は直下コンマの下一桁/2した数です。小数点以下切り上げとなります。
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 01:40:02.84 ID:bWBVfj/W0
O
483 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 02:01:06.85 ID:VWhW1YAu0
うーん…。Oの意味が分からないですね…。いったん保留にしましょうか。

名前を直下でお願いします。これで一人目の設定は一回終了にします。直下コンマで好感度も判定します。
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 04:04:05.08 ID:5tYNGB8/0
草野仁
485 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 07:00:01.35 ID:8242qcdEO
すみません…。寝落ちしてました…。今回の更新はこれで終了です。本編が進んでなくて申し訳ない…。

次回の更新まで間があるので安価を投げておきます。もし合わないものがあれば、その都度下にずらします。

↓1は性別、↓2は外見、↓3が性格とコンマでNT力、↓4が喋り方とコンマで戦闘力と赫包、↓5で名前と好感度です。

あと、仁の喋り方を再度安価です。↓6でお願いします。

次回の更新は火曜の予定です。皆さん、お疲れ様でした。それと、寝落ちして申し訳ありませんでした…。
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 07:12:16.11 ID:jfvR8TFDO
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 08:59:45.73 ID:YN+zpL4B0
正統派メイドの格好
ロングスカートにスリットが入ってる
目つきは鋭くて眼鏡着用
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 09:18:15.22 ID:cm4q7OGeo
冷酷
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 09:33:03.32 ID:QCoRsU8iO
基本敬語、戦闘中は罵詈雑言を交えながら敬語
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 10:03:11.57 ID:HLGEKIkKo
冷泉 陽羽(れいぜん ようは)
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 10:08:12.24 ID:JUE0vAJtO
大言吐きで良く語尾にハッ!と笑い捨てる
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 16:52:18.19 ID:/SWwloPU0
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 18:07:30.54 ID:vBaaeKG10

















































































ああ
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 18:23:08.00 ID:bWBVfj/W0
変な書き込みをしてしまった、赫包は決まってないようなので鱗赫で。……安価取ったことになるならだけど
379.93 KB Speed:0.3   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

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