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男「奴隷を買いましょう」 少女「…………」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 16:57:09.12 ID:dKey98peO
奴隷商「このっ! お前はいつも売れ残りやがって!」ガシッ

少女「……っ! ………ぅ!」

奴隷商「叫び声のひとつでも上げろっていうんだよ! えぇ!?」ドガッ

少女「………っ!」

奴隷商「なんだその目は!?」ゲシッ

少女「……っ……ぁ……」

奴隷商「少し面がいいだけで調子乗るなよ? おめぇの人生はもうクソ以下のものって決まってんだよ!」グイッ

少女「…………」

奴隷商「年端もいかねえガキを好きな男共は腐るほどいんだ。 てめぇはこれからそんな野郎に毎日体の隅々まで犯されて飽きたら吐き捨てられんだ」

奴隷商「まぁせいぜい息が臭くねえご主人様に買われるといいな、はははは」

少女「………っ」ポロポロ



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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
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旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 16:57:39.47 ID:dKey98peO

奴隷商「あーでもここまで売れねえとはなー?」

奴隷商「顔がいいだけじゃ売れないとは世知辛い商売だぜ……ったくよ」

奴隷商「待てよ? ならもういっそ俺の処理用奴隷にしちまおうか」

少女「………!?」

奴隷商「ははっ、どうせ売れねえしな! いい考えじゃねえか!」

少女「…………!!」ガタガタ

奴隷商「よーし! じゃあこっち来い! おらっ!」

少女「…………い、ぃやっ!」フルフル

奴隷商「奴隷の分際で逆らってんじゃねえ!!」ドガッ

少女「……ぁ……っ……!」


男「…………」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 16:58:21.78 ID:dKey98peO

男「取り込み中失礼、奴隷を1人買いたいのですが」

奴隷商「へ、へい! お客さんですかい。 こりゃ、お見苦しいところを……」

奴隷商「って! あなたは!!?」

男「はい?」

奴隷商「王国騎士団長様じゃないですか! くははっ! まさかあなたが奴隷を欲しがるとは! こりゃ傑作だ!!」

男「…………」

奴隷商「いや、こりゃ失礼しました。 誰であろうと大切なお客様だ。 どんなのがお好みで?」

男「……そうですね。 では、そこの娘を」

少女「…………っ!?」ビクッ

奴隷商「ほう……」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 16:58:51.36 ID:dKey98peO

奴隷商「いやーさすが団長様、なかなかお目が高い! この地方じゃ珍しい銀髪碧眼の女子ですからね! しかも顔もかなり上玉だ」

奴隷商「しかしその分値は張りますよ?」

男「えぇ、あなたの言い値で構いませんよ」

奴隷商「ククク、毎度あり。 ただそいつ声がろくに出ませんでね? そこが玉に瑕なんですよ」

男「声が……」

奴隷商「えぇ、なので……そのー言いにくいのですがお楽しみの最中物足りなくなってしまうのは確実かと……」

奴隷商「こちらもクレームは付けられたくないのでね? 性奴隷としてはやや物足りないかと思いますぜ? 観賞用としてはいいかとは思いますがね」

男「構いません。この奴隷を買いましょう」

奴隷商「へへっ、毎度!」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 16:59:20.51 ID:dKey98peO

奴隷商「ではこれが奴隷の証明書と、首輪の鍵になりますぜ」

男「……確かに」

奴隷商「おらっ! 出てこい!」グイッ

少女「………ぐっ!」ゲホッ

男「…………」

奴隷商「良かったじゃねえか? てめぇみたいな売れ残りにもご主人様が出来て?」

少女「………っ!」キッ

奴隷商「ったく…! 挨拶も出来ねえのかてめぇは!!」グイッ

少女「………っ!」バタッ

奴隷商「新しいご主人様に挨拶をしろ!」ゲシッ

少女「うぅっ………」

男「なぜそこまで暴力的に?」

奴隷商「へ? おかしなこと聞く人だ。 奴隷に舐められちゃおしまいですよ? 団長様も気をつけた方がいい」

男「なるほど。 ですがその娘はもう私のものだ」

男「あなたが手荒く扱っていい娘ではない」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 17:03:33.16 ID:dKey98peO

男「こんな首輪をしていては窮屈でしょう」


カチッ
ガチャン


少女「………?」

奴隷商「あ、あんた何をしてるんだ!!?」

男「なにか? 私の奴隷をどうするかは私の勝手です」

奴隷商「だ、だからって奴隷の首輪を外すなんて有り得ない! こいつに逃げられても知りませんよ!?」

男「逃げる、ですか。 それもまたいいでしょう」

男「こんなものがある限り、この子が自由になれないのなら」

ビリッ

奴隷商「奴隷証明書も引き裂いた!!? あんたとち狂ったか!」

男「……少し静かにしてください。 この子が怖がっている」

少女「………!」ビクッ

男「奴隷をどうするかは私の勝手だと言ったはずです。 まぁもうこの子を奴隷と定める紙切れは無くなりましたが」

奴隷商「はぁ、あなたは何がしたいんだ? もう好きにしてくだせえ。 俺の知ったことじゃねえ」

男「えぇ、そうさせて頂きます」

男「さぁ、行きますよ。 歩けますか?」スッ

少女「…………」コクリ

少女「…………いい」

男「気丈なことだ」

奴隷商「奴隷如きに手を差し出すあんたもあんただが……」

奴隷商「主の差し出した手を取らないとはどこまでも救いようがねえ奴隷だな」

少女「…………」チラ

男「構いませんよ、貴女はもう奴隷ではないのですから」

少女「…………」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 17:05:13.64 ID:WzIdMH+jo
声出てるやんけ!
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 17:05:34.68 ID:dKey98peO

男「さぁ、あなたを縛る首輪も紙切れも無くなりました」

男「何処へでも好きなところに行きなさい」

少女「…………?」

男「あなたはもう自由です」

少女「…………」

男「どうかしましたか?」

少女「…………」フルフル

男「行くところがない、と」

少女「…………」コク

男「では私のところに来ますか?」

少女「……わたしは」

少女「……あなたの、どれい」

男「気にすることなどないのですがね」

少女「…………」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 17:07:54.20 ID:dKey98peO

男「では、あなたの気が済むまでここにいるといいでしょう」

男「あなた……いえ、名前を聞いていなかったですね」

男「それくらいは喋れますね」

少女「……しょうじょ」

男「少女ですね?」

少女「…………」コクン

男「いい名前だ、よく似合っている」

男「では少女、まずはお風呂に入りましょうか」

少女「…………っ!」

男「タオルはここに置いておきます。 中の石鹸などは使って構いませんからね」

男「なにかあったら声をかけてください」

少女「…………?」

男「そこの部屋にいますからね、何かあれば駆けつけますよ」

少女「…………」

男「奴隷などという立場ではなく少女は私の大切な客人です。 ゆっくり暖まってきなさい」

男「もちろん、あなた1人ですよ。 私もあとでゆっくり入らせていただきます」

少女「…………」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 17:09:40.17 ID:dKey98peO

少女「…………」

男「上がりましたか」

少女「…………」コクン

男「暖まりましたか?」

少女「…………」ペコリ

男「ではこちらへ来て服を脱いで下さい」

少女「…………っ!!」ギリッ

男「薬を塗りますからね。 背中をこちらに向けてください」

少女「………へ?」

男「あの奴隷商に毎日暴行を受けていたのでしょう? 女の子が体に傷を蓄えるのは感心しません」

少女「………いい、です」フルフル

男「遠慮することはありませんよ、私も仕事柄生傷が耐えませんからね。 沢山あるキズぐすりの一つですよ」

男「さぁ、傷を見せてご覧なさい」

少女「…………」

ハラリ

少女「…………」

男「では、塗りますよ。 少し冷たいですが我慢してください」

少女「…………っ」ガタガタ

男(体に触れるだけでこの怖がり様は……相当なことをされてきたのですね)

少女「……いたい」

男「はい、もう終わりましたよ。 前は自分で塗ってくださいね」

少女「…………」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 17:11:03.03 ID:dKey98peO

男「ではさっぱりした所でご飯にしましょうか」

男「あぁ失礼、食べ物の好き嫌いはありませんでしたか?」

少女「…………」コク

男「良かった、では頂きましょう。 料理はあまり得意ではありませんが紅茶とパンケーキには自信があるんですよ」

少女「…………」グー

少女「………はっ」

男「ふふ、お腹がすいたでしょう? 早く食べましょう」

少女「…………」

男「どうしました?」

奴隷「…………」フルフル

男「いいんですよ、一緒に食べましょう。 この家にいる限り、身分の差など関係ありません」

男「例え少女が元奴隷であったとしてもです。 あなたは大切なお客様なのですから」

少女「…………」コクン

少女「…………」スッ

男「はい、ではいただきます」

少女「……いただき、ます」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 17:14:29.52 ID:dKey98peO

男「食べてすぐに眠ってしまうとは……」

男「疲れが溜まっていたのでしょう。 それも当然ですね」

少女「……すぅ……すぅ……」

男「あぁ、しまった……客間の掃除をしていなかった。 ベッドも埃だらけでしょうね」

男「しょうがない、私のベッドで寝かせましょうか」

男「ふぅ、私は何をやっているのか。 奴隷を買うなど」

男「……まぁ、いいんですよ。 少女が望むのなら客などではなく家族としてここで暮らしてくれても」ナデナデ

少女「……すぅ……」

男「貴女の傷が癒えるまで、せめて罪滅しとして……」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/12(水) 17:16:41.20 ID:dKey98peO
前に似た設定で書きましたがエタってしまったので再挑戦
甘々にしましょう
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 17:17:59.44 ID:U2enBVGko
期待
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 18:00:45.53 ID:snP0QVl0O
見たことある気がすると思ったらやっぱりそうなのか
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 18:10:54.03 ID:hisu+vG70
こいうのを見てると思うんだけど奴隷とそれ以外って言う区別は簡単には変えちゃいけないと思うんだよね
それが前提となる秩序が壊れちゃうわけだし所詮は奴隷なわけだし・・・でも乙と言わせてもらう
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 18:11:55.39 ID:r5ElksILo
>>16
この男奴隷調教師だぞ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 18:31:34.03 ID:DSWGt8TT0
そんな秩序は壊してしまえばいいじゃない
というのがそもそもの奴隷解放運動じゃないんでしょうか
しかし所詮は奴隷ってすごい言葉だな
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 23:58:17.23 ID:4qPuC6gIo
なるほど
アレの焼き直しかな
期待
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/13(木) 00:38:09.65 ID:wLtSZntV0
>>13エタってしまった?お前がエタらせたんだろう?お前の意思で。
エタる直前も唐突な胸糞展開だったから、あの先も期待出来ない内容だったがなw
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/13(木) 02:19:00.54 ID:3pFdJMOBo
アレはひどかったな………
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 07:38:49.66 ID:w+i+Iy/DO
どっかの同人ゲにしか見えん
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 18:04:35.15 ID:Rp2o4YLpO
それ前も言われてたな
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:11:03.55 ID:WXO6hRAmO


少女「………ん」パチッ

少女「…………」

少女(知らない天井だ)

少女(あぁ、そうだ。 私はご主人様に買われたんだった)

少女(昨日は優しくされたけど……なに考えてるんだろうあの人)

少女(大人なんか……信じない)

少女(みんな私に酷いことをする人ばっかり。 きっとあのご主人様も本当は……)

少女(はぁ。 起きたくないなぁ。 このまま夢から覚めなければいいのに)

少女(でも遅くまで寝てたらまたぶたれるかもしれないし……)ムクリ


トコトコ


がちゃっ


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:11:46.34 ID:WXO6hRAmO


男「あ、おはようございます少女」

少女「……おはよう、ございます」

男「よく眠れましたか?」

少女「…………」コクリ

男「それはよかったです。 顔を洗ってきなさい」

男「せっかくの美人さんが寝癖だらけでは台無しですよ」

少女「…………はっ」

少女「…………」

少女「……………………」

男「ははは、寝癖くらい誰でもつきますよ」

少女「…………」

少女(明日はご主人様より早起きしよう)


26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:13:19.46 ID:WXO6hRAmO


男「朝ご飯はフレンチトーストにしてみました」

少女「…………?」

男「あまり馴染みのない料理かもしれませんね」

男「フワフワのパンにメイプルシロップがよく合うんですよ。 優しい味にきっと少女も気に入ると思いますよ」

少女「…………」ゴクリ

男「ふふ、お腹が空いてるところ申し訳ありませんが、もう少しだけ待っていてくださいね」

少女「………はっ」

男「ははは、ではお手伝いをお願いしますね」

男「はい、この布巾でテーブルを拭いてきてください」

少女「…………」コク
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:14:30.94 ID:WXO6hRAmO


男「少女、そんなに口の中に詰めたら喉に詰まらせてしまいますよ?」

少女「…………!」モグモグ

少女(おいしい……ふわふわとろとろ…!)

男「気に入って頂けたようですね」

男「元気の源は毎日の食事から。 幸せはあまーいフレンチトーストからですね」

男「ほら、口についていますよ」スッ

少女「………っ!?」ビクッ

少女(や、やだ……こわい! こわいこわいこわい!!)

男「……!!」

男「少女、大丈夫ですよ。 私はあなたを殴ったりしません」

男「いきなり手を伸ばしてすみませんでした。 怖がらせてしまいましたね」

少女「…………」ガタガタ

男「紅茶を入れましょう。 きっと心が落ち着きますよ」

少女「…………」ブルブル

少女(や、やだ……痛いのは……いや……!)

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:15:00.61 ID:WXO6hRAmO

男「ほっ……暖まりますね」

少女「…………」

男「今回はラベンダーティーにしてみました」

男「リラックス効果があるんです」

男「少し、落ち着きましたか?」

少女「…………」コクン

少女「……ごめんなさい」

男「どうして謝るんです?」

少女「…………」

男「安心してください、私は少女を殴ったりなどしません」

男「今まで出会った中には酷い大人が沢山いたでしょう」

男「その恐怖感は簡単には拭う事は出来ないでしょう」

男「ですが私は心から少女の助けになりたい、支えになりたいと思っています」

男「酷なことを言っているのも分かっていますが信じてください」

少女「………」コク


29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:18:42.82 ID:WXO6hRAmO

男「お腹も満たせたところで少女の部屋を作りましょうか」

男「というわけでお掃除頑張りましょう」

少女「…………」コク

男「…………」

男「がんばるぞー」

少女「…………」オー

男「ふふん」

少女(こういうところおじさんくさい……)


30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:31:00.60 ID:WXO6hRAmO

男「ではまずはほうきで床を履いてもらってもいいですか?」

少女「…………」コクン

少女(初めて奴隷らしい仕事だ…!)

少女(ここで頑張らないと……殴られちゃうかな。 それともまた売られちゃうかな)

少女(……どっちにしても頑張らないと)ギュッ

男「む、やはり埃だらけだな……布団もか洗って干さないとですね」テキパキ

男「窓も少し立付けが悪いですね。 面倒ですがここも直しておきましょう」テキパキ

男「しまった棚の中も……しまったカビだらけだ」テキパキ

少女「…………」ボー

少女(は、はやすぎて目で追えない)

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:35:52.81 ID:WXO6hRAmO
少女(わ、私も頑張らないと)

少女「…………」アタフタ

少女「………………」アタフタ

男「うんうん、少女も頑張ってますね」

少女「……ひっ」ビクッ

男「どうしました!?」

少女「…………」ブルブル

男「む、虫?」

少女「………こ、こわい」ブルブル

男「虫なんて、こうですよ」


パーン


男「はい、終わりました」

少女(……お、おじさん強い)

少女(怒らせないようにしないと……)ブルブル

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/10/15(土) 09:47:01.94 ID:WXO6hRAmO

少女「………」トテトテ


ドテッ


少女「…………っ!」


バシャーン


少女「ひっ…!」

男「大丈夫ですか!?」

男「あー転んでバケツをひっくり返しちゃったんですね」

少女「ぁ………あぁ……っ……」ガタガタ

少女(や、やだ……ごめんなさい……怒らないで……殴らないでください…!)

男「怪我はありませんか?」

少女「……ご、ごめんなさい……や、やだ…」

男「怪我はなさそうですね、よかった」

男「気にしなくていいんですよ、失敗は誰にでもありますから」

男「さぁ、立てますか?」スッ

少女「…………」ガタガタ

男「さぁ」

少女「…………」ソォー

少女「…………」ピトッ

男「頑張りましたね」ヒョイ

少女「…………」ドキドキ

男「ふふ、水拭きしようと思ってましたしちょうど良かったですね」

男「もう少し、頑張りますよー」

少女「………おー」

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/15(土) 15:04:28.40 ID:5sxwsyfyo
あぁなんか昔読んだ記憶がある…
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/15(土) 18:42:44.78 ID:s8gR3iWco
心が癒やされて男に惚れたところでキモい豚貴族に売られるんだよな
覚えてるぞ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/15(土) 22:05:31.28 ID:UM2auLaWO
さすがにそれは違う話だろw
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/16(日) 18:47:08.01 ID:l6LfLoJuo
>>34
ここで聞くのもあれだけど探しても見つからないから教えてください
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/05(土) 09:33:54.37 ID:kZevey+dO
まだ?
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/08(木) 20:35:38.53 ID:L5hBSjr3O
まだかのぉ…
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