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森久保「ドリーム・ステアウェイ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆BOifQ4R8cA [saga]:2016/10/12(水) 21:14:10.96 ID:EZ9YZyDg0
1/夢の始まり

【ごーんごーんと鐘の音が聞こえる】
【始まりを告げる音が、終わりを告げる音が聞こえる】
【それは、一人の少女を目覚めさせる】

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1476274450
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■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/22(金) 07:17:49.87 ID:t6dKBjAuo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732227469/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/22(金) 07:17:17.71 ID:/UbTl3Hgo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732227436/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/22(金) 07:16:22.54 ID:Un8tNByuo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732227381/

ミア「歩夢・・・辛かったな・・・」ナデナデ歩夢「ミアちゃん・・・うぅ・・・」 @ 2024/11/22(金) 00:59:47.53 ID:w7bhdEV4O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1732204787/

ちんぽいぬ @ 2024/11/21(木) 22:13:45.60 ID:BuRqeSctO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732194825/

無くても死にはしないけどある方が安心する気がしないでもない @ 2024/11/21(木) 02:19:47.82 ID:SZfofcdIo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1732123187/

2 : ◆BOifQ4R8cA [saga]:2016/10/12(水) 21:16:54.02 ID:EZ9YZyDg0
乃々「……鐘の音?」

   優しい音色が、私の耳をくすぐった。
   ごーんごーんという鐘の音。
   その優しい音は、これが夢であるとを私に認識させた。
   そうだ、これは夢だ。夢の中だ。
   だって、こんな優しい音が現実で聞こえるハズが無いのだから。

凛「確かに、夢も魔法も現実には無いかもしれない」
乃々「だ、誰ですかあなたは」

   真っ白い空間に、突然現れた謎の人物。
   誰だと言いながらも、この人のことを私は知っているような気がした。
   ひどく懐かしく、遠い記憶。その中に彼女がいる気がした。
3 : ◆BOifQ4R8cA [saga]:2016/10/12(水) 21:20:51.17 ID:EZ9YZyDg0
凛「もしも。もしも、あなたがこの現実を少しでも変えたいなら、手を伸ばして」

乃々「手を伸ばしてって……森久保なんかが変えられるわけ……」

凛「ううん、あなたなら出来る。ほら、耳を澄ましてみて?」

   言われた通りに耳に意識を傾ける。

   かつーんかつーん。

   ヒールが地面を叩く音が聞こえた。

   それも一つでは無い。大量に。

   これは誰の足音だろうか?

凛「普通の女の子のだよ」

乃々「普通の……?」

凛「そう、普通の。あなたと一緒。ガラスの靴と綺麗なドレスを着ている普通の子たち」

   あなたと一緒、と言われて驚いた。

   気がつくと私は、綺麗なドレスとガラスの靴を履いていた。

   よそ行きの格好で、私はどこへ向かうのだろうか。

   よそ行きの格好で、みんなはどこへ向かっているのだろうか。
4 : ◆BOifQ4R8cA [saga]:2016/10/12(水) 21:25:05.38 ID:EZ9YZyDg0
凛「みんな違う階段を昇っているけれど、目的地は一緒」

乃々「目的地……?」

   上を見上げてみれば、立派なお城が建っていた。

   そして、私の目の前にあるのは、気が遠くなるほど長い長い階段。

   私はこの階段を昇るのだろうか。私は昇れるのだろうか。

凛「お膳立てはここまで。あとは、自分の気持ちで決めたらいいよ」

乃々「気持ちって言っても、森久保は……森久保は……」

   気後れして後ずさりをする。

   私なんかが夢を叶えられるわけ――
5 : ◆BOifQ4R8cA [saga]:2016/10/12(水) 21:30:11.62 ID:EZ9YZyDg0
   そう否定しかけた瞬間、体に冷たい息吹が吹きかけられた。

   身も凍るような冷たさ。

   そうだ、そうだ。私はこの冷たさを知っている。

   私はこの冷たさを憎んでいる。構造を憎んでいる。

   この冷たさが、この現実が嫌だったから、私は夢を求めたんだ。

乃々「私は……!」
凛「例えどんな結末になろうと、私はあなたの……乃々の味方であり続けるよ」

   その声に後押しされるように、私は一歩踏み出した。

   お城へ至る階段の、長い長い階段の一段目へ。



【ようこそ! 新しいシンデレラ!】
6 : ◆BOifQ4R8cA [sage]:2016/10/12(水) 21:31:31.62 ID:EZ9YZyDg0
本日分はここまでです。
ありがとうございました。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/12(水) 21:42:10.97 ID:IRRWobs9O
つまらない
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/13(木) 00:12:53.11 ID:4Y0Ipdpgo
いいじゃなぁい?
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/13(木) 00:52:34.23 ID:ebAVURD5o
待ってる
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/13(木) 11:12:22.86 ID:5QCdzEmXo
はよ
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