P「人形の檻」

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261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 16:45:03.16 ID:BeK+7pVJo
>>231
を見たところ
部屋が暗くなってやられたパターンであるにも関わらず、仮面の奴が最後までいるな
これまでの二人はラスト一本になるとプロデューサーがどこかへ消えていたもんだが
見ているって表現も不思議だ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 18:35:14.71 ID:4l9CVgqR0
響「……やっぱり気になるのは仮面をつけたプロデューサーだよね」

響「一回近くに行って、よく調べてみよう」

―広間

響(燭台は……うん、まだ四個ついてるな)

響(プロデューサーの近くにいる人形の話には悪いけど無視しちゃおう)

響「プロデューサー!」タタタ

仮面「……」

響「っと、そう言えば話さないんだったよね」

響「……う〜ん、やっぱりプロデューサーだよね?」

響「仮面は……うん、やっぱり取れない」グググ

響「もう! じっと見るだけじゃなくて、何か言ってよね!」

仮面「……」

人形「そいつには今何やっても意味無いぜぇ」

響「!」ビクッ
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 18:36:16.60 ID:9GJb/o3cO
回避できないのかよ…
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 18:36:49.51 ID:1pNq9Tn1o
契約しなきゃいいのよ
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 18:44:29.60 ID:4l9CVgqR0
響「え、えっと……動かせたりしないのかなぁ」

響「ん〜っ!」グイ

仮面「……」

人形「だから、無駄だって言ってるだろ? 嬢ちゃん」

響「はぁ、ダメだ……全く動かないぞ」

人形「ほらな」

響「もう! 自分がこんなにやってるんだから、なんとか言ってくれてもいいでしょ! プロデューサー」

仮面「……」

人形「嬢ちゃんよ、そんな奴ほっといてさ、俺と取引をしよう」

響「何も言わないんだったら、もっといろいろ調べるぞ?」

響「ポッケの中とか勝手に触るよ? いいの?」

仮面「……」

人形「つれないねぇ」
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 18:59:18.18 ID:4l9CVgqR0
響「か、勝手にするからね!」スッ

響「……んしょ」ゴソゴソ

響「何も入って無いな……」

仮面「……」

響(う〜ん、プロデューサーは仮面も外せないし、引っ張っても動かないし)

響(何も持ってないから……うがーっ!! 手掛かりが何もないぞ!?)

響「どうしよう……」

人形「なぁ、嬢ちゃん……俺と取引しようぜ」

響「……」

人形「この状況をなんとかしたいんだろぉ?」

響(どうしよう……ここにいるプロデューサーはどうにも出来ないみたい)

響(う〜、一度ここから離れてみる? それとも……)

行動安価>>268
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 19:20:40.46 ID:GZgrPgeb0
契約をした上で>>220の地図Hの部屋を探索
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 19:39:18.51 ID:Iulo/pb4O
取引には応じない
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 19:40:29.21 ID:I1VzYAKIo
ここで何もしない敢えてね何もしない
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 19:48:57.39 ID:4l9CVgqR0
響「いや……取引はしないぞ」

人形「……そうかい」

人形「ま、気が変わったら声をかけてくれ」

響「うん……」

響(良かった……取引を断ってもペナルティはないみたいだ)

響(それに後で取引も出来そうだぞ)

響(もし何かあったら話しかけてみようかな)

響「さてと……」

響(取引はしなかったから、ここに用事は今のところ無いよね)

響(探索でもしようかな?)

行動安価>>272
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 19:51:41.17 ID:U5KYzA9iO
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 19:52:02.35 ID:I1VzYAKIo
人形を抱きしめて寝る
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 19:55:38.54 ID:ihrA0sJSO
寝るのは無視して図の9の部屋探索

駄目かね?
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 20:02:28.93 ID:2a4JFKuko
寝る寝るくんはスルーでいいでしょ
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 20:57:10.24 ID:4l9CVgqR0
響(雪歩も貴音も、極度の緊張感からか分からないけど、寝ちゃって大変なことになったぞ)

響(自分はまだ起きたばっかりだし、地下にいる鬼にも会ってないから何ともないさー!)

響(二人の反省を踏まえて頑張るんだ!!)

響「やるぞ自分!!」パチン

―睡眠抑制 以降睡眠安価下

響「気合いを入れたとこで、早速探索するぞ!」

響「まずは、反対側に行ってと……確かこっち側の奥の部屋は書斎だったよね?」キィ

響「うん、こっち側のまだ見て無い部屋を見てみよう」

響「えっと、じゃあベニヤ板で入れなくなってる部屋の隣に入ってみるぞ」

響「開くのかな?」キィ

響「あ、開いた!」

響「あれ? この部屋……何もないぞ?」

響「自分たちがいた部屋と同じ構造だけど……この部屋には人形も何もない」

響「う〜ん……壁も普通だし、天井も何もないぞ……」

響「何のための部屋なんだ……?」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 21:00:31.34 ID:4l9CVgqR0
響「う〜ん……」

響「考えても仕方ないか」

響「とにかくここの部屋はそんなに重要じゃなさそうだな」

響「別のとこに行ってみようかな? それとも……」

行動安価>>278
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 21:08:35.83 ID:v95Tpv+L0
とりあえずまだ行ってない所に行きたいなー
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 21:09:45.73 ID:U6jtEdqtO
書斎の二冊の本を見に行く
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 21:42:47.49 ID:I1VzYAKIo
はぁつまんね安価無視するなら最初から安価とるなや珍カス
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 22:53:36.68 ID:cgrwYhBAo
荒らしとかスルーされるに決まってるのに何言ってんだこいつは
安価下
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 23:12:31.35 ID:v95Tpv+L0
つまんね安価って自分でわかってやってるのか()
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 23:35:08.99 ID:cgrwYhBAo
多分また進行妨害安価飛ばしてくるだろうしそういうのは全部下にしていいと思う
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 10:55:16.44 ID:tSdKpFesO
今までの夢でいたずらに時間を潰せない事はアイドルは理解出来てるっしょ
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 16:04:32.18 ID:Xu9MJOSNO
こんな場所でしか溜飲下げれないんでしょ
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 17:42:52.44 ID:66vAj/jgo
嵐に構う奴も嵐という法則
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 01:19:19.12 ID:aDKUR9VV0
響「そういえば、書斎の机に本があったよね」

響「もしかしたら大きな手掛かりになるかも!」

―書斎

響「貴音が来た時と同じ、だよね……?」

響「壁一面に本が並んでて、すぐそばに机があって、天井には鳥の模型が揺れてる」

響「机に本が二冊と、手帳、それから人形……手帳の中身は……うん、同じ」

響「じゃ、本を読んでいくぞ……まずは一冊目」

響「これは……絵本?」


むかしむかしあるところに女の子がいました。
女の子のりょうしんはしごとでいそがしく、いつもひとりでした。
あるとき女の子はソラにいのりました。

『どうかかみさま、おねがいします
わたしにお友だちをください。』

つぎの日、目をさますと女の子のそばに、にたいの人形がありました。
それを見て、女の子はびっくり
なんとそれは女の子のりょうしんだったのです。


響「……これって」ペラ
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 01:27:41.12 ID:mL8KM1GrO
絵本とはいえ空がカタカナなのは気になるな
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 02:29:42.19 ID:aDKUR9VV0
女の子はとてもかなしみました。
だから、女の子はまたソラにいのりました。

『かみさまかみさま、おねがいします
わたしにお友だちをください。』

その日、女の子はユメを見ました。
たくさんの友だちにかこまれて、しあわせなユメを。


響「……」


目をさますと、そばにあったのはりょうしんの人形だけでした。
女の子は思いました。

『そうだ、ユメの中なら友だちがたくさんできるんだ』

そして、女の子はソラにさいごのおねがいをしました。

『カミサマ、おねがいします
ワタシをユメの中につれていってください。』

そうして女の子はさめることのないユメの中へたびだって行きました。
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 03:29:26.78 ID:AjRzQ+cd0
765プロの中にこれを願った人がいるってことなのかな?
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 03:38:01.18 ID:TPqCbJYKO
響の反応は何か知ってるのだろうか…
不安になる
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 19:51:32.95 ID:W7D0Elafo
話は聞かせてもらった!
夢のなかに女の子がいてその子を見つけてなんかするのがゴールだ!
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 22:43:05.12 ID:aDKUR9VV0
響「えっ!? これで終わり!? 全然釈然としないぞ」

響「ん? これ、ページが抜かれてる……やっぱり続きがあるんだ」

響「でもちょっと気味が悪い話だな」

響「この女の子、両親が人形になってるのになんで友達を願うんだ……?」

響「う〜、続きが気になるなぁ」

響「もしかしたらこの場所に関係するかもしれないし……探してみようかな」

響「」

293 :>>292ミス [saga]:2016/12/14(水) 23:09:06.05 ID:aDKUR9VV0
響「えっ!? これで終わり!? 全然釈然としないぞ」

響「ん? これ、ページが抜かれてる……やっぱり続きがあるんだ」

響「でもちょっと気味が悪い話だな」

響「この女の子、両親が人形になってるのになんで友達を願うんだ……?」

響「普通は元に戻して欲しいとか願うんじゃないのかな?」

響「む〜、もしかしたらこの場所に関係があるかもと思ったけど、これだけじゃ分かんないぞ」

響「探した方がいいのかな? でもな〜……ってあれ? 最後のページに文字が……」


『ワタシノダイジナモノ アナタノダイジナモノ
タイセツニ タイセツニ カザッテル』


響「自分の大事なもの……?」

響「もしかして貴音と雪歩か? どこかに貴音たちがいるんだな!」

響「でもどこだろ……? それに私の大事なものって……」

響「うがーっ! とにかく先にもう一冊の本を読んでみるぞ!!」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 07:35:49.74 ID:tCSAgM2u0
響「こっちは……うぎゃっ! え、英語だぞ……それに筆記体だから余計に読めない」パラパラ

響「う〜ん、自分が読めそうなところないかなぁ……所々何か書きこまれてるんだけど」パサッ

響「ん? 何か落ちたぞ」

響「あ、これは日本語で書いてある」


操り人形は糸が切れたら動けない
なのにあいつは動き出す

自由になった操り人形
更なる自由を求めて獲物を探す

今度は奴が操る番


響「……この本の要約、なのか?」

響「分からないけど、自由になった操り人形がここにいるってこと?」

響(そういえば自分達が目覚めた部屋の正面の部屋に糸が切れたマリオネットの道具があったっけ)


295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 07:46:42.96 ID:tCSAgM2u0
響(雪歩が見つけてたよね……その他に沢山の仮面)

響(糸の切れた道具……人形……仮面)

響(……まさか)

響「ううん、ないない! そんなことないさ!」

響「そうじゃないと……自分……」

響「……」

響「状況を確認するぞ」

響「まず、広場にある燭台の火……これが全部消えたら、多分人形になってしまう」

響「次に地下にいる鬼、こいつに捕まったらどうなるか分からないけど」

響「多分首を……」ゾッ

響「うぅ……絶対会いたくないぞ」

響(でも地下に首だけの人形の身体があるんだよね)
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 08:18:27.15 ID:tCSAgM2u0
響「そして、糸の切れた操り人形……」

響「もしこいつがいるとしたら、少なくとも三つの敵がいるってことだよね」

響「時間と鬼と操り人形……だ、大丈夫なのか? これ……」

響「脱出方法もまだ分かってないのに、それどころか貴音や雪歩の居場所すら……っ」

響「ダメダメっ! 弱気になったらダメだ!!」

響「自分、完璧だからな! なんくるないさーっ!!」

響「そうさ、貴音と雪歩のお陰で、どこに鍵があるか分かってるんだ!」

響「どこの鍵か分からないのもあるけど、まだ時間はある」

響「それにまだ探索してない部屋もあるぞ、その部屋に一発逆転の手掛かりがあるかもしれない!」

響「ポジティブに考えるんだ!!」

響「あ、もちろんこの部屋にもまだ何かあるかもしれない……絵本の続きとか」

響「うん、やることが山積みだぞ! まずは何をするべきだろ?」

行動安価>>298
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 09:38:57.24 ID:QOQBHgURo
まさかって思ったことを詳しく考察したい
操り人形の紐を結ぶなり新しくするなりしたい
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 09:44:50.48 ID:QY8qJA3Yo
寝る
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 10:06:01.57 ID:rFTf7S8jo
Pをもう一度調べる
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 10:06:11.21 ID:F4XuTcHbO
取り敢えず鍵の回収かな
持ってて損は無いはず
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 11:02:14.82 ID:V3+mYKLXO
P調べすぎ
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 15:33:20.72 ID:IDsXMczc0
プロデューサーが消えるタイミングは気になるところやけど…
それよりは書斎の本棚とかも調べてみたいな〜
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 17:07:49.21 ID:tCSAgM2u0
響「もう一度プロデューサーを調べてみようかな」

響(あ、そういえば広間に一度入って別の場所に移動したとき)

響(プロデューサーはいなくなってたよね……? 雪歩の時も貴音の時も)

響「もしかしたらいなくなってるんじゃないのか!?」

―広間

響「あ……いる」

仮面「……」

響「自分の時はいるんだ……何でだろ?」

人形「お、取引する気になったかい? 嬢ちゃん」

響「……」

人形「だから、そいつをいくら調べても得るもんなんてないぜぇ?」

響「むむ……」

響(確かに、もうプロデューサーを調べるとこなんてないんだよね)

響(話してくれないし、仮面は取れない、動かそうとも自分の力じゃ動かせない)

響(ただ、じっとこっちを見てるんだ……)
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 17:21:35.31 ID:tCSAgM2u0
響「どうしよう」

響「少なくとも自分の時はプロデューサーはいなくならないんだ」

響「貴音たちと自分の違いは……」チラッ

人形「どうした? 嬢ちゃん」

響(取引したかどうかってことくらいか?)

響「でも断定は出来ないよね……」

響「質問してみようかな……?」

響「それとも……」

行動安価>>306
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 18:03:36.27 ID:rFTf7S8jo
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 18:04:19.32 ID:rFTf7S8jo
人形と雑談
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 20:35:34.38 ID:NIgV0Drmo
取引がいつまでできるかは聞いておきたいな
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 20:38:48.71 ID:HliBKuBno
さっき見た絵本のことも聞いてみたい
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 21:40:44.66 ID:tCSAgM2u0
響「ねぇ……」

人形「お! やっとまともに話してくれる気になったか」

人形「うれしいねぇ」

響「取引っていつまで出来るの?」

人形「嬢ちゃんが望めばいつでもいいぜ」

響「いつでもいいんだ……」

人形「ああ、いつでも」

人形「今すぐにでもいいんだぜぇ?」

響「い、今はしないぞ!」

人形「そうかい」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 22:17:51.07 ID:tCSAgM2u0
響「そもそも取引は何をするんだ?」

人形「ああ、俺をここのどこかにある身体の所へ連れて行って欲しいんだ」

人形「首だけでは不便でならないからなぁ」

人形「もし連れて行ってくれたなら、嬢ちゃんにとって大事な大事な真実を一つ教えよう」

響「……」

響(貴音たちと取引内容は変わらないな)

響「その真実って?」

人形「おいおい、取引の報酬が真実なんだぜ? ここで教えるわけにはいかねぇよ」

響「あ、そっか! じゃあもし取引に失敗したら?」

人形「まあ、嬢ちゃんにとって良くない事は起きるなぁ」

響(燭台の火が消されるんだな)

人形「まぁ、よく考えて取引してくれよ」

人形「俺はいつでもいいからさ」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 22:18:58.44 ID:tCSAgM2u0
響「そういえばお前はここについて詳しいのか」
312 :>>311ミス キーボード壊れてからダメだ [saga]:2016/12/15(木) 22:30:11.50 ID:tCSAgM2u0
響「そういえば、お前はここについて詳しいのか?」

人形「さてねぇ、随分とここにいるもんだから、もうほとんど忘れてしまったよ」

人形「建物の構造とかは教えられるが、中まではわからねえよ」

響「そっか……あ、さっき絵本を見つけたんだけど、何か知ってる?」

響「女の子がソラに友達を願う話なんだけど」

人形「知らないなぁ」

響「使えないなぁ」

人形「はは、悪かったな」

響(少し話して見たけど、重要な手掛かりは何も聞けなかったぞ)

響(取引を成功させたら何か変わるのかな?)

響(もう少し話してみるか……それとも取引をしようか)

響(一旦ここを後にして探索するのもアリだよね)

行動安価>>314
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 22:36:29.02 ID:IDsXMczc0
うーんやるべきなのか?
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 22:37:12.46 ID:nsJ1boXM0
一か八か取り引きしてみる
地下へ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 22:38:02.28 ID:x8gBsm6cO
とりあえず行ってない所を埋めよう!
ってことで地図の10を探索
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 22:55:05.57 ID:tCSAgM2u0
響(一か八か、取引をしてみよう)

響(身体の場所は分かってるし、取引を成功させた時の真実ってのも知りたいし)

響「よし、取引するぞ」

人形「お、やってくれるかい! ありがたいねぇ」

響「身体の所に連れていけばいいんでしょ? 任せてよ」

人形「ああ、期待しているよ」

響「こっちだよ!」スッ




仮面「……」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 23:06:14.20 ID:tCSAgM2u0
―地下

響「よいしょっと」

響「うわ、やっぱり地下って少しくらいな」

響「ここは……廊下を挟んで両側に檻、その中には沢山の首だけの人形」

響「更に進んだ奥の檻に……うぅ」カタカタ

響「鬼だ……やっぱり怖いぞ」

響「う、動かないよね……?」

響「そしてその近くに身体が……あったぞ」

人形「おお! あれは間違いなく俺の身体だ!!」

人形「やるねぇ、嬢ちゃん」

人形「ささ、扉を開けて、俺を元に戻してくれ」

響「ん? 扉……うぎゃー!? しまったぞ!!」

響「ここの鍵をまだ取ってない!!」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 23:17:31.61 ID:tCSAgM2u0
響「あ、開かないよね……?」ギシギシ

響「やっぱり開かないぞ……」

人形「はは、嬢ちゃん、お前さん抜けてるなぁ」

響「うぅ、ごめんね……ちゃんと鍵を見つけて元に戻すから」

響「もうちょっと待ってくれる?」

人形「ああ」

響「ありがとう……それじゃ一度広間に戻るね」

―広間

響「よいしょっと……あっ!! プロデューサーがいなくなってる」

響(やっぱり、人形と取引することがきっかけなのか……?)

響「……」

人形「嬢ちゃん?」

響「あ、ごめん……少し考え事してたぞ」

響(さて、どうしようかな)

響(もう取引しちゃったから、成功させたいし……でもいなくなったプロデューサーも気になるぞ)

行動安価>>321

319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 23:28:28.33 ID:1yFc+4XQ0
ksk
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 23:43:39.77 ID:IDsXMczc0
鍵は上だっけ?
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 23:45:03.21 ID:nWQ4ZjKNO
とりあえず部屋の10の探索はどうだろう?
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/16(金) 01:18:37.48 ID:J866+9qv0
首の人形って部屋の構造知ってるって言ってたよな
響達の認識が合ってるか一回聞いてみるのもアリかも?
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/17(土) 23:25:29.59 ID:nG/Dq5cn0
響(鍵の前にまだ見てない部屋をみてみよう)

響「たしか、書斎がある側はまだ見てない部屋があったよね」

響「えっと、何もなかった部屋の正面の部屋……ここはまだ開けてなかったぞ」ガチャ

響「うぎゃっ……なんだここ」

響「剣に槍に斧……物騒なものがたくさん置いてあるぞ」

響「ロープとか、ハンマーもある……あ、スコップもあるぞ」

響「……」

響「ここにあるもので身を守るのか……?」

響「でもこんなの持ってたって自分、あの鬼に勝てる気がしないぞ」

響「ん……紙が落ちてる」ヒョイ


『無理だ……勝てない……何をやっても……倒せない』


響「……」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/17(土) 23:51:16.48 ID:nG/Dq5cn0
響「やっぱり倒せないんだ……」

響(じゃあ何のための部屋なんだ?)

響「う〜ん……分かんないぞ」

響「ここは武器以外は何もなさそうだな」

響「どうしよう」

響「護身用に何か持っておいた方がいいのかな?」

響「でも勝てないって書いてるし……う〜ん」

人形「嬢ちゃん、鍵はあったかい?」

響「あ、ここにはなかったぞ」

人形「そうかい」

響(先に取引を終えてから考えてもいいかな?)

行動安価>>326
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 00:19:18.86 ID:x1A1Q/yD0
これで判断材料は全て揃ったのかな?
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 00:23:51.20 ID:lAqg4w+oO
とりあえずスコップだけ持って鍵を回収して地下の人形とのところに行き取引をする!
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 01:02:08.30 ID:kVKn34Dk0
響「スコップだけ……持って行こう」スッ

響「よし、じゃあ鍵を取りに行こう」

―広間

響「あれ、火が一つ消えてる……お前何かした?」

人形「いや、俺は何もしてないぜぇ」

人形「言いがかりはやめてくれよ」

響「ご、ごめん……」

響(これで、燭台の火は三つ……)

響「……と、とにかく鍵だぞ!」

―二階

響「うぅ……不気味だなぁ」

響「えっと、たしかこっち側に……いた! 他より小さな人形」

響「首に……うん、鍵の付いたネックレス、これで開けられるぞ」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 01:26:28.54 ID:kVKn34Dk0
―地下

響「ついたぞ」

響「鬼……やっぱり怖いぞ」

人形「おお、ささ、早く元に戻してくれよ!」

響「急かさないでよ! すーっ、はーっ」

響「動きませんように……」カチャン

響「静かに……静かに……」ギィィィ

響(近くで見るとやっぱり大きい……こんなのに捕まったら……)ゴクリ

響「……ん?」

響(よく見たら、この鬼……継ぎ目がある……それに縫い目も)

響(もしかしてこいつも人形なのか?)
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 01:39:58.35 ID:kVKn34Dk0
響「っと、それより、こいつが動く前に……!」

響「はい、これがお前の身体なんでしょ?」

人形「ああ、ああ、これだよ! これ」

人形「嬢ちゃん、悪いが首元まで持っていってくれ」

響「わ、わかったぞ」スッ

パァア

響「!」

突然閃光が走り、思わず目を閉じる響

人形「いやぁ、助かったぜ嬢ちゃん」

ゆっくり目を開けると、首だけの人形は
身体を取り戻し、動き出していた

人形「はは、やっぱり身体があるっていいねぇ」

響「それはよかったぞ」

人形「ああ、ありがとう嬢ちゃん」

人形「取引成立だ」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 01:51:07.77 ID:kVKn34Dk0
人形「嬢ちゃん、お前さんに伝える真実は」

響「うん」

人形「”パスコードは四桁の数字”だ」

響「パスコードは四桁の数字?」

人形「ああ、それからこれを渡しておく」スッ

響「これは……?」


『1272』


響「これを打ち込めばいいの?」

人形「さてねぇ」

人形「ま、頑張ってくれや! 嬢ちゃん」

人形「それじゃ、助かったぜぇ嬢ちゃん」

響「あ! 待ってよ!! どうしたらいいんだ!?」

人形「そこまでの面倒はみきれねぇなぁ」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 02:00:23.06 ID:kVKn34Dk0
人形「まあ、今はとても気分が良い」

人形「ちょいとだけ、手助けしてやろう」パチン

響「……? 何をしたんだ?」

人形「はは、すぐにわかるさ」

人形「とにかく、取引は終了したんだ」

人形「俺はここらで退散させてもらうぜ」

人形「せいぜい足掻くんだな」フッ

響「あ……消えた」

響「……なんだったんだ」

響「とにかく、ここから出よう……鬼が動くかもしれないし」タタタ

響(鍵は……かけてた方がいいよね?)ガチャン

響「……」

響「一度広間に戻ろうかな……もしかしたらプロデューサーがいるかもしれないし」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 02:12:24.43 ID:kVKn34Dk0
―広間

響「あ! 燭台の火がついてるぞ!」

響「手助けってこのことだったんだ」

響「……プロデューサーはいないまんまだ」

響「これからどうしたらいいんだろ」

響「さっきもらった1272って書かれた紙」

響「パスコードは四桁っていう真実」

響「本当に信じてもいいのか?」

響(あ、そういえばまだ他の数字が書かれた紙って見てないよね)

響(それを見てからでも遅くないよね)

響(それにまだ開けてない部屋もあったし……うん、まだやれることは沢山ありそうだぞ)

響「まずは何からしようかな?」

行動安価>>334
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 02:30:21.60 ID:x1A1Q/yD0
え?まだ行ってないとこあったか?
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 02:41:46.93 ID:IGFgEk0xO
とりあえず貴音や雪歩が一度集めたパスワードの紙や鍵を回収して変化が無いかの確認
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 02:46:38.64 ID:IGFgEk0xO
>>333
@ベニヤ板で封鎖されていた所 図の7
A鍵の掛かった部屋 図の3
Bロフトのさらに上の天井口
の3つだと思われる
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 03:24:33.20 ID:kVKn34Dk0
響「貴音や雪歩が見つけた紙を回収しよう」



響「最初は自分たちがいた部屋の正面の部屋」ガチャ

響「物置部屋だったよね」

響「手前の段ボールに……うん、着せ替え人形がいて、下に紙がある」スッ


『596』


響「確か雪歩は696だったっけ?」

響「やっぱり違うんだ……それにこれは三桁だぞ」

響「あ、そういえば奥の積まれた段ボールの一番下って……」

響「一番上が糸の切れたマリオネットの道具で、二段目には仮面が入ってて」

響「一番下は……そうだ、鍵のかかった木箱だ」

響「書斎側の数字のあった部屋の人形が小さな鍵を持ってたよね」

響「もしかしたらそれかもしれないぞ!」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 03:40:22.95 ID:kVKn34Dk0


響「書斎側の、ベニヤ板で封鎖されている部屋の正面」

響「確か、ここだったよな?」ガチャ

響「部屋の真ん中に机……その上に人形」

響「人形の下に紙が二枚……」スッ


『3751』


響「また違う……貴音と雪歩のどっちとも違うぞ」

響「もう一つは同じだな」

『ダイジナ ダイジナ イノチ ナクストオワリ オニンギョウ』

響「大事な命ってこの数字のことなのか? 四桁だし……う〜ん」

響「それともこの着せ替え人形のことなのか?」スッ

響「う〜んわかんないぞ……とりあえず、この人形が持ってる小さな鍵を持って、さっきの箱を開けてみよう」

響「あ、あと机の引き出しにも鍵があったよね」ガラ
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 03:56:28.46 ID:kVKn34Dk0
響「うん、箱の中に鍵がある……これが物置の隣の部屋の鍵なのかな?」

響「それから……」カサ

『気をつけろ……首だけの人形は……信じるな』

響「……う〜、信じるなって書いてるんだよね」

響「あ〜もう! 訳が分かんないぞ!!」

響「とにかく、物置に戻ろう……あ、ついでにロフトの紙も取っておこう」

―ロフト

響「……この紙は沢山の人形が見てる感じで置かれてるんだよね」

響「何か意味があるのかな……」スッ


『28』


響「……貴音も確か二桁だったけど、数字が違う」

響「つまり、人によって違うってことなんだよね……?」

響「……だから何なんだ?」

響「……とりあえず鍵と数字は回収したし、物置に行こう」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 04:01:49.40 ID:kVKn34Dk0
響「あ、天井裏……貴音が嫌な感じがするって言ってたけど……」ジッ

響「……自分もなんだか嫌な感じがするぞ」

響「あそこに入ると良くない事が起きそうな気がする」

響「……」

響「今は置いといて、戻るか」



響「さて、着せ替え人形の持ってた小さな鍵は入るかな?」カチ

響「お、開いたぞ!」パカ

響「中は……手鏡?」

響「それに紙……」


『きらい きらい かがみは だいきらい』


響「鏡は嫌い……? 何のことだ?」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 04:12:57.52 ID:kVKn34Dk0
響「……一度、状況を確認してみるぞ」

響「自分たちは首の無い人形の部屋で目覚めて、紙を持ってた」

『ココハユメ ハヤクサメナキャ キミモニンギョウ』

響「この紙だな」

響「それから首の無い人形も紙を持ってたよね」

『なまえ しられちゃいけない なまえ しられると か……』

響「それからプロデューサーを調べて、何もない部屋に行って」

響「書斎の本を二冊、絵本と英語で書かれた本を読んで」

響「人形と取引をしたんだよね」

響「そして地下に行って戻ったらプロデューサーがいなくなってて」

響「今も見つかってない」

響「人形との取引を成功させて、自分にとって大事な真実ってのを教えてもらった」

響「それはパスコードは四桁の数字ってこと……それと消えた燭台を戻してくれたんだよね」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 04:25:17.10 ID:kVKn34Dk0
響「あ、武器庫でスコップも手に入れたぞ」

響「んで、とりあえず数字と鍵の回収をして、手鏡と紙を手に入れたんだよね」

響「手に入れた数字は……」

響「地下の首だけの人形が渡してくれた」

『1272』

響「ここ、物置にあった」

『596』

響「書斎側の」

『3751』

響「そしてロフトの」

『28』

響「う〜ん、四桁の数字は二つある……どっちかが正解のパスコードなのか?」

響「でも人形は信じるなって書いてあったし……」

響「他の数字が意味が全くないとも思えないぞ」

響「うがー! 何が正解なんだ!!?」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 04:35:39.03 ID:kVKn34Dk0
響「はぁはぁ……頭がオーバーヒートしそうだぞ」

響「とにかく、数字と鍵は回収したけど……特に変化はないかな?」

響「あと開けてない部屋は、この部屋の隣の部屋と、ベニヤ板の部屋」

響「それから嫌な感じのする天井裏……この三つの部屋は中をまだ確認できてないぞ」

響「でも自分でまわってない部屋も沢山あるから、もしかしら何か変わってる事があるかもしれないな」

響「それにプロデューサー……一体どこに行ったんだ?」

響「むー……これからどうしようかな」

響「パスコードを入力してみるか?」

響「隣の部屋を開けてみようか」

響「それともプロデューサーを探してみるか」

響「う〜ん……」

行動安価>>344
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 05:01:35.77 ID:3j3WOH0DO
kskst
安価だったら隣の部屋を調べる
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 05:46:07.17 ID:3PA36Z2bo
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 14:14:00.32 ID:CTdI3EWbo
ベニヤならスコップで破壊できるな
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 15:40:45.94 ID:RCrz1ksMo
鬼も人形ってことは撃破か無力化できるのかね
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 16:05:28.84 ID:szBUj3Boo
勝てない…っていってたからなぁ…
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 16:11:18.11 ID:7Tl0KRxvO
人形は鏡が弱点っぽいな
ってことは鏡の間は何かありそうやな
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 16:28:20.69 ID:RCrz1ksMo
鏡割ったらなにか出てきたりとかするのかな
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 16:37:29.06 ID:x1A1Q/yD0
パスワードの番号をまとめると
物置部屋 雪歩・貴音「696」 響「596」
書斎側 雪歩「1849」 貴音「352」 響「3751」
ロフト 貴音「92」 響「28」
人形 響「1272」
なはず!
共通点的なものが見つからない…
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 17:14:53.35 ID:kVKn34Dk0
響「隣の部屋から見てみよう」

響「机の引き出しにあった鍵が合うかもしれないし」



響「鍵は……やっぱり閉まってるな」ガチャガチャ

響「この鍵は合うのかな……?」カチャン

響「お! 開いた……ぞ?」ガン

響「なんで? 開かないぞ!?」

響「部屋の中につっかえ棒でもあるのか!?」

響「せっかく鍵があったのになんだよー!」

響「うぐぐ……思いっ切り押しても開かない」

響「隙間から辛うじて見えるのは……ベニヤ板か?」

響「こっちは部屋の中からベニヤ板で入れないようにしてるっぽいぞ」

響「う〜ん……ここまでされたら何か重要なものがありそうな気がしてくるな」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 17:46:30.54 ID:kVKn34Dk0
響「スコップで叩いてみるか」スッ

響「えいっ!」ガッ

響「う〜ん……自分、雪歩みたいに上手く扱えないぞ」

響「他の道具ならいけるかな……?」

響「斧とかあったよね、両手で持てばなんとかなる気がするぞ!」

響「でも勝手に壊してもいいのかな?」

響「う〜ん……あ、もしこっちのベニヤ板が壊せるなら」

響「あっちの封鎖されてる扉も開けられるよね!」

響「物は試しだ! とにかくやってみるぞ!」

―武器庫

響「この少し小さめの手斧なら自分でも使えそうだ」

響「よし……」
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 17:54:48.56 ID:kVKn34Dk0


響「はっ!」ガッ

響「えいっ! やっ!」ガンッバキ

響「やった! 壊せたぞ」

響「中は……なんだこれ!? ぐちゃぐちゃだ」

響「部屋にあったものが全部壊されてる感じだ」

響「机も椅子も……本もめちゃくちゃだ」

響「そして……部屋の隅に人形がいる」

響「最初の部屋の奴みたいに等身大の大きな人形だ」

響「でもこっちはちゃんと頭もある……もしかしてこいつがやったのかな?」

響「何かに怯えるような格好をしてるけど……ん? 壁に何か掘ってる……?」


『鬼が 鬼が来る』
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 18:04:13.90 ID:kVKn34Dk0
響「震えた文字だ」

響「……確かに、あの鬼はすっごく怖いよな」

響「だからこいつはこんなに錯乱したのかな……あれ?」

響「この人形……何か持ってる」

響「また鍵だ……でも扉の鍵とは違う」

響「独特な形をしているぞ」

響「でも何の鍵なんだろう……もう閉まってた所はなかったよね?」

響「あ、天井裏か? でも鍵穴なんてなかったような……」

響「ベニヤ板で入れない方の部屋に何かあるのかな?」

響「なんにせよここはぐちゃぐちゃで全部調べてたら、すっごく時間がかかりそうな感じがするぞ」

響「どうしようかな……」

行動安価>>356
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 18:24:25.91 ID:RCrz1ksMo
ヒント無しで調べるのは辛そうな部屋だがどうしたものか
安価下
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 18:51:41.10 ID:x1A1Q/yD0
ベニヤ板の部屋の探索
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 19:08:29.53 ID:kVKn34Dk0
響「とりあえず、ベニヤ板の部屋にも入ってみよう」

響「こっちが壊せたんだから、あっちも壊せるはずだから」



響「ふっ!」バキッ

響「開いたぞ……」

響「中は……箱」

響「部屋の中に箱が一つだけある」

響「それ以外は……何もなさそうだな」

響「鎖が何重にも巻かれて、開かないように厳重にロックされてるぞ」

響「大きさは両手で抱えるくらいの箱だな」

響「さっき見つけた鍵は、この箱を開ける鍵なのか……?」

ウゥ―

響「!」ビクッ

響「箱の中から唸り声のような音がするぞ……」ドキドキ

響(え、もしかしてこの箱の中には……っ!)

響「ど、どうしよう……開けるべきなのか!?」

響「それとも……」

行動安価>>359
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 19:14:51.17 ID:kkjTKp5Oo
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 19:15:46.61 ID:kkjTKp5Oo
ロウソクの火を箱の中に入れる
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 22:36:07.49 ID:x1A1Q/yD0
そもそも開かないんじゃ…
とりあえず箱に話かてみたらどうかな
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 22:53:36.96 ID:sZ1Dwz8lO
火ってどこから…
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 22:58:58.49 ID:szBUj3Boo
燭台じゃろ、大広間の
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 23:01:52.25 ID:V2bE5dUzo
自分で加速させて連投だしそもそも良くないのでは
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 00:59:38.94 ID:KAqHxijW0
そいつ寝ろ寝ろくんだろ
無視でいいんでない
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 23:59:37.41 ID:fdY57Zw90
響「箱の中に火を入れるか……?」

響「でも燭台の火は自分じゃ届かないからなぁ……」

響「なんにせよ中を見てみない事には判断が出来ないぞ」

響「うぅ……でも、中ってきっとアレだよね」

響「い、一応開けてみるぞ……」ゴクリ

響「この中心の鍵穴の所に、この独特な鍵を差し込んでみるぞ」スッ

響「入った……あ、開いた!」カチン

響「……」ジャララ

響「ひ、開くぞ……」ドキドキ

響「……あ、あっ……やっぱりぃ!!」

鬼「……」

響「うぎゃーっ!! 鬼の頭だぞーっ!!!」ダダダ

鬼「待て、小娘」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 00:08:28.21 ID:EGBSI28t0
響「自分食べても美味しくないぞーっ!!」

鬼「待てと言っておる!」

響「ひうっ!」ビクッ

鬼「何も取って喰おうなどとは言わぬ」

鬼「取るための身体もないのだからな」

響「ほ、ホントか……?」

鬼「ああ、そうだ小娘」

鬼「ワシと取引しろ」

響「と、取引……?」

鬼「ああ、ワシをこのようにした忌々しき木偶に復讐するための手助けをしろ」

鬼「なに、難しいことではない」

鬼「ワシをワシの身体の所まで運べばよい、ただそれだけだ」

響(あの人形と同じこと言ってるぞ……)
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 00:15:32.62 ID:EGBSI28t0
鬼「さすれば、お前に真実を教えてやろう」

響「し、真実?」

鬼「ああ、小娘、お前にとってたった一つの真実だ」

響「……少し考えさせて」

鬼「早くしろ、ワシは気が長い方ではないからな」

響(これはどうしたらいいんだ?)

響(首だけの人形と同じような事を言ってるぞ……)

響(こいつも人形だけど……鬼だよな)

響(信じてもいいのか?)

響(鬼は身体だけでも動いてたよな……大きなハサミを持って)

響(危ないんじゃないか? でも真実は気になるぞ……)

響(う〜ん……)

鬼「決まったか?」

響(どうしよう)

行動安価>>370
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 00:31:46.07 ID:tmnBSSDMo
加速
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 00:33:40.93 ID:T5vvFnk90
取り引きに応じる
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 00:48:14.83 ID:0eRXOSCoO
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 01:25:51.86 ID:NqJteoEd0
成る程
この取引は後々重要な予感
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 07:05:08.66 ID:tmnBSSDMo
予想としては今回鬼との契約で死亡で、あの紙に書かれてた嘘つきは鬼の人形ってことになりそう
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 12:03:05.11 ID:BrJt0pV+o
また寝るマンが安価とったのか!いい加減にしろ
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 13:52:03.80 ID:lG6NiNf7O
>>350
書斎側のやつってライフ的なものかな?
貴音はやれる間際で
響は序盤だし
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 18:59:44.60 ID:0eRXOSCoO
寝るマンちゃうぞ
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 22:47:33.63 ID:8Cq2FufGo
いやこれは応じてもいいでしょ
体だけが暴走してる可能性もあるし鬼攻略にはつながるはず
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 23:03:16.52 ID:j3X6DeWao
鬼の教えてくれる真実
1.私に捕まるとゲームオーバーだ(ヂョギン
2.助かったよ→鬼によるゲームオーバーがなくなる
どっちでしょうねぇ…
とりあえず最初の首だけ人形とかこいつとか鏡の間にぶちこんでみたいな
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 00:21:37.38 ID:pAQ5SHvqO
>>350
雪歩と貴音で共通の数字が「696」
響が言うように人によって違うのか?
それとも状況によって違うのか…
書斎のやつは一緒にあったヒントに「ダイジナ イノチ …」的なのがあったから残りHPで間違いないとして
ロフトは人形が関係している気がするが
物置部屋のはさっぱりやな
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 03:46:45.85 ID:6wYCAZma0
そういえば何もない部屋があったけど
今も何もないのかな?
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 22:06:23.96 ID:C+YaiBXA0
響「分かった……やるぞ」

鬼「くっくっく、英断だ小娘」

響「それじゃ、持つよ?」スッ

響(あ、思ってたより軽いぞ)

響(見た目は怖いけど、やっぱり人形なんだな)

響(……そういえば、この鬼の言う木偶ってあの広間にいた首だけの人形の事だよね?)

響(もういないって知ったらどうなるんだろ……?)

響(それに取引しちゃったけど、すぐ持っていくべきかな?)

響(探すふりして他の場所を見るのも一つかな……武器とか)

響(……う〜ん)

鬼「どうした? 早く進め小娘、そしてワシを元に戻すのだ」

響「わ、わかってるぞ」

行動安価>>382
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 22:12:59.23 ID:vhrlHR5qo
ksk
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 22:30:08.24 ID:9zpv7TfYO
歩きながらこの場所について知っていることや切った人形のことを聞いてみる
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 22:49:25.16 ID:6wYCAZma0
あーもしかして取引する順番逆かね?
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 23:29:25.00 ID:C+YaiBXA0


響「ねぇ、ここって一体何なの?」テクテク

鬼「ワシはワシの成すべきことをやっているだけだ」

鬼「その他のことなど細事に過ぎん」

響「つまり、知らないってこと?」

鬼「知る必要が無いのだ」

響「何でもいいから、知ってる事を教えてよ」

鬼「どうしても知りたいなら、早くワシを戻すんだな」

響「も〜、そればっかりじゃん」

響「……」

響「なぁ、お前の成すべきことって」

鬼「ここに迷い込んだ者の始末だ、選定といってもいい」

響「何でそんなことをするんだ」

鬼「それがワシの役割だからだ」
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 23:35:53.22 ID:Fm19vKfto
あっ…(察し)
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 23:35:58.95 ID:vhrlHR5qo
くっ付けてもくっ付けなくてもやられるのか…
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/23(金) 00:18:03.32 ID:ZbRu25Bn0
いや選定だから何かすれば生き残れるのでは?(願望)
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 21:33:25.33 ID:VWyYsBY80
響「……お前にやられた人たちのことは考えないのか?」

鬼「何故だ?」

響「何故って……」

鬼「主の友たりえぬからワシにやられるのだ」

響「そんなこと……っ!」

鬼「だが、それも幾何の時が過ぎたことか……あの忌々しき木偶にこの姿にされてから」

鬼「ワシは自らの身体の所在を知らぬ」

響「……」

鬼「小娘、お前は運が良い」

響「自分?」

鬼「ああ、ワシとの取引を成立させれば、お前は見逃してやろう」

響「ホント!?」

鬼「ああ、約束しよう」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 21:45:29.17 ID:VWyYsBY80
響「……そういえば主って?」

鬼「この館の主だ」

鬼「あの木偶も同じ主を持つというのに、下らぬことばかりする」

響「その主はどこにいるんだ?」

鬼「知らぬ」

響「そればっかり」

鬼「……主はワシらの次元には存在せんのだ」

鬼「此方からの干渉は出来ぬ、故に知らぬのだ」

響「……」

鬼「さあ、無駄話はここまでだ……早くワシを元に戻せ」
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 21:57:34.42 ID:VWyYsBY80
―地下

響(話してるうちにここまで来ちゃったけど……)

響(本当に渡しても大丈夫なのか?)

響(自分は見逃してくれるって言ってたけど……)

鬼「おお、あそこにあるのはまさしくワシの身体」

鬼「さあ、小娘、早くあそこへワシを運ぶのだ」

響「……」

鬼「これで忌々しき木偶を……」

響(どうすべきなんだ……?)

行動安価>>392
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 22:00:42.00 ID:5JlSsYPno
ここまできたら渡さないとなぁ
踏み台
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 22:08:34.73 ID:98VBYRcBo
渡してやろう
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 22:59:31.42 ID:VWyYsBY80
響「……」カチャン

響「これでいいか?」スッ

鬼「ああ……」

響は横たわる鬼の身体に首をあてがった

響「うぎゃっ!!」パァア

鬼は鋭い光を放ち、辺りは白い世界に包まれた
光が治まると、鬼は身体を取り戻し、動き出していた

鬼「ふぅ、久方ぶりの身体だ」

響「あ、あ……っ」カタカタ

響(やっぱり動いてるのを見ると怖いぞ……)

鬼「そういえば小娘、名を聞いていなかったな」

鬼「お前の名はなんというのだ?」

響「自分は……っ!!」

響(あれ? 名前を教えちゃいけないんだっけ??)

鬼「どうした?」

響「えっと……」

行動安価>>395
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 23:07:41.38 ID:98VBYRcBo
偽名を使おう
折角だし沼倉さんのとか
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 23:44:53.10 ID:5JlSsYPno
とりあえず偽名だな
そもそも鬼を解放する時点で詰みかもしれんが
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 00:48:04.79 ID:HOTgZLiC0
これ乗り越えれた所でパスワードの件結局振り出しだよな〜
とりあえずこの場所を支配する主がいるって事が収穫かな?
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 01:05:55.21 ID:13R2TfxFO
確かにこれ上手いこといっても次何をすればいいのかわからないのか…
今まで出たヒントの中にもう答えはあるのかな?
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 06:06:50.82 ID:YhUqW9t9o
とりあえず鬼の心配がないのはおおきい
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/29(木) 23:42:08.92 ID:Q5F+lBJk0
響「じ、自分はひび……じゃなくて、花子……そう! 花子だぞ!!」

鬼「花子……か」

響「そ、そうだぞ」

鬼「礼をいうぞ花子とやら」スラッ

響「え――^


鬼は鈍色に光る巨大なハサミを取り出すと
響の首を躊躇なく切り落とした


鬼「これでまた使命を全うできるからな」


歪む視界が最期に写した景色は
醜く笑う鬼の顔と、切り離された自分の身体であった


                          ―DEAD END―
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 23:55:37.44 ID:HOTgZLiC0
これは…
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 00:02:48.45 ID:6HQH4syL0
…ヒント!ヒントを下さい!(笑)
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 00:09:17.55 ID:daoj1+Bho
首だけの人形って鬼だったんだな
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 00:10:06.48 ID:daoj1+Bho
信じちゃいけないが抜けてた
首をてに入れたらその辺の燭台で燃やしてみるか(てきとう)
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 00:35:01.74 ID:l/svgJ48O
いや、鏡の間に連れていこう!
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/30(金) 09:45:41.98 ID:Cb3jEiBL0
―コンティニュー

アイドル選択
※既存キャラ下

>>405
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/30(金) 09:46:20.73 ID:Cb3jEiBL0
ミス

>>408
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 09:47:47.36 ID:daoj1+Bho
ksk
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 10:57:54.83 ID:3vMhq6odO
真美
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 11:51:15.15 ID:pmAE5Y5N0
鬼は偽名を使ったのがアウトなのか首を戻したのがアウトなのか分からんな
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 11:55:05.62 ID:QVubvv0WO
>>409
首戻したのがアウトやろ
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 12:22:07.58 ID:khrFLseYo
どんなホラーやパニックものでも恐怖の対象は頭を破壊すれば死ぬ
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 13:05:01.43 ID:6akxqUuk0
こういう不気味な感じの大好きだ
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 08:12:42.15 ID:1ESB1ceW0
真美「っ……!!」バッ

真美「え……?」キョロキョロ

真美「ひびきん……ウソ、だよね?」ポロポロ

真美「それにここって……」カサ

『ココハユメ ハヤクサメナキャ キミモニンギョウ』

真美「うん……ここは夢なんだ」グシッ

真美「きっとゆきぴょんもお姫ちんもひびきんもみんな目が覚めたら元通りなんだ!!」

真美「そうじゃなきゃ、こんな理不尽なことってないっしょ?」

真美「だから真美がやらなきゃ」

真美「真美がこのへんてこな夢を終わらせるんだ!」
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 08:28:23.53 ID:1ESB1ceW0
真美「そうと決まったら、まず真美は何をすべきかな?」

真美「皆のおかげでもうほとんどの情報は揃ってるんだよね」

真美「何処に何があるとか分かってるのは超大きいよね!」

真美「う〜ん……これはアレだ、鬼とか首の無い人形とか」

真美「超不気味だけど、ホラーゲームというよりは脱出ゲーだよね」

真美「多分、あの首だけの人形が教えてくれたように」

真美「パスコードを入力して正解ならきっとクリアってことっしょ?」

真美「で、基本的にこっちの攻撃は効かないとみたほうがいいかな?」

真美「いくら真美でもあの鬼には勝てないと思うし……」

真美「あ、でも鏡はなんなんだろう……? これはまだ謎ですな〜」

真美「一度首だけの人形とかに見せてみるのもありかも!」
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 08:38:37.89 ID:1ESB1ceW0
真美「あ、あの首の人形の真実って、真美も同じなのかな?」

真美「ひびきんのお陰で多分あの人形のことは信用してもよさそうっぽいけど、どうなんだろう?」

真美「鬼の首のイベントはスキップすいしょーってやつだね」

真美「イベントといえば兄ちゃんがいなくなった後何処に行ってるんだろう?」

真美「いなくなったまま何処にもいないって事はないと思うんだけど……バグなのかな?」

真美「それとも鬼の身体みたいにウロウロしてて、たまたま会わなかっただけかな?」

真美「う〜ん、これもようけんしょーってやつだね」

真美「あ、でも兄ちゃんがいなくなる条件ってまだハッキリしてないよね」

真美「多分、あの首の人形と取引することだと思うけど……聞いてみるのもアリかな?」

真美「あと真美が一番謎なのは、まだ誰も入ってない天井裏!」

真美「嫌な予感がするって言ってたけど、入ったらどうなるのかな?」
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 08:51:51.55 ID:1ESB1ceW0
真美「むむむ……これから真美がすべきことをカンケツにまとめるなら」

真美「正解のパスコードの発見」

真美「仮面兄ちゃんの謎」

真美「謎の天井裏」

真美「この三つが大きなイベントかな?」

真美「他は……探索しながら思いついたことをしてみればいいかな?」

真美「書斎の部屋の壁にある本とか、読めるか分かんないけど、調べる価値あるし」

真美「よーし、そんじゃ動くとしますか→!」

真美「あ、この首の無い人形は一応調べとこっと」

『なまえ しられちゃいけない なまえ しられると かm……』

真美「ん、一緒だね」

真美「それにしても、あの首だけの人形は多分お助けキャラ的な位置付けだとするなら」

真美「名前を知られても大丈夫だよね? で、あの鬼は死亡フラグで名前関係なさそうだったから」

真美「消去法でいうならやっぱり仮面の兄ちゃんに知られちゃいけないのかな?」

真美「う〜ん……真美はすっごく気をつけなきゃいけない気がするっぽいよ」
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 08:55:34.10 ID:1ESB1ceW0
真美「ま、何にしても動かなきゃ始まんないよね?」

真美「この部屋は……うん、これ以上は何もなさそう」

真美「それじゃ、気を取り直して」

真美「れっつらごー」

以下行動安価>>419

真美 睡眠無効
   鬼の首取引不可(会話可)
   その他非合理的すぎる行動不可
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 09:01:23.43 ID:kWH9PCnw0
さてさてPを早く何とかしたいものだか…
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 09:04:48.50 ID:1Qr/2R1gO
とりあえず今までみんなが集めたパスワード(人形除く)・鍵と手鏡を回収
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 09:28:47.46 ID:1ESB1ceW0
真美「とりあえず、一番大事なパスコードとか鍵を集めよう!」



真美「まずは真美たちのいる部屋の正面の物置だね!」ガチャ

真美「うん、何も変わってない」

真美「さてさて、数字は?」スッ

『42』

真美「むむ……やっぱりみんなと違う」

真美「えっと、ここには糸の切れた操り人形の道具とか、仮面とか」

真美「あと、手鏡が入ってる箱とか箪笥とかある部屋だよね」

真美「どうせ手鏡も手に入れるつもりだから、全部回収したらここに戻ろっと」

―広間

真美「お、兄ちゃん発見〜! やっほ〜♪」フリフリ

仮面「……」

真美「う〜ん、やっぱりこっちを見てるだけだね」
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 09:39:14.28 ID:1ESB1ceW0
―二階

真美「うあうあ〜、やっぱり気味が悪いよ〜」

真美「取るもの取って、さっさとおさらばしちゃお」

真美「部屋に入って左側の人形の中に……いたいた! ネックレスつけた人形!」

真美「地下の鍵を手に入れたから、ロフトに上がって、と」

―ロフト

真美「人形たちが見てるのってこの紙だよね?」スッ

『2833』

真美「あれ? 四桁だ」

真美「ひびきんたちは二桁だったのに……何か関係あるのかな?」

真美「あと天井裏……実際見るとやっぱやばげだよ」

真美「とりあえず、天井裏は後回し!」

―広間

真美「あ、兄ちゃんまだ動いてないっぽいよ」フリフリ

仮面「……」

422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 09:54:03.51 ID:1ESB1ceW0


真美「書斎側のベニヤ板のある部屋の正面に鍵とかがあったよね?」ガチャ

真美「うん、引き出しのある机に人形……ここだ!」

真美「人形の持ってる小さな鍵と二枚の紙」

『740』

『ダイジナ ダイジナ イノチ ナクストオワリ オニンギョウ』

真美「う〜ん……結局この失くすと終わるのってこの紙なのかな?」

真美「首だけの人形が渡してきたのも数字だったから真美はそう思うんだけど……どうなんだろう」

真美「あ、引き出しの鍵もゲットしなきゃ」ガラ

『気をつけろ……首だけの人形は……信じるな』

真美「これはあの鬼の首の事を言ってたんだよね」

真美「ん、鍵も手に入ったし一回物置に戻ろうかな?」

―広間

真美「やい兄ちゃん! あとで見とけよ〜?」フリフリ

仮面「……」
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 10:11:10.24 ID:1ESB1ceW0


『きらい きらい かがみは だいきらい』

真美「よし! 手鏡もゲットしたし」

真美「これで首だけの人形のもってるパスコード以外は全部回収したよね?」

真美「あの人形のパスコードって取引しないと手に入らないのかな?」

真美「地下の鍵はもうあるから、こっそりとることも出来るかもしんないね」

真美「あ、でも普通に取引した方が真美にもメリットがあるか」

真美「それにしても……42、2833、740」

真美「地下のはまだ分かんないからアレだけど、やっぱりいっかんせーはないっぽいね」

真美「う〜ん、次はどうしようかな?」

真美「あ、そういえば箪笥の一番下の引き出しって開かないんだよね?」

真美「ん〜っ!! ん、やっぱり開かない……でも武器庫があったから」

真美「斧とか使えば開けれないかな?」

真美(まあでも無理して開ける必要はないかな?)

真美(衣装に着物みたいな布があっただけだしね)
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 10:16:19.83 ID:kWH9PCnw0
パスワードが今回ので更に謎過ぎる…
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/31(土) 10:17:23.48 ID:1ESB1ceW0
真美「どうしようかなぁ」

真美「天井裏に行ってみるのもいいし」

真美「この手鏡を首だけの人形に見せに行ってもいいし」

真美「取引して四つ目のパスコードをゲットしちゃってもいいし」

真美「箪笥の一番下の引き出しを開けてもいいし」

真美「書斎の壁にある本を調べてもいいね!」

真美「もちろん他の場所を探索してもいい!!」

真美「うん! やれることは無限大だYO」

真美「よし! 決めた!!」

行動安価>>428
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 10:25:15.72 ID:kWH9PCnw0
とりあえず安全そうなのから行った方がいいかな?
だから引き出しor書斎がいい気がする!
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 10:29:52.72 ID:bKLZIim/O
人形が本当にお助けキャラならそのパスワードが正解なんじゃない?
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 10:32:49.51 ID:tAtTth0fO
まぁとりあえず書斎の本を徹底的に探索!
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/16(月) 13:28:50.50 ID:H1EsGI4b0
真美「書斎の本を徹底的に調べちゃおっと!」

―書斎

真美「というわけで、書斎に来ちゃいました」

真美「さてさて、壁にある本には何が書かれてるかな〜?」

真美「流石に何もないことはないと思うけど……んん?」ジー

真美「何これ? こんなの読めるわけないじゃん!」スッ

真美「漫画とかゲームでよく見かける謎言語だよ!!」

真美「うあうあ〜! ここが夢の中なら真美にも読めるやさし〜日本語で書かれてないとダメっしょ!?」

真美「むぅ〜……少なくともこの本は読むことは出来ないっぽいよ」パラパラ

真美「その隣は……これも読めない」

真美「なにこれ、この無駄に沢山ある本はダミーなの?」

真美「ん〜……??」
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/16(月) 13:36:57.36 ID:H1EsGI4b0
真美「ううん! 考えてもしょうがないっしょ!!」

真美「逆に考えるんだ真美! 読めないってことは読む必要が無いってことさ!!」

真美「読める本に当たるまで読めない本を外していけばいいのだ!」

真美「そうと決まれば早速行動開始っ!!」

・・・・・・・・
・・・・・

真美「はぁ〜、全然見つかんない」グデー

真美「何がめんどいって、背表紙じゃ判断できないからいちいち中身を見なきゃいけないとこだよね」

真美「これもダメ……」パラパラ

真美「うあ〜、こういう時ゲームなら必要な本だけすっと見つけられるのになぁ」

真美「って愚痴っても仕方ないよね……ってうわわ!?」パサッ

真美「本と本の間に何か挟まってたのかな? 全然気づかなかった」

真美「よいしょ……あ、これってあの絵本の続きっぽいよ!!」パラパラ
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/16(月) 14:09:13.37 ID:H1EsGI4b0
ユメの中で女の子は目をさましました。
目のまえに人形の男の子がたっていました。

『友だちがほしいなら、じぶんでつくらないといけないよ』

人形は女の子にいいました。
ですが女の子はつくりかたがわかりません。


真美「……」ペラ


『どうやってつくればいいの?』

そう聞くと、人形はいいました。

『かんたんさ、ヒトを人形にすればいいんだよ。
ここはユメの中、まよいこんだヒトを……ね』

女の子はニコッとわらい、大きくうなずきました。
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 02:44:36.66 ID:2FWVaddGO
おー待ってた!
物語の女の子は765プロの誰かなのかそれともオリジナルか?
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/01(水) 22:50:43.54 ID:rl3tuq90o
マダカナー
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/02/16(木) 22:59:48.83 ID:0dJBCU3V0
それから女の子はたくさんの友だちをつくりました。
女の子は友だちとたくさんあそび、コワレたらまたつくり
しあわせにくらしていました。

きょうもまた、かわいらしい少女がまよいこんできました。
あたらしい友だちができることに女の子もよろこびました。
ですが、この日はいつもと違いました。


『お友だちになりましょう』

少女は、女の子のへやでいいました。


女の子はびっくりしました。
いままで女の子のへやにきたヒトはいませんでしたから。


『さぁ、いっしょにあそびましょう』

少女はそうつづけると、女の子に手をさしだしました。


女の子ははじめて、ホントウの友だちをてにいれました。
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/16(木) 23:01:58.15 ID:0dJBCU3V0
更新遅くなって申し訳ない
明日からがっつり再開します
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/16(木) 23:03:46.81 ID:XUmHdW+Oo
良かった…生きてたんだ!
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/17(金) 18:48:28.48 ID:N6Le98Elo
やった!
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/18(土) 18:49:08.10 ID:hT+Rrqk5O
待ってた!
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/18(土) 20:23:47.30 ID:buCTI/l9O
生きていて本当によかった!
無理のない範囲で頑張って下さい!
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/18(土) 23:37:41.07 ID:EvkgnPHT0
真美「……」ペラ


女の子はじめての友だちとたくさんあそびました。
いままでしたかったこと、できなかったことを少女はかなえてくれました。
とってもとってもしあわせなじかんがながれました。

ですが、そんなしあわせなじかんもすぐにおわりがきました。


『ああ、やっぱりわたしも人形になるのね』


少女はさびしそうにつぶやきました。
女の子はおおつぶのナミダをながしながら、少女の手をとります。


『人形になっても、あそんでちょうだいね』


女の子はなんどもうなずきました。


『ふふ、やくそくよ』


『うん、ヤクソクね』
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/19(日) 00:26:54.46 ID:Cqy55flt0
少女が人形になった日から、女の子のセカイはからっぽになりました。

『まるでユメのようなジカンだったわ』

『ふふ、ユメのなかにいるはずなのにオカシイワね』

女の子は少女をきれいなショーケースにかざりました。

『ええ、アナタはユメ』

『だから、アナタがいなくなったら、このユメはさめるでしょう』


この日から、女の子のユメはかわりました
たんさんの人形がつくられ、たくさんの人形がこわれました


『ダレカ ワタシノ ユメヲ ……』
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/19(日) 00:42:20.30 ID:Cqy55flt0
真美「これで終わりなのかな……?」

真美「とりあえず今ある分はここまでっぽいね」

真美「う〜ん……この絵本の内容がここの事だとしたら」

真美「女の子の部屋がどこかにあって、そこに女の子の友だちの人形があるってことかな?」

真美「んで、ゲーム的にはその人形を壊したら夢から脱出できたりするんだよね」

真美「ここもそうなのかな?」

真美「あ、でもそれだったらパスコードの意味がなくなっちゃうか」

真美「う〜ん……わかんないなぁ」

真美「他に何かないかな?」

真美「……」パラパラ

真美「……なさそうだね」

真美「この本棚はダミーだったっぽいよ」
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/19(日) 01:03:35.14 ID:Cqy55flt0
真美「あ、絵本はあったからダミーではないか」

真美「ん〜、次はどうしようかなぁ」

真美「まあ、女の子の部屋は天井裏で多分あってるっしょ?」

真美「怪しさ満天の星だもんね」

真美「やばげな感じするけど、思い切って行っちゃおっか?」

真美「先に兄ちゃんの謎を調べるのも一つだよね」

真美「人形と取引するのもアリだし」

真美「何か変わったことないか色んな部屋を見てみるのもいいよね」

真美「う〜ん、真美が次にすべきことは……」

行動安価>>445
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/19(日) 07:20:21.21 ID:KSChCiCNO
あ、
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/19(日) 09:01:32.69 ID:gpT++dev0
今度は引き出しを開けてみる
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 01:09:56.74 ID:Pdu/6Szo0
真美「よし! あの開かなかった引き出しを開けちゃおう」

真美「丁度書斎側にいるから、箪笥を壊すための道具を武器庫から取っていこう」

真美「やっぱり斧がいいかな?」

―広間

真美「ん、まだ兄ちゃんいるっぽいね」

真美「やっぱり取引が条件なのかな?」

真美「ま、今は引き出しだよね!」

―物置

真美「やっ! はっ!!」ガッバキッ

真美「ふぅ、これで中を引き出せるかな?」

真美「なんだか壊すのは悪い気がするけど、キンキュー事態だからしょうがないよね!」

真美「よいしょっ……これは、赤い……生地?」

真美「やっぱりただの布が入ってるだけっぽいよ」

真美「この布で着せ替え人形の服を作ってたのかな?」
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 01:21:02.55 ID:Pdu/6Szo0
真美「大きさは……真美の上着と同じくらい、かな?」スッ

カラン……

真美「わっ、何か落ちてきた!?」

真美「これは……なんだろ」スッ

真美「えっと……なんだっけ……これ、すごく見たことある」

真美「ああ! 思い出した! これはアレだよ!!」

真美「ぜんまい時計とか回す時に使うやつだ!!」

真美「ちゃんとした名前は真美知らないけど」

真美「穴に差し込んで、キリッキリッて回すやつだよね」

真美「ん? でもここに時計はなかったよね?」

真美「じゃあ、これは何に使うんだろう」

真美「……あ、人形?」

真美「そっか! からくり人形だ!!」

真美「この回すやつは人形に使えばいいんだね!」
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 01:29:27.96 ID:Pdu/6Szo0
真美「あ、ちょっと待って……一番下の開かなかった箪笥の引き出しにこれが入ってたなら」

真美「上の引き出しはどうなんだろう」

真美「せっかくだから確認しとこうかな」

真美「えいっ!!」バキッ

真美「よし、これで取り出せるね」

真美「えっと、こっちは……青い布だ」

真美「その中に……あった!」

真美「こっちにも同じぜんまい回しがあったよ」

真美「あ、でもこっちの方が赤い布から出てきたやつより少しだけ大きい、かな?」

真美「んっふっふ〜、これは重要そうなアイテムをゲットしましたな〜」

真美「問題はどの人形にこれが使えるかってことだよね?」

真美「さて、どうしようかな?」

行動安価>>450
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 02:16:43.04 ID:TG9bUMFwo
ぜんまいってどこで使えたっけ?
安価下
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 06:38:45.71 ID:EQ756+pso
とりあえず鍵とか紙とか数字とか全部集める(判明してる範囲で)
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 14:14:52.53 ID:Pdu/6Szo0
真美「とりあえず、今ある情報を一回全部集めちゃおうかな」

真美「えっと、パスコードはあと人形の持ってるやつだけだよね?」

真美「鍵は……あ、この部屋の隣の怯えた人形が持ってる鍵だけまだ取ってなかったっけ」

真美「ん〜、人形のは後回しにしたほうがいい気がするから……」

真美「よし、まずは鍵を回収して、まだ取ってない紙を取りに行こうかな!」

真美「そうと決まれば、隣の部屋にいくぞー!」



真美「えっとこの部屋って鍵のかかった部屋で、部屋の中からベニヤ板で封鎖されてるんだよね」

ガチャ……ガッ

真美「うん、で……斧で……やっ!!」ガッバキ

真美「開いた!」

真美「わぁ……やっぱり荒れてるなぁ」

真美「奥に……いた、怯えた人形」

真美「この人形の手に……あった、へんてこの形の鍵」

真美「この鍵で、あの鬼の頭の入った箱を開けるんだよね」

真美「でも開ける意味あるのかなぁ……ま、いっか」

真美「とにかく、これで鍵は全部手に入ったかな?」
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 14:15:08.15 ID:WYkuwQr0o
このぜんまいってPにつかうんじゃね?
ぜんまい侍的な
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 14:18:01.59 ID:SvQMv5two
でもぜんまいふたつあったからなぁ
それにからくり人形に使うようなってことはPは人形だし
この世界で人形にいい思い出がない…
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 14:56:58.83 ID:Pdu/6Szo0
真美「次は紙だね!」

真美「とりあえず、こっち側のを全部集めよう」ガチャ

真美「こっち側は、あと鏡の間と鳥の絵がある部屋にあったよね」

―鏡の間

真美「わ〜、目がチカチカする……」

真美「確か、部屋の隅に……あった!」

『しくじった…… 俺はもう帰れない あいつをここにさえ…… ああ、ちくしょう』

真美「このあいつってホントに兄ちゃんなのかな?」



真美「わっ、実際に見てみると、すごく大きな鳥」

真美「何の鳥かは分かんないけど、空を飛んでる最中の絵っぽいね」

真美「飛んでる鳥を上から描いてる絵かな?」

真美「あ、腕だけの人形……よっ」

『上……見ろ……』

真美「上は……何もないよね? う〜ん……」

真美「あ! うん、やっぱ穴なんてないよね」

真美「流石に腕だけの人形にはからくりなんてないよね」
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 15:42:41.48 ID:Pdu/6Szo0
真美「こっち側の紙はもうないかな?」

真美「次は書斎側のを取りに行こう」

―広間

真美「まだ燭台は全部ついてるね」

真美「兄ちゃんもちゃんといる」

真美「えっと、二階と地下には紙はなかったよね」

真美「だから、書斎側の紙を取ったら全部かな」



真美「まずは、武器庫の取り忘れてた紙を回収!!」

『無理だ……勝てない……何をやっても……倒せない』

真美「ひびきん……ううん、今は考えないでおこう」

真美「武器庫の前の部屋は何もなかったよね?」ガチャ

真美「うん、なにもないね」

真美「ホントに何もないのかなぁ?」

真美「ん〜……何のための部屋なんだろ??」
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 15:57:24.68 ID:Pdu/6Szo0
真美「鬼の頭のある部屋は鬼の頭しかなかったよね」

真美「じゃあ書斎かな」

―書斎

真美「ここは絵本や、手記があって、天井に鳥の模型が飛ぶように揺れてる」

真美「で、その鳥の銜えてる紙を取れば、とりあえず全部回収できたかな?」スッ

真美「よっと!」パシッ

『マエダケミルト ナニモミエナイ』

真美「うー! だったらどこから見たらいいのさ!!」

真美「まあいいや!」

真美「とにかく一応全部揃ったかな?」

真美「小さな鍵を持った着せ替え人形の部屋のは持ってるし」

真美「うん、多分これで全部っぽい」
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 16:04:08.07 ID:Pdu/6Szo0
真美「あ! もしかして」

真美「この部屋の机にいる人形……」

真美「どこかに穴は……ない」

真美「この人形も違うんだね」

真美「でも二階や地下の人形は多分からくりじゃないよね」

真美「全部調べるなんて時間的に無理だろうし」

真美「ならあと可能性があるのは、物置とちいさな鍵を持ってた着せ替え人形か」

真美「調べる価値は二十分にあるね」

真美「でもまずは情報の整理をしよう!」

真美「いろいろ書かれた紙を見て、ちょっと真美、思った事があるんだよねぇ」スッ
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 16:24:56.43 ID:Pdu/6Szo0
真美「んしょ……うん」

真美「この紙って大きく三つのグループに分けられんだよね」

真美「まずカタカナで書かれた紙」

『ココハユメ ハヤクサメナキャ キミモニンギョウ』

『ダイジナ ダイジナ イノチ ナクストオワリ オニンギョウ』

『マエダケミルト ナニモミエナイ』

真美「あと、ひびきんの読んでた絵本の最期のページの」

『ワタシノダイジナモノ アナタノダイジナモノ
タイセツニ タイセツニ カザッテル』

真美「それと平仮名だけの紙」

『なまえ しられちゃいけない なまえ しられると かm……』

『きらい きらい かがみは だいきらい』
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 16:37:48.53 ID:Pdu/6Szo0
真美「それから普通の文? のやつ」

『しくじった…… 俺はもう帰れない あいつをここにさえ…… ああ、ちくしょう』

『気をつけろ……首だけの人形は……信じるな』

『上……見ろ……』

『無理だ……勝てない……何をやっても……倒せない』

真美「多分、この普通の文の紙は、真美たちのようにこの悪夢に迷い込んだ人たちが残してくれたんだと思う」

真美「で、カタカナと平仮名の紙は、注意してる物が違うんだと思う」

真美「ハッキリと確信は持てないけど、この二つが同じものを指してるとは思えないんだよね」

真美「それとも重要度を指してるのかなぁ?」

真美「カタカナのが重要で、平仮名はそうでもない感じ?」

真美「ん〜、とにかくこの紙は三つの人物(?)が混ざってるんだ」

真美「だからって何が分かるわけでもないんだけど……」
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 16:55:34.97 ID:Pdu/6Szo0
真美「パスコードは」

物置『42』

二階『2833』

書斎側『740』

真美「あとは人形と取引で手に入る……はず」

真美「……数字の書かれた紙って四つなのかな?」

真美「あ!! よく考えてみると、数字の書かれた紙って」

真美「鏡の間の方を便宜上右側とすると、上(二階)、下(地下)、右(鏡の間)、左(書斎側)の四方向で手に入ってるじゃん!」

真美「広間を中心にしてるなら、多分間違いないっしょ!?」

真美「後は、人形の言ってた真実」

”パスコードは四桁の数字 ”

真美「これが真美の時どうなのか分かんないから、やっぱり取引してみるべきだよね」

真美「そういえば人形ばっかの建物なのに、なんで鳥がいるんだろう……ん〜」

真美「ま、いいか! 今は次に何をするか、だよね!」
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 16:59:51.09 ID:Pdu/6Szo0
真美「着せ替え人形にこのからくりねじを差し込める穴があるか調べてもいいし」

真美「取引しちゃって最後のパスコードと真実を聞いてもいいし」

真美「先に天井裏に行ってもいいし」

真美「兄ちゃんのことについて考えてもいいし」

真美「ん〜、まだ出来ること、やれることはまだまだありそうだね」

真美「どうしようかな?」

行動安価>>464
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 20:33:45.08 ID:4NKHrlu50
今足りないのは情報なので首だけの人形のところへ行って
根掘り葉掘り聞き出す(契約はしない)
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 20:58:33.03 ID:drL7y7Vqo
>>462
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 21:07:25.13 ID:zTc+uoVz0
安価上
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 01:55:24.96 ID:P0/ngzlko
首だけの人形って契約しないかぎり取りつく島もない感じじゃなかったか
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 17:42:26.71 ID:OuxI2G450
現在判明しているマップとヒントを書き出してみました
ヒントは自分が必要そうだと思ったものを書いているので不要なものがあったり本当は必要なものが無かったりするかもしれません
一部一つの画像にまとめるには長すぎるヒントがあったのでそれだけ分けています
1F http://i.imgur.com/oZPhIIt.png
2F http://i.imgur.com/1QRdBlv.png
BF1 http://i.imgur.com/JhJSLZe.png
1Fの※10にある文書 http://i.imgur.com/2UMtOoq.png
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 23:00:59.13 ID:daH0Ev6h0
>>465
そうだな
でも貴音の質問に結構答えてたから向こうも必死なのかもしれん
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 13:01:16.96 ID:hkzMzyjZ0
真美「まだまだ分かんない事が多いから、首だけの人形にいろいろ聞いちゃおっか!」

―広間

真美「兄ちゃんは……いたいた!」

真美(やっぱり兄ちゃんは取引することでいなくなるのかな?)

真美「あ! 燭台の火が一つ消えてる……」

真美「う〜ん、時計が無いから分かんないけど、真美的な感覚では一時間くらい経ってるから」

真美「一時間で一つ消えちゃうって感じかな?」

真美(ってことは、あと三時間、取引を成功させた時を考えたら四時間あるってことだよね)

真美「何にせよ、もたもたはしてらんないね!」

真美「さて、やっぱり近くで見れば見るほど兄ちゃんですなぁ」

真美「うえ〜、にやけた仮面をつけてずっとこっち見てる……ちょっときもいよ兄ちゃん!」

真美「……やっぱ反応ないっぽいよ」

真美「う〜ん、まあ今は兄ちゃんよりこっちだよね」チラ

人形「……」
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 13:15:27.30 ID:hkzMzyjZ0
真美「お〜い」

人形「……」

真美「あれ? 聞こえてないのかな?」

人形「んん? もしかして俺に言ってんのかい?」

真美「そうだよ」

人形「こいつは驚きだ! あんた、何で俺が話せるって知ってるんだい?」

真美「あっ……」

真美(そういえば今までは向こうから声をかけてきてたっけ)

真美(これって正直に話しても大丈夫なのかな?)

真美(でも余計なことでリスクは負いたくないよね)

人形「お〜い」

真美「えっと、ゲームでは基本中の基本っしょ?」

人形「げーむ?」

真美「うん!」
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 13:35:01.88 ID:hkzMzyjZ0
真美「気が付いたらよく分かんないところで目が覚めたんだよね」

真美「で、ココハユメ〜って紙が手元にあって」

真美「いろいろこの建物内を探索したところ、脱出ゲーな感じがしたから」

真美「とにかく情報が欲しくて、手当たりしだい声をかけたりしてたんだよ!」

人形「ほ〜、よく分からんが、肝っ玉の座った嬢ちゃんだね」

真美「えっへん!」

人形「そんなあんたにいい話があるんだが、聞いてくれないかい?」

真美「いい話?」

人形「ああ、俺と取引をしよう」

真美「取引……」

人形「おっと、そんなに難しく考えないでくれ」

人形「要はこの館のどこかにある俺の身体を探してほしいんだ、それが出来たらあんたにとって大事な真実を一つ教えてやる」

真美(みんなの時と一緒だね)

人形「情報が欲しいあんたにとって、悪い話じゃないだろう?」
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 14:03:34.91 ID:hkzMzyjZ0
真美「う〜ん、取引するかどうかは置いといていろいろ聞いてもいい?」

人形「ああ、別に構わないぜ?」

真美「えっと、じゃあ……ここって一体何なの?」

人形「さてねぇ、きっとあんたの言うように、ユメの中なんだろうさ」

真美「む〜、ちゃんと教えてよ!」

人形「はは、少なくとも俺は与えられた役割をこなすだけさ」

真美「役割?」

人形「ああ、憐れで可哀想なあんたの手助けさ」

真美「取引ってこと?」

人形「ああ、それだけじゃないけどな」

真美「?」

人形「ま、それも取引をすれば分かる事さ」

真美「……」
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 14:19:09.48 ID:hkzMzyjZ0
真美(取引だけじゃないってどういう事だろう)

真美(でも取引をすれば分かるってことは、多分兄ちゃんの事だよね)

真美(やっぱり、この人形と取引することが兄ちゃんがいなくなるきっかけで間違いないっぽいよ)

真美「あ、建物を回ってこういう紙をいくつか見つけたんだけど、何か知らない?」

真美「平仮名だけで書かれてたり、片仮名で書かれてたりするんだけど」

人形「う〜ん、知らないねぇ」

真美「え〜、じゃあ、この文とかは真美がここに来る前の人たちが残してくれたモノっぽいんだけど」

真美「その人たちの事は分かる?」

人形「ああ、ここには数え切らないほどの憐れなヒトが迷い込んでるからなぁ」

人形「いちいち顔なんて覚えちゃいないが、きっとあんたも……」

真美「ま、真美は人形になんかにならないよ!!」

人形「はは、そうかい」

人形「ああ、そうならないように頑張れよ」

仮面「……」
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 14:34:20.28 ID:hkzMzyjZ0
人形「質問は終わりかい?」

真美「あ、この数字は? 全部意味があるものなの?」

人形「どうだろうねぇ、俺が言えることは何もないなぁ」

真美「うぬぬ、このぜんまいは何に使うの?」

人形「俺には使えないぜ」

真美「何に使うか聞いてるの!」

人形「知らないな」

真美「……じゃあ二階のロフトの上に更に奥に上がる天井口があったけど」

真美「あれは?」

人形「ああ、それは俺のご主人様の部屋だな」

人形「気軽に入ることはお勧めしないな」

真美「これは教えてくれるんだ」

人形「俺が分かることなら、教えてやるさ」

真美「そっか」
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 14:44:20.36 ID:hkzMzyjZ0
真美「じゃあ、分かる範囲でこの建物について教えて」

人形「そうだなぁ……あんたがもう見たかどうかは知らないが、地下には鬼がいるんだ」

真美「鬼……」

人形「ああ、まあ俺が首を取っちまったから、首の無い鬼なんだがな」

人形「アレが動くことがあれば、逃げた方がいいぜ」

真美「勝てないの?」

人形「どうだろうねぇ……俺が見てきた限りでは、助かった者はいないな」

真美「……あ!」

人形「ん? どうしたんだい?」

真美「えっと……これ!!」ゴソゴソ

人形「それは?」

真美「手鏡!」

真美「どう? 鏡が嫌いなんでしょ?」

人形「別に何ともないぜ」

真美「あり……?」
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 14:57:46.62 ID:hkzMzyjZ0
真美「じゃあ鬼が鏡を嫌がるの?」

人形「さぁね、首が無いのに分かるだろうか」

真美「あ、そっか……」

人形「何にせよ、歯向かうのはよした方がいいってことさ」

真美「うん、わかった」

真美「ちなみに、どうやったらここから出られるの?」

人形「ああ、それはそこの機械に正しいパスコードを入力すればいい」

真美「あ、やっぱりそうなんだ」

真美「じゃあ正しいパスコードはなに?」

人形「さてねぇ、それは分からないなぁ」

真美「む〜、けちんぼ!」

真美「そういえば、鳥の絵とか模型があったりしたけど、何か知ってる?」

人形「鳥か……よくは知らないが、確かゴシュジンサマの部屋にもあった気がするなぁ」

真美「そうなの?」
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 15:07:40.23 ID:hkzMzyjZ0
人形「ああ、まあ少なくとも無関係ではないだろう」

真美「だね!」

真美(う〜ん、聞きたいことは大体聞けたかな?)

真美(はぐらかされたりもしたけど、今回の質問は大きな収穫もあったかな?)

真美(正しいパスコードを入力すれば帰れるってことと、鏡は人形には意味ないってこと)

真美(ぜんまいとか、鳥とかまだ分からない事もあるけど前進した感じはあるよね!)

人形「満足したかい? 満足したなら取引しないかい?」

人形「悪いようにはしないぜ」

真美「う〜ん、もう少し考えさせて」

人形「そうかい」

真美(さて、どうしようかな?)

行動安価>>478
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 17:11:23.13 ID:kO3VCegjO
兄ちゃんが動かないなら背面やめにつきにくいところにねじを指すところがないか探す
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 17:24:04.12 ID:SmhsXFNFo
(ある程度動いても無理そうなら取りあえず鬼の首を鏡の間に置いてみたいところ)
安価は上で
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 06:19:20.75 ID:cn0Q22UV0
真美「一応兄ちゃんに穴が無いか見てみよっか」

真美(お姫ちんもひびきんも兄ちゃんの事調べてたけど)

真美(特に収穫はなかったんだよね〜)

仮面「……」

真美「ちょっとごめんよ兄ちゃん」ヨジヨジ

真美「ん〜、うなじの方には何もないなぁ」

真美「よっ、背中も普通だし……う〜ん、何もなさ気っぽいよ」

真美「あ、もしかして服の下にあるのかも!」

真美「兄ちゃん、これはキンキュー事態だかんね」ワキワキ

真美「覚悟っ……! ってあれ? 脱がせられない」

真美「仮面は分かるんだけど、服も無理なんだ……」

真美「ホント、変な事に巻き込まれちゃったね、兄ちゃん」
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 06:32:46.03 ID:cn0Q22UV0
真美「よくよく考えたらぜんまいは二つあるから兄ちゃんじゃないんじゃないかな?」

真美「う〜ん、考えつく限りではあとは着せ替え人形しかないんだよね」

真美「でももしかしたらトラップかもしんないから、しんちょーにやっていかなきゃダメだよね」

真美「それにどのタイミングで取引するかも考えなきゃいけないよね」

真美「もし鬼が動き出してから取引を成功させたら、どうなっちゃうんだろう?」

真美「ん〜、でもあんまり危なそうなことはしたくないよね」

真美「次はどうしよっか」

真美「燭台の火はあと三つ……か」

真美「あんまりうかうかはしてらんないね!」

行動安価>>482
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/08(水) 00:50:10.72 ID:E2DsznoO0
前の周回含めてまだ行っていない場所を探索してみる
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/09(木) 04:24:18.32 ID:qT/4ohVY0
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/11(土) 13:13:50.37 ID:G8Sp2xgW0
真美「んむむ、まだ気になることはあるけど」

真美「先にマップ埋めをしちゃおっかな」

真美「えっとまだ行ってないとこは……」

真美「鬼の頭のある部屋と地下、それからロフトの上……天井裏だね」

真美「まずは鬼の頭の部屋に行こう」



真美「やっ!!」バキッ

真美「ふう……ちかれた」ギィ

真美「うん、部屋の真ん中にぎょーぎょーしい箱があるだけだね」

真美「中身はミミックよろしく大トラップだ〜!!」

ウゥー

真美「んっふっふ〜、残念ながらちみを解放するわけにはいかないのだ!」

真美「ま、もしかしたら話くらいは聞きにくるかもしんないから」

真美「期待しないで待っててね」
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/11(土) 13:31:07.58 ID:G8Sp2xgW0
―地下

真美「うへ〜、やっぱり不気味だよ」

真美「檻の中はびっちり人形の首」

真美「見るのが三回目じゃなかったら耐えられなかったかも」

真美「そもそももっと大事に扱うべきだと思うんだよね」

真美「この人形たちもこうなりたくてなったわけじゃないだろうし」

真美「っていっても仕方ないんだけどね」テクテク

真美「奥の檻に、人形の身体と鬼の身体」

真美「他に何かあるかなぁ……ん?」

真美「隅っこに何かありそう!」カチャ

真美「動かないよね……うん、大丈夫なはず!」キィィィ

真美「これは……」

『おって おって あそこまで 
 にげて にげて あそこまで』

真美「平仮名の紙……ひびきんたちの時はなかったのかな?」

真美「いやあの時は鬼がいつ動くか分かんなかったし」

真美「こんなにゆっくりは見れなかったよね」

真美「一応閉めとこ」カチャン
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/11(土) 13:40:53.45 ID:G8Sp2xgW0
真美「予想外の収穫があったね」

真美「あそこってどこだろう?」

真美「う〜ん……あとで考えよっ」

真美「他にはないよね?」

真美「……なさげっぽいね」

真美「じゃあ後は二階かな」



―ロフト

真美「さて……」

真美「ついに来ちゃった」

真美「ひびきんもお姫ちんも入ってないし」

真美「正直ここに入るのは真美が初めてだよね」ギッギ

真美(うぅ……やっぱり嫌な感じがびしびしいってるよ)

真美「でも、入らなきゃなんも分かんないもんね」

真美(初見殺しはありませんように……!)スッ

真美「なむさん!!!」
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 23:55:40.86 ID:eDv96etmo
どうだ!?
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 15:47:16.16 ID:tCVv87GE0
フッ

真美「えっ!? 明かりが、暗く……!!」

キィィィ

真美「うあ……天井口が勝手に開いてく……」

真美(……)

真美(入れってことだよね?)

真美「慎重に行こう……」ギッギッギ



真美「んしょっ」

真美「ここは……今までの無機質な部屋と違って、女の子〜って感じの部屋だね」

真美「多分、燭台の火が一つ消えたんだと思うんだけど」

真美「少し薄暗くなって、可愛らしい部屋なのに不気味に感じちゃうよ……って」

真美「あっ!!!」タタタ

真美「ゆきぴょん!! お姫ちん!!」
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 16:04:35.18 ID:tCVv87GE0
真美(ゆきぴょんとお姫ちんがショーケースの中に並んで飾られてる)

真美「これ……本物だよね? あの二人だよね?」

真美「随分小さくなっちゃってるけど……人形にされちゃった二人だよね」

真美「あれ? ひびきんは……?」キョロキョロ

真美「……ない」

真美「この部屋に飾られてる人形はゆきぴょん達とその隣のショーケースに入ってる」

真美「フランス人形……かな? これだけっぽい」

真美(でも二人がいるなら、どこかにひびきんもいる可能性があるよね!)

真美「これって開けられるのかな?」

真美「ん〜、見た限り鍵はなさそうだけど……ん? 土台に二つ穴がある」

真美「なんだろ……ぜんまいを入れる穴ではなさそうだけど」

真美「何かをはめれそうな丸い小さな穴が二つあるね」

真美「……」
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 16:17:12.95 ID:tCVv87GE0
真美「これが鍵なのかな?」

真美「でもこれに入れるような丸いものって真美持ってないしなぁ」

真美「う〜ん、やっぱり持っていけないかなぁ」スッ

真美「わっ!? 硝子の部分が簡単にずれる……ってことは」

真美「よっ……は、外せた」

真美「あっ!」

真美(あっぶね〜、ここに入る時暗くなったのに、部屋に仕掛けが無いわけがないよね)

真美「ゆきぴょん達を見つけて焦っちゃってた」

真美「とにかくショーケースからゆきぴょん達を取り出すことは出来るってことは分かったけど」

真美「土台にある謎の二つの穴はまだなんなのか分からない」

真美「同じ構造っぽいから隣のフランス人形も取り出そうと思えば取り出せるかな?」

真美「……」

真美(この子が絵本に出てきた初めての友だちなのかな?)
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 17:11:34.50 ID:tCVv87GE0
真美(……う〜ん)

真美(ここまで来たものの、どうしたらいいのかな?)

真美「この部屋は薄ピンクの壁で小さな花がちらほら描かれてるね」

真美「窓が無いから変な感じがするけど」

真美「入ってきた天井口から見て、奥側の壁際に子供用のベッドかな? それがあって」

真美「右側にショーケース、左側には背の低い机と……その上に模型?」

真美「あ、この部屋を模した模型だね」

真美「それと紙……」スッ

『ヨクバリハ ミヲ ホロボス』

真美「欲張りは身を滅ぼす……?」

真美「ゆきぴょん達の事かな?」

真美「……う〜ん、状況的にはそうだよね」

真美「持っていける人形は一つだぞ〜ってことっぽいよね」
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 17:22:33.14 ID:tCVv87GE0
真美「机の側には箱がある」

真美「何の箱かな……? 大きさはあの鬼の首が入ってる箱より二回りくらい大きいけど」

真美「ん? これ……鳥の絵?」

真美「今気付いたけど、絨毯に鳥の絵が描かれてる」

真美「あの壁にあったように空を飛んでる鳥の絵……」

真美「屋根裏部屋にいるからかもだけど、なんだかこの建物を上から見下ろしてる感じがするね」

真美「あ、小さな本棚もある……真美が入ってきた天井口の後ろ側だったからわかんなかったよ」

真美「部屋にあるものはこのくらいかな?」

真美(どうしよかな?)

真美「もし燭台の火が消えてるとしたらあと二つ」

真美「人形との取引を成功させたとしてもあと三つだから」

真美「あんまりゆーちょーなことは出来ないっぽいね」

真美「それにゆきぴょん達もいたし、どうにかしてあげたいよ」

真美「ひびきんはまだどこにいるか分かんないけど……」
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 17:27:17.57 ID:eWvsYw0LO
響…あいつはいいやつだった
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 17:28:47.53 ID:tCVv87GE0
真美「そういえば兄ちゃんの事もまだ何も分かってないよね」

真美「うあうあ〜!! やることが多すぎっしょ!!」

真美「まだ正解のパスコードも分かってないのに〜」

真美「この部屋はなんだか罠があるっぽいし」

真美「慎重に行動しなきゃ、だね!」

行動安価>>494
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 17:45:56.79 ID:4B/1NQelo
本棚に何かないか探してみる
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 18:45:44.98 ID:tCVv87GE0
真美「本棚に何かないかな?」

真美「これは……本じゃなくてノートだね」ペラ

真美「うわっ、びっしり書かかれてる」

真美「でも全部片仮名で読みにくいなぁ」

真美「え〜っと……なになに?」

真美「初めてのお客さんは髪の長い女の子」

真美「部屋から出ずにずっと泣いていた」

真美「大丈夫、これからは泣かなくてもいいんだよ」ペラ

真美「今日は背の高い男の子」

真美「頑張ってたけど時間切れ」

真美「仲良くしましょうね……」

真美「これって……」パラパラ
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 18:59:23.75 ID:tCVv87GE0
真美「後ろの方に……」

真美「おどおどした女の子が来た」

真美「鬼にやられなくて良かった」

真美「この子は今のお気に入り……」

真美「これってゆきぴょんの事じゃん」

真美「背の高い髪の白い女の子」

真美「前の女の子と知り合いみたい」

真美「せっかくだから一緒に飾ってあげる」

真美「お姫ちん……」

真美「元気な黒髪の女の子」

真美「この子も前の二人と知り合いみたい」

真美「こんな偶然あるんだね」

真美「とっても頑張ってたけど残念だった」

真美「一緒に飾ってあげたかったな」

真美「ひびきんのまで……」
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 19:11:38.84 ID:XDblj2KSO
兄ちゃんにも穴はあるんだよな…
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 19:12:00.42 ID:tCVv87GE0
真美「あ、じゃあ兄ちゃんのは!?」

真美「どこかにあるんじゃないかな?」ペラペラ

真美「多分後ろの方だよね」

真美「ん?」

真美「スーツの男の人」

真美「せっかくここから出れたのに」

真美「操り人形に取られちゃった」

真美「もしかして……これ?」

真美「これより前に操り人形になったのは……」ペラペラ

真美「女の人だ」

真美「兄ちゃんはこの人を助けようとしたのかな?」パラパラ

真美「……ん、最後のページに何か」
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 19:30:55.03 ID:tCVv87GE0
『コノヘヤマデヤッテキタ サイドテールノオンナノコ
ドウヤラマエノコタチト シリアイミタイ
コレハモウキットグウゼンジャナイ』

真美「!」ゾクッ

『アナタハ ドウナッチャウノカシラ』

真美「ま、真美は……みんなとここを出るよ!!」

真美「思い通りになんてなってやるもんか!!」

真美「はぁはぁ……うぅ……」ジワ

真美「今更だけどとんでもないとこに真美はいるんだよね」グス

真美「みんな……うん、真美が頑張らないと」

真美「他に目星い物は……」パラパラ

真美「うん、なさそうだね」

真美「次はどうしよっか」

行動安価>>501
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/24(金) 20:36:02.73 ID:XDblj2KSO
>>500Get
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 21:18:19.27 ID:A/vQru+qO
深呼吸
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/25(土) 03:21:33.24 ID:Xed63LEFo
ノートは全部カタカナってことは今までのカタカナのメモ書いた人と同じなのかな
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/25(土) 23:49:57.70 ID:t43x9mbm0
真美「冷静に動くために深呼吸しよう」

真美「す〜っは〜……」スーハー

真美「ん、なんだかスッキリした!」

真美(ここでは何が起こるか分かんないから)

真美(大きな箱も確認したいけど、まずはショーケースの土台にある穴にはまるものを探したいな)

真美(あ、それがこの大きな箱の中にあるかもしんないのか)

真美「う〜んぜんまいも気になるし……」

真美「一度下に戻るのもアリかな?」

真美「もちろん天井口は開けたまんまにしとくけど」

真美「ん〜、よし、決めた!」

行動安価>>505
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/26(日) 09:37:15.30 ID:tztZcKT/O
鳥の件が気になるな〜
後もう少しヒントが欲しい…
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/26(日) 12:36:39.36 ID:7rLcwQO2O
とりあえず箱を調べてみる
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/31(金) 16:04:48.74 ID:8RmxgTWf0
真美「この机の側の大きな箱を開けてみようかな」

真美「鍵とかはないよね? うん、蓋を開けるタイプだからそのまま取るだけっぽい」

真美「……開けたとたん暗くなるとかないよね?」

真美「だからって、開けないわけにもいかないもんね」

真美「うし! 開けるよ!」スッ

真美「これは……おもちゃ箱?」

真美「おもちゃのティーセットに、小さなイス」

真美「このシートは芝生を模した小さなカーペットかな?」ガサ

真美「あ、お料理セットもある……」

真美「とにかくこれで人形とおままごとしてたっぽい」

真美「ん〜、他は何もなさそうかな」

真美(暗くはならなかったけど、ヒントになりそうなのもなかったよ)

行動安価>>508
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/31(金) 22:19:39.66 ID:qkR8og4wO
後何が出来るのかがわからない…
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/31(金) 22:24:33.63 ID:7T0+Lt/iO
一か八か
鬼の頭を鏡の間に持っていく
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 03:51:14.58 ID:Sxlk0P0W0
これは話が動く予感
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 09:03:16.81 ID:eYDKFFN+O
土台の穴にはまる物も手掛かりないしな〜
良くも悪くも進展があることを願う
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/05(水) 01:03:18.93 ID:r+XW8XYwO
まだ回収されてないヒント(紙)の謎って
鳥の絵があった部屋の「上…見ろ」と
鏡の間の「ここにあいつさえ…」と
毎回変わるパスワード
他にあったっけ?
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/06(木) 02:29:23.55 ID:txQ1k4FUO
後は鏡が嫌い的なやつくらいだと思われ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/13(木) 18:52:21.08 ID:E0AkSmsO0
真美「ん〜、ゆきぴょん達や土台の穴も気になるけど」

真美「あの鬼の首を鏡の間に持っていって反応を見てみよっかな」

真美「これで鏡が苦手なのが誰かはっきりするしね!」

真美「あ、天井口は開けっぱで行くよん!!」

―広間

真美「あ、やっぱり燭台の火が二つになっちゃってる……兄ちゃんも……まだいるね」

真美「っと、鬼が来ちゃう前に動かないと……っ!」タタ



真美「えっと、このぎょーぎょーしい箱をこのへんてこな鍵で開けてっと……」ジャララ

真美(う〜ん、時間が惜しいから話聞かずにバビュンって持って行っちゃおっか)

真美「よし、そうと決まれば……」スッ

鬼「……ほうワシを見ても驚かんとは」

真美「ちょっとごめんね!」ガシ

鬼「ぬっ」

真美「わっ、思ってたよりずっと軽い!!」
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/13(木) 19:01:22.33 ID:E0AkSmsO0
鬼「おい、気安く触るでない!」

真美「だからごめんって言ってるっしょ?」

鬼「どこへ行くのだ」

真美「んっふっふ〜、い・い・と・こ・ろ!」

鬼「待て」

真美「待たない」

鬼「どうせワシを運ぶなら取引をしろ」

真美「やだよ〜」

鬼「ワシと取引をすればお前にっとってたった一つの真実を教えてやろう」

真美「知らなくていいもんね」

鬼「……後悔するぞ」

真美「ふん! 脅したって無駄だぞ」

真美「それに後悔するのはお前の方っしょ!!」

鬼「何のことだ」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/13(木) 19:08:45.58 ID:E0AkSmsO0
―鏡の間

真美「到着」

真美「ここに入ってもとぼけていられるかな?」キィイ

鬼「……」

真美「う〜、やっぱりチカチカするよ」

真美「それに真美と鬼の頭がいっぱいで変な感じ」

真美「あ、そうだ」チラ

真美「どうだ! まいったか!!」

鬼「……何のつもりだ?」

真美「あれ!? 何ともないの?」

鬼「貴様は何がしたいのだ」

真美「鏡が嫌いなんじゃないの?」

鬼「何とも思わぬ」

真美「そんな〜!!」
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/13(木) 19:14:05.50 ID:E0AkSmsO0
真美「あ! もしかして真美がここにいるからダメなのかも!」バタン

真美「……」

真美「……」

真美「……もういいかな?」キィ

鬼「……」

真美「うあうあ〜! 変わらずいるよ!!」

鬼「下らぬ遊びは済んだか?」

真美「こっちは遊んでなんかないよ!!」

真美(でもあの人形も鬼も鏡が大丈夫ってことは)

真美(やっぱり兄ちゃんが鏡が嫌いってことだよね)

真美「……」

真美(他に思い当たるのもないし)

鬼「おい、貴様、ワシと取引しろ」

真美「しないって言ってるっしょ」
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/13(木) 19:19:03.92 ID:E0AkSmsO0
真美(でもそうなったら兄ちゃんが何所にいるかってことなんだけど)

真美(まず兄ちゃんが動くために首だけの人形と取引しないといけないんだよね)

真美(う〜ん、どうしよう)

真美(あ、ぜんまいの謎も残ってるんだよね)

真美(それにゆきぴょん達……)

真美(次はどう動くべきかな?)

鬼「……」

真美(あ、この鬼はこのままでもいいのかな??)

行動安価>>519

※鬼との取引不可
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 19:28:56.51 ID:J4aQZRZ6O
kskst
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 20:44:53.35 ID:WHrPzgf80
とりあえず鬼じゃない方と取引して兄ちゃん移動させて兄ちゃんの移動先考える
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 21:02:24.62 ID:dKjMz/fdo
じゃないともう時間がないしね
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 21:59:52.87 ID:LtHKf/VhO
つまり平仮名で書かれたヒントがPのということか
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/14(金) 12:38:07.93 ID:rmcqMNwe0
真美「うん、やっぱり首だけの人形と取引しよう!」

真美「多分兄ちゃんが動くのは人形と取引してからだと思うし」

真美「燭台の火もあと二つしかないかんね」

真美「それに最後のパスコードも手に入れなきゃだもんね」

―広間

真美(鬼を鏡の間に置いてきちゃったけどよかったのかな……?)

真美(出ていく時何か言ってたけど……ま、いっか!)

真美「おーい! 取引しに来たよ〜!!」

人形「おお、そうかい」

人形「うれしいねぇ」

真美「うん! でもまだ君の身体は見つかってないから一緒に探してもいい?」

人形「ああ、かまわないぜ」

真美「じゃ、れっつらごー!!」
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/14(金) 13:02:02.40 ID:rmcqMNwe0
真美「……」

真美「とは言ったものの、どこに行ったらいいのかな?」

仮面「……」

真美「少なくとも兄ちゃんは真美がここにいたら動く気はなさそうっぽいし」

真美「他の三人もどこかに移動した後に兄ちゃんはいなくなってたよね」

真美「えっと確かゆきぴょんが最初に目覚めた部屋に」

真美「お姫ちんは二階に、ひびきんは地下に行ってたよね」

真美「なら真美は書斎の方に行ってみよっかな!!」

真美「そうと決まればいざゆかん!」




仮面「……」
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/14(金) 13:09:16.75 ID:rmcqMNwe0
―書斎

真美「ってなんとなくここに来たけど」

真美「もうここには調べるものってないよね」

人形「おいおいそんなんで大丈夫かい」

真美「大丈夫っしょ」

真美「えっと、ここの人形にはぜんまい入れる穴はなかったよね」

真美「それにしても兄ちゃんはどこに行ってるんだろう……」

真美「あ、てかもういないのかな?」

真美「ちょっと見てみよう」

―広間

真美「いなくなってる……」

真美「やっぱり取引して広間からいったん離れることが兄ちゃんがいなくなるきっかけなんだね」

真美「じゃあ、兄ちゃんはどこに行ったのか……」
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/14(金) 13:47:08.95 ID:rmcqMNwe0
真美「う〜ん……みんなが取引した後、兄ちゃんがいなくなってからまだ行ってない場所に兄ちゃんが行ったって考えるのがセロリ―だよね」

真美「えっと……ひびきんが色んなところ行ってたから、結構絞られてるよね」

真美「思い出せ……二階にも地下にも行ってたから、多分この階のどこかにいるはず」

真美「えっと……鏡の間には誰も行ってないよね……それから真美たちが最初にいた部屋はゆきぴょんが行ってたけど」

真美「兄ちゃんがいなくなってからは行ってなかったかな? う〜ん微妙な所だけど、一応候補に入れとこう」

真美「それから、物置とその隣の部屋はひびきんが行ってたから除外して」

真美「あ、書斎と武器庫、その隣の鍵を持った着せ替え人形の部屋もいなかったよね」

真美「鬼の首のあった部屋も行ってたから」

真美「あと残ってるのは何もなかった部屋と鳥の絵が壁にあった部屋かな」

真美「鏡の間、最初に真美たちがいた部屋、その隣の鳥の絵の部屋、そして何もなかった部屋」

真美「うん、この四つの部屋は兄ちゃんがいなくなってからまだ行ってない部屋のはずだよ!」

真美「つまり、兄ちゃんはこの部屋のどこかにいるはず!!」

真美「でも兄ちゃんが鏡を嫌ってるとしたら鏡の間にはいないはずだから」

真美「実質三つだよ!!」

真美「どこから探そうかな」

行動安価>>527
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 14:24:56.37 ID:X+p/E4X6O
何もない部屋が怪しいかな?
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 15:22:16.81 ID:mCep79j8O
じゃあ何も無かった部屋に移動
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 22:54:06.90 ID:M7L7xb5Mo
はよ
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/10(水) 17:37:27.98 ID:nQgb3WBXO
はよう
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/15(月) 21:17:14.97 ID:QDnpkjGT0
真美「やっぱり何もなかった部屋が怪しいよね」

真美「ってことで何もなかった部屋に行こっ!」



真美「とーちゃく!」

真美「さあ、兄ちゃん! ついに追い詰めたぞ!!」スッ

真美「……」ガチャ

真美「あれ? 鍵が掛ってる……?」ガチャガチャ

真美「なんで?」


「だ、誰かいるのか!?」


真美「わっ」ビクッ

真美(扉の向こうから声が……)


「おーい……」


真美(この声……兄ちゃんだ)
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/15(月) 21:40:22.53 ID:QDnpkjGT0
真美「に、兄ちゃん?」

「! この声は……ってすまない、君が誰だか分からない」

「気が付いたらここにいて……側に気味の悪い仮面もあるし」

「でもよかった……話せる人がいて」

「鍵もかかってて、少し不安になってたんだ」

真美「え、ここの鍵は兄ちゃんが閉めたんじゃないの?」

真美「それに仮面が側にあるって、兄ちゃんは今何も被ってないの?」

「兄ちゃんって俺のことかい……? えっと何も被ってないよ? この仮面、つけた方がいいのかな?」

真美「だ、だめ!」

「それと多分、俺が鍵を閉めたわけじゃないと思うんだけど……」

「その口ぶりじゃ君が閉めたんじゃないだろうし……う〜む」

真美「……」

真美(ええ〜!? これどうしたらいいの!!?)
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/15(月) 21:54:37.73 ID:QDnpkjGT0
真美(なんか兄ちゃん仮面外れてるっぽいし……この部屋いつの間にか鍵が掛ってるし)

真美(この部屋の鍵なんてなかったよね? もしかしてこのぜんまいが関係してるのかな?)

真美(それにしても、兄ちゃんが無事でよかった)

「あの、いいかい?」

真美「な、なに?」

「いきなりで悪いんだけど、ここの鍵を探してくれないか?」

真美「鍵……」

「厚かましいとは思うんだが、頼れる人が他にいないから……」

真美「……」

真美(ううむ、どの道兄ちゃんをなんとかしなきゃって思ってたし)

真美(探さないとね!)

真美「うん、分かった!! 探してくるよ」

「ありがとう」
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/15(月) 22:04:49.84 ID:QDnpkjGT0
真美「すぐ戻ってくるから、待っててね!」

「あ! ちょっと待ってくれ」

真美「?」

真美「どうしたの?」

「いや、また誰か来た時に君である確証が欲しくてね」

「君の名前を教えてくれないか?」

真美「!!」ドキッ

真美(これって……)

「ん……そういえば君の声どこかで」

真美「……」カサッ

『なまえ しられちゃいけない なまえ しられると かm……』

「間違ってたら悪いんだけど……君の名前って」




「ユキホだったりしないかい?」
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/15(月) 22:18:44.47 ID:QDnpkjGT0
真美「っ!」ゾクッ

真美「ぇ、な、なんでゆきぴょんの名前……」ボソ

真美(冷や汗が止まらない……)

「違ってたか?」

真美「……」ドッドッ

真美(真美は広間で人形と話すとき……って)

「ん〜と……じゃあ」

真美(自分の事を―――じゃ――聞か―――)



「マミか?」



真美「ぁ、っ!!!」ズッ

真美(か、身体が動かない……!?)

真美(声も……っ!!!)
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/15(月) 22:30:34.82 ID:QDnpkjGT0
ガチャ……ギィィイイイ

仮面「……」

真美「!」ガタガタ

真美(仮面……つけたまま)

真美(近づいてくる……いやっ、誰か……!!)

真美(亜美……にいちゃ……っ!!)

仮面「……」スタスタ

人形「はは、大ピンチだな!」


不測の事態
>>537 コンマ30以下回避
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 23:14:58.77 ID:O/HbNb3+o
加速
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 23:39:52.00 ID:BdKbSEDho
はいはい全滅全滅
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 23:59:28.76 ID:O/HbNb3+o
どうなる…
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 01:29:19.90 ID:e7QOx0bRo
コンマ強すぎワロタ
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 02:16:44.34 ID:nr8nnkgjo
回避おめ
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 02:59:27.62 ID:Msn4g1rJO
00はヤバいなw
さて、これで解決に一歩近づけるか
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 04:55:03.13 ID:Msn4g1rJO
スゲェ…
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/17(水) 19:22:06.57 ID:7km03cda0
ゴトッ

仮面「!!」バッ

仮面「……っ」タタタッ



真美「っはっ、はーっ、はーっ」ゼーゼー

真美「な、なに? 真美助かったの……?」ペタン

真美「あ……これ、手鏡」

真美(偶然手鏡が落ちて、それに気付いた兄ちゃんは逃げた……ってことだよね?)

真美「……この為だったんだ」

人形「あんた、運がいいな」

真美「……知ってたの?」

人形「さてね」

人形「そんなことより、早く俺を元に戻してくれよ」

真美「そんなことって、さっきちょーヤバかったっしょ!!?」

人形「はは」
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/17(水) 19:46:08.12 ID:7km03cda0
真美「まったく」

真美「……」

真美(手鏡、少しひびが入ってる……これ、まだ兄ちゃんに効くのかなぁ)

真美「あ! 兄ちゃん逃げちゃったけど、何処に行っちゃったんだろ」

真美「さっきの感じだとどこかに隠れてまた真美を狙ってくるかも」

真美「対策は鏡って分かったけど、不意をつかれたら真美は……」ゴクリ

真美「扉を開ける時は慎重にならなきゃ、だね」

真美(そういえば兄ちゃんが出てきた何もなかった部屋って、今も何もないのかな?)

真美(あ、でも時間もあまりないし、先に人形との取引を終わらすべきかな?)

真美(ぜんまいもまだ分かってないし、屋根裏部屋のショーケースの台座の穴も……)

真美「うあうあ〜、まだやることがいっぱいあるじゃん!! どうしよう!!」

真美「兄ちゃんにも気をつけなきゃいけなくなったし、むしろマイナスっぽいよ!」

真美「ん〜、とにかく行動しなきゃダメだよね!」

行動安価>>546
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 02:21:23.74 ID:+o+17efoO
Pは敵なのか?
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 08:34:44.56 ID:6QEvGlGGO
んーじゃあ何もなかった部屋を探索
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/19(金) 06:08:20.11 ID:SPmngCS40
真美「とりあえず、兄ちゃんがいた部屋に入ってみよう」

真美「……やっぱり何もないか」キョロキョロ

真美「仮面なんて落ちてないし、やっぱりあれは真美を騙すための嘘だったんだ……ん?」

真美「何か地面に書かれてる……?」タタッ

真美「前までは無かったよね……えっと」

『オレのことはいいからにげ...』

真美「……」

真美「文字……震えてる」

真美「これ、兄ちゃんが書いたのかな……?」

真美「……兄ちゃん」
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/19(金) 06:14:28.81 ID:SPmngCS40
真美(本当に兄ちゃんの事、放っておいていいのかな?)

真美(確かに、何処にいるかもう分かんないけど……)

真美「う〜、何が正解か分かんないよ〜!」

真美「かといってこのままここにいても仕方ないし……」

真美「う〜ん……」チラ

人形「ん?」

真美(先に取引を終わらせるべきかなぁ)

真美「それとも……」

行動安価>>550
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/19(金) 08:10:57.78 ID:9VqVo/8no
とりあえず取引終わらせちゃうのがよさげかな
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/19(金) 17:25:57.91 ID:PIOC3sF0O
取引を終わらせる!
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 15:51:31.19 ID:0+YoLTQN0
真美「先に取引を終わらせちゃおう」

真美「時間もないし、最後のパスコードも手に入るはずだしね!」

真美「ってことで目指すは地下!!」

―広間

真美「燭台の火は残り二つのまんまだね」

真美「頑張らなきゃ」

ガンッガンッ

真美「ん……? 地下から音がする……?」

真美「……」

真美(すっごく嫌な予感がするんだけど……)

真美「い、一応降りてみよう」

ギッギッギ……
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 15:59:54.84 ID:0+YoLTQN0
―地下

真美「降りていく最中からどんどん音が大きくなっていってたけど……」

ガンガンガンガンッ

真美「うあうあ〜!! 首の無い鬼が檻を壊そうとしてるよ!!」

真美「まだ真美には気付いてないっぽいけど……この中に入るのはむぼーだよね……」

真美「うぅ……でも大分檻も歪んじゃってる」

真美「あ、鍵穴もあんなに……もう鍵じゃ開けらんないかも」

真美「それに、もう少ししたら壊されちゃいそうだよ〜」

真美「ど、どうしよう……」

真美「これってつまり……」

真美(燭台の火が残り一つになったらこの檻が開いて、鬼の身体が出てきちゃうってことだよね)

真美「かといって今檻に入る手段もないし……」

真美(まさかこんなことになってるなんて思ってもみなかったよ)

真美「……う〜ん」

行動安価>>554

553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:30:12.21 ID:KFda6QfHo
st
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 22:24:07.40 ID:pgHA3uqUO
両隣の檻の中に隠れてやり過ごしてから取引
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/28(日) 21:55:31.64 ID:cwl5f5GI0
真美「両側にある檻のどっちかに入ってやり過ごせば……って」

真美「どっちも入るための扉が無いよ!!」

真美「んぎぎぎ……はぁっ、やっぱ入れない」

真美「隅っこでちっちゃくなってればいけるかな……?」

真美「でももし見つかった時、逃げ場がないや」

真美「それに出ていくまで待つってことは今ある燭台の火を一つ無駄にしちゃうってことだよね……」

真美「んむむ、それはもったいないぞ」

真美「どうせこの鬼が出てくるなら、今の内に他にしなきゃいけない事をしたほうがよさそうかな?」

真美「あ、でも鬼が何所に行くかはちゃんと見てなきゃいけないから、そこらへんも考えて行動しなきゃ」

真美「たしかゆきぴょんの時は二階に向かって行ってたけど、真美の時はどうなんだろ……」

真美(とにかく、鬼が出てくるまでは取引以外の事をした方がいいっぽいね!)

行動安価>>556
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 01:53:09.18 ID:EeN5Wk4JO
うーん
じゃあ物置部屋に戻って壊れたマリオネットの修復を試してみる
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 02:33:43.89 ID:z300jIlCO
続きが気になります…
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 19:54:33.10 ID:wL9MAFrx0
真美「一旦物置部屋に戻ろう」



真美「戻ってきたのはいいけど……どうしようか」

真美「パッと思い浮かんだのは壊れちゃってるマリオネットを直そうかと思ったけど」

真美「えっと……この奥の埃かぶった段ボールの一番上が……」

真美「うん、糸が切れてる道具」

真美「でも、この箱に人形は無いんだよね」

真美「この部屋の人形といえば、段ボールに座っている着せ替え人形に」

真美「その側にある段ボールの中の……色んなところが壊れちゃってるこの沢山の人形かな」

真美「でもこの壊れた方の人形は無くなってる部分は何処にもなさそうだから直せないね」

真美「だったら、この座ってる人形しかないけど……そもそも真美に人形を直す技術なんてないんだけどね」スッ

真美「それにこの人形ってマリオネットの人形なのかな……ん?」
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 20:28:14.40 ID:wL9MAFrx0
真美「あれ? この人形継ぎ目かなんかだと思ってたけど、背中あたりが何か……」ペラ

真美「小さい穴がある……! 何で気が付かなかったんだろう」

真美「これって、このぜんまいのどちらかを入れる穴だよね……?」

真美「い、入れるべきかな? でもトラップだったらどうしよう」

真美(ん、でもこの人形に穴があるってことは、向こうの机に座ってた小さな鍵を持ってた人形にも穴がありそうだよね)

真美「何となくだけど、物置に戻ってきてよかったかも」

真美「さて、回すべきか、あっちの人形にも穴があるか確かめに行くか」

真美「はたまた、別の事をしてみるか……残された時間は多くないぞ真美隊員!!」

真美「自分の直感を信じよう!」

行動安価>>560
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 21:29:27.34 ID:1HUbVqSxO
おー来たか!
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 21:30:40.99 ID:1HUbVqSxO
連続すまん
安価だが
もう1つの方も調べるで
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 22:51:59.13 ID:8XkxVWILO
待ってた
期待
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 04:14:45.45 ID:1ylRK6vd0
真美「もう一つの人形、向こう側の小さな鍵を持ってた人形を調べに行こう!」

―広間

真美「そういえば真美勝手なことしてるけど、大人しいね」

人形「ん? ああ、別に取引が不成立になってるわけでもないしなぁ」

人形「それにここで俺が動くのは、ゴシュジンサマの意向に沿わないからな」

真美「いこーって?」

人形「さてねぇ」

真美「とにかく、あの首の無い鬼がいなくなったらちゃんと戻してあげるかんね!」

人形「ああ、そうしてくれるなら俺は何も言わねえよ」

真美「よかった」

人形「それにしても、俺が何かすることを前提に動いてる節があるな」

人形「それもゲームってやつのお陰かい?」

真美「え? あ、そ、そうだよ!! よく分かったね!!」

真美(危なかった〜……けど真美が皆の夢を知ってる事ってばれたらまずいのかな?)

真美(う〜ん……分かんないし、無駄に危険は冒したくないもんね!)

人形「ほらほら、早く動かないと時間が無いんだろ?」

真美「あ、うん!」
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 04:46:05.86 ID:1ylRK6vd0


真美「とーちゃく!」

真美(今のとこ兄ちゃんは見かけなかったけど、どこかに隠れてるのかな?)

真美「っと、それより人形、人形……」スッ

真美「あった……! こっちの人形にも穴がある!!」

真美「この人形の穴は物置の人形よりも少し小さい」

真美「やっぱりこの穴はぜんまい回しを入れる穴なんだ」

真美「これで、謎のぜんまいは解決したよ!!」

真美「あとは回すだけなんだけど……」

真美「いつ回そうか……取引成功させてから? それとも今?」

真美「トラップだったらいけないから回さないって選択肢も一応あるよね」

真美(でも手詰まりになりつつある状況で、この手掛かりは大きいよね)

真美「う〜ん……」

行動安価>>566
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 04:53:58.81 ID:tgu6NznOO
まぁ他に出来ることあんまりないし回すか?
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 06:05:39.93 ID:WyoaAfxHO
回してみる
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 18:53:11.24 ID:YLtFxrfkO
出来れば真美救ってあげたいけど
わかってない伏線まだ何個かあるし厳しいかな?
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 18:32:58.51 ID:5m3ftY7Io
デストラップはだいたい分かってきたしなんとかなりそうだけどもどうだろ
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/05(水) 10:37:06.47 ID:Re8FBEvhO
このゼンマイでどんなけ話が動くかやな
もうある程度部屋回ってるし後これくらいしか現状出来ること無いし…多分…
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 06:01:23.79 ID:KIP/7LUx0
真美「回そう」

真美「ここで引いたら真美が滑るってやつだね!」

真美「ん? なんか違う気がするけど……ま、いっか!」

真美「どっちから回そうかな……? う〜ん」

真美「決めた! この部屋にあった鍵を持ってた方の人形から入れてみよう」

真美「えっと、こっちの人形は小さい方を……っと」スッ

真美「……ふぅ、入れるよ」スッ


カチッ  キリ、キリ、キリ……カチン


真美「……」ドキドキ

『こんにちは わたしのなまえは××× よろしくね』

真美「わっ、喋った……!」

『あなたの おなまえは ?』

真美「……え?」
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 06:21:50.95 ID:KIP/7LUx0
真美(もしかしてこれもトラップなの?)

真美(でも機械的というか、真美に対して聞いてる感じじゃなさそうっぽいけど……)

『ふふ すてきな おなまえね』

真美「……」

『ねぇ おはなし しましょう』

『わたし あなたとたくさん おはなししたいの』

真美「……これって」

真美(決められた台詞を喋ってるだけっぽいよね……?)

真美(この首だけの人形みたいに自立して動いてる感じじゃないし)

真美(表情……なんてないけど、よくよー? っていうのかな……そんなのが伝わって来ない)

真美(現実によくある喋る人形みたいに……てかそのものだよね)

『うふふ たのしいわ とっても たのしいわ』

真美(ここに来ておかしな人形ばっかに会ってたから真美の感覚が変になってたけど)

真美(これが普通……なんだよね? でもそれが逆に不気味)
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 06:48:12.71 ID:KIP/7LUx0
真美(目の前の人形は話し続けてる……)

『おおきなにわに たくたんのおはなが さいていて――……』

真美(そこにいるはずの誰かに向って)

『あ そろそろ じかんだわ』

『たくさん おはなしできて よかったわ』

『とっても たのしかったわ』

『これからも なかよくしてね』

『わたしと あなたは ともだちよ』

『ずっと ずーっと ともだちよ』

真美「……」

真美「……終わった?」

真美「……みたいだね」

真美(でも何の収穫もなかったなぁ)

真美(あとはもう一つの人形だけど……)


「そこにだれかいるの?」


真美「!!」ビクッ
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 07:20:30.68 ID:KIP/7LUx0
ギギ……ギギギ

真美(うあ……さっきまで喋ってたからくり人形が動き出した!!?)

「あなたがぜんまいをまわしたの?」

真美「……っ」コク

「そう、だれかとはなすのはひさしぶりだわ」

真美「えっと……」

「あなた、あまりじかんがないわね……」

真美「え?」

「ごめんなさい、わたしにはどうすることもできないわ」

真美「あ、あの」

「でもわたしのじかんもあまりないの」

「だからきいてくれる?」

真美「う、うん……」

真美(思わず返事しちゃったよ……どうしよう)

「ありがとう」
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 07:46:13.03 ID:KIP/7LUx0
「……」

真美「……?」

「そう、あなたはもうきづいてるのね」

真美「え? 何を?」

「かめんをかぶったこは、あやつりにんぎょうなの」

真美「あ……兄ちゃんの事」

「あのこはかがみがにがて」

真美「うん」

「なまえをしられてはいけない」

真美「う、うん」

真美(知られちゃったけど)

「かめんをつけられたら、あなたがあやつりにんぎょうよ」

真美「それもなんとなく分かってた」

「なら、だいじょうぶ」

「そのてかがみをだいじにしてね」

真美「え?」

真美(手鏡が直ってる)
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 07:55:26.03 ID:KIP/7LUx0
真美「ね、ねぇ! 兄ちゃんは……あ、えと仮面の人はどうやって助けたらいいの!?」

「……」

真美「あ、多分鏡の間に連れていけばいいんだろうけど」

真美「逃げられちゃって何処にいるか分かんないし……」

「あのこはいま、とりのえのへやにいるわ」

真美「鳥の絵の部屋……? え!? ホント!!?」

「かぎがかかってるわね」

フッ

真美「わっ、暗く……何かした!?」

「じかんがない」

真美(燭台の火があと一個ってことだよね)

「……かぎはあけたわ」

「どうするかはあなたしだい」

真美「……」
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 08:11:23.70 ID:KIP/7LUx0
「こまったときは、しょさいのちかくへいきなさい」

「きっとちからになるものがあるわ」

真美「力になるもの……?」

真美(何のことだろう)

「……でもねがわくばあのこをたすけてほしい」

「ここにとらわれつづけている、あのこを」

真美「あの子って……兄ちゃん?」

「かってなねがいよね、ごめんなさい」

「でも、もう……」スゥ

真美「あ!」

真美(人形が透けて……)

「ごめんなさい○○、だめなままでごめ――…」カラン

真美「……」

真美(人形が消えると同時に、小さな赤い玉が転がった)
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 08:25:04.64 ID:KIP/7LUx0
真美「……」スッ

真美「これ、ショーケースの土台にはめる玉だよね」

真美「それじゃ、もう一つの人形もそういう事だよね」

真美(ママって言ってたよね、あの人形)

真美(この館の主人、女の子のお母さんってことだよね)

真美(ならこっちはお父さんかな?)

真美「う〜、考える時間が欲しいけど、もう時間が無いよ!!」

真美「あ! 燭台の火がもう最後の一個になったってことは」

真美「あの鬼が登ってくるかも!」

真美「何処に行くか見に行かなくちゃ」

真美「先に取引するか、ぜんまい回すかは見てから決めよう!!」

578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 08:41:12.74 ID:KIP/7LUx0
―広間(書斎側扉)

真美「まだ上がってきてないよね?」キィイ

真美(出来るだけ音をたてないように)

ギッギッギッ

真美「!」

真美(きた……!)

鬼「……」

真美(こっちには来ませんように!!)ガタガタ

鬼「……」スッ

真美(あ、鏡の間の方に行った)

真美(よかった、こっちには来なかった……って)

真美(あっちって兄ちゃんもいる側だよね!?)

真美(ママが言ってる事が本当だったら、だけど)
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/13(木) 08:46:58.52 ID:KIP/7LUx0
真美「……」

真美「まあ、どの道兄ちゃんは後回しだよね」

真美「先に真美がすべきことは」

真美「取引を終わらせることと、この多分だけどパパ人形のぜんまいを回すこと」

真美「……くらいかな?」

真美「他に何かあるっけ……」

真美「ってか、鬼の向かった方って確か……」

真美「……ううん、とにかく行動あるのみ!!」

真美「時間は少ないけど、やるぞ! 真美隊員!!」

行動安価>>581
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/13(木) 16:50:49.33 ID:qvTiFZj0O
鬼の向かった方向って
鏡の間と倉庫、スタート地点,ベニヤ板で封鎖された部屋(荒らされてる)があったと記憶してるけど何か特別なものあったかな?
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/13(木) 22:32:59.24 ID:+SC43aoSO
取り引きを終わらせる
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/14(金) 23:01:34.29 ID:FtuOBwLd0
時間空きすぎてもうどうなってんのか覚えてない
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 19:51:09.35 ID:lV2sexe80
全員出てくる(かどうか分からないけど)何年掛かってもいいから完結させてくれ
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/20(木) 02:11:56.50 ID:r5B5B6DZO
もうだいぶ終盤なんじゃないかと(勝手に)思ってるんだけど
まだ出ていないの半分以上いるよな…
まぁそこは仕方ないとしても何とかして謎を全部解きたいな〜
気になってしかないな
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/21(金) 05:09:50.84 ID:LDblY4l40
真美「取り引きを終わらせちゃおう」

真美「もう燭台の火は残り一個になっちゃったし」

真美「それに今のうちにやっとかないと、鬼が来ちゃうかもしれないもんね!」

―地下

真美「よし、到着」

真美「わわっ!? 檻がひん曲がっってる」

真美「……まあ、あんだけ暴れてればそうなるよね」

真美「って人形の身体は大丈夫かな!?」

人形「そんなやわにできてねぇさ」

真美「あ、ホントだ……よかったぁ」

人形「さぁ、早く俺を元に戻してくれよ」

真美「あ、う、うん!!」


真美が人形の首を身体にあてがうと、光に包まれた
人形は身体を取り戻し、動きだした
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/21(金) 05:28:21.32 ID:LDblY4l40
人形「助かったぜ、ありがとよ嬢ちゃん」

真美「すっごく時間かかっちゃってごめんね」

人形「いやいや、気にすんな」

人形「何にせよ身体を戻してくれたことにはちげぇねぇ」

人形「取引成立だ」

人形「いいかい、嬢ちゃん」

人形「あんたに伝える真実は”パスコードは四桁の数字”だ」スッ

真美「!」

真美(ひびきんと一緒だ!!)

真美「これは……」

『1605』

真美(1605……四桁の数字、これもひびきんの時と同じ)

人形「渡すものも渡したし、真実も伝えたな」

人形「それじゃ、残り少ないが頑張ってくれよ」
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/21(金) 05:51:43.73 ID:LDblY4l40
真美「うぇ!? ま、まってよ!!」

人形「なんだ? もう俺は用なんかないぜ?」

真美「せっかく取引成功させたんだよ? もっとボーナス的なものくれてもいいじゃん!!」

真美「ずっと連れまわした仲でしょ! ほら、旅は靴ずれってやつっしょ!!」

人形「はは、浅ましい嬢ちゃんだ」

人形「その意地汚さ嫌いじゃないぜ」

真美「だ、だったら!」

人形「ああ、仕方のない嬢ちゃんだ」

人形「そうだな……ん? なるほど」パチン

真美「?」

人形「いいか? 嬢ちゃん、逃げる時は”静かに”だ」

真美「え?」

人形「残り少ないんだ、せめてアイツからは逃げ切ってみせなよ」
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/21(金) 05:59:30.97 ID:LDblY4l40
真美「え? え? なんのこと!? アイツって??」

人形「すぐ分かるさ」

人形「ま、俺に出来るのはそれくらいなもんだ」

人形「じゃ、せいぜいもがいてくれよ、嬢ちゃん」

フッ

真美「あ、待っ……むぅ、いなくなっちゃった」

真美「アイツって鬼の事かな……? それとも兄ちゃん?」

真美「……それより燭台はどうなったんだろ」

真美「見に行ってみよう」

―広間

真美「……え? 増えてない」

真美「うそうそ!? 一個のまんまだよ!!」

真美「なんで!? ひびきんの時は増やしてあげてたじゃん!!」

真美「真美だけ嫌がらせ? でも手助けしてくれるって言ってたし……」
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/21(金) 06:07:10.25 ID:LDblY4l40
バァンッッ

真美「!!?」

鬼「何処だ、小娘!!」

真美「え……? あ……」サー

真美(そういや鏡の間に頭を置いたまんまだったっけ?)

真美(だからあいつは鏡の間の方に行ってたんだ)

真美(あれ? これ真美やばくない?)カタカタ

鬼「出てこい! 首を刎ねてやる」

真美「……?」

真美(あれ? 絶対見えてるはずなのに、真美気付いてない?)

真美(あ、もしかして人形の言ってたことってこれ?)

真美(いま、こいつは真美の姿が見えてないんだ)

真美(……静かに動けば気付かれないってこと、だよね)
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/21(金) 06:13:26.56 ID:LDblY4l40
真美(少なくとも、ここにいたら危ないよね)

真美(どこかに逃げなくちゃ……)

真美(でも何処に行けばいいんだろ……?)

鬼「隠れても無駄だぞ」

鬼「必ず見つけ出してやる」

真美「……」ゾク

真美(早く、この場から離れなきゃ)


戦慄 人形の加護 

行動安価>>592
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/21(金) 12:39:48.97 ID:PPozYAjcO
成る程
ここにきて同じパスワードがきたか!
ってことはこの4桁は信じていいのかな?
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/21(金) 20:53:24.78 ID:TRrMcq7kO
とりあえず静かにゆっくり書斎の近くに移動
回りにヒントとなるものが無いか調べる
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/26(水) 08:08:27.60 ID:flYh3vri0
真美(静かに、そーっと……)ドキドキ

真美(あ、扉……真美が通れるくらいの隙間なら……)

鬼「がぁあああああああああああっ!!!!!!」ガン

真美「!!」ビクッ

鬼「こうなれば虱潰しだ」

鬼「小娘、必ず……ワシが……」ノシノシ

真美(二階に上がっていく……)ドッドッ

真美(今のうちに……)キィィ



真美「書斎の近くに来たけど、何かあるのかな……?」キョロキョロ

真美「特に何もないっぽいよ」
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/26(水) 08:20:33.68 ID:flYh3vri0
真美(ママは何が伝えたかったんだろう)

真美(書斎の近くって言っても、兄ちゃんがいた何もない部屋と、武器庫くらいしかないよね?)

真美(うん、特に何も落ちてもないし、廊下に変化もない)

真美(ん〜、でもここに来てママが意味の無い事を言うとも思えないし)

真美(誰かに相談しようにも取引が終わってあの人形もいないし……)

真美「うあうあ〜!! そもそももう時間が無いんだったよ!!」

真美「うう、今から真美に出来ることといえば……」

真美「もう一つの人形、この人形のゼンマイを回してみること」

真美「鬼は二階にいったから、兄ちゃんのとこに行ってみる」

真美「天井部屋にも行きたいけど、今は鬼が行っちゃってるから無理っぽいよね」

真美「あ、パスコード! 四桁の数字ってのはひびきんとも同じだったし、もらった数字も四桁だった」

真美「一か八か広間に行って入力してもいいかも!」

真美「鬼もめちゃかんかんだったからあんまり考えてる時間はないかも」

真美「そーきゅーに判断きゃっ!!」

行動安価>>596
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/26(水) 22:29:46.37 ID:DdAS5Gb6O
st
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 04:16:44.79 ID:OdSamp6RO
えーいままよ
人形に教えてもらったパスワード打ってみる
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/27(木) 06:54:17.15 ID:fAB9MG1W0
真美「……ここまで来たら、パスコードを入力してみよう」

真美「まだ誰もパスコードは入力してみたことないもんね!」

―広間

真美「鬼は……うん、いないね」

真美「広間の中心、この大きな柱の前にある機械」

真美「これに触れたら……」スッ

『パスコードを入力してください』パッ

真美「でた」

真美「えっと、人形から貰った数字は……んしょ」

『1605』

真美「1、6、0、5……うん、間違ってないよね」

真美「よし……えいやっ!!!」ピッ


カチ……ガガッ……ガ―ッ
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/27(木) 07:01:37.35 ID:fAB9MG1W0
真美「……開いた」

真美(でも確か、書斎にあった手記もパスコード入力して全部開いてたんだよね……?)

真美「……う〜ん」

真美「中はただのエレベーターっぽいけど」

真美「ボタンとかは何もなさそう」

真美「……ん?」

『10』

真美「10……? なんの数字だろ」

『9』

真美「えっ!? これってカウントダウン!!?」

真美「まってこれ0になったら閉まっちゃう感じ!?」

『8』

真美「うあうあ〜!! ちょっと待ってよ〜!!!」

真美「どどど、どうしよう!!」

『7』
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/27(木) 07:06:35.29 ID:fAB9MG1W0
真美(あと7秒しかないよ〜!!)

真美「乗るか乗らないか……だよね」

真美「ううう〜」

真美「どの道あと少しで真美も人形になっちゃうんだよね」グスッ

『6』

真美「もう何が正解か分かんないよ〜っ!!」

真美「兄ちゃん!! 亜美ぃ!! 助けてよー!!!」

『5』

真美「ううっ」

真美「もう時間が無い……」

真美「真美は……真美は……」

『4』

行動安価>>601
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 08:10:07.04 ID:TFD8LZr7O
これってスルーしたらもうダメなやつだっけか
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 10:25:17.10 ID:UEu+w4GNO
乗るしかない
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 11:10:27.21 ID:H44JrYA5O
このビッグウェーブに
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 12:16:41.69 ID:EVbnlBXwO
まぁここまで来たら乗るしかないよね

ついに大きかったエレベーターの謎が進展するのか?
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/27(木) 22:44:25.15 ID:fAB9MG1W0
真美「……っ」バッ

真美「はぁはぁ……乗っちゃった」

『3』

真美「あ、中もちょうど階数が出るとこにカウントが出るんだ」

真美「本当にエレベーターみたい」

『2』

真美「……」

真美「うぅ」

『1』

真美「……あ」

『0』

カチッ……ガガッ……ズズズ


真美「閉まっちゃった」

真美「これで、後戻りは……できない」
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/27(木) 23:13:57.05 ID:fAB9MG1W0
真美「……」ドキドキ

ウン……ウィーン

真美「わっ、動き……だした?」

真美「……」

真美「これ、下に向かっていってる感じがする」

真美「!?」

真美「ああ……周りがだんだん暗く……」ジワ

真美「じゃあ……真美は……っく」

真美「真美、頑張ったよね……」グスッ

真美「きっと真美が人形になっちゃっても次の皆が……きっと、きっと」

真美「やだぁあああああああああああ!!!」

真美「怖いよ!! やだやだ!! 誰か助けてっ!! うぇぇっ……!!」ポロポロ

真美「兄ちゃん!! 亜美!! 皆ぁああああっ!!!!」

真美「うわぁあああああああああああ!!!!」
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/27(木) 23:38:37.21 ID:fAB9MG1W0
真美「だれか……かみさま」

真美「だれか……うくっ……にいちゃ……」

真美「おねが―……


真美を乗せた箱は深く深く沈んでいく
光を失い、境界を失っても深く深く



暗い闇の底で哀色の悲鳴が響き続けた




……悲しまなくても大丈夫よ、仲良くしてあげるから……



                           ―BAD END― 
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 23:42:18.88 ID:YHPqRbWio
えぇ・・・
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 02:49:42.90 ID:hRTxtBFaO
どこに行くかもわからぬままやん…
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 04:14:34.62 ID:51pOsI+0O
改めて見返すと
響頑張ってたな…

次は妹の亜美の番か?
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/28(金) 06:45:46.58 ID:PbpCPxmc0
―コンティニュー

アイドル選択
※既出キャラ下


>>612
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 07:13:15.39 ID:QYOkcZaUo
踏み台
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 07:48:16.73 ID:/mBYPU9JO
ミッキ
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 08:56:51.14 ID:YgUPWmH8o
これは>>1から何かしらのヒントとか無いのか……
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 21:29:58.68 ID:O9fxGvEuO
亜美ェ…
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/29(土) 09:28:38.78 ID:x0ABEMVno
これエレベーターが死亡フラグってわけじゃないよな?
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/29(土) 14:00:13.80 ID:ESpyAvlK0
美希「んぅ……?」

美希「……」ボー

美希「次はミキってこと?」

美希「めんどくさいの」

美希「こういう頭を使うのは律子とか、千早さんがやるべきだと思うな」

美希「それに、ミキがやんなくたって、きっと誰かが頑張ってくれるの」

美希「……でも真美達も頑張ってたからミキだけがやんないのも違う、かな?」

美希「さっさと終わらせて、一眠りするの!」

行動安価>>618

美希 睡眠有効
   幸運
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/29(土) 14:17:07.53 ID:GXVemEEA0
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/29(土) 17:02:18.66 ID:x0ABEMVno
人形との取引を引き伸ばす理由はなくなったし、まずはそこからかな?
時間消費してなかったらボーナスつきそうだし
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/30(日) 03:25:25.61 ID:emkQOlvEO
いきなり取引しに行くんか
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/30(日) 03:26:49.73 ID:emkQOlvEO
まぁ、その後で色々回収すればいいかな?
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/30(日) 06:25:11.89 ID:RsoUEVPHO
幸運?
今後どんな影響が?

今回は取引終わったら
即効エレベーターもアリやな〜
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 08:30:11.53 ID:/PCc+wVO0
美希「まずは取引ってのをするの」

―広間

美希「あっ! ハニー!!」

美希「そうなの! ハニーを助けるべきなの!!」

美希「ハニーはなんだかここの事をよく知ってそうだし」

美希「ハニーを助けたらこんな所、すぐに脱出出来ちゃうの!」

人形「そいつに話しかけても意味ないぜ?」

美希「あ、取引なの」

人形「ん? 嬢ちゃん、何で取引の事を知ってるんだい?」

美希「え? 取引してくれないの?」

人形「はは、まあ何でもいいか」

人形「嬢ちゃんが知ってるのか知らないのかは分からないが」

人形「取引ってのは、見ての通り首だけの俺を、この館のどこかにある身体のもとへ連れて行って欲しいんだ」

美希「うん、行くよ」
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 08:38:04.20 ID:/PCc+wVO0
人形「話が早くて助かるねぇ」

人形「もし取引が成立したら、嬢ちゃんにとって大事な大事な真実を一つ教えよう」

美希「あふぅ、わかったの」

人形「マイペースな嬢ちゃんだなぁ」

人形「それじゃ、よろしく頼むぜ」

美希「はーい」

美希「それじゃ先に鍵を取りに行かないとっ」

美希「ハニー、またあとでね!」ヒラヒラ

仮面「……」

美希「鍵は……確か二階にあるんだっけ?」

人形「俺に聞かれてもなぁ」





仮面「……」
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 08:47:21.30 ID:/PCc+wVO0
―二階

美希「え〜っと、ここら辺に……あ、あったの!」スッ

美希「ん〜、もう見慣れちゃったけど、やっぱり趣味が悪いって思うな」

美希「ミキ的にはもうちょっと可愛い服とか着せて」

美希「部屋全体をもっと明るめにするといいのに」

美希「せっかく広い部屋なのにもったいないって感じ」

美希「……あ、今は取引の最中だったの」

美希「あとは地下に行くだけだよね?」

―広間

美希「あ、やっぱりハニーがどこかに行っちゃってるの」

美希「きっと、何もない部屋に行ってるんだよね?」

美希「ん〜」ウズウズ

美希「我慢我慢、まだ手鏡もないから会いに行っちゃいけないの」
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 09:00:36.10 ID:/PCc+wVO0
美希「さっさと取引を終わらせちゃうの!」

―地下

美希「皆の夢で見てたより、地下って広く感じるの」

美希「えっと奥の檻だよね?」

美希「あ、これなの!」

人形「おお! これだよ! これ!!」

人形「ささ、嬢ちゃん! 早く俺の身体を元に戻してくれよ」

美希「そんなに焦らなくても分かってるの!」ガチャン……キィイ

美希「身体のとこまで持って行けばいいんだよね?」

人形「ああ、頼むよ」

パァア

美希が人形の身体に首を宛がうと檻全体が光に包まれた
人形は身体を取り戻し、動き始めた
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 09:12:37.92 ID:/PCc+wVO0
人形「いやぁ、助かったぜ嬢ちゃん!」

人形「まさかこんなに早く戻れるとは思ってもなかったよ」

人形「やるもんだねぇ」

美希「それはよかったの」

人形「取引成立だ」

人形「嬢ちゃん、あんたに伝える真実は”パスコードは四桁の数字”だ」スッ

美希(真美達と同じなの)

美希(それから数字は……)

『1009』

美希(数字自体は違うけど、四桁の数字なの)

美希(でも真美はこの人形から貰った数字でやられちゃってたから)

美希(これはハズレって感じでいいのかな?)
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 09:20:50.32 ID:/PCc+wVO0
人形「ん〜身体があるってのは幸せだねぇ」

人形「実に気分がいいや」

人形「この気分の良さを嬢ちゃんにも分けてあげよう」パチン

美希「?」

美希「何も変わってないよ」

人形「そりゃ、嬢ちゃんには何もしてないからな」

人形「ただ、嬢ちゃんがここで足掻くなら、悪いようにはしねぇさ」

美希「んん? よく分かんないの」

人形「はは、まあ頑張ってくれよ」

人形「健闘を祈ってるぜ! じゃあな」フッ

美希「あ……消えちゃったの」

美希「何が何だか分かんないの」
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 09:26:22.40 ID:/PCc+wVO0
―広間

美希「とりあえず広間に戻ってきたけど」

美希「燭台の火はまだ全部ついてるし」

美希「あの人形の言ってた事はなんだったのかな?」

美希「ん〜……」

美希「考えても仕方ないの」

美希「次はどうしようかな?」

美希「ミキ的にはハニーを早く助けたいけど」

美希「他にもやんなきゃいけない事もいろいろあるんだよね?」

美希「う〜ん……」

行動安価>>630
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 11:07:48.43 ID:jTU/WtcoO
もしかしてエレベーターに乗る前になんらかの行動が必須?それとも強制的に一個火が消えるとか
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 11:17:57.84 ID:KTodrRqbO
手鏡入手してPに会いに行く
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 15:06:03.59 ID:/PCc+wVO0
美希「やっぱりハニーに会いに行くの!!」



美希「えっと、書斎側の両開きの扉を開けて、すぐ左の部屋」

美希「この部屋の着せ替え人形が持ってる鍵がいるんだよね?」キィ

美希「いたいた! 鍵貰ってくね?」

美希「……この子がママなんだっけ? 一応この子も物置に連れていった方がいいかな?」

美希「あ、ママの下の紙は……」

『501』

『ダイジナ ダイジナ イノチ ナクストオワリ オニンギョウ』

美希「む〜、結局この数字はなんなのなの」

美希「あ、ついでに引き出しの鍵も取っておくの!」ガラ

『気をつけろ……首だけの人形は……信じるな』

美希「これは、鬼の人形の事で多分間違いないって思うな」
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 15:27:34.95 ID:/PCc+wVO0
美希「鍵も手に入れたし、物置に移動するの!」

―物置

美希「ママは物置の人形の隣に置いといて……」

美希「けほっ、この埃かぶった箱の一番下の木箱に……」カチ

『きらい きらい かがみは だいきらい』

美希「うん、ハニーは今鏡がとっても嫌いなの!」

美希「よっ、手鏡も手に入れたからハニーの所に行くの!」

美希「待っててね! ハニー」




美希(何もない部屋の前まで来たの)

美希(ミキ、ハニーの前で名前言ってないよね?)

美希(手鏡もちゃんと持ったの……!)

美希(じゃあいくよ……)
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 15:48:58.53 ID:/PCc+wVO0
美希「……」ガチャガチャ

美希「あれ? そっか、閉まってるの!」

「誰だ?」

美希「ハニー!」

「は、ハニー? 君は誰かな?」

「ごめんよ、声だけじゃ分からなくて」

美希「……」

「目が覚めたらここにいてね」

「鍵はかかってるし、気味の悪い仮面しか部屋にはないしで困ってたんだ」

「よかったら、ここの鍵を探してくれないかい?」

「……あれ? 聞こえてるかい?」

「おーい」

美希「聞こえてるの」
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 15:56:05.80 ID:/PCc+wVO0
「よかった……あ、そうだ君の名前を教えてくれるかい?」

「もし君が鍵を探してくれた時、君である確証が欲しいんだ」

「それにもしかしたら俺達、知り合いかもしれないしね」

美希「……ハニー」

美希「ごめんね、名前は教えてあげられないの」

「え……?」

「あ、もしかしてユキホか?」

美希「ううん」

「じゃあマミか?」

美希「違うの」

ドンッ

美希「!!」ビクッ

「じゃあなんなんだ? お前のナマエは!!」
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 16:01:46.81 ID:/PCc+wVO0
美希「は、ハニー?」

「教えろ」ドン

「おしえろ」ドンドン

「オシエロ」ドンドンドンドン

美希「ひぅっ!」

仮面「教えないなら……力ずくだ」ガチャ

美希「!!」バッ

仮面「なっ!?」

美希「鏡が苦手なのは分かってるの!!」

仮面「くっ……」ダダダ

美希「あ! 待つのっ!!」タタ
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 16:10:07.07 ID:/PCc+wVO0


仮面「……っ」ダダダ

美希「速いの……!」タタタ

仮面「……!」ガチャ…バタン!!

美希「あ!」ガチャガチャ

美希「ハニー! 開けるの!!」ガチャガチャ

美希「おーい!!」ドンドン

美希「……」ガチャガチャ

美希「むぅ……作戦会議なの」

美希「えっとここは最初に目が覚めた部屋だよね?」

美希「うん、物置の目の前の部屋」

美希「思ったより逃げ足が速くてびっくりしたの」
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 16:19:48.23 ID:/PCc+wVO0
美希「とにかく分かった事は、名前を知られなければ身体はピンピン動くってこと」

美希「鏡を持ってればハニーは逃げていくってこと」

美希「この二つは間違いないの」

美希「でもアレだけ早く逃げられたら捕まえられないの」

美希「どこかの部屋に逃げ込まれると鍵もかけられちゃうし」

美希「すっごく厄介なの」

美希「この後ハニーがどう動くか分かんないのもモヤモヤするの」

美希「……あ、そういえばママはハニーの居場所も知ってたし、掛ってる鍵も開けれたの」

美希「ママはハニー専用のお助けアイテムってやつなのかも」

美希「でもママはすぐに消えちゃったし、一回しか使えない感じだったよね?」

美希「むむ、しんちょーに使わないといけないの!」
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 16:25:03.72 ID:/PCc+wVO0
美希「あふぅ、沢山考えたからちょっと眠くなったの」

美希「今一番安全なのは、鏡の間かな?」

美希「ん〜、でもどうやってハニーを鏡の間に連れていけばいいんだろう……」

美希「う〜ん……」

美希「先に他の事をやるのも一つかもしれないの」

美希「何かしてたらいい考えが浮かぶかもしれないし」

美希「ここにいるよりかはマシだよね?」

行動安価>>640
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 16:39:18.57 ID:NcDxGgm+o
kskst
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 18:02:52.95 ID:KTodrRqbO
とりあえず回収できる暗号とか集めてみる
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 22:02:06.36 ID:WCldw/2OO
なんか
コンティニューする度に難易度上がってない?
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/02(水) 09:28:34.21 ID:ZavHdYlwo
なってる気がするww

今までの行動とかなにやら纏めないと何が何やら
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/02(水) 14:06:14.17 ID:cgb+ROLSO
また一回どこかでまとめて欲しい所
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/02(水) 17:52:57.03 ID:DApFpDKtO
>>466
この図の続きをどなたかまとめて欲しいです(切実)
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/04(金) 12:28:42.96 ID:GIQtfjyG0
美希「なんか必要そうなのを集めてみるの」

美希「ん〜、物置にいろいろあるから、先に二階から行こうかな」

―ロフト

美希「えっと、鍵はもう取ってあるから、ロフトのパスコードだよね」

美希「うぅ……何回も見てるけど、人形がいっぱいこっちを見てて気持ち悪いの」

美希「中心にある紙は……」

『50』

美希「二桁なの」

美希「あ、ここの上もあるんだっけ?」フイ

美希「天井口……みんな嫌な感じがするって言ってたけど」

美希「ミキは別になんにも感じないの」

美希「ミキがおかしいのかな?」
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/04(金) 12:38:59.59 ID:GIQtfjyG0
美希「でも今上がって火が消えちゃうのは嫌だから、別のとこに行こうかな」

美希「あと何があったっけ……?」

美希「ん〜、残りのパスコードは物置だから……あ!」

美希「ママの人形を動かせるように、武器庫に行くの!」

―武器庫

美希「わ〜! 映画の撮影の時だって、こんないっぱいの武器なんてなかったの」

美希「これが撮影だったらよかったのに……」

美希「……真美達は斧を持って行ってたよね?」

美希「じゃあ、ミキもそうするの」スッ

美希「あ、こんなのもあったっけ」

『無理だ……勝てない……何をやっても……倒せない』

美希「……鬼には会いたくないの」
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/04(金) 12:41:44.72 ID:GIQtfjyG0
美希「ん? 鬼は倒せない……?」

美希「この紙が鬼の事を言ってるなら、ハニーは?」

美希「あっ!!」

美希「真美の時のママが言ってたの! 困った時は書斎の近くにって!」

美希「武器庫は書斎の近くなの!」

美希「もしかして武器庫って、ハニーを捕まえたりするための部屋?」

美希「そう考えると辻褄が合う気がするの」

美希「刃物は危ないから使えないけど、ハンマーとかロープもあるし……」

美希「不意を付けばなんとかなる気がしてきたの」

美希「一応物置に持って行こっと」
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/04(金) 12:43:24.23 ID:GIQtfjyG0
―物置

美希「あふぅ、色々持ってきて疲れたの」

美希「えっと、最後のパスコードは……」

『1651』

美希「これは四桁……なの」

美希「ミキのパスコードは全部かな? 人形から貰ったこの」

『1009』

美希「書斎側のママの下にあった」

『501』

美希「二階のロフトの」

『50』

美希「それからここ、物置の」

『1651』
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/04(金) 12:45:33.62 ID:GIQtfjyG0
美希「四桁は二つだけど」

美希「人形のパスコードで真美はやられちゃったのを考えると」

美希「ミキ的には1009は危ないって思うな」

美希「じゃあ1651、なのかな?」

美希「う〜ん……あ、先にゼンマイも回収しとくの!」


ガッガッ


美希「はぁはぁ……なんでミキがこんなことしなくちゃいけないんだろ」

美希「でもゼンマイ回し? それは二つとも手に入ったの」

美希「これで、ママもいつでも動かせるし、物置にあったこの人形もきっと動くはずなの」
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/04(金) 12:49:46.67 ID:GIQtfjyG0
美希「あふぅ、ちょっと疲れたし、少し整理してみるの」

美希「今この物置には、四つのパスコードと、二つのゼンマイ回し」

美希「箪笥を壊すために持ってきた斧と、ハンマーとロープ」

美希「ハンマーとロープはハニーを捕まえるために一応持ってきたけど」

美希「本当に使えるかはまだ分かってないの」

美希「後は変なこと書いてる紙がいくつかあるけど、これはもうあんまり意味はなさそうなの」

美希「まだ回収してない紙には意味があるのもありそうだけど……今は手元にないから分かんないの」

美希「ん〜と、ハニーは多分まだ目の前の最初に目が覚めた部屋にいると思うけど」

美希「鍵が掛ってて今は入れそうになくて、ハニーがいつ動くのかも分かってないよね?」

美希「あ、このママの人形を使えば開けられそう……かな?」

美希「パスコードも……うぅ、やることが多くて嫌になってきたの」

美希「でもミキだってやってやるの!」

行動安価>>652
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/04(金) 13:03:14.49 ID:vzYAvGgYo
もう全然わからん
一度全員殺して回答編書いてもらうのもよくね?
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/04(金) 13:13:26.75 ID:r5vD3kTfo
ちょっとそれは思った。
全然わからないんだよな…
現状も何処まで何をしたかも……
それだけ長続きしてるって事なんだろうけど
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/04(金) 14:25:16.18 ID:UpWhiO4AO
まぁやれるだけやってみて
全部終わった最後に最適解を教えて貰えればいいかな〜

安価なら
Pを捕まえる算段を立ててから
ママ人形のゼンマイ回して
捕まえる!
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/04(金) 19:51:22.36 ID:gpbhbMUU0
1つ思いついたんだけどひょっとしてパスコードって集めた数字を全部足してく方がいいんじゃないか
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 10:25:17.41 ID:hQM+rzeCo
全員失敗したらゲームオーバーとかかな
その時までは頑張って謎解しようぜ
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 09:40:01.37 ID:gOZgUHbzO
9ヶ月経ってると正直最初の方忘れてるよね
あんま深く考えずエレベーター突っ込んで真美が乙ったから考察勢にお任せしたい。あの終わりは胸が痛かった
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 14:54:49.87 ID:cpFHHEsNO
次の更新はいつでしょうか?
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/09(月) 21:06:45.04 ID:T+kTDsnJ0
明日から更新します
遅筆で申し訳ない
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 21:45:35.03 ID:GdO39lXuo
待ってたぜ
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 23:22:56.07 ID:alkWjdVsO
生きてた!(歓喜)
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 06:05:32.53 ID:XzaelLHyo
エタったかと思ったわ
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/10(火) 23:57:36.42 ID:4ZWdPVxd0
美希「うん、ハニーを助けるの!」

美希「やっぱり、ハニーを何とかするのが一番近道だと思うな」

美希「その為にはハニーを何とか鏡の間ってとこに連れて行かないといけないんだよね?」

美希「鍵はママに開けてもらえるとして、どうやってハニーを捕まえようかな?」

美希「ん〜……ばーんって扉開けて、とりゃ〜ってハニーの頭を叩いて、ロープでぐるぐるーってやればなんとかなりそうなの」

美希「うん、手鏡があればきっとやられたりはしないはずなの」

美希「そうと決まれば、さっそく準備しなきゃ!!」

美希「さきにロープで輪っかを作ってれば、捕まえる時楽になるよね」スッ

美希「西部劇の保安官みたいにハニーを逮捕しちゃうの!!」

美希「ん! 出来たの!!」

美希「それじゃ、ママに開けてもらうの!」キリキリキリ
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:07:46.45 ID:O67fbW9zO
ついに来たか!
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/11(水) 00:13:07.15 ID:dq8X0qQT0
・・・・・・・
・・・・

『わたしと あなたは ともだちよ』

『ずっと ずーっと ともだちよ』

美希「……」

美希(ママの決められた台詞は終わったかな?)

「わたしのぜんまいをまわしたのはあなた?」

美希「あ、喋った!! あのねハニーのいるとこの鍵を開けて欲しいの!!」

「……そう、あなたはとってもこううんなのね」

美希「? どういうこと?」

「なんでもないわ まえのこよりもたくさんじかんがあるの」

「でもわたしのじかんはあんまりない……」

美希(……前って真美の事だよね?)

「だからわたしはわたしのやくわりをはたすわ」
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/11(水) 00:24:48.92 ID:dq8X0qQT0
「……」

美希「役割?」

「あなたはきづいているのね、かめんをかぶったこのことを」

美希「うん! よく分からないけどハニーってことと、鏡が嫌いな事は分かってるの!」

「かめんをかぶったこははじまりのへやにいるわ」

美希「そうなの! でも鍵が掛ってるから、開けて欲しいの!」

「……わかったわ」

「……これでへやにはいれるわ」

美希「ほんと!? ありがとうママ!」

「てかがみをだいじにね」

「あなたがぶじであることをいのってるわ」

美希「うん!」
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/11(水) 00:37:28.46 ID:dq8X0qQT0
「そしてどうかあのこをすくってあげてほしい」スゥ

「かっておねがいだけど、どうかおねがい」

美希「わかったの!」

「……ふふ、ふしぎね、あなたならできるきがするわ」

「……」

「ああ、○○……ままは……」カラン…

美希(ママは消えて、赤い小さな玉が残ったの)

美希「……」スッ

美希「これは天井裏の部屋で使うんだよね」

美希「大事に持っておくの」

美希「それより、今はハニーなの」

美希「鍵は開けてもらったから、早速行くとするの!」

美希「手鏡、ハンマー、ロープ……っと準備おっけーなの!」
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 15:56:19.23 ID:IKf+23Ua0
更新きてる(´・ω・`)
なつい
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/16(木) 21:19:14.06 ID:IU/Zb6Li0
はよ
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 12:52:49.61 ID:I6/y4/NQ0
まだか?
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 21:25:05.08 ID:DjyCQRFC0
更新待ってるぞ
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 11:57:05.95 ID:UvNtshnD0
美希「とりあえず、部屋の前まで来たけど、もう一度作戦を確認するの」

美希「まず、ゆーっくり扉を開けてハニーを後ろからハンマーで叩くの!」

美希「その隙にロープでぐるぐるーってして、鏡の部屋に連れていくって感じなの」

美希「あ、ハニーがこっちを向いてたらどうしよう……」

美希「その時は手鏡を向けてなんとかすればいいかな?」

美希「逃がしちゃったら多分もうハニーを捕まえられなくなる気がするから」

美希「ここで頑張らなきゃダメだよね!」

美希「すーっ、はーっ」

美希(ハニー、ちょっと痛い思いをさせちゃうかもだけど……許してね)

美希「じゃ、行くの」スッ

カチャ
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 12:17:39.86 ID:UvNtshnD0
美希(……)ソー

美希「!」

美希(よかった、ハニーは首の無い人形の方を向いててこっちを見てないの)

美希(あ、これならこの輪っかを作ったロープでそのまま捕まえちゃった方がよさそうなの)

美希(ハニーも痛いの可哀想だし)

美希(静かに、そーっと近づいて……)ソロリソロリ

美希(……ハニー、広間にいた時みたいに全く動かないの)

美希(もう少しだからそのままでいてね)

美希(ん……ロープをしっかり持って)ドキドキ

美希(絶対捕まえて、助けてあげてあげるの!!)

美希(せーっの……やっ!!)バッ


捕縛
>>673-675 コンマ60以下が一つでもあれば成功
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 12:24:27.42 ID:AId+f8Mio
うぉぉぉぉ
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 13:14:48.67 ID:qzevLz0no
一発成功じゃん
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 14:05:18.53 ID:AId+f8Mio
もうちょっと手加減すべきだったな(コキコキ
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 02:56:33.86 ID:dwr0BM4bO
おー久々に見たけど進んでる!
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 21:43:15.79 ID:d/UZE+xF0
鬼の頭と木偶の頭を会わせたらどうなるんだ?
なにか重要な会話したりしないかな
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/05(月) 03:25:14.91 ID:2CuTMNAlO
続きは…
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/25(水) 15:27:58.04 ID:9xOGCIgc0
まだあった
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 10:48:57.70 ID:FZW/9J/m0
続きまち
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