P「人形の檻」

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36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 05:48:18.35 ID:OerKvFxX0
雪歩「あ、今はまだ開けられるけど、もしかしたら開かなくなるかもしれないから……ん」ビリ

雪歩「……ふう、これで多分大丈夫、だよね」

雪歩「それじゃぁ……右側から見ていこうかな?」

雪歩「んと、すぐ隣は多分今私がいた部屋と同じ部屋がありそう……かな?」

雪歩「ん〜、中から音は何もしないなぁ」

雪歩「ふぅ……えっと、廊下を進むと……」

雪歩「あ、突き当たった……あれ、また扉……?」

雪歩「何か書いてある……鏡の間……?」

雪歩「鍵は……あ、開いてる……」キィ

雪歩「うぅ……どうしよう」

雪歩「とりあえず今確認できる範囲では」

雪歩「私がいた部屋とその正面、右の部屋とその正面、それから鏡の間に大きな両開きの扉……」

雪歩「全部に入れるか分からないけど、分かっている限りでは6つの扉があるんだよね……?」

雪歩「う〜ん……」

行動安価>>38
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 05:59:40.73 ID:I4gi+A2z0
スカートを後何回千切れるか把握してから
鏡の間の扉を開く
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 07:39:27.83 ID:tB63WYcEO
鏡の間を調べる
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 13:02:33.59 ID:OerKvFxX0
雪歩「まずはこの突き当たりの鏡の間から、見てみようかな……」

雪歩「失礼しますぅ」キィィ

雪歩「ひぅっ!? 人が沢山いるぅ!!?」ビクゥ

雪歩「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃ!!!」ガクガク

雪歩「……」

雪歩「……?」

雪歩「あ、これ……私?」

雪歩「はぁ……びっくりしたぁ」

雪歩「うぅ、それにしても気味が悪いです……」

雪歩「壁一面全てが鏡になってて……あ、天井も」

雪歩「……扉も外は普通だったのに、こっちは鏡張り」

雪歩「どこにいても、意識しなくても自分が目に映る……前も後ろもなにもかも」

雪歩「うぅ〜、ダンスレッスン場にも鏡があるけどこんなには無かったよぅ」

雪歩「それに、どの面も合わせ鏡になっちゃってるから自分が沢山映って……うぅ〜」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 13:16:03.36 ID:OerKvFxX0
雪歩「さっきの部屋よりも明るくて目がチカチカするし」

雪歩「こんなところ早く出よ……ん?」

雪歩「部屋の端になにか……」

雪歩「ひぅ……また紙……?」


『しくじった…… 俺はもう帰れない あいつをここにさえ…… ああ、ちくしょう』


雪歩「うぅ〜……なんなのこの夢ぇ」

雪歩「早く覚めてくださぃぃ!」

雪歩「……」

雪歩「はぅ……ここにいても落ち着かないから、もう出よう」

雪歩「他には……うん、何もないよね?」

雪歩「別の所に行こう」

行動安価>>43
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 13:37:27.62 ID:tB63WYcEO
ksk
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 13:51:50.40 ID:I4gi+A2z0
現時点で判明してる部屋の間取りはこんな感じ?
http://imgur.com/a/I925N

安価なら
スカートを含む「手でちぎれそうな服」を後何回咬ませに使えば無くなってしまうか計算してから
正面右の部屋に咬ませて入る
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 13:56:59.17 ID:ehQJvc+3O
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 14:08:29.15 ID:+JO0x2bso
ここにさえ、閉じ込めておけばいいのかここにさえ近づけなければいいのか
というかあいつって誰だ
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/27(日) 14:08:49.58 ID:DbySJ64Ao
なんかPTっぽいふいんき
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 14:23:35.06 ID:OerKvFxX0
雪歩「う〜ん、扉が開かなくなったら怖いから服を咬まそうと思うんだけど」

雪歩「流石に夢でも裸になっちゃうのは嫌だから、ちょっとずつ千切ろうかな……」

雪歩「ん〜、少なくとも今見えてる扉は全部かませても、大丈夫だよね、それに最初の部屋で作ったカーディガンのロープもあるし」

雪歩「ん……」ビリ

雪歩「それじゃ、右側のドアを開けてみようかな……?」ガチャ

雪歩「あれ? 開いてない?」ガチャガチャ

雪歩「この部屋には鍵が掛ってるみたい」

雪歩「開いてない部屋もあるんだぁ……えっと、どうしようかな」

雪歩「まだ開けてない扉は、この鍵の掛った扉を除けるとその左側の扉」

雪歩「それからこの扉の反対側の扉……私がいた部屋の右側の扉だね」

雪歩「あ、あと一番大きな扉を忘れてましたぁ」

雪歩「……」

行動安価>>46
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 14:24:37.24 ID:OerKvFxX0
再安価>>49
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 14:30:58.12 ID:I4gi+A2z0
正面左の扉を開ける
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 14:37:52.81 ID:+JO0x2bso
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 18:27:08.67 ID:OerKvFxX0
雪歩「こっちの扉は閉まってたけど……左側はどうかな?」カチャ

雪歩「あ、開いた……」キィィイ

雪歩「……」ビクビク

雪歩「ここは……物置かな?」

雪歩「部屋の奥に大きな箪笥が一棹、乱雑に置かれた段ボール……」

雪歩「ひっ! に、人形……?」

雪歩「うぅ……段ボールの上に座ってる……」

雪歩「で、でもこの人形はあそこにいた人形とは違って頭もちゃんとある」

雪歩「それに大きさはリカちゃん人形くらいの大きさ……あの人形は私くらいあったのに」

雪歩「……ちゃ、ちゃんと調べた方がいいよね?」

行動安価>>52
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 18:28:18.33 ID:2u+HopgzO
まずは人形を隅々まで調べてみる
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 18:36:34.58 ID:I4gi+A2z0
上着ロープを構えつつ人形を調べる
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 21:14:29.68 ID:OerKvFxX0
雪歩「うう……」ギュ

雪歩「う、動かないよね……?」ソッ

雪歩「うん、この人形は着せ替え人形みたい」

雪歩「顔は中世的で短髪だから、男の子か女の子かは分からないけど…」

雪歩「ふふっ、どことなく真ちゃんに似ているかも」

雪歩「……どうせなら本当に真ちゃんもいてくれたらいいのになぁ」

雪歩「あ、ちゃんと継ぎ目もある……これは本物の人形みたい」

雪歩(ううん、さっきの人形もきっと本物なんだろうけど……でも)

雪歩「あれ? 人形の下に敷かれてた紙……裏に何か書いてある」スッ


『696』


雪歩「……数字?」

雪歩「なんの数字なんだろう」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 21:33:47.17 ID:OerKvFxX0
雪歩「う〜ん、他にはないのかな……?」

雪歩「人形の置いてあった段ボールの中は……小さな洋服?」

雪歩「ああ、きっとこの子の服だよね」

雪歩「タキシードやドレス、あ、着物まである……どれも似合いそう」

雪歩「でもなんで男の子用も女の子用もあるんだろう……?」

雪歩「う〜ん、でも他には何もなさそう……」

雪歩「他の段ボールも調べようかな?」

雪歩(奥に積まれた段ボールは埃を被ってて随分前から放置されていたような感じがする)

雪歩(人形が乗っていた段ボールのほかに、近くに二つ段ボールがある……)

雪歩(部屋の奥にあるものほど古いのかな……?)

行動安価>>56
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 21:41:50.34 ID:2u+HopgzO
手前のダンボールから調べる
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/27(日) 21:45:16.66 ID:BY8LHnsu0
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:01:10.67 ID:OerKvFxX0
雪歩「手前の段ボールから調べよう……」

雪歩「まず一つ目……ひっ!?」

雪歩「に、人形が沢山詰められてる……」

雪歩「あの着せ替え人形と同じ型かな……?」

雪歩「でもどれもどこか壊れてる……」

雪歩「これは腕が無い……こっちは足が、これはあ、頭が……」

雪歩「うぅ……次に行きますぅ」

雪歩「もう一つの段ボールは……」ガサ

雪歩「こっちは人形の服が入ってる……でもどれもボロボロになっちゃってる……」

雪歩「うぅ……」

雪歩「奥の段ボールはどうなんだろう……」

雪歩(指でなぞると痕が出来るくらい埃まみれ……)

雪歩「あ、あんまり触りたくないよぅ……」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:20:14.79 ID:OerKvFxX0
雪歩「一番上の段ボールを……んしょって、わあっ!?」ドサ

雪歩「えほっ、けほっ!!」

雪歩「お、思っていたよりも軽くてこけちゃった」

雪歩「えっと中身は……糸?」

雪歩「あ、マリオネット……? うん、多分これはマリオネットの糸と道具」

雪歩「これであの着せ替え人形を操るのかな……? でもこれはずっと前からある感じがするし」

雪歩「糸が切れちゃってる……何か関係があるのかな?」

雪歩「二つ目は……か、仮面?」

雪歩「けほっ……沢山の仮面が入ってる……ちょっとカビ臭いかな」

雪歩「色んな種類の仮面……怒ったような仮面、泣きそうな仮面……表情の無い仮面」

雪歩「派手な装飾の付いた仮面……うぅ、ちょっと感覚がマヒしちゃってるけど、やっぱり不気味だよね……?」

雪歩「はぅ……一番下は……あれ? これは段ボールじゃなくてなんだろう、木製の箱……かな?」

雪歩「見た限り鍵が掛ってて開きそうもないかも」

雪歩(ん〜っ! ふぅ、やっぱり自力で開けるのは無理……スコップがあればなんとかなるかな?)
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 22:34:55.71 ID:+JO0x2bso
スコップ欲しいな…あれば元気百倍なんだが…
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:38:29.76 ID:OerKvFxX0
雪歩「あとは箪笥……これも使われなくなって随分経ってそう」

雪歩「この形の箪笥ってことは上側は洋服が入ってるのかな?」ガガッ

雪歩「わっ、埃が……!」

雪歩「やっぱり服がかかってる……ん〜、服って言うよりは衣装……かな?」

雪歩「どれも昔のモノっぽいけど……どんな人が着てたんだろう……」

雪歩「下側の引き出しは何が入ってるのかな……んんっ!」ギギギ

雪歩「あんまり開いてくれないけど……中はなんだろう、布なのは分かるんだけど」

雪歩「肌触りは着物みたい……でもこの隙間から取り出すのは無理だよね……」

雪歩「一番下の引き出しは……んんっ」グググ

雪歩「……ぷはっ!! 開かない……古い箪笥だから歪んじゃってるのかな?」

雪歩「少なくとも私の力では開きそうもないなぁ……」

雪歩「……ふぅ」

雪歩(この部屋で見れるものは大体見れたかな……?)

行動安価>>62
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 22:41:55.54 ID:z/yniyw/0
kskst
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 22:45:35.58 ID:I4gi+A2z0
誰かが動かせば(崩してしまえば)分かるように
絶妙なバランスで仮面を重ねて積み、退室
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 22:55:05.09 ID:OerKvFxX0
雪歩「ん〜、数字とか木箱とか気になるのはあるけど、とりあえず出よう」

雪歩「あ、もし誰かが来たら分かるように仮面を積んでおこう……」

雪歩「こう交互に重ねて……あっ崩れ……よいしょっ!」

雪歩「……こんなものかなぁ?」

雪歩(こんなことしてて大丈夫なのかな……?)

雪歩「とにかく、別の所に行こう……」バタン

雪歩(あと行ってない部屋は私の最初にいた部屋の隣と、両開きの扉だよね)

雪歩「……」

行動安価>>64
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 22:56:21.10 ID:+JO0x2bso
両開きのとこにいく
突然鍵がかかったりしないように扉は開け放しておく
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 23:40:08.60 ID:OerKvFxX0
雪歩「よく見るとやっぱり大きい……」

雪歩「向こうから光が漏れてるけど……誰かいるのかな?」

雪歩「……そーっと……ゆっくり開けよう……」キィィィイ

雪歩「ん……眩しい」

雪歩「わぁっ……広い……!」

雪歩「こんな広い部屋……初めて見た」

雪歩「ん……部屋の真ん中に大きな丸柱がある」

雪歩「あ……その柱の前に誰か……いる?」

雪歩(うぅ、こっちを見ているような気もするし、気がついてないような気もするけど……どうしよう)

雪歩「は、話しかけるべきなのかな……? それとも……」

行動安価>>67
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 00:12:04.46 ID:bl4uEr2DO
kskst
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 00:12:23.98 ID:rRvDFPrr0
埋め
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 00:18:42.54 ID:Zw2p3JnFO
安価有効なら、
気づかれないようにして近づき、様子を見る
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 00:20:01.01 ID:kTJwwvnS0
肌着だけ脱いで紙袋(頭に被せて混乱させるやつ)代わりにし、相手の顔に被せてマウントを取る
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 01:03:53.97 ID:hFfkCbG+0
もしかして
千早「鳥籠」
の人?
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/28(月) 04:37:38.21 ID:fRufCmOMo
これいつ面白くなるの?
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 08:20:25.49 ID:G9MHdAQf0
雪歩「……少し近づいてみたけど、あの人こっちを見てる」

雪歩「うぅ、気付かれないように近づこうと思ったけど、この広間隠れるところがないからバレちゃうよね……」

雪歩「……」

雪歩(ここから見える限り、あの人は大きな柱の前に立っていて、その前にカウンターのようなものがある)

雪歩(バーのマスターみたいな感じなのかな……あ、よく見ると柱にも扉っぽいものがある)

雪歩(ん〜、それからあの人の傍に何かの機械があってその奥にも何かあるけど……よく見えないや)

雪歩「……」

雪歩(あの人……ずっとこっちを見てる、でも向こうから話しかけてくる気配はないかな?)

雪歩「はぅ……今まであった事を話した方がいいのかな……?」

雪歩「でも悪い人だったらどうしよう……」ビクビク
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 08:38:51.61 ID:G9MHdAQf0
雪歩「……」

雪歩(ちょっと周りを見てみたけど、この広間の四隅には大きな燭台があって、火が灯ってる……)

雪歩(だから光が漏れてたんだ……あれ? 丸柱で向こう側はよく見えないけれど)

雪歩(右側の燭台には火が点いてない……消えちゃったのかな? それとも最初から点いてなかったのかな……?)

雪歩(遠目に見える限り右手側にも左手側にも先に続く道があるみたい……左側のは階段……かな?)

雪歩(もっと近くに行かないと分からないけど……うぅ、視線が怖いですぅ)

雪歩「ど、どうしたらいいんだろう……」

雪歩「何が正解なの……?」

行動安価>>75
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 08:56:38.64 ID:kTJwwvnS0
ロープを構えつつ話しかける
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 09:29:58.13 ID:mpe2Gf8xO
警戒、今の距離を維持したまま男に話しかけ反応を見る
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 18:08:03.63 ID:G9MHdAQf0
雪歩「このままここにいても仕方ないよね?」

雪歩「……」ギュ

雪歩「あ、あの! すみません」

「……」

雪歩「あれ……聞こえてないのかな?」

雪歩「あのー! 聞こえますか?」

「……」

雪歩「うぅ、こっちを見たまま何の反応もしてくれない……」

雪歩「あ、こ、このロープはえっと私、男の人が怖くて……でも全然そんなつもりじゃなくてですね」

雪歩「うぅ……穴掘って埋まって……あ、スコップが無いんでした」

「……」

雪歩「……」

雪歩(な、何も反応がないよぅ……まるで人形みたい……)

行動安価>>77
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/28(月) 18:24:51.31 ID:5O/zLCkAo
確実に人形なのでぶっ壊す
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 18:36:59.49 ID:G9MHdAQf0
雪歩「もし人形なら……壊した方がいいのかな?」

雪歩「そうしたらこの夢からも覚めるんじゃ……」ギュ

雪歩「……うぅ」

雪歩「あ……」

雪歩(近づいて分かったけど……か、仮面をがぶってる)

雪歩(薄気味悪くにやけた仮面をかぶってずっとこっちを……)

雪歩「うぅ〜、こ、怖い……」

雪歩「ほ、本当に人形なのかなぁ……?」タタタ

雪歩「あっ、動きに合わせて顔を動かしてる……」

雪歩「……」

雪歩「うぅ……結局カウンターの前まで来ちゃいましたぁ」ビクビク

雪歩「ほ、本当に……人形なのかな……?」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 18:48:33.72 ID:G9MHdAQf0
雪歩「……」

雪歩「あれ……?」

雪歩(この身長……体格……顔は仮面で分からないけど……もしかして)

雪歩「ぷ、プロデューサー……?」

雪歩「プロデューサーですよね!?」

仮面「……」

雪歩「何か話して下さいぃ! 私です、雪歩です!」

仮面「……」

雪歩「うぅ……プロデューサーぁ」

仮面「……」

雪歩「私、こんな夢初めてで……不安で……だから……」

雪歩「プロデューサーがいるって分かって本当によかった……」

仮面「……」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 19:12:25.60 ID:G9MHdAQf0
雪歩「はっ! そうです! ここは危険なところで、早く覚めないと人形に……!」

雪歩「プロデューサー……?」

雪歩「どうして黙ってるんですか? その仮面を取って話して下さい……」

雪歩「プロデューサーぁ」

仮面「……」

雪歩「うぅ……」

雪歩(プロデューサーはこっちを向いたまま何も反応をしてくれないよぅ)

雪歩「どうして……?」


「ん〜? 何かうるせぇと思ったらお客さんか」


雪歩「ひぅっ!!?」ビクッ

「いや、お仲間さんと言った方が正しいかなぁ?」

雪歩「あっ、あっ……!!」フラ…
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 19:32:58.47 ID:G9MHdAQf0
「おいおい、気絶はお前にとって得する事は何一つないぜ?」

雪歩「……」

「おい!! 起きろぉっ!!!」

雪歩「は、はいぃ!!」ビクッ

「はは、おはようさん。」

雪歩「うぅぅ……」ビクビク

「おいおい、そうビビりなさんな、ここは夢の世界」

「首だけの人形が喋る事があっても、何もおかしなことはないだろう?」

雪歩「うぅ〜、じゅ、十分おかしいと思いますぅ!!」

人形「ははは、お前さんの世界ではそうかもしれないなぁ」

雪歩「ぷ、プロデューサーぁ! 助けてくださいぃ!!」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 19:46:48.32 ID:G9MHdAQf0
人形「おいおい、そいつに話しかけても意味はないぜ?」

雪歩「え……?」

人形「そいつはここに縛り付けられている、現段階で話したり動きまわったりする事はまずないだろう」

雪歩「ど、どうすればいいんですか!?」

人形「そうだなぁ、お前さん取引をしないかい?」

雪歩「と、取引……ですか?」

人形「見ての通り、俺は首しかない」

人形「しかし、この建物のどこかに俺の身体がある」

人形「そこに俺を連れて行ってくれないか?」

雪歩「……」

雪歩(た、確か私が目覚めた場所に首の無い人形があった気が……)

人形「もしそうしてくれるなら、真実を一つ教えよう」

雪歩「真実……ですか?」

人形「ああ、憐れなお前さんにとって大事な大事な真実さ」

雪歩「……」

行動安価>>84
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 19:55:59.53 ID:kTJwwvnS0
まず正面左の壊れた人形の群れの所に連れていく
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 20:37:38.21 ID:ddlIcU4DO
>>70
たぶん違うな…あの人は選択安価だし、文の感じが違う
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 20:44:47.34 ID:KuPU3Bwho
首を連れてもといた部屋に戻って合わせてやる
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 21:12:28.47 ID:G9MHdAQf0
雪歩「わ、わかりましたぁ」

人形「おお、やってくれるかい?」

雪歩「はい……私が目覚めた部屋に身体があったと思うので、そこに連れて行きますね」

人形「おいおい、そいつは嬉しいねぇ」

雪歩「え、えっと……失礼します」スッ

人形「おう、割れやすい素材だから気をつけてくれよ」

雪歩「は、はいぃ」

仮面「……」

人形「さ、早く俺を元に戻してくれ」

雪歩「こ、こっちですぅ……」




仮面「…………」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 21:27:35.28 ID:G9MHdAQf0
雪歩「こ、この部屋に人形が……」ギィ

人形「はぁ、やれやれ……やっと戻れるぜ」

雪歩「この人形ですぅ」

人形「……」

人形「おいおいお前さん、この出来の悪い人形が俺の身体だって?」

雪歩「え?」

人形「ふざけた事を言っちゃいけねぇよ、お前さん」

人形「どう見ても違うじゃねぇか」

人形「こいつは綿の詰められた出来そこない、俺は質こそよくはねぇが、れっきとした木製だぜ」

雪歩「ご、ごめんなさいっ! 私、全然気がつかなくて……!」

人形「……取引不成立だ」

雪歩「!」

フ……っと辺りが暗くなる、周りが見えなくなるほどの暗さではないが
電灯が一段階暗くなるような、そんな感じの暗さを雪歩は感じた
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 21:40:41.58 ID:G9MHdAQf0
雪歩「あ、あの……これは……?」

人形「取引は互いのメリットだけでは成立しないんだぜ?」

人形「それなりのリスクってやつが当然あるはずだろう?」

雪歩「で、でもそんなの……!」

人形「ああ、ああ、分かってる……きっとお前さんは悪くない」

人形「憐れだなぁ……お前さん、可哀想になぁ」

雪歩「あ、人形さん……っ!」

人形「次会うときはきっと……」フッ

雪歩「待って下さいぃっ!!」


薄暗い部屋に一人残された雪歩
その部屋にあるのは喋る事の無い首の無い人形だけ


雪歩「うぅ……」ジワ

雪歩(こ、これからどうなっちゃうの……?)

雪歩「ふぇぇ……!」ポロポロ

行動安価>>90
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 21:59:24.07 ID:9Fuk3ifoO
首を所持したまま広間へと戻り、カウンターにある機械を調べる
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 22:02:33.60 ID:JA26Donu0
カウンターを調べる
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 22:47:38.94 ID:G9MHdAQf0
雪歩「うぅ……泣いてちゃダメだよね……」グシ

雪歩「戻ってカウンターを調べてみよう」



雪歩「あれ? ぷ、プロデューサーがいない……!」

雪歩「あの人形さんも……いないよね」

雪歩(あ、燭台が一つ消えてる……だから暗くなったんだ)

雪歩(残り二つの燭台が消えたら……)ゾク

雪歩「うぅ……」

雪歩「今は考えないようにして、カウンターを調べなくちゃ……!」

雪歩「カウンター自体は普通のカウンターかな?」

雪歩「傍にある機械は……なんなんだろう」

雪歩「画面にタッチすればいいのかな?」スッ

『パスコードを入力してください』パッ

雪歩「ぱ、パスコード……?」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 23:04:35.62 ID:G9MHdAQf0
雪歩「あ、もしかして……!」

雪歩「着せ替え人形のあった部屋で拾った数字を入れるのかな?」

雪歩「えっと確か……696」カサ

雪歩「これを入力すればいいんだよね……?」

雪歩(あ、でもこれが間違ってたらどうしよう)

雪歩「う〜……どうしたらいいんだろう」

雪歩「えっとカウンターには、もういなくなっちゃたけどプロデューサーがいて」

雪歩「首だけの人形さん、それからこの機械……他にはないよね」

雪歩「あとは、この大きな丸柱にある扉……これは、エレベーター?」

雪歩「……ん、やっぱり開けられないよね」

雪歩「うぅ……どうしよう」

行動安価>>94
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 23:12:06.21 ID:5O/zLCkAo
おもろないで君
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 23:20:47.96 ID:yAVG3+dpO
首を調べて、それに合った体を捜す
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 23:25:08.68 ID:NO7VoXXZ0
広間の灯りは残機的なやつかな
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 23:37:59.20 ID:G9MHdAQf0
雪歩「うん、安易に入力して大変なことになっちゃったらいけないから」

雪歩「今は入力しないでおこう」

雪歩「それよりもあの人形さんの身体を探そう……」

雪歩「確か、触った感じは木で出来てた……よね?」

雪歩「本人もそう言ってたし……見た目に反して軽かったかな」

雪歩「実物はもうないからそれくらいしか分からないけど、とにかく木製の人形を探せばいいんだよね」

雪歩「そう決まったら動かないと!」

雪歩「……えっと」

雪歩「とりあえずこの広間には人形らしいものは何もないかな」

雪歩「それから、ここに来た扉から見て左側の面には階段があって……」

雪歩「右側には……地下かな……? 下に続く梯子があるみたい」

                             ガンッ

雪歩「……?」

雪歩「あとは、反対側は私が開けた大きな両開きの扉と同じ扉がある……」

雪歩「どこから探そうかな……?」

行動安価>>98
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 06:25:56.82 ID:/diIkibLO
地下は何となくだが怖いよな〜…
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 07:08:02.13 ID:s5uzbzzB0
反対側の扉が開かないか調べる
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 11:45:29.33 ID:CLr34kRf0
雪歩「反対側の扉から調べてみよう……」

雪歩「開いてるのかな……あ、開いてる」キィィ

雪歩「……」

雪歩「目の前に廊下があって、右手側に扉が二つ、左手側にも二つ」

雪歩「奥は……やっぱり扉がある……鏡の間と同じように」

雪歩「つまり、私がいた所と同じ構造になってるんだね」

雪歩(でも右手側の手前の扉……両開きの扉がある方の扉は)

雪歩(ベニヤ板で封鎖されていて入れそうもないかな?)

雪歩「ど、どこから調べよう……?」

行動安価>>101
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 14:59:55.00 ID:4GCWX1QfO
ksk
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 16:21:12.03 ID:GDAFFAq20
じゃあ左の手前から調べる
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 17:00:34.36 ID:CLr34kRf0
雪歩「左側の扉から開けてみよう……」スッ

雪歩「この部屋は……真ん中に机と椅子があって……うぅ、机の上に小さな人形が……」

雪歩「部屋の広さはあっち側と同じくらい……かな?」

雪歩「机は……引き出しが二つ……」

雪歩「あ……この人形、あの着せ替え人形と同じ型っぽい」

雪歩「こっちはセミロングだから……女の子かな?」

雪歩「あ、この子何か持ってる……小さな……鍵?」

雪歩「そしてまた下に紙が……二枚?」

『1849』

雪歩「また数字……それから」


『ダイジナ ダイジナ イノチ ナクストオワリ オニンギョウ』


雪歩「この数字が命……?」

雪歩「……??」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 17:34:49.40 ID:CLr34kRf0
雪歩「あ、引き出しには何が入ってるのかな?」ガラ

雪歩「小さな箱? とまた紙が入ってる」


『気をつけろ……首だけの人形は……信じるな』


雪歩「首だけの人形……あの人形さんのこと、だよね?」

雪歩「信じるなって……うぅ、もういなくなっちゃったのに……」

雪歩「箱は……これも鍵」

雪歩「どこの鍵なんだろう……」

雪歩「もう一つの引き出しは」スッ

雪歩「……何もない」

雪歩「他には……うん、この部屋には何もないみたい」

雪歩「次はどこに行こうかな?」

行動安価>>105
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 19:23:53.67 ID:4GCWX1QfO
2番目に訪れた部屋の右側って鍵かかってたよね?
そこに鍵が使えないか試してみる
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 20:07:55.94 ID:MpsIilCRo
ねる
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 20:21:14.50 ID:CLr34kRf0
雪歩「ふぁ……」

雪歩「ん……色々あって疲れてるみたい」

雪歩「他の部屋に行く前に少し……少しだけ寝ちゃおうかな……?」ウトウト

雪歩「……」

雪歩(……何か……大切な事を忘れてる気が……)

雪歩「……くぅ」zzZ

睡眠

>>108  コンマ50以下覚醒 50以上危険
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 20:31:02.59 ID:YNDtg80NO
雪歩ー!
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 20:36:10.38 ID:YNDtg80NO
頼む目覚めてくれよ…
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 20:45:48.89 ID:CLr34kRf0
雪歩「ん……んんっ」

雪歩「どれくらい寝ちゃってたんだろう」キョロ

雪歩「あれ……また少し暗くなってる」

雪歩「これ以上暗くなっちゃったらもう人形さんの身体も探せなくなるかも……」

雪歩「と、とにかく急がないと!」

行動安価>>111
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 21:01:53.72 ID:TUydmO2to
失敗したら人形になりそうなのはわかる
ロウソクの明るさが残り時間なのも何となくわかる
首だけの人形を信じるなってのは…もう残機減らされた感じするからその本体探しても意味がない…?
P人形が気になるとこだな
安価なら>>104
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 21:03:32.48 ID:2p9c79KJ0
人形をなくす
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 21:08:12.25 ID:5+/cnEMH0
もはやどこがどうなってるのか分からん
誰かまとめてくれ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 21:55:53.29 ID:CLr34kRf0
雪歩「人形をなくせば……何か起こるのかな?」

雪歩「今ある人形は、この小さな鍵を持っていた着せ替え人形」

雪歩「うぅ……でもなくすってどうしたら」

雪歩「あ、あっちの部屋の着せ替え人形のあった場所に持っていけば……!!」

雪歩「行ってみよう」ガチャ

雪歩「……」

雪歩(両開きの扉から漏れてる光が弱弱しくなってる……)

雪歩「急がないと!」ギィイ


雪歩「……やっぱり、燭台の火があと一つになってる」

雪歩「うぅ……」グス

雪歩「向こう側に行かないと……」


ギッ ギッ ギッ…… 


雪歩「……? 何の音……?」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 22:23:58.52 ID:AvbEHfzeO
うわああ
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 23:20:15.92 ID:CLr34kRf0
ギッギッギッ…

雪歩「あ、あ……な、何か登ってきてる……」

雪歩「下から……何か」ガクガク

雪歩(あ、足が竦んじゃって動けない……)

雪歩「ひぁっ……!!」ドサ


鬼……そう表現するしかソレを表す言葉は無かった
例えソレに首が無かったとしても

己の二倍もあるであろうソレは、腕に巨大なハサミを携えて
獲物を探すかのように練り歩き始めた


雪歩「……っ! ……っ!」バッ


雪歩は悲鳴を必死に抑え、自身の存在をこの場から消そうと努めた
しかし身体の震えを止める事は出来ず、祈ることしかできなかった

戦慄

>>117 コンマ偶数生存
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 23:22:16.28 ID:C28qoD/t0
a
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 23:29:37.36 ID:q6hVDmer0
えいや
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 23:45:23.65 ID:CLr34kRf0
鬼は雪歩の存在に気付く事無く、階段へ向かい
上へと消えていった


雪歩「……」

雪歩「……」

雪歩「はーっ……はーっ」ドッドッドッド

雪歩(もう、ダメかと思いました……)

雪歩「う、動かないと……!」

雪歩「また来たらもう無理だから……!」ズリズリ

雪歩(それに……多分もう、時間が無い)

雪歩「でも……出来る事を最後までしなきゃ……」

雪歩「真ちゃん、プロデューサー、みんな……私……」

雪歩「……」

行動安価>>120
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 23:49:12.43 ID:4GCWX1QfO
kskst
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 23:52:59.27 ID:TFvV5jK/0
鬼と遭遇したときに少しは役立ちそうなものがないかを探してみる
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 23:59:27.12 ID:AvbEHfzeO
コンマ使う辺り廃村や廃病院の人とは違うか?
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/30(水) 00:25:26.54 ID:g6Vz9Ezto
もしかして人形にされたら誰かと交代なのか…
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 00:42:02.45 ID:0jNdKH980
雪歩(……)ガタガタ

雪歩「ひっく……ぐすっ……」

雪歩「さっきの出来事が脳裏に焼き付いて離れない……」

雪歩「もしもまた会ってしまったら……動けなかったら次は無いかも……」

雪歩「何か、何かないかな……?」

雪歩「今まで見てきたものの中で……何か……」

雪歩「うぅ……思い付くのは箪笥の中の服を結んで、ロープを作ることくらいしかないよぅ」

雪歩「それとも他の部屋に何かあるかな?」

行動安価>>125
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 00:47:21.86 ID:KY/ZbO390
鬼は下の梯子から来たんだよな
なら下に降りるのが安全かな〜
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 00:49:16.04 ID:E6WHAYBN0
人形探さないといけんし、あえて↑にいってみる?
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 00:49:42.67 ID:KY/ZbO390
梯子を降りて探索
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 00:57:34.87 ID:KY/ZbO390
上か…
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 05:51:37.93 ID:GWvaPl7Eo
↑って安価↑なのか
鬼は青鬼みたいに一撃必殺即人形化ゲームオーバーだろうし…
上の階に行く途中今のフロア無視してたようなもんだからここにはいいものがなさそうだな
せいぜいPの仮面でも取ってみるとか
首だけの人形がそいつはどうこうしても意味がないっていってたのが嘘だと考えればなんかありそう
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 05:52:43.31 ID:GWvaPl7Eo
それと明らかな即死要因が出てきたから燭台の明かりがすべて消えるとどうなるのか
長文すまん
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 05:59:13.89 ID:0Q6DVST6O
とりあえず次の安価で雪歩の考えが聞きたいかな〜
ここまでの経緯で雪歩が気になってる所とか現状何を考えてるか的な
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 06:01:42.99 ID:s1U22RpmO
VIPでやってた方もスレ立てて続き書いてくれると嬉しい
無理ならいいけど
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 16:08:23.82 ID:0jNdKH980
雪歩(……)

雪歩「あの首の無い鬼は私に気付かずに上に行ってたけど」

雪歩「……う、上に何かあるのかな?」

雪歩「うぅ……」

雪歩「階段の前まで来たけど、降りてこないよね……?」

雪歩(それにしても、近くに来て分かったけど大きな階段)

雪歩(両開きの扉と同じくらいの幅がある)

雪歩「上は……暗くて分からない」

雪歩「静かに上がれば……気付かれない……かな?」

雪歩「……」ドキドキ
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 16:27:43.98 ID:0jNdKH980
雪歩がゆっくり階段を上がっていくと、見上げるほど大きな両扉があった


雪歩(今まで見た扉の中で一番大きな扉だ……)

雪歩(重要な部屋なのかな……?)

雪歩「う〜、途中で降りてくることは無かったけど……この中に入っていったんだよね?」

雪歩「えっと……上は、この大きな扉だけ……みたい」

雪歩(あ、あの鬼が入ったのか、片方の扉が少しだけ開いてる……中が覗けるかも?)

雪歩(でも鉢合わせになったら……)

行動安価>>135
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 18:20:12.53 ID:7meHLB/DO
一体どうすれば…
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 18:22:52.04 ID:InMn48Hi0
扉に近づきすぎないように隙間から覗いてすぐに下の階へ降りる
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名前: E-mail(省略可)

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