【蒼の彼方のフォーリズム】【オリキャラss】 蒼の彼方に光が見えた

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171 : :2017/12/07(木) 23:32:02.33 ID:HvnjcYHj0
 チームを組んで練習に混ざる度、メンバーに迷惑しかかけていなかった俺なんだが……。本当に詩緒と莉佳さんの練習に混ざっていいのだろうか?

莉佳「さて! まずは君に指示を出すよ洸輝くん」

 そんなことを思いながら並んでいると、莉佳さんが話しかけてきていた。

 気づくと、もう次には自分たちの番になっている。

洸輝「はっ、はい」

莉佳「きみは、私を真似て後ろからついてきて」

洸輝「……へ?」

莉佳「いいから。自分の体勢が崩れたとか、そういうこと考えないでね。ただ、私の後をついて来るだけでいいから。追い越そうとか、無理はしなくていいからね」

洸輝「……はい」

 不思議な注文だった。

莉佳「それで詩緒ちゃん」

詩緒「は、い」

 詩緒が硬くなっていた。

莉佳「あなたはいつもするみたいに、ラインの中心あたりに先に行って構えてて。そこからドッグファイトに持ち込むから、そこから頑張って捕まえてみて」

詩緒「……気にせずつっきるつもりで来ていただいて構いません。止めますので」

 強気な詩緒だ。けれど莉佳さんが、そんな詩緒に言った。

莉佳「今高校生で全力の私を止められるのは、有梨華か真白くらいだよ。それだと練習にならないよ」

 その言葉には、全国トップの選手であるという確かな自信が込められていた。

 俺たちがまだまだ実力不足だ、という遠回しなようでわかりやすい侮蔑もあったが。
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