雲雀「鎮守府に着任して艦娘を指揮…？」綱吉「う、うん」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2016/12/31(土) 21:29:46.24 ID:PwNJoz7l0

初SS　艦これ×リボーンです

独自設定を多く含みます。基本的に雲雀が主人公になります。

時系列的には代理戦争が終わってから三年経ち、ツナたちが高校生になった時期です。

ボンゴレファミリーはツナがボスになった後、マフィアではなく人を助けるために民間軍事企業に姿を買えたという設定です。その時にリングやボックスなどの技術も公開しました。

初ｓｓですが優しい目で見守ってください。それでは始めます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483187385

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする（´；ω；｀）part56 ばばあ化気味 ＠ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2016/12/31(土) 21:30:23.02 ID:PwNJoz7l0

綱吉「俺達ボンゴレファミリーって元々マフィアだったのを解体して民間軍事企業になったじゃないですか」

綱吉「その時に公表したボックス兵器の技術を艦娘に実装して深海棲艦との戦いに活かせないかって海軍の人から提案がありまして…」

綱吉「リングとボックスの扱いを艦娘に教えて、戦闘のエキスパートである俺たちに艦隊の指揮をしてもらうっていう話なんですけど…」

雲雀「ヤダ」

綱吉「えっ…即答ですか…」

雲雀「なんで僕が小動物と群れをなさなきゃいけないの？噛み[ﾋﾟｰｰｰ]よ」

綱吉（ひいぃ…やっぱ雲雀さんが提督になるのなんて無理だって…)

リボーン「まあ考えてみろよ雲雀、深海棲艦ってのは海に突然現れた全く未知の戦力だ」

雲雀「？」

リボーン「ヒバリが艦隊を指揮するってことはそいつらと直接戦える機会があるかもしれねえってことだぞ」

雲雀「…」

リボーン「最近はドンパチやってなくて不満なんだろ？その悩みが解決されるかもしれねーぞ」

雲雀「そうだね、群れを率いるのは癪だけど、嚙み[ﾋﾟｰｰｰ]べき敵がいるのに手出しをしないのはさらに癪だ」

綱吉「(やっぱ怖えよこの人!!完全にバトルジャンキーだ!!)」

リボーン「よし決まりだな、じゃあこの書類の五人の駆逐艦から初期艦を選ぶんだ」

雲雀「…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

綱吉「ちなみに獄寺君たちは各地の鎮守府にもう着任してるからね」

雲雀「決まったよ」

3 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2016/12/31(土) 21:45:59.58 ID:PwNJoz7l0

リボーン「じゃあ明日にでも制服に着替えて鎮守府に向かってくれ」

雲雀「ちなみに鎮守府ってどこにあるんだい？」

綱吉「並盛から数駅行ったとこの海水浴場の近くにあります」

リボーン「仕事なんかはお前が選んだ奴を先に行かせておくからそいつに聞けよ」

雲雀「ふぅん…用がないなら行くよ」ｻｯ

綱吉「はい！それじゃあよろしくお願いします！！」

雲雀「」ﾊﾟﾀﾝ

綱吉「…」

綱吉「はぁ〜緊張したあ…ヒバリさんに直接お願いをする機会なんてなかなかないもんなあ…」

リボーン「あいつ普段の会議なんかにも参加しねーからな」

綱吉「でも群れるのが嫌いなヒバリさんが指揮官なんてできっこないと思うんだけど…」

リボーン「まあそこは俺を信じろ」ﾆﾔｯ

リボーン「ちなみにお前は今日から横須賀に着任だからな」

綱吉「なあっ！高校とかどうすんだよ！」

リボーン「軍属になるからな。公欠扱いで済むぞ」

綱吉「ああよかったぁ…」

リボーン「まあ海軍学校に編入って案もあったんだけどな」ﾆﾔｯ

綱吉「ひぃー！」

4 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2016/12/31(土) 21:58:47.12 ID:PwNJoz7l0

〜雲雀鎮守府〜

雲雀（ここが鎮守府か。思ったよりも大きいね）

雲雀（司令室は…っと）

？？？「あ、あのっ！司令官…ですよね？」

雲雀「？」

吹雪「はじめまして！初期艦の吹雪です！よろしくお願いします！！」

雲雀「君が艦娘だね」

吹雪「はいっ！精いっぱい頑張らさせていただきます！」

雲雀「ふうん…じゃあとりあえず演習場に行こうか」

吹雪「はい、お仕事の説明は任せて…ってえええ！？？？」

〜演習場〜

雲雀「結構広いな…」

吹雪「あの…いったい何を…?」

雲雀「艤装、付けてよ」

吹雪「えっあっ、はい」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

吹雪「装備しました！」

雲雀「じゃあ、行くよ」ﾋｭｯ

吹雪（何この人！急に殴ってきた！っていうかトンファーどこに隠してたの！？）ｻｯ

雲雀「ワオ…今のを避けるのか…次は本気で行くよ」

吹雪「あ、あのっ…艦娘と人間じゃあ身体能力が全く違うから怪我しますよ？」

雲雀「気を抜けば死ぬよ」ﾋｭｯ

吹雪「人の話を聞いてくださあぁい!」ｶﾞｷｨﾝ!

5 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2016/12/31(土) 22:17:11.79 ID:PwNJoz7l0

………

吹雪「ああっ！」ﾄﾞｻｯ

雲雀「こんなものか…つまらないな…」

吹雪「司令官…駆逐艦とはいえ…艦娘に勝つなんて…人間ですか…?」ﾊｧﾊｧ

雲雀「今は僕の力を十分の一も出していなかったんだけどな」

吹雪「そん…なっ」

雲雀「飽きた。じゃあ次に僕がやるべきことを教えてよ」

吹雪「そっちが普通先ですよ！！っていうか少しは休ませてくださいっ！！！」

〜司令室〜

吹雪「…以上が司令官の仕事になります。」

雲雀「出撃や演習には僕も参加してもいいのかい？」

吹雪「へっ？どうやって海に出るんですか？」

雲雀「死ぬ気の炎を使えば飛べるからね」

吹雪「へっ？そうなんですか！？今から教えてもらうことなのに全然知らなかった…」

雲雀「ああそうか…君たちにリングやボックスの使い方を教えなきゃいけないんだっけ」

吹雪「はい、ここに私に支給されたリングとボックスがあります」ｼﾞｬﾗｯ

雲雀（雲のDランクリングか…それとこれは…アニマルボックスかな…?）

雲雀「指にリングをはめてみなよ」

吹雪「はい」ｶﾁｬｯ

雲雀「そしたら、できるだけ気に入らないことをイメージするんだ」

吹雪「気に入らないこと…ですか？」

雲雀「うん。炎を大きくするのはムカツキ、だからね」ﾎﾞﾎﾞｵｯ

吹雪「へえ…」

雲雀「じゃあ僕は疲れたから寝てるよ。起こしたら噛み殺　すから音は立てないでね」

吹雪「ええっ！？何かほかにないんですか！？？？」

雲雀「」ｽｰ･･･

吹雪「もう寝てる…」

6 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2016/12/31(土) 22:58:52.00 ID:PwNJoz7l0

吹雪（気に入らない事かぁ…）

吹雪（私は前世で最後、米軍の集中砲火を受けて沈んだ。）

吹雪（あの時の兵隊さんたちの無念の思い…それを集めれば…！）

吹雪「」ﾎﾞﾎﾞｩｯ!

吹雪「あ、出た！」ﾊﾟﾘﾝｯ

吹雪「…え?」

雲雀「炎が強すぎるんだ」

吹雪「司令官！！起きたんですか！」

雲雀「あまりに強い炎だったからね」

雲雀「死ぬ気の炎が強すぎると君がつけていたような質の悪いリングは耐えきれずに割れてしまうんだ。」

吹雪「なるほど…でもリングがなくなってしまいました…」

雲雀「僕が上にランクの高いリングを申請しておくよ」

吹雪「ありがとうございます！」

雲雀「費用は君の給料から引いておくから」

吹雪「ええっ！？」

雲雀「もちろん拒否権はないからね」

7 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2016/12/31(土) 23:03:42.98 ID:NGifgpTg0

吹雪が草壁さんのように胃がキリキリしてそう

8 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/01/01(日) 00:23:42.32 ID:QW7Zdq1/o

『殺す』入れるなら saga 使えよ……

9 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/01(日) 01:12:09.26 ID:FGPnUV7o0

あけましておめでとうございます。書き溜めは今のところないので間隔開くかもしれません

>>8
初投稿だったので知らなかったです。ご注意ありがとうございます。

見てる方それ以外にもなにか意見あったら言ってください

10 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/01(日) 01:35:34.41 ID:FGPnUV7o0

雲雀「じゃあ僕は出撃してくるからちょっと留守番しててくれる？」

吹雪「あっはい」

雲雀「行ってくるよ」ﾊﾞﾀﾝ

吹雪「いってらっしゃ〜い」

吹雪「これって普通逆じゃないのかな…」

〜鎮守府正面海域〜

雲雀（会敵まで思ったよりも距離がある…ガス欠になるといけないからあまり沖へは行けないな…）

雲雀（リングの炎を薄く使って索敵…標的はまだ見えないか…）

雲雀「！」

雲雀「見つけた…！敵は駆逐艦が一隻か…ロール」ｶﾁｯ

ロール「ｷｭｳｳｳｳ!!!」

雲雀「向こうはこっちに気づいていないから先制攻撃を仕掛けるよ。行け」

ロール「」ﾋｭｳｳｳｳ

ロ級「ｸﾞｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ!!!!」轟沈

雲雀「…へっ？」

雲雀「まさか…今のだけで沈んじゃったの…？」

ロール「ｷｭｳ♪」

雲雀「はぁ…拍子抜けだな…目標は達成したし母港に帰投するよ…」

雲雀「…レーダーに反応？」

？？？「ねえねえ！！」

雲雀「君…誰？」

島風「駆逐艦、島風です！早きこと島風のごとし、です！」

雲雀「艦娘か…じゃあね」ｽﾀｽﾀ

島風「おうｯ！なんで行っちゃうのー！私も連れてってよ〜！ずっと一人で彷徨ってて寂しかったんだから〜！」

雲雀「ﾁｯ…今から母港に帰るから勝手にしなよ」ﾋｭｰﾝ

島風「今舌打ちしたよね！？っていうかはっやーい！」

11 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 01:40:36.28 ID:Wa2zPGYf0

てか、雲雀さん一人でもういいんじゃ……

12 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/01(日) 02:01:26.94 ID:FGPnUV7o0

〜雲雀鎮守府〜

雲雀「帰投したよ」

吹雪「あっ司令官お帰りなさい！どうでした？」

雲雀「制海権は取ったよ」

吹雪「本当に深海棲艦を倒せるんですね…」

雲雀「ボックス兵器で一発だったよ。ただ、僕も何か水上を移動する方法を考えなきゃあまり遠くへは行けないな」

吹雪「っていうか提督は普通出撃しませんから！戦いは私たちに任せてください！」

雲雀「…提督になれば好きに戦えるって言われたんだけど」

吹雪「あなたの上司もちょっとおかしいですよ！」

雲雀「でも君は戦いに出すには少し頼りなさ過ぎるよ」

吹雪「うう…何も言えない…」ｶﾞﾁｬ

吹雪「ん？誰か入ってきましたね」

島風「ちょっとー！置いてかないでって言ったでしょ！！」

雲雀「…君、ついてきたの？」

島風「島風の全速でも追いつけないって…あなたどんな艦娘なの…？」

吹雪「島風さん…ですか？この方はこの鎮守府の司令官ですよ？」

島風「えっ！？まあ確かに女の子じゃないと思ったけど…でも主砲で駆逐艦を沈めてたよ！！そんなこと普通の人間にできるわけないじゃーん！！！！」

吹雪「ですよね〜」ｱﾊﾊ

雲雀「…僕は疲れたからもう帰るよ。君たちは余ってる部屋に適当に寝泊りして」

吹雪「えっ？まだ着任してから一回も建造とかやってないですよ？」

雲雀「適当にやっといて。君より弱かったらバラしていいよ。それじゃ」ｽﾀｽﾀ

島風「何さりげなくひどいこと言ってんのこの人！？本当に提督なの！？やる気もなさそうだし！！」

吹雪「ううっ…先が思いやられますぅ…」

13 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/01(日) 02:13:48.37 ID:FGPnUV7o0

〜雲雀鎮守府、島風と吹雪の部屋〜

吹雪「はぁ〜、凄いところに配属されちゃったなぁ…」

島風「私、来なければよかったってちょっと後悔してる…」

吹雪「まあ来ちゃったものは仕方ないよね…」ｱﾊﾊ

島風「そういえば提督さん適当に建造しといてって言ってたよね」

吹雪「そうだね、私これから工廠に行こうと思ってたけど来る？」

島風「うん、この鎮守府のこともよく分からないからね」

吹雪「実は私も昨日来たばっかでよくわかってないんだけど…」

島風「ここの鎮守府ってできたばっかりなのー？」

吹雪「うん、司令官は今日着任したんだよ」

島風「…それなのにあんなに好き勝手やってる訳？」

吹雪「うん…」

島風＆吹雪『はぁ…』

14 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 02:17:01.14 ID:Wa2zPGYf0

(草壁さんもつれてくるべきだったんじゃないか……？それか風さんとか)

15 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/01(日) 02:24:52.99 ID:FGPnUV7o0

〜工廠〜

吹雪「あんまり弱い子が来ちゃうと解体されちゃうからそれなりに強い艦種を狙わないとね…」

島風「じゃあ戦艦レシピ…はちょっと資材が足りないから重巡レシピをまわそっか」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

島風「えいっ」ﾎﾟﾁｯ

吹雪「お、1時間20分。重巡だね」

島風「あ〜よかった睦月型の子とかじゃなくて…」

吹雪「着任早々解体とかかわいそうすぎるもんね」

島風「でも私たちってもしかしたら私たちより強い艦が揃ったら解体されちゃうの…？」

吹雪「…」

吹雪「ま、まぁその辺のことは考えないようにしようよ！ね！」

島風「そ、そうだね！」

吹雪「それじゃあ時間もちょうどいいしお風呂にいこっか！！」

島風「お、お〜！」

16 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/01(日) 02:51:10.95 ID:FGPnUV7o0

〜綱吉の家〜

雲雀「小動物、いる？」

奈々「あら、ツッ君のお友達？」

雲雀「友達じゃないんだけど…彼に用があるんだ」

奈々「ツッ君なら横須賀に部活の合宿やらなんやらで泊まり込みって行ってるわよ？」

雲雀「ふぅん…わかったよ。ありがとう」

雲雀（横須賀…遠いな。明日「演習」っていうのをやるついでに行ってみようかな）

雲雀（いや、ウチの小動物にはできるだけ早くリングを持たせたい。あの子は才能がある。）

雲雀（僕には及ばないけど…初めてであんなに炎を灯せた奴は他の守護者にもいないはずだ）

雲雀「ﾌﾌ…少し楽しみだな。今は頼りないけど…戦いを覚えたら、きっと化ける。」

雲雀「それじゃあ行くよ」ﾀﾞｯ



その頃、雲雀鎮守府――

島風「ああ〜いい湯だった！！」

吹雪「今日初めて癒された気がする…」

島風「そろそろ建造終ってる時間だから工廠行ってみよっか！」

吹雪「うん！」

〜工廠〜

吹雪「すいませーん」

妖精「ｵｳｷﾀｶ､ﾃﾞｷﾃﾙｾﾞ」

足柄「重巡洋艦、足柄よ。砲雷撃戦が得意なの。よろしくね！」

島風「ああ、しっかりしてそうな人が来てくれた…」

足柄「あなたたちは駆逐艦の子たちね、提督はどこかしら？」

吹雪「提督は業務を終えたので帰宅しました。明日になれば来ると思います！」

足柄「分かったわ。ちなみに提督って…男の人？」

島風「う、うん」

足柄「どのくらいの年の人？」

吹雪「年齢はわかんないけど…かなり若いですよ」

足柄「えっウッソマジ！？？？やっとこの私にもチャンスが巡ってきたんだわ！！！！！」

吹雪「ﾋｲｯ！！」

島風（全然ちゃんとした人じゃなさそうだよー…）

足柄「なんかテンション上がってきちゃったわ…あなたたち、私と今から夜戦演習するわよ！戦いが、勝利が私を呼んでいるわ！！！！」

吹雪（しかもこの人もバトルジャンキーだ！！！！）

17 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 09:59:26.29 ID:FEeNOgUA0

潜水艦や戦艦には流石の雲雀さんも苦戦する筈

18 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 10:35:32.61 ID:2KZvliDLo

好きな作品同士のクロスに嫁艦も……期待

あと、書くなら専ブラ導入推奨

19 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/01(日) 12:39:05.00 ID:FGPnUV7o0

〜綱吉鎮守府〜

綱吉「あ〜疲れた…覚えること多すぎるだろ…」

雷「大変だったら私に頼ってもいいのよ！」

リボーン「こいつは甘やかしたらダメになるタイプだからそんなに甘やかすなよ」

雷「そうなの…？でも心配だし…」

綱吉「勝手なこと言うなよ！！流石にに年下の女の子になんか泣きつかねーよ！！！！」

雷「えっ…司令官、私ってそんなに頼りないかしら…？」ｳﾙｳﾙ

綱吉「あっ…別にそんなわけじゃないよ？」ｱｾｱｾ

リボーン「女泣かせの罪な男だな」

綱吉「お前が言わせたんだろ！！！…ん？」ｺﾝｺﾝ

球磨「提督にお客さんだクマ」ｶﾞﾁｬ

綱吉「え？誰だろう…」

雲雀「やぁ」

綱吉「ヒ、ヒバリさん！？」

20 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/01(日) 13:30:15.44 ID:FGPnUV7o0

………

リボーン「つまり、おめーの初期艦がリングを割っちまったから新しいのを寄こせってことだな」

雲雀「うん。それと海に出るための装備が欲しいんだけど」

綱吉「えっ！？ヒバリさん海に出るんですか！？めちゃくちゃ危ないですよ！！！」

雲雀「さっき行ってきたよ。深海棲艦っていうのも口ほどにもなかったな」

リボーン「やっぱこの男は規格外だな」

雷「司令官は自分で戦わないの？」

綱吉「なあっ！？ムリムリ！！死んじゃうよ！！！」

リボーン「いや、アリだな」ﾆﾔｯ

綱吉「ええっ！？」

球磨「少しは男らしくしろクマ」

綱吉「ううっ…胃が痛いよ…」

リボーン「で、何でヒバリは海用の装備が欲しいんだ？そんなの無くてもおめーなら大丈夫だろ」

雲雀「思ったよりも深海棲艦がいる場所は沖合いでね…僕たちはすぐにガス欠を起こすからそこまで沖に出られないんだ」

リボーン「なるほど分かったぞ。んじゃあ海用の装備を開発するようにジャンニー二達に言っとくからまた今度連絡するぞ」

綱吉「な、なぁ。それってまさか…」

リボーン「おめーの分も作っとくように言っておくから安心しろよ」ﾆﾔｯ

綱吉「ですよねー！！」

リボーン「それとヒバリ、リングは雲のAランクで良いのか？」

雲雀「うん。」

リボーン「じゃあ戦艦用だな。ちょっと取ってくるから待ってろよ」

雷「それにしてもそっちの鎮守府の子はもう炎が出せるのね…」

球磨「きっと指揮官がこっちより優秀なんだクマ。嫌なところに配属されたクマ。」

綱吉「ヒバリさんだし…何も言えない…」

リボーン「取ってきたぞ。ほらよ」ｶﾁｬｯ

雲雀「うん。それじゃあ行くよ」ｽﾀｽﾀ

綱吉「あっ！お気をつけて！」

雲雀「じゃあね」ﾊﾞﾀﾝ

綱吉「…」

綱吉「はぁーっ。ヒバリさんも案外普通にやれてるみたいでよかったよ」

リボーン「お前より優秀だしな」

雷「私も早くボックス兵器を使ってみたいわ」

球磨「提督みたいにペットと仲良くしたいクマ」

ナッツ「ｸﾞﾙﾙ♪」

リボーン「ダメツナにもできたんだからおめーらにもできない訳ねーぞ。地道に頑張れ」

雷「それもそうね！えいっ！」

球磨「クマっ！」

綱吉「この人たちひどすぎるよ…」

21 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 13:50:29.25 ID:FGPnUV7o0

〜雲雀鎮守府〜

雲雀「帰ってきたよ」

吹雪「」

島風「」

足柄「ふふふ…口ほどにもないわね…♪」

雲雀「ワオ…君は？」

足柄「さっき建造された、重巡洋艦の足柄よ。あなたが司令官？よろしく頼むわね」

雲雀「後ろの小動物たちは…君がやったの？」

足柄「ちょっと夜戦訓練してたのよ。このくらいでへばるなんて情けないわｎ」

吹雪「足柄さん！避けてください！」

足柄「えっ」ﾄﾞｺﾞｵｵｵｯ

足柄「ちょっと！いきなり殴ってこないでよ！痛いじゃない！」

雲雀「今のをくらって平気なのか…君、面白いね」ﾁｬｯ

足柄「お痛するボウヤには手加減は必要ないわね」ｶﾞｼｬﾝ

島風「やっぱりこうなっちゃった…」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!!!!!!!!!!!

22 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 13:58:29.78 ID:FGPnUV7o0

…一時間後

雲雀「ﾊｧｯ､ﾊｧ…リングの炎を使っても倒しきれないなんてね」ﾆｲｯ

足柄「ｸｯ…ﾊｧｯ…あなた本当に人間なの？」

雲雀「それじゃあ本格的に楽しもうか。裏・球針体」ｶﾁｯ

足柄「望むところよ！！ってなにこれ！？」ｽﾞｽﾞｽﾞ

吹雪「二人が…」

島風「飲み込まれちゃった…」

島風「二人とも、大丈夫かな…」

吹雪「無理はしないでしょ」

ﾏﾀﾞﾏﾀﾞｺﾚｶﾗﾖ!

ｶﾐｺﾛｽ…

ﾄﾞｵｵｵｵｵﾝ

吹雪「うん、大丈夫…きっと…」

島風「ドッグの準備しとこうか…」

23 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 14:07:50.13 ID:FGPnUV7o0

…さらに三十分後

雲雀「勝ったよ」

足柄「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

吹雪「お、お疲れ様です。」

島風「足柄さん一発も砲撃受けてないのに大破してるよ…ドッグに入れないと…」

雲雀「君、やっといて。それからそっちの小動物、ちょっと来て」

吹雪「へっ、私ですか！？もう演習は嫌ですよ！？」

雲雀「違うよ、ついてきて」ｽﾀｽﾀ

吹雪「えぇ〜なんだろう…島風ちゃんあとはよろしくね…？」ﾀｯ

島風「う、うん。気を付けてね…？」

島風「…」

足柄「」HP1大破

島風「ここまでやる必要ないでしょ…」

24 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 14:32:16.27 ID:FGPnUV7o0

〜司令室〜

雲雀「君用に新しいリングをもらってきたよ」ﾎﾟｲｯ

吹雪「わっとと…ありがとうございます。でもなんかはじめに私に支給された奴より豪華ですよ…？」

雲雀「戦艦用のランクAリングだよ。僕の波動を受けても壊れない一級品だ」

吹雪「えっ…そんないいものをいいんですか？」

雲雀「ちなみに君の給料の三か月分だよ」

吹雪「」

雲雀「もちろん拒否権はないからね」

吹雪「ふぇぇ…」

雲雀「それじゃあ僕は寝るから。あ、ボックスは暴走するかもしれないから明日まで開けちゃだめだよ」

吹雪「はい…失礼します…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ…

雲雀「ふわぁ…」

〜島風と吹雪の部屋〜

島風「あっ吹雪ちゃん！おっかえり〜！」

吹雪「うん…」ｽﾞｰﾝ

島風「怪我はないみたいだけど…どうしたの？」

吹雪「これ…」ｷﾗｷﾗ

島風「綺麗なリングだね…これがどうかしたの…？」

吹雪「島風ちゃんがくるちょっと前にリングに炎を灯そうとしたんだけどさ」

島風「うん」

吹雪「強すぎたみたいで支給されたリングを壊しちゃって…」

島風「えっ！？そんなことできるの！？」

吹雪「うん。司令官もランクの低いリングを使うと壊しちゃうみたい。…それでね、このリングは本来戦艦用なんだけど、司令官が上のほうまで行ってもらってきてくれたの」

島風「すごいじゃん！駆逐艦なのに戦艦の装備をつけれるなんて！」

吹雪「うん、そうなんだけど、このリングの代金は私の給料から引いておくって…」

島風「ちなみに…いくらくらいなの…？」

吹雪「三か月分…」

島風「えっ」

吹雪「なぁにが三か月分だよおおお！！！結婚指輪じゃないんだからさああ！！！！何が悲しくて自分の装備を自分で買わないといけないのよおおおおお！！！！何あの司令官！！！！ほんっとに！！！！！！！！」

島風「ふ、吹雪ちゃん落ち着いて！！！！キャラ変わってるよ！！！」

吹雪「もう寝て忘れる。あああ転属したいよおおおおおお…」ﾎﾞﾌｯ

島風「吹雪ちゃん…色々大丈夫かな…」

25 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 15:02:24.18 ID:FGPnUV7o0

…次の日、雲雀鎮守府―――――

吹雪「あ、司令官。おはようございます」

雲雀「…今日は君たちにリングとボックスの使い方を教えるから演習場に行くよ」

雲雀「僕は先に行ってるから君は他の子たちを呼んできてよ」

吹雪「は、はい。わかりました」

〜演習場〜

吹雪「司令官、呼んできましたよ」

足柄「今日こそは勝利して見せるわ…」ｷｯ

島風「おうっ…吹雪ちゃん元気に振る舞ってるけど大丈夫かな…」

雲雀「それじゃあそこの小動物、リングに炎をつけてみなよ」

吹雪「私にはちゃんと吹雪って名前があるんですけど…わかりましたよ」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

吹雪「」ﾎﾞｳｯ

足柄「提督と同じ雲の炎ね」

島風「うわぁ…綺麗…」

雲雀「吹雪、それじゃあボックスに注入するには大きすぎるからもっと炎を小さくしなよ」

足柄（名前で呼んだわね）

島風（名前で呼んだね）

吹雪「えっと、こうですか…？」ﾎﾟｳｯ

雲雀「うん。そんな感じだよ。それじゃあ君のボックスに炎を注入して開匣してみなよ」

吹雪「はい…えいっ」ｶﾁｯ

吹雪（何が出るかな）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

雲ムカデ「ｼｬｰｯ!」

島風「うわああああっ!!!!!!!!!!!!!!気持ち悪っ!!!!!!」

足柄「これはちょっと…グロテスクね…」

雲雀「あの女教官と同じものか…いいのを引いたね」

吹雪「」

島風「ふ、吹雪ちゃん大丈夫…？(まあ自分のボックスがこんなのなんて落ち込むのも無理ないよね…)」

吹雪「か…」

島風「？」

吹雪「かわいいいいいいっ！！！！！！！！！！！！」

島風「…えええええええ！？！？！？！？」

26 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 15:21:38.97 ID:FGPnUV7o0

吹雪「司令官！！！本当にいいんですか！？この子私のなんですか！？？」

雲雀「うん。君がその子の主人だ。名前を付けてかわいがってあげると良いよ」

吹雪「やったあ！よろしくねブリザードちゃん！！！！」

雲ムカデ「ｼｬｱｱ♪」

島風「」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

足柄「吹雪ちゃん…ネーミングが安直すぎるでしょ…」ﾆｶﾞﾜﾗｲ

雲雀「雲ムカデは攻撃から防御まで幅広く使える汎用性の高いボックスだよ。ためしにあの子に攻撃させてみたらどうだい」

吹雪「えーっと、はい。命令すればいいんですよね。…ごめんね島風ちゃん！ブリザードちゃん、あの子に巻き付いてみて！」

雲ムカデ「ｼｬｱｱｱ!!!」ｼｭｳｳｳ

島風「うわわわっ！来ないでってばぁ！！！やめてよおおおおお！！！！！！！！！」

吹雪「あ、本当にいうこと聞いた」

島風「うええん…吹雪ちゃん、これ取ってよおおお…」

吹雪（島風ちゃんが嫌がってる顔、なんか良いなあ）ｿﾞｸｿﾞｸ

吹雪「あ、ごめんね島風ちゃん。今から命令するから待っててね」

島風「吹雪ちゃん！？締め付けが強くなってるよ！？？…もうやめてよお…」ｸﾞｽｯﾋｯｸ

吹雪「あーごめんごめん、制御がうまくできなくて―」

吹雪（やばい、これすっごい楽しいかも♪）ﾆﾔｧ

足柄（すっごいいい笑みしてるわね）

雲雀（これでこそ吹雪だよ）

27 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 15:23:58.91 ID:BBIReVfjo

すっかり雲雀さんに毒されてますな

28 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 15:32:21.54 ID:FGPnUV7o0

雲雀「そろそろ島風を開放してあげなよ」

吹雪「えっ？なんでですか？」

島風「そこ疑問に思わないでよお！！！！いい加減にしてえ！！！！！」

雲雀「あの子にもボックスを開匣してもらうからね。あんまりここで体力を使われると困るのさ。」

吹雪「そういうことなら…戻って来て！ブリザードちゃん！」

雲ムカデ「ｼｬｱｱｱ♪」

島風「うっ…ぐすっ…足柄さあああああん！！！」ﾀﾞｯ

足柄「おーよしよし怖かったわね〜…」ｷﾞｭｯ

島風「うわああああああああん！！！！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

吹雪（島風ちゃんかわいいなあ。あんなに泣いちゃって）ﾆﾔﾆﾔ

吹雪「あっはは〜ごめんね島風ちゃん。ちょっと初めてだったから制御が難しくてさ〜」ﾆﾔﾆﾔ

島風「…もうやんないでよ？」ｳﾙｳﾙ

吹雪「うんっ♪さっきはごめんね！」

足柄（あ、これ絶対またやるわね）

この後島風が泣き止むまで1時間かかった

29 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 15:41:12.45 ID:FGPnUV7o0

…1時間後

吹雪「島風ちゃん大丈夫…？」

島風「もう絶対やんないでよ…」ｷｯ

足柄「アンタあんまりいじめると友達失くすわよ…」

吹雪「アハハハ！さっきのはタダの事故ですって！！故意じゃないですから大丈夫ですよお〜」

島風「…さっき司令官が止めた時何でって言ってた」

吹雪「気のせいだって、ね？」

島風「…次やったら五連装酸素魚雷ぶつけるから」

吹雪「大丈夫だよ。本当に反省してるから！！！」

足柄「満面の笑みで言うセリフじゃないわよそれ…」

島風「…信じるからね」

吹雪「うんっ」ﾆｺｯ

足柄「」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

30 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 15:56:56.10 ID:FGPnUV7o0

足柄「でも今日は開匣の練習するのよね？司令官はあんまり島風が泣き止まないから出撃しちゃったし、どうするの？」

吹雪「あ、私が教えます。結構簡単ですよ」

吹雪「司令官にはできるだけ気に入らないことをイメージしろって言われたんですけど」

吹雪「私は前世の乗員の皆さんの無念の感情をイメージしたらかなりすんなりいきました」

足柄「なるほどね…一死報国ッ！！！！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

島風「わ、わたしも…えいっ！！」ﾎﾞﾎﾞｳｯ

吹雪「あ、あんまり大きくしちゃあだめですよ。私みたいに割っちゃいますから」ｱﾊﾊ

足柄「分かったわ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

島風「うん」ﾎﾟｳｯ

吹雪「足柄さんは雷っぽいですね。島風ちゃんはオレンジ色だけど…なんだろう？」

島風「んーわかんない。でも次にこれをボックスに注入するんだよね？」

吹雪「うん。あ、でも暴走することがあるらしいから司令官が帰って来てからの方がいいかもね」

雲雀「帰ってきたよ」ｽｯ

吹雪「うわぁっ！いきなり背後に立たないでくださいよお！！」

島風（吹雪ちゃんは背後が弱いんだな、よし）

足柄（この子もよからぬことを考えてるわね）

雲雀「君は雷で…君は…ワオ、大空か」

島風「珍しいの？」

雲雀「大空の波動が流れている人は数えるほどしかいないよ。基本的に人を導く役割の人が持っていることが多いね」

島風「へーっ！やったぁ！！！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

雲雀「それじゃあ開匣してみなよ」

足柄「うん」

島風「それじゃあ」

足柄＆島風『開匣！！！』

31 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 16:13:36.49 ID:FGPnUV7o0

大空アマツバメ「ﾋﾟｰ♪」

電狐「ｸﾞﾙﾙﾙ…」

雲雀「足柄はジョッリネロの彼の狐か…島風のは…見たことがないな」

島風「わーすごーい！はっやーい！この子はフレアちゃんね！」

足柄「ちょっと大きいけど犬みたいでかわいいじゃない♪この子は…ジャンちゃんって名前にするわ」

吹雪「え〜私のブリザードちゃんの方が絶対可愛いですよー」ﾎﾞｳｯ

島風「おうっ！？出そうとしなくていいから！しまってて！」

吹雪「うん（やっぱ面白いな―この子）」

雲雀「じゃあ早速始めようか」ｶﾁｯ

吹雪「えっ、何をですか？」

ロール「ｷｭｳｳ」ﾋｭｳｳｳｳｳ!

吹雪「うわっ！ぼ、防御！」ｶﾁｯ

雲ムカデ「」ｼｭﾙｼｭﾙ

ﾄﾞﾝｯ!

吹雪「…司令官」

足柄「三人がかりなら」

島風「負けませんよお〜！」

雲雀「行くよ」ﾁｬｯ

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ…………

32 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 16:26:31.49 ID:FGPnUV7o0

…三時間後、入渠ドッグ

足柄「はぁ〜今日も勝てなかったわね」

吹雪「初めて司令官のボックス兵器を使っての戦闘をみましたけど…すごすぎますよ」

島風「連携がすっごい上手だよね！全然空気読めないのに動物とは仲良くなれるのかな？」

吹雪「でもあんな力が使えれば深海棲艦なんてもう怖くないよね？」

足柄「そうね。戦艦を一撃で沈めるくらいの火力はありそうだわ」

吹雪「私のブリザードちゃんは火力はないからもう少し高火力な武器が欲しいな」

足柄「アンタにはお似合いよ」

島風「私はもうアレ見たくないよ…」ﾚｲﾌﾟ目

吹雪「でもぉー、一緒に出撃するときとか絶対に一緒に戦わないといけないからそんなこと言ってられないよ？」ﾆｺｯ

島風「う、うん、そうだよね」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

足柄（完全にトラウマになってるわね）

33 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 16:39:36.75 ID:FGPnUV7o0

〜鎮守府廊下〜

島風「あ〜いい湯だったね」

吹雪「ここの鎮守府は温泉を引いてるみたいなんだよね」

足柄「あらどうして？」

島風「提督の趣味…じゃない…？」

吹雪「…(ありえるな)」

足柄「…(ありえるわね)」

島風「ん？あそこに誰かいるよ！おーい！」

足柄「あ、ホントね。建造でもしたのかしら」

吹雪「あの指令に限ってそれはないかと…」

赤城「あ、こんにちは。航空母艦の赤城です。先ほどこちらに着任しました。」ﾋﾞｼｯ

吹雪「ご丁寧にどうも！秘書官の吹雪です！司令官に挨拶はすませました？」ﾋﾞｼｯ

赤城「実は今到着したばかりで司令室がわからなくて…」

吹雪「こちらですよ！一緒に行きましょう！」ﾆｺｯ

足柄「あの子外面はいいのよねぇ…」ﾎﾞｿｯ

島風「えっ？吹雪ちゃんはちょっとドジだけど良い子ですよ？」

足柄（なんて純粋なの）

赤城「あ、いえ…場所さえ教えてくれれば大丈夫です。出撃で空母を撃沈したんですよね？お疲れのはずですので自分の部屋に戻ってもらっていいですよ」ﾆｺｯ

吹雪「？…私たちは今日出撃してませんよ？」

赤城「え、でも空母を撃沈した鎮守府だからここにいけと…」

島風「提督かな」

足柄「それしかないでしょ」

赤城「えっ、えええ？？？？」

吹雪「さ。行きましょ！」ｽﾀｽﾀ

34 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 17:06:08.18 ID:FGPnUV7o0

〜司令室〜

吹雪「司令官、失礼しま〜す」ｶﾞﾁｬ

雲雀「…何？」

吹雪「赤城さんが到着しましたよ！！！」

雲雀「誰？頼んでないから追い返しておいて」

吹雪「ま、まあ提督、航空母艦は艦載機を飛ばせる貴重な戦力です。それに赤城さんは一航戦ですから空母の中でもトップの実力の持ち主なんですよ」

雲雀「…強いの？」

吹雪「ウチの鎮守府のどの艦娘より強いと思います…」

雲雀「通していいよ」

吹雪「は、はい！それじゃあ赤城さん、どうぞ」

赤城「航空母艦、赤城です！空母機動部隊を編成するなら、私にお任せください」

雲雀「今日は疲れたから遊びはなしね」

雲雀「余ってる部屋に適当に寝泊りしなよ」

赤城「（遊び?）はい、ありがとうございます！それでは失礼します」ﾊﾟﾀﾝ

吹雪「礼儀正しい人でしたね」

雲雀「あの子…間違いなく強いね…」

吹雪「分かるんですか？」

雲雀「うん…あの眼光と身のこなし…日常から戦いを意識してる証だ」

雲雀「噛み殺したくなるね」ﾆｨｯ

吹雪「いじめたくなるのは分かりますけど…殺さないでくださいよ？」

雲雀「僕だって少しは手加減するさ」

吹雪（ほんとかなぁ）

35 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 17:09:26.96 ID:FGPnUV7o0

とりあえず今日はここまでにします。
これからはそんなに時間が取れないので不定期の更新になりますが、少なくても週一以上で更新します。
出すキャラクターは大抵決まっていますが、出てほしいキャラクターをコメントしていただければ何らかの形で反映するかもしれないです。それでは。

36 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 17:42:34.98 ID:Wa2zPGYf0

じゃあ、原作の雲雀さんのストッパー役の草壁さんで。あとはt風(フォン)さんも

37 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 19:39:03.00 ID:FGPnUV7o0

やっぱりちょっとだけ進めます。
それと現時点でのキャラ設定を投下して今度こそ終わりにします。
騒がしくてごめんなさい…
設定の質問などありましたらできるだけ返していきます

38 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 19:39:41.64 ID:FGPnUV7o0

〜島風と吹雪の部屋〜

吹雪「島風ちゃ〜ん、帰ってきたよ」

島風「あ、吹雪ちゃん、お帰り〜。提督は演習場？」

吹雪「疲れたから演習はやんないって」

島風「あ、そうなんだ。普段はすごいバトルジャンキーなのに珍しいね」

吹雪「まぁ今日はボックス兵器も使ってたからね。普段より疲れてるんだと思うよ」

島風「私もさっきからボックスを開けようと思ってるんだけど炎が出ないんだよね」

吹雪「燃料切れみたいなもんなのかな…あれ？でも私は普通に出せるよ？」ﾎﾞｳｯ

島風「容量に差があるのかなぁ」

吹雪「私のリングはAランクだからそういう所でも差があるのかもね」

島風「そういえば吹雪ちゃん昨日はそのリングのことですっごい落ち込んでたのに今日はすっごい元気になったよね。」

吹雪「うん…なんか吹っ切れちゃった」ｱﾊﾊ

吹雪（島風ちゃんをいじめられて楽しかったしね）

島風「まあ吹雪ちゃんが元気になってよかったよ！！」ﾆｺｯ

吹雪（やっぱり島風ちゃんは良い子だなぁ…これだからいじめたくなっちゃうんだよ）ﾆﾔｯ

島風「…吹雪ちゃんどうしたのー？」

吹雪「ううん、なんでもないよ。そろそろ寝よっか」

島風「そうだね、おやすみー！！！」ﾊﾞｻｯ

吹雪「」ﾎﾞﾌｯ


〜一方その頃、赤城の部屋〜

ドア「」ｺﾝｺﾝ

赤城「？どうぞ」

足柄「失礼するわね」ｶﾞﾁｬ

赤城「あ、足柄さん。こんばんは」

足柄「ええ。」

赤城「あの…何の用ですか？」

足柄「特に用はなかったんだけど…やっと年の近い子が着任してきたから積もる話でもしようと思っただけよ」

赤城「ああ、足柄さんのほかは駆逐艦の子だけですからね」

足柄「そうなのよ。司令官もあんなんだし…何気に疎外感を感じてたのよ」

赤城「あの…ここの鎮守府では艦娘ではなく司令官が出撃するって本当ですか…?さっき吹雪さんが言ってたんですけど…」

足柄「ええ。私たち一回も出撃したことないわよ」

赤城「それって私たちの存在価値ってあるんでしょうか…」

足柄「まあ提督は二人に増えたりしないし、そのうちいやでも出撃することになるわよ」

赤城「体がなまったりしないかしら…」

足柄「あら、あなたってもしかして戦場が心地いいと感じるタイプ？」

赤城「はい…戦場にいると最高に自分が『生きてる』って実感とスリルを伴った快感がわくんですよ。同じ空母でも理解してくれる人はほとんどいませんでしたが…」

足柄「あなた、私と同じタイプね。あなたとならいい酒が飲めそうだわ」ﾆﾔｯ

赤城「少しならありますけどやりますか？」ﾆｺｯ

足柄「じゃあ私も部屋から色々持ってくるわね」

赤城「はい、お待ちしています」

………その夜、物音ひとつしない吹雪たちの部屋とは対照的に赤城の部屋の明かりは明け方になるまで消えなかった。

39 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/01(日) 20:07:34.34 ID:FGPnUV7o0

キャラクター紹介

・雲雀恭弥
皆さんご存知最強の雲の守護者。現在は民間軍事企業ボンゴレの部長兼戦闘を中心に担当する特殊部隊隊長。会社の部下はほとんどが元風紀委員。
群れるのが嫌いだけど艦娘や深海棲艦とドンパチやるのは楽しいので我慢して提督をしている。昔と比べて少し丸くなっているらしいが、傍から見れば危険人物であるのは変わらない。

・吹雪
雲雀鎮守府の初期艦。始めは雲雀のストッパー役になれるか…?と思われたが、ボックスを開匣して以来その嗜虐性が露呈。結局まともな人物ではなかった。
他人の嫌がる顔を見るのが好き。でも外面がいいから基本的には良い子だと思われているタチの悪い子。
属性は雲。雲雀曰く稀有な才能を秘めているらしいが、今のところそれを活かしている様子はない。心の中では戦艦になれたらなと思っている。ドS。

・島風
雲雀鎮守府の数少ない良心。広い海をさまよっていた所謂「ドロップ艦」。雲雀に無理やりついてきたことを少し後悔している。すっごい良い子なので吹雪の悪意には微塵も気づいていないが、それが吹雪の嗜虐心を煽ってカオスなことになっている。精神年齢は見た目より低い。
属性は大空、まだまだ成長中。基本的に苦労人。

・足柄
行き遅れ系バトルジャンキー。実は格闘戦なら大和型にも引けを取らない強さを持っているが、砲雷撃戦が中心となる出撃で生かす機会がほとんどないので他の鎮守府では普通の重巡だと思われている。「砲雷撃戦が得意なの♪」は嘘。属性は雷。彼氏募集中。

・赤城
天性のフードファイターかつバトルジャンキー。敵をまとめて艦載機でつぶしたりすると脳汁が出るらしい。自分の横数ミリを敵の弾丸がかすめても脳汁が出るらしい。常識人の皮をかぶったバーサーカー。雲雀鎮守府に着任する前は実は根が優しい加賀や瑞鶴たちに「深海棲艦をミンチにするのって最高じゃないですか？」と笑顔で話してドン引かれていた。属性は嵐だがまだ炎を出したことがない。



まだまだキャラは増える予定です。次回は他の守護者が着任している鎮守府の様子ももう少し具体的にかけたらなと思っています。それでは。

40 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 20:13:59.90 ID:bsam1Mxd0

何となく姉に依存度が高い方々は属性は霧になりそうな気がする...

41 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 20:14:14.96 ID:2KZvliDLo

砲弾の如き勢いで雷の炎によって硬化した打撃を叩き込んで行く戦法とかだからきっとウソじゃない

42 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 20:23:45.49 ID:Wa2zPGYf0

やっぱり雲雀さんは一人だとなんかあれだから誰かフォローのために原作キャラは必要な気がしてきた
草壁を出して「あれでも昔より丸くなった方です……」と言って「あれで！？」と艦娘たちにツッコまれるとか
守護者たち以外と原作雲雀と関わっているのは草壁、ディーノ、フォンぐらいか？アーデルは微妙……かな。シモンでの雲雀のライバルキャラ的な立ち位置だし……

43 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/01(日) 22:14:11.42 ID:LRnlBMhu0

暴れん坊将軍かと思った

44 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/02(月) 11:57:00.07 ID:J8+y9m6SO

乙です
雲雀ｖｓレ級や姫、鬼級ってのダイジェスト抜きで見てみたいな

45 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/02(月) 22:08:14.77 ID:J7oQb+Uz0

とりあえずレス返していきます。もしかしたら更新するかもしれません。

>>40
姉に依存度が高い方々も登場させていく予定です。霧はなかなかイメージがわかなくて大変ですね。何人かは決まっているのですが…

>>42
雲雀を一人で着任させたのはとある理由からリボーンがわざとそうしました。そこも今後の投下で徐々に明らかにしていく予定です。

>>44
台本形式で書くと戦闘を詳しく描写するのが難しいので省略しがちになります…強キャラとの戦闘はなるべく頑張って書いてみます。

46 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 01:00:44.63 ID:1Q3PGi1f0

〜次の日、司令室〜

吹雪「司令官、おはようございます」

雲雀「うん。今日は君たちに出撃してもらうから。」

吹雪「えっ！？やっと出撃できるんですか！？」

雲雀「僕の装備じゃあそこまで沖に出れないんだ。新しく来た彼女にリングの使い方を教えたらすぐに行って来て」

吹雪「はい司令官！ちなみにどこの海域に行けばいいですか？」

雲雀「鎮守府海域はほぼ制圧したから南西諸島海域かな」

吹雪（海軍が半年かかっても攻略できなかった海域のはずなんだけどなぁ…）

吹雪「分かりました！それじゃあ行ってきますね」

雲雀「うん」

吹雪「」ﾊﾞﾀﾝ

雲雀「…」

雲雀「建造でもしようかな…」

〜演習場〜

吹雪「と言う訳で皆さんに来ていただきました」

足柄「あんまり寝てないから頭が痛いわ…なんであなたは平気なのよ…」

赤城「私は普段から早い時間に起きてるし…」

島風「なんか随分打ち解けてるねー」

足柄「昨日この子の部屋で飲んでたんだけどそのまま寝ちゃったのよ…」

島風「へー。お酒とか飲んだことないなぁ」

吹雪「じゃあ今度一緒に飲んでみようか！」ﾆｯｺﾘ

島風「うん！」

足柄「吹雪、後で工廠裏に来なさい」

吹雪「や、やだなぁ冗談ですよ〜」ｱﾊﾊ

赤城「…あの、いつ新兵器の使い方を教えていただけるのでしょうか？」

吹雪「あっごめんなさい！完全に私たちのペースで話しちゃいましたね」

47 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 01:02:05.98 ID:1Q3PGi1f0

島風「前世の乗員の感情をリングに込めたら炎が出ますよー」

赤城「分かりました。やってみますね」ｽｩｩ

吹雪「あ、私たちは沈んだ時の無念を炎に…って聞いてないな」

赤城「…」ｽｩｩ

赤城「●ねアメ公ォォォォォォォォオオオオオオ！！！！！！！！！」ﾎﾞｳｯ!

吹雪「えっ」

島風「えっ」

足柄「えっ」

赤城「あ、出ましたね〜」ﾆｺﾆｺ

島風「確かに乗員の感情って言ったけどさー…真っ先に思いつくのがそれって…」

吹雪（またすげえ人が来たなー）

足柄「この子思ってたよりもおかしいかもしれないわね」

赤城「えっと、次はどうすればいいんですか？」

吹雪「あっ次はですね、このボックスに炎を注入すれｂ」

赤城「あっ、分かりました！こうして矢に炎を纏わせて航空機を発艦させれば…」ｸﾞｸﾞｸﾞ

島風（全然人の話聞いてないよー…）

赤城「赤城航空隊、発艦！」ﾊﾞｼｭｯ

嵐の航空隊「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ

足柄「死ぬ気の炎を纏った艦載機…これは確かに強力そうね…」

赤城「わーすごい！いつもより航空隊の皆さんの動力が上がってます！これなら例え戦艦であろうとも敵を残らず殲滅できそうですね！」ﾆｲｯ

吹雪「もうそれでいいです…めんどくさいしボックスの説明はまた今度にしよう…」

島風「ねえ、私たちも赤城さんの真似をすればより強い攻撃ができるんじゃない？」

足柄「私もそれを考えてた所だったのよ。死ぬ気の炎を砲弾に纏わせれば威力が上がりそうね。」

島風「ちょっとやってみますね。えいっ」ﾄﾞﾝｯ

大空の砲撃「」ﾋｭｳｳｳｳｳ

ﾄﾞﾄﾞｵｵｵｵｵｵﾝ!!!!!

島風「」

足柄「すっごい音したわね」

吹雪「すごーい！島風ちゃん戦艦みたいだよ！」

赤城「確かに駆逐艦の域を超えた威力の砲撃ですね。戦艦とはいかなくても重巡洋艦くらいの破壊力はあるんじゃないでしょうか。」

島風「私たちが今までつけてた艤装って何だったんだろう…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

吹雪「ほら島風ちゃん、ブツブツ言ってないで出撃行くよ！」

島風「う、うん…」

48 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/03(火) 01:06:14.65 ID:LxS1Dg5t0

大空の調和って海上だと相手はどうなるんだろう？液体化？

49 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 14:44:46.55 ID:1Q3PGi1f0

〜工廠〜

雲雀「戦艦とも戦ってみたいな…この戦艦レシピってやつを試してみよう」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

妖精「5ｼﾞｶﾝｺﾞﾆ、ﾏﾀｷﾃｸﾚ」05:00:00

雲雀「そんなに待てないよ。この高速建造材を使って…君、ちょっと待ってて。電話だ」ﾐｰﾄﾞｰﾘﾀｰﾅﾋﾞｰｸ

スマホ「着信：小動物(沢田)」ﾅﾐﾓﾘﾉｰ

雲雀「小動物、どうしたの」ﾋﾟｯ

リボーン『頼まれてたヤツが完成したぞ。横須賀まで来れるか？』

雲雀「ああ君だったか…分かった。すぐ行くよ。」

リボーン『ああ。じゃあな』ﾌﾞﾂｯ

妖精「ﾄﾞｳｽﾙ?ﾊﾞｰﾅｰﾔｯﾁﾏｳｶ?」

雲雀「いや、今から横須賀に行ってくるからその間に建造しておいて。コレ(高速建造材)は使わないでいいからね」

妖精「ﾜｶｯﾀｾﾞ｡ｿﾚｼﾞｬｱﾏﾀｱﾄﾃﾞﾅ」

雲雀「さて行くか…」

雲雀「」ﾋﾟｯﾋﾟｯ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…

草壁『恭さん！お疲れ様です！どうしました？』

雲雀「哲、今から横須賀に行きたいから車を出してほしいんだけど」

草壁『左様ですか…実は私も今とある事情で横須賀にいるので車をお出しすることが出来ないんです』

雲雀「…何勝手なことしてるの？噛み殺されたいの？」

草壁『い、いえ！リボーンさんに呼び出されたんです！ちょっとした仕事の依頼だそうで…』

雲雀「ふぅん…まあいいや。じゃあ僕は電車で行くからまた後でね」

草壁『あ、お待ちください。ディーノさんが並盛にいるみたいなので鎮守府まで迎えに来てくれると思いますよ。お声掛けしておきましょうか？』

雲雀「跳ね馬か…まあそれでもいいかな…じゃあ頼んだよ」

草壁『はい!それでは失礼します！』ﾌﾟﾂｯ

雲雀「ふぅ…海上装備に戦艦か…また楽しみが増えたね」ﾆﾔｯ

50 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 15:23:42.88 ID:1Q3PGi1f0

〜南西諸島海域〜

吹雪「海ってやっぱり気持ちいいですね」

足柄「そうね。やっぱり私たちは海に出るために生まれてきたんだなって実感できるわ。」

島風「それにしてもここに来るまで全然敵と会わなかったよねー。本当に司令官が全部殲滅しちゃったんだね」

赤城「へぇ…やっぱりあの人ってそんなに強いの？」

足柄「ん、そうね。格闘戦ならほぼ無敵だと思うわよ」

島風「ボックス兵器との連携もすっごい上手だしね」

赤城「へぇそうなんですか…私もいつかお手合わせしてみたいですね」ﾆｨｯ

島風（すっごい歪んだ顔してるよ…この人もバトルジャンキーなのかな…）

吹雪「…！二時の方向に敵艦！重巡リ級、軽巡へ級がそれぞれ１！駆逐ハ級が４です！」

足柄「ようやくのお出ましね。腕が鳴るわ」

吹雪「主力艦隊ではないようですが、どうしますか？」

足柄「もちろん叩きのめすわよ」

赤城「分かりました。第一次攻撃隊、発艦始めます」ﾊﾞｼｭｯ

嵐の航空隊「ｳｯｼｬｰﾐﾝﾁﾆｼﾃﾔﾗｰ!!!!」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…

赤城「よろしく頼むわね」ﾆｺｯ

島風「空母の妖精さんって主に似るっていうけど…納得だなぁ」

吹雪「私も…魚雷と同じ要領でブリザードちゃんを海中に射出！そのまま敵艦隊を捕まえちゃって！」

ハ級A「ｱｲｴｴｴｴｴｴ!!!!!!!!ﾑｶﾃﾞ!!!!ﾑｶﾃﾞﾅﾝﾃﾞ!!!????????」航行不能

リ級「ｳﾜｷｯﾓ…ﾅﾝﾀﾞｺﾚ…」航行不能

ハ級B「ｸﾞｷﾞｬｱｱｱｱｱ!!!!!!!!!!!」撃沈

へ級「ｸｿｯ!!!!」中破

赤城「上々ね♪」ﾆｺｯ

吹雪「このまま一気に叩きます！砲雷撃戦用意！！！！！」

島風「私には誰も追いつけないよッ！！！」ﾄﾞｫﾝｯ

足柄「動かない艦なんてただの的よ」ﾄﾞｫﾝﾝｯ

リ級「ｳｳｯ…ﾅﾝﾃﾞﾜﾀｼｶﾞｺﾝﾅﾒﾆ…」撃沈

ハ級A「ﾅﾝﾃﾋﾀﾞ!」撃沈

吹雪「行きます！私がきっと、やっつけちゃうんだから♪」ﾄﾞﾝｯ

へ級「ｸｿｵｯ、ﾅﾒﾙﾅｧｯ!!!」大破

ハ級C「ｳﾃｳﾃｴｯ!」ﾄﾞｵﾝｯ

ハ級D「…」ﾄﾞｵﾝｯ

吹雪「うわっと…あぶねーなこの野郎！！！！！」ｽｶｯ

島風「へっ、吹雪…ちゃん…？」

吹雪「総員雷撃戦用意！奴らを血祭りにあげます！」中指ﾋﾟｯ

足柄「吹雪…らしくなってきたじゃない…」ｼﾞｬｺﾝｯ

島風「もう何が何だかわかんないよぉ…」ｼﾞｬｺﾝ

ﾄﾞｵﾝｯ!!!!

51 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 15:35:54.22 ID:1Q3PGi1f0

……

完全勝利S！

吹雪「やりましたね♪」

島風「う、うん…(吹雪ちゃん…さっきのは一体…？)」

足柄「このまま進撃しちゃいましょ」

吹雪「そうですね。島風ちゃんのツバメさん使えば素早く索敵できるんじゃない？」

島風「あ、そうだね。フレアちゃん、出てきて！」ｶﾁｯ

大空ｱﾏﾂﾊﾞﾒ「ﾋﾟｲｰｯ!!!」

島風「この周辺をぐるっと索敵してきてくれる？」

大空ｱﾏﾂﾊﾞﾒ「ﾋﾟｲｯ!」ﾋｭｰﾝ

吹雪「うわぁはっや…これならすぐ終わりそうだね！」

島風「うん！フレアちゃんの最高速度は900キロなんだよ？」

赤城「私の航空隊の最速のおよそ2倍ですね」

島風「私たちには誰も追いつけないんだから！」

…5分後

大空ｱﾏﾂﾊﾞﾒ「ﾋﾟｲｯ」

吹雪「あ、戻ってきたね」

島風「うん。5時の方角に敵主力艦隊を確認だって」

足柄「よし、行くわよ」

吹雪「サクッと片付けちゃいましょうか」

赤城「慢心してはだめですよ」

ｼｬｱｱｰｯ…

52 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 15:59:30.90 ID:1Q3PGi1f0

…一方その頃、ディーノの車内―――

ディーノ「しかし恭弥、師匠をアシに使うってどうかと思うぜ」

雲雀「僕はあなたを師匠って認めてないから。」

ロマーリオ「ハッハッハ、三年経っても変わんねーな」

ディーノ「昔は出会い頭にケンカ売ってきたからな…だいぶマシになった方だと思うぜ」

ロマーリオ「こいつも責任ある立場になっちまったからな。今や大企業の部長さんだろ？」

雲雀「好きでなったわけじゃないよ。暴れられるって聞いたからね。」

ロマーリオ「昨日ランチアと吞んだんだけどよ、すっげえ機嫌よかったぜ。お前が会社に来ねえからお前と戦わずに済むって」

雲雀「最近は鎮守府に籠り気味だったからね。でもそろそろまた噛み殺す必要があるかな…」

ロマーリオ「少しは部下の身も気遣ってやれよ〜」ﾊｯﾊｯﾊ

ディーノ「しっかしツナも思い切ったこと考えたよな。雲雀の部下にランチアって」

雲雀「彼は僕と互角に戦えるからね。僕が群れを率いなきゃいけないのは少し癪だけど、彼と戦えるから不満はないよ」ﾆﾔｯ

ディーノ「いやお前じゃなくてランチアがだな…っと着いたか」

雷「お疲れさま！それじゃあ案内するわ！」

ディーノ「恭弥、帰りは要るか？」

雲雀「うん。頼んだよ」

ディーノ「それなら俺らもお前の用が終わるまでツナのとこでゆっくりしてくぜ。行くぜ、ロマーリオ」

ロマーリオ「了解だぜボス。しばらくリボーンの旦那とも会ってなかったしな！」

53 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 16:33:19.59 ID:1Q3PGi1f0

〜綱吉鎮守府、司令室〜

雲雀「やあ」ｶﾞﾁｬ

ディーノ「ようツナ」

ロマーリオ「お邪魔するぜ」

草壁「恭さん！お疲れ様です！」

綱吉「あっヒバリさん！それにディーノさんたちまで！」

リボーン「ディーノか…こいつは好都合だな」ﾆﾔｯ

リボーン「ヒバリ、例のブツは演習場に置いてある。ジャンニーニに案内してもらってくれ」

ジャンニーニ「お任せください！今回は我々の自信作です」

雲雀「じゃあ早速見せてよ」

ジャンニーニ「はい、コチラです！」

ﾊﾞﾀﾝ…

ディーノ「例のブツってなんだ？」

リボーン「水上での長時間の活動を可能にする新兵器だぞ」

ディーノ「恭弥…深海棲艦とも殴り合うつもりなのかよ…」

リボーン「まあそれよりも、お前らが来てくれたのはちょうどよかったぞ」

ロマーリオ「俺たちにも用があったんですかい？」

リボーン「まあ元々そのつもりはなかったんだけどな」

綱吉「お、おいリボーン、どういうことだよ」

リボーン「今俺たちは草壁に雷の守護者、ランボの代わりに幌筵泊地に司令官として着任してくれねーかって頼んでたんだ」

草壁「ランボさんは艦隊を指揮するのは幼すぎますからね。私としては是非とも着任したいのですが、恭さんが提督として鎮守府に着任している以上、恭さんのもともとの仕事は全部副部長である私の仕事になります」

草壁「さらにそこで私も鎮守府に着任してしまえば、その仕事はすべて次長のランチアさんのものになってしまいます」

草壁「さすがに同僚にそんな無理を強いる真似はしたくありません。なので提案をお受けすることを渋っていたんです」

リボーン「そこでお前らが都合良く来たってわけだぞ。どうだディーノ、草壁の代わりに鎮守府に着任してみないか」

綱吉「お、おいリボーン、さすがに同盟とはいえほかのファミリーのボスにこんなこと頼むって…」

ディーノ「いいぜ！面白そうじゃねえか！困った弟分を助けるのも俺の仕事だぜ！」

綱吉「二つ返事で了承したー！？」

草壁「すいません、助かります」

ロマーリオ「他でもない飲み友達の頼みだしな！断るわけねえぜ！」

リボーン「じゃあ準備ができたらさっそき現地に行ってくれよ。」

ディーノ「おう！ちなみにそのぱらし…？泊地ってのはどこにあるんだ」

草壁「ここです」地図ﾕﾋﾞｻｼ

ディーノ「はぁっ…！？冗談…だよな？ここも日本なのか…？」

リボーン「ああ。先日苦労して取り返した、れっきとした日本の領土だぞ。」

綱吉（ディーノさんごめんなさい…）

54 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 16:52:36.80 ID:1Q3PGi1f0

〜綱吉鎮守府、演習場〜

ジャンニーニ「こちらが最新兵器です！それでは開匣してみてください」

雲雀「うん」ｶﾁｯ

ｶﾁｬｯｶﾁｬｯｶﾁｬｯ･･･ｼﾞｬｷｰﾝ!

雲雀(強化外骨格着用)『これは…！』

ジャンニーニ「我々の技術を総動員して作った雲雀さん専用の強化外骨格、HIBARI-ZEROです！」

ジャンニーニ「原理としては幻騎士の鎧と似たようなものですが、見た目は現代らしさを意識してかっこよくしました！」

ジャンニーニ「雲雀さんの炎圧にも耐えられるように特殊加工したナノコンポジットアーマーを原材料にしているため、防御力も優れています！」

ジャンニーニ「頭部には獄寺さんや十代目のコンタクトレンズの技術を応用したバイザーを装備、瞬時に気候や相手の情報を得ることが出来ます」

ジャンニーニ「また、水上での活動が中心になるということでしたので、艦娘の技術も生かしました」

ジャンニーニ「脚部には死ぬ気の炎もしくは燃料を動力とする水上移動装置を装備、雲雀さんの炎圧ならば最大120時間の航行が可能です」

ジャンニーニ「腕部には川内型のものをもとにした主砲と副砲を両腕にそれぞれ3つずつ設置、死ぬ気の炎と艦娘の皆さんと同じ弾を発射できます！」

ジャンニーニ「水上での活動に特化した設計をしましたので、地上戦や空中戦にはあまり向いていませんので注意してください。」

雲雀『なるほど、分かったよ。いいね、完璧だ』

スパナ「それならウチ達も徹夜の甲斐があったよ」

スパナ「水上稼働専用のモスカを連れてきた。存分にコイツで性能を試してみてくれ」

水上モスカ「」ｸﾞｫﾝｸﾞｫﾝｸﾞｫﾝ

雲雀『噛み殺す…』ﾆﾔｯ

ﾄﾞﾝｯ!!ﾄﾞｯｺﾞｵｵｵｵﾝ!!!!!!

55 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 17:10:33.90 ID:1Q3PGi1f0

〜雲雀鎮守府、工廠〜

？？？「ふっふっふ…」

長門「私が戦艦長門だ！敵戦艦との殴り合いなら任せておけ！」ﾄﾞﾔｯ

ｼｰﾝ…

長門「あれ…?」

長門（おかしいな、本来なら五時間という時間が出てきた時点で祝福の嵐のはず。）

長門（その後建造が終わったら真っ先に工廠へ直行、駆逐艦のみんなが私の着任を祝って私を胴上げするはずだ）

長門「」ﾊｯ!

長門「そうか、みんな私を鬼にしてかくれんぼをしているんだな！よ〜し待っていろ！この長門がすぐに探し出してあげるぞ！」ﾀﾞｯ

……一方その頃、南西諸島海域

吹雪「なんか楽勝でしたねー。皆さん怪我もないみたいだしもう帰投しましょうか？」

島風「ちょっと吹雪ちゃん！私中破してるんだけど！！」中破

吹雪「あっごめんね島風ちゃん！痛いよね！こことかすっごい痛そうだよ…」ｷﾞｭｳｰｯ

島風「うわぁあ゛っ！いたいよふぶきちゃん！痣押さないでよっ！」

吹雪「あっごめんね島風ちゃん！こうすれば治ると思って…あっそうだ！消毒してあげるよ！」傷口に海水ﾄﾞﾊﾞｰ

島風「〜ッ！！！！！！！やめて！！！大丈夫だから！！！入渠すれば治るからあああああ゛あ゛！！！」大破

龍田「いい趣味してるわね〜」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

足柄（帰ったらサイコパス診断受けさせようかしら）

56 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 18:39:28.39 ID:1Q3PGi1f0

〜少し後、雲雀鎮守府〜

吹雪「ふぁ〜、帰ってきましたね」ﾂﾔﾂﾔ

足柄「龍田さん、着任早々悪いんだけど島風を入渠ドッグに連れて行ってもらえるかしら？」

龍田「分かりました〜。島風さん、起きてください」

島風「ううっ…ぐすっ…痛いよぉ…ヒリヒリするよぉ…」

龍田（なんか普通にかわいそうね〜）

赤城「そういえば提督の姿が見えませんね」

吹雪「そうですね…あっ、あそこに誰かいますね、司令官ですかね」

長門「…見ぃつけたぁ〜」ｸﾙｯ

吹雪「ﾋｲｯ！？ど、泥棒！？！？」

足柄「先手必勝ね」ﾄﾞｺﾞｯ

長門「うぐっ！？」

長門「」ﾁｰﾝ

赤城「あっ、この人戦艦の長門さんじゃないですか？あのビッグ７の」

足柄「本当ね、艤装がそれっぽいわ」

吹雪「でも何でここに…」

足柄「とりあえず営倉にブチこんでおきましょうか」

吹雪「あ、それ私にやらせてください！」ｷﾗｷﾗ

足柄「アンタは絶対ダメ」

吹雪「そんなぁ…」ｼｭﾝ…

赤城「それよりお腹がすきました。吹雪さん、食堂に行きませんか？」

吹雪「そうですね、行きましょうか…」

足柄「コイツは私が運んどくわね」

57 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 18:56:34.68 ID:1Q3PGi1f0

〜営倉〜

長門「」ﾊｯ

足柄「気が付いたかしら？」

長門「な、何で私はこんなところに…まだ見ぬ駆逐艦の子たちとかくれんぼをやっていたはずなのだが…」ｷｮﾛｷｮﾛ

足柄「さあ答えなさい、あなたは何でここに来たの？」

長門「うるさい。年増女は黙っていてくれ。尋問するなら駆逐艦を連れて来い！なんでも答えてやるから！！」

足柄「」ﾋﾟｸｯ

足柄「良く聞こえなかったわねぇ〜…今なんて言ったのかしら？」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

長門「適齢期を過ぎたババアは失せろと言っｔ」

足柄「上等だよオラあああああ！！！！！！ウェルダン気味のミンチに変えてやらアアア！！！！！！！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ!

長門「フッ…ビッグ７の私に殴り合いを挑むのか？悪いが手加減はできないぞ」

足柄「言ってろ小娘えええええ！！！！！！！！」ﾋｭｯ

ﾄﾞｯｶﾞｱｱｱｱｱｱｱｱﾝ!!!!

〜食堂〜

ﾄﾞｯｶﾞｧｧｧｧｱﾝ…

吹雪「すっごい音しましたね。営倉からですかね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

赤城「」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾑｼｬﾑｼｬｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

赤城「何か言いました？」ｷｮﾄﾝ

吹雪「…ちょっと様子見てきますね」

赤城「いっふぇらっふぁ〜い(いってらっしゃーい)」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

吹雪（あの人戦艦らしいけど足柄さん大丈夫かな）

58 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 19:11:13.10 ID:1Q3PGi1f0

〜営倉〜

長門「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

足柄「ふん、ビッグ７ってのも口ほどにないわね」ﾊﾟｯﾊﾟｯ

吹雪「足柄さん、大丈夫ですk…うわぁ、派手にやりましたねぇ」

壁の穴「」ｺﾝﾆﾁﾊ

足柄「ま、まぁ妖精さんが何とかしてくれるわよ」

長門「…隙の無い身のこなし、視線を使ったフェイント、それにあの雷を使った鋭い一撃。どれも素晴らしいものだった…私にはないものだ…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

足柄「あら、もう目を覚ましたの？それじゃあ何のためにここに来たか白状なさ」

長門「先生と呼ばせてくださいッ！」ﾋﾞｼｯ

足柄「えっ…？何この子…」

雲雀「面白そうなことをやっているね」ｽｯ

吹雪「あ、司令官！どこに行ってたんですか？」

雲雀「ちょっと横須賀までね。…ん？君はさっき僕が建造した戦艦かな？」

長門「あ、君が司令官か！私は先ほど建造された戦艦の長門だ。よろしく頼む！」

足柄「えっ、もしかしてこの子って泥棒じゃなくて新しく建造された子なの…？」ｻｰ

吹雪「足柄さん、やっちまいましたね」

足柄「…」

足柄「申し訳ございませんでしたッ！」土下座

長門「そ、そんな！足柄先生！頭を上げてください！！！むしろ頭を下げるのはあなたに無理な喧嘩をふっかけた私の方です！」ｱｾｱｾ

吹雪（ウチの鎮守府変な人しか来ないなー）

59 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 19:28:43.47 ID:1Q3PGi1f0

〜少し後、司令室〜

吹雪「と、言う訳で、新しく着任した龍田さんと長門さんです。」

龍田「はじめまして、でもないけど龍田だよ♪」

長門「戦艦長門だ。先ほどは少し粗相をしてしまったな。よろしく頼む。」

島風「長門さんは戦艦なの〜？すっごーい！艤装も大きいね〜！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

長門「な、なんだこの可愛い生き物は…」ｷｭﾝｯ

足柄「長門ちゃん、分かってると思うけど…島風ちゃんに手を出しちゃだめよ」ﾆｺｯ

長門「は、はいっ！足柄先生」ﾋﾞｼｯ

足柄「吹雪ならいいわよ」

吹雪「なんでですか！？」

長門「本当ですか足柄先生！？！？なら遠慮なく…」ﾜｷﾜｷ

吹雪「ブ、ブリザードちゃん、助けて！」ｶﾁｯ

長門「なんだこいつは！？身動きが取れん！！」ｼｭﾙｼｭﾙ

ﾜｰﾜｰ!!!

龍田「賑やかですね〜♪」

雲雀「うるさくてかなわないな…黙らせてこようかな」ﾁｬｯ

赤城「…暴れるなら演習場まで行った方がいいと思いますよ」

龍田「そういえば提督、私たちを集めたってことは私たちの紹介の他にも何か連絡があったんですよね〜？」

雲雀「うん。明日、演習することが決まったよ」

赤城「ちなみにどちらまで？」

雲雀「大湊の…獄寺鎮守府さ」

60 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 19:31:30.02 ID:1Q3PGi1f0

とりあえず今日はここまでです。
あとは前回書けなかったキャラの説明を投下して終わりにします。

次回、雲雀鎮守府以外の鎮守府の様子が初めて具体的に明らかになります。それではお楽しみに。

61 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 19:59:41.58 ID:1Q3PGi1f0

キャラクター紹介

・沢田綱吉
民間軍事企業ボンゴレの現社長だが、学生ということもあり具体的な業務はほとんど周りの大人に頼っている。以前成長している企業の学生社長ということで某経済紙から取材を受けたが、質問の意味がほとんど理解できなかったため学校に通いながら秘書をしているハルにほとんど答えてもらっていた。現在は横須賀鎮守府に着任、個性的な艦娘たちとの交流と、昔と変わらないリボーンのムチャブリに胃を痛くしている。

・リボーン
虹の呪いが解けてから少しずつ成長しているが、まだまだ見た目は赤ん坊。守護者が各地の鎮守府に着任するという件は海軍からオファーが来たとツナに話しているが、実はこの赤ん坊が海軍のお偉いさんを叩きのめして無理やりそうさせた。おしゃぶりは未だに提げている。

・ディーノ
キャバッローネファミリーの現ボス。最近マフィアとしての仕事も暇になってきたため、ボンゴレと同じくPMCに鞍替えしようかなと思っている。日本で働けるのは良いのだが、ほとんど立地がロシアである幌筵泊地へと着任することになってしまったのでテンションを落としている。基本、男前。

・草壁哲
雲雀が部長をしている部署の副部長。ちなみに雲雀が隊長を務めている戦闘部隊の副隊長はまた別の人物。部下への気配りができる上に仕事がデキる上司として社内での人気は非常に高い。中学を卒業した後高校へは行かずそのまま就職した。ロマーリオやランチアとは飲み仲間。リーゼントは少し短くなった。

・ランチア
北イタリア最強と恐れられた伝説のマフィアだが、その戦闘力は今では雲雀のストレス発散にのみ使われている。雲雀が部長をしている部署の次長。仕事内容はホワイトなので文句は言わないが、残業のごとく付き合わされる雲雀とのスパーリングに内心うんざりしている。

・ロマーリオ
ディーノのヘタレ体質をどうにかするために最近はどこに行くにもついていっている。ボスが行くなら幌筵でも、どこまでも。「なあボス、俺たち最近ほとんどイタリアにいねえよな？」

・ジャンニーニ
十年後の記憶のおかげで目覚ましい発展を遂げた若き天才発明家。「アイデアが止まりませんよｗｗｗ」とリボーンにミサワ的に話したのが原因で本来彼に行くべき仕事が少しスパナや正一のほうへ流れている。

・スパナ
十年後の記憶のおかげでEU一位の大学を飛び級で卒業、そのままボンゴレに開発部部長として就職した。最近は作るお菓子のクオリティが高くなってきている。工具を握っている時間より調理器具を握っている時間の方が長い。

62 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 20:08:58.10 ID:1Q3PGi1f0

続き

・龍田
見るからにサイコパスだが根はいたってまとも。最近、「着任した鎮守府が変な人しかいない」とどこかにいる天龍にLINEを送った。なお既読はついていない。属性は霧だがまだ炎を出したことはない。

・長門
ビッグ７(笑)
足柄の洗練された動きに感銘を受け、彼女を師と仰ぐ。足柄も満更ではないご様子。ながもん属性は隠していない。属性は雲だがまだ炎を出したことはない。

・雷
綱吉鎮守府の初期艦。あまりにもダメダメすぎる提督に世話を焼くのが今の生きる喜びらしい。本人曰く、「最高の場所に配属されたわ！」属性はもちろん雷。

・球磨
綱吉鎮守府の初建造艦。格闘能力は軽巡一だがもちろん生かす場所なんて綱吉鎮守府にはない。あまりにもダメダメすぎる提督には内心うんざりしていて、異動を希望している。属性は嵐。

63 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/03(火) 20:12:15.37 ID:1Q3PGi1f0

あ、そういえば原作が終わった後の骸ってどうなってるんでしたっけ？
後々登場させようと思っているのですが、まだ牢獄にいるパターンなら登場させられないですよね…
手元にコミックスがないので確認できません。誰かご存知の方いらっしゃいますか？

64 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/03(火) 20:18:07.93 ID:LxS1Dg5t0

骸はエンマ編後釈放されてるし問題ないんじゃね

65 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/03(火) 20:23:32.70 ID:ZV0SCAGHo

そう言や原作終了時点ならツナと守護者の装備はボンゴレギアか

66 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/03(火) 20:43:20.13 ID:Pyje8ZGSO

乙です
骸出るなら同じ鎮守府にクロームもいるだろうな

67 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/03(火) 20:52:24.82 ID:1Q3PGi1f0

>>64
あー確かにそうでしたね！ありがとうございます！
>>65
そうですね。ここの雲雀さんも長ランを着れますし手錠だって出せます。
>>66
先に言っておくと、骸は提督としては出しません。クロームは佐世保あたりで提督をやっています。

68 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/03(火) 21:49:39.41 ID:TPTu4Elx0

ここのツナはまだ死ぬ気超モード を艦娘に見せてない感じか

69 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/04(水) 01:44:39.08 ID:LXhwJUUw0

この世界の京子ちゃんはどうなっているのだろうか……
ツナが思いを伝えないことで好きから憧れになっていなければいいが……(綱のいいところの１つは一途なので)


てか、こういうのならラル＆ココロネのコンビが一番合いそう
艦娘達が大変そうだが……

70 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/04(水) 17:51:37.25 ID:rD/hIRUr0

>>68
ツナを含め雲雀以外の守護者は基本的に艦娘に対しては指導をするのみで自分の力を見せたりはしていないです。
雲雀もボンゴレギア等の決戦兵器なんかは見せてません。ですが、これからその姿勢も変わっていく予定です。

>>69
ツナは仕事が忙しすぎて恋愛にうつつを抜かす暇がないと思い込んでいます。そんなツナに周りの女の子たちはそれぞれできる方法でアプローチしています。どっちにしろ鈍感系なので三年前からの進展はあまりありません。

それでは初めて行きます。

71 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/04(水) 18:10:50.24 ID:LXhwJUUw0

あっ、普通にモテているのね。ツナ
これで京子ちゃんに彼氏ができたら、涙目というレベルじゃないけどな……


個人的にはイタリア海軍の教官であったラルの登場に期待
そこの鎮守府の艦娘はご愁傷様だけどwwwwww

72 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 18:29:25.12 ID:rD/hIRUr0

〜次の日の朝、雲雀鎮守府〜

吹雪「おはようございます司令官！今日は大湊の獄寺鎮守府と演習をするんですよね？どうやって大湊まで行くんですか？」

雲雀「まあちょっと待ってなよ。そろそろ到着する予定だから。」

雲雀「皆を準備させて運動場に集めて」

吹雪「？…分かりました」

〜少し後、運動場〜

足柄「昨日はよく寝れた？」

赤城「興奮しちゃってなかなか寝付けなくて…他の鎮守府の艦娘との殴り合い…はぁ、楽しみ♪」ｳｯﾄﾘ

島風「う〜ん…私はまだ眠いよ〜…長門さん抱っこして〜…」

長門（何という僥倖ッ…！役得ッ…！）ｷﾞｭｯ

島風「えへへ〜♪長門さんいい匂いするよぉ〜…」ｽﾘｽﾘ

長門「〜ッ！！！！///」ｷｭﾝｯ

足柄「…長門ちゃん？ウチの島風を誑かしたら噛み殺すわよ♪」

長門「い、いえ滅相もない！そんなつもりはありませんよ！？」

足柄「面倒を見てあげるのは良いけれど…一線を越えようとしちゃだめよ？」

長門「は、はい！じゃあ面倒を見るのは良いんだな…うへへへへ♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風「」ｽｰｽｰ

吹雪「あ、何か来ましたね」

龍田「小型の旅客機ね〜。私たちはあれに乗っていくのかしら？」

雲雀「うん。今回の演習相手の司令官、獄寺隼人はうちの会社の航空部隊隊長だからね。」

赤城「でもここには滑走路がないですけど離着陸は大丈夫でしょうか…」

雲雀「まあ見てなよ」

飛行機「」ｷｨｨｨｨﾝ

吹雪「あ、垂直に降下してきました！」

赤城「まさか…垂直離着陸が可能なんですか！？」

雲雀「ウチの会社の開発部は優秀ってことさ」

戦闘機「」ｽﾄﾝ

吹雪「普通に着陸しましたね」

73 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 18:48:52.32 ID:rD/hIRUr0

>>72
戦闘機→飛行機もしくは旅客機です…誤字すいません…

―――――――――――――――

獄寺「よう雲雀、迎えに来たぜ」

雲雀「久しぶりだね、獄寺隼人…君を直接噛み殺せる日が来るとはね。たまには群れてみるものだよ」ﾆｨｯ

獄寺「俺も水上用の装備をリボーンさんからもらったからな。そう簡単には負けねーよ」

リボーン「そうだぞ。お前らだけじゃなくて他の守護者たちにもそれぞれ専用装備を渡してあるからな。演習で顔を合わせるときは楽しみにしてろよ」

雲雀「赤ん坊…？君も来るの？」

リボーン「お前らの指揮する艦隊の姿ってのを直接見てみたくてな」ﾆｯ

リボーン「ちなみに勝利した艦隊には特別なスペシャルプレゼントがあるぞ。そんなわけだから気合入れて行けよな」

獄寺「マジっすか！！リボーンさんの前だし…絶対負けらんねえ！」

雲雀「どうでもいいよ。早く僕たちを連れて行ってくれない？」

獄寺「おう。機内は普通の小型旅客機と変わらねえから大湊につくまではゆっくりしていってくれ。入口はあそこな」

雲雀「君たち、分かった？もう入っていいよ」

艦娘ｓ「「「は〜い！」」」

リボーン「まるで遠足だな」ﾆﾔｯ

獄寺「そうなると雲雀が引率の先生…プッ、似合わね〜ｗｗｗ」

雲雀「…今ここで噛み殺されたいの？」ﾁｬｯ

リボーン「それは後でもできるぞ、ヒバリ」

雲雀「…そうだね、それじゃあ頼んだよ」

獄寺「いやに素直じゃねーかｗｗｗ」

雲雀「決めた、やっぱり今ここで噛み殺してあげる」ﾎﾞｳｯ

ﾜｰｷﾞｬｰ!!!

ｼﾇｷﾃﾞｲｹﾖ

島風「提督さんたちおっそ〜い！！」←着陸の時の音で起きた

74 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 19:03:29.33 ID:rD/hIRUr0

〜10分後、獄寺機内〜

獄寺『いてて…無駄な体力使っちまった…当機は間もなく離陸するぜ。離着陸の際は結構な圧がかかるから注意してくれよ』

島風「」ﾜｸﾜｸ

吹雪「まあ私たちは艦娘ですし心配はいらないですよね」

足柄「そうね。でもシートベルトは締めておきましょうか」ｶﾁｬｯ

獄寺『それじゃあシートベルトを締めてくれ。30秒後に離陸を開始するぜ。』

獄寺『行くぜ…離陸開始！』ｷｨｨｨｨｨｨｨﾝ

島風「おうっ！？なんか気持ち悪いかも…」ｸﾞｸﾞｸﾞ

赤城「これは…っ。いつも妖精さんはこんな圧に耐えていたんでしょうか…」ｸﾞｸﾞｸﾞ

龍田「天龍ちゃんならちょっと泣いてたわね〜」ｸﾞｸﾞｸﾞ

獄寺『離陸に成功したぜ！シートベルトを外してくれ。大湊までは40分の予定だ。それまではくつろいでいてくれよ。』ｷｨｨｨﾝ

島風「わーはっやーい！！」

足柄「あんまりうるさくしちゃだめよ？」

島風「うんっ！」

長門「なるほど…いうことを聞かせるときは優しくなだめる様に…そうすれば好感度を下げずに済む…足柄先生、勉強になります！」

足柄「この子は何を言っているのかしら…」

75 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 19:27:02.19 ID:rD/hIRUr0

〜40分後、獄寺鎮守府〜

龍田「到着したわね〜」

赤城「あれが演習相手の艦隊ですか…」

暁「歓迎するわ！疲れてるだろうから休憩していきなさい！」

夕立「深海棲艦と同じように血祭りにあげてやるっぽい」ﾆﾔｯ

川内「ねえ提督！今日って夜戦あるよね！？ね！」

金剛「提督ゥ、紅茶が飲みたいネ〜♪」

比叡「お姉さま…！それなら私が淹れますよ！」

天龍「ゲッ…龍田…！？」

獄寺「あ〜もう騒がしいなお前らは！挨拶ぐらいちゃんとしやがれ！ちゃんとできてるの暁だけじゃねーか！」

暁「ま、まぁ一人前のレディーとして当然よねっ！」

獄寺「後でアイス奢ってやるからな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

暁「アイス！」ﾊﾟｧｧｧ

獄寺「それじゃあこいつらを少し案内してやってくれ。頼んだぜ」

暁「わかったわ、私に任せなさい！それじゃあ行くわよ！」ﾆｺﾆｺ

長門「」ｷｭﾝｯ

吹雪「あ、すぐに演習するわけじゃないんですね」

雲雀「演習はもともと午後からの予定だからね。それまでに赤城と龍田と長門にリングとボックスの使い方を教えてて」

吹雪「分かりました。それじゃあ暁ちゃん、演習場に連れて行ってもらえるかな」ﾆｺｯ

暁「まかせなさい！こっちよ！」

龍田「天龍ちゃん、それじゃあまた後でね〜」ﾌﾘﾌﾘ

天龍「フフフ…怖い…」

76 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/04(水) 19:48:06.27 ID:KHSUAowL0

やべえポイズンクッキングの使い手がいやがる

77 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 19:56:01.88 ID:rD/hIRUr0

〜獄寺鎮守府、演習場〜

暁「ちなみにここで何をするの？」

吹雪「龍田さんたちは昨日着任したばかりでリングやボックスの使い方を教えてなかったですからね。今から教えるんです。」

暁「えっ！？じゃあもうあなたたちは皆リングとボックスが使えるの！？」

吹雪「まあはい…そんなに難しくなかったですけど…」

暁「ウチの鎮守府では夕立と金剛さんしかまだ開匣できてないのに…」

吹雪「あ、じゃあ見ててください。多分同じことやってればすぐできるようになりますよ」

…説明略

龍田「この子が私の相棒ね〜♪天龍ちゃんって名前にしようかしら〜」

霧化けタヌキ「ｷｭｳ!」

赤城「私のは動物型じゃないみたいですね」

嵐黒鎌「」

長門「私もだな…」

雲日本刀「」

島風「戦艦や正規空母は違うのかもね〜」

長門「私も可愛い動物が良かった…」ｽﾞｰﾝ

暁「で、できたわ！ここに着任して以来一月かかっても出来なかったのにできたわ！」

大空猫「にゃおん♪」

暁「か、かわいい！」

吹雪「…チッ、センスねーな」小声

暁「何か言った？」

吹雪「いやなんでもないよ！私のブリザードちゃんとも遊んであげてほしいな！」ｶﾁｯ

雲ムカデ「ｼｬｱｱｱ」

暁「ﾋｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ！！！！！！！！！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

足柄「外の子をいじめるのはさすがにやめときなさいよ…」

島風「」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

足柄「あんたも！？」

78 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 20:40:22.87 ID:rD/hIRUr0

〜獄寺鎮守府、食堂〜

暁「ここが私たちの食堂よ」

吹雪「妖精さんじゃなくて艦娘の方が料理をしているんですね」

鳳翔「はい、皆さんの笑顔を見るのが楽しくて」ﾆｺﾆｺ

赤城「ほ、鳳翔さん！？」

鳳翔「あ、赤城ちゃん！赤城ちゃんがいるなら作り甲斐がありますね」ﾆｺﾆｺ

足柄「あら、知り合い？」

赤城「うん…鳳翔さんはすべての空母の母って呼ばれてるのよ。私を含めてほとんどの空母が鳳翔さんには頭が上がらないわ」

長門「我々にとっての三笠さんみたいなものか」

吹雪「三笠さんは私たちすべての母って感じもしますけどね」

島風「ねえねえ、お姉さんがご飯作ってくれるの〜？」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

鳳翔「はい、そろそろ出来上がります。昼時なのでここの鎮守府の皆さんも集まってくると思いますよ」ﾆｺｯ

比叡「あ、鳳翔さん！もう出来上がっちゃいます？少しお手伝いをしようと思ったんですけど…」ｽｯ

ビアンキ「残念ね。リボーンに私たちの力作を食べてもらいたかったけど、またの機会ね」ｽｽｯ

吹雪「あの…こちらの方は艦娘ではないですよね？どなたですか？」

鳳翔「ここの提督のお姉さんのビアンキさんです。よく提督に料理を振る舞いにここに来ていただいてるのですが、ここの艦娘とも仲良くやってくださっているんですよ」

比叡「ビアンキさんは比叡の師匠です！」

ビアンキ「よく言ったわね比叡…今度意中の相手を確実にオトせるレシピを教えてあげるわ」

比叡「これで金剛姉さまも私に…ぐっふっふ」ﾆﾔﾆﾔ

島風「へぇ、きれいな人だね！うちの司令官には兄弟とかいないのかな？」

足柄「いたとしてもまともじゃないのは確かね」

龍田「言えてるわね〜」

79 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 20:55:45.31 ID:rD/hIRUr0

鳳翔「比叡さん、ビアンキさん、お昼ごはんができたので皆さんを呼んできてもらえますか」

比叡「分かりました！」

ビアンキ「行ってくるわ」

島風「いい匂いだね〜」

暁「鳳翔さんの料理は絶品なのよ！私も鳳翔さんみたいに料理上手になりたいわ…」

鳳翔「ふふふ、暁ちゃんならすぐに上達できますよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

足柄「完全にオカンね…」

吹雪「そうですね…」

…10分後――

艦娘s「「「いっただっきま〜す！」」」

島風「賑やかだね〜！」

足柄「そうね、私たちの鎮守府には私たちしかいないものね」

龍田「全部で60人くらいはいそうね〜」

吹雪「遠征に行っている人たちもいるみたいなので全員ではないみたいですけどね」

赤城「あっこの煮物美味しい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

長門「しかしこの人数の料理を一気に作るとは…大したものだな」

鳳翔「前はもっとここにいる方も少なかったんですが…最近は日に日に規模が大きくなっていきますね」

島風「私たちの鎮守府も早くこんな感じにならないかな〜」

足柄「あの人群れるの嫌いだし…難しいんじゃないかしら」

赤城「」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ

80 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 21:26:28.66 ID:rD/hIRUr0

〜一時間後、獄寺鎮守府演習場〜

吹雪「そういえば演習場を本来の用途で使うのってはじめてな気がする…」

島風「そうだね。ウチの鎮守府だとほとんど格闘戦をするための場所になってるもんね」

足柄「心なしかウチの演習場よりきれいな気がするわ…」

リボーン「静粛に！」

艦娘s「」ﾋﾞｼｯ

リボーン「今回の演習では普通の演習とはルールを変えていくぞ」

リボーン「参加できる艦娘は各チーム６隻ずつ、それとそれぞれのチームの司令官に参加してもらう」

リボーン「轟沈判定にさせた艦の数だけチームにポイントが与えられるぞ。相手の司令官を轟沈判定にさせた場合は７ポイント、旗艦を轟沈判定にさせた場合は３ポイント、それ以外の随伴艦は１ポイントだ。判定は俺とビアンキが出すからな。」

リボーン「１０ポイント以上の差をつければS勝利、５ポイント以上の差をつければA勝利、１ポイント以上の差ならB勝利だぞ。」

リボーン「勝利したチームには俺からのスペシャルプレゼントがあるからな、気合を入れて行けよ」

リボーン「それじゃあそれぞれの陣地に戻ってくれ。開始は５分後だぞ」

吹雪「よろしくお願いしますね」

暁「う、うん！覚悟なさい！」

ｼｬｱｱｰ…

吹雪「さてどうしましょうか。向こうの旗艦は暁ちゃん、その随伴艦に天龍さん、金剛さん、夕立さん、比叡さん、川内さんですね」

龍田「天龍ちゃんは私がやるわ〜♪負ける気がしないもの♪」

赤城「相手に空母がいないので制空権は取れるでしょうが…どのくらいの練度なのかが気になりますね」

島風「そういえば向こうのチームでボックスが使えるのって暁ちゃんと金剛さんと夕立ちゃんだけなんだよね？それならその三人に注意してればよくない？」

雲雀「どっちにしろ、ふりかかってくる小動物を残らず噛み殺すだけだよ」ﾆｨｯ

赤城「そうですね♪わたしも初めて接近戦というものをするので心が躍ってますよ」ﾆｨｯ

足柄「あなたたち…分かってるじゃない」ﾆｲｯ

島風「皆同じ顔してるよぉ…」

リボーン「開始３０秒前だぞ」

雲雀艦隊「「「！！」」」

81 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 21:49:50.67 ID:rD/hIRUr0

リボーン「演習開始！」ﾋﾟｰｯ!

赤城「敵艦隊を視認！行きます！第一次攻撃隊、全機発艦！！」

嵐の航空隊「ﾉｺﾗｽﾞｼｽﾞﾒﾃﾔﾙｾﾞｰ!」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ

獄寺「させるかよ…獄寺航空隊、発艦！」ｶﾁｯ

獄寺航空隊「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…

雲雀「なるほど…彼の水上専用装備は空母と同じく艦載機を放って戦う後方支援系の兵器なんだね」

赤城「…早い！！くッ…制空権喪失しました！！！」ﾄﾞｫｫﾝ…

吹雪「仕方ないですね…砲雷撃戦に移行します！総員開匣！！！」ｶﾁｯ

足柄「比叡は私と長門で抑えるわ！行くわよ長門！」ｼｬｱｱ

長門「はい、足柄先生！」ｼｬｱｱ

雲雀「あの髪が長い彼女は僕がもらったよ」ｼｬｱｱ

金剛「人間なのに私に格闘戦を挑むんですか？いい度胸デース♪」

比叡「ひえー！長門型！でも…私は負けませんッ！」

龍田「死にたい天龍ちゃんはどこかしらー♪」ｶﾞｷｲﾝ

天龍「龍田か…今日は負けねえぞ！」ｶﾞｱﾝ!

吹雪「狙いよしっ！うてぇっ！」ﾄﾞｵﾝｯ!

暁「うわわっ！？死ぬ気の炎を纏った砲撃！？でもそんな砲撃あたらないわよっ！」ﾄﾞﾝｯ

島風「やっぱり回避してくるね…ってうわっ！？」ｻｯ

川内「へっへーん！川内、参上！目標、敵駆逐艦島風！突撃い！」ﾄﾞｵﾝｯ

赤城「私も皆さんの援護に回らなくては…」

夕立「お前の相手はこの私っぽいいいいい！！！！」ﾄﾞｵｵｵﾝ!!!!

ﾄﾞﾝﾄﾞｵﾝ!!!ｶﾐｺﾛｽ…ﾊﾞｰﾆﾝｸﾞﾗｱﾌﾞｯ!!!ｻｯｻﾄｼｽﾞﾑｯﾎﾟｲ!!!

ビアンキ「ものすごい派手にやってるわね」

リボーン「ここまで来たかいがあったぞ」

82 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 21:58:33.84 ID:rD/hIRUr0

〜龍田vs天龍〜

龍田「天龍ちゃん、腕を上げたわね〜」ｶﾞｷｲﾝ

天龍「いつまでも妹に負けてらんねえからなッ！！」ｶｧｱﾝｯ!

龍田「…！？私の薙刀が！！！」

天龍「これで終わりだ！！オラあっ！」ｻﾞｼｭｯ

龍田「」ﾊﾞﾀｯ

天龍「ふぅ…あれ？なんで轟沈判定が出てないんだ？」

龍田「どこを見てるのかしら〜？」ｻﾞｼｭｯ

天龍「ぐぁっ…！龍田…！お前どこに…！」

龍田「タヌキと私を見間違えるなんてひどいじゃない〜♪」

霧化けタヌキ「ﾀﾂﾀﾀﾞﾖ」ｻﾗｻﾗ…

天龍「くっそうっ…また負けた…！」

天龍、轟沈判定！

雲雀艦隊１ポイント　獄寺艦隊０ポイント

83 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/04(水) 22:06:27.45 ID:MNINqp250

獄寺は提督としてはトップクラスの頭脳持ってるだろww

84 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 22:19:25.36 ID:rD/hIRUr0

〜夕立vs赤城〜

赤城「はあっ！」ﾌﾞﾝｯ

夕立「当たんないっぽいっ！」ｻｯ

夕立「ぽいッ！」ﾄﾞｶﾞｧｯ!

赤城「ぐぅっ！？」中破

赤城（駆逐艦とはいえ侮れない火力…それに先ほどから細かくもらいすぎました。更に嵐属性の分解で徐々に体力を削られる…これはいけませんね…）

夕立「アッハッハッハ！！！！！正規空母ってのも大したことないっぽい！！！！結局みんなこの私の前にひれ伏すっぽいい！！！！！」ｹﾀｹﾀｹﾀ

赤城「くそッ！」ﾌﾞｩﾝｯ

夕立「おっと」ｻｯ

夕立「その鎌の威力はすごそうだけど、当たらなければたいしたことないっぽい」ﾆﾔｯ

夕立「さあ、沈む時間っぽい！」ｼﾞｬｷｯ

赤城「ここまで…ですか…」

龍田「赤城さんッ！」ﾋｭｯ

夕立「新手っぽい！？でも…この間合いなら外さないっぽい！」ﾄﾞｵﾝｯ!

龍田（これは避けれる！）ｻｯ

龍田（えっ？着弾した場所から嵐の炎が！？）

龍田「ぐぅっ！？」中破

夕立「雑魚がいくら集まっても私には敵わないっぽい！！！」

夕立「最後に私のボックスで確実に沈めてやるっぽいっ！」ｶﾁｯ

嵐クワガタ×８「」ﾌﾞｳｳﾝ

夕立「嵐クワガタの８連撃に加えて私の砲撃…絶対に避けられないっぽい！！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!!!!

龍田「これは…避けられないわね〜…」

赤城「くそッ…こんなところで…！！！」

龍田、赤城、轟沈判定！

雲雀艦隊１ポイント　獄寺艦隊２ポイント

85 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 22:33:54.16 ID:rD/hIRUr0

〜吹雪vs暁〜

暁「こ、孤立しちゃった！？」

吹雪「あっちゃ〜…周りを見ないで打ってるからそうなるんですよ」ﾄﾞｵﾝｯ

吹雪「あ、またはずしちゃった」ﾆﾔｯ

暁「きゃぁっ！！へ、へっちゃらだし！」小破

ﾀﾂﾀ､ｱｶｷﾞ､ｺﾞｳﾁﾝﾊﾝﾃｲ!

吹雪「龍田さんと赤城さんが…！？余裕がなくなってきましたね…そろそろ終わらせます」ｼﾞｬｺﾝｯ

暁「や、やーっ！」ﾄﾞｫﾝｯ!

吹雪「ブリザードちゃん！防御！」無傷

暁「な、なんで！？」

吹雪「残念でしたね…もう少し楽しみたかったですが、あなたはここで退場です」ﾄﾞｵﾝｯ!

暁「あ、当たるっ！？」

暁「」ﾄﾞｵｫﾝｯ!

獄寺艦隊旗艦暁、轟沈判定！

雲雀艦隊４ポイント　獄寺艦隊２ポイント

夕立「次の獲物はお前っぽいいい！！！」ﾄﾞｵﾝｯ!

吹雪「新手か…忙しいですね…」ｻｯ

86 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/04(水) 23:06:29.18 ID:pWZUJAUy0

吹雪と夕立が敵対してる姿はアニメ見た後だと想像しづらいな
期待

87 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 23:07:14.64 ID:rD/hIRUr0

〜吹雪vs夕立〜

吹雪（相手は赤城さんと龍田さんを一度に沈めた…慎重に様子を観察しなきゃな）

吹雪（相手のボックスは嵐クワガタが八体…でもそこまで体力がないのか動きが鈍ってるな）

吹雪（仮に八体が全部私に突撃してきても島風ちゃんに次ぐ速力を持つ私なら避けれる…）

吹雪（なら…魚雷を発射するふりをしてブリザードちゃんを射出、そのまま動けなくさせよう）

吹雪「魚雷発射！！いっけぇぇぇぇ！！！！」ｶﾞｼｬｺﾝ

吹雪（本物の魚雷と一緒にブリザードちゃんを海中に射出…バレなければいいが…）

夕立「そんな見え見えの雷撃当たらないっぽいっ！」ｻｯ

吹雪（よし！バレてない！このまま追尾してもらって相手の気が緩んだ瞬間に捕まえちゃおう！）

吹雪「くそっ！当たってくださぁい！」ﾄﾞｵﾝｯ

夕立「遅いっぽい！お前もこのクワガタで沈めてやるっぽい！」

吹雪（…きた！夕立ちゃんの意識は私に集中してる！ここだっ！）

夕立「うわわっ！？なにこれ！？キモイっぽい！離すっぽいぃ！！」ｼｭﾙﾙﾙ

嵐クワガタ×８「」ﾌﾞｩｩﾝ

吹雪「（全部避けれるけど…一発くらいもらっておくか）あぁっ！」小破

吹雪「いたいじゃないですか。私の艦隊を二隻も沈めたみたいだし…仕返しが必要ですね」ﾆｲｯ

夕立「それはあいつらが弱かったっぽい！離すっぽい！」

吹雪「…黙れ」ﾊﾞｼｯ

吹雪「分かる？お前に今発言権無いから。戦いに負けたんだよお前は。お前ができるのは私に殴られて無残な顔をさらすことだけ」ﾊﾞｼｯ!ﾄﾞｺﾞｯ!

夕立「ﾋｨｯ！（コイツ、目がやばいっぽい！）」小破

吹雪「オラっ！もっと足掻いてみろよ！次の獲物は私なんだろ？まあもう私を沈めるのなんて無理だけどなぁ！」ﾄﾞｶﾞｯ！ﾄﾞｺﾞｯ！ﾊﾞｼｯ!

夕立「がっ！おえッ！？(こいつ…急所だけを執拗に狙って…!)…かひゅっ！！もう…やめてぇ…」大破

吹雪「まあもう十分楽しめましたし、あなたは寝てていいですよ。それではさようなら」ﾆｺｯ

夕立（やっと終わるっぽい…）

吹雪「」ｼﾞｬｷｯ

獄寺航空隊「」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

吹雪「何だと！？そういえば制空権を取られていた…！」大破

獄寺『大丈夫か夕立！助けに来たぜ！』

吹雪「くそッ！落としてやる！」ｼﾞｬｷｯ

夕立「司令官！助かったっぽい！よし、解けたっぽい！お前は許さないっぽい！」ｼﾞｬｷﾝｯ

吹雪「あっやばっ」ﾄﾞｵｵﾝ…

雲雀艦隊旗艦吹雪、轟沈判定！

雲雀艦隊４ポイント　獄寺艦隊５ポイント

88 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 23:22:35.57 ID:rD/hIRUr0

雲雀「…吹雪がやられたね…やっぱり彼は危険だ」ｶﾞﾝｯ!ﾊﾞｧﾝｯ!

雲雀「足柄、この子は任せたよ。」

足柄「え？それはいいけど…」

雲雀「僕は相手の司令官を直接叩いてくるよ」ｻﾞｯ

金剛「ﾊｧｯ…ちょっとぉ！逃げるんですか〜！？まだ終わってませんヨ！！！！」小破

足柄「…あの司令官相手に小破で持ちこたえたのは褒めてあげる。でも悪いけど通さないわよ。長門、比叡はあなただけで行けるわね」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

長門「はい、ご武運を。」ﾁｬｯ

比叡「ひえ〜…でも…限界まで持ちこたえてみせますッ！」大破

夕立「私も加勢するっぽい！」大破

比叡「夕立さんもいるなら…！気合、入れて、行きますッ！」

長門「ビッグセブンの力、侮るなよ」ﾌﾞﾝｯ

89 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/04(水) 23:44:59.07 ID:rD/hIRUr0

〜島風vs川内〜

島風（この人…すっごいトリッキーな動きをしてくる…おかげで有効打が全然入ってないよ…）小破

川内「駆逐艦なのにやるね！水雷魂をビシビシ感じるよ！」ﾊﾞｼｭｯ

島風（このタイミングで魚雷！？まずい、避けきれないっ！）ﾄﾞﾝｯ

島風「うう…痛いってばぁ…」中破

島風（フレアちゃんを使って攻撃させようとしてもすぐに周りの水しぶきに紛れて見えなくなっちゃう…まるで龍田さんの霧の炎みたいだけど…この人本当にリングをまだ使ってないの！？）

ｼﾏｶｾﾞ!!ﾏﾀﾞﾏﾀﾞﾀﾞﾖ!!!ﾄﾞｵﾝｯ!

リボーン「あいつ、すげー術師の才能だな」

ビアンキ「ええ。炎なしであそこまで相手を惑わすことが出来るなんてね。川内、やるじゃない」

リボーン「術師って言うのは必ずしも幻覚を見せて相手を惑わすわけじゃねーからな。あいつ、リングを使えるようになったら間違いなく化けるな」ﾆｯ

島風（このままじゃらちが明かない！仕方ない、ここは賭けに出よう）

島風（次に川内さんが攻撃を仕掛けてくるのは…たぶんこっち！！）

島風（確証はないけど、ここにありったけの大空の炎を込めた砲撃を打ち込む！）ﾄﾞﾝｯ

川内「あれ？なんでわかったの？でも遅いよっ！」ﾄﾞﾝｯ

川内（あ、まずいっ！これ、ギリギリ当たっちゃう！）

島風「よしっ、当たったけど…これは…避けられないよ…」

ﾄﾞｵﾝｯｯ

川内、島風、轟沈判定！

雲雀艦隊５ポイント　獄寺艦隊６ポイント

ビアンキ「ねぇ、今のって」

リボーン「超直感みてーなもんだな。ボンゴレの血を持ってねーと使えねーはずだが…伊達に大空に適性が出てねえってことだな」

90 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 00:02:30.98 ID:AMiX91cK0

素のリボーンじゃなくて何か変な人物に変装してほしかった俺は日常編が好きな奴

91 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 00:31:33.29 ID:Cn0Um5ts0

〜雲雀vs獄寺〜

雲雀「見つけたよ。君は手加減なしで噛み殺すよ…」ｶﾁｯ

雲雀(強化外骨格着用)『覚悟はいいかい？』ﾁｬｯ

獄寺「やっぱ来やがったか…だが時間まで倒されなきゃこっちの勝ちだ。」ﾎﾞｳｯ

雲雀『そんな消極的な姿勢じゃあ僕は倒せないよ』ﾌﾞﾝｯ

獄寺「ちっ…やっぱ早え」ｼｬｰ

獄寺「このまま避け続けてもいつかは当たるな…仕方ねえ。攻めてこそ嵐だ。お前はここで果てな」

獄寺「ロケットボム・テンペスト！」ﾋｭｯ

雲雀（見たことの無い技だ…とりあえず避けるが吉か）ｻｯ

雲雀（…追尾機能付き！一発はもらうね）

ﾄﾞｵﾝｯ!!

獄寺「俺のテンペストボムは嵐の分解の成分を凝縮した超威力の小型弾だ。」

獄寺「たとえ一発でも当たったらどんな鎧を着ていようと無事じゃあいれねーよ」

雲雀「…パイロットばっかやっているから衰えたかと思ったけど…そんなことはなかったね」中破

獄寺「次で決めるぜ」ﾎﾞｳｯ

獄寺「ロケットボム・テンペスト！」ｼｭｳｯ!

雲雀「ロール、増殖だ」ﾎﾞﾝﾎﾞﾝﾎﾞﾝ

ロール「ｷｭｳｳｯ!」ﾄﾞｵｵﾝ

獄寺「バリネズミを使って防御か。でもそれなら俺との距離は縮まらねえ。俺に攻撃を入れることなんかできねえぞ」

雲雀「それはどうかな？」大破

獄寺「なっ！？なんでこんな近くに居やがる！！」

雲雀「ロールを防御に使ったのは囮さ。僕が君に接近しているのを気づかせないためのね。まぁ、爆風で少しダメージは受けてしまったけど。」ｶﾁｬｯ

獄寺（なっ、手錠！？まずいッ！！！）

雲雀「さあ、終わるよ」

獄寺艦隊提督、獄寺隼人、轟沈判定！

雲雀艦隊１２ポイント　獄寺艦隊６ポイント

雲雀「…くっ、思ったよりもギリギリだったね…」

比叡、金剛、轟沈判定！

雲雀艦隊１４ポイント　獄寺艦隊６ポイント

雲雀「ワオ…あの戦艦を沈めたのか。足柄も思ったよりやるね」ﾆｲｯ

92 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 00:57:08.55 ID:Cn0Um5ts0

リボーン「そこまでだぞ」ﾋﾟｲｰｯ

長門「む、終わりか」

夕立「ﾊｱｯ､ﾊｧｯ…なんとか沈まずに済んだっぽい…」

リボーン「結果を発表するぞ」

リボーン「雲雀艦隊で轟沈判定を受けたのは吹雪、島風、赤城、龍田」

リボーン「獄寺艦隊は獄寺、暁、金剛、比叡、川内、天龍だ」

リボーン「最終的なポイントは雲雀艦隊が１４ポイント、獄寺艦隊が６ポイントだ」

リボーン「よって８ポイント差で雲雀艦隊のA勝利だぞ！」ﾃﾚｯﾃｰ

雲雀「当然の結果だね」大破

足柄「今のあなたが言っても説得力ないわよ」ﾂﾔﾂﾔ

長門「足柄先生…ほぼ無傷とは…さすがです」小破

リボーン「思ったよりもすげえもんを見せてもらったと思ってるぞ。獄寺も新技の発想は良かったんだけどな。やっぱり経験の差で負けちまったな」

獄寺「はい…やっぱ雲雀はボンゴレ最強の守護者っすからね。でもいつかは十代目の右腕として超えて見せます！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

リボーン「最後にこの演習で最も活躍した奴を発表するぞ。今回の演習のMVPは…」ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

リボーン「獄寺艦隊の夕立だぞ」ﾃﾞﾃﾞﾝ!!

夕立「や、やったっぽい！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

リボーン「雲雀艦隊の足柄や獄寺艦隊の川内も非常に洗練された動きをしていて良かったぞ。ただ、窮地に陥りながらも三艦を沈めて最後まで生き残った夕立の活躍がお互いの艦隊でも頭一つ抜けていたな。」

リボーン「本当はスペシャルプレゼントは買ったほうだけに贈るつもりだったが気が変わったぞ。今回は検討の証として獄寺鎮守府の第一艦隊にも特別にプレゼントしてやるぞ。」

獄寺「ほ、本当ですか！」

リボーン「ああ。だが獄寺はまた鍛え直しが必要だな。」ﾆﾔｯ

獄寺「そ、そんなぁ…」ｸﾞﾃﾞｯ

ビアンキ「入渠ドッグの準備はできてるからみんな休んできてちょうだい。」

鳳翔「皆さんがお風呂に入っている間に豪勢な夕食を作っておきますからね」ﾆｺｯ

リボーン「それじゃあ解散にするぞ。雲雀鎮守府の奴らも今日はここに泊まって休んで行けよ」

足柄「お言葉に甘えるわ」

長門「しかし足柄先生…提督がよしと言わないのでは…」

雲雀「」ﾁｰﾝ

長門「気絶してる…」

足柄「それだけ限界の状態で戦ってたのよ。ほんと、大した男ね」

93 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 01:01:30.14 ID:Cn0Um5ts0

今日はここまでです。
後は今回出た新キャラの説明を投下して終わります。

>>90
あーそうですね。確かにそっちの方が原作の雰囲気でてて面白かったかもしれないです。次からこういう場面でリボーンを出すときはそうしてみます。

94 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 01:07:06.76 ID:AMiX91cK0

個人的には、獄寺らしさ的にボンゴレギアの爆弾が合うんだけど、DSのゲームでお世話になったものからすれば火力があるドクロの放射器(正式名忘れた)の方が好き
3年もたっているんだからそっちも使えるようになった設定とかほしい

あとバジルくんわいつか出してください
リボーンキャラで一番好きなキャラだし……

95 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 01:08:32.93 ID:uygg532C0

乙
雲雀は気絶よりもエンマの時みたいに演習終了後勝手に昼寝してるイメージだけど限極限状態なら気絶の方がいいかもね

96 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 01:10:33.63 ID:Cn0Um5ts0

キャラクター紹介

・獄寺隼人
皆さんご存知ボンゴレ嵐の守護者。NASAからも一目おかれてるらしいその頭脳を生かして海外の大学に飛び級で進学し卒業。そのままツナの右腕となるべくボンゴレに入社したが、リボーンの「なんとなくそれっぽいから」という理由で経験のないパイロットにされ半ば強制的に航空部隊の隊長をやらされた。もう綱吉はボンゴレ１０代目ではないのだが、呼び方は変えていない。大湊には雲雀が鎮守府に着任する一か月ほど前から着任している。

・ビアンキ
獄寺の腹違いの姉。獄寺鎮守府にたびたび勝手に出入りしている。ポイズンクッキングの使い手として比叡の才能を見抜き、彼女に日々自分流の料理を仕込んでいて、その都度獄寺に試食をさせている。獄寺からすると勝手に出入りされるわ毒物を食わされるわたまったもんじゃない。獄寺鎮守府の艦娘からは基本的に慕われている。ぶっちゃけ提督より支持率が高い。

97 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 01:33:57.35 ID:Cn0Um5ts0

続き

・暁
獄寺鎮守府の初期艦。島風に負けず劣らずピュアで良い子。一人前のレディーを目指しているため、ビアンキを非常に慕っているが、慕うべき相手が違うのは言うまでもない。料理は鳳翔から教わっている様子なのでその点については安心できる。良い子なので基本獄寺になでられている。
属性は大空。ボックスの大空猫はよく瓜とあそんでいる。

・夕立
獄寺鎮守府の問題児。雲雀鎮守府に紛れていても違和感がないほどのバーサーカー。狂犬の渾名は伊達じゃねえ。基本的に出撃に連れて行くとMVPをすべてかっさらっていくため獄寺鎮守府での練度の高さは堂々の第一位。今回の演習で吹雪の存在が軽くトラウマになった。
属性は嵐。戦いに関してはかなり機転が利くため多彩な攻撃を仕掛けてくる。天才肌。

・金剛
獄寺鎮守府の問題児その２。歪みのない提督LOVE勢。獄寺にたびたび熱いアプローチを繰り返しているうちにいつの間にか大空の炎が使えるようになった。ボックスは大空クレイモア。足柄曰く剣術の腕自体は微妙なので伸びしろはある。最近の悩みは紅茶よりもハーブティーの方が好きになってきたことに自分のアイデンティティの崩壊を感じること。実は足柄よりかなり年上。

・比叡
獄寺鎮守府のポイズンクッカーその２。ビアンキの教えのおかげで料理の腕は(間違った方向に)めきめきと成長している。今のところ被害が獄寺にしか及んでいないのは不幸中の幸い。
属性は晴だが炎を出したことはない。

・川内
獄寺鎮守府の天才肌その２。かなりトリッキーな戦い方をするためタイマンは結構強い。夜になると夕立に引けを取らないバトルジャンキーと化す。実は料理がかなりうまいので鳳翔の代わりにご飯を作っている日もある。
属性は霧だが炎を出したことはない。

・天龍
フフフ…オレの妹が怖いか…？
獄寺鎮守府に配属されてからは夕立と毎日殴り合いに付き合わされていたため練度は割と高め。パッと見は怖いが根はまともな妹を雲雀鎮守府に持っている。龍田とのタイマンの戦歴は2勝23敗。今回の演習で13連敗をマークした。属性は雨だが出したことはない。

・鳳翔
獄寺鎮守府の重要な癒し要素。料理はプロレベルにうまいがほとんど厨房から出ないため練度は1のまま。それでも皆に慕われている。というか尊敬されている。自分たちの鎮守府になかなか空母の子が着任して来ないのが悩み。最近ちょっと痩せた。

98 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/05(木) 01:40:43.80 ID:Cn0Um5ts0

>>94
フレイムアローも迷ったのですが、それだと意外性がなさ過ぎて雲雀さんにかすり傷1つ負わせられない気がしたのでやめました。

>>95
実は轟沈判定を受けてもおかしくないダメージを受けていたが立っていた、といった感じです。ごめんなさい、描写が少なくてわかりずらかったですね…

今まではほぼ毎日更新していましたが、これからは少し間隔が開くかもしれないです。
とは言いつつも普通に明日も更新しているかもしれないので更新頻度はよほど間が空いたりしない限りはあんまり気にしないでください。それでは。

99 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 01:44:38.18 ID:AMiX91cK0

シャマルとか能力的には色んなハプニングが起きそうで面白そうだが、いかんせ本人のキャラが……
艦娘達をセクハラする姿なんてだれも望んでいねぇ……ロリっ子は安心だが、絶対胸揉むぞ、こいつ

100 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 10:15:40.56 ID:afYoaW9SO

乙です
ところでシモンファミリーは出る予定あるのかな？

101 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 12:52:42.29 ID:fRcPJ5pQO

おつです
ヴァリアーの登場に期待

102 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 12:55:59.87 ID:ySqmwUvT0

ロンシャンとかなつかしい面子にも期待

103 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/05(木) 13:42:45.12 ID:Cn0Um5ts0

>>99
シャマルは確実に各鎮守府から出禁くらってそうですねｗｗｗ
僕も好きなキャラなので機会があったら登場させてみたいです

>>100
今後の番外編とかでちょろっと出す予定ではいます。あまり本筋には関わってきませんが…

>>101
ヴァリアーは今後登場させていく予定です

>>102
ロンシャンは個人的にすっごい好きなんで出したいですｗｗｗ

演習の後日談的なのを書いていこうかなと思います。それと番外編で雲雀さんの普段の仕事の様子も書こうかなと思っています。それでは始めます。

104 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 14:37:25.71 ID:Cn0Um5ts0

〜少し後、食堂〜

艦娘s「「「いっただっきま〜す！！！」」」

夕立「うわぁ…本当に豪華っぽい！？どれから食べていいか迷うっぽい！！」

吹雪「あ、夕立ちゃん！隣いいかな？」ﾆｺﾆｺ

夕立「ﾋｨｯ!?べ、別に構わないっぽい…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

吹雪「どうしたのそんなに震えちゃって？ここでは殴ったりしないから…ね？」ﾆｺｯ

夕立「わ、分かってるっぽい」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

足柄「あの子にもトラウマを植え付けたのね…よその子にはやめときなさいって言ったのに…」

金剛「あ、いたデース！hey、足柄teacher！一緒に食べるデース！」

足柄「まあいいけど…何よその足柄ティーチャーって…」

金剛「さっきの演習での動きは感動しまシタ！私が一撃も入れることが出来ないなんて…」

金剛「足柄さんは私の格闘戦の師匠デース！だから足柄teacherって呼ぶデース！」

金剛「足柄teacher、紅茶を淹れたから飲むネ〜♪」

長門「な、なら私は肩を揉みます！」ﾓﾐﾓﾐ

足柄「はぁ…なんで私って戦艦にモテるのかしら…奉仕されるなら若い男の子が良いんだけど…」

ﾜｰﾜｰ!!
ｱ､ｱｶﾂｷﾁｬﾝ､ｵﾂｶﾚｻﾏｰ。ｼﾏｶｾﾞﾁｬﾝ!ｿｺﾉｸﾁｸｶﾝ!ﾔｾﾝﾉｼﾞｶﾝﾀﾞﾖｯ!

鳳翔「賑やかですね」ﾆｺﾆｺ

ビアンキ「この場に私と比叡の料理がないことだけが残念だわ」

獄寺「アネキ…頼むからやめてくれよ…」

比叡「そういえば向こうの提督さんはどこに行ったんでしょうか」

リボーン「入渠を済ませた後すぐに寝ちまったぞ。ありゃあ明日まで起きてこねーな」

獄寺「まあ群れるのが嫌いなあいつのことだから起きてても参加してなかったと思うぜ」

105 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 15:14:08.28 ID:Cn0Um5ts0

〜深夜、雲雀鎮守府の部屋〜

吹雪「いやー騒ぎましたね。」

龍田「私は天龍ちゃんとお話ができて楽しかったわ〜」

島風「私も暁ちゃんと仲良くなれたよ！」

足柄「ほらあなたたち、今回の演習の反省をするわよ」

長門「そうですね。それぞれ今後の課題が見つかったと思います。」

赤城「私は格闘戦の練習ですね…駆逐艦に手も足も出なかったのは悔しいです」ｷﾞﾘｯ

長門「あとは練度の違いだな…ほとんど格闘戦で押し切ってしまったが砲雷撃戦になったら勝ち目は薄いだろう」

吹雪「相手はボックス兵器をほとんど使っていなかったですしね。今回は運が良かったのかもしれません」

足柄「吹雪…あんたは遊び過ぎよ…実践だったら沈んでたわよ？」

吹雪「あはは…次はちゃんと周りを見てやりますよ…」

龍田「帰ったら出撃の回数を増やさないといけないわね〜」

島風「うん。いつまでも司令官に頼っていられないしね！」

足柄「赤城の格闘訓練には私が付き合ってあげるわ。」

赤城「本当？助かるわ」

龍田「お話がまとまったところでそろそろお布団に入りましょうか〜。明日の出発も早いわよ〜」

みんな「ﾊｰｲ!」ﾎﾞﾌｯ

106 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/05(木) 15:15:52.73 ID:Cn0Um5ts0

とりあえず今日の本編の投下はここまで。あとは雲雀さんの普段の仕事の様子を書いた番外編を投下して今日は終わろうと思います。

107 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/05(木) 15:35:32.40 ID:Cn0Um5ts0

・番外編、雲雀隊長とその仲間たち

〜とある日、雲雀鎮守府〜

雲雀「明日から４日間会社の仕事で僕はいないから」

吹雪「ええっ！？じゃあ出撃の指示とかはどうするんですか！？」

雲雀「代理が来るよ。明日以降のことはその人に聞いてね」

吹雪「は、はぁ、そうですか…」

…そして次の日

アーデル「今日から雲雀恭弥の代理で君たちの指揮をさせてもらう鈴木アーデルハイトだ。よろしく頼む」

島風「なんか長門さんに雰囲気が似てる人だね〜」

足柄「那智にそっくりだわ…」

アーデル「第一艦隊は南西諸島に出撃、第二艦隊以降は…なんだ。この鎮守府には君たちしかいないのか」

吹雪「ウチの鎮守府は建造はほとんどしないですからね。司令官の指示で海であった子たちも龍田さん以降は受け入れてないですし。」

アーデル「そうか…遠征に出せないのでは効率が悪いな。資材にも余裕があるし、建造を行うぞ。」

吹雪「それは構いませんが…勝手にやって司令官に怒られないでしょうか。」

アーデル「構わん。私が許可した。さあ始めるぞ！」ｳｷｳｷ

108 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 15:49:55.52 ID:Cn0Um5ts0

…その頃、ボンゴレ本社―――

骸「今回の標的はウクライナのマフィア、グレゴリーファミリーです。非人道的な実験を行っている疑いがあるため摘発するよう要請がウクライナ政府からありました。」

雲雀「敵戦力はどのくらいなの？」

骸「ファミリーの規模はそこそこ大きく、構成員は５００人ほどだと思われています。また、情報収集に力を入れていて、ウクライナ全域に工作員を放っているので気づかれずに奇襲を仕掛けるのは難しいでしょう。」

雲雀「なるほど…それなら特殊部隊「ビアンコ」の彼らに先行してもらってキエフ郊外で陽動をしてもらおう」

雲雀「その隙に僕たちがアジトに潜入…捕らえられている人たちを保護してから彼らをまとめて噛み殺す」

骸「クフフフ…承知しました。それでは作戦を開始しましょう」

109 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 16:01:22.51 ID:Cn0Um5ts0

〜１２時間後、キエフ上空〜

白蘭『こちら”ビアンコ”隊長白蘭。陽動を開始したよ♪４００人くらいは出てきたかな』

骸「クフフフ…上々ですね。それでは雲雀隊長、この隙に奇襲を仕掛けましょう。」

雲雀「うん。特殊部隊「ネロ」隊長雲雀、敵アジトに突撃するよ」ﾀﾞｯ

骸「同じく副隊長、六道骸、突撃します」ﾀﾞｯ

草壁「お二方、ご武運を！」ﾊﾞﾗﾗﾗﾗ…

〜敵アジト内〜

雲雀「思ったよりも敵が少なかったね」

骸「そうですね。捕らえられた人々はあっちにいるみたいなので僕はそっちに行きますよ。雲雀隊長は敵の幹部を捕縛してください。」

雲雀「うん。任せたよ」ﾀﾞｯ

雑魚A「な、なんだおめえらは！？」

雲雀「邪魔だよ」ﾋｭｯ

雑魚A「ぐげぇっ！？」

110 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 16:20:40.48 ID:Cn0Um5ts0

雲雀「ここのボスがいるのは…ここか」ﾊﾞﾝｯ

敵ボス「貴様…何者だ。郊外で戦闘を起こしているのも貴様の手先だな」

雲雀「…訳あって君たちを捕縛する必要が出てきたのさ。覚悟はいいかい？」ﾁｬｯ

敵ボス「はっ、単騎で乗り込んでくるとはいい度胸だ！おいおめえら！」

ﾄﾞｫｫｵｵﾝ!!!

死茎隊「「「ﾌﾟﾙｧｧｧｧｧｧ!!!!!!」」」

雲雀「…！？これは…雲属性の死ぬ気の炎で筋肉を増殖させているのか…！でもこうなったら元の人間には戻れない。確かに非人道的だね」ﾆﾔｯ

敵ボス「ああ。あのボンゴレから流れてきた技術で作ったものさ。あいつらにばっか新技術の独占はさせねーよ」ﾆﾔｯ

雲雀「なるほど…僕たちの技術を流している鼠がいるんだね…また仕事が増えたな…」ﾁｬｯ

敵ボス「何を訳わかんねえことを言ってやがる！おめえらやっちまえ！！！」

死茎隊「「「ｯﾂﾗｱｱｱｱｱｱｱ!!!!!」」」ﾌﾞﾝｯ!

雲雀「邪魔だな…閉じ込めてしまおう。ロール」

球針体「ｷｭｳｯ!」ﾎﾞﾝﾎﾞﾝﾎﾞﾝ

敵ボス「何ッ！？ボックス兵器だと！？さてはお前、ボンゴレの！！」

雲雀「うるさいよ」ﾄﾞｶﾞｯ

敵ボス「へぶっ！」

敵ボス「」ﾁｰﾝ

雲雀「…こちら雲雀。敵のボスを捕縛したよ。」

骸『こちらも捕虜の救出に成功しました。作戦成功ですね』

雲雀「うん。僕たちの隊員を突撃させてこのままこのアジトを制圧してしまおう。」

草壁『分かりました。近くに待機させている隊員たちに突撃させます。』

リーゼント達「「「ｯｼｬｵﾗｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!!!!」」」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

111 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 16:44:39.57 ID:Cn0Um5ts0

〜帰還後、ボンゴレ本社〜

骸「以上が本作戦の報告になります」

綱吉「うん、ありがとう。皆さんお疲れ様でした！怪我がなくて良かったよ」

白蘭「僕も突撃したかったなぁ♪」

リボーン「おめーらは派手すぎて奇襲には向かねーからな」

白蘭「でも僕っていっつもこういう役回りじゃん？最近は全然本気で戦ってないから退屈なんだよね♪」

雲雀「僕が相手してあげるよ」ﾆﾔｯ

白蘭「おっ、さっすが雲雀クン♪話が分かるなぁ」

リボーン「今度は演習場を壊すんじゃねーぞ」

雲雀「あそこの作りが脆いのがいけないんだよ」

綱吉「俺のXバーナーにも耐えられる作りなんだけどな…」

白蘭「それじゃあ行こうか雲雀クン♪」ﾀﾞｯ

雲雀「今日は僕が勝つよ」ﾀﾞｯ

綱吉「あっ！…行っちゃった」

リボーン「ウチの特殊部隊の隊長は天性のバーサーカーでもねえと務まらねえからな」

リボーン「骸、お前は行かなくてもいいのか」

骸「ええ。今の僕には守るものがありますからね。怪我をして帰るとあの子たちが心配するんですよ」

綱吉「あ、今回救出した捕虜はまた骸のところで面倒見てもらっていいかな。」

骸「クフフ…元よりそのつもりです。暗くなる前にに僕は帰ります。それでは」ﾊﾞﾀﾝ

綱吉「…」

綱吉「しっかし骸は変わったよなぁ」

リボーン「三年前からは考えられねー思考回路だな」

綱吉「急に児童養護施設をやるって話を聞いたときは心臓が口から飛び出るかと思ったよ」

リボーン「あいつはマフィアに虐待されてた過去があるからな。自分と同じ境遇の子供に対して思う所があるんだろうな」

112 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 17:24:53.23 ID:Cn0Um5ts0

〜二日後、雲雀鎮守府〜

雲雀「帰ってきたよ」

吹雪「あ、司令官！おかえりなさい！」

龍驤「キミがココの本当の司令官やな。またボインの女とかじゃなくて良かったで…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

伊58「海の中からこんにちはー！ゴーヤだよ！」ｻﾞﾊﾞｧ

大井「北上さんがいない北上さんがいない北上さんがいない北上さんがいない北上さんがいない…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

千代田「千歳お姉千歳お姉千歳お姉…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

白露「いっちばーん！」

子日「今日は何の日？子日だよぉ！」

雲雀「…何、これ？」

アーデル「雲雀恭弥、お前の艦隊は所属している艦娘の数が少なすぎる。遠征に出れないのでは艦隊運営に支障が出るだろう。だから出れるようにしてやったぞ」ﾄﾞﾔｯ

雲雀「…勝手なことはしないでって言ったよね？噛み殺されたいの？」ﾁｬｯ

島風「あっ提督！アーデルさんをいじめちゃだめだよ！」ｷﾞｭｯ

島風「アーデルさんは代理とはいえ的確な指示を出してくれて私たちによくしてくれたの！」

島風「艦隊を増強してくれたのも提督の負担が減るように考えてやってくれたんだよ！？」

島風「実際にこれだけ資材もたまったし！」ｼﾞｬﾗｯ

雲雀「ﾊｧ…もういいよ。君、次来たときに勝手に何かしてたら本当に嚙み殺すから」

アーデル「望むところだ。その都度私がお前の怠慢を粛清してやる」

113 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 17:30:50.33 ID:Cn0Um5ts0

これで番外編その１、雲雀隊長とその仲間たちは終了です。
雲雀の普段の仕事の様子を描いたのと、雲雀鎮守府に第二艦隊が解放されたというお話でした。
時系列としては獄寺鎮守府との演習が終わった数日後位をイメージしています。
次回の本編投下はここからさらに数週間後のお話になります。

114 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 17:32:32.02 ID:AMiX91cK0

乙
未来編の敵は出しにくい奴ばかりだけど、カレー屋でバイシャナが登場は面白い気がした
艦これ知らないからカレー好きがいるか知らないけど……

115 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/05(木) 17:51:32.90 ID:Cn0Um5ts0

キャラクター紹介

・六道骸
言わずと知れた霧属性のパイナップル。ボンゴレがマフィアをやめるという話を聞いてからすぐに過去の確執なんかなかったかのようなツラをしてボンゴレに正式加入した。現在は雲雀が隊長を務める特殊部隊「ネロ」の副隊長と、悪いマフィアから保護した子供たちを預かる児童養護施設「りんね」の施設長をやっている。また、女子ウケするその容姿を活用してボンゴレの広報を務めたりもしている。JKに大人気。

・白蘭
ツナに倒されて以来完全に改心しており、自分の力を世の中に役立てるという心情の下行動している。その志と実力が認められて２年前にボンゴレの幹部として正式加入した。現在は雲雀の部隊と双璧をなす特殊部隊、「ビアンコ」の隊長。部下は殆どがミルフィオーレ時代の部下。改心したと言ってもやはり戦わないとストレスがたまるらしく、よく雲雀と本社の演習場でやり合っている。戦績は白蘭から10勝8敗。何気に勝ち越している。

・アーデルハイト
雲雀の代理を探す際、ボンゴレ内にそれほど暇な人物がいなかったため、現在は提督になるという夢をかなえるために海軍学校で学生をしているこの人に白羽の矢が立った。提督になる勉強をしているため指揮はそれなりにできる。ちなみに現在のボンゴレとシモンの仲は良好である。

116 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 17:51:47.36 ID:uygg532C0

乙
艦娘だと晴属性の「ファミリーを襲う逆境を自らの肉体で砕き、明るく照らす日輪」のイメージにあう娘って難しい気がするな...
史実的には神通とか暁かなと思ったけど暁は大空みたいだしね

>>114 毎週金曜日にすべての部署でカレーライスを食べる習慣だしみんなカレー好きだね

117 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/05(木) 18:01:42.31 ID:Cn0Um5ts0

第二艦隊の皆さんは今後の登場もそこまで多くならない予定なので紹介は割愛します…悪しからず。

>>114
バイシャナいいですねｗｗｗまあバイシャナがカレー好きかどうかもぶっちゃけわからないんですが…
面白そうなので今後番外編とかで出すかもしれないです！

>>116
晴はそれなりに見当をつけています。獄寺艦隊の比叡さんも晴ですね。
ボンゴレの使命とかにはあまりこだわらず、性格を中心にして決めていっているのでちょっと意外な子が意外な属性かもしれません。その辺は大目に見てくださいｗｗｗ

118 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 18:16:34.06 ID:AMiX91cK0

>>117
どの巻か忘れたけど、コミックのおはがきコーナーで聞かれていなのに「カレー好き」と答えていたぞ>バイシャナのカレー好き


あと確か29巻のフゥ太のランキングコーナーで性格別属性判断というものを書いた人がいてそれが乗っている(ただし、そこに書いてあるとおり血液型ぐらいあてにならない)
漫画喫茶に言って確認すればいいと思う

119 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 18:33:19.39 ID:uygg532C0

まあ使命とか言ったら暗殺部隊の鮫なんて清算てより凄惨だしな...民間軍事企業になってるけどヴァリアーはどうなったんだろう？

120 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 18:38:00.03 ID:zlLsPOHAo

飲み物にするほどではないが毎日カレー食ってる最上型三番艦はいるな

あと艦これ知らない人は攻略ｗｗｉｋｉ見て足柄さんに惚れるといい

121 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 18:51:41.76 ID:afYoaW9SO

乙です
足柄さんといえばローソンコラボで勝（カツ）カレーパンってのあったな

122 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/05(木) 21:05:57.11 ID:ITnsExmKO

>>120
おはD

123 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 01:45:02.52 ID:yb4VmUh2O

俺にはツナの鎮守府の球磨と雷が沢田ママンに甘える姿が見える

124 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 02:27:36.24 ID:uRcG4Zck0

アニメ版では美人に書かれているよね、ママン

125 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/06(金) 14:40:11.24 ID:zyOu+7rh0

>>118
そうなんですか！ありがとうございます！この機会に単行本を読み返してみるのもいいですね。

>>119
ヴァリアーは訳あって現在はCEDEFにいます。今回の投下で多少その辺を掘り下げてみます。

>>120
最上型三番艦がほしすぎて鋼材溶かしたからカレクル行ってくるでち。

それでは始めます。

126 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 14:54:37.35 ID:kdpXn3n7o

母港枠増やすと引きが良くなるよね
浦波実装後の初2-4で一発泥とか大型で連続大和型とか朝風と山風が削り中に出るとか初風が５０人出るとか　　　（あくまで個人の感想です）

127 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 15:11:30.77 ID:zyOu+7rh0

…獄寺鎮守府との演習から数週間後、西方海域―――

吹雪「私たちも結構強くなりましたよね」

足柄「そうね。少なくとも深海棲艦との戦闘では滅多に傷を負わなくなったしね」

赤城「足柄さんのおかげでそれなりに格闘でも戦えるようになったし…そろそろまた演習がしたいわね」ﾆﾔｯ

長門「そうだな。最近は多少このあたりの海域では物足りなくなってきたからな」

島風「私は怪我しなければそれでいいんだけどな…」

龍田「私もそう思うわ〜。ここの鎮守府のみんなって深海棲艦と戦うっていう本来の目的を忘れてないかしら〜…」

吹雪「…！皆さん、敵主力艦隊を発見しました！あれは…嵐属性の死ぬ気の炎！？」

雲雀(強化外骨格着用)『死ぬ気の炎を纏った戦艦ル級…あれは僕がやるから君たちはその随伴艦を頼むよ』

吹雪「分かりました！総員、砲雷撃戦用意！」ｶﾁｯ

雲雀『』ﾀﾞｯ

ル級elite「ｺｲｯ!」ﾄﾞｵﾝｯ!!!


―――――――――

…勝利S!!!ﾃﾚｯﾃｰ

吹雪「ふぅ、少し被弾しちゃいましたけど、問題なく勝てましたね。」

雲雀『すぐに母港に帰投するよ。この件は上層部に報告する必要がある』

吹雪「あ、わかりました」

128 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 15:40:27.82 ID:zyOu+7rh0

〜帰港後、雲雀鎮守府〜

島風「提督あれからすぐ出て行ったけどなかなか帰ってこないね」

吹雪「自分たちの技術がなぜか深海棲艦に使われてるわけだからね。ただ事じゃないんだと思うよ」

龍田「ああいう敵が増えてくると面倒になってくるわね〜」

足柄「そうね…今は何とかリングとボックスで押し切れてるけど、敵も同じ技術を使っているとなるとそれができなくなるのよね…」ﾊｧ

長門「まあ、どんな敵が来ようと足柄先生なら敵ではないでしょう！」ｸﾞｯ

赤城「そういえば今日も足柄がMVPを取ってたわね…」

雲雀「帰ってきたよ」ｶﾞﾁｬ

吹雪「あ、おかえりなさいです。どうでした？」

雲雀「詳細はまだよくわからないから海軍やCEDEFと連携して調査をするそうだよ」

島風「ちぇでふ？って何？」

雲雀「ウチの会社の筆頭株主である軍事会社さ。ウチとは基本的に連携を取ってるよ」

雲雀「最近は海軍と連携して海軍学校に教官を派遣したりしてるみたいだね」

雲雀「それから、これをもらってきたよ」ｺﾞﾄｯ

赤城「何ですかこの段ボールは？食べ物ですか？」

雲雀「この前の演習で勝ったから赤ん坊から君たちにスペシャルプレゼントみたいだよ」

吹雪「確かにそんなこと言ってましたね。開けますよ？」ﾍﾞﾘﾍﾞﾘ

吹雪「リングとボックスみたいですね」

長門「新兵装の先行実装といったところなのだろうか…私のはこれか」ﾋｮｲｯ

雲雀「それぞれに合った兵器をウチの開発部にオーダーして作ってもらったんだ。だから少し時間がかかってしまったみたいだけど、君たち専用の１点物だよ」

龍田「へぇ…私のだけリングね〜でもこれ霧じゃないわね〜」ﾋｮｲｯ

雲雀「３日後に演習が決まったからそれまでに使えるようにしておいてね」

吹雪「あ、そうなんですね。ちなみにどこまで行くんですか？」

雲雀「ラバウルの笹川鎮守府さ」

129 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 16:08:45.83 ID:zyOu+7rh0

〜３日後、飛行機の中〜

獄寺『１０代目の艦隊もラバウルでの演習に参加するから途中横須賀に寄っていくぜ』

島風「あ、そうなんだ！３つの艦隊の合同演習ってことだね！」

赤城「でも２つの艦隊を受け入れるなんて相手の鎮守府は大丈夫なんでしょうか…」

長門「ラバウルの基地は大規模だからな。相手の提督もそれに見合った規模の艦隊を指揮しているんだろう」

足柄「あなたたち、そろそろ着陸するみたいだからシートベルトを締めなさい」

艦娘s「「「ﾊｰｲ!」」」

獄寺『間もなく横須賀に着陸するぜ。着陸した後は１０代目の艦隊をお乗せするからそのままで待っててくれよ』

……３０分後―――

綱吉「何気に飛行機に乗るのって久しぶりだな…あ、雲雀さん！今日からよろしくお願いします！」

雷「あ、うちによく来る人ね！私が秘書官の雷よ！よろしく頼むわね！」

雲雀「うん」

瑞鶴「加賀さん！飛行機ですよ！！私飛行機に乗るの楽しみだったんです！」ﾜｸﾜｸ

加賀「流石に気分が高揚します」ﾜｸﾜｸ

榛名「あ、あの皆さん、あまり騒がれない方が良いのでは…」

球磨「注意しても意味ねえクマ」

伊勢「飛行機ならいつも飛ばしてるはずなんだけどね…」

赤城「瑞鶴さんと加賀さんが仲良し…だと！？」

吹雪「赤城さんどうしました〜？」

130 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 16:34:25.41 ID:zyOu+7rh0

〜離陸後、飛行機の中〜

獄寺『ラバウルまでは１２時間のフライトの予定だ。けっこう遠いからそんなにはしゃぐんじゃねーぞ』

瑞鶴「１２時間か〜…加賀さん、何して潰します？」

加賀「UNOを持ってきたわ。赤城さんもいっしょにどう？」

赤城「えっと…加賀さん、二人はそんなに仲良くなかったと思うんですけど…」

リボーン(蓑虫)「確かに着任してきた当初はこいつらの仲は壊滅的だったぞ」ﾐｮｰﾝ

赤城「上から！？これ、どうやってぶら下がってるのかしら…」ﾂﾝﾂﾝ

リボーン「でもな、それを見かねたツナがお互いに素直になるよう説得したんだ」ﾌﾟﾗｰﾝ

赤城「でも…あの二人が説得なんて聞かないと思うんですが」

リボーン「そこをどうにかしちまえるからツナはすげえんだぞ」

リボーン「いまじゃあ二人はウチの艦隊の立派なエースだ」

赤城「なるほど…いろんなタイプの司令官がいるってことなんですね」

リボーン「ああ。これから向かうラバウルの笹川了平もタイプは違うがなかなかデキる司令官だぞ」

赤城「へぇ…それは楽しみですね」ﾆｺｯ

加賀「赤城さん？カード、配ったけれど。はじめて良い？」

赤城「あっはい、よろしくお願いします」

瑞鶴「先輩方には負けないですよ！！」

131 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 16:37:20.71 ID:uRcG4Zck0

ツナのフラグメイカーは健在っと

132 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 16:55:50.95 ID:zyOu+7rh0

雷「今回の相手の笹川さんってどんな人なのかしら？」

綱吉「まあとにかく熱い人かな…ボクシングがすっごい好きなんだよね」

球磨「ってことは格闘戦が得意クマね。腕が鳴るクマ」

綱吉「へっ…おいリボーン、まさか今回の演習って提督も戦うのかよ！？」

リボーン「あたりめーだ。こないだおめーに寄越した水上用の装備は飾りじゃねーぞ」

雷「そんなのあったの！？ひどいじゃない司令官！私たちそんなの知らなかったわよ！！」

島風「実際この間獄寺さんのところと演習した時はウチの司令官も張り切ってたよ」

綱吉「お兄さんにヒバリさんって…間違いなく死ぬじゃんそれ…」

綱吉「」ﾁﾗｯ

雲雀「ｶﾐｺﾛｽ…ｽｰｽｰ…」

綱吉「あれ夢で噛み殺されてるの俺じゃないよな…」

リボーン「了平は西南方面を一人で抑えてるから艦隊の実力もボンゴレ屈指だぞ。おめーらも気合入れて行けよ」

雷「わかったわ！」

球磨「了解クマっ!」

133 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 17:09:34.09 ID:3xy9SYAH0

お兄さん10年後だと黒川と恋人みたいだったが3年後だとどうなんだろう？

134 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 17:15:05.14 ID:zyOu+7rh0

〜１２時間後、ラバウル〜

綱吉「はぁ〜やっとついたね」

伊勢「ずっと座ってたから疲れちゃった…」

長門「そうだな…この子も起きないし…」ｷﾞｭｯ

島風「」ｽｰｽｰ

吹雪「あ、あれが笹川さんとその秘書官の方ですかね？」

雲雀「そうだね」

了平「極限に久しぶりだなぁ！沢田、雲雀ぃ！！」

摩耶「笹川鎮守府秘書官の摩耶様だ！！！よく来たな、歓迎するぜ！！！」

榛名「な、なんか熱い人たちですね…」

龍田「ただでさえ暑いのに更に熱いわね〜…」

綱吉「お久しぶりです、お兄さん。あの、早速で悪いんですけど少し休ませてもらえますか？結構遠かったのでみんなもう疲れてしまっているんです…」

了平「むっ、そうか！なら沢田の艦隊は俺が案内してやろう！雲雀の艦隊は摩耶、頼んだぞ！！！」

摩耶「おうよぉ任せときな！それじゃあこっちだ！アタシについて来な！」

綱吉「あ、雲雀さん、それじゃあまた後で！」

雲雀「うん。またね」

135 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 17:18:34.80 ID:uRcG4Zck0

>>133
すでにあの未来とはかけ離れているからくっつかない可能性もある
というか了平のことだからきっと写真の件も忘れている

136 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 17:39:23.97 ID:zyOu+7rh0

〜笹川鎮守府内〜

島風「うわ〜、艦娘が沢山いるね」←了平のでかい声で起きた

摩耶「ウチの艦隊は規模だけはでけえからな。200人近くはいるんじゃねえか？」

吹雪「にひゃ…すごい数ですね…」

龍田「これだけ賑やかだと何もないのにお祭りみたいね〜」

足柄「鎮守府の中にいろんなお店があるのね。こんな時間でも開いてるみたいだし」※現在時刻は20時くらいです

摩耶「結構海軍とかボンゴレの人とかが協力してくれててな。一通りのモンは揃っちまうぜ」

赤城「食べ物のお店は…あ、カレー屋さんとかありますね」

カレー屋バイシャナ「」ﾄﾞﾄﾞﾝ

摩耶「あーおっさんのカレー屋か。あそこのカレーは本格的でうめえぞ。入るか？」

足柄「お腹もすいてきたしそうしましょうか」

雲雀「僕は先に宿舎に戻ってるよ」

摩耶「あ、場所分かるか？」

雲雀「さっき教えてもらったからわかるよ。君たちはこれで何か欲しいものでも買いなよ」ﾎﾟﾝ

諭吉×５「」ｺﾝﾆﾁﾊ

吹雪「わわっ、ありがとうございます」

雲雀「それじゃあね」ｽﾀｽﾀ

摩耶「お前らの提督、随分太っ腹じゃねえか」

足柄「一人になりたいだけだと思うけどね…」

長門「そうですね…」

137 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 18:11:56.30 ID:zyOu+7rh0

〜カレー屋バイシャナ〜

ﾜｲﾜｲ

摩耶「おっさん！７人だ！入れるか？」

バイシャナ「我、しばらく時間を所望す…」

島風「うわ〜賑わってるね」

摩耶「おっさんの店はこの鎮守府でも一番の人気店だからな。毎日ずっと混んでるぜ」

バイシャナ「今しがた空いたぞ。向こうの長テーブルに座るがよい」

摩耶「おうありがとな！」

バイシャナ「水だ」ｺﾄﾝ

島風「うわっ！おじさん絨毯で浮いてるよ！！すごいよ！！」

バイシャナ「我の絨毯はボックス兵器である故、死ぬ気の炎で浮いているのだ」

摩耶「おっさんはアタシたちにリングとボックスの使い方を教えるためにボンゴレからこっちに派遣されて来たんだよ。結構教えんのもうまいんだぜ」

足柄「あら本当ね。胸にボンゴレのバッジをつけているわ」

バイシャナ「…我はここの司令官と戦って敗北したことがあるのだ」

バイシャナ「我はその時生意気な口をたたいていたのにも関わらず、あの男は我の命までは取らなかった」

バイシャナ「そのことについて謝意を述べるためにあの男を追ってここまで来たのだ」

バイシャナ「…もっとも、あの男は我のことなど覚えていなかったがな」

バイシャナ「まぁ、我の昔話などどうでもよいだろう。さあ、汝らは何を所望するのだ？」

吹雪「あ、じゃあ私はキーマカレーの辛口で」

島風「私はバターチキンカレーの甘口ね！」

足柄「私はこのダルカレーってのにするわ。中辛で頼むわね」

長門「私も足柄先生と同じものを頼む。いや、やっぱ甘口で…」

龍田「じゃあ私はこのパラクパニールっていうのにするわ〜辛口でお願いするわね〜」

赤城「ここからここまでのカレーを中辛でお願いします。あ、ナンはマシマシで」

みんな（提督からもらった五万がこれだけで吹き飛ぶ…）

摩耶「じゃあアタシはマトンカレーの激辛マジヤバ丸な」

みんな「「「何それ！！？？？？」」」

138 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 18:26:54.17 ID:zyOu+7rh0

…少し後―――

バイシャナ「待たせたな」ｺﾄｯ

吹雪「来ましたね」

島風「すっごいいい匂いするね」

足柄「これは私も勝てないわね…」

龍田「そういえば足柄さんって料理上手だったわね〜」

長門「辛くない…よな？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

赤城「あの〜、私もっと頼んだんですけど」

バイシャナ「あんなに大量に運ぶのは無理がある故。順に持ってくるから食べながら待つことを所望する」

摩耶「おっ、アタシのも来たな！」ｳｷｳｷ

吹雪（色やべえ…）

島風（すっごい赤いよ〜）

足柄「はいあんたら、揃ったからいただきますするわよ」

島風「うん。せーの！」

みんな「「「いっただっきま〜す！！」」」

139 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 18:35:29.83 ID:zyOu+7rh0

〜食後、店外〜

バイシャナ「我、汝らの再来店を所望す」ﾌﾘﾌﾘ

摩耶「おうおっさん！うまかったぜ！」ｷﾗｷﾗ

島風「いや〜おいしかったね」ｷﾗｷﾗ

赤城「私たちの鎮守府にも来てほしいですね」ｷﾗｷﾗ

龍田「でも毎日こんな調子なら提督が破産しちゃうわね〜」ｷﾗｷﾗ

吹雪「まあウチの鎮守府だとご飯作ってくれるの妖精さんだけですしね」ｷﾗｷﾗ

足柄「そうね。今度からたまに作ってあげようかしら」ｷﾗｷﾗ

長門「足柄先生の手料理！？」ｷﾗｷﾗ

足柄「ちょっと、私男の子にしか興味はないわよ…」ﾋｷｯ

140 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 18:46:31.48 ID:zyOu+7rh0

〜雲雀鎮守府の宿舎前〜

摩耶「ここがお前らの宿舎だぜ！」

足柄「てっきり寮みたいなのを想像してたけど…」

吹雪「普通の二階建ての一軒家ですね」

摩耶「ウチの鎮守府は資材があり余ってるからな。その資材を使って家を建てまくってんだ。ウチの艦娘は皆それぞれの家を持ってるぜ！」

龍田「やっぱり規模が違うと色々とちがうわね〜」

長門「そうだな。ウチの鎮守府は小さい町にあるせいか小さいからな…ん？」

ｱﾗｱﾗｰ

赤城「何か聞こえますね、なんでしょう」

摩耶「あ、たぶんコイツだぜ」ﾋｮｲｯ

り陸奥たか「ｱﾗｱﾗｰ♪」ｳﾈｳﾈ

島風「あ、かたつむりだ！」

長門「なんだこいつは…陸奥にそっくりだな…」

摩耶「このあたりだと結構見かけるぜ？たまに馬鹿みてえにでかいのもいるしな」ﾎﾟｲｯ

り陸奥たか「ｱﾗｱﾗｰ」ｳﾈｳﾈｯ

足柄「ラバウル…謎が深いわね…」

赤城「そうね…」

141 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 18:53:29.08 ID:uRcG4Zck0

フランってなんかよくわかんない感じがキャラによってはあいそう

142 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 18:59:10.82 ID:zyOu+7rh0

ｼﾞｬｱﾅｵﾏｴﾗｰ!!ﾏﾀｱｼﾀﾅｰ!!

島風「摩耶さんいい人だったね」

龍田「そうね〜。さっきのカレー屋のおじさんと言い、この鎮守府はまともな人が多そうね〜」

吹雪「さっそく入ってみましょうか」ｶﾞﾁｬ

足柄「結構広いわね。ちゃんとキッチンにリビングもついてるわ」

吹雪「司令官は…ソファーで寝てますね…」

雲雀「」ｽｰｽｰ

赤城「それじゃあ私たちも早くお風呂に入って寝ましょうか」

長門「そうだな。明日の朝から演習だからな」

吹雪「私たちの部屋は…二階みたいですね」ﾄﾃﾄﾃ

島風「あ、待って吹雪ちゃーん！私も行くー！！」ﾄﾃﾄﾃ

ﾜｰﾜｰ!!!ｱ､ｼﾞｬｱﾜﾀｼｶﾞｻｷﾆｵﾌﾛｲｯﾃｸﾙﾜﾈ。ｲｯﾃﾗｯｼｬｰｲ!

――――――――


………

143 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/06(金) 19:01:18.24 ID:zyOu+7rh0

やべえ、バイシャナの話書いてたらカレー食いたくなってきた。
というわけで夕飯にカレー屋行ってくるんで一時中断します。もしかしたら続きの更新は明日になるかもしれません。それでは…

144 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 19:02:50.44 ID:JeIECRnSO

乙です

145 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 19:05:33.93 ID:uRcG4Zck0

乙
艦娘達にひどい仕打ちをするクズ提督でグロキシニアとか思いついたが……戦闘能力的にただのかませにしかならないから面白くないわな


ゲームオリキャラを出せたら見てみたい。
ジェラーロ提督とか見てみたい。宮守好きなんで

146 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/06(金) 22:22:32.74 ID:zyOu+7rh0

帰ってきたので再開します。足柄と同じダルカレ―（中辛）を食べた俺は足柄提督。

>>145
グロは個人的にすごい好きなんですよね。フレイムランブルでのお気に入りでした。
フェイトオブヒートは�Uまでしかやってないので出たとしてもアルビートとリゾーナくらいですかね…ってかあの人声優宮野なんですね。買ってみようかな

147 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 22:42:49.70 ID:zyOu+7rh0

〜次の朝、雲雀鎮守府宿舎リビング〜

吹雪「おはようございます、司令官」

雲雀「うん。早かったね」

吹雪「皆はまだ起きてきてないんですけどね」

雲雀「じゃあ全員が起きてくるまで僕が朝ご飯を作っておくよ」

吹雪「え？司令官料理できたんですか？」

雲雀「まあ少しはね」

吹雪「わ、私もお手伝いします」ﾄﾃﾃﾃ

――

雲雀「」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

吹雪「」ｻｯｻｯ

赤城「ふぁぁ…おはようございます。提督に吹雪さん。もう起きていたんですね」ﾄﾃﾄﾃ

足柄「あら、あなたたちで料理してるの？手伝おうか？」ﾄﾃﾄﾃ

吹雪「司令官の方が早く起きていましたけどね。あ、朝ご飯は私たちで作ってるのでゆっくりしてていいですよ」

雲雀「吹雪、具材は切っておいたからお味噌汁見ておいて」

吹雪「は〜い」

足柄「…なんかすごい異様な絵面ね」

赤城「そうね…」

長門「…ん、何かいい匂いがするな」ﾄﾃﾄﾃ

足柄「あら長門、おはよう。提督と吹雪が朝ご飯を作ってるみたいよ」

長門「…足柄先生、自分はまだ夢を見ているようです」

赤城「現実ですよ、長門さん」

148 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 23:02:45.33 ID:zyOu+7rh0

足柄「後は龍田と島風ね。どっちが早く起きてくるかしら」

赤城「うーん、島風ちゃんは朝が弱いから龍田ちゃんじゃないかしら」

吹雪「島風ちゃんの布団の中にブリザードちゃんを仕込んでおいたので起きたら悲鳴で分かると思いますよ〜」ﾆｺｯ

足柄「あんたまたあの子いじめてるの…」

吹雪「いやあかわいいじゃないですか」

長門「ああ分かるぞ吹雪。あの可愛さは何にも形容しがたい…」

ﾐｷﾞｬｱｱｱｱｱ!!!!!!ｳﾜｱｱｱｱｱｯ!!!!!!ﾅ､ﾅﾆｺﾚﾌﾌﾞｷﾁｬｱｱｱｱｱﾝ!!!!!

吹雪「あ、島風ちゃんが先でしたね」ﾄﾝﾄﾝ

足柄「ほどほどにしなさいよ…」

島風「ちょっと吹雪ちゃん！！！！朝から何してるの！！！！これはさすがに私でも怒るよ！？？？」ﾄﾞﾀﾀﾀ

吹雪「あははごめんね島風ちゃん、こうすれば朝が弱い島風ちゃんでも目が覚ませるかなって思ってさ。とりあえず島風ちゃん寝癖ひどいよ？なおしてきなよ」ﾆｺｯ

島風「もおおおおお！！！！洗面所行ってくる！！！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

長門（かわいい）

吹雪（かわいい）

龍田「島風の悲鳴で目が覚めちゃったわ〜。吹雪ちゃん、あんまりいじめちゃだめよ〜」ﾄﾃﾄﾃ

吹雪「島風ちゃん目覚まし効果抜群ですね。録音して私の目覚ましにしようかな…」

足柄（この子なら本当にやりそうね）

雲雀「後はお米を蒸らせば完成だよ。島風が来たら今日の予定を説明しつつ朝食にしようか」ｼﾞｬｰ

吹雪「はい司令官、お疲れ様です。味噌汁とご飯は私がよそいますね」

雲雀「うん」ﾊﾟｯﾊﾟｯ

149 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 23:31:20.71 ID:zyOu+7rh0

…しばらく後――

みんな「「「いっただっきま〜す！」」」

島風「もう…いくらなんでもあんな起こし方ないでしょ…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

長門「むくれてる島風も可愛いなぁ…うへへ…」

足柄「長門、声に出てるわよ」

龍田「それにしても提督は料理が上手なのね〜♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

赤城「この卵焼きとかふわっふわですね〜♪おいし…」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ

吹雪「私もはじめ司令官が朝ご飯作るって言ったときびっくりしました…」

雲雀「…そろそろ今日の予定を話してもいいかい」

吹雪「あ、はい、どうぞ！」

雲雀「今日は午前中に笹川鎮守府の第一艦隊と演習するよ」

赤城「第一艦隊ってことはあとで第二艦隊とも演習するんですか？」

雲雀「いや、第二艦隊は僕達が第一艦隊と演習している間に綱吉鎮守府の綱吉艦隊と演習だそうだ。彼らは僕達よりも練度が低いからね。指揮は笹川了平の代わりに本土から来てるCEDEFの教官が取るみたいだよ」

雲雀「午後はそこから綱吉艦隊と合流。CEDEFの教官からリングやボックスの実践的な使い方と死ぬ気の炎やボックス兵器を使った相手の対処方法なんかを学んでもらう予定だ」

足柄「死ぬ気の炎を放つ深海棲艦も確認されたしね」

雲雀「うん。じゃあこれを食べたら早速第一演習場に向かうよ」

みんな「「「は〜い」」」

ﾜｲﾜｲ…ｱ､ｵﾐｿｼﾙｵｲｼｲﾜﾈ。ﾎｳﾚﾝｿｳﾉｵﾋﾀｼﾓﾅｶﾅｶｲｹﾏｽﾖ…ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ…

150 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/06(金) 23:57:04.39 ID:uRcG4Zck0

フェイトオブヒート�Vのラストボスは超豪華なあの人だから最後までやるべき
まさかリボーンであの人の声を聴けるとは思わなかったから……誰なのかは自分で確認してみよう
(ゲームの声優が豪華なのはギャラがそこまでかからないからか？)

151 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/06(金) 23:57:11.59 ID:zyOu+7rh0

〜少し後、笹川鎮守府第一演習場前〜

摩耶「よ！良く寝れたか？」

吹雪「はい、それはもうぐっすり寝れましたよ！」ﾆｺｯ

島風「私は吹雪ちゃんのせいで最悪の目覚めだよ…」ｼﾞﾄｯ

長門（ちょっとこわかったから私に抱き付いてくる島風かわいいたまらん）ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

赤城「あの…まだ摩耶さんしか来てないみたいですが…」

摩耶「後のメンツは提督が連れてくるぜ。あいつらねぼすけでよ〜」ﾊｯﾊｯﾊ

ｷｮｯｸｹﾞｰｰｰｰｰﾝ!!!!!

摩耶「お、噂をすれば来たみたいだぜ」

了平「うぉぉぉぉ！！！！！極限に待たせたなああああ！！！！！！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

利根「むぅ…吾輩はまだ眠いのじゃ〜…布団の中に入ってごろごろしていたいのじゃ〜…」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

陸奥「あらあら…あんまりだらけてると筑摩に怒られちゃうわよ」

霧島「私の計算によれば目覚まし時計は確実に鳴るはずだったのですが…まさか一時間間違えてセットしてしまうとは…」

那珂「那珂ちゃんはちゃんと早起きしてたよ〜？でもアイドルはおめかしに時間がかかるんだよ！」

大鳳「はぁ…皆さんを起こして回るこっちの身にもなってください…」

雲雀「来たみたいだね」ﾆﾔｯ

赤城「戦艦が２、航巡が１、重巡１、軽巡１、そして装甲空母が１ですか…なかなか戦いがいがありそうですね」ﾆﾔｯ

足柄「これは…本気で行っても厳しいかもしれないわね」

摩耶「それじゃあ中に入んぞ！審判の人たちも来てくれてるからな」

152 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 00:09:26.63 ID:pmUjTDAy0

〜第一演習場内〜

スクアーロ「う゛お゛ぉ゛い゛！！！！！遅えぞぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛！！！！！！！！」

バイシャナ「…我、耳栓を所望す…」ｷｰﾝ!

雲雀「CEDEFの教官って…君だったのか」ﾆﾔﾘ

了平「スクアーロ！！極限にうるさいぞ！！！！！」

スクアーロ「てめえに言われたくねえぞクソがあぁぁ゛ぁ゛ぁ゛！！！！！」

吹雪（うるせー…）

足柄（めちゃくちゃうるさいわねこの空間）

大鳳（この演習場かなり広いはずなのに声が響いてます）

スクアーロ「ルールはこないだお前らが獄寺鎮守府とやった時と同じだぁ。それじゃあ分かったらさっさと挨拶しやがれぇ゛ぇ゛！！！！」

了平「スクアーロ！それでは我々はルールが極限に分からんぞ！」

スクアーロ「うるせえぞぉ゛！！！！全員かっさばきゃあもれなくおめえらのS勝利だぁぁ゛ぁ゛ぁ゛！！！分かったかぁ！！！！！」

了平「そうか！極限に分かったぞ！お前らも大丈夫だな！」

了平艦隊「「「はいッ！！！！」」」

大鳳「えっ、ちょっ」

了平「それでは並べ！！！！！！」

足柄「長門…あの人たち…」

長門「はい…脳筋…ですね…」

大鳳「えっそれって私もまさか入ってます！？」

153 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/07(土) 00:13:36.47 ID:B/AAUTS40

教官ってか狂官じゃ...

154 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 00:24:13.51 ID:pmUjTDAy0

スクアーロ「それじゃあ只今から雲雀艦隊対笹川第一艦隊の演習を始めるぜぇ…」

スクアーロ「総員整列だぁ！！！！！」

艦娘s「」ﾋﾞｼｯ

スクアーロ「礼ぃ゛！」

艦娘s「「「ﾖﾛｼｸｵﾈｶﾞｲｼﾏｰｽ!!」」」

スクアーロ「お互いの陣地に戻れぇ゛ぇ゛！！！五分後に開始すっぞぉ゛ぉ゛ぉ゛！！！！！」

摩耶「手加減はしねえぞ！」

吹雪「はい、よろしくお願いします」ﾆｺﾆｺ

了平「雲雀ィ！今日こそは貴様をボクシングの道に引きずり込ぉむ！！！！！」

雲雀「君はちょっとうるさいな…僕が黙らせてあげるよ…」

ｼｬｧｧｧ…

赤城「さて、どうしましょうか。」

雲雀「笹川了平は僕が直接相手するよ。前回の演習では艦載機に痛い目にあわされたから空母は出来るだけ早く沈めておきたいな…」

龍田「あ、それなら私が囮になるわ〜。戦艦はなるべく私が引き付けてあげる。その間に足柄さんと長門さんでやっちゃってくれる〜？」

赤城「私は旗艦の摩耶さんを獲ります。今日こそは…活躍して見せるわ」ﾆﾔｯ

吹雪「じゃあ私と島風ちゃんはなるべく二人一組で行動して遊撃しますね」

島風「そうだね。一人になっちゃうとすぐに沈んじゃうかもしれないからね」

スクアーロ「五分経ったぞぉ゛ぉ゛ぉ゛！！！！！！」

バイシャナ「フォホホ、演習、開始！」

艦娘s「！」

155 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 00:47:13.91 ID:pmUjTDAy0

大鳳「優秀な子たち、本当の力を見せてあげて！」ﾄﾞｼｭｯ

大鳳航空隊「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ

赤城「第一次攻撃隊、発艦！皆さん、よろしくお願いします！」ﾊﾞｼｭｯ

嵐の航空隊「ｵﾚﾗﾆﾏｶｾﾛｰ!!!」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

大鳳「嵐属性の死ぬ気の炎！？機動力が段違い…まずい、堕とされる！！！！」

嵐の航空隊「ﾄﾗﾄﾗﾄﾗｧ!!!」

赤城「制空権確保しました！！！！」

摩耶「大丈夫だ！アタシの後ろに隠れてな！！！摩耶様の力、思い知れェッ！！！！」ﾀﾀﾀﾀｯ

赤城「…防空射撃！？制空権は取れたけど艦載機が全部落とされてしまいました…」

吹雪「一筋縄ではいきませんね…それでは作戦通りにお願いします！！！」

雲雀(強化外骨格着用)『行くよ』ｼｭｯ

了平「雲雀ぃぃぃ！！！勝負だぁぁぁぁ！！！！！」ﾀﾞｯ

吹雪「うわぁはっやぁ…あれは近づかない方がいいですね…」

ｷｮｯｸｹﾞｰﾝ!!!!!ｶﾐｺﾛｽ…ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!!!!!

龍田「そうね〜…それじゃあ行くわよ〜。天龍ちゃん、お願いね〜」

霧化けタヌキ「ﾌﾌﾞｷﾃﾞｽ!!!!!」ｼｬｧｧｧｧ

赤城「なるほど、旗艦の吹雪さんに化かせて戦艦の射程内に突出させるんですね」

島風「でもそううまくいくのかなー…ってえ！？」

陸奥「あらあら、一人で来ちゃったの？」全速

霧島「待て待て待てぇ！！！！！私が沈めてやるわよ〜！！！！」全速

利根「MVPは吾輩が取るのだ！！！まだまだ新参者の戦艦には負けんぞ！！！！」全速

那珂「キャハッ、那珂ちゃんの魅力をたたきつけてやるんだから〜！！！」全速

大鳳「えっ皆さんもう少し慎重になられた方がってあれ？」孤立

摩耶「まずい、離れすぎたか…」孤立

龍田「効果はてき面ね〜。怖いくらいだわ〜」

島風「じゃあ私のフレアちゃんにちょくちょく攻撃させるね！行っちゃって！」ｶﾁｯ

ﾋﾟｨｯ!ｳﾜ､ﾂﾊﾞﾒﾅﾉｼﾞｬ!!ﾅｶﾁｬﾝﾆｵﾏｶｾｪ!

足柄「脳筋って怖いわね…よし、このまま長門は吹雪たちと協力して大鳳をやって！私と赤城で摩耶を抑えるわ！」

長門「はい、任せてください！」ﾁｬｯ

吹雪「ブリザードちゃん、出番だよ！」ｶﾁｯ

156 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 01:00:14.77 ID:pmUjTDAy0

〜大鳳対長門、島風、吹雪〜

大鳳「くそっ…脳筋どもはこれだから困る…」

長門「ビッグセブンの力、思い知れ！」ﾌﾞﾝｯ！

大鳳「雲属性の太刀ですか…私と似ていますね」

大鳳「開匣！！」ｶﾁｯ

大鳳「推してまいります…」ﾁｬｯ

ｶﾝｯ!ｷｨｨﾝ!

島風「雲属性の小太刀だ！吹雪ちゃん、私たちも第二ボックスを開匣して援護しよう！」

吹雪「うん。装甲空母には豆鉄砲かもしれないけどやってみよう…開匣！」

大空連装砲ちゃん大「ｷｭｰ!」

大空連装砲ちゃん中「ｷｭｩｩ…」

大空連装砲ちゃん小「ｷｭｩｯ!!!」

大鳳「動く連装砲！？しかも大空属性の炎を纏っている…一発でも被弾したら危険ですね」

吹雪「よそ見してると危ないですよ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ!!!!

大鳳「ぐぅッ！？雲ガントレットの雲属性で増殖した7,7ミリ弾の連射ですか…まとめてもらってしまいました」小破

長門「よし、これならいけるッ！」ｷｨｨﾝ!!!

大鳳（くそっ、これなら沈むのは時間の問題…誰か早く助けに来てくれ！！！！）

157 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 01:11:09.84 ID:pmUjTDAy0

〜摩耶対足柄、赤城〜

摩耶「くそッ！今行くぞ大鳳！」

足柄「させないわよ」

電狐「ｸﾞｫｫｫ」

摩耶「なっ！？」

摩耶「ならこっちから！」

赤城「通しません」

嵐トラ「ｸﾞｫｫｫｫｫ!!!」

摩耶「くっそぉぉぉ…舐めるなぁ！！！！」ｷﾗｷﾗ

摩耶「こいッ！」

晴サイ「ｳｫｫｫｫｫｫ!!!!!」

足柄「でかいわね…」

赤城「そうですね…こいつは私たちのボックスに任せましょうか」ﾁｬｷｯ

足柄「そうね、私たちは摩耶を取るわよ」

摩耶「そう簡単にはさせねえぞ！オラァっ！！！」

158 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 01:41:07.99 ID:pmUjTDAy0

〜龍田対脳筋s〜

吹雪「」ｼｬｧｧｧ

陸奥「なかなか当たらないわねぇ」

利根「吾輩はもうボックスを使って仕留めるぞ！開匣じゃ！」ｶﾁｯ

大空オオワシ「ｸﾞﾜｯ!!!」

利根「行くのじゃ！」

大空オオワシ「」ﾋｭｳｳｳｳ

吹雪「」ｽｶｯ

吹雪「」ｻﾗｻﾗ…

利根「何じゃと！？」

霧島「どうやら化かされたみたいね…」

大空アマツバメ「ﾋﾟｨｯ!!」ｼｭﾝｯ!!!!

那珂「うわっ！？ツバメさんが突っ込んできた！？翼に当たった艤装が風化しちゃった…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

那珂「あれ？みんな？どこ行ったの！？霧が濃くて見えない！！！」ｻﾗｻﾗ…

陸奥「」

那珂「あ、むっちゃん！那珂ちゃんだよ！！！」

陸奥「」ｻﾗｻﾗ…

那珂「あ、あれ！？」

龍田「残念だったわね〜」ｻﾞｼｭｯ

那珂「きゃぁっ！！」大破

那珂「霧属性の幻術だね！？でもこんなんじゃあ那珂ちゃんは沈まないよ！！」ｷﾗｷﾗ

那珂「あれ…？なんで！？晴属性の活性での治療が効かない！？」

龍田「雨の炎であなたの細胞を鎮静させておいたわ〜。おかげで痛みも感じないでしょ？」

龍田「私に支給された二つ目の兵器は雨属性のリングだったわ〜。私はどうやら霧だけじゃなくて雨にも適性があったみたいなの〜。」

龍田「それじゃあおとなしく沈んで頂戴〜。私は吹雪ちゃんみたいに敵をいたぶる趣味はないからね」ﾆﾔｯ

那珂「那珂ちゃんは…こんなになってもっっっ！？」ﾄﾞｵｵﾝ!!

了平艦隊那珂、轟沈判定！

雲雀艦隊１ポイント　了平艦隊０ポイント　

159 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 02:00:32.34 ID:pmUjTDAy0

〜大鳳対長門、島風、吹雪〜

大鳳（くそっ、この３対１はさすがに分が悪い！）

大鳳（加えて向こうの霧が深くて様子がうかがえない…どうやら相手に相当できる術師がいるみたいね）

長門「どうした、考え事か？そんな隙は与えんぞ」ﾌﾞﾝｯ

大鳳「あなたこそ私一人を仕留めるのに時間がかかりすぎてるんじゃないですかッ！」ｷｨﾝｯ!

…ﾘｮｳﾍｲｶﾝﾀｲﾅｶ､ｺﾞｳﾁﾝﾊﾝﾃｲ!

大鳳（何だと！？先手を打たれたか！）

大鳳（なりふり構ってもいられない…ここに旗艦の吹雪がいるのは不幸中の幸いッ！私は沈んでもいいから吹雪だけは確実にしとめる！）

大鳳「…これはなるべくやりたくなかったんだけど」

大鳳「えいっ！」ﾀﾞﾝｯ

長門「距離を取った…か。だがそれだと吹雪たちの弾に当たるぞ？」

大鳳「皆さん…ごめんなさい！」ﾄﾞｼｭｯ！

航空隊「ﾓｸﾋｮｳﾅｶﾞﾄ､ﾂｯｺﾒﾂｯｺﾒｰ!」

長門「この距離で艦載機を放っても大した効果はないぞ！」対空砲ﾀﾗﾗﾗ

長門「なっ、このまま突っ込んでくる！？特攻だと！？」

ﾄﾞｫｫﾝ

大鳳「よし、この隙に装甲の薄い吹雪を一気に叩く！」

吹雪「う、うわっ！」

大鳳「くらえっ！」ﾌﾞﾝｯ

吹雪「そんなぁっ！ダメですぅ！！！」

吹雪「…なんて私が言うと思いました？」ﾆﾔｯ

160 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 02:20:45.99 ID:pmUjTDAy0

大鳳「えっ…？うわっ！！なにこれ！！！」ｼｭﾙﾙﾙ!

吹雪「大鳳さんが追い詰められれば遅かれ早かれ旗艦の私を狙ってくるのは予想できましたからね」

吹雪「あらかじめ私の周囲に増殖させたブリザードちゃんを潜ませておいたんです」

大鳳「…まんまとはめられたってわけですね」

吹雪「そうですよ、あんな稚拙な策に引っかかっちゃうなんてね。あなたが一緒にされるのを嫌がっていた脳筋共と同じですよ！」

大鳳「くそっ、そんなことはないわ！」

吹雪「え？どこが違うんですか？なけなしの艦載機を長門さんに特攻させて、しかもその上あなたは私の思惑通りに動いてくれたんですよ？」

吹雪「冷静なふりをしてすぐに頭に血が上っちゃうんですね。立派な脳みそ筋肉ですよ、あなたは」

大鳳「」ｷｯ

吹雪「あははははその顔だよ！その絶望と殺意に満ちたその表情が見たかったんだよ！！！でもお前にはどうすることもできない！！！！悔しいよなぁ！！！！」

吹雪「でもね、お楽しみの時間はまだまだこれからだよ。ペチャパイの大鳳サン♪」ｼﾞｬｷｯ

大鳳「あなたにペチャパイって言われたく…へぶっ！？」

ｳﾜｱｱｱｱ!!!!!ﾅ､ﾅﾆｽﾙﾉ!!!ｱｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ!!!!!!ｲｲｿﾞｿﾉﾁｮｳｼﾃﾞﾅｹｪ!!!!

長門「…島風、あれは見ちゃだめだぞ」大破

島風「長門さん？前が見えないよ！？どうなってるの！？」

161 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 02:55:55.44 ID:pmUjTDAy0

〜足柄、赤城対摩耶〜

足柄「なかなか…やるじゃないッ！」小破

赤城「まさかここまでとは…」中破

摩耶「ハァ…ハァ…おめえらもしぶといな。アタシに格闘戦挑んでここまで持ちこたえられたのは提督以来初だぜ」小破

足柄「重巡では私が一番強いと思ってたんだけどねッ！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ

赤城「隙ありです！」ﾌﾞﾝｯ

摩耶「おわっ！痛えじゃねえか！」大破

摩耶「だけどな、この摩耶様を沈めるには火力不足なんだよ！」ｷﾗｷﾗ

摩耶「高速治癒全開ッ！」ﾌﾞﾜｧｧ

赤城「そんな…？」

足柄「傷が回復した…ですって！？」

摩耶「うしッ、これでまた戦える！」ほぼ無傷

赤城「何て炎圧と回復力…」

足柄「これは…貧乏くじを引いてしまったみたいね」

ー了平艦隊大鳳、轟沈判定！
雲雀艦隊2ポイント　了平艦隊0ポイント

足柄「…！長門たちがやったみたいね」

摩耶「マジか…大鳳が…」

摩耶「こりゃあここで足止め食らってる場合じゃねえな…決めさせてもらうぜ！」

摩耶「行くぜっ！提督直伝ッ！」ｼｬｼｬｼｬｯ

足柄（急に今までと違う不規則な動き！？）

足柄（晴属性の活性の力で艤装の推進力を増しているのかっ！）

摩耶「まずは、お前だぁぁぁぁ！！！」

足柄（まずい、動きを見切れない！）

摩耶「サンシャインストレートぉ！！」ﾄﾞｺﾞｫｫｫ!!!

赤城「足柄さんっ！？」

足柄「」轟沈判定

摩耶「よそ見してる暇はねえぞ！ラッシュだぜオラァ！！」ﾄﾞｺﾞﾄﾞｺﾞ

赤城「うぐっ…」

ﾄﾞｵｵｵﾝ!!!!

雲雀艦隊足柄、赤城、轟沈判定！

雲雀艦隊2ポイント　了平艦隊2ポイント

162 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 03:26:25.92 ID:pmUjTDAy0

〜龍田対脳筋s〜

ﾑﾂ!ｿｯﾁﾆｲｯﾀｿﾞ!ｱﾗｱﾗ…ﾄﾞｺﾆｲﾙﾉｶｼﾗ?

龍田（あとはこのまま霧に隠れてやり過ごせるかなんだけど〜）

龍田（広範囲に霧を出しすぎてガス欠気味なのよね〜）

利根「ん？霧が薄くなってきたみたいじゃぞ？」

霧島「あ、いました！2時の方向です！」

陸奥「随分と遊んでくれるじゃない」ﾄﾞｵﾝ

龍田「まあ、こうなるわよね〜」ｻｻｯ

摩耶「おめえが術師だな？行けえッ！」

晴サイ「ｸﾞｵｵｵｵｯ！！」ﾄﾞｺﾞｵﾝｯ

龍田（…！？全くの死角から来たから避けられなかった！！）

龍田「これは悪いもらい方をしたわね〜…痛いじゃない…」大破

摩耶「うしっ、次で仕留めるぜっ！」

霧島「これでバッチリ見えます…仕留めるわよ〜」ｶﾁｯ

陸奥「お遊びはこれで終わりよ」ｶﾁｯ

利根「吾輩の砲撃をくらうのじゃ！」

龍田「まあ、今までよくやった方よね〜」

龍田「皆、あとは任せ…ってえ？」

島風「龍田さんはやらせないよ！」

連装砲ちゃんズ「「「ｷｭｰ!」」」

吹雪「あなた達もすぐに大鳳さんと同じようにしてやりますよ」ﾆﾔｯ

長門「足柄先生の敵はこの長門が取る！」ﾁｬｷｯ

摩耶「なるほど、総力戦ってわけか」

陸奥「面白いじゃない」ﾎﾞｳｯ

霧島「私はそっちの方が性に合ってるわよッ！」ﾎﾞｳｯ

利根「目にものを見せてやるぞ！」

龍田「みんな、頼りになるじゃない〜」ﾁｬｯ

ｷｮﾘ､ｿｸﾄﾞ､ﾖｼｯ!ﾜﾀｼﾆﾊﾀﾞﾚﾓｵｲﾂｹﾅｲﾖｯ!ﾜﾀｼｶﾞｷｯﾄ､ﾔｯﾂｹﾁｬｳﾝﾀﾞｶﾗ!
ﾜｰﾜｰ!ﾄﾞｵｵｵﾝ!!!

…………………

163 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 04:08:44.85 ID:pmUjTDAy0

スクアーロ「う゛お゛ぉ゛い゛！演習終了だぁ゛ぁ゛ぁ゛！」ﾋﾟｰ!!!

了平「」ﾆﾔｯ

雲雀「…？時間はまだ残っているはずだよ」

バイシャナ「小僧、後ろをよく見るのだ」

霧島「思ったよりかかってしまいました」小破

陸奥「まあ勝ったんだし良かったじゃない」中破

摩耶「相手も結構良かったけどな。あの足柄の格闘なんか正直ヤバかったぜ」無傷

利根「ふう、疲れたのじゃ…」中破

スクアーロ「お前の艦隊は全滅だぁ゛ぁ゛…」

雲雀「！？」

スクアーロ「お前は笹川との打ち合いに夢中になりすぎた…」

スクアーロ「笹川は自分の艦隊がお前の艦隊に勝てることを初めから見込んでお前との一騎打ちに望んだんだぁ゛…そうだろ？」

了平「あぁ。だが俺の第一艦隊と言えども、雲雀の戦闘能力を活かして遊撃されたら敗北も極限にありえた」

了平「だから初めから俺との殴り合いに望むように極限に挑発したんだ」

雲雀「…………」

スクアーロ「艦隊の指揮官たるもの、自分の艦隊の動きは常に把握しなけりゃならねぇ゛…」

スクアーロ「だが小僧、お前は自分の艦隊の動きを見もせずに笹川との殴り合いに夢中になっちまった…」

スクアーロ「その時点で今回の演習は笹川の作戦勝ちだったんだぁ゛…」

雲雀「…………」ｽﾀｽﾀ

了平「あっおい雲雀、どこへゆくのだ！」

雲雀「一人になりたいだけさ。午後の講習にはちゃんと参加するよ」ｽﾀｽﾀ

スクアーロ「…行ったかぁ゛…」

バイシャナ「あの小僧、声が震えていたな」

了平「あいつは誰よりも負けず嫌いだからな…だが俺は、あの男が敗北を糧にして成長できる極限に器の大きい男だと言うことを知っている！」

スクアーロ「だからこうやって自分の足りねえところを自覚させたってわけだなぁ゛」

了平「おう！あいつはじきにこの課題を乗り越えて極限に大きな男になって帰ってくるぞ！」

164 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 04:11:11.00 ID:pmUjTDAy0

今日はここまでです。ついに雲雀さんが自分の弱点を自覚しました。それにしても極限に眠いぞ…
あとは頑張ってキャラ設定を書いて投下して終わりにします。

165 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 04:31:57.09 ID:pmUjTDAy0

ャラクター紹介

・笹川了平
極限にハイテンションな元ボクシング部部長。ボクシングの世界チャンピオンを目指してトレーニングをしていたが、パオパオ老師に南国に行って修行をすれば効果てきめんだとそそのかされて他の守護者より一足先にラバウルへ着任した。艦隊を実際に指揮することで結果的に周りを見れる器の大きい男として成長し、艦娘からの厚い信頼を集めている。何気に西南方面の深海棲艦を一人で抑えている凄腕の提督でもある。ちなみに摩耶とはケッコンカッコカリ済だが恋愛感情はない

・バイシャナ
10年後で了平に命を取られなかったことに感動して白蘭と同じタイミングでボンゴレに入社、了平がラバウルで提督をやっていることを知るやいなやそのままラバウルへ赴任したが、肝心の了平はそもそも10年前の姿でバイシャナと戦っていなかったため感謝されても意味がわからない様子だった。
艦娘に自分の技術を教える合間にカレー屋を開いている。その本格的な味がカレー好きな艦娘に受けて店は連日大繁盛、ラバウルの飲食店でもナンバーワンの売上を上げている。

・スクアーロ
雲雀と白蘭の特殊部隊に仕事を奪われすぎて暇になったため、一年前にヴァリアー総出で綱吉にちょっかいを出したところ、前科のあるXANXASのせいでクーデターだとみなされて雲雀と白蘭たちにボコボコにされてそのままボンゴレ外部のCEDEFの管理下に置かれた。CEDEFでの待遇は悪くないため不満はないらしい。髪はこの三年でかなり伸びた。

166 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/07(土) 04:51:20.71 ID:B/AAUTS40

乙
面倒なだけかもしれないがクロスしてるんだしチョイスや虹の代理戦争のウォッチ破壊等の特別ルールでの演習も見てみたい

167 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 04:52:04.00 ID:pmUjTDAy0

続き

・瑞鶴
綱吉鎮守府でメインアタッカーとして活躍する五船戦の急に踊りだす方。元々加賀には憧れを抱いていたが、素直になれずにいた。綱吉に説得されて以来は一気に素直になりちょっとレズっぽくなって別の意味でやばくなっている。加賀さんは卑しい女ずい…。
属性は二番艦の中では比較的稀な大空。

・加賀
綱吉鎮守府でメインアタッカーとして活躍する一航戦の演歌がうまい方。元々瑞鶴のことは顔から性格まで含めて全部かわいいと思っていたが、素直になれずにいた。綱吉に説得されて以来は一気に素直になり…というわけではないがかなり心は開いてオープンに接している。瑞鶴と結婚願望があるガチレズだがそれを正直に話すと引かれると思っている。
属性は雨。最近雨の炎の鎮静を使って瑞鶴を無抵抗な状態にしてそのままgo to heavenするという夢を見た。

・榛名
綱吉鎮守府の苦労人。苦労人繋がりで球磨や雷とは比較的早い段階で仲良くなれた。他の金剛型の姉妹が自分の鎮守府に着任してこないのが悩み。
属性は雲。実はソフトM。

・伊勢
綱吉鎮守府の普通な人。瑞雲をやたらアゲる以外は常識人であり割と榛名と話が合う。綱吉のバイパー死ぬ気モードを覗き見したことがある綱吉鎮守府唯一の艦娘。そのことを他の艦娘に話したりしてみたが全く信じてくれなかったらしい。
属性は大空。綱吉みたいに空を飛びたい願望があるが今の所叶えられていない。

168 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 05:24:55.16 ID:pmUjTDAy0

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169 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 05:33:09.89 ID:pmUjTDAy0

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170 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/07(土) 06:09:16.15 ID:pmUjTDAy0

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171 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/07(土) 08:56:55.62 ID:OuN8dA890

一度でいいから天野絵の艦娘たちが見たいと思うの俺だけかな？
天野先生なら元を崩さずにかわいいかけそう

172 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 13:09:33.70 ID:pmUjTDAy0

続き

・摩耶
笹川鎮守府の初建造艦。了平とのスパーリングが楽しすぎて毎日五時間くらい付き合っていたらいつの間にか練度がカンストしていた。ちなみに練度がカンストした艦娘はすべての艦隊でこの摩耶様と山本鎮守府の時雨のみ。また、格闘能力は了平のおかげで艦娘としては最高レベルに練り上げられているため、実はすべての艦隊で一番強い艦娘なんじゃないかという噂がある。
元々了平とは仲が良い友達のような関係だったのだが、指輪を渡されて以来は少し異性として意識してしまっている。
属性は晴。日々の修練のおかげでかなり密度の濃い炎を練りだせる。

・利根
笹川鎮守府の古参艦。最近、朝になると筑摩に無理矢理布団をはがされるのが悩み。練度は９９。ケッコンカッコカリはしていないため伸びしろはないのだが、本人はまだ成長し続けている気でいる。名実ともに笹川鎮守府のナンバーツーなのだが威厳がなさ過ぎるため後輩の戦艦たちにかわいがられている。
属性は大空。摩耶と同様密度の濃い炎を練りだせる。少し脳筋気味。

・那珂
笹川鎮守府の古参艦。アイドルを目指しているが最近ボクサーもいいかなと思い始めている筋肉系女子。摩耶ほどではないが了平とのスパーリングによく参加しているため格闘のレベルは足柄と同じくらい高い。基本的にかなり強いはずだが、脳みそまで筋肉系女子でもあるので幻術にやたら弱い。演習で圧倒的に格下であるはずの龍田に瞬コロされたことを少し気にしている。
属性は晴。ﾅｶﾁｬﾝｽﾏｲﾙｰ☆彡

・陸奥
なぜかラバウル鎮守府に初めからいた長門型戦艦二番艦。り陸奥たかとの関係性は不明。了平は着任してきた当初、彼女を後方支援担当の大淀的な艦娘だと勘違いしていたが、ある日試しにスパーリングをしてみたらかなり強いことが判明。それ以来第一艦隊に籍を置いている。
属性は嵐。結構脳筋気味

・霧島
了平に腕相撲大会で勝ったことがきっかけで第一艦隊に配属された。第一艦隊の中では新参であり練度が割と低い方だが持ち前の脳筋さで無理矢理乗り切っている。頭脳派に見せかけたひどい脳筋である。座右の銘は力こそパワー！
属性は嵐だが、殴った方が強いのでリングもボックスもあまり使っていない

・大鳳
第一艦隊では一番の新参であり常識人。おかげで肩身が狭い。
吹雪にトラウマを植え付けられた三人目の艦娘。吹雪に脳筋と言われて以来、実は自分もそうなんじゃないかと自問自答を繰り返してるおかげで少々鬱気味。
属性は雲。それなりに格闘レベルは高いが自分の鎮守府では自分のように剣を振って戦う艦娘は少数であり鍛える機会がなくて困っている。

173 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 13:15:26.52 ID:pmUjTDAy0

良かった書き込めた！
昨日はなんか回線の調子がクソ悪かったのでこれだけ投稿できなかったんです…
今日中の投下はたぶんありますが、始めるとしたらもう少したってから始めます。

>>166
あーそれめっちゃ面白そう！正直その発想はなかったですごめんなさい。今後はそんな形でやるかもです。

>>171
天野先生女の子あんまり書かないですけど結構得意ですよね。漫画家艦娘シリーズはいろんな人で見てみたいですね

174 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/07(土) 14:14:50.07 ID:Z4pV/PGOo

ツナは死ぬ気の到達点出すのかな
あとツナに対する獄寺の呼び方ってどうなってるんだろ

175 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/07(土) 16:05:39.13 ID:OuN8dA890

>>173
1/8から放送されるエルドライブを>>1は知らない？
メインキャラに女性キャラがいるから天野先生の女キャラのうまさがうかがえる

176 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/07(土) 21:07:18.28 ID:pmUjTDAy0

>>174
呼び名はいろいろ紆余曲折があって結果的に10代目で落ち着いています。

>>175
初めて知りました！明日からですか…めちゃくちゃタイムリーですね。時間に余裕があったらチェックしてみます！

それでは始めます。

177 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 22:07:22.72 ID:pmUjTDAy0

〜笹川鎮守府、雲雀艦隊の宿舎〜

吹雪「は〜完膚なきまでにやられましたね〜」

龍田「純粋に力負けしたって感じがするわね〜」

足柄「私が格闘戦で遅れを取るなんてね…まだまだ鍛えがいがありそうだわ」

赤城「あの摩耶はすさまじかったわね…」

長門「格闘、砲撃、炎の密度、どれをとっても一級品だったな」

島風「まあでも楽しかったよね！午後も頑張ろ！」ｶﾞﾁｬ

雲雀「…」

吹雪「あ、司令官、帰って来てたんです…ね？」

雲雀「…」ﾑｯｽｰ

島風（すっごい機嫌悪そうだよ…）ﾋｿﾋｿ

赤城（私たちが時間内に全滅してしまったせいで充分に戦えなかったので不完全燃焼気味なんでしょう）ﾋｿﾋｿ

長門（どうする？謝っておくか？）ﾋｿﾋｿ

龍田（それが良いと思うわ〜。あんなに機嫌が悪そうな姿見たことないし〜）ﾋｿﾋｿ

吹雪（わ、わかりました）ﾋｿﾋｿ

178 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 22:16:46.80 ID:pmUjTDAy0

吹雪「あ、あの、司令官！」

雲雀「ああ君たち、もう帰ってきたんだ…」ｸﾙｯ

吹雪「は、はい…高速修復材を使ってもらったので…」

吹雪「それよりも司令官、今日は申し訳ありませんでした…」ﾍﾟｺｯ

雲雀「…？君たちが何かしたのかい？」

吹雪「司令官の機嫌が悪そうに見えたので…私たちが司令官が戦っている間に全滅してしまったのでそれかなと…」

雲雀「ああそれか…」

雲雀「僕が機嫌を悪くしていたのは自分自身にだよ。君たちの指揮官なのに全く周りを見れていなかった不甲斐無い自分にね」

雲雀「だから君たちが謝る必要はないよ。むしろ謝らないといけないのは君たちを見ていなかった僕の方だ」

足柄「やけに素直じゃない。でも今回の敗北はあなただけの責任じゃないわよ」

雲雀「分かっているさ。…でも一番変わる必要があるのは僕だと思い知らされたからね」

吹雪「司令官…」

雲雀「…赤ん坊と話をして滞在するのを一日長くしてもらった。明日、本来は予定していなかった綱吉鎮守府の艦隊との演習を入れておいたよ」

雲雀「今日得た反省はそこで活かそう。徹底的に噛み殺すよ」

みんな「「「はいっ」」」ﾋﾞｼｯ

雲雀「それじゃあ君たちは昼食を食べた後に第一演習場に集合ね。僕はもう行ってるから」ｽﾀｽﾀ

吹雪「はい司令官！それではまた後で！」

雲雀「」ﾊﾞﾀﾝ

島風「提督さん…なんか変わったね」

長門「一気に提督らしくなったな」

足柄「それだけ負けたのが悔しかったんでしょ」

龍田「敗北は人を成長させるからね〜」

吹雪「私たちも提督に置いていかれないように頑張りましょう！」

島風「うん！じゃあまず今日の反省からだね！！」

赤城「あの〜…その前にお昼にしませんか…？」ｸﾞｩｰ

足柄「それもそうね…じゃあ外に出ましょうか」

ﾜﾀｼｱﾉｶﾚｰﾔｻﾝｶﾞｲｲ!ﾍﾞﾂﾉｵﾐｾﾆｼﾏｾﾝｶ?

………

179 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 22:36:25.20 ID:pmUjTDAy0

〜一時間後、第一演習場〜

了平「集まったな！！！！」

パオパオ老師「午後からは本土から来てもらったCEDEFの教官たちと一緒にリングやボックスの実践的な使い方と、リングやボックスを使って戦う相手の対処法を学んでもらうぞ」

バジル「CEDEF所属のバジリコンです！綱吉鎮守府の皆さん、先ほどはお疲れ様でした！気軽にバジルと呼んでください！」

球磨「さっきウチの提督と飛んで戦ってた人クマ」

雷「っていうかあれって本当に司令官だったの…！？」

スクアーロ「CEDEF暗殺部隊ヴァリアー所属、スクアーロだぁ」

パオパオ老師「こいつらはこう見えて歴戦の戦士だぞ。リングやボックスの扱いに関してはおめーらの提督にも引けを取らねえからな。話はしっかり聞けよ」

艦娘s「「「はーい」」」

180 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 23:05:33.44 ID:pmUjTDAy0

バジル「まず皆さんは死ぬ気の炎の特性について理解していますか？」

摩耶「晴の活性とかそういうモンか？一通り提督からは教えてもらったぜ？」

バジル「そうですね。ですが、死ぬ気の炎は他の属性を持つものと連携してお互いの特性を生かしてこそ真価を発揮します」

スクアーロ「お互いの属性のことをより深く理解していれば即席のコンビネーションでも敵に致命傷を与えることが出来る」

バジル「それを今からお見せしようと思います」

バジル「嵐属性のアニマルボックスを持っている方はいますか？」

赤城「はい。この子です」ｶﾁｯ

嵐トラ「」ｸﾞｫｫｫ

バジル「いいですね…それと、雷属性の方はいらっしゃいますか？」

足柄「私でいいかしら？」

バジル「はい。それではできる力で最大限のバリアを張ってみてください」

足柄「」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

足柄「これでいい？」

バジル「はい。それではあなたの嵐トラで雷の盾を貫けるかどうか試してみてください」

赤城「はい。炎圧最大ッ！！！行けえっ！！！」

嵐トラ「ｸﾞｵｵｵｵ!!!!」

ﾊﾞﾁｰﾝ!!!!

足柄「普通に跳ね返せたわね」

バジル「雷属性の硬化は全属性最硬を誇りますからね。嵐の分解といえど一筋縄ではいきません」

バジル「ですが、ここで雨属性の鎮静を考えてみます」

利根「雨属性じゃと？嵐の分解で貫けぬならほかの炎でも無理ではないのか？」

榛名「ましてや攻撃力が高いとは言えない雨属性では言うまでもないと思うのですが…」

181 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 23:25:00.12 ID:pmUjTDAy0

バジル「いえ、考え方を変えるんです。アルフィン！」ｶﾁｯ

アルフィン「ｷｭｳｳｳｳｳ!!!」

島風「あ、イルカさんだ！！」

バジル「拙者のアルフィンは知能が高いため他のボックスとの連携をとることが出来ます」

バジル（アルフィン、あの嵐トラとブレインコーティングだ）

アルフィン（ｷｭｳｯ）ｸﾞｯ!

赤城「私の嵐トラと何かでつながっている？」

バジル「はい。これであなたの嵐トラとの連携技が使えます」

バジル「それでは雷の人、もう一度バリアを張ってみてください」

足柄「ええ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

バジル「それでは…行きます！！！」

嵐トラ「ｸﾞｫｫｫｫ!!!」

足柄「雨属性の炎を纏ったわね。でも貫けてないわよ」

バジル「いいえ、よく見てください」

足柄「…！？雨の炎でで雷属性の硬化を鎮静させてから嵐の炎で分解している！？」

足柄「徐々に押されているわね」ｸﾞｸﾞｸﾞ

スクアーロ「そろそろだなぁ゛」

ﾊﾟｷﾝｯ!!!!

赤城「足柄さんのシールドが…」

足柄「破られちゃったわね…」

バジル「これが性質の違う炎の連携の一つの例です」

ｵｰｽｹﾞｰ!!!!ﾜｰﾜｰ、ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

バジル「え、えへへ…」ﾃﾚｯ

スクアーロ「ゆるんだ顔してんじゃねえぞぉ゛ぉ゛！！」ｺﾞｽｯ!

バジル「痛っ！？スクアーロ殿、かたじけない…」

パオパオ老師「こんな感じでいろんな具体例を教えていくからな。お前らも何か考えついたらやってみろよ」

艦娘s「「「ﾊｰｲ!!!」」」

瑞鶴「加賀さん、私たちもできるんじゃないですか！？」ﾆｺﾆｺ

加賀「そうね瑞鶴、さすがに気分が高揚します」ﾜｸﾜｸ

182 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/07(土) 23:52:16.82 ID:pmUjTDAy0

……６時間後―――

バジル「はい、皆さんお疲れ様でした！これで今日の講習は終了します」

艦娘s「「「ありがとうございましたー！」」」

足柄「はぁ…さすがに疲れたわね…」

吹雪「そうですね。得るものは多かったと思いますよ」

赤城「まさか各鎮守府の提督と模擬戦をするとは思いませんでしたが…皆さん凄かったですね」

島風「雷ちゃんのところの沢田さんすっごい強かった〜！！私もあんな風に大空の炎を自在に使えるようになりたいな〜」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

雷「ウチの司令官は頼りがいがないはずなのに…何なのよあれ…かっこよすぎるじゃない…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

球磨「やっぱあの提督でよかったクマ。今日からボスって呼ぶクマ」

摩耶「でも強さで言ったらお前らのところが一番えげつなかったけどな。まさか瞬殺されるとは思わなかったぜ」

龍田「今日は容赦なかったわね〜。いつもより伸び伸びと戦ってたわ〜」

長門「ああ…いつもはあれで手加減されていたんだな…」

利根「さっきの演習で戦わなくて良かったのじゃ…」

大鳳「そうですね。あれほどの機動力と戦闘力で遊撃されたらたまったもんじゃなかったですね」

吹雪「とりあえず明日もありますし今日はもう戻りましょうか…」

島風「うん。雷ちゃんたちまたね〜！！！」

龍田「ふふ、また明日ね〜」ﾌﾘﾌﾘ

183 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/07(土) 23:54:57.45 ID:pmUjTDAy0

とりあえず眠さが限界なんであまり進みませんでしたが今日はここまでにします。笹川鎮守府編ちょっと長引いてますね。今しばらくお付き合いください…
いくつか書きたい番外編もあるので明日以降はそっちを書いてからの本編投下になるかもです。それでは

184 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/07(土) 23:59:00.20 ID:B/AAUTS40

乙　忠熊が誕生した

185 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/08(日) 05:26:42.89 ID:9rt3IoQIo

頭では分かっているんだが笹川鎮守府と聞くと「千葉県かな？」と思ってしまうｗｗ

186 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/01/08(日) 13:02:35.00 ID:8w03UHrZ0

リボーン2期してほしいけど、青エクみたいに声優陣そのまま続行とかいかなさそう
"もしも"するとしてもエンマ：内山昂輝は実現してほしい。ボイスコミックじゃんあまり聞けなかったし

187 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/08(日) 14:39:03.78 ID:aNsL9my10

朝にちょっと書いた番外編を投下します。それでは行きます

188 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/08(日) 14:40:09.83 ID:aNsL9my10

・番外編、艦娘たちのサイコパス検診

〜ある日、綱吉鎮守府〜

綱吉「サイコパス検診…？」

リボーン「ああ。危険思想のある艦娘はマークする必要があるからな」

綱吉「まあいいけど…それ誰がやるんだ？」

リボーン「外部から専門家を呼んできたぞ」

雷「連れてきたわよ！」

常守「公安局刑事課監視官の常守朱です！」

宜野座「同じく執行官の宜野座伸元です」

綱吉「よ、よろしくお願いします！」

189 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 14:40:39.02 ID:aNsL9my10

〜雲雀鎮守府、島風の場合〜

宜野座「あなたは今、ある人を恨んでいます」

島風「うん」

宜野座「そしてあなたはある日、その人の家に忍び込んでその人を殺しました」

島風「私人殺しなんてしないよ〜…」

宜野座「あなたはその時、その家にいた無関係な子供やペットも殺しました。何故ですか？」

島風「え〜？見つかると面倒だからじゃないの？」

宜野座「わかりました、ありがとうございます」

島風　犯罪係数25

190 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 14:41:19.58 ID:aNsL9my10

〜綱吉鎮守府、加賀の場合〜

常守「あなたはある人を殺してしまいました」

加賀「出だしから物騒ね」

常守「テストですから…続けますね」ｱﾊﾊ

常守「あなたは慌てて処理をして、あとは死体を捨てるだけとなりました」

常守「自分一人でも捨てられるのですが、あなたは知人に泣きついて一緒に処理してもらいました。なぜですか？」

加賀（一人で捨てるのが面倒だったからでしょうか。）

加賀（いやでも、仮に私が泣きつくとしたら瑞鶴…瑞鶴にこの状況で泣きつく理由なんて1つしかありません）

加賀「他人に話せない秘密を共有してその人との中を深くするためかしら」

常守「なるほど…ありがとうございます」

常守（少し要注意ですね）

加賀　犯罪係数91

191 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 14:41:51.98 ID:aNsL9my10

〜獄寺鎮守府、夕立の場合〜

宜野座「あなたには日常的に暴力を奮ってくる彼氏がいます」

夕立「そんなやつ返り討ちにしてやるっぽい」

宜野座「あなたはある日、あなたの友達がその彼氏と一緒に街を歩いてるのを見かけました。その晩、あなたはその友達を殺してしまいました。何故ですか？」

夕立「うーん…なんかムシャクシャしてっぽい。喧嘩相手を取られるのはつらいっぽい」

宜野座（特徴的な語尾に高い暴力性…回答自体は問題ではないが注意が必要だろう）

夕立　犯罪係数104

192 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 14:42:18.74 ID:aNsL9my10

〜笹川鎮守府、摩耶の場合〜

常守「家であなたが一人でいるところ、宅配便が来ました」

常守「あなたがドアを開けてみると、配達員が立っていましたが、よく見ると手にナイフを持っています。あなたは次にどうしますか？」

摩耶「まあまずは素早くナイフを持ってる方の手を抑えちまうだろ？」

摩耶「そしたらそのままその手を後ろに捻って床に押し倒す」

摩耶「そっから話を聞くって感じだな」

常守（暴漢の対処方法を聞いたわけじゃないんだけどな）

摩耶　犯罪係数72

193 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/08(日) 14:42:43.74 ID:8w03UHrZ0

妥協ができなかったころのギノか

194 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 14:42:53.88 ID:aNsL9my10

〜雲雀鎮守府、吹雪の場合〜

宜野座「あなたは激しい頭痛に襲われました。痛くて立っていられないほどのです。その際に、近くにいた友人が心配してくれましたが、あなたはその友人をすぐに殺してしまいました。なぜですか？」

吹雪「殺せば気が紛れるからじゃないですか？悲鳴を聞けば痛みが和らぐ気もしますしね」ｻﾗｯ

宜野座「…常守監視官」ﾁﾗｯ

常守「はい、分かってます…次は私が質問します。あなたはヒッチハイクをしている女性を拾いましたが、その女性は無礼で不愉快極まりない人間でした。」

常守「あなたはその女性を懲らしめたくなりましたが、何もせずに家まで送り届け、その場を去りました。なぜですか？」

吹雪「うーん、まあその時にやってしまうと見ている人がいたりしてあとあと面倒かもしれないですからね。私なら後日その人の家にまた向かいます。」

吹雪「互いに顔見知りなので家の中にはわりと簡単入れてもらえると思います。そこでやっちゃいますね。」

吹雪「その家に家族とかがいたとしたらその人を痛めつけるいい材料にもなりますし、一石二鳥です」ﾆｯｺﾘ

常守「」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

宜野座「」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

吹雪　犯罪係数325

195 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/08(日) 14:45:56.91 ID:aNsL9my10

以上です。ちなみにこの世界にシビュラシステムは存在しません。朱ちゃんたちは今後もチョイ役で登場するかもです

>>193
眼鏡外してる宜野座さんが好きなんで執行官にしました。宜野座さんは穏やかになってからも職務には忠実な感じがするのでこんな感じです。

196 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/08(日) 16:55:41.77 ID:Q3bDH0lOo

吹雪はどうしてこうなった…

197 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/08(日) 18:28:54.13 ID:aNsL9my10

ご指摘通り今回の演習はいろいろいじくってみました。それでは投下します

198 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 18:30:00.14 ID:aNsL9my10

〜次の日、笹川鎮守府第一演習場〜

リボーン「集まったなおめーら」

リボーン「今日はヒバリが直接頭を下げてきたから本来の予定からは外れて特別に演習を行うぞ」

摩耶「審判はこのアタシがやってやるぜ！」

バジル「よろしくお願いします！」

綱吉「ヒバリさんの艦隊と演習か…昨日は何とか勝てたけど大丈夫かな…」

球磨「ボスなら大丈夫クマ」

雷「私たちもいるからね！」

雲雀「負けるつもりはないよ」ｷﾞﾗｯ

綱吉鎮守府の皆様（（（こ、怖え…）））

バジル「今回の演習は普段とは趣向を変えて行います」

リボーン「おめーらはこれをつけてくれ」

綱吉「これは…バトラーウォッチにボスウォッチ！？」

バジル「司令官はこれです」

雲雀「時間が書かれているね…あの時のアルコバレーノウォッチに似ているな」

リボーン「今回はおめーらがあん時のアルコバレーノだ。基本的に演習の途中での戦闘は禁止するぞ」

バジル「ですが、プレゼントプリーズの掛け声でその提督ウォッチから綱吉殿たちのボンゴレギアが射出、2分間の制限付きで戦闘を許可します」

綱吉「なぁっ！？ボンゴレギアって俺たちの決戦兵器として保管されてたんだろ！？勝手に持ち出していいのかよ！！！」

リボーン「たまには遊びも全力でやれってことだ」ﾆﾔｯ

雲雀「早く始めようよ」ｳｽﾞｳｽﾞ

リボーン「まぁ待てヒバリ、まだフィールドのチョイスとボスウォッチをつける奴が決まってねーぞ」

199 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 18:31:19.36 ID:aNsL9my10

綱吉「チョイス…？このゲームはチョイスなのか？」

リボーン「遊び心でそういう要素も入れてみたぞ。まずはこのカードを引け」

綱吉「う、うん」ｻｯ

雲雀「…」ｻｯ

リボーン「これで今回のボスが決まったな。綱吉艦隊は球磨、雲雀艦隊は長門だぞ」

球磨「クマっ！」

長門「む、私か」

リボーン「おめーらのボスウォッチが破壊されたら負けだからな。次にフィールドをチョイスするぞ」

リボーン「今回のフィールドのチョイス権はツナに与えてやるぞ。超炎リング転送システムでフィールドに移動するがその時の火種はおめーだからな」

綱吉「そんなもんまで持ち出してるのかよ…」ｽｯ

綱吉「あ、雨だね」

バジル「それでは参ります！沢田殿、炎をお願いします！」

綱吉「う、うん」ｺﾞｸｯ

超死ぬ気ツナ「はぁぁぁぁっ！！！！」ﾎﾞﾎﾞｳｯ!

リボーン「久々の死ぬ気の到達点だな」ﾆﾔｯ

雲雀「ワオ…こんなのを隠し持っていたなんてね」ﾆﾔｯ

雷「私の司令官が…私の知っている姿からどんどんかけ離れていくわ…！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

伊勢「ね！嘘じゃないって言ったでしょ！！！」

バジル「もうそろそろ飛びます。皆さん、衝撃に備えてください！」

みんな「「「！！！」」」

ﾋﾟｶｯ!!!!

200 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 18:54:43.69 ID:aNsL9my10

〜雨のフィールド〜

島風「うわぁ…広い…」

赤城「ずっと雨が降り続けていますね…これでは艦載機の発着艦は困難でしょう」

龍田「この広さで索敵が無理となると…レーダーをあてにしての遭遇戦が主体になりそうね〜」

足柄「ええ。雨のせいで視界が悪いし…敵の位置を探るのはソナーが頼りになるわね」

吹雪「長門さんと司令官はここで待っててもらった方がいいですよね。長門さんの時計が壊されたら負けですし」

長門「ああ。敵もそれは変わらないだろうから基本的に5対5の戦いになるだろう」

リボーン『うまく転送されたな』

赤城「放送ですね。どこからでしょう…」

摩耶『相手のボスの位置は開戦と同時にその時計に備え付けられているマップに表示されるからな』

バジル『また、死ぬ気の炎を出したらその位置も表示されるようになります。戦う際は位置がバレバレになりますから気を付けてくださいね』

雲雀「なるほど…じゃあボックス兵器が囮に使えるね。ボックス兵器は僕が指示した位置でそれぞれ展開してよ」

雲雀「それで君たちは五人で固まって行動…誰かが炎を展開して敵を二手に分けてからそれぞれを嚙み殺す」

雲雀「仮に長門のところに向かってくるのがいても僕が噛み殺すよ」

みんな「「「はい！」」」

雲雀「それと吹雪、君にはこれを預けておこう」

吹雪「これは…司令官のハリネズミ！？いいんですか？」

雲雀「今回は戦闘時にボンゴレギアを使えるみたいだからね。それは余ってるから君が使ってくれ」

吹雪「はい、わかりました！」

吹雪「私がみんな…やっつけちゃうんだから！」ﾆﾔｧ

201 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 19:04:00.93 ID:aNsL9my10

……その頃、綱吉の陣地―――

綱吉「いてて…何で俺だけ…」

榛名「きれいに頭から突っ込みましたね…大丈夫ですか？」

雷「こっちの司令官の方が安心するわ！」

瑞鶴「この雨じゃあ艦載機の発着艦は難しいわね…」

加賀「瑞鶴、私の属性を忘れましたか？私の艦載機は雨属性なので雨の中でも発着艦が可能です」

伊勢「…！そうだったね！相手の空母は赤城さんだけどたぶん瑞鶴と同じように艦載機の発着艦はできないはず…」

球磨「その点でのアドバンテージは取れるクマ！」

綱吉「よし、じゃあまずは加賀さんに索敵をしてもらって五人で固まって原速で前進、もしも敵を確認したら五人で撃破してね！」

綱吉「俺と球磨はここで待ってるから。それじゃあみんな、がんばろう！」

みんな「「「はい！！！」」」

摩耶「演習開始だぜっ！！！」ﾋﾟｰ!

202 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 19:20:35.89 ID:aNsL9my10

雷「それじゃあ行くわよみんな！」

加賀「鎧袖一触です」ﾊﾞｼｭｯ

加賀航空隊「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…

加賀「流石に見当たりませんね。敵のボスの位置も遠いですし、あとは時間をかけて…」

榛名「レーダーに感あり！炎の反応４です！」

伊勢「早速ボックスを開けて索敵させてるのかな…いった方がいいわよねこれ？」

雷「まって、もう一つ炎反応が出てきたわ。こっちは単騎ね。はぐれちゃったのかしら？」

瑞鶴「提督さん、どうします？」

綱吉『うん…それじゃあ加賀さんと伊勢さんは反応の大きい方に行って様子見してきて。ムリそうだったら戦闘はなるべく回避してね』

綱吉『雷、瑞鶴さん、榛名さんはそっちの単騎を確実に仕留めて！その後は加賀さんたちと合流してね』

雷「了解したわ！」ｼｬｱｱ

瑞鶴「行くわよ！」ｼｬｱｱ

榛名「榛名、全力で参ります！ｼｬｱｱ」

伊勢「行くよ加賀さん！」ｼｬｱｱ

加賀「本当は瑞鶴と一緒が良かったのだけれど…」ｼｬｱｱ

203 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 19:50:27.03 ID:aNsL9my10

……その頃、吹雪たち―――

吹雪『うまくかかってくれますかねー…』

龍田『流石に稚拙な感じはするからね〜…かかってくれるのを祈るだけだわ〜』

赤城『島風さんにあそこでずっと待ってもらう訳にはいきませんしね』

足柄『そうね…ってあれ敵じゃないの？』

島風『おうっ！敵が罠にかかったよ！戦艦１に正規空母１、駆逐艦１！完全に私たちの包囲に入ってるよ！』

吹雪『行きましょう！！』

榛名「敵艦島風発見しました！」

瑞鶴「敵に捕捉されると厄介だからボックスの使用は控えるわよ」

雷「てぇ〜っ！！」ﾄﾞﾝｯ

島風「私には誰も追いつけないよ！」ｻｯ

足柄「残念だったわね。もうすでに包囲しているわよ」

龍田「さ〜て…死にたい船はどこかしら〜？」

赤城「ふふふ…すぐに沈めてあげますよ」ﾆｺｯ

榛名「なっ…これは罠！？」

瑞鶴「してやられたわね…じゃあ加賀さんたちは…！？」

加賀『やられたわ。いま敵のボックス兵器と戦闘中よ。少し余裕がないからまた後でね』ﾌﾞﾂｯ

雷「…！あっちから逃げれるわ！」

球針体「ｷｭｨｨｨｨ!!!!」ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾝ!!!!

雷「えっ！？」

吹雪「あ、逃げれるって少しでも思っちゃいました？残念ですね〜」

足柄「…吹雪、今回は相手の時計を破壊すれば終わりよ。あまり遊ぶんじゃないわよ」

吹雪「分かってますよ…それじゃあ行きますか…」ﾆﾔｯ

204 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 19:56:56.62 ID:aNsL9my10

……綱吉の陣地―――

綱吉「…みんな！」

球磨「やられたクマね…」

綱吉「ごめん球磨、行ってくるよ」

球磨「ああ。時計は何とか守り切るクマ」

綱吉「みんな…待ってろよ…プレゼントプリーズ！」

205 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 20:15:26.69 ID:aNsL9my10

……その頃、吹雪たち―――

吹雪「よし、雷の時計は破壊しました！」

雷「くぅ…覚えてなさい！」失格

榛名「ただではやられませんよ！」ﾌﾞﾝｯ

赤城「雲属性の薙刀…リーチが長いので厄介ですね」

足柄「ええ。それにあの子の弓、的確に私たちを狙ってくるわ。榛名にばかり意識を取られていると時計を狙撃されかねない」

瑞鶴「私のボックスは大空の炎を纏っている矢を放てる…近くをかすめれば炎の温度で時計を破壊することが出来るわ」ﾊﾞｼｭｯ

島風「私の連装砲ちゃんでも同じことできるんだから！」ﾄﾞﾝｯ

龍田「まあでもこのままならいけそうね〜」

吹雪「皆さん！注意してください！巨大な炎反応が接近しています！」

ﾄﾞｫｫｫｫﾝ!!!!

超死ぬ気ツナ「みんな！無事か！」

榛名「提督！」

瑞鶴「待ってたわよ！！」

雲雀『やっぱり来たね』

雲雀『僕達はこの隙に長門と球磨を叩きに行くよ。君たちはそれまで２分時間稼ぎを頼んだよ』

足柄「分かったわ。相手にとって不足はなしよ…勝利が私を呼んでいるわ！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

赤城「耐えきって見せましょう」

龍田「そう簡単にはやられないわよ〜」

超死ぬ気ツナ「行くぞ」ﾎﾞｳｯ

206 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 20:27:15.40 ID:aNsL9my10

〜加賀と伊勢〜

加賀「これでは球磨が…伊勢、急いで戻りますよ」

伊勢「ごめ〜ん加賀さん…時計壊されちゃった…」失格

大空アマツバメ「ﾋﾟｨｯ!」

加賀「くっ…それなら私だけでも…」ｼｬｱｱ

雲雀「行かせないよ。…プレゼントプリーズ」

雲のブレスレットver.X!

雲雀「長門、すぐに行くから先に行ってて」

長門「ああ。また後でな」

加賀「…一航戦も随分と舐められたものです。頭に来ました」ﾎﾞｳｯ

雲雀「悪いけどスケジュールが詰まっているんだ。ごめんね」ｼｭｯ

加賀「トンファーの先端に鎖！？仕込みトンファーですか」ﾊﾟﾘｨﾝ

加賀「くっ…油断しました」失格

雲雀「…プレゼントストップだ。じゃあね」ｼｬｱｱ

207 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 21:00:24.93 ID:aNsL9my10

〜綱吉対吹雪たち〜

超死ぬ気ツナ「Xカノン！！」ﾄﾞｼｭｯ!

吹雪「はやっ…！？」ﾊﾟﾘｨﾝ

足柄「危ないわね」ｻｯ

赤城「よそ見をしている隙は無いですよ」ﾌﾞﾝｯ

超死ぬ気ツナ「おそい」ｼｭｯ

赤城「いつの間に私の後ろに！？」

超死ぬ気ツナ「はぁっ！」ﾄﾞｺﾞｫｯ

赤城「ぐぅっ！？」大破

龍田「まさかこの一瞬で三人もやられるなんてね〜」失格

島風「３０秒も立ってないのに…みんな頑張って！」失格

榛名「隙ありです！」ﾌﾞﾝｯ

足柄「忙しいわね…これじゃあらちが明かないわ」ﾊﾞﾁｨｯ!!

赤城「私たちのアニマルボックスも囮に使ってしまいましたし…とにかく時間稼ぎに徹しましょう」

超死ぬ気ツナ「これで決めてやる。…発射スタンバイ」

赤城「後ろに炎を噴射した…！？足柄さん、何か来ます！」

足柄「ええ。雷シールド全開！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｲｯ!

超死ぬ気ツナ「はぁぁぁぁっ！！！XX　BURNER！！！！！！」

足柄「なっ…！？私の雷シールドを貫いてっ！？」ﾊﾟﾘｲﾝ

赤城「くっ…」ﾊﾟﾘｨﾝ

超死ぬ気ツナ「…プレゼントストップだ」

綱吉「みんな、急いで球磨達のところに戻ろう！！！！」

瑞鶴「提督さん…すごい…」ﾎﾟｶｰﾝ

榛名「これが提督の決戦装備…」ﾎﾟｶｰﾝ

208 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 21:09:45.65 ID:aNsL9my10

〜雲雀、長門対球磨〜

雲雀「吹雪たちがやられたか…急ぐよ」

長門「ああ」ﾁｬｯ

球磨「なめるなクマ…逆にお前のボスウォッチを壊してやるクマっ！！！」ｶﾁｯ

嵐鬼熊「ｸﾞｫｫｫｫｫｯ!!!!」

雲雀「この大きいのは僕がやるよ。長門はそっちをよろしく。時計、壊されないようにね」

長門「行くぞ。ビッグセブンの力、侮るなよ」ﾋｭｯ

球磨「来るなら来いクマ！！！！」

ﾄﾞｫｫﾝ…ｸﾏｱｱｱｱ!ｶﾐｺﾛｽ…ﾌｯ､ﾅｶﾅｶﾔﾙﾅ

綱吉「球磨…間に合ってくれよ」ｼｬｱｱ

………………

―――

209 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 21:59:13.43 ID:aNsL9my10

ﾋﾟｰ!!!

リボーン『演習終了だぞ』

綱吉「！！」

摩耶『今、雲雀艦隊の長門によって綱吉艦隊の球磨のボスウォッチが破壊された。よって…』

バジル『今回の演習の勝者は雲雀艦隊です！！！！！』

雲雀「長門、よくやったね」

長門「ああ」

球磨「くっそ…こんな役回り二度とごめんだクマ…」

リボーン『それじゃあ第一演習場に帰投するぞ。そこでMVPも発表するからな』

ﾋﾟｶｯ!!!!

210 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 22:02:56.92 ID:aNsL9my10

〜笹川鎮守府、第一演習場〜

吹雪「おーすごい、一瞬で戻ってきましたね」

龍田「こっちはものすごいいい天気ね〜」

綱吉「また俺だけ頭から…」

雷「ここまで来ると逆に器用ね…」

球磨「…ボス、ボスウォッチを守れなくてごめんクマ」

綱吉「いや…何も考えないで指示を出しちゃった俺も悪かったよ」

瑞鶴「あはは…綺麗に引っかかっちゃったしね…」

ﾜｲﾜｲ

リボーン「お前ら静かにしろ。今回のMVPを発表するぞ」

艦娘s「「「」」」ﾋﾞｼｯ

リボーン「本当は一人で一分としないうちに雲雀艦隊の精鋭を五人倒したツナに贈りてえところだけどな」

摩耶「提督に贈ったところで仕方ねえからな。それじゃあ今回のMVPは…」ﾀﾞﾗﾗﾗﾗ…

バジル「雲雀艦隊の島風です！！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ!!!

島風「へっ！？私！？？」

足柄「あら、やったじゃない」

リボーン「うまく囮になってツナの艦隊の砲撃を避けつつ包囲網まで引き込んだ機動力は評価しねえとな」

島風「えへへ…私早いもん！！」ﾆｺﾆｺ

摩耶「それにな、お前のボックスが何気に相手の戦艦を戦闘不能にしてるんだぜ」

伊勢「あはは…早すぎて避けられなかったよ…」

島風「そうなの？フレアちゃん頑張ったね！！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

大空アマツバメ「ﾋﾟｰ♪」

ﾜｰｲ!ﾜﾀｼｶﾞｲﾁﾊﾞﾝ!

長門「微笑ましいな」

龍田「あの子ウチの鎮守府１の苦労人だからね〜。普段の努力が報われた気でいるのよ〜」

吹雪（かわいいから後でいじめておこう）

211 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 22:17:11.64 ID:aNsL9my10

了平「おおお前ら！！！もう終わったのか！！！極限にお疲れさまだな！！！」

綱吉「あっお兄さん！ありがとうございます」

了平「お前らが帰る前にと思ってな、極限に賑やかな宴の席を用意したぞ！！！！」

摩耶「おっ提督、やるじゃねえか！」

了平「タコヘッドには迎えに来るのは夜で良いと言っておいたぞ！！！さあお前ら、極限に楽しむのだ！！！」

綱吉「あ、ありがとうございます。でもヒバリさんは参加しないんじゃ…」

雲雀「いいね。僕達も参加するよ」

綱吉「えっ…？」

雲雀「笹川了平には借りができたしね。これで返したことにしておくよ」

了平「極限に素直じゃない奴だ！！だがいいだろう！！！！さあこっちだ！！！俺の鎮守府の連中は全員集めておいたからな！！極限に賑やかになるぞ！！！！」

リボーン「」ﾆｯ

212 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 22:39:47.94 ID:aNsL9my10

〜笹川鎮守府、宴会場〜

ｱﾗｱﾗｰ｡ｵ､ｷﾀﾐﾀｲｼﾞｬｿﾞ!ｱﾉﾌﾌﾞｷﾓｲﾙﾝﾃﾞｼｮｳｶ…ｻﾞﾜｻﾞﾜｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ

赤城「すごい量の料理ですね」ｷﾗｷﾗ

龍田「普通はこの人数の方に目が行くと思うわよ〜」

了平「よし、全員そろったな！それでは各鎮守府の秘書官から一言ずつもらって乾杯にするぞ！前に来てくれ！」

吹雪「あ、じゃあ私行ってきますね」ｶﾞﾀｯ

島風「吹雪ちゃんいってらっしゃーい！！」

摩耶『あーあー…うし、大丈夫か。笹川鎮守府の摩耶様だ！今回はお互いにとって得るものの大きかった演習だと思うぜ！自分の鎮守府に帰っても訓練を怠んじゃねえぞ？？それじゃあ今日は楽しんで行ってくれよな！』

雷『つ、綱吉鎮守府の雷よ。実は私たち演習するのはこれが初めてだったんだけど…ほかの鎮守府の艦娘とも触れ合うことが出来てとっても楽しかったわ！みんな、ありがとね！これからも仲良くしてくれると嬉しいわ！』

吹雪『雲雀鎮守府の吹雪です。皆さんお疲れ様でした。笹川鎮守府の皆さん、このような素敵な宴の席を用意してくれてありがとうございます。また、ウチの無理な願いを聞いてくれた司令官の沢田さんも本当にありがとうございました』ﾍﾟｺﾘ

利根「しっかりしている娘じゃな」

大鳳「あの礼儀正しさがこわいです…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

吹雪『皆さんそれぞれ思う所があると思いますが、このような機会を楽しまないのはもったいないと思うので、今日はそういうことを全部忘れてパーッとやっちゃいましょう！』ﾆｺｯ

了平「うむっ、それでは皆の者、極限に乾杯だぁ！！！！」

みんな「「「かんぱ〜い！！！」」」

213 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 22:58:26.58 ID:aNsL9my10

…
島風「雷ちゃん！一緒に食べよ！！」

雷「え、ええ！」

伊勢「だから、航空戦艦って言うのはね？」

霧島「普通に殴った方が強いのではないですか？」ｷｮﾄﾝ

吹雪「大鳳さ〜ん、隣座りますよ♪」ﾆｺｯ

大鳳「い、いいですけど…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

陸奥「長門、やっと来てくれたわね」

長門「この鎮守府には長門はいないのか？」

陸奥「なんか建造しても全部私になっちゃうのよねえ…」

長門「なんだそれは…」

赤城「」ｶﾞﾂｶﾞﾂﾓｸﾞﾓｸﾞ

加賀「」ﾑｼｬﾑｼｬﾊﾞｸﾊﾞｸ

瑞鶴「あの〜…すこしはペース落とした方が良いかと…」

ﾜｲﾜｲ!

パオパオ老師「よしお前ら、ボンゴレ式余興大会の時間だぞ」

利根「…？なんじゃそれは？」

パオパオ老師「それぞれの鎮守府から一組ずつ出てきて何か余興を披露するんだぞ。一番良かった鎮守府にはあの大和ホテルの宿泊券をプレゼントするぞ」

ｴｯｳｯｿ!?ﾔﾏﾄﾎﾃﾙ!?ｶﾞﾝﾊﾞﾗﾅｷｬﾈ!!!

……………

214 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/08(日) 23:15:44.60 ID:aNsL9my10

〜６時間後、帰りの飛行機の中〜

龍田「ラバウル、いいところだったわね〜」

島風「私もあそこに着任したいなあ」

足柄「ああ見えてあそこは激戦区だから相当強くないとすぐ沈むわよ」

島風「ええっ…沈みたくないしやっぱりこのままでいいや…」

長門「いやあしかし、この二日間、すごく疲れたな…」

赤城「ずっと密度の濃い時間でしたからね…でも、この二日で私たちも相当強くなったと思いますよ」

吹雪「そうですね。まぁ、一番変わったのは司令官ですが…」

雲雀「」ｽｰ…

龍田「明らかに丸くなったわよね〜。危なっかしさがなくなったと言うか」

島風「私は今の司令官の方が好きだな！今までは怖かったもん！」

足柄「そうね。私も今の司令官にならついていけるわ」

長門「私は足柄先生がいるところならどこでもついていきますよ！」

足柄「あなたまだ先生だなんて言ってたのね…」

長門「当然です！！まだ私は先生には遠く及びませんから！」

足柄「じゃあわたしも摩耶を先生って呼んだ方がいいのかしら…」

赤城「あの皆さん、そろそろ寝ませんか？綱吉鎮守府の皆さんはもう寝てしまってますから起こしてはかわいそうですし…」

吹雪「そうですね。それじゃあ私はもう寝ますね。おやすみなさい」ｱｲﾏｽｸ着用

島風「あっ吹雪ちゃん！それどこで買ったの！？」

足柄「ラバウルに売ってたわよ。帰りにあったら便利だと思って私も買ったわ。じゃあおやすみ」ｱｲﾏｽｸ着用

島風「私も買えばよかったなぁ…」

215 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/08(日) 23:21:18.82 ID:aNsL9my10

以上で笹川鎮守府編は終了です。今日は割と状況が変わってきた吹雪たちのキャラ紹介をもう一回書いて終わりにしようと思います。

216 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/08(日) 23:32:41.92 ID:GUgd9kkj0

乙
ツナは人を使うとか命令する指示するって苦手だろうしねだからこそリボーンは海軍のお偉いさん脅して守護者含め提督にしたんだろうな

217 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/09(月) 00:20:53.65 ID:9jhs6G6u0

雲雀鎮守府

・雲雀恭弥
最近群れるのが平気になりつつある雲雀鎮守府の提督。屈指の強豪艦隊である笹川第一艦隊との演習を通して周りをよく見ることの重要性を学び、人間的な成長を果たした。帰って来てから初めの仕事で草壁と話したら部下に対しての態度の変わりっぷりにちょっと泣かれた。草壁曰く息子が大人になった母のような気持ちらしい。だが、相変わらず気に入らない者は噛み殺していくため注意が必要。

・吹雪
E：雲のAランクリング、ブリザードちゃん、雲ガントレット

雲雀艦隊の秘書官。一応主人公ポジション。先日行われたサイコパス検診で全艦隊でも最も高い犯罪係数を叩き出したため、大本営からマークされている。戦い方はかなり狡く、自分より力量が上の相手を策にハメてじわじわと嬲り殺すことに至上の喜びを感じている。艦娘に生まれていなければほぼ間違いなく警察のお世話になっていた。ヴァリアーの幹部にいそうなタイプのサイコパス。最近の愛読書は「拷問の適切な行い方を徹底図解！：上級者編」

・島風
E：大空のDランクリング、大空アマツバメ、大空連装砲ちゃん

雲雀艦隊の重要な癒し要因。ちなみにフレアちゃんはどこぞのボスが持っていてもおかしくないくらいの性能。一回りも二回りも変わっている者しかいない雲雀鎮守府ではわりと常識人な龍田と仲良くしている。他鎮守府の艦娘と仲良くなるのがうまいため、雲雀鎮守府の艦娘では最も多くのLINEを持っている。よくLINEする相手は吹雪、龍田、長門、暁、雷。島風のくせにぼっちじゃない。最近、長門の膝の上がお気に入り。

・足柄
E：雷のBランクリング、電狐、雷ナックルダスター

雲雀艦隊の艦娘ヒエラルキーの頂点に君臨する素敵なお姉さん。島風の面倒を見たり、妖精さんの代わりにご飯を作ってみたりとママン力の成長はとどまるところを知らない。それを男が嗅ぎつけてか最近合コンに参加するとやけにモテる。しかし、相変わらず相手はいない。
獄寺艦隊との演習の後支給されたナックルダスターは威力がヤバすぎるため演習での使用は自重しているが、深海棲艦に対しては容赦なくその鉄拳をふるっている模様。

・赤城
E：嵐のAランクリング、嵐大鎌、嵐トラ、紫電改二、流星

雲雀艦隊のメインアタッカー。演習で活躍していないのを地味に気にしているが、実は出撃に出すとMVPを取る割合が最も高い。毎日長門や足柄とスパーリングをしているため格闘能力はメキメキ上昇している。他のメンツのおかげで幾分マシに見えるが、実は先日のサイコパス検診で要注意判定を受けた。犯罪係数は１２８。ラ・ナミモリ−ヌのケーキがお気に入りで完全に常連と化している。

・龍田
E：霧のCランクリング、雨のAランクリング、霧化け狸、薙刀式艤装

雲雀艦隊の術師要員。先日のサイコパス検診では島風の次に低い数値が出た常識人。犯罪係数は３８。
格闘のレベルは実はそこそこ高くそこいらの重巡位なら倒せる。しかし、砲雷撃戦での不足を当然のように格闘戦で補う雲雀鎮守府の中ではイマイチパッとしない。全艦隊でみてもかなり稀な２属性の適合者であり、２つの属性を自在に操れる器用さを持っている。ちなみに休日はよく島風と出掛けている。

・長門
E：雲のAランクリング、雲日本刀(太刀)、雲鬼熊、４１ｃｍ連装砲

雲雀艦隊の子守担当。足柄を師と崇めている少し危険なビッグ７。ちなみに足柄との戦力差はかなり大きく軽くあしらわれているが、一応戦艦の中でも強い方の長門型なので弱いわけではない。最近膝に乗ってくる島風がかわいすぎて生きるのがつらいと吹雪に話したら秒で本人にバラされた。休みの日は近くにある児童養護施設「りんね」に顔を出しているため骸とは顔見知り。だがその怪しげなお兄さんと自分の提督の間柄は知らない。

218 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/09(月) 00:25:44.69 ID:9jhs6G6u0

次からはまた内容がちょっと飛ぶので本編の更新は少し番外編を挟んでからになるかもしれません。それでは

219 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/09(月) 00:59:20.40 ID:52NGnPaFo

相手が艦娘でツナは加減しただろうけどXXバーナー使ってよく死人や怪我人出なかったな……

220 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/09(月) 03:01:34.32 ID:cKFGP1ot0

Aリング多いな……偽マーレリングが息してないぞ

221 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/09(月) 03:26:03.04 ID:0mn9urRF0

>>219
ツナって深海棲艦相手なら本気で戦うのかな？

222 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/09(月) 08:14:03.73 ID:r+0VwaWu0

ツナがリボーンに艦娘が沈んだら深海凄艦になるって聞いてるかにもよるな。けど、超直感で感じとってる可能性の方が高い気もするが

223 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/09(月) 09:51:56.16 ID:e8IPSQCSO

乙です
次は山本、コロネロ、クロームのうち誰が出るか楽しみだな

224 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/09(月) 11:07:44.43 ID:0mn9urRF0

>>223
コロネロが出るならもれなく鬼軍曹も出てくるだろうけどなwwwww

225 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/09(月) 18:00:10.77 ID:liqmmj7C0

8歳〜9歳のランボとイーピンも出てこないかなと思ってるあとツナにボスを譲った後の9代目はよく日本に遊びに来てそう

226 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/09(月) 20:35:39.59 ID:9jhs6G6u0

>>220
戦艦と正規空母に支給されていますが、一応この世界でも吹雪の三か月分の給料が吹き飛ぶくらいには高価です。

>>221
人型の深海棲艦もいるので相変わらず眉間にシワを寄せて戦ってるイメージですね

>>223
山本とクロームは確実に出します

>>225
その二人も出す予定です

それではちょろっと書いた番外編を投下します。艦娘の休日はどうしても島風を出したくなってしまう…

227 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/09(月) 20:36:24.69 ID:9jhs6G6u0

・番外編、島風の休日シリーズ１：骸さんと長門さん

〜とある日、雲雀鎮守府〜

骸『…おや？グラスが乾いていますよ？』ﾄｸﾄｸﾄｸ

女優『ありがとうございます…これはボンゴレラベルの六道パイナップルサワーですか？』

骸『ええ、好きでしたよね、それ』

女優『もう…あなたは何でもお見通しですね』

ナレーション『一足先に初夏の味を試してみませんか？六道パイナップルサワーはボンゴレラベルから好評発売中です』

ﾁｬﾗﾗﾗｰ

島風「…この人最近テレビでよく見るよねー。かっこいいなー」

長門「む、六道さんか。私の知り合いだぞ」

島風「本当に！？」

長門「ああ。次の休みにも会う予定だ。島風も来るか？」

島風「うん！」

228 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/09(月) 20:37:05.98 ID:9jhs6G6u0

〜数日後、児童養護施設「りんね」〜

骸「おや、長門さんではないですか。そちらの子は？」

長門「六道さん、久しぶりだな。職場の同僚の島風だ。お前に会いたいと言っていたので連れてきた」

島風「島風です！かけっこならだれにも負けません！！」

島風「お兄さんいつもテレビで見てるよ！！！！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

骸「クフフフ…元気な子ですね。是非ともウチの子たちとも遊んでいってください」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風「うん！」

ブルーベル「ニュニュウ！ムクロ、新しい子？」

骸「おや良いところに。ブルーベル、この子と遊んであげなさい」

ブルーベル「わかったー！」

ｶｹｯｺｼﾀｲﾉ?ﾏｹﾅｲﾖｰ!ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

フラン「師匠、ミーもたまには遊ばせてくださいよー」

骸「お前は宿題が終わるまで解放されませんよ」

フラン「長門さ〜ん、園長がいじめてきますー」ﾀﾞｷｯ

野猿「あ、おいフラン！何長門さんにセクハラしてんだよ！抜け駆けは許さねえぞ！！！！」ﾀﾞｷｯ

長門「ふふふ…やはりここは天国だ…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

骸「クフフフ…それならここで働きますか？あいにく人手不足なんですよ」

長門「いや、それはできないんだ」

長門「戦争が終わったら、その時に頼むよ」

骸「そうですか…そういえば海軍の軍人さんでしたね」

長門「ああ。深海棲艦の侵攻からこの子たちの笑顔を守っているという点では私もここの一員だと思っているぞ」

骸「クフフ…違いありませんね」

野猿「長門さーん。そんなパイナップルとばっか話してないで俺たちとも遊ぼうぜー」

フラン「師匠とあんまり長い間話していると体が南国の臭いになってきますよー」

骸「クフフフ…お前たちには少々お仕置きが必要みたいですね」

野猿「うわっ！骸が怒った！一緒に逃げるぞ長門さん！」

長門「うわっ！急に引っ張ると危ないぞ」ﾆｺｯ

ﾜｰﾜｰ!!!ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ…

〜夕方、雲雀鎮守府〜

長門「どうだった？」

島風「初めて艦娘以外の友達ができたよ！六道さんもかっこよかった！！」

長門「ふふふ…そうか。休みにまた来ような」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風「うん！また行きたいな！」

229 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/09(月) 20:40:36.97 ID:9jhs6G6u0

というわけでたった二レスでしたが丸くなった骸の様子を書きたかっただけの短編でした。
他にもリボーンキャラと艦娘が絡む短編を書きたいのですが、雲雀鎮守府のコミュニケーション要因が島風しかいないため必然的に島風の出番が増えます。贔屓してるわけじゃないんや…

230 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 00:59:33.75 ID:glayQTJJ0

・番外編、もし雲雀鎮守府の吹雪がアニメ鎮守府に着任したら

吹雪「えーっと…ここが提督室か。とりあえず挨拶しないとな」

吹雪「失礼しまーす」ｺﾝｺﾝ

吹雪「本日付で第三水雷戦隊に配属になりました吹雪です！よろしくお願いします！」ﾋﾞｼｯ!

提督「…」ｺｸｺｸ

吹雪「それでは失礼します！！！(一言くらい喋れよな)」ﾆｺﾆｺ

ｶﾞﾁｬ

吹雪「ふぅ…無口な人だったな…ん？」

睦月「あの…吹雪さん…ですか？」

吹雪「あ、はい。私が吹雪です。本日付で第三水雷戦隊に配属になりました」ﾆｺｯ

睦月「あ…同じ第三水雷戦隊に所属する、睦月です！よろしくお願いします！」ﾋﾞｼｯ

吹雪（結構礼儀作法に厳しいところなのかなー。とりあえず返礼しておくか）

吹雪「はい、こちらこそよろしくお願いします！」ﾍﾟｺﾘ

お弁当箱「」ﾄﾞｻｯ

ブリザードちゃんのやたらリアルな人形「」ﾄﾞｻｯ

書籍：善良な人格の壊し方「」ﾄﾞｻｯ

吹雪「あ…バッグの中身が…」

睦月「うわわわっ！(何あれムカデ！？気持ち悪っ！！！！でも拾わないと…)だ、大丈夫ですか！？」

苦悩の梨「」ﾋｮｲｯ

睦月「…？吹雪ちゃん、何ですかこれ？」

吹雪「あ、それね、いいの拾ったね。ちょっとした遊び道具なんだけどさあ」ﾆﾔｯ

睦月「う、うん」

吹雪「これを口とか膣とかに入れてね、ここをまわすの」ｷﾘｷﾘ

睦月「ち、ち…？うん…それで？」

吹雪「そうするとここが４つに裂けて棘が出てきて…内部をぐちゃぐちゃに破壊できるんだよ」ﾆｺｯ

睦月「ﾋｨｨｨｨｨｨｨｨ」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

吹雪「睦月ちゃんもやってみる？」ﾆｺｯ

睦月「いいいいいです！！！！し、失礼します！！！！！！」ﾋﾟｭｰ

吹雪「あ、まだ部屋とか教えてもらってないのにいっちゃった…面白かったしまあいいか」

つづく！？

231 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 01:01:07.95 ID:glayQTJJ0

寝る前に勢いで書いてみました。ごめんな睦月。
次回の投下からは本編の更新になりますが、たまに息抜きでこんな感じで本編にあまり関わらない番外編を挟むかもです。それでは

232 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/10(火) 18:41:39.07 ID:glayQTJJ0

それでは本編投下始めます。今日は中途半端な更新になるかもしれませんがご容赦ください。

233 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 18:42:20.28 ID:glayQTJJ0

〜ラバウル遠征から二週間後、雲雀鎮守府〜

吹雪「足柄さんとボンゴレ本社に出頭…ですか？」

雲雀「うん。君たちの仕事は第二艦隊の子たちに手伝ってもらうから行ってきてね」

足柄「吹雪と一緒に来いって…私は何もしてないわよ…」

吹雪「足柄さん、それじゃあ私が何か問題行動を起こしたみたいじゃないですか！」

足柄「あなた本当に自覚ないの…？」

雲雀「とにかく、午後になったら行って来て」

吹雪「了解しました！」

足柄「はぁ…何を言われるのかしら…」

234 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 18:43:07.83 ID:glayQTJJ0

〜午後、ボンゴレ本社タワー〜

吹雪「え〜っと…ここですよね…」

足柄「そのはずだけど…」

超高層ビル「ﾊｰｲ!」

足柄「入りづらいわね…」

吹雪「ですね…」

ハル「はひっ？お客さんですか？」

吹雪「は、はい。司令官にボンゴレ本社に行けと言われたのですが…あなたはボンゴレの人ですか？」

ハル「はい！沢田社長の秘書をしている三浦ハルです！お困りなら案内しますよ！」

足柄「助かるわ。え〜っと…そういえばどこに行けとか言われて無かったわね…」

ハル「それなら名前を教えてくだされば本社の予定はハルが検索できますよ！」

吹雪「あ、申し遅れましたね。雲雀鎮守府の吹雪です！」

足柄「同じく足柄よ」

ハル「雲雀さんのお客さんの吹雪さんと足柄さんですね〜…しばらくお待ちください…」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

ハル「あ、出ましたね。８６階の特別応接室で会談です！それではハルについてきてください！」ｽﾀｽﾀ

足柄「え、ええ」

吹雪「特別応接室って…何でしょうか…」

235 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 18:45:16.59 ID:glayQTJJ0

―――――――――

アナウンス「８６階、特別応接室です」ﾁｰﾝ!

ハル「到着しましたね！こちらになります」

吹雪「うわぁ…すっごい広い…」

足柄「これはちょっとすごいわね…島風を連れてきたら大はしゃぎだったわよ」

ハル「わが社の特別応接室はビルの１フロアを丸ごと使用した来客用の巨大スペースです！」ﾌﾝｽ

ハル「収容可能人数は１５００人！宴会場や会議室としても使われている多目的なフロアなんですよ！」

吹雪「へぇ…三浦さん、案内ありがとうございます！」ﾍﾟｺﾘ

ハル「いえいえ！それではハルは通常の業務に戻りますね！ゆっくりしていってください！」

エレベータ「」ﾊﾞﾀﾝ

足柄「…それにしてもこんな場所に何で呼ばれたのかしら」

吹雪「そうですねー。秘書官である私だけならまだしも足柄さんも一緒って言うのも妙ですしね」

摩耶「ようお前ら！久しぶりだなぁ！！」

吹雪「摩耶さん！お久しぶりですね！摩耶さんもここに呼ばれてきたんですか？」

摩耶「アタシだけじゃねえぞ。あいつ等も呼ばれてきたらしい」

夕立「ﾋｲｯ!?あの吹雪っぽい！？」

時雨「提督…舞鶴からここまで一人で行かせるなんてひどいじゃないか…帰ったら…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

Верный 「…」

足柄「見たことの無い子たちもいるわね」

摩耶「ん？お前らはまだあいつらと演習したことがなかったか」

摩耶「あいつは舞鶴の山本艦隊秘書官、時雨。とんでもねえ剣術の使い手だぜ」

時雨「…そうだ！それがいい！そうすれば僕と提督はずっと結ばれて…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

足柄「なんかウチの吹雪と似たようなニオイがするわね…」

吹雪「どこがですか？」

摩耶「ははは、あいつは自分の提督が大好きだからな。片時も離れたくないらしいぜ」

摩耶「んで、あっちの白いのは佐世保のクローム艦隊秘書官、Верный だ。響って呼んでも大丈夫だぜ」

摩耶「あいつは艦娘きっての幻術の使い手だ。佐世保と演習した時は綺麗にハメられちったなー」ﾊﾊﾊ

Bep「摩耶の艦隊は単純だからやりやすいよ」

摩耶「何も反論できねえ…」

吹雪「で、これは結局何の集まりなんでしょうか。夕立ちゃん、わかる？」

夕立「ゆ、夕立に聞かれてもわからないっぽい！！あそこの軍服来てる人に聞くっぽい！」ﾋﾞｸｯ

リボーン(提督コス)「あと一人来るまで待ってるんだぞ」

Bep「そういうわけだ。あと少し待ってよう」

時雨「ん、誰か来たみたいだね」

ﾁｰﾝ!

大和「すいません！遅れました！ディーノ鎮守府から参りました大和です！」ﾋﾞｼｯ!

摩耶「知らねえ奴だな…大和型か」

足柄「こんなところでお目にかかれるなんてね」

リボーン「揃ったな」ﾆｯ

236 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 18:47:58.28 ID:glayQTJJ0

リボーン「それじゃあお前らに何で集まってもらったかを説明するぞ」

9代目「これが艦娘か…初めて見るが美しいのう。長生きはしてみるものじゃな」

摩耶「ん…誰だそのじじいは？」

リボーン「口を慎みやがれ。この方はこの会社の前身であるボンゴレファミリーの9代目ボスであり、俺らPMCボンゴレの現会長だ」ﾄﾞｺﾞｫｯ

摩耶「ふむぅっ！？なんだこの赤ん坊…なんて力してやがる…」

足柄「ボンゴレの会長…！？」

吹雪「今このビルで一番偉い人っていうことですかね」

リボーン「そうだぞ。今日は9代目が直接お前らにこれを渡すためにわざわざイタリアから来日してきてくれたんだぞ。感謝しろよ」

9代目「よいリボーン。そして、新たな守護者たちよ、おめでとう」

夕立「どういうことっぽい？」

リボーン「…先日、イタリアで現在確認されている中で最も純度の高いリングの原石が見つかったんだ」

リボーン「ボンゴレリングやマーレリングなどのトゥリニセッテには及ばねえけどな。それで、彫金師のタルボがその原石を加工したところ、ちょうどよく7属性のリングが一つずつできたんだ」

リボーン「始めは俺たちボンゴレがそれを管理しようと思ってたんだが、9代目が突然現れた海の脅威から人類を守るために使おう。ボンゴレは使わないリングを増やす必要はないと言ってな」

9代目「それでリボーンと議論を重ねた結果、そのリング…マリーナリングは海軍に譲渡、特に戦闘力と死ぬ気にあふれた艦娘に支給することになった。君たち7人はそのマリーナリングの守護者に選ばれたってわけじゃ」

時雨「つまり、僕たちは強力なリングを新たに支給してもらえるってことなのかな？」

リボーン「ことはそんな簡単じゃねえ。お前らがこのリングをつけるってことは、お前らが現在保有しうる海軍の最高戦力になるってことだ。そこには絶対に海を守るという気持ちが求められるんだぞ」

9代目「マリーナリングの守護者は海での最高戦力となる故、有事の際、市民を守るために常に最前線で戦う義務が生じる。これは力を背負うものの責任じゃ」

リボーン「また、深海棲艦との戦闘以外で使うのも原則として禁止するぞ。人間同士の戦争なんかに使われたらたまったもんじゃねーからな。これらはマリーナリングを海軍に譲渡する際に俺らからつけた条件だぞ」

9代目「以上の責任と制約を背負えるものだけがこのリングの守護者となることができる。どうじゃ、できるかね？」

吹雪「面白そうじゃないですか。それって私が海軍でも最高の戦力として認められるってことですよね？」

吹雪「気に入らない海軍の将校もこれをはめていればその責任と制約とやらのおかげで黙らせられます。折角選ばれたんだしやらない手はないですね」

足柄「私もやるわ…この子だけだと何をやらかすかわからないしね…」

リボーン「やっぱりヒバリのとこの艦娘はおもしれーな」ﾆｯ

摩耶「アタシもやってやるよ。市民も国も世界も全部、アタシが深海棲艦から守ってやる」

時雨「僕も…これで提督を守ることが出来るんだね…今までは守られてばっかりだったから…」

Bep「…ハラショー。こいつは信頼できるね」

夕立「深海棲艦なんか全部私が沈めてやるっぽい！」

大和「えっと…私は…この前浸水したばかりで実戦経験もあまりないんですけど…良いんでしょうか」

リボーン「リーダーである大空の守護者がそれでどうすんだ。おめーは確かに最近浸水したばっかだけどな、大空の適性が出た艦娘の中ではダントツで高い炎圧を叩き出してるんだぞ。ここにいる誰よりも伸びしろがあるしな」

大和「そうですか…ちゃんと評価されていたんですね。ならばやらせていただきます。前世では国を守ることは叶いませんでしたから…今度こそは！」

リボーン「その意気だぞ」

9代目「それでは新たな守護者達よ、このリングを指にはめるんじゃ」ｶﾊﾟｯ

237 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/10(火) 18:53:20.41 ID:i8B6rA5SO

さすが大和さん、46ｃｍ三連砲塔は伊達じゃないな

238 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/10(火) 18:59:06.28 ID:jd6KLesJ0

ディーノさんとこは雲雀鎮守府より後にできたのにさすがだな

239 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/10(火) 19:01:29.51 ID:pBRazwF10

ここでアラウディとか出てきてもよかった気がした
アニメ版だと結構自由人なんだよな。初代ボンゴレ

240 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/10(火) 19:08:48.51 ID:jd6KLesJ0

>>239
アルコバレーノのおしゃぶりとユニの祈りの力で、ボンゴレリングの縦の時間軸の奇跡を増幅させて登場させてただけだし普段は厳しいと思うな

241 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/10(火) 19:12:23.88 ID:pBRazwF10

初期から出すとしたら自分の心臓を止めて仮死状態になるあの人とか？
スパナは艦娘に興味持ちそう

242 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 19:30:44.22 ID:glayQTJJ0

吹雪「これが…」ｽｯ

足柄「すごい力を感じるわね」ｽｯ

夕立「装飾もすっごい豪華っぽい」ｽｯ

Bep「…スパシーバ。信頼できるな」

時雨「提督とのケッコン指輪と一緒にはめるのにふさわしいね」ｽｯ

摩耶「支給品のリングはなんか無骨だからな…あんま合わねえんだよなアレ」ｽｯ

大和「…」ｽｯ

大和「これは…すごいですね」ﾎﾞﾎﾞｳｯ

リボーン「今おめーらの提督がボンゴレリングの代わりにはめているやつよりランクが上だからな」

９代目「気に入ってくれたみたいで何よりじゃ」

リボーン「これを渡したついでにおめーらに伝えたいことがある」

吹雪「…なんですか？」

リボーン「こうして各地に戦力が分散させたことだし、各鎮守府での合同作戦を行うぞ」

リボーン「具体的にはおめーらで協力して深海棲艦をある程度鹵獲して欲しいんだ」

９代目「最近、死ぬ気の炎を纏った個体も確認されていると聞く。我々の技術が流用されている証拠じゃ」

リボーン「その出所を確かめるために各鎮守府の守護者率いる精鋭艦隊で作戦を行ってもらうぞ」

リボーン「雲雀艦隊、クローム艦隊、山本艦隊は宿毛湾で合流して太平洋に展開。ディーノ艦隊、獄寺艦隊は単冠で合流して北方海域で作戦を行う」

大和「はい！」

足柄「腕が鳴るわね」

リボーン「笹川艦隊は規模が他の鎮守府とはダンチだからな。南西はおめーらだけで頼む」

摩耶「おう！」

時雨「…でもそうなると本土の守りはどうなるんだい？」

リボーン「そのためにツナの艦隊からは守護者を一人も選出してねーんだ。おめーらの穴は横須賀が埋めるから安心しろよ」

リボーン「ただ、それも長くはもたねーからな。作戦開始は来週、作戦期間は２週間だぞ」

みんな「「「了解です！」」」

９代目「それ以外の詳細な事項は後日、君たちの提督に追って知らせる。とりあえず今日は以上だ。もう帰って休みたまえ」

吹雪「それじゃあ失礼しますね」

時雨「僕も…早く舞鶴まで帰らないと…」

摩耶「アタシはラバウルまでは結構遠いからなぁ…大和、ちょっと観光していかねえか？」

大和「うぇぇっ私！？まぁいいですけど…」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…ﾁｰﾝ!

夕立「エレベーターもう着いたっぽい」

Bep「ハラショー」

足柄「あ、それじゃあ会長さんたち、本当に失礼するわよ」

９代目「ああ。元気でな」

ﾊﾞﾀﾝ

243 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/10(火) 19:33:30.85 ID:pBRazwF10

そのうちにボンゴレギアみたいに指輪型じゃなくなりそう
個人的には、時価軸無視でいいからソルテとか見てみたいな。貴重なリング職人だし

244 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/10(火) 20:22:42.69 ID:O8vD49JSO

>>236
×浸水
◯進水

245 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 21:47:10.18 ID:glayQTJJ0

〜夜、雲雀鎮守府、司令室〜

吹雪「…と、言う訳なんですよ」

島風「吹雪ちゃんそれ本当なの！？すごいじゃん！！！」

長門「足柄先生が海軍の最高戦力であるのは当然の話だ」

足柄「そんなにおだてても何も出ないわよ」

龍田「でもすごいよね〜。ほかの鎮守府は一人しか選出されてないのにウチは二人もなんて〜」

赤城「ずっと少数精鋭でやってきましたからね。他の鎮守府では分散されている練度が私たちに集中してるんでしょう」

足柄「他のメンツもなかなかすごかったわよ。指輪持ちも二人いたしね」

島風「指輪ってなに？」

足柄「あら知らないの？」

長門「一定の練度に達すると提督からケッコン指輪をもらってケッコンすることが出来るそうだ。指輪をもらうと限界を超えて成長できるみたいだぞ」

龍田「摩耶さんも指輪持ちだったわね〜」

島風「え！何それ！！私も」

赤城「…欲しいんですか？」

雲雀「…」ｻﾗｻﾗ

雲雀「ふう…ようやく書類がひと段落したか…」

雲雀「ん、君たち何僕の部屋で群れてるの？噛み殺すよ？」

島風「…やっぱいらない」

吹雪「っていうか司令官、話は聞いて下さいよ…」

246 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 22:06:05.01 ID:glayQTJJ0

雲雀「リングの話も作戦の話も前もって聞いてたからね」

吹雪「そうなんですか！？言ってくださいよ…」

雲雀「９代目に言わないように言われていたんだ」

雲雀「各鎮守府での混乱を避けるためにね」

赤城「確かに選ばれていない人が不服を申し立てるかもしれませんからね」

島風「私たちそんなことしないよ…」

足柄「あのメンツでそう言ってくる人もなかなかいないと思うけどね」

雲雀「…で、合同作戦の方だけど」

吹雪「はい」

雲雀「一週間後、僕たちは第一艦隊だけで海軍およびCEDEFの管轄下である宿毛湾泊地に移動するよ」

雲雀「その間第二艦隊はお留守番だ。またアーデルハイトに来てもらうから彼女の指示を聞いてね」

龍驤「うっ…またあのボインが来るのか…了解したで…」

雲雀「宿毛湾ではクローム鎮守府、山本鎮守府の第一艦隊と共に２週間、共に作戦行動を行うよ」

雲雀「また、宿毛湾泊地は海軍学校も併設しているため、候補生に対しての教育も行ってほしいそうだ」

赤城「候補生…提督のですか？」

雲雀「うん。宿毛湾には艦娘は今のところ配備されていないからね。この機会に将来の提督たちに艦娘と触れ合わせておきたいという意向もあるんだろう」

足柄「それは…ウチの雲の守護者が幻想を壊さないか心配ね…」

吹雪「？」

龍田「この子は外面は良いからきっと大丈夫よ〜」

吹雪「あっその教育ってもしかして拷問のやり方とかも教えたりします？」ｷﾗｷﾗ

雲雀「海軍学校だからそういうこともやってるみたいだね」

吹雪「やった〜！司令官！私、がんばります！」ﾆｺﾆｺ

足柄「ほどほどにしなさいよ…」

雲雀「そこそこ長期での作戦になるよ。この一週間で準備できることはあらかたやっておいてね」

みんな「「「はい！！！」」」

247 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 22:12:06.47 ID:glayQTJJ0

…というわけで今日の本編投下は以上です。ついに艦娘サイドからも守護者が誕生しました。次回からはクロームちゃんと山本が活躍します。あとはキャラ設定をちょっとかいて今日は終わりにします。

>>239
そうですね。�T世ファミリーは出すのは難しいですね。今のところ登場予定はないです

>>241
モレッティも面白いので出してみたいですね。どこで出すんや…っていう悩みはありますが。
スパナは艦娘には興味津々ですが、現在はそれ以上にお菓子作りに夢中になっています。今後の展開ではそれなりに働いてもらう予定です。

>>244
指摘ありがとうございます…水浸しやんけ…

248 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 22:22:40.96 ID:glayQTJJ0

キャラクター紹介

・バジル
CEDEF所属の爽やかイケメン。17歳になった現在は背が伸び垢ぬけて相当なイケメンになっており、海軍のホモたちからケツを狙われている。教官になってからは日が浅いため人前に出るとすこし緊張してしまう。基本的に年上に物事を教えることが多いため舐められることも多いが、その度に見た目にそぐわぬ腕っぷしで黙らせている。大食い勝負も得意。

・９代目
ボンゴレがマフィアではなくなったのと同時にボンゴレグループの会長として就任、自由気ままな日々を過ごしている。基本はイタリアで過ごしているが、深海棲艦の登場によって何かと物騒になってからは度々来日してリボーンやツナに助言を与えている。権力で言えばボンゴレで誰も逆らえる者がいない偉い人なのだが、多くの社員には顔はおろか存在すら知られていない。最近家庭菜園で巨大な聖護院大根をつくった。

249 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/10(火) 22:43:54.60 ID:glayQTJJ0

続き

・時雨
山本鎮守府の秘書官でありマリーナリング雨の守護者。山本から時雨蒼燕流の特式十一の型 燕の嘴までを直伝されており、山本艦隊では一番の使い手。ちなみに山本とはケッコン済みで練度はカンストしている。少々歪みのある提督LOVE勢であり重い愛を山本に向けているが、山本は持ち前の天然さで全く気にしていない。その点が出てしまったのか先日のサイコパス検診では吹雪に次ぐ犯罪係数を叩き出した。犯罪係数２９６

・Верный
クローム鎮守府の初期艦でありマリーナリング霧の守護者。ちなみに秘書官は別の子。全艦隊で最も優れた幻術使いであり、哨戒から制空権確保まで何でもこなして見せる。クロームには相当懐いていてよくボルシチを作ってあげている。ケッコンはしていないため練度は９９。ちなみに本人にはクロームとのケッコン願望はない。ｽﾊﾟｽｨｰﾊﾞ。

・大和
さいきんディーノ鎮守府に進水したばかりなのだがその才能と戦闘力を評価されてマリーナリング大空の守護者に抜擢された。ちなみにディーノ鎮守府の秘書官電ちゃん曰く「司令官が適当にポチポチやってたら来てくれたのです！」
マリーナリングの守護者の中では最も練度が低いが、火力は一番高い。また、格闘戦も長門と同じくらい強い。だが、まだまだ底が見えないほどの伸びしろを持っているため今後を大いに期待されている。ちなみにマリーナリングの守護者の中では犯罪係数が最も低いとっても良い子。

250 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/10(火) 22:46:29.07 ID:glayQTJJ0

今日は以上です。今までは一応毎日更新してましたが、これからは少し厳しくなるかも…不定期でもがんばって続けていくんでよろしくお願いします。それでは

251 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/10(火) 23:59:49.48 ID:9RLbv9EA0

乙でした

止まない雨はない
病まない時雨もいない（悟り

252 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/11(水) 00:22:57.00 ID:ZNU1/Irf0

時雨は自分で十二の型を編み出したのかな？

253 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/11(水) 01:31:42.70 ID:ulRzUVsW0

・番外編、吹雪の趣味の原点

〜少し前、並盛町〜

吹雪（明日司令官が着任する鎮守府に初期艦として任命されたけど…）

吹雪(明日、司令官が来るまで暇だなぁ…)

吹雪(あ、本屋がある。本でも読んで時間を潰すか)

吹雪「こ、こんにちは〜」

店主「おうらっしゃい」

吹雪「何読もうかな…あ、伊坂幸太郎の新作が入ってる」

吹雪「う〜ん、でもそんな気分でもないからなぁ…あ、二葉亭四迷とかいいかも」

吹雪「「浮雲」はこの前読んだから…どれにしよう」

白いお兄さん「おや、二葉亭四迷が好きなのかい？」

吹雪「この前妹に勧められて偶然読んだだけですよ。「浮雲」 ですね」

白いお兄さん「そうか…二葉亭四迷は心のチューニングにも丁度良いからね、僕もよく読むんだ…。実はね、言文一致体の日本語小説というのは彼から始まったんだ」

吹雪「は、はぁ(饒舌な人だなぁ。でもかっこいいな)」

白いお兄さん「彼は優れた小説家であるとともに、また優れた翻訳家でもあった。これを読んでみると良い。「浮雲」とは違った彼のよさが見えてくるだろう」ｽｯ

吹雪「あ、ありがとうございます」

吹雪（「乞食」、かぁ。すごいタイトルだなぁ）

吹雪「あれ、でもこれお兄さんの本ですよね？借りちゃっていいんですか？」

白いお兄さん「紙の本の良さを知っているのは君の人生にとても有意義なことだ。その手伝いをできたことが僕は喜ばしい」

白いお兄さん「僕は普段、そこの並盛中学校で教員をやっている。今年赴任してきたばかりでね。読み終わったら学校に返しに来なよ」

吹雪「は、はい。ありがとうございます」

白いお兄さん「それじゃあ僕は行くから」ｽｯ

吹雪「あ、ありがとうございます」ﾍﾟｺｯ

吹雪（行っちゃった…変な人だったな）

254 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/11(水) 01:32:16.69 ID:ulRzUVsW0

〜並盛町、商店街〜

吹雪（適当にぶらついてるけど…何もない普通の街だな）

吹雪（そろそろ帰ろう…ん？）

不良A「おい金出せやオラッ！」ﾄﾞｺﾞｯ

不良B「は〜いもう逃げられないよ〜？」

古里「うぐっ…一人で外出するとすぐこれだ…」

不良C「なぁに訳わかんねえこと言ってんだよッ！」ﾄﾞｶﾞｯ

古里「うっ…」

吹雪（うわぁリンチしてる。並盛町って治安悪いのかな…ん？）

白いお兄さん「君たちは何によって動いているか、自分の中の正義が何か、なんて考えたことがあるのかな」

吹雪（あ、さっきのお兄さんだ。何してるんだろ危ないのに）

不良A「なんだてめぇ…ウゴワァ！」ﾄﾞｺﾞﾝｯ

白いお兄さん「君の核となる正義…それがないからこういう行動を平気で起こせる」ﾄﾞｺﾞｯ!ｶﾞｽｯ!

白いお兄さん「一人じゃ何もできない…君の空っぽの個性を埋めるための行動が、こうやって徒党を組んで他人を虐げるっていうことなのさ」ﾄﾞｺﾞｯ!ﾊﾞｷｯ!

不良A「」ﾁｰﾝ

白いお兄さん「君たちもそうだろう…僕はね、君たちみたいに愚かな大きい子供が嫌いなんだ」ｽｯ

白いお兄さん「個性がないのにそれを埋めようともせず…努力もせず、日々をただ無意味に貪っている。そんな愚かで、それでいてわがままなな君たちがね」

吹雪（す、すごい！）

吹雪（なんでかわかんないけど…あのお兄さんがあの不良を殴ってるのを見てるとすっごい爽快な気分になった…）ｿﾞｸｿﾞｸ

吹雪（馬乗りになってボコボコにするあれ…私もやってみたいな…）ﾆﾔｧ

白いお兄さん「…人は恐怖と対面した時、初めてその本性が明らかになる。君たちの本性はどんな姿をしているかな？」ﾄﾞｺﾞｯ!

不良B「ふべら！」

吹雪「わ、わたしも…えいっ！」ﾄﾞｺﾞｯ!

不良C「なんだガキ…ぐべぇ！？」

255 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/11(水) 01:32:51.98 ID:ulRzUVsW0

吹雪（あ…人を殴るって…すっごいすっきりするかも…♪）ﾆﾔｧ

吹雪（ここで馬乗りになって…）ｶﾞｽｯ

不良C「がぱおあっ！？ひゃ、ひゃめ」

吹雪（やばい！なにこれ！超楽しいい！）ﾄﾞｺﾞｯ!ﾊﾞｷｯ!ｶﾞｽｯ!

不良C「ぶっ！べっ！ぐひゃっ！」

吹雪（あははははは！いいよこれ！この人の苦しむ顔がもっと見たい！）ｸﾞｼｬｯ!

不良C「ぷべら！？」ﾋﾟｭｰ

吹雪「うわっ…なんか血吹きだしてきた…」ｻｯ

吹雪「でも…血の色って…すごい綺麗だな」ﾆﾔｯ

不良C「ひゃ、ひゃめふぇくらはい…」

吹雪「…」

ｶﾞｽｯ!

不良C「」ﾁｰﾝ

吹雪「あ、もう気を失っちゃった…」

古里「そのくらいにしないと…その人死んじゃうよ…」

吹雪「…まるで人殺しをしたことがあるような口ぶりですね」ﾆｺｯ

古里「えっ…？」

吹雪「あっ私何変な事言ってるんだろ…」

白いお兄さん「へえ…君はなかなか本質的に面白い人間らしい」

古里「…僕はもう行くね。助けてくれてありがとう」ﾋﾟｭｰ!

吹雪「今のは…」ｿﾞｸｿﾞｸ

白いお兄さん「隠さなくていいんだ…それが本当の君」

吹雪「これが…本当の私…」

白いお兄さん「警察が来るといけないからもう逃げた方がいい。貸した本、読み終わったら感想聞かせてね」

吹雪「は、はい」

白いお兄さん「それじゃ」ｽﾀｽﾀ

吹雪（行っちゃった…あ、私も逃げないと）

吹雪（それにしても変な人だったなぁ…悪い人じゃなさそうだったけど）

吹雪（とりあえず明日、司令官が着任するまで借りた本を読んでみよう）

256 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/11(水) 01:33:30.91 ID:ulRzUVsW0

〜次の日、雲雀鎮守府〜

吹雪（あ、あの人が司令官かな。思ったよりも来るのが早いなあ。借りた本、まだ読み終わってないけど…声かけなきゃ）

吹雪「あ、あのっ！司令官…ですよね？」

雲雀「？」

おわり

257 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/11(水) 01:36:04.02 ID:ulRzUVsW0

寝る前にちょっと書きたくなったから書いた。今日は以上といったな？あれは嘘だ

>>252
時雨は単純に十一までを教わっただけで、自分の型とかは編み出していない状態です。十二はボンゴレギアが必要なので山本は教えてません。これから自分の型を編み出していくかもしれませんね。

258 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/11(水) 02:19:46.84 ID:xFcuOxEw0

時雨蒼燕流って見せるだけのものであって教えるものじゃないんじゃなかったっけ

259 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/11(水) 03:24:19.89 ID:ylRiH5k70

>>258
見稽古というものがあってね……
個人的には、ここの作者に謎のままで終わった3の型を作ってほしい
自分は県を回転させて防御させる「渦巻き雨」とかイメージしている

260 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/11(水) 03:55:50.17 ID:ZNU1/Irf0

>>259 謎のままだったのは6の型だな3は足で蹴る奴あと山本の教え方の場合感覚的過ぎて問題はないんじゃないかね

ヴェルデが開発した「幻覚で作ったものを本物に変える装置」って艦娘側にも提供されてるの？

261 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/11(水) 08:42:00.10 ID:ylRiH5k70

そもそもヴェルデなら艦娘達に有益な装置を作ることができるよ
どんな装置かは知らん

262 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/11(水) 22:31:11.17 ID:ulRzUVsW0

>>258
このSS内でもその設定です。時雨ちゃんは一目見ただけでマネできちゃったタイプの天才ですが、他の山本鎮守府の面々は少し事情が違います。その辺も次回以降で明らかにしていきます

>>260
ボンゴレが艦娘達海軍に提供している技術はリングやボックスだけなので今のところは提供されていません。ほかの技術(モスカとか)についても同様です

とりあえずレス返しだけ。今日の更新はないです…たぶん。

263 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/12(木) 06:25:32.40 ID:HAw2KL9Y0

ランキング能力が戻った設定でフゥ太出ないかなと思ったり
雲雀鎮守府が何をランキングするかしらん

264 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/12(木) 21:31:48.68 ID:dfUMQNOy0

>>263
ちょうど中学生になっているフゥ太は出そうと思ってます。それも面白そうなのでランキング能力は失っていない体で行きましょうか。

それでは中途半端ですが投下始めます。

265 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/12(木) 21:32:47.12 ID:dfUMQNOy0

…一週間後、とある海上〜

足柄「しかし航行で移動って疲れるわね…」

長門「いつも飛行機で移動していましたからね」

吹雪「まぁ今回は獄寺さんも北方での作戦に参加していますし…仕方ないですよ」

赤城「今回一緒に作戦をするのはクローム艦隊と山本艦隊…どのような艦隊なんでしょうか」

吹雪「佐世保のクローム艦隊は強力な航空戦隊だと聞きます」

吹雪「霧に隠れて艦載機を飛ばすことから霧の航空戦隊…通称「霧航戦」と呼ばれているみたいですね」

島風「ムコウセン？」

龍田「赤城さんの一航戦みたいな感じね〜」

赤城「むぅ…なんだか不服です…」

吹雪「舞鶴の山本艦隊はそれとは対照的に強力な水雷打撃戦隊で、基本的に軽巡洋艦よりも小規模な艦種は使わない、速度を重視した艦隊を編成しているみたいですね」

雲雀「山本武は一人で日本海を抑えているからね。大したものだよ」

雲雀「…もうすぐ宿毛湾に到着するね」

島風「あ、ホントだ！見えてきた！」

ｼｬｧｧｧ…

266 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/12(木) 21:33:24.28 ID:dfUMQNOy0

〜宿毛湾泊地、港〜

提督「並盛鎮守府雲雀艦隊の皆さん、お疲れ様です！」

提督「私は当鎮守府を預かる海軍中佐の田中であります！」ﾋﾞｼｯ

雲雀「…並盛鎮守府客員提督、雲雀恭弥。少将相当官だよ」

島風「…ウチの提督ってそんなに偉かったの？」ﾋｿﾋｿ

足柄「あの人のことだからどこかの枠組みにはめられてるのが気に入らなくて話してなかったんでしょ…」ﾋｿﾋｿ

提督「クロームさんたちはすでに到着していますのでCEDEF所属の客員教官と一緒に紹介します！それでは司令室に…」

雲雀「君たち、行くよ」

吹雪「あ、はい」

267 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/12(木) 21:33:57.63 ID:dfUMQNOy0

〜宿毛湾泊地、司令室〜

クローム「あ、雲雀さん！お久しぶり！骸様元気にしてる？」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

雲雀「…相変わらず君は騒がしいね」

コロネロ「クロームは三年前からすっごい変わったよな、コラ」

ラル「ああ。こいつらの成長ぶりにはいつも驚かされる」

ベル「ししし…田中、俺帰っていい？」

提督「ダメですぞベルフェゴール殿！皆様もしっかりと自己紹介してくだされ！」

クローム「佐世保鎮守府客員提督、クローム髑髏。少将相当官です」ﾋﾞｼｯ!

コロネロ「宿毛湾泊地客員教官、コロネロだぜ、コラ！中佐相当官だぜ、コラ！」

ラル「同じくラル・ミルチだ」

ベル「同じくベルフェゴール。…なあ田中、俺だけ少佐なのどうにかなんねえの？」

提督「私に聞かれても困りますぞ！上司に言ってくだされ！」

ラル「クーデターを起こしたくせに厚かましい奴らだ…」

ベル「だって俺王子だもん♪」

雲雀「…君に教官なんて務まるの？」

ベル「おい」

提督「ベル殿は正直教官としては全く使えないのであります！」

ベル「おい田中」ｶｯﾁｰﾝ

提督「でも、艦娘の代わりに当鎮守府の正面海域はベルフェゴール殿が単騎で制海権を確保しているのであります！結果的に当鎮守府イチの働き者なのであります！」

ベル「ししし…田中、良い奴じゃねえか」

提督「私の方が階級は上なのでありますが…」

雲雀「…もう僕たちは自分の部屋に戻ってもいいかな」

クローム「あ、待って！それなら私の艦隊を紹介するから！こっちこっち！」ｽﾀｽﾀ

雲雀「…ﾊｧ。君たち、行くよ」

吹雪「は、はい。それでは失礼します」

ﾊﾞﾀﾝ

268 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/12(木) 21:34:36.67 ID:dfUMQNOy0

〜クローム艦隊の部屋〜

クローム「おーいみんな！雲雀艦隊を連れてきたよ！挨拶して！」

大井「ててて提督お帰りなさい！！！！汚い男に汚されたりしませんでしたか！？！？」ﾀﾞｯ

Bep「大井、いくらなんでも初対面の人達の前で提督に抱き付くのはやめた方が良い…」

クローム「こら！勝手に抱き付くな！みんなの自己紹介が終わってからにしなさい！」ﾍﾞﾘｯ

大井「は、はいっ！クローム艦隊秘書官の大井です！ち・な・み・に、提督とはケッコン済みですので提督と結ばれようとしても無駄ですからその辺よろしくお願いしますね♡」ﾆｺｫ

Bep「ヴェールヌイだよ。響って呼んでくれて構わない。一応、マリーナリング霧の守護者をしている。よろしく」

瑞鳳「航空母艦、瑞鳳です！正規空母の皆さんには負けませんよ！」

隼鷹「ひゃっはあああ！！！同じく軽空母の隼鷹でーす！仲良くしてくれよ！！！」

飛鷹「…こら隼鷹、あんまり騒がしくしないの。同じく飛鷹よ」

翔鶴「はぁ…皆さんが迷惑をかけていなければよいのですが…正規空母、翔鶴です」

足柄「…なかなか騒がしいわね」

赤城「そうね…提督が違うとこうも違うものかしら…」

島風「大井さんとかくっついて離れてないもんね…」

長門「ウチの提督にアレをやったら確実に海の藻屑になるな…」

龍田「考えるだけでも恐ろしいわね〜」

提督「皆さん、舞鶴の山本艦隊の皆さんが到着しましたぞ！」

龍田「それじゃあみんなでそっちに行きましょうか〜」

翔鶴「そうですね」

269 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/12(木) 21:35:30.79 ID:dfUMQNOy0

〜宿毛湾泊地、港〜

山本「いや〜待たせちまったな！わりーわりー」

提督「他の皆さんも先ほど到着したばかりですぞ」

山本「お、雲雀とクロームもいるな！んじゃあお前ら、自己紹介しとけ！」

時雨「うん。山本艦隊秘書官、時雨だよ。僕の提督に手を出したら斬るからね…」ｷﾞﾗｯ

神通「神通です。よろしくお願いします」ﾍﾟｺﾘ

木曾「木曾だ。よろしく頼むぜ」

矢矧「…矢矧です。以後お見知りおきを」ﾍﾟｺﾘ

北上「重雷装巡洋艦、北上でーす。お、大井っちいるじゃん！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

伊19「伊１９なの！イクって呼んでほしいの！」

島風「すご〜い！全員刀を持ってるね！」

山本「俺の第一艦隊は全員が時雨蒼燕流を使えるからな。基本的に刀で戦うんだ」

足柄「クローム艦隊といいなかなか特徴的な艦隊ね」

龍田「そうね〜。他の艦隊とのギャップはびっくりするわよね〜」

提督「それでは皆さん揃ったことですし、広場で今後の作戦を伝えます！ついてきてください！」

みんな「「「はい！！！」」」

270 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/12(木) 21:36:35.28 ID:dfUMQNOy0

以上、適当かつ短い自己紹介回でしたが、本編投下しました。
あとはキャラ設定を書いておこうと思います。

271 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/12(木) 21:58:59.51 ID:dfUMQNOy0

・クローム髑髏
現ボンゴレ幻術部隊隊長。この三年間で最も変わった人物の一人。骸との共依存をやめて自分という存在であることを意識して生きていくことにした結果、めちゃくちゃ明るくなった。ちなみにパイナップルヘアもやめた。戦闘力も進化しており幻術は骸の目を欺けるレベルになっていて、ボンゴレ最強の術師としてその名を轟かせている。
この３年間で背も伸び胸も成長したためものすごいスタイルの良い美人になっている。そんな彼女が海軍の制服を着ている姿は端的に言ってエ〇い。ちなみに彼女の指揮する艦隊は他の鎮守府と比べても目に見えて士気が高く、艦娘との信頼関係は群を抜いて強い。最近大井にケッコン指輪を渡した。

・山本武
現在、甲子園二連覇中のスーパールーキーだが、実家が寿司屋、提督業をしている、剣術も得意、インタビューの受け答えが天然の極みなどの要素のおかげでこの世界のなんJ民たちに非常に愛されている。彼がマウンドに立つともれなく山本寿司スレが立つ。
自分の艦娘には積極的に時雨蒼燕流の型を見せている。吞み込みの良い子は一発でモノにしているが、それ以外の子たちは山本と出撃しているうちにいつの間にか使えるようになっているらしい。そうこうしているうちにいつのまにか自分の艦隊が海軍最強の水上打撃部隊と呼ばれるようになり、これもまたなんJを賑やかにさせる一つのネタになっている。

・コロネロ
リボーンと同じく少し成長したがまだまだ赤ん坊。ラルとは婚約と婚約破棄を繰り返しておりなんだかんだ言っていまだにくっついていない。
海軍の客員教官になってからは鬼教官ぶりを発揮しているが、艦隊指揮に関する知識が全くないので少しバツが悪い。

・ラルミルチ
海軍の客員教官になってからは未来の提督たちをビシバシ鍛えている。ちなみに提督の知識も多少はあるため艦隊指揮に関しての指導もできる。
さらに成長して色っぽさを増しているおかげでクソ厳しい指導の割には自分の指導している生徒たちからの人気は異常に高い。だがラル自身はもちろん見向きもしていない。

272 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/12(木) 22:07:11.41 ID:dfUMQNOy0

・ベルフェゴール
一応肩書は教官なのだが教官の仕事は一切していない。その代わりに鎮守府正面海域を深海棲艦の侵攻から一人で守っているため、仕事はしているつもりらしい。自分が田中よりも低い階級であることに不満を持っているが、正直宿毛湾において階級なんてあってないようなものである。

・提督
海軍学校を普通の成績で卒業して一昨年着任した提督。階級は中佐、苗字は田中。田中中佐と呼ぶと喜ぶ。あまり良い成績ではなかったためか自分の鎮守府で艦娘の運用歴はなく、今回の作戦にはすこしドキドキした気持ちで臨んでいる。艦娘が配属されてこなかったため肩書は提督であるが仕事は殆ど隣接する海軍学校の教官である。ちなみに鬼教官二人の支持率が異常に高いおかげで生徒からの人気はあまりない。

273 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/12(木) 22:19:14.79 ID:dfUMQNOy0

山本、クローム艦隊の艦娘たちの紹介はまた後日書いて載せます。今日はあまり時間が無いので…それでは

274 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/12(木) 23:56:14.01 ID:S4V9Kclq0

フゥ太が骸と仲良くできてたらいいんだが厳しいだろうな...

275 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/13(金) 00:31:51.15 ID:Be9DXpE90

そんなこと言いだしたらランチアも難しいだろう……死んだ人は帰ってこないんだし

276 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/13(金) 02:04:33.71 ID:OgKYhZDq0

フゥ太とランチアだと子供と大人、恐怖と怒りで骸に対する印象も結構違うしな...仲良くできてたらいいなと思う
そういえば犬とか千種とかM・Mもりんねにいるんだろうか？

277 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/13(金) 19:42:34.46 ID:t/jgfsUo0

・大井
本来北上に向くべきLOVEがすべて提督に向いてしまったタイプの大井っち。ちなみにクローム鎮守府には北上がまだ着任していないため北上への愛情は薄れてきている。属性は雷。おかげさまで雷属性の炎を纏った魚雷を飛ばす文字通りの雷巡と化した。ちなみに格闘戦もそこそこイケるクチだが滅多にやらない。実は料理が上手で家庭的。

・瑞鳳
クローム鎮守府の空母の中では最も練度が高く、霧航戦の誇りとか言うのを持っているらしい。見た目はロリだが中身は日本酒が大好きなお姉さん。ちなみにお気に入りの日本酒は「獺祭」。もちろんつまみは卵焼きで。
属性は晴だがボックスも炎も主に味方の治療にしか使わない。

・隼鷹
瑞鳳の飲み仲間。酒はつまみがなくてもイケるクチ。お気に入りの日本酒は「赤霧島」。
属性は嵐。赤城と同じく破壊力にあふれた嵐の航空隊を飛ばせる。ちなみに大井っちとよく厨房に立つ。ﾋｬｯﾊｰ!

・飛鷹
瑞鳳の飲み仲間というよりかは酔いつぶれた隼鷹を部屋まで連れて帰る役。お気に入りの日本酒は後に残らないから「五人娘」。
第一艦隊で唯一料理ができないため最近他のメンバーにすこし引け目と焦りを感じている。
属性は霧。術師としてのレベルはクローム曰く「才能はある」。つまりたいしたことはない。

・翔鶴
クローム鎮守府のオカン枠兼苦労人。料理はクローム鎮守府の艦娘の中で一番うまいが、翔鶴もクロームから教わったため実はクロームが一番うまい。
獄寺鎮守府の鳳翔さんポジだが酒は飲む。そして酔うと泣き出す。お気に入りの日本酒は「十四代」。
属性は雲。なぜか一番艦の自分ではなく二番艦の瑞鶴が大空であることに引け目を感じている。ちなみに先日のサイコパス検診で要注意判定を受けたため心の中に相当黒いものをため込んでいる様子。犯罪係数１１８

278 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/13(金) 20:06:26.43 ID:8HtNlgzSo

１１８ならまだパラライザーだから

279 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/13(金) 20:12:24.40 ID:t/jgfsUo0

・神通
時雨とは違って時雨蒼燕流の型を一目見るだけでは真似できなかった。だが時雨や山本と出撃しているうちに九の型うつし雨まで使えるようになり、連日稽古に励んだ結果山本艦隊二番目の使い手になった。ちなみに改二にはなってるので自信満々な感じの神通。
属性は雨。得意な型は八の型「篠突く雨」

・木曾
山本艦隊の切り込み隊長。神通と同じく努力の人で型は出撃しているうちに覚えた勢。九の型うつし雨まで使える。
戦場では問答無用で開幕魚雷をぶっぱなしその後斬りまくるという凄まじい脳筋戦法でMVPをよく取るが被弾率は一番高い。
属性は雨。得意な型は三の型「遣らずの雨」

・北上
山本の型を一目見ただけで真似出来ちゃった系の天才。だが魚雷を飛ばした方が強いため戦場で刀は殆ど抜かずスナイパーに徹する。仮に狙われても四の型「五風十雨」で華麗に裂けるため被弾はほとんどないらしい。
自分の鎮守府には大井がまだ着任していないためクローム艦隊の大井っちと仲良くしたいが、なぜか妙に冷たいためなかなか仲良くなれなくて困っている。
属性は雨。得意な型は四の型「五風十雨」

・矢矧
山本艦隊では一番の新参だが型を一目見て殆どマスターしてしまった期待の新人。現在では山本鎮守府第三の使い手。
みんなには内緒にしているが実は野球観戦が好きで密かに山本を応援しているツンデレタイプの新人。ちな巨。巨乳でもあるな。
属性は雨。得意な型は十の型「燕特攻」
・伊１９
山本鎮守府イチの飲んだくれ。
北上と同じく天才タイプだが鍛えていないため正直剣の腕はたいしたことない。戦場では水中に潜り北上と同じくスナイパーに徹する。
属性は雨。得意な型は七の型「繁吹き雨」

280 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/13(金) 20:18:08.99 ID:t/jgfsUo0

>>274
その辺の話は書くとしても相当後になりそうですね…

>>276
犬と千種は骸と一緒に「りんね」でみんなのお兄さんをやっています。
M・Mは金になるならと雲雀の部下として日々戦っています。
どちらにしろ雲雀や白蘭の特殊部隊と児童養護施設「りんね」の話はもっと掘り下げていこうと思っていたので近いうちに書くことになると思います。

281 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/13(金) 20:19:19.82 ID:OgKYhZDq0

乙　凄い雨艦隊だ

282 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/13(金) 20:59:48.08 ID:eyhDZzILO

乙
赤霧島は日本酒じゃなくて焼酎な

283 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/13(金) 23:56:03.97 ID:Vy3MgsIU0

山本は単色縛りプレイでもしてんのかwwww

284 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/14(土) 00:26:59.29 ID:ul4srQpA0

そういえば『燕特攻』と『燕の嘴』の原型はリング争奪戦の頃の時点で鮫氏が使ってたから剣の腕さえあれば習得自体は炎の有無関係なく可能なのか

問題は匣アニマルが形態変化した二刀(V.G.)で使用した対幻術用の『霧雨』＆『斬雨』をどう習得させるかかな？
術士の恐ろしさは山本自身、身に染みて分かってるわけだし…

285 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/14(土) 00:31:43.81 ID:ul4srQpA0

>>284
って書いたけどあの時まだボンゴレギアじゃなかったね（汗
勘違い＆連投スマソ

286 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/14(土) 01:03:47.88 ID:uGqGhaPC0

>>285
>>257で書いてあるが対幻術用の『霧雨』＆『斬雨』は十二の型でボンゴレギア必須だから使えるのは装備時の山本のみなんだろうね

嵐属性の時雨蒼燕流とか雨属性以外のも見てみたかった海上戦闘だから水は問題ないし

287 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/14(土) 10:09:16.63 ID:ul4srQpA0

>>286
ｵｩﾌ…流し読みしてて読み流してたらしい…orz

十二の型使ったの継承式編で合ってたのね
どうも脳内が幻騎士戦とごっちゃになってるっぽいな…

288 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/15(日) 19:22:00.57 ID:Soh7XgIs0

雪がヤバくて家から出れないお…と言う訳ではじめて行きます…

>>282
あ、天然で間違えた…隼鷹は焼酎呑みそうだったんで一人だけ焼酎にしたんですがそのままノリで日本酒って書いちゃいました…

>>286
雷とか嵐とかの時雨蒼燕流とかかっこよさそう！！とかは思ってたんですが山本艦隊に全員刀を持たせた時点で更に極端な艦隊にしちまおうという考えが働いて全員雨にしちゃいました。他の鎮守府の刀持ちが時雨蒼燕流を覚えるかもしれないので書くとしたらそこですね。あとは山本鎮守府の第二艦隊とか…構想はねえけど…

289 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/15(日) 19:23:43.38 ID:Soh7XgIs0

〜宿毛湾泊地、大広間〜

提督「これで当鎮守府で作戦を行う艦隊が揃いましたな！」

提督「遠路はるばるお疲れ様なのであります！」

足柄「まぁ結構遠かったし実際少し疲れたわね…」

提督「現在時刻はヒトヒトマルマル！遠くから来てくれた皆様には大変恐縮なのでありますがヒトサンマルマルより早速作戦を開始したいのであります！」

時雨「実際に予定はその通りに聞いてるから大丈夫だよ」

北上「で、作戦っていうのはどういう内容なんですかい？」

提督「はい、とりあえず鎮守府正面よりもう少し沖の海域に出て偵察と哨戒をしてほしいのであります！」

提督「また、eliteやflagshipと呼ばれる種類の深海棲艦がいた場合は可能な限り無力化して鹵獲をするようにと大本営から通達が来ているのであります！」

提督「ですが、今日出撃してもらう海域にはどのような深海棲艦がいるのかがわからないため、偵察と紹介を最優先都市てそちらの通達は今日に限っては無視してもらって構わないのであります！」

木曾「んで編成はどうすんだ？」

提督「哨戒と偵察が目的なので小型冠を中心とした水雷戦隊で行ってもらいたいのであります！」

木曾「ふぅん…じゃあ俺たちの艦隊がそのまま行けばよくないか？」

提督「今回の作戦では出来れば他の艦隊の艦娘と組ませて出撃させるようにとの通達が来ているのであります！なので、各艦隊から二隻ずつ出撃してもらうつもりなのであります！」

山本「小僧の指示か…？」

クローム「たぶん…全く性質の違う艦隊と組ませて新しい戦い方を身に着けてほしいとか…そんな意図があると思う」

雲雀「なるほどね。あの赤ん坊が考えそうなことだ」

大井「それで、具体的な構成はどうするのよ」

提督「それは各司令官にお任せするのであります！」

クローム「あ、じゃあ私の艦隊からは響と大井を出すね。後の子は空母だし」

Bep「…了解」

大井「任せてくださいませ♪ふふふ…MVPを取って提督に褒めてもらわなきゃね…それで後で…ぐふふふ…」ﾆﾔﾆﾔ

吹雪「うわ…あの人には近寄らない方がいいですね」

足柄「あんたが言わない方がいいわよ」

山本「俺たちはそうだな…時雨と北上、頼んだぜ」

時雨「うん、行ってくるよ」ﾆｺｯ

北上「お、大井っちと出撃か〜。よろしくね〜」

大井「き、気安く話しかけないでください！」

北上「えっ…」

雲雀「じゃあ僕の艦隊からは吹雪と島風を出すよ」

島風「やった！任せて！」

吹雪「任せてください司令官！私をみんなが守るんだから！」

島風「え？」

吹雪「あ、間違えた」

290 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 19:31:34.02 ID:Soh7XgIs0

山本「ハハハ、雲雀んとこの艦娘はおもしれーな！」

足柄「たぶんこの子の場合本当にそう思ってるわよ…？」

雲雀「それで、海には誰が出ようか」

クローム「そうね…三人で出る訳にも行かないし」

提督「はっ？皆さんも海に出て直接指揮をするつもりなのでありますか？」

山本「いや、指揮ってより俺たちも装備付けて戦闘だな。ここのベルフェゴールも海に出てたんだろ？そんな感じだ」

提督「ベル殿の頭がおかしいと思っていたのですが…これは私がおかしいのでしょうか…」

ベル「おい」

クローム「まぁ提督たるもの戦艦を片手で沈められるくらいの戦闘力は必要だよね」

山本「そうだな。そうじゃないと一人前の指揮官とは言えねーな」

提督「自分の中の提督像がどんどん崩れていくのであります…」

291 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 19:47:20.75 ID:Soh7XgIs0

提督「とりあえず今日は皆さんは出撃しなくていいのであります」

雲雀「…」ﾑｽｯ

山本「分かったぜ。ここ広いし今日は軽く見て回るか」

クローム「あ、ねえ提督さん、ここってご飯誰が作ってるの？」

提督「基本的に妖精さんが作ってくれているのであります」

ベル「ししし、ここ艦娘はいねーのに妖精はいるんだぜ」

クローム「やっぱり…じゃあ今日は私がご飯作るよ！」

大井「それなら私も手伝います提督ぅ〜♡」

隼鷹「お、それならアタシも手伝うよ」

瑞鳳「あ、じゃあ私も行く！」

Bep「…これは私もやる流れだな」

クローム「お、みんなありがとね。よーし、じゃあクローム艦隊、食堂に出撃ぃ！」

クローム艦娘s「「「おおっ！」」」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

飛鷹「えっとあの私は」

隼鷹「飛鷹は皿でも洗ってな！」

飛鷹「…」ｼｮﾎﾞﾝ

292 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 20:18:14.48 ID:Soh7XgIs0

〜一時間後、食堂〜

赤城「まだでしょうか…」ｿﾜｿﾜ

吹雪「結構経ちましたね。本格的なんでしょうか」

長門「食べる前からハードルを上げるのもどうかと思うが…」

足柄「でもたまには他の子が作った料理を食べるっていうのもいいわよね」

龍田「ウチの鎮守府はほとんど足柄さんだからね〜」

島風「あ、できたみたいだよ！」

クローム「ごめんね待たせちゃって…今運ぶからちょっと待ってて」

島風「うん！それじゃあ山本艦隊のみんな呼んでくるよ？」


…10分後


長門「これは…」

神通「すごいですね…」

足柄「パスタに肉じゃがにボルシチ…あとは卵焼きにサラダに…結構あるわね…食べきれるかしら…」

赤城「その時は私が責任をもって食べきりますので」

足柄「どこぞのビッグセブンより頼もしいわね」

長門「足柄先生！？」

矢矧「こんなの食べたことないんだけど…」

伊１９「私たちの艦隊は基本和食なのね」

山本「ここにいる間は別に違うモン食っててもいいんじゃね？」

木曾「そうだな。たまにはこういうのもアリだろ」

時雨「後で料理教えてもらおうかな…」

北上「時雨っちは和食作れるからいいじゃん」

時雨「僕和食しか作れないから…」

クローム「よし、みんなに行き渡ったかな？」

飛鷹「配膳は終わったわよ」

クローム「ありがと！待たせちゃったねみんな。お代わりはあるから遠慮なく言ってね」

赤城「流石に気分が高揚します」ｷﾗｷﾗ

翔鶴「それ加賀さんの真似ですか…？」

クローム「それじゃあみんな、食べるよ！」

みんな「「「いっただっきま〜す！！！」」」

293 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 20:31:04.12 ID:Soh7XgIs0

島風「うわ、おいしい！このパスタすっごい本格的だよ！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

大井「それは提督の手作りよ。心して食べなさい」

木曾「ボルシチってやつもイケるな。俺好みだ」ｽﾞｽﾞｽﾞ

Bep「…スパシーバ」

矢矧「この卵焼きもすっごいおいしいわ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

瑞鳳「ありがと！いっぱい練習したからね！」

ﾜｲﾜｲ

飛鷹「…わたしも料理できるようになりたいなぁ」

隼鷹「飛鷹も提督に教えてもらえば？」

飛鷹「前やってみたら指切っちゃって…」

隼鷹（こいつ不器用だからなぁ）

クローム「ふふふ、みんなに喜んでもらえてよかったなぁ」ﾆｺﾆｺ

赤城「パスタお代わりください！」ﾊﾞｯ

クローム「うん、ちょっと待ってて！」

……………

294 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 20:52:24.89 ID:Soh7XgIs0

〜一時間後、とある海上〜

島風「今日の昼ごはんおいしかったね」

吹雪「そうだね。夜ごはんも作ってもらってるみたいだし夜も楽しみだよね」

北上「私は肉じゃがが最高に好きな味だったなぁ〜…なんかこう、心に来る味っていうの？」

Bep「あの肉じゃがを作ったのは大井だよ」

北上「あ、そうなんだ〜！大井っちすごいねぇ」

大井「その大井っちっていうのやめてもらえますか…」

北上「え〜どうして？」

大井「…あんまり馴れ馴れしくしないでほしいんですよ」

北上「つれないなぁ」

時雨「…それにしても敵に遭遇しないね」

北上「そうだね〜。偵察と哨戒って言われたけどここまでなにもないとねぇ…」

吹雪「島風ちゃん、ちょっと索敵してみて」

島風「りょうかいっ！フレアちゃん、お願い！」ｶﾁｯ

大空アマツバメ「ﾋﾟｲｯ」

島風「ちょっとぐるっと索敵してきて！」

大空アマツバメ「ﾋﾟｨｯ!」

ﾋｭｰﾝ

島風「いってらっしゃ〜い」

時雨「…すごい速さだね。僕でも見切れないな」

島風「えへへ、すごいでしょ！」

ﾋｭｰﾝ

大空アマツバメ「ﾋﾟｲｯ」

北上「お、もう帰ってきたね」

島風「五時の方向に敵艦隊発見だって。ヲ級２リ級１ハ級２ワ級１だよ」

時雨「ありがとう。それじゃあ行ってみようか」

吹雪「ヲ級が２…この構成だと対空に気を使わないといけませんね」

大井「いや、大丈夫よ」

吹雪「へっ？」

大井「まあ見てれば分かるわ」

295 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 21:18:51.20 ID:Soh7XgIs0

時雨「…敵艦見ゆ！」

大井「なるほど、島の陰に隠れて見えなかったってわけね」

吹雪「…敵空母が艦載機を発艦させました。みなさん回避行動を」

Bep「大丈夫だよ。任せて」ｻﾗｻﾗ

Bep「…行くよ。開匣」ｶﾁｯ

Bep「そうだな…不死鳥で行こう。フェニックス！」

巨大なフェニックス「ｷｪｪｪｪｪｪｪ!!」

島風「わわっ…おっきい！！」

巨大なフェニックス「ｸｪｪｪｪｪｪｪ!!!」ﾊﾞｻﾊﾞｻ

ﾄﾞｫﾝｯ!

時雨「敵艦載機に体当たりをして落とした…！？」

吹雪「…敵艦載機全て撃墜しました！制空権はとれたみたいです！」

北上「…巨大な不死鳥…これが霧の守護者のボックスってわけか」

吹雪「すごい威力ですね…」

Bep「そうか、君たちにもこれが不死鳥に見えてるんだね」

北上「どういうこと？」

Bep「…こういうこと」ﾊﾟﾁﾝ

巨大なフェニックス「」ｻﾗｻﾗ

大量のミサイル「」ｻﾗｻﾗ…

島風「えっ…！？響ちゃんが指を鳴らした瞬間にあのでっかい鳥がミサイルになったよ！」

時雨「…なるほどね、全部幻覚ってことか」

Bep「ハラショー。そこに気づくとは流石だね。でも全てが幻術ってわけじゃないよ。うらぁっ！」

ﾄﾞｫｫｫﾝ!!!

ハ級「ｸﾞｷﾞｬｱｱｱ!!!!!!」轟沈

ワ級「ｸﾞｫｫｫｫ…」轟沈

Bep「私のボックスは一つ一つが自体が高い擬態性と攻撃力を持った霧属性のアニマルボックス、幻海牛だよ」

Bep「私が幻を見せたのはこの子たちの姿だけ…爆発した威力は正真正銘の現実さ」

大井「相変わらずえげつないわね…駆逐艦なのになんでもできちゃうんだから」

Bep「器用貧乏なだけだよ。さぁ、砲雷撃戦を開始しよう」

296 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 21:49:45.83 ID:Soh7XgIs0

北上「了解っ！大井っち行くよ！」ｼﾞｬｺﾝｯ

大井「…言われなくても装填済みですよ！」ｼﾞｬｺﾝｯ

北上・大井「「魚雷発射あ！」」ﾊﾞｼｭﾝ

ヲ級A「ｲｯﾃｪｪｪｪｪｪ!!」撃沈

ハ級B「ﾖｹﾗﾚﾙﾜｹﾈｰﾀﾞﾛｺﾝﾅﾉ!!」撃沈

北上「やりぃ♪」

大井「砲撃戦に移行しますよ」

ヲ級B「ｸｿｯ､ﾊﾝｹﾞｷｽﾙｿﾞ…ｯﾃｱﾚ?」行動不能

吹雪「さっき大井さんたちにまぎれてブリザードちゃんを射出させておきました。それでは砲撃開始しますのでせいぜい足掻いて苦しんでください」ﾆｺｯ

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

吹雪「あはははは！！！どうですか私の雲ガントレットの味は！！一発一発の威力が低くても弾数が多いから痛いでしょう！！」

ヲ級B「ｦｦｯ…」中破

吹雪「いいねぇその顔だよ…まだまだ終わらせないから覚悟してくださいね…？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

リ級「ｸｿｯ、ｺﾚﾃﾞﾓｸﾗｴｯ!」ﾄﾞﾝｯ

島風「あっ…吹雪ちゃん砲撃！」

ﾋｭｩｩｩｩｩ…

吹雪「えっ…？あっこれ避けられな…」

時雨「大丈夫だよ」ｻｯ

吹雪「時雨さん！？私を庇って…！？」

297 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/15(日) 21:57:23.12 ID:IYXGlPXR0

泊地に残ってるのは12人だからごちゃ混ぜにして演習ができるな...まあ作戦中だし無理か

298 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 21:57:39.42 ID:Soh7XgIs0

時雨「守式七の型、繁吹き雨！」ﾊﾞｼｬｧｧ

ﾄﾞｫｫﾝｯ!

島風「…時雨さんが巻き上げた水に着弾した！？吹雪ちゃん、時雨さん、大丈夫！？」

時雨「僕は平気だよ。それよりも早く片付けちゃおう」無傷

吹雪「はぁ…助かった」無傷

時雨「このまま行くよ。攻式一の型、車軸の雨」ｼｭｯ

リ級「ｸﾞｩｯ!?」小破

時雨「車軸の雨から攻式五の型、五月雨！」ｻﾞｼｭｯ

リ級「ｸﾞｱｯ!」大破

時雨「これで決めるよ。五月雨から攻式八の型…篠突く雨！」ﾊﾞｼｬｧｧ

リ級「ｱｱｱｱ…ﾓﾀﾞﾒﾎﾟ…」轟沈

島風「すっご…」

時雨「よし、こっちは終わったよ！」

吹雪「こっちも終わりましたよ」ﾂﾔﾂﾔ

ヲ級B「ｳﾜｧ…ﾔｯﾄｼﾈﾙｩ…」轟沈

大井「砲雷撃戦終わりました。被弾もなしですし完全勝利ですね」

北上「そだね〜。…にしてもやっぱりリングの守護者ってハンパ無いねぇ…」

島風「うん…みんなすごすぎるよ…」

Bep「…それほどでもあるな」

吹雪「まあぶっちゃけ私は何で選ばれたかわからないんですけどね」

時雨「戦略を立てて戦う所が評価されたんじゃないかな？ほかの守護者にはそういうタイプの人いないしね」

北上「一緒に戦ってる身としては心強いよ〜♪それじゃ、進撃進撃〜」

ｼｬｧｧｧｧｧ…

299 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/15(日) 22:02:53.92 ID:Soh7XgIs0

とりあえず今日はここまでにします。
時雨蒼燕流は書いててアツくなりますね。それではまた

300 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/16(月) 02:07:58.55 ID:EmwqUgXro

また吹雪ちゃんが気を抜いてやられそうになってて笑う

301 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/16(月) 06:16:44.62 ID:xhr7lfnAO

「りんね」での面白いお兄さん枠の犬と頼りになる無口なお兄さん枠の千種
そして一緒になって遊ぶブルーベルと野猿とフラン
癒しかな？

302 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/16(月) 15:29:43.77 ID:J9O/Bijg0

吹雪は強いんだろうけど油断し過ぎで強そうに感じない...いつか「油断？何のことだ？これは『余裕』というもんだ」位にはなってほしい

303 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 01:43:27.16 ID:K/wU/HLp0

書き溜めがきえたあああああああああああああんぎゃあああああああああ！！！！！！
っつーわけでレス返しだけです…すまない…

>>301
近所の優しいお姉さん枠のながもんも入れてやってくれ

>>302
ぶっちゃけ吹雪の戦闘力自体はかなり弱いです。単純な実力は島風より弱いくらいですが姑息な手を使いつつがんばってます。戦闘力とは別に色々理由があって守護者になりました。番外編で守護者を選ぶ会議の様子の話を書いていたのですがそいつも消えちまったぜ…

304 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/17(火) 01:47:35.80 ID:8vCWZb3J0

どんまい……書き溜めするときは忘れずに何度も保存することが大事

305 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/17(火) 04:41:18.86 ID:K/wU/HLp0

センター試験の問題を見てたら書きたくなったので書きました。本編にはかすりもしてませんが時間があったら読んでみてください

306 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/17(火) 04:42:09.01 ID:K/wU/HLp0

・番外編、艦娘たちのセンター試験

〜とある日、雲雀鎮守府〜

吹雪「へっ？センター試験ですか？」

雲雀「うん。艦娘の学習能力や知識を図る丁度いい機会だから各鎮守府でもやってみようって話になってね」

吹雪「は、はぁ…まあ分かりました」

雲雀「順位表が点数と一緒に張り出されるみたいだから恥をかきたくなければ頑張った方がいいよ」

吹雪「ええ…なんですかそれ…」

雲雀「ちなみに成績が優秀だった艦娘には恩賜の軍刀とか言うのが支給されるみたいだよ」

吹雪（いらねー…）

雲雀「試験日は一か月後だから。それじゃあ頑張ってね」

吹雪「まぁ面白そうだしちょっと勉強してみるか…あの白いお兄さんにいろいろ教えてもらおうかな。教師って言ってたし」

307 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 04:42:50.39 ID:K/wU/HLp0

……一か月後、センター試験会場

島風「いよいよ試験当日だね！ワクワクするなぁ」

足柄「こんなことして何の意味があるのかしら…」

龍田「艦娘にどれだけ学習能力があるのか把握したいんじゃないの〜？」

長門「何にせよ悪趣味な試みだな…」

赤城「あ、長門さん自信ないんですか？」

長門「そ、そんなわけないだろ！ちゃんと勉強したし！」

島風「そういえば吹雪ちゃんって文系と理系どっちで出したの？」

吹雪「私は理系で出したよ」

足柄「っていうか艦娘ってもともと物理はできる子多いからみんな理系なんじゃないかしら」

長門（私は文系で出したなんて言えない）

308 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 04:43:31.51 ID:K/wU/HLp0

〜社会〜

長門（日本史と世界史は私の得意科目だ！！一気に稼ぐぞ！！）ｶｷｶｷ

島風（全然わかんないよ〜…勉強しておけばよかった…）

〜国語〜

吹雪（え〜っと小説は…「おっぱい、おっぱい」ってなにｗｗｗ）ﾍﾟﾗ

赤城（…上々ね）ｻﾗｻﾗ

〜英語〜

龍田（この一か月間天龍ちゃんとNEXTAGEをやりこんだ甲斐があったわ〜）ｻﾗｻﾗ

足柄（英語はなぜかできるのよね。前世の記憶とかかしら）ｻﾗｻﾗ

島風（全然わかんねー…）ﾄﾞﾖｰﾝ

〜理科基礎〜

長門（本当に艦娘の受験者が私だけだった…なんかへこむなこれ…）ｻﾗｻﾗ

〜数学〜

島風（…）ｻﾗｻﾗ

足柄（…）ｻﾗｻﾗ

吹雪（…）ｻﾗｻﾗ

長門（…）ｻﾗｻﾗ

赤城（みなさん集中していますね…やはり数学は皆さん得意なんでしょうか）ｻﾗｻﾗ

〜理科〜

島風（…）ｻﾗｻﾗ

足柄（…）ｻﾗｻﾗ

吹雪（…）ｻﾗｻﾗ

龍田（…）ｻﾗｻﾗ

赤城（…さっきに増して集中してますね）ｻﾗｻﾗ

長門「みんなまだかな…」ｿﾜｿﾜ

309 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 04:44:03.84 ID:K/wU/HLp0

……少し後

吹雪「はーやっと終わりましたね」

島風「全然わかんなかったよ…張り出されるのやだなぁ…」

足柄「やっぱりちょっとは勉強しとくべきだったんじゃない…?」

赤城「まあ終わったことを悔いても仕方ないですからね…」

龍田「でも結構勉強するのって楽しかったわね〜」

長門「ああ。まあこれが大学受験に関わってくるとなると話が違うんだろうけどな」

吹雪「まあ何にせよ結果が楽しみですね」

310 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 04:44:33.15 ID:K/wU/HLp0

……一週間後

吹雪「皆さん結果来ました？」

長門「ああ。順番に発表してみようか」

島風「順位が張り出されるのはもう少し後みたいだからね」

足柄「じゃあまず長門から出しなさいよ」

長門「まあ…構わないですが…」

・長門　成績表

国語　182/200

英語　160/200

数学1A　96/100

数学2B 100/100

日本史B　94/100

世界史B　92/100

物理基礎　50/50

化学基礎　48/50

合計　822/900

島風「うわっすごーい！9割超えてるよ！」

足柄「流石ビッグセブンね」

長門「ふふふ、結構勉強しましたから」

龍田「ねえねえ、もう順位表張り出されてるみたいよ〜？」

赤城「あ、じゃあそっち行きましょうか」

吹雪「そうですね。そっち行った方が早いですし」

足柄「ほら長門、行くわよ」

長門「えっ…結局成績表見せたの私だけ…」ｼｮﾎﾞｰﾝ

311 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 04:45:13.00 ID:K/wU/HLp0

・センター試験　結果と順位

1位　所属：並盛　　　　　吹雪　　　　　　　889/900

2位　所属：ラバウル　　　夕張　　　　　　　864/900

3位　所属：ラバウル　　　大鳳　　　　　　　861/900

4位　所属：佐世保　　　　飛鷹　　　　　　　852/900

5位　所属：幌筵　　　　　　電　　　　　　　　846/900
　
6位　所属：大湊　　　　　川内　　　　　　　838/900

7位　所属：横須賀　　　　榛名　　　　　　 837/900

8位　所属：佐世保　　　Верный 　　　　 828/900

9位　所属：並盛　　　　　長門　　　　　　 822/900

10位　所属：舞鶴　　　　北上　　　　　　 816/900

以上ノ者ニハ恩賜ノ軍刀ヲ賜フ
ナホ11位以下ノ者ニツイテハ以下ノ通リデアル

11位　所属：幌筵　　　　大和　　　　　　 809/900

・
・
・
・

312 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 04:46:01.44 ID:K/wU/HLp0

島風「えっ…？吹雪…ちゃん！？」

吹雪「あ、すごい。私一位だったんだ」

長門「なん…だと？」

足柄「やるじゃない…」

龍田「ここまでできるのは意外だったわね〜」

赤城「失礼ですがそうですね…」

吹雪「えへへ…まぐれですよまぐれ」

長門「まぐれで取れる点数ではない気がするのだが…」

吹雪「どうせだしどっかの大学に出願してみよっかな」

島風「ちなみに最下位って誰なのかな〜」

足柄「あんたも人のこと言える成績だったの…？」

島風「6割はこえてたからきっと真ん中くらいだよ！そんなにバカじゃないもん！「」ﾌﾟﾝｽｶ

吹雪「まあケツも見てみましょうか。私からすればみんな下なんですけどね。…あつ、このネタでまた大鳳さんいじめられるな…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

313 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 04:47:11.63 ID:K/wU/HLp0

・
・
・
・
・
・
523位　所属：ラバウル　　　　　　那珂　　　　　　　　268/900

524位　所属：ラバウル　　　　　　利根　　　　　　　　254/900

525位　所属：ラバウル　　　　　　霧島　　　　　　　　182/900

以上、525名

……………

龍田「下三人が全員ラバウルね〜…」

赤城「霧島さんって頭よさそうに見えたんですけど…」

長門「まあ龍田の罠にキレイに引っかかってくれた奴らだしな」

龍田「そう言われると納得だわ〜」

雲雀「君たち、どうだったの？」

吹雪「あ、司令官！私やりました！一位でしたよ！」

雲雀「へぇ…やるね。実は鎮守府別でウチの鎮守府が最も平均点が高かったらしいんだ」

足柄「まあ私たちは小規模だからね」

雲雀「それでショートランドにある大和ホテルの宿泊券を6人分もらったんだけど…君たちいる？」

島風「えっ！？大和ホテル！？いくいく！この間摩耶さんたちが行ってすっごい良かったって！」

足柄「そういえばあの子たちこの前の余興大会で優勝してたわね」

吹雪「バンドやってましたね。大鳳さんがボーカルやってて面白かったです」

雲雀「…じゃあ来週に休暇をあげるからその時に行ってきなよ」

島風「やった〜！！！」

赤城「ふふふ、きっと料理も豪華なんでしょう…楽しみです」


ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ　ｱ､ﾅﾆﾓｯﾃｸ?ﾜﾀｼﾂﾘｻﾞｵﾓｯﾃｸｰ．ﾅﾝﾃﾞ!?


……………

314 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/17(火) 04:48:54.20 ID:K/wU/HLp0

以上です。ちなみに>>1はセンター大コケしましたが第一志望に合格最低点で入れました。受験生の皆さんセンターの結果がアレでも絶対にあきらめないでください。案外二次試験でどうにでもなりますよ。それでは

315 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 06:43:11.09 ID:R6tkh5VP0

消えた分を昨日までに頑張って書いたので本編投下してきます。それと今日の夕方以降の時間帯にもまた続きを投下します。

316 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 06:45:11.38 ID:R6tkh5VP0

……吹雪たちが戦っている頃、宿毛湾泊地

クローム「…」ｺﾈｺﾈ

翔鶴「…」ｺﾈｺﾈ

矢矧「先ほどから何をやってるんですか？」

クローム「ピザの生地をこねてるの」

翔鶴「今日、出撃してる皆さんが帰ってきたら夕食に出そうと思いまして」ﾆｺｯ

矢矧「へえ…面白そうなので私もやっていいですか？」

クローム「うん！結構大変だから助かるよ！」

矢矧「やった！じゃあ木曾さん、一緒にやるわよ」ｳｷｳｷ

木曾「えっ…なんでオレも…」

矢矧「かわいい後輩の頼みを断るんですか？」

木曾「うう…しょうがねえな、やってやるよ」ﾌﾝｽ

矢矧（やっぱちょろいなーこの人）

翔鶴「それではこちらをお願いしますね」ﾄﾞﾝｯ

木曾「えっ…多っ…」

矢矧「さ、やるわよ」ｺﾈｺﾈ

木曾「……はぁ」ｺﾈｺﾈ

翔鶴「……」ｺﾈｺﾈ

クローム「あ、そういえば他の皆はどこ行ったの？」

木曾「んーなんか他の鎮守府の奴らとどっか行ってたぜ？」

317 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 06:46:36.90 ID:R6tkh5VP0

〜宿毛湾泊地、演習場〜

足柄「しかしあの子…急に長門に演習を申し込むって…」ﾎﾞｰ

伊１９「神通さんは少しバトルジャンキー気味なの」ﾎﾞｰ

龍田「赤城さんと足柄さんも同じようなものだけどね〜」ﾎﾞｰ

赤城「さすがに私も見境なく喧嘩をふっかけたりはしませんよ」ﾎﾞｰ

瑞鳳「ふぁぁ…ねむい…」



神通「…なかなかやりますね！」ｷｨﾝｯ

長門「うぐっ…この私が押し込まれるとはな…」

神通「行きますよ！攻式五の型　五月雨！」

長門「またあれか…いい加減に分かってきたぞ！」ｻｯ

長門「ふんっ！」ﾄﾞｺﾞｫｯ!

神通「うっ…今の蹴りをまともに喰らっていたら危なかったですね」ﾁｬｯ

長門「後ろに飛んで衝撃を抑えた…か。」

長門「…なぁ、もう終わりにしないか？」

神通「こんな中途半端な状態で終われるわけないでしょう！決着をつけるまでは終わりませんよ！」ﾁｬｯ

長門「…はぁ」ﾁｬｯ

…ﾊｧｯ!ｷｨﾝｯ!ﾌｯ､ﾅｶﾅｶﾔﾙﾅ


足柄「あの子なかなかやるわねー」ﾎﾞｰ

伊１９「神通はウチの鎮守府のNo2なのね」ﾎﾞｰ

龍田「長門さんって足柄さんのおかげでそんなに強そうに見えないのよねー」ﾎﾞｰ

赤城「実際結構強いですよ。格闘技を混ぜた剣術を使ってくるので侮れませんね」ﾎﾞｰ

隼鷹「ウチの鎮守府じゃああんな激しい格闘演習やらないからなぁ」ﾎﾞｰ

飛鷹「見ごたえあるわね」ﾎﾞｰ

瑞鳳「…zzz」ｸﾞｰ

318 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 06:48:58.58 ID:R6tkh5VP0

提督「あ、皆さんここにいらしたんですね」

赤城「あら田中さん。どうされました？」

提督「今から皆さんを当泊地内に併設されている海軍学校に案内しようと思ったのであります」

提督「提督の卵たちに実際の艦娘の姿というのを見せようと思いまして」

提督「まあ私も実際に見たのは今日が初めてなのでありますが」ﾊｯﾊｯﾊ

足柄「ああそういうことね、分かったわ。じゃああの子たち止めてくるわね」ｽﾀｽﾀ

伊１９「ちょっと！？神通達の方に行くと危ないのね！？」

赤城「あの人なら心配ないわよ」

瑞鳳「…zzz」ｸﾞｰ


神通「行きますよ！攻式一の型　車軸の雨！」

長門「あの構え…あの突きか…って足柄先生！？危ないですよ！？」

足柄「大丈夫よ。はぁっ！」

神通「なっ！？私の刀を素手で！？」

足柄「そのくらいにしておきなさい」ﾄﾞｺﾞｯ

神通「うぐぅっ！？」

伊１９「神通の車軸の雨を素手で受け止めた！？あの人何者なの！？」

龍田「足柄さんは私たちのエースだからね〜♪」

神通「そんな…私の時雨蒼燕流が…」

長門「自分より上の実力の者を見つけるのは良いことだぞ。まだ成長できるということだからな」

神通「あなたがあの鎮守府で一番強いと思って演習に誘ったのですが…」

長門「残念だったな。私は三番手だ」

赤城「え？じゃあ二番手私ですか？」

足柄「吹雪に決まってるでしょ」

長門「ああ。あいつは本気を出すとえげつないからな…」

赤城「あー…あの子容赦を知らないもんね…」

龍田「戦闘力自体はたぶん一番弱いんだけどね〜」

足柄「本人が弱かったとしても戦場ではああいうタイプが一番やり合いたくないわ…」

隼鷹「ほら行くよ瑞鳳！起きろ！」ﾊﾞｼｯ

瑞鳳「うにゅっ！？あれ？私寝てた！？」

319 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 06:50:04.05 ID:R6tkh5VP0

〜宿毛湾泊地　海軍学校〜

ベル「ししし…よっえーの♪」ﾄﾞｶﾞｯ

候補生A「うぐうっ！？」

ベル「ほらほら次だ！こんなんじゃ軍人なんて務まんねえぞ！」

候補生B「ウス！よろしくおなしゃーす！」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…ﾄﾞｺﾞｫ!ﾊｲﾂｷﾞｲ!

飛鷹「何よこれ…」

提督「べ、ベル殿！？一体何をしているのでありますか！？」

ベル「え、だってお前俺に代わりに組手の授業見てろって言ってたじゃねーか。だからやってんだよ」

提督「ベル殿が直接組手をするわけじゃありませんぞ！」

ベル「あ？そうだったの？まあこいつらも楽しそうにしてたしいいんじゃね？」

ベルにぶちのめされた候補生の山「「「…」」」ｽﾞｰﾝ

提督「これが楽しそうに見えるのですか！！それならベル殿はその長すぎる前髪を切った方が良いのであります！！」

ベル「あ？お前今何つった？」

提督「何でもないのであります」ｼﾗｯ

龍田「仲良いわね〜」

ベル「んなわきゃねえだろっ！」

提督「ベル殿は少し頭がおかしいですからな。私が仲良くするには少々荷が重いのであります」

ベル「おい田中」

赤城「やっぱり仲良いですね」

隼鷹「そうだねぇ…」

神通「でも…これはちょっとやり過ぎじゃないですか？」

ベルにぶちのめされた候補生A「自分たちはいつもラル教官やコロネロ教官にしごかれているのでこの程度はへでもありません！」

長門「提督になるのも大変なんだな…」

320 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 06:51:30.17 ID:R6tkh5VP0

提督「…コホン。総員整列！」

候補生「「「はっ！」」」ﾋﾞｼｯ

瑞鳳「えっ！？えっ！？私たちもやった方がいいかな！？」

艦娘s「「「」」」ﾋﾞｼｯ

瑞鳳「み、みんなもうやってる…」ﾋﾞｼｯ

提督「彼女たちが他の鎮守府から派遣されてきた艦娘だ。君たちも将来関わることがあるかもしれないから連れてきたぞ」

提督「これからは彼女たちにも君たちの教官になってもらうこともあるから肝に銘じておくように」

候補生「「「はい！」」」

ベル「…なぁ、そういえばお前らの中で一番強いのって誰？」

瑞鳳「ええと…」

飛鷹「まぁこの中なら…」ﾁﾗｯ

伊１９「足柄さんなのね…たぶん」ﾁﾗｯ

ベル「ししし…お前か」

足柄「え、ええ…」

赤城「足柄さんは私たちのエース、ですからね」

ベル「」ﾋﾟｸｯ

ベル「ふーん…あのエース君の艦隊のエースか…」

提督「ベル殿、どうされました？」

ベル「ししし…それは面白そうだな…」

ベル「よし、お前ら！今から艦娘との組手をするから見とけよ！」

ベル「レベルの高い戦いを見るのも勉強だからな」

候補生「「「はい！」」」

提督「ちょ、ちょっとベル殿、勝手に艦娘と戦われては困るのであります！足柄さんも迷惑でしょう？」

足柄「あら？私は乗り気なんだけど？売られた喧嘩は買う主義よ？」

ベル「ししっ！同感だぜ♪そうこなくっちゃな」

提督「はぁ…もう勝手にしてくれであります…」

龍田「やっぱりこうなったわね〜…」

赤城「あの金髪の人無事だといいんですけど…」

321 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 06:55:13.68 ID:R6tkh5VP0

ベル「それじゃあ始めるぜっ！」ﾋｭｯ

足柄（あぶなっ！？いきなり喉ねらって来たわよこの人！）ｻｯ

ベル「しししっ！いい反応するじゃねえか！」

足柄「遠慮はいらないってわけね…」

ベル「ししし…今日は無礼講だぜ。王子の顔面を殴れる機会なんてそうそうねえぞ？」

足柄「そんなの知らないわよっ」ﾄﾞｶﾞｧｯ!

ｱ゛ﾊｧｯ!!ｽﾅｵﾆﾅｸﾞﾗﾚﾅｻｲ!ｼｼｼ♪ﾔｰﾀﾞﾈｯ!

候補生C「す、すげぇ…」

候補生D「何が何だかわかんねえな…」

飛鷹「私たちもわかんないわよ…」

龍田「そうね〜…赤城さんはわかる？」

赤城「」ｳｽﾞｳｽﾞ

龍田（あ、これだめだ。触発されてバトルスイッチ入ってる）

山本「お、面白そうなことやってんじゃねえか」

伊１９「あ、私たちの提督なのね」

山本「ヴァリアーのベルフェゴールと…あいつは雲雀んとこの雷の守護者か」

神通「はい。…ちなみに私は先ほど彼女に車軸の雨を素手で受け止められました」

山本「…マジ？」

伊１９「提督と言い時雨ちゃんと言い世界には化け物が沢山いるのね…」

山本「しかもヴァリアーの幹部と互角に戦ってるな…武器と匣無しの戦闘とはいえとんでもねーよ」

神通「あの金髪の人ってそんなに強いんですか？」

雲雀「天才と呼ばれてるらしいね」

飛鷹「あ、今度は龍田さんたちの提督さんね」

雲雀「口ほどにもなかったけどね」ﾆｨｯ

長門「提督はあの男と戦ったことがあるのか？」

雲雀「三年前に少し…ね。一瞬で終わっちゃってつまらなかったな」

山本「あん時の雲雀はハンパなかったな〜。獄寺があんなにてこずった相手を瞬殺だもんな」ﾊﾊﾊ

龍田「あのレベルの相手を瞬殺って…」

長門「我々の提督はいったい何者なんだ…」

山本「ハハハ…まあ雲雀はボンゴレ最強の守護者だからな」

神通「司令官よりも強いんですか？」

山本「ああ。仮に雲雀とやり合うことになったらまず一人じゃ無理だな」

雲雀「山本武、今ここでそれを証明してもいいんだよ？」ﾁｬｯ

山本「え、遠慮しとくわ…わりーな…」

雲雀「なんだ…つまらないな…」

隼鷹「あ、組手終わったみたいだよ」

322 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 06:57:06.06 ID:R6tkh5VP0

ベル「…」

足柄「…」

長門「金髪の男が足柄に馬乗りになって首筋にナイフを当てている…これは足柄の負けか？」

山本「いや、ちげーな」

雲雀「足柄の拳が彼の顎を捉えているね。あのまま振り切ったら彼はただじゃすまない。引き分けさ」

ベル「ししし、やるじゃねーか♪お前ならヴァリアーでもやってけるぜ」

足柄「あなたも思ったよりやるじゃない。ただの教官じゃないわね」

ベル「だってオレ王子だもん♪」

候補生D「す、すげぇ…」

候補生E「おれやっぱりヴァリアーに志望変えようかな…」

候補生F「やめとけよ、超ブラックだって話だぜ」

提督「終わったみたいですな」

ベル「おう。楽しかったからもう俺行くわ。じゃーな」ｽﾀｽﾀ

提督「ベル殿は本当に勝手なのであります…」

山本「そういやラル達はどこ行ったんだ？」

提督「ラルさんたちは別の候補生たちに座学の講義を行っているのであります。知識を教えるのも教官としての仕事なのであります」

赤城「やっぱり提督さんになるには大変なんですね…」

足柄「あなただって適当な奴に指揮されたくないでしょ？」

赤城「う、うん。そりゃそうだけど…」ﾁﾗｯ

雲雀「…何？」

長門「…たしかに適当な奴ではあるな」ﾋｿﾋｿ

龍田「長門さん、聞こえるわよ」ﾋｿﾋｿ

飛鷹「それで、私たちはこの後何をすれば良いですか？」

提督「皆さんはもともと自由時間だったのを引き留めてしまっただけなのでこの後は自由にしていて構わないのであります！」

提督「私はここでこいつらの指導をしているので何かあったらここまで来てください！」

隼鷹「それじゃあアタシらも提督のところに行くか」

足柄「そういえばさっきあなたたちの提督が夕飯の仕込みしてたわね。夜は私も手伝うわ」

飛鷹「本当？助かるわ」

隼鷹「飛鷹はなんもやんねーだろ！」

飛鷹「(´・ω・｀)」

323 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/18(水) 06:58:00.21 ID:R6tkh5VP0

とりあえず朝の投下は以上です。夕方になったらまた続き投下しますので気長に待っててください。それでは

324 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/18(水) 17:41:43.22 ID:CxGpiXNj0

>>1が好きなリボーンキャラは誰？
自分は、男だとバジル、ランチア、ツナ、プリーモ、獄寺、山本、炎真
女は、京子ちゃん、クローム、ラルミンチ

325 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/18(水) 18:41:14.90 ID:R6tkh5VP0

それでは本編投下始めていきます

>>324
このSSではあまり出せていないんですが実はディーノがダントツで好きです。
あとは雲雀、獄寺、千種、白蘭、γとかですかね。正直どのキャラも好きなんでディーノ意外だと少し決めあぐねます…
女キャラはクロームとブルーベルあたりが特に好きです。おかげで原作のブルーベルが干からびてくシーンは精神やられました…

326 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/18(水) 18:42:47.40 ID:R6tkh5VP0

〜数時間後、宿毛湾泊地〜

吹雪「ふぃ〜…艦隊が帰投しました〜…」

島風「五回も戦闘したから疲れちゃったね…」

時雨「でもみんな被弾が０なんてすごいじゃないか」

北上「この構成は火力も出るしよさそうだね〜」

大井「…そうね。提督の命令ならこのメンバーでまた出撃してあげるわ」

Bep「ふふっ、素直じゃないんだから」ｸｽｸｽ

龍田「皆さん帰ってきましたね〜」

赤城「そうですね。とりあえず提督さんに知らせておきますか」

伊１９「どの提督さんなの？」

赤城「田中さんの方です」

提督「あ、皆さん帰港されたのでありますな！お疲れ様なのであります！」

神通「噂をすれば、ですね」


提督「戦果の方はいかほどでありましたか？」

吹雪「はい。戦闘は五回、すべて被弾なしの完全勝利です。撃沈した敵艦は空母ヲ級が８、戦艦ル級が４、戦艦タ級が３、重巡リ級が４、雷巡チ級が２、軽巡ホ級が２、その他駆逐艦が７の計30隻です」

提督「じょ、上々過ぎるでありますな」

提督「とにかく、お疲れ様なのであります！資材を補給したあとは夕食の時間までゆっくり休んでいてほしいのであります！」

赤城「クロームさんたちが夕食を作ってくださっていますからね。楽しみにして待っていましょう」

大井「て、提督が料理をしているの！？こうしちゃいれないわ！行くわよ響！」ﾀﾞﾀﾞｯ

Bep「…私は休みたいんだが。まぁそんなわけだから君たち、また後でね」

島風「うん！お疲れ様ー！」

時雨「僕も提督のところに行ってくるよ。また後で！」ﾋﾟｭｰ

島風「はっやーい…」

北上「とりあえず私たちも食堂に先に行ってしゃべりながら待つとしますか〜」

龍田「そうね〜」

伊１９「夕飯が楽しみなのね」

327 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 18:44:40.73 ID:R6tkh5VP0

〜すこし後、食堂〜

クローム「みんな、できたよ！」

飛鷹「よいしょっと」ｺﾞﾄｯ

伊１９「飛鷹さんは相変わらず配膳役なのね」

吹雪「夜もまたすっごい豪勢ですねー」

神通「このピザとパスタはクロームさんが作ったものですか？」

クローム「うん。矢矧さんと木曾ちゃんにも手伝ってもらったけどね」

矢矧「楽しかったわね」

木曾「疲れた…」

赤城「こちらの巨大なカツは足柄さんのものですね。このピンク色のスープは…いったい何でしょう」

Bep「それもボルシチだよ。さっぱりしていて、おいしい」

北上「大井っちが作ったのどれ〜？」

大井「わ、私に触らないでください！…あの生姜焼きですよ」

北上「おお〜大井っちはやっぱり家庭的な料理が得意なんだね〜。あれ始めに食べよっと」

翔鶴「私たちはサラダですね」

隼鷹「ま、これ以上多くしても困るからね」

瑞鳳「今回の卵焼きサラダは結構自信作なんだ！」

龍田「これもおいしそうね〜♪」

足柄「感想を言うのもいいけれど冷めると勿体ないから食べるわよ」

クローム「うん！それじゃあみんな」

みんな「「「いっただっきまーす！」」」

328 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 18:46:56.44 ID:R6tkh5VP0

…………

時雨「ふふふ、提督、僕が食べさせてあげるよ」

山本「ん？いや、一人で食えるから大丈夫だぞ」

時雨「いや、そんなこと言わずにさ、ね？」

山本「そこまで言うんなら…しゃーねーな」ﾊﾟｸ

時雨「ふふふ…」ｳｯﾄﾘ

北上「いやぁ…やっぱり大井っちの料理は最高だねぇ…これで明日も頑張れる気がするよ〜」ﾆｺｯ

大井「そ、そうですか」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

大井（何なの！？さっきからこの人と話してるととちょっとドキドキしてくるわ…）

大井（こんなの一時の気の迷いよ！私には提督がいるから…）

大井（私には提督がいる私には提督がいる私には提督がいる…）ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

北上「大井っち？どしたの？」ﾂﾝﾂﾝ

大井「ひ、ひゃい！？」ﾋﾞｸｯ

赤城「」ﾓｸﾞﾓｸﾞｶﾞﾂｶﾞﾂﾑｼｬﾑｼｬﾑｼｬ

翔鶴「あの赤城さん…あまり急いで食べると体に悪いですよ？」

赤城「いふぉいでるわけじゃないんれふふぁ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

翔鶴「…食べてから話してください」

木曾「なんだこのどぎついピンク色のスープは…」

Bep「まあ飲んでみなよ」

木曾「…」ｽﾞｽﾞｽﾞ

木曾「さっぱりしててうめえ！！ピザとも合うぜこれ！」

Bep「ふふふ、スパシーバ」ﾆｺｯ

329 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/18(水) 18:50:02.40 ID:R6tkh5VP0

ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ…

クローム「賑やかだなぁ。みんな楽しそう」ﾆｺﾆｺ

吹雪「クロームさんはイタリア料理が得意なんですか？」

クローム「うん。昔ちょっと練習しててね」

矢矧「どうして練習することにしたんですか？」

クローム「私が好きだった人…いや、憧れてた人かな。その人がイタリア人でね」

クローム「彼に喜んでもらおうと思って始めたんだ」

島風「へぇ…なんか青春って感じだね！その人とはどうなったの？」

クローム「うーん付き合ってたわけでもないし…ここ最近で関わりは薄れちゃったかな」

クローム「彼は私の命の恩人でね、昔の私はそれに報いるためにずっと彼の背中を追ってきた」

クローム「でもある日、こんなことはもう無意味だからやめようって思っちゃったの」

伊１９「どうしてなの？」

クローム「昔の私は彼に憧れを持ちすぎていて、自分という存在が何かなんて全く考えてなかった」

クローム「そのことに気づいて、私には私としての生き方がある。彼の背中を追っているだけが私の人生じゃないって思ってね」

クローム「それからはもうスッパリ縁を切って、彼とは別々に生活することにしたの」ﾆｺｯ

島風「ふーん…よくわかんないなぁ」

クローム「あはは…島風ちゃんも大きくなったら分かるよ…」

クローム「でもたまに寂しくなるなぁ…骸様、犬、千種…元気かなぁ…」

長門「骸様…？六道骸…六道さんか？」

クローム「知り合い…なの？」

長門「ああ。近くの児童養護施設の園長さんだな。なるほど…彼に命を救われたのなら納得できるぞ…」

クローム「ああ、そういえば「りんね」は並盛にあったね…」

クローム「今度、久しぶりに顔を出してみよっかな」

長門「犬と千種というのは城島さんと柿本さんのことだろう？二人とも子供たちと仲良くやっているぞ」

クローム「そうなんだ…犬と千種が…変わったのは私だけじゃないんだね…」ﾎﾞｿｯ

島風「どうしたのー？」

クローム「いや、なんでもないよ！それよりも早く料理食べよ！冷めちゃうと勿体ないよ」ﾆｺｯ

長門「あ、ああ。そうだな」

矢矧「」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

…………………

〜その夜、雲雀艦隊の部屋〜

島風「それにしてもクロームさんがムクロさんと知り合いなのはびっくりしたね」

長門「そうだな…まさかあんなところで関わりがあるとはな」

雲雀「六道骸と彼女は表裏一体の存在だったからね」

長門「…それはどういう意味だ？」

雲雀「さあね。考えてもわからないと思うから機会があったら本人に聞いてみなよ。それじゃあ僕は寝るから」

島風「あ、おやすみなさ−い」

ﾊﾞﾀﾝ

島風「…司令官もムクロさんと結構深い知り合いみたいだよ」

長門「ますます訳が分からなくなってきたぞ…」

330 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/18(水) 18:52:41.12 ID:R6tkh5VP0

と言う訳で今日の更新は以上です。クロームかわいいよクローム

331 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/18(水) 23:47:35.43 ID:CxGpiXNj0

クロームがこれだとツナの方も想いがなくなったりしてそう。てか、巻き込まないために本気で距離置いているイメージ
この世界の艦娘とは結婚できるのだろうか？だとしたら艦娘たちにワンチャンス？

332 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/19(木) 06:23:39.67 ID:LdGtmJMK0

朝の更新始めていきます。昨日と同じく夜にもう一度更新します。

>>331
この世界においては「今のところ」艦娘とケッコンカッコガチはできないです。

333 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 06:26:37.96 ID:LdGtmJMK0

〜次の日、宿毛湾泊地、大広間〜

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

提督「それでは皆さん、本日の作戦をお伝えします」

提督「まず、クローム提督から備蓄資材の少なさについて意見がありましたので、今日からは皆さんに遠征に出てもらって資材を獲得してもらおうと思います」

クローム「報告を聞いた限りだと空母が多くいるみたいだからね。今はまだいいけどあと数日したらボーキサイトが不足してくるんじゃないかなと思ってさ」

木曾「ボーキサイトっつーと…南西方面か？」

提督「はい。南西方面に遠征に行ってもらおうと思っています」

提督「ですが、遠征ルートの安全確保がいまだ不十分なため、少々危険な遠征になるかもしれません」

クローム「だから、そっちには高速かつ高練度な水雷戦隊を編成して行ってもらおうと思うんだ」

提督「それで各提督と話し合った結果、構成は旗艦を時雨、随伴艦として木曾、矢矧、龍田、Верный 、瑞鳳の６隻で行ってもらうのであります！」

山本「よろしく頼むな♪」

時雨「うん」

木曾「腕が鳴るぜ」

矢矧「刀の整備をしておこうかしらね」

Bep「…了解した」

瑞鳳「よ〜し、がんばるぞ！」ﾌﾝｽ

龍田「頼もしいメンツね〜」

提督「本作戦の方ですが…昨日、単冠湾の方から深海棲艦鹵獲困難につき専用の兵装の配備を求めるとの打電が本部にあったみたいなのですが」

提督「それで今日の早朝にこちらの装備が大本営から支給されたのであります」ｺﾄｯ

長門「これは…匣か？」

雲雀「うん。中身は各属性の炎で強度を強化できる縄だよ。それを使って鹵獲してきてね」

足柄「分かったわ」

提督「それでは本作戦の出撃メンバーの方ですが、本日は旗艦を足柄とし、随伴艦を長門、赤城、翔鶴、隼鷹、神通とするのであります」

雲雀「今日の目標は深海棲艦一隻の鹵獲…出来れば意思の疎通が可能な上位個体が好ましいとのことだ」

吹雪「あー…なんかたまにしゃべってる奴いますね」

足柄「それで、eliteないしflagshipと呼ばれる艦を鹵獲してくればよいのかしら？」

雲雀「うん。頼んだよ。明日にはボンゴレから技官が到着するみたいだからそれまでには研究対象を最低一隻は確保しておきたいみたいだ」

長門「了解した」

神通「謹んでお受けいたします」

赤城「さて…どんなのが出てくるでしょうか」

翔鶴「出撃は久しぶりですね…腕がなまってないとよいのですが」

隼鷹「大丈夫だろ？翔鶴さんめっちゃ強いし」

吹雪「…えーっと、私たちはどうすればよいでしょうか」

提督「他の皆さんはお留守番なのであります。適当に過ごしてくれれば構わないのであります」

伊１９「またお留守番なのね」

北上「まぁ休めて丁度いいっしょ？ねえ大井っち」

大井「え、ええ…」

島風「私海軍学校の方行ってみよーっと！」

飛鷹「この機会に料理教わっとこうかしら…」

提督「それではマルキュウマルマルより作戦開始なのであります！」

山本「気い引き締めてけよ！」

艦娘s「「「はい！」」」

334 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 06:28:30.88 ID:LdGtmJMK0

〜午前９時１５分、とある海上〜

長門「…今のところ敵影は見当たらないな」

翔鶴「索敵は飛ばしているのですが…」

隼鷹「まあ気長に待ちましょうや」

神通「そうですね。焦っても始まりませんから」

翔鶴「…！索敵部隊より打電、我敵艦隊発見ス。２時の方向に3kmです」

足柄「構成は？」

翔鶴「空母ヲ級３、戦艦タ級１、重巡リ級１、潜水カ級１です。elite、flagshipについては確認されていません」

足柄「典型的な航空戦隊ね…それじゃあ先制攻撃を仕掛けちゃいましょう」

赤城「分かったわ。第一次攻撃隊発艦！」ﾊﾞｼｭｯ

嵐の航空隊「ｵﾗｵﾗｵﾗｰ!」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ

隼鷹「ひゃっはぁー！アタシの出番だね！」ｼｭﾙｼｭﾙ

嵐の航空隊「ｱ?ﾝﾀﾞﾃﾒｰ?ﾔﾝﾉｶｵﾗ」

翔鶴「私も…第一次攻撃隊発艦始め！」ﾊﾞｼｭｯ

雲の航空隊「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ

足柄「うわ…翔鶴さんの航空隊の機数すごいわね」

翔鶴「雲の増殖で機体自体を増やしているんです。普通の正規空母の10倍は艦載機を飛ばせますよ」ﾆｺｯ

長門「空母と雲属性は相性が良いということか」

翔鶴「航空隊より打電。我奇襲二成功ス。敵損害はヲ級２撃沈、リ級撃沈、タ級大破です」

足柄「虫の息ね。長門、一気に叩くわよ。潜水艦は隼鷹と神通に任せるわね」ｶﾁｯ

長門「はい！」ｶﾁｯ

隼鷹「任しとけ！」

神通「対潜は苦手なのですが…承知しました」

335 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 06:29:52.82 ID:LdGtmJMK0

ヲ級「ｸｿｯ、ｺﾚﾃﾞﾓｸﾗｴ!」

深海艦載機「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

足柄「ジャンちゃん、上のハエは任せたわよ」

電狐「ｸﾞﾙﾙ!」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

長門「お前もだ。任せたぞ」

雲鬼熊「ｸﾞｫｫｫｫｫ!」

ﾄﾞｫｫｫﾝ!

隼鷹「すげぇ…敵の艦載機がどんどん落とされていく」

赤城「ボックスの使い方はいろいろありますからね。これなら私たちは見てるだけで済みそうです」

隼鷹「そういや刀で対潜ってどうやってやんだ？」

神通「普通に爆雷を投下するだけですよ…ここっ！」

ﾄﾞｫｫﾝ!

神通「…ちっ、外したか」

隼鷹「結構苦手みたいだね…」

神通「いつもは北上さんにやってもらってますからね…次はここです！」

ﾄﾞｫｫｫﾝ!!!!

隼鷹「よし、敵潜水艦沈黙したな」

神通「長門さんたちは？」

足柄「私の拳は痛いわよ？覚悟しなさい」ﾌﾞﾝｯ

ヲ級「ｸﾞﾍｯ!?」撃沈

長門「見よう見まねだが…攻式八の型、篠突く雨！」ｻﾞｼｭｩｯ

タ級「ﾌﾐｬｧｧｧｧｧ!!!」撃沈

神通「えっ！？あの人、私の時雨蒼燕流を…」

赤城「見取り稽古ってやつですね」

隼鷹「おー…すげー…」

翔鶴「しかも雲の炎で斬撃自体を増殖させて攻撃回数を多くしていますね…」

足柄「あの子も伊達にビッグセブンやってないってことよ。終わったわよ」

長門「案外できるものだな」

神通「普通はできないですよ…」

赤城「まぁ無傷で済みましたし、進撃しましょうか」

足柄「そうね。行くわよ」

神通「はぁ…すごい人がいるものですね…」

ｼｬｧｧｧｧ…

336 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 06:31:59.63 ID:LdGtmJMK0

……午前１１：３０、遠征班

時雨「…出撃班より打電。三回目の敵艦隊と遭遇、完全勝利した模様だよ」

木曾「あいつら調子よさそうだな」

龍田「鹵獲が目的だということを忘れてないと良いんだけど〜…」

時雨「まだeliteやflagshipに遭遇してないみたいだね」

矢矧「結構沖の方に行かないと遭遇しないのかしらね」

Bep「私たちが確認した時も沖の方だったな」

瑞鳳「…！偵察隊より打電！進行方向に敵艦隊発見！航行する方角を変えましょう！」

時雨「はぁ…やっぱりこうなるよね」

龍田「未開拓の航路だからこうなるわよ。敵偵察機に注意しながら行きましょう…ってえ？」

深海偵察機「」ﾌﾞｰﾝ…

337 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 06:35:24.10 ID:LdGtmJMK0

Bep「ああ…これは…」

木曾「見つかっちまったな…」

龍田「やるしかないみたいね〜」ｻﾗｻﾗ

Bep「出来る限り私たちで艦隊をカモフラージュしよう。あまり長くはもたないと思うけどね」ｻﾗｻﾗ

瑞鳳「…敵航空隊来ます！現在私の航空隊と交戦中…航空劣勢です」

矢矧「まずい…これだと敵艦載機が攻撃を仕掛けてきます」

深海艦載機「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ…

木曾「来やがったか…」

時雨「みんな、下がって！開匣！」ｶﾁｯ

雨フクロウ「ｸﾙﾙﾙﾙ」ﾊﾞｻｧ

時雨「ありったけの波を出して！」

雨フクロウ「ｸﾙｩ!」

ｻﾞﾊﾞｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!!!

Bep「巨大な波で敵艦載機の攻撃を打ち消した…か」

龍田「あのフクロウ、かなり強力な匣みたいね〜」

矢矧「…敵艦見ゆです。皆さん準備してちょうだい」

木曾「任せろ！魚雷装填！これでも喰らえ！」ﾊﾞｼｭｯ

レ級elite「ｵｿｲﾖ」ｻｯ

木曾「ちっ…外したか」

矢矧「敵の構成は…正体不明の未確認艦が４、リ級flagshipが１、ハ級flagshipが１！未確認艦のうち航空隊を飛ばしてきたことから空母と思われる艦が２、一つは嵐のelite級です。」

戦艦棲姫「ｼｽﾞﾐﾅｻｲ…」

空母棲鬼「ﾅﾝﾄﾞﾃﾞﾓ…ﾅﾝﾄﾞﾃﾞﾓ!」

レ級elite「…」

レ級「…」

時雨「…よし、僕達は敵艦の鹵獲は目的じゃないからとにかくこの場を切り抜けることを意識！ある程度敵に損害を与えたら全力で撤退するよ！」ﾁｬｯ

木曾「おう！」ﾁｬｯ

矢矧「了解しました」ﾁｬｯ

Bep「…」ｻﾗｻﾗ

338 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 06:36:42.92 ID:LdGtmJMK0

朝は以上です。やっと強敵っぽい深海棲艦出せました…

339 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/19(木) 08:56:33.36 ID:3ARyjho90

強敵ってリボーンで言うとどれくらい？元気氏(幻騎士)ぐらい？
とはいってもあいつは普通に強敵だったし、ツナに心を揺らげなかったらいつも通りの戦法で追いつめてただろうしなぁ……


あと京子ちゃんの行方が心配。原作のツナの嫁(一方通行だけど)
ハルはツナの秘書やっているみたいだけど彼女はいったい……

340 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/19(木) 10:47:05.07 ID:5Dzc9BRNo

ダイソンと空母おばさんセットだと最終海域ボスの随伴、最終海域手前のボス艦隊くらい
リボーンで言えば上位クラスのリングの守護者でもさらに強キャラレベル


レ級eliteは艦これシステム分からない人に簡単に説明すると、
艦種によって参加できない物も含めて個別の先制攻撃３回、砲撃２回、雷撃１回、夜戦１回と最大で７回の攻撃のやり取りがあるんだが
レ級はこれらの攻撃の内、現状、敵側だけが不可能な先制爆雷以外の６回の攻撃に参加し
火力の落ちる中破状態でも一撃一撃が戦艦すら一発大破に追い込みかねない破壊力で大暴れする

早い話、運が悪いとこいつが全攻撃終えた時には艦隊全滅なんて事もあり得るってレベル

341 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 11:25:20.31 ID:LdGtmJMK0

このままだと夜の投下がめっちゃ長くなりそうだから昼に少し投下しときます

>>339
艦これやってる身からするとこの構成は夜の炎満タン状態の復讐者が４人殺る気マンマンで現れたみたいな絶望感があります。

ちなみに京子ちゃんは普通のJKやってますね。本筋にはあまり関わってきませんが番外編でちょくちょく出そうかなと思ってます

342 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 11:26:37.72 ID:LdGtmJMK0

……午前１１：５０、宿毛湾泊地

ｳｰ!ｳｰ!ｳｰ!

島風「な、何！？」

吹雪「緊急サイレン…だよね？」

提督『司令官及び艦娘の皆さんは至急司令室に集合してください！五分以内でお願いするのであります！』

北上「…ただ事じゃなさそうだね。早く行こう」

飛鷹「え、ええ」

343 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 11:28:32.73 ID:LdGtmJMK0

〜宿毛湾泊地、司令室〜

提督「お集まりいただけましたな」

山本「おう。一体どうしたんだ？」

提督「五分前に本泊地より南西220キロの海域を航行中の遠征部隊より打電がありました。文面はこちらです」

電報「未確認ノ深海棲艦ト遭遇、敵艦隊極メテ強力ニツキ掃討、撤退、共ニ困難デアル。我救援ヲ要請ス」

クローム「未確認の深海棲艦って…？」

提督「詳細は分かりませぬ。ですが、その未確認の深海棲艦が極めて強力な艦であった模様ですな」

山本「…あの艦隊には時雨がいる。あいつがいるならどんなに強くても深海棲艦なんか敵じゃねえと思うんだけどな…」

提督「む、電報の続報が届きましたな…何だと！？」

伊１９「ど、どうしたのね！？」

提督「…続報読み上げます。我ラの損害極メテ甚大ナリ。旗艦時雨及ビ木曾、大破。轟沈寸前デアル。タダチニ救援ヲ要請ス」
山本「何だと！？時雨と木曾がやられたってのか！？」

伊１９「これはただ事じゃないのね…」

クローム「…雨の人、落ち着いて。あの艦隊には強力な回復用の匣を装備した瑞鳳を入れてあるから今すぐに轟沈させられるということはないと思う」

雲雀「だけど、戦力差の開きは激しいらしい…どっちにしろすぐに救援を送らないと手遅れになるね」

提督「…どうされますか？」

雲雀「座標からしてここから救援を送ってもまず間に合わないだろうからまずは作戦中の本隊を救援に向かわせよう」

雲雀「その間にこっちで救援部隊を編成、全速でそこに向かうよ」

提督「了解しました。それでは本隊に打電をします」ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

クローム「それで…救援部隊はどうするの？」

雲雀「…あの子たちが敵わない敵だとするならここにいる艦娘で部隊を編成してもやられるだけだよ」

クローム「じゃあ…！」

山本「俺たちが出るしかねえだろ」

雲雀「…そういうことだね」

雲雀「こんな状況だ。強い戦力は一人でも多い方がいい…あの彼も連れて行こう」

ベル「ししし、言われなくてもついていくっての」

提督「べ、ベル殿！どちらにおられたのですか！」

ベル「こんな状況で出す緊急サイレンなんて艦隊の救援要請くらいしかねえだろ？だからコイツのところに行ってたんだ」

ラル「私がヘリを出そう。それに乗っていけば最短で救援地点へ到達できるはずだ」

雲雀「なるほど…空路なら間に合うかもね」

山本「悪いなラル、助かるぜ」

ラル「自体は一刻を争うのだろう？早く出撃するぞ」

山本「おう！」

提督「皆さん、ご武運を！」ﾋﾞｼｯ

344 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 11:30:08.03 ID:LdGtmJMK0

……12：20、宿毛湾泊地より南西220キロ沖上空

ラル「あれだな」

山本「無事でいてくれよ…」

ラル「お前ら、落下傘は付けたな」

クローム「うん」

雲雀「問題ないよ」

山本「おう」

ラル「それならよし！お前ら、行ってこい！」

ベル「王子じゃーんぷっ♪」ｼｭｯ!

…………

足柄「今は何とか私達で抑えてるけど…」中破

赤城「いつまでもつかもわからないわね」小破

時雨「うう…この僕をここまで追い詰めるなんてね…」HP1大破

木曾「おい時雨…あんまり動くなよ」大破

瑞鳳「私の晴クジャクが無かったらみんな完全に沈んでたね…」中破

矢矧「ええ。しかし時雨さんをここまで叩きのめすなんて…あの深海棲艦は一体…」中破

レ級elite「ﾋﾋﾋｯ!」ﾊﾞｼｭｯ

長門「くっ…火力も装甲も戦艦並…おまけに艦載機と雷撃まで打ってくるのか…何なんだコイツは！？」

空母棲姫「ヨソミシテルヨユウナンテアルノ？」ﾄﾞｺﾞｯ!

長門「ぐあっ！」大破

龍田「長門さん！！」中破

長門「…すまない、一時戦線を離れる」

翔鶴「これは…なかなか厳しいですね」小破

神通「…あれは！？皆さん、上空を見てください！」

隼鷹「何あれ…まさか提督たち！？」

ｽﾀｯ

345 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 11:30:54.14 ID:LdGtmJMK0

山本「おいお前ら！無事か！」

時雨「…提督！助けに来てくれたんだね…」

山本「ああ。あいつらは俺らが仕留める。お前らは下がってろ」

雲雀(強化外骨格着用)『僕はあの一番大きいのをやるよ』

戦艦棲姫「コイッ!シズメテヤル！」

クローム「私はあの白い奴を！」

空母棲姫「フフフ…」

山本「叩っ斬る！」ｶﾁｯ

レ級elite「ﾋﾋｯ!」

ベル「じゃあ俺はあいつね♪」

レ級「…」ﾋﾞｼｯ!

346 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/19(木) 11:40:37.45 ID:LdGtmJMK0

とりあえず昼はこんくらいにしときます…夜の分は授業の途中に書いたりしてますので待っててください…

347 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:42:10.37 ID:LdGtmJMK0

〜雲雀対戦艦棲姫〜

雲雀『沈みなよ』ﾄﾞｺﾞｯ

戦艦棲姫「キカナイワヨ！」

雲雀（…硬いな。それにあの巨大な艤装の火力…馬鹿にできない）

雲雀（大空の炎を纏っているし…一撃でも喰らったら危険だね）

雲雀『どうやって噛み殺そうかな』ﾆﾔﾘ

足柄「提督、私も手伝うわよ」

雲雀『…一人で大丈夫だよ』ｷﾞﾛｯ

足柄「そ、そう…そこまで言うなら…下がってるわね」ｻｯ

雲雀（よし、これで巻き込むことはないね）

雲雀『まずは、君のその余裕を無くす』ﾊﾞｷｨｯ!

戦艦棲姫「ウグッ!?デモマダマダタタカエル!」

雲雀『知ってるよ。でも幾つも重ねられたら君は立っていられるかな？』ﾄﾞｶﾞﾄﾞｺﾞｯ!

戦艦棲姫「ヤラレタママダトオモウナヨ！」ﾄﾞﾝｯ

雲雀『見え見えだよ。隙ができたね』ｻｯ

雲雀『ふっ！』ﾄﾞｺﾞｯ

戦艦棲姫「ウガッ！？」

雲雀（よし、うまく打ち上げられた。ここで…！）

雲雀『球針体！』ﾎﾞﾎﾞﾝｯ

ﾄﾞｺﾞｫｯ!

雲雀『これでどう？』

348 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:43:17.71 ID:LdGtmJMK0

戦艦棲姫「キ…サマァ！」中破

雲雀『ワオ…アレを受けて立っていられるのか』

雲雀『君のそのタフさは…僕の欲求不満の捌け口にはちょうどいいね』ﾆｯ

戦艦棲姫「コロス！シズメェ！」ﾄﾞﾝｯ!

雲雀（…！まずい、交叉弾か！水柱のおかげで視界が悪い…）ﾊﾞｼｬｧ

戦艦棲姫「クラエェ！」ﾄﾞｶﾞｧｯ!

雲雀『…くっ』中破

雲雀（かすっただけでこの衝撃か…そろそろ決めないとあぶないな）

雲雀（手元にある手錠は３つ…よし、行ける）

雲雀『わるいけどそろそろ君と遊んでる時間はないんだ。これで終わらせるよ』ﾋｭﾝﾋｭﾝ

雲雀『…それっ』ﾋｭｯ

戦艦棲姫「ドコヲネラッテイル！」ｻｯ

雲雀『君の後ろの大きいのさ。ほら捕まえた。行くよ…超増殖』ﾎﾞﾎﾞｳｯ!

ｶﾞｼｬｶﾞｼｬｶﾞｼｬｶﾞｼｬｯ!

戦艦棲姫「ナッ…ワタシノギソウガ！ウゴケッ！ウゴケヨッ！」ｶﾞｼｬｶﾞｼｬ

雲雀『無駄だよ。すでに捕獲済みさ』

雲雀『…まずはこっちから壊してしまおう』ｸﾞｲｯ

戦艦棲姫の艤装「」ﾊﾞｷﾊﾞｷｯ!ｸﾞｼｬｯ

戦艦棲姫「ナン…ダト？」

雲雀『次は君だよ』ｶﾁｬｯ

ｶﾞｼｬｶﾞｼｬｶﾞｼｬｯ!

戦艦棲姫「クソッ、ミウゴキガトレン…！」ﾄﾞｻｯ

雲雀『しぶといだけの弱虫はこうしてしまうに限るね』

雲雀『…未知の深海棲艦、一隻鹵獲完了だ』

349 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:46:00.03 ID:LdGtmJMK0

〜クローム対空母棲姫〜

空母棲姫「シズメ！」ｼｭﾝｯ

クローム「…どこを見ているの？」ﾄﾞｶﾞｯ

空母棲姫「ウグゥ…」

クローム（今は何とか戦えてるけど…正直ボンゴレギアなしだとそこまで強力な幻覚が使えないから埒が明かない…どうしようかな）

Bep「司令官、大丈夫かい？手伝うよ」ｷﾗｯ!

クローム（…！そうか、この子のリング！）

クローム「響、リング貸して！」

Bep「う、うん。いいけど」ｽｯ

クローム「ありがとう。それじゃあ行ってくるよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

Bep「…気を付けてね」ｻｯ

クローム（この子のマリーナリング…この高純度なら！）ｻﾗｻﾗ

クローム「行くよ！第四の道、修羅道！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ!

空母棲姫「グアッ…ナンテレンゲキダ…」小破

クローム（やっぱり！出力が段違い！これならいける！）

クローム「…休ませない！私の渾身の幻覚を喰らって！」ﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷ

Bep「…すごい。このあたり一帯の海がすべて凍った…現実のものにしか見えないけど…これも幻覚なのか」

空母棲姫「マズイ、カラダゴトカタメラレタ！？」

クローム「…これで終わりよ。第一の道、地獄道！」ﾎﾞｫｫｫｫｫｫ!

空母棲姫「グァァァァァァァ…」ｼﾞｭｳｳ

クローム「堕ちろ…そして廻れ」ｸﾙｯ

空母棲姫「」消滅

350 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:47:14.78 ID:LdGtmJMK0

クローム「終わったよ、響」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

Bep「すごい…跡形もないが…これも幻覚なのか…？」

クローム「幻覚だろうと、それを現実だと信じ込ませることができれば相手にとってそれは真実となる…」

クローム「これこそが術師の極意だよ」ﾆｺｯ

クローム「まあ響のリングがなければ正直きつかったけど…」ｽｯ

クローム「はい。これ、大事にするんだよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

Bep「…肝に銘じておくよ」ｽｯ

〜ベル対レ級〜

ベル「ししし…逃げんなよ！」ﾋｭｯ

レ級「ｱﾊｯ!」ｻｯ

ベル「もうカチンと来たぜ。いい加減当たれよな。全力で灰にしてやるから覚悟しろよ」ｶﾁｯ

ミンク「シシシシ！」

ベル「もう逃がさねーぜ、ヴァリアー舐めんなよ。フィアンマ・スカルラッタ！」ﾎﾞﾎﾞﾎﾞｳｯ

レ級「ｱﾊｯ!?」中破

ベル「これでシメだ！針千本のサボテンにしてやるよ！」ﾋｭｯ

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ!

レ級「ｳ…ｸﾞｩ…」撃沈

ベル「いっちょあがり〜♪」

長門「なんて攻めだ…あいつをいとも簡単に…」

瑞鳳「休ませる暇なんて与えてなかったわね…」

矢矧「すごい…」

351 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:48:37.11 ID:LdGtmJMK0

〜山本対レ級elite〜

山本「…時雨を大破にしたのはお前か」

レ級elite「ｱﾊｯ!ｱﾊﾊﾊﾊﾊ!!!」ｹﾀｹﾀｹﾀ

山本「癪に障る笑い方だぜ…覚悟しな。お前は手加減なしだ！」ｶﾁｯ

山本「行くぜ…対艦刀、時雨銀時！」ﾁｬｯ

龍田「あれは…？」

木曾「提督の水上装備だ。深海棲艦を豆腐みたいに切っちまう恐ろしい太刀だぜ」

山本「攻式一の型、車軸の雨！」ｽﾞﾄﾞｫ

レ級elite「ﾋｸﾞｯ…ｷﾞﾋﾋ…ｷﾞﾋﾋﾋﾋﾋﾋ!」小破

山本「よし、効いてるな。このまま…」

木曾「提督！あぶねえ！しっぽに気を付けろ！」

山本「なっ！？尻尾から砲撃だと！？」

レ級elite「ﾋｷﾞｷﾞｷﾞｯ!ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊﾊ!」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

ﾄﾞｫｫｫﾝ!

時雨「て、提督っ！」

レ級elite「ｱﾋｬｯ♪」

352 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:51:03.85 ID:LdGtmJMK0

赤城「完全に直撃しましたね…ってあれ？」

小次郎「ﾋﾟｲｯ!」ｻﾞﾊﾞｧｯ

時雨「あれは…まさか」

山本「攻式九の型、うつし雨！」ｻﾞｼｭｯ

レ級elite「ｷﾞｬﾊｯ!ｲｯﾋﾋﾋﾋﾋ!」ｹﾀｹﾀｹﾀ

木曾「なるほど…うつし雨か」

時雨「まったく…心臓に悪いな」ﾆｺﾆｺ

山本「うつし雨から攻式八の型、篠突く雨！」ｻﾞﾊﾞｧ

レ級elite「ｷﾞｬﾋｯ!?ﾋｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｯ…」中破

山本「篠突く雨から特式十一の型、燕の嘴！！」ﾋｭﾋｭﾋｭﾋｭﾋｭﾋｭｯ!

レ級elite「ﾋｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｧｯ!」大破

龍田「…すごい、あの悪魔を一瞬で大破に持ち込むなんて…」

木曾「ま、俺たちの提督だからな」ﾌﾝｽ

山本「これで終わらせるぜ…時雨蒼燕流、総集奥義！」

時雨「…えっ！？何それ！」

木曾「時雨姉さんも知らねえのか…？」

時雨「うん…見たことないよ…時雨蒼燕流の総集奥義なんて…」

ﾋｭﾋｭﾋｭﾋｭｯ

山本「時雨之化」ﾁﾝｯ

レ級elite「ﾋ…ｷﾞｬｯ…」行動不能

ﾄﾞｻｯ

木曾「全然見えなかったぜ…」

時雨「僕ですら…全く見えなかった。やっぱり提督はすごいや…」

山本「未知の深海棲艦、鹵獲完了だ」

山本「コイツは雨の鎮静で限界まで体の動きを停止に近づけてある」

山本「もう大丈夫だぜ、みんな」

時雨「う…ぐすっ…提督、来てくれてありがとう…すっごい怖かった…沈んじゃうかと思った…」ｸﾞｽｸﾞｽ

山本「おう、もう大丈夫だ」ｷﾞｭｯ

時雨「」ﾆﾍﾗ

木曾「時雨姉さん…この上ないヤバイ顔してやがる…」

神通「あそこまで計算済みだとしたら恐ろしいわね…」

353 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:52:08.13 ID:LdGtmJMK0

雲雀「山本武、もう終わった？」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

戦艦棲姫「イタイイタイイタイ！ヒッパルナ！」

山本「ああ。油断ならねえ敵だったな」

雲雀「僕は結構楽しめたけどね…帰ったらまた相手してもらおうかな」ﾆﾔｯ

戦艦棲姫「ヤ、ヤメテクレッ！モウコロセヨッ！」

ベル「お、話せる個体を鹵獲できたのか。上出来じゃね？」

クローム「あっ…鹵獲しなきゃいけないの忘れてた…」

山本「まあ俺たちの目的はこいつらの救出だったしな。そんな無理しなくてもいいだろ」

クローム「そうだね…一人も沈んでなくて良かったよ」

雲雀「とはいえ被害は甚大だ…すぐに帰港しよう」

山本「おう。じゃあお前ら！帰るぞ！」

354 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:55:34.25 ID:LdGtmJMK0

〜数時間後、宿毛湾泊地〜

提督「み、皆さん！ご無事でありますか！？」

山本「ああ。辛うじて艦娘の轟沈は防げたぜ」

雲雀「それと、未知の深海棲艦二隻の鹵獲に成功したよ」ﾎﾟｲｯ

ﾄﾞｻﾄﾞｻｯ

戦艦棲姫「グスン…モウオヨメニイケナイ…」

レ級elite「」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

吹雪「わ、すごいですね…何このしっぽ…」ﾂﾝﾂﾝ

雲雀「吹雪、とりあえずその二人を営倉に入れておいて。そっちの話せる個体から情報を聞き出せたら聞き出してほしいな」

吹雪「わっかりましたぁ♪お任せください！」ﾆｺﾆｺ


吹雪「…オラ行くぞゴミども」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

戦艦棲姫「イ、イタイカラヒッパラナイデッテ！！！」

吹雪「うるせえ！生意気なんだよ捕虜のくせに！キリキリ歩け！」ｶﾞｽｯ!

戦艦棲姫「アグッ！？ワタシヒメナノニ…」

吹雪「ふふふ…」ﾆﾔﾆﾔ

島風「えっ…吹雪…ちゃん…？」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

足柄「あの子に任せてよかったのかしら…」

赤城「これは人選ミスな感じするわね…」

355 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 18:56:39.48 ID:LdGtmJMK0

雲雀「…とにかく、損傷のある艦をドッグに入れるのがまずは先決だ」

クローム「そうだね。田中さん、ドッグの状況はどんな感じ？」

提督「現在4つのドッグが使用可能であります！ですが高速修復材の量はあまり貯蔵がなく正直心もとないのであります…」

山本「そうか…ならまずはとりあえず被害が大きい艦から５隻バケツ使って入ってもらうか。その後に適宜空き次第バケツなしで入ってもらうって感じだな」

雲雀「今回ダメージを受けた艦は１２艦だからそれが丁度いいね」

提督「承知したのであります！それでは大破されてる皆さまはこちらに来てくだされ！それ以外の方々も並んで待っていてください！」

長門「ふう…やっと入渠できるのか…」

瑞鳳「私のボックスだとせいぜい大破を中破にするくらいしかできないからね…」

時雨「それでも十分だよ。そのおかげで何とか帰ってこれた」

木曾「それにしても…もう二度とやり合いたくない相手だぜ…」

龍田「そうね…まさか全く歯が立たないなんてね…」

神通「次からは対策が必要ですね…」

356 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/19(木) 19:04:16.64 ID:LdGtmJMK0

今日の更新は以上です。
流石の雲雀さんでも戦艦棲姫の装甲の硬さには撃破を諦めさせられた模様。吹雪ちゃんの手で営倉にぶち込まれた彼女たちはこれからどうなってしまうのでしょうか…

357 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/19(木) 23:09:34.62 ID:TGIuNtUfo

吹雪のおもちゃがまた増えてしまいましたね…

358 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/20(金) 10:04:22.95 ID:2oKcxnDSO

乙です
ムカデの拷問生活の始まりか

359 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/01/20(金) 19:57:43.14 ID:o4jdGgKF0

以前書き溜めていたマリーナリングの守護者を決める会議の様子を書いた番外編を投下します。
吹雪が選ばれた理由がこれで何となくわかると思います。それでは始めます

360 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 19:58:27.35 ID:o4jdGgKF0

・番外編　守護者の素質

〜とある日、ボンゴレ本社会議室〜

リボーン「よし、集まったな」

リボーン「それじゃあ今からマリーナリングの守護者を決める会議を始めるぞ」

リボーン「今日は9代目と海軍の大将にも来てもらったからな。最終的な決断は彼らの意見も聞いて決めるぞ」

9代目「うむ」

海軍大将「よろしく頼むぞ」

綱吉「はい、よろしくお願いします」

リボーン「それでは各鎮守府から候補の艦娘についてプレゼンしてもらうぞ」

リボーン「始めは獄寺」

獄寺「はい」ｶﾞﾀｯ

獄寺「大湊鎮守府客員提督の獄寺隼人です。よろしくお願いします」

獄寺「俺の鎮守府から推薦するのは大空で金剛、嵐で夕立です」

獄寺「この二人は俺の鎮守府においても最高の練度を持っており、戦闘でも非常に頼りになります」

獄寺「特に夕立の炎圧はボンゴレの戦闘員と比べても高い水準で、戦闘力に関しては守護者として適任かと思われます」

獄寺「詳しくはお手元の資料を参考にして下さい。俺からは以上です」

361 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 19:59:09.55 ID:o4jdGgKF0

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・金剛型戦艦一番艦　金剛

練度　68

装備：大空のAランクリング、大空クレイモア、天空ライオン、35,6cm連装砲

火力　A

装甲　A

雷装　データなし

対空　B

速力　高速

炎圧　B

匣の扱い　C

備考：性格はとても明るく、リーダーの素質にも優れている。練度が低いのでまだ強くなる様子。
演習では格闘戦において遅れをとる場面が目立ち、今後の成長に期待がかかる。


・白露型駆逐艦四番艦　夕立

練度：96

装備：嵐のDランクリング、嵐コウモリ、嵐クワガタ

火力　A

装甲　E

雷装　A

対空　D

速力：高速

炎圧　A

匣の扱い　S

備考：死ぬ気の炎への理解が深く工夫をして戦うため、当鎮守府では戦闘力が一番高い。練度も高く当鎮守府ではMVP習得率一位。
雲雀第一艦隊との第一回演習、クローム第二艦隊との第二回演習においてMVP

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

362 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:00:43.01 ID:o4jdGgKF0

リボーン「あいつらの実力に関しては俺もこの目で見たからな。それじゃあ次、山本」

山本「おう！」ｶﾞﾀｯ

山本「舞鶴鎮守府の山本武だ。よろしく頼むな」

山本「俺の鎮守府から推す艦娘はただ一人だ。雨で時雨を推すぜ」

山本「時雨蒼燕流の使い手としても優れていて、雨の炎の扱いも問題ない。あと、戦闘に関してもウチの鎮守府では文句なしの最強だ」

海軍大将「ふむ…あの最強の水上打撃部隊と名高い舞鶴山本水雷戦隊でも最強の駆逐艦か…信頼できるな」

山本「詳しい兵装なんかは手元の資料を参考にしてくれよな」

山本「俺からは以上だ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・白露型駆逐艦二番艦　時雨

練度　155

装備：日本刀「時雨」、雨のDランクリング、雨フクロウ

火力　C

装甲　E

雷装　A

対空　C

速力　高速

炎圧　S

匣の扱い　SS

備考：当鎮守府第一艦隊では基本的に刀と時雨蒼燕流を用いた格闘戦で戦闘を行い、砲雷撃戦は行わない。その中でも最も格闘戦に秀でた艦娘であり、また練度も最高値に達している。
ディーノ第一艦隊との第一回演習、笹川第一艦隊との第二回、第七回、第十一回、第十五回演習、クローム鎮守府との第三回、第五回、第八回演習においてMVP

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

363 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:01:39.78 ID:o4jdGgKF0

海軍大将「ほう…練度が最高値に達しているのか」

リボーン「山本艦隊の時雨は最強艦娘の筆頭候補として名高いぞ」

リボーン「それじゃあ次、ツナ…と言いてえとこだが訳あって横須賀からは守護者は出せねえんだ」

綱吉「当横須賀鎮守府は近い時期に予定される中規模作戦において手薄になる国内の守備に専念する必要があります」

綱吉「作戦においては持てる最大の戦力を投入する予定です。なので当鎮守府から守護者を出してしまうとその分作戦の効率が下がってしまう恐れがあります」

綱吉「私の鎮守府からも推薦したい艦娘はいくつかいるのですが、以上の事情により横須賀からは候補の発表はありません」

9代目「綱吉君…大きくなったのう…」

綱吉「い、いえ…俺なんてそんな…」

リボーン「調子乗んな」ｹﾞｼｯ

綱吉「ふべっ！？」

リボーン「そんじゃあ次行くぞ。クローム、頼む」

クローム「はい」ｶﾞﾀｯ

クローム「佐世保鎮守府客員提督、クローム髑髏です」

海軍大将（かわいい…）

クローム「当鎮守府からは霧の守護者としてひび…Верный 、雷の守護者として大井を推薦します」

クローム「Верный は霧航戦と呼ばれる我が第一艦隊でも一番の術師であり、他鎮守府との演習においてもこの子を超える術師は見たことがありません。ボンゴレの幻術専門の特殊部隊でも部隊長をやれる実力はあると思われます」

リボーン「そいつは相当だな」

クローム「大井は非常に火力の高い雷魚雷を飛ばすことができ、単純な火力では当鎮守府一番です」

クローム「詳しくは資料を参考にしてください」

364 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:03:39.47 ID:o4jdGgKF0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・暁型駆逐艦二番艦　Верный

練度　99

装備：霧のDランクリング、幻海牛

火力　D

装甲　E

雷装　A

対空　C

速力　高速

炎圧　A

匣の扱い　SS

備考：当鎮守府最高の術師であり、ボックスを活かして哨戒、航空戦、砲雷撃戦と器用にこなす。格闘戦も苦手と言う訳ではないので艦隊を編成する際には非常に運用しやすい艦娘である。
山本艦隊との第一回、第四回、第七回演習、笹川艦隊との第一回、第二回、第五回、第七回演習においてMVP


・球磨型軽巡洋艦（重雷装巡洋艦）四番艦　大井

練度　101

装備：雷のCランクリング、雷エイ、甲標的

火力　C

雷装　SS

装甲　D

対空　D

速力　高速

炎圧　A

匣の扱い　B

備考：基本的に匣を用いた戦闘は行わず、雷属性の炎を纏わせた魚雷で敵を一撃で沈める戦法を取っている。匣の雷エイは防御などに使えるため隠れて魚雷を打つ必要がある大井とは相性が良い。格闘戦も得意なため
Верный とおなじく運用しやすい艦娘である。
笹川艦隊との第三回、第六回演習においてMVP

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

365 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:04:15.38 ID:o4jdGgKF0

リボーン「なるほど…実は霧の候補は他の鎮守府からは出ていないからВерный はほぼ確定だな」

綱吉「そうだね」

リボーン「んじゃあ次、了平、頼むぞ」

了平「おう！ラバウル基地客員提督の笹川了平だ！極限によろしく頼むぞ！」ｶﾞﾀｯ

了平「俺の鎮守府から推薦するのは晴の守護者として摩耶、大空の守護者として利根、雲の守護者として大鳳だ！」

了平「面倒だから説明ははぶくぞ！詳細は資料を見てくれ！」

獄寺「おい芝生頭、あんま適当にやんなよ」

了平「頭を整理するのは苦手でな！このレポートも大淀に書いてもらったのだ！」

獄寺「おいおい…」

366 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:05:33.75 ID:o4jdGgKF0

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・高雄型重巡洋艦三番艦　摩耶

練度　155

装備：晴のBランクリング、晴サイ、94式高射装置

火力　A

装甲　B

雷装　B

対空　S

速力　高速

炎圧　SS

匣の扱い　SS

備考：当鎮守府の最古参艦であり、経験に裏打ちされた戦闘力は申し分ない。格闘戦では基本的に負けなしであり、また、リーダーシップにも優れている。練度の高い晴の炎を生成できるため回復要因としても非常に優秀で、補給が困難な場合でも継続的な戦闘が可能。
クローム艦隊との第三回、第六回演習、山本艦隊との第一回、第三回、第四回、第八回、第十回、第十三回演習、雲雀艦隊との第一回演習においてMVP

・利根型重巡洋艦一番艦　利根

練度　99

装備：大空のBランクリング、大空オオワシ、瑞雲（六三四空）

火力　A

装甲　B

雷装　B

対空　B

速力　高速

炎圧　SS

匣の扱い　A

備考：当鎮守府の古参艦であり、摩耶同様厚い経験に裏打ちされた戦闘力は他の追随を許さない。どちらかというと後方支援寄りの戦い方をするが、練度の高い大空の炎での風化の火力はすさまじく、MVPを取ることも多い。
クローム艦隊との第四回演習、山本艦隊との第五回、第六回、第十四回演習においてMVP

・大鳳型装甲空母一番艦　大鳳

練度　84

装備　雲のAランクリング　雲小太刀　烈風改　流星

火力　B

装甲　A

雷装　データなし　

対空　A

速力　高速

炎圧　A

匣の扱い　B

備考：非常に冷静な性格をしており戦況分析が得意。チームの司令官としても力を発揮できると思われる。ボックスの扱いはあまり熟練しているとはいえず、まだまだ成長の余地がある。他鎮守府との演習においてのMVP習得歴はなし

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

367 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:06:44.22 ID:o4jdGgKF0

リボーン「やっぱラバウルは層があちーな」

海軍大将「うむ…笹川殿は海軍でも最高の司令官との呼び声が高い提督だ」

了平「俺がそうなのか？悪い気はせんな！」ﾜｯﾊｯﾊ!

リボーン「とりあえず会議中だからもう少し静かにしろよな」

了平「むっ、すまないな」

リボーン「よし次はディーノだな」

ディーノ「おう！幌筵の客員提督、ディーノだ」

ディーノ「っつってもうちの鎮守府はできたばっかりだからそんなに推薦できる奴がいねえんだが…」ｶﾞｼｶﾞｼ

リボーン「でもこの間お前の鎮守府にまだどこにも着任していない大和型一番艦が着任したんだよな」

ｻﾞﾜｯ…ﾅﾝﾀﾞﾄ!ｷｮｸｹﾞﾝﾆｳﾗﾔﾏｼｲｿﾞ!ｳﾙｾｴｿﾞｼﾊﾞﾌｱﾀﾏ!ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

海軍大将「大和か…あれは我々海軍の誇りだ。あれがリングの保持者になってくれれば我々としても嬉しい限りだな」

ディーノ「…実は大和はウチの鎮守府の資材事情じゃあきつ過ぎてまだ一回も実戦に組み入れたことがないんだ」

海軍大将「なんだと！？それはもったいないな…ならば明日より海軍から幌筵へ資材援助を送ろう。その資材でぜひ大和を運用してみてくれ」

ディーノ「え、いいのか？」

海軍大将「ああもちろんだ。我々としてもかの艦の運用は我々海軍の長年の夢だったのでな」

海軍大将「大和もせっかく生まれ変わった先で、また戦闘力を持て余して出撃をしないというのは不本意であろう」

ディーノ「わりーな、助かるぜ」

リボーン「そんで、そいつの属性は何なんだ？」

ディーノ「大空だ。リングを持たせたらすげえ炎圧を出せるんだぜ。まだ粗いけどな」

リボーン「なら大空の候補としてディーノ鎮守府の大和も入れておくか」

了平「うむ！守護者を束ねる立場として大和型ならほかの艦からの文句も出まい！」

リボーン「じゃあそういうことで頼んだぞ。最後は雲雀だな」

368 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:07:10.51 ID:o4jdGgKF0

雲雀「…並盛鎮守府客員提督、雲雀恭弥。あとの説明は部下にさせるよ」

綱吉（やっぱりこの人まともに会議に参加しねー！）

草壁「代理として私、草壁哲が報告いたします。雲雀鎮守府より推薦するのは嵐の守護者として赤城、雷の守護者として足柄、雲の守護者として吹雪、長門です」ｶﾞﾀｯ

了平「むっ、雲の候補として二人出しているのか？」

草壁「はい。雲雀は戦闘力で評価するならば長門、守護者としての適性で評価するなら吹雪だと言っています」

草壁「詳しくはお手元の資料を参考にしてください」

369 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:09:43.66 ID:o4jdGgKF0

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・天城型航空母艦二番艦　赤城

練度　75

装備：嵐のAランクリング、嵐黒鎌、嵐トラ、紫電改二、流星

火力　S

装甲　C

雷装　データなし

対空　A

速力　高速

炎圧　B

匣の扱い　B

備考：当鎮守府で最高の火力を誇る。格闘能力は高く、また航空機の火力も非常に高いため対深海棲艦では活躍するが、匣を使用している相手との戦闘は苦手なのか演習ではあまり活躍していない。非常に資材を消費するため計画的な運用が必要となる

・妙高型重巡洋艦三番艦　足柄

練度　78

装備：雷のBランクリング、電狐、雷ナックルダスター

火力　A

装甲　B

雷装　B

対空　B

速力　高速

炎圧　A

匣の扱い　SS

備考：当鎮守府最強の艦娘であり、特に格闘戦で活躍する。無駄のない軍隊格闘術を習得しており着任当初からすでに一戦級の実力を保持していた。リーダーシップにも優れており、炎圧も高く匣の扱いも優れていることからしばしば他の艦娘から先生と呼ばれている。

370 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:11:10.96 ID:o4jdGgKF0

・吹雪型駆逐艦一番艦　吹雪

練度　81

装備：雲のAランクリング、雲ムカデ、雲ガントレット

火力　D

装甲　E

雷装　A

対空　B

速力　高速

炎圧　SS

匣の扱い　SS

備考：能力は通常の駆逐艦とあまり変わらないが、傑出した炎圧と匣を用いた戦闘への才能を持っており、実力が上の者を圧倒することもある。はじめてリングを使用する際、炎圧が強大過ぎて支給されていたDランクリングを破壊している。
非常に特異な性格をしており、先日のサイコパス検診では全艦娘で最も高い犯罪係数をマークした。

・長門型戦艦一番艦　長門

練度　62

装備：雲のAランクリング、雲太刀、雲鬼熊、41cm連装砲

火力　S

装甲　S

雷装　データなし

対空　A

速力　低速

炎圧　B

匣の扱い　B

備考：非常に高い装甲と火力を誇っており、殴り合いで活躍する。格闘能力も高く基本的に敵は接近戦で仕留める。
能力値としては申し分ないのだが炎圧がまだ未熟であり、成長の途上にいる様子である。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

371 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:11:56.61 ID:o4jdGgKF0

リボーン「よし、これですべての候補が出そろったな」

了平「晴は俺のところの摩耶だけか？」

山本「雨もそうだな。ウチの時雨だけだ」

リボーン「了平んとこの摩耶と山本んところの時雨は最強の艦娘の一角だからな。こいつらは決定で良いだろ」

海軍大将「異論はありませんぞ」

9代目「うむ、問題ない」

綱吉「よし…じゃあ霧、雨、晴は決定だね」

草壁「それで、あとの属性をどうするか、ですが…」

372 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:12:36.14 ID:o4jdGgKF0

リボーン「大空は大和でいいんじゃねえか？炎圧も申し分ないだろ？」

ディーノ「ああ。格闘能力もかなり高い。俺と普通に殴り合えるレベルだぜ」

綱吉「それってかなりすごくないですか…」

リボーン「流石にディーノより強いってことはないだろうけどな。まあ今後に期待だな」

山本「大和型なら海軍最強を束ねるのに申し分ないだろ。決定でいいんじゃねえか？」

リボーン「ならそれで構わないか？」

海軍大将「異論はありませぬ」

9代目「ほっほっほ」

リボーン「…よし、なら大空は大和で決定だな」

獄寺「嵐はウチの夕立と雲雀んとこの赤城が候補として挙がってますね」

雲雀「君のところの子で構わないよ。赤城はあの子との直接対決で負けてるからね」

リボーン「そういやそうだったな。あの夕立の戦闘センスは相当なもんだぞ」

綱吉「んじゃ、これも決定、と…あとは雲と雷だね」

373 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:13:52.04 ID:o4jdGgKF0

クローム「雷なんだけど、守護者の使命を考えた時にうちの大井はそんなに向いてないとも思うんだよね。戦闘力は相当高いけど…どう考えてもダメージを引き受けて避雷針になるような子じゃないし…」

草壁「実際の雷の守護者の意見も聞きたいところですが…」

獄寺「まあそれは望むだけ無駄だろ」

雲雀「僕のところの足柄はそのくらいの覚悟と実力はあるよ」

山本「雲雀が言うなら信用できるな…」

リボーン「そうだな。ヒバリが他人に興味を持つことはすくねーしな」

雲雀「」ﾆｯ

綱吉「えっと…じゃあ雷は決定で良いですか？」

海軍大将「うむ、問題ないですぞ」

９代目「問題ないじゃろう」

374 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:14:54.60 ID:o4jdGgKF0

ディーノ「じゃあ最後は…雲だな」

了平「実は俺の大鳳は演習で雲雀のところの吹雪と長門に後れを取っているのだ…」

海軍大将「このデータを見る限りだと雲雀鎮守府の長門が最有力ではないか？何といっても長門型だしな」

リボーン「…まぁ、能力だけを見るならそうだろうな」

海軍大将「…？どういうことです？」

雲雀「確かに能力や実力で言ったら長門が一番強いだろうね。でも仮にこの三人が戦うことになったらおそらく最後まで立っているのは吹雪だよ」

雲雀「あの子は自分のやることに躊躇がない…自分の行動の選択に制約がないのさ」

綱吉「それってつまりどういうことなんですか？」

リボーン「行動のタガがないから俺たちが倫理的な理由で無意識のうちに避けてしまう選択肢を取り、それを躊躇なく実行に移せる…そういうことだろ、ヒバリ」

雲雀「うん。これは実際の戦場では最も重要視される素質だ。いかに相手の予測の先を行くか、が大事だからね」

リボーン「やっぱ戦闘部隊の隊長が言う言葉はちげーな」ﾆｯ

綱吉（それってただの戦闘狂の考え方じゃ…）

海軍大将「このマリーナリングはいざという有事での活用も目的としているのだろう？そのような人材が一人くらいいた方が良いのではないか？」

９代目「そうじゃな。非常事態で強さを発揮するのはこういうタイプの戦士じゃ」

リボーン「んじゃあこれで決定でいいか？」

みんな「「「」」ｺｸｺｸ

リボーン「よし、それじゃあ書き出してくれ。草壁、頼んだぞ」

草壁「はい」ｷｭｯｷｭｯ

375 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:16:41.27 ID:o4jdGgKF0

大空の守護者　　　　　大和

嵐の守護者　　　　　　夕立

雨の守護者　　　　　　時雨

雷の守護者　　　　　　足柄

晴の守護者　　　　　　摩耶

霧の守護者　　　　　Верный　

雲の守護者　　　　　　吹雪

376 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/20(金) 20:17:10.64 ID:o4jdGgKF0

了平「うむ、文句なしのメンツだな！」

山本「これなら艦娘からの異論もねーだろ」

リボーン「だが、混乱を避けるために艦娘への通達は直前まで禁止するぞ」

獄寺「了解しました」

リボーン「よし、じゃあ次の議題の合同作戦についてだな」

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ…ｺｳｼﾀﾎｳｶﾞｲｲﾝｼﾞｬﾈ?ｱﾎｶ!

377 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/20(金) 20:18:29.43 ID:o4jdGgKF0

以上です。うーんあんまり分かりやすく書けなかったな…ちなみに今日の本編投下の予定はありませんので悪しからず…

378 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/20(金) 20:21:44.18 ID:4UW/VH8r0

乙
実際の雷の守護者の意見を聞く場合10年バズーカなきゃ話にならないしな...

379 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/20(金) 21:49:10.28 ID:2oKcxnDSO

乙です

380 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 01:15:44.73 ID:rHRZcCdA0

ツナの鎮守府から候補出せたとしたら誰が推薦されてたんだろう？

381 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 09:58:11.43 ID:KA68UgGco

球磨かな？
でも夕立の方が強そうだよね

382 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/21(土) 17:28:54.36 ID:m011ShdM0

単冠の様子を書こうと思っているのですが、登場させてほしい艦娘誰かいますか？
ディーノ艦隊の五人までは確定したのですが後の一人がなかなか決まらないので皆さんの意見を聞いてよさそうな子を出そうかなと思います。
適当に出してほしい艦娘書き込んでくれると嬉しいです。

>>380,381

考えてたのは大空でずいずいです。相手が悪すぎてあんまり強さが伝わらなかったですがずいずいのボックスの大空長弓は実は長射程高火力で超高性能です。
球磨ちゃんは軽巡の中では相当強いのですがたしかに夕立とタイマンやったら負けますね

383 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 17:33:48.63 ID:PUqY6LYSO

んじゃあ鈴谷を

384 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 17:40:04.56 ID:R/HMW2Cyo

愛宕

385 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 17:43:57.05 ID:5RQMOq9k0

関係ないけど、「大空」「大地」と来たんだから「大海」の炎とか出てほしいところ
まあ、その位置のリングはマレーリングなんだろうけど……

386 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 17:50:09.74 ID:rHRZcCdA0

決まってる5人が誰か分からないから推薦しにくいけどディーノさんだしイタリア艦出して欲しい

387 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 18:28:08.89 ID:5x7tBfero

まるゆさんで

388 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/21(土) 18:49:29.82 ID:m011ShdM0

よしじゃあ今から全力で溶鉱炉して鈴谷が来たら鈴谷にします。そろそろ来てくれ頼むぞおおおおおお…

389 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/21(土) 19:01:19.58 ID:m011ShdM0

来ねえええええええええああああああああなけなしの資材があああああああああ！！！！！！！！

っつーわけで愛宕まるゆイタリア艦のどれかにします…コメントありがとうございました

390 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 20:49:34.25 ID:97g6bPe90

鈴谷は溶鉱炉よりは普通の建造で戦艦レシピの外れのほうが出ないかえ･･･

391 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/01/21(土) 20:57:40.13 ID:IHLM83H50

ディーノさんのファミリーは女っけが少ないからそのまま5人を嫁にしてもいい気がする……
少なくてもローマリオさんを休ませて上げて！このままだと10年後の世界みたいに老けそうだし……

392 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/21(土) 22:18:58.69 ID:m011ShdM0

………雲雀たちが帰還した頃、単冠湾泊地

スクアーロ「出撃中の艦隊から連絡だぁ゛ぁ゛ぁ゛！！！」

ロマーリオ「謎の深海棲艦とおぼしき艦を鹵獲、これより帰港する、か」

獄寺「深海棲艦とおぼしきってどういうことだ？深海棲艦じゃねーってことか？」

暁「まあとりあえず夕立たちの帰りを待ちましょ！」

ディーノ「そうだな」

電「寒いからストーブをつけて待つのです…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

393 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/21(土) 22:19:48.53 ID:m011ShdM0

〜少し後、港〜

夕立「帰港したっぽい！」

北方棲姫「ヒュウガ、コノヒトタチダレ？ホッポイジメナイ？」

日向「ああ大丈夫だぞ。私たちの仲間だ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

北方棲姫「エヘヘ…」ｷﾞｭｯ

睦月「…この子だれなのかにゃ？」

日向「ああ。報告した「謎の深海棲艦とおぼしき艦」だ」

飛龍「ゼロ寄越せって言ってたから日向が瑞雲をあげたら懐いちゃったの」

北方棲姫「ヒュウガイイヤツ！ゼロクレタ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

日向「そうかそうか、よかったな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

愛宕「でもそれゼロじゃなくて瑞雲よねぇ」ﾎﾞｿｯ

日向「細かいことは良いんだよ」

ディーノ「まあ確かに見た目は深海棲艦だが…」

大和「敵意がまるでないですね」

電「ここまで流ちょうにしゃべれる深海棲艦ははじめて見たのです！」

金剛「武装解除はすでにやったデース！」

天龍「武器を隠し持ってる様子もねえし危険性はないと思うぜ」

394 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/21(土) 22:20:32.40 ID:m011ShdM0

獄寺「んじゃあ今日のところはどっか適当な部屋でおとなしくしててもらうか。明日入江が来るし詳しい話はそん時に聞こうぜ」

北方棲姫「ホッポヒュウガトイッショガイイ！ヒュウガ！」

獄寺「おう。とりあえずこれでも舐めて待ってな」ぶどう味の雨

北方棲姫「コレオイシイ！オマエイイヤツ！」ｺﾛｺﾛ

電「獄寺さんは何で飴を常に持ってるのです？」

ディーノ「あいつもあいつなりに苦労してきたんだよ…」

暁「？」

獄寺「よし、じゃあとりあえず飯でも食うか」

大和「先ほど比叡さんが厨房の方に行かれましたのでもう作ってくださってるかもしれませんね」

獄寺「何だと！？…金剛、今すぐ止めて来い！」

金綱「ラジャー！！命に代えても比叡には厨房に立たせないデース！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

天龍「これはやべえ…俺も行った方がいいなこれ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

夕立「まだ死にたくないっぽいいいいい！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ディーノ「お、おい、どうしたんだお前ら」

獄寺「比叡は…アネキに料理を教わってるんだ」

ディーノ「何…だと？」

ロマーリオ「そいつは確かに命がいくつあっても足りねえな」ﾊｯﾊｯﾊ

395 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/21(土) 22:22:35.85 ID:m011ShdM0

短いですが今日の本編更新はこれだけです。あまり時間が無かったもので…次回は宿毛湾に戻ります
あとはキャラ設定を書いて投下します
>>390
阿賀野型もねらっときたかったんや…ちなみに矢矧は三人来た…なにこれ…

396 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/21(土) 22:29:47.55 ID:m011ShdM0

キャラ設定　ディーノ鎮守府

・電
ディーノ鎮守府の初期艦兼秘書官。基本的に目を離せばすぐに変態的な行動を起こす睦月を見張るのが日々の業務。ロマーリオがいないと途端にグッダグダになる司令官のおかげで雷ちゃんもびっくりするほど家庭的でカーチャン力の高い艦娘になった。ディーノ鎮守府の鳳翔枠。
属性はもちろん雷だがそこまで強くない。でも旗艦に置いておくと大和や飛龍がやる気を出していつも以上の力を出すので第一艦隊に編成されている。

・睦月
ディーノ鎮守府の吹雪枠。純粋なふりをした変態であり隙あらば大和たち巨乳組のおっぱいを揉んで「にゃしいいいいい…」とか言って悦に浸っている。仕草や言動が無駄にかわいいおかげなのか揉まれている側も満更じゃなさそうなのでタチが悪い。事態を重く見た秘書艦の電ちゃん権限で第一艦隊から降ろされそうになったが彼女の代わりに入れる候補が戦艦と正規空母しかいなかったため燃費節約のためだけに続投されている。
属性は大空。夕立と同じく天才肌なので実力はそこそこある。

・日向
ディーノ鎮守府の姉貴分。基本的に面倒見がよく駆逐艦から慕われているため大和から少し羨ましがられている。大和と比べて燃費が良いので出撃回数が多く、戦闘経験も豊富なのでよく他の艦娘にいろいろ教えている。
よくロマーリオと酒を飲んでいて仲が良く、ディーノの昔話をいろいろ聞かされたためディーノについては多分一番詳しい艦娘。
属性は雲。二刀流で戦うイケメン。

・飛龍
ディーノ鎮守府みんなのお姉さん。電ちゃんに料理を一通り仕込んだのはこの人。現在は作ってもらう方にシフトした。大和に次いで睦月にセクハラを受ける回数が多い。ちなみに睦月曰く「大和さんと対をなすどスケベなボディをしてるにゃぁ…ふとももがよいぞぉ…イヒヒッ♪」。
着任直後はイケメン度が高い自分の提督に惚れかけたが、ロマーリオが消えた後のグダグダさに幻滅した。
属性は大空。ディーノ鎮守府での火力は大和に次ぐ。

・愛宕
ディーノ鎮守府のおっぱい成分兼回復要因。建造された直後に睦月に胸を揉まれた。睦月からセクハラを受けても特に抵抗せず最もノリノリな反応を示すため電ちゃんは頭を痛くしている。ちなみに睦月曰く「この制服の上からの感触がたまらないにゃあ…♪それにしてもスケベな体をしてるにゃしい♪」
社会的地位が高くめちゃくちゃイケメンな自分の提督をどうにかしてオトせないものかと思索を巡らせているが、成果は出ていない。
属性は晴と雷の複合だが晴のリングしか支給されてなかったため基本的に晴。ﾖｰｿﾛｰ♪

397 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/01/21(土) 22:34:17.64 ID:IHLM83H50

ディーノは部下の前だとドジにならないから艦娘は自分の部下になっていればドジは踏まないと思うよ
そういう理屈は通用しないのかな？

個人的には、ディーノさんの将来のために愛宕さんを応援する。
くっつけば周りも文句も出ないカップリングだって

398 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/21(土) 22:41:01.11 ID:m011ShdM0

>>397
はじめはそのつもりだったんですけどやっぱドジな方がディーノっぽいし艦娘とも絡めやすそうだったのでそうしました。
ツナたちの前ではドジになるのと同じアレだと思ってください。

399 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 23:09:48.59 ID:rHRZcCdA0

ディーノさんは海上戦闘はロマーリオ同伴かな？

400 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/21(土) 23:15:08.23 ID:5RQMOq9k0

>>398
つまり、ディーノさんは艦娘＝自分の部下ではないと思っていること？
(※ここからあくまで原作と小説版からの考察)
ディーノさんの「ボス体質」は、部下がいないとダメになる体質だけど……正確には「部下が自分の周りにいると認識している」ということ
なぜかというと、原作の雪合戦会で雪だるまに部下が隠れていたが、ディーノさんはそれに気が付いていないため雪玉を変な方向に投げていた
逆に初登場回でレオンによりローマリオに顔が変わったツナを見て、ローマリオと勘違いしていつもの完璧のディーノさんになった。
つまり、ディーノさんのボス体質は「ディーノさん自身が部下がいるか認識するかどうかで決まる」ということになる
リボーンは「元家庭教師」ツナは「弟分」で守護者は「ツナのファミリーor同盟ファミリー」という認識のためドジる。


こうなると艦娘達は部下という認識になるけれども……ドジってしまうと考えるとどういう認識していることになるんだろうか？
(この考察が正しければ、本来は最初のころはともかく、すでにローマリオはいなくてもドジらないことになるが……)

401 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/22(日) 00:01:37.62 ID:llZYAyVd0

>>399
もともと海上装備自体がリボーンの遊び心で支給されたみたいなところあるので基本的に使ってないところは使ってないです。ツナと了平とディーノは海上戦闘はめったにしません。ですが、仮にやることになったらロマーリオ同伴になるでしょうねｗｗｗｗｗｗ

>>400
そうですね。「自分の」部下ではないという認識です。この3つの選択肢の中だと守護者に対する認識が一番近いです。
この作品において一応艦娘は海軍のものですし、それを借りているという状態なので同盟ファミリーの人と接する感じでやってます。ボンゴレのツナとリボーンから頼まれたことでもあるのでなおさらですね。
ちなみにこの辺は他の鎮守府でも同様で、雲雀さんにしろ了平にしろ「艦娘は自分たちの直接の部下ではない」という認識です。
この辺は結構抽象的で定義しずらいものでもあるのですがこのSSではこういうスタンスでやってます。

402 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 00:05:56.26 ID:zaeQTnrR0

うーん……でも、まあ、ケッコンカッコカリしてしまえばもうファミリー(家族)だよね(ゲス顔)


てか、そもそもディーノって戦闘シーンほぼないよね
カマセにされてしまったデイジー戦ぐらい。
イェーガー戦で活躍してくれるかと思ったらそうでもなかった……天野、嫌いだったのか？

403 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 09:32:42.93 ID:FC0h/pQIo

>>395
ウチの練度８０の鈴谷改か練度７７の鈴谷のどっちかやるからその矢矧を一人くれ

404 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 12:10:25.92 ID:E1HZjdN7o

吹雪が邪悪すぎるからセクハラ親父睦月とか大したことないように思えて怖い

405 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 13:55:18.87 ID:d7G9+CJbO

>>395
最少値教に入信するのだ……阿賀野型も長門型もビスマルクもあきつ丸もまるゆも何でもござれよ
空母は出ないが

406 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 16:02:33.11 ID:3wyEnglX0

了平が海上戦闘をめったにしないのは意外だった成長したんだな...

407 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/22(日) 20:24:27.37 ID:llZYAyVd0

本編少し更新します。艦これとリボーンの話してるスレってどこ探してもここしかねえんじゃねえか…

>>402
時雨＆大井「なるほど…」

>>403
三人とも持って行ってもらって構わんぞ

>>404
間違っても吹雪睦月夕立で組ませられねえ…

>>405
飛龍くだち

>>406
了平は海上装備が支給されるより前にすでに自分の艦隊がクソ強くなってたので自分が出撃する必要はないと判断してます。
成長して判断力が高くなり、提督としては超有能になってるのでめったに失敗はしません。

408 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/22(日) 20:26:41.14 ID:llZYAyVd0

〜次の日、宿毛湾泊地大広間〜

提督「本日は出撃の前に皆さんに紹介したい人がいるのであります！」

スパナ「…開発部のスパナだ。技官として今日ここに配属された。趣味はメカいじりとお菓子作りだ。よろしく」

島風「お菓子作れるの！？すっごーい！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

スパナ「みやげだ。これあげる」

島風「あ、アメだ。ありがとう！」

スパナ「今朝作ったウチ特性のアメだ。あとでもっと良いのを作るよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風「やったー！」

提督「スパナ殿には主に鹵獲した深海棲艦の分析をやってもらうのであります！」

スパナ「新型の深海棲艦への対策に役立てるのが目的らしいけど…まぁそれ以外にも何か面白いことがあったら報告するよ」

吹雪「あ、じゃあ鹵獲した深海棲艦とか連れてきちゃった方がいいですか？」

スパナ「ああ。連れてこれるのか？」

吹雪「はい、少し待っていてください」

龍田「勝手に営倉から出してもいいのかしら〜…」

409 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/22(日) 20:27:40.17 ID:llZYAyVd0

………10分後

吹雪「はい、お待たせしました！」

戦艦棲姫「コ、コンドハナニサレルノカシラ…」ｶﾞｸｶﾞｸ

レ級elite「ｲﾋﾋﾋﾋｯ…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

スパナ「うん、早かったな。これが新型の深海棲艦か…もはや人だな…」

戦艦棲姫「ヒ、ヒイッ！？」ﾋﾞｸｯ

吹雪「おい、あんまり動くなよ」

戦艦棲姫「ハ、ハイっ！」ﾋﾟｼｯ

吹雪「違うでしょ？返事は？」

戦艦棲姫「ワ、ワンッ！」

吹雪「よくできたねポチ〜♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

戦艦棲姫「ワンッ…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

足柄「一体何したのよあの子…」

410 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/22(日) 20:28:48.17 ID:llZYAyVd0

スパナ「うん、じゃあ全体的に調査しておくよ。何かわかったことがあったら報告する」

提督「頼みましたぞ！」

クローム「それで今日の出撃だけど」

山本「昨日の遠征が失敗しちまったから資材がちょっと厳しい。低燃費な艦隊で行くぜ」

雲雀「…旗艦は吹雪。随伴艦は島風、、Верный 、飛鷹、時雨、伊１９だよ」

提督「資材はラバウルの方から分けてもらうことにしたので後の皆さんはお留守番なのであります！」

足柄「暇になるわね」

龍田「ま、適当に時間を潰しておきましょ〜♪」

伊１９「やっと出撃できるのね…」

飛鷹「そうね…ずいぶん待ちぼうけを喰らっちゃったわ」

提督「それではよろしく頼むのであります！」

411 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/22(日) 20:30:19.19 ID:llZYAyVd0

〜数十分後、とある海上〜

Bep「島風、それは何だい？」

島風「うん、出撃する前に技官さんにね」

〜〜〜〜〜〜

スパナ「もしピンチのときはこのボックスを開けて中身を味方に打ってみてくれ」

島風「え、味方に？分かったけど…」

〜〜〜〜〜〜

島風「って言われて渡されたの」

Bep「中身は分からないのかい？」

島風「うん。…なんだろ、回復剤とかかな」

時雨「とにかく今日はあの深海棲艦に遭遇したら全力で逃げよう」

飛鷹「そんなにヤバかったの？」

伊１９「時雨が負けたって聞いたの」

時雨「一対一ならまだいけたけど４体いたからね…手も足も出なかった」

Bep「また司令官たちの手を煩わさせるわけにはいかないからね。交戦しないのが一番さ」

吹雪「皆さん、敵艦見ゆです！新型艦はいない模様！敵旗艦はル級flagshipです！」

飛鷹「よし、やるわよ」

時雨「ル級flagshipは僕が相手するよ。出来る限り鹵獲してみる」

島風「無理はしちゃだめだよ〜？」

412 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/22(日) 20:31:05.80 ID:llZYAyVd0

……その頃、宿毛湾泊地、研究室

龍田「そういえばさっき島風ちゃんに何か渡してたわよね？あれ何かしら〜？」

スパナ「10年バズーカ。数分間、10年後の自分と入れ替われるんだ」ｶﾁｬｶﾁｬ

矢矧「何それ…ボンゴレってそんな技術も開発してたの…？」

スパナ「まあ開発したのはウチ達じゃあないんだけど…」ｶﾁｬｶﾁｬ

スパナ「いざというときには役に立つと思ってね」ｶﾁｬｶﾁｬ

スパナ「それに…艦娘がアレを使ったらどうなるのか…純粋な興味もあった」ｶﾁｬｶﾁｬ…ｯﾀｰﾝ!

足柄「ちょっと…勝手に変な事に巻き込まないでよ」

スパナ「大丈夫なはずだ…理論上は…」ｶﾁｬｶﾁｬ

スパナ「ん、これは…」ﾋﾟｯ

木曾「どうしたんだ？」

スパナ「戦艦レ級の解析結果が出たんだが…これはどういうことなんだ」

矢矧「何かおかしいの？」

スパナ「…よくわかんなくなってきた。ちょっと息抜きにケーキでも焼こう」ｶﾞﾀｯ

足柄「けっこう手の込んだの作るのね…」

413 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/22(日) 20:32:53.46 ID:llZYAyVd0

今日は以上です。これからはリアルが忙しくなってきて書く時間が取れないので更新速度がかなり落ちます。
具体的には五分の一くらいになるかもしれません…更新を楽しみにしている方には申し訳ないです

414 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 21:00:29.99 ID:wkl7oxsSO

乙です
島風が自分に使うのかそれとも他の人に使うのか楽しみだな

415 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 21:15:16.23 ID:93I9YM0A0

乙です

もしヴェールヌイに使ったらデカブリストになるのかな？

416 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 21:20:46.58 ID:3wyEnglX0

乙
10年バズーカを貸し与えてるランボのボスって凄いよな最後まで出てこなかったけど...

417 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/22(日) 21:59:47.69 ID:zaeQTnrR0

個人的には、ヴァリアーのリングを作った奴や剣帝テュールみたいな名前だけ存在しているやつとか多いよな。リボーン
あっ、エルドライブ始まるので失礼

418 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/01/23(月) 18:06:30.05 ID:yzJw1V8J0

ツナ達は相変わらず家事全般できないのかな？
宙太くんの家事スキルを少しだけでも分けてあげたい(少なくても裁縫と料理はできるし)

419 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/23(月) 19:23:47.70 ID:1AGCwd9V0

それでは初めて行きます

>>418
了平：できない
ツナ：出来ない
獄寺：少しはできるようになった
山本：変化なし
雲雀：できる
クローム：超できる

こんなかんじですかね。基本的に家事スキルはあまり前進してないですね。

420 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:25:16.97 ID:1AGCwd9V0

〜正午、とある海域沖〜

時雨「ふう、ここまでは順調に来れたね」

Bep「鹵獲した深海棲艦の数は？」

飛鷹「ル級flagshipが１、ヲ級eliteが１、イ級のflagshipとeliteが１ずつで合計四ね」

伊１９「順調なのね」

吹雪「じゃあ次の戦闘が終わったらいったん帰港しますか」

島風「了解っ！」

飛鷹「前方に敵艦隊を視認。敵の構成はレ級１、ル級２、チ級１、イ級２！」

Bep「あいつがいるのか…」

時雨「でも一隻だけなら大丈夫だよ。ササッと終わらせて帰っちゃおう」

Bep「了解。行くよ飛鷹」

飛鷹「航空隊、発艦始め！」

航空隊「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ…

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｫﾝ!

吹雪「しかし響ちゃんのところの航空隊はみんな練度高いよね」

伊１９「霧に隠れて敵を攻撃するから航空戦というより奇襲なの」

Bep「制空権、取ったよ。レ級小破、チ級撃沈、イ級２撃沈だ」

伊１９「次はイクの出番なのね！」ﾊﾞｼｭﾝ!

吹雪「…魚雷命中！レ級中破です！」

時雨「これならいける！それじゃあ僕はレ級を仕留めに行くよ」ﾊﾞｯ

島風「気を付けてね！」

421 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:26:13.53 ID:1AGCwd9V0

時雨「攻式三の型、遣らずの雨！」ﾄﾞｶﾞｯ

レ級「ﾚｯ!?」大破

吹雪「よし島風ちゃん、私たちはル級を仕留めよう！」

島風「うん！連装砲ちゃん、一緒に行くよ！」ｶﾁｯ

大空連装砲ちゃんｓ「「「ｷｭｩｩｩｩ!」」」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ

ル級A「ｸﾞｴｴｴｴｴｴ!!!」大破

伊１９「大空の風化の威力はすさまじいのね…それっ！」ﾊﾞｼｭｯ

ル級A「ｳｷﾞｬｱｱｱｱ!!!」撃沈

島風「やった♪」

吹雪「私も…ここまで近づけば！」

ル級B「ｸ､ｸﾙﾅｯ!」ﾄﾞﾝｯ

吹雪「そんな見え見えの砲撃あたんねえよ！はあっ！」ｶﾞｼｯ

吹雪（雲の増殖で筋力を増殖させる。そうすれば戦艦でも力で圧倒できるハズ）

ル級B「ｴｯ!?」ｸﾞｲｯ

吹雪（よし来た！このまま海面に組み伏せる！）ﾊﾞｯｼｬｱｱｱﾝ!

ル級B「ｳ､ｳｸﾞｯ」

吹雪「これで終わりだ。死にさらせ！」ﾆｲｯ

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

422 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:27:03.98 ID:1AGCwd9V0

飛鷹「力で組み伏せてゼロ距離射撃って…駆逐艦が取る戦法じゃないわよ」

Bep「ハラショー」

伊１９「それにしても…何発撃ってるのねあれ…」

飛鷹「うわ…もうほとんど原型とどめてないわね…さすがに少し気持ち悪い」

ル級Bだったもの「」

吹雪「うえーばっちぃ…汚え深海棲艦の謎汁ついちゃった…」ﾊﾟｯﾊﾟｯ

時雨「皆終わったみたいだね」

島風「あ、時雨ちゃん。大丈夫？」

時雨「うん。今度は無傷で行けたよ」

吹雪「よし、それじゃあ帰投しますか」

島風「うん。よーし、全速前進〜♪」

飛鷹「…待って！！！」

島風「どうしたの？」

飛鷹「…敵航空隊が多数接近しているわ。みんな、防空警戒を厳にして！」

深海艦載機「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ

423 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:27:58.47 ID:1AGCwd9V0

伊１９「…すごい数なのね」

Bep「忙しいな…開匣」ｶﾁｯ

フェニックス「ｷｴｴｴｴ!!!」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

Bep「流石に全部落とすのは厳しいか…でも制空権は取ったよ」

吹雪「…敵艦隊視認！旗艦はまた未確認の深海棲艦です！随伴艦はレ級と空母棲姫に未確認の深海棲艦が１、駆逐ハ級と思われる艦が２です！」

重巡棲姫「コノヤクタタズドモガッ！」

飛行場姫「…」

空母棲姫「シズメエ！」

レ級「ｲｼｼｼｯ♪」

ハ級後期型flagship「ｷｮｴｴｴｴ!!」

ハ級後期型elite「ｷｴｴｴｴｴ!」

時雨「…ちょっとまずいかもね」

飛鷹「完全に油断してるときに襲われたから撤退も難しいわ」

伊１９「やるしかないの」

飛鷹「…敵第二次攻撃隊来るわ！」

Bep「大丈夫だ、用意はできてる。沈まんさ」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ!

424 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:29:11.23 ID:1AGCwd9V0

時雨「ふう、何とかしのげたみたいだね」

吹雪「…！響さん危ない、魚雷！」

Bep「えっ」ﾄﾞｫｫｫﾝ!

レ級「ﾋﾋﾋｯ♪」

飛鷹「響！？」

Bep「…油断した。戦闘継続困難だ」大破

時雨「仕方ない、速攻で旗艦を沈めて隙を作ってから全速で撤退しよう！」

島風「う、うん。みんな、行っちゃってー！」ｶﾁｯ

大空アマツバメ「ﾋﾟｨｨｨ!」

大空連装砲ちゃんｓ「「「ｷｭｳｳｳｳ!!!」」」

時雨「奥義で仕留める！特式十の型、燕特攻！！！！」ﾊﾞｼｬｱｱｱｱ

時雨「お前だあああああ！！！」

重巡棲姫「ジブンカラシズミニキタノネ」

ハ級後期型elite「」ﾊﾞｯ

時雨「くそっ、庇われたか！」ｻﾞｼｭｳｳｳ!

ハ級後期型elite「」撃沈

島風「こっちからなら！」ﾄﾞﾝｯ!

ハ級後期型flagship「」ﾊﾞｯ

島風「また！？」

ハ級後期型flagship「ｳﾜｱｱｱ…」撃沈

伊１９「イクの魚雷を喰らうのね！」ﾊﾞｼｭｯ

ﾄﾞｫｫｫﾝ!

伊１９「よし、当たったの！」

飛行場姫「…ナニカシタノ？」無傷

伊１９「うそ…効いてない…の？」

425 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:30:30.94 ID:1AGCwd9V0

重巡棲姫「クラエッ！」ﾄﾞﾝｯ

時雨「雷属性の砲撃…！これを受けたらまずいな」

時雨「守式四の型、五風十雨！」ｻｯ

時雨「よし、何とか砲弾は避けれたね」

吹雪「…えっ！？砲撃！？どこから…」

時雨「あっ！吹雪ちゃん！！…しくじった。私の射線上に吹雪ちゃんがいたのか」

ﾄﾞｫｫｫﾝ!

飛鷹「ちょっと、大丈夫！？」

吹雪「くそっ、深海棲艦風情が…どっちが上か思い知らせてやる」大破

飛鷹「もしかしてこれってかなりやばい…？」

伊１９「このままだと助けを呼んでも来る前に全滅もあり得るのね！」ﾊﾞｼｭｳ

島風「どうしよう…」

島風「あっそうだ、出撃前に技官さんからもらったボックス！ピンチの時は使ってって言ってたし開けちゃおう。開匣！」ｶﾁｯ

10年バズーカ「」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

島風「…なにこれ、バズーカ？でも迷ってる暇なんてないか…吹雪ちゃん、こっち向いて？」

吹雪「どうしたのしまかぜちゃ…って何やってんの！？それ私に打たないでよ！？」

島風「当たってえええ！！！」ﾄﾞﾝｯ

吹雪「話聞けやあああ！このままだと当たる…逃げないと…」ｼｬｱｱ

ﾄﾞﾝｯ

Bep「いたた…吹雪、急にぶつかってくるなんてどうしたんだい」

吹雪「あ、ごめん前見て無くて…じゃなくて逃げないと！なぜか島風ちゃんが急に私にバズーカを打ってき」ﾄﾞｫｫｫｫｫﾝ!

島風「当たった…かな？」

飛鷹「な、何やってんのよ」

島風「技官さんにピンチの時はこれを味方に打ってって言われたんだけど…」

ﾓｸﾓｸﾓｸ

伊１９「だ、大丈夫なの？」

島風「…たぶん」

426 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:35:09.21 ID:1AGCwd9V0

ﾓｸﾓｸﾓｸ

「ん、どこだろここ」

「私はモスクワにいたんだけど…ここはどこの海上だ…？」

島風「あっ、吹雪ちゃんと響ちゃんの声だ！大丈夫、二人とも無事だよ！」

飛鷹「はぁ…肝が冷えたわ…って誰この人達…？」

10年後吹雪「あれ…島風ちゃん！？なんで島風ちゃんがいるの！？」

10年後Bep「飛鷹も時雨もいる…ついに私たちも天国に来たのかな」

10年後吹雪「この様子だと案外そうかもしれないね、デカブリスト」

飛鷹「えっ…もしかしてこのスタイルが良い美人さんは…響？」

島風「じゃあこっちの人は吹雪ちゃん…なの？」

デカブリスト「響か…その名前も懐かしいな。そう呼ばれるのは何年ぶりだろう」

10年後吹雪「島風ちゃん、久しぶり。遅くなってごめんね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風「えっ！？本当に吹雪ちゃんなの！？」

10年後吹雪「あっデカブリスト、島風ちゃんが10年バズーカ持ってるよ」

デカブリスト「なるほど、呼び出されたってことか」

10年後吹雪「そういうことみたいだね。なーんだ、天国はまたの機会にお預けかな？」

デカブリスト「…少しの間だけでも夢を見れることに感謝しよう」

10年後吹雪「そうだね。感傷に浸っている時間は無さそうだ」

伊１９「ど、どういうことなの？」

ﾄﾞｫｫﾝｯ!?

時雨「ぐっ…あれ、君たちは？」ｽﾞｻﾞｻﾞｧ

デカブリスト「私たちは君たちの援軍だ。あまり時間が無い。手早く敵を叩いてしまおう」

10年後吹雪「敵は重巡棲姫に飛行場姫、空母棲姫、最後にレ級か。確かにこれは10年前の私達じゃちょっときつかったかもね。もう大丈夫だよ時雨ちゃん、あとは任せて」ﾎﾟﾝｯ

時雨「えっ…？援軍って…君たち、大丈夫なのかい？」

デカブリスト「大丈夫、私たちは伊達に戦争を生き抜いてない。佐世保鎮守府二代目司令官「デカブリスト」、出る。Ураааааааа!!!!」ﾀﾞｯ

10年後吹雪「殺された仲間の敵だ！お前らはただじゃあ許さない！海軍直属独立暗殺部隊「第五遊撃部隊」隊長吹雪、戦闘開始する！」ﾀﾞｯ

島風「い、行っちゃった」

飛鷹「何なのかしら…これ」

時雨「とりあえず様子を見守ろう…僕たちにできるのはそれだけだ」小破

427 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:44:32.07 ID:1AGCwd9V0

デカブリスト「吹雪、そっちは任せたよ」

10年後吹雪「了解！はぁぁぁっ！」ｶﾞｷｨﾝ

空母棲姫「ウワッ！」

重巡棲姫「ナニヨアンタ！？」

10年後吹雪「私たちの真似してペラペラしゃべりやがって…気持ち悪いんだよお前らああああ！黙って死ねええええ！！！！」ﾄﾞｶﾞｯ

重巡棲姫「ウグウッ！？ナンテチカラナノ！？」中破

10年後吹雪「お前らが！お前らがいなければ！島風ちゃんも足柄さんも長門さんも死なずに済んだんだ！お前らさえいなければぁぁぁ！！！」ｶﾞｽｯﾄﾞｺﾞｯ

重巡棲姫「ガハッ！？」大破

空母棲姫「チョ、チョットナニシテンノヨ！」

10年後吹雪「外野はすっこんでろ！後で相手するからおとなしくしてな！」ﾄﾞｺﾞｯ

空母棲姫「アグッ！？」中破

島風「あの人…司令官と同じトンファー使ってる」

時雨「それにしてもあの二体を相手にあそこまで圧倒するなんて…あの人は一体何者なんだ…？」

伊１９「わかんないけど…吹雪と響みたいなのね」

時雨「えっ！？」

飛鷹「私たちもよく分からないわよ…」

428 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 19:46:24.44 ID:1AGCwd9V0

デカブリスト「まずはその目障りな尻尾を切り離してしまおう」ﾋｭｯ

ｻﾞｼｭｳ!

ﾎﾞﾄﾘ

レ級「ﾋｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!」大破

デカブリスト「尻尾がなくなったくらいで大げさだな。今度は耳障りだ」

デカブリスト「君たちに苦痛を叫ぶ権利なんて、無い。君たちが沈めて行ったあの子たちの方がよっぽど苦しかったんだ。できるだけ苦しめて殺してやろう」

デカブリスト「奥義、ミラージュ・デカブリスト」ﾊﾟﾁﾝ

レ級「ﾋｸﾞｯ!?ｳｸﾞｸﾞｯ…」行動不能

デカブリスト「体内の構造物が別のものに変換される気分はどうだい？せいぜい苦しみながら沈んでいけ」

レ級「ｳｷﾞｬｱｱｱ!!」撃沈

デカブリスト「…さて、次は君か」ｸﾙｯ

飛行場姫「ク、クルナラコイッ！」

島風「い、今あの人何したの…？」

時雨「分からない…あの人が指を鳴らした瞬間に敵が苦しみだした…」

伊１９「それにしても…三又槍で深海棲艦って切れるものなの…？」

飛鷹「きれないでしょそりゃ…ってあれ？あの響っぽい人の武器が日本刀に変わってる…」

デカブリスト「篠突く雨・幻」ｻﾞｼｭｩｩｩ!

飛行場姫「ウグァァァァァァァァ！」撃沈

伊１９「今度は八人に分身したのね…」

飛鷹「うそ…幻覚だとしたらあのリアルさはありえないわ…」

429 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 20:01:12.63 ID:1AGCwd9V0

デカブリスト「よし、終わったね」

10年後吹雪「こっちも終わったよ」

時雨「すごい…一瞬で…あの四体を…」

デカブリスト「君たち、もう大丈夫だ。私たちはもうすぐ消えてしまうが、そうすると君たちの知ってる響と吹雪が返ってくる」

島風「ど、どういうこと？」

デカブリスト「訳はあとで司令官たちに聞けばわかる。消える前に話したいことがあるから手短に話すよ」

10年後吹雪「話したいこと…あれか。なるほど、この時代ならまだあの悪夢を止められるかもしれない」

デカブリスト「うん、そういうこと。いいかい、深海棲艦には親玉がいる。この時代の君たちでまだ力の弱い彼を倒してほしいんだ。そうすれば深海棲艦からの侵攻はきれいさっぱりなくなる」

伊１９「ほ、本当なのね！？そいつは誰なのね！？」

10年後吹雪「恐らくね…五年前、沢田綱吉が死んでから突然現れたすべての人類の敵たるそいつの名前は…」

ﾎﾞﾝｯ

飛鷹「へっ？」

Bep「おおお寒かったぁぁぁぁぁ…なんで急にモスクワに…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

吹雪「あれ？戻ってきた？はあ…何だったんだろ今の…」

島風「ふ、吹雪ちゃん！」

伊１９「戻ってきたのね」

時雨「それにしても深海棲艦に親玉か…考えたこともなかったな」

Bep「どういうことだい？…というか、敵は皆倒せたんだね」

時雨「う、うん。とりあえず今日のことは帰ってまとめて提督たちに報告しよう…」

飛鷹「そうね…わからないことが多すぎるわ…」

吹雪「皆さんどうしたんですか…？」

430 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/23(月) 20:02:25.82 ID:1AGCwd9V0

今日の本編投稿は以上です。書いてて10年後吹雪のビジュアルが全く想像できねえ…

431 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/23(月) 22:20:07.65 ID:KaY+Js9Z0

未来ではいつも亡くなってるツナ...リボーンが生きてた場合家庭教師として死なせるわけないしリボーンも何らかの理由で亡くなってるんだろうな

432 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/23(月) 23:52:45.34 ID:yzJw1V8J0

きっと仮死弾とか使われて一時的に死んでいるからヘーキヘーキ

433 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/24(火) 02:23:02.13 ID:QlPo/6850

……10年後の世界、第五遊撃部隊の部屋

吹雪「うわっ！？…どこだここ？」

10年後金剛「ブッキーどうしたの？…なんかちっこくなってるじゃん」ｹﾗｹﾗ

吹雪「えーっと…金剛…さん？ここはどこですか？」

10年後金剛「ここは第五遊撃部隊の部屋。ブッキーが隊長を務めてる海軍の暗殺部隊」ﾌｩｰｯ

吹雪（金剛さんってこんな喋り方だったっけ？タバコも吸ってるし…）

10年後金剛「クスリ飲まされて幼児化でもしちまったか？急にちっこくなっちまってるしな」ｹﾗｹﾗ

吹雪「あ、いや…私島風ちゃんにバズーカで攻撃されて…あっそうだった。帰ったら島風ちゃんいじめよう」

10年後金剛「島風って…随分懐かしい名前出すね…」ｽﾊﾟｰ

大井「それ十年バズーカじゃないですか？」

北上「おお〜なるほど。さすが大井っちは頭いいねえ〜。じゃあこの隊長は10年前の隊長かぁ」

瑞鶴「私たちは生まれてそんなに経ってないからこんな小さい隊長を見るのは新鮮ね。しかも大破してるし」ｹﾗｹﾗ

加賀「…五航戦、流石にそれは失礼よ」

瑞鶴「ﾁｯ…いちいちうるせえなぁこのババア。シメてやろうか？」ｷﾞﾗｯ

加賀「上等です。鎧袖一触よ」

瑞鶴「いつまでもペーペーだと思うなよコラぁ！」

ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ!ﾄﾞｶﾊﾞｷｸﾞｼｬ!

434 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/24(火) 02:23:52.35 ID:QlPo/6850

吹雪「えっ…？どういうこと？って言うかこれ止めなくていいんですか？」

10年後金剛「あーいつものことだから気にしなくていいって」ﾌｩｰｯ

10年後金剛「なんだ、もう無くなったか」ｸﾞｼｬ

大井「…金剛さん、さすがにそれ以上一日に吸われると体に悪いですよ」

10年後金剛「分かってるよ…でもこれがないとダメなんだよね」ｼｭﾎﾞｯ

10年後金剛「」ﾌｩｰｯ

10年後金剛「ねえブッキー、大湊のみんな、比叡とか夕立とか暁とか鳳翔さんとか…ついでに提督も。みんな元気にしてる？」

吹雪「は、はい。私たちはクロームさんや山本さんたちと作戦中なので最近は会ってませんが、元気にしてると思いますよ」

10年後金剛「あ、その組み合わせってアレか。私たちは単冠湾で合同作戦した時のヤツか」

10年後金剛「がんばった割には成果出なかったんだよなあの作戦。睦月には胸揉まれるしよ〜」ｹﾗｹﾗ

吹雪「は、はぁ」

435 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/24(火) 02:24:42.86 ID:QlPo/6850

10年後金剛「ねえブッキー、帰ったら提督に…やっぱやめた。残り時間もすくねえだろうしこんな話する必要ないか」ﾌｩｰｯ

10年後金剛「ブッキー、これからいろんなことが起きる。いろんなつらいことが起きると思う。正直言ってブッキーの未来は確実にクソったれだ。あの野郎が現れて何もかもぶっ壊れちまった…」

10年後金剛「この未来をブッキーにぶっ壊してくれとは言わねえ。私もやり方わからないし、何よりも無責任だからな。最終的に言いたいのは一つだけだ。仲間を大切にしろ。それだけだ」

北上「おぉ〜嬉しいこと言ってくれるじゃないの金剛さん」

10年後金剛「うっせえ北上！黙ってろ！…いいかブッキー、一度失ったもんは二度と帰ってこねえんだ。当たり前のことだけどな。ブッキーには何年か続く仮初の平和ってやつを、最高の仲間たちと十分に満喫して欲しいんだ。あの一番平和で楽しかった頃をな」

10年後金剛「……」ﾌｩｰｯ

10年後金剛「私の…いや、私たちの今の願いは多分、それだけだ」

吹雪「は、はぁ」

吹雪（何言ってるんだろうこの人…）

436 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/24(火) 02:25:27.80 ID:QlPo/6850

北上「多分って随分歯切れ悪いじゃん金剛さん」ｹﾗｹﾗ

10年後金剛「まあ私もこんなとき何を言えばいいのか分かんないしな。気の利いた言葉一つ出てきやしねえよ」ｹﾗｹﾗ

10年後金剛「…っと、吸い尽くすってことはそろそろか。じゃあなブッキー、がんばれよ」

吹雪「は、はい。ありがとうございま」ﾎﾞﾝｯ

10年後吹雪「…あれ？戻ってきちゃった？いいとこだったんだけど…」

10年後金剛「おうブッキー。クソったれな世界にお帰りなさいだな」ｹﾗｹﾗ

10年後吹雪「金剛…夢を見てた気分だ。島風ちゃんも時雨もみんな、そこにいた」

10年後金剛「あーいいなー。私もあの頃に一回戻りたいな〜」

10年後吹雪「念でも押しとけば打ってくれるんじゃない？」

10年後金剛「ははは、無えだろそりゃ。私に撃つんだったら他の奴に打ってるだろうよ」ｹﾗｹﾗ

10年後金剛「それよりも…隊長も帰ってきたことだしこのクソみたいな世界でのクソみたいな仕事を始めようじゃないの」

10年後吹雪「私としてはもう少し感傷に浸ってたいんだけど…ま、仕方ないか」

437 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/24(火) 02:27:23.67 ID:QlPo/6850

これは今度投稿しようと思ったんですが寝る前に書きたくなったので書きました。ちょっとしたおまけみたいなモンです。
あとは10年後のキャラ設定パパッと書いたの投下します

438 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/24(火) 02:28:40.10 ID:QlPo/6850

第五遊撃部隊(10年後)

・10年後吹雪
5年にわたる戦争を何とか生き抜き佐世保のデカブリストと共にマリーナリング最後の守護者として活躍する。
この時間軸では「海軍のヴァリアー」と呼ばれる第五遊撃部隊で隊長をしており、期待の持てない薄暗い未来に向けて日々汚れ仕事に手を染めている。

・10年後金剛
10年後の時間軸に至るまでなんとか生き残ってきた数少ない戦士。10年で日本語は上達した。五年前に綱吉の敵を取りに行った獄寺が返り討ちにされて死んで以来、彼の影響なのかタバコを吸い始めた。多くのものを見過ぎてしまったため純粋だった性格はひん曲がり、矯正不可能なところにまで来てしまっている。

・瑞鶴
2年前に浸水した瑞鶴。綱吉鎮守府の瑞鶴とは別人。加賀とは犬猿の仲。第五遊撃部隊の中では新人なのでいじられまくっている。第五遊撃部隊のベルポジ

・加賀
3年前に浸水した加賀。綱吉鎮守府の加賀とは別人。瑞鶴のことを蛇蝎のごとく嫌う。10年間生き残ってきた吹雪への忠誠心は非常に厚く、尊敬の念を抱いている。第五遊撃部隊のレヴィポジ

・大井
3年前に浸水した大井。クローム鎮守府の大井とは別人。北上ととにかくいちゃついているが、吹雪への忠誠心はそこそこ厚い模様。カマではないがルッスポジ

・北上
3年前に浸水した北上。山本鎮守府の北上とは別人。大井っちが普通に好き。吹雪への忠誠心はそこまでなく、普通に頼りになるお姉ちゃん的な存在として見ている。飄々としているマーモンポジ

439 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/24(火) 02:33:41.53 ID:QlPo/6850

>>438
・10年後吹雪
10年にわたる戦争を何とか生き抜き佐世保のデカブリストと共にマリーナリング最後の守護者として活躍する。
この時間軸では「海軍のヴァリアー」と呼ばれる第五遊撃部隊で隊長をしており、期待の持てない薄暗い未来に向けて日々汚れ仕事に手を染めている。

です。申し訳ない…

440 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/24(火) 17:30:32.67 ID:HDEjRHPxO

この戦いにリボーン風のタイトルつけるなら「10年後、来る！」かな？

10年バズーカあるある
10年後普通に強い
いいとこで時間切れ

441 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/24(火) 17:41:08.63 ID:yq7Al7eSO

乙です

442 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/25(水) 08:19:24.42 ID:nPtCdoMU0

白蘭の能力は得たわけじゃなくて封印されただけだから、ユニが平行世界の記憶だけ見えるように封印を解こう
平行世界では、リボーンのアニメが深夜枠で継承編の続きをやっている世界もあるかも

443 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/25(水) 17:43:36.23 ID:6iXf01w/0

>>440
イイですねそういうの。こんどからつけようかな

444 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 17:44:17.31 ID:6iXf01w/0

〜昼過ぎ、宿毛湾泊地、食堂〜

矢矧「そろそろ帰ってくる頃かしらね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

赤城「そうですね。それにしてもこのケーキおいしいです」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

龍田「お店出せるわよねこれ〜」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

スパナ「ならよかった。会社で作ると正一がうるさいんだ」

山本「ハハハ♪入江は規律には結構うるさいからな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ♪

木曾「お、放送だな。あいつら帰投したか？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

提督『みなさん、艦隊が間もなく帰投されるそうです。艦娘の皆さんはドッグの準備を、司令官の皆さんは港まで来るようお願いするのであります！』

足柄「そうみたいね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

山本「それじゃあ行ってくるな」ｶﾞﾀｯ

スパナ「ウチも行こう。…聞きたい報告がある」

龍田「私たちはドッグの準備しましょうか〜♪」ｶﾞﾀｯ

赤城「そうですね。スパナさん、ケーキごちそうさまです」

スパナ「うん」

445 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 17:45:02.59 ID:6iXf01w/0

〜宿毛湾泊地、港〜

吹雪「艦隊が帰投しました！鹵獲した艦はこの4隻です」

スパナ「うん。それじゃあこの4隻も調査しておくから」

島風「あ、技官さん！出撃する前に私に渡してくれたあのバズーカ何だったの？おかげで助かったけど…」

スパナ「アレね。十年バズーカ」

山本「なんつーモン渡してんだよ…」

スパナ「五分間の間、十年後の自分と入れ替われるんだ」

伊１９「え！じゃああのキレイなお姉さんは10年後の響ちゃんだったのね！」

島風「それであの黒コート羽織った背が高い人は吹雪ちゃん！？別人みたいだったなぁ」

Bep「10年後もモスクワは寒かったな…」

吹雪「あそこ10年後の世界だったんだ…」

スパナ「艦娘でも問題なく使えるみたいだな…」ﾌﾑﾌﾑ

クローム「この子たちを勝手に実験台にするのやめてよ…」

時雨「そういえば10年後の吹雪さんが何か気になることを言ってたね」

飛鷹「あー…深海棲艦の親玉がどうとか沢田綱吉が死んだとかなんとか？」

雲雀「…」ﾋﾟｸｯ

山本「何だと！？」

クローム「ボスが！？」

飛鷹「いいっ！？す、すごい喰らいついたわね…」

446 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 17:46:23.49 ID:6iXf01w/0

雲雀「…詳しく話して」

時雨「う、うん…深海棲艦には親玉がいるらしくてね、そいつが五年前…今から五年後かな。に現れて沢田綱吉を殺した…みたいな内容だったかな」

吹雪「…そういえば10年後で金綱さんが「あの野郎が現れてから何もかもがぶっ壊れちまった」って言ってました。多分ですけど同じ人のこと指してますよね、これ」

飛鷹「それで、まだそいつの力が弱い今のうちに叩けっていわれたんだけど…」

島風「肝心なその人の名前を聞く前に帰っちゃったね」

吹雪「私もその人の名前は聞きませんでした」

雲雀「…そう」

山本「どうする？一応ツナたちに報告しとくか？」

雲雀「うん。…いや、この事実はもっと多くの人に知らせる必要があるかな」

雲雀「あの小動物が殺されるのが確かだとするなら、その対策はできるだけ早い方がいい」

クローム「今ならまだ未来を改変できるかもしれないしね」

雲雀「うん。10年先の未来なら改変ができるというのは、僕たちが証明して見せたからね」

山本「…にしてもどうするんだ？敵が誰だか分かんねえんだろ？また10年後に突撃してどうにかするか？」

雲雀「その辺りも含めていろいろ話し合う必要があるかな。ちょっと待ってて」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

雲雀「もしもし、小動物かい？」

綱吉『あ、ヒバリさん。珍しいですね。どうしたんですか？』

雲雀「…少し大きい緊急会議を開きたいんだ。明日、ボンゴレ本社に各守護者をはじめとするボンゴレ幹部を出来れば全員集めたい。できる？」

綱吉『まあ今ちょうど海外に行ってる人いませんから作戦を一時中断すればできると思いますが…どうしてですか？』

雲雀「ワケはその時説明するよ。死にたくなければ集めなよ。それじゃ」

綱吉『えっちょっとヒバリさん！？さすがにもう少し説明して下さ』ﾋﾟｯ

447 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 17:47:05.19 ID:6iXf01w/0

雲雀「小動物に明日緊急会議を開くよう言っておいたよ。そこで話し合おう」

山本「おいおい…ちょっと強引過ぎるだろ…」

クローム「まあでも雲の人から人を集めてくれって言うことって滅多にないし…大丈夫だと思う…たぶん」

山本「会議するのは良いんだけどよ、作戦はどうすんだ？俺たちも行く必要あるだろ？」

雲雀「思ったよりも成果は出てるみたいだしね、一日開けるくらいなら大丈夫さ」

ベル「留守は俺たちが守ってやるよ♪」

提督「お任せください！」

雲雀「後は小動物からの連絡を待つだけだね」

スパナ「ウチは鹵獲した深海棲艦の解析をしておくよ。今の話ですこし謎が解けそうだ」

吹雪「謎…？」

448 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/25(水) 17:47:54.29 ID:6iXf01w/0

少しですが本編更新しました。夜に時間が取れればまた書くかもしれません

449 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/25(水) 17:57:03.02 ID:nPtCdoMU0

このスレに「わらしべ探偵 沼七郎」読んだこと人いる？
俺は最近知ったので読んでいない。アサミちゃんがブルーベルに似ている感じがした。まともにしたらあんな感じかな

450 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 20:49:49.51 ID:6iXf01w/0

〜夕方、宿毛湾泊地、司令室〜

提督「む、ボンゴレ本社からの書簡ですな」

提督「ええ、文面はですね、「緊急通達。ボンゴレリングの各守護者及びその指揮下の艦娘二名、また以下の者は明日13：00より第一会議室にて緊急会議を行う。できる限り参加するように」です」

山本「ちゃんとツナには後で詳しく話しておいたから向こうは事情を把握してるぜ」

クローム「それで艦娘を連れてきてって言ったのかな？」

山本「そうだな。深海棲艦に関わることならあいつ等にも発言の機会は与えねえとな」

時雨「僕達から話すことは少ないと思うけど…」

Bep「まあ参加するだけしておこう」

提督「海軍の司令官は呼ばれていないのですが…」

ラル「お前らの代表を引っ張ってくるのは手続きやらなんやらで面倒臭すぎるからな。後で伝えるということなんだろう」

提督「すっげえ理不尽なのであります…」

コロネロ「お前らが無能なのが悪いんだぜ、コラ！」

スパナ「ちょっといいか」

山本「どうしたんだ？」

スパナ「明日の会議で話したいことがある。ウチも連れて行ってくれ」

スパナ「深海棲艦の仕組みについて、ある程度の目星がついた。まだわからないことは多いけど、この機会を利用して各鎮守府の艦娘に正確に伝えておきたい」

クローム「そういうことなら大丈夫だと思うよ。ボスに言っておくね」

スパナ「助かる」

山本「それにしても…もう分かったのか。流石だな」

スパナ「…あまりに変な点が多かったからね。一応正一とも意見の交換をしてみるけど見解は変わらないと思う」

スパナ「それと、昨日鹵獲した戦艦棲姫とレ級の体内から微量の雲の炎が検出されたんだが…あれはなんだ？」

吹雪「あっそれ多分私のブリザードちゃんです」

吹雪「抵抗されると面倒なんで、ブリザードちゃんを小さくして眠らせたのを無理矢理飲み込ませたんです。抵抗されたら中から食い破るようにしてるので何しても絶対に抵抗しないと思いますよ」ﾆｺｯ

ラル「お前は拷問官に向いているな…」

吹雪「そりゃどうも」

451 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 20:50:26.58 ID:6iXf01w/0

〜次の日、ボンゴレ本社、第一会議室〜

リボーン「よし、揃ったな」

リボーン「それじゃあ今から緊急会議を始める。議題の説明を雲雀鎮守府の吹雪からさせるぞ」

スパナ「…とその前に、ちょっといいか」

綱吉「…どうしたの？」

スパナ「深海棲艦の解析について、ある程度の目星が経ったからこの場を借りて報告したいんだ。そんなに時間は取らない。大丈夫か？」

綱吉「うん。時間は結構余ってるから大丈夫だよ」

スパナ「ありがとう…それでは説明するぞ。まずはこの画像を見てくれ」ﾋﾟｯ

了平「これはなんだ…?」

獄寺「機械の設計図みてえな感じだな」

スパナ「これはある艦娘の構造を図式化したものだ。黒く塗りつぶされている場所は解析が不能だった場所。妖精の技術にはブラックボックスが多いからな…。それで次は…これだ」ﾋﾟｯ

452 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 20:51:23.76 ID:6iXf01w/0

卵　　　　　　　　　2個　

グラニュー糖　　　80グラム

薄力粉　　　　　　　70グラム

バター　　　　　　　15グラム

453 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 20:52:07.28 ID:6iXf01w/0

山本「な、なんだこりゃ？」

クローム「…！これまさか！」

白蘭「スパナクン、これスポンジケーキのレシピじゃない？」

綱吉「えっ！？なんで急にそんなの…？」

スパナ「…間違えた。本当はこっちだ」ﾋﾟｯ

綱吉（この人相変わらずだなー）

スパナ「…これは、深海棲艦の構造を艦娘と同じように図式化したものだ。右からレ級、ル級、ヲ級だ」

摩耶「…は？おいおい、さっきのとほとんど同じじゃねえか」

スパナ「そうなんだ。そこで正一と話し合った結果、深海棲艦と艦娘は同一の技術と製法で製造されているんじゃないかという意見を互いに持っていることが分かった」

綱吉「…え？」

入江「実際にそうとしか思えないほど似ている点が多かったんだよ。…パーツの細かい違いなんかはあるけど、ほとんど同じだ」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

時雨「それじゃあ君は、僕たちが深海棲艦と同じ存在だっていうのかい？」

入江「そうじゃないけど…とりあえずこれから解析で分かった艦娘と深海棲艦の違いを説明するよ」

スパナ「艦娘と深海棲艦の違い、それは艤装が着脱できるかどうか、という点だ」

スパナ「艦娘は自由に艤装をつけたり外したりできるけど、深海棲艦はそれができないみたいだ」

スパナ「また、深海棲艦の艤装には必ずある装置が仕組まれてたんだが…」

入江「どうやらその装置にはある程度、感情と思考を操作できる作用があることが分かったんだ」

スパナ「効果や仕組みとしては死ぬ気弾や嘆き弾の様なものだと思う。…まあこっちもブラックボックスが多すぎてほとんど解析不能だったんだが」

スパナ「そこでウチ達はある仮説を立てた。…深海棲艦は、無理矢理取りつけられた艤装によって思考や感情が操作されている艦娘であるという仮説だ」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…ｴ､ｿﾚｼﾞｬｱﾜﾀｼﾀﾁｯﾃ…

入江「も、もちろんこれは一つの仮説にすぎない。…ただ、この仮説を否定できるだけの材料が今は一切ないんだ」

ｼｰﾝ…

スパナ「…とりあえず今ウチ達から伝えたいのは、深海棲艦の核となる部分は恐らく艤装の中にあるということだ」

入江「うん。だから、深海棲艦と遭遇した際は本体を倒すよりも艤装を破壊することを考えてほしいんだ。思考や感情を制御してるのはそっちの方みたいだからね」

時雨「だから10年後の響さんは尻尾をはじめに切り落としていたのかな…？」

Bep「私はそんなことをやっていたのか…」

スパナ「ウチが話したかったことは以上だ。それじゃあ本題に戻ってくれ」

454 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 20:53:01.16 ID:6iXf01w/0

綱吉「う、うん。ありがとう。えーっと、それじゃあ吹雪さん、お願いします」

吹雪「はい。マリーナリング雲の守護者の吹雪です。今回皆さんと相談したいのはですね…」

説明中

吹雪「…と、いうことです。以上で説明を終了します」ｶﾞﾀｯ


了平「な、なんだと！？沢田が…死ぬ？」

XANXAS「…」

骸「穏やかではありませんね」

獄寺「おい、冗談にしてはさすがに失礼じゃねーか」

綱吉「お、落ち着いて獄寺君」

ディーノ「とりあえずここはそれが本当だと仮定してその「親玉」っていうのについて考えるべきだろう」

骸「…それはここで話し合うより10年バズーカを誰かに当ててその人から話を聞いた方が早いのではないですか？」

入江「いや、白蘭サンならわかると思うけど、10年バズーカで僕たちが望んでる特定の未来に存在する人物は呼び出すことは難しい。あまり意味はないと思うよ」

白蘭「正チャン相変わらず頭固いね♪大丈夫だよ」

入江「えっ…？どうしてですか？」

白蘭「マーレリングがあれば僕の能力でその辺の都合は多少融通が利くようになるんだ」

白蘭「それに…綱吉クンが死ぬなんて大きな未来の出来事は、根本の原因を過去で取り除かない限り結果は変わらないと思う。世界に多少の違いはあってもそこまで大きな違いは出ないハズだからどっちみち有益な情報は聞きだせると思うよ」

455 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 20:54:09.90 ID:6iXf01w/0

了平「極限にワケが分からんぞ！！！」

摩耶「ば、馬鹿だな提督は。こんなことも分かんねえのかよ」

利根「ならばお主は理解したのかの？」

摩耶「あ、あったりめーだろ！舐めんなよ！」

足柄「本当かしらね…」

白蘭「とりあえず綱吉クン、マーレリングを使って能力を使用する許可が欲しいな」

リボーン「信用していいんだな」

白蘭「当たり前だよ。僕だって二度も綱吉クンに焼かれたくないしね♪」

綱吉「…大丈夫だ。うん、許可する！」

獄寺「い、いいんですか十代目、また暴れだすかもしれませんよ」

綱吉「今の白蘭なら大丈夫だよ。なんとなくだけど、分かるんだ」

リボーン「ボンゴレの血、だな」ﾆｲｯ

ディーノ「…で、10年後と入れ替わってもらうのは誰にするんだ？」

吹雪「私が10年後の世界に飛んだ時は金剛さんが生きていたので金剛さんで良いと思います。…他のメンバーが生存しているかの確認はとれませんでしたし」

金剛「へっ、吹雪さん、私デース？」

吹雪（この金剛さんすっごい違和感あるなー…）

XANXAS「ドカスども、さっさと準備しやがれ」

綱吉「う、うん、それじゃあお願い」

456 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 20:58:51.47 ID:6iXf01w/0

……30分後

ユニ「それでは行きます」ｺｵｵｵｵｵ

白蘭「うん、良い感じだ…これなら…ぐぅっ！」ｽﾞｷｯ

綱吉「だ、大丈夫？」

白蘭「…少し頭痛がするだけさ。心配しなくていいよ」

白蘭「それより、今のうちだよ、綱吉クン」

綱吉「う、うん。それじゃあ吹雪さん、お願い」

吹雪「はい。では金剛さん、10年後まで行って来て下さい」ﾄﾞﾝｯ

金剛「吹雪サン…？私まだ心の準備が…ノオオオオオオオオ」ﾄﾞｵｵﾝｯ

ﾓｸﾓｸﾓｸ…

ディーノ「成功した…か？」

「おーなんだ急に…うわ、どこだここ」

獄寺「大丈夫みてえだな」

「…あ？提督の声が聞こえるな。ついに私も頭イっちゃったかな」ｹﾗｹﾗ

吹雪「金剛さん、久しぶりです」

10年後金剛「小さい方のブッキーか。昨日ぶりだな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

吹雪「はい。ちょっと用があったので金剛さんに来ていただきました」

10年後金剛「なるほどね…」ｽﾊﾟｰ

獄寺「おい金剛…お前、こんなキャラだったか？」

10年後金剛「えっ………？」ﾎﾟﾛｯ

10年後金剛「提……督…？」

吹雪「金剛さん…？どうしました？」

獄寺「お、おいどうし…ふぐっ？」

10年後金剛「…」ｷﾞｭｯ

足柄「あら」

電「はわわ！」

綱吉「んなー！？」

伊１９「積極的なのね」

夕立「ぽい！？」

10年後金剛「…ずっと会いたかった」ｷﾞｭｯ

獄寺（ヤべエヤベエなんかいい匂いとかするし柔らかいもんが当たってるし全体的にやべえってコレはとにかく早く離れてもらわねえと）

獄寺「お、おう。分かったから離せって、な？」ｷﾘｯ

10年後金剛「ヤダ」

獄寺「………」

みんな「「「………」」」

457 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/25(水) 20:59:30.71 ID:6iXf01w/0

……15分後

時雨「もう少しで15分経つけど…」

スパナ「あの10年バズーカ改二は時間を30分までに伸ばしてるから大丈夫だ。…とはいってもそろそろ離れてもらわないと困るな」

獄寺（困るとかそういうアレじゃねえんだよ色々アレでこのままだと俺の理性がやべえ！耐えろ獄寺隼人！10代目の御前だぞ！！！絶対に緩んだ姿を見せるんじゃねえぞ！！！）

獄寺「…そろそろ離れてくれねえか？」ｷﾘｯ

10年後金剛「…うん。充分提督は感じられたから、これで未来に戻っても頑張れるわ」ﾆｺｯ

獄寺「お、おう」

獄寺（何だこいつ…こんなに可愛いヤツだったか？）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

リボーン「獄寺、顔が緩んでるぞ」ﾆﾔﾆﾔ

獄寺「はっ！？い、いえ、そんなことはありません！」ﾋﾞｸｯ

10年後金剛「ははは、ちょっとからかいすぎたかもな」ｹﾗｹﾗ

458 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/25(水) 21:05:53.49 ID:6iXf01w/0

とりあえず今日はここまでにします。10年後金剛は個人的にこのSSで一番好き。
そういえば今ちょうど天野先生の原画展が京都芸術大学でやってるらしいんですよね。家から歩いて行ける距離だから行ってみようと思います。

>>449
恥ずかしながら私は知らなかったです…
気になったので調べようと思って天野明スレをちょっと覗いてみたんですが、めちゃくちゃ殺伐としてて易々と聞ける雰囲気じゃなかった…なにあそこ怖い…

459 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/25(水) 21:09:28.20 ID:JtMjdTdf0

やっと(十年後)ランボの出番かと思ったがそんなことはなかったぜ

460 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/26(木) 18:25:49.78 ID:HNCn7EGb0

原画展行ってきました！やっぱりお客さんほとんど女性でしたね。男性ファンってなかなかおらんのだろうか。
なかなか楽しかったので京都在住の方がいたらぜひ行ってみてください。
ちなみに>>1はエルドライブの原画が美しすぎて惚れたので全巻衝動買いしました。痛い出費だ…
それでは本編はじめます

>>459
(正直忘れてたなんて言えない)

461 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/26(木) 18:27:23.72 ID:HNCn7EGb0

10年後金剛「で、私を呼んだ目的ってのはなんだ？」ﾌｩｰｯ

リボーン「10年後の状況と深海棲艦の親玉ってのについて話をしてもらいてえんだ」

10年後金剛「なるほどな、そういうことか…」ｸﾞｼｬ

10年後金剛「10年後の状況については複雑すぎて話すと長くなる…だが深海棲艦の親玉ってのはすぐに話せる」

吹雪「…誰なんですか」

10年後金剛「そこにいるじゃねえか。そのいけ好かねえ顔したマーレリングはめてる野郎だよ。さっきから斬りたくてたまんなかったんだ」

綱吉「それって…」

白蘭「へっ…？僕？」

10年後金剛「何すっとぼけてんだてめえ…てめえが深海棲艦を使ってみんな殺したんだろうが。知らねえとは言わせねえぞ」ｼﾞｬｷｯ

山本「…」

獄寺「何だと！？」

XANXAS「おい女、それは本当か」

10年後金剛「こんなくっだらねえウソついてどうすんだ、ボス」ｹﾗｹﾗ

462 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/26(木) 18:29:09.00 ID:HNCn7EGb0

白蘭「ま、待ってよ金剛ちゃん、僕には本当に心当たりが無いんだ」

白蘭「…深海棲艦なんてこの目で見たことないし、艦娘だって今日初めて見たくらいだ」

綱吉「そ、そうだよ金剛さん。白蘭は俺たちのところで働いてたからそんな暇ないハズだし…」

リボーン「…いや、でも白蘭は他の世界の技術をそのまま利用できる。それで色々やってても何も不思議じゃねえ。艦娘や深海棲艦だってもしかしたらここ以外の世界で開発された技術かもしれねえんだ」

綱吉「う、疑ってるのか？」

リボーン「可能性の一つとしてな」

ユニ「リボーンおじさま、少しいいですか」

リボーン「なんだ」

ユニ「白蘭さんは私がいないと能力は使えません。それに、マーレリングも厳重に保管されていて、沢田さんの命令がないと持ち出すことはできないはずです」

綱吉「そ、そうだぞリボーン！マーレリングを持ち出したのだって今のがあの時以来の三年ぶりだったし、白蘭にそんなことできるはずないんだ！」

白蘭「ありがとう綱吉クン…でも、どんなことを言っても僕への疑いが晴れないのは変わらないよね」

雲雀「…君の能力は凶悪過ぎるからね」

ユニ「白蘭…あなたはそれでいいのですか？」

白蘭「うん。調べていけばきっと僕じゃないことは分かる…それまでは監視をつけてくれても構わないよ」

リボーン「じゃあそうさせてもらうぞ」

綱吉「お、おい！」

リボーン「必要な措置だ」

綱吉「…」ｷﾞﾘｯ

463 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/26(木) 18:30:05.16 ID:HNCn7EGb0

正一「…それで、この後は結局どうするんだい？」

吹雪「金剛さんに10年後の状況を軽く話してもらいましょう」

10年後金剛「分かったぜ。おいメガネ、残り時間はどのくらいだ？」

正一「メガネって…10分位だよ」

10年後金剛「そうか…あまり時間がねえから経緯なんかは端折って結論だけ話すぞ。提督、火ぃくれ」

獄寺「お前が自分で15分無駄にしたんだろうが…おらよ」ｶﾁｯ

10年後金剛「おう、ありがとな。まず敵についてだが…10年後では深海棲艦は大幅に強化されていて、匣を使って戦う様々なタイプの深海棲艦が確認されている」ｽﾊﾟｰ

10年後金剛「どんくらい強ええかって言うと、この時代に出てくる戦艦レ級や姫級との戦いが子供のごっこ遊びに感じられるほどだ。昨日ブッキーがそう言ってたぜ」ｹﾗｹﾗ

吹雪「へっ！？私ですか…？」

時雨「確かに10年後の吹雪さんはすごかったな…」

10年後金剛「それでもてこずるレベルってことだよ。次にボンゴレについてだが…実はな、7人の守護者、ランボと六道骸以外の守護者について生存の確認が取れてねえ状況なんだ」

了平「何だと！？」

骸「それほどまでに…」

464 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/26(木) 18:31:49.06 ID:HNCn7EGb0

10年後金剛「まず笹川了平は深海棲艦の大規模な反攻に合い、圧倒的な物量に押しつぶされて抵抗虚しくラバウルで戦死した」

10年後金剛「沢田綱吉は占領されたラバウルから出撃した敵軍の空襲および熾烈な攻撃にさらされてアルコバレーノのリボーン共々死亡が確認された」

10年後金剛「提督…獄寺隼人は沢田綱吉の敵を取るため敵の本拠地に単騎で突っ込んで…そのまま帰ってこなかった」

10年後金剛「クローム髑髏は自分の鎮守府を守るために身を挺して盾となり、佐世保鎮守府を守って戦死した」

10年後金剛「山本武は去年まで生き残ってたんだが…敵の奇襲で死亡が確認された」

10年後金剛「雲雀恭弥については行方不明だ。生きているのか死んでいるのかすらわからねえ」

10年後金剛「六道骸とランボは新たな司令官として横須賀と舞鶴にそれぞれ着任してるが…あいつらもこの調子だとあぶねえな」

10年後金剛「現在、ボンゴレの指揮権は死亡した沢田綱吉に変わってヴァリアーの長であり沢田綱吉に次ぐボス候補だったXANXASに委ねられている。ボスの指揮によりなんとか深海棲艦の侵攻を押しとどめているが…正直ジリ貧だね」ｹﾗｹﾗ

綱吉「……」

了平「それほどまでに切迫した状況なのか…」

Bep「私たちは…海軍はどうなっているんだい？」

10年後金剛「マリーナリングの守護者もそんな変わった状況じゃねえよ。まず摩耶が死んだ。笹川了平と一緒にな」ﾌｩｰｯ

10年後金剛「次に死んだのは夕立と足柄だ。私たちの撤退を援護するために自分から殿を名乗り出たんだ…アリのごとく群がってくる敵を最後まで倒し続けてた…あの時は壮絶だったよ…お前ら」

10年後金剛「大和と時雨は最近まで生き残ってたんだけどな…大和は幌筵で敵の侵攻を何とか海岸線で受けとめて燃料と弾薬が尽きてもなお抵抗を続け、そのまま沈んで行った」

10年後金剛「時雨は山本武が死んでからおかしくなっちまった。ある日、自分の手で自分の艦隊を壊滅させて突然海に消えた。舞鶴艦隊壊滅の報を聞いたときは心臓から口が飛び出るかと思ったな」

10年後金剛「最終的に生き残ってるのはブッキーとデカブリスト…響だけだ」

10年後金剛「…っと、大体こんな感じだな。どうだお前ら。私たちの絶望が少しは伝わったか？」ｹﾗｹﾗ

ｼｰﾝ…

10年後金剛「ハハハ、まあそうなるよな」

465 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/26(木) 18:33:22.63 ID:HNCn7EGb0

10年後金剛「で、どうすんだ10代目？お前はこのクソみてえな状況を甘んじて受け入れるのか？」

綱吉「……こんな未来、認めない。認めてたまるか！」

綱吉「どうにかして回避するんだ！俺たちが折角つかんだこの平和な世界を壊しちゃダメだ！絶対にダメだ！」

綱吉「誰かが死んじゃう戦いなんて…誰も望んでないハズなんだ」

獄寺「10代目…」ｼﾞｰﾝ

雲雀「…」

リボーン「言うようになったな。ツナ」ﾆｯ

10年後金剛「そうか。で、どーすんだ？そいつの首をハネちまえばすべて解決だぜ？きっと私たちのクソみてえな時代も変わるだろうしな」

綱吉「だめだ、それは許可できない」

10年後金剛「そうか、そうかよ…そういや頑固な奴だったな…ボンゴレ10代目ってのは…」ﾌｩｰｯ

綱吉「とりあえず今の時点では何とも言えない…けど、きっと犯人は白蘭じゃない。それは確信してるんだ」

XANXAS「確証はあんのか、ドカス」

綱吉「俺に流れるボンゴレの血だ。それがそう囁いてる」

XANXAS「ﾁｯ…」

466 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/26(木) 18:35:17.09 ID:HNCn7EGb0

10年後金剛「だがな10代目、決断を早くしねえとお前は5年後にはあの世行き確定だ。そこまで長く様子見はできねえんじゃねえか？」

綱吉「うん、分かってる。だから…」

綱吉「敵の本拠地を速攻で叩く大規模作戦を発令する！この未来の基を断つ原因を死ぬ気で探すんだ！」ﾊﾞﾝｯ

クローム「…！」ﾋﾞｼｯ

了平「極限に燃えてきたぞ！」ﾋﾞｼｯ

獄寺「任せてください」ﾋﾞｼｯ

山本「そーこなくっちゃな」ﾆﾔｯ

ディーノ「やるようになったじゃねーか、ツナのやつ」

雲雀「……」ﾆﾔｯ

綱吉「でも…その前に情報収集は必要だから今回の深海棲艦鹵獲作戦はちゃんと遂行するよ」

綱吉「鹵獲した深海棲艦から聞き出した情報と、白蘭に頼んで敵の本拠地を探ってもらう。大規模作戦は敵の本拠地を確認してから正式に発令する」

リボーン「だがツナ、確認されてる新型深海棲艦に苦戦しちまってる今の状況じゃあ敵にカチ込みかけても負けに行くようなもんだぞ」

綱吉「分かってる。だから戦力増強のためにマリーナリングの各守護者…それとその随伴艦となる艦隊には、鹵獲作戦が終了してすぐにそれぞれボンゴレから選りすぐりの家庭教師(ｶﾃｷｮｰ)をつけて死ぬ気で修行をしてもらう」

綱吉「修行の期間は…長くても1か月だ！それ以内に全てを終わらせよう！」

了平「了解したぞ！」

山本「ゾクゾクしてきちまったぜ♪」

綱吉「あとリボーン、イタリア海軍から艦隊の司令官兼教官としての人材を派遣して欲しいって依頼がこの前あったよね」

リボーン「ああ。ボンゴレもそんなに遊ばしてる奴はいねーってことで答えは保留にしてあるけどな」

綱吉「少しでも戦力を増やしたいからその依頼を飲もう。司令官として派遣するのは…XANXAS、お願いできるかな」

XANXAS「ﾁｯ…気に食わねえがやってやる。緊急事態みてえだしな」

綱吉「ありがとう…それじゃあこれらの決定に何か意見がある人はいるかな？」

みんな「「「……」」」ｼｰﾝ

山本「ツナ、大丈夫みてえだぜ」

綱吉「よし、それじゃあ鎮守府に着任してる各司令官は作戦が終了した後にまたここに集まってほしい。大規模作戦の具体的な流れについて話し合おう」

クローム「了解！」

獄寺「分かりました！」

山本「おう！」

ディーノ「了解したぜ」

了平「極限に任せておけ！」

雲雀「…分かったよ」

467 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/26(木) 18:36:46.80 ID:HNCn7EGb0

10年後金剛「まとまったみてえだな、十代目」

綱吉「うん。…金剛さんにとって話したくない事だったかもしれないけど、話してくれてありがとう」

10年後金剛「…まあ私にとっちゃあ全部、過去の出来事だからな。…頼んだぞ」

綱吉「うん。任せてくれ」

10年後金剛「…二本目を吸い終わるってことはそろそろか。なあ、提督、ちょっとこっち向いてくれねえか」ｸﾞｼｬ

獄寺「どうし…んんっ！？」

10年後金剛「…」ﾁｭｯ

綱吉「えっ！？」

大和「………///」ｶｵﾏｯｶ

吹雪「うっわ…」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

摩耶「…はぁ！？な、何やってんだよ！！」ｶｵﾏｯｶ

山本「ハハハッ♪やるじゃねーか獄寺」

時雨「いいなぁ…僕もやってみようかなぁ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

10年後金剛「じゃあな提督。こういうことになったからにはもう死ぬんじゃねーぞ」ｹﾗｹﾗ

獄寺「…金剛、お前…」ﾎﾟｶｰﾝ

ﾎﾞﾝｯ!

金剛「ワオ！？ようやく戻ってこれたみたいデース！」

吹雪「あ、戻ってきましたね」

骸「これは…何というか…」

リボーン「神が図ったかのようなタイミングだな」ﾆﾔﾆﾔ

468 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/26(木) 18:37:32.88 ID:HNCn7EGb0

獄寺「……」ﾎﾟｶｰﾝ

金剛「テートク？どうかしまシタ？」

獄寺「い、いや、なんでもねえんだ…本当に…なんでも…」

リボーン「」ﾆﾔﾆﾔ

山本「」ﾆﾔﾆﾔ

白蘭「」ﾆﾔﾆﾔ

夕立「」ﾆﾔﾆﾔ

獄寺「ああもうどいつもこいつもタチが悪い！十代目！話し合いは終わりましたので自分、お先に失礼します！ホラ行くぞてめえら！」ﾋﾟｭｰ

夕立「あ、ちょっと待つっぽい！今どんな気持ちか聞かせてほしいっぽい！」ﾆﾔﾆﾔ

金剛「も、もう帰っちゃうんデスか？皆さん、失礼しましたデース」ﾀｯﾀｯ

山本「獄寺…逃げたな」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉（獄寺君…かっこわりー…）

リボーン「おめーが人のこと言えんのか？ツナ」

綱吉「なっ！？勝手に心読むなよリボーン！」

469 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/26(木) 18:38:43.79 ID:HNCn7EGb0

今日の更新は以上です。天野絵の女の子キャラってなんでこんなに魅力的なんや…それではまた

470 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/26(木) 18:38:46.85 ID:GJVPsAkG0

獄寺くんってああいうタイプに弱そうだしね

471 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/26(木) 18:45:46.89 ID:NLx1ltx10

親玉は匣開発に関わったイノチェンティやケーニッヒ辺りの原作未登場キャラかな？と思ってたらまた白蘭でした...

472 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/26(木) 18:46:53.30 ID:OfcBY9NSO

乙です

473 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/26(木) 18:54:46.73 ID:GJVPsAkG0

>>471
もう「大体白蘭のせい」とか「もうあいつだけでいいんじゃないかな…」になりそうなぐらい便利キャラになっている白蘭
そもそも平行移動できるキャラでは一番使いやすい。シュタゲとかまどマギやジョジョと比べたら

474 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/26(木) 20:59:19.97 ID:HNCn7EGb0

エルドライブの女キャラ可愛すぎん？？天野が榛名描いたらニノチカみたいになるのかなってちょっと思った

>>471,473
その逆にランボはくっそ不便なキャラ…設定は出来上がっててもなかなか出せねえんだ…

475 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/26(木) 21:13:52.72 ID:GJVPsAkG0

そもそも女キャラが可愛いのはリボーン時代から気が付け
ランボはいつも通りにギャグキャラでいいと思う。シャマルといいジュリーと言い10年後ランボといいチャラい奴らは本当に使いにくい
そういえば家光の出番はいつだろう……少し気になった

476 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/26(木) 21:43:55.14 ID:NLx1ltx10

こんな事態だしボンゴレギア解禁してもいいんじゃねと思ったがまだっぽいな...
提督達がギア持ってれば一段上の特訓の可能だし雲雀みたいに動物匣を艦娘に貸すことも可能だしね

477 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/27(金) 17:22:51.44 ID:TxTTnX4n0

レポートの息抜きにさっき書いてた番外編投下します。本編にはかすりもしない日常シリーズですが暇だったら読んでみてください

478 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/27(金) 17:23:22.63 ID:TxTTnX4n0

・番外編　艦娘たちの娯楽

〜ディーノ鎮守府の場合〜

…午後21時、酒保「伊良湖」

ロマーリオ「ふ〜今日も疲れたぜ…なあボス」

ディーノ「ああそうだな…毎日寒いし…」

日向「酒でも飲まないとやってられない、か。なかなか退廃的だな」

ディーノ「ロシア人にでもなったみてえだよ…俺イタリア人なのに…」

ロマーリオ「そんなこと言ったら俺なんか南米の出身だぜボス」

飛龍「えっ！？そうだったの！！」

日向「ん、飛龍は知らなかったのか。彼はブラジルの出身らしいぞ」

愛宕「私も初めて知ったわ…」

大和「私もです…っていうか日向さんは何でご存知なんですか？」

ロマーリオ「日向とはボスが寝た後よくサシで飲んでたからな」

日向「ふふふ、君のことも彼からいろいろ聞いたよ」

ディーノ「マジかよ…油断ならねえな」

479 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/27(金) 17:24:12.26 ID:TxTTnX4n0

ロマーリオ「日向とサシ以外で飲むのも結構珍しいからな…なぁ、そろそろ頼んじまおうぜ」

日向「そうだな」

伊良湖「お決まりですか？」

ロマーリオ「何かおすすめのサケねえか？」

伊良湖「先日「而今」が入りましたが…」

ロマーリオ「おーそれ飲んだことねえやつだ。じゃあそれ熱燗で」

日向「私も彼と同じので。君たちは」

ディーノ「イタリアの白ワインあるか？」

伊良湖「ピエロパンのソァーヴェならございます」

ディーノ「お、いいじゃねえか。それとあと適当に魚介類でつまみ作ってくれ」

伊良湖「かしこまりました」

愛宕「じゃあ私も提督と同じやつで♪」

ディーノ「結構辛口だぜアレ。イケるか？」

愛宕「この際だし挑戦してみます♪」

大和「私は…あ、泡盛とか飲んでみよっかな。じゃあこれで」

愛宕「飛龍ちゃんはどうする…？」

飛龍「ええっと…それじゃあジントニックで」

伊良湖「かしこまりました。それでは少々お待ちください」

日向「そういえば飛龍は酒が苦手だったな」

飛龍「カクテルは大丈夫なんだけど…」

大和「あまり飲み過ぎないでくださいよ…？あれ呑み過ぎると結構悪酔いしますからね」

飛龍「うん」

480 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/27(金) 17:24:42.63 ID:TxTTnX4n0

……少し後

伊良湖「お待たせしました」

ロマーリオ「それじゃあ乾杯だな」

ディーノ「何に乾杯するんだ？」

日向「未来に…とかか？」

ディーノ「平和な未来への前祝いか。いいな、それでいこうぜ」

ロマーリオ「それじゃあ乾杯」ｶﾝｯ

みんな「「「」」」ｶﾝｯ

481 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/27(金) 17:25:15.76 ID:TxTTnX4n0

………さらに後

ディーノ「……」ｸﾞｰｸﾞｰ

愛宕「ちょっと提督ぅ、何勝手に寝てるんですかぁ。もっと私を見てくださぁい…聞いてますぅ？」ﾕｻﾕｻ

飛龍「あはははははは！！！あはははあは！！！ひいーっ！！！」ｹﾀｹﾀｹﾀ

大和「ひ、飛龍さん大丈夫ですか？」

飛龍「らいひょーふらいひょーふ…あれ、そうりゅうがいる〜そ〜りゅう〜」ﾓﾐﾓﾐ

大和「ちょ、ちょっと飛龍さん！？睦月ちゃんじゃないんだから！！」

飛龍「そうりゅーのおっぱいおっきいねー…おちつくー」ﾓﾐﾓﾐ

ロマーリオ「ハハハ、完全に出来上がってんな」ﾊﾊﾊ

日向「そうだな。これはなかなか面白いぞ」

ロマーリオ「動画撮っておいて後で見せてやるか」

日向「ほら、私のスマホを使え」

大和「そんなことしてないで助けてくださああい！！」

飛龍「うぇっぷ…そーりゅー、ちょっとおねーちゃんきもちわるいかも…」

大和「えっちょっと…ここで吐かないで…ってうわぁ！！！」

482 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/27(金) 17:26:07.32 ID:TxTTnX4n0

〜獄寺鎮守府の場合〜

…午後22時、居酒屋「鳳翔」

ビアンキ「暁とハヤトと天龍は寝かしつけたかしら」

夕立「完璧っぽい！」

比叡「えーそれでは第三回、大人の座談会を開催します！」

金剛「夕立と川内はどうみても大人じゃないデース…」

夕立「こまけえことは気にすんなっぽい」

川内「お酒飲むより夜戦してた方が楽しいよ？」ｷｮﾄﾝ

鳳翔「川内さんはいつものオレンジジュースですよね」

川内「うん。私お酒苦手だし」

ビアンキ「あなたは悪酔いするから絶対に飲んじゃダメよ」

金剛「あの時の川内はおそろしかったデース…」

川内「？」

鳳翔「はい、皆さん、頼まれたものですよ」ｺﾄｯ

金剛「鳳翔サン、ここは日本酒と焼酎以外おかないデスか？」

鳳翔「すみません…私があまり詳しくないもので」

ビアンキ「まあいいじゃない。ホーショーの料理があればどんな酒でも最高の美酒になるわよ」

夕立「あ、それ言えてるっぽい！」

比叡「お姉さま、私がおつぎします！」

483 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/01/27(金) 17:26:37.09 ID:TxTTnX4n0

……しばらくたった後

比叡「ひえ〜…お姉さまあああ…」ｸﾞｰｸﾞｰ

金剛「比叡はやっぱりお酒がそこまで強くないデース…」

ビアンキ「さて、うるさいのも潰したことだし気になる話題に入りましょうか」ﾋｯｸ

川内「そうだね！それってやっぱりあれだよね！」

夕立「提督さんと金剛さんの恋の進捗っぽい！？」

金剛「」ﾌﾞｰｯ

金剛「み、みんな急に何を言うんデスか！思いっきり吹いちゃったデース！」

鳳翔「それは私も気になりますね」ｸｽｸｽ

金剛「ホーショーさんまで！？」

夕立「提督もこの間10年後の金剛さんにキスされてたから絶対それ以来意識してるっぽい！」ﾋｯｸ

金剛「」ﾌﾞｰｯ

川内「え！何それ!はじめて聞いたんだけど！！！」

ビアンキ「詳しく聞かせなさい」

金剛「オーマイガー！！！何てことしやがるんデース、10年後の私いいいいい！！」

比叡「うへへ…お姉さまぁ」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

484 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/27(金) 17:27:59.58 ID:TxTTnX4n0

以上です。またほかの鎮守府の様子とかも書くかもしれません。
ちなみに今日の本編の更新は夜になったら多分やります。やんなかったらごめんなさい

485 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/01/27(金) 18:15:53.51 ID:AYqKx15a0

今更だけど、死ぬ気弾を艦娘に撃ったらどうなるんだろう？やはり下着姿になる？
もしそうならアニメ版でカットされた鼻血をＶにして出すツナが見れたり？


あと伝説の読み切りみたいにオリジナル特殊弾が出たりしないの？
性格逆弾や退行弾とかデレデレ弾とか思いついた

486 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/28(土) 17:11:32.38 ID:Axx5Mx3l0

それでは短いですが本編投下始めます

>>485
もちろんですぜ兄貴(ゲス顔)
オリジナル特殊弾いいですね。番外編とかで安価取ってやるかもしれないです

487 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/28(土) 17:12:22.84 ID:Axx5Mx3l0

〜3日後、早朝の宿毛湾泊地〜

足柄「作戦もあと一週間になったわね」

長門「そうですね。終わった後も戦力の集中強化が入るみたいなので休めませんが」

赤城「で、それが済んだらいよいよ大規模作戦…スケジュールが詰まってますね」

龍田「まあ私たち軍人だし仕方ないわよ〜」

島風「そういえば吹雪ちゃん、深海棲艦からなにか情報は聞き出せたりしたの？」

吹雪「うーん…あんまり良い情報はないかな。知ってることは全部吐いてもらってると思うけど」

スパナ「恐らく艤装に仕込まれていた装置で記憶を多少操作されているんだ。実際に覚えてないんだろう」

雲雀「鹵獲されることをはじめから想定していたのかな」

スパナ「いや、これを設計したヤツは単純に兵隊には不必要なものはいらないと考えていたんだろう。使い捨てにできるから兵隊としては優秀だと思う。…どこから湧いてくるのかはわからないけど」

吹雪「そういえばあいつらたまにテートクってつぶやくんですよね。向こうにも提督がいるんですかね」

島風「でも聞いてもわかんないんでしょー？」

足柄「この子の拷問で吐かないワケないと思うしね」

吹雪「そうなんですよね。奴ら、断片的な記憶しか持ってないっぽくて」

雲雀「断片的な情報だとしてもそれを組み合させれば一つの手がかりになることがある…だから情報の管理は頼んだよ」

吹雪「はい！お任せください！」

488 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/28(土) 17:12:52.65 ID:Axx5Mx3l0

翔鶴「あ、雲雀艦隊の皆さんですね。おはようございます」

島風「翔鶴さんじゃん！おっはよー！」

足柄「あなたたちの艦隊はどうしたの？」

翔鶴「皆さんまだ寝ていますね…響さんと提督はもう起きて散歩していますが」ｱﾊﾊ

島風「佐世保の皆は寝坊助さんだね！」

龍田「まあ集合の3時間前だからね〜。そんなもんでしょ〜」

長門「そういえば時雨たちはどこにいるんだろうな」

赤城「この時間帯は演習場で稽古をしていますよ。私もたまにご一緒するんです」

長門「そうだったのか…私も知っていれば行ったのにな」

足柄「私たちも顔を出してみる？」

翔鶴「面白そうなのでご一緒します」

雲雀「僕はもう一眠りしてくるよ」ﾌｧｧ

吹雪「じゃあ私はちょっと営倉行ってきますね」E：鉄パイプ

島風「じゃあ私も行」

足柄「やめときなさい」

島風「え？」

長門「やめておけ…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風「はーい…」ｼｭﾝ

489 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/28(土) 17:13:49.93 ID:Axx5Mx3l0

〜演習場〜

山本「時雨…また腕をあげたな」ｷｨﾝ

時雨「えへへ…早く提督に追いつきたいからねッ！」ｷﾝｯ

ｲｸﾖｯ!ﾄﾞｺｶﾗﾃﾞﾓｷﾅ!ﾄﾞｫｫﾝｯ!

木曾「相変わらずあいつら人間やめてんなー…お、おうお前ら。早いな」

翔鶴「おはようございます、木曾さん」

赤城「相変わらず朝から元気ですね皆さん…」

北上「ほんと、朝ご飯も食べてないのによくやりますよ〜」

龍田「あ、そういえば朝ご飯って今日もクロームさんが作ってくれてるのかしら？」

神通「そうみたいですね。毎日ありがたいです」

矢矧「…神通先輩、もう一本行きませんか」ｳｽﾞｳｽﾞ

神通「北上が暇そうにしてるから相手してあげなさい」

矢矧「分かりました。北上さん、やるわよ」

北上「えっ…マジ？」

神通「いつもサボってるんですからたまには体を動かしてください」ﾆｺｯ

北上「はーいわかりましたよっと…よろしくね矢矧っち」ﾁｬｷｯ

490 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/28(土) 17:14:32.42 ID:Axx5Mx3l0

翔鶴「…そういえばイクさんはどこにいるんでしょうか？」

神通「あの子はまだ寝てますよ。昨日は遅くまで飲んでいましたから」

翔鶴「隼鷹たちはあの子と飲んでいたのね…」

神通「それよりも皆さん…お手合わせしませんか？」ﾆｺﾆｺ

足柄「相変わらずのバトルジャンキー振りね…」

赤城「あ、それなら私がお相手しますよ」ﾆｺﾆｺ

神通「赤城さんですか。よろしくお願いしますね」ﾆｺﾆｺ

長門「島風…よく見ておけ。あれが関わっちゃダメなタイプの人間が浮かべている笑みだぞ」

島風「？」

木曾「お前らも俺とちょっと組手やらねえか？」

島風「じゃあ翔鶴さんやってみたら？」

翔鶴「えっ？」

島風「だって私翔鶴さんの匣見たことないよ？見てみたい！」

龍田「そういえば使ってるところ見たことないわね〜」

翔鶴「え、ええ…まあ見せる分には構いませんが」ｶﾁｯ

雲長弓「」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

島風「おお！瑞鶴さんと同じ奴だね！」

翔鶴「瑞鶴のは射程と威力で勝負するタイプですが…私の弓は手数で勝負するタイプのものですね」

木曾「でもそれじゃあ打ち合いはできねえな…」

翔鶴「ええ、そうなんです…ですので私以外の方とやってみてはどうでしょうか」

龍田「じゃあ私が相手するわ〜」

木曾「お、いいじゃねえか！やろうぜやろうぜ」ｳｷｳｷ

足柄「なら長門は私とね」

長門「はい！よろしくお願いします」

ｶﾝｯ!ｷｨﾝｯ!ﾔﾙｼﾞｬﾈｪｶ…ﾌﾌｯ♪

491 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/28(土) 17:15:06.94 ID:Axx5Mx3l0

島風「暇になっちゃったねー」

翔鶴「皆さんの組手を見てるだけでも結構楽しいですけどね」

島風「私はいっつも見てるからなー」

翔鶴「じゃあ…提督のところに行って一緒に朝ご飯の支度でもしてみますか？」

島風「あ、それ楽しそう！私料理してみたかったんだよねー」

翔鶴「ふふ、じゃあ行きましょうか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風「うん！」

〜厨房〜

翔鶴「提督、いらっしゃいます？」

クローム「翔鶴、どしたの？」

翔鶴「この子と朝ご飯の支度のお手伝いをと思いまして」

島風「」ﾌﾝｽ

クローム「あ、島風ちゃん。そっか、じゃあ一緒にやろうか！」

島風「うん！」ﾜｸﾜｸ

492 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/28(土) 17:15:55.78 ID:Axx5Mx3l0

………約3時間後、大広間

吹雪「いやー朝からいい気分。いい一日になりそうです」ﾂﾔﾂﾔ

島風（吹雪ちゃん血ついてるけど…返り血に気づいてないのかな…）

北上「朝から疲れたなぁ…今日は出撃ないと良いけど…」

矢矧「その時は私と稽古よ」

北上「勘弁してよぉ」

伊１９「まだ眠いのね…」ﾌｧｧ

提督「皆さん、おはようございます！本日の作戦を伝えるのであります！」

みんな「「「」」」ﾋﾞｼｯ

提督「今日の出撃班の構成は旗艦赤城、随伴艦は矢矧、神通、木曾、翔鶴、瑞鳳なのであります！」

雲雀「研究に必要なサンプルは十分確保されたみたいだから未確認の艦が確認されない限りは普通に倒して構わないそうだよ」

スパナ「うん。あとはウチが研究するだけだから普通に敵を撃滅するだけで構わない。そっちの方がやりやすいだろう」

赤城「了解です」ﾋﾞｼｯ!

提督「それではマルキュウサンマルより作戦開始なのであります！それでは解散！」

493 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/28(土) 17:17:15.01 ID:Axx5Mx3l0

……一方その頃、とある海上

大和「しかし…休みがないというのも辛いですね」

飛龍「まあ仕方ないよ…今だけ今だけ！」

夕立「私は休みがないというより睦月ちゃんのおかげで常に背後を気にしないといけないから疲れるっぽい…」

電「夕立ちゃんは睦月ちゃんのお気に入りになっちゃったのです…帰ったらシメてやるのです！」

暁「でもこの間返り討ちにされてるところ見たわよ」

電「(´・ω・｀)」

川内「あっ皆、ソナーに感！敵艦隊だよ！」

飛龍「えーっと…そろそろ視認できるね」

夕立「敵の姿なんて気にしない！位置さえわかれば先制攻撃できるっぽい！開匣！」ｶﾁｯ

嵐コウモリ「」ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ

夕立「超音波照射！！！」

ﾄﾞｫｫｫﾝ…

夕立「イイ感じっぽい♪」

川内「幾つか沈められたね」

飛龍「あっみんな、敵艦見ゆ！」

ヲ級「ｲｯﾃｪ…ﾏｼﾞﾅｲﾜ…」中破

ル級「ｿﾚﾅ…ﾁｮｳｵﾝﾊﾟﾄｶｴｸﾞｽｷﾞ…」小破

タ級「ﾜﾀｼﾀﾁﾀﾞｹﾃﾞﾓﾔﾗﾅｲﾄﾈ…」小破

川内「3隻はもう沈められたみたいだね。ヲ級が中破してるから艦載機はとんでこないよ！」

飛龍「了解！第一次攻撃隊発艦！」ﾊﾞｼｭｳ

大空の航空隊「」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

ヲ級「ｳﾜｧｧｧｧ…」撃沈

タ級「ｸﾞｯﾊﾞｲ…」撃沈

大和「残りは私が仕留めます！開匣！」ｶﾁｯ

大空ハルバード「」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

大和「はぁぁっ！」ｽﾞﾊﾞｧｯ

ル級「ｲﾔｧｧｧｧｧ…」撃沈

暁「相変わらず私たちの出番ないわね」

電「正直暇なのです」

川内「まあこの人たちめっちゃ強いもんね…」

暁「あんたはサボってるだけでしょ？」

川内「バレてた…？」

大和「さ、進撃しましょう」

夕立「まだまだ沈めてやるっぽい！」

ｼｬｧｧｧ…

494 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/28(土) 17:18:25.25 ID:Axx5Mx3l0

とりあえず以上です。朝の鎮守府の様子と大和を書きたかっただけなのです！
夜にまた更新するかもしれません

495 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 00:21:18.96 ID:13lVD7Fe0

……一方その頃、単冠湾

日向「ほっぽ、おやつの時間だぞ」

北方棲姫「ヤッタ！ヒュウガダイスキ！」

日向「ふふふ、そうかそうか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

天龍「随分懐いてんな」

北方棲姫「テンリュウモホッポニヤサシクシテクレルカラスキ！」

天龍「お、おう。ありがとな」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

北方棲姫「オマエハキライ！ドッカイケ！」

睦月「色気もクソもないガキ何ざこっちから願い下げにゃあ」

獄寺「お前もガキだろ…」

金剛「あ、テートクぅ、紅茶でも飲みませんカー？」

獄寺「おう」

愛宕「私も一緒していい？」

金剛「モチロンデース！！」

愛宕「やったぁ！提督、一緒にティータイムにしましょ♪」

ディーノ「お、おう。…あんま引っ張んなって！」

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

496 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 00:23:13.89 ID:13lVD7Fe0

……少し後、宿毛湾泊地、海軍学校

足柄「おーやってるわね〜」

女候補生A「あ、足柄さんに長門さん！こんにちは！」

長門「今日も格闘訓練か」

女候補生A「はい！軍人たるもの弱くては務まりませんので！」

長門「よし、じゃあ私が軽く見てやろう」

女候補生A「あ、ありがとうございますッ！感謝感激の極みですッ！」ﾋﾞｼｯ

長門「ず、随分勢いがいいな…」

男候補生A「あのー足柄さん、俺も見てもらいたいんですけど」

足柄「ええ、構わないわよ。それじゃあ始めましょうか」

男候補生A「あ、ありがとうございます！！」

伊１９「相変わらずあの二人は候補生にモテモテなのね」

龍田「長門さんは何故か女の子にモテてるわね〜」

隼鷹「それで足柄さんは男からモテモテだな」

飛鷹「長門さんかっこいいもんね…」

隼鷹「えっ…飛鷹、まさかお前…」

飛鷹「違うわよっ！！！…たぶん」

伊１９「えっ」

龍田「えっ」

隼鷹「えっ」

飛鷹「な…何よ…」

〜食堂〜

スパナ「…できた」ﾁｰﾝ!

島風「何作ったの？」ﾜｸﾜｸ

スパナ「ガトーショコラ。まだ冷ます必要があるから夜になったら食べよう」

島風「うん」

Bep「私も楽しみだな」ﾜｸﾜｸ

島風「そういえば吹雪ちゃんどこ行ったんだろう」

Bep「営倉じゃないのか？」

497 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 00:24:08.87 ID:13lVD7Fe0

〜営倉〜

吹雪「さーてと…みんな元気にしてた？」E：鉄パイプ

戦艦棲姫「ヒィッ!?」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

レ級「…」ｸﾞｰｸﾞ‐

吹雪「あれ…レ級寝てんじゃん…ヒヒヒヒヒッ！起きろオラぁっ！」ﾄﾞｺﾞｫｯ

レ級「ｳｶﾞｯ!?ﾅ､ﾅﾆ!?」

戦艦棲姫「レキュウ！！」

吹雪「なーに勝手に寝ちゃってんの？朝いじめたからちょっと疲れちゃった？」ｶﾞｽｯ

レ級「ﾌﾞｯ!ｳﾞ…ｵｴｴｴｴｴｴ」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ

吹雪「うっわきったねえ！！何勝手に吐いてんだよ…ポチ、掃除しといて」

戦艦棲姫「ワ、ワンッ！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

吹雪「あれ？掃除の仕方分かんないの？こうすんだよ」ｶﾞｽｯ

戦艦棲姫「イタイッ…！」

吹雪「そうそう、そうやって地面にはいつくばって全部舐めとるんだよ。ほら早くしろよ」ﾄﾞｶﾞｯ!ｶﾞｽｯ!

戦艦棲姫「ワ、ワンッ…ウエッ…キモチワルイヨォ…」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

吹雪「ハハハハハ！！最高！！！お前ほんっとに最高だな！！！ああいい眺めだわ」ｳｯﾄﾘ

ル級（ﾜﾀｼﾀﾁﾄﾞｳﾅｯﾁｬｳﾉｶｼﾗ）ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ヲ級（ｦｰ…）ｶﾞｸｶﾞｸ

吹雪「さてと…日課は済ませたし次はこっちの部屋かな」ｶﾞﾁｬﾝ

ル級（ｺ､ｺｯﾁｷﾀﾜﾖ!!!）

ヲ級（ｦｦｦｰ!!!）

吹雪「それじゃ、私と楽しいことしましょうか」ﾆｺｯ

ル級「ﾔ､ﾔﾒ…」

ヲ級「ｦ…ｦｦｦ…」

ｳｷﾞｬｱｱｱｱｱｱ!!!!ﾋｷﾞｬｱｱｱｱ!!!ｦｰｰｰｰ!!!

498 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 00:28:29.14 ID:13lVD7Fe0

以上です。単冠湾と宿毛湾の捕虜の扱いの違いを書いてみたかっただけの更新です。
あとはおまけとして次回への導入をちょこっと書いて終わらせます。

499 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/29(日) 00:30:49.33 ID:WG3zU3Omo

吹雪さんマジでヤバイ

500 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 00:34:03.89 ID:13lVD7Fe0

…その夜、ボンゴレ本社ミルフィオーレ支部、白蘭の部屋

白蘭「ん、誰？入っていいよ」

ｶﾞﾁｬ

？？「……」

白蘭「やぁ。…君、何しに来たの？」

白蘭「えっ、殺しにきた？君が僕を？冗談でしょ♪」

白蘭「ふーんやる気なんだ。まあいいけど」

白蘭「食後の運動くらいにはなるかな」ｺｫｫｫ

ﾄﾞｯｶﾞｧｧｧｧｧｧｧﾝ……

………

？？？「申し訳ありません。あなたの技はすべて見切っています」

白蘭「がっ…君は…」ﾄﾞｻｯ

？？？「いくらあなたが強いと言えど、マーレリングが無ければただの人です」

？？？「それでは、消えてください」ｺｫｫｫ

監視の男「だ、誰だお前は！！！」

？？？「邪魔が入ったか…まあここまで叩きのめしておけばそうそう動けまい…ここは退散するとしよう」ｽｯ

監視の男「き、消えた？」

白蘭「…」

監視の男「おい、大丈夫か！！」

監視の男「意識がないな…今すぐにボスに連絡しなくては」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

501 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/29(日) 01:19:29.41 ID:13lVD7Fe0

>>499
…勘違いされそうだから言っておくが俺は吹雪大好きだぜ…？嫌いなわけじゃないんやで？

502 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/29(日) 08:13:03.68 ID:mP2HWfYq0

ここで現れたのはレオナルド・リッピだと思った。
そもそも覚えている人はいるかな？

503 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/29(日) 09:52:34.65 ID:V5bMHV+SO

乙です
ほっぽちゃんと吹雪を会わせたらどうなることやら

504 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:39:48.27 ID:13lVD7Fe0

〜次の日、ボンゴレ本社会議室〜

了平「晴の守護者、笹川了平推参！極限に到着したぞ！！」

綱吉「あ、お兄さん！こんにちは」

了平「緊急招集と聞いて飛んできたが…ラバウルからココまで来るのは流石に疲れたぞ…」

ランボ「やれやれ…俺も学校があったのに。明日休んだからって野猿氏とフラン氏にシメられないと良いのですが…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

綱吉「ご、ごめん…でも、みんなに直接話さなきゃいけないことができたんだ」

リボーン「これで全員揃ったし始めるか」

山本「で、要件は何だ？こないだ集まったばっかじゃねーか」

綱吉「うん…実は、昨日の夜に白蘭が自室で何者かに襲われて意識不明の重体で発見されたんだ」

ｻﾞﾜｯ

リボーン「発見と処置がもう少し遅れてたら確実にあの世行きだったみてーだぞ」

獄寺「何だと！？」

クローム「あの人が…？」

雲雀「…彼がその辺の弱虫になんか負けるはずないと思うんだけど」

綱吉「僕だってそう思うよ！…でも実際に白蘭はまだ目を覚ましてないんだ」

リボーン「犯人についてなんだが、監視カメラにも写ってねーし発見者の記憶も曖昧だった。だからあいつが目を覚まさねーことには犯人の確定には難しい」

リボーン「…それにもう一つ、残念な知らせがある」

ディーノ「何だ？」

綱吉「保管庫に厳重に保管していたはずのボンゴレギアとマーレリングが…すべて盗まれた」

505 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:40:23.91 ID:13lVD7Fe0

ｻﾞﾜｻﾞﾜｯ

ランボ「え…俺の牛さんが？」

了平「何だと！？あの極限に堅牢なバリアを突破したというのか！？」

山本「こいつは…ただ事じゃねーな」

クローム「ボス、どういうこと？あの保管庫は私達ボンゴレリングの守護者の炎で地球上の武器では破壊できない強度になってるはず」

骸「ええ、その通りです…ですがクローム、懸念点はそれだけではないですよ」

獄寺「…俺らの決戦兵器を奪われた」

雲雀「…戦力の著しい低下は免れないね。あと、このことが外に漏れたら反ボンゴレ勢力が旗を上げて攻撃を仕掛けてくるかもしれない」

リボーン「その通りだぞヒバリ。犯人にボンゴレの決戦兵器を盗まれたことを公表されたらたまったもんじゃねえ。PMCとして世界一の信頼を築いてきた俺たちボンゴレの立場も危なくなる」

綱吉「…そうなんだ。俺たちは現在、この会社ができて以来の危機に直面していると言える…犯人を早急にどうにかしないとマズい」

506 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:40:57.85 ID:13lVD7Fe0

ディーノ「…具体的にはどうすんだ？」

綱吉「俺たちがやることは簡単にいえば二つです。まず、犯人の確定をして、そのあと身柄を確保して奪われたリングを取り戻す」

了平「極限にシンプルだな！」

リボーン「だが、そのシンプルな部分で俺らは行き詰ってるんだぞ」

綱吉「うん。だから白蘭を襲ってリングやボックスを盗んだ犯人を突き止める。それと、今後の対応を話し合うためにみんなに来てもらったんだ」

雲雀「彼を倒せる実力者なんて世界に数えるほどしかいないよ。そこから絞っていったら早いんじゃないかな」

綱吉「なるほど…確かにそうだ！ジャンニーニ、お願いできる？」

ジャンニーニ「任せてください10代目！まず戦闘力がSランクレベルの人物から洗ってみます」ｶﾁｬｶﾁｬ

ジャンニーニ「出ましたね。該当結果92人ですが、そのうちアリバイのあった者を除いていきます」

ジャンニーニ「該当結果5人まで絞れました！この人たちが雲雀さんのアイデアを採用した際の主な容疑者ですね」

507 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:41:33.77 ID:13lVD7Fe0

1．幻騎士　　
戦闘力　Sランク　
所属　不明　
備考：2年前より行方不明

2．グロ・キシニア　
戦闘力　Sランク
所属　ボンゴレ特殊部隊「ビアンコ」分隊長　
備考：昨日は有料休暇を取っていた

3．風
戦闘力　SSランク
所属　アルコバレーノ
備考：先日、中国に渡ってから連絡が取れない

4．古里炎真
戦闘力　SSランク
所属　シモンファミリー
備考：昨日は体調不良で学校を休んでいた

5．アルビート
戦闘力　Sランク
所属　エヴォカトーレファミリー
備考：まだ連絡が取れていない

508 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:42:30.31 ID:13lVD7Fe0

山本「この五人だな」

綱吉「う…ほとんど身内だよ」

骸「…皆さん、一つよろしいですか」

綱吉「どうしたの？」

骸「このタイミングで何故直接我々ではなく白蘭を狙ったのかということがとても気にかかりましてね」

骸「それに…白蘭が能力を使用するのに必要不可欠なマーレリングも盗まれています」

骸「つまり、今回の事件は我々ボンゴレの力をそぐことが目的ではなくて、単に白蘭の力を封じ込めるだけのものだったように感じる」

綱吉「…確かに。単純にボンゴレに攻撃する目的だったら本社よりもセキュリティの薄い各鎮守府に着任している俺たちを狙うはずだ」

獄寺「白蘭を単騎で倒せる戦闘力があるなら尚更っすね」

骸「今回襲撃してきた犯人は白蘭に並行世界を観測する能力を使われると都合が悪かった。だから能力を使えないように殺そうとしたが、我々が白蘭につけていた監視のせいでとどめを刺すことができなかった」

山本「それで生きてても能力が使えないようにマーレリングも盗んでいったってことか？」

骸「ええ。ボンゴレギアを盗まれたのは我々の戦力を削ぐついででしょう」

了平「だが…どうやって俺たちのバリアを貫いたのだ？」

雲雀「それについてはここで話す内容じゃないよ。どうやって白蘭を倒したのかすら分からないんだ」

リボーン「そういや言い忘れてたが盗まれたっつっても保管庫をぶっ壊されたわけじゃねえんだ」

リボーン「保管庫の守衛が殺されてるのが発見されてな。念のため中身を確認してみたらボンゴレギアとマーレリングがきれいさっぱり消えちまってたんだ」

ランボ「だったらバリアを貫いたというより普通に空き巣にあったみたいな感じ…ですか」

獄寺「ま、増々わかんねえ…」

509 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:43:48.23 ID:13lVD7Fe0

綱吉「犯人はもともと保管庫のロックの解除の方法を知っていたのかな」

骸「クフフフ…その可能性は高いでしょう」

ランボ「ふぁぁ…眠くなってきたな」

綱吉「…とりあえず元の話に戻るとして、この五人だけど」

綱吉「グロ・キシニアと炎真、アルビートはたぶんすぐ連絡が取れるから話が聞ける」

リボーン「問題は連絡のつかねえ風と幻騎士だな」

山本「そういや幻騎士って…2年前に白蘭がボンゴレに入ってから行方不明になったんだったか」

獄寺「ああ。監視の目をくぐってどっかに行っちまった。それ以来姿は確認されてねえな」

雲雀「…個人的な恨みで殺しに来たということもあり得るね」

クローム「確かにあの人は…ボンゴレにはあんまり恭順的じゃなかったね」

了平「…ん？二年前だと？」

リボーン「どうした、了平」

了平「2年前って言うと俺がラバウルに着任した時期と極限に同じだぞ」

獄寺「何が言いてえんだ芝生」

了平「深海棲艦が現れた時期と極限に重なっているのだ。こじつけかもしれんが…もし幻騎士が消えてから深海棲艦が現れるようになっていたとしたら…？」

山本「幻騎士が深海棲艦の親玉かもしれないってことっすか？」

了平「…極限に憶測の域を出ん。一応確認してみてくれ」

ジャンニーニ「了解しました」ｶﾁｬｶﾁｬ

ジャンニーニ「えー…深海棲艦が出現したのは幻騎士が失踪した二か月後となっていますね。笹川氏がラバウルに着任したのはさらに一月後です」

了平「そうか、わかった」

リボーン「可能性の一つとして考える価値はあるかもな」

了平「ああ…あいつが親玉なのだとしたら白蘭に能力を使われて居場所を悟られるのは極限に嫌がるはずだからな。それに、奴の幻覚なら10年後の金剛に親玉は白蘭だと思わせることも出来る」

獄寺「それで10年後の金剛が親玉を白蘭だと思ってたってことか？」

骸「…考えられる事象ではあります。彼は白蘭に恐ろしいほどの忠誠心を持っていましたから。彼に成り代わって世界を征服しようとしたのかもしれない」

ランボ「…」ｸﾞｰｸﾞｰ

510 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:44:30.73 ID:13lVD7Fe0

綱吉「流石に話が飛躍してる感じもするけど…でもここで話してても埒が明かないかな」

骸「ええ。もともと手元にある情報が限られている以上、これよりも話し合いで得られる成果は少ないでしょう」

綱吉「それじゃあこの5人とはできるだけ接触して話を聞いてみるよ」

綱吉「とりあえず…幻騎士が深海棲艦を率いているのかもしれないということは可能性として頭に入れておこう」

獄寺「了解しました」

リボーン「今回の事件についてはあとは白蘭が目を覚ますのを待つしかねーな」

ランボ「…」ｸﾞｰｸﾞｰ

綱吉「あとは…今後の対応についてなんだけど」

了平「これについては極限に様子見しかないだろう…」

獄寺「そうだな。何か目的があるなら犯行声明が出るはずだしな…まあその前に終わわせるのが一番良いんだが」

綱吉「対応が後手に回っちゃってるなぁ…」

リボーン「仕方ねえ…こんな状況だ。各地に偵察を派遣するくらいしか出来ねーだろうな」

綱吉「うん…それじゃあ今日は解散にしようか。みんな、急に集めたのに来てくれてありがとう」

了平「何の！沢田の為ならいつでも極限にかっ飛んでいくぞ！」

511 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:45:20.74 ID:13lVD7Fe0

とりあえず今日はここまでです。あとはキャラ設定を投下します

512 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/29(日) 22:46:38.61 ID:13lVD7Fe0

キャラクター紹介

・入江正一
17歳になった現在はロボット工学などの秀でた能力により推薦されて飛び級で東京工●大学に入学し、自由気ままな生活を送っている。大学生活をしている傍らボンゴレの技術開発や作戦指揮も務める。特に作戦指揮に関しては評価が高く、大規模かつ慎重な判断が要されるような戦闘には必ずと言っていいほど指揮官として呼ばれ、結果を出している。

・ランボ
9歳になり言動と見た目が大人ランボに近づいた。かなりおとなしくなったが、根本はやはり子供のままなのでリボーンに「これはこれでうざい」と言われている。同じ小学校に野猿とフランが通っているが、二つ上の年度なので半ばパシリのような扱いを受けている。このことにイラッときて喧嘩を挑んだところ普通に負けた。

・幻騎士
2年前、白蘭がボンゴレに加入すると同時にボンゴレの監視を振り切りどこかへ逃走した。以来、行方不明

・グロ・キシニア
白蘭がボンゴレに加入すると同時に共に戦闘部隊の分隊長として加入した。吹雪といい勝負をしている下種だが強いのは相変わらずらしい。有休をとった日にはSMグッズを買いあさっているとかなんとか。ﾋｯ!

・風
リボーンやコロネロと同じく成長したがまだまだ赤ん坊。麻婆豆腐は中辛までイケるようになった。
先月中国に旅行に行ったがそれ以来音信不通らしい。というか常に音信不通。

・古里炎真
たまにボンゴレから仕事をもらいつつ悠々自適な高校生活を送っている。
ヘタレ体質は相変わらずなのでよく絡まれるが喧嘩慣れしすぎて最近殴られても全然痛みを感じなくなった。本当はステゴロ超強い。

・アルビート
ボンゴレと同盟関係にあるエヴォカトーレファミリーのイケメン。深海棲艦の正体についてスピリチュアル的な方面から考察をしている。日本にはたまにしか来ないのでツナたちとは疎遠だが仲はいいらしい。

513 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/30(月) 08:22:28.81 ID:2xqtg3xv0

リボーン女性陣の艦これに参加している人はいないのか……せっかくビアンキは田中理恵なのに……
ここにはいないけどリゾーナは平野綾……

514 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/01/31(火) 06:36:22.58 ID:5RDWp0Rs0

昨日の夜に書いた番外編を投下します。
時間が笹川鎮守府でツナたちとの演習の後に行われた宴会の時までさかのぼります。それでは始めます

>>513
世代が違うので仕方ないとも思いますが、リボーンの声優で活躍してる人って言われみると少ないですね

515 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:37:35.39 ID:5RDWp0Rs0

・番外編　ボンゴレ式余興大会

〜笹川鎮守府、宴会場、宴もたけなわ〜

パオパオ老師「よしお前ら、ボンゴレ式余興大会の時間だぞ」

利根「…？なんじゃそれは？」

パオパオ老師「それぞれの鎮守府から一組ずつ出てきて何か余興を披露するんだぞ。一番良かった鎮守府にはあの大和ホテルの宿泊券をプレゼントするぞ」

利根「大和ホテルじゃと！？」

伊勢「それってあの三つ星を超えると言われる…ショートランドにある超豪華ホテルよね！？」

霧島「これは頑張るしかないですね」

吹雪（やべえ、正直興味ねえ）

パオパオ老師「ルールはお前らの余興を見て俺と各鎮守府の司令官が10点満点で採点するぞ。その合計点が最も高い鎮守府に宿泊券は贈呈だ」

龍田「でも私たちができる余興なんてないわよね〜」

赤城「私がちょうどいいのを持ってますからやってみますね」

島風「ほんとに！？何々！？」

赤城「ふふふ、ナイショです」

516 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:38:38.37 ID:5RDWp0Rs0

パオパオ老師「それじゃあ初めに綱吉鎮守府からだぞ」

瑞鶴「よし…ぶっつけだけどあれやるか…提督さん、行きますよ」

綱吉「えっ！？何！？！？俺参加すんの！？」

雷「採点は私が代わりにやってあげるわね！」

綱吉「ええ…」

瑞鶴「球磨、提督さん暴れないように押さえておいて」

球磨「合点だクマ」ｶﾞｼｯ

綱吉「お、おい何すんだよ！！！」

瑞鶴「ごめんね〜。ちょっとおとなしくしてて」

綱吉「えっ…俺の頭の上に…リンゴ！？」

綱吉「おいこれまさか…！」

瑞鶴「今から提督さんの頭の上に置いたリンゴを弓で射貫きまーす！ちょっとでもずれたら提督さん死んじゃうんで集中してやりたいと思いまーす！！！」ｳｷｳｷ

ｵ!ｲｲｿﾞｰ!ﾔﾚﾔﾚｨ!

綱吉「やっぱりー！？球磨、離してくれ！！！こんなところで死んでたまるか！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

球磨「おとなしくするクマ。このままボスの首を引きちぎってやることもできるクマ」

綱吉「うう…もうすこし提督思いの艦娘だったらよかったのに…」

瑞鶴「大丈夫だよ提督さん」ﾋｿﾋｿ

綱吉「な、何か仕掛けがあるの？」ﾋｿﾋｿ

瑞鶴「あるわけないじゃん！！！大丈夫大丈夫！私を信じて！！！」

綱吉「ですよねー！！！って信じられるか！！！！」

了平「沢田のやつ、なかなか面白い漫才をしてるではないか！！」

雲雀「出し物としてはいい余興だね」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉（これだめだ…ヒバリさんまでノリノリだ…）

517 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:39:14.60 ID:5RDWp0Rs0

瑞鶴「それじゃあ行きまーす」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

ﾋｭｯ

綱吉（えっ近っ）

ﾄｽｯ

瑞鶴「あ、外しちゃったー」ｹﾗｹﾗ

綱吉「…おおおおおい瑞鶴、今わざと外したよな！？顔に近いところ狙ってわざと外したよな！？」

瑞鶴「あははごめんごめん、次で当てるからさ」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

綱吉「もうやだー！！！！！」

ｳﾜｱｱｱｱｱ!!!!ｱﾊﾊ､ﾂｷﾞﾃﾞｷﾒﾙﾖ!!!ﾓｳﾔﾒﾃｸﾚｰ!!!!

リボーン「余興としてはいいんじゃねーか。結構面白かったぞ」7点

了平「極限にスリルがあるな！！！」8点

雲雀「僕は好きだよこういうの」6点

雷「後で私もやってみたいわ！！」8点

リボーン「合計29点だぞ。結構な高得点だ。体を張った甲斐があったな」

綱吉「し、死ぬかと思った…」

518 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:39:56.59 ID:5RDWp0Rs0

赤城「はい、それでは始めます。…その前に準備を」

ﾄﾞｽﾝｯ

了平「何だあの巨大なまな板は？」

赤城「よいしょっ」ﾄﾞﾝｯ

綱吉「えっ…？マグロ？」

赤城「ふふふ、さっき厨房でもらってきました。それではこれからこのマグロを解体していきます」

綱吉（それって余興でやることなのー！？）ｶﾞｰﾝ

リボーン「面白いじゃねえか」ﾆﾔﾆﾔ

了平「まあなかなか見れないものではあるな！」

雲雀「早く始めてよ」

赤城「はい、それでは行きます！」ｽｯ

ｽｽｽｽｯ

綱吉「は、早いっ！」

了平「極限に洗練された動きだ！」

リボーン「ここまで見事な包丁さばきは築地に行っても見れねーな」

足柄「あの子なんであんな特技持ってんのよ…」

吹雪「そういえば…この前出撃した時にマグロを捕まえて持って帰っていましたね」

島風「えっ…？」

吹雪「うん。そのあとさばいて自分で食べてたんじゃないかな」

島風「一頭丸ごと…？す、すごい…」

519 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:40:26.39 ID:5RDWp0Rs0

…少し後

赤城「終わりました」ﾆｺﾆｺ

綱吉「す、すごかった…」

赤城「こちらが今の解体で取れたマグロの希少部位、ハチの身の刺身です」ｽｯ

了平「む、聞いたことがないぞ！」

リボーン「マグロの脳天の部位だな。一匹から僅かしかとれねえ超希少部位だぞ」

綱吉「へぇ…いただきます」ﾊﾟｸｯ

綱吉「なにこれ！！濃厚で超おいしい！こんなマグロたべたことないよ！」

赤城「気に入っていただけたみたいで何よりです」

了平「極限に美味だな！！！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

雲雀「…悪くないね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

リボーン「マグロの解体もなかなか見ごたえあったしな。刺身もうめえしバッチシだ」10点

綱吉「食べ物は少し卑怯じゃないかなとも思うけど…でもすごかったよ！」8点

了平「極限に良い余興であったぞ！」8点

雲雀「まあ、いいんじゃないかな」8点

リボーン「合計34点だ。ツナ、残念だったな」

綱吉「まあ…これには勝てないよ」

赤城「ふふふ、ありがとうございます」

520 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:41:05.89 ID:5RDWp0Rs0

リボーン「よし、最後は笹川鎮守府だな」

摩耶「おう、任せとけ！お前ら行くぞ！」

利根「むっ、あれをやるのか！」

大鳳「人前で披露するのは久しぶりですね」

那珂「那珂ちゃんの出番だね！」

陸奥「あらあら、腕が鳴るわ」

霧島「極上のステージにしてやるわ！」

島風「摩耶さんたちは6人でやるんだね」

摩耶「おう。ちょっと準備に時間がかかるから待っててな」

榛名「ステージの裏に行っちゃいましたね」

加賀「何が始まるんでしょうか」

521 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:41:59.09 ID:5RDWp0Rs0

……20分後

摩耶「了平！準備オッケーだ！んじゃあそろそろ幕あげてくれ！」

了平「了解！！」ｶﾁｯ

ｳｨｨｨｨﾝ

綱吉「あ、あれは…」

摩耶「お前ら待たせたな！最高のステージにしてやるぜ！」E：Pearlのドラム

那珂「那珂ちゃんの魅力を叩きつけてやるんだから！」E：ESP　horizon�V(ピンク)

陸奥「チューニングは…オッケーね♪」E：Gibson　EB-0(赤)

利根「人前で演奏するのは少し緊張するのお」E：Squire cyclone(青)

霧島「とにかく楽しんだもの勝ちよ」E：Roland Juno-di

大鳳「皆さん、準備はいいですか？」E：Sennheiser　E935

みんな「「「おう！」」」

リボーン「バンドだな」

了平「あいつらは休みの日になるとスタジオに籠って極限に練習してるのだ！たまに俺たちの前で披露してくれるのだが、極限に大したものだぞ！」

雲雀「…じゃあ期待できるのかな」

島風「どんな曲やるのかな？」ﾜｸﾜｸ

522 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:42:29.02 ID:5RDWp0Rs0

大鳳「それでは一曲目、行きます」

ﾁｬﾗﾗﾝ♪

大鳳「朝の光眩しくて〜♪」

ﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾚﾚ

大鳳「weigh anchorーーーーーー！！！」

島風「おおーノリの良い曲だね！」

了平「極限に盛り上がるぞ！」

瑞鶴「大鳳さんってあんなに歌うまかったの…？」

加賀「でも…正規空母の歌手枠は譲りませんよ」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

赤城「そういえば加賀さんも上手でしたね」

瑞鶴「えっウッソ私聞いたことないんだけど！！！」

523 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:43:26.49 ID:5RDWp0Rs0

……

那珂「那珂ちゃんのソロだよー！！」ｷｭｲｨｨｨﾝ

ｷﾛﾘﾛｷﾛﾘﾛ

島風「すっごーい！！！」

長門「なんというか…これはもう…」

足柄「他の子と比べてもあの子だけプロレベルにうまいわね…」

龍田「アイドルよりギタリストの方が向いてるんじゃないかしら〜」

ｼﾞｬｰﾝ!

大鳳「…一曲目、以上です。ありがとうございました」

ﾋｭｰﾋｭｰ!ｲｲｿﾞｲｲｿﾞｰ!

大鳳「エヘヘ…ありがとうございます。それでは二曲目行きますね。「恋の２−４−１１」！」

ｶﾝ!ｶﾝ!ｶｶｶｰﾝ!

ｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｯｷﾞｬｯｷﾞｬｷﾞｬｰ♪

雷「あ、私この曲知ってるわ！」

瑞鶴「原曲よりロックな感じするわね」

龍田「さっき以上に那珂さんが目立ってるわね〜」

那珂「イェーイ！！！」ｷﾞｭｨｨｨｲﾝ

長門「すごく楽しそうだな」

大鳳「恋の２−４−１１！」

みんな「「ﾊｲﾊｲｯ!」」

大鳳「ハートが高まるの〜」

大鳳「入渠しても収まらな〜い♪どうしたらいいの〜」

吹雪「みんな盛り上がってますね」

榛名「榛名も楽しいです！」ﾆｺﾆｺ

球磨「なかなか盛り上げ上手クマね」

524 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:44:35.17 ID:5RDWp0Rs0

那珂「スーパー那珂ちゃんターイム！それっ！！」ｷﾞｮｫｫｫﾝ

ｷｭｨｨﾝ

足柄「さっき以上に凄まじいソロね」

雷「私原曲よりこっちの方が好きだわ！」

……

大鳳「スキ！ダイスキ♪セカイイチアナタガスキ♪」

ｼﾞｬｧｧｧｧｧﾝ

ｲｪｪｪｪｪｪｪｪ!!!!ﾅｶﾁｬｱｱｱﾝ!!!!!ｷｮｸｹﾞﾝﾆｽﾊﾞﾗｼｲｿﾞ!!!!

大鳳「ありがとうございます」

525 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:45:54.41 ID:5RDWp0Rs0

大鳳「…えー、残念ですが、次が最後の曲になります」

ｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴ

大鳳「今日はアンコールなしなので…ごめんなさいね。それでは聞いて下さい！「DIVE TO WORLD」」

ｷﾞｬｰｷﾞｬｰｷﾞｬｰｷﾞｬｯｷﾞｬｯｷﾞｬｷﾞｬｰ

大鳳「Jumping!」

大鳳「Yes,oh　ride on time！届け響け行けOne more time！」

那珂「いかしたあいつの叫ぶ声！そんな恋してみたい Get on time！」

島風「今度は二人で歌うんだ！」

加賀「しかもラップね、器用だわ。流石に私もこれはできないわ」

赤城「加賀さんは演歌しか歌いませんもんね」

……

大鳳＆那珂「大事な夢の話をしよう〜♪震える心抱きしめて〜♪」

大鳳「ずっと望んで」

那珂「いたあの頃」

大鳳＆那珂「簡単につかめないけど〜♪」

伊勢「すごいマッチしてるね！」

球磨「那珂も上手クマ」

大鳳＆那珂「Show me!Fly the sky!」

陸奥「行くわよ！」ﾍﾞﾝﾍﾞﾝ

ﾍﾞｷﾊﾞｷﾎﾞｷﾊﾞｷ

榛名「かっこいいベースラインですね！」

長門「あいつもやるじゃないか」

足柄「あなたの妹だったっけ？あの子」

長門「はい」

赤城「似てないですね」ｸｽｸｽ

長門「まあ…そうかもしれない」

526 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:46:35.86 ID:5RDWp0Rs0

……

大鳳＆那珂「新たなSTORY 駆け出して 」

大鳳＆那珂「ダイブする Show me！Fry the sky！」

ｼﾞｬｧｧｧｧｧﾝ

ﾋｭｰ!!ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!!!ﾖｶｯﾀｿﾞｰ!!!

大鳳「えへへ…ありがとうございました」

那珂「やっぱり人前でやると気持ちいいね！」

利根「吾輩も楽しかったぞ」

摩耶「あードラム叩いたのひっさびさだなー。こりゃ明日は筋肉痛だわ」

陸奥「あらあら、鍛え方が足りないんじゃない？」

霧島「摩耶姐さんに限ってそれはないでしょ」

了平「極限に素晴らしかったぞ！」10点

リボーン「文句なしだな。那珂は艦娘やめてギタリストになった方がいいぞ」10点

綱吉「うん、すごい楽しかったよ！ありがとう！」10点

雲雀「あの子たちも盛り上がってたみたいだし…良かったんじゃないかな」6点

リボーン「合計36点だな」

了平「…ということは？」

リボーン「ああ。宿泊券は了平鎮守府第一艦隊に贈呈するぞ！」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ!

摩耶「おっしゃあああああ！！！！」

利根「やったのお！！！！」

那珂「練習した甲斐があったね！」

大鳳「いやー良かったです」

了平「よく頑張ったなお前ら！宴はまだまだ続くから引き続き極限に楽しむんだぞ！」

みんな「「「はーい！」」」

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ…ｱ､ﾓｳｺﾝﾅｼﾞｶﾝﾈ。ｿｳﾀﾞﾈ

527 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/01/31(火) 06:49:01.07 ID:5RDWp0Rs0

以上になります。ずっと前から書いて投稿しようと思ってたんですが思ったより遅くなっちゃいました。
本編の更新は明日以降になるかと思われます。リアルが忙しいので結構先になるかもしれませんが気長に待っててください…

528 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/01/31(火) 10:04:31.29 ID:DWTJ18USO

乙です
ハチの身の刺身以外は赤城さんが美味しくいただいたんだろうな

529 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/01/31(火) 20:26:40.02 ID:IdbRLvew0

今、リボーン二期したら声優はどうなるかな？
リボーンとツナと一部をのぞいたら声優変更になるのかな？へしたらDグレみたいに総入れ替えもありそうだ……

530 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/04(土) 10:07:27.58 ID:UJQur4R5o

ほしゆ

531 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/04(土) 19:02:18.72 ID:ulJoaCzz0

ほす感謝。現在執筆中に付き今日の夜中か明日の朝には投下できると思います。結構間開けちゃってごめんなさい

>>528
こうかもしれない
島風「あれ…？赤城さんが切ってくれた刺身がなくなってるよ？」

加賀「やりました」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

>>529
正直今またアニメをやるとしたらそうなりそうですよね。OVAだったら分かりませんが
10周年だしリボーンOVAやってくんねえかな…

532 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/04(土) 23:03:03.15 ID:ulJoaCzz0

〜会議の後、宿毛湾泊地〜

提督「皆さんが戻られましたな」

吹雪「あ、司令官。お疲れ様です」

雲雀「うん」

時雨「で、結局何の招集だったんだい？」

山本「…一つは昨日、白蘭が何者かに襲われて倒されたってことだな」

スパナ「え…」

ベル「…マジ？」

山本「マジマジ、大マジだよ。まだ目を覚まさねーらしいな」

神通「そのビャクランさんという方は提督よりもお強いのですか？」

山本「ああ。俺らボンゴレの中だったらその戦闘力は文句なしの最強だ」

雲雀「…僕が彼より劣っているとでも？」

山本「そ、そういうわけじゃねえんだけどな」

大井「…でもそれって私たちには関係ないことですよね？」

クローム「うーんそれがね、そうでもなさそうなの」

雲雀「白蘭を倒した実行犯と「親玉」が、同一人物もしくは仲間だという可能性があるんだ」

吹雪「白蘭さんってあの時にいた金剛さんを呼び出した白い人ですか」

クローム「うん」

吹雪「なるほど…このタイミングでのこの事件…確かに臭いですね」

雲雀「そういうこと。それに、重要なことはそれだけじゃないよ」

Bep「まだ何かあるのかい？」

山本「俺たちの決戦兵器、ボンゴレギアが同時に盗まれたんだ」

吹雪「あ、それって瑞鶴さんたちのとことの演習の時に提督がつけてた長ランとかですか」

雲雀「うん。僕達ボンゴレリングの守護者の専用装備みたいなものだね」

大井「提督の専用装備を…！？許せないわね」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

時雨「犯人は海の藻屑にしてやらないとね」ﾆｺﾆｺ

クローム「…二人とも？顔がこわいよ？」

山本「ハハハ…」

Bep「大井…」ﾋｷｯ

533 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/04(土) 23:04:41.90 ID:ulJoaCzz0

吹雪「提督の決戦装備が盗まれたのは分かったんですけど、何か影響はあるんですか？」

雲雀「単純な戦力低下さ。僕達も今度の大規模作戦には前線に出てボンゴレギアで戦う予定だったからね」

山本「あれが装備できないとなると、正直そこまでムチャはできなくなる。だからお前らにもっと頑張ってもらわなきゃいけなくなるってことだな」

時雨「なるほど…任せてよ提督、君の穴は僕が埋めてあげる」ﾆｺﾆｺ

山本「おう。信頼してるぜ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

時雨「えへへへ…」

大井「提督、私も頑張りますから…」ﾁﾗﾁﾗ

Bep「し、司令官、そろそろ夕食の時間だから準備をしよう。早く行くよ」ｽﾀｽﾀ

クローム「うん、そうだね。あ、大井、何か言った？」

大井「い、いえ。何でもありませんわ！私もご一緒します！おのれ響…」

龍田「やっぱりあの子たち面白いわね〜」

吹雪「あ、龍田さん。出撃お疲れ様です」

龍田「五回も戦闘したから疲れちゃった〜…今日のごはんは何かな〜」

吹雪「あの人たち何気に毎日違う料理出して来るから毎日たのしみですよね」

龍田「レパートリーが豊富よね〜。すごいと思うわ〜」

534 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/04(土) 23:05:18.48 ID:ulJoaCzz0

……一方その頃、ラバウル

摩耶「おう提督。ようやくお戻りか」

了平「日帰りで本土まで行ったり来たり…流石にこの俺も極限に疲れたぞ」ﾌﾗﾌﾗ

利根「ははは、それが提督というものじゃ。仕方ないじゃろう」

夕張「あ、提督さんお帰りなさい〜。ちょっと報告したいことがあるんだけどいいですか？」

了平「…極限に腹がすいているのだ。飯を食ってからで構わんか？」

夕張「そうですか。じゃあ一緒にゴハン食べましょっか」

了平「うむ。話はその後にしてくれ。極限に頭が回らんのだ」

摩耶「んじゃ久々におっさんのところに顔出してみっか」

利根「うむ！吾輩もあそこのカレーは大好物じゃ！」

535 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/04(土) 23:06:25.87 ID:ulJoaCzz0

〜しばらく後、カレー屋バイシャナ〜

バイシャナ「何だと！？白蘭様が賊に倒された！？」

了平「どうやらそのようだな。それに、俺たちのボンゴレギアも盗まれてしまった…戦力低下による作戦がやりづらくなるのは極限に避けられん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

了平「何よりも問題なのは、白蘭の力を使って敵の本拠地を割り出すことができなくなってしまったということだ。これでは予定される大規模作戦は中止もしくは延期になってしまうだろう」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

摩耶「あー…確か、別の並行世界をのぞき見できる能力だったか？よくわかんねえけど」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

夕張「な、何よそのチート能力…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

利根「一体何がすごいのじゃ？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

了平「正直俺も極限にイマイチ分かっていないぞ！」ﾄﾞﾄﾞｰﾝ!

夕張「なんでウチの提督ってこんなに馬鹿なのに提督になれたのかしら…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

了平「夕張ィ！極限に聞こえてるぞ！！！」

夕張「ご、ごめんなさい…でも提督はすごい人だと思ってますよ」

摩耶「バカでも指揮とか作戦は出来るようになったからな」

利根「吾輩と摩耶と漣しかいなかったあの頃が懐かしいのじゃ…」

夕張「私は指揮が冴えてる今の提督しか知らないけど…昔は違かったの？」

了平「…極限に聞かんでくれ…あれは俺の黒歴史だ…」ｽﾞｰﾝ

摩耶「そうだな…今考えるとさすがにありゃあヒドかったぜ」ｽﾞｰﾝ

利根「吾輩も若かったからの…」ｽﾞｰﾝ

夕張（ちょっと気になるから後で漣さんに聞いてみようかな）

536 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/04(土) 23:08:27.71 ID:ulJoaCzz0

了平「よし、極限にごちそうさまだ！うまかったぞバイシャナ！」

バイシャナ「フォホホ、腹が減ったらまた来るがよいぞ」

了平「で、夕張、話とは何なのだ？」

夕張「あ、はい。さっき敵の本拠地を割り出せなくなったから困るって言ってましたよね。それなんですが…大体場所分かりましたよ」

了平「何っ！?それは真か！？」

夕張「はい。皆さんの戦闘データを基にして敵がどこから出撃しているのかを調べていたんです。今まではあまりハッキリしてなかったんですけど、データが増えたおかげで候補を一か所に絞り込めました」

摩耶「こいつすげえな…」

利根「ラバウルの技術開発を一人で担ってるだけあるのじゃ」

了平「それで…それはどこだ？」

夕張「はい。確定ではありませんが、おそらく太平洋沖、ウェーク島です」

摩耶「ウェーク島か…ラバウルからそこまで遠くねえな」

利根「うむ。こうなると次の大規模作戦でも我々が主力となって戦うであろう」

537 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/04(土) 23:09:53.27 ID:ulJoaCzz0

了平「分かった！夕張、極限に感謝する！褒美は何でも与えてやるぞ！」

夕張「ホントですかぁ！？じゃあ私…提督と内地に行きたいです！ココから出たことないので」

了平「よし、じゃあ作戦が終わった後に連れて行ってやろう！」

夕張「やったぁ！！二人っきりでですよ！？」

了平「おう！案内は任せろ！！」

摩耶「はぁ！？お、おい！！」

利根「夕張もなかなかやるのぉ。油断してると取られてしまうぞ、なあ摩耶よ」ﾆﾔﾆﾔ

摩耶「う、うっせえ！アタシには関係ないことだし！！！」ﾂｰﾝ

利根「素直になったらどうじゃ？」ﾆﾔﾆﾔ

摩耶「はぁ！？訳わかんねえこと言うんじゃねえよ！！」ｶｵﾏｯｶ

筑摩「そうですよ姉さん、あまり摩耶さんを困らせてはいけませんよ」ﾆｺﾆｺ

利根「…え？」

夕張「あ、筑摩さんこんばんは」

利根「ち、筑摩！？しまった、連絡を忘れていた！！」

筑摩「姉さん…帰りが遅くなる時はちゃんと連絡するようにって言いましたよね？私ずっと一人で姉さんの分もご飯作って待ってたんですよ？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

利根「いや…えーと、筑摩よこれはだな」

筑摩「問答無用です。家に帰ったらたっぷりお説教してあげますからね」ﾆｺﾆｺ

利根「せ、説教は嫌なのじゃああああ！！！！ずっと正座はもういやなのじゃあああ！！！」

筑摩「皆さん、お騒がせしました」ﾍﾟｺﾘ

了平「お、おう。…ほどほどにな」

筑摩「はい。それでは行きますよ姉さん」

利根「ごめんなさいいいいい！！！ちくまああああ！！！許すのじゃああああ！！！5時間正座はもうヤなのじゃああああああ！！！！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

ﾈｴｻﾝﾉﾀﾒﾅﾝﾃﾞｽﾖ?ｲﾔﾅﾓﾉﾊｲﾔﾅﾉｼﾞｬｱｱｱｱｱ!!!!

夕張「…たまに私も姉妹艦が欲しかったと思うけれど…アレを見るとやっぱりいなくて良かったかもって思うわ」

摩耶「やべ…アタシも鳥海に連絡しねえと…」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

538 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/04(土) 23:17:10.51 ID:ulJoaCzz0

とりあえず短いですがキリのいいところで以上です。
2月中は更新の速度が超遅くなりそうです…話の構想はもう充分に練ってあって完結はさせるつもりですのでもし更新が1週間とかなかったら保守してくれると助かります。

539 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/04(土) 23:20:16.19 ID:VnJGcVbG0

ここは一月保守いらない>>1が二ケ月に一度レスすれば落ちないよ

540 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/04(土) 23:30:29.20 ID:seqaGk1SO

乙です

541 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/04(土) 23:32:48.38 ID:ulJoaCzz0

キャラクター紹介

・夕張
ラバウルの技術開発などを一手に担う技官的な立場の艦娘。ラバウルには夕張がいるからという理由で本来予定されていたジャンニーニの仕事がなくなった。
実際今作戦においてはスパナや入江にも引けを取らない研究成果を出しており相当有能な様子。
指揮官として有能さを見せつける了平に対して魅力を感じ、摩耶の次にケッコン指輪をもらえるようにと色々頑張っていたが、摩耶の様子を見て指輪なんてあっても意味がないと悟ってアピールの方向性を切り替えた。
属性は雷。戦闘は苦手だができないわけではない

・漣
笹川鎮守府の初期艦であり摩耶や利根たちと長い期間苦楽を共にした。
ラバウルの艦娘たちからは例外なく偉大な先輩だという扱いを受けており、バレンタインでチョコをもらう数ランキングは了平を差し置いて一位。ちなみにしっかりお返しは用意しているのでこれも慕われる原因になっている。
属性は晴。現在は哨戒及び輸送任務が中心の第二艦隊の旗艦をしている。駆逐艦にしては相当強い方でかつての激戦の日々がちょっぴり恋しい。

・筑摩
利根と一緒の家に住んでいるお姉ちゃんラブな子。若干ヤンデレ臭い思考と発言をしているが大井や時雨に比べるとまだかわいい方。
利根より後に着任したため利根の家にあとから住み始めたのだが、姉のあまりのだらしなさに絶句して口うるさくなった。ちなみに利根曰く料理はかなりうまいらしい。
属性は霧。現在は予備戦力としてどこの艦隊にも配属されていないが。それ幸いと利根の世話を焼きまくっている。

542 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/04(土) 23:36:12.04 ID:ulJoaCzz0

>>539
そうなんですか、ありがとうございます。それなら更新できないときでも生存報告は定期的にしておきますね

543 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 00:18:53.49 ID:YD3XMIN70

〜6日後、宿毛湾泊地大広間〜

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

島風「はー今日で作戦も終わりか〜」

龍田「長いようで短かった気がするわね〜」

吹雪「やっと私たちの鎮守府に戻れるんですね」

赤城「そう考えるとかなり久しぶりな気がしますね」

足柄「そうね…あの子たちと離れちゃうのは少し寂しいけどね」

長門「そうですね。なんだかんだ言ってよく懐いてくれましたし」

翔鶴「お二人は候補生の皆さんにモテモテでしたからね」ﾆｺﾆｺ

北上「私大井っちと離れちゃうの寂しいなぁ…ねえ大井っち？」

大井「だから馴れ馴れしく話しかけないでくださいって…どうせまたどこかで会えますよ」

北上「そうだよねー大井っち〜♪」ｷﾞｭｰ

大井「うわっ！ななな何するんですか！！！はは離れてください！！！私の提督が見てたらどうするんですか！！！」

クローム（大井にも友達できたのかー。良かったなー）ﾆｺﾆｺ

伊１９「帰ったらまた一人酒の日々なの…ウチの鎮守府は下戸ばっかりでつまらないの…」

隼鷹「まぁまぁオフの日とかにつきあってあげるからさー。なあ飛鷹？」

飛鷹「私も巻き込まないでほしいんだけど…」

提督「皆さん揃っていますな！おはようであります！！」

みんな「「「！！！」」」ﾋﾞｼｯ

544 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 00:23:12.19 ID:YD3XMIN70

矢矧「田中提督、おはようございます。今日の任務は？」

提督「本日は作戦最終日となるので通常の出撃は行わないのであります！」

Bep「じゃあどうするんだい？」

雲雀「捕虜を収容所に送る準備とか今回の作戦の報告をまとめることだね。基本的に君たちには仕事はないよ」

山本「だから作戦終了時刻までは適当に過ごしててくれ。作戦終了時刻が過ぎたら各鎮守府に帰投する流れだから準備はちゃんとしといてな」

神通「了解しました。じゃあさっさと準備しちゃいましょうか」

時雨「そうだね。みんなにも軽く挨拶しなきゃな」

吹雪「私は捕虜を輸送する準備しますね」

雲雀「うん。頼んだよ」

545 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 00:23:59.48 ID:YD3XMIN70

〜営倉〜

ｶﾞﾁｬｯ

吹雪「みんなおはよ〜！元気してた？」ﾆｺﾆｺ

戦艦棲姫「ワンッ！」

レ級「ｲﾋｯ!!ｲﾋﾋﾋﾋﾋﾋｯ!!!」ｹﾀｹﾀｹﾀ

吹雪「今日お前ら開放してもらえるらしいよ？良かったじゃん」

吹雪「キズが残っちゃうと私が何やったか上に疑われちゃうから今日は遊びはなしね。感謝しろよ」

戦艦棲姫「ワンッ！」

レ級「ﾋﾋﾋﾋｯ!!!」ｹﾀｹﾀｹﾀ

吹雪「…つってもこいつらもうとっくに精神壊れちゃってるからバレちゃうかもしれないけど…まあどうせ捕虜の扱いなんてどこも同じようなもんだろうし大丈夫か」

戦艦棲姫「ワンッ！」

レ級「ｲﾋﾋﾋﾋﾋﾋﾋ!!!」ｹﾀｹﾀｹﾀ

吹雪「つーわけでこれ着とけよ。流石に裸で突き出す訳にはいかないから」ﾄﾞｻｯ

囚人服「」

戦艦棲姫「ワンッ！」

レ級「ｲﾋﾋﾋﾋﾋﾋﾋｯ!!!」ｹﾀｹﾀｹﾀ

吹雪「…？どうした？早く着ろって」

戦艦棲姫「ワンッ！」

レ級「ﾋﾋﾋﾋﾋﾋｯ!!!ｲﾋﾋﾋｯ!」ｹﾀｹﾀｹﾀ

吹雪「……」

吹雪「あちゃー…イカれすぎて服の着方もわかんなくなっちゃったか…ちょっとやりすぎたかな…」

546 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 00:26:43.66 ID:YD3XMIN70

……一方その頃、単冠湾泊地

ロマーリオ「作戦も今日で終了だな、ボス」

ディーノ「ああ…それにしても、なんでウチの鎮守府が鹵獲した深海棲艦の収容所も兼ねなきゃいけないんだ？」

日向「ほっぽが一人だとかわいそうだろ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

北方棲姫「ミンナトアエル！タノシミ！！！」

日向「お前にも友達とかいたのか？」

北方棲姫「センカンセイキサンハワタシトヨクアソンデクレタ！！！ヒュウガミタイナヒト！！！」

北方棲姫「ワンコチャンハワタシノオネエチャン！！！アエルトイイナァ」

日向「ふふふ、そうか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

愛宕「深海棲艦にもつながりはあるのねぇ」

入江「うん。僕たちにとってもまだ研究の余地があるね」

獄寺「おい入江、本社まで飛ばす飛行機の準備ができたぜ」

入江「そうか。じゃあ僕は先に失礼するよ。じゃあねみんな！」

ディーノ「おう！またな」

暁「技官さんもう帰っちゃうの！？」

川内「ノンビリしてると大和さんたちとの別れもすぐだぞ？」

暁「わ、私みんなの連絡先聞いてくるわ！」ﾋﾟｭｰ!

獄寺「暁〜！気をつけろよー！転ばねえようになー！」

ﾜｶｯﾃﾙﾜﾖｰ!


比叡「いよいよ…って感じしますね」

金剛「私は大和とか飛龍とちょっとおしゃべりしてくるデース」

比叡「比叡もご一緒します！」

547 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 00:28:46.42 ID:YD3XMIN70

短いですがとりあえず以上。
こんな感じで短くても更新できるときは少しづつ更新していこうと思うんですが、一週間くらい書き溜めてから一気に投下した方がいいですかね？
読んでる側としてどっちがいいとかありますか？

548 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/06(月) 08:20:39.82 ID:p0+RsgYIo

乙
吹雪さん大丈夫ですかね…
更新できるときにやったほうがいいと思うよ

549 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/02/06(月) 16:52:04.25 ID:YD3XMIN70

>>548
レスありがとうございます。じゃあチマチマと更新できるときにしていこうかなと思います。

550 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 16:54:45.13 ID:YD3XMIN70

〜作戦終了時刻、宿毛湾泊地〜

提督「…只今を持ちまして佐世保、舞鶴、並盛鎮守府合同深海棲艦鹵獲作戦を終了するのであります！皆さん、長い間お疲れ様なのであります！」

足柄「やっと終わったわね」

赤城「そうね」

伊１９「皆お疲れ様なの…イクも頑張ったの」

木曾「まー二週間ぶっ通しで休みなしだもんな」

瑞鳳「でも帰ってからもなんかあるんでしょ提督？」

クローム「うん。一月後にまた大規模作戦を行う予定だからそれに向けての集中戦力強化がミッチリ入ってるよ」

伊１９「死んじゃうのおおおおお…」

山本「ハハハ、まあ休みは取らせるからな」

大井「提督とつきっきりで集中特訓…燃えてきますね」

クローム「あ、大井の相手はたぶん私じゃないよ？」

大井「えっ…？」

クローム「私は響を集中的に見る予定だからね」

Bep「ハラショー」

大井「そんな…私…どうやって生きていけばいいの…」orz

隼鷹「ひゃっはー！！こりゃ帰ったら今日は大井と酒保かな？」

飛鷹「どうせ私も付き合わされるんでしょ」

翔鶴「私も今日は飲もうかしら…流石に疲れちゃったし…」

隼鷹「お、いいねえ翔鶴さん！」

551 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 16:57:46.57 ID:YD3XMIN70

クローム「みんな、喋るのもいいけどそろそろ帰るよ？時間ないし」

島風「あ、もう帰っちゃうんだ」

クローム「あんまり帰るの遅くなっちゃうと困るからね…響、大井立たせて」

Bep「…了解。大井、立って」

大井「はい…皆さんお疲れ様でした…それでは…また…」ﾌﾗﾌﾗ

クローム「雲雀さんたちも山本さんのたちも二週間一緒に居れて楽しかったよ！じゃあまたね！」

Bep「…ダスビダーニャ」

ｼｬｧｧｧｧ…

島風「行っちゃったね」

吹雪「…最後まで慌ただしい人たちでしたね」

龍田「全員が全員強烈だったからね〜」

山本「そろそろ俺たちも帰らなきゃだな。お前ら、また会おうぜ！」

時雨「大規模作戦の時はよろしくね」

島風「うん！またね！！！」

矢矧「また会いましょう」ｼｬｧｧｧ

ｼｬｧｧｧｧ…

552 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 16:59:27.67 ID:YD3XMIN70

龍田「ついに私たちだけになっちゃったわね〜」

雲雀「さて…僕達ももう行くよ」

島風「うん」

長門「ふぅ…ようやく帰れるのか」

赤城「二週間って結構長かったですよね」

足柄「でも次は一か月の集中強化でしょ？その後に控える大規模作戦…まだまだ先は長いわよ」

吹雪「ま、望むところですよね」

足柄「あら、なかなか言うじゃないの」

ラル「おーいお前ら！…なんだ、もう山本とクロームの艦隊は行ってしまったのか」

コロネロ「少し遅れちまったな、コラ」

提督「あ、皆さんお疲れ様です」

雲雀「君たちも来たのか…。あれ、天才君は？」

コロネロ「あいつなら昼寝の最中だぜ、コラ」

提督「ベル殿は本当にいうことを聞かないでありますからな」

足柄「まああの人っぽいっちゃあ…あの人っぽいわね」

ラル「どうしてもというからこいつらも連れてきたぞ」

女候補生A「長門さん！！ご指導ありがとうございました！！相変わらず今日も凛としていてお美しい…鎮守府に戻られても変わらず美しいままでいてください！！」ﾋﾞｼｯ

長門「な、なんだこいつは…」ﾋｷｯ

赤城「なかなかセンスのある送別の句ですね」ｸｽｸｽ

候補生A「俺も足柄さんみたいな男らしい軍人になって見せます！」ﾋﾞｼｯ

足柄「まあ好意はありがたいけど…なかなか複雑な気分ねぇ」

龍田「あはは、二人とも先生向いてるかもね〜」

吹雪「別れの感傷に浸るのもいいですけど…そろそろ帰らないと遅くなっちゃいますよ？」

雲雀「うん。もう戻るよ」

足柄「そうね。それじゃあ提督さんにラルさんもまた会いましょうね」

提督「本当にお疲れ様なのであります！！お気をつけてください！！」

ｼｬｧｧｧｧ…

ラル「行った、か」

提督「はい…元の寂しい鎮守府に逆戻りでありますな」

コロネロ「お前がもっと昇進して艦娘を配備してもらえればいいんだぜ、コラ」

提督「ははは、それは手厳しい…」

553 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 17:01:54.44 ID:YD3XMIN70

〜すこし後、雲雀鎮守府〜

島風「たっだいま〜！！！は〜疲れたー…」

赤城「帰ってくると我が家って感じがしますね」

足柄「そうね。ずいぶん懐かしい感覚な気がするわ」

間宮「あ、皆さんお戻りですね！初めまして、給糧艦の間宮と申します！」

島風「…？知らない人だー」

赤城「給糧艦…ですか！？！？」ｷﾗｷﾗ

アーデル「む、帰投したか、雲雀恭弥。お前が作戦をしている間に多少戦力を補強しておいた」

雲雀「…勝手なことしないでって言ったよね？」ﾋﾟｷｯ

アーデル「知ったことか。貴様の艦隊には艦隊として必要なものが足りなさすぎる。一通り揃えておいてやったぞ」ﾄﾞﾔｯ

雲雀「…君、次はないって言ったはずだよ」ﾁｬｯ

アーデル「決闘か？受けて立つぞ」ｽｯ

雲雀「いい度胸だね…君はここで嚙み殺す」ﾋｭｯ

ﾄﾞｵﾝｯ

吹雪「あーちょっと司令官！！ココで始めないでくださいよ！！片づけるの面倒なんですから！！！」

554 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 17:02:41.00 ID:YD3XMIN70

……一方その頃、幌筵泊地

ディーノ「はぁー帰ってきたなー」

電「でも単湾からは結構近いのです」

睦月「相変わらずここは寒いにゃあ…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

北方棲姫「ディーノ、ミンナニアイタイゾ！」

ロマーリオ「おう待っててくれや。ボス、もうラバウルと宿毛湾から送られてきた捕虜って到着してんだよな」

ディーノ「ああ。そのはずだぜ」

大和「あ、あの輸送機ではないでしょうか」

日向「たぶんそうだな。よしほっぽ、行くぞ」

北方棲姫「ウン！」

555 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/06(月) 17:03:31.71 ID:YD3XMIN70

〜輸送機の前〜

日向「君が輸送任務を承った部隊の隊長か？」

那智「海軍直属、呉第一輸送部隊隊長の那智だ。捕虜を受け取った旨の確認のサインをくれ」

日向「ほいほいっと…よし、じゃあ早速当鎮守府に捕虜の受け入れを開始するぞ」

那智「ああ。武装解除はしてあるから心配は無用だ」

日向「了解。じゃあ行くかほっぽ」

北方棲姫「ウン…ア、センカンセイキサンダ！！！オーイワタシダヨ！！ホッポダヨ！！」ﾄﾃﾄﾃ

日向「ふふふ、早速知り合いを見つけたのか」

大和「そうですね。一人じゃないみたいでよかったです」

戦艦棲姫「ワンワンッ！！」

北方棲姫「ドウシタノ？イヌノマネナンカシテ」

戦艦棲姫「ワンッ！」

北方棲姫「オーイ…？ワタシダヨ？？」

戦艦棲姫「ワンッ！！！」

大和「………」

日向「こいつ…まさか」

那智「そいつらは宿毛湾から送られてきた捕虜だな。何をされたのかは知らないが全員もれなく自我を失っているぞ」

レ級「ｲﾋﾋﾋﾋﾋｯ!!!ﾋﾋﾋﾋﾋｯ!!!!」ｹﾀｹﾀｹﾀ

ヲ級「ヲヲヲ…ヲッヲッヲッヲ〜♪」ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ

タ級「ｱｳｰ……」ﾎﾟｶｰﾝ

ル級「エヘヘ…モットナグッテゴシュジンサマァ…フアァッ♪」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

大和「…ウチの捕虜とえらい違いですね」

日向「一体何をされたんだこいつらは…」

ル級「エヘヘへ…」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

556 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/06(月) 17:11:13.71 ID:YD3XMIN70

なかなか長ーくなってしまった宿毛湾編は以上で終了です。
次からは次章に入りますが、その前に軽く日常的なパートを挟んでおこうかと思います。
どのキャラについて書くかは安価をとって決めようと思うので、↓２に適当に見たいキャラ（艦これ、リボーンどっちも可）をレスしてください。それでは

557 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/06(月) 18:01:34.73 ID:YTK/l6Oco

乙
加速がてらにツナ

558 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/06(月) 18:03:08.62 ID:1kfy2ZAQ0

ランボ

559 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/06(月) 18:06:35.33 ID:z0gX6GXSO

乙です

560 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/06(月) 20:44:30.53 ID:YD3XMIN70

アホ牛了解ィ！
ちなみにこのSSのランボさんは原作のどっかしらで出てきた小大人ランボを想像してもらえればそれが近いです。

561 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/07(火) 00:56:34.16 ID:caH28QwzO

自我崩壊した皆を見たホッポちゃんはトラウマとか大丈夫だろうか

562 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/08(水) 10:46:51.43 ID:X4Ny4YaX0

安価のやつ昨日の夜に書いたんで投下します。
結果的にランボが主人公って感じではないですがそこは目をつむってください…

>>561
あかんやろなぁ（こなみ）

563 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:48:59.70 ID:X4Ny4YaX0

〜並盛小学校、下駄箱〜

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ…ﾏﾀｱｼﾀﾅｰ!ｵｳ!

イーピン「ユニちゃんたちなかなか来ない」

ランボ「学年が違うから仕方ないよ、イーピン」

野猿「でさ〜そん時な…お、姫、ランボたち見つけたぜ」

ユニ「野猿…学校で姫はやめてって言ってるでしょ…みんな、待たせちゃいました？」

イーピン「ユニちゃんに野猿君！」

ランボ「あとはフラン氏達ですね」

ユニ「フラン君のクラスの担任の先生は話が長いですから…もう少しかかるかもしれませんね」

ブルーベル「ニュゥ〜っ！もうほんっとありえないんだけど！！いつまでもおんなじことグチグチグチグチ！！」ﾌﾟﾝｽｶ

フラン「明日殺してやろうかなあいつ…いや…車のタイヤに穴開けとくのも面白いかもしれないですねー」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

野猿「噂をすればだな！」

フラン「やぁ牛公、ミーは今あの糞担任のせいで最上級に機嫌が悪いんです。だから30秒以内にジュース買ってきてください」

ランボ「それって因果関係がおかしくないですか！？」

フラン「つべこべ言わずに買ってこいよ。早く行ってこないと目ん玉くりぬいちゃいますよー」ｸﾞｲｯ

ランボ「は…はい」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

野猿「相変わらず容赦ねーな」ｹﾗｹﾗ

ユニ「ちょっとフラン君？私の前で暴力は許しませんよ？」ｽﾞｲｯ

フラン「ちっ…これだから真面目タイプのお嬢様は嫌いなんです」ﾎﾟｲｯ

ランボ「ユニ様…ありがとうございます！助かりました！！」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

ユニ「わわ…ボンゴレリングの守護者がそう簡単に頭を下げないでくださいよ、頭を上げてください！」

ブルーベル「ニュニュウ…ランボは相変わらずプライドが無いね」

野猿「でもこいつ女子にモテるんだぜ」

ランボ「俺は遊びの誘いは絶対に断りませんから」ｷﾘｯ

イーピン「ランボ、変なところだけ昔と変わらない」

野猿「ははは、言えてる言えてる。そういやあの牛みてえな格好はもうやめたのか？」

ランボ「やめてくださいよそれを聞くのは…俺にとっては消し去りたい黒歴史の一つなんです」

ブルーベル「ランボは黒歴史が多くて大変そうだよね」

フラン「現在進行形で黒歴史を量産していくタイプの男ですからねー」

ランボ「どう意味です…？それ」

564 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:50:26.84 ID:X4Ny4YaX0

ユニ「で、この後どうしましょうか」

野猿「久々に駄菓子屋でも寄って帰ろうぜ！」

ランボ「お、いいですねそれ。この前お小遣いもらったばかりですし」

ブルーベル「ブルーベルも賛成！！」

フラン「よし、じゃあ今日は牛公のおごりですねー」

ランボ「なんでですか、イヤですよ」

イーピン「ランボ、黙ってもすぐ無駄遣いするからフランに奢った方がいい。ついでにイーピンにも！」

フラン「お、分かってるじゃないですかー」

ランボ「俺に味方はいないのか…」

ブルーベル「ねえ、早く行こ！」ｳｽﾞｳｽﾞ

野猿「おう！行くぞお前ら！」

〜町、帰路の途中〜

フゥ太「やぁみんな。今帰り？」

ランボ「あ、フゥ太兄さん」

イーピン「イーピンたち、帰る途中に駄菓子屋さんに寄る」

フゥ太「駄菓子屋か…今日ツナ兄が久しぶりに帰ってくる予定だからお土産を何か買って行った方がいいよね。僕も一緒に行くよ」

ユニ「沢田さん今日帰ってくるんですか？」

ランボ「やべ…忘れてた」

野猿「おいおい…そんくらい覚えといてやれよ。ボンゴレ泣くぞ」

565 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:51:56.58 ID:X4Ny4YaX0

〜駄菓子屋〜

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

おばちゃん「いらっしゃい」

フゥ太「おばちゃん、久しぶり」

ランボ「えーとぶどう味の飴は…あったあった」ﾋｮｲ

フラン「牛公いっつもそれですよねー」ﾋｮｲﾋｮｲ

イーピン「ランボ、食べ物の趣味は昔と変わらない」

野猿「おいフラン…そんなに何買い込んでんだ？」

フラン「パイナップル味のガムですー。師匠へお土産に持って行こうかなと思いまして。あとついでに17になってもガムを飲み込んじゃう犬ニーサンにも」ﾋｮｲﾋｮｲ

野猿「こいつまたシメられるな…俺も柿ピーになんか買ってくか」ﾋｮｲ

ユニ「だからって柿の種を選ぶのもどうかと思いますけど…」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

京子「ここだよ。おばちゃん久しぶり！！」

おばちゃん「いらっしゃい」

島風「へーここが駄菓子屋さんかぁ…初めて来たなあ」

ハル「お財布にあんまりお金が入ってないときでも安心して来れますよ！」

赤城「天国とはこんなにも身近にあったんですね」ｷﾗｷﾗ

566 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:53:26.86 ID:X4Ny4YaX0

ブルーベル「あ、シマカゼだ！久しぶり！」

赤城「あら…島風ちゃん、知り合いですか？」

島風「うん。長門さんがたまに連れて行ってくれる児童養護施設に住んでる友達だよ！」

野猿「お、島風じゃん。随分久しぶりだな！」

島風「昨日まで作戦で休みなかったからねー」

フラン「スピード狂兼露出狂の島風さん、隣の人は誰ですかー？…長門さんに似ていますね」

島風「私露出狂じゃないもん！同僚の赤城さんだよ！…確かに言われてみれば似てるかも」

ブルーベル「へぇ…アカギ、よろしくね！」

赤城「はい、よろしくお願いします」ﾆｺﾆｺ

フゥ太「えーっと…京子姉、この人たちは？」

ユニ「りんねの皆は知り合いみたいですが…」

京子「私の友達の赤城さんと島風ちゃんだよ」

ハル「赤城さんとはたまに遊ぶ仲だったんですが、島風ちゃんとは今日がはじめましてでしたね」

ランボ「美しいお二方、はじめまして。ボンゴレ雷の守護者のランボです。以後よろしくお願いします」ｷﾘｯ

イーピン「こんな時だけかっこつけるの良くない」ｺﾞﾝｯ

ランボ「ぐぴゃっ！？」

島風「あはは…よろしくね…雷の守護者ってことはこの人が足柄さんの家庭教師(ｶﾃｷｮｰ)なのかな？」

赤城「どうでしょうか…こんな小さい子に足柄を任せるとも思えませんが」

ブルーベル「にゅっ、そういえばシマカゼ、いつもの可愛い服はどうしたの？」

フラン「あーあの変態丸出しの服ですね。ミーはどうかと思ってましたけど」

島風「あーそれね…実はさっき…」E：緑中の制服

567 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:54:20.18 ID:X4Ny4YaX0

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜少し前、ケーキ屋ラ・ナミモリーヌ〜

島風「へ〜すっごーい！！ここが赤城さんがいつも来てるケーキ屋さんかぁ」

赤城「はい。ここのケーキは安いし美味しいしでいくらでも行けちゃうんですよ♪」

島風「ふんふ〜ん♪どれにしようかな〜♪」

赤城「私はこれとこれとこれと…」ﾋｮｲﾋｮｲﾋｮｲ

京子「あ、赤城さん？久しぶりです」

ハル「はひっ！？またばったり会っちゃいましたね！」

赤城「あ、京子さんにハルさん。お久しぶりです」ﾆｺﾆｺ

島風「赤城さん、知り合い？」

赤城「はい。以前ここでケーキを食べていたら話しかけられまして」

京子「すっごい食べてたから気になっちゃって私から声かけたんだ。それ以来たまに会って一緒にお菓子たべたりしてるの。あ、私笹川京子。よろしくね」

島風「ああ…赤城さんすっごいたべるもんね…私は島風！！よろしくね京子さん！」

京子「うん！よろしくね島風ちゃん！」

ハル「は…はひっ…」

京子「…？どうしたのハル」

ハル「あ、あなたなんて格好してるんですかー！！！ハレンチですよ！！！エロい人に攫われちゃいますよ！？！？」

島風「えっ！？私！？」

ハル「あなた以外に誰がいるんですかー！！パンツ丸見えじゃないですか！！それにそんなおへそも出して！！！恥ずかしくないんですか！？！？」

島風「ええっ！？そ、そんなこと言われても…慣れちゃったから…」

ハル「とにかく…そんな恰好で街を歩くのは良くないです！！島風ちゃんの為にも良くないです！！！今すぐに着替えてきてくださいっ！！！」

島風「でも私これしか服持ってないよ？」

ハル「い、一体どんなシュミしてるんですか！！じゃあ…ハルの中学時代の制服を貸してあげるから来てください！！！ハリーアップです！！！」ﾋﾟｭｰ!

島風「ちょっと引っ張らないでって…！ってはっやーい！！！」ﾋﾟｭｰ!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

島風「…っていうことがあって」

568 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:55:04.02 ID:X4Ny4YaX0

ブルーベル「そうなんだー。私シマカゼの服可愛いから好きだったけどな」

フラン「…え？どこからみても変態ですよあの服装。露出狂同士変な感性してますねー」

ハル「そこまでは言いませんけど…あの格好で街を歩くのはいろいろ危険すぎます！」

島風「やっぱりそうなんだ…私新しい服支給してもらおっかな…」ｽﾞｰﾝ

京子「し、島風ちゃん？そんなに落ち込まないで？」

ユニ「一体どんな服装だったんでしょうか…」

ランボ「ちょっと気になる…」

イーピン「」ﾄﾞｺﾞｫ

ランボ「ぐぴゃっ！？」

569 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:55:53.42 ID:X4Ny4YaX0

〜少し後、ツナの家の前〜

フゥ太「じゃあ僕達はここでお別れだね」

ランボ「皆さん、また明日です」

イーピン「バイバイ！」

ユニ「はい！あ、沢田さんによろしく言っておいてください」

京子「ツナ君帰ってくるなら私もちょっと寄ってこうかな」

ハル「ハルもそうしたいところですが…もう結構遅いですからね」

京子「うーんそうだね。じゃあまた今度にしよっと」

野猿「じゃーなーランボとイーピンにフゥ太のアニキー！」

フラン「また明日ですー」

ブルーベル「ニュウっ！バイバーイ！」

赤城「私達もそろそろ鎮守府に戻りましょうか」

島風「うん！じゃあねみんな！」

570 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:57:11.72 ID:X4Ny4YaX0

〜ツナの家〜

フゥ太「ママン、ただいま！」

奈々「あ、みんなお帰りなさい！ちょっと遅かったわね」

ランボ「ツナさんが帰ってくるのでお土産を買ってきてたんです」

イーピン「ランボ忘れてたくせに…」

奈々「あらそうだったの。でもツッ君まだ帰って来てないのよね。ツッ君の部活のマネージャーさんたちは来てくれたんだけど」

フゥ太「マネージャー…？」

球磨「お、ボスの弟クマ？お邪魔してるクマー」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

雷「お母様、夜ご飯の盛り付けはこれでいいかしら？」ﾃｷﾊﾟｷ

瑞鶴「うーん…これだっ！」ｶﾝｯ

加賀「残念だったわね瑞鶴、それよ。ロン」ｶﾞﾀｯ

瑞鶴「ええウッソ！！また！？」

伊勢「加賀さんつえー…」

榛名「瑞鶴さんがカモになっちゃってますね」

ランボ「ええ…誰この人たち…」

フゥ太「ボスってことはツナ兄の部下の人かな？」

球磨「あーそんな感じで大体合ってるクマ」ｸﾞﾃﾞｰ

571 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:58:15.21 ID:X4Ny4YaX0

ｶﾞﾁｬ

綱吉「ただいまー…は〜久しぶりの我が家だ」

リボーン「俺もママンの飯が恋しかったぞ」

イーピン「ツナとリボーン、帰ってきた！」

加賀「あら提督、ようやく帰ってきたわね」ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ

瑞鶴「聞いてよ提督さん！加賀さんひどいのよ！！」

伊勢「あはは、キレてるキレてる」

雷「おかえりなさい司令官、夜ご飯の準備はお母様としておいたわよ！」

綱吉「な、何でいるんだよお前ら！」

球磨「休みを急にもらっても行くとこねーから困ってたクマ。そこでボスの家にみんなで行くことにしたクマ」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

榛名「といっても皆さんいつもとあまり変わらない気がしますが…」

綱吉「でも俺お前らに家の場所教えてないよな…？」

リボーン「」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉「お、おいリボーン、さてはお前…」

リボーン「知〜らな〜い」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉「ウソつくなぁ！！！白々しいぞリボーン!」

フゥ太「あはは、相変わらずだなツナ兄」

奈々「賑やかで楽しいわね〜♪」

572 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 10:59:14.96 ID:X4Ny4YaX0

〜一方その頃雲雀鎮守府、島風と吹雪の部屋〜

島風「ねえ吹雪ちゃん、わたしの制服って…そんなに変かな…？」

吹雪「えっ…自覚してなかったの？」

島風「えっ？」

吹雪「自覚してなかったなら言うよ？布の面積少なすぎるしパンツとかあれ明らかに見せつけてるよね。私島風ちゃん頭おかしいのかと思ってたよ。それかすごい変態さんなのか」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

島風「ち、違うもん…私変態じゃ…ないし…」ｽﾞｰﾝ

吹雪「それと、頭についてるあの耳みたいなの何？可愛いと思ってやってる？ちょっとさすがに狙いすぎで痛いから外した方がいいと思うよ？」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

島風「おぅ…」ｽﾞｰﾝ

吹雪「上着も短すぎるしお腹冷えたりしないのアレ？正直島風ちゃんのおへそなんて誰も見たいと思ってないのに見せつけられてみんな迷惑してるよ」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

島風「うっ…ごめんなさい…そうだよね…私変だよね…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

島風「他の皆はもっと露出少ない格好してるもんね…私がおかしいんだよね…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

吹雪「うん。あれを何も疑問感じないで着てるとしたらちょっと頭おかしいと思うよ。っていうか島風ちゃん頭おかしいよ」

島風「…そ、そうだよね…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

吹雪（よし、あと一息だな）

573 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 11:00:16.70 ID:X4Ny4YaX0

吹雪「島風ちゃん本当に恥ずかしくないの？そんな恰好で歩いてるからみんな島風ちゃんのこと変態だと思ってるよ？自分のパンツを見てほしい変態だというふうにさ。第一何でわざわざそんな恰好するの？いっそ下着姿か裸になればいいじゃん。って言うかそうしなよ。そっちの方が着替えが減って楽だよ？」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

島風「うぐっ…ひっく…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

島風「うわぁぁぁぁぁん！！！ちがうのにいいいいい！！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

島風「わたし変態じゃないもんん！！！！そんなふうにおもってないもん！！！！好きでこんな服着てるわけじゃないもん！！！！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

島風「どうしよう…みんな私のことそんなふうに思ってたんだ…」ｸﾞｽｸﾞｽ

島風「うええええええええん！！！！ふぶきちゃあああああん！！！！わたしどお゛ずればいいのおおおお！！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

吹雪「やったぜ」ｸﾞｯ

島風「えっ？」ｸﾞｽｸﾞｽ

吹雪「あ、いや、なんでもないよ。恥ずかしいなら改の頃の私の制服貸してあげるけど？」

島風「えっほんとに！？お願い貸して！！」

吹雪「うーんでもどうしよっかなぁー…タダで貸すのもなぁ〜」

島風「何でもするから貸して！！お願いします！！！」

吹雪「あ、何でもする？…ふーん」ﾆﾔﾆﾔ

島風「お願いっ！」

吹雪「…」ﾆﾔﾘ

吹雪「分かったよ島風ちゃん…じゃあ明日から貸してあげるよ♪」ﾆﾀｧ

島風「ほんとに！？ありがとう吹雪ちゃん！本当にありがとう！！！」ｷﾞｭｰ!

吹雪「ちょ、ちょっと島風ちゃん、急に抱き付かないでよ」

吹雪（くっくっく…ちょろいな。さて、どうしてやりましょうかね）ﾆﾀﾆﾀ

〜次の日〜

島風「足柄さんおっはよー！」ﾆｺﾆｺ

足柄「あらおはよう…ってどうしたの島風、前の吹雪の制服なんか着て」

島風「えへへ、吹雪ちゃんから借りたの！どう？似合ってる？」ﾆｺﾆｺ

足柄「…あの子がタダで貸すとは思えないわね、心配だわ…長門、私ちょっと吹雪のところ行ってくるわ」

長門「はい。はぁ…普通の制服を着た島風も可愛いなぁ…」ﾆﾔﾆﾔ

ｱ､ｱｼｶﾞﾗｻﾝｵﾊﾖｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ｡ｴ､ﾁｮｯﾄﾅﾝﾃﾞｽｶｯﾃｳｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ!!!

574 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 11:01:20.64 ID:X4Ny4YaX0

以上です。足柄と言う名の憲兵がいる限り雲雀鎮守府の治安は保たれる。
野猿たちのキャラ紹介なんかは今日の夜書いて投下します。

575 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 19:17:48.86 ID:X4Ny4YaX0

キャラクター紹介

・イーピン
様々な騒動が一段落して以来、ランボと一緒に小学校に通い始めた。ランボと同じクラスに通っている。
日本語は結構話せるようになり、日常会話程度なら支障はない。現在も沢田家にランボと共に居候していて戦いとは無縁な平和な日々を満喫している。
見た目は少し大きくなったくらいでランボほどの変化はない。

・野猿
ランボグループの兄貴分兼まとめ役。学年はランボやイーピンの一つ上でユニと同じクラスに通っている。
γとユニが一緒に生活を始めたため肩身が狭くなりりんねに転がり込んだ。ちなみに太猿は女をとっかえひっかえしてるためこっちにもなかなか行きづらいらしい。なんだかんだ言ってランボグループの6人は仲が良く、常に一緒にいる。

・ユニ
ランボグループの重要なストッパー。野猿と同じクラスに通っていて、学級委員長をしている。
現在はγと二人で生活しているため父子家庭だとご近所には思われている。
姫とはあまり呼ばれたくないらしく野猿には学校では姫と呼ばないよう言っているが、ほとんど効果はない。
ちなみに男子からかなりモテる。しかし、本人はγ一筋なため見向きもしていない。

・フラン
ランボグループの問題児。学年は野猿やユニと同じで別のクラスに通っている。
猟奇的な発言が多すぎて同級生から少々引かれ気味だが、ユニのフォローのおかげでなんとか浮かずに済んでいる。
喧嘩が相当強く並盛小学校の番長的な存在。ランボをよくパシる。

・ブルーベル
ランボグループの問題児その２。フランと同じクラスに通っている。
学校ではフランと組んでなにかと悪事を働こうとするため教師からフラン共々マークされている。そのおかげか骸は頻繁に学校に呼び出されて度々頭を下げているらしい。ちなみに若干露出狂の気がある。

576 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/08(水) 19:19:30.14 ID:X4Ny4YaX0

・フゥ太
ツナたちが通っていた並中に今年から通いだした。担任の先生の名前は「マキシマ」というらしい。
一応ランボのお守り役はまだしており、野猿たちりんねの子たちにもお兄ちゃんとして慕われている。
ちなみにピーマンはまだ食べられない。

・笹川京子
今はボンゴレとは無縁の位置で普通にJK生活をエンジョイしている。
以前ケーキを馬鹿食いしている赤城を見つけ、気になって声をかけたところそのまま友達になった。以来、ハルも巻き込みたまに一緒に遊んでいる。
ツナのことは多少は気にかかるみたいだがこっちもこっちで鈍感なのであまり進展はない様子。

・三浦ハル
進学校に通いつつツナの秘書もしているスーパーガール。
単位制の高校だから出席は最低限に留めてあとは会社に行っている。
ツナの秘書をしているおかげで経済について相当詳しくなり、TV、雑誌に関わらずボンゴレが取材を受けるときは大体ハルが対応している。そのせいで隠れファンもいるとかなんとか。

・沢田奈々
誰からも愛される偉大なる沢田家のママン。
ツナが鎮守府に着任していることは部活の合宿だと勘違いしていて、突然押し掛けた雷たちも部活のマネージャーだというふうに解釈している。
家光があまり帰ってこない間に料理を練習してレパートリーがかなり広がった。その結果、鳳翔さんもびっくりなレベルのメシウマオカンになり、球磨たちの胃袋を一発で掴んだ。

577 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/08(水) 19:25:36.47 ID:XfSLRxMa0

大空:ユニ
嵐:野猿
雨:ブルーベル
雲:
晴:
雷:ランボ
霧:フラン

イーピンの属性は不明だがバランスはいいのね小学校組

578 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/08(水) 19:28:37.99 ID:SdyMnZPH0

>>577
ゲームだと晴。ちなみに犬は晴、柿ピーは雨、F.Fは晴、ランチアは嵐だったはず……

579 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/08(水) 19:35:01.89 ID:XfSLRxMa0

つまり中学生になったフゥ太が雲で完成だな

580 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/08(水) 19:38:06.87 ID:SdyMnZPH0

どうでもいいかもしれないけど、29巻のおまけのページの波動診断のコピペ。参考までに。

大空：求心力があり、常に周りに人がいる。そのため期待や敵意も集めるが周囲もあなたにハラハラドキドキ！！
嵐：自分の興味があることにしか動かない自己中心的な思考。周りに呆れられるが気にしないポジティヴ。人生楽しそうな人が多い
雨：ムードメーカーが多いこのタイプ。人から自然と信頼されるが天然。マイペースが多いため呆然とされることも。
雷：仕事をきちんとする誠実な人柄の持ち主。けど、調子に乗ってしまうのがタマにキズ。逆境も乗り越えていくでしょう。
晴：頼りになるお兄さんとお姉さんタイプが多い。気配り上手で自分のやることを知っている。割とノリがいい。
雲：人を動かすリーダータイプ。いつのまにか周りが貴方に従います。魅力あふれるが独特的思考、感覚、言動が目立つ。
霧：良くも悪くも純粋一途なため他人から見れば、裏切りも裏切りと考えない。神秘的、謎多き人のイメージがあるが自分を理解してもらう努力が皆無なだけ！

581 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/10(金) 08:31:33.49 ID:rcRPVeC90

おはようございます。今日の夜には本編更新できそうです。ちなみにランボたちの話は作戦終了翌日の話です。次に投稿するのも同じ時間のお話です

>>577,578
完全にゲーム準拠で考えてたんでイーピンは晴ですね。ほかの子たちについてもそんな感じでおなしゃす。
こいつらだけでどこかのマフィアなら普通につぶせそう(小並感)

>>580
あ、いいですねこれ。これ使ってなんか話書けそうです

582 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:10:20.58 ID:rcRPVeC90

〜作戦終了の次の日、ボンゴレ本社会議室〜

女提督「揃ったのか？」

綱吉「はい。みんな、作戦お疲れ様！」

山本「おう！」

了平「敵も手ごわくなってきていて極限に楽しかったぞ！」

ディーノ「感想それかよ…やっぱ了平はすげえな…」

獄寺「正直俺たちは敵が強すぎてそれどころじゃなかったぜ…」

リボーン「んじゃあ早速作戦の成果について報告してもらうぞ」

クローム「それはいいんだけど…ボスの隣にいる女の人誰？」

了平「うーむ…山名提督ではないか？随分久しぶりだが…」

女提督「ふふふ、覚えていたか、笹川了平。最近はずいぶんご活躍のようだな」

クローム「知り合いなの？」

了平「ああ、昔にちょっと一緒に作戦をやったことがあってな」

綱吉「山名中将の艦隊には次の大規模作戦に海軍代表として参加してもらう予定だからここに呼んだんだ。えーっと…自己紹介とかしてもらっていいですか？」

女提督「ああ。呉鎮守府提督、海軍中将の山名静香だ。次回の大規模作戦で海軍代表として君たちと一緒に戦わさせていただくことになった。よろしく頼むぞ」

雲雀（あの眼光と殺気…表の人間にしてはかなりやるね）

クローム「うん、よろしくお願いします！」

山本「よろしく頼むな♪」

獄寺「足引っ張んじゃねーぞ」

ディーノ「お、おい獄寺…」

583 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:13:28.62 ID:rcRPVeC90

綱吉「それじゃあみんな、報告をお願いします」

入江「うん。まずは僕が着任していた単冠湾の成果を報告するよ」

入江「単冠湾では深海棲艦の鹵獲はそこまで進められなかったんだけど、僕達に敵対心を抱いていない艦娘を戦闘を経ずに連れて帰ることに成功したんだ。これが一番の成果かな」

ディーノ「ウチの日向が話し合いで仲良くなって連れて帰ってきたみたいだぜ」

女提督「なんだそれは…そんなことが可能なのか？」

入江「正直、個体によるというところが大きい。実際にこの個体、「北方棲姫」と呼ばれるしか無血での鹵獲は不可能だった。容姿も幼く見えるし、深海棲艦の中でもイレギュラーな存在なのかもしれない」

入江「これがデータだよ」ﾋﾟｯ

綱吉「うわ…本当に小っちゃいな。ランボたちと同じくらいか？」

入江「でも武装はいっちょ前だよ。ほら」ﾋﾟｯ

山本「随分えげつねえの積んでんな」

ディーノ「戦わないで済んでよかったぜ」

獄寺「ああ。もし戦闘した場合俺たちじゃあ損害を生むだけだっただろうしな」

入江「彼女と会話をしてみたら深海棲艦の内情がかなり明らかになった。特に重要なのは、提督の存在だ」

女提督「向こうにも提督が存在するというのか？」

入江「うん。大抵の鹵獲した深海棲艦は自我を失っているかもしくは会話が可能なほど知能が発達していなかったから話は聞けなかったんだけど、この個体だけはそのことをはっきり覚えていたんだ」

獄寺「こいつの写真を見せたらはっきり「提督だ！」って言ってな」ﾋﾟｯ

584 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:14:34.41 ID:rcRPVeC90

了平「こいつは…！」

雲雀「…」

山本「幻騎士…！生きてたのか」

綱吉「…やっぱり」

入江「…以上の情報から、恐らく敵の総大将は幻騎士だと予想される。次回の大規模作戦は彼を討伐する作戦になるだろうね」

了平「それは…極限に相当な戦力が必要だな」

リボーン「コイツには白蘭を襲って倒した疑いもあるからな」

入江「うん、その通りだ。作戦には万全を期して臨みたいから艦隊の戦力強化は急務になる」

綱吉「分かった…ありがとう正一君、ディーノさん、獄寺君。本当にすごい成果だ、驚いたよ！」

入江「うん」

獄寺「お褒めいただきありがとうございます十代目！」

ディーノ「ウチの日向たちにも言っておくぜ」

585 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:17:10.76 ID:rcRPVeC90

綱吉「それじゃあ次に宿毛湾のみんな、お願い」

スパナ「ああ。ウチ達は主に深海棲艦の艤装や構造の仕組みについて調べていたんだが…以前の会議で話したことと内容はそう変わらない」

スパナ「一つだけ新しく分かったことがあるんだが…それだけだな」

綱吉「えーっと…それって？」

スパナ「うん。姫級や鬼級と言われる深海棲艦と、それ以外の量産型だと思われる深海棲艦は構造が決定的に違うことが分かったんだ」ﾋﾟｯ

スパナ「まず、右が空母ヲ級のもの、左がクローム艦隊の翔鶴のものだ。艦娘とほとんど同じ構造をしているのが見て取れると思う」

女提督「ふむ…興味深い話だな。深海棲艦と艦娘にこうも共通点が多いとは」

スパナ「あ、海軍の人にはまだ言ってなかったっけ。…まあ興味があったらそっちの資料に目を通しておいてくれ。その辺については一通りまとめておいたから」

女提督「助かる」

スパナ「…で、次なんだけど、これ」ﾋﾟｯ

了平「な、なんだこれは？」

雲雀「…素人目に見ても全く違うものであることが見て取れるね」

スパナ「これはウチ達で鹵獲した姫級や鬼級の解析結果。深海棲艦が艦娘を改造したものだという仮説については前回話したと思うけど、姫級や鬼級についてはどうやらそれは当てはまらないらしい」

スパナ「恐らくだけど、コイツらは艦娘を改造して製造されたと思われる量産型の深海棲艦と違ってイチから深海棲艦として作られたんだ。量産型とは違って艤装は着脱可能みたいだし、そのおかげか自我が安定した個体が多かった」

獄寺「なるほど…深海棲艦の完全体ってわけか」

ディーノ「…あれ？でもうちに送られてきた姫級や鬼級もみんな心ここにあらずって感じで自我があるとは思えなかったぜ？」

雲雀「…」

クローム「…」

山本「…」

スパナ「…まあ、色々あったんだろう。ウチは良く知らん。世話役を担当していた艦娘に聞いてくれ」

スパナ「とりあえず、ウチ達からは以上だ。何か疑問点は？」

ｼｰﾝ

綱吉「…大丈夫みたいだね。それじゃあお兄さん、最後にラバウルの結果をお願いします」

586 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:18:30.85 ID:rcRPVeC90

了平「おう！ぶっちゃけて言ってしまうが、ラバウルで鹵獲に成功した深海棲艦の数は極限にゼロだ！！！」ﾄﾞﾄﾞﾝ

獄寺「おいおい…何のための作戦なんだよ…」

了平「ウチの連中は細かいことは苦手でな！！新型というヤツも姫級というヤツもとにかく真っ向から当たって沈めまくっていたぞ！！！」

山本「なっ…！？あいつらを艦娘だけで倒せていたのか？」

クローム「すごい…」

了平「久々の強敵との戦いであいつらも極限に楽しかったみたいでな！！鹵獲はできなかった上に資材を極限に消耗したが、結果的に戦線をココまで押し上げられた！！」ﾋﾟｯ

ディーノ「これは…」

女提督「凄まじい戦果だな。ここまで押し上げてしまえれば敵の反攻も防げる。少なく見積もっても一か月は本格的な反攻はないとみていいだろう」

リボーン「すげーな…。南西諸島一帯の制海権を取ったようなもんだぞ、これ」

了平「うむ！みんな極限に良くやってくれたぞ！それにウチの夕張のヤツが面白い情報を取って来てくれたのだ！これを見てくれ！」ﾋﾟｯ

587 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:21:07.22 ID:rcRPVeC90

山本「えーっと…なんすかこれ？」

了平「これは会敵した敵艦隊の動きを分かりやすく図式化したものだ。敵艦隊の動いた方向を矢印で示しているぞ！」

了平「見てもらえれば分かると思うが、敵艦隊の矢印の根元がすべて同じ方角を向いているのがわかると思う」

綱吉「ほんとだ…」

了平「さらに敵艦隊を視認する前の動向を、夕張特製のツールとやらで計算して図式化した場合、このようになる」ﾋﾟｯ

女提督「…！」

獄寺「こいつは…！」

クローム「一か所で綺麗に交わってる…！」

了平「ああ、その通りだ。このデータによると、敵はこの地点から出撃していると考えられる」

女提督「太平洋沖…ウェーク島か」

了平「ああ。恐らくここが敵の本拠地であり、幻騎士が潜伏している地点だ」

リボーン「必要なピースが埋まってきたな、ツナ」

綱吉「うん！ありがとうございますお兄さん。本当にお疲れ様でした！」

了平「おう！」

588 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:22:09.28 ID:rcRPVeC90

綱吉「…皆の報告のおかげで、次の大規模作戦の内容が大体固められそうです」

ディーノ「お、本当か、ツナ」

綱吉「はい。次作戦の目標はウェーク島の制圧及び幻騎士の身柄の確保になると思います」

綱吉「また、お兄さんの艦隊が頑張ってくれたおかげで一か月は時間が稼げるみたいなので、そこで集中的な戦力強化を行える…」

綱吉「タイミングと目標は揃った。あとは戦力だけです！」

綱吉「作戦開始は一か月後の予定とします！明後日にはそれぞれの鎮守府にふさわしい家庭教師(ｶﾃｷｮｰ)を派遣するので、戦力強化にあたってください」

綱吉「それと、俺とランボ以外のボンゴレリングの各守護者はマリーナリングの各守護者の家庭教師になること！俺たちの力を、あいつらに受け継ぐんだ！」

綱吉「俺とランボは直接マリーナリングの守護者を教えるのが難しいので、ふさわしい人物を選んで幌筵と並盛に派遣します。ヒバリさん、ディーノさん、いいですね」

雲雀「任せたよ」

ディーノ「ああ」

綱吉「戦力強化の期間は一か月後の今日まで！！その後、少し間をおいて大規模作戦を正式に発令します」

綱吉「みんな！この作戦は絶対に成功させよう！！全ての根源を…ここで断ち切るんだ！！」ﾊﾞﾝｯ

みんな「「「おう！！！」」」

589 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:24:21.84 ID:rcRPVeC90

……解散後、会議室

女提督「それでは失礼する」

綱吉「はい、お疲れ様でした！」

ｶﾞﾁｬﾝ

綱吉「……」

綱吉「はー…疲れた…。外部の人と話するのって神経使うよ」

了平「でもだいぶ板についてきたのではないのか？」

リボーン「最近は人前で話すときもビビんなくなったしな」

綱吉「うん…社長ってそれくらいしか仕事ないしね」ｱﾊﾊ

獄寺「十代目…素晴らしい作戦内容だと思います！これなら絶対成功しますよ！！」

綱吉「皆が頑張ってくれたおかげだよ」

入江「正直ラバウルの戦果は驚いたよ…」

ディーノ「そうだな…まさか一つの鎮守府であそこまで成果を出せるなんてな」

了平「ははは、あいつらにも伝えておくぞ！」

山本「そういやさツナ、大空と雷の家庭教師どうすんだ？」

綱吉「もう考えてはいるよ。あの人たちなら問題ないと思う」

獄寺「流石十代目！！抜かりないですね！！」

綱吉「あはは、そんな褒めることじゃないよ獄寺君。しかし…やっと帰れるのかー。何週間ぶりだろう…」

山本「俺も鎮守府が舞鶴だからオヤジに会うのは久々だな」

獄寺「そうだ十代目、解散して帰る前に皆で軽く並盛を歩きませんか？」

クローム「獄寺君、いいじゃんそれ！私も並盛には二年くらい顔出してないしちょっと行ってみたい！」

了平「うむ！オフの日にこのメンツで集まることも今では極限に少ないしな！！」

綱吉「よし、じゃあそうしようか！ってあれ、ヒバリさんは？」

ディーノ「恭弥ならお前らが話してる間に帰っちまったぜ」

綱吉「流石ヒバリさん…相変わらずマイペースだ…」

590 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:27:15.57 ID:rcRPVeC90

本日の本編投下、以上！！！
次回から各鎮守府に家庭教師が赴任し始めます。
もう大体誰を着任させるのかは決まっているんですけど、出してほしいキャラ言ってくれればそいつにするかもです。それでは

591 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/10(金) 17:29:08.00 ID:rcRPVeC90

キャラ紹介

・XANXAS
ヴァリアーのボスであり現在はボンゴレからは離れCedefの管轄下に身を置いている。
雲雀語録を借りて紹介すると「猿山の大将」。そんな大将も現在はイタリア海軍に派遣され提督をしている。
一月後に予定される大規模作戦にも艦隊を率いて参加する予定であり、久しぶりの大規模な戦闘に結構気合が入りウキウキしているご様子。ちなみにイタリア艦達とはそこそこ仲良くやっていっているらしい。

・女提督
本名は山名静香、階級は中将。ちなみに田中と同期。
突如現れた深海棲艦に制海権を握られるや否や、南方が手薄であることを瞬時に看破してマニラに至るまでのシーレーンの制海権を2週間足らずで取り返し、その勢いでラバウルやマラッカも数週間で取り返した凄腕の提督。その英雄的な功績が認められ20代では異例の将官へと昇進した。現在は呉で提督をしており輸送任務や資材の確保など専ら裏方に徹しつつ海軍学校で教鞭を執っている。アーデルハイトは彼女の実の教え子。ちなみにバイセクシャル。

592 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/10(金) 17:35:46.59 ID:aUm7n6Zf0

どうでもいいけど>>580は「血液診断みたいに信憑性はない」ので雑誌に書いてあるとかその程度で

593 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/10(金) 17:53:25.41 ID:76K6vMUU0

大空のカテキョーが誰か楽しみだ

594 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/11(土) 07:09:22.76 ID:Q1tKDKNX0

吹雪に腹パンされた後に膝で顔面を蹴られる夢を見た…俺Mじゃないハズなんだが…
ちょっと昨日の夜書いたのに付け足したいんで昼前には更新できるかと思います。土日最高。

595 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:37:02.57 ID:Q1tKDKNX0

〜2日後、綱吉鎮守府〜

綱吉「はぁ…お前らがウチに押し掛けてきたおかげで全然休まった気がしなかったよ…」

球磨「ははは、まあ提督、許せクマ」

瑞鶴「提督さんも楽しかったでしょ？」

綱吉「うん、まあね」

雷「そういえば司令官、今日から戦力の集中強化作戦が始まるのよね？」

伊勢「あ、それぞれの鎮守府に家庭教師が派遣されるってやつでしょ？うちにはどんな人が来るのかなぁ」

球磨「結構楽しみクマね」

リボーン「ウチは俺とツナが直接家庭教師をやってやるから特に誰も来ねえぞ」

球磨「何…だと？」ｽﾞｰﾝ

榛名「あはは…球磨さん、残念でしたね」

加賀「早く始めましょう」

綱吉「うん。それじゃあ演習場に行こうか」

596 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:37:43.26 ID:Q1tKDKNX0

〜笹川鎮守府〜

漣「ご主人様ー、お客さんが到着しましたよ」

了平「む、ようやく到着したか！」

利根「吾輩たちの家庭教師とやらか？」

了平「おう！なかなか気に食わんが極限に頼りになる男を呼んできたぞ」

利根「む、あの線が細い頼りない感じの男がそうかの」

摩耶「おいおいマジかよ…あいつってまさか本物の…？」

紅葉「笹川了平ッ！！！待たせたなぁ！！青葉紅葉、推参！！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

那珂「ほ、本物の青葉紅葉だ！！！世界チャンプをこの目で見れるなんて那珂ちゃん感激ッ！！！！」

大鳳「えーっと…有名な方なんですか？」

霧島「ウチの鎮守府で知らないのは大鳳さんと利根さんくらいじゃないかしら。ボクシングをやっている人なら知らない人はいませんよ」

陸奥「去年ボクシング界に突如現れ、当時のチャンピオンを圧倒的な実力で下してフェザー級の世界チャンプになった…ボクシング界期待の新星として名高いわよ」

大鳳「そ、そんなすごいひととウチの提督は知り合いなのですか…」

597 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:38:29.60 ID:Q1tKDKNX0

紅葉「僕をわざわざ指名してくるとは…結局、フェザー級世界チャンピオンのこの僕が貴様よりも優れているということなのだ！！！」

了平「何ィ！？貴様なぞ、この俺がボクシング界に参戦すればすぐにそのベルトを俺に献上することになぁる！！！」

紅葉「結局それは戯言にすぎんぞ笹川了平！！なぜなら貴様は結局この僕を倒すことなどできないからだ！！」

了平「極限に聞き捨てならぁん！！！こうなれば打ち合ってどちらが強いか極限に証明するしかあるまい！！」

紅葉「よかろう。結局貴様はこの僕の前で痴態を晒すことになるのだ！！リングに案内しろ笹川了平ッ！」

了平「おう！極限にこっちだ！！三分一ラウンドで構わないな！！」ﾀﾞｯ

紅葉「結局、KOで終わらせてやる！！！」ﾀﾞｯ

利根「行ってしまったか、仲が良いのー」

大鳳「そうですね…って皆さんどこに行かれるんですか！？」

摩耶「世界チャンプと提督のガチ試合とか見過ごせるわけねえだろっ！！」ﾀﾞｯ

陸奥「こんな良いカード公式戦でもなかなかないわよ」ﾀﾞｯ

那珂「これは絶対にいい試合になるって那珂ちゃん思うんだ！！！」ﾀﾞｯ

霧島「世界チャンプの技…この目で見て盗んでやります！！」ﾀﾞｯ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…ｴ!?ｾｶｲﾁｬﾝﾌﾟｶﾞｷﾃﾙ!?

ﾃｲﾄｸﾄｽﾊﾟｰﾘﾝｸﾞ!!?ﾐﾙｼｶﾈｴ!!!

艦娘達「「「うおおおおおおお！！！！」」」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

利根「…すごい人気じゃな」

大鳳「疎外感を感じますね…」

利根「うむ…」

598 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:39:35.24 ID:Q1tKDKNX0

〜クローム鎮守府〜

Bep「司令官、今日から大井達につく家庭教師が来るんだろう？」

クローム「うん。でも誰が来るか私知らないんだよね」

大井「え…それ、大丈夫なんですか？」

クローム「私ボンゴレの人あんまり知らないし…まあボスの人選なら大丈夫だよ」

ｺﾝｺﾝｶﾞﾁｬ

隼鷹「提督にお客さんだぜー！ひゃっはあー！！！！」

翔鶴「隼鷹さん…まだ昨日の酒が抜けていないのですか？」

隼鷹「んー？アタシはシラフだよ？」

飛鷹「噓つくのはよくないわよ…」

クローム「みんなありがとう、到着したみたいだね。入ってください」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

599 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:40:26.98 ID:Q1tKDKNX0

ｶﾞﾁｬ

千種「久しぶりだね、クローム」

クローム「千種！！！あなただったの！！！！」ﾊﾟｧｯ

隼鷹「提督なんかすっげえ嬉しそうじゃない…？」

大井「まさかあの男…提督の…？」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

クローム「違うから！！絶対に違うから！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

千種「クローム…さすがにその反応は少し落ち込むよ」

クローム「ごめんごめん…でも本当に久しぶり。二年ぶりくらい？」

千種「そうだね。クロームは何というか…変わったね」

クローム「あはは…そうかな…」ﾆｺﾆｺ

千種「前まではなんかこう…もっと暗かった」

翔鶴「提督が暗い…ですか？」

隼鷹「ちょっと想像できないねー」

大井「この男は提督の過去を知っている…？く、詳しく！！！詳しく教えてください！！！できれば写真付きで！！！」ﾊｧﾊｧ

クローム「落ち着け大井！！」ｺﾞﾝｯ

大井「あべし！提督の愛の拳…しっかり頂きましたわ♪」ｳｯﾄﾘ

Bep「大井…だからそういうのやめなって」ﾋｷｯ

瑞鳳「えっと…このメガネの人が瑞鳳たちの家庭教師でいいの？」

千種「うん。一応指名されたからやるよ。めんどいけど」

クローム「ちょっとー、ちゃんとこの子たち強くしてあげてよ？」

千種「まあ任せておいてよ、クローム」

600 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:41:10.55 ID:Q1tKDKNX0

〜山本鎮守府〜

山本「うーん…でも誰が来るんだろうなぁ…やっぱりスクアーロか？」ｿﾜｿﾜ

時雨「提督、落ち着かないね。そんなに気になるの？」ﾆｺﾆｺ

山本「ああ。とりあえず人選はツナと小僧に任せちまったからな」

時雨「まあ待っていようよ。雨がいつか止むように、時間も必ず過ぎていくんだから」ﾆｺﾆｺ

山本「そ、そうだよな」

ｺﾝｺﾝｶﾞﾁｬ

神通「提督にお客様です。髪の長い男の方でしたが…」

山本「お！！ってことはやっぱりスクアーロだったか！！神通、すぐに通してくれ」

神通「はい、少々お待ちください」

時雨「えーっと…そのスクアーロさんって人が来るのかな？」

山本「髪が長い人って言ってたからそうだな。小僧も雨属性の戦闘のスペシャリストを呼ぶって言ってたし、おそらく間違いねえ」

ｶﾞﾁｬ

601 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:42:16.91 ID:Q1tKDKNX0

山本「お！来たか！久しぶりだなスクア…」

グロ「ついに出番…出番、私の出ー番！！！！」ﾃﾞﾃﾞｰﾝ!

グロ「この鎮守府に家庭教師として派遣されたグロ・キシニアだ。山本武よ、よろしく頼むぞ」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

山本「お、おう…よろしくな…」ｽﾞｰﾝ

時雨「ち、違ったみたいだね」

山本「ああ…」ｽﾞｰﾝ

グロ「ﾋｯ！何故だ、何故だ、なあああぜだ山本武！！何故そんなに肩を落としているのだ！！この私が来てやったのだぞ！！！」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

山本「いや…なんつーか…おう…よろしく頼むぜ…」

〜獄寺鎮守府〜

スクアーロ「ぅ゛お゛ぉ゛い゛！！！獄寺隼人ぉ゛！！到着したぞぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛！！！！」

暁「う、うるさいわね…」ｷｰﾝ!

獄寺「お前…来るとこ間違えてねーか？」

スクアーロ「ハッ、あのガキのことかぁ」

スクアーロ「あいつも俺の真似をするだけじゃあいつまでたっても成長できねえからなぁ゛ぁ゛ぁ゛！！」

スクアーロ「今回は別の奴に任せておいたんだぁ゛ぁ゛ぁ゛！！」

スクアーロ「それよりも…さっさと始めっぞぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛！！！！」

獄寺「はぁ…大丈夫なのかこれ？…いや、十代目とリボーンさんの判断だ…間違っているはずがない…そう信じるしかねえか…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

夕立「提督さん？早く始めるっぽい！」

獄寺「お、おう。夕立、容赦はしねーから覚悟しろよ」

夕立「望むところっぽい！」

602 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:43:17.78 ID:Q1tKDKNX0

〜ディーノ鎮守府〜

ディーノ「日向たちの面倒は俺とロマーリオが見るとして…大和なんだが…」

大和「提督は誰が来るのかご存じないのですか？」

ディーノ「ああ。知らされてないのはたぶんリボーンの遊びだな…。それにしても誰が来るのか…見当がつかないぜ」

ロマーリオ「XANXASはイタリアに派遣されてるしツナは来れねえ…白蘭は負傷中。マジで分かんねえなこれ」ﾊｯﾊｯﾊ

ディーノ「誰か見落としてる気がするんだけどなー」

ロマーリオ「あ、シモンの古里とか来るかもしれねえぞ」

ディーノ「あー案外それかもしれねえな」

愛宕「ぱんぱかぱーん♪提督にお客さんですよ！」

ディーノ「お、到着したか。通してくれ」

ロマーリオ「一体誰が来るんだろうな」

愛宕「は〜い♪こちらにどうぞ」

「ありがとな嬢ちゃん。…さて、跳ね馬、久しぶりだな」

603 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:44:54.67 ID:Q1tKDKNX0

ディーノ「なるほど…お前が来るってわけか、「若獅子」。正直見落としてたぜ」

家光「おいおい！ツナに頼まれて折角来てやったのに忘れてたって…さすがにそれはひどくねえか！」ﾊｯﾊｯﾊ

ロマーリオ「まあまあ許してやってくれよ。俺たちおっさんには興味ねえんだとよ」ﾊｯﾊｯﾊ

ディーノ「ははは、まあそんなとこだな。改めて歓迎するぜ家光。こんな僻地に良く来たな！」

家光「ホントだよ…ツナの奴、自分の兄貴分と父ちゃんをこんなところに押し込むなんてな…」

ディーノ「本当だよなぁ。まあボスっぽい判断ができるようになったってことでここはひとつ見逃してやってくれよ」ﾆｯ

家光「ああ。倅の成長を喜ぶのは親の数すくねえ楽しみの一つだからな」ﾆｯ

ロマーリオ「所帯じみてんなぁ」

家光「お前も家庭を持てばわかるさ。さて…君が大和ちゃんか…」

大和「は、はい！よろしくお願いします！！」ｷﾞｸｼｬｸ

家光「なーんか随分緊張してんなぁ…」

ディーノ「大和は真面目だからな」

家光「…よし、大和ちゃん！おじさんと酒飲みに行くぞ！！！」

大和「うぇぇっ！？まだ昼ですよ！！」

ディーノ「おいおい家光、さっそく口説きにかかるとは感心しねーな」ﾆﾔﾆﾔ

家光「違えよバカ野郎！！俺は奈々一筋だっつーの！！」

ロマーリオ「杯を交わして一緒に酔えばそいつの人となりが自然と分かってくる…そういうことだろ？」

家光「おうよ！その通りだ！」

ディーノ「でもいいのか家光…？大和、相当強いぜ」

家光「ははは大丈夫だよ。こんな嬢ちゃんに負けやしねーよ。ほら行くぞ大和ちゃん」

大和「えええ…は、はい。それでは提督、失礼しますね」

ｶﾞﾁｬ

ディーノ「家光…あいつ潰れたな」

ロマーリオ「ああ…大和を酔わせるのは至難の業だからな」

604 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:45:38.03 ID:Q1tKDKNX0

〜雲雀鎮守府〜

吹雪「えっ！？司令官誰が来るか把握してないんですか！？」

雲雀「把握してどうするの？」

吹雪「ま、まぁそういわれればそうですが…」

足柄「それにしても私の家庭教師ってどんな人になるのかしら」

島風「ランボ君が雷の守護者らしいけど…さすがに来ないよね」

雲雀「彼ではないらしいね。僕はおおむね見当はついてるよ」

足柄「わかってるなら教えてくれてもいいじゃない…」

ｺﾝｺﾝ

赤城「家庭教師の皆さんが到着しました」

龍田「二人いらっしゃいましたけど、どうします〜？」

雲雀「二人とも入れて」

龍田「わかりました〜♪それでは中にどうぞ〜」

「よお雲雀恭弥、久しぶりだな」

「ハハン、全員確かになかなかやりそうな面持ちをしている」

雲雀「やっぱり君たちだったか」ﾆﾔｯ

γ「雷の守護者の代打として呼ばれてきたγだ。よろしくな嬢ちゃん」ｸﾞｯ

足柄「ええ。よろしく頼むわね」ｸﾞｯ

足柄（やだ、めちゃくちゃかっこいいじゃない…）

桔梗「あなた達は私が相手しましょう」

長門「ああ。よろしく頼むぞ」

赤城「ふふふ…楽しみですね」ﾆｺﾆｺ

島風「や、優しくしてね？」

龍田「お手柔らかにお願いするわ〜」

605 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/11(土) 09:47:41.45 ID:Q1tKDKNX0

とりあえず以上です。家庭教師、着任！これから各鎮守府で教育の日々が始まります
時間あればまた続き夜に書いて投下します

606 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 09:48:11.78 ID:Q1tKDKNX0

キャラ紹介

・青葉紅葉
現在はフリーのボクサーとして活動しており、先日フェザー級世界チャンピオンを倒してベルトを手にした。あまりにも唐突かつ鮮烈なデビューだったため業界を震撼させ、瞬く間にマニア、素人問わず大人気のボクサーになった。現在は増量して上の階級に挑もうとしている。

・柿本千種
現在は「りんね」で骸や犬といっしょに皆のお兄さんをしている。愛想は悪いがなんだかんだ言って子供たちには優しいため人気がある。
クローム鎮守府へは中長距離戦のエキスパートとして呼ばれた。戦線から離れて久しいが腕は衰えてない模様。

・沢田家光
三年前と変わらずCEDEFのボスをしているが、今まで請け負っていた任務をある程度ヴァリアーに押し付けているため以前と比べれば忙しくなくなった様子。それでも家にはなかなか帰れていない。
日に日にボスとして成長していく自分の息子を見ては一人で酒を飲み密かに感傷に浸っているらしい。

・γ
ボンゴレが軍事企業に変わってから元ミルフィオーレの連中では一番乗りで入社した。現在は戦闘部隊などには所属せず普通に人事部の部長をしている。冷徹かつ隙のない仕事っぷりは他部署にまで「鬼のγ」として知れ渡っているが、オフの日の面倒見の良さなども同時に知られているので社員からの人気は非常に高い。
ちなみにユニと一緒に暮らしているのでロリコンだとみなされることが多い。真実は神のみぞ知る。

・桔梗
現在は戦闘部隊「ビアンコ」副隊長及び経理部の課長をしている。髪型とファッションはまだファンキーなスタイルを貫いているが、その見た目とは裏腹に仕事ぶりはかなり有能なため他の社員を恐れさせているとか。
ちなみに余談だが雲雀が部長をしている部署は法務部である。

607 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/02/11(土) 09:49:36.86 ID:7vutYtP80

柿ピーの口調おかしくね？別人だと思ったぞ
あと桔梗の好きなことは「コスメのカタログを集めること」な

608 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/11(土) 13:36:16.56 ID:Q1tKDKNX0

>>607
柿ピーはクロームには優しい感じの口調だったんでそれを強調して書いたんですけど確かに見返すと少しやりすぎた感がありますね…以後気をつけます

609 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/11(土) 17:10:03.83 ID:J4XSyFhR0

誰か外付け修羅開匣覚えないかなと思ったがあれは覚える物なんだろうか…

610 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/11(土) 17:17:27.98 ID:7vutYtP80

>>609
手術するものだろう。というか改造？
原作は恐竜とかにしていたが、その気になれば存在しない幻想物もいけそう。ユニコーンとかドラゴンとか

どうせサイコパスキャラ出すなら遠くから見ているエルドライブのキャラを出せばいいな……と思った。宇宙人か確認するために
カレンダー的に同一世界っぽいぞ。

611 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/11(土) 17:32:39.22 ID:CkjeVW92o

ボンゴレギア盗まれたなら復讐者の皆さんも出張ってきそうだけどあいつら見た目だけなら深海より怖いな

612 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/11(土) 17:58:01.91 ID:7vutYtP80

>>611
というかこの世界の復讐者はどうなっているんだろうね？
pixivのある小説では結局、掟を破ったマフィアを捕まえる組織に戻っているし……
というかここまで平川のおじさん動いていないんだっけ？サポートぐらいしそうなものだが……

613 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/11(土) 19:27:23.27 ID:Q1tKDKNX0

さっき書きたくなったから書いた番外編を投下します。
本編はもう少し待っちくり…

>>610
バグズ手術かな？(すっとぼけ)
エルドライブのキャラは出そうとも少し思ってるのですが今のところ出す機会がないのが実情です。
キャラの特性上あまり関わらせると「艦これとリボーンのクロスss」である世界観が大きく逸れてしまう可能性があるので本編での絡みはないと思います

>>611
きっとこんな感じ

復讐者「…」
暁「ぴゃぁぁぁぁぁ！！！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
電「おばけなのです！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
雷「だだだ大丈夫よみんな怖がりなんだから」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
Bep「ハラショー…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
ほっぽ「カ、カエレ！！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

>>612
軽いネタバレになりますが一応、登場の予定はあります。ですが、プロットだと二章先の予定なので相当後ですね。

614 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 19:30:27.61 ID:Q1tKDKNX0

・番外編、γのお仕事〜面接編〜

三年前、突如日本に現れた巨大企業、ボンゴレグループ。

独自の技術を発展させて民間軍事企業としての地位を確立させた後は様々な事業を展開し成功を収めている。

仕事内容がクリエイティブかつ給料もなかなかの水準で、福利厚生もしっかりしているためボンゴレに入社をしたいと思う就活生はかなり多い。

とくにメイン事業である「戦闘部門」は世界中のどこの軍よりもレベルが高く、ボンゴレの戦闘部門に所属しているというだけで一つの社会的地位と強さの証明を意味するため腕自慢達が全世界から殺到し、倍率は毎年定員の1000倍を超えるとか。

そんな腕自慢達を見極めるのが人事部部長のこの男の仕事の一つである。

〜ボンゴレ本社、面接室〜

γ「以上で質問を終わります。それでは退室してください」

就活生「失礼します！」ｶﾞﾀｯ

ｶﾁｬﾝ

γ「…今の奴、高卒にしてはなかなか面白い意見を持っていたな。さっきの東大卒の奴よりこいつの方が面白そうだ」

γ「…三次試験突破、と。入社するとしたらこいつは志望通り総務部経営戦略課だな」ｼｬｯ

γ「よし、次の方、どうぞ。お入りください」

候補生「失礼します！」ｶﾞﾁｬｯ

615 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 19:33:09.82 ID:Q1tKDKNX0

γ「海軍の制服…？」履歴書ﾁﾗｯ

γ「なるほど、海軍学校上がりか」

候補生「はい！宿毛湾海軍学校を今年卒業予定のナカムラであります！！」

γ「志望部門は？」

候補生「戦闘であります！！！」

γ「そのまま海軍に上がらなかった理由は？」

候補生「御社は実力で仕事を割り振ってもらえると聞きましたので！！海軍はハンモックナンバーで仕事も階級も全て決まってしまうのでそれでは自分の実力が十分に活かせないと思った次第でございます！！！」

γ「なるほど…実力には自信があるのか？」

候補生「海軍の全国総合格闘大会で優勝経験があるのであります！！白兵戦には自信があるのであります！」

γ「指揮官より兵隊志望か…よし、じゃあこれから君の実力を見せてもらうぞ」

候補生「よろしくお願いします！！！」

616 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 19:34:47.66 ID:Q1tKDKNX0

γ「で、君、獲物はどうした？」

候補生「会社に入る際に預けたのであります！！！」

γ「……」

候補生「ど、どうかされましたか？」

γ「もう帰っていいぞ。結果は追って伝える」

候補生「へっ…！？まだ何もしてないでありますよ！？」

γ「…分からないなら言ってやるが、受付で武器を没収された時点でお前は戦闘部門では不合格だ。本当に兵隊としての矜持があるなら隠してでも自分の戦う手段ってのは使えるようにしとくもんだぜ。こんなふうにな」ﾋｭｯ

候補生「な、なにを…ヒイッ！？」ﾄｽｯ

壁に突き刺さったペン「」ﾋﾞｨｨﾝ…

候補生「ぺ、ペンが壁に…！？なんて威力…」

γ「分かったら帰れ平和ボケしたガキが、遊びじゃねーんだぞ。志望を変えるか鍛えなおして来年また来な」ｷﾞﾗｯ

候補生「は、はい。失礼するのであります！」ｲｿｲｿ

ｶﾞﾁｬﾝ

γ「はぁ…戦闘部門志望ってのは勘違いした奴が多くてダメだな…」ｶﾞｼｶﾞｼ

γ「っと…気を取り直して」

γ「次の方、お入りください」

ｼﾂﾚｲｼﾏｽ!ｶﾞﾁｬ

…………

617 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 19:36:26.20 ID:Q1tKDKNX0

リボーン「で、結局今年も戦闘部門の新入社員はゼロか」

γ「ああ」

綱吉「ち、ちょっと厳しすぎない？」

γ「いたずらに雑魚を増やしても死者の数を増やすだけだぜ？特にウチはリングと匣も使えるようになってもらわねえといけねえしな」

綱吉「まあ確かにそうだけど…」

γ「コイツは俺なりの優しさだ。戦場に出ねえほうがいい奴ってのがほとんどの人間だからな。あいつらも若いうちに天に召されたくないだろうよ」

リボーン「実際雇った分だけ人件費は上がっちまうし無能を増やしてもいいことはねえぞ」

綱吉「うん…分かってるけど」

γ「ま、女神に好かれてる奴ってのは立ち回りがダメでも顔を見りゃあすぐわかるからな。そのうちそんな奴が出てくるさ」

リボーン「ツナのことか？」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉「いいっ！？」

γ「さーな。俺は定時だから上がるぜ。じゃあな社長」

綱吉「は、はい。お疲れ様です！」

ｶﾞﾁｬﾝ

618 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 19:45:13.05 ID:Q1tKDKNX0

〜夕方、γ宅〜

ｶﾞﾁｬ

γ「姫、今帰ったぜ」ｷﾘｯ

γ「あれ、まだ帰って来てねえのか」

γ「ん、スマホに通知が…」

姫：今日はランボ君たちとりんねに寄っていくので少し帰りが遅れます！　　　　　　　　　　2時間前

姫：あ、夜ご飯は骸さんが作ってくれるみたいなので今日は大丈夫です(〃ゝω’)b 　　　　　2時間前

γ「姫、そうだったのか…見てなかったぜ」ｽﾞｰﾝ

γ「後で迎えに行くから帰る時間になったら教えてくれよ…と。送信」ﾋﾟｯ

γ「…」

γ「この後どうすっかな…」

γ「とりあえず晩飯でも作るか…」ｶﾁｬｶﾁｬ

ｺﾄﾝ!ﾕｳﾋﾞﾝﾃﾞｰｽ!!

γ「ん？手紙か？どれどれ…」ｶﾞｻｺﾞｿ

γ「本社からか…何の用だ？」

―――――――――――――――――――――――――
以下の者に　2日後　から　並盛鎮守府　に転属を命ず。


人事部部長　γ


業務内容：マリーナリング雷の守護者、重巡洋艦：足柄の戦闘訓練。
――――――――――――――――――――――――――――――

γ「おいおい明後日かよ…しかも簡潔にまとめすぎだろ…とりあえず沢田に確認の電話入れるか」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

619 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 19:46:47.37 ID:Q1tKDKNX0

以上です。γはロリコン(断定)

かなり片手間で書いたんで誤字とか多いかもしれないですがあっても見逃してください…

620 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/02/11(土) 19:47:35.77 ID:qITCqQX10

γさん、雷切を使おう。それかしゃべる猫のボックス兵器を使おう(声優ネタ)

621 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/11(土) 19:50:15.82 ID:J4XSyFhR0

乙　戦いの女神に愛されてるってすぐ死にそうよね

622 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/11(土) 19:55:31.54 ID:/Q/JVihSO

乙です
今年もってことは創業してから誰も戦闘部門に新入社員の配属はいないのか

623 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/11(土) 20:25:52.40 ID:Q1tKDKNX0

艦これやろうと思ったらメンテ中…そういや今日からイベントでしたね。結構いい装備くれるっぽいから頑張るっぽい！！
なおさら更新が遅くなりそうな気がするぜ…

>>622
新入社員を育てるよりも世界中から優秀な人たちをヘッドハンティングして成長してきた部門みたいな感じです。
余談ですが一応M.Mちゃんはちゃんと入社試験に合格した新入社員第一号です。こんな感じにに2、3年前に入った新入社員はちらほらいます。

624 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/12(日) 01:35:10.39 ID:aYm/cxuHO

M.M. さんがいるなら用途不明な領収書が経費で落ちることはなさそうだ

625 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/12(日) 20:15:10.75 ID:1uFZN/FD0

バレンタインのボイス聞いたら書きたくなったから書いた。また本編じゃなくて済まぬな。それでは投下開始

626 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/12(日) 20:16:33.40 ID:1uFZN/FD0

・番外編、艦娘たちのバレンタイン・デイ

〜獄寺鎮守府の場合〜

金剛「テーイトクぅぅぅ！ハッピーバレンタイーン！！！！私のバレンタインチョコを食べるネー！！！」

獄寺「お、おう。ありがとな」

獄寺（あの比叡の姉のチョコ…大丈夫なのか？）ｺﾞｸﾘ

金剛「テートク、もしかして私の料理の腕を疑ってるデース？」

獄寺「い、いや、そんな訳じゃねえんだけどな」

金剛「料理はホーショーさんに教えてもらったから完璧デース♪ささ、早く食べて下さいネ！」

獄寺「おう…」

獄寺（ここは腹をくくるしかねえ…蛇が出るか…鬼が出るか！）ｺﾞｸｯ

獄寺（獄寺隼人、いきます！）ﾊﾟｸｯ

獄寺「…」

獄寺「う、うまい！」

金剛「やったデース♪また作ってあげますネ〜♪」

獄寺「ああ！頼んだぜ」

ｶﾞﾁｬ

ビアンキ「ハヤト？バレンタインのチョコを比叡と作ったんだけど味見してくれないかしら？」

比叡「私とビアンキさんの力作です！」

獄寺「やべえ！あいつら毒物持ってきやがった！逃げるぞ金剛！」ｽﾀｯ

金剛「ラジャー！私も巻き添えはゴメンデース！！」ｽﾀｯ

ビアンキ「あらハヤト…どうして逃げるのかしら？」ﾀﾞｯ

比叡「私達からは逃げられませんよ？」ﾀﾞｯ

ｳｸﾞﾜｧｧｧ!!!ﾃﾞｰｽ!!!!

627 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/12(日) 20:17:23.21 ID:1uFZN/FD0

〜ディーノ鎮守府の場合〜

睦月「はい、大和さん。バレンタインにゃしぃ♪」

大和「ありがと睦月ちゃん。お返し期待しておいてね」ﾆｺﾆｺ

睦月「飛龍さんもどうぞだにゃあ！」

飛龍「お、ありがと！」

睦月「日向さんと愛宕さんにも勿論用意してるよ！」

日向「む、なかなか手が込んでいるな」

愛宕「ありがと睦月ちゃ〜ん♪」ｷﾞｭｰ

睦月「ぐへへへ…これよこれ…」ﾆﾔﾆﾔ

電「あの…私には？」

睦月「あっ…忘れてたにゃあ♪ごめんごめん！」

電「ぜってーわざとなのです。今日こそはシメてやるのです！」ｶﾞﾁｬ

628 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/12(日) 20:17:59.76 ID:1uFZN/FD0

………………

ロマーリオ「おいボス、モテモテじゃねえか」

チョコの山「」ﾄﾞｯｻﾘ

ディーノ「ああ。お返しは気合れなくちゃな！」

ロマーリオ「俺は日向からしか貰ってねえからその辺考えるのは楽だな」ﾊﾊﾊ

ディーノ「そうだな…おい待てロマーリオ、何かそれ俺が日向から貰ったやつより豪華だぞ」

…………………


日向「喜んでくれると良いんだが…」ﾆｺﾆｺ

大和「どうされました？」

日向「あいや、何でもないんだ。睦月からもらったやつでも食べよう」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

北方棲姫「コレオイシイ！！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

629 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/12(日) 20:19:14.79 ID:1uFZN/FD0

〜山本鎮守府の場合〜

時雨「君たちには失望したよ」ﾆｺﾆｺ

艦娘s「」ﾋﾞｸｯ

時雨「僕が丹精込めて作った[ﾋﾟｰｰｰ]入りのチョコを渡しに行ったとき提督はすでにニ個チョコをもらっていたんだけど…」

時雨「これ…どういうこと？」ﾆｺﾆｺ

艦娘s（こええええ…誰だよ抜け駆けして渡したバカ…）

時雨「ふぅん…誰もなんとも言わないんだ。じゃあ皆一人ずつお仕置きするしかないよね？誰かわからないもんね？」ﾆｺﾆｺ

艦娘s（おい誰でもいいから早く名乗り出ろよとばっちりはゴメンだぞおい！）

時雨「僕の恋路を邪魔するお邪魔無視には退散してもらわないとね♪」ﾁｬｷﾝｯ

艦娘s（やばい、これ全員殺される）

ｻﾞｼｭｳｳ!!ｳｷﾞｬｧｧｧｧ!!!!ﾌﾌﾌ…ｺﾝﾅﾓﾝｼﾞｬｽﾏｻﾅｲﾖ

北上「時雨っちはおっかないねえ〜。大井っちから送られてきたこのチョコ美味しー…ん、なんか体が熱くなってきたかも…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

伊19「お酒でも入ってるかもしれないのね」

630 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/12(日) 20:20:04.00 ID:1uFZN/FD0

〜佐世保鎮守府の場合〜

大井「てええええいとくぅぅぅぅぅ！バレンタインですよぉぉぉぉぉ！！」ﾊﾞﾀﾝ

クローム「う、うん」

大井「さ、私のチョコを早くお食べになってください！！さぁ！！」ｼﾞｭﾙﾘ

大井（この大井特性特膿媚薬入りチョコを食べれば提督はあられもない姿で私を求めてくるはず…！そうなれば提督を食べるのは私…！！！既成事実なんて作っちまったもん勝ちなんですよ！！！）

クローム「ごめんね大井、今ちょっと忙しいから後で食べておくよ」

クローム（さっき響に大井のチョコには気をつけておいたほうがいいって言われたしなぁ…）

大井「何故ですか！？何かお気に召さないことが…ぐむっ！？」

クローム「はいこれ、ハッピーバレンタイン！私からのチョコだよ！」ﾆｺｯ

大井「何ですって…！？て、提督から直接口に入れてくださるなんて…私、私、もう…」

大井「ぶべら！」ﾌﾞｼｭｯ!

クローム「お、大井！？鼻血出して倒れちゃった…ドッグ連れてかないと…」

Bep「ハラショー」

631 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/12(日) 20:21:00.16 ID:1uFZN/FD0

〜笹川鎮守府の場合〜

了平「極限にありがとな！」

了平「おう！任せておけ！」

了平「ハハハ、受けて立つぞ！」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

利根「提督大人気じゃのう」

摩耶「あ、ああ。そうだな」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

利根「摩耶よ、お主はもう渡したのか？」

摩耶「いや…まだだけど…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

陸奥「もしかして渡さないつもりなの？」

那珂「えぇ〜っ！？昨日あんなに頑張って作ってたのに渡さないともったいないよ〜？」
　
摩耶「いやでも…アタシこういうの作るのとか初めてだったし…うまくできてるか心配っつーか…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

大鳳「なかなからちが飽きませんね」

漣「大丈夫です！私に任せてくださいっ！」

632 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/12(日) 20:21:31.54 ID:1uFZN/FD0

霧島「あ、漣さん。こんにちは」

利根「おお漣よ。久しぶりじゃのう！もうお主は提督には渡したのか？」

漣「別に私は提督が好きなわけでも何でもねーんで。もともと用意してませんよ？」

陸奥「あらあら♪初期艦の子はやっぱり言うことが違うわね」

漣「まああんだけもらってるなら私の義理チョコ一つ増えても邪魔なだけですよ」

漣「でも摩耶のチョコは私と違って正真正銘のマジチョコです。ご主人様はこれを受け取る義務があります！」

那珂「そうだそうだ〜♪」

漣「と言う訳でこの漣、かわいい後輩ちゃんのために一肌脱ぎますぜ〜！」ﾀﾞｯ

大鳳「あっ…行っちゃいましたね」

霧島「提督に何か話しかけて…あ、提督連れてきましたね」

摩耶「えっちょっとまだ心の準備が…っておい！」

大鳳「グッドラックですよ、摩耶さん」ｽｽｽ

利根「我輩たちは失礼するぞ」ｽｽｽ

摩耶「おい！おめえらなんで隠れんだよ！」ｳｶﾞｰ

633 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/12(日) 20:22:27.44 ID:1uFZN/FD0

了平「摩耶！漣のやつがお前が俺に用があるって言ってきてな」

摩耶「お、おう…た、楽しそうじゃねーか！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

漣（一気に顔が赤くなりましたね）

利根（リンゴみたいで面白いのじゃ）

陸奥（あらあら♪）

了平「で、用ってのは何だ？」

摩耶「べ、別に用ってほどのもんじゃねーけど…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

那珂（いけっ！いっちゃえ摩耶ちゃん！）

漣（もりあがってきてまいりました！！）

摩耶「これ…作ったから食えよ」スッ

摩耶「…〜っ///」ｶｵﾏｯｶ

大鳳（やばい摩耶さんがかわいすぎて私レズになりそうです）

霧島（わかります、それ）

了平「おう、ありがとな！所で…」

那珂（お？）

漣（普通なら期待するところですが…ご主人様ならなにか爆弾を落としかねねーです）

了平「極限に顔が赤いぞ、摩耶！熱でも出たんじゃないか？最近は極限に寒いしな！」

漣（あちゃー）

利根（まあこうなるのじゃ）

摩耶「…うっるせえええ黙れ！！だ、誰が原因だと思ってやがる！！」ｳｶﾞｰ

了平「む、俺が風邪を移したのか…見に覚えは無いがそれなら極限に謝るぞ」

摩耶「ちげえよばか！これは…っ…///」

摩耶「あぁぁもううぜえなこのクソ！リングに来い！スパーリングすんぞ了平！」ﾀﾞｯ

了平「おう！極限に受けて立ぁつ！」ﾀﾞｯ

利根（やっぱりこうなってしまったのぉ）

漣（はぁ…今年も失敗ですか…先が思いやられます…）

634 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/12(日) 20:24:53.98 ID:1uFZN/FD0

〜綱吉鎮守府の場合〜

加賀「て、提督さん…これ、よかったら受け取ってください」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

綱吉「う、うん。ありがとう」

球磨「…ちなみに聞いてやるけどどうしてそんなにモジモジして落ち着きない感じで渡すんだクマ？お前別にボスが好きな訳じゃないクマ」

綱吉「なっ！？ちょっと嬉しかったんだぞ！」

加賀「そうですか、ちょっと嬉しかったんですか。ならこんな感じで瑞鶴に渡せば問題ありませんね。提督、ありがとうございました。あ、それ食べてもいいですよ」

球磨「なるほど、予行演習にボスを使ったクマね」

綱吉「ちくしょう…むかつくやら悲しいやら変な気持ちだよ…」

雷「大丈夫よ司令官、私がいるじゃない！」

綱吉「い、雷ぃ…」

リボーン「甘えんな」ｹﾞｼｯ

綱吉「へぶっ！？」

ｶﾞﾁｬ

瑞鶴「提督さーん？なんか外部から女性のお客さんだよ？案外隅に置けないじゃーん」ﾆﾔﾆﾔ

京子「えへへ…久しぶりツナ君！」

綱吉「き、京子ちゃん！！どうしてここに…？」

リボーン「相変わらずモテるくせに鈍感な野郎だな」ﾆﾔﾆﾔ

635 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/12(日) 20:25:55.80 ID:1uFZN/FD0

〜雲雀鎮守府の場合〜

吹雪「はぁ？バレンタイン？なんですかそれ」

龍田「私達には関係ないイベントね〜」

赤城「まあ皆さんでチョコを作り合う、というのも楽しいと思いますが」

足柄「あなたの場合食べたいだけでしょう」

島風「でも、他の鎮守府の皆は提督さんに渡したりして盛り上がってるみたいだよ！」

吹雪「そうは言ってもさ島風ちゃん、多分あの人に渡したところで100%無反応だし場合によってはそのまま噛み殺されるよ？」

長門「む、ならば皆は誰にも渡さないのか…」

吹雪「渡す人もいませんしね。で、長門さんはなんでそんなこと急に聞いてきたんですか？」

足柄「まさか男でも出来たのかしら〜？」

龍田「それは一大事ね〜♪」

長門「い、いや、なんとなく聞いてみただけだぞﾊﾊﾊ…皆はどうしてるのかなと思ってなぁ」

赤城「このメンバーに聞くのも間違いだと思いますが…」

島風「あっ分かった！長門さんムクロさんに渡すんでしょ！！！」

長門「いいいいっ！？」ｷﾞｸｳｯ

足柄「あ、図星のときの反応ねこれ」

龍田「へ〜♪長門さん彼氏いたんだぁ〜♪ふ〜ん♪」

長門「いいいいやまだ彼とは付き合ってるとかそういう訳ではなく…」

足柄「…まだってどういう事かしら？」

長門「………」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

長門「と、とにかく失礼します！」ﾀﾞｯ

島風「あっ長門さん！」

龍田「逃げたわね〜♪」

足柄「まさかあの子に先を越されるなんてね。で、そのムクロさんっていうのは誰なの？」

島風「近くにある児童養護施設の園長さん！かっこよくて良い人だよ」

ｻﾞﾜｻﾞﾜﾜｲﾜｲ…ｶｴｯﾃｸﾙﾉｶﾞﾀﾉｼﾐﾈ。ｿｳﾈ〜♪

636 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/02/12(日) 20:28:43.98 ID:1uFZN/FD0

以上です。時間的には家庭教師が来る前くらいに考えてください。鹵獲作戦の前かもしれませんがその辺は皆さんの判断で適当に脳内補完よろしくです
最近番外編多くて申し訳ない…番外編は頭使わずに書けるから楽なんや…

637 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/12(日) 22:40:31.73 ID:aYm/cxuHO

ここの京子ちゃんがツナのことをツっ君呼びするようになるにはあと、どれくらい時間が必要ですか？

638 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 03:35:39.96 ID:fwRqAyYX0

柿ピーの一人称を探すために原作を読み返してたんですけどどこにも載ってないしネットで探しても見つからないんで安価で決めます↓１。
俺か僕で選んでください。

>>637
神のみぞ知るって感じでお願いします。案外心の中ではそう呼んでるかもしれませんよ

639 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/13(月) 04:06:48.03 ID:TLDKy/8s0

個人的にだが「僕」だった記憶がある読者ハガキのパイナッポーつーしんで無かったっけ？

640 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/13(月) 04:58:04.54 ID:fwRqAyYX0

>>639
あ、そうでしたっけ…見落としてましたね。それじゃあこのSSでは僕で行きます

641 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 19:55:59.66 ID:fwRqAyYX0

〜その日の夜、クローム鎮守府〜

翔鶴（今日は一日中戦闘訓練だったから少し疲れたわね…少しお酒でも飲みたい、そんな気分です）

翔鶴（隼鷹さんたちは珍しく疲れて寝てしまいましたし…）

翔鶴（一人ですがたまにはいいでしょう。千歳さんの酒保に行きますか）

642 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 19:56:48.67 ID:fwRqAyYX0

〜千歳の酒保〜

千歳「あ、いらっしゃい翔鶴さん。今日は一人？」

翔鶴「ええ。なんとなく一人で呑みたい気分だったので」

翔鶴（千歳さんはこの鎮守府で酒保を運営してくれています）

翔鶴（あまり出撃していないので第一艦隊から第四艦隊までどこの艦隊にも所属されていませんが、酒飲みの多いこの鎮守府では欠かせない戦力の一つです）

千歳「何にします？」

翔鶴「適当に日本酒を…熱燗でお願いします」

千歳「はーい。少しお待ちください」

翔鶴「…」

翔鶴（それにしても…私たちの家庭教師、柿本さんと言いましたか。あの人はすごい人ですね）

翔鶴（全く予想外の方向からくる攻撃に匣との連携…様々な部分に「経験」の差を痛感させられました）

翔鶴（結局5対1で戦っていたのに一撃も当てることができなかった…逆にこちらは威力は低いですが少しずつ攻撃を当てられて確実に体力を削られていました）

翔鶴（中長距離戦の極意、というのはああ言った正確さと冷静さなのでしょう。響さんの幻覚に隠れて攻撃するだけの私たちにはまさに足りていないものです）

翔鶴「はぁ…私もあんな戦士になれるのかしら…」

千歳「翔鶴さん、随分ナーバスですねー」ｱﾊﾊ

翔鶴「ええ…私たちって響さんがいないと何もできないんだなぁって痛感させられました」

千歳「あー確かに響は人間やめてる感じするし…仕方ないですよ」

翔鶴「いえ、私たちも私たちで強くならないと…ん？」ｶﾗﾝｶﾗﾝ

千歳「あ、お客さんですね。いらっしゃーい」

千種「……」

翔鶴「え、柿本さん！？」

643 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 19:57:56.30 ID:fwRqAyYX0

千種「…白ワイン、あります？」

千歳「あ、はい。安物ですが」

千種「じゃあそれで。あと適当につまみ下さい」

千歳「はーい少々お待ちをー」ﾄﾃﾄﾃ

翔鶴「こんばんは、柿本さん」ﾆｺｯ

千種「ん、君は確か…」

翔鶴「正規空母の翔鶴です。隣どうぞ」

千種「…そう。横座るよ」ｽﾄｯ

翔鶴「はい、どうぞ」

千種「……」

翔鶴「……」

翔鶴（この人…何考えてるかわからないわね…）

644 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 20:00:41.43 ID:fwRqAyYX0

千歳「はい、白ワインと「獺祭」熱燗です。お待たせしました」ｺﾄﾝ

千歳「それと、これつまみね。日本酒とワイン両方いけるの作ったんで」ｺﾄﾝ

翔鶴「ありがとうございます。…じゃあ柿本さん、折角だし乾杯でもしますか」

千種「…別にいいけど」ｽｯ

翔鶴「ふふふ、それではこの偶然の出会いに、でしょうか」ﾁﾝｯ

千種「好きにしてよ…乾杯」ﾁﾝｯ

翔鶴「…」ｸｲｯ

千種「…」ｸﾞﾋﾞｯ

翔鶴「ふぅ…」

千種「…」ｺﾄｯ

翔鶴（ちょっと気まずいわね…何か話を振らないと…あ、そうだ）

645 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 20:02:37.31 ID:fwRqAyYX0

あ、>>644投稿ミスです。申し訳ない
――――――――――――――――――――――――――――――――

翔鶴「っていうか柿本さんって未成年なんじゃないですか…？お酒飲んで大丈夫なんですか」

千種「…慣れてるから平気。普段は子供たちと生活してるからなかなか飲めないんだ。…ここにいる期間くらいはいいでしょ」

翔鶴（そういう問題ではない気がしますが…）

千歳「はい、白ワインと「獺祭」熱燗です。お待たせしました」ｺﾄﾝ

千歳「それと、これつまみね。日本酒とワイン両方いけるの作ったんで」ｺﾄﾝ

翔鶴「ありがとうございます。…じゃあ柿本さん、折角だし乾杯でもしますか」

千種「…別にいいけど」ｽｯ

翔鶴「ふふふ、それではこの偶然の出会いに、でしょうか」ﾁﾝｯ

千種「好きにしてよ…乾杯」ﾁﾝｯ

翔鶴「…」ｸｲｯ

千種「…」ｸﾞﾋﾞｯ

翔鶴「ふぅ…」

千種「…」ｺﾄｯ

翔鶴（ちょっと気まずいわね…何か話を振らないと…あ、そうだ）

646 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/13(月) 20:06:14.57 ID:Wc6wK/d00

口癖の「めんどい……」はいわないの？
なくなったら薄かったキャラがさらに薄くなる……

647 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 20:06:42.86 ID:fwRqAyYX0

翔鶴「柿本さん、まだお若いですよね。まあこれは提督もですが…どこでそんなに戦いの経験を積まれたのですか？」

千種「……」ｸﾞﾋﾞｯ

千種「僕はしばらくボンゴレの戦闘部隊に身を置いていた…その時にでも習得したんじゃない」ｺﾄﾝ

翔鶴「…それ、本当のことじゃないですよね」

千種「…話すと長くなる。詳しくはめんどいから話さないよ。どうしても気になるならクロームに聞けば」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

翔鶴「まあ本当にそれが気になったわけではないので良いですが…」ｸｲｯ

翔鶴「…はぁ」ｺﾄﾝ

千種「……」

翔鶴「あの…どうしたら柿本さんや提督みたいに強い戦士になれるのでしょうか」

千種「…さあね。強くなる方法なんて人それぞれでしょ」

翔鶴「まあ…それはそうだと思いますが」

千種「でも、翔鶴はいい線いってると思う。匣の性能がすごく良いからちゃんとそれについて理解すれば僕くらいはできるようになるよ」

千種「クロームみたいになるのは…まあ無理かもしれないけど」ｸﾞﾋﾞｯ

千種「…ふぅ」ｺﾄﾝ

翔鶴「提督は格闘戦もできますからね…」ｸｲｯ

千種「…うん。正直見違えたよ。昔はもっとか弱かった」

翔鶴「昔は違かったのですか？」

千種「…どんな人間も生まれた時から強いわけ無いでしょ」ｸﾞﾋﾞｯ

翔鶴「それもそうですね」ｸｲｯ

千種「……」

648 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 20:21:56.18 ID:fwRqAyYX0

翔鶴「…柿本さんは提督とは古い知り合いなのですか？」

千種「…３，４年前からだから、古いかと言われるとそうでもない。でも僕は知り合いの数が少ないから…相対的に古い方になるのかな」

翔鶴「ふふ、その間の話で良いので少しお話聞かせてくださいよ。気になってたんです、提督の過去」

千種「うん、いいよ…勝手に話してクロームに怒られないといいけど」ｸﾞﾋﾞｯ

……ｴ､ｿｳﾀﾞｯﾀﾝﾃﾞｽｶ?ｿﾝﾅｺﾄｶﾞ…ｱﾉﾄｷﾊﾀｲﾍﾝﾀﾞｯﾀ。ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

翔鶴（ふふふ、案外無愛想な人かと思いましたが、お酒を交えて話してみると結構饒舌で面白い人ですね）ﾆｺﾆｺ

千種「…で、あの時にクロームが…ちょっと翔鶴、聞いてる？」

翔鶴「ええ、はい。よく聞いていますよ」ﾆｺﾆｺ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

千歳（だいぶ仲良くなれたみたいね。でもこれ以上翔鶴さんにお酒入れちゃうと泣きだしちゃって泣き止ませるのに大変だからこの辺で返らせた方がいいわね）

千歳「えーっと翔鶴さん、そろそろ帰った方がいいと思いますよ？」時計ﾁﾗｯ

翔鶴「あっ…もうこんな時間ですか。柿本さん、それでは私先に失礼しますね。面白いお話ありがとうございました。またご一緒しましょう」ﾆｺﾆｺ

千種「うん、いいよ…めんどいけど」ｸﾞﾋﾞｯ

翔鶴「ふふっ、それではまた明日」ｶﾗﾝｶﾗﾝ

千種「ふー…」ｺﾄﾝ

千歳「カテキョーさん、随分楽しそうでしたね」

千種「昔のことを話すなんてことあんまりしたことなかったからね…思ったより楽しかった。過去を振り返ってみるのも、たまにはいいかもしれない」

千種「それがどんなに堕落した過去でも…話してみるといいカウンセリングになるかもね」ｸﾞﾋﾞｯ

千種「まぁ、めんどいけど」ｺﾄﾝ

千歳「あはは、なんですかそれ」

649 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/13(月) 20:24:30.45 ID:fwRqAyYX0

〜次の日、クローム鎮守府演習場〜

千種「中距離からの攻撃は相手の間合いを完璧につぶすことが大事…常に自分の射程に入れつつ、敵の接近を妨げる。それには敵の挙動を…翔鶴、聞いてる？」

翔鶴「…はい。よく聞いていますよ」ﾆｺﾆｺ

隼鷹「なんか翔鶴さん機嫌よさそうだな…」

瑞鳳「翔鶴さんがこんなに笑ってるのは珍しいよね」

大井「そういえば翔鶴さん昨日一人で酒保行ってましたよね。何かいいことでもあったんですか？」

翔鶴「ふふふ、大井さんには内緒です」ﾆｺﾆｺ

大井「なんですかそれ…あとで千歳さんに聞くか」

千種「君たち…めんどいから次、早く済ませるよ」

翔鶴「はい！よろしくお願いします」ﾆｺﾆｺ

飛鷹「やーっぱなんか変ねぇ…ま、いっか」

650 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/13(月) 20:26:57.14 ID:fwRqAyYX0

本日は以上です。こんな感じに一回の更新で一回ずつ各鎮守府の様子を書いていこうと思います。
書いてほしい鎮守府の様子もしくはキャラあればそこ優先的に書いていくんでレスくれれば幸いです。特になければ次回は山本のところでも書こうかなといった感じです

651 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/02/13(月) 20:28:09.81 ID:Wc6wK/d00

乙
どうでもいいかもしれないけど、昨日のアニメでニノチカの可愛さを再確認
艦これに似ているキャラがいるっていうのを聞いたけどほんと？

652 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/13(月) 20:47:57.56 ID:TLDKy/8s0

乙
カテキョー関連じゃないがまだ登場してないシモンファミリーが見たいな
エンマ辺りならツナの鎮守府とかで戦闘教官になれそうだしらうじはまだランボさんと仲いいのか気になる

653 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/02/14(火) 06:05:04.09 ID:Qkj3mDy+0

少し気になったのでこのスレ見てる皆さんに聞きたいんですけど、リボーンのキャラと艦娘がイチャコラしてるのってリボーン勢的にも艦これ勢的にも問題ナシですか？問題ありそうならやめますが、問題無さそうなら今後の展開次第ではいくつかカップリングが成立するかもしれません。

>>651
前にちょっと喋った榛名ちゃんのことかな？
原作絵は雰囲気とかなんか色々似てるな〜と思いましたがアニメはそうでもないですね。まあ人によると思われますが、ニノチカちゃんの性格と雰囲気が好きな人なら榛名も好きになれると思いますよ

>>652
シモンの人たちにも今後の展開では一働きしてもらう予定なので出すとは思います。ちなみにらうじとランボは仲良いです。ランチアさんとランボも仲良いです。

654 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 06:11:54.93 ID:PNRBSgf5o

あまり聞かない方がいい質問かと思う
普通に対立を煽る事にもなりそうだし、これ見よがしに荒らしが対立煽るだろうし

655 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/14(火) 06:47:28.58 ID:Qkj3mDy+0

>>654
了解です。忠告ありがとうございます。

656 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 08:40:57.14 ID:QzMdQAq10

ネタでリボーン側のクズキャラ達が艦娘とリボーン達と関わるとか？
候補：持田 剣介、黒部、根津 銅八郎、犯罪3兄弟、大山 牛雄(アニオリ)、海の時の了平の先輩達


これに加えて道場破りの奴らもいるけど……初期の捨てキャラの屑具合……
ドミネーターでやったら一発で引っかかるな

657 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 18:00:10.67 ID:RCP2YPpU0

>>1のSSだしご機嫌伺いせずやりたいようにやるのが一番じゃない？

658 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/14(火) 19:47:41.48 ID:Qkj3mDy+0

エルドライブの美鈴ちゃんかわいすぎるよおおおお…本日は山本さんとこの様子を書いて来ます。それでは投下開始。

>>656
正直天野作品に出てくるクズキャラは極まってる奴らばっかで結構好きですｗｗｗｗｗｗ
地区大会16強の猛者の彼とかエルドラの所長の上司の偉い人(名前忘れた)とかクズ極まってて好きです

>>657
そうですね、そうさせていただきます

659 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/14(火) 19:48:45.27 ID:Qkj3mDy+0

〜その頃、山本鎮守府〜

木曾「やあああああっ！！！！」ﾀﾞｯ

グロ「ヒッ！ぬるいぞ小娘！！」ﾊﾞｼｲ

木曾「ぐあっ…！」

神通「隙ありです！攻式一の型、車軸の雨！！」ﾋｭｯ

グロ「残念だったな。補足済みだ！クラーケン・ディ・ピオッジャ！！」ｶﾁｯ

雨巨大イカ「」ﾄﾞｼｬｧｧｧｧ

神通「えっ…！？うぐっ！！」ﾄﾞｼｬｧ

矢矧「特式十の型！燕特攻！！！」ﾊﾞｼｬｧｧｧｧ

グロ「ふむ、いい特攻だ。だがいくら強力な技でも見切ってしまえば造作もない」ﾋｭﾋｭｯ

ﾊﾞｼｬｧｧｧｧ!!!!

矢矧「雨の炎の波！？どこから…」

矢矧「しまった…！雨の鎮静でまともに体が…」

グロ「ヒッ！」ﾄﾞｺﾞｫ

矢矧「うがっ！！！」ﾊﾞｼｬｯ

グロ「フハハハハハ！！！ぬるい、ぬるい、ぬるいぞ小娘ども！！！」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

660 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/14(火) 19:50:24.90 ID:Qkj3mDy+0

北上「す、スゲー強いよこの人…」

伊19「人は見た目に寄らないのね…」

神通「私たちが…まるで歯が立たないなんて…」

グロ「ふん…これで分かったか娘ども」

グロ「貴様らは才能がないのに既存の時雨蒼燕流に頼り過ぎなのだ」

神通「…」ﾋﾟｸｯ

木曾「どういうことだ！！」

グロ「ヒッ！知りたいか小娘ぇ…いいだろう。ならばこのグロ様がこれ以上にないほどわかりやすく解説してやる」

グロ「時雨蒼燕流は、一回限りの継承ですべてを済ませる秘伝の殺人剣だ。ゆえに、才能あふれる剣士にしか使用することは本来叶わん」

グロ「だが貴様らの太刀筋を見ると、おそらく相当練習して身に付けたものなのだろうな？それが太刀筋からひしひしと伝わってくるぞ！」

木曾「…っ」

神通「…」

グロ「早い話が、貴様らには身分不相応な剣術だ。…まあ、そちらの長い髪の娘はなかなか見どころがあるがなあ」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

矢矧「…」

661 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/14(火) 19:51:41.90 ID:Qkj3mDy+0

神通「ならば…どうしろというのです！？」

木曾「そうだぞオカッパメガネ！時雨蒼燕流を捨てろってのか！？」

グロ「オカっ…いい度胸だな娘ぇ…あとでミッチリ叩きのめしてやるぞ？この私好みの姿に剥いてやる」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

木曾「やべっ」

グロ「…時雨蒼燕流を捨てろとは言わん。むしろ、時雨蒼燕流は優れた格闘術であることは疑いのない事実だ」

グロ「貴様らに足りていないのは相手を観察することと弱点を見抜き、そこを容赦なく突くことだ。時雨蒼燕流の速さと鋭さはそこに活かせば良い」

グロ「雨属性というのは嵐や大空などとは違い強力な一発が出せないからな。冷静な観察眼が他の属性よりも必要とされるが、そこに時雨蒼燕流が加われば大きな武器になる、と言う訳だ」

グロ「卑怯と言われようとも気にするな。そこに胸を痛める常識など捨ててしまえ」

グロ「常識など、愉悦と快楽を得るうえでの妨げにしかならないのだからな」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

北上「ま、一理あるかもね〜」

神通「私たちは提督の真似をして真っ向から勝負を挑むことしか知らなかったですから…」

矢矧「…次、お願いします」ﾁｬｷ

グロ「よかろう…かかってこい！！貴様の未熟さをグロ様がその体にたっぷり教え込んでやる」

ﾄﾞｼｬｧｧｧｧｧ!!!ﾋｯ!!!ﾏﾀﾞﾏﾀﾞﾀﾘﾝｿﾞｺﾑｽﾒ!!!

662 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/14(火) 19:52:44.17 ID:Qkj3mDy+0

山本「あいつ…心配だったがまともに家庭教師してんじゃねえか」

時雨「ねえ提督、僕達も始めようよ」ﾁｬｷ

山本「まあ待て時雨、お前は今日は稽古はナシだ」

時雨「…？どういうことだい？」

山本「時雨、お前は稽古の代わりにこれを見てもらうぜ」ｺﾞﾄﾝ

大量のディスクとノートPC「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

663 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/14(火) 19:54:36.24 ID:Qkj3mDy+0

時雨「これは…ノートPCにブルーレイ？すごい数だけど…」

山本「時雨の修行はとりあえずこのビデオを全部見ることだ。とりあえずは保留な」

時雨「へっ…それだけ…なの？」ｼｮﾎﾞﾝ

山本「ハハハ、サボってるわけじゃねーぜ。コイツは「剣帝への道：その２」だ。俺とスクアーロで各地の強者たちと戦ってその様子をビデオに撮ってきたんだ。俺のが50戦分、スクアーロのが50戦分で合計100戦分な」

山本「俺たちの戦いを見ることで、自分に足りていないところや実戦に必要なテクニックなんかがわかると思う。それがわかるまではひとまず時雨の修行は保留だ」

時雨「えっ…！？提督の…ビデオ！！！」ｷﾗｷﾗ

山本「おう。結構頑張ったぜ」ﾆｺﾆｺ

時雨「ありがとう提督！！家宝にするよ！！！早速見てみるね！！！」ｷﾗｷﾗ

山本（な、なんかすっげえ喜んでるな…保留にされて落ち込むかと思ったが…結果オーライか？）

時雨「ふふふ…それじゃあ僕は部屋に戻るよ」ﾆﾔﾆﾔ

山本「…ちゃんと休みつつ見ろよー！」

時雨「うん！」ﾋﾟｭｰ!

山本「も、もう行っちまった…」

……その日の夜、時雨の部屋

時雨「ふへへ…やっぱり提督はかっこいいなぁ」ｳｯﾄﾘ

時雨「あ、今のところもう一回見よっと」ｶﾁｶﾁ

ｼﾉﾂｸｱﾒ!ｻﾞﾊﾞｧｧｧ!!

時雨「ふふふ…かっこいいなぁ…これをずっと見ていられるなんて僕は幸せ者だよ」ﾄﾛｫﾝ

伊19（隣の部屋の時雨さんの独り言がさっきからちょっとうるさいのね）

664 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/14(火) 19:56:03.06 ID:Qkj3mDy+0

とりあえず以上。極限に短い気がするが以上だ！！！
すんごい関係ないけど本当に美鈴ちゃんがかわいすぎてやばい。アニメもかわいいヤバイ。何あの子非の打ちどころない。

665 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 19:58:45.17 ID:RCP2YPpU0

乙　グロ様が心配だったがヤバいのは時雨だった...

666 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 20:07:56.65 ID:PNRBSgf5o

乙
性格と性癖がアレなだけでγや幻騎士と肩を並べる六弔花だからなあ

667 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 20:39:00.33 ID:QzMdQAq10

そもそも雲は誰か謎だけどね。たぶん、ニゲラだと思うが(DSのゲームではお世話になった)
晴：入江、雷：γ、嵐：ジル、雨：グロ、雲：不明(ニゲラ)、霧：幻影騎士であったる？旧六弔花は

668 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 21:50:04.85 ID:R6T9/Wcvo

ニゲラはジッリョネロ時代の雲の守護者だけど六弔花ではないはず（六弔花は全員戦闘力ランクA）

669 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 21:55:24.43 ID:QzMdQAq10

>>668
確か真・六弔花が現れる前のシーンで入江が「僕以外の六弔花は倒された」とか言っていなかったけ？
リング確認したけどアイリスじゃないんだよね。雲の六弔花
個人的にはニゲラがバイシャナに負けたのは相性ということで。ゲームだと接近戦が得意投げ技使いだし……正直、雲属性で嵐属性は難しいだろう

670 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/14(火) 22:58:31.70 ID:Qkj3mDy+0

>>669
>>1の記憶が正しければメローネ基地編のラストで正一が白蘭に「日本に四人の六弔花を送り込んだ」って言ってたんで恐らくメローネ基地に雲の六弔花はいなかったかと。正直うろ覚え。

671 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/16(木) 02:15:54.37 ID:xJ9V8QcVo

面白くてついに一気読みしてしまった
サイコな奴が仲間思いってネタが好みだからか、10年後吹雪の登場でこの吹雪が好きになった
10年後吹雪を皆に合わせてあげたい
これからの展開がとても楽しみです

672 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/16(木) 20:51:01.07 ID:NbplvFv20

業務連絡〜
>>1が所用で外出していて自宅PCを使えないため21日までは時間取って書くことが難しいです。また、21日から後ろは別の用事で忙しいです
スマホ使って暇な時間にチマチマ書いたりはしてますが結局あんま量できないと思うので2月中は本格的な投下はあんま期待しないで下さい。

>>671
あざす！
今月中の投下は上の通り厳しそうですがちゃんと展開は考えてプロットにある程度まとめてあるので気長に待ってやってください。

673 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/17(金) 09:27:27.29 ID:6CqLjL/SO

了解です

674 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/18(土) 19:44:11.94 ID:EORN8l8v0

スマホでチマチマ書いてたのが一区切りつきました。本編投下開始。

675 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/18(土) 19:45:19.41 ID:EORN8l8v0

〜獄寺鎮守府〜

スクアーロ「こんなもんか」

暁「」ﾎﾞﾛｯ

金剛「」ﾎﾞﾛｯ

天龍「」ﾎﾞﾛｯ

川内「」ﾎﾞﾛｯ

比叡「ひ、ひえ〜…」ﾎﾞﾛｯ

アーロ「ｼｬｱｯ!」

スクアーロ「アーロ、戻れぇ」ﾊﾟﾀﾝ

676 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/18(土) 19:47:03.23 ID:EORN8l8v0

スクアーロ「チッ…お前ら、まるでなってねえなぁ゛ぁ゛…」

スクアーロ「だが、これでやることははっきりしたぜぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛！！！」

スクアーロ「まずお前だガキぃ゛！」ﾋﾞｼｯ

暁「わ、私！？」

スクアーロ「お前はボックスと言い艤装といい戦闘向きじゃねえぞぉ゛ぉ゛！！他のメンツのサポートに徹することを学べぇ゛ぇ゛！！」

暁「ど、どういうことなの？」

スクアーロ「まずお前の匣だが…大空猫だったなぁ」

スクアーロ「ガキぃ、そいつは戦闘力より嗅覚と感覚器官に優れた匣だということを理解しているか？」

暁「そうなの？初めて聞いたけど…」

スクアーロ「う゛ぉ゛お゛ぃ゛！！！ココの鎮守府の教育はどうなってんだ獄寺隼人ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛！！！！」
…………………

獄寺「ぶえっくし！」ｸｼｭﾝ!

夕立「司令官、体調悪いっぽい？」

獄寺「いや…誰かが噂してるみてーだな…悪い悪い、続けるぜ」ｽﾞｽﾞｽﾞ

…………………

677 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/18(土) 19:48:22.29 ID:EORN8l8v0

スクアーロ「まあいい…大空猫はその感覚器官と嗅覚の鋭さを用いての索敵がメインの運用方法だぁ」

スクアーロ「よってガキ、お前の修行はまずは匣を使っての広範囲索敵に慣れることだ。俺よりも毒サソリに協力してもらえ」

ビアンキ「暁、よろしくね」ﾌﾘﾌﾘ

暁「あ、ビアンキさん！なるほど…分かったわ！」

大空猫「にゃあ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

スクアーロ「お前の第二匣はまた違った運用の仕方が必要な匣だからなぁ。その時はまた教えてやるからまずはそいつの使い方をちゃんと理解しろぉ」

暁「うん！ありがとう！」

スクアーロ「次に…お前だイギリス被れぇ゛ぇ゛ぇ゛！！！」ﾋﾞｼｯ

金剛「わ、私デース！？」

スクアーロ「てめえの剣技は稚拙すぎっぞぉ゛ぉ゛ぉ゛！！！！少しは剣技を学ぶ努力をしやがれぇ゛ぇ゛ぇ゛！！！」

スクアーロ「よってお前は俺が徹底的に扱いてやっからなぁ゛ぁ゛！！そっちのガキもついでに見てやる！！！」

天龍「はっ…！？俺もかよ…」

スクアーロ「お前はそっちのイギリス被れよりちったあマシみてえだけどなぁ。それでも俺から見たら子供の遊びみてえなもんだぞカス共がぁ゛ぁ゛ぁ゛！！」

スクアーロ「子供の遊びが大人の嗜み程度になるくらいにはこの一ヶ月で引き上げてやるからなぁ゛ぁ゛！ビシバシ行くから覚悟しろよぉ゛ぉ゛ぉ゛！！！！」

金剛「が、頑張るデース…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

天龍「フフフ…怖い…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

678 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/18(土) 19:49:47.72 ID:EORN8l8v0

スクアーロ「そして比叡ぃ゛ぃ゛！お前は格闘能力はいっぱしみてえだけどなぁ、リングの炎の使い方がイマイチだぁ」

比叡「は、はい」

スクアーロ「晴の炎は実践に不向きだと思われがちだが、実は極めちまえばサポートから攻撃まで万能に使える属性だ」

スクアーロ「でも俺は晴の炎については深くは教えられねぇからな、ウチの職場から晴属性について詳しいオカマを呼んでやったぞぉ゛ぉ゛！！そいつに教われぇ゛ぇ゛！！！」

比叡「お、オカマですか…？」

スクアーロ「明日到着する予定だから楽しみにしとけぇ」

スクアーロ「最後にテメエだ忍者もどきぃ゛ぃ゛ぃ゛！！！！」

川内「うんうん！！なに！？夜戦？？」ﾜｸﾜｸ

スクアーロ「お前は術師だからなぁ。俺よりも術師に色々聞いたほうがいいと思うぜぇ。と言うワケで今すぐこいつの所に行きやがれぇ゛ぇ゛ぇ゛！！！！」ﾋﾟｯ

川内「えーっと…並盛町…？この「六道骸」って人のところに行けばいいの？」

スクアーロ「そいつは格闘もイケる優れた術師だぁ。連絡はしとくからさっさと行けカスぅ゛ぅ゛！！！」

川内「うん！早速行ってみる！そんじゃみんなじゃあね〜！」ﾀﾞｯ

暁「えっ…！？もう行っちゃうの！」

金剛「相変わらず行動が早いデース……」

スクアーロ「今日はまだ早えが終わりにしてやる。その分明日からはミッチリ休み無しで扱いてやっから覚悟しろぉ゛ぉ゛ぉ゛！！」

天龍「お、おう…」

金剛「一ヶ月間生き残れるか心配デース…」

679 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/18(土) 19:50:55.20 ID:EORN8l8v0

………その夜、居酒屋「鳳翔」

鳳翔「皆さん…お疲れのようですね」

夕立「うう…死ぬほど体動かしたっぽい…そっちはどうだったっぽい？」

比叡「ボッコボコにされました…」

金剛「スクアーロさんとは単冠湾で一緒でシタが…あそこまで強いとは知らなかったデース」

ビアンキ「スクアーロはボンゴレでも指折りの実力者よ。経験も豊富だし間違ったことは言ってないと思うわ」

金剛「でもあの調子だといつか死ぬデース…」

比叡「まあ1ヶ月の辛抱ですよ、お姉様…」

金剛「夕立はどんな感じだったデスか？」

夕立「司令官が打ち上げる標的をひたすら撃ち落とし続けるだけだったっぽい…射程の管理やら威力やらを調整しないといけなかったからすっごい難しかったっぽい…」

ビアンキ「なるほど、ハヤトはそう言う方向からアプローチをしたのね」

夕立「そう言えば川内はどこいったぽい？」

金剛「よく分かんないけどさっき出てったデース」

680 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/18(土) 19:51:46.72 ID:EORN8l8v0

〜一方その頃、児童養護施設「りんね」〜

川内「やったなこのー！待てー！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ブルーベル「ニュニュウ！待たないもーん！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

フラン「うわ〜忍者に殺される〜」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

犬「お前らそんなに走り回るなっての！部屋が散らかるびょん！」ﾑｷｰ

骸「クフフ…子供が一人増えたような感じですね…」

野猿「犬ニーサン達、柿ピー兄さんがいないと大変そうだな」ｹﾗｹﾗ

骸「全く持ってその通りです」

犬「あの鮫次会ったらぶっ殺してやるびょん」

681 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/18(土) 19:53:52.88 ID:EORN8l8v0

と言う訳で以上です。スクさん他人に任せ過ぎ説。
ちょっと短いんで次回の投下も獄寺やスクさん達の様子を書くことになると思います。それでは

682 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/19(日) 20:00:58.94 ID:AHezlyuWo

乙
術士ならマーモン呼べよと思ったがあいつだと法外な報酬要求されるからね…

683 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/22(水) 19:16:43.67 ID:vkYowGoa0

本編投下します。
獄寺たちの様子を書く予定でしたが予定変更。書きたいネタはあるんでまた今度書きます。それでは開始

684 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/22(水) 19:17:40.07 ID:vkYowGoa0

〜ディーノ鎮守府〜

ディーノ「ふう、こんなもんか」

ロマーリオ「よしお前ら、今日は終わりだ。もう日も暮れてきたしな」

睦月「にゃっしぃぃぃぃぃ…」ｸﾞｯﾀﾘ

電「疲れたのです…戦闘は苦手なのです…」ｸﾞｯﾀﾘ

愛宕「まあ苦手だろうが何だろうがやるしかないわよねえ…」ｸﾞｯﾀﾘ

飛龍「でも日に日に強くなってるのが実感できるよ！遠距離はロマーリオさん、肉弾戦は提督が教えてくれるし」ﾌﾝｽ

日向「実際、かなり効率の良い戦力強化になっているな」

ディーノ「お前らに面と向かってそう言われると照れるぜ…」ﾃﾚﾃﾚ

ロマーリオ「俺が狙撃の名手だってことを忘れてる奴がどうも多くてなぁ」ﾊｯﾊｯﾊ

日向「私はちゃんと覚えているぞ？ところで君、この後一杯どうだ」ｸｲｯ

ロマーリオ「お、いいじゃねえか。最近ご無沙汰だったしな」

日向「大和たちも誘いたいんだが…まだ帰ってきてないのか？」

睦月「どこに行ったのかなぁ」

愛宕「あの人たち毎日デートしてるわよねえ…修行はちゃんとしてるのかしら？」

685 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/22(水) 19:18:25.18 ID:vkYowGoa0

……一方その頃、小洒落た洋食店

大和「えーっと…いいのでしょうか、こんないい所に連れてきていただいて…」

家光「いいんだよいいんだよ。今日は俺の奢りっつったろ？ほら、遠慮すんな」

大和「はい…え〜と…どれにしよっかな…」ｳｰﾝ

家光「……」ｼﾞｯ

〜30分後〜

給仕「お待たせしました。オードブルです」ｺﾄﾝ

大和「ありがとうございます！…すみません、随分迷っちゃって」

家光「イイってイイって。時間はたっぷりあんだから。それよりも早速食おうじゃねえか」

大和「はい！では遠慮なく…いただきます！！！」ﾆｺﾆｺ

〜更に30分後〜

家光「お、これうめえな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

大和「そうですね。メインディッシュは魚にして正解でしたね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

家光「そうだな大和、たくさん悩んだ甲斐があったな〜」ﾆﾔﾆﾔ

大和「そ、それについては申し訳ありませんでした」

家光「ははは、冗談だって」

686 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/22(水) 19:19:05.84 ID:vkYowGoa0

〜更に更に30分後、小洒落た洋食店の外〜

ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀｰ!ｶﾗﾝｶﾗﾝ!

家光「はーうまかったな。それじゃあ帰るか」

大和「はい…ところで家光さん、あの、あなたが来てから毎日遊び歩いている気がするのですが」

家光「おう、その通りだな。それがどーした？」

大和「修行とかは…しなくてもいいんですか？」

家光「…うーんそうだな、確かにそろそろ頃合いかもしれねえな」

家光「よし大和、明日から修行始めっか！」

大和「は、はい」

大和（よくわからない人ですね…何を考えているんだろう）

家光「……」

687 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/22(水) 19:19:58.93 ID:vkYowGoa0

〜次の日、演習場〜

睦月「大和さんたち今日は演習場にいるにゃしぃ」

日向「まぁ、そうなるな」

ディーノ「よーしお前ら、始めるぞ！」

電「今日もよろしくなのです！！」

……

家光「よし大和、今日からお前の指導を始めるぞ」

大和「はい、改めてよろしくお願いします」ﾍﾟｺﾘ

家光「…初日よりはいい表情になったな」

大和「…遊び歩いてたのは私の緊張をほぐすためだったのですか？」

家光「まあそれもあるけどな。第一の目的はそれじゃねえ」

大和「はぁ…」

家光「見てたんだ、お前をな」

大和「…どういうことですか？」

家光「言葉を変えて言えば、観察してたんだよ。大和という艦娘がどういう奴なのか」

家光「分かったことはいろいろあるぞ？例えばそうだな…大和、お前は一番「食べ物を食べるときに」良い顔をする、とかな」ﾆﾔﾆﾔ

大和「えっ…！？あっ…私、そんな顔に出てました…？」ｶｧｯ

家光「ニッコニコだったぜ？見てるこっちが笑顔になっちまうよ」

大和「恥ずかしいいいい…」ｶｧｧ

688 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/22(水) 19:21:08.20 ID:vkYowGoa0

家光「ははは、まあこいつは冗談だ。だが、この数日でお前がどんな奴なのかはしっかり理解したぜ」

大和「は、はぁ」

家光「立場上、ちょっと厳しいこと言うぞ。…大和、お前はボスが持っているべき重要なスキルやノウハウってのが欠けているんだ」

大和「…？」

家光「訳わかんねーってツラしてんな…そうだな、例えば、お前は二つ以上のモノを選ぶとき必ず迷う癖があるだろ？お前が旗艦として艦隊を率いて戦場に出た時、お前がその癖のせいでモタモタしちまったら割を食うのは誰かわかるか？」

大和「…随伴艦の皆さん、でしょうか」

家光「その通りだ」

大和「でも、その話が修行に関係するのですか？」

家光「関係大ありだぞ。お前はある意味で海軍の力の象徴であるマリーナリングの守護者のボスみてえなもんだ。恐らくだが、次回の作戦ではお前が作戦に際して編成される大規模な連合艦隊を束ねる旗艦として任命されるだろうな」

大和「へっ…？私がですか？」

家光「なんだ、自覚無かったのかよ」ﾊﾊﾊ

大和「う…自分がそんな大それた存在だなんて思えなくて…」

家光「そんなふうに自分を卑下しちまうのもお前の悪い癖だ」

家光「…案外お前、昔のツナに似てんだよなぁ」ﾎﾞｿｯ

大和「何か言いました…？」

家光「いや、なんでもねえよ。続けるぜ」

家光「そんなワケで、お前は作戦に向けてボスとしての心構えや持つべきスキルやノウハウってのを知る必要があるからな。その辺について学んでもらう」

大和「…はい。でも、自分に務まるのか…」

家光「随分しょぼくれた顔してんなぁ、心配すんな。この一か月で俺が立派なボスに仕立て上げてやるよ。ビシバシ行くから覚悟しろよ？」ﾆｯ

大和「は、はい！よろしくお願いします！」

689 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/22(水) 19:25:25.54 ID:vkYowGoa0

……一方その頃、ラバウル〜

了平「よし、その木材はそっちの区画に運び込め！！！」

大工妖精「ｳｯｼｬｰﾜｶｯﾀｾﾞｰ」ﾄﾃﾄﾃ

摩耶「おーい了平、鉄筋の準備できたぜ」

了平「ならば南の方に持って行ってくれ！あとは妖精が極限にやってくれるぞ！！」

摩耶「了解〜」ｽﾀｽﾀ

ﾄﾝﾃﾝｶﾝﾃﾝ…

紅葉「結局何をしているんだ君たちは…」

利根「次回の作戦に向けての大規模増築じゃの。入渠ドッグも新たな艦娘用の住宅も何でもかんでも妖精の力で高速建造中じゃ」

大鳳「提督の話によると、次回の作戦ではここラバウルが拠点になるみたいですね。ですが、いくらウチの基地が大規模でも外部から来る艦隊を長期間駐留させるほどのキャパシティは現時点ではありません」

漣「そこで足りない家も施設も新しく建てちまえ〜！ってことですな」

紅葉「戦力強化とやらはしなくてもいいのか…？」

了平「俺の艦隊は極限に強いからな！！今更戦力強化など極限に不要！！！」ﾄﾞﾄﾞﾝ

利根「嬉しいことを言ってくれるのぉ」

了平「極限に事実だからな！！！それよりも紅葉、何を突っ立っている！！お前も極限に作業をするのだ！！」

紅葉「け、結局僕は何のために呼ばれたんだ〜！？」ﾄﾞｻｯ

690 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/22(水) 19:27:31.83 ID:vkYowGoa0

今日は以上。
ちなみに>>1の鎮守府にようやく鈴谷が着任しました。やったぜえええ！！！！

691 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 19:36:38.53 ID:NrCKM26T0

ちょっと時間ができたんで久々にリアルタイム更新でもしてみます。それでは投下開始

692 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 19:40:01.35 ID:NrCKM26T0

〜とある日の早朝、雲雀鎮守府：島風と吹雪の部屋〜

ﾁｭﾝﾁｭﾝ…

島風「ふぁぁぁ…ん…朝か…」ﾊﾟﾁｯ

吹雪「……」ｽﾔｽﾔ

島風「吹雪ちゃんは…まあまだ起きてこないよね…日の出前だし」

島風「よーし、じゃあいつも通り軽く朝のお散歩行きますか！」ﾑｸｯ

島風「…」ﾁﾗｯ

吹雪「むにゃむにゃ…えへへへ…大鳳さぁん、ここいたいですかぁ？ぐりぐり〜ってしちゃいますよぉ〜…うふふふ…」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

島風（吹雪ちゃん…すっごい笑顔だけどどんな夢見てるのかなぁ…）

693 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 19:50:45.03 ID:NrCKM26T0

〜港の桟橋〜

島風「ん〜もうちょっとで日が昇り始めるかな〜」ﾄﾃﾄﾃ

伊58「島風ちゃんおはよ〜。あと12分で日の出の時刻だよ」

島風「あ、ごーやちゃんおっはよー！相変わらず早いね」

伊58「毎日資材を獲得するために各地を奔走してるから…遠征組は朝が早くないと務まらないんだよ…」

島風「お、お疲れ様…」

伊58「今日もどうせオリョール…明日もどうせオリョール…もう一人でオリョールはいやでち…」ﾊｧ…

島風「まあウチの司令官だといつ新しい潜水艦の子が入ってくるかわからないもんね…」

伊58「はぁ…休みがちゃんとあるのがせめてもの救いだよ…」

桔梗「ハハン、なるほど。ココの労働状況はそこまで良くなさそうですね。雲雀恭弥に一言いう必要があるかもしれません」ｽｯ

694 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 19:52:03.20 ID:NrCKM26T0

島風「あ、桔梗さん！早いね！」

桔梗「普段から日が出る前には起きて職場に行く準備をしていますので」

桔梗「多数の部下を預かる身として、部下よりも遅く出勤するのは恥ずかしいことですから」ﾊﾊﾝ

伊58「上司の鑑でち…」

島風「そういえば他の遠征組の子たちはどこ行ってるの？」

伊58「まだ起きてないか…間宮さんのところで朝ご飯だと思うけど」

島風「そっかー。私もそろそろご飯食べにいこっかなー」

桔梗「ご一緒しますよ…おや、日の出ですね」ﾊﾊﾝ

お日様「ｵﾊﾖｰ!」ﾋﾟｶｰ!

伊58「これを見たら…一日頑張る気が起きるでち…えへへ、ゴーヤ、今日もオリョクルがんばるでち。えへえへ」ﾍﾗﾍﾗ

島風（ゴーヤちゃんすっごいヤバい顔してる…何連勤なんだろう）

695 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 19:59:50.17 ID:NrCKM26T0

〜間宮食堂〜

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

島風「この時間に来ると結構人がいるね〜」

伊58「これから遠征に行く子たちはここでまずご飯を食べるの。作ってる時間と余力なんか無いでち」

白露「間宮さーん、私洋食でお願いします！」

龍驤「はぁ…今日も今日とてボーキ稼ぎやで…たまにはウチも出撃したいわぁ。あ、ウチ和食で」

大井「私も龍驤さんと同じもので。それにしても…いつになったら魚雷を持たせてくれるのかしら…装備がドラム缶だけって…どういうつもりよ…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

間宮「はい、かしこまりました」ｻｻｯ

桔梗「なかなか忙しそうですね」

間宮「そうですね。でも皆さんの為ですから！」ﾌﾝｽ

伊58「間宮さんが来てくれて本当に良かった…間宮さんのゴハンを食べれば疲れが吹っ飛ぶでち…」

間宮「ふふふ、それなら作り甲斐がありますね。ところで皆さん何にいたしますか？」

伊58「私はいつも通り和食朝定食で」

桔梗「私も同じものでお願いします」

島風「えーっとじゃあ私は…洋食の定食で！」

間宮「はーいかしこまりました。少々お待ちください」ﾄﾃﾄﾃ

696 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 20:14:53.57 ID:NrCKM26T0

島風「私、何気にここで朝ご飯食べるのはじめてかも」

桔梗「いつもはどうしているのですか？」

島風「間宮さんが来る前からの習慣で朝は足柄さんに作ってもらってたよ」

伊58「足柄さんは料理上手だからねー」

島風「うん。戦いもすっごい強いし家事もできるしすごい人だよねぇ」

桔梗「私も料理は多少できますよ」ﾊﾊﾝ

島風「へー！じゃあ今度作ってもらおうかなぁ」

伊58「私たち遠征艦隊にも作ってほしいでち」

桔梗「それでは適当なときにでも振る舞いましょうか」

島風「やった！」

島風「あ、そういえば他の鎮守府では料理大会とかやってるみたいだね。そういうのやってみても面白いかもねー」

桔梗「ハハン、レクリエーションとしては面白いかもしれませんね」

伊58「でもウチの鎮守府では料理できる人が少ないんじゃない？」

島風「うーんまぁ確かに…あ、でも…司令官に作らせてみるのも面白いかも」

伊58「えっ…あの人料理できるの？」

桔梗「そうは見えませんが」

島風「あれ、ゴーヤちゃんは私たちとラバウルに行ってないから知らなかったんだっけ」

島風「ラバウルに行った時に朝食を作ってくれたんだけど…普通においしかったよ？」

伊58「気になるでち…」

桔梗「私も興味があります」

島風「あはは…まあできそうに見えないもんね…」

間宮「皆さん、お待たせしましたー！」

伊58「あ、来たでちね」

桔梗「なかなかおいしそうですね」

島風「うん！それじゃ、いっただっきまーす！」

島風（…それにしても、司令官って結構早起きさんだよね？でも朝に一回も会ったことないなぁ…普段どこで何してるんだろう）ﾓｸﾞﾓｸﾞ

697 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 20:24:26.95 ID:NrCKM26T0

〜雲雀鎮守府内、和風の離れ小屋〜

ｶｺｰﾝ…

雲雀「……」ｽｩｩｩ

雲雀「……」ﾋﾟｸｯ

雲雀（…誰かの気配？足柄かな）ﾋｭｯ

ﾄﾞｽｯ

足柄「入るわよ〜…おっと。相変わらず危ないわね…気配を感じたらとりあえず攻撃ってどうなのよ…」

雲雀「僕のテリトリーに勝手に入って来る方が悪いのさ」ｽｸｯ

足柄「まったく…こんなのが大企業の部長って…世も末よねぇ」ｸｽｸｽ

雲雀「好きでなったわけじゃないけどね」

足柄「ふーん。まあそんなのどうでもいいわ。朝食作ってきたわよ」

雲雀「うん。そこに置いておいて」

足柄「はいはい」ｺﾄｯ

698 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 20:29:41.50 ID:NrCKM26T0

足柄「…にしてもあなた、毎朝ここで瞑想してるけど、何か意味があってやってるの？」

雲雀「今は習慣でやってるけど、意味はあるかな…昔はこんなことして無かったんだけど」

雲雀「起きた後に精神統一をすると冷静な状態で一日を過ごせる、ということを会社の部下から聞いてね」

雲雀「それでやってみたら案外良かったものだからそのまま習慣になった…といった感じかな」

足柄「なるほどねー。ま、あなたの喧嘩っ早さにはちょうどいい鎖になってるかもしれないわね」

雲雀「…そんなことはどうでもいいよ。それよりも足柄、今日も始めようか」ﾆｨｯ

足柄「結局全然冷静になってない気がするけど…ま、付き合うわよ」

足柄「私、あなたとの手合わせが目当てで毎朝ここに来てるってトコもあるのよねぇ」ﾆｲｯ

雲雀「行くよ」ﾋｭｯ

ｻｯ､ﾊﾟｼｯ､ﾄﾝｯ、ﾀｧﾝｯ!…ｶﾐｺﾛｽ!ﾏﾀﾞﾏﾀﾞﾖ!

699 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 20:40:09.99 ID:NrCKM26T0

〜数時間後、雲雀鎮守府演習場〜

γ「よう。今日もよろしく頼むぜ」

足柄「ええ。それにしても随分と重役出勤じゃない？」

γ「そんなこと言うなって…雲雀や桔梗と違って俺には家庭があるんだよ」ﾌｯ

吹雪「おはよー島風ちゃん…なんか私、ずいぶんいい夢を見てた気がするなぁ」

島風「吹雪ちゃんすっごいいい笑顔で寝てたもんね…」

吹雪「…そうだったの？」

雲雀「吹雪、僕達も始めるよ」ﾁｬｯ

桔梗「私達も始めましょうか」ﾎﾞﾎﾞｳｯ

700 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 20:46:28.64 ID:NrCKM26T0

〜足柄とγ〜

足柄「はぁぁぁっ！！！」ｼｭｯ

γ「おおっと。相変わらず凄まじいな」

γ「だが、炎は柔らかい。そんな程度の覚悟じゃすぐ破られちまうぜ！ショットプラズマ！！」ｶｶｶｧﾝｯ!

足柄「またあの技…何回も見れば避けられるわよっ！」ｻｯ

γ「わりーな、こっちはデコイだ。行け」

コルル「ｸﾞﾙﾙﾙ!!!」ｼｭｩｩｯ!

足柄「なっ…！？どこから！！ジャンちゃん、お願い！」ｶﾁｯ

電狐「ｸﾞｫｫｯ!!」ｼｭｳｯ!!

ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ!!!

足柄「ぐうっ…なんてエネルギーなの…」

γ「…さて、このような状況になったわけだが」

γ「今ぶつかってるお前のボックスも俺のボックスも全く同じネレ・ヴォールピだ」

γ「匣が全く同じならその勝敗を分けるのがどこの差か分かるか？」

足柄「さぁねっ！はぁぁぁぁぁっ！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

γ「そこんとこ分かんねーならだめだな。コルル、押しつぶせ」ｸｲｯ

コルル「ｸﾞｫｫｫｯ！！！」ｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｯ!

足柄「そんな…どこにそんなパワーが…？ぐぅっ！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ

足柄「うそ…ぐぅっ…一撃で…こんなに…」大破

701 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 20:52:56.19 ID:NrCKM26T0

γ「…このような状況において、勝敗を分ける要因はいくつかある」

γ「まずは単純なリングの質の差だな」

γ「お前がつけてるマリーナリングはAランクオーバーの極上の石。Sランクっつってもいいかも知んねーな」

γ「それに対して俺がつけてるこのリングは支給品のBランクリング。言っちゃあ悪いが正直お前のリングとは天と地の差だぜ」

γ「この要因に従って普通にやり合えば俺はお前になすすべなく敗北するわけだが、なぜかお前は俺に負けている。なら、勝敗を分けたのには別の要因があるってことだ」

足柄「……」

γ「分かんねーか？まあ仕事だし今日はちゃんと教えてやるよ。答えは至って単純明快だ」

γ「…覚悟の差だよ」

足柄「…はぁ？覚悟なら私にだってあるはずよ」

γ「どいつもこいつもそういうこと言うんだがな…そんな態度じゃあそこら辺の厨房と大して変わんねえぞ？」

γ「…言葉だけの薄っぺらい覚悟と本物の覚悟ってのは違うってことだよ」

足柄「私の覚悟が薄っぺらいとでも？」

γ「ま、いい線いってる方だとは思うけどな。最前線で戦うとしたらまだダメダメだ」

足柄「…」

702 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 21:06:58.38 ID:NrCKM26T0

γ「良い戦士ってのはどいつもこいつも例外なく覚悟の素になる「戦う理由」ってのを持ってやがる」

γ「…だが、お前ら艦娘はもともと戦うために生み出された存在だ。理由や覚悟もなしに戦うことを義務付けられた存在。死ぬ気の炎を生み出す「覚悟」ってヤツとキレイに矛盾しちまってる存在なんだ」

足柄「…まぁ、否定はしないわ」

γ「だろ？だからお前がやるべきことはまずは覚悟の素になる戦う理由を探すことだ。もう戦闘技術は文句なしだからな。泣き所があるとしたら、ソコだ」

足柄「うーん…戦う理由ねぇ。確かにそんなの考えたことなかったわね」

γ「今日はそこん所をちょっと考えてみな。とりあえず傷を治して来い」

足柄「ええ…待って、ちょっと考えたらすぐに見つかったわ」

γ「…ほぉ？随分早いな。聞かせてみろ」

足柄「…そんなの、考えてみれば一つしかないじゃない」

足柄「戦いに勝つ、勝利し続ける」

足柄「相手が誰かなんて関係ない、勝利するその時を味わうために戦う」

足柄「それが私の戦う理由よ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

γ「…勝つために戦う、か。それじゃあ薄っぺらいって言ってるんだけどな」

足柄「そんなことないわよ？試してみる？」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ!!

γ（こいつ…こんな炎圧どこに…）

足柄「しばらくこの気持ちを忘れてたからね。でも、今思い出した」ﾆﾔｯ

足柄「私、絶好の獲物を目の前にするとすぐにでも襲い掛かっちゃいたくなるタイプなのよねぇ♪」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

γ「なるほど…お前、雲雀恭弥と同じタイプか。まるで狼だ。こいつはレアだな」ﾆｯ

703 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 21:22:19.85 ID:NrCKM26T0

〜雲雀と吹雪〜

雲雀「…ふっ！」ﾄﾞｺﾞｫｯ

吹雪「ああっ…くっ」ﾄﾞｻｯ

雲雀「吹雪、次行くよ。立て」ﾁｬｯ

吹雪「はい…」ﾖﾛｯ

吹雪（司令官に渡されたこのトンファー、ギミックが多すぎてなかなか使いこなせないな）

吹雪（そういえばこれを渡されたとき、確か…）

704 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 21:23:32.28 ID:NrCKM26T0

――――――――――――――――――――――――――――――――
〜修行初日、演習場〜

雲雀「それじゃあ始めるよ」

吹雪「はい、よろしくお願いします！」

雲雀「僕との修行は君が持ってる匣兵器と、これを使ってやってもらうよ」ｽｯ

吹雪「えーっと…これ、司令官のトンファーですか？」

雲雀「昔使ってたものさ。僕が今使っているものと仕込まれてる機能は大して変わらないよ」

吹雪「ありがとうございます…でもどうしてわざわざコレを？」

雲雀「…雲属性の戦いには手数が必要不可欠だ。嵐や大空のように強力な一発が出せないからね」

雲雀「そのために戦う方法としてこの仕込みトンファーは相性がいいんだ」

吹雪「は、はぁ…」

雲雀「どっちみち君の装備は少し貧弱だ。そこを埋める格闘術は身に着けておいて損は無いよ」

吹雪「でも私、接近戦ってあんまりやったことないんですけど」

雲雀「一か月も時間があるから死ぬ気になれば大丈夫さ。さぁ、始めるよ。構えて」ﾁｬｯ

吹雪「えっちょっ…いきなり始めるんですか！？何か教えてくれても…」

雲雀「君の才能を、こじ開ける」ﾋｭｯ

吹雪「は、話を聞いてくださぁい！！」ｶﾞｷｨﾝ!

―――――――――――――――――――――――――――――――――

705 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 21:35:16.65 ID:NrCKM26T0

吹雪（…って言われたけど、あれから一週間か。あれからまだ私は司令官に一発も入れることができてない）

吹雪（司令官の格闘レベルが高すぎるのもあると思うけど…何よりも問題はこのトンファーに仕込まれてるギミックを完全に使いこなせてないこと…）

吹雪「っと…あぶなっ」ｻｯ

雲雀「へぇ…今のを避けられるようになったか。良い感じだね」ﾆｲｯ

雲雀「これはどう？」ｼｬｼｬｼｬｯ

吹雪「早っ…うぐうっ！」ﾄﾞｼｬｧｯ

吹雪（早すぎて避けられなかった…単純な武器の使い方とか一瞬の駆け引きとか…トンファーを使った接近戦は、私にとってまだわからないことだらけだな…）

吹雪（でも、この一週間で確実に分かったことがある…）ｿﾞｸｯ

706 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 21:42:19.23 ID:NrCKM26T0

吹雪「…ねぇ司令官」ｽｸｯ

雲雀「…？」

吹雪「私、他人を一方的にボッコボコにして、苦痛の顔を眺めるのがたまらなく好きなんですけど」

吹雪「こうやって他人になすすべなく一方的にボコボコにされるのも嫌いじゃないですよ」ﾆﾔﾆﾔ

吹雪「特に格闘戦…体と体のぶつかり合いで一方的にやられるって言うのは…どうしようもない差を感じちゃって、屈辱的過ぎて、何というかゾクゾクしてきます。サイッコーです」ﾆﾔﾆﾔ

雲雀「…君、前から思ってたけど変わった趣味してるよね」

雲雀「そんなこと言われても一切手加減はするつもりはないよ」ﾁｬｯ

吹雪「望むところですよ…。あなたを絶対に私と同じ状況にしてやります。あなたにもこの屈辱を味わわせてやる」ｽｸｯ

吹雪「…あなたに教えてもらった地面の味を、あなたにも教えてやる」ﾁｬｯ

吹雪「絶対にその自信満々な端正な顔を、屈辱と苦痛の表情で染めてやりますよ。ああ、その顔が見れるときが楽しみです」ﾆﾔﾆﾔ

雲雀「…これだから君は面白い。それじゃあ行くよ」ｶﾁｯ

ﾄﾞｯｺﾞｫｫｫｫｫﾝ!!!!

707 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/02/23(木) 21:47:18.70 ID:svXR5nfO0

このスレがまとめられたら吹雪のキャラとかいろいろ言われそう
俺はどっちでもいいけど(カブトボーグ)

708 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 21:59:18.13 ID:NrCKM26T0

〜桔梗と長門達〜

桔梗「ハハン…向こうは相変わらず派手にやっていますね」

龍田「おかげでウチの演習場が日に日にボロボロになっていくのよね〜」

赤城「まぁ確かに…私が来たころから比べるとかなりボロッボロですね」

島風「だって長門さんたち毎日演習してたもん！そりゃあねぇ」

長門「う…何というかすまない…」

桔梗「私達もそろそろ始めますよ」

島風「うん！今日は何するの？」

桔梗「昨日は確か高速で動きながらの演習でしたね」

島風「あれ楽しかった！またやりたいなあれ！！」ｷﾗｷﾗ

長門「う…速いスピードについていくのは苦手だ」ﾄﾞﾖｰﾝ

桔梗「人それぞれ、得手不得手があります。島風は早さで相手を翻弄するタイプ、長門は早さで負けても圧倒的な力で敵を粉砕するタイプですね」ﾊﾊﾝ

桔梗「今日はその得手不得手を踏まえての総合的な訓練をしてみたいと思います」

桔梗「想定する状況は自分たちの倍以上の数の深海棲艦に囲まれた状況、つまり、ある意味では好き勝手暴れられる乱戦です。それでは始めましょうか」

桔梗「外付け修羅開匣！！！」ｶﾁｯ

ｸﾞｧｧｧｧｯ!!!!

雲スピノサウルス「「「「ｸﾞｷﾞｬｧｧｧﾂ!!」」」」

709 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 22:12:26.66 ID:NrCKM26T0

雲スピノサウルス「「「「ｸﾞｷﾞｬｧｧｧﾂ!!」」」」

島風「えっ、桔梗さん…？な、なにこれ！？」

長門「下から大量の恐竜？どうなっているんだこれは…」

龍田「桔梗さんの髪とつながってるのかしら〜？」

桔梗「ハハン、驚かせてしまいましたか。今日の課題は、増え続けるこの雲スピノサウルスをひたすら倒し続けることです」

龍田「分裂した…！」

長門「これは…すごい数だな」

赤城「でも、こういう状況の方が全力で暴れられるから好きですよ」ﾆｲｯ

桔梗「それでは開始です。行けっ！」

雲スピノサウルス「「「ｸﾞｫｫｫｯ!!!」」」

赤城「始めから飛ばしていきますよ…はぁぁっ！！」ｻﾞｼｭｯ!!

ｻﾞｼｭｯ!ｻﾞｼｭｯ!

雲スピノサウルス「ｸﾞｹﾞｪｯ!」消滅

赤城「ふふふっ、どこを見渡しても敵ばかり。いいですね、こういうの」ｽﾞﾊﾞｯ

桔梗「ハハン、私の雲スピノサウルスを一振りで倒しますか。凄まじい火力ですね。あなたは乱戦向きのようだ」

島風「赤城さん…なんか怖いよぉ…」ﾄﾞﾝｯ

龍田「戦いと食べ物のことになると途端に目の色変えるのよね〜」ｻﾞｼｭｯ

長門「しかしこいつら…強いな。赤城のやつ、これを一振りで倒すなんてな…」ｽﾞﾊﾞｯ

赤城「〜♪」ｻﾞｼｭｳｯ

桔梗「まだまだ行きますよ」ﾊﾊﾝ

……………………

…………

710 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 22:17:57.75 ID:NrCKM26T0

〜夕暮れ、大浴場(入渠ドッグ)〜

島風「おおおぅっ…ああ〜疲れたぁ…」ﾁｬﾎﾟﾝ

龍田「温泉が身に染みるわね〜…」

長門「ここの浴場が温泉でよかったと心の底から思うよ…」

赤城「ふふふっ、そうですね。間宮さんの夜ご飯も楽しみです」ﾆｺﾆｺ

足柄「そうね…それにしても、吹雪は大丈夫なの？随分こっぴどくやられたみたいだけど」

吹雪「あ、はい。やっぱり慣れない事なのであんまりうまく行きませんが…でも楽しいですよ」ﾎﾞﾛｯ

吹雪「いつかあの司令官を絶対に屈服させてやります」ﾆﾔﾆﾔ

足柄「それって可能なのかしら…」

吹雪「可能かどうかは置いておいてとりあえずトライしてみる精神が大事ですよ」

龍田「そうね〜。動機はどうあれ、そうやって目標に向かって頑張ることは良いことだと思うわ〜」

足柄「この子の場合その目標が間違っている気がするのは私だけ…？」

711 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/23(木) 22:27:27.41 ID:NrCKM26T0

とりあえず以上にしときます。明日もこれくらい更新できると良いな…！
これで一通り回ったんで次回以降はテキトーに各鎮守府の様子や番外編なんかをゆるーく書いて行こうかなと思います

>>707
吹雪を普通のキャラにしたらリボーン勢の強烈なキャラに埋もれてまうって思ったんや…
正直反省してます。後悔はしていないが

712 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/23(木) 22:28:29.80 ID:NrCKM26T0

あ、ツナたちのとこまだ書いてなかったか。じゃあたぶん次回はソコですね。それでは

713 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/24(金) 01:04:33.98 ID:sC0LLVj3o

乙

714 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/24(金) 19:42:01.49 ID:phtKt+VJ0

〜綱吉鎮守府、演習場〜

超死ぬ気ツナ「……」

綱吉「ふぅ、午前中はこんなもんかな…」ｼｭｩｩ

リボーン「おめーら、そろそろ休め。一時間後から再開するぞ」

榛名「はい…」ﾎﾞﾛｯ

雷「ち、ちょっと、大丈夫？」

榛名「榛名は大丈夫です…」

球磨「ボスの訓練は感覚的で難しいクマね」

伊勢「なんであなたは無傷で済んでるのよ…」ﾎﾞﾛｯ

球磨「こんくらい本能で動けるクマ」ﾄﾞﾔｯ

瑞鶴「なによそれ…」

球磨「でも球磨たちは午後からリボーンさんの特訓だからまた気が抜けないクマ」

瑞鶴「私と加賀さんと雷は提督さんね」

加賀「…それよりも時間があまりないわ。早くご飯を食べに行きましょう」

瑞鶴「んーそれもそうですね。提督さん、リボーンさん、また後で〜」ﾋﾗﾋﾗ

リボーン「おう」

球磨「球磨たちも飯食ってくるクマ」

綱吉「うん！あんまり急がなくてもいいからね！」

…………

715 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/24(金) 19:42:48.61 ID:phtKt+VJ0

〜司令室〜

綱吉「はぁ…他人にモノ教えるのって何気に初めてだったから緊張するよ…」

リボーン「まあダメツナにしちゃあよくやってんじゃねーか。及第点だぞ」ﾆｯ

綱吉「うん…昔の俺からすると信じられないことだと思う。今度は他人にモノを教える立場になってるなんて…」

リボーン「ココまで育ててやった俺に感謝しろよ」

綱吉「実際すっげえ大変だったけど…でも感謝してもしきれないな」

リボーン「勝手に終わったつもりになってんじゃねー。まだ俺の指導は終わってねーからな」

綱吉「はぁ！？そうだったのかよ…」

リボーン「俺の指導期間は俺がお前の横から消える時が来るまでだぞ。いつになることやら」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉「俺の成績が上がるまでじゃなかったのか…ん？」ｺﾝｺﾝ

ｶﾞﾁｬ

雷「司令官？お客さんよ？」

綱吉「え、誰だろう。リボーン、何か知ってる？」

リボーン「いや、俺も知らねーな」

雷「ボンゴレの人みたいだから入れちゃったけど…まずかったかしら？」

綱吉「いや、ウチの人なら大丈夫かな。緊急の用事かもしれないし、入れていいよ」

雷「はーい。じゃあどうぞー」

ｶﾞﾁｬ

716 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/24(金) 19:43:46.95 ID:phtKt+VJ0

白蘭「やぁ綱吉クン、久しぶりだね」ﾆｯ

綱吉「白蘭！！怪我は平気なの！？」

白蘭「何とか立って歩くくらいは平気になったよ。でもまだ本格的なバトルはちょっと無理かな」

綱吉「無事でなによりだよ…でも、なんでここに？」

白蘭「僕が襲われた事件で何かと揉めてるみたいだったからね。それについて綱吉クンと直接話をしに来たんだ」

綱吉「そうか…まだ白蘭から直接話を聞いてなかったもんね」

リボーン「これで何か新しい情報がつかめると良いんだけどな」

白蘭「うーん、新しい情報と言っても僕が話せることは少ないんだけどな。ほら、突然襲われちゃったわけだし♪」

綱吉「まあ、実行犯が確実にわかるだけでもありがたいよ！」

リボーン「そうすりゃあ指名手配やら懸賞金をかけるやらの手が使えるようになるからな」

綱吉「で、結局白蘭は誰に襲われたの？」

白蘭「君たちの予想通りさ。幻チャンにやられたよ」

綱吉「…やっぱりか」

717 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/24(金) 19:44:51.66 ID:phtKt+VJ0

リボーン「…でもそうなるとそうなったで不可解な点が色々残るぞ」

綱吉「どういうこと？」

リボーン「いくら幻騎士がこの二年で強くなったとしても白蘭には勝てっこねーだろ。その辺を詳しく聞かせてくれねーか」

綱吉「そうか…そうだね。白蘭を倒すなんて普通に考えたらありえない」

白蘭「うん、僕もまさかあそこまで一方的にやられるとは思ってなかったよ。仮に匣が何も使えなくても幻チャンに勝つ自信はあった」

白蘭「でも…なんか僕の技、全部見切られてたみたいなんだよねぇ」

綱吉「えっ…それって」

リボーン「聞き覚えのある状況じゃねーか」

白蘭「うん。ね、気づいた？」

白蘭「たぶん幻チャンは、僕と同じく並行世界を移動、もしくは観測できる能力を持ってる」

白蘭「それか、僕と同じような能力を持ってるブレインや指導者が幻チャンにはいる」

綱吉「でもそれってありえることなの…？」

リボーン「今までの常識で考えりゃあ可能性はゼロだな」

白蘭「でも幻チャンは、今まで誰にも見せたことの無い僕の技の、僕しか知らない弱点を的確についてきたんだ」

白蘭「ちょっとあの状況は…僕にはこれ以外に考えられないな♪」

718 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/24(金) 19:45:45.71 ID:phtKt+VJ0

リボーン「…ツナ、いろいろ考える必要がありそうだな」

綱吉「そうだね…。白蘭、まだ傷も治りきってないのに来てくれてありがとう。今日は帰ってゆっくり休んでくれ」

白蘭「うん、そうさせてもらうよ。まだ本調子とはいかなくてね…痛っ」ﾖﾛｯ

綱吉「だ、大丈夫？」

白蘭「ココから帰るくらいなら平気だよ♪それじゃあ…またね綱吉クン」

綱吉「うん、気を付けて…あ、そうだ、護衛をつけるよ。雷、白蘭を送っていってやってくれ」

雷「了解したわ！」

白蘭「ありがとう、助かるよ。今誰かに襲われたらまともに戦える状況じゃないからね」

綱吉「うん。気を付けてね！」

雷「私に任せなさい！」ﾌﾝｽ

白蘭「あはは、雰囲気がブルーベルに似てるねキミ♪それじゃあ行こうか」

雷「うん！それじゃあ行ってくるわね司令官！」

ｶﾞﾁｬﾘ

719 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/24(金) 19:46:32.67 ID:phtKt+VJ0

綱吉「…」

綱吉「ふーっ…どうしよっかなぁ…」

リボーン「白蘭以外にも同じ能力を持ってる奴がいるとなると厄介だな」

綱吉「うん…しかも今回は敵に回ってる訳で…」

リボーン「俺たちの技が全部見切られちまってる可能性もある。直接戦うにしても、迂闊に手は出せねーな」

綱吉「はぁ…これはまた会議してみんなの意見を聞く必要があるかな」

リボーン「三日後にウェーク島攻略作戦の結団式があるからそこでみんなは集まってくるはずだぞ」

綱吉「よし、じゃあ結団式の後に緊急会議を入れちゃおう」

リボーン「そうだな。とりあえずそうしとけ」

綱吉「ハルに電話入れとくか…」ﾋﾟｯﾋﾟｯﾌﾟﾙﾙﾙ

リボーン「…ところでツナ、そろそろ休憩開始から一時間経つぞ」

綱吉「えっ！？俺まだ飯食ってねーぞ！！」

リボーン「はいそれじゃあ修行午後の部開始〜」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉「まじかよ…腹減った…」ﾄﾞﾖｰﾝ

スマホ『ツナさーん！？もしもーし！！ハルですよー！！！』

720 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/24(金) 19:47:16.86 ID:phtKt+VJ0

とりあえずこれで一区切り。0時前くらいに続きかけてたらまた投下します。それでは

721 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 00:48:22.17 ID:A3RHjoqk0

〜三日後、ボンゴレ本社エレベーター内〜

足柄「ココも来慣れたわね〜」

吹雪「そうですね。なんだかんだ言って会議やらなんやらでたまに呼ばれてましたし」

ﾁｰﾝ!86階、特別応接室です

吹雪「あ、つきましたね」

足柄「相変わらずえっらい広さねここ…」

吹雪「そうですね…あ、時雨さんとか響さんたちもう来てますよ」

足柄「知らない顔もちらほらあるわね」

あきつ丸「…知らない人ばかりで居心地が悪いのであります」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

まるゆ「わたしたち普段は海軍ともボンゴレとも関わりないですからね〜」ﾆｺﾆｺ

吹雪「適当な人に聞いてみるか…ねえ夕立ちゃん、あの人たち誰だかわかる？」ﾆｺﾆｺ

夕立「えっ、誰のことっぽ…ヒィィィィィ！！吹雪っぽい！？ゆ、夕立に何の用っぽい！？」ｶﾞｸｶﾞｸ

吹雪「あはは、やだなあ夕立ちゃん。悪魔を見つけた時みたいな顔しちゃって」ｸｽｸｽ

暁「…夕立は何でそんなにおびえてるのかしら…？」

足柄「まぁ、そうなるわよねえ…」

ﾁｰﾝ!

足柄「ん、誰か来たみたいね」

722 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 00:50:32.85 ID:A3RHjoqk0

摩耶「ラバウル第一艦隊旗艦！摩耶様だ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

漣「同じく第二艦隊旗艦！漣！」ﾄﾞﾄﾞﾝ

伊8「同じく第三艦隊旗艦！はっちゃんです！！」ﾀﾞﾀﾞﾝ

吹雪「えっ…これ私もやるんですか」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

摩耶「おう。お前だけやんねえとノリ悪いだろ。ほら早くしろ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

吹雪「は、はい。同じく第四艦隊旗艦、吹雪！」ｶｧｧ

了平「最後にこの俺！ラバウル基地客員提督笹川了平！！！」ﾊﾞﾊﾞﾝ

了平&摩耶&漣&伊8「「「我らラバウル艦隊、極限に到着！！！」」」ｽﾞｷﾞｬｰﾝ!

吹雪「うう…恥ずかしいよこの人たち…」ｶｧｧ

時雨「あはは、またやってるよ」ｸｽｸｽ

Bep「…ハラショー」

夕立「この前は摩耶と笹川さんだけでやってたけど今回は増えたっぽい！」

了平「今回の作戦ではウチの艦娘は総出で参加するからな。言われた通り参加する艦隊の旗艦は全員連れてきたぞ！！！」

吹雪「私たちは第一艦隊だけですからラバウルだけ人数が多いですね」

足柄「そうね。そういえばあの子、あなたの姉妹艦か何かじゃないの？やけに似てるけど」

吹雪(笹鎮)「…うぅ」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

吹雪(雲鎮)「…同型艦ですねあれ。はじめて見ました」

足柄「…なんか随分あんたと雰囲気違うわね」

吹雪(雲鎮)「まあ個体差って奴じゃないですか？よくわかりませんが」

723 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 00:51:49.31 ID:A3RHjoqk0

ﾁｰﾝ!

女提督「む、私たちで最後か。すまない、少し遅れたみたいだな」

那智「いや、定刻の五分前だ。まだ大丈夫なようだぞ」

女提督「そうか。なら良いんだが」

足柄「あら、那智じゃない」

那智「足柄か…次の作戦では私たちも参加するみたいでな、よろしく頼むぞ」

足柄「あなたが味方なら心強いわ」ﾆｯ

ｻﾞﾜｻﾞﾜﾜｲﾜｲ…

綱吉『えーっと…全員揃ったかな？それじゃあ定刻より少し早いけど結団式、始めちゃいますね』

雷「あ、司令官の声よ！壇上にいたのねあの人」

足柄「ウチの司令官も向こうにいたみたいね」

綱吉『艦娘の皆さんはそこに並んでてください。山名中将とお兄さんはこっちの壇上に来てもらえますか？』

女提督「了解した」

了平「極限に了解だ！！」

綱吉『ありがとうございます。それではウェーク島攻略作戦結団式を始めます。総員整列！』

艦娘ｓ「「「」」」ﾋﾞｼｯ

724 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 00:54:29.34 ID:A3RHjoqk0

綱吉『えーっと…まず始めに、皆さんに当作戦の総指揮を執る総司令官を紹介します』

綱吉『海軍との合議の結果、当作戦の総指揮はボンゴレ戦闘部、戦闘指揮課課長の入江正一が執ることになりました』

綱吉『我々各鎮守府の提督及びその指揮下の艦娘は、当作戦において全て入江総司令の指揮下に入ります。それでは入江司令、あとはよろしくお願いします』

吹雪「入江…？誰でしょう」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

足柄「この前の会議にいた人じゃないの？ほら、あのメガネの。あ、そうみたいね」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

入江『艦娘の皆さん、こんにちは。ウェーク島攻略作戦の総司令に任命されました入江正一です』ｷﾘｯ

夕立「ぎ、技官さんっぽい！？」

大和「あの人…指揮もできたんですね」

電「意外なのです」

入江『今日ここに集まっていただいたのは、当作戦に参加する艦隊の旗艦及びマリーナリングの守護者の皆さんです』

入江『当作戦では皆さんの随伴艦もそれぞれ含めた艦隊で連合艦隊を結成し、作戦の遂行にあたる予定です』

入江『…間違いがあるといけないので、これに参加する各艦隊および旗艦の名前を読み上げていきます』

725 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 00:55:53.11 ID:A3RHjoqk0

入江『幌筵第一艦隊、艦隊名「電ちゃんを愛でる会」旗艦、電』

電「はわわわ…はずかしいのです…」

大和（実は私が考えた艦隊名だなんて言えない）

入江『大湊第一艦隊、艦隊名「獄寺第一艦隊」旗艦、暁』

入江『並盛第一艦隊、艦隊名「見敵必殺」旗艦、吹雪』

吹雪「…艦隊名あんなんだったんですか。私はじめて知りましたよ」ﾋｿﾋｿ

足柄「私もよ。このネーミングは恐らく赤城ね」ﾋｿﾋｿ

入江『横須賀第一艦隊、艦隊名「沢田第一艦隊」旗艦、雷』

入江『舞鶴第一艦隊、艦隊名「時雨蒼燕流打撃部隊」旗艦、時雨』

入江『佐世保第一艦隊、艦隊名「霧航空戦隊」旗艦、大井』

入江『呉第一艦隊、艦隊名「山名第一水上打撃部隊」旗艦、那智』

入江『呉の艦隊には陸軍の特務隊よりあきつ丸、まるゆの二艦が合流します』

吹雪「陸軍の人だったんですねー」

足柄「それに特務隊って…陸軍もずいぶんヤバい奴を寄越したものね…」

入江『ラバウル基地に関しては、全ての艦娘が参加する予定ですので省略します』

入江『また、本日はここに来れないということでしたが、イタリアよりヴァリアーのXANXAS率いる艦隊も作戦途中に合流する予定です』

入江『…以上、間違いはありませんか？』

ｼｰﾝ…

入江『…無いようですね。以上の艦隊を統合し、連合艦隊を結成します』

入江『なお、この連合艦隊の旗艦は、幌筵泊地所属、大和とします』

電「はわわ…大和さんなのです！」

大和「はい。僭越ながら私がやらせていただきます」ﾆｺﾆｺ

726 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 01:00:13.68 ID:A3RHjoqk0

入江『…無いようですね。以上の艦隊を統合し、連合艦隊を結成します』

入江『なお、この連合艦隊の旗艦は、幌筵泊地所属、大和とします』

電「はわわ…大和さんなのです！」

大和「はい。僭越ながら私がやらせていただきます」ﾆｺﾆｺ

入江『作戦目標は太平洋沖、ウェーク島です。以上の連合艦隊は、作戦期間中はラバウル基地を拠点として停泊、作戦期間を二か月間とし、作戦期間内の攻略を目指します』

暁「っていうことは…作戦の途中私達みんなラバウルに行くの！？」

大井「なかなか遠出になるわね…」

入江『以上が作戦の大まかな内容です。何か質問はありますか？』

Bep「…作戦期間中の海域の防衛はどうなるのかな？」

入江『各鎮守府に所属する第二艦隊以降の予備戦力及び海軍、ボンゴレからそれぞれある程度の兵力を割く予定です』

Bep「なるほど…ボンゴレから戦力を割いてもらえるなら大丈夫かな」

入江『必要な戦力の二倍は派遣する予定なので、作戦中の心配は無用です』

Bep「わかったよ、ありがとう」

入江『…他に何かありますか？』

入江『無いようですね、それでは僕からは以上とします。艦娘の皆さん、作戦期間中はよろしくお願いします』

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

綱吉『はい、ありがとうございました。それでは、次ですが…』

ﾔﾏﾅﾁｭｳｼﾞｮｳ、ｵﾈｶﾞｲｼﾏｽ

ｱｱ

ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ…

………………


………

727 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 01:02:52.01 ID:A3RHjoqk0

〜解散後、特別応接室〜

足柄「あなた達、陸軍の子たちだったのね。陸軍所属の艦娘がいると、噂には聞いてたけれど…」

あきつ丸「陸軍特務隊所属のあきつ丸であります！」

まるゆ「同じくまるゆです」

夕立「…あきつ丸さんは何でそんなに顔が白いっぽい…？」

あきつ丸「こうするとこの軍刀で斬りふせた相手の返り血が良く映えるのであります、けひひひひっ」ｹﾀｹﾀ

まるゆ「ふくっ…くっ。ダメですよあきつさん、海軍の人にそんなこと言っちゃあ…ふくくくっ」ｹﾀｹﾀ

吹雪「うわぁ…またサイコなのが来ましたね」

足柄「それ…あなたが言う？」

時雨「そういえば提督はどこに行ったのかな…」ｳｽﾞｳｽﾞ

Bep「緊急会議のようだね。私たちはしばらく待つ必要があるかな」

728 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 01:05:15.28 ID:A3RHjoqk0

本当はもうちょい書きたかったけど以上。あとはあきつ達のキャラ設定を書いて投下します。
ちなみに雲雀さんとこの吹雪ちゃんはしば吹雪、了平んとこの吹雪ちゃんはアニメ吹雪で想像しながら書いてますがその辺は読んでいる皆さんの想像にお任せします。

729 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/25(土) 01:07:00.63 ID:A3RHjoqk0

キャラクター紹介

・伊8
笹川鎮守府第三艦隊である第一潜水艦隊の旗艦をしている。ラバウル所属の潜水艦の中では唯一の練度99であり、別の艦隊にアシストとして参加することも少なくない。
属性は雷。大井と同じく雷属性の魚雷を飛ばす。

・吹雪(笹鎮)
笹川鎮守府第四艦隊である第一防空艦隊の旗艦をしていて、同居している妹たちからはかなり慕われている。
雲雀鎮守府の吹雪とは全く違う性格をしており普通に良い子。属性も大空であり雲雀鎮守府の吹雪とは所々違いが見える。ちなみに吹雪という艦娘は基本大空属性だが、雲雀鎮守府の吹雪は何故か雲の波動が強かったらしい。おそらく雲雀鎮守府の吹雪は妖精の設計ミス。

・あきつ丸
陸軍からの刺客その一。普段は暗殺を主な任務としている特務隊に所属している。
支給されていないためリングや匣を用いた戦いはできないが剣と小銃を用いた戦闘能力は相当高く、普通にボンゴレの戦闘部門に入って幹部をやっていけるレベル。ちなみに性格に難があり、その嗜虐性は雲雀鎮守府の吹雪といい勝負をしている。

・まるゆ
陸軍からの刺客その二。あきつ丸と同じく暗殺を主な任務としている特務隊所属。
艦のスペック自体はかなり貧弱だが艦歴は相当長く鍛え上げられた格闘術で相手を封殺する。格闘戦ならあきつより強いらしい。ちなみに白い水着を着用している理由はあきつ丸と同じく「返り血が映えるから」。こちらも相当性格に難がありそうである。

730 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/25(土) 14:55:44.88 ID:CapWbq5So

笹鎮吹雪を普通だなと思ってしまうとか完全に雲雀吹雪に毒されてるな俺

731 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/26(日) 10:16:07.56 ID:NIr0TcySO

>>729を見るとどこの鎮守府で建造されても艦娘ごとの属性は決まっているみたいなんだな

732 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/26(日) 16:17:58.63 ID:JeS5fMUVO

潜在的にそうなんでしょう

733 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/02/27(月) 22:19:29.90 ID:Sv2Tz7RW0

業務連絡

今日で面倒ごとが一通り片付いたので明日からはコンスタントに毎日更新できるかと思われます。
ちなみに今日の更新は寝たいんでなしで…

>>731
そういうつもりでずっと書いてましたが描写してなかったですね、ごめんなさい。>>732さんの言う通りです

734 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 19:00:36.86 ID:iRQWS0wJ0

〜結団式後、ボンゴレ本社会議室〜

綱吉「みんな、なんか慌ただしくてごめんね。これから緊急会議を始めます」

ディーノ「まあそれは良いんだけどよ、一体何の用だ？」

綱吉「それは…そうだな、俺より直接白蘭に説明してもらった方がいいかも」

白蘭「分かったよ綱吉クン」

雲雀「君…生きてたんだ」

白蘭「アハハ、結構ヤバかったみたいだね♪僕じゃなきゃ死んでたかも」ｸｽｸｽ

獄寺「ち、しぶてー野郎だぜ」

山本「それで白蘭、一体どうしたんだ？」

白蘭「うん。まず僕を襲った犯人が幻チャンだった、っていうことをまず君たちに伝えたくてね」

ｻﾞﾜｯ

雲雀「ふぅん…彼が、か。面白いね」ﾆﾔﾘ

山本「あいつが…」

クローム「でも…あの人に倒されるほどあなたは弱くないよね？」

白蘭「その通り。僕は弱くない。じゃあなんで僕がやられたのかって話なんだけど…」

白蘭「なんか僕の技、全部見切られてたみたいなんだよね」

735 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 19:02:10.01 ID:iRQWS0wJ0

ｻﾞﾜｯ

入江「白蘭サン、それって…」

白蘭「お、正チャンは気づいたか。やっぱり察しがいいね♪」

了平「…極限にそれが何だというのだ？幻騎士が単純に強くなっただけではないのか？」

リボーン「それでは説明のできない力の差が白蘭と幻騎士にはあったはずだぞ」

了平「まぁ…確かに不可解ではあるが」

入江「違うんだ笹川君、幻騎士と白蘭サンの力の差が問題じゃないんだ」

獄寺「…白蘭の技が見切られてたって…俺たちがかつて10年後で遭遇した状況に似てるな」

入江「うん、僕もそう思ったところだ。…恐らく幻騎士は白蘭サンと同じような能力を持っているか、そういう能力を持っている仲間がいる。白蘭サン、そういうことですよね」

白蘭「そ、当ったり〜♪僕はそう考えてるよ」

ディーノ「…しかし、そうなると面倒になって来るな」

リボーン「ああ。俺たちが直接戦ったとしてもすべて見切られている可能性が高いからな。あの時のボンゴレ匣と同じようなこの世界だけにあって他の世界に無いものを探す、もしくは作る必要があるってことだぞ」

入江「それに、懸念点はそれだけじゃない…」

入江「北方棲姫の証言から幻騎士が深海棲艦を率いているっていうことが分かったけど、白蘭サンの話を聞くと幻騎士の他にも仲間がいる可能性も否定できなくなる」

白蘭「ん、そうだね。別動隊の可能性、って言うのは考えた方がいいと思うよ」

了平「しかしそれは極限に確認されていないのではないか？」

入江「もしあるとしても、まだ戦力が整っていないのかもしれない。現在は既に戦力の整ったウェーク島の部隊だけが出撃してると考えるのが妥当かな」

獄寺「なるほど…未確認の戦力、か」

736 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 19:02:58.09 ID:iRQWS0wJ0

綱吉「そうか…。確かに警戒する必要はありそうだね」

ディーノ「ああ。未だに太平洋の大部分の制海権と制空権は取られたままだからな。どこに未知の敵の基地があるかも定かじゃねえ」

綱吉「そうなると、本州を空けて主力部隊をまとめてラバウルに派遣するのは危険…か？」

リボーン「…太平洋方面の沿岸警備なんかには気を使った方がいいかもしれねーな」

綱吉「そうだね…。よし、太平洋方面にウチの戦闘部隊の駐留基地をいくつか用意して備えておこう」

ディーノ「お、いいんじゃねえかそれ。全員が本社にいたままだと敵襲があっても対応が遅れちまうしな」

綱吉「ジャンニーニ、太平洋沿岸に何か基地になりそうな施設はある？」

ジャンニーニ「了解しました、検索してみます」ｶﾁｬｶﾁｬ

ジャンニーニ「ヨヨヨ、出ましたね。気仙沼、銚子、木更津、浜松、渥美半島、那智勝浦に該当する施設があります」

ジャンニーニ「また、海軍の施設になりますが宿毛湾泊地も部隊の受け入れが可能、とのことです」

綱吉「…よし、そのそれぞれに「ネロ」、「ビアンコ」どちらかの分隊を一つずつ派遣、それに付属して戦闘部の一般兵をそれぞれ一個中隊派遣してくれ。人選はヒバリさんと白蘭に任せるよ」

雲雀「…分かったよ」

白蘭「適当に見繕っておくね〜♪」

入江「しかし…7つの拠点にそれぞれ同じ規模を配置ってことは…一般兵が1400、特殊部隊がほぼ総出…」

入江「どうしても通常の業務は滞ってしまうね。本社の守りも手薄になるかな」

綱吉「本社は本来戦闘員として登録されていないγ達に任せよう…。とりあえずそうして安心するしかないかな」

綱吉「通常の業務に関しては申し訳ないけどしばらく停止するしかないね」

ジャンニーニ「了解しました。そのように通知を出しておきます」ｶﾁｬｶﾁｬ

737 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 19:05:38.49 ID:iRQWS0wJ0

綱吉「とりあえずこれで何も起きなければいいんだけど…」

山本「ま、まずは目の前の作戦に集中してればいいんじゃねーか？」

綱吉「うん、そうだね。情報収集も怠らないようにしよう」

入江「うん。いろいろ調べてみるよ」

白蘭「ま、僕も暇だしね〜。正チャンと一緒に他の世界のことを少し探ってみるよ」

綱吉「ありがとう。それじゃあ会議は終了…あ！一つ忘れてた！」

山本「お、どーしたツナ？」

綱吉「海軍の人からケッコン指輪を一つの鎮守府に二つ以上配備できるようになったって連絡が来たんだ」

了平「何！？それは真か！？」

綱吉「はい。何でも今までは技術的に指輪の量産が難しかったけど妖精の技術が向上したことで量産化の目途が立ったとかで…」

綱吉「でも配備は有料みたいですね。これ海軍の人からもらった資料です」ﾋﾟｯ

獄寺「な、なんつー値段だ…足元みやがって…」ｶﾞｶﾞｰﾝ

了平「極限に給料の三か月分だぞ…」ｶﾞｶﾞｰﾝ

738 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 19:06:29.61 ID:iRQWS0wJ0

〜会議終了後、沢田家〜

綱吉「ただいま〜…」ｶﾞﾁｬ

瑞鶴「あ、提督さんおかえりなさい！」

加賀「お邪魔しています」

綱吉「またか…もう俺は驚かないぞ！」

榛名「で、この公式をココに入れると…」

フゥ太「おお！すごいや榛名姉！！」ﾆｺﾆｺ

榛名「えへへ…それほどでもないです！」

雷「あ、ママン、この味付け良いわね！！」

奈々「そうでしょ？小さいのに分かってるわね〜」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

伊勢「あっちょっ…ここにバナナ置いたの誰！？」

イーピン「〜♪」

伊勢「やったな〜…緑甲羅をくらえっ！」

ランボ「あっちょっそれ俺のところに…ぐっぴゃああああ！！！」

球磨「炬燵は最高クマ〜」ｸﾞﾃﾞｰ

ビアンキ「二人で四人用の炬燵を占領するのもいいわね」ｸﾞﾀﾞｰ

綱吉「馴染みすぎだろ！！」ｶﾞｶﾞｰﾝ

739 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 19:08:02.25 ID:iRQWS0wJ0

フゥ太「あ、ツナ兄お帰り！今榛名姉に勉強教えてもらってたんだ」

フゥ太「榛名姉は頼まれたら断れない艦娘ランキング2位だからね！」

榛名「…えっ？」

フゥ太「加賀姉は思考がサイコな艦娘ランキング9位だね」

加賀「…」ｶﾞｶﾞｰﾝ

瑞鶴「仲良くするのやめようかしら…」

加賀「やめて。寂しさで死んでしまうわ」

瑞鶴「ま、加賀さん友達少ないからね〜。仕方ないから私が仲良くしてあげるわ！」ﾆｺﾆｺ

加賀「瑞鶴…」ｷｭﾝｯ

球磨「あっちのレズどもは置いといて…球磨は何かあるクマ？」

フゥ太「球磨姉は格闘戦が強い艦娘ランキング11位だよ」

球磨「意外と微妙クマ…」

フゥ太「ちなみに一位は摩耶、二位は時雨、三位は足柄だね」

球磨「あの辺は正しく化け物だから仕方ねークマ」

フゥ太「雷は甘えたくなる艦娘ランキング堂々の一位だよ。さすがツナ兄の秘書官だね！」

雷「もっと私に頼ってもいいのよ！あ、ご飯そろそろできるわよ」

みんな「「「はーい」」」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

綱吉「こいつら自由すぎだろ…」

球磨「あ、そういえばさっきボスの部屋を物色してたらベッドの下からこんな本が見つかったクマ」ｽｯ

巨乳な女性が表紙の本「」ﾃﾞﾃﾞｰﾝ

瑞鶴「うわっ…何よこれ…提督さんこういうのが好きなの…？」ｼﾞﾄｯ

綱吉「はぁ！？そんな本見覚えないぞ！？…ん？」

リボーン「」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉「またお前かリボーン！！」

リボーン「人のせいにすんじゃねーぞ。俺は知らねえ」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉「しらばっくれんなー！！」

ﾜｰｷﾞｬｰﾄﾞｺｽｶﾊﾞｷ!ｼﾇｷﾃﾞｲｹﾖ。ﾓｳﾔﾀﾞｰ!

740 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 19:26:09.73 ID:iRQWS0wJ0

〜一方その頃、ラバウル、吹雪型の家〜

吹雪「みんなただいま〜」ｶﾞﾁｬ

白雪「あ、吹雪ちゃんお帰り！みんな、吹雪ちゃんが帰ってきたよ！」

ｵｰﾏｼﾞﾃﾞ!ﾐﾔｹﾞﾐﾔｹﾞｰﾜｲﾜｲﾜｲ

吹雪「あ、あはは…。皆落ち着いてよ」

初雪「…お土産は？」

吹雪「ちゃんと買ってきたよ。ほら」ﾄﾞｻｯ

深雪「おー！内地のお菓子だ！！やった！！」

初雪「…！」ﾌﾝｽ

吹雪「ちゃんと皆の分買ってきたから分けて食べてねー！」

ﾊｰｲ!ﾄﾞﾚｶﾗﾀﾍﾞﾖｯｶ.ｻﾞﾜｻﾞﾜﾜｲﾜｲ

叢雲「ん、アンタその指輪どうしたのよ」

吹雪「いいっ！？」ｷﾞｸｯ

浦波「あれ、これ摩耶さんが普段つけてるのと同じですね」

磯波「まさか吹雪ちゃん、提督とケッコンしたの…？」

深雪「お、マジかよ！！やるじゃん吹雪！！」

吹雪「うん…。まあ私だけじゃないんだけどね」

741 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 19:46:30.49 ID:iRQWS0wJ0

〜笹川鎮守府内、地下酒保「オイゲン」〜

利根「なあ摩耶よ、機嫌を治すのじゃ…」

摩耶「うるせえよおおお！！！ちくしょう…私だけだと思ってたのに…」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

利根「指輪があれば別に提督との関係が変わるわけではなかろう」

摩耶「そうは言ってもよ、お前もちゃっかり指輪もらってんじゃねーか」

利根「それはそれ、これはこれじゃ」ﾌﾝｽ

摩耶「ちくしょおおお…プリンツ、もう一杯だ！！」

プリンツ「はいはい。あんま飲みすぎちゃだめだよ？」ｺﾞﾄﾝ

ビスマルク「そうよ。摩耶は明日も色々あるのよね？」

グラーフ「自分の立場を忘れて酒におぼれるのは良いこととは言えないな」

摩耶「わーってるよ！ってかいっつも酒飲んでるお前らに言われたくねえよ！」

ビスマルク「…？」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

グラーフ「…？」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

プリンツ「そういえば結局誰が指輪を渡してもらえたの？」

利根「吾輩と漣と吹雪と伊8だけじゃな」

ビスマルク「私も先日の作戦で練度が限界に達したんだけどね」

利根「提督の懐事情が問題らしくてな。他の者に行き渡るのにはしばらく時間がかかるじゃろう」

ビスマルク「はー…いつになることやら」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

742 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/02/28(火) 19:51:36.57 ID:iRQWS0wJ0

とりあえず以上。了平の預貯金がすごいことに。
あとはビス子達のキャラ設定も書いて投下します。

一応ここで修行編は一段落ついたんで次回からは安価取って番外編を一つ二つ挟もうと思います
>>744,745に様子を見たいキャラをレスしてください。艦これリボーンどっちも可。

743 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/28(火) 20:14:37.62 ID:zyfQ9qdOO

乙、極限に甲斐性があるな

744 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/28(火) 20:15:12.28 ID:mxlDqjfs0

乙　XANXAS

745 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/28(火) 20:34:34.42 ID:006t40XGo

乙
鹵獲された深海棲艦ズ

746 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/02/28(火) 21:30:27.64 ID:i3gFZPJr0

そういえばヒバードって出てきたっけ？

747 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/02/28(火) 21:48:21.78 ID:iRQWS0wJ0

XANXAS深海棲艦了解。別々の話になると思われます

>>746
実は書き始めてしばらくして急に思い出して「やっべー出すの忘れたわー。っべー」ってなってました
設定は作ってあるんでどこかしらでで登場してくるとは思います。死んではないです。

748 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 21:49:05.24 ID:iRQWS0wJ0

キャラクター設定

・白雪
お姉ちゃん大好きっ子。しっかり屋だがたまにアホ。
出撃で家を空けることが多い吹雪に変わって他の姉妹を統率している。料理の腕は吹雪型イチとかなんとか。
属性は嵐。現在は予備戦力として待機している。

・初雪
こたつ大好きっ子。基本的に休日は家から出ない。
属性は霧。第一幻術艦隊として一応配属されているが出撃の機会はめったにないが、先日の作戦では久しぶりにすごく働いたためやり切った気になっている。

・深雪
ドラム大好きっ子。夕張とYMOのコピーバンド、「Yubari Miyuki Orchestra」を組んでいる。
属性は晴。ボクシングも好きなので紅葉が来たときは鼻息を荒くしていた。

・叢雲
戦闘大好きっ子。現在は漣が旗艦をする第一水雷戦隊に所属。
吹雪型イチの武器マニアであり自室には色々な武器が飾られている。
属性は雲。手数で勝負する笹川鎮守府駆逐艦有数の武闘派。

・磯波
ゴシップ大好きっ子。現在は予備戦力として待機している傍ら、青葉が毎日発行している青葉新聞でバイトをしている。
属性は雨。普段はおとなしいが実は怒ると超怖いことは姉妹の中では共通認識。

・浦波
磯波大好きっ子。末っ子なので他の姉妹に対しても敬語で接する。
お隣の綾波の家にも友達が多くどちらかというと自分の姉妹よりそっちと遊んでることの方が多い。
属性は雷。現在は予備戦力として待機

749 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/02/28(火) 21:55:55.79 ID:iRQWS0wJ0

続き

・ビスマルク
笹川鎮守府裏の第一艦隊であるドイツ艦隊を率いている。摩耶たちが疲労していたり入渠中だったりするときはドイツ艦隊が出撃する。属性は大空。
自宅をライブハウスに改装していて那珂たちに貸し出している。本人も他のドイツ艦たちとバンド「ザ・プロイセン」を組んでいて、パートはボーカル。華やかなビジュアルに憧れる艦娘は多く、様々な艦娘が彼女の様なボーカルになることを夢見ている。大鳳もその一人。

・グラーフ
ビスマルクと同じく裏の第一艦隊に所属しているが、基本出撃がなくて暇なためビスマルクとよくビールを飲んでいる。属性は雲。
バンド内でのパートはベース。使用機材は本国から持ってきたwarwick のstreamer。グルーブ感をこよなく愛する。憧れのベーシストはvictor wooten。

・プリンツ　オイゲン
裏の第一艦隊に所属しつつ地下酒保「オイゲン」を営んでいる。ビールの品揃えは数多くある飲食店でもラバウル1。ちなみに属性は大空。
バンド内でのパートはドラム。実質リーダーみたいなところがあり方向性が全く噛み合っていないメンバーをうまくまとめ上げている。憧れのドラマーはYOSHIKI。

750 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/01(水) 21:33:01.35 ID:FVwi3DzVo

摩耶様かわいい

751 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/02(木) 22:37:12.96 ID:nGvQDARu0

安価の深海棲艦の方投下します。本編には若干ですが被ってるかも。それでは始めます

752 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:39:05.83 ID:nGvQDARu0

・番外編、深海棲艦の秘密

〜とある日、ディーノ鎮守府、深海棲艦収容所〜

北方棲姫「ミンナ、ゴハンダヨ」ｶﾞﾁｬ

タ級「ｷｬｯｷｬｯｷｬｯｷｬｯｷｬｗｗｗｗｗ」

レ級「ﾋﾋﾋﾋｯ!!ｵﾗｵﾗｧｯ!!」ﾄﾞｶﾞﾊﾞｷｨｯ!

ル級「ﾝｱｯ♪ﾀﾞﾒﾀﾞﾖｫｫｫ♪」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

ヲ級「ヲヲヲヲッｗｗｗｗｗ」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

北方棲姫「…フエェ」ｸﾞｽﾝ

…………………………

日向「で、深海棲艦の皆とコミュニケーションが取れなくて困っていると」

北方棲姫「ウン…ミンナドウシチャッタンダロ…」

日向（そうは言われてもなぁ…あいつら自我を失ってしまってるわけだし）

日向（そのことを素直に話すのもかわいそうだしな…）

北方棲姫「モシカシテ…ワタシタチ、ヒュウガタチトチガウカラアンナニナッチャッタノカナ…」

北方棲姫「ソレナラワタシモアアナッチャウノカナ…」

北方棲姫「ウエエエエエン、ヤダヨオ！！！ホッポアンナフウニナリタクナイヨオ！！！！」ﾋﾞｪｪｪｪｪ!!!

日向「ま、まあおちつけほっぽ。伊良湖さんのところにでも行こう」

北方棲姫「ウン…」ｸﾞｽｸﾞｽ

日向「さて、どうしたものか…」

753 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:41:17.33 ID:nGvQDARu0

〜しばらく後、中庭のベンチ〜

ロマーリオ「うーん、そいつは悩ましいな」

日向「ああ。どうしたものかな」

ロマーリオ「そうは言われてもなぁ…」

日向「君、ほっぽからこれを言われた時の私と同じ反応をしているぞ」

ロマーリオ「実際そんなスッと解決策が出てくる問題でもねえからなぁ」

日向「君なら何かわかるんじゃないかと思ってだな」

ロマーリオ「うーん…こいつはマフィアとしての勘だが、あいつらは恐らく相当ひどい拷問を受けてきた気がするぜ」

日向「…拷問？」

ロマーリオ「ああ。こっちの業界で仕事してるとな、たまに見かけるんだよ。あんな風に自我を壊しちまった奴をな」

日向「はぁ…」

ロマーリオ「…俺たちイタリアマフィアには血の掟ってのがある。知ってるか？」

日向「おめるて…？なんだそれは」

ロマーリオ「ま、簡単に言いやあファミリーの秘密は絶対に守りましょうってことだな」

ロマーリオ「俺たちイタリアマフィアはその血の掟に従って自分たちのファミリーの情報を守ろうとする」

ロマーリオ「当然敵対勢力なんかはそういう頑固な奴から情報を聞き出さなきゃいけねえわけでな、捕まえた構成員にキビシー拷問を加えるわけだ」

ロマーリオ「だが、大抵の構成員は生半可な覚悟でマフィアをやってねえ。情報を吐く前に心を壊しちまうんだな」

ロマーリオ「そういう奴がウチの業界ではちらほらいるんだが…あいつら、挙動がそういう奴らにそっくりでなぁ」

日向「ふーむ、なるほど。心因的なものが原因なら根本治療は難しいな」

ロマーリオ「ああ。だからあいつらの姿をほっぽに見せねえほうがまだましかもしれねえな」

日向「なるほど、わかったよ。ありがとう」

754 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:42:19.63 ID:nGvQDARu0

………後日、ほっぽの部屋

北方棲姫「エエッ！？アソコイッチャダメナノ！？」

日向「ああ。あの寮を中心に感染症が蔓延していることが分かってな。当面の間世話係以外は立ち入り禁止だそうだ」

北方棲姫「ソッカ…ミンナブジダトイイナ…」ｼｮﾎﾞﾝ

日向「……」

〜情報室〜

日向「さてと、さすがに心が痛むから早くどうにかしないといけないな」

日向「まずはああなってしまった原因を探すか。全作戦の宿毛湾泊地の情報は…っと」ｶﾁｬｶﾁｬ

日向「…ん？何だこれは。A3級レベルの機密…。艦娘は閲覧不可か」

日向「担当者だけでもわからないものか…」ｶﾁｬｶﾁｬ

日向「ふーむ、随分厳しいロックがかけられているようだな。何も情報が出てこない」

日向「…実際に宿毛湾にいた奴に話を聞いてみるか」ﾋﾟｯﾋﾟｯﾌﾟﾙﾙﾙ

755 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:43:18.37 ID:nGvQDARu0

時雨『…もしもし。誰だい？』

日向「やぁ、私だ。幌筵の日向だ」

時雨『…僕に何の用？』

日向「ああすまないな。取り込み中だったらあとでかけなおすぞ」

時雨『いや、ビデオを見てただけだから別にいいんだけどさ。君から連絡が来るなんて珍しいじゃないか』

日向「少し知りたいことがあってな。君、先の作戦では宿毛湾にいただろう？」

時雨『ん、うん。それがどうかしたの？』

日向「鹵獲した深海棲艦の世話をしていた担当者が誰だったのか聞きたいんだ」

時雨『ああ、吹雪だよ。雲雀さんの所の』

日向「あの雲の彼女か」

時雨『うん。それがどうかしたの？』

日向「いや、なんでもないんだ。それがわかればいい。ありがとう」

時雨『要件が終わったなら切るよ？』

日向「ああ。ありがとうな」

時雨『うん。それじゃあね』ﾌﾟﾂｯ

日向「…雲雀鎮守府の吹雪か。少し話を聞いてみるかな」

756 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:44:04.25 ID:nGvQDARu0

〜司令室〜

日向「と言う訳で、雲雀鎮守府の吹雪をココに呼んで話を聞きたいんだが」

ディーノ「なるほど、分かったぜ。恭弥に話をしてみる」

日向「うん、よろしく頼むぞ…ん？」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ﾊﾞﾀﾝ!

電「司令官、日向さん、大変なのです！！」ﾊｧﾊｧ

日向「君か。どうしたんだ、そんなに息を切らして」

電「し、深海棲艦の皆がなんか大変なのです！！体がピカってなってみんな苦しそうで…」ｱｾｱｾ

ロマーリオ「落ち着け電、どういう状況だ？」

電「よ、よくわかんないのです…とりあえず二人とも来るのです！！」

日向「…君、行ってみるか」

ディーノ「ああ…」

〜深海棲艦収容所〜

レ級「……」ｷﾗｷﾗ

ル級「……」ｷﾗｷﾗ

ヲ級「……」ｷﾗｷﾗ

タ級「……」ｷﾗｷﾗ

戦艦棲姫「ワンワンッ…」ｵﾛｵﾛ

757 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:45:44.74 ID:nGvQDARu0

ｶﾞﾁｬ

ディーノ「おい、大丈夫か！」

日向「体が発光している…なんだこれは」

ロマーリオ「意識も混濁しているな…ボス、どうする？」

ディーノ「専門家の意見が聞きたい。電、ボンゴレの入江正一に連絡を取ってくれ」

電「分かったのです！」

ディーノ「しかしこれはどういう症状なんだ…？」

ロマーリオ「艦娘も謎が多いが、深海棲艦はそれ以上に謎が多いからな…何とも言えねえ」

ロマーリオ「戦艦棲姫がどうもなってないのも気になるな…うおっ！？」

ｺｫｫｫｫｫｫｯ!!

日向「何だ…！？急に光が強く…！？」

電「はわわ…前が見えないのです！」

ディーノ「お前ら！！爆発するかもしれねえからとりあえず伏せとけ！！」ｶﾞﾊﾞｯ

日向「一体何なんだ…っ」

ｸﾞｧｧｧｧｯ!!!

……

ディーノ「…収まった…か？」

電「深海棲艦のみんなは大丈夫なのです！？」

日向「くそっ、目をやられたから確認ができない…」

戦艦棲姫「ミ、ミンナ！？」

加賀「……」ｷｮﾄﾝ

長門「ん、ここは…」

雷「あれ…？私、何を…」

榛名「…金剛姉さま…？ここはどこでしょう…」ﾌﾗﾌﾗ

戦艦棲姫「…わんっ！？」ｵﾛｵﾛ

ロマーリオ「おいおい…こいつはどういうことだ…？」

758 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:46:57.98 ID:nGvQDARu0

………後日、ディーノ鎮守府司令室

入江「…なるほど、強い発光の後に突然深海棲艦が消えて、艦娘が現れた、と」

ディーノ「ああ。こいつらも何が起きたかよくわかってねえみたいだし…」

雷「気づいたらあそこにいたわ。…記憶とかはないんだけど、名前とか前世のことは覚えてるの」

入江「艦娘としての記憶はないけど艦の魂はしっかりと記憶されている…普通に建造された艦娘みたいな状態なんだね」ﾌﾑﾌﾑ

ディーノ「そうだな。なんか分かるか？」

入江「…以前、深海棲艦は艦娘を基に改造されたものだって言う仮説は話したよね？」

ディーノ「ああ」

入江「これは予測にすぎないんだけど、もしかしたらこの子達は、深海棲艦から元の艦娘に戻ったのかもしれない」

入江「あの仮説の根拠は、深海棲艦の着脱不能な艤装の中に思考や行動を制御する装置が仕組まれていたってことなんだけど」

入江「それとのリンクが切れたことで何らかの作用が働き、元の艦娘に戻ったのかもしれないね」

日向「なるほどな…でもそうだとしたら、なんで今になって急に元に戻ったんだ？」

入江「それについてはまだわからない…。でも、艤装とのリンクが切れてから多少の時間差があって元に戻るのかもしれない」

ディーノ「…もしかしたら、海上を彷徨ってるドロップ艦ってヤツも倒した深海棲艦が元だったりするのか？」

入江「…！なるほど、その可能性もあるね。何で艦娘が海上をさまよっているのかは今までよくわかってなかったんだけど、これで説明できるかも！！」

759 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:47:46.37 ID:nGvQDARu0

日向「…まあ、どっちにしろあいつらが楽しそうで良かったよ」

電「電のオヤツのプリンを食べたのは誰なのです！？！？」ﾌﾟﾝｽｶ!

北方棲姫「…コイツ」ﾋﾞｼｯ

雷「ちょっと、何テキトーなこと言ってるのよほっぽ！！私じゃないわよ！！」ｶﾞｶﾞｰﾝ

ﾜｰｷﾞｬｰﾄﾞﾀﾄﾞﾀ!ﾅﾉﾃﾞｽ!ｶｴﾚ!

ディーノ「…そうだな。ん？」ｺﾝｺﾝ

ディーノ「このタイミングで客か？誰だ。入ってもいいぞ」

「失礼します！」

ｶﾞﾁｬ

760 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 22:54:57.89 ID:nGvQDARu0

吹雪「並盛鎮守府より参りました吹雪です！あの…用っていったい何でしょうか…」

日向「ああ。そういえば君を呼んでいたんだったな。いやなに、君が…」ｶﾞﾁｬ

長門「提督、入るぞ。ココの鎮守府のこともなかなか分かってきた…ってうわぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！！」

長門「ななななんでお前がいるんだ！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

吹雪「へっ…？私、ですか？」

雷「えっ…うわあああっ！！ひっ…やめて…何もしてないわよ私っ…！殴らないで…！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

吹雪「ち、ちょっと何なんですか！？いきなり殴ったりなんかしませんよ！？」ｵﾛｵﾛ

ロマーリオ「どうしたんだお前ら、吹雪とは面識ないハズだろ？」

雷「わ、分からないわ…確かのこの人とは初めて会うけど…」

雷「あれ…？でも私、確かこの人にムカデみたいなので手足縛られて腹パンされて…何…？この記憶…」

雷「うぷっ！？ご、ごめん！なんか気持ち悪くなってきたから洗面所行ってくるわ！！！」ﾋﾟｭｰ!

電「雷ちゃん！？どうしたのです！？」

ｳｯﾌﾟ!?ｵｪｪｪｪｪ…ﾀﾞ、ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞﾅﾉﾃﾞｽ!?

吹雪「えっ…！？一体どうしたんですか！？」

長門「わ、私も初めて会うはずなんだが…あれ？なんだこれ。体の震えが止まらん…」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

長門「何だこの記憶は…ひっ…！や、やめろ！！来るんじゃない！！や、やめて…！！っ…」ﾄﾞｻｯ

日向「おい、どうした！！大丈夫か！！目を覚ませ！！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

ディーノ「おい長門！？…どういうことだ？」

入江「…とりあえず、この子達を医務室に連れて行った方がいいんじゃない？」

ロマーリオ「おう。ちょっと行ってくるぜ、ボス」

ディーノ「ああ…はぁ。一体何なんだ…」

761 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 23:01:38.68 ID:nGvQDARu0

吹雪「あの…私は何の用件で呼ばれたんでしょう？」

日向「ああ、そうだったそうだった。ウチの艦娘が慌ただしくてすまなかったな」

日向「君が先の作戦の際に鹵獲した深海棲艦の世話をしていたと聞いてな」

日向「君がその時、深海棲艦にどういう扱いをしていたのかを聞きたかったんだ」

吹雪「……」

吹雪（…どういうことだ？あの作戦の時の私の行動は守護者権限で無理矢理機密にブチ混んであそこにいた人以外には知られていないハズ…）

吹雪（まさかこいつ…私を疑って調べている…？）

吹雪（…とりあえず無難に答えておくか）

吹雪「ちゃんと普通に艦娘と変わらない待遇でしたよぉ？何も不自由はさせませんでしたしご飯もちゃんとあげてましたよーふふふ♪」

日向「…他に何か特別なことはしていないんだな？」ｼﾞｯ

吹雪「もちろんですよ！！神に誓って約束できます！！」

日向「…そうか。ならいいんだ。遠いところすまなかった。しばらくゆっくりして行ってくれ」

吹雪「あ、はい。何かあれば何でも聞いて下さいね！それでは失礼します！」

ｶﾞﾁｬ

吹雪「…ふーあぶねー。どういうことだ？」

吹雪「とりあえずあの日向には注意が必要だな…」

吹雪「次回の作戦の時にでも立場の違いを「教育」してやる必要があるかな…」ｷﾞﾗﾘ

吹雪「…ま、それは置いといて」ｹﾛﾂ

吹雪「せっかく急に休みになったんだしテキトーにその辺で遊んで来ますか。島風ちゃんたちに買って帰るお土産何にしよー」ﾄﾃﾄﾃ

762 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/02(木) 23:04:44.59 ID:nGvQDARu0

っつーわけで深海棲艦編以上です。時間軸は結団式が終わったちょっと後くらい。
次回の投下は安価取った通りXANXAS編になると思います。それでは

763 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/03(金) 09:39:03.45 ID:JaCSoX/SO

乙です
艦娘に転生してもトラウマ（吹雪）のことは覚えているんだな

764 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:26:55.81 ID:4Dts/v1v0

XANXUS番外編更新します。さっき調べて初めて気づいたがXANXASじゃなくてXANXUSなのね…
時間軸は宿毛湾での作戦が終わる数日前位です。それでははじめます

765 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:28:05.63 ID:4Dts/v1v0

・番外編、XANXUS先生の日本語教室

〜とある日の深夜、イタリアはナポリ、XANXUS鎮守府〜

XANXUS「よし、そろそろ終わりにするか。お前も部屋に戻れカス」

アクィラ「は〜いお疲れ様です提督。では戻りますね」

XANXUS「ああ…ん？」ｶﾞﾁｬ

ザラ「て、提督！！助けて！！！またポーラが！！」

ポーラ「ザ〜ラ姉さま〜、脱ぎが足りないわよ〜」ﾋｯｸ

アクィラ「またなの…」ﾊｧ

XANXUS「チッ…るせえぞカス！！！」ﾋｭｯ

ﾊﾞﾘｲｨﾝ!

ポーラ「痛っ！？ちょっと、なにするのよ！！！」中破

ザラ「あ、シラフに戻った…」

アクィラ「お見事です…」

XANXUS「ザラ、そいつをドッグにぶち込んどけ」

ザラ「うん、いつもありがとう…それでは」ｲｿｲｿ

ポーラ「ああいった…なにこれ酒ビン…？」ﾄﾃﾄﾃ

ﾊﾞﾀﾝ

766 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:29:17.50 ID:4Dts/v1v0

アクィラ「はぁ…。それでは今度こそ戻りますね」

XANXUS「ああ…ん？」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

アクィラ「電話ですね、どうします？」

XANXUS「チッ…こんな夜に次から次へと…取れ」

アクィラ「はい。こちらXANXUS鎮守府です。どちら様ですか？」ｶﾞﾁｬ

綱吉『あ、やべ、XANXUSのところの艦娘か…。イタリア語分かんねえ…』

リボーン『貸せツナ』

綱吉『う、うん。お願い』

リボーン『待たせたな。日本の沢田綱吉から電話だとXANXUSに伝えてくれ』

アクィラ「サワダツナヨシさんですか…？分かりました」

アクィラ「提督、日本のサワダさんからのお電話です。どうしますか？」

XANXUS「あいつからか…。代われ」

アクィラ「はい。あ、もしもし。それでは代わりますね」

ツナ『おう。ほらツナ代われ』

綱吉『うん。もしもし』

767 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:32:03.29 ID:4Dts/v1v0

XANXUS「どうしたカス。こんな夜中に何の用だ」

綱吉『えっあっそうか…時差があるのか。ごめんXANXUS。こっちは朝なんだけど…』

XANXUS「要件をさっさと言え」

綱吉『う、うん。次回の作戦ではXANXUSのイタリア艦隊にも参加してもらう予定だよね』

XANXUS「ああ」

綱吉『その時に俺たちや日本の艦娘と意思疎通が取れないと困るから艦娘達に多少日本語を教えておいてほしいんだ』

XANXUS「…なんで俺がそんな面倒な事しなくちゃいけねーんだ？お前らがイタリア語を覚えりゃいいだろ」

リボーン『わりーな。時間が押してるからあいつら全員に教えられる時間はねーんだ。XANXUS達の方が人数が少ないから効率的に教えられるだろ？』

リボーン『ちなみにもしお前のとこの艦娘たちが日本語使えねーみたいなら次の作戦は参加させねーからな』

綱吉『なっ…リボーン何勝手なこと言ってるんだよ！』

リボーン『黙れ』ﾍﾞｷｨ!

綱吉『ふむぅ！』

リボーン『っつーわけで頼んだぞ』

XANXUS「チッ…そういうことなら仕方ねえからやってやるか。…だが時間があんま無え。質は保証できねえぞ」

リボーン「日常会話ができる程度にしてくれりゃあ構わねえぞ。最悪戦闘に必要な用語だけ教えといてくれればいいからな」

XANXUS「ああ。…用件はそれだけか？」

綱吉『うん。それじゃあよ』ｶﾞﾁｬﾝ

XANXUS「アクィラ、明日からお前らに日本語を教える。他のカスどもにも伝えとけ」

アクィラ「じ、ジャッポネーゼですか？まあ分かりました…」

……一方その頃、綱吉鎮守府

綱吉「最後まで言わないで切られた…それにしても大丈夫かな…」

リボーン「…ここは信用するしかねーな」

768 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:32:57.17 ID:4Dts/v1v0

〜次の日、教室みたいな部屋〜

リベッチオ「チャーオー！！みんな、今日は出撃なしだって？」

ローマ「ええ。提督が日本語を教えてくれるみたいね」

イタリア「あ、ローマ、提督さん来たみたいよ」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

XANXUS「揃ってるなカス共。それじゃあ始めるぞ」

リベッチオ「はーい提督さん！なんで急にジャッポネーゼなんか勉強するの？」

XANXUS「るせえ！！質問は禁止だ！！黙って勉強してろ！！」

イタリア「…多分次回の作戦でジャッポーネの艦娘達と共同作戦をするからそれでよ」

リベッチオ「あ、そっか！ジャッポーネにも友達ができるかもしれないって楽しみにしてたんだよね！」

ポーラ「ジャッポーネのサケも気になってたのよね〜」

ザラ「ポーラは作戦期間中飲酒禁止ね」

ポーラ「な、何で！？」

XANXUS「るせえぞカスども！！」ﾄﾞﾝｯ

ｼｰﾝ…

XANXUS「…静かになったな。それじゃあ始めるぞ」

769 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:34:33.70 ID:4Dts/v1v0

〜三週間後、ナポリ郊外〜

吹雪「マリーナリングの守護者7人での仕事だって聞いたから何かと思いましたが…」

足柄「イタリアの艦娘と交流するだけとは思わなかったわね」

大和「しかし…イタリアって案外早く来れるんですね。もっとかかると思ってました」

リボーン「ボンゴレの技術を結集した超音速旅客機だったからな。普通に成田から来ようとすると倍以上かかるぞ」

Bep「そういえば時雨は飛行機の中でずっと何をやっていたんだい？ずっとパソコンに向かっていたけど…」

時雨「ん？戦争が終わった後にやりたいことをまとめてたのさ」

夕立「それ面白そうっぽい！でも随分血走った目でやってたっぽい…」

時雨「あはは、そんなつもりはなかったんだけどな。提督と本当に結婚して何日後に新婚旅行に行くか、式はどこであげるか、いつ子供を作るか、子供の名前は何にするか、どこにマイホームを買うか、子供には何を習わせるか、子供をどこの学校に入れるか、二人目はいつ作るか、反抗期が来たらどうするか、子供が巣立ったらどうするか、どんな老後を送るか、墓をどこに作るか、みたいなことをずっと書いてたんだ」ﾆｺﾆｺ

Bep「うわっ…そういえば時雨も大井と同じタイプだったな…」ﾋｷｯ

夕立「リングの守護者にはキチガイしかいないっぽい…？」

吹雪「ん？それ誰の事？」ﾆｺﾆｺ

夕立「ヒ、ヒイッ！！なんで聞こえてるっぽい！？何でもないっぽい！！」

摩耶「お、あの雑貨屋かわいいな。ちょっと寄ってくるわ」

大和「あ、私も行きます」

夕立「ゆ、夕立も行くっぽい！」

吹雪「だーめ♪私とおしゃべりしよ？」ｶﾞｼｯ

夕立「は、離すっぽいいいい痛い痛い痛い痛い！！！！！」ｷﾞﾘｷﾞﾘ…

綱吉「ウチの艦娘より自由だなこの子たち…」

リボーン「思ったより仲がよさそうでよかったじゃねーか」ﾆｯ

綱吉「うん、そうだね」

夕立「どこが仲良さそうに見えるっぽい！？痛いっぽいいいい！！！！」ｷﾞﾘｷﾞﾘ…

吹雪「あははは、夕立ちゃんその変顔面白いねー。もっと見せてよ」ﾆﾔﾆﾔ

夕立「早く帰りたいっぽいいいいい！！！！！」

770 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:36:43.61 ID:4Dts/v1v0

〜XANXUS鎮守府〜

綱吉「えーっと、ここかな」

摩耶「おー。軍港もなんかオシャレだな」

大和「日本の鎮守府は作りが無骨ですからこれは新鮮ですね」

XANXUS「来たかカス」

アクィラ「秘書艦のアクィラです。よろしくお願いします」ﾍﾟｺﾘ

綱吉「うん。今日はよろしく」

リボーン「一通り日本語が話せるようになったって連絡が来たから様子を見に来たぞ」

XANXUS「ああ。こいつを見ればわかると思うがもう問題ねえ」

リベッチオ「あ、提督さん！この人たちが日本からのお客さん？」

綱吉「うん！沢田綱吉です。よろしく」

摩耶「ラバウルの摩耶様だ！」

吹雪「吹雪です」

足柄「足柄よ」

時雨「時雨だよ」

夕立「夕立っぽい」

Bep「ヴェールヌイだ」

大和「大和です。よろしくお願いします」

リベッチオ「うん！よろしくね日本のドカスども！！」ﾆｯｺﾘ

皆「「「…！？」」」

771 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:37:26.78 ID:4Dts/v1v0

…………

綱吉「なるほど…二人称は全部ドカスかカスで教わった、と…」

リベッチオ「うん！ドカスさん、複数形はそれに「ども」をつけるだけでしょ？」

夕立「色々違うっぽい…」

XANXUS「何か文句あんのか？」

綱吉「当たり前だろー！！」ｶﾞｶﾞｰﾝ!

リボーン「こいつは再教育が必要だな…」

〜次の日、XANXUS鎮守府〜

オレガノ「CEDEFから君たちに日本語を教えに来ました。オレガノです、よろしくお願いします」

イタリア「あれ…？今日は提督じゃないんですか？」

ローマ「まあこっちの方が新鮮でいいんじゃない？」

リベッチオ「昨日の交流会も楽しかったしね！早く色んな人と話せるようになりたい！！」

……一方その頃、どこかの教室

XANXUS「…なんで俺が今更日本語なんかやんなきゃいけねーんだ」

白蘭(メガネ着用)「リボーン君に君の日本語能力が不安だから教えといてって言われてさ。僕もケガのせいで暇してたしちょうどいいや。よろしくねXANXUS君♪」ｷﾗｰﾝ

XANXUS「ﾁｯ…めんどくせえ…」

772 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/04(土) 22:39:28.46 ID:4Dts/v1v0

キャラクター紹介

・アクィラ
XANXUSの秘書艦をしている。基本的に自由すぎる提督おかげでナポリ一多苦労な艦娘。
ちなみに料理は別にできないわけではないがXANXUSの着任初日に手料理を振る舞ってみたところほとんど残されて自信を失ったため料理をするのをやめた。
属性は大空。素体があまり強い艦ではないためリングと匣に頼った戦闘方法を取っている。

・ザラ
ポーラの介抱担当。ポーラをそれなりに心配してるが酒はやめさせることができない模様。おかげでポーラの介錯担当のXANXUSには頭が上がらない。ちなみにイタリア曰く「酔わせたらポーラよりヤバいから基本的に飲ませちゃダメ」。
属性は大空。イタリア艦はXANXUSの指導のおかげで炎の扱いに優れているため練度や燃費に対して火力が高い。

・ポーラ
XANXUS鎮守府の危険児。以前は昼間から飲んでいたが酒を入れて出撃したところ大破したのでそれ以来酒を飲むのは夜だけにした。だが、夜遅くまで酒を飲む習慣がついた結果今度は二日酔いで苦労している模様。
属性は霧。術師としての才能は一級品で初めて術を使った際はXANXUSを唸らせた。

・イタリア
XANXUS鎮守府の主砲。礼儀正しい割には戦場に出ると気味の悪い笑みを浮かべ始める赤城と同タイプのバトルジャンキー。ちなみにイタリア艦一の健啖家だが赤城とは違い食ったら太るタイプのため気が気でない。
属性は雷。艤装を使った砲撃戦より肉弾戦が好み。

・ローマ
XANXUS鎮守府の手法その2。霧島とは違い見た目通り勤勉かつ冷静沈着であり、長い射程を活かして艦載機を飛ばし弾着観測射撃で敵を仕留めるという頭脳派。イタリアにもそういう戦い方をしてほしいと思っているが説得は成功していない。
属性は嵐。匣を使用しなくても嵐属性の砲弾の威力はすさまじく深海棲艦相手なら十分戦えている。

・リベッチオ
XANXUS鎮守府の癒し要員(物理)。どこで身につけたのか定かではないプロレス風の格闘技で戦う。
性格はかなり島風に近いがちょっぴりバトル好きの気があるので将来が危うい。
属性は晴。回復要員だが回復よりも戦うのを優先しているので他のイタリア艦からは基本的にアテにされていない模様。

773 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/04(土) 22:40:48.46 ID:4Dts/v1v0

XANXUS編以上。XANXUSが教室のドアをｶﾞﾗｶﾞﾗって開けて入って来る場面想像したらシュールすぎて爆笑した。
次回からは本編の更新になると思います。それでは。

774 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:39:28.24 ID:LXN2zk+m0

〜結団式より二週間後、雲雀鎮守府〜

雲雀「飛行機が着いたみたいだ。行くよ君たち」

吹雪「あ、はい。…それにしても、明後日から作戦発令ですか」

龍田「この一か月で相当鍛えてきたから緊張するわね〜」

桔梗「今のあなた達ならたとえ死ぬ気の炎を操る深海棲艦でも後れは取らないでしょう。私の指導には自信があります」ﾊﾊﾝ

γ「やれることはやったぜ。あとはお前ら次第だ」

島風「う、うん！がんばってみる！」

桔梗「私も明後日から浜松で沿岸警備ですからね。留守は我々に任せてください」

γ「暴れて来いよ」ﾆｯ

足柄「ええ。いい戦果を期待しなさい」

γ「ふっ、あいも変わらず自信満々だな」

雲雀「君たち、そろそろ行くよ。時間が押してる」

赤城「はい。それでは本当にありがとうございました！！」

長門「私と足柄先生の力で戦況をぶっ壊してやるさ」

桔梗「その意気です。いい知らせを期待していますよ」

775 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:40:20.62 ID:LXN2zk+m0

〜広場〜

飛行隊員「並盛鎮守府の皆様、お疲れ様です！自分は獄寺航空部隊隊員のカゲヤマと申します！」ﾋﾞｼｯ

島風「あれ？今日は獄寺さんじゃないの？」

雲雀「一回横須賀に寄るよ。彼の機体に乗るのはそれからだ」

島風「へー…よくわかんないけどよろしくねカゲヤマさん！！」

飛行隊員「はっ！」ﾋﾞｼｯ

〜数十分後、綱吉鎮守府〜

島風「とーちゃーく！」

獄寺「ご苦労だったなカゲヤマ。もう戻っていいぞ」

飛行隊員「はっ！失礼します！」

吹雪「他の鎮守府の皆さんもいますね」

夕立「あの吹雪に見つかりませんように見つかりませんように見つかりませんように…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

睦月「夕立ちゃんすきありにゃしい！」ﾓﾐｯ

夕立「ひゃあっ！？は、離れるっぽい！！！」ﾄﾞｺﾞｯ

獄寺「聞いてねーのか？各鎮守府から別々に飛行機をラバウルまでわざわざ飛ばすのは面倒だからな。全員を一回ココ横須賀に集めて一機でみんなつれてっちまう予定だ」

島風「なるほど！確かにそっちの方が楽そうだね」

獄寺「っつーわけで野球バカとクロームの艦隊が到着するまで少し待っててくれよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風「うん」

776 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:40:58.82 ID:LXN2zk+m0

〜数十分後〜

山本「待たせたな！」

クローム「これで揃ったかな？」

獄寺「おう。それじゃあ早速俺の機体に乗り込んでくれ。席は特に指定しねーから好きなところに座ってくれよ」

島風「はーい！」

足柄「…それにしても、これだけの数の艦娘が一か所に集うと壮観ね…」

艦娘×36「「「」」」ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

長門「そうですね…。これに加えてラバウルの艦娘200余艦も加わりますから」

赤城「すごい作戦になりそうですね」ﾆｺﾆｺ

吹雪「あれ？そういえば陸軍の人たちとか呉の艦隊とかはいないんですか？」

雲雀「彼らは海路で行くそうだよ」

獄寺「ま、あいつらは直接的にはボンゴレとは関わりねえからな。わざわざ乗せてやる義理もねえよ」

777 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:41:41.43 ID:LXN2zk+m0

〜離陸から数分、とある太平洋沖、獄寺機内〜

瑞鶴「赤城さーん！聞いてよ加賀さんったらね？」

加賀「瑞鶴、やめなさい。翔鶴に言いつけるわよ」

瑞鶴「いいっ…それは勘弁…」

赤城「ふふふ、にぎやかですね」

翔鶴「瑞鶴が楽しそうで何よりだわ」

瑞鶴「それよりも折角四人いるんだし麻雀やりましょ！！」ｳｷｳｷ

赤城「え、ええ。構いませんが…雀卓とかはここにないですよね…？」

瑞鶴「ふっふーん！ちゃんと持ってきたわよ！！加賀さんがね！！」

加賀「やりました」ﾄﾞﾝｯ

翔鶴「え、えええ…」

綱吉「勝手にウチの備品持ってくなよ…」

飛龍「くそう、入りそびれた」

隼鷹「やー飛龍さん！今回はよろしくねーっと！！」

飛鷹「あ、ちょっと隼鷹、初対面の人にそこまでズケズケ行くのは良くないわよ」

瑞鳳「注意してもどうせ聞きませんよーっと。飛龍さん、折角だしトランプでもやろ？」

飛龍「お、やるやるー！軽空母には負けませんよー！！」ｳｷｳｷ

……

島風「空母の人たちは仲いいね」

足柄「そうね。席は自由って言われたけど、結局空母の子達以外は自分たちの鎮守府で固まってる感じね」

島風「私もどうせだし駆逐艦の子たちとおしゃべりしてこよーっと。吹雪ちゃんも来る？」

吹雪「んー、私本読んでるからやめとく〜」E：明日から始める調教生活

長門（さっき吹雪の読んでいる本からちらっと見えた挿絵は幻覚か何かだ。そうに違いない）ｶﾞｸﾌﾞﾙ

778 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:42:37.70 ID:LXN2zk+m0

〜約半日後、ラバウル〜

島風「やっとついたー！！！」

雷「この前よりも早く着いたわね！」

獄寺「あの時よりかは速度を重視した機体を持ってきたからな」

暁「しかし…上空からの景色…すごかったわ」

Bep「ハラショー」

電「晴れててよかったのです！楽しかったのです！」

天龍「ふふふ、そうか。…ん？」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!

ｷｮｯｸｹﾞｰﾝ!!!!

了平「お前ら！極限に到着したか！待ちわびたぞ！！」ﾊﾞﾊﾞﾝ!
　
摩耶「ラバウルにようこそ！！歓迎するぜ！！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ!

獄寺「よう芝生。この後の段取りはどうなってんだ？」

了平「うむ！実はすでに山名提督の艦隊も入江も到着しているのだ。入江が一回全員を集めて話をしたいそうだぞ！！」

綱吉「そうですか…じゃあ正一くんに連絡とってみますね」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

入江「あ、いや大丈夫だよ。ここにいるから」

綱吉「正一君！？い、いつからいたの」

入江「ずっとここで待ってたんだけどなハハハ…」

リボーン「すっかり了平に存在感を食われちまったな」

入江「今回は僕が総司令だし…もうちょっとシャキッとしなきゃだめだよね」

綱吉「指名した俺が言うのも何だけど…べつに10年後での戦いの時と違って年長者でもないんだしそんなに気負わなくていいんじゃないかな」

入江「そういってもらえると助かるよ。でも仕事はしっかりやるから任せてね！」

山本「ま、入江の指揮なら信頼できるな♪」

獄寺「ち、それは認めといてやる」

入江「…それじゃあ了平君、これからここにいる全艦娘に招集をかけてくれ。皆の前で話がしたい」

了平「おう！極限にそのつもりだ！俺もここでの生活について話したいことがあるからな！摩耶、頼んだぞ！！」

摩耶「おう！任せとけ！！！」ｼｭﾀｯ

779 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:43:34.20 ID:LXN2zk+m0

〜数十分後、笹川鎮守府広場〜

艦娘×200余「「「」」」ｽﾞﾗｰｯ

吹雪「す、すごい数ですね」

足柄「それだけ今回の作戦は重要ってことよ…ま、ほとんどがラバウルの艦娘だけどね」

漣「お、我々を舐めちゃいけませんぜ？」

叢雲「ウチに弱い艦娘はいないわよ。提督がある程度までは必ず育ててくれるからね」

不知火「その中でも特に戦闘に秀でた艦娘が主力艦隊に配属されています」

丹陽「戦闘が不得意な人たちも自分たちの得意なことを見つけてこの基地に奉仕しているんですよ」

卯月「その通りだぴょん。我々を侮るなよ、だぴょん！」

多摩「あ、それ長月ちゃんの真似にゃ？」

長月「〜っ！！！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

赤城「あなた達は…」

卯月「私たちはラバウル第二艦隊である第一水雷戦隊だぴょん。長月だけ別の所属だけど…」

長月「私は第二水雷戦隊旗艦の長月だ。まあほとんど予備戦力だけどな」

長門「…ラバウルは沢山艦隊が編成されているんだな」

卯月「提督が4つしか艦隊を運用できないことに頭を悩ませてるぴょん」

足柄「規模が段違いね」

赤城「そうね…ん？」

入江『皆さんお集まりのようですので話を始めます。静かにしてください』ｷﾘｯ

艦娘ｓ「「「」」」ﾋﾞｼｯ!!

780 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:46:03.78 ID:LXN2zk+m0

入江『皆さんこんにちは。当作戦の総司令官を務めるボンゴレの入江正一です。よろしくお願いします』

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

入江『ありがとうございます。えー、それではいくつか伝えたいことがあるので喋らせていただきます』

入江『まず作戦の主眼についてですが、最終的な目標は敵泊地であるウェーク島の攻略です』

入江『それに向けて夕張さんのデータをもとに敵戦力を分析したところ、恐らく敵はウェーク島の周囲に5つの海域に防衛ラインを張り巡らせていることがわかりました』

入江『我々は、この防衛ラインを1か月以内に全て突破し、残りの期間を以ってウェーク島の攻略に入ろうと思います』

入江『作戦期間は二か月となっていますが、できれば一か月以内に全てを終わらせたいと思っています』

ｵｰ…ﾂﾖｷﾀﾞ。ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

入江『この目標の達成には、皆さんの協力が必要不可欠です。どうか皆さん、よろしくお願いします』

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…ﾔｯﾃﾔﾙｾﾞ!ｲﾖｯ､ﾆｯﾎﾟﾝｲﾁ!

781 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:46:47.78 ID:LXN2zk+m0

入江『えーそれと二つ目ですが、作戦期間内は、敵による探知を防ぐため皆さんのネット通信の使用を制限いたします』

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…ﾅ､ﾅﾝﾀﾞｯﾃｰ?ｼﾞｬｱﾄﾞｳｽﾝﾀﾞﾖ

入江『作戦期間内は皆さんが今使っているスマートフォンではなくて今から配るボンゴレ社製のスマートフォンを使用してください』

入江『このスマートフォンにはボンゴレの社内ネットをつかった通信機能が備わっており、この端末を持った者同士ならいつでも通信が可能です。僕からの普段の連絡もこれを使って行うので大事に保管していてください』

入江『公共のインターネットを使ってしまうと敵に探知されてしまう可能性があり、また、この人数を臨機応変な体制でまとめ上げるにはネットの使用が必要不可欠です。よってこれは必要な措置だと判断しました。ご理解いただけだら幸いです』

ｵ!ｽｹﾞｰ!ｻｲｼﾝｷｼｭｼﾞｬﾝ!ﾏｼﾞ?ﾔﾙｷｱｶﾞｯﾃｷﾀﾜ!ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

入江『…僕からの話は以上です。それでは皆さん、絶対にこの作戦を成功させましょう！』

艦娘ｓ「「「はいっ！」」」ﾋﾞｼｯ

782 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:47:28.77 ID:LXN2zk+m0

了平『よし！次は極限に俺からだ！』

ﾖｯ!ﾏｯﾃﾏｼﾀｰ!ﾋｭｰﾋｭｰ!

了平『俺からは極限にここでの生活について教えるぞ！他の鎮守府の皆の住む場所だが、一人一軒、二階建て2LDKの戸建てを用意させてもらった！！』ﾄﾞﾄﾞﾝ

暁「え…っ？どういうこと…？」

川内「一艦隊にに一軒じゃなくて…一人一軒…？」

金剛「さ、さすがラバウルデース…」

了平『混乱を避けるためにもう家の割振りは決めてある！後であそこに張ってある掲示板を見てみてくれ！！』ﾋﾞｼｯ

極限にでかい掲示板「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

あきつ丸「で、でかいでありますな」

まるゆ「探すのも一苦労しちゃいそうです」

了平『家は既に各艦娘に割り振っておいたが、どこに住むかは極限に自由だ！姉妹艦やら友達やらで一緒に生活したい相手がいるならそいつと暮らしても極限に構わん！』

加賀「…！」

時雨「…！」

大井「…！」

吹雪「でもそれなら空き家ができてしまうのでは…？」

了平『ははは、作戦が終わればどうせすべて空き家になるのだ。そんな細かいことは極限に気にするなぁ！！』ﾊﾞﾊﾞﾝ!

綱吉（この人…やっぱいろんな意味ですげーよ…）ｶﾞﾋﾞｰﾝ

了平『基地内にある店なんかの使用も特に制限はしないぞ！！！作戦開始は明後日からだからそれまではラバウルの空気というのを極限に感じてみてくれ！！俺からの話は以上だ！！』

783 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:48:04.98 ID:LXN2zk+m0

………

島風「それにしても…一人一軒ってすっごい待遇だね」

漣「ウチでは基本それですよ？姉妹艦で暮らしてる子も多いですね。私は一人ですが」

島風「私もどうせならだれかと一緒がいいなぁ…姉妹艦いないけど。…ねえ吹雪ちゃん」

吹雪「ん、ああごめん。私一人がいいからパスで」

龍田「私は天龍ちゃんのところに行くわ〜」

足柄「私は那智を自分のところに呼ぼうと思うわ」

長門「私なら島風と一緒でも構わな…何だ陸奥」

陸奥「ねえ、折角だし姉妹水入らずでいいじゃない。折角会えたんだし」

長門「ん、ま、まあそれもそうか…すまない島風」

島風「じ、じゃあ赤城さんは…？」

赤城「申し訳ありません…先ほど翔鶴さんから」

784 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:48:32.55 ID:LXN2zk+m0

―――――――――――――――――――――――――――――

翔鶴「赤城さぁぁぁぁん、居候させて下さぁぁぁぁい」ｸﾞｽｸﾞｽ

赤城「ど、どうしたんですか？」

翔鶴「さっき妹の瑞鶴に一緒に住もうって言ったら…」

瑞鶴『ごめんね翔鶴姉ぇ、…私加賀さんのところ行きたいから…』

翔鶴「ってぇぇぇぇぇ！！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

翔鶴「もう、なんなのよ！あんなに幸せそうな顔しちゃって…」

赤城「お、落ち着いて下さい翔鶴さん。そういうことなら構いませんが…」

翔鶴「助かりますううう…」ｸﾞｽｸﾞｽ

――――――――――――――――――――――――――――――

785 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:49:15.63 ID:LXN2zk+m0

赤城「って言われまして…別に来てもらっても構わないですが、正規空母二人と駆逐艦では少し暮らしづらいかと…」

島風「そ、そっか。ごめんね」ｼｮﾎﾞﾝ

吹雪「それじゃあ島風ちゃん、私帰るからまた明日」

足柄「明日会うわからないけどね」

島風「う、うん！またね！」

島風「…」

島風「どうしよう。私、本格的に一人だ」

島風「…とりあえず指定された家まで行ってみるか」

786 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:50:04.70 ID:LXN2zk+m0

〜島風の家〜

島風「ここか。おじゃましまーす…って私の家なんだけど」

ｶﾞﾗｰﾝ

島風「ひ、広いなぁ…家具なんかは一通り置いてあるんだね」

島風「…」ﾎﾞｽｯ

島風「来てみたけど…はぁ。なんか虚しいなぁ…とりあえず外出てみよっかな…」ﾃｸﾃｸ

ｶﾞﾁｬﾘ、ﾊﾞﾀﾝ

島風「えーっと、お隣さんは…「夕張」さん？とりあえず挨拶しなきゃね」

島風「すいませーん」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｼｰﾝ…

島風「…留守か」

島風「……」

島風「散歩しよ…」

島風「……」ﾄﾃﾄﾃ

島風「…ん？何だろあそこ。あそこも誰かのお家みたいだけど…何かのお店やってるのかな？ちょっと行ってみよっと」ﾄﾃﾄﾃ

787 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:50:56.19 ID:LXN2zk+m0

〜音楽ショップ「マックス・レーベ」〜

島風「こんにちは〜…なんだろここ」

レーベ「いらっしゃい。何を探してるの？」ｽｯ

マックス「ん、今日外から来た子ね。ぐーてんたぐ！君はギタリスト？ベーシスト？」ｽｯ

島風「うわわわっ！？えーっと…どっちでもないんだけど…ここはどんなお店なの？」

レーベ「ココはラバウル基地内唯一の音楽ショップだ。ギターとかベースの弦やシールドなんかを売ってるのさ。たまに楽器本体も仕入れてくるよ」

島風「へ、へえ…何かよくわかんないなぁ…」

レーベ「とりあえず君もギターを始めよう。今なら安くしておくよ」ﾋﾞｼｯ

島風「ええっ…？どうしよ…」

ｶﾞﾁｬﾘ

那珂「みんなー、那珂ちゃんでーす！マックス、例のヤツ取り寄せてくれた？」

マックス「あら那珂ちゃん、丁度昨日入ったわよ。はいこれラベラのフラットね。ゲージは言われた通りの奴にしておいたから」

那珂「うんうん、ありがと。一回フラット張ってみたかったんだよねー。それじゃあこれもらうね」

レーベ「毎度あり！」

那珂「はいどーも！…ん？君は？」

788 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:51:52.68 ID:LXN2zk+m0

島風「あ、那珂さん…。今日ここに来た島風…なんだけど…。この辺のことよくわかんなくて…」ｼｮﾎﾞﾝ

島風「教えてくれる友達もいないし…ちょっと困ってたんだ」

那珂「ふんふん、そういえばなんか見覚えある！そっか、じゃあ那珂ちゃんがこの辺を案内してあげるよ！！」

島風「え、いいの！？」ﾊﾟｧｧ

那珂「もちろん！那珂ちゃんにお任せ〜！！」

島風「あ、ありがとう！この辺のこと全然わかんなくて困ってたんだ…」

那珂「あー…この辺はココみたいに自宅を改装してお店にしてるところが多いからね。たしかにどこが何かよくわかんないかも…」

島風「そうなの？」

那珂「うん。蒼龍さんは駄菓子屋さん、龍驤さんはカフェ、ビスマルクさんは音楽スタジオみたいな感じにね」

島風「へえ…どうしてそんなことしてるの？」

那珂「ここは必要な物資は内地から送られてくるけど、それ以外の娯楽に関しては自分たちでどうにかするしかないからね」

レーベ「だから、みんなで楽しく暮らせるようにこうしてお店を開いたりしてるのさ」

島風「なんか楽しそうだね」

マックス「まあ楽しいのもあるけど、実際出撃とか滅多になくて暇なのよねー」

レーベ「あはは、そうそう。大体那珂たちが僕達の出番取っちゃうんだもんなー」

789 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:52:29.66 ID:LXN2zk+m0

那珂「でも疲れた時はレーベ達に頼んでるでしょ？」

マックス「あなた達疲れなさすぎなのよ」

レーベ「あ、それ言えてるー」ｸｽｸｽ

レーベ「それよりも…もう結構遅いけどこの子に案内とかしなくていいの？」

那珂「あっ…！ほんとだ…言われてみるともう結構遅いな」

マックス「まだやってるお店は喫茶店とかだけじゃない？」

レーベ「あ、扶桑さんのところはまだ作業してるかも。あそこ連れてけば？」

那珂「ん、そうだね。じゃあそうする」

島風「どこに行くの？」ﾜｸﾜｸ

那珂「んー、それはついてからのお楽しみ！！それじゃあしゅっぱーつ！！」

マックス「また来てねー」ﾋﾗﾋﾗ

レーベ「びす、ばるどー！」ﾋﾗﾋﾗ

790 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:53:32.73 ID:LXN2zk+m0

〜扶桑農園〜

那珂「はい、到着！」

島風「うわぁ…すっごい広いね！」

那珂「ここは扶桑さんたちと秋月ちゃんたちがやってる農園だよ！美味しい野菜を安く買えるラバウルの艦娘にとってはとっても重要な所なんだ」

山城「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない。那珂、隣の子は？」

那珂「今日並盛鎮守府から来てくれた島風ちゃんだよ！！」

山城「へぇ…少し待ってなさい」

島風「う、うん」

791 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:55:15.42 ID:LXN2zk+m0

……

山城「姉さま、この子が内地から来た島風ちゃんよ」

扶桑「そう…お疲れ様です。これ、ウチの野菜なんだけどよかったら食べて？」

野菜の山「」ﾄﾞｯｻﾘ

島風「えっ？いいの…でもこんなに食べれるかな…」

那珂「まあとりあえずもらっときなよ。余ったらお隣さんとかに分ければ大丈夫！」

島風「そっか。ありがとう！！」ﾆｺﾆｺ

扶桑「うふふ、いいことをしたわ…明日は幸せな一日が過ごせるかしら…」

山城「善行は巡り巡って帰ってきますよ、姉さま」

扶桑「ふふ、そうよね。それじゃあこれからもよろしくね、島風ちゃん」ﾆｺﾆｺ

島風「うん、よろしく！！」

山城「…もう遅くなってきたし上がりにしようかしら」

扶桑「そうね。秋月たちも上がらせておいて」

山城「伝えてくるわね」ﾄﾃﾄﾃ

那珂「私達ももうそろそろ帰ろっか」

島風「そうだね。じゃあね扶桑さんたち！野菜ありがと！！」ﾌﾘﾌﾘ

扶桑「ふふふ、またよろしく頼むわ」ﾆｺﾆｺ

792 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:55:53.08 ID:LXN2zk+m0

〜島風の家の前〜

那珂「それじゃあ那珂ちゃんはここでお別れだね」

島風「うん。今日はいろいろありがとう！」

那珂「なんのなんの！わかんないことがあったら何でも聞いてね！」

島風「うん！」

那珂「それじゃ、また今度ね！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

島風「あ、ばいばーい！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

島風「…」

島風「また一人に、なっちゃったなぁ…」

島風「…」

島風「とりあえずもらったお野菜でご飯でも作るか…」

島風「…」

島風「どうしよ、私料理そんなにできないんだった…ん？」

793 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:57:29.51 ID:LXN2zk+m0

深雪「でな、その時に白雪がなー…」ﾍﾟﾁｬｸﾁｬ

磯波「え、なにそれ。帰ったら聞いてみよっと」ｸｽｸｽ

深雪「それでー…あれ、あいつ私たちと同じ制服着てるな」

磯波「姉妹艦かなぁ」

深雪「とりあえず声かけてみっか。おーい！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

島風「わ、私？何？」

深雪「あー、やっぱ知らない奴だった。ゴメンゴメン。私は吹雪型4番艦の深雪様だ！お前は？」

島風「私は島風。あっ、ちなみに私は吹雪型じゃないよ？」

磯波「そうなんだ…じゃあなんでその制服着てるの？」

島風「それはいろいろ訳があって…吹雪ちゃんからこれ借りたんだ」

794 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:58:27.05 ID:LXN2zk+m0

深雪「へー、吹雪からか」

島風「うん。あ、ここの鎮守府の吹雪ちゃんじゃなくてウチの吹雪ちゃんね。私、作戦で今日並盛から来たの」

深雪「そうだったのか。それは遠くからお疲れ様だな」

磯波「ちなみにココで何をしてたの？」

島風「うん…扶桑さんから一杯野菜もらったんだけど、私料理できないからどうしよっかなって…。一緒に食べてくれる子もいないし…」

深雪「あちゃーそりゃあ大変だなー」

磯波「じゃあウチ来てもらう？白雪ちゃんがお野菜少なくなってきたって言ってたからちょうどいいと思うよ」

深雪「おっ、それいいな！一人よりみんなで食べた方がいいだろ！島風、ウチ来るか？」

島風「えっ、いいの？」

深雪「もちろん！同じ制服着てればほとんど姉妹艦みたいなもんだろ！深雪様に任せとけ！！」

島風「やった、ありがとう！！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

795 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:59:08.16 ID:LXN2zk+m0

〜吹雪型の家〜

和風の大きい家「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

島風「わあ…大きい家だね」

深雪「ウチは姉妹が多いからなー。増築したんだよ。ただいまー」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

磯波「ただいまー」

島風「お、お邪魔します」

白雪「あ、深雪ちゃんに磯波ちゃん。お帰りなさい」

吹雪「みんなおかえりー。あれ、隣の子は？私と同じ制服…でも吹雪型にこんな子いたっけ…」

島風「あ、違うの。私は島風。作戦で今日並盛から来たんだ。…制服のことは特に気にしないでほしいな」

磯波「扶桑さんからお野菜をもらったらしいんだけど、一人じゃ消費できないだろうからって困ってたんだって」

深雪「それで、ウチで消費しようと思って連れてきたんだ！ほら」

野菜の山「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

白雪「わぁ…こんなにいいの？」

島風「うん。私一人じゃ腐らせちゃうから…。どうせならみんなで食べようよ！」

白雪「ありがとう…じゃあ吹雪ちゃん、夜ご飯作っちゃおっか」

吹雪「うん。ありがとね島風ちゃん！それじゃあちょっと待ってて！」ﾄﾃﾄﾃ

………

796 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/05(日) 19:59:35.03 ID:LXN2zk+m0

〜一方その頃、総司令室〜

入江「ふぅ…。これで一応初日の業務は終わったかな」

入江（それにしても…）ﾁﾗｯ

不知火「…？不知火に落ち度でも…？」ｷﾞﾗｯ

入江「い、いや。何でもないよ。もう上がっていいよ！お疲れ！」

不知火「そうですか、失礼します」ｽｽｯ

入江「ふぅ…」

入江「あの子、了平君が秘書官にって僕につけてくれたけど…すっごい殺気を感じるんだよなぁ…」

入江「ちゃんと仕事はしてくれるけど…うう…胃が痛いよ…」ｷﾘｷﾘ

797 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/05(日) 20:03:10.90 ID:LXN2zk+m0

今日の本編更新は以上。島風は吹雪型(錯乱)
新キャララッシュなんでキャラ設定は更新ごとにちょいちょい付け足してく感じでで書きます。それでは。

798 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/05(日) 20:05:03.84 ID:LXN2zk+m0

キャラクター紹介

・不知火
鋭い眼光と他人を寄せ付けに雰囲気が特徴的な駆逐艦で、現在は第一水雷戦隊に所属。
極限に仕事がデキそうという理由で総司令官付きの秘書官に任命された。おかげで正一の胃粘膜がマッハですり減っている。
属性は霧。ラバウル一の術師だが術と暗器を用いたワンマンな戦闘方法を取るので他の術師のようにサポート的な運用はされていない。フゥ太曰く「強い駆逐艦娘ランキング5位」。ｼｽﾞﾒ…

・丹陽
元々は普通の雪風改だったが、いつの間にか雪風から進化して中国語を喋れるようになっていた。丹陽になってからは別人のように落ち着いた雰囲気になり精神的にも肉体的にも成長が見受けられる。
属性は晴。浮沈艦の渾名は伊達ではなく匣も回復向き。戦闘もそこそこできるのでどこでも運用しやすい艦娘として他の艦隊にもちょくちょく顔を出す。

・卯月
かわいらしい見た目や言動とは裏腹に先日のサイコパス検診で笹川鎮守府での最高値を叩き出した危険人物。
今のところ、その破壊衝動が深海棲艦にしか向けられていないのが不幸中の幸い。
属性は嵐。「ぷっぷくぷ〜、しねぴょん！」とか言いながら深海棲艦を次々と沈めていく姿は長月のトラウマになったとかなんとか。犯罪係数は286。気分次第でリーサル発動。

・多摩
姉の球磨と同じく格闘戦に自身がある系の軽巡。戦闘スタイルはボクシングで猫パンチならぬガチパンチで敵を粉砕する。
若干バトルジャンキーの気があるが漣曰くうーちゃんに比べるとまだ常識の範囲内らしい。
属性は雨。笹川鎮守府では割と珍しい属性でいろんな艦隊から引っ張りだこ。

・長月
卯月のおもちゃと化しているかわいい駆逐艦。実際はラバウル所属の駆逐艦有数の武闘派であり本来なら第一水雷戦隊に配属されていたが、他に適任者がいなかったので仕方なく第二水雷戦隊の旗艦を務めることになった。
属性は雷。極めて冷静沈着な立ち回りでのヒット＆アウェイ戦法を取る。

799 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/05(日) 23:59:03.66 ID:gO746tnKo

乙

800 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/06(月) 19:00:21.45 ID:bB8pkWnO0

それでは本編投下始めます

801 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:01:06.38 ID:bB8pkWnO0

〜次の日の早朝、吹雪型の家〜

島風「ん、ふぁぁぁ〜」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ

島風「あれ…？ここは…」

島風「あ、そっか。昨日白雪ちゃんにあのまま泊まっていきなよって言われたからそのまま泊まっていったんだっけ…」

島風「現在時刻は…」

デジタル時計〔04：02〕

島風「うーん、さすがに誰も起きてないよな…。リビングいこっと」ﾄﾃﾄﾃ

初雪「…むにゃむにゃ」ｸﾞｰｸﾞｰ

802 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:02:59.35 ID:bB8pkWnO0

〜リビング〜

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

島風「あれ？誰かいる？」

磯波「あっ島風ちゃん、おはよう。早いね」ｲｿｲｿ

島風「うんおっはよー。何してるの？」

磯波「新聞配達のバイトの準備してるんだ」ｲｿｲｿ

島風「新聞？」ｷｮﾄﾝ

磯波「あ、そっか。島風ちゃんはここの艦娘じゃないから知らないんだっけ」

磯波「青葉さんが毎日新聞を発行しててね、私はそれを毎朝皆の家に届けに行くの」

磯波「作戦で艦娘が増えたから…ちょっと大変になるかも」

島風「へー、新聞配達か。おもしろそう！…ねぇ、それって私もやってみていい？」

磯波「えっ？たぶん大丈夫だと思うけど…」

島風「ホントに！やってみたいやってみたい！！」

磯波「うーん…それじゃあとりあえず青葉さんのところいこっか」

島風「うん！」

803 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:03:37.42 ID:bB8pkWnO0

〜青葉新聞〜

青葉「ども！磯波ちゃんおはようございます！！今日もよろしくお願いしますね！！えーっと、隣の子は？」

磯波「昨日作戦で並盛から来た島風ちゃんです。新聞配達のバイトをやってみたいらしくて…」

島風「この辺のことよくわかんないからこれで詳しくなれるかなーって思ったの！！」

青葉「ふんふんなるほど、そういうことなら大丈夫ですよ！！丁度人手が足りなくて困ってたんです！！」

衣笠「そうねー。配達エリアも増えちゃったし、磯波だけじゃあきつくなってきたわね」

青葉「よし、じゃあ島風ちゃんはC地区を衣笠と行ってきてください！」

衣笠「ん、了解。島風ちゃん、よろしくね！」

島風「やった！頑張ってみる！！」

磯波「それじゃあ私は行ってきますね」

青葉「はーいいってらっしゃーい！！」

804 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:05:45.78 ID:bB8pkWnO0

〜少し後、赤城の家〜

赤城「ふぁぁ…いい匂い…翔鶴さん、おはようございます」

翔鶴「あ、おはようございます赤城さん。朝ご飯作ってるんでちょっと待っててくださいね」ﾆｺﾆｺ

赤城「ありがとうございます…手伝いましょうか？」

翔鶴「私の方から押し掛けたんだし…これくらいはさせてください」

赤城「そうですか…ならお言葉に甘えて…ん？」ｼﾝﾌﾞﾝﾃﾞｰｽ!ｺﾞﾄﾝ

赤城「今の声、島風ちゃんかしら…ちょっと様子を見てみましょう」ﾃｸﾃｸ

ｶﾞﾁｬﾘ

島風「おうっ！赤城さんおっはよー！！」

赤城「おはようございます島風ちゃん。何をしているんですか？」

島風「新聞配達！！楽しそうだからやってみたの！！」

赤城「新聞…ですか？」

島風「うん。ここの鎮守府では青葉さんが新聞を毎日発行してるんだって」

赤城「へぇ…コレですか」ﾋｮｲ

青葉新聞「」ﾊﾞｻｯ

ｼﾏｶｾﾞﾁｬﾝ､ﾂｷﾞｲｸﾜﾖ

島風「あ、ごめんね赤城さん、衣笠さんが呼んでるからまた後で！それじゃ！！」ﾋﾟｭｰ!

赤城「はい。それではまた後で。島風ちゃん、気を付けてくださいね」ﾌﾘﾌﾘ

805 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:08:42.41 ID:bB8pkWnO0

翔鶴「赤城さん、どうしましたー？」

赤城「あ、いえ。新聞が来たみたいです。ここの青葉さんが毎日発行しているようですね。ちょっと面白そうなので読んでみます」

翔鶴「へぇ…後で私にも見せてくださいね」

赤城「はい。…えーっと、記事は…」ﾊﾞｻｯ

赤城（『日刊基地内スクープ！青葉、見ちゃいました！』、『本日の出撃予定、作戦要綱』、『阿武隈の艦娘占い』、『大東亜戦争のIFを探求する』、『那珂ちゃんの今日から使えるかっこいいリフ集』…何でもアリですね）

赤城（ん、この大東亜戦争の記事は続きモノみたいですが、結構読みごたえがあって面白いですね）

赤城（今日のテーマはセイロン島沖海戦…。私もかつて参加した戦闘です。あえて勝利した海戦をこうして掘り下げてみるのもなかなか面白いですね）

赤城（…）ﾍﾟﾗｯ

翔鶴「赤城さん、朝ご飯できましたよ」

赤城「ん、ありがとうございます。それではいただきましょうか」

翔鶴「はい。ちなみにその新聞、何か面白い記事はありましたか？」

赤城「あ、はい。読んでみますか？」ｽｯ

翔鶴「ありがとうございます。えーっと…へえ、占いですか」

赤城「そう言うのもありましたね。読んでなかったですが」

翔鶴「なるほど…炎の属性で性格を分けているんですね…」

赤城「へぇ。これは面白いですね」

806 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:09:43.18 ID:bB8pkWnO0

――――――――――――――――――――――――――――――――
阿武隈の艦娘占い！今日は死ぬ気の炎の属性別で診断しちゃいます！それじゃあスタート！


大空：求心力があり、常に周りに人がいる。そのため期待や敵意も集めるが周囲もあなたにハラハラドキドキ！！

嵐：自分の興味があることにしか動かない自己中心的な思考。周りに呆れられるが気にしないポジティヴ。人生楽しそうな人が多い

雨：ムードメーカーが多いこのタイプ。人から自然と信頼されるが天然。マイペースが多いため呆然とされることも。

雷：仕事をきちんとする誠実な人柄の持ち主。けど、調子に乗ってしまうのがタマにキズ。逆境も乗り越えていくでしょう。

晴：頼りになるお兄さんとお姉さんタイプが多い。気配り上手で自分のやることを知っている。割とノリがいい。

雲：人を動かすリーダータイプ。いつのまにか周りが貴方に従います。魅力あふれるが独特的思考、感覚、言動が目立つ。

霧：良くも悪くも純粋一途なため他人から見れば、裏切りも裏切りと考えない。神秘的、謎多き人のイメージがあるが自分を理解してもらう努力が皆無なだけ！


どうでしたか？ちなみにこの診断は血液診断と同じようにあまり信憑性はないのであしからず…。

それでは明日も楽しみにしていてくださいね！！！（文責：阿武隈）

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

807 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:12:12.16 ID:bB8pkWnO0

翔鶴「赤城さん、どうですかこれ。当たってますかね」

赤城「うーん…大空は求心力があって周りに人がいる…ですか」

………

島風『ねーねー！連絡先交換しよーよ！！』

暁『ん、いいわよ！』

島風『やった！！』ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

………

赤城（まあ確かに…）

翔鶴「ウチには大空の子はいないので何とも言えまえんが…嵐はそうですね。隼鷹さんはぴったりな感じします」

赤城「ううん…私は別に自己中心的なわけではないと思うのですが…」

翔鶴（…赤城さん、ご飯の時と戦闘の時は人が変わりますからね…）

………

翔鶴『あれ？私の分が…』

赤城『あ、私が全部食べちゃいましたか？ごめんなさい』ﾓｸﾞﾓｸﾞ

…

赤城『ふふふ、まずどの艦から沈めましょうか』ﾀﾞｯ

翔鶴『赤城さん！？突出すると危ないですよ！？』

赤城『危険失くして戦闘とは呼べませんよ。はあっ！！』ｻﾞｼｭｯ!

………

翔鶴（すごい的中しているような気が…）ﾓﾝﾓﾝ

赤城「翔鶴さん？どうしました？」

翔鶴「あ、いえ。何でもないです。つ、次見てみましょう」ﾋﾞｸｯ

808 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:13:56.67 ID:bB8pkWnO0

赤城「それなら良いのですが…雨はムードメーカーですか。確かに北上さんはこんな感じでしたね」

翔鶴「ええ。でも時雨さんたちのところは全員が雨でしたから…。全員がこういうタイプではないですよね」

赤城「そうですね。矢矧さんなんかは明らかにタイプが違いますしね」

翔鶴「次は…えーっと、雷は誠実な人柄…調子に乗るのが玉に瑕…ですか」

……

大井『提督、書類終わらせておきましたよ』

クローム『ん、ありがと大井！やっぱ大井は頼りになるなぁ』ﾆｺﾆｺ

大井『ふひひ、そうでしょう。ならば提督、私と一つに！！』ｶﾞﾊﾞｧ

クローム『なんでそうなるのよ！！』ｸﾞｲｯｷﾞﾘｷﾞﾘ

大井『あたたたた！！提督、痛いです痛いです！！離してください！！！』

……

翔鶴「なるほど…」

赤城「ウチの足柄さんは確かに誠実ですが…調子に乗っているところはあまり見たことがないですね」

翔鶴「ウチの大井さんはまんまこれです…。いつもしっかりしてくれればよいのですが…」

809 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:17:15.22 ID:bB8pkWnO0

赤城「晴は頼りになるお兄さんとお姉さんですか」

翔鶴「瑞鳳はどちらかというと頼られキャラですが…」

赤城「でも摩耶さんとかはまんまコレな感じがしますね」

翔鶴「笹川提督もそうですね。えーっと次の雲は…人を動かすリーダータイプ。魅力があるが思考や感覚が独特…ですか。そんなに変な思考などをしているつもりはないのですが…」

赤城「翔鶴さんは確かにそんな変わった感じはしませんね」

翔鶴「まあ、そうですね。これを見てもイマイチピンと来ないです」

赤城（雲と言えば吹雪ちゃんか。…翔鶴さんに比べると…ウチの吹雪は確かにリーダーシップはあるけど…）

………

吹雪『あっははは！！！いい声で鳴きますね大鳳さん！！その表情、もっと見せてくださいよ！！』ﾄﾞｶﾞﾊﾞｷｯ!

大鳳『ひっ…！！あぐっ…！！も…やめ…ふぐうっ！？』ﾄﾞｺﾞｯ

吹雪『ふふふ、休ませませんよ？」ｸﾞｼｬｯ

大鳳『あが…っ。う、腕が…』

吹雪『…ねえ大鳳さん、人ってお腹を何回か殴られると我慢できなくて吐いちゃうらしいんですよ』ｸﾞｲｯ

大鳳『……』

吹雪『あなたは、何回まで耐えられますかね？それじゃあはじめまーす。いっぱーつ♪』ﾄﾞｺﾞｫ

大鳳『ごっ！？うっぷ…』

吹雪『はいにはーつ♪』ﾄﾞｺﾞｫ

………

赤城（かなり変わってるよねぇ、あの子…）

810 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:18:37.21 ID:bB8pkWnO0

翔鶴「赤城さん、どうしました？」

赤城「あ、いえ。何でもないです。次見てみましょうか」

翔鶴「はい。次は霧ですね。霧は良くも悪くも純粋一途…神秘的で謎多き人ですか」

赤城「龍田ちゃんは確かにかなり純粋ですね。それでいて不思議な雰囲気です」

翔鶴「響ちゃんもそうですね。これに関しては大当たりな感じします」

赤城「そうですね…しかし、面白いことを考えた人がいるものです」

翔鶴「人数の多いラバウルならでは、ということなのでしょうか。…あ」

赤城「翔鶴さん？どうしました？」

翔鶴「朝ご飯、すっかり冷めちゃってます…」ｶﾞｶﾞｰﾝ

赤城「あっ…新聞に夢中になりすぎましたね…」ｶﾞｶﾞｰﾝ

811 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:19:45.40 ID:bB8pkWnO0

〜午前８時ごろ、吹雪型の家〜

磯波「ただいま〜…はー一仕事したなぁ」

島風「そうだね、結構楽しかったよ！！」

叢雲「あらあんた達、お帰りなさい。朝ご飯できてるわよ」

島風「やった、ありがとう！」

磯波「私はどうせ起きてない初雪起こしてくるね」

初雪「私だってたまには朝起きるし…」ﾌﾝｽ

磯波「何だと…？」

叢雲「これは今日の天気は雪ね」

初雪「ラバウルは雪降らないのに…」

島風「あはは…ん？連絡だ」ﾋﾟﾘﾘﾘ

叢雲「みんなのスマホが鳴ってるみたいね。何かしら」ﾋﾟｯ

812 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:20:50.81 ID:bB8pkWnO0

――――――――――――――――――――――――――――
From　総司令官：入江正一

皆さんおはようございます。
正式な作戦開始は明日からなので本日は出撃の予定はありませんが、皆さんにお願いしたいことがあって連絡をしました。なお、今後の出撃の通知などもこういった形式で行うのでご了承ください。依頼は以下の通りです。


依頼：呉所属の山名艦隊及び陸軍所属のまるゆ、あきつ丸にリングと匣の使い方の指導をすること。

条件：リングと匣が使用可能な艦娘

場所：第一演習場

時間：13：00より


この依頼を受けても良いという方は下のリンクを踏んでください。踏んだ時点でこの依頼を受けたものとみなします。なお、依頼を受容したあとでのキャンセルはできないのでご注意ください。
五人集まった時点で募集は締め切ります。それではよろしくお願いします

――――――――――――――――――――――――――――――――――

813 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:21:37.21 ID:bB8pkWnO0

島風「へー、面白そー！わたしやろっと」ﾋﾟｯ

叢雲「随分決めるの早いわね…。私は遠慮しておくわ。面倒臭そうだし」

吹雪「私はやってみたいけど…もう予定が入っちゃってるんだよね」

白雪「ん、吹雪ちゃん、何するの？」

吹雪「島風ちゃんの所の私からお茶でもどう？って誘われて…そっちに行く予定なんだ」

島風「うちの吹雪ちゃんから？珍しいな、吹雪ちゃん基本はあんまり他の人と関わりたがらないのに」

浦波「同型艦って言うのに興味があるんじゃないですか？私も少しは興味ありますし」

島風「そういうもんかなー」

814 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:25:35.10 ID:bB8pkWnO0

今日の本編投下は以上です。>>580さん面白いネタをありがとうございます。使わせていただきました。
後は昨日書きそびれたキャラ設定を投下します。

815 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/06(月) 19:26:34.70 ID:bB8pkWnO0

キャラクター紹介

・レーベレヒト・マース
ビスマルクたちと共に裏の第一艦隊に配属されているが、普段は暇なのでラバウル基地内唯一の音楽ショップをマックスと経営しつつビスマルクたちとバンドを組んでいる。パートはリズムギター、使用機材はFender stratocaster(LH)。憧れのギタリストはJimi Hendrix。
属性は雷。基本的に対潜要因でソナー爆雷がん詰み、匣も対潜向きである。

・マックス・シュルツ
レーベと同じく普段は音楽ショップを経営しつつ暇を持て余している。実はラバウルに音楽の波を持ち込んだ張本人はコイツであり、結果的に音楽ショップで儲けることに成功しているというなかなかの策略家。パートはリードギター、使用機材はFender　Stratocaster。憧れのギタリストはEric Clapton。
属性は嵐。レーベと同じくほぼ対潜要因。

・扶桑
戦艦にしてはあまり戦闘が得意ではないので気分転換に畑を耕してみたら意外とハマってしまい、どんどん畑の規模を大きくした。その結果、今ではラバウルの重要な食糧原となっている扶桑農園を運営している。ちなみに扶桑の農園は死ぬ気の炎を使った特殊技術で栽培しているため季節に関係なく野菜が育つ。
属性は大空。一応第二水上打撃部隊に配属されているがほとんど予備戦力。

・山城
別に戦闘が苦手ではない上に農業にも興味はなかったが、愛しの姉さまのためにと鍬を持ってみたら案外ハマった。今ではすっかり一人前の農家。ちなみに扶桑農園では秋月、照月、初月の三人がバイトとして働いており山城はその三人を統率する役目を担っている。おかげで姉さまより姉御肌になってしまった。
属性は嵐。扶桑と同じ艦隊に配属されているが出撃の機会はほとんどないため専ら農業に専念している。

816 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/06(月) 19:27:52.97 ID:rH9OFu/u0

吹雪VS吹雪(悪)
なんか分離した魔人ブウの対峙シーンを思い出す

817 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/06(月) 19:30:09.06 ID:G67XNts9O

>>816
ラスボス扱いじゃないですかー！やだー！

818 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/07(火) 09:40:12.20 ID:13jG6DISO

乙です
さて吹雪と吹雪でどんな会話をするのやら

819 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/10(金) 00:35:05.17 ID:1tY/Xvip0

本編投下始めます

820 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:35:57.76 ID:1tY/Xvip0

〜正午過ぎ、ラバウルの中心街〜

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

吹雪(笹川)「えーっと、待ち合わせ場所ってこの辺だったと思うんだけど…」ｷｮﾛｷｮﾛ

吹雪(雲雀)「あ、こっちこっち〜」ﾌﾘﾌﾘ

吹雪(笹川)「あ、ごめん。ちょっと遅れちゃったかな」

吹雪(雲雀)「いやべつに？私もさっき来たばっかだよ？それよりどっか入ろうよ。私お腹すいちゃった」

吹雪(笹川)「まあもう時間も時間だからね。どこがいい？」

吹雪(雲雀)「んー私この辺はじめてきたからお任せで」

吹雪(笹川)「うん。じゃあそうだな…熊野さんがやってるカフェにでも行こっか」

821 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:36:54.81 ID:1tY/Xvip0

〜洒落た感じのカフェ〜

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

吹雪(笹川)「こんにちは〜」ｶﾗﾝｶﾗﾝ

熊野「あら、ごきげんよう。…吹雪ちゃんが二人？」

吹雪(雲雀)「私は昨日並盛から来た吹雪です。よろしくお願いします」

熊野「そうだったのですか。私は熊野です。このカフェをやっていましてよ」

ｸﾏﾉｻｰﾝ!ﾁｭｳﾓﾝｸﾀﾞｻｰｲ!

熊野「はい、ただいま！それではゆっくりして行ってくださいね」ﾍﾟｺﾘ

吹雪(雲雀)「あ、はい。ありがとうございます」

吹雪(笹川)「熊野さんはオシャレな感じの料理が得意な人でね、ちょっと値は張るけどおいしいから結構ここのカフェも昼時には人気なんだ」

吹雪(雲雀)「ふーん…」

吹雪(雲雀)（あの人…すごいお嬢さんって感じだなぁ…キレイな顔。思いっきりひどいことしてみたいなぁ）

吹雪(笹川)「うーん、どれにする？」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪(雲雀)（あ、そういえばこの子も私だし話せば分かってくれるかな）

822 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:37:24.34 ID:1tY/Xvip0

吹雪(雲雀)「ねえねえ」

吹雪(笹川)「ん、どうしたの？」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪(雲雀)「熊野さんの顔さ、思いっきりぶん殴ってみたくない？」

吹雪(笹川)「うーんそうだな……えっ？」ﾋﾞｸｯ

吹雪(雲雀)「ほら、熊野さんってなんかお嬢様って感じですっごいかわいいじゃん？」

吹雪(笹川)「う、うん」

吹雪(雲雀)「だからさー、なんかひどいことしてさ、あの可愛い顔をぐっちゃぐちゃにしてみたくない？」

吹雪(雲雀)「あなたも私ならわかるよね？」ﾆｺﾆｺ

吹雪(笹川)「うん…えっと…そのー…」

吹雪(笹川)（うう…なんて返せばいいのかなぁ…）

823 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:38:26.65 ID:1tY/Xvip0

………少し後、第一演習場

島風「えーっと、ここだよね」

足柄「あら島風、あなたもこれ受けたの」

島風「うん。友達できるかなーって」

足柄「島風らしいわね」

摩耶「あいつらが私達が教える奴らかい？」

那智「ああ。よろしく頼むぞ」

あきつ丸「けひひひひひ。新たな力…心が躍るのであります！けひひっ」

まるゆ「ふくくっ、これで隊長にも勝てるかなぁ♪」

鈴谷「リングの炎って指からなんか炎がブワーって出るんでしょ？どんな感じなんだろ」

古鷹「うーん…よくわかんないけど…」

高雄「ま、どんなのが出てくるのか楽しみではあるわね」

加古「そうだな。なんかカッコいいのがいいなー」

金剛「…山名提督は重巡が好きなんデスか？」

加古「んーどうかは知らねえけど…第一艦隊は全員重巡だよ？」

翔鶴「山本さんの所と同じレベルで偏った構成ですね…」

足柄「そうね…あ、そういえば島風、あなた結局あの後どうしたの？」

島風「ココの鎮守府の吹雪ちゃんの所に行ったよ。みんなと仲良くなれた！！」

足柄「そう、なら良かったわ」

鈴谷「ねーねー、そろそろ始めないの？」ｳｽﾞｳｽﾞ

島風「あ、ゴメンゴメン。それじゃあ始めよっか！！」ﾌﾝｽ

824 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:39:40.13 ID:1tY/Xvip0

〜一方その頃、総司令室〜

入江「さて、明日から始まる作戦についてなんだけど、艦隊の構成をどうするか…。君たちの意見を聞きたい」

綱吉「うーん…」

了平「敵の艦隊の規模が極限に未知だからな。低速戦艦や正規空母を中心に水上打撃部隊を組むのは極限に避けた方が良いのではないか？」

女提督「そうだな。初日から数日は艦隊の規模は敵の戦力を探る偵察程度にとどめた方がいいだろう」

ディーノ「一理あるな。リングと匣の扱いに長けた奴なら駆逐艦でも戦艦や空母にも引けを取らねえ火力を出せる。戦力的にもまずはこれで様子を見た方がいいんじゃねえか」

入江「…よし、じゃあその方針で行こう。初日は一艦隊だけの運用にするよ。練度が高い艦のみで構成された強力な水雷戦隊を組む」

山本「構成はどうすんだ？」

入江「うーんそうだな…不知火ちゃん、作戦に参加している駆逐艦と軽巡のデータとかってある？」

不知火「総司令、ちゃんは不要です。少々お待ちください」ｶﾀｶﾀ

不知火「こちらです」ｽｯ

入江「すごい数だな…どれどれ…」

入江「……」

入江「…これならこの子とこの子で…よし、決まった。これで行こうかな」ﾋﾟｯ

獄寺「ん、悪くねーんじゃねえか」

雲雀「…」

クローム「属性のバランスもとれてるし、匣の特性とかを考えてもこれでいいかもね」

入江「よし、じゃあこれで通知を出してくれ」

不知火「了解しました」

825 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:40:20.46 ID:1tY/Xvip0

………少し後、洒落た感じのカフェ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

吹雪(雲雀)「へー、そっちはそんな感じなんだ」

吹雪(笹川)「うん。妹が沢山いるから結構大変で…ん、ちょっと待って。連絡だ」ﾋﾟﾘﾘﾘﾘ

吹雪(雲雀)「私には来てないね。何だろ」

吹雪(笹川)「えーっと…出撃通知？作戦の説明をするから総司令室に集合、か」

吹雪(雲雀)「あ、そうなんだ。すごいねいきなり選ばれるなんて」

吹雪(笹川)「うん、何で私なんだろ…。あーでも構成を見ると高練度の水雷戦隊で固めたのか。なるほど」

吹雪(雲雀)「…結構集合時間近いからそろそろ準備していかないとじゃない？」

吹雪(笹川)「そっか。じゃあお会計しちゃおうか」ｸﾏﾉｻｰﾝ!

吹雪(雲雀)「うん、そうだね」

吹雪(雲雀)「……」

吹雪(雲雀)（本当はあとでウチに監禁していろいろやるつもりだったんだけど予定が狂ったなぁ…まいっか）

826 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:40:56.75 ID:1tY/Xvip0

〜一方その頃、時雨と夕立の家〜

夕立「…ん？連絡っぽい？」ﾋﾟﾘﾘﾘﾘ

時雨「なんだろうね。さっきの連絡は依頼だったけど…あれ、でも僕には来てないや」

夕立「出撃通知っぽい。夕立が選ばれたっぽいよ。艦隊の構成は…ヒイッ！？」

夕立「おおお同じ艦隊に吹雪がいるっぽい！！絶対無理っぽい！！！行きたくないっぽい！！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

時雨「大丈夫だよ死ぬわけじゃあるまいし…。あの子結構頼りになるよ？」

夕立「時雨はあの悪魔の素顔を知らないからそんなこと言えるっぽい！？」

時雨「大丈夫だって行ってきなよ。とりあえずそれ見せてよ」ﾊﾟｼｯ

827 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:42:10.57 ID:1tY/Xvip0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

From 総司令付き秘書官：不知火

出撃通知

こんにちは。明日からついに作戦が始まります。
明日以降の作戦に際して以下の「第三水雷戦隊」を編成し、明日の出撃は以下の艦隊に出撃をしていただきます。
この連絡が来た以下の６艦は直ちに総司令室に集合してください

第三水雷戦隊

旗艦：駆逐艦　夕立(大湊)

軽巡洋艦　川内(大湊)

軽巡洋艦　神通(舞鶴)

軽巡洋艦　那珂(ラバウル)

駆逐艦　吹雪(ラバウル)

駆逐艦　睦月(幌筵)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

828 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:42:56.91 ID:1tY/Xvip0

時雨「…？この吹雪、所属がラバウルになってるよ？雲のあの子とは違うんじゃない？」

夕立「同型艦なんてどうせどいつもこいつも同じっぽい！！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

時雨「そんなことないと思うけどなぁ。とりあえずさっさと行ってきなよ」

夕立「ふええええ…行きたくないっぽいよぉ…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

829 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:43:41.75 ID:1tY/Xvip0

………少し後、総司令室

吹雪「こんにちは〜…あれ、私が一番遅かったかな…。ごめんなさい」

不知火「いえ、皆さんが着いたのもつい先ほどでしたので問題ありません」

夕立「や、やっぱり吹雪っぽい…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

川内「んー、どうしたの夕立？」

睦月「肩の力を抜くがよいぞ？」

那珂「そうだよ！！スマイルスマイルー！！」

神通「静かにしてください…。総司令の前で恥ずかしいですよ…」

入江「あはは…賑やかでいいじゃないか。来てくれてありがとう。それじゃあ始めるよ」

不知火「…総員整列してください」ｷﾞﾗｯ

みんな（（（こ、怖え…）））ﾋﾞｼｯ

830 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:44:26.04 ID:1tY/Xvip0

入江「まず、ここが想定されている敵の第一防衛ラインのなんだけど…」ｶｯ

入江「これから数日はココを突破することを目標に作戦を立てるよ」

入江「そのためにキミたちにはまずこの防衛ライン付近の敵の戦力分析をしてもらいたい」

入江「もちろん、突破できそうならしてもらって構わないけど、あんまり無理はしないでね」

夕立「了解したっぽい！」

不知火「あなた達が出撃している間は不知火たちが通信室で待機しています。何かあった場合は我々に連絡を入れてください」

入江「昨日渡したスマートフォンに入ってるアプリを使えば通信室との直通回線が開く。それを使ってね」

睦月「これかな？」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

入江「あ、うん。今は通信室に誰もいないからつながらないと思うけど、ちゃんと出撃するときはつなげるようにしておくからね」

睦月「了解にゃしぃ」

吹雪「装備とかの指定ってありますか？」

不知火「特にありません」

入江「うーん、でも君は主砲とかより対空装備で行ってもらいたいかな」

吹雪「了解です」ﾋﾞｼｯ

入江「作戦発令は明日の朝９時だよ。それと同時に出撃してもらう」

那珂「じゃあその時間までに出撃ドッグに集まってればいいんだね？」

不知火「そういうことです」

神通「分かりましたか姉さん」

川内「何だよそれー。ちゃんと聞いてたから大丈夫だよ！！」ﾌﾟﾝｽｺ

入江「あはは…。それじゃあ明日、よろしくね」

みんな「「「はいっ」」」ﾋﾞｼｯ

831 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:45:24.31 ID:1tY/Xvip0

〜夕飯時、吹雪型の家〜

島風「へー、吹雪ちゃん出撃するんだ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

吹雪「うん。なんか選ばれちゃった」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

白雪「まあ、吹雪ちゃんはウチの駆逐艦でも一番練度が高い子の一人だからね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

磯波「叢雲ちゃんも一応練度最高になったんだけどね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

叢雲「私は吹雪と違って指輪もらってないから…って言うかあんた何で当然のように居座ってるのよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

島風「えーいいじゃん一人くらい増えてもさー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

深雪「賑やかでいいじゃんかー。島風このままここに住んじまえよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

島風「んーそうするー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

叢雲「たいした図々しさね…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

吹雪「まあいいじゃんいいじゃん。人数多い方が楽しいって」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

832 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:48:31.77 ID:1tY/Xvip0

今日の本編投下は以上です。後は青葉たちのキャラ設定を投下します

833 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/10(金) 00:48:59.86 ID:1tY/Xvip0

キャラクター紹介

・青葉
ラバウルの艦娘全てから恐れられ敬愛されているパパラッチ。１００％自費出版で青葉新聞を毎日発行している。おかげで毎月の給料は殆ど手元に残らないが生活は衣笠と一緒にやっているので普通にやっていけてるとか。
属性は晴。ラバウル産晴属性の艦娘の例にもれずボクシングが好きでボクシングの記事を書いていたりもする。

・衣笠
青葉の世話係。基本的に無理しかしない姉のストッパー役になっているが本人もノリがいいためなんだかんだ言って結局カオスなことになっていることが多々ある。姉に鍛え上げられたおかげでスネーク力はかなり高く青葉の代わりにとんでもないスクープをすっぱ抜くことも少なくない。
属性は雨。出撃機会は少なく基本暇なので１日のほぼすべてを青葉のために使っている。

834 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/11(土) 21:20:08.87 ID:9FohY4/30

>>1です。業務連絡
また一週間ほど家を空けるので更新があきます。
20日くらいになったらまた更新再開してると思いますのでその頃にでも見に来てください。それでは。

835 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/11(土) 21:23:01.41 ID:r1jAlpYSO

了解です

836 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/19(日) 20:26:39.89 ID:OkD+J8MC0

お久しぶりです。
先ほど帰って来てちょいちょい書いたので少し本編投下します。それじゃいきます

837 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:32:32.81 ID:OkD+J8MC0

〜次の日の朝、出撃ドッグ〜

吹雪「皆さんおはようございます〜…」

睦月「吹雪ちゃんおはようにゃしい！！」

夕立「お、おはようっぽい」ﾋﾞｸｯ

吹雪「なんでこんなに警戒されてるのかな…」

夕立「べ、別に何でもないっぽい…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

吹雪「ならいいんですけど…えーっと、まだ那珂さんたちは来てないんですか？」

睦月「うん。まだ来てないっぽい」

夕立「夕立の真似しないでほしいっぽい！！…あ、来たっぽいよ」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

那珂「みんなーお待たせー！！！」

神通「お待たせしました。姉さん、そろそろしゃきっとしてください」ﾍﾞｼｯ

川内「うん…ふぁぁ…こんな早く起きるの久々だよお…」ﾖﾛﾖﾛ

吹雪「これで全員集まりましたね。夕立さん、入江司令に連絡してください」

夕立「わ、わかったっぽい」ﾋﾞｸｯ

夕立「このアプリで良いっぽいかな？」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

睦月「うん、それで合ってるよ」

夕立「よーし、じゃあこれで…おーい、聞こえるっぽい〜？」

838 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:34:18.44 ID:OkD+J8MC0

不知火『おはようございます皆さん。集まりましたか？』ﾊﾟｯ

吹雪「あ、ぬいちゃんおはよう！！みんな集まったよ！！」

不知火『…吹雪さん、ぬいちゃんはやめてください』

吹雪「えーかわいいのに」

睦月「うんうん。ぬいちゃんってかわいいにゃしい」

不知火『…作戦の発令まであと15分ほどあるのでそのまま待機していてください』

夕立（無視したっぽい）

那珂「あれ、入江司令はまだ来てないのかな」

不知火『まだ起きてきていないのかもしれないですね』

川内「なんだよそれー…私ももっと寝たかったんだけどぉ」ﾌｧｧ

不知火『あと五分待って起きてこなかったら不知火が様子を見てきますので』

839 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:35:03.61 ID:OkD+J8MC0

………約15分後

入江『ご、ごめん皆。昨日はちょっと緊張しててなかなか寝れなかったんだ…』ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

吹雪「あはは…」

不知火『御託は結構です。早急に仕事を開始してください』

入江『う、うん。皆、時計合わせ、行くよ』

不知火『37秒前………』

吹雪「……」

夕立「……」

睦月「……」

川内「……」

那珂「……」

神通「……」

不知火『5…4…3…2…1…今！！』

入江『作戦は発令された！！みんな、出撃を開始してくれ！！』

ｳｩｩｩｩｩｩｰ!!!

夕立「よし、第三水雷戦隊、出撃っぽい！！」ﾊﾞｯ

ｼｬｧｧｧｧｧ……

〜通信室〜

入江「ふう…危なかった。起こしてくれてありがとう。助かったよ」

不知火「構いません。ですが、明日も寝坊していた場合は命を取りに行きますのでそのつもりで」ｷﾞﾗｯ

入江（なんかこの子リボーン君に雰囲気似てるよなぁ…）

840 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:36:09.36 ID:OkD+J8MC0

〜しばらく後、とある海上〜

入江『調子はどうだい？』

夕立「快調っぽい。今のところ敵影は見当たらないっぽい」

睦月「ん、待って。あれって敵影かにゃ？」

艦影「」ﾕﾗｧ

神通「よく見つけましたね…。司令官、どうしますか？戦闘を始めますか？」

入江『…いや、今回の出撃の目的は敵の掃討じゃない。そこまで規模が大きい艦隊じゃないなら無視して進んでくれ』

夕立「分かったっぽい。それじゃあ一回切るっぽいよ」

入江『うん』

〜1時間後〜

那珂「そろそろ第一防衛ラインに近づく頃だね」

川内「そうだね…ん？」

ｼｬｰｯ…

川内「うわわっ！！前方から魚雷影！！潜水艦だよ！！！」

夕立「川内さんよく見つけたっぽい！！対潜戦闘準備っぽい！！睦月ちゃんは総司令に連絡を！！」

睦月「もしもし、入江さーん」ﾋﾟｯ

入江『うん、どうしたの』

睦月「敵潜水艦と会敵したにゃしい。これより対潜戦闘に入ります」

入江『分かった。陣形は単横陣で。戦闘が長引かないように注意してくれ。敵を撃滅できなくても追撃はしないこと。いいね』

睦月「了解！通信切ります！！」ﾌﾞﾂｯ

841 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:38:19.87 ID:OkD+J8MC0

睦月「陣形単横陣！！そっこーで終わらせろとのお達し！！」

吹雪「了解です！！」

川内「魚雷が来た位置から逆算して…。大体敵潜水艦はあのあたりかな？」ﾋｭｯ

ﾄﾞﾄﾞｫﾝ!

夕立「当たりっぽい！！でもソナーにまだ感があるから撃沈には至ってないっぽいよ」

那珂「よし吹雪ちゃん、アレ頼んだ！」

吹雪「了解です！開匣！！」ｶﾁｯ

大空ウミヘビ×20「ｼｬｧｧｧｧ!!!!」

吹雪「距離、角度はこれで…よし、お願い。目標に射出！！当たって下さぁぁい！！」ﾊﾞｼｭｯ

ﾄﾞｯﾄﾞｫｫｫﾝ!!!

夕立「ソナーの感消えたっぽい！！敵艦隊を撃退したっぽいよ！！」

吹雪「やりました！」ｸﾞｯ

夕立「すぐに終わったっぽいね」

睦月「しれーかーん、戦闘終了にゃしい。完全勝利しました」ﾋﾟｯ

入江『そうか！良かったよ。そのまま進撃してくれ』

夕立「了解っぽい！！」

842 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:39:35.57 ID:OkD+J8MC0

川内「すっごい威力だったねあれ」

那珂「吹雪ちゃんの匣は砲撃戦雷撃戦対潜防空何にでも使える優秀な匣だからね」

吹雪「えへへ…。でもこれ使いこなすの難しいんですよ」

川内「私の匣もすごいんだぞ！！次の戦闘では出番あると良いなぁ…うわっと！！」ﾄﾞﾄﾞｫﾝ!

ﾊﾞｯｼｬｧｧｧｧ!!!

入江『どうした！？』

睦月「至近弾にゃしい…。今の戦闘でこっちの位置が敵に割れた…？」

那珂「この距離からの砲撃…。戦艦かな。それに今の砲撃、かすかだけど雨属性の炎が見えたよ」

入江『elite級の戦艦か…。敵に気づかれてるなら振り切っても仕方がないな…。よし、総員複縦陣で敵の砲撃を回避しつつ接近、懐に入って各自の匣で確実に仕留めてくれ！！』

夕立「了解したっぽい！！」

睦月「通信切るにゃしい！！」ﾋﾟｯ

夕立「よし…。みんな、行くっぽいよ！！」ｼｬｧｧｧ

ル級elite「ｿﾚｯ!!」ﾄﾞﾄﾞｫﾝ!

タ級elite「ｳﾃｪｯ!」ﾄﾞﾄﾞｵﾝ!

ﾊﾞｯｼｬｧｧｧｱ!!

神通「あいつらか…」ﾁｬｷｯ

睦月「敵船団は…戦艦２重巡２駆逐２！！水上打撃部隊！！！」

リ級elite「…」

リ級「…」

ハ級「…」

イ級「…」

843 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:40:45.15 ID:OkD+J8MC0

夕立「了解！敵艦隊の位置捕捉したっぽい！開匣！！」ｶﾁｯ

嵐コウモリ「ｷｨｷｨｷｨ」ﾊﾞｻﾊﾞｻ…

夕立「この距離なら…よし、まず駆逐艦から落とすっぽい！超音波照射！！」

ﾄﾞﾝｯ!!

イ級「ｳｷﾞｬｱｱ!!」撃沈

ハ級「ｳｹﾞｪｪｪ」撃沈

夕立「やったっぽい！！」

川内「これで敵は戦艦と重巡だけだね。それじゃあみんな、夜戦で仕留めるよ！！開匣！！！」ｶﾁｯ

霧カラス「ｶｧｶｧ…」ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ

那珂「何言ってるの？まだ夜戦の時間じゃないよ…って嘘！？あたりが真っ暗！？」

川内「へっへーん、夜戦の時間だよっ！！」

ル級elite「ｷｭｳﾆｸﾗｸ!?」

タ級elite「ｸｿｯ、ｱﾀﾘｶﾞﾐｴﾅｲ!」

吹雪「な、何をしたんですか！？」

844 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:42:49.67 ID:OkD+J8MC0

川内「私の霧カラスはちょっと変わった匣でね、姿を見せた相手に問答無用で辺りが夜だと錯覚させる幻覚を見せるんだ！！」

川内「つまり、海上でこれを開匣しちゃえば、対策をされない限りお構いなしに夜戦の時間ってこと！！すごいでしょ！！」ﾄﾞﾔｯ

神通「なるほど、姉さんらしい匣です…探照灯を持ってきて助かりました」ｶｯ

リ級「ｳﾜｯ!!」

川内「なーいす神通！！よし、それじゃあ第二匣開匣！！」ｶﾁｯ

クナイ「」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

川内「くらえーっ！！」ﾋｭｯ

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

リ級elite「ｸﾞｩｯ!!」中破

川内「休ませないよ！！形態変化、忍者刀！！たーっ！！」ｻﾞｼｭｯ

リ級elite「ｳｸﾞｩｩ」撃沈

川内「やりぃ！」

吹雪「かんぴお…？」

夕立「川内さんの匣はすっごいトリッキーっぽい」

睦月「なんかこの前の作戦で一緒した時よりか格闘にキレが出てる？」

川内「師匠といっぱい特訓したからねー！！ま、大船に乗ったつもりで構えてなよ！！」

845 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:43:55.09 ID:OkD+J8MC0

神通「これなら大丈夫そうですね、戦艦は我々に任せてください。攻式一の型、車軸の雨！！」ﾄﾞｯ

ル級elite「ｸﾞｯ…ｺﾚﾊ…」行動不能

雨クラゲ「ｼﾋﾞﾋﾞﾋﾞ」ﾌﾖｰ

川内「あれ？神通何かしたの？」

神通「私の雨クラゲは局所的に強い鎮静の効果を持った雨属性の炎を打ち込むことができます。今、車軸の雨に合わせて一緒に打ち込んでおきました」

川内「へー。ってことは麻酔を急に打たれたようなもんか。ご愁傷様ー」

神通「その通りです。それでは終わらせますよ、攻式八の型、篠突く雨！！」ｻﾞｼｭｳ

ル級elite「ｸﾞｧｧｧｧ」撃沈

那珂「那珂ちゃんも負けてないよ！！提督直伝！！！」ｻｯ

タ級elite「？」

那珂「はぁぁっ…マキシマム・那珂ちゃんキャノン！！！！！！」ｶｧｯ

ﾄﾞﾄﾞｫｫｫﾝ!!!!

睦月「す、すっごい威力にゃあ…」

タ級elite「」撃沈

吹雪「いつも思うんだけどあれ…ボクシングじゃないよね…？」

那珂「細かいことは気にしちゃダメだよー☆」

夕立「こっちも終わったっぽい」

川内「よし、じゃあ戦闘終了だね」ﾊﾟﾀﾝ

吹雪「急に明るく…！すごい、本当に昼に戻っちゃった」

睦月「睦月が連絡しておくにゃしい」ﾋﾟｯ

846 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:44:27.08 ID:OkD+J8MC0

入江『お疲れ、どうだった！？』

夕立「完全勝利っぽい。こんなの朝飯前っぽいよ」

入江『やっぱり守護者は頼もしいな…。そのまま進撃してくれ』

夕立「了解したっぽい」

ｼｬｧｧｧｧ…

847 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:45:11.06 ID:OkD+J8MC0

〜数時間後、通信室〜

不知火「順調ですね」

入江「ああ。…だけど、ちょっと会敵のペースが速いのが気になるな」

不知火「初日ですしそんなものでは？」

入江「うーん、そうかな…っと。通信か。どうした？」

夕立『こちら夕立っぽい。なんか海が赤くなってるっぽい？私たちが今いる地点を境界線にして海が赤く変色してるっぽい』

入江「海が…変色？」

夕立『夕立たちもよく分かんないっぽい…でもはっきりと赤くなってるっぽい』

入江「不知火、今のあの子達の場所は？」

不知火「ここです」ｶｯ

入江「そこまですごい沖ってわけでもないな…よし、夕立ちゃん？」

夕立『どうしたっぽい？』

入江「とりあえずその変色海域を調査してみてくれ。何かおかしなことに気づいたらすぐに連絡してね」

入江「それと、その先では何が起きるかわからないからもし何かあった場合に備えて支援艦隊を出しておく。進撃が困難になったらその艦隊に撤退を援護してもらってくれ」

夕立『分かったっぽい。それじゃあ通信終了するっぽい』

入江「うん、頑張ってね！」

ﾌﾟﾂｯ

848 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:45:54.49 ID:OkD+J8MC0

不知火「…支援艦隊ですか。構成はどうしますか？」

入江「できるだけ機動力を重視。でも撤退を援護するための殿になってもらうかもしれないからある程度耐久が高い艦がいいかな」

不知火「なるほど。それでは高速戦艦を中心に艦隊を組んでみてはいかがですか？」

入江「そうだね。えーっと、高速戦艦の一覧とかある？」

不知火「こちらです」ﾋﾟｯ

入江「えーっと…イタリア艦隊はまだ到着していないから金剛型とビスマルクだけか。匣は…なるほど」

入江「よし、じゃあ金剛型の四隻にこの二隻を含めた高速機動部隊を編成。直ちに出撃通知を出して出撃させてくれ」

不知火「了解しました」

849 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/19(日) 20:46:26.56 ID:OkD+J8MC0

とりあえず以上です。また明日も同じくらいの時間帯に更新するかと思われます。それでは

850 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:36:21.56 ID:Vi55H4YG0

………時が少し戻り作戦開始時刻、吹雪の家

ｳｳｳｳｩｩｩｩｩｩｰ!!!

吹雪(雲雀)「ふぁぁぁ〜っと」ﾑｸｯ

吹雪「いや〜…。一人暮らしは惰眠を貪れて最高だな」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

吹雪「島風ちゃんクソ朝早いから結構同室だときついんだよねぇ」

吹雪「ふぁぁぁぁ〜…」ﾉﾋﾞｯ

吹雪「…起きたし昨日捕まえたアラアラに餌でもあげるか」ｽｸｯ

吹雪「アラアラー、ご飯の時間だよ〜」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

り陸奥たか「ｱﾗｱﾗ〜」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

吹雪「さて、私も歯磨いて朝ご飯食べに行こっと」ﾄﾃﾄﾃ

851 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:37:23.44 ID:Vi55H4YG0

〜吹雪の家のお隣、鈴谷の家〜

吹雪「おはよーございまーす」ｶﾞﾁｬｯ

鈴谷「お、吹雪じゃん、ちーっす。私今から朝飯食べに熊野のとこ行くけどくる？」

吹雪「行きます行きますー。いやー自分で朝ご飯作るのめんどくさいんですよねー」

鈴谷「あはは、わかるわかる。ま、熊野なら多分大丈夫っしょ」

〜熊野の家〜

鈴谷「ちーっす熊野ー、飯食わせろー」ｶﾞﾁｬｯ

吹雪「おはよーございまーす」

熊野「おはようございます。あなた達、朝ごはんくらい自分で作られてはいかがですか？」ｸｽｸｽ

吹雪「熊野さん料理上手ですから。自分で作るよりいいじゃないですか」

鈴谷「そーそー。朝は熊野のご飯じゃないとね！」

熊野「はいはい。ローズヒップティー、淹れましてよ。とりあえずこれでも飲んでいてくださいませ」ｺﾄｯ

鈴谷「朝といったらこれだよね。サンキュー」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

吹雪「んん〜朝の味って感じです」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

吹雪「あ、新聞届いてます？」

鈴谷「なんかポストに挟まってるね。これっしょ？」ﾊﾞｻｯ

吹雪「どもー。今日の記事は…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

熊野「あなた達…ここは私の家でありましてよ…」

852 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:38:09.77 ID:Vi55H4YG0

〜しばらく後〜

「「「ごちそうさまでしたー！」」」

鈴谷「いやー、これで一日頑張れるわ！ね、吹雪」

吹雪「そうですね。相変わらず美味しかったですよ」

熊野「ありがとうございます。それでは私はそろそろ店の方に向かいますので」

鈴谷「ほーい！行ってらー！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

ｶﾞﾁｬﾘ

鈴谷「吹雪ー、今日これからどーする？私は古鷹たちと遊びに行くけど」

吹雪「んーそうですねー。私は今日は一日暇なので…まあ適当に散歩でもしてみますよ」

鈴谷「そっかー。なんか面白そうなとこ見つけたら教えて！」

吹雪「はい。今まで行ったことないあたりちょっと行ってくるんで」

鈴谷「ふーん。じゃ、私そろそろ行くから！」

吹雪「あ、私もそろそろ出ます」

853 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:38:55.85 ID:Vi55H4YG0

〜30分後、ラバウル中心地のはずれ〜

吹雪「やーっぱこの時間帯はまだ出歩いてる人とか少ないなー」ｷｮﾛｷｮﾛ

吹雪「って言うか今日から作戦開始だもんね。皆何気に気合入れてたりしてるのかな」

吹雪「…ん？何あそこ。本屋さんかな？」

秋雲書店「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

吹雪「…気になるな。ちょっと入ってみますかー」ﾄﾃﾄﾃ

〜秋雲書店〜

吹雪「おはよーございまーす」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

敷波「いらっしゃーい。あれ、吹雪ちゃんじゃん！どうしたの？出撃なんじゃなかったっけ」

吹雪「あ、ここの敷波ちゃんか。おはよう。私はココの吹雪じゃなくて並盛の吹雪だから別に出撃命令は出てないよ」

敷波「あー、同型艦ってやつか。へー」
吹雪「ま、よろしくね。ところで敷波ちゃんは何やってんの？」

敷波「何ってバイトだけど…。秋雲さんに用なら地下でなんかやってるけど呼ぶ？」

吹雪「へー。別にそういうわけじゃないからいいや。ちょっと本見てるね」

敷波「はーい。どぞどぞー」

吹雪（品揃えはそんなに良くないなー。ま、内地とは違うし仕方ないか）ｷｮﾛｷｮﾛ

吹雪（うーん、グロ先生のメス豚調教実践シリーズの新刊が出たって聞いたから買おうとしたけど…そんなコアな本置いてるはずないよなぁ）

吹雪（…ん、ここ、地下があるのか）

ひっそりと佇む階段「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

吹雪「こんなんじゃ普通気づかないでしょ…ま、行ってみよっと」ｺﾝｺﾝｺﾝ

854 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:41:39.62 ID:Vi55H4YG0

〜秋雲書店、地下〜

吹雪「ここは何の本置いてるんだろ…うわ、何これ」

大量の薄い本「」ﾃﾞﾃﾞｰﾝ

吹雪「はー、薄い本がたくさん…うわ高くね？何これ…表紙が…摩耶さん？」ｽｯ

摩耶が表紙の薄い本「\1000」

吹雪「薄すぎて読み応えなさそうだけど…立ち読みできるみたいだしとりあえず読んでみるか」

吹雪「…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪「ふーん、摩耶さんと利根さんが出てくる漫画なのか。仲良さそうだもんねあの二人…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪「ふーん…〜っ！？///」ﾊﾞｻｯ

吹雪「な、何これ！？///」

アレなシーン「ｱｰﾝ///」

855 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:42:15.65 ID:Vi55H4YG0

吹雪「えっ…！？ちょっ、女の子同士で何やってんの！？///」ｶｵﾏｯｶ

吹雪「えっ…うわっ…うわぁ〜……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪「まさか…こっちの本も…」ｽｯ

吹雪が表紙の薄い本「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

吹雪「これ…絶対私だよね…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪「えっ…あっ…やっぱり……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪「…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪「私そんなこと言わねーよ…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

吹雪「無駄に絵上手いし…誰だこれ描いた奴…ぶっ殺して…ん？」ﾄﾝﾄﾝ

秋雲「いらっしゃい吹雪ちゃん！嬉しいよこっちの世界に来てくれて！」

吹雪「うわっ！び、びっくりした…あの、なんですかこれ」

秋雲「ん、それ？この秋雲先生の新作だよ！！どう？よく描けてるでし」

吹雪「見　つ　け　た」ｷﾞﾗｯ

秋雲「ﾋｯ…！？」ﾋﾞｸｯ

ｱｷﾞｬｧｧｧｧｧｧ!!!!ｲﾏｽｸﾞﾓﾔｾｪｪｪｪｪ!!!!

敷波「んーなんかうるせーなー」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

856 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:43:20.45 ID:Vi55H4YG0

〜一方その頃、熊野の洒落た店〜

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

金剛「それにしてもここはナイスなお店デース！！」

霧島「お姉さまなら必ず気に入ると思いました！」

比叡「霧島め…私のお姉さまを…」ｷﾞﾘﾘ

榛名「まあまあ…落ち着いて下さい」

熊野「うふふ、仲が良いですわね…あら。いらっしゃいませ」ｶﾗﾝｶﾗﾝ

綱吉「こんにちは！…聞いたとおり洒落てるなぁ」

山本「そーだな。並盛にもこういうカフェ欲しいな」

獄寺「ゲッ…金剛…！？まぁいいか…おい、適当にうまいもん頼む」

熊野「承りましてよ。しばらくお待ちくださいませ」ﾄﾃﾄﾃ

金剛「ヘーイ！！提督ぅ！！急に顔を合わせて「ゲッ…！？」は無いでショー！！」ﾌﾟﾝｽｺ

獄寺「チッ…静かなところを探してたっつーのに…」ｽﾞｰﾝ

綱吉「ま、まあまあ獄寺君、賑やかでいいじゃん」

857 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:44:11.38 ID:Vi55H4YG0

山本「しっかしテキトーに過ごしてきたけど、やっぱセンパイの鎮守府はすげーな」

綱吉「そうだね。艦娘達も自由で楽しそうにしてるし」

獄寺「悔しいですが俺達とは戦力が段違いっすからね。こういうことを出来る余裕があるんすよ」

山本「自由すぎる感もちょっとあるけどな」

綱吉「戦争してるわけだしこんくらい楽しんで貰わないと可愛そうだよ」

獄寺「そうっすよね！さすが十代目…ん？」ｶﾗﾝｶﾗﾝ

球磨「ほーここクマかー」

多摩「多摩もよく一人で来るにゃ」

木曾「姉貴友達いねえのか？…お、提督じゃねえか。よう！」

山本「よう木曾！そいつらは？」

木曾「ああ、こいつらは俺の姉の…」

多摩「ラバウル第一水雷戦隊所属！お気に入りの筋肉は大腿四頭筋！多摩だにゃ！」ﾋﾟﾗｯ

綱吉「ちょっ！女の子がそんなとこ見せちゃダメだって！！」

球磨「どうせこいつには言っても聞かねえクマ」ｼﾚｰ

綱吉「まあ球磨の姉妹なら…確かに…」

獄寺「十代目、そいつは？」

綱吉「ああ、この子はウチの鎮守府の…」

球磨「横須賀鎮守府第一艦隊の球磨だクマ。まぁ、ボスの右腕みたいなもんだクマ。パイロットさんもよろしくクマ」ｽﾞｲｯ

獄寺「…あ？」ﾋﾞｸｯ

858 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:45:09.65 ID:Vi55H4YG0

綱吉「あっ…」

山本「おい、右腕って…」

金剛「？」

獄寺「おいてめえ…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

球磨「ん？どーしたクマ？」

獄寺「何勝手に十代目の右腕を名乗ってやがんだ！」ﾊﾞﾝｯ!

綱吉「やっぱりー！？」

山本「獄寺も変わんねえなぁ…」

球磨「何か許可が必要なものモノだったクマ？」

獄寺「ったりめーだ！！このボンゴレの右腕と恐れられる獄寺隼人を差し置いて勝手に名乗ることは許さねーぞ！！」

綱吉（自分で恐れられるとか言っちゃったよこの人ー！！）

球磨「ふーん。でも最近はクマの方がボスの近くにいるからクマの方が相応しいクマ。だから球磨が右腕クマ！文句あるならかかってくるがいいクマ」ｸｲｯｸｲｯ

獄寺「んだと！？上等だぜ！表に出やがれ！！」ｶｯﾁｰﾝ

球磨「望むところクマ」

比叡「ひ、ひえー！！お姉さま、提督が…どうしましょう…」

金剛「ほっとけデース」ｽﾞｽﾞｽﾞ

木曾「姉貴…何やってんだよ…」ﾊｧ

多摩「いいぞ、やるにゃ！ぶん殴ってやれにゃ！」ｼｭｯｼｭｯ

山本「ハハッ、やっぱツナのとこの艦娘はおもしれーな♪」

綱吉「めんどくせー…」ｽﾞｰﾝ

木曾「うちの姉貴アホばっかでよ…すまねえな…」

859 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:48:30.56 ID:Vi55H4YG0

〜数時間後、ラバウル中心街〜

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

吹雪「秋雲さんも成敗したし…うーん、すっきりしたなぁ♪」ﾉﾋﾞﾉﾋﾞ

吹雪「最近誰かをいじめるアレやってなかったもんなぁ」

吹雪「それにしてもあの薄い本、一体だれが買うんだろ…ん、連絡か」ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘﾘ

吹雪「…緊急出撃。このあと暇だったしちょうどいいな。よし、すぐにでも行きますか！！」ﾀﾞｯ

860 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:49:00.25 ID:Vi55H4YG0

―――――――――――――――――――――――――――
From 総司令官付き秘書官：不知火

以下の艦娘に支援艦隊として緊急出撃命令を下します。直ちに出撃ドッグに集合してください

旗艦：吹雪(並盛)

島風(並盛)

金剛(大湊)

比叡(大湊)

榛名(横須賀)

霧島(ラバウル)

――――――――――――――――――――――――――――

861 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/20(月) 21:51:05.19 ID:Vi55H4YG0

今日は以上。吹雪ちゃんはグロいの平気でもえっちぃのには耐性無さそう

今回若干時間が戻りましたが次回からは時間がまた元に戻ります。それでは

862 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:39:29.79 ID:sWeja4y+0

〜変色海域〜

那珂「しかし…海が赤いと変な感じするね」

吹雪「そうですね。なんでこんなになっちゃってるんだろ…」

睦月「何か効果があるのかなぁ…」

神通「今のところはおかしいところとかはありませんね」

ﾊﾞｻﾊﾞｻｯ

霧カラス「ｶｧｶｧ」

川内「ふんふん、そうか。みんなー、敵艦隊接近だよー」

夕立「了解っ！！戦闘準備っぽい！！」

吹雪「そろそろ燃料とか危ないかもですね」

神通「そうですね。少し疲れも出てきましたし、この戦闘が終わったら撤退を提案しましょう」

夕立「分かったっぽい。とりあえず先制攻撃を仕掛けたいから睦月ちゃんは敵の位置を探ってほしいっぽい」

睦月「了解！！電探で敵の具体的な位置を探るにゃしい！！」

ソナー「」ｼｰﾝ

睦月「あれっ…？反応がない…？」

863 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:40:15.60 ID:sWeja4y+0

吹雪「何やってるの睦月ちゃん？」

睦月「壊れちゃったのかな…まあいいや。炎でどうにかするか」ﾎﾞｳｯ

深海艦載機「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

吹雪「敵艦載機、既に接近！！対空射撃開始します！！」ﾁｬｷｯ

ｽｶｯ

吹雪「…へっ？対空砲が…打てない…？」

吹雪「仕方ない。匣で艦載機をツブしますが、あんまり精度は期待しないでくださいねッ！！！」ｶﾁｯ

大空ウミヘビ「ｷｼｬｧｧｧｧｧ!!!」ﾋｭﾋｭﾋｭｯ

ﾄﾞﾄﾞｫﾝ!!

夕立「うわっ…！ちょっともらったっぽい」中破

吹雪「落としきれなかったか…」小破

那珂「夕立ちゃんは無理しないでこっちに！！那珂ちゃんの炎で傷はふさいであげるから！！」ｷﾗｷﾗ

夕立「助かるっぽい…」

睦月「連装砲も魚雷も使えないなんて…こうなると睦月の匣は戦闘向きじゃないから…やりたくないけど格闘戦で仕留めるしかないか」ﾀﾞｯ

神通「気を付けてくださいね」

川内「私たちは2対1でどうにかするから！！」

吹雪「了解です。速攻で敵駆逐艦を潰して援護に回ります！！」

ﾄﾞﾄﾞｫﾝ!!!

………

864 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:41:19.55 ID:sWeja4y+0

〜1時間後、司令室〜

入江「そろそろ出した支援艦隊がさっきのポイントに到着する頃かな」

不知火「そうですね。死ぬ気の炎も使っての高速航行を指令しましたので順調に行けばそろそろ合流しててもおかしくないです」

入江「あれから全く連絡がないのが気になるけど…って噂をすればか。どうした？」

夕立『こちら夕立。一時間前に敵空母機動部隊と遭遇したっぽい。リングと匣以外の艤装が使用不可能になってたからすっごい苦戦しちゃったけど…何とか撃滅できたっぽい』

入江「艤装が…？まあいいや、まず損害を報告してくれ」

夕立『私と睦月ちゃんが中破したっぽいから今那珂さんの匣で治療中っぽい。あとは吹雪ちゃんが小破したっぽい』

入江「了解。燃料はどんな感じだ？」

夕立『うーん…あと一回の戦闘が限界っぽい？』

入江「よし、じゃあ進撃してくれ。次の戦闘でが終わり次第すぐに母港に帰投。1時間ほど探索して何もなかったらそのまま帰ってきていいよ」

夕立『了解したっぽい』

入江「それと…艤装が使えなくなったって言うのは？」

夕立『うーん…よくわかんないっぽい。この赤い海域に入ってから急にっぽい』

入江「そうか…。詳しい報告は帰還してから聞くよ。索敵に気を付けて進撃してね」

夕立『了解したっぽい！！通信終了するっぽい』ﾌﾟﾂｯ

不知火「艤装が使えなくなる、ですか」

入江「うん…。何か聞いたこととかある？」

不知火「不知火はありません。手入れを怠っていたんじゃないですか？」

入江「そういう問題だと良いんだけどね…一応支援艦隊の方にも連絡しておくか」

865 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:41:58.39 ID:sWeja4y+0

〜変色海域、境界線付近〜

吹雪(雲雀)「は？艤装が使えなくなる、ですか？」

入江『そういう報告が上がっている。だからこの先は君たちも注意してほしいんだ』

吹雪「はぁ…まあ分かりましたが…」

不知火『リングや匣は使えるみたいなので、戦闘の際は艤装よりもそっちを使った方が良いかと思われます』

吹雪「了解です。それでは進撃しますので通信終了します」ﾌﾟﾂｯ

島風「入江さんなんだって？」

吹雪「この先の変色海域では艤装が使えなくなる報告が上がってるから注意しろ、だってさ」

霧島「まあ私は元々主砲を置いてきたのでそこまで問題ありませんが…」

吹雪「私もリングと匣以外は置いてきてます。って言うか島風ちゃん以外は主砲とか持ってきてないよね」

島風「そうだね。私も連装砲ちゃんが使えるからまあ問題はないと思うけど…」

金剛「この構成で良かったデース？」

吹雪「そうですね、装備が艤装中心の艦隊だったらここで撤退しなくてはいけませんでした。とりあえず島風ちゃん、匣使って味方の位置を探ってみて」

島風「了解っ！！」ｶﾁｯ

大空アマツバメ「ﾋﾟｲｯ！！」ｼｭｯ

島風「いってらっしゃーい！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

榛名「すごい速さですね…」

島風「えへへ、たぶん5分もしたら帰ってくると思うよ」

比叡「じゃあ私たちはしばらくこのあたりで待機していましょうか」

吹雪「はい。無理に進んで敵と遭遇したくもないですしね」

866 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:42:41.12 ID:sWeja4y+0

……五分後

大空アマツバメ「ﾋﾟｲｯ!!」

金剛「あ、戻ってきたデース！！」

島風「お疲れフレアちゃん。…どうだった？…うんうん…えっ！？」

吹雪「どうしたの？」

島風「中心付近で味方艦隊は発見したけど、敵の連合艦隊と交戦中、劣勢だって…」

霧島「連合艦隊ですか…」

榛名「ということは12対6ですか…確かに艤装が使えなければそれは厳しいかもしれません」

吹雪「…全速で行きましょう。霧島さん、入江総司令に連絡をしておいてください」

霧島「はい」

867 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:43:11.26 ID:sWeja4y+0

………変色海域、中心部

夕立「深海棲艦が匣を使うなんて…聞いてないっぽいっ！！」ｻｯ

駆逐棲姫「…」ﾋｭｯ

夕立「このおっ…連装砲が使えないと面倒っぽい！！」ｶﾁｯ

嵐クワガタ「」ﾌﾞｩｩｩﾝ

ｶﾞｶﾞｶﾞｯ!

駆逐棲姫「クッ…」小破

吹雪「敵が格闘戦を挑んでくるなんて…」中破

那珂「那珂ちゃんは望むところだよっ！！」

神通「でも…この人数差は少し危ないかもしれませんね…」小破

睦月「戦艦が4、空母が2、姫級鬼級が3…これだけでかなり厳しいにゃしぃ…」大破

川内「それに加えて一部の敵は武器型の匣を使ってくるみたいだし…ちょーっとヤバいかもね…」小破

夕立「でもある程度は沈めたしこのまま何とか押し切るっぽい…っ！？」ﾄﾞｯｶﾞｧｧｧﾝ!!!

吹雪「夕立ちゃん！？」

868 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:44:03.44 ID:sWeja4y+0

夕立「くっそ…油断したっぽい…」大破

睦月「これはすぐにでも撤退しないとまずいにゃしい…」

吹雪「でも…」

レ級「ｹｹｹｯ♪」

戦艦水鬼「シズメ…！！」

夕立「完全に囲まれてるっぽい…。支援艦隊の到着が早くなるように祈るしかないっぽい…」

川内「そうだね…そろそろ到着してもおかしくない頃だけど…」

那珂「うん…あれ、何この音…」ﾋｭｩｩｩｩｩ


「…そろそろ頃合いかな。皆さん行きますよ」


ｼｭﾙﾙｯ!!

レ級「ﾚｯ!?」行動不能

駆逐棲姫「ウワッ！！」行動不能

戦艦水鬼「エッ！？」行動不能

夕立「ぽいっ！？」行動不能

雲ムカデ「ｷｼｬｧｧｧ!!!」

869 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:45:11.51 ID:sWeja4y+0

金剛「バーニング…ラァァァァァァブ！！」ｻﾞｼｭｯ

霧島「オラぁっ！！！」ﾄﾞｶﾞｧｯ

榛名「はぁぁぁっ！！！」ｻﾞｼｭｳｯ

駆逐棲姫「ドコカラ…」撃沈

レ級「ﾚッ…」撃沈

戦艦水鬼「クソッ…ナニガ…」大破

吹雪(雲雀)「あれ？倒せてなかったか。まあいいや、締め上げよう。ブリザードちゃん、やっちゃって」

雲ムカデ「ｷｼｬｧｧｧｧ!!!」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞ

戦艦水鬼「ウグッ…！シマッテキタ！？」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

戦艦水鬼「アアッ…！アッガ…ハナシ…テ…」ｷﾞﾁｷﾞﾁｷﾞﾁ

ｸﾞｼｬｯ

戦艦水鬼「」撃沈

夕立「ヒィィィィィ…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

吹雪(雲雀)「ふぅ…これで主力はつぶしたか。みなさんお待たせしました、第一高速機動部隊です。これより第三水雷戦隊の撤退を支援します」

870 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:45:43.02 ID:sWeja4y+0

那珂「支援艦隊！！ありがとう、助かるよ！！！」

神通「でも…皆さんどこから…？」

吹雪(雲雀)「空ですよ。死ぬ気の炎を使って高速で飛んできました」

島風「奇襲を仕掛けて敵の主力を一気に叩きたかったから少し遠くから様子をうかがってたんだ」

川内「あー、だから到着が少し遅れたの？」

吹雪(雲雀)「そういうことになりますね」

吹雪(笹川)「それにしても空からって…なんて型破りな…」

吹雪(雲雀)「…感想を言い合うのはあとにしましょう。とりあえず残りの敵を片付けますよ」ﾀﾞｯ

金剛「了解デース！！！」ﾀﾞｯ

榛名「勝手は、榛名が、許しません！！！」ﾀﾞｯ

比叡「気合、入れて、行きます！！！」ﾀﾞｯ

霧島「ひゃっはっは！！！！ぶん殴ってやりますよぉぉぉぉ！！！」ﾀﾞｯ

ﾄﾞｯﾄﾞｫｫｫｫｫｫﾝ!!!!!!!!

夕立「ねえ！？これほどいてほしいっぽい！？」行動不能

雲ムカデ「ｷｼｬｧｯ!」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞ

………

871 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:46:39.32 ID:sWeja4y+0

〜数時間後、母港〜

吹雪(雲雀)「ただいま帰投しました」

入江「おつかれ！！！入渠ドッグは8艦までなら同時に入れるみたいだから被害の大きい艦から順に入って来てくれ」

夕立「了解したっぽい…」ﾌﾗﾌﾗ

不知火「あ、待った」ｸﾞｲｯ

夕立「ぽいっ！？」

不知火「入渠するのは出撃の結果を報告してからにしてください。それでは報告を」

夕立「は、早くお風呂にしたいっぽい…」

吹雪(雲雀)「…」ﾆﾔﾆﾔ

………

入江「なるほど…敵が武器型の匣をねぇ…」

夕立「姫級とか鬼級は皆携帯してたっぽい。あんまり強い匣じゃなかったけどまた対策を練る必要があるっぽいよ」

入江「そうだね。明日から艦隊を編成するときはその辺も考えてみる」

吹雪(雲雀)「それと…私からもいいですか？」

入江「ん、どうしたの？」

872 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:49:07.00 ID:sWeja4y+0

吹雪(雲雀)「気のせいかもしれないんですけど…敵の旗艦を倒した後、変色海域の海の色が薄くなった気がするんですよね」

入江「そうか…どういうことだ…？」

吹雪(雲雀)「少しあたりが暗くなりかけていたので詳しくは確認できなかったんですが、そんな気がします」

入江「ありがとう。それについても明日以降調査してみるよ」

夕立「一応敵の第一防衛ラインは突破したっぽいけど…帰り道でも深海棲艦を見かけたからまだ制海権は取れてないっぽい」

入江「何回か敵を倒す必要があるのか…？」

女提督「そういう海域も過去にはあったな」ｽｯ

了平「うむ。あの時は確か四回敵の旗艦を倒したら、それ以降敵が出なくなったな」ﾇｯ

入江「あ、山名提督に笹川君」

不知火「お疲れ様です」

了平「艦隊が極限に帰還したと聞いたからな！！！山名提督と飯を食っていたのだが極限に飛び出してきたぞ！！！」

女提督「この男は本当にデリカシーというヤツが足りていない、まったく…」ﾔﾚﾔﾚ

入江「あはは…ねえ、その話、詳しく聞かせてもらえるかな」

了平「俺が極限にデリカシーとやらがないという話か？」

女提督「そっちじゃないだろう。…そうだな、あれは一年前の作戦だった。普通の海域は一回攻略してしまえばそれで制海権を確保できるのだが、敵が復活するタイプの深海棲艦だったみたいでな。あれは手間取った…」

了平「とは言っても何回か倒せばいなくなるからな。それで制海権は極限に取れるぞ！！」

入江「そんなことが…やっぱり深海棲艦は謎が多いな。ありがとう、参考になったよ」

873 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:49:54.79 ID:sWeja4y+0

〜大型入渠ドッグ〜

ｶﾎﾟｰﾝ……

睦月「これはすごい広いにゃしぃ…」

夕立「大浴場というより…超大浴場っぽい！！」

吹雪(笹川)「ココが一番建造するのに時間かけたからね…。使うのもこれが初めてのはずだよ」

川内「へっへーん、いっちばんのり〜！！それ〜！！」ﾊﾞｯｼｬｧｧｧﾝ!!

神通「あっ！！やめてください姉さん、行儀悪いですよ！！」ﾌﾟﾝｽｺ

島風「まず始めに体洗わないとな。…よっと。あれ、長門さん？」

女提督「ん、どうした。私は艦娘ではないぞ」ﾜｼｬﾜｼｬ

クローム「んー、たしかに山名さん海軍の制服脱いだら長門ちゃんに似てるかもね」ﾜｼｬﾜｼｬ

島風「うん。あ、でも長門さんの方がおっぱい大き」

女提督「何か言ったか？」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

島風「ぐえっ！！痛い痛い痛い！！！」

クローム「あはは、離してあげなよ。悪気は無いみたいだし」ｸｽｸｽ

神通「そういえばクロームさんたちは何でここに？お家にお風呂が無い訳ではないですよね？」ﾜｼｬﾜｼｬ

女提督「あの後笹川了平に「ウチの入渠ドッグは大浴場も兼ねていて極限にすごいぞ！！是非入っていってくれ！！！」と言われてな」ｻﾞｰ

クローム「私は適当にその辺ふらふら歩いてたら山名さんに声かけられたからついてきたの」ｷｭｯｷｭｯ

夕立「確かにこの規模の浴場を私たちだけで占領するのはちょっともったいないっぽい」ｻﾞｰ

川内「ふぇー、いい気持ち〜…」

874 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:50:32.86 ID:sWeja4y+0

本編投下以上。あとはキャラ設定とか書いて投下します

875 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/22(水) 23:55:00.50 ID:sWeja4y+0

キャラクター紹介

・熊野
第一防空艦隊として第四艦隊に配属されている傍ら、神戸の三宮あたりにありそうなちょっとお高いシャレオツなカフェを経営している。彼女のカフェはいつ行っても誰かしら客がいるが、満席になるほど混んでいる時が殆ど無いという不思議な場所。だいたいいつ行っても座れるので艦娘からの人気はそこそこ高い。
属性は嵐。嵐属性を付加された瑞雲は相当高性能になっていて匣無しでも凄まじい制空力を発揮する。

・鈴谷
女提督の第一艦隊に配属されている実力派の艦娘。
女提督の艦隊は艤装を使って戦う能力ではピカイチであり、彼女も判断力の高さなどから歴戦の戦士であることが伺える。
今作戦では雲雀鎮守府の吹雪の隣に住むことになった。お隣さんが色々性格に難がありそうなのは何となく察しているが、普通に仲良くしているらしい。
属性は雷。匣を使った戦闘には慣れていないが艤装と炎を合わせた戦闘法はすぐに理解した模様。

・那智
女提督の秘書艦をしている歴戦の艦娘。艦歴でいうと笹川鎮守府の漣よりか長い。ちなみにケッコン済で練度は当然の如く155。
今作戦では雲雀鎮守府の足柄と同居することにした。いつの間にか女子力もといオカン力が上がっている自分の妹に驚きと焦りを隠せない模様。
属性は雲。リングの使い方を教えてもらったはいいが、普通に砲雷撃戦をしたほうが強いのではないかと思っている。

・古鷹
女提督の艦隊の鳳翔枠。料理といい家事といい高すぎる女子力で数多くの呉の艦娘を駄目にしている。
今作戦では自分の鎮守府の時と同じく加古と同居して毎日楽しそうに暮らしている。
属性は大空。自前のメカメカしい右腕とリングや匣との相性はかなり良く新たな戦闘方法を確立しつつある。

・加古
女提督の艦隊の島風枠。普通にかなり艦歴は長いはずなのだが、いつまで経っても精神年齢が成長していないと女提督を悩ませている。　
今作戦では古鷹と同居もとい寄生して殆ど身の回りの世話をしてもらっている。家の外ではよく鈴谷や吹雪たちと遊びに行くとか。
属性は雷。女提督の艦隊で一番早くリングと匣の使い方を理解して実践に移した天才肌。

876 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/23(木) 07:36:21.00 ID:iNvbP++6o

乙
ふと思ったがあきつ丸とまるゆはシモンと同じ大地系属性の炎だったりするのか？

877 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/03/24(金) 17:50:19.85 ID:/sFb956v0

本編投下開始します

>>876
あ、キャラ紹介の時に書くの忘れてましたね。それぞれ何の属性かは後でのお楽しみってことで。

878 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:51:15.20 ID:/sFb956v0

〜その夜、吹雪(雲雀)の家〜

吹雪「今日は急に出撃になってちょっと疲れちゃったなー」

吹雪「風呂も入ったしそろそろ寝ますか…」ﾉﾋﾞｯ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

吹雪「ん、こんな時間にお客さんか…誰だろ。鈴谷さんかな…今行きますー」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ｶﾞﾁｬ

雲雀「やあ」

吹雪「えっ…！？」ﾋﾞｸｯ

吹雪「し、司令…官…？な、何しに来たんですか！？」

雲雀「君が出撃したって聞いてね、それについて少し話を聞きに来たのさ。入るよ」ｽﾞｲｯ

吹雪「は、はぁ…まあどうぞ…」

879 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:51:49.31 ID:/sFb956v0

………

雲雀「復活するタイプの敵…それに、深海棲艦が武器型の匣か…」

吹雪「はい、まだ詳しい事ははっきりしないんですけどね」

雲雀「…面白そうだね、噛み殺し甲斐がありそうだ。よし、今から出撃するよ」

吹雪「あっはい、行ってらっしゃい。もう遅いのであんまり無理しないで下さいね」

雲雀「何言ってるの？君も来るんだよ？」

吹雪「へっ？」

雲雀「作戦は始まったけど、僕の指導はまだ終わらせたつもりじゃないから。僕の戦いを見るのも指導の一貫さ」

吹雪「でも結構時間遅いし私もう寝たいんですけど」

雲雀「知らないよ、君に拒否権はないからね。さあ行くよ」ｸﾞｲｯ

吹雪「うっそぉぉぉぉ………そんなぁぁぁぁぁ……」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

880 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:53:11.10 ID:/sFb956v0

〜次の日の早朝、山本の家〜

ﾁｭﾝﾁｭﾝ……

山本「ふぁぁ…んん〜っ、よく寝たぁ〜っ♪」ﾉﾋﾞｯ

山本「時間は…ま、いつも通りだな。あと30分くらいしたら時雨が来るだろうからそれまで新聞でも読んでるか」

………30分後

山本「WBCはアメリカが優勝か…っと、来たな」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

時雨「えへへ、おまたせ提督。今日も来たよ！！朝ご飯作るね」ﾆｺﾆｺ

山本「サンキュー、毎日助かるぜ」

時雨「僕も提督といれて楽しいから…僕にできることなら何でもするから何でも言ってよ！」ﾆｺﾆｺ

山本「ははっ、そうかそうか」

881 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:53:42.52 ID:/sFb956v0

………数十分後

山本「ごちそーさん！今日もうまかったぜ！」

時雨「えへへ、お粗末さまでした。この後はいつも通り稽古でもする？」

山本「ん、そーだな。やっぱ毎日やらねーと体がなまっちまうからな」

時雨「じゃあちょっと外でようか」ﾄﾃﾄﾃ

山本「おう！ちょっと待ってろよ、すぐ準備すっから」

時雨「はーい、玄関の外で待ってるね」ﾆｺﾆｺ

………

山本「わりい、待たせたな。そんじゃあ行くか」

時雨「うん。鍵締めとくね」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

山本「サンキュー…あれ、海の方に誰かいるな」

時雨「ちょっと行ってみる？」

山本「そうだな、行ってみようぜ」

882 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:54:24.83 ID:/sFb956v0

〜港〜

雲雀「ふぁぁ…やっと母港に着いたね」

吹雪「ち、超眠てえ………」ﾌﾗﾌﾗ

山本「お、ヒバリに吹雪だったのか。早いな」

時雨「こんな朝早くから海に出てたのかい？」

吹雪「おはようございます山本さんに時雨ちゃん…違うんですよ、夜に出撃して…夜通し戦ってきて…今帰ってきたんです……」赤疲労

時雨「へっ？」

雲雀「敵が復活したり匣を使ったりと何やら楽しそうな情報が入ってきたからね。久しぶりに暴れてきたのさ」ﾆｲｯ

雲雀「二回敵艦隊を壊滅させておいたから、あと一回くらい倒しておけば第一防衛ラインは突破できるんじゃないかな」

山本「マジかよ…入江が聞いたらひっくり返るぜ……」ｶﾞｶﾞｰﾝ

時雨「夜通しで単騎で出撃なんてね……正気の沙汰じゃないよ……」ｶﾞｶﾞｰﾝ

雲雀「僕はもう疲れたから寝るよ。山本武、代わりに入江正一に報告しておいて」

吹雪「私も……帰って寝ますぅ……今日の出撃は無理って………言っておいてください……」ﾌﾗﾌﾗ

時雨「う、うん。お疲れ」

山本「相変わらずヒバリは超自由だな……」

883 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:55:31.62 ID:/sFb956v0

〜正一の家〜

山本「…ってことなんだけどよ」

入江「え、えええ……流石に予想外すぎる………」

山本「だよなぁ……」

入江「まあ分かった、じゃあもう第一防衛ラインは今日で突破できるように攻略艦隊を組んじゃおう」

時雨「ん、もう突破できるんだ。まだ作戦2日目だよね」

入江「本当は早くてもあと2、3日かかる予定だったんだけどね……流石に雲雀君が勝手に出撃するとは思ってもいなかったよ……」

山本「ヒバリはボンゴレ一の自由人だからな…ん？」ﾋﾟｸｯ

入江「どうしたの？」

山本「…おい入江、屋根裏に誰かいるぞ」ﾋｿﾋｿ

時雨「本当だ…人の気配だね。どうする？攻撃しちゃう？」ﾋｿﾋｿ

入江「あ、いや、多分それ不知火ちゃんだと思うよ……」

「気づかれては仕方ありませんね」

ｼｭﾀｯ

不知火「おはようございます総司令、不知火です。お迎えにあがりました」

入江「う、うん。ありがとう……」

山本「お前すげーな、さっきまで全然気付かなかったぜ」

時雨「忍者みたいだね」

不知火「鍛錬しましたので」

入江「僕は普通に迎えに来て欲しいんだけど……」

884 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:56:36.76 ID:/sFb956v0

〜総司令室〜

入江「さて、今日の編成はどうしようかな」

不知火「今日で攻略されるつもりなら燃料や弾薬の消費を無視して、高練度の艦のみで連合艦隊を編成したらいかがですか？」

入江「そうしてみよっかな。報告によると低速艦だと行けない海域でもないみたいだしね」

入江「それじゃあ第一艦隊はこれで…第二艦隊はラバウル出身の艦娘を中心に編成して…よし、これで行こう！」

不知火「なるほど…。良いのではないですか？それでは通達出しますね」

入江「うん、頼んだよ」

885 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:57:57.41 ID:/sFb956v0

〜吹雪型の家〜

島風「どの属性の炎も使えないんだ…なんでだろね」

まるゆ「私たちは陸軍所属だからリングや匣を支給されて無くて、自分たちの属性も分からないし…」

あきつ丸「まあ今の装備であまり困ってないから別に良いのでありますが…」

まるゆ「ちょっと残念だよねぇ」

叢雲「うーん、それはリング職人さんの所行ってみたらどうにかなるんじゃないかしら」

あきつ丸「リング職人でありますか？」

叢雲「ボンゴレから出向してきてる職人さんがいるのよ。結構値は張るけど自分に合ったリングを作ってもらえるわよ」ｷﾗﾝ

島風「あ、それ普通の支給品のリングとなんか違うと思ってたけどやっぱりそうだったんだ」

叢雲「カッコいいでしょこれ」ﾄﾞﾔｯ

白雪「叢雲ちゃんはウチでも高給取りな方なんだけど、すぐにお金を武器に換えちゃうからいっつもすっからかんなんだよねぇ」ｼﾚｯ

叢雲「い、良いじゃない給料の使い方なんて私の勝手で」

あきつ丸「何はともあれ、助かるのであります。今日にでも行ってみるのであります」

まるゆ「そうだね、ありがとうございました…ん？」ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘ

あきつ丸「連絡でありますな。私にも来ているのであります」ﾋﾟｯ

886 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 17:58:46.29 ID:/sFb956v0

―――――――――――――――――――――――――――――――
From 総司令付き秘書官：不知火

出撃通知

皆さんおはようございます。作戦二日目となりましたが、皆さんの奮戦のおかげで第一防衛ライン突破まであと一歩となりました。

本日中に確実に攻略するため、以下の12艦で連合艦隊を組んで攻略にあたります。以下の艦娘は午前9:30までに出撃ドッグに集合してください。

連合艦隊第一艦隊

旗艦：駆逐艦　Верный(佐世保)

戦艦　長門(並盛)

戦艦　陸奥(ラバウル)

正規空母　赤城(並盛)

航空戦艦　日向(幌筵)

正規空母　瑞鶴(横須賀)


連合艦隊第二艦隊

旗艦：重巡洋艦　摩耶(ラバウル)

航空巡洋艦　利根(ラバウル)

駆逐艦　時雨(舞鶴)

駆逐艦　漣(ラバウル)

揚陸艦　あきつ丸(特務隊)　

潜水艦　まるゆ(特務隊)
―――――――――――――――――――――――――――――――――

887 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 18:00:22.44 ID:/sFb956v0

あきつ丸「…我々が出撃であります。リング職人さんの所に行くのはとりあえず明日以降にしておくのであります」

叢雲「ま、話は通しておくわよ」

まるゆ「助かります！！それじゃあ私たち行くから…」

あきつ丸「朝早くに失礼したのであります」

島風「うん！頑張って来てね！！」

888 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 18:01:13.02 ID:/sFb956v0

〜出撃ドッグ〜

あきつ丸「あ、もう皆さん集まっているのでありますな」

まるゆ「ちょっと遅れちゃいましたか」

時雨「まだ定刻前だから問題ないんじゃないかな」

利根「それにしても連合艦隊での出撃…久しぶりじゃのう」ｳﾝｳﾝ

摩耶「そーだな。基本連合艦隊が相手でも6対12で戦ってたからなー」

赤城「それも楽しそうですが…」

長門「普通に考えてやめておいた方がいいだろう…」

日向（知り合いが少ないから肩身が狭いな）ｿﾜｿﾜ

Bep「全員集まったしそろそろ総司令に連絡するよ？」

瑞鶴「そうね、お願い」

不知火『集まりましたか？』

Bep「うん。全員集合したよ」

入江『よし、じゃあこれからブリーフィングを始めるよ。今回の出撃の目的は第一防衛ラインの突破だ。そのために突破力を重視して高火力かつ高練度な艦を中心に艦隊を編成した』

摩耶「そーだな。指輪持ちが四人に、他の艦もほとんど練度がMAXの奴らだしな」

入江『キミたちには期待してるよ、敵に遭遇したら積極的に戦闘を仕掛けてくれ。日が落ちるまでにカタをつけたいからそのつもりで臨んでね』

瑞鶴「任せなさい！」ﾊﾟｼｯ

入江『よし、それじゃあ準備ができ次第抜錨！！暁の水平線に、勝利を刻むんだ！！！』

889 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 18:02:26.85 ID:/sFb956v0

〜少し後、とある海上〜

ｼｬｧｧｧｧ…

摩耶「そういえばお前らさ、リングと匣は使えるようになったのか？」

まるゆ「それがまだなんだけど…」

時雨「確か第一防衛ライン付近の海域は艤装が一部使えなくなるっていう話だったけど…大丈夫なの？」

あきつ丸「それについては心配いらないのであります。今回持ってきた装備は艤装ではありませんから…これであります」ｼﾞｬｷｯ

九九式小銃「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

まるゆ「私も一応これだけ持ってきたよ」ﾁｬｷｯ

九四式拳銃「」ｼﾞｬｼﾞｬﾝ

漣「陸軍式の装備…そんな旧式のもので大丈夫なんですか？」

あきつ丸「ちゃんと安定性を重視した改良を重ねているので問題ないのであります」

まるゆ「こっちの方が私たちは慣れてるからね」

あきつ丸「左様であります。やれ魚雷やら、やれ連装砲やら、我々には不要であります」

利根「ならば戦闘を楽しみにしておくかの。…む、敵じゃな。吾輩の瑞雲より入電じゃ！！」

890 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 18:03:33.73 ID:/sFb956v0

赤城「了解です。瑞鶴さん、艦戦発艦開始しますよ」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

瑞鶴「りょーかいっ！！狙いはこれで…」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

利根「いや、その必要はないぞ。敵はヲ級が二隻だし…制空権は吾輩だけで十分じゃ」

赤城「でもヲ級が二隻って…瑞雲一隻ではさばききれないのでは？」

摩耶「あーそんくれえなら大丈夫だ。任せてやりな」

深海艦載機「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…

利根「よし来たな、開匣じゃ！！！」ｶﾁｯ

大空オオワシ「ｸﾙﾙﾙﾙｯ!!」

利根「よっ…と。行くぞ！！！」ﾊﾞｻｯ

あきつ丸「と、鳥の背に乗って…空を飛んでいるのであります！！」

利根「高度よし…副砲発射じゃ！！！」ﾀﾞﾗﾗﾗﾗ

ﾄﾞﾝｯ!!

深海艦載機「」撃墜

赤城「なるほど…敵の艦載機と同じ高度まで上昇してから機銃掃射で直接撃ち落とす、と」

長門「なかなか斬新な匣の使い方だな」

利根「制空権確保じゃ！！」

891 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 18:04:28.20 ID:/sFb956v0

摩耶「対空砲を打つまでもなかったな。うし、こっからはアタシたちの出番だ！！」

あきつ丸「了解。けひひっ、突撃するのであります」ﾀﾞｯ

時雨「僕も行くよ」ﾀﾞｯ

漣「いっちょやりますよ〜」ﾀﾞｯ

摩耶「あっおい待てお前ら！！置いてくな！！！」

あきつ丸「まずは装甲の薄そうな駆逐艦と軽巡から沈めるのであります！！けひひひっ！！！」ﾀﾞﾝｯ!!

ﾄﾞﾝｯ

イ級「」撃沈

あきつ丸「もう一丁！！！」ﾀﾞﾝｯ

ﾄﾞﾝｯ

ホ級「」撃沈

あきつ丸「ド真ん中なのであります♪」ｶﾗﾝｯ

日向「あんなに口径が小さい小銃で深海棲艦を一撃だと…？」

あきつ丸「深海棲艦といえど、急所を的確に狙撃できればわざわざ連装砲など持ってこなくてもそれで事足りるのであります」ﾄﾞﾔｧ

892 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 18:05:24.06 ID:/sFb956v0

時雨「助かるよ！！これで余計な事に気を取られずに済むね。…行くよ、攻式十二の型、夕立！！」ﾋｭｯ

漣「こんな位置から刀を抜いても意味ないのでは…？」

時雨「いや、もう終わったよ。見てみなよ」ﾁﾝｯ

ｽﾊﾟｯ

タ級「」撃沈

瑞鶴「えっ…？何が起きたの…？」

時雨「説明しづらいけど…かまいたちみたいなものかな。この間思いついたんだよね」

時雨「時雨蒼燕流には間合いの外から攻撃する手段が乏しいからどうにかならないかなーってずっと思ってたんだ」

日向「その答えがかまいたちを飛ばすことか…なかなかぶっ飛んでるな」

Bep「ハラショー」

893 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 18:06:33.73 ID:/sFb956v0

あきつ丸「自分も接近戦を開始するのであります。着剣！！」

あきつ丸「けひひひっ、直接銃剣で相手を突き刺すこの瞬間が最も心躍る瞬間なのであります！！」ｽﾞﾌﾞｯ

リ級「ｳｯｸﾞ…？」小破

あきつ丸「これで終わり、なのであります」ｻﾞｼｭｳｯ

リ級「ｸﾞﾜｧｧｯ…」撃沈

漣「漣ぱーんちっ！！」ﾄﾞｯｺﾞｫｫｫ

ヲ級A「ｯﾌｸﾞｯ!?」撃沈

あきつ丸「向こうも終わりましたな。これで戦闘終了であります」

摩耶「いや、まだあいつが残ってるぞ」

ヲ級B「ｸｿｯ!!」

あきつ丸「ああ、あれならきっとすでにまるゆ殿が補足済みなのであります」

摩耶「は…？うおっ！！」

まるゆ「こんにちはー、逃げちゃダメですよー♪」ｻﾞﾊﾞｧｯ

ヲ級B「ﾋｨｯ!!」

まるゆ「よっと…それっ！！」ｸﾞｲｯ

ヲ級B「ｳｸﾞｸﾞｸﾞｯ…」行動不能

まるゆ「ふふふっ、動かないでくださいね〜♪それではさようなら〜」ﾁｬｷｯ

ﾊﾟﾝｯ

ヲ級B「」撃沈

摩耶「なるほど…潜水して近づいて隙を見つけたら脳天を一発か。殺し屋かよ…」

あきつ丸「摩耶殿たちの提督も殺し屋なのでは？」

利根「そういやそうじゃったな…」

894 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/24(金) 18:08:30.24 ID:/sFb956v0

本日の本編投下以上なのであります。
最近艦娘ばっか書いてる気がするからそろそろリボーン側のキャラを主人公にした話なんかを書きたい…次回の投稿はそういう番外編になるかも。それでは

895 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/27(月) 07:06:48.66 ID:FlkBS/fA0

エルドライブが昨日最終回だったので
アンナ霧澪な終わり方をすると二期をするとあの展開があるからやってほしくない気持ちが……

896 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/03/27(月) 18:21:52.41 ID:yHatVTRB0

本編投下開始します。結局普通に本編書いた。

>>895
確かにあれをアニメで見るのはなかなか厳しいものがあるかもしれないですね。
まあエルドラが二期あるかどうかもはっきり言ってかなり微妙な気もしますが…

897 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:23:45.64 ID:yHatVTRB0

〜笹川鎮守府、広場〜

天龍「お、ここは…」

龍田「作戦前に集会をやったところね〜。誰もいないとずいぶん広く感じるわ〜」

天龍「ココの鎮守府は本当に広いな…ん？」

ビスマルク「〜♪」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

レーベ「〜♪」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

天龍「あいつらこんなところで何してんだ？」

龍田「ほんとね〜。知らない人達だけど…ちょっと声かけてみるわ〜」ﾄﾃﾄﾃ

天龍「あっ、ちょっと待てよ！」ﾄﾃﾃﾃ

龍田「こんにちは〜。ここで何をしているの〜？」

ビスマルク「ん、これね。祝勝会の準備よ♪」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

レーベ「今日第一防衛ラインを突破できそうだって提督から聞いたからね…よっと」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

天龍「まだ帰ってきてないうちに準備かよ…随分気がはええな…」

龍田「ま、楽しくていいじゃない〜。私も手伝うわ〜♪天龍ちゃん、一緒にやろ？」

天龍「お、おう。まあいいけどよ」

898 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:24:31.32 ID:yHatVTRB0

〜一方その頃、変色海域中心部〜

瑞鶴「Xショット！」ﾊﾞｼｭｯ

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

ヲ級A「」撃沈

時雨「攻式五の型、五月雨！」ｽﾞﾊﾞｧ

ヲ級B「」撃沈

瑞鶴「よし、空母は潰したわ！」

899 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:26:05.08 ID:yHatVTRB0

長門「よくやった！あとは私達に任せろ！」

日向「行くぞ…我流、東雲」ｽﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ﾋｭﾋｭｯ

タ級flagship「」撃沈

赤城「…隙ありです！もらった！」ｽﾞﾊﾞｯ

ル級elite「」撃沈

あきつ丸「くそっ、こいつはしぶといのであります！」ｶﾗﾝｯ

レ級elite「ｱﾋｬｯ!」小破

あきつ丸「かくなる上は…ピン抜きよし、投げっ！」ﾎﾟｰｲ

発煙筒「」ﾋｭｰﾝ

ｼｭｳｳｳｳ…

レ級「ﾚｯ!?」混乱

あきつ丸「けひひひっ、この隙に近づいて軍刀で首をはねるのであります！！」ｽﾊﾟﾝｯ

レ級「」撃沈

あきつ丸「ん〜、この感触、良いでありますなぁ♪…こっちは終わったのであります」

Bep「これで雑魚はあらかた片付けたね」

摩耶「おう。…あとはあいつらか」

ﾊﾞﾁｨｯ!!

戦艦水鬼「サンダー…セット！！」E:雷のVG

空母棲姫「ナンドデモ…ミナソコヘ！」E:嵐のマーレリング

駆逐棲姫「…イクワヨ」E:雨鎖鎌

900 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:26:48.31 ID:yHatVTRB0

長門「…あいつらはよくわからない装備をしている。気を引き締めていくぞ」

日向「ああ。…行くぞ。我流、瑞雲！」ﾋｭｯ

戦艦水鬼「…！カンビオ…フォルマ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

ランポウの盾Ver.X「」ﾃﾞﾃﾞﾝ

ｶｷｲﾝｯ!!

戦艦水鬼「…」無傷

日向「むう…私の剣戟が通らないだと？」

長門「…！日向、気を抜くな！」

日向「なんだ…うわっ！」ﾊﾞﾁｨｯ!

戦艦水鬼「コルナ・フールミネ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

ﾄﾞｫｫﾝｯ!!

901 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:27:43.16 ID:yHatVTRB0

長門「日向！」

利根「なんて広範囲の雷じゃ…。危うく我輩にも当たるところだったぞ」ﾊﾞｻﾊﾞｻ

日向「くそっ、油断したな」大破

赤城「一撃でこんなに…あの妙な匣を装備した戦艦には気をつけたほうがいいですね」

陸奥「ええ。真っ先に潰すわよ、開匣！」ｶﾁｯ

嵐兜割「」ﾁｬｷｯ

陸奥「叩き割る！」ﾋｭｯ

駆逐棲姫「サセナイ！」ｼｭﾙﾙｯ

ﾁｬｷｲﾝｯ

時雨「…！鎖鎌の鎖で絡め取られた！」

陸奥「あらあら…私の匣が…っ！？」ﾄﾞｺﾞｵｯ

空母棲姫「…」ｼｭｳｳｳｳ

陸奥「いっつつ…派手にもらっちゃったわ」大破

摩耶「…奴ら、コンビネーションが取れてやがんな」

漣「はい…どうにかして連携を崩す必要がありそうです」

長門「こう言うとき吹雪がいたら楽なんだがな」

Bep「…いない者を悔いても仕方無いよ。幻術でどうにかしてみる」ｻﾗｻﾗ

902 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:28:53.87 ID:yHatVTRB0

Bep「…これでどう？」

大量の艦載機「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ…

赤城「すごい量の艦載機…！なるほど、まず敵の余裕をなくす作戦ですね」

瑞鶴「でもこれで効いてないとかないわよね…？」

Bep「大丈夫。うまく騙されてくれたみたいだよ」

空母棲姫「ウワワッ！」ﾎﾞｳｯ

駆逐棲姫「ナ、ナンナノキュウニ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

戦艦水鬼「クソッ！カンビオフォルマ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

戦艦水鬼「シズメテヤル！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

瑞鶴「ほんとだ…って何あれ…大きい角…？つ、突っ込んでくるよ！」

赤城「狙いは私ですね。…艦載機を出したのは私だと勘違いしてるのでしょうか」

Bep「…なんかごめん」

赤城「いえ。結果的に敵を分断できましたし…受けて立ちますよ」ﾁｬｷｯ

摩耶「待て待て！あいつの突撃はヤバそうだからアタシに任せな！開匣！」ｶﾁｯ

晴サイ「ｸﾞｵｵｵｯ!」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

赤城「えっ…？うっ！！」

ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ!!!ﾄﾞｵｵｵﾝｯ!!

まるゆ「ぷはぁ…すごい衝撃。潜ってられないや」ｻﾞﾊﾞｧ

あきつ丸「立っているのがやっとなのであります…」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

903 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:29:39.31 ID:yHatVTRB0

利根「どうなったのじゃ？」

戦艦水鬼「ク、クソッ」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

晴サイ「ｸﾞｵｵｵｵｵｯ!!」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

時雨「互角に張り合ってる！！」

摩耶「ありったけの晴の炎をブチ込んだからな。そう簡単には抜かせねえよ」

戦艦水鬼「ウググッ！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

摩耶「よし、これで隙ができたな。こっちだオラっ！」ﾄﾞｶﾞｯ

戦艦水鬼「フグッ！？」ﾖﾛｯ

摩耶「休ませねえよ…サンシャインラッシュ！」ﾄﾞｺﾞﾊﾞｷｸﾞｼｬｯ

戦艦水鬼「クソッ…！」大破

摩耶「チッ、まだくたばらねえのかよ…こいつで決めるぜ、提督直伝！」

摩耶「極限太陽！！」ｶｱｯ

ﾄﾞｫｫｫｫｫｫﾝｯ

904 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:30:44.10 ID:yHatVTRB0

あきつ丸「うわっ…！！！こ、今度は立っていられないのであります！！」ｽﾞｻﾞｯ

利根「摩耶のやつ、あれを使ったのか…」

漣「相変わらずすんげー衝撃です…」

戦艦水鬼「」撃沈

摩耶「うし、この妙な装備は回収してくぜ…重っ！？」ｽﾞｼｯ

ｻｧｧｧｧｧｧｧｧ………

時雨「あっ、海が！！」

Bep「元の色に戻っていくね」

日向「敵の旗艦を潰したからか？」

赤城「…おそらくは。残りも早く片付けてしまいましょう」

あきつ丸「けひひひひっ、了解であります！！」ｼﾞｬｺﾝｯ

ﾄﾞｫｫｫｫﾝｯ!!

………

905 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:31:27.49 ID:yHatVTRB0

………数時間後、母港

Bep「艦隊が戻ったよ」

摩耶「はぁ〜疲れた…制海権は取れたぜ。第一防衛ライン突破だ！」ﾋﾞｼｯ

入江「本当かい！！よくやったね！！」

摩耶「そういえば敵がこんなもん装備しててな。とりあえずよくわかんねえから回収してきたぜ」ｽｯ

雷のヘルムver.X「」

嵐のマーレリング「」

入江「これは…雷のボンゴレギアにマーレリング！！」

不知火「それって…何者かに盗まれていたモノ、でしたっけ」

入江「ああ。これを回収できたのは大きい…。実行犯が深海棲艦と関わりがあるという確証をこれで持てるからね」

不知火「なるほど」

906 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:32:05.83 ID:yHatVTRB0

陸奥「話の最中に悪いんだけど私達入渠してきていいかしら…久しぶりに被弾しちゃったのよね」大破

日向「いつまでも私達の服が破かれたままでいて欲しいなら従うが」大破

入江「あ、ごめんね。ドッグは空いてるし、余裕もあるから高速修復剤使ってきていいよ」

日向「助かる」ｽﾀｽﾀ

陸奥「それじゃあ先に失礼するわね」ｽﾀｽﾀ

入江「うん、おつかれ！」

摩耶「アタシたちもそろそろ帰っていいかい？流石に疲れたわ」

不知火「別にかまいませんが、先程ビスマルクさんたちが大広間で祝勝会の準備をしていましたよ」

摩耶「マジか！やっぱ帰る前にそっち行くわ！！」ﾋﾟｭｰ

利根「それは楽しそうなのじゃ！」ﾋﾟｭｰ

入江「あっ、もう少し詳しく話を…まあ後でいいか。君たちももう解散していいよ」

Bep「じゃあお言葉に甘えるよ。あんまり遅くなると暁たちが寂しがって泣いちゃうかもしれないからね」

時雨「入江さん、それじゃあね」

入江「うん、お疲れ！！」

907 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:33:32.22 ID:yHatVTRB0

あきつ丸「あの、少しよろしいでありますか？」

入江「うん？どうしたの？」

あきつ丸「入江殿はボンゴレでの技官も兼ねていると聞いたのであります。それでお聞きしたいことがあるのですが」

まるゆ「あ、リングのことか。確かにこの人ならわかるかもね」

入江「まあわかる範囲ならこたえられるけど…なに？」

あきつ丸「先日島風ちゃんや摩耶さんたちにリングと匣の使い方を教えてもらったのでありますが、どのリングも我々には使用できなかったし、ピンとくるものもなかったのであります」

まるゆ「陸軍所属の私たちにはリングも匣も支給されてなかったし…自分の属性もわからなくて困ってるんです」

入江「なるほどね…君たちは艦歴も相当長いし戦闘センスも秀でていると君たちの隊長から聞いている。実際に今日の出撃でも問題なかったみたいだし、そんな子たちがリングの炎を使う程度で手間取るとも思えない…」ｳｰﾝ

まるゆ「隊長が私たちにそんなこと言ってたんですか！？やったぁ♪」

あきつ丸「で、何かわかるのでありますか？」

908 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:34:20.18 ID:yHatVTRB0

入江「君たちも妖精の設計だからどの波動も流れていないということはないと思うんだ…」

入江「とりあえず自分の波動を知るためにボンゴレ本社にある波動測定器を使うことをお勧めするよ」

入江「本社なら測定した後にそのままリングの購入なんかも可能だからね」

あきつ丸「なるほど…でもボンゴレの本社は遠いのであります。作戦もありますし…」

入江「それなら大丈夫。作戦に支障が出ても困るし、明日から３日間の休暇を君たちに与える。それを利用して明日以降獄寺君に連れてってもらいなよ」

あきつ丸「いいのでありますか？」

入江「君たちもさっきの出撃ではリングの守護者に引けを取らない活躍をしてたみたいだからね。それについての恩賞ってことで頼むよ」

あきつ丸「それなら気にすることもないのであります！！それではお言葉に甘えて頂戴するのであります！」ﾋﾞｼｯ

まるゆ「格別のお計らい、感謝します！！」ﾋﾞｼｯ

入江「あはは…そんなにかしこまらなくてもいいって。それじゃあ獄寺君と綱吉君には話しておくからね」

あきつ丸「助かるのであります」

909 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:35:00.61 ID:yHatVTRB0

〜一方その頃、大広間〜

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ…

ﾁｬﾗﾘﾗﾘﾗﾗｰ

グラーフ「lay-la♪」E:Warwick streamer

ビスマルク「got on my knees♪」E:Fender　jaguar

Layla-…

ﾜｲﾜｲ

龍田「たまには外でご飯を食べるのもなかなかいいわね〜」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

島風「ビスマルクさんたちの演奏も良いBGMになってるよね」ｳﾝｳﾝ

天龍「そうだな。にしてもこのカレーうめーな。おーいおっさん、おかわりくれー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

バイシャナ「フォホホ…我、大忙し…」ｽｲｰｯ

910 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:36:11.54 ID:yHatVTRB0

了平「極限に賑やかで楽しい宴だな！！」ﾜｯﾊｯﾊ

ディーノ「まだ第一防衛ラインを突破しただけっつーのに大した騒ぎっぷりだぜ…」

了平「あいつらはまだ抑えてる方だと思うぞ？本当に騒ぐときはもっと凄まじいからな！！きっと皆作戦終了時の時のために温存しているのだ！！」

獄寺「まじかよ…なんつーパワフルさだ…」

大鳳「ラバウルの艦娘は提督のせいで多かれ少なかれ皆騒ぐのが好きですからね。何だかんだ言って週一くらいで騒いでる気がします」

綱吉「さすがお兄さんの艦隊…」

リボーン(南国バカンス風コス)「艦娘は提督の影響をじかに受けるってことだな。あ、俺にトロピカルジュース頼む」ﾀﾞﾗｰﾝ

熊野「承りましてよ」

綱吉「お前はずいぶん楽しんでんなー！？」ｶﾞｶﾞｰﾝ

「お、ツナに獄寺じゃねーか！！」

獄寺「ん、このうぜー声は山本か」

911 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:36:53.59 ID:yHatVTRB0

綱吉「どうしたの山本君…ってんなー！？」

山本(板前っぽい服)「へいらっしゃい！！寿司くってかねーか？」ﾃﾞﾃﾞﾝ

寿司屋の屋台「」ﾀﾞﾀﾞﾝ

綱吉「ど、どうしたのその屋台…」

山本「余ってる屋台があるとかでさっき貰ってな。せっかくだし寿司でも握ろうと思ったんだ！」

綱吉「えええ…」

獄寺「さすが野球バカ…環境に順応する能力なら一流っすね…」

綱吉「うん…正直すごいと思う…」

912 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:37:48.51 ID:yHatVTRB0

「あ、お寿司屋さんだってー」

「えっ、マジ？うわ、ほんとだー。一つくださーい」

山本「お、毎度！ちょっと待ってろよ！」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

「お寿司握ってるよ！！私もたべりゅううう！！！」

「私にも貰えますか」

ﾜﾀｼﾓ　ｵﾚﾓ　ﾜﾀｼﾓ　ﾎﾞｸﾓ　ﾜｶﾞﾊｲﾓ

ﾜｲﾜｲﾆｷﾞﾆｷﾞ…

綱吉「す、すげえ…あっという間に人の群れ…」

山本「ち、ちょっと待ってくれな。順番に握るからな」ﾜﾀﾜﾀ

獄寺「さすがに山本のヤツも困惑してますね」

リボーン「これもあいつの人望がなせる業だな」

綱吉「山本の方が絶対俺よりボス向きだよなぁ…」

913 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/27(月) 18:39:34.94 ID:yHatVTRB0

本日の本編投下、以上です。次回はあきつとかの陸軍のあたり書こうかなぁ…それでは

914 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/27(月) 18:48:21.44 ID:NCijRitUO

乙！

915 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/27(月) 18:48:42.86 ID:mWJC5BgSO

乙です
ラバウル近海で採れた新鮮な魚で握られた寿司はさぞかし美味いだろうな

916 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/28(火) 19:07:24.51 ID:oObPh7jQ0

山本のお父さん来たら大変な事になりそうだなとか思ってしまった...

917 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/03/30(木) 18:01:46.60 ID:q2DFZxoO0

それでは本編投下開始します

918 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:02:47.14 ID:q2DFZxoO0

〜次の日の朝、ラバウル飛行場〜

あきつ丸「それではお願いするのであります」

まるゆ「よろしくお願いします」

獄寺「おう。こいつに乗れ…にしても最近俺アシとしてしか認識されてねえ気がするぜ…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

超最新鋭の戦闘機「」

あきつ丸「ぎ、仰々しいでありますな」

獄寺「死ぬ気の炎を利用した長時間飛行にも対応したボンゴレ製の最新の機体だ。今日は人数が少ないから速度を重視してこれでいくぜ」

まるゆ「内地までどのくらいかかるんですか？」

獄寺「ま、この機体でこの気象条件なら２時間ってとこだな」

まるゆ「行きは海路で来たから一日以上かかったのに…」

あきつ丸「自分の中の科学の法則が乱れるのであります…」

まるゆ「死ぬ気の炎ってなんでもありなんだね…」

獄寺「ほら行くぞ、早く乗れ」

919 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:06:18.60 ID:q2DFZxoO0

〜二時間後、ボンゴレ本社、屋上飛行場〜

獄寺「着いたぜ」

あきつ丸「ほ、本当に二時間で着いたのであります…」ﾌﾗﾌﾗ

まるゆ「ちょっとすごい衝撃だったね…」ﾌﾗﾌﾗ

隊長「お前ら…それでもウチの隊員か？」ﾌｯ

920 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:07:05.34 ID:q2DFZxoO0

まるゆ「あ、隊長！！」

あきつ丸「隊長殿…ご無沙汰しているのであります」

獄寺「お前がこいつらの隊長か」

隊長「ああ。陸軍特別任務部隊隊長、狡噛慎也大佐だ。よろしくな」ﾋﾞｼｯ

獄寺「嵐の守護者、ボンゴレ飛行部隊隊長の獄寺隼人だ」

隊長「…！お前があの沢田綱吉の右腕と名高い獄寺隼人か…なるほど、いい目をしてるな。噂通り大した男らしい」

獄寺「けっ、そーかよ。じゃあコーガミ大佐、そいつらのお守りは頼んだぜ。俺はちょっと部下に顔出してくるからな」

隊長「ああ。…そういえば、案内役とやらはどうしたんだ？」

獄寺「そろそろ来ると思うぜ」

ﾄﾀﾄﾀ

γ「よう、待たせたな。人事部部長のγだ。今日はお前らの案内役をすることになった。よろしく頼むぜ」

隊長「お前か。よろしくな」

921 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:08:23.22 ID:q2DFZxoO0

〜ボンゴレ社内〜

あきつ丸「相変わらず広いビルでありますな」

まるゆ「うん…私たちの宿舎と比べたら…ねぇ？」

隊長「悔しかったらお前らも頑張って特務隊の地位向上に努めれば改善されるかもしれないぜ」ｹﾗｹﾗ

あきつ丸「自分は十分に頑張っているのであります！！」

まるゆ「そういえばなんで隊長もわざわざココに来たんですか？」

隊長「ウチの隊員は隊長の俺の許可なしに新たな装備をつけてはいけない決まりだからな、わざわざ中野の駐屯地から来てやったんだ」

あきつ丸「陸軍とは相も変わらず融通の利かない組織なのでありますな」ﾌｯ

隊長「それも特務隊は特に、な」ﾌｯ

922 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:08:48.78 ID:q2DFZxoO0

γ「おい、着いたぜ。ここが測定室だ」

あきつ丸「ここでありますか…それでは隊長殿、自分たちは失礼するのであります」

まるゆ「隊長は私たちが測定している間はどうします？」

γ「こいつには俺から話したいことがあるんだ。暇にはさせねーよ」

隊長「何だよ販促か…？ま、どうせ暇だから付き合ってやるよ」

γ「ま、そんなとこだな。お前ら、測定はだいたい1時間ちょっとはかかると思うが、その前には戻ってくるからな。万が一なんかあったら近くの社員にでも話しかけてくれりゃあ対応してくれるぞ」

あきつ丸「了解なのであります」

あきつ丸「それでは私たちは行きますね」

隊長「おう、また後でな」

ｶﾞﾁｬﾘ

923 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:09:17.41 ID:q2DFZxoO0

隊長「…さてと、話ってのは何だ？」

γ「お前の推察通り販促だよ。特務隊に紹介したい装備があってな」

隊長「ほう…時間もあるし聞かせてもらうぜ」

γ「ああ。ここじゃ何だ、演習場にでも移動するか」

924 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:10:01.76 ID:q2DFZxoO0

〜ボンゴレ本社、演習場〜

γ「こいつが今回紹介するウチの新兵器だ」ｻｯ

ドミネーター「」ｺﾞﾄｯ

隊長「なんだこいつは…近未来的なデザインだな」

γ「そいつはボンゴレの技術部が技術力を総動員させて作成した新兵器「携帯型簡易鎮圧執行システム」、ドミネーターだ。まあ、まずは持ってみろ」

隊長「ああ」ﾁｬｷｯ

隊長「妙にしっくりくるな…うおっ！」

「ボンゴレ携帯型簡易鎮圧執行システム、ドミネーター。起動しました」

隊長「喋った！？」

γ「簡易なAI音声を初めから搭載している。ま、遊び心でつけたモンで特に使える機能ではねえけどな」

「陸軍特務隊長、狡噛大佐。ボンゴレ認定ユーザーです」

γ「起動時は常にボンゴレの社内ネットに接続しててな、そこで静脈認証を行う。仮に認定ユーザー以外が手にしてもロックがかかって使えないって寸法だ」

隊長「なるほど、奪われても問題ないってわけか。そいつは助かるな。他の機能は？」

γ「そいつは俺よりか技官から聞いたほうがいいだろう。ちょっと呼んでくるから待っててくれ」

隊長「ああ、待ってるぜ」

隊長「…それにしてもこれ、しっくりくるな」ﾁｬｯ

925 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:10:39.93 ID:q2DFZxoO0

………5分後

ジャンニーニ「お待たせしました！ドミネーターの開発主任のジャンニーニと申します！」

隊長「特務隊の狡噛だ。早速だが機能の説明を頼む」

ジャンニーニ「はい！そちらの兵器は予め補填しておいた死ぬ気の炎を匣の技術を応用してリングを扱えない者でも打ち出せるようにした兵器です」

隊長「なるほど…それでリングなんかを使えるやつがいないウチに売り出してきたってわけか。商魂たくましいな」ﾌｯ

γ「あいにく非営利団体じゃないんでね」

ジャンニーニ「この兵器が打ち出せる弾の種類は三種類です。声門認証もしくはグリップの部分にあるスイッチを押していただくと弾の種類を変えることができます」

ジャンニーニ「まずは雨の炎と雷の炎を応用した「ノンリーサル・パラライザー」ですね。こちらは麻酔銃です」

ジャンニーニ「雨の炎と雷の炎をミックスした光線を打ち出し、対象を生かしたまま制圧することが可能です」

隊長「確か雨が鎮静で雷が硬化だったか…？なるほど、そいつは便利だ。生け捕りにする時なんかはいちいち接近しなきゃいけなくて面倒だからな」

926 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:11:44.74 ID:q2DFZxoO0

ジャンニーニ「まだまだ驚くのは早いですよ！次は「リーサル・エリミネーター」です！」

ジャンニーニ「このモードでは嵐の炎を限界まで凝縮した光線を発射、直ちに着弾した相手を分解して射殺します！」

隊長「射殺、か。なかなか物騒だな」ｹﾗｹﾗ

γ「3年前までマフィアやってたもんでな。悪いね」

ジャンニーニ「最後のモードは大空の炎の風化の特性を活かした「デストロイ・デコンポーザー」です！」

ジャンニーニ「十代目の「X BURNER」などの技を参考にして作成した弾で、前にどんな障害物があろうとも問答無用で風化して破壊します！」

ジャンニーニ「この段種はドミネーターの中でも最大の威力と攻撃範囲を誇り、弾数は限られますが様々な場面で活用できる万能弾です！」

隊長「なるほどな。それぞれの弾数は？」

ジャンニーニ「限界までチャージしてパラライザーが300、エリミネーターが60、デコンポーザーが3です」

隊長「おいおい、3発しか撃てないのか？」

ジャンニーニ「大空の炎自体がかなり珍しい上に扱いも難しくてですね…申し訳ありません」ﾖﾖﾖﾖ

隊長「ま、そっちにはそっちの事情があるだろうしな…。リロードはどうなってる？」

ジャンニーニ「こちらの死ぬ気の炎がチャージされたカードリッジを差していただく形になります」

隊長「そのカードリッジもボンゴレから買うしかないってわけか。本当にいい商売してんな」ﾌｯ

γ「既得権、ってやつだ」

隊長「ちなみにこれ、試せるのか？」

ジャンニーニ「はい！こちらの戦闘シュミレータで試運転が可能です」

隊長「よし、じゃあちょっとばかし試させてもらうぜ」

927 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:12:19.89 ID:q2DFZxoO0

………30分後

隊長「…すごいなこいつは。かなり使い勝手が良い。麻酔銃と殺人銃をボタン一つで切り替えられるのもすごいな」

γ「お気に召していただけたか？」

隊長「ああ。うちの部隊にいくつか配備しよう」

γ「毎度あり♪」

ジャンニーニ「料金の方なんですが、こんな感じですね」ﾋﾟﾗｯ

隊長「ほうほう…高…っ！？」

γ「戦車配備するよりマシだろ？」

隊長「ま、まあそうだが…カードリッジ代も馬鹿にならないな…しょっちゅう使ってたらすぐに予算が吹っ飛ぶぞ…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

928 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:12:57.27 ID:q2DFZxoO0

隊長「…すまない、ウチは予算が少なくてな。配備するとしても俺と副隊長に渡す二丁が限界だな。それでもいいか？」

ジャンニーニ「十分です！ありがとうございます！」

隊長「まあ値は張るが良い買い物をできたと思ってるぜ。あ、ウチの副隊長のデータとかって渡す必要あるか？」

γ「名前さえ教えてくれりゃあすぐウチのデータベースで検索できるから問題ねえぞ」

隊長「そうか。陸軍大尉の縢って奴だ。珍しい名字だからすぐ見つかると思うんだが…」

ジャンニーニ「お待ちください…あ、カガリ大尉、確認しました。それでは登録しておきます」

隊長「ああ、頼む」

929 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:13:39.27 ID:q2DFZxoO0

〜測定室前〜

隊長「そろそろ終わる頃だな」

γ「ああ、そのはずだぜ…っと」ﾌﾟｼｭｰ

あきつ丸「おまたせしたのであります」

まるゆ「測定、終了しました」

隊長「おう。どうだった？」

あきつ丸「ちゃんと判定は出たのであります。でも聞いたことのない属性だったのであります…」

まるゆ「まるゆも聞いたことない属性でした…」

γ「ん？どういう事だ？診断結果を見せてみろ」

あきつ丸「これであります」ﾋﾟﾗｯ

930 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:14:09.63 ID:q2DFZxoO0

γ「どれどれ…ああなるほど、大地の七属性か。こいつはレアだな」ﾆｯ

隊長「大地の七属性…？なんだそれは。はじめて聞いたぞ」

γ「ウチの同盟ファミリーでシモンファミリーってファミリーがあってな、基本的にそこの奴らしか扱えない属性だ」

γ「大方、妖精とやらが遊び心でこの属性にしちまったんだろう。しかし…そいつはリングの取扱いがあるかわかんねえな…」

隊長「そうか…出来ればこいつらにも新しい装備を持たしてやりたいんだがな」

γ「ま、とりあえずリング職人の所に行こうや。案外なんとかなるかもしれねえぜ」

隊長「ああ」

あきつ丸「ムリだったらそれで諦めるのであります」

931 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:14:59.32 ID:q2DFZxoO0

〜リング屋〜

おっちゃん「らっしゃい…おお、γか。雷のなら良い石がこないだ入ってな…」

γ「よう。わりーが今日の注文は俺のじゃねえんだ。山と森のリングって置いてるか？」

おっちゃん「なんでえそりゃあ？シモンの坊主どもからの注文か？」

γ「ま、そんなとこだな」

おっちゃん「どれどれ…うーむ、石はあるが、モノはねえな。今から加工するから少し時間がかかるぜ」

γ「一週間くらいか？」

おっちゃん「馬鹿言うな。明後日には仕上げてやるよ」

γ「…相変わらず良い仕事してるぜ」

おっちゃん「あたぼうよ。…ま、タルボ師匠には敵わねえけどな」

γ「あの妖怪と肩を並べるつもりでいるのか。そいつはすごい向上心だ」

隊長「…おい、どうなんだ」

γ「ああ悪いな、話し込んじまった。明後日には仕上がるとよ」

932 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:15:35.01 ID:q2DFZxoO0

あきつ丸「ほ、本当でありますか！」

おっちゃん「あたぼうよ！俺様を舐めてもらっちゃ困るぜ」

γ「こいつはいかにもな胡散臭いおっさんだが腕は確かだ。信頼していいぜ」

おっちゃん「おい」

まるゆ「ありがとうございます」

おっちゃん「ふぅむ、お前がつけるのか。へへっ、まあこんなカワイイ嬢ちゃんたちのためなら気合入れてやらせてもらうぜ」

まるゆ「あきつさん、かわいいだって♪」

あきつ丸「このおっさん…まさかではありますが……」

γ「言うな。こいつがロリコンなのは社内での周知の事実だ」

おっちゃん「はぁ！？おいγ！てめえに一番言われたかねえぞ！！」

γ「なんの事だ？」

おっちゃん「しらばっくれやがって………」

933 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:16:28.62 ID:q2DFZxoO0

〜一方その頃、笹川鎮守府総司令部〜

入江「…さてと、今後の方針についてなんだけど」

女提督「昨日、第一防衛ラインを突破したんだったな」

入江「うん。次はそこからさらに沖の海域の攻略に移る予定だよ」

綱吉「いやぁ…それにしてもボンゴレギアとマーレリングが返ってきてよかったよね」

クローム「ここにいないランボ君のやつだけだけどね」

ディーノ「でもこいつは良い知らせだぜ、また敵がボンゴレギアやマーレリングを装備してくるかもしれない。今までよりもさらに強敵になるかもしれねーが、取り返しちまえばこっちのもんだ」

クローム「その分倒すのは大変になりそうだけどね…」

了平「うむ。今回もウチの陸奥が不意を突かれてやられたみたいだからな。極限に相当の手練れだったみたいだぞ」

ディーノ「ウチの日向も戦闘力だけで言ったら正直大和よりも強えんだけどな」

ロマーリオ「あいつを戦闘不能にした相手だ。相当やるんだろうぜ」

リボーン「一歩間違えりゃあ即轟沈級のダメージだったみてえだぞ。気は抜けねえな」

綱吉「そんな相手があと何人もいるかもしれないのか…正直心配だよ」

リボーン「そんな甘ったれたことは言ってられねーぞ、こいつは正真正銘の戦争だからな。本来、今までてめーらが轟沈させた艦が一艦もないのは奇跡といっていいレベルの話なんだ」

女提督「…」

了平「…」

934 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:17:11.51 ID:q2DFZxoO0

入江「…まあ、そうならないためにこうして話し合いをしてるんだし、できることはやってみようよ」

山本「そーだな♪案外何とかなるかもしれねーぞ？」

女提督「…さすがに楽観的が過ぎないか…？」

入江「あはは…山本君はそういう人だからね。それじゃあ…ん、どうしたの不知火ちゃん」ﾄﾝﾄﾝ

不知火「お話の最中失礼します。イタリアよりXANXUS氏率いる艦隊が間もなく到着するそうです」

雲雀「…」ﾋﾟｸｯ

ｻﾞﾜｯ

山本「XANXUS…」

ディーノ「ようやくのお出ましだな」

綱吉「…来たのか！日本語大丈夫なのかな…」

リボーン「…別の奴に任せたしさすがにもう大丈夫だと思うぞ」

不知火「あと１５分ほどで母港に到着する予定ですが、いかがいたしますか？」

入江「よし、迎えに行こう！！みんなはどうする？」

リボーン「どうせここに全員集まってんだし全員で行ったらどうだ？」

綱吉「そうだね。…ヒバリさんはどうします？」

不知火「雲雀提督なら先ほど私が話してからすぐに席を立たれましたが」

ディーノ「恭弥…さすがだぜ…」

綱吉（頼むから面倒ごとは起こさないでくれよ…）

935 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:17:55.26 ID:q2DFZxoO0

………１５分後、港

雲雀「…君たち、遅かったね」

ディーノ「お前のペースに合わせて動けるかっつーの！！」

綱吉「ハハハ、ごもっともだ…ん、あれかなぁ」

入江「そうだね。ちょうどいま到着したみたいだ」

リベッチオ「へー、ここがジャッポーネの軍港かぁ…」

イタリア「私たちの港に比べてなかなか無骨な感じがするわね…」

XANXUS「待たせたな、ドカス共」

アクィラ「提督…その口の利き方は直されたほうが…すいませんウチの提督が…」

入江「あはは、いっつもこうだから大丈夫だよ…僕は今作戦の総司令、入江正一です。よろしくね」

936 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:18:28.80 ID:q2DFZxoO0

リベッチオ「チャーオー！！リベッチオだよ、リベって呼んでね！！」

イタリア「イタリアです。よろしくお願いします」

ローマ「ローマです、よろしく」

ザラ「ザラです、よろしくね！」

ポーラ「ポーラです〜。頑張ります〜」

綱吉「よかった、まともに話せるみたいだ…」

XANXUS「…一体何の心配をしてやがる？」ｷｮﾄﾝ

綱吉「お前がほとんど原因だろー！！」

937 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:19:12.73 ID:q2DFZxoO0

雲雀「…小動物、ちょっとそこどきなよ」ｸｲｯ

綱吉「へ…？はい」ｻｯ

綱吉(…あっ、しまった…。まずかったかも)

雲雀「…ねえ君、今日こそ這いつくばらせてあげるよ」ﾁｬｯ

XANXUS「はっ、喧嘩か。いいぜ、俺も慣れねーことばっかさせられてそろそろ鈍っちまうところだったからな」ﾁｬｯ

雲雀「そうこなくっちゃな」ﾀﾞｯ

XANXUS「言ってろドカス！！」ﾀﾞｯ

ﾄﾞｫｫｫﾝｯ!!!ｶﾐｺﾛｽ!!ﾙｾｪｯ!!

山本「お、おいおい。やめろって…」

綱吉「やっぱりこうなったー！！」

938 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:19:53.69 ID:q2DFZxoO0

リボーン「ツナ、ファミリーのドンパチを収めるのはボスの仕事だぞ」ｽﾞｶﾞﾝ

綱吉「なっ…これってまさか…死ぬ気…弾…」ﾄﾞｻｯ

山本「おい、ツナ！！」

アクィラ「えっ…？まさか…死ん…？」ｵﾛｵﾛ

綱吉「」ﾓｺﾓｺﾓｺｯ

死ぬ気ツナ「…復・活(リ・ボーン)！！！」ｽﾞﾎﾞｯ

リベッチオ「うわぁぁぁぁぁっ！！！な、中から人がぁ！！！！」

死ぬ気ツナ「死ぬ気で喧嘩を止める！！」

死ぬ気ツナ「…なんで俺ハダカなんだ？」

ポーラ「ザ、ザラ姉さま！！！変態よ！！！変態がいるわ！！！」

ザラ「こ、これがジャッポーネのスモウ…？」

死ぬ気ツナ「ええい、なりふり構ってられるか！！！行くぞXANXUS、ヒバリぃぃぃ！！！」ﾀﾞｯ

XANXUS「おめーも来たのか」ﾄﾞﾝｯ

雲雀「面白くなってきたね」ﾁｬｯ

死ぬ気「死ぬ気で喧嘩を止めるぅぅ！！！」ﾎﾞｳｯ

ﾄﾞｫｫｫｫﾝｯ!!!!!

リボーン「イッツ死ぬ気タイム♪」

了平「いいぞやれ沢田！！もっとやるのだ！！」ｼｭｯｼｭｯ

入江「なんか懐かしいなこの感じ…僕も昔ひどい目にあったっけ…」

クローム「とりあえず私たちは逃げとこうか…」ｲｿｲｿ

女提督「そうだな。…しかしこれがボンゴレの文化なのか…？」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

939 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:22:50.37 ID:q2DFZxoO0

本日の本編投下以上。あとは狡噛たちのキャラ紹介を投下します。
彼らはサイコパスのキャラですが、サイコパスの設定が絡んでることはほぼないです。
なので女提督とか提督とかおっちゃんみたいなオリキャラと同じ感じで見てくれればなと思います。それでは

940 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/03/30(木) 18:23:44.53 ID:q2DFZxoO0

キャラクター紹介

・隊長
あきつ丸たちが所属する特務隊の隊長であり、あきつ丸たちに戦闘技術を仕込んだ人物。もとは東大法学部を主席で卒業してそのまま警察庁に入庁したエリート中のエリートだったが、二年前の深海棲艦襲撃事件を境に警察を離れて陸軍に移籍した。白兵戦の能力は陸軍内外で高く評価されており、ボンゴレの戦闘員リストにリングや匣の使用経験なしで戦闘力ランク「A」で登録されている数少ない人物。この度はドミネーターを手にしてSランクに昇格した。

・副隊長
あきつ丸たちが所属する特務隊の副隊長。もとは普通の陸軍の部隊に所属していたが暴行や賭博などの問題行動を繰り返したため、異常者の吹き溜まりとの呼び声が高い特務隊に移籍となった。ちなみに料理が得意でよくあきつ丸たちに振る舞っているが、だからと言って別に鳳翔的なポジションなわけではない。格闘能力及び戦闘センスに長け、ボンゴレの評価によると、ドミネーター込みで戦闘力ランクは「A」に達する。

・おっちゃん
リング職人としてボンゴレ社内で高い評価を得ているイタリア人のおっちゃん。タルボが師匠らしいが真偽のほどは定かではない。

941 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/30(木) 18:34:47.47 ID:7KalnUGSO

乙です
死ぬ気弾懐かしいな。初期はことある毎に撃たれてたし

942 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/30(木) 18:52:27.37 ID:q44qcUz60

アニメ版で死ぬ気タイムの時に流れるBGMが好き
あと今日はキングの誕生日おめでとう。
今までリボーンとエルドライブキャラの誕生日は誰も祝っていなかったから……

943 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/30(木) 19:32:38.12 ID:ymz2W4YSO

毎回雲雀が雲龍にみえる

944 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage saga]：2017/04/03(月) 19:31:57.24 ID:oP5Rzvty0

それでは本編投下始めていきます

>>942
誰かの誕生日なんかで誕生日番外編書くのもありかもしれないですね。タイミングあったらやってみます

945 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:32:38.58 ID:oP5Rzvty0

〜次の日の朝、中野駐屯地〜

ﾁｭﾝﾁｭﾝ…

副隊長「よし、朝のトレーニング行くか…ん？」

あきつ丸「はっ…はっ…」ﾀｯﾀｯﾀｯ

まるゆ「はっ…はっ…」ﾀｯﾀｯﾀｯ

副隊長「あきつちゃんにまるゆちゃんか。朝早くからご苦労様だな〜」

副隊長「おーい！！二人ともー！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

あきつ丸「あ、縢先輩！！」

まるゆ「おはようございます」

946 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:33:26.48 ID:oP5Rzvty0

副隊長「よう。昨日帰ってきたばっかっつーのに頑張ってんねー」

あきつ丸「まあ急に与えられた休暇でありますからな」

まるゆ「明日にはすぐラバウルに戻らないといけないし…気を抜いてもいられないよねえ」

あきつ丸「左様であります。こうしている内にもラバウルでは作戦中ですから…我々だけが休みを謳歌するわけにもいきません」

副隊長「真面目だなオイ…別に休みもらったなら休みゃあいいのによ」

あきつ丸「我々は縢殿とは違って陸軍兵としての誇りを失ってないでありますからな」

副隊長「オイそれどういうことだ」

あきつ丸「言葉通りでありますよ」ｼﾚｯ

まるゆ「先輩はちょっと遊び人過ぎますからね〜」

副隊長「良いじゃねえかそんくらいよ…ずっと真面目でいると肩こっちまうぜ〜？」

あきつ丸「それで道を踏み外して縢殿のようになるのは御免でありますよ」

副隊長「お前も結局特務隊の住人だから人のこと言えねえだろ！！」

あきつ丸「生まれた時からココの住人ですので、悪しからず、であります」ｼﾚｯ

まるゆ「…ふくくっ」ｸｽｸｽ

副隊長「ったく…相も変わらず食えねえ奴らだぜ」ｶﾞｼｶﾞｼ

947 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:34:23.03 ID:oP5Rzvty0

隊長「おい、何突っ立ってんだ縢。今日の作戦のブリーフィングを始めるぞ」ﾊﾞｼｯ

副隊長「いって！？…コウちゃんか。んだよ、もうそんな時間かよ…じゃあな二人とも〜」

あきつ丸「あ、隊長、待ってほしいのであります」

隊長「ん、どうした」

あきつ丸「自分も今日の作戦に参加したいのでありますが」

まるゆ「あ、私も！どうせ暇だしね！！」

隊長「…今日の作戦は近場での作戦だから問題ないか。よし、それじゃあついてこい」

まるゆ「やった♪」

948 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:35:47.93 ID:oP5Rzvty0

〜作戦室〜

隊長「今日の作戦はボンゴレからの依頼だ。内容は社内の情報を持って逃走した元社員を追い、他ファミリーに逃走を企んでいる対象の身柄を確保、情報を奪還せよ、とのことだ」

副隊長「ボンゴレから？そんなん自分たちでやればいいのに何でわざわざウチに回してくんのかねぇ」

隊長「ヤツらは大規模作戦に伴う海防に特殊部隊の隊員のほとんどを割いていると聞いている。それでウチに回してきたんだろう」

若い兵「…なんか気に食わねえっすねそれ」

中年兵「ま、楽そうな仕事で何よりじゃねえか。隊長、対象は単独か？」

隊長「ああ。潜伏場所も既にボンゴレの情報機関が割り出しているらしい」

あきつ丸「それで最後の汚れ仕事は我々に押し付けてきたのでありますな」

隊長「…そういうこった。だからと言って俺たちは文句を言える立場でもないだろ」

副隊長「コウちゃんの言うとおりだぜ。何よりも、俺たちこういう仕事なら大得意だろ？」

若い兵「そうっすね。あきつさん達もいるならまず大丈夫でしょう」

隊長「おそらくだが、身元を匿っている他ファミリーの構成員が身元を警護していると考えられる。各員警戒は怠るなよ」

中年兵「へっ、いくらでもかかって来いよな」ﾊﾟｼｯ

949 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:36:24.55 ID:oP5Rzvty0

〜八王子郊外、黒い車内〜

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…

副隊長「思いっきり町のど真ん中じゃねぇか…コウちゃん、ほんとにこんなとこにいんの？」

隊長「ああ。目標はあそこのビルの地下に潜伏してるとみられている。これが見取り図だ」ﾊﾞｯ

まるゆ「…なるほど。部屋の入口は正面と裏口の二つだけか」

あきつ丸「二手に分かれる必要がありますな」

隊長「どのくらいの敵が潜伏しているかはわからないからな、まずは裏口を制圧。その後に俺と縢が正面のドアをぶち壊す。そのまま突撃だ」

950 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:37:12.21 ID:oP5Rzvty0

まるゆ「ドアを破壊って…C4でも使うんですか？」

隊長「そうしたいところだがここは町中だからそこまでうるさくはできない。だから、昨日配備したばっかのコイツの威力を試してやるぜ」ﾁｬｯ

「…陸軍特務隊長、狡噛大佐。ボンゴレ認定ユーザーです」ﾌﾞｩｩﾝ

あきつ丸「…これは？」

隊長「昨日お前らが測定している間にボンゴレから買った新装備だよ。俺と縢の分しか配備できなかったけどな」

若い兵「なんすかそれ！！気になるんすけど！！」

副隊長「ペーペーには過ぎた獲物だってことだよ。ま、おめえらも生きて帰ってきたら新しい装備を貰えるかもな」ｹﾗｹﾗ

若い兵「いっつも何もないじゃないっすか…」

中年兵「こんな場所まで来ちまったのが悪い。俺はいつも通りやらせてもらうぜ。隊長、布陣は？」

隊長「カミヤマとイイダは裏口だ。俺らは正面に回る」

若い兵「うっす、了解っす！！」

中年兵「坊主、死ぬんじゃねえぞ」

若い兵「ったりめーよ！！」

951 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:38:09.46 ID:oP5Rzvty0

………少し後、ビルの近く

無線『こちらカミヤマ。裏口制圧したっす。封鎖はこれで完了っすよ』

隊長「よし、これから突撃する。敵は一人も逃がすなよ。捕縛対象以外は殺して構わない」

無線『了解っす！！それじゃ…グッドラック！！』ﾌﾟﾂｯ

隊長「…よし、行くぞお前ら」

あきつ丸「了解であります」ｼﾞｬｷｯ

ﾊﾞｯ

副隊長「門番か…ま、少しの間眠っててくれよ」ﾊﾟｼｭｩｯ!!

マフィアA「な、なんだてめえらは…ぐうっ！？」ﾋﾞﾘｲｯ

マフィアB「お、おい…ぐぁぁっ！！」ﾋﾞﾘｨｯ

まるゆ「…お見事です」

隊長「よくやった縢。このままデコンポーザーでこの扉を破壊するぞ」

副隊長「りょーかいっ！！あきつちゃんにまるゆちゃん、下がってな！！」ｶﾁｯ

「「モード変更：デストロイ・デコンポーザー」」

「「落ち着いて照準を定め、対象を…」」

隊長「そらよっ！！」ﾊﾞｼｭｩｩｩｩ!!

副隊長「おわっ…！！すっげぇ反動…」ﾊﾞｼｭｩｩｩｩ!!

穴の開いたドア「」

副隊長「な、なんつー威力だ…」

まるゆ「鋼鉄の扉をこんなにあっさり…」

952 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:38:52.51 ID:oP5Rzvty0

隊長「何を突っ立ってる、行くぞお前ら！！全隊突撃！！」ﾊﾞｯ

マフィアC「な、なんのさわぎだ…ぐぅっ！？」ﾊﾟﾝｯ

ﾄﾞｻｯ

あきつ丸「うるせえのであります」ｶﾗﾝｯ

隊長「二手に分かれるぞ！！縢とあきつ丸は向こうの広間を頼む！！まるゆは俺と来い！！」ﾀﾞｯ

まるゆ「了解！！」

あきつ丸「了解であります！！」ﾀﾞｯ

副隊長「盛り上がってきたぜ！！」ﾀﾞｯ

ﾊﾞﾝｯ!!!

「お〜？いったい何の用だ？？」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

「ここは社交界の会場じゃねえぜ？？サッサと帰んな！！」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

「てめえらボンゴレの犬か？？」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

ｶﾞﾔｶﾞﾔ…

あきつ丸「結構な数いますな…上等であります♪」ﾆｲｯ

副隊長「揃いも揃って…悪い子だぜ」ﾆｲｯ

ﾄﾞﾝｯ…ﾄﾞｶﾞﾊﾞｷｨｯ!!ﾅ､ﾅﾝﾀﾞｺｲﾂﾗ!!

………

953 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:39:20.28 ID:oP5Rzvty0

無線『こちら狡噛、対象を確保した。作戦終了だ』

副隊長「ん、なーんだ。こっちはハズレだったのか」ﾊﾟｯ

マフィアG「へぶっ…」ﾄﾞｻｯ

あきつ丸「そのようでありますな」

マフィアK「ふぎゃぁ…」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

無線『後処理は陸軍の別動隊がやってくれる予定だ。お前ら、よくやったな。帰投するぞ』

副隊長「りょーかーい。縢大尉、帰投しまーす」

あきつ丸「返り血を落とすのが面倒でありますな」ﾊﾟｯﾊﾟｯ

954 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:39:55.40 ID:oP5Rzvty0

〜夜、中野駐屯地〜

副隊長「いやー、にしても今日は動いたわ」

まるゆ「私たちはそんなに敵と遭遇しなかったけど…敵多かったの？」

あきつ丸「２対３０くらいでしたな」

副隊長「そだなー。乱戦はあんま好きじゃねえぜ…」ｸﾞｯﾀﾘ

隊長「鍛え方が足りないんじゃないか？…ところでお前ら、ボンゴレから連絡だ」

あきつ丸「自分たちでありますか？」

隊長「ああ。リングは予定通り仕上がったから明日取りに来いとさ」

まるゆ「本当ですか！？」

あきつ丸「おのおっちゃんは本当に仕事が早いのでありますな」

隊長「ま、これでお前らも予定通りラバウルに帰れるだろう。獄寺さんには俺が連絡しとくぜ」

あきつ丸「助かるのであります」

955 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:40:34.43 ID:oP5Rzvty0

〜次の日の午後過ぎ、ラバウル飛行場〜

獄寺「着いたぜ」

あきつ丸「相変わらずこの衝撃には慣れないのであります…」ﾌﾗﾌﾗ

まるゆ「まだ目まいがするよ〜…」ﾌﾗﾌﾗ

入江「ん、帰ってきたか君たち。どうだった？」

あきつ丸「ちゃんとリングを作ってもらったのであります。自分は山のリングを」ﾎﾞｳｯ

まるゆ「私は森のリングです。匣は予算オーバーで用意できなかったけど…」ｽﾞｻﾞｧ

入江「なるほど、大地の属性だったのか…そりゃあわからないわけだ」

獄寺「おい、ところで入江…アレは何だ？なんで十代目があのようなことを…？」

956 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:41:20.55 ID:oP5Rzvty0

綱吉「ひー！！重いよ…」ｽﾞｼｯ

雷「だらしないわね！！私がそっちの木材は持ってあげるわよ！！」ﾋｮｲｯ

綱吉「あ、ありがとう」

リボーン「あんなちっこい女の子より荷物持てねえとはな。男としてだらしねえぞツナ」ﾆﾔﾆﾔ

綱吉「艦娘と比べんなよ！！」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

957 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:41:49.40 ID:oP5Rzvty0

入江「ああ、あれね…実は君たちが本社に向かった後雲雀くんとXANXUSが港でドンパチをはじめて…」

入江「その後綱吉君が止めに入ったんだけど…さらにひどいことになってね。港が粉々に破壊されちゃったから出撃ドッグをみんなで修理してて…ここ数日使えてないんだ」ﾊﾊﾊ…

獄寺「わ、笑いごとかよそれ…」

入江「僕だって泣きたいよ…胃は痛くなるし…」ｽﾞｰﾝ

958 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/03(月) 19:43:04.88 ID:oP5Rzvty0

本編投下以上。本編というより番外編っぽくなった。
そろそろ1000に近づいてきたんで次回の投下あたりで次スレ立てときます。それでは

959 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/03(月) 23:53:41.18 ID:jjUUq/mJ0

乙　次スレの最初にキャラクター紹介の最新版があったらうれしい

960 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/04/04(火) 22:41:01.55 ID:BsSc1vFh0

さっき寝る前に思いついてスマホで書いた番外編投下します。次スレはまた次に作るんで………

>>959
了解です。実はこのSSは登場人物がクソ多いので、それだけではじめの10レスとか使いそうですが…>>1も普通に書きたかったんで頑張って書いてみます

961 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/04(火) 22:44:57.14 ID:xXI5TXPKO

・番外編　青葉、見ちゃいました！〜雲雀鎮守府編〜

〜青葉新聞〜

衣笠「各鎮守府へのインタビュー企画…ねえ」

青葉「うん！せっかくいろんな鎮守府の人がいるんだし、この機会に色々聞いてみようと思うんだよねぇ〜」

衣笠「まあ面白そうだしやってみよっか。私も手伝うよ」

青葉「やったー！！それじゃあ初回は並盛の雲雀さんのところに行こうと思うから、衣笠は龍田さんと島風ちゃんと足柄さんあたりお願い！！」

衣笠「了解〜。それじゃあ早速行ってくるわね〜」

〜雲雀の場合〜

雲雀「…インタビュー？何それ」

青葉「他の鎮守府の皆さんが集まってる機会ですし、色々聞いてみようかと思いまして！！！」

雲雀「ふうん…面倒くさいし僕はパス。あの子達には好きに聞いてくれて構わないよ。それじゃ」ｽﾀｽﾀ

青葉「あっ…はい」

青葉（青葉、早速取材拒否されちゃいました…幸先が不安です…）ｽﾞｰﾝ

962 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/04(火) 22:46:15.68 ID:xXI5TXPKO

〜島風の場合〜

島風「う〜ん、好きなことかぁ…みんなとおしゃべりすることかなぁ」

衣笠「例えば誰と話すの？」

島風「ウチの鎮守府では吹雪ちゃんと同じ部屋だから吹雪ちゃんと話すことが多いかな。あとは龍田さんともよく話すけど…」

島風「あと他の鎮守府の子とも結構LINEなんかでお話してるよ！暁ちゃんとか瑞鳳ちゃんとか…」

衣笠「私他の鎮守府の子のLINEとか持ってないのに…」

島風「えへへ、今度から聞いてみなよ」

衣笠「そうしよっかな…あ、そういえば休みの日とかってどうしてるの？」

島風「吹雪ちゃんは部屋で本読んでることが多いから長門さんとか赤城さんあたりと一緒に出かけることが多いかな。並盛は結構遊ぶところ多いんだよ」

衣笠「へー、そうなんだ。私も機会があったら青葉と行ってみたいな」

963 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/04(火) 22:47:30.95 ID:xXI5TXPKO

〜赤城の場合〜

赤城「好きなこと…ですか？」ｷｮﾄﾝ

青葉「ええ！なんでもどうぞ！！」

赤城「うーん…食べるのも好きですが…やっぱり戦うことが一番ですかね」

青葉「ほうほう、戦うことですか…そりゃまたどうして？」

赤城「命のやり取りをしている時のスリルがたまらないですね。一方的に深海棲艦を潰すのもなかなか快感ですし…」ﾆｺﾆｺ

青葉「艦娘は天職かもしれませんねぇ」

赤城「そうですね。もし戦争が終わることがあってもどこかで戦う道を選ぶでしょう」

青葉「はー……同じ艦娘として見習いたいものです」

翔鶴「赤城さんの闘争心は少し異常な域に達しているので…あまり見習わない方がよろしいかと…」

青葉「いえいえ！青葉は戦うのが怖いタイプですから…尊敬しちゃいます！」

964 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/04(火) 22:48:29.43 ID:xXI5TXPKO

〜龍田の場合〜

龍田「好きなこと〜？もちろん天龍ちゃんよ〜」ﾆｺﾆｺ

天龍「えっ…///お、おい！！」ｶｵﾏｯｶ

龍田「ね〜？かわいいでしょ〜」ﾆｺﾆｺ

衣笠「なるほど…。自分のお姉ちゃんが好きな気持ちは私もよく分かりますよ〜。うちの姉もなんか世話してあげないとだめな気がして」

龍田「あら〜、気が合うわね〜♪」

天龍「オレもそんなふうに思われてたのか…？」

龍田「当たり前じゃない〜♪」

衣笠「でも天龍さんは龍田さんとは違う鎮守府の子だよね？並盛ではどうしてるの？」

龍田「休みの日によく大湊に遊びに行ってるわ〜。それで金剛さんとかとも仲良くなったの〜」

衣笠「へー、それは意外な関係性ね…」ﾒﾓﾒﾓ

965 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/04(火) 22:49:52.31 ID:xXI5TXPKO

〜長門の場合〜

長門「好きなこと…か？」

青葉「ええ！！趣味とかでも生きがいみたいなものでもなんでも構いませんよ！！」

長門「趣味は体を鍛えることだが…好きかと言われるとそういうわけでもないからな」

長門「う〜ん…あ、子供の笑顔を見ることが私は好きだな」

青葉「ほほう！！それは意外ですね！！」

長門「…そうか？なるべく子供に好かれるように頑張っているのだが…」

青葉「ガキなんて眼中にないぜ！って感じの大人の女性だと思っていたもので！！」

長門「そういうわけではないのだが…鎮守府の近くに児童養護施設があってな。休日はよくそこに顔を出しているよ」

青葉「それは面白いことを聞きました…」ﾒﾓﾒﾓ

966 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/04(火) 22:50:45.14 ID:xXI5TXPKO

〜足柄の場合〜

足柄「好きなこと…ねぇ」

衣笠「何かある？」

足柄「ここ最近は料理にハマってるわね。そこまでレベルが高いのは作ってないけど」

衣笠「へー…そりゃまた以外」

足柄「あら、私って料理下手そうに見える？」

衣笠「妙高型の人たちって妙高さん以外は料理とかしなさそうなイメージだったから」

足柄「あー、まあだいたい合ってるわよ。ねえ那智」

那智「まあそうだな。…私は今だにできないし」ﾎﾞｿｯ

衣笠「あ、いいこと聞いた〜」ﾒﾓﾒﾓ

那智「うわぁぁやめろ！！書くなよ、絶対記事に書くなよ！！」

足柄「いや、この機会に晒し上げてもいいわね」

衣笠「あはは、お任せ〜」

那智「やめろおおおお！！！提督には知られたくないんだぁぁぁ！！！」

967 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/04(火) 22:52:56.38 ID:xXI5TXPKO

〜吹雪の場合〜

青葉「それでは吹雪さんの好きなことを教えて下さい！！」

吹雪「んー、まあ普通に他人の嫌がってる顔を眺めたり悲鳴を聞いたりすることですかね」

青葉（ふ、普通に…？）ﾋﾟｸｯ

吹雪「なんか私、唐突に目の前の人を殴りたくなっちゃうときとかたまにあるんですよね〜」ｱﾊﾊ

吹雪「…そう言えば青葉さんもキレイな顔してますね…」ﾎﾞｿｯ

青葉「あはは〜…そ、そうですか〜」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

青葉（青葉、想像以上にヤバい取材現場に来てしまったかもしれません……）

青葉（ですがこの程度ではめげませんよ！！さあ次の質問！！）

青葉「吹雪さんが何かしてみたいこととかってありますか？」

吹雪「してみたいこと、ですか？」

青葉「はい！将来の夢とかそういうのでも構いませんよ！！」

吹雪「う〜ん…あ、今唐突に思いついたことなんですけど」

青葉「はい！」

吹雪「切れ味の悪いノコギリを使って肩から腕を切り落としたりするのはやってみたいですね」

青葉「…えっ？」

吹雪「ほら、こう…鎖骨のあたりから、ギコギコ、ゴリゴリっ、と…ちょっとずつ。あ、モチロン麻酔なしですよ？」ﾆﾔﾆﾔ

青葉「…」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

吹雪「どのくらいで失神するのか興味ありますね。敷波ちゃんあたりにやったらいい感じで反応してくれるだろうなぁ……」ｳｯﾄﾘ

青葉（青葉、生きて帰れるのでしょうか）ﾋﾞｸﾋﾞｸ

968 ： ◆QpAI3uwcUSzz [saga]：2017/04/04(火) 22:53:54.49 ID:xXI5TXPKO

………その後、青葉新聞

衣笠「……これ、どうしよっか」

青葉「………吹雪さんの部分は全カットで行くしかないかな………ぼかしようがないし………」

衣笠「………そうだよね。不自然だけど仕方ないか………」

青葉「まさか磯波ちゃんも姉妹艦だしあんな感じなのかな………」

衣笠「それは多分ない………と思うけど………」

969 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/04/04(火) 22:57:25.16 ID:xXI5TXPKO

以上です。ちょっと思い付いたから書きました。今度他の鎮守府編も書くかも。
さすがに埋まってきたんで明日か明後日には本編更新がてら次スレ建てときます。それでは

970 ： ◆QpAI3uwcUSzz ：2017/04/06(木) 19:03:28.12 ID:fBJfnws3O

>>1です。
本編を書いている途中なのですが、そう言えばロマーリオの属性って原作でもゲームでも出てきてないなと思ってちょっと筆が止まりました。
っつーわけでロマーリオの属性を安価で決めたいと思います。
誰かいたら↓1にロマーリオっぽい属性レスしてください。大地系は不可でおなしゃす

971 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/06(木) 19:45:35.81 ID:JL9L3m1Oo

敢えて砂漠

972 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/06(木) 20:16:48.95 ID:L+AKsijP0

性格的に雲(と雷or晴)

973 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/04/06(木) 21:05:58.65 ID:BE7dmb6dO

大地系は不可なんで安価下で雲にします。レスありがとうございました。

974 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/06(木) 23:02:12.43 ID:/fmyOT7H0

いつか連載後にでも>>1が考える艦娘の基本的な属性一覧みたいなのが欲しいな

975 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/06(木) 23:26:49.82 ID:L+AKsijP0

>>973
間に合うなら雨に変更で
ローマリオってよく考えれば天然な所があったし

976 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/06(木) 23:54:11.67 ID:/fmyOT7H0

複合でもいいんじゃねローマリオって大概の事できるし

977 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/04/07(金) 00:54:04.90 ID:guwlFd9g0

>>974
覚えてたらやってみます。
余談ですが大空の艦娘は瑞鶴以外はほとんど一番艦にしてます。長門とか球磨みたいな一番艦もいますが。

>>975,976
あ、複合いいですね。面白そうだしそれで書いてみます。

978 ： ◆QpAI3uwcUSzz [sage]：2017/04/09(日) 17:54:40.87 ID:fFTMcnh90

キャラ紹介がようやく書きあがったので次スレ立てました。

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491726576/l50

次スレの>>1二も書いてますがキャラ紹介50人近く書いたんですんごい量になってます。
頑張って書いたが興味のある人か時間のある人以外は読む必要ねえかもしれねえ。まあ暇な時にでも読んでやって下せえ。
本編投下は明日以降行います。とりあえず今日はもう時間ないんでスレ立てだけしときました

979 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/09(日) 18:01:57.94 ID:xDU61JxSO

次スレ乙です

980 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/10(月) 09:10:36.26 ID:a+hpXgDR0

乙 ヒバードって十年後にはいたがこの世界線でもいるんだろうか？

981 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/12(水) 06:25:55.33 ID:gR7SZ3uJ0

ヒバードの質問前にも来てたしやっぱ人気だなｗｗ鳥関係だと隠し弾の方で出た雲雀の頭に乗ってたペンギンはまだいるんだろうか？

982 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/14(金) 07:10:17.54 ID:xJFm9A/ZO

みーどーりーたなーびくーなーみーもーりーのー

983 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/04/17(月) 20:40:20.22 ID:rpn7fJ280

雲雀さんとこの吹雪をいじめてやりたい