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【ダンガンロンパV3】楓「いろんな女の子と仲良くなりたい!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/16(月) 05:35:44.72 ID:gP46euyP0
ダンガンロンパV3をプレイしてとりあえず書いてみたかったんです…許してください。
一応才囚学園には居ますがコロシアイはない設定でいきます。
キャラ崩壊等いろいろあると思いますがそういうの大丈夫な方は見ていってください。
そして少々ネタバレも含むと思います。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484512544
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 11:20:02.88 ID:xDWup6lVo
早い
3 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/17(火) 05:33:32.45 ID:IQpgJNa20
>>2魔姫ちゃんと楓ちゃんが好きすぎてですね…
4 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/17(火) 06:02:41.57 ID:IQpgJNa20
楓「んっ…んぅ…」

魔姫「ちょっとあんた大丈夫?」

楓「ん…あれ…ここは?」

魔姫「知らない…」

楓「そっか…あ、ごめん自己紹介が遅れたね、私赤松楓!」

魔姫「…春川魔姫」

楓「春川さんだね、心配してくれてありがとう!」

魔姫「こんなところで倒れてたら誰でも心配するよ」

楓「えへへ…でもここって一体どこなんだろうね?」

魔姫「さあね…なんで私たちがここにいるのかもわからないし」

キーンコーンカーンコーン

???『みなさん、お目覚めになったら体育館に集合して欲しいでちゅ!』

楓「…ピンクのうさぎのぬいぐるみ?」

魔姫「…とりあえず行ってみよう」

楓「そうだね」

楓「…それで体育館ってどこ?」

魔姫「はぁ…ついてきて」

楓「えへへ…ありがとう」


解斗「おいこら!集まってやったぞ!」

つむぎ「な、何が始まるの…?」

???「全員集まりましたか?」

小吉「16人いるけどこれで全員なの?」

???「集まりましたね」

ウサミ「みなさん初めまして!あちしはウサミ!」

転子「ぬ、ぬいぐるみが喋った!?」

ウサミ「これからみなさんには…」

終一「…」

ウサミ「この学校で楽しく生活していただきたいでちゅ!」

楓「…え?」

ウサミ「みんなで仲良くらーぶらーぶしてほしいだけなんでちゅ!」

魔姫「…本当にそれだけなの?」

ウサミ「?そうでちゅよ?」

魔姫「こういう感じだとコロシアイとか強要されるのかと思ったけど」

蘭太郎「あ、自分も思ったっす」

ウサミ「こ、コロシアイなんてとんでもない…あわわ…」

ウサミ「あちしはただ皆さんが仲良くなってくれればそれでいいんでちゅ!」

楓「…なんでこのメンバーなの?」

ウサミ「それは秘密でちゅ」

魔姫「はぁ…まあコロシアイとかしろとか言われるよりましか…」

ウサミ「いろんな施設をあけてあるから利用したりいっぱい遊んだりしてほしいでちゅ!」

魔姫「…赤松、行こう」


5 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/17(火) 06:03:16.26 ID:IQpgJNa20
(ウサミの語尾とかその他もろもろ忘れた…
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/17(火) 17:51:07.25 ID:8vCWZb3J0
プレイ前は楓と魔姫が友情を作ると思っていました……
最初は宇座ガルマ姫だけど、だんだん心を開いていって……とか。実際、心を開かせたのは兄貴だけど
7 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/17(火) 23:05:57.15 ID:IQpgJNa20
>>6
ですよねー…
昨日全クリしましたが色々と考えさせられました…
やはりダンロンは怖い
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 00:43:24.07 ID:IGP6Vapf0
期待
俺氏、初見推しのとある女の子どんでん返しだったから株大暴落
もやもやしながらおまけやってます
9 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 03:22:57.21 ID:89tF234F0
>>8
ダンガンロンパはエンディングを見るまでキャラを推しちゃいけないですね…
おまけは楽しいです。
10 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 03:37:22.25 ID:89tF234F0
元居た教室
楓「春川さん、どうしたの?」

魔姫「…いや、あの中で一番話してるのってあんただけだから楽かなと思って」

楓「ま、まあ皆初めて会う人たちだよね…」

魔姫「…そういえばあんたにも『超高校級』の能力あるんでしょ?」

楓「あるけど…ただ私は本当に好きなだけでそこまで言われる程でもないと思うんだよね…」

魔姫「どんな『超高校級』なの?」

楓「うん、ピアニストだよ」

魔姫「ピアニスト…」

楓「小さい頃からピアノが大好きで、友達からは『ピアノバカ』なんて言われてたよ」

魔姫「…ふーん」

楓「じゃあ教えたから次は教えてもらう番だね!」

魔姫「…知りたいの?」

楓「もちろんだよ!」

魔姫「…保育士だよ」

楓「ほ、保育士…?」

魔姫「子供好きそうに見えないでしょ?そうだよ、好きじゃないし」

楓「い、いやそういうわけじゃないんだけど…なんだか意外だなって」

魔姫「好きでもないのになんで保育士なのか私は意味わからないけどね」

楓「なんで保育士なの?」

魔姫「…私は小さい頃孤児院にいたんだ」

楓「あっ…ごめん…」

魔姫「別に、平気だよ」

楓「それで…続き聞いてもいいかな?」

魔姫「…その孤児院は年上は年下の子の面倒を見なきゃいけなかったんだ」

楓「…」

魔姫「それで面倒見てただけなんだけど…これで『超高校級』なんて付いちゃった」

魔姫「他の年上の子の方がよっぽど面倒見がいいのに」

楓「…きっと子供たちにはわかってたんだよ」

魔姫「…何を?」

楓「春川さんがとっても優しいってこと」

魔姫「…は?今の私を見て優しいって言えるの?」

楓「優しいよ、初対面の私とこんなに話してくれてるんだもん」

魔姫「だからあの中で話してるのがあんたしかいないからって言ったじゃん」

楓「名前言い合ったぐらいだよね?」

魔姫「…そうだけどさ」

楓「表には見せないけど中はとっても優しいんだよ!」←語彙力のなさ

魔姫「…はぁ、もしかしてあんたってバカなの?」

楓「あっ、ひどい!」

魔姫「まあ…バカは嫌いじゃないけどさ」

楓「…えへへ」

魔姫「とりあえず、これから私はあんたと行動するわ、一番気が楽だし」

11 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 04:05:34.80 ID:89tF234F0
楓「本当?嬉しいなぁ」

楓「私もっと春川さんと仲良くなりたいな!」

魔姫「…考えておいてあげる」

楓「えへへ…とりあえずどこか行こっか?」

魔姫「そうだね…まだここのことも全然わかってないし、散歩ついでに探索でもしようか」

楓「うん!」
中庭
楓「わぁ…空綺麗だねー…」

魔姫「随分天気いいんだね」

楓「こういう日は日向ぼっこしたくなっちゃうよね!」

魔姫「だめ、探索する」

楓「えー…」ショボン

魔姫「…はぁ、ちょっとだけだよ」

楓「わーい!」


楓「あったかいねー…」ポカポカ

魔姫「…なんか、こうやってゆっくりしたの久々な気がする…」

楓「子供達と遊んだりしてたから?」

魔姫「…まあ、そうなるかな」

楓(…なんで今含みのある言い方したんだろ)

魔姫「…ねえ赤松」

楓「楓でいいよ!」

魔姫「…じゃあ楓」

楓「何?」

魔姫「あんたは…友達がとんでもない秘密を隠してたりしたらどう思う?」

楓「んー…」

楓「誰にだって秘密はあるよ!」

魔姫「…」

楓「でも信用してる人になら話してもいいと思うなぁ」

楓「私は、春川さんのそんな人になりたいなぁって思ってるよ!」

魔姫「…魔姫でいいよ」

楓「名前で呼んでいいの!?」

魔姫「いいって言ってるじゃん」

楓「じゃあ魔姫ちゃん!魔姫ちゃん魔姫ちゃん!」

魔姫「わかったから…」

楓「えへへ、これでもっと仲良くなれた気がするよ!」

魔姫「…はぁ、やっぱりあんたはバカだね」

楓「もーひどいなぁ!」

魔姫「…さっきも言ったけどそういうの嫌いじゃないよ」

楓「えへへ…それで、なんでさっきそんなこと聞いてきたの?」

魔姫「秘密」

楓「えー!」

魔姫「ほら、探索行くよ」

楓「もう…わかったよ」
12 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 04:22:42.77 ID:89tF234F0
楓「ねえ魔姫ちゃん、ここってなんだろうね?」

魔姫「ここは…」

ウサミ「はーい!出番でちゅねー!」

楓「きゃっ!?」

魔姫「楓下がって!」

ウサミ「は、春川さんそんな怖い顔しないでほしいでちゅ…」

魔姫「何しに来たの…?」

ウサミ「この施設の説明をしに来たでちゅ!」

魔姫「…本当にそれだけ?」

ウサミ「それだけでちゅ!」

楓「…じゃあこの施設はなんなの?」

ウサミ「はい!ここは寄宿舎でちゅ!」

魔姫「…寄宿舎?」

ウサミ「ここでみなさんは寝泊りしてもらいまちゅ!」

ウサミ「もちろん一人一人個室になってるから安心して大丈夫でちゅよ」

ウサミ「あちしに報告してくれれば一緒に寝ることも可能でちゅ!」

楓「へー…」

魔姫「ちょっとまって、ここで寝泊りするのは構わないけど、私たち家に帰れないの?」

ウサミ「…ごめんなちゃい、それは言えないでちゅ」

魔姫「…」ギロッ

ウサミ「で、でもみんながもっとらーぶらーぶしてくれれば話すことができるでちゅ!」

魔姫「そのらーぶらーぶってなんなの?」

楓「あ、魔姫ちゃんもう一回言って!?」

魔姫「え?らーぶらーぶ?」

楓「可愛い…」

魔姫「なっ…!///バカ!///今それどころじゃないでしょ!///」

楓「えへへごめんごめん」

ウサミ「うふふ、二人はもうらーぶらーぶでちゅ!」

魔姫「…ということは仲良くしろっていうことなの?」

ウサミ「体育館で言ったとおり、みんなとらーぶらーぶして欲しいだけなんでちゅ!」

魔姫「…あまり信用してなかったけど信じていいの?」

ウサミ「大丈夫でちゅ!少しばかりルールはありまちゅが何も起こらないし起こさせません!」

楓「ルール?」

ウサミ「あ、今みんなに配ってる途中なんでちゅ、はい」

魔姫「これは…タブレット?」

ウサミ「名づけてウサミパッドでちゅ!」

楓「わぁー可愛い」

ウサミ「えへへ…そこに校則やいろいろ書いてあるでちゅ!」

魔姫「…とりあえず基本的にはここで寝ろってことでいいの?」

ウサミ「そういうことでちゅ!」

魔姫「わかった…ありがとう」

ウサミ「お礼言われたの初めてでちゅ!嬉しい!」

楓「…あの子どこから来てどこへ帰ってるんだろうね」
13 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 04:41:10.54 ID:89tF234F0
魔姫「知らない…」

楓「そういえばさっきの魔姫ちゃんかっこよかった!」

魔姫「え…?」

楓「ウサミが出てきた時の!」

魔姫「あ、ああ…あんたみたいなバカを見ると子供たちを思い出して守りたくなるの」

楓「そ、それって子供達レベルのバカってことだよねぇ!?」

魔姫「それより、校則とやらを確認しよう」

楓「そうだね」

校則一 ※1喧嘩をしない

校則ニ ※2一方的に暴行を加えない

校則3 ※3殺しをしない

校則四 ※4困ったときはウサミに報告

校則X えっちなことするときはウサミに報告

校則六 ※5あちしに暴力は振るわない
みんな仲良くらーぶらーぶ!

※1 喧嘩した場合そのメンバーは一日ご飯無し
※2 一方的に暴行を加えた場合(例えばイジメ)一ヶ月トイレで寝泊り
※3 書きたくないでちゅけど殺しをしてしまった場合あちしが殺した犯人を殺すでちゅ
※4 「ウサミー!」など呼んでくれれば飛んできます。(しかしあちし一匹しか居ないので順番)
※X 永遠にご飯が食べれない呪いをかけるでちゅ

楓「なんか色々と穴がありすぎるけど…」

魔姫「しかも結構物騒…」

楓「…ねぇねぇ」

魔姫「何」

楓「この5番って「言わないで」

魔姫「そういうの…苦手だから…///」

楓「そ、そっか…///」

楓「ウサミー!」

ウサミ「はーい!なんでちゅかー?」

楓「一つ聞きたいことがあるんだけど」

ウサミ「なんでちゅか?」

楓「この校則の5番って…女の子同士でもいいの?」

魔姫「なぁっ!?///」

ウサミ「大丈夫でちゅよ、人にはいろいろ愛の形があるでちゅ…」

楓「あ、ごめんまだあった」

ウサミ「はいはい」

楓「校則が色々と穴があるけど…大丈夫なの?」

ウサミ「あまりみなさんのことを縛りたくないでちゅ…」

楓「ウサミ…」

ウサミ「みなさんのことは監視してるので、人としてどうかと思う行動は罰与えるようにするでちゅ」

楓「えぇっ!?」

ウサミ「あ、大丈夫でちゅよ、校則の5番のときは監視しないでちゅから」

魔姫「そ、そんなこと聞いてない!///」

ウサミ「それだけでちゅか?」

楓「うん、ありがとうウサミ」
14 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 04:52:41.81 ID:89tF234F0
ウサミ「お礼はあちしのパワーになるでちゅ!」

魔姫「あ、あんたそういう趣味持ってたの…?///信じらんない…///」

楓「ち、違うよ!///」

魔姫「じゃあ聞く必要なかったじゃん!///」

楓「で、でもこれ言ったら魔姫ちゃん怒るから言わない」

魔姫「…じゃあ言わせればいいんだよね?」ギロッ

楓「お、怒らない?」

魔姫「その内容による」

楓「うっうう…」

楓「…恥ずかしがる魔姫ちゃんが見たかったからです…」

魔姫「…はぁ」ポコッ

楓「いてっ」

魔姫「今回はこれで済ませてあげる」

楓「あ、ありがとう?」

楓「で、でも恥ずかしがってる魔姫ちゃん可愛かったよ!?」

魔姫「次は顔だよ?」

楓「ゴメンナサイ」

魔姫「ほら、部屋見に行くよ」

楓「うん!」
寄宿舎
つむぎ「あっ」

楓「あ、初めまして!」

つむぎ「あ、えっと、初めまして」

楓「私赤松楓って言います!」

つむぎ「白銀つむぎって言います」

楓「その…綺麗ですね」

つむぎ「えぇ!?ナンパ!?」

魔姫「バカ」ポコッ

楓「あたっ」

魔姫「私は春川魔姫、これからよろしく」

つむぎ「あ、よろしくね」

楓「白銀さんはどんな『超高校級』なの?」

つむぎ「私は地味だけど『超高校級のコスプレイヤー』だよ」

楓「へー…」

魔姫「コスプレか…」

つむぎ「あ、ごめんね地味だよね…でも私が着てる衣装のアニメは地味じゃないんだよ!?」

楓「今なにかコスプレできる?」

つむぎ「ごめん、今衣装ないんだ…」

楓「そっか…衣装ってここだとどうすればいいんだろうね?」

つむぎ「一応一から作ることは可能だけど…」

楓「へー!すごい!」

つむぎ「すごくないよ…地味だし…」

楓「すごいよ!私白銀さんに衣装作ってもらいたい!」

つむぎ「!!」
15 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 05:00:40.65 ID:89tF234F0
つむぎ「ねぇねぇどんなのがいい!?どのアニメの衣装!?」

楓「え、えっと…」

つむぎ「いろんなアニメあるよね!赤松さんはどんなアニメが好きなのかな!?」

魔姫「はいストップ」

つむぎ「あっ…ごめん、ついコスプレイヤー仲間かと思っちゃった」

楓「段階飛ばしすぎでしょ…」

つむぎ「そういえば赤松さんと春川さんはどんな『超高校級』なのかな?」

楓「私はピアニストだよ」

魔姫「保育士」

つむぎ「へー…いろんなのあるんだねぇ…」

楓「なんでも『超高校級』になっちゃうよね」

つむぎ「そうだねー」

魔姫「白銀は何してたの?」

つむぎ「私は自分の部屋見てたんだー、衣装あるかなと思ったんだけどなかったんだよね」

楓「そっか…」

つむぎ「私ほかのところも探してみるねー」

楓「うん、気をつけてね!」

魔姫「じゃあ私たちも見てみようか」

楓「うん!」


楓「どうだった?」

魔姫「うん…普通だったね」

楓「だよね」

魔姫「まあいっか…つぎどこ行こうか」

楓「どこでもいいんだけど…中庭の奥行ってみよっか」

魔姫「わかった」

今日は寝ます、また明日(今日)お会いしましょー
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 22:06:42.99 ID:vv8mdDZd0
大きなお世話かもしれないけど
エッチなことをするならSS速報Rがいいかも
今はまだ序章分だから良いけどキス以上のことをするならそっちにスレを立ててね
そうしないと削除対象になっちゃうから
17 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 22:44:23.61 ID:89tF234F0
>>16
大丈夫です、そこまでしませんので。
忠告ありがとうございます!
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 22:52:28.63 ID:YNAHnS18O
>>17俺さぁ……嘘つきだから嘘をついてる人の顔が分かるんだよねぇ
19 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/18(水) 23:25:00.44 ID:89tF234F0
>>18
な、何を言ってるんだ王馬くんは…あはは…(滝汗
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 23:28:38.22 ID:vv8mdDZd0
>>17
すみません、なんか高圧的な感じになってしまって
個人的に転子ちゃんとの話を期待しております、それでは
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/19(木) 19:40:22.28 ID:fwCDvmOh0
おつおつ
初見で推しだったつむぎちゃんきた(濁った目)
22 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/21(土) 03:41:30.98 ID:0iSDJQRd0
中庭奥
楓「うわぁ…なんか鳥かごみたいなのあるよ」

魔姫「こんなでかい鳥かごじゃあ鳥逃げちゃうでしょ」

楓「それもそうだね…」

魔姫「あっちに行ってみよう」

楓「な、なんかでかい扉があるけど…」

魔姫「これ開けられるのかな…」

楓「あ、なんか鍵穴みたいなのあるよ?」

魔姫「鍵なんて持ってないし…」

楓「あ、ウサミに聞いてみよっか?」

魔姫「そうだね」

2人「ウサミー!」

ウサミ「はーい!なんでちゅか?」

魔姫「このでかい扉の鍵ってないの?」

ウサミ「持って…まちた」

楓「まちた?」

ウサミ「この学園のどこかに落としちゃったみたいでちゅ…」

楓「あらら…」

魔姫「それじゃここは開けられないの?」

ウサミ「今はまだ無理でちゅ、だけどすぐ見つけるでちゅ!」

魔姫「そ、期待せずに待ってるよ」

ウサミ「要件はそれだけでちゅか?」

楓「あのでかい鳥かごみたいなとこはなんなの?」

ウサミ「あれは…………」

魔姫「…ウサミ?」

ウサミ「…ごめんなちゃい、これも言えないでちゅ」

楓「なんだか言えないこと多いね…」

ウサミ「皆さんがあちしのことを心から信頼してくれれば話すことができる話でちゅ…」

魔姫「そんなに危ない施設なの?」

ウサミ「今は危なくないでちゅ…」

楓「『今』は?前は危なかったってこと?」

ウサミ「そうでちゅ…あそこは邪悪の塊でちた」

魔姫「そう…」

ウサミ「他になにかありまちゅか?」

楓「んー…今のところはないけどまたすぐ呼ぶと思う」

ウサミ「わかりまちた!」

魔姫「なんだか謎が多いねここは」

楓「そうだね…でも魔姫ちゃんと一緒だから安心だね!」

魔姫「…バカ」

楓「えへへ」

――――ひゃっひゃっひゃっ!!

楓「なんかすごい笑い声が聞こえるよ?」

魔姫「なんか関わっちゃいけない気がするけど行ってみよう」
23 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/21(土) 03:42:10.73 ID:0iSDJQRd0
>>21
つらい
24 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/21(土) 03:59:47.66 ID:0iSDJQRd0
美兎「ひゃっはー!」

キーボ「や、やめてください!」

美兎「いいじゃねぇか、このオレ様の力を使ってやろうって言うんだ!」

キーボ「改造しようとしないでください!」

楓「あ、あの!」

美兎「あ?」

キーボ「な、なんですか…僕をいじめる人が増えたんですか?」

楓「あ、いやそういうことじゃないんだけど…」

美兎「おいおい、地味ブスがオレ様に話しかけてくるなんていい度胸じゃねぇか!」

楓「地味っ…!?」

魔姫「ちょっとあんた」ギロッ

美兎「ひぅっ!?ご、ごめんね…新しい人にあったから興奮しちゃっただけだから…許してぇ…」

楓「わ、私は赤松楓!」

キーボ「僕はキーボと言います」

美兎「オレ様は天才巨乳美少女発明家の入間美兎だぜ!ひゃっはー!」

魔姫「…春川魔姫」

楓「二人はどんな『超高校級』なの?」

キーボ「僕はロボットですね」

楓「…え?超高校級のロボットってこと?」

キーボ「そうですが…ロボット差別ですか?」

楓「い、いやいやそういうことじゃないんだよ!?ただびっくりしただけで…」

キーボ「そうですか…」

美兎「オレ様は発明家だぜ!」

魔姫「…あんたみたいなのが作るものってたかが知れてる」

美兎「そ、そんなことないぜ!?」

魔姫「じゃあ何作ってるの」

美兎「ね、寝ながらご飯食べる装置とか…寝ながら本を読める装置とか…」

楓「寝ながらが基本なんだね…」

美兎「い、いいじゃねぇかよ…寝ながらできるっていいだろ!?」

魔姫「馬鹿みたい」

楓「魔姫ちゃん言い方!…そうだね、寝ながらできるって楽でいいよね」

美兎「だろ!?ブス松はよくわかってるじゃねぇか!そこの貧相な身体したやつよりな!」

魔姫「…」ギロッ

美兎「ひぇっ!ちょ、ちょっとそういう風に言われて悔しかっただけだから…許してよぉ…」

魔姫「…はぁ、私も言い方悪かったよ、悪くないんじゃないの?」

美兎「え、えへへ…」

キーボ「お二人はどんな『超高校級』を?」

楓「私はピアニストだよ」

美兎「かーっ!てことはピアノ松ってことだな!?」

楓「よくわからないけど…でもそっちのほうが私は好きかな」

キーボ「春川さんは?」

魔姫「…暗殺者」

美兎「ひぅう!?」
25 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/21(土) 04:31:16.79 ID:0iSDJQRd0
キーボ「なっ!?」

楓「ま、魔姫ちゃん?」

魔姫「なんてね、保育士だよ」

キーボ「ほ、保育士ですか…安心しました」

美兎「び、びっくりさせんじゃねぇよ保育士川!」

楓「それ言いづらくない?」

魔姫「まあ、これからもよろしく」

楓「よろしくね!」

キーボ「はい!よろしくお願いします!」

美兎「お前らみたいな貧相な頭してるやつと一緒に居るとオレ様まで貧相になっちまいそうだがな!」

魔姫「…」ギロッ

美兎「よ、よろしくね…」

楓「じゃあまたね」

キーボ「はい!」


楓「なんか曲者がいっぱい居そうだね」

魔姫「そうだね…楓が普通で良かったよ」

楓「えへへ」

魔姫「つぎどこ行く?」

楓「反対側行ってみよっか」

魔姫「わかった」
(確か反対側にカジノがあった気がしたんですが記憶にないので違っていたらスルーしてください)

楓「あ、またドアだよ」

魔姫「なんかファンタジーっぽいドアだね」

楓「ウサミ呼んでみよっか?」

魔姫「そうだね」

2人「ウサミー!」

ウサミ「はーい!なんでちゅかー!」

楓「ここのドアの鍵もない感じかな?」

ウサミ「あ、ここは鍵じゃないんでちゅよ」

魔姫「じゃあなんなの?」

ウサミ「はい、これでちゅ」

楓「六角レンチだっけ?そんなやつに似てるね」

魔姫「これをどうするの?」

ウサミ「そこの出っ張ってるところにはめて回すんでちゅ」

楓「なるほどね…やってみよっか」

魔姫「そうだね」

解斗「お、何やってんだ?」

楓「え?あの…」

終一「百田くん!もう先に行かないでよ…」

解斗「おーわりぃわりぃ終一」

魔姫「…あんたたちは?」

解斗「とりあえずこいつを開けてからにしようぜ?」

終一「ごめんね…百田くんはめちゃくちゃな人だから…」
26 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/21(土) 04:44:46.79 ID:0iSDJQRd0
解斗「よっこらせぇ!」

終一「開いたね」

解斗「よし、こんなもんだろ」

魔姫「それで…」

解斗「ああ、俺は宇宙に轟く百田解斗だ!」

終一「僕は最原終一って言います」

楓「私は赤松楓!」

魔姫「…春川魔姫」

解斗「よぅし、赤松とハルマキだな!」

終一「百田くん、春川さんだよ!」

解斗「いいじゃねぇかハルマキで!なぁ?」

魔姫「…はぁ、勝手に呼べば」

楓「いいんだね…」

魔姫「それで、どんな超高校級なの?」

解斗「俺は泣く子も憧れる超高校級の宇宙飛行士だ!」

楓「へー、宇宙飛行士かぁ…」

終一「僕は一応超高校級の探偵…だよ」

楓「一応なの?」

終一「たまたま通った事件をすんなり解決しちゃって…」

楓「十分すごいじゃん!かっこいいよ!」

終一「あ、ありがとう…///」

解斗「赤松とハルマキは?」

楓「私はピアニスト!」

魔姫「保育士」

解斗「なるほどなぁ…いろんな奴がいるんだな」

終一「ピアニストか…すごいね」

楓「えへへ…ただピアノが好きなだけなんだけどね…」

終一「今度赤松さんのピアノ聞いてみたいな」

楓「うん!…ピアノがあれば」

解斗「よぅし、じゃあ4人でこの奥行ってみるか!」

終一「僕からもお願いするよ、一緒にどう?」

楓「行こっか魔姫ちゃん!」

魔姫「…はぁ、楓が言うなら…」
カジノ

解斗「ここはカジノか!」

終一「学校の中にカジノ…?」

楓「わぁ、私こういうところ初めて来た!」

魔姫「何回も来たって言ったら引くよ」

解斗「お…メダルが落ちてるぞ?」

ウサミ「それはこのカジノで使えるメダルでちゅ!」

解斗「よっしゃ!この一枚で大量にメダルとってやる!」

終一「あ、ちょっと待ってよ百田くん!」

楓「…行っちゃったね」
27 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/21(土) 04:45:16.54 ID:0iSDJQRd0
( ˘ω˘ )スヤァ
28 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 00:35:23.75 ID:heiu4VSJ0
たとえ読んでくれる人がいなくても私の欲求を抑えるために書くぞ…
29 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 02:31:10.83 ID:heiu4VSJ0
楓「どうしよっか?あの二人についていく?」

魔姫「二人に任せていいんじゃないの、遊んでくるだけだろうし」

楓「そっか、じゃあつぎどこ行こっか?」

魔姫「大体ここらへんは探したから学校行ってみようか」

楓「わかった!」


魔姫「…ねえ」

楓「どうしたの?」

魔姫「なんで手繋いでるの?」ギュッ

楓「一緒にいたほうが安心できるから…かな?」

魔姫「…そう」

楓「ほら行こ?」

魔姫「うん」


楓「私たちの寝床あるのはいいけどご飯とかどうすればいいんだろうね?」

魔姫「確かにそうだね…」

斬美「あら、初めて会う顔ね」

楓「あ、初めまして!」

斬美「私は東条斬美、超高校級のメイドよ」

楓「赤松楓です!超高校級のピアニストなんて呼ばれてます!」

魔姫「春川魔姫、保育士だよ」

斬美「ピアニストに保育士…なるほど、覚えたわ」

楓「超高校級のメイドかぁ…いろんなことできそうですね」

斬美「そうね、家事はもちろん…」チラッ

魔姫「…」

斬美「殺し、なんてのもできるわよ」

楓「え…」

斬美「でも安心して?私もそんなことしたくないから拒否することだってあるし」

斬美「せっかくここのみんなに尽くせるんだもの、殺しなんて絶対しないわ」

楓「そ、そうですよね…あはは」

魔姫(…まさか、バレてる?)

楓「魔姫ちゃん?どうしたの?」

魔姫「なんでもない」

斬美「ふたりともお腹は空いてない?」

楓「そういえばここに来てから何も食べてないね?」

魔姫「そうだね」

斬美「じゃあ私が作るわ、ついてきて」

楓「あ、わかりました」


楓「へー、食堂なんてあったんですね…」

斬美「お腹がすいたりしたら言ってね?」

斬美「はい、簡単なものだけどどうぞ」

楓「わぁ、美味しそう!」

魔姫「…いただきます」
30 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 02:49:39.09 ID:heiu4VSJ0
楓「おいしー!」

魔姫「…うん、美味しい…」

斬美「ふふ、よかったわ」

秘密子「んあー…いい匂いに誘われて来てみたぞ…」

転子「なるほど…ここは食堂になってるんですね…」

アンジー「とっても美味しそうだよー!」

斬美「あなたたちも食べる?」

秘密子「食べるぞ」

転子「いただきます!」

アンジー「アンジーも食べるよー!」

転子「おや…お初にお目にかかります、私茶柱転子と申します」

魔姫「ご丁寧にどうも、春川魔姫だよ」

楓「私は赤松楓って言います!」

秘密子「夢野秘密子じゃ」

アンジー「アンジーは夜長アンジーっていうんだよー!」

蘭太郎「おや、なんだか美味しそうな匂いがするっすね」

小吉「あーいいなーオレも食べたい!」

竜馬「なんだ、随分賑やかだな」

是清「クックック…こういうのもいいね」

ゴン太「東条さん、ゴン太に手伝えること無いかな?」

東条「大丈夫よ獄原くん、ありがとう」

楓「な、なんか随分賑やかになったね…」

魔姫「そうだね」

ゴン太「あ、二人は初めましてだよね…ゴン太は獄原ゴン太って言うんだ」

蘭太郎「天海蘭太郎っす」

小吉「王馬小吉だよーん」

竜馬「俺は星竜馬だ」

是清「僕は真宮寺是清だよ」

楓「私はry」


楓「みんな個性的だけど優しそうで安心したよ」

魔姫「優しい…のかどうかわからないけど面白くはなりそうだね」

楓「とりあえず次はどうしよっか?」

魔姫「うーん…」

ウサミ「あ、二人ともすこしいいでちゅか?」

楓「あ、ウサミどうしたの?」

ウサミ「まだ二人には言ってなかったことがあるんでちゅ」

魔姫「何?」

ウサミ「皆さんの超高校級の能力に合わせた教室が個別にあるので自由に使っていいでちゅよ」

魔姫「…!!」

楓「てことは…ピアノがあるってこと!?」

ウサミ「それどころかクラシックやいろんな曲のCDやら何やらもあるでちゅ」

31 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 03:01:22.75 ID:heiu4VSJ0
楓「わぁ…!」

魔姫「ちょ、ちょっとウサミ…」

ウサミ「はい、なんでちゅか?」

魔姫「私の本当の超高校級の能力の部屋になってるの?」

ウサミ「…残念ながらなってるでちゅ」

魔姫「ぐっ…!!」

ウサミ「…でも、赤松さんなら大丈夫でちゅ」

魔姫「だ、誰も楓のことなんか言ってないでしょ…!?」

ウサミ「いいえ、わかるんでちゅ」

魔姫「…!」

ウサミ「せっかく仲良くなったのに私の本当の能力を知られたら…なんて思ってるんでちゅよね」

魔姫「…」

ウサミ「大丈夫でちゅ!赤松さんはそんなことで縁を切ろうなんて思う子じゃないでちゅ」

魔姫「…それは…そうだけど…」

ウサミ「ならもっと自分の秘密を話すべきでちゅ」

魔姫「…はぁ、もうここはめちゃくちゃなやつばっか…」

ウサミ「赤松さん!」

楓「ん?どうしたの?」

ウサミ「春川さんからあなたにしか話さない秘密を教えるでちゅ!」

楓「私に…だけ…?」

ウサミ「あ、用事ができちゃったでちゅ!」

楓「あ、行っちゃった…」

魔姫「…」

楓「それで魔姫ちゃん、何?」

魔姫「…来て」グイッ

楓「あっ」


魔姫の研究教室前
魔姫「…あんたにしか話さないから、よく聞いて」

楓「うん」

魔姫「…私は保育士なんかじゃないんだ」

楓「…」

魔姫「暗殺者なんだよ」

楓「…」

魔姫「…あんたにしか教えない秘密がこれ」
ガチャッ
魔姫「来て」

楓「うん…」

魔姫「…こういうこと」

楓「…いっぱいあるね」

魔姫「…ごめん、黙ってて」

楓「ううん、いいんだよ、誰にも言いたくない秘密あるよね…」

魔姫「だから、私と関わってるとロクなことがないから…」

楓「ダメ、それ以上言っちゃ」

魔姫「…」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/23(月) 03:13:55.19 ID:JZoQH0a4o
|^ω^)
33 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 03:20:48.47 ID:heiu4VSJ0
楓「私は魔姫ちゃんがどんな秘密を持ってようとずっと友達でいるよ?」

楓「私魔姫ちゃん大好きだもん」

楓「普段はツンッってしてるけど笑うと可愛いし危なくなったら助けてくれようとする」

楓「そんな魔姫ちゃんが大好き」

楓「…なんて、一日一緒に居ただけの奴が言うことだから気にしないでいいよ、えへへ」

魔姫「…あんたがそれを否定しちゃダメでしょ」

楓「あ、そうだよね…ごめん」

魔姫「…よかった」

楓「…えへへ」

魔姫「ちょっと、楓こっちきて」

楓「うん?」

魔姫「…」ギュッ

楓「わっ…魔姫ちゃん…?」

魔姫「…ありがとう、楓」

楓「…ううん、こちらこそ、魔姫ちゃんと友達になれて嬉しい」ギュッ

魔姫「私もだよ…ふふ」

ウサミ「うふふ、らーぶらーぶ」カシャッ

楓「わっ、ウサミ?」

魔姫「写真…?」

ウサミ「皆さんの幸せはあちしの幸せなんでちゅ、だから許して欲しいでちゅ」

魔姫「…ま、いいけど…楓に会えたのもあんたのおかげだし」

ウサミ「うれしいでちゅ、それでは!」

楓「…あ、そうだ、私の研究教室来てよ!」

魔姫「うん、行くよ」

楓「よーし、そうと決まったら行こう!」

魔姫「うん」


楓「わぁ、ピアノだぁ!」

魔姫「…楓は本当にピアノが好きなんだね」

楓「うん、大好きだよ!」

魔姫「それにいろんなクラシックの曲のCDがあるね…」

楓「ふむふむ…あ、これ私欲しかったのに即売り切れて買えなかったやつ!」

魔姫「いろんなのがあるんだね…」

楓「じゃあ魔姫ちゃんのために一曲弾きましょう」

〜♪

魔姫「…すごい」パチパチ

楓「えへへ、ありがとう」

魔姫「私音楽で感動したの初めてだよ」

楓「そうなんだ、魔姫ちゃんの初めてになれてよかった!」

魔姫「…///」

楓「はぁ、ピアノが弾けてホッとしたよ」

魔姫「また…弾いてくれる?」

楓「もちろん!言ってくれればすぐ弾くよ!」
34 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 03:34:22.71 ID:heiu4VSJ0
終一「…あっ」

楓「あ、最原君」

魔姫「何しに来たの?」

終一「うん、百田くんが予想以上にカジノにどハマリしちゃってこのまま一緒に居ると嫌な予感がするから逃げてきたんだ」

終一「そこでそこらを歩いてたらとても綺麗な音が聞こえて…」

終一「赤松さんのピアノの音だったんだね」

楓「え、えへへ…///」

終一「すごかったよ、遠くからでも感動しちゃった」

楓「ありがとう」

終一「今度は僕も目の前で聞きたいな」

楓「いいよ、じゃあまた一曲弾くよ」

終一「いいの?ありがとう」

楓「ほら魔姫ちゃんも!」

魔姫「また聞けるなんて嬉しい」

〜♪

楓「…ふぅ」

終一「…すごい…」グスッ

楓「な、泣いてる!?大丈夫!?」

終一「違うんだ赤松さん…赤松さんが弾いた曲が凄すぎて泣いちゃったんだよ…」

魔姫「語彙力を失っている…」

魔姫「まあでもわかる気がする」

楓「そ、そんなにかな…?」

魔姫「そうだよ、楓のピアノはずっと聞いてられると思う」

終一「僕もだよ」

楓「えへへ…///」

終一「また今度聞かせて欲しい…な」

楓「うん、いいよ!」

終一「ありがとう!」

ウサミ「最原くん、百田くんが呼んでるでちゅよ?」

終一「はぁ…行ってくるよ」

楓「うん、頑張ってね」

魔姫「なんか起こしたらあんたが止めなきゃいけないんだからね」

終一「そうだね、それじゃまた!」

楓「うん!気をつけてね!」

魔姫「…なんか夫婦の会話みたいだった」

楓「えっ、それはないよー///」

魔姫「ふふ、冗談」

楓「…あ、もう夕方だね」

魔姫「なんだかあっという間だった気がする」

楓「私も魔姫ちゃんと一緒だったからはやく感じたよ!」

楓「あ、これから一緒に私の部屋で話しようよ!」

魔姫「いいよ、どうせなら泊まる」

楓「やったー!えへへ魔姫ちゃんとお泊り!」
35 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 03:43:05.71 ID:heiu4VSJ0
魔姫「はしゃぎすぎだよ」キュッ

魔姫(なんだろう、さっきから楓と一緒に居ると胸がキュッとする…)

楓「魔姫ちゃん行こっ?」

魔姫「はいはい」


魔姫ちゃんと一日ずっと一緒に居た…


キーンコーンカーンコーン
ウサミ「皆さん、あさでちゅよ!」

楓「んっ…」

魔姫「おはよう楓」

楓「あ、魔姫ちゃんおはよう」コシコシ

魔姫「寝顔可愛かったよ」

楓「も、もう…///」

魔姫「さてと、今日はちょっと私の研究教室でいろいろ調べてみる」

楓「そっか…」

魔姫「…なにかあったら私のところに来て?絶対に助けるから」

楓「ありがとう、魔姫ちゃん大好きっ!」

魔姫「…バカ」


楓「行っちゃった…」

楓「じゃあ今日は>>37(女の子限定)さんと行動してみようかな?」
36 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 03:43:33.10 ID:heiu4VSJ0
おやすみなさーい(:3 」∠)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/23(月) 03:44:27.53 ID:edmkirAg0
読んでるぜ。赤松さん最高ですわ…。そしてわし、一章目プレイ中してすでに精神がやばい。そして軽くネタバレ見て最終章が怖い。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/23(月) 03:56:33.24 ID:JZoQH0a4o
アンジー
39 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/23(月) 04:13:56.25 ID:heiu4VSJ0
>>37
私も一章で絶望しすぎて正直ほかの章で絶望しませんでした…。
ネタバレ申し訳ない。

>>38
アンジー了解しました、また明日ですが書きますー
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 01:20:33.25 ID:iR75SWgr0
はあ……好き
41 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/24(火) 08:48:46.97 ID:7h8bj+YF0
>>40
嬉しい…
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/24(火) 15:14:58.28 ID:WT8YjlFT0
むむ…天啓!赤松楓は女たらしたべ!
43 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/24(火) 20:48:01.99 ID:7h8bj+YF0
>>42
無意識でやってる行動だともっといいと思うんですけど…どうでしょうかね…?
44 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/25(水) 03:34:17.56 ID:v8qKMNVz0
楓「んー…今日は適当に歩いてみようかな」
ガチャッ
アンジー「やぁやぁカエデー!」

楓「わぁ!?よ、夜長さん?」

アンジー「今暇〜?暇だよね〜?神様も暇って言ってるし〜?」

楓「う、うんそこらへんぶらぶら歩こうと思ってたけど…」

アンジー「じゃあちょっと付き合ってよ〜」

楓「うん、いいよ」

アンジー「こっちこっち〜」


楓「ここで何するの?」

アンジー「アンジーが超高校級の美術部ってことは知ってるよね〜?」

楓「うん、知ってるけど…なにか絵とか書くの?」

アンジー「そうそう、カエデには絵を書くためのイケニエになってほしいんだ〜」

楓「い、生贄!?」

アンジー「大丈夫、痛くないから〜!ね〜?」

楓「ちょ、ちょっと待ってよ!生贄って私を殺すってことだよね!?そんなことしたら夜長さんもウサミに殺されちゃうよ!?」

アンジー「え〜?誰も殺すなんて言ってないよー?」

楓「え、でも生贄ってそういうことじゃ…」

アンジー「ちがうよー、ちょっとだけ血が欲しいだけ〜」

楓「で、でも血は要るんだね…」

アンジー「その人の血を使って絵を書くともうすっごいのができるって神様が言ってるんだよ〜」

ウサミ「…」ジトーッ

楓「あ、ウサミ」

ウサミ「…夜長さん、無理やり血を取るでちゅか?」

アンジー「取らないよ〜、カエデがいいって言うなら欲しいけど〜」

ウサミ「…赤松さん、どうするんでちゅか?」

楓「…どれぐらい血取るの?」

アンジー「ちょっと針をプスッと刺してちょこっともらうだけだよ〜」

楓「私の血を使ってどんな絵を書くの?」

アンジー「カエデの似顔絵だよ〜」

楓「…まあ、それくらいなら…」

ウサミ「…赤松さんがいいなら許すでちゅ」

アンジー「わー、ありがとーカエデー!」

楓「ほんとに大丈夫だよね…?」

アンジー「大丈夫大丈夫、ちょっとチクッとするよー」
チクッ
楓「…っ」

アンジー「よし、おっけーだよー」

楓「あ、本当にこれだけなんだ…」

アンジー「じゃあ、カエデはそこに座ってくれる〜?」

楓「わかったよ、特に笑顔とかは平気かな?」

アンジー「自然で平気だよ〜」

楓「わかった、じゃあよろしくね」

アンジー「まっかせなさーい」
45 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/25(水) 03:47:45.78 ID:v8qKMNVz0
………

アンジー「できたー!」

楓(ところどころ艶めかしいところがあったけど…あれはなんだったんだろ)

アンジー「見る〜?見ちゃう〜?」

楓「せっかく書いてくれたなら見せて欲しいな」

アンジー「じゃあどうぞ〜」

楓「それじゃ失礼して…」

ここで私の意識は突然途切れた…


楓「んっ…」

アンジー「カエデ大丈夫〜?そんなに眠かったなら寝てれば良かったのに〜」

楓「い、いや眠くなかったはずなんだけど…」

アンジー「急に倒れるからびっくりだよ〜」

楓「ね、ねえもう一回見せてくれる?」

アンジー「いいよー」

楓「…」

楓(うっ…なんだろう…いろいろと…ううっ…)

アンジー「どうどう〜?」

楓「質問なんだけど…これって本当に私だよね?」

アンジー「もちろんだよー、幸せそうなカエデを書いたんだよー」

楓「そ、そうだよね…」

楓(なんだろう…ずっと見てると引きずり込まれそうな…)

アンジー「これ持って帰る〜?」

楓「う、ううん、これは夜長さんが持っててくれるかな?」

アンジー「楓も〜?皆そうやって言うんだよね〜…」

楓(皆も犠牲になったのか…)

楓「私の部屋にこれを飾るのはすごくもったいない気がするから夜長さんが持っておいて欲しいんだよね」

アンジー「そっかー、そういうことなら仕方ないよね〜」

楓「そういえば絵を書いてる時に時々艶めかしい動きをしてたのはなんで?」

アンジー「あー、あれはアンジーじゃないよ〜」

楓「え?」

アンジー「この絵を書いたのもそうだけど、神様がやったことなんだよ〜」

楓「へ、へ〜…」

アンジー「アンジーの艶めかしい動きを見て興奮しちゃった〜?」

楓「あ、そういうことじゃないんだけどね…ちょっとビックリしちゃって」

アンジー「そういえばカエデってすごいいいカラダしてるよね〜?」フニッ

楓「ひゃっ!?」

アンジー「うんうん、神様も気に入ってるよ〜」

楓「ず、随分えっちな神様だね!?」

アンジー「あ〜、神様にそんなこと言っちゃだめだよ〜?」

楓「だからって急に胸触ってこなくても…」

アンジー「あ、ごめんごめん、カエデは乙女だもんね〜」

楓「う、ううっ…///」
46 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/25(水) 03:59:25.22 ID:v8qKMNVz0
アンジー「神様がもっと堪能したいって言ってるからもうちょっと揉んじゃお〜」フニフニッ

楓「あ、いやっ…///」

アンジー「ほれほれ〜」

楓「や、やめてっ!!」

アンジー ビクッ

楓「い、いくら神様でもやっていいこととやっちゃいけないことだってあると思うよ!!」

楓「夜長さんも夜長さんで神様にばっかり従ってないで自分の意思で行動しようよ!」

アンジー「…」

楓「あ、ごめん…いきなり怒鳴っちゃって…」

アンジー「…」スタスタ…

楓「あ、夜長さん!?」

楓「いきなり怒鳴るのはすこしやりすぎたか…」

楓「で、でも胸あんなに揉まれたら怒りたくなっちゃうじゃん…」

楓「私も悪いし夜長さんも悪い…そうだよ」

楓「…次会ったら謝ろ…」ショボン


魔姫の研究教室前
楓「…」コンコン

ガチャッ
魔姫「…誰」

楓「あ、魔姫ちゃん」

魔姫「あっ楓」パアァ

楓(急に雰囲気変わった…)

魔姫「入っていいよ」

楓「うん」


魔姫「どうしたの?なにかあった?」

楓「別に何もなかったんだけど…一つ相談してもいいかな」

魔姫「うん」

楓「急に神様がもっと堪能したいって言って自分の胸揉んできたらどうする…?」

魔姫「…」

楓「あっ、何言ってんのこの子って顔してる」

魔姫「うん…何、どうしたの?」

楓「うん…さっき実際にそういうことされてさ…」

魔姫「…夜長?」

楓「そう…」

魔姫「…私の楓を…」ボソッ

楓「えっ…」

魔姫「なんでもない…ちょっと殺りに行ってくるね」

楓「ちょ、ちょっとまって!?やりに行くって何を!?」

魔姫「夜長を殺してくるんだけど」

楓「だ、だめだよ!そうしたら魔姫ちゃんもウサミに殺されちゃう…」ショボン

魔姫「…ごめん、すこし感情的になりすぎた」

楓「話の続きするね…?」

魔姫「いいよ」
47 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/25(水) 04:14:19.45 ID:v8qKMNVz0
楓「夜長さんに揉まれちゃったから…怒鳴っちゃって…」

魔姫「殴っていいと思うけど」

楓「さ、さすがにできないよ…」

楓「そしたら黙ってどこか行っちゃったんだ…」

楓「だから私も反省して次会ったら謝ろうと思って…」

魔姫「必要ないんじゃない?」

楓「よ、夜長さんも神様がもっと堪能したいって言って行動してたから夜長さんの意志じゃないと思うんだよ」

魔姫「必要ないんじゃない?」

楓「だから夜長さんがやりたかったわけじゃないと思うから私もいきなり怒鳴っちゃって悪いと思って…」

魔姫「必要ないんじゃない?」

楓「さっきからそれしか言ってないよね!?」

魔姫「神様がやったからとか関係なしで夜長がやったことには変わりないんだから当然だと思うんだけど」

楓「魔姫ちゃんだったらどうする?」

魔姫「いろんな手口を使って殺すかな」

楓「怖いよ!?」

魔姫「だって心を許してない相手になんでそんなことされなきゃいけないわけ?」

楓「た、確かにそうだけど…」

魔姫「それで『神様が〜』とか言い訳して触ってくるなんてクソヤローにも程があると思うんだけど」

楓「い、言い訳じゃないと思うんだけど…」

魔姫「夜長はただの狂信者でしょ」

楓「よ、夜長さんは私の似顔絵を書いてくれたんだけどね」

魔姫「ふーん」

楓「その時夜長さんが艶めかしい動きしながら絵を書いてたんだよ」

魔姫「絵を書くのが性的快感なんじゃないの?」

楓「そ、それで聞いてみたらアンジーが書いたんじゃなくて神様が書いたんだよーって言ってたんだよ」

魔姫「ふーん」

楓「それで絵を見せてもらったんだけど…」

楓「そのあとの記憶がないんだよね…」

魔姫「…どんな絵を書いたんだか…」

楓「幸せそうな私を書いてくれたみたいなんだけど…」

楓「…なんか言葉じゃ表現できない絵だったよ」

魔姫「…ある意味怖いね」

楓「でもずっと見てると不思議と引き込まれるような感覚がしたんだよね」

魔姫「絶対ずっと見てちゃだめだよ」

楓「だから夜長さんにずっと持ってもらうことにしたよ」

魔姫「うん、それが正解だよ」

楓「…とりあえず次会ったら謝ることにするよ」

魔姫「…楓がそう言うなら止めない」

楓「ありがとう…」

魔姫「私も調べ物終わったからこれから一緒に ウサミ「赤松さーん」

楓「あ、ウサミ」

ウサミ「夜長さんが食堂に来て欲しいって言ってたでちゅ」

楓「あ、うんわかった、それじゃ魔姫ちゃん後でね!」
48 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/25(水) 04:29:09.98 ID:v8qKMNVz0
魔姫「…」ギロッ

ウサミ「ご、ごめんなさいでちゅ…」


食堂
楓「よ、夜長さん…?来たよー…?」

アンジー「あ、カエデ来てくれたんだー!」

楓「そ、その…ごめんね、突然怒鳴ったりしちゃって…」

アンジー「そうだよー、カエデはアンジーの初めてを奪ったんだから謝ってくれないとー」

楓「は、初めて…?」

アンジー「そうそうー」

楓「…怒られるのが初めてってこと…?」

アンジー「そうだよー、アンジーが居た島では怒られることなんてなかったんだからー」

楓(…神様が居たからってこと…?」

アンジー「だ・か・ら!セキニン、取ってもらわなきゃね?」

楓「せ、責任…?どうすればいいのかな」

アンジー「楓はアンジーのお嫁さんになってもらうのだー!」

楓「お、お嫁っ!?///」

アンジー「あ、大丈夫だよーアンジーの島は女の子同士でも結婚できるからねー」

楓「ちょ、ちょっとまって…」

アンジー「うんうん、そんな焦らなくてもってなるよねー」

アンジー「大丈夫大丈夫、ゆっくり愛を育んでいこうねカエデ♥」ギューッ

楓「…もう、どうでもいいや…元々いろんな女の子と仲良くなるのが目的だったし…」

アンジー「えへへーカエデすきすきー♪」

楓(こうやってみると小動物みたいで可愛い…)ナデナデ

アンジー「あー、またアンジーの初めて奪われちゃったー」

楓「え、ええっ!?」

アンジー「んふふー、これはもっと責任とってもらわなきゃね?♪」


終一(…お腹すいたな)

終一(食堂になにかあるかな)

解斗「お、終一どうした?」

終一「ごめん、お腹空いちゃったからなにか軽いもの食べてくる、百田くんはなにかいる?」

解斗「じゃあ適当におにぎりでも握ってきてくれ!」

終一「わかった、待ってて」

解斗「おう、ありがとよ!」


終一「さてと…」

「そうだ、今日はアンジーの部屋で泊まっていってよ!」

「別にいいけど…あの絵はないよね…?」

「うん、アンジーの研究教室に置いてあるよー」

終一「アンジーさんと赤松さん…?」

終一「お邪魔します…」
ガチャッ
楓「あ、最原君」

アンジー「終一だー」

終一「ごめん、お腹がすいたからおにぎり作らせてもらうね」
49 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/25(水) 04:40:58.17 ID:v8qKMNVz0
楓「うん、大丈夫だよ」

アンジー「あ、そうそう、終一、アンジーと楓は結婚するんだよー」

終一「ええっ!?」

楓「…みたい」

終一「みたいって赤松さんはそれでいいの!?」

楓「まあ冗談だろうし…」

アンジー「むーっ、冗談なんかじゃないよー?」

終一「って言ってるけど…」

楓「うん…まあいいんだけどね」

終一「そ、そっか…」

楓「で、でも一応言っておくと私はいろんな女の子と仲良くなりたいからっていう理由でこういう感じになったってことで…」

終一「うん、わかったよ」

楓「決してそういうアレじゃないよ!?」

終一「わかってるよ、こうして僕とも接してくれてるし」

楓「ふぅ、よかった、最原君なら安心だね」

終一「う、うんありがとう…?」

楓「あ、おにぎり手伝おうか?」

終一「ううん、大丈夫、ありがとう」

楓「そっか」

アンジー「カエデはアンジーというお嫁さんがいるのにそうやってアンジーそっちのけで…」

楓「あ、ごめんね夜長さん」ナデナデ

アンジー「夜長さんはダメー、アンジーと呼ぶようにー!」

楓「わかったよアンジーさん」

アンジー「さんもいらない!」

楓「アンジーちゃんならいい?」

アンジー「よろしい」

アンジー「んふふー♪」コシコシ

終一「よし、できた」

終一「じゃあ赤松さん、アンジーさん、また後でね」

楓「うん、またね」

アンジー「ばいばーい!」


解斗「お、戻ってきたな!…どうした、なんかげっそりしてるが」

終一「うん…気にしないで…」


楓は アンジーの部屋で 一晩過ごした!▼

楓「んっ…」

アンジー「んふふ…カエデー…」

楓「…ほんとに小動物みたいで可愛いな…」

楓「ふぅ、とりあえず自分の部屋に戻ろっかな」
楓の部屋
楓「さてと…今日は誰と過ごそうかな」

楓「まだ二人しか仲良くなってないし、もっと友達作らないと!」

楓「じゃあ>>52さんとところに行ってみようかな?」

楓「うん、そうしよう」
50 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/25(水) 04:41:45.64 ID:v8qKMNVz0
☆NE☆MA☆SU☆
51 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/01/25(水) 04:42:26.30 ID:v8qKMNVz0
あ、安価>>53に変更で女の子限定でお願いします
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/25(水) 07:09:27.92 ID:yYrjla4XO
転子
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/25(水) 07:21:19.85 ID:MD+6qYfpo
東条さん
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/25(水) 07:21:24.65 ID:sM8LViWDO
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/27(金) 10:52:37.40 ID:QQN9cHhI0
キルミー編期待
56 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/02/07(火) 16:55:07.52 ID:16DbcT7N0
中庭
楓「んー…今日もいい天気だなぁ…」

斬美「いい天気以外の天候になるのかしらねここは…」

楓「あ、東条さんおはよう」

斬美「おはよう、赤松さん」

楓「そうだ、一緒に探索しない?」

斬美「…それは依頼かしら?」

楓「ううん、東条さんとも仲良くなりたいから一緒にと思ったんだけど…」

斬美「…そう、わかったわ」

楓「じゃあ行こっか」


楓「ふむふむ…」

斬美「赤松さん、お腹は空いてない?」

楓「え?うん大丈夫だよ」

斬美「そう…」

斬美「じゃあ他になにかやってほしいことはない?」

楓「一緒に探索してほしいなっ」

斬美「…そう」

楓「…なんだか落ち着かないね」

斬美「ごめんなさい…こうやって依頼なしで過ごすのは落ち着かなくて…」

楓「みんなと一緒に過ごしてる時は?」

斬美「皆ご飯作ってとか言っているからそれを依頼と思って作っているけど…」

楓「うーん…私は依頼とかそういう関係じゃなくてただ普通に東条さんと仲良くしたいなぁ」

斬美「それは嬉しいのだけれど…慣れないわねそういうのは」

楓「そっか…」

斬美「だからなにか依頼を頂戴?そうすれば私も落ち着くと思うから」

楓「んー…あ、じゃあそういう依頼とか無し!っていう依頼!」

斬美「言ってる意味がわからないのだけれど…」

楓「だから、今は超高校級のメイドを忘れて、一人の女の子として私と接して欲しいなってこと!」

斬美「…それは依頼かしら」

楓「そういう風に受け取ってもいいからここからはそういう依頼とか無し!」

斬美「わかったわ…これは依頼…これは依頼なのよ…」

楓「よし、じゃあ行こ?」

斬美「ええ」


楓「んー…他にどこ調べよっかなぁ…」
グー
楓「あっ」

斬美「!!」

楓「え、えへへ…お腹すいちゃった…///」

斬美「それじゃあ食堂に行きましょうか」

楓「うん、わかった」
食堂
斬美「何を食べたいのかしら?」

楓「んー…なんでもいいんだけどなぁ…」

斬美「じゃあ私の気分でいいかしら?」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/08(水) 15:06:04.91 ID:1gF8gjHx0
おかえり、更新待ってたぞ
無理せず続けてくれな
58 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/02/12(日) 22:04:11.77 ID:JA2RyGC70
5分後
斬美「はい、どうぞ」

楓「はやっ!」

斬美「冷めないうちに食べてね」

楓「いただきまーす!」

楓「んーおいしい!」

斬美「そう、よかったわ」

楓「…東条さんは食べないの?」

斬美「私はいいの、赤松さんが美味しそうに食べてくれるだけで私はお腹いっぱいよ」

楓「んー…じゃあ」

楓「はい、あーん」

斬美「ど、どうすればいいのかしら」

楓「食べてくれればいいんだよ?あーん」

斬美「あ、あーん…///」

楓「おいしい?」

斬美「私が作った料理だから…でも、赤松さんがそういう風にしてくれたからおいしい…のかしら?」

楓「えへへ、一人で食べるよりみんなで食べたほうが美味しいと思うな!」

斬美「…ごめんなさいね、私よくそういうのはわからなくて」

楓「じゃあ、私が教えてあげる!」

斬美「…本当?」

楓「うん!これは依頼じゃないよ?」

斬美「…わかってるわ」

楓「よし、じゃあもう一回、あーん」

斬美「あ、あーん…///」


シャワールーム
魔姫「…ふぅ」

魔姫「…楓、今何してるのかな」


楓「じゃあ次は一緒にお菓子作ろう!」

斬美「一緒に?私が作るけど…」

楓「それじゃ意味ないの!」

斬美「わ、わかったわ…」

楓「じゃあ無難にクッキーでもつくろっか」


〜30分後〜
楓「ほとんど教えられちゃった気がする…」

斬美「でも楽しかったわ、こんなのはじめてよ」

楓「そう?ならよかった!」

斬美「さ、もう少しでできるわ」

楓「えへへ、楽しみ」
チーン
斬美「はい、出来上がり」

楓「いい匂い!」

斬美「焼きたてだからやけどに気をつけてね」

楓「一緒に食べよ?」

斬美「え、ええ…」
59 :百合好き>>1 ◆VaQbLtyblg [saga]:2017/02/12(日) 22:04:55.44 ID:JA2RyGC70
>>57
そう言ってくれるとありがたい…
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