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大和「彼女さんとかいらっしゃらないんですか?」 ネロ「……は?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:08:25.70 ID:Ztwm2iys0
パクリnオマージュnリスペクトです。
でも例の要素はありません。

書き逃げです。
Rに飛んだら飛んだで。
独自形式、オリキャラ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484816905
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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さくらみこ「インターネッツのピクルス百科辞典で」大空スバル「ピクシブだろ」 @ 2024/04/13(土) 20:47:58.38 ID:5L1jDbEvo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713008877/

暇人の集い @ 2024/04/12(金) 14:35:10.76 ID:lRf80QOL0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712900110/

ミカオだよ。 @ 2024/04/11(木) 20:08:45.26 ID:E3f+23FY0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712833724/

アルミン「どうやら僕達は遭難したらしい」ミカサ「そうなんだ」 @ 2024/04/10(水) 07:39:32.62 ID:Xq6cGJEyO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1712702372/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:09:52.13 ID:Ztwm2iys0
提督室


大和
「――と、そちらの提督が」

女司令
「////」

ネロ
「……質問自体も意味がわからねェけど、なんでメツカサがそんなことを……」

大和
「……ん? メツカサ……?」

女司令
「あっ……」

ネロ
「……ン?」

大和
「……はぁ、またですか提督。
 もう何度も言っているでしょう。 諦めてくださいって」

女司令
「だ、だって……」

大和
「だってじゃありません。
 これも何度も言っていますが、氏名詐称なんて誤解しか招きませんし、
 ましてや公人。 下手すれば重罪です。 いい加減にしてください」

女司令
「うぅ〜……」

ネロ
「……どういうことなんだ?」

女司令
「……」

大和
「……まったく。
 失礼しました、ネロさん。 改めて、こちらの提督の紹介をさせてください。
 彼女の本当の名前は、女司 令 <めす れい> です。 めつかさではありません」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:11:12.95 ID:Ztwm2iys0
女司令
「ふぇぁあ〜……」

ネロ
「……ウソの自己紹介だったってことか?」

女司令
「っ……」

大和
「そうなります……。
 やはり、私もその場に居るべきでしたね……。
 所用で遅れてしまい、本当に申し訳ありませんでした……」

ネロ
「なんだってそんな…」

女司令
「あぅ……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:11:38.77 ID:Ztwm2iys0
大和
「……本人いわく、苗字……ラストネームのことですね。
 それをそのまま呼ばれるのは抵抗があるらしく、
 流石に公的の場や書類などではやりませんが、
 内輪では初対面でよく嘘のラストネームを名乗ろうとするんですよ……」

女司令
「うわぁ〜っ!? 大和全部言ったー!?」

大和
「自業自得ですよ」

女司令
「うぇ〜ひどいよぉ〜っ……」

大和
「……これも重ねて言いますが、その態度もいい加減やめて
 もっとしゃんとしてください。 もう26になられるんですから」

女司令
「ホントひどくないっ!?」ガビーン


ネロ
(……)


大和
「ご自分で蒔かれた種です。 いいんじゃないですか?
 呼ばれるときは "おい、メス" とでも言ってもらったら」プスー

女司令
「大和ぉーーっ!?」ウギャーンッ!

ネロ
「……まぁとりあえず、それならさ」

女司令
「ぁ……」ビクッ…

ネロ
「……"レイ"って呼ばせてもらっていいかい?」

女司令
「……ぇ」

大和
「……」

ネロ
「日本で相手をいきなりファーストネームで呼ぶのは失礼だって
 ウチのから聞いてたんだけど、それが嫌だってンなら仕方ないしな。
 それもダメかい?」

女司令
(男の子から名前呼びっ……!)
「ぃ、いえっ! じゃ、え、えっと! そそそれでお願いしますっ!」

ネロ
「Ok. 改めてよろしくな、レイ」


「っ……は、はぃ////」

大和
(……ウチの……?)


「……えへへへっ……///」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:12:38.48 ID:Ztwm2iys0
・・・・・・
・・・




ストーカー


忍び寄る、後をつけると言う

意味のストーク(STALK)

から、しつこくつきまとってく

る人。つきまとうと言っても

尋常なレベルではなく、待

ち伏せ、尾行、夜昼構わず

電話する、ゴミをあさるなど

自分が関心を抱いた相手を

一方的、病的執拗さで追い

かけ回し、殺人にまで至る

ケースもある。




・・・
・・・・・・
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:13:18.72 ID:Ztwm2iys0
――――――
?????


大和
「……」…スッ…

―コォーン…コォン…

大和
「……ネロさん?」

―ガチャ
ネロ
「……アン? なんだ、ヤマトか」

大和
(……)
「ご在室でしたか」

ネロ
「ああ。 どうした?」

大和
「ええ。 溜まったごみなどはありませんか? 回収に参りました」

ネロ
「わざわざか。 マジで至れり尽くせりだな。
 つっても、ゴミか。 ンー……」

大和
(……)チラッ… ←室内を見やる


大和
「……ずいぶん綺麗になさってますね?」

ネロ
「こっちに来てまだ数日だぜ? 汚れようがねぇよ。
 貸し出されたときもキレイな部屋だったしな」

大和
「そうですよね……」

ネロ
「……まぁでも、こっちに来る前に、貸された部屋は
 出来るだけ毎日キレイにしておくようにって言われて来たからな」

大和
「……」
(言われて……?)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:13:56.24 ID:Ztwm2iys0
ネロ
「そんで今も軽く掃除してたから、少しは出来ちまったかな。 ティッシュとか」

大和
(!)
「あっ、では回収します」

ネロ
「つっても本当にちょっとだぞ?」

大和
「そう言ってる内に気付いたら、増えていくんですよ?」

ネロ
「Hum.. そういうもんか。 わかった、そんじゃ頼んでいいか?」

大和
「はい、ぜひ」ニコッ

ネロ
(?)
「まとめてくるよ。 ちょっと待っててくれ」

大和
「はい♪」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:14:55.53 ID:Ztwm2iys0
・・・・・・

コツコツコツ…

―ピタ…
大和
「……」…キョロキョロ…


大和
「……」…ガサガサッ……ヒョイッ


大和
「……」…スンスンスン…


大和
「……」…


大和
「……」…ガサガサッ……ヒョイッ


大和
「……」…スンスンスン…


大和
「……」…


大和
「……」…ガサガサッ……ヒョイッ


大和
「……」…スンスンスン…


大和
「……!」
(こ、これは……!!)





大和
「…………ハイタ○ですね……。 こぼしてしまったものを拭いたのか……」


大和
(……本当にごみしか入ってない、か……)


大和
「…………チッ」

コツコツコツ…


大和
「……あ、そういえば今日ですね。注文した物が届くのは」
(たしかもうすぐ指定した時間に……。
 洗濯を買って出た時に拝見したのと同じ柄の物を探すのには苦労しましたが……)


大和
「でもこれで…………ふふふっ、急いでごみ出しを済ませてしまいましょう」コツコツコツ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:15:56.10 ID:Ztwm2iys0
提督室前廊下

―ガチャ、バタンッ


「……あぁ〜、もう手が痛いよぉ〜……。
 ここんとこ書類ばっか……おかげでネロくんに会いにも行けないし〜……」トボトボ…


―ガサガサッ



「……ん? あれ、大和?」


大和
「あぁ、提督。 お疲れさまです」コツコツ


「うん。 ……何?そのごみ袋」

大和
「ネロさんの部屋のごみです。回収して来ました」


「えっ…………へぇ〜……」
(青少年の部屋のごみ……)

大和
「それでは、これを出しに行かないといけないので大和はこれで。 失礼します」スッ…


「ぁっ……ちょ、ちょっと待って!」

大和
「?」…ピタッ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:16:36.84 ID:Ztwm2iys0

「そ、そそそれっ! わ、私が捨ててきてあげるよっ!」

大和
「…………えっ……いや……提督にそのようなことは……」


「いいっていいって! あーっ、ていうかさ! さっき武蔵が呼んでたよっ!」

大和
「え、武蔵がですか?」


「うんっ、ついさっきね!」

大和
(……武蔵が急に何の用で……?
 ……ごみ捨て場は地味に遠いし、そこからまた往復して
 武蔵に会って、用を済ませてとなるとさすがに時間は……)
「…………わかりました、そういうことでしたら……。
 では申し訳ありませんが、お願いしてもいいですか?」


「任せてっ!」つ ビッ!

大和
「はい。では」つ○ ガサッ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:17:03.21 ID:Ztwm2iys0
・・・・・・

・・・

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:17:53.90 ID:Ztwm2iys0
提督室・私室

―ガチャッ バタンッ  …カチャリッ


「っ……はぁはぁはぁっ!」…ゴクリッ!



「……っ」…ガサガサッ! ヒョイッ



「……!」スンスンスンッ!



(…………?)…



「……」…ガサガサッ……ヒョイッ



「……っ」スンスンスンッ



(………)…



「……」…ガサガサッ……ヒョイッ



「……」…スンスンッ…



(…!!)



「……ふぁっ////」



「こ、これっ…///」
(た、たぶんこれだっ……や、元々よく知らないけどたぶん絶対これ!!
 だってハイタ○の匂いするって聞いたことあるもんっ!!)


*普通にハイタ○です



「うわっ、うわ〜っ/// うえっへぇ〜〜///
 これがそうなんだっ……へぇ〜〜っ///」スンスンスンッ!



「すっご……やばっ…………ふへっwwなんか頭痛くなってきたwww」デュヘヘヘッww



「………………んっ………ぁ」ビクッ…



(………あぁ…………ネロくん……)…モゾモゾ…
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:18:41.34 ID:Ztwm2iys0
――――――
ネロに貸されている部屋


ネロ
「ッ…! なんだ……?」
(寒気が……)


ネロ
「……やっぱ、上はまだ羽織って行くか……」スク…


ガチャ、バタン…


――――――
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:19:14.52 ID:Ztwm2iys0
大和型の部屋


大和
「――え? 呼んでない?」

武蔵
「ああ。 特に用などなかったぞ?」

大和
(…………)

武蔵
「……大和?」

大和
「っ……あ、うん。 なんでもないわ」

武蔵
「?」

大和
「……ごめんなさい、私ちょっと行かないといけないから」スクッ

武蔵
「ん、あ、ああ……行ってらっしゃい…?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:20:21.82 ID:Ztwm2iys0
提督室・寝室



「ハァハァハァハァ…ハァハァ……ハァ…………うぇ……」…グスッ…



「……うぅ〜っ!!」バタバタバタッ



「もうやだっ……」バタ…
(何やってるんだろあたし……)



「……っ〜〜!!
 こんなことやってるから何時まで経っても処○なんだよ!! あんたはっ!!」バンッ!!



「〜〜っ……」ポスン…



「……………………告白しよう」ガバッ



「……もう少し、仲良くなれてからからなんて……それで結局、
 最後に告白できたことなんて一回もなかったし、もうそんな弱気じゃだめだっ……!」



「いつもいろいろ言い訳ばっかりして、途中で満足して……後悔して……。
 ……あたしだって幸せになりたいっ……!
 ……いけ、いけ…! いけいけ! いけっ! いけ!あたしっ…!!」

―ダッ!



「……あっ……セリフ、なんて言おう……」



(……!)ブンブンッ



「だめだめっ! だから弱気になるな! セリフなんてっ……!
 ……一目惚れでしたって言ってやる…! それでいいじゃん!本当のことなんだしっ!
 玉砕覚悟ー!! 行くぞーっ!令ー!!」

ガチャッ!

―タタタタッ!
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:21:02.12 ID:Ztwm2iys0
大和型の部屋

―ガチャ
ネロ
「ヘイ、来たぜ?ムサシ」


武蔵
「…お。 ああ、待っていたぞ」

ネロ
「……よし、それじゃさっそく始めようか?」ストンッ ←座る

武蔵
「おいおい、せっかちだな。 そう急くなよ。 まずは一緒に一杯どうだ?」

ネロ
「……悪いな、俺はまだ飲めないんだ」     *現時18歳設定

武蔵
「なんだ、意外に真面目だな」

ネロ
(そういうのだけはうるさく言われてきたからな……)




*未成年の飲酒、アルハラはやめましょう。
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:22:31.98 ID:Ztwm2iys0
武蔵
「……ふむ……」

ネロ
「?」

武蔵
「すまない、駆逐艦の子達が来たときのためにオレンジジュースを
 常備しているはずなんだが、昨日で切らしてしまっていたようだ。
 大和に頼んでおかねばな。
 今は……アイスティーしかないんだが……いいかな?」

ネロ
「いや、別にいいよ。というか用が済んだら俺はすぐに」

武蔵
「アイスティーしかないんだが、いいかな?」

ネロ
「……ああ、何でもいいよ。 悪いな……」

武蔵
「なに、お安い御用だ。 よし、しばらく待っていてくれ」スクッ

ネロ
「わかった」


・・・・・・
・・・



武蔵
「おまたせ」

つ日 ―コトンッ

ネロ
「thx. ……ん? なんか底の所に溜まってないか……?
 シュガーか?これ」

武蔵
(しまった…!)
「あ、ああっ……そうだな……少々入れすぎてしまったのかな……」

ネロ
「Huh... まぁいいか」

武蔵
「……」

ネロ
「……」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:23:18.68 ID:Ztwm2iys0
武蔵
「……飲まないのか?」

ネロ
「……実は、今はそんなに喉も渇いてはいないんだ」

武蔵
「……そうか、それは……残念だな……」

ネロ
「……」

武蔵
「…………私なりに工夫して入れてみたのだが……。 そうか……」

ネロ
「……急に喉が渇いた。 一口もらおうか」

武蔵
(!)
「ああっ! 一口と言わず、ぐっとイってくれてもかまわんぞ!
 おかわりならいくらでも用意してやるからな!」

ネロ
「こんな甘ったるそうなのそんなにいらねぇよ……」ゴク…

武蔵
「…!」

ネロ
「……そんなに甘くはねぇな」

武蔵
「っ……そ、そうか」

ネロ
「……案外イケるな」

武蔵
「……それは何よりだ」フフフッ…
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:24:28.94 ID:Ztwm2iys0
・・・・・・

―ダンッ!

ネロ
「ッ……クソ! またか……!」

武蔵
「フッ、これで私の三連続勝利だな」アッハハッ!

ネロ
「……」huh..

武蔵
「……何を意地になっているのか。 その右手を使ってみればいいじゃないか。
 それが伊達ではないということはもう十二分に知っているぞ」

ネロ
「……断る。 それじゃ意味がないんでね。
 俺は絶対にこっちの左手で、アンタに腕相撲で勝ってやるんだ」

武蔵
「……フッ、なるほどな。
 男<おのこ>の意地、というわけか。 そういうことならば、最早何も言うまい」
(……いじらしい……///
 それに形はどうあれ、求められているというのはやはり悪い気はしないしな……///)

ネロ
「……さて、それで?」

武蔵
「む?」

ネロ
「おいおい……。
 今回は負けたらペナルティだって言い出したのはそっちだろ?」

武蔵
(!)
「……あ、あぁ、そうだったな…」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:26:06.01 ID:Ztwm2iys0
ネロ
「あまり無茶でないものだと助かるけどな……」

武蔵
「……では、そのロングコートを数日貸してもらおうか」

ネロ
「マジか……まだしばらくは寒い感じなんだよな……」

武蔵
「ならば、交換ということにしよう。私のこの上着を貸してやるよ」

ネロ
「それって防寒できてるのか?
 どう見ても俺のコートとじゃダンチに見えるぜ……」
(初めて会ったときはその格好にも面と食らったしな……)

武蔵
「腕と背中はあたたかいぞ」

ネロ
(肩出てるけどな。……ペナルティ、か……)
「……ok. わかったよ」スッ…

武蔵
「あぁ待て」

ネロ
「?」

武蔵
「私が脱がせてやろう」スクッ ←立ち上がる

ネロ
「……は?」

・・・・・・

ネロ
「……」
武蔵
「……ふむ」

ヌギヌギ…

武蔵
「……なかなかっ……いい体を、しているな……」

ガシガシッ…

ネロ
「……」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:28:22.33 ID:Ztwm2iys0
・・・・・・

交換後


武蔵
「うん、悪くないな!」アッハハ! ←E.黒のロングコート

ネロ
「……そいつはよかったよ。
 けっこう邪魔したな、そんじゃ俺はそろそろ――」グィッ ←飲み干す

武蔵
(む、そういえば……)
「……なぁ、その……気分の方はどうだ……?」

ネロ
「……それはイヤミか何かか?」huh

武蔵
「っ……あぁいや……そういうことではなくな……体調などはどうだ?
 気分が優れなかったりはしないか?」

ネロ
「? ……いや、別に何も?」

武蔵
「……そうか」
(……)

ネロ
(?)
「……ま、とにかくもうそろそろ失礼させてもらうよ。
 これ、美味かったよ。ありがとな」

武蔵
「……ああ」

ネロ
「……でも、これ結局なんだったんだ? 普通のシュガーとは違うのか?
 そんなに甘くもなかったんだが……」

武蔵
「……旨味を出すための特別なものさ」

ネロ
「……へぇ……」

武蔵
(……)
「……コップの底の所に大分溜まってしまっているな……」

ネロ
「ん、ああ……」

武蔵
「……以前、イタリア出身の艦娘の知り合いに聞いたんだが、イタリアでは
 例えばエスプレッソは多量の砂糖を入れてかき混ぜずに飲み、
 最後に底に残った砂糖をスプーンで救って食べるといった楽しみ方も
 あるのだそうだ」

ネロ
「へぇ……」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:28:50.87 ID:Ztwm2iys0
武蔵
「……スプーン、取ってこようか?」

ネロ
「これってエスプレッソだったのか?」

武蔵
「……いや……」

ネロ
「……huh, いや遠慮しておくよ。俺はイタリア人でもないしな」スクッ

武蔵
「……そうか」


ネロ
「それじゃ、またな。ムサシ」ガチャ


武蔵
「ああ。次もまたいつでもいいぞ」


そして、ネロは着てはいないが、
遠慮したにも関わらず半ば無理矢理渡された武蔵の上着を脇に抱えて
その部屋を後にした。


武蔵
「……」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:30:04.94 ID:Ztwm2iys0
――――――
ネロに貸されている部屋の前



「……っ」
(…………覚悟を決めてここまで来たんだから……!)



「………………たっ、たのもーーっ!」

コンコンッ!


「っ……」ドキドキドキ

……


「……あ、あれ……?」

・・・・・・

―ガチャ…

「……ネ、ネロくーん……?」



「……いない……」



「…………うぅ……」



(タイミングまで悪いなんて……)



「…………ぁ、でも……」……スンスン…



「…………////」



(まだ数日のはずなのに、それでも少しは匂いもするんだね……///)



「ネロくんの匂い……/// ……っていやいや!? そうじゃなくて! 落ち着けあたしっ!?
 これじゃ何も変わって…………ん?」


【ネロ布団】



「…………」


……ムラッ



「……」…フラッ…





…………モゾモゾ……
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:30:46.66 ID:Ztwm2iys0
鎮守府・正門


「ありがとうございましたー」

大和
「はい、ご苦労様でしたー」


大和
「……ふぅ、まだしばらく余裕はあったようですね。
 少しの間、正門で立ち往生するはめになってしまいました。
 まぁ構いませんが。……さて、戻りましょうか」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:32:11.75 ID:Ztwm2iys0
――――――
廊下


ネロ
「……本当すげぇよな、カンムスってのは……」スタスタ


ネロ
「見た目はマジでただの――」ガチャ

―バタン


――――――
ネロの自室


ネロ
「女の子にしか見えねぇってのによ……」スッ… ←上着をハンガーに掛ける


ネロ
「Hum... ん……?」


((【ネロ布団】)) モゾモゾ…


ネロ
「」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:33:14.10 ID:Ztwm2iys0
ネロ
「……」…グッ…

―バサッ


「……ふぁ…///」ビクビク…

ネロ
「…なッ!?///」


「ふぇあ……? ……えっ!? ネ、ネロくんっ!!?」ガバッ!

ネロ
「ッ!? お、おい隠せよッ!下ッ!! 早く履けってッ!!」バッ! ←目を背ける


「ぇ…あ……うわぁぁああ〜〜〜っ!!?/////」サササッ!

・・・・・・

ネロ
「……」


「……」

ネロ
「……何やってたんだよ……」


「ぇあっ……そ、それはそのっ……////」

ネロ
「ぁ……クッ…///」

「「……」」

ネロ
「……とりあえず、ヤマトには知らせるからな」huh..


「えっ、ちょっ!? それはちょっと…!」スクッ!

ネロ
(…!)
―ガバッ

「!!?」

ネロ
「……おいおい、動くなよ」

「」

ネロ
「"オシオキ"は必要だろ。 ……なァ?」

「っ…////」
(お、押し倒されt)

ネロ
「あきらめて……大人しくイイ子にしてな……」

「……ふぁい…///」←年上…
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:34:26.13 ID:Ztwm2iys0
――――――
廊下


大和
「〜〜♪」←小包持ち


大和
(……明日の朝、決行ですね…)


―ガチャ


大和
「……あら? ……ネロさん?」



ネロ
「ッ…ああっ、ヤマトか! 丁度よかった!
 不法侵入だぜ!不法侵入!(CRAZY)
 ア今すぐこっちに来てくれ!頼む!」



大和
「……へ?」



ネロ
「……もう呼んだからな。 大人しくじっとしてろよ、レイ」



「うぅ……」グスッ…
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:37:40.51 ID:Ztwm2iys0
・・・・・・


「……」ヒッグ…

大和
「……それで、どういうことなんですか?」

ネロ
「ああ……。 ついさっき部屋に戻ったら、先に部屋に居たみたいでさ……」

大和
「……提督が、ですか?」


「っ…」ビクッ…

ネロ
「……ああ」

大和
(……)
「……それでどうしたんですか?」

ネロ
「いや、なんていうか……始め部屋に戻ったときに、フトンが盛り上がってるのに気付いてさ……。
 めくってみたら、ナカにいて、その……枕を抱えてて、さ……///」

大和
「布団の那珂で枕を……!?(驚愕) 抱えて……!?(嫉妬)」


「」

ネロ
「……ま、まぁナカで何をしてたのかまでは知らないけどなっ…!(スットボケ)」


「っ……」
(ネロくん……)

大和
「……とりあえず、提督は私が連れて行きますね」

ネロ
「……ああ、頼む」


「ぁ……」

大和
「ほら、立ってください、提督」つ スッ…


「……はい……」つ..

ネロ
「……大丈夫か?ひとりで」

大和
「ええ、問題ありません。 さぁ提督、外に出ますよ」ガチャ


「うん……」トボトボ…

ネロ
「……」


大和
「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした……」ペコ…


ネロ
「いや……」


大和
「……それでは、失礼します」

―パタン…


ネロ
「……」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:39:11.07 ID:Ztwm2iys0
――――――
廊下

コツコツコツ…
トボトボ…

大和
「……」


「……」

大和
「……どうしてこんなことをしたんですか?」


「……っ」

大和
「…………提督」





大和
「もしかして本気で彼のことが好きなんですか?(青春)」


「っ!/////」ボヒュッ!

大和
「…………ふぅ……」


大和
「こんな事が鎮守府の皆に知れたら問題でしょうね。
 提督が不祥事を起こしたなどど……」


「ぁっ……」

大和
「……大和の言うこと、聞けますか?」


「……うん…」

大和
「……いい考えがあります。ついて来てください」クィッ


「……え?あれ……? そ、そっちは……」テテッ…

大和
「大丈夫ですから」




―コツコツコツ…
武蔵
(なぜすぐに効かなかったのかは謎だが、あれだけの量だ。
 もしかしたら、さすがにそろそろ眠くなってきたから
 早々に引き上げていったのかもしれん。であれば、今ごろは自室で――)


武蔵
「…………む? あれは……提督と大和、か……?」ピタッ…



*ロングコートは部屋に置いてきました
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:40:28.90 ID:Ztwm2iys0
――――――
ネロの部屋

―バタァンッ!

ネロ
「!? 何だッ?!」


大和
「オロナイン、抑えてください!」ノシ 三□ シュッ!

ベチーン!
ネロ
「いって!? なんだこれ!?(Stランクダウン)」



「…!」サササッ!


ネロ
「………あ?小包……?」つ□


大和
「ネロさんの替えの下着です」


ネロ
「え……あ、ああ……悪い、な……?」


大和
「ですので、今履いている物はこちらにください」


ネロ
「!??」

「――ご、ごめんっ!ネロくん!」ガバッ! ←布団

バサァッ!
ネロ
「ッな!! 見えねぇッ!?(PC版暗転バグ)」

ダダッ!
大和
「今っ! オロナイン抑えてください!(二回目)」

ネロ
「おい何すんだお前らッ……流行せコラ!(DMCss)」


―――

武蔵
「……」←ドアの前で覗き見
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:42:08.76 ID:Ztwm2iys0
ネロ
「いやもうマジで何なんだお前らっ?!(初見プレイ感)
 どけぇこの!(暴君) ヤ〜メロお前ら! …Damn! (it) あ〜もう!(グダプレイ)」

大和
「抵抗しても無駄ですっ!!(日本大戦艦の威厳)」

ネロ
「ウザってェ…!(不良少年)」


「す、素晴らし菓子っ……(間宮謹製)」

ネロ
「ノーコン(縛り宣言)、お前らに、お前ら女2人なんかに負けるわけねェだろお前こら!(青二才)
 流行らせコラ……流行らせコラ!オイ流行らせコラ!(DMCss)」


―バタァンッ!


「「!?」」


武蔵
「……」


ネロ
「ッ…ム、ムサシ……?」

大和
「……」


「っ……」オロオロ…


武蔵
「……大和型戦艦二番艦、武蔵、参戦するっ!!」ダダダッ!


ネロ
「…Holy Sh○t!(直訳:神聖な○)」

大和
「しばらくホッとしたでしょう!!(指摘)
 残念でしたね、武蔵も"こっち側"だったんですよっ!(ゲス顔)」


「!!?」←初耳

ネロ
「コラドケコラ!」

大和
「いくら貴方でも戦艦2隻に勝てるわけないでしょうっ!!」

武蔵
「そうだ!大人しくしろ!!そらっ!」


「……ぁ、あの…………あれ……?」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:43:24.82 ID:Ztwm2iys0
ネロ
「バカヤロウお前俺は勝つぞお前!!(Never Surrender)
 どけコラ!! ……ウリャァアーーッ!!(DTアッパー)」

ドォーンッ!

「「!!?」」―ドサッ!


ネロ?
《……ハァハァッ…!》



「え、えっ……?」

大和・武蔵
「…………」


ネロ?
《もうわかっただろッ……俺がこの"手"を使ったらどうなるか……!
 今のだって、かなり手加減したんだッ…!》


大和
「……」…チラ

武蔵
「……」コクン…


ネロ?
《……ハァー……今なら忘れてやるから、お前らもう部屋からd》


大和
「はぁっ!」ダダッ!

ネロ?
《ッ!?》バッ!

―シュッ!
武蔵
「…フル焼きそば!(大戦艦回転パンチ)」

ネロ?
《ゲホッ?!(みぞおちヒット)》
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:46:44.53 ID:Ztwm2iys0
武蔵
「……そういう大口を叩きたいなら、せめて"すぅぱーあーまぁ"を体得してからにすることだな」

大和
「"ばすたー"を中断させられるとかものすごく萎えるんですよっ!!」

ネロ
「!?」プスンッ… ←DT切れ


「……?」

ネロ
「…チッ……あ〜やめろって! あ〜ヤメロ!!(舌打ち二回目)
 あ"〜!お前らジャックポット(?)だからなお前!(謎の虚勢)」

武蔵
「そっち持て!」グィッ!

大和
「ええ!」ガシィ!


「ぁっ…」オズオズ…

ネロ
「放せコラ! …Ahhhh―!!?(トラウマ)」←わりと何回も捕まってしまうネロくん
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:47:57.41 ID:Ztwm2iys0
武蔵
「シュバルゴ!(炎四倍)」

ネロ
「ゴホッ!!(赤HPゲージ)」

武蔵
「あ〜もう……もう抵抗しても無駄だ!」

大和
「観念してくださいっ!」

ネロ
「Sh○tがァ!(意訳:ちくしょう - が<*助詞> - ぁ<*感嘆詞>)」


「…は、鼻くそがぁっ!(精一杯の割込み)」

ネロ
「やめろォ(本心)、ナイスぅ(皮肉) ンアッー!」

武蔵
「ほら!」

ネロ
「ア〜やめろッお前ら!
 ドコサワッ… (噛み) …ドコサワッテェンデッ! (アクセントミス)
 ……ドコサワッテンディ!(Yedo-nativeかぶれ)」クワッ!

大和
「何ちょっと満足気になってるんですかっ!
 そんなことよりほら!もっとよく見せてくださいほらっ!」グィッ!


「!?」

ネロ
「オ、オイッ!? ヤマトてめェ!上めくってんじゃn」


「…ちっ、ちちちち○びっ!? ……ネロくんのちく○!!
 外国産イケメン青少年のピンク色○くびぃぃいいーーーっ!!」グワァッ!

ネロ
「」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:48:53.66 ID:Ztwm2iys0

「はぁはぁはぁはぁっ!!」サワサワサワサワッ!

大和
「属性多すぎィ… (辟易)」

ネロ
「……おっ、お前らなんだ男の乳首触って喜んでんじゃねェよお前っ… (半泣き)」

武蔵
「思った通りいいカラダをしているじゃないかぁ!!(天地明察)」

ネロ
「こいつらマジでヤベェ!? ジャパニーズHENTAIコワイッ!!(限界)」


「!?」

ネロ
「何なんだよお前らッ?!(今更)」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/19(木) 18:49:05.89 ID:D73XlQs4O
ネロってDMCか
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:50:05.18 ID:Ztwm2iys0
ネロ
「な、何だお前ら男、男大好きなのかよっ ハハッ… (引き笑い)」

武蔵
「ところでなんだその"はいから"な下着はぁ!?(ボクサーパンツ)」ズリッ!

ネロ
「Woah!?」


「ふぉっ!!?////」

ネロ
「イ、イイじゃねぇか俺のカッテーナほんならよォッ!(アメリカ語)」

大和
「探すのに苦労しましたよっ!!」←ブリーフと勘違い

ネロ
「知らねェ?! お前らにごちゃごちゃ言われたくねぇぞ!(正論)」

武蔵
「もっとよく見せろほらっ!」

ネロ
「ンァイッ……どけコラ!(悪あがき)」


ネロ
「ヤァメロこのやルルォこのへん……」










…………キリエェイ……
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/19(木) 18:51:00.54 ID:Ztwm2iys0
んじゃパパッとHTML化やって、終わりっ!
あ、最後にひとつ











難しいですこれ(逆ギレ)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 00:49:20.33 ID:URKL4N3J0
>>27
危険な領域に突入するのが遅すぎる
体調に気をつけて毎秒スレ立てしろ
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