【ガルパン】アンチョビ「2人暮らし」

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145 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/04/30(日) 00:23:45.35 ID:FL+A1bON0
アンチョビ「んじゃ私はもうちょっと」

グイ

アンチョビ「ん?」チラ

ペパロニ「姐さんも....」ギュッ

アンチョビ「....」

アンチョビ「....は〜」

アンチョビ「明日もあるし、早めに寝とくか〜」ゴロン

ペパロニ「んふ」ニコ

アンチョビ「なんだよ」

ペパロニ「んふふ」ピタ

アンチョビ「さっきは冷たいのがいいとか言っといてなんでくっつくんだこいつは....」

ペパロニ「zzz....」ニコニコ

アンチョビ「....」

アンチョビ「おやすみ」ナデ

カチリ
146 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/04/30(日) 00:25:51.54 ID:FL+A1bON0
遅くなってしまい申し訳ありません
ペースが落ちているのでこちらで暇潰しなんていかがでしょうか?(宣伝)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490425283/
147 : ◆bL5b7ovQmQ :2017/05/18(木) 01:00:47.34 ID:pzb83Rj30
日付が変わった頃に投稿します
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 19:28:34.36 ID:wTxvUPqYO
待ってました
149 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:47:56.19 ID:pzb83Rj30
ペパロニ「zzz....」グーグー

ペパロニ「zzz....」パチリ

ペパロニ「ん....」

ペパロニ「んー....」ムニャ

ペパロニ「何時ぃ....」チラ

ペパロニ「....」ジー

ペパロニ「11時かぁ〜....」ムニャ

ペパロニ「....」

ペパロニ「....」グー

ペパロニ「腹減った....」

ペパロニ「ねぇさぁ〜ん....」

ペパロニ「昼どうします〜?」

ペパロニ「?」

ペパロニ「姐さん〜」キョロキョロ

ペパロニ「あれ〜?」
150 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:48:26.86 ID:pzb83Rj30
ペパロニ「この狭い部屋で見落とすわけないし....」

ペパロニ「いないみたいっスね....」

ペパロニ「何か用事でもあったのか?」

ペパロニ「昨日はそんなこと言ってなかったような気がするけどなぁ」ポリポリ

ペパロニ「....」

ペパロニ「何か適当に作るかぁ....」ヨイショ

ペパロニ「ん?なんだこの紙....って」

ペパロニ「姐さんからの伝言?」

アンチョビ『バイトに行ってくる』

ペパロニ「バイトか〜、そういえば言ってたな〜」

ペパロニ「でも今日朝からなら教えてくれてもいいのに!」プンスカ

ペパロニ「はぁ〜....」

ペパロニ「....」
151 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:50:09.35 ID:pzb83Rj30
ペパロニ「こうなったらっ」スック

ペパロニ「行くしかないッスね!」

ペパロニ「後輩として姐さんの雄姿を見ないわけにはいかないッス!」

ペパロニ「決して働く姐さんをイジってやりたいとかそういうわけじゃないッス!」

ペパロニ「....」

ペパロニ「....応援ッス」ニタァ

ペパロニ「そして姐さんにたっぷり接待してもらうッスよ!」

ペパロニ「待ってろ姐さん!」

ガチャリ

ペパロニ「行ってきます!」
152 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:50:39.21 ID:pzb83Rj30
ミーンミーン

ペパロニ「....」ダラダラ

ペパロニ「肝心のバイト先がわからない....」ダラダラ

ペパロニ「んもー!カラオケなんてどこにもないッスよ!」

ミーンミーン

ペパロニ「だーうるさいっ!!!」ダラダラ

ペパロニ「でも姐さん車どころか自転車すら持ってないっぽいし....」

ペパロニ「ここら辺であるのは間違いないはず....」

ペパロニ「それとも電車かなんかで遠くまで行ってる可能性も....」

ペパロニ「....」ムムム

ミーンミーン

ペパロニ「....」ムムム
153 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:52:48.67 ID:pzb83Rj30
ミーンミーン

ペパロニ「....」

ペパロニ「わかんねー!」ポケー

ペパロニ「だいたい私ここに来てまだ何日かしか経ってないしわかるわけないッス!」

ペパロニ「こんなことならあの時詳しく聞いとくべきだったぁ〜....」

ペパロニ「は〜....」

ペパロニ「ま」

ペパロニ「適当に歩いてればそのうち見つかるッスね!たぶん!」ポケー

ペパロニ「そうと決まれば捜索再開!レッツゴー!」

154 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:53:48.41 ID:pzb83Rj30
ミーンミーン

ペパロニ「あづい....」ダラダラ

ペパロニ「なんで私毎日真夏の昼間から外出てるんだろ....」ダラダラ

ペパロニ「....」グー

ペパロニ「そういや結局何も食べずに出てきたんだった....」

ペパロニ「もう帰ろっかな....」

ペパロニ「....」トボトボ

ペパロニ「ん?ここのカフェ....」

ペパロニ「ナポリタンがあるじゃないッスかぁ〜!」キラキラ

ペパロニ「この私にナポリタン勝負を挑むとはいい度胸ッスねぇ!」

ペパロニ「確かに私はここ数日、散々ナポリタンを食べてきたッス....」

ペパロニ「しかし、目の前にそれを出されて、食わないアンツィオ生なんて....」

ペパロニ「どこにもいない!!!!」
155 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:55:27.45 ID:pzb83Rj30
カランコロン

アンチョビ「いらっしゃいませ〜」ペコリ

ペパロニ「....」

アンチョビ「....!」ピク

ペパロニ「....」ニヤリ

ペパロニ「随分と」

ペパロニ「可愛らしい店員さんッスねぇ....」ニタァ

アンチョビ「」

ペパロニ「このお店にはもったいないくらいッスよ〜」

ペパロニ「姐さん」ニッコリ

アンチョビ「」
156 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:56:47.89 ID:pzb83Rj30
アンチョビ「....」ゴトン

ペパロニ「店員さ〜ん!水置くにしても無言はあんまりじゃないッスかぁ〜」ニッコリ

アンチョビ「....」ピキピキ

アンチョビ「....なんで」

アンチョビ「なんでお前がここにいるんだよ!!!!」コソコソ

アンチョビ「どうやって見つけた!」コソコソ

ペパロニ「ふっふ〜ん」

ペパロニ「私の推理力舐めないで欲しいッス!」フンス

アンチョビ「偶然か」

ペパロニ「偶然ッス」
157 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:57:18.99 ID:pzb83Rj30
ペパロニ「しっかしなんで正直に言わなかったんスか?」

アンチョビ「本当のこと言ったらお前が茶化しに来るのは目に見えてたからな....」

ペパロニ「あーそれで」

>>108

ペパロニ『それで、どこでしてるんスか?』

アンチョビ『あーそれはカ』ハッ

アンチョビ『....』

ペパロニ『カ?』

アンチョビ『カ、カラオケだ!』

ペパロニ「あの時答えに一瞬詰まったんスね〜」

アンチョビ「まあ誤魔化しの甲斐なくお前は茶化しに来たわけだが....」ゲンナリ

ペパロニ「別にそのくらいいーじゃないスか〜」
158 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:58:13.09 ID:pzb83Rj30
ペパロニ「この店暇そうだし」

ペパロニ「実際こうやって私と喋ってるくらい暇ッスよね?」

アンチョビ「それは....」ギュッ

ペパロニ「....」ジー

ペパロニ「もしかして、その恰好が恥ずかしかったから私に来て欲しくなかったんスか?」

アンチョビ「っ....////」

アンチョビ「あぁそうだよ!」

アンチョビ「こんな寂れた店で制服だけフリフリのど派手っておかしいだろ!」

アンチョビ「余計恥ずかしいんだ!」

ペパロニ「ちょっ、姐さん!店長っぽい人が悲しんでますよ!」

アンチョビ「おっと」
159 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 19:58:43.35 ID:pzb83Rj30
ペパロニ「しかしここ、カフェっていうより喫茶店ッスね」

アンチョビ「寂れた、な」

ペパロニ「店長さんの前でバイト先のこと悪く言うのやめてくださいよ....」

アンチョビ「ついつい」

ペパロニ「なんでここでバイトしてるんスか?」

アンチョビ「店長が戦車道ファンらしくてな」

アンチョビ「時給もそこそこ良いし、客も来ないし」

アンチョビ「この制服を補って余りあるんだよここ」

ペパロニ「知り合いが来ないの前提なら良いかもしれないッスね〜」

アンチョビ「あぁ、大誤算だ....」

ペパロニ「あ、注文いいッスか?」

アンチョビ「聞いてないし....」
160 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 20:00:39.56 ID:pzb83Rj30
ペパロニ「ナポリタン1つ」

アンツィオ「暑さでおかしくなったか?」

アンツィオ「それとも食べ過ぎでナポリタン中毒に?」

ペパロニ「?」ポケー

アンツィオ「(ただのナポリタンバカだな....)」

アンチョビ「どんだけ好きなんだよお前....」アゼン

ペパロニ「私はアンツィオの隊長ッスから!」エッヘン

アンチョビ「アンツィオの隊長に変なイメージ植え付けるのやめろ」
161 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 20:03:12.36 ID:pzb83Rj30
アンチョビ「おまたせ」

ペパロニ「本当ッスよも〜」

アンチョビ「別に待っててくれなくてよかったんだぞ」

ペパロニ「姐さんと帰りたかったんスよ」ニコ

アンチョビ「うれしいこと言ってくれるな〜」ニコニコ

ペパロニ「どうせ席は空いてますし」

アンチョビ「確かに」

ペパロニ「冷房効いてますし」

アンチョビ「それが狙いか」

ペパロニ「姐さんさすがッスね....」ゴクリ

アンチョビ「アホでもわかるわ!」
162 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 20:05:08.47 ID:pzb83Rj30
ペパロニ「あ、あとナポリタン美味かったッスよ」

アンチョビ「へー」

ペパロニ「興味なさそうッスね」

アンチョビ「いや私は昨日の今日で平然とナポリタンの評価をするお前が恐ろしい」

アンチョビ「正直私はあれをしばらく見たくもないぞ....」

アンチョビ「お前に持っていくときブン投げてやろうかと思ったくらいだ」

ペパロニ「心に傷負い過ぎッスよ....」

ペパロニ「まあ」

ペパロニ「なんてったって私は」

ペパロニ「アンツィオの

アンチョビ「はいはい早く帰ろうな〜」テクテク

ペパロニ「酷い!」
163 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/18(木) 20:05:40.41 ID:pzb83Rj30
本日はここまでです
遅くて申し訳ないです
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/20(土) 02:57:32.19 ID:VzIFp3/Bo
待ってた乙
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 06:39:54.33 ID:gMheVOU70
フリフリチョビの参考画像はよ
166 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/23(火) 22:48:50.77 ID:pIbKWUZQ0
カポーン

2人「あ゛ぁ〜......」チャプン

ペパロニ「なんでなんスかねぇ....」

アンチョビ「ん?」

ペパロニ「あれだけ暑い暑い言っておきながら私ら」

ペパロニ「自分から気温より暑いお湯に使ってるんスよ」

アンチョビ「あー確かにな」

ペパロニ「でもこれがいい」
167 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/23(火) 22:49:24.26 ID:pIbKWUZQ0
アンチョビ「まあ風呂上がりはうだるような暑さに加えて火照った体だしなおさら暑いんだけどな〜....」

ペパロニ「今が気持ち良ければそれでいいんスよ〜」ハー

アンチョビ「お前らしいな....だが」

アンチョビ「一理ある」ハー

ペパロニ「そういやもう一緒に風呂入るの普通になってきたッスね」

アンチョビ「もう3日目だからな」

アンチョビ「慣れた」

ペパロニ「そりゃあよかったッス〜」
168 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/23(火) 22:50:13.87 ID:pIbKWUZQ0
アンチョビ「だからといって」

アンチョビ「浴槽まで一緒に入る気はないんだが?」ギッチリ

ペパロニ「これにもじき慣れるッスよ〜」ギッチリ

アンチョビ「どっちかが洗い場にいればいいだけなんだが....」

ペパロニ「こっちの方が一緒に入ってる感強くていいじゃないスかぁ」

アンチョビ「一緒に入ってる感別にいらないだろ!」

ペパロニ「でもこれがいい」

アンチョビ「なわけあるかっ!」
169 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/23(火) 22:50:40.22 ID:pIbKWUZQ0
ペパロニ「....」トントン

アンチョビ「....」ジー

ペパロニ「....」トントン

アンチョビ「....」ジー

ペパロニ「....」クルリ

ペパロニ「なんスか?」

アンチョビ「いや、お前って基本的に頼りがい皆無だけどさ」

ペパロニ「え、なんで私いきなりディスられてるんスか」

アンチョビ「そうやって料理してる時の背中だけすごく頼もしいぞ」

ペパロニ「マジッスか!」

アンチョビ「なんなら戦車道してるときよりずっと隊長っぽい」

ペパロニ「その例えは素直に喜べないような....」
170 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/23(火) 22:51:57.43 ID:pIbKWUZQ0
アンチョビ「普段のお前は女子高生にはとても見えない」

ペパロニ「というと?」

アンチョビ「小中学生にレベルってことだ」

ペパロニ「うちの弟たちと同レベルって言いたいんスか!?さすがに失礼ッスよ!」

アンチョビ「(むしろあいつらの方が....)」

アンチョビ「でも料理中のお前は女子高生通り越してもう主婦の貫禄がある」

ペパロニ「褒めるにしてももうちょい言葉のチョイスってもんをしてくださいよ姐さん」

アンチョビ「要約するとお腹すいた」

ペパロニ「もうすぐ出来るんで待っててください♪」ニッコリ

アンチョビ「はーい」
171 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/23(火) 22:52:56.42 ID:pIbKWUZQ0
アンチョビ「これは....」

アンチョビ「主婦すら飛び越えてもうおばあちゃんだな....」

ペパロニ「喜んでもらえたようでなによりッス」

アンチョビ「そういやさっきスマホ鳴ってたぞ」

ペパロニ「え゛っ!?」タラリ

ペパロニ「あ、あぁー....そうッスかー」

ペパロニ「まあどうせ大した用事じゃないんで大丈夫ッスよー」

アンチョビ「....」

アンチョビ「それっ」ヒョイ

ペパロニ「あぁっ!?」

ペパロニ「ダメッスよ勝手に見ちゃ!!!」

ペパロニ「か、返して下さい姐さん!」

アンチョビ「なんだ〜?見られたくないものでもあるのか〜?」ニヤリ

ペパロニ「いや、そ、そんなものはなにも....」
172 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/23(火) 22:54:24.07 ID:pIbKWUZQ0
アンチョビ「じゃあいいな、それ!」

ペパロニ「あぁ!!」

アンチョビ「ん?着信履歴?」

ペパロニ「....」メソラシー

アンチョビ「ってカルパッチョからじゃないか!」

アンチョビ「別にこんなの隠す必要も....」シュッ

ペパロニ「....」

アンチョビ「うぇっ!?」

ペパロニ「....」ハー

アンチョビ「こ、これいったい何件貯まってるんだ....」

ペパロニ「いやー、私言わずむこう出てきちゃったんでそれで結構....」

アンチョビ「お前なあ....」

ペパロニ「まあ」

ペパロニ「たぶん大丈夫ッス!」ポケー

アンチョビ「私は知らないからな....」

アンチョビ「(カルパッチョ怒ると怖いからなあ....気持ちはわかるぞ、ペパロニ....)」
173 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/23(火) 22:54:58.89 ID:pIbKWUZQ0
本日はここまでです
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/23(火) 23:58:47.44 ID:0j8GPeWHO
おつおつ
ひなちゃん襲来してめっちゃ怒られるペパロニと宥める姐さんとか見たい
でも強制送還エンドはいやん
175 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 00:41:42.71 ID:4E1EdjxP0
カチリ

アンチョビ「....」

ペパロニ「....」

アンチョビ「....z」ウト

ペパロニ「姐さん」

アンチョビ「んん....なんだよ....」

アンチョビ「色々あって疲れたからもう寝たい....」ムニャ

ペパロニ「ひとつ聞きたいことがあるんス」

アンチョビ「....!」

アンチョビ「....それは真面目な話か?」

ペパロニ「....」

ペパロニ「はい」キッパリ

アンチョビ「....」
176 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 00:42:10.13 ID:4E1EdjxP0
アンチョビ「分かった、話してみろ」

ペパロニ「すみません、寝る前に」

アンチョビ「いいんだ私は」

アンチョビ「それに、このままじゃお前が眠れないだろ」ニコ

ペパロニ「姐さん....」

アンチョビ「て言ってももういい時間だ、できるだけ手短に頼む」

ペパロニ「了解ッス」

アンチョビ「それで、聞きたいことってのは?」

ペパロニ「....」

ペパロニ「....それは」

アンチョビ「....」
177 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 00:43:12.05 ID:4E1EdjxP0
ペパロニ「姐さんなんでバイト始めたんスか?」ポケー

アンチョビ「おやすみ」ゴロン

ペパロニ「姐さん姐さ〜ん!!!!」ユサユサ

アンチョビ「お前、さっき真面目な話って言ったよな!」プンスカ

ペパロニ「これ聞かなきゃ眠れないんスよぉ〜」ユサユサ

ペパロニ「私の顔に濃ぉ〜いクマが出来ちゃっても良いって言うんスか!」

アンチョビ「おやすみ」ゴロン

ペパロニ「姐さぁ〜〜〜〜〜〜んっ!!!!」

アンチョビ「眠れないのに私まで巻き込むなよ!!!」

ペパロニ「もう本当めちゃくちゃ簡単でいいんでお願いしますよぉ〜」ユサユサ

アンチョビ「....」グー

ペパロニ「姐さん姐さん姐さぁんっ」ユサユサ

アンチョビ「....」ギリギリ
178 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 00:43:41.35 ID:4E1EdjxP0
アンチョビ「う・る・さ・い!!!!」ガバッ

ペパロニ「あっ、起きた!」パァッ

アンチョビ「無駄な押し問答続けるよりさっさと答えた方が早く寝られそうだからな....」

ペパロニ「ふむふむ、計算通りッスね」キラン

アンチョビ「はいはい」

アンチョビ「私がバイト始めた理由なんてそんなに珍しいもんでもないぞ?」

ペパロニ「というと?」

アンチョビ「小遣い欲しさと社会経験」

ペパロニ「なるほど〜」

ペパロニ「それでわざわざ」

ペパロニ「あの可愛らしい〜、女の子〜な制服のカフェを選んだと」

アンチョビ「っ....」ギクリ
179 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 00:44:37.09 ID:4E1EdjxP0
アンチョビ「昼に言っただろ」

アンチョビ「時給がそこそこ良くて、客も来ないからあの制服でも補って余りあるって」

ペパロニ「それは本心ッスかぁ?」ニヤリ

アンチョビ「あん?」

ペパロニ「姐さん本当は、あの服着てみたかっただけでしょ」ニヤリ

アンチョビ「そそそそそんなわけないだろ!!!」

ペパロニ「普段自分では買わないような服を着られて」

ペパロニ「しかも客は来ないから知り合いに見られる心配もない」

ペパロニ「案外ノリノリで着てたんじゃないんスかぁ〜?」ニヤニヤ

アンチョビ「....」

ペパロニ「姐さ〜ん?素直になりましょうよ〜」ニヤニヤ

アンチョビ「....」
180 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 00:45:14.80 ID:4E1EdjxP0
アンチョビ「ぐぅ」

ペパロニ「....」

アンチョビ「ぐぅ」

ペパロニ「姐さん卑怯ッスよ」

アンチョビ「ぐぅぐぅ」

ペパロニ「はぁ〜〜〜〜〜」

ペパロニ「姐さんの乙女心なんてとっくにばれてるんスから別にいいじゃないスかぁ」ヤレヤレ

アンチョビ「....」

アンチョビ「ぐぅ////」

ペパロニ「狸寝入りするか頬赤らめるかどっちかにしましょうよ....」
181 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 00:57:11.28 ID:4E1EdjxP0
アンチョビ「ほれ」スッ

ペパロニ「真夏の夜中にホットの紅茶ッスか?」

アンチョビ「貰いもんだ、たまにはいいだろ」

ペパロニ「へぇ〜、洒落たもん送る人がいるんスね〜」ゴクゴク

ペパロニ「ぷはぁ〜!!!茶ッスね茶!!!」

アンチョビ「それ一杯でナポリタンたっぷり食えるらしいぞ」

ペパロニ「....マジッスか?」タラー

アンチョビ「だからなんとなく飲めなくてな....」

アンチョビ「こういう時でもないと減らないんだ....」

ペパロニ「随分気前の良い人なんスねえ....」

アンチョビ「気前がいいというか....んー....」ズズズ

アンチョビ「ん、やっぱりあいつのとこで淹れたやつの方が美味いな」

ペパロニ「?」
182 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 01:00:08.18 ID:4E1EdjxP0
ペパロニ「てかなんでいきなり夜のお茶会ッスか?」

アンチョビ「お前のせいで寝る気分じゃなくなったんだよ!」

ペパロニ「ってことは?」

アンチョビ「....」

アンチョビ「....はぁ」

アンチョビ「なんでこんなことばかりお前の頭は回るんだよ....」ズズズ

ペパロニ「私も成長したってことッスよ!」

アンチョビ「30×30」

ペパロニ「2桁の掛け算はズルいッスよぉ〜」

アンチョビ「安心した」
183 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 01:04:50.50 ID:4E1EdjxP0
ペパロニ「....」ズズズ

ペパロニ「はぁ〜」

アンチョビ「....」

アンチョビ「たまにはこういうのも悪くないだろ?」ニィ

ペパロニ「そッスね〜」

ペパロニ「夜の静かな感じと意外にあうッス」

アンチョビ「お前にしては珍しく詩的で素敵なこと言うじゃないか」

ペパロニ「はは、深夜テンションってやつッスよ」

アンチョビ「ああ、そうかもな」

ペパロニ「まあ....」

ペパロニ「お高い紅茶に興奮して眠りからはなおさら遠ざかった気がしないでもないッス」

アンチョビ「....」

アンチョビ「....そろそろ布団に戻るか」

このあとめちゃくちゃ眼が冴えた
184 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/25(木) 01:05:28.79 ID:4E1EdjxP0
本日はここまでです
暇のあるうちにペースを上げます
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 14:45:28.75 ID:4cFoHG7y0
おつ
姐さんかわいい
紅茶はダージリンか?
186 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/28(日) 23:36:32.70 ID:03XTttEa0
アンチョビ「....」ガサゴソ

ペパロニ「zzz....」スピー

アンチョビ「....」

ペパロニ「zzz....」

ペパロニ「むにゃ....」パチリ

アンチョビ「お」

ペパロニ「んっ....」ノビ

ペパロニ「姐さんおはようございまッス」

アンチョビ「おはよう」

アンチョビ「しかしお前、人んちだってのに毎日よく寝てるな〜」

アンチョビ「少しは遠慮とかないのか」

ペパロニ「3日も住めばもうほとんど私んちみたいなもんスよ〜」

アンチョビ「いや1日目から既に熟睡してただろ」
187 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/28(日) 23:37:25.90 ID:03XTttEa0
ペパロニ「私だって誰の家でもこんなってわけじゃないッス」

アンチョビ「まったくもって信用できん」

ペパロニ「なんて言えばいいんスかね〜」

ペパロニ「この部屋は間違いなく自分の部屋ではないんスけど」

ペパロニ「姐さんがいるともう自分の部屋以上に安心できるっていうか〜」

アンチョビ「そ、そうか....////」

ペパロニ「そうッス!」ペカー
188 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/28(日) 23:37:52.52 ID:03XTttEa0
ペパロニ「てか姐さんこんな朝早くから着替えてどうしたんスか?」

アンチョビ「私が毎日昼まで寝間着で過ごしてるような言い方はやめろ」

ペパロニ「実際私が来てからは2/3そうだったし....」

アンチョビ「たったまたまだっ!」

アンチョビ「それで質問の答えだが....」

アンチョビ「この格好みてわからないか?」

ペパロニ「ジャージッスよね?」

ペパロニ「着替えたって言っても寝間着と大して変わらなくないッスか?」

アンチョビ「服装なんてどうでも良いんだよ!」

アンチョビ「動きやすければ、な」ニヤ

ペパロニ「?」
189 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/28(日) 23:38:27.20 ID:03XTttEa0
アンチョビ「私は今から大学に行って」

アンチョビ「戦車に乗ってくる」ニヤリ

ペパロニ「....」

ペパロニ「....」ヌギヌギ

アンチョビ「何でいきなり脱ぐんだ」

ペパロニ「へ?」

ペパロニ「そりゃ着いて行くからに決まってるじゃないスか?」

アンチョビ「....」

アンチョビ「それじゃ私は」ガシッ

ペパロニ「もうちょっとで終わるんで」ニコ

アンチョビ「....」

アンチョビ「お前なあ、何の予定もなしに高校生が参加出来るわけ

ペパロニ「さ、行きましょ!」

アンチョビ「....」
190 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/05/28(日) 23:39:13.42 ID:03XTttEa0
本日はここまでです
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 12:53:58.14 ID:Da9CmCCsO
乙乙
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 18:59:18.16 ID:pTvld3JA0
遅ればせながら乙
戦車乗るのか・・・?
193 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/13(火) 01:55:07.90 ID:pvkxSkqs0
〜大学〜

ペパロニ「はぁ〜......」

ペパロニ「やっぱ大きいッスね〜......」

アンチョビ「(結局連れてきてしまった....)」

アンチョビ「(まあでもさすがにこいつも初めての場所でハメ外したりは....)」チラ

アンチョビ「っていない!?」

ペパロニ「なーにしてんスか姐さん、早く行きましょうよ〜」

アンチョビ「お前....迷子になっても知らないぞ!」

ペパロニ「たとえ迷子になっても、野生の勘で戦車までたどり着いてみせるッス!」

アンチョビ「お前の場合ないとも言い切れないのが厄介だ....」

ペパロニ「お褒めにあずかり光栄ッス!」

アンチョビ「半分皮肉だ」

ペパロニ「?」キョトン
194 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/13(火) 01:55:40.82 ID:pvkxSkqs0
〜練習場〜

アンチョビ「いいか、くれぐれも勝手なことするんじゃないぞ!」

ペパロニ「了解ッス!」

アンチョビ「一応言っとくが、ここじゃ私は最下級生なんだ」

アンチョビ「変に目立ったりしたらあと3年半やりづらくなるかもしれない」

ペパロニ「任せて欲しいッス!」

アンチョビ「(心配だ....)」

アンチョビ「本当、頼むぞ....」

ペパロニ「姐さん」ニコ

ペパロニ「私が姐さんの信頼を裏切ったことがありました?」ニッコリ

アンチョビ「足の指まで入れてもまだ足りないくらいなんだが?」ニッコリ

ペパロニ「さ、行きましょ〜!」タッ

アンチョビ「あっおい!ちょっと待て!」
195 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/13(火) 01:57:25.38 ID:pvkxSkqs0
アンチョビ「お疲れさまです!」

同級生A「お疲れ〜」

同級生B「お疲れさま〜、ん?」

先輩A「千代美、その子は?」

アンチョビ「あ、こいつは私の後輩の

ペパロニ「こんにちは!今姐さんと一緒に住んでるペパロニッス!」

先輩B「『姐さん』....?」

同級生C「『同棲』....?」

先輩C「彼女同伴....?」

同級生D「大胆っ....////」

ザワ  ザワ  ザワ  ザワ

アンチョビ「」

ペパロニ「?」
196 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/13(火) 01:58:00.82 ID:pvkxSkqs0
短いんですが本日はここまでです
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 20:11:30.15 ID:7UMXWMG60
おつおつ
公開処刑わろた
198 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/20(火) 01:13:17.97 ID:xXV6Lp3p0
アンチョビ「」

ペパロニ「....ぇさん!」

アンチョビ「」

ペパロニ「姐さん!!」ユサユサ

アンチョビ「ハッ!?」

ペパロニ「何ボーっとしてるんスか」

アンチョビ「なんだ夢かぁ〜、あんまりリアルだから恥ずか死するところだったぞ」

ペパロニ「は?何言ってんスか?」

同級生A「そうだよ『姐さん』?」ニヤ

アンチョビ「」ブクブク
199 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/20(火) 01:13:52.46 ID:xXV6Lp3p0
同級生B「ペパロニちゃ〜んまた遊びに来てね〜」フリフリ

ペパロニ「もちろんッス〜!そん時は特製ナポリタン御馳走するッスよ〜!」ピョコピョコ

先輩A「来年後輩として君に会うのを楽しみにしてるよ」ニコ

ペパロニ「....」

ペパロニ「....いやぁ〜、それはまだわかんないッスね〜」

先輩B「どうして?」

ペパロニ「私バカなんで!」

同級生C「確かに!」

ペパロニ「ちょ、同意早すぎッス〜」

同級生A「あははっ」ケラケラ

アンチョビ「(こいつ馴染みすぎだろ)」
200 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/20(火) 01:15:58.22 ID:xXV6Lp3p0
先輩A「千代美」クイクイ

アンチョビ「なんです?」

先輩A「いい後輩じゃん」ニコ

アンチョビ「そうですかね〜?」

先輩A「素直じゃないな〜、お前後輩可愛いオーラダダ漏れだったぞ」ニヤリ

アンチョビ「そっ、そんなことないですよ////!」

先輩A「頑張れ、アンチョビ姐さんっ」ニヤニヤ

アンチョビ「せんぱいぃ〜....」

ペパロニ「姐さんそろそろ帰りましょ〜、そろそろスーパーの特売ッスよ〜」

アンチョビ「あっ!そうだった!」

アンチョビ「すみません、お先に」ペコリ

ペパロニ「ありがとうございました」ペコリ

ペパロニ「よっしゃ飛ばしましょ!」ダッ

アンチョビ「飛ばすってただ走るだけだろ....」

ペパロニ「そうッスけど?」

アンチョビ「練習丸丸参加したのに相変わらず元気だな〜....」

ペパロニ「取柄ッスから!」ペカー
201 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/20(火) 01:17:48.18 ID:xXV6Lp3p0
一同「....」

先輩A「....」

先輩A「あいつらどう思う?」

一同「....」

一同「「「「「「夫婦」」」」」」

先輩A「だよなぁ」

同級生B「それも熟年の」

先輩A「ほんとだよ」
202 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/06/20(火) 01:18:18.09 ID:xXV6Lp3p0
短いんですが本日はここまでです
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 21:40:50.81 ID:wYd8s1e+0
おつおつ
夫婦!
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/09(日) 16:33:43.99 ID:xrSjlVNWo
ぺパチョビ…ぺパチョビまだ…?
205 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:32:13.85 ID:MjCJVpQ20
アンチョビ「おっも....」

ペパロニ「そうッスか?」

アンチョビ「そうだよ....」

アンチョビ「大体練習終わりだってのに買い込みすぎなんだ!」

ペパロニ「いやー姐さん疲れたっていってたんで今日はうまいもの作ろうと思って!」

アンチョビ「(そのために余計疲れたら本末転倒のような....)」

ペパロニ「へへっ」ニカー

アンチョビ「(....まあいいか)」フフッ

アンチョビ「早く帰ろう」ニコ

ペパロニ「はーい!」

ペパロニ「あ、持ちましょうか?」

アンチョビ「んー、じゃあ頼む」

ペパロニ「お安い御用ッス!」グイ

アンチョビ「....」ボー
206 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:32:40.75 ID:MjCJVpQ20
アンチョビ「元気だなー....」

ペパロニ「まだ若いんスよ私!」

アンチョビ「1年しか変わらないだろ!」

ペパロニ「だって〜姐さんがあんまり疲れた疲れた言うから〜」

ペパロニ「実は歳誤魔化してるんじゃないッスかぁ〜?」ニタニタ

アンチョビ「んだと〜!?ほら!学生証見ろ!!!保険証もあるぞ!!!!」

ペパロニ「ッハハハハ!わかってるッスよぉ〜」

ペパロニ「もー姐さん、遊んでないで早く帰りましょうよ〜」

アンチョビ「誰のためにこれ出してやったと....」
207 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:33:08.47 ID:MjCJVpQ20
ガチャリ

アンチョビ「あっつぅ....」

ペパロニ「姐さん!」

アンチョビ「なんだよ、玄関で止まるな、早くエアコンいれさせてくれ」

ペパロニ「お風呂にする?ご飯にする?」

ペパロニ「それとも....」

アンチョビ「どっちでもいいからどいてくれ....」

ペパロニ「じゃあわ・た

アンチョビ「あー風呂風呂!!!!!風呂がいい!!!」

ペパロニ「はーい洗っときまーす」

アンチョビ「風呂にしろご飯にしろどうせ今から準備だろ....」
208 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:33:38.84 ID:MjCJVpQ20
カポーン

アンチョビ「っだぁ〜〜〜〜〜〜....」ノビー

ペパロニ「ほら、そのおっさんみたいな声、やっぱ歳誤魔化してるんじゃないッスか?」

アンチョビ「そんなに言うならお前も入ってみろ」

ペパロニ「はぁ....私は姐さんと違って華の女子高生なんでかわいぶやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

アンチョビ「アハハハハハハハハハハッ!!!!!」バシャバシャ

アンチョブ「ぶやぁ〜〜〜〜て!!!ぶやぁ〜〜〜〜てなんだよっ!!!!」バシャバシャ

ペパロニ「久しぶりに体動かしたあとの風呂はやっぱ気持ちいいッスね〜....」

アンチョビ「ぶやぁ〜〜〜〜は卑怯だろっ....くっふ....」バシャバシャ

ペパロニ「姐さんが楽しそうで何よりっす〜....」

アンチョビ「くふふうぇっほ!」ズッ

ペパロニ「どうしたんスか?」

アンチョビ「笑い過ぎて鼻にお湯入った....痛い....」ズピー

ペパロニ「リアクション芸のために女捨て過ぎッスよ....」

アンチョビ「けほけほ....」
209 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:34:09.19 ID:MjCJVpQ20
ペパロニ「風呂に入ってるとたまに思うんスけど」

アンチョビ「?」

ペパロニ「風呂って疲れをとるために入るって言うじゃないスか」

アンチョビ「そうだな」

ペパロニ「真夏の暑い日にわざわざ暑いお湯入って汗だくになるって」

ペパロニ「本当に疲れとれるんスかね?」

アンチョビ「うーん....」

アンチョビ「わからん!」ペカー

ペパロニ「姐さん私と暮らしたせいでキャラうつってきてません?」

アンチョビ「もー疲れて頭回んないだよー」

ペパロニ「はぁ....」
210 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:34:56.91 ID:MjCJVpQ20
アンチョビ「しかしペパロニのくせに無駄なこと考えてるな、のぼせるぞ」

ペパロニ「普段は人のことバカにするくせに....」

アンチョビ「ま、気持ちいいからいいんだよ〜....」チャプ

ペパロニ「それもそうッスね〜....」チャプ

アンチョビ「....」

ペパロニ「....」

ペパロニ「ぶやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」

アンチョビ「ぶふっ!!!!」ゴボゴボ

ペパロニ「あはははっ!」バシャバシャ
211 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:35:39.07 ID:MjCJVpQ20
ペパロニ「はーいちーんしてくださーい」

アンチョビ「自分でできるわ!」パシッ

ペパロニ「せっかく介護してあげようと思ったのに〜」

アンチョビ「....」チーン

アンチョビ「まだなんかお湯残ってる感じがする....」

ペパロニ「はーいちーんしてくださーい」

アンチョビ「んなこといいから飯!」

ペパロニ「亭主関白ッスねぇ....」

アンチョビ「泊めてやってるんだからむしろ感謝してもらいたいくらいだ!」

ペパロニ「とかいって〜、本当は満更でもないんじゃないッスかぁ〜?」ニヤニヤ

アンチョビ「ふん!」
212 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:36:05.95 ID:MjCJVpQ20
ペパロニ「フリフリの服着たい願望といい素直じゃないッスね〜」ニヤニヤ

アンチョビ「口じゃなくて手を動かせ手を!」

ペパロニ「あ〜い」

ペパロニ「あ、姐さんこれやっといてくれます?」

アンチョビ「りょうか〜い」

ペパロニ「(やっぱり満更でもなさそう)」

ペパロニ「(っていったら手止めちゃいそうだし黙っとこ)」ニヤリ

アンチョビ「?」
213 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:36:40.61 ID:MjCJVpQ20
アンチョビ「はぁ〜お前がいるとだめだ〜」

ペパロニ「なんでです?」

アンチョビ「料理が美味すぎて太る」

ペパロニ「姐さん細いしちょうどいいくらいッスよ」

アンチョビ「当たり障りのないこといいやがって....」

ペパロニ「本心ッスよ本心」

アンチョビ「お前はお前で全然太らないしなー」

ペパロニ「なんでなんスかね?」

アンチョビ「無駄に動き回ってるからじゃないか?」

ペパロニ「なるほど〜」

ペパロニ「....」

ペパロニ「馬鹿にしてます?」

アンチョビ「うん」

ペパロニ「も〜!」

アンチョビ「単純な皮肉にタイムラグがあるってどういうことだよ....」
214 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:37:08.87 ID:MjCJVpQ20
ペパロニ「何度にします?」

アンチョビ「ん〜26」

ペパロニ「了解ッス」ピッ

ペパロニ「はぁ〜....」ゴロン

アンチョビ「はぁ〜....」ゴロン

ペパロニ「....」

アンチョビ「....」

アンチョビ「うちの戦車道はどうだった?」

ペパロニ「そうッスね....」

ペパロニ「すっっっげー楽しかったッス!!!!」

アンチョビ「そうか!!!そりゃ連れていった甲斐があった!!!」

ペパロニ「本当ありがとうございました!」

アンチョビ「おう!」

ペパロニ「....」
215 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:37:46.77 ID:MjCJVpQ20
ペパロニ「....あと」

アンチョビ「?」

ペパロニ「....」

アンチョビ「....」

アンチョビ「....なんだ?」

ペパロニ「....」

ペパロニ「....その」

ペパロニ「....」

アンチョビ「?」

ペパロニ「....」

ペパロニ「楽しかったってのは、面白くて優しい先輩方と一緒に出来たってのがあるんス」

アンチョビ「ん?まあそうだろうな」

ペパロニ「....」
216 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:38:39.42 ID:MjCJVpQ20
ペパロニ「....あるんスけど」

アンチョビ「?」

ペパロニ「....」

ペパロニ「....姐さんと」

ペパロニ「姐さんと久しぶりに戦車に乗れたのが」

ペパロニ「一番楽しかったッス」ニコ

アンチョビ「....」

アンチョビ「....そうか」ニコ

ペパロニ「はい....」

ペパロニ「....」

ペパロニ「なんかすっごい恥ずかしいッス....////」

アンチョビ「私も....////」

アンチョビ「お。お前、寝る直前になんちゅーこと言うんだよ....////」

ペパロニ「だ、だって〜....本当にそう思ったんスもん....////」

アンチョビ「....」
217 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:39:21.84 ID:MjCJVpQ20
アンチョビ「お前は馬鹿正直だからな〜」フフッ

ペパロニ「それもバカにしてるんスかぁ?」

アンチョビ「....褒めてるんだよ」

ペパロニ「....」

ペパロニ「そりゃあ、どうもッス」

アンチョビ「....」

ペパロニ「....」

アンチョビ「寝るか」

ペパロニ「そうッスね」

アンチョビ「....」

ペパロニ「....」

2人「(寝れない)」
218 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/10(月) 00:41:38.65 ID:MjCJVpQ20
本日はここまでです
2月から書き始めたのにもう夏ですね....本当申し訳ないです....
最近なかなか時間が取れず更新速度が落ちているのでネタを使い切らず終わらせにいこうと思っています
もうしばらくお付き合いいただければ幸いです
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 03:26:56.87 ID:wnvDFZe+o
何故早く終わらせようとするのか
ネタ全部見たい
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/20(木) 04:05:50.34 ID:aV4oi6nV0
こんな格言を知っている?
結婚とはあわただしくして、ゆっくりと後悔するものである
SSの完結も似たようなものじゃないかしら
221 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:18:17.78 ID:kfp60swH0
アンチョビ「zzz....」

アンチョビ「zz....!」パチリ

アンチョビ「....」チラ

ペパロニ「んがぁ....」シロメ

アンチョビ「ぶっ....!」

ペパロニ「zzz....」シロメ

アンチョビ「ひっどい寝顔だなこいつ....」

アンチョビ「でもまあ今日は起きないみたいだし1人で行くか」

アンチョビ「さすがに2日連続で連れてって練習に支障が出てもいけないしな」

ガサゴソ

アンチョビ「....よし」ガチャ

アンチョビ「いってきまーす(小声)」

ガチャリ
222 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:18:52.78 ID:kfp60swH0
ペパロニ「んがー....」シロメ

ペパロニ「んがっ....?」グルン

ペパロニ「....」パチパチ

ペパロニ「姐さんいない....」

ペパロニ「....」

ペパロニ「今日は朝から練習かー....」

ペパロニ「んー....」

ペパロニ「することもないし布団の中で待っとこーかな....」

ペパロニ「....」ゴロゴロ

ペパロニ「....んご」スヤリ
223 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:19:42.79 ID:kfp60swH0
ガチャリ

アンチョビ「ただいまー」

シーン

アンチョビ「?」

アンチョビ「ペパロニー?」

シーン

アンチョビ「(どっか行ってるのか?)」キョロキョロ

モニョ

アンチョビ「ん?」

アンチョビ「....」メクリ

ペパロニ「zzz....」シロメ

アンチョビ「ぶふっ!!!!」

アンチョビ「くふっふっふっ....朝と同じ顔っ....!」
224 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:20:27.42 ID:kfp60swH0
アンチョビ「ってそうじゃなくて!!!」バシバシ

アンチョビ「お前いつまで寝てるんだ!」バシバシ

ペパロニ「んん....あと5分....」ムニャ

アンチョビ「あと5分したら2時だ!!!」

ペパロニ「ちょうどいいじゃないッスかぁ〜....」

アンチョビ「平日の昼間っからこいつは....」

ペパロニ「おはようございます姐さん」ペコリ

アンチョビ「世間はもうこんにちはだ」

ペパロニ「こんにちは姐さん」ペコリ

アンチョビ「はいこんにちは」ペコリ

アンチョビ「....」
225 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:21:13.13 ID:kfp60swH0
ペパロニ「まー夏休みですしいいじゃないッスか〜」

アンチョビ「こんな生活続けてたら新学期始まった時辛くなるぞ?」

ペパロニ「んー確かに....」

アンチョビ「それが嫌ならもう少し規則正しい生活をだな....」

ペパロニ「そんなことしてもどうせ起きられないッス!」

アンチョビ「確かに」

ペパロニ「毎朝モーニングコールでもしてくださいよ〜」

アンチョビ「いっとくが私は大学生だからな」

アンチョビ「こんなこと言っててなんだがお前より普段はお前より起きる時間が遅い!」

アンチョビ「だから無理だ!!!」ドヤ

ペパロニ「かぁ〜いい御身分ッスねぇ〜大学生は!!!」

アンチョビ「悔しかったらお前もなってみろ!!!」アッハッハ!

ペパロニ「....」
226 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:21:59.60 ID:kfp60swH0
ペパロニ「....も」

ペパロニ「も〜姐さん!絶対無理って分かってて言ってるッスね!?」

アンチョビ「イヤーワタシオマエナラデキルオモテルヨー」

ペパロニ「突然日本語忘れないでくださいよ〜」

アンチョビ「ふふっ、まあ私がいない時でももうちょっと早起きしような」

ペパロニ「その心は?」

アンチョビ「帰ってきたらすぐ昼飯食べたい」

ペパロニ「姐さんこそ私が帰った後自炊生活に頭抱えてそうッス」

アンチョビ「....」

アンチョビ「今が楽しけりゃそれでいいんだよ!!!」バーン!

ペパロニ「なるほど!!!」ドーン!

グー!

ペパロニ「あ、今作るッス」

アンチョビ「お、おう....////」
227 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:22:33.88 ID:kfp60swH0
ペパロニ「....」トントン

ザッ

ペパロニ「....」カチ

ペパロニ「....」ジュー

ペパロニ「....」

ペパロニ「....学かぁ」

アンチョビ「どした?ボーっとして?」

ペパロニ「うわっ!?いきなり後ろ立たないでくださいよ!」

アンチョビ「いや、なんか手伝おうと思って」

ペパロニ「あ、あー、それじゃ....あ、もうやること残ってないッス」

アンチョビ「なんだよ〜」

ペパロニ「もうちょっとでできるんで〜」

アンチョビ「りょうか〜い」

ペパロニ「....」ニコニコ

ペパロニ「....」

ペパロニ「....」
228 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:24:14.16 ID:kfp60swH0
本日はここまでです
スローペースで続けます
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 15:01:32.28 ID:EgsbLnG30

おや……? ペパロニの様子が……?
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 15:40:25.56 ID:oZSUm89G0
BBBBBBBBB
231 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/08/23(水) 16:17:11.62 ID:aMqhbM4R0
アンチョビ「ごちそうさまでした」ペコリ

ペパロニ「おそまつさまでした」ペコリ

アンチョビ「....」

ペパロニ「....」

ペパロニ「姐さん今日は朝から練習だったんスか?」

アンチョビ「もちろん」

アンチョビ「うちの大学は強豪ってわけじゃないが、高校ほどじゃないにしろそれなりに練習はあるんだ」

ペパロニ「へ〜」

ペパロニ「(アンツィオもそんなに練習量多くないような)」

ペパロニ「結構緩めなんスね」

アンチョビ「まあな....」
232 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/08/23(水) 16:17:45.13 ID:aMqhbM4R0
ペパロニ「って言ってもやっぱ朝早くからじゃ疲れるッスよねー」

アンチョビ「そりゃ練習自体はしっかりやってるからな」

アンチョビ「(頻度は低いけど)」

アンチョビ「少なくとも昼過ぎまで布団に転がってるよりはずっと疲れたぞ」ニヤリ

ペパロニ「ちっちっち」ニヤニヤ

アンチョビ「?」

ペパロニ「姐さん、眠るって行為は意外と体力使うんスよ!」バーン

アンチョビ「はぁ?」

ペパロニ「あ!全くこれっぽっちも信じてない顔してるッス!」

ペパロニ「それどころか呆れ返ってる顔ッスねそれは!」

アンチョビ「なんでそんなことまで分かるんだよ」

ペパロニ「愛故、ッスかね....」ヘヘン

アンチョビ「そう....」
233 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/08/23(水) 16:19:20.25 ID:aMqhbM4R0
アンチョビ「まあお前の言うことなんて毎回話半分どころか話八分くらいで聞いてるわ」

ペパロニ「ハナシ?ハンブン?」ポケー

ペパロニ「も〜ちゃんと全部聞いててくださいよ〜」

アンチョビ「....」

アンチョビ「話半分ってのはその話を半分くらいしか信用してないってことだ」

ペパロニ「....」

ペパロニ「!?」

ペパロニ「なぁっんてこと言ってくれるんスか!?」

アンチョビ「お前アホだからな」

ペパロニ「普段はそうかもしれないッスけどこれはテレビで言ってたから本当ッスよぉ〜」

アンチョビ「人の信用度ってのはそれまでの実績に対して決められるもんだ」

ペパロニ「そんなぁ〜....」

アンチョビ「そもそも」

ペパロニ「?」

アンチョビ「仮にそれが合ってたとしても昼間で寝て良い理由にはならん!!!」バーン

アンチョビ「というか私は早起きしてるのに居候が昼間で寝てるのが気に入らん!!!起きろ!!!」

ペパロニ「八つ当たりじゃないッスか....」
234 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/08/23(水) 16:29:48.35 ID:aMqhbM4R0
本日はここまでです
遅れてしまい申し訳ありません
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 00:52:16.96 ID:yuDQMAfV0
おつおつ
236 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/10(日) 23:09:36.96 ID:B/NiSdWB0
アンチョビ「ぷわぁ〜〜〜〜〜....」ゴロン

ペパロニ「....」

アンチョビ「....」パチパチ

アンチョビ「んー....」パチ

ペパロニ「あぁ〜〜〜!!!」

アンチョビ「....なんだよ」

ペパロニ「さっきあんなに昼まで寝てた私を叩いてたのに自分は昼から寝ようとしてるぅ〜〜〜!!!」

アンチョビ「なんだと?」

アンチョビ「私はお前と違って早起きしたんだ!」

アンチョビ「しかもお前が寝てる間はずっっっっっっと炎天下で戦車の中蒸し焼きになってたんだぞ!?」

アンチョビ「眠くなって当然だろ!!!!」

ペパロニ「冗談っすよ冗談」エヘヘ

アンチョビ「ったく....」
237 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/10(日) 23:10:07.05 ID:B/NiSdWB0
アンチョビ「じゃあ私はちょっと昼寝するからうるさくするなよ?」

ペパロニ「いくら私でも1人でうるさくしろって方が無理ッス!」ペカー

アンチョビ「(普通の人ならそうなんだがこいつだとそれも怪しいんだよなあ....)」

アンチョビ「外にでも遊びに行ったらどうだ?」

ペパロニ「嫌ッスよこんなあっつい中〜」

ペパロニ「自分で言ってたじゃないスかぁ〜」

アンチョビ「ま、まあそうなんだが....」

ペパロニ「姐さんもしかして....」

アンチョビ「っ....」ゴクリ

ペパロニ「快適な睡眠を摂るためにうるさい私を追い出そうとしてるんスか!?」

アンチョビ「こんな時だけ勘が良いっ!!!」

ペパロニ「酷いッスよぉ〜姐さぁん〜」スリスリ

ペパロニ「無防備な私を外に放り出したら死んじゃうッス〜」スリスリ

アンチョビ「いや外に出るときはもうちょっとまともな格好しろよ!」
238 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/10(日) 23:10:39.31 ID:B/NiSdWB0
ペパロニ「....」

ペパロニ「しょうがないから私も一緒に寝るッス!」ペカー

アンチョビ「....お前ついさっきまで散々寝てたのに寝られるのか?」

ペパロニ「そこは任せて欲しいッスよ」

アンチョビ「何か秘策でもあるのか?」

ペパロニ「姐さん、大学で使ってる教科書、なんでもいいんで一冊貸して下さい」

アンチョビ「ん、これでいいか?」

ペパロニ「どうもッス、それじゃあ適当に開いて....」

アンチョビ「お前何して

ペパロニ「zzz....」スピー

アンチョビ「....なるほど」

アンチョビ「(こいつがどうしてもうっとおしい時は活字を押し付ければいいのか....)」

アンチョビ「(勉強になるな)」
239 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/10(日) 23:11:09.10 ID:B/NiSdWB0
本日はここまでです
なんとか続きます
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 00:06:01.63 ID:KBGuqt2xo
かわいい
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 07:58:41.49 ID:TyQg+cDPO
乙です
可愛いです
242 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:49:57.46 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「はっ!?」パチリ

ペパロニ「どうしたんですか千代美さん?」

アンチョビ「あ、いやなんか寝てるときにいきなり落ちていくみたいな感覚になることないか?」

ペパロニ「あーあるある!びっくりして思わず目が覚めちゃうんですよね〜」ケラケラ

アンチョビ「そうそう、私も今そんな感じになって....」

アンチョビ「....ん?」

ペパロニ「どうしました?」

アンチョビ「お前、ふざけてるのか?」

ペパロニ「?」キョトン

アンチョビ「なんで私がちょっと寝てる間に髪がロングになってるんだよ!」アハハ

ペパロニ「なんでって....千代美さんも知ってますよね?私が大学に入ったころから髪伸ばしてるの」

アンチョビ「は?」
243 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:50:37.58 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「大学ってお前まだ高校生だろ?なんだ、そういう設定か?」

ペパロニ「設定....?」キョトン

アンチョビ「このウィッグもわざわざ寝てる間に買いに行ったのか?やーご苦労ご苦労!」グイッ

ペパロニ「いたっ!」

アンチョビ「んな、随分しっかり固定してるな....このっ!」グイグイ

ペパロニ「痛い痛い痛い!!!いきなりどうしたんですか千代美さん!」

アンチョビ「は、はぁ....?」

アンチョビ「だいたいさっきからそのかしこまった喋り方なんなんだ?お前といえば敬ってるようで敬ってないあの感じだろ!」

アンチョビ「あと名前呼びやめろ!お前にそう呼ばれるのくすぐったいんだよ!」

ペパロニ「?」

ペパロニ「やめろって....千代美さんがそう呼べって言ったんじゃないですか」

アンチョビ「そんなこと言うわけないだろ?いつだ?いつ私が言ったって言うんだよ」

ペパロニ「そんなの、同居を始めたときに決まってるでしょう?忘れちゃったんですか?」ケラケラ

アンチョビ「同居ぉ?そりゃ確かに今は同居みたいなものかもしれないが....」キョロキョロ
244 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:51:06.89 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「ってここどこだ!?私の安アパートじゃないぞ!?!?!??!」

ペパロニ「あら、それってもしかして千代美さんが大学生の頃住んでたあの部屋のことですか?」

アンチョビ「なんだそのあの頃の思い出みたいな言い方....」

ペパロニ「だってもう大分前のことですし....」

アンチョビ「....」

アンチョビ「(なんなんだこれは....)」

アンチョビ「(ドッキリにしては手が込みすぎてるんじゃ....)」

アンチョビ「(ペパロニだけでこんなしっかりした設定まで練ることは出来ないだろうし....)」

アンチョビ「....」

アンチョビ「....なるほど」ニヤリ

ペパロニ「?」

アンチョビ「....」スック
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