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ターレス「地獄で面白いやつ見つけた」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 02:59:30.18 ID:6EsacbAf0

ターレス「あんまり過度に暴れると怒られるし地獄は暇だ、暇で仕方がないぞ」

ターレス「死んだサイヤ人は固まって毎日軽い組み手をしてるが、あいつらじゃ俺の相手にはならない」

ターレス「…ん?あの岩陰にいるのは…?」

ターレス「誰だったか…見覚えがあるぞ…」



.

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昔、スリに間違えられた @ 2024/03/16(土) 17:01:20.79 ID:TU1bmFpu0
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さくらみこ「インターネッツのディストピアで」星街すいせい「ウィキペディアね」 @ 2024/03/16(土) 15:57:39.74 ID:7uCG76pMo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710572259/

今日は月が……❤ @ 2024/03/14(木) 18:25:34.96 ID:FFqOb4Jf0
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どうも、僕は「げじまゆ」をヤリ捨てた好色一代男うーきちと言います!114514!! @ 2024/03/14(木) 01:23:38.34 ID:ElVKCO5V0
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アサギ・とがめ・新生活! @ 2024/03/13(水) 21:44:42.36 ID:wQLQUVs10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710333881/

そろそろ春だねー! @ 2024/03/12(火) 21:53:17.79 ID:BH6nSGCdo
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part5 @ 2024/03/12(火) 16:37:46.33 ID:kMZQc8+v0
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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 03:09:24.17 ID:6EsacbAf0
ターレス「おい、そこの」

「!? な、何者だ貴様ッ……ン!?か、カカロットか…?お前も死んだのか?」

ターレス「……あぁ!思い出したぞ。お前、ラディッツだろう?あの王子さんにくっついてまわってた…」

ラディッツ(こいつ…俺の質問は無視か?いや、よく見たらカカロットとは少し違うな…)

ターレス「俺のことは忘れちまったか、まあ無理もない。お前とは話したこともないからな。俺の名はターレス、お前の言うカカロットに殺されたサイヤ人さ」

ラディッツ「…カカロットに?そうか…ターレスとかいったな。俺も同じだ、カカロットと、ナメック星人に殺された。」

ターレス「お前も?へえ…少し話を聞かせろ。暇をしていたんだ」

ラディッツ「何故上からなんだ…というか、変わった格好をしているな」

ターレス「そうか?」

ラディッツ「下級戦士はマントなんかつけないだろう」

ターレス「オイオイ…お前も下級戦士だろうが。何だ?王子様の傍にいたからってエリート気取りか。」ピクッ

ラディッツ「…?何故そうなるんだ。俺は別にそういうつもりで言ったわけではないんだが」

ターレス「チッ、気分悪ィ。帰る。」

ラディッツ「あ、ああ…?いきなり来て勝手に気分を悪くして、まるでベジータみたいなやつだったな…」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/22(水) 03:22:20.65 ID:6EsacbAf0
次の日


ターレス「やっぱり暇だな」

ターレス「ラディッツのところに行ってみるか?もう少し暇潰しにつき合わせるのも悪くないな。気に食わなかったらぶん殴って放っとけばいい。」

ターレス「しかし、何でアイツはサイヤ人共が溜まってるところに行かないんだ?」


・・・


ラディッツ「…また来たのか、気分を悪くしたんじゃなかったのか?」

ターレス「俺がどうしようと、俺の勝手だろうが。」

ラディッツ「それはそうだが、俺はお前の話し相手をする気はないぞ」

ターレス「何?俺の言うことが聞けないのか」

ラディッツ「貴様まだ何も言ってないだろう!…言うことを聞くとかではなくてだな、お前みたいなやつが好きではないのだ。俺にだって話し相手を選ぶ権利は…」

ターレス「権利などない。お前は俺と話すんだ、わかったら黙っておとなしく座ってろ。」

ラディッツ「…………」

ターレス「………」

ラディッツ「…何故俺なんだ」

ターレス「お前がそれを俺に聞く権利があるとでも?」

ラディッツ「…」

ラディッツ(まさか王子やエリート以外にまでこんな扱いをされるとはな、しかも死んでから…)

ターレス「何ならかかってきてもいいんだぜ?むかついたなら殴ってみろ」

ラディッツ「…会話をしたらいいんだろう、どうせ俺はお前にはかなわん。」

ターレス「へえ。どうしてそう思う?」

ラディッツ「お前は最初から余裕だからだ。構えの一つも見えない、俺なんか相手にならないほど強いんだろう。それか余程の馬鹿だ。」

ターレス「御察しの通りさ」

ラディッツ「余程の馬鹿なのか」

ターレス「わかって言ってるな?[ピーーー]ぞ」

ラディッツ「死んでるんだが…勘弁してくれ。で、何を話すってんだ、この俺と。」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 03:23:23.50 ID:6EsacbAf0
>>3
訂正




次の日


ターレス「やっぱり暇だな」

ターレス「ラディッツのところに行ってみるか?もう少し暇潰しにつき合わせるのも悪くないな。気に食わなかったらぶん殴って放っとけばいい。」

ターレス「しかし、何でアイツはサイヤ人共が溜まってるところに行かないんだ?」


・・・


ラディッツ「…また来たのか、気分を悪くしたんじゃなかったのか?」

ターレス「俺がどうしようと、俺の勝手だろうが。」

ラディッツ「それはそうだが、俺はお前の話し相手をする気はないぞ」

ターレス「何?俺の言うことが聞けないのか」

ラディッツ「貴様まだ何も言ってないだろう!…言うことを聞くとかではなくてだな、お前みたいなやつが好きではないのだ。俺にだって話し相手を選ぶ権利は…」

ターレス「権利などない。お前は俺と話すんだ、わかったら黙っておとなしく座ってろ。」

ラディッツ「…………」

ターレス「………」

ラディッツ「…何故俺なんだ」

ターレス「お前がそれを俺に聞く権利があるとでも?」

ラディッツ「…」

ラディッツ(まさか王子やエリート以外にまでこんな扱いをされるとはな、しかも死んでから…)

ターレス「何ならかかってきてもいいんだぜ?むかついたなら殴ってみろ」

ラディッツ「…会話をしたらいいんだろう、どうせ俺はお前にはかなわん。」

ターレス「へえ。どうしてそう思う?」

ラディッツ「お前は最初から余裕だからだ。構えの一つも見えない、俺なんか相手にならないほど強いんだろう。それか余程の馬鹿だ。」

ターレス「御察しの通りさ」

ラディッツ「余程の馬鹿なのか」

ターレス「わかって言ってるな?殺すぞ」

ラディッツ「死んでるんだが…勘弁してくれ。で、何を話すってんだ、この俺と。」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 03:39:31.84 ID:6EsacbAf0
ターレス「そうだな、まずは…お前がどうしてカカロットに殺されたのか聞こうか。」

ラディッツ「…カカロットは俺の弟だ、迎えに行ったら断られた挙句反撃にあって殺された。これで十分か?」

ターレス「おい、もっと面白く聞こえるように話せ、せっかく暇潰しにお前と話しているのにもったいないだろう。…待て、お前…そうか、カカロットの兄か。へえ。」

ラディッツ「面白くといってもだな、俺からしたら全く面白くない話なんだが」

ターレス「お前、弟に殺されたのか。それは情けないなァ、ン?」

ラディッツ「…!」

ターレス「面白い話にも出来ないわけだ、実の弟に殺されているんだからなァ。そういや、弱虫ラディッツってあだ名を聞いたことがある。そうか、あれはお前のことか。」

ラディッツ「…」

ターレス「通りで俺にもつっかかってこないわけだ、弟にも負けちまうような弱虫が、この俺にかなうわけがないもんなぁ」

ラディッツ「貴様、それ以上俺を冒涜する気なら」

ターレス「何だ?何を見せてくれるんだ、弱虫君よォ?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 03:48:01.16 ID:6EsacbAf0

ラディッツ「………」


ターレス「チッ、結局はただの弱虫かよ、くだらねえ」

ラディッツ「…貴様、尻尾は鍛えているのか?」

ターレス「は?」

ラディッツ「尻尾だ、尻尾。貴様にもあるだろう」

ターレス「いきなり何の話だ…鍛えているが?」

ラディッツ「そうか…そうだな…そうだろうな」

ターレス「それに、もし相手に弱点だとバレたなら、そのときは切り落としちまえばいい。どうせ生えてくるんだからな」

ラディッツ「それも、そうなんだが」

ターレス「…お前、まさか…尻尾を掴まれて負けたのか!?」

ラディッツ「! ち、違う!いや違わないのか…?…違うな!!尻尾のせいでまけたわけではない!全く違うぞ!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 03:54:11.50 ID:6EsacbAf0
ターレス「だ、だよなァ!驚いたぜ、同族にそんなマヌケなやつがいると思ったら情けなくてめまいがしやがるからな…」

ラディッツ「そんなにか。お前、ええと…ターレスとか言ったか?俺はお前のことを何も知らないんだが」

ターレス「だろうな、話してない。というか、まるで自分だけ自己紹介しましたみたいな言い方はやめろ、お前だってろくに話をしてないぞ」

ラディッツ「それもそうだな。何だ、俺の話しをしたら次はお前の番というルールなのか?」

ターレス「気が向いたら話してやる。」

ラディッツ「そうか」

ターレス「聞きたいことはまだまだあるからな。お前はどうしてこんな岩陰に独りでいるんだ?サイヤ人の集まっているところを知らないわけではあるまい」

ラディッツ「…パス」

ターレス「そんな制度はない」

ラディッツ「誰にだって話したくないことの一つや二つ、あるだろう!」

ターレス「貴様にそれは許されない、俺の前ではな。」

ラディッツ「なんて野郎だ…」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 04:13:48.23 ID:6EsacbAf0
ラディッツ「笑わないか?」

ターレス「恐らく笑う」

ラディッツ「絶対に言いたくなくなったんだが」

ターレス「その選択肢はない」

ラディッツ「………バ…」

ターレス「バ?」

ラディッツ「バーダックに…ぶん殴られて、だな……」

ターレス「あのバーダックに?何故だ?」

ラディッツ「あー…俺の親父で」

ターレス「…お前が?」

ラディッツ「俺が、バーダックの息子だ。」

ターレス「確かにカカロットのほうはバーダックに似ていたな…よくあるタイプだとは思っていたがまさかあそこが繋がってるとはな。というか、お前の遺伝子はなんだ、どこからだ」

ラディッツ「お、恐らく母親か…?知るか、サイヤ人は元々血縁を気にしないのに、お前は珍しいやつだな。」

ターレス「お前が先に血縁の話を出してきたんだろう。それで、何で親父に殴られたんだ?」

ラディッツ「…カカロットに、親父は何らかの期待をしてたらしくてだな…あまりしっかり聞いてなかったんだが…俺が死ぬならともかく、カカロットを巻き込んで死んだことに大層怒りまくっていて、俺がそれに反論したらブン殴られたのだ。」

ターレス「ふぅん、よくわからん話だな…お前の弱さにバーダックもムカッ腹たてたというわけだ」

ラディッツ「いや、本当にカカロットを殺したことだけに怒っていたな。殺されたのは俺のほうなんだが、結局顔を出すなといわれてここにいる。」

ターレス「それだけが理由か?」

ラディッツ「ああ、そうだ。」

ターレス「そうかそうか…」

ラディッツ「…何を笑ってやがる、腹の立つやつだな」

ターレス「いやあ、お前、珍しいやつだとは思っていたが本当に珍しいな。親の言うことを聞くサイヤ人なんて、王族くらいだ」

ラディッツ「…?それこそ、王族も下級も関係ないんじゃないか?というか、俺は下級だのエリートだのを自分で気にしたことがあまりない。」

ターレス「何?」

ラディッツ「王様は世襲制だろ?下級戦士だって強けりゃ王になれるかもしれなかった。俺の親父が王になっても不思議じゃなかった。それに、惑星ベジータが巨大隕石にやられて呆気なく消えただろう。星も国民もないなら、王子も王もありゃしない、強いか弱いか、それだけだ。」

ターレス「お前…弱いくせに、偉そうなことを言うな」

ラディッツ「この考えを口にしたのは今が初めてだ、お前がこの間異常に下級戦士であることを気にしていたからな。」

ターレス「だからわざわざその話をしたのか?意地の悪いやつだな」

ラディッツ「何故そうなる?俺は、あまり気にしないほうがお前がやっていきやすいんじゃないかと思って言ったんだが…お前は頭がいいのだな、考えすぎて物事を悪く取る。ベジータと同じだ。」

ターレス「お前の言い方も悪いと思うがな、俺は」

ラディッツ「お前とベジータ、二人もそういうんだからそうかもしれんなア。」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 04:20:46.73 ID:6EsacbAf0

ターレス「今日はもう戻る」

ラディッツ「今日はってなんだ、また来るつもりか?」

ターレス「ああそうさ、案外暇潰しになっているんでね。逃げようなんて考えるなよ、逃げたときは…」

ラディッツ「わかった、わかった。俺はここに居りゃいいのだな?あ、バーダックにあっても俺がここに居るとは言うなよ」

ターレス「? 何故だ」

ラディッツ「理由は特にない、ただそれだけ守ってほしいのだ。バーダックとか…あとナッパとか、アイツとか、」

ターレス「わかった、貴様がここにいるというのは誰にも言わないでおいてやる。」

ラディッツ「助かる。」

ターレス「明日は、少しは俺の話しをしてやろう。俺を楽しませた礼だ。」シュバッ

ラディッツ「あ、あぁ…。」


ラディッツ(当然のごとく俺がアイツの話を聞きたいということになっているのが驚きだ、確かに俺ばかり話をするのは不公平だとは思っていたが…まあ、俺も暇をしていたし、話を聞く分にはいいか。)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 06:19:13.02 ID:KYmUJ0Pgo
いつの間にか地獄では肉体が無くなる設定消えたよな
フリーザも地獄にいるのに肉体あったし
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 07:56:55.14 ID:4yYlDawyO
クトゥルーかと思ったが、あっちはダーレスだったか
12 :以下、名無しに変わりましてss速報VIPがお送りします [[saga]]:2017/02/22(水) 08:09:04.98 ID:Xbbz60Tf0
笑笑
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 21:31:33.60 ID:6EsacbAf0


ターレス「よお、ラディッツ」

ラディッツ「本当にきやがった…」

ターレス「そう邪険にするな、今日もお前に聞きたいことがあってきているのだ」

ラディッツ「今度は何だ?」

ターレス「お前は何故そんなに弱い?」

ラディッツ「うぐっ…貴様、失礼にもほどがないか?」

ターレス「質問に質問で返すな、あのバーダックの息子で、あのカカロットの兄ならばお前も十分強くなる素質はあったはずだというのに、お前からは強さは全く感じられん。それとも、俺に隠しているだけで本当は強いのか?」

ラディッツ「…俺の戦闘力は1500だ」

ターレス「1500!?なッ…嘆かわしいッ!そこらのサイヤ人より、下手したら弱いんじゃないのか!?」

ラディッツ「そ、そんなことはない!桁はずれて高いわけじゃないが、俺が特別低いわけでもない!普通だろう!」

ターレス「お前が弱虫といわれる所以がわかったぞ。しかし、貴様みたいなのが生き残ってしまうとは、サイヤ人も報われんな」

ラディッツ「ぐッ…」

ターレス「まあいい。お前が俺の暇潰しに付き合う限りは此処での安全くらいは保障してやる」

ラディッツ「俺にとっての一番の危険が貴様なんだが」

ターレス「残念だ、俺は同族には優しく接してやるつもりでいたんだが」

ラディッツ「わかった、わかった!今日も話そう!他には何を話すんだ!?」

ターレス「わかればいいのだ、ラディ〜ッツ。俺のご機嫌取りをしていればお前はここで安全に暮らせるのだ」

ラディッツ「はあ…」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 21:48:14.06 ID:EKZZeAioO
生き残ってないで真っ先に死んでるんですがそれは
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/22(水) 22:16:35.47 ID:6EsacbAf0

ターレス「今日のメインは俺の話のつもりできた」

ラディッツ「俺としてもそちらのほうが助かる」

ターレス「まあ、まずは俺が率いていたターレス軍団の話からしてやるとしよう!」

ラディッツ「ターレス軍…ウン?聞いたことがあるような…」

ターレス「フリーザの下で働いてたんだろう、聞いたことがあってもおかしくはない」

ラディッツ「ああ!あの、自由すぎると有名なターレス軍か!?ま、まさか率いていたのがサイヤ人だったとは…」

ターレス「あまり本部に帰らなかったから知らないのは無理もない。その部下の話だが・・・」




・・・・・・

・・・・

・・


ターレス「あの星の最後は綺麗だった!」

ラディッツ「星の最期か、もう暫く見ていないな…」

ターレス「地上げするときは星を壊さないからそれも仕方ないだろう」

ラディッツ「星を壊す機会はあったんだが、ずっとあの二人と行動していたから俺が壊すこともなかったしな…結局俺自身の手で星を壊した経験はない。」

ターレス「それは実にもったいないな、とっても楽しいぞ」

ラディッツ「俺が生きてる頃にお前のターレス軍とかいうやつに所属してたら、その楽しみもわかったかもしれないな」

ターレス「ハハハ、やめておけ。お前の強さではすぐに死んでしまうぞ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 00:32:34.44 ID:Z/7QmhyTo
>>14
故郷滅亡時にってことでしょ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/23(木) 01:16:46.77 ID:NAxmL9zX0
ターレス「しかし、お前は本当に珍しいサイヤ人だな」

ラディッツ「そうか?」

ターレス「ああ、下級戦士にもこんなやつがいるとは思わなかったぞ。まぁ、戦闘力は下級戦士そのものだがな…」

ラディッツ「お前…自分が下級戦士であることを言われると怒りだすくせに、おまえ自身はしょっちゅう下級だの何だの言ってるよな」

ターレス「何だ、勝手だと怒りたいのか?それならもっと強くなってからに…」

ラディッツ「いや、怒るつもりはない。お前は本当に、階級に囚われすぎているんだな、と感じただけだ。もう死んだ身なんだ、気にせずにいたらいいじゃないか。」

ターレス「……何?」

ラディッツ「俺は前にも言ったが階級は気にしたことがないのだ。まあ、エリート達にはそれなりの敬意は払っていたが、それは処世術というやつに過ぎん。死んだ今となっては、本当に階級などどうでもよくなった。しかし、お前はずっと階級に対して異様なほどに固執してる。珍しいほどに、だ。」

ターレス「何が言いたい?」

ラディッツ「お前は話を聞いていたところ、宇宙一を目指していたようだし、かなり向上心の高いやつなのだろう。そりゃ俺だって、宇宙一になれたのなら嬉しいが、その欲もあまりなかった。ただ生き延びて、サイヤ人としての誇りを…死んでいった同胞の誇りを引き継いで行けたらそれでよかったのだ。宇宙一打とか、フリーザを倒すだとか、そういうのはベジータがやるもんだと思っていたからな。」

ターレス「お前はそんなんだから弱いままだったんだろう。で、何が言いたいんだ。」

ラディッツ「さっき言ったとおりだ、あまり階級は気にせずにいたら良いのではないか?俺は別にお前が下級だろうとエリートだろうと、どうでも…」

ターレス「お前の勝手すぎる主観を俺に押し付けるなッ!」

ラディッツ「!」

ターレス「……」

ラディッツ「…すまん、そうだな。言い過ぎたかもしれん。」

ターレス「…っは、サイヤ人が謝るとはな…お前は本当に変わってる」

ラディッツ「死んでから変わったのだ。きっと、地獄から出られる機会を与えられたとしても、俺は行かんよ」

ターレス「つまらねえ奴だぜ…。」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/23(木) 01:29:52.81 ID:NAxmL9zX0

別の日


ターレス「よぉ、ラデ…!?」


ターレス「おい、どうした?」

ラディッツ「何がだ」

ターレス「岩場がボロボロじゃねえか!」

ラディッツ「ああ、そうだな。」

ターレス「誰か来たのか?」

ラディッツ「…フリーザ軍の奴らが、少し暴れて行っただけだ。何も問題はないだろう。」

ターレス「お前は何で無傷…ハッ」

ターレス「一度、殺されたのか…」

ラディッツ「ここでは誰しもが不死身だ。別に構わん。」

ターレス「痛くなかったのか?」

ラディッツ「お前、もしかして…」

ターレス「こんな場所にいる奴らに俺がやられるものか…地獄にきてから大きな傷をおったことはない。」

ラディッツ「へえ、そうだったのか。お前は本当に強いのだな。」

ターレス「話を逸らすな、問題は貴様がサイヤ人以外にやられたということだ。」

ラディッツ「お前…民族意識はちゃんとあったのだな」

ターレス「当たり前だッ、俺は同族には優しいんだよ。」

ラディッツ「まあ、もういいだろう。俺もそうだったからわかるが、お前が生前同族に優しく接しようとする気持ちがあったのは、生き残ったサイヤ人が少ないと分かっていたからだ。サイヤ人は仲間意識の強い民族だからな…まあ、たまにベジータみたいに同族だろうが殺しちまう奴もいるが…」

ターレス「……」

ラディッツ「お前のその感情は生前の名残だ。まあ、心配してくれたなら礼は言おう。昔遠征先でナッパに助けられたことを思い出して、少し嬉しく思ってしまった。」

ターレス「この弱虫が、サイヤ人ならやり返しやがれッ……恥なんだよ、この面汚しがッ!」

ラディッツ「お前も大概珍しいな。罵倒というのはそんな顔をして言うもんじゃない。まあ、とにかく今日は帰ったらどうだ。こんなに散らかった場所じゃ落ち着いて話も出来ないだろう。」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/23(木) 01:39:54.00 ID:NAxmL9zX0

・・・・・・・・


ラディッツ「案外おとなしく帰ったな…。とりあえずここらを片付けるか、新しい場所を探してもいいが、アイツが場所を変えるなと文句を言ってきそうだ」

ラディッツ「一気に掃除しちまってもいいが…」

ラディッツ「いや、やっぱり少しずつやっていくか。」



・・・・

・・・

・・




フリーザ軍手下A「おい、あの野郎まだいやがるぜ。またいじめてやるか?」

フリーザ軍手下B「いいねえ、アイツ弱いし、軽くボコってスッキリしちゃうか」

フリーザ軍手下A「他のサイヤ人はたいてい大勢でいるからボコれないけど、アイツは一人でいるモンなあ」

フリーザ軍手下B「しかも弱いときたもんだ!サイヤ人は体だけは丈夫だからいじめ甲斐が…ウゲッ」

フリーザ軍手下A「ゲッ、貴様サイヤ人、の…ター…ぐげっ!」


ドサッドサッ


ターレス「ったく…たった二人、しかもこんな雑魚にやられたのかよ。情けない。」

ターレス「あんまりあそこを荒らされると、俺の暇潰しがなくなっちまうんでね…悪いがもうこないでもらえるかな?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/23(木) 01:52:52.75 ID:NAxmL9zX0

ラディッツ「なんだ、もう来たのか?いなくなってから来るまでが早すぎるだろう、いくらなんでも。」

ターレス「俺もこの岩場を拠点にしようと思ってな」

ラディッツ「そうか、その話が終わったら今日はもう…何だと?」

ターレス「言葉くらい一度で聞き取れ、マヌケが」

ラディッツ「聞き取った上で驚いたんだが?理解が出来ん、どうしてそうなった。まさかお前…そっちの気が…わッ、悪いが俺は女が好k痛え!」

ターレス「次気色の悪いことを抜かしやがったらいっぺん殺してやる」

ラディッツ「や、やめろ…わかった、すまなかった…」

ターレス「チッ。ひとつ面白い話をしてやろうか。」

ラディッツ「まだ全然此処が片付いてないのが見えないのか?」

ターレス「フンッ」ズアッ

ラディッツ「…」

ターレス「これで座るスペースは確保できたな」
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