このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

高垣楓「プロデューサー、今度飲みに行きません?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 18:31:47.01 ID:UANl8jU3O
夜景が綺麗な、高級レストランにて。

二人っきりで、向き合いながら。


楓「私と、結婚してください」


俺の担当アイドル――高垣楓は、そう言った。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487842307
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 18:48:31.46 ID:UANl8jU3O
『××月××日の夜』

『二人で、飲みに行きません?』

『いいお店が、予約できそうなんです』


……と、脳裏に蘇るのは数週間の彼女の誘い。

なるほど、確かに良い店である。

『他のみんなには、ナイショでお願いしますね?……ふふっ』という言葉にも頷ける。


P「――」


返事を、しなければと思う。

が、急に喉が渇いて口と舌がうまく回らない。

……テンパっているのだ、初ステージに立つ前の新人アイドルのように。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 19:19:49.60 ID:oXyZl0hSO
楓さんみたいな美人なら即OKする
4 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 19:57:22.05 ID:UANl8jU3O
楓「初めて……だったんです。ここまで、私を引き出してくれた人は」


楓「自分の気持ちを伝えるのが苦手だった私に、ここまで付き添ってくれた人は」


……確かに、出会ったばかりの頃の楓さんは、初対面の人と話す事を苦手に感じていた。
初期の頃は言葉に詰まってしまうことがよくあったし、お酒の席で相談をする事も多かった。


楓「そして。あなたは私を選んでくれて、ここまで育ててくれました」


楓「……」


楓「……私は、あなたと一緒にいたい。これからも、この先も、ずっとずっと、その向こうまで」


楓「あの頃よりも。魅力的な子たちが、もっといっぱいいる中で」



楓「あなたは……また、私を、選んでくれますか?」
5 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 19:58:30.10 ID:UANl8jU3O

P「選びます」

6 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 20:06:41.48 ID:UANl8jU3O
即答だった。

あの頃を思い出しながら、あの頃と同じように聞かれて。

そうしたら、あの頃と同じように、即答していた。


楓「本当に……私で、いいんですか?」

P「はい」

楓「……でも」

P「……楓さん。俺も、あなたと同じ気持ちです」

P「俺も、あなたと一緒にいたい」

7 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 20:11:05.44 ID:UANl8jU3O
不安そうなオッドアイの瞳が、ゆっくりと閉じられていく。

楓さんは、ほっとしたように、自分の胸を撫で下ろし、


楓「……よかった……」


心から嬉しそうに、微笑んだ。

瞳の端からは、小粒な涙が、ポロポロと流れていた。
8 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 20:16:41.41 ID:UANl8jU3O

……しばらくして、楓さんの涙も止まり。


楓「はぁ……夢、じゃないかしら……?」

P「夢じゃないですよ」

楓「嬉しくても、止まらないくらいの涙は、流れるんですね」

P「キレイ、でした」

楓「……ふふっ」


楓「でも、本当によかった。コレが無駄にならなくて」

P「……コレ?」
9 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 20:30:03.80 ID:UANl8jU3O
楓さんが、机の下から取り出した小箱。

パカッと開いた、その中から出て来たものは。


楓「本当は、もっと上手に……告白と一緒に、出すつもりだったんですけど」


給料3ヶ月分では納まりそうにない輝き。

一目見て高貴なものだとわかるモノ。

かと言って主張し過ぎる事はなく、装飾者を主役とする慎みのある指輪。


コレには我らが緑の事務員もニッコリ――ではなく。
10 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 20:30:59.69 ID:UANl8jU3O

楓「指輪をはめる指は……ね?」


楓さんは、いつものように微笑んだ。
11 : ◆cad9vEEdTSaN [sage]:2017/02/23(木) 20:32:24.08 ID:UANl8jU3O
もうちょい続きます
12 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 22:48:42.46 ID:33BtvxvI0
『……実は』

『ホテル、取ってあるんです』

『プロデューサー、明日はオフ……でしたよね?』

『ふふっ……私もなんです』

『意味は……わかりますよね?』



パーフェクト・コミュニケーション!



P「……とまぁ、最高の一夜を過ごしたわけだが」

P「俺は一つ、忘れていた」
13 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/23(木) 22:50:21.12 ID:UANl8jU3O

P「……他のアイドルに、どう説明しよう……」

楓「zzz……zzz……」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 23:35:53.99 ID:38d194eto
大事なところが抜けてるぞ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 23:58:59.47 ID:KOQflHDIo
おぅ、何か足りねぇよなぁ
16 : ◆cad9vEEdTSaN [saga]:2017/02/24(金) 00:59:05.22 ID:ZKHQSsfZO
楓さんと結ばれたことに後悔はない。

むしろ、幸せの絶頂である。

しかしまぁ、勢いに任せた行動だったことは否めない。


P「ちひろさんに、常務に、部長に……ううむ、マジでどう説明しよう……」

P「………」

P「というか、だ……」

P「冷静に、なってみると、だ……」


『Pちゃまへの想いを込めて、歌います』

『待てますか』

『どうしよ、Pさん…。アタシ、本気で役の気分に…!』

『神崎P……。あっ、なんでもないです!あわわ……』

『とりあえずお好きな壁に、まゆを……ね?』


P「ざっと、思い返してみると……うん」

P「……」

P「……勘違いなら、いいなぁ……」

楓「……すやぁ……」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 06:57:53.23 ID:fVTQhoWto
どう考えても勘違いですむわけない
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 08:31:08.00 ID:uKVt32RYO
大事なところが抜けてんねん
抜けてるのは髪だけにしとき
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 10:29:03.45 ID:OFZkXHy/0
逆に考えるんだ、「重婚可能な国に籍を移せばいいんだ」と…
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 12:52:20.71 ID:opQ2P9M+O
>>18
髪がないのはPaPでCoPは関係ないだろいい加減にしろ!
6.07 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)