ドワォチャージプリキュア! 〜戦慄のぴかりが丘〜

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/02/26(日) 19:53:40.97 ID:EicJ05YrO
2014年……地球は突如として現れた侵略者、幻影帝国の脅威に晒されていた。
しかしそれに対抗する愛の戦士達がいた!
その名は……


ぴかりが丘


リボン「プリンセス、友達を探しに行くんじゃありませんですの?」

プリンセス「こんなにたくさんの人の中から探すの大変でしょ〜? だ・か・ら!」つ愛の欠片

プリンセス「これが当たった人が〜! 友達よ〜!」ポーイ

リボン「えええ〜!?」


ガツン! ヌオッ!?
アニキ、ダイジョウブデスカ


プリンセス「にしし〜! さあ、どんな子かな〜?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1488106420
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/02/26(日) 19:59:25.43 ID:EicJ05YrO


プリンセス「さ、て、とー。できれば可愛くて何でも言うこと聞いてくれる子がいいなー!」

リボン「もう、プリンセス? 友達というのはそんな都合の良いものじゃありませんわよ?」

プリンセス「わかってるってば! さーてここら辺に落ちたはずだけど……」

「なんじゃあ!? こんなもん投げおってからに! 喧嘩売っとるんかあ〜〜〜〜!?」

プリンセス「ああ! いたいた! い、た……?」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 20:19:57.48 ID:EicJ05YrO


「てめぇか〜〜〜〜!? こないなもん投げおったのは〜〜〜〜!?」ズオオオ

プリンセス「ぴい!?」

リボン「ププププリンセス!? ににに逃げ逃げ逃げますわよ!!」

プリンセス「すすすすいまっせんでしたあ〜〜〜〜!」ピューン

「ああ!? 待ちやがれこのガキゃあああああ!!」

三太郎「アニキー、あれってプリキュアじゃねーすか?」

拓三「へー、ホンモノを見るのははじめてだな」

「ったく、プリキュアだがキャバクラだか知らねえがこないな石ころ人の頭にぶつけやがって……んん?」

三太郎「アニキ?」

「……よく見りゃーキラキラしてるじゃねえか。こりゃいい拾いもんかもしれんのお」

拓三「ありゃ、宝石ですかい? ちょいと失礼。……見たことない石ですねでも好き者には高く売れるかもしれやせんぜ」

「そうじゃろ!? だったらさっさと売り払って景気づけに牛丼じゃ!」

三太郎「将造アニキ、牛丼好きっすねー」

将造「バカか!? 折角日本に来たんじゃ、まずは牛丼に決まっとるじゃろ!」



将造「腹ごしらえが終わったら組に戻るぞ……岩鬼組復活の狼煙じゃあ〜〜〜〜!」



プリンセス「ど、どーしよ……」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 20:32:01.87 ID:EicJ05YrO


三太郎「ここらもすっかり変わっちまったな……ポルノショップも立チンボもねえ! ファンシーなブティックやバーガーショップばっかじゃねーか!」

将造「いかんな……これでは絶対にいかんぞ! もっと青少年にとって不健全で不健康な街をとりもどさねば! おっさん!日本はダメになるぞっ!」

「はっ!?」

将造「社会の正しい姿とは、目に見える健全さと、目に見える不健全さがちゃんとここにあることだ!不健全さのない社会は、健全さも目立たない!」

三太郎「分かったか〜!?」

めぐみ「なんだろう、あのおじさんたち」

ゆうこ「今どき珍しいタイプの人達だね」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 20:40:40.59 ID:EicJ05YrO


ひめ「うう、何とかしてあの人達から愛の結晶を返してもらわなきゃ……」

リボン「それにしてもあの帽子の方は随分愛に溢れたオーラを発してますわね〜?」

ひめ「マジかよ!? どー見ても普通の人じゃないって! 歩き方なんて思いっきり肩で風切ってるよ!」

カガミニ ウツル ミライヲ サイアクニシロ!

コイコイサイアーク!

ひめ「! ま、まさか……」

リボン「幻影帝国ですわ!」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 20:44:57.97 ID:EicJ05YrO


ナマケルダ「ふっふっふ! 人の幸福を不幸に変える……。このジメジメした感じが素晴らしい!」

ひめ「アイツは!」

リボン「幻影帝国のナマケルダ! それに……」

ナマケルダ「さあ! あなたもサイアークにして差し上げましょう!」

将造「……」

ひめ「さっきのおじさん!? 助けなきゃ!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 20:55:36.11 ID:EicJ05YrO

将造「三太郎、このふざけたヤローは誰だ?」

三太郎「あー、確か幻影帝国って言って世界中を荒らし回る悪党だって聞いてますよ」

将造「……ほーお? しばらく帰ってこん内にこんな奴らがシマウチを荒らし回っとるとはのお」

ナマケルダ「さあ、サイアークよ! 暴れなさい!」

サイアーク「サイ、アーク!!」

将造「……てめーら」

将造「調子乗ってんじゃねえぞ〜〜〜〜!!」ズワォ!!

ひめ「ぴ!?」ビク

将造「拓三〜〜〜〜!!」

拓三「どうぞどうぞ!!」

ジャキン!!


将造「てめーらワシのシマで随分好き勝手してくれたようじゃのお!? たっぷり鉛弾をごちそうしちゃるけえ遠慮しないで喰らえや〜〜〜〜!!」



ズガガガガガガガガ!!




8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 21:06:26.52 ID:EicJ05YrO


サイアーク「サ、サイ!? サ、サササ」ズドドドド

将造「くたばれ! このヤロ〜〜〜〜!!!」
ズガガガガガガガガ!!

ナマケルダ「ふん、そんな攻撃がサイアークに通用するとでも?」

将造「なに!?」

ナマケルダ「プリキュアでもない一般人が生意気ですぞ! サイアーク! その庶民をやってしまいなさい!」

サイアーク「サイアーク!!」

将造「む……」


待ちなさい!!


ナマケルダ「!?」

将造「誰だ!?」



ひめ「幻影帝国! その人から離れなさい!」


将造「あのガキは……」

ナマケルダ「ほう、これはこれは……。最弱のプリキュア、キュアプリンセスではないですか」

ひめ「こ、今度は負けないんだから! 行くわよ!」

ひめ「プリキュア、くるりんミラーチェンジ!」
カワルンルン♪


プリンセス「天空に舞う、蒼き風! キュアプリンセス!」キュアアアアン


プリンセス「さあ、サイアーク! 覚悟なさい」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 21:15:14.62 ID:EicJ05YrO
プリンセス「プリンセス! 弾丸……マシンガン!!」
ズガガガガガガガガ!!

拓三「はー、あの嬢ちゃんがプリキュア……」

三太郎「なかなか派手な攻撃じゃねーか」

将造「ダメだな……」

三太郎「へっ?」

将造「あのプリキュアっちゅうのは戦いのなんたるかをわかっとらん!」


プリンセス「だだだだだだ……!!」
ズガガガガガガガガ

プリンセス「はあ、はあ……! や、やった!?」

将造「アホウ! 全然やっとらんわ!」

プリンセス「えっ!?」

サイアーク「サイアアアアアアク!!」ズオオオ

プリンセス「キャアアアアア!?」

将造「どいてろ!」ドンッ

プリンセス「きゃっ!? ……え?」

将造「目ェつぶってて弾が当たるか! いいか、マシンガンってのは……」ジャキ

将造「こう撃つんじゃああああああああ!!」ズオ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 21:27:25.52 ID:EicJ05YrO


ズガガガガガガガガ!!!


将造「ウオオオオ」

プリンセス「す、すごい……全部頭に当たってる」

ナマケルダ「ふっ! ムダなことですぞ! サイアークにそんな攻撃が通用するとでも?」

将造「やかましいわボケが〜〜〜〜! だったらくたばるまで撃ちまくるまでじゃあ〜〜〜〜!!」ズワォ!!

ナマケルダ「全く品性のない男ですね……。サイアーク! さっさとやってしまえ!」

プリンセス「お、おじさん! 逃げて! 危ないよ!」

将造「バカか!? ここまで来て敵に背中見せられるかぁ!」

プリンセス「な、なんでそこまで……」

将造「幻影帝国だろうがなんだろうがワシのシマで好き勝手する奴はゆるさん! 誰であろうとぶち殺す〜〜〜〜!!」

将造「ワシはシマの……このニッポンを預かる首領じゃ! シマのためなら命を懸ける! それが首領のつとめじゃあ!!」


カァアアアアア!!


将造「むお」

プリンセス「こ、この光は!?」

リボン「ま、まさかあ〜〜〜〜!?」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 21:34:49.40 ID:EicJ05YrO


「地球を救う愛が生まれた……」


リボン「愛の結晶があなたの気持ちに反応してるですわ!」

将造「ワシの気持ちだと!? ……この機械は!?」

リボン「プリチェンミラーにカードを入れて……」

将造「こうかあ〜〜〜〜!!」ズワォ!!
カワルンルン♪


将造「プリキュア! くるりんミラーチェンジ!!」



ド ワ ォ ! !



ナマケルダ「なんと……! 新たなプリキュア!?」

プリンセス「あ、ああ〜〜〜〜」


将造「世界を牛耳るビッグな愛! キュア極道〜!〜〜〜!!」
ドワーーーーーーーーッッ



12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 21:43:33.04 ID:EicJ05YrO


プリンセス「キュ、キュア極道〜〜〜〜!!?」

将造「……なんじゃ、なんも変わっとらんのう」

リボン「ラブプリブレスを回すですわ!」

将造「おお! なんか腕についとるのお! こうかあ!?」クルクル


将造「プリキュア! 極道マシンガン〜〜〜〜!!!」ズオ


拓三「何もない所からマシンガンが?」

三太郎「あれがプリキュアの力か〜!」


将造「くたばりやがれ〜〜〜〜!!!!」
ドワオオオオオオオ!!!


サイアーク「サイッ!? ア、アアアアアアアアアアギャギャギャギャギャ!?」ズドドドドドド!!


将造「もういっぺんあの世から出直してこいや〜〜〜〜!!!!」ズオオオ!!


サイアーク「ぎゃん!!」

――――ドワォ!!


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 21:53:47.17 ID:EicJ05YrO


ナマケルダ「ふっ、新たなプリキュア……キュア極道! 覚えましたですぞ」スゥウウ

三太郎「あ! 逃げやがった!」

将造「はーーーっ! はーーーーっ!」

プリンセス「あ、あの〜……」

将造「……」ぎらり

プリンセス「ぴい!?」

将造「きさま〜〜〜〜!!!!」

プリンセス「ひいいいいい!?」

将造「よくも……よくも……!!」ブルブル

プリンセス(ひいいいいい!? 怒ってる! このおじさんめちゃめちゃ怒ってるよ〜!)

プリンセス(で、でも仕方ないよね……。いきなりあんな力を持っちゃったら誰だって混乱するに決まって)

将造「よくもスバラシイ体にしてくれたのう! 最高じゃあ!!」

プリンセス「はい?」

三太郎「あ、アニキ? どうしちまったんですか!?」

拓三「まさかプリキュアになったせいでアタマがおかしくなったんじゃ」

将造「アホウ!! 違うわ!! お前らも見ただろ? この力があれば天下無敵じゃ!!」


将造「ワシは史上最強の極道プリキュアじゃ〜あああああああああ!!!!」
ズドドドドドド!!!



「プリキュアの力は気に入ったかな?」

将造「ん!? 誰だてめーは!!?」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 21:57:49.44 ID:EicJ05YrO


ブルー「僕は神……地球の神、ブルー! これから先君に地獄を見せる男さ」
ズオオオオオ!!

将造「神……地球の神だと!?」


次回 登場! 幻影衆総帥ファントム

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/26(日) 21:59:19.73 ID:EicJ05YrO
今日はここまで
石川賢先生がプリキュアを書くとしたらどうなるか?
がこのSSのお題です
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/26(日) 22:48:53.28 ID:NDkDXNovO
よりにもよって極道兵器ww(期待)
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 22:51:11.64 ID:RACFw8CAo
面白い
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/27(月) 01:47:51.65 ID:ATzRyJD9O
振り切れたキチガイも突き詰めれば純粋な心の持ち主理論来たな
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/27(月) 04:31:11.29 ID:oxPt/C0Y0
ドワォで絶対賢ちゃんネタだと思った
まさか極道兵器で来るとは思わなかったwwwwwwww
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:03:02.39 ID:+OX2JgosO

ドワォチャージプリキュア!(ド ワ ォ !!!!)

登場!幻影衆総帥ファントム

ーー

ファントム「幻影帝国の諸君!! ついに時はきた!! 長きに渡る戦いに決着をつける時がきたのだあ〜〜〜〜〜!!」ぐわっ

ナマケルダ「戦闘部隊隊長ナマケルダ!」

ホッシーワ「同じくホッシーワ!」

キントレスキー「前線攻撃班キントレスキー推参」

ファントム「そして幻影衆総帥ファントム見参!! 諸君、声をあげろお〜〜〜〜!!」



チョイアーク「「「「「「うぉ〜〜〜〜〜!!」」」」」」



ナマケルダ「クイーンミラージュ様がおなりになられますぞ!!」

キントレスキー「総員控えええええい!!」


ミラージュ「聞け!!! 者共〜〜〜〜!!」


ミラージュ「我らが悲願にして最大目的! 地上生命総不幸化計画を指導する!!」

ミラージュ「このブルースカイ王国がその拠点として世界を不幸の奈落に沈めるのだあ〜〜〜〜!!!!」


ウオオ
ウオオオオオ
ああ〜〜〜〜!!



ミラージュ……そう簡単にいくと思っているのかい?



ミラージュ「そ、その声は、まさかあ〜〜〜〜!!」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:10:13.71 ID:+OX2JgosO


オオ
鏡に、鏡に人の顔が〜〜〜!


ミラージュ「ブルー! 地球神ブルー!!」

ミラージュ「貴様よくもおめおめと私の前に姿を現せたな〜〜〜〜!!」ぐわっ

ブルー「久しぶりだね、ミラージュ……悪いが君の計画は止めさせてもらうよ」

ミラージュ「なんだと」

ブルー「君は自分のことを優秀だと思い、何でも思い通りにいくと思っているかも知れないがそうはいかない。僕がながい時をかけて集めたプリキュア軍団が君たちを阻止する……」



ブルー「僕は全霊をかけて君の野望を叩き潰す!!!!」

ミラージュ「できるかブルー、地球神ブルー!!!」



今ここに、地球プリキュア軍団と幻影帝国との地上を賭けた戦いの火蓋が切って落とされた!!

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:17:51.17 ID:+OX2JgosO
その頃
日本国 ぴかりが丘



リボン「あの将造という方、まさかプリキュアになれるなんてびっくりですわ!」

ひめ「私も驚いてるよ……てゆーかおとこの人でもプリキュアになれるんだね……」

リボン「確かに私も男性のプリキュアは初めて見ましたわ」

ひめ「キュア極道ってなによ……全然プリティでキュアキュアじゃないじゃん……」

ひめ「今朝だって……」


ーー

ブルースカイ王国大使館


パンパンッッッ!!

チョイアーク「ぎゃん!!」
チョイアーク「ああ〜!」

将造「ほー? バケモノでも恐怖っちゅうのは存在するみたいじゃのう〜〜〜!?」

三太郎「アニキ〜! またもってきましたぜ!!」

将造「吊るせ!!」



ひめ「なんであんたたちここに居着いてんのよ!」


23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:24:25.23 ID:+OX2JgosO


将造「なーに、同じプリキュア同士、仲良くしようじゃねーか!」

ひめ「だからここは私の家だって言ってるでしょ!」

将造「ワシはここが気に入った! 暫くのあいだ拠点として使わせてもらうぞ!!」

ひめ「勝手に……!」


パンッ!!
チョイアーク「ぎゃん!!」

ひめ「ひいっ!? あ、あなたそれ、拳銃……」

将造「チョイアークってのもい〜い声で悲鳴をあげるじゃね〜か。やっぱり人殺しはたまらんのう〜〜〜!」ニヤアア

ひめ「や、やめなさいよ! いくらチョイアークでもかわいそうでしょ!」

将造「やめられんのう〜〜?」

将造「人が死ぬ時の悲鳴がわしの耳から身体中を駆け巡るんじゃ……」ニヤアア

ひめ(く、くるってやがる……!!!)
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:31:06.59 ID:+OX2JgosO


ブルー「まあまあひめ、元はといえばひめが投げた愛の結晶が彼に当たったのが原因なんだ。今さら文句を言ってもしょうがないよ」

ひめ「神様〜! あなたどっちの味方なのよ〜!」

将造「流石神ってのは話がわかるのう! はっはっは!!」

ブルー「それに、彼の愛は紛れもなく本物……充分にプリキュアになる資格があるということさ」

ひめ「プリキュアの資格って何!? 女の子限定じゃないの?」

ブルー「違うよ」


ブルー「プリキュアになれるのは優秀な女の子か、バカだけさ」


ひめ「やってられるかーーーーーっっ!!」ダダッ


リボン「ああ! ひめ〜! どこに!」



25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:35:23.95 ID:+OX2JgosO


ひめ「勢いで出ちゃったけど、ほんとこれからどーしよ……せっかく友達を作ろうと思ったのに」

ひめ「……そういえばここどこ? 結構遠くまで来ちゃったけど」


ガヤガヤ


リボン「なんだかさわがしいですわ!」

ひめ「ほんとだ! なになに? 帝辺大学学園祭……? 面白そうじゃん! ちょっと寄ってこーっと!!」

リボン「ああ!? ひめ、まってですわ〜!」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:43:15.16 ID:+OX2JgosO


ひめ「へー! ちょっとしたお祭りじゃん! 出店がいーっぱいあるよ!」

「お嬢ちゃんお嬢ちゃん、僕達帝辺大学写真部なんだけど、今なら無料で一枚撮ってあげるよ?」

ひめ「おお! マジで!? それじゃ一枚撮ってもらおっかな〜!」

「はい、一名様ご案内! それではこちらの部屋にどーぞ!」

ひめ「へへ〜、タダなんてついてるな〜! やっぱりタダは一番だよね! こりゃ日本の将来は明るいな〜!」

ガラッ




「ワハハ、どうだオレの腰使いは〜〜〜!」カクカク

「ああ、イヤ〜〜〜!!」カクカク

「ああ、やめてくれ〜〜〜!!」

「ワハハ、目の前で彼女を(ピー)される気分はどうだあ〜〜〜!」



ひめ「」




27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:49:37.72 ID:+OX2JgosO
「タダで撮ってやるんだからハメ撮りくらい当然だろ」ぎらり
「お嬢ちゃんかわいいからいい作品がとれそうだぜ」ぎらり


ひめ「ああ〜! に、日本の将来はおしまいだ〜!」ガタガタ


「ぐへへへへ〜〜〜! オレのモノを食らえば二度と他の男じゃ満足できねーぜ! いっておくがオレは十日間風呂に入っていない!」

ひめ「ぎゃああああああ!!? 近寄るな変態〜〜〜!!」

「ぐははロリータ外人モノの華々しいデビューを飾って」


パァン!!


「ぎゃん!!」
「な、なんだ〜!!?」
「うおお頭がふっとんだ〜!」


ひめ「あ、ああ〜! あんたは!」



28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 00:53:09.40 ID:+OX2JgosO


将造「こら〜〜あ!! 貴様らワシのツレが随分と世話になったみたいじゃのう!!」

ひめ「将造〜〜〜〜!!」

将造「こいつは駄賃がわりじゃ! 遠慮せずにくらえ〜〜〜!!」


パンッパンパン!!


「あぎゃ!」
「ああ〜」
「ぎゃん!!」



ひめ「」ガタガタガタ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 01:03:42.42 ID:+OX2JgosO


ーー

将造「まったく……ワシが来なかったら今ごろえらい目にあっとったぞ!」

ひめ「しょ、将造……なんで来たの?」

将造「あん? 一応宿を貸してもらってる身分じゃ、これくらいの事をするのが仁義ってもんじゃ!」

ひめ「仁義って……」

将造「心配しなくてもワシの組を乗っ取ったやつらをぶち殺したらさっさと出てくわ!」

ひめ「く、組……。やっぱり将造ってヤクザなの?」

将造「ああ、日本でも有数のヤクザ、岩鬼組の跡取り……は昔の話だけどよ、親父に勘当されて外人部隊で働いとったんじゃ!」

将造「最近岩鬼組が乗っ取られたと聞いてのお! ワシのシマを荒らすなんざふざけたやつらだぜ!」

ひめ「……そっか、将造も自分の国を取り戻すために戦ってるんだね」

将造「ああん?」

ひめ(わたしにはむりかなー。こんな連戦連敗の最弱プリキュアじゃ、王国を取り戻すなんて……)

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 01:18:27.40 ID:+OX2JgosO

ワー!
サイアークダー


将造「むお」

ひめ「サイアーク!? こんな時に……」

将造「どうやら現れたみたいじゃのう……」ニヤアア

将造「ワシのシマを荒らす奴はゆるさん!! いくぞひめ〜!」

ひめ「ああ、ちょっと待ってよ!」


ーー


サイアーク「サイ、アーク!!」

ファントム「ふはは! 人類よ! 幻影帝国の前にひれ伏すがいい!」

ファントム「すべての人類を不幸にしろ〜!」


させるかあ〜〜〜〜!!


ファントム「誰だ!?」


ひめ「そこまでよ! サイアーク!」

将造「調子に乗るのもそこまでじゃあ〜!」


『プリキュア!くるりんミラーチェンジ!』
カワルンルン♪


プリンセス「天空に舞う蒼き風! キュアプリンセス!」キュアアアン

将造「世界を牛耳るビッグな愛! キュア極道〜〜〜〜!!」ドワーーーーーー!!


ファントム「出たなプリキュア〜〜!!」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 01:22:47.99 ID:+OX2JgosO


ファントム「さあ、やれ! サイアーク!」

サイアーク「サイアークーーーーーーーーッッッッ!!」

プリンセス「なにあれ!? ゴルフドライバー?」

将造「なんだろうと関係あるか! 一気にぶち殺す〜〜〜〜!!」クルクル


将造「プリキュア! 極道マシンガン〜〜〜!!!」


将造「ウオオ くやばりやがれええええええ!!!!」



ズガガガガガガガガガガガ!!!


将造「どうじゃあ!!」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 01:40:27.88 ID:+OX2JgosO


サイアーク「サイアーク〜〜!!」


将造「何!? 無傷だと〜〜!!」

プリンセス「プリキュアの攻撃が効かない!?」

ファントム「このファントムが産み出したサイアークを普通と思うな!」

ファントム「貴様ら地獄に叩き落としてくれるわ〜〜〜〜!!!」ぐわ

将造「何が地獄じゃあ〜! だったらこっちは無限地獄を見せてやるわ!!」ぐわあ!

将造「ウオオ 極道マシンガン乱射〜!!」

ズガガガガガガガガガガガ!!!



プリンセス「わ、私も攻撃しなきゃ!……でも」

プリンセス「私が出てっても足手まといにしかならないんじゃ……」

プリンセス「……」

リボン「プ、プリンセス!? ボーッとしてる場合じゃありませんわよ!?」

『放っておきなさい』

リボン「か、神様!?」

『これは彼女に与えられた試練だ。この壁は彼女自信が乗り越えなければならない』

『それに……この程度でつぶれるくらいなら今つぶれてしまったほうが親切だよ』


サイアーク「サイアーッッック」ビーム!!


将造「ぐおお! このやろ〜!」


プリンセス「将造!!」

プリンセス(そんな、将造に勝てない相手にわたしなんかが勝てるわけ……)

将造「ふふふやるじゃねぇーか!! そう来なくちゃ面白くないのお!!」

ファントム「バカめ〜! すでに勝てぬということがまだ理解できんのか!!」

将造「うるせえ!! 勝つか負けるかは最後までやってわかるんじゃ! もっとも勝つのはワシだがなあ〜!」

プリンセス(最後まで……私は最後まで戦ったことあったっけ)

プリンセス(いっつも逃げてばっかりで……そもそも幻影帝国が復活したのも私の責任だし)

『シマを荒らす奴はどんなヤツだろうとぶち殺す!!』
『それがシマを預かる首領のつとめじゃあ!!』

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 01:50:08.09 ID:+OX2JgosO


プリンセス(そうだよ……私だって王国を……お母さまとお父さまを助けるためにプリキュアになったのよ、自分の国は……自分のシマは自分で守らなきゃ!)

ひめ(もう、逃げ続けるのはやめよう。今こそ戦うとき……今がその時だ!!)


プリンセス「プリンセス!!」クルクル

将造「!!」

リボン「プリンセス! やっと……」


プリンセス「弾丸マシンガン〜〜〜〜!!!」ぐわっ


ズガガガガガガガガガガガ!!!


プリンセス「目を開いて! 相手をしっかり見る!!」


ズガガガガガガガガガガガ!!


将造「ほう! 前よりよくなったじゃねーか!! こりゃ負けてられんのお!!」

将造「ウオオ こっからが本番じゃあ!! 地獄に落ちやがれえ〜〜〜〜!!」



ズガガガガガガガガガガガ!!!!!
ズガガガガガガガガガガガ!!!!


ファントム「ウオオ この衝撃」

リボン「これが これがプリキュアの力ですわあ〜!」


「「もういっぺんあの世から出直して来やがれ〜!」」



サイアーク「あ、ああ〜」
ズガガガガガガガガガガガ!!!!!



サイアーク「ぎゃん!!」



ド ワ ォ !!!!!!


34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 01:59:52.88 ID:+OX2JgosO


プリンセス「はあ、はあ、や、やった! 勝った!」

ファントム「ふん! これで終わりと思ったか!!」

プリンセス「ええっ!!?」


ファントム「これが本当の狙い!! デスドロップマフィアより奪い取った戦闘ヘリのサイアークよ!!」


バババババババババ………


サイアーク「サイアークーーーーーーーーッッッッ!!」


プリンセス「そ、そんな……もう戦う力も残ってないのに」

将造「諦めるなあ!!」

プリンセス「将造」

将造「マフィアだと〜! 上等じゃねーか。外人野郎なんぞにこの国を好きにさせてたまるかあ〜!!!」

リボン「将造! これを使うですわ!」

将造「なんじゃあ!? カードなんかでどうしろってんだ!?」

リボン「これは新しいプリカードですわ! これを使ってフォームチェンジするですわ!」

将造「なに フォームチェンジだと〜!!?」

プリンセス「将造! 早く!!」

将造「ウオオ チェンジプリキュア〜〜〜〜!!!」
ドワ


カワルンルン♪


35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 02:06:13.63 ID:+OX2JgosO


チェンジプリキュア!!


将造「ヤオヨロズ・ゴルファー!!!」ジャキィイイン


プリンセス「ゴルファー!? ダンス関係ないじゃん!?」

将造「ひめ、ドライバーじゃあ!!」

プリンセス「ええ!? あ、は、はい!!」

将造「バケモノをぶっとばすならやっぱドライバーじゃのう!! 地獄までぶっとばしてやるわあ〜〜〜〜!!」ぐおお


バチバチバチ!!


ファントム「ウオオ なんだこの衝撃は!!」

リボン「将造の周りを大自然のパワーが駆け巡っているのですわ!」

プリンセス「こ、これが……! 恐るべし大自然!」


36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 02:14:17.71 ID:+OX2JgosO


将造「風はアゲンスト三メートル!! アドレスよし!!方向よし!!」


将造「プリキュア!伐折羅降臨!!!」ズギャ!!


プリンセス「ああ〜将造の背後に!!」

将造「マフィアがなんぼのもんじゃあ!! 日本には八百万の神々がついとるんじゃあああああ!! 今日は総出動の日じゃあああああああ!!!」グオオオオオ

リボン「ウオオあれが八百万の神々かあ〜〜〜〜!!」


37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 02:17:15.89 ID:+OX2JgosO



将造「プリキュア! 伐折羅昇竜打〜〜〜〜!!!!」
ドワーーーーーーーーッッッッ!!!



ファントム「ウオオ これがプリキュアの プリキュアの力なのかあ〜〜〜〜!!!」



サイアーク「ぎゃんっっっ!!!」




ド ワ ォ ! ! !




38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 02:21:56.08 ID:+OX2JgosO


ファントム「おのれキュア極道!! いずれ貴様をこの手で消滅させてくれるわあ〜〜〜〜!!」


シュン


将造「けっ! 逃げおったか!!」

プリンセス「将造! 大丈夫?」

将造「おう、ひめ〜! お前なかなかやるようになったのう!! 助かったぜ!!」

プリンセス「え!? そ、そうかな……?」

将造「お前と組めば百人力じゃ!! この調子で幻影帝国の奴等を皆殺しじゃあ!!」



次回 戦慄の餓狼プリンセス!!


39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/28(火) 02:23:42.86 ID:+OX2JgosO
ここまで
勢いは大切
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/28(火) 07:39:27.48 ID:R6+1CLecO
もう最高だわww
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/28(火) 08:38:07.44 ID:UHARub53O
ハピネスって結構色んな身内キャラが悪堕ちしてた気がするんですけど大丈夫なんですかね
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/28(火) 20:37:51.06 ID:g5utQ+Yso
まさかの超ゴルフ伝ネタで草ww
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/04(土) 07:03:45.43 ID:Scf+5U300
プリキュアも虚無る時代か。胸が熱いな
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 08:50:58.75 ID:yloh6Fm40
BPOに目をつけられましたねこれは・・・
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 16:41:24.67 ID:qnJmlqEYO
>>44
BPOが怖くてssが書けるか〜〜〜〜!!(グオオオ


続き書きます



46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/18(土) 16:55:57.31 ID:tZoLF4sNO
日曜の朝にやっていい内容じゃない
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 16:59:47.15 ID:qnJmlqEYO
※訂正 キントレスキーじゃなくてオレスキーさん
    三太郎達の将造に対する呼び方は「若」


ドワォチャージプリキュア!(ド W O W !!)

戦慄の餓狼プリンセス!


ーー


ドワォオオーーーーーーーーッッッッ!!!
ズドドドド!!

島田「あ、ああ〜!!」

ひめ「ひ、ひいい〜……」

将造「島田、偉くなったもんじゃのう? え〜!?」

島田「しょ、将造! 待ってくれ!」

将造「昔はシャブ島って言われて、鼻つまみじゃったよの!!」

島田「将造……いや、ショーちゃん! 話を聞いてくれ! 親父さんを殺しよったんはワシじゃない!」

将造「ゴルフなんぞ行ったりして、うまいもんなんじゃろ?」

将造「調度いいのう、ワシもゴルフは好きじゃ! おまえにもワシの腕を見せちゃるけんのお!!」

島田「はっ!?」

将造「プリキュア! くるりんミラーチェンジ〜〜!!」グオオオ!!

カワルンルン♪


将造「ヤオヨロズ・ゴルファ〜〜〜〜!!!」

島田「あ、ああ〜!?」



48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 17:15:03.99 ID:qnJmlqEYO


拝啓、ブルースカイ王国のお母さま
お元気ですか? と言っても、今は幻影帝国に封印されてしまってますね。
私は一プリキュアとして日々戦ってます。
はじめは負けっぱなしでぜんぜんうまくいかなかったけど


将造「このホールはパーいくつじゃ?」

島田「はっ!?」

将造「ふん!!」ブォン!!

ベギャ!!

島田「グワァアアアア!!」

拓三「ナイスショット!!」


力強い仲間に恵まれ、なんとか頑張れそうです。
今ちょうど、その新しくできたプリキュア仲間のお家を取り戻す手伝いに来たんだけど……


島田「しょ、ショーちゃん、おやっさんを殺ったのは倉脇じゃが、その倉脇もデスドロップマフィアごと幻影帝国に吸収されちまったんじゃ! ワシはやつらに命令されてサラ金で資金源を稼いでるにすぎん!」

将造「ほお、そいつは好都合じゃの? なら幻影帝国のイヌに成り下がったアホウは早々に始末しなきゃの〜? プリキュアとしてな〜!」グオオオ!!

グシャ!!

島田「ぎええ〜〜〜〜!!!」

ひめ「こんなの聞いてない」

将造「おお、ひめ! よーく見とけ! これから最後のショットを打つところじゃ、いい音だすぜ」

島田「ヒイヒイ」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 17:25:01.39 ID:qnJmlqEYO


ひめ「あ、あの〜、もうそれくらいで許してあげたら?」

将造「この際だから教えとくがな、ワシは裏切りは絶対に許さんのじゃ! 裏切り者はたとえ地球の果てまで逃げても追いつめ、ぶち殺す!!」

島田「あ、ああ〜」

将造「これが裏切り者の最期じゃあ〜〜〜〜!!!」ズオ!!

グシャ

島田「ぎゃん!!」

ひめ「ひいい!!」

将造「それが極道のケジメってもんじゃ」ニタ〜

三太郎「若〜! 警察が来ましたぜ!」


『君たちは完全に包囲されている! おとなしく出てきなさい!!』


将造「うるせえ!!」つバズーカ


ド ワ ォ !!!!


『ぎゃん!!』


ひめ「あ、ああ〜!! ついに警察まで……」


50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 17:46:09.50 ID:qnJmlqEYO


拓三「若、早く乗ってください! ずらかりますよ!」

将造「おう! ……しかし、まさか岩鬼組壊滅に幻影帝国が一枚咬んどったとはのう……」

将造「ふざけやがって! 必ず皆殺しにしちゃる!」

ひめ「ま、待って! 置いてかないで〜!」

将造「早く乗らんか!」

そう、極道は裏切り者をけっして許さない
たとえそれが友だちであっても……


ーー

西日本 F市

「鉄男! おのれ何を考えとんじゃ!」

バキッ! バキッ!

「そのツラをシマウチに見せたらぶち殺すと言ったはずじゃど!!」

鉄男「殺せ〜、殺せやぁ〜! 今わしを殺さんと貴様ら後悔するぞゥ!!」

「ボケ!! おどれみたいなシャブ中のゴキブリを殺って、臭い飯喰らってたまるかい!!」

ゴシャ!!

「岡村、てめーいつまで極道張っとるつもりでおるんじゃ!?」

「てめーの組はとっくに潰れ、生き残りはてめー一匹。今じゃてめーのシマは大王組のもんじゃ!」

鉄男「きたねぇ真似しやがって!!」

「極道にきれいも汚いもあるかい、殺った殺られたはこの世界の飯の種じゃ!!」

鉄男「じゃったらわしが殺っちゃるけぇ!! 首洗ってまっとけや〜〜〜〜!!!!」

「このシャブ中のクサレ外道がぁ〜!!」


ゴシャ!!


51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 17:56:32.12 ID:qnJmlqEYO

バカが! 自分から勝手にシャブに溺れて、組潰しやがった癖によ!

今ごろノコノコ舞い戻って着やがって、シャブで頭がイカれたか!

今度シマウチで見つけたらぶっ殺してやる!

ほっとけ、なにもできやしねぇよ……


……鉄ちゃん

鉄ちゃん、鉄ちゃん!!

――――アン!? その声は将造かあ!?


どうしたん? 鉄ちゃんらしくないのう

――――おお、将造久しぶりじゃのう。どうしてこんなところに?

なに言っとるんじゃ兄弟。約束したじゃろう、二人で天下取るって!

――――ああ、そうじゃったなー……。けど、わし……

これからじゃ、鉄ちゃん!

将造……将造……

将造!


鉄男「将造!!」ガバッ!!

鉄男「夢か……」

「あら、目を覚ましたみたいね」

鉄男「!! 誰じゃ!!」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 18:07:34.04 ID:qnJmlqEYO


ホッシーワ「はー、せっかく助けてあげたのに睨まなくたっていいでしょ?」

鉄男「女……」

鉄男「助けてくれたんは例を言うぜ、だがな……」

ホッシーワ「ちょっと、どこいくのよ?」

鉄男「あいつらをぶっ殺しちゃる!!」

ホッシーワ「なに言ってるの? そんな体で何ができるのよ」

鉄男「このままナメられてたまるか! わしは約束したんじゃ! 天下を取るってな!!」

ホッシーワ「体はいいとしても、クスリがきれかかってるわよ?」

鉄男「えっ!?」

ホッシーワ「顔、見ればわかるわよ? わたくしもやってるからね……とっても甘いお菓子をね……」

ホッシーワ「いいお菓子があるんだけど〜? やってみる?」

鉄男「お前は……」ブルブル

ホッシーワ「デスドロップマフィアが作ったのを……幻影帝国がさらに強力にしたやつよ!」


ホッシーワ「あっという間に……天国まで急上昇!!」




53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 18:20:51.78 ID:qnJmlqEYO


ブルースカイ王国大使館


『エジプトのキュアナイルが敗北し……』


ひめ「プリキュアハンター……ここ最近はぴかりが丘に姿を見せないけど……」

リボン「世界中のプリキュアを捕まえてるプリキュアハンター……一体どんな目的があるんですかね?」

ブルー「良くないことは間違いない……既に数多くのプリキュアが敗れ、捕らえられている」

将造「けっ! 誘拐とはみみっちいヤツじゃのう。そんなボケは見つけ次第蜂の巣にしちゃるけえ!」

ひめ「さすがに将造を拐うのは無理っぽいよね」

リボン「そうですわね」

『続いてのニュースです。○県F市でバラバラの死体が発見され……』

ひめ「うわ、こわーい! バラバラ殺人だって!」

リボン「物騒な世の中ですわー」

将造「……」

ブルー「将造、どうしたんだい?」


将造(F市……あそこは確か鉄ちゃんの……)






54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 18:37:59.29 ID:qnJmlqEYO

10年前
大友少年刑務所



脱走だ!! 西堀から飛び降りおったぞ!!
両足と頭を打っとります!

バカが! あそこは十メートルの高さじゃ、自殺するつもりか?

四号棟の岩鬼将造です!
またあの猛犬か! いっそのこと死にゃー世話なかったのによお!

うがあ!!

どうした!?
あのガキ、耳を食い千切りよった!

こんガキャ、ぶち殺しちゃる!!
てめーのような極道がひとり死んでも、喜ぶやつはいても泣くやつはおらん!

将造「おお、殺せやあ!! 殺せるもんなら殺してみいや!!」

おお、ぶっ殺したるわ!!

バキッ! 
ベギャ! ゴギャ! 
ベギャ! ゴスッ!


「もうそのくらいで許してやってくれませんか?」


なんだ、きさまー!?

鉄男「2号棟の岡村鉄男いいます。それ以上やったら本当に死んでしまいますよ」

何!?
おまえには関係ない引っ込んでろ!

鉄男「同じ釜の飯を食った仲間を……これ以上痛めつけるのは……」

鉄男「許さねえ!!」


ーー


将造「鉄ちゃん……」

ひめ「?」

将造「拓三!!」

拓三「なんですか若!」

将造「ちょっと気になることができた!! すぐに調べてもらうぞ!!」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 18:49:52.59 ID:qnJmlqEYO


ーー

三太郎「若、岡村の親分はやはり行方がわかりませんぜ」

拓三「天取組は解散……。若の探してる鉄男さんは、シャブでボロボロという話らしいです」

ひめ「シャブ? ねーリボン、シャブって何かわかる?」

リボン「さあ……? 聞いたことありませんわ」

拓三「おっかねえクスリだよ。ヘタに手を出したら人生おわっちまうぜ」

拓三「そのシャブも大王組のやつらが流したって話だ。もしかしたら罠にハマったんじゃないですかね?」

ひめ「その鉄男って人は誰? 将造の友だち?」

将造「……そんな生易しいもんじゃねー。あいつは、岡村鉄男はワシの命の恩人じゃ!」

ひめ「命の恩人……」


ウオオ
ギャアー
ゲンエイテイコクダー


『臨時ニュースです! ぴかりが丘にサイアークが現れました!』

ひめ「幻影帝国……! 将造!」

将造「わかっとるわ!!」

将造(鉄ちゃん……どこでなにしとるんじゃ……)




56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 19:04:34.53 ID:qnJmlqEYO


ひめ「着いた……確か、ここら辺にサイアークが……!?」

ひめ「ぶえっ!? ごほっ!! な、なに、この……甘ったるい臭い……」

将造「ひっでえ臭いじゃのう! まるでアメリカの安い駄菓子みたいな臭いじゃ!!」


あら、わたくしのお菓子たちに文句があるのかしらぁ?


ひめ「誰!?」


ホッシーワ「幻影帝国攻撃部隊隊長、ホッシーワ推参!」


将造「なんだぁ!? この女も幻影帝国なのか!?」

リボン「あいつはホッシーワ! 幻影帝国の幹部ですわ!!」

ホッシーワ「ふふ、女とみて甘く考えたら痛い目に遭うわよ?」

将造「ほざけ!! その薄ら笑いを横に引き裂いちゃるけぇのお!! いくぞひめ!!」

ひめ「うん!!」



プリキュア! くるりんミラーチェンジ!!

カワルンルン♪



プリンセス「天空に舞う蒼き風! キュアプリンセス!!」キュアアン♪

将造「世界を牛耳るビッグな愛! キュア極道〜〜〜〜!!!」ドワーーーーー!!


ホッシーワ「でたわね、ドワォチャージプリキュア」

プリンセス「な、何よそれ!? ドワォって何!?」

ホッシーワ「ぴかりが丘に存在する二組のプリキュア。一つはハピネスチャージプリキュア、そしてもう一つが最狂のプリキュアチームと謳われるドワォチャージプリキュア!!」

プリンセス「あたしたちいつの間にそんな風に呼ばれてたの!? ぜんぜんかわいくない!!」

将造「誰がドワォチャージプリキュアじゃ! ふざけおって!」

プリンセス「将造……!」

将造「わしらは新生・岩鬼組じゃ!! そないなへんてこな名前を勝手につけるんじゃねえ!!」

プリンセス「ちがう、そうじゃない〜!」



57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 19:19:57.16 ID:qnJmlqEYO


ホッシーワ「チョイアーク! やつらをやっちゃって〜!!」


わらわら


将造「きおったなザコどもが〜! そんなに死にたきゃ望み通りぶち殺しちゃる!!」

将造「ウオオ プリキュア極道マシンガン!!」ズオ!!


ドガガガガガガガガ!!!


ぎゃん!!
ぎええ〜!
ああ


プリンセス「やっぱりいつ見ても将造はすごい……! でも、私も負けてられない!」

プリンセス「喰らえ新技!! プリンセス……!!」クルクル

プリンセス「トルネェエエエエド!!」ドワーーーーーッッ!!!

リボン「オオ あれがプリンセスの新技! プリキュアの力で反重力のストームを産み出す!」

チョイアーク「ぎゃああ……!!」
チョイアーク「ぐわ!!」
ぎゃん!!

将造「へっ! やるじゃねーかひめ! だったらワシも新技じゃあ!!」

プリンセス「将造の新技!?」

将造「ウオオ 喰らえ プリキュア……ニーミサイル〜〜〜〜!!」ズオ!!

リボン「ああ〜これは!」

プリンセス「膝から小型のミサイルが〜!?」


ド ワ ォ !!!!


   「「「「「「「「ぎゃん!!!!」」」」」」」」


プリンセス「ウオオ あっという間に全滅した〜!!」



58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 19:25:38.10 ID:qnJmlqEYO

ホッシーワ「ふーん? やっぱり普通のチョイアークじゃ相手にもならないみたいね?」

将造「当たり前じゃ!! もっと骨のあるやつを持ってこんかい!!」

ホッシーワ「なら、お望み通り骨のあるやつを呼んであげるわ!」ズオ!!

ホッシーワ「鏡に映る未来を最悪に変えちゃって〜! いらっしゃーい! サイアーク!!」

プリンセス「いよいよサイアークが来るよ!」

将造「……!!」

プリンセス「将造! 必殺技で一気に決めるよ! ……将造?」

将造「バカな……」


将造「鉄ちゃん!!!!」





鉄男「ウググ……」





59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 19:39:10.06 ID:qnJmlqEYO


リボン「に、人間のサイアーク……? あんなのはじめて見ましたわ。それに」

プリンセス「鉄ちゃんって……も、もしかしてあの人が将造の命の恩人って言う……」

将造「間違いない……岡村鉄男……」

ーー

ドサッ!!


将造「ううう……」

鉄男「だいじょうぶか?」

将造「なんとか生きとるわい!」

鉄男「これだけやりゃ……教官どもも気がすんだろう……」

将造「なぜ助けた……」

鉄男「なぜって……わからん」

鉄男「この少年院から脱走するやつの顔が見たくて走っていったら……いつの間にか外に出とったわい」

将造「バカか、おまえは……」

鉄男「お前ほどじゃないがな……」

鉄男「岡村鉄男じゃ!」

将造「岩鬼将造じゃ……」


ーー


将造(あの日わしらは二人で天下を取ると誓いあった……だのに……)

鉄男「うう、うぐおお……」

プリンセス「ね、ねえ鉄男、なんかあの人様子がおかしいよ……」

リボン「明らかに目がおかしいですわ……」

将造「鉄ちゃん!!」

鉄男「」びく

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 19:48:13.48 ID:qnJmlqEYO

将造「久しぶりじゃのう! ちょうど10年ぶりじゃったか」

鉄男「将……」

将造「わし、今度新しい組を興すんじゃ! 鉄ちゃん、力になってくれいや!」

鉄男「ああ……」

将造「あの日、二人で誓ったじゃろ? 二人で天下を取るっちゅうてよう!!」

鉄男「天下……そうじゃ、わしは」

将造「だが、その女はいかん! そいつは今世界中を荒らし回っとる幻影帝国の回しもんじゃ!」

将造「その女は世界中を不幸で包もうとしちょる! この日本もメチャメチャにするつもりじゃ!」

将造「そんなやつらにこの日本を好きにさせたらイカン!! この国はわしらのもんじゃ! そうじゃろ、鉄ちゃん!!」

プリンセス「将造……」

プリンセス(こんな将造はじめてみたいな。この鉄男って人、そこまで将造にとって大切な人なんだ……)


61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 19:54:16.87 ID:qnJmlqEYO

鉄男「わしは……わしは……」

ホッシーワ「あら、どこへ行くのかしら?」

鉄男「うっ」

ホッシーワ「あなた、わたくしに言ったわよねえ。なんでもするからクスリをくれって……」

将造「鉄ちゃん! その女から離れろ!!」

将造「その女はわしがぶち殺しちゃる!!」

ホッシーワ「わたくしが死んだら二度とクスリは手に入らないわよ? それでもいいのかしら、あの天国を永遠に味わえなくなっても……」

鉄男「う、うおお」ガクガク

ホッシーワ「さあ、行きなさい! 天国を感じながらプリキュアを八つ裂きにするのよ!」

ブスッ!!


鉄男「!!!!!!」ガクッ!



62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 20:01:20.97 ID:qnJmlqEYO


将造「て、鉄ちゃん……」

プリンセス「ちゅ、注射器? 一体何を打ったの?」

鉄男「……ぐ、ぎふ、ぐぐひひひひひ……」

将造「!?」

鉄男「て、天国じゃ……まるで夢の国……お菓子の国に放り込まれたみたいじゃ……」

将造「鉄ちゃん! しっかりしろ!」

鉄男「将造……プリキュアになったんじゃな……実はな……わしもプリキュアになったんじゃ」

鉄男「そうじゃ……わしはシャブプリキュアじゃ……わしと二人で……プリキュアになって、天下を、て、てててて天下をっをっをっを!!!」ガクガクガクガク

ホッシーワ「まだ理性が残ってるなんてね! それじゃこれはどうかしら」

将造「や、やめ」

「今までの十倍の量よ!!」

ブスブスッ!!


63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 20:21:48.88 ID:qnJmlqEYO


鉄男「オ、オオオオ!!! ハピネスッッッ注、入!! 幸せチャージッッッッ!!!」ガクガクガクガク

ビキビキビキイッッッ!!!ガクッガクン!!

プリンセス「ひいい!?」

将造「鉄ちゃん」


鉄男「じ……ジンジンッッッ!! アメイジンッッッッ!!!」ビグンッッ

鉄男「ジンジン ジンジンッッ アメイジンッッッッ!!!」ビグンッッビグンッッ

鉄男「ああ〜 し、幸せじゃあああっっっ!! 幸せのバイブレーションじゃあっっっっっ!!!!」

将造「……貴様鉄ちゃんに何を打った〜〜〜!!!」

ホッシーワ「ホホホホ……。デスドロップマフィアが作ったハイパワードラッグを更に改造した、幻影帝国特製メガパワードラッグよ!!」

ホッシーワ「数滴だけでも人間の理性を完全に破壊する!! そしてパワー、スピード、防御力を超強化! もはや人間を越えたバケモノに作り替える!!」

ホッシーワ「本来はファントムが拐ったプリキュアどもに投与し、完全無敵のプリキュア軍団を作るのが目的!!」

プリンセス「そ、そんな危険なクスリを打ったら幾らプリキュアでも頭が壊れちゃうよ!」

ホッシーワ「そう、でもプリキュアどもは逆らえない! クスリ欲しさに全世界に襲いかかる最悪の軍団になるのよ! ホホホホ……!!」

ホッシーワ「だけどね、まだまだ実験段階……! 通常のドラッグに耐性のある人間をターゲットにしようと思ってた矢先……なんとプリキュアのお友だちを見つけちゃったのよ!」

プリンセス「そ、それじゃあなたはわざとこの人を」

ホッシーワ「栄光ある実験台にしてやったの! 感謝してほしいわね? たとえ数時間でも人間を越えたパワーを得られたのだから!」

プリンセス「ゆ、ゆるせない……! そんなことの為に、将造の友だちを……!」

ホッシーワ「所詮ゴミのような極道、幾ら使い潰そうが泣く人はいなくても喜ぶ人は沢山いるわよ?」



プリンセス「あ、あんただけは……絶対に許さない!!!」


64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 20:28:52.87 ID:qnJmlqEYO


ホッシーワ「許さなかったらどうするってのよ?」

プリンセス「あんたは……私がぶち殺す〜〜〜〜!!」

ホッシーワ「生意気言うんじゃないわ小娘が〜!! 鉄男、キュアプリンセスを殺せ〜!!」

鉄男「グワオオ!!」

がしっ!!

鉄男「!!!!」

将造「鉄ちゃん……お前の相手はわしがしちゃるけえ……」

将造「ひめ〜! その女はお前にくれてやる! 思いきりぶち殺したれ!!」

プリンセス「ウオオ まかせろ将造〜!!」

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 20:37:22.33 ID:qnJmlqEYO


鉄男「グ、グオオ」

将造「鉄ちゃん、それ以上暴れるのは許さんで!」

鉄男「グワオオオ!!」グワ

将造「ウオオ 少しおとなしくなってもらうで〜!!」

ドガガガガガガガガ!!!

鉄男「!!」

シュン!!

将造「消えた!!……ぐおおっ」バキィッ

鉄男「オオ……」

将造(鉄ちゃんには銃弾が見えているのか!)

ホッシーワ「ワハハ、無駄よ! 鉄男はもう誰にも止められない! 潜在能力は全て剥き出し、クスリが切れるまで暴れ狂う凶戦士」

プリンセス「よそ見、すんなコラァ!! 弾丸マシンガン〜〜〜〜!!!」

ズガガガガガガガガガガ!!!!

ホッシーワ「ふっ、当たらないわよそんなもの」

プリンセス「くっ」

ホッシーワ「幻影帝国の幹部を甘く見ないでよね!!」

バキッ!!

プリンセス「ウワアアアッッ!!」


66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 21:09:01.77 ID:qnJmlqEYO


鉄男「グワオオオ!!!」
ギュンギュン

リボン「ああ〜 動きが速すぎですわ!」

将造「照準が定まらん! これじゃ無力化しようにもできんぞ……!」

鉄男「ぐわあ!!」

ザシュッ

将造「ぐふっ」

リボン「将造! 大丈夫?」

将造「これくらい平気じゃ! しかし、どうする……」


ーー


プリンセス「ううっ!!」ドサッ

ホッシーワ「ホホホホ、所詮最弱のキュアプリンセス! わたくしに勝とうなど10年早いわよ!」

プリンセス「ち、ちくしょう……負けて、たまるか……」フラ

プリンセス(こいつは……こいつだけには負けられない! 負けたくない……!!)

ホッシーワ「あなたもバカな子ねえ、あんな極道が一人死んだところでどうってことないじゃない。それなのに命がけでわたくしに戦いを挑むなんてね」

プリンセス「……! 将造はあの鉄男って人のことを心から心配してた! 友だちだって……命の恩人だって言ってた! それをめちゃくちゃにしたあんたに何がわかるってのよ!」

ホッシーワ「下らない。友情だの愛情だの、そんなものでお腹は膨れないわよ? それに」



ホッシーワ「薄汚いヤクザの友情なんて犬も食わないわよ」







プリンセス「」ブチッッッ
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 21:18:50.86 ID:qnJmlqEYO

プリンセス「グ、ウ、オオオオオオアアアアアアアアアアアア!!!!!」グオオオオ



――――そうだ、ひめ もっと感情を昂らせるんだ

――――プリキュアの力とは意思の力 意思の力がこの宇宙を取り巻く超エネルギーと化し、無限のパワーを与え、プリキュアを、人間を進化させる。


――――君はもう最弱のプリキュアなんかじゃない。この瞬間、君は誰よりも強いプリキュアに「進化」する――――!!!!



ホッシーワ「こ、この力は」

プリンセス「勇気の光を聖なる力へ!」



プリンセス「プリキュア! ブルーハッピーシュート〜〜〜〜!!!!」ドワーーーーーーーーーーーー!!!!!

ホッシーワ「ぎゃああ!!?」




リボン「オオ こ、この力は〜!?」

リボン「キュアプリンセスの……人間の力が進化したのかあ〜!!」







プリンセス「勇気よ……!天に帰れ〜〜〜〜!!!!」グワオ!!






ド ワ ォ  !!!!!







68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 21:28:47.14 ID:qnJmlqEYO

ホッシーワ「グ、グオオ まさかキュアプリンセスにこれほどのパワーが」

ホッシーワ「はあ、はあ す、少し油断したみたいね。でも、その程度でこのわたくしが」

ざっ

プリンセス「……」

ホッシーワ「あ、あら、こんにちは」

プリンセス「言ったよねえ、あんたは私がぶち殺すって」

ホッシーワ「て、鉄男!! わたくしを助けなさい!」

ーー

将造「ぐぐ……」

鉄男「グルル」


鉄男! わたくしを助けなさい!


鉄男「グワオ!?」

将造「……へっ、ひめのやつ、派手にやっとるようじゃのう!」

鉄男「グワアアアア〜!!」シュザッ

将造「あ、こら待たんかい!」


69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 21:40:46.95 ID:qnJmlqEYO


プリンセス「鉄男さん」

鉄男「ウウ、クスリ……」

ホッシーワ「そう、クスリよ! クスリが欲しければキュアプリンセスを殺せ!」

鉄男「グワオオオオ〜〜!!」

プリンセス「鉄男さん、お願い! 正気に戻って!」

鉄男「シャアアアッッ!!」

ズバッ!!

プリンセス「あうっ!!」

ホッシーワ「はは、幾らプリキュアでも、一般人を攻撃はできないみたいね〜!? ほら、攻撃しないと殺されちゃうわよ?」


ドガッ! バキッ!!


プリンセス「がふっ!! う、うう」

ホッシーワ「下らない情に流される者の末路なんてこんなものよ! さあ、内臓を引きずり出せ!」

鉄男「ギャオオオ!!」グワア








将造「プリキュア! 伐折羅昇竜打〜!!!!」ズオオ!!




70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 21:53:10.26 ID:qnJmlqEYO


バゴンッッッ!!!


鉄男「ゴワオオオ!?」

ホッシーワ「何!?」

プリンセス「しょ、将造……」

将造「鉄ちゃん……いい加減にせぇよ」

鉄男「ググ」

将造「幾らシャブ漬けになったろーとのう……女子供に手をあげるなんざ……」

将造「極道の風上にも置けるかあ〜〜〜!!」グワオオオオオ!!!

ホッシーワ「ああ、早く! 早くキュア極道を殺せ!」

鉄男「ウウ、ウ クスリ……グズリヲグレ……」

ホッシーワ「なあっ!? もう禁断症状が まさか、常習性が強すぎて効き目が弱く……?」

鉄男「ダノム、クズリヲ……クスリヲクレェエエエ」

ホッシーワ「こ、これが最後の一本よ! これで……!」


バキュン!!


ホッシーワ「いだっ!? ……!?」


プリンセス「はあ、はあ……も、もうそれ以上、その人を苦しめさせない……!!」

ホッシーワ「キュ、キュアプリンセス〜〜〜〜!!!!」

リボン「注射器が空に打ち上げられましたわ!!」


鉄男「――――グズリッッッ!!!」

鉄男「グワオオオオオ!!!」ババッ!!



ジャキン!!



鉄男「!?」

将造「鉄ちゃん」



71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:07:09.20 ID:qnJmlqEYO


――――わしらに逆らうことは許さん!!

わしは四号棟の岩鬼将造じゃ!
二号棟の岡村鉄男……覚えとけ!!

わしら二人の前には怖いもんなしじゃ!!


ーー


鉄男「将、ぞう」

将造「……」


ーー

鉄ちゃん何しとるんじゃ? 
ポンはやめぇや! 命取りになるでぇー!

心配すな、量さえ間違わにゃポンは……いい薬じゃ。
頭もスッキリするし、力も出てくる!

わしは体質にあっとるんじゃ!
わしはシャブ極道じゃ、わはは……!

ーー



――――ズガガガガガガガガガガ!!!!!



ーー

将造、わしらどっちかが天下取りの足場が固まったらよ、迎えに行くんじゃ!

わしが……迎えに行くから、いつでも用意しとけよ!

バカこけ! わしの方が先行くぜ!

どっちでもいいわい……わしは天下が欲しいんじゃ!


『二人で力を合わせりゃ、宇宙全部取れるわ!!』


ーー





将造「……二人で……力合わせりゃよー……」



プリンセス「……将、造……」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:17:15.82 ID:qnJmlqEYO


パァアアア


プリンセス「!!」

リボン「新しいプリカードですわ……」

プリンセス「鉄男さんの、プリカード……」


ホッシーワ「あ、あの役立たず! せっかく強化してやったのに!」

プリンセス「あいつ……」

ホッシーワ「まあいいわ! 死にかけのプリキュアに精根つきかけた極道一匹! すぐに片付けて……」

プリンセス「リボン」

リボン「ええ……久しぶりにキレちまいましたわ」

プリンセス「人の心と体を弄ぶ幻影帝国!! ……絶対に許さない!!」







プリンセス「プリキュア! くるりんミラーチェンジ〜〜〜〜!!」グオオ


カワルンルン♪





プリンセス「サタンシティズ・ファイタ〜〜〜〜!!!!」ドワーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!








73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:23:54.21 ID:qnJmlqEYO


リボン「新たなフォーム……! 荒廃した戦闘舞台(バトルステージ)を踊る勇敢なる舞踏家(ファイター)!!」

プリンセス「今だからこそわかる……! この体を駆け巡る熱き闘志! 正義の気が!!」

プリンセス「鉄男さんの苦しみ……! そして将造の無念、全てをこの拳に乗せる〜〜〜〜!!!」グオオオ!!!

ホッシーワ「ああ、何!!? 何が起ころうとしてるの!?」

リボン「ウオオ こ、これは〜〜!!!」

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:35:09.20 ID:qnJmlqEYO

※ひめです(ツインテール的な)


プリンセス「喰らえ これが鉄男さんの、将造の! そして私の怒りの拳だ〜〜〜〜!!!」ズオ

ひめの拳が音速を超えた……その時 全てのものは爆烈!!!




プリンセス「プリンセス爆裂拳〜〜〜〜!!!!!」ドワォ!!!!





ホッシーワ「ギエエーーーーーーッッッッ!?」

リボン「プリンセス! とどめを!」

プリンセス「そして……幻影帝国に苦しめられた人々の魂の叫びを聞けーーーーーーーーッッッッ!!!!」





プリンセス「プリキュア! パワーゲイザ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!」




ドワーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!



ホッシーワ「ぎゃんっ!!?」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:39:15.00 ID:qnJmlqEYO


超必殺技を頭から叩き込んだ……その場合相手はどうなる?
即ち


ホッシーワ「あ、ああ」

ピシ
ピシピシッッッッ

全身の骨が粉々になって死ぬ!!


ドシャアア……


プリンセス「もう一度あの世から出直してこい」

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:50:34.67 ID:qnJmlqEYO


ーー


将造「……」

ひめ「将造……」

将造「こうなることはわかっとった。鉄ちゃんがシャブに手を染めた時点でこうなることは」

将造「だが、ありがとうよひめ、お前のおかげで、鉄ちゃんは最後の最後で正気を取り戻せたんじゃ」

ひめ「……そんなことないっ。私……助けられなかった……鉄男さんを……!」

将造「……泣くな! 泣いても何も変わらん! ……だが、確かに今回はわしも相当頭にきおったわ……!」

将造「チマチマサイアークを返り討ちにしていても埒があかん! こうなったらやることは一つじゃ!」

リボン「ま、まさか、将造!」

将造「そのまさかじゃ! ブルーに伝えとけ、わしらはブルースカイ王国……幻影帝国の本拠地に殴り込みをかける!!」

ひめ「え、ええ! ブルースカイ王国に!?」

将造「これは戦争じゃ!! こうなったら徹底的に叩き潰す! 奴等にわしをコケにしおったことを後悔させたるわい!!」



――――悪いけど、そんなバカな真似はさせないわ



将造「ああ!? 誰じゃ貴様!」

ひめ「あ……」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:56:31.48 ID:qnJmlqEYO


いおな「私は氷川いおな……またの名をキュアフォーチュン」

ゆうこ「どうもこんにちは♪ 私は大森ゆうこ……キュアハニーです!」

めぐみ「そして、私が愛乃めぐみことキュアフォーチュンラブリー! ドワォチャージプリキュアのみなさん、よろしくね!」

リボン「こ、この方たちは……!」

ブルー「ぴかりが丘を守るもう一組のプリキュアチームだよ」

ひめ「神様……それじゃ、この人たちが」

ブルー「そう、ハピネスチャージプリキュアさ!!」

将造「ハピネスチャージプリキュアだと!!」



次回 核ミサイル発射!日本壊滅の危機!!

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:57:14.48 ID:qnJmlqEYO
今日はここまで
やっぱりプリキュアは最強なんだね!
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 22:58:41.63 ID:qnJmlqEYO
※訂正


いおな「私は氷川いおな……またの名をキュアフォーチュン」

ゆうこ「どうもこんにちは♪ 私は大森ゆうこ……キュアハニーです!」

めぐみ「そして、私が愛乃めぐみことキュアラブリー! ドワォチャージプリキュアのみなさん、よろしくね!」

リボン「こ、この方たちは……!」

ブルー「ぴかりが丘を守るもう一組のプリキュアチームだよ」

ひめ「神様……それじゃ、この人たちが」

ブルー「そう、ハピネスチャージプリキュアさ!!」

将造「ハピネスチャージプリキュアだと!!」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/19(日) 01:26:24.69 ID:KVMXY+I1o
深夜に見るんじゃなかったwwwwww

は、腹いてえ

けど最高!
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/19(日) 02:41:04.09 ID:aiID1MhQO
ひめの本来あるべき仲間達がなんか異世界の存在みたいに
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/19(日) 18:02:20.45 ID:CxLgano4O
> 鉄男「オ、オオオオ!!! ハピネスッッッ注、入!! 幸せチャージッッッッ!!!」ガクガクガクガク

これは笑うわww
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 17:46:44.48 ID:i1nSB6pIO
ドワォチャージプリキュア!(ド W O W !! )


核ミサイル発射! 日本壊滅の危機!


ひめ「ハピネスチャージプリキュア……」

ひめ(どうしよう、カワイイ子ばっかじゃん。……プリキュアって普通はこうだよね)

ひめ(それにひきかえこっちは)クルリ


将造「バカな真似はやめろとはどういうことだ!?」ギラギラ


ひめ(こうだもんねー……。やっぱ普通じゃないよねー……)
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 17:52:23.33 ID:i1nSB6pIO
???「正確には勝手な真似は慎んで貰いたいと言ったところか」

将造「ああ!?」

ひめ「だ、だれ!?」


「私の名は、赤尾虎彦! 内閣特務捜査官!」


赤尾「人は私の事をレッド・タイガーと呼ぶ!!」

将造「レッド・タイガー?」

赤尾「これから、お前たちに地獄を見せる男だ!!」

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 18:00:33.01 ID:klMa3+2A0
おお、戻ってきてくれたか!!
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 18:09:21.33 ID:i1nSB6pIO
ひめ「な、なに? なんなの? 内閣特務……え?」プシュー

リボン「ああ、神様! ひめの頭から煙が!!」

ブルー「すまないね、ひめ。彼はこの日本国の秘密警察……というのは少し物騒な呼び方だけど、国内外の重大な事件を秘密裏に解決する役職にある人だよ」

ひめ「そんな偉い人がなんで私たちプリキュアに用があるの!?」

いおな「別に、正確にはあなたになんて用はないわ。レッド・タイガーが用があるのは最近活躍している二組のプリキュアチームの戦力よ」

ひめ「あ……」ビクッ

いおな「私は反対したんだけどね」

ゆうこ「もう、いおなちゃん、そんな言い方じゃダメだよ」

めぐみ「そうだよ! プリキュア同士仲良くしなきゃ!」

将造「そんな事はどうでもいい! その内閣特務捜査官がいったいこの岩鬼将造になんの用じゃ!?」

赤尾「……いいだろう、時間があまりないので簡単に説明するぞ」



赤尾「このぴかりが丘は、いや、日本は今消滅の危機に瀕している!」





ひめ「……は?」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 18:23:30.41 ID:i1nSB6pIO
ブルースカイ王国大使館



ひめ「かかかか核ミサイル!? ブルースカイ王国が核ミサイル保有国にって……マジで?」

赤尾「そうだ、幻影帝国がついに核開発に成功し、ミサイルの照準を日本に合わせたという情報を我々は掴んだのだ」

ひめ「人んちでなにやってんのあいつら!?」

赤尾「わかると思うがやつらは核による政治交渉など全く考えていない。一触即発の事態と言っても過言ではない」

赤尾「こちらから行動を起こそうものならやつらは直ぐにでもミサイルのスイッチを押すだろう」

赤尾「……だが、それを未然に防げる戦力があったとしたら?」

ひめ「それってもしかして」

赤尾「そうだ! お前たち二組のプリキュアチームに核ミサイルの無力化をしてもらう!」

ひめ「」

リボン「神様! ひめが息してないですわ!」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 18:35:19.21 ID:i1nSB6pIO
将造「……なるほどのう、おまえの考えがわかったぞ。ようはわしらを鉄砲玉にしようってか?」

赤尾「そうだ、ただしその鉄砲玉はミサイルを破壊するがな!!」

将造「ふん、核ミサイルVS極道プリキュアってわけか。……なかなか面白いじゃねーか!!」

ひめ「将造!? まさか本気じゃ」

将造「どのみち奴等には落とし前をつけさせよーとおもっとったんじゃ! 手間が省けるってことだ!」



将造「こいつはでかい戦争が始まるぜ〜〜〜〜!!!」ぐわ



89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 18:47:41.26 ID:i1nSB6pIO
ブルースカイ王国


ファントム「クイーンミラージュ様、準備が整いました」

ミラージュ「うむ……始めよ!!」


ファントム「幻影忍法、魔界転生!!」ズオ


サイアーク「さ、さいっっ!? サイアー……」ボコボコッ


サイアーク「ぎゃん!?」パァン

ホッシーワ「ぐああ〜!!」ズオオオ


ナマケルダ「いつ見てもおぞましい光景ですねー」

ホッシーワ「はぁ、はぁ」

ミラージュ「ホッシーワ、蘇った気分はどう?」

ホッシーワ「さ、最高です、クイーンミラージュ様。このホッシーワに再び肉体を与えてくださりまことに感謝していますわ」

ミラージュ「あなたにはまだまだ働いてもらわないとね。……でも、次はないわよ」

ホッシーワ「はっ!!」

ナマケルダ「ところで、オレスキーの姿が見えませんが……?」

ファントム「奴は作戦行動中だ。もっとも、今は自分の鏡を見ているだろうがな」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 18:56:05.07 ID:i1nSB6pIO

オレスキー「俺様は文字通り 最 強 の存在となった! この体がその証なのだ!」

オレスキー「もはやプリキュアなどおそるるに足らず! この核の力で世界を絶望に染めてやるわ!!」


ーー


ひめ(まさかこんな形で実家に帰るなんて思ってもみなかったよ……)

ひめ(でも、あのこたちと一緒に戦うのかー……。仲良くできるかな?)

ひめ(特にあのいおなって子)

ひめ(やっぱり怒ってるよね。うう、やだなー、きまずいなー……)

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 19:05:51.35 ID:i1nSB6pIO
将造「こんなところでなにやってんだ?」

ひめ「わあっ!? ……な、なんだ、将造かー」

将造「明日は一番で乗り込むんじゃ! さっさと寝て休んどけ」

ひめ「う、うん。わかってるけどさー。……なんか色々ありすぎて眠れないや」

将造「ああん?」

ひめ「日本国の偉い人とか、核ミサイルとか、だんだん話のスケールが大きくなってるような気がして」

ひめ「なんだか取り返しのつかないことになるんじゃないかなって」

将造「安心しろ、ひめ」

ひめ「将造……」

将造「わしは取り返しのつかない事は大好きなんじゃ!」

ひめ「一瞬でも安心した私がバカだったよちくしょー!!」グワ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 19:23:19.27 ID:i1nSB6pIO
別室

いおな「私は反対です。急造のチームで連携がとれるとは思えません。却って作戦に支障がでます」

めぐみ「いおなちゃん、まだそんなこと……」

赤尾「大丈夫だ、連携はとらなくていい。極道組はただ大暴れしてくれればそれでいい」

赤尾「その混乱に乗じて我々がミサイルを無力化する。ハピネス組はミサイル捜索を手伝ってくれ」

赤尾「問題はこの男……核ミサイルのスイッチを握っている幻影帝国幹部……」


赤尾「人間核野郎オレスキーをどうするかだ!」


93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 07:07:38.05 ID:0A8FUtxiO
ブルー「そのための極道チャージプリキュアさ。将造はプリキュアのパワーだけじゃなく重火器の扱いもお手の物だ。奇襲も心得ているし機転も効く」

ブルー「ひめもやれば出来る子だし、なにより将造のパートナーとしてやってけるのはあの子位だと僕は思うよ」

グラさん「それを聞いて安心したぜ。なんせブルースカイ王国じゃプリキュアのパワーは本来の10分の1しか発揮できないからな」

めぐみ「戦わない潜入がメインなら忍者フォームがあるから安心だね!」

ブルー「それに僕の力ならプリキュアをブルースカイ王国の大抵の場所にワープさせる事が出来る。充分有利な条件で行動できるよ」

いおな「……」

ゆうこ「いおなちゃんどうしたの? 急に静かになっちゃったけど」

いおな「あ……な、なんでもない。明日は頑張らなきゃって思ってつい」

ゆうこ「そう? キャンディなめる?」

いおな「……もらっとくわ」




いおな(私が戦闘で期待されていない……? あのヒメルダでさえ前線で戦うのに)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 07:26:27.80 ID:0A8FUtxiO
廊下

いおな(どうにも心配ね。逃げ足しか取り柄のないダメプリキュアのヒメルダにこんな大切な役目を背負わせていいの?)

いおな(最近はちょっとましになったみたいだけど、もし万が一失敗なんてされたら今度こそお姉ちゃんを救う事は)ブツブツ

ひめ「あ!!」

いおな「!!」

ひめ(……や、やーばい。よりによって一番苦手な子と会っちゃったよ)

いおな「……なにかしら?」

ひめ「へぇあっ!? あ、あの、そのああああしたはっ!! 一緒にがんばろうねー……なんて……?」

いおな「あなたに言われなくても頑張るわよ」

ひめ「そ、そうですよねー……はは」

いおな「他人の事より自分の事を心配したら? 言っておくけど、また逃げたりなんかしたら……」

いおな「今度こそゆるさないから」ギラリ

ひめ「ぴぃ!?」

いおな「それだけ。じゃあね、おやすみなさい」

ひめ(や、やべー……やっぱ怒ってるよぉ……い、胃が痛くなってきた……)クスン
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 08:11:26.95 ID:0A8FUtxiO
赤尾「私に話とはなにかな?」

将造「一応言っておきたくてな。わしは手加減はしない! 徹底的に叩くつもりだ!」

将造「だから当然周りの被害なんざ知ったこっちゃない。人が封印された鏡があってもな」

赤尾「それについては心配要らない。あの鏡の強度はこちらで既に検証済みだ。例え戦車の攻撃でも傷ひとつつかなかった」

将造「それを聞いて安心したぜ……」ニター

赤尾「何を考えている?」

将造「これから要求する物を揃えられるか?」

赤尾「お望みなら拳銃から戦闘機まで用意できるぞ」

将造「流石じゃのう。だったら……」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/19(金) 19:51:34.85 ID:f33pNOO3o
これはBPOクレーム待ったなしのにちあさですわ

いやすげえおもしれえけど
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 14:31:10.18 ID:70Sca5+gO
ブルースカイ王国


ブスッ

オレスキー「……ふぅ〜……」

ナマケルダ「あまり無理をしない方がいいですよ?」

ナマケルダ「興奮しすぎると誤作動してしまわないとも限りませんからねー」

オレスキー「心配するな!」

オレスキー「この国の運命を俺様の体が握っていると思うと、ゾクゾクするぞ!」

オレスキー「俺様が死ねばこの国も、日本も壊滅する! 誰も手出しはできな」



ド ワ ォ !!!!


オレスキー「むお!?」

ナマケルダ「な、なんですか一体!?」



「わはは、こいつはすげぇ威力じゃ!!」

「ああ〜! 私のお城が〜!」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 14:35:35.93 ID:70Sca5+gO
オレスキー「戦車だと!? ばかな、どこから現れたのだ!?」

ナマケルダ「まさか迷わずぶちこんだと言うのですか?」


将造「こら〜あ! ひめ! とっとと次弾を装填せんかい!!」ガスガス

ひめ「痛い痛い!! あたま蹴らないで!?」ガチャガチャ

ひめ「装填!」

将造「ファイヤー!!」


ドワォ!! ドォ!!

99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 14:41:46.03 ID:70Sca5+gO
ナマケルダ「こら、チンピラ! 一体なにやっとるんですか!?」

将造「!!」

将造「あいつはこの前の……今度こそ逃がさんでー!! ひめ、左じゃ左に回れ!!」ガスッ

ひめ「だからなんでいちいち頭蹴るの!?」

将造「これが正しいやり方なんじゃボケ!! 今度こそぶっ殺してやるわ〜!」

ナマケルダ「ちょ、あなたたち正気ですか!?」

将造「うるせえ!! わしは最初から正気じゃ!!」カチッ


ド ワ ォ !!!!
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 14:51:12.77 ID:70Sca5+gO
ひめ「将造〜! 私たちはあくまで陽動だって言われたじゃん! オレスキーが怒って核を爆発させたらどうすんの!?」

将造「わはは、退かねぇと轢き殺すぞ!!」ズドドドド

ひめ「ああ〜 ダメだぁ! やっぱり来るんじゃなかった〜!」

リボン「誰かこの人を止めてですわ〜!」



ーー


いおな「タイガー、大丈夫ですか? あの人本気でやってますよ」

赤尾「やらせとけばいい、どうせ極道とプリキュアが勝手に暴れてるだけだ」

赤尾「オレスキーがもし体内に埋め込んでいるのが起爆装置なら、核ミサイルは別の場所にあるはずだ!!」

赤尾「騒ぎが大きくなればそれだけこっちは動きやすい!」

拓三「ならいいすけど……若は一筋縄ではいきませんよ」

めぐみ「あのひめって子、だいじょうぶかなあ」

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 15:04:17.95 ID:70Sca5+gO
将造「どけどけ〜!」

将造「!! 止まれ!!」ガスッ

ひめ「わあっ!?」

ギャアアア……ドワワ

将造「きさまがオレスキーか!!」

オレスキー「お前ら止まった所を見ると、俺様を殺せばどうなるか知っているな!?」

ひめ「あ、あれが人間核ミサイル」

将造「そこを退いた方がいいぜ、また動き出すかもしれんぞ」

オレスキー「やってみろプリキュア! きさまにそれほどの度胸があるか?」

将造「」ぴくっ

ひめ「あ」

オレスキー「日本を吹き飛ばすだけの根性などきさまにはない!!」

将造「ひめ……」

ひめ「将造!? だ、だめだよ!!」

オレスキー「最初から人間は持っている器が違う! きさまらクズのプリキュアどもは俺様にひれ伏すしかないのだ!!」

リボン「あ、あの男! それ以上将造を刺激したら……」

オレスキー「俺様の前にひざまずけ! 今のきさまに出来ることはそれだけだ!!」

将造「ひめ、どけ〜!」

ひめ「将造、ダメだよ!! ここは一旦引こう!?」

将造「どれ程の器か見せてもらおうかい!?」

ひめ「あかん、みんなふっとんじまう!?」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 15:08:31.48 ID:70Sca5+gO
ひめ「将造〜、やめて〜!!」ぐぐぐ

将造「うお〜! ぶっ殺してやる!!」

ガガガガガガ

ひめ「あいつは人間爆弾だ!! あいつを殺しちゃったら日本が吹っ飛ぶ〜!!」ぐぐぐ

将造「ウオオ!!」





将造「核が怖くて、プリキュアがやってけるかぁ〜!!」





103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 15:14:09.91 ID:70Sca5+gO
グワァア!!


ひめ「ああ〜!核爆発だ〜!!」

ドギャァアア!! グシャ!!

ひめ「」

リボン「」ぶくぶく

将造「……」

ひめ「あ、あれ? 将造!?」

将造「騒ぐな!!」

将造「なめたまねしくさりおって!!……見ろ!」

ひめ「あ……」

将造「人形じゃ!!」

ひめ「ロボット……!?」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 15:19:15.17 ID:70Sca5+gO
ひめ「将造はあいつがロボットだって気づいてたの!?」

将造「当たり前じゃ!! 奴の目は死んどったわい!!」

リボン「さ、流石将造ですわ……」

将造「あんなもんでビビって、安く見られてたまるか!!」カタカタ

ひめ「……ん?」

将造「」カタカタカタカタ

ひめ「将造!! あんた本当にあいつがロボットだって知ってたの!? ただ意地を張っただけじゃないの!?」

将造「バ、バカタレ!!」

リボン「こ、こんな所にいたら命が幾つあっても足りないですわ……」ガタガタ
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 15:32:41.64 ID:70Sca5+gO
『いい度胸だなプリキュア! 誉めてやるぞ!』

ひめ「な、なに!?」

将造「騒ぐな! ただの放送じゃ!!」

『だがもうここまでだ、大人しく降服しろ!』

将造「へへへ、お前こそ俺の前に出てこいや、チンポ舐めさせてやるぜ!!」

『それ以上やれば取り返しのつかんことになるぞ!』

将造「ひめにも言ったがなー、俺は取り返しのつかない事は大好きなんだ!!」

『バカめ! お前らの命は既に、俺様の手の内にあるのがわからんのか?』

将造「カッコつけてねえで、やってみろ〜〜〜!!」


カチッ




 ド ワ ォ ! ! ! ! ! 




106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 15:37:15.01 ID:70Sca5+gO
将造「ムオ」

ひめ「ぎゃああ 床が崩れる〜!!」

リボン「ああ〜!?」


ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

ドドド!! バキバキ

ズズゥン……


チョイアーク1「チョイ、チョイ!! (三階下で止まった! 非常口から回れ!)」

チョイアーク2「チョイ?(死んだかな?)」

チョイアーク3「チョチョイ(生きてたらバケモンだ)」


107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 15:54:31.76 ID:70Sca5+gO
グワッ!!

チョイアーク「!?」

将造「殺るんならとっとと殺らんかい!!」ドワ

プリンセス「ウオオ こうなったらもうヤケだぁ〜!!」ドワワ

リボン「わはは、もうめちゃくちゃですわ〜!!」ズオ


ズギャ!! ドォ!!


チョイアーク「ぎゃん!!」

将造「おら〜! 行くぞ〜!!」ズドドドド


将造「極道マシンガン!!」ドワ
プリンセス「プリンセスガチンコツインマグナム!!」ドワワ

ドワォ!!!

チョイアーク「ああ」
チョイアーク「ぎえ〜!」
チョイアーク「ぎゃん!!?」


プリンセス「もう!! やっぱりパワーが低くなってる!」

リボン「プリンセス〜! これを使うですわ〜!!」つロケラン

プリンセス「リボン!? そんなものいつのまに」

リボン「将造が持ってけって言ってたですわ」

プリンセス「そ、そんなこと言っても使い方が」

将造「んなもん適当に引き金引きゃ勝手に出るわ!! 早くしろ〜! 殺されるど!!」ズワオ

プリンセス「ああ、もうどうにでもなれ〜!!」グワォ


カチッ


ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!


チョイアーク「「「「ぎ ゃ ん ! ? 」」」」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:03:46.04 ID:70Sca5+gO
将造「わしらを誰やと思うとる!!」

将造「極道プリキュアやど〜〜〜!!!!」



ズガガガガガガガガガガガガガ!!!!!



ひめ「ウオオ〜〜〜〜〜!!!! 将造、上だ〜〜!!」ドガガガガガガガ


将造「」ジャキン


将造「プリキュアニーミサイル!!!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!



ドン!!
ドワワ
ズワ
アギャー
ドオオッ!!
アア
ギャンッ


…………
………………………


109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:11:17.47 ID:70Sca5+gO
ゆうこ「さ、さっきから凄い音だね」

三太郎「ありゃーたぶん下からだぜ、もしかしたら戦車が落っこちちまったのかもな」

いおな「……!!」

めぐみ「だ、大丈夫なんですか? その、将造さんとひめは」

拓三「ああ、若ならたぶん平気だろ。お嬢ちゃんは……どうかねー?」

三太郎「もしかしたら死んだかもな」

いおな「……」

いおな「……!!」きっ

いおな「すいません! 私、行ってきます!!」

めぐみ「へ? いおなちゃん!? ちょっと……」

いおな「すぐにもどるから!!」ダダッ

ゆうこ「いおなちゃん!!」

赤尾「放っておけ、もう間に合わん! 我々はこのままミサイルを探す!」

赤尾「……しかし、あの子が一番冷静だと見たが、意外に熱いんだな」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:19:38.52 ID:70Sca5+gO
ファントム「そろそろ奴等が来るぞ」

オレスキー「……」

ファントム「オレスキー、お前は奥の部屋に引っ込め」

オレスキー「バカな! この俺様に退けと言うのか!? そんなことをしたらわざわざ人間核爆弾になった意味が無くなる!」

ファントム「やつらは特別だ。あれは普通のプリキュアではない」

ファントム「完全にくるっている」

オレスキー「そんな筈はない。核の前には全ての人間は無力だ〜〜〜〜!!!!」



ズワォ!!!!



111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:25:45.70 ID:70Sca5+gO
赤尾「うっ!?」

めぐみ「こ、これは……?」


ズズン


ゆうこ「こ、これが全部核ミサイルなんですか!?」

めぐみ「これだけの数のミサイルが爆発したら」


赤尾「奴が死ねば、日本全土が吹っ飛ぶ!!」


ーー


将造「待たせたな、約束通りチンポ舐めさせてやるぜ!!」

オレスキー「よくぞここまで来た! 面白いものを見せてやる!!」ジャキン

プリンセス「爪が!?」

将造「面白ぇオモチャ持ってるじゃねぇか!」

オレスキー「ムッ!!」ズシュ

将造「!?」

プリンセス「自分を傷つけた……!?」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:31:36.14 ID:70Sca5+gO
ゴゴゴゴゴゴゴ……


めぐみ「ミ、ミサイルが動き出した!?」

赤尾「いかん、将造に、奴との戦いを止めさせるんだ!」

拓三「んなこと言っても向こうに行ったのは紫の髪の嬢ちゃんだけだぞ!?」

ゆうこ「い、いおなちゃん……」

ーー

いおな(は、早く……! なんだか猛烈に嫌な予感がする……!!)ダダダダダ

ーー


将造「貴様、なんのつもりじゃ!?」

オレスキー「俺様の体に傷をつけたらどうなるか……よく見ろ!!」


ドドドドドド!!!


リボン「ま、まさかぁ〜!!」

プリンセス「ミサイルが発射されたのかぁ〜〜!!!?」


113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:45:09.91 ID:70Sca5+gO
いおな「ああ、か、核ミサイルが発射される!!」


オレスキー「日本壊滅の時を見ろ!!」

オレスキー「きさまらのような無能な人間が俺様に逆らえばどうなるか、その目を見開いてよく見ろ!!」


プリンセス「ミサイルがぁ〜!! ……ってあれ?」

プリンセス「なんで、なんで町の方に」




――――――― ド ワ ォ ! ! ! ! ! 





将造「……」

リボン「あ……ああ、町が……町が……」

プリンセス「」



ーー




赤尾「核ミサイルではない……?」

赤尾「これは全てただのミサイルか!!」

めぐみ「で、でも、町が……ブルースカイ王国の町が一瞬で……」

ゆうこ「ひどい……」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:51:37.41 ID:70Sca5+gO
オレスキー「ふ……ふは、ふははははははは!!」

オレスキー「どうした? 核ミサイルでなくてガッカリしたか? だがなー、もしあれが核だったら今頃ここも蒸発してしまったぞ!」

将造「……」

プリンセス「……」

オレスキー「だが、これで分かっただろう!? きさまら低脳のクズどもが幾ら俺様に向かっても、俺様を倒せはしない!!」

オレスキー「この俺様には誰も手出しはできない! 例え神であろうと、仏であろうとな!!」

115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:56:34.27 ID:70Sca5+gO
オレスキー「さぁ〜! ひざまずけ!! 土下座して俺様に許しを乞え〜!」



「「クソガキが……」」



オレスキー「……ん?」

オレスキー「今……なんと言った?」




将造「……」
プリンセス「……」



ジャキン!!



オレスキー「!!??」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 16:58:43.33 ID:70Sca5+gO






将造&プリンセス「 ク ソ ガ キ ャ ア !!!!! 」






117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 17:08:20.65 ID:70Sca5+gO

ズガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
ドガガガガガガガガガガガガガ!!!!!


将造&プリンセス「ウオリャアア〜!!」グワッ

オレスキー「うお!」

バスッ!!

オレスキー「ギャアアア!? 手が〜!?」


ーー


ゆうこ「タイガー! またミサイルが〜!」

赤尾「まだか!?」

拓三「もう少し……!!」


ーー


ドガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
ズギャ!! ドオオッ!!


オレスキー「あ、ああ」

オレスキー「プ、プリキュア……俺様が傷つけばミサイルで町は吹っ飛び、俺様が死ねば核が爆発するんだぞ!?」


将造「まだ言うか、おのれは〜!!」グワッ
プリンセス「もう、爆発してんだろ〜がぁ〜!!!」グワォ


リボン「ひ、ひめがブチキレたですわ……」



「「吹っ飛ばせるなら、吹っ飛ばしてみろ〜!!!!」」ドガガガガガガガ!!!


リボン「ひめ〜!」


118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 17:20:20.38 ID:70Sca5+gO


将造「わしは 核 爆 発 見たかったんじゃ! だのに、あないな線香花火でごまかしおって!!」オメメグルグル

ひめ「きさまのような外道はもう一度あの世から出直してこいやぁ〜!!!!!」オメメグルグル


オレスキー「あ、ああ」


将造「はったりばかりかませおって!!」
プリンセス「やるんならさっさとやれやぁ〜!!」

オレスキー「くるっている……」

将造「きさまのような肝の小さい男は自分では死ねん!!」グワッ

プリンセス「私たちがぶっ殺してやるわぁ〜!!」グオオ


オレスキー「あいつらは く る っ て い る !!!!!」



―――― ド ワ ォ ! ! ! ! ! 



119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 17:24:26.10 ID:70Sca5+gO
つづく

もっと取り返しのつかないことを書きたい(オメメグルグル
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 19:03:34.41 ID:4za4/cj60
面白いな
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 19:18:37.79 ID:3aq3gqEOo
これ以上取り返しがつかない話とは一体…
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/22(月) 01:37:45.03 ID:3hpyWw77O
よくも…よくもこんな面白いもんを書いてくれたの〜〜!!!
乙じゃ!!
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 08:18:24.33 ID:HaUNIgudO
>>121
すばらしいことだよ

拓三「終了!!」

めぐみ「早く爆破を!!」

ピッ


 ド ゴ ォ ー !!!


ゆうこ「やった! うまくダルマ落としになりました!」

赤尾「ふう、流石は爆破のプロ」

グラさん「この城は使いもんにならねーな」

赤尾「しかしここに核ミサイルはなかった……それどころかこの城全てがまるで兵器工場のように改造されていた」

三太郎「そういや封印された人間が一人もいなかったな」

赤尾「まさか……」

赤尾「クイーンミラージュと側近のファントムは何処に行った?」

124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 08:28:12.72 ID:HaUNIgudO
オレスキー「く、来るなぁ〜! これを見ろ!」バッ

オレスキー「核ミサイルの起爆装置だぞ! 起爆装置はミサイルとリンクしていて俺様が死ねば、爆発する!」

将造「軍隊にいたとき、お前みたいな人間を、よう見たよ」

オレスキー「!?」

将造「よほど欲求が満たされないんじゃろう、そいつらは……銃を持たせると、急に強気になりよる」

プリンセス「……」

将造「その銃がでかけりゃでかいほど、人が変わったように相手に突っかかっていき! 自分を誇示したがりよる!」

将造「しかし、相手が自分以上の器だと、もうだめじゃ! ガタガタ震え、怯え……鳴きよる。 鳴いたら終いじゃ」

オレスキー「ふざけるな、きさまは起爆装置以上の器だとでも言うのか!?」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 08:37:13.56 ID:HaUNIgudO
将造「ほうじゃ! わしゃ極道やど! 極道にチャカも核もプリキュアも関係ねえ!」

将造「死んでなんぼの人生じゃ!!」

オレスキー「あ、ああ……」

プリンセス(この人は、どこまで計算して動いてるんだろう……)

プリンセス(ただ暴れるだけじゃなくて、根っこにしっかりした信念を持って戦ってる。だから自分が死ぬことなんて全然たいしたことじゃないんだ)

プリンセス(もし将造に会わなかったら、私もオレスキーのように自分を大きく見せるだけの戦いをしていたかも)

プリンセス「オレスキー、あんたに核ミサイルを発射する度胸はないよ」

プリンセス「ミサイルの場所を言って。そうすれば核ミサイルの重圧から解放されるよ」

将造「遊びの時間は終わった! 起爆装置を解除する方法は!?」

オレスキー「か、解除は……」



ドドド……


将造「……!」はっ


将造「ふせろ!!」バッ

プリンセス「え!?」



ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!!
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 08:47:41.34 ID:HaUNIgudO
ミサイルサイアーク「サイッアーク!!」

ズドドドド!!!

将造「なんだ!?」

リボン「サイアークですわ!!」

プリンセス「こ、こんなタイミングで!?」


愚かな裏切り者、オレスキーよ……


オレスキー「お、お前は〜!!」

いおな「あいつ……!」


幻影衆総帥 ファントム!!!


いおな「お姉ちゃんの仇……!」

オレスキー「ファ、ファントム……」

ファントム「オレスキー、きさまは我々にこう大口を叩いたな? 核の力で世界を絶望に染めると」

ファントム「クイーンミラージュはお怒りだ……。きさまのていたらくには失望した。よってきさまには最後の任務を与えると仰った」

オレスキー「な、なにを……? うっ!?」

将造「なんだ、変な光が奴を包んだぞ!?」

リボン「あれは転移魔法!? いけないですわ! 早く止めないと……」

オレスキー「ウオオ〜!」

シュンッ!!

プリンセス「ああ」

リボン「ま、間に合わなかった」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 08:51:33.88 ID:HaUNIgudO
将造「おい、クソガキ! あのゴミを連れていってどうするつもりじゃ!?」

ファントム「起爆装置に相応しいステージに移動しただけだ。後はその役目を果たすのみ」

プリンセス「ま、まさか……」

ファントム「そう、核ミサイル発射場、即ち我ら幻影帝国本拠地、蛇牙城(ベガゾーン)に移動したのだ!!」


プリンセス「蛇牙城(ベガゾーン!?)」


128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 08:56:26.57 ID:HaUNIgudO
蛇牙城


ミラージュ「オレスキー、あなた私に大口を叩いた癖に情けないのね」

オレスキー「むお〜! ぐおおー!?」

ミラージュ「自分の発言には責任を持ちなさいな。早く核ミサイルにオレスキーを取り付けよ!!」


ミラージュ「これが本当の人間核ミサイルだ〜!!」グワッ


129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:03:38.70 ID:HaUNIgudO
プリンセス「そ、それじゃ私のお城は……」

ファントム「ただの兵器工場に改造したのだ。おかしいとは思わなかったか? なぜ封印された城の人間が一人もいなかったのか」

将造「そのベガゾーンってところかぁ〜!!」

ファントム「お前たちの言う通り、遊びの時間は終わった! これより幻影帝国は日本に向けて核ミサイルによる攻撃を行う!」

将造「……させねぇ! きさまらの思うようにはさせねぇぜ!!」

プリンセス「そ、そうだよ! 日本を壊されてたまるもんか!!」

ファントム「今さら何をしようが間に合わん! 日本壊滅の時を歯噛みしながら待つが良い」


いおな「させるかぁ〜〜!!」バッ


ファントム「!?」

プリンセス「氷川さん!?」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:07:52.84 ID:HaUNIgudO
いおな「ファントム!! お姉ちゃんの仇!!」つベレッタ


ドギュ ドギュ!!
バスッ!!


ファントム「ぐわぁ!? め、目がぁ〜!!?」グオオ

プリンセス「け、拳銃って……」

将造「ほう! なかなか良い腕じゃねーか」

いおな「くっ! あの程度じゃあいつは」

ファントム「うぎゃあ! 殺せ〜!! やつらを皆殺しにしろ〜!!」

サイアーク「グワァアアア!!」


将造「いくぞ、ひめ〜!!」

プリンセス「おう!!」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:25:01.70 ID:HaUNIgudO
サイアーク「サイッアーク〜!!」

ズガガガガガガガガガガガガガ!!


将造「ミサイルマシンガンか、上等じゃあ!!」

将造「アームチェンジ!!」ズオ


将造「極道ファイヤーアーム!!」シャキィイン

将造「こいつで残らず焼き払ってやるわぁ〜!!」ゴォオオオオオオ!!

プリンセス「こっちもいくよ! プリンセス……トルネェェエド!!!」ゴァアアアアアアア!!!

ズゴォオオオオオオオオ!!


将造「くそったれ! やっぱりパワーが落ちとる!」ぐぐぐ

プリンセス「こ、このままじゃ押し負ける〜!!」ぐぐぐ


「フォーチュンスターバースト!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ



プリンセス「!? あなた……」

フォーチュン「プリンセス! しっかりしなさい!!」

フォーチュン「ここで負けたら日本が吹っ飛ぶ!! 絶対に負けられないのよ!!」

プリンセス「キュアフォーチュン……。う、うん! そうだよ! 負けちゃダメだよ!」

将造「ほうじゃ! わしらが負けてたまるか!! 行くぞお前ら、もう一押しじゃあああああああ!!!」グワォ


「「「吹き飛べぇえええええええええええええ!!!!」」」







――――ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!!

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:31:35.08 ID:HaUNIgudO
ブルー「また一人……」

ブルー「また一人、プリキュアの力が進化しようとしている」

ブルー「人類の進化とは……プリキュアとは……」


ーー


サイアーク「さ、サイアーク……」グラ


フォーチュン「やつの体勢が崩れた!!」グワォ

将造「いまだ 畳み掛けろぉ〜〜!!」ズオ

プリンセス「ウオオ くたばりやがれ〜〜〜〜!!!」ドワォ



「プリキュア! ニーミサイル!!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ

「プリキュア! ブルーハッピーシュート!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ

「プリキュア! スターダストシュート!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ




サイアーク「あ、ああ〜」


ズギャゴォオオオオオオ!!!


サイアーク「ぎゃん!!!」



 
 ド ワ ォ ! ! ! 




133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:40:34.57 ID:zi8DcScZO
プリンセス「はぁ、はぁ、す、すごい、今の力は普段の数十倍は出てたよ」

フォーチュン「こ、こんな底力が私にあったなんて」

将造「ボケッとしとる場合か! 早くベガゾーンに行くぞ!!」

プリンセス「で、でも、何処にあるのかわかんないよ!」


『ベガゾーンの場所なら人工衛星で特定した!』ザザッ

フォーチュン「タイガー!?」

将造「無線か!」

『その地点から北西十キロに巨大建造物を確認した!! ミサイル発射場らしき施設もある!!』

将造「十キロだと」

フォーチュン「い、今からじゃとても間に合わない」

プリンセス「諦めちゃだめ!!」

プリンセス「まだ、何か手はあるよ! 最後まで考えようよ!」

フォーチュン「プリンセス……」

将造「よう言ったひめ!! それでこそ岩鬼組の一員じゃ!!」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:45:29.51 ID:zi8DcScZO
フォーチュン(これがあの最弱のキュアプリンセス? この前とはまるで別人……一体なにが)

リボン「そうですわ! この新たなプリカードで……!」

プリンセス「貸して! ……お願い! プリキュアの力が本当に人の意思で強くなるなら……!」


プリンセス「あたしに力を貸して〜〜〜〜!!!」ドワ


カワルンルン♪




プリンセス「サイクロン・アニマルアーミー!!!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!




135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:48:03.62 ID:zi8DcScZO
ズギャ
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!


将造「な、なんじゃ!!」

フォーチュン「こ、この揺れはぁ〜!!?」



ボォーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!




将造「汽笛!?」

フォーチュン「あ、あれは」

リボン「ああ〜!」


136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:54:00.79 ID:zi8DcScZO



将造「ウオオ なんだこれは!?」

フォーチュン「蒸気機関車……いや、戦車!?」

リボン「もうわけがわかりませんですわ〜!!」


プリンセス「みんなー!! 早く乗って〜!」


将造「ひめ〜! なんじゃそのでかいおもちゃは〜!!?」

プリンセス「何でもいいから早く乗って〜! これ私だけじゃ動かせないよ〜!」

将造「わかった!! すぐに乗り込むぞ! ほら、お前らもさっさとついてこんかい!」ぐいぐい

フォーチュン「わあっ!?」

リボン「なんだかものすごく嫌な予感がするですわ」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 09:59:57.51 ID:zi8DcScZO


ズギャギャギャギャギャ!!


将造「わはは、こいつはええのう!! これならあっという間に目的地じゃ!!」

将造「むっ?」

ズズズズズ……

将造「こらーあ!! スピードが落ちとるぞ!! かま焚きはしっかり働かんかぁ〜!!」

リボン「ヒイヒイ!!」ガシュッガシュッ

フォーチュン「な、なんで今時蒸気機関なのよ」ガシュッガシュッ

プリンセス「ああ〜! 顔中煤だらけになる〜!」


待って〜!


将造「ああん!?」


ラブリー「置いてかないでー!」
ハニー「私たちも一緒にいきまーす!」


将造「雑用が増えたのう……」ニヤー


138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 10:02:29.97 ID:zi8DcScZO
休憩します
実はまだ中盤なんです
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 15:32:36.69 ID:eyxxcNkXO
拓三「タイガー、若と嬢ちゃんたちだけでほんとに大丈夫すかね?」

赤尾「信じるしかあるまい。この先は彼らの力を信じるしか……」

赤尾「頼んだぞプリキュア!!」


ーー


ベガゾーン


ファントム「グワァ! おのれプリキュア〜!! よくも俺の目を……」

ナマケルダ「あらら、なんだかめんどくさそうな事になりましたねえ」

ホッシーワ「普段は偉そうな割りに人並みにいたがったりするのねぇ」

ファントム「きさまら〜……!!」


『下らない争いはそこまでにしなさい』


「「「ディープミラー様!!」」」


『既にプリキュアどもはこのベガゾーンに向けて進撃を開始しました。今はちょうど市街地跡を走っている筈です。なんとしてでも核ミサイル発射までには始末しなさい!』

ミラージュ「そういうこと、全部隊を率いてプリキュアたちを迎え撃ちなさい」


ナマケルダ「承知しました」

ホッシーワ「今度こそやつらを」

ファントム「地獄に叩き落として見せましょう!!」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 15:45:39.04 ID:eyxxcNkXO
市街地跡

フォーチュン「こ、これは……!」

将造「ICBMクラスのミサイルが直撃したんじゃ、ここら一帯は瓦礫の山だ!!」

ラブリー「ひどい、ひどすぎる……!?」

プリンセス「あ、あれって」

ハニー「見ちゃだめ!!」

将造「やめとけ、いつか直視しなきゃならんのじゃ、だったら早い内に見とったほうがええ」


死屍累々……凄惨な光景がひめの両目に直撃した!!

あるものは上半身と下半身が泣き別れ、あるものは四肢がバラバラに吹き飛んでいた!

まさに地獄……地獄の再現である!!



プリンセス「ウヴォエエエエエエ……!!」


リボン「ひめ〜!!」

将造「どあほ!! 中で吐くんじゃねえ!!」

ハニー「そんな、無茶言わないでくださいよ……」サスサス

ラブリー「ひめ、ちょっと向こうで休もうね」


プリンセス「ぶぷっ……!? えろろろろろろろ」


フォーチュン「おのれ幻影帝国……!! 絶対に許さない!!」

将造「目についた死体は拾っとけ」

フォーチュン「え?」

将造「野ざらしはさすがにかわいそうじゃからのう」

ラブリー「そうですね、せめて戦いが終わったらちゃんと弔ってあげなきゃ」


141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 15:54:06.22 ID:eyxxcNkXO

ファントム「来たぞ! 身の程知らずどもが!」

ホッシーワ「今日こそは八つ裂きにしてやるわ〜!」

ナマケルダ「陸戦サイアーク軍団、前進ですぞ!!」



『サイアアアアクウウウウウウウウウウ!!!!』



将造「きおったぞ雑魚どもが!! 雁首揃えやがって! まとめてぶち殺しちゃる!!」

リボン「だいじょうぶ?」

プリンセス「だ、だいじょうぶ……戦えるよ」

フォーチュン「ここを乗りきればベガゾーンよ!!」

ハニー「絶対に負けられない!!」

ラブリー「いくよ、みんな!!」

将造「二連装砲用意じゃ!! 外すなよ〜!!」

グラさん「任せろ! ターゲットは敵軍団の中央」


プリンセス「よし、ぶちかませ〜!!」グワァ



ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!



142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 15:59:30.16 ID:eyxxcNkXO
ファントム「あれもプリキュアの力なのか?」

ナマケルダ「なんとも不細工な造形ですな」

ホッシーワ「あの形状は小回りがきかないはず! 回り込んで押し潰せ!!」


グオオオオオオオオ!!!


ハニー「左右に回り込まれました!!」

フォーチュン「まず正しい選択ね、でも……」

将造「きさまらプリキュアの力をなめるな!! ひめ〜!!」

プリンセス「がってん!! ラブリー! そっちのレバーを!!」

ラブリー「了解!!」


「「チェンジプリキュアアアアアアアアア!!」」ドワ!!




143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 16:07:02.91 ID:eyxxcNkXO



ファントム「な、なんだと!!?」

ナマケルダ「変形した〜!!?」

ホッシーワ「あれは巨大ロボットだったのかぁ〜!!」


将造「さあやれプリキュアロボ!! サイアークを皆殺しにしろ〜!!」



ブオーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!



プリンセス「ウオオ いつもよりかま焚きが必要だ〜!!」ガシュッガシュッ

フォーチュン「な、なんで巨大ロボットが蒸気機関で動くのよ」ガシュッガシュッ

ラブリー「しゃべってる暇がないよ〜!!」ガシュッガシュッ

ハニー「九時の方向からミサイル攻撃!!」

将造「任せろ!! ミサイルごとぶっとばしてやるわ〜!!」グオオオオオオオオ


ドギャ!!

ズワオ!! ドオオ!!

ぎゃん!?

ドワォ!!


144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 16:17:16.70 ID:eyxxcNkXO

ナマケルダ「右の隊列が崩壊しましたぞ!!」

ファントム「ばかな、なんて威力だ」

ホッシーワ「まさに鉄の巨神!!」

ディープミラー『怯むな!! 絶えず攻撃し続けるのです!!』

ミサイルサイアーク「グワォ!!」

ガトリングサイアーク「グワッ!!」

戦闘ヘリサイアーク「アギャ〜!!」


ズドドドドドドド!!


ラブリー「ハニー!! プリンセス!!」

ハニー「任せて!! いくよプリンセス!!」

プリンセス「おっけい!! プリンセスバリアー!!」ドワ

ハニー「ハニーバリアー!!」ズワ


ズオオオオオ!!


ファントム「バリアーだと!? こざかしい真似を」


将造「持ちこたえろ! その間に敵のどてっぱらに風穴を空ける!!」


将造「プリキュアドリル!!」ズオ


将造「極道ドリルハリケーン!!!」ズギャギャギャギャギャ!!!



アギャ
ギャン!?
ヒエ〜

145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 16:21:57.94 ID:eyxxcNkXO
ラブリー「中央に突破口が開いたよ!!」

フォーチュン「左右に散開したのが仇になったみたいね」

将造「そのまま全速前進じゃ!! プリキュアミサイル全方位発射〜!!!」グオオオオオオオオ



ドワ
ズワオオオオオオオオ!!!
ドギャ!!!


ナマケルダ「ああ〜 崩壊する!!」

ファントム「第一陣がこうも容易く突破されるとは」

ディープミラー『だが敵の手の内は読めました!! 第二陣で止めをさしてやりなさい!!』

146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 16:31:23.97 ID:eyxxcNkXO
リボン「次の戦列が見えましたわ〜!!」

グラさん「ベガゾーンまであと少しだ!! なんとしてでも突破するんだ!!」

キャノンサイアーク「グオオ!!」
キャノンサイアーク2「グワッ!!」


ズド
ドギャ!!
ズワォ!!


将造「ムオ!?」

フォーチュン「やつら遠距離攻撃に切り替えた!?」

将造「こっちも砲撃じゃ!! 撃って撃って撃ちまくれ〜!!」


ドワ
ドワォ!!
ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!


147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 16:42:16.33 ID:eyxxcNkXO
ズワォ!!
ドギャ!!


グラさん「うぐぐ 敵の攻撃が激しすぎる!!」


ドワォ!!

リボン「ああ〜 蒸気管が!!」

プリンセス「タオル貸して!!」

リボン「プリンセス!? 近づいたら大火傷しますわよ!?」

プリンセス「わたしは不死身だ〜!!」がしっ


しゅおおおおおおおおおお!!


ラブリー「素手で蒸気管の噴出を止めた」

ハニー「ひめちゃんも充分ぶっとんでるよね」

将造「いいぞひめ! 後もう少しだ〜!!」


将造「戦争は怯んだら敗けじゃ!! 攻撃は先手必勝! 撃ちまくれば、いつかはくたばる!!」


フォーチュン「全弾ありったけをくらえ〜!!」ガシュッ


ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!!





148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 16:45:25.79 ID:eyxxcNkXO
ファントム「なぜだ、なぜやつらはとまらんのだ〜!!」グオオ

ホッシーワ「あれだけの砲撃を受けてまだ動けるなんて」

ナマケルダ「恐るべしプリキュア! まさに化け物」

ディープミラー『いや、あのばく進もそう長くは続かないでしょう』

ファントム「どういうことですか?」

ディープミラー『その答えは次の攻撃で明らかになります!!』



ドワォ!!!


149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 16:50:13.42 ID:eyxxcNkXO
プリンセス「な、何!? この衝撃は」

将造「これは……しまった、やられた!!」

ラブリー「な、なにがですか」

将造「下からの衝撃……つまり地雷じゃ!!」

フォーチュン「地雷原!!」

ハニー「まさか そこまでやるなんて」

リボン「い、今の攻撃で動きが止まりましたわ!!」

将造「まだ致命傷じゃない!! すぐに体勢を整えるんじゃ!!」

グラさん「たいへんだ!! 今の爆発で燃料庫が吹っ飛んだ〜!!」

将造「ぬあに!?」

ハニー「そんな」

ラブリー「あと一息なのに!?」


150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/22(月) 16:54:26.13 ID:EYt38FfR0
もうなんでもありというかすごいな
いや面白いからいいんだけど
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 16:54:48.59 ID:eyxxcNkXO
ディープミラー『どうやらうまくいったようですね』

ファントム「さすがディープミラー様、あのロボットの形状から燃料庫の場所を想定するとは」

ホッシーワ「燃料がなければやつはただのガラクタだ! プリキュアを皆殺しにしろ〜!!」



サイアーク軍団『グワオオオオオオオオ!!!!』



「な……んだ……ぶ」


サイアーク軍団『!?』
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 17:02:09.24 ID:eyxxcNkXO
ホッシーワ「なんだこれは」

ファントム「音楽、音楽が聞こえるぞ」


『南無ァ……陀仏……ナンマイダー!』
『ナン……妙ホウ……ゲーキョー』
『ハンニャーハラ……ミー……心経〜!』
『ぎゃーてーぎゃーてーハラぎゃーてー』


ナマケルダ「ロボットから不気味な音楽……いや、これは」


お経!?



ブオーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!



ファントム「なに!?」

ホッシーワ「あ、ああ〜」

ディープミラー『再起動した!? ばかな、燃料が無くなったのになぜだ!?』
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 17:13:02.95 ID:eyxxcNkXO


ドワォ!!
ズワォ!!!
ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!


ファントム「な、なんだ〜!? なにがおこったんだ〜!?」

ホッシーワ「まさかこれもプリキュアの力だとでも」

ナマケルダ「ばかな、こんなことが〜!?」


ーー


ボォ!!
ボボボ!ボボボ!!

ラブリー「も、もうかんべんして〜!」

ハニー「ひい!!」

将造「わはは、いいぞ! ジャンジャン燃やせ! 死体は火力が強いからよく燃えるぞ!!」

リボン「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏……ナンマイダー! ひいい〜!!」

プリンセス「ぎゃーてーぎゃーてーハラぎゃーてー!! うわーん!!」

グラさん「南無妙ほうれんげーきょー」

将造「わしの言う通り積んどいてよかっただろう!!」

プリンセス「ああ〜!! 死んだらぜったい地獄行きだ〜!!」

将造「死体は腐るほどあるんじゃ!! ちょうど火葬になって一石二鳥とはこの事じゃあ!!」

フォーチュン「将造〜!!」

将造「ああん? なんだ?」

154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 17:21:40.14 ID:eyxxcNkXO
フォーチュン「あんた鬼か!? ブルースカイ王国の人たちをなんだと思ってるの!!?」

将造「どあほ!!!」

フォーチュン「ひっ」

将造「メソメソしとる暇があったら目の前の敵を潰せ〜!!」グオオ

プリンセス「しょ、将造〜!!」

将造「いいか、ここで死んだらわしら全員犬死にじゃ。核ミサイルは発射され日本は消滅、そして今度は全世界がターゲットにされる!!」

将造「どんな手を使ってでも絶対に勝たなきゃならん!! それがプリキュアの戦いじゃあああああああ!!!」グワァ!!!

ラブリー「将造さん……そ、そうだよ!! ブルースカイ王国の人たちの仇をとらなきゃ!!」オメメグルグル

ハニー「残念だけど、これが戦争なのよね」オメメグルグル

プリンセス「ここまでやったんだ!! ならもう後には退けないよね!!」オメメグルグル



フォーチュン「……うがぁ〜〜〜〜!!!! こうなったら徹底的にやってやるわ〜〜〜〜!!!!」グワオオオオオオオオ


将造「行くぞお前ら〜!!!」


皆殺しだァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!




155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/22(月) 17:27:37.99 ID:2SDiXoq0O
死体を燃料にロボット動かすなんて…どこからどう見てもプリキュアじゃないか!!

空間支配マダー?
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 17:30:21.37 ID:eyxxcNkXO

ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!


ナマケルダ「最終防衛ラインが突破されましたぞ〜!!」

ファントム「ばかな、こんな、こんなことが〜!!」

ホッシーワ「ああ〜!! ベガゾーンに衝突する」

ディープミラー『核ミサイルはまだか!? まだ発射しないのか〜!?』



将造「ぶちかませぇええええええええ!!!!!」
グワッ


フォーチュン「ウオオ くらえ!!」


フォーチュン「姉の!!」


フォーチュン「戦友(とも)の!!!」


フォーチュン「そしてブルースカイ王国の人々の怨みのこもった!!!!」




フォーチュン「プリキュア! 怨念パーンチ!!!!!」




ドギャオオオオオオ
ズギャギャギャギャギャ!!!!


ファントム「ああ〜!!」





―――― ド ワ ォ !!!!!!!!





157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 17:31:28.49 ID:eyxxcNkXO
ちょっと休憩します
いやあ最近のプリキュアは怖いですね
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/23(火) 10:56:06.38 ID:Dt8dw8lO0
怖いよ。おつ。
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/23(火) 13:30:34.30 ID:r7L+4AJw0
時々入る本家のカワルンルン!とかはそのままで草生える
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 14:39:29.22 ID:oEgEH+4wO
続きを書きます
そろそろ話は後編に移る感じです
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 14:43:57.00 ID:oEgEH+4wO
蛇牙城 中腹


ホッシーワ「巨大ロボットの腕が外壁にぶち当たった〜!?」

ファントム「おのれプリキュア! クイーンミラージュ様の御城に傷をつけるとは!!」

ファントム「絶対に許さぬ! サイアークを送り込みプリキュアを皆殺しにしろ〜!!」グワッ

ナマケルダ「ロ、ロボットの腕が変型していますぞ!?」

ファントム「!?」

162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 14:48:35.13 ID:oEgEH+4wO
キュイイイイイン……


チョイアーク「チョイ?(なんだ)」

チョイアーク「チョイチョイ(掌が開くぞ)」


グワッ!!


『ウオオオオオオオオ!!』


チョイアーク「!?!?」

チョイアーク「チョイ〜!!?(プリキュアだ〜!!?)」


将造「ウオオ 早速お出迎えか!!」グオ

プリンセス「邪魔だ そこをどけ〜!!」グワッ

163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 14:55:34.21 ID:oEgEH+4wO
チョイアーク「チョチョイ!!(怯むな、全弾発射で食い止めろ〜!!)」


ズガガガガガガガガ!!!


将造「突撃じゃあ!! 邪魔するやつは一人残らずぶち殺せ〜!!」

ラブリー「ウオオ ラブリービーム!!」ドワ!!

フォーチュン「フォーチュンスターバースト〜!!」ズワォ!!


ドワーーーーーーーーーーッッッ!!


チョイアーク「ぎゃん!?」

チョイアーク「チョイ!?(なんでやつらに弾が当たらないんだ!?)」


将造「弾なんぞ当たると思うから当たるんじゃあ〜!! ウワオオ わしが睨めば地雷の方から逃げ出すわ〜!!」グワ

将造「極道マシンガン!! 一斉掃射じゃあ!!」ズワ


ドガがガガガガがガガガガ!!!!


あぎゃ!!
ぐえ〜!!
ああ〜
ぎゃん!!



164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 15:03:13.79 ID:oEgEH+4wO
ハニー「ミサイル 核ミサイルはどこに!?」ドワ

ラブリー「はぁ、はぁ。い、いくらなんでも広すぎるよ」ズワォ!!

将造「こういう場合は大体敵の攻撃が激しい所ほど怪しいもんじゃ!!」ズガガガガ!!

フォーチュン「どこも激しすぎると思うけど!!」ドワーーーーッッ!!

プリンセス「早くしないと……!? な、なに? ここ……」




ゴポポポ……



ラブリー「プ、プリキュア……?」

ハニー「こ、この部屋は〜!?」

フォーチュン「プリキュアが捕らえられているのかあ〜!?」


165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 15:12:46.23 ID:oEgEH+4wO
ファントム「よくも暴れてくれたな! プリキュア!!」

プリンセス「お、お前は!!」

フォーチュン「……ファントム!!」

将造「また出おったなガキ!!」

ファントム「きさまらの快進撃もここまでだ。この幻影衆総帥ファントムが塵にしてくれるわ!」

将造「ほざけ やれるもんならやってみろやぁ〜!!!」

プリンセス「将造、待って!!」

将造「なんじゃ!?」

プリンセス「ここは私に任せてみんなは先に行って!!」

フォーチュン「!?」

ラブリー「プリンセス!? 無茶言わないで!? あなた一人だけじゃ勝てないよ! みんなで戦えば……」

プリンセス「もう、時間が足りないんだぁ〜!!」グワッ!!

ラブリー「うっ!?」

プリンセス「誰かがこいつを食い止めなきゃ、ミサイルは発射されちゃう! そうなったら全部終わりなんだよ!?」

将造「……わかった!! ここは任せるぞ」

ハニー「将造さん!?」

将造「ひめ〜!! そのクソガキの相手はお前に任せた!! 派手にぶち殺せ!!」




プリンセス「将造、……ありがとう!!」




フォーチュン「……」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 15:26:30.98 ID:oEgEH+4wO
将造「行くぞ、お前ら」

ラブリー「将造さん! プリンセスを……ひめを置いて行くんですか!?」

将造「聞いとらんかったのかきさまはぁ〜!! ひめが覚悟決めて行け言うたんじゃ!! だったらドンと任せるのが筋じゃろうが!!」

将造「残りたきゃ勝手に残れ!! ここから先はわし一人で充分じゃあ!!」

ファントム「ばかめ!! そう易々と通すと思うかぁ〜!!」


フォーチュン「フォーチュンスターバースト!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ!!


ファントム「グオオ!? なんだと!?」

将造「助かるぜ!! ウオオーーーーッッ!!」

ファントム「しまった!!」


プリンセス「フォーチュン……」

フォーチュン「私も残るわ」

ラブリー「え……」

フォーチュン「それなら心配いらないでしょ? だから、ラブリーとハニーは先に行って」

ラブリー「いおなちゃん」

フォーチュン「これでもぴかりが丘最強のプリキュアって呼ばれてるもの、任せて」

ラブリー「……だったら私も!!」

ハニー「ラブリー、あなたは将造さんの後を追って」

ラブリー「そんな、ハニーまで?」

ハニー「ファントムを相手にヒーリングなしじゃきついし、将造さん一人で無理をさせちゃダメだよ」

ラブリー「……」

プリンセス「行って!! ラブリー!! 核ミサイルを止めて!!」


ラブリー「……みんな、死なないでね。……頼んだよ!!」


167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 15:31:43.99 ID:oEgEH+4wO
ファントム「ぐぐ、おのれプリキュア……一度ならず二度までも」

プリンセス「プリンセスカッター!!」

ハニー「ハニースタンプ!!」

フォーチュン「フォーチュンスターバースト!!」


ドワーーーーーーーーーーッッッ!!


ファントム「グオオ!? きさまらーーーーッッ!!」


プリンセス「あんたの相手は私たちよ!!」

フォーチュン「ファントム!! 今度こそお姉ちゃんの仇を取らせてもらうわ!」

ハニー「悪いけどおとなしくしてね♪」


ファントム「嘗めるなプリキュア!! こうなればきさまらから八つ裂きにしてくれるわ〜〜〜〜!!」グワッ


168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 15:38:24.16 ID:oEgEH+4wO
プリンセス「畳み掛けるよ!!」

プリンセス「プリキュア! くるりんミラーチェンジ〜〜〜〜〜!!」ドワ!!


カワルンルン♪


プリンセス「サタンシティズ・ファイター!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!


ラブリー「こ、これがプリンセスのフォームチェンジ!!」

フォーチュン「なんて雄大で……力強いの!?」


プリンセス「ウオオ 死ねえ!!」グワ



プリンセス「プリンセス爆烈拳〜〜〜〜!!!!」ドワォ!!!!



ラブリー「ウオオ プリンセスの拳が音速を超えたあ〜!!」


169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 15:39:47.45 ID:oEgEH+4wO
>>168修正

プリンセス「畳み掛けるよ!!」

プリンセス「プリキュア! くるりんミラーチェンジ〜〜〜〜〜!!」ドワ!!


カワルンルン♪


プリンセス「サタンシティズ・ファイター!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!


ハニー「こ、これがプリンセスのフォームチェンジ!!」

フォーチュン「なんて雄大で……力強いの!?」


プリンセス「ウオオ 死ねえ!!」グワ



プリンセス「プリンセス爆烈拳〜〜〜〜!!!!」ドワォ!!!!



ハニー「ウオオ プリンセスの拳が音速を超えたあ〜!!」

170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 15:46:28.69 ID:oEgEH+4wO
バキャ!!

フォーチュン「頭部に直撃した」

ハニー「あれじゃ熊さんだって生きちゃいられないね」


ファントム「グッグッグ……」


プリンセス「!?」

ハニー「そんな!? 生きてるの!?」

フォーチュン「ばかな、首を折ったはず!!」


ファントム「ばかめ、貴様の攻撃などきかぬわ〜!!!」


フォーチュン「ウオオ ならばこれでどうだ!!」


フォーチュン「プリキュアスターストリーム!!」ズワォ


ズギャオオオオオオオ!!!!


プリンセス「ウオオ 無数の流星がマシンガンのように」

ハニー「いまだかつてこれに耐えられたサイアークはいないよ!!」


ズギャギャギャギャギャ!!!!
ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!


フォーチュン「ハァ、ハァ」


ファントム「グハハハハ!! 効かんなあ〜!!」

フォーチュン「!! そ、そんな なんで」

171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 15:50:54.68 ID:oEgEH+4wO
プリンセス「なんであいつに私たちの攻撃が効かないの!?」

ハニー「……まさか……」

フォーチュン「ハニー、何か気づいたの?」

ハニー「さっきハニースタンプをやったときに感じた違和感……間違いない!!」



ハニー「やつは サ イ ボ ー グ だ!!」



プリンセス「サイボーグ!?」

ファントム「グハハ よくぞ気づいた!! だがもう遅い!!」ばっ

フォーチュン「あ、あの体はあ〜!!?」


ファントム「クイーンミラージュ様に与えられたこの究極のボディできさまらを宇宙の塵にしてくれるわあ〜〜〜〜!!」ドォオオオオオオ!!!



172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:00:05.26 ID:oEgEH+4wO
ファントム「幻影極道芸ファントムデスブレイド!!」ズオ

ファントム「グハハ 切り刻んでくれるわあ〜〜〜〜!!」


ズバォ!!
ズギャギャギャギャギャ!!!


プリンセス「ぐわあ!? なんだこれはあ〜〜〜〜!!」

ハニー「真空 真空の刃が渦を巻き、襲いかかる!!」

フォーチュン「こ、こんな攻撃避けきれない!!」


ファントム「それだけではないぞプリキュア!! この超越の肉体から繰り出す絶技によって死ねい!!」


ファントム「幻影覇剣 虚 空 斬 破 !!!!!」


ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!
ズギャ!!


プリンセス「ああ〜!?」

フォーチュン「プリンセス!! 危ない!!」



ハニー「ハニーバリア〜!!」ドワ


ズギャオオオオオオオ!!!

173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:07:21.00 ID:oEgEH+4wO
ハニー「グオオ こ、この技は」

プリンセス「空間 空間を削り取っているのかあ〜〜〜!」


ズギャオ!!


フォーチュン「フォーチュンスターバースト!!」ドワ


プリンセス「ああ〜」
ハニー「うわ」


フォーチュン「ま、間に合った……」

ファントム「ほう! 味方を撃つことで虚空斬破から逃れるとはやるなキュアフォーチュン!!」

ファントム「さすがはあのキュアテンダーの妹だけはある」

フォーチュン「お、お姉ちゃんを気安く語るな!!」

ファントム「グハハ! 姉がそんなに気になるか? あの最強のプリキュア、キュアテンダーがどうなったか聞きたいか?」

ファントム「無様に私に敗北したぞ、貴様の目の前でなあ〜〜〜〜!!」


フォーチュン「きさまあ〜〜〜〜!!!」グワッ!!


174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:16:11.51 ID:oEgEH+4wO
ファントム「そんなに姉に会いたければ会わせてやろうではないか」

フォーチュン「!? な、何を」

ファントム「この部屋がなんだか理解できるか? ここはプリキュア墓場を改造して作ったプリキュア改造施設!! 俺が今まで捕らえたプリキュアはここに集まっている!」

プリンセス「プリキュアの改造施設だと」

ハニー「そんな」

ファントム「この施設によってプリキュアは幻影帝国の兵士として生まれ変わるのだ!! この意味がきさまにわかるかキュアフォーチュン!!」

フォーチュン「ま、まさかあ〜〜〜!!?」


ファントム「現れろ究極の改造プリキュア!! キュアテンダー・ダークネス!!」ズワォ



ゴポポポポポポポ……!!


175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:22:16.82 ID:oEgEH+4wO
プリンセス「培養ケースが開く」

ハニー「あれは」

フォーチュン「こ、こんなことって」


キュアテンダー・ダークネス「……」


フォーチュン「お姉ちゃん、お姉ちゃんなの?」

テンダー「……」

フォーチュン「お姉ちゃん! 私だよ、いおなだよ!?」

テンダー「……キュアフォーチュン……」

フォーチュン「お姉ちゃん?」

プリンセス「ウオオ フォーチュン!! あぶない〜!!」ばっ

フォーチュン「えっ……」


ドワーーーーーーーーーーッッッ!!


176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:27:11.01 ID:oEgEH+4wO
プリンセス「あ、危なかった、あと少し遅かったらやられてたよ」

ハニー「な、なに? 今の攻撃 全くわからなかった……」

フォーチュン「お姉ちゃん? お姉ちゃんが、私を」


テンダー「……」


フォーチュン「こ、殺そうとしたの?」

ファントム「無駄だプリキュア! そいつはもはや我らの手先! 命令されればどんな敵でも葬る!」

ファントム「それが例え家族であってもだ!!」

プリンセス「ファントム!! きさま〜〜〜〜!!」


ファントム「ゆけ、キュアテンダー!! その手で妹をなぶり殺しにしろ〜〜〜〜!!」

177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:35:13.83 ID:oEgEH+4wO
テンダー「死ね、プリキュア!!」


ズワオオオオオオオ


プリンセス「ウオオ なんだこの攻撃は!?」

ハニー「攻撃の正体がつかめない!?」

フォーチュン「闇が 闇が物質を吸い寄せるのかあ〜〜〜〜!!」


ファントム「グハハ見たか!! これぞ幻影殺法 暗 黒 劫 洞 !!!!」


ファントム「超重力空間に飲み込まれバラバラにされるがよい!!!」


178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:42:46.20 ID:oEgEH+4wO
ハニー「だ、ダメ!? 吸いこまれる〜〜〜〜!!」

フォーチュン「うわあ〜!!」

プリンセス「グ、グオオ ちくしょう! こんなとこでくたばってたまるかあ〜〜〜〜!!」グワッ

ファントム「何をしようが無駄だ! 暗黒劫洞からは何人たりとも逃れはしない」

プリンセス「誰が逃げるか!!」

プリンセス「プリキュアを嘗めるなあ〜〜〜〜!!」ドワ

ファントム「何!?」


プリンセス「ウオオ プリンセス爆烈拳〜〜〜〜!!!!」ドワォ!!


ハニー「プリンセス! 空間に向けて攻撃した!?」

フォーチュン「ばかな、バラバラにされる〜〜〜〜!!」

プリンセス「プリキュアの プリキュアの力は!!」




プリンセス「 最 強 な ん だ か ら あ 〜 〜 〜 〜 !!!!」グワオオ!!




ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!!


179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:48:19.55 ID:oEgEH+4wO
その時!!

ひめの プリキュアの力がキュアテンダーの暗黒劫洞が産み出す超重力空間を 支 配 した!!!!


テンダー「何!?」

ファントム「ばかな 信じられん!!」

ファントム「キュアプリンセスの拳が、空間を侵食していくだと!?」


プリンセス「これがプリキュアの プリキュアの真の力だあ〜〜〜〜!!」ドワォ!!!!


ズギャオオオオオオオオ!!!!


ハニー「空間を打ち破ったあ〜〜〜〜!!!!」

180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:48:57.40 ID:oEgEH+4wO
休憩します
段々虚無ってきたかな?
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 22:11:08.18 ID:zduq1FLHO
ファントム「信じられん、暗黒劫洞の空間をおのれの空間に上書きするとは」

プリンセス「ハァ、ハァ。ど、どうだ! これが私の……プリキュアの本気だ〜!!」ばっ

テンダー「うっ」


ガシイッ


プリンセス「いまだ、みんな〜!! 私ごとキュアテンダーを浄化を〜!!」

ハニー「プリンセス……!! よし、フォーチュン!! 一斉攻撃だよ!」

フォーチュン「……」

ハニー「フォーチュン!? どうしたの!?」

テンダー「いおな……」

フォーチュン「お姉ちゃん……」

フォーチュン「う、うあ……」

プリンセス「フォーチュン!! は、早く〜!!」

ファントム「させるかあ〜〜〜〜!!」

ハニー「邪魔はさせない!!」ばっ

ハニー「フォーチュン! お願い、キュアテンダーを!!」

フォーチュン「お姉ちゃん……!!」

フォーチュン(お姉ちゃん、お願い。元のお姉ちゃんに戻って!!)
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 22:15:55.54 ID:zduq1FLHO
フォーチュン「プリキュア!スターダスト……」


テンダー「いおな……私を、姉である私を倒すの?」


フォーチュン「!!」

プリンセス「フォーチュン!?」

フォーチュン「お、お姉ちゃん」



テンダー「―――――――!!!!!」ギシィイイイッッッ!!!!!



テンダー「幻影殺法 暗 黒 劫 蝶 !!!!」



ズギャオオオオオオオ!!!!


フォーチュン「あ……」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 22:19:08.55 ID:zduq1FLHO
プリンセス「フォーチュン、なぜ撃たなかったあ〜〜〜〜!!」

フォーチュン「そ、そんな、お姉ちゃん……?」

ズギャオオオオオオオ!!!

ハニー「危ない!!」

ドンッ!!

フォーチュン「え?」

フォーチュン「ハニー……?」


ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!




ハニー「ああーーーーッッ!!!」ドオオオオオ!!



184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 22:25:29.49 ID:zduq1FLHO
フォーチュン「う、うそ……そんな、ハニー……?」

――――ドシャアッ

ハニー「」

プリンセス「――――ハ」

プリンセス「ハニィイイイイイイ!!!!」

フォーチュン「いやぁああああああ!!?」

ファントム「ふん、ようやく一匹か! てこずらせおって」

ファントム「安心しろ! すぐにきさまらもこいつの後を追わせてやる!!」

プリンセス「ああ、そんな……ハニーが……」

フォーチュン「うう……お姉ちゃん! なんで!?」

フォーチュン「なんでこんな……!! お姉ちゃんはこんなことをする人じゃなかった!」

フォーチュン「本当に私のことを忘れちゃったの!?」

テンダー「覚えているわよ、いおな」

フォーチュン「!?」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 22:30:05.28 ID:zduq1FLHO
テンダー「あなたのことを思い出す度に……その顔を見る度に、頭が痛むの」

テンダー「ひどく頭痛に悩まされるのよ。わかる? この不快感」

テンダー「いおな……もし、あなたが私を想ってくれているなら……」

テンダー「お願い、私のために死んで?」



フォーチュン「う、うあ」
フォーチュン「うわあああああああああああ!?!?」


186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 22:38:24.48 ID:zduq1FLHO
ファントム「くはは、いいぞ! そのまま姉妹で殺し合うがいい!」

ファントム「家族の情愛など我らが幻影帝国の前では塵に等し――――」


ドギャオオオ!!


ファントム「ぎゃん!? き、きさま〜〜〜〜!!」

プリンセス「……」

ファントム「さっきから小うるさいハエめ!! 次は貴様の」


プリンセス「……許さん」


ファントム「……あ?」

プリンセス「人間を平気で道具として扱い、ハニーを、フォーチュンを傷つけたきさまを……」ワナワナ

プリンセス「きさまら幻影帝国を……」ワナワナ



プリンセス「天が見逃しても私の拳は許しはしない〜〜〜!!」グワオオ



187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 22:43:02.90 ID:zduq1FLHO
ファントム「ほざけ! きさまたった一人で何ができる!?」

プリンセス「きさまをぶち殺すことだあ〜〜〜〜!!」グワッ

ファントム「何!?」

プリンセス「きさまのような地も涙もないサイボーグ野郎は〜〜〜〜!!!!」


プリンセス「私の手でスクラップにして、地獄へ叩き落としてくれるわあ〜〜〜〜!!!!」ズワォ


ファントム「嘗めるなプリキュア〜!! テンダー! 手を貸せ、まずはこの小娘から始末してくれるわあ〜〜〜〜!!」

テンダー「わかりました。ファントム様」

188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 23:03:41.69 ID:zduq1FLHO
プリンセス「ウオオ 来い!!」

プリンセス「私は負けない!! こんなやつらに絶対に負けられないんだ〜〜〜〜!!」グワッ


ズギャオオオオオオオ!!
ドギャッッ!!
グワアアアア!!
ギャオッ!!


フォーチュン「プリン、セス……」

フォーチュン(わた、しは、なにもできない)

フォーチュン(いつも、偉そうなことを言ってるくせに、わたしは……)


ブルー『諦めるのかい?』


フォーチュン「!!」


ブルー『かつての君なら、目の前で倒されそうになっている仲間を黙って見ているほど弱気ではなかったはずだが』


フォーチュン「そんなこと言っても……もう、どうしようもないんですよ!」

フォーチュン「お姉ちゃんは完全に悪に染まってしまった! もう、私の声も届かない……」

フォーチュン「お姉ちゃんに殺されかけて、手足が震えて立ち上がれない!」

フォーチュン「そして私のせいでハニーも……!!」

プリンセス「後悔して潰れるくらいなら、最初から戦ってない!!」

フォーチュン「!!」

プリンセス「いっつも逃げてた最弱の私が、あなたに怒られて、将造に出会って! 変わった!!」

プリンセス「でも、私は助けられなかった! 将造の親友を! 助けられなかったんだ〜〜〜〜!!」ポロポロ

プリンセス「だから私は戦うんだ! もう、二度と後悔しないために!!」

ファントム「何を世迷い言を言っている!? 貴様ら人類にあるのは後悔と絶望だけだ〜〜〜〜!!」


バキャッ!!


プリンセス「ぐうう!! ……だ、だから、フォーチュン、あなたにだってできる。私にできたんだもん、最弱の私にできて、あなたにできないことなんてない!!」

フォーチュン「キュア、プリンセス……!!」

プリンセス「さあ、立ち上がれいおな!! 戦いの時は……今 が そ の と き だ あ 〜〜〜〜!!!!」グワオオ



フォーチュン「……ウ、ウオオオオオオオオオ!!」



カワルンルン♪




ブルー『プリキュアの進化が、再び始まる……』
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 23:19:02.18 ID:zduq1FLHO
フォーチュン「サタンシティズ・ファイター!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!!

ファントム「何!?」

テンダー「キュアフォーチュンが復活しただと」

プリンセス「フォーチュン……!!」

フォーチュン「こ、これはプリンセスのフォーム!?」

フォーチュン「なんてすさまじいパワー……だけど、それだけじゃない」


フォーチュン(怒りや憎しみだけじゃない。この温かで雄大な力は……)


ブルー『そう、プリキュアの力は、怒りや憎しみが本質ではない』

ブルー『汚れなき真心……その人間の根底にある輝ける魂が力の根源になる。その魂の開放がプリキュアを新たな次元へと進化させる』

ブルー『そして、すべての物質には同じ時限にあって同じ力を持っている! フォーチュン、心を開いて全てを受け入れるんだ』

フォーチュン「心を開いて宇宙の全てをうけいれる」


ブルー『心を閉じていては何も見えてはこない』


ブルー『心を開け!! 宇宙の全てを受け入れろ!
心 技 体の修行をつんだ君ならできる……。心をひらけフォーチュン!! 心を……』


フォーチュン「心……宇宙の全て……怒りや憎しみではない心……」


ファントム「な、なんだ!? キュアフォーチュンの潜在的なパワーが上昇しているだと!?」


フォーチュン「……そうか……そういうことだったんだ……なんで気がつかなかったんだろう。こんなに簡単なことだったのに」

プリンセス「フォーチュン」

フォーチュン「全てが理解できた……宇宙とは……プリキュアの力とは!!」

190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 23:25:07.39 ID:zduq1FLHO
ファントム「たわけたことを抜かすな〜〜〜〜!! ならば再び絶望に叩き落としてくれるわ!!」

ファントム「やれ!! キュアテンダー!!」

テンダー「いおな、今度こそ終わりよ」


テンダー「 暗 黒 劫 蝶 !!!! 」


プリンセス「ま、またあの黒い蝶々!!」

フォーチュン「だいじょうぶだよ、ひめ」

プリンセス「えっ!?」

プリンセス「あ、あなた、今私のことひめって」

フォーチュン「全てはあるがままの姿に」

フォーチュン「お姉ちゃんを想う私の根底の気持ちが、邪悪を打ち砕く!!」



フォーチュン「フォーチュン! スター 寸 指 波 !!!!! 」



ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!!




191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 23:32:51.31 ID:zduq1FLHO
ファントム「こ、これは〜〜〜〜!?」

プリンセス「聖なる気が、邪悪な空間攻撃を浄化している!?」


フォーチュン「これが、空間の支配。先程のひめの爆烈拳と同等の力」

テンダー「くっ……! なんだその力は!? なぜ私の空間がお前に負ける!?」

フォーチュン「表面的な力の開放では、真の境地にはたどり着けない」

フォーチュン「かつてあなたが私におしええくれたこと」

テンダー「あ、ああ……」

フォーチュン「愛……それなくして人は先へは進めない」

フォーチュン「そして、あなたを愛する私の心が、あなたの邪悪な魔物だけを打ち砕く!!!!」



フォーチュン「プリキュア! スターダスト 爆 指 波 〜〜〜〜〜〜!!!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!!



192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 23:35:59.96 ID:zduq1FLHO
プリンセス「ウオオ こ、この衝撃」

ファントム「空間が 空間が白く塗りつぶされていく〜〜〜〜!!!!」


テンダー「うあああああああああああ!!?」



フォーチュン「星よ、天に帰れ」









―――― ド ワ ォ !!!!!






193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 23:44:23.53 ID:zduq1FLHO
テンダー「わたしは、わた、し、は……」

フォーチュン「今はなにもいわなくていいよ」

フォーチュン「だから……おやすみなさい」


ドサッ


プリンセス「キュアテンダーが、負けた」

プリンセス「フォーチュンの完全勝利だ〜!!」

ファントム「な、何故だ!! ありえん!? こんなことがあってたまるかあ〜〜〜〜!!」

プリンセス「往生際が悪いよ! あんたたちなんかに負けるわけないでしょ!」

フォーチュン「あなたたちはプリキュアの力をみくびった……」

ファントム「な、なんだその力は!? プリキュアとは プリキュアとは一体なんなんだ〜〜〜〜!!」

プリンセス「あんたには理解できまい! 絶望しかしらないあんたには〜〜〜〜!!」



プリンセス「プリキュア! ブルーハッピーシュート!!」ドワーーーーーーーーーーッッッ!!!!




ファントム「あ、ああ ああ〜」



プリンセス「勇気よ……! 天に帰れ〜〜〜〜!!!!」



ファントム「ぎゃん!!」



ドワォーーーーッッ!!!!!



194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 23:49:48.36 ID:zduq1FLHO
プリンセス「勝った……」

プリンセス「あっ!? そ、そうだ、キュアハニーは!?」

フォーチュン「だいじょうぶ、私の身体エネルギーを受け渡して致命傷だけは免れたわ」

プリンセス「あ、あなたそんなこともできるの!?」

フォーチュン「できる……ううん、ちがう。できることに今まで気がつかなかっただけ」

プリンセス「?」

ハニー「うぅ……」

フォーチュン「ここは私に任せて。プリンセス、将造とラブリーの元へ行って」

プリンセス「フォーチュン……いおな……ありがとう!! 私、行ってくるよ!」


ダダダダダ……


フォーチュン「ありがとう……か」



それは私の台詞よ、ひめ
ありがとう


195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 23:50:22.13 ID:zduq1FLHO
今日はここまで
次回 衝撃の展開が!?
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 23:58:43.86 ID:AR7phtvJo
人類はプリキュア線に選ばれたのか……
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 23:55:56.18 ID:VU7RPCSb0
プリキュア線もゲッター線同様地球人大好きなヤンデレの可能性が…?
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 17:03:24.14 ID:Da9CmCCsO
未来永劫終わらない戦いで一緒の時を過ごさせようとするのは勘弁
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/22(木) 16:44:31.39 ID:3fiuBUXIO
本日夜投稿予定です
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/22(木) 16:56:41.83 ID:yl9oIR7fo
まってたぜえ!
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 16:38:02.74 ID:xq4H2l0KO
話を作り直してました……待ってた人はすまぬ……
投稿します
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 16:46:49.75 ID:xq4H2l0KO
玉座の間


ラブリー「はあ、はあ、こ、ここが一番奥の部屋かな……? すごく広いよ」

将造「……きさまがボケどもの親玉か!?」

ラブリー「!?」


ミラージュ「下等なプリキュアども……よくぞここまで辿り着いたな。素直に誉めてやろう」


ラブリー「貴女がクイーンミラージュね!? 核ミサイル発射なんてやめなさい!!」

ミラージュ「ふん、キュアラブリーとか言ったわね? あの忌々しいブルーを慕う憐れな小娘……」

ラブリー「な、なにが……?」

将造「な〜にぐだぐだ話してやがる!? とっとと吹っ飛ばさんか〜〜〜〜!!」グワ


ズガガガガガガガガガガガガ!!!


ラブリー「ひゃあっ!?」

将造「いちいち能書きばっかり垂れやがって! 殺すときにきっちり殺さんと後悔するで〜〜〜〜!!」グワハハハ

ミラージュ「そうね、あなたたちと話をするなんて時間の無駄だものね」

将造「!?」
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 16:51:31.22 ID:xq4H2l0KO
ミラージュ「私が何の気なしにあなたたちの目の前に現れたと本気で思ってるの?」

ミラージュ「だとしたらそれは愚かなこと。……後悔するのはそっちよ!」

ラブリー「ま、まさかあ〜!!?」

ミラージュ「これが日本壊滅の瞬間だあ〜〜〜〜!!」グワ


ディープミラー「核ミサイル発射」


ズゴゴゴゴゴゴ!!


将造「ウオ」

ラブリー「ばかな 間に合わなかったと言うのかあ〜!!?」

204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 16:55:22.06 ID:xq4H2l0KO
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

プリンセス「こ、この揺れはまさか……!?」

プリンセス「将造、ラブリー!!」


--


フォーチュン「ついに始まった 全てを変える時が」

ハニー「うう」

フォーチュン「ハニー……ゆうこ、貴女はまだ死ねない」

フォーチュン「全ては決められたさだめ、さあ、このプリカードを」

ハニー「……」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 16:59:40.00 ID:xq4H2l0KO

ミラージュ「ワハハハハ!! どうだ下等なプリキュアども! 貴様らの努力は全て無駄に終わったぞ!」

ラブリー「あ、ああ そんな」

ラブリー「全部、全部おしまいなの? なにもかもこれで終わっちゃうの……?」

ミラージュ「そうだ、絶望しろ! プリキュアに、人間に幸福などいらない! 全て絶望に塗りつぶされてしまえ!」

ミラージュ「日本壊滅を皮切りに全世界を核の炎で焼き付くしてやるわあ〜!!」


将造「バカが 誰がそんなことさせるかあ〜!!?」


ミラージュ「!?」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:06:28.14 ID:xq4H2l0KO

ラブリー「将造さん!?」

将造「ウオオ 誰がわしのシマを幻影帝国なんぞに好き勝手にさせるか!」

将造「なんとしてでも軌道を変えちゃる!!」グワッ

ディープミラー「正気ですか ミサイルに飛び乗っただと」

ミラージュ「ばかめ、そんなことをしても無駄だとわからぬかあ〜!!?」

将造「ぬぎぎ、誰が諦めるか! わしを誰だと思っとる!?」


将造「極道プリキュアやぞ〜〜〜〜!!」グオオオオ


ラブリー「将造さん……」

ラブリー「そう……ま、まだ……諦めるには早い!!」

ミラージュ「!?」

ラブリー「ウオオ 私だってプリキュアだ〜〜〜〜!!」ババッ

ミラージュ「な、なぜ なぜ諦めぬのだあ〜!?」



将造「ワハハ 核ミサイルでロデオじゃあ〜!!」

ラブリー「ああ〜 もうどうにでもなれ!?」

207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:11:25.74 ID:xq4H2l0KO

ブルースカイ王国上空


ギュオオオオオオオオオ!!


ラブリー「うう ううううう!?」グオオオオ

将造「ムオオ 思ったより速いじゃねーか!?」

ラブリー「か、顔が崩れる 前が見えない〜」

将造「しっかりしろ! 振り落とされたら終わりじゃ!!」

将造「なんとしてでも弾頭に辿り着き、プリキュアの力でミサイルを無効化するんじゃ!」

ラブリー「ぶふっ」

ラブリー(鼻血がでた)




208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:16:49.63 ID:xq4H2l0KO


――――プリンセストルネード!!


将造「なに!?」


キュゴオオオオオオオオオオ!


ラブリー「ああ 目が 目が回る」

将造「この技は……ひめか!?」

プリンセス「将造〜!!」飛行モード

将造「ひめ〜!! やっときたか!」

プリンセス「プ、プリンセストルネードじゃ核ミサイルの軌道は変えられいよ……」

将造「最悪の場合は上空で爆発させる!! あいつらにもそう伝えとけ!」

プリンセス「あいつら……あ、そっか! すっかり忘れてた!」つ通信機

プリンセス「リボン、グラさん!!」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:22:19.42 ID:xq4H2l0KO
怨念ロボ内部


プリンセス『ミサイルは発射された! ただちに撃墜せよ、オーバー!?』

リボン「ラジャ! ですわ!」

グラさん「ウオオ ここからが本番だ〜!!」


全弾発射!!


ズギャギャギャギャギャギャギャギャ!!


--


ハニー「フォーチュン……」

フォーチュン「あなたにもその時が来たの。このプリカードはあなたにしか使えない」

ハニー「私にしか……?」

フォーチュン「大丈夫、これは始まりに過ぎないの。恐れることはないわ」

ハニー「始まり……」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:28:42.95 ID:xq4H2l0KO

プリンセス「リボンたちからの支援攻撃がきたよ!」

将造「よし、後は吹っ飛ばされる前に脱出を」

ラブリー「あ……!? ま、待って!? 前……!!」

将造「なんじゃ……!?あ、あれは」



ステルスサイアーク「サイ、アーク!!」



将造「ばかな ステルスだと〜!?」


ホッシーワ「ワハハハハ! また会ったなキュア極道〜!! この前の借りをかえしてやるわあ〜!!」

プリンセス「あ、あのゴキブリ女 まだ生きてたのかあ〜!?」


211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:33:58.62 ID:xq4H2l0KO

ホッシーワ「支援攻撃なぞしゃらくさい! このまま貴様らはミサイルと共に塵に帰るのだ!!」


ズギャギャギャギャギャギャギャギャ!!
ドワォ!!


プリンセス「ああ リボンたちの攻撃が」

ラブリー「全部落とされた……」

将造「く、くそったれがあ〜!!」グオオオオ


ホッシーワ「これで希望は潰えた! 貴様らの大事なシマもろとも吹き飛べ!!」



プリンセス「ち、ちくしょう……! ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!」



『諦めるのは……まだ、早いよ……』



プリンセス「!?」





カワルンルン♪
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:40:40.06 ID:xq4H2l0KO
ズオオオオオオオ!!
ズワ


将造「なんだこれは!?」

ラブリー「空が……景色が歪んでいく!?」

プリンセス「いや、これは 空間が波打っているのかあ〜!?」


ズオオオオオオオ!!


ホッシーワ「あ、ああ〜!? なんだあれは!?」

プリンセス「あの影は〜!?」



イヨオ ポン ポン 

ポポン


ラブリー「あれは」

プリンセス「能!! なぜこんなところに能舞台が!?」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:49:07.21 ID:xq4H2l0KO

フォーチュン「これはプリキュアの力の一端」

ラブリー「フォーチュン!? いつの間に」

フォーチュン「みんな、意志を強く持って」

将造「!?」

フォーチュン「プリキュアとは意志!! 刻を感知するのは意志よ!!」


フォーチュン「意志のない所に刻はないわ!!」


プリンセス「あ、あなた、何を言ってるの!?」

フォーチュン「私たちは今、プリキュアの力によって刻のはざまにいる」

ラブリー「プリキュア……ま、まさかこれはフォーチュンが起こしたの?」

フォーチュン「否、今ここで刻を操っているのは私ではない」

フォーチュン「刻を舞うのは彼女……キュアハニー!!」




ディメンション・ガゲノウ!!




プリンセス「能舞台で舞っていたのは……キュアハニー!?」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 17:56:04.64 ID:xq4H2l0KO
ズオオオオオオオ!!!


将造「ウオオ こ、これは!?」

ラブリー「く、空間がどんどんねじまがっていく〜!?」

プリンセス「ミサイルごと私たちを取り込んでいるのかあ〜!!」

フォーチュン「大丈夫、恐れないで」

フォーチュン「強い意志があれば、私たちは空間を、刻を操ることだってできる!!」

将造「強い意志!!」

ラブリー「プリキュアの力は、意志の力?」

プリンセス「意志、意志の力って何?」


ハニー「……意志とは……」



魂(こころ)の力!!



ズオオオオオオオ……!!


--


ミラージュ「ばかな! ミサイルが……核ミサイルが消えただと!?」

215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 18:06:22.82 ID:xq4H2l0KO
亜空間


ズオオオオオオオ!!


将造「な、なんじゃここは!?」

フォーチュン「ここはハニーが生み出した刻のはざま」

プリンセス「刻のはざまって……? このぐにゃぐにゃした所が?」

ラブリー「私たちは一体何処に向かってるの!?」


フォーチュン「全てを変える場所に! この宇宙のプリキュアの原点……全てのきっかけを変える」

将造「原点……きっかけじゃと!?」

フォーチュン「私たちは戦わなければならないの。人間の……プリキュアの未来を賭けた永遠に続く戦いを」

将造「その戦いの場所がこの先にあるってのか!?」

フォーチュン「そうよ」

ラブリー「わ、わからない……。どうしちゃったのいおなちゃん? 私、いおなちゃんの言ってることが全然わからないよ……」

フォーチュン「ラブリー……いいえ、めぐみ、全てを説明することは不可能なのよ。それには永劫の刻がかかるの……」

ラブリー「永劫の刻……」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 18:12:52.88 ID:xq4H2l0KO

将造「……へっ!! なんだかよくわからんが倒すべき敵ってのはこの先にいるってことじゃ!」

プリンセス「将造、で、でもこの先に何が待ってるのかわからないんだよ!?」

将造「今さら何言っとる! 何が起ころうがわしは負けん! 絶対に勝ったるわ!」

将造「わしは岩鬼組組長 岩鬼将造じゃあ〜!!」グワ









ハニー「ごめん、もう限界」


プリンセス「は?」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 18:17:41.49 ID:xq4H2l0KO
ズオオオオオオオ……


ラブリー「く、空間が縮む!?」

フォーチュン「しまった! ハニーの体力が限界に達したのかあ〜!?」

プリンセス「そんな!? 私たちどうなっちゃうの?」

フォーチュン「縮んだ空間に押し潰されてバラバラにされるわ」

プリンセス「ふふふふざけんなあ〜!? こんな所で死んでたまるかあ〜!!」グワ

将造「こら〜あ! もっと気張らんか!!」バシバシ



ハニー「うう ごめんね、ちょっとだけ、ちょっとだけ休ませて」



ズオオオオオオオ!!


プリンセス「ウオオ これは!?」

フォーチュン「目的地とは違う場所に不時着するわ!」

218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 18:22:09.29 ID:xq4H2l0KO
ドワ!!


将造「うっ!?」


ズオオオオオオオ!!

プリンセス「うう、こ、これは!?」



『203戦場より25名 負傷兵が運ばれてきます!!』

『すみやかに治療して戦場に送り出せ!!』


プリンセス「ぎゃああ なんだここはあ〜!?」

ラブリー「機械 機械が人を直している!?」

ハニー「うう」ぐらっ


ひゅーん……


ラブリー「ゆ、ゆうゆうが落ちたあ〜!?」
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 18:27:09.00 ID:xq4H2l0KO

『なんだこの脆弱な生命体は!!』

『なんでもいい、すぐに強化改造を施して戦場に送り出せ!!』

『左目にレーザーを!!』

『右腕にマシンガンを!!』

『ドリルをつけろ!! ミサイルをつけろ!!』

『チリョウせよ! チリョウせよ! チリョウ』

『敵が200まで接近! 時空間医療艦を放棄せよ!!』

『自爆セット消滅までカウント12!!』

プリンセス「将造、これは!!」

将造「まずい、早くにげるんじゃあ〜!!」

プリンセス「に、逃げるったって何処へ!?」

220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 18:29:30.39 ID:xq4H2l0KO
『消滅までカウント4!!』

プリンセス「将造!! ああ〜 爆発する!!」

フォーチュン「ハニー!!」



ハニー「!!!」カッ!!


ド ワ ォ !!!!!!!



221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 18:34:41.19 ID:xq4H2l0KO


ラブリー「はあ、はあ、ま、間に合った」

フォーチュン「どうやらまた空間移動できたみたいね」

プリンセス「ハ、ハニー! 頼むから変な所に飛ばさないでよ!」

ハニー「……」

プリンセス「ハニー? ……ってギャアアアアアアアアアアア!!?」

将造「どうしたひめ〜!? ……うっ!?」

ラブリー「こ、これは、ゆうゆうが……ハニーが……」


ハニー「ギギギギギギ……ギガ」





ラブリー「うわあ ハニーがキューティーハニーになっちゃったあ〜!!」


プリンセス「どこがキューティーハニーだああああああ!! スカルキラー邪鬼王じゃねーか!?」





222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 18:43:15.55 ID:xq4H2l0KO
ズオオオオオオオ……!!


フォーチュン「刻を越えるわ!!」

ラブリー「ああ、ゆうゆう……なんて姿に」

将造「なんともスバラシイ体じゃのう。これならより多くの敵をぶち殺せそうじゃ」

プリンセス「か、感心してないで! もうすぐ着くよ!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


フォーチュン「空間を抜ける!」

プリンセス「こ、これは……!!」



ズオオオオオオオ!!



ラブリー「あ、あれテレビで見たことある……」

将造「間違いない、あれは……」

プリンセス「え、江戸城……!! ってことはまさか……!!」

フォーチュン「そう、ここは300年前の東京……!!」




フォーチュン「1714年……江戸時代の日本よ!!」




続く!!
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 19:04:37.76 ID:xq4H2l0KO
次回予告


めぐみ「江戸時代でプリキュアたちが大ピンチ!! みんなの笑顔は私たちが絶対に取り戻す!!……んだけど……この江戸時代ってなんかちょっと変?」


ズゴゴゴゴゴゴ!!


ひめ「な、なんで江戸時代に飛行船があるのよ!?」


立ちはだかる新たな敵……忍者の徳川吉宗!?

吉宗「プリキュア! 我ら忍の世のため、忍の未来のために貴様らを抹殺する!!」


ここは忍者が支配する江戸時代!!



めぐみ「そう、私たちは知らなかったの。この江戸時代に隠された恐るべき秘密を……」


かつて「大いなる力」がこの地上に降り注ぎ、人類を忍へと「進化」させた
そして、プリキュアもまた忍と同じように進化した人類!!





ミラージュ「あの、皆さんもプリキュアなのですか?」


ツーラヌイーター ヒーカリノーサーキー ヒーラークソーラニー ワーターシターチーノー ミーライー


フォーチュン「私たちは互いの生存を賭けて戦う運命にあるのよ!」

ハニー「そうか……そういうことだったんだ……」

プリンセス「これが……御神器(シャイニングメイクドレッサー)!?」

将造「運命なんざ関係ねぇ!! わしの行く道を阻む奴は誰であろうがぶち殺す!!」


将造「わしは岩鬼組 組長 岩鬼 将造じゃああああああああああ!!」



ド ワ ォ !!!!


224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 19:13:06.10 ID:xq4H2l0KO
めぐみ「映画、ドワォチャージプリキュア! 忍者の国の超光神!!」

人は プリキュアは新たなるステージに「進化」する!!

ひめ「近日ロードショー!!」

…………

……………………

……………………………












『ああ〜 地球が押し潰される』

『プリキュアエネルギー指数が上がっていく! ウオオ この数値はビッグバンを超える』


???「オオオオオオオオオ……」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/24(土) 19:13:54.71 ID:xq4H2l0KO
今日はここまで
超展開立ったけどまあいつもの石川賢作品だからしょうがないよね
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 20:02:55.80 ID:LRpd1YSA0
カワルンルンだけ変わんなくて草
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 00:29:03.84 ID:d3art4ppO
やはりいいのう!最高だのう…!(ぐるぐる目)
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 15:26:41.80 ID:rApeUppwO
最近難航してるけどそのうち書きます……
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/20(木) 16:42:55.99 ID:QZzYVTN4o
おうまっとるぞ
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/09(土) 09:43:52.19 ID:0Nx087sp0
続きはまだですか・・・?
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/10(日) 09:30:38.95 ID:kM64Wq3GO
待っててくれてる人がいて嬉しいです
ちょっと熱が入らなくて難航してます……
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/05(木) 20:13:46.46 ID:FSCnlnFTO
作者ですが、よく考えた結果劇場版もとい発動編を次スレでやろうと思います。
このような稚作ですがプリキュアの進化の可能性に付き合ってくれれば幸いです。
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/05(木) 20:22:01.59 ID:FSCnlnFTO
続きです
このスレは一旦完結ということにします。
虚無らないように努力しなければなぁ……(オメメグルグル
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 07:47:30.38 ID:P/yEo5UVo
かちこみの用意ができたらスレ誘導たのむで
がははは
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 20:36:16.13 ID:DAkUZ6r60
石川賢を初めて知った なんか……なんかすごいね
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