冬馬「俺と765の恋愛事情」2.1スレ目

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230 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/14(木) 00:02:08.65 ID:aR42LxcV0




翔太「へぇ、なんだかんだ言ってちゃんとやれたんだね」

冬馬「おう」

翔太「じゃあ、少しは楽になったんじゃない?気持ち的にはさ」

冬馬「そうだなぁ、確かにプレッシャーは無くなったがまだ肝心のヒロインとの撮影がないからハッキリとはいえねぇよ」

翔太「鬼門の恋愛シーンだね。ヒロインの子もアイドルだよね」

冬馬「子ってお前、相手はあれで一応年上だぞ」

翔太「えー、そうなの?前に会ったとき無駄に幼いから年下だと思っちゃったー」

冬馬「嫌味な言い方すんなよ!?」

翔太「冬馬君もあれでとか一応とか酷い言い草じゃん……」

冬馬「そりゃあ、実力もないくせに事務所のごり押しで色々なところに出張ってるのはイラつくし、飯誘ってくるのもイラつくし、努力してなさそうなところとかもイラつくが年上なんだぞ?建て前でくらい敬えよ!」

翔太「僕より辛辣過ぎない!?」
231 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/19(火) 19:31:26.06 ID:OBm/U1eT0


アイドル「それで、私としてはぁ」

冬馬「……っすか」

スタッフ「(うわぁ、イラついてますねぇ」

美術「(そりゃあ、差し障りのない返答をしてるのに、何度も何度も来られたら苛立ちもするでしょ」

監督「(一緒に撮影し始めてからもう二日も経つんだから、彼女も距離を考えて欲しいんだけど」

冬馬「監督、少し休憩貰っても良いですか?」

監督「ドウゾドウゾ」

アイドル「あ、じゃあ私も一緒に」

冬馬「電話するところがあるんで」





冬馬『はぁぁぁん!うざいぞ!!!!』

春香「え?え?突然なに??なんなの?」
232 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/19(火) 19:31:58.10 ID:OBm/U1eT0


冬馬『お前さ、俺が出るドラマのヒロイン役の女知ってるか!?』

春香「え?あぁうん」

冬馬『そいつがどうにもうざくて、うざくてな……』

春香「愚痴の電話をしてきたってこと?」

冬馬『そうだ』

春香「あはは、珍しいね。私に電話っていうのもそうだけど、それが仕事の愚痴なのもさ」

冬馬『他にこういう愚痴を言える奴もいないからな』

春香「他の二人がいるんじゃ?」

冬馬『北斗にも翔太にもいつも愚痴ってるからな、言い過ぎはこっちがうざがられちまう』

春香「なるほど」

冬馬『だからな、今日の夜が暇なら飯でも行こうぜ!楽屋で長々電話するのもアレだしな!!』

春香「午後から何もないし良いよ良いよ、終わったら連絡してね」

冬馬『おう!』

233 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/19(火) 19:32:31.02 ID:OBm/U1eT0

美希「親友の好きな人と二人で夜デート?」ヒソヒソ

響「修羅場さー……」ヒソヒソ

春香「事務所で電話してた私もアレだけど、そういうのやめてよ!?」

美希「噂除けにミキも連れてけって思うな」

春香「本音は?」

美希「皆でご飯食べたいの」

春香「と、冬馬君のことじゃないんだ……」

美希「冬馬は結局自分で折り合い付けちゃうと思うし、ただ愚痴を言うより楽しく食べたほうが気が晴れるの!!」

春香「まぁそれはそうかもしれないけどさぁ」

響「とりあえず連れて行けば良いんじゃないか?」

春香「そうだね。じゃあ美希、用意を……」

美希「もう行けるの!!」サイフモッテ

春香「夜、夜だから!」

234 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/19(火) 19:33:02.82 ID:OBm/U1eT0


冬馬「でさ、時間があればこっちに絡んで来てよ……もういい加減にしろって話だよ」モグモグ

春香「アイドルに口説かれるなんてあんまりない経験だよね」

冬馬「別にしたい経験でもないけどな」

美希「はふはふ」モグモグ

冬馬「ほら、頬にご飯粒ついてんぞ」フキフキ

美希「んー」

春香「冬馬君冬馬君!」ホホニソース

冬馬「床で拭いてろ」

春香「えー?」

冬馬「まったく……アイドルが口説いてくるってのも、お前みたいな奴ならやぶさかじゃねぇんだけどな」

春美「……」

冬馬「?」
235 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/19(火) 19:33:36.81 ID:OBm/U1eT0

美希「そういうジゴロ精神があるから言い寄られるんじゃないかな?」

冬馬「ジゴロ精神ってなんだよ!」

春香「会話にしらっと口説き文句をぶち込むのが、ねぇ?」

美希「ねぇ?」

冬馬「言っとくけどな、今のは「天海みたいに真剣にアイドルしてるやつに口説かれるならなぁ」って意味合いだからな?」

美希「それも口説き文句としては破壊力抜群なの」

冬馬「そういうもんか?」

春香「春香さんじゃなきゃグラっと来るかもね」

冬馬「あー……じゃあ、あれだな、こういうのは言わないように気を付けることにするか」

春香「いや、冬馬君じゃ」

美希「無理なの」

冬馬「なんでだよ!」
236 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/19(火) 19:35:05.02 ID:OBm/U1eT0
なぜかメモリが一枚クラッシュして8Gになり、HDDも一枚破損して色々残念なことに……泣きそう
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 20:02:57.17 ID:8Qg8X2xCO
そろそろ年も変わるし、来年こそいい年になるよう祈ってる
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 22:36:02.68 ID:0txbcvZy0
(これ、どのルートでも共通でバットエンド(トゥルーエンド)が春香ルートなんだろうなぁとか思い始めた今日この頃)
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 14:04:14.36 ID:hlgygk21O

厄年かな?
240 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/28(木) 00:27:33.68 ID:gJkxR3tK0


冬馬「そんなこんなで色々あったが……」

翔太「ドラマ撮影、今日で終わりなんだっけ?」

冬馬「俺はな!!」

翔太「一か月で終わるんだもん、短いよねぇ」

冬馬「俺のスケジュールがキツキツだっただけで、普通ならもっとかかるんだろうな。いやぁ時間的には短いけどさ、体感では長い長い……一日拘束されてたり、他の収録終わったら即行くことになったりしてたからなぁ」

翔太「ふぅん、で、手ごたえは?」

冬馬「完璧だ。最初には不安だった恋愛シーンだって、ヒロインを高槻に置き換えてやってたら問題なかったし!」

翔太「え、本当にやよいちゃんを被せてたの?」

冬馬「まぁな。すげぇやりやすかったぜ」

翔太「ええ……?」
241 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/28(木) 00:28:05.99 ID:gJkxR3tK0


冬馬「……」ピンポーン

長介「はいはい、今開けますーって兄ちゃんじゃん。どうしたの、その荷物」

冬馬「お前の姉ちゃんに土産だよ」

長介「土産?」

冬馬「おう。で、居るか?」ドサッ

長介「仕事だけど、たぶんもうすぐ帰って来るよ」

冬馬「そうか。帰って来るのも久々だが、何か変わったことはあったか?」

長介「父さんが正社員になったことくらいかな」

冬馬「お?良かったじゃねぇか」

長介「うん。これで、姉ちゃんも少しは楽になると思うんだけど……俺もバイト増やそうかなぁ」

冬馬「うちの事務所、紹介しても良いぜ?」

長介「あはは、辞めとくよー」
242 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/28(木) 00:28:54.53 ID:gJkxR3tK0

冬馬「だが、そうか、おじさんが正社員か……」アケマスPテキニ カンガイブカイゾ!!

冬馬「ってことは、高槻もいよいよスマホ持っても良いんじゃねぇか?稼ぎ的に考えて」

長介「姉ちゃんは今更って言いそうだけどね」

冬馬「今更というか、今だからこそ持つべきだぜ。あいつも高校生なわけだし、仕事の連絡とかにも便利だからな」

長介「あー……ならさ、兄ちゃんが買いに行くのに付いて行ってあげてよ」

冬馬「俺が?」

長介「ほら、家で持ってるの兄ちゃんくらいだし。参考程度にさ?」

冬馬「なるほど……」

やよい「たっだいまー!!この荷物って何の物ー!?」ガラガラ

長介「おかえり!それは兄ちゃんに聞いて!」

やよい「うんわかっ……冬馬さん!?」

冬馬「おかえり。突然だがケータイ買いに行こうぜ」

やよい「え?」
243 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/28(木) 00:30:08.03 ID:gJkxR3tK0

 
冬馬「これなんかどうだ?」

やよい「は、はい。イイデスネ(……なんでこんなことに」

冬馬「いや、んー、こっちは新しい機種だが機体が大きいから手に余るか。こっちのほうが良いかな……」
 
やよい「あ、あはは(別にスマホとかは、いらないんだけどなぁ……」

冬馬「どうした?」

やよい「え?いえ、なんでもないです」

冬馬「……ケータイ、欲しく無いか?」

やよい「そういうわけじゃないんですけど、その、今のままでもあまり困ってないから」

冬馬「そうか?連絡したいときに家電に掛けないといけねぇのって、結構不便じゃないか」

やよい「でも、家には誰か居ますし伝言してもらえれば」

冬馬「仕事の連絡で急なもんがあったら困るだろう?」

やよい「それはそうなんですけど……」
244 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/28(木) 00:30:36.08 ID:gJkxR3tK0

冬馬「ひょっとしてお前、ケータイを嗜好品みたいに思ってないか?」

やよい「!?」

冬馬「図星かよ!」

やよい「だ、だって……高いし、無くても生きていけるし、ゲームとかたくさん入ってるんですよね?じゃあぜいたく品です!」

冬馬「違う。こんなもんあくまでツール、道具だ。包丁とか鍋と変わんねぇよ」

やよい「でも」

冬馬「でもじゃねぇよ。これは道具、誰かとの連絡をきちんと取るための道具、持ってて良いものなの、オーケイ?」

やよい「ううぅ、でも私だけ持つのも」

冬馬「おじさんとおばさん、長介かすみにも持たせれば良いだろ。家族割だってあんだし、これから長介とかすみも外で遊んだり部活とかで遅くなったりもするんだから、逆に持たせてたほうが安心だって」

やよい「うーん……」

冬馬「あー、じゃああれだ。一回帰って家族で話し合ってみろ。そんでPさんにも話してみろ。絶対持ってたほうが良いっていうから」

やよい「はい」
245 : ◆HyZk02P5Ec :2017/12/28(木) 00:33:03.78 ID:gJkxR3tK0
ケータイ持たせないといい加減話の展開がし辛いぞーってことで買いましょう
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 01:49:00.21 ID:XDxOMqKeo
おつー
良いお年をー
247 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/04(木) 21:55:24.57 ID:jJ3AfbFj0
かすみ「買わなかったの!?」

やよい「え!?」

かすみ「えって……携帯は絶対持ってたほうが良いし、わざわざ冬馬さんが連れてってくれたんだからさぁ」

母「連絡先を手に入れるチャンスでもあったのにねぇ」

やよい「でも……」

父「やよいが頑張ってくれたおかげで家はもう貧乏ではないし、お父さんももう正社員だ。家計に心配することなんてないんだから、スマートフォンなんて気にせず買いなさい?」

母「そうそう!それにね、お母さんパート先で聞いたんだけど、冬馬君はスマホゲー?っていうのが大好きなんでしょう?バイクは無理だし、フィギュア集めとかも難しいけれどそういうのならやよいもやって話を合わせやすいんじゃないかしら!!」

長介「話を合わせる云々はともかく、765の他のアイドルも冬馬さんもツイッターとかブログとかやってるじゃん?姉ちゃんもそういうのに手を出すべきなんじゃないかな」

やよい「……」

かすみ「というか、冬馬さんはいつも家の電話に掛けてるから留守電に結構メッセージ入ってるじゃない?あれほとんどお姉ちゃんに連絡するための物なんだから、携帯持ったほうが本当に良いよ」

長介「電話に出ないから留守だーって、家に来ないこともあるみたいだし。姉ちゃんに直接電話できるなら「今は留守だけど、どうぞどうぞ!」ってできるんじゃ……まぁ、姉ちゃん次第だけどね」
248 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/04(木) 21:55:56.39 ID:jJ3AfbFj0


やよい「と、いう話なんですけど……」

P「…………………………………なぁやよい」

やよい「はい?」

P「お前がスマホを持つ件な、俺は諸手を挙げて歓迎するよ。仕事も入れやすいし、何かと都合も良いからな。だがな、やよい」

やよい「?」

P「俺は、家族レベルで冬馬と仲が良いとは聞いてないぞ!!??」

やよい「あ」

P「アッじゃないだろ!!いつからだ!!!」

やよい「で、でびゅーしてからすぐで……」

P「三年、いや四年近いのか!!!!嘘だろ!!!!」

伊織「うっさいわね!事務所で何騒いでんのよ!」

P「あ、いやすまん。少し驚愕の事実を知ってしまってな……」

伊織「事実?」

P「……冬馬がやよいの家に普通に出入りしているんだと、それもかなり前から!」

249 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/04(木) 21:56:27.18 ID:jJ3AfbFj0


伊織「……」

P「デビューしたての頃からってことは、絶対どこかの週刊誌あたりに撮られてるよなぁ……でも、それなら千早の時に出てきてもおかしくはないし……」

やよい「あの」

P「いや、うん。冬馬のことは良いよ。何かあったら961プロで勝手に手を打つだろ」ヤケッパチ

伊織「それでいいの?」

P「今更どうしようもないだろ。付き合いを止めろと言うのも違う気がするし」

伊織「まぁ、そうよね」

P「じゃあやよい。スマホはこっちでも仕事用に一台用意するから、お前は自分用に一台買うこと。それで良いな?」

やよい「え、一台あれば十分じゃ……」

P「仕事とプライベートは別けなさい。スマホの使い方は他のアイドルにちゃんと聞くこと、一応スマホを使う上で注意することを纏めた紙を渡しておくから眼を通しておくこと。以上!」
250 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/04(木) 21:59:18.81 ID:jJ3AfbFj0
明けましたらこんにちは。
年末年始は色々あって休みも何もあったもんじゃないけど、親戚の集まりなんていやねぇ……最近の子のお年玉、高杉
251 : ◆HyZk02P5Ec [sage]:2018/01/04(木) 22:01:08.64 ID:jJ3AfbFj0
帰省先から帰ってきて酔ったテンションで書いたから文が適当だけど気にしない気にしない。
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 04:15:29.17 ID:K2rFf3RA0
あけまして初乙
そういや知らなかったのか
伊織も最近知ったぐらいだしなあ
ことよろ
253 : ◆HyZk02P5Ec [sage]:2018/01/09(火) 17:48:53.03 ID:aM4VYrFH0
やよい「というわけで家族でスマホを買いに行こうね!」ドン!!

長介「姉ちゃんは兄ちゃんに頼めばいいのに」

やよい「私一人ならそうしてもって思ったけど、どうせ買いに行くならお父さんとかお母さんも一緒に行くほうが楽でしょ?長介もかすみも……浩司はまだダメ。中学生になったらね」

浩司「はーい」

やよい「いい子いい子」ナデリコナデリコ

長介「買いに行くのは良いんだけどさ、キャリアはどうするの?」

やよい「キャビア?」

長介「キャリア、携帯会社のことだよ。auとかソフトバンクとかあるじゃん」

やよい「……なにそれ??」

長介「えぇ?」
254 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/09(火) 17:49:24.95 ID:aM4VYrFH0

長介「昨日冬馬さんには連れてってもらったのは何処?」

やよい「えっと、銀行脇の……」

長介「auだね」

やよい「TSUTAYAだよ?」

長介「うん、TSUTAYAの中にauがあるんだ」

やよい「へぇ……?」

長介「ちなみに冬馬兄ちゃんはauだよ」

やよい「そうなの?」

長介「うん」

やよい「そうなんだぁ……」

長介「auにしようね」

やよい「うん!」
255 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/09(火) 17:49:56.84 ID:aM4VYrFH0

やよい「うううううっうううううう」ズモモモモモ

響「はいさーい!今日も絶好の労働日和だぞーって、やよいはどうしたんだ?」

美希「スマホを買ったんだけど、色々分からなくって混乱してるみたいなの」モグモグ

響「ふーん?何が分からないんだ、やよい?」

やよい「静電容量方式ってなんですかぁ」

響「美希、そのお菓子自分にもくれ」

美希「えぇーやなのー」

やよい「うううう」ポカポカ!

響「叩かないでくれー?」

やよい「だってー!」

美希「だからそんなこと気にしてどうするのーって、ミキはさっきから言ってるんだけど」

やよい「気になっちゃったんですもん……」

響「あー、まぁ、気になったら仕方ないけど……って、今手に持ってる物で調べれば良いだろ!?なんのためのスマホだ!」

やよい「う?」
256 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/09(火) 17:50:36.26 ID:aM4VYrFH0


響「というわけなんだ」

真「ネットで調べることを知ったわけだよね?解決したのになんで今もおっかない顔でスマホの画面を見てるのさ……」

美希「画面に出てくる単語を一々検索してるんだって」アフゥ

真「……なるほど」

やよい「あ!?」

他「!?」

やよい「電池がなくなっちゃいました」

真「な、なんだ、脅かさないでよ」

美希「で、電池……ふふ」プルプル

春香「え?どこにツボがあったの?」

響「電池じゃなくて充電な、やよい」

やよい「はーい」





高木「電池じゃダメなのかね?」コソコソ

音無「わ、私も電池って言っちゃうことありますしセーフセーフ」コソコソ

257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 21:01:32.08 ID:xzRmVlVro
乙!あけおめことよろ

電池じゃダメなんですか(震え声)
258 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/18(木) 23:16:30.88 ID:Et86Mtcg0
天ヶ瀬冬馬熱愛発覚!!

お相手はドラマで共演のあの人!!??

関係者の話では、見たこともないような優しい顔をしていたとの情報もある!!

「撮影中とはいえ、あんな愛おし気な表情を浮かべている天ヶ瀬冬馬を見たことがない」とは木星ファンのスタッフの弁!!

つい最近も人気急上昇中の新田美波さんとの熱愛報道があった天ヶ瀬冬馬だが、またも出てしまったか、タラシの素顔!!!!





冬馬「……流石に、サシで食事に行ったこともないあのアイドルと熱愛云々言われるとは思わなかったぞ」

黒井「まぁ事故みたいなものだろう。気にするな」

冬馬「おう」
259 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/18(木) 23:16:58.96 ID:Et86Mtcg0


冬馬「それで、俺はあんたが都合付けて来いって言うから来たんだが?何かあるのか?」

黒井「うむ。実はな、今度パーティーに出席することになったのでお前にも来てもら」

冬馬「おつかれー」

黒井「ええい話は最後まで聞け!お前も出ろ!出るんだ!決まりだ!!」

冬馬「マジかよ……そんな改まって言うってことはあれだろ?961プロの話じゃなくてブラックウェルカンパニーの……」

黒井「うむ。一応私の本職に当たるというアレ関連のパーティーだ」

冬馬「勘弁してくれよ。デビュー前におっさんの家であっちの人間と会ったことあったけどさ、人間的に嫌な感じがしたから行きたくねぇんだって」

黒井「そういうな。私だって本来ならこっちに専念してあっちは任せっきりでいたいんだ。だが……」

秘書「今回は水瀬様もいらっしゃいますので、社長、いえ会長には出てもらわないと困ります」

黒井「ウィ。そういうわけだ」

冬馬「俺には関係なくないか?」

黒井「961プロの顔であるということは、すなわち私がトップに君臨する企業の顔でもあるというわけだ。わかったら来るんだぞ!」スタコラスタコラ

冬馬「うげぇ、本気かよ……」
260 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/18(木) 23:17:25.59 ID:Et86Mtcg0

秘書「社長を責めないで上げてくださいね。あの方は自分の自慢のアイドルを見せびらかしたいだけなんですから」

冬馬「見せびらかすって……」

秘書「……前にブラックウェルカンパニーの集会があったんですが、その時役員に「いつになったらアイドル事業なんてお遊びから本業に立ち返るのか」と言われて偉くご立腹でして」

秘書「「私はアイドル事業を遊びでやってるんじゃないぞ!!」と怒鳴りつけた挙句「文句があるなら次のパーティーでうちの冬馬を見てから言え!!」とかなんとか」

冬馬「なんでそこで俺の名前を出すんだよ!?」

秘書「ですから、あなたが社長の自慢のアイドルだからですよ。役員に私のアイドルはこんなに凄いぞー、カッコいいぞーってやりたいんです」

冬馬「あー、うん。自慢のって言われると少し照れるがそういうことなら出てもいいかな。いや、俺を自慢のアイドルと……ははは」

秘書「(師弟揃っておだてに弱いなぁ……絶賛され慣れているだろうに」

261 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/18(木) 23:18:06.12 ID:Et86Mtcg0

伊織『でね、お父様がやよいも一緒に誘ったらって言うんだけれど……確かオフでしょ?』

やよい「ちょっと待って……うん、何もないよ」

伊織『なら行きましょうよ。特に楽しいことはないと思うけどお食事は美味しいし、マスコミ関係の人も来るって言うから顔合わせくらいには役立つわよ』

やよい「でも私、ドレスとか持ってないけど……」

伊織『ただの立食パーティーだもの、そんなに気取らないで良いわ。適当に事務所の衣装借りて行きましょう』

やよい「えー?それは流石に……」

伊織『汚さなきゃプロデューサーも怒らないわよ。じゃあ、また連絡するから』ピッ

やよい「……パーティーかぁ」

長介「どうしたの?パーティーって聞こえたけど」

やよい「あのね……………………ってわけなんだけど」カクカクシカジカ

長介「場違いだって思ってるんだったらさ、気にしすぎじゃないかな。伊織ちゃんが誘ってきたってことは本当に大したものじゃないんだと思うよ」

やよい「そうかな?」

長介「そうそう」

やよい「じゃあ、そう構える必要はないね。良かった」

262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 02:13:41.88 ID:TRMRmgS30
金持ちの大したことないは一桁万円とかだったりするから伊織ならなおさら
263 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/26(金) 18:18:27.27 ID:/pviRAx10

やよい「……」ドレスアップ

伊織「うんうん、やっぱりわたしと新藤の見立ては合ってたわね!」オジョウサマスタイル

やよい「いおりちゃん?」

伊織「なによ?」

やよい「はうまっち?」ドレスユビサシ

伊織「え?八十万くらいかしら」

やよい「はち……これ、事務所支給じゃないよね?」

伊織「当たり前でしょう?やよいの為にうちで用意させてたのよ」

やよい「用意って、聞いてから一か月くらいしか経ってないし、サイズだって……」

伊織「一か月あればサイズもわたしが目測で測れるし、ドレスも作れるわよ」

やよい「……」

伊織「騙して悪かったわね」

やよい「ううう、知ってたらパーティーに参加なんてしなかったよぉ」

伊織「だと思ったから教えなかったのよ」ニヒヒ

264 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/26(金) 18:18:52.83 ID:/pviRAx10

冬馬「……よし」キッチリ

黒井「うむ、良く似合っているぞ」

冬馬「ああ」

黒井「それにしても、その気合の入った装いはどういうこと風の吹き回しだ?あんなに嫌がっていたのに」

冬馬「ふん、こういう場であんたに恥を掻かせるような恰好は出来ないだろ」

黒井「……」

冬馬「なんだよ」

黒井「なんでもないぞ……だが、お前にこういう場とやらで使える洒落たセンスがあるとは思わなかったな」ジー

冬馬「北斗に付き合ってもらって色々と考えたからな!」

黒井「なるほど、北斗か。納得だ」

265 : ◆HyZk02P5Ec :2018/01/26(金) 18:19:21.68 ID:/pviRAx10


やよい「ね、ねぇ伊織ちゃん?」

伊織「ん、何?」

やよい「こんなに人が居るなんて聞いてないんだけど……」

伊織「え?三百人くらいしか居ないじゃない」

やよい「多いよ!?」

伊織「そう?」

やよい「う、ううぅ」

伊織「でも、今日はTV関係の人も来てるし知ってる人も居るでしょ」

やよい「居るけど……」

伊織「そういう人にあいさつに伺えば良いのよ。人の多さに緊張なんてする必要ないわよ」

やよい「そ、そう?」ホッ

伊織「(まぁ人の多さには、だけどね?」

266 : ◆HyZk02P5Ec :2018/02/04(日) 01:33:42.37 ID:YhWnKqvd0

社長「おや、これは黒井社長」

黒井「おお、ブーブーエスの。調子はどうです?」

社長「はは、お陰様でぼちぼちですな。それにしても、珍しいお連れ様ですね」

黒井「珍しい……ははは!そうでしょうなぁ!おい冬馬、挨拶を」

冬馬「天ヶ瀬冬馬です。いつもお世話になっております」アイドルスマイル

社長「いやいやこちらこそ961プロ、もといジュピターには助けられていますよ。ところで、彼はどうしてお越しに?」

黒井「どうしてとは?」

社長「あっはは、天ヶ瀬君はあまりこういった挨拶の場に興味がないと思って居ましてね。実際、長らくあなたの秘蔵っ子だと言われ続けていたものの、今日まで出てきてはいなかった」

黒井「私としては冬馬にはアイドルにだけ集中して貰いたかったのですよ。こういう場は大切なものですが、アイドルには不要なものかと」

社長「大きな仕事とはえてしてこういうところで手に入れるものですが……しかし、見え方が重要なのは同意しましょう」

黒井「ウィ。とはいえ一度くらいは連れてきて勉強させておこうと思ったのでね、今日は連れてきたわけです」

社長「なるほど。天ヶ瀬君も大変だねぇ?忙しいのに」

冬馬「いえ、これも有意義な経験だと思っていますから」

社長「ははは、頼もしい限りで何よりだ」
267 : ◆HyZk02P5Ec :2018/02/04(日) 01:34:11.71 ID:YhWnKqvd0

冬馬「……」ペラペラ

その他「……」オベンチャラン

冬馬「……」ダンショウ

その他「……」クサハエル



黒井「……」ゴクッゴクッ

伊織父「やぁ黒井」

黒井「水瀬か」

伊織父「随分ご機嫌じゃあないかね」

黒井「それは貴様もだろう。珍しく伊織ちゃんが来ているようじゃないか?」

伊織父「珍しいといっても、年一くらいで来てくれるから、君の所の比じゃないさ……。秘蔵っ子を解禁出来たのがうれしいのかな?」

黒井「ふん」

伊織父「(否定はしない、と」

伊織父「しかしあれだね、彼は中々如才なく周りを繋いでいられるようだ。仕込んだのか?」

黒井「いいや。アイドルをやっている時は基本的に排他的だが、それ以外ではそれなりに仲良くやろうとするタチなのだ、奴は。だからあの程度は特に考えもなくやれているんだろう」

伊織父「懐が深いのかな?だからこそ伊織とも仲良くやっていけるのかね……」
268 : ◆HyZk02P5Ec :2018/02/04(日) 01:34:41.36 ID:YhWnKqvd0


黒井「それで、何の用だ?」

伊織父「何だも何も、挨拶だよ挨拶」

黒井「だったら一人で立っていれば良いだろう。すぐにそこらの凡百が近寄って来るだろうから、それの相手でもしておけ」

伊織父「いやいや、有益な相手以外との会話なんて煩わしいだろ」

黒井「では何故こんなところまで来たのだ。今日は特に大きな話があったわけでもないだろうに、わざわざ前もってこっちに来ると言いおって」

伊織父「いや、伊織が次にパーティーがあるとしたならいつだというのでね?今回の話をしたらそこに出たいとだね?」

黒井「だから許可して、貴様も参加したと?」

伊織父「その通り!それに伊織が友人を連れて行くって言うからさ、だったらこういう小さい場のほうが良いかなと」

黒井「ウィ?友人を連れて行くなら大きい会場で行われるほうが良いのではないか?何も初めてというわけではないだろうに」

伊織父「その友人は今回がこういうのは初だよ。君の冬馬君と同じだね」

黒井「伊織ちゃんの友人なのに社交デビューもまだなのか?」

伊織父「ああ」

黒井「なら私も挨拶くらいは済ませておくべきだろうな。で、伊織ちゃんはどこに?」

伊織父「伊織たちならあそこに……おや?」

黒井「居ないではないか」

伊織父「さっきまでは居たんだが……まぁ見かけたら声でもかけてやってくれよ」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/30(金) 06:47:33.44 ID:lsNS9C7O0
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 22:08:43.51 ID:gOYzMCB50
はよ
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/30(木) 18:37:28.89 ID:rhl4yIJh0
まだかな
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/24(水) 19:32:37.71 ID:PdRl/jLb0
復活したしそろそろ来るはず
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 04:11:54.66 ID:+Oz02Okn0
すき
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 23:08:11.63 ID:0KmjkCMDO
こい
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/26(木) 19:44:03.89 ID:6QuRWlth0
まだかな
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 18:58:38.44 ID:OEb4XxTro
ほしゅ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 00:03:39.28 ID:SxQgIkZxo
きてくれ
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/23(土) 20:22:47.27 ID:MeW0BriDo
まってる
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