冬馬「俺と765の恋愛事情」2.1スレ目

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30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 19:21:14.87 ID:ipnLo3Q1o
雑談スレ見て待ってたよー
31 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:00:15.96 ID:4WuEcGGV0



……

………


P「本当は出立まで見ていたかったんだがなぁ」

千早「急がないと打ち合わせに間に合わないんですから、そっちを優先してください」

P「あぁ、そうだな。千早、悪いんだけど俺は行くから、お前も気を付けるんだぞ?」

千早「ここから何に気を付けるんですか?」

P「それは、ほら、風邪をひかないようにとかな?」

千早「ふふ、いくらなんでもひきませんよ」

P「それもそうだな。じゃあな、俺も来週一度そっちに渡るからそれまでがんばれよ」

千早「はい」
32 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:00:46.67 ID:4WuEcGGV0
千早「ふぅ………いくらトラブルが発生したとはいえ、一時間以上も足止めされるなんて」

千早「春香はなぜか電話に出ないしラインも帰ってこない、真も我那覇さんも仕事中のはずだから掛けても意味がない、冬馬とは……会えず仕舞いだったし、今更電話するのもね」

千早「結局は縁が無かったってことなのかしら……いえ、四条さんがハッキリと言ったんだもの、まだ可能性はあるわよね」

冬馬「可能性って、なんのだ?」

千早「そんなの決まってるじゃない、冬馬にぃって!冬馬ぁ!?」

冬馬「よう」

千早「ど、どうしてここに?」

冬馬「どうしてって、四条のやつがお前にこれを渡してくれって言ってきてさ、渡しに来たんだよ」コヅツミテワタシ

千早「そ、そうなの……(四条さん、このトラブルを読んでいたのかしら」

冬馬「それにしても、見送りに来たファンやら取材陣やらがすげぇな。ロビー狭しって感じでたくさんいるぞ」ヒーフーミー

千早「えぇ。それでもさっき、といっても一時間前くらいなのだけれど、その時に比べれば少なくなっているのよ?」

冬馬「あれでか?こっそり脇通ろうとしたんだが見つかっちまってな、散々フラッシュ焚かれちまったよ」

千早「トップアイドルが突然現れたらそうなるわよ」

冬馬「いや、俺も騒がれるのも仕事のうちってのはわかってるんだが、少しくらいスルーしてくれよと」

千早「うふふ、ライダースーツなんて物を着たまま空港に入ってくるんだもの、スルーされるわけないわよね」

冬馬「それもそうだよな。時間が押してるみたいだからって着替えずに来ちまった」
33 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:01:19.10 ID:4WuEcGGV0

冬馬「まぁ、お前の誘いを断りっぱなしになってたし、これからしばらく会えないんだからいい機会っちゃいい機会だったよ、四条からの頼みは」

千早「そうね、私としても四条さんにはいい機会をもらったわ」

冬馬「そうなのか?」

千早「えぇ。貴方に言いたいことがあったから…………ありがとう、大好きよ、冬馬」

冬馬「はっ!?はぁぁ!?お前何言ってんだよ!」

千早「何って、大好きって」

冬馬「じゃねぇよ!お前、アイドルだろうが!そんな変なこと、誰かに聞かれたらどうすんだよ!」

千早「だったら少し声を抑えない?聞こえてしまうわ」

冬馬「うぐっ」

千早「それに……別に私は変なことを言ったつもりはないのよ?」

冬馬「あ?」

千早「私は貴方に【色々】なものを貰っているし、そういうのも含めていつもありがとうっていう意味で「ありがとう」と「大好き」を言ったのだから」
34 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:01:58.62 ID:4WuEcGGV0

冬馬「な、なんだそういうことかよ。焦らせんなって……」

千早「うふふ。ごめんなさい……ねぇ冬馬。もし今の言葉が異性としての好きって意味だったら、貴方はどうしたかしら?」

冬馬「困る」

千早「え?」

冬馬「困る」

千早「そ、それだけじゃ良くわからないわ」

冬馬「俺もお前のことは嫌いじゃないからな、そういう風に言われちまったら断れねぇよ」

千早「断れないって……迷惑?」

冬馬「違う。俺はまだやりきってねぇから、まだまだアイドルで居たいんだよ。だから今そういわれてもさ、困るんだ。さっき言ったようにお前が嫌いだってわけじゃねぇんだぞ?それは本当だ」

千早「そう……」

冬馬「あぁ」
35 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:02:25.96 ID:4WuEcGGV0

アナウンス「機内トラブルにより遅れておりました、便の搭乗準備が完了いたしました」ウンタラカンタラ

冬馬「時間みたいだな。じゃあ、俺はそろそろ行くぞ」

千早「えぇ。わざわざありがとう」

冬馬「おう、がんばれよ」

千早「……冬馬」

冬馬「ん?」

千早「目にゴミがついてるわよ」

冬馬「お、まじか」ゴシゴシ

千早「運転中に目に入ったらまずいでしょう?取ってあげるわ」

冬馬「い、いや良いって、自分でやる」

千早「擦ったら目を傷めるわよ。赤くなっちゃったら仕事に障るでしょう。ほら、少ししゃがんで、目を閉じて」

冬馬「お、おう」

千早「ふふ……冬馬?」

冬馬「なんだ?」

千早「ん」チュッ

冬馬「!?」
36 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:03:38.49 ID:4WuEcGGV0


その時空港にいた凄腕カメラマン悪徳さんは、のちにこう語った。

悪徳「いやね、二人が一緒に仲良く話しているのを遠目で見ていて、ファンの人間も私たちもカメラを向けたりしていたわけですよ」

悪徳「でもまぁ天ヶ瀬冬馬がお相手じゃ色気のあることもあるまいてみんな思ってたんでしょうね」

悪徳「天ヶ瀬冬馬が突然しゃがんで、千早ちゃんが自分の顔と相手のそれを重ねたとき、歓声というか黄色い声というか、とにかくそんな声が大きく飛び交ったものの、誰もそれを記録に残せていなかったのですよ」

悪徳「「何もかも撮り尽す」がモットーの私でさえ、千早ちゃんが真っ赤な顔で天ヶ瀬冬馬になにかを捲し立てているとき、ようやくそこでシャッターを切るほどの体たらく。あとで二人のキスシーンを撮ったという人間に会ってみても、真っ青な顔をした四条貴音とにこにこ笑う男の子のツーショットしか提示してこないので……やはりきっと、誰も写真を撮ってないのでしょうね」

悪徳「だから、どこそこの報道機関が天ヶ瀬冬馬と千早ちゃんの熱愛報道を持ち上げても「証拠もないのに」とか「そこまでして千早ちゃんの足を引っ張りたいのか」とか叩かれるわけで……」

悪徳「さらに言うなら、その後突然湧いて出てきた伊集院北斗と貴音ちゃんの熱愛報道に視線が逸らされたというのもありまして、すぐにこの話はなかったことになっていたのです」








悪徳「そういえば、空港での出来事についていろいろ確認したあと黒井社長に連絡をしたんですが、どうにも他の人間からも連絡があったみたいで天ヶ瀬冬馬を即座に呼び出したみたいですね」
37 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:04:39.52 ID:4WuEcGGV0

黒井「ということは、だ。先ほど私のもとに来た話は本当だったというのか?」

冬馬「そうなるな」

黒井「キスの証拠が出なかったときは良い、問題なく誤魔化せるんだからな。だが、仮に出てきたらどうするのだ?いや、普通に考えて誰も撮っていないわけがない。誰も撮ってなかっただろうなどと悪徳は言っていたが、あの場には、民間人を含めカメラを持つものが大量にいただろうし……」

冬馬「ツイッターにも写真は出回ってねぇよ」

黒井「今はな。だがお前、というより961プロがその話に否定や肯定といった反応を返せば持っている者がそれを出してくる可能性はあるだろう。ゆえに、こちらとしては一先ずなんの声明も出さんし、お前が何かを言うのも禁止する。いいな?」

冬馬「おう」

黒井「……それで、千早ちゃんとはどうするつもりだ」

冬馬「どうって言われてもなぁ……」

黒井「そもそも、お前はあの子に何と言われたのだ」

冬馬「……言わなきゃ駄目か?」

黒井「言え、洗いざらい全部」

冬馬「あー、うん、そうだなぁ……………」
38 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:05:12.51 ID:4WuEcGGV0

冬馬「おっ、おま、おまぁ?!」

千早「私は貴方のこと、異性として大好きだから!」カオマッカ

冬馬「さ、さっきは」

千早「さっきはさっき!」

冬馬「お、おう?」

千早「私は前から貴方のことが好きだったのよ?でも、それを貴方に言うのは怖かった。振られたらとか、今の関係を壊したくないとか色々思ったから」

冬馬「……」

千早「でもね、春香に「自分で手を出さないから変わらない関係なんてない」って言われて決めたのよ。自分の気持ちを伝えようって。告白すれば貴方の迷惑になるのは分かってたけれど、伝えないで後悔するよりは良いかなって」

千早「つまりはそういうことなのだけれど……私の告白に対する返事は私が帰ってきてからで良いから」

冬馬「は?」

千早「ふふ、私も貴方と同じよ。まだやりきってないから、満足できるまではアイドルでいたいもの。だから、ね?答えは今度、直接会うときに聞かせてちょうだい」

冬馬「……おう」

39 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:05:44.97 ID:4WuEcGGV0

冬馬「つーわけなんだが」

黒井「……」

冬馬「……」

黒井「……お前、そこまで好意を持たれるようなことをしていたにも拘らず、のこのこと出立直前に会ったのか?」

冬馬「あそこで告白されるなんてふつうは思わねぇだろ。第一ここまでーって言われてもそんな心当たりなんてねぇぞ?」

黒井「あの、とことんクールだった千早ちゃんが訳もなく惚れるものか!お前が鈍感なだけだろう!?」

冬馬「……そうなのかねぇ」

黒井「まったく。だから私は孤高たれと言っていたのだ………で、お前はどう応える?」

冬馬「さぁな」

黒井「ふん。プロダクションのトップとしては断れと言いたいところではあるが、時間もあることだし好きにしろ。だが……」

冬馬「オッサンの言いたいことはわかっているつもりだ。ケリは自分でつける」

黒井「そうか……下がれ」

冬馬「……」
40 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/08(水) 22:08:21.82 ID:4WuEcGGV0
待ってて貰えたとはありがたひ限りです。
もう死なないように頑張ります
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/08(水) 22:38:22.53 ID:ywHMQ7obO

甘ーい!
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/09(木) 00:35:54.76 ID:uH/j79Eqo
前スレから千早√を完結させろと書込み続けてようやくここまで来たか
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/09(木) 12:47:03.60 ID:YtjbMpQ3o
きたか、、嬉しすぎる
44 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/20(月) 18:09:46.31 ID:KmMRVKOD0
冬馬「……」ズズズ

春香「こんばんわ」

冬馬「おう」メニューテワタシ

春香「ホットコーヒーお願いしまーす!……いやぁ冬馬君に呼び出されるなんて久々だから、春香さん焦っちゃった」

冬馬「そうか」

春香「で、どうしたの?」

冬馬「お前、分かっててそういうこと聞くか?」

春香「分からないから聞いてるんだよ?千早ちゃんを焚き付けたことに対するお叱りとか、逆にそのことに対する感謝とか、まぁ考えられることはいくつかあるしね。それで、どっちなのかな?」

冬馬「……」

春香「?」

冬馬「俺にも、さっぱりだよ」
45 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/20(月) 18:10:23.82 ID:KmMRVKOD0
春香「分からない?」

冬馬「そうだ。文句を言っていいのか、ありがとうと言えばいいのか、これからどうすればと愚痴ってもいいのか……分かんねぇんだよ」

春香「?じゃあなんで私を呼んだの?」

冬馬「今回、損な役回りを演じた馬鹿がいるんだ、一言くらい労ってやらねぇとダメだろって思ってさ」

春香「労う?え、馬鹿?」

冬馬「あぁ。親友の為とはいえ、わざわざ自分の傷抉るようなことを言った馬鹿だ……心当たりは?」

春香「はーい、ありまーす。あ、どうも」コーヒーウケトリツツ

冬馬「……だろうな。自分で動かねぇから変わらないなんて関係はない、だったか。Pさんとのことだろ?」

春香「うん」

冬馬「まったく、煽るにしても自分にダメージのない言い方ってもんがあるだろうに」

春香「あはは、それは美希にも言われちゃったけど、冬馬君もやっぱりそう思うよね。でも、千早ちゃんにはたぶんこういう言い方をしないと駄目だったと思ったから。千早ちゃんは自力じゃ吹っ切れられないだろうし」

冬馬「……」

春香「……」
46 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/20(月) 18:11:08.45 ID:KmMRVKOD0

冬馬「まぁ、俺としては、あいつの気持ちに応えるのは構わないんだ」

春香「?」

冬馬「だが、アイドルでいたい気持ちも強いんだよ。もともと長く現役でいるつもりだったから、決心するのに時間が欲しい」

春香「時間って言っても、千早ちゃんは一年くらいしか向こうにいないんだよ?足りる?」

冬馬「別に、応えるイコールすぐ引退!結婚!ってわけでもないだろ……まぁ、受けると決めたわけではないんだけどな」

春香「え?今の話の流れで言えばYESしかない感じだったよね?なんでNOの可能性も視野に入れてるの……」

冬馬「駄目なのか?」

春香「冬馬君の良心に任せるけど?」

冬馬「そう言われるとNOと言えねえだろ」

春香「言わせたくないしね」

冬馬「そうか」

春香「そうだよ」
47 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/20(月) 18:11:34.81 ID:KmMRVKOD0

冬馬「じゃあ俺はそろそろ帰るぜ。明日からは忙しくなりそうだからな」

春香「何かあるの?」

冬馬「何かもくそもねぇよ。ぜってぇマスコミに張り付かれるだろ、俺」

春香「うふふ、ざまぁ」

冬馬「蹴り倒すぞ」

春香「えぇ?」

冬馬「お前も、他人事みたいに言うけどな、如月の親友として話きかれるんじゃねぇか?」

春香「私は「アイドルがき、キスだなんて」//////ってやるから大丈夫」

冬馬「今照れをどうやって発音した!?」

春香「いや、普通に//////って」

冬馬「……言えねぇぞ?」

春香「変換押し足りないんじゃないの?」

冬馬「変換ってなんだよ!」

春香「え?変換って変換だよ?」

冬馬「……」

春香「?」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 01:12:55.45 ID:6BDbIQN/o
49 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/27(月) 18:41:31.02 ID:rqeqHhkK0
告白から一か月後……


冬馬「おい、おっさん」

黒井「なんだ?」

冬馬「あんたマスコミに圧力でもかけてんのか?」

黒井「突然現れたと思えば……何を言いだすんだ」

冬馬「あれから数日は、確かに周りに張り付かれてたさ。だがな、すぐに北斗と四条のスキャンダルが出て俺の話は流れただろ。それ以来まるで俺のほうに話がこねぇ」

黒井「スキャンダルではない。業腹だが北斗と貴音ちゃんの話は事実だ」

冬馬「は?なんだそれ聞いてねぇぞ」

黒井「黙れ、この話は今はする気にならん!……お前の話はそれ以上に簡単だ。証拠がどこにもないし、なによりお前の今までの生活態度で「天ヶ瀬冬馬がキスとかありえないよなぁwwwwwwww」と勝手に鎮火された」

冬馬「……どことなく馬鹿にされてる気がすんだけど」

黒井「面前で膝枕だ腕枕だ、ナデポだニコポだ抱っこだなんだとしているのに浮ついた噂の一つも出てこないんだぞ?誰がお前を甲斐性のある男だと見るか!」

冬馬「う、甲斐性云々については言い返せねぇけどよニコポって」

黒井「煩いぞ天然たらし。私は忙しいんだ。お前はさっさと仕事へ行け!」

冬馬「おう」
50 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/27(月) 18:42:11.14 ID:rqeqHhkK0

冬馬「釈然としねぇ」

翔太「え?」

冬馬「北斗のやつはともかく、俺が普段通りってのがな」

翔太「周りが騒がしいより良いよ……特に、なにも起こしてないのに巻き込まれてる僕からすればね」

冬馬「……」

翔太「それで、どうなの?千早さんとのことは」

冬馬「何かしらの答えは出すさ」

翔太「それは当然だよ。問題は答えた後どうするのかってこと」

冬馬「あと?」

翔太「冬馬君は僕や北斗君と違って、最初からアイドルでしょ?僕も北斗君もいざとなれば他に行くけどさ、冬馬君は?どうするの?」

冬馬「俺がYES出す前提で話すなよ」

翔太「でも出すでしょう?」
51 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/27(月) 18:43:11.90 ID:rqeqHhkK0

冬馬「は?」

翔太「いやさ、あの後すぐはYESかNOで悩んでたみたいだけど、今はそこで悩んでないみたいだし」

冬馬「……お前、案外見てるよな」

翔太「それなりの付き合いだからね」

冬馬「…………まぁその通りだな。俺は確かにあいつの告白にYESを出すつもりではいる」

翔太「つもりなんだ?」

冬馬「まぁな」

翔太「ふぅん。じゃあ出した後どうする?」

冬馬「引退しかないだろ」

翔太「歌手になるとか、タレントに行くとかは」

冬馬「ないな」

翔太「だよね。でもさ、僕が聞きたいのは引退したその後のことなんだよね」

冬馬「引退したら?それまでだろ?」

翔太「あー、うーんそういうことじゃないんだけど………まぁ今はまだ良いか」

冬馬「?」
52 : ◆HyZk02P5Ec :2017/03/27(月) 18:45:14.98 ID:rqeqHhkK0
アイドルとしての終わりまでしか見えてない冬馬。



どうやって収拾つけようか……
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/28(火) 00:12:41.77 ID:GNXWf46rO
おつ
54 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/05(水) 22:03:25.36 ID:TGKSudVX0
告白から八か月後……



ラジオ「アメリカにわたって活動を続けている如月千早さんですが、七週連続で全米チャートのTOP10に入るという快挙を達成いたしました」

ラジオ「曲は細氷。日本を発つ直前に発表し、それを引っ提げてアメリカに乗り込んだわけですが……いやぁ日本の、それもアイドルがこうアメリカで評価されるというのはなかなか感慨深いですね」

ラジオ「世界でSUKIYAKIとして愛される坂本九さんの「上を向いて歩こう」が思い起こされます。はい、じゃあ東から来ましたさんからのリクエスト「上を向いて歩こう」を聞きながらお別れです」


冬馬「…………」

翔太「へえ、千早さん活躍してるんだね」

冬馬「みたいだな」

翔太「確か映画の主題歌も人気あったはずだけど」

冬馬「そうだな」

翔太「あー、さっきまで普通に話してたくせに千早さんの話題が出た途端に考え込むのやめてよね」

冬馬「あ、悪い。だが、どうにもな」

翔太「もう悩んだって仕方ないって」

冬馬「それもそうなんだが」

翔太「(決めたんならさくっと割り切れば良いのに……さすがにこれは、僕にはどうにもできないんだよなぁ」
55 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/05(水) 22:03:58.47 ID:TGKSudVX0
春香「だからって私に振りに来る?普通」

翔太「えー?でも春香さんが千早さんの背中おしたんでしょう?ならこっちの責任も取ってくれないと困るよー」

春香「いやほら、男は男、女は女ってことで」

翔太「却下。ただでさえ北斗君のことで色々忙しいのに、それ以上のことなんて……本当にね、冗談抜きで僕だけとばっちり食らってるじゃん。なんとかしてよ」

春香「うーん。と言っても私もいろいろ忙しいし……あ、一人だけ、今の冬馬君に適任の人いるかも」

翔太「本当?」

春香「うん。連絡するからちょっと待って」

翔太「お願いしまーす」





春香「無理でした」

翔太「ええー!?」

春香「いやね?向こうに冬馬君とのお話をお願いしたんだけど、「私は生涯現役なんて最初から考えてなかったから参考にならないと思うわ」って断られちゃって」

翔太「もう……で、誰にお願いしてたのさ」

春香「え?日高舞さんだけど」

翔太「ほんと馬っ鹿じゃないのかなー!?」
56 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/05(水) 22:05:18.64 ID:TGKSudVX0

翔太「冬馬君、日高舞さんに憧れてるんだけど?そんな人に引退とか恋愛の相談なんてできるわけないよ!というか伝説のアイドルにそういう話振らない!!」

春香「でもあの人今はただのお母さんだし」

翔太「なおさら合わせてどうするのさ…………」

春香「でもさ、人気絶頂のトップアイドルが恋愛引退ってところは似てるし」

翔太「冬馬君の問題はそこじゃなくて!引退した後のことを冬馬君自身が考えられてないことなんだって」

春香「あと?引退したらアイドルじゃなくなるだけでしょ?」

翔太「同類だったかぁ……あのね、引退したって人生は続くんだよ?じゃあトレーナーしようかな、とか養成所開こうかな、とかいろいろあるでしょ!なのに冬馬君はそこを考えられないんだよ」

春香「ごめんね、ちょっと簡単に言ってくれない?」
57 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/05(水) 22:05:53.09 ID:TGKSudVX0

翔太「自分がアイドルをやめることは考えられても、そのあと自分が何をしているかがイメージできないねってこと」

春香「なるほど。そういわれると、私もイメージできないなぁ……」

翔太「春香さんも生涯現役だって言ってるもんね、プロデューサーさんの結婚が決まってからなおさら」

春香「ぐぇ!!!」

翔太「どうしたの!?」

春香「ま、まさか翔太君に傷をえぐられるとは……思わなくてふ、ふいうちは駄目だよぉ」グズッ

翔太「うわー!ごめんね春香さーん!!」
58 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/05(水) 22:07:49.63 ID:TGKSudVX0
北斗と貴音の話は共通ルートでと思ってたから、千早ルート中の話題に困ってしまった…
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/05(水) 23:46:46.61 ID:MIufBn+jO
60 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/08(土) 19:31:59.59 ID:8Ga/yP6L0
冬馬「俺は決めたぞ」

翔太「ふーん?何をー?」ネコロガリ

冬馬「俺はアイドルを続ける!」

翔太「え!?」

冬馬「なんだ、やけに驚くのな?」

翔太「そりゃそうでしょ。千早さんの告白にはOKをだすものだとばかり思ってたのに、NO!なんだから」

冬馬「いや、別にアイツを振るつもりなんて毛頭ないぞ?」

翔太「でも、アイドルを続けるって……」

冬馬「アイドルは続ける!告白も受ける!それだけだろ」
61 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/08(土) 19:32:34.82 ID:8Ga/yP6L0

翔太「冬馬君前々からアイドルが恋愛云々なんてーみたいなこと言ってたじゃん?それはいいの?」

冬馬「それは俺も考えてたんだがな…………ずるくないか?」

翔太「え?」

冬馬「Pさんの聞いたんだが、765は恋愛は自由なんだそうだ。それに如月はアイドルというより歌手として売っていくから特に問題視しないんだと」

翔太「それが?」

冬馬「なら俺だって自由にして良いじゃんか。俺は辞めるのに如月は辞めなくて良いとかありえんだろ。だから俺もアイドルを続ける!」

翔太「千早さんも辞めろーとは言わないんだ?」

冬馬「そんな残虐非道なことを誰が言うか!」
62 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/08(土) 19:33:00.47 ID:8Ga/yP6L0

翔太「というか、それファンの人たちにはどう説m」

冬馬「言う必要あるか?」

翔太「?」

冬馬「俺が如月と付き合っているって、口外する必要あるのかよ」

翔太「え、いや、ないけど……」

冬馬「だろうぉ?あー、長く深刻に考えてて損したぜ!要は俺が満足するまでアイドル活動を続けられるかが問題だったんだ。それさえ解決しちまえばなんのことはねぇよな!」ドヤァ

翔太「…………(それ、問題の先延ばしじゃないかなぁ」

冬馬「いやぁ、こんなに心が晴れ晴れとしているのは久しぶりだ!翔太、飯でも行くか?」

翔太「あー、うん行くよ(まぁアイドル辞めてどうするかなんて、本当は冬馬君自身で勝手に考えていくことだからね。もう僕が深く関わる必要はないって事でFAだなぁ」
63 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/08(土) 19:34:05.26 ID:8Ga/yP6L0
あとは千早が帰ってくるまで小話が少々……
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:16:39.03 ID:FwARzTygo
おつ
65 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/19(水) 22:47:20.18 ID:GVPQPWs90
凛「あれ、冬馬?」

冬馬「渋谷か。収録か?」

凛「そうだよ。冬馬も今から?」

冬馬「いや、俺は終わったところだ」

凛「そうなんだ。私は新曲の……」

??「奈緒、奈緒!凛がナンパされてるよ」コソコソ

??「お、おいやめろって加蓮」コソコソ

冬馬「あれ、知り合いか?」

凛「うん、友達」

??「凛〜!!」ダキッ

凛「ちょっ、こんなところでじゃれつかないでよ」

??「友達だってさぁ奈緒!」

??「普段「別に、ただの仲間だよ」みたいな感じのくせに、このこの〜」

凛「もう!二人とも!」

冬馬「……」
66 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/19(水) 22:47:56.60 ID:GVPQPWs90

冬馬「この二人も346プロか?」

凛「うん、こっちが加蓮。こっちが奈緒」

加蓮「トライアドプリムスの北条加蓮でーす!」

奈緒「か、神谷奈緒です!あたしもトライアドプリムスだったり……」

冬馬「よろしくな。新曲って言ってたが二人は別録りなのか?」

凛「あー、いやなんていうか」

加蓮「凛は、私たちと一緒で、トライアドプリムスとして来てるんですよ」

冬馬「トライアドプリムスってのはユニットか?三人で?」

凛「そう」
67 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/19(水) 22:48:30.57 ID:GVPQPWs90
冬馬「NGはどうした?」

凛「今日は別。私はこっちと掛け持ちすることになってて、昨日はあっちで取材が入ってたんだ」

冬馬「大変だな」

凛「冬馬だってソロとユニットで別々にやってるんでしょ?変わらないよ」

冬馬「まぁそう言われればそうだけどな」

加蓮「ねぇ凛」

凛「なに?」

加蓮「今更なんだけど、二人とも知り合いだったの?」

奈緒「ほんと今更だな」

凛「はは。まぁいろいろあってね」

冬馬「あれは、いまだに内緒なのか?」

凛「どうだろ。楓さんとかは知ってるみたいだけどって、楓さんは知ってる?」

冬馬「まぁ、多少な……愉快な人であるのは知ってるよ」

TP「あー」

加蓮「で、どうして知り合いなの?」
68 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/19(水) 22:49:00.07 ID:GVPQPWs90

凛「……」チラッ

冬馬「良いんじゃないか?言っても」

加蓮「ほらほら、こちらのトップアイドル様が良いって言ってるんだからさぁ」

凛「シンデレラプロジェクトが出来た時に、アドバイザー」

冬馬「アドヴァイザー」

凛「アドヴァイザーとして来てくれたんだ。美希もだけど」

加蓮「美希?」

奈緒「星井美希ちゃんだろ」

加蓮「あぁーって、なんですぐに765の美希ちゃんだってわかったの?」

奈緒「え?いや、シンデレラプロジェクトに二人が来てたの知ってたし」

加蓮「え!?」

奈緒「いや、普通に有名だっただろ。社内に他の事務所のトップアイドルが居て新プロジェクトの部屋にいるんだぞ?話にならないわけがないって」

加蓮「聞いてない……」

奈緒「あの頃の加蓮はレッスン毎に死んでたから会話になってなかったしな。しかたないって」
69 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/19(水) 22:49:29.99 ID:GVPQPWs90

冬馬「有名だったのか」

奈緒「あぁはい。うちの事務所は変に自分本位なところがあるから特に騒ぎにはならなかったですけどね」

凛「変な敬語」

奈緒「しょうがないだろぉ?馴れないんだから……ってそろそろ時間だぞ二人とも。行かないとやばいって」

加蓮「本当だ。もうこんな時間なんだね」

凛「じゃあね冬馬。つぎに会ったら色々アドヴァイスほしいんだけど」

冬馬「おう、良いぜ」

加蓮「あ、最後に質問してもいい?」

冬馬「おう」

加蓮「如月千早ちゃんとの熱愛報道って本当?」

冬馬「ははは。さて、どうかな」

TP「(シロだなぁ」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 22:35:30.63 ID:SUHXz/Zxo
おつー
71 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/26(水) 14:49:19.25 ID:Soh/mR100

伊織「ちょっとあんた」

冬馬「ん?おお、水瀬か。今日はいろんな奴にあうな……お前と局で会うなんて珍しいぜ」

伊織「そんなことはどうでも良いの。あんた、なんで最近やよいの家に来ないのよ?」

冬馬「なんでって言われてもな……って、お前俺が高槻んち居るの嫌がってたじゃねぇか」

伊織「……」

冬馬「……あー、まぁお前になら言っても良いか。口が堅いやつだし」

伊織「なによ」

冬馬「実は、前に如月に告白されてたんだが」

伊織「あれ本当のことだったの!?」

冬馬「おう本当のことだ」

伊織「ふ、ふーん?それで、告白されてどうしたのよ」

冬馬「OKすることにしたんだ」

伊織「……え?」
72 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/26(水) 14:49:50.28 ID:Soh/mR100

冬馬「OKすることにしたって言ったんだよ」

伊織「……(まさか、こいつがアイドルを辞める決断をするなんて」

冬馬「だからさ、ほら、一応高槻は女だし?そこの家に入り浸るのも如月に悪いかなって思ってよ」

伊織「そ、そう……」

冬馬「本当は、いままで通り高槻家とは付き合って行きたいんだがなぁ」

伊織「……無理でしょうね、今まで通りなんて」

冬馬「だよなぁ」

伊織「(あんたが思ってる意味とは全っ然違う意味で、無理なのよ……」

冬馬「まぁ、如月とのことが公表できるようになったら一回挨拶に行かないといけねぇしな、そんときには話すさ」

伊織「え!?」

冬馬「ん?」

伊織「あ、あんた、わざわざ止め刺しに行くのやめなさいよ」

冬馬「止め?止めってなんだ?」

伊織「あ、ううん。なんでもないわ……なんでもないから(今から気が重いわよ、ほんとにっ」

73 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/26(水) 14:51:38.92 ID:Soh/mR100


告白から一年と少しあと………




冬馬「……」ペラッ

新聞1「如月千早さん、明日に帰国!」

新聞2「凱旋!日本の歌姫が帰ってくる!!」

冬馬「……今のうちに話を通しておくか」





冬馬「と、いうわけなんだが」

P『………………それ、あの出立前の騒ぎのことだよな』

冬馬「そうだ」

P『はぁぁぁ。まじで言ってるのかそれ』

冬馬「そうだ」

P『確かにうちは恋愛禁止とかしてないけどさ、千早が大ブレークしてる今の時期にそれはないだろ冬馬!』

冬馬「告白に答えるだけだ。なんの影響もないだろ」

P『一年越しの告白だぞ?断られたらダメージでかすぎる!!』

冬馬「断るつもりなんてねぇよ」

P『は?い、いや、じゃあお前引退するのか?まだまだこれからなのに?』

冬馬「引退はしねぇよ。告白は受ける、しばらくは黙っててアイドルを続ける。それだけだ」

P『お、おうふ。なるほどな』

冬馬「それで、少し頼みがあるんだよ」

P『?なんだ?』

冬馬「実はな……」
74 : ◆HyZk02P5Ec :2017/04/26(水) 14:57:36.59 ID:Soh/mR100
次で千早編はひとまず終わる予定。
真の時と同じで、しばらくしたらその後のことは書きますう
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 00:41:15.73 ID:14TF7/0H0
乙ー。前回は途中で終わったから再開してくれて嬉しい
76 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/07(日) 14:35:37.76 ID:z2fIKdtW0

記者「お忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました。記事になりましたら事務所のほうに送らせていただきますので、どうぞよろしく」

千早「はい、楽しみにしています」

記者「そうそう、日本でまた如月さんの歌が聞けることを嬉しく思います。頑張ってください」

千早「ふふふ、ありがとうございます」







P「帰国したその日にインタビューなんて入れて悪かったな。疲れたか?」ブロロロロロ

千早「いえ、飛行機では寝てましたし、大丈夫です」

P「そうか。だが、自覚できないくらいの疲れはあるだろうからな、今日はあがろう」

千早「プロデューサー?それだと明日の打ち合わせの準備が」

P「あー、いや。それなんだがな、明後日にずらしたんだ。突然で済まないんだけどさ」

千早「そう、なんですか」

P「そうだ」

千早「……」
77 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/07(日) 14:36:08.15 ID:z2fIKdtW0

P「なぁ千早、俺はアイドルのプライベートに踏み入る気なんてないんだ」

千早「突然なにを?」

P「だが、それが恋愛事ともなれば話は別だ……言いたいこと、わかるよな?」

千早「……そ、それは」

P「勘違いはするなよ?別に俺は怒ってるわけじゃないんだから」

千早「え?」

P「確かに、お前と冬馬のキスが噂じゃなくて本当だったのは驚いたし、それならそうと先に言っておけよとかも思ったが」ピキピキ

千早「(お、怒ってる……」

P「うちの事務所は恋愛禁止じゃないしな」

千早「……そうなんですか?」

P「そうでもなきゃ、あずささんに運命の人探しなんて公言させてないだろ」

千早「あ」

P「だからな、一応踏み込ませてもらうということで」ポイッ

千早「?」キャッチ

P「後ろでそれに着替えておけよ」

千早「こ、これって……」
78 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/07(日) 14:37:13.61 ID:z2fIKdtW0

冬馬「わざわざ悪いな、Pさん」バイザーアゲツツ

P「良いさ。下手に店で落ち合われて撮られても困るし……ほら、千早」

千早「……あの、これブカブカなんですけど」ライダースーツ

P「あぁ、元は小鳥さん用のものだからな。サイズが合わないのは勘弁してくれ……冬馬」

冬馬「大丈夫だ。天海にも先に言っといたから、ばれねぇようにやるさ」

P「くれぐれも頼むぞ?騒ぎにだけはするなよ?」

冬馬「わかったわかった」

P「じゃあ、俺は行くから……」ブロロロロ

千早「あ……」

冬馬「ほら、如月。乗れよ」メットワタシ

千早「え、えぇ……」
79 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/07(日) 14:37:46.53 ID:z2fIKdtW0

冬馬「……」ブロロロロ

千早「……(ど、どうしよう。何を言っていいのか分からないわ」ギュウ

冬馬「……悪いな、落ち着いたところで話せなくて」

千早「う、ううん。気にしないで」

冬馬「下手に会ったらマスコミが煩いからな。こんな形でしか無理そうだった」

千早「そうね。私も帰ってきたばかりだし」

冬馬「なに他人事みたく言ってんだ。お前が出立前にキスなんてするからこんな状況なんだろ」

千早「ご、ごめんなさい」

冬馬「良いさ。こういうのも密会って感じで、まぁ悪くはない……Pさん的には困るだろうけどな」ハハ

千早「……」
80 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/07(日) 14:38:14.57 ID:z2fIKdtW0

千早「それで、今日はその……」

冬馬「あの時の答えを言いたくてな。電話で済ませるのもアレだと思ったから、Pさんに頼んだんだよ「道端で下してくれ」って」

千早「そ、そうなの」

冬馬「おう。それでだな、一応お前に聞いておきたいことがあるんだが……」

千早「なにかしら?」

冬馬「向こうにいる間に気が変わって、俺の答えがいらない。なんてことはないか?だったら何も言わずに俺は」

千早「変わらないわ。私の想いはあの時から、何も変わってないから」

冬馬「そうか」

千早「えぇ」
81 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/07(日) 14:38:44.38 ID:z2fIKdtW0


冬馬「……俺はな、お前があっちに行ってからすげぇ悩んだ。それはもう悩んだもんだ」シミジミ

千早「えっと、軽くない?」

冬馬「今はな。ただ最初はしんどかったんだぞ?お前の気持ちを無下にはしたくないし、俺もアイドルを辞めたくないからさ」

千早「ごめんなさい」

冬馬「お前が悪いんじゃないんだ、謝るな」

千早「……」

冬馬「それでだな、俺はお前の気持ちを受けることにした」

千早「くっ!」ギュウウ

冬馬「嬉しいのは分かった、わかったからもう少し緩く!」ギチギチ

千早「」パッ

冬馬「ふぅ……ただ、ひとつだけお前に頼みがあるんだよ」

千早「え?」
82 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/07(日) 14:39:19.20 ID:z2fIKdtW0

冬馬「俺は、まだまだアイドルでいたい。まだ終わりたくない」

千早「……」

冬馬「だから、俺たちの関係を公にするのはまだ先にしたいんだ。その、なんだ、デートとかそういうのもバレないくらいなら行けるだろうけどさ。いや、今までより仲良くしたいと俺も思うけどな?バレるとアイドルが出来ないからさ」

千早「……」

冬馬「その、嫌だよな?こういう、隠すようなの」

千早「え?いえ、全然?」

冬馬「?」

千早「?」

冬馬「嫌じゃないのか?」

千早「えぇ」

冬馬「結構待たせるぞ?」

千早「いつまでも待つから」

冬馬「……そうか」

千早「あなたが不完全燃焼で終われる人じゃないのは知ってるわ。私はあなたのそういうところも好きなの」

冬馬「そうか。助かるぜ」

千早「それよりも、一つ私に言ってないこと……あるわよね?」

冬馬「……」

千早「私はあなたに好きだと言ったわ。けど、私はまだ、あなたにちゃんと言われてない」

冬馬「……」

千早「それくらい、聞かせてもらえるのよね?」
83 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/07(日) 14:40:11.35 ID:z2fIKdtW0

冬馬「……わかった。一度しか言わねぇぞ?」テイシャ メットハズシツツ

千早「えぇ」メットハズシ

冬馬「普段は澄ました顔してるくせに笑うと可愛い顔になるところとか、しっかりしてるようで案外子供だったりとか、そういうギャップがたまらなく好きだ。歌にストイックな姿勢には尊敬もするし、アイドルとしての自覚が出てきて恥ずかしそうに手を振ったりとか、そういうところも俺的にツボに入ってしょうがねぇ」

千早「お、思いのほか恥ずかしいことを言うのね」

冬馬「う、うるせぇなぁ……一度好きなところってのを考えたら、こう、今まで気にしてもなかった部分が好きだってことに気づいちまったんだよ!」

千早「……」

冬馬「と、いうわけなんだが……足りないか?」

千早「いいえ、十分よ。ありがとう、冬馬。それだけで何年でも待てるわ」

冬馬「………できるだけ、早く終わらせるさ」

千早「ふふ、期待してるわね」

84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/14(日) 19:22:58.28 ID:yssdE3Hv0

85 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/16(火) 18:19:22.11 ID:KXUz3vPG0

物理旅直前から再開



春香「ドキドキッ!全力(物理)三人旅っていう言葉に聞き覚えは?」

冬馬「あん?………あぁ、確かそんな話をされたな。一年以上前に」

春香「一年以上って、あはは、何を言ってるのかちょっとわからないんだけど……」

冬馬「俺にも良くわかんねぇ……」

春香「あぁ、うん、まぁ突っ込むつもりはないけどさ……それで」

冬馬「俺らのほかはどっち?ってことで美希か如月かだろ?」

春香「イエス!」

冬馬「じゃあ美希でファイナルアンサー」

春香「……」ドドドドドドドドドド

冬馬「……」ドドドドドドドドドド

春香「正解はプロデューサーしか知らないから、私にみのさんネタ振られてもねぇ……」

冬馬「お前が勝手にドラムロール鳴らしたんだろうが!俺はミリオネアネタで言ったんじゃねぇよ!!」

春香「テヘペロ」
86 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/16(火) 18:20:00.17 ID:KXUz3vPG0

当日


美希「この三人で温泉ロケだなんて、楽しみなの!」

冬馬「そうだな」

美希「ミキね、温泉のどこが有名とかはわからないけど、温泉饅頭がおいしいところなら幸せだと思うな!」

春香「あ、うん」

美希「………あのね、二人とも。ミキがせっかく盛り上げようとしてるのに、その態度はないの」

冬馬「だってよ……」

春香「なんか嫌な気配しかしないし……どっきりとか、走らされ続けたりしない?」

美希「?物理旅っていうけど、ここは普通の温泉郷なの。そんなに変なことはしないと思うな」

冬馬「わかんねぇぞ?裏山で一日中山菜取りとかさせられるとか」

春香「大きな卓球ラケットを振り回させられたりしそうだよね」

美希「なんでそんな、具体的に意味の分からないことを考え付くの……」

春冬「なんとなく!」
87 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/16(火) 18:20:38.17 ID:KXUz3vPG0

春香「ねぇ、本当に大丈夫?施設のプールで遠泳させられたりしない?」

カンペ「大丈夫です」

冬馬「なんかギャグ聞かされ続けたり、声の大きいやつに走らされたりは……」

カンペ「しません!」

美希「いい加減にするの!もうロケ中だよ?」

冬馬「あはは、悪い悪い」

美希「まったく!」

春香「いやぁでもさ、本当に何もないんだったら良い番組だよね。温泉なんて昔家族で旅行に来たぶりだし」

美希「ミキは何回かロケで来てるかな。あふぅって言ってただけだけどね」

冬馬「俺は結構おっさんに連れてきてもらってたな」

春香「冬馬君の話を聞いてると、黒井社長って案外フットワーク軽いってわかるよね」

冬馬「お前んとこの社長も同じようなもんだろうが」

美希「大きな事務所の社長とうちの社長を比べるのはどうかと思うなぁ」
88 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/16(火) 18:21:06.62 ID:KXUz3vPG0


美希「普通に離れに通されたけど……部屋中に衝立とビニールシートが貼ってあるの」

冬馬「ほら言ったじゃねぇか!なんかぜってぇあるぞ!!」

春香「ねぇ、隙間に目張りしてあるんだけど?これ防音対策だよね?だよね?」

冬馬「うわぁいやだ。何かいやだ」

美希「だ、大丈夫なの。カラオケ大会とかそんなものだって!」

春香「三人で?」

美希「あの、ほら、人気曲当てないと眠れまテンとか……」

冬馬「それのどこが大丈夫なんだよ……」

春香「ひ、ひとまず荷物だけ置いてさ、外でお店でも見て回ろうよ」

冬馬「そうだな。流石に観光地で大騒ぎはないだろうし……」


89 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/16(火) 18:21:42.16 ID:KXUz3vPG0

冬馬「美味いな、この饅頭」

美希「うん!」

春香「はふぅ、はふぅ」

冬馬「お前はなに画面外で火傷してんだ?」

春香「い、いや、お茶が熱くて……」

??「冷たいおひやはいかがですか?」

春香「いただきます………」

??「このおひやは、おひんやりしてますからゆっくり飲んでくださいね」

美希「あ、そのダジャレで思い出したの。確か346の楓?さん?って……」

楓「うふふ、バレちゃいましたね」

美希「そりゃわかるの」

楓「正解した美希ちゃんには、楓ちゃんシールをお近づきのしーるしにあげちゃいます」

美希「ありがとうなのー!」

冬馬「如月じゃなくてよかったな、これ」

春香「千早ちゃんだったら腹筋が爆発しかねないよね」
90 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/16(火) 18:22:12.88 ID:KXUz3vPG0

楓「またのお越しを〜」フリフリ

冬馬「この調子だと、またどっかのアイドルとかが出てきそうだな」

美希「ミキ知ってるよ。そういうのフラグって」

!!!「呼びましたか!!!!!?????そうです私!!!!日野茜とおおお!!!???」

???「ナナでーっす!」キャピッ

三人「うるさい……」キーン

茜「あ、まわりの方々すみません!気を付けてはいるんですけど!ついつい声が大きくなっちゃいましてですね!!!」

安部さん「茜ちゃん、お口チャック!チャックです!」

茜「んー!!!」チャックポーズ
91 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/16(火) 18:22:58.74 ID:KXUz3vPG0

冬馬「あの……どなたですか?」

安部さん「キャハっ!歌って踊れる声優アイドル目指して、ウサミン星からはるばるやってきた」

春香「あなべべさん!?あなべべさんじゃないですか!!」

安部さん「安部菜々ですぅ!?」

冬馬「そうですか、それで安部さんは一体どうしてここに」

安部さん「あの、そこはかとなくとてつもない距離感を感じるんですけど」

冬馬「あ、いや、高垣さんからすごい落差だなぁと……年上なのに」

安部さん「17歳です!ナナは17歳ですからね!?」

美希「えっと、茜……さん?ちゃん?そろそろ息をしても良いんじゃ」

茜「ぷはぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

冬馬「うるせー!!!」
92 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/16(火) 18:25:09.96 ID:KXUz3vPG0
千早の話、もっと詰めようがあったな。



むりやりGWを休ませておいて、次週以降に全力でしわ寄せするのやめて………
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 16:55:01.61 ID:Si7IW7Kbo
おつー
94 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/27(土) 13:18:42.71 ID:VjQWApTl0

冬馬「で、二人は何のために出てきたんだ?」

茜「決まってるじゃないですか!!宣伝です!!!!」

菜々「それは後、後ですからね?」

茜「そうでした!!温泉に入りに来ました!!!」

菜々「それはもっと後ー!!」

冬馬「帰ってくんねぇかなぁ」

菜々「ええええ!?もう少し構ってくださいよーう」

美希「ミキ的には、理由を言ってくれないと話が続かないかなって思うんだけど……」
95 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/27(土) 13:19:13.81 ID:VjQWApTl0

菜々「えっとですね、温泉でやるスポーツといえばなんでしょうか?」

冬馬「卓球か?」

菜々「はい!そうです!皆さんにはこれから卓球勝負をしてもらいたいと思います」

冬馬「まーた変なことを……」

春香「どうせ大きいラケット振り回させられるんでしょ……」

菜々「???」

美希「あのね、良く分からないけど今日の二人は色々沸いてるから、気にしないでほしいの」

菜々「は、はぁ?」

茜「はい!そういうことなら、会場までダッシュで行きましょうか!!!皆で走れば楽しいですよ!!」

春冬「へーい」

美希「はーい」
96 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/27(土) 13:19:55.82 ID:VjQWApTl0

茜「着きました!!」

冬馬「はや!」

春香「一時間も走ってないよ!?」

茜「普通に考えたらそんなに走らないのでは!!!???」

菜々「茜ちゃんに突っ込まれてるって……」

冬馬「もしかしてこれ、マジで普通の番組なんじゃ」

カンペ「最初から普通の番組です!!」

春香「………」チラッ

冬馬「………」チラッ

春香「いやぁ卓球なんてひさしぶりだなぁ、楽しみー」スブリスブリ

冬馬「負けねぇぞ765プロー!」スブリスブリ

春冬「ははははは」

菜々「えーっと?」

美希「気にしないで」ゲンナリ

97 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/27(土) 13:21:03.35 ID:VjQWApTl0

楓「特設スタジオからお送りするのは「アイドル卓球三番勝負!」!実況解説は私、高垣楓がお送りします」プルタブアケテ

冬馬「……」

楓「おーっと、さっそく選手の入場だー。ドゥードゥードゥドゥー」グビグビ

春香「酔ってない?」

美希「酔ってるの」

茜「酔ってますね!!!!」

冬馬「この人、どういう人なんだよ……」

菜々「25歳児っていえばわかりますかね?」

冬馬「あぁ、なるほどそういう……」

菜々「あと、楓ちゃんはもう出番じゃないはずというか」

美希「えぇぇ?」
98 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/27(土) 13:21:40.58 ID:VjQWApTl0

ナレーション「このままでは何も進まないので、スタッフが趣旨を説明する」

冬馬「じゃああれか、俺たち三人がゲストと対戦して、負けたやつには罰が与えられるというわけか」

菜々「そうです!」

冬馬「ふーん、で、罰ってなんだ?」

菜々「今日の食事がインスタント麺になります」

三人「……………」

茜「おお!目つきが変わりましたねー!!」

楓「温泉でインスタントは嫌ですもんねぇ」グビビ

菜々「楓ちゃん……あとで常務に怒られるんじゃ」

楓「慣れてまーす、うふふ」
99 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/27(土) 13:22:07.27 ID:VjQWApTl0

美希「おらおら掛かってくるのー!!」イチバンテ

菜々「お相手は……」

??「私です!!!!!!!」

冬馬「なんでわざわざ名前を隠すんだお前は……」

茜「いやぁ!!お約束と言いますか!!!とりあえずそうしたほうが良いのかなと思ったんです!!!!!!」

美希「なんでも良いから早くするのー!!おいしい山の幸、GETするんだから!!」

春香「山の幸とは限らないけど、頑張れー!」

冬馬「ついでに俺の分も勝っといてくれー!」

美希「はいなのー!!ストレートで7点取ってミキの勝ちだと思うな!!」

100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 19:23:06.67 ID:8xq8ZpFco
おつ
101 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/31(水) 18:07:49.64 ID:kRuYawb90

美希「負けたの……」シクシク

茜「勝ちましたー!!!!!!」5-7

春香「み、美希が負けた?」アゼン

冬馬「あ、ありえねぇ……」ボーゼン

菜々「そこまで驚くことなんですか?」

冬馬「うちの美希はな、天才なんだ。だから大体勝つんだよ」

春香「美希は冬馬君ちのじゃないけどね!」

冬馬「はー!?美希は俺の妹みたいなもんなんだがー!?だからうちの美希なんだがー!?」

茜「ずっと練習していた甲斐がありました!!!ボンバー!!!!!」

美希「おいしいごはん……」シクシク

冬馬「お、俺の分けてやるからさ、な?」

春香「私のもあげるから、ね?」

茜「(本気で慰めてますね!!!!仲が良いとはすばらしいです!!!!!!」
102 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/31(水) 18:08:19.84 ID:kRuYawb90

冬馬「よっしゃあ!俺が仇をとってやる!!!」

春香「頑張れ!!」

菜々「次のお相手はこの方!!」

??「なんていうか自分、状況的にすごくやり辛いんだけど……」

冬馬「!!…………あーあー、ユニットメンバーが泣いてるのに敵に回るなんて、港区の住人も地に落ちたなぁ我那覇さんよぉ」

響「港区言うな!自分は沖縄人だぞ!!」

冬馬「大体なんでお前なんだよ。流れ的に、ここは346のアイドルのはずだろ?」

響「プライベートで温泉に来てたら番組Dに見つかって、番組に引きずり込まれた自分の話するか?するか?」

冬馬「あ、すみません我那覇さん。プライベートとは知らず馴れ馴れしくしちゃって……」

響「引きすぎだぞ!?もっとフランクに来てよね!」

美希「響……」ウルウル

響「み、美希にその顔されると弱いんだけど……でも、自分も赤カブ太の餌を用意して貰うって契約で此処に居るからな!負けないぞ!!!」

春香「よっ!プロ根性!!」

菜々「ううぅ、皆さんのキャラが濃すぎてナナたじたじです……ええい!じゃあ始めちゃってください☆」
103 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/31(水) 18:09:03.95 ID:kRuYawb90

響「サー!!!」

冬馬「………やられた」3-7

春香「ダッサ」

冬馬「うぐぉ」グサリ

美希「……」

冬馬「……」

響「じゃ、じゃあ自分はこのあたりで帰るかな、は、はは…………強く生きろ!!!」ダット

冬馬「裏切者ー!!」

菜々「裏切りって、天ケ瀬さんは765プロじゃないですよね?」

冬馬「」グサリ

春香「冬馬君はナイーブだから、刺さないであげてください……」

美希「春香も今刺したばかりじゃ……?」
104 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/31(水) 18:09:33.38 ID:kRuYawb90

春香「真打登場!春香さんにお任せ!!!」

冬馬「頼む!勝ってくれ」

美希「もう春香しかいないの!!」

春香「さぁ私の相手は誰だ!!」

菜々「盛り上げってきましたねぇ!!ラストはこの方!」

!!「よろしくおねがいしまぁぁぁぁすぅ!!!!!!!!!!!!」



暗転



茜「良い元気ですね!!!」

愛「元気の良さがアピールポイントなので!!!!」

茜「ほほお!私も負けませんよぉ!!!ボンバー!!!!」

愛「ボンバー!!!!」

冬馬「うるせぇ!!!」ゴン

愛「なんで私だけ!!!???」
105 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/31(水) 18:10:30.08 ID:kRuYawb90


春香「それで、愛ちゃんが来たのはなんで?」

愛「家族旅行で来てたら番組Dさんに見つかって……」

冬馬「どんだけプライベートのアイドルを見つけるのがうまいんだ……つーかそんな連中を引き込むなよ」

愛「でも、今度番組で使ってくれると言っていたので気にしません!!」

美希「あぁうんそれはいいんだけど……春香、勝てる?」

春香「あたらきしゃりきのこんちきちん!!」

冬馬「京人かお前は」

春香「いやだなぁ、私は群馬人だよ」

美希「さらっと噓つくのやめようなの」

春香「はーい」

菜々「まだ耳がキーンってしますけど、始めちゃってください!」キーン
106 : ◆HyZk02P5Ec :2017/05/31(水) 18:15:42.30 ID:kRuYawb90

春香「ふはははは!!二度あることは三度あるんだよぉぉぉ」クズレオチ

愛「やったー!!ママみてるー!!!??」0-7

冬馬「ストレートじゃねぇか!!!!」

春香「て、てへぺろ………」

美希「ミキ、失望したの。春香は卓球部のエースっぽい雰囲気なのに実力は素人だなんて」

春香「だ、だってぇ」

菜々「(三縦するなんて思ってなかったんですけど)えっと、結果はこんな感じになっちゃったわけですけど……」

楓「皆さんの食事になるはずだった料理は、スタッフさんの晩酌のつまみになりまーす」

菜々「楓ちゃんは食べられませんからね?」

楓「食を食べられないなんて、ショックです」

美希「いっそ笑うしかねぇの」

愛「ご、ごめんなさーーーーい!!!!」ダッシュ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 21:00:16.44 ID:W9g2p+8v0
懐かしいのが復活してたのね
気づかんかった
108 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/09(金) 06:17:50.43 ID:Yb+HSLwE0

茜「そろそろ宣伝しちゃって良いんですかね!!!!????」

冬馬「勝手にどうぞ」ヤサグレ

茜「はい!!!!来週木曜日にわたしと菜々さんのCDが発売されまして!それを記念に!!……記念にで良いんですかね?」

菜々「記念にで良いと思いますよ」

茜「記念に!!!サイン会をですね、行うので来てください!!!!!!!」

菜々「下にテロップ出てますけどね?場所を言ったほうが」

茜「そうでした!!!!!いやうっかり!!!!!!」キーン

他「!!!」モンゼツ

茜「場所は……えっと、ここ!!!!」テロップ ユビサシ

冬馬「忘れたのかよ!!」
109 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/09(金) 06:18:21.91 ID:Yb+HSLwE0

冬馬「騒がしい連中はいなくなったが……わざわざ温泉まで来てインスタント麺かぁ」ズルズルズル

春香「まぁ、これもこれで美味しいし……うん百円っぽい味だね」ズルズルズル

美希「どうせなら塩ラーメンがよかったの……」ズルズルズル

三人「……はぁ」

カンペ「まだ食べてないですよね!?」

冬馬「そのうち食べるんだから同じだろ」

春香「どうせ、やっすい成形麺なんですよねぇ」

美希「ミキ、こういう目に合うなら来なかったのに」

冬馬「やっぱ変な番組じゃねぇか、なぁ?」

春香「うん。そういえばこれからどうするんだろうね、とりあえず歩いてるけど」

??「へ、へいらっしゃい!へいらっしゃい!よってってー」//////

三人「……」

??「へいへいそこの三名様!面妖な顔をしてないでよってってー!」//////

春香「……貴音さん、仕事は選んだほうが良いですよ?」

貴音「貴女に言われたくはありません!!!」

110 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/09(金) 06:18:47.12 ID:Yb+HSLwE0

美希「貴音はそんなとこで何やってるの?」

貴音「かっぷらぁめんの売り子をしております」

三人「売り子……」

貴音「私のおすすめはいりませんか?」

冬馬「四条のおすすめならインスタントでも……」

春香「間違いはなさそうだよね」

美希「じゃあ、くーださい!なの」

貴音「七百円になります」

三人「お金とるの!?」
111 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/09(金) 06:19:25.98 ID:Yb+HSLwE0

冬馬「あ、普通にうめぇ」

春香「そこらのお店に入るよりよほど美味いよねぇ」

美希「ハフハフ」

貴音「四条貴音監修 魚介の旨みたっぷりらぁめん!税込み七百円で、来月発売ですよ」

美希「えっと、宣伝?」

貴音「その通りです!!」

春香「だとしたら普通に来てほしかったんですけど」

貴音「いえ、もともと私はぷらいべぇとで来ていたのですが」

美希「貴音も?」

貴音「も、とは?」

春香「響ちゃんもさっき来てましたよ」

貴音「響、私に黙って温泉に行くとは……!」

冬馬「ブーメラン投げるのはやめろ!」
112 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/09(金) 06:19:56.00 ID:Yb+HSLwE0


貴音『私はぶぅめらんなど投げてはおりませんが?だいじょうぶですか?面妖な頭していませんか?』

冬馬『四条。お前、煽るの下手だな』

美希『普段人を怒らせようなんてしないもんね?』

貴音『私、基本的に善良な人間ですので』

春香『その通りなんだけど、自分で言うかなぁ……』




伊織「それで、この番組のどこが物理とか全力なのよ?」

冬馬「俺に突っ込まれてもなぁ」ズズズズ


ナレーション『美味しいラーメンをふるまわれて元気を取り戻した三人は、いよいよ本日の最難関へと足を踏み入れる!』コノアト CM
113 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/11(日) 19:14:33.19 ID:zI5WG/m70

冬馬「温泉に入りたいだけなんだが……この壁は一体?」

春香「これってあれだよね、今話題のポンデリング」

美希「ボルダリングなの」

春香「それそれ」

冬馬「いや、ボルダリングは知ってんだよ。問題は……どう見てもSASUKEだろ、これ」

美希「SASUKE?」

冬馬「知らないか?」

美希「うん」

春香「SASUKEっていうのはね、大掛かりのアスレチック的な装置を身体能力だけでクリアしていく競技だよ。昔はすごく面白かったんだけど……」

冬馬「(昔っていつだよって突っ込みはなしにしとくか」

114 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/11(日) 19:15:05.33 ID:zI5WG/m70

美希「……」YOUTUBEシチョウチュウ

美希「えっと……この人たちはなんなのなの?芸人?」

春冬「ははっ」

美希「誤魔化さないでほしいの」

冬馬「そうだなぁ、初期開催からある程度時間が経ってそういう奴らも目に付くようになったが、大体はアスリート志向の連中だよ」

美希「これならミキでも余裕かなぁ」

春香「それは第一ステージだから簡単に見えるだけで、段々難易度があがるから笑えないというか」

冬馬「俺の知る限り、アイドルでこなせそうなのは菊地と我那覇くらいだな」

美希「冬馬は?」

冬馬「水流を泳ぐところで無理だな。ラストのタワー登りも無理無理」

美希「ふぅん」
115 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/11(日) 19:21:10.71 ID:zI5WG/m70

響『さぁ和バウバウ!やかな話もそこまで、自分わぉぉぉん!!の話を聞いてヂュイ!!ちょっとお前たち静かにしてくれ』

春香「はーいはーい!」

響『なんだ春香?』

春香「いつまでいるの?」

響『明後日の朝一で帰るぞ?』

春香「えー良いなぁ!私も普通に来たい!!」

響『来れば良いだろ。それより自分の話を聞け!』

三人「はーい」

響『うふん!』

三人「あはん?」

響『せ、咳払いだから変な反応しないで!えっとね、三人にはいまからその壁を登り、横に渡って、三十メートル向こうのゴールに向かってもらうぞ!』

冬馬「渡ったら良いことでもあんのかよ」

響『ここらで一番いい眺めの露天風呂に入れるのと……えっと?夜ごはんがデージ豪華になるんだって』

三人「!!」ギラッ
116 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/11(日) 19:21:46.49 ID:zI5WG/m70

響『おおう、やる気になったな?』

冬馬「飯は我慢できるが温泉は此処でしか入れねぇからな」クッシン

春香「私はどっちも妥協したくないもん」セノビ

美希「ミキはまぁやるからにはね、負けないし」シンキャク

響『ははは、ちなみにデモプレイ的な映像があるから見てくれ』

三人「デモ?」

響『うん』




貴音「くっ!!」ヨジヨジ

貴音「私、負けません……」ヨコイドウ

貴音「な、なぜ取っ手が離れたところに……と、飛べというのですか!?」

貴音「………と、とうっ!」ピョン

貴音「や、やりましあっ」ツルン


ドボン!!



貴音「………めんような」ドロダラケ




三人「えぇ……」ドンビキ
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 23:48:31.98 ID:ZJZ2ZaXSo
おつ
118 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/15(木) 17:25:43.53 ID:Nn56V8GP0

冬馬「なんで四条の奴が挑戦してんだよ」

響『ラーメン食べ歩きツアーみたいな番組をやりたくないか?って言われて釣られたらしいぞ?』

春香「貴音さん……」

美希「変なところで食い意地張ってるからそうなるの」

響『あ、そんなこと言うと……』

貴音『あとで覚えておきなさい美希』

美希「居たんだ?」

貴音『もちろんです、私は』

響『今の今まで、へび香にビビッて固まってたんだよな?』

貴音『……』

響『いひゃいいひゃい!!』

冬馬「漫才は良いから、進めてくれ」
119 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/15(木) 17:26:11.27 ID:Nn56V8GP0


響『……ステージの説明をするぞ!』

春香「見ればわかるよ?」

響『わからないひともいるでしょ!?まったく……えースタート地点からボルダリングで三メートル上まで登った後、泥池の上を渡るように右に十五メートル行くんだ。ある程度行くと取っ手が小さくなるから注意してくれ?』

響『そうすると貴音が落ちた、取っ手が途切れているところにたどり着くぞ!反動をつけるなりして飛んで渡ってくれ。そこを渡ると着地できる足場があるから、そこで一度体勢を立て直してね。そこからは取っ手がばらばらに上下するエリアにはいるから、タイミングを計って渡り切ればゴールだ!!』

冬馬「なかなか厳しくねぇか?」

響『正直難関は飛ぶところだけだと思うぞ?自分はクリアできたし』

三人「(自分を基準に比べられても……」

響『とういうわけで、誰から挑戦する?』

冬馬「……」

美希「……」

春香「……じゃあさっきと反対の順番で行こうか」

冬馬「お前、俺、美希か」

春香「うん」

美希「おーけーなの」
120 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/15(木) 17:27:00.81 ID:Nn56V8GP0


響『おお!春香が先か』

春香「そうだよ。春香さんの実力見せちゃうからね!」ジャージ

春香「(一番手だし、ある程度まで進んでから落下してドボン!のほうが美味しいよね」

春香「(貴音さんと同じところより、一度着地できる場所まで行って、また登るときに手を滑らせて落ちるほうが面白いかな……うん、これで行こう」カベ ヲ ミアゲ

響『あとな、春香』

春香「なに?」

響『今この温泉街に神長瑠衣さんが来てるらしいぞ?』

春香「……え?」

響『三人の中で一番早く渡り切れたら、番組Dさんが合わせてくれるってさ』

春香「……ちょ、ちょっと待って!もう一回準備運動するから!」

響『わかったぞ』

美希「?」

冬馬「(あいつ、落ちる気だったな?」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/17(土) 02:20:17.60 ID:oancir7jO
おつ!
122 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/21(水) 22:31:15.96 ID:vsBLglMK0
美希「ねぇ冬馬?どうして春香はあんなに張り切りだしたの?」

冬馬「ん?いや、今は女優として有名だが神長瑠衣は凄いアイドルだったしな……ファンなんじゃないか?」

美希「へぇ」

響『気のない返事してるけど、美希?お前、前にあの人を目の前で呼び捨てにしてたろ。プロデューサーがびびってたからな?』

冬馬「美希……」

美希「そ、それは二年くらい前のことだから!生意気盛りの時のことだったからノーカンなの!」

春香「」ジーッ

美希「あ、あはは、あはははは」

冬馬「誤魔化しきれんだろ……」

響『そんな失礼な美希の態度に怒るでもなく笑って済ませてくれたんだから、大物だよなぁ』

春香「そうだね……よし!準備できたよ響ちゃん!!」

響『おーけー!じゃあはじめるさー』
123 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/21(水) 22:32:00.19 ID:vsBLglMK0

春香「よいっしょ!よいしょ!」

冬馬「良いスタートだ」

美希「あっというまに登って行ったけど……」



一番手の春香、憧れの人物に会えるという餌につられて全力で進む。

ボルダリングはなんなくクリア。空中を右に進むことも、これまたなんなくクリア。

取っ手の途切れたエリアで一分少々足踏みしたが、無事飛びつくことに成功し足場に着地する。



響『調子いいな』

春香「ま、まぁね(正直きついんだけどね」ハァハァ

響『でも、すぐに行かないと他の二人のタイムが気になるぞ』

春香「はーい!」


順調といってよかった春香だが、上下エリアで予想外の大苦戦。

隣に移動するタイミングを計れずに、わずか五メートルに三分をかけてしまった。
124 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/21(水) 22:32:31.18 ID:vsBLglMK0

響『春香のタイムは六分三十秒!いやぁなかなか早かったな!』

春香「……」ハァハァ

冬馬「お疲れ、大丈夫か?」

春香「な、なんとか」

美希「冬馬ぁ」

冬馬「あ、あぁ。できる限りゆっくりとだな」

響『冬馬』

冬馬「なんだ?」

響『さっき愛が来ててさ、家族旅行って言ってたろ?』

冬馬「あ、あぁ」

美希「ダメなの!話を聞いちゃダメ!」

響『会いたくないか?日高舞さんに』

冬馬「悪いな天海。勝負は非情だ」クッシン

春香「酷いよ響ちゃんーーー!!!!」
125 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/21(水) 22:33:07.32 ID:vsBLglMK0


二番手冬馬、本気でわめいている春香を尻目にシリアスモード。


響『はじめ!』

冬馬「うおおおおお!!」

美希「手加減のtの字もねぇの……」

春香「ひどいよぉ」




ボルダリングも、取っ手を飛ぶことさえあっという間にこなして一時着地地点まで到達した冬馬。

響の言葉を待つことなく再び空中に躍り出て、上下エリアへと向かい、波乱も何もなく鮮やかにゴール!!からの




冬馬「どうだ!」コイヲハジメルポーズ!!!

美希「だ、ダセェの……」

響『ライブの時だとかっこいいんだけどな……タイムは四分十一秒。自分より少し早かったな』

春香「」


126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/22(木) 18:59:54.57 ID:H3UfkigUo
乙ー!
127 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/26(月) 18:12:01.78 ID:5Sme65fz0
春香「……」

冬馬「ふはは、悔しかろう」

美希「ミキ、こんな雰囲気だとやり辛いんだけど……」

響『番組D曰く「ここまで人が変わるとは思わなくって」だ、そうだぞ……』

美希「あー、まぁ、うん。そうだよね……」

響『一応美希にも、張り切りそうな物は用意されてたんだぞ?』

美希「されてた?」

響『佐渡コシヒカリを定期的に送る』

美希「それは嬉しいけど、ミキにはミキマイがあるからねぇ」

響『だよな……番組Dも、美希が自分のブランド米を持ってるとは思ってなかったらしいし』

美希「はぁ、じゃあミキもそろそろ始めようかな。ご飯もお風呂もたのしみー」ボウヨミ




響『おお!四分ジャストだぞミキ!!』

冬馬「はぁぁぁ!!!!????」

美希「やったぜなの」
128 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/26(月) 18:12:29.83 ID:5Sme65fz0

美希「米!米!」ルンルン

冬馬「はー、まじ空気読めない系女子かよーお前はー」

春香「冬馬君に言われたくないでしょ」プークスス

美希「ふはは、悔しかろうなの!」

冬馬「ぐぬぬ」

響『誰も落ちないのかぁ、一人くらい落ちてほしかったんだけど』

春香「釣り餌が良すぎたのが悪いんじゃない?」

冬美「そうだそうだ」

響『はぁ……バラドルが、都合の良いときだけ本気だすなよ』

三人「バラドルじゃない!」
129 : ◆HyZk02P5Ec :2017/06/26(月) 18:16:10.08 ID:5Sme65fz0


冬馬「風呂行く前に、一度部屋に戻れって事だったから戻ってはきたが……」

春香「なんか、ビニールシートとか片づけてあるね」

美希「うん。え?さっきまで別番組で使ってた?終わったから撤収した?あとは勝手に使ってくれ?」スタッフミミウチ

春香「おざなりな感覚で部屋を使われるトップアイドルって……」

冬馬「変なことやらされるよりはましだろ」

春香「まぁねぇ、寝起き逆バンジーとかなさそうなだけ良いかぁ」

美希「寝るのが嫌になるからそういう話はやめよう?」ハクシン

二人「はい」

美希「まったく」

冬馬「ははは……よし、ちゃっちゃと風呂入って飯にしようぜ」

春香「え?せっかく露店風呂なのにそこは撮らないの?」

冬馬「黒井プロはさ、グラビア撮影以外での肌色は厳禁なんだよ……」

美希「そうなんだ。じゃあミキたちは撮っちゃうから、出たら部屋に戻ってて欲しいな」

冬馬「おう」
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