【まほいく安価】プフレ「魔王は倒さなければならない」【魔法少女育成計画restart】

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1 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:25:29.95 ID:iSBYXblUo

・なんどめだまほいく並何番煎じ
・安価とコンマで進行
・突然原作QUEENSまでのネタバレが出ても責任はとれないぽん
・魔法少女育成計画restart(原作2、3巻)が舞台
・これから原作読もうと思っている人はバリバリのネタバレ注意

・頑張って生き残ってほしいぽん


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491744329
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 22:26:09.20 ID:2xsliHO60
おお、再開か

建て乙
3 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:26:35.20 ID:iSBYXblUo

主人公ステータス


魔法少女「絶剣のユウキ」

本名:名守 慶市(なもり けいいち)

魔法:【頭の中を12年前の状態に戻すよ】

容姿:ゴスロリ

性格:ファンキー爺

口調:のじゃ


身体能力……87 ★★★★★
精神力……44  ★★★
知力……14   ★
幸運……46   ★★★
自己主張…… ★
野望・欲望…… ★
魔法のポテンシャル…… ★

好きなもの……ハリウッド映画、バイク、婆さん、孫娘、筋トレ
嫌いなもの……ムカつく悪党(ハリウッド映画基準)


筋肉とドンパチを愛する組合員爺さんが変身した魔法少女
どうやって魔法少女になったかは覚えていない
第二次大戦終結後帰還兵として日本に帰るがPTSDやランボー的苦悩により数年不安定な時期を送った
現在は趣味に生きることに決め、ワンダーの死後は老い先短い自分よりも他の未来ある若い魔法少女達の命を重んじている
4 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:27:01.56 ID:iSBYXblUo

 脱落者
 
マジカルデイジー
@娘々
チェルナー・マウス
ラピス・ラズリーヌ
マスクド・ワンダー
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 22:28:02.46 ID:xReu4K1yo
建て乙です
6 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:28:57.14 ID:iSBYXblUo

 あらすじ
 
謎のデスゲームに放り込まれたユウキを含めた17人の魔法少女は魔王を倒すべくそれぞれパーティーを組み攻略していた

だが17人全員が一丸となって進むことはなく、パーティー間でのいざこざで死人が出るほどに団結は無い

ユウキ、マスクド・ワンダー、アカネの3人パーティーは順調に進んでいたが、洞窟エリアでワンダーが脱落してしまう

同じく洞窟エリアで相棒のラピス・ラズリーヌを喪ったディティック・ベル、仲間と喧嘩別れしたというプフレを加え、魔王城の手前――図書館エリアを調べるユウキ一行

その謎は難しく、手がかりは『血染めの本だけが真実を示す』という暗号のみ

知力14のユウキに解けるわけがないので頼みは探偵であるベルと知力100のプフレだ

さらに前のログイン時にラズリーヌを襲ったという謎の襲撃者の存在

果たしてユウキをはじめとした魔法少女達は死と隣り合わせのゲームをクリアし、報酬の100億円とそうちゃんを手に入れることができるのか――
7 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:34:41.91 ID:iSBYXblUo

・・・・・・


キャンディー所持数が一番少なかった魔法少女のアイテム全没収という罰ゲームをなんとか回避し、ログアウトとなり現実の世界に戻って来た慶市は生活の中でチラチラと魔法の端末を気にしていた

アカネの病院を調べるよう依頼したディティック・ベルからの連絡待ちだ。探偵だというからには、進展があれば依頼主に連絡くらいしてくるだろう

ユウキの魔法の端末に登録された魔法少女は少ない。ディティック・ベルと表示された連絡リストをスクロールするまでもなくマスクド・ワンダーの名前を見てしまう


慶市「…………」

「どうしたんですか?」

慶市「いやぁ、辛いもんじゃ」

「なにがですか?」

慶市「友達が死んでしまうことじゃよ」

「えっ、ああ……それは……」


慶市の「友達」といえば慶市と同い年のじいさんばあさんだと思っているのだろうか、なんとなく察しているようだがそれは違う
8 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:37:58.79 ID:iSBYXblUo

ワンダーは死ぬべきではなかった

戦場でそんな感傷を抱くのは自殺行為だが、このゲームには3日間のインターバルがある。否が応でも浸ってしまう


慶市「(ワンちゃん……)」


何気なくワンダーにメッセージを送ってみた。文面は特に意味の無い「ワンちゃん」とだけ

帰ってこなかった


慶市「……仕方ない、筋トレでもするか」


ゲームから離れて気付く自分の動揺の引き摺りようだ

体を動かして落ち着こうと思った
9 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:40:34.31 ID:iSBYXblUo

仲間が死ぬことによる罪悪感があった

戦場ではそれがここまで慶市を襲うことはなかった。あそこでは誰もが死を覚悟し、国の為に命をなげうった者達の場所だ

少なくとも慶市はそう信じていた

だがあのゲームは違う。何のためでもなく、ただただ死なないためにエリアを突破し魔王を倒さなければならない

そこで死んでしまった者。ワンダーだけではない。誰もが未来ある若い少女だったに違いない


慶市「ふんっ、ふんっ!」


日課の筋トレに無駄な力が入ってしまう。いつもより早く疲れてしまった


慶市「(なにか、ワシにできることは無いのか?)」
10 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:44:06.50 ID:iSBYXblUo

絶剣のユウキ

格闘戦ならばおそらく負けはしない魔法少女

だがその魔法は貧弱極まりない

触れた相手の脳内を12年前まで戻す。しかも対象は1人だけ

できることと言えばアカネのように幼くして無力化することくらいだ


慶市「(じゃが、それができるなら……争いを止めることくらいは)」


できる。が、魔法少女はパーティーを組んでいる。個人同士での争いならいいが片方が2人以上の者達の争いには意味が無い


 慶市は……>>12
 
 1.魔法で色々と試そうと思った
 2.プフレに連絡をとった
 3.アカネに連絡をとった
 4.ベルに連絡をとった
 
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 22:45:02.67 ID:bxXqGunS0
4
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 22:46:59.71 ID:8M54Dubw0
2
13 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:50:23.51 ID:iSBYXblUo

慶市「プフレ、か」


腹の底が見えないタヌキな魔法少女という印象を受けたが、今は仲間だ

こんなふざけたゲームに巻き込まれて早く解放されたいという思いは同じのはず。ならば同じパーティー同士、彼女なら対面を良くするだろう


ユウキ『プフレ、今いいか?』

プフレ『おや、リーダー殿』

ユウキ『リーダーとか言うな』

プフレ『何か私に?』

ユウキ『用が無きゃ話しかけちゃいかんのか?』

プフレ『むしろ、こんな時に用もなく話しかけてなんか来ないだろう』
14 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 22:53:40.93 ID:iSBYXblUo

聡明と言っていい彼女なら、相談に乗ってくれるだろう


ユウキ『まぁ相談事じゃ。頭いいじゃろお前』

プフレ『ざっくばらんに言うね。それで、相談とは?』

ユウキ『>>16


 1.自分の魔法のこと
 2.図書館エリアの謎のこと
 3.プフレのあれこれ
 4.自分の役割のこと
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 22:56:21.46 ID:bxXqGunS0
2
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:00:46.14 ID:2xsliHO60
17 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:08:12.96 ID:iSBYXblUo

ユウキ『図書館エリアのことなんじゃが』

プフレ『ふむ、私も悩んでいた』

ユウキ『このままじゃ次の3日も探索だけで終わるんじゃないか?』

プフレ『何も進展がなければそうなるね。血染めの本……まったくこのゲームを作った人間は作業させるのが好きと見える』

ユウキ『いっそ適当な本を血で染めるとかいうオチの方がまだ時間的にありがたいわ』

プフレ『…………ふむ、その可能性もあるね』

ユウキ『なに?』

プフレ『前のグレートドラゴンもそうだが、エリアを進むたびに犠牲が出るような攻略法となっている気がする』

ユウキ『…………確かに』

プフレ『あそこの本は全て白紙のページだが、血に濡れたら文字が浮き出る仕組みかもしれない』

ユウキ『じゃが血なんてそうそう用意できんぞ』

プフレ『誰も傷付かない方法はあるよ。御世方那子という魔法少女を覚えているかな?』
18 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:11:12.57 ID:iSBYXblUo

ユウキ『ああ、何度か(押し売りの時に)会ったぞ』

プフレ『彼女の魔法は動物を従えることのできる魔法だ。それはモンスターにも通用する……ということは、適当なドラゴンなりゴブリンなりの血をかけてみるか』

ユウキ『引き受けてくれると思うか?』

プフレ『現状、手がかりを掴んでいるのは私達だ。エリア解放のためなら補充のきくモンスターのお友達くらい差し出すだろう』

ユウキ『そ、そうかの』

プフレ『ありがとう。色々と参考になったよ』

ユウキ『いやいや』

プフレ『これでは私が相談したみたいになっているな』

ユウキ『いいんじゃないか? 謎は協力して解いていこう』


 プフレの信頼度が上がった!
 
 プフレ:05
19 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:12:51.50 ID:iSBYXblUo

・・・・・・


慶市「んん……」ムクッ

「おはようございます。今日も生きてましたね」

慶市「ホンット言葉を選ばないな」

「喜んでるんですよ。職場のおじいちゃんが朝から死んでたら夢に出そうですし」

慶市「もうしばらくは死ねんわ」

「しばらくしたら死ぬんですか?」

慶市「…………そうじゃな、しばらくしたら死ぬかもしれんな」

「えっ!?」

慶市「冗談じゃ。朝飯にしよう」
20 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:14:59.19 ID:iSBYXblUo

今日を含めて残り2日

昨日はプフレと図書館の謎について考えた。こうしてリアルでも攻略のための糸口を掴む必要がある

今まで何気なく過ごしていた現実でのインターバルだが、やれることはあるのだ


 今日は……>>直下
  
 1.魔法で色々と試そうと思った
 2.プフレに連絡をとった
 3.アカネに連絡をとった
 4.ベルに連絡をとった
 
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:15:18.35 ID:9/GYhXSJo
22 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:19:58.41 ID:iSBYXblUo

魔法の端末を見てもベルからの連絡は無い

調査に時間がかかるのだろうか。まぁ手がかりが病室の写真1枚というのは難易度が高いだろう


慶市「ちょっと進捗でも聞いてみるか」


適当に「今どう?」みたいな文面を送り、返事を待つ

バイクを磨いて1時間後くらいに魔法の端末が鳴った


ベル『あの写真のことですよね?』

ユウキ『ああ。待ちきれなくてこっちから話しかけてしまったぞ』

ベル『そうですね……』


 ベルの調査状況……>>直下コンマ二桁
 
 01〜30→まったく分からない
 31〜60→病院の規模くらいは分かった
 61〜90→いくつかに絞れた
 91〜00→この病院ですよ!(名探偵)
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:20:20.18 ID:8qIT6jw+0
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:20:20.26 ID:4XbHIAl8O
25 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:24:16.57 ID:iSBYXblUo

ベル『流石に写真1枚ではなにも……』

ユウキ『ポンコツ探偵か』

ベル『だったら前金でもいただきましょうか!』

ユウキ『図書館エリアをクリアすれば100万円だと言ったろうが!』

ベル『そもそも、あのゲームがあるのになんでこんなことしなきゃ……』

ユウキ『頼りはベルだけじゃ。頼むぞ』

ベル『色々とやりたいことあったのに……』

ユウキ『>>27


 1.ラズリーヌのことか?
 2.ゲームが終わってから好きなだけしろ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:25:08.29 ID:bxXqGunS0
1
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:33:13.44 ID:YRItM9330
1
28 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:40:42.92 ID:iSBYXblUo

ユウキ『ラズリーヌのことか?』

ベル『あなたには関係ありません』

ユウキ『図書館であれほど腹を割って話した仲じゃないか』

ベル『……とにかく、私は今日1日それをしますから、調査はまた明日か今度から』

ユウキ『1日中泣いてるのか?』

ベル『違いますよ。彼女のところに行くんです』

ユウキ『なっ!? は、早まるな! 確かに悲しみはよく分かるが、それだけはやってはいかん!!』

ベル『そうじゃないですよ!! ただラズリーヌが活動してた街に行ってみるだけです!』

ユウキ『な、なんじゃ……それならそうと早く言わんかい』

ベル『考えが早まってるのはどっちですか』
29 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:44:43.68 ID:iSBYXblUo

ユウキ『にしてもどうやってラズリーヌの活動してた街を?』

ベル『1度彼女の端末を見たことがあって、そこに色々書いてあって』

ユウキ『っ、なるほど!』

ベル『どうかしました?』

ユウキ『お前に頼らんでも済むという話じゃ!』

ベル『はぁ? じゃあ調査しなくてもいいんですか』

ユウキ『念のため調査は続けておいてくれ』


慶市「今度アカネちゃんの端末を見せてもらうか」


 ベルの信頼度が上がった!
 
 ディティック・ベル:05
30 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:48:18.05 ID:iSBYXblUo

・・・・・・


3日目。今日またゲームに戻される

だがその前に色々とできることはあるはずだ


慶市「フンッ! フンッ!!」

「あ、あの……そのクソデカいバーベルを片手で持ち上げるのはやめてくれません? 見てるこっちが怖いんで」

慶市「いいじゃろ! 持ってみるか!?」

「遠慮しときます」

慶市「ハァァッ! ぬおおおお!」

「…………また新しい映画見たなジジイ」

慶市「聞こえとるぞ!」

「あはっ! ジジイって言ったの聞こえちゃいましたぁ? ジジイって言ったのは流石に悪かったですかね。ジジイ」
31 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:50:31.77 ID:iSBYXblUo

慶市「ふぅ」ゴトッ

「いますっごい音したんですけど」

慶市「昼飯はまだかのぉ」

「さっき食べたじゃないですか。ついにボケました?」

慶市「食っとらんわ!」

「あ、バレましたか。はいうどん」

慶市「まったく」


 今日は……>>直下
   
 1.魔法で色々と試そうと思った
 2.プフレに連絡をとった
 3.アカネに連絡をとった
 4.ベルに連絡をとった
 
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:51:27.36 ID:9/GYhXSJo
33 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:57:10.88 ID:iSBYXblUo

アカネに連絡をとってみた

いつも返ってこないが前に写真が送られて来たし、なにかまた来るかもしれない


ユウキ『おーいアカネちゃん』

ユウキ『おーい』

ユウキ『…………ワンちゃんのことは残念じゃった。アカネちゃん、どうか塞いでくれるなよ』


その気は無かったがやはりワンダーのことを話してしまうあたり自分は引きずっている

返事がないのはもう慣れた。一方通行で会話とは呼べないが、アカネはゲームが始まってからの仲間だ。情も移り、同じ仲間を喪った悲しみを共有している、はず

慶市自身、アカネが生きていることでまだ心の平静を保っているところがある。残されたアカネだけは守らなければならないと思った
34 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/09(日) 23:59:48.26 ID:iSBYXblUo

 慶市は……>>直下

 1.つい熱が入って自分のことをすべてアカネに話した
 2.ただただアカネに自分の決意を話した
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/10(月) 00:01:00.22 ID:O5HBlzZb0
2
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 00:01:06.82 ID:DIUpTtcS0
1
37 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:10:51.33 ID:NSg6/4sxo

膨大な量の長文を打ちそうになってやめた

自分の生い立ちを話してどうなる。今必要なことは何だ


ユウキ『アカネちゃんは何歳じゃろうなぁ。他の魔法少女も』

ユウキ『多分アカネちゃんと同じくらいじゃろ。じゃがワシは色々あってな、確実にアカネちゃんや他の魔法少女の命よりは軽いはずじゃ』

ユウキ『ワシは守れるなら皆を守ってやりたい。若い娘さんが死ぬのは悲しいんじゃ』

ユウキ『もし他の魔法少女がワシらを襲ってきたら分からん。敵として倒し、殺してしまうかもしれん』

ユウキ『じゃが仲間は守りたいのじゃ。アカネちゃんもな』

ユウキ『別に言い訳にしてるわけじゃないぞ。ただ自分がやりたいからやるだけじゃ。アカネちゃんはワシが守るからの』


慶市「…………これじゃキモいジジイじゃの。もうちょっと若い男子とかピチピチの娘さんが言えばドラマじゃろうが」


だが嘘は無い。人の縁は巡りあわせだ

先に会っていなかったから、たまたま敵同士だから殺すということもある。仮にラズリーヌを襲ったという襲撃者が魔法少女だったとして、仮に他のパーティーが襲い掛かって来たとして、おそらく自分は迷わず殺すだろう

殺すなんて慣れている。人を撃って吐くなどはもうとっくに経験した。だからヨゴレと罪は自分が被り、仲間を守ろう。それが慶市の――絶剣のユウキの決意だった
38 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:12:57.87 ID:NSg6/4sxo

メッセージを考え、送信するだけで日が沈んでしまった

どれほど長い間考えていたのか、年を取ると時間の流れが早すぎる気がする


慶市「そろそろ、じゃろうな」


もうすぐゲームに戻る。やることは沢山だ

アカネのこと、図書館エリアのこと、他の者達のこと

ベルに「やりたいことをやってどうだった?」と聞いてみるかと思ったところで、そろそろ慣れた意識の混濁が慶市を襲った
39 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:18:25.66 ID:NSg6/4sxo

・・・・・・


茜はベッドの上に寝ていた

いつもと変わらない、いつもと違うとしたら手足に巻かれた拘束用のベルトだ

ゲームからログアウトして茜がとった行動は、看護師が慌てて医者を呼び鎮静剤を打たせるようなものだった

面倒だから病室は移さないという腫れ物扱い具合のせいで、茜のいる病室はそのまま。殴って割れた姿見も千切れたカーテンもそのままだ


茜「……………………」


魔法の端末が鳴っているのが分かるが、取れない

音楽家への憎悪という心に、光が差すように現れた2人。1人はいなくなってしまった。その瞬間を見てしまった
40 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:19:10.29 ID:NSg6/4sxo

茜「………………!」ギリッ


思い出しただけでまた暴れたくなった。だがベルトがそれを許さない

きっと今魔法の端末を鳴らしているのはユウキだろう

目の前で失ったお姉ちゃん。ただでさえ喪失という傷を受けていたアカネの心をまた抉った


茜「お、ねえ…………ちゃ、ん……」


残った光だけは失いたくない。茜は強く思った

その思いのままに、茜は意識を失った


 アカネの信頼度が上がった!
 
 アカネ:06
41 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:23:15.15 ID:NSg6/4sxo

・・・・・・

〜荒野エリア〜


ユウキ「………………さて、アカネちゃんは――」

アカネ「…………」

ユウキ「うおっ!? いたのか!」

アカネ「……」

ユウキ「なんじゃ、飛んできてくれたのか? ありがとうなぁ」ナデナデ

アカネ「…………」カァァ

ユウキ「よし、ベルとプフレを探すぞ」

アカネ「……」コクッ


 >>直下コンマ一桁
 
 奇数→久慈真白は働かない
 偶数→久慈さん「ああっ! クラムベリーが見てる! クラムベリーが見てるぞおおお! 殺らなきゃ!」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 00:24:15.63 ID:YUiDoVlUo
43 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:29:47.09 ID:NSg6/4sxo

ベルとプフレと合流し、早速図書館エリアへ向かった

ユウキがベルに「どうだった」と聞くが、ベルは別にと冷たい反応だった

ラズリーヌは既にいない。いない者を探しても見つからないのは当然だ。その無力感を味わったのだろうか

図書館エリアに着いたところで、すぐさまプフレが口火を切った


プフレ「さて、御世方那子を探そう」

ベル「なんで?」

プフレ「彼女の飼っているモンスターの血をいただく」

ベル「えっ!?」

プフレ「ユウキと色々話し合ってね。もしかしたら適当な本に血をかければ文字が浮かび上がるのかもしれないという結論に至ったわけさ」

ベル「そんな物騒な……」
44 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:34:19.57 ID:NSg6/4sxo

今やどのパーティーも図書館エリアにいる

他のエリアでやり残したことは無い。ショップの位置も把握して回復薬等も補充した。あとはこのエリアの探索だけだ

クランテイルのパーティーも同じようで、探したらすぐに見つかった


プフレ「突然だが、そのドラゴンをくれないか」

那子「嫌デース!」

プフレ「そこをなんとか」

那子「どうしても欲しいならもっと私を唸らせる対価が必要デース! 世の中ギブアンドテイクネ」

クランテイル「の、ようだ。だがドラゴンなど何に使うんだ?」

プフレ「色々と」

リオネッタ「まさか炎でここら一帯を焼き尽くすとか……?」

プフレ「そんな乱暴な真似はしないよ」

那子「そんなことするのはどっかの野蛮なドールだけデス」

リオネッタ「なんですって!? 聞き捨てなりませんわよ!!」
45 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:37:22.97 ID:NSg6/4sxo

プフレ「というわけだ。どうすればいいかユウキに判断を仰ぎたい」

ユウキ「えっ、そこは華麗に交渉してくれないのか?」

プフレ「対価というにはリーダーに話を持って行かなければならないだろう」

ベル「にしても対価かぁ……キャンディーじゃダメなの?」

プフレ「『愛しのドラちゃんをキャンディーのために手放すなんて考えられまセーン!』だそうだ」

アカネ「…………」

ユウキ「どうした?」

アカネ「…………」ワキワキ

プフレ「……なんだそのポーズは?」

ユウキ「ッ! なるほど!! 皆、ショップへ行くぞ!」

ベル「えっ? ええ、分かりました」
46 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:39:46.66 ID:NSg6/4sxo

ユウキ「これがショップか……よし、Rを引くぞ!」

ベル「急にどうしたんですか!?」

ユウキ「アカネちゃんが教えてくれたのじゃ。ドラゴンの対価にパコパコとな」

プフレ「体を売るのかい?」

アカネ「……!」ギロッ

プフレ「冗談だよ」

ユウキ「豊胸器具じゃよ。前のイベントでクランテイル達は豊胸器具を没収されておる」

ベル「そういえば没収されて相当悲しんでたような」

プフレ「なるほど、没収されたアイテムはまたRの景品に並ぶというわけか」
47 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:41:56.77 ID:NSg6/4sxo

ユウキ「それをワシらが引けばドラゴンと引き換えになるじゃろ」

プフレ「そううまくいくのかい?」

ユウキ「きっと交換してくれるはずじゃ」

プフレ「いや、私が言っているのはそうホイホイ引けるのかということだよ」

ユウキ「そこはワシの運に任せるしかない」


 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→激レアアイテムGET
 失敗→豊胸器具
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 00:43:10.72 ID:XRcEJM6yO
49 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:45:40.26 ID:NSg6/4sxo

 「くっ」……成功!
 
 
ユウキ「出たぞ!」

ベル「ええぇぇぇぇ!!?」

プフレ「狙ったものが引けるとかどういうことだ」

ユウキ「さぁ?」

ベル「も、もしかして私も引いてみたら…………あ、地図だ」

プフレ「失ったマジカルキャンディー100個は自分で稼ぐことだ」

ベル「うう……」

ユウキ「よし、早速交渉といこうか。プフレ、任せていいか?」

プフレ「ああ。いいだろう」
50 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:48:45.88 ID:NSg6/4sxo

クランテイル「ん? なんだプフレか。また来たのか?」

那子「何度来ても無駄デース! ドラちゃんは渡しまセン!」

プフレ「おや、そうか……残念だ。今度はちゃんと対価を持って来たというのにな」

那子「What? ホントに対価デスか?」

プフレ「ああ。この豊胸器具がその対価というわけだが……」

クランテイル・那子・リオネッタ・ペチカ「ッッ!!」

プフレ「これは我々が偶然Rで引いたものだが、確か前のイベントで君達はこれを没収されていたね? 返してあげようと思っているのだが」

クランテイル「よし、いいだろう」

那子「Why!? なんで勝手に!?」

リオネッタ「こんな薄汚いドラゴンの1匹や2匹喜んで差し上げますわ!」

ペチカ「どうぞどうぞ」
51 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:51:10.05 ID:NSg6/4sxo

プフレ「ドラゴンを手に入れたぞ」

ユウキ「おお……ホントに連れてくるとは」

那子「暴れないためにリボンはつけたままデスが……なんでドラちゃんが必要なんデス?」

プフレ「それは……ユウキ、やってくれ」

ユウキ「う、うむ……那子といったか。ちょっとあっち向いててもらっていいか? 他の連中も」

クランテイル「? ああ、いいが……」

ベル「はい、本」

ユウキ「よし……絶剣!!」ドシュッ

「ガアアァァァ!!?」

那子「ハアアアアアアアァァァ!? Fu*k!! 何やってるんデスかーーーー!!」
52 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:55:03.23 ID:NSg6/4sxo

苦しむドラゴンから血が飛び出し、本に思い切りかかる。あっという間にテーブルの上に置かれた本は血塗れになった


那子「Bit*h! ドラちゃんを離すデス!!」

クランテイル「お、落ち着け! もう豊胸器具を貰ったんだぞ!」

リオネッタ「そうですわよ! それにドラゴンなんて洞窟でいくらでもいますわよ!」

ペチカ「ひっ!(お、思い切り血が出るところ見ちゃった……)」

クランテイル「それにドラゴンの犠牲で手に入れた者だ。これの優先権は那子に譲ろう!」

那子「ムー……」

プフレ「さて、どうなるかな」


 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→謎の手がかりが本に浮き上がる
 失敗→まったく見当はずれだった
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 00:55:20.96 ID:WnuCBQ0+O
はい
54 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 00:57:28.96 ID:NSg6/4sxo

 96……ファンブル
 
 
ベル「………………」

ユウキ「…………誰かページめくってくれ」

プフレ「断る」

ベル「私も嫌ですよ」

ユウキ「うえぇぇ……」

アカネ「……」ペラ

ユウキ「おおアカネちゃん! すまんのぉ……」

プフレ「………………何もないね。真っ赤なページが続くだけだ

ベル「これで本当に謎が解けるの?」

プフレ「あくまで推測だから絶対に謎が解けるとは言っていないぞ」
55 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 01:01:47.28 ID:NSg6/4sxo

那子「ちょっと」

ユウキ「ふぅむ、どうやら無駄骨じゃったか」

ベル「やっぱり特定の本を見つけなきゃいけないのか……」

那子「ちょっと!」

プフレ「残念だがそのようだ。時間を無駄にしたな」

那子「Hey!!」

ユウキ「ああドラゴンありがとうな。もういいぞ」

那子「Fuuuuuuuuck!! まぁ豊胸器具で許してあげマース」
56 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 01:02:49.34 ID:NSg6/4sxo

プフレ「まだ調べていない本棚はここからか……ここは2つのパーティーでやらないか? せっかく一緒にいるわけだし、その方が効率がいいだろう」


その時だった。人数が多いから油断したか、モンスターが>>直下コンマ一桁の背後にいた

 1→クランテイル
 2→那子
 3→リオネッタ
 4→ペチカ
 5→プフレ
 6→ベル
 7→アカネ
 8〜0→ユウキ
 
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 01:04:56.26 ID:XRcEJM6yO
58 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 01:09:46.32 ID:NSg6/4sxo

最初に気付いたのはアカネだった。ベルの背後に槍のような棒を持った人型の影が立っている


アカネ「ッ!」

ユウキ「ッ、ベル!!」

ベル「えっ?」


ここには8人もの魔法少女がいる。故に油断したからか、完全に影からの奇襲だったからかは分からない

そのせいでベルや隣に立っていたユウキ達は反応が遅れ、数歩離れたところにいたクランテイル達は完全に出遅れた


 ベルの数値……>>↓1コンマ二桁
 ユウキの数値……>>↓2コンマ二桁
 モンスターの数値……>>↓3コンマ二桁
 
 ベルの数値がモンスターの数値に勝っていた場合……攻撃を避ける
 ユウキの数値がモンスターの数値に勝っていた場合……ベルを庇い軽傷を負う(30以上上回っていた場合無傷)
 モンスターの数値がどちらにも勝っていた場合……ベル負傷(ベルより60以上上回っていた場合撃破)
 
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 01:10:16.30 ID:uA13GsubO
さて
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 01:10:52.13 ID:XRcEJM6yO
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 01:10:59.25 ID:1lfvfVdNO
はい
62 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 01:14:28.53 ID:NSg6/4sxo

ベル「うわぁぁっ!」


ベルがなんとか初撃を避けた。が、完全に転んでしまった。しかもモンスターは既に次のモーションに入っている


ユウキ「くっ!(まずい、ベルを守り切れん!)」


その瞬間、陰が細切れになり、消滅するように地面に落ちた


アカネ「…………」

ベル「ぁ……危なかったぁ……」

アカネ「…………」

ユウキ「(アカネちゃんがベルを守った…………のか?)」

ベル「あ、ありがとう」

アカネ「…………」コクッ
63 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 01:17:27.89 ID:NSg6/4sxo

ユウキ「アカネちゃんに守られるなどレアじゃな、ベル」

ベル「え、そうなの?」

アカネ「……」

プフレ「気を付けたまえ。他にもいるかもしれん」

クランテイル「ああ。群れがいたようだ」


通路からやってくる影達を見るなり那子とリオネッタが駆け出す。どうやらモンスターの群れは任せていいようだ


アカネ「……」スッ

ユウキ「ん? 端末なんて差し出してなんじゃ」

アカネ「……ま、もる…………言っ…………た……」

ユウキ「っ、アカネちゃん……ワシからのアレ読んだのか?」

アカネ「……わ、た…………し…………も……まも…………る」

ユウキ「…………そうか」
64 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/10(月) 01:20:13.26 ID:NSg6/4sxo

今日はここまで
岸辺颯太、二宮、建原智樹、翔、曲岡統太……ああ気にしないで、こっちの話です
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 01:23:30.10 ID:qs5X6UiJ0
再開おつ
アカネちゃんが更生しはじめた…!
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 02:13:56.83 ID:AJZ5vtLQo
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 15:41:36.70 ID:cEHBW9AHO
乙です
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 22:40:01.32 ID:dsS+UBQvo
期待してました
乙です
69 :◇IPYIJYmMYgAf :2017/04/21(金) 21:29:34.04 ID:mapzSgnM0
アカネを見て表情が少し緩みかけたときだった。


ザクッ

妙な音が耳に入った。
音のした方を見て、呆気に取られた。
そこには角を生やしたペチカがいた。
いや、あれは角ではない。
そう、そうだ。 今さっき見たばかりの、影が持っていた槍ーー


クランテイル「ペ……ペチカァアアアアアア!!!」


クランテイルが叫ぶ。
同時に、ペチカの頭部に生えていたーー否、突き刺さっていた槍が引き抜かれ、ペチカは倒れた。
完全に油断していた。
まだ、残っていたのだ。
70 :◇IPYIJYmMYgAf :2017/04/21(金) 21:38:52.94 ID:mapzSgnM0
その後、アカネが影を倒し、クランテイルが回復薬をペチカに与えようとしたが、無駄に終わった。


ユウキ「(クソッ! ……最後まで油断するんじゃなかったわ!)」


しかし、どんなに後悔しても、もう遅い。
ペチカは、もう返ってこない。
そして、悲劇はまだ続いた。
暫くして、リオネッタが戻ってきた。
しかし、那子の姿はどこにもない。


クランテイル「……リオネッタ、那子は?」

リオネッタ「……彼女は死にましたわ。 モンスターに串刺しにされて」


クランテイルは悔しそうに本棚を殴った。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 22:14:05.05 ID:nKjreVosO
判定すらないとは…
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:13:13.36 ID:MHRmi07SO
なんだ今度は乗っ取りかこの作者ホントいろんな荒らしに付きまとわれてんな
やるなら酉割って文章真似ろてからにしろ低脳
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 01:13:24.65 ID:Orjq2/1Oo
40637
ベテラン ハピマジ スコア500万目標 14万↑ 主21万
@1
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 01:17:43.54 ID:Orjq2/1Oo
誤爆失礼しました
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 20:11:58.48 ID:+nD1p0q/o
叫び声が「アアァ」じゃなくて「ァアア」
文末に句点
主語の直後に読点
「――」ではなく「ーー」
地の分に改行無し
地の分で擬音
「だが」ではなく「しかし」の多用

もっと勉強して、どうぞ
76 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:10:53.65 ID:Sek8dZyRo

プフレ「撃退したな。本棚の捜索を続けよう」

クランテイル「私達はあちら側をやる。血塗れの本だな?」

プフレ「ああ。モンスターの不意討ちに注意してくれ」

ユウキ「ベル、大丈夫か?」

ベル「え、ええ」

ユウキ「今死なれちゃ困るぞ」

ベル「それって、依頼が終わったら死んでもいいってことですか?」

ユウキ「言葉のあやを攻める元気があるなら十分じゃな」

アカネ「……」
77 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:11:27.44 ID:Sek8dZyRo

ベル「あ、えっと…………あの、ありがとう」

アカネ「……」

ユウキ「アカネちゃんも成長したのぉ……」


再び血まみれの本を探すべく図書館エリアを捜索する。単純に2倍になった人員で残り3分の1ほどになった本棚を探す

マップもかなり埋まり、大図書館並の正方形の形をしたエリアに本棚がずらりと並んでいる構造になっていることも分かった


プフレ「ん?」

ユウキ「どうしたのじゃ?」

プフレ「見てくれ。この……北側と言ったらいいのかな。マップ上部のここ。実際に行った時にはそれほど気にならなかったが、ここだけ本棚の配置間隔が広い。まるで本棚ひとつ分を空けてあるかのようだ」

ベル「何かあると?」

プフレ「手がかりが少ないこのエリアだ。僅かな可能性でも見逃す手はないと思うが」
78 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:12:15.23 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「ふむ……ベルはどう思う?」

ベル「私も同意見です」


ベルは少し不機嫌そうな顔をしている。探偵である彼女にとって推理を取られたのが気に入らないのか、他の人間に追従するのが嫌なのか、両方かは分からないが、プフレの話は聞くに値する

明らかに自分より頭のいい2人の言うことだ。このまま本を調べるという単純作業をするよりもリフレッシュとまでは言わないが行ってみる価値はある


そこに行くと、確かに見慣れた本棚の間隔とは違っていた。

先程の遅れを取り戻したいのか、ベルが率先して虫眼鏡を使い壁を調べた


ベル「…………ん? これ、この文字」

プフレ「本棚の影に文字か。随分目立たない所にあるな……どうやら当たりか」

ユウキ「なんと書いておるのじゃ?」

ベル「『四角を丸に』…………って、横にスイッチみたいなでっぱりも」

プフレ「なるほど……普通に通り過ぎれば気付かない仕掛けだな」

ベル「…………押す?」

ユウキ「まぁ押すか」
79 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:12:41.84 ID:Sek8dZyRo

ベルが壁に偽装されたスイッチを押すと、音を立てて近くの壁が開き、埋め込み式の本棚が姿を現した

ようやく謎解きに進展があったことを喜ぶユウキとベルに対し、プフレは顎に手を当てる


プフレ「今度は空の本棚か……」

ベル「さっきの文字、四角を丸ってどういうことだろう」

プフレ「まだ次のエリアへの道は開いていないということだろう。よくある謎解きならば、この本棚に本を入れるのかな?」

ベル「多分特定の本を入れなければならないタイプだ」

ユウキ「…………うーむ」


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→アカネに本棚を斬らせる
 失敗→分からんなぁ
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:13:54.35 ID:KXNtm4q/O
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:13:55.36 ID:Ektn3v/u0
お、モノホンだ
82 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:23:33.45 ID:Sek8dZyRo

 35……失敗
 
 
ユウキ「(うーむ……わからん)」

ユウキ「(まぁ頭は2人もいるしワシはいいか)」

プフレ「だがそうなると分からないことがひとつある。この本棚はザッと見て100冊以上は入るタイプだ。そのすべてが空いているということは、我々に必要なのは大量の本ということになる」

ベル「確かに……でもそれが血塗れの本なら、そんな大量にある本を私達が見落とすわけがない」

プフレ「文字通り血に染めた本でないということか……なら、やはり血というのは比喩か」

ユウキ「なんじゃ、違うのか?」

プフレ「ああ……比喩なら、血と言えば赤だ。この図書館には様々な色の本がある。その中の赤い本を集めて来てここに入れる……というのはどうだ?」

ユウキ「なるほど……流石じゃな」


改めて舌を巻く。ユウキには戦うことしかできないが、プフレやベルはこうして頭を使い進めていく


ユウキ「(やはり、誰かと協力しないとクリアできないゲームか……じゃが、その中に……)」
83 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:30:20.91 ID:Sek8dZyRo

まだ未捜索の本棚に本当に血塗れの本がまるまる一棚分あるという可能性は捨てきれないが、そこまで目立つ物なら注意せずとも分かるだろうということで、まず赤い本を集めながら進むことにし、未捜索の場所に何もなければそのままエリア中の赤い本を集めるということに決めた

こちらが指定した場所を調べていたクランテイル達にもそれを伝え、2つのパーティーで集めることにする


ユウキ「(ん? あれは……)」


棚の間に人影を見た。あれは見覚えがある。ジェノサイ子とのっこちゃんだ

ベルのパーティーと争いを起こし、@娘々を喪っている。他のパーティーからしたらあまり触りたくないとされるパーティーだ

こちらには気付いていないようだが


ユウキ「(……)」


 >>85
 
 1.声をかける
 2.無視して進む
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:32:32.99 ID:inToRxkGo
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:32:37.76 ID:GjtX0W+h0
1
86 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:37:48.52 ID:Sek8dZyRo

実際にクランテイル達と協力し、頭と力の役割分担ということもしている。魔法少女は協力し合うべきだと思う

それは現在ソロで動いているというシャドウゲールとメルヴィルにも言えるし、勿論ジェノサイ子達にも言えるのではないかという多数派的な考えがあった


ユウキ「(じゃがまぁ、ベルがいるしのぉ)」


今すぐ和解して仲良くしろと言われても無理だろう。1人が死んだ争いまでした仲だ


 ジェノサイ子達のところに……>>88
 
 1.1人で行く
 2.プフレを連れて行く
 3.アカネを連れて行く
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:40:08.90 ID:0KvDKiDDO
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:40:21.85 ID:6ayE+fsuo
89 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:44:32.26 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「プフレ、プフレ」

プフレ「なんだい?」

ユウキ「ちょっと気になったことがあるんじゃが、ついて来てくれないか?」

プフレ「私だけか。ふむ、いいだろう」

ユウキ「アカネちゃんとベルはそのまま続けてくれ。アカネちゃん、ベルをまた守ってやれよ」

アカネ「……」コクッ

ベル「どこに?」

ユウキ「ちょっと野暮用じゃ」

プフレ「みたいだ」
90 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:51:07.65 ID:Sek8dZyRo

プフレ「さて、どうして私だけを? この前のような相談事かな?」


恐らく現実での3日間の時にメッセージで会話したことだろうが今回はそういうことではない


ユウキ「いや、今あっちでジェノサイ子とのっこちゃんを見てな」

プフレ「ああ……どうしようかと?」

ユウキ「うむ。ワシとしてはやはり、味方は多いに越したことはないと思うんじゃが……」

プフレ「私も同意見だ。だが1度争い、人死にまで出したパーティーの元リーダーがこちらにいる以上無理だろう」

ユウキ「だろうが、なぁ?」

プフレ「ハァ……確かに魔法少女同士、協力しなくてはこのゲームのクリアは難しいだろう。だがそれを妨げようとする意志がある。そうする者がいる。前にラズリーヌを襲った襲撃者もおそらくは健在だ。いたずらに獅子身中の虫を増やす必要は無い」

ユウキ「ううむ……」
91 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:53:30.88 ID:Sek8dZyRo

プフレ「まぁ、これは私個人の意見だ。リーダーがそうしたいなら協力するのもやぶさかではない」

ユウキ「ホントか!」

プフレ「だが会ってどうする? こんな湿り気のあるところで今日はお日柄もよくと言うか?」

ユウキ「それは会ってから考えよう」

プフレ「……なるほど、君は猪突猛進型か」

ユウキ「?」

プフレ「いや、なんでもない」


わざと気配を出し、足音を大きく立てて先程ジェノサイ子達を見たところへ向かう。どうやら早い移動はしていなかったようで、そう遠くない位置に彼女達はいた

無論こちらに気付き、警戒をされる
92 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:00:14.81 ID:Sek8dZyRo

ジェノサイ子「……なにかな?」

のっこちゃん「……」

ユウキ「あ、ええーっと」

プフレ「単刀直入に言おうか。私達と協力しよう」

ユウキ「ちょ……!」

プフレ「君は私に話をまとめてほしくて連れて来たんだろう?」

ジェノサイ子「なにそれ?」

プフレ「君達は現在2人だ。私達は4人のパーティーを組んでいて、アカネとディティック・ベルがいる」

ジェノサイ子「っ……」

ユウキ「(おいおい、名前を出していいのか……?)」
93 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:09:21.46 ID:Sek8dZyRo

ジェノサイ子「無理」

プフレ「それは残念だ。こちらはクランテイルのパーティーとも協力しているのだがね」

ジェノサイ子「というか、あの2人は? 確かプフレは元々――」

プフレ「色々あって解散した。1人になった私と、同じくパーティーメンバーを喪って1人だったディティック・ベルが丁度2人だった絶剣のユウキのパーティーに入れてもらったという感じさ。まぁ私達のことはどうでもいい」

ジェノサイ子「…………」

プフレ「別に@娘々を殺したのはディティック・ベルではないだろう。彼女は戦うタイプではない」

ジェノサイ子「それとこれとは!」

プフレ「別に共に行動しろと言っているのではない。私達は既にこのエリアの突破の方法を掴んでいる。そのためには少しばかり作業が必要で、人手が要るだけさ」

ジェノサイ子「それを手伝えって?」

プフレ「ああ。それで、次の魔王城でも……できれば何の問題も無く、誰かが魔王を倒してくれればと思っている」


 プフレの数値……>>↓1コンマ二桁
 ジェノサイ子の数値……>>↓2コンマ二桁(協力なんか嫌だという感情+40)
 
 プフレの数値が勝っていた場合……ジェノサイ子達の薄いながらも協力を取り付ける
 ジェノサイ子達の数値が勝っていた場合……ベルの入るパーティーになんか協力できるか
 
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:10:33.71 ID:AtQ/Q1JPO
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:10:50.82 ID:GjtX0W+h0
96 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:17:08.85 ID:Sek8dZyRo

 プフレの数値……71
 ジェノサイ子の数値……100(カンスト)

ジェノサイ子「…………やっぱ、無理」

プフレ「そうか」

ユウキ「な、なぁなんとかできんか?」

プフレ「向こうはああ断言している。それに、協力できないのならもう仕方ないだろう」

ユウキ「(……)」


確かにプフレは正論を言っていた。だが確執とは簡単には剥がれないらしい。それに真っ向から拒否されたことで、なんかこちらも「だったらいいよ」という思いが出てきている


ユウキ「……なら、いいわい。そっちは勝手に頑張ってくれ」
97 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:19:27.41 ID:Sek8dZyRo

・・・・・・


ジェノサイ子「うう……なんであんなこと言っちゃったんだろう……」


ユウキ達が去ってからジェノサイ子は机を叩き、項垂れていた

あの持ちかけは極めてあちらからの歩み寄りだった。だがジェノサイ子はのっこちゃんの意見も聞かずに真っ向から突っぱねた


ジェノサイ子「ゴメン……のっこちゃん…………協力できればよかったんだけど、やっぱり……@娘々がちらついて」

のっこちゃん「い、いいんですよ! 私も……あの人達とは……」

ジェノサイ子「せめて、私だけでものっこちゃんは守るから……!」
98 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:22:18.17 ID:Sek8dZyRo

・・・・・・


ユウキ「すまん、戻ったぞ」

ベル「何だったんです?」

プフレ「少し徒労をしてしまった。早く集めようか」

ベル「え、ええ」


その後、2つのパーティーによる赤本狩りは順調に進み、3日目にはようやっとすべてであろう数を集め終わった

試しに適当に本棚に入れてみたらピッタリ隙間なくすべてが入る。十分だ


那子「……何もないデスよー?」

プフレ「やはり順番があるのか。あの文字が鍵かな?」

ベル「四角を丸に……ここでいう四角っていうのは…………本か、それとも本棚か」
99 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:27:12.23 ID:Sek8dZyRo

クランテイル「この本の表紙にある数字も関係するのか?」

リオネッタ「巻数通りに……と行きたいですけど、1から9までしか書いてありませんわ」

ベル「10巻以上が存在しない……となると、単なる数字なんだ。その数字を何かの順番通りに……」

プフレ「…………円周率じゃないか?」

ペチカ「えっ?」

プフレ「数字と図形が関係してくるのは数学、引いては算数からあることだ。四角からパッと浮かぶ数字もあるが、これだけ大量の本からなる数字といったら、丸に関係する、円周率ではないかな」

ユウキ「(円周率ってなんじゃったっけ……)」

プフレ「まずは3の本を入れてみよう。1の本もくれ」
100 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:30:51.39 ID:Sek8dZyRo

結果は案の定だった

最後の本を入れると、本棚は音を立てて横にずれ、その後ろには道が続いていた


ユウキ「おおー!」

プフレ「……これは、どちらがクリアしたことになっているんだ?」

クランテイル「そちらだろう。私達はただ本を集めただけだ」

那子「Shit! 100万円がー」

リオネッタ「次が魔王城……となると、これは一発逆転100億を狙うしかないですわね」

プフレ「私はとにかく解放されればいいさ」

ユウキ「わしもじゃ」
101 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:34:20.95 ID:Sek8dZyRo

おそらく通知で魔王城への道が開かれたことは全ての魔法少女に伝わっているだろう

ここからはすべての魔法少女の協力が必要不可欠になるだろうが、ジェノサイ子達は今度も首を縦に振らないかもしれない


プフレ「どうする? このまま直行するか?」

ユウキ「え、ワシか?」

プフレ「ああ。リーダーだろう。クランテイル達は息巻いているが……」

ユウキ「…………」

プフレ「まぁ、このまま行くにしても私は1度連れてきたい者がいるから少しだけ待ってもらうことになるが……」

那子「あ、私も洞窟からドラゴンちゃんを連れてきマース!」

プフレ「なら一緒に行こうか。護衛を頼んでもいいかな?」

那子「仕方ないデスネー」
102 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:40:37.80 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「…………うーむ……」

ベル「どうするんですか?」

ユウキ「無論すぐにでも……」


今、終わりへの道が開けたことにより魔法少女達の士気は高い。もうすぐこのゲームから解放される。あわよくば100億円。分かりやすい那子やリオネッタなどを見ていればそのモチベーションの上がりようはよく分かる

プフレは連れてきたい奴がいると言っていた。シャドウゲールかメルヴィルか、どちらにしろ頭数は増える。不死身とも言えるジェノサイ子がいないのは心もとないが、戦闘力でいえば決して低くはない

残りは1日。大体20時間といったところか。魔王城が図書館エリアのような複雑怪奇な謎解き場でなければ一気呵成に討ち取れる


ユウキ「(………………)」


 >>104
 
 1.クランテイル達と共に魔王城に行く
 2.望み薄だがもう1度ジェノサイ子達の説得に行く
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:43:18.72 ID:AtQ/Q1JPO
2
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:44:46.54 ID:GjtX0W+h0
2
105 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:50:18.62 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「ちょっとワシもアテを作ってみようと思う」

ベル「え、誰ですか?」

ユウキ「色々な」

アカネ「……」

ユウキ「よしよし、またベルを守ってやっててくれ」

アカネ「……」コクッ


クランテイル達は那子が戻り次第出発するらしい。それまでベル達と一緒にいてもらえば危険は無いと言っていいだろう

現れるモンスターを蹴散らしながら、ユウキはジェノサイ子達を探した

なるべくプフレと那子が戻る前に会って話したいと思うユウキの思いがどこかしらに届いたのか、2人は簡単に見つけることができた
106 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:54:34.98 ID:Sek8dZyRo

のっこちゃん「あっ」

ジェノサイ子「ん? …………またぁ?」

ユウキ「お、おう……」

ユウキ「(………………ま、まずい……勢いに任せて来たはいいが、プフレが説得できなかったのをワシが説得できるのか!?)」

ジェノサイ子「何度来ても同じだって」

ユウキ「(ワシの頭じゃ話し合いではなぁ……)」


 ジェノサイ子達を説得するのは……>>108
 
 1.肉体言語だ
 2.言葉だ
 3.魔法だ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:59:30.37 ID:9I++lNPp0
1
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 02:09:57.74 ID:8Tb21EipO
3
109 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 02:15:28.81 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「(アカネちゃんの時みたいに、魔法で記憶を消すしかないじゃろう)」

ユウキ「(見たところ、のっこちゃんは戦うようなタイプではない。ならば魔法をかけるのはジェノサイ子……)」

ユウキ「(何気なく触れて、やるしかない)」

ジェノサイ子「もういいでしょ? 帰った帰った。魔王もウチで片付けるし」

ユウキ「それはどうじゃろうなぁ。魔王は強いと思うぞ。エンドオブデイズという映画でもな、魔王じゃないがサタンが強くてな」

ジェノサイ子「……?」

ユウキ「じゃから、まぁやるなら頑張れということじゃ」


とりあえず話しながら接近し、肩をぽんぽんと叩く

その自然な動きを、ジェノサイ子ものっこちゃんも咎めることはなく、ユウキはゲームが始まってから2人目の魔法を使った
110 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 02:16:39.96 ID:Sek8dZyRo

今日はここまで
ジェノサイ子こと園田先生は一体何歳か……どこかに書いてあったかもしれないけどだとしたら忘れたため、20代半ばだとします
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/24(月) 06:55:59.09 ID:So6fD/XQ0
乙。
……って、ジェノサイ子はともかく、のっこちゃんはどうなるんだ?
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 19:38:57.28 ID:7EvJUWiAo
乙です
のっこちゃんに魔法を使った場合、ゲーム上の判定はどうなるんだろうか
というかクリア扱いにならないかな……
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/13(土) 12:15:29.62 ID:GJOS4W8v0
再開まだなんか?
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/13(土) 12:33:02.05 ID:2Aw9zHNlo
リアルが忙しい
ゲームのイベント忙しい
続きに詰まった

どれでもまあ気長に待とうや
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/15(月) 20:47:59.06 ID:aOakCLi10
まーだー?
116 : ◆IPYIJYmMYgAf [sage]:2017/05/24(水) 22:11:14.33 ID:X/WTF4Rfo
頻度が月刊魔法少女育成計画みたいになって申し訳ない
明日の夜に更新するという生存報告です
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 00:28:36.16 ID:Vp33vc75o
楽しみに待ってます
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 00:46:32.66 ID:HOCbjmIEo
更新予告キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
119 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 22:36:04.92 ID:AxY9mlZCo

・・・・・・


簡単なあらすじ

謎のゲームの中に放り込まれてしまった絶剣のユウキこと名守慶市は、マスクド・ワンダーとアカネを仲間にしてゲームクリアのためにダンジョンを進んでいた

しかし途中、グレートドラゴンとの戦いでワンダーが死亡してしまう。その後はプフレとディティック・ベルを仲間に入れ、難解の図書館エリアをクリア

一方子供をトラックから庇ってワンダーが死んでしまうことは霊界にとっても予想外で、閻魔大王は霊獣の卵を無事かえすことができればワンダーが生き返ることを認めようという試練を課し、夢枕に立ったり桑原の体を借りたりする

次のエリアは最終ダンジョンの『魔王城』であるが、魔王は生き残った魔法少女全員で挑まなければ勝てないのではないかという統一意見のもと、ユウキは他のパーティーと冷戦下にある夢ノ島ジェノサイ子のもとを訪れる


現在のパーティー

・ユウキ、アカネ、プフレ、ベル

・クランテイル、御世方那子、リオネッタ、ペチカ

・ジェノサイ子、のっこちゃん

・シャドウゲール

・メルヴィル
120 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 22:40:45.38 ID:AxY9mlZCo

ジェノサイ子「――――っ……?」

のっこちゃん「……? ジェノサイ子さん?」

ユウキ「(よし、魔法使えたな)」


肩に置いた手を放す

ジェノサイ子はここはどこだと言わんばかりにキョロキョロしており、目の前にいたユウキに対してもコイツは誰だという目を向けてきた


ジェノサイ子「…………ど、どこ……ここ……?」


ユウキの魔法により12年前の精神状態に戻されたジェノサイ子の現在の精神年齢は分からないが、アカネのように赤ん坊になるということもない。怯える様は子供のそれであることから、なんとなく10代前半だということだけが分かった

頑なに協力を拒み続けてきたジェノサイ子だが、これならいけるだろう。あとはベルを説得すればいいし、のっこちゃんはこう言っては悪いが初めて会った時からおどおどしていたので流れで共に行動させることができそうだ


 ジェノサイ子に対して……>>121
 
1.事情を嘘偽りなく全部説明する
2.適当に今の状況をでっちあげる
3.その他
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 22:42:29.26 ID:KO2J56K5o
122 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 22:45:53.36 ID:AxY9mlZCo

ユウキ「(よし、まずは事情を説明するか……信じてくれるかどうかは別として)」

のっこちゃん「あ、あのジェノサイ子さん、どうしたんですか?」

ジェノサイ子「……え、私?」

のっこちゃん「……?」

ユウキ「あー、よく聞いてくれ」

ジェノサイ子「?」

ユウキ「ここはゲームの中なんじゃ」

ジェノサイ子「ゲーム……?」


 自分の魔法のことまで……>>123
 
 1.話す
 2.ぼかす
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 22:50:53.89 ID:II5QLx1Co
2
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 23:08:15.70 ID:ZKHo6aGQ0
復活したのか
125 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 23:39:47.36 ID:AxY9mlZCo

ユウキ「それでじゃな、あー……まぁ、なんか知らんが、お前が記憶を失ったんじゃ」

ジェノサイ子「…………? あの、私授業受けてたんじゃ」

ユウキ「(学生じゃったか)」


のっこちゃんの視線を感じる。急に訳知り顔で記憶云々とスムーズに話を進めたからか疑われているようだ

傍から見たらどう見てもユウキがジェノサイ子に何かをしたようにも見える

だがユウキの14という知力ではそれが分からなかった


ユウキ「まぁいきなり言われても分からんじゃろ。映画でも記憶喪失モノのはよくある。トータルリコールとか――ああ、あれは喪失というか意図的というか」

ジェノサイ子「??」

ユウキ「まぁいい。とにかくついてきてくれ。のっこちゃんも」

のっこちゃん「…………は、はい……?」
126 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 23:44:37.46 ID:AxY9mlZCo

何が起こっているのか分からないといった感じのジェノサイ子の手を引いて図書館エリアを行く

途中、何故そんな恰好をしているのかと聞かれたが「魔法少女のゲーム」と言うと怪訝な顔をしながらも一応納得してくれた

どうやら暗い性格のようだ。ジェノサイ子は快活な娘だったが、人の過去などは分からない

眉間にしわを寄せながらついてくるのっこちゃんもどちらかというと目立たない感じだ。まるでのっこちゃんが2人になったようで、孫娘を思い出した

とはいえ状況はそれほど緩くはない。ゲームで死ねば現実でも死ぬなんてことを教えたら間違いなく怯えるだろうからそこだけは伏せておこう


ジェノサイ子「あ、あ、あの……」

ユウキ「安心せい。仲間のところに連れて行くんじゃ」


 のっこちゃんは……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→ユウキに色々聞いてくる
 偶数→なにも言わずについてくる
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 23:48:10.71 ID:KO2J56K5o
128 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 23:51:27.52 ID:AxY9mlZCo

のっこちゃん「あの……」


のっこちゃんが歩みを止める。その気配に気付いたユウキもまた歩みを止め、後ろから手を引かれていたジェノサイ子がぶつかりそうになった


のっこちゃん「ジェノサイ子さんに何したんですか?」

ユウキ「え゛っ?」


ユウキにとっては予想外だった

のっこちゃんは押しに弱く、流されやすいと勝手にイメージを作っていたがどうやら違うらしい


のっこちゃん「…………なにか、しました、よね……?」

ユウキ「えー、なんもしとらんぞ」

ジェノサイ子「???」
129 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 23:53:41.87 ID:AxY9mlZCo

のっこちゃん「あなたが来てから、ジェノサイ子さんがおかしくなって、あなたはそれが当然みたいに……」

ユウキ「な、なんじゃなんじゃ。ワシが何かしたとでも言いたいのか?」

のっこちゃん「…………」


言いたいのだろう。というか何かしたんですかと聞かれたし


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→うまく言い訳する
 失敗→しどろもどろ
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 23:55:40.19 ID:HOMZgGcDO
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 23:55:41.10 ID:E2YF/Zlp0
はい
132 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:00:54.36 ID:lFugokszo

 19……失敗
 
 
のっこちゃん「まさか、魔法…………とか……」

ユウキ「んなっ!? あ、ち、違うぞ」

のっこちゃん「……」ジー

ユウキ「(な、なんじゃなんじゃ……のっこちゃんってジェノサイ子とか@娘々とかにくっついて引っ張られてるだけじゃなかったのか?)」

ユウキ「(彼女もまた魔法少女ということか……うむむ)」

ユウキ「あ、アレじゃよ。ワシよく記憶喪失の人とか見るし、3日に1回は記憶喪失の奴がワシのところに飛び込んできて」

のっこちゃん「……」

ユウキ「それで、そのー」
 
133 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:06:31.32 ID:lFugokszo

 19……失敗
 
 
のっこちゃん「まさか、魔法…………とか……」

ユウキ「んなっ!? あ、ち、違うぞ」

のっこちゃん「……」ジー

ユウキ「(な、なんじゃなんじゃ……のっこちゃんってジェノサイ子とか@娘々とかにくっついて引っ張られてるだけじゃなかったのか?)」

ユウキ「(彼女もまた魔法少女ということか……うむむ)」

ユウキ「あ、アレじゃよ。ワシよく記憶喪失の人とか見るし、3日に1回は記憶喪失の奴がワシのところに飛び込んできて」

のっこちゃん「……」

ユウキ「それで、そのー」
 
134 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:07:06.21 ID:lFugokszo

ユウキ「(う、ううむ……まずいの)」

ユウキ「(なにかいい感じの言い訳はないのか……ないなぁ……ワシ馬鹿じゃから)」


 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→心配したアカネ達が来てくれる
 失敗→ほぼ自分が魔法を使ったかのように話してしまう
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:07:43.85 ID:YFZ8p5hz0
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:07:54.22 ID:L1Tv0kfGo
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:08:02.39 ID:p9/H674N0
ううむ
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:09:19.76 ID:U0bKM0680
・・・ユウキじゃクリア厳しいなぁ
139 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:14:27.26 ID:lFugokszo

 85……失敗


ジェノサイ子「……??」

のっこちゃん「やっぱり、魔法……ですか?」

ユウキ「な、なにを言っておる。そもそもじゃな、魔王を倒そうというのに魔法少女同士で争うのがおかしいのじゃ。だから原因を取り除いてやったまで。ベルだって話せば納得するじゃろ」

のっこちゃん「(使ったんだ……幼児退行? それとも記憶改ざん? どちらにしろ、記憶に関すること……)」

ユウキ「とにかく、とっとと行くぞ! のっこちゃんはどうするんじゃ? ジェノサイ子と共に来るならそれでいいし、来ないのなら……)」

のっこちゃん「(っ、私の記憶も……? どうしよう……ここは、従っておく?)」

のっこちゃん「分かりました……」

ユウキ「そ、そうか? ならいい」

ユウキ「(来ないのならどうしようかと思ってたが、よかったよかった)」
140 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:22:15.12 ID:lFugokszo

・・・・・・

〜魔王城への道(コミックス準拠)〜


プフレ「戻って来たか。意外とすんなりだったね」

ユウキ「そっちも今戻ったところか。シャドウゲールもしばらくぶりじゃな」

シャドウゲール「どうも」

プフレ「どうやら本当に説得できたようだね」

ユウキ「色々あってな」

ベル「ど、どうやって……」

ユウキ「まぁそこはじゃな。ちょっとお話しようじゃないか」


ベルにコソコソと自分の魔法でジェノサイ子の脳内を12年前まで戻したことを伝える。戸惑っているようだったが、魔法だというと理解してくれたようで、色々と思うところはあるが、ゲームをクリアするまで我慢すればとのことで納得もしてくれた


クランテイル「そろそろ行かないか? 時間は有限だ」

プフレ「そういえば私達が戻る間に誰かここを通ったかな? 今ここにいない……メルヴィルとか」

クランテイル「いや、特に」
141 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:31:53.58 ID:lFugokszo

図書館からの道をしばらく進むと、暗い通路だった場所から開けたところに出た

道が続く先にあるのは、魔王城だ


プフレ「すごく『それっぽい』な」

シャドウゲール「ですね」

那子「RPGっぽいデスネー!」

アカネ「……」

ユウキ「とりあえず中まではモンスターとかもいなさそうじゃな。中に行ってみるか」
142 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:37:44.32 ID:lFugokszo

・・・・・・

〜魔王城〜


魔王城の門を開けると、中には奥に続く通路があった。その床は磨き上げられた大理石が鏡のように近くのものを反射しており、脇には等間隔で石像が置かれている。悪趣味と言えばそうだし、魔王っぽいと言われればそうだ


ユウキ「……どうやら見えるところにモンスターはいないみたいじゃな」

ベル「でも、図書館みたいな奴らだったら影から奇襲とかあるかも」

ユウキ「じゃな。物陰に注意しつつ進むか」

クランテイル「私もそれに賛成しよう」

ユウキ「あー、ジェノサイ子。ここがラスボスのいるところでな。今から奥にいる魔王をぶっ飛ばしてクリアなんじゃ。それまでついてきてくれるか?」

ジェノサイ子「えっ、あ、はい……」
143 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:41:59.63 ID:lFugokszo

ジェノサイ子の魔法については知っている。スーツのバイザーさえ下げればどんな攻撃も通さない無敵の魔法だ。最悪何も知らないジェノサイ子を盾にすることもできる

が、何も知らない彼女をいきなり攻撃の矢面に立たせるのもアレだろうとは思う


那子「どうしたんデスか? さっさと行きましょうよー」

リオネッタ「敵を警戒してるんですの。皆さんがあなたみたいな単細胞じゃなくってよ」

那子「ムッキー! ニュードラちゃんの餌にしてやるデース!」

リオネッタ「ソイツの血も本にぶっかけて差し上げましょうかぁ!?」

ユウキ「おいおい……」


 先頭に行くのは……>>144
 
 1.ユウキ達
 2.クランテイル達に行かせる
 3.ジェノサイ子
 
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:46:07.24 ID:ukR866en0
2
145 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:04:33.28 ID:lFugokszo

プフレ「ならここはクランテイル達に先に行ってもらおうか」

那子「Oh、願ったり叶ったりデスネ」

クランテイル「お、おい。そんな軽々しく……」

ユウキ「そうじゃぞ。魔王城のモンスターなんぞに奇襲されたらどうする」

那子「そんなの私達の敵じゃないデスよー! というわけで、お先ネ!」

リオネッタ「あっ、ちょっと待ちなさい!」

ユウキ「ううむ……まぁいいか」


那子とリオネッタが先を争うのにクランテイルとペチカが続き、その後ろを皆でゾロゾロと行くことになった
146 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:09:15.47 ID:lFugokszo

少し進むが、やはりモンスターの影も気配もない

グレートドラゴンを除いた今までのモンスターより強いのがうじゃうじゃ出てくるものだと思っていたユウキ達は肩透かしを食らう羽目になった


ベル「出て、こない……」

アカネ「…………」

ユウキ「変じゃな。バグか?」

プフレ「それならありがたいがね」

ベル「もしかして、魔王まで一直線とか?」

プフレ「演出として考えればそうとも言えるね」

クランテイル「ッ、なんだ?」


クランテイルが声を上げる。ユウキ達からは何も分からないが、前方で何かあったのだろうか
147 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:12:39.89 ID:lFugokszo

那子とリオネッタは「私が先だ」と言い合いながら進んでいたが、周囲の気配には気を配っていた

モンスターはいない。だが、床が沈むというのは予想外だったらしい


那子「What……?」

リオネッタ「え?」


 罠の内容……>>148

 そのレスのコンマ一桁で床を踏み抜いたのは……
 
 奇数→那子
 偶数→リオネッタ
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 01:19:42.88 ID:Gf86qC3Bo
地雷
149 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:28:35.78 ID:lFugokszo

カチリと音の鳴る床を踏み抜いたのはリオネッタだった

床が浅く沈み、それを目の当たりにした那子とリオネッタは瞬時にその異変を認識する

後ろを行くユウキ達には聞こえないほどの音だったが、クランテイルは魔法少女の聴力でそれを聞き取った


那子「ッ!」バッ

リオネッタ「ッ……!」


那子がその反射神経を活かしすぐさま飛び退いたが、リオネッタは1秒にも満たない間、逡巡した

今すぐ飛び退くためには床をまた強く踏み込まなくてはならない。果たしてさらに強く踏んでいいものか、それとも足が離れた瞬間何かが作動するのか


 リオネッタが爆発に巻き込まれるか……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→すんでのところで回避する
 偶数→間に合わない(死亡)
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 01:38:50.38 ID:ieyb2vSNO
ほい
151 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:42:50.99 ID:lFugokszo

結果、その数秒ならぬ数瞬がリオネッタの命運を分けることになる

突如爆発が起こり、魔法少女達に爆発の光と爆風が襲い掛かる。那子はその爆風に姿勢を崩され、着地をしくじり転んでしまった

クランテイルから後ろには特に被害はなかったが、思わず目を瞑ってしまうほどの爆発。通常の地雷ならまだしも、これは魔法少女に使うための物だとすぐに理解できた

そして、その爆発をモロに受けたリオネッタは――


那子「いっつつ……うう、今のは」

クランテイル「くっ、大丈、夫、か…………」

ペチカ「ひっ、あ……! ぁ、あぁぁぁっ……!」
152 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:47:34.16 ID:lFugokszo

ユウキ達にもすぐ分かった。廊下のいたるところが黒く焦げ、そこら中に何かが飛び散っている。それは地雷の破片であったり、肌色の破片であったり、あるいは赤い物


シャドウゲール「なっ……!?」

ペチカ「う、うそ……!」

クランテイル「リオネッタ!」


リオネッタの下半身は無くなっていた。服は破け飛び、胴から顎にかけて黒く変色し、腕も両方とも肘から先が無い。生き物としての防衛本能から、顔だけを腕で守ったのだろうか

ペチカ駆け寄り、その瞳を覗くと、そこには当たり前のようにあった光も最早存在しなかった


プフレ「罠、か……」
153 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:51:38.77 ID:lFugokszo

那子「なっ……!? っ、Damm!!」

ユウキ「(地雷……っ、思い出すのぉ……いや、思い出さんでええわ……ワシのアホ)」

プフレ「これまで罠の類は無かったから……ここに来てか。盲点と言うべきか、意識の外と言うべきか。そこを突かれたね」

ユウキ「冷静に分析してる場合か」

プフレ「これは人が死ぬゲームだ。起きてしまったことよりも、その原因とこれからの対策に時間を割く方が効率的だよ」


つくづく、利口な奴だと思う


ジェノサイ子「えっ……なに、どうなって……」

ユウキ「(ヤバ……)」
154 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:55:43.79 ID:lFugokszo

今日はここまで

ジェノサイ子こと園田先生は新進気鋭の漫画家というのとテンションで20代前半と推定
高校まで根暗な漫画好きの少女だったが才能があり漫画を描いてみたらヒットして今までの自分を捨て明るくなり……
という想像でのキャラ
公式でなにか違う設定がありましたら変えます
ソウチャン…
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 02:17:20.59 ID:p9/H674N0
おつ
あなたは魔法少女などと言われ渋々じじ臭い少女に付いていったのもつかの間、
目の前で少女が爆発四散!ジェノサイ子の明日はどっちだ!
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 03:24:46.92 ID:ieyb2vSNO
乙です
リオネッタすまぬ…
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 13:33:26.52 ID:QvR4VYcao
乙です
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 01:34:45.20 ID:+tAWjm8k0
これ、のっこちゃんに魔法使えば…って思ったけどジェノサイ子にバレるのか
あと普通についてこられたから使う理由もない
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 09:09:23.28 ID:t5iryNlqO
そういえばこの頭の中逆行魔法って重ねがけは出来なかったっけ?
160 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:18:17.42 ID:bz6x2VjOo

プフレ「誰か、罠を見破れるような魔法を持つ者はいないか?」

ベル「なんで私を見るのさ」

プフレ「探偵だろ?」

ベル「悪いけど、私の魔法はこのゲームの中じゃ意味がない」

ジェノサイ子「えっ、アレ……って」

ユウキ「(マズい……!)」


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→ジェノサイ子に対しいい感じにごまかす
 失敗→咄嗟の説明ができない
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 22:19:03.61 ID:TgHL61VVo
162 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:28:59.71 ID:bz6x2VjOo

 61……失敗
 
 
ジェノサイ子「あの人……死ん……」

ユウキ「あ、ジェノサイ子! アレはじゃな――」


12年前といっても、ジェノサイ子は人が死ぬということが分かる年齢なのだろう。突如目の前で起こった現象に目を見開き、口を半開きにしてワナワナとしている

グレートドラゴン以降、というよりも魔法少女同士やイベント等での人死に以外が無かったためにまさかここでいきなり致死性の出来事が起こるのは予想外だった。ユウキも完全に対処が遅れる

故にリオネッタだったものを揺らすペチカ達を見てジェノサイ子は本能的に察してしまったのだろう


ジェノサイ子「い、いや……!」


ジェノサイ子の足が反転しようとしていた
163 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:33:32.52 ID:bz6x2VjOo

ユウキ「ジェノサイ子、こっちを見ろ!」

ジェノサイ子「っ……」


体まで反転しかけたところでジェノサイ子をなんとか止めた。が、怯えているのが明確だ


プフレ「…………ふむ」

シャドウゲール「どうするんですか、お嬢……」

プフレ「今ここで足を止めるわけにはいかない。クランテイル」

クランテイル「…………あ、ああ……」

プフレ「(厳しいか……)」


 ユウキは……>>165
 
 1.もう1度ジェノサイ子にうまいこと説明しようとする
 2.ジェノサイ子をプフレに任せ自分で先行する
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 22:39:05.80 ID:UVBa7LjZO
2
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 22:40:39.52 ID:WX/mRwSA0
2
166 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:45:24.33 ID:bz6x2VjOo

ユウキ「ぷ、プフレ」

プフレ「なにかな?」

ユウキ「ジェノサイ子、頼んでいいか?」

プフレ「……ふむ。彼女は今どんな状態かな」

ユウキ「ワシの魔法で脳内だけを12年前に戻してある。多分小学生か、それくらいじゃろ」

プフレ「………………なるほど分かった。君はどうするんだい?」

ユウキ「クランテイル達があれじゃ。進んで先を行こうとは思わんじゃろ」

プフレ「了解だ。頼んだよ」
167 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:49:37.03 ID:bz6x2VjOo

他にもジェノサイ子にはこれが人が死なないリアルなゲームだと伝えてあると言うと、プフレは面倒そうな顔をしたが承ってくれた

そして心配する素振りを見せるベルに一言返し、ユウキはすすり泣くペチカの横を通り過ぎ、未踏の廊下に足を踏み入れる


ユウキ「(地雷原の突破法は……)」


地雷は通常、地面の中だ。こんな廊下とは少し違うが、主にやることは変わらない。所在を確認し、避けるか処理する。処理が難しいなら避けるしかない

大理石の床に手を付け、力を入れる。沈まない


ユウキ「(時間はかかるが、これが一番じゃ)」


幸い、大理石の床はタイル状だ。分かりやすい


 次に襲い掛かる罠……>>168
 
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 23:00:43.15 ID:kxvQ9c8/0
天井から超重量のタライ
169 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:06:09.49 ID:bz6x2VjOo

地雷のカモフラージュはほぼ完璧のようだが、触ればその違いが分かった。ツルツルとした大理石だが、地雷のマスは少しだけその感触が違う

押し込んでみると、浅く沈んだ


ユウキ「っと、これは危ないな」


後ろを見るとしっかりついてきている。ジェノサイ子はまだプフレとなにか話しているようだ


ユウキ「次じゃ次」


クランテイル達も一応ついてきている。リオネッタは置いてきたのだろうか、荷物が増えたようには見られない
170 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:11:15.56 ID:bz6x2VjOo

引き続き少し不格好な感じでゴシックスカートを引きずらせながら足もとを調べ続ける

生身なら確実に腰を痛めているだろうが、魔法少女の耐久力ならまだやれるらしい


ユウキ「(ここもか……)」

ユウキ「このタイルも踏むなよ。余った地図を置いておくから目印にしてくれ」


後ろに呼びかけ、慣れてきた床の冷たさを確認しようとしたときだった


ベル「ッ、危ない!」


声を出す間もなく、自分の周りの異変に気付く。影だ。上から何かが降ってくる


 身体能力(87-10=77)ロール……>>直下コンマ二桁
 (罠が作動してから気付いたため-10)

 成功→瞬時に飛び退く
 失敗→アカネが間に合うか判定
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 23:11:29.62 ID:TgHL61VVo
172 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:18:48.03 ID:bz6x2VjOo

 62……成功!
 
 
ユウキ「うおっ!」


考えるよりも先に動いた。屈んだ状態から手の力だけで後ろへ動き、そのまま後転する

すぐに今まで居た場所から重く大きな音が響く


シャドウゲール「きょ、巨大なタライ……?」

ベル「大丈夫ですか!?」

ユウキ「ああ、なんとかな」

アカネ「……」

ユウキ「そう心配せんでもどこも怪我しとらんよ」
 
173 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:22:04.92 ID:bz6x2VjOo

ベル「これ、壁にセンサーが」

ユウキ「チッ、地雷だけじゃないか」

プフレ「どうやらそのようだね。ふざけた形状の罠だが、死に至らしめるにはじゅうぶんだ」

ユウキ「プフレ、それにジェノサイ子……どうした?」

プフレ「説得しておいたよ。それにジェノサイ子はこのダンジョンにうってつけの魔法を持っている」


確か、ジェノサイ子の魔法は無敵のスーツ。なるほど、罠であっても彼女は死ぬことは無い


ジェノサイ子「ほ、本当に……本当に、大丈夫、なの?」

プフレ「自信を持ちたまえ。これはゲームで、君はチート持ちなんだ。さっきも試したろう?」

シャドウゲール「ああ、車椅子のビーム出してたのってそういう……」
174 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:32:52.24 ID:bz6x2VjOo

なんだか知らないが、こちらがちびちびと調べている間にプフレは手を打ったらしい

バイザーを下げたジェノサイ子を、念のためすぐに異常に対応できるユウキが数歩後ろを行き先行する

数歩進んだところで矢の罠が作動したが、ジェノサイ子のスーツはそれを弾いてみせ、本人は驚いたように当たった部分に手を当てる。リアクションを除けば順調も順調、ログアウトまで残り2、3時間であろう時間には一直線の廊下が終わりを迎えようとしていた


ジェノサイ子「扉……?」

ユウキ「ようやくか……」

プフレ「こっちも見てくれ。テラスがある。どうやらショップのようだ」

ベル「ゲームなら、これで最奥……なのかな」

プフレ「ならばこの先が魔王か……1度落ち着こうか」


長い長い罠廊下の果て、日の当たるテラスで魔法少女達はしばし憩う
175 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:39:03.52 ID:bz6x2VjOo

ショップの内容も豪華だった。武器防具も最高レベルで、まさにラスボス前の補給といった感じだ

プフレは早速キャンディーを使い、武器や防具を調達する。ここまでくるとパーティーの垣根を超え、全員分のキャンディーで色々と買っているようだ。万単位のキャンディーがポンポンと使われていた

だが一方で仲間を喪ったクランテイル達の空気は重い。プフレにキャンディーを渡すとすぐに黙り込んでしまった


ユウキ「(もうすぐ、終わる……このふざけたゲームも……)」


そう思うと、少しだけ気分が明るくなった


 どのパーティーに話しかける……>>176
 
 1.自パーティー+シャドウゲール
 2.クランテイル達
 3.ジェノサイ子達
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 23:41:52.10 ID:WX/mRwSA0
1
177 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:50:35.35 ID:bz6x2VjOo

ユウキ「大丈夫か?」

ベル「え? ええ、まぁ。もうすぐ解放されるんですから」


ベルはラズリーヌを喪ったときよりかなり持ち直した。状況が感傷に浸る暇を与えてないのか、それとも自分でじっくり考えたのかは分からないが、良い傾向だ

アカネもユウキの隣に座ってから大人しい。どこを見ているのか分からない濁った眼は、時折こちらをチラチラと向く。目が合ったときに微笑むと、チラチラからジーに変わった


プフレ「ディティック・ベル、君にはこれを」

ベル「盾……」

プフレ「ラストバトルは総力戦もありうる。身を守るものが必要だろう」


プフレは何を考えているのか分からないが、現時点では信用するに値する。最高レベルの防具をベルに渡すと、ひと段落ついたのか、ショップらしき壺から離れ、腰を落ち着かせた
178 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:53:37.07 ID:bz6x2VjOo

ユウキ「ワシには何もなしか?」

プフレ「普通の武器や防具だと君の戦闘スタイルとは合わないだろう。スタンガンや火炎放射器があったがそれを買うかい?」

ユウキ「なんじゃそりゃ……魔王を前にそんなチンケなのがあるのか?」

プフレ「……そうか」

ユウキ「?」

プフレ「いや、なんでもない」

ユウキ「それにしてもよく色々買えたな。全員分のを集めたとはいえどれも高かったろ?」

プフレ「キャンディーについてはちょっとしたやりくりをしていてね。なぁ?」

シャドウゲール「そうですね……」

ユウキ「(メチャクチャ疲れた顔をしておる)」
179 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:57:38.93 ID:bz6x2VjOo

プフレと共にいる黒いナース、名前はなんといったか、知ってるはずだがあまりにも絡みが無かったのでなかなか思い出せない


ユウキ「確か、お前はー……えーっと」

シャドウゲール「そういえばあまり話してませんでしたね」

プフレ「君はコミュ障だからね」

シャドウゲール「違います」


腰巾着、というよりも従者という言葉が似合う。すぐに2人だけで話してしまったので他人のユウキはまぁいいかといった感じで再びベルに話しかけた


ユウキ「ベル、終わったらちゃんと依頼頼んだぞ」

ベル「もう耳にタコができますよ。分かってますって。そんなに大事ですか?」

ユウキ「ああ。大事じゃ。それにベルもな」

ベル「えっ?」
180 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:02:00.88 ID:r5EVjfGzo

ユウキ「短い間じゃったが、お前もプフレもパーティーの仲間じゃ。これ以上袖すり合った者を死なすのは御免じゃよ」

ベル「あ、……ありがとう、ございます」

アカネ「……」コクッ

プフレ「どうやら君は含まれていないようだ」

シャドウゲール「別にいいですよーだ!」

ユウキ「あ、いやな、時間は関係ないぞ!」


 最後の団欒、パーティーメンバーの信頼度が1上がった!
 
 アカネ:07
 ディティック・ベル:06
 プフレ:06
 シャドウゲール:02
181 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:05:27.00 ID:r5EVjfGzo

ペチカ「あ、あのっ!!」

ユウキ「?」

クランテイル「ペチカ?」

ペチカ「………………っ、料理は、好きですか!?」


料理が好きかどうか、そりゃ料理自体を嫌いな者は稀だろう

というツッコミをするのは野暮だ。ペチカが声を上げた。その事がユウキだけでなくその場の彼女を知る魔法少女全員が驚いた
182 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:11:43.13 ID:r5EVjfGzo

しばらくして、ペチカは大きな寸胴鍋いっぱいのおかゆを持って来た

いつ死ぬとも分からない、どこから狙われるか分からない極限状態で、鍋から漂う香りに逆らうことができない

魔法少女達は自然と引き寄せられ、お椀とスプーンを受け取った


ユウキ「メチャクチャうまいなこれ!!」

プフレ「ああ、絶品だ」

ペチカ「そ、そう言ってくれると……私にはこれしかできないから」


ペチカのやろうとしていることはなんとなく分かる。沈む自分のパーティーを見て、思い至ったのだろう

ならばやってやれることは場を明るくすることだ。ユウキはなるべくクランテイル達に「うまいなうまいな」と話しかけた

クランテイル達もペチカの行動に思うところがあったのか、最後には鍋を囲む輪に入りペチカを褒めた
183 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:14:44.52 ID:r5EVjfGzo

ユウキ「…………あ、そうじゃ」

プフレ「どうしたんだい?」

ユウキ「キャンディー余ってたりせんか? 景気づけにRでも回したいんじゃが」

プフレ「ああ、いいよ。1回分だけなら」


プフレから100個貰い、Rを回す。アカネが隣に立ってワクワク的なオーラを出しているような気がした


 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→激レアアイテムGET
 失敗→全エリアの通行証セット
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 00:15:17.30 ID:WEEA0lSAo
はい
185 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:20:53.62 ID:r5EVjfGzo

 30……成功!
 
 
ユウキ「……これは、身代わり君?」

プフレ「お、レアアイテムじゃないか。図鑑によると1度だけ死を回避してくれるらしいよ」

ユウキ「なるほど……」

プフレ「無茶ができる、ともいえるね。前線に立つ者が持つべきだろう」


 身代わり君を……>>186
 
 1.自分で持つ
 2.アカネに渡す
 3.他のパーティーの者に渡す
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 00:27:45.41 ID:pl1wQow/0
かっこつけよう
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 00:29:12.16 ID:pl1wQow/0
いやこれ持った奴が前線行くのか
すみません1でいいですか?
188 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:31:39.22 ID:r5EVjfGzo

ユウキ「じゃあこれはアカネちゃんが持っててくれ」

アカネ「?」フルフル

ユウキ「アカネちゃんは前線じゃろ」

アカネ「!」フルフル

ユウキ「ワシは大丈夫じゃ。死にぁせんよ」

プフレ「フラグかな?」

ユウキ「?」

プフレ「いや、なんでもない」

ベル「いやいや立派なフラグだって。引いたのは自分なんだから、自分で持てばいいじゃないですか」

ユウキ「こんな修羅場は何度もくぐった。勝つよりも生き残ることに関してはワシは一家言あるつもりじゃよ」
189 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:36:32.20 ID:r5EVjfGzo

 >>187
 前線に行くような奴(ユウキ、アカネ、クランテイル、那子等)の誰かにに持たせたらどうだいという感じなので誰が持とうと戦います
 ユウキはここまでかっこつけてしまった手前安価通りにアカネに渡しますがいいですね?


ユウキ「じゃがアカネちゃんはそんな経験ないじゃろ。死なないことが一番じゃ」

プフレ「まぁ、君がそう言うのなら私は止めはしないが」

アカネ「…………」

ベル「アカネ、は……どうする?」

アカネ「…………わ、か、った」

ユウキ「うむ! 藁人形みたいで不気味じゃが効果は保証されてるじゃろ!」
190 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:39:41.29 ID:r5EVjfGzo

・・・・・・


休憩を挟み、改めて扉の前に立つ。体力気力、装備も十分だ。やれるだけのことは尽くした

あとは頑張るだけだ


ユウキ「それじゃあ、開けるぞ」

プフレ「ああ。作戦は分かっているね?」

クランテイル「私、那子、ユウキ、アカネが前衛だな」

メルヴィル「俺も戦うで」

ベル「うわぁぁ!?」

プフレ「メルヴィル……どこにいたんだい?」

メルヴィル「色々探っでだ。もうここしかねぇ」

プフレ「そうか……装備は大丈夫か?」

メルヴィル「俺ぁ弓だ。援護、する」
191 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:42:03.75 ID:r5EVjfGzo

プフレ「分かった。後衛にメルヴィルだな。盾を持った者は前衛が後退するときに援護。いいね?」

のっこちゃん「は、はいっ」

ペチカ「……!」コクッ

ベル「ああ」

プフレ「前衛はダメージを受けたらすぐに下がって回復薬を使ってくれ。腕とかが欠損したら治せないから体は大事にして」

ユウキ「分かってるわい」

アカネ「……ま……もる」

ユウキ「ああ。危なかったら頼むぞ」

アカネ「……」コクッ
192 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:53:26.64 ID:r5EVjfGzo

扉を開く。重厚そうな大きい扉はその見た目通り重かったが、開けられないほどではない

ゴゴゴとそれらしい演出の音を立てながら開けると、中は大部屋のようだった


クランテイル「……魔王、ではなさそうだな」

那子「あれは……なんデスか?」

プフレ「大きな石像が2体……か。また中ボスかな?」

ジェノサイ子「あ、あの。私はどうすれば……」

プフレ「君はバイザーさえ下ろしていれば死なないから適当に攻撃したりしててくれ」


全員が部屋に入ったところで扉が勝手に閉まる。のっこちゃんが小さく悲鳴をあげると、やはりというべきか石像は動き出した

騎士をモチーフにしたのか剣に鎧といった石像と、ロボのような石像だ


ユウキ「アレ、ロボか? 石像なのにロボって面白いな」

クランテイル「そんなこと言ってる場合か……来るぞ」
193 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:57:25.26 ID:r5EVjfGzo

プフレ「それぞれ、位置についてくれ」

アカネ「ッ……!」


真っ先に動いたのはアカネだった。刀が宙を狩り、斬撃が騎士の石像に飛ぶ

何でも斬るアカネの能力だが、騎士はよろめくだけで真っ二つになる様子はない


ユウキ「フッ、やるなアカネちゃん!」ダッ

クランテイル「行くぞ!」ダッ


下半身を馬に変えたクランテイルが盾を構えて走る那子も同じだ。彼女は攻撃を受ける囮役だ。クランテイルと那子が防御に徹している隙にユウキやアカネが攻撃を加える


ユウキはクランテイルの馬部分の背に乗り、石像を見る


 ユウキ達が向かったのは……>>194
 
 1.騎士の石像
 2.ロボの石像
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 00:58:36.99 ID:dX7t3SDGo
195 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 01:05:50.13 ID:r5EVjfGzo

向かうは騎士の石像だ。アカネと那子はロボの石像に向かっている


クランテイル「頼むぞ!」

ユウキ「ああ、まぁ期待せんで防いでくれ!」


即席のコンビネーションだが、石像の動きも単調だ。2体は連携をとるでもなく、やってきた目の前の敵のみを狙っている

騎士の剣が振り下ろされ、ユウキが馬の背から跳ぶ。瞬時に下半身を蜘蛛に変えたクランテイルは初撃を避けた


ユウキ「久々の――絶剣じゃ!」


 身体能力(87)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→攻撃が通り、騎士にダメージを与える
 失敗→絶剣が弾かれる
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/07(水) 01:06:57.56 ID:tsNapzB2O
197 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 01:10:50.28 ID:r5EVjfGzo

 56……成功!
 
 
右手の手刀を騎士の肩に叩き込む


ユウキ「ぐっ、なかなか堅いのぉ!」


瞬時に右手を引き、今度はまったく同じ場所に左の絶剣を入れる。すると肩の鎧部分の石が抉れ、騎士がダメージを受けているように見えた


クランテイル「効いているのか!?」

ユウキ「の、ようじゃの!」


騎士が剣を引き、ユウキを叩き潰さんと振り回す。今度はクランテイルの仕事だ

すぐさま跳び退けばクランテイルが盾で防ぐ。これを繰り返せば倒せる。ユウキの中には確信じみたものがあった
198 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 01:15:51.91 ID:r5EVjfGzo

一方、ロボの石像を相手にするアカネと那子はユウキ達とはまた違った戦法をとっていた

アカネは遠距離からでも斬りまくれる特性を活かし、ほぼ動かずに刀を振るい続けている

そのアカネに攻撃が行かないよう、那子がペットのドラゴンと共にロボを攪乱し続けていた


メルヴィル「…………っ」


メルヴィルは少しでも形勢が不利に傾きそうな方に弓矢による射撃を加えている。先ほどから騎士にばかり攻撃しているということは、ユウキ達の方が危ないのだろうか


那子「とっとと倒して、リオネッタの仇を!」

アカネ「……」ズバッ
199 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 01:21:10.00 ID:r5EVjfGzo

石像に感情があるのかは分からないが、ロボはついにたまらんといった感じでアカネ達から離れ、後衛の魔法少女達のところへとやってきた


プフレ「いかん、全員、防御はいいな」


メルヴィルが迫るロボに銛を射るも、ロボは止まらない。その丸太よりも巨大な腕が振り下ろされる前に、メルヴィルは退避した

続いてロボの背中にあるバーニアが光ったかと思うと、トンはありそうな石像が宙を飛ぶという光景を魔法少女達は目撃することになる

そしてそのまま飛び込んでくる。体当たりを敢行しようというのか


シャドウゲール「なっ!?」

プフレ「避けろ!」


 後衛の魔法少女達の数値……>>↓1コンマ二桁
 ロボの石像の数値……>>↓2コンマ二桁

 魔法少女達の数値が勝っていた場合……全員避けることに成功
 ロボの数値が勝っていた場合……1人が体当たりを喰らい潰される
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 01:21:53.65 ID:dX7t3SDGo
99
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 01:27:34.59 ID:aXSSW6fco
64以下を……!
202 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 01:36:54.28 ID:r5EVjfGzo

 後衛の魔法少女達の数値……65
 ロボの石像の数値……59


アカネが刀と脇差を振るう。その正確な斬撃はロボの背中に当たり、ジェット部分を破壊したようだった

バランスが崩れたロボが壁に激突し、後衛の魔法少女達もその体当たりを避けることに成功する


プフレ「今がチャンスか……」


チャンスではあるが、後衛の魔法少女に火力と言えるものは無い。フォーメーションも崩れかかったためにここは立て直すのが優先されるだろう


アカネ「……!」

那子「相手はコッチ、デース!」ダッ
203 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 01:42:17.48 ID:r5EVjfGzo

今日はここまで
殺意高めなのになかなか死なんな……
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 02:57:45.55 ID:dX7t3SDGo
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 08:38:53.98 ID:tM5al9kNO
乙です
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 12:24:49.74 ID:KkTLt1ohO
いつメルヴィルからの矢が刺さるかヒヤヒヤしてるけど流石にメンツが揃ってる目の前ではやらんかと思い至った
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 06:38:34.36 ID:tr0/vX4Y0
仕掛けは怖いの
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 05:47:02.51 ID:4vGf2TJV0
エタ
209 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 21:56:58.04 ID:fQve3JUXo

那子のドラゴンがロボの顔の前ではためき、引き付けている間に後衛の魔法少女達が体勢を立て直す

アカネは相変わらず刀を振るい、ロボの表面に無数の切り傷を作っていた。いまだに致命傷は与えられていないようだが、徐々にそれらは深くなっている


那子「このロボ、全然動かないネ。Chanceデスかー?」

ベル「見た感じ、片腕が壁にハマったみたい」

プフレ「ならば好機。叩きこめ」

アカネ「……」ズバンッ


攻撃を受けるロボ。たまらずなのか腕に限界が来たのか、ハマった腕を引き千切る形でロボは壁からの脱出を果たした

だがジェットが破壊され片腕を失った今、戦闘力は見るからに落ちているだろう
210 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:01:55.82 ID:fQve3JUXo

ユウキ「どうやら、あっちは大丈夫かもしれんの!」

クランテイル「クッ……そう、か……!」

ユウキ「限界か?」


見るとクランテイルの腕は先ほどとはかなり違っていた。騎士の攻撃を防ぐというオーバーワークに悲鳴が視界に入るほどだ


ユウキ「プフレ!」

プフレ「クランテイルが辛そうだ。誰かいけるか?」


 クランテイルの代わりの盾役……>>211

 1.ベル
 2.のっこちゃん
 3.ジェノサイ子
 4.ペチカ
 
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 22:03:15.99 ID:L4zWoBHSo
212 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:10:47.63 ID:fQve3JUXo

のっこちゃん「私が!」ダッ

ペチカ「だ、大丈夫なんですか?」


のっこちゃんがクランテイルの前に割って入り、盾を構える


クランテイル「お、おい!」

のっこちゃん「今の内に……!」

クランテイル「っ、すまない……」

ユウキ「すぐに終わらせるぞ!」


 身体能力(87)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→なんとか倒す
 失敗→吹っ飛ばされる
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 22:11:09.91 ID:9j5LcBJbo
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 22:17:26.61 ID:eMYeh6cuo
やばい
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 22:18:07.70 ID:1inZfcKj0
まだ即死ラインのコンマ判定はこなさそうだけど怖い
216 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:18:35.26 ID:fQve3JUXo

 91……ファンブル
 
 
ユウキ「(とはいえ、クランテイルと違って戦える子じゃない……なるべくワシがとっととトドメを……!)」


どこか孫娘を思い出させる幼い見た目の魔法少女であるのっこちゃんは庇護欲をそそられる

クランテイルのように何発も騎士の攻撃に耐えられるということはないだろうと思い、ほんの少し功を焦った故か、少し無茶な動きをした

騎士の片手で振るわれる丸太のように大きな剣は確実に避けるべきだったが、カウンターで絶剣を首に叩き込もうとしたのだが、甘かった


ユウキ「なっ――!?」


絶剣を繰り出した右腕が、騎士の左腕に掴まれる

次の瞬間、聞こえてきたのはグシャリという耳を歪ませるような音だった
217 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:22:07.02 ID:fQve3JUXo

ユウキ「ガッ、アッ、ああああぁぁぁ……ッ、ぐああぁぁぁ!!」


騎士の握られた拳から赤い液体が滴り、しかも勢いを完全に殺されたせいで潰された腕を支えられる形でユウキが宙ぶらりんに吊るされる


のっこちゃん「ひっ……! ゆ、ユウキさん!」

プフレ「なに!?」

アカネ「ッ……!!」


騎士がユウキの腕を掴んだまま、思い切り振りかぶる

振り払われるような投擲に、ユウキはなす術もなく壁に叩きつけられた
218 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:27:21.79 ID:fQve3JUXo

ベル「ユウキさん!」


さらに騎士の動きは速い。ユウキが視界から消えたことにより、次の標的は目の前にいるのっこちゃんだ


のっこちゃん「ぁ……あ……!」


大きく振りかぶられた大剣が一気に振り下ろされ、咄嗟に構えた盾に直撃する

クランテイルですら防ぐのは難しい騎士の渾身の一撃は衝撃だけで地面を砕く。見ていた魔法少女達はそこにいたはずののっこちゃんの身を案じ、顔を青ざめた


那子「What!?」


問題は1つだけではない。ロボも最後の足掻きか、背中のランドセルのような場所から無数のミサイルをそこら中に放つ

辺りは一気に爆煙に包まれた
219 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:29:58.12 ID:fQve3JUXo

メルヴィル「……」


ペチカやベルといった荒事に向かない魔法少女達が悲鳴をあげる

そんな中、メルヴィルは冷静だった


メルヴィル「……首……」


弓から繰り出される銛がロボの首を穿つ

それをアカネは見逃さない


アカネ「……!」


メルヴィルの抉った部分を器用に見抜き、そこを目がけ刀を振るう

数秒後、ゴトンという重い音と共にロボの首が床に落ちた
220 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:34:16.27 ID:fQve3JUXo

返す刀でアカネが爆煙の中、動く巨大な影を見る


アカネ「ァ……ァァァ……ッ!!」


ありったけの力を込めた斬撃が騎士に飛ぶ。いくら視界が塞がれてもたじろいだ騎士の大きな足音で場所が分かるほどに魔法少女の耳は良い

那子もまた騎士に攻撃を加えんと駆け出した


 ユウキは……

 身体能力(87-40=47)ロール……>>直下コンマ二桁
 (ダメージのため-40)
 
 1.残った左腕で攻撃
 2.まだ動けない
221 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:41:09.66 ID:fQve3JUXo

 >>220訂正
 ×
 1.残った左腕で攻撃
 2.まだ動けない
 〇
 成功→残った左腕で攻撃
 失敗→まだ動けない
 
というわけで再判定>>直下コンマ二桁
失礼した
 
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 22:42:07.98 ID:9j5LcBJbo
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 22:46:05.41 ID:1inZfcKj0
コンマ連取ファンブルかい・・・
224 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:47:17.62 ID:fQve3JUXo

 98……ファンブル
 
 
アカネがすぐさまユウキが吹っ飛ばされた方へと駆け寄る

ベルもまたアカネを見て同じ方へと走っていた


ベル「ゴホッゴホッ、うう……」

アカネ「ぉ……ね……ちゃ……」

ベル「ユウキ、さん……は……っ、大丈夫ですか!?」


ユウキは意識を失っていた。アカネがすぐそばで膝を落としていたために死んだかと思ったが、どうやら命を失うほどではないようだ

だがその右腕は見るに堪えない


ベル「……私が見てるから、アカネは――」

アカネ「…………」コクッ
225 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:52:21.73 ID:fQve3JUXo

騎士はその後、ブチ切れたアカネやメルヴィル達の猛攻により沈んだ

クランテイルも復帰し、単純に標的が2つから1つになったことにより難なくとは言えなくとも被害は無い

ただ、ユウキが目覚めるのには少しばかりの時間を費やした


プフレ「ううむ、回復薬を使ってもダメか……原型を無くすほど潰されたら欠損扱いなのかな」

ベル「けど、かなり楽になったみたい」

アカネ「…………」ギュ


騎士とロボを倒した魔法少女達はユウキを看るのと辺りを調べるのとで今も動いている

クランテイルや那子などは戦いで疲れたため、携帯食料で空腹ゲージを満たし、束の間の休息だ
226 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 22:56:04.27 ID:fQve3JUXo

ユウキ「…………ん……」

ベル「あ、目を覚ました」

ユウキ「…………ッ、あいつらは……!」

プフレ「もう倒したよ。右腕の調子はどうだい?」


記憶に混濁は無い。壁に叩きつけられてから意識を失ったということはすぐに分かった。そして、右腕を潰されたことも思い出す


ユウキ「……動かん」


動かないというよりも、感覚が無い。まるで右腕が無いような感じだ


プフレ「あまりにグロかったんでね、包帯でグルグル巻きにさせてもらったよ」

ユウキ「すまんの……まぁ左腕があるならまだやれるな」
227 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:01:11.46 ID:fQve3JUXo

シャドウゲール「お嬢、探してみましたけどやはり……」

プフレ「ふむ、被害は最小限……とも言えないか」

ユウキ「どうした?」

プフレ「ああ。君が気絶してからすぐ、のっこちゃんがやられた」

ユウキ「なっ……!」


騎士とロボが暴れたおかげで広間はグチャグチャだ

辺りを調べていたシャドウゲール、ペチカ、メルヴィルが見つけたのはひしゃげて使い物にならなくなった盾と、血が付着しかろうじて原型を残したのっこちゃんの魔法の端末のみであった


クランテイル「アイツの攻撃だ……まともにくらえばこうもなる……が、クソッ」

ペチカ「それが落ちてたところ、にも……血がついてて……」

ユウキ「……クッ…………」
228 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:10:20.86 ID:fQve3JUXo

アカネ「……」

ユウキ「ん、おお、アカネちゃん。心配かけたな」


アカネはいつになくシュンとしていた。聞くところによるとロボを倒し騎士にもかなり攻撃を与えたらしい。MVPを与えるなら彼女だろう


メルヴィル「あれざ、扉だ」

プフレ「アレが奥へとつながる扉か……休憩も終わりだな。皆準備はいいか?」

那子「Yeah! 英気も養ったネ」

クランテイル「私は大丈夫だ」

プフレ「いけるか?」

ユウキ「いける……が、大胆じゃの。怪我人も引っ張るとは」

プフレ「さっさと終わらせたいだけさ。魔王を倒せば終わるんだ、いかに魔王だろうと、数の利はこちらにある」

ユウキ「ああ、じゃあまぁ、さっさと行くか」
229 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:14:25.83 ID:fQve3JUXo

今度も罠に警戒しつつ、一丸となって進む

広間から魔王のいるという玉座の間まではそこまでの距離は無かった。短い廊下のすぐ先に、仰々しい扉がある


プフレ「…………いくぞ。作戦はさっきと同じだ」

ユウキ「ああ」

アカネ「……」

メルヴィル「んだ」

ペチカ「う、うう……」

クランテイル「ペチカは無理をするな。盾役は私がやる」

那子「ペチカは私が守りマース!」


各々の反応を待ってから、那子とクランテイルが扉を開け、一同は玉座の間へと入った
230 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:20:38.23 ID:fQve3JUXo

魔法少女は精強だ。だが勝てないと思えばすぐに逃げろ

そんな合言葉じみた言葉と共に玉座の間へと入った魔法少女達を迎えたのは、主のいない空の椅子だった


クランテイル「……………………?」

ユウキ「なんじゃ?」

プフレ「…………なに?」


玉座の間には誰も何もいなかった
231 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:23:52.84 ID:fQve3JUXo

ベル「無人……?」

ユウキ「なんじゃ、魔王がいるんじゃないのか」

プフレ「…………」

クランテイル「誰もいない玉座か」

那子「なーんか怪しいですネ」


肩透かしをくらった感覚に陥る魔法少女達が思い思いに玉座の間を調べる

そこまで広いわけでもない空間にポツンとあるだけの魔王の椅子。禍々しさだけは一級品だ


ユウキ「というか、これでクリアなのか?」

ベル「クリアなら、解放されてもいいはず……」
232 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:26:39.05 ID:fQve3JUXo

プフレ「……ファル」


ファル――このゲームのマスコットキャラクターだ。ユウキは今の今まで忘れていたが、プフレは何度もサポート画面を呼び出しているようで、手つきが手馴れている

そのファルはこちらから質問を投げかけるまでもなく動揺していた


ファル「おかしいぽん。魔王がいないのはありえないぽん」

プフレ「だがここにはいない。逃げたわけでもあるまいし……」

ベル「いや、逃げたみたい」

プフレ「なに?」


クランテイルと共に玉座を調べていたベルが背もたれの後ろ側を指さす。そこには文字らしきものが刻まれていた

すぐさまプフレはRで引いた翻訳くんを起動させる
233 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:31:19.81 ID:fQve3JUXo

【魔王は留守です。16人の魔法少女に追われて逃げ回っています。またのお越しをお願いします】

プフレ「なんだ……?」


不可解なメッセージを確認するようにプフレが玉座に触れると、突如アナウンスが鳴った


『プレイヤーが魔王の玉座に到達し、記憶の解放条件を満たしました。さらに魔王の危機にモンスターの士気が上昇します。これ以降モンスターがレベルアップします』

ユウキ「なんじゃと?」

クランテイル「どういうことだ」

ファル「分からないぽん。けど、魔王はちゃんとゲームの中にいるぽん」

プフレ「……このゲームの中に魔王はいる。それは確かでいいんだな?」

ファル「勿論ぽん。クリアできるようになってるぽん」

ベル「と、なると……」

プフレ「……魔王は、ここではないどこかにいる。ゲームの中、我々が通って来た道のどこかに」
234 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:37:34.85 ID:fQve3JUXo

クランテイル「…………ふざけている」

ペチカ「……」

那子「ならとっとと魔王探すデース!」

クランテイル「そうだな……とにかく探すしかない」

ペチカ「……本当にいるのかな」ボソッ

プフレ「いると信じるしかなかろう。しらみつぶしに探すぞ」

ベル「……私はちょっと考えたいから残るよ」

プフレ「そうか。気を付けるんだぞ」


 ユウキは……>>235
 
 1.皆と魔王を探す
 2.残る
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 23:39:06.74 ID:OYoTT0TDO
236 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/06(木) 23:41:39.42 ID:fQve3JUXo

ユウキ「まぁワシはベルのパーティーじゃから離れるわけにもいかん。ワシも残ろう」

アカネ「……」コクッ

プフレ「そうか。確かに襲撃者のこともある。1人で行動するよりも安心だろう」

クランテイル「急ごう、時間が無い」


 ジェノサイ子は……>>237
 
 1.皆と行った
 2.残った
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 23:56:03.66 ID:9ZUuHBkEO
1
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 23:58:43.64 ID:X/90Aqc+0
2
239 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/07(金) 00:03:48.36 ID:XX6hVc6Ao

ジェノサイ子もプフレについていき、3人が玉座の間に残される

話していた内容を聞くに、手分けして各エリアを回るらしい。となるとこちらはベルがやりたいことを手助けしてやるのが良いだろう


ユウキ「それで、残ったのはいいがどうするんじゃ?」

ベル「何か、ここに手がかりがあるかも」

ユウキ「おお、探偵っぽいな!」

ベル「茶化さないでください……と、玉座は……」


ベルが玉座を小刻みな感覚でノックする。大理石の音だ。別に大理石と他のを区別できるというわけではないが、廊下でいやというほど確認のために床をノックした音と寸分違わない


ベル「…………あ、そうだ!」

ユウキ「おお、なにか思いついたか!」

ベル「いや、思いついたかというか……まぁ、アレですよ。さっきのアナウンス」
240 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/07(金) 00:10:03.10 ID:XX6hVc6Ao

≪プレイヤーが魔王の玉座に到達し、記憶の解放条件を満たしました≫

ベル「記憶の解放って、さっき」

ユウキ「記憶の解放……? 何のじゃ?」

ベル「さぁ……あ、こんなときのファル」

ファル「お呼びぽん?」

ベル「さっきの、記憶の解放ってなに?」

ファル「ゲームのギミックぽん。みんなのアイテムの中に記憶解放装置が追加されてるぽん」

ユウキ「何の記憶を開放するんじゃ」

ファル「それはファルにも分からないぽん」


アイテム欄を見ると確かにあった。記憶解放装置

ベルとアカネの端末にも同じアイテムがある。何かの鍵、なのだろうか


ユウキ「………………使うか?」

ベル「…………使って、みます?」
241 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/07(金) 00:12:14.17 ID:XX6hVc6Ao

今日はここまで
何度かかなり間を空けちゃったけど終わりが見えてきました
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/07(金) 00:15:29.91 ID:X7rZEZIJo
乙です
魔王はマジでどこ行ったんだろうな……
というか、どうやって逃げたのか
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/07(金) 02:21:10.22 ID:Ja+JbZ530
さてユウキからはどんな記憶が出てくるのか
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/07(金) 19:18:51.15 ID:wnxnTPR00
お疲れちゃん
245 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 21:28:23.11 ID:83RuASC/o

・・・・・・


ユウキ達が玉座の間に残り、残りの魔法少女達は班ごとに各エリアを探索すべく動いていた

とはいえゲーム開始時から人数は減り、かつ広大なゲーム世界を草の根分けて探すなどという作業に誰もがメンタルをやられる

すべてのエリアを踏破し、もうすぐクリアだというのに誰もが浮かない顔をしていることこそ暗雲の証であった

もはやパーティーの垣根がどうとか100億円がとか言っていられる状況ではない。プフレは新たに魔王捜索のためのパーティーを組みなおさないかと提案し、断る者は誰もいなかった

新たに組んだプフレ、シャドウゲール、クランテイルのパーティーが地底エリアから都市エリアを探し

比較的狭く、長時間探索し飽きるほど構造を覚えた図書館エリアは那子、ペチカ、ジェノサイ子が担当した

メルヴィルはふたたび単独行動となり、山岳エリアを担当する

連絡は密にとり、魔王を発見できた場合もできなかった場合もプフレに報告するようになっている。荒野と草原は開けたエリアであるため、後回しのローラー作戦だ


 襲撃者は……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→動かない
 偶数→戦力の減ったユウキ達を狙った
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/10(月) 21:32:45.54 ID:0YP+z3bp0
えい
247 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 21:41:33.76 ID:83RuASC/o

・・・・・・


ユウキとベルは考えあぐねていた

記憶回復装置――なんの記憶だろうか。ファルに聞いても分からない。3人のアイテム欄にあるということは他の全員にも追加されているのだろう

使っていいものか。使ったとして何が起こるのか、何を思い出すのか、良い事か、悪い事か


ユウキ「…………うーむ」

ベル「普通に考えれば、現在私達の記憶にはこの回復装置で思い出すことがあるということ……」

ユウキ「そりゃ分かるわい」

ベル「逆算すれば、私達は必ず何かを忘れている?」

ユウキ「忘れて、いる…………」


何を忘れているのか、それすらも分からない

魔法少女になる前のこと、なる時のこと、なった後のこと――どれも自然と忘れるような些細なことはごまんとある。一昨日の夕飯が思い出せなくても岐路となった出来事は忘れていないはずだ
248 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 21:46:42.93 ID:83RuASC/o

ベル「しかも、少なくともこの3人には必ずあるんです。もしかしたら、共通したこと……」

ユウキ「ゲームで初対面のワシらに共通点かぁ? どこかで会ったことがあるとかかの?」

ベル「…………さぁ」

アカネ「……」

ユウキ「ワシの魔法も記憶がどーとかじゃが、いかんせんややこしいのぉ」

ベル「アナウンスはきっと誰もが聞いていた。なら他の全員にも記憶の欠落がある……私達の記憶の欠落……」ブツブツ

ユウキ「(ふうむ……)」


 記憶回復装置を……>>250
 
 1.3人で使ってみる
 2.誰も使わないでおく
 4.誰か1人が使ってみる(ユウキ、ベル、アカネの誰が使うかも記載)
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 21:47:37.43 ID:iNUqKRbXo
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 21:47:57.65 ID:qC9WTQXDO
251 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 21:55:36.70 ID:83RuASC/o

ユウキ「ええい! よく分からんがここまで来て貰ったアイテムじゃ! 悪いもんでもないじゃろ!」

ベル「ま、まぁそういう考えたかもありますけど……」

ユウキ「うじうじ考え込んで時間を無駄にするのもいかん。記憶が戻るというなら別に実害も何もないじゃろ!」

ベル「じゃあ……つ、使います?」

ユウキ「うむ! アカネちゃんもいいか?」

アカネ「……ぅ…………」


アカネが軽く呻いてこめかみをおさえる。そのアクションに何の意味が込められているのかは分からないが、何か思い出しているのか、それとも記憶に心当たりがあるのだろうか


ユウキ「アカネちゃん、大丈夫か? 忘れてることに心当たりがあるのか?」

アカネ「………………」


だんまりだ。だがアイテム欄を開いて記憶回復装置を表示させることに抵抗はしなかった


 襲撃者は……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→装置を使用する前に襲い掛かってくる
 偶数→装置を使用した直後に襲い掛かってくる
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 21:56:59.56 ID:iNUqKRbXo
253 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:04:06.58 ID:83RuASC/o

記憶回復装置は使うと「次回のメンテナンス期間開始時に思い出す」だけど、それを忘れて使ったら普通に記憶が戻るものだと間違って覚えていたために原作との違いはキークが即効性に改造してくれたと補完してください
254 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:06:00.26 ID:83RuASC/o

ユウキ「よし、いいな?」

ベル「……」コクッ

アカネ「……」

ユウキ「じゃあ、使ってみるぞ!」


3人せーので使用コマンドを押した


ベル「っっ……!!」


最初に膝から崩れ落ちたのはベルだった。わなわなと震え、目は焦点が定まらない

次にユウキが震え、全身が粟立つ感覚と激しい悪寒、いますぐ胃の中をすべてぶちまけたい衝動にかられた

そしてアカネは、声をあげていた
255 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:08:25.50 ID:83RuASC/o

それは悲鳴のような、絶叫のような何かであった

直立不動のままアカネが口を開き、甲高い声が玉座の間に響く

ユウキにもベルにも、アカネを心配する余裕はない


ユウキ「ぁ…………!!」


記憶に靄がかかっていた

その靄に気付くこともなかった。道端の石ころのように、どうでもいいものだと思っていた

だがそれが晴れた

それは、初めて魔法少女になった時の――
256 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:12:55.77 ID:83RuASC/o

ユウキは戦える魔法少女だ

多少鈍っているだろうとはいえ、戦地で死と隣り合わせの日々を送り、危険なにおいや敵意には人一倍だという自負がある

だが、今はそれどころではない

文字通り、頭の整理が追い付かない

故に、ただでさえ気付くことが困難な襲撃者の気配に気が回らなかった


 襲撃者が狙ったのは……>>直下コンマ一桁

 0〜3→アカネ
 4〜6→ベル
 7〜9→ユウキ
 0→先にアカネがそこら中を斬りまくる
 
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:15:50.84 ID:qC9WTQXDO
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/10(月) 22:18:46.91 ID:0YP+z3bp0
ラズリーヌ「ベルっち、迎えに来たっすよー」
259 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:21:00.44 ID:83RuASC/o

ベル「がッ……ァ……!?」


ゴッ、と重い音が鳴った

アカネの声が止まり、ユウキの意識もそちらに向けられる

見るとベルがうつ伏せに倒れていた


ユウキ「ぁ……?」


膝から崩れ落ち、今にも吐き出しそうだった体勢ではあったが、その音と、今のベルの恰好はどう考えても結びつかない

なにより、探偵モチーフの帽子が落ち、それが被られていた頭は赤い何かで染まっている
260 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:22:53.94 ID:83RuASC/o

ユウキ「ベ、ル……?」


反応は無い。反応は無い

アカネも呆然と立ち尽くしているだけだ


ユウキ「ベル!」


突如起こった現象に対し、何かをするべきだと、頭ではなく体が感じている



 ベルは……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→回復薬を使えばまだ助かる
 偶数→即死
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:23:08.68 ID:RQuy07yVo
コンマ運最悪だな
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:26:23.64 ID:fVvSkuMR0
どんどん数を減らしたいと>>1自身が言ってただけに慈悲もなし
263 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:27:23.32 ID:83RuASC/o

こうなった時、どうするか。ごちゃ混ぜになった記憶の奥底から僅かに戦地での応急手当を思い出す

だがここには衛生兵も医療キットも無い。いや昔も無かったか、いやそんなことはどうでもいい

医療キットは無くとも、開いていたアイテム欄にある回復薬が目に飛び込んで来た


ユウキ「しっかりせい!」


フルポーションを選択。対象は目の前のベル

押す


ユウキ「ベルッ!」


フルポーションの数は減らなかった
264 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:30:06.95 ID:83RuASC/o

ユウキ「くそっ、クソ! クソッ!」


何度も何度もフルポーションを選択するが、特に何も起こらない。消費もされない


ユウキ「ベル! おい!!」


たまらず揺さぶった。まさかと思った


ユウキ「なんで……!」


 アカネは……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→ベルの背後に斬りかかる
 偶数→ただただ立ち尽くすまま
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:30:16.48 ID:iNUqKRbXo
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:32:28.96 ID:fVvSkuMR0
奇数を
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:33:34.52 ID:RQuy07yVo
今ブギーポップが死んだときのことを思い出してる
268 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:34:13.75 ID:83RuASC/o

ユウキ「アカネちゃん、ベルが……!」

アカネ「……!」


アカネの目は相変わらず虚ろなままだ。だが今はそれがひと際深い感覚を覚えさせる

何が起こったのか

記憶が掘り返された。ベルが倒れた。死んでいた。頭から血が流れていた。思わず体が動いた。無意味だった

認識は出来ても理解ができなかった

思い浮かぶのは疑問と、ベルと仲の良かった青い魔法少女、別れる前のプフレの言葉


ユウキ「ッ、まさか……いた、のか?」


ラピス・ラズリーヌも襲われた、今までずっとナリを潜めていた襲撃者が、いたのだ
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:34:51.13 ID:YjIgbBYhO
やっぱrestartが襲撃者や魔王が動くから一番コンマが楽しいな
270 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:41:16.20 ID:83RuASC/o

そして目の前の空間が歪む

このゲームが始まってから何度も体験した。メンテナンス期間前の強制招集


ユウキ「………………」

アカネ「………………」


周りの景色は既に変わり、荒野の街が視界に入ってくる。無論、他の魔法少女もいた


プフレ「収穫は無しか……この回で終わりにできると思ったが……他のエリアはどうだった?」

メルヴィル「いながだ」


 図書館エリア魔法少女達の数値……>>↓1
 図書館エリアのモンスターの数値……>>↓2

 魔法少女達の数値が勝っていた場合……被害ゼロ
 モンスターの数値が勝っていた場合……那子、ペチカ、ジェノサイ子の内1人が死亡
271 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:42:32.15 ID:83RuASC/o

失礼、数値はコンマ二桁です
というわけで改めて再判定 >>↓1、>>↓2
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:45:25.65 ID:YjIgbBYhO
うりゃ
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 22:45:41.14 ID:qC9WTQXDO
274 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:54:03.89 ID:83RuASC/o

 魔法少女達の数値……65
 モンスターの数値……14
 
 
那子「こっちもnothingでしたネー。モンスターがメチャメチャ強くなってたくらいデース」

ジェノサイ子「危なかった……」

那子「そっちはスーツでやられる心配が無いじゃないデスかー!」

プフレ「ふむ、確かに……高ランクの武具やお守りでゴリ押していたから分かりづらかったが、アナウンスにもあったモンスターの士気上昇とはこのことだったか」

クランテイル「それで、魔王城にはなにか手がかりはあったか? …………ん? なんで2人なんだ」

ユウキ「…………色々、あった」

シャドウゲール「ディティック・ベルは……」

ユウキ「……死んだ」

那子「What!? え、あそこ敵いないデスよネー!? 罠もなんとかなったし……」
275 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 22:55:57.11 ID:83RuASC/o

ユウキ「誰かが、殺したんじゃ。ラズリーヌも襲った、誰かが」

プフレ「襲撃者……気付かなかったのか?」

ユウキ「それどころじゃなかった。ワシら全員……」


 ここで話すべきは……>>276
 
 1.記憶回復装置のことだ
 2.襲撃者のことだ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/10(月) 22:59:21.76 ID:0YP+z3bp0
2
277 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:05:13.94 ID:83RuASC/o

ファル「お取込み中申し訳ないぽん。ランダムイベントぽん。今回のイベントは……あ、魔王城踏破のために固定イベントぽん。このゲームの攻略本を配布するぽん」

プフレ「攻略本?」


それぞれのアイテム欄に攻略本が追加される

呆気ないが今回のイベントはそれだけとなった


プフレ「攻略本か……」


プフレがパラパラと冊子レベルの攻略本をめくり、読む

その間にもユウキは襲撃者のことを話すべきだと判断した
278 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:10:15.14 ID:83RuASC/o

ユウキ「ゲームのクリアは魔王を倒すことじゃろうが! 今さら……それよりもベルを殺した奴のことじゃ! この中におるんじゃろうが!」


この中にいる

自分で言葉にしたとき、それはいよいよ現実味を帯び、襲撃者という実在する人物が今自分のすぐ傍に居ることを改めて認識した魔法少女達が身構える


クランテイル「……いるとして、それは誰だ?」

ユウキ「お前達が魔王を探していた最中にこちらにやって来た奴じゃ」

那子「でも、ペチカもジェノサイ子も一緒にいましたネー」

ユウキ「ならば……」

クランテイル「私達も3人ずっと一緒だった」

ペチカ「1人で行動してた人……」

クランテイル「……そういえば、メルヴィルはどこに行った?」
279 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:14:59.67 ID:83RuASC/o

ユウキ「メルヴィル……!」


やはりか、と思った

彼女の容姿はあまりにも似ていた。装置によって解放された記憶の中にいた、あの魔法少女に


アカネ「音楽家……」

ユウキ「音楽家……!」

プフレ「…………ふむ、どうやらメルヴィルは私達が倒すべき相手なのだろうね」

ユウキ「今更か! 既に殺された者もおるんじゃぞ!」

プフレ「落ち着け。メルヴィルだが……彼女が魔王だ」

シャドウゲール「は?」

プフレ「攻略本のここ。このページを読んでごらん。こう書いてある」

『魔王は魔法少女の内の1人である』
280 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:18:24.54 ID:83RuASC/o

クランテイル「魔王は、魔法少女の中に……!」

プフレ「そうだ。つまり、最初から1人が裏切り者だったんだよ」

ユウキ「奴が、姿を消す襲撃者……!」


今までの情報から、メルヴィルは姿を消せる魔法の持ち主であることは明らかだ

つまり、いつでも奇襲ができる


プフレ「皆固まれ。隙を作るな」


プフレの指示のもと、背中合わせになるように輪になる魔法少女達

敵がどこから攻めてくるか分からない中、焦りだけが募る
281 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:22:08.85 ID:83RuASC/o

イベントからログアウトまで、しばしの時間がある。その間だけでもメルヴィルは誰かを殺せるのだ。固まるのが一番の防御だろう


ユウキ「メルヴィル、出てこい! いるんじゃろ!!」

アカネ「……!」


ベルの死に際を思い出す

ベルには頼みごとをしていた。互いに仲間を喪った間柄だった

ワンダーの時も、グレートドラゴンを憎いと思った。だが今は何故か、その時よりも怒りに震えていると自覚できる

何故だろうか、モンスター相手とプレイヤー相手には違いがあるのか、同じ「死」という結果なのに

とにかく焦る。倒さなければ、倒さなければ


プフレ「熱くなるな……と言いたいが、私も存外焦っているらしい。だがそれは自然なものだと思っているよ」

プフレ「魔王は、倒さなければならない……」
282 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:25:28.14 ID:83RuASC/o

メルヴィル「お前達、これぁ試験だ」

クランテイル「ッ、どこだ!」


声はせども姿は見えず


アカネ「ッ!」


アカネが刀を振るった。声がした方向だろう、彼女が見据える先にはビルがあり、それがすぐさま真っ二つとなって崩れる


メルヴィル「無駄だ、弱きゃ死ぬ」


再びビルが斬られる。だが手ごたえはないようだ


メルヴィル「こが、クラムベリーの試験ざ」

ユウキ「クラムベリー、やはり……!」
283 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:27:02.20 ID:83RuASC/o

プフレ「クラムベリー?」

シャドウゲール「お嬢、知ってますか?」

プフレ「いや、知らないな……」

ユウキ「森の音楽家じゃ」

プフレ「音楽家?」

ユウキ「多分、お前も……」


言いかけて、目の前にいたプフレの顔は見慣れた部屋の壁へと変わった
284 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:28:31.26 ID:83RuASC/o

・・・・・・


慶市「………………」


変身も解けている。それは毎回のことだ

時間も一瞬しか過ぎていない


慶市「……クソッ!」


思わず物に当たってしまった
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 23:33:10.85 ID:RQuy07yVo
>>275で記憶回復装置について教えていればプフレが魔王にたどり着くかもしれない代わりにメルヴィルに対して無防備か
286 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:35:15.76 ID:83RuASC/o

すべてを思い出した

絶剣のユウキが何故絶剣を覚えたのか

魔法少女はそもそも戦うようなもんじゃないだろう。ならば何故戦うための技を覚える必要があった

それは簡単だ。戦うからだ


慶市「…………絶剣、か」


手刀でスイカを割るくらいの芸は元々できた。筋トレの賜物だ。だがそれはあくまでプロレスラーがリンゴを握りつぶすのと同じ、パフォーマンスのためだ

パフォーマンスでただただ、目的もなく手刀を極めるか。否だ

それを昇華させた絶剣は、戦いに向かない魔法を持つユウキの武器だった


慶市「クラムベリー……クソッタレのゲス野郎」
287 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:40:21.71 ID:83RuASC/o

思い出されることは山ほどあった

魔法少女になったときの事、まだ絶剣という名前も無かったころ、初めて魔法少女を手にかけたときの事、そして、ばあさんの事


慶市「……クソッ!」


また物に当たった

だがこんなことをしても過ぎた時と事実が戻るわけではない

切り替えろ、切り替えろ、と自分に言い聞かす。今、考えるべきことはクラムベリーのことでもかつて行われた試験のことでもない

メルヴィル――クラムベリーに似た、薔薇の魔法少女


慶市「魔王、奴を……殺す、のか……」


今更誰かを殺すことに抵抗を前面に出すことはない。メルヴィルを殺す。ベルの仇をとる

ではワンダーの仇は誰だ、他の死んだ魔法少女達の仇は誰だと浮かんだところで魔法の端末が音を立てた
288 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:44:30.37 ID:83RuASC/o

プフレ『やぁ』

ユウキ「ああ……」


相手はプフレだった。変身し電話に出る。要件は大体分かる


プフレ『メルヴィルだが、どう倒そうか』

ユウキ『殺すしかないじゃろ』

プフレ『物騒だな。まぁそれしかないだろうが……どう殺すんだい?』

ユウキ「どう、か……」


 ユウキは……>>290
 
 1.作戦を考える
 2.プフレに作戦を任せる
 3.正面から挑む
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 23:47:21.89 ID:RQuy07yVo
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/10(月) 23:47:58.37 ID:0YP+z3bp0
3
ヘラジカ様もそう言ってた。
291 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/10(月) 23:51:24.20 ID:83RuASC/o

今日はここまで
まさかそうちゃんじゃなくてラズリーヌが迎えに来るなんて
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 23:57:13.55 ID:RQuy07yVo

遠距離武装を持つ透明な敵
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 00:10:04.70 ID:pFlNRMeoo
乙です
違うと言えば、原作では記憶回復装置はショップの商品だったな
全員分一括回復の
294 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 22:27:32.35 ID:OA94eJd0o

ユウキ「正面から堂々といってやる」

プフレ『勇気は買おう。だが利口じゃないな……ディティック・ベルの仇討ちかい?』

ユウキ「……かもしれんな」


確かにベルを殺されたことは頭にくる。だがそこまでかと言われれば違う気もしてくる

このゲームで誰かが死ぬことは珍しくないといえる。なのに1人の、少し同じパーティーだったからといってそこまで熱くなれるものか


ユウキ「……ん?」


思い返すと変だった。数十年離れていたこととはいえ人が死ぬこと自体はすぐ隣り合わせだった慶市だ。仲間が死んだからとすぐ熱くなり鞘走るのは自分を殺すことと刻み付けてきた
295 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 22:28:46.74 ID:OA94eJd0o

ユウキ「(もう昔のことじゃから、考えも変わったか?)」

ユウキ「(…………)」


割り切ること

それを破るほど頭に来て、メルヴィルはどこだと騒ぎ立てたのかと思うと、慶市の行動にしては不自然だ


プフレ『私は残った全員で当たるのがいいとは思うがね。彼女を倒せばゲームも終わりだ』

ユウキ「…………」

プフレ「だが彼女の力がまだ未知数な部分もある。果たして大人数で行くのは危険か……といったところに君が単身飛び込むのは果たして吉か凶か』

プフレ『……聞いているかい?』


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→不自然な感情の変化に気付く
 失敗→すまねえ心理学はさっぱりなんだ
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:30:49.10 ID:t3+UnZNFo
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:31:28.77 ID:t3+UnZNFo
やったぜ
298 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 22:40:50.58 ID:OA94eJd0o

 10……成功!
 
 
ユウキ「…………プフレよ」

プフレ『ん?』

ユウキ「このゲームをやり始めて、なにかおかしいと思ったことはないか?」

プフレ『いつも思っているよ』

ユウキ「そりゃそうじゃが、なんというかじゃな……いつもの自分じゃないというか、らしくないというか」

プフレ『……ふむ、まぁ思い返せば稀にそんなことがあった気もするが、環境のせいじゃないのかい?』


プフレがこう言うということは、そうかもしれない

だが命に関わることだ。言わば生きるための信念と言ってもいいことを覆すほどの環境だろうか


 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→プフレも気にしてくれる
 失敗→自分だけが違和感を覚えたまま
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:43:54.09 ID:MOcBj+/Po
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:49:38.05 ID:gS3LEOjMo
コンマが生きてる!
301 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 22:52:43.11 ID:OA94eJd0o

 09……クリティカル!
 クリティカル報酬 知力が1上がった!(15)
 
 
ユウキ「いや、環境の違いだとは思えん。なにかもっと、違うものがあるんじゃ」

プフレ『…………』

ユウキ「プフレも、なんでもいい。何か変だと思ったら、自分が信じてやまないものを疑ったら……自分自身を疑ってみろ」

プフレ『……覚えておこう』

ユウキ「おう」

プフレ『それで、作戦だが……本当に正面から?』

ユウキ「ああ」

プフレ『君1人で?』

ユウキ「……あ、そこか」

プフレ『そんな啖呵を切るものだから1対1を想定していたが』
302 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 22:59:31.76 ID:OA94eJd0o

正面から行くのはいいが全員で行くのはいかがなものか

まずメルヴィルが出てくるか分からない。敵意丸出しの魔法少女が複数で襲い掛かってくるとなると普通は逃げるか姿を隠すだろう。そして彼女の魔法は姿を隠すのにうってつけだ

ではアカネと2人で?

それもどうなるかは分からない。数的不利には変わらないのだから隠れる可能性がある

それにメルヴィルは隠れながら殺しを行う。少数だとかえって危険ではないか


ユウキ「うーーーん……」

プフレ『堂々と行くのなら作戦もあるよ』

ユウキ「本当か!?」

プフレ『ああ。囮作戦さ』


プフレの作戦は堂々と勝負を挑むユウキが囮となる形でメルヴィルを引き寄せるというものだった。確かにやりようはある


 ならば囮には……>>303

 1.1人でいく
 2.アカネといく
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:09:42.15 ID:wYXfMB2WO
1
304 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 23:15:49.94 ID:OA94eJd0o

ユウキ「そうか……ならワシ1人で行こう」

プフレ『了解だ。ならばバックアップは任せろ』

ユウキ「あてにしとるぞ。それと、お前はもう記憶回復装置ってのは試したか?」

プフレ『いや、まだだな。アナウンスにあったやつだろう? 後回しにしておいたが……』

ユウキ「試してみぃ。嫌な記憶が蘇るぞ。多分な」


それきり、プフレとの通話は終わった

次のログイン直後にメルヴィルに喧嘩を売る。恐らく、厳しい戦いになるだろう


慶市「…………筋トレするか」
305 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 23:19:36.21 ID:OA94eJd0o

その日は色々な鬱憤を晴らすためにひたすら体を動かし続けた

日課の筋トレの量を倍にし、それでも晴れないからバイクでその辺を流し、帰ったらクタクタだった

歳を取ると1度にあれこれできないものだ。アカネやメルヴィル戦に向けたあれこれは翌日に持ち越しとなった


慶市「んん……」

「今日はお寝坊さんですねぇ」

慶市「おお……飯あるか?」

「ありますよ。ってか起きてすぐご飯って健康ですね」


 今日は……>>306
 
 1.アカネに連絡を取ってみる
 2.メルヴィル戦の対策を練る
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:21:08.34 ID:MOcBj+/Po
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:21:45.32 ID:t3+UnZNFo
1
308 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 23:33:11.19 ID:OA94eJd0o
>>301訂正
何故かクリティカル報酬で知力が上がったが、幸運だったために今後正しいステータスは
知力(14)、幸運(47)
です。しつれいしました


魔法の端末をいじる

共に記憶回復装置を使ったアカネに、その後何か変化があったかもしれない

ゲームの中では理性を取り戻したかどうか、変わらない印象を受けたが現実なら……


ユウキ『アカネちゃん、その後息災か?』


…………しばらく返事は来ない


慶市「ふうむ、変わらずか……」


と思いきや、なんと返信があった


 幸運(47)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→言葉が使えるようになっていた
 失敗→言葉では帰ってこなかった
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:36:23.22 ID:t3+UnZNFo
310 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 23:41:45.49 ID:OA94eJd0o

 22……成功!
 

アカネ『はい』

慶市「!?」


理性的な答えが返って来た

まさかと思った。あのアカネが、普通の受け答えをしたのだ


ユウキ『そうかそうか! それはよかった!』

アカネ『はい』

ユウキ『記憶は戻ったんじゃな?』

アカネ『はい』
311 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 23:45:40.21 ID:OA94eJd0o

暖簾に腕を押しつけるような会話だが、文字で帰ってくることが喜ばしい


慶市「ワンちゃんにもこれを見せたかったのぉ……」


共にアカネの世話に手を焼いた仲間を思い出し、目頭が熱くなる


ユウキ『今も病院か?』

アカネ『はい』

ユウキ『退院できそうか?』


返信が無い。「はい」しか打てないのだろうか

ならば通話ならどうか、勇んで変身し通話ボタンを押してみた
312 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/12(水) 23:47:34.80 ID:OA94eJd0o

ユウキ「アカネちゃん、ワシじゃ。ユウキじゃ」

アカネ『…………は、い……』

ユウキ「うむ……まぁ意思疎通がよりできるようになれてなによりじゃ」

アカネ『……はぃ…………』


 アカネに質問……>>313
 
 1.音楽家のこと
 2.今いる場所のこと
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:54:05.91 ID:gS3LEOjMo
314 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:00:18.51 ID:Hi7zPgFdo

アカネが今までよりスムーズに言葉を話せるようになったなら、色々聞けるはずだ

ゲームの中ではまだ拙かったが、いまなら情報量も多いはず

ベルという頼りが無くなってしまった今、もう原点回帰で自分から聞くしかない


ユウキ「アカネちゃん、もしよかったら……そこがどこなのか教えてくれんか?」

アカネ『…………びょう、いん……』

ユウキ「ああそれは知っとるよ。どこの病院か、それは分かるか?」

アカネ『………………よく、分からない……』

ユウキ「そうか……」


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→病院を特定できるものを探してみろとアカネに指示する
 失敗→もう少し時間がかかりそうだ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/13(木) 00:01:52.48 ID:HzNIfEh0o
14
316 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:06:55.82 ID:Hi7zPgFdo

 48……失敗
 

ユウキ「ううむ……まぁ仕方ない。話せて嬉しいぞアカネちゃん」

アカネ『…………私、も……』

ユウキ「うむ!」


それじゃあまた、と言いかけて伝えなければならないことを思い出した

次のログイン直後、ユウキが単身でメルヴィルに挑むことだ

それを告げるとアカネは少し興奮気味に止めてきた。予想していたが嬉しいリアクションに少し頬が緩む


ユウキ「大丈夫じゃ。ワシは死なんて」

アカネ「でも……!」
317 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:11:43.49 ID:Hi7zPgFdo

ユウキ「あくまで囮じゃ。奴が姿を現わしたら……頼りにしとるぞ、アカネちゃん」

アカネ『…………!』


多分、プフレが考えるのも同じだろう。慶市に思いついて彼女に思いつけないわけがない

そこで今度こそまたと言い、通話を終えた


慶市「ふぅ……」


 アカネは……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→身代わり君をユウキに送り付けた
 偶数→絶対倒すぞと気合を入れていた
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/13(木) 00:12:38.07 ID:rYRDPbumo
319 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:30:14.40 ID:Hi7zPgFdo

通話を終えて数分後に、魔法の端末が通知を鳴らした

アカネからのメッセージだと思い開くと、確かにアカネからであったがメッセージではなくゲーム内アイテムだった


慶市「これは…………アカネちゃんめ、いらん心配じゃわい」


アイテム欄に追加された身代わり君を見て、一層頑張らねばとの決意を決めた

娘家族が帰ったため、広くなった家の庭でまた筋トレに励む

翌日もまた、最後の1日になるかもしれないという思いの中、メンテナンス期間の終わりを待ちながら瞑想をしていた

鍛えた筋肉を休め、精神統一するためのものだ
320 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:33:08.79 ID:Hi7zPgFdo

「おーい、慶市さーん」

慶市「…………」

「……ついに……この家ともお別れかぁ」

慶市「死んどらんわ!」

「おわっ! 返事が無いから座して死したかと思いましたよ〜」

慶市「まったく……そういえばワシが死んだらお前はどうなる?」

「まぁ普通にまた別の誰かの家に行くでしょうね」

慶市「そうか……リスト探しておくんじゃな」

「え、近々死ぬんですか?」

慶市「そうさな」

「えぇぇ! 悪い冗談やめてくださいよ〜! ずっといじってて怒ったなら謝りますから〜!」
321 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:36:01.22 ID:Hi7zPgFdo

軽口を流しながら、メルヴィルとの戦いを思い描く

きわめて難しい。姿を消せる敵というのは難しい。遠距離武器というのは難しい

彼女の使う弓の威力は分からないが、恐らく真正面から絶剣で受け止めれば、負けはしないだろう。多分


慶市「(プレデターじゃ途中から透明にならなくなったしなぁ)」

慶市「(しかもこっちは泥パックで相手から見えない状態、2は普通に戦っていた。透明の状態だと……ううむ)」


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→戦法を思いつく
 失敗→行き当たりばったりじゃ
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/13(木) 00:38:13.00 ID:sC6QW9IDO
はい
323 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:41:34.90 ID:Hi7zPgFdo

 100……ファンブル
 
 
慶市「(………………わ、分からん……)」

「ちょ、知恵熱出てません? 熱いんですけど」

慶市「うーん」

「わああああぁぁ!? ちょっと!? ホントに死んじゃう!?」


考え込み過ぎて頭がオーバーヒートしたようだ

バカがバカなりに考えた結果、プレデターをもう1回見ようという結論に至り、普通に楽しんだだけだった
324 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:44:16.49 ID:Hi7zPgFdo

・・・・・・


そして、時がやってきた

おそらく最後のログイン。これで魔王メルヴィルを打倒できなければ、こちらの負けが濃厚になる


ユウキ「…………よしッ、メルヴィルを探すか」


だがどうやって、と思っているところにクランテイルからの全体チャットが入った


クランテイル『ペチカが人質に取られた』
325 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/07/13(木) 00:45:28.16 ID:Hi7zPgFdo

今日はここまで
ペチカが捕まる前にメルヴィルと遭遇できるかの判定入れるつもりでしたが、いいところにファンブル来たので無条件でペチカには捕まってもらいました
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/13(木) 00:48:19.22 ID:HzNIfEh0o

00は100だったか
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/13(木) 17:58:40.32 ID:h54l5O3lO
乙です
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/13(木) 19:09:29.11 ID:r/gScEyX0
東京都小金井市立椿中学校
3年3組クラス名簿

 

名前をクリックすると設定・ネタバレが読めます。
(現在、男子1番〜10番のみ)

Now Remaining Students→■

男子1番 今宮朋哉
(いまみや・ともや) 女子1番・英賀保光里
(あがほ・ひかり)
男子2番 唐崎麻人
(からさき・あさと) 女子2番 芦原蓉子
(あしはら・ようこ)
男子3番 岸部寛明
(きしべ・ひろあき) 女子3番 魚住美咲
(うおずみ・みさき)
男子4番 郡山一海
(こおりやま・かずみ) 女子4番 小野くるみ
(おの・くるみ)
男子5番 塩屋凌
(しおや・りょう) 女子5番 桂川藍子
(かつらがわ・あいこ)
男子6番 新庄英也
(しんじょう・ひでや) 女子6番 草津珠緒
(くさづ・たまお)
男子7番 瀬田陽一郎
(せた・よういちろう) 女子7番 桜井栞
(さくらい・しおり)
男子8番 鷹取宏直
(たかとり・ひろなお) 女子8番 隅田映美子
(すみだ・えみこ)
男子9番 立花新太
(たちばな・しんた) 女子9番 園部泉美
(そのべ・いずみ)
男子10番 竜野基
(たつの・もとい) 女子10番 高月柳
(たかつき・やなぎ)
男子11番 敦賀広斗
(つるが・ひろと) 女子11番 土山小百合
(つちやま・さゆり)
男子12番 長滝玲汰
(ながたき・れいた) 女子12番 虎姫智鳥
(とらひめ・ちどり)
男子13番 能登川丈也
(のとがわ・たけや) 女子13番 生瀬理代
(なまぜ・りよ)
男子14番 土師忠昭
(はじ・ただあき) 女子14番 西大路麻実
(にしおおじ・まみ)
男子15番 疋田晃平
(ひきた・こうへい) 女子15番 日岡亮子
(ひおか・りょうこ)
男子16番 三雲大樹
(みくも・だいき) 女子16番 船戸志信
(ふなと・しのぶ)
男子17番 森ノ宮岬希
(もりのみや・みさき) 女子17番 蓬来江里花
(ほうらい・えりか)
男子18番 野洲謙介
(やす・けんすけ) 女子18番 三輪茜
(みわ・あかね)
男子19番 山田誓一
(やまだ・せいいち) 女子19番 桃山那々子
(ももやま・ななこ)
男子20番 吉富将治
(よしとみ・まさはる) 女子20番 山科乃梨絵
(やましな・のりえ)
以上40名
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/26(水) 21:36:44.64 ID:b1Kmrwuv0
霧子
330 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 21:47:11.89 ID:9yGHt41Vo

ユウキ「……マジか」


ペチカが人質に。誰に捕まったかは考えるまでもないだろう


クランテイル『那子が荒野エリアでメルヴィルと対峙している。行ける者は助けに行ってくれ。頼む』

プフレ『私達は魔王城からのスタートだったため、少し時間がかかる』

ユウキ「(? クランテイルはペチカ達のパーティーじゃ……)」


魔法少女達は前のログアウト時にパーティーを組みなおしていなかったため、プフレ、シャドウゲール、クランテイルは同じパーティーのままでプフレの持つ開始位置変更アイテムによって魔王城からのスタートになっていた

同じパーティーだった那子がペチカと合流しようとしてメルヴィルが乱入した形になる

331 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 21:52:45.28 ID:9yGHt41Vo

ユウキ「まぁいい、すぐに向かわねば」


アカネと合流することも考えたが、相手は恐らく殺しのプロだ。モタモタしていたら死人が出ることもある

ユウキはすぐさま送られて来た座標へと走り出した


ユウキ「すまんなアカネちゃん、現地集合じゃ」


独り言が荒野の乾いた空気に吸い込まれた
332 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 21:58:35.94 ID:9yGHt41Vo

・・・・・・


那子とジェノサイ子はペチカを人質にとるメルヴィルと対峙していた

既に記憶が戻っているジェノサイ子は現実の3日間で色々と整理したのか、那子と共に戦う姿勢をとっている


那子「ぐぬぬ……ペチカ、すぐに助けマスよ!」

メルヴィル「動ぐねえ」


メルヴィルはペチカを足で組み敷いたまま、那子達に弓を向ける


メルヴィル「リオネッタがなんもせんで死んがでぇ、役立たん人形じゃ」

那子「What?」
333 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:07:01.88 ID:9yGHt41Vo

ジェノサイ子「どうでもいいけどさ、私にはそれ効かないの知ってるでしょ?」

メルヴィル「んだな、はよ殺しときゃぁがったが、そっちゃ別だ」

那子「私がそんなのを黙って喰らうと思ってるんじゃ大間違いデース! 簡単にヒラリネ!」

メルヴィル「じゃあやってみっか」


ジェノサイ子が駆け出す。メルヴィルはそれを無視し、那子を狙い弓を引き、放った

那子は体を大きく動かし、それを避ける。戦える魔法少女である那子は再ログインでドラゴンのペットが解除されても単騎で十分だ

高速で飛来する銛を避けるくらいどうということはない。それに相手は人質を取っている


那子「ジェノ!」


そしてジェノサイ子が飛び蹴りをする体勢をとり、メルヴィルがリーチに入る
334 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:10:03.85 ID:9yGHt41Vo

ジェノサイ子「どりゃあぁぁぁ!!」


ライダーキックのような飛び蹴りがメルヴィルを襲う――


ジェノサイ子「ッ!?」


ハズだったが、ジェノサイ子の蹴りは空を切り、困惑した表情のまま着地した


ジェノサイ子「消えた……!」

那子「魔法デス!」


メルヴィルとペチカが消えていた
335 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:13:46.22 ID:9yGHt41Vo

ペチカ「な、那子さん……!」

那子「ペチカ!」


少し離れた場所でペチカがぽつんと姿を現す。メルヴィルの姿は無い


那子「ペチカ、すぐ……!」

ジェノサイ子「ちょ、それ罠――」


 那子の数値……>>↓1コンマ二桁
 メルヴィルの数値……>>↓2コンマ二桁
 
 那子の数値が勝っていた場合……メルヴィルの罠を迎撃する
 メルヴィルの数値が勝っていた場合……那子撃破
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 22:15:07.81 ID:Y115L7OO0
えーえええーえ え
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 22:17:07.72 ID:eA0Rbjsjo
338 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:27:50.49 ID:9yGHt41Vo

 那子の数値……81
 メルヴィルの数値……72
 

ペチカに走り寄る那子の横から何かが飛来する。銛だ


那子「そう来ると思ったデース!」


那子が急停止してバックジャンプ。難なく銛を避けると同時に着地時に地面に右手を突っ込み何かをガッと掴んだ


那子「その辺、デスね!」


バッと地面を掴んだ握りこぶしを広げ、地面を抉り握りつぶして出来た無数の小さな石を撒く


那子「姿は消せても!」
 

砂ほど細かくない重みを持ったつぶてが魔法少女の肩で遠くへと飛んでいく
339 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:31:33.72 ID:9yGHt41Vo

だがつぶては何に当たるわけでもなく地面にぽてぽてと落ちた


那子「(この方向にはいない……)」

ジェノサイ子「今の内にペチカを……って、またいない!?」

那子「What!? ええい!」


恐らくメルヴィルは那子に銛を撃った次の瞬間に既に移動してペチカを回収していたのだろう


ジェノサイ子「2対1……けど、不利っぽいね」

那子「ぐぐぐ……!」


 那子&ジェノサイ子の数値……>>↓1コンマ二桁
 メルヴィルの数値……>>↓2コンマ二桁
 
 那子達の数値が勝っていた場合……ユウキが来る時間を稼いだ
 メルヴィルの数値が勝っていた場合……那子戦闘不能
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 22:35:08.85 ID:1jMtwUxDO
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 22:35:21.54 ID:eA0Rbjsjo
342 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:45:30.91 ID:9yGHt41Vo

 那子達の数値……85
 メルヴィルの数値……54


ジェノサイ子「出てきなよ卑怯モン!」

那子「正々堂々勝負しなサーイ!」


返事は無い。が、若干の気配はある


那子「ペチカ! どこにいるんデスか!」


2人が見えないところで、だが2人を見れるところでペチカがもがく


メルヴィル「声上げら殺す」

ペチカ「…………っ……!」
343 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:50:47.44 ID:9yGHt41Vo

ペチカ「(那子さん……夢ノ島、ジェノサイ子さん……ここ……!)」

ペチカ「(気付いて! …………いや)」


組み敷かれたまま、拳を握る


ペチカ「あなたは……クラムベリーにはなれない」

メルヴィル「なに?」

ペチカ「こんなの、魔法少女の戦い方じゃない。正々堂々戦えば、那子さんは、皆は……あなたには負けない」

メルヴィル「そりゃあクラムベリーだ違わな、おれざ。勝てばええびょん。いっとう最後ざ立っでだやづがあいっとうえれえざ」

ペチカ「……そう」

メルヴィル「ああ。お前だ違う」
344 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:54:48.24 ID:9yGHt41Vo

ペチカ「…………確かに、私は、強くないし……弱いけど…………」

メルヴィル「だがら死ぬ」

ペチカ「だけど、守ってもらうばかりじゃ……私は、顔向けできない!」


メルヴィルが何かアクションをすると踏んだペチカの動きを封じようとするが、1歩遅かった


ペチカ「みんなああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


2人の足もとが、ボフンと崩れ、ペチカとメルヴィルは何か液体の中へと落ちる


メルヴィル「なっ……!」

那子「今の、ペチカ!」

ジェノサイ子「な、なんだアレ!?」
345 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 22:59:38.35 ID:9yGHt41Vo

南瓜と海老の冷静スープ。ペチカが魔法で地面を材料に作り出した巨大なクレーターを満たすスープの中で2人がもがく


メルヴィル「(これぁ、ペチカの……!)」


突如生まれた空間に囚われ、ペチカを手放したが見失っていない。メルヴィルのすぐ下にまだペチカはいる

水中は水の流れで光の屈折がすぐに目まぐるしく変わるため、色を変えるだけのメルヴィルの魔法ですら完全な擬態とはならない。メルヴィルは魔法を解き、銛を握りしめた

スープの中でも目は開く。下にいるペチカが見える。こちらを睨んでいる


メルヴィル「(一突きで死なぜぇやる!)」


 身体能力(87)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→メルヴィルに絶剣を当てる
 失敗→避けられる
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 23:05:46.99 ID:HVSvHq15O
とう
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 23:07:21.91 ID:Y115L7OO0
ファンブル?
348 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 23:13:39.31 ID:9yGHt41Vo

 99……ファンブル
 
 
ユウキ「はぁぁぁぁ!」


ユウキが到着した時、突如として目の前の地面がスープになった。浮かぶ南瓜と海老がこれはスープだと物語っている

透き通ったスープが具材の中にメルヴィルとペチカの姿を見せる。ユウキはすぐさまジャンプし、飛び込んだ


メルヴィル「ッ!?」

ユウキ「(これで……!)」


水中での絶剣は初めてだったが、いけるはずだ。魔法少女なら

しかしメルヴィルの反応もまた速かった。ペチカに向けていた体をクルリと回転させ、銛でユウキの絶剣を受ける
349 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 23:19:21.53 ID:9yGHt41Vo

絶剣を受け銛は真っ二つになったが、そんなものはただの飛び道具の消耗品に過ぎない。メルヴィルはすぐさま次の銛を取り出し、ユウキに突き立てた


ユウキ「ッ、ゴポッ……!」


じんわりと赤いものがスープに混じる

ユウキの下腹部に突き刺さった銛をメルヴィルがグリグリと動かし、組み付こうとするユウキの手を鈍らせる


ユウキ「(ぐっ……じゃが……!)」


これなら絶剣を放てば確実に当たるはずだ


 身体能力(87-30=57)ロール……>>直下コンマ二桁
 (銛が突き刺さり力が入らない -30)
 
 成功→メルヴィルの左肩を貫く
 失敗→集中できずメルヴィルを逃がす
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 23:19:34.51 ID:eA0Rbjsjo
351 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 23:24:12.62 ID:9yGHt41Vo

 51……成功!
 
 
水中で叫ぶ。銛が刺さっている間は血がドバッと出ることはないはずだ。腹筋でなんとか銛をキュウと締め、ユウキはメルヴィルの顔を目がけ絶剣を繰り出した


メルヴィル「ッ!」


だがやはり狙いは狂う。メルヴィルの左肩に指先が突き刺さり、さらにスープの中に赤い染みがにじんでいく

両者、歯を食いしばって互いの目を睨みつける


ユウキ「(コイツを、殺せば……!)」

メルヴィル「(いっとうつええのは、おれだ!)」
352 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 23:30:10.02 ID:9yGHt41Vo

取っ組み合い、グリグリと肩を引き千切るつもりで手を深く突き出す。だが、突き刺さった場所が違う

銛の返しが更に内側から体内を抉り、ユウキはとうとう手をメルヴィルの肩から抜いてしまった


メルヴィル「……」ニィ

ユウキ「(クッ……!)」


恐らく左腕を上がらなくはさせただろうが、メルヴィルには右腕がある

パッと突き刺さった銛から手を離したメルヴィルはさらに次の銛を取り出した


ユウキ「(ッッ……!)」


 アカネの信頼度(07)ロール……>>直下コンマ一桁
 
 成功→上からアカネが飛び込んでくる
 失敗→アカネ疾走中
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 23:32:36.44 ID:1jMtwUxDO
354 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 23:36:48.41 ID:9yGHt41Vo

 04……成功!
 
 
そろそろ息も限界だ。ペチカのことも心配だが、そのペチカがどこにいるかも分からないほどに消耗した 

だがそれはメルヴィルも同じのはずだ。次の銛さえ凌げば、だが意識が薄まって来て力が思うように入らない

それでもユウキはメルヴィルを睨み続けた

睨み合っていたメルヴィルの目線が逸れる。それは気圧されたからではなく、また別の存在を視界内に入れたからだった


ユウキ「(なんじゃ……?)」


ユウキがスープに飛び込んで今に至るまで僅か30秒ほど。その30秒の間に2つの水柱が地上では上がっていた
355 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 23:43:49.61 ID:9yGHt41Vo

1つは那子。ペチカを助けるために声を上げて飛び込んだ

もう1つはアカネ。飛び込み、メルヴィルの右腕をユウキ越しにガシリと掴んだ


メルヴィル「ッ……!」

アカネ「…………!」


那子はペチカを探しながらスープの中に違和感を感じていた


那子「(なんか、底に流され……)」


存在しないはずの水流があったのだ

荒野エリア、草原エリアといった平地の下には地下に空洞がある。丁度その空洞の天井すらペチカの魔法はブチ抜き、スープへと変えたのだろう。地上から見ればスープの水位が目に見えて下がっているはずだが、魔法少女達がそんなマップ設定を知る由もない

飛び込んだ魔法少女達はどうにかして泳がなければ地下空洞に落ちてしまう


 アカネは……>>直下コンマ一桁

 奇数→水流を厭わずメルヴィルを刀で突き刺そうとした
 偶数→メルヴィルを引き剥がしユウキを担いで水面へと向かった
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 23:48:53.01 ID:Y115L7OO0
SAD
357 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/05(土) 23:55:38.85 ID:9yGHt41Vo

アカネは既に刀を抜いていた。右手で逆手に持ち、抵抗のできないメルヴィルを貫こうと突き出す


メルヴィル「ッ……!」


既にメルヴィルの肺の中の空気はほとんど無い。下手をすれば溺死だ

一番強い者が一番偉い。信条に身を任せてきたメルヴィルは最後まで諦めない


 アカネの数値……>>↓1コンマ二桁
 メルヴィルの数値……>>↓2コンマ二桁-40
 (メルヴィルの圧倒的不利 -40)
 
 アカネの数値が勝っていた場合……メルヴィル撃破
 メルヴィルの数値が勝っていた場合……一命をとりとめる
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 23:56:43.09 ID:Y115L7OO0
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 23:56:51.20 ID:DmLsaCUxo
360 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/06(日) 00:02:18.20 ID:X0RMY699o

 アカネの数値……09
 メルヴィルの数値……20-40=0
 
 
ズブリ、と切っ先がメルヴィルの胸に沈んだ。心臓を一突きだ


メルヴィル「カ…………ッ!」

アカネ「……!」


アカネが刀から手を放したかと思えば続けざまに脇差を抜き、メルヴィルの額を突き刺す

赤い染みがいよいよ広がり、メルヴィルはアカネを睨みながら瞳孔を開いた
361 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/06(日) 00:06:56.08 ID:X0RMY699o

動かなくなったメルヴィルが水流に任せ底へと沈んでいく

そのメルヴィルに組み付いていたユウキもまた

アカネはユウキを担いで上がろうとするが、底に行けば行くほど強くなる水流に逆らえず下へと落ちていった



 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→なんとか溺れずに済んだ
 失敗→溺れて意識を手放した
 
 ペチカと那子は……>>↓2コンマ一桁
 
 奇数→那子がペチカを担いで上がっていた
 偶数→2人もまた落ちていった
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 00:10:35.71 ID:F67On847o
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 00:11:38.56 ID:mFqStdCDO
364 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/06(日) 00:15:24.73 ID:X0RMY699o

 71……失敗
 
 
ユウキ「(……ア、カネ……ちゃん…………)」


アカネが必死に水をかく。だが間に合わない

薄れゆく意識で下を見た。底には穴が空き、ちょうど誰か2人が吸い込まれるのも見えた

だがそれきり、ユウキは意識を手放した
365 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/08/06(日) 00:16:13.69 ID:X0RMY699o

今日はここまで
そうちゃんも近いうちに終わりますどっちも長時間空いてスマナイトオモッテイル
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 00:20:06.17 ID:F67On847o
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 06:31:45.31 ID:RzcLux6Ao

コンマが奮ってると思ったら最期に……
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 14:43:27.90 ID:deSSFo6K0
メルヴィルとの死闘で倒れた絶剣のユウキ。頼む。死なないでくれ! もし前回と同じように主人公を失ってしまったら……
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 20:55:59.91 ID:v3b+VWjq0
つづきは
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/17(木) 21:39:41.32 ID:XdELY4L80
スノーホワイト
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/17(木) 21:40:16.77 ID:XdELY4L80
リップル
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/17(木) 21:40:43.74 ID:XdELY4L80
ラ・ピュセル
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:35:26.16 ID:CdiLaIi00
トップスピード
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:35:56.28 ID:CdiLaIi00
ルーラ
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 22:11:51.80 ID:bUFjDntf0
スイムスイム
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/02(土) 17:20:14.89 ID:cJwsAWS60
ユナエル
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/02(土) 17:20:56.85 ID:cJwsAWS60
ミナエル
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/02(土) 17:44:30.36 ID:ddS/LPl5o
おお、復活してたのか、うれしいな
379 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 21:57:21.58 ID:aiWxrVm1o

・・・・・・


ユウキが意識を失っている間

アカネはユウキを抱えたまま地下の空間に出た。スープと共にゴツゴツとした岩場に打ち付けられ、ダメージを負う


アカネ「ッ……」


少し擦りむいたが特に問題はない。庇うように落ちたため、ユウキは無事なようだ

いや、無事ではないだろう。メルヴィルに刺された銛が下腹部から生えている。これを治療しなければならない


アカネ「ぁ……どう、する…………」


とりあえず傷口を見るために服を脱がせようとする。だがゴスロリ服など触ったことの無かったアカネに手際を求めるのは酷だ

ビリビリと布が破ける音が洞窟に響く

露わになった白い腹は未だに赤い血を流しているようだった
380 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 21:57:49.52 ID:aiWxrVm1o

那子「Wow、ペチカー! ユウキとアカネがいマース!」

アカネ「っ……!」


そういえば一緒に落ちてきたスープでびしょ濡れの那子がペチカと共に現れた


ペチカ「い、生きてますよね……?」

アカネ「……」コクッ

那子「でも息してないみたいデスけど?」

アカネ「!?」


アカネが急いでユウキの胸に耳をつける。ドクンドクンと心臓は鳴っていた
381 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 21:58:17.28 ID:aiWxrVm1o

アカネ「……」ホッ

那子「いやホッとしてる場合じゃないデスよ。回復薬使いまシタ?」

アカネ「……」フルフル

ペチカ「は、早く使わないと!」


ペチカが急いで端末を操作し、フルポーションをユウキに使う。ゲーム上はこれで大丈夫なハズだが、ユウキは目を覚まさない


那子「……というか、こんなの刺さってたら治るものも治らないんじゃ」

アカネ「…………抜く……」

ペチカ「ヒッ……!」


アカネが銛に手をかける。貫通しなかった銛はかえしのために非常に抜きにくい


 銛は……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→上手いこと抜けてくれる
 偶数→なかなか抜けず余りの痛みにユウキが目を覚ます
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 21:58:58.42 ID:mri2/4jno
はい
383 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:10:40.39 ID:aiWxrVm1o

アカネ「……」グッ


手に力を込め、銛を動かす。腹の皮膚が引っ張られ、血がブシュッと出た

缶詰を開ける時に漏れる液体のようで、ペチカは思わず目を逸らす


那子「Oh……」

アカネ「……!」ググッ


更に血が出る。那子は万が一のために回復薬をいつでも使えるようにスタンバイ

ユウキの体がピクリと動くが、それはあくまで体だけが反射的に、電気信号のように動いているに過ぎない

ズズ、ズズと少しずつ銛を抜いていく。天井に空いた穴からの光以外に頼れる光源は端末のライトしかないため、非常に手元は曖昧だ
384 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:14:12.57 ID:aiWxrVm1o

どれくらいの時間が経ったか、もしかしたら少ししか経っていないかもしれない

そんな中ようやく銛の先端が見えた。赤い何かと一緒に


ペチカ・那子「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!」

アカネ「ッ!!」


思わずアカネがユウキに覆いかぶさりズンッと銛を戻す。抜いたらまずい物が出てきてしまっていた

のしかかった場所が胸だったからか、アカネの体重で圧迫された肺は上手いこと中のスープを出せていた


ユウキ「い、ったああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

アカネ「!!」
385 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:16:26.81 ID:aiWxrVm1o

ユウキ「な、何がどうなっ、ぐあああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

ペチカ「ユウキさん!」

那子「ハ、ハロー……」


意識が戻って良かったのか悪かったのか、なんともいえない表情の2人とは裏腹にアカネはパァッと明るい表情になる


アカネ「よかった……!」

ユウキ「お、おう……! なにが、よかった……! ぐぅぅぅぅぅぅ……!!」

那子「あ、あんまり動かない方がいいネー。ソーセージがコンニチハしてるからネー……」

ユウキ「はぁ? ちょっと、アカネちゃんどいてくれ。腹の下あたりが、すごく……!」

アカネ「駄目……」
386 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:20:29.38 ID:aiWxrVm1o

銛のかえし部分に引っかかってしまったのだろう。内臓まで巻き込んでズルズル引き出してしまったら回復薬を使っても本当に死ぬかもしれない

那子が回復薬を使ってくれるものの、痛みが引いては寄せ引いては寄せを繰り返す状況だ

ユウキは意識を失うまでを思い出しながら、アカネの手術まがいな「銛からソーセージを外す作業」が早く終わってくれと願った


那子「これ、塞がるんですかネ?」

ペチカ「ううっ……どうなんでしょう……」

アカネ「もう…………すぐ………………」カリカリ

ユウキ「ぁ……! っ……ぁ……!」パクパク

那子「Oh! ユウキ、今死んじゃダメデース!!」
387 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:24:47.38 ID:aiWxrVm1o

数分後、なんとか外し終わった

銛がポイと投げ捨てられ岩肌にカランコロンと音を立てて転がる。ようやく痛みの地獄から解放されたユウキにとってこの音はかつてないほど安心させてくれるものとなった


ペチカ「あ、傷が塞がって……」

那子「回復薬のコンボが聞いたようデース」

ユウキ「かなり違和感じゃが……まぁ、うん。動けるようにはなっとるの」


リアルさをウリにしたゲームだが、回復薬での回復は曖昧な表現だった。傷の再生速度がバカみたいに速いと覚えればいいのか、とにかくもう二度とこんな傷は御免である


ユウキ「ここは何処じゃ? 地底王国か? 猿の惑星か?」

ペチカ「私が、多分地面に穴を開けちゃったから……落ちてきたんだと思います」
388 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:27:21.08 ID:aiWxrVm1o

かなり広い空間のようで、上の穴にはジャンプして届くような高さには無い


那子「隠しステージとかですかネー」

ユウキ「ううむ……あ、そうじゃ! メルヴィルは……!」

那子「……あっちに」


那子が指差した先には手足を投げ出して横になっているものがあった

胸と頭に刃が突き刺さったまま、動かない


ユウキ「ああ、あれか……アカネちゃんよくやったの」

アカネ「……」コクッ


ユウキに頭を撫でられ、アカネは嬉しそうにうなずいた
389 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:32:03.88 ID:aiWxrVm1o

「おーい! 大丈夫か!」


上から声が聞こえてきた。この声はクランテイルだろう

那子が元気な声で返事をする。病み上がりには少々耳がキンキンと堪えた


那子「はしごとか無いデスかー!? ロープとかー!」

クランテイル「なんだってー!」

那子「はーしーごー!!」

クランテイル「すまん、無い!!」

那子「ショップ行って来いデース!!」
390 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:37:54.50 ID:aiWxrVm1o

メルヴィルの死体の傍に寄り、ユウキはひとりごちた


ユウキ「これで、終わり……なんじゃろ?」


刀を服で拭き、鞘を納めたアカネは首を振らない

ペチカもそのはずですと答えるが、いまいち自信なさげだ


那子「確かに、ファンファーレとか鳴ってもいいはずですよネー」

ユウキ「うむ、演出があるはずじゃ」


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→メルヴィルは魔王ではない可能性に気付く
 失敗→不思議に思いながら何も分からない
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 22:38:55.69 ID:zRhkuEeoo
392 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:51:13.30 ID:aiWxrVm1o

 69……失敗
 
 
ユウキ「まぁ、これでゲームは終わりじゃろう」

ペチカ「です、よね」


そこに上から再び声


クランテイル「すまん! ロープもはしごも売っていない!」

那子「えー!」

ユウキ「なんで端末に送らず大声の会話なんじゃ?」

ペチカ「同じパーティーじゃないからでは?」

ユウキ「え? あ、そうか。今あやつはプフレ達と同じパーティーか。そういえば今回あの2人を見てないのぉ」
393 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 22:56:26.93 ID:aiWxrVm1o

上にのぼる手段が無いとどうすればいいか、やることはひとつだ。ただ待つことだけ

この暗い中、魔法の端末をポチポチいじって暇をつぶすくらいしかできない

痺れを切らした那子が洞窟内を探検していたが、一通り見終わって何もなかったようで、口をとがらせて戻って来た


ユウキ「おうおかえり〜長かったの」

那子「結構広かったデスけど、なーんにも無かったデース」

ペチカ「丸一日探検してた?」

那子「Wow! 本当デース! 2日目になってマース!」

ユウキ「うげっ、もうそんなにか!?」

アカネ「……」

ユウキ「はぁ〜暇じゃのー」
394 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 23:03:04.31 ID:aiWxrVm1o

あまりに暇なので色々とデータを漁るほどになっていた


ユウキ「あのゴブリン達、一応群れで社会があったんじゃな」

那子「ドラゴンは色ごとに好物が違うって……意外と細かいですネ」

ペチカ「みなさーん、ご飯ですよー」

ユウキ「おお! 待っておったぞ!」


この空間で楽しみはペチカの料理くらいだ。材料はそこら中にあるのだから


ユウキ「そういえばアイテム欄は全部埋まったか?」

ペチカ「いえ……あ、でもRを引く前にファルからレアアイテム一覧みたいなのは見せてもらいましたよ」

ユウキ「なに、そんなサービスがあるのか!?」


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁

 成功→今の状況をファルに説明してもらう
 失敗→なーんだとご飯を食べる
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 23:06:03.75 ID:7LEelTF4o
396 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 23:17:15.82 ID:aiWxrVm1o

 75……失敗
 
 
ユウキ「まぁでも何が当たるか分からない方が面白いと思うがな。分かってるとそれが当たらなかった時に悔しさ倍増じゃ」

ペチカ「それもそうですね。あ、そういえばメルヴィルみたいなアイテムもありました」

ユウキ「なんじゃそれ」

ペチカ「透明なんとかって、周りの風景と同化できるとか」

ユウキ「それは怖いな。奇襲し放題じゃないか」

ペチカ「ええ。でも誰かがそれを当てたのかは分からないですね……」


と、頭上から何かが振ってきた


ユウキ「どわぁぁ!? って、お前……クランテイル!?」

クランテイル「……丁度飯時か」

ペチカ「え、どうして……?」
397 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 23:23:21.72 ID:aiWxrVm1o

那子「いきなりなんデスか!? あ! まさかペチカのご飯食べたさに……」

クランテイル「そうじゃない。いやそれもあるが……いや違う! プフレとシャドウゲールと連絡が取れないんだ」

那子「What?」

ペチカ「え、同じパーティーなのに?」

クランテイル「ああ……メッセージは送ることができるんだが、返信がまったく無い」

ユウキ「2人の場所は?」

クランテイル「魔王城だ」

ユウキ「ううむ……会いには行ったのか?」

クランテイル「……行けなかった」

ユウキ「なに?」

クランテイル「通行証はあったんだが、図書館エリアと魔王城を繋ぐ道に壁が出来ていてな……どれだけ壊そうとしても無駄だった」

ユウキ「……それって、どういうことじゃ?」
398 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/03(日) 23:23:47.48 ID:aiWxrVm1o

短いけど今日はここまで
また明日に
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 06:42:39.89 ID:mmEUhyI/o
乙です
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 07:26:23.98 ID:FIHPrfqZo
乙 更新待ってた
401 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:06:36.65 ID:/FyhK3O+o

クランテイル「このゲームの仕様かどうか分からないが、今になって魔王城への道が塞がれるのはどういうことなんだ……」

ユウキ「魔王はもう倒したのにな」

クランテイル「やはりメルヴィルは倒していたか。ペチカが無事でよかった」

ペチカ「え、いやぁ」

那子「まぁ落ちてくるときにペチカがケガをしないよう上手く着地したのは私ですけどネ!」

クランテイル「それは当たり前だ」


 共通の敵を倒したことによりペチカ達の信頼度が上がった!

 ペチカ:04
 那子:04
 クランテイル:04
 アカネ:08
402 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:07:10.25 ID:/FyhK3O+o

クランテイル「……ところで、皆は使ったか? 記憶回復装置」


その言葉に全員がピクッと反応し、うつむいた。それだけで十分答えになる

クランテイルがそうかと息を吐くと、ペチカが漏らす


ペチカ「メルヴィル……って人、似てましたよね」

那子「そうですネー、ストロベリーに」

クランテイル「クラムベリーだ。森の音楽家……」

アカネ「ッ……」

ユウキ「アイツがクラムベリーとどう関係があったのか、それはもう分からん。死人に口なしじゃからな」

クランテイル「だが、私達皆、いや……このゲームに参加している魔法少女全員がクラムベリーを知っている」

ペチカ「それって、あの人が教官だった魔法少女が集められてるってこと……?」

那子「Hum……その可能性はありそうですネー」
403 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:08:18.42 ID:/FyhK3O+o

クランテイル「ここにいる全員が、あの殺し合いを生き残った……か……」

ペチカ「っ……」コクッ

アカネ「音楽家……」

クランテイル「アカネが音楽家と連呼する理由も分かった。謎は全て解けた……のか?」

那子「でもペチカみたいなタイプがクラムベリーの試験に合格するなんて、すごいですネー!」

ペチカ「へっ!? い、いや……」

クランテイル「やめないか。思い出したくない……はずだ。私だって忘れたままの方が良かったと思っている」

那子「……そうですネ、Sorryペチカ。自分でもファッキンな思い出デース」


ペチカ達がクラムベリーの話をしている

ユウキもまた思い出す。クラムベリーのことを

丁寧な口調と物腰。その中にある野性


ユウキ「チッ……」


小さな舌打ちのつもりだったが、聞こえていたようでペチカなんかは分かりやすく遠慮がちな態度になった
404 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:08:57.56 ID:/FyhK3O+o

ユウキ「ああスマン、なんでもないぞ」

クランテイル「ユウキの強さにも納得がいった。それだけ強ければ奴にも認められたんだろう」

ユウキ「そんなんじゃ無いわい。ワシは負けたわ」

那子「それを言ったら私もクラムベリーに勝ってないデース」

ペチカ「私も……何もできなかった…………」

ユウキ「……ふむ、暇じゃしワシの話に付き合うか」

那子「これ知ってマース! 隙あらば自分なんちゃらってやつデース」

ユウキ「そんな年頃じゃ。年寄りは若者に色々話したくなるんじゃよ」

クランテイル「何歳なんだ……」


 ユウキはクラムベリーの試験のことを……>>405
 
 1.思い出しながら話す
 2.かいつまんで話す
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 22:09:37.65 ID:MMVqJy8vo
406 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:22:50.76 ID:/FyhK3O+o

ユウキ「時間はある。長くはしないつもりじゃが、まぁ聞け」


全員が傾注する。アカネも興味津々といった顔で覗き込んで来た


ユウキ「ぶっちゃけワシが魔法少女なんぞになった時は何かの間違いじゃと、これは夢じゃと思ったわ。まぁ同じ思いだった奴もいるじゃろうが」


ゴスロリの美少女など、ジジイの自分にはどう考えても合わない。というより合う想定でこの世界は回っていない

それは3日もすれば慣れた。適当に人助けをして過ごせとファヴを名乗る電子妖精には言われた

慶市の住んでいる町は郊外とも言うべき町の、さらに田舎ともいえる所だった。人口はそれほど多くなく、別に全員が顔見知りというわけではないがコミュニティは分かりやすい

担当地域と呼ばれる区域は結構広く、数週間かけて人助けをして回った

老後の楽しみが映画と筋トレと孫以外に出来たことを喜んだ。だがそれはあくまで最初だけだった
407 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:27:20.76 ID:/FyhK3O+o

・・・・・・


ユウキ「よし、今日はこのくらいにしとくか。あまり長く開けすぎるとばあさんも心配するしな」

ユウキ「しかしファヴと言ったか……魔法少女になった時以来てんで姿を見せんで……いいかげん飽きてきたぞ」


その日の夜も、人助けをしていた。ただ魔法少女になり、何の目的も無く闇雲に人助け。魔法少女になってから数週間でそろそろモチベーションも下がって来ていた

そんなタイミングを見計らってか、魔法の端末にあるメールが送られてくる


ユウキ「ん? 魔法少女選手権……?」


この町にはユウキの他にも数人の魔法少女が居ることは教えられていた。魔法少女選手権とは隣町とさらに隣町を含めた3つの町の魔法少女が何かを競い合うらしい

しかも参加は強制ときた
408 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:33:27.01 ID:/FyhK3O+o

クラムベリー「ようこそ魔法少女選手権へ。私は魔法の国より遣わされた司会兼審査員の、森の音楽家クラムベリーと申します」


選手権の会場である山奥に行ってみると、そこには数十人の魔法少女と、簡易に作られた台座の上に音楽家と名乗る魔法少女が居た


クラムベリー「それでは、皆さんにはこの首飾りを配ります。これを取られたら脱落となります」

クラムベリー「ルールは簡単です。脱落せずに最後まで首飾りを守り抜いた魔法少女が、魔法の国公認の正式な魔法少女になれます」

クラムベリー「皆さんが初めて会ったファヴというマスコットから説明が無かった方にはこの場を借りてお詫び申し上げます」


誰もが不満を漏らしながらも首飾りを受け取っていく。ユウキも何が何だか状況がよく分からなかったがとりあえず受け取った


クラムベリー「選手権といいつつ試験のようですがお気になさらず。では始めてください」
409 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:36:35.21 ID:/FyhK3O+o

まず、血の気の多そうな魔法少女が乱暴に隣に居た魔法少女から首飾りをちぎり取った


「ハハッ、ノロマだなぁ。まぁ今回はアタシの勝ちってことで早く帰んなよ」


どうやら2人は友達同士らしい。取った魔法少女が片割れの肩をポンポンと叩く

そのまま首飾りを取られた魔法少女は倒れた


「は?」


遠目から見ていたユウキだったが、倒れた魔法少女の変身が解けているのが見えた。あれはユウキの担当地区にある学校の制服だ


「え? ちょっと悪かったって。そんな脅かさないでよ」


その数秒後、悲鳴とどよめきが山奥を包む
410 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:38:27.51 ID:/FyhK3O+o

ユウキ「ハァッ、ハァッ、ハァッ……!」


分かったことが3つある

まず、この首飾りを取られると死ぬ

自分で取っても死ぬ。つまり棄権=死だ

そして、こうして逃げなければ誰かが自分の首飾りを奪いにくる


「もらった!」

ユウキ「ッ!」

「チッ、避けるのか……」
411 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:42:57.20 ID:/FyhK3O+o

背後から攻撃。槍だ

最初の1人が脱落してから、魔法少女は大きく2つに分かれた

他の首飾りを取ろうとする者と、なすすべなく逃げる者だ

ユウキは後者だった。いくら戦場帰りといっても、急な殺し合いに対応できるほど壊れてなければそういう空気に対してのブランクなんて数十年


「大人しく首飾り渡すか、私の目の前で外しな。そうすりゃ見逃してやる」

ユウキ「な、なぁお嬢ちゃん。それってワシ一択しか残されてない気がするんじゃが」

「……私だって、好きで奪うわけじゃない」


死にたくないから。そう言いながら必至に槍を振るう魔法少女

ユウキの身体能力は高い。特に槍に扱いなれているわけでもない小娘に遅れはとらないが、状況を飲み込み切れていない分反撃が遅れる
412 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:45:02.34 ID:/FyhK3O+o

だが、そういつまでも避けられるものではない

槍の穂先が肩口を傷付け、血が服を汚す


「これで!」

ユウキ「ッッ!」


 身体能力(87)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→槍を奪い取り、反撃
 失敗→今度は脚を突かれる
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 22:45:41.87 ID:OD3SV8lDO
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 22:50:18.89 ID:zlT6lIS7o
過去編でもコンマはあるのか
ジャストはどっちだろう?
415 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:51:06.48 ID:/FyhK3O+o

 87……成功!
 
 
痛みと共に長らく忘れていた死の実感が込み上げてきた

同時に走馬灯。ばあさんの顔と娘夫婦の顔、孫の可愛い顔が浮かんでくる


ユウキ「ッ、ああああ……!!」


突き出された槍を避け、ガシリと柄を掴む


「なっ……!」

ユウキ「ワシも、まだ……死ねんわ!」


腹に力加減を完全に無視した渾身の蹴りを一発入れる。体をくの字に曲げた魔法少女が吹っ飛び、木に叩きつけられた
416 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 22:54:07.39 ID:/FyhK3O+o

「ガッ……! う、ぐ……!」


槍を捨て、その魔法少女に歩み寄る


「あ、や……助け……て……!」

ユウキ「…………」


先程までとは打って変わって、怯えた小動物のような目で懇願してくる。容姿の可愛らしさも相まって、思わず頬ずりしたくなるほどの可憐さだった


ユウキ「…………」


 目の前の魔法少女に対し……>>417
 
 1.見逃す
 2.首飾りを取る
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 22:55:04.20 ID:uKW21Otbo
418 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:00:32.90 ID:/FyhK3O+o

浅はかだとは思わない。生き残りたいのは皆同じだ

ましてや相手は確実に自分よりは年下の娘。手をかけるなど


ユウキ「……もう、ワシを狙うな。なんとかして皆が生き残る方法を探すんじゃ」

「は、はい……だから、殺さないで……」

ユウキ「分かった。だから殺すな」


背を向け、立ち去る。追撃の気配は無かった

が、悲鳴が聞こえてきた


ユウキ「ッ!?」


振り返ると先程まで自分が見下ろしていた魔法少女の変身が解けて、地面に突っ伏していた
419 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:06:31.32 ID:/FyhK3O+o

「そんな甘い考えならいっそアタシにそれ寄越せよぉ!」


また別の魔法少女だった。まるで虎のような模様の毛が全身に生え、巨大な爪を振りかざし突進してくる


ユウキ「お前、その子を!」

「どうせなら互いにやり合って漁夫狙いたかったんだけど、まぁ今となっちゃお前を殺すだけだねぇ!」


大振りな爪を避ける。ゴスロリとはいえ動きにくいということが無いのが救いだ


「ほらほらぁ、アタシを殺さないとお前が死ぬよぉ!」

ユウキ「くっ……!」


 身体能力(87)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→槍を拾い突き刺す
 失敗→爪で左腕に深く食いこむ
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 23:07:29.29 ID:zlT6lIS7o
01
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 23:07:53.17 ID:mmEUhyI/o
422 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:12:16.18 ID:/FyhK3O+o

 29……成功!
 
 
横に薙ぎ払うように振るわれた爪を屈んで避け、すれ違うように前に跳ぶ

跳んだ先には先ほどの魔法少女の槍があった


ユウキ「…………!」


死んでも何故槍が残っているのかは分からないが、無我夢中だ

背後に強い殺気。ユウキは槍を掴み、振り返りざまに突き出した


「な……ッ、あ、が……!?」

ユウキ「ハァッ、ハァッ……!」


槍は見事に胸を貫いていた
423 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:16:41.40 ID:/FyhK3O+o

虎の魔法少女の変身が解け、女子高生らしき女の子が地面に血を流しながら倒れこむ

数秒間はパクパクと息をしていたが、ユウキが彼女に駆け寄った時には既に止まっていた


ユウキ「……ぁ、ワシは…………なにを……!」


その場にしゃがみ込んだ

ここは日本だ。満州でも中国でもないはずだ


ユウキ「まるで、戦場じゃないか……」


だが命の奪い合いがこの場にはあった

そして自分も1つ奪ってしまった

殺されそうだったから、と言い訳はできるだろう。だが殺した相手はまだ成人もしていない若者だ

自分の行いの罪深さを呪った
424 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:20:31.25 ID:/FyhK3O+o

ユウキ「……や、やめさせねば」


ヨロヨロと立ち上がる。こんなバカげた状況を作り出したのは魔法少女選手権などと皆を集めた者だ


ユウキ「確か、森の音楽家といったか……」


これ以上人死にが出る前にクラムベリーを探し、やめさせる。ユウキはしっかりと合掌した後、槍を持ち森を駆け出した


ユウキ「(周りに気配……動物ではないな)」


横にユウキと同じスピードで移動する気配がある。尾行しているつもりだろうが、バレバレだ


ユウキ「(危害を加えてこないのなら、こちらから仕掛ける必要は無いな)」
425 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:23:26.44 ID:/FyhK3O+o

クラムベリーを見つけるのに時間はかからなかった。最初に集まっていた場所でクラムベリーは呑気に台座に腰かけていたのだ


ユウキ「おい」

クラムベリー「おや、あなたが最後の1人ですか?」

ユウキ「それは知らん。じゃがこんなバカげたことは即刻終わらせぃ!」

クラムベリー「……? 何を言っているのですか? これは選手権ですよ。皆頑張ってるのに終わらせられませんよ」

ユウキ「誰が頑張らせていると思っている!」

クラムベリー「そう怒らないでください。その槍……あなたのではないでしょう? あなたも頑張ったんじゃないですか」

ユウキ「…………」

クラムベリー「どうしてもやめさせたいのなら、私を倒してみせたら考えましょう」
426 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:27:09.50 ID:/FyhK3O+o

ユウキ「言ったな?」

クラムベリー「ええ。約束します。その前にあなたの背中を狙っている鼠をなんとかしてはいかがです?」

「ひっ……!」

ユウキ「(さっきからつけて来ていた奴か……)」

ユウキ「ワシを狙おうと思うな。今から全部やめさせる。それまで待て」


後ろの魔法少女は気弱な少女だったらしく、すぐにどこかへと走り去っていった


クラムベリー「おやおや、あれでは生き残れませんね」

ユウキ「早くやるぞ。お前の目的やら色々聞きたいが、終わってからじゃ」

クラムベリー「終わってからでは聞けないのでは? あなたが死んでいるかもしれませんが」

ユウキ「死ぬかッ!」
427 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:29:08.56 ID:/FyhK3O+o

槍を持って突撃する

銃剣突撃なんて結局実戦でやることはなかったが、今は攻めねば勝てない

素早く一閃。避けられた


ユウキ「ッ……!」

クラムベリー「フフッ」


 身体能力(87)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→槍がクラムベリーを掠める
 失敗→まったく当たらない
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 23:29:56.63 ID:zlT6lIS7o
Hit
429 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:35:45.97 ID:/FyhK3O+o

 63……成功!
 
 
突き、払いを組み合わせるが、なかなか当たらない

穏やかな物腰とは裏腹になかなかの武闘派のようだ


ユウキ「(なら……!)」


今度は自分の足でクラムベリーに足払いを仕掛ける

思った通り、クラムベリーはそれを跳んで避けた

すかさず槍で斬り払う。手応えは無かったが、上着の襟部分を斬ることに成功したようだ


クラムベリー「おや」

ユウキ「(よし、奴も完全にすべてを避けられるわけではない!)」
430 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:39:07.76 ID:/FyhK3O+o

今度はパンチとキックも組み合わせ、クラムベリーに攻撃をしかけていく

槍が片手で扱えるほどの長さだったのも幸いして、避けられるよりも受け止められるの方が多くなってきた


クラムベリー「ふむ、なかなかやるようですね」

ユウキ「お褒めいただき光栄じゃなッ!」


その瞬間、ガサガサと背後の草むらが音を立てた


ユウキ「ッ!」


まさかこの戦いに乗じて奇襲かと思わされた。先ほども漁夫の利を狙っていた者がいるくらいだから乱入してきてもおかしくはない

だが振り返っても誰もいない。ユウキはその一瞬の隙を突かれることになる
431 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:41:54.94 ID:/FyhK3O+o

腹に重いのを一発貰った

クラムベリーの拳がミシミシと食い込んでいる


ユウキ「がっ……ぐ……!」

クラムベリー「誰かいましたか?」

ユウキ「(なんじゃ……今のは……!)」

クラムベリー「気絶させるつもりで殴りましたが、思ったよりも頑丈ですね」

ユウキ「ああ、鍛えてるから、の!」


槍を持っていない左手を握りしめ、クラムベリーの腹目がけ思い切り振りかぶった


 クラムベリーへの攻撃は……>>直下コンマ二桁
 
 成功→腹パン成功
 失敗→受け止められる
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 23:43:10.25 ID:uKW21Otbo
433 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:47:30.67 ID:/FyhK3O+o

 25……成功!
 
 
クラムベリー「っ……」

ユウキ「な? 鍛えてるって感じのパンチじゃろ」

クラムベリー「ええ。そのようですね。久々に楽しめそうです」


ニヤリとクラムベリーが笑う。熱くなっていた頭が少し冷えるほどに、その笑みは恐ろしさを感じさせられた


クラムベリー「では、こういうのはどうでしょうか」


食いこんだままの拳から、何かが流れ込んでくる感触がある

それが何かを確認する前に、腹を襲う強烈な衝撃波でユウキは吹っ飛ぶことになった
434 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/04(月) 23:51:40.24 ID:/FyhK3O+o

ユウキ「ぐあっ、な、に……!」

クラムベリー「昔無理やり技名を考えさせられたときを思い出して嫌なのですが、やはり使えば使ったで差が出来過ぎますね」

ユウキ「(魔法か……!)」


衝撃波を巻き起こす魔法だろうか。戦闘向けだ

対してこちらが持っている魔法はなんとも貧弱極まりない


ユウキ「(……いや、使えるか? 頭の中を12年前に戻してやればもしかしたら……)」


止められるかもしれない


 ユウキは……>>435
 
 1.魔法でクラムベリーの記憶を逆行させる
 2.魔法を使っても記憶が無いんじゃ止められないのではと思い使わない
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 00:00:47.71 ID:uJV+A1k7o
1を試す
436 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/05(火) 00:08:45.76 ID:fKhDYWhXo

ユウキ「(よし、奴に触れれば……!)」


服の上から触っても魔法が使えることは一般人で証明済みだ。あとは触れること……は簡単だろう。肉弾戦タイプならチャンスだらけだ


ユウキ「随分強力な魔法じゃな」

クラムベリー「ええ。強力すぎて使いどころが見当たらないんです」

ユウキ「そうか、じゃあ使わずに負けてくれッ!」


駆け出し、槍ではなくパンチの構えになる

触れることが目的だ。たとえカウンターをくらっても魔法は使える


ユウキ「オラッ!」

クラムベリー「その速さでは捉えきれませんよ」


クラムベリーが拳を握っているのが見えた。予定通りだ
437 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/05(火) 00:10:34.93 ID:fKhDYWhXo

今度は思い切り頬を殴られた


ユウキ「ぐっ……!」

ユウキ「(顔はやめて! と言いたいが、これで!)」


魔法を使う意識をする。対象は、今顔に触れている拳を持った者


ユウキ「……」ニィ

クラムベリー「……?」


眉をひそめたクラムベリーだったが、その顔がすぐに変わるのをユウキは見逃さなかった


クラムベリー「………………? 誰?」
438 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/05(火) 00:14:25.33 ID:fKhDYWhXo

ユウキ「(よぉし……作戦成功じゃ)」

ユウキ「ふぅ……お嬢ちゃん、なかなか強いパンチじゃのぉ」

クラムベリー「へ?」


いい大人の姿をした人間が子供のような表情と仕草をするのは何度見ても違和感を拭えない

だがこんな選手権などという殺し合いを早く終わらせなければ


ユウキ「よく聞いてくれ。自分の名前は分かるか?」

クラムベリー「クラムベリー……」

ユウキ「よしよし、いいか? 今クラムベリーはちょっといけないことを皆にさせてるんじゃ。それを止めさせてくれるか」

クラムベリー「…………?」
439 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/05(火) 00:17:58.51 ID:fKhDYWhXo

クラムベリー「ねぇ」

ユウキ「なんじゃ? 質問なら一緒に殺し合いを止めさせてからじゃ」

クラムベリー「殺し合い……?」

ユウキ「そうじゃ。皆が殺し合っている。じゃがクラムベリーなら止められるんじゃ。一緒に止めに行こう」

クラムベリー「なんで?」

ユウキ「なんでって、いけないことじゃからじゃ」

クラムベリー「いけないこと? なんで?」

ユウキ「……道徳の授業なら学校でな」

クラムベリー「だって、皆殺し合ってるんでしょ?」

ユウキ「ああそうじゃ。今もワシらがそうしておった。はよぉせんと」

クラムベリー「なら止める理由は無いじゃない」

ユウキ「は?」
440 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/05(火) 00:20:10.19 ID:fKhDYWhXo

クラムベリー「よく分からないけど、早く続きをしようよ」

ユウキ「おい、何を……」


突然、鋭い何かがユウキを襲った

服が切れ、第六感がヤバいと信号を鳴らす

次の瞬間、槍が輪切りにされていた


 身体能力(87-30=57)ロール……>>直下コンマ
 不意討ちにより-30
 
 成功→瞬時に跳び退く
 失敗→斬り刻まれる
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 00:21:48.52 ID:WdoHGcPUo
442 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/05(火) 00:30:12.24 ID:fKhDYWhXo

 52……成功!
 
 
指まで輪切りにされる前に跳び退いた

ボトボトと槍の残骸が地面に落ちる


ユウキ「お、オイオイ……記憶は戻したはずじゃろ……」

クラムベリー「へぇ、強いんだ」

ユウキ「まさか昔からこうだったとか言わせんぞ……」

クラムベリー「魔法沢山使っちゃおう♪」

ユウキ「(……これは、本当に死ぬかもしれんな)」
443 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/05(火) 00:32:35.32 ID:fKhDYWhXo

今日はここまで
そうちゃんには戦闘狂になりたての幼クラムベリーに無邪気に搾られて男の尊厳を失ってほしい
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 00:35:25.38 ID:uJV+A1k7o

あの世界では多分クラムベリーが居なくてもそうちゃんの尊厳は失っていたはず
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/05(火) 14:22:41.33 ID:j/+b9Y0Q0
おもしろい
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/07(木) 13:53:43.08 ID:62ODXug00
【まほいく安価】プフレ「魔王パムは倒さなければならない」【魔法少女育成計画restart】
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/07(木) 16:33:49.70 ID:pyjQ1rfo0
再開してたんだ(´・ω・`)面白い
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/08(金) 06:38:05.86 ID:qoM2wmYR0
雷田 矛平
@raida_hokohira
ネットの片隅に生息する物書き。小説家になろうやss速報に出没します。なろうでは同名義で、ssはYySYGxxFkUの酉です。Twitter初心者のため分からないことばかりです……。基本創作に関わることだけを呟いてます
mypage.syosetu.com/240189/
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/09(土) 19:57:13.06 ID:8vLxct4W0
車内意識不明の1歳女児死亡 焼津、熱中症か (2017/9/9 09:39)
 焼津市内の駐車場で車内に長時間いて意識不明の状態で病院に搬送された1歳の女児が、その後、死亡していたことが8日、関係者への取材で分かった。
 女児は6日午前から、同市の駐車場で数時間にわたり、家族が運転してきた車内に1人でいたとみられる。家族が呼吸をしていない女児に気付き、午後4時半ごろ119番した。熱中症の疑いで病院に搬送されたが、同日中に死亡が確認された。
450 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 20:48:04.32 ID:YAAlSt+zo

クラムベリー「最近覚えたの。これ♪」


殺気。急いでその場から横っ飛び

次の瞬間には地面に深い切れ込みが入っていた


クラムベリー「避けた? それなりに速いはずなのに」

ユウキ「(真っすぐ飛んでくる見えない速い刃、と考えれば……相手が素振りを見せたら避けることもできるか)」

クラムベリー「じゃあ今度は……ッ」

ユウキ「(ッ、突っ込んで来た!)」


 ユウキは……>>451
 
 1.その場で迎撃
 2.距離をとる
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 20:48:35.23 ID:QHIQEs9qo
452 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 20:58:43.47 ID:YAAlSt+zo

速い。背を向けて逃げるには遅すぎる


ユウキ「来る……ッ!」


魔法を使っても意味が無いと知れた以上、暴走とも言えるクラムベリーを止めるのは自分の責任だ

骨の数本ブチ折ってでも止める


ユウキ「(これが映画ならただの殴り合いで済んだんじゃがな……)」

クラムベリー「シッ!」


クラムベリーが宙を舞い、鋭い蹴りが飛んできた

それを間一髪で避け、左手で掴む
453 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:04:12.13 ID:YAAlSt+zo

クラムベリー「!?」


目に見えて動揺していた

いくら記憶が12年前になったとはいえ本人からすれば体が大きくなっている。リーチや動かし方が不自然で戸惑っているのだろう

今の蹴りもそのお陰で掴めたようなものだ


ユウキ「(よし、脚を折ってやる!)」


空いた右手でクラムベリーの右膝目がけ掌底。足さえ潰せば相手は戦いを続けられないはずだ

何をされるのか察したクラムベリーが掌をこちらに向けてきた。右腕がミシミシ鳴っている。魔法を使われているのか


 身体能力(87-30=57)ロール……>>直下コンマ
 クラムベリーの抵抗-30
 
 成功→クラムベリーの右足を折る
 失敗→右腕が潰れ拘束が解ける
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 21:06:06.66 ID:/a3yiLJDO
455 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:12:10.31 ID:YAAlSt+zo

 66……失敗
 

手が膝に届くか、右腕ごと潰れるかの速さ対決だったが、ユウキに軍配は上がらなかった


ユウキ「なっ、ぐ……ぁぁぁぁぁ……!?」

クラムベリー「音圧も最大レベルに上げるとね、プレス機みたいになるんだって!」


凄まじい重低音が右腕から鳴る。骨が、身がという音ではない

だがグシャリと生々しい音が遅れてやって来た


ユウキ「ぎあああぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっっ!!」


肘から先が無残に潰れ、膝を狙った攻撃はプランと垂れた

あまりの痛みにクラムベリーを放し、腕を抑え転げまわる
456 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:15:26.82 ID:YAAlSt+zo

クラムベリー「結構強いかもって思ったけど、こんなもんか」


涙を流しながら、クラムベリーを見上げる

彼女はせっかく買った玩具が壊れたような、がっかりした顔で見下ろしていた


ユウキ「ぁ、ハァッ、ぅ、くっ……!」


怖い


クラムベリー「立てる? 続きやれる?」


歯がガチガチと当たる音で気付いた。口が震えている

口だけではない。全身が目の前にある死の恐怖に震えていた
457 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:19:21.20 ID:YAAlSt+zo

ユウキ「(だ、駄目だ馬鹿野郎……! 今さら死を恐れてどうする!)」


忘れていた銃声と爆音がフラッシュバックしてくる

だがここに突撃を指揮する上官はいない。体が命令で動いてくれない


ユウキ「ッ、動け……動け……動け動け、動け……!」

クラムベリー「そうそう。そうやって立ち上がって」


腕をおさえながら立ち上がる。富豪の令嬢もかくやというほどの美しい服は土と草で汚れ、目も当てられない


クラムベリー「次はあなたが折ろうとした足で、あなたの足を折ってあげる」
458 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:23:33.59 ID:YAAlSt+zo

ユウキ「(やはり、若い……それに、音とは……)」


わざわざ狙いと手段を言うことも、先ほど少しだけ見せた魔法の情報も、12年前が何歳かは分からないが若さを感じさせる


ユウキ「(魔法は考えている暇は無い。今は、とにかく……)」

クラムベリー「いくよ。せーのっ」


下段の蹴りが飛んでくる。バックステップで回避

追撃、まるでコマのように回りながら2撃目が来る。今度は高く跳んで回避した


クラムベリー「ふふっ、跳んじゃ避けられない」

ユウキ「避ける必要は無いッ!」
459 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:27:23.36 ID:YAAlSt+zo

落下中、ユウキの視線の先にあるのは、クラムベリーの首

絞め殺している時間は無い。先ほどのように腕ごと潰される

ならばどうするべきか。締めるというプロセス無く殺す。それを可能にするには


ユウキ「おあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

クラムベリー「……?」


手を手刀の形にし、思い切り突き出した


クラムベリー「ッ!」


地面に血が飛ぶ
460 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:30:50.09 ID:YAAlSt+zo

手が地面に突き刺さった


ユウキ「くっ……!」

クラムベリー「っつ……!」


クラムベリーの首が僅かに切り裂かれている。あと数mmで脈を切り致命傷に出来たが、避けられた

腕を引き抜きもう一撃、とまではいかなかった。ボォンという重低音と共にユウキの体が吹っ飛ばされる


ユウキ「ぐあっ……! っぐぅ……」

ユウキ「(一瞬、一瞬じゃが……焦りが見えた)」

クラムベリー「危なかったぁ。やっぱり結構強いんだね」
461 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:37:19.41 ID:YAAlSt+zo


左手を見る。思い切り地面に突き刺したというのに傷一つ無い

勝機が少しだけ見えてきた


ユウキ「(……もしかして、ターミネーターみたいに手で胸を突き刺せるか?)」


試してみる価値はある

クラムベリーが起き上がると同時にユウキは一気に駆け出した


ユウキ「オラッ!」

クラムベリー「……」


槍のように突き出す。だが1度喰らった手は通じないのか、避けられた

だが残された武器はこの腕しかない。これでいくしかないのだ
462 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:42:04.49 ID:YAAlSt+zo

クラムベリー「単調じゃだめだよ。ほらっ!」


下から何かが飛んできた。蹴りだ

サマーソルトがユウキの服を掠め、縦に切る


ユウキ「ッ!」


頭の中で何かが光った

クラムベリーが着地する瞬間を狙う


クラムベリー「またその槍みたいな攻撃? それじゃ私は倒せない」

ユウキ「槍ではない」
463 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:45:11.57 ID:YAAlSt+zo

クラムベリーの蹴りは鋭い。ユウキの服をまるでカッターで切るかのように裂いた

ならば同じことができるはずだ

手刀を振りかぶる


ユウキ「剣じゃッ!」


突きが来ると予想していたクラムベリーの回避行動では薙ぎ払う攻撃を躱しきれない

袈裟がけにクラムベリーの肩から腰まで手刀を振りぬいた


クラムベリー「ッ……ぐ、はっ……!」


今度はクリーンヒットだった
464 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:48:58.87 ID:YAAlSt+zo

服を斬り、肌も斬り裂いた

血がクラムベリーの白と緑の服を染めていく


ユウキ「(やはり、若いから油断する)」


油断は命取りだ。そこを突けば格上だろうが


クラムベリー「…………キヒッ」


頭上から何かがのしかかってきた


ユウキ「ぐ……!?」


いや、何ものしかかってきてはいない。見えない何かに押し付けられている
465 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:53:49.94 ID:YAAlSt+zo

クラムベリー「面白いね、今の」


ゆっくりと、クラムベリーが近づいてくる

動こうにも動けない。両足を踏ん張らなければ立ってもいられないほどの重さが上から襲っている

ステップで避けようにも体勢を変えた瞬間地に這いつくばるだろう


クラムベリー「私もできるよ。こうやって」


甲高い音が腹をすり抜けたかと思うと、ドパッと血が噴き出した

クラムベリーは腕をこちらに振っただけだ。ユウキのそれと違い、速度がまるで無かった


ユウキ「(かまいたちを、手にまとわせた……のか……っ!)」
466 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 21:58:28.96 ID:YAAlSt+zo

幸い、中身が出るほど深くは無い。だが腹筋を総動員しなければ失血死だ


クラムベリー「槍だってこうやって」


今度は見えない槍が左肩を貫いた


ユウキ「ぐ、ううぅぅッ!」


なりふり構わず手刀を振るう。速度も威力も落ちたが、クラムベリーは無防備だ

だというのに、手刀は何かに弾かれるように、クラムベリーには届かなかった


クラムベリー「ははは、はははは!」

ユウキ「な……」

クラムベリー「私の魔法は強いんだぁ。誰にも負けない。だからもっと強い人がいないかなぁって」
467 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:02:48.86 ID:YAAlSt+zo

ファヴ「マスター! マスター!」

クラムベリー「ファヴ?」

ファヴ「参加者が全員死んじゃったぽん」

クラムベリー「? 参加者?」

ファヴ「ああそうだった。ユウキの魔法で記憶が戻ってるんだったぽん」

クラムベリー「??」

ファヴ「ユウキ、クラムベリーの記憶を戻してほしいぽん。この選手権は他の奴らの同士討ちでユウキの優勝ぽん」

ユウキ「ぁ……?」
468 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:08:11.96 ID:YAAlSt+zo

ファヴ「マスターは今記憶を操られて12年前に戻ってるぽん。早く戻すぽん」

クラムベリー「…………ああ、だからいきなり変な場所でこの人と戦ってたんだ」

ファヴ「だからユウキ、早く戻すぽん」

ユウキ「でき、るか……!」


いい加減もう戦う力が残っていない。膝をつき、左手で腹をおさえながら宙でふよふよ浮かぶ白黒金魚を睨みつけた


ファヴ「別に今でも強いけどクラムベリーもそれなりに要職につきつつあるぽん。記憶が無いのは色々困るぽん」

ユウキ「戻してどうなる、コイツを説得してやめさせてくれるか? ふざけるな!」

ファヴ「……あんまり断ると、ユウキ以外にも被害が及ぶぽん?」

ユウキ「どういう意味じゃ……」

ファヴ「2人暮らしで大変ぽん。それが1人暮らしになっちゃうのはもっと大変ぽん。介護の人雇わないとぽん」

ユウキ「ッ、貴様! 婆さんを……!」
469 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:15:29.12 ID:YAAlSt+zo

ファヴ「どうするぽん? ユウキは選手権で生き残ったから五体満足でちゃーんと助けるぽん」

ユウキ「………………」


まるで悪党だ。ファヴは自分を魔法少女にしたきり現れない変な奴だと思っていたが、ロクでもなかった

ユウキは揺らいだ。今ここでクラムベリーをどうにかしないと、また同じことが起こる。だがこうなった以上勝てる見込みは薄い

記憶を戻せば見逃してもらえる上にばあさんも狙われることは無くなる


ユウキ「…………ぐ、ぐぅ……!」

ファヴ「さぁさぁ早くするぽん。もう魔法の国に合格者はユウキって報告しちゃったぽん」

ユウキ「………………………………」


 ユウキは……>>470

 1.ファヴの言うことを聞いた
 2.クラムベリーに襲い掛かった
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 22:21:03.01 ID:ta0zBKGvO
471 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:25:39.89 ID:YAAlSt+zo

クラムベリー「終わった?」

ファヴ「OKぽん。さぁマスター、ユウキに触れるぽん」


クラムベリーがユウキの肩に手を乗せた


クラムベリー「あなたも結構強かったけど、やっぱり私の方が強かったね」

クラムベリー「その、剣だっけ? また真似するね」

ユウキ「…………こ……す」

クラムベリー「?」

ユウキ「ころ、す……!」


コイツを野放しにしてはならない。すべての感覚がそう告げていた

無力化では温すぎる。絶対に殺す


ユウキ「(記憶が戻った瞬間に……!)」


いくらクラムベリーと言っても記憶の混濁がある状態なら隙ができるはずだ。そこを突く
472 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:28:08.63 ID:YAAlSt+zo

ユウキ「(一撃で、絶対に殺す……この剣で!)」

ユウキ「(そうじゃ、ワシの手刀は、絶対に殺す剣じゃ……届けば、殺せる!)」


魔法を解いた


クラムベリー「っ……」

ユウキ「ハァァァァァァァァッ!!」

ファヴ「!?」


 身体能力(87-60=27)ロール……>>直下コンマ
 瀕死の一撃-60
 
 成功→クラムベリーの脇腹に深く突き刺さる
 失敗→返り討ち
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/10(日) 22:28:56.81 ID:uAS2tSxv0
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 22:30:41.29 ID:04SnEmzVo
475 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:36:02.09 ID:YAAlSt+zo

 81……失敗
 
 
記憶を戻したことでのしかかっていた重い何かも消えた。今なら動ける

ユウキの肩に置かれた右手の先、がら空きの脇腹に手刀を吸い込ませ――


クラムベリー「ッッ!」


カッと目を見開いたクラムベリーが脇腹にピンポイントでバリアを張り、手刀はあっけなく弾かれた

続けざまに放たれた蹴りがユウキの顎を襲い、ユウキは無様に仰向けに倒れる


ユウキ「が…………ぁ……………………」

クラムベリー「……なるほど、記憶を奪う魔法ですか」

ファヴ「流石マスターぽん! 今のはファヴもヒヤッとしたぽん!」
476 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:40:19.84 ID:YAAlSt+zo

クラムベリー「私もですよ。それに、未熟だった頃とはいえ私に傷を負わせたのですから……命だけは助けましょう。合格者ですしね」

ファヴ「生きてるぽん?」

クラムベリー「息はあるようですよ。意識は知りませんが」


ユウキの意識は今にも落ちそうだった

クラムベリーを倒す。その意志だけでつないでいる意識だ


ユウキ「(ぐ……も、う……駄目なのか……?)」

ユウキ「(絶対に殺す剣、か……大層なこと言ったが、このザマか……)」

ユウキ「(スマン……)」


ユウキは謝った。誰にでもなく、これからクラムベリーに関わるであろう未来の魔法少女達に

逆らったが、婆さんは見逃してくれるのか。そんなことを考える自分が情けなくて涙が出てくる
477 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:45:05.65 ID:YAAlSt+zo

「あらあら、かわいそうに」

クラムベリー「おや、ずっと見ていたのですか?」

「まぁ気になりましてね」

ファヴ「アンタを引き合いに出しても反抗してくるとは思わなかったぽん」

「この人はそういう人なんですよ。正義感は強くてねぇ……そこに惚れたってのもありますし」

クラムベリー「あなたが推薦するからどんなものかと思いましたが、思わぬ掘り出し物でしたね。強かったですよ」

「そうですか。それはよかった」

クラムベリー「そういえば、お弟子さんは見つかりますか?」

「それが難航していて……早く強い子がいればいいんですけどねぇ」


クラムベリーと誰かが話しているのは分かる。だがこの会話の意味も、誰が話しているのかもユウキの薄れゆく意識では理解することができなかった
478 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:49:11.24 ID:YAAlSt+zo

「そろそろ本腰を入れたいところなので、この人には適当に私が死んだ記憶にでも書き換えてください」

ファヴ「行方不明になるぽん?」

「戸籍なんていくらでも買えますからね。1度鬼籍に入ってみるのもいいでしょう」

クラムベリー「では、そうやってみますか。ファヴ、記憶の書き換えを。遺体の偽造もしなければ」

ファヴ「分かったぽん」

クラムベリー「意識は……無いですね。さようなら、ユウキ」


翌日、名守慶市はいつも通り布団で目を覚ました

だが、長年連れ添った愛する妻が交通事故に遭い死亡したとの連絡を受け、数週間塞ぎ込むこととなる
479 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:56:11.83 ID:YAAlSt+zo

・・・・・・


ユウキ「――とまぁこんな感じじゃ。記憶を失う直前に絶対に殺す剣を途切れ途切れ呟いてたらしく『絶剣』というワードが残っておってのぉ。完全に意識を手放す前にファヴに『絶剣って何だぽん?』と言われた覚えがあるわい」


ユウキは記憶を取り戻したといえどクラムベリーが誰かと会話していたことまではよく分からない。結局婆さんはクラムベリーに殺されたのだと、そう思うとますます怒りが込み上げてきたが他の者達の手前我慢した

皆には婆さんと自分の素性を省いて話した

ただクラムベリーの試験で死にかけたが合格した魔法少女だと


クランテイル「そうか……殺されかけて」

ペチカ「あ、危なかったんですね」

ユウキ「まぁな」

那子「Hardな体験デース……」


アカネは無言で撫でてきたため、撫で返した
480 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 22:58:26.21 ID:YAAlSt+zo

ユウキ「……そういえば今何時じゃ?」

クランテイル「随分聞きこんでしまったな」

ペチカ「えっと……」


 今は……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→3日目に入ったばかり
 偶数→ログアウト直前
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 22:59:06.79 ID:QHIQEs9qo
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 23:05:16.25 ID:uAS2tSxv0
記憶が逆行したベリーさんはまるで、福本漫画の中年アカギだったのが全盛期のアカギみたいに変貌しちゃったな…
483 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 23:09:20.23 ID:YAAlSt+zo

ペチカ「今丁度3日目に入ったところですね」

ユウキ「あと1日か……」

クランテイル「まぁ話しながら色々食べたり、Rで引いたトランプとかしたものな」

ペチカ「なんでトランプがあったんだろう」

クランテイル「食器やらハリセンやらが当たるRでその疑問は無駄だな」


残り1日。何かをするには十分だ


 何をしますか……>>484
 (洞窟内の探索、脱出を試みるなど)
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 23:21:14.73 ID:HRx3uNdyO
ファルに色々聴く
485 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 23:27:27.98 ID:YAAlSt+zo

ユウキ「あと1日もあるのか〜暇じゃの」

ペチカ「でもこれでもう皆とは会えなくなる……?」

ユウキ「あ、それもそうか……!」

那子「Nooooo! ペチカ、終わっても会いましょう! オフ会するネ!」

ユウキ「おふかい?」

那子「Yes!」

ユウキ「おふかいってなんじゃ?」

クランテイル「ネットの人達がリアルでも集まる、だったよな」

那子「せっかく生き残ったんだから、また皆と会いたいネ」

ユウキ「そうじゃな……また会いたいな」
486 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 23:36:12.20 ID:YAAlSt+zo

ユウキ「そういえばファルと長いこと話してないな。ちょっと呼び出してみるか」


サポートコマンドを使い、ファルを呼び出す

思えばコイツはファヴとうり二つというかまったく同じ外見だ。ちょっと怒りが込み上げてきた


ファル「おひさぽん。それより何やってるぽん!」

ユウキ「お前ファヴと似てるな。殴っていいか?」

ファル「ファヴとかいう極悪野郎と一緒にしないでほしいぽん。それよりも!! 何魔王探さないでこんなことやってるぽん!」

ユウキ「………………は?」


皆、あっけにとられた

ファルはなにを言っているのか、理解ができない


ファル「そんなところで時間潰してないで、早く脱出して魔王を――」

ユウキ「ちょ、ちょ、ちょっと待て!」
487 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 23:41:35.49 ID:YAAlSt+zo

アカネを見ると、頷いてすぐにメルヴィルの死体を確認しに行った


アカネ「……」フルフル

ユウキ「メルヴィルは死んでる。魔王は倒したろうが!」

ファル「このゲームは魔王が倒されればすぐに終了になるぽん」

クランテイル「……じゃあなにか? メルヴィルは魔王じゃないと言いたいのか?」

ファル「そう考えるのが……一番ぽん」


ファルの言うことを全部信じられるかと言われれば分からない。こちらを惑わすために嘘を吐いているかもしれない

だがそのメリットが考えられない。ただクラムベリーが合格にした魔法少女を集めた試験で、いじわるをする必要はあるのか


ファル「だから、早く魔王を探し出して倒すぽん……そうじゃないとまた、犠牲者が……」
488 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 23:46:56.13 ID:YAAlSt+zo

ユウキ「……………………」

那子「……じゃあ、魔王はだれなんデスか」

クランテイル「……待て。プフレ達は」


クランテイルは魔王城に通じる道がふさがっているのを思い出した

メルヴィルが死んでから、プフレとシャドウゲールは魔王城に引き籠っている。互いの場所が分かる道具で、同じパーティーである2人の場所は分かるのだから


クランテイル「何故魔王城にいる……?」

ペチカ「まさか、あの2人が……?」

ファル「2人共魔王というのはありえないぽん。魔王は1人ぽん」

クランテイル「じゃあ誰が魔王なんだ!!」
489 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/10(日) 23:54:52.74 ID:YAAlSt+zo

ユウキ「生き残りはワシら5人と、プフレ達……」

クランテイル「……あの2人のどっちか片方が魔王だろう。魔王城にいるなんてのがいい証明だ」

ユウキ「プフレと、シャドウゲール……どっちかが…………?」

クランテイル「イメージとしてはプフレだが……分からない。シャドウゲールを守るためにプフレが……?」


プフレとシャドウゲールは元から互いをよく知っているようだった。恐らく2人は現実でも親しいのだろう


ユウキ「(……じゃが、ワシらの中だって)」


いや、考えないようにしよう。共に戦った仲間が、魔王などと思いたくない

クランテイルも同じ思いだろう。だからプフレ達のどちらかだと決めつけようとしている


 ユウキは……>>491
 
 1.洞窟から脱出して魔王城に乗り込む
 2.ログアウトまで待つ
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 23:55:32.58 ID:QHIQEs9qo
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 23:55:53.16 ID:/a3yiLJDO
492 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:02:38.35 ID:0csDkAlVo

ユウキ「…………ログアウトまで待とう」

クランテイル「なに?」

ファル「何悠長なこと言ってるぽん!」

ユウキ「ログアウト前になれば全員が荒野の街に集まる。その時に聞けばいい。それに、クランテイルが破壊できない壁じゃろ?」

クランテイル「ああ。何かの仕掛けだと思ってできるかぎりの破壊を試みたが結局傷一つつかなかった」

ユウキ「クランテイルが壊せないんじゃワシらにも無理じゃ。勝手に目の前に出てくるまで待とうぞ」

ペチカ「でも……」

ユウキ「ああ。何かできないかとはワシも考えてる。じゃが下手に動き回って各個撃破は映画でよくあることじゃ」

クランテイル「………………クソッ!」

那子「まぁ数ではこっちが有利デース! ペチカはどこかに隠れて見ていてくださいネ!」

ユウキ「っ、戦う気か!?」

那子「もし本当に魔王があの2人のどっちかだったら、先にやらないとやられマス」

ユウキ「……正論じゃが…………」
493 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:07:03.42 ID:0csDkAlVo

ペチカ「あ、あの」

クランテイル「なんだ?」

ペチカ「もう1人、いるはず……」

ユウキ「ッ、ジェノサイ子!」

クランテイル「そうだ、奴はどこに!?」


ログイン時、メルヴィルと戦っている時、まったく姿を現さなかった

多数の魔法少女が戦い、デカいクレーターまで出来た戦いだ。流石に気付かないというのは不自然だ


 ジェノサイ子は……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→このエリアにいる
 偶数→魔王城にいる
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 00:09:32.61 ID:FoCuoiYxo
495 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:13:45.02 ID:0csDkAlVo

ジェノサイ子はずっと荒野エリアに居た

そして3日目に入り、全ての準備は整った


ジェノサイ子「……よし」


そして、クレーターを前に佇んでいたジェノサイ子はバイザーを下ろし、穴に飛び込んだ


ユウキ「ッ、うおおおお!? な、なんだお前か……」

クランテイル「無事だったか……」

ジェノサイ子「そっちもね」

ユウキ「ああー、ジェノサイ子。記憶は……」

ジェノサイ子「戻ってる」

ユウキ「すまんな、あの時は皆の協力が欲しくて……」

ジェノサイ子「もう気にしてないよ。大丈夫」
496 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:17:26.62 ID:0csDkAlVo

ユウキ「そうか……にしてもいきなり現れるなんて心臓に悪いぞ」


クランテイル達は警戒している。先程誰が魔王か分からないと判明したばかりだ

こんな状況で単独行動しているジェノサイ子が怪しいと思うのは自然だが、彼女の魔法を考えると分からなくもない


ユウキ「じゃがなんでこんな穴に飛び込んで来た? ここ深くてとても脱出はできんというのに」

那子「寂しくなったデース?」

ジェノサイ子「うーん、どうだろう」

ユウキ「…………?」


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→怪しすぎるぞ
 失敗→敵意は無い、のか?
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 00:19:02.04 ID:OFw5ormDO
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 00:21:30.00 ID:TNqPHlGpO
ここにきてクリティカルとか主人公かな?
499 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:26:21.82 ID:0csDkAlVo

 04……クリティカル!
 クリティカル報酬 知力が1上がった!(15)
 
 
ユウキ「そうか。ところでお前は映画は見るか?」

ジェノサイ子「映画? アニメとかなら」

ユウキ「たまには洋画や邦画も見ろ。名作だっていっぱいあるぞ。コマンドーとか」

ジェノサイ子「それは見た」

ユウキ「流石だ」

ジェノサイ子「それで、それが何か関係あるの?」

ユウキ「映画じゃとな、こういう後半だったりクライマックスだったりで死んだかと思われてた奴がいきなり現れるとな、そういうのは大体敵が化けてたり洗脳されてたりなんじゃよ」

ジェノサイ子「いやいや、私死んでないし」

ユウキ「まぁ何を言いたいかというとな……お前は怪しすぎるんじゃ」

ジェノサイ子「やだなぁ、せっかく会ったのにそんなこと言われるのは」

ユウキ「それにな、素のお前がそうやって気のいい奴なのかは分からんが、今まで敵対ないし仲がよくなかった奴が急に馴れ馴れしいと怪しさMAXじゃよ」
500 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:29:35.67 ID:0csDkAlVo

ジェノサイ子「変な想像しないでよ……別に私が魔王とかじゃないし」

クランテイル「それを証明する方法はあるのか?」

ジェノサイ子「だったらクランテイルが魔王じゃないって証明は? ユウキは? 他の皆は?」

クランテイル「……」

ユウキ「メルヴィルは魔王でもないのに攻撃してきた。魔王でなくても敵はいる」

ジェノサイ子「私が敵だって?」

ユウキ「ああ。敵じゃないなら……そのバイザーを上げてもらおうか」

ジェノサイ子「………………」

那子「早く上げるネ」

ジェノサイ子「………………あー……やっぱ向いてないわ。こういうの」

ユウキ「そうじゃな。ワシもお前も多分今相当恥ずかしいぞ」
501 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:30:47.84 ID:0csDkAlVo

記載忘れがあったのでここで無理やり


 過去を話したことで皆の信頼度が上がった!

 ペチカ:05
 那子:05
 クランテイル:05
 アカネ:09
502 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:34:56.00 ID:0csDkAlVo


ジェノサイ子「じゃあ皆まとめて……ここでお陀仏だね」


ジェノサイ子のその言葉をきっかけに、天井から壁から、何かが響いてきた。まるで爆発音のようなその衝撃にガラガラと洞窟全体が音を立て始める


ユウキ「なっ……!?」

クランテイル「なんだ!?」

ペチカ「ま、まさか……ここを埋めるつもり!?」

ジェノサイ子「察しがいいね。そう。ここで皆死ぬ」

那子「ハァァァ!? 何言ってるデース!」

ジェノサイ子「ここと草原エリアには洞窟の上に地盤があるみたいでね。そこを突けばこの洞窟は一気に無くなるってわけ。面白いステージギミックだよね」

ユウキ「貴様、まさか最初から心中するつもりで……いや、お前ぇッ!」

ジェノサイ子「そ。私は死なない。この無敵のスーツがあるからね。私はここから誰も脱出させないようにするだけ」
503 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:38:20.24 ID:0csDkAlVo

ユウキ「何故じゃ! ワシらは魔王では……!」

ジェノサイ子「知ってるよ。だけど、死んでもらわないと……いけないから」


その瞬間に見せたジェノサイ子の顔は、本心から申し訳ないと思っている顔だった


ジェノサイ子「悪いけど、死んで……!」

ユウキ「黙って死ねるか!」

那子「でもどうするデース!? このままじゃ全員生き埋めデース!」

ユウキ「魔法少女が落石で死ぬか! 何が何でも生き延びるぞ!」

クランテイル「皆、私に捕まれ!」


クランテイルはその下半身をドラゴンにしていた。これなら飛べるだろう


ユウキ「なんでそれ最初からやらなかった?」

クランテイル「…………忘れてた」
504 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:42:21.93 ID:0csDkAlVo

クランテイル「崩れ始めて穴も広がっている! あれなら今まで通れなかったドラゴンの体でも通り抜けられるはずだ!」

那子「今すっごい急な言い訳しましたネ」

クランテイル「うるさい! 乗せないぞ!」

ユウキ「じゃが、それ全員乗るのか?」

クランテイル「分からん、だが乗らなきゃどっちみち生き埋めになるだけだ」

ジェノサイ子「逃がさないと言ったでしょ!」


ジェノサイ子が走ってくる。乗るにしろ乗らないにしろ、迎撃要因は必要だ


ユウキ「くっ……!」

那子「クランテイル、ペチカを乗せて先に行くデース!」

ペチカ「えっ!?」

クランテイル「なにを言っている!」

那子「ジェノサイ子は私が引き受けマース!」
505 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:45:08.30 ID:0csDkAlVo

ペチカ「でも……っ!」

クランテイル「かっこつけている場合か!」


既に洞窟は大きな落石も目立ってきている。もう数分と持たないだろう


 ユウキは……>>506
 
 1.洞窟に残る
 2.クランテイルに乗る
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 00:45:38.97 ID:UkKon048O
507 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:49:44.75 ID:0csDkAlVo

ユウキ「若いモンが死に急ぐな! ワシが残る!」

アカネ「!?」

ユウキ「アカネちゃんはクランテイルに乗って先に地上に行け!」

アカネ「!」


アカネは従わなかった。ユウキの横に並び、刀を抜く


ユウキ「オイ!」

アカネ「……」


アカネが見せてきたのは身代わり君だった。自分は大丈夫だと言っているようにも感じる


ユウキ「……そうかい」
508 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:52:20.49 ID:0csDkAlVo

クランテイル「クソッ、崩落が速い……! もう飛んでしまうぞ!」

ペチカ「待って! 私だって、私だって!」

クランテイル「……ペチカ、お前は……駄目だ……!」


クランテイルがドラゴンの手でペチカを掴む

抵抗するペチカだったが、クランテイルのドラゴンの握力の方が強かった


ペチカ「放して! 私だって何か、皆の役に……!」

クランテイル「…………飛ぶぞ!」

那子「ヘッヘッヘ、3対1なら倒せなくても止められるネ」


 ユウキは……>>509
 
 1.那子をクランテイルに放り投げた
 2.3人でジェノサイ子を止めにいった
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 00:54:55.68 ID:H76M+FHQ0
1
510 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 00:58:48.10 ID:0csDkAlVo

ユウキ「お前もあっちじゃ!」ガシッ

那子「What!?」

ユウキ「ほれキャッチせい!」


既に上昇を始めたクランテイルに那子を放り投げる。クランテイルは器用に空いた方のドラゴンの手で那子をキャッチした


那子「ちょっと!」

クランテイル「ユウキ……!」

ユウキ「ほれ行けぃ!」

クランテイル「っ……!」
511 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 01:02:52.59 ID:0csDkAlVo

クランテイルが2人を掴んだまま上昇しようとしている

だがジェノサイ子はそれを逃がそうとはしない


ジェノサイ子「させるかぁぁぁぁぁーーー!!」

クランテイル「クソッ、もっと速く上がれ!」


 ユウキとアカネの数値……>>↓1コンマ二桁+10
 (2人がかりのため+10)
 ジェノサイ子の数値……>>↓2コンマ二桁

 ユウキ達の数値が勝っていた場合……クランテイル達が地上に脱出
 ジェノサイ子の数値が勝っていた場合……ユウキ達を振り切りクランテイルに肉薄
 
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 01:14:05.30 ID:TNqPHlGpO
とう
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 01:14:15.02 ID:UkKon048O

514 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/11(月) 01:19:37.08 ID:0csDkAlVo

今日はここまで
ジェノサイ子にはドラマチックに誰かを道連れにしてほしい所存
というか仲間が早くに死にすぎてしまったかりん先生ごめんね!
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 08:32:57.15 ID:6eR0lvSjO
乙です
516 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 22:19:00.93 ID:1WKD09CXo

 ユウキとアカネの数値……30+10=40
 ジェノサイ子の数値……02
 
 
ユウキ「うおおお!!」


飛び立つクランテイル、その翼でも体でもなんでもにしがみつこうと跳ぶジェノサイ子、そしてそのジェノサイ子の腰にダイブするユウキ

魔法のスーツは攻撃が効かないだけで物理干渉をすべて遮断するわけではない。突き飛ばせば押せるのだからしがみつくこともできる

ジェノサイ子の手はすんでのところで空を切り、2人は地面に突っ込んだ


ジェノサイ子「うっ、くそっ!」

ユウキ「よし、飛んだか!」


見上げるとクランテイルはバサバサと翼を羽ばたかせ、落石を避けながら地上へと向かっていた

クランテイル達を逃してしまったと判断したジェノサイ子の判断は早かった。端末を操作し、手に道具を出現させる。黒い長方形――魔王城のショップに売っていたスタンガンだ
517 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 22:21:11.82 ID:1WKD09CXo

肌が露出した首筋に押し付けられ、ジェノサイ子がスイッチを押す


ユウキ「が、ががが、ああぁぁぁ!?」

アカネ「!」


すぐさまアカネが引っぺがしてくれたが、対魔法少女用のスタンガンの威力は普通のそれとは違う

白目をむきかけ、体は痙攣し、思うように動かない


 精神力(44)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→なんとか気絶せずにすむ
 失敗→意識が朦朧とし、動けなくなる
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 22:21:27.21 ID:8A+6FWl+o
519 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 22:33:21.49 ID:1WKD09CXo

 21……成功!
 

ユウキ「ぐ、うう……っ!」

ジェノサイ子「嘘でしょ、これで気絶しないってどんだけゴリラなんだよ……」

ユウキ「は、ははは……気合、じゃよ……」


アカネが両足を切断するつもりで刀を振るう。が、無敵のスーツの前には無意味だ


ジェノサイ子「無駄だって!」


次にジェノサイ子が取り出したのは火炎放射器だった。これも対魔法少女のための武器であり、放たれる炎に焼かれれば魔法少女といえどただではすまない

トリガーを引き、炎が2人を襲う。だがアカネはその炎すら斬り、続けざまの一太刀で火炎放射器を真っ二つにした
520 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 22:43:41.67 ID:1WKD09CXo

クランテイル「よし、地上に出た!」

ペチカ「っ、地面が……!」


クランテイルに掴まれながら上空から見下ろしたペチカが指さす

ジェノサイ子の爆薬は洞窟すべてを破壊するよう設置された。巨大な地下空間が崩れれば、荒野エリアと草原エリアの大半の地形が変わってしまう

没していく地面をよそに、クランテイルは洞窟の上に無い安全な場所を探した。街の方なら大丈夫だろうか、ユウキ達を助けるためにも早く戻らなければと思いながら、ドラゴンの体は街へ飛んでいった


ユウキ「(このままでは、ワシもアカネちゃんも……!)」

ユウキ「(ジェノサイ子と言い争っている暇は無い……無力化して運んでいる暇も無い……くっ!)」

ユウキ「(ワシは、また若い子を……!)」


アカネがユウキの方を向いて頷いてきた。それが意味するものは分からない、任せておけということだろうか

ジェノサイ子が突進してくる。無敵のスーツにものを言わせて肉弾戦をしかけてくるつもりだろう。そうなれば一方的にダメージを受ける側になるこちらに勝機は無い

刀が振るわれる。1度だけだった。それで勝負がついた

ドシャリ、と、前のめりにジェノサイ子が走る勢いそのままに倒れこんだ
521 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 22:47:38.52 ID:1WKD09CXo

ユウキ「え、今のは……」

アカネ「……回復」


アカネが魔法の端末を使い、状態異常回復をユウキにかけてみる。すると動かなかった体が動くようになった


ユウキ「…………これは、刀傷?」


ジェノサイ子を仰向けにし、確認する。魔法のスーツには傷一つついていないが、その顔には斜めに一筋の赤い線が通っていた


ユウキ「…………っ、スマン……!」


手を合わせる

即死であったが、ゲームが終わっていない。ジェノサイ子は魔王ではなかった

いらぬ死だと悔やみ、さらに彼女が襲い掛かって来た理由を考える前に崩落が早まって来た

522 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 22:50:04.06 ID:1WKD09CXo

アカネ「ッ!」ズバッ

ユウキ「クソッ、これでは地面でワシらは下敷きじゃな……! クランテイルはまだか!」


そろそろアカネの斬撃でも処理しきれないほどの崩落になってきた。下手をすればまずすぎる

広がった天井の穴を睨み、そこに影が差すことを祈った


 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→クランテイルが間に合う
 失敗→クランテイル間に合わない
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 22:50:29.35 ID:0H5lsxWFO

524 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 22:56:20.13 ID:1WKD09CXo

 35……成功!
 
 
クランテイル「まだいるか!」

ユウキ「っ、おお……! 遅いぞ!!」


ドラゴンが降って来た。その手に2人の姿は無い。おそらく安全な場所に置いてきたのだろう


クランテイル「無事だったか」

ユウキ「ジェノサイ子は、倒した……」

アカネ「……」
 
クランテイル「そうか。無駄口を叩いてる暇は無い。行くぞ!」


クランテイルはペチカ達と同じ要領でユウキとアカネを掴むと、ばさりと再び飛翔する

邪魔な岩はアカネが除去し、なんとか完全に崩れる寸前での脱出に成功。不毛の大地だが地上を愛おしく感じた 
525 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:01:28.35 ID:1WKD09CXo

クランテイル「ペチカ達は街に避難させてある。あそこはどうやら大丈夫らしい」

ユウキ「そうか。早く合流せんとな」

クランテイル「だが、何故奴は急に襲ってきた? しかも3日目に」

ユウキ「洞窟を崩す準備をしとったんじゃろう。それにあと丸一日ある……息のできない地中に1日も放置されたら窒息して死ぬな」

クランテイル「動機が分からん」

ユウキ「ワシもじゃ。本当ならふんじばって連れてきたかったが、奴の魔法を前にそれはできんかった……」

クランテイル「そうか……だがよくその無敵の魔法を破れたな」

ユウキ「ああ。アカネちゃんがやったんじゃが……どうやったんじゃ?」

アカネ「……」

ユウキ「無我夢中じゃったか」
526 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:03:10.78 ID:1WKD09CXo

・・・・・・

〜荒野の街〜


ペチカ「な、なんで……」

那子「…………っ」


 ペチカの数値……>>↓1コンマ二桁-20
 (相手が那子-20)
 那子の数値……>>↓2コンマ二桁

 ペチカの数値が勝っていた場合……なんとか那子から逃げられる
 那子の数値が勝っていた場合……ペチカ撃破
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 23:03:29.68 ID:8A+6FWl+o
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 23:03:47.15 ID:zWV/Xb9DO
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 23:03:50.48 ID:3TL7lUnb0
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 23:05:46.15 ID:0H5lsxWFO
せふせふ
531 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:09:18.61 ID:1WKD09CXo

 ペチカの数値……68-20=48
 那子の数値……15
 
 
クランテイルを見送り、ユウキ達の無事を祈る2人の異変はすぐに起こった

いや、正確には那子に異変があった


那子「魔王って、結局誰なんでしょうかネ…………」

ペチカ「……私達のうちの誰か…………でも、皆、いい人で……」


ペチカが俯く。ここで那子の顔を見ればすぐに異変に気付いたかもしれない

那子は青い顔をしていた。怯えたようにペチカを見て、手が伸びていた

その手はペチカの首にかかり、ペチカも驚きに目を見開いた
532 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:13:05.55 ID:1WKD09CXo

ペチカ「な、っ……ぐ、なん、で……!?」

那子「ペチカ、私、怖い……!」


那子を支配する感情。それは恐れだった

もし目の前の相手が、ペチカが魔王だったら……殺されるのは自分だ

リオネッタが浮かんだ。その他に、かつて那子の目の前で死んだ魔法少女も浮かんだ

彼女達のように死ぬのが怖い。殺される。その前に殺さないと


那子「kill……have to kill……!」ブツブツ

ペチカ「ぐ、や、やめ……!」


首を絞める手に力がかかる。ペチカは必死になって那子の腕をどかそうとするが、戦う魔法少女の那子との力の差は歴然だった
533 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:16:37.09 ID:1WKD09CXo

ペチカ「やめてっ!!」

那子「っっ!」


不意に、那子の手の力がパッと消えた

ペチカが咳をしながら数歩後ずさる

見ると那子はワナワナと震えているようだった


那子「わ、私……今…………! ペチカを……なんで!?」

ペチカ「ゴホッ、ゴホッ……あ……」


那子から殺気が発せられる。手を放した瞬間収まっていた殺気が、再び


ペチカ「ひっ、ぁ…………ぁ……!」

那子「ペチカ…………ここで……!」


その殺気に当てられ、ペチカはたまらず走り出した
534 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:20:28.89 ID:1WKD09CXo

すぐに追いかける

殺さないと。殺さないと。あの試験のように。そうしないと死ぬ


那子「っ、うううう……っ!」


だが走り出した足はすぐに止まった


那子「なんで……………………」


自分が分からなかった。何故ペチカを手にかけようとしたのか

ペチカは仲間だ。最初から行動を共にし、何日も一緒に冒険し、彼女の料理を褒め称え、時にリオネッタと彼女を取り合ったりもした

そのペチカを、何故


 那子は……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→頭を冷やそうと噴水へ向かった
 偶数→誰にも合わないようどこかへ走って行った
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 23:21:01.11 ID:w+is9rbr0
536 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:29:34.45 ID:1WKD09CXo

那子「…………頭冷やしましょう……」


確かすぐそこに噴水があったはずだ。水とは無縁の荒野で唯一の水場

喉は渇いてないが、頭を冷やそうと思った


那子「って、あれ?」


だがその噴水は、絶やすことの無かった水を一切吐き出さなくなっていた


那子「今までずっと湧いてたのに、おかしいデース」


少し不機嫌になった

不機嫌なまま、先ほどの怖さを思い出し、那子は大仰に周りを確認した。誰もいない

誰かに狙われているのではないか。メルヴィルだって1人の者を狙ったことがある。魔王だってそうするはずだ

そう思うと止まらなくなり、那子は無限に湧き上がってくる恐怖にその場にうずくまった
537 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:39:28.31 ID:1WKD09CXo

クランテイル「確か分かりやすいよう噴水の近くに降ろしたんだ」

ユウキ「なるほど。あとは地下にいたときと同じように時間を潰すか」

クランテイル「もうジェノサイ子はいない。残った魔法少女は私達とプフレ達だ」

ユウキ「うむ……」

クランテイル「どうした?」

ユウキ「いやな。何でジェノサイ子の奴はワシらを殺そうとしたのかじゃ」

クランテイル「死んでもらわないと……と言っていたな。私達が死ねばどうなるというんだ」

ユウキ「魔王が勝つんじゃろ」

クランテイル「ということは、ジェノサイ子は魔王の手先だったと?」

ユウキ「メルヴィルのような奴とは思えん。魔王の……」

クランテイル「っ、まさか……プフレが差し向けた!?」

ユウキ「……考えるのはやめにしよう。今となっては分からぬ」


 ユウキ達が街に入って会ったのは……>>直下コンマ一桁

 奇数→ペチカ
 偶数→那子
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 23:45:33.56 ID:eruLyNvGO
539 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:51:04.61 ID:1WKD09CXo

クランテイルが噴水広場の上空に来る。これまでログアウト前招集で幾度と見た光景だ

見下ろすと那子がいた。噴水の縁に腰かけ、こちらには気付いていないようだ


クランテイル「ん? ペチカがいないな……」

ユウキ「本当じゃ。おーい那子ー!」

那子「ッ!」


降り立つと那子は目を見開いてこちらを見ていた

カタカタと震え、まるで死神でも目の前にやってきたかのように怯えている


那子「ぁ…………ぁ……!」

アカネ「?」

クランテイル「ペチカはどうした?」

那子「…………な……ゃ……」

ユウキ「? おいどうした。何かあったか」

那子「…………………………っ!」
540 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/09/12(火) 23:58:04.60 ID:1WKD09CXo

今日はここまで
那子って結構後半まで生き残ってたのに短編が無くて悲しい……悲しい……えっちな巫女服なのに……
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 00:06:45.00 ID:47QnBUuEo
乙です
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 00:24:52.34 ID:94YCTxhY0
乙っす
ペチカ、強く生きるっすよ
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 00:52:51.87 ID:sDqTEHDW0
乙諦めんなよ
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 18:13:59.43 ID:Knntqk6A0
保守
545 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:33:39.74 ID:NPo1MfWoo

・・・・・・

〜マスターサイド〜


魔法の国IT部門、その部門長である魔法少女キークは、無数のモニターに囲まれた部屋で1人、椅子に座っていた

モニターには複数の魔法少女が映っており、伺える表情は誰もが顔をしかめている


キーク「クラムベリーの子供達……思ったより多く残ったね。まぁ本当に正しい魔法少女なら残って当然なんだけどさ。むしろ今まで死んだのが魔法少女に相応しくなかった奴らだってことかな」


17人の魔法少女をゲームに閉じ込めてから何日も経った。最早殺し合いとなっているその様相に、ファルは何度も反発した。だがキークは止まらない。ゲームという名の殺し合いはいよいよ佳境に差し掛かりつつある


キーク「もうすぐ終わるねぇ。下手したら次のログアウトより前に……良かったねぇファル〜、止めろ止めろと言ってたゲームが終わるんだよ」

ファル「……」


ファルからの返事は無い。それでもキークは喋り続ける
546 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:35:30.86 ID:NPo1MfWoo

キーク「そういえば監査部門に通報したって言ってたけど、もう何日経ったっけ? あそこもヒマじゃないだろうから今頃たらい回しだろうねぇ」

キーク「それにあそこにいる魔法少女の中で好きな奴いないし、来ても適当に追い返すだけさ」

ファル「魔法少女相手にそう簡単にいくぽん?」

キーク「いくさ。ここに足を踏み入れれば、すべてはあたしの思うがまま」

ファル「マスターの魔法は確かに凄いぽん。でも、向こうもまた魔法少女ぽん」

キーク「ふぅん、面白いことを言うね」


やれるものならやってみろ。キークの顔に貼り付いた笑顔は如実にそう語っていた
547 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:37:48.80 ID:NPo1MfWoo

・・・・・・

〜監査部門副部門長室〜


今日の書類が片付いた。ふぅと息をはき、背もたれによりかかる

魔法の国監査部門副部門長、それが1年前監査部門に入ったばかりの彼女が半年前に与えられた仰々しい肩書きだ


「(少し、疲労が溜まっている……?)」


部門のトップクラスになってくると、自分の担当地域を持つ末端の魔法少女とは違う、ゲートで繋がった世界各地が持ち場のようなものだ

彼女は椅子でふんぞり返るわけでもなく、ひたすら摘発の現場に赴いた。気付けば書類仕事より現場で監査部門の実働部隊のような仕事をしている方が多い

丁度昨日も「悪い魔法少女」を捕まえるために東欧の某国に飛び、日帰りの旅を楽しむ間もなく帰ってきた

体力精神力共に人間を遥かに凌駕する魔法少女であるが、仕事量も人間を遥かに凌駕すれば疲労も蓄積するものだ
548 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:39:54.90 ID:NPo1MfWoo

「(明日は休むかな……)」


ふと、彼女から机を挟んで正面に位置する円筒状のドアノブが回るのが見えた

案の定扉が開き、2人の魔法少女が部屋に入ってくる。知った顔だ。同じ監査部門の魔法使いマナとエースと名高い下克上羽菜だ


「何か用が?」

羽菜「報告しておきたいことがありまして、昨日帰ってきたって聞いたので」


唇の動きを見る。これで言っていることは大体分かった

彼女は耳が聞こえないが別に不自由はしていない。読唇で相手の言葉を読み取るために視界外から話しかけられると気付けないという欠点はあるが

それに聞こえないのは魔法少女になっている間だけなので、変身を解けば聞こえる。だから別に彼女が変身して言葉を発する時も変な発音になったりもしない。都合がいいものだ
549 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:41:35.79 ID:NPo1MfWoo

羽菜「出所はIT部門からなんですが、肝心の通報してきた本人が分からなくて……」

「ふむ……」


渡された書類を見る。『IT部門長キークが魔法少女を集めて閉じ込めている。なんとかしてくれ』との旨だ


「……………………なるほど」

マナ「いたずらかもしれないからと長いこと放置されてたが、私はどうにも引っかかる。踏み込んだ捜査の許可を」

「いや、2人はもう下がっていい。私が調べる」

マナ「なに?」

「私が直接出向いてキークとやらに2、3聞く。そう言った」

マナ「お前、それは私達の仕事だぞ!」

羽菜「ちょ、ちょっとマナ! 上司だよ!?」
550 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:45:48.41 ID:NPo1MfWoo

マナの態度は分からないでもない。彼女はマナ達の上司にあたるが、まだ所属して1年の彼女にとって2人は先輩だ

彼女のスピード出世は異例中の異例だった。監査部門に入り、数ヶ月するとみるみる内に実績を上げ始め、数々の大捕り物を行い、半年もすれば副部門長になっていた。マナでなくとも、普通の感性の持ち主なら彼女のことを訝しむだろう。どう考えても汚い手を使って出世したとしか思えないし、擁護するような友達も彼女にはいない

まぁ彼女自身も周りの自分への感情など最初から気にしていないから些末事だ

だが彼女は極めてまっとうな手段でこの地位に上り詰めた。多少人事部門とお話をしたり上司に色々お話をしたりといったことはしてきたが、叩いても埃は出ない。出世のために必要な実績と人脈を極々短時間に詰め込んだのだから


「いや、別にいい。これは私の気まぐれだ」

マナ「なら3人でいけばいいじゃないか」

「私は常に単独行動だ」

羽菜「でも、昨日帰ってきたばかりでしかもさっきまで書類を片付けてたんじゃ……?」

マナ「そうだ! 欲張るのも結構だが過労で倒れられても困るのはしわ寄せが来るこっちなんだぞ」

羽菜「マナも心配していますし」

マナ「してない!」
551 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:47:31.91 ID:NPo1MfWoo

「なんと言おうとこれは決定事項で、覆ることは無い。代わりにこの件を頼みたい」

羽菜「わかりました。ほら行くよマナ」

マナ「チッ、勝手にしろ鉄仮面!」


まだ何か言いたげな2人に適当な仕事を振り、下がらせた。もう1度書類に目を通す


「(鉄仮面、か……)」


彼女は監査部門に入ってから笑ったことが無い。常に鋭い視線を向け、口は真一文字。口調も厳しいかもしれない。お似合いなあだ名と言える


「(休むのはこれが終わってからにするか)」


ゆっくりと椅子から立ち上がる。こうして彼女はまたいつものように自分の足で捜査するのだった
552 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:49:19.61 ID:NPo1MfWoo

・・・・・・

〜IT部門〜


まだまだ小さい部門であるIT部門の建物は、監査部門や外交部門などに比べてこじんまりとしていた。確か所属する魔法少女は10人程度だと聞いている

監査部門からゲートで飛び、建物に入り、その変にいた魔法少女に素性と目的を明かし部門長室に案内してもらう


「ここです。キークが何かしたんですか?」

「それをこれから調べる」


ドアをノックする。返事をされても聞こえないので数秒後にノブを回した

が、開かない。鍵がかかっている。キークがこの部屋の中にいることは確認済みなので入室拒否と考えるのが妥当だろう
553 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:49:51.96 ID:NPo1MfWoo

「ここの鍵は?」

「電子ロックです。そこのパネルでパスワードを入力して開けるんですけどキークしか知らな――」


言い終わる前に、右の拳がパネルにめり込んだ

「パスワードを入力してね♪」と表示されたモニターとキーボードがグシャリと潰れ、電流がバチバチと迸る

ドアは開かない。もう一発。開かない、もう一発。開かない


「ちょ、ちょちょちょっと何してるんですか!?」

「捜査」

「ここウチの施設なんですけど……」

「これは所謂コラテラルダメージというものに過ぎない。目的のための致し方ない犠牲だ」

「監査部門っていつもこんな暴力的な捜査するんだぁ……」
554 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:51:00.16 ID:NPo1MfWoo

結局何発パンチをぶち込んでも扉は開かなかった。仕方ない、今度は扉を破るしかない

まるでチンピラが「オラ出てきやがれ!」と言いながらガンガンやってそうなモーションでドアを蹴りまくる。当の本人は無言で続けているので見ていてシュールな光景だ

マジカル鋼鉄製のドアは頑丈でまだ破れないが、ベコベコになっている


「(……仕方ない、もうこうなったら爆破するしかない)」

キーク『あーーーーうるさぁぁぁい!! 今いいところなんだから邪魔しないでよ!!』

「うわっ、キーク!?」

「どうした?」

「え、聞こえなかったんですか? キークがめちゃくちゃ怒ってて」

キーク『お前が監査部門のか、ったく、これだから野蛮な……今開けるから!』

「キークはなんて?」

「今開けるって……え、これ私にしか聞こえないの?」


建付けが極めて悪くなったドアがギギギゴゴゴと音を立てて開く。部屋の中の様子は見えない。まるで暗闇に包まれているかのようだ

彼女は躊躇うことなくその中へと足を踏み入れた
555 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:53:06.60 ID:NPo1MfWoo

・・・・・・


キーク「ようこそあたしの世界へ……と言いたいけど、ぶっちゃけ監査部門なんてお呼びじゃないんだけど。広報部門とチェンジで」

「(世界……そうか、道理で廊下と空気がまるで違う。そういう魔法?)」

キーク「そういう魔法だよ」

「……心が読める?」

キーク「あたしはこの空間じゃあ全知全能の神みたいなもの。だからそちらが何を考えているのかもぜーんぶ分かるんだ。耳の聞こえない監査部門副部門長さん」

「なら話が早い。通報があったから監査に来た。何かしているのか洗いざらい吐いてもらう」

キーク「それならファルが出したやつでしょ」

「ファル?」

キーク「いまや絶版となったFAシリーズの生き残り。あたしのマスコット」

ファル「や、やっと来てくれたぽん! 早くマスターを止めてほしいぽん!」

キーク「はーい勝手に喋らないの」
556 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 06:56:30.16 ID:NPo1MfWoo

「マスコットはどうでもいい。ここで何をしている」

キーク「やれやれ、がっつくなぁ……説明するのが面倒だからあたしの考えをそっちにコピーしてあげるよ」

「そんなことも……」

キーク「言ったじゃないか。あたしはここの神。ほら、ペースト」


彼女の脳内に、データ……と形容すればいいのか、情報が流れ込んでくる

魔法少女育成計画というRPG、参加メンバー、死んだ者と生き残っている者、諸々の経緯がすぐに飲み込めた。便利だ


「…………………………なるほど、言い分は分かった」

キーク「でしょ? あたしは通報されるような悪いことはなーんにもしてない。それより見る? 御世方那子が仲間に襲い掛かるところだ」


一番大きなモニターに目を向ける。そこはどこかの寂れた街の噴水広場のようだった。3人の魔法少女が立っている。立ち位置からして2対1のようだ

2人を前にした那子は今にも襲い掛かろうとしている
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 06:59:36.51 ID:Ye9rL6fI0
主おはよう 珍しい時間に再開してる!
558 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 07:02:51.62 ID:NPo1MfWoo

キーク「嘆かわしいことだよ。ちょっと感情をいじられただけで仲間に攻撃をしかけるんだから」

「…………」

キーク「おっと、妙な真似はしないでよ。別にあたしが操ってるわけじゃない」

「どう見ても殺し合いを誘発させているとしか思えないが、何か言い訳は?」

キーク「あたしはただ添えただけだって。殺し合いを始めたのは彼女達。そして魔法少女に相応しくない者だけが脱落し、本当の魔法少女がゲームをクリアできる」

「わざとメルヴィルのようなイレギュラーを紛れ込ませておいてよく言う」

キーク「彼女は最初から相応しくなかったから殺されたじゃないか。それにね、本当の、清く正しく美しい魔法少女なら……殺し合いなんてしないんじゃないかな?」

「普通は誰かに襲われて、自分にやり返す力があればやり返す。それが人間の防衛本能じゃないのか」

「そこが問題だよね。皆魔法少女になり切れないからこうやって殺し合いが起きる」

「………………はぁ……これ以上は時間の無駄か。魔法少女キークに話し合いによる理解は得られず。実力行使に出る」

キーク「ふぅん、今までもそうやって強引に捜査して、何人も殺してきたんだ」
559 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 07:05:53.11 ID:NPo1MfWoo

彼女の眉間にしわが寄る


キーク「ちょこっと記憶を覗かせてもらったよ。酷いねぇ、命乞いする奴も容赦なく殺して」

「殺すのは悪い奴だけだ」

キーク「じゃああたしも同じことを言うよ。このゲームで死ぬのは悪い奴なんだよ」

「自分勝手な」

キーク「お互い様さ。なぁんだ……あたしら、お仲間じゃん」

「………………」

キーク「ははははっ、そんな睨まないでよ。あ、そうそう……これ、映像データとして出力もできるんだよ」


キークがモニターの1つを指さす。そこにはつい最近の、まさに昨日、東欧で魔法少女を殺した映像だった
560 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 07:08:08.23 ID:NPo1MfWoo

キーク「これを監査部門とか、まほまほ動画にアップロードとかしたらどうなるかなぁ? 人権がどーとかの問題になっちゃうかなぁ?」

「………………」

キーク「これ以上とやかく言わないならこのデータも消してあげるよ。分かったら変な気を起こさずに回れ右して帰りな」


下調べも何もなくいきなり乗り込むのは悪手だったかと小さく反省した

叩いても埃が出ない彼女に唯一疑念を抱くポイントがあるとすれば、彼女が担当した事件の結末だ

『攻撃してきたためやむを得ず反撃したら死んでしまった』『追い詰められた末の自殺』――報告書の文末はこれが大半を占めている。実際は彼女は進んで摘発する対象を殺すことが多かった

では何故彼女は「まっとうに実績を積んだ真面目一辺倒が短期間にスピード出世した」という評価を得ているのか、それは誰もが知らぬ内に彼女の魔法にかけられているというのが大きい

それらのすべてを見破ったキークでさえも、この魔法からは逃れられない


「………………また来る」
561 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/10/12(木) 07:10:28.17 ID:NPo1MfWoo

ここまで
長く空けた上に安価が無かった。だが私は謝らない
また夜にでも
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 08:44:43.76 ID:cyaDNtaRO
乙です
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 17:59:32.66 ID:dU/Eppwe0
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/10(金) 14:47:00.16 ID:vhy30aKMO
キノの続きはもうないのですか?
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/11(土) 19:30:56.77 ID:LYCWhfuG0
奈良敬子
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:09:28.84 ID:hAPBAe4R0
保守
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/08(金) 15:54:54.93 ID:Za5tQsqI0
あげ
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