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【シンフォギア】響「恋人かぁ……」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 22:19:39.71 ID:g+IB7J+60
※これはシンフォギアssです
※SS初投稿なので見苦しい点、間違った点などが注意してください
※キャラ崩壊あり(かもしれない)です
※ある程度書き溜めてからの投稿になるので時間が空いたりする可能性もありますが、終わり次第HTML化を依頼しますので立ち逃げなどはしないようにするつもりです

では、はじめます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492262379
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 22:21:48.26 ID:g+IB7J+60
響「うーん……」

エルフナイン「響さん?どうしたんですか?」

響「あ、エルフナインちゃん。実は未来から恋愛小説貸してもらったんだけど……実を言うと私って恋愛的なこと良く分からないんだよね〜……」

エルフナイン「響さんのパパさんなどに聞いたらいいんじゃないですか?」

響「それで分かったら苦労しないよ〜……」

エルフナイン「じゃあ……実際に体験してみたら分かるんじゃないでしょうか」

響「へ?体験?」

エルフナイン「準備するので3日ほど待っててください」
3 :天パ的ハゲ [saga]:2017/04/15(土) 22:23:07.72 ID:g+IB7J+60
エルフナイン「という訳で恋人シミュレーションマシンです」テッテレ-

響「ほんとに作っちゃうんだ……」

クリス「そこの馬鹿はいいとして……何で私らまで呼ばれてんだ?」

切歌「そうデース、というか一体何のことかさっぱりデスよ」

調「エルフナイン……説明をお願い」

エルフナイン「はい、まずこのポッドに対象の人物が入ります
ポッドの中に対象が入ったらポッドの中からは外の景色や音が全てシャットダウンされる作りになっています
そして、ポッドの中にいる人物の性格や好みやその他諸々を機械が判別、このまま言ったらおそらくこういう恋人ができるという結果をそこのモニターに映し出します」

調「機械の説明じゃなくて、何で私たちが呼ばれたのかってことなんだけど……」

エルフナイン「僕は機械の調整で忙しいので……モニターの映像を確認できる人達に適任がいなかったんです
だからお願いします」

調「……分かった、それとこれって私達も使っていいの?」

エルフナイン「構いませんよ、誰にでも使えるようにしてますから」

クリス「……一ついいか?」

エルフナイン「何ですか?」

クリス「なんでポッドの中に入ったやつが確認出来ないようにされてんだ?全く意味がねぇ気がするが」

エルフナイン「もしもの為です
もしモニターの映像を見てしまったり外の人たちの反応を見てしまったりしてモニターのイメージ映像が突然ぶれてエラーを起こしたりしないようにするためです
ですので口頭で説明をお願いします」

クリス「なるほど、納得だ」

切歌「私からも一ついいデスか?」

エルフナイン「何ですか?」

切歌「こんなすごい機械……どうやって作ったんデスか?」

エルフナイン「錬金術です」

切歌「何でもそれで切り抜けられると思ったら大間違いデスよ……まぁいいデス、早速やってみるデス」
4 :天パ的ハゲ [saga]:2017/04/15(土) 22:25:54.95 ID:g+IB7J+60
響「それじゃああとは頼むね〜」プシュ-

クリス「うぉ、ほんとに閉まった……というか中真っ暗だがあのバカは大丈夫なのか?」

エルフナイン「問題ありません、中にいる間は暇ですが五分くらいの映像なので案外すぐに出られますから……ちょうど響さんのデータも解析し終えたので流します」
5 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 22:27:40.08 ID:g+IB7J+60
響『えへへー?こうやってくっついていると暖かくて良いもんだね〜?』

クリス「男主観なんだな……」

切歌「シッ!静かにするデスよ」

クリス(なんで私怒られてんだ……というか滅茶苦茶くっついてんなあのバカ……)

響『そうだ、遊園地行こうよ遊園地!チケットはあとからでも買えるし、善は急げ!って事でLet's go!』

クリス(男を連れ回す……と言うよりかは積極的にリードしてるんだな
今こうやって男と遊園地に向かうバスに乗る前から腕絡ませて歩いてるし……というか胸当たってるよなこれ……男と付き合い始めるとそういうところ気にしなくなっちゃうのか?)

響『えへへ?あ、マフラー長いですから二人で巻こうよ!きっと普通にマフラー付けるよりぬくぬくだよ〜』

クリス(おいおいおいおい、いくら長いからと言っても一つのマフラーを二人で巻くなんて何考えてんだあのバカ!
あれ、でも同性でも結構危なそうなスキンシップ取ってるしもしかして男とこれくらいするのも普通なのか……?)

響『あ!バスが来たよ!さぁ、遊園地までしゅっぱーつ!』
6 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 22:33:12.42 ID:g+IB7J+60
響「ひゃー、真っ暗だったからびっくりしちゃったよ
映像の中の私何してたの?」

調「男の人と手を繋いだり……」

切歌「マフラーを二人で一つ使ってくっついてたデース!」

クリス「後は過剰にくっついてたな……うん……」

響「あれ?クリスちゃん?どうしたの?」

クリス「何でもねぇ///!気にすんな///!」

調「響さんが映像の中でイチャイチャしてたから照れてる……」

切歌「可愛いデース」

クリス「うるせぇ!!」

響「あはは……けどこれ体験って言えるのかな?」

エルフナイン「口頭説明で響さんが体験ことを話す感じですから……オーダーとは違ったものになってますが……何ならこの映像はこのディスクに録画してあるので後で確認してください」

クリス「おい待て、録画出来てるなら別に私達がいなくても」

エルフナイン「次は誰かやりますか?」

クリス「……」

切歌「私がやるデース!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 22:48:10.11 ID:fzBpZ7Iy0
悠木ちゃんが演じるキャラはそういうの興味がない系やノンケだったりするけど、明確なレズキャラはいないんだっけ?
いたらゴメン
8 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 22:52:59.58 ID:g+IB7J+60
切歌『アイスを食べ合いっこするデスよ……あーんデス!』

調「切ちゃん……甘えん坊さんなんだね……」

クリス(まぁこれくらいなら……)

切歌『まだ飲み込んでないデスか?いいデス、では味をミックスさせるデス……チュ』

クリス「っ///!?!?!!!?!!??」

切歌『……ぷはっ……ど、どうデスか///?お、美味しかったデスか///!よ、良かったデス///!
で、出来ればその……もうちょっとだけ…………味をミックスさせてみないデスか///?
わ、私の方も……その、ミックスされた味を楽しみたいデース///』

響「……見てるこっちが恥ずかしくなってきそうだよ///」

調「切ちゃん……積極的……///」
9 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 23:00:13.07 ID:g+IB7J+60
切歌「どうだったデスかー?」

調「……切ちゃん、積極的だった」

響「クリスちゃん顔真っ赤にしてうずくまっちゃったよ……」

クリス「っ〜〜〜〜〜///!」

切歌「一体何を見たんデスか……」

調「なら、次は私が行く」
10 : ◆JENFsVwkHk [saga sage]:2017/04/15(土) 23:06:35.39 ID:g+IB7J+60
>>7
自分の知る限りいなかったはずです。響がレズキャラじゃないと明確にはいえませんがこのSSの響は一応レズじゃないつもりです。
11 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 23:07:42.84 ID:g+IB7J+60
調『あ………おかえりなさい
ふふ、今日もこんな泥だらけにして……』

切歌「……若奥様デース」

響「これはメロメロになるね……恋人の人は見る限り土とかで汚れるような仕事なのかな」

調『ご飯にする?お風呂にする?それとも……って、言いたいところだけど、まずはお風呂に入ってきなさい
ふふ、汚れている貴方も好きだけど……綺麗な貴方はもっと好きだから……ご飯は暖かいのが出来てるから……安心してお風呂に入ってきてね』

切歌「……エプロンがすごく似合ってるデース」

響「なんかあれだね……調ちゃんいい奥さんになりそう……としか言えないね」

調『へ?家にいるんだからもっと一緒にいたい?もう……なら、少し汚れちゃうかもしれないけれど……水着着て、一緒にお風呂入ろうか///』

切歌「こ、これ以上は何だか調の尊厳に関わる気がするのデース///!強制終了なのデース///!」
12 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 23:40:41.53 ID:lNdNF8c0O
調「……何で二人共顔を赤くしてるの?」

響「い、いやぁ……あはは///」

切歌「こればっかりは口に出して言うのも恥ずかしいデース……///」

調「……?それで、もう残ってるのは━━━」

翼「ここにいたか、お前達……ってこの状況は一体……」

マリア「それにこの機械は……」

エルフナイン「それは僕から説明します」
13 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/15(土) 23:51:38.40 ID:lNdNF8c0O
翼「……それは、やっていいのか?いや、何というか……こう、何かが間違っている気がするが……」

エルフナイン「占いみたいなものですから、軽い気分でやってくれれば構いません」

マリア「うーん……まぁ、気休め程度にはなるかしら
やってみましょうよ翼」

翼「うーん……」

調「さっき私がやり終えたところ……マリアもやって見る?」

マリア「……そうね、知らない自分と向き合える事も出来るかもしれないし……私、やってみようかしら」

翼「マ、マリア……流石に少し安易すぎでは……」

マリア「大丈夫よ、エルフナインが言ってたじゃない『占いみたいなもの』って
それじゃあ行ってくるわね」

翼(雪音が部屋隅で体育座りしながら顔を真っ赤にしているのはスルーなのか……ま、まぁ……これを見て決めるとしよう……)
14 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/16(日) 00:28:06.92 ID:9j/Xy7NuO
マリア『あ、あら、おかえりなさい……そ、その先にお風呂入って来て?ご、ご飯まだ出来ないから……その……』

切歌「マリアが狼狽えてるという珍しい場面デース……」

響「以外と……男の人には免疫無かったり……いや、そんな事ないよね」

マリア『あ!?ま、待って!キッチン!キッチン行くのはだめだからぁ!!』

調「……あんな狼狽え方するマリア初めて見た」

翼「この先に一体何が……な、これは……!」

マリア『う、うぅ……だから見られたくなかったのよぉ……』

響「黒焦げの料理……あれ、でもマリアさんって料理作れなかったっけ……」

エルフナイン「あくまでイメージなので機械自体が得意なこととかは把握してなかったりします」

マリア『黒焦げの料理なんて見せたくなかったのにぃ……ふぇ……ちょ、ちょっと!?そんなの食べたらお腹壊す……きゃ///!?』

切歌「抱きついたデース!」

調「……マリア、凄く可愛い……」

マリア『おい、しい……?こんななのに……美味しい、って言ってくれて……その、ありがとう……///
ん……///』

翼「……頭を撫でられてまるで猫みたいな反応だな、目を細くして……」

響「ギャップ萌えってこういう事なんですね……私、何かマリアさんを見る目が変わった気がします……」

エルフナイン(マリアさんは包容力の高い男性が好みみたいですね
普段気を張ってる分、誰かに甘えたくなる、という事でしょうか)
15 : ◆JENFsVwkHk [saga sage]:2017/04/16(日) 00:29:01.32 ID:9j/Xy7NuO
すいません今日はここまでにします
明日からはまた暇を見つけて書き込んでいきます
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 05:25:58.46 ID:rF4rlgqM0
乙です
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 09:11:51.83 ID:ud2gp9WN0
たやマさんかわいい
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 12:30:49.85 ID:pxwBcdl+o
未来さんにやらせたら当然のごとくビッキーお相手なんだろうなこの機械でも
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 19:07:30.52 ID:RVzpOrgqO
レズなのかと思ったらノンケなのだったやったぜ!
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/16(日) 19:41:25.11 ID:CE8DfG03o
最初に男相手って書いとけよ死ね
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 19:43:49.94 ID:OKqLPLW90
>>20
こういうのがいるからレズ厨は苦手なんだよなぁ……
22 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/16(日) 20:49:25.03 ID:FwHMpxHT0
エルフナイン「マリアさんが求めているのは甘えられる人
調さんは世話が焼ける人
切歌さんは一緒に出歩ける人
響さんも切歌さんと同じく一緒に出歩ける人、という感じですね」

マリア「あぁ……私はなんて恥ずかしい所を……」

翼「……そ、そうか
では私はこれで━━━」

マリア「待ちなさい翼……貴女もやっていきなさい」

翼「い、いやしかし……私は剣だから……」

マリア「丁度いいじゃない……寧ろここには私みたいに占った者達ばかりなのだから別に貴女がしても何も問題は無いわよ……」

翼(マリアの目が怖い……ここで受けておかないと後で拗れてしまう、なんてことになっては仕事に支障をきたしてしまうな……仕方ない、ここは心を鋼にするしかないか……それに、マリアのを見てしまった以上やらないとな)

エルフナイン「では、次は翼さん
最後にクリスさんですね」

クリス「っ!?」ビクッ
23 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/16(日) 21:02:57.48 ID:FwHMpxHT0
翼『……あぁ、貴方か
済まない……日差しが心地よくて眠ってしまっていたようだ』

翼『いや、気にしないでくれ……私ももう少ししたら起きようと思っていたんだ
寧ろ、起こしに来てくれなかったら私は仕事に間に合わなかったかもしれない
ふふ……そんなに畏まらなくていい……私と貴方との仲じゃないか
本当に……ありがとう』

マリア「この防人可愛い……」

響「剣とは真逆の……まるで綿のようなふわふわしたような……そんな、お嬢様系キャラの匂いを翼さんから感じてます……」

調「……マリアとはまた違ったギャップが……」

切歌「笑顔が美しいデース……」

翼『え?まず着替えてこいって?そうだな、流石に私服では……え、着物?け、けど私に着物なんて……似合うのかな……』

切歌「保護したいデース」

クリス「……何か、癒されるな……」

響(あ、クリスちゃんが翼さんの清らかな空気に当てられて戻ってきた)

翼『え?こ、この着物を私に……?くれるのか……?
……ふふ、本当にありがとう
それと……大好き、愛しています』
24 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/16(日) 21:32:26.37 ID:FwHMpxHT0
翼「ふぅ……やることがないと寝てしまいそうになるな……ん?どうしたんだ皆?」

響「……可愛かったですよ!」

切歌「癒されたデース……」

調「……良かった」

翼「……何故立花は凄くいい顔をしているんだ
それに暁は何故かいいものを見たと言わんばかりの表情だし月読は親指を立てているしで何を見たのか……マリア、どんな映像なのか……マリア?」

マリア「……よかったわよ、翼」

翼「なぜ4人の要素をすべてつぎ込んだ状態になっているんだ……」

エルフナイン「では次はクリスさん━━━」

クリス「やべぇ!逃げ忘れてた!!あ、あたしはぜってぇ……」

エルフナイン「………」

クリス「ぜ、ぜってぇ……」

切歌「………」

クリス「う、うぅ……」

調「………」

クリス「……だー!もう!!分かった、やる、やるからそんな目であたしを見るなぁ!!」

エルフナイン「では、最後はクリスさんですね」
25 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/16(日) 23:05:55.68 ID:FwHMpxHT0
クリス『……あ、あぁ……おかえり
その!電気は……付けないでくれ……まだ、あんたの誕生日プレゼントを見せたくないんだ……』

翼「雪音は恋人の誕生日という設定か……」

マリア(電気をつけたくない……プレゼントを見せたくない……まさか『私が誕生日プレゼントだ』ってパターンなのかしら……はっ!?そんなの調達には見せられないわ!)

クリス『ってま、待ってくれ///!電気はまだ付けるなって言って━━━』

響「ってそんなの無視して電気をつけられてるsふおおおお!?」

クリス『う、うぅ……///だから見せたくなかったのにぃ……///』

調「く、クリスバニー……///」

切歌「普段のきねクリ先輩からは全く想像がつかない格好の筈なのに……///」

マリア「……ギャップが凄いわね……」

クリス『そ、その……あたしにはこうするくらいしか思いつかなくて……あんたの好きなものも、嫌いなものも……全部理解しているはずなのにな
いざ誕生日プレゼントの事を考えると、全部ごっちゃになって……駄目なんだ
んで、ごっちゃごちゃになって最終的に思いついたのがこれで……やっぱり、あたしには……向いてないのかもしれねぇな
こういう人付き合いは……がさつだし、言葉遣いも悪くて女っぽくないし……多分、ダメなんだと思う……ひゃ///!?な、なに済んだ!』

切歌「おぉ、男の人が抱きついたデス!そして頭も撫でてるデスよ!」

翼「にしても……雪音があそこまで自虐的だとは……後で何か奢ってやらないといけないな……先輩として……」

響(これ見たらクリスちゃん顔真っ赤にしてしばらく引きこもっちゃいそう)

クリス『ふぇ……いいのか…?気持ちだけでいい、って……そんなこと言われて納得なんて……お、おい……頭撫でるの止めろって……///や、やめろぉ……///』

調「……猫みたい」

エルフナイン(調さんもシュルシャガナを纏った時はかなり猫っぽいというのは言わないでおきましょう)
26 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/17(月) 00:24:35.58 ID:h27xmNhnO
クリス「何も言うな、何も見るな、何も考えるな
あたしは絶対に何があったか」

響「うぐ……先制されちゃった……」

未来「あ、響こんなところにいたー……」

響「あれ?未来?なんでここに来てるの?」

未来「もー……忘れてるでしょう?明日までの宿題響まだやってないじゃない
だから今こうやって迎えに来て………って珍しくみんなが集まってるけど…………この機械は一体……?」

エルフナイン「僕がそれを説明します」
27 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/17(月) 00:27:28.64 ID:h27xmNhnO
未来「恋人シミュレーション……かぁ」

エルフナイン「未来さんもどうですか?時間はかかっても5分くらいですから」

未来「うーん……まぁ、ちょっと気になるからやってみようかな?占い程度だって言うのなら気負わなくてもいいし」

翼(小日向の恋人か……)

クリス(あの子は正直あのバカにずっとくっついてるから好みのタイプとか絶対に漏らさねぇよなぁ)

調(……でも、だからこそ先輩の好みを知っておきたいかもしれない)

切歌(好奇心は猫を殺す、デース)

マリア(……何故か切歌が間違って言葉の意味を覚えているような、そんな気がしてきたわ)

エルフナイン「それじゃあ入ってください」

未来「はーい」

響(未来のタイプかぁ……そう言えば、未来の好きな食べ物とかそういうのは分かるけど……異性のタイプって知らないんだよね……隙がないというか……まぁ、これで分かるよね)

エルフナイン「……あれ?おかしいですね」

クリス「エルフナイン、どうした?」

エルフナイン「機械の故障でしょうか……エラーを起こしてしまってます……」

響「えぇ!?み、未来!大丈夫!?今開けるから……あれ、簡単に開いた……」

未来「ひ、響?あれ?もう終わりなの?」

エルフナイン「それが……機械がエラーを起こしていてどうにもこうにも反応しません……申し訳ないんですが、また時間と興味があれば後日お願いします」

未来「あ、うん……エラー起こしちゃったのならしょうがないか
ほら、響帰るよ……さっさと宿題終わらせないとまた反省文書かされちゃうんだから」

響「わわっ!待ってよ未来ー!」

翼「……少し興味があったが……まぁ、そう簡単に漏れたりはしないということか」

クリス「そういう事だな、あたし達も帰るか」

調「……切ちゃん?顔真っ青にしてどうしたの?」

切歌「か、課題をやっていない事を忘れてたデース!!」

マリア「もう……時間はあるから私も手伝ってあげるわよ」

切歌「マリアはやっぱり優しいデース!!」
28 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/17(月) 00:56:50.80 ID:h27xmNhnO
エルフナイン「……それにしても、何故エラーが起きたんでしょう……一応、響さん達のことを考慮してつけたリミッターを外していってみましょうか……もしかしたらエラーの理由はそれかもしれませんし……」

エルフナイン「……あ、エラーが外れたみたいですね……丁度いいですし今ここで確認しましょうか
幸いディスクに未来さんのがあるみたいなので渡せる状態かどうかの確認をしておかないといけませんから……では再生っと………」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 00:59:43.00 ID:AV1m9L3y0
わざとじゃなかったのか
30 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/17(月) 01:06:39.28 ID:7fmsOLCsO
未来『……ふふふ、響ぃ……?』

エルフナイン(あれ、なんで響さんの名前が……い、いえもしかしたら響さんと連絡とってるシチュエーションという感じでしょう……)

未来『私がいるから……私だけがいるから……響は他に何も欲しがっちゃダメなんだよぉ……?』

エルフナイン(……あれ?今気づきましたが……この画面には響さんと未来さんの2人がいます……あれ……?先程までの皆さんは全部恋人の主観だったのに……い、いえもしかしたら響さんと合わせて3人で付き合うとかそんな感じの可能性も……)

未来『先輩を頼ろうとする後輩も……可愛い先輩も……みーんな、要らないよね……私だけで……良いよね?』

エルフナイン(何故響さんの姿は確認できるのに響さんの声が聞こえないんでしょうか
何故響さんの顔だけが見えていて体はカーテンに隠れているのでしょうか
時折聞こえる鎖を引っ張るような音はなんなのでしょうか
果たして未来さんは一体どんな人が好みなのでしょうか)

未来『ノイズもフィーネも錬金術師も……もう響とは関係ないから……もう、頑張らなくていいんだよ?
これからずっとずっと……一緒にここで暮らそう?』

エルフナイン(一体未来さんは何をしているのでしょうか
何故響さんは動かないのでしょうか
何故、何故こんなに何かに押しつぶされるような感覚になるのでしょうか)

未来『あれ……?なぁんだ、エルフナインちゃん……見ちゃったんだぁ……』

エルフナイン「━━━え?」

未来『クスクス……そうだ、前にあなたは男の子でも女の子でもないって言ってたけど……なら、女の子になればいいんだよ……人間と同じ姿なんだから可能だよね……さぁ、イラッシャイ……』

エルフナイン「ま、待ってください……こんなの、こんなのって……こ、来ないでください来ないでくださ………いやああああああああああああああ!!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 01:08:36.65 ID:cafAf9ZQo
流石未来さんやでぇ(白目)
32 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/17(月) 01:19:04.68 ID:7fmsOLCsO
響(あの後、恋人シミュレーションの翌日にエルフナインちゃんが未来と会った時に物凄い勢いで怯えていたけれど……結局何を見たのか、師匠達が何故エルフナインちゃんが未来に怯えている理由を頑なに喋らないのか
ことの真相は何も分からないまま恋人シミュレーションマシンの謎は機械が分解されるのと同時に迷宮入りしたのであった
顔面蒼白となっていたエルフナインちゃんが言うには、私達前データが機械の中に残っていたこと、それらの容量が思った以上に幅をとっていたらしく、それが理由で自分の見た映像が恐ろしいほどオーバーしていたのだろうと言っていた
しかし、思考がまとまってないみたいなのでもうエルフナイン自身も何を言ってるか理解出来てなかったと思う)

未来「……ふふ、ひーびき
今日も一緒に寝よっか」

響「へっ!?あ、う、うん別にいいけど……」

響(そして、未来の映像が入ったものであろうと思われるディスクは師匠の手によって粉砕され……私たちの前では今後こういう話題は無しにしようという結論が出たのであった)
33 : ◆JENFsVwkHk [saga]:2017/04/17(月) 01:20:07.74 ID:7fmsOLCsO
弦十郎「それで……データは得られたのか?」

緒川「はい
解析班に回したのですが……どうやらエルフナインさんの使った錬金術の技術が現代の科学に合わなかった、という結果になったそうです」

弦十郎「合わなかった?どういう事だ?」

緒川「簡単に言えば機械が麻薬を吸って『ハイ』になっている状態だったそうです
錬金術という技術がまだ追いついていない現代の科学に干渉した結果……偶発的に高度なAIが生まれていました
そしてそのAIが未来さんの時に完全に暴走、過剰な演出を引き留めようとするプログラムと演出をより過剰にしようとするプログラムがぶつかり機械にエラーを起こしていたようです」

弦十郎「……で、エルフナインが静止側の機械のプログラムをOFFにしたから、過剰にしようとするプログラムがストッパーを無くして大暴走、映像が現実に干渉するくらいまで進化したってことか……」

緒川「はい……こればかりはタイミングの悪かった未来さんが一番の被害者かと……」

弦十郎「……子供を傷つけるのもしょうに合わん、気が進まないがこの件は極秘にしよう」

緒川「……墓まで持っていくことにします」
34 : ◆xu2VpOlD.6 [saga sage]:2017/04/17(月) 01:22:02.68 ID:7fmsOLCsO
という訳でこれにてこのssを終了させて頂きます
見てくださった皆様、ありがとうございました
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 01:33:28.04 ID:ndM4u9pk0

さすが393
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:09:30.08 ID:llF9z2g9O
未来さん神獣鏡モードになってるじゃん
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