男「猫娘との生活」

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69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/10(土) 05:23:24.12 ID:URVURK4OO
後輩「あ、あの私......今日先輩にお弁当作って来たんです!!」

男「へぇー、お弁当か.........俺に?」

後輩「その何時もお世話になってるので......よ、良かったら食べてください!!」

男「(今日は鈴さんから弁当もらってるから要らないんだけど後輩が作った弁当を無下にも出来ないし......)」

男「あ、ありがとう後輩......頂くよ」

後輩「! ありがとうございます! か、感相聞かせて下さいね?」

男「お、おう(弁当二つか食えるかな......)」

後輩「(やった! 先輩にお弁当渡せた〜!!)」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/10(土) 05:24:31.79 ID:URVURK4OO
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〜お昼〜

男「さてと、飯でも食うか〜」

男「今日は二つもあるからなぁ、まずは後輩の弁当から」カパッ

男「.........おお! 普通に美味そう! 唐翌揚げ弁当って感じだな」

男「後輩俺が唐翌揚げ好きだって前に言ったの覚えてたのかな? 取り敢えずいただきまーす!」パクパク

男「うめぇ!! 普通にうめぇ!! 後輩こんなに料理上手かったのか......」パクパク

〜十分後〜

男「ふぅ〜ご馳走さん!! さて次は鈴さんの弁当でも......」

後輩「せんぱーい!!」

男「おお!?」ササッ
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/10(土) 05:25:25.27 ID:URVURK4OO
後輩「私のお弁当食べてくれました?」

男「ああ、後輩の弁当美味しかった料理上手いんだな?」

後輩「その......料理だけは自信がありまして......へへ///」

男「これは俺からも何かお礼しないとな」

後輩「そ、そんなお礼だなんて私何時も先輩に助けてもらってますし...!」

男「そんな事は気にするな、それくらい後輩の弁当美味かっったぞ? だからお礼させてくれ」

後輩「そ、それなら......///」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/10(土) 05:27:22.61 ID:URVURK4OO
男「おう、なんだ?」

後輩「こ、これからもお弁当作らせてくれませんか? 先輩にもっと私の手料理食べて欲しいです!!」

男「え......」

後輩「駄目、ですか?」

男「それだとお礼じゃ無くなるんだけど......」

後輩「わ、私がそうしたいんです!!」ズイッ

男「わわ! そ、そこまで言うならお願いしようかな?」

後輩「!! ありがとうございます!」

男「あ、あはは」

後輩「リクエストがあれば言って下さいね? 私頑張って作りますので! それでは戻りますねー!!」タッタッタ

男「お、おう」

男「.........弁当二つか太らないよう気をつけないとなぁ......さて鈴さんのお弁当は......お! ハートマークがある......俺愛されてるなぁ」パクパク

男「うん、美味い」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/10(土) 05:30:34.98 ID:URVURK4OO
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〜後輩宅〜

後輩「やった......やったやったやったぁーー!!」

後輩「先輩に褒められたぁ///」

後輩「お弁当美味しいって言ってくれた......!」

後輩「う、嬉しすぎるぅ〜///」

後輩「しかもこれから先輩に作ってあげられるなんて......はぅ///」

後輩「先輩......先輩......///」

後輩「(失敗ばっかりの私を嫌な顔をしないで支えてくれてる人)」

後輩「(上司さんに怒られて泣いていた私をそっと撫でて励ましてくれた人///)」

後輩「先輩....../// 先輩....../// 大好きぃ....../// はぁ、早く明日にならないかなぁ......先輩に会いたいよぉ......」
74 : ◆TiKUvGS/sQ :2017/06/10(土) 05:34:55.52 ID:URVURK4OO
見ない内に事故がw
移転はしないです
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/10(土) 11:15:32.02 ID:5dE1gUIho
生きてたか!
待ってた
76 : ◆TiKUvGS/sQ :2017/06/11(日) 21:19:33.96 ID:S9w8hynzO
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〜一方の男宅〜

鈴は男を送り出した後、気持ちを切り替えて家事に精を出す。とは言っても男と暮らし始めて、もといこの姿で生活してからは毎日欠かさずこなしている事もあり短時間で終わってしまう。

鈴「(ふむ、後は洗濯物だけじゃな)」

家の掃除と食器も洗い、夕飯の献立も考えた、後はもう洗濯物だけ......だが

鈴にとっては至福の時間だ

鈴「(ぬしぃ....../// にゃうー///)」スンスンッ

鈴は昨日男が着ていたシャツに顔を埋めて恍惚とした表情を浮かべる

鈴「(おかしいのう......以前はここまで気にして無かった筈なんじゃが......好いてる人間の匂いがこんなに心地よいとは....../// ふみぃ......///)」クンクンッ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/11(日) 21:20:18.99 ID:S9w8hynzO
ギュウっとシャツを抱き締めて、男の匂いを胸一杯に吸い込む

すると愛しいあの人に抱き締められているような感覚に陥る鈴

鈴「(ぬし......ぬし......ぬしぃ///)」

男が仕事で留守にしている間、彼女はこうして洗濯物以外の家事を終わらせては男の残り香を堪能している

本当は直接嗅いでみたい気持ちを、拒否されてしまったらと思う恐怖心から、このような解決策を考えてしまっていた

だが、匂いが胸に広がれば広がる程それに比例するように鈴の男への思慕メーターがうなぎ登りで上昇してゆく

もはやガチ惚れである

鈴「(さり気なく嗅げば......さり気なーく嗅げば大丈夫かのう? はよ帰ってこんかのう......ぬしぃ/// ふぅん...///)」クンカクンカ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/12(月) 12:45:22.41 ID:tSGI5VDSo
( ・,_ノ・ )b グッ!!
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/07(金) 00:00:46.77 ID:svDTq3bpO
生きてます。 投下します!
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/07(金) 21:57:04.41 ID:8FQeGWqP0
まだか
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/26(水) 00:48:17.15 ID:rVeqLhMno
エタった?
82 : ◆TiKUvGS/sQ :2017/07/27(木) 22:15:09.13 ID:mOnez0ilO
生きてます! 近い内に投下します!
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 10:36:11.12 ID:tWewVzMHo
|ω゜ )……
84 : ◆TiKUvGS/sQ [saga]:2017/08/20(日) 11:58:38.85 ID:OHCk/ZkKO
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男「たっだいま〜」ガチャ

鈴「主、おかえりじゃ」

愛しい旦那さんが帰って来た
相変わらず帰って来るのが早いことから鈴は自然と笑顔になる

男「......!」

鈴「ん? どうした主」

男「嫁さんのスマイル頂きましたー!!」ナデナデッ

鈴「/// (こ、これはチャンスかの!?)」

鈴の笑顔にご満悦の男はすかさず鈴の白髪を愛でる

その油断仕切っている旦那の胸元に今なら飛び込んで行けるのでは無いかという考えが、鈴の脳裏をよぎる

鈴「ぬしぃー///」

男「なんだこいつめ! 可愛いなぁもー!」

思った時には胸元にダイブしていた
だが男は尚更そんな彼女に愛おしさを感じ抱きしめ返す

鈴「(ぁ、ぁぁぁ......何て良い匂いなんじゃぁ/// ぬしぃ/// ん......ん?)」
85 : ◆TiKUvGS/sQ [saga]:2017/08/20(日) 11:59:40.20 ID:OHCk/ZkKO
鈴が違和感を感じたのは直ぐだった

鈴「.........ぬしや」

男「ん〜 何鈴さん?」

鈴「女子の匂いが混ざってるんじゃが......?」

男「..................え?」

旦那さんの匂いに紛れて別の女の匂いが混ざっていた

男「.........」

鈴「ぬし、これはなんじゃ?」

バッと鈴が男の前に出した物は
男の後輩が作ってくれた弁当箱だった

男「.........」

鈴「これは何じゃと聞いておる」

男「き、今日さ俺の後輩が弁当を作ってくれたんだ!! 洗って返さないと失礼だろ?」

鈴「.........ほー」

男「あー、その後輩がさ日頃のお礼ってな? やましい事は断じてないぞ!」

鈴「.........ぬしや、こんな言葉を知っておるか?」
86 : ◆TiKUvGS/sQ [saga]:2017/08/20(日) 12:00:26.03 ID:OHCk/ZkKO
男「な、何かな?」

鈴「男性を堕とす為には胃袋から、じゃ!!」ババン!

男「鈴さん物知りー!?」

鈴「不倫は......許さんぞぬしー......」ゴゴゴッ

男「まって! 誤解だよ鈴さん!」

鈴「ぬしの......ぬしの......バカ者ー!! アホんだらー!! 我に好きって言ってくれたのは嘘なのかー!!」ポカポカ

男「お、落ち着いて鈴さん!」

鈴「ふん! 他の女子に目移りするぬしなんて嫌いじゃー」

男「そんなぁ......」

鈴「......ふん!」

キッと睨みつけた後、鈴は寝室へと引っ込んでしまった

男「.........はぁ、軽率だったかぁ」
87 : ◆TiKUvGS/sQ [saga]:2017/08/20(日) 12:02:06.04 ID:OHCk/ZkKO
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寝室の電気もつけないまま鈴は部屋の隅で膝を畳みそこへ顔を埋めた

鈴「.........やってしまったのう」

なんてこったと鈴は自分自身を責める

鈴「(ぬしの事じゃあ、下心何てない事は分かっとるんじゃ......)」

先ほどはつい頭がカッとなってしまい、あまつさえ嫌いだと言ってしまった己に後悔してしまう

心から好きだからこそ、自分が拵えた弁当だけを食べて欲しかった

だが、帰って来てみれば知りもしない女性の匂いを纏わせてさらに弁当まで作らせているなんてと鈴からしたら信じられない事だった

しかし、さらに驚いているのが自分自身がこんなにも嫉妬してしまうような性格だとは思ってもみなかった

それはつまり、鈴にとって男は自分という存在を認めてくれた唯一の存在であり、大好きだからこそ自分だけを見て欲しいという彼女の本音なのだが

ついさっき、そんな彼を突き放す言葉を言ってしまった

鈴「にゃぁ.........何ていわれるんじゃろなぁ」
88 : ◆TiKUvGS/sQ [saga]:2017/08/20(日) 12:03:13.98 ID:OHCk/ZkKO

コンコンッ

鈴「にゃ......!」ビクッ

男「鈴さん、入っても良い?」

鈴「.........うー」

男「.........鈴さーん」ガチャ

男は恐る恐るドアを開ける、すると部屋の隅っこで此方を居た堪れなさそうな顔で伺う鈴の瞳が映った

男「鈴さん隣座るね」

鈴「.........」

男「.........ごめんね」

鈴「.........!」

男「自分の嫁さんの弁当が有るのに他の女の子からもお弁当作ってもらってたのはデリカシーがなかったよ」

鈴「.........」

男「でもその後輩は俺の仕事仲間だからさ、突然作って来たんだよ......要らないって流石に言えなかったんだ......」

鈴「.........」

男「鈴さんの気持ちを裏切るようなことしてごめん!! このとうり!!」

鈴「.........何でそんなに優しいんじゃ?」

男「え?」
89 : ◆TiKUvGS/sQ [saga]:2017/08/20(日) 12:04:05.50 ID:OHCk/ZkKO
鈴「仕事での付き合いがあるのはわかっちょるし......主は優しいから断われないのも理解出来る」

鈴「本当に悪いのはそれを許容出来なん我の方じゃないのか......何で怒らないんじゃ主は」

男「怒る理由何てないよ、鈴さんの気持ちが分からなかった俺の方が悪い」ギュウ

鈴「はぅ......主///」

男「でも鈴さんも悪いって思うならおあいこって事で、ね?」

鈴「うぅ.........このヤキモチな我を許してくれるとは主は優しい男じゃぁ......」スリスリ

男「誰にでも優しさをってのが俺のモットーだからな!」

鈴「.........むぅ、じゃが主に弁当を作るのは我だけじゃ! 他の女子が作ったのは駄目じゃぞぉ」

男「そ、それは許容して頂けると.........作ってくれる後輩ちゃんに申し訳ないし.........」
90 : ◆TiKUvGS/sQ [saga]:2017/08/20(日) 12:05:25.63 ID:OHCk/ZkKO
鈴「やじゃぁ! 断ればええじゃろー!」

男「だって仕事仲間だし......」

鈴「むー! 主がそんな優柔不断で八方美人じゃから誤解する女子が出来るんじゃ!」

男「いやいや、後輩ちゃんは日頃のお礼にって弁当作って来たんだ、そういう気持ちで作ってる筈は.........」

鈴「たわけ! 何とも思わない男に弁当を拵える女子がいるかー!」

男「.........確かに」

鈴「そうじゃろ? 主には我がいるんじゃ......その女子に弁当はもう作らなくて良いと伝えるんじゃ!」

男「そう、だな.........俺には鈴さんがいるし」

鈴「約束じゃぞ?」

男「分かった、そこはちゃんとハッキリさせるよ。約束だ」
91 : ◆TiKUvGS/sQ [saga]:2017/08/20(日) 12:06:15.41 ID:OHCk/ZkKO
鈴「ふふ、なれば約束のチューじゃ/// 主.........んん///」

男「それを言うなら指切りげんまんだと思うんだけど?」

鈴「.........嫌か?」

男「上目でその顔はズルイよ鈴さん!! ああもう可愛いよー!!」

鈴「ぁ.........んん/// ちゅ、ちゅく」

男「ヤキモチで心配症な猫さんを安心させないと」ナデナデ

鈴「そ、そうじゃ.........我は主が居ないと駄目なんじゃ......もっと、もっと主の愛情が欲しい///」

男「満足するまで注いで上げるよ、俺の大切なお嫁さん」チュ

鈴「にゃぁ.........ん/// 主、ぬし/// 好きじゃ、大好きじゃ〜///」

男「俺もだよ鈴さん」

こうしてヤキモチな白猫さんとの一悶着は無事に収まりましたとさ

鈴「じゃが、約束を破ったら覚悟せぇよ」ギュ

男「は、はいぃ.........!」ゾクリッ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/20(日) 12:07:13.98 ID:OHCk/ZkKO
続く、エタらない程度に書いていきます!
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 17:21:19.56 ID:STawpfJYO
乙!
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 22:08:36.69 ID:zzuT4vgUo
頼むで!
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 16:56:18.12 ID:PM5WgV+8O
可愛いなこのねっこ
俺ん家にも一匹
96 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/08/27(日) 18:51:58.70 ID:GEdhmFd/O

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ーー

〜翌日〜

後輩「んっふっふ〜」

同僚「今日はエラくご機嫌だね?」

後輩「同僚ちゃん! 私遂にやりましたよ!」

同僚「何を?」

後輩「先輩に毎朝お弁当を作るという目標を達成しましたよ〜!」

同僚「先輩......ああ、後輩の想い人ね? だからお弁当二つあるんだ?」

後輩「ふふ、今迄言いだせませんでしたが上手くいって良かったです!」

同僚「んー、後輩の惚気は聞いてる身だし、応援してるよー」

後輩「えっへへー///
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/27(日) 20:02:13.26 ID:GHzh3lLSo
お?
98 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/08/27(日) 23:28:41.43 ID:iwfCNlNPO
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ーー

〜昼〜

男「後輩ちゃん、悪い......俺なんかに弁当は作らなくて良いよ」

後輩「え......どうして」

男「ほら二人分作るのって大変だろ? だからさ、な?」

後輩「そ、そんな......」

男「弁当は美味しかった、不味いから要らないってわけじゃないんだ」

後輩「だ、だったら良いじゃないですか!! 私先輩だったら全然......」

男「ごめんな......後輩に作ってもらうってのは......」

後輩「......」

男「その......分かってくれると嬉しいな?」
99 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/08/27(日) 23:29:27.25 ID:iwfCNlNPO
後輩「......先輩」

男「なに?」

後輩「私が作らなくて良いって理由はその弁当箱が関係してるんですか?」ジトッ

男「............!? は、しまっーー」

後輩「しまった......ですか?」

男「!?」ビクゥ

後輩「誰が作ったんですか? 私の先輩に、私を差し置いて弁当を作ったのは......」

男「え、私のって?」

後輩「......先輩」

男「は、はい......」

後輩「隠し事は無しですからね......」

男「............はいぃ」
100 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/08/27(日) 23:30:23.19 ID:iwfCNlNPO
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ーーーー
ーー

〜男宅〜

鈴「..................」

後輩「わぁ! 可愛い子ですね! 名前は何て言うんですか?」

鈴「......鈴蘭じゃ」

後輩「私後輩って言います! 先輩にはお世話になってます!」

鈴「ほう......お主が後輩かっ」キッ

男「............ぅ」

鈴「......で、後輩は何しに来たんじゃ?」

後輩「宣戦布告しに来ました」

鈴「......は?」

後輩「私先輩のこと好きです」

男「え」

鈴「......」
101 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/08/27(日) 23:31:13.14 ID:iwfCNlNPO
後輩「だから取られたくないので......私もここにお世話になります!!」

男「えええ!? ちょっと待って流石にそれは......」

後輩「大丈夫です! 私実家暮らしなので!!」

男「だからそう言う問題じゃ......鈴さんも何か言って!?」

鈴「......おい小娘」

後輩「小娘って......年の割には生意気ですねー鈴ちゃん?」

鈴「ああん? 小娘より歳は重ねておるわ」

後輩「え......?」

鈴「取られたくないか......ええじゃろうどっちが主に相応しいか受けて立とうじゃないかえ?」ズイッ

後輩「ま、負けませんから......!」ズイッ
102 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/08/27(日) 23:32:33.70 ID:iwfCNlNPO
鈴「ふっふっふ、胸の大きさでは我の方が勝っとるがな?」ポニョン

後輩「う! 大きい......で、でも身長では私が勝ってますけどねー!!」

鈴「ぬぅ......我が気にしてる事を」


男「............俺の意思は?」

その後なんやかんやあり、後輩は帰った

鈴「............」

男「鈴さん......」

鈴「............」

男「も、もしもーし?」

鈴「にゃぁぁぁ!!!」ガバッ

男「きゃぁぁぁぁ!?」
103 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/08/27(日) 23:35:02.80 ID:iwfCNlNPO
男は鈴に押し倒される

鈴「こおんの女たらしめー!」

男「ご、ごめーん!?」

鈴「断ると言って何故こうなるんじゃー! アホかー!!」

男「だって後輩がぁ......」

鈴「むぅー! じゃがこの際ええ! 主の一番は我じゃと言うところを見せてやる!」メラメラ

男「す、鈴さんが燃えてる......」

鈴「取り敢えず主は我の物じゃと思い知らせてやるわ!!」ギュウ

男「え......俺何されるの!?」
104 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/08/27(日) 23:37:25.43 ID:iwfCNlNPO
鈴「ふっふーん......マーキングしとくんじゃ/// 主や///」チュー

男「ああ!? く、首はダメー!」

ー主が悪いんじゃぞ? 他の女子を手篭めにしよって!!ー

ーご、ごめんよ......ー

ーまぁ、妖怪の文化じゃと一夫多妻は良くある話じゃが......ー

ーえ? なんか言った?ー

ー主はだまっちょれー チュ、チュー///

ーあ、あああーー!?ー

こうして新たに後輩が男の家に住むことになった

105 : ◆TiKUvGS/sQ :2017/08/27(日) 23:38:38.97 ID:iwfCNlNPO
続く、ネタあれば下さい!
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 00:09:33.36 ID:xa9FBRaio
3p
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 00:51:19.42 ID:Nsmah6TA0
男が風邪
看病対決
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 02:31:38.77 ID:Y6YL8ODro
後輩も実は妖怪だった
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 18:51:25.49 ID:JtYv4VFcO
さすがに後輩同居は無理あるやろ
あと一軒家じゃないなら契約見直さないとな
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 22:28:09.65 ID:aWftKsbVo
ライバルだけど意気投合して鈴蘭と後輩ちゃんは大の親友になるとか
111 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/09/04(月) 18:47:58.68 ID:MhPTszq1O
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ーー

〜朝〜

男「うーん......朝かー、ん?」

男「(何だ、身体が重い......まるで何か乗ってるような......)」パチッ

鈴「スーッ スーッ」zzZ

後輩「ぐへぇ/// せんぱーい///」スヤスヤッ

男「後輩!?」

後輩「んー、ああせんぱーい......おはようございまーす」

鈴「ん......主おはよう」

男「二人ともおはよう......取り敢えず避けてくれると嬉しいな?」

鈴「んー? 何故じゃ今日は休みなんじゃからゆっくりしてもええじゃろう?///」にゃーん

後輩「そうですよー! んー/// 先輩良い匂いー///」クーンッ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:48:35.76 ID:MhPTszq1O
鈴「ぬ!小娘は主にひっつくなー!」グイグイ

後輩「何でですか! 独り占めはズルいですよ鈴ちゃん!」グググッ

鈴「元より小娘が入る場所なんぞないわー!! どけい小娘!」

後輩「嫌ですもんねー! 先輩が嫌って言ったら退けますけどー?」

鈴「ほー、主」

男「な、何でしょうか?」

鈴「我と後輩どっちがええ!」

後輩「もちろん私ですよね!」

男「近いよ! 二人とも顔が近いよー!?」

鈴「ええからはよ言わんかー!」

後輩「せんぱーい......」

男「(どっちかなんて俺決めようがないぞ......どうする俺!? は! これしかない!!)」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:49:16.09 ID:MhPTszq1O
男「鈴さん」ギュウ

鈴「!! ふにー///」

後輩「そ、そんなぁ......」

男「後輩も」ギュウ

後輩「ふぁ!! せんぱーい///」

鈴「な......ぬー!?」

男「これから一緒に暮らすんだから仲良くしよ! な? 俺にとっては二人とも大切な人だ......選べないよ」

鈴「......むぅ」

後輩「せんぱい懐が深い!!」スリスリッ

鈴「.........」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:50:01.40 ID:MhPTszq1O
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ーー

男「でも良く後輩の両親が許可してくれたね?」

後輩「フッフーン! 両親にはそのまま攻め続けろと言われました!」

男「あ、公認なのね......」

後輩「でも心良く受け入れてくれたのは先輩です......だ、だから......」

後輩「私のことちゃんと見てくれてるって事ですよね?///」

男「そりゃもちーー !?」ゾワッ

鈴「......」ゴゴゴゴゴッ

男「......鈴さん?」

鈴「もち......なんじゃ? その言葉の続きはなんじゃ?」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:50:44.82 ID:MhPTszq1O
男「あ、えっと......ふぅ」

男「鈴さん、俺は後輩とも真剣に向き合うよ」キッ

後輩「せんぱい!///」

鈴「な......ぬし」

男「でも俺は鈴さんとも向き合う! 覚悟は出来てる......」

鈴「......はぁ、主がそう言うなら我はもう何も言わん......」

男「!! 鈴さんありがとう!」ギュウ

鈴「......ん」

後輩「私もギューってしまーす!!」

鈴「じゃが小娘には負けんぞー!! フシャー!!」

後輩「ひぃぃ!?」

男「はいはい二人とも仲良くね?」ナデナデ

鈴「ん///」

後輩「はぅー///」

ーーーーーー
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ーー



鈴「(むぅ、せっかく主が休みじゃったのに小娘のせいで嬉しさ半減じゃぁ...)」

鈴「.........」チラッ
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:51:41.87 ID:MhPTszq1O
男「」スピー

鈴「(......主や、我には主しかおらんのじゃ......我の事を初めて受け入れてくれたのは主だけなんじゃ......じゃから我を捨てないでおくれ......)」ナデナデ

後輩「あれー? 先輩寝ちゃったんですか?」

鈴「む......小娘か」

後輩「むー! 小娘じゃないですよ鈴ちゃん! 私には後輩って名前がありますー!」

鈴「だまれい、小娘と慣れ合う気はない!」

後輩「私は鈴ちゃんと仲良くなりたいですよ?」

鈴「ああん!?」

後輩「うぅ、その睨み顔はやめてくださいよー......こわいです......」

鈴「小娘がこうさせたんじゃろ?」キッ

後輩「ひっ......でも臆しませんよぉ! 鈴ちゃんは私より歳上なんですよね?」

鈴「分かっておいてちゃん付けかっ! ええ度胸しとるのう......」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:52:57.20 ID:MhPTszq1O
後輩「だって鈴ちゃん可愛いすぎて! それに......」

鈴「はぁ?」

後輩「私決めたんです! 自分から歩みよるって!! せんぱい直伝の優しさ戦術見せてやりますよー!」

鈴「.....優しさのぅ」

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ーー

鈴「ゴクッ...ゴクッ...ぷはぁ! ええ酒じゃのう小娘!」

後輩「本当ですか? 嬉しいです! これ実家から持ってきたんですよ〜」

鈴「ほう、しっかしこんなに美味い酒は初めてじゃな......」

後輩「実はこれ妖怪の方には特にオススメでして、味も妖怪の方好みに作ってるんですよ〜」

鈴「ほう、だからか......ぁ」

後輩「......今の言葉で確信しました」

鈴「!? 鎌をかけおったな小娘......」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:54:02.80 ID:MhPTszq1O
後輩「初めてあった時の雰囲気といい、歳と見た目のギャップといいもしやと思いましたが図星ですね? しかも半妖ですか?」

鈴「......ふん! 知ってどうする? 大方弱味を握って我を脅迫するか?」

後輩「いえ、逆ですよ」ギュウ

鈴「!? なんのつもりじゃ離れんか!!」

後輩「う......うぅ......」

鈴「な、何故泣く!?」

後輩「やっと、やっと会えた......私も半妖なんです......」グスンッ

鈴「な!?」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:54:49.91 ID:MhPTszq1O
ーーーーーー
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後輩「私小さい頃は妖怪の里で暮らしていたんです......でも」

後輩「半妖は里には居られない......10歳の時に両親と里を出ました......」

後輩「それから人間社会に溶け込んでひっそりと今迄何とか暮らして居たんです」

後輩「と言っても最近やっと就職出来たばっかりで......慣れない事の多さに四苦八苦してました」

後輩「上司の方に沢山怒られて......この先やっていけるか不安だったんです」

後輩「妖怪にもなり切れず、人間でもない中途半端な私が......って」

鈴「.........そうか、小娘も辛かったのぅ」ナデナデ

後輩「うぅ......でも先輩はこんな私でも親身になって相談乗ってくれたり、励ましてくれて凄く嬉しかったんです!」

後輩「私にこんなに優しくしてくれた男性は先輩だけでした......だから、好きに......なっちゃいました......///」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 18:55:38.65 ID:MhPTszq1O
鈴「......(なるほどのう......こやつも我と同じか......しかも主が好きなのも一緒......)」

後輩「私、鈴ちゃんには負けません!! 先輩を好きな気持ちは本当です!! 譲りません!!」

後輩「でも、半妖の友達なんて今迄居なかったので......鈴ちゃんとはこ、恋のライバルですけど......仲良くなりたいんですー!」

鈴「」キョトン

後輩「......駄目、ですか?」

鈴「うんや、我も今迄半妖仲間は居なかったんじゃ......その後輩の真っ直ぐな本心、嬉しいぞ?」ニッ

後輩「じゃ、じゃあ......!!」

鈴「半妖とあれば話しは変わる、今後もよろしくのこむすーーいや後輩」ギュウ

後輩「す、鈴ぢゃーん......」ボロボロ

鈴「よしよし今迄大変じゃったのう」

後輩「うぅ......はいぃ......」スリスリ
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 19:03:06.51 ID:MhPTszq1O
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ーー

男「......んあ? やべ寝ちまった......んん? 重い......」チラッ

鈴「にゅーん......主ぃー」zzZZ

後輩「せんぱーい......zzZZ」

男「......」ナデナデ

鈴「んー///」

後輩「ふぁー///」

男「よしよし......俺ももう一眠りするかぁ」

男「おやすみ二人とも」

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ーー

〜某所〜

「............」スタスタ

チンピラA「よう嬢ちゃん! 綺麗な面してんなぁ?」

チンピラB「俺たちと良いことしなぁい!?」

「邪魔......どいてくれない?」

チンピラA「まぁそう言わずによ?」グイッ

「ッ!? がぁぁ!!」ヒュオ!!

チンピラB「え?」

チンピラA「.........!?」カチコチ

「ハァ、ハァ......失せろ」ギロッ

チンピラB「ひ、ひいいいい!? 化け物ー!?」

「ば.........チッ、絡んで来たのはそっちでしょ......」

「はぁ......さいあく......」

「............男さん、早く会いたいよ......」

続く
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 19:04:09.72 ID:MhPTszq1O
おまけですよ。驚愕の鈴蘭

鈴「ところで後輩は何の半妖なんじゃ?」

後輩「私ですか? ふっふっふ私はですね......犬神の半妖! です!!」

鈴「な、何じゃトォ!?」ビクッ

後輩「べ、別に鈴ちゃんをどうこうしようとは思ってないですよー!?」

鈴「うるしゃい! 昔犬に襲われたのを思い出しただけじゃ......猫の毛一本たりとて恐れてはないけ!!」プルプルッ

後輩「凄い震えてますけど......でも震えてる鈴ちゃん可愛いー!!」ギュウ

鈴「ひゃぁぁ......くっつくなぁぁ」

後輩「ちなみに歳はいくつ何ですか鈴ちゃん?」スーリスリ

鈴「ふん! 五十年生きとるぞ我は!! どーじゃ敬え! そして?ずりするなぁ!」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 19:04:54.25 ID:MhPTszq1O
後輩「.......何月生まれですか?」

鈴「? 冬の時期かの......」

後輩「......へー」ニヤニヤッ

鈴「な、何を笑って......」

後輩「私は夏生まれなんですよ〜? 今年で五十年目ですよ〜」ナデナデ

鈴「な......にー!?」

後輩「ふっふっふー! と言うことは私の方が歳上!! 鈴ちゃんと呼ぶのは至極当然!!」

鈴「む、無念じゃぁ......」しょぼん

後輩「落ち込んでる鈴ちゃんも可愛いーー!!」

鈴「や、やめてけろぉぉ......くっつくなぁ......!!」

鈴「ふにーーー!?」

おまけ終わり
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/04(月) 19:05:46.41 ID:MhPTszq1O
続く、このスレ何処に向かっているのか>>1も分からなくなってきた......
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/04(月) 19:39:46.04 ID:GXzNrIo4O
訂正

鈴「ふん! 五十年生きとるぞ我は!! どーじゃ敬え! そして?ずりするなぁ!」



鈴「ふん! 五十年生きとるぞ我は!! どーじゃ敬え! そして?ずりするなぁ!」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 19:50:53.30 ID:JM1O3Glpo
乙!
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sag]:2017/09/05(火) 02:40:25.70 ID:2XAIKEiDO
鈴「ふにーーー!!」が凄可愛い
新キャラも半妖みたいだな本格的にハーレム路線かこれ? 乙
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/05(火) 12:01:57.95 ID:O9XAMzPJO
乙!
次の妖怪は雪女かな?
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 21:35:38.54 ID:sy0NT4qSo
後輩お前もか

いや、それはそれでいいな
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/06(水) 09:24:10.21 ID:IeQi9ksKO
ヒロイン50歳ってなんだこの上級者スレ(苦笑っw
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/06(水) 09:54:27.91 ID:+MTAbQ4Ko
>>130
sageろks
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/06(水) 12:15:01.07 ID:Fn0RynH8o
>>127,128,130
同一人物
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/08(金) 03:08:14.86 ID:MDrlqI/1O
何でも良いからはよ続き
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/08(金) 09:24:19.36 ID:+Yvesq0Mo
>>133













135 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/09/14(木) 01:39:37.96 ID:ZKa33webO
後日、後輩は男に自分が半妖である事を打ち明ける

後輩「ーーっという事で私も鈴ちゃんと同じ半妖なんです......」

男「.........そうか後輩も」

後輩「でもそんなこと気にせず普段通り接して貰えると嬉しいです......」

男「なに言ってんだそれは俺の台詞だ」

後輩「え?」

男「俺に打ち明けてくれてありがとう後輩」ギュウ

後輩「はわわ!///」

男「俺は半妖だとかで後輩を見る気はないよ、今迄通りさ後輩も変に気にしなくて良い、な?」

後輩「うぅ......先輩ズルいです......そんな事言われたら嬉しすぎて......クゥーン///」ギュウ
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/14(木) 01:40:31.66 ID:ZKa33webO
男「よしよし」

鈴「これでひと段落じゃのう後輩」

後輩「はい! 先輩大好きー!!」

鈴「にゃあ! 独り占めはダメじゃぁ!!」ギュウ

男「(両手に花......俺って今一番のモテ期か?)」

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ーーーー
ーー

後輩「ではでは行ってきまーす!」

男「鈴さん家は任せた!」

鈴「ふふ、任せとけ晩御飯作って待っとるよ」ヒラヒラ

男&後輩「はーい」スタスタ

鈴「......はぁ、ええのう後輩は仕事でも主と一緒で」

「あらあら妬いてるのかしら?」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/14(木) 01:41:18.52 ID:ZKa33webO
鈴「お? 誰じゃ?」

「木の上よ〜」

鈴が声のする方へ視線を移すと黒い毛並みの猫が一匹のーんびりと座っていた

鈴「! クロではないか!」

クロ、男家の付近にある神社で飼われている猫だ

鈴との出会いは男家の庭で偶然にも意気投合し、今に至る

「どう? 男君との生活は?」にゃーん

鈴「実は積もる話しがあってのう......とにかくお上がりやクロ、それなりにもてなすぞ」にゃんにゃん

「ふふ、じゃぁお言葉に甘えて」にゃーん

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ーー

鈴「ほれ高級猫缶じゃあ、美味いぞ〜」

クロ「あら〜これはこれは頂くわ」

クロ「......ん〜/// 美味し〜///」

鈴「良かったら譲るぞ? 我にはもう必要無いからの......まぁ主に許可をもらわんとじゃが......」

クロ「本当に? 是非掛け合ってほしいわね......!」

クロ「で、調子はどうなの? 新妻さん?」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/14(木) 01:41:46.24 ID:ZKa33webO
鈴「こ、これこれ/// からかわんでくれぇ///」ニンマリッ

クロ「その様子だと上手くいってるようね?」

鈴「うんや! そうでも無いんじゃコレが......!」クワッ!

クロ「あらそうなの?」

鈴「実はのう......」

鈴はクロに後輩の事を説明する

鈴「でじゃ! 後輩が来たお陰で主との二人きりの時間が減ったんじゃぁ!!」

クロ「ふーん? の割にはあまり落ち込んでないようね?」

鈴「まぁ後輩ものう......我と同じ半妖なんじゃ」

クロ「あらら!?」

鈴「半妖が故の辛さは我が良く知っとる......無下には出来ん......」

クロ「ふふ、鈴は優しいね?」

鈴「し、仕方なくじゃ!」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/14(木) 01:42:13.76 ID:ZKa33webO
クロ「ところで半妖で思い出したんだけど、この町で鈴に似た雰囲気をした女の子を見かけたんだよねー」

鈴「なぬ? 後輩じゃないかえ?」

クロ「うーん、多分違うと思うわ」

クロ「鈴が言った後輩って子の雰囲気は前から感じていたし、今回のは新しい雰囲気だから」

鈴「ほー、クロの感知能力は凄いのう......」

クロ「私ももう妖怪に片足入れてるみたいなものだから、今年で三十年......長生きだわ〜」

鈴「尾が二股じゃからのうあの時思い切って声をかけて良かったわい!」

クロ「私も友達が出来て嬉しいわ〜、みんな寿命で先に逝っちゃったから......」

鈴「......そうか」

クロ「ねぇこの後時間あるかしら?」

鈴「ん? 時間はあるが?」

クロ「うちの神社に来ない?」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/14(木) 01:43:03.89 ID:ZKa33webO
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〜神社〜

クロ「はい到着よ」

鈴「ほぇー、立派な神社じゃのう......それになんだか落ち着く空間じゃな?」

クロ「ここは猫神を祀っている神社だからね、鈴にもこの居心地の良さわかると思って誘ったのよ」

鈴「うむ、ええところじゃ〜」

クロ「でしょでしょ! ん?」

鈴「どうしたクロ?」

クロ「鈴ちゃん、例の雰囲気を持った子がこっちに向かって来てるわ」

鈴「なんと......ではさっそく!」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/14(木) 01:43:33.12 ID:ZKa33webO
クロ「こらこら待ちなさい、半妖がみんな良い人とは限らないのよ? ここは隠れて様子見が無難!」

鈴「ぬぬ......確かにそうじゃな、分かった一度身をかくすかの」

ーーーーーー
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ーー

この町に戻って来たのは何時振りだろう

「.........」

親の仕事の都合でこの町を去って五年、私も気づいたら大学生になっていた

「この神社昔と変わらないなぁ......なんかホットした」

正直、この町での良い思い出は少ない
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/14(木) 01:44:22.37 ID:ZKa33webO
私の中には得体の知れない力が宿っている

そのせいでイジメを受けたり、周りの輪から外れたり

一時期不登校にすらなった

それでも良い思い出が一つだけある

「あの人も変わってないといいなぁ」

私が唯一、心から信頼できた人
私に勇気をくれた人

「ま、会えるか分からないけど......ね」

そして初恋の人

「............男さん」

彼女は恋い焦がれた男性の名前をポツリと呟く

すると後ろの木から普段では聴こえない音が聴こえ、振り向くと

「にゃー! にゃぁにゃぁ!?」

「............え?」

真っ白な髪の美少女が、足元にいる黒猫に、にゃあにゃあ喋っている何ともめずらしい光景を目撃した
143 : ◆TiKUvGS/sQ :2017/09/14(木) 01:45:55.22 ID:ZKa33webO
続く、鈴とクロは猫が使う言語で意思疎通出来ていますが、人間にはにゃあにゃあとしか聴こえない設定です。
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/14(木) 04:18:24.03 ID:zNxViP5A0
支援
後輩ちゃん犬の半妖ってのがピッタリだ……ハーレム作っちゃってくれ……
145 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/09/20(水) 18:47:06.02 ID:6Zs6ahdPO
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鈴「色々と恥ずかしい所を見せてしもうたな///」

「ううん、むしろ可愛いって思ったよ? それよりも......」

「鈴さんが半妖だって言う方が驚いたけどね?」

鈴「我もこの短期間で半妖仲間に二人も出会うとは思わんかったよ、雪」

鈴のにゃあにゃあ騒動から一息

鈴は雪と談笑していた

当初は雪の事を図りかねていたのだが
鈴がにゃあにゃあ騒いでいる光景に笑顔を見せた雪の雰囲気からクロが大丈夫な半妖だと判断し、今に至る
146 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/09/20(水) 18:47:56.08 ID:6Zs6ahdPO
雪「え!? 私みたいな人がまだいるの?」

鈴「そうじゃ、今一緒に過ごしておるぞ?」

雪「......そっかぁ......私以外にも半妖って居たんだね?」

鈴「そうじゃぞ、一人ぼっちではないけ」

雪「......うん」

鈴「今まで辛かった事、少なくは無いじゃろ?」

雪「うん......」グスッ

鈴「大丈夫じゃ、雪の仲間がちゃーんとここにおるからな?」ナデナデ

雪「鈴さん......私ずっと一人だと思ってて......」ポロポロ

鈴「うぬうぬ」ギュ

雪「うぅ......良かっだよー」ギュウ

鈴「ふふ、よしよし」

クロ「あらぁ鈴はその女の子を堕としてどうするのかしらぁ?」にゃぁにゃ

鈴「こりゃ! 今はそう言う事を言うんじゃない!」にゃにゃー!

ーーーーーー
ーーーー
ーー

雪「い、いいの? 私が鈴さんの家にお邪魔しても......」

鈴「ええぞ、それに......」

鈴「雪、男に会いたいじゃろう?」

雪「え......何で知って......」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:48:43.92 ID:6Zs6ahdPO
鈴「我がいる家はのう、男の家なんじゃ」

雪「え......ええ!?」

鈴「我ともう一人の半妖はそこに居候しておる」

雪「そ、そうなんだ......」

鈴「男に会いたいから戻って来たんじゃろ? さっき言っておったし。盗み聞きした手前お主に詫びも兼ねての招待じゃぁ」

雪「鈴さん......ありがとう」

鈴「では行くか、クロまた今度ゆっくり喋ろうや」

クロ「お持ち帰りなんて大胆ねぇ〜、楽しみに待ってるわよ〜」にゃーん

鈴「こりゃあ! じゃから違うわーい!!」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:49:20.31 ID:6Zs6ahdPO

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ーー

〜夜〜

男「たっだいまー!! 鈴さーん!」

後輩「ただいま帰りました〜」

鈴「おお、待っておったぞ二人とも!」

男「今日も疲れた〜」

後輩「上司さん相変わらず厳しいですからねぇ......ん?」

男「どうした?」

後輩「いえ、知らない匂いが......」

鈴「おう、後輩は察しがええの。 実は客人が来ておる」

男「客人? 鈴さんの?」

鈴「うむ、まぁ玄関で話すのもなんじゃ、居間で話すけ」

ーーーーーー
ーーーー
ーー

鈴「では紹介しよう、今日知り合った雪じゃ!」

雪「こんばんは......」

後輩「雪ちゃんって言うんだね? よろしくです!」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:50:00.38 ID:6Zs6ahdPO
鈴「ちなみに半妖じゃぞ」

後輩「好感度うなぎ登りー! わふぅー!」ギュムゥ

雪「うきゃぁ!?」

男「雪ちゃんって......あの」

鈴「うむ、主の知り合いじゃろ?」

男「知り合いというか、俺が家庭教師のアルバイトしてた時の生徒だよ雪ちゃんはね、元気そうで良かったよ」

雪「お、お久しぶりです男さん/// 男さんもお元気そうで」

男「もっちろん! しっかし雪も変わったな〜、綺麗になったね?」

雪「!!/// ありがとうございます......」キューン///

鈴「雪は主に会いたいが為にこの街に来たんじゃぞ?」

雪「鈴さんそれは言っちゃ......!」

男「こんな俺に?」

雪「うぁ......///」カァ

後輩「あら〜真っ赤だよ〜?」

鈴「ふふ、慕われておるのう主は」

男「それは嬉しいけどさ......」チラッ

雪「.........ぅぅ、鈴さん私の気持ち知ってて言ってるのかなぁ?」チラチラ
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:50:51.58 ID:6Zs6ahdPO
男「(俺は思うんだ......この雪ちゃんの中に映ってる俺は、鈴さんや後輩が俺に向ける目と同じ......でも鈴さんと後輩が考えてる雪の感情は尊敬の念、思慕的な考えはないな......雪の気持ちがバレたら大変だぞ俺......なんていわれるんやら)」

鈴「雪は照れ屋じゃのう? まぁ、久しぶりというのもあるか」

後輩「感動の再会ってドラマチックだねぇ?」

雪「.........ドラマチック」ピクッ

男「ん?」

雪「そう......ですよね、これはチャンス! 会えるかも分からなかった男さんに会えた......今までの人生での絶好の機会......だったら......」ボソボソッ
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:51:28.54 ID:6Zs6ahdPO
男「雪ちゃん?」

雪「男さん!!」

鈴&後輩「!!」

男「......ど、どうしたのかな?」

雪「私......男さんに会えたら......その......言いたい事が」モジモジッ

男「おう、なんだい?」

雪「私.........男さんが大好き、です///」

鈴「あ?」

後輩「は?」

男「......」ヒクッ

雪「男さんが私の事を救ってくれたあの日からずっと......ずっと男さんが好きでした!!」ギュ

男「雪ちゃん、ちょっとまってーー」

雪「.........私を......男のお嫁さんにしてください///」

男「よ!? それは予想外.........は!?」ビクッ
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:52:04.05 ID:6Zs6ahdPO
鈴「待てや小娘」ガシッ

雪「え? ひぃ!?」

鈴「我を差し置いて旦那を口説くとはええ度胸じゃのう? んん?」ゴゴゴッ

後輩「てっきり私は尊敬とかで先輩を慕っているのかと......横入りですか? ねぇ?」ゴゴゴッ

雪「え......旦那? 横入り?......ええ?」

男「(凄い一瞬でカオスになったぞ......)」

雪「鈴さんてっきり私の気持ちが分かってて......で、旦那って何です?」」

鈴「しるかー!! 我の方こそ油断しておったぞ!! 主が女子を手篭めにしておったとは!」

雪「......で、旦那って何ですか?」

後輩「ふふーん、私達は先輩のお嫁さんだよー! どうだー!」

雪「.........そうだったんですか」ジロッ
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:52:53.09 ID:6Zs6ahdPO
男「.........雪ちゃん?」ビクッ

雪「男さん......堂々と二股してるんですね?」

男「いや待ってくれこれには理由が......」

雪「なら今更一人増えても良いですよね?」

男「............え?」

雪「惚れさせたんですから責任取って下さいね」ニコッ

鈴「こ、こやつ......」

後輩「ほう、そう来ましたか」

雪「というわけで私もここに住みます!!」

男「ええ!?」

鈴「おい雪」

雪「私だってずっと男さんが好きだったんです!! 簡単には譲れませんよ、この気持ちは」

後輩「でもそれは先輩次第ですけどねー?」

後輩「妖怪の文化で一夫多妻は認められてるから思う所はあるけど私は反対しませんよ?」

雪「それなら尚更!」

鈴「むぅ......余計な事を」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:53:30.34 ID:6Zs6ahdPO
雪「男さん......」

男「でも雪ちゃんの両親も心配するし......」

雪「私一人暮らしなので大丈夫です! それに両親も説得します!」

男「.........」

雪「.........」

男「.........本気なんだね?」

雪「はい!」

男「分かった、俺も男だ責任取るよ」

雪「!! 男さーん!!///」ギュウ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/09/20(水) 18:54:04.35 ID:6Zs6ahdPO
男「これからよろしくね?」

後輩「やっぱりこうなりましたかー」

鈴「ぬしぃ.........ああ、主を独り占めする時間がまた減ってしまう......」

後輩「恨むなら、先輩を恨みましょう女たらしな先輩を......」

鈴「もはや女たらしと言うより半妖たらしじゃのぅ......」

後輩「でも私は変わりませんよ〜、せんぱーい私もギュウってしてくださーい!!」ギュウ

鈴「にゃぁー!! 我もするんじゃー!!」ギュウ

男「あ、ちょ二人とも......」

雪「......私も負けません!!」スリスリ

男「(なんだこの幸せな状況は......)」

こうして新たな半妖仲間が加わり

男家はより賑やかになった

続く
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/21(木) 03:13:38.92 ID:r3Wu77exo
乙!
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 10:39:59.76 ID:DgiM7F9aO
いこの家の大きさどれくらいあるんですかね?
158 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/10/09(月) 01:20:20.24 ID:yAXJTinFO
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ーーーー
ーー

私には変な力が宿っていた

それは母の遺伝から来たものだった

私の母は雪女で世間から妖怪と言われている存在だった

そのせいで幼い頃から周りから冷たい視線をぶつけられ続けた

ーあの子は妖怪の子供だから一緒にいちゃ危ないー

ー近づいたら氷漬けにされてしまうー

そんな事考えてもいないのに周りの目には恐怖の対象として映っていた

そんな事が長く続いて、私は学校にも通わなくなり家に引きこもる様になっていった

そんな時だ、男さんに出会ったのは

母が勉強はしなさいと家庭教師をつけたのだ

その家庭教師が男さんだった

それから私は.........
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]:2017/10/09(月) 01:21:16.68 ID:yAXJTinFO
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ーー

〜朝〜

雪「男さん....../// おはよぉ///」

男「お、おはよ雪ちゃん......」

雪「ん......///」

男「......ねぇ、雪ちゃん」

雪「なに?」

男「いつの間に俺の布団に入ってたの?」

雪「ついさっきかな? それより......」ギュウ

雪「鈴さんから聞いたよ? 男さんとキスしたって、私にもしてよ」

男「えぇ!? そんな突然言われても......」

雪「鈴さんが自慢してたからちょっとムカッてきたの、私じゃイヤ?」

男「そんな事ないよ、言われてやってるようじゃ男としてね?」

雪「じゃあ良いよね?」チュ

男「ん!?」

雪「ふふ、いただき///」

男「......雪ちゃん」

雪「なに?」

男「お返し」チュ

雪「んん/// はぁ、男さん男さん///」ギュウ

男「こんなに甘えん坊だとは思わなかったよ?」

雪「男さんだけです......男さん好き、大好き///」

後輩「せんぱーい! 朝ですよー! あ!? 雪ちゃん何先輩とイチャイチャしてるんですかぁ!!」

男「後輩!?」

雪「何って夫婦なんですから普通ですよね?」

後輩「うぅ!! 私も先輩に甘えたーい!!」ガバァ
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 01:22:49.82 ID:yAXJTinFO
男「のわ!?」

後輩「せんぱーい/// クゥーン///」スリスリ

男「後輩くすぐったい......!」

雪「むぅ......」ギュウ

男「雪ちゃんもくっつかないで!? 」

鈴「なーにをしとるんじゃ? お主らよ......」ゴゴゴッ

男「!?」

後輩「う、鈴ちゃん」

雪「ひ!?」ビクッ

鈴「飯じゃと言っておるのに降りてこんから来てみれば......」

鈴「主を困らせるのは頂けんぞ? のう?」ジロッ

後輩「うぅ......鈴ちゃん怖いです」

雪「ひぃぃ......」プルプルッ

男「はいはい、兎に角二人とも離れてくれ、鈴さんもそんなに睨まないで」

鈴「......むぅ」

後輩「まぁ今日は休みですし......先輩に沢山スリスリ出来るから今はこれくらいで......」ブツブツッ

雪「ぁ......私学校なのにズルイです...」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 01:23:17.95 ID:yAXJTinFO
ーーーーーー
ーーーー
ーー

後輩「ええ!? 私だけ出てこいってそんなぁ......」電話中

上司「うるせー! 俺も行くから黙って来やがれ!」

後輩「先輩も呼びますか?」

上司「いやあいつはいらん、お前をビシバシ鍛えてやる、じゃあな」ブツン

後輩「ふぇぇ...そんなぁ」

男「.........後輩?」

後輩「スクランブル要請掛かりました......」

男「あらら」

雪「社会人って大変ですね......」

鈴「.........」

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ーーーー
ーー

後輩「行ってきまーす......」

雪「私も行って来ます......男さん」

男「気をつけて、何雪ちゃん?」

雪「今の内に充電させて下さい」ムギュウ

後輩「ああ!? 私も充電したーい!!」ギュウ

男「はいはい、家で待ってるからなー」ナデナデ

雪「んん///」

後輩「くぅーん///」

鈴「............」

そして後輩と雪は自宅を出発し、家には男と鈴だけが残った
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 01:24:00.58 ID:yAXJTinFO
男「んー! さてと休みだからのんびりするかー」

男の玄関から居間に戻ろうとした歩は

ギュっと服の端を握る手によって止められる

男「どうしたの鈴さん?」

鈴「主ー」

男の服を掴んだ犯人は、彼を上目遣いでジッと見つめている

その彼女の心中を察し男は......

男「よっと」

鈴「ぇ......うにゃ!?」

彼女をお姫様抱っこし、居間へ連れていく

そしてソファに腰を下ろした

今だ抱っこ状態の彼女は何かを期待しているかの様な表情で彼を見る

男「久しぶりに二人きりだね?」

鈴「う、うむ......そうじゃな」

男「何かしてほしいことある? せっかくだし何でも聞くよ?」

鈴「!! な、ならの......」

鈴「そ......その、主にあ、甘えたいんじゃぁ/// いいかの?///」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 01:24:33.95 ID:yAXJTinFO
男「お安い御用だ」ナデナデ

鈴「ぬ、ぬしや......我の事呼び捨てで呼んではくれんか?」

男「え、でも......」

鈴「今だけでええから呼んでくれ......ええじゃろ?」

男「.........鈴」

鈴「にゃぁ/// ......うむうむ! 呼んだか主よ///」スリスリ

男「何だか違和感あるけど、鈴も甘えたがりだね?」

鈴「し、仕方ないんじゃ! 我だってもっと主に触りたいわ! あやつらばかりずるいんじゃあ!」

男「なら今日は鈴を愛でる日という事で......」クイッ

鈴「にゃん!?///」

男「何時も家事をこなしてくれてありがとね? 愛してるよ......俺の白猫さん」チュ

鈴「!!/// ぬしぃ!」キューーん///
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 01:25:00.30 ID:yAXJTinFO
男「のわ!?」

鈴「本当にお主は女子を射止める達人じゃのう!! にゃぁぁん/// 我も愛しとるぞ〜///」スリスリ

男「よしよし」

鈴「ぬし/// そ、その......接吻してもええか?///」

男「それくらい言わなくても俺からしてあげるよ?」チュ

鈴「んん/// はむぅ、ふぅ/// ぬし〜」

男からの愛情にいよいよ感極まった鈴は、男に覆い被さり自分からもキスの雨を降らす

鈴「ぬしや......好きじゃ、大好きじゃぁ/// んん、ちゅ」

男「(す、鈴さんが今迄にないくらいに積極的......! か、可愛いすぎる......)」

鈴「はぁ/// 癖になりそうじゃ......甘美じゃのうぬしの唇は......ぁ」

男「?」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 01:25:28.06 ID:yAXJTinFO
鈴「す、すまん......ちと暴れ過ぎた、奴らにぬしを困らせるなと言って置きながら我も盛ってしもうた......」シュン

男「いや俺は......、あーそういう事か」

鈴「ぬし?」

男「鈴」ギュ

鈴「にゃん!?///」

男「今は二人きりだし、さっきも言ったでしょ? 今日は鈴のこと愛でる日だ」ナデナデ

鈴「じゃが......」

男「それに最近二人に遠慮してたでしょ? 見てればわかるよ?」

鈴「お見通しかのぅ......」

男「だから、今日は好きなけ甘えて良いよ? てか俺も鈴に甘えたいな?」

鈴「ぬしが我に...?」

男「駄目かな?」

鈴「うんや、じゃが我は何をすれば...」

男「じゃあ最初は......」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 01:26:04.28 ID:yAXJTinFO
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ーーーー
ーー

男「おお......これやって見たかったんだー、膝枕」

鈴「こんな事でええのか?」

男「ああ、男としてこれは夢でもあるんだよ、鈴さんの太もも柔らかくて感触も最高ー!!」むにぃ

鈴「ふにゃ/// いきなり揉まんでくれぇ!」

男「まぁまぁ、これくらい許してよ」

鈴「む、むぅ......今のぬしちと助平な顔じゃぞ?」

男「いや、かな?」

鈴「嫌だったら引き?がしとるわい///」

男「そりゃよかった、じゃあ堪能しようかな」ギュウ

鈴「ぬし!? んん!?///」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/09(月) 01:26:30.02 ID:yAXJTinFO
男は鈴の腰に腕を回し抱きつく

思わず嬌声を上げる鈴

男「ん? 大丈夫?」

鈴「はぁ......///(何じゃこの気持ちは......この気持ちは......///)」

今迄楽とは言えない道を歩いてきた鈴にとって

この今の状況は鈴が描いていた夢、理想

愛する人と睦まじく過ごしたい

それが今、改めて叶った事を自覚した

故に......鈴のタガが外れた

鈴「はぁ....../// はぁ......ぬしぃ///」

男「え? 鈴さん? ちょ......ま......!?」
168 : ◆TiKUvGS/sQ [Saga]:2017/10/09(月) 01:33:33.60 ID:yAXJTinFO
続く このままエロ路線に変わるか のほほん続けるか迷ってるので背中を誰か押してくれ
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