モバP「アイドル達に隠れて悪い遊びをしていた事が実はバレてた話」

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50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 05:09:46.98 ID:osVKDeXEo
>>49
不愉快なキャラを書けてるなら>>1は上手くやってると思うね
2行目は良いけど3行目のはリアルで言ってると神経疑われるよ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 14:41:51.49 ID:vfdeH9170
>>49
見ず知らずの会ったこともない他人に向かって犯罪者とか言う人の方がよっぽど不愉快
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 08:58:13.29 ID:UeJs6hBBO
嫌なら見るな
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 21:11:56.50 ID:/VMZB+YU0
更新再開する
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 21:12:54.63 ID:/VMZB+YU0
飛鳥「……その必要はないよ、ボクが話す」

P「………」

P「お、マジか、正直「俺が一方的に話す。」とか勢いでカッコつけてたものの、このまま飛鳥が黙ってたらどうしようかとヒヤヒヤしていた所だったぜ」

飛鳥「キミは最低なヤツだな……」

P「うん、知ってる。普段の柄でもなく俺があんな風に真剣に諭すみたいな感じで行けば、優しい飛鳥は俺に無理させない為にも自分から話してくれると確信してやってたし」

飛鳥「本当に最低だよ……」

P「まあ、そこは俺が飛鳥の優しさを信じていたという事でね?許してくれよ、な」

飛鳥「そんな自分勝手な事を言って、またボクが口を閉ざす可能性をキミは考えてないのかい?」

P「考えてないね、さっきも言ったけど飛鳥の事を信じてるからな」

P「とか言われたら、飛鳥は何だかんだ言って相手に心を開いちゃう優しい子だって知ってるし絶対に喋ってくれると思ってる。俺はその優しさを最大限利用しているんだよ。」

P「だから仮にそんな考えがあるとしても諦めろ。俺みたいな悪い大人は飛鳥がどうすれば話をしてくれるかなんて承知の事なんだよ。」

P「悪いな、いちいち俺が余計な事を言わなきゃ、この話ももっとスムーズに格好よくいい話風に進むんだろうけどさ、それは俺の本音じゃないし飛鳥に失礼だと思ってな」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 21:20:44.16 ID:/VMZB+YU0
飛鳥「あれは数週間前の事だったかな…」

P「え、いきなり本題に入っちゃうの?」

飛鳥「これ以上キミの話を聞いてたらこっちが参ってしまうからね、結局殆ど一方的にキミが話ているじゃないか、大人は嘘つきばかりだ」

P「ははは、大人げないのが大人だからな」

飛鳥「もういいから黙っててくれ」

飛鳥「数週間前、ボクは猫が車に轢かれる瞬間を目撃した」

飛鳥「その猫は身体中が血塗れになってひしゃげていて死んでいた…轢かれと言ったが押し潰されたと言った方が正しい表現だったのかも知れない様な惨状だった。 」

飛鳥「見た時はゾッとしたよ、今回は猫だったけど、もしこれが人間だったら自分だったらどうなっていたか想像しただけで恐怖で体が竦んだ…」

飛鳥「しばらく呆然として、気が付いた時にはその車は何処かに消えていた。
今思えばそれも後のボクの行動に影響を出したのかも知れないな、そんな惨状を生み出した張本人が一番にその場から消えて、また平然とした顔で車に乗っている。
この現状を目の当たりにして世界が180度変わって見えたよ。」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 21:24:27.41 ID:/VMZB+YU0
飛鳥「これまでだって知識としては蓄えていた事で当たり前の事だと理解ってた筈の事だったのに、この世界の其処彼処が凶器と成り得る物に囲まれていて、いつその脅威が自分に牙を剥いて絶命するかも知れないと言う事を…その一件でリアルに感じたんだ…」

飛鳥「人によっては些細な出来事だったのかもしれないけれど、ボクにとってはそれが劇的な出来事で、その日からこの出来事が頭から離れなくなっていた」

飛鳥「それからは自分なりに思考を働かせ色々な事を思い悩んだりして見たは良いが結局ドツボにハマってこの様さ」

飛鳥「気付いた時には小さな猫にボクが手に掛けていた。」

飛鳥「そこに至るまでの思考も沢山あった筈なのによく覚えていない、重要な事だった気もするし些細な事だった気もする。
ただボクは自分の目の前で死んでしまった猫をみて安心していた」

飛鳥「少なくとも今日はボクの番じゃないと思えた気がして…ね」

飛鳥「最低だ…」

飛鳥「勿論、罪悪感が無かった訳じゃない。しばらくして死なせてしまった猫の事を思うと胸が痛くなる、心が張り裂けそうになる。友達や家族だって居たのかも知れないのに、それを身勝手な理由で奪った自分が許せない気持ちが溢れて消えてなくなりたくなる」

飛鳥「そして、こんなボクはこの世界に生きるのには向いてないのかも知れないと気付いてしまった…」

飛鳥「…それが今回の一件の全てだよ、本当はもっと語るべき事があるのだろうし、弁明すべき事とあるのだろうけど、ボクが語る事、ボクの言い訳はここまでだ。」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 21:28:21.16 ID:/VMZB+YU0
P「ん、そうか」

飛鳥「キミはどう思った?こんなつまらない理由で、生き物を、命を奪ってしまったボクの事を…」

P「んー、飛鳥に対する配慮とかデリカシーとか優しさを抜いて、素直な感想、俺の思いを言葉にするなら…」

P「俺は素直によかったなと安心しているよ」

飛鳥「!?何を言ってるんだい、キミは」

飛鳥「ボクがどんな思いで…キミにこの話をしたと思っているんだ!」

P「まあ、待て、怒らないで、最初に配慮とか諸々しないって言ったじゃん」

P「だから俺の話を聞いてくれ、頼むよ、プリーズ?」

P「聞いた後に怒るなり焼くなり煮るなり、なんなら俺を殺しても良いから、な?」

飛鳥「なんだい、最後のそれは冗談なら悪質にも程が…

P「冗談じゃないぞ?
本当に気が収まらなかった場合は好きにして良い、これに嘘偽りはない、だから聞いてくれ」

飛鳥「わかった…そこまで言うならしばらく話を聞いてやるよ」

P「ありがとな、ならせいぜい俺は自分なりに命乞いでもさせて貰うとするよ」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 21:41:54.85 ID:/VMZB+YU0
P「まず俺は飛鳥にこの話を聞きに行くにあたって、猫を殺した事についてどうこう言うつもりで来てはない」

P「俺は命に対する価値観とかそういうのが周りとはズレてるから、そういう事で他人を説教する資格はないからな」

P「それでも飛鳥の話を聞きに来たのは辛そうだと伝え聞いたからだ」

P「だから飛鳥から話を聞いた時は素直に俺は安心したよ」

P「飛鳥がもしも、楽しくて猫を殺していたら俺はそれを黙認していただろうし、猫が憎くてやってたとしたら今後飛鳥の目に映る猫を全て俺が消していただろうからな」

P「でも実際は悦楽の為でもなければ憎しみの為でもないんだろ?
むしろ飛鳥は死なせた事を後悔していた。」

P「お前はただ安心したかったんだよな」

P「それなら大丈夫だ。飛鳥には心配してくれる仲間や友達がいるから、最初は難しいかも知れないけど、時間を掛ければまたこれまでみたいな、いつか来る死を忘れられる様な安心のある日常を迎えれるようになる」

P「猫の事は自分でどうにか決着をつけるしかないだろうけど、飛鳥ならきっと乗り越えられるはずだ」

P「それでも辛い事があるなら俺に言え」

P「それで飛鳥の心が救われるなら俺がなんでもしてやろう。
そもそもの原因に当たる例の車の運転手を見つけ出して葬ってやるし、今後猫を見るたび辛くなるならそれこそさっき言ったみたいに全ての猫を消して回るよ」

P「まあ、本当にそんな事頼まれたら本格的にお巡りさんに捕まっちゃうから困るけど、それでも俺は飛鳥の為にそれを絶対に実行するよ」

P「だから少しずつでいいから、いつもの飛鳥に戻って行こうぜ、な?」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 21:48:53.42 ID:/VMZB+YU0
飛鳥「………」

飛鳥「また、そう言えばボクを諭せると思って言っているのかい?」

P「いいや、これは俺の口から勝手に出てきた言葉だぞ?」

P「一応、五分位考える時間があれば飛鳥を完璧に口説き落とせる位完璧な文言を思いつける自信はあるが、あの状況で五分くれとは言いづらいしな」

飛鳥「そうか」

P「?やっぱりもっといい感じのやつのが良かった?それなら五分くれれば辛い事全部忘れられるような耳障りのいい言葉を見繕うけど」

飛鳥「その必要はないよ」

P「そっか」

飛鳥「ただ・・・」

P「ただ?」

飛鳥「しばらくそこに…ボクと一緒に居てくれないかな?」

P「わかった」






P「……んーっと、飛鳥、飛鳥さん?俺何か話とかした方がいい?なんか静かだしちょっと夕陽とか沈みかけて変な雰囲気になって来てるし、ちょっと盛り上がる様な話とか…」

飛鳥「あー、もうキミって奴は…なんでそんなに残念な奴なんだよ」

飛鳥「いいから、キミはボクが満足するまで黙ってそこでジッとしといてくれ!」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 23:04:45.54 ID:/VMZB+YU0
Pの自宅

P「ただいまー」

まゆ「プロデューサーさん!?お帰りなさい、今日も予定より随分と早いですねぇ」

P「あぁ、今日やる予定だった書類仕事を明日に後回しにしたからな」

まゆ「それはどうして・・・」

P「まゆ、お前に会う為だよ」

P「この前の一件があった時に毎回我が家のセキュリティを破られるのもどうかと思って、まゆに合鍵を渡してから、毎日俺の家に来て色々してくれているみたいだけど、敢えてすれ違いで帰っているのか中々顔を合わせる事がなかったろ?」

P「だから今日は早めに帰ってまゆに会おうと思ってな」

まゆ「まゆの為に・・・嬉しいです。」

まゆ「でもよりわからなくなりました、どうしてまゆに?」

P「それはだな、さっき言ったみたいにここ最近は俺の居ない間に色々と家の事とかを、してもらってる事へのお礼が言いたかったのと、」

P「この前まゆと話をして色々自分のことに気づかせて貰った事が、今日も含めて最近自分の身になってると実感する事が妙に多くてな、こっちもお礼も言いたくなったんだよ」

P「ありがとな」

まゆ「そんな・・・家の事はまゆが勝手にしている事ですし、この前の事もまゆがプロデューサーさんに迷惑をかけてしまって申し訳ないと思っているのに・・・お礼を言われるなんて・・・」

P「嫌だったか?」

まゆ「とんでもありません!嬉しいです。嬉しいですけどぉ・・・まゆ突然こういうのは、経験がないので、ちょっとびっくりしちゃってぇ・・・」

まゆ「とにかく嫌ではありませんでしたから///」

P「ははは、まゆは面白いな」

まゆ「もう、プロデューサーさんは」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 23:06:27.30 ID:/VMZB+YU0
P「どうだ?まゆ、今日も一緒に晩飯食っていかないか?どうせ今日も何か作ってくれているんだろ?」

まゆ「はい、それはいいんですが・・・今日もプロデューサーさんが帰って来る前に邪魔にならないよう先に帰るつもりだったので夜ご飯が一人分しかありません」

P「んー、そうか、ならこうしようぜ、その一人分を半分ずつ二人で分けて食おう」

まゆ「半分ずつ分けてですか?」

P「おう、勿論まゆが嫌なら外食でもいいけど」

まゆ「いえ嫌じゃありませんよぉ」

P「そうか、それで半分ずつ食べて足りなかったらコンビニにでも行って適当に何か買ってまたそれを二人で食おう、偶にはそんな質素な晩飯も悪くないだろ?」

まゆ「はい!」

P「じゃあ、早速準備をしよう、あとさっき言ったお礼も言葉とは別に何か贈るなり何かしてやるから考えといてくれよ」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 23:07:12.87 ID:Esk0SPb5O
>>51
自演擁護して楽しい?本当のこと言われたから顔真っ赤にした?ごめんね正直者だからさ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 09:00:38.27 ID:ful2byd7O
「この作品に深くつっこまないでください」
→「俺お前らの意見なんて聞く気ねぇからww」
って事でOK?
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 19:57:02.16 ID:eWc7dY1X0
本日の報告、昨日言ってた飛鳥の件は無事解決した。
実は予定とはだいぶ違う感じで丸く収まったので、昨日の夜にこっそり読んでいた秘策の秘伝書『困った子供の?り方』が火を噴く事がなかったので少し残念だった。
今度杏を叱る時にでも活用してみようかな。
夜はまゆを驚かす為に早めに帰って二人で晩飯を食った。
それなりに楽しい時間を過ごせたと思う。
そんな感じで今日は建設的な一日を過ごせたかな。
これでまた思考を停止した夜を過ごしながらゆっくり眠れると思うと幸せだ。








Prrrr Prrrr

P「ん?こんな時間に電話」

P「もしもしプロデューサーです。はい、はい」

P「飛鳥が帰って来ていない、ですか」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 19:58:03.59 ID:eWc7dY1X0
本日の報告追加、どうやら今日はまだ報告しないといけない出来事があるみたいだ。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:04:56.73 ID:eWc7dY1X0
暗い部屋

飛鳥「ん、ここは・・・」

狂人「やあ!やっと起きたみたいだね!」

飛鳥「キミは一体・・・」

狂人「あー!そういう喋りは要らないから黙ってて!」

狂人「かわりに僕が君にとって重要な事を言うからよく聞いてね!」

狂人「まず君は今僕に監禁され拘束された状態にある!」

狂人「次に君はこれから非常に嬉しい事に死んでしまう事になります!」

飛鳥「……………」

狂人「おーっとストッープ!今「何故こんな事を」的なしょーもない事を聞こうとして僕の言葉を途切れさせようとしたなー!」

狂人「喉の動きとかでわかるんだぞー!これまでに何人やってきたと思っているんだ!」

飛鳥(そんなどうでもいい事知らない…)

狂人「その「知らねーよ」みてーな顔もムカつくから禁止!後でそのキレーな顔はちゃんと叩き割ってやるから反抗的な顔全般禁止!」

飛鳥(こいつ頭が可笑しい)

狂人「いやー!君わかってるー?!もし相手が心無い普通の殺人鬼だったら苦しむ間もなく秒で死んでる所なんだよ!」

狂人「僕がとても優しい殺人鬼だから良いものを…!そこにつけ上がって調子に乗ったりしてない?!そんなに生き急がなくても心ある殺人鬼の僕が後で君をたっぷり苦しめながら何時間もかけてゆっくり死ぬ様にしてあげるから!」

狂人「よかったな!僕がこんなに優しく思いやりに溢れ器の大きい人思いの聖人君子みたいな殺人鬼で」

狂人「要するに君が今息吸って吐いてられるのも!偏に僕のお陰だかんなー!そこんとこわかっとけよ!」

飛鳥(気持ち悪い…)

狂人「で!話を戻すけど三つ目!君が今日死ぬ理由だけど!まあ察しついてるよな!ちょい前位に君は理不尽なことに罪なき小さな命を奪った!」

飛鳥「!?」

狂人「そんな巨悪を!人々の良心、正義の人殺しである所の僕が裁きを下してやると言う簡単な勧善懲悪的シナリオな訳だ!」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:06:03.04 ID:eWc7dY1X0
狂人「これまでにも僕は万引き犯や詐欺師予備軍とも言える嘘つき、人に害を及ぼす酔っ払い、数々の悪を滅ぼし!潜在的に数多くの人々を救ってきた!」

狂人「そんな英雄であるこの僕が!悪である君をありとあらゆる暴力の限りを尽くし!後悔の渦の中で死に至らしめてやろう!」

飛鳥(これが報いなのか…こんな奴に殺されてしまう事が…)

狂人「クカカカ!どうだ?これで大体の説明が終わったぞ!僕は悪人を始末する時は必ずこの説明をしてから君達悪党にしっかりと---------------------------キリトリ----------------------------

P「飛鳥大丈夫か?」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:07:58.88 ID:eWc7dY1X0

飛鳥「プロデューサー?」

P「飛鳥が帰って来ないって言う連絡が来て心配して色んな所を探してたんだぜ?」

P「こんな所で何してたんだよ?」

飛鳥「それは…」

P「って何その拘束!?手とか足とかめっちゃ縛られてるけど…」

P「あれ?実は俺、担当アイドルの見ちゃいけない秘密を見ちゃった系なのかな?これは…」

P「じゃあ、この首無しさんは飛鳥の彼氏さんか何かだったり…?」

P「ごめん、そういうプレイだとは知らずに…来た時なんとなく飛鳥が嫌そうな顔してるなと思ったから思わずそいつの首を刎ねちゃったぞ…」

P「いや、最近の若い子達は進んでるねー、うん大丈夫、もしかしたら今からでも頑張れば首はくっ付くかも知れないから、救急車を呼べば…」

飛鳥「違うから!そんなんじゃないよ、ボクはそいつに攫われて殺されそうになっていただけだ!」

飛鳥「だから変な誤解をしないでくれ」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:13:39.71 ID:eWc7dY1X0
P「そうか、飛鳥が家に帰れてなかったのは、こいつのせいだったのか」

/
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/

狂 リ 人


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/
/

P「そうと解っていれば少しは灸を据えてやったのに、飛鳥に夢中で一瞬で終わらせてしまった…」

飛鳥「プロデューサー?」

P「?そうだったな、早くその拘束を解いてやらないとな、任せとけ直ぐに解いてやるぞ」

飛鳥「それもそうだけど、そうじゃなくてだね…」

P「足の拘束を解く時に下からの眺めが際どくなるのが気になる感じか?でもそれは言いっこなしだと俺は思うぞ?」

飛鳥「それも違う、と言うか今そんな事を言われたからそのせいで本当に気になってきたじゃないか!」

P「じゃあ、飛鳥、何だって言うんだよ?」

飛鳥「キミは今人を殺したのに何でそんなに平然として居られるんだい?」

飛鳥「それにあの手際の良さ、聞く話じゃ人間に限らず生き物の首や身体を両断するにはそれなりの力と技がいるって言うけど、それをあんな手慣れた様子で…キミは一体何者なんだ?」

P「おっと、もしかしなくてもこれはまた秘密がバレちゃった感じか」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:15:02.84 ID:eWc7dY1X0
本日の追加報告、突然居なくなった飛鳥は何と俺とは別の殺人鬼に攫われていたらしい。

実際は飛鳥に聞いただけの話だし、殺人鬼が最もありとあらゆる状況を想定し神経を研ぎ澄ませる殺しの現場で、あれ程無警戒に意味のわからない自分語りをしていたあいつが本当に殺人鬼だったのかは、本当の所はもうわからない。

案外キャラ作りがヘタクソななんちゃって殺人鬼だったのかも…

そんなこんなで紆余曲折あり飛鳥を救出するまでは良かったものの
途中の経緯から俺の正体がバレてしまった。

ちょっと前までにしていた話が話なだけに中々に気まずい感じになってしまっし

それから飛鳥に色々説明して弁解するのに朝まで時間が掛かって結局不眠不休で働く事になり散々な日になりました。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:15:38.63 ID:eWc7dY1X0
まゆ「プロデューサーさぁん」

P「どうした、まゆ」

まゆ「昨日プロデューサーさんのスーツの中からぁ、まゆ、興味深い物を見つけてしまったんですよぉ」

まゆ「これは一体何なのでしょうかぁ?まゆに説明してくれませんかぁ?プロデューサーさん」

P「そ、それは…!?」

飛鳥「………」

奏「………」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:16:55.78 ID:eWc7dY1X0
早めの本日の報告、まゆが俺のスーツの中から女の子とイチャイチャ出来るお店のカードを見つけて来た。

上司から半ば無理やり押し付けられたものなのだが、その場に居た飛鳥と奏も含めてめっちゃくちゃ蔑みの目を向けられて心が痛すぎた。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:18:03.61 ID:eWc7dY1X0
奏「ふーん、上司から無理やり、ね」

P「そうなんだよ、これでわかってくれただろ?」

奏「でも受け取ったのは事実よね」

まゆ「ですねぇ。」

P「な、何でそうなるんだよ!?それにほら?まだ使ってないじゃん、セーフだよセーフ」

飛鳥「どうだが、こう言う物は一枚見つかると何十枚もあるとはよく言うし、実は他の物をまだ隠し持っている可能性は充分にあるとボクは思うが」

P「何そのゴキブリみたいな理屈!?」

P「お前達だって本当はわかっているだろ?俺に限ってそんな事はないって」

奏「そもそもやましい事がないなら何故そんなに必死になるのかよくわからないわ」

P「お前達が怖すぎるんだよ!」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:19:35.07 ID:eWc7dY1X0
まゆ「うふふ、まゆ達が怖い?ですかぁ、面白い事を言いますねぇ」

まゆ「プロデューサーさんがその気になればまゆ達なんて力ですぐ負けちゃうんですよぉ?」

P「そういう所がめちゃくちゃ怖えーんだよ」

飛鳥「それに必要も無いのにそんな物を持つ時点でボクは有罪でいいと思うが」

P「いくらなんでも酷すぎる…」

飛鳥「なら何故捨てなかったんだい?」

P「いや、貰い物だし…捨てるのはちょっと気が引けるだろ?」

P「それにだ!冷静に考えればおかしくないか?」

P「仮に俺がいやらしい気持ちでこのカードを持っていたとしてもお前達には一切関係のない事じゃないか!」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:20:57.63 ID:eWc7dY1X0
まゆ「…………」

飛鳥「…………」

奏「……………」

まゆ「ふふふ…今日のプロデューサーさんは本当に面白い事を言いますねぇ」

奏「ふぅん、そういう事、言っちゃうの?」

飛鳥「今日と言う今日は…」

P「あー、ごめん今のやっぱ無し、俺の失言だった。」

P「って言うのはやっぱ無し?」

三人「………………」

P「だよな、なら俺は…」

P「全力で逃げる!!」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:23:39.69 ID:eWc7dY1X0
まゆ「プロデューサーさん!?」

奏「ちょっと!」

飛鳥「逃さないぞ」

P「ぎゃー、誰かこの可哀想なプロデューサーを助けてくれー」





志希「にゃはは、やっぱりあたし達のプロデューサーは面白いね〜」

文香「ですね、普段はこんなにも何処にでも居そうなプロデューサーさんだと言うのに…」

志希「そこが面白いんだよ」

文香「最近、プロデューサーさんを題材に本を書こうとしているのですが…」

志希「なにそれ、凄く楽しそう見せてみせて」

文香「ただ」

志希「ただ?」

文香「プロデューサーさんの事を全て書いた筈なのに、本になりませんでした。」

志希「あはは、ナニそれ〜」

文香「見て頂ければ解って貰えます。」


志希「ふふふ、確かにこれじゃあ本にはならないね」

文香「はい」

志希「でも志希ちゃんは好きかな。飽きないし」

文香「それは良かったです」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:24:09.57 ID:eWc7dY1X0
ある所にアイドルをプロデュースする殺人鬼が居ました。
その方は特に更生する事も無ければ、人の手による裁きや天罰を受ける事もなく、
今日も人を殺しながら、のらりくらりとアイドル達と楽しく暮らして居ます。

おわり
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 20:37:20.04 ID:eWc7dY1X0
ラストがやっつけみたいな感じになって申し訳ないと思っているがこれで終わり

本当はもう少し書きたいアイドルとの絡み、シーンはあったもののちょっとモチベーションが保たなくてこんな感じになった。

書き終わって、少し分かり難いかもと思った部分の説明をすると
本日の報告の後からの話は、そのまま次の日だったり一気に数日飛んでたり一応主人公であるPの日常にエピソードと言える物がある日がピックアップされて続いてるの、話の案外重要そうなシーンが所々抜けてるのは仕様です。

後は一応このSSのテーマは物語性のある話ではなくちょっとブラックな日常系SSって感じを目指しているのでもうちょっと丁寧に書いていてもオチはこんな感じになってました。

最後にここまで付き合ってくれた人みんなありがとうございます。
機会があれば続きも書くかも
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 20:59:47.20 ID:c0xBcrito
乙乙
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 03:23:52.44 ID:JGus7qT70
【このスレは無事に終了しました】

  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ
     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |
   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
      これ以上書き込まれると

      過去ログ化の依頼が

      できなくなりますので

      書き込まないでください。


            SS速民一同
 【糞スレ撲滅にご協力ください】
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 08:04:11.08 ID:Ry79MpcA0
たまにはこんなナンセンスで頓狂な話があってもいい

82 :BGM:Juicy J, Kevin Gates, Future Sage the Gemini ◆CDxlYWdM/Qsh [sage saga]:2017/06/01(木) 12:11:07.76 ID:E3mMWPME0
>>80
無事じゃねーし
だがR板に貼りなおせばチャラにしてやらなくはない
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