【艦これ】エラーねこのなく頃に 艦こまし編  其の二

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 10:53:55.55 ID:Nml+nzNSO

まゆ「プロデューサーのお仕事の人は大変ですねぇ、スーツ着て」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514190792/

13:名無しNIPPER[sage]
2017/12/25(月) 18:39:26.85 ID:LqU3LnMB0
前作でSSがつまんないといぅ〜コメントがありました。 いやあぁ〜…ほならね? 自分が作ってみろって話でしょ?
ソッ私はそう言いたいでスッ…けどね? こっちゃあ…こっちはみんなを楽しませる為にィ動画のサムネを….作っている訳でして、やっぱり〜…スゥゥ…
前はちょっとぉ、SSシンプルだったのですがぁ〜、…いや…ちょとSSやっぱぁ〜…凝ったSSが良いかなぁーと思ってまあSS作り始めた訳ですけどもぉ、
そんな〜SSつまんないと言わ…とか言われたら、じゃあお前が作れって話でし…だと思いますけどもね?…ええ。
結構ォォ〜〜〜…SSェ〜作るのは大変だと思いますよSSの構成ぃ……から考えなアカンし…ヒハァァ…
つまんないと言うんだったら自分が作ってみ゛ろ゛っていう話でしょ?私はそう言いたい。…うん。

170: ◆PChhdNeYjM[sage]
2017/12/19(火) 16:55:35.42 ID:1hpLlIxwO
>>166
同じssを繰り返し投稿するのは手間がかかりますし本当ならやりたくないんですけどね
ここで更新していると貴方のような荒らしが湧きますから
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513119160/
120 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/06/17(日) 19:02:22.28 ID:YPu0eug+0
お待たせ
少しだけいくよぉ
121 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/06/17(日) 19:03:59.28 ID:YPu0eug+0

「…………へ?」

一体、何が起きたのか。あまりの事態に摩耶の頭は処理が遅れてしまった。
しかし自分の体を包む温もりと耳元で囁かれた甘い言葉という事実が、じんわりと彼女に浸透していく。
そしてそれは彼女の頭に到達し、発火剤となった。

「〜〜ッッ!? ちょ、ま、いきなりなにしやがんだよお前ぇぇっ!?」

「いや、物欲しそうな声と背中をしていたから、つい」

「ハアァ!? し、してねーし! 物欲しそうになんかしてねーしっ!」

「おい、あまり暴れるなよ。ただでさえ頭のこれ(電探)のせいで抱きしめづらいんだから」

「知るかよっ。だったら離せばいいだろ!? バーカバーカ!」

122 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/06/17(日) 19:05:56.41 ID:YPu0eug+0

「お前が嫌なら離すけど。どうする?」

「うぐっ……」

そう言われて、途端に大人しくなる摩耶であった。当然である。嫌なわけがなかったのだから。
かといってこのままだんまりを決め込むとそれを肯定したことになってしまう。提督にそう思われてしまうのは彼女的にはナシなので、ちゃんと抵抗しておきたいところ。
しかし身体を抱きしめられるこの感触には抗いがたく――と、茹だっている頭で悶々と彼女が葛藤していると、提督がおもむろに口を開く。

「ちなみに、俺としてはもう少しこのままでいたいのだが……」

「〜〜ッ!?」

「まあ、お前こういう馴れ馴れしいの好きじゃなかったな。悪い、離れるよ」

「…………ッ」

123 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/06/17(日) 19:08:03.83 ID:YPu0eug+0

摩耶の身体から今まさに離れていこうとする提督の腕。彼女は思わずその袖口を掴み、それを引き留めていた。

(って、何してんだアタシィィッ!?)

「……えっと摩耶、どうした?」

突然袖を引かれて身動きがとれなくなった提督が首を傾げる。
それを背にして、摩耶も内心パニックを起こしていた。

(あわわわわわわ…………こ、こうなったら……ッ!)

「…………お、お前がそうしたいってんなら、もう少しくらい別に……いいぜ?」

「ん? どういう意味だ?」

「だからっ、アタシが我慢してやるから、もう少しこうしてていいつってんだよっ!」

124 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/06/17(日) 19:10:18.35 ID:YPu0eug+0

ヤケクソであった。そして著しく冷静さを欠いていた。口にした数瞬後には“アタシ何言ってんだぁぁぁっ!?”と叫び出しそうになる程度にはやらかしてしまっていた。
もしさっきの言葉を誰かに聞かれようものなら、摩耶はすぐさま連装砲で自分の頭を吹き飛ばすか、比叡に料理を処方してもらいに走り去るかしなくてはならないところであっただろう。

とにもかくにも、今すぐ奇声をあげて逃げ去りたいのを必死にこらえ、摩耶は恐る恐る肩越しに提督を窺った。

「摩耶、お前……」

「うっ……」

目を丸くする提督を見て、ドン引かれたのではないのかと摩耶が思っていると――

「そうか。では遠慮なく」

――再びしっかりと抱き締められてしまったのであった。

125 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/06/17(日) 19:12:29.62 ID:YPu0eug+0
今回ここまで
待っててねー摩耶ちゃん墜としたら解決編はすぐだかんねー……多分
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/19(火) 09:48:35.18 ID:PKRrEu4Qo
よいぞ
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 11:12:56.58 ID:i1AJyxfW0
ゆっくり待ってる
128 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/07/16(月) 23:08:51.45 ID:S1p3zjf30
さてさて、こちらも少しだけ
129 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/07/16(月) 23:10:44.69 ID:S1p3zjf30

「ひうっ……〜〜ッ!?」

二度目の抱擁は突発的ではなかった分、摩耶も幾分かは気持ちに余裕が――あるわけがなかった。

先程の彼女は突然の事態に思考回路と神経が混乱し、頭が平常運転できていなかった。そのためせっかくのハグも身体はともかく、頭では十分に堪能できていなかったのである。
だからこそ、さっきより混乱の薄れた状態になった今の彼女は、提督に抱き締められる感触とそれに伴う幸福感を余すことなく味あわされることとなった。

130 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/07/16(月) 23:11:32.27 ID:S1p3zjf30

(ああぁあああぁぁぁあああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!?)

茹だっていた頭はさらに熱を上げ、そろそろ電探がぐにゃりと溶け出すのではないかと心配になるような有り様に。胸の動悸も激しくなり、まるで単装機銃が火を噴いているかのようなビートを刻んでいる。これ以上余計な刺激を与えると彼女の色々なものが取り返しのつかないことになりかねない。

だというのに、提督はスンスンと鼻を鳴らしてこんなことを言い出すのである。

「お前、意外といい匂いがするんだな」

「〜〜〜〜ッ!?」

声にならない悲鳴と共に、彼女の鼓動が単装から連装へと改修された。

131 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/07/16(月) 23:12:36.38 ID:S1p3zjf30

「気を悪くしないで聞いてほしいんだが、お前にはこういう匂いのするイメージがあまりなかったものだから、少し驚いた。でもまあ…………うん、そうだな。悪くない。むしろ好きな匂いだ。これ」

「か、嗅ぐなぁぁ……」

最早返す言葉も尻すぼみで弱々しい。いつもの男勝りな部分が秒単位で炙り殺されていく摩耶であった。
足もガクガクと震え出し、いよいよもって彼女の何かが決壊する――その寸前で、提督はようやく彼女を解放した。

「ん……堪能した。悪かったな摩耶」

「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ…………」

132 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/07/16(月) 23:14:16.07 ID:S1p3zjf30

膝に手をつき、身体を折って息を切らせる摩耶。空母棲姫二隻の放つ航空隊を防空射撃で迎え撃ったときでさえこうはならなかったというぐらいの疲弊っぷりである。今の彼女は幼稚園児が作った不格好な紙飛行機さえ落とせるかどうか怪しいまである。

だがそれでも、どうしても目の前の男に聞かねばならぬことがあるのだと、摩耶はうるんだ目で提督を睨みつけた。

「ハァハァ…………で、お前……何で、こんなこと、したんだよ……?」

133 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/07/16(月) 23:19:03.16 ID:S1p3zjf30

「? だから、お前が物欲しそうにしてたから――」

「か、仮にっ、百歩、いや千歩譲ってアタシが物欲しそうにしてたとしても、いつものお前ならこんなことぜってーしなかっただろうが! 一体何だってんだよっ!?」

そう、それはまさに彼女の言葉通り、普段の提督ならまずありえない行動なのである。
ましてや自分のようなガサツな女にあんなことをするなど、何か裏があるに違いないと、彼女は考えたのだ。

「…………そうだな。なら、白状しようか」

「お、おう」

一体何を言われるのかと、摩耶は身構えた。
すると提督はこう言うのである。


「正直に言うとさっきのは――お前のことが愛おしく思えて我慢ができなかったんだよ」


134 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/07/16(月) 23:20:12.10 ID:S1p3zjf30
今回はここまで
クソ暑いですね。熱中症とかには気を付けて下さいませ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 16:02:48.58 ID:AH4yoXgIo
おつ_(:3 」∠)_
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 21:22:02.03 ID:czNwwCYEo
おつー
137 : ◆KFFL7SRdLI [saga]:2018/08/16(木) 04:01:28.67 ID:p03njMrj0
生存報告〜
皆さんも暑さにはお気をつけて
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/16(土) 02:14:17.44 ID:fNL1pT1m0
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 01:35:59.63 ID:CfXLjG37o
まつてる
65.81 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)