【艦これ】 大淀「提督、秘書艦を選んで下さい。」

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19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 21:50:29.69 ID:PBKsgKXo0


タブレット画面


『 お酒大好き 』


アフロ「予想通りだよ。」


明石「お酒大好き。」ブフォ


大淀「これはいけない。」ブフォ


アフロ「もうさ、今日は仕事しないで私室に帰っていい?効果一日なんでしょ?」


大淀「それは駄目です。今日も任務が溜まってるんですから。」


ドサッと置かれる任務書の束。


大淀「当鎮守府の資源、今だ回復していませんよね?」(冷やかな笑み)


アフロ「あー、じゃぁ開発からいきますか。」


明石「艦載機改修用の21型と52型が足りていないんでその辺りをお願いします!」キラキラ


アフロ「地味に資源とネジ食うよね。」


大淀「主砲系統に比べればかなり安く効果は高いかと。」


アフロ「まぁねー。開発となると、空母系。」


明石「加賀さんにお願いしますか?」


アフロ「だねー。ポーラの特殊ステータス『 お酒大好き 』がどう関係することやら。」


大淀「では。移動いたしましょう。」


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 21:51:28.98 ID:PBKsgKXo0


工廠


加賀「酔いどれ空母!百万石!」ヒック


アフロ「くっさぁ!酒くさぁ!」


大淀「ちなみに『 ほろ酔い 』だそうです。」


アフロ「何そのふわっとしたステータス。」


加賀「うっさい!この毛玉!」ムシッ


アフロ「うぎゃぁぁ!」


大淀「加賀さんがどうしょうもないくらいに酔っ払いになってますね。」


提督「髪の毛毟られた……。本当にほろ酔いなの?」シクシク


明石「後で酒保にある紫電改さしあげますから。」


提督「リアップの方がいいなぁ。」


大淀「根こそぎもってかれましたね。」フフフ


提督「もういいよ。さっさと開発してしまおうよ。」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 21:52:28.42 ID:PBKsgKXo0


加賀「提督。あつい。」ヒック


提督「加賀さんは体温高いらしいからねぇ。」


明石「ですね。」


加賀「服、脱ぐ。」


提督「まってまって!」


加賀「一航戦加賀。脱ぎます!」ウィー


大淀「構わん。続けろ。」


加賀「邪魔な上着なんてこうよ!」ヒック


普段の制服といえる道着を脱ぎ捨てる加賀。


そこにはたわわな果物があった。


メロン、それもホームランなどの小さい品種ではなくマスクメロン。


普段から道着できつく押さえているだけに開放された時の大きさは言うまでもない。


明石「見かけによらず結構エグイデザインの下着を着けていらっしゃるんですね。」


提督「見てない!見てない!」 ⊃ ⊂


大淀「まだまだ、脱げるだろう?構わん。続けたまえ。」


提督「大淀ぉぅ!?止めよう!?」


大淀が煽る。


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 21:53:31.20 ID:PBKsgKXo0


明石「あっと一枚!あっと一枚!」


さらに明石が煽る。


提督「やめて!?今日が終わって加賀さんがしらふになった時に覚えてたりしたら自分で自分を解体ものだぞ!?」


大淀「では、提督だけこちらの紙袋をどうぞ。」


スポッ。


提督「何も見えない!」


提督 ※かみぶくろのなかにいる※


ファサァッ。


紙袋「紙袋の上に何か乗っかった!」


明石「それ、加賀さんの下に履かれている袴ですよ。」


紙袋「本当!?うおぉ!!」テンション ↑


紙袋「でも見えない!」


明石「加賀さん褌かと思いきや随分と素敵なパンツに最近変えられたんですね。」


大淀「Tバックダンガ、しかもレース付で横は紐ですか。」


明石「横が紐だとストリングにならないですかね?」


大淀「あー、そうですね。ですとGストリングですか?」


紙袋「お前ら冷静に分析してんじゃねぇ!見えない所為で却って妄想が膨らむじゃねぇか!」


23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 21:54:38.42 ID:PBKsgKXo0


ウロウロ


大淀「ところで開発どうしますか?」


紙袋「急に話をもとに戻すなよ。まったく。」


紙袋「とりあえず、見えないけど開発炉を操作します。」


大淀(名前がさっきからアフロとか紙袋になってるんですが)クスクス


明石(提督の威厳がない)ブフォ


大淀が提督の手をとり開発炉のボタン辺り?に据える。


ゴソゴソ。


提督は手探りで開発炉のボタン操作を始める。


もにゅもにゅ


紙袋「明石。見えないからさ、とりあえず資源各どれくらい入っているか教えてもらえる。」


明石「あっ……、えーっと。」ブフォ


紙袋「あれー?明石最近ボタンの素材変えた?なんかすっごく柔らかい。」ミエテナイヨー


もにゅん


加賀「提督、大胆ですね///」ウイック


提督「えっ。」ヒヤアセ


加賀「責任を取っていただけますよね?」


いやな予感がして提督はためらいつつも紙袋を脱いだ。


提督の手は加賀のわがままな胸の上にあった。


24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 21:55:34.20 ID:PBKsgKXo0


提督「あぁぁぁあぁぁあ!!!!」テンパル!


もみもみもみもみもみぃ!!!!


加賀「あぁあっぁぁん///」ヘブン!


大淀 明石 「「ぶははははは。」」


この後提督がジャンピング土下座の上、平謝りしたのは言うまでもない。


提督は服を脱いだ状態の加賀に自分の上着を無理やり着せ大淀と明石に説教を食らわした後再度開発炉に立つ。


加賀「提督、その、銀色でリング状の物をいただけますよね。」ヒック


提督「かっ、加賀さんいつになく大胆ね。」


加賀「流石にもみしだいておきながら……。」ウルウル


提督「あっ、あの……。」


加賀「二号、三号は認めますよ?ただ、私が一番です。」デデン!


提督「」


大淀「提督。男を見せるときですよ。」ヒューヒュー


明石「いよっ!提督!告白いっちゃえ!」イケイケー


煽る外野。



加賀「素面では言えませんよ。こんなこと。」プイ

赤面しつつ顔を横に向ける加賀。

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 21:56:33.41 ID:PBKsgKXo0


提督「あっ、あの。少し考えても……。」


明石「あー、ヘタレですねー。」


大淀「ヘタレたわー。」


加賀「今が無理なら、せめて何か形に残る物を。」ヒック


明石「うわぁ。提督、女性にそれを言わせますかー。」


大淀「加賀さんを幸せにしないと空母陣全員敵に廻しますよー。」


提督は覚悟を決める。


提督「分かった。加賀、『 お酒大好き 』の効果は今日限り。明日、加賀も素面の時にしっかりと話をしよう。」


加賀「部屋にてお待ちしております!」ダキツキ


明石「いよっ!流石提督!」


大淀「仲人は任されました!」


提督「それはそうとして開発しないと今日のデイリーが終わらない。」


大淀「あっ、そうでしたね。では、新しく夫婦になる二人の初の共同作業です!」


提督「ちょっ!」


加賀「では早速。」


開発炉のボタンが押される。



26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 21:58:53.74 ID:PBKsgKXo0


\ デデン! /


???「おー、加賀ちゃんひさしぶりー。」


???「尻でかくなったなぁ、触らせてくれやぁ。」


一人の妖精が出てきた。


加賀「松っちゃんですか?」ヒック


赤松「いい女になっちゃってまぁ、横の男はこれか?」


加賀「これか?だなんて。」ポッ


提督「開発で妖精が出るとか何でもありなのな。」


明石「いや、私も初めてです。搭乗員妖精みたいですね。」


大淀「えっ、お二人知らないんですか?」(驚愕)


提督「あっ、すみません。」


大淀「大酒のみの撃墜王 赤松貞明さんですよ。


   色々伝説が多いですが有名なところでは75機のP-51の大編隊に


   雷電で単騎駆けして敵を1機撃墜して帰還していたりする変態ですよ。」


加賀「そして、女好きの助平。」


赤松 がははは


赤松「赤城ちゃんや龍驤ちゃんにも乗ってたことあるから飛行機くれるなら仕事はするぜぇ。」


赤松「まぁ、上に乗るじゃねぇがな!」ガハハハ


赤松「あと、酒、絶対きらすなよ!」


こうしてほろ酔い加賀と共に開発した結果は伝説の大酒飲み搭乗員を開発することに成功したのだった。(他はペンギンでした。)


因みにデイリーの建造は時雨の艤装が4連続だったそうである。


明石「成程、『 お酒大好き 』の効果が開発に影響したわけですね。」


提督「すっごい冷静に分析するね。」


大淀「この調子で任務を片付けて行きましょう。」眼鏡クイッ

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/25(日) 22:04:34.09 ID:PBKsgKXo0
本日はここまでです


バスクリンはいつも何処かに出てくるクオリティー


バスクリンの人乙等のレスありがとうございます、他の作品をお読みいただいきありがとうございます


ストッパー役が居ない鎮守府、提督の胃に穴が開きまくりそうです


次回はデイリーの出撃よ!出撃させることができそうな面子が固定されてますね


終わった後の次の秘書艦ノープラン、どうしたものやら、ゆっくり更新ですが今後もよろしくお願いいたします

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 22:11:50.69 ID:JCSQMLJDo
バスクリンわかりやすい
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 22:44:39.83 ID:yZepvkVHo
提督と加賀の目隠し遊びが楽しそう
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 23:11:12.05 ID:NWuLQON4O
バスクリンの人って?
作者初見なので過去作紹介おなしゃす
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 23:11:25.43 ID:WO7C9oSOO
個人的にはバスクリンよりバスロマンの方が好き
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 23:24:37.68 ID:Bvvh/5BA0
ここの提督も昔は洗濯のバイトだったんだよなぁ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 22:49:01.62 ID:WM6Z4ez/0
お世話になります


更新にまいりました、お時間宜しければお付き合いください
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 22:50:00.04 ID:WM6Z4ez/0


大淀「提督、大変です。北方任務が残っています。」


提督「めちゃくちゃ抑揚の無い声で言うね。とういか絶対わざとだろ。」


大淀「さて?」


明石「デイリィーの敵撃破10回と合わせてやっちゃいますか!」


提督「いや、前提任務。」


大淀「私と明石で片付けておきました。」ドヤァ!


明石「いやー、久しぶりに艦艇修理施設以外を装備しましたよー。」


明石「イ級くらいなら私でも倒せます。」キリッ


大淀「そういう訳ですので編成を!」


提督「いや、出撃できる娘いるのかな。」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 22:52:28.11 ID:WM6Z4ez/0


提督「さっきさ、工廠に行くまでの途中の廊下とか通路の至る所でバイオハザードマーク的なものとか。」


明石「モザイクがかかりそうな何かが色々ありましたね。」


提督「そうそう、おみせ出来ません的なあれ。いやね?雲龍がさ、裸族なのはまぁ聞いていたよ?」


提督「酒飲んで露出徘徊とかなにやってんだよと。しかも雲龍型全員ってさぁ。」


大淀「お酒飲むと理性がブレイクアウトする方多いですから。」


提督「日本ブレイク工業かよ!余りにも自然すぎてこっちが萎縮したよまったく。」


明石「でも男性の提督的には裸族ってありがたいのでは?」


提督「明石にいいたいが羞恥心の或る裸と羞恥心の無い裸は天と地程の差があるんだぞ?」


提督「理解はしなくてもいいがな。雲龍達に上着を着せるのにすごい時間かかったよ。」


提督「上着を着用しなければいけない常識が無くなってるからね……、もう……。」ハァ


提督「後、微妙に酸っぱい香が風の中に漂ってる。」


明石「実の所、ほとんどの娘が酔っ払ってて歩くのもおぼつかない状況でして。」


提督「やっぱりかぁ。駆逐艦の娘とかは?」


明石「響さんを筆頭に飲み比べ大会が行なわれ某いっちばーんさんとかが」


提督「あぁ、飲みまくったのね……。」


提督「というか明石!未成年に酒を販売しちゃだめだろ!?」


36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 22:53:14.77 ID:WM6Z4ez/0


明石「未成年ってなんですか?艦娘に年齢があるとでも?」


大淀「今更な話ですよねぇ。」


提督「もういやだこの娘達……。全ての黒幕が大淀に見えてきた……。」


大淀「まさか今頃気づかれたんですか?」


提督「やっぱりか!」


大淀「提督、受話器を置いてください。」


明石「というノリ突っ込みですね。」


提督「はぁー……、まぁね、実際どうしよう。」


大淀「とりあえず鎮守府内をまともに動けそうな娘を明石と二人で探してきます。」


提督「もう大体の予想はついてるんだけどね。」


37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 22:54:21.99 ID:WM6Z4ez/0


10分後


提督「何回目かは分からないけどやっぱりだよ。」


ポーラ「♪ 盗まれた 酒をー 探しつづけて 」


那智「♪ 我ら さまよう 鎮守府内を 」


隼鷹「♪ 胃液の 臭い しみついて 」


ポーラ 那智 隼鷹 「「「 むせる 」」」


提督「ひどい替え歌……。」


大淀「動けそうな方々がいましたね。」


ポーラ「キャンティワインのポーラ!」


那智「サントリーオールドの那智!」


ガン子「スピリタスのガングート!」


隼鷹「焼酎の隼鷹!」


千歳「同じく日本酒!千歳!」


伊14「キリンビールのイヨ!」


一同「6人揃って酩酊戦隊 キッチンドランカーズ!」ドヤヤァ


提督「うん、もう資源なんかいいや。解散!私は帰って寝る!」


38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 22:55:08.75 ID:WM6Z4ez/0


明石「提督〜、改修失敗しちゃいました〜。」テヘペロ


提督「ちょっと!?☆5から☆6の改修だよ!?何やってんの!?」


大淀「いや〜、螺子が無駄になってしまいましたね。」クスクス


明石「北方任務は螺子が報酬にあったと思うんですけど〜。」クスクス


提督(こいつら計画的だ……)


大淀「まぁ、今より悪くはならないですよたぶん。」


明石「編成やってみます?」


提督「あー、そうねぇ、旗艦はポーラ?」ヤケクソ


39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 22:56:24.52 ID:WM6Z4ez/0


♪ テローン


♪ 旗艦にポーラが設定された事によりスキルの進化が起こりました!


♪ ポーラのユニークスキル『 お酒大好き 』が進化!
  エクストラスキル『 うわばみ 』を獲得成功!


♪ 今までの飲酒経験値からエクストラスキル『 うわばみ 』が進化!
  アルティメットスキル『 バッカス 』を獲得しました!



提督「どこのなろう作家だよ!」


大淀「異世界転生ですか?」クスクス


明石「なんか触るものすべてがお酒になりそうなスキルですね。」


提督「ミダス王と混ざってないか?」


大淀「ミダス王に力を与えたのがバッカスなのでまぁ仕方無いかと。」


明石「で、ポーラに起きたという事は……。」


大淀「他の方にも当然起きるかと?」


提督「えぇ!?」


提督が驚いている間にも無情にも音声は続く。


40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 22:59:52.03 ID:WM6Z4ez/0


♪ テローン


♪ 那智のユニークスキル『 飲兵衛 』が進化!
  エクストラスキル『 我に酒を 』を獲得!



明石「酒!飲まずにはいられない!」


提督「底なしだぁ……。」


♪ 隼鷹のユニークスキル『 ムードメーカ 』が進化!
  エクストラスキル『 宴会部長 』を獲得!


提督「あぁ、飲み会を仕切りたがる人多いよね。」


大淀「隼鷹さんの場合、一発芸とかしてくれそうですが。」


明石「あぁー、分かるー。」


41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/03(月) 23:00:45.53 ID:WM6Z4ez/0


♪ 千歳のユニークスキル『 一杯どうぞ 』が進化!
  エクストラスキル『 俺の酒を飲め 』を獲得!


提督「えっ、アルハラ!?」


大淀「また、すごい感じのスキルですねぇ。」


♪ 伊14のユニークスキル『 姉泣かせ 』が進化!
  エクストラスキル『 他人泣かせ 』を獲得!


提督「アル中まっしぐら……。」


明石「これは酷い。」ブハハ


♪ ガングートのユニークスキル『 革命 』が進化!
  エクストラスキル『 独裁(洗脳) 』を獲得!


提督「アルコールの雨の代わりに血の雨が降りそう。」


大淀「粛清が捗りそうなスキルですね。」


提督「全員の中で一番危険な香がするわ。」


提督「で、だ、この艦隊を出撃させて大丈夫なの?」


大淀「ものは試し。昔の偉人は言いました。」


大淀「虎穴にいらずんは虎児を得ずと。」


提督「使い方違うような気がするんだけど……。」


明石「ハイリスクハイリターンですよ!」


提督「はぁっー(溜息)、じゃぁ、出撃で。」


大淀 明石 「「いってらっしゃい!」」


ポーラ「提督!いってまいります!」


こうして酩酊艦隊は北方AL海域へと出撃して行った。


42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 23:04:22.98 ID:WM6Z4ez/0


本日ここまでです


初見の方、お読みいただきありがとうございます、1の過去作紹介です(最近のを3っつ程)


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496667404/

【艦これ】 鎮守府拾得物連絡掲示板 遺失物係り 陽炎型編



http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495465343/

【艦これ】 長門さんは困っている



http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496321818/
 
【艦これ】 艦娘でTHE 3名様 その7


他にもいくつか書いてますが最近のものを紹介させていただきます


次回でポーラ編は終了させたいです、ネタ振りありましたら使わせていただくかも知れません


ここまでお読みいただきありがとうございました
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 23:11:05.78 ID:Q/LY4dYz0

完全に昼夜逆転する川内とか
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/03(月) 23:20:00.75 ID:mdr66DnLO
乙ー
川内鎮守府はヤバそう
あとは資材マッハな赤城鎮守府とか空が青そうな扶桑鎮守府とか面白そう
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 23:36:13.00 ID:RfzIkQdA0
ぬいぬいにしたら落ち度だらけになるんだろうな
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 03:55:31.90 ID:sAEfyLMlO
対潜対空対地輸送なんでもござれの皐月ちゃん
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 09:01:06.96 ID:H17FXcXfo
>>ポーラ「♪ 盗まれた 酒をー 探しつづけて 」

の段階で脳内再生余裕


>>「「「 むせる 」」」

で、コーヒー噴いた。
しかも、♪なくなってるww



上手いわー
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 18:27:04.87 ID:ktTTc12Qo

他人泣かせな酒飲みか……深夜の騒音でノイローゼになった近所の人が引っ越すとかあるからなあwwww
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:55:51.83 ID:gjDsBtdW0
お世話になります


ネタ提供感謝いたします、川内鎮守府、扶桑鎮守府を本篇で、


おまけ的な形で赤城鎮守府、不知火鎮守府、皐月鎮守府をやらさせていただきたいと思います


ゆっくりではありますが今後ともどうぞ宜しくお願いいたします


では、深夜になってまいりますが本日の更新をさせていただきます
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:58:17.01 ID:gjDsBtdW0


執務室


提督「そういえばポーラの喋り方がまともだった。」


明石「限界突破してきれいなポーラさんになったとか?」


提督「きれいなポーラってなんだよそれ。ドラえもんのきれいなジャイアンじゃないんだから。」マッタク


大淀「提督!そろそろ敵と会敵しますよ!!」


モニターにはポーラの艤装に取り付けられたカメラからの映像が映し出された。


明石「カメラの横にはセンサー類もついていますので分析はお任せください!」


そして、敵の艦隊と会敵した。


ポーラ「ポーラのスキルをとくと味わうがよい……。」ゴゴゴゴゴ


ポーラが手を翳す。


明石「提督!ポーラさん達の周囲の大気組成にアルコールが検出されました!」


提督「え。」


大淀「風向きをみるに敵側から流れてきているようですね。」


明石「なるほど、敵の周囲の大気をアルコール蒸気に変成したわけですね。」


提督「なにそれ怖い。」


深海棲艦達は濃密なアルコール蒸気に囲まれ意識を失うものが続出していた。


タ級「オレノ艦娘ドモメ……。」


タ級が意識朦朧としながらも砲塔を向け、主砲を撃つが……。


ボウォアアアーー!


まるでナパーム弾を落としたかの様に深海棲艦達の周囲に爆炎が広がる。


大淀「アルコール蒸気に引火したようですね。」ウヒャァ


ポーラ「朝のナパームの香りは格別だ。」ドヤヤァ

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:00:16.61 ID:IUTwSQc40


提督「うわぁ、めっちゃ地獄絵図。」


大淀「ポーラさんだけですべて勝てそうですね。でも、ちょっと物足りないですよね!提督!」キラキラ


明石「他の方のスキルのデーターも欲しいですね。」キラキラ


大淀「ということで北方棲姫戦ではポーラさんは一旦休憩という事で!」


提督「ちょっ!勝手に……グフゥ」


大淀「お願いしますね。」


ポーラ「了解です!」


提督の指示は大淀の幻の右により阻止された。


大淀「提督が気を失なわれてしまったので一時的に私、この大淀が艦隊指揮をとります。」


明石「後で記憶飛ばしておきます?」


大淀「そうですね。……、では!いざ!北方棲姫戦!」


※実際にやってみたのですが一応3-5上ルートで行けなくはないです


 ほっぽちゃんの所で敗退が続いたのでその先は不明ですが索敵は足りているはずなのでいけると思います。


 ダメコンは試してないです。


52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:02:34.88 ID:IUTwSQc40


ほっぽ「カエレ!」


那智「ここは任せて貰おうか。」ズイ


隼鷹「おっ、那智いっちゃう!?」


那智「酒よこせぇ!」


那智のスキルがここで発動した。


その魂のシャウトは周囲の海面を震わせた。


大淀「おお。素手で護衛要塞を破壊してる……。」


明石「お酒を飲まないでいることにより身体能力が強化されるようですね。」


那智「酒を持っていない奴は深海棲艦だ!持っている奴はよく訓練された深海棲艦だぁ!」


大淀「アル中の方がお酒を飲まないでいると暴力的になるような感じですか?」


明石「理性があるので単純に能力強化、うーん例えるなら狂戦士みたいな?」


大淀「禁断症状が艦娘の重巡を越えるスペックを引き出したと。」


画面の向こう側ではスプラッタな展開が繰り広げられている。


53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:04:57.69 ID:IUTwSQc40


千歳「私もそろそろ参戦しようかしら?」


ほっぽ「カエッテ!オネガイ!オカエリクダサイ!」


大淀「泣き声になってる。」ブフゥ


明石「容赦ない。」


千歳「私のお酒、飲んでもらえますか?」オルアァン?


撤退をしようとしていたほっぽの前に徳利をもった千歳が立ち塞がる。


電光石火、千歳の手が素早くほっぽの口をこじ開け酒を流し込んだ。


明石「子供に飲酒はいいんでしょうか?」


大淀「深海棲艦に年齢があるとでも?」


大淀「そもそも、世間一般的に年齢がそれなりでも見た目が幼い方とかいますよね?」


明石「なんと、ほっぽちゃんはロリBBAでしたか!」


大淀「その通り!艦隊司令部の研究では深海棲艦は見た目が幼いほど年齢が高い研究結果が出ています。」ドヤァ


明石「成程、確かに駆逐古姫は見た目が若いけど年齢は高い!」


大淀「だから飲酒をさせたとて問題ありません!」デーン!


大淀「そもそも人間の法律が人外に通用するわけありませんしね。」


明石「いわれてみればその通りですね。」


大淀達が深海棲艦の年齢の考察をしている間も画面の向こうでは戦闘が続いている。


ほっぽ「お酒美味しいです。」(アルハラされる新入社員の目&正座)


千歳「だいたいなんで主力艦隊が姫じゃないのかしらね?」アアン?


ほっぽ「すみません、私のせいじゃないんです。」サメザメ


ほっぽ「すみません、ボスマスじゃなくてごめんなさい。」


明石「あっ、お説教モードだ。泣かされてるよ……。」


大淀「片言日本語のカタカナ表記が平仮名漢字表記になっていますね。」


明石「お酒で浄化されたのでしょうか?」


そして、満を持してガングートが進み出た。

54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:07:50.72 ID:IUTwSQc40


ガン子「私の出番のようだな。」


ガン子「聞け!祖国の民の声を!」


ガングートが手を翳すと何処からか曲が流れ始める。


祖国は我らのために(ソ連国歌)


ほっぽ「同士ガングート書記長万歳!」 ∩ ∩ バンジャーイ


大淀「赤化された!」


明石「あっ、北方海域は上の方が赤いからもともと素質があったわけですね。」


大淀「お酒で思考能力を著しく低下させた後に音楽により強烈な刺激を与え思考誘導。あれ、これって。」


明石「簡単な洗脳の手段ですね………。」


ほっぽ「同志ガングート書記長万歳!」バンジャーイ


大淀「鹵獲という事でいいのでしょうか?」


明石「面倒は提督におしつけちゃいましょう。」


大淀「成程、その意見、採用です。」


ガングートの独裁と言う名の赤化能力によりほっぽを仲間にした一同はなおも進軍する。


大淀「耳をすますとBGMがインターナショナルになっていますね。」


明石「BGMが社会主義的、世界を赤くしそうですね。」


大淀「北方AL海域の上の方はもともと赤いですから仕方ありませんね。」


明石「そろそろ敵の主力艦隊が見える頃ですよ!」


敵の主力艦隊との戦闘は惨劇を呼んだ。主に敵側に。

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:09:14.74 ID:IUTwSQc40


隼鷹「隼鷹、宴会部長!一発芸やります!」


那智「いよー!!宴会部長やっちゃって!」


隼鷹「ものまね 一発芸!マーライオン!」オロオロオロ


タ級「イヤァァァー!!!クサイ、キタナイィィィーー!!」


大淀「これは汚い……。」


タ級 精神的轟沈


伊14「イヨがお送りするは艦これ泣ける話!」


イヨは語る、夜戦カットイン、雪風がカットインをしたのにダメージ53で敵ボスを倒しきれなかった悲劇を。


そして、更に語る、輸送連合で計算ミスを犯し、微妙に残してしまい、


『 もう一回、運べるドン! 』の悲劇。


伊14「悲劇だよねー。しかも、どっちもS勝利してたら終わってたんだよ?」


輸送ワ級「生マレテ来テスミマセン。」


大淀「これは泣ける。」


明石「妖怪1残しと同じくらい気が抜けますよね。」


大淀「体験したことないと分からない悲劇、ですが体験する必要のない悲劇でもありますよね。」


明石「泣ける話ですよね。」


そして、那智や千歳の奮闘により残りは旗艦のツ級だけとなった。

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:13:10.00 ID:IUTwSQc40


隼鷹「あいつだけは許せないねぇ。」


千歳「同感です。」


隼鷹「いつも艦載機を落とされる恨み、今日こそは晴らさせてもらうよ!」


隼鷹「宴会芸の王道!手品行きます!」


隼鷹「えー、種も仕掛けもありますがー。」ヒック


那智「あるんかい!」


一同 ドワッハハ


隼鷹が手品で何もない空間から何かを取り出す。


大淀「宴会芸が職人の域に達していますね。」


千歳「それは何ですか?」


隼鷹「初月が梅雨で缶詰整理しているときに貰ったんだ。」


手に乗っかっているのは膨らんだ缶詰。


千歳「賞味期限切れ?」


ガン子「ふむ。スェーデン語でニシンの塩漬けか……。」


ポーラ「総員撤退です!」


何かを察した旗艦のポーラが艦隊全員を両舷全速で撤退するよう指示をだす。


大淀「あっ、あれは……。」


明石「缶詰一つでそんなにまずいの?」


大淀「有る意味BC兵器かもしれませんね。」


プィーンとレシプロ機特有の音を立て隼鷹の艦載機がその缶詰を搭載し飛んでいく。


普段と違うのはかなり高空からの缶詰の投下。急降下爆撃など一切なし。


57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:16:54.41 ID:IUTwSQc40


重力に任せ落下していく缶詰。


ツ級は本能にしたがって対空砲火によりその缶詰を射撃してしまった。


ぷしゃぁ……。


ツ級の周囲に黄色の霧が広がった。


隼鷹「やったぜ!奴はやりやがった!」


千歳「トラトラトラね!」


ポーラ「アルコールで壁を作ります!」


ポーラは臭いの拡散防止の為に壁を作る。


その壁の向こうでは無傷だったツ級が全提督の恨みをその身に受けたかのごとき事態になっていた。


顔らしきところからは吐瀉物が口の様なところや鼻らしきところからも噴出し


吐く物がなくなっても尚吐き気が収まらないのかのた打ち回りその臭い元の爆心地から逃げようとする。


しかし、自分が撃ち抜いた為、自分に全てが降り注いでしまっているのである。


つまり、臭いの震源地は自分自身。逃れようが無いのである。


10分後、その場に動くものは何もなかった。


ポーラ「大淀さん、大淀さん。あれ、生死を確認しないといけませんか?」


画面の向こうからポーラが語りかけてくる。


大淀「アルコールは昔から殺菌や消毒に使われ、消臭にも使われるものなんですよ?」


ポーラの問いかけに大淀が答える。


ポーラ「成程、了解しました。」


隼鷹「ヒャッハァーーーーー!!」


一同「「「「「「 汚物は消毒だぁーーーー!!! 」」」」」」


ポーラ達、重巡、戦艦の主砲が火を噴き敵周辺のアルコールに引火し当たりは火の海へ。


明石「文字通り汚物(吐瀉物)の消毒ですね。」


この日、北方AL海域は赤に染まった。


58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:18:41.87 ID:IUTwSQc40


艦隊が母港に帰ってきました!


提督「何か後頭部がちりちりする。」


大淀「大丈夫ですか?」


提督「えっと、元帥からの実験に付き合ってたまでは覚えてるんだけど。」


明石「その認識で問題有りませんよ。」


大淀「北方AL海域に出撃した結果、大戦果をあげ敵の北方棲姫を1個体鹵獲に成功しました。」


提督「えぇ!?」


大淀「では、私は本日の業務終了時刻となりましたので帰宅しますね。」


提督「えぇぇぇ!?」


明石「私は工廠で修理がありますので。」


大淀 明石「「御用がありましたら、また明日にお願いします。」」


大淀 明石「「では。お疲れ様でした!!」」手フリフリ


こうしてすべての後始末を提督に体よく押し付けた二人は帰っていった。


提督「私に秘書艦ください!?」


提督は一人泣きながら夜遅くまで報告書、捕虜収容手続きなどの書類作成をしたそうである。



59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:19:47.15 ID:IUTwSQc40


AM 4:59


明石「5・4・3・2・1……」


WG42を大淀は構える。


♪ポーン AM5:00になりました


大淀「フォィヤーーーーーーー!」


ドゴーーーン!


明石「やったか!?」


大淀「私、今日の任務が終わったらお風呂にバスクリン入れて入るんだ。」


明石「 ヒュゥー。 」


爆炎と硝煙の香りが漂う中、のそりと人影が動いた。


60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:21:16.81 ID:IUTwSQc40


大淀「提督、おはようございます。任務更新の時間がやってまいりました。」キラッ


提督「おはようバズーカ……。懐かしいね……。」


提督「というかね?お笑い芸人じゃないんだからリアクションとれないよ?」


提督「だいたい自分らが昨日仕事押し付けて帰った所為で夜遅くまでいろいろな所に頭さげてたんだぞ!?」


提督「元帥に笑われたわ。『 ほっぽを捕虜にするとはたまげたなぁ 』って。」


大淀「相変わらずおおらかな方ですね。」


提督「いや、おおらかで済ますところなのそこ。」


明石「細かいことを気にしていたらうえに上がれませんよ?」


提督「後ね?ついぞ1時間前に夜間遠征の娘を出迎えてローテの他の娘に遠征出張ってもらったばっかりなのよ!?」


提督「寝させて!?具体的に7時くらいまで!!」


大淀「でしたらなお更、ディリーの遠征任務をチェックしませんと。」


提督「ぐぬぬ。」


大淀「後、今日の秘書艦を設定してください。」


大淀「今日の秘書艦を設定してください。」


明石「大事なことなので二度言いました。」


提督「そっちが目的だろ!!チキショウメェ!!」


61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:22:47.87 ID:IUTwSQc40


提督は考えた。


そして閃いた。


『 川内 』がいいんじゃないかと?


彼女は『 馬鹿 』が付くほどに夜戦が好きだ。そして行動は主に夜。


だが、夜戦は日の暮れた夜しか行なえないのは自明の理であり、つまりは一日の半分。


現在の季節なら半分の12時間よりまだ短い時間しか活動出来ないのである。


そして、艦種は軽巡、ステータスの上昇のこういってはなんだが戦艦達の比ではないので安全だろう。


それらの要素を判断して下手におかしなのを選ぶより『 安全 』と提督は判断したのだ。


提督「じゃぁ、とりあえず選ぶから選んだら二度寝するから。」


そうぼやきながら提督は『 川内 』を選択したのだった。


これが後に『 鎮守府が闇に呑まれた日 』と言われる一日になろうとは提督はまだ知る由も無いことであった。


62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/06(木) 00:25:36.70 ID:IUTwSQc40
本日はここまでです


お読みいただきありがとうございました


ちなみな話ですが、イヨの泣ける話は1の春イベでの出来事です


E2で雪風のカットインが出たときは勝てる!と思ったのですがまさかのボフッボフッ(笑)


もう一回遊べるドン!きつかったです(笑)、ではまた次回も宜しければお付き合いください
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 00:57:58.38 ID:YQUzxcCJo
シュールストレミングはあかん
乙カレー
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 01:16:52.90 ID:96efrxxA0
大淀明石が一番怖い
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 01:28:42.51 ID:raOgTM5d0
ナチュラルに殺人ボケかます二人が一番こわいさ
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/07(金) 22:02:57.08 ID:HT/aD7/H0
お世話になります


短いですが少しだけ更新させていただきます
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/07(金) 22:04:12.40 ID:HT/aD7/H0


提督「うぅぅ、眠い。」


大淀達の朝の襲撃から数時間後、提督はその目を開けた。


提督「目覚まし時計をいつのまにか消していたか……、今、何時だ?」


提督「へい、やつどきでって古典落語やってる場合じゃない。」フワァ


提督「大遅刻、大淀に殺されかねん。」


提督は時計を見て、カーテンを開ける。


提督「嘘。」


外には夜の帳が訪れておりそこには黒一色の世界が広がっていた。


時計 8:00


提督「落ち着け、こういう時は素数を……。」


提督「1・3・5・6……っていきなり間違えるのはお約束。」


提督「いや、時計よく見たらAM8:00だぞ?どういう事だ?」


確かな時間を確認する為に提督は自室のテレビを点けた。


68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/07(金) 22:05:11.57 ID:HT/aD7/H0


緑のあれ「8時だよ!ひらけ!ポンキッキー!」


赤モップ「みなさん、おはようですぞぉー!」


提督「あれ?朝8時で間違いないみたいだね。」


提督は首をひねる。どうやら朝の8時で間違えはないようだ。


提督「どちらにしても遅刻には間違いない。大淀になんて言おう。」トホホ




パッパラーンパーン


♪ 夜がくれば 夜戦の時間


♪ 24時間戦えますよ


♪ 三水戦 三水戦


♪ ぼくらの三水戦


♪ 夜偵に照明、魚雷を装填


♪ 夜戦の準備は出来ています


♪ 三水戦 三水戦


♪ 夜戦戦隊 三水戦




提督が扉を開けると川内がタックルをかましてきたのだった。


69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/07(金) 22:06:04.65 ID:HT/aD7/H0


提督「誰かーー!誰か!助けてくださーーーーい!」


大淀「提督!どうされました!」


提督「いや、突込みが追いつかなくて。後、遅刻ごめんなさい。」


大淀「大丈夫です。寝過ごすのも計算済みです。」キリッ


川内「提督!夜戦だよ!朝から夜戦だよ!」


提督「理解も追いつかない。」


明石「話は聞かせて貰った!川内さんのスキル『 夜の使者 』の効果で夜が明けなかったんだよぉ!」


提督「なっ、なんだってぇ!」


提督「いや、それ本当?」


明石「あっ、はい。観測している範囲内では鎮守府を中心として半径20km程真っ黒ですね。」


提督「かなりでかくない?」


70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/07(金) 22:06:54.61 ID:HT/aD7/H0


川内「提督!夜戦!出撃任務頂戴!提督、夜戦しよ!」


明石「奥様、聞きました?朝から夜戦しようですってよ。」ヒソヒソ


大淀「んまぁ、大胆。鉄兜を何箱使うつもりかしら。」ヒソヒソ


明石「もしかしたら突撃一番かもしれませんわよ。」ヒソヒソ


提督「朝からそんなに盛んじゃねぇから!川内離れろ!」


川内「夜戦。」クゥン


提督「あー、分かった、そんな目でみるなよ。」


提督「大淀、出撃任務なんか任せてみるか。」


大淀「提督は甘いですねぇ。まぁ、そういう所嫌いではありませんですが。」


大淀「この任務なんかいかがでしょうか?」


そう言って大淀が差し出した任務は川内が必要とされる出撃任務だった。



71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/07(金) 22:09:30.64 ID:HT/aD7/H0
以上で終了です


次回!必殺仕事人!三水戦が往く!


本日はお読みいただきありがとうございました
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 00:30:50.73 ID:tHL4g/zA0
おつ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 07:26:12.16 ID:z18yDV11o

現実の横須賀基地周辺20キロ圏内だと三浦半島は言うに及ばず、
横浜の大半、海を挟んで富津まで真っ暗とか言う未曾有の異常事態で草生える
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 19:31:31.62 ID:ZdDZ8MC6O
もはや固有結界
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 19:40:27.88 ID:Qs6DxHXio
固有結界だと修正されるので南米の蜘蛛がやる浸食固有異界じゃなかろうか
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:02:00.27 ID:e8Ot7lw30
キラ付けしてたら、あ号がディリー任務になる不思議

次回で川内編は終われそう、今回で終われないのは1の落ち度、申し訳ありません

少し更新します
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:03:25.82 ID:e8Ot7lw30


ヴィィィィイイイイン


大淀「んっ、あっはぁん///」


出撃任務表を渡そうとした大淀が急に身悶える。


提督「うおぅい、大淀どうした!」


大淀「提督、電話です。」


提督「あのさ、何処から何を取り出してんのさ。」


大淀「胸の谷間から提督の携帯ですが?……、正確にはブラと胸の間ですね。」


提督「違う違う。そうじゃない。何で私の携帯もってるの。」


大淀「温めておきました。」ドヤァ


78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:05:39.74 ID:e8Ot7lw30


ピッ


大淀「あっ、お疲れ様です。はい、提督ですか?近くにいますよ。代わりますね。」


大淀「提督、元帥から御電話です。」


提督「なにしれっと出てんのさ。もう。」ビミョウニアタタカイ


電話を代わりました。


提督「えっ、少しづつ闇が広がっている?」


提督「はいはい、えっ、問題児ばかり集めてるお前の所が何かしでかしたんだろう?」


明石「元帥が送ってきた装備ですよね。」ボショボショ


大淀「問題児ばかりって酷いですね。」ボショボショ


提督「問題児ばかりとは、そりゃ大津帰りの、いえ、はい。否定はできない所が。」


提督「確かに纏めたほうが管理はしやすいですが。」


提督「もとの性能ではこんなことが起こりえない。何か弄ったか……、ですか。」


提督(やばい、明石にソフト弄らせたのがまずかったか?)


提督「身に覚えがありませすん?」


提督「えっ、元帥のお住まいがある田園調布の方まで闇が広がっている?」


提督「あっ、はい。そうです!すべては深海棲艦が悪いのです!


   奴等人類の敵が何か新しい実験でもしたに違いありません!」


提督(おい明石!何が20kmだよ!直線で30km位に拡大してるじゃねぇか!)


明石(えぇー、拡大スピードが加速したんですかね?)


提督「はっ!男提督、闇を作り出す敵の新兵器を破壊する為、精鋭を派遣しこれを破壊して参ります!」


79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:07:33.68 ID:e8Ot7lw30


ピッ


明石「うーん。どうやら川内さんの夜戦をしたいという強固な意思が拡大の原動力になっているようですね。」


提督「満足すれば小さくなるかな?」


明石「たぶんそうかと。」


提督「とりあえず、敵を倒さねばならない!」


『 特別掃討作戦! 発動!闇を払え光作戦! 』


提督「元帥ネーミングセンスないなのな。」


大淀「前々回と被ってますね。」


提督「鬘も被ってるけどね。」


明石 大淀 !


提督「まぁいいや、じゃ、編成と行きますよ!」


提督「旗艦は当たり前の如く川内だぁ!」ヤケクソ


♪川内が旗艦に設定されたことによりユニークスキル『 夜の使者 』が進化!


提督「はいはい、もうね何が来ても驚きませんよー。」


明石「提督はこういう時適応はやいですよね。」


♪ 『 夜の王 』へ進化!川内の夜戦経験値により更なる進化に成功しました!


   アルティメットスキル『 闇を統べる者 』を獲得!


提督「なんかもうすんごいやぁ。」


大淀「現実逃避しないでください。他のメンバーはどうしましょう?」


提督「そうね、夜戦で武勲のある娘かなぁ。後、制空が欲しい。本来の任務も片付けたいし。」


大淀「では、ちょっと連れてきますね。」


大淀と明石が提督が記したメモを元に艦娘を探しに向かっていった。


80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:09:10.63 ID:e8Ot7lw30


提督「館内放送を無線か何かで出来るようにすると便利かなぁ。」


川内「だねぇー。それはそうと提督!なんかね!夜戦パワーが満ち溢れたきた!」


提督「おっ、どんなパワーよ?」


川内「なんかね!全てを闇に包めそう。」ヤセンシャリンガン!


提督「すげぇ、よく分からん!」ナルトカ!


川内「開発いっちゃう!?」ノリノリ


提督「いっちゃうか!」ヤケクソ


デデン!


提督「これなんだろ?」ブンドド


川内「艦載機っぽいね。」チュイーン、ブンドド


提督「軽巡秘書艦で艦載機ってしょぼいのしか出なかったと思うんだけど。」ブーン


提督「この間優秀戦果報酬で配布していたのに似てる?」グィーン


川内「うちに縁がないよねぇー。」ブンドド


提督「ほっとけ!それはそうと、うーん、F6Fかなぁ?」ブンドド


サラ「夜間戦闘機バージョンのF6F-5Nですね。」


サラ「レーダーも付いているから索敵もすごいんですよ。」


※一応日本の戦闘機や爆撃機にもレーダを搭載したものはあります。
 ただ、その性能についてはアメリカと比べると……、お察し下さい。


81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:10:58.38 ID:e8Ot7lw30


提督「アメリカすげー。というか何で開発出来たんだ。」


川内「夜戦の力だね!」


提督「夜戦すげー!」


川内「夜戦を崇めよ!夜戦を称えよ!夜戦と和解せよ!」


川内「夜戦教に改宗せよ!夜戦は全てを叶えてくれる!」


提督「夜戦教に改宗しまふ。」目グルグル


川内「夜戦は斜め!」


提督「夜戦は斜め!」


ゴイン ←酸素魚雷で殴られた音


大淀「宗教戦争を起こす気ですか?とりあえず必要な人員集めてきました。」


提督「あれ?私は何を………。」


82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:12:03.97 ID:e8Ot7lw30


明石「イカれた夜戦メンバーを紹介するぜ!」


明石「いくどとなく怪我をするも終戦まで生き延びた 、ユニークスキル『 生還者 』のサラトガ!」


サラ「Yaaaaaaa !」


明石「ついでにあっちも無毛だー!」


大淀「怪我が無い → けがない → 毛が無い という事ですか。」


提督「いえーーーーぃ!パ○○ン!っておおぃ!要らない情報だよそれ!」


明石「続いて佐世保の飲兵衛!夜戦といえばカットイン!幸運艦に許されたユニークスキル『 熟練カット院 』の時雨!」


時雨「やはり夜戦かい?僕も同行する。」


大淀「熟練カット院!」


提督「やると思ったよ。」


時雨「提督との夜戦ならベッドウェー開戦でもアンアンギシギシサウンドでも大丈夫だよ。」


提督「なんかめちゃ積極的になってない!?」


大淀「夜ですからね。夜は女性を進化させます。」ドヤァ


83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:13:35.43 ID:e8Ot7lw30


明石「まだまだ続くぜ!その夜戦戦果は超級、迷子になってからが本領発揮!ユニークスキル『 鬼神 』の綾波!」


綾波「綾波、頑張りますね。」ジャキッ!


提督「やった!常識人枠!」


大淀「あれでですか?よーく見てください。」


提督「あー……、よく見たら何か黒塗りのやばそうな物がちらほら。」


綾波「砲を放てば砲炎でこちらの位置がばれてしまいますから。近くまでいって脇腹からこう、ぐさっと、です!」ニコニコ


提督「おっ、おう。」


84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:17:25.99 ID:e8Ot7lw30


明石「駆逐艦の4人目は特徴的な語尾が有名だがその語尾がなくなったときは気をつけろ!ユニークスキル『 歩威 』の夕立!」


夕立「提督さんの為に敵はすりつぶしてくるっぽい!」


提督「スキル『 ぽい 』ってなんだよ!おおぉい!」





歩威(ぽい)…清朝末期、東方不敗と謳われた少林拳の一派洪家拳の使い手 黄飛鴻が編み出した必殺技の一つ


黄は功夫を極めることにより発勁を自在に扱い、治安を乱す悪漢達を成敗し治安維持に努めた。
この発勁技の一つに三戦状態から放つ浸透勁の技があり技を放った後即座に寸勁へと移行する技がある。
その様がまるで散歩をしているかのように長閑で或る様、
そして、その見た目とは裏腹に技をかけられた者が即死することから恐怖も加わり
初めは技名はなかったのだがいつしか『 歩威 』と呼ばれるようになった。


なお、現代において語尾に『 ぽい 』とつけることによって
敵へ牽制をすることに念頭を置いた少女がいたりするがその可愛さとは裏腹に
一撃必殺の技を持っていたりするので聡明な読者諸兄は注意いただきたいものである。

民明書房刊『 中国拳法に見る 発勁技の起源 』より





大淀「ということの様です。」ドヤッ


提督「さりげなく実在の人物混ぜて嘘を語るな。」


85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 00:20:32.56 ID:e8Ot7lw30


明石「そして、最後だ!その狂犬ぶりは折り紙つき、夕凪が合流おくれたからと言って単艦突撃する螺子の抜けっぷり!


   ユニークスキル『 鉄砲玉 』の江風だ!以上!」


提督「鉄砲玉だと帰ってこねぇじゃねぇか!」


江風「ン、時雨に夕立の姉貴も一緒だし、まーなんとかなるっさー。」


提督「楽観的だなおい!」


明石 大淀「「以上6名で出撃だぁ!」」


一同「「「「「「Yaaaaaaa !」」」」」」


提督「おぉー……」(小声)


こうして艦隊は高速輸送機動部隊としてジャム島攻略へと向かっていった。


86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 00:24:05.83 ID:e8Ot7lw30
今度のイベントは大規模ですってぇ

そろそろ大型廻すの止めて資源の備蓄に努めないと

カンストしていようが堀に沼れば30万なんてあっという間に溶けてしまいます

それが分かっているから鉄は捨てるものくらいの感覚で東急患者で燃料、弾薬を廻しています

ボーキの入手手段をもう少しなんとかしてもらいたいですね、ほんと

ではでは、ここまでお読みいただきありがとうございました
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 01:00:20.92 ID:9tsfAhM3o
おつかれっ歩威
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 21:13:43.33 ID:K3IP9ONp0
ホンヘイフォンへの熱い風評被害
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 10:52:57.05 ID:NrLbBR6SO
包茎のジョニー!

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/16(日) 14:23:09.34 ID:uSGwYoxLo
以上だ!
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 21:51:52.80 ID:vctAlILh0
お世話になります


乙レス、感想レス、いつもありがとございます、本日の更新をさせていただきます


お時間宜しければお付き合いください
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 21:53:30.07 ID:vctAlILh0


大淀「えー、ここでお知らせですが旗艦によるスキルのブーストは以下の様になっております。」


サラトガ『 生還者 』  →  『 処刑人 』


綾波  『 鬼神 』   →  『 魔神 』


夕立  『 歩威 』   →  『 真・歩威 』


時雨  『 熟練カット院 』→ 『 熟練Cut院 』


江風  『 鉄砲玉 』  →  『 RPG 』



提督「えっ、なにこの居酒屋定食メニューみたいな投げやり説明。」


提督「駅前居酒屋白○屋だってもう少しましな案内するぞ!?」


明石「しかも夕立ちゃん真ってついただけですね。」


提督「熟練Cut院って何?」


大淀「鞭か何かを振り回すのでしょうか?」プークスクス


明石「夜戦(意味深)ですからねぇ。」クックック


提督「お前ら時雨を何んだと思ってやがる。」マッタク


提督「にしても、グラーフどこ行った?夜戦空母といえばグラーフだろ?」


大淀「グラーフさんなら大津からの残りの刑期が終わったんで先日帰国されましたよ?」


提督「そっか……、だからラングレーのバイト、サラトガしか居ないのね。」


明石「うちのサラちゃんは改造してませんからねぇ。」


提督「改造して強化するとやばそうだもんなぁ。泥棒に追い銭。」


93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 21:56:32.22 ID:vctAlILh0


大淀「メタな話、ドイツの夜間戦闘機は空母から発着艦出来ませんから。」


提督「He219とか見た目格好いいんだけどねぇ。」


明石「双発ですがBf110も格好いいですよね!」


提督 明石 「「空母からは発着艦は無理だよねぇ。」」


大淀「提督、それはそうと川内さん達が出撃したおかげで若干闇の範囲も小さくなったようです。」


提督「なんだってぇ!?でかした大淀!」


大淀「その大きさ、半径29km」


提督「1kmしかへっとらんやんかーい。」


提督「もうええわ。」


明石「吉本的なのりつっこみですね。それはそうとそろそろ敵に会的するはず。」


提督「やっぱりと言うべきなのか川内を中心に闇が発生してるのね。」


大淀「画面が真っ暗ですね。」


提督「もはや何が起きているのやら……。」


明石「と思いましたのでSF(少し不思議)科学でばっちりくっきり見えるようにしました!」


明石がそう言いモニターのボタンを押すと何が起きているか見えるようになった。


94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:00:48.05 ID:vctAlILh0


♪ 必殺仕事人V 旋風編より 殺しのテーマ 


明石「おっ、闇夜に敵が無防備に突っ立ってますね。」


提督「というか急に現われた闇に対応できず慌ててる感じだね。」


二機のF6Fが敵に向かって飛んでいく。


次の瞬間だった、F6Fがくるりと急激に方向転換したかと思った瞬間に重巡リ級の首が飛んだのだ。


提督「えっぐぅい。」


明石「昔、時代劇で見たことがある!」


大淀「必殺シリーズですね!格好いいですよね!」


サラ「成敗!」キリッ


F6Fをどのように使ったのかは不明だがサラが成敗と決め台詞を言い終えた後には


胴と泣き別れした深海棲艦達の骸が波間に漂っていた。




95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:01:38.27 ID:vctAlILh0


カラカラカラ



羅針盤は次のマス、潜水艦マスを指し示す。


夕立「夕立の出番ね!」


夜は敵の潜水艦にとっても、もっともその戦力を発揮する時間であるはずだった。


そう、彼女、夕立のスキル、真・歩威の前にはその優位性はまったくの無力であったのだ。


スゥ。


夕立が三戦の構えで気を貯め、足元にその気を放った。


夕立「ジャワ島よ!夕立は帰って来たっぽい!」


提督「うぉうい!海域違うよ!後、足元に気を放った?」


提督がそう思うのも無理からぬ状況、しかし、その疑念は一瞬で覆された。


ドン!


夕立が放った気は敵の潜水艦を的確に捉え海上へと打ち上げたのだ!


夕立「 真  歩  威  !」


そして、夕立が三戦の構えから正面へ突きを放つ。


ボッ!


跡形も無く、深海潜水艦隊は文字通り消失した。


提督「うそぉ!?」


大淀「これは予想外の威力ですね。」


明石「空間の歪みを観測しましたよ。」


夜戦無敵艦隊となった彼女達の快進撃はとどまるところを知らない。


そして、遂に敵の主力艦隊とぶつかる!


96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:11:36.87 ID:vctAlILh0


時雨「残念だったね。君達の航海はここで終了だよ。」


闇夜を切り取って現われたのは時雨。


その高速の抜き手が軽母ヌ級の中心線に刺さる!そして、貫通した……。


時雨「僕達駆逐艦の力は非力だけどそれでも4万2千馬力あるんだよ?」


時雨「一つ賢くなったね?」


時雨「じゃ、さよなら。」


そう時雨が言い終わると軽母ヌ級は細切れにカットされていた。


明石「手刀でしょうか?すごく細切れになってる……。」


大淀「なるほど、熟練Cut院。」


提督「Cutって物理かよ!えぐいよさっきから!」


97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:39:46.59 ID:vctAlILh0


そして、江風が動く。


彼女のスキルは対戦車擲弾ことRPG。


その効果は………。



ゴッシャァァ



戦車の固い装甲を貫き破壊する事を目的とされる擲弾、その力は拳に宿り……。


早い話、超物理特化へとスキルが昇華していた。


江風「ヒィハァーー!!」


ゴッゴッゴッゴッ


提督「あっ、これ、普通に放送事故な奴だ。」


大淀「江風さんは夜戦で単騎がけエピソードがありますから、まぁ、無理からぬ事かと。」


後には挽肉にまで砕かれた軽巡ト級だった物が海面に漂っていたという。


江風「ン、やっぱ夜戦はたのしいさぁー。」ニシシシ


提督「やだ、笑顔がすっごい爽やか。」


大淀「足元はすごくバイオレンスですが。」


提督「ねー。」(目グルグル)


明石 大淀「「ねー。」」


98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:41:34.77 ID:vctAlILh0


提督「こうなってくると綾波が恐ろしい。」


大淀「夜戦に定評がありますからねぇ。」


明石「鬼神ですでになのにさらに上の魔神ですからねぇ。」


提督「トラウマものになりそうな気がする。」


大淀「そうこう言ってる内に敵の軽母ヌ級に接触しましたよ!」


その戦い方はまさしく魔人。


原理不明の力でヌ級を少しずつ削っていっていた。


綾波の手が触れた部位が亜空間に飲まれたかのごとく消えていく。


提督「えっ、何あれ、すこしづつヌ級のパーツが闇に飲まれていっているんだけど。」


明石「綾波さんが触れた所から消えていっているみたいですね……。」


大淀「綾波さん、実にいい笑顔ですねー。」


敵をいたぶり嬲る、ヌ級の顔に表情と言うものがあるのなら恐らくは恐慌と言うのが相応しい表情をしていただろう。


綾波「嬲りがいの無い敵でした。もう少し骨がある敵がよかったですね。」


最後に手に残ったヌ級の目らしきパーツをくちゃりと潰しながら綾波はつぶやく。


提督「綾波は怒らせないように気をつけよう!」


明石「了解です!」


99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:55:46.79 ID:vctAlILh0


大淀「さて、となると、とりの川内さんが気になりますね。」


提督「もうさ、お腹いっぱいだよ。」


明石「まぁまぁ、そういわずに。」


カメラが川内の艤装についているカメラに視点が切り替わる。


ジャワ島海域上空!


闇を背後に恐るべきニンジャバランスで腕組みし直立するはオレンジの装束!


ヤセンニンジャ!殺戮者のエントリーだ!


大淀「ぶっ(笑)」


提督「笑うな(笑)」


明石「どうやって空間に浮いているのでしょうか?」フフフ


100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:56:42.41 ID:vctAlILh0


センダイ「ドーモ。ハジメマシテ、ヤセンニンジャ=センダイデス。」ペコリ


重巡リ級F「ドーモ。ハジメマシテ、ヤセンニンジャサン。ジュウジュンリキュウフラッグシップデス。」ペコリ


ニンジャにとって戦前のアイサツは絶対である!


これは古事記にも書かれてある!


提督「深海連中も空気読むね。」


センダイ「ハイクを詠め!」


提督「Wasshoi!」


大淀「提督が言うのですか。」


提督「あっ、ごめんなさい。」


センダイ「イヤーッ!」


ぶつかり合う二人のニンジャソウル!


しかし!そのカラテはセンダイの方が上なのだ!


そして今、決着がつく!


センダイ「センダイカラテ奥義!ジゾウ=カツーギ!」


なんという事である!ゲイのサディスト、ブッタカラテが炸裂である!


重巡リ級F『 とりあえず 出番これだけ? インガオホー 』


重巡リ級F「サヨナラー!」


提督「こっちの方向で攻めてくるとは思わんやったわ。」


大淀「しかしてそのバストは豊満であった!」


明石「しめは重要ですね。はい。」


101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:58:04.99 ID:vctAlILh0


川内「ちょっと物足りないなぁ。みんな!この海域の敵、殲滅するよ!」


一同「「「「「 Yaaaaaaa!!!!」」」」」


提督「ちょっとぉ!?」


大淀「ロックですね。」


明石「仕方ない。」


川内の殲滅宣言から2時間後、ジャワ島海域に動くものは彼女達以外にいなかった。


川内「提督、ただいま!これ、タ級だよ!」ポイッ


\ 生首 /


提督「うわぁぁぁぁあ!?!?」


大淀「Oh。」


明石「ロックですね。」


こうして提督に少しばかりトラウマを植え付け川内が夜戦を心行くまで堪能した結果闇は消滅した。


尚、これから一年後の神奈川県における出生率は前年の3倍であったという。


大淀「北アメリカ大停電の時も翌年の出生率があがったとか?」


明石「夜戦(意味深)する人が多かったんでしょうねぇ。」


提督「なまなましいよ!」


102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:59:45.21 ID:vctAlILh0


おまけ、その他の鎮守府状況  皐月鎮守府の場合


提督「ただいまー。」


大淀「お疲れ様です。」


提督「この間の後始末の報告大変だったよ、本当。」


明石「お疲れ様でした!」


提督「また今から出なきゃいけないんだけどね。」ハァ


大淀「どうされたんですか?」


提督「うち以外のモニターやってた鎮守府で立てこもり事件が起きてて元帥から沈静化してこいって言われた。」


大淀「元帥軽く言いますね。」


提督「本当だよ。」


明石「秘書艦誰だったんですか?58さんとかですか?」


大淀「あー、なんかありえそうですよねー。」


提督「と、思うじゃん。皐月なんだよこれが。」


大淀「えぇー。」


提督「皐月ってさ、万能駆逐艦じゃん?」


大淀「そうですね、対空、対潜、輸送となんでもござれですね。」


提督「そうそう、で、設定した時のスキルが『 全能 』。」

103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 23:00:50.70 ID:vctAlILh0


明石「おぉ、神様か何かみたい。」


提督「それが良くなかった……。」


大淀 明石「「えっ。」」


提督「駆逐艦が万能でも唯一出来ない事があります。」


大淀「あぁ、水上機は確かに無理ですね。」


提督「全能になった所為で駆逐艦用瑞雲が開発されてしまってね。」


明石「あっ、オチ分かりましたんで後大丈夫です。」


提督「最後まで聞けよ!こっから面白くなるんだよ!」


大淀「仕方ありませんねぇ。」


提督「ありがとね。で、駆逐艦初の瑞雲を搭載して皐月は神になった。」


提督「瑞雲教睦月宗皐月派の開祖として。」


明石「うわぁ。」


104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 23:02:03.38 ID:vctAlILh0


提督「駆逐艦が瑞雲を積む様になると駆逐艦って人数多いじゃん。あっと言う間に一大派閥になったわけよ。」


大淀「よく元祖というか源流の開祖が黙ってましたね。」


提督「大淀もそう思うよね。で、悪いことに最近とある軽巡の改二がありました。」


明石「もしかして……。」


提督「そう、瑞雲教長良宗由良派なる新興派閥が爆誕。」


提督「その所為で元祖の瑞雲教原理派教祖日向を中心とした戦艦の大型艦派閥、


   拡大解釈派の長良宗由良派、過激派の睦月宗皐月派で対立が起きてねぇ。」


大淀「潜水艦の方や空母の方がたは?」


提督「潜水艦は多数派工作に巻き込まれて駆逐艦に取り込まれてるみたい。」


明石「空母の方々は?」


提督「同じく駆逐艦に胃袋掴まれた連中が率先して入ってるのよ。」


明石「ほぼ終わりが見えているような気がするのですが。」


提督「いやね、そう思ったよ、思いましたよ。」


105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 23:03:10.56 ID:vctAlILh0


提督「でもね、戦艦連中がそれまで静観していた重巡連中を取り込んで駆逐艦連中と拮抗になったんだよ。」


大淀「あれ?軽巡の方々は?」


提督「そう、一番少数派の軽巡の娘達が消されかけたんだけど軽巡は武闘派ばかりじゃん?」


提督「夜戦で大型艦はもとより駆逐艦の娘達を葬るなんてことが相次いでね?」


大淀「事態の収拾がつかなくなったと。」


提督「そ、で、私にお鉢がまわってきたと。」


明石 大淀「「お疲れ様です。」」


提督「死んだら骨は拾ってね。はぁ……、行って来ます。」


こうして提督は後に瑞雲大戦と呼ばれた宗教戦争を収めるべく現場へ向かったのだった。



106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/18(火) 23:05:20.83 ID:vctAlILh0
以上で本日分の更新終了です


ここまでお読みいただき真にありがとうございます


乙レス、感想レスいつもありがとうございます、また宜しければ次回の更新時もお読みいただけると嬉しいです
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/18(火) 23:20:27.97 ID:AB1bePHo0

結局どうやって空中に浮いてたんだ……
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/18(火) 23:43:49.24 ID:L897w6hA0
宗教戦争の裏でも大淀明石はニヤニヤしていたんだろうな
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 01:31:56.57 ID:WYEhdJ6Lo
乙カレー
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 08:52:40.08 ID:YnHGuVETo
宗教戦争はアカン……






みんな死ぬしかないじゃない!
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 15:52:24.28 ID:dcZTgmzwO
この皐月その内烈風も乗せそう
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 21:39:11.40 ID:7Tv78t/Zo
第一次ベビーブーム世代(団塊世代)が成人したころ、オイルショックがあってな……。
オイルショックで物価上昇→夜、町に繰り出して遊ぶとかできない→さっさと寝ちまうに限る→夜戦だー!!
……その結果が第二次ベビーブームだよ!

昭和50年前後生まれは、確実にこれが理由だと言っていい。
つまり>>101はマジなんだよ……。
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:11:01.68 ID:5Q9Jo+GX0
少しですが更新をいたします

更新前に>112様

興味深いレスありがとうございます、オイルショックとベビーブームにそんな関連あったんですね

知識が増えました、ありがとうございます
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:13:34.98 ID:5Q9Jo+GX0


提督「生きて帰ってこれた。」


大淀「あっ、お疲れ様です。一向衆の鎮圧は上手くいきましたか?」


提督「入り込むのが大変だったけどまぁなんとかねー。」


明石「どうやって入ったんですか?」


提督「頭に瑞雲の模型を烏帽子みたいにかぶって背中に


   『 瑞雲魂 』て書かれた旗を背中にさして敵ではないアピールして入っていた。」


提督「そんでジェット瑞雲計画を見せてXF2Yの写真みせて瑞雲だってジェットになれる!」


提督「って言って開発の為に無駄な争いは止めたまえと止めてきた。」


大淀「成程、共通の目的を作ることにより意識をそらし尚且つ纏める。」


明石「宗教派閥事で喧嘩しているときに外から別の宗教が攻めてきて


   とりあえず派閥争いは措いといて敵に一致団結して対処する感じですね。」


提督「一週間そこらでジェット化出来る訳無いから効果が終了する頃には忘れるだろ。」


大淀「あくどいですねー。」


提督「問題児ばっかりの鎮守府の提督やるにはこのくらい出来ないとね。」


提督「で、留守中はどうだった?」


大淀「元帥からサンプルが足りないから後一人くらい実験してね、と連絡ありました。」


提督「元帥なにしやがる!もう……、こんど報告書といっしょに退職願い出そう。」


明石「まぁまぁ、すべてが終わってからでいいじゃないですか。とりあえずは任務を片付けましょう!」


115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:16:03.50 ID:5Q9Jo+GX0


大淀「と言うわけで。恒例の。」


明石「秘書艦を選んでください!」


提督(ここは試してみたかった雪風だな。)


提督(あふれ出る幸運パウワァーで開発は全て成功、大型建造も一発成功。うはうはだな。)


提督「よし!ゆき……。」


大淀「オオット、テガスベッチャッター(棒読)」


明石「コレハタイヘンダー(棒読)」


提督の手は雪風とは真逆、いや或る意味魔逆の名前をタップしてしまう。


♪ 本日の秘書艦は『 扶桑 』に設定されました


  ユニークスキル『 大凶 』が付加されます。


提督「あぁぁぁあああああ!!!!!」


大淀「おおっと、これは面し……、タイヘンダァー。(棒読)」


明石「これは不幸。」


提督「はぁ………、空はあんなに青いのに。」


大淀「提督、戻ってきてください。」


提督が外の窓を見て黄昏はじめたときだった。


116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:20:12.31 ID:5Q9Jo+GX0


???「司令官!大へ……。」ゴロゴロゴロ


一人の艦娘がドアを開け入ってきたのだがスキル効果により盛大にこけた。


ドガーン!  大破!


提督「吹雪―――!!お前の方が大変だよ!大丈夫かぁー!!」


明石「こういうのはバケツぶっかけとけば大丈夫ですよ。」


ザバー


明石「ほれほれ、起きた起きた。寝る子は育つというが芋は寝てもジャガ芋にはなんねぇぞ。」ペチペチ


提督「雑ぅー、扱い雑ぅー!」


大淀「大体二次界隈での吹雪さんの扱いは雑ですよ。」


大淀「SS主人公に選ばれても安価とコンマで残念扱い。」


明石「改二組みだけど他の改二組みと比べて性能が平々凡々。」


大淀「大発積み等の尖った性能もなければ。」


明石「近い性能の叢雲さんの様に濃いキャラ付けが在る訳でもない。」


大淀「アニメや映画では重要な役だったんですけどねぇ。」


大淀 明石「「ある意味不幸。」」


提督「アニメと映画の話題は触るな危険だから。以後しません、いいね。」


提督「弄られるだけいいじゃない、お笑いでそういうのおいしいって言うらしいし。」


明石達の吹雪不幸論に反論しながら提督は吹雪を助け起こした。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:27:31.28 ID:5Q9Jo+GX0


提督「で、吹雪、バケツをぶっかけて早々で悪いけどどうした!?」


吹雪「あー、細かい説明有難うございます。」ドヨドヨ


吹雪「初期艦で選ばれた順位下から2番目の吹雪です。」ドヨドヨ


吹雪「あれー、誰だっけ?になりやすい芋代表。」


吹雪「周年掛け軸ではまさかの妹に出番を奪われ。」


吹雪「おまけの写真では他の姉妹と木っ端一絡げ。」


吹雪「他業種コラボでは中々絡めない吹雪ですよー。」


提督「ネガティな上にやさぐれてる。」


明石「たぶん扶桑さんのスキルの影響ですね。」


提督「吹雪、大丈夫だから!吹雪の努力はみんなちゃんと知ってるからしっかり!」


大淀「銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、 その香りは汗の匂いがする。」


明石「吹雪、細腕繁盛記。」


提督「ネタ古過ぎて分かる人まず居ないぞ。」


吹雪「努力っていつか報われるんでるかねぇ。あー、空ってあんなに青かったんですねぇー。」ヘラヘラ


大淀「やさぐれ吹雪。」


提督「吹雪―!」


提督はこのとき何を考えたのかバケツを吹雪に被せた。これがなんと思わぬ結果を生む。


118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:29:09.46 ID:5Q9Jo+GX0


かぽっ


吹雪「はっ、私は何を!?」バケツカブリ


吹雪「スカラー波を受信して頭がネガティブになってたのが解けた!?」


提督「おぅ、パナウェーブかよ。」


大淀「吹雪さん、正気に戻られたところでお聞きしますが何が大変なんですか?」


吹雪「あっ、そうでした!扶桑さん達が大変なんです!」


提督「あっ、うん、そうだよね。どうした?立ってたら床を突き破った?」


提督「それとも遊星からの物体Xに襲われた?」


大淀「不幸のレベルが大凶ですからその辺りが起こることを否定できないですね。」


吹雪「いえ、違うんです。妙にいや、何かの薬を決めたかの如くハイテンションなんです!」


明石「またまた御冗談を。」


吹雪「いやいや、そう言うなら一緒に来てください!」


そういわれ一行は吹雪の案内のもと扶桑姉妹たちのもとへと向かったのであった。


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