咲-Saki-【安価とコンマ】京太郎「その心は水面の如く。」

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862 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/05/29(火) 01:06:58.09 ID:Js9zci2I0
スマートフォンを机の上に置き直し。両手を頭に組んで背もたれに体重をかける。

咏「にひひ・・・声が上擦ってたのが丸わかりだぜ、坊や。」

腕前もさる事ながら、礼儀もしっかりわきまえている。それに揶揄いがいのある、有望な少年。
それが咏京太郎に対する人物評である。

咏(おそらく・・・それだけじゃないんだろうな。わっかんねーけど。)

自分の気持ち。それが何かはまだハッキリしていないが、これがどうなるかは、本当にまだわからない。

好感度
咏9(攻撃)【好意】「さーて、どうやっていじめてやろうかね。」
863 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/05/29(火) 01:08:47.20 ID:Js9zci2I0
ベットにうつ伏せて顔を覆う。

京太郎(あー・・・年上の、しかもプロを名前呼びとか、めっちゃ恥ずい。)

自意識過剰と言われるかもしれないが、恥ずかしいものは恥ずかしい。

とりあえず頭を振って冷静になる。

京太郎「・・・よし、電話しよう。」

京太郎はまたスマートフォンを操作して電話をかけた。

ネリー『お兄ちゃん!』

京太郎「うわああぁぁ・・・。」

またも顔を覆ってベットでゴロゴロ転がり回る。

ネリー『え、ちょ、京太郎!?』

京太郎「・・・ふぅ。落ち着いた。ネリー、いきなりお兄ちゃん呼びはやめようぜ。」

ネリー『えー・・・駄目なの?』

電話の向こう側でネリーが悲しそうな声を漏らす。

京太郎「ダメというか・・・呼ばれるこっちが恥ずかしいというか・・・。」

ネリー『うーん・・・じゃあ、やっぱり京太郎って読んだ方がいいの?』


安価下1
1 2人の時だけなら
2 ・・・やっぱ恥ずい
3 むしろお姉ちゃん
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/29(火) 01:10:04.91 ID:MYO+XjO6O
1
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/29(火) 01:19:15.04 ID:Rev1MgsGO
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/29(火) 01:23:13.55 ID:buJoX9RXo
867 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/02(土) 01:07:02.78 ID:/Al9zuqd0
1 2人の時だけなら +1
2 ・・・やっぱ恥ずい 0
3 むしろお姉ちゃん -1
同タイプ補正のより+2

京太郎「・・・他の人に聞かれたら恥ずいから、せめて2人の時だけなら、まぁ。」

赤くなった顔を片手で覆いながらなんとか答える。電話の向こう側でネリーがすごく上機嫌なのが声だけで伝わった。

ネリー『さっすがお兄ちゃん!話がわかる〜!』

京太郎「ったく。調子のいい妹だな本当に。」

つられる様に京太郎も笑みを浮かべた。

京太郎(本当に妹がいるとしたら、ネリーみたいな奴だったら・・・まぁ、悪くはないかもな。)

そう思いながら、遅くまでネリーと色々と話をした。


好感度
ネリー12(オカルト)【親愛】「やっぱり京太郎みたいなお兄ちゃんが欲しかったな!」
868 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/02(土) 01:08:06.26 ID:/Al9zuqd0
翌朝。

食堂で麻雀部のメンバーと共に朝食をとる。この日は予定通り部活は休みだ。

京太郎「みんななんか予定とかってあるんですか?」

ふと気になって京太郎がたずねた。

メグ「私は買い物に出ますよ。新しいカップ麺を買いに行きます。」

モブ子「私もメグと一緒に買い物に行くわよ。と言っても近くのスーパーだけど。」

明華「私達も買い物には出ますが、メグ達とは方向が逆ですね。」

慧宇「少し遠出する予定です。」

モブ男「僕は特に何もないね。」

ネリー「ネリーも今日は引き篭もりだよ。」

京太郎「ふーん。俺はどうするかな・・・。」

京太郎は両手を頭の後ろに組んで考えた。お金には余裕はある。買い物に出ても良いかもしれないし、部屋でゴロゴロしてても良いかもしれない。
869 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/02(土) 01:09:08.15 ID:/Al9zuqd0
休日安価。

京太郎のお休みの予定を考えます。
ちなみに智葉は実家通いなので、この場にいませんでしたが、普通に出会えるので大丈夫。


安価下1から先に2票になったもの

1 部屋でゴロゴロ(電話及びネリー・モブ男)
2 近くで買い物(メグ・モブ子・アレクサンドラ)
3 遠くへ買い物(明華・慧宇)
4 どっかで適当にブラブラする(智葉)
5 どっかで適当にブラブラする(他校及び大人組)
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 01:09:48.41 ID:ZnBuSdPtO
5
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 01:11:02.93 ID:8q+4J+t6O
3
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 01:24:27.79 ID:5WesiK0AO
1
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 01:50:37.13 ID:Ie9tW2ADO
3
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 06:04:23.09 ID:BtXRR8ACo
875 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/10(日) 22:49:33.91 ID:zFTUZ41n0
みんな、体調管理には気をつけよう(白目)。


3 遠くへ買い物(明華・慧宇)

京太郎「せっかくだし、俺も少し遠出してみるかな。慧宇と明華さんはどこまで行くんです?」

慧宇「駅で三つほど移動した所にある大型ショッピングモールですね。服を新しく買おうかと。」

明華「私も服と、あとは日傘をもう一本。」

京太郎の問いに2人は微笑みながら答えた。

京太郎「じゃあ一緒に行きますか。寮の前に10時に集合しましょう。」

ネリー「お土産よろしくねー。」




そして寮の前。京太郎が待っていると、すぐに2人がやって来た。

明華「お待たせしました。」

白っぽい明るめの服で手に傘を持った明華。
七分袖で水色のタートルネックにズボンの慧宇。
どちらもいつもと違って新鮮に見えた。

慧宇「どうしました?」

京太郎「あ、いや。着替えて来たんですね。」

明華「せっかくのお出かけですから。どこか変ですか?」

京太郎「いえ、その・・・お二人共良く似合ってます。」

少し照れ臭そうな京太郎を見て、明華は微笑み、慧宇は頬を少し染めながら俯いた。
876 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/10(日) 22:50:15.15 ID:zFTUZ41n0
寮を出て少し歩いた位置にある駅で電車に乗る。日曜日のこの時間の割に電車内は空いていた。
にも関わらず、明華の距離が近い。

京太郎「えーっと・・・明華さん。近くないっすか?」

明華「何か問題でもありますか?」

ニコッと微笑む。京太郎が気恥ずかしくなって目をそらした。その2人を見て微妙な顔をする慧宇。

慧宇(・・・私邪魔?)

2人の様を見ると、なんとも言えないモヤモヤした物が心に浮かぶ。

慧宇(・・・むぅ。)

なんとなくスッキリせず頬を膨らます。
それをチラッと見た明華は微笑んだ。

京太郎(・・・どないしよう。)
877 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/10(日) 22:50:43.96 ID:zFTUZ41n0
そして電車から降りてすぐ。沢山の人通りのある街中でお目当のショッピングモールにたどり着いた。

京太郎(道中、いろんな人がこっちをチラチラ見てた。まぁ、明華さんも慧宇も美人だからなぁ。)

入り口にある案内掲示板を見ながらそんな事を考えている。

明華「京太郎君はどこを見に行きますか?」

京太郎「うーん、特に何かってのは無いんで、後で良いですよ。先にお二人の服を見に行きましょう。」

そう言うと、2人は少し驚いた様な顔をする。

慧宇「それは、私達の服を一緒に選んでくれると言うことで?」

京太郎「・・・あ、やっぱり俺は別の 明華「では一緒に行きましょう。」

ニコッと微笑んだ明華が京太郎の腕に組みついた。京太郎の返事を聞くことなく、そのまま中へと引っ張っていく。
慌てる京太郎が慧宇を見るが、慧宇も微笑みながら京太郎の背を押し始めた。
878 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/10(日) 22:51:22.03 ID:zFTUZ41n0
そしてたどり着いたレディースの服やら靴やらその他諸々。

京太郎(・・・つらい。)

明華と慧宇が話しながら服を選ぶ。それを少し離れて眺める京太郎。

明華が何着か手にして試着室へと入ると、慧宇が京太郎の所によって来た。

慧宇「なんか・・・ごめんなさい?」

京太郎「いや、別に良いけどさ。なんと言うか、場違い感がすごい。」

さっきからチラチラこちらへ視線が刺さっている。

慧宇「フフフ。京太郎はカッコいいからね。色んな人が見てるよ。」

さらっと言う慧宇に、京太郎が顔を赤くする。思わず目をそらしてしまった。そしてその視線の先には、試着室から姿を現した明華。
ニコッと笑いながらスカートの裾をチョンっとつまみポーズをとる。

一瞬だが惚けてしまった。ハッとして目線を戻す。キョトンと慧宇が首を傾げていた。

京太郎(やべぇ。明華さんはワザとだろうけど、慧宇は天然だ!?)

京太郎は思わず口元を手で覆いながら俯く。ほんのり頬が赤くなっていた。

京太郎「えーっと、慧宇も試着して来たらどうだ?」

慧宇「それではお言葉に甘えて。」

ニコッと微笑み、試着室へと向かって行った。
879 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/10(日) 22:51:51.69 ID:zFTUZ41n0
明華「これはどうでしょう?」
慧宇「こんな感じですがどうですか?」

明華がワンピースの裾を両手で掴み、クルッと回る。髪がフワッとして甘い香りが広がった。
隣の慧宇がカーディガンをめくりながら同じようにクルッと回る。スカートがフワッと浮き上がった。

京太郎(ここは天国か・・・?)

慧宇「・・・京太郎?」

ポカンとしている京太郎を心配したのか、慧宇が前屈みになる。京太郎があわてて手を振った。

京太郎「えっと、と、とても似合ってます。はい。」

その慌てる様を持て明華が口元を手で隠すように笑った。京太郎は顔を赤くしながらもムッとする。

明華「私はこれにしますね。」

慧宇「私もこの一式にしますか。」

2人が微笑みながら、試着室のカーテンを閉めた。ホッと胸をなで下ろす京太郎。
そこに店員の女性がやってくる。

店員「それで、お兄さんはどちらの子が好みなんですか?」

京太郎「ちょ、そんなんじゃないですからね!?」

ニヤニヤしながら声をかけてくる店員に、京太郎は慌ててその場を離れた。


好感度
明華7(凡庸)【好意的】「今度は2人っきりでお買い物も良いですね。」
慧宇7(防御)【友好的】「こんな風に一緒に買い物するのも楽しいですね。」
880 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/10(日) 22:52:23.47 ID:zFTUZ41n0
服を買い終え、3人で店舗内にあったファミレスでお昼を食べる。

明華「この後はどうします?」

タラコのパスタを口にしながら明華がたずねた。当初の予定の買い物は既に済んでいる。

慧宇「ここまで来て直ぐに帰るのは勿体無いですね。他に何か買うものがありますか?」

箸で回鍋肉をつつきながら慧宇もたずねた。

京太郎「うーん、そうですねぇ・・・。」


安価下1
1本屋に行きたいです。(文学少女)
2なんかイベントやってますよ。(傭兵プロ)
3ゲームセンターとかどうですか?(あわ!?)
4うん?あれは・・・(なぜか県外高校(ただしコンマ判定))
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 23:00:43.34 ID:/VsCNZBdO
4
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 01:26:48.17 ID:kPmUPgoZO
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/11(月) 20:24:12.38 ID:8wUf0C0d0
乙!
884 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/12(火) 00:09:42.22 ID:OekRvhSc0
4なぜか県外高校

下1コンマ
1永水
2有珠山
3新道寺
4宮守
5風越
6阿知賀
7姫松
8千里山
9清澄(!?)

0いつから高校生だけだと錯覚していた?
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 00:13:57.95 ID:jCeicFZA0
どうなる
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 15:46:05.68 ID:mHF9BFzmO
887 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/14(木) 01:55:37.25 ID:XAP09Dh00
5風越

京太郎「うん?あれは・・・。」

入り口から入って来た4人。1人は大人の女性なので引率者なのだろう。だが、京太郎の目を引いたのは、その後ろにいる片目を閉じた女性。

明華「知り合いですか?」

口からフォークを離しながら明華がたずねた。京太郎が頷き、スッと立ち上がる。すると、向こうの女性も気がつき、パァッと花が咲いた様な笑顔を向ける。

??「どうした福路。まさか知り合いでも・・・あいつは。」

美穂子につられる様に視線を向けた女性が微妙な顔をした。

美穂子「はい。コーチも知ってますよね。」

ニコッと微笑む。するとコーチと呼ばれた女性が店員にたずね、京太郎達と通路を挟んだ反対側の席に座った。

京太郎「お久しぶりです、福路さん。」

美穂子「ええ、そうね。元気そうでなによりだわ。春大会では残念だったわね。」

京太郎「あはは・・・でも次は勝ちます。」

美穂子に言われ、京太郎は少し照れ臭そうに頬を掻くが、すぐに鋭い目で返した。
それを見て慧宇と明華は微笑む。だがすぐに首を傾げた。

慧宇「あのー、京太郎。そろそろ紹介を・・・。」
888 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/14(木) 01:56:07.75 ID:XAP09Dh00
京太郎「あ、そうですね。えーっと・・・。」

と言っても、風越の三年生だという事しか知らない。困った京太郎を察したのか、美穂子の方から頭を下げて来た。

美穂子「長野の風越高校、麻雀部キャプテン、福路美穂子です。」

それを聞いた明華と慧宇も気が付いた。

慧宇(龍門渕が来るまでは長野県代表常連だった風越。)

明華(そして、去年の長野県個人戦1位でインターハイ個人10位。)

貴子「私が顧問の久保貴子だ。ああ、そっちの自己紹介はいらない。3人とも有名だからな。」

スッと手を上げ、名乗った。その目線は京太郎の方を見る。何か思うところがあるのかもしれないが。

貴子「こっちの2人は麻雀部員の池田と文堂だ。」

名を呼ばれた2人が頭を下げる。池田と呼ばれた方に、京太郎は見覚えがあったが、なぜか敵意の様なもの向けられていたので、あえて聞かないことにした。

貴子「まさか臨海の生徒と知り合いとは思わなかったな福路。まぁ、須賀は長野出身だからおかしい事ではないか。」

興味なさそうに貴子が言うが、実際はかなり興味を持っている。それを悟られない様にメニューを開いた。
889 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/14(木) 01:58:01.86 ID:XAP09Dh00
美穂子「と言っても一度あっただけですけど。」

困った様に首をかしげる。可愛い。そんな京太郎の足を明華がふんずけた。

京太郎「か、風越は練習試合とかですか?」

美穂子「ええ、松庵女学院と。中々楽しい麻雀でした。」

文堂「今日は自由という事で、他の部員もですが、皆で買い物に来てました。」

池田(にもかかわらず、なんでコーチと一緒にいなきゃいけないんだ・・・。)

貴子「あ?池田、なんか言ったか?」

池田「い、いえ!何にも言ってません!」

京太郎(いや、ビビりすぎだろ。)

美穂子の隣で縮こまる池田と呼ばれた少女。なんとなく猫みたいだ。

貴子「そっちは今日は部活は休みなのか?」

京太郎「選抜が終わったばかりですから。」

明華「そういえば風越は出ていませんでしたね。高麻連から連絡が来なかった訳ではないのでしょうけど?」

京太郎(Oh・・・聞きにくいであろう事をどストレートに。)

貴子「インハイに出れない様な高校が選抜大会に出るわけがないだろう。」

ムッとした貴子の目線に京太郎は思わず身を硬くしてしまう。池田の気持ちが少しわかった。

慧宇「ここで出会えたのも何かの縁ですし、一局打ちますか?ここ、確か雀荘ありましたよね?」

慧宇が京太郎と明華を見る。確かに入り口でみたいだ案内板には、この階にあった。
全力でなければ、問題はないだろう。確かに長野県1位の腕前に興味はあるが。
京太郎がチラッと貴子の方を見る。

京太郎(うわぁ、すっごい良い笑顔だ。)

鋭い目つきで口角を上げる貴子。池田が震え、文堂が戸惑い、美穂子が微妙な笑顔だ。

貴子「ま、先に食事を済ませてからな。」
890 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/14(木) 01:59:15.47 ID:XAP09Dh00
そして食事を終え、雀荘へと向かう。

店に入り、店員の女性が京太郎、明華、慧宇そして美穂子を見ると驚いた顔をした。

貴子「できれば、奥の人目の付かない場所を借りたいんですが、大丈夫ですか?」

店員「は、はい!あ、あの、一つお願いしても良いですか?」

貴子「うん?なんでしょう?」

店員「え、えっと、臨海高校の3人の方と福路さんのサ、サインを・・・。」///

頬を赤くしながら俯く店員。

京太郎(って俺も!?)

明華「京太郎君は自分が思っている以上に有名人なんですよ。」

驚く京太郎の両肩に手を当てながら後ろから顔を覗かせる。

京太郎「マジか・・・。」

慧宇「マジですよ。知らなかったんですか?」

貴子「あー・・・福路。書いてやれ。」

貴子が福路の背中を押す。顔を赤くしながら、少し震えた字を色紙に書いた。

京太郎「えーっと・・・。」

困った京太郎を尻目に明華は笑顔で、慧宇は淡々と色紙に名前を書いた。明華に至っては名前の横に傘まで書いていた。
京太郎も諦め、豊音に書いたのと同じ様に名前を書いた。

京太郎「はい。」

店員「あ、有難うございます!」カホウニスッペー!

満面の笑みで4枚の色紙を手にした店員の案内で奥へと向かう。

先ずは池田と文堂、明華と慧宇が卓についた。
891 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/14(木) 02:00:34.73 ID:XAP09Dh00
書き溜めはここまで。

麻雀を野球に置き換えれば、この子らが有名でも違和感は無い・・・と思うけど、どうなんすかね?
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 02:01:08.03 ID:BrhlI5CvO
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 02:02:46.47 ID:unwa7kSbO

すまんな高校野球見ないからピンと来ないんだ……
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 03:54:18.22 ID:JcdkUV8wO
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 05:54:30.06 ID:yZAFjyTGO
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 13:03:16.07 ID:3OQk58LA0

要は多少なりとも詳しい人ならば全国大会に出るレベルの人間を知っていて当然と言いたいわけね
特に違和感無いし良い感じではないでしょうか
897 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/16(土) 01:48:58.10 ID:AVmsHYS90
>>893 大丈夫、>>1 は高校野球どころか、スポーツ全般あんまり見ないし詳しく無い。

>>896 そう言って頂けて安心しました。


卓に着いた明華が鼻歌を歌う。これだけでは、特にオカルトな力が発揮される事はない。慧宇はまだわからないが、同様に全力を出す事はないだろう。
もっとも、2人とも手を抜く様な事はしないだろうが。

4人と少し離れたところにある普通の机と椅子に京太郎と美穂子と貴子が座る。
店員が飲み物のメニューを持ってきた。
貴子がホットコーヒー、美穂子と京太郎はリンゴジュースを頼んだ。

貴子「さて、良い機会だから須賀にいくつか聞きたいことがあるんだが良いだろうか?」

メニューを閉じながら貴子がたずねた。だが、ファミレスの時ほどの威圧感はない。それを感じた京太郎は頷いた。

貴子「ありがとう。じゃあ早速。どういう経緯で臨海高校に進学する事に?正直、風越に来てくれる事を期待していたんだけどね。」

フッと少し物悲しそうな笑みでたずねた。その表情が意外だったのか、美穂子がわずかに驚いた様な表情をした。
それを察したのか、貴子がバツの悪い顔をしながら、店員が持ってきたコーヒーを受け取った。

京太郎「えっと・・・中学2年の時、インターハイを見に行った時に臨海の監督と出会いまして、そこでスカウトを受けたのがきっかけです。」
898 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/16(土) 01:50:37.03 ID:AVmsHYS90
貴子「じゃあ、もしかしてインターミドルに出たのもそれがきっかけか?」

少し驚いた表情の2人に京太郎が頷いた。

美穂子「それじゃあ私と出会った時には、もう臨海への進学は決まってたのね。」

京太郎「あ、いえ。進学が決定したのはインターミドルの結果が出てからですね。4位だったおかげで特待生が貰えたので。」

少し照れ臭そうに頬をかく。
貴子が一口コーヒーを口にし、チラッと美穂子を見た。そしてため息と共にコーヒーを置く。

貴子「特待か。なら仕方ない。・・・今から話す事は、他の部員には他言無用で頼む。」

美穂子「はい・・・。」

美穂子も何か思うところがあったのか、微妙な表情を浮かべながら頷いた。

貴子「去年のインターハイ予選、知っての通り風越は長野代表になれず敗退した。それまでもインハイ常連校とは言っても、最盛期の頃に比べれば、大分弱い。」

それは京太郎も薄々感じていた。というよりは、ここ2、3年の全国レベルが異常に高い。決して風越が弱いという話ではないのだが。

貴子「現在のレギュラーでも、全国区はキャプテンの福路ぐらいで、他に特に見所があるのは精々2年の池田ぐらいだ。」

そう言ってチラッと卓を見る。その池田が明華に振込んだ所の様で、点棒を払っていた。
貴子が顔を多いながらため息を吐く。
美穂子も困った様に微笑んでいた。
899 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/16(土) 01:52:09.23 ID:AVmsHYS90
貴子「だから、須賀が4位となった試合を見た時、もしかしたらと思ってしまった。」

京太郎「・・・なんか、申し訳ないっすね。」

貴子「気にするな。勝手にこっちが期待しただけで、君に非は一切ない。」

貴子が笑う。そう言われ、京太郎も微笑んだ。

美穂子「今年の風越は、去年より確実に強いわ。楽しみにしていてね。」

京太郎「そうですか。でも今年の臨海も強いです。全国で当たっても負けません。」

微笑む美穂子に京太郎もニヤッとする。すると丁度東風戦が終わった様だ。貴子が立ち上がり、点を見る。

貴子「池田ァァッ!!」

池田「はっ、はいッ!」

貴子の声にビクッと立ち上がる池田。

順位は1位から明華、慧宇、文堂、池田。まさかである。
貴子が声をあげながら池田の頭を叩いた。
明華と慧宇が驚き口をポカンと開けてしまっている。

貴子「チッ、そこで立って見てろ。福路、席に着け。私も着く。もう一局、次は半荘でお願いしたいが良いだろうか?」

京太郎「今度は俺が入ります。もう1人は?」


下1コンマ
偶数なら明華
奇数なら慧宇
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 02:00:45.98 ID:A9dGviuKO
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 08:56:05.59 ID:+eOuYISDO
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 01:16:33.76 ID:dU9w8yUA0

何気に文堂さんが強化されると長野の勢力図に影響出そうだし楽しみだ
903 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/22(金) 01:06:31.88 ID:EuqLvkSN0
コンマ8 明華

対局メンバーにコーチがいるため、オートで対局します。



明華「それでは私が引き続き打たせてもらいますね。」

慧宇と少しだけ言葉を交わした明華が再度席に着いた。そして起家から順に京太郎、美穂子、貴子、明華と並ぶ。

東一局。

京太郎(・・・どこまで見せていいものなのか。とりあえず東場は普通に打とうか。)

小さく深呼吸。感覚をいつでも沈められる様に整える。キーンっと一つだけ波紋が広がり、集中力を増す。

明華だけがピクッと反応し、微笑む。

明華(珍しく先手を取りに来ませんね。ですが、沈む用意だけはしてますか。流石です。)

美穂子(須賀君の早上がりには、残念だけど対策は難しい。なら、あえて高めを狙った方が期待値的にはプラスかしらね。)

片目を閉じたまま思考。牌を起こし、上がりの形をイメージする。

貴子(さぁ、臨海の実力の程をしっかり見せてもらおうか。)

相手の一挙手一投足に意識を向けて牌を切っていく。

流局目前。京太郎がリーチをかけた。

京太郎(ま、一発は無理だろうけどせっかくなので。)

だが、当然誰も振り込む事なく、海底牌をツモるが。

京太郎「聴牌。」

「「「不聴。」」」

東一局 一本場。

京太郎(さて、ここで仕掛ける!っといつもなら行くんだけどね。)

チラッと美穂子を見る。視線に気付いた美穂子がニコッと微笑んだ。思わず顔を赤くして視線を下げる。

京太郎(福路さん相手に手の内を晒すのはリスクがでかいからな。)

落ち着く様に小さく深呼吸。そして牌を切った。

京太郎(力に頼らずとも上がって見せるさ。)
904 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/22(金) 01:07:36.99 ID:EuqLvkSN0
そして数巡後。

京太郎(よし、聴牌。ここはとりあえず。)

京太郎「リーチ。」

牌を横に傾け、点棒を置く。貴子と美穂子の表情が僅かに険しくなった。

貴子(試合通りなら一発の可能性があるが・・・どうかな。)

美穂子(・・・まだ。)

片目で河を見て、安牌を切る。予想通りそれは当たり牌ではない。

貴子(流石だな。では、私も。)

同様に河で判断し、美穂子とは違う牌を切る。

明華(うーん、どうしましょう?)

実は黙聴の明華。少しだけ悩み、そのままツモ切り。そしてそれが当たりだった。

京太郎「ロンです。一本場で4200ですね。」

明華「あら。」

明華がペロッと舌を出しながら笑う。京太郎は少し恥ずかしそうに視線を逸らし、点棒を受け取った。

京太郎(ふー・・・。明華さんもおそらく聴牌だったろうし、運が良かったな。)
905 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/22(金) 01:09:10.32 ID:EuqLvkSN0
東一局 二本場。

京太郎(・・・さて、流石に連荘は阻止されるんじゃないか?)

だが手配は悪くない。恐らく流れも来ているのだろう。

美穂子(・・・流れが悪いわ。少しだけ、マズイかもしれないわね。)

チラッと貴子の方を見る。貴子は無言で頷いた。

美穂子(始まったばかりだけど、ここで一度流れを断ち切っておきましょう。)

数巡進んだ所で美穂子が一度目を閉じ、ゆっくり両目を開いた。
途端に視野が広がり、様々な情報が頭の中に流れ込む。そしてそれを瞬時に整理、判断し、普通は目に見えない流れの様な物まで考慮に入れる。

いわゆる『ゾーンに入った』状態だ。

美穂子「・・・どうかしました?」

明華と京太郎の動きが止まっていた。美穂子が首を傾げながらたずねると、2人揃ってハッとする。

明華「失礼しました。その、なんというか、とても美しい瞳だったもので。」

無言でコクコクと京太郎が頷く。美穂子の顔が真っ赤になり俯いた。貴子がため息を漏らす。

貴子「対局中だ、切り替えろ。」
906 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/22(金) 01:10:24.20 ID:EuqLvkSN0
頬を赤くして俯き気味に美穂子が牌を切った。

京太郎(・・・映像越しより生で見ると、より綺麗に見えるな。)

なんとなく京太郎も恥ずかしくなりながらも、牌を切って行く。

そして数巡。

京太郎(・・・通るか?)

目を開いたという事は、恐らくこちらの流れを断ち切ろうと狙っているはず。最大限警戒しながら牌を切った。

美穂子「あなたなら、それを切ってくれると信じてたわ。」

そう言って美穂子が牌を倒す。

美穂子「ロン。断ヤオ、平和にドラ2。」

京太郎「!?やられた。狙い撃ちましたね。」

美穂子「あなたに連荘されるのはちょっとね。」

苦虫を噛み潰したような京太郎に対してニコッと微笑み片目を閉じた。
それを見て僅かだが、明華の表情が変わった。

明華(警戒していたはずの京太郎君を撃ち抜く程の腕前・・・。これは、殺しに行った方がいいかもしれませんね。)
907 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/22(金) 01:12:20.30 ID:EuqLvkSN0
東二局開始前。

明華「少し、失礼します。」

一言断り、明華が腹部に手を当てた。

明華「〜〜〜〜〜〜!」

僅か数秒。だがその瞬間、この卓周辺の空気自体が大きく震え、そして何かが変わった。

京太郎(ヤベェ。明華さんマジじゃねぇか。)
美穂子(とても綺麗な歌声・・・ステキね。)
貴子(・・・今ので一気に人が集まりそうだな。半荘前に逃げた方がいいんじゃねぇか?)

三者三様の表情を浮かべる。明華がニコッと笑みを浮かべ、牌を起こした。
瞬間、3人が同時に表情を変える。

美穂子(この感覚・・・龍門渕さんに近い感じがするわ。)

驚き、思わず両目を開けた。去年のインハイ予選で対局した相手、龍門渕透華と気配が被って見えた。

貴子(風神か・・・藤田プロに匹敵、いや、瞬間だけならそれ以上か?)

肌で感じる気配に、険しい表情で明華を睨みつけた。
908 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/22(金) 01:13:45.27 ID:EuqLvkSN0
そして数巡後。

明華(本当は振り込ませたかったのですけどね。)

明華がツモ牌を置き、手牌を倒す。一陣の風が吹き荒れ、皆の髪が靡いた。

明華「ツモ。自風、三色同順、ドラ2でハネ満ですね。」

ニコッと笑うと同時にあたりから歓声が起こった。いつの間にかギャラリーに囲まれていた。

明華「・・・あら?」

京太郎「いや、こんな所で大声出したらこうなりますって。」

キョトンとする明華に、京太郎が呆れた様に顔を覆う。美穂子も今気がついたのか、周りを見渡して顔を真っ赤にしていた。
貴子が大きなため息をつき、手牌を倒す。

貴子「ここまで人が集まってしまったらしょうがない。ここで締めとこうか。」

それを聞いた店員が周りのギャラリーに声をかけ、なんとか人混みは解散された。だが、まだ遠巻きにこちらを見ている人たちがいる。

明華「えっと・・・ごめんなさい?」

美穂子「いえ、雀さんは悪くないですから。むしろ、本気を出して頂けたのなら光栄です。」

ニコッと微笑み手を差し出した。明華も微笑み、その手を握る。

明華「次に対局するときは、最初から全力でいかせていただきます。」

美穂子「こちらこそ。」
909 : ◆ZtWnOYWL/U [saga]:2018/06/22(金) 01:15:28.47 ID:EuqLvkSN0
書き溜めはここまで。

そりゃ雀荘で歌い出したらこうなるよ。
ちなみに個人的に明華のCVはチアキングっぽい感じ。
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 03:39:33.22 ID:IhBwKik1O
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 01:14:14.95 ID:Q2ztJN+Po
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