ラフィエル「ガヴちゃん?」 ガヴリール「………」ギュッ

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 22:31:06.39 ID:/4SBJJoU0

ガヴリール「………」グイッ

ラフィエル「もう、ガヴちゃん、どうしたんですか?急に私の家に来て…」

ガヴリール「……うるさい、いいからちょっと胸貸せよ…」グスッ

ラフィエル(あら〜これはもしかして…)

ラフィエル「いいですよ〜」ガバッ

ガヴリール「んっ……」ギュッ

ラフィエル「よしよし」ナデナデ

ガヴリール「…うっ……」ギュウ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500730266
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 22:33:17.53 ID:/4SBJJoU0

ラフィエル「うふふ、ガヴちゃん、何があったんですか?」

ガヴリール「…何で、そんな嬉しそうなんだよ……」グスッ

ラフィエル「だって、ガヴちゃんが私に泣きついてくるなんて久しぶりですから♪」

ガヴリール「なっ、泣いてないから!」

ラフィエル「うふふ〜強がらなくてもいいんですよ?」

ガヴリール「うるっせ…」

ラフィエル「素直じゃないですね〜ガヴちゃんは。その様子だとケンカでもしましたか?」

ガヴリール「………ああ」

ガヴリール「ヴィーネと、ちょっとな…」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 22:35:38.64 ID:/4SBJJoU0

ラフィエル「ヴィーネさんと…なるほど…そうですか…」

ガヴリール「はぁ…」

ラフィエル(あのガヴちゃんとヴィーネさんがケンカ…一体何があったのでしょう)

ラフィエル(ガヴちゃんが泣くぐらいですから、なにか深刻な問題でもあったのでしょうか…)

ラフィエル(それにしても、しおらしいガヴちゃんは可愛いですねぇ)

ラフィエル(母性がくすぐられます!)
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 22:37:59.83 ID:/4SBJJoU0

ラフィエル「うふふっガヴちゃん、今日はたくさん私の胸で泣いてもいいですからね!」

ガヴリール「な、なんでだよ!」

ラフィエル「ガヴちゃんとは昔からの仲ですから!それに、天使学校時代に私の胸で泣いたことあるじゃないですか//」

ガヴリール「なっ!//そ、そんな事……あったわ…」

ラフィエル「ですよね♪」

ガヴリール「あーもう…なんで今そんなこと言うんだよぉ…思い出しちゃったじゃん…恥ずかしい…」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 22:40:12.02 ID:/4SBJJoU0

ラフィエル「ガヴちゃん、可愛かったですよぉ?今もとても可愛いですが」

ガヴリール「や、やめろぉ!///」

ラフィエル「うふふ〜♪」

ガヴリール「ら、ラフィもよく私の胸で泣いてただろ!」

ラフィエル「そ、そうですよ/// 私もガヴちゃんに甘えたかったんですもん!」

ガヴリール「なっ!// 恥ずかしいこと言いやがって…」

ラフィエル「ガヴちゃんの胸は温かくて、よく泣けました!/// 」

ガヴリール「お、おい!」

ラフィエル「あと、ガヴちゃんの方が生まれが早いですから、お姉ちゃんみたいなものですね!」

ガヴリール「こんな小さな姉がいるかよ!」

ラフィエル「ここにいるじゃないですか〜♪」ツンツン

ガヴリール「やめろ!//」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 22:50:20.11 ID:/4SBJJoU0
ラフィエル「うふふっ。そういえば、どうしてケンカしたんですか?」

ガヴリール「それはさ…その…私が…悪いんだけどさ…」ポロッ

ガヴリール「あれ…?おかしいな…」ポロポロ

ラフィエル「ガヴちゃん!」ガバッ

ガヴリール「うっ…ラフィ…大丈夫…だから…」

ラフィエル「無理しないでください…落ち着いて、ゆっくりでいいですから」ナデナデ

ガヴリール「あぅ…」グスッ
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 22:54:23.06 ID:/4SBJJoU0

ラフィエル「ガヴちゃん…」ギュッ

ガヴリール「ラフィ……んっ…」ギュー

ラフィエル「泣いてもいいんですよ?ガヴちゃん、強がらないでくださいね…」ナデナデ

ガヴリール「ううっ………」グスッ




ラフィエル(この感じ…なんだか懐かしいです)

ラフィエル(ガヴちゃんが初めて私の前で泣いた日を思い出します…)

ラフィエル(ガヴちゃんは普段は強く、弱さをあまり見せない方ですから、あの時のことは未だに鮮明に覚えてますね…)

ラフィエル(あれは、確か天使学校の中学生の時でしたかね…)

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 23:05:05.07 ID:/4SBJJoU0
――――――――――――――――――――


天使学校時代


ラフィエル「ふぅ、やっと終わりました。宿題というのは楽じゃないですね」

ラフィエル「ガヴちゃんも、そろそろ宿題終わったでしょうか…」

ラフィエル「暇ですし、遊びに行きましょうかね」


ピカッ


ラフィエル「うっ!」

ラフィエル(この光…神足通?)

ガヴリール「……」シュン

ラフィエル「…ガヴちゃん?」

ガヴリール「………」スタスタ

ラフィエル「ど、どうしたんですか。ガヴちゃん?」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 00:46:41.49 ID:2iOLc+Y2o
ケンカしてメソメソしてるガヴちゃんかわいい
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 01:55:11.78 ID:hqz2A7GEO
ガヴィなのかガラフィなのか或は両方
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 11:41:26.96 ID:NO5Q/KuX0

ガヴリール「………うっ」ジワッ

ガヴリール「ううっ……」ポロポロ

ラフィエル「!? ガ、ガヴちゃん?」

ガヴリール「ラフィぃぃぃ…!!」ダキッ

ラフィエル「ど、どうしたんですか?何があったんですか!? 」

ガヴリール「うっ…うっ…」グスッ

ラフィエル「大丈夫ですよ、ガヴちゃん。落ち着いて、ゆっくりでいいですから何があったか言ってくれませんか?」ナデナデ

ガヴリール「もう少し……このままで…」ギュウッ

ラフィエル「よしよし」ポンポン
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 12:39:52.11 ID:+rniGmz3o
なんかみたことある
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 20:19:57.32 ID:Sxm3GSlO0
ふむ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 22:03:39.33 ID:g2eu9ABAO



ラフィエル「落ち着きましたか?」

ガヴリール「らふぃ……すみません、取り乱してしまって…」

ラフィエル「大丈夫です。ガヴちゃん、何があったか言ってみてください」

ガヴリール「はい…実は……」

ラフィエル「ごくり…」

ガヴリール「姉さんが……私をいじめるんです…!」

ラフィエル「え…?なぜですか?」

ガヴリール「あの人は…私のことなんて…何も考えてないんです…!」

ガヴリール「あの人は…あの人は…!」

ラフィエル「ガヴちゃん落ち着いて!何があったんです?」

ガヴリール「ふー、ふー…!」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 22:17:58.97 ID:g2eu9ABAO
・・・・


ラフィエル「なるほど…つまりテストの点数が悪かったから怒られたのですね」

ガヴリール「怒るだけなら別にいいんです…私も悪かったですから。でも…姉さんはテストの点数だけで、普段の生活にまで文句を言ってくるんです…」

ラフィエル「なるほど…」

ガヴリール「姉さんに、私のなにが分かるっていうんですか…」

ラフィエル「あれ?でもガヴちゃんってテストは90点じゃありませんでしたか?」

ガヴリール「そうです…でも、この点数はなんだと怒鳴られまして…」

ガヴリール「なんで…こんなに厳しいのでしょう…毎日勉強ばかり、遊びにもあまり行けなくなりました…」

ラフィエル「…大変ですね」

ガヴリール「姉さんは…私はこのままじゃ天真家の恥さらしになるって…」グスッ

ガヴリール「頑張って…勉強したのにぃ…!真面目に…やらないからだって…ううっ…!」ブワッ

ラフィエル「そうだったんですか…」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 22:22:53.47 ID:g2eu9ABAO

ガヴリール「ふっ…んん…!」ポロポロ

ラフィエル(酷いことを言いますね…ゼルエルさん…ガヴちゃんのためとはいえ…言い方があるでしょう…可哀想です…)

ガヴリール「……私は、頑張って…じだのにぃ……」ボロボロ

ラフィエル「ガヴちゃん……」ギュッ

ガヴリール「ら、らふぃ…?」

ラフィエル「よしよし、ガヴちゃん」ナデナデ

ガヴリール「んんっ……」ギュー

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 22:40:39.94 ID:g2eu9ABAO

ラフィエル「…私は、いつもガヴちゃんの頑張りを近くで見て、自分も頑張らなきゃ、ガヴちゃんに負けないように、と励まされているんです」

ガヴリール「……え?」

ラフィエル「私はガヴちゃんの頑張りを知っています!たとえゼルエルさんが認めなくても…!」

ラフィエル「私はガヴちゃんの味方ですから!」

ガヴリール「ラフィ……」

ガヴリール「……ありがとう…」グスッ

ラフィエル「ガヴちゃん……今日はたくさん泣いて下さい…胸、貸しますよ?」

ガヴリール「っ………ラフィぃぃ!」ギュゥゥ

ガヴリール「うっ…!ううっ…!」ボロボロ

ラフィエル「どんなことがあっても、私がガヴちゃんを守ってあげますから…!」ギュッ

ガヴリール「……ううっ………うっうっ…」グスッ

ラフィエル「ですから、一人で抱え込まず、もっと私を頼ってください。私はこんなに辛そうなガヴちゃんは…もう見たくありません…」

ガヴリール「うん…うん…!」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 22:42:17.43 ID:g2eu9ABAO
・・・・・・


ガヴリール「んっ………」

ラフィエル「少し、落ち着きましたか?」

ガヴリール「ええ…もっ、もう大丈夫です……///」

ラフィエル「…どうしました?ガヴちゃん、そんなに顔を赤くして」

ガヴリール「らっ、ラフィに、あっ、あんな恥ずかしい事を私は……///」

ラフィエル(あらあら〜♪)

ガヴリール「ごっ、ごめんさないい!///」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 22:44:56.52 ID:g2eu9ABAO

ラフィエル「うふふっ、いいんですよガヴちゃん、とっても可愛い姿が見れましたから♪」

ガヴリール「ううっ///」

ガヴリール「も、もう//意地悪ですよ…ラフィ…」

ラフィエル「あはは〜♪」

ガヴリール「えへへ…///」

ラフィエル(やっぱりガヴちゃんに涙は似合いません。このとっても可愛い笑顔が一番似合ってますね!)






――――


ラフィエル(この時が初めてでしたね。ガヴちゃんが私の前であんなに泣いたのは…)




20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 04:49:54.50 ID:eWv46nFSo
かわいい
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 23:11:24.04 ID:1uTf0blko
清いガヴちゃんが泣いてるの想像したら微笑ましい気持ちになった
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/25(火) 04:02:13.30 ID:vFO/nO1Wo
まだか
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/26(水) 22:58:10.37 ID:XrnThpBKO
――――――――――――――――――――

現在


ラフィエル「ええっ!?味噌汁の具材でケンカした!?」

ガヴリール「うん…ヴィーネがさ、ナスを入れるっていうんだよ…私ナスあんま好きじゃなくて…大根がよかったんだ…」

ラフィエル(く、くだらない…ものすごくくだらないです…)

ガヴリール「ヴィーネのやつ好き嫌いはダメっ!って言って入れたんだ…」

ガヴリール「私…それで文句を言っちゃってさ、ヴィーネを怒らせちゃって…もう作ってあげないわよって言われてさ…」

ガヴリール「そんなことでムキになっちゃて…二度とヴィーネの飯なんて食わねえよっ!って言って飛び出してきちゃったんだ…」

ラフィエル「…で、私の所に来たと…」

ガヴリール「ああ……」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/26(水) 23:04:22.20 ID:XrnThpBKO

ラフィエル「…………」

ガヴリール「……ダメだよな、ヴィーネは私のことを思って作ってくれたのに…私はちょっとムキになって…あんなこと…」

ラフィエル「……ふふっ微笑ましいですね」

ガヴリール「え?」

ラフィエル「ガヴちゃんとヴィーネさん、まるで親子みたいです」

ガヴリール「そ、そうかなぁ…」

ラフィエル「もちろんガヴちゃんが子供ですよ?」

ガヴリール「な、なにっ!」

ラフィエル「うふふっ」

ラフィエル「そんなことでケンカするなんて、とても微笑ましくて、笑っちゃいますよ」

ガヴリール「…うん、くだらないよな…」

ラフィエル「正直に言いますと、とてもくだらないです!」

ガヴリール「やっぱ…悪いのは私だよな…」

ラフィエル「どっちもどっちだと思いますけどね」

ガヴリール「うー…」

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/26(水) 23:07:13.81 ID:XrnThpBKO

ラフィエル「多分、ヴィーネさんのことだから今頃すごく後悔して、どうやって謝ろうか考えていると思いますよ」

ガヴリール「そうかなぁ…」

ラフィエル「間違いありません!」

――――――

ヴィーネ「へくちっ! ……ううっ誰か噂でもしてるのかしら?」ズルズル

ヴィーネ「それより…うぅっ…」ウルッ

ヴィーネ「ああ、どうしようどうしようガヴにひどいこと言っちゃったなんて謝ればいいんだろうガヴごめんなさいごめんなさいガヴがいなくなったら私……私…」オロオロ

ヴィーネ「ガヴ…怒ってるかな…?」グスッ

ヴィーネ「なんで私…あんなこと…」ウルウル

ヴィーネ「ガヴぅ…」

ヴィーネ「ごめんなさい……」

ヴィーネ「……明日、直接会ってちゃんと謝りましょう! ガヴ…許してくれるかな…?」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 05:03:33.34 ID:NjveOn27o
くだらな過ぎてかわいい
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/27(木) 23:25:12.36 ID:/dVcqjZh0
――――――


ラフィエル「で、ガヴちゃんこのあとどうします?良かったら泊まっていきませんか?」

ガヴリール「い、いいのか?」

ラフィエル「いいですよ〜♪明日休みですし」

ガヴリール「そっか…悪いな、なんか」

ラフィエル「こんな可愛いガヴちゃん、ほっとけませんよ〜」ナデナデ

ガヴリール「な、撫でるな///」

ラフィエル「照れてるところも可愛いです♪」

ガヴリール「むー…///」

ラフィエル「うふふっ♪」

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