【艦これ】鎮守府に商店街をつくろう【安価】

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84 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/10(木) 22:22:05.37 ID:ruYDhYkCo
すみません>>83の利根のコンマが間違っていました
正しくは57で、釣具店の質は111+83+57=251です
85 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/10(木) 22:29:29.45 ID:ruYDhYkCo
提督「それで、村雨は魚市場も開きたいそうだが、他のみんなはどんな事がやってみたいんだ?」

曙「……そうね、私は釣り教室を開こうと思ってるわ。同じ趣味の仲間が増えたらやっぱ嬉しいし」

曙「釣りは良いわよ。……クソ提督は知らないと思うけど、艦娘にとって海ってのは戦場なわけだし、海が嫌いっていう娘も意外といるんだけど……」

曙「そんな私たちにとって怖くて危険な海も、釣り糸を垂らしている間だけは穏やかな顔を見せてくれるの。それに、釣りは四季折々の――」ペラペラ


提督「……潮はどうなんだ?」

潮「わ、私は曙ちゃんについてきた感じなので、決まってなくて……すみません」

雷「大丈夫、釣りに詳しくなってきたら、きっと自然とやりたい事が見つかるはずよ!」

村雨「そうね。せっかく釣りに興味を持ってくれたんだし、手取り足取り教えてあげる♪」

潮「お、お願いします!」


雷「ちなみに、私は最近磯釣りに力を入れてるから、磯釣りのコーナーを作ろうと思ってるわ!」

利根「吾輩はそうじゃな……特に無いのじゃが、強いて言うなら売り子をしてみたくてな!」



提督「よし、大体の方針はこれで決まったが、店舗の完成まではだいたい1ヶ月くらいかかる予定だ」

提督「釣具については、釣具協会に要請したら『釣りを楽しめるのは艦娘の皆さんのおかげ』と、格安で提供してくれる事になった」

村雨「艦娘冥利に尽きるってものね♪」

利根「なんと!泣かせることを言ってくれるのう」

提督「釣具協会の全面協力があるから品揃えに関しては心配する必要はないが、その分釣り教室や魚市場の方に力を入れて欲しい」


提督「それから、喫茶店の時にも話したんだが、この店は艦娘にとっては世界で唯一の釣具店になるだろう」

提督「鎮守府中の艦娘を釣り好きにするくらいの気持ちで頑張ってくれ!」

一同「はい!」



曙「――知識と、それに基づいた準備、そして技術によって魚を陥れる……その瞬間がたまらないの!!釣りは頭脳戦と言っていいわ。だからクソ提督にも案外向いて――」ペラペラ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 22:37:52.48 ID:GmVBIUuLo
あいつ釣りのことになると早口になるの
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 23:19:24.49 ID:nCT/M2uVo
この釣り曙どこかで見たような・・・
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 23:22:58.34 ID:HgOaT1PYO
オキアミ…?大井っちとかが釣れる…?
89 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/10(木) 23:29:01.97 ID:ruYDhYkCo
――開店一週間前――


提督「それじゃあ、一応視察という形でいろいろ見させてもらおうか」

吹雪「わぁ……!こうして釣り竿が並んでると、釣具店って感じがしますね!」

曙「もはやこの店は、私たちにとって天国みたいなものよ」

村雨「さっすが釣具協会。こんな小さなお店なのに品揃えはいい感じね♪」

潮「この釣り竿なんて、定価で買うと40万円もするそうです。ここだと5万円ですけど……」

提督「値段を聞くと、触ることすらためらってしまうな」



雷「司令官、こっちよ!」

提督「あぁ、ここが雷の磯釣りのコーナーか」

雷「じゃーん、見て見て司令官!商品のレイアウトにもこだわってみたの!」

提督「確かに分かりやすいが……そもそも磯釣りってのは、他の釣りとどんな差があるんだ?」

雷「良い質問ね司令官!磯釣りは磯……岩だらけの海岸で釣りをすることよ。エサが多いから魚がよく釣れるわ!」

雷「その代わり、足場がゴツゴツしていて波もあるからとっても危険って言われているの」


雷「でも艦娘なら、自分で海の上に立って磯釣りが出来るから全然平気よ!」

雷「それに、遠征先はあまり整備されてない場所だと磯も多いから、私たち駆逐艦には磯釣りする機会が多いのよ!」

提督「なるほど、艦娘にとってはデメリットが無いのか」

雷「そうそう。だから司令官は磯釣りはしちゃダメよ?……もし司令官に何かあったら大変だもの」

提督「大丈夫さ、俺も立場的に危険なことはしちゃいけない事になってるし……」


提督「それに俺は磯で釣る事より、磯を掘る事の方が慣れてるからな」

雷「……?」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 23:29:56.48 ID:4BIjgeiXO
あらやだやらしいとか思ってしまった
91 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/10(木) 23:48:57.40 ID:ruYDhYkCo
提督「次は曙の釣り教室か。前に熱く語ってたのを見るに、生徒たちが引かないか心配だが……」

村雨「私も心配だったんだけど、潮ちゃんのおかげで教えるのも上達したみたい」

村雨(でも、提督が相手だとちょっと難しいかも……)


曙「い、いらっしゃいクソ提督!今日は私が釣りのイロハをみっちりと教えてあげるから……///」

曙「あと、私のことはせ、先生って呼びなさい!!」

提督「いや、艦娘向けの釣り教室なんだし、今回は俺に教える必要はないぞ」

曙「えっ……?」

村雨「えっ……?」


提督「その代わりに吹雪に教えてやってくれ。幸い、釣りに少し興味があるらしい」

吹雪「えぇっ?!」

提督「俺は教えてるところを見せてもらって、その後は村雨の魚市場を見せてもうから」

曙「…………」


曙「そう、よーくわかったわ。確かにその通りよね」

曙「さーて吹雪、『ちょっと予定が変わっちゃったけど』今日は私が釣りのイロハをみっちりと教えてあげるから!!」ニコニコ

吹雪「ひいいぃぃぃ!!」

村雨(曙ちゃん、目が笑ってないよ……)
92 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 02:16:06.22 ID:CFeUC4D5o
提督「ちょっとスパルタ気味だが曙も上手く教えてるみたいだし、そろそろ村雨の魚市場を見せてもらおう」

提督「どれどれ……冷凍庫に生け簀、魚をシメるための道具も一通りと、結構立派な設備がそろってるな」

村雨「女の子と魚は鮮度が命ってね♪」

利根「設備が良くても、肝心の魚がどの程度集まるかどうか次第じゃがのう」

提督「そこは潜在的な釣り好きがどれくらいるかと、曙の腕次第だな」


村雨「でも、釣りが好きな娘は結構多いから、お店がオープンすればブームだって起こせそうよ」

提督「そう言えば深雪と朧が一緒に釣りをしてるところはよく見るな」

利根「まぁ、他に野外での娯楽が無いというが大きいのじゃが……」

村雨「確かにそうだけど、釣りという選択肢が残されていたのは幸運よねぇ♪」



提督「とにかく、魚市場に関しては開店までに少しずつ魚を集めておくしかないだろう」

村雨「生け簀がガラガラってのも寂しいものね」

利根「だな!!という訳で、今から釣ってこようと思うのじゃが……」

提督「いや、その前に一ついいか?」

村雨「なになに?」

提督「一通り見て思ったんだが、↓2」(コンマの数値が喫茶店の質に加算されます)


@「せっかく新鮮な魚が集まるんだし、刺し身や海鮮丼を食べられるように出来ないか?」
A「村雨の言ってた漁をするための網が売ってなかったが、漁はしないのか?」
B「釣り初心者向けに、釣り堀を作ってもいいかもしれない」
C「その他・自由」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 02:20:51.95 ID:lCP8Hl/Yo
文月
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 02:23:54.38 ID:3GGiTObuo
3!
95 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 03:37:02.29 ID:CFeUC4D5o
釣具店の質:251+38=289


提督「釣りの初心者向けに、ちょっとした釣り堀を作ったらどうかと思ってな」

利根「釣り堀じゃと?」

提督「やはり、釣りは釣れないと面白くないはずなんだが、初心者にとっては小魚一匹でも釣るのは難しいと思うんだ」

提督「釣具店がオープンして、せっかくだからと釣りに興味がなかった娘も挑戦するかもしれないだろう?」

提督「その時に一匹も釣れないとなると、釣りを楽しめなくてそのままやめてしまう可能性だってある」

村雨「でも、釣り堀があれば入れ食いだし、楽しく釣りを学べる……そういう事?」

提督「その通りだ」


利根「しかし、入れ食いになるほどの釣り堀となると、相当の魚が必要になるはずじゃ」

利根「生け簀すら空っぽに近いというのに、どうやって魚を集めるつもりじゃ?」

提督「……実はいい考えがある」

村雨「……?」
96 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 03:39:27.67 ID:CFeUC4D5o
――三日後・鎮守府近海――


利根「吾輩が遠征に参加するのは随分と久しぶりな気がするのう。しかもドラム缶を満載とは……」

潮「でも、この辺りを遠征で通るのは初めてです。潜水艦が多くて危険な海域ですし……」

曙「一体どういうつもりかしら、もし被雷したらどうすんのよ」

ピーピー

雷「……電探に反応があったわ!数は中型艦が1、小型艦が3よ!」

村雨「でもこの感じ、味方の艦隊みたいだけど。もしかして……」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


雷「見て、魚がたくさん浮いているわ!」

村雨「やっぱりそうね。大鷹さんたちの対潜艦隊が哨戒任務中だったのかしら」

潮「なるほど、爆雷の衝撃でお魚さんが気を失って浮いてきたんですね!」

曙「けど、発破漁は法律で禁止されてるはずよね……?」

利根「だからこそ、提督は何も言わなかったのかも知れぬな」

利根「提督の落ち度で遠征は失敗。我輩たちはその道中、偶然気絶しておった魚を拾っただけ、という事なんじゃろう」

曙「う〜ん、釣り好きとしては納得いかないわ……」

村雨「ほら、釣りと漁はちがうから。ねっ?」

雷「でもこれで、釣り堀に入れる分には困らなさそうね」
97 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 03:51:55.86 ID:CFeUC4D5o
――開店当日――


吹雪「喫茶店の時ほどではないですけど、かなり賑わってますね!」

提督「特に駆逐艦と大型艦が多いな。遠征先での釣りが流行ってるらしいから駆逐艦は分かるが……」

吹雪「大型艦のみなさんは釣りというより、魚市場が目当てのようですね」

提督「まぁ、そういう目的で作った訳だしな」


利根「おぉ、提督か。ちょうどよい所に来てくれた!」

提督「どうした、何かあったのか?」

利根「実はちょっとした問題が発生してな……その対応に追われておるのじゃ↓3」(コンマの数値が喫茶店の質から減算されます)


@「虫系のエサをみた艦娘がショックで気絶してしまったようでな」
A「魚市場の魚が取り合いになり、そのまま喧嘩に発展してしまったのじゃ」
B「ある艦娘が釣り堀の魚をほとんど釣ってしまったおかげで困っておるのじゃ……」
C「その他・自由」
98 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 03:53:53.33 ID:CFeUC4D5o
安価だけ取って今日はおしまいです
加古も村雨も書くのが難しいのですが大丈夫でしょうか?

あと、イベントが始まったようですね
一緒に頑張りましょう
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 03:57:23.09 ID:/1HWzDzl0


乙です
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 04:04:54.92 ID:H9BfqDhVO
乙です。
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 07:09:07.06 ID:hsimytRT0
トラブルがいちいち致命的だ
102 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 10:40:35.37 ID:CFeUC4D5o
釣具店の質:289-92=197


利根「曙が釣り教室で教えている間に、何者かが釣り堀の魚をほとんど釣ってしまってのう」

利根「いや、あれ程の数の魚が居なくなったのじゃ。漁と言ったほうが正しいかも知れぬな」

村雨「そこに曙ちゃんから一通りレクチャーを受けて、実際に釣りを体験しにきた艦娘たちがやってきて……」

提督「釣る魚が居なくて困っているわけか」


提督「ところで、釣り教室の生徒達は今どうしてるんだ?」

利根「今は鎮守府の埠頭で釣りをしておるが、軍の設備なのもあって整備されすぎていてのう」

提督「なかなか苦戦しているわけか……」


提督(今から潜水艦掃討作戦を行うのは難しい。急すぎるし、釣り堀のためだけに出撃させるわけにはいかない)

提督「……とりあえず利根は、釣りが上手い艦娘に事情を説明して、釣り堀に入れる魚を釣ってもらってくれ」

利根「分かった!じゃが、提督はどうする?」

提督「釣り堀で漁をした艦娘を探し出して、魚を取り返す。二人は誰が犯人か心当たりはあるか?」


村雨「他の娘から聞いたんだけど、↓2が大量の魚を運んでるのを見たって」(1〜3人まで)
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 10:42:25.08 ID:YvseU1lEo
秋津州
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 10:42:31.38 ID:Cjm3lkMLo
赤城
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 10:52:28.62 ID:bR/OFLP40
大鯨
106 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 10:53:41.01 ID:CFeUC4D5o
村雨「他の娘から聞いたんだけど、赤城さんが大量の魚を運んでるのを見たって……」

提督「……赤城か。一航戦は二人揃って何やってるんだか」

提督「とにかく、あれだけの魚を鎮守府内に隠すのは難しいはずだ。手分けして探そう!」

村雨「はいはーい!村雨の、ちょっと怖いとこ見せてあげる♪」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督(あの温厚な村雨も流石に怒っていたな。先に俺が見つけないとどうなる事か……)

提督(……あれは!!)


提督「ようやく見つけたぞ、赤城!!」

赤城「……?!」

提督「一体こんなところで何をしているんだ?」

赤城「実は……↓2」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 10:56:39.64 ID:YvseU1lEo
魚が大量に手に入ったので下処理しようかと
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 10:57:24.26 ID:lhnl+x0ZO
内緒で漁に出てました
109 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 11:51:33.10 ID:CFeUC4D5o
赤城「じ、実は、内緒で漁に出ていたんです!」

提督「……なるほど、なかなかの大漁じゃないか。一体どこで漁をしていたんだ?」

提督「まさか、初心者向けと看板が立ててある釣り堀で漁をしたんじゃないだろうな?」

赤城「↓2」


@「申し訳ありません、私がやりました……」
A「私ではありません、おそらく深海棲艦がやったんだと思います」
B「その他・自由」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 11:52:34.07 ID:I/Tj4GjWo
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 11:54:31.07 ID:bxN2GjPiO
B加賀さんと一緒にやってました
112 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/11(金) 12:14:37.89 ID:CFeUC4D5o
赤城「申し訳ありません、あまりに美味しそうに泳いでいたので魔が差して……」

提督「これだけの量を一人でとは思えないが、赤城一人でやったのか?」

赤城「いえ、加賀さんも一緒でした」

提督「やっぱりか。一航戦は優秀だが、食べ物が絡むと途端にポンコツになるな……」

赤城「……ぐうの音も出ません」

提督「腹の音がぐうぐう鳴ってるからこういう事をしてしまうんじゃないのか?」

赤城「……」ぐうぅ〜


提督「……ともかく、大漁の魚の中から数匹とかなら分からんでもないし、俺も村雨たちも目をつぶったろう」

提督「だが、いくらなんでもやりすぎだ。ほとんど釣り堀に残ってなかったじゃないか」

赤城「気付いたら全部釣り上げてしまっていたんです」

提督「それに、こんなに大量の魚を加賀と二人でどうするつもりだったんだ?」


赤城「↓2」


@「私と加賀さんで全部食べるつもりでした。余った分は干物にしようかと」
A「商店街に寿司屋を開いてみたいので、その練習をするつもりだったんです」
B「全部釣るつもりはなかったので、何匹か拝借したら釣り堀に戻すつもりでした」
C「その他・自由」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 12:15:57.04 ID:r6cB+ZoRO
2
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 12:17:23.00 ID:PCb/crTXO
3
115 : ◆df7m4bsNCU [saga sage]:2017/08/11(金) 14:01:06.34 ID:CFeUC4D5o
ちょっと上手くまとまらないので一旦休憩させてもらいます
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 15:24:45.59 ID:C6Bi95W4O
竜田ww
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 16:01:35.57 ID:vdpffkc2o
ゆっくりでいいよ
待ってます
118 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/12(土) 02:03:09.82 ID:CLEV/sW6o
赤城「本当はこんなに釣るつもりはなかったんです!でも、気付いたらこうなっていて……!」

赤城「なので、その……何匹か拝借したらコッソリと釣り堀に戻そうと……」

提督「よーく分かった。だが、魚が死んでしまう前に早く釣り堀に戻すんだ」

赤城「でも私たちの分がまだ……」

提督「……は?」

赤城「今すぐ戻してきますっ!!」ダダッ


提督「それから、そこで様子を伺っている加賀」

加賀「……!!」

提督「なるほど、自分たちの分を確保するためにバケツを取りに行ってたわけか」

加賀「えぇ、その通りです」


提督「……加賀が商店街に関してトラブルを起こすのはこれで二回目だな」

提督「それに、前回とは違って今回は明らかな悪意がある。処罰を与えなければならない」

加賀「……その覚悟はできているわ。懲罰房行きは免れないでしょうから」

提督「いや、懲罰房には入らなくていい」

加賀「ではどのような処罰を……?」


提督「加賀は4ヶ月、赤城は3ヶ月の間、商店街の利用を禁止する」

加賀「……?!!!」大破
119 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/12(土) 02:04:54.82 ID:CLEV/sW6o
――閉店後――


村雨「どうやら、赤城さんと加賀さんが釣り堀を荒らした犯人だったみたい」

雷「一緒の艦隊だと頼れる大人の女性って感じなのに、どうして食べ物が絡むとこうなるのかしら?」

利根「我を忘れとったそうじゃが、ここまで来ると品性を疑ってしまうな」

曙「ホント、呆れたものだわ。本当は文句の一つでも言ってやろうと思ってたけど――」


赤城「…………」大破


曙「あんな姿を見せられたら、もうどうでも良くなっちゃったわよ……」

潮「真っ白に燃え尽きちゃってますね」

村雨「商店街の利用禁止を言い渡されたショックが大きかったみたい」

雷「こればっかりは、流石に自業自得よ」
120 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/12(土) 02:06:08.14 ID:CLEV/sW6o
曙「でも、釣り教室で釣り堀が使えなかったのは痛かったわね……」

利根「我輩たちは魚との駆け引きや、事前の準備まで含めて楽しめるから良いものの……」

潮「私みたいな初心者は、釣り糸を垂らして魚を釣る、くらいしか分かりませんから」


雷「あと、村雨さんの魚市場はどんな感じだった?」

村雨「開店前に魚を集めておいたのもあって、なかなかいい感じよ♪」

村雨「特に鳳翔さんからは、自分のお店で使いたいから贔屓にさせて欲しいってお願いされちゃった♪」

利根「鳳翔の店でここの魚が出るのか!これは一度食べに行ってみなくてはならんのう……」

村雨「ただ、供給が艦娘頼りだし、安定するかどうかが心配ね」

曙「釣り教室で、釣り好きの娘が増えれば良いんだけど……」
121 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/12(土) 02:07:17.07 ID:CLEV/sW6o
提督「すまんみんな、加賀をドックに運んでいたら遅くなってしまったよ」

一同「お疲れさまでーす!」

提督「お疲れさま。でも、結構大きなトラブルもあったし、みんなこそ疲れたんじゃないか?」

曙「ほんと、最初はどうしようかと思ったわよ……」


提督「まぁ、この件に関しては明日の朝礼でもしっかり説明するつもりだ」

提督「今回の釣り教室の生徒たちが釣り堀を利用するかもしれないから、その時はまた教えてやってくれ」

曙「それは任せておきなさい、クソ提督!」



提督「さて、ここからが本題なんだが、実はこの店の評価についてアンケートを取ってもらったんだ」

提督「今からこのアンケートを参考に反省会をしてもらおうと思う」

利根「名前が書いていないという事は、客の本音が聞けるというわけか……」

村雨「これはちょっと、緊張するわよね……」

吹雪「アンケートには点数と感想だけが書いてあります。一枚ずつ見ていきましょう!」


アンケート内容↓1〜5
コンマではなくお好きな点数(1〜100点)とその理由や要望を書いてください
ただし、最高得点と最低得点を除いた2〜4番目に高い得点のみがお店の質に加算されます
122 : ◆df7m4bsNCU [saga sage]:2017/08/12(土) 02:12:03.61 ID:CLEV/sW6o
今日は安価だけ取らせてもらっておしまいにします
このレスの分安価先は1ずつ下にずらすという形でお願いします
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 02:34:37.92 ID:tvROtfMW0
80
魚市場と聞くと怖い感じがしていたのですが、利根さんで和みました。持ち込むのも抵抗なくできそうです
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 02:51:44.04 ID:T6Joce8r0
75
意外とカラフルで見てるだけでも面白いかも。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 02:55:38.88 ID:sGNUBWXB0
70点
色々な釣具が簡単に手に入るようになって良かったです
自分で釣ったお魚と一緒に飲むお酒は最高でした
もうワイン6本飲みきっ(ぐちゃぐちゃな字でここで文字が終わっている
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 03:21:12.25 ID:BC8RlmgBO
80点
じっくり待つのも結構楽しいかも
ゆる〜くやりたいね
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 06:13:57.39 ID:4ntGRpXeo
45
釣り堀で釣りたかった……わざわざ休みまで出撃みたいに海に出たくない……
128 : ◆df7m4bsNCU [saga sage]:2017/08/12(土) 17:27:43.84 ID:CLEV/sW6o
釣具店の最終評価:197+80+75+70=422


『魚市場と聞くと怖い感じがしていたのですが、利根さんで和みました。持ち込むのも抵抗なくできそうです』

潮「この人の気持ち、とっても分かります! テレビだとすごい早口で魚の取引をしてたので……」

曙「確かに大きな市場の競りはハードルが高いわね。数秒で取引が終わっちゃうもの」

利根「速さを重視しすぎて、お経みたいになっておるしな」

提督「そういう意味では、売り子が利根だと馴染みやすくていいだろう」


提督「それから、今日は魚の持ち込みはあったのか?」

村雨「ん〜、初日だったのもあってそこまでね。でも、持ち込みたいって娘はそれなりって感じよ♪」

雷「深雪なんて、これからは釣り一本で食っていくって言ってたわ!」

提督「それは本末転倒だなぁ」



『意外とカラフルで見てるだけでも面白いかも』

村雨「釣りに詳しくない娘からすると、釣具店はこんな風に目に映るのかしら?」

潮「疑似餌や仕掛けは見てるだけでも面白いですから」

吹雪「確かにワクワクしますよね。見たことがないものがたくさんあって」


利根「じゃが、カラフルなのが良いと言っても、さまざまな商品が並んでいるからそう見えるに過ぎん」

利根「もっと艦娘が好みそうな、可愛らしい商品を増やしても良いかも知れぬな」

曙「それは良いアイデアね!」
129 : ◆df7m4bsNCU [saga sage]:2017/08/12(土) 17:30:00.48 ID:CLEV/sW6o
『色々な釣具が簡単に手に入るようになって良かったです。自分で釣ったお魚と一緒に飲むお酒は最高でした。もうワイン6本飲みきっ――』

雷「これ、誰が書いたのかなんとなく分かっちゃうわね」

曙「なんとなくどころか確定してるわよ」


村雨「でも、ワインを飲みたくなる気持ちは分かるかなー」

潮「イタリアの魚料理は、白ワインによく合うそうですからね」

村雨「私はお刺身のほうが好みだけど、アクアパッツアやカルパッチョもお酒も進みそうよねぇ」

利根「それにしても、6本はどう考えても多すぎるぞ……」


雷「でも、釣りは食べる楽しみ方も醍醐味のひとつよね」

提督「自分で料理ができなくても、鳳翔さんの店がここの魚仕入れるみたいだし」

村雨「それなら、魚料理を振る舞うイベントをやってみてもいいかも!」

吹雪「そうですね、そこから新鮮な魚の良さを知って貰えれば、釣り好きになってくれるかも!」

潮「まさに一本釣り……なんて。えへへ……」
130 : ◆df7m4bsNCU [saga sage]:2017/08/12(土) 17:31:05.97 ID:CLEV/sW6o
『じっくり待つのも結構楽しいかも。ゆる〜くやりたいね』

曙「私は釣りの良さは、やっぱり魚との知恵比べなところだと思うけど……」

雷「良いじゃない、私はこういうのも好きよ?」

提督「一般的には釣りはこっちのイメージが強いしな」

利根「最初のうちはゆったりやる方が楽しいのかもしれぬな」


村雨「でも、ゆる〜くって言われると、初雪ちゃんや望月ちゃんが並んで釣りをしてるところを想像しちゃうわ」

提督「魚がかかっても気づかなさそうだが……」



『釣り堀で釣りたかった……わざわざ休みまで出撃みたいに海に出たくない……』

曙「……そういうのは、そこに転がってる赤いのに言って欲しいわね」ゲシッ

赤城「…………」


利根「しかし、みながみな海に出て釣りをしたいという訳ではないようじゃな」

雷「私たちには考えが及ばなかったけど、手軽さっていうのも重要なのかしら」

村雨「そうね、それなら釣り堀も広くして、種類も豊富にしたほうがいいんじゃない?」

曙「いっその事、養殖にも手を出しても良いかもしれないわね」
131 : ◆df7m4bsNCU [saga sage]:2017/08/12(土) 17:31:37.14 ID:CLEV/sW6o
雷「今回のアンケートの平均点は70点よ。なかなか良い感じじゃない!」

曙「釣り堀で泥棒騒ぎがあったのを考えるとかなり好評よね」

潮「あれは私たちも被害者だったから……」


提督「だが、反省会で改善点も見えてきたし、これからが楽しみだな」

利根「釣具店というよりは、海産物全般を取り扱う店になってしまっておるが……まぁいいじゃろう!」

村雨「そうね、これからもちょっといい……じゃなくて――」

村雨「みんなにステキなお店、みせてあげる♪」



店舗:釣具店
店長:村雨(適性:81+30=111)
店員:曙(適性:83)、利根(適性:51)、雷、潮
釣具店の質:111+83+57=251

改善点:釣り初心者向けに釣り堀を作る(38)
トラブル:赤城と加賀が釣り堀の魚をほとんど釣ってしまった(-92)
アンケートの評価:平均70点(加算分は80+75+70=225)

最終評価:422点
132 : ◆df7m4bsNCU [saga sage]:2017/08/12(土) 17:45:59.49 ID:CLEV/sW6o
提督「釣具店はあの後、料理イベントや釣り堀の拡充も行っているみたいで順調のようだ」

提督「だからこそ、釣り堀での騒ぎがもったいなく思ってしまうな」

吹雪「なんだかんだ言って尾を引いてしまってますからね」


提督「よし、大きなトラブルが無いことを祈りつつ3件目の案を見てみよう」

提督「次の案は……↓2で、店長は↓4だ」


↓2:どのようなお店か(例:純喫茶、釣具店、映画館など)
↓4:艦娘名(コンマによって能力が決まります。店長補正+30)


各店舗の評価
1. 422点 釣具店
2. 395点 純喫茶

現在の鎮守府の所属状況
酒保:明石
甘味処:間宮、伊良湖
小料理屋:鳳翔
純喫茶:加古、金剛、龍田、サラトガ、比叡
釣具店:村雨、曙、利根、雷、潮

商店街への出入り禁止:赤城(1回休み)、加賀(2回休み)
※お店は掛け持ちできません、また、既存の店舗に近い内容の案はボツになる可能性があります
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 17:48:51.82 ID:4ntGRpXeo
マッサージ店
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 17:50:08.35 ID:dzh8cYlmO
書店
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 17:50:56.38 ID:4ntGRpXeo
8
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 17:51:00.64 ID:UP6LQ1S1O
雲龍
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 17:51:20.84 ID:kZIxXmm0O
春風
138 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/12(土) 18:24:23.99 ID:CLEV/sW6o
店舗:書店
店長:雲龍(適性:64+30=94)


提督「三軒目の案は書店で、店長は雲龍か。なんていうか、ものすごく似合いそうだな」

吹雪「そうですね。掴みどころのない方ですが、本とかは読んでそうですし」

提督「読んでそうってだけで、実際に何をしてるかは分からないが……」

提督「まぁ、書店なら変なことにはならないだろうが、一応話を聞いてみよう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「というわけで、次は書店を商店街に作ろうと思っているが、その店長を雲龍に任せたいんだ」

雲龍「そう……嬉しいわ。私に任せてくれるのね」

提督「そのつもりなんだが……書店というのは、多種多様なジャンルの本を扱う必要がある」

提督「すべてのジャンルを網羅する必要はないが、雲龍はどんなジャンルの本に興味があるんだ?」

吹雪「イメージだけだと小説を読んでそうですが……」


雲龍「そうね……↓2」


@「吹雪さんの言うとおり、小説はよく読むわね」
A「意外と思われるかもしれないけど、漫画が好きなの」
B「恥ずかしながら、可愛らしい絵本を読むのが好きで……」
C「その他・自由」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 18:25:32.71 ID:ce1F4SlXo
3
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 18:26:43.90 ID:UP6LQ1S1O
3
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 18:27:09.91 ID:LkQ5wuuPO
3
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 18:42:41.93 ID:HwMtqavgO
かわいい(かわいい)
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 22:47:57.35 ID:X+dQGowV0
雲龍さん、秋雲さんのは絵本じゃないのです
144 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/13(日) 00:52:58.23 ID:oi+UmKoqo
雲龍「子供っぽいと思われるかもしれないけど、実は、可愛らしい絵本を読むのが好きで……」

提督「別におかしくはないと思うぞ? 大人でも独特の世界観に魅了される人は多いらしいし」

吹雪「気軽に読めるのも良いですよね」

雲龍「そう、よかった……」


提督「それと興味本位で悪いんだが、雲龍はどんな絵本が好きなんだ?」

雲龍「そうね、最近だと『まんぷくあおむし』という本が気に入っています」

吹雪「どんなお話なんですか?」

雲龍「そうですね、あらすじは――」


あるところに、いつも食べてばかりのあおむしがいました
あおむしは食べてばかりだったので、いつもおなかがいっぱいです

ある日、あおむしが食べものをさがして歩いていると
ほかのむしたちが、なかまのために食べものをたくさんあつめているではありませんか

おなかがすいてがまんできなくなったあおむしは
ともだちのあかむしといっしょに、食べものをぬすんで食べてしまいました

すると、それを見ていた大きな鳥がやってきて、こう言いました
『そんなことをしなくても、かってに食べものがおちてくるところがあるよ』

それをきいたあおむしとあかむしは、こう言います
『そんなすてきなところがあるなら、今すぐつれて行ってよ!』

それをきいた鳥さんは、あおむしとあかむしを食べてしまいましたとさ


雲龍「――という話です」

提督「……どこかで聞いたような話だな」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 00:54:26.98 ID:XNq2MO8FO
はらぺこあおむしかと思ったら違った
146 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/13(日) 00:55:33.99 ID:oi+UmKoqo
雲龍「他にも、友達に誘われて別の国に引っ越してきた二人の女の子が、その国で生活をしていると」

雲龍「気づいた頃には、元いた国の言葉を忘れてしまう『ぷりとぐら』という本もおすすめです」

提督「そうか、少し気になるから機会があれ読んでみるよ」


提督「しかし、雲龍は艦載機意外に興味は無いとおもってたが、ここまで絵本について情熱的に語れるとはな」

提督「雲龍は真面目だし、書店の店長を任せる分にはいいが、他のジャンルに詳しいスタッフを用意する必要がありそうだ」

雲龍「ですが、あの……実は、私には本好きの仲間がいなくて……」

提督「確かに雲龍はいつも一人でいるイメージがあるな」


提督「よし、それなら秘書官の吹雪に何人か見繕ってもらおうか。吹雪なら交友関係も広いだろうし」

吹雪「分かりました。思い当たる娘に声をかけてみます!」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


吹雪「司令官、書店で働いてみたいという娘が集まりました!」

吹雪「↓1〜4」


↓1〜4艦娘名+書店での担当ジャンル(被った場合は安価下となります)

(コンマが能力になりますが、店長を入れてコンマ上位3人の能力がお店の質に反映されます)


明日は朝早いので今日はこれでおしまいです
書くのが遅いため、安価スレなのにテンポが悪く申し訳ありません
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 00:57:28.01 ID:n0KXG9t4o
おつ
ハチ
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 00:59:41.09 ID:27YlilkT0

安価なら香取がレジ打ち
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 00:59:46.59 ID:ALRZGySAO
霧島
ハードカバー全般
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 00:59:52.21 ID:SPgjfWlw0
漣 漫画担当
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 01:00:52.88 ID:XNq2MO8FO
だから担当ジャンルをさ

古鷹 少女マンガ
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 01:02:07.26 ID:27YlilkT0
あ、担当ジャンルだったか
可能なら香取は小説で
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 01:02:11.55 ID:n0KXG9t4o
ごめん担当抜けてたね
外国語(主にドイツ語)の小説で
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 02:04:51.64 ID:Ljm8+uGi0
霧島以外全く頼りにならねえ!
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 02:14:10.89 ID:ALRZGySAO
本当に【働いてみたい】艦娘達になったな、まぁここからだ……。
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 09:15:02.86 ID:2ec941GJO
霧島の胃壁が試される
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 09:24:20.38 ID:orZccy05O
有能な店主が切り盛りしてくれるから…
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 01:35:57.44 ID:IqhNdjqo0
人これを烏合の衆という
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 01:38:55.74 ID:G7YJpIohO
古鷹が現れるのが少し遅かったな
160 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/14(月) 13:24:07.68 ID:PRfC2VwDo
書店の質:94+59+21=174

雲龍:94 絵本
霧島:59 ハードカバーの書籍全般
漣 :21 漫画
香取:9 小説
伊8:1 外国語(主にドイツ語)の小説


提督「おおっ、一人を除いて本が好きそうな艦娘が集まったな。よくやったぞ、吹雪!」

吹雪「なかなかのメンバーだと思います!」

漣「失礼な!漫画だってちゃんとした本ですからっ!」

提督「でも、漣が本好きのイメージかって言われるとそうじゃないかなぁ」

漣「それは否定できねぇ……」



提督「さて、まずは一人ずつどんな本のジャンルが好きかを聞いていきたいんだが……」

提督「まずははっちゃんから。っていっても、やはりドイツ語の本か?」

伊8「そうですね。でも、最近は海外出身の艦娘も多いですし……」

伊8「なので、ドイツ語の本だけでなく、さまざまな言語の本を取り扱いたいですね」

提督「最近はいろんな国出身の艦娘が増えたからな」

伊8「はい。みんなが楽しめるように、色んな本を取り揃えたいですね」



提督「次は香取か。ビジネス書や資格の本を読んでそうなイメージだが……」

香取「……残念ながら、艦娘にはそれらの知識は必要ありませんからね」

香取「私がよく読むのは小説です。これでもそれなりに詳しい方だと自負しています」

提督「そうか、なら小説については大丈夫そうだな」

香取「はい、お任せください」


提督「それから、小説と言ってもさまざまなジャンルがあると思うが、香取はどんな作品が好きなんだ?」

香取「そうですね、私は多少マイナーな作品の方が好みなのですが……」

香取「でもご安心ください。そう言えるのは、メジャーな作品を知っているからこそです」

提督「そうだな。小説は作品数も多くて大変だろうが頑張ってくれ」
161 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/14(月) 13:25:29.57 ID:PRfC2VwDo
提督「絵本、海外の書籍、小説と来たが、霧島はどんな本が好きなんだ?」

霧島「ハードカバーの書籍全般です」

提督「えっ?」

霧島「ですからハードカバーの書籍全般を……」

提督「ハードカバーって、本のジャンルじゃなくて本そのものの作り方の一つだよな?」

提督「もしかして、俺が知らないだけでそういうジャンルがあったりするのか?」

霧島「いえ、硬い表紙のハードカバーで合ってます」


提督「……そうか、だが何故霧島はハードカバーの本が好きなんだ?」

霧島「よく聞いてくれました、司令!」

霧島「いいですか司令、表紙や装丁が頑丈であるということはどういう事だと思います?」

提督「えーっと、中身に傷がつくと困る……とか?」

霧島「その通り! つまり、ハードカバーの本は重要な本であるという事の証左なんです!」


霧島「それに、鎮守府で近頃『薄い本』などというけしからん本が流行っている始末」

霧島「私は軟弱な本に興味はありません! 薄い本なんてもっての外です!!」

漣「えぇ〜……漣は薄い本もいいと思うんだけどなぁ……」


霧島「考えてみてください。もし本を読んでいる時に、深海棲艦に襲われたとします」

霧島「もしその時に読んでいたのが薄い本だと、そのまま深海棲艦にやられてしまうでしょう」

霧島「ですが、ハードカバーの本なら深海棲艦の頭をかち割る事が可能なので、無事に生還出来るのです!!」

提督「あ、あぁ……」


霧島「やはり、ハードカバーの本こそ最も優れた本と言えるでしょう!」

提督「そうか、俺にはよく分からんが頑張ってくれ……」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 13:28:22.22 ID:vhInW92CO
やはり眼鏡は脳筋
163 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/14(月) 14:02:05.69 ID:PRfC2VwDo
提督「気を取り直して、次は漣だが……これは聞かなくても分かるな」

漣「さすがご主人様。やっぱり漣は漫画が一番ですかね〜」

提督「……ところで、漣はどんな漫画が好きなんだ?」

漣「やですねーご主人様。それってほとんどセクハラですよ♪」

提督「何故だ……」

漣「漣の趣味に完璧にフィットしてる作品ですから。もはや魂の中を覗き込むようなもんですよ」

漣「まぁ、作品名は『僕の可愛いお嫁イド』って言うんですけど」

提督「自分から言ってるじゃないか……」


漣「……良かったらご主人様も読んでみます?」

提督「大体どんな内容か予想がつくし、遠慮しとくよ……」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「よし、これで本の担当はある程度決まったし、一ヶ月後の開店に向けて頑張ってくれ」

提督「それから、この店は艦娘にとって唯一本を手にとることの出来る書店になるはずだ」

提督「今は通販で本が気軽に買える時代だが、書店の強みを活かして魅力的な店にしてほしい」

一同「はい!」
164 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/14(月) 16:24:26.35 ID:PRfC2VwDo
――開店一週間前――


提督「さて、もはや恒例になりつつある一週間前の視察を始めようか」

吹雪「といっても、書店なら喫茶店の時のような心配は必要ないと思いますが……」

提督「いや、品揃えやレイアウトに問題があるかもしれない。油断はできないさ」

提督「まずは雲龍の絵本コーナーを見てみよう」


雲龍の絵本コーナー:94

提督「……流石だな、見ただけでワクワクするような見事なレイアウトだ」

吹雪「絵本が好きなんだという気持ちが伝わって来ますね!」

雲龍「ありがとう、頑張った甲斐があったわ」


提督「それに手書きのポップも良い。短い文章の中に上手く魅力を詰め込んでいる。絵本が好きでないと書けないだろう」

吹雪「大胆に表紙が並べてあるのも良いですね。表紙買いしちゃいそうです」

雲龍「絵本は表紙が色鮮やかなものが多いから、楽しくなるような雰囲気を目指してみたの」

提督「これなら絵本の魅力をみんなに伝えられるだろう」


提督「それに、こんなに良い手本があるなら、他のコーナーにも期待できそうだな」

雲龍「そうね。だといいけど……」
165 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/14(月) 16:28:08.95 ID:PRfC2VwDo
提督「さて、次ははっちゃんが担当しているコーナーだが……」


はっちゃんの外国語の書籍コーナー:1

提督「……乱雑だな」

吹雪「さっきの絵本コーナーと同じお店とは思えない感じですね」

提督「とにかく本が山積みになっているな。なんというか、魔女の家のような……」

吹雪「まだ配置を考えてる段階なのかな?」

伊8「いえ、これで完成なんです」

提督「そうなのか。……だがこれだと、どこにどんな本があるか分からないんじゃないか?」

伊8「確かにわかりにくいですけど、これなら通販にも負けないだけの品揃えを確保できます」

伊8「それに、この方が雰囲気があると思いませんか?」

提督「う〜ん、たしかに映画のセットのように見えない事もないが……」


提督「それで、肝心の品揃えの方はどうなんだ?」

伊8「それなら自信があります。珍しい本がたくさんありますからね」

伊8「そうですね、例えばこの本とかおすすめです」

提督「なんか表紙からして危険な感じがするんだが……」


提督「なになに?タイトルは……『クレイジー・サイコ・ガール』だって?」

伊8「嫉妬深い同性愛者の少女が、愛に狂って殺人事件を起こしてしまう話です」

伊8「少女が海に身を投げて、人ならざる者として甦るシーンは筆舌に尽くし難いですね」

提督「……英語ならともかく、ドイツ語はあまり読めないから遠慮しておこう」


提督「よく見たら、積み上げてる本も変わった感じの本ばかりだな……」

吹雪「海外出身のみなさんは、こういうのが好きなんでしょうか?」

提督「だと良いんだが……」


伊8「〜〜♪」

提督(もしかして、はっちゃんって何かこじらせちゃってる感じなんだろうか……?)
166 : ◆df7m4bsNCU [saga sage]:2017/08/14(月) 16:29:21.59 ID:PRfC2VwDo
出かけてきますので中断です

続きは他の艦娘の扱う書籍コーナーになるので
次の安価は先になると思います
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 17:02:08.40 ID:M41xWSF7o
おつー
綺麗にレイアウトされた絵本コーナーとアレな外語小説が山積みされた異空間が混在する書店……斬新だな!
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 22:32:13.73 ID:IqhNdjqo0
霧島さんww
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 00:41:28.43 ID:ZehDFC7O0
乙です。
自分で取っといて何だが……使い方それでいいのか艦隊の頭脳……いや頭脳(筋)ではあるんだが……。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 08:28:58.72 ID:6xL/yh+jO
ハードカバー好きの最終的に攻撃にも防御にも使えるしねに落ち着く理論わかる
171 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/17(木) 14:17:14.99 ID:jh/ew/CFo
先に言っときます、香取先生はSだという提督の皆さん申し訳ありません!
172 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/17(木) 14:17:46.09 ID:jh/ew/CFo
提督「洋書コーナーは海外艦のみんなの反応を見てから考えることにしよう」

吹雪「そうですね。あれが向こうでは普通なのかもしれませんし」

提督「流石にあの陳列が普通とは思えんが……」

提督「とにかく、次は香取の小説コーナーを見てみよう」


香取の小説コーナー:9

提督「見た感じは普通の本屋って感じだな。全てが本棚に収まっていて、背表紙しか見えないから少し寂しいが……」

吹雪「雲龍さんのコーナーを最初に見てしまったので、物足りなく感じますね」

香取「確かにそうかもしれませんが、ちゃんと理由があるんです」

提督「何が理由なんだ?」

香取「それは……その、提督にはちょっと言えません」

提督「えぇ……?!」


提督「まぁいい、香取がそう言うなら仕方ない」

提督「代わりに香取が一番おすすめする小説を教えてくれ」

香取「お、おすすめの作品ですか……?///」

提督「何故照れる?」


香取「それは……本のタイトルを見ればわかると思います///」

提督「なになに……?『狙われた女秘書2 〜無限に続く監禁陵辱編〜』だって?」

提督「これ、もしかしなくても官能小説じゃないか!!」

吹雪「どんな小説なんですか?」

提督「ざっくり言うとエロ本の小説版だ」

吹雪「そ、そうですか……///」

香取「…………///」

提督「って、よく見たらここに並んでるの全部、官能小説じゃないか!」

吹雪「背表紙しか見えないように並べていたのはこれが理由だったんですね……」

香取「はい……」
173 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/17(木) 14:19:00.84 ID:jh/ew/CFo
提督「鎮守府に男は俺しかいないし、こういった本には少なからず需要はあるのだろう」

提督「しかし、何故こんなにも官能小説ばかりを……」


香取「……提督は、艦娘たちが通販で購入した商品がどういった扱いをされるかご存知ですか?」

提督「えーっと確か、爆弾や盗聴器が仕込まれていないか厳しく検査され――」

提督「……そういうことか!」

香取「その通りです。私たち艦娘は今まで、恥ずかしい本を自由に買うことができなかったのです!!」

提督「…………!!!!」


香取「しかし、その検査の事を知らなかった私は、通販で官能小説を購入してしまいました」

提督「なんだって?! その後は一体……!!」

香取「三日後、購入した官能小説は、きちんと鎮守府の宅配ポストに入っていました――」

香取「――明らかに開封された跡が残っている封筒の中に」

提督「うわあぁぁぁぁーっ!!!!」


提督「な、なんて残酷な……」

吹雪「ちなみに、その本のタイトルは何だったんですか……?」

香取「『悶絶!ドM女調教日記〜私が豚になるまで〜』です」

提督「くっ……!」


提督「なるほど、それで官能小説をこんなにたくさん……」

香取「はい。二度と私の時のような悲劇を起こさないためにも……!!」

提督「……だが、肝心なことを忘れていないか?」

香取「なんでしょう?」


提督「これ、レジに持っていける奴が居るのか?」

香取「…………」

吹雪「…………」
174 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/17(木) 14:20:40.14 ID:jh/ew/CFo
提督「気を取り直して、次は霧島の担当しているコーナーを見てみよう」


霧島のハードカバー書籍コーナー:59

提督「ハードカバー本なだけあって、こうやって並ぶと荘厳な感じだな」

吹雪「装丁がしっかりしているので高級感がありますね」


提督「しっかし、思ってたよりはずっとまともなレイアウトだな」

提督「霧島の口ぶりからして、重さ順や硬さ順にでも並んでるのかと思ったよ」

霧島「さすが司令、素晴らしいアイデアです!」

提督「おいおい……」

霧島「ふふっ、冗談ですよ。確かに頑丈さは魅力の一つですが、本は読むものですからね」

提督「一応中身にも興味があるのか。なら、この中でおすすめの本はどれだ?」

霧島「おすすめですか。やはり艦娘としてはこの『新・世界の軍艦図鑑』ですね」


提督「なるほど、自分たちが載ってるわけだもんな」

霧島「それもありますが、この図鑑は最近発売されたばかりなので、艦娘についても書かれているんです」

提督「しかし、艦娘は世間に存在こそ知られているものの、その殆どが軍事機密のはずだが……」

霧島「だから面白いんです!」

提督「……?」


霧島「見てください司令、この綾波さんのページなんですが……」

提督「なになに……『艦娘は軍艦時代の記憶などがその性格に反映されると言われており――』」

提督「『――鬼神や黒豹の二つ名を持つ程の武勲艦である彼女は、非常に好戦的で残虐な性格であることが予想される』だって?」

吹雪「ふふふっ、あの綾波ちゃんが好戦的で残虐って……ふふっ」

提督「あはははは、笑っちゃいけないんだろうが、本人がどんな艦娘か知ってるとなぁ、」


霧島「他にもさまざまな艦娘について書いてあるんですが、そのギャップが面白いんです」

吹雪「羽黒さんや那珂さんのページとか凄いことになってそうですね」
175 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/17(木) 14:24:45.99 ID:jh/ew/CFo
提督「つい図鑑で盛り上がってしまったが、霧島のコーナーは特に問題無いだろう」

吹雪「最後は漣ちゃんの漫画コーナーでしたっけ?」


漣の漫画コーナー:21

提督「漣のことだし、はっちゃんの洋書コーナーみたいに漫画が山積みになってると思ってたが、まさかその真逆とは」

吹雪「棚にすら空きがありますね。発注ミスでしょうか?」

提督「しかし、ここまで棚がスカスカだと発注ミスですらなさそうだが……」


漣「あ、ご主人様! いらっしゃいませ〜♪」

提督「ちょっと見させてもらってるが、いくらなんでも品揃えが少なすぎじゃないか?」

吹雪「書店というよりは、漫画が好きな人の本棚って感じに……」

漣「それはその……厳選してたらこうなっちゃった。てへっ♪」

漣「今もまだその厳選作業中なんです。ほら、電子書籍で面白そうなマンガを……」

提督「書店の店員が電子書籍で品定めしてどうする」



提督「しかし、王道からは少しずれた漫画ばかりだな。このドラキュラの漫画は有名だが……」

提督「遺跡を保護するエージェントの漫画や、ざわざわしそうな賭博漫画……男向けの漫画ばかりだ」

漣「どれも漣が選りすぐった名作ばかりですから、面白さは折り紙つきですよ☆」


提督「……ところで、あの有名な海賊漫画はないのか?」

漣「うちには置いてないですね―」

提督「だがあの漫画は王道中の王道だと思うんだが、どうして置いてないんだ?」

漣「だって、あの漫画だと海軍がまるで悪者扱いじゃないですか」

漣「罪のない人々から金品を強奪する海賊が何を偉そうにって話ですよー」

提督「確かにそうかもしれんが……」

漣「だからうちには置いてませんし、入荷もする予定もないです」


提督「……ならあの有名な忍者漫画はどうなんだ?」

漣「う〜ん、あの作品は中盤くらいまではメチャ面白かったから大好きだったんですけど……」

吹雪「終盤で面白くなくなっちゃったとか?」

漣「だって、ヒロインのピンク髪の女の子が、別の女に主人公を取られちゃうんですよ?!」

漣「それも『日向』って名前の超おっぱいの大きい女の子に!!」

吹雪「えぇ……」

漣「漣にはNTR属性はないっつーの! ちくしょー!!」

提督「わがままな奴だなぁ」



提督「とにかく好き嫌いは抜きにして、ある程度人気のある作品は一通り取り扱ってくれないか?」

漣「えーっ、でも人気がある作品なら電子書籍で読めばいいっしょ?」

提督「だから、書店の店員が電子書籍を推してどうする……」
176 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/17(木) 14:27:26.18 ID:jh/ew/CFo
提督「ひと通り見て回ったが、まともなのは雲龍と霧島の担当してるコーナーだけだったな」

吹雪「あのメンバーなら真面目そうなので大丈夫だと思ったんですが……申し訳ありません」

提督「吹雪が気にする必要はない。それに、本に詳しいからこそこだわりがあるのだろう」


提督「とりあえずは雲龍と霧島を中心に、上手く立て直しを図ってもらうつもりだが……」

提督「はっきり言ってこのままだと客が来るかどうかも分からん」

提督「いろいろ考えてはいるが、何か良い案はないだろうか……」


吹雪「……↓2」(コンマの数値が書店の評価に加算されます)


@「遠征中の艦娘が洋上で本を読めるように、防水カバーを販売してはどうでしょうか?」
A「外出ができない艦娘たちの間ではアニメや漫画が流行っているので、それに特化したコーナーが必要だと思います」
B「いっその事採算は捨てて、図書館にしてしまった方が良いと思います」
C「その他・自由」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 14:28:35.88 ID:L10oQ18Uo
1
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 14:31:54.97 ID:ew61507no
2
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/17(木) 14:32:48.38 ID:6x1LryTt0
3
180 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/17(木) 14:57:32.83 ID:jh/ew/CFo
書店の評価:174+97=271


吹雪「艦娘は自由に鎮守府の外に出れないので、ある程度娯楽が限られてくるのですが……」

吹雪「最近は艦娘の間でアニメや漫画が流行っているので、それに特化したコーナーを作ってはどうでしょうか?」

提督「特化したコーナーというと、漫画だけでなくそれに関連した商品も一通り揃える形か」

吹雪「はい、特に一部の艦娘からは同人作品も取り扱ってほしいと」

提督「同人作品もか。霧島が反対しなければいいが……」


提督「とにかく一度、雲龍たちに提案してからにしよう

吹雪「はい!」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


吹雪「意外とあっさり了承されましたね」

提督「本人たちも店の状態に危機感を感じていたみたいだからな」


提督「問題は、あと一週間でどこまで用意できるかだ」

吹雪「漣ちゃんがかなり乗り気でしたし、上手くやってくれるといいですね」

提督「元々は普通の書店として開店予定だったんだ。多分大丈夫だろう……」
181 : ◆df7m4bsNCU [saga]:2017/08/17(木) 15:31:16.41 ID:jh/ew/CFo
――開店当日――


吹雪「見てください司令官! 新しく作ったコーナーに人だかりが出来てますよ!」

提督「確かにすごい人だが、たった一週間でよくグッズや同人誌をここまで入荷できたな」

吹雪「漣ちゃんがある艦娘からアドバイスを貰いながら頑張ってくれたみたいです!」

提督「ある艦娘ねぇ……」


雲龍「提督、ちょっといいかしら?」

提督「どうした、もしかしてまたトラブルか?」

雲龍「その通りよ、ちょっとした問題が起こっていて……」


雲龍「……↓2」(コンマの数値が喫茶店の評価から減算されます)


@「同人誌の取り合いが起こって、そのまま喧嘩になってしまったの」
A「洋書コーナーで本の雪崩が起きて、艦娘が埋まったままになっているわ」
B「霧島さんが書いたポップ『この本で殴られると気絶間違い無し!』を真に受けて、戦艦たちが我慢比べをしている」
C「その他・自由」
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 15:33:19.40 ID:L10oQ18Uo
4香取の扱う官能小説のジャンルが偏り過ぎで不評
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 15:33:22.17 ID:4+STiUO6o
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