【ミリマス】海美「プロデューサー、最近構ってくれないんだけど!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

25 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:50:45.65 ID:yd2DFdsk0

P 「さ、頑張っていきましょう!」

小鳥 「はい!お手伝いしますね!」

―――――

P カキカキ

小鳥 カタカタ

P 「音無さん、この書類のチェックお願いします」

小鳥 「はいはい、ちょっと待ってくださいねー……」

小鳥 「うん、大丈夫だと思います!」

P 「そうですか、ありがとうございます」

P 「……それにしても、流石に疲れましたね」フゥ

小鳥 「ずっと作業しっぱなしですからね……」
26 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:51:32.52 ID:yd2DFdsk0

P 「音無さんは休んでください、俺は一人でもう少し作業を続けますから」

小鳥 「もう、そうやってプロデューサーさんが体調を崩したら元も子もないじゃないですか」

P 「……お、俺はまだ丈夫だし」

小鳥 「海美ちゃんが倒れて、無理をしてるのはなんとなく分かりますけど……そんなに思い詰めないでくださいね」

P 「……はい、ありがとうございます!」

未来 「おっはよーございまーす!」

P 「未来、おはよう……今日はいつもより随分とご機嫌じゃないか?」

未来 「そりゃご機嫌ですよー!」

小鳥 「その手に持ってるのは何?」

未来 「良い質問ですね小鳥さん!これはですねー……」

P 「……あっ、俺腹痛くなってきたトイレに」

未来 「ちょ、ちょっとプロデューサーさん!?今日のは大丈夫ですから!」
27 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:52:08.30 ID:yd2DFdsk0

P 「どっからどう考えても大丈夫じゃないと思うんだが!?」

未来 「大丈夫って言ったら大丈夫なんです!今日のドリンクは、海美ちゃんと作りましたから!」

P 「……海美と?」

未来 「はい!最後、どうやって味を調えたら美味しくなるかなって二人で考えたんです!」

小鳥 「海美ちゃん、頑張ったのね」

未来 「はい……ちょっと、無理させちゃったかも」シュン

P 「……分かった、これは俺たちで飲んでおくよ」

未来 「本当ですか!?約束ですよ、後で感想教えてくださいね!」

P 「ああ、約束だ」

未来 「はい、約束です!」
28 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:52:45.67 ID:yd2DFdsk0

P 「……ところで未来、お前本来なら30分前からレッスン入ってたと思うんだけど」

未来 「……へっ?」チラッ

未来 「あーっ!?も、もうこんな時間!」

P 「4階の一番奥の部屋な、間違えるなよ!」

未来 「間違えませんよ!じゃ、失礼します!」ダッ

P 「いい加減、時間を間違えないで欲しいんですけどね……」

小鳥 「それも未来ちゃんらしさって事で良いじゃないですか」フフッ

P 「……そうですね」ニコッ

小鳥 「それで、気になってたんですけど」

P 「はい?」

小鳥 「……俺たちで飲んでおくって、どういう事ですか?」

P 「……飲まないんですか?」

小鳥 「勿論、頂きますとも」
29 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:53:15.72 ID:yd2DFdsk0
―――――

海美 「…………」ゴローン

海美 「プロデューサー、美味しく飲んでくれたかな……」ドキドキ

海美 「……本当は、もっと構って欲しかったな」ボソッ

ガチャリ

海美 「未来?」

P 「悪いな、生憎と俺だ」

海美 「プロデューサー!?仕事はどうしたの?」

P 「一段落つけてきたからな、後は音無さんの処理待ちなんだよ」スッ

海美 「そ、そっか……」

P 「……さっき、未来に持ってきてもらったドリンク飲んだよ」

海美 「そ、そう……どうだった、美味しかった!?」
30 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:53:48.69 ID:yd2DFdsk0

P 「……うん、元気が出たかな!」

海美 「ええーっ!?それじゃハッキリしないじゃん!」

P 「……って、言われてもなぁ」

海美 「手に持ってるの、私の作った奴でしょ?頂戴!」バッ

P 「あっ」

海美 ゴクゴク

海美 「ま、まずっ!?」ガーン

P 「こ、個性的な味ではあったかな」

海美 「絶対まずいじゃん!?なんでハッキリ言ってくれなかったのさ!」

P 「そりゃ、海美の作ったものだからな」

海美 「…………」
31 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:54:17.40 ID:yd2DFdsk0

P 「海美?」

海美 「ここで女子力が高かったらさ?琴葉みたいにお弁当作ったり、春香さんみたいにお菓子作ったりできるのに……」

海美 「私が用意できるのは、こんなドリンクだし」ショボーン

海美 「未来の味付け、台無しにしちゃったかな……」

P 「いや、いつものよりは美味しかったぞ?それだけは間違いない」

海美 「そんな事言ったってさぁ……」

P 「……それじゃ、さっきのにちょっと付け加える」

海美 「へ?」

P 「俺は、海美が作ってくれたから美味しく感じたんだ」

海美 「どう考えたってまずいのに?」

P 「おう。だって、海美が作ってくれたんだろ?」

海美 「わ、ワケわかんないよぉ……」
32 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:55:19.60 ID:yd2DFdsk0

P 「良いか、海美。料理ってのは、込められた気持ちで決まるんだぞ?」

P 「美味しく食べてほしいとか、元気を出してほしいとか……そういうちょっとした気持ちで、全然違うんだ」

海美 「た、確かに元気出してほしいと思ったけど……」

P 「だろ?それだから、俺は元気でた!」

P 「それで良いじゃないか」ニコッ

海美 「……そっか」

海美 「次は、もっと美味しく作るから……作ったら、飲んでくれる?」

P 「おう、勿論」

海美 「やった……じゃ、ちゃんと飲んでよね?」

P 「……ちゃんと美味しく作ってくれよ?」

海美 「アハハ、大丈夫だって!」
33 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:56:02.35 ID:yd2DFdsk0

P 「……うん、元気出たみたいだな」ナデナデ

海美 「へっ?」

P 「なんか、身体だけじゃなくて精神的にキテたみたいだからさ……ちょっと心配してたんだ」

海美 「――――」ジーン

海美 「……もー!プロデューサーったら、かっこつけすぎだよーっ!」ダキッ

P 「うわっ!?う、海美!?」アセ

海美 「別にいいじゃん!……って、あれ?」グラッ

ドサリ
34 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:58:27.94 ID:yd2DFdsk0

P (ベッドに寝てる海美に上から覆いかぶさってる)

海美 「…………」ドキドキ

P 「ご、ゴメン――」

ガチャリ

琴葉 「海美ちゃん?お見舞いに……」チラッ

P 「…………」タラタラ

琴葉 「……どういう、事ですか?」

海美 「ち、違うんだよ琴葉!?」

琴葉 「……ぅ、うわぁああああん!」ダッ

P 「こ、琴葉!待ってくれ、これ以上誤解を広めないでくれーっ!」
35 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:59:06.74 ID:yd2DFdsk0
―――――

P 「ハァ……」

小鳥 「昨日、海美ちゃんを襲ったにしては元気がないですね?」

P 「人聞きが悪すぎませんかね?」

小鳥 「こりゃ失敬」

P 「……それで、この水筒は?昨日二人で飲みましたよね?」

小鳥 「ああ、新作みたいですよ?ちょっとアレンジを加えたとか……」

P 「へぇ、アレンジか……」トクトク

小鳥 「嫌がらないんですね?」

P 「海美に言ってる時に、自分でも気付かされちゃって……」

P 「未来が心を込めて作ってるんだから、それを飲まないなんて勿体なさすぎますよね」

小鳥 「ようやく自分がどれだけ貴重な機会に遭遇してるかが分かったんですね……」

小鳥 「でも、いつもちゃんと飲んでますよね?嫌がりつつも」

P 「心境の変化って奴ですかね……」グイッ
36 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 21:59:57.79 ID:yd2DFdsk0

P 「…………」

小鳥 「どうですか?」

P 「……うん、目が覚めますね」

小鳥 「今度はハーブでも混ぜたんですか?……それじゃ、私も頂きますね」

P 「どうぞ」

小鳥 「……!?」

P 「まぁ、こういうのもアリでしょう……たまには」

バターン

海美 「プロデューサー、いるー!?」

P 「海美、おはよう。もう体は大丈夫か?」

海美 「絶好調!今日はなんでも出来ちゃいそうだよ!」
37 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 22:00:59.45 ID:yd2DFdsk0

P 「それなら良かった……今日は、マンツーマンでのダンスレッスンだっけ?」

海美 「うん!約束したでしょ、プロデューサー?」

P 「約束したけど……本当にそれでいいのか?誕生日なんだし、もっといろいろ言っても良いのに」

海美 「プロデューサーと二人でレッスンしたかったの!」

海美 「……ダメ?」

P 「……ダメなわけないだろ!さ、気合入れていこう!」

海美 「おーっ!」


海美 「じゃ、プロデューサー?今日は、私の事だけ見ててよね!」

おしまい
38 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/08/10(木) 22:03:56.62 ID:yd2DFdsk0
一旦諦めてたけど誕生日だからね……海美、誕生日おめでとう!
……内容的に前日のが良いんじゃないかって?そんな事ないって思うな

ここまで読んでくださった皆さんには多大な感謝をば



結局何故か浮かんでたしぶりんへの誕生日かまちょは書けませんでしたとさ、悪しからず
39 : ◆NdBxVzEDf6 [sage]:2017/08/10(木) 22:13:43.78 ID:dmu6M2sa0
うみみ誕生日おめでとう、乙です

>>1
高坂海美(16)Da/Pr
http://i.imgur.com/rc3XyBi.jpg
http://i.imgur.com/cuDRFvG.jpg

>>2
田中琴葉(18)Vo/Pr
http://i.imgur.com/XvIG0ge.jpg
http://i.imgur.com/BwZOzJW.jpg

>>9
松田亜利沙(16)Vo/Pr
http://i.imgur.com/QTclByK.jpg
http://i.imgur.com/TcChOSj.jpg

横山奈緒(17)Da/Pr
http://i.imgur.com/cbqH9l7.jpg
http://i.imgur.com/mvnrTYO.jpg

>>21
春日未来(14)Vo/Pr
http://i.imgur.com/QFraRhB.jpg
http://i.imgur.com/250Tmjg.jpg

>>24
音無小鳥(2X)Ex
http://i.imgur.com/hFRWAa5.jpg
http://i.imgur.com/rJCkhta.jpg
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/11(金) 01:06:52.60 ID:nfoVhFL1O
うみみは美奈子先生と慕ってるはずなのに…
26.46 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)