【モバマス】まゆ「プロデューサーさんは変わってしまった。」【閲覧注意】

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1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2017/08/17(木) 19:51:09.40 ID:eJKAh/k50

私は読者モデルをやっていたときにプロデューサーさんにスカウトされました。

それから、プロデューサーさんといっしょにいるうちに、プロデューサーさんに恋をしました。

プロデューサーさんは運命の人、そう思っていました。





でも、それは間違ってました。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502967069

2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2017/08/17(木) 20:11:08.73 ID:XT8wgSx20

ある日のこと、プロデューサーさんはいつもどおりに私を仕事場に連れていきました。

多少のミスはあったものの、無事終わらせることができました。

いつものプロデューサーさんなら、「気にするな」と答えるはずです。

ですが、その日は違っていました。

人気のない場所で、プロデューサーはこう言いました。

「あの時、なんでミスをしたんだ？」

私は戸惑いました。そしてその直後でした。

私のお腹に衝撃が走り、わたしはその場で膝をついていました。

3 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2017/08/17(木) 20:33:24.04 ID:36a8liMW0

私は一瞬、なにが起きたのかわかりませんでした。

プロデューサーさんに殴られたというのがわかったのは、髪を掴まれ、プロデューサーさんの顔が近くに来てからでした。

「あんなことでミスなんかしやがって…ふざけんなよ。」

プロデューサーさんはすごい恐ろしい表情をしていました。ものすごく怖いものでした。

なぜ、こんなことをしたのかは、その時はわかりませんでした。

「ご…ごめんなさい…」

恐怖と困惑の中、私はその言葉しかしぼり出せませんでした。

4 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2017/08/17(木) 21:00:21.67 ID:UX47/msS0

その時から、プロデューサーさんが少し恐ろしく見えました。
でも、私の中のプロデューサーさんは優しい人です。嫌いにはなれませんでした。今日はたまたま嫌なことがあったんだ、私は無意識にそう思っていました。

しかし、プロデューサーさんは戻りませんでした。

それから数日、私はプロデューサーさんにひどいことをされながら、言われながらも仕事を続けました。

プロデューサーさんは私が拒否するごとに「俺は運命の人なんだろ？」とか「好きな人の頼みも聞けないのか」と凄まれました。

確かに私はプロデューサーさんに「あなたは運命の人です」と言ったり、プロデューサーさんの家に忍びこんだり、少し行き過ぎたことをしました。しかしそれは以前の、暴力を振るうような人に言ったつもりはありません。

そうして身も心もボロボロになって言ったある日のことでした。

5 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2017/08/17(木) 21:19:00.16 ID:a/pJ6Yib0

事務所の中を歩いていると、壁に寄りかかってしゃがみこんで泣いていた人がいました。

美優さんでした。

美優さんには殴られたあとがあり、床には血でできた、丸に近いいびつで少し大きな点がいくつかあり、美優さんの手も、血で汚れていました。

「み、美優さん！大丈夫なんですか！？」

「ま、まゆちゃん！？」

美優さんは口の中を切っているようでした。喋り方がほんの少し変でした。

「わ、私は大丈夫だから…」

そうには見えません。おそらく、美優さんも私と同じ目に遭っていると思いました。

「美優さん…私もプロデューサーさんにひどい目に遭わされてるんです、無理しないでください。」

「…」

どうやら、苦しんでいるのは私だけではありませんでした。