【ガルパン】赤星小梅「これが私の戦車道」

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155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/04(月) 06:20:49.84 ID:bWvFVI3O0
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 10:30:40.50 ID:8BKmGEgIo
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/05(火) 05:53:38.43 ID:2TMcevn90
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 08:32:44.21 ID:P7Ph+3Ggo
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 11:27:50.36 ID:gKvPD+rSO
あの子…小梅…うっ頭が
160 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:00:43.61 ID:JpJ6+LY90
長らくお待たせしました。最終章に間に合いませんでしたがこれで最終回です
161 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:01:21.72 ID:JpJ6+LY90

沙織「見てみて!このケーキ美味しそうじゃない?」

小梅「新商品だね」

沙織「買って帰ろうか?ゆかりんの分も」

麻子「全面的に同意する」

華「何しに来たか忘れてませんか?あ、わたくしは3つよろしいですか」

小梅「あはは……」


エリカ「……?」

エリカ(何か聞き覚えのある声が……)チラッ
162 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:03:09.06 ID:JpJ6+LY90

小梅「こっちのモンブランは前に買ったことがあって、美味しかったよ」

沙織「そうなんだ〜迷うなー」


エリカ「!!」

エリカ(マスクと帽子で目元しか見えないけど……まさか……そんな……?)

エリカ(いや、そんなことあるわけ……でも……)

エリカ「……」スタスタ


小梅「それで、あっ……!」


エリカ「……」ジー


華「あの、何か……」

麻子「こっちをすごい見てるなあの人」

小梅「そ、そろそろ出ようか?」スー

163 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:04:15.83 ID:JpJ6+LY90

エリカ「っ!待って!」

沙織「うわ!こっち来た!」

エリカ「顔を見せて!」ガッ

小梅「あっやめっ……」バッ

ブチッ ストッ

沙織「ちょっと!いきなりマスク取り上げるなんて何!?変態!?」

小梅「……」

エリカ「あ、あ、あ……」ガクン ドサッ

麻子「今度はいきなり尻もちついたぞ。本当に何なんだ」
164 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:05:03.67 ID:JpJ6+LY90

エリカ「嘘……何で……」ガクガク

小梅「エリ……逸見さん……」

エリカ「何であなたがっ……」

沙織「小梅の知り合い……みたいだけど」

華「小梅さんの前の学校のお友達ですか?」

小梅「えっと……」
165 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:06:06.94 ID:JpJ6+LY90

エリカ「は……?何言ってるの……?」

エリカ「この子は……小梅なんかじゃない!!」

麻子「そっちが何を言ってるんだ。本当に赤星さんの知り合いか?」


エリカ「だから違う!!この子の名前は西住みほ!!私達の元副隊長よ!!」


「…………」



沙織「へ?」

166 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:06:37.49 ID:JpJ6+LY90

華「西住みほさん……確か優花里さんが言っていた……」

沙織「自殺しちゃったっていう……」

麻子「……ああ」

エリカ「そ、そうよ……!死んだはずなのに……!」

小梅「……」

エリカ「何とか言いなさいよ……!」

小梅「……ごめんなさい!!」

ダッ
167 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:07:13.78 ID:JpJ6+LY90

沙織「小梅!?」

エリカ「ま、待って!」

ザワザワ……

華「あの、他の方の迷惑になっているようですし、わたくし達も一旦外に出ませんか?」

沙織「そうだね。変に注目されちゃってるし……」

華「立てますか?」スッ

エリカ「……た、隊長に報告を……」フラフラ

168 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:08:05.36 ID:JpJ6+LY90

戦車喫茶ルクレール


まほ「……これはどういうことだ?2人で会う予定だったはずだが」

ダージリン「私がお招きしたの。こちらは大洗女子学園の戦車道チームの皆さん」

杏「いやーどうもどうも」

優花里「……あ、あの」

ダージリン「カチューシャとノンナは紹介するまでもないわね」

カチューシャ「よくカチューシャの前に現れたわね」

ノンナ「こんにちは」

まほ「何のつもりだ」
169 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:08:53.82 ID:JpJ6+LY90

ダージリン「ちょっと確かめたいことがあってね。ね、河嶋梅さん?」

桃「おい!」

優花里「あ、はい!」

ダージリン「カチューシャにお願いして呼んでもらったんだけど、おかしいわね?
私が試合の時に見た『戦車を飛び出した人物』とは違う方みたいだけど?」

桃「!!そ、それはっ!すまなかった!ええと、本人が体調不良でその、代役をだな……」

ダージリン「あら、やっぱりそうでしたのね。私も試合の時に顔は良く見えなかったんだけど、別人でしたか」

桃「な!!カマをかけたな貴様!!」

柚子「桃ちゃん……」
170 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:10:14.91 ID:JpJ6+LY90

まほ「私に関係ない話を続けるなら帰らせてもらうぞ」

カチューシャ「待ちなさい!」

ノンナ「最後まで付き合ってもらいますよ。西住まほさん」

ダージリン「ウチの情報部の調べによると、河嶋梅なんて人は大洗に存在しないわ。
まあ戦車道の選手登録は本名である必要はないから、河嶋梅の本名は別の名前、ということになるんだけど」

まほ「誰が何を名乗ろうと勝手。紅茶の名前よりはマシじゃないか」

ダージリン「戦車を飛び出すと言えば、去年の決勝戦のことを思い出すわね。カチューシャ」

カチューシャ「嫌でも忘れないでしょうね。カチューシャのおかげでプラウダが優勝して……そのせいで人が死んだんだから」

ノンナ「この1年間、部外者からの心無いバッシングにカチューシャは耐え続けました。
これは私達が背負うべきものなのだ、と……」

171 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:11:40.72 ID:JpJ6+LY90

優花里「あのっ、きょ、今日はこのへんでもう、あの」

ダージリン「貴女も何か言いたいことが?」

優花里「そ、その……」

ダージリン「……最初は戦車を飛び出すという行動からちょっと連想しただけなのよ。
それで調べているうちに、黒森峰から1人の生徒が大洗に転校していることがわかったの。名前は赤星小梅さん。まほさんはご存知?」

まほ「元隊員だ。当然知ってる。転校先は知らなかったが」

ダージリン「でしたら、なぜ電話までして私に接触しようとしてきたのかしら?
大会期間中の重要な時期に知りもしない高校の話を私としようと?」

まほ「……エリカに情報を意図的に流したのか?」

ダージリン「私の予想が正しければ、試合で河嶋梅と名乗っていたのは赤星小梅さん、そして、赤星小梅さんの正体は」

まほ「やめ……」
172 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:12:37.15 ID:JpJ6+LY90

エリカ「隊長!!!」


まほ「エリカ……?」

エリカ「はあ、隊長!そこに!!はあ、はあ、いたんです!死んだはずの元副隊長が!!」

エリカ「みほが……!みほが生きていました!!」

まほ「……!」

ダージリン「私が言うまでも無かったわね」

カチューシャ「ふぅん。そういうこと」


沙織「え、追いかけてきたら何?この状況」

華「聖グロリアーナの皆さんが何故ここに?」

173 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:14:29.82 ID:JpJ6+LY90

優花里「武部殿!五十鈴殿!来てたんですか!?」

沙織「うん、小梅が心配だからって。麻子も……ってあれ?麻子は?」

華「いつの間にかいなくなってますね」

沙織「そうそう!それでこの人が小梅を見て騒ぎ出しちゃって……」

エリカ「だからあの子は赤星じゃないって言ってるでしょ!」

カチューシャ「じゃあその赤星はどこにいると思う?」

エリカ「は?」

カチューシャ「自殺したはずの西住みほが生きていて、赤星小梅と名乗っていた。
じゃあ、『本当の赤星小梅』はどこにいるのかしら?」

エリカ「…………!」

174 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:15:37.95 ID:JpJ6+LY90

エリカ「うそ、そんな……で、でも!西住家で葬儀までやって……!」

ノンナ「みほさんのご遺体は見たのですか」

エリカ「それは……見てないけど……学園艦から飛び降りて、さらに数日後に見つかったから……とても見せられる状態じゃなかったって……」

ノンナ「じゃあなぜ発見された遺体がみほさんだと?」

エリカ「元副隊長の部屋に遺書が残ってたのと……隊長が遺体を確認して……」

エリカ「……隊長?」

まほ「…………」

エリカ「隊長、まさか……!?」

175 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:17:03.58 ID:JpJ6+LY90

まほ「私を疑うつもりか?エリカ」

エリカ「で、でも」

まほ「みほは死んだ!!」


タタッ

みほ「もうやめて!お姉ちゃん……」

まほ「!?な、何故ここに」

麻子「……大体予想通りの展開になってるな」
176 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:18:01.84 ID:JpJ6+LY90

沙織「麻子!小梅!どこ行ってたの!」

麻子「赤星さんを追いかけてた。早まったりしないようにな」

みほ「止めてくれてありがとう、麻子さん」

麻子「いや、赤星さんじゃなくて西住さんだったか」

沙織「小梅、どういうことなの?」

みほ「ごめんなさい。沙織さん」

華「わたくし達が今まで一緒に過ごしてきたのは、西住みほさんだったと……」

みほ「うん、華さんも……騙しててごめんね」
177 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:19:51.50 ID:JpJ6+LY90

みほ「秋山さんも、私を気遣ってずっと秘密にしてくれて、ありがとう……」

優花里「そ、そんな……申し訳ありませんでした。私が戦車道に巻き込んでしまったばっかりに……」

沙織「えー!!ゆかりん知ってたの!?」

優花里「決勝戦の録画は何回も観ましたから……一目見ればわかります」

杏「いやー、いきなり会ってたら秋山ちゃんもパニックになってたんじゃない?」

華「まさか会長も知ってて?」

杏「そんなことないよー。偶然だよ偶然。
秋山ちゃんのお家にお邪魔して、『赤星ちゃんの写真』を見せて交渉をお願いしただけだって」

優花里「……あの時の私の気持ちは本心です……どうしても伝えたくなって……気持ちが溢れてしまって。本当に申し訳ありません!」

みほ「ううん。私は間違ってなかったって言ってくれて、嬉しかったよ」

みほ「もしかしたら生徒会と何か企んでるんじゃないかってちょっと怖かったけど……良かった。ありがとう、優花里さん」

優花里「あ、あうう」
178 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:21:07.30 ID:JpJ6+LY90

まほ「みほ……何故また戦車道を始めてしまったんだ」

エリカ「隊長……どういうことですか……どういうことなんですか!赤星をどうしたんですか!!」

まほ「……もう察しはついてるんだろう……私が赤星を殺した」

179 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:21:59.90 ID:JpJ6+LY90

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1年前  

黒森峰女学園 みほの部屋


ピンポーン

ピンポーン

みほ「……」

ピンポーン ドンドン

みほ「はい……」
180 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:22:55.22 ID:JpJ6+LY90

ガチャ

みほ「お姉ちゃん……」

まほ「いるならすぐに出てくれ……ひどい顔だな。まだ何も食べてないのか」

みほ「喉を通らなくて……」

まほ「今回の試合、お前は何も悪くない。私の指揮が……」

みほ「ごめんなさい……みんなが私を責めないでくれてるのはわかってる。でも……」

まほ「……今はとにかく食事と睡眠が必要だな。私が何か作ろう……」スタスタ

みほ「あ、待って……!」

まほ「この机の上にあるものは……なんだ?手紙??」ペラッ

181 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:24:50.36 ID:JpJ6+LY90

まほ「……みほ!これは遺書か!?」

まほ「死ぬつもりなのか!?」

みほ「……もう、耐えられなくて……苦しくて……だけど戦車道をやめるなんて、誰も許してくれないし……だったらもう……」

まほ「落ち着いてくれ。そんなに辛いのならもう戦車を続ける必要はない」

みほ「お姉ちゃんが良くても、お母さんが許してくれるかな……もしお母さんが許してくれても……私が辞めたら色んな人に迷惑をかけちゃう……そんなの見たくない……」

まほ「……」

まほ「……わかった。なら誰からも干渉されない、戦車道のない学校に転校させる」

みほ「そんなことできるの?」

まほ「できるさ。だから早まった真似はするな。念のためこの遺書は預かっておくぞ」

まほ「明日また来る」
182 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:26:18.58 ID:JpJ6+LY90

学園艦左舷側公園


まほ「すまなかったな。こんな時間に呼び出して」

小梅「いえ……あの、今回は皆さんに迷惑をかけて本当に……」

まほ「そんなことを責めるために呼んだんじゃない。退院してから体調はどう?」

小梅「病院の先生にはしばらく自宅で安静と言われましたが、すぐにでも練習に復帰したいです」

まほ「そうか」
183 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:27:34.18 ID:JpJ6+LY90

小梅「皆さんに迷惑をかけたから、復帰したら誰よりも練習して次の試合ではもっと戦力になるために頑張ります」

まほ「そうか……赤星。頼みがあるんだが、やってくれるか?みほの為にどうしても必要なことなんだ」

小梅「みほさんの為……?はい。私にできることなら何でもやります!」

まほ「そうか……すまないな」


ドンッ


小梅「えっ……」


184 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:29:20.88 ID:JpJ6+LY90

次の日

みほの部屋


ガチャ

まほ「みほ、戻ったぞ。外出の支度をしろ」

みほ「お姉ちゃん?もう夜だけど……」

まほ「お前の転校の為に色々と手続きをな……ほら、すぐに出るぞ。連絡船の最終便まで時間がない」

みほ「今から学園艦を出るの!?」

まほ「そうだ。荷物は最低限の衣類以外は持っていくな。それから個人情報が書かれたものは全部ここに置いていけ。
もちろん携帯や財布も。お金は私が用意したものを使って、携帯は転校先についたら私が新しいものを送ってやる」

みほ「ボコのぬいぐるみは持っていっちゃだめ……?」

まほ「駄目だ。お前につながるようなものは全部」

みほ「じゃ、じゃあひとつだけ!お姉ちゃんに昔、誕生日にもらったこの子だけは……」

まほ「わかった……それだけだぞ。それから転校先では新しい名前で生活をしてもらう。お前を守るためだ」
185 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:31:11.31 ID:JpJ6+LY90

みほ「え??」

まほ「これが書類。あっちではこの名前を名乗れ」

みほ「『赤星小梅』……?なんで私が小梅さんの名前を」

まほ「お前が知る必要はない。とにかく、その情報をお前の情報として覚えろ。誰かに聞かれてもちゃんと応えられるようにな」

みほ「…………お姉ちゃん」

まほ「何も聞くな」

みほ「……うん」

まほ「もう二度と会えないかも知れないが、元気で。
みほがいなくても私が黒森峰と西住流を支える。安心して遠くで見ていてくれ」
186 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:32:03.29 ID:JpJ6+LY90
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現在


エリカ「隊長が……赤星を……」フラッ

沙織「ちょ、ちょっと!しっかり!」

華「あまりにも酷すぎます」

ノンナ「貴女のせいでカチューシャがどれだけ傷を負ったか。恥を知りなさい」

カチューシャ「カチューシャのことなんかより……自分の隊員にそんなことするなんて許せないわ!」

ダージリン「みほさんを夜逃げさせるだけじゃ駄目だったの?」

まほ「皆が探し続ければいずれ見つかる。死んだことにすれば悲劇として終わる。赤星は両親がいないから都合が良かった。それだけだ」
187 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:33:31.88 ID:JpJ6+LY90

みほ「本当はお姉ちゃんが何をしたかわかってた……でも怖くて聞けなかった」

みほ「お姉ちゃん、2人で自首しよう?償えることじゃないけど……」

まほ「うん……」


桃「会長!?大変なことに……これでは優勝なんてとても……」

杏「私たちも偽名に気付かないで転校を受け入れちゃった責任はあるからね。仕方ないでしょー」


エリカ「ま、待ってください!隊長!!黒森峰はどうなるんですか!私はどうすればいいんですか!!」

まほ「私はもう隊長じゃなくなる」

まほ「あなたの好きにすれば良い」

エリカ「……!」

188 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:34:30.92 ID:JpJ6+LY90

沙織「小梅!!じゃ……なくて、ええと、みほ」

みほ「?」

沙織「名前は違ったけど、私たちはずっと友達だと思ってるからね!」

華「ええ。また会いましょう」

優花里「戦車道、続けますから……」

麻子「そこそこ楽しい日々だった」

みほ「みんな、ありがとう……私も、楽しかった……」



189 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:35:34.04 ID:JpJ6+LY90
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半年後

熊本県 とある墓地



沙織「ついた!ここだね」

優花里「やっと来ることが出来ました」

麻子「うむ」

華「赤星小梅さん……どうか、安らかに」

「「「「……」」」」

190 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:37:07.01 ID:JpJ6+LY90

ザッザッ

優花里「あ、誰か来ましたよ」


エリカ「!あなた達は……」


沙織「あ、あの時の……」

エリカ「わざわざ来てくれたのね。本人と会ったこともないのに」

華「はい。それでも来るべきだと思いましたから」

エリカ「そう……」

優花里「あの、黒森峰の話……聞きました」

エリカ「別に同情しなくていいわ。戦車道メインだったウチが大会出場停止になって、西住流関係者は連盟の役職を解かれ、門下生も激減、流派は実質消滅……廃校になるのは当然でしょ」
191 : ◆e89DGUUiuE [saga]:2017/12/11(月) 00:38:22.51 ID:JpJ6+LY90

華「これからどうされるんですか?」

エリカ「黒森峰じゃなくても戦車道は出来るもの。いつか2人の代わりに西住流を再興させてやる。私が信じた西住流を……」

沙織「そっか……」

優花里「そろそろ行きましょう」

沙織「うん……じゃあまたね、小梅」








赤星小梅「これが私の戦車道」



おわり
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 00:38:57.32 ID:OQTiNrBB0
………え?………え!?
193 : ◆Jew5hEk/8s [saga]:2017/12/11(月) 00:39:35.64 ID:JpJ6+LY90
読んでくれてありがとうございました

#正体はみほ
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 00:43:06.34 ID:rYzItPzwo
これが叙述トリックというやつか
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 00:44:53.56 ID:rJDXW9rM0
これ戦シリーズはギャグからシリアス、サスペンスホラーなんでもありだな
超展開すぎたけど
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 00:47:44.04 ID:ZoAwnp7uO
最初からこの結末で行くつもりだったのか?
だとしても打ち切り感半端ないな
あとまほは殺人罪+私文書偽造として、みほの方は身分詐称だけど情状酌量になるんじゃないの?
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 02:48:28.36 ID:ztcZ5/7ro
なんか急展開でびっくりしたけど完結乙ー
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 02:56:50.54 ID:YtcznJBe0

エリカには頑張って欲しい…
199 : ◆e89DGUUiuE [sage]:2017/12/11(月) 09:40:16.51 ID:/EPU9q0Bo
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 10:32:10.91 ID:vEnKfe140
でもとりあえず完結できてよかった

どんなに面白くても完結できていないのよりはいいと思う
最初から追っかけて途中まで楽めたのは確かだから

乙でした
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 15:18:27.28 ID:pZOpSQX40
完結乙です…最後が意外でしたが
みほが本当に亡くなっていて、小梅本人が大洗に転校してくるのも読んでみたいかな
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 21:41:43.60 ID:o0CiG4UrO
乙でした…?
ただ、打ち切り感が半端ないからちょっと残念。
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 05:44:20.52 ID:roGKsTsN0
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/01(日) 05:42:13.76 ID:LEgPkxlV0
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