ことり「花になろう」

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378 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:27:53.57 ID:2Lo9u+rk0
ことり「どうする…?穂乃果ちゃん…」

穂乃果「…ふふふっもう決まってるんじゃない?」

にこ「え?」

穂乃果「ことりちゃんはもうどう答えるか、心の中で決心がついてると思うんだけど違うかな?」

ことり「…ふふっ正解」

海未「なんだ、でしたらそれを言ってくださいよ」

ことり「…いいの?」

希「渋る必要なんてないよ、主役《センター》はことりちゃんだよ?」

ことり「…うん!」


ことり「皆さん!」


ことり「大変申し訳ないのですが今日はアンコール用の曲を用意してなかったのでアンコールをすることは出来ません!」


花陽「えぇ?!そういう?!」

凛「意外にゃ…」
379 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:29:00.50 ID:2Lo9u+rk0


ことり「ですが!安心してください!」



ことり「次回のステージは文化祭!」



ことり「文化祭で皆さんが楽しめるパフォーマンスをご用意しておきますので、文化祭も是非!」


ことり「私たちのステージを見に来てください!」


ワアアアアアアアアアアア!!


ことり「えへへ」

希「なるほど」

絵里「いい答えじゃない」

凛「おお!ってことはまた出来るんだね?!また踊れるんだね?!」

真姫「ええ」
380 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:29:37.33 ID:2Lo9u+rk0
海未「あはは…ことりらしい…んですかね」アハハ

花陽「これはまた頑張らないといけませんね!」

穂乃果「ことりちゃん、やっぱりすごいよ」

ことり「えへへ、そうかな?」

穂乃果「うんっ!」


「μ’sの皆さんありがとうございました!素晴らしいダンスと歌でしたね!」


ことり「いこっか」

穂乃果「うんっ!」

海未「はいっ!」

スタスタスタ

ことり(ステージ裏に戻りほっと一息をついた)
381 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:30:39.35 ID:2Lo9u+rk0
絵里「お疲れ様!最高のステージだったわ!」

希「ねっ!」

海未「歌とかが無くなった時はどうなるかと思いましたがことりのおかげで助かりましたね」

真姫「ありがとう、ことりのおかげで乗り切れたわ」

ことり「ううんいいのいいの!」

凛「次回も頑張るよー!」

にこ「ええ!」

花陽「もちろんだよ!」

絵里「次回は三曲くらいやっちゃう?」

海未「えぇ?!それは負担が大きいのでは…?」

真姫「私は別にいいわよ?」

希「おっじゃあやっちゃう?」


「あははははは!」


ことり(みんなで笑うのも束の間、とうとうの魔法が解ける鐘も間近なようだった)
382 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:31:50.70 ID:2Lo9u+rk0
穂乃果「!」

ことり「穂乃果ちゃん…!それ…!」

穂乃果「…終わりが近づいてるんだ」

穂乃果「…行かなきゃ」ダッ

絵里「あ、穂乃果?!」

ことり「っ!」ダッ

海未「こ、ことり?!」

タッタッタッ!

ことり「どこいくの?!」

穂乃果「神社だよ!帰りはあそこだから!」

ことり「…!行っちゃうの…?」

ピタッ

穂乃果「…うん、ごめん」

ことり「……そっか、じゃあ最後までついてっていい?」

穂乃果「……うん、いいよ」

タッタッタッ!

ことり(穂乃果ちゃんの背中を追いかけた)

ことり(ライブ後だというのに穂乃果ちゃんの足は速くて、時々追いつけなくなりそうな時があった)

ことり(ことりの後ろにみんなの姿はなかった、Wonderful Rushの衣装を着たままで街中を二人で駆け抜けてた)

ことり(出し物の方はどうなったのかな、MVP取れたかな)


ことり(…取れてるといいな)

383 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:33:12.49 ID:2Lo9u+rk0
「えぇ〜MVPの発表です!」

ザワザワ ザワザワ

「MVPは…」


「μ’sの皆さんです!」


オオオオオオオオ!!


「それではμ’sの皆さんに登場していだきましょう!」

「どうぞ!」

シーン…

「…あれ?」

ことりママ「うふふふっごめんなさい、ちょっとμ’sの皆さんは席を外してて」

「理事長!?」

ことりママ「代わりに、センターの南ことりさんから皆さんへ向けてのメッセージを預かっています」

ことりママ「えー今回はMVPになった感想の代わりとしてこれを読ませていただきますね」
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 01:33:31.52 ID:2Y+zrNoY0
台詞に歌詞を使うのやめた方がいいよ
385 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:34:02.45 ID:2Lo9u+rk0
ペラペラ

ことりママ「では読みます」


「皆さん、この度は私たちμ’sのステージを見ていただき誠にありがとうございます」

「大変申し訳ないのですがおそらく今この場には私たちμ’sはいないと思います」

「ですから感想をいうことは出来ませんが、ちょっとしたお話を皆さんに聞いてもらおうと思ってこのメッセージを残しました」


ことり「穂乃果ちゃんまってぇ〜…」

穂乃果「ほらほらっ!速く速く〜!」

386 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:35:00.99 ID:2Lo9u+rk0
「今回歌ったこのWonderful Rushという歌はみんなに楽しい未来があるんだよ、という想いを込めた歌です」

「だから曲も歌詞もとにかく元気で、明るいモノにしたんです」

「ですが元々、この歌にはちょっとした秘話があるんです」


穂乃果「後半分!」

ことり「速いよぉ〜…」

387 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:36:11.52 ID:2Lo9u+rk0
「始まりは二週間前、私はとある大切な親友と出逢いました」

「久々の再開に胸をはずませました、そしてその親友がいたことにより毎日がものすごく楽しくなって、いつしか時を忘れてしまったんです」

「そんな中で丁度再開してから一週間が経ったとき、その親友からこんなことを言われました」


「私は後一週間しか生きれない、と」


ザワザワ ザワザワ


穂乃果「…クレープ買ってこうか!」

ことり「い、いいの?」

穂乃果「うん!いいよ!私が奢るよ!」

388 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:36:50.14 ID:2Lo9u+rk0
「私は酷く絶望しました、その一週間の余命に私はどうすることも出来なくてただ死に近づく時間に恐怖を感じていました」

「そんな時、私の他の親友がこんなことを言ってくれたんです」


「残り一週間しかなくてどうにもできないなら、その一週間で精一杯楽しむのがその人の為でもあって自分のためでもある、と」


「その言葉は心にグサッと刺さりました、そして同時にこれだ、と思いました」

「その後、その親友と思いっきり遊びました」

「カラオケにいってゲームセンターによってコスプレをしてそしてこうやって歌とダンスをして…」


穂乃果「…もうすぐだね」

ことり「…そうだね」

389 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:37:28.26 ID:2Lo9u+rk0


「…それでお気づきの方もいるかもしれません、その親友の命日は今日なんです」


ザワザワ ザワザワ


「だから、その親友のためにさいっこうのステージを踊りたかった」

「そしてその親友のさいっこうの舞台を用意したかった」

「ここまで聞いて何の話だ、って思うかもしれませんがこの会場を皆さんが盛り上げてくれたこと、大いに感謝します」

「皆さんのおかげで親友のために、さいっこうのステージでライブをすることが出来ました」

「だから、このメッセージを聞いてる今はきっと私はその親友と会ってるのだと思います」

「勝手ながら申し訳ないありません、今ここにμ’sがいないのは私の我が儘です」

「ライブの最後に言った通り、次のステージは文化祭です」


「その時にまた、皆さんに会えるのをお待ちしております」


ことりママ「…以上です」

390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga !red_res sage]:2017/09/14(木) 01:38:26.40 ID:RcfUbAUSO
歌詞載せるのはアウト
391 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:40:02.20 ID:2Lo9u+rk0
タッタッタッ!

穂乃果「…ついたね」

ことり「…うん」

穂乃果「…!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん…!」

ことり(穂乃果ちゃんの体は更に透けてた)

ことり(まだ触れられるけどもうちょっとしたら、完全に消えてしまいそうだった)

ことり「穂乃果ちゃん…!」


ことり「ほのがぢゃん!!」


ポロポロポロ…


穂乃果「ことりちゃん…!泣かないでよ…ッ!!」

穂乃果「いきなり神社にきて…そんな…泣かれたら…私だって…」ギリッ


ポロポロ…

392 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:41:27.50 ID:2Lo9u+rk0
ことり「ふぇええええええええん!!!」

穂乃果「うわああああああああ…!」

ギューッ

ことり「もっと一緒に…!もっと一緒にいたいよぉ…!!」

穂乃果「私だって…!私だってもっといたいよ…!」

ことり「ねえ行かないでよ…!!行かないでよ!!」

穂乃果「無理なんだよぉ…うえええぇぇん…!!」

穂乃果「この二週間…さいっこうに楽しかったね…!」

ことり「うんっ…!」

穂乃果「いっぱい遊んでいっぱいバカやっていっぱい本気を出した…!」

穂乃果「もっともっと遊びたかったね…!!」

ことり「うんっ…!!」

ことり(涙を堪えようとしても無限に出てくる涙を止めれなかった)

ことり(もう泣かないって密かに決めてたのにどうして別れというのはこんなにも切なくて心にくるんだろう)

ことり(段々と感触が薄れる穂乃果ちゃんの体、それでもことりはまだ穂乃果ちゃんの体を必死に掴んでた)
393 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:42:40.70 ID:2Lo9u+rk0
ことり「穂乃果ちゃん…穂乃果ちゃん…!」

穂乃果「ことりちゃん、私ことりちゃんのことだいっすきだよ…!」


穂乃果「世界で一番好き…!宇宙で一番好き…!!前世でも前前世でも来世でもずっとずっと一生いっちばん大好き!!!」


ことり「ことりだって穂乃果ちゃんのことが大好き!!」


ことり「世界で一番!この世で一番!宇宙で一番!どこの時代の誰よりもずっとずっとずーっと大好き!!!」


ヒラヒラヒラ


ことり(花びらが舞ってた)

ことり(もう、終わりなのかもしれない)

ことり(ただ、皮肉にもこの若干オレンジ色の空に赤い花びらが舞うこの光景は綺麗だった)

ことり(ことりたちの叫びも“何か”と共鳴してどこまでも木霊してた)
394 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:43:36.39 ID:2Lo9u+rk0
穂乃果「この世界での出逢い、ずっと忘れないよ!」


穂乃果「私という花とことりちゃんという花が出逢った奇跡!」


穂乃果「花びらとして舞い、その花びらが重なった奇跡!!」


穂乃果「私は一生忘れない!来世になっても絶対に忘れない!」


ことり「ことりだっておんなじだよ!!」


ことり「穂乃果ちゃんはことりの運命の人だよ!」


ことり「来世でも絶対に会おうね!」


穂乃果「もちろん!」

タッタッタッ!

ことり「あ、穂乃果ちゃん!」

ことり(突然走り出して門の下をくぐりことりと穂乃果ちゃんが出逢ったあの場所に辿り着いた)
395 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:44:55.14 ID:2Lo9u+rk0
穂乃果「…えへへ、もう時間みたい」

ことり「…!」ウルッ

穂乃果「さよならは…言わないよ」


穂乃果「来世でまた逢うんだもん…でも、やっぱり言うよ」


穂乃果「さようなら」


ことり「!」

ポロポロ…

ことり「うぅ…ぐすっ…ひぐっ…」ゴシゴシ

穂乃果「…勘違いしないでね、さようならっていうのは」


穂乃果「いつかまたねの意味だよ」


ことり「えっ…」

穂乃果「きっと私が消えたら世界はまた、私が死んだ世界に戻ると思う」


穂乃果「でも、消えないよ」


穂乃果「私がこの二週間に残した軌跡と想いは、どこにもいかない」

穂乃果「ことりちゃん自身が持ってくれてるしこの世界にも形として残ってるし」

穂乃果「ことりちゃん、最後にもう一度だけいうね」



穂乃果「大好きだよ、ことりちゃん」


396 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:45:23.68 ID:2Lo9u+rk0
キラキラ


ことり「!!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん!」

穂乃果「ありがとうことりちゃん、この二週間は私の宝物」

穂乃果「あ、あとこれだけは忘れないで」


穂乃果「私はいつでもことりちゃんの傍に――――――――」

397 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:46:12.94 ID:2Lo9u+rk0




「いるからね♪」



398 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:47:05.71 ID:2Lo9u+rk0
キラキラキラ…


ことり「穂乃果ちゃん…!」

ことり「…うああああああああ…!」

ことり「ああああああああああああああ!!!」

ことり「うぅうおぇっ…ひっ…うぐぅ…!!」

ことり(穂乃果ちゃんは消えた)

ことり(穂乃果ちゃんと踊って歌って最高に楽しんだのにどうしてことりの心はこんなにも悔しがってるんだろう?)


ことり(なんでこんなにも涙が出るんだろう?)

399 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:48:46.82 ID:2Lo9u+rk0
ことり「ひっ…ぐすっうっ…」

ことり「うはあはあああああん…」

ギューッ

ことり「!」

ことり(大きな声を出してただ泣いてた時、後ろから誰かが肩に手をかけるよう優しく抱きついてきたんだ)


ことり「海未…ちゃん…?」


海未「何があったかわかりませんが、きっと辛いことがあったんでしょう?」

ことり「うぅ…うん…!」

海未「そうですか…」


ギューッ


ことり「…」

海未「今は…何も言いません…」

海未「今は…」


海未「本気で泣いてもいいですよ…?」


ことり「…うぅ…うああああああああ…!」

ことり(その時は海未ちゃんに抱き着いてずっと泣いた)
400 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:50:36.56 ID:2Lo9u+rk0


海未「…パーティーでもしましょっか!」



ことり「…ぅえ?」



海未「泣いてたら穂乃果も悲しみますよ!ほらっ!早く早く!」



ことり「わわわー!」



ことり(その後はみんなでパーティーをした、あまりことりは盛り上がれなかったけどそれでも楽しさだけは伝わってきた)

ことり(だから、穂乃果ちゃんがいない今でも楽しいという感情を感じられるのだから)



ことり(ことりもまた、この人生を楽しく生きないとね)


401 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:51:43.91 ID:2Lo9u+rk0
〜一ヶ月後

キーンコーンカーンコーン

ことり「さよならー!」

タッタッタッ!

海未「あ、ことり!明日忘れないでくださいよー?」

ことり「はいはーい!」

タッタッタッ!

凛「あ、ことりちゃん!」

ことり「凛ちゃん!どうしたの?」

凛「えへへーねえ見てよ見てよ〜この白いワンピースの凛!!」

ことり「おお!可愛いいい!!」

凛「えへへ…ことりちゃんのその言葉が聞きたくって〜」デレデレ

ことり「可愛いよ!凛ちゃん!」

花陽「ま、待って〜!」

真姫「こらー!その姿で学校中を走り回るなー!」

凛「えへへ〜ごめんねことりちゃんに見せたくて!」

真姫「まったく…」
402 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:52:39.59 ID:2Lo9u+rk0
花陽「ことりちゃんは今帰るところ?」

ことり「ん?んーまぁ10分程度だけど用事があってね」

花陽「…?よくわからないけどそっか」

絵里「あ、ことり!」

ことり「あ、絵里ちゃんどうしたの?」

絵里「…今日何の日か分かる?」

ことり「…え?分からない」

真姫「なんかあったっけ?」

花陽「なんかの記念日とか?」

凛「あ、誰かの誕生日?!」

絵里「ちっがーう!今日はお泊り会する約束だったでしょ!真姫の家で!」

真姫「…あ、そうだった」

ことり「そうだったー?!」

凛「え、みんな忘れてたの?」

花陽「私も度忘れしてた…」
403 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:53:37.16 ID:2Lo9u+rk0
絵里「もー!せっかくの楽しみが無に帰すところだったわよ!」

ことり「あははごめんね?家に帰ってすぐ準備するね!」

絵里「え、ええ」

凛「じゃあ凛も準備してこよっとー!」

真姫「あ、その着替えてから外に出なさいよね!」

凛「わかってるー!」

花陽「じゃあ私も準備するね、そのまま真姫ちゃんの家向かえばいいかな?」

真姫「え、ええいいわよ」

花陽「分かった、じゃあね」

ことり「うん!ばいばい!」

絵里「よしっこれで」


希「後は希だけね!」


絵里「そうそう!」

絵里「ってあれ?!」

希「ふっふ〜んえりちの探してるのんたん登場やで〜」
404 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:54:03.12 ID:2Lo9u+rk0
ことり「希ちゃん!」

希「お泊りならバッチリ覚えてるから安心しとき〜」

絵里「ならいいけど…」

ことり「じゃあとりあえずことりはいくね!」

希「ほーい」

絵里「真姫の家よ〜」

ことり「はーい!」

タッタッタッ!
405 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:54:29.77 ID:2Lo9u+rk0
希「…最近のことりちゃん、変わったね」

絵里「ええ、ものすごく変わったわ」

希「まるで穂乃果ちゃんみたいやん」

絵里「ええ、穂乃果みたい…だけど厳密にいえば違うのかしら」

希「…そうやね、ウチもそう思う」

絵里「なんか、ことりの姿をみてると私も頑張らなきゃって思うのよ」

希「奇遇やね、ウチもそうなんよ」


絵里「…あれがことりのチカラなのかしらね」

406 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:54:57.23 ID:2Lo9u+rk0
ことり「ふふふっ」

ことり(穂乃果ちゃんがいなくなって一ヶ月が経った)

ことり(穂乃果ちゃんが消えちゃったのは悲しかったけどもう大丈夫、今ではみんなと仲良く過ごしてる)

ことり(そして一ヶ月経った今でも、あの二週間を鮮明に覚えてる)


ことり(忘れるはずのないさいっこうの二週間を)


ことり(喜怒哀楽だけじゃ表現出来ない多すぎて激しすぎる感情の数々とみんなで笑いあったあの光景)

ことり(寂しくなったらその二週間を思い出してる)

ことり(それだけ大事な人との記憶だったから)
407 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:55:37.54 ID:2Lo9u+rk0
真姫「ことり!」

ことり「!」

ことり「真姫ちゃん?」

真姫「ねえ突然だけど話を聞いてくれない?」

ことり「う、うんいいけど」


真姫「私ね、このグループにはもう一人、誰かがいたような気がするのよ」


ことり「!」

真姫「そう考えると心にぽっかりと穴が空いたような感覚がするの」

真姫「それでこの感覚は何なんだろうと思って…」

ことり「…」

ギューッ

真姫「うぇっ?!どうしたのことり…」

ことり(真姫ちゃんは感覚で覚えてるんだ)

ことり(あの二週間を、本物ではあったけど幻でもあったあの二週間を)

ことり(だから、ことりはそっと抱きしめた)
408 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:56:54.87 ID:2Lo9u+rk0
ことり「…九人いたのかもしれないね」

ことり「九人…うん、でも今は八人だから」


ことり「真姫ちゃんのその心の穴はことりで埋めて?」


ことり(ことりはそう言った、この世界に穂乃果ちゃんはもういない)

ことり(だからことりが頑張っていく)



ことり「…お参りしてこっと」

スタスタスタ

ことり「…よしっ」

ことり(真姫ちゃんと別れ、正門を抜け少し歩いて階段を上り境内に入った)

ことり(もう、悲しさなんてないよ)

ことり(今でも穂乃果ちゃんが近くにいてくれるから、何も悲しくなんかない)
409 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:58:10.19 ID:2Lo9u+rk0
ポツ…ポツポツ…

ことり「ひゃっ?!あ、雨?!」

ことり(デジャヴを感じる突然の雨、梅雨も終わったと思うんだけどそれはそれは奇妙な雨だった)

ザーザーザーザー…

ことり「…ふふふっ」

スタスタスタ

ことり(ただ、今日の、今のことりは違う)

ことり(雨も素直に受け止めることりだから、“歩いて”お賽銭に向かった)

ことり「うひゃあ…結構濡れちゃったなー…」アハハ

ことり「ま、とりあえず!」

チャリン…パン…パン!

ことり「………」

ことり「…うん、これで穂乃果ちゃんも安心だね」

ことり「…」

ことり(“隣、いいですか?”という言葉を待ってたことりがいたのかもしれない)

ことり(あの時はそうだった、穂乃果ちゃんが突然現れてそれでそれで…)

ことり(…ふふふっなんでこんなに焦ってるんだろう)
410 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 01:59:23.53 ID:2Lo9u+rk0
ことり(穂乃果ちゃんには感謝しないといけない)

ことり(穂乃果ちゃんがことりに残したもの)



ことり(それは“今”という現実の宝物)



ことり(今がすごく楽しい、今がすごく面白い)

ことり(さいっこうの人生だよ、ことりの人生は)

ことり「…」

ことり(ねえ穂乃果ちゃん、今ことりの近くにいるのかな?)

ことり(ことり、すごく楽しく生きてるよ)

ことり(“あの時”とは違うよ)

ことり(それもこれも全て、穂乃果ちゃんのおかげだよ)
411 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 02:00:28.27 ID:2Lo9u+rk0
ことり「すぅ…」



ことり「雨、止めー!!!」



ザー…ポツポツ……ポツッ…

キラキラキラ…

ことり「わぁ…?!」

ことり(ことりの想いよ、時を超え永遠に響け)

ことり(喜び、悲しみ、怒り、楽しみ、全ては花びらであること)

ことり(ことりはまだ“花”であること)


ことり(これから咲き誇っていこう)


ことり(これからまた花を咲かせよう)

412 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 02:01:47.76 ID:2Lo9u+rk0
ことり(そして明日も)

ことり(明後日も)

ことり(来週も)

ことり(再来週も)

ことり(来月も)

ことり(来年も)

ことり(十年後も)

ことり(来世も)

ことり(来来世も)

ことり(来来来世も)

ことり(来来来来世も)

ことり(その先の未来時代永劫にずっとずっとずっとずーっとずーっとずーっっと!)
413 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 02:02:31.02 ID:2Lo9u+rk0



ことり「たまたまだよね、きっと」


414 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 02:02:59.79 ID:2Lo9u+rk0


ことり(穂乃果ちゃんの傍で――――――――――――)




ことり(――――――――花になろう)




END
415 : ◆iEoVz.17Z2 [saga]:2017/09/14(木) 02:05:25.07 ID:2Lo9u+rk0
ということで終わりです
ここまで見てくれた方本当にありがとうございました
次回もまたよろしくお願いします
https://i.imgur.com/ejtUfum.jpg
416 : ◆iEoVz.17Z2 [sage]:2017/09/14(木) 02:06:11.77 ID:2Lo9u+rk0
それと歌詞の指摘してくれた方ありがとうございました
以後気を付けます
417 : ◆iEoVz.17Z2 [sage]:2017/09/14(木) 02:09:56.52 ID:2Lo9u+rk0
最後に、良かったら前作と前々作もよろしくお願いします

凛「天使と悪魔…?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500395007/

海未「二つの光に導かれて」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496426196/
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 02:24:40.52 ID:MPtMXzQ2O
ORANGE RANGEかな?
419 : ◆iEoVz.17Z2 [sage]:2017/09/14(木) 02:30:41.43 ID:2Lo9u+rk0
<<418 そうですそうです!
言い忘れてましたがORENGE RANGEの「花」という歌と「いま、会いにゆきます」という作品から色々もらってます
展開はオリジナルなのでネタバレにはならないかなと思います
420 : ◆iEoVz.17Z2 [sage]:2017/09/14(木) 02:32:44.88 ID:2Lo9u+rk0
>>419 失礼>>418
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 06:41:54.54 ID:i7WcVoaqo
1ヶ月で400レス分か
筆早いな
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 08:02:35.31 ID:9IYr4pszO
長すぎて読んでないけどこんだけ書けるのは羨ましい
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 15:41:59.60 ID:tkIbcBcUO
面白い。またよろしく。
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 19:37:34.33 ID:0EuLcdhzo
読んでないけどよかったよ
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/15(金) 01:23:48.05 ID:aC1HG+qDO
×再開
○再会
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/15(金) 13:08:36.05 ID:KsHMd3V30
乙でした
気が早いけどまたss書き頑張れ
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 10:21:53.64 ID:vMbqJo+uO
乙です
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