【安価】ダンガンロンパ・グロウ【オリロンパ】

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83 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/23(土) 21:06:58.27 ID:ts1U0M8A0
静希「どうぞ皆賀さん」

皆賀「……は?」

静希「叫んでいましたから水分を摂った方がいいですよ?」

皆賀「ま、まさか毒を飲ませる気!?」

静希「いえいえ、そのような事はしませんよ。僕はあくまでも殺される側であり、殺す側ではありませんから」

皆賀「…………」

僕の気持ちが伝わったのかおそるおそると言った様子ですが、皆賀さんは水を受け取ってくれました。

皆賀「い、一応お礼は言っておくわ」

静希「いえいえ」

皆賀「で……う、受け取っておいてなんだけど、や、やっぱり頭おかしいわよあんた」

静希「……」

前途多難ですね。

いずれ皆賀さんも理解してくれるとは思うんですが……

【皆賀莉子の好感度が少し上がりました】
84 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/23(土) 21:38:17.38 ID:ts1U0M8A0
石動「おっ、なんか砂に埋まってんぞ」

皆賀「い、いやぁぁぁ……ば、爆弾よきっと……」

静希「爆弾をわざわざこんなところに埋めないと思いますよ?」

石動「つうか、こんなしっかり持ってんのに恐ろしい事言うなよ……」

石動さんが砂から引き上げたのは丸いボールのような物でした。

爆弾ではないでしょうが……

石動「隙間もねえしなんなんだこれ」

モノクマ「お教えしましょう!」

皆賀「いやぁぁぁぁぁぁ!?」

静希「皆賀さん、落ち着いてください!」

石動「おうおう、出てきやがったな。で、これはなんなんだ?」

モノクマ「それはね、モノクマボールって言ってある条件が満たされると開くんだよ」

石動「ある条件?」

モノクマ「それは内緒だよ!うぷぷ、開くその時を楽しみに!」

静希「お楽しみですか……」

皆賀「きっと毒ガスよぉ……いやぁぁぁ……」

石動「だから恐ろしい事言うなって……」
85 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/23(土) 21:57:17.34 ID:ts1U0M8A0
【学生寮・食堂】

石動「ってわけでここに持ってきた」

有栖川「本当に大丈夫なのかそれは」

石動「皆賀みたいな事言うなよな……後あいつとはもう組まねえぞ俺は」

澤木「だったら次はアタシと組もうよ莉子ちゃん!」

皆賀「いやぁぁぁ……なんで私があんたとなんて……」

澤木「なんかシンパシーを感じるんだよね!似てるっていうかさ!」

皆賀「どこがよぉぉぉぉ……」

山藤「仲良くやってんなぁ」

須辺鈴「あれは仲良くしてるんですか……?」

梁瀬「十人十色」

酒谷「ははっ、そう見えるのもいるってことだね」
86 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/23(土) 22:12:30.51 ID:ts1U0M8A0
中根「他の連中は何か見つからなかったのか?」

羽佐間「寮の周りには四つほど道があった。だけど金網が張ってあって行けそうになかったね」

豊穣院「モノクマによると金網はとある条件が満たされると開くらしいです」

緋色「またそれですか……」

糸沼「行き場は制限され、その条件もわからない……ああ、不幸だ」

中根「個室には何かなかったのか」

望月「個室には鍵と、こんなのがあったよ」

望月さんが取り出したのは……小型のタブレットでしょうか。

望月「電子生徒手帳だって。この寮の見取り図とか、ルールみたいなのとかがあったよ」

静希「ルール?」

有栖川「ルールか……周知した方がいいだろうな」

望月「そうだね……じゃあちょっと読み上げるよ」
87 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/23(土) 22:35:22.27 ID:ts1U0M8A0
【規則】

1…皆さんはこの島で共同生活を行いましょう。期限は無期限です。

2…22時から7時までは夜時間とします。夜時間食堂は立ち入り禁止になるので注意しましょう。

3…絶望島について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

4…モノクマへの暴力行為及び監視カメラやモニターの破壊行為を禁じます。

5…誰かを殺した場合この島から帰還が可能ですが、誰にもバレてはいけません。

6…規則は増える場合があります。

望月「……だって」

中根「くそっ!人を馬鹿にして……!」

バレてはいけません、ですか。

やはり僕の方も細心の注意を払わないといけませんね。

殺されるにしても、誰かに見つかって台無しになっては元も子もありませんから……
88 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/23(土) 22:48:03.26 ID:ts1U0M8A0
静希「ところでナナシさんは来ていないんですか?」

羽佐間「彼女は知ってる事をまた聞くなんてうんざりだそうだよ」

豊穣院「先生が声をかけたのにあんな態度……わたくし好きになれません」

羽佐間「まあまあ、玲奈君。中根君、そろそろ解散でもいいんじゃないかな?」

中根「……そうだな。後は各自好きにしろ」

どうやら話し合いはここまでのようですね。

静希「それでは部屋を見てみるとしましょうか……」

【エントランス】

静希「……?」

今誰かに呼ばれたような。

【部屋に向かう静希を呼び止めたのは?】

↓2
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 22:49:54.00 ID:Ijweg1lXo
ナナシ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 22:50:39.13 ID:iJMBzcPDO
須辺鈴
91 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/23(土) 23:02:42.38 ID:ts1U0M8A0
須辺鈴「あ、あの!」

静希「須辺鈴さんでしたか。どうかしましたか?」

須辺鈴「あの……静希さんは本気でああおっしゃったんですか?」

静希「殺すならば僕にしてくださいという発言の事ですか?」

須辺鈴「は、はい」

静希「もちろん本気ですよ?」

須辺鈴「な、なんでですか?自分から殺されようだなんて、怖くないんですか?」

1…怖くはないですね
2…怖い怖くないではないんです

↓2
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 23:20:46.15 ID:iJMBzcPDO
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 23:25:47.13 ID:Ijweg1lXo
94 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 20:30:25.33 ID:MB5vkxBA0
静希「須辺鈴さん、怖い怖くないではないんです」

須辺鈴「はい……?」

静希「僕はそうしないといけない。そうする事がきっと僕が生きてきた意味なんですよ」

須辺鈴「生きてきた意味……」

静希「はい」

須辺鈴「……静希さん、僕は霊能力者です」

須辺鈴「多分羽佐間さんに負けないほど死という物に関わってきました」

静希「えぇ、そうでしょうね」

須辺鈴「そんな僕だから言います。僕は静希さんのその考えを認めるわけにはいきません!」

静希「……」

須辺鈴「殺される事が静希さんの生きてきた意味だと言うなら、それをなんとかするのが僕の生きてきた意味だと今理解しました!」

須辺鈴「失礼します!」スタスタ

静希「……」

静希「……無理ですよ」

【須辺鈴洸の好感度が少し上がりました】
95 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 20:53:23.42 ID:MB5vkxBA0
【静希の個室】

部屋に入ると肩にかけた鞄を机に置きます。

静希「机にベッド、クローゼットにシャワールーム……部屋そのものはごく普通ですね」

引き出しの中には部屋の鍵がありますが……僕にはいりませんね。

静希「部屋の鍵を開けておけば殺しに来た人もスムーズに入れますからね……」

ゴミ箱に鍵を捨てると鞄に入った物を机の上に広げます。

静希「包帯、ティッシュ、タオル各種、絆創膏、水、保存食、手袋、ごみ袋……」

ここに来る前にあった物は揃っていますね。

静希「しかしどんな人が僕をここに連れてきたんでしょう?」

殺される身ではありますが、そこは気になりますね。

静希「……まあ、僕が考えたところでわかるわけもありませんか」

鞄に荷物を詰めこんで部屋を出ます。

さて、部屋にこもっているばかりでもいけません。

殺されるからと怠惰に過ごすのは許されませんからね。

静希「さて、まずは……」
96 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 21:11:21.41 ID:MB5vkxBA0
【キッチン】

静希「……」トントン

味はこんなところでしょうか?

十五人分ともなると味付けの好みも違いが増えるでしょうし……二つの味を用意しておきましょう。

静希「ああ、そういえばアレルギーの有無も聞いていませんでした」

となると、他にも作った方がいいですね……

静希「……」トントン

望月「……あれ、静希君?」

静希「ああ、望月さん。もうすぐ出来るので待っててもらえますか?」

望月「えっと、何してるの」

静希「お昼を作ってるんです。そろそろ十二時ですから」

望月「えっ、みんなの分を?」

静希「はい、そうですよ」

望月「……」

静希「望月さん?」

望月「私も手伝うよ!」

静希「えっ?ですが」

望月「いいの!私がやりたいんだから!」

静希「望月さんがそうしたいなら……拒否する権利は僕にはないですね」
97 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 21:36:25.76 ID:MB5vkxBA0
静希「……」トントン

望月「……」チラッ

静希「……」グツグツ

望月「……」ジー

静希「……あの」

望月「な、なにかな!?」

静希「先ほどから視線を感じるんですが、僕の顔になにかついてますか?」

望月「えーっと……ああ、もう!」

静希「?」

望月「こんなの私らしくない!やってみなきゃ始まらないんだから!」

静希「あの」

望月「静希君!」

静希「はい」

望月「さっきの、僕を殺してくださいって何?」

静希「何と言われましても……言葉通りの意味ですとしか」

望月「何なの、静希君は自殺願望でもあるの!?」

静希「いえ、自殺願望はありませんよ。このご時世では迷惑もかかりますし」

望月「じゃあなんで!」

静希「それが僕の生きてきた意味だからです」

望月「生きてきた意味って、殺される事が?」

静希「正確には皆さんに殺される事が、ですね」

望月「……それって、才能のある人に殺されるのが大事って事?」

静希「別に才能の有無にはこだわってはいないんですが……」

ただ僕は皆さんを助けて死にたいんですよ。

それが【超高校級の救済者】、いえ静希望としての……

静希「っと、そろそろ出来ますね」

望月「あっ」

静希「とにかく僕は殺される事を受け入れていますから。それだけは知っておいてください」

望月「…………そっか」
98 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 21:57:28.72 ID:MB5vkxBA0
【食堂】

山藤「な、なんじゃこりゃあ!?」

澤木「うわー、凄い!料理がこんなにたくさん!」

静希「皆さんの好みがわからなかったので一通り作らせていただきました」

有栖川「これはお前が作ったのか」

望月「私もちょっとは手伝ったよ!」

梁瀬「……完食不安」

羽佐間「確かにこれだけの量だと食べきれるか心配だね」

石動「いざとなれば中根に任せるしかねえな」

中根「なぜ私が静希望の作った物など……」ブツブツ

緋色「まあまあ……料理に罪はありませんよ」

酒谷「シズ、キッチンにあるお酒持ってきてくれる?」

静希「ワインでいいですか?」

酒谷「いいよ、やはり食事にはお酒という華がないと!」

豊穣院「先ほどのように酔わないでくださいね?」

皆賀「ど、毒なんて入ってないでしょうね」

糸沼「食事が一転して地獄絵図……ああ、不幸だ」

須辺鈴「縁起でもない事を言わないでくださいよ!?」
99 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 22:20:07.07 ID:MB5vkxBA0
石動「ところで……お嬢さんはどうしたんだ?」

有栖川「ナナシか……さすがに食事は摂らなければならないだろうが」

山藤「どうだろうな……あいつ相当ツンケンしてるしよ」

緋色「念のため私が食事を持っていきましょう。静希さん、いいですよね」

静希「はい、どうぞ」

澤木「じゃあナナシちゃんは朱里ちゃんにまかせてあたし達は食べようよ!」

酒谷「ぷはぁ……いいね、やっぱりお酒はいい!」

糸沼「出遅れてるね……残り物だけ食べることになるなんて不幸だ」

中根「ふん、全く、静希家らしい、味だ」モグモグ

皆賀「く、食いながら喋ってんじゃないわよ……!」

静希「……」

どうやら好評のようですね、よかった。
100 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 22:28:06.91 ID:MB5vkxBA0
静希「……」カチャカチャ

結局皆さん完食してくれましたね。

ナナシさんは見に行ったら部屋の前の皿に全く手をつけられていませんでしたが……

静希「夕飯はどうしましょうか……」

ガタッ

静希「おや」

誰かキッチンに来ましたね。

【キッチンに現れたのは?】

【偏らないようにこの形式で既に選ばれた人はなしとします】

【須辺鈴は選べません】

↓2
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:31:41.57 ID:qYTMKas7o
中根
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:31:49.78 ID:+gdw4MQWo
山藤
103 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 22:47:05.44 ID:MB5vkxBA0
山藤「よう、静希。残りの皿持ってきたぞ」

静希「ありがとうございます。そこに置いておいてください」

山藤「いやー、美味かったぜお前の飯」

静希「喜んでいただけて幸いです。夕飯も作りますのでリクエストがあれば聞きますよ」

山藤「あっ、だったら素手で取らねえのにしてくれよ。俺は手が命だからよ」

静希「わかりました」

山藤「っと、そうそう……こうして来たのはちょっと頼みがあるんだよ」

静希「頼みですか?」

山藤「おう。ちょっと髪触らせてくれねえか?」

静希「髪、ですか?」

山藤「そうそう。いいだろ?」

1…わかりました【同時にコンマ判定】
2…手が離せないので後でもいいですか?

↓2
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:47:26.07 ID:qYTMKas7o
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:47:42.40 ID:tHK7EXsDO
106 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 22:58:02.53 ID:MB5vkxBA0
静希「わかりました」

山藤「じゃ、失礼して……」

静希「……」

山藤「…………微妙」

静希「はい?」

山藤「お前よ、もう少し髪は手入れした方がいいぜ?この髪質じゃあ、俺の鋏は入れらんねえ」

静希「はあ、すみません」

山藤「まっ、なかなか上手くはいかねえわな……仕方ねえや」

山藤さんは頭を掻きながらキッチンを出ていきました。

そういえば山藤さんは髪質が気に入らないとどんなに有名人でも鋏を入れないと聞いた事がありますね……

静希「僕は不合格という事ですか……」

【山藤切也の好感度が少し上がりました】
107 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 23:10:56.45 ID:MB5vkxBA0
【静希の部屋】

静希「さて、夕飯まで時間がありますから少し周りを見て回りましょうか」

殺されるのに絶好の場所があればチェックしておかないといけませんね……

【自由行動を開始します】

【残り二回】

【一度に二人まで選べます】

【一度選んだキャラはその日はもう選べません】

↓2
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:14:09.28 ID:+gdw4MQWo
中根、酒谷
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:14:30.66 ID:qYTMKas7o
羽佐間 豊穣院
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:15:44.66 ID:tHK7EXsDO
望月 酒谷
111 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 23:27:12.24 ID:MB5vkxBA0
【学生寮周辺】

静希「確かに金網が張ってありますね」

この先には何があるんでしょうか?

羽佐間「おや……静希君じゃないか」

豊穣院「ごきげんよう」

静希「羽佐間さん、豊穣院さん」

羽佐間「金網を見に来たのかい?」

静希「はい。一度自分の目で確かめておきたかったので」

豊穣院「ふふ、先生のおっしゃった通りでしたでしょう?」

静希「そうですね……この金網をこちらでどうにかするのは不可能かと」

豊穣院「わたくしのお慕いする先生が間違うはずありませんもの」

羽佐間「わたしだって人間だから間違う事はあるさ」

豊穣院「……先生は謙虚過ぎます」

1…お二人は本当に仲がいいんですね
2…お二人はどうしてこちらに?

↓2
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:36:33.96 ID:qYTMKas7o
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:37:51.16 ID:tHK7EXsDO
114 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 23:50:49.62 ID:MB5vkxBA0
静希「お二人は本当に仲がいいんですね」

豊穣院「あら、そう見えます?」

静希「はい」

豊穣院「ふふふ……だそうですよ先生?」

羽佐間「何を期待しているかは知らないが、わたしと玲奈君はあくまで主治医と患者の関係だよ」

豊穣院「……先生は酷い人です」

羽佐間「心外だね。わたしはこれでも玲奈君に甘いと自負しているよ」

静希「……」

僕にはやはり仲がいいようにしか見えませんね……

【羽佐間卓郎の好感度が上がりました】

【豊穣院玲奈の好感度が上がりました】
115 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 23:52:44.43 ID:MB5vkxBA0
【学生寮・エントランス】

静希「寮周辺にはいい場所はありませんでしたね」

金網は気になるところですが……

【自由行動を開始します】

【残り一回】

【一度に二人まで選べます】

【羽佐間、豊穣院は選べません】

↓2
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:53:35.50 ID:qYTMKas7o
中根 酒谷
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:54:56.77 ID:7/lyhnxtO
118 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 23:56:03.03 ID:MB5vkxBA0
中根、酒谷選択で本日はここまでです。

ではまた次回
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:57:25.61 ID:+gdw4MQWo
乙です
120 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 20:26:49.41 ID:gxj2v27A0
始めます。
121 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 20:43:53.39 ID:gxj2v27A0
酒谷「おー、シズ。さっきはお酒に合ういいご飯ありがとね」

静希「ありがとうございます。夕飯もリクエストがあれば受けますよ」

酒谷「そうだね……次は日本酒に合う料理がいいかな」

静希「日本酒ですか……わかりました」

酒谷「バンも何かリクエストあるなら言ったら?」

中根「……ふん、静希望の作った物以外なら何でもいい」

酒谷「それリクエストって言えるの?」

中根「いいか!この際だからはっきり言うが、私は静希望や豊穣院玲奈のような人間がこの上なく嫌いなんだ!」

中根「そんな人間の作った食事など吐き気がする!」

酒谷「うわぁ、そこまで言う?」

静希「……」

1…ですが、お昼は食べていましたよね?
2…なるほど……僕ですから、しかたがありませんね

↓2
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 20:44:35.28 ID:TbAw2KnDO
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 20:44:54.05 ID:BbEyy4xno
1
124 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 20:57:27.58 ID:gxj2v27A0
静希「ですが、お昼は食べていましたよね?」

中根「ぐっ!?」

酒谷「そういえばそうだね。しかもあたしの記憶が確かなら……一番食べてた」

中根「ぐぐっ!?」

酒谷「ははあ、つまりバンはツンデレってやつ?」

中根「違う!ただ、料理に罪はないからな」

酒谷「それアカの言葉じゃない?」

中根「ぐぐぐっ……!話にならん!」

バンッ!

酒谷「あらら、怒らせちゃったかな?まあ、なんだかんだ言って夕飯も食べるだろうから、嫌じゃなかったら作ってあげてシズ」

静希「はい、もちろんそのつもりです」

中根さんの気持ちはわからないでもありませんからね……

【酒谷美野里の好感度が上がりました】

【中根万利の好感度は上がりませんでした……】
125 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 21:16:52.82 ID:gxj2v27A0
静希「さて、夕飯を作るとしましょう」

ナナシさんの分は別に作るとして……

静希「……おや?」

いくつか食料が減っていますね……もしかしてナナシさんでしょうか?

静希「……」

もしもこれがナナシさんなら、僕の料理を食べてはくれそうにありませんね。

しかし他の人かもしれませんし……

静希「食事を無駄にはしたくありませんから……」

1…ナナシの部屋に行って直接確かめる
2…他の人に確認してみる

↓2
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 21:17:24.68 ID:8LoKD4MAo
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 21:20:30.70 ID:5KFOZgz5O
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 21:20:31.23 ID:TbAw2KnDO
129 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 21:34:17.70 ID:gxj2v27A0
静希「ナナシさんに直接確かめてみましょう」

そうと決まれば早速……

【ナナシの部屋前】

静希「ナナシさん、静希です。少し聞きたい事があるので開けていただけないでしょうか?」

…………

静希「留守なんでしょうか……」

いえ、ナナシさんの事だからおそらく居留守でしょう。

静希「ここはメモを挟んでおきましょう」

【キッチンから食料が減っていますが、ナナシさんが持ち出したのでしょうか?】

これでいいですね。

スッ

静希「……」

スッ

静希「返ってきましたね」

【だったらなんなの】

静希「やっぱりそうでしたか……」

【いえ、それが知りたかっただけですので】

スッ

静希「さて、夕飯の準備に戻りましょう」



…………

スッ

【は?それだけ?】

ガチャッ

ナナシ「……なんなの」
130 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 21:42:52.53 ID:gxj2v27A0
【静希の部屋】

静希「夕飯も好評でしたね」

一応明日の献立も考えておきましょう。

静希「僕が明日を迎える事はないかもしれませんけど……」

献立をメモすると鞄を置いてベッドに横になります。

鍵は捨てているのでもちろんかけていません。

静希「誰かが殺しに来てくれるんでしょうか……」

その時を少し楽しみにして、僕は眠りにつきました。


【一日目終了】
131 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 22:00:45.63 ID:gxj2v27A0
【二日目】

静希「……ん」

朝ですか。

どうやら昨日に僕を殺しに来てくれる人はいなかったようですね。

静希「こればかりは仕方ありません。今日も生きていくとしましょう」

時刻は……六時半ですか。

食堂は七時まで開きませんから……散歩にでも行きましょう。

1…砂浜
2…学生寮屋上
3…学生寮周辺

↓2
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:02:36.00 ID:8LoKD4MAo
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:04:15.98 ID:TbAw2KnDO
134 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 22:19:06.74 ID:gxj2v27A0
【砂浜】

静希「……」ザッザッ

昨日のボールのようなものは、さすがにありませんか。

静希「……」

この島は随分と人の手が入っています。

しかし僕達以外の人がいる痕跡は見当たりません。

あの金網の向こうにいるんでしょうか?

静希「……僕が考えてもしかたがありませんか」

僕はこの島で殺されると決めているんですから。

ザッザッ

静希「誰か来ましたね……」

【砂浜に来たのは?】

【須辺鈴、山藤は選べません】

↓2
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:21:18.97 ID:TbAw2KnDO
望月
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:26:05.36 ID:BbEyy4xno
緋色
137 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 22:50:06.05 ID:gxj2v27A0
緋色「静希さん、おはようございます!」

静希「緋色さん、おはようございます。ジョギングですか?」

緋色「はい、ボディーガードは身体が資本なので!」

静希「緋色さんらしいですね」

緋色「らしいって、静希さんとは昨日会ったばかりじゃないですか!」

静希「ああ、すみません。実は僕の家で緋色さんを専属ボディーガードにしようと調べていましたから」

緋色「えっ?私が静希さんの家で、ですか?」

静希「はい。その過程で緋色さんの事は調査していたんです」

緋色「……」

1…嗅ぎ回るような真似をしてすみませんでした
2…やはり愉快な話ではありませんよね

↓2
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:57:51.95 ID:8LoKD4MAo
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:57:59.93 ID:BbEyy4xno
1
140 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:10:55.26 ID:gxj2v27A0
静希「嗅ぎ回るような真似をしてすみませんでした」

緋色「……そ、それじゃあまさか」

緋色「私の秘密を静希さんは知っているんですか!?」

静希「いえ、僕は調査をしていたという事しか知らないので……」

緋色「そ、そうですか……ほっ」

静希「……」

ここまで安堵するという事は緋色さんには大きな秘密があるんでしょうね。

だから静希家専属のボディーガードにはならなかったんでしょうか……

緋色「まあ、静希さんが謝る事じゃありませんよ!ボディーガードが調べられるのは想定済みですから!」

静希「そう言っていただけるとありがたいです」

しかしそんな秘密があるようには見えませんがね……

【緋色朱里の好感度が上がりました】
141 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:20:07.31 ID:gxj2v27A0
キーンコーンカーンコーン

静希「……?」

なんでしょう、このチャイムは。

モノクマ「おはようございます!七時になりました!」

モノクマ「今日も一日頑張っていきましょう!」

静希「朝のアナウンスですか……こんなものがあったんですね」

緋色「昨日の十時にもアナウンスしてましたよ?」

静希「そうなんですか?九時には寝ていたので知りませんでした……」

とにかく食堂も開いたでしょうから、朝食の準備をしに行きましょう。

【学生寮・エントランス】

静希「……おや?」

誰かいますね……

静希「……」

いや、あれはいるというより……


倒れている?
142 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:24:04.67 ID:gxj2v27A0
胸騒ぎがして、僕は走りました。

するとだんだんと見えてきます。

やはりその人は倒れていて。

その脇腹には包丁が、確かに突き刺さっていました。

静希「……!」

なぜ?

なぜ僕ではなくこの人が?

半ばパニックになって僕はその人の名前を叫びます。
143 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:26:03.37 ID:gxj2v27A0






静希「須辺鈴さん!」

しかし、【超高校級の霊能力者】須辺鈴洸さんは何も答えてくれず。

その脇腹から流れ出す血がエントランスの床を濡らしていました。






144 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:26:43.63 ID:gxj2v27A0
本日はここまで。

それではまた次回に。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 23:30:11.05 ID:BbEyy4xno
乙です、早いな…そこが落ちるか
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 23:31:20.74 ID:8LoKD4MAo
147 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 20:34:19.94 ID:d6BoG1WA0
開始します。
148 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 20:49:05.43 ID:d6BoG1WA0
静希「須辺鈴さん!」

僕は倒れている須辺鈴さんの側に跪くと、鞄からタオルを出して包丁が刺さった部分にあてがいます。

弱くなっていますがまだ息はあります、急いで処置すれば……!

緋色「なっ、静希さんこれは!?」

静希「緋色さん!須辺鈴さんが刺されました!羽佐間さんを呼んできてください!」

緋色「わ、わかりました!」

緋色さんが個室の方に行き、少ししてから羽佐間さんが鞄を手に走ってきます。

羽佐間「状況は!」

静希「今はタオルで圧迫してますが……それまでの出血が多いです」

羽佐間「わかった、後はこちらが引き受ける!」

静希「助かりますか?」

羽佐間「助けるさ、わたしは医師だからね」

交代すると羽佐間さんは鞄から注射や小型のクーラーボックスを取り出して、須辺鈴さんの治療を始めました。

静希「須辺鈴さん……」
149 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:05:16.95 ID:d6BoG1WA0
【食堂】

望月「それで須辺鈴君は大丈夫だったの!?」

羽佐間「出血はしていたけれどなんとか峠は越したよ。もう大丈夫だ」

石動「そりゃよかった。さすが【超高校級の医師】ってところか?」

羽佐間「発見が早かったのが幸いだっただけさ。もう少し遅れていればわたしでも手のつけようがなかった」

山藤「だけどなんで須辺鈴が襲われたんだ?言っちゃなんだがわざわざ殺されてくれるって奴がいるのによ」

静希「……」

本当にそうです。

なぜ僕ではなく須辺鈴さんが……

酒谷「それはコウの才能考えたらわかるでしょ?」

有栖川「……【超高校級の霊能力者】か」

澤木「そっか、霊能力者だからちょっと霊と話せば犯人わかっちゃうもんね!」

だから須辺鈴さんは狙われた……そういう事ですか。
150 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:18:39.33 ID:d6BoG1WA0
中根「問題はそこじゃない!」

皆賀「そ、そそそうよ……誰かが早速コロシアイ始めたって事よね……ひいいっ!?」

糸沼「殺人を企てたような人間と一緒にいないといけない……不幸だね」

梁瀬「……危険因子」

豊穣院「まあ……先生、わたくし怖いです」ギュッ

誰かが殺人を犯そうとした……その重みが食堂を支配します。

須辺鈴さんが目を覚ませば、誰がこんな事をしたのかはっきりするんでしょうが……

緋色「とにかく須辺鈴さんが狙われるとはっきりした以上、今は彼の警護が必要不可欠です」

緋色「ですから、これから私が須辺鈴さんの警護をしたいと思いますが、いいですね」

緋色さんの言葉に反対する人はいませんでした。

こうして何もわからないまま、僕達は朝食を摂る気分にもならず解散となりました。
151 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:31:58.37 ID:d6BoG1WA0
【須辺鈴の部屋】

須辺鈴「……」

静希「須辺鈴さんの様子はどうですか?」

緋色「まだ意識は戻りませんね……だけどもう危険な目には遭わせませんから安心してください!」

静希「【超高校級のボディーガード】の言葉となると重みが違いますね」

しかし失念していました……まさか僕が殺される事にこんな壁があったなんて。

静希「どうしたものか……」

緋色「何がですか?」

静希「いえ、こちらの話です……」

考えなければならない事が増えてしまいましたね……
152 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:40:12.70 ID:d6BoG1WA0
【静希の部屋】

静希「須辺鈴さんではなく僕を殺してもらう方法……」

これは難題ですね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選べます】

↓2
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 21:41:59.30 ID:Kh5AK3wDO
有栖川 梁瀬
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 21:42:08.01 ID:pUQBholvo
望月 皆賀
155 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:51:35.87 ID:d6BoG1WA0
皆賀「な、なんで私が……」

望月「うーん、私にもわからないけど……」

静希「どうしましたか?」

望月「あっ、静希君。皆賀さんに真歩ちゃんが捜してたから行ってあげてってお願いしてたんだけど」

皆賀「私は嫌よ……なんであんな悩み事なんかありませんと言わんばかりの能天気な奴につきまとわれなきゃ……」

望月「真歩ちゃん、皆賀さんの事妙に構いたがるんだよね……話しててもどこか目で捜してるっていうか」

1…澤木さんは自分と皆賀さんが似ていると言ってましたよね
2…単純に仲良くなりたいだけにしては熱が入ってますね……

↓2
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 21:52:54.76 ID:pUQBholvo
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:01:54.61 ID:Kh5AK3wDO
158 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 22:14:08.29 ID:d6BoG1WA0
静希「澤木さんは自分と皆賀さんが似ていると言ってましたよね」

皆賀「ま、まずそれがわからないのよ……!あれと私にどんな共通点があるって言うの……」

望月「うーん、真歩ちゃんにしかわからない何かがあるんじゃないかな?」

皆賀「そ、そんなわけのわからない物に私は巻き込まれるなんてごめんよ……!」

望月「あっ、行っちゃった……」

静希「どうするんですか?」

望月「真歩ちゃんには見つからなかったって言うしかないかな……」

静希「僕も付き合いましょうか?」

望月「ううん、大丈夫。ありがとう、静希君」

【望月遊希の好感度が上がりました】

【皆賀莉子の好感度が少し上がりました】
159 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 22:18:38.96 ID:d6BoG1WA0
【静希の部屋】

静希「澤木さんの情熱はどこから来るんでしょうね……」

【自由行動を開始します】

【残り三回】

【一度に二人まで選べます】

【望月、皆賀は選べません】

↓2
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:20:49.47 ID:pUQBholvo
梁瀬 澤木
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:28:38.20 ID:Kh5AK3wDO
有栖川 澤木
162 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 22:43:38.24 ID:d6BoG1WA0
澤木「ねーねーねーねー」

有栖川「……」

おや、あれは有栖川さんと澤木さんですか。

どうやら有栖川さんに澤木さんが声をかけているようですが……

澤木「ちょっと無視しないでよ!アリスっち!」

有栖川「……おい、まさかそれは俺の事か」

澤木「他にいないじゃん!ねーねー、ちょっとお願いがあるんだよー!」

有栖川「……」

普段より二割増しで疲れた顔をしていますね……

1…皆賀のいた場所を澤木に教える
2…話に加わる

↓2
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:44:24.46 ID:Kh5AK3wDO
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:51:35.88 ID:pUQBholvo
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 08:17:07.68 ID:CpZDkf2ho
166 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 21:51:16.70 ID:RTNvou+A0
静希「こんにちは」

有栖川「……静希か」

澤木「おー、シズっち!」

静希「シズっち……こほん」

静希「お二人は何をなさっていたんですか?」

有栖川「絡まれていただけだ」

澤木「あー、そういう言い方ないじゃん!アタシはただアリスっちにお願いがあるだけなのに!」

有栖川「……聞くだけ聞こう。お願いとはなんだ」

澤木「アタシのこの案を童話にしてほしいんだよね!」

有栖川「……なに?」

澤木「何さ、その意外って顔!」

有栖川「いや……実際意外だったからな」

静希「確かに」

澤木「シズっちまでそういう事言う!?」

静希「ああ、いえ……澤木さんは才能も体育会系ですから」

有栖川「……とにかく見せてみろ」

澤木「ふんだ、感動して泣いても知らないからね!」

澤木さんが有栖川さんに渡した案を僕も横から覗いてみます。

有栖川「これは……」

静希「……」

澤木「ふふん、どう?」

有栖川「……読めん」

澤木「えっ?」

静希「……」

澤木さん、少し文字が読みづらいですよ……

【有栖川幸正の好感度が上がりました】

【澤木真歩の好感度が上がりました】
167 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 21:53:02.06 ID:RTNvou+A0
静希「澤木さんの考えた童話とはなんだったんでしょう」

結局読めなかったので余計気になります……

【自由行動を開始します】

【残り二回】

【一度に二人まで選べます】

【望月、皆賀、有栖川、澤木は選べません】

↓2
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:54:46.08 ID:ujENEOzbo
梁瀬 糸沼
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:58:48.70 ID:2TVg9GKDO
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:59:21.42 ID:vJrqdqOR0
171 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 22:30:12.36 ID:RTNvou+A0
糸沼「いや、悪いね……ボクにこんな事を頼まれるなんてキミは不幸だよ」

梁瀬「……不幸異論」トントン

糸沼「ああ、またそんな事を言わせてしまうなんて……」

梁瀬「…………」トントン

静希「……」

なんなんでしょうか、あの噛み合ってない会話は。

静希「何をなさっているんですか」

糸沼「ああ、せっかく気分がよかったのに……ボクはやっぱり不幸だね」

梁瀬「仕事」トントン

見たところ、糸沼さんに頼まれて梁瀬さんが何かを作っていたようですが……

1…これは家、ですか?
2…素晴らしい出来ですね

↓2
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:32:30.64 ID:ujENEOzbo
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:53:44.00 ID:2TVg9GKDO
174 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:01:29.19 ID:RTNvou+A0
静希「これは家、ですか?」

梁瀬「人形住処」

静希「人形……糸沼さんのですか?」

糸沼「他に誰がいるんだい……」

糸沼さんはポケットから二体の人形を出してこちらを威嚇してきます。

なぜここまで警戒されているんでしょうか……

梁瀬「完成」

糸沼「ああ、ありがとう梁瀬クン。それじゃあこの家はもらっていくよ」

梁瀬「所持可能疑問」

糸沼「これぐらいボクだって持てるよ……っ、あっ」

静希「糸沼さん!?」

下敷きになってしまいましたね……

糸沼「……やっぱり不幸だ」

梁瀬「……不安的中」

【梁瀬大鉄の好感度が上がりました】

【糸沼命の好感度が上がりました】
175 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:03:52.95 ID:RTNvou+A0
静希「糸沼さんに怪我がなくて何よりでした」

しかし梁瀬さんが作ったあの家、本当によく出来ていましたね……

【自由行動を開始します】

【残り一回】

【一度に二人まで選べます】

【望月、皆賀、有栖川、澤木、梁瀬、糸沼は選べません】

↓2
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:05:58.51 ID:Vb8WjyVYo
石動 ナナシ
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:08:13.30 ID:9SKt33Y4O
酒谷、豊穣院
178 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:19:19.05 ID:RTNvou+A0
酒谷「いやー、本当に惚れ惚れしちゃう腕だったね」

静希「羽佐間さんの事ですか?」

酒谷「そうそう、コウを助けた時のあの流れるような手さばき……あたしも病気になったらあんなお医者様に診てもらいたいよ」

確かに羽佐間さんの治療は怪我の治療なら決して少なくない数をこなした僕も目を見張る物でしたね……

豊穣院「もし……少しよろしいですか?」

酒谷「ん?レイじゃない、どうしたの」

豊穣院「今、先生に惚れるなどと言っていたのが聞こえましたが……」

静希「酒谷さんのそれは、医師としての腕が素晴らしいという意味だと思いますよ」

酒谷「あはは、そうそう。残念ながらあたしのタイプではないんだよねタクは」

豊穣院「そうだったんですか……ほっ」

1…もしかして不安になったんですか?
2…羽佐間さんで駄目とは酒谷さんのタイプとやらはどんな方なんですか?

↓2
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:20:47.45 ID:2TVg9GKDO
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:23:42.86 ID:vJrqdqOR0
1
181 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:30:29.57 ID:RTNvou+A0
静希「もしかして不安になったんですか?」

豊穣院「……はい」

酒谷「不安?なんで?」

豊穣院「だって酒谷さんはスタイルもいいですし、先生の隣でも見劣りしない雰囲気ですから……」

酒谷「あっはは、これはまた持ち上げてくれるね」

豊穣院「わたくし本当に不安で……だから違うとわかってよかったです」

豊穣院「えぇ、本当に」

静希「……?」

なぜでしょう、豊穣院さんは確かに安堵しているようですが……

どことなく、寒気がするのは。

酒谷「あー……こりゃタクも苦労するね」

【酒谷美野里の好感度が上がりました】

【豊穣院玲奈の好感度が上がりました】
182 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:50:22.72 ID:RTNvou+A0
【須辺鈴の部屋】

静希「羽佐間さんに聞きましたけど、須辺鈴さんが目覚めたとは本当ですか?」

緋色「静希さん!はい、ついさっき」

羽佐間「とはいえ、あれだけ血を流したんだ。しばらくは安静にしていた方がいいね」

須辺鈴「はい……ありがとうございます羽佐間さん……」

羽佐間「わたしは医師として当然の事をしただけさ。痛み止めは置いておくから、食後に飲むように」

須辺鈴「はい……」

羽佐間「今日は遅いから皆には明日にでも伝えるようにしよう。それじゃあわたしはこれで」

静希「須辺鈴さん、よかったですね」

須辺鈴「はい……あの、静希さんも僕を助けてくれたって聞きました……ありがとうございます」

静希「いえ、僕も当然の事をしただけですから……ところで須辺鈴さん」

須辺鈴「僕を刺した人、ですよね?」

緋色「確かにそれは知っておかないといけません。場合によっては拘束しなければ」

須辺鈴「……実は、わからないんです」

静希「わからない?」

須辺鈴「はい。食堂に行こうとしたら急に刺されてしまったんです」

須辺鈴「だから顔は見てなくて……お役にたてなくてすみません」

静希「いえ、仕方ありません。急に襲われたんですから」

緋色「しかし困りましたね……」

そう、須辺鈴さんが見ていない以上誰が動いたかは結局わかりません。

この事が、明日響かなければいいんですが……
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