佐天「今まで手に入れた能力が使える能力かぁ……」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:03:04.19 ID:Q2Yv3+Sp0

初春「佐天さん、能力が使えるようになったって本当ですか?」


佐天「ん〜まぁね」


初春「おめでとうございます!どんな能力なんですか?」


佐天「う〜ん……今まで手に入れた能力……色んなことができる能力みたい」


初春「そうなんですか……あ、からあげにレモンかけていいですか?」


佐天「いいよ」


初春「じゃあかけますね……ってあれ?」


佐天「どうしたの?」


初春「腕が石みたいに固まっちゃってます……どうなって?」


佐天(『からあげにレモンをかけさせない能力』……)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505642583
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:08:23.50 ID:Q2Yv3+Sp0

黒子「こんにちは」


美琴「遅れちゃってごめんなさい」


佐天「こんにちは。御坂さん、白井さん」


美琴「初春さんから聞いたんだけど、能力を使えるようになったって本当?」


佐天「ええ、まぁ」


美琴「おめでとう佐天さん。それで、どんな能力なの?」


佐天「う〜ん……説明するより、見てもらった方が分かりやすいと思います。御坂さん、私と能力で勝負しませんか?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:12:16.10 ID:Q2Yv3+Sp0

美琴「勝負って……そんな危ないことできないわよ」


佐天「危ない?危ないのは私ですか、それとも御坂さんの方ですか?」


美琴「ちょ、私はそういう意味で言ったわけじゃ……」


佐天「もしかして、私の能力が分からないからビビってるんですか?」クスクス


美琴「……言ってくれるわね。佐天さん、表に出なさい」ビリビリ


佐天「あはっ♪さすが御坂さん、気が短いですね〜」


美琴「後悔させてやるわ……」ブツブツ


佐天(『人の好意や愛情を憎悪や不快感に変換する能力』)
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:15:14.71 ID:Q2Yv3+Sp0

初春(佐天さん!謝るなら今のうちですよ!)ヒソヒソ


佐天「大丈夫だって。私強いから♪」


御坂「……いくわよ」


佐天「いつでもどーぞ!」


御坂(まずは電撃で!)バチバチ


佐天「きゃぁっ!」バチバチ


初春「大丈夫ですか、佐天さん!?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:18:51.59 ID:Q2Yv3+Sp0

佐天「ん〜痛くもかゆくもないですね〜」ポリポリ


美琴(私の電撃が効かない?もっと電圧を上げて……!)バリバリバリ


佐天「分かんないですか?御坂さんの電撃は効果がないんですよ?」


佐天(『こうかばつぐん以外のダメージを受けない能力』)


美琴「くっ…これならどう!?」ズズズズ


黒子「これは、お姉さまの砂鉄剣!?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:25:00.85 ID:Q2Yv3+Sp0

佐天「なんの、私だって」ズズズ


初春「佐天さんも砂鉄剣を!?」


佐天(『能力を真似する能力』)


佐天「きゃっ!……いてて」シリモチ


美琴「まさか能力をコピーできるなんてね。でも、本物には及ばないみたいね」


佐天「ううっ……」


美琴「これで終わりよ佐天さん」ピーン


美琴(喰らいなさい……レールガン!)チュドーン
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/17(日) 19:28:57.41 ID:yC6xqqqj0
残念ながら能力を手に入れる術がないので、
その能力は使えない
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:28:59.04 ID:Q2Yv3+Sp0

佐天「えーっと……”御坂さんのレールガン”に触れて”10倍の出力にして、すこし角度をずらして反射する”のは不可能……」


キュイーン


佐天「ここだ!」


キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン


美琴「えっ……?」


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:30:14.77 ID:Q2Yv3+Sp0

美琴「あっ……そんな……」


佐天(『不可能を可能にする能力』)


佐天「どうですか、まだやりますか?」


美琴「私の負けだわ……」


黒子「お姉さまのレールガンを跳ね返すだなんて……」


初春「佐天さんすごいです……」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:34:45.96 ID:Q2Yv3+Sp0

佐天(自分でもまさかと思ってたけど、この能力相当強いんじゃないかな)


佐天(この能力があれば、何だってできる……!)ゾクゾク


佐天(……他のレベル5とも戦ってみよっと!)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/17(日) 19:50:10.17 ID:aNtWE4tGo
そんなこと言ってると裏路地に連れ込まれる能力発動しちゃうぞ
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/17(日) 19:54:39.35 ID:9cxg74EQo
ぶっちゃけ第四波動だけでいいよね
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:57:14.37 ID:Q2Yv3+Sp0

ファミレス


佐天「もしかして麦野沈利さんですか?」


麦野「ん?」


フレンダ「麦野の知り合い?」


麦野「いや……私に何か用?え〜と」


佐天「あ、私は佐天涙子っていいます。よろしくお願いします」


麦野「佐天ちゃん、私は今忙しいからまた今度にして」シッシッ


佐天「あの、私と勝負してくれませんか?」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 19:59:48.45 ID:Q2Yv3+Sp0

フレンダ「なんか変なやつってわけよ……」


麦野「……はぁ。そういうのいいから、どっか行って」


佐天「怖いんですか?」


麦野「はぁ?」


佐天「私に負けるのが怖いんですか?」


フレンダ「あわわ……」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:03:14.73 ID:Q2Yv3+Sp0

麦野「そういえば私が乗るとでも思ったの?お子様の考えね」


フレンダ「」ホッ


佐天「ふふ……ところで麦野さん。私を見てるとイライラしてきませんか?何というか……いじめたくなってきませんか?」


麦野「ん?……あぁ、くそイライラしてくるな。お前をブチのめしたくなってきた」


麦野「上下左右に引き裂いてブチ殺してやろうかァ!?」


フレンダ「!?」


佐天「あはっ、じゃあ私と戦いましょう!」


麦野「上等だぁ!お前の×××にビームブチ込んで、ヒィヒィ言わせてやっからなぁ!」


フレンダ「えぇ!?急すぎるってわけよ!」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:07:47.00 ID:Q2Yv3+Sp0


麦野「急だぁ?ブチしたい相手に急もクソもあるかよ」


フレンダ「今日の麦野、なんか変だ……」


佐天(『いじめられる能力』)


フレンダ「ちょっと!どこの誰だか知らないけど、なに麦野を怒らせちゃってるわけよ!?」ヒソヒソ


佐天「え〜麦野さんが喧嘩に乗ってきたんじゃないですか」ブスー


フレンダ「とにかく!今ならまだ間に合うから麦野に土下座でもして」


麦野「フレンダぁ!そのガキと一緒にいるなら、てめぇごと吹き飛ばすぞ!」


フレンダ「ひっ…!」


佐天「あっちはやる気みたいですよ。危ないから下がっててください」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:10:26.24 ID:Q2Yv3+Sp0

麦野「覚悟はいいな?」


佐天「いつでもどーぞ!」


麦野「ふん……消し飛べ!」カッ


チュドーン


佐天「……うぁぁぁぁああ!私の腕がぁ!」


フレンダ「ちょっと!これはやりすぎってわけよ……」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:13:58.40 ID:Q2Yv3+Sp0

佐天「痛いぃいい!私のうd」フッ


麦野「!?」


佐天「甘い」ガシッ


麦野「なっ……いつの間に後ろに!?」


佐天「ふふっ…目の錯覚ってやつです」


佐天(『光操作』)
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:15:04.54 ID:Q2Yv3+Sp0

麦野(馬鹿が……!至近距離なら私のビームを避けることはできない!)カッ


佐天「えいっ!」モミッ


麦野「!?」


フレンダ「!?」


佐天「うわっ。大きくて柔らか〜い」モミモミ


麦野「てめぇ、何してっ…!」


佐天「見てのとおり、揉ませてもらってます」モミモミ


フレンダ「あいつヤバい……」アワアワ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/17(日) 20:15:53.93 ID:D9mGLivrO
もうレベル6越えてるんじゃないかな
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:16:50.96 ID:Q2Yv3+Sp0

麦野「……ブチコロス」キュィィィィィン


佐天「私もこれくらい大きくなりたいな〜」モミモミ


麦野「……?」


麦野(能力が発動しない……だと!?)


佐天「どうしたんですか〜?私をブチコロス予定じゃなかったんですか〜?」モミモミ


麦野(ちっ、こうなったら力づくで……!)ガシガシ


佐天「もしかして、私を振りほどこうとしてます?麦野さんって意外に腕力ないんですね」モミモミ


麦野(なんでだ、体に力が入らねぇ……)


佐天(『むぎのんにえろいことしても許される能力』)
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:21:17.42 ID:Q2Yv3+Sp0

佐天「ふふ、麦野さんを押し倒しちゃいました」


麦野「くそっ……どうなってやがる……」


佐天「な〜んだ、てっきりレベル5だから強いと思ってましたけど、大したことないんですね」


麦野「」ブチッ


麦野「殺す……絶対に許さねぇ。地の果てまで追いかけて、その面に私の能力をブチ込んでやっからなぁ!!!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:26:08.22 ID:Q2Yv3+Sp0

佐天「はぁ……」


佐天「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ」ドヤッ


麦野「てめぇぇぇぇぇ!!!」


佐天「 卍 解 」


佐天「 大紅蓮氷輪丸 」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/17(日) 20:28:13.63 ID:Q2Yv3+Sp0

麦野「」パキパキッ


佐天「あはは、麦野さんが氷漬けになっちゃいました」


佐天(『OSRな能力が使えるようになる能力』)


フレンダ「む、麦野……!」


佐天「あれ、フレンダさんも私とやる気ですか?」ジロ


フレンダ「うっ……」ガタガタ


フレンダ(こんな奴に勝ってこない……!)


佐天「な〜んて、冗談ですよ。フレンダさん……私の方が麦野さんより強いですよね?」


フレンダ「うんうんうん!強いからこれ以上戦う必要はないってわけよ!!!」ブンブンブン


佐天「よし、じゃあ私は帰りますね」タタッ


フレンダ「ふぅ……助かった。って、麦野、麦野ぉ!!」
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