川崎「あ……あたしと付き合ってくんない?」 八幡「!?」

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315 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/14(木) 23:11:07.38 ID:K23gLh/oO
ほな、また……
316 : ◆hr9g98PXaA :2017/12/18(月) 23:19:19.08 ID:rjEqqxneO
受験で忙しくなるからしばらく書けないすまんの
ちょくちょく様子は見にくるで
317 : ◆hr9g98PXaA :2017/12/26(火) 22:35:26.94 ID:NEdWxHJFO


八幡「……なら、その犠牲に応えないとだな」


海老名『そうだね……』

海老名『……ん、……えっ………………』


八幡「どうしたッ」


海老名『平塚せ……隊員と合流せよ、って』


八幡「んなっ…………もう戦えねえだろ」


海老名『それは…………うん……』


八幡「すぐに引き返させろ! ただ適当に戦力かき集めて倒せる敵じゃないぞ!」


海老名『それはできない……。東京へたどり着く前に、どうしても止めなきゃって…………』

海老名『がむしゃらにでも、ここで叩かないと日本がどうなるか…………』
318 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:36:46.90 ID:NEdWxHJFO


八幡「んなこと言ったってなあ…………」


海老名『……一度平塚隊員と合流するからそのあたりで待機お願い』


八幡「…………(ザッ)」

八幡(こんなもので良いのか……。これで勝てるのか……)
319 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:38:16.11 ID:NEdWxHJFO


[東京◯◯◯◯ーランド付近]


海老名『対象まで500メートル』


平塚「次に飛ぶのはいつ頃だ(ダッダッダッ)」


海老名『交戦してるから…………、7、8分くらいです』


八幡「突破されたらそれよりも早まるよな?(ダッダッダッ)」


海老名『うん……』


八幡(急がないと……)


平塚「比企谷……」


八幡「……はい」
320 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:39:39.99 ID:NEdWxHJFO


平塚「もう私は嫁に行くことなく生を終えるようだ」


八幡「!? そんなことは……まだ死なないでくださいよ!」


平塚「別に私も死にたいわけじゃない。でも死ぬだろう。仕方がないことだ」

平塚「だから…………そう、私という人間が居たことを忘れないで居て欲しいんだ。それだけで私は救われる」


八幡「救われる……? 何が! 先生の死を背負いたくなんかない!」

八幡「まだまだ生きろ! そうすれば、先生なら、必ず結婚できるから!」
321 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:40:22.53 ID:NEdWxHJFO


平塚「………………」

平塚「…………お前は本当に………………」

平塚「そうだな、それなら…………私がお前の言葉通りに行きそうになかったら……お前がその言葉を体現してくれるか?」


八幡「えっ……」

八幡(俺かなりストレートにプロポーズされてる……?)


平塚「なんだ、『えっ……』とは……」


八幡「ああ、いや、別に特に深い意味はなく出た声で…………そうですね…………」

八幡「前向きに考えます」


平塚「言ったな?」


八幡「ええ……はい」
322 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:45:55.45 ID:NEdWxHJFO


平塚「海老名、お前も聞いただろう?」


海老名『えっ! え、まー、はい……。キキマシタ……』

海老名『比企谷くんマジ……? いや先生綺麗だけども……いいの?』


八幡「…………この話は後でしよう」


海老名『その方がいいね…………』

海老名『ふたりとも、もうすぐそこだよ』


平塚「気を引き締めろ」


八幡「はいっ」


海老名『はい!』


平塚「海老名、なるべく遭遇直後、死角から不意を突いて大打撃を与えたい」
323 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:47:09.10 ID:NEdWxHJFO


海老名『わかりました。あちらに、そのように伝達させます……』

海老名『……すこし返事を待ちます』

海老名『視線は…………あちらが誘導してくれるそうです。そのまま直進して大丈夫です』


平塚「了解」


八幡「ふぅ……」


海老名『あの、なんか多国籍部隊から謝罪の言葉がいくつか送られてきてるんですけどこれは……』


平塚「私らから継いだ仕事を、彼らの意思とは関係ないが、前任者にもう一度やらせるわけだからな」

平塚「申し訳なくも思うだろう」


八幡「長時間足止めするだけでも、相当すごいことなんだけどな……」


海老名『そうだよね…………』

海老名『……もうすぐ。視線誘導は……完璧。あっちの部隊もこちらを認識してる』
324 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:52:01.61 ID:NEdWxHJFO


平塚「私がお前に合わせる。離脱の合図は無し。各自で敵の攻撃を避ける」


八幡「……わかりました。……じゃあッ!(ダッ)」

 ──超思考

八幡(よく見ると全身傷だらけだ……)

八幡(攻撃場所はなるべく急所付近。この絶好の機会はそうそうない。だから可能な限りの被害を与えなくてはいけない)

八幡(だが俺と平塚先生……隊員の連携がろくに取れなければ傷もクソもない)

八幡(なるべく攻撃体制の俺と平塚先生の肩に近い高さで、なおかつ急所に近い……)

八幡(背中側から心臓へ向けて斬るか?)

八幡(奴らも例外はあれど背骨を損傷したら体が動かないことが多い)

八幡(しかしこの敵の機動力を奪うことが吉か凶か……)

八幡(まだ急所は狙わずに片足を切断する方がいいだろうか?)

八幡(その方が胴を裂くよりも確実に動きを奪え、追加攻撃がしやすくなる)

八幡(だが足を奪われたせいで瞬間移動を何度も使用されるかもしれない……)
325 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:53:01.36 ID:NEdWxHJFO


八幡(ならば腕を落とすのはどうだろう)

八幡(……ダメだ。片手だけ奪ったところで大きな戦力の低下はない)

八幡(それで戦意が喪失してくれるのなら助かるが、そうはならないだろう)

八幡(海老名さんの話だと、奴の欠損は両手の指数本と、片耳、あと左足のくるぶしだけ)

八幡(すでに片腕を落としてくれていたらよかったんだが……)

八幡(彼らも腕や足を斬り落とそうと試みたらしいが難しかったらしいし……不意を突いたからといって上手くいく保証はない)

八幡(胴に対して突きならば……ダメだな。無駄な動作が多くて連携が繋がらない)

八幡(切断するほどのダメージは叶わないだろうから……背骨の損傷を狙おう)

八幡(相手は子供ほどの身長なので、狙うならば首が狙いやすいではある)

八幡(けれども斬撃が視界に入りやすくなるので、もっと下……)

八幡(攻撃範囲をなるべく狭めなければ、連携できる時間がない。だから起伏が少なく剣筋が無駄に物を斬らないような……)

八幡(肩甲骨の真下。ここにしよう)
326 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:53:54.89 ID:NEdWxHJFO


八幡「(チラッ)」


平塚「(チラッ)」


八幡「……ッ!(ダンッ)」


八幡「……らッ!」

(ザッ!)
(ヒュッ!)
(ズッ!)
(ザッ!)
(ザンッ!)

八幡「(ゴロッ)」

平塚「(ゴロッ)」


 ──ドンッッ!!!!!!!!


 ──超思考

八幡(上手く爆発を避けられた)

八幡(敵は……まだ怯んでる! もう一度いける!(チラッ)」


平塚「(チラッ)」


八幡「(ダッ!)」
平塚「(ダッ!)」


八幡「はあッ!(ダンッ)」
平塚「ふッ(ダッ)」


(ガッ)
(ガ)(ガ)(ザ)(ガ)(ザ)(ザッ!)
(ザッ!)
(ザンッ!)


八幡(離脱っ(ゴロッ)」
平塚「(ゴロッ)」


 ──ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
327 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:54:38.67 ID:NEdWxHJFO


八幡(くっ……揺れで態勢がっ(グラッ))

八幡(もう一度いけるか……(チラッ))

八幡(振り向いてる。完全にこっちを認識したな(チラッ))


平塚「(コクッ)(サッ)」


八幡(俺も早く離れよう(サッ))

八幡「海老名さん、どう?」


海老名『粉塵で詳細不明。ただ、ダメージを受けたあと、少しして活発に動き出すからそれに備えてふたりとも構えて』


八幡「おう」

八幡(砂煙が晴れてきた)

八幡(敵は……)

八幡(俺の方向いてやがる……)
328 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:55:36.81 ID:NEdWxHJFO


海老名『はい。はい。わかりました』

海老名『比企谷くん、平塚隊員から傷の状況確認できた』

海老名『深くまで斬れてるみたい』


メンシュハイト「…………」

メンシュハイト「(ダッ!)」


八幡「動いた!(ザッ)」
329 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/26(火) 22:56:30.89 ID:NEdWxHJFO
だらだらとすまんな……ほな、また……
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 00:39:37.15 ID:V9qgRkNwO
俺ガイルの皮を被った何かだし、最初からオリジナルでやればよかったんじゃね?
そうすると誰も見てくれないからって?そりゃそうだ。面白くないもん
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 02:41:54.78 ID:0LKiGSaAo
まあまあ、少なくとも導入のラブコメは面白かったわけで。
次回作を追うために張り付いてる俺とかもいるんですよ
332 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/27(水) 15:07:37.72 ID:bBYPbwRwO
>>330
HACHIMANを書きたかったんや……
ワイの実力不足やな


>>331
サンクスやで
やりたいことはやったから次書くなら普通の書くわ
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/27(水) 16:35:05.00 ID:mep+VKl9o
 
 
 
 
             八幡「動いた!(ザッ)」
 
 
 
 
 
 
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 08:50:03.93 ID:+BLFuApu0
導入部が面白そうだったし、レス数も多いから期待していたのに、俺の気持ちを裏切ったな!
俺ガイルSSによく湧く荒らしすら荒らさないという時点でお察しなんだよなあ
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 15:59:28.06 ID:thrFungio
私は俺がいるって見たこと無いので全部オリジナルssとして読んでるから何の違和感もない
固定観念ないってこういう時役に立つ
336 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2017/12/28(木) 21:50:11.01 ID:/QwFPl0/O
>>334
すまんかった!どっかに明記しとくべきだったンゴ……
次から事前に察してこういうSSは回避せんとな


>>335
作品にオリ設定ぶち込むっていうクソジャンルのSSやからほぼキャラクター借りただけや
俺ガイルはかなり有名なラノベの格付けで三冠取るくらい原作おもろいからぜひ読んでみてな
337 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/01/16(火) 13:36:40.09 ID:kRK0TiQFO
週末にでも書くわ
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 13:40:22.23 ID:gDbeKPtWO
無理して書かなくてもいいよ
339 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/01/21(日) 23:25:53.12 ID:YXiW7XdGO
>>338
それならお言葉に甘えて……落ち着くまでは休むで
340 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/02/26(月) 19:51:17.31 ID:efZg9rsaO




八幡「デスノート……?」




 すでに我が家の屋根は見えていた。玄関をくぐれば生ぬるい空気が体を包むだろう。

 晩冬の寒さに肩をすくませつつ歩いていると、道端に黒々としたノートが落ちていることに気がつく。


「デスノート……?」


 黒い表紙に、細く白い文字が記されている。それは確かに英語でデスノートと書いてあった。

 疑う余地もなくいたずらだろう。

 俺は鞄(かばん)開け筆箱を掴み取る。すぐさま愛用のシャーペンをノックし、くだんのノートを拾い上げた。

 パラパラっと最後から数ページめを開く。


「今夜10時にすべてのリア充が爆発して死亡……っと」


 俺はデスノートをぽいっと投げ捨てて帰宅した。夜には、そんなくだらないイベントのことはまるっきり忘れていた。



  ◇



「えーっと……なんだっけこれ」


 バイトの帰り道。暗い歩道を照らす街灯の下、真っ黒なノートが光に当てられていた。

 こんなノート、映画かドラマで見た覚えがあるんだけど……。


「ん? デス、ノート……かな?」


 ああ、そうだ! デスノート! 名前を書いた人が死んじゃうやつ!

 なんでこんなところに落ちるの……? ていうか本物?

 黒いノートを拾い上げてみる。

「んー……」

 確か、ここに名前を書かれた人は、死ぬ前の行動も操作されちゃうんだよね……。

「………………」

 あたしは黙ってボールペンを取り出し、拾ったノートにその場で文字を書き込んでいく。

「比企谷八幡は川崎沙希と結婚し幸せを感じながら寿命で死亡……っと。…………って何やってんのあたしは!?」

 正気に戻ったあたしは手にしたノートを、ボールペンごとそばの茂みに投げ捨てた。

「はぁ……はぁ……はぁ……バイトで疲れてんのかな」

 妙に体が熱く疲れた。変な気分だ。

 さっさと帰って明日の分のお米洗おっと。



  ◇


──午後10時──


 世界の各地で、数億から数十億の爆発があった。
 八幡と沙希は爆発して死んだ。
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/01(木) 23:53:10.14 ID:eKd7YLawo
次回予告(今回の担当:死に掛け神)

どうもー!駄文メーカーにして、
本作の作者、死に掛け神ですっ!
八幡が大罪のバハムートと呼ばれ由比ヶ浜ることになった理由と、空白の一ヶ月(少しも明かされてないとは言ってない。)の出来事が遂に明らかに!
そして遂に動き出す黒幕!
行け!八幡!お前はもっと強くなれる!
何故なら俺がそういう展開がすきだから!
次回!
「八幡が『大罪のバハムート』と呼ばれる理由」

見てくれると嬉しいな!

八幡「メタ発言とネタバレ止めろ!」



あとがき

葉山への復讐の第一回目が終わりました。

葉山にはまだまだ地獄を見せるので

まだまだ終わりません!
今回も読んで下さってありがとうございました!
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 08:54:34.04 ID:5IZXFI6Vo
進展だけは気にしてるぞ
343 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/03(土) 21:53:34.06 ID:HjoE+0a9O



川崎「あたしが魔法少女!?」






[教室]


 ──キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

川崎(はあ……やっと学校終わった。バイトのシフト早めに入ってるからさっさと行かなきゃ)タッタッタッ


[玄関]


川崎(ん? なんかへんな感じがする……)

川崎(!? 空が真っ赤……雲も黒一色……)

川崎「なにこれ……」

川崎(他の人たちは……)キョロキョロ


 ──他の人たちのざわめき


川崎(誰も気にしてない……? 見るからにおかしいのに)

川崎(バイトに行って大丈夫なの?)


 ──ドゴォォォオオオン!!


川崎「!?」


 ──ザワザワ
344 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/03(土) 21:54:18.04 ID:HjoE+0a9O


「なんだ?」

「うわっ」

「今めっちゃすごい音した」

「やばーい! 事故じゃない?」

「爆発?」

「でかいトラックでも事故ったのか?」


 ──ドゴォォォオオオンッ!!!!


「うわああっ」

「またか!?」

「やっぱり事故なんじゃね?」

「見に行こうぜ!」

「撮りに行かない?」


川崎(な、なんなの……みんなにはすぐ近くのすごく大きなアレが見えてないの……?)


アレ「……」ヒュン


 ──ドゴォォォオオオンッ!!!!


川崎(あいつが腕を振っただけで、瓦礫が巻き上がってる)

川崎(姿が真っ黒で、シルエットが若干人っぽい。……色が単色で遠近感がわからない。どのくらい近くてどのくらいの大きさ……?)


「──」

「──」


川崎「悲鳴……」

川崎(アレは明らかにヤバイでしょ……。早く逃げなきゃ……)
345 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/03(土) 21:55:19.85 ID:HjoE+0a9O


ピス『ッッピ!』ボフンッ!


川崎「!?」


ピス『キミ! そこの青っぽい髪の!』


川崎「あたし!?」

川崎(なにこのよくわからないカラフルな可愛い生き物……)

川崎「なんで喋ってんの?」ゴゴゴ


ピス『ピ、ピスはこの世界の生き物じゃないからっピ! とりあえずキミ! あいつをどうにかしなくちゃならなっピー!』

ピス『ボクの力で魔法少女に変身して、あの化け物をグッチャグチャにブチ[ピーーー]っピー!』


川崎「あたしが魔法少女!?」

川崎(ないないないないない……というかブチ[ピーーー]とかこの生き物なんて言葉遣いしてんの)


ピス『はやくするっピ! もう30人近く死んでしまってるっピ!』


川崎「えっ、魔法少女の世界で人が死ぬの?」


ピス『ピ? あんなの暴れまくってたら普通に死ぬっピ』


川崎「え、えぇ……。じゃ、じゃあ、あいつを倒したら、人とか建物とかが全部元どおりになる……みたいなのは?」


ピス『一度死んだ者は蘇らないし、壊れた物は元どおりにはならないっピ。そんなことはわかってるはずっピ』


川崎「…………」
346 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/03(土) 21:56:17.33 ID:HjoE+0a9O


ピス『急ぐっピ。周囲の顔面偏差値を見たところキミぐらいしか魔法少女の適性がないっピ!』


川崎「え、ちょっとあんた、顔で魔法少女を選んでるの?」

川崎(……待って。京華なら可愛いし魔法少女になれるんじゃない? 京華のフリフリで可愛い魔法少女姿……)鼻血ドバドバ

川崎(絶対携帯の容量いっぱい写真撮ってやる……)


ピス『世の中顔っピ』


川崎「…………いや、そうとは限らな」


ピス『いいっピか。今こうして話している間にも、あの怪物は人を殺し、街を壊してるっピ』

ピス『今すぐ戦ってあいつを倒せば、被害は最小限にとどめられるっピ』

ピス『しかし、キミがここで戦わなければ、他に魔法少女に適性のある女の子を探さなくちゃいけないっピ』

ピス『次の子を探すのは数分しかかからないかも知れないし、1時間かかるかも知れないっピー。その間、いったい何人が死んでしまうんだろうねっピ』


川崎「…………」


ピス『べつに断ったって誰もキミを責めたりしないっピ。ただ人が死ぬだけっピ』

ピス『選ぶっピ』


川崎「わ、わかった。あたしがやるよ……!」
347 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/03(土) 21:57:03.35 ID:HjoE+0a9O


ピス『っピー! それじゃあ、マジカル・ラブ・フルドレスって言うっピ』


川崎「変身アイテムみたいなのはないの?」


ピス『ないっピ』


川崎「じゃ、じゃあ……まじかる……ふるどれす……」

 ──キラ-ン! ポンッポンッ! パッパッ! キュルルン! ピカ-ン!

川崎「うわこれダメ。小中学生が着るやつじゃん! う、やだみんな見てるし…………恥ずかしい…………」カァアア

川崎(胸と腰回りのサイズ合わなさすぎて痛い……)ギチギチ……


ピス『しゃがむなっピ』


川崎「なっ、なんか記憶消す機能とかないの!?」


ピス『んぅ〜。頭殴れば記憶障害でどうになからないっピ?』


川崎「あんた正気!?」


ピス『正気っピ。魔法の国からきたからすこし価値観が違うっピ』


川崎(にしても思考が過激でしょ……)
348 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/03(土) 22:00:57.07 ID:HjoE+0a9O
この短編はただの箸休め的な感じや
本編は今の書き終わったら書くで

これまで擬音はだいたいその音を起こした本人のカッコ内で全角カナでやってたんやけど、これからっちゅうか残りは「」の外で半角にするわ
349 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/05(月) 10:28:53.51 ID:l1fnmJ2jO
大学落ちたンゴ草はない
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/06(火) 04:20:36.50 ID:OdFzTu4r0
351 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/06(火) 19:43:45.59 ID:huqZ/HXUO


ピス『そんなことは置いとくっピ! とにかくラブパワーを溜めるっピ!』


川崎「あ? ラブパワーってなに?」


ピス『なんで怒ってるっピ……』

ピスラブパワーっていうのは文字通り愛の力っピ。うーん、例えば……キミ彼氏はいるっピ?』


川崎「いないけど……」


ピス『じゃあ好きな人はいるっピな? その好きな人を思い浮かべるっピ』

ピス『これ持つっピ』スッ


川崎「なにこのステッキ」

川崎(ってか好きな人? そんなのいないいない……)

 ──八幡フワッ……

川崎「…………」

川崎(別にあたしはあいつのことなんか……)

 ──八幡フワッ

川崎「ぐぬぬ…………!」

 ──八幡ジッ……

川崎「ウワァァアアアアアア!! なんで! なんであいつの顔ばっか!」ドスッドスッ
352 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/06(火) 19:45:14.16 ID:huqZ/HXUO


ピス『ラブパワー順調にたまってるっピ。その調子で、今思い浮かべている相手が好きっていう気持ちを、もっと強く念じるっピ!』


川崎「う、うるさい! 別にあたしは比企谷のことなんか──」


八幡「えっ」


川崎「えっ」グルッ


八幡「」


川崎「」カァァアア///


ピス『あっ、すごいっピ! 見たことない速度でラブパワーが溜まってるっぴ!』


八幡「えっ、お前なにやってんの? 逃げないと……」


川崎(嘘見られた? あいつに見られてる? しゃ、しゃがんで少しでも見られないようにしないと!)バッ

川崎(あーうそうそうそ! どうしよこんな格好見られちゃった……。なんて言い訳すれば納得してくれるの? いやそもそも納得もなにも……)

川崎(はあー最悪だこんな話に乗ったばっかりにぃいいい!!)

川崎(死にたい……)


ピス『お、おお! 戦闘してもいないのにラブパワーが基準値に届きそうっピ! どんだけそいつのこと好きっピか?』
353 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/06(火) 19:48:11.84 ID:huqZ/HXUO


川崎「」ドスッ!


ピス『』ゲボッ


八幡「……川崎、お前マジまで早く逃げるぞなにやってんだよ」チョン


川崎「ひゃあああ! ちょと!」ダダダダダダッ


ピス(あれが好きな相手か……ラブパワーの増え方が尋常じゃないっピ……)

ピス(この男死人のような目をしてるっピ……)


八幡「え、なんで逃げんの……」


川崎「てか見ないで! 恥ずかしい!」


八幡「えっ、いや……可愛いだろ」

八幡(プ◯キュアみたいで)


川崎「!?」


ピス『!?』

ピス『や、ヤバイっピ! ラブパワーが基準値上回ってるっピ!』

ピス(これなら敵を一撃で葬れるっピ!)

ピス(そうだ!)ピュ-ン


八幡「なんだ!? ぬいぐるみ?」
354 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/03/06(火) 19:50:43.99 ID:huqZ/HXUO


ピス『大勢の命がかかった重要な使命を与えるっピ。ボクのいう通りに、彼女に言葉をかけるっピ』ヒソヒソ


八幡「はあ?」


ピス『いいからっピ! 人命がかかってるっピ!』


八幡「……ま、まあそれなら…………」


ピス『八幡「お、お前めっちゃ可愛いぞ! なんか、えー、フリフリの服似合ってるし! 脚がきれい!」』


川崎「」ボフッ///


ピス(おほ^〜。ラブパワーが見たことない桁まで上がってるっピ!)


ピス『八幡「スタイルめっちゃいいし美人だし好き! 結婚しようっピ!」』


八幡「うわミスっ──」


川崎「お前かいッ!」ダッ


地面「ビシィイイ!」


ピス『ちょ、ちょっと待つっピ! 殴りかかって来ないでっピ!』

ピス(ラブパワーがカンストした状態でもし何かに攻撃を加えたりしたら……)


川崎「フッ」ビュォオオ


ピス(終わった)


 ──ドゴォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!


 敵は死んだ。
 全千葉市民も死んだ。


  完

355 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/02(月) 23:25:51.36 ID:VO8Lwod/O
大学進学失敗したワイは晴れて6か月更新の契約社員になったで
あと小説書くのやめることにしたから、小説のくくりかは微妙やけどこのSSが最後や
明日から少しずつでも一日一回は更新するようにする
よろしくやで
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 02:42:30.79 ID:OHBY7Pf8O
何一つまともにならんかったか。
次回作だけ気になってたが、書かないというならしようがない

まあ頑張れ。俺は消える
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 07:55:56.14 ID:B87YhmU+O
支離滅裂な文章の垂れ流しを小説とは呼ばんぞ
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 23:23:52.38 ID:1KtSO79U0
こういうアホはいくらでも消えてくれて大歓迎なんだけどまともな書き手で更新止まってる人達なにしてるんだろなー
359 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 00:36:20.23 ID:oi6ZWCZGO
>>356
すまんな……じゃあの!

>>357
ニュアンスでわかるやろ?

>>358
ニートじゃない限り学校仕事で時間とられるし、人付き合いもあってそのうえで書くんやから……
しかも2次創作なんてなんの利益にもならんもの相当にモチベが維持できんと書けんししゃーない
360 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 00:37:51.49 ID:oi6ZWCZGO
思ってたより時間なかったから明日から書くで……ほな、また……
361 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 00:39:37.25 ID:oi6ZWCZGO
>>356 書き忘れてたわありがとう!
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/04(水) 02:06:57.59 ID:+AYSqNYt0
誰もこいつのことなんか聞いてないんじゃ…
363 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 07:46:16.30 ID:He7P5St9O
>>362 せやなぁ……ワイも思ったけどもし気になってる人がいたら何も言わないのは申し訳ないやん
364 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 07:51:49.81 ID:He7P5St9O
今更で申し訳ないんやけどこういうタイプのSSってハーメルンとかが主流らしいな 各サイトの風土とかちゃんと調べるべきやったわすまんな
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/04(水) 17:12:42.82 ID:Vz+oPtXq0
ここで風土とか気にして書く奴いないだろ
最後の最後まで空気読めてないあたりお察しだ
366 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 21:07:47.75 ID:a+Ab1NOVO
>>365 風土はどこにでもあるもんやハーメルン行ってみたらわかるで
367 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 21:10:53.89 ID:a+Ab1NOVO


 接近するメンシュハイトにこちらから駆けて距離を詰める。

 俺には見えている。息を殺し、粉塵に潜む平塚隊長の姿が。

 猫のように低く、なおかつ素早くメンシュハイトの背後へ向かっている。


 動きは愚直で単調。気を緩めるな。
 一度のミスも許されない。


 メンシュハイトを見る。

 表情も体のモーションも、どちらも決して見逃すまいと目を見開く。

 これまでの敵の行動パターンを鑑みて、平塚隊長の思考を読み取って、これから取るべき行動を予測する。


 メンシュハイトが迫る。

 俺の動きを悟られてはいけない。俺自身の足の向き、視線、表情で敵に俺の次の動作を誤認させる。

 これまでこいつとの戦いで、俺も平塚隊長もフェイントは使っていない。同じく相手も高度な駆け引きなどまるでしていない。

 圧倒的な力があり、技術を必要としないのだ。


 その慢心を突く。

 お前が人類を舐めている間に終わらせる。


「ッ!」


 踏み込み、翻る。隙のないフェイント。対人戦に慣れた者を相手にしても、これほど鋭く切り返せばわずかの間が生まれるだろう。

 紙一重でメンシュハイトの体を交わし、付かず離れずの距離で背後に回り込む。


「──フッ」

 態勢を立て直した瞬間に平塚隊長が一閃。

 メンシュハイトの脇を抜けた勢いをそのままに斬撃を重ねる。そしてまた隊長の鋭い攻撃が同じ場所を斬りつける。

 脳が焼けるような集中。
368 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 21:11:37.24 ID:a+Ab1NOVO


 全身全霊で、ちぎれそうになる腕を回す。

 寸分たがわず同じ箇所へ刃を当て、極限までふたり呼吸を合わせた絶え間ない剣戟。

 これまで幾度となく爆破を間近で見たため、すぐに離脱しなくてはならないと警告するように全身が熱くなる。

 ほぼ同時に、平塚隊長とそれぞれ反対の場所に離脱した。


 爆風と飛んでくる瓦礫に備えて構えるが、爆発は起きない。

「……ッ」

 ──ドォォオオオオオオオオオン!!!!!!

 これまでに経験したことがないような爆発と鼓膜を引き裂くような轟音。

 低く構え飛ばされまいとしていたが、やすやすと吹き飛ばさた。


 大小さまざまな瓦礫に全身を打ち付け、打ち身や切り傷に苦悶の声が漏れる。

 転がりまわって平衡感覚を失っているがすぐに立ち、俺を吹き飛ばしたメンシュハイトの方を見据える。

 土煙で視界が悪いが、メンシュハイトの方から不定期に小さな爆発が起きる。その様子は寿命の近い電球を思わせた。

 小さな断続的な小規模爆発が収まる。

『比企谷くん! 先生??』

 耳元の大声にビクッと身体が反応する。声がでかすぎる。
369 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/04(水) 21:15:35.55 ID:a+Ab1NOVO
文章もう変えん言うたけどめんどいから普通に書くで
370 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/06(金) 06:58:31.69 ID:VgpniUNnO


「俺の方は大丈夫だ。それより今の爆発のパターンはなんだ」

『良かったー! ……うーん、わからない。初めてのパターンらしくてこっちでも状況が掴めてないの』


 HP減少で別モーション解放って感じか。めんどくさいな。

  せっかく相手の動きを把握して来たってのに、行動パターンが複雑化するとリスクが高くて仕掛けにくくなる。


『平塚隊長!』


 うるさっ……。

 海老名さんの声から察するに、平塚隊長も無事のようだ。

 視界が晴れずまるで様子がわからない。


『比企谷くん、平塚隊長無事だったよ』


「ああ。良かった。海老名さん、もっと敵から離れたほうがいいか?」

『そーだね……、あっ、はい。比企谷くん、平塚隊長がすぐに視界の晴れた場所に移動しろって』

「オーケー」


 背後を警戒しながら、やや遅めの歩調で遠ざかる。

 足元は瓦礫ばかりなので、なかなか思ったようには進めないが、身を隠しながら動けるのでこれはこれでいい。


 20秒ほどで視界が開けた場所へ着いた。

 背後に向き直り、ゆっくりと後ずさる。
371 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/06(金) 06:59:57.65 ID:VgpniUNnO
上げ忘れや
372 : ◆hr9g98PXaA [sage]:2018/04/09(月) 21:23:43.20 ID:Q6GUsYtMO


『…………動かないね』

 もう10秒は動きがない。

 今の攻撃、もしかすると致命傷に至ったのか……?


 どちらにしろ煙が薄まってから直接目にするしかないだろう。

 しばらく待つのは覚悟しよう。


 敵がいつ襲いかかってもいいようにと、静かに剣を構え直した時だった。


「……ッ」

 嘘だろ!?

 急激な煙の盛り上がり。
 目で終えないほどの速さで、湧き出る水のように煙が幾重にも膨張する。
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 15:27:04.17 ID:gtvQB4YmO
まだ?
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