【多重クロス・安価】色々なキャラで人理修復【FGO】

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1 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/10(火) 23:12:48.05 ID:ekR0FAOY0
注意!



※当SSは、fgoの皮を被った多重クロスオーバーSSです。

※様々な漫画・アニメキャラから独断と偏見で選んだキャラクター達で人理修復を行っていきます。

※たまにコンマや安価があるかも?

※キャラ崩壊などがあるかもしれません。苦手な方はブラウザバックを推奨します。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507644767
2 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/10(火) 23:13:34.99 ID:ekR0FAOY0



 気付けば、世界は一変していた。


 真紅に染まった世界。


 凄まじい熱が皮膚を焦がし、気管を焦がす。


 息を吸うのですら難しい。



「逃げて……逃げて、ください」



 声が、聞こえる。


 震える声。弱々しい声。


 眼前には、身体を瓦礫に挟まれた少女が―――身体の半分を瓦礫に磨り潰された少女が―――いる。


 到底助からないだろう。


 今自分がここにいても、彼女を救うことなんて出来ないだろう。


 分かってる。分かっている。


 でも、


 だというのに、


 身体はその場から動こうとしない。


 その震える右手を握り、彼女に笑いかける。


 これは何の意味もない行為だ。


 今まさに死へと落ちている少女を、数分後には何も感じなくなる少女を、安心させようとしている。


 どうせ、死ぬというのに。


 自分は彼女に笑みを送る。

 

『―――全工程 完了。  ファーストオーダー 実証を 開始します』


 何かが聞こえた気がした。


 その瞬間に、全てが光に包まれていく。



 白色の世界。



 突き刺すような灼熱も、掌にあった感触も、もう何も感じない。


3 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/10(火) 23:14:22.06 ID:ekR0FAOY0


 ああ、とふと思う。


 これが死というものなのか、と。


 あっけないものだった。


 誰かを救う事もできず、何かを成し遂げる事もできず。


 こうして、死んでいく。


 現実は漫画やアニメのように甘くはない。


 何かを成したくて、誰かの役に立ちたくて。


 でも、世界は、まるで甘くはなくて。


 世界が白に包まれる。


 僕は、その世界を漂っていき、そして―――






 【―――汝は、何を望む―――】






 声を聞いた。


 地の底から響くような声。



 何を、望むか。



 分かっている。



 僕は、憧れていただけだ。



 その憧れに近付きたくて、僕は特別なことを学び続けた。



 その末に魔術を学び、その末にカルデアへと辿り着いた。



 だから、答えは決まっている。



 彼等のような『正義の味方』―――いや、『ヒーロー』になりたい。


4 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/10(火) 23:14:56.24 ID:ekR0FAOY0





 【―――汝、如何な剣の英霊を望む―――】



 声は次いで、問うてきた。





【運命に翻弄され、尚も運命を打ち破らんと、愛と憎しみの狭間で足掻く黒衣の騎士】


【愛を知り、別れを知り、ようやくにして己が一歩を踏みだし始めた無刀の剣士】





 どちらの英霊を望むか。




 僕は―――、




1.【運命に翻弄され、尚も運命を打ち破らんと、愛と憎しみの狭間で足掻く黒衣の騎士】


2.【愛を知り、別れを知り、ようやくにして己が一歩を踏みだし始めた無刀の剣士】





↓3で多数決


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:15:46.12 ID:SMSE0lSw0
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:17:25.15 ID:NtLzBWh2o
7 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/10(火) 23:26:41.13 ID:ekR0FAOY0





 【―――汝、如何な弓の英霊を望む―――】



 次いで声は、問うてくる。



 【守るため血に染まり、理想と現実の合間で苦悩しながらも、贖罪の如く十字架を背負い続けた者】


 【誰かの為に力を付け、誰かの為に戦い続け、果てに幾度と世界を救った白衣の魔導士】




 どちらの英霊を望むか。




 僕は―――、





1.【守るため血に染まり、理想と現実の合間で苦悩しながらも、贖罪の如く十字架を背負い続けた者】


2.【誰かの為に力を付け、誰かの為に戦い続け、果てに幾度と世界を救った白衣の魔導士】



↓3から多数決



8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:27:00.27 ID:hC5X+dqJo
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:27:30.80 ID:EAxWgVsDO
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:27:47.11 ID:NtLzBWh2o
11 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/10(火) 23:50:31.20 ID:ekR0FAOY0

 【―――汝、如何な槍の英霊を望む―――】



 声は次いで、問うた。





 【真っ直ぐに、真っ直ぐに、己が想いに従って突き進む陽光の戦士】



 【最速を信条とし、最速で駆け抜け、最速で世界に生きざまを刻み込んだ、最速の男】





 どちらの英霊を望むか。




 僕は―――、





1.【真っ直ぐに、真っ直ぐに、己が想いに従って突き進む陽光の戦士】


2.【最速を信条とし、最速で駆け抜け、最速で世界に生きざまを刻み込んだ、最速の男】



↓3から多数決



12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:50:49.59 ID:LmYyfUiVO
1
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:50:54.47 ID:6jDZvJJw0
2
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:51:01.15 ID:+ABaPRo3o
1
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:52:42.45 ID:LJYTbXi10
はえぇ
16 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/10(火) 23:57:56.81 ID:ekR0FAOY0





 【―――汝、如何な騎の英霊を望む―――】



 声は次いで、問うてきた。



 【歴史に翻弄され、それでも尚一人の人間として戦い続けた新たなる人類の可能性】


 【大海原の王を目指し、数多の海と冒険の日々を越えていった大海賊】
 




 どちらの英霊を望むか。




 僕は―――、



1.【歴史に翻弄され、それでも尚一人の人間として戦い続けた新たなる人類の可能性】


2.【大海原の王を目指し、数多の海と冒険の日々を越えていった大海賊】






↓3から多数決



17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:58:12.54 ID:NtLzBWh2o
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:58:36.33 ID:KK5tOUj1o
1
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 23:59:27.36 ID:LJYTbXi10
1
20 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/11(水) 00:09:13.20 ID:J2eFkRJg0





 【―――汝、如何な術の英霊を望む―――】



 声は次いで、問うてきた。






 【偶像として輝き続け、観客だけでなく周囲の人間をも魅了し、更なる輝きを目指す少女】


 【スリルを求め、欲するもの全てをギャンブルで手に入れた稀代の賭博者】






 どちらの英霊を望むか。




 僕は―――、




1.【偶像として輝き続け、観客だけでなく周囲の人間をも魅了し、更なる輝きを目指す少女】


2.【スリルを求め、欲するもの全てをギャンブルで手に入れた稀代の賭博者】




↓3から多数決



21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:09:43.57 ID:Sw38JE9uo
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:10:05.80 ID:Qcvg9JpT0
2
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:10:11.29 ID:i92Y+vR9o
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:10:12.56 ID:u09DAJ/x0
2
25 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/11(水) 00:19:56.79 ID:J2eFkRJg0







 【―――汝、如何な殺の英霊を望む―――】



 声は次いで、問うてきた。




 【生きるために、死なぬために、寄り添い生きる獣と少年】


 【父を救う為に次元を渡り、世界を変える引き金となった少年】






 どちらの英霊を望むか。




 僕は―――、



1.【生きるために、死なぬために、寄り添い生きる獣と少年】


2.【父を救う為に次元を渡り、世界を変える引き金となった少年】



↓3から多数決




26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:20:26.96 ID:Qcvg9JpT0
1
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:20:32.47 ID:Sw38JE9uo
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/11(水) 00:22:37.32 ID:u09DAJ/x0
1
29 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/11(水) 00:29:08.94 ID:J2eFkRJg0





 【―――汝、如何な狂の英霊を望む―――】



 声は次いで、問うてきた。





 【命を糧とし、命を弄び、闘争の果ての敗北を望む不死の王】


 【人の残虐性を知り、人情を知り、人の全てを理解し尚も愛と平和を掲げるガンマン】



 どちらの英霊を望むか。




 僕は―――、




1.【命を糧とし、命を弄び、闘争の果ての敗北を望む狂気の不死王】


2.【人の残虐性を知り、人情を知り、人の全てを理解し尚も愛と平和を掲げる狂気のガンマン】




↓3から多数決



30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:29:31.15 ID:4CwgQTU2o
1
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:29:32.59 ID:Qcvg9JpT0
1
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:29:39.15 ID:i92Y+vR9o
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 00:29:39.97 ID:qw3Ohf3u0
1
34 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/11(水) 01:04:50.44 ID:J2eFkRJg0



 それきり白色の世界はまた痛いほどの静寂に包まれる。



 脳裏に浮かんだ7人の英雄。



 現実の存在ではない。



 だが、確かに彼等は僕の思う英雄で、『ヒーロー』だ。




「―――先輩。起きてください、先輩」



 今度の声は、明瞭だった。


 少し前に初対面の僕を先輩と慕ってくれた少女。


 少し前に炎に包まれていた世界で死に掛けていた少女。


 何だ、元気そうじゃないか。


 そう安堵しながら、僕は声のする方へ意識を向ける。


 すると、まるで引っ張られるような感覚が身体を包み――――、






「良かった。目が覚めましたね、先輩」





 ―――目の前に、彼女がいた。

35 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/11(水) 01:06:02.29 ID:J2eFkRJg0


 先程と違う衣服に身を包んだ―――怪我どころか傷の一つとしてない五体満足の少女が―――そこに、いた。


 思わず、無事だったのかと、声が零れる。


 自分でも驚く程に気の抜けた口調だった。


 それ程にビックリしたし、信じられない光景だったからだ。


 命に至る傷を負った彼女が、まるでピンピンした様子で立っていて、あまつさえ僕の身を案じさえしているのだ。


 いや、まずは自分の無事を喜ぶべきだろうと思ってしまう。



「……それについては後ほど説明します。その前に、今は周りをご覧ください」


 促され、周囲を見る。


 さっきまでと似たようで似つかない光景だった。


 所々が炎で燃え盛った廃墟群。


 先程の灼熱と比べれば温く、脅威は感じず、だがそれでも異質な光景だ。


 加えて―――



『―――GiGAAAAAAAAAAAAAAAA!!』



 獣じみた絶叫を上げる、骸骨の群れ。


 傀儡兵―――と察すると同時に、それらは襲い掛かってきた。


36 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/11(水) 01:10:43.98 ID:J2eFkRJg0


「マスター、指示を。わたしと先輩の二人で、この事態を切り抜けます!!」



 果敢に、怯むことなく、少女は骸骨兵に立ち向かっていく。


 単純な戦闘力は、比べるまでもなく少女の方が上。


 だが、絶対的な数の差は、実力差を埋めるには充分すぎた。


 骸骨兵の無機質な攻撃が時折少女を捉え、傷付ける。


 何とかしなくちゃいけない。何かをしなくちゃいけない。


 そうでなければ、折角助かった彼女がまた死んでしまう。


 ふざけるな、ふざけるな。


 そんな事があってたまるか。


 あんな目にあって、でも何故か助かって。


 だとういうのに、また傷付かなくてはいけないのか。


 何で彼女ばかりが、そんなに傷付かなければいけないのか。


 守るんだ、助けるんだ―――今度こそ!!


 右手が灼熱に疼く。


 沸騰する感情が、そのまま体温になったかのよう。


 脳裏に過るは、7人の英霊の姿。


 その中でも、最も早く、最も強く、脳裏を過ぎった彼/彼女の姿。


 僕は、その姿を思い描きつつ、渾身を込めて叫んだ。


 そうすれば、そうなると。


 まるで、分かっていたかのように、叫ぶ。







「現れろ――――」







 僕が思い描いた英霊のクラス、それは―――



↓5多数決



上記7クラスの内の一つを記入。
同数の場合は再安価
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 01:12:06.47 ID:qw3Ohf3u0
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 01:15:32.21 ID:rtptVyoc0
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 01:15:35.08 ID:u09DAJ/x0
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 01:16:11.35 ID:Sw38JE9uo
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 01:16:16.75 ID:o97JjMEBo
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/11(水) 01:17:44.68 ID:PS4fBKcs0
43 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/11(水) 01:44:06.46 ID:J2eFkRJg0



 ―――剣。





「―――セイバー!」





 灼熱が解放される。



 膨大な魔力が閃光となって世界を染め上げ、それを発現させた。




 現れたのは、一人の剣士。



 上半身に衣服は纏わず、紺色の袴のみを履いている。



 一つに結わえられた髪は、地面に摺りつきそうな程に長い。



 男は、ぐるりと周囲を見回した後に、真っ直ぐに僕を見詰めて告げた。




「―――あんたが、おれのマスターか」




 その姿を、知っていた。



 剣を持たない剣の英霊。



 己の身体こそを一振りの刀とする、一子相伝の剣術使い。



 彼の名は―――、






「―――鑢七花」






 刀を語る物語。


 その主人公が、そこにいた。



44 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/11(水) 01:46:15.54 ID:J2eFkRJg0
一旦終了とします。
書き溜めをしてからの更新となるので、少し遅くなります。
安価の英霊が誰なのか、皆分かりますかね?
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 08:24:52.51 ID:g+Bas0zD0
おつ
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/11(水) 09:42:12.15 ID:Ehkxkwc20
乙です。多分ですが分かる範囲で…

剣:『黒衣の騎士』? 『無刀の剣士』鑢七花(刀語)
弓:『十字架を背負う者』? 『白衣の魔導士』?
槍:『陽光の戦士』武藤カズキ(武装錬金) 『最速の男』ストレイト=クーガー(スクライド)
騎:『可能性』バナージ・リンクス(ガンダムUC) 『大海賊』ルフィ(ONEPIECE)
術:『偶像の少女』島村卯月(アイドルマスターシンデレラガールズ) 『稀代の賭博者』赤木しげる(アカギ)
殺:『獣と少年』? 『次元を渡った少年』?
狂:『不死の王』? 『狂気のガンマン』ヴァッシュ=ザ=スタンピード(TRIGUN)
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 09:49:11.76 ID:Sw38JE9uo

剣:『黒衣の騎士』がガッツ(ベルセルク)で
狂:『不死の王』がアーカード(HELLSING)かな?
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 10:11:12.60 ID:oSu173ei0
白衣は管理局の魔王?

殺枠はまるで分からん
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 11:09:11.76 ID:90RsrXonO
殺の選ばれなかった方は榊遊矢だろ
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 11:11:02.80 ID:f0fIzhsFO
十字架を背負ってる上にトライガン知ってるなら、ウルフウッドかなぁ
同じ作品で出すかと言われると疑問だけど
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 11:29:56.26 ID:oSu173ei0
もしかして中島敦?
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 11:30:08.23 ID:Pi24v8S2O
>>46
更なる輝き〜云々があるから島村よりもわた、天海春香さんだと思うな〜
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 11:38:57.62 ID:yY6QGH5BO
可奈の可能性もあるかな…ふふっ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 11:59:21.10 ID:3DjZIC8Q0
バーサーカー枠の不死の王は多分、ヘルシングのアーカードじゃないの
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 15:22:45.07 ID:ixohJn9r0
黒衣の騎士はSAOのチーターさんかなと思った
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 19:56:59.83 ID:Ncym4cR+0
アサシンの獣と少年は寄生獣か?
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 20:47:10.33 ID:hk2wcpW3O
陽光の戦士と聞いてはじめはソラールさんかと思ったのは俺だけでいい
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 22:14:59.42 ID:69EW+nOGo
というより
アーカードの旦那呼ぶって、滅茶苦茶凄い無辜の怪物が付いたヴラド公呼ぶのと大差ないんだけど・・・
59 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/15(日) 22:25:19.74 ID:16Vv7jrN0
更新します。
鯖は大体皆さまの答えであってますね。
選考外の鯖だけ回答していくと、


剣:『黒衣の騎士』ガッツ(ベルセルク)
弓:『十字架を背負う者』ニコラス・D・ウルフウッド(トライガン)
槍:『最速の男』ストレイト・クーガー(スクライド)
騎:『大海賊』ルフィ(ONEPIECE)
術:『偶像の少女』天海春香(アイドルマスター)
殺:『次元を渡った少年』空閑遊真(ワールドトリガー)
狂:『狂気のガンマン』ヴァッシュ・ザ・スタンピード(トライガン)



となります。
空閑は確かに無理があるなと思ったので、分からなくて当然ですね。
他の鯖は本編内で描いていきたいと思います。

では続けていきます。
60 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/15(日) 22:30:46.05 ID:16Vv7jrN0




 ―――鑢七花



 その名前を知っている。



 日本の、とある物語にあった主人公。



 それは神話でもなければ、英雄譚でもない。



 ただの小説であり、それを元にしたアニメーション。



 その主人公という、ただそれだけの存在。



 だが、鑢七花は確かに実体としてそこにいて、冷めた瞳を僕に向けている。



 英霊とは、信仰の存在だ。


 
 真偽は関係なく、知名度と信仰心さえ集まれば虚構の存在だろうと構わないとのことだ。



 確かにその物語は人気があるし、一定のファンがいるのは(もちろん自分もその一人だが)間違いないだろう。


 ならばこそ、鑢七花が英霊として召喚される事もおかしくはないのか。


 それとも手順も準備もへったくれもない召喚だからこそ発生した、一種のバグのようなものなのか。


 分からない。


 分からないが、彼がそこにいるのは間違いなかった。


 魔力のパスは通っており、確かな力を感じる。



「こいつらが、敵か」



 言葉を失う僕を尻目に、セイバー―――鑢七花は動き始めていた。



61 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/15(日) 22:31:41.28 ID:16Vv7jrN0

 わらわらと蠢く骸骨兵たち。



 疾風の如く速度で接近し、その腕(かいな)を振るう。



 それだけで数体の骸骨兵がまとめて吹き飛んでいく。



 強い。



 あの姿になったマシュも凄まじいが、七花は確実にその上をいっていた。



 眼にも止まらぬ速さ。細身からは考えられぬ程の剛力。



 その姿は、まさにあの物語の渦中にあった『鑢七花』その人だった。



 戦闘は、数分と掛からなかった。



 一際大きい轟音の直後にあったのは、躯の成れの果てと、立ち尽くすセイバーだけだった。



「先輩、この方は……!?」



 驚愕に目を見開いて、マシュが問い掛ける。


 七花の参戦のお蔭か、怪我はそう大したものではなさそうだった。


 だが、と疑問が残る。


 まずはこの空間。


 あの窮地を脱したのは良いが、ここは一体どこなのか。


 次にマシュ。


 あの死に行くだけの身体が元通りになっているのは幸いだが、果たして彼女は一体どうなっているのか。


 先程見せた戦闘も、普通の人のそれではない。マシュってあんなに強かったのか…。


 最後に『鑢七花』。


 彼は一体何者なのか。


 疑問は次から次へと湧き上がり、尽きる事はない。



62 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/15(日) 22:32:43.81 ID:16Vv7jrN0




『―――ああ、やっと繋がった! もしもし、こちらカルデア管制室だ、聞こえるかい!?』



 溢れる疑問で混乱真っ只中にある中、突然に声が響いた。


 慌てふためいた、ゆるっと、ふわっとした何とも頼りのなさそうな声。


 ドクターロマン、その人だ。


 彼とマシュの会話により、彼女の謎は解明された。


 マシュはサーヴァントと融合し、デミ・サーヴァントとなった事。


 自分はマシュとマスターとなり、彼女は僕のサーヴァントとなった事。


 あちらの状況も芳しくないのか、途中で通信が途切れてしまったが、上の二つは理解できた。



「……こちら方の事、報告できませんでしたね」



 マシュは戸惑った表情で、七花を見詰める。


 七花の方はというと何処吹く風。


 こちらの話も、ロマンの事にも興味を示さず、燃え盛る市街地を眺めるだけだ。



「まさか召喚サークルも使わず、サーヴァントを召喚するなんて……スゴイです、先輩! 流石は私のマスターです!!」 



 マシュのキラキラと輝いた視線が痛かった。


 こちらとしても何がどうなってサーヴァント―――しかも『鑢七花』なんていう特例中の特例を―――召喚できたのか分からないのだ。


 彼女の期待が怒涛の勢いで上昇しているのが、何とも心苦しい。



63 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/15(日) 22:34:41.18 ID:16Vv7jrN0


「それで、この方は何時の時代の英霊なのでしょうか?」



 何て説明したら良いのか、返答に困る。



 やはり創作物からの英霊などというのは、珍しい事の筈だ。



 どう返答すべきか、迷っていると……。




「鑢七花、セイバーだ」



 唐突に、不愛想に、それだけ告げた。


 マシュも突然の一言に驚いた様子で、眼を丸くしていた。



「は、はぁ……。マシュ・キリエライトです、よろしくお願いします」



 返礼にも視線すら向けない。



 またもや七花は何処へともなく視線を巡らせる。

64 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/15(日) 22:35:19.35 ID:16Vv7jrN0


「……私、嫌われてしまったのでしょうか……」




 そんな事はない、と。



 伏し目がちに言うマシュを元気付ける。



 というか、何となく分かる。



 英霊とは全盛期の姿で現界するとのこと。



 つまり、あの『鑢七花』は―――、




「先を急がなくていいのか。そんな悠長にしている場合じゃないんだろ」




 ……七花が告げる。



 その瞳は何も映してはいない。



 マシュも、燃え盛る市街地も、僕のことも。



 何にも興味を示さず、ただそこに在る。



 彼の求めるものが、何となく分かる。



 彼は多分……多分だけど―――、





「そ、そうですね、先輩! まずはDr.ロマンの指示通り霊脈の強いポイントまで急ぎましょう!!」




  
 ―――『死』を望んでいるんだと、思う。



65 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/15(日) 22:36:54.41 ID:16Vv7jrN0




 ―――それからほんの少し騒動があった。



 指定されたポイントに行くと一人の女性が骸骨兵に襲われていて、その女性はオルガマリー所長で。



 七花はというと、僕が指示を出すよりも早く、マシュが駆けだすよりも早く、骸骨兵へ突撃していって。



 それで騒動はあっという間に解決した。



 所長と合流を果たし―――僕がマスターになっていることや、空手で召喚を成功させたことに驚いたり、怒ったりと色々した後に―――本題へと入る。



 召喚サークルの設立。



 そうしてカルデアとの通信も回復した。



 カルデアの現状、僕達の置かれた状況……。 
 


 本来の歴史とは大きくかけ離れた冬木市。



 僕等はその原因を解明するため、探索を続行することとなった。




「……それにしても自力でのサーヴァント召喚かぁ。やるねえ、君も」



 次いで、話は『鑢七花』の件へ。


 召喚サークルも使用せず、カルデアの補助も受けずに召喚された英霊。



「それにフィクションの世界の住人かぁ。神話や伝説でもない、ただのアニメーションからねえ……。うーーん、何がどうなっているのかなあ。
 今回の特異点の影響? それとも単純にマスターの影響かなぁ? 君、アニメとか漫画とか好きなの?」



 カルデアでその名前について調べられたのだろう。


 ロマンは七花が、創作物の存在だと把握していた。 

 

 やっぱり特別な現象ではあるらしく、ロマンも首を捻っている様子だった。

66 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/15(日) 22:39:44.38 ID:16Vv7jrN0
 だが、異常事態が連発しているこの現状。


 時間も労力もギリギリのところにある状態では、『鑢七花』の件に対しての優先順位は低いのだろう。


 むしろ何だか強そうな戦力がゲットできてラッキーだね、といった風にすら見える。


 楽観的なのか、大物なのか……何とも言えないが、現在の指揮官がそう言うのならそれで良いのだろう。



「―――とにかくよろしく頼むよ、七花! マシュもサーヴァントに成りたての身だ、君がフォローしてくれると助かるよ!」



 無視。



 やはり七花は何にも興味を示さずに、虚無を見る。




「あ、あれー、聞こえてないのかなー……」




 しょぼくれたロマンの声にすら、視線を動かそうとしない。



 ……中々酷な反応である。

67 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/15(日) 22:40:39.18 ID:16Vv7jrN0

 ―――その時、だった。



 右手にふと熱い感触があった。



 令呪。


 それがまた魔力と共に、熱を帯びている。



 召喚サークルが設立した事で、何かしらの条件が整ったのか。


 それとも魔力の集まる場所だからこそ、可能なのか。


 ともかく、意思よりも先に身体が理解していた。


 もう一度、召喚ができる、と。




「……先輩?」




 ―――行ける。



 確信を持ちつつ、右手を掲げる。



 脳裏に過るは、6体の英雄の姿。



 その中で、最も強く浮かび上がった姿。



 それは―――、









↓5多数決



残る6クラスの内の一つを記入。
同数の場合は再安価



68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 22:41:50.28 ID:WiUGyopS0
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 22:42:43.91 ID:WW9Dxyk1o
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 22:50:38.15 ID:EWO3Z04DO
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 22:53:32.56 ID:U55bSLdv0
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 22:57:17.46 ID:9oqxceOh0
騎乗兵
73 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/15(日) 23:11:14.74 ID:16Vv7jrN0





 ―――騎兵の姿。



 宇宙(そら)を駆け、戦場を駆け、最後に正真正銘の奇跡を起こして消えた男。



 伝説のパイロットとして、宇宙の世紀の中で後年まで語られた男。



 その名は―――、





「―――現れろ、ライダー!」





 魔力が閃光となり、世界を照らす。


 光の直後に、そこに居たのは青色の軍服に身を包んだ一人の青年。


 やはり、その姿は見覚えのあるもので、画面の中で羨望を向け続けた存在だ。





「―――ライダー、アムロ・レイ。召喚に従い参上した」





 アムロ・レイ。



 新たなる人類の姿として歴史に翻弄され続けた英雄が、そこにいた。







74 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/15(日) 23:11:57.79 ID:16Vv7jrN0
一旦終了します。
また書き溜めができたら、再開していきます。
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 23:17:39.10 ID:EWO3Z04DO

アムロの全盛期ってどのあたりだろう?
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/15(日) 23:27:04.41 ID:T5t14MmR0
乙です

まさかそっちでしたか……可能性って言うから、てっきりバナージだと思ったのですが…

>>75
個人的にはやはり逆シャアだと思います。
あの時が一番円熟した時期だと思うので
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 02:02:29.63 ID:YrZnkFdBo
逆シャアだろうなぁ
外伝亜伝含めるなら間違いなく逆襲のギガンティックのアムロなんだろうけど
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 10:45:05.69 ID:JrC869V1O
パイロットとしての全盛期なら逆シャア
ニュータイプとしてなら初代かな?
79 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/18(水) 20:06:53.55 ID:v8hr06Dx0
更新していきます。


>>75
一応、逆シャア時と考えています。
なので、本作中での姿は逆シャア時のものとなっています。
80 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 20:08:51.28 ID:v8hr06Dx0






「人理を継続させ、保障するか―――これはまた、とんでもない事に巻き込まれたものだな」





 ―――アムロ・レイは冷静だった。



 ロマン達の途方もない話を聞きながら、取り乱す事もなく、静かに考え込む。



 その様子、落ち着きぶりは歴戦の軍人そのものだった。



 宇宙世紀での戦争を生き抜いた伝説のエースが、まさに目の前にいた。





「観測できなくなった未来……その原因たる特異点か……。俄かには信じられないが、こうして実際にその場にいるんだ。信じるしかないだろう」
「話が早くて助かるよ、アムロ・レイ。データによると君もまた凄まじい力の持ち主らしいからね。皆をフォローしてくれると助かる」
「ああ、任せてくれ。Dr.ロマン」





 確かにアムロ・レイの戦闘力は凄まじいものだ。



 ガンダムと呼ばれる機動兵器を駆り、何十・何百もの敵機を屠ってきた。



 常人であれば触れる事すら叶わず、例えエースパイロットであろうと、彼を正面から討ち破るのは困難極まる。



 アムロ同様に伝説のエースとされたシャア・アズナブルでさえ、彼との一騎討ちでは敗北を喫したのだ。



 その実力は、サーヴァントとして召喚された今も健在だろう。



81 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 20:13:49.72 ID:v8hr06Dx0




「―――よろしく頼む、マスター。こうして召喚されたのも何かの縁だ。君達の為に、存分に力を振るわせてくれ」




 ……何という頼もしさだろう。



 いや、決してマシュや七花が頼りないという訳ではない。



 ただ『アムロ・レイ』には、何というか……安心感があるのだ。



 どんな窮地にあろうと、何とかしてくれるという安心感が。



 どんな絶望的な状況であろうと、活路を見出してくれるという安心感が。


 
 アムロ・レイにはある。



 事実、それだけの実績を彼は有する。



 一年戦争の時も、シャアの反乱の時も、彼はそうだった。



 だからこその英雄―――だからこその、伝説だ。



「君もマスターとの契約者だな。アムロ・レイだ、よろしく頼む」
「マ、マシュ・キリエライトです。こちらこそよろしくお願いします」
「俺もサーヴァントとしては成りたてのようなものだ。頼りにならないだろうが、共に何とかしていこう」
「は、はい、一緒に頑張りましょう!」




 どうやらマシュもアムロの雰囲気に飲まれているようだった。



 傍若無人感のある所長ですら、既に一目を置いているようにすら見える。



 ただ唯一、アムロの強烈な存在感にもまるで揺らがない者がいた。






「そして、君もマスターと契約したサーヴァントのようだが―――」





 ―――鑢七花だ。

82 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 20:14:42.59 ID:v8hr06Dx0


 七花は、アムロにさえ興味を抱いていないようだった。



 差し出された右手を一瞥しただけで、応える様子はまるでない。



 同様の境遇たるサーヴァントだというのに、やはり協力的な雰囲気はなかった。




「……君は……」




 対するアムロは困惑した表情で、七花を見詰めていた。



 おそらくは、彼も理解してしまったのだろう。



 その鋭敏なニュータイプとしての力で、『鑢七花』の心中を。



 いや、それだけではない。



 『鑢七花』の過去を、『鑢七花』の望みをも―――理解してしまったに違いない。



 だがしかし、当の七花は揺らがない。



 沈黙をもって、アムロの視線を無視する。

83 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 20:15:49.64 ID:v8hr06Dx0


「―――さぁ、自己紹介はそれまでよ。今は一刻だって時間が惜しいの。調査を開始するわよ」


「……了解した。先を急ごう」




 割り込むように所長が告げ、その場はうやむやとなった。


 そう、確かに今は前に進まなければいけない状況だ。


 謎の特異点・冬木。この特異点の原因を解明しなければならない。



 5人に増えたパーティで、先を行く。


 先程と同様に市街地を進んでいくが、身の危険は殆ど感じなかった。


 マシュに七花にアムロ。


 充分すぎる戦力が揃っていたし、骸骨兵以外の敵も現れる様子もない



 この特異点を探索するには、充分すぎる戦力なのだろう。



 探索自体は滞りなく進んでいく。



 とはいえ、新しい発見がある訳でもなく。


 ひたすらに歩き続け、散発的な戦闘を繰り返していくだけだった。


 疲労と、変わり映えしない状況に、気が緩み始める。



 ―――その時だった。




『―――これは……!?』 





 声が、響いた。





『皆、今すぐそこから逃げるんだ! この反応は―――』





 Dr.ロマンのこれまでになく切羽詰まった声。


 全員の視線が、宙に光るモニターへと移る。




『―――サーヴァントだ!!』

84 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 20:17:22.42 ID:v8hr06Dx0


 七花とアムロが動き出したのは、言葉と殆ど同時だった。



 アムロは列の最前へ行き、僕達を守る様に立ち塞がる。



 七花は、更に更にと、その先へ。




「っ、待て、七花……!」




 アムロの制止も聞かず、彼は突撃していく。



 七花の先にいたのは―――『影』だった。



 人型に形をなして蠢く闇。



 視線に捉えて、同時に肌が総毛立った。



 ありえない、ありえない、ありえない。



 人型の姿をしたそれから感じる魔力は、人智の範疇を遥かに越えている。



 これに比べれば、先までの骸骨兵なんて赤子も同然だ。



 あれが、サーヴァント……!





『君達にサーヴァント戦はまだ早い、逃げるんだ!!』





 一拍遅れて、Dr.ロマンの警告。



 そんな事は、それを見たと同時に理解していた。



 だが、身体は動かない。 



 人外のものから向けられる敵意に、身体は芯から凍り付いていた。
85 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 20:18:38.43 ID:v8hr06Dx0




「―――指示を、マスター」




 
 ―――声は、震えていた。



 それを言ったのは、アムロでも七花でもなかった。



 震えた声で、震える身体で、それでも前に一歩進み出た者がいた。



 つい数時間前まで、ただの人間でしかなかった少女が。



 ほんの成り行きのようなもので力を手にしてしまっただけの少女が。



 隠しきれぬ恐怖に震えながら、それでも呟いた一言。



 呪縛が、解ける。



 ふざけるな。



 こんな女の子が勇気を振り絞っているのに、僕はただ固まっているだけなのか―――!
86 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/18(水) 20:20:32.20 ID:v8hr06Dx0



「―――っ、行くぞ、マシュ、アムロ! 七花を援護するんだ!!」





 湧き上がる感情と共に、叫ぶ。



 眼前では既に七花と敵サーヴァントが目にも止まらぬ戦闘を繰り広げている。



 一振りで数騎の骸骨兵を吹き飛ばす一撃を、容易く受け止め、容易くいなし、同等の一撃を見舞う。



 強い。



 僕が七花の力を引きだせていない事実もあるのだろうが、それでも強い。



 だからこそ、指示を飛ばす。



 考えなしでは勝てない。



 なら―――、








主人公はどんな指示を出す?


↓3までで自由記載。その中から一つを選択(適当な内容でない場合は再安価)
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 20:27:55.41 ID:N4XcB2OdO
マシュの盾に隠れながらアムロの銃で牽制
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 20:38:16.90 ID:VjdPQHusO
主人公はマシュが守って、アムロは遠くから援護射撃。
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 21:21:54.76 ID:aJWiRJ0Jo
ぶっちゃけどんなことが出来るかも書かずに行動言えとか無茶過ぎるわ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 21:23:28.73 ID:8WytuNVi0
原作知らないと割とどうしようもない
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 22:05:06.53 ID:sJuBOOZR0
例とか出すと分かりやすいと思うよ(小声)
92 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/18(水) 22:09:33.23 ID:v8hr06Dx0
すみません、確かに考えなしでした…。
次からは答え易い形で安価を出していきたいと思います。


―――――――




「マシュは僕達を守ってくれ、アムロは七花を援護して―――!」
「了解しました、先輩!」
「任せろ!」



 言うや否や、マシュは盾を掲げて僕達の前に立つ。


 アムロは更にその前に躍り出て、七花とサーヴァントを睨む。




「―――マスター。宝具を使用するぞ―――」



 そして、迷う事無く、告げた。


 己が切り札の使用を。







 ―――アムロのステータスは既に見えている。


 【筋力D 魔力D 耐久D 幸運C 敏捷D 宝具A+】


 殆どの項目がC〜Dで、とてもじゃないが強い数値とは言えない。


 だが、唯一宝具のみがA+と輝いている。


 知っている。


 アムロ・レイは軍人であるが、生身で戦う者ではない。


 彼はそれに乗るからこそ、伝説の存在と成り得たのだ。


 それ即ち―――『ガンダム』に。





「いくぞ―――『連邦の白い悪魔(ガンダム)』―――!!」





 膨大な魔力が溢れ出る。


 瞼を開けられぬ程の光と共に、アムロの姿が変わっていく。


 発現するは、伝説の機動戦士。


 アムロ・レイが初めて搭乗したモビルスーツにして、彼を伝説たらしめた原初の機体。


 それが【人間と同サイズ】で、そこにあった。
93 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/18(水) 22:10:22.18 ID:v8hr06Dx0



「アムロ・レイ―――行くぞ!」




 通信機器を介したような声と共に、ガンダムが―――アムロが動き出す。


 矢継ぎ早に連射される桜色のビームライフル。


 それは寸分違わずに、疾走する影のサーヴァントへと命中する。


 勿論、敵サーヴァントは棒立ちなどしていた訳ではない。


 知覚すら難しい程の速さで七花とぶつかり合い、交錯しながら、目まぐるしく位置を変える。


 その中で、アムロはさも当然のように射撃を命中させたのだ。


 人間業ではない。


 まさに神業だ。


 サーヴァントも手に持った得物で何とか防ぐものの、体勢は崩れる。



「―――そこっ!」



 そこに、息も吐かせぬ連射が繰り出される。


 機械の如く精密性で、射撃はサーヴァントへと襲い掛かる。


 たまらずサーヴァントも地面を蹴り、回避行動に移る。


 やはり、早い。


 的を絞らせないよう右に左に動き回り、アムロを翻弄する。


 だが、



「甘いっ!」



 回避先すら予見して、偏差射撃がサーヴァントへと放たれる。



 直撃はしない。



 だが、再び防御の体勢に。



 その隙を―――もう一人の英霊は見逃さない。


94 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/18(水) 22:11:52.23 ID:v8hr06Dx0



「虚刀流―――」



 一瞬で間合いを詰め、鑢七花が己が奥義の態勢に入っていた。


 宙で身体を回し、その右足を高々と掲げる。



「―――落花狼藉!」



 繰り出されるは、必殺の一撃。


 振り下ろされた右足が、刃となり影のサーヴァントを切り裂く。


 断末魔もなく、遺言もなく。


 地面に叩きつけられたサーヴァントは、霞のように消えていった。

 

「すごい……」



 感嘆の声が、マシュの口から漏れる。


 僕も同じ気持ちだった。


 例え宝具を使用したと言えど、例え数の上で有利であったと言えど、あれだけの魔力を有した怪物を容易く倒してしまったのだ。


 驚くなという方が無理のある話だ。



「そうでもないさ。僕や七花一人ならば苦戦していただろう。2人がかり―――加えてマスターの心配をする必要がなかったのは大きい。助かったよ、マシュ」
「い、いえ、私なんて何も……!」
「七花もだ。良いタイミングでカバーに入ってくれたな」
「…………」



 七花の方も、軽い傷だけで済んでいる。


 少し治癒魔術を使えば、直ぐに回復するだろう。


 何はともあれ、危機は無事に脱したらしい。


 そうとなれば気になるのは―――、





1.アムロの宝具について


2.七花の行動について



↓1


95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 22:14:48.98 ID:Lx5YSmUZo
1
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 22:15:37.29 ID:X97Mwr+s0
97 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/18(水) 22:50:50.62 ID:v8hr06Dx0


 アムロの宝具についてだ。


 『ガンダム』の姿形を取る宝具。


 まさにアムロ・レイを象徴とする宝具と思えるが、あれは一体―――。




「ああ、あれが僕の宝具―――『連邦の白い悪魔(ガンダム)』だ」




 アムロの説明は、彼の世界のモビルスーツについてから始まり、一年戦争での戦いについてまで語られた。



 曰く、宝具の発現と共にアムロはコクピットの中に転移するらしい。


 そこで本当にモビルスーツに乗っているかのように操縦ができるとのこと。





「勿論、元のサイズでの発現も可能だが―――それには相当な魔力を消費する。ともすれば致命的な程にな」




 本物のガンダムは全長18メートルはある機動兵器だ。


 確かに本来のサイズで発現できたのならば、それは凄まじい戦闘力を発揮するだろう。


 何せ歩行するだけで地面を揺らし、腕を振るうだけでビルの一つや二つは破壊する。


 人間を相手にするには大袈裟すぎる程の力と言っていい。




「人間サイズなら、そこまでの魔力消費量ではない筈だ。『連邦の白い悪魔(ガンダム)』であれば、日に何度使用しても問題ないだろう」




 『連邦の白い悪魔(ガンダム)』であれば。



 その言葉に少し引っ掛かるものを感じた。



 まるで、もう一つ宝具があるような言い方だけど……。


98 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 23:18:53.44 ID:v8hr06Dx0


「君の言う通りだ。僕はもう一つ宝具を持っている。これは『連邦の白い悪魔(ガンダム)』とはまた違っていてね」



 何となく察しが付いた。


 アムロ・レイが駆るモビルスーツで、宝具となりそうなものといえば―――、




「―――『連邦の白い流星(νガンダム)』と言うんだ」




 νガンダム。



 それしかなかった。



 アムロ・レイが最後に搭乗した機体にして、彼が搭乗した機体の中で最強の機体。



 アムロはこの機体に乗り、シャア・アズナブルと激戦を繰り広げ、そして―――歴史から姿を消す。




「こちらは、それなりに魔力消費が激くてね。その分、強力ではあるが……まぁ、本当の切り札とでも思ってくれれば良い」




 そうして、アムロは宝具について語り終えた。


 機動兵器に騎乗し、戦うサーヴァント。


 まさにライダーのクラスに相応しい、サーヴァントであった。



99 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 23:20:08.89 ID:v8hr06Dx0



「すごいですね。先程のもの以上の宝具を有しているなんて……」



 そう言うマシュの顔は何処か暗かった。


 マシュだってサーヴァントであるなら、宝具を持っている筈だ。


 確かに多少の強弱はあるかもしれないが、それでも一騎当千のサーヴァントが有する切り札。


 加えて宝具の有用性は時と場合によって大きく変化する。


 マシュがどんな宝具をもっていようと気にする必要はないと思うけど……。


 そう、励ましの声を掛けようとしたその時―――、




『―――っと、悠長にしているところ申し訳ない。またサーヴァントの反応だ!』




 再び、Drの声が響いた。


 またも悪い知らせと共に、だ。





『っ―――しかもマズイぞ! 今度は1体だけじゃない……2体分の反応がある!!』




 しかも、知らせには先があり、更なる窮地が待っている事を告げた―――。
100 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/18(水) 23:20:48.00 ID:v8hr06Dx0
一旦終了します。
また書き溜めができたら再開していきます。
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 00:37:24.31 ID:IWAqG63eo


これもしもブライト呼べればホワイトベースやラーカイラム呼び出せるな・・・
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 00:41:56.34 ID:LTRFFu5t0
出して欲しいサーヴァントを1に提案、アニメ美少女戦士セーラームーンからセーラーマーキュリーを鯖として出して欲しいです

乙でした
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 07:04:22.27 ID:IWAqG63eo
>>102
面の皮が厚すぎるだろ
こいつリンボじゃね?
104 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/20(金) 20:52:50.88 ID:yaa1wIbQ0
少し更新します。
リンボはくそざこなめくじでしたね…。
105 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/20(金) 20:53:38.82 ID:yaa1wIbQ0



「―――七花さん!?」



 ドクターが告げた二体のサーヴァント。


 言葉と同時に動いたのは、やはり鑢七花だった。


 ダンと地面を蹴り、走り出す。


 サーヴァントはお互いの存在を知覚しあえるとのこと。


 七花は既に敵対サーヴァントの位置を把握しているのであろう。


 だから、向かう。


 だから、戦う。


 分かっている。分かっていた。


 今の彼ならば、真っ先にそうするのだという事を。
 


「マズイぞ、マスター。彼は一人で戦うつもりだ!」
「なっ……一体何でそんな危険な事を……!?」



 マシュは困惑しながら、問い掛けてくる。



「……先輩、どういう事なんですか? 七花さんの戦い方は余りに無謀です。何で、彼はあんな―――自分の身を傷付けるような戦いを?」



 それは、おそらく核心に迫る問いであった。


 虚刀流・七代目当主 鑢七花。


 彼の核心に。


 僕は、その答えを知っている。


 知っているが―――、



「ごめん、それは言えないよ……」



 それを口にする事はできない。

106 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/20(金) 20:56:50.12 ID:yaa1wIbQ0


 これは彼の過去だ。


 彼だけが有する、彼だけの過去。


 それが例え虚構(フィクション)に過ぎないとしても、アニメを観てしまえば全て分かってしまう事だとしても。


 此処に彼が実在する以上、簡単に他人が口にしていいものではない。



「マスター、君は……」



 そう、彼等は虚構の存在なのかもしれない。


 万人が知り、万人に知られる、虚構の産物。


 だが、今ここに―――彼等は確かに存在する。


 それは決して虚構などではない。


 件然たる事実だ。


 だからこそ、そう簡単に彼等の歴史を口にする事なんて出来ない。


 彼等には彼等の悲劇があり、喜劇があり、そうして―――僕のもとに来てくれたのだから。



「そう、ですね。すみません、私の問いが軽率でした……」
「いや、良いんだ。七花の行動が危険なのは確かだ。マシュの疑問も当然だよ」



 破滅に自ら足を踏み入れようとする行為。 


 相手が骸骨兵だろうと、サーヴァントだろうと変わらない。


 彼は戦場に足を踏み入れ、危機を一身に受ける。


 その末に待つのは―――おそらく、本来の物語とは違う結末だろう。



「確かに七花の過去は言えない。その結果、皆に沢山迷惑がかかると思う―――」



 あの物語とは違い、この戦いにはサーヴァントと呼ばれる敵対者がいる。


 過去の歴史にて人類史に大きく名を残した偉人・英傑。


 フィクションをも超え得る超人たち。


 例え、完成された『完了形変体刀』であろうと、あの無謀な戦い方を続ければいつかは折れてしまうだろう。
107 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/20(金) 20:57:37.40 ID:yaa1wIbQ0








 だからこそ―――、



「―――でも、だからこそ、七花をフォローしたいんだ」



 支える。


 そうしなくてはいけないと、そうしたいと。


 思うから。


 そして、それが、それこそが、



「―――それが、マスターの役割と思うから」



 マスターの―――『鑢七花』という刀を受け継いだ僕の―――役割なのだろう。







108 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/20(金) 20:58:10.38 ID:yaa1wIbQ0



 僕に、力はない。


 サーヴァントと戦う事も、戦場で彼の横に立つことも、出来ない。


 僕に出来るのは後方で彼を支援することだけだ。


 でも、それだけじゃ、駄目だ。


 必要なんだ。


 戦場で彼の傍に立ってくれる存在が、刀としてでなく戦友として共に戦ってくれる存在が。


 いなければ、ならない。



「マシュ、アムロ、お願いだ。僕に、力を貸してくれ。彼を死なせないために―――」



 頭を下げる僕に、2人は直ぐに返事をしてくれた・




「―――はい! 任せてください、マシュ・キリエライト精一杯がんばります!」


「―――ああ、任せてくれ。そう言ってくれる君になら、全力で力を貸すさ」




 二人は笑っていた。


 こんな頼りないお願いをしたというのに、何故だかとても嬉しそうに。


 優しく微笑んでくれていた。


 彼等が何で嬉しそうなのか分からないけど、僕は恵まれているんだと思う。


 こんなに優しく、頼もしいサーヴァント達と契約が出来た。


 本当に、本当に、ありがたかった。



109 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/20(金) 20:59:00.28 ID:yaa1wIbQ0



 ―――行動は、決まった。


 独断専行する七花のフォロー。


 その為に、僕達も戦場へ向かう。


 燃える市街地を進むにつれ、音が聞こえてくる。


 金属と金属がぶつかり合うような、地面が抉れ飛ぶような、凄まじい戦闘音。


 見つけた。


 そこには二体の影と相対する鑢七花がいた。


 相手は右手を異形とするサーヴァントと、薙刀を擁するサーヴァント。


 数の差が響いてか、その自身を顧みぬ戦い方のせいか、七花は既に傷を追っているようだった。




「―――アムロ―――」


「任せろ! 宝具展開・『連邦の白い悪魔(ガンダム)』―――!!」





 白い悪魔と化したアムロが2人の影と七花の間に割って入る。


 マシュもまた、七花を守るように立ち尽くす。




「……あんたら……」




 まるで自分をフォローするかのような立ち回りに驚いたのか、少し眼を見開いて七花は2人を見る。

110 : ◆9DJJwpqX1YBd [sage saga]:2017/10/20(金) 21:00:02.91 ID:yaa1wIbQ0

「―――七花!」


 叫ぶ。


 回復魔術を施しながら、七花に魔力を流しながら。


 渾身でもって、叫ぶ。






「君の事は知っている! 君にあった事も、今の君の気持ちも! だから―――止めない! ただ偶然、マスターになっただけの僕にそんな資格はないから―――」





「―――だけど、一緒に戦う! 君が納得いくまで、君が新しい君を見つけられるまで、僕も、僕達も、戦う!!」





「それが、僕の―――マスターとしての、役割だ!!」





「行け、虚刀流七代目当主・鑢七花! いや―――完了形変体刀『虚刀・鑢』!! 彼女の代わりになれはしないけど……それでも、僕が見届ける!」






 今度こそ、本当に目を丸くして、七花は僕を見詰めていた。


 ほんの少し―――僕の錯覚かもしれないけど―――その口元が緩まった気がした。


 それきり、七花はまた僕から視線を逸らし、相対する二つの影を見る。



「一緒に戦わせてもらうぞ、七花」


「私もです、七花さん!」


「……勝手にしろ」



 横に立つ二人のサーヴァント。



 七花は、ぶっきらぼうに言葉を飛ばし、瞳を閉じた。




「虚刀流七代目当主・鑢七花、いや―――完了形変体刀『虚刀・鑢』―――推してまいる」




 地面が砕け、七花の身体が掻き消える。


 同時に二体の影と、白い悪魔が動き出す。


 二度目のサーヴァント戦の幕が、切って落とされた―――。 

111 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/20(金) 21:06:00.32 ID:yaa1wIbQ0
今日のところは以上となります。
また書き溜めができたら、更新していきます。



あと今後の展開を見据えて、主人公の名前を決めたいと思います。

↓5の中から気に入ったものを選択。(一応主人公の性別は男という事でお願いします)
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:16:08.45 ID:QfkpnRIh0
数多見ヒロ(あまたみ - )
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:17:30.24 ID:lgsUqivSO


ぐだ男でいいじゃん
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:19:50.15 ID:MHt2QxlcO
むしろ>>1の考える立花やぐだ男じゃ駄目な展開ってなに?
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:22:19.83 ID:cZTum2pB0
笛伊戸轟(ふえいと ごう)
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:22:54.76 ID:MHt2QxlcO
乙です


これ以上変な奴が湧いたり居着いたりしたら嫌なのでデフォルトの立香で
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:23:24.93 ID:lI4hs6+Io
カルデアに辿り着く経緯がぐだじゃないから募集してんでしょ
安価は下で
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:23:41.69 ID:MHt2QxlcO
あ、やべ
まぁいいや、オリロンパみたいな気持ち悪いスレとか見たくないからオリ主やんな
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:34:40.46 ID:Ok1XxDxfO
自演で流れ誘導しようとしてミスって開き直るのは草
そもそもぐだがオリ主みたいなもんだろ
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:39:29.52 ID:eDK3G6gk0
一応、木村 光夫で
121 : ◆9DJJwpqX1YBd [saga]:2017/10/20(金) 22:00:25.00 ID:yaa1wIbQ0
あー、オリ主がどうとか、そこまで深く考えての安価ではなかったです。
マスター呼びだと味気ないので、適当に名前募集してみようかな的な感じでした。考えが至らず申し訳ありません。

そういう風に捉えてしまうという方もいるようなので、名前はデフォルトで『藤丸立香』にしようと思います。
候補を出して頂いた方も、申し訳ありませんでした。
また書き溜めができたら、更新していきます。
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